黒木華と杉野遥亮が姉弟役で出演するドラマ「僕の姉ちゃん」が、本日9月24日(金)より「Amazon Prime Video」にて先行配信スタート。これに併せて、姉弟の家の中と外の様子を切り取った場面写真が一挙公開された。本作は、年の離れた姉弟が束の間の二人暮らしをする日々を描いた、益田ミリの同名漫画が原作。姉・ちはるを黒木さん、弟・順平を杉野さんが演じるほか、久保田紗友、若林拓也、平岩紙、渡辺大知、遊屋慎太郎、片桐仁、湯川ひな、春原愛良、藤間爽子が出演している。家の中と家の外でのギャップも見どころのひとつとなっている本作。今回到着した場面写真では、外での“かっちりモード”な姉弟それぞれのカットや、家で食べたり寝転んだりとくつろぐ“ゆったりモード”な姉弟が写し出されている。「僕の姉ちゃん」は9月24日(金)よりAmazon Prime Videoにて全話一挙先行配信。2022年、テレビ東京にて放送予定。(cinemacafe.net)
2021年09月24日藤原竜也&松山ケンイチW主演、神木隆之介も出演する新感覚サスペンスエンターテインメント映画『ノイズ』。この度、黒木華と永瀬正敏が本作に出演していることが明らかになった。藤原さん、松山さん、神木さんが幼なじみを演じることが発表されている本作。今回新たに出演が発表された黒木さんが演じるのは、圭太(藤原さん)の優しい妻・泉加奈。夫役の藤原さんについては「家族とのシーンではいいお父さんの顔でしたが、純と真一郎とのシーンでは全く違う顔になっていて、俳優としていろんな顔を持っている方だなと思いました」と印象を明かし、「もちろん台本を読んで演じましたが、どんな映画になっているのか想像がつかない部分も多かったので、実際の作品をみてこんな風になっていたのかと驚きました」とコメントしている。そして永瀬さんが、圭太たち幼なじみ3人を追い詰める県警の刑事・畠山努を演じる。突如、姿を消した元受刑者・小御坂睦夫の後を追い、圭太たちの住む猪狩島に訪れるが、3人の挙動に不信感を覚える。「座長の藤原竜也さん、松山ケンイチさんの作り出す暖かい雰囲気と神木隆之介さんを始め共演者・スタッフの皆さんの御心遣いで内容とは真逆のここち良い時間を過ごす事が出来ました」と撮影をふり返った永瀬さんは、「現代における様々な問題点が凝縮された本作品。参加させて頂き、感謝しています」と話している。『ノイズ』は2022年1月28日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ノイズ(2022) 2022年1月28日より全国にて公開©筒井哲也/集英社©2022映画「ノイズ」製作委員会
2021年09月23日悩み多き女性のためにパート主婦が開発美と健康のマルシェ「itscoco -イツココ-」を運営する株式会社GWFは、オールインワンフェイスマスク『肌の華(はだのか)』を9月16日に同オンラインショップで発売した。「itscoco」は、利用者の美容と健康についての悩みに寄り添えるショップをめざしている。美容と健康をサポートするために自社企画・開発の化粧品や健康食品のほか、暮らしを豊かにするアイテムを提供している。即効性と持続性を兼ね備えたマスク『肌の華』は、肌に優しい厚手のコットン100%シートを使用しており、天然由来90%の高保湿美容乳液をたっぷりと染み込ませている。ハリや引き締め成分も贅沢に配合し、しっとりうるうる肌へ導いてくれる。マスクは、肌に吸い付くようなつけ心地。つけた瞬間から肌がごちそうを食べているような、贅沢でリッチなうるおい感に包まれる。週に1回10分のフェイスケアで肌にたっぷりと栄養補給ができる。アルコールフリー・無香料・無着色・無鉱物油・パラベンフリーなので、肌が敏感な人にもオススメである。販売価格は、3枚セット(30ml/枚)で、3,300円(税込み)。(画像はプレスリリースより)【参考】※プレスリリース株式会社GWF※美と健康のマルシェ itscoco
2021年09月19日黒木華・柄本佑がW主演を務める『先生、私の隣に座っていただけませんか?』より、本編映像が解禁となった。黒木華と柄本佑が結婚5年目の漫画家夫婦を演じ、夫の不倫をモチーフにした新作漫画を描く妻とそれを読む夫の心理的な攻防が描かれる本作。今回解禁となったのは、こっそり妻の新作漫画を盗み見してしまった柄本さん演じる夫が妻の不倫を疑い自動車教習所で大パニックとなる本編映像。動揺した俊夫が、血相を変えて妻・佐和子が通う自動車教習所に乗り込むシーンから始まる。佐和子の描いた漫画を読んで彼女の不倫を疑い、居ても立っても居られずに教習所に向かった俊夫は、急いで車を停めると一目散に教習所内のコースに駆け出し、佐和子が乗っている車を探して目を凝らす。遠くの車を確認するため、咄嗟にスマホのカメラのズーム機能を使う描写も絶妙にリアルだ。そうして、ようやく妻を発見した俊夫だったが、我に返り、慌ててのぼり旗の陰に身を潜める。次の瞬間、妻と一緒に車から出てきたのは、ついさっきまで自分が盗み見していた妻の漫画に登場する教習所の若い先生と瓜二つの男だった…。まるで漫画の展開が現実のもののように感じられるほど仲睦まじい2人を見て、俊夫は愕然と膝から崩れ落ちる。右往左往する俊夫の姿はコミカルで、自分も不倫をしている身でありながらパニック状態に陥るどこか憎めない俊夫という人間味溢れるキャラクターをよく表している。ハラハラドキドキ、笑いと恐怖が見事なバランスで共存する夫婦の心理戦にぜひ注目してほしい。『先生、私の隣に座っていただけませんか?』は新宿ピカデリーほか全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:先生、私の隣に座っていただけませんか? 2021年9月10日より新宿ピカデリーほか全国にて公開(C)2021「先生、私の隣に座っていただけませんか?」製作委員会
2021年09月13日映画『先生、私の隣に座っていただけませんか?』(9月10日公開)の公開記念舞台挨拶が11日に都内で行われ、黒木華、柄本佑、金子大地、奈緒、風吹ジュン、堀江貴大監督が登場した。同作はTSUTAYA CREATORS’ PROGRAM FILM 2018 準グランプリ受賞作品で、脚本・監督は堀江貴大が務める。少女漫画家・佐和子(黒木)の新作漫画のタイトルは「先生、私の隣に座っていただけませんか?」それは、結婚5年目になる佐和子の夫・俊夫(柄本)と編集者・千佳との不倫現場をリアルに描いたものだった。さらに物語は、佐和子と自動車教習所の先生との淡い恋へ急展開。完全な創作か妄想か、それとも夫の不貞に対する佐和子流の復讐なのか、恐怖と嫉妬に震える俊夫は、やがて現実と漫画の境界が曖昧になっていく。黒木は、柄本と結婚5年目の夫婦を演じたが「違和感なく(柄本の)そばにいることができたと思います。『いるな』と思いながら、互いを変に意識せずにいられた」と語り、柄本も「僕も同じ印象で、すんなり夫婦の感じを出せたなと思います。役柄の話とかはほとんどせず、漫画の話とか世間話をする方がお芝居につながっていたのかも」と自然体のままで夫婦でいられたと振り返る。柄本が演じる俊夫は、佐和子の担当編集の千佳(奈緒)と不倫をしており、観客に嫌われそうな役どころなのだが、どこか不思議な憎めなさを醸し出している。柄本は「とにかく、俊夫が100%よくないんです。こんな事態を起こしてるから。でも、監督と最初に話をして、ただの悪人じゃなく、観終わった方が『しょうがねぇヤツだな……』と人間的な方向に落とし込めたらと思っていました」と語る。それに対し堀江監督は「俊夫が悪いんですけど、断罪はしたくない。こんな愛すべきキャラになったのは、柄本さんが演じてくださったおかげ」と柄本を称えたが、柄本は「黒木さんのシルエットというか……ホントに何考えてるのかわかんないんです。なので、身を任せて黒木さんを見てれば、こちらが自然と不安になるし、汗がにじむんですね。引っ張っていただいたのは、黒木さんによる部分が大きいかなと思います」と感謝の気持ちを口にしていた。一方で、黒木は奈緒が演じる編集者・千佳のパーソナリティに言及。「あっけらかんとしてて『これは、俊夫さんが(千佳の元に)行ってしまうだろうなと思わせる説得力があった」と明かし、柄本も「撮影現場でも『結局、一番楽しんでるのは千佳じゃないか?』という話になった」と黒木の指摘に同意し「こんなに健康的に不倫する人いるんだ? 爽やかな不倫だなと思いました」と感嘆する。その千佳を演じた奈緒は当初、不倫相手の女性役と聞いて「どういう女の子なのかな?」と思ったそうだが「こんな不倫相手は見たことない! というくらい、違うベクトルで突っ走ってる子でした」と笑う。「(演じていて)すごく楽しかったですけど、楽しめたのは黒木さんと柄本さんに受け止めてもらえて自由にやれたからです。黒木さんとの対面シーンは、本当に佐和子先生が何を考えてるかわかんなくて、俊夫さんは冷や汗かもしれないけど、千佳としては担当編集者として嬉しくなる、ワクワクする感じで、お芝居してて楽しかったです」と振り返った。金子は自動車教習所の新谷を演じたが「本読みをして、監督に新谷のことを聞いたら『現実にいるかどうかわからない青年をやってくれ」と言われまして……。佐和子が漫画を描いているので『漫画から飛び出したような?』と聞いたら『いや、そうじゃない』と言われ、どういうことなんだろ…? と。でも、ギリギリまで監督が寄り添ってくださって演じられたかなと思います」と充実した表情を見せた。佐和子の母を演じた風吹は、撮影を振り返り「現場がなごやかで、合宿のようでした。柄本さんの人柄も大きかったと思うけど、畳のところにいると和やかでおうちにいるみたいでした。懐かしいです」と笑顔で振り返った。
2021年09月11日来春上演予定の「劇団た組」主宰・加藤拓也最新作「もはやしずか」の出演者が発表された。康二と麻衣は、不妊治療を経て子どもを授かるが、出生前診断によって障がいを持っている可能性を示される。康二は、過去のとある経験から出産に反対するが、そのことを知らない麻衣は反対を押し切り、出産を決意。そして麻衣は康二へ離婚を申し込む。それから1年後、麻衣は康二の親を連れて、子どもを一目見て欲しいと康二を訪ねに来る。康二は会いたくないと拒否をするが…。本作は、現代の夫婦における問題をベースに、家族、そして自分自身の存在意義を問いかける。演劇から映像までボーダーレスに活動する加藤さんと、俳優・橋本淳がタッグを組む本作。今回の企画は、2018年、橋本さんが客演した「劇団た組」の公演後、加藤さんより「ふたたび演劇公演での再会を」とラブコールを受け、始動。劇団で発表する作品とはまた異なった形で、新たな作品に挑戦する。橋本さんをはじめ、加藤さんと橋本さんの熱烈なオファーを受け、黒木華が出演。また昨年、加藤作品 劇団た組「誰にも知られず死ぬ朝」で7年ぶりに舞台出演を果たした安達祐実。加藤さんが脚本・演出を担当したドラマ「きれいのくに」に出演した平原テツ。ほかにも、藤谷理子、天野はな、上田遥が出演することが分かった。<キャスト・演出家コメント>▼加藤拓也自分の劇団で一作品やってから、橋本さんとまたやりたいですねと常日頃から約束していて、一旦ドラマと去年のイレギュラーで実現した演劇を無視しますと、劇団公演から4年経ってようやく約束が実現しました。今のところ劇団の時より良い感じになってしまうんじゃないかという空気が界隈に漂い始めており、私も劇団でこんな風に書けたら良かったのに、とそういう気持ちで日々寝たり起きたりしています。▼橋本淳加藤拓也氏と組むのは何度目だろうか。毎度濃厚な時間と期間を過ごさせてくれる彼の作品に、また参加出来ることを幸せに思います。しかし参加する度に自分の寿命が削れていく。。それくらいのものを出し切る覚悟がないと、加藤作品とは対峙が出来ない。険しい道のりでしょうが、強力で強靭で信頼厚い共演者の皆様と共に、乗りこなしたいと思います。混沌を、是非ご期待ください。▼黒木華橋本淳こと、あっちゃんとは舞台「飛龍伝」で出会い、「書く女」で共演した際も素敵なお芝居をされる方だなと思っていました。そんなあっちゃんと、がっつりお芝居を、しかも、加藤拓也さんの演出でできるなんて、と今から胸が高鳴ります。橋本さんの胸をお借りしつつ、加藤さんの世界を味わい尽くせたらと思います。▼安達祐実命に直面する。それは、喜ばしいこともあるし、恐ろしいこともある。都合良く扱ってはいけないけど、逃げたくなることもある。ほんの一瞬を掴みそこねた、その重大さに愕然とする。後悔と悲しみで重苦しく澱んだ心と、どう向き合うべきなのか。加藤拓也さんの舞台は、今回で2度目になります。今から楽しみにしています。▼平原テツそれぞれの人物にその人なりの正義があり、どちらが正しいのか何が正解なのか分からなくなって感情グチャグチャになります。本当に凄い作品になると思います。これを素晴らしいキャストと演じられる事が本当に楽しみです。舞台「もはやしずか」は2022年4月、シアタートラムにて上演予定。(cinemacafe.net)
2021年09月06日黒木華・柄本佑がW主演を務める映画『先生、私の隣に座っていただけませんか?』から、黒木さん演じる主人公で人気漫画家の佐和子が、通い始めた自動車教習所の若い先生(金子大地)と急接近。甘い海辺デートのシーンを収めた本編映像が解禁となった。夫・俊夫(柄本佑)が自分の担当編集者(奈緒)と不倫をしていることを知ってしまった佐和子。ほどなくして、母(風吹ジュン)のケガをきっかけに東京を離れ、夫婦で佐和子の実家で暮らすようになる。運転免許を持っていなかった佐和子は、通い始めた自動車教習所で若くして先生を務める新谷と出会い、優しく熱心な指導、そしてたわいない会話を重ねていくことで徐々に親密になっていくのだが…。今回解禁となったのは、人気漫画家の佐和子(黒木さん)が自動車教習所で出会った新谷先生(金子さん)と海辺で仲睦まじくデートする様子を収めた本編映像。映像はキラキラと光る綺麗な水面がのぞく橋の上を、初心者マークを付けた1台の車がゆっくりと進んでいくシーンから始まる。楽し気な笑みを浮かべて運転する佐和子、そしてそれを助手席で見守る新谷、という微笑ましいカットがアラタアキの漫画で表現され、差し込まれる。普段はクールで感情が読みにくい佐和子だが、新谷の前では無邪気にはしゃいでいる。やがてふたりは手を繋ぎ寄り添いながら桟橋を渡り、佐和子がそっと新谷の肩に顔をもたれかかるカットで締めくくられる本映像。佐和子と新谷との危うい甘い恋模様を描いた、どこか儚げで美しいこのシーンは、果たして現実なのか?それとも佐和子の創作なのか?幻想的な夕焼けの時間と相まって、いっそうその境が曖昧に映し出されている。『先生、私の隣に座っていただけませんか?』は9月10日(金)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:先生、私の隣に座っていただけませんか? 2021年9月10日より新宿ピカデリーほか全国にて公開(C)2021「先生、私の隣に座っていただけませんか?」製作委員会
2021年09月03日黒木華×柄本佑がダブル主演を務める映画『先生、私の隣に座っていただけませんか?』。この度、黒木さん演じる主人公で人気漫画家の佐和子が、通い始めた自動車教習所で若い先生と淡い恋の発展を予感させる本編映像が解禁された。今回解禁となった映像では「まずは安全確認」と言われ、安全確認を行いハンドルを握るも緊張と恐怖心で体がこわばりアクセルを踏むことが出来ない佐和子(黒木華)に対し、新谷(金子大地)が「気持ちいいんですよ、スピードにのって走るのって、すごく気分がいいんです」と運転の楽しさを伝えるシーンから始まる。さらに、ハンドルに手を置くと「大丈夫です。危ないときは僕がちゃんと守りますから」と新谷が頼もしい言葉をかけると、佐和子の表情がやわらぎ、笑みがこぼれる。佐和子が深呼吸で息を整え、勇気を振り絞りアクセルを踏むが、少し進むとやはり恐怖心が出てしまう。思わず佐和子がブレーキに足を移そうとすると、新谷がそのまま自分の席のアクセルを踏み車はそのまま進み続ける。焦る佐和子だったが、少しずつ落ち着きを取り戻すとスピードにのって軽やかに進む運転に徐々に慣れていく。はじめのこわばった表情とは一転、不安を克服し弾けるような笑顔を見せ、横で見守る新谷も嬉しそうに笑う。優しく、でも熱心で力強い指導を見せる新谷の姿に思わず胸がときめく今回の映像。果たして佐和子と新谷は淡い恋へと発展していくのか?それともこれは漫画家・佐和子の“妄想”なのか?様々な想像を掻き立てる内容となっている。『先生、私の隣に座っていただけませんか?』は9月10日(金)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:先生、私の隣に座っていただけませんか? 2021年9月10日より新宿ピカデリーほか全国にて公開(C)2021「先生、私の隣に座っていただけませんか?」製作委員会
2021年08月27日映画『先生、私の隣に座っていただけませんか?』(9月10日公開)の完成披露試写会が25日に都内で行われ、黒木華、柄本佑、金子大地、奈緒、堀江貴大監督が登場した。同作はTSUTAYA CREATORS’ PROGRAM FILM 2018 準グランプリ受賞作品で、脚本・監督は堀江貴大が務める。少女漫画家・佐和子(黒木)の新作漫画のタイトルは「先生、私の隣に座っていただけませんか?」それは、結婚5年目になる佐和子の夫・俊夫(柄本)と編集者・千佳との不倫現場をリアルに描いたものだった。さらに物語は、佐和子と自動車教習所の先生との淡い恋へ急展開。完全な創作か妄想か、それとも夫の不貞に対する佐和子流の復讐なのか、恐怖と嫉妬に震える俊夫は、やがて現実と漫画の境界が曖昧になっていく。夫の不倫を漫画にする漫画家・佐和子を演じた黒木は「ストーリーが面白くて、登場人物全員が魅力的。読んでいてゾクっとしましたし、脚本を読んだ時に漫画と現実の行き来をどうやって映像化するのかも気になった」と作品に惚れ込んだ様子。佐和子の夫で漫画家・俊夫役の柄本は「不倫している俊夫が100%悪いし、不倫にも向いてない男。ただ鑑賞後には、俊夫の親しみのある人間的なところに触れられたらいいと思ったし、不倫に向いてない馬鹿正直な俊夫を表せれば監督の思い描く俊夫像に近づけると思った」と役柄を紹介した。妻役を演じた黒木は「俊夫さんが右往左往してるところがチャーミングで可愛い」と反応し、柄本は「憎めないでしょ?」とニヤリ。「この作品は、爽快快活健康的不倫ムービーです。不倫を題材にしてここまで気持ちのいい作品はあまりない。本来ならばドロドロ要素が沢山あるはずなのに、そこを突き詰めずに別の視点に振るのが面白い」とオリジナルなストーリーに太鼓判を押していた。佐和子と出会う運転教習所指導官役の金子は「教習所の先生なので、ガチガチの佐和子さんを優しくリードする役柄です。でも撮影では逆で、ガチガチに緊張する僕を黒木さんが優しくほぐすような雰囲気を作ってくれました。黒木さんのことを『先生!』と呼びたいくらい」と感謝。それに黒木は「緊張しているような雰囲気はなかった」と驚くと、金子は「このコメントすら優しい!」と黒木の気遣いに嬉しそうだった。また俊夫の不倫相手で佐和子の担当編集者・千佳役の奈緒は「台本を読み終わったときに『面白い!』と叫んだくらい面白い」と評した。そんな“爽快快活健康的不倫ムービー”にちなんで、この夏に経験した爽快体験について聞かれると、黒木は現在上演中の舞台『ウェンディ&ピーターパン』での経験を挙げ、「空を飛んで爽快。10数メートル飛んでいるので、普段見られない景色が見られる。高いところが好きみたい」と語った。
2021年08月26日9月10日公開の映画『先生、私の隣に座っていただけませんか?』にて結婚5年目で関係がゆらぐ夫婦を演じ、サスペンス展開に夫婦の空気感を吹き込んだふたり。役者として考える、人間ドラマにおける恋愛とは。夫婦を演じた二人が語る、恋愛・夫婦・結婚の話。黒木華さんと柄本佑さんが映画『先生、私の隣に座っていただけませんか?』で演じているのは、結婚5年目を迎えた漫画家の夫婦。これまで同じ作品に出演していたことはあるけれど、共演するのは意外にも初めてのこと。しかし、お互いにどこか親近感があったのだそう。柄本:黒木さんとは以前にうちの弟が共演していたのもあって勝手に親近感を抱いていて、今回の夫婦役は、すーっと入っていけるような気がしていたんですよね。そしたら想像以上に、すんなりなんの違和感もなく入っていけて。黒木:嬉しいです。私もです。柄本さんは最初からとても優しい方で、どっしりと、そして常にフラットに構えてくださり、待ち時間も気負わず、お互いにいい距離感でいられました。ほんわかしたやりとりに、仲の良さが窺えるが、作中の夫婦を取りまく状況はかなり深刻。柄本さん扮する俊夫は、あろうことか黒木さん扮する佐和子の担当編集者と浮気をしている。そんななか、佐和子が不倫をテーマに新しい漫画を描き始め、その設定が自分たちに酷似しているため、俊夫は浮気がバレたのではと疑心暗鬼に。そしてついに漫画の中に、佐和子の浮気相手(!?)が登場し…。柄本:俊夫さんの立場で見ていると、佐和子さんの言動がいちいち「こうくるか!」ってことばかりで。核心は突かれないのに、気づいたらコーナーにまで追い込まれていたような感覚がありました。黒木:フフフ…(笑)。柄本:ずっと何も聞かず何も言わず、意味深な行動をとってきた佐和子さんが、いよいよ「俊夫くんは本当に不倫してるの?」って核心に迫る場面があるじゃないですか。あの時の黒木さんの言い方があまりにもまっすぐで、こんなにストレートに来るのかぁって。餌で誘導されて、上からパタッて籠が落とされたみたいな(笑)。黒木:そこまで計算してたわけではないですが、何気ない感じで聞くほうが辛いだろうなと思って。その後の二人のやり取りで、俊夫さんが佐和子に即答するシーン、私、あの時驚いたし、何だかすごく傷ついたんですよね。あんなに何の逡巡もなくすぐに嘘をつくんだっていうことがショックで…。柄本:長いシーンだったのもあって、やってるうちに自然とああなったんです。でも俊夫の見え方として、極力愚かしいほうがいいので流れとしてはよかったのかなと。黒木:そうですね。柄本:冷静に見ると、どう考えても不倫に向かない男なんですよね。なんか流れでうっかり不倫しちゃったけど、根本的に嘘をつけない正直者というか。だからどう見ても俊夫が悪いんだけど、観終わった後に、憎めない奴だなってところに落とし込めたらいいなって。黒木:私は、俊夫さんの想像の中の佐和子なのかリアルな佐和子なのか、観てる方がどっち?となるような微妙な振れ幅について監督とよく話していました。佐和子自身の気持ちの揺れも表に出すぎないよう気をつけました。柄本:黒木さんがそのゾーンに入れば入るほど、俊夫としてはドキドキで…。佐和子の言動いっこいっこに驚いちゃうっていう(笑)。黒木:めっちゃ汗かいてましたね。柄本:じつはこの夫婦って、コトが始まる前の、世話(日常の些細なやりとり)な部分ってあまり描かれていないんですよね。ただ、佐和子さんの行動原理の中に夫婦を意識したものがあって、そこでふたりの普段の関係性みたいなものが見えてくるのがおもしろくて。黒木:確かに。ふたりで佐和子の実家に帰ってくる場面で、亀の水槽を俊夫さんが持っているんですが、現場でそれを佐和子が手伝うか手伝わないかって話になって。結果的に手伝わないんですが、「持てるよね?」と言葉を交わさなくてもいい夫婦の距離感が、そこに見えたりするのはおもしろいですよね。作中の夫婦関係は危険水域だけど、恋愛関係、そして結婚生活をうまく続けていくには、どうしたらいいと思いますか?そして恋愛がもたらしてくれるものとは何だと思いますか?黒木:これは恋愛に限らずだと思いますが、お互いに思っていることを素直に伝え合い、会話をするということが一番大事だと思います。あと、相手の言葉をいったんきちんと受け止めるってことですかね。柄本:ウチで言ったら…無理しないっていうことかなぁ。それでも生活を共にするとお互いに無理しちゃう部分は出てくる。でもだからこそ、そこを意識しておくってことが大事なのかなって。黒木:恋愛すると、私は相手のことをよく考えるようになるので、いろんな経験値が上がっていくと思っていて、その経験が役者として役に立つことも多いです。あと、家族や友達とも違う相手と、考え方や趣味を共有したり、逆にこれが合わないなって知ったりすることもあって、単純に自分の世界が広がります。柄本:これは結婚してから思ったことだけど、結婚がもたらしてくれた自由っていうのはあったかなって。付き合ってる時は、お互いに「一緒にいなきゃ」みたいな意識が強かった気がするんだけど、結婚してからは、それぞれ別々に飲みに行くことが増えて、感覚的に自由になった気がしてて。ウチだけのことかもしれないけれど、それは結構意外だったかも。黒木:いいですね。柄本:なんかね、結婚生活楽しいよ。安心感がちょっと違う。自分を一番よく理解してくれる仲間みたいな存在ができた感じ。黒木:素敵ですね。羨ましいです。そんなおふたりに、役者として恋愛作品に取り組む時の想いも伺ってみる。柄本:恋愛ものっていう恋愛もの、そんなやってきてないから…。黒木:私の場合、自分の役割として、観てくださる方が投影しやすいようにということは意識しているかもしれません。あとは、監督、カメラマンさんにおまかせするのみです。柄本:わかる、そこ大事!俺も頑張るけど限界あるぜ。照明とか角度重要だぞ!何卒、よろしくお願いいたします、と(笑)。『先生、私の隣に座っていただけませんか?』2018年にTSUTAYA CREATORS’ PROGRAM FILMで準グランプリ受賞の、新進気鋭の映画作家・堀江貴大さんによるオリジナル作品。夫の不倫から始まった漫画家夫婦のヒリヒリするような心理戦は、サスペンス的なおもしろさも。9月10日よりロードショー。えもと・たすく東京都出身。11/3公開の映画『川っぺりムコリッタ』、来年公開予定の映画『真夜中乙女戦争』など、今後も出演作が相次ぐ。くろき・はる1990年3月14日生まれ。大阪府出身。9/5まで、舞台『ウェンディ&ピーターパン』に出演中。9/28~30に朗読劇『湯布院奇行』への出演も控える。黒木さん・ドレス¥86,900ブーツ¥126,500(共にSacai TEL:03・6418・5977)Tough Ear Cuff¥152,900Attack Ring¥218,900Attack Ring¥272,800Noise Ring¥269,500(以上RIEFE JEWELLERY/リーフェ ジュエリー TEL:03・6820・0889)柄本さん・シャツ¥18,700(サウス2ウエスト8 TEL:011・280・7577)モックネックニット¥20,900(ニードルズ/ネペンテス TEL:03・3400・7227)パンツ¥30,800シューズ¥30,800(共にエンジニアドガーメンツ TEL:03・6419・1798)※『anan』2021年8月25日号より。写真・田邊 剛スタイリスト・申谷弘美(黒木さん)林 道雄(柄本さん)ヘア&メイク・新井克英(黒木さん)星野加奈子(柄本さん)取材、文・望月リサ(by anan編集部)
2021年08月23日名作『ピーターパン』の小説版をウェンディの視点から翻案。『ウェンディ&ピーターパン』として上演された舞台は、目の肥えたロンドンの観客たちを魅了した。そしてついに日本版の上演が決定。ロンドン版同様、演出をジョナサン・マンビィが担う。そこでタイトルロールのウェンディを演じる、黒木華に話を訊いた。演出のマンビィとの舞台づくりは、16年の『るつぼ』で経験済みの黒木。当時を振り返る口調は、マンビィへの厚い信頼に溢れている。「すごく丁寧で、役者それぞれのいいところを見つけて、引き出してくれる。物語が広がっていく感じが、とても楽しくて。当時からまた一緒にやりたいですねと話していたので、ジョナサンにとってとても大事なこの作品で、再びご一緒出来ることが本当に嬉しいです」黒木演じるウェンディが、ダーリング家の長女であることは原作と変わりない。しかしその描かれ方は大きく異なる。「稽古をしている中でウェンディは、家族に大きな影響を与える存在だと感じています。壊れかけた家族を自分がなんとかしないといけないと思っている。ネバーランドに行き、その問題をどう打開していくのか。それがこのウェンディを演じる上でのテーマだと思っています」そんなウェンディにとってピーターパンとは、どういった存在なのだろうか。「ウェンディの想像の中の登場人物なのかなと思います。だからピーターは、ウェンディが理想とする、魅力的な男の子なのかなと。ロストボーイズたちに『お母さんになって』と言われた時に、『(私がお母さんなら)あなたはお父さんになってくれるでしょ?』と駆け引きしたり。そのやり取りがすごくかわいらしく、面白いなと思いました」作家のエラ・ヒクソンが本作を書き上げたのは28歳の時。そんな若い視点が、この古典とも言える名作に、新たな疑問を投げかけている。「女性の社会的な立場や成長に、作家のエラさんが注目されているのを感じます。ある男の子が恋に落ちる瞬間、相手の女の子がアイロンがけをしている姿が目に浮かぶ、というシーンがあるのですが、そのことに疑問を持たない方もいるわけですよね。女性がアイロンがけをするものだと。またウェンディのお母さんは、母親であると同時に、自分が社会の中でどう生きていくか模索する姿が描かれています。そういったところがこれまでの『ピーターパン』にはない、興味深い点だと思います」取材・文:野上瑠美子
2021年08月16日黒木華と中島裕翔(Hey! Say! JUMP)がダブル主演を務める『ウェンディ&ピーターパン』が8月13日(金)に開幕する。本作は、世界的傑作『ピーターパン』の小説版(作:ジェームス・マシュー・バリー)を、ロンドンで注目の若手作家・演出家のエラ・ヒクソンが新たにウェンディの視点から翻案し、2013年に英国ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーが上演した話題作で、今回が日本初演となる。演出を手掛けるのは、ロンドンでの初演・再演でも演出を務めたジョナサン・マンビィ。稽古の真っただ中である7月下旬、ウェンディを演じる黒木華に話を聞いた。「女性がアイロンをかけるものだ」というところに疑問を持って描かれている――出演が決まった時のお気持ちをお聞かせください。ジョナサン(・マンビィ)と『るつぼ』(’16年)でご一緒した時から「また一緒に仕事したいね」と話していたので、こうやってまたご一緒できることが嬉しかったです。『ピーターパン』というみんなが知っている夢のある作品を、新しいカタチでできるのも刺激的だなと思いました。――ジョナサン・マンビィさんの演出はどのようなところが魅力ですか?とても丁寧で、役者それぞれの良いところを見つけ、引き出してくれます。役者の挑戦を喜んで楽しんで聞いてくださるのもすごくいいなと思います。ジョナサンにとってこの作品はすごく大きな意味のある舞台とのことで、ジョナサンがいろいろ模索している様子が伝わってきます。――この作品は、『ピーターパン』をウェンディの視点から翻案したものですが、『ピーターパン』との違いを黒木さんはどのように感じられましたか?私の中の『ピーターパン』はディズニーの印象が強くて、子供のための物語であり……夢の世界に誘われるイメージでしたが、この作品ではエラ(・ヒクソン)さんが“女性”に注目し、女性の社会的な立場や成長が大きく描かれています。ウェンディやタイガー・リリー、ティンク(ティンカーベル)、お母さんといったそれぞれの女性がきちんと前を向き進んでいくところが、これまでの『ピーターパン』と大きく違うんじゃないかと思います。――印象的なシーンはありますか?ある男性が女性に好意を抱く中で、「アイロンがけをしているところが目に浮かぶ」とポジティブに話すシーンがあるんです。人によっては疑問を持たず、「ああ、温かい家庭を築きたいんだな」と受け取る方もいると思いますが、この作品は、「女性がアイロンをかけるものだ」ということに疑問を持って描かれています。ウェンディが現状をどう打開し、成長していくか――ウェンディ役を演じられるうえで、どこを核として大事にしていきたいですか?稽古をしている中でウェンディは、家族に大きな影響を与える存在だと感じています。壊れかけた家族を自分がなんとかしないといけないという思いを、ネバーランドに着いてからも持ち続けていて、現状をどう打開し、どう成長していくかという過程を見せていくことが大事だと思っています。――ウェンディを演じていて楽しいと思っていることはどこですか?飛びながらのお芝居はしたことがなかったので、大変ではありますが、フライングは楽しいです。あと、ウェンディとタイガー・リリーとティンクの女子3人組のシーンもすごく楽しいですね。男子たちには負けないぞ!という気持ちになっています(笑)。去年、『桜の園』が公演直前で中止になってしまったこともあり、(’20年4月予定だったが上演中止。続いて6月の『ケンジトシ』も上演中止に)、久しぶりの舞台になるので、舞台上の大きな空間で演じることを想像するだけで、とても気分が上がります。――先日通し稽古があったそうですが、全体像が見えて、どんな魅力のある作品だと思われましたか?通してみて、とても忙しい舞台だなと思いました(笑)。そのぶん、お客様は観ていて面白いと思いますし、多くの方に愛される舞台になるんだろうなと感じました。ちゃんと体力をつけないとダメだなというのが正直なところです(笑)。本番に向けてさらにブラッシュアップしていきますし、ジョナサンもより細かく指導してくださると思うので、そこもまた楽しみたいと思っています。――ウェンディにとって、ピーターパンはどんな存在なのでしょうか。今作に関して言いますと、ピーターパンやフックは、ウェンディの想像の中の登場人物なのかなと思います。ウェンディが思う理想のヒーローであり、目の前に現れてほしい人物の象徴なのかなと。フックについて、ジョナサンから「ウェンディが想像する “大人の男の人”。魅力的でちょっと危ない存在」という話を聞いて、ピーターもウェンディと同年代の自分を救ってくれる理想の男の子なのかなと。強くて、アグレッシブで、怖いもの知らずだけどセンシティブな一面もある素敵な男の子なんだと思います。初共演の中島裕翔は「ピーターパンにぴったり」――ピーターパン役の中島裕翔さんとは初共演になりますが、印象をお聞かせください。とても真面目で素直な方だなというのはお芝居から感じます。それに身体能力がすごく高くて、殺陣やフライングなど全部一発で覚えちゃう。ピーターパンにぴったりだなと思いながら見ています。――フックとウェンディの父・ミスター・ダーリング役の堤真一さんの印象もお聞かせください。堤さんとは今までにも何度かご一緒させていただいているので、お父さん役としてすごく安心感があります。堤さんご自身も実生活ではお父さんということもあり、子供とのやり取りもとても自然なので違和感なく、父と娘の関係が築けているように思います。フックとしては、(ウェンディとの立ち回りのシーンもあるが)立ち回りも経験が豊富な方なので、教えていただきながらやっています。――カンパニーはどのような雰囲気ですか? 今回座長でもありますが。あまり座長という自覚がなく、できていることといえば、差し入れするくらいです。若い方が多いので活気に満ちていて、すごく和気あいあいとしています。作品自体もものすごくエネルギーがいるので、稽古中はみんなのパワーがみなぎっています。今回、「シャドウ」というピーターパンの影役の方たちがいらっしゃってシャドウの皆さんがいなかったら舞台が成り立たないと思うぐらい、私たちができないフィジカルな部分を担ってくださっています。シャドウの皆さん含め、すごく明るい現場です。――お客様に「ここが面白い」と伝えたいところはありますか?全部面白いですよ(笑)。見どころがたくさんある作品だと思います。人間模様もそうですし、フライングや殺陣もあります。衣裳や舞台装置もイギリスのスタッフの方々とのコラボレーションでできた素晴らしいものになっています。お子さんだけではなく、大人の方にも楽しんで観ていただける作品になるようがんばっているところです。――冒険のお話ですが、黒木さんが最近された冒険は?最近はあまり外に出られていないので稽古が冒険ですかね(笑)。――では、最近楽しかったことは?楽しかったことも稽古なんです(笑)。舞台が本当に好きなんですよね。――舞台はどんなところが魅力ですか?演じる側として、観る側として、両方お聞かせください。観る側としては、目の前で演者さんが感情を出して動いているところをフィルターなしで生で観られる。その迫力は舞台ならではの伝わり方で、映像にはないものだと思います。そこが一番の魅力ですかね。演じる上での違いは、映画は撮り順が前後することが多いですが、舞台は始まりから終わりまで物語が流れている中にいられるので、私にとってはすごくやりやすいです。――コロナ禍の上演となりますが。お客様に心配なく来ていただくことがとても重要なことだと思います。そのために劇場側も様々な対策をしてくださっているので、安心して来ていただけたらと思います。コロナ禍だからこそ、舞台やエンタテインメントの力を私は信じたいし、信じています。もやもやした気持ちはぬぐえないですし、手放しで「遊びにきてください!」とは言えな状況ですが、こんな時だからこそ、皆さんの心に残る舞台にできればと思っています。日常を忘れられたり、登場人物に自分を重ねたり思いを馳せたりできるのが舞台空間だと思うので、純粋に楽しんでいただけたらなと思います。取材・文:中川實穗撮影:源賀津己DISCOVER WORLD THEATRE vol.11『ウェンディ&ピーターパン』2021年8月13日(金)~2021年9月5日(日)会場:東京・Bunkamuraオーチャードホール
2021年08月13日黒木華主演でドラマ「僕の姉ちゃん」がAmazon Prime Videoにて一挙先行配信、その後テレビ東京にて放送されることが決定した。本作は、年の離れた姉弟が束の間の二人暮らしをする日々を描いた、雑誌「anan」で長期連載中の益田ミリの人気漫画「僕の姉ちゃん」のドラマ化。素朴でまっすぐに育ってきた社会人1年目の弟と、30歳の姉が鋭いツッコミを入れていくユーモラスな会話劇が展開する本作。思わず膝を打つ鋭い「恋愛感」「仕事論」「力の抜き方」など、炸裂する“僕の姉ちゃん”による批評は、大いなる共感を与えること間違いなし。姉・白井ちはる役には、「イチケイのカラス」のエリート裁判官役が記憶に新しい黒木華。姉に翻弄されるが素直に話を聞いてくれる弟・順平を、『羊とオオカミの恋と殺人』『東京リベンジャーズ』の杉野遥亮が演じる。「お姉ちゃんの言葉が凄く沁みて、弟とのやりとりにほっこりしました」と物語の印象を明かした黒木さんは、「私にも弟がいるので、この姉弟の関係を楽しくやれればいいなと思いました」とコメント。そして「二人の会話や、ゆったりとした空気感にクスッと笑っていただけると思います」と視聴者へメッセージを寄せた。また、オファー時をふり返り「面白い作品になる」と確信したという杉野さんは、「自分も順平と似たような経験をしたことがあり、彼の心情をよく理解できたので、スムーズに向きあえました。実は、『僕の姉ちゃん』は他の作品と並行しての撮影で、さらにクランクアップの翌々日から舞台の稽古開始という撮影スケジュールでした。それを知っていたので『さあ、ここから始まる数ヶ月は自分にとって厳しい戦いになるぞ』と思い、『よしっ!』と丹田に、自分自身に力を込めた感覚を覚えています」と思いを語っている。なお監督・脚本は、CMディレクターの吉田善子。さらに『愛唄 -約束のナクヒト-』の清水匡、「グーグーだって猫である」シリーズの高田亮も脚本に参加している。「僕の姉ちゃん」あらすじユーモラスで辛辣な姉・白井ちはると、姉に翻弄されるが素直に話を聞いてくれる弟・白井順平は、両親不在のつかの間、二人暮らしをしている。仕事を終え帰宅した部屋で、お酒を飲み、それぞれ好きなものを食べながら、恋・仕事・趣味・人生にまつわる会話を繰り広げる。姉弟だからこそのぶっちゃけトークで炸裂する姉ちゃんの本音は、一見ひねくれていて意地悪なように聞こえるが、真っ当で、順平は妙に納得してしまう。「僕の姉ちゃん」は9月、Amazon Prime Videoにて全話一挙先行配信予定。2022年、テレビ東京にて放送予定。(cinemacafe.net)
2021年08月11日燃え殻の書き下ろし小説が、成田凌、黒木華を出演者に迎え、朗読劇となることが発表された。作家である「私」が「謎の美女」により現実とも虚構ともつかない世界に誘われるという物語の本作、朗読劇「湯布院奇行」。その主人公、小説家の「私」役を務めるのは、NHK連続テレビ小説『おちょやん』などの好演で全国的な人気を誇る成田凌。そして彼を翻弄する「謎の美女」役を、映画・ドラマ・舞台と数多くの作品で主演を務める実力派女優・黒木華が演じる。脚色は『シリーズ江戸川乱歩短編集』の奇才・佐藤佐吉、演出を映画『花束みたいな恋をした』の土井裕泰が務める。9月28日(火)から30日(木)まで新国立劇場 中劇場にて。●コメント成田凌脚本を読ませていただき、次の行にどんな言葉が来るのか、わくわくが止まりませんでした。少し不気味で、美しく愛おしい、湯布院奇行という旅に没入していただきたいです。信頼できるスタッフ、心強い共演者と共に、初の朗読劇を楽しみたいと思います。黒木華土井監督と成田凌さんと朗読劇という形で、燃え殻さんの不思議で色気のある世界をどう広げられるのか、想像を膨らませて楽しみたいと思います。燃え殻宛のない物語を書いてしまったのは、去年の夏のことでした。今回のプロデューサーの佐井さんに、その物語を送ったことですべてが始まりました。素晴らしいスタッフの方々、出演者の皆さまと一緒に作品作りができることを、期待半分、恐怖(武者震いと思いたい)半分で、いまから楽しみにしております。佐藤佐吉デビュー作からファンだった燃え殻さんの原作。演出が土井裕泰監督。脚本のお話をいただいた時お断りする理由は全くなかったので即答でお引き受けしました。今までとはちょっと肌触りの違う燃え殻ワールドご堪能ください。土井裕泰「これを朗読劇にしたいのです」とある日私のPCに送られてきたファイルには“湯布院奇行”という標題が記されていて、その時抱えていたままならぬ仕事のままならなさにほとほと疲弊しきっていた私は、何かから逃れるように、縋るようにそのファイルを開き、頁をめくってしまった。そしてその日から、この不可思議な「湯布院」の物語と人間たちが私の中に棲みついてしまったのです。成田凌、黒木華という敬愛する俳優達との、この奇しき道行きがどこにたどり着くのか、「朗読劇」という新しい扉の前で立ち竦みながらも、わくわくと震えが止まらないでいるのです。朗読劇 「湯布院奇行」9月28日(火)〜9月30日(木)原作:燃え殻脚本:佐藤佐吉演出:土井裕泰出演:成田凌、黒木華会場:新国立劇場 中劇場公式サイト:
2021年07月20日成田凌と黒木華が出演する朗読劇「湯布院奇行」の上演が決定した。本作は、作家である「私」が、「謎の美女」により、現実とも虚構ともつかない世界に誘われるという物語。「ボクたちはみんな大人になれなかった」の燃え殻による書き下ろし原作を、「シリーズ江戸川乱歩短編集」の奇才・佐藤佐吉が脚色し、『花束みたいな恋をした』の土井裕泰の舞台初演出という、豪華クリエイター陣が集結している。そして、『くれなずめ』『竜とそばかすの姫』、連続テレビ小説「おちょやん」などに出演する成田さんが、小説家の「私」。「凪のお暇」「イチケイのカラス」が話題となり、今後は主演映画『先生、私の隣に座っていただけませんか?』の公開を控える黒木さんが、彼を翻弄する「謎の美女」を演じる。成田さんは「脚本を読ませていただき、次の行にどんな言葉が来るのか、わくわくが止まりませんでした」と物語の印象を明かし、「信頼できるスタッフ、心強い共演者と共に、初の朗読劇を楽しみたいと思います」と意気込む。黒木さんも「土井監督と成田凌さんと朗読劇という形で、燃え殻さんの不思議で色気のある世界をどう広げられるのか、想像を膨らませて楽しみたいと思います」とコメントしている。なおチケットは、9月1日(水)に一般発売、8月11日(水)にオフィシャル抽選先行が行われる。朗読劇「湯布院奇行」あらすじ「今、君の目の前に立っている女を私たちで共有しないか?」店先で女から渡された手紙に、そう書かれていた。都会での生活に疲れた作家の「私」は、知り合いの芸術家の勧めで湯布院へ向かう。そこで瓜二つの2人の女性に翻弄され、徐々に現実と虚構の境がわからなくなっていき――。朗読劇「湯布院奇行」は9月28日(火)~30日(木)新国立劇場 中劇場にて上演。(cinemacafe.net)
2021年07月20日女優の黒木華とアイドルグループ・Hey! Say! JUMPの中島裕翔がW主演を務める、DISCOVER WORLD THEATRE vol.11『ウェンディ&ピーターパン』の公演ビジュアルが15日、公開された。イギリス・スコットランドの作家、ジェームス・マシュー・バリーが20世紀初頭に書いた世界的傑作『ピーターパン』をロンドンで注目の若手作家であり演出家でもあるエラ・ヒクソンが新たにウェンディの視点から翻案した同作。13年に英国ロイヤル・ シェイクスピア・カンパニーの新作公演『WENDY&PETER PAN』として上演された。台詞に加えてダンスやフライング、小道具、美術、映像などを駆使した“フィジカルシアター”のスタイルと、スペクタクルとマジカル満載の美しい舞台が話題となり、15年にはウエストエンドでの再演も果たした。待望の日本初演となる今回、演出を手掛けるのは『るつぼ』(16年)、『民衆の敵』(18年・ともに Bunkamuraシアターコクーン)で社会的テーマを力強く描き、日本の観客を魅了したジョナサン・マンビィ。ロンドンでの初演・再演でも演出を務めた同氏が世界的に有名な『ピーターパン』のファンタジックな世界観から現代社会に通ずるテーマを浮き彫りにする。タイトルロールであるウェンディとピーターパンを演じるのは、今回が初共演となる黒木と中島。さらに、ウェンディの弟・ジョンに平埜生成、マイケルに前原滉、ティンクに富田望生、タイガー・リリーに山崎紘菜、海賊・スミーに玉置孝匡、ミセス・ダーリングに石田ひかり、そしてフック船長とミスター・ダーリングの二役には堤真一と、若手からベテランまで多彩な魅力を持つキャストが結集した。そして今回公開された公演ビジュアルでは、ネバーランドを彷彿とさせる森の中の不思議な空間に、ウェンディ、ピーターなどの登場人物たちが浮遊している、非日常的な日常を描くマジックリアリズムの世界を表現している。公演は東京・Bunkamuraオーチャードホールにて8月13日~9月5日。チケット好評発売中。
2021年07月15日黒木華と柄本佑が漫画家夫婦役でW主演する映画『先生、私の隣に座っていただけませんか?』より、黒木さん演じる佐和子の場面写真が公開された。劇中では、“不倫”をテーマにした「先生、私の隣に座っていただけませんか?」というタイトルの新作漫画を描く佐和子。今回到着した新場面写真では、画材に囲まれた佐和子が、漫画を執筆している姿が写し出されている。映画では実際に黒木さんがペン入れをしたり、トーンを貼ったりと執筆の作業も披露している。本作の監督・堀江貴大は、佐和子役に黒木さんを起用した理由について「あのニッコリ笑ったキュートなスマイルを、どこか不敵な、ミステリアスな笑みとして描きたい。そんな妄想を抱いてオファーしました」とコメントし、「僕自身、“佐和ちゃん、いま一体なに考えてるの…?”と気持ちよく翻弄され続けていました」と撮影時をふり返る。そして「黒木華さんのミステリアスな魅力全開!の作品に仕上がりました。あらゆる人に楽しんでいただける映画にするべく、丁寧に丁寧に作ったまったくドロドロしていない夫婦×不倫映画です」と自信も見せている。『先生、私の隣に座っていただけませんか?』は9月10日(金)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:先生、私の隣に座っていただけませんか? 2021年9月10日より新宿ピカデリーほか全国にて公開(C)2021「先生、私の隣に座っていただけませんか?」製作委員会
2021年06月14日黒木華・柄本佑がW主演を務める映画『先生、私の隣に座っていただけませんか?』のポスタービジュアルと予告編が解禁。金子大地、奈緒ら追加キャストと主題歌が明らかになった。本作は、話題を呼んだ『嘘を愛する女』や『哀愁しんでれら』などを輩出してきたオリジナル作品の企画コンテスト「TSUTAYA CREATORS’ PROGRAM FILM 2018」の準グランプリ作品の映画化。今回発表された追加キャストとして、佐和子(黒木華)が通う自動車教習所の先生役には、主演映画『猿楽町で会いましょう』、『サマーフィルムにのって』など出演作が続き、来年はNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」も控えている金子大地。佐和子の担当編集者・千佳役に、ドラマ「あなたの番です」以降も「姉ちゃんの恋人」『みをつくし料理帖』『劇場版 シグナル 長期未解決事件捜査班』と多彩な演技が注目を浴びている奈緒。さらに佐和子の母親役に風吹ジュンと、映画、ドラマ、舞台と幅広い分野で活躍する実力派俳優陣が集結。劇中漫画を漫画家・アラタアキと「サターンリターン」(小学館刊)が好評連載中の鳥飼茜が担当している。今回解禁となる予告編は、結婚5年目を迎えた夫婦の穏やかな買い物シーンから始まった直後、「でも彼には別の女がいた」と夫・俊夫(柄本佑)の不倫が明かされるところから始まる。新連載のテーマを「不倫」にするという黒木さん演じる妻・佐和子のセリフに、平然を装う俊夫だったが、佐和子が描き始めた、現実そっくりの不倫漫画を読み進めていくうちに、日に日に追い詰められていく。「漫画だよ、漫画。フィクション!!」と自分に言い聞かせる俊夫だが、漫画には自動車教習所の若い先生(金子大地)と佐和子の笑いあうカットやキスするカットなど、秘めた関係の描写が次第にエスカレート。「佐和子も不倫をしているのか?自分の不倫はバレているのか?」と慌てふためく俊夫の姿からは、コミカルな展開も垣間見ることができる。佐和子の描く新作漫画は、「現実」か「創作」か。夫婦のウソとホンネが交錯する究極の心理戦は、観客を混乱の渦へと巻き込む予想もつかない展開へと向かう。主題歌を担当するのは、今年4月にメジャーデビューしたばかり、1stシングル「ここで息をして」は人気TVアニメ「東京リベンジャーズ」のエンディング主題歌として話題となり、その多彩なソングライティング・センスで多数のアーティストに楽曲提供も行い、2021年ブレイクアーティストとして注目されているシンガーソングライター・eill(エイル)。予告編中盤からは、eillの甘く切ない歌声で歌い上げられる竹内まりやの名曲「プラスティック・ラブ」が「さて、夫はどんな顔をするだろうか?」という佐和子の謎めいたセリフと相まり、深い余韻を残している。同じく解禁となったポスタービジュアルは、冷静な顔でこちらを見つめる黒木さんと柄本さんの表情に加えて、アラタアキによる汗をかき焦った表情の柄本さんのイラストが印象的。「その不倫、ぜんぶ描く。」というキャッチコピーも痛烈だ。『先生、私の隣に座っていただけませんか?』は9月10日(金)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:先生、私の隣に座っていただけませんか? 2021年9月10日より新宿ピカデリーほか全国にて公開(C)2021「先生、私の隣に座っていただけませんか?」製作委員会
2021年05月20日黒木華と柄本佑が出演する、映画『先生、私の隣に座っていただけませんか?』(9月10日公開)の追加キャスト、主題歌情報、ポスタービジュアル、予告編が20日、公開された。同作はTSUTAYA CREATORS’ PROGRAM FILM 2018 準グランプリ受賞作品で、脚本・監督は堀江貴大が務める。少女漫画家・佐和子(黒木)の新作漫画のタイトルは「先生、私の隣に座っていただけませんか?」それは、結婚5年目になる佐和子の夫・俊夫(柄本)と編集者・千佳との不倫現場をリアルに描いたものだった。さらに物語は、佐和子と自動車教習所の先生との淡い恋へ急展開。完全な創作か妄想か、それとも夫の不貞に対する佐和子流の復讐なのか、恐怖と嫉妬に震える俊夫は、やがて現実と漫画の境界が曖昧になっていく。追加キャストとして、佐和子が通う自動車教習所の先生役に金子大地、佐和子の担当編集者・千佳役に奈緒、さらに佐和子の母親役に風吹ジュンと、幅広い分野で活躍する実力派俳優陣が集結した。予告編は結婚5年目を迎えた夫婦の穏やかな買い物シーンから始まった直後、「でも彼には別の女がいた」と夫・俊夫の不倫が明かされるところから始まる。新連載のテーマを「不倫」にするという妻・佐和子のセリフに平然を装う俊夫だったが、佐和子が描き始めた、現実そっくりの不倫漫画を読み進めていくうちに、日に日に追い詰められていく。「漫画だよ、漫画。フィクション!!」と自分に言い聞かせる俊夫だが、漫画には自動車教習所の若い先生と佐和子の笑いあうカットやキスするカットなど、秘めた関係の描写が次第にエスカレート。「佐和子も不倫をしているのか? 自分の不倫はバレているのか?」と慌てふためく俊夫の姿からは、どこかクスッと笑ってしまうコミカルな展開も垣間見ることが出来る。夫婦のウソとホンネが交錯する究極の心理戦は、観客を混乱の渦へと巻き込む予想もつかない展開となり、緊張感あふれる映像となっている。予告と同時に解禁となった主題歌を担当するのは、今年4月にメジャーデビューし、2021年ブレイクアーティストとして注目されているシンガーソングライター・eill。予告編中盤からはeillの甘く切ない歌声で竹内まりやの名曲「プラスティック・ラブ」が歌い上げられる。同じく解禁となったポスタービジュアルは、冷静な顔でこちらを見つめる黒木と柄本の冷静な表情に加えて、アラタアキによる汗をかき焦った表情の柄本のイラストも。「その不倫、ぜんぶ描く。」という佐和子の決意を示すキャッチコピーも添えられた。(C)2021「先生、私の隣に座っていただけませんか?」製作委員会
2021年05月20日食材や技法、演出まで、これまでにない中華に出会えるワインでも中国茶でも、味覚を盛り上げる楽しいペアリング大人だからこそ楽しめる、シックな空間とスペシャルな食体験食材や技法、演出まで、これまでにない中華に出会える乃木坂駅の2番出口からわずか徒歩1分、赤坂通りにオープンした【新華】。好アクセスながら、通りをはさんだ向かいには乃木神社が構えている落ち着いた一角です。乃木坂駅からすぐ。青竹の植え込みが趣あるエントランス料理はコースのみの完全予約制。【礼華】の人気を確かなものにした新山重治シェフが「集大成」と掲げ、自ら腕をふるう料理の数々は中国各地のみならず、和食やフレンチ、イタリアンなどの要素を大胆に取り入れています。華美な装飾を排し、シックな色調でまとめたインテリア。落ち着きとクラス感あるメインダイニングそんな独創性に満ちていながら、中華の一皿として昇華されているのは新山シェフの確かな技術と経験によるもの。季節素材を扱いつつ、月ごとに変わるディナーコースの一部を紹介します。『七宝海鮮盆』7種類の海鮮を彩りのよいサラダ仕立てで楽しむ一皿。コースはランチ11,000円・19,800円、ディナー19,800円(税込サ別)フレンチの前菜かと見紛うような、美しい前菜。くらげや車海老、蟹、帆立、鯛にアボカドとサワークリームを合わせ、イクラとキャビアをあしらって。マイクロハーブとエディブルフラワーで彩り、キウイのソースとともに添えたラー油と花椒の風味がアクセントになっています。『上湯p排翅』吉切鮫のふかひれと中国野菜を上湯スープで香り高い蒸し煮に【礼華】でもファンが多いふかひれ料理は、【新華】では創意工夫を凝らした一皿に。吉切鮫の尾びれは花にらや水蓮菜、広東白菜といった中国野菜と一緒に、耐熱フィルムに包まれて登場。熱いプレートにのせて煮立たせてから、フィルムを開いて供されます。湯気とともに上湯スープの香りが立ち昇る、楽しい演出!上湯スープのクリアな旨みが、ふかひれと野菜の味わいの輪郭を際立たせます。『檸檬煎白肉』煎り焼きにしたイベリコ豚のレモンソース添え。付け合わせはチコリとマッシュポテトスパイス類で一晩マリネしてから、低温でじっくり8時間ほど火を入れ、表面に醤油を塗って香ばしく焼き付けたイベリコ豚。日向夏のほろ苦さと腐乳のコクを加えたレモンのソースと黒酢を添えて。香り・酸味・甘みが、しっとり柔らかなイベリコ豚を引き立てます。新山シェフ自ら、目の前で塊肉を切り分けてくれるプレゼンテーションも、既存店では実現しなかったこと。〆の食事は、4種類から2品を選べるのも嬉しい。担々や麻婆飯といったラインナップの中でも、目を引くのは「シェフ故郷の味 いちご煮のスープ麺」です。ウニと鮑の汁物、いちご煮は青森の郷土料理。これを麺にしたら美味しいはず、という新山シェフのアイデアから生まれたメニュー。お腹が満たされた後も、美麗なデザートと小菓子まで高揚感は続く、何とも楽しいコースです。中華の枠を超えた素材や技法を駆使した料理の数々は、楽しい驚きと新しい美味しさを与えてくれるはず。ワインでも中国茶でも、味覚を盛り上げる楽しいペアリングイノベーティブな料理に合わせたドリンクも、ひと捻りしたセレクトが楽しいものばかり。【礼華】で定評のあるワインとのペアリングは、こちらでも健在です。料理にはもちろん、好みや飲むペースにも合わせてくれるので迷ったら相談を。ワインペアリング11,000円~支配人兼シェフソムリエの吉岡喜代志さんの提案はこの3本。『七宝海鮮盆』には、アルザスのピノグリを。ふくよかな旨みがあり、海鮮の味わいに厚みを持たせてくれます。『上湯p排翅』には意外にもブルゴーニュのピノノワール! こちらはピノノワール特有の酸味が控えめで、繊細な味わいの上湯スープに好相性。『檸檬煎白肉』には、紹興酒のようなニュアンスがあるジュラのサヴァニャン。複雑味あるソースを添えたイベリコ豚によく合います。ワインだけではなく、時には中国酒や日本酒なども織り交ぜておすすめしていただけます。お酒をいろいろ楽しみたい派は、吉岡さんにセレクトを委ねてグラスを傾けたいもの。ハイクオリティのお茶を駆使したペアリングは、ワインに負けず劣らずのマリアージュが楽しい。ティーペアリング5,500円~ノンアルコール派もご安心を。中国茶のペアリングにも、吉岡さんの工夫が凝らされています。例えば、ふかひれの一皿には、料理と同じ上湯をブレンドした阿里山茶という驚きの提案が。お茶を口にすると旨みと香りが広がり、料理の余韻をぐっとふくらませてくれます。これ以上はない組み合わせに納得。他にも、シェーカーで振って空気を含ませ、まろやかに香りを立たせた東方美人茶、菊花や金木犀を加えた凍頂烏龍茶など、革新的な一杯が繰り出されるティーペアリングも【新華】ならでは。大人だからこそ楽しめる、シックな空間とスペシャルな食体験テーブル4卓を設けたメインダイニングと、4名まで利用できる個室が2つ。清潔感と落ち着きがあるインテリアは大人のデートにもぴったり。空間を彩るメニューの数々は華やいだ雰囲気をもたらし、料理に寄り添うワインや中国茶が寛いだ心地にさせてくれます。漆を丹念に塗り重ねた飾り皿をはじめ、さり気なくも上質なテーブルウェアや調度品プライベート感ある完全個室は、家族の団欒や大切な会食にふさわしい新山シェフの挑戦が遺憾なく発揮された料理は、食欲はもちろん好奇心をくすぐることは間違いなし。気になる食材や調理法はすぐに試して新たなメニューのヒントに。創り上げたい一皿はまだまだあるそうです。これまでにストックしてきた乾物の数々。いずれコース仕立ての料理にしたいという新山シェフいま実現を目指しているのは乾物を使ったコース。ふかひれや鮑、ナマコ、鹿のアキレス腱、魚の浮袋…多彩な乾物は中華ならではの食材。手間と時間をじっくりかけて仕上げた、贅沢極まる料理の登場も待ち遠しい!いつもより少しドレスアップして、これまでにない中華のフルコースを味わう。大切な人を誘って、上質なひとときを過ごしたくなる最旬の1軒です。新華【エリア】六本木【ジャンル】中華料理【ランチ平均予算】-【ディナー平均予算】-【アクセス】乃木坂駅 徒歩2分
2021年05月19日お笑いコンビ、博多華丸・大吉の博多華丸が、25日から全国(一部地域を除く)で放送される日本マクドナルド「てりやきマックバーガー」シリーズの新CM「てりやきすぎて、すみません!」編で父親役を演じる。てりやきが好きすぎて、思わず笑顔になることを「てりやきすぎ」と表現するなど「てりやき語」を話す華丸の姿を描いた新CM。撮影では、華丸が博多弁で「辛か~~!」と叫んだり、「すごい、てりやいてきた~!」「お父さんもヒリヒリでしょう~!?」といった台詞に挑んだ。芸人ならではのユーモアを交えた熱演には、共演した俳優が必死に笑いをこらえるほど。娘役の俳優とは、撮影の合間に「僕の娘は自分(華丸)の存在を友だちに隠してますね」と明かし、大人になった愛娘との会話が減っている寂しさを吐露するなど、プライベートな話題に触れるひと幕も見られた。「まさか日本マクドナルドと同じ年とは思っていませんでした」と驚いていた華丸(撮影時50歳)は、日本1号店オープンから50周年を迎えるマクドナルドのCMに初出演。「まさか……でしたね。自分でも自覚があるんですよ、どちらかというとオニギリみたいな顔をしているので。ただ意外と“パン派”ということは、身内には知られているんです。でもまさか、マクドナルドのCMに出させていただけるとは夢にも思いませんでした。驚きを隠せません。妻が年に一度の『てりたま』を楽しみにしているくらい、てりやきは家族でファンです。今回のお話をいただいたときは、家族で大喜びでした」と感想を述べる。また、家族のエピソードについて「このところ家族と過ごす時間が多くなっていて、こんなに父親の声は娘に届かないものか……とあらためて感じています(笑)」と嘆き、「このマクドナルドのCM出演をきっかけに、娘との距離が近づけばいいなと思っています(笑)」と期待を寄せた。
2021年05月19日女優の黒木華と、アイドルグループ・Hey! Say! JUMPの中島裕翔がDISCOVER WORLD THEATRE vol.11『ウェンディ&ピーターパン』でW主演を務めることが2日、明らかになった。同作はイギリス・スコットランドの作家、ジェームス・マシュー・バリーが20世紀初頭に書いた世界的傑作戯曲『ピーターパン』をロンドンで注目の若手作家であり演出家でもあるエラ・ヒクソンが新たにウェンディの視点から翻案した作品。2013年に英国ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーの新作公演『WENDY&PETER PAN』として上演された。台詞に加えてダンス、フライングや、小道具、美術、映像などを駆使した“フィジカルシアター”のスタイルと、スペクタクルとマジカル満載の美しい舞台が話題となり、2015年にはウエストエンドでの再演も果たした。待望の日本初上演となる今回、演出を手掛けるのは『るつぼ』(16年)、『民衆の敵』(18年・ともにBunkamuraシアターコクーン)で社会的テーマを力強く描き、日本の観客を魅了したジョナサン・マンビィ。ロンドンでの初演・再演でも演出を務めた同氏が世界的に有名な「ピーターパン」のファンタジックな世界観から現代社会に通ずるテーマを浮き彫りにする。タイトルロールであるウェンディとピーターパンを演じるのは、今回が初共演となる黒木華と中島裕翔。近年注目の話題作に多数出演し、各方面で高い評価を得ている黒木は、16年の『るつぼ』以来となるマンビィ演出作への出演となる。またアイドルとしての活動に留まらず、映像を中心に俳優として活躍する中島は、19年の『WILD』以来2年ぶりの舞台出演に。更に、ジョンには舞台・映像と幅広く活躍する平埜生成、マイケルには近年活躍めざましい前原滉、ティンクには若手実力派女優・富田望生、タイガー・リリーには映画『モンスターハンター』でハリウッド作品に出演を果たした山崎紘菜、海賊・スミーには小劇場に留まらず数多くの作品に出演する玉置孝匡、ミセス・ダーリングにはドラマ・映画を中心に活躍し定期的に舞台にも出演している石田ひかり、そしてフック船長とミスター・ダーリングには『るつぼ』『民衆の敵』とマンビィ演出作で続けて主演を務め演出家からの信頼も厚い堤真一と、若手からベテランまで多彩な魅力を持つキャストが結集した。公演はBunkamuraオーチャードホールにて8月13日~9月5日。○演出:ジョナサン・マンビィ コメントこの作品は、RSCのストラットフォード・アポン・エイヴォン(シェイクスピア生誕地)の劇場のクリスマス演目として、新しいバージョンの『ピーターパン』を上演し非常に高い評価を受けました。ストラットフォードでのRSC公演史上、最も人気の高い作品となり、2年後には再演、完売公演となりました。そして今年、このスペシャルな作品を東京で上演できることを嬉しく思っています。本当に素晴らしい俳優である(黒木)華さんとの『るつぼ』でのワークは、そのすべてが本当に楽しく、今回も彼女ならではの魅力、ウィット、そして知性をもって、素晴らしいウェンディを見せてくれるでしょう。(中島)裕翔さんとは初めてご一緒しますが、すでに裕翔さんの才能、魅力、そして温かさとウィットは見せていただいており、成熟さと少年の純粋無垢な要素をあわせもつ、まさに今回の新しい、現代的で洗練された解釈のピーター役にぴったりだと思っています。今日本で最もエキサイティングな若いパフォーマーの一人である裕翔さんは、きっと伝説に残るようなピーターパンを創り出してくれることでしょう。(堤)真一さんとは今回で3度目のコラボレーションになりますが、世代を代表する素晴らしい俳優のお一人であり、彼の技術と俳優としての幅と深みで、真一さんだけの特別なフック船長を創り出してくれると思います。この作品は、とても楽しくて爽快であるというだけでなく、命・生とどう向き合うのか、大人になるとはどういうことかといったとても重要な問いかけを私たちに投げかけていると思います。喪失感や絶望の暗闇から、幸せと喜びへ進んで行く道を示してくれているのです。そして、命には限りがあるということへの恐怖、いつまでも子供のままでいたい、大人になりたくないという人間が生まれ持った願望についても大切なことを教えてくれます。なぜなら、私たちは誰もが、ピーターパンのように、いつまでも子供のまま、そして永遠に生きていたいと心の中で願っているのですから。○黒木華 コメント出演が決まって、ジョナサンとまた一緒にお仕事をしたいと願っていたので、私にとっては本当に待望でした。ジョナサンは、役者それぞれの良さを見つけだしてくれ、それを倍以上に膨らませる手伝いをしてくれます。その上で作品の広がりや、観客に対する愛があるので、お稽古の時から毎日凄く楽しく参加させていただいていた印象です。作品のキャラクターや背景を皆で話し合う時間をとても大事にされていて、取り組み方一つ一つに、作品に対するリスペクトを感じます。とても有名なピーターパンですが、エラさんが描かれるこの『ウェンディ&ピーターパン』がどんな舞台になるのかとても楽しみです。色々な不安が漂う今だからこそ、夢や、想像力が必要なのではないかと感じます。皆さんに、ティンクからの魔法の妖精の粉を届けられるよう頑張ります。○中島裕翔 コメント出演が決まったときは、まさか自分がピーターパンを演じる事ができるとは思ってもみなかったので驚いたのと同時に、演出のジョナサン氏からも、この戯曲を日本で公演したらどうなるか、日本人の私たちが参加したらどうなるかという、この作品に起こる異文化間の反応をとても楽しみにしている様子が伝わり、チャレンジングな事ができるのでとても楽しみな気持ちになりました。作品は、笑いあり涙ありのエンターテイメントです。……と一言で表すのは難しい内容ですが、切ない笑いや、嬉しい涙、ほろ苦さも感じられる、大人が楽しめるピーターパンという印象ですね。ピーターパンと言えば「子供のままでいたい」と願う、天真爛漫な男の子のイメージなので、その中にある大人になる事や、大人そのものに対する彼の複雑な経験、葛藤、彼なりの現実との向き合い方を考察して、童心に返って演じたいです。見てくださる皆さんにも、ネバーランドに来る際は”大人な事”を忘れて、童心に返って楽しんでほしいです。○堤真一 コメント演出のジョナサンから、「ピーターパンでやってほしい役がある」と聞いた時は、てっきりミュージカルかと思って「絶対無理!」と(笑)。でもミュージカルではないとわかってホッとしました。『ピーターパン』は子ども向けの物語の印象がありますが、この戯曲には、むしろ大人こそ見るべき要素が多くて、「ピーターパンって、こんな話だったっけ?」と新鮮な驚きがありました。ジョナサンは、全員が共通認識を築くための作業を大切にする人です。彼とまた一緒に作品に向き合えることが本当に嬉しいですね。それに、まさかオーチャードホールに立つとは思ってもいなかったので、あの空間にどんなセットが建ち、ト書きの描写が実際にどう立ち上がってくるのか、僕自身も楽しみなんです。この作品は、子供が楽しめるのは勿論ですが、大人の胸に突き刺さる内容でもあるので、お子さんの付き添いという感覚ではなく、大人の皆さんも一緒に楽しみに来ていただきたいですね。○ストーリー1908年のロンドン。ダーリング家の子供部屋。ウェンディ(黒木華)、ジョン(平埜生成)、マイケル(前原滉)、そして体の弱いトム(下川恭平)は戦争ごっこをしながら部屋中を飛び回っている。そこへ両親であるミスター&ミセス・ダーリング(堤真一、石田ひかり)が入ってくる。家族が揃った姿は幸せそのもの。その晩熱を出したトムを医者に診てもらうも、診立てはあまりよくない。やがて皆が寝静まった遅い時間に子供部屋の窓からピーターパン(中島裕翔)がやってきてトムを連れ去っていく……。それから1年後のある日の夜、子供部屋の窓が開き、再びピーターパンが現れる。驚くウェンディはジョンとマイケルを叩き起こし、トムを探すためにネバーランドへとピーターパンたちと共に旅立つのだった。
2021年05月02日刑事裁判官というと、法廷に座って検察と弁護側双方の言い分を聞き、罪の有無を判断する…イメージ。しかしドラマ『イチケイのカラス』で主演の竹野内豊さん扮する入間(いるま)は、法廷を飛び出し自ら現場で事件を検証し、真実を見極めていく。その入間とは真逆のタイプでエリート裁判官の坂間(さかま)を演じている黒木華さん。「物事を順序立てて考えて正義を見つけていく坂間に対して、入間さんは論理なんてどうだっていいタイプ。そういう入間さんとの出会いによって、彼女の中に“本当に自分は正しいのか”という問いが芽生えていく。彼女なりにうろたえたり戸惑ったり、入間さんや周りの言動に丁寧に反応していくよう演じています」堅物な坂間だが、「彼女の中にある正義は大事にしたい」と話す。「不器用なりに人とちゃんと向き合おうとしたりする。人を裁くというのは人の人生を左右する仕事で、そこにちゃんと誇りを持っているところは尊敬できるし、かわいい部分。堅物な中にも揺れる部分があったり弱い部分があったり、人間ぽい部分があったほうが面白いと思うんです。監督も『坂間らしい柔らかさを作ってほしい』と仰っていたので、そこは意識しています」飄々とした入間との凸凹コンビぶりはクスッと笑える面白さもあり、ドラマの見どころになっている。「入間さんは、こっちが食ってかかってもヒョイヒョイッてかわしていく感じ。ただ、ふわふわしながらも被告人と被害者のどちらにもちゃんと向き合う姿はかっこいいです。竹野内さん自身も独特の空気感や間をお持ちの方。お茶目な一面もありますし。ふとした瞬間、遠くを見つめている表情は何か考えていらっしゃるようにも見えるんですが、全然読めなくて…結構観察しちゃいます」坂間との共通点は「仕事への真面目さと頑固さ」と黒木さん。ならばその“譲れない”ものを聞きたい。「自分の役に関することですかね。他の人から指摘されても、受け入れるまでに時間がかかるというか…納得するまで動けないんです。『とりあえずやってみれば』と言われたりもしますけど、最終的な責任は自分だし、作品の中に残るのも自分。見てくれている方に対して失礼のない仕事をしたいと思っているんです」役に、作品に、脚本に対する誠実さ。それが黒木さんの正義なのだ。『イチケイのカラス』イチケイ(東京地方裁判所第3支部第1刑事部)の入間(竹野内)は、刑事裁判官ながらラフで飄々とした雰囲気の男。赴任してきたエリートの坂間(黒木)は、先入観にとらわれない入間の観察眼に、戸惑いつつも感化され…。毎週月曜21:00~フジテレビ系で放送中。くろき・はる1990年3月14日生まれ、大阪府出身。野田秀樹演出の3人芝居『表に出ろいっ!』で注目され、映画『小さいおうち』での高い演技力で数々の映画賞を受賞。近年主演したドラマ『凪のお暇』も話題に。ワンピース 参考商品(ザディグ エ ヴォルテール/ゼッドヴェー ジャポン TEL:03・6427・4348)イヤリング¥16,500(ジュエッテ TEL:0120・10・6616)※『anan』2021年4月28日号より。写真・内田紘倫(The VOICE)スタイリスト・亘つぐみ@TWヘア&メイク・新井克英(e.a.t…)インタビュー、文・望月リサ(by anan編集部)
2021年04月25日「事務処理などが早く終わり、前の事務所を3月末に退所したそうです。現地の感染拡大の状況次第ですが、5月から本格的にアメリカへ移住する準備をしているといいます」(映画関係者)新天地での準備を進めるのは新田真剣佑(24)。まもなく出演映画『るろうに剣心 最終章 The Final』が公開される真剣佑だが、昨年12月に5月から活動拠点を海外に移すことを発表していた。1月中旬、本誌は真剣佑の“日本最後”のドラマである月9『イチケイのカラス』(フジテレビ系)の撮影現場を目撃。共演者の竹野内豊(50)や黒木華(31)が談笑するなか、一人静かにもの思いにふける様子が印象的だった。このときからすでに移住後の“大仕事”を見据えていたようだ。「5月からハリウッドで撮影予定という日本の超人気漫画の実写化映画に真剣佑さんが主演クラスとしてされたといいます。一昨年には内定していたそうです」(前出・映画関係者)ハリウッドデビュー作の映画『パシフィック・リム:アップライジング』(’18年)では端役だった真剣佑。しかし本格進出となる本作では、異例の“好待遇”で迎え入れられているという。「真剣佑さんのギャラは億を超えると聞いています。渡辺謙さん(61)でさえ、『ラスト・サムライ』(’03年)当時は1千万円ほどでした。ネイティブ並みの英語力とアクションが高く評価されているそうです」(前出・映画関係者)■高額ギャラの背景に“伝説の父”千葉真一の存在さらに、“伝説の父”千葉真一(82)の影響も見え隠れする。「ハリウッドで成功した日本人俳優の第一人者である千葉さんの存在は相当大きい。千葉さんは現地に太いパイプがあり、真剣佑さんのことも定期的に売り込んでいたそうです」(前出・映画関係者)今年1月、日本の映画界について本誌に《マンガ(原作)に依存していて、僕は以前からそんな風潮には疑問を感じていた》と異議を唱えていた千葉。このとき、真剣佑が実写作品で海外進出することを知っていたはずだが、これは大舞台に挑む息子への千葉なりの激励だったようだ。「千葉さんはかねて『息子をハリウッドで活躍できる俳優にする!』と豪語しています。厳しく指導することもありますが、真剣佑さんのデビューをとても喜んでいるといいます。最終的には次男の眞栄田郷敦さん(21)と親子3人でハリウッド映画に出演する計画もあるそうです」(前出・映画関係者)真剣佑もこう自信をのぞかせる。《いまは芝居ならば、世界と渡り合っていける、闘っていける、とは思っています》(『AERA』’21年2月1日号)真剣佑が親子2代の夢をかなえる日はすぐそこだ。「女性自身」2021年4月27日号 掲載
2021年04月12日大政絢が、コナリミサトの漫画「ひとりで飲めるもん!」のドラマ化でWOWOWドラマ初主演することが決定。グルメドラマ初主演で、ギャップが凄いバリキャリOLを熱演する。原作は、黒木華、中村倫也、高橋一生ら出演でドラマ化された「凪のお暇」や、4月からドラマ化が放送スタートする「珈琲いかがでしょう」で知られるコナリさんが描く、働く女性のちょい飲みグルメストーリー。大政さんが演じるのは、化粧品会社コスメーズの広報部に勤務する28歳の主人公・紅河メイ。容姿端麗で社内では一目置かれる存在だが、やっかみも多い。そんな彼女は、仕事帰りの飲食チェーン店でのひとり飲みすることが、自分への何よりのご褒美。至福の一杯に酔いしれ、ひたすら美味しいものをリーズナブルに食べ、今日をリセットしていくのだ。職場ではクールで何事も完璧なキャリアウーマンだが、仕事が終われば一転してひとり飲みを謳歌する、社内では知られざる別の顔が発動と、二面性のある役柄で新境地に挑む大政さんは「自分がちょうど30歳の節目となる年齢でこのお話を頂き、とても光栄な気持ちと緊張感が同時にきました。でも、コナリミサトさん原作の漫画『ひとりで飲めるもん!』を読んだ時に、一人の女性が仕事を全力で頑張りながらチェーン店で一人飲みする主人公の姿を見て肩の力が抜けたというか、自分自身もリラックスしてやろうという気持ちになれました」と明かし、「私も食べることが大好き!お酒を飲むことが大好き!それを息抜きや頑張る糧にしているタイプなのでとても共感しながら演じました!」とコメント。また毎話、1店舗ずつ実在の飲食店が登場するのも作品の大きな見どころ。第1話から順に「天丼てんや」「餃子の王将」「吉野家」「はなまるうどん」「かつや」「フォルクス」「カレーハウスCoCo壱番屋」「スシロー」と有名チェーン店が集結。大政さんは「大変な時期ではありますが、食べる喜び、幸せを存分に感じられる。そして、誰しもが一度は行ったことがある場所なのでとても共感できて食べにいきたくなる。そんなドラマになっています!」とメッセージを寄せた。そしてコナリさんは「『ひとりで飲めるもん!』の実写ドラマ化、とてもとても嬉しいです!!」と喜び、「大政絢さんの紅河メイのビジュアルがはちゃめちゃに紅河メイで飛び上がりました。クールビューティーがほどけたときの『なまらうみゃ~!』とのギャップもすごい楽しみです」と放送に期待している。なお、イガリシノブプロデュースブランドの「WHOMEE」が、メイが働くコスメ会社コスメーズの商品として登場することも分かった。WOWOWオリジナルドラマ「ひとりで飲めるもん!」は6月4日(金)WOWOWオンデマンドにて全8話一挙配信、毎週金曜日23時30分~WOWOWプライムにて放送。(cinemacafe.net)
2021年03月31日モデルの黒木麗奈が30日、東京・豊洲Pitで行われたイベント「超十代 -ULTRA TEENS FES- 2021 PREMIUM」に出演した。“菜々緒2世”と注目されている黒木は、「GYDA」ステージで胸元セクシー×へそ出し衣装で登場。デニムパンツからほっそりとした太ももも披露し、抜群のスタイルが際立つコーデでランウェイを歩いた。同イベントは、十代のやってみたい、みてみたい、触れてみたいを実現させる体験型ティーンズフェス。十代に人気の出演者が勢ぞろいし、ファッションショーやアーティストによるライブパフォーマンスなどを展開した。撮影:加藤千雅
2021年03月30日黒木華と柄本佑が、映画『先生、私の隣に座っていただけませんか?』(9月10日公開)に出演することが26日、明らかになった。同作はTSUTAYA CREATORS’ PROGRAM FILM 2018 準グランプリ受賞作品で、脚本・監督は、4月スタートのBSテレ東のドラマ『高嶺のハナさん』でも監督を務め、ドラマ・映画と活躍の場を広げている新進気鋭の映画作家・堀江貴大が務める。少女漫画家・佐和子(黒木)の新作漫画のタイトルは「先生、私の隣に座っていただけませんか?」それは、結婚5年目になる佐和子の夫・俊夫(柄本)と編集者・千佳との不倫現場をリアルに描いたものだった。さらに物語は、佐和子と自動車教習所の先生との淡い恋へ急展開。完全な創作か妄想か、それとも夫の不貞に対する佐和子流の復讐なのか、恐怖と嫉妬に震える俊夫は、やがて現実と漫画の境界が曖昧になっていく。黒木は漫画家の佐和子を演じ、柄本は佐和子の夫で同じく漫画家の俊夫を演じる。「現実と漫画の世界、ウソとホンネが交錯する漫画家夫婦の心理戦」に加え、誰しもが身に覚えのある男女感のズレがユーモラスに描かれ、「結婚5年目夫婦」の“あるある”も、大きな見どころのひとつ。さらに、劇中漫画を漫画家・アラタアキと鳥飼茜が担当する。○黒木華 コメント脚本を最初に読んだ時、漫画部分と実写映像部分の繋がり方が面白いなと思い、どういうふうな映画になるんだろうと楽しみでした。ミステリーのようにドキドキする場面もあるので、二人の漫画家の行先を是非楽しんでください。○柄本佑 コメント堀江監督のホンは非常にウェルメイドで、出来上がるまでどんな映画になるのか予想のつかないものでした。そんな中切磋琢磨してできあがった映画は、想像をこねくりまわすものと仕上がっていると思います。フラットにお楽しみ下さい!○脚本・監督:堀江貴大 コメント素晴らしいスタッフキャストの皆さんの力が合わさって、虚実入り混じるミステリアスな夫婦映画が完成しました!“佐和子”という底が知れない人間を、黒木華さんがキュートさとクールさという二面性を持って繊細に表現し、物悲しくも恐ろしくもあるキャラクターが誕生しました。そして、恐怖と嫉妬にもだえ苦しむ“俊夫”という人間を、柄本佑さんが時にカッコ良く、時にカッコ悪く、愛嬌たっぷりに演じてくれました。この漫画家夫婦の一風変わった夫婦喧嘩の行き着く先はどこなのか。ニヤニヤヒヤヒヤしながら、楽しんでご覧いただきたいです!(C)2021「先生、私の隣に座っていただけませんか?」製作委員会
2021年03月26日先日発表された第44回日本アカデミー賞にて3度目の最優秀助演女優賞を受賞した黒木華と、ドラマ「天国と地獄」への出演が大きな話題となった柄本佑がW主演する映画『先生、私の隣に座っていただけませんか?』の公開が決定した。少女漫画家・佐和子の新作漫画のタイトルは「先生、私の隣に座っていただけませんか?」。それは、佐和子の夫・俊夫と編集者の千佳との不倫現場をリアルに描いたものだった。さらに物語は、佐和子と自動車教習所の先生との淡い恋へ急展開。この漫画は、完全な創作?ただの妄想?それとも夫の不貞に対する、佐和子流の復讐なのか!?恐怖と嫉妬に震える俊夫は、やがて現実と漫画の境界が曖昧になっていく――。本作は、オリジナル作品の企画コンテスト「TSUTAYA CREATORS’ PROGRAM FILM」(2018)の準グランプリ作品。4月スタートのドラマ「高嶺のハナさん」で監督を務める新進気鋭の映画作家・堀江貴大が、本作の脚本と監督を務める。黒木さんが演じるのは、漫画家の早川佐和子。柄本さんがその夫で同じく漫画家の早川俊夫を演じる。突然、佐和子が「不倫」を題材に新作漫画を描くと言い出すところから動き出す本作。現実と漫画の世界、ウソとホンネが交錯する漫画家夫婦の心理戦に加え、身に覚えのある男女感のズレがユーモラスに描かれ、結婚5年目夫婦の“あるある”も大きな見どころのひとつとなっている。黒木さんは「脚本を最初に読んだ時、漫画部分と実写映像部分の繋がり方が面白いなと思い、どういうふうな映画になるんだろうと楽しみでした。ミステリーのようにドキドキする場面もあるので、二人の漫画家の行先を是非楽しんでください」とコメントし、柄本さんは「堀江監督のホンは非常にウェルメイドで、出来上がるまでどんな映画になるのか予想のつかないものでした。そんな中切磋琢磨してできあがった映画は、想像をこねくりまわすものと仕上がっていると思います。フラットにお楽しみ下さい!」と呼びかけている。そんな2人について堀江監督は「“佐和子”という底が知れない人間を、黒木華さんがキュートさとクールさという二面性を持って繊細に表現し、物悲しくも恐ろしくもあるキャラクターが誕生しました。そして、恐怖と嫉妬にもだえ苦しむ“俊夫”という人間を、柄本佑さんが時にカッコ良く、時にカッコ悪く、愛嬌たっぷりに演じてくれました」と語っている。なお、本作は漫画家夫婦が主人公ということで、欠かせない劇中漫画をアラタアキと「サターンリターン」を連載中の鳥飼茜が担当することも明らかになった。『先生、私の隣に座っていただけませんか?』は9月10日(金)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:先生、私の隣に座っていただけませんか? 2021年9月10日より新宿ピカデリーほか全国にて公開(C)2021「先生、私の隣に座っていただけませんか?」製作委員会
2021年03月26日2021年2月以降、聖火ランナーを辞退する芸能人が相次いでいます。これまでに辞退を表明したのは、お笑いコンビ『ロンドンブーツ1号2号』の田村淳さんや俳優の斎藤工さんや常盤貴子さん。また、スポーツ界からは浅田真央さんや、囲碁・将棋界では棋士の藤井聡太二冠もまた辞退を表明しています。辞退の理由は人によってさまざまではあるものの、田村さんの場合は、五輪の開催よりも新型コロナウイルス感染症(以下、コロナウイルス)の事態の収束が重要とする考えによるものでした。なお、ほかの辞退者の多くは、スケジュールの都合を理由にあげています。黒木瞳、聖火ランナーを辞退理由に「ど正論」の声そんな中、同年3月23日には、俳優の黒木瞳さんが聖火ランナーを辞退したことが明らかに。辞退理由が、反響を呼んでいます。多くのメディアが報じた、黒木さんの聖火ランナー辞退のニュース。産経ニュースでは、辞退の理由をこのように報じています。新型コロナウイルス対策で沿道の密集回避が求められる中、参加による影響を懸念したという。産経ニュースーより引用芸能人が聖火ランナーを行えば、多くの人がひと目見ようと、沿道に集まるであろうことは容易に想像できます。事実、芸能人ではないものの、2021年の箱根駅伝では、密集回避が叫ばれていたにもかかわらず、多くの観客が沿道に集まり、疑問視する声が寄せられていました。黒木さんは、自身の影響力や参加することによってできてしまう密集を懸念したのでしょう。多くの芸能人があげるスケジュールの都合でもなく、また五輪に対する想いでもない辞退理由は反響を呼び、「本当にその通り」「なぜこういう辞退理由が今まででてこなかったのか」といった声も上がっています。・辞退を表明した人の多くは、聖火ランナーを務めることでのイメージ低下を避けている気もする。・これまで聞いた辞退理由の中で、至極真っ当なものな気がする。ど正論。・本当にその通り。自分の都合ではなく、周囲への影響を配慮するあたりが素晴らしいです。いまだに事態の収束の兆しが見えない、コロナウイルス。五輪が本当に開催されるか否かはさておき、コロナウイルスの脅威をまだ身近に感じる今、人が密集する環境は作り出すべきではありません。黒木さんの辞退理由に、芸能人としての『責任感』を感じた人は多くいたようです。[文・構成/grape編集部]
2021年03月24日春の新月9ドラマ「イチケイのカラス」に出演する山崎育三郎が、月9ドラマ「監察医 朝顔」の本日3月22日(月)放送の最終話に“クロスオーバー出演”していることが分かった。山崎さんが「イチケイのカラス」で演じるのは、正義感の強いクールな中堅検事・井出伊織。自由奔放な刑事裁判官みちお(竹野内豊)のお目付け役だ。今夜、“右ほほに大きなヤケドがある男”をめぐる事件を追う様子が描かれる「監察医 朝顔」最終話では、そんな井出が、ひょんなことから法医学教室を訪れる。また、朝顔と井出は元々面識があるようで…。山崎さんが撮影現場に入り、スタッフから「井出伊織役の山崎育三郎さんです!」と大きな拍手とともに紹介があると、「イチケイから来ました!」と笑顔で挨拶した山崎さん。出演に関して「クロスオーバー出演ということが初めてだったので、『監察医 朝顔』の世界に『イチケイのカラス』の井出としての出演は、不思議な感覚はありました」と感想を明かし、「上野さん始め出演者の皆さんが温かく迎えて下さったので、リラックスして楽しみながら撮影に挑む事ができました。そして何より、監督含め、撮影現場の皆さんのチームワークの良さに感激しました」とコメント。4月5日(月)よりスタートする竹野内豊主演「イチケイのカラス」は、東京地方裁判所第3支部第1刑事部(通称:イチケイ)の型破りな刑事裁判官・入間みちおと、みちおに振り回されながらも真実をつかもうと奔走する坂間千鶴(黒木華)らイチケイメンバーの活躍が描かれる。これからの放送について山崎さんは「これまでにない裁判官に焦点をあてた作品で、数々の事件と戦う魅力的なキャラクターたちが登場します。笑えて泣けて、最後は幸せな気持ちになる、入間みちお劇場をお楽しみ下さい」とアピールしている。「監察医 朝顔」最終話は3月22日(月)21時~フジテレビにて30分拡大放送。「イチケイのカラス」は4月5日より毎週月曜日21時~フジテレビにて放送。※初回30分拡大(cinemacafe.net)
2021年03月22日