綾野剛、成田凌、岸井ゆきの、石井杏奈、内野聖陽らが出演し、累計発行部数400万部を突破している人気漫画を実写化する『ホムンクルス』より場面写真が一挙公開された。今回到着した場面写真は、映画の世界観に欠かせない、“VFXシーン”を使ったこだわり抜いた異形たち=ホムンクルスたちや、トレパネーションを施し、それが見えるようになってしまった名越(綾野さん)、名越への異常な執着を見せる伊藤(成田さん)の姿も写し出されている。ほかにも、主人公名越を取り巻く役を演じた、新人・伊東茄那の写真も初公開。オーディションで勝ち取った難役を堂々と演じている。そして、劇場だけで観られる原作者・山本英夫による描き下ろしイラスト付きの特別映像「原作漫画×映画 コラボレーション映像 Message from Hideo Yamamoto」の上映も決定。本編エンドロールの後に上映され、本編音楽を担当したermhoi、江崎文武の音楽と共に、映画の余韻をさらに楽しめる必見の映像となっている。さらに、劇場入場者特典も発表。ティザービジュアル&山本さんによる映画ティザーポスターをイメージした描き下ろしイラストが合体したA5クリアファイルとなっており、鑑賞者先着でプレゼントされる(※各劇場にて在庫がなくなり次第、配布終了)。『ホムンクルス』は4月2日(金)より期間限定公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ホムンクルス 2021年4月2日より全国にて期間限定上映、Netflixにて全世界独占配信予定(C)2021 山本英夫・小学館/エイベックス・ピクチャーズ
2021年03月09日綾野剛主演映画『ホムンクルス』(4月2日映画館・Netflix同時公開)の新たな場面写真11枚が9日、公開された。原作は山本英夫氏による同名漫画で、2003年~2011年まで『ビッグコミックスピリッツ』で連載され累計発行部数400万部超えとなった人気作。記憶も感情も失くしたホームレスの主人公・名越進が、期限7日間、報酬70万円を条件に第6感が芽生える手術“トレパネーション”を受けることに。術後、名越は右目を瞑ると左目で人間が異様な形に見えるようになる……という、心の闇が視覚化する衝撃のサイコミステリー。今回公開された中には、他人の深層心理が視覚化された異形・ホムンクルスたちの姿が。映像技術のVFXを使用し、こだわり抜いたビジュアルで映画の世界観を作り上げている。名越を取り巻く謎の女を演じた、新人俳優・伊東茄那の写真も初公開。オーディションで勝ち取った難役を、実力派俳優陣の中で堂々と務めた。また、原作者・山本氏による描き下ろしイラスト付きの「原作漫画×映画 コラボレーション映像 Message from Hideo Yamamoto」が本編エンドロールの後に上映されることが決定した。本編音楽を担当したermhoi、江崎文武の音楽と共に映画の余韻を楽しめるこの映像は、劇場だけで見ることができる。さらに劇場入場者特典として、ティザービジュアル&山本氏の描き下ろしイラストが合体したA5クリアファイルの配布も決定した。(C)2021 山本英夫・小学館/エイベックス・ピクチャーズ
2021年03月09日綾野剛主演作『ホムンクルス』が4月2日(金)に公開される。この度、新たな場面写真が公開された。物語の主人公は一流ホテルとホームレスが溢れる公園の狭間で車上生活を送る名越進。彼は期限7日間、報酬70万円を条件に第6感が芽生えるという頭蓋骨に穴を開けるトレパネーション手術を受け、右目を瞑って左目で見ると人間が異様な形に見えるようになる。「他人の深層心理が、視覚化されて見えている」とされる、その異形をホムンクルスと名付けた彼の見たものは、真実なのか、脳が作り出した虚像の世界なのか。キャストは、記憶も感情も失くした主人公役に綾野剛。彼にトレパネーション(頭部穿孔)を薦める謎めいた医学生・伊藤学役を『カツベン!』(2019)などで数々の映画賞を受賞し、その演技力に定評があり現在NHK連続テレビ小説『おちょやん』にも出演中の若手実力派俳優の成田凌が演じている。さらに“謎の女”として『愛がなんだ』(2019)や『空に住む』(2020)などで注目を集める岸井ゆきのも登場。公開された写真は本作の世界観に欠かせない、VFXシーンを使ったこだわり抜いた異形たち=ホムンクルスたちを映し出している。また今回、新たに主人公・名越を取り巻く役を演じた、新人俳優・伊東茄那の写真も初公開。オーディションで勝ち取った難役を、実力派俳優陣の中で堂々と演じている。また劇場だけで見られる原作者・山本英夫による描き下ろしイラスト付きの特別映像『原作漫画×映画 コラボレーション映像 Message from Hideo Yamamoto』が本編エンドロールの後に上映されることが決定。本編音楽を担当したermhoi、江﨑文武の音楽と共に映画の余韻をさらに楽しめる必見の映像となるもようだ。さらに劇場入場者特典としてティザービジュアル&山本英夫による映画ティザーポスターをイメージした描き下ろしイラストが合体したA5クリアファイルの配布も決定した。『ホムンクルス』4月2日(金)公開
2021年03月09日大谷亮平と渡邊圭祐が、石原さとみと綾野剛が共演するこの春放送予定の新ドラマ「恋はDeepに」に出演することが決定した。「逃げるは恥だが役に立つ」や「監察医 朝顔」、「君と世界が終わる日に」などに出演する大谷さんと、「恋はつづくよどこまでも」の仁志くん役や「MIU404」のREC役で注目された渡邊さん。この2人が今回演じるのは、ラブコメを盛り上げる史上最強の蓮田三兄弟の長男と三男。大谷さん演じる、倫太郎(綾野さん)の兄で蓮田家の長男・光太郎は、幼少期から後継者になるための厳しい教育を受け、父のもとでキャリアを積み、次期社長と目されているが、倫太郎の帰国で焦りを感じ、倫太郎の計画を潰そうと画策し、度々対立する役どころ。一方、渡邊さんが演じるのは、そんな兄2人の関係を取り持つお茶目な弟・榮太郎。お気楽な遊び人に見えるが、本当は真面目で、実は誰よりも冷静に空気を読んでいて、優しく、細かいところに気が付く性格。権力争いに興味はなく、倫太郎が本部長となるリゾート開発本部のメンバーとなる。大谷さんは「次男の倫太郎とは度々対立する立場なのですが、ただいがみ合っているのではなく、良い所も悪い所も知っている兄弟だからこそ、ぶつかり合ってしまう、そんな二人の関係がにじみ出るような作品にできたらと思っています」と意気込み、初共演となる綾野さんについて「お会いする前は、とにかく鋭くストイックなイメージでした。今回は、ツンデレ御曹司という役柄もあってか、芯の強さに加えて、綾野さんのかわいい感じ、柔らかい感じも見られると思います」とコメント。また、自身のキャラクターについて「三兄弟の中で、愛くるしいわんちゃんのような存在です(笑)」と説明した渡邊さんは、「弟の僕にしか見せない兄たちの顔を沢山引き出すので、是非楽しみにしていてください!」とアピール。そして「このドラマの魅力は、ただのラブコメで終わらない、色んな要素が詰まっているところです。巨大マリンリゾートの開発プロジェクトや、海音の抱えている秘密など…物語の終着点がどうなっていくのか、演じている側の自分もワクワクしながら参加しています。そして、榮太郎にも恋の予感があるので、皆さんに少しでもときめいてもらえるように頑張りたいと思います!」と語っている。4月期新水曜ドラマ「恋はDeepに」は4月、毎週水曜日22時~日本テレビにて放送予定。(cinemacafe.net)
2021年03月06日関東近郊で、石原さとみ(34)がドラマ撮影しているのを本誌が目撃したのは2月中旬のこと。「その日は、4月スタートのドラマ『恋はDeepに』(日本テレビ系)の撮影ですね。綾野剛さん(39)とW主演のラブストーリーです。石原さんは魚オタクの海洋学者を演じています」(テレビ誌記者)石原といえば、1月中旬に新型コロナウイルスの陽性が判明。「無症状ではありましたが自宅療養を経て、2月に入ってから仕事に復帰しています」(芸能関係者)石原の感染がすぐに公表されず週刊誌報道で明らかになったことから、綾野サイドが怒っているという一部報道もあった。さぞ緊迫感のある現場かと思いきや……。「綾野さん本人は、怒っているどころか、現場で冗談を言って石原さんを笑わせたりしていますよ」そう語るドラマ関係者は、そこに石原への気遣いがあると見る。「石原さんの療養で撮影日程を多少、動かすことになりました。ご本人に非はないですが、石原さん自身は“自分のせいで……”と気にするかもしれない。綾野さんは、彼女の負い目を軽くしようと、現場の雰囲気を和らげる盛り上げ役を買って出ているように見えます」新型コロナウイルスが理由のハラスメントを“コロハラ”というが、“コロハラNG!”とばかり綾野は男気を発揮しているのだ。「綾野さんは新しいスタッフが入ってもすぐ気がつくし、現場になじめていない共演者がいたら積極的に話しかけるタイプ。現場全体を見ることができる方なんです。それに今作に懸ける意気込みは半端じゃない。これまで縁のなかった本格的なラブストーリーですから、撮影をすごく楽しみにしていたといいます」(制作関係者)作中で恋に落ちる石原と綾野は、演者としても“相思相愛”だそう。「頬をくっつけるシーンがあったんですが、石原さんが『綾野さんの肌の水分量、好きです! 』と、番宣の番組で話していました(笑)。綾野さんも、石原さんが撮影前ににんにくを食べたことを反省すると『基本、全部愛おしいんで全然気にならない』と笑っていましたね」(テレビ局関係者)コロナ感染を乗り越えた石原は、頼もしい相手役に恵まれ、撮影に没頭する日々を送っている。「女性自身」2021年3月16日号 掲載
2021年03月04日今田美桜が、石原さとみと綾野剛が共演する新水曜ドラマ「恋はDeepに」に出演することが分かった。海を愛する魚オタクの海洋学者とロンドン帰りのツンデレ御曹司、運命的な恋に落ちる2人を石原さんと綾野さんが演じる本作。今回出演が明らかになった今田さんは、「花のち晴れ~花男 Next Season~」の愛莉役が話題となり、「SUITS/スーツ」「3年A組-今から皆さんは、人質です-」「半沢直樹」「親バカ青春白書」など話題作に続々と出演するいま注目の若手女優。今作では、明るく優しいしっかり者で、海音(石原さん)の良き相談相手となる芝浦海洋大学・海洋学術センター・鴨居研究室の特任研究員、宮前藍花を演じる。個性豊かな面々を仕切る裏番長的存在で、合併の危機にある研究室を支える人物だ。脚本を読み「とにかくキュンキュンしました!可愛くて少し不思議な海音さんと、ツンデレな倫太郎さんの恋愛模様にキュンキュンします」と感想を語った今田さんは、「研究室には男性の研究員が多く、皆がワイワイやっている中、大事な時にしっかりと周りにツッコミできるしっかり者だと思います。海音さんの秘密に少しだけ気づきながらも、海音さんが好きだから深く詮索しない、気の遣い方がとても上手な優しい女性です」と自身が演じるキャラクターについて説明。魚はあまり詳しくないそうだが「セリフに出てきた魚を調べたり、現場で知ることも多く、撮影を通して、少しずつ海の生き物に詳しくなっています」と言い、「鴨居研究室は皆さんとの面白いやりとりが沢山あり、カメラが回っていない所でも、皆さんと冗談を言い合ったりしていて、とても仲良くさせて頂けて嬉しいです」と撮影現場の雰囲気を明かした。初共演となる石原さんと綾野さんについては「石原さんは、思っていた通りのとても優しい方で、現場で色々な事を教えて頂いています。撮影の合間にお話をしたりして、お姉さんのような存在です。綾野さんは、思っていたよりも柔らかく、少し天然なところもあって、こんな一面もあるんだ!と親近感を感じています。まさにツンデレの役柄がぴったりな方だな、と思っています」とそれぞれ語った。そして「藍花にも素敵な恋の展開があるので、楽しみにして頂けたらと思います。笑って泣ける素敵なラブコメとなっているので、とにかくキュンキュンして頂きたいです!楽しみにしていてください!」と視聴者へメッセージを寄せた。「恋はDeepに」は4月、毎週水曜日22時~日本テレビにて放送予定。(cinemacafe.net)
2021年02月26日綾野剛主演映画『ホムンクルス』(4月2日映画館・Netflix同時公開)の主題歌が、常田大希率いる音楽集団millennium paradeの「Trepanation」に決定。あわせて、ポスタービジュアルと予告映像が公開された。原作は山本英夫氏による同名漫画で、2003年~2011年まで『ビッグコミックスピリッツ』で連載され累計発行部数400万部超えとなった人気作。記憶も感情も失くしたホームレスの主人公・名越進が、期限7日間、報酬70万円を条件に第6感が芽生える手術“トレパネーション”を受けることに。術後、名越は右目を瞑ると左目で人間が異様な形に見えるようになる……という、心の闇が視覚化する衝撃のサイコミステリー。主題歌として書き下ろされた「Trepanation」は10日にリリースされたデビューアルバム『THE MILLENNIUM PARADE』に収録されており、音楽プロジェクトのFriday Night Plansが作詞・ボーカルとして参加。本作の重要なキーワードがタイトルになっていることから、映画と関係あるのではと大きな話題になっていた。さらに、millennium paradeのメンバーとしても活動する音楽家・ermhoiと江崎文武が劇中音楽を担当することも発表。様々なジャンルの楽曲提供をする2人が初めてタッグを組み、本作の独特な世界観を彩る。綾野剛 コメントホムンクルスの驚愕の世界に迷い込んだ人間たちを、さらなる深淵に誘う猛毒を遥かに越える劇薬「Trepanation」が誕生しました。もはやmillennium paradeに限界は無いのか。ホムンクルスと作品マッチング純度100%のTrepanationを是非、映画館とNetflixで爆音体感してください。清水崇監督 コメント昨年1月、撮影中の歌舞伎町に常田さんがふらっと現れた。 名越/綾野君の紹介だった。恥ずかしながら紅白に出るアーティストとも知らず、僕は挨拶した。その飄々としながら自信にあふれた佇まいに、自分の映画を「預けてみたい」と思えた。何故かはわからない。初めての事だった。江崎さんやermhoiさんからの予想を裏切る楽曲にも舌を巻いた……凄ぇのが上がってきた。修正注文はほとんどせず、いい感じの映画が仕上がった。millennium paradeの「Trepanation」で始まる映画に痺れて欲しい。常田大希 コメント「Trepanation」というめちゃくちゃに格好良い曲を書き下ろしました。ホムンクルスの撮影にお邪魔した時に、偶然声をかけてきてくれたFriday Night Plansのマスミちゃん。今回そんな縁もあり、初めて一緒に音楽を奏でた訳ですが、こりゃあとんでもねえシンガーがおるもんだ、と驚愕。正に日本の宝です。そしてお馴染みブラザー綾野剛との2度目のタッグという訳で、まためちゃくちゃいい曲出来ちゃった訳で、まあなんて相性が良いのでしょうか。 皆様公開をお楽しみに!ermhoi コメント映画音楽はこれまで私にとって目標、そして野望でもありました。この素晴らしい原作をあの清水監督で再現する、そこに音を乗せられる。 しかも文武との共作。なんて幸福な出来事なのだろうとずっと世界中に自慢して回りたかったのですが、ようやく解禁になりました! ホムンクルスの登場人物の複雑な感情と、非現実的と現実が混ざり合う視覚情報とを繋ぎ合わせる、“のり”のような役割ができていれば大変嬉しいです。刺激的です! お楽しみください!江崎文武 コメント唯一無二の世界観を持つ作品と対峙すると、自分だけでは決してイメージすることの出来ない、特別な音と巡り逢うことが出来る。そんな感覚に包まれながらの作曲でした。映画化によって初めて可能になった、聴覚に向けた表現。音楽によって立ち現れる“第六感の世界”も楽しんで頂けますと幸いです。(C)2021 山本英夫・小学館/エイベックス・ピクチャーズ
2021年02月17日綾野剛が主演、成田凌、岸井ゆきのらが共演し、伝説的カルト漫画を映画化した『ホムンクルス』。本作から本ポスタービジュアルとともに、常田大希率いる話題の音楽集団「millennium parade(ミレニアムパレード)」によるメインテーマ入り予告映像が解禁となった。プロデューサー/ソングライターである常田大希を中心に構成され、新世界スタイルバンドとして話題の「millennium parade」がメインテーマ「Trepanation」を書き下ろし。綾野さんの主演映画『ヤクザと家族 The Family』の主題歌も担当している。すでに2月10日発売のアルバムに収録されている楽曲となる「Trepanation」は、本作においても重要なキーワードとして使われていることから、ネット上でも映画と関係あるのではと話題を呼んでいた。映画のために書き下ろされた本楽曲が、本作の魅力を最大限に盛り上げていく。さらに、「millennium parade」にも参加するermhoi、江崎文武が劇中音楽を担当。様々なジャンルの楽曲提供をする2人が初めて映画の劇中音楽を制作し、本作の独特な世界観を彩る。そして予告編内では、数々の“ホムンクルス”の姿も…。記憶も感情も失くした主人公の名越進(綾野さん)が、頭蓋に穴を空ける手術=トレパネーションの術後に見る人間の本質像ともいえるホムンクルスを清水崇監督がどのように映像化したのか、見逃せない。さらに、本ポスタービジュアルは、ネット上で原作ファンをざわつかせている綾野さん演じる主人公・名越の右目を隠した象徴的なポーズを大胆に起用したもの。原作のイメージを逸脱せずに成功した実写化は、原作ファンからも熱い視線を集めている。主演・綾野剛ホムンクルスの驚愕の世界に迷い込んだ人間たちを、さらなる深淵に誘う猛毒を遥かに越える劇薬「Trepanation」が誕生しました。もはや「millennium parade」に限界は無いのか。ホムンクルスと作品マッチング純度100%の「Trepanation」を是非、映画館とNetflixで爆音体感してください。監督・清水崇昨年1月、撮影中の歌舞伎町に常田さんがふらっと現れた。名越/綾野君の紹介だった。恥ずかしながら紅白に出るアーティストとも知らず、僕は挨拶した。その飄々としながら自信に溢れた佇まいに、自分の映画を「預けてみたい」と思えた。何故かはわからない。初めての事だった。江崎さんやermhoiさんからの予想を裏切る楽曲にも舌を巻いた…凄ぇのが上がってきた。修正注文はほとんどせず、いい感じの映画が仕上がった。「millennium parade」の「Trepanation」で始まる映画に痺れて欲しい。メインテーマ・「millennium parade」常田大希“Trepanation”というめちゃくちゃに格好良い曲を書き下ろしました。『ホムンクルス』の撮影にお邪魔した時に、偶然声をかけてきてくれた「Friday Night Plans」のマスミちゃん。今回そんな縁もあり、初めて一緒に音楽を奏でた訳ですが、こりゃあとんでもねえシンガーがおるもんだ、と驚愕。正に日本の宝です。そしてお馴染みブラザー綾野剛との2度目のタッグという訳で、まためちゃくちゃいい曲出来ちゃった訳で、まあなんて相性が良いのでしょうか。皆様公開をお楽しみに!音楽・ermhoi映画音楽はこれまで私にとって目標、そして野望でもありました。この素晴らしい原作をあの清水監督で再現する、そこに音を乗せられる。しかも文武との共作。なんて幸福な出来事なのだろうとずっと世界中に自慢して回りたかったのですが、ようやく解禁になりました!ホムンクルスの登場人物の複雑な感情と、非現実的と現実が混ざり合う視覚情報とを繋ぎ合わせる、“のり”のような役割ができていれば大変嬉しいです。 刺激的です!お楽しみください!音楽・江崎文武唯一無二の世界観を持つ作品と対峙すると、自分だけでは決してイメージすることの出来ない、特別な音と巡り逢うことが出来る。そんな感覚に包まれながらの作曲でした。映画化によって初めて可能になった、聴覚に向けた表現。音楽によって立ち現れる“第六感の世界” も楽しんで頂けますと幸いです。『ホムンクルス』は4月2日(金)より期間限定公開。※江崎文武の崎、正しくは「たつざき」(text:cinemacafe.net)■関連作品:ホムンクルス 2021年4月2日より全国にて期間限定上映、Netflixにて全世界独占配信予定(C)2021 山本英夫・小学館/エイベックス・ピクチャーズ
2021年02月17日綾野剛主演の映画『ホムンクルス』が4月2日(金)に公開となる。この度、本作のビジュアル並びにメインテーマ入り予告映像が公開された。物語の主人公は一流ホテルとホームレスが溢れる公園の狭間で車上生活を送る名越進。彼は期限7日間、報酬70万円を条件に第6感が芽生えるという頭蓋骨に穴を開けるトレパネーション手術を受け、右目を瞑って左目で見ると人間が異様な形に見えるようになる。「他人の深層心理が、視覚化されて見えている」とされる、その異形をホムンクルスと名付けた彼の見たものは、真実なのか、脳が作り出した虚像の世界なのか。キャストは、記憶も感情も失くした主人公役に綾野剛。彼にトレパネーション(頭部穿孔)を薦める謎めいた医学生・伊藤学役を『カツベン!』(2019)などで数々の映画賞を受賞し、その演技力に定評があり現在NHK連続テレビ小説『おちょやん』にも出演中の若手実力派俳優の成田凌が演じている。さらに“謎の女”として『愛がなんだ』(2019)や『空に住む』(2020)などで注目を集める岸井ゆきのも登場。公開された予告の注目点は大きくふたつ。ひとつ目は音楽を常田大希率いるmillennium paradeがメインテーマ「Trepanation」を書き下ろしていることだ。すでに2月10日発売のアルバムに収録されている楽曲で、タイトルは映画で重要なキーワードでもある。ネット上でも映画と関係あるのではと話題になっていた。さらに、millennium paradeにも参加するermhoi、江崎文武が劇中音楽を担当。様々なジャンルの楽曲提供をするふたりが初めて映画の劇中音楽を制作し、本作の独特な世界観を彩っている。ふたつ目の注目点は、映像内に起用された数々の“ホムンクルス”。記憶も感情も失くした主人公の名越進(綾野)が、頭蓋に穴を空ける手術=トレパネーションの術後に見る人間の本質像ともいえるホムンクルスを本作でメガホンをとった清水崇監督がどのように映像化したのか、気になるところだ。更に、本ポスタービジュアルも公開。ネットで原作ファンをざわつかせた綾野剛演じる主人公・名越の右目を隠した象徴的なポーズが大胆に起用しされている。心の闇が視覚化する衝撃のサイコミステリー『ホムンクルス』。目に見えるものが真実ではないという論理が、あなたに何を体感させるのか?人間という生き物の正体とは何なのか。4月の公開を待とう。出演者とスタッフのコメントは以下。主演:綾野剛ホムンクルスの驚愕の世界に迷い込んだ人間たちを、 さらなる深淵に誘う猛毒を遥かに越える劇薬「Trepanation」が誕生しました。もはやmillennium paradeに限界は無いのか。ホムンクルスと作品マッチング純度100%の Trepanation をぜひ映画館と Netflixで爆音体感してください。監督:清水崇昨年1月、撮影中の歌舞伎町に常田さんがふらっと現れた。名越 / 綾野君の紹介だった。恥ずかしながら紅白に出るアーティストとも知らず、僕は挨拶した。その飄々としながら自信に溢れた佇まいに、自分の映画を「預けてみたい」と思えた。何故かはわからない。初めての事だった。江崎さんやermhoiさんからの予想を裏切る楽曲にも舌を巻いた…凄ぇのが上がってきた。修正注文はほとんどせず、いい感じの映画が仕上がった。millennium paradeの「Trepanation」で始まる映画に痺れて欲しい。メインテーマ:常田大希(millennium parade)“Trepanation”というめちゃくちゃに格好良い曲を書き下ろしました。ホムンクルスの撮影にお邪魔した時に、偶然声をかけてきてくれた Friday Night Plans のマスミちゃん。今回そんな縁もあり、初めて一緒に音楽を奏でた訳ですが、 こりゃあとんでもねえシンガーがおるもんだ、と驚愕。正に日本の宝です。そしてお馴染みブラザー綾野剛との2度目のタッグという訳で、まためちゃくちゃいい曲出来ちゃった訳で、まあなんて相性が良いのでしょうか。皆様公開をお楽しみに!劇中音楽:ermhoi映画音楽はこれまで私にとって目標、そして野望でもありました。この素晴らしい原作をあの清水監督で再現する、そこに音を乗せられる。 しかも文武との共作。なんて幸福な出来事なのだろうとずっと世界中に自慢して回りたかったのですが、ようやく解禁になりました!ホムンクルスの登場人物の複雑な感情と、非現実的と現実が混ざり合う視覚情報とを繋ぎ合わせる“のり”のような役割ができていれば大変嬉しいです。刺激的です!お楽しみください!劇中音楽:江崎文武唯一無一の世界観を持つ作品と対峙すると、自分だけでは決してイメージすることの出来ない、特別な音と巡り逢うことが出来る。 そんな感覚に包まれながらの作曲でした。映画化によって初めて可能になった、 聴覚に向けた表現。音楽によって立ち現れる“第六感の世界”も楽しんで頂けますと幸いです。『ホムンクルス』4月2日(金)公開
2021年02月17日綾野剛(39)の主演映画「ヤクザと家族 The Family」に出演している磯村勇斗(28)。そのファイトシーンの場面写真が各メディアで解禁された。磯村が演じるのは綾野演じるヤクザの主人公を幼少期から慕い、成年へと成長を遂げた半グレ集団のリーダー格・木村翼役。解禁された写真で披露されたのは、肉体改造で作り上げた見事に引き締まったボディー。背中には名前と同じ「翼」のタトゥーを羽ばたかせている。さらに磯村といえば14日から放送がスタートするNHK大河ドラマ「青天を衝け」でも、江戸幕府第14代将軍・徳川家茂役で出演することが発表されている。「危険な雰囲気を漂わせた半グレ集団のメンバーから一変して、品格をまとった将軍役を演じています。その“振り幅”こそ、彼の魅力なのです」(芸能記者)勢いに乗る磯村は、次々と活躍の場を広げている。プライベートではサウナ愛好家として知られているが、3月7日からはWOWOWのサウナ番組第2弾「サウナーーーズ2」の放送・配信がスタート。また今年放送のテレビ東京系連続ドラマ「珈琲いかがでしょう」(放送枠未定)では、俳優の中村倫也(34)演じる主人公にかかわる“謎の男”を演じるとも発表されている。そうした快進撃の陰には、磯村の“内面の変化”も大きく影響しているようだ。「『ヤクザと家族』のPR動画で綾野から『自分はどんな役者か』と聞かれた際、彼は『ただ(現場に)いたいなと思います。前まではすごく、いてやる、存在したいというのが強かったですけど、今はそこにいたいな、という方が強いかもしれない』と答えていました。これまでの彼は自分を強く押し出そうとしていましたが、最近は仕事に合わせることができるようになってきています。そうした“無我の境地”が、売れっ子になった要因ではないでしょうか」(映画関係者)
2021年02月12日石原さとみと綾野剛がW主演する「恋はDeepに」が、日本テレビ系4月期の水曜ドラマに決定。2人はドラマ初共演で、「私の家政夫ナギサさん」「おっさんずラブ」の脚本家・徳尾浩司と“史上最強のラブコメ”に挑む海を愛する魚オタクの海洋学者・渚海音(なぎさ・みお)と、ロンドン帰りの御曹司・蓮田倫太郎(はすだ・りんたろう)は、巨大マリンリゾートの開発をめぐって出会う。海を守りたい女と、その計画に人生をかける男。住む世界がまるで違う2人が、やがて運命的な恋に落ちる。しかし彼女には、誰もが驚くある“ヒミツ”があった!彼女はいったい何者?そして2人の恋の行方はーー!?主人公である、海洋学者の渚海音を演じるのは石原さとみ。海を愛し、なんでも魚にたとえて語り、周囲を驚かせる。いつも明るく、誰にでも優しいが、なぜか家族や過去のことは語りたがらない。プラごみなどにより海が汚されることを嘆き、マリンリゾート開発を阻止しなければと使命感を持つ、という役どころ。石原さんは日本テレビ系ドラマでは「高嶺の花」(2018)以来の主演。一方、マリンリゾート開発に人生をかける蓮田倫太郎を演じるのは、綾野剛。仕事に厳しく、近寄りがたい雰囲気で周囲に恐れられるが、その鎧の下には無邪気な心を持っている。ロンドンの有名コンサル会社に勤めていたが、父の体調不良をきっかけに帰国しマリンリゾート開発事業を任されることに。後継者になるべく育った兄とは対照的な性格で、再会を機にその確執が表面化・激化していく。綾野さんは日本テレビ系では「フランケンシュタインの恋」(2017年)以来の主演ドラマ。また、2人は今作がドラマ初共演となる。自身が演じるキャラクターについて、石原さんは「芝浦海洋大学・海洋学術センターに勤務する、渚海音という海洋学者の女性を演じます。過去や生い立ちなど、海音の正体には謎が多く、徐々に秘密が明かされていく部分が、物語の鍵となっていきます」、綾野さんは「『蓮田トラスト』という、リゾート開発をしている家族経営会社の三兄弟御曹司の次男です。色々な事情を抱えながらも、ある夢を実現する為に帰国した蓮田倫太郎という男を演じます」と紹介。「とある使命感を持つ海音は、リゾート開発をめぐり倫太郎さんと対立するのですが、徐々に惹かれていってしまいます。対立する立場なのに惹かれてしまう矛盾した気持ちや、恋に落ちていく心のザワザワを、見てくださる方と一緒に分かち合えたら」と石原さんは語る。綾野さんは「お相手が石原さんと聞いて、直感でお受けしました。素直にご一緒したかった」と即決したことを語り、「仕事に対して真摯であり説得力がありながら、とてもチャーミング。くるくる変化する魅力に、僕も現場も包み込まれ、恋に落ちてます」と告白。「お名前を聞いた瞬間に『わぁよかった!!恋に落ちるの、簡単です!!』と思いました(笑)」と明かす石原さんも、「キラキラのラブストーリー、ラブコメという感じなので、綾野さんのことをずっと見てきている方も、是非、楽しみにしていてほしい」と語る。すでにクランクインしている本作。「お互い色々な経験をしてきていることもあり、海音と倫太郎の距離の縮め方、関係性の作り方が、とても早くできたと思っています」とリアルなラブストリーを作りあげていることに自信を見せ、「台本を読むときも、主観だったり、私側の視点に立ってくださったり、全体を俯瞰で見ていたりと、ドラマを色々な角度から見ていらっしゃる」と綾野さんを観察する。「僕も含めて、全てのスタッフが、石原さんの笑顔にしっかり癒されています」と語る綾野さんは「現場が求めていることを察知する能力と、それを即座に具現化する柔軟性に感服です。今日まで色々なドラマに出演し続け、立ち続けてきた人にしかできません」と明かす。また、脚本を務める徳尾さんは「Deepには『深い』『大海』『神秘的』など複数の意味がありますが、脚本を書いていても、その意味が形を変えながら展開していくように感じます。石原さとみさん演じる海洋学の研究者と、綾野剛さん演じるリゾート開発本部長の、海にまつわる恋と仕事の話をコメディとして楽しく、時にシリアスで切なく描けたらと思います。仲が良いのか悪いのか、蓮田三兄弟の物語にも注目して頂けると嬉しい」と見どころに触れている。新水曜ドラマ「恋はDeepに」は4月、毎週水曜22時~日本テレビ系にて放送。(text:cinemacafe.net)
2021年02月11日映画『ヤクザと家族 The Family』(1月29日公開)に出演する磯村勇斗の場面写真が10日に公開された。本作は、ヤクザという生き方を選んだ男・山本(綾野剛)の、3つの時代にわたる壮大なヒューマンストーリー。自暴自棄になっていたとき、地元のヤクザの親分から手を差し伸べてもらったことで心の救いを得て父子の契りを結ぶ少年期。時は移り、ヤクザとして名を上げていく男にも愛する自分の家族ができる。一方、暴力団対策法の施行はヤクザの有り様を一変させた。男の選んだ生き方は様々な矛盾を起こし始め、組の存続を巡る因縁の敵との戦いの中、ヤクザであることを貫くことは、一方でかけがえのないものを失うという状況を突きつけられていくが……。磯村が演じたのは、3部構成となった同作の最終章となる2019年を舞台に、山本を慕い、羨望の眼差しで見つめ続け、成年へと成長を遂げた半グレ集団のリーダー格・木村翼。公開されたのは翼が初登場するファイトシーンの場面写真で、廃倉庫でストリートファイトに興じる翼は、上半身裸で引き締まった体を見せ、背中には名前と同じ「翼」のタトゥーを羽ばたかせている。周りの半グレや不良たちは翼と対戦相手を囲み、スマホでその様子を生配信しており、異様な熱気に包まれる様が垣間見えるシーンである。磯村は約1カ月をかけ、人生で初めて本格的に体づくりをして撮影に挑んだという。「正直、『時間はないな』と思ったんですけど、送って頂いたイメージに近づける最大限の努力はしようという気持ちでやっていました」とプレッシャーを吐露。「登場シーンでしっかり身体を見せとけば、翼のキャラクターが観客にも見える」という藤井道人監督からの言葉に、「撮影までのタイムリミットは1カ月。体重を増やして筋肉に変えて脂肪を落とすという作業だと2カ月くらいは必要だったので、増やすと同時に脂肪を減らしていくという、もうわけがわからないことをしていました(笑)。とにかく筋トレはひたすらやって、食事も脂質とかを摂らずに量を食べるんですけど、最終的に監督からOKを貰える体にはなったので、良かったです」と短期集中の鍛え方を明かす。このシーンで流れる楽曲は、人気沸騰中のヒップホップクルー・BAD HOPの「Kawasaki Drift」で、重低音響く楽曲が、ファイトシーンを一層盛り上げている。磯村はインタビュー毎に「台本を読んで『この役はどうしても自分がやりたい』と運命を感じた」と必ず語っており、翼役が決まった時は天にも舞い上がるほどの嬉しさだったとのこと。「ロケ地が自分の出身地・沼津ということもあったし、翼という役は柴咲組やケン兄(綾野)が残してきたものを未来につなげていくという大事な役柄だったので、大きな壁が立ちはだかった感覚を覚えたが、出演が決まった時は本当に嬉しかったです」と語っている。そんな磯村に対して、藤井監督は「磯村くんが演じた木村翼という役を誰に託すかということは、この作品ですごく大事な要素でした。面談させていただいたとき、磯村くんが持つニュアンスのなかに、ちゃんと翼が居たんですよね。あと、ロケ地である沼津市の出身で、すごく縁があるなと」「彼は頭が良くて気が遣えるので、どんな監督が撮っても、変わらないベースがあるのかもしれません。しかし、今回はその部分を壊してみたいと思ったんです。わからないことを恐れないこととか、相手への気遣いとか、そういうことは一切気にしなくていいよと。のみ込みも早く、今後も一緒にやっていきたい素晴らしい役者だと思いました」と称賛した。また、11日には大ヒット公開記念オンライントークイベントも開催(配信サイト:共感シアターにて20:30〜21:30)。スペシャルゲストには、藤井道人監督と佐藤順子プロデューサーが登場し、聞き手としてフリーアナウンサーの笠井信輔、そして映画評論家の松崎健夫が登場、本作の見どころや制作秘話などを語るほか、視聴者からの質問にも答える。“ネタバレトークタイム”を設け、監督&制作プロデューサーだからこそ答えられるトークも展開する。
2021年02月10日海の底へと男の体がゆっくり沈んでいく。そんなファーストシーンが悲劇的な結末を予感させる、綾野剛と舘ひろしの初共演作『ヤクザと家族 The Family』。しかも、メガホンをとるのは、『新聞記者』の藤井道人だ。権力の腐敗をメディアが暴いて、「正義は勝つ」的な爽快感を味わわせてくれるハリウッド映画と違い、不正を知っても闘うすべのない虚無感に日本社会の現実を映し出した監督である。その注目監督が、ヤクザを題材に描くとなれば、いわゆる任侠映画になるはずがない。抗争ではなく、“家族”を通して描かれるヤクザもまた、日本社会を映し出すことになる。3つの時代で描く、あるヤクザの20年。初のヤクザ役となる綾野が演じるのは、海辺の町で荒んだ少年時代を送った男・山本賢治。43年ぶりのヤクザ役という舘が演じるのは、地元のヤクザの親分・柴咲博。運命の巡りあわせか、柴咲の危機を救った山本は、柴咲と父子の契りを結び、ヤクザの世界に足を踏み入れる。持ち前の一本気を武器にヤクザの世界で男をあげるなか、山本は愛する女性とも出会うが、対立組織・侠葉会の攻勢は強まる一方。柴咲組という“家族”を守るためにある決断をした彼は、14年後、暴対法の影響で衰退した柴咲組の姿に、もはや社会にはヤクザが生きる場所がないことを知ることに。そんなヤクザになるしかなかった男と、そうすることで得た“家族”の20年間が、1999年、2005年、2019年という3つの時代を舞台に描かれる。綾野は、山本の20 年間を鮮やかに体現。金髪で真っ白な上下に身を包んだ尖った空気の19歳。背中の刺青もサマになっている20代半ば。そして、ヤクザが排除される社会で、愛する人からも疎まれる存在になってしまう現実に苦悩する40歳近くまで。しかも、リアリティに溢れているのは、さすが綾野といったところ。時代ごとに変わる映像のテイストも、1999年と2005年の過去パートと2019年の現代パートでは変わるスクリーンサイズも、山本の生き様の変化をより体感させてくれる。一度足を踏み入れたら、ヤクザをやめても5年間は、銀行口座も作れず、社会復帰が難しい現実をも映し出すあたりは社会派監督ならでは。しかも、時代はSNS全盛。心ない情報発信で、やっと手に入れた新しい家族との幸福は簡単に壊れてしまう。もはや、ヤクザは映画の中でもかつての任侠映画のように男が憧れる存在ではなく、生きるためにもがく存在なのだ。でも、これはせつないだけの物語ではない。父親を抗争で殺され、幼い頃から賢治を慕っていた半グレのリーダー・翼と、自分の父親がどんな人間だったか知りたがる少女・彩。そんな2人は、たとえヤクザでも父親は子供にとって大切な存在だということを浮かび上がらせ、この物語を本当の家族の物語へと昇華させて、驚くほど深い余韻を残す。しかも、どこか品格を感じさせる昔かたぎのヤクザが似合う舘の存在感も抜群なら、悪徳刑事役の岩松了ら、脇を固める面々も実力派揃い。侠葉会のキレキレの若頭・川山を演じる駿河太郎といい、『何食べ』のジルベールとも『恋する母たち』の赤坂くんともまるで別人の翼役の磯村勇斗といい、役者の新たな一面に触れる醍醐味もいっぱい。この魅力、ぜひ味わって。『ヤクザと家族 The Family』監督・脚本/藤井道人出演/綾野剛、尾野真千子、北村有起哉、市原隼人、磯村勇斗、菅田俊、康すおん、二ノ宮隆太郎、駿河太郎、岩松了、豊原功補、寺島しのぶ、舘ひろし1月29日(金)全国公開。©2021「ヤクザと家族 The Family」製作委員会※『anan』2021年2月3日号より。文・杉谷伸子(by anan編集部)
2021年01月31日綾野剛と舘ひろし、磯村勇斗、小宮山莉渚、藤井道人監督が映画『ヤクザと家族 The Family』の初日舞台挨拶に登壇。全国272劇場に生中継された舞台上では、先日1月26日に39歳の誕生日を迎えた綾野さんを「ヤクザと家族」チームでサプライズ祝福した。『新聞記者』のスタッフが再集結し、1999年、2005年、 2019年と変わりゆく時代に、ヤクザという生き方を選んだ男と、彼を取り巻く人々を家族の視点で描いた本作。まずは主演の綾野さんから、初日を迎えられたことに感無量の様子で喜びと感謝が述べられると、舘さん、磯村さん、小宮山さん、藤井監督もこれに続く。中でも、綾野さんの娘役を演じた小宮山さんは、これが映画初出演、初舞台挨拶という初々しさを見せると、その様子にも“ぐっときた”と綾野さんが語り、感謝あふれる雰囲気で舞台挨拶が始まった。早くもSNS上で「役者さんたちの迫真の演技に涙が止まらなくなってしまう」「ボロボロ泣きました。“愛”がありました」など号泣者が続出、家族や愛をテーマにした作品と評判が回っていることに対し、綾野さんは「(確かに)大傑作だと言われるし、集大成なのは間違いない。最愛の作品です」と語りはじめ、さらに「客観的な言葉を聞いて(自分が映画に込めた)愛を受け取ってもらえたという感覚になった。受け取ってもらえることが全てだし、渡しに行かなくても出会いにきてくれた、今の時代にただフィットしただけじゃないものがあると思うと、映画という家族に愛されて気がしている」と、彼なりの真摯な言葉で喜びを表現した。“テーマは継承”、舘ひろしから綾野剛、そして磯村勇斗へ今回、舞台挨拶に登壇したキャストは、みな“意思を継ぎ、つなぐ”役どころ。舘さん演じる組長は、綾野さん演じる賢治を息子のように愛し、賢治は磯村さん演じる翼へ、そして小宮山さん演じる彩へと思いを継承していく、という関係性と なっていることもあり、トークは「継承」をテーマに繰り広げられることに。綾野さんは舘さんに対し、佇まいだけで物語を語れるその偉大さに羨望の目を向け、実は今日は舘さんからプレゼントされたスーツを着ていることを明かし、その受け継いだ思いは、弟分を演じた磯村さんや小宮山さんにも継承されている気がすると続ける。すると磯村さんも、綾野さんについて「チャーミングで愛おしい兄貴」と語り、ラストの重要なシーンを演じられたのは、綾野さん演じる“ケン兄”との関係が「そこまでにちゃんと出来上がっていたからだと思う」と綾野さんとのシーンがあったからこそ成立したと感謝。「今回も褒めてくれた気がする」舘ひろしは渡哲也への思い明かす最後に、この映画を誰に観て欲しいか?という問いかけに対し、綾野さんは「今やっている作品の仲間」とコメント。磯村さんは「一人でも多くの人に見てもらいたいからみなさん」と答え、小宮山さんは「家族」、監督は「会社の仲間」と答えるなか、舘さんは一瞬目頭を押さえ、 「やっぱり天国にいる渡哲也さん」と即答。「いつも褒めて、自信をつけてくれたから、今回も褒めてくれた気がする」と語り、舘さんにとっての渡さんの存在の大きさを改めて伺わせるひと幕も。そして締めの挨拶…の前に、1月26日に誕生日を迎えた綾野さんを、サプライズで映画のキャスト・スタッフ一同で祝福。39GO(Thank you GO)と書かれた花束を進呈され、舘さんから「おめでとうございます。39歳なんてまだやりたい放題できる年だよね。いいな。今回はありがとうございました。綾野くんに引っ張られてできた映画ができました」 とメッセージを送られると、思いがけないことに驚きながらも「めちゃくちゃ嬉しいです」と喜びをコメント。さらに、「今週『花束みたいな恋をした』、『名も無き世界のエンドロール』も公開となりますが、いろんな作品と手と手を合わせて、皆さんの心を華やかにできるようなエンタテインメントを、映画を届けたいと思っています」と、同日公開の邦画を挙げながら思いを口にし、「いつか、皆さんに自分から会いに行きます。またお目にかかれる日を楽しみにしています」と全国で中継を見ているファンに呼びかけていた。『ヤクザと家族 The Family』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ヤクザと家族 The Family 2021年1月29日より全国にて公開©2021『ヤクザと家族 The Family』製作委員会
2021年01月31日映画『名も無き世界のエンドロール』(1月29日公開)の公開記念舞台挨拶が30日に都内で行われ、岩田剛典、新田真剣佑、山田杏奈、中村アン、佐藤祐市監督が登場した。同作は行成薫による同名小説の実写映画化作。問題のある家庭で、淋しさを抱えて育ったキダ(岩田剛典)とマコト(新田真剣佑)。そこへ同じ境遇の転校生・ヨッチ(山田杏奈)もまじわり、少年期から成人まで、3人は支え合いながら生きてきた。だがある時、ヨッチは2人の前から突然消えてしまう。それから10年もの月日が流れ、キダとマコトは表と裏それぞれの世界を、死に物狂いでのし上がっていた。全ては、世界の片隅で生きてきた彼らとは住む世界の異なる「ある女性」にプロポーズをするため。しかし、実はそれは日本中をも巻き込んだ、ある壮大な計画だった。同作について中村は「観終わった後、第一声がなかなか出なかった。余韻がすごくて」と振り返り、岩田も「(中村と山田と)同じ回に見てたので、2人の顔が印象的でしたね。言葉が出てこない感じ」と明かす。新田は「僕は個人的に大好きなジャンルで、皆さんとは観られなかったんですけど、家でDVDで観させていただいた時に、2回観たんですよ。そんなことって普通ないんですけど、なんだかものすごく面白くて、想像を超えるシーンもたくさんあって、2回観るほど楽しかった」と明かした。同作の公開日には、綾野剛主演の『ヤクザと家族 The Family』、菅田将暉&有村架純主演の映画『花束みたいな恋をした』も公開となっており、29日に行われた舞台挨拶では、綾野や脚本家の坂元裕二が2作品にエールを贈っていた。佐藤監督も3作品に触れ、「期せずして、3作品ともどこか絆というか、人との関わりみたいなものをすごく大事にしている。うちは幼馴染みで、『ヤクザ〜』は家族、『花束〜』はピュアな恋愛を丁寧に描いてて、なかなか人と顔を合わせて話せない時代に様々な絆を描いた映画が3本同時公開になったのは感慨深いものがある」と語る。また、岩田は「宣伝部が一生懸命考えてくれた宣伝文句で張りますが、『ラスト20分の真実』という文句はいったん忘れて映画をご覧になっていただきたいなと思います。どんでん返し物のサスペンスではなく、切ないラブストーリー、ヒューマンドラマだと僕は思っています。なので、そのつもりで映画館に来ていただけたらと思います」とメッセージ。さらに「緊急事態宣言中ではありますけど、3本の邦画『ヤクザと家族』『花束みたいな恋をした』『名も無き世界のエンドロール』をぜひともセットでご覧いただきたいなと思いますし、こういう時代だからこそ映画がもっともっと活気付いて欲しい。感染対策をバッチリして、映画の時間が皆さんにとって少しでも安らぎのひと時になっていただければと思います」と呼びかけた。
2021年01月30日『新聞記者』で日本映画界のトップを走るひとりとなった藤井道人監督が、ひとりのヤクザの生きざまを20年にわたる3つの時代に分けて描く映画『ヤクザと家族 The Family』(公開中)。少年期に地元の親分から手を差し伸べられて親子の契りを結び、やがて時代に翻ろうされていく主人公・山本賢治を演じた綾野剛と、山本に生きる場所と家族を与えた柴咲組組長を演じた舘ひろしに単独取材。「舘ひろしという漢(おとこ)に惚れました」という綾野と、「綾野くんは山本を生きていた。僕にはできないこと」と明かす舘が、忘れられないシーンを振り返った。○■「親父に一生を捧げようと思った」(綾野)――20年にわたる作品です。山本と、柴咲組長を演じるにあたって、それぞれ何を核にされましたか?綾野:親父です。自分の核はそれしかないです。親父に救ってもらって泣く場面。あそこで惚れました。惚れたし、自分のことを認めてもらえ、生きていていいんだという権利を与えてもらった。それだけで生き続けられました。――あのシーンの前と後で、山本は変わりましたね。綾野:ギリギリ生きてきた人間で、何も楽しくないし、何のために生きているのか分からなかった。寄り添ってくれる仲間はいたけれど、でもこいつらと10年20年とこうしていられるのかといったら、できないことも分かっている。何を目的に生きればいいのか全く見えていなかったところに親父と出会った。自分が存在をしていいと認められて、親父に一生を捧げようと生き始めたんです。舘:柴咲にとっては家族ですね。柴咲組という家族。後半、病室で「こいつら、ヤクザ辞めたら何ができるんだ」という言葉も、刑期を終えてきた山本に「ヤクザを辞めろ」と言うのも、家族だから。映画全体を通じて、家族の在り方というのが貫かれていると思います。――柴咲自身は、妻や子といった家族を持っていませんね。舘:柴咲にとっては、たとえば女房は、北村有起哉さん演じる若頭だった。藤井監督は、柴咲には私的な家族はいらないと思ったのだと思います。ヤクザという疑似家族を本当の家族にしたかったのだと。○■「綾野くんには刺激をもらった」(舘)――本編でおふたりは親子の契りを結びました。共演を通じて感じたお互いへの印象は?綾野:これまで色んな方々と共演してきましたが、舘さんのような人は出会ったことがないです。舘:ははは。綾野:優しい人やステキな人はたくさんいます。でも舘さんは、まずかっこいい。漢(おとこ)として。確かなかっこよさがあるんです。役を通してでも通してないときでも、背中を見ているとビシビシ伝わってくる。なのに軽やかなんです。一般的に、人はだんだん丸くなっていくとか、落ち着いていくと言いますが、舘さんにはすごく美しく研がれた刀が見える。抜刀していないというだけで、切れ味鋭い刀を感じます。本当にしびれました。人としても俳優としても、とても惚れています。舘:いや、ありがとう。本当にありがとうございます。綾野くんと仕事ができてとても良かったし、たくさん刺激を受けました。綾野くんは、撮影に入ると山本を演じているのではなく、山本として生きているんです。それは素晴らしいこと。僕なんかには全くできないことで、すごく刺激を受けました。――ご自身より若い役者さんから刺激を受けることはお好きですか?舘:歳は関係ないですね。それにもともと僕は人から影響を受けたことは少ないです。人としてや俳優としての佇まいだったりは、渡(哲也)さんからは刺激を受けたり学んだりしましたけどね。ほかの俳優さんからは……。強いて言えば、恭さまかな。柴田恭兵くん。『あぶない刑事』をやっていたとき、最初は変なお芝居をするやつだなと思ってたんですけど、後になって、それは僕の彼に対する嫉妬だったと感じたんです。こんな芝居を自分もしてみたいと思ったんでしょうね。でもできない。刺激を受けたといえば、そのふたりくらい。でも今回、綾野くんとやって、すごく刺激を受けましたよ。綾野:お言葉嬉しいです。今回、主題歌を手掛けた「millennium parade」というチームは、僕よりも10歳年下です。作詞・作曲の常田大希は28歳。彼らがこの作品を観て、涙して、感動して、「自分たちの集大成だ」と言って、『FAMILIA』という曲を作った。舘:ほう、そうなの。綾野:歌詞もすさまじくて、日本人でこんなに素晴らしいものを作れる人がいるんだと感激しました。やっぱり年齢じゃない。年齢というカテゴライズでどうしても括りがちですが、僕は舘さんが年上だから惚れたんじゃない。舘ひろしだから惚れたんです。舘:ありがとうございます(照)。○■ふたりの心に残り続ける、大切なシーン――本作では今のヤクザたちの生きづらさが描かれていますが、おふたりとも芸能界の第一線で活躍し続けています。生き抜き方を教えてください。舘:生き抜き方なんてものが分かったら、そんな楽なことはないと思うよ。まあ、僕がいまこうしていられるのは、ほとんど掛け持ちしてこなかったからかな。それだけですね。僕は自分がやった作品は全部ちゃんと覚えています。生き抜き方なんてよくわからないけど、結果として僕がこの歳までやってこられているのは、ひとつひとつの作品に、僕なりに情熱を持って向き合ってきたからですかね。セリフを覚えるといった表面的なことではなくてね。綾野:僕はそんな語れるところまでになっていません。でも舘さんの言葉を聞いているととても沁みます。ひとつひとつの作品に向き合うって、特別なことをお話しているわけではないのだけれど、でもそれができない若手の俳優時代というのもある。僕自身、7、8年前は5本掛け持ちとかしていました。一人ひとりが作品に愛されて、作品のことを愛せるような関係性を、毎作品で作っていけたら、それはとても素晴らしいことだと感じました。――最後に、お互いのシーンで、ここは見逃さずに!というポイントを教えてください。舘:最初にも綾野くんが言っていた、山本が拉致されてボロボロになって帰ってきて、柴咲のところで泣くシーン。それまでずっと突っ張っていた山本がふっと弱くなる。この時の落差というか、そのときの綾野くんの“目”が本当に素晴らしい。野犬が初めて人に心を許して、子犬に返ったかのような目。素晴らしかったですね。綾野:僕も、僕から見た同じシーンが一番印象に残っています。あの時、親父の後ろに光が斜めに走っていて、扉があって、僕の右側に、どんな顔の角度で座られていたかも覚えている。そして本当に美しいまなざしを、自分に向けてくれた。そのとき、「あ、生きていていいんだ。こんな風に見つめてくれる人と、自分は家族になりたい」と思いました。実はあのときの、「ケン坊、頑張ったらしいじゃないか」という舘さんのセリフはもともとなかったし、僕の頭をなでることも脚本には書かれていませんでした。でもそうしたことが自然に生まれた。あのシーンでの積み立てが、永遠になったんです。だから僕は親父と出会ってからは、ずっと幸せでした。山本を生きられて、本当に幸せです。■綾野剛1982年1月26日生まれ、岐阜県出身。03年に『仮面ライダー555』で俳優デビュー。09年、三池崇史監督の『クローズZEROⅡ』で演じた映画オリジナルキャラクターにて注目を集める。翌10年にはテレビドラマ『Mother』での役柄が評判を呼び、12年には連続テレビ小説『カーネーション』にヒロインの恋の相手役で出演し、強烈な存在感を残した。主演映画『そこのみにて光輝く』(14)で多くの賞を受賞。その後も映画『日本で一番悪い奴ら』(16)、『怒り』(16)、『影裏』(20)、ドラマ『コウノドリ』シリーズ(15、17)、『MIU404』(20)など作品ごとに話題をさらい続けている。■舘ひろし1950年3月31日生まれ、愛知県出身。76年に映画『暴力教室』で俳優デビューを果たす。82年に出演したドラマ『西部警察』をきっかけに83年に石原プロモーションに入社する。36歳で主演した『あぶない刑事』で大ブレイクし、その後も映画『免許がない!』(94)、ドラマ『パパとムスメの7日間』などでアクションのみならず、幅広い演技で魅了。18年の主演映画『終わった人』ではモントリオール世界映画祭で最優秀男優賞に輝いた。その他の出演作に映画『義務と演技』(97)、『エイトレンジャー』(12)、『アルキメデスの大戦』(19)など。望月ふみ 70年代生まれのライター。ケーブルテレビガイド誌の編集を経てフリーランスに。映画系を軸にエンタメネタを執筆。現在はインタビュー取材が中心で月に20本ほど担当。もちろんコラム系も書きます。愛猫との時間が癒しで、家全体の猫部屋化が加速中。 この著者の記事一覧はこちら
2021年01月30日映画『花束みたいな恋をした』(1月29日公開)の公開初日舞台挨拶が29日に都内で行われ、菅田将暉、有村架純、土井裕泰監督、坂元裕二(脚本)が登場した。同作は脚本家・坂元裕二が書き下ろした初のオリジナル恋愛映画。東京・京王線の明大前駅で終電を逃したことから偶然に出会った大学生の山音麦(菅田将暉)と八谷絹(有村架純)は、好きな音楽や映画がほとんど同じであっという間に恋に落ち、大学を卒業してフリーターをしながら同棲を始める。拾った猫に2人で名前をつけて、渋谷パルコが閉店しても『スマスマ』が最終回を迎えても、日々の現状維持を目標に2人は就職活動を続けるが……。実はこの日、同作だけでなく綾野剛主演の『ヤクザと家族 The Family』、岩田剛典主演の『名も無き世界のエンドロール』、深川麻衣主演の『おもいで写眞』と公開映画が多数あった。特に『ヤクザと家族』と『花束みたいな恋をした』は同じTOHOシネマズ 六本木ヒルズで初日舞台挨拶が行われ、綾野の舞台挨拶の1時間後に、同じ階のシアターで菅田&有村の舞台挨拶が行われることに。取材陣も綾野から菅田のシアターへそのまま移動するなど、異例の協力体制となっていた。『ヤクザと家族』の舞台挨拶で、綾野は「『花束みたいな恋をした』も、『名も無き世界のエンドロール』も公開され、なんとか今、いろんな作品が手と手を合わせて皆さんのお心を華やかにできるようなエンターテインメント、心の疲弊を少しでも止められるような映画を届けたいと思っています」とエール。また『花束みたいな恋をした』脚本の坂元も「この映画は恋愛映画ですが、文化、カルチャーが生活の中から消えていく瞬間を描いてもいまして、それが期せずしてこの1年と重なるように感じています」と述懐。「この映画と同時に、『名も無き世界のエンドロール』『ヤクザと家族』、そんな映画も同時に公開されて、僕は一緒にタッグを組んでいるつもりでいて、改めてこの中で映画が公開されて、私たちにとって文化とはどういう存在なのかを考えるきっかけになればいいなと思います」と語る。さらに菅田は、ライブビューイングの観客に向けて「さっき、剛くんが『ヤクザと家族』の舞台挨拶でこの作品の宣伝をしてくれたみたいなので、『ヤクザと家族』も観てね!」と宣伝。有村も「観てくださ〜い」と手を振り、まさかのエール交換となった。
2021年01月29日人気コミック『ホムンクルス』が、主演に綾野剛×監督に日本ホラー界の巨匠・清水崇を迎え実写映画化。2021年4月2日(金)に全国の劇場で公開される。伝説的カルト漫画『ホムンクルス』山本英夫による原作『ホムンクルス』は、2003年から2011年まで『ビッグコミックスピリッツ』で連載された後、累計発行部数400万部を突破した“伝説的カルトコミック”。物事の本質に迫り"人間の正体"をリアルにあぶり出した、衝撃的サイコミステリーを、『呪怨』シリーズや『犬鳴村』を代表作に持つ、日本ホラー界の巨匠・清水崇が映像化する。左目に映る“ホムンクルス”物語の主人公となるのは、記憶も社会的地位もなくしたホームレスの男・名越進。頭蓋骨に穴を開ける実験「トレパネーション」を受けたことで、自身の左目に、人間の心の歪みや闇が“ホムンクルス”という異形となって見える、特殊能力を持つことになる。そして、それはやがて、自らの記憶に隠された衝撃の真実と共に、狂った運命の歯車までもが動き出していくことになるのだったー。視覚効果にこだわり、VFXシーンを使って表現された異形たち=ホムンクルスたちの姿にも注目だ。キャスト/登場人物主演に綾野剛そんな主人公・名越進役を務めるのは、映画『ドクターデスの遺産-BLACK FILE-』での主演が記憶に新しい綾野剛。映画の出演に当たっては、「僕が山本英夫先生の漫画の世界に初めて触れた時、今までに出会った事のない感覚や悍ましさ、人間の奥底に眠る境地がそこにありました。映像作品となる本作にもその世界は確かに存在しました。世界は瞳に映るモノ、見えているモノが全てでは無いという事実をお届けします。」とコメントを寄せている。主要キャラクターに、成田凌や岸井ゆきのまた主人公を取り巻く、登場人物には豪華キャストが抜擢。『窮鼠はチーズの夢を見る』の成田凌や『愛がなんだ』の岸井ゆきのら人気俳優が、一癖も二癖もあるキャラクター達を演じる。医学生・伊藤学役(成田凌)…主人公・名越に、頭蓋骨を開ける“トーパネーション”を勧める謎めいた男。“謎の女”役(岸井ゆきの)…名越との出会いをきっかけに、自分の過去と向き合うことになる。女子高生役(石井杏奈/E-girls)…主人公に関わっていくことになる女子高生。ヤクザの組長役(内野聖陽)…名越の特殊能力によって、意外な深層心理を見られてしまう。原作者・山本英夫コメントさらに原作者・山本英夫からも、コミック実写化に向けた喜びのコメントが到着。「人間(肉体)というタマネギの皮をむいていったら、その人の〝魂〟はどんなカタチをしているのか・・・・・・?そんな興味から、『ホムンクルス』を作ったのを覚えています。それが、10年経った今、、まさか実写映像で見られるとは・・・・・・とっても嬉しいです!!しかも、〝魂〟を視る主人公を、綾野剛さんが演じてくれるとはピッタリだと思いました!他の俳優陣も豪華キャストで・・・・・・はよ見せて。」ミレニアムパレードがメインテーマを担当音楽のメインテーマを手掛けたのは、King Gnu(キングヌー)・常田大希が率いるミレニアムパレード(millennium parade)。本作の重要なキーワードでもある「Trepanation」と名付けられた楽曲は、2月10日発売の最新アルバムにも収録されている。またミレニアムパレードにも参加するermhoi、江﨑文武が劇中音楽を担当し、映画の独特な世界観を彩っている。なお本作は、企画段階よりNetflixでの全世界独占配信が決定している。劇場限定映像&入場者特典も尚、劇場だけで見ることのできる、原作者・山本英夫による描き下ろしイラスト付きの特別映像「原作漫画×映画 コラボレーション映像 Message from Hideo Yamamoto」が本編エンドロールの後に上映される。本編音楽を担当したermhoi、江﨑文武の音楽とともに、映画の余韻をを楽しめる。また、劇場入場者特典として、ティザービジュアルと山本英夫描き下ろしイラストのA5クリアファイルも用意する。詳細映画 「ホムンクルス」公開日:2021年4月2日(金)全国公開、その後Netflixで全世界独占配信監督:清水崇主演:綾野剛、成田凌、岸井ゆきの 、石井杏奈、内野聖陽原作: 山本英夫「ホムンクルス」(小学館「ビッグスピリッツコミックス」刊)配給: エイベックス・ピクチャーズ※劇場限定入場者特典「原作者 山本英夫 描き下ろしイラスト付き 特製クリアファイル」は、先着でプレゼント。各劇場で在庫がなくなり次第配布終了。■ストーリー一流ホテルとホームレスが溢れる公園の狭間で車上生活を送る名越進。ある日突然、医学生・伊藤学が名越の前に現れる。「記憶ないんですよね?」――そして期限7日間、報酬70万円を条件に第六感が芽生えるという頭蓋骨に穴を開けるトレパネーション手術を受けることになった名越。術後、名越は右目を瞑って左目で見ると、人間が異様な形に見えるようになる。その現象は、「他人の深層心理が、視覚化されて見えている」と言う伊藤。そして彼はその異形をホムンクルスと名付けた――。果たして名越が見てしまったものは、真実なのか、脳が作り出した虚像の世界なのか?そして、その先に待っている衝撃の結末とは?!
2021年01月21日綾野剛と舘ひろしが初共演する映画『ヤクザと家族 The Family』(29日公開)の主題歌で、常田大希率いる音楽集団millennium paradeの「FAMILIA」が、22日(0:00)より先行配信され、同時にミュージックビデオが公式YouTubeチャンネルにてプレミア公開されることが決定した。「FAMILIA」は、ヤクザという生き方を選んだ男の3つの時代にわたる壮大なヒューマンストーリー『ヤクザと家族 The Family』を包み込むレクイエム。millennium parade初参加となった井口理(King Gnu)の鬼気迫るボーカルが圧巻の1曲だ。ミュージックビデオには、同映画から主演を務める綾野をはじめ、市原隼人、磯村勇斗、菅田俊、康すおん、小宮山莉渚ら豪華キャスト陣が出演。映画の監督・脚本を担当した藤井道人氏が、有光文弥氏(BABEL LABEL)と共に監督を務め、佐々木集氏(millennium parade/PERIMETRON)がクリエイティブディレクターを担当。映画とシンクロしたストーリーを描き切った。常田は「愛すべき仲間達が死力を尽くして紡いだ“家族の物語”を最高の形で締め括るべく、さとる・石若・アヤタケ・新井・せきゆーという長年活動を共にする最高の家族達と共にこの楽曲を完成させることが出来て正直ホッとしております。私、今後FAMILIA以上の曲を書ける自信がありません」と手応えを見せる。綾野は「音楽は目に見えない。映らない。しかしこのMVは、音楽の可視化に成功した、類稀なる作品である。もっと言えば、鎮魂と賛美と“FAMILIA”の実写化である」とコメント。藤井監督は「主演・綾野剛、主題歌・常田大希にMV監督のオファーをいただいて、断る理由はありませんでした」と経緯を明かし、「映画のチームで映画『ヤクザと家族 The Family』の「その後の世界」を描きました。クリエイティブディレクターの佐々木集さんや共同監督の有光監督の助けもあって渾身の一作が出来ました。映画を見る前にも見た後にも楽しめる作品になっていると思います」と出来栄えを振り返った。(C)2021『ヤクザと家族 The Family』製作委員会
2021年01月20日綾野剛主演、山本英夫の伝説的カルト漫画の実写化『ホムンクルス』。日本限定で劇場公開後、「Netflix」で全世界独占配信されることも決定している本作より、場面写真が一挙公開された。車上生活を送る名越進は、期限7日間、報酬70万円を条件に、第六感が芽生えるという頭蓋骨に穴を開けるトレパネーション手術を受けることに。術後、名越は右目を瞑って左目で見ると、人間が異様な形に見えるようになる――。本作は、心の闇が視覚化する衝撃のサイコミステリー作品。到着した場面写真では、綾野さんが演じる記憶も感情も失くしたホームレス・名越が右目を隠す、本作の象徴的なワンシーンに加え、成田凌扮する医学生・伊藤学、岸井ゆきの演じる謎の女、石井杏奈演じる女子高生、内野聖陽演じるヤクザの組長と、メインキャストたちが写し出されている。また、名越と伊藤、名越と謎の女といったツーショットなど、注目シーン含む20枚が公開されている。さらに、原作を軸に実写化する本作だが、原作にはないオリジナルな展開も描かれていることが今回明らかになった。『ホムンクルス』は4月2日(金)より期間限定先行上映。(cinemacafe.net)■関連作品:ホムンクルス 2021年4月2日より全国にて期間限定上映、Netflixにて全世界独占配信予定(C)2021 山本英夫・小学館/エイベックス・ピクチャーズ
2021年01月18日綾野剛主演映画『ホムンクルス』(4月2日映画館・Netflix同時公開)の場面写真20枚が18日、一挙公開された。原作は山本英夫氏による同名漫画で、2003年~2011年まで『ビッグコミックスピリッツ』で連載され累計発行部数400万部超えとなった人気作。記憶も感情も失くしたホームレスの主人公・名越進の前に突然医学生・伊藤学が現れ、期限7日間、報酬70万円を条件に第6感が芽生えるトレパネーションという手術を受けることに。術後、名越は右目を瞑ると左目で人間が異様な形に見えるようになる……という、心の闇が視覚化する衝撃のサイコミステリー。今回は綾野が右目を隠す本作の象徴的なワンシーンをはじめとし、医学生・伊藤学役の成田凌、“謎の女”役の岸井ゆきの、女子高生役の石井杏奈、ヤクザの組長役の内野聖陽というメインキャスト全員の注目のシーンや、キャスト同士が対峙するシーンなど計20枚が公開された。本作は原作を軸に実写化されているが、原作にはないオリジナルな展開が描かれていることも明らかに。原作ファンならずともさらに期待が高まりそうだ。(C)2021 山本英夫・小学館/エイベックス・ピクチャーズ
2021年01月18日綾野剛主演の映画『ホムンクルス』の場面写真20枚が一挙公開された。本作は『週刊ビッグコミックスピリッツ』(小学館)で連載され、カルト的人気を誇る山本英夫の同名漫画を実写化したもの。主演に綾野、監督にホラー界の巨匠・清水崇を迎え、頭蓋骨に穴を開ける実験“トレパネーション”を受けたことで、右目に人の心の歪みや闇が“ホムンクルス”と呼ばれる異形となって見える特殊能力を手に入れたホームレスの男を通し、人間の正体をあぶり出していく。今回は、主人公の記憶も感情も失くしたホームレスを演じる綾野の右目を隠す本作ならではの象徴的なワンシーンに加え、医学生・伊藤学役の成田凌、“謎の女”の岸井ゆきの、女子高生役の石井杏奈、ヤクザの組長役の内野聖陽とメインキャスト全員の注目のシーンを公開。さらに、本作は原作を軸に実写化しながらも、原作にはないオリジナルな展開も描かれていることが明らかに。原作ファンのみならず、本作が描く衝撃の物語に期待が高まる場面写真だ。『ホムンクルス』は2021年4月2日(金)より期間限定先行上映が開始し、その後、Netflixでの全世界独占配信も決定している。『ホムンクルス』2021年4月2日(金)より期間限定先行上映
2021年01月18日常田大希の現在と、見据える未来を紐解く総力特集を雑誌『SWICH』2021年2月号で掲載。2021年1月20日(水)より発売される。2017年に音楽シーンに現れ、日本のポップミュージックに大きな衝撃を与えたKing Gnu。そのメンバーのひとりである常田大希は、音楽集団 millennium parade、クリエイティブレーベル ペリメトロン(PERIMETRON)というプロジェクトにおいても活躍し、カルチャーシーンに新たな表現をもたらした。常田大希を総力特集『SWICH』2021年2月号では、そんな常田を総力特集。彼の類まれなる才能に迫り、これまで何を創造してきたのか、そしてこれから何を創造するのかに迫る。常田本人のMRI写真からスタート48ページにわたる総力特集は、常田大希の多種多様な表現の核心に迫るべく、常田本人の脳のMRI写真からスタート。また、時代の先を読む視覚・触覚・味覚・嗅覚という常田の五感、そして第六感をテーマにした撮り下ろしフォトストーリーを掲載する。8,000字のロングインタビュー、「常田大希を生成したモ ノ」も紹介8,000字に及ぶロングインタビューにも注目。常田が考える言葉や音、光と闇、生と死など、25のキーワードから紐解き、自身の表現活動の現在と彼が見据える未来を「King Gnu」「millennium parade」「PERIMETRON」といったプロジェクトごとに語る。さらに、「常田大希を生成したモノ」と題して、活動において重要なモノを楽器・音楽・映画・本な35個のカテゴリーで紹介していく。綾野剛との対談も掲載綾野剛主演の映画『ヤクザと家族 The Family』に主題歌「FAMILIA」を提供したmillennium parade。それに際し、プライベートでの親交を経て、初めて共に表現に向かった今作で2人が伝えたかったことを明らかにする、常田と綾野の特別対談も掲載される。あわせて、King Gnu、millennium parade、PERIMETRONのメンバーなど、常田とともに作品を作り続ける27人のクリエイター陣によるQ&Aとインタビューも紹介し、“常田大希の素顔”に迫る。【詳細】SWITCH Vol.39 No.2(2021年2月号)特集 常田大希 破壊と創造発売日:2021年1月20日(水)発売価格:1,000円+税
2021年01月15日綾野剛と舘ひろしが初共演し、『新聞記者』のスタッフが再集結した映画『ヤクザと家族 The Family』より、綾野さん演じる山本が攻防戦を繰り広げながら、町を疾走する迫力ある本編映像が到着した。三部構成となる本作。今回到着したのは、最初の第一章、1999年パート。山本が、柴咲組と敵対する侠葉会の息のかかった売人から覚せい剤を奪ったことから、一触即発の逃走劇が始まるシーンだ。映像では、商店街を歩く山本の元に悪友・細野(市原隼人)から一本の電話が入るところからスタート。突如、追われることになった山本は、アーケード通りや古びたアパートなどを疾走し、侠葉会のヤクザと攻防を繰り返しながらも逃げていく。さらに、通りに出た瞬間、車にはねられ、道へ倒れこむ様子も…。撮影前から綾野さんと監督の藤井道人で話し合いながら作り上げられた山本というキャラクター。金髪に真っ白なTHE NORTH FACEの上下と白いNIKEのスニーカーを身に着けた本シーンで、特に車にはねられる場面は、舘さんが「3テイクもやったの?」とビックリするほどリアルを追求した撮影だったようで、綾野さんも「怪我をしないようにイメトレして臨んではいるものの、轢かれる瞬間は思った以上に車は重かった」とふり返る。また現場では、綾野さんはリーダーシップを発揮し、演出だけではなく、撮影中に転んだカメラマンの怪我の手当まで率先してかってでていたという。撮影を担当したのは、『新聞記者』を含む藤井監督作品に無くてはならない存在で、大学時代からの友人でもある今村圭佑。本シーンを含む第一章では、手持ち撮影をメインにしており、フィルムの生っぽさとざらつきを思わせる質感、陰影のコントラストがかつての香港ノワールのようなムードを醸し出している。舘さんも今村さんの撮影を称賛しており、「藤井監督含む、撮影現場のスタッフたちが何一つ妥協していない。久しぶりに骨のあるハードボイルドな作品に出演出来て嬉しかった」と語っている。『ヤクザと家族 The Family』は1月29日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ヤクザと家族 The Family 2021年1月29日より全国にて公開©2021『ヤクザと家族 The Family』製作委員会
2021年01月12日映画『ヤクザと家族 The Family』(1月29日公開)の完成報告生配信トークイベントが11日に都内で行われ、綾野剛、尾野真千子、北村有起哉、市原隼人、磯村勇斗、舘ひろし、藤井道人監督が登場した。本作は、ヤクザという生き方を選んだ男の、3つの時代にわたる壮大なヒューマンストーリー。自暴自棄になっていたとき、地元のヤクザの親分から手を差し伸べてもらったことで心の救いを得て父子の契りを結ぶ少年期。時は移り、ヤクザとして名を上げていく男にも愛する自分の家族ができる。一方、暴力団対策法の施行はヤクザの有り様を一変させた。男の選んだ生き方は様々な矛盾を起こし始め、組の存続を巡る因縁の敵との戦いの中、ヤクザであることを貫くことは、一方でかけがえのないものを失うという状況を突きつけられていくが……。右手人差し指に包帯を巻いて登場した尾野だったが、綾野が「皆さん、手が気になってると思いますけど、突き指をしまして、ニコちゃんマークを描いております」と説明。「皆さんにピースな願いが伝わればと思いますので、ご容赦ください」という綾野に合わせ、指をアピールしていた。共演経験の多い綾野について、尾野は「私が知っている剛というのはまあ天然で、宇宙人みたいな人だったんです」と表し、綾野は「そんな風に思ってたの!?」と驚く。尾野はさらに「それが今回ご一緒させていただくことになりまして、現場に入ると、みんなのことを見て『大丈夫?』とか言ってちゃんとケアし、監督とも長い時間かけてコミュニケーションをとり、現場の話をし、役についてすごく愛情深くやってる。そんな姿を見て、ちょっと上から目線で言ってもいいですか? 『こいつさあ……でかくなったなあ!』って」と語り、綾野も大爆笑。尾野が「頼りになる人になってるんだと思って、私も乗っからせてもらおう、と。久しぶりに会って、前のただ笑わせるだけの剛じゃない! みたいな。感心いたしました、剛さん」と話しかけると、綾野は「いやもうね、真千子ワールドはすばらしいですよ、やっぱり」と称賛する。綾野が「付き合いも長いですし、同い年ですし、いろんな縁がありますからね。意外とこう見えて映画の共演はなく楽しみだったので。今日もきれいだよ、とても」と褒めると、尾野は「でしょう〜。(顔を)作ってくれたの〜」と答え、和気藹々とした様子を見せていた。
2021年01月11日映画『ヤクザと家族 The Family』(1月29日公開)の完成報告生配信トークイベントが11日に都内で行われ、綾野剛、尾野真千子、北村有起哉、市原隼人、磯村勇斗、舘ひろし、藤井道人監督が登場した。本作は、ヤクザという生き方を選んだ男の、3つの時代にわたる壮大なヒューマンストーリー。自暴自棄になっていたとき、地元のヤクザの親分から手を差し伸べてもらったことで心の救いを得て父子の契りを結ぶ少年期。時は移り、ヤクザとして名を上げていく男にも愛する自分の家族ができる。一方、暴力団対策法の施行はヤクザの有り様を一変させた。男の選んだ生き方は様々な矛盾を起こし始め、組の存続を巡る因縁の敵との戦いの中、ヤクザであることを貫くことは、一方でかけがえのないものを失うという状況を突きつけられていくが……。同作を一言で表すとしたら? というお題について、舘は「愛」、尾野は「今」、北村は「決意」、市原は「時代」、磯村は「紡ぐ」、藤井監督は「証」、そして綾野は「愛」と、舘と同じ回答に。舘は「ヤクザがテーマですが、愛がいっぱい溢れております」、綾野は「最初に舘さんが『愛』と出した時には、ドキドキしました。このチーム一丸となって愛をもって、愛にはリスペクトも思いやりも含まれていて、たくさん育んだ」と理由を説明した。まったく打ち合わせもなく回答が一緒になったという2人だが、舘が「愛し合ってますから」と言うと、綾野は「聞きました!? 嬉しいですね」と喜んでいた。舘は綾野との共演について「大変勉強させていただきました。この映画は本当に綾野くんが引っ張っていったという感じがするんですね。とにかく綾野くんが、役を演じるというよりも役を生きたという印象を受けました」と明かす。「最初に拉致されて、組の事務所に来て、それまでつっぱっていた山本が『行くところがあるのか』と言われて、子犬のような目をして僕を見るんですね。そういうところとか、本当に素晴らしいですね」と絶賛した。綾野は今回のイベントについて「どんな時も、エンターテインメントというのは不屈で不要ではないということを届けていくべきだと思うので、今、僕たちはこういう機会が許されて、映画館も今のやり方で映画館を運営していくというところも含めて、少しでもエンターテインメントがまだ終わってない、残ってる、存在しているということが皆様のお心に花を添えるのではないかという思いで、ここに座っています」と心境を吐露。「ぜひ劇場へ、というニュアンスとはまた違ったものになってくると思うんですけど、映画が流れ続けて公開し続けているということが、少しでも支えになればいいのかなと思っております」と語った。さらに、綾野は配信後のフォトセッションへのセット転換中も1人ステージに残り、異例の1人トークも。スタッフの転換を見守りながら、距離をとった形の取材とはなっていたが「めちゃめちゃ(取材陣の)体温が伝わってくるので嬉しいです」と喜びを表していた。
2021年01月11日中村憲剛の偉大さはイベント名を見ても理解できる。12月21日に行われた引退セレモニーの正式名称は『おフロの恋人! LOTTE presents 中村憲剛引退セレモニー&優勝報告会』である。勝点83、26勝、88得点、得失点差57、2位に勝点18差、最少敗戦3試合などなど、記録尽くめで史上最速優勝を果たした川崎フロンターレの優勝報告会の前に、引退セレモニーと謳われているのだ。名前だけではない。2時間半ほどのプログラムの中で、鬼木達監督や谷口彰悟主将のあいさつなど優勝報告セレモニーは15分ほど。時間配分も大半は引退セレモニーが占めた。福田紀彦川崎市市長より市民栄誉賞が授与された (C)J.LEAGUE等々力陸上競技場に1万3000人を集めるなどセレモニーは異例の規模で行われたが、決して華美ではなかった。中村がどれだけクラブ・川崎市に愛され、中村がどれほどクラブ・川崎市に愛されていたかわかるあたたかいイベントであった。式はホームタウン活動で親交が深かった中原消防署や中原警察署、河川協力団体のとどろき水辺の楽校、フロンターレ算数ドリルで関わった川崎市立有馬小学校の関係者が感謝の言葉を並べてスタート。キングカズこと三浦知良をはじめ、川島永嗣、ジュニーニョなど盟友・戦友たちもビデオメッセージを送った。福田紀彦川崎市市長から市民栄誉賞が授与され、36名ものクラブOBも登壇した。さらに本人も登場。チームメイトからのメッセージ、家族からの花束贈呈、スキマスイッチ常田真太郎、SHISHAMOからのあいさつ、川崎市の小学生からの手作りシャーレのプレゼントなど、涙あり、笑いあり、感動ありのラインナップとなった。中村憲剛引退セレモニーに1万3000人が集った (C)J.LEAGUEエース・小林悠は涙ながらに「苦楽をともにした憲剛さんと初めて優勝した時を超える感動はこの先も絶対にない。一緒に抱き合って喜び合えたことが本当にうれしかった。憲剛さんがいなかったら、今の僕は絶対にないと断言できます。僕にとって大きな存在でした」と感謝の念を表した。長男・龍剛くんは「中村憲剛選手の18年間のサッカー人生は出来すぎでした。悲しい時も悔しい時もともに乗り越えてきた家族として、ありがとうと伝えたいです。引退、おめでとう。そして、ありがとう」と12歳とは思えぬクオリティの手紙を披露した。中村は集まったゆかりのある人々、チームメイト、クラブ関係者、そしてファン・サポーターに感謝の言葉を並べた。「みんながありがとうと言ってくれたけど、ありがとうと言いたいのは僕の方。何でもない大学生を拾ってくれたフロンターレには感謝しかありません。僕はフロンターレで学んだ。それは地域密着、『川崎市のみなさんを笑顔に、元気にする』こと。自分がただサッカーをやっていればいいという発想の人間だったら、ここまでプレイヤーとして続けられなかったと思うし、フロンターレもここまで大きくなることはなかったと思っている。本当にそういった意味でフロンターレに拾ってもらって心からよかったと思っているし、この18年間、本当に感謝の気持ちしかない。頼もしい後輩たちにフロンターレは任せて、僕は先のステージに進みたい。今日の景色は一生忘れません。本当に感謝しています。フロンターレ、最高です」胴上げの回数はもちろん背番号にちなみ14回 (C)J.LEAGUE場内一周では神輿にものった (C)J.LEAGUEチームメイトたちによって背番号と同じ14回を2セット胴上げされた中村は場内を一周。ファン・サポーターとの別れを惜しんだ。セレモニーを終えた後、中村は記者会見に登場し、「もう何だろ。すごいことが起きたんだなと。感情が揺さぶられて、心地よい疲労感で気持ちよかった。一生忘れられない光景がまたひとつ増えました。本当に引退するんだなと」と率直な感想を語った。さらに「夢見心地。今もフワっとしている。本当に感謝しかない。本当に幸せ者だなと。入れてくれたのもそうだし、ここまで大きく育ててくれたのもそう。僕も還元していかないといけない」と続けた。泣いたことを指摘されると、「泣かない方がおかしい(笑)。感情を揺さぶられすぎて、わけがわからなくなかった。みんなの思いがありがたすぎて。基本泣き虫だから、案の定泣きました」と頬を緩めた。チームを代表してメッセージを送る小林悠(川崎フロンターレ) (C)J.LEAGUE小林からのメッセージについて質問されと、「いつ泣くかなと見ていたが、あいつにしか話せない話をしてくれたので、僕も感極まった。僕の方こそ感謝している。彼が優勝させてくれたんで」と言い、龍剛くんの手紙について問われると、「息子の文章力の高さにちょっと引いた(笑)。彼が息子であることを僕は誇りに思う。もちろん妻もふたりの娘もそう。4人がいなければ、僕はここまでがんばれなかった。心の底から感謝している」と振り返った。サッカーを志す子どもたちへメッセージも送った。「僕自身足が遅かったり、体が小さかったりと劣等感を持っていた。劣等感を武器に変えることで道が切り開けて、40歳までやれた。可能性に蓋をせずに、毎日毎日トレーニングしていけば誰でも必ず道は開ける。受け入れてくれる素晴らしいクラブが川崎にはあると伝えたかった」次なる夢の日本代表監督について、コメントを求められると、「過程を経て、タイミングが合って初めてなれるもの。そうなるには本当に勝たないといけないし、評価されないといけない。自分から目指しますなんて軽々しく口にできないが、目指すのは自由」と口にした。大いなる目標の前に、目の前に迫った目標がある。もうひとつのタイトル『天皇杯』である。次なる戦いに向けて、中村は「今日は感情を揺さぶられすぎたので、今日は切り替えられない。明日トレーニングがある。明日からしっかり切り替えていきたい。みんなとサッカーできるのもあと10日。まず準決勝に向けてしっかり準備をして全力で向かっていきたい。(国立での決勝については)正直そこまで考えていない。相手のあることなので、勝てる保証はどこにもない。準決勝、等々力でやるのは最後。そこで全力を尽くすことしか考えていない」とキッパリ。中村憲剛の勇姿が見られるのも最大あと2試合 (C)J.LEAGUE中村憲剛は、そして川崎フロンターレは12月27日(日)・等々力陸上競技場での『天皇杯』準決勝でブラウブリッツ秋田×福山シティFCの勝者と対峙し、1月1日(金・祝)・国立競技場での『天皇杯』決勝を目指す。準決勝のチケットは予定枚数終了、決勝のチケットは12月26日(土)午前10時より一般発売。取材・文:碧山緒里摩(ぴあ)チケット情報
2020年12月22日綾野剛主演映画『ホムンクルス』(2021年4月2日公開)のメインキャストが10日、明らかになった。合わせて、ティザーポスターと30秒の特報映像も公開された。原作は2003年~2011年まで『ビッグコミックスピリッツ』で連載され、累計発行部数400万部超えとなった山本英夫氏による同名漫画。先日、「“魂”を視る主人公を、綾野剛さんが演じてくれるとはピッタリだと思いました」という山本氏のお墨付きのコメントと共に、記憶も感情も失くしたホームレスの主人公を綾野剛が演じると発表された。今回は待望のメインキャスト4名が発表。主人公にトレパネーションを薦める謎めいた医学生・伊藤学役には、『カツベン!』(2019)などで数々の映画賞を受賞し、現在NHK連続テレビ小説『おちょやん』(総合 毎週月~土曜8:00~ほか)にも出演中の若手実力派俳優・成田凌。さらに、劇中“謎の女”として登場するのは『愛がなんだ』(2019)や『空に住む』(2020)などで注目を集める岸井ゆきの。主人公に関わっていく女子高生役に、『心が叫びたがってるんだ。』(2017)や『記憶の技法』(2020)などで女優としても活躍しているE-girlsパフォーマー・石井杏奈。主人公に意外な深層心理を見られてしまうヤクザの組長役には『海難1890』(2015)や『きのう何食べた?』(2019)などドラマ・映画・舞台と幅広くその存在感を放つ名優、内野聖陽が発表された。このキャスト陣に清水崇監督も「旬な熱量と存在感、センスと実力において、この俳優陣がベストだと思っています」と太鼓判を押す。合わせて、医学生の「記憶ないんですよね」という台詞から始まる30秒の特報映像も公開された。原作の世界観を最大限に引き出すスタイリッシュでスピード感のある映像となっており、心の闇が視覚化する衝撃のサイコミステリーに期待が高まる。今回発表された4人のキャストからのコメントは以下の通り。■成田凌コメント僕が演じた派手で臆病な伊藤という人間は、僕自身抱えたことのないトラウマがあり、冷静であるが故の起伏の激しさがある、常に矛盾と戦い生きている人です。僕は普通に生きたいですが、本作は人間というものを、思い出させてくれるような、とても興味深い作品だと思います。■岸井ゆきのコメント今回の現場では、チームのみんなが集まってその場面を共有し、整理しながらひとつひとつのシーンを作っていく現場だったので、毎回少しのずれもしっかり相談することができ、素直に役に挑めました。私が演じる役は、名越との出会いをきっかけに自分の過去と向き合うことになるのですが、多くは語らない曖昧な記憶との戦いを、短いシーンでどう表現するか悩みました。もし自分に脳内覚醒・第六感が芽生えたら、もうこの世にはいない祖母や祖父ともう一度話せたらいいなあと思いますが、オバケが見えるのは御免なのでこのままでいい、のか……むずかしいところです。■石井杏奈コメント監督は、優しく寄り添ってくださり、細かい目の動きや手の動きも演じながら一緒に考え、演出していただきました。現実の世界とホムンクルスの世界との演じ分けが少し大変でした。多感な時期ならではの隠れた我慢や発散に共感し肯定しながら、自分の過去を思い出しつつ作りました。もし自分に脳内覚醒・第六感が芽生えたら、毎日癒しを貰っている愛犬のうちに秘めた想いやコンプレックスを見てみたいです。■内野聖陽コメント「人はそれぞれの心に化け物を持っている」という視点がとても面白い。私の役は、組長といういかついキャラですが、その深層心理には意外なものを持っています。そこに惹かれました。「呪怨」の清水崇監督が作られるのですから、これはゾッとするようなリアリティーのある映像世界になるに違いないと、ワクワクする思いで参加させて頂きました。もし自分にホムンクルスが見えるようになったら、人生毎日が楽しすぎて刺激が強すぎますよねぇ。(C)2021 山本英夫・小学館/エイベックス・ピクチャーズ
2020年12月11日『MOTHER マザー』『新聞記者』など鋭い視点で現代を表現するスターサンズと、日本アカデミー賞6冠に輝いた『新聞記者』のスタッフが再集結して新たに描く映画『ヤクザと家族 The Family』が2021年1月29日(金)に公開される。この度、本作の魅力を掘り下げるYouTube番組『週刊ヤクザと家族!』の配信が決定した。本作は、ヤクザという生き方を選んだ男の3つの時代にわたる壮大なヒューマンストーリー。主人公・山本賢治は、荒れた少年期に地元のヤクザの親分から手を差し伸べてもらったことで心の救いを得て父子の契りを結ぶ。時は移り、ヤクザとして名をあげていく賢治にも愛する自分の家族ができるが、その生き方は様々な矛盾をおこし始め、組の存続を巡る因縁の敵との戦いの中、ヤクザであることと、かけがえのないものを選択するような状況を突きつけられていく。そんな山本賢治役には、今回初のヤクザ役となる綾野剛。山本に “家族”という居場所を与えた柴咲組組長・柴咲博を、ヤクザ役は43年ぶりとなる舘ひろし。主題歌には綾野自らオファーしたという常田大希率いる音楽集団・millennium paradeが書き下ろした楽曲で本作を彩る。YouTube番組『週刊ヤクザと家族!』は、綾野本人が「渾身の作品」と言わしめた本作の魅力を掘り下げ、かつ綾野剛、舘ひろし、磯村勇斗ら主要キャストや、監督をはじめとするスタッフが見どころを自ら語っていく。12月18日(金)に初回を迎える『週刊ヤクザと家族!』直前、第0回の配信では、映画プレゼンターとして多数の映画を観ては添削してきた赤ペン瀧川が、映画の見どころを楽しく解説する。また、番組の最後には、次回ゲストの紹介などを予定しており、12月18日(金)の初回配信から映画公開までを盛り上げる。『週刊ヤクザと家族!』配信日:毎週金曜日13時配信第0回:12月11日(金) ナビゲーター:赤ペン瀧川(映画プレゼンター)※映画公開期間限定での配信『ヤクザと家族 The Family』2021年1月29日(金)公開
2020年12月10日綾野剛と星野源がW主演を務め、バディを組み人気を博したTBS系金曜ドラマ「MIU404」が、来年1月3日(日)4時から全話一挙放送することが決定した。6月に放送された本作は、野木亜紀子によるオリジナル脚本ドラマ。犯人逮捕に全てを懸ける初動捜査のプロフェッショナル「機動捜査隊」(機捜)が、24時間というタイムリミットの中で事件解決を目指す、1話完結のノンストップ機捜エンターテインメントだ。綾野さん演じる伊吹、星野さん演じる志摩をはじめ、九重世人(岡田健史)、桔梗ゆづる(麻生久美子)、陣馬耕平(橋本じゅん)ら“4機捜”の個性豊かなメンバーたちの活躍はもちろん、黒川智花、菅田将暉らレギュラーキャスト、そして松下洸平、大倉孝二、吉田ウーロン太、美村里江、村上虹郎、りょう、飯尾和樹(ずん)らゲストたちの登場も話題になった。「MIU404」全話一挙放送SPは2021年1月3日(日)4時~15時までTBSにて放送。※一部放送されない地域あり(cinemacafe.net)
2020年12月04日