言いにくいことを隠したり、見栄をはったりして、彼に嘘をついてしまった経験がある人も多いですよね。ただ、一度嘘をつくと、それがばれないようまた嘘を重ねるなんてことにも。ここでは、嘘を可愛らしく打ち明ける方法をお教えします。タイミングに気をつける嘘をカミングアウトするには、絶好のタイミングを逃さないことがポイントです。誰でも、気分に波があるもの。彼氏が不機嫌な顔をしているとき、その原因は仕事や対人関係など、全くあなたに関係のない場合もあるでしょう。彼氏の機嫌が悪いときに打ち明けると、イライラを増幅させて怒らせやすくなります。カミングアウトは、彼氏ができるだけニコニコしている時を選ぶのがベスト。気分が最高によさそうなときを見計らって、「実は言ってなかったんだけど」と前置きをして始めると効果的でしょう。打ち明ける前にまず謝る次のポイントとして、反省の態度をみせることです。ごめんねと心から反省している素振りを見せれば、怒りを和らげてくれます。それも、できれば後で言うよりも、思い切って先に謝ってしまうほうが得。これから悪い報告があるんだなと彼氏も心の準備ができますし、小さくなって謝れば可愛らしく思わせることができます。男性にはプライドがあって謝ることが苦手な人も多いもの。心から誠意をもって謝れば、よく打ち明けてくれたね、とかえって高評価につながることもあります。言いにくいことほど先に伝える言いにくいことになればなるほど、ついつい核心の内容を先送りしてしまいたくなりますよね。けれど男性は結論を先に知りたがるものなので、話は簡潔にまとめましょう。だらだらと話を続けていくと、「結局何が言いたいんだ」と彼氏をイライラさせてしまいます。段階を踏んで説明しないとわかりにくい場合は、先に結論を言ってから、順を追って経緯や理由を説明するのがポイント。彼氏がなるほどと納得してスッキリしてくれるように、わかりやすさを意識して話しましょう。打ち明けた後にはにかみ笑顔を見せる最後に、ここぞという場面ではにかんだ笑顔を見せるのも効果的。男性は、笑顔が素敵な女性には本能的に惹かれるもの。彼氏が突然の嘘に戸惑ってどう返事をしようかと悩んでいる時に、「あなただから打ち明けたのよ」という気持ちを込めて、奥ゆかしさを感じられる笑顔を見せれば、嘘をつかれていたことへの不満も吹き飛んでしまいます。彼女からの信頼の気持ちを感じて、許してあげようかなという気になってくれるでしょう。自分のためにもカミングアウトを大切なのは、自分を変に取り繕わず誠意を感じさせること。気分がいいときに心から謝られると可愛く思えて、ついつい許してあげようかなと思うものです。ただ、絶対許してもらえないような嘘の場合は、別れを覚悟することも必要。すっきりして彼氏の前で心から笑顔でいられるように、嘘をカミングアウトしましょう。
2020年12月09日女性を犬系と猫系に例えたとき、好きなタイプは猫系と答える男性って意外と多いですよね。一体、猫系女子のどこに魅力を感じるのでしょう。そこで、男性が猫系女子を好きになる理由について解説します。天真爛漫で可愛い言動が猫のように自由な猫系女子の魅力は、その天真爛漫さです。言いたいことをズケズケとハッキリ言ったり、急に笑ったり怒ったりと、喜怒哀楽が激しくクルクル変わる表情に、男性は思わず胸がキュンとなってしまうのです。ワガママな口調で振り回されても、なぜか許してしまう、それは裏表のない魅力を猫系女子から感じるからなのです。たまには男性の前で、自分の素直な気持ちを出すのも良いのかもしれません。ですが、天真爛漫とワガママは違います。相手を困らせるような言動はほどほどにしておきましょう。甘え下手猫系女子の特徴に、負けず嫌いで人に弱味を見せることが大嫌いというのもあります。人に頼るのが苦手な姿が、男性には、なんとなく気になってしまうのです。そんな猫系女子が、たまに甘えた表情を見せたときに、男性は「守ってあげたい」と思ってしまうのです。そして、あれだけ強がっていたのに、1度心を開けばとことんさらけだしてくれるところに男性は弱いのです。話すときや食事のときにも距離が近くなり、今まで離れていた分、男性はその距離の近さにドキドキしてしまうのです。他の人には絶対に見せない弱い部分を、自分にだけ見せてくれるというのは、男性にとっては独占欲を感じさせることでもあります。男性に意識してもらうには、たまには勇気を出して、甘えてみるのも良いのではないでしょうか。ミステリアスな魅力猫系女子のなかには、なにを考えているのかわからないという、ミステリアスなタイプもいます。ですが、そこに魅力を感じる男性も多くいるのです。話をしていても、つかみどころがなくて、本心がどこにあるのかわからない。だからこそ、本当の姿が知りたくて、ついつい気になってしまうのです。男性と会話をするときには、あえてプライベートなことは話さないようにして、ミステリアスな雰囲気を意識するのも良いかもしれません。また、自分から話しかけないことも、ミステリアスさを更に倍増させる効果があります。猫系女子の魅力猫系女子は男性に人気がありますが、注意点も必要です。ワガママを言いたい放題だったり、自分のことは話さないのに、人のことは根掘り葉掘り聞くだけでは、男性にとっては魅力的に見えません。猫系であることをアピールするときには、可愛らしい言動を常に意識することも大切です。
2020年08月29日鍋飲みこそが、彼との距離を縮める大チャンスです。気になる彼との距離を縮め、恋へと進展させちゃうテクニックがあるんです。料理をそっと取り分けよう鍋飲みしていると、楽しさのあまりお酒が進みます。お酒にばかり手が進んでしまい、せっかくの鍋料理を食べずに終わってしまうこともよくあることです。そんな時こそが彼との距離をグッと近づけるチャンスです。何も言わずに、彼のために料理を取り分けてあげましょう。彼は、自分のために料理を取り分けてくれたあなたに優しさを感じ、あなたを意識するようになることでしょう。些細な気遣いは、相手をドキっとさせます。そんな女性に心惹かれる男性は多いですよ。彼の話に耳を傾ける鍋飲みは、非常にテンションが上がります。仲間同士であれこれ会話が弾むことが多いです。そんな時こそ、彼との距離を縮めるチャンスです。彼の話を真剣にきいてあげましょう。彼の会話に、相槌を打ちましょう。そうすることで、彼は、あなたが自分の話をきちんときいてくれていると感じます。自分のたわいもない話を真剣にきいてくれる女性に、男性は思わずドキっとします。意識するようになります。恋へと進展するチャンスですよ。彼のリクエストをきいてあげよう鍋飲みでは、鍋の具材を後から追加していくことも多いですよね。そんな時こそ、彼との距離をグッと縮めるチャンスです。彼のリクエストをきいてあげるといいでしょう。「次は何が食べたい?」と彼に向かってリクエストをきくことで、自分が特別な存在なのではないか、と感じることでしょう。あなたを見る目が一気に変わります。あなたのことが気になるようになるはずです。そんな時こそ、距離をグッと縮め、彼との恋へと進展させるチャンスです。明るく笑顔で参加しよう鍋飲みは、楽しい時間なので、明るい人が好かれます。嫌なことがあっても笑顔で明るく振舞っていることが重要です。明るく振舞う女性に、男性は心惹かれることが多いです。笑顔に思わずキュンとなることも多いです。そんな時こそ、彼との距離を縮めるチャンスです。笑顔で彼と接することで、彼から意識される存在へと変わることでしょう。
2020年02月24日LINEスタンプには様々な種類がありますが、年齢を考えた上で使わないと痛い女子だと思われる可能性もあります。そこで今回はアラサー女子が使ってはいけないLINEスタンプを紹介します。サウンド再生機能のあるLINEスタンプLINEスタンプの中には声や音が出るスタンプもありますよね。そのようなスタンプを10代や20代前半の女子が使っていると、「面白いスタンプを使っているんだな」と思うだけで終わりますが、アラサー女子だと「いい大人なのに何で声の出るスタンプなんて使っているんだ」と思われる可能性が高いです。アラサーになると職場の人とLINEをする機会も多く、声や音の出るスタンプが良く思われないケースは増えます。どうしても変わったスタンプを使いたいのであれば、動作だけがあるスタンプを選ぶのが効果的です。名前スタンプは注意が必要アラサー女子は名前スタンプを避けるのが良いと言えます。名字だけのスタンプならアラサー女子でも許されるかもしれません。しかし、「名前+ちゃん」といったタイプのスタンプをアラサー女子が使っていても、「可愛い」とは思ってもらえない可能性が高いです。特に職場の人にLINEを送るときには、名前スタンプは使わないようにしましょう。どうしても名前スタンプを使いたい場合は、家族や恋人へのLINEで使うのが良いと言えます。アニメスタンプもアラサー女子には向いていないアラサー女子が使ってはいけないLINEスタンプの中には、アニメのスタンプも含まれます。特にマニアックなアニメのスタンプは「いい年して、こんなアニメを見ているんだな」というマイナスイメージを持たれる可能性も考えられます。場合によっては「アニメオタクの変わった女性だ」という印象を持たれるケースもあります。どうしてもアニメのスタンプを使いたい人は、同じアニメが好きな人にだけ使うようにするのが良い方法です。ハートスタンプの乱用ハートがモチーフのLINEスタンプは、女性から見ると可愛い印象がありますが、それを多用してしまうと、誰にでもハートを送る軽い女という印象を持たれてしまう可能性があります。また、幼稚なイメージにも繋がってしまいます。ハートを使う時は、ここぞという時だけに抑えたいですね。
2020年02月14日「イクメン」が「ユーキャン新語・流行語大賞」に選ばれたのは2010年、それから10年近くが経とうとしています。時の流れの影響もあってか、近頃「イクメン」という言葉を聞く機会が減ってきたようにも感じます。今回は、そんな「イクメン」に関するママとパパたちの声を聞いてみたいと思います。■6割近くは「『イクメン』は死語になる」と回答アンケートでは、「イクメン」が死語になると思うか聞きました。その結果、「思う」と答えた人が59.1%となり、6割近くが「イクメン」が死語になると考えていることがわかりました。Q.「イクメン」は死語になると思う?思う 59.1%思わない 33.7%その他 7.2%■なぜ男性だけ特別扱い? ママたちが抱える違和感なぜ、6割にものぼる人たちが「イクメン」という言葉が死語になると考えているのか。コメントを紐解くと、「イクメン」という言葉に対してママたちが抱える複雑な思いが浮き彫りになってきました。「今の世の中、母親だけ仕事に育児に……は無理があります! 自分の子でしょ、当たり前で育児しろ! 父親はちょっとしてればイクメン扱い。母親はちょっと手抜きすると育児放棄扱い」(愛媛県 40代女性)「夫にいつもありがとうの意味を込めて、『うちの旦那さんはイクメンだね!』って言っていたら、『やるのが当たり前なのに、そんな言葉でくくられるのはいやだな』って言われた。そりゃそうだ~!」(鳥取県 30代女性)「イクメンって言葉、大嫌い。わが子を育てるのは当たり前なのに、男だけが特別扱いされているところに腹が立つ」(福島県 40代女性)「2人の子どもなのですから、2人で協力して子育てするべき。母親が育児するのが当然で、父親の育児は称賛するものという響きの『イクメン』という言葉は、なくていいと思う」(茨城県 40代女性)「なぜ男性だけが育児をすることを称賛されるのか?」という疑問の声が多く寄せられていて、そもそも「イクメン」という言葉に嫌悪感を抱いている人もいるようです。専業主婦家庭が多かった一昔前と比べて、共働き家庭が多くなった現在では、こうした疑問の声が出ることは当然という気がします。■死語になって初めて男性の育児参加が当たり前に?さらに、「死語になる」という考えの裏側には、パパやママたちから「男性の育児参加が当たり前になること」への期待が込められているということもわかってきました。「育児をしない人がいるからイクメンが目立つ。『育児して当たり前』となれば、イクメンも目立たなくなるはず。その期待を込めて、死語になると思いたい」(東京都 40代女性)「なくならなければならない言葉だと思います。共働きが増え、育児や家事の分担が当たり前になりつつある今、イクメンという言葉があるようでは、男親は仕事だけしていればいいという文化が残っているって感じます」(千葉県 40代男性)「父親の育児が当たり前の世の中になれば死語になって当然で、その方が父親の育児が認知されたことの証明になると思う」(島根県 30代女性)たとえば、第一線で働く女性を意味する「キャリアウーマン」という言葉は、1970年代からよく使われていましたが、現在ではあまり聞かなくなりました。女性が仕事を続けてキャリアを積むことが徐々に珍しくなくなったためだと考えられます。男性においても、育児することが珍しくなくなれば、「イクメン」という言葉が死語になり、使われなくなっていくと予測できそうです。そうした未来への期待も込められた結果とも言えるかもしれません。■何はともあれ「イクメン」はありがたい!ただ一方で、「イクメン」が死語になると思わない人は全体の3割を超えていました。コメントを読んでいくと、「言葉はさておき『イクメン』は必要だ」というものが多く、肯定的に「イクメン」を受け入れ、これからも増えていってほしいという願いが込められていることがわかります。「子どもが生まれてから、夜中のミルク、おむつの交換、お風呂などすべてやりました。これからは男も育児を率先してやらないと。少子化対策は男がカギになる!」(栃木県 40代男性)「イクメン、いいんじゃないですか? お父さんも育児が当たり前っていう世の中を作ろうとしている良い言葉です」(岩手県 40代女性)「いい言葉だと思います。『良妻賢母』だって差別の言葉ではなくいい言葉ですから、いくら目くじらたてる人がいても、なくならないと思います。『誉める』ポジティブな言葉はいくらでも残ってほしい」(青森県 30代女性)男性が育児をすること、それが可能になる背景ができることは、家族にとってありがたいことに違いはないですよね。そういった前向きな意味に注目している人も、たくさんいるようです。■「イクメン」という言葉に踊らされない家庭作りパパやママのさまざまな思いが交錯する「イクメン」というキーワード。「死語になる」のか「死語にならない」のか。このことを「男性の育児」という側面から、コメントをもとに考えてみたいと思います。▼「父親への期待」その1、子育て意識の変革「子育ては、うれしいことばかりではなく、手がかかったり面倒だったり思いどおりにならないことの連続です。でも夫婦でそれを共有して乗り越えられたとき、この上ない幸せを感じます。男性にはそんな意識で子育てにかかわり、できることを少しでも協力してもらいたい。イクメンパパは子どもとの絆も結ばれていくはず」(東京都 40代女性)「『育児する男』ではなく『父親』。育児に参加ではなく、育児を共に学び、夫婦で共有していくことが当たり前な時代になってほしい」(埼玉県 30代女性)▼「父親への期待」その2、パートナーへの思いやり「私の夫は20年前から変わらず朝5時にはキッチンにたち、朝御飯の支度とお弁当作り。ごく自然のなりゆきで、当たり前に『ありがたい』行為だったから、お互いに労いの『ありがとう!』を連発して家庭を守ってきました」(北海道 40代女性)「お互い協力しあい、お互いに感謝し、育児をして自分たちの子どもを大事に育てていく、当たり前のことだと思います。時はあっという間に過ぎてしまいますが、子どもたちが側にいるのは意外に人生のうちで短い間なので、大切にしていきたい」(神奈川県 40代女性)▼「父親への期待」その3、父親としての責任「父親になるってどういうことか、よく夫婦で話し合ったり、妻の母親もしくは自分の母親から育児について話を聞いたりして、生まれてきた子どもを大切に育てることが大事だと思います」(鳥取県 40代男性)「『イクメン』とちやほやしたり、もてはやしたりせずとも、夫婦でかわいい子どもたちを育てていければいい」(大阪府 50代女性)▼「父親への期待」その4、子どもの成長に関わり続ける「イクメンって、子どもが赤ちゃんの時にもてはやされるけど、それ以降の保育園、小中学校のPTAにも参加し続けてもらいたい」(埼玉県 40代女性)「育児って子どもが独立するまで続くもの。高校受験などの精神的にも金銭的にも大変な時期も、夫の支えがとても大きい」(神奈川県 40代女性)▼「父親への期待」その5、周囲も協力してくれる環境「どんなにイクメンを推進しようとしても、『父親は仕事』の考えを持っている上司がいる会社では、イクメンになりたくても無理。また男性は仕事に対するプライドが高く、さらに家庭を第一に考える勇気がない人が多いような気がする。何らかの拘束がない限り、イクメンはいなくなってしまうと思う」(神奈川県 40代女性)ここまで、「イクメン」という言葉について考えてきました。実際にはまだワンオペ育児を行っている女性も多いでしょう。ただここ何年間かで「育児に参加するパパはカッコいい」から「家事育児を男性もするのは当たり前」といった声に変わりつつあります。実際にコメントでも「一緒に住んでいるのだから家事育児を自分がするのは当たり前」「家事や育児は大変。でもやりがいある」といったパパからのコメントもあります。もちろんパパの職場状況などによっては、難しい側面もあるかもしれません。しかし「男性が当たり前に育児する」ことは、流行によって左右されたり廃れたりしてはいけないもの。だからこそ「イクメン」というキーワードに対して、嫌悪感や違和感を覚えていても、その言葉だけに踊らされないことも大切なように思えます。自分たちはどんな家庭を育て上げたいのか、パパとママは個々で何を大切にしていきたいのか、家族のなかではどんな時間を過ごしていきたいのか。それは、きっと、それぞれの家庭で、個人で答えが違うでしょう。でも築き上げる家庭のなかで一緒に暮らす家族が協力し、支えあうことはごく自然なこと。そんなことが日々の会話の中で気持ちを伝えあっていけるといいですね。Q.「イクメン」は死語になると思う?アンケート回答数: 5051件 ウーマンエキサイト×まちcomi調べ
2020年01月19日元モーニング娘。辻希美の夫で俳優の杉浦太陽が15日、都内で行われた「第9回イクメンオブザイヤー2019」の授賞式に出席し、自己流の“イクメン”について語った。今年で9回目となる「イクメンオブザイヤー」は、「イクメンの日(10月19日)」の制定記念イベントとして開催され、「育児を楽しみ・頑張ったパパ=イクメン」の著名人が毎年表彰されている。2007年6月に辻希美と結婚し、昨年12月に4児の父となった杉浦。通算3回目の表彰となり、今年は昨年に続いて「イクメン一般選出部門」(0歳から6歳までの子供を持つ既婚男女1,100人を対象に明治安田生命が「理想のイクメンだと思う有名人」を調査)を受賞した。杉浦は3度目の受賞を「本当に恐縮なんですけども、本当に光栄なことでございます」と喜び、「そして妻に感謝したいと思います」と辻への思いも伝えた。自身の“イクメン度”については「あえて言うならば」と前置きし、「88点」と自己採点。「100点を目指さなくてもいいと思うんですよ。無理をしていたら続かないので」といい、「『幸せやな』と思うための努力が必要だと思うんですよ。それは妻のサポートだったり、家事だったり、育児だったり」と考えを示した。そんな杉浦にとっての“イクメン”とは「妻ファースト」。その理由について、「やっぱり奥さんを大事に。うちにとって家庭の太陽は僕じゃなくて、妻が太陽」と語り、「彼女が笑顔じゃないと家が回らない。彼女を第一に。育児は奥さんが怒っているとみんなが暗くなってしまうので、いかに彼女を輝かせるか意識してやっております」と明かした。終了後の囲み取材で、「1人目が12年前になるんですけど」と2007年に第1子となる長女が生まれたことを振り返った杉浦。「当時は男性がベビーカーを押したり、抱っこひもで抱っこする姿は皆無に近かったです。こういう時代になってきて、今では当たり前の風景になってきました」と世間の変化を感じているようで、「こういう賞が世間に浸透することによって、男性が育児に参加するのは当たり前という思考がどんどん広がっていったのはうれしく思います」と同賞の意義についてもアピールしていた。杉浦のほか、お笑いコンビ・NON STYLEの石田明が「知育メン部門」、お笑いコンビ・アンガールズの山根良顕が「イクメン芸人部門」、元巨人監督でプロ野球解説者の高橋由伸氏が「イクメンスポーツ部門」、YouTuberのSEIKINが「イクメン動画クリエイター部門」を受賞した。
2019年10月15日気になる彼となんだかよく目が合っちゃう!「もしかして、わたしのこと見てくれてる?」とドキドキですよね。そんなとき、彼は一体どんなことを考えているのでしょうか。よく目が合うときの彼の気持ちを4パターンご紹介します!彼も気になっている可能性大!両思いかも?好きだけど話しかける勇気が出ない、そんな片思いの彼とよく目が合うなら、あなたが彼のことが気になりすぎてつい目で追いがちになることで目が合う確率が高くなっているのかもしれません。でも裏を返せば、彼もまたあなたのことを気にかけている可能性が高いということ。もし関心のない人であれば、「見られているな」と感じたとしても頻繁にこちらを見ることも気にかけることもないでしょう。彼もあなたのことが気になるために、自然とあなたの姿を目で追って思いを募らせているはずです。次に目が合ったら笑顔を返してみてください。きっと彼はますますあなたに惹かれていきますよ。告白される日も近い?話すタイミングを見計らっているよく近くにいる彼と目が合うなら、あなたに声をかけるタイミングを見計らっているのかも。あなたと少しでも話してみたい、好意を伝えたいと思っていても、なかなか話しかけられずにいるのかもしれません。あなたの姿を目で追って、いつどのタイミングで話しかけようか迷っているのでしょう。よく目が合っていて、それでも互いに話しかけられずにいるなら、軽い会釈でもいいのでアクションを起こしてみましょう。その次に挨拶、そのまた次には他愛もない会話と段階を踏むことで、目が合うだけの今よりももっと距離を縮めやすくなります。女性として見とれている?そこから恋への発展も魅力的な雰囲気を持つあなたが男性と目が合うなら、彼は純粋に女性としてあなたに見とれているのかもしれません。話し方が可愛らしかったり仕草が綺麗であったりと、女性特有の魅力に惹かれる男性は多いです。女性として見とれているということは、間違いなく良い印象を持たれているということでもありますよね。彼があなたのことを目で追うほど、どんどん魅力に惹かれていって恋心が芽生えることも十分にあります。自信を持って積極的に彼に話しかけてみることで距離が縮まるかもしれませんよ。特に意味はない?接点を持つことも必要残念ながら目が合うことに特に意味はなく、ただボーっとしていてたまたま目が合ったということもありえます。この時点での好意はあまり見込めませんが、よく目が合う人ほど気になりやすくなるという心理的な効果があることも事実。目が合ったときに微笑んでみたり、次に会うときには挨拶をしてみると接点を持てるようになるかもしれません。
2019年10月01日お付き合いしている彼との結婚を考えているという女性も多いのではないでしょうか。結婚・出産してからも仕事を続けたいと考える女性の場合、彼の家事・育児への協力度が重要になってきますよね。今回は、結婚してから家事・育児をきちんと分担してくれる、彼の家事メン・イクメン度をチェックする項目を紹介いたします。彼との将来を考える方は、是非チェックしてみて下さいね!こんな彼は要注意!?モラハラ夫になりそうな男性の特徴はじめに、家事メン・イクメンからは程遠い、モラハラ夫になる危険がある男性の特徴を紹介します。(1) 性別役割分業に囚われている男性「男って○○だから」「女は××しないと!」など、やたら性別で役割を分けようとする男性は要注意です。昭和の様な古い考えを今の時代も持っていることが多く、「家事・育児は女がするものだ」と考えている可能性が高いです。また、男性は女性よりも偉いと考える人が多いのもこのタイプ。女性が外で働くことを許さず、家事に専念して欲しいと考えがちなタイプなので、お子さんが出来てからも仕事を続けたいと考える女性は、避けた方が無難です。(2) 都合がいいときだけ男女平等を主張する男性先ほどとは違い、こちらの男性は女性が外に出て働くことは大歓迎です。しかし、家事・育児は女性に全てやってほしいと考えているのが、このタイプの特徴です。一家の大黒柱として家計を1人で支えるのは荷が重いからと、女性にも働くことを希望しますが、「家事・育児は苦手だから、女性にお任せ」という考えを持つ男性は、先ほどの性別役割分業タイプよりも、ある意味タチが悪いと言えるでしょう。自分だけ男女平等のいいとこ取りをしようとする、こちらのタイプにはくれぐれもご注意ください。(3) 彼の父親が亭主関白タイプ付き合っている彼の父親が、亭主関白タイプなのも注意が必要です。人は知らず知らずのうちに、自分の育った家庭が一般的な家庭だと思ってしまいます。亭主関白な父親を持つ彼も、何の悪気もなく結婚後に亭主関白っぷりを発揮してくる可能性があります。彼が亭主関白な性格の父親に不満を持っているのなら、反面教師で家事メン・イクメンになってくれる可能性がありますが、そうでなければ注意してくださいね。結婚前に彼のご両親にお会いする機会があれば、それとなくチェックしてみましょう。こんな彼なら安心!家事メン・イクメンになりそうな男性の特徴次に、家事メン・イクメンになりそうな男性の特徴を紹介します。あなたの彼はいくつ当てはまるでしょうか?(1) 一人暮らし歴のある男性一人暮らし歴のある男性は、家事メンになる確率が高いです。身の回りのことは一通りやっているはずなので、結婚してからも家事は問題なく行えるでしょう。また、自炊が出来るかどうかもチェックして下さい。いつもコンビニのおにぎりやお弁当で簡単に食事を済ませ、実は料理が全く出来ないと言う男性も多いですが、あえて自炊を選んでいる男性は、家事メンになる確率がますます高いと言えるでしょう。(2) 年の離れた弟や妹がいる年の離れた弟や妹のいる男性は、親の手伝いとして昔から小さな子のお世話をしていたことが多く、子供の扱いに慣れているはずです。こういった男性は、イクメンになる可能性が高いのではないでしょうか。また、友達や親戚の小さな子供と会った時の対応を、チェックしてみるのも良いでしょう。心から楽しそうに子供と接しているのであれば、将来二人のお子さんが生まれた際も、子煩悩なイクメンになりそうですよね。(3) 両親が共働きだった男性両親が共働きだった男性は、小さいうちから家事を手伝っていることが多く、家事メンになる可能性が高いでしょう。また、両親が共働きだったこともあり、暖かい家庭に憧れている傾向も強いです。その為、イクメンになる可能性もあわせて高いと言えるでしょう。ただ、両親が共働きで子供時代に寂しさを感じていた男性の場合は、妻となる女性には専業主婦になることを望んでいる場合もあります。結婚・出産後も仕事を続けたい女性は、彼と話し合い、お互いが納得できるポイントを見つけられると良いですね。彼の家事メン・イクメンレベルは努力次第で向上できる!あなたの彼は結婚後、家事メン・イクメンになれそうでしたか?例え、彼が家事メン・イクメンになりそうな様子が無くても、どうか諦めないでください。彼はただ結婚のことをまだ意識していないだけの可能性があります。彼のことが大好きなのであれば、少しずつ家事メン・イクメンになるよう、あなたが育ててあげると言うのも手ですよ。優しい彼であれば、あなたの気持ちを汲み取って少しずつ変わってくれるはずです。お互いの気持ちを尊重しあって、大好きな彼と結婚後も素敵な関係が築けると良いですね。
2019年09月24日外出や飲み会が多かった夫が、イクメンに変わってくれました。産後1カ月も経っていないのに一日中外出したり、飲み会にも頻繁に参加していた夫。育児全般は私の役目となり、このままでは私中心の子育てになってしまうと危機感を抱いたのです。そのために私がおこなった3つのことをお伝えしていきます。 夫の飲み会の回数を減らした言葉がけ夫は仕事上での飲み会以外にも、友だちとも頻繁に飲みに行っては酔って深夜に帰って来ていました。深夜に何回も授乳で起きる私は、陽気に帰って来る夫にイライラ……。飲み会をなしにしては夫もストレスが溜まるので、仕事以外の飲み会は月に1回までとし、23時には帰るという決まりを設けました。飲み会を減らしてほしいと私が一方的に怒ると喧嘩になり兼ねないので、「子どもと一緒に居てほしい」という理由もつけて話し合いました。夫も承諾し、飲み会の回数が減ったため、深夜の帰宅はなくなりました。 夫の育児協力を当たり前だと思わない夫は育児への意欲が低く、子どもが生まれてからも自分中心の生活を送っていました。そこで、夫が育児をしてくれるのを待つのではなく、「おむつを替えてくれたらうれしい」「今あやしてくれたらすごく助かる」など、具体的に要求していきました。すると、2週間ほど経つと自分からおむつ替えなどをするように。継続してもらうように、毎回ありがとうと感謝の気持ちも伝えています。 夫への不満は溜まらないうちに伝える出産後は、夫婦2人の生活から急に子ども中心の生活となりました。そして産後2カ月経ったある日、子どものことに手一杯な私は、夫に対しての不満を溜め込んでしまって大喧嘩に。その際、夫婦で話し合うことの大切さや、育児に関しての考え、お互いが思っていることなどを伝え合ったことで、夫婦で協力しなければ子育てはできないと感じました。 産後は夫も子育てをするのが当たり前で、話し合いの必要は感じていませんでした。しかし、夫を積極的に育児をしてもらうためには、私から育児に協力してほしいことを伝え、いつも感謝することが大切だと感じました。夫と真剣に向き合うことで、一緒に育児ができるようになったと感じています。 著者:中道麻智子一児の母。管理栄養士として給食を作っている。管理栄養士の知識を生かした記事や、初めての妊娠・出産・育児で学んだことを中心に記事を執筆している。
2019年08月16日結婚はゴールではなく、新しい生活のスタートです。家事や育児、親戚付き合いなど、恋愛中よりも2人で考えていかなければならない問題も増えてきますね。共働き家庭の場合、家のことを何もやってくれない男性だと、女性側の負担がかなり大きくなってしまいます。結婚後にがっかり…ではなく、「この人と結婚してよかった!」と思いたいあなたは、彼の”イクメン力”にも注目してみましょう!質問①:(赤ちゃんを見せて)かわいいでしょ?友人やきょうだいの赤ちゃんの写真を見せて、彼に「かわいいよね〜」と話しかけてみましょう。子供が好きであることはイクメンの最低条件!「俺、子供苦手なんだよね…」と言われてしまったら、望みは薄いかも。「かわいいね」と返答がきたなら、少なくとも子供好きではあるということ。でも、かわいいと思っている、というだけでは子育てに対する意欲を持っているかはわかりませんよね。確認すべきは、興味を持って話を膨らませようとするかどうかです。「何才?」「この歳だと歩けるんだ。」などと興味を示せばイクメンの可能性大。質問②:あなたの会社って、男性で育児休暇をとった人はいるの?子供が好きだったり育児に興味のある男性なら、イクメンになれる素質は大です。次に大切なのは、環境。男性が育児休暇を取りにくい職場であれば、彼も肩身が狭くなってしまうので「やっぱり子育ては無理かなあ」と消極的になってしまいます。彼の職場が男性の育児に協力的なのか?はかなり重要になってきます。転職がさかんになってきている時代ではありますが、まだまだ軽い気持ちで転職、とはいかないのが現状ですよね。職場に理解があるのか?もしないなら、転職する選択肢もあるのか?また、どちらも無理な場合はあなたがしばらく育児のみに専念できる十分な収入はあるのか、事前に確認しておくことが大切です。質問③:(結婚したら)家事の分担はどうしようか?育児は家事の一部、と思っている男性は意外と多いものです。なので、育児だけではなく家事に対する意識も確認してみてください。いくら子供好きな彼であっても、「家の仕事は女性がやるもの」と思っている男性なら、”ちょっとくらいは手伝ってあげる”というスタンスを持っていることがあります。今は共働きが主流になってきていますし、家事は手伝うものではなく、男女で協力してやっていくものです。「皿洗いと洗濯くらいはやってもいいよ」と答えるような男性の場合、結局は育児も女性任せになる可能性が高いでしょう。番外編:男性ホルモンが薄めな男性は狙い目!質問ではありませんが、ヒゲや体毛が薄い、体型が細め、体臭が少なめ、のような、男性ホルモンが薄めの男性はイクメンになってくれる可能性が高いです。指の長さが人差し指の長い人は女性ホルモンが多い、という説もあるのでさりげなく確認してみましょう。男性ホルモンは競争心や活力、性欲を司ると言われているので、一般的に男性ホルモンの多い男性は”男らしい”人が多いです。家で家事や育児をやるよりも、バリバリ仕事をして出世を狙いたい、すぐに家に帰るより友人や同僚と仕事後の飲み会や趣味で人脈を作りたい、という人が多い傾向にあるのです。逆に女性ホルモンの多い男性は、優しく穏やかで出世欲の少ない人が多いので、家の仕事にも協力的になれる素質があると言えます。
2019年07月27日最近では育児に協力的なパパも増えてきました。核家族化、共働き世帯の増加もあってパパの育児参加も必須となってきています。産後に育休をとるパパや、ママと交代で育休をとるパパもいます。しかし、ママからみると、自分と同じようには育児をしてくれない、なかなかイクメンに育たないと思っているママも少なくないのではないでしょうか。 今日は、ママとパパの子育て脳の違いを知って、パパを子育て上手にするコツをお話しします。 パパの子育てにイラッとくる!?育児を積極的に一緒にしてくれるパパにもイライラするママたちは少なくないのではないでしょうか?たとえば、「赤ちゃんが泣いていてもほったらかしだった」、「子どもをみててねと頼んでおいたのに本当に見ているだけで何もしてくれていなかった」などというエピソードはよく聞きます。普段、おむつ替えや授乳など積極的に育児に関わっているパパでも、そんなことがあるのには理由があるのでしょうか。 どうしてできないの?!ママとパパの子育て脳の違いママたちがよく感じる、パパはわが子に対する反応が鈍い、というのは性格の問題でしょうか。そうとばかりは言えません。脳の反応実験で、男性の脳は女性の脳ほど子どもの泣き声に対する反応が強くないということがわかっています。つまり、子どもの泣き声にパパとママとの反応が違うというのは自然なことなのですね。赤ちゃんのお世話を中心的に行うのはママなので子どもの声に対する反応が速いのです。ママは自分と同じようにパパにもその反応の速さと対応を求めてしまう。しかし、パパにはそれができないのでママのイライラの原因になってしまうのですね。 女性はママになることで脳にも変化が起こる?!女性はママになるときに脳の30カ所以上もの場所が肥大し、子育ての能力が高まることがわかっています。わが子の泣き顔を見ただけで脳のいとおしさや不安を感じる部分が働き、その後なぜ泣くのかを分析する部分が働き、即座に体が反応するという仕組みができるそうです。ママだから持っている脳の機能があるんですね。そのため、ママは育児をしながら常に、次に何をしないといけないか考えていることが多いと思います。たとえば、赤ちゃんのことが気になって自分の食事もそこそこに切り上げてしまうママは多いと思います。そんなママをみて「キリキリしないでゆっくり食べたら?」などというパパも多く、そんなパパにイライラしてしまうママも少なくないかもしれませんね。ママはパパと違って子どものちょっとした変化に敏感に対応できるように脳の運動野といわれる部分が働いています。それは進化の過程で女性がつくりあげてきた脳の違いなのだということを理解しておきましょう。 じゃあ、パパをイクメンに育てるにはどうしたらいいの?!ではパパにはイクメンになってもらえないのでしょうか。いいえ、そんなことはありません。パパも育児に関わっていくことで子どもに対する反応が鋭くなったり、子育ての力が高まっていきます。ママは、ママとパパの子育て脳は違うということを理解して、具体的にパパにやって欲しいことを伝えたり、繰り返し伝えたりしていくことが大切です。赤ちゃんの頃よりもコミュニケーションがとれるようになってきた幼児になってくると、パパは子どもとの関わり方がわかってっきたり、育児の楽しさがわかってくる方も多いようです。 パパの反応が鈍いほうが良い場合もある逆にパパのように赤ちゃんへの反応が鈍い方がいい場合もあります。たとえば、赤ちゃんの緊急事態にはママは赤ちゃんに素早く反応してパニックになることもあります。そんなとき、パパが冷静にどっしりと構えている方がスムーズに対応できることもあります。男女の赤ちゃんへの反応の違いや感覚が子育ての中では必要になることもあるのです。 まとめ子育てを一緒に行うことだけがイクメンパパではありません。ママが育児に大変なときに家事を手伝ってもらったり、息抜きをさせてもらったり、ママの話を聞いてもらったりすることも大切なのではないでしょうか。子育てにフォーカスしすぎず、ママも、パパの脳の違いを理解しておおらかな気持ちで日々の生活を楽しめたらいいなと思います。 監修者・著者:助産師 高杉絵理大分県の大学にて看護師・助産師・保健師の資格を取得後、総合周産期母子医療センターにて産科やNICUに勤務。結婚を機に上京してからは、もっと育児が楽しくなるようにママや赤ちゃんにいつも身近に寄りそっていたいとの思いより、地域での助産師活動を開始する。 現在は、世田谷区の行政や病院で働きながら、開業助産師として地域での講座やイベントを開催し子育て支援活動を幅広く行っている。また、ベビーカレンダーにおいても、妊娠・出産・育児を楽しめるように、ママたちが読みやすく分かりやすい記事を心がけ執筆中。
2019年07月26日夫は「赤ちゃんに触るのも怖い」と言って、今まで甥・姪や友人の子どもを一度も抱っこすることがありませんでした。そんな夫が自ら息子のお世話をするようになり、1歳になった今では「2人きりでのお留守番も任せて!」 と言うほどに! ここでは、夫がどのようにイクメンになったのかをお伝えしていきます。 赤ちゃんに触るのも怖がる夫の意識改革夫は今まで何度か甥や姪など新生児に触れる機会はあったのに、触るのを怖がって一度たりとも抱っこしたことがありませんでした。なので、息子が生まれる前から、夫に赤ちゃんについての情報をいろいろ伝えることから始めることに! 赤ちゃんの大きさや重さなどはもちろん、抱っこやおむつの替え方、げっぷや沐浴の仕方なども一緒に育児書を読みながら人形で練習しました。 また、夫に赤ちゃんに必要なものを率先して調べてもらい、ほとんど準備してもらいました。そうすることで夫は赤ちゃんについての知識が身につき、怖いという意識が減ったようです。おかげで息子の誕生後はかわいくて愛おしい存在となり、「早く会いたい、お世話もしたい」と言うまでになりました。 夫自ら積極的に育児をしてびっくり息子が生まれてから、夫は自らお世話をし始めました。私は、子どもを抱っこすらしない夫を見てきたのでびっくりしました。夫は「これ練習したやつだ。やってみたら案外じょうずにできたよ」と得意気に。 私も、手伝ってくれてとても助かっていることと、息子もすごくうれしそうだと何度も言葉にして夫に伝えました。そうすると夫はさらに育児に積極的になっていき、そのイクメンぶりには目を見張るものがありました。夫がいるときには「お父さんに任せるね」と私もほとんどお願いするようにしたので、夫と息子が接する時間が増えてよかったと感じています。 イクメンお父さんを息子も大好きになった夫が育児を積極的におこなうことによって、息子との関係がとても深いものになっていったと感じています。圧倒的に私の方が一緒にいる時間が多いにも関わらず、息子は私と同じくらいに夫のことが大好きです。 夫が育児を頑張ってくれたおかげなのか、息子は「ママじゃなきゃダメ」という風にならなかったので、後追いや私がいなくて泣いてしまうこともなく、子育てがラクに感じます。また、夫が育児を積極的におこなうことは、息子の心の安定にも繋がっているように思えます。 安心して育児ができるように事前に情報を伝え、夫の育児を認めて言葉で感謝を伝えること。そうすることで息子も夫のことが大好きになり、そしてますます夫は育児に積極的になってくれたのです。育児に必要なものの準備を夫に任せた、という点も知識を蓄えるうえでとても役立ったのかなと感じています。著者:山下 ひいこ一児の母。看護師・鍼灸師の資格を持ち、逆子治療やマタニティケアなどを行っている。自身の経験を生かし、不妊や妊娠・育児に関する体験談を中心に執筆活動を行う。
2019年07月10日【今週の悩めるマダム】“イクメン”という言葉が嫌いです。うちの夫も子どもが生まれた直後に「イクメンになる!」と言いだし、3カ月の有給休暇をとりました。しかし、料理をしても買い物や後片付けはしないなど、実際には役に立ちません。結局、周囲に“自称イクメン”を言いふらしたいだけだと思います。(神奈川県在住・40代主婦)“イクメン”という言葉が生み出した罪は、そこなんですよね。僕もこの言葉が大嫌い。何にもしない男たちをおだてて、少しでも主婦の大変さを理解させるために生まれた言葉だということは理解できます。でも、この言葉の出現を機に男たちは「今日はイクメンしちゃうかな?」と言いだし、“なんちゃって主夫”が増えました。料理はしても買い物は行かない、後片付けもしないで、うまいだろ~と得意顔になっているご主人には、腹が立って当然です。奥様の立場からすると“馬鹿にされている感じがする”という気持ちもあるのではないでしょうか。家事って、そんな楽なものじゃないですよね?たとえば料理というのは、家計を意識した買い物から面倒くさい後片付けまで、それを毎日繰り返してこその料理です。「おお、いいか、男料理作ってやるぞ!」と楽しそうにキッチンで暴れて、結局片付けるのはすべて奥様というのは本当に腹が立ちますよね。それで「俺もたまにはイクメンやるんだ」と自慢しているわけですから、たまったもんじゃありません。日本はずっと長きにわたり男性は家事をしないという風潮がありました。共働きが当たり前になったこのご時世でさえ、家事をしない夫もたくさんいます。なので、イクメンという言葉のおかげで、夫たちの意識の中に“これからの時代は男も家事をする必要性があるんだ”という気持ちを植え付けることには少しだけ成功したかもしれませんね。イクメンという言葉が定着した今こそ、この言葉の罪についてももっと議論をして、本当の意味で“夫婦平等生活”を送れるようにしていくべきなのです。イクメンで普通という風潮ができてきたので、啓蒙活動は次のステージへと舵を切りました。そろそろ、別の言葉を作ってもいいかもしれないですね。たとえば“トモカジ”とかどうでしょう。共に家事をやる夫婦のことをそう呼ぶのです。トモカジは家事育児の仕事をきちんと半分ずつに分けて、それぞれがやるべきことをやって夫婦の負担を減らす行動のことを指します。イクメンって、どこか“奥様のお手伝い的要素”が含まれていませんか?主婦にとっては、すごく不公平な状態だと思います。だからこそ、「これからはトモカジの時代なんだからね。みんながそうしているんだから、うちも同じように半分半分家事を分担しましょう」と胸を張って言える世の中にしていきたい。奥様、もっと楽になりましょう。女という理由だけで、家のことを何から何まで全部やらなきゃならない時代ではありません。それに、僕みたいな男にだってできたんですから、世の男性たちにだって、きっとできるはずなんです。家事はちょうど半分半分に。トモカジ時代の到来は意外と遠くないかもしれませんよ。【JINSEIの格言】僕も“イクメン”という言葉が大嫌い。そろそろ、別の言葉を作ってもいいかもしれないですね。たとえば“トモカジ”とかどうでしょう。共に家事をやる夫婦のことをそう呼ぶのです。この連載では辻さんが恋愛から家事・育児、夫への愚痴まで、みなさんの日ごろの悩みにお答えします!お悩みは、メール(jinseinospice@gmail.com)、Twitter(女性自身連載「JINSEIのスパイス!」お悩み募集係【公式】@jinseinospice)、またはお便り(〒112-0811 東京都文京区音羽1-16-6「女性自身」編集部宛)にて絶賛募集中。※性別と年齢を明記のうえ、お送りください。以前の連載「ムスコ飯」はこちらで写真付きレシピを毎週火曜日に更新中!
2019年07月02日理想の結婚相手を考える上で忘れてはならないのが、男性のイクメン度です。と言うのも、結婚すればいずれ子供ができる可能性が高いですし、その時男性が育児に非協力的だと辛い思いをするのは女性側だからです。最も、「結婚→妊娠」の流れは決められたルールではないため、子供がいらないと思っているならそれはそれで構いません。ただ子供が欲しいと思う女性は、結婚相手がイクメン男性でないと苦労してしまいます。1. 態度で分かるイクメン度態度から男性のイクメン度を判断するのはそれほど難しくなく、男性と一緒に過ごす時間の中でハッキリと分かります。ポイントはあなた以外の人間への態度で、あなたのことが好きで付き合っているわけですから、男性があなたに悪い態度をとることはありません。結婚生活を想定すると「妻=あなた」であり子供は全く別の人間です。ですから男性があなた以外の人間とどう接するか?…そこに注目してみましょう。(1) 子供の多い環境を嫌がらない例えば、休日のショッピングセンターは子供が多く、ショッピングを楽しむカップルにとってはそれが疎ましく思うかもしれません。このため、その状況で男性がどんな態度を見せるかでイクメン度が分かります。正確にはイクメン度ではなく子供好きかどうかが分かるのですが、イクメンの最低条件は子供好きであることですから、充分な参考になるでしょう。要するに、子供が多い環境においてその環境を嫌がるか嫌がらないかがポイントです。(2) 気配りができる気配りができる男性は周囲のことがよく見えています。子供は大人ほど注意力が高くないため、意外なことがケガや事故につながるものです。その点、気配りができる男性ならそういった子供の安全に関わることにも配慮できるため、小さな子供と過ごすのに向いているのです。周囲のことが見える以上は子供のこともしっかり見えていますし、軽率な真似もしないため、気配りができる男性はイクメンの要素を持っているのです。2. 内面で分かるイクメン度男性の特徴には外見と内面がありますが、外見からイクメン度を判断することはできません。イケメンでオシャレなファッションは確かに男性として魅力的ですが、イクメン度を判断する基準としてこれらは全く役に立ちません。イクメン男性を見抜くにはその男性の内面に注目することで、性格や趣味からイクメン度を判断できます。付き合っている男性の性格や趣味を知るのは簡単ですから、つまり彼氏のイクメン度は簡単に分かります。(1) 性格イクメン度が高いのは、大らかな心を持っている…つまり短気でない男性です。短気な男性だと子供の言動にイライラする場面が多いと思うので、育児に協力的になる可能性は低いでしょう。その点、短気でない男性はすぐに腹を立てることがないですし、それゆえ優しい一面も持っています。ですから、子供の行動にも腹を立てることがなく根気よく付き合えるので将来イクメンになる可能性が高いのです。(2) 趣味明らかにイクメン度が高いのは、子供が喜びそうな趣味を持っている男性です。言うまでもなく子供と大人の遊びは全く違いますから、子供の相手をするのが正直退屈になることもあるでしょう。しかし、子供が喜びそうな趣味を持っている男性は幼い一面があるため、子供の相手をすることで自分も楽しめます。つまり子供と一緒になって楽しめる素質があり、イコールそれはイクメンの素質があるということになります。まとめあなたがもし将来子供が欲しいと考えているなら、理想の結婚相手の要素に「イクメン」を含めてみてください。そうすれば、今まで興味のなかった周囲の意外な男性に惹かれるケースもあるでしょう。それはあなたの恋愛においてもプラスになりますし、本当の理想の結婚相手と出会えるきっかけになるかもしれません。優しい、カッコいい、誠実、経済力…女性が結婚相手に求める要素は多々ありますが、将来子供が欲しいなら、こうした要素の中に「イクメン」を加えてみてはいかがでしょうか。
2019年03月23日本日、10月19日は2011年から「イクメンの日」と制定されていますが、まだまだ家事・育児に参加する男性が少ないと言われる日本。共働き世帯が増えている中、実際のところ男性の家事・育児への参加度はどのくらいなのでしょうか。■ 男性が毎日行う家事・育児の頻度は女性の半分以下出前・デリバリーに関する調査研究と情報発信を行う出前総研が行った調査では、家事・育児の頻度で「毎日」と回答した女性が93.3%だったのに対して男性は40.2%と半分にも満たないことがわかりました。さらに家事・育児に参加している時について問うと男性の25.4%が「休日のみ」、15.6%が「気が向いた時」と回答。改めて女性の家事・育児の負担が大きいことが浮き彫りになっています。2017年12月に出前総研が行った調査によると、子どものいる既婚女性が普段行っていて「負担に感じている家事」は、1位が「掃除(60.9%)」、2位が「料理(47.9%)」、3位が「食器洗い(46.0%)」でした。また「時短したい家事」は、1位が「料理(60.9%)」で、負担に感じている家事の回答率を大きく上回っており、食事関係の家事に関して負担を感じている人が多いようです。■ 手抜きしたいのにしていない食事関係の家事xiaosan / PIXTA(ピクスタ)しかし、料理の代行となる出前の利用頻度を調べると、出前を「月に1回以上」利用する割合は子どものいる既婚女性が独身女性や子どものいない既婚女性と比べて10ポイントも低い上に、「半年に1回程度」という回答が最も多いという結果に。食事回りの家事負担を減らしたいと考えてはいるものの、実際には出前の利用頻度が他の属性の女性と比べても少ない傾向があることがわかりました。こうした結果の要因にあるのは、子どものいる既婚女性は「料理は手作りしなくてはいけない」といった固定観念や手抜きをする後ろめたさを感じやすいことだと考えられます。west / PIXTA(ピクスタ)そしてそこには、「女性は料理ができて当たり前」「自分の母親のように毎食温かい食事を用意して欲しい」といった男性の価値観も内包されていると筆者は思います。共働きをしながら子どもを育てる家庭では、夫婦が協力して家事や育児をサポートすることは必要不可欠。特に育児と違って家事は、出前や家事代行などのサービスや便利な家電をうまく利用してやりくりすることで解決できることがたくさんあります。そして「女性が家事をすべき」「料理は必ず手作りを食べる」といった凝り固まった価値観も夫婦で早々になくしていくことも必要でしょう。プラナ / PIXTA(ピクスタ)夫婦で家事の負担を押し付け合ったり無理をしたりするのではなく、「たまには休んで」と労い合うことでお互いがストレスなく仕事も家庭もうまく回すことができるのではないでしょうか。【参考】※10月19日は「イクメン」の日!男性の家事・育児の参加は?男性の家事・育児参加時間は女性の6分の1
2018年10月19日“イクメン”とは子育てする男性(メンズ)の略称です。イクメンという言葉自体は浸透してきていても、お子さんがいる女性で「うちの夫はイクメン!」と思っている方は、まだまだ少ないのが現状ではないでしょうか。今回は、お子さんがいる女性にも、これから子どもを持ちたいと考えている女性にも分かりやすく、自称イクメンと真のイクメンの違いを解説します。妊娠中からも、すでに違いは現れる妊娠中からも、すでに自称イクメンと真のイクメンの違いは現れます。その違いを解説します。自称イクメン「つらいのは分かるけれど、男の自分には何もしてあげられない」自称イクメンは、妻のつわりがひどかったり、妊娠のストレスでイライラしていたりして、つらい思いをしている妻に、一見同情的で、理解してくれているように見えます。しかし、あくまでも、理解しているように見えるだけで、実際にはそのつらさを理解してくれてはいません。男性が妊娠中のつらさが分からないことは無理もないことなのですが、自称イクメンは、妻が妊娠中だから、積極的に家事を手伝う、という発想はありません。つらいかもしれないが、家事は今までどおりにこなしてほしい。そういった本音があるのでしょう。「つらいのは分かるけれど、男の自分には何もしてあげられない」これが、自称イクメンに多い言い分です。真のイクメン「自分にできることはする」真のイクメンは、妻がつらいと言う前から、自分にできることは積極的にやってくれます。仕事から疲れて帰ってきて、妻が料理を作っていなかったとしても、不機嫌になることもありません。料理が作れるなら妻の好きな料理を作り、料理ができないなら、妻の分の食べ物を買ってきます。妻の負担を少しだけでも減らし、妻が母子ともに無事に出産してくれればそれが一番いい。それが、真のイクメンの考え方です。真のイクメンは子どもが生まれてからも、家事までどうしても手の回らない妻をサポートしてくれます。まだ子どもが幼い頃に、その違いは一番はっきりと現れるまだ子どもが幼い頃、特に生まれたばかりのときに、自称イクメンと真のイクメンの違いは一番はっきりと現れます。生まれたばかりの赤ちゃんは、それぞれの赤ちゃん毎に違いははあるものの、一日中寝ない、泣きっぱなし、なんていうことはザラです。そんなときに、自称イクメンと真のイクメンはどのように違うのでしょうか。自称イクメン「俺、明日仕事なんだけれど…」子どもが夜に泣きやまないときに、自称イクメンは、あやしたり、抱っこしたりと、一応何かしようとはしてくれます。しかし、それが上手くいかずに子どもが泣きやまない場合、すぐにイライラしてきます。そして、最終的には「俺、明日仕事なんだけれど」など、妻が子どもを寝かしつけられないことを責めるかのような言い方をしてくる場合まであります。子育てを手伝おうとはしても、最後は結局ママに押し付けて自分は知らんぷりというのが、自称イクメンの特徴です。真のイクメン「泣き止むまでみるよ」小さい子どもは、揺れや振動によって寝ることがあります。そのために、子どもが夜に泣きやまないときに、ゆらゆらと揺らして抱っこをしたり、ドライブしたり、ベビーカーで散歩するのは寝かしつけにも効果があると言われています。毎晩ではなくても積極的に子供を抱っこしてくれたり、散歩やドライブに連れ出して、子供が泣き止んで寝るまでつきあってくれるような夫は真のイクメンです。基本的に、幼い子どもをメインで育児するのは母親になります。一日中、子どもと二人っきり⋯子どもはずっと泣いている。そんな状況は大変だと分かってくれているからこそ、真のイクメンは自分がいる時間ぐらいはと、育児をサポートする行動をとってくれるのでしょう。最終的な違いは「当事者として育児をしているか」結局のところ、男性が「父親なのだから育児をするべき当事者である」という意識をもっているかで、その違いが現れます。育児において、子どもにどのような接し方をしているのか、自称イクメンと真のイクメンは、似ているようで全く違います。自称イクメン「やっぱりママがやるのが一番だから」自称イクメンは、子どもの機嫌がよかったり、親戚の前だったりと、都合のいいときは「俺は子どもが大好きだから!」と言わんばかりに、子どもの世話を焼きたがります。悪意があるわけではないのでしょうが、あくまでも自分にとって負担があまりないことだけ、気がむいた時だけ手伝うというのが特徴です。子どものオムツ、とくにウンチのときもオムツを替える、子どもにご飯を食べさせる、着替えさせる、寝かしつけ⋯そういった地味で、なおかつ大変なことは、なかなかやりたがりません。そこで自称イクメンから出てくる言葉が「やっぱりお母さんがやるのが一番だから」という言い訳だったりするのですね。真のイクメン「できる人間がやればいい」真のイクメンは、できる人間がやればいいといった精神で、自分がやれることは率先してやってくれます。子どもがウンチをしても「うわーウンチ!」などと騒ぎながらも、オムツを替えてくれるのです。他にも、外でご飯を食べるときなどに、真のイクメンは当たり前のように子どもを自分の隣に座らせて、子どもにご飯を食べさせてくれます。普段は、ご飯を食べさせるのはお母さんである場合が大半。食事のときぐらいは妻にご飯をゆっくり食べてもらいたい、そんな優しさを随所に見せてくれるのが真のイクメンなのです。おわりに自称イクメンに対して、少々手厳しい内容になってしまいましたが、ほとんどの家庭では男性が家族を養うために仕事をしていて、なおかつ日本の企業では働く男性が育児には参加しにくいという背景があることも事実です。とはいえ、子育てがあまりに大変な時には、なるべく育児をサポートしてもらえるよう、夫にもあらためて相談をしてみましょう。また、もし夫が真のイクメンであっても、それに甘えすぎるのではなく、仕事もして子育てもサポートしてくれている夫に感謝し、夫を思いやることを忘れずにいたいですね。いつかは、イクメンという言葉自体がなくなって、夫と妻がお互いに支えあって育児することが当たり前という社会になるといいですよね。written by 大久保 舞
2018年09月07日育児にしっかり参加してくれる夫が増えていると言われる昨今ですが、はたして世の中のママたちは、夫の育児に満足しているのか? ママたちが採点した、我が家の夫のイクメン度は何点なのか、その結果をまとめます。ママテナが独自に行ったアンケート調査「なんちゃってイクメン」の結果によると、自分の夫がイクメンだと思うママは30.3%。ママからもイクメンと思われるほど育児に参加しているパパは3割程度いるようです。それでは、具体的に100点満点中何点の夫が多いのでしょうか?●80点以上が2割詳細を見ると、夫のイクメン度を100点満点中100点と評価した、文句なしのパパを持つママは3.1%。90点以上は5.7%、80点以上は14.2%と、合計で20%以上のパパが、80点以上の高得点とママから採点されています。一方で30点以下の「赤点パパ」は19.1%と、こちらも2割弱という数値に。0点という残念な結果も1.1%ほどありました。●平日も世話をすることが高ポイント!自分の夫をイクメンだと思う理由についても調査したところ、以下のような結果になりました。1位:休日だけでなく、平日も子どもの世話をしてくれる…87.3%2位:子どもの将来について積極的に話し合おうとする姿勢が見られる…49.4%3位:仕事の残業を減らし、育児を優先しようという姿勢が見られる…25.3%4位:「子育ての本」などを積極的に読み、育児について勉強している…7.6%5位:「育休」を取って育児を手伝ってくれる…6.3%圧倒的に支持を得ていたのが、87.3%の支持を得ていた「平日も子どもの世話をしてくれる」というもの。仕事から疲れて帰ってきた後にも、しっかり世話をしてくれる姿勢を多くのママたちは高く評価しているようです。2位は「子どもの将来について積極的に話し合おうとする姿勢が見られる」が49.4%でランクイン。進学や習い事、それにかかる費用などをママに任せっきりでなく、しっかり話し合ってくれることはママにとっても好印象ですね。3位は「残業を減らし、育児を優先しようという姿勢」で25.3%という結果に。残業を減らして早く帰ってきて、育児に参加してくれるというのは、ママにとっては心強いこと。子どもにとっても「休日しか家にいないパパ」と思われないことは重要ですね。世の中には、自分が楽しい育児だけ担当して、面倒なことは全部ママに任せっきりの自称「イクメン」なパパもいる中で、ママから見てもイクメンと評価されるパパも確実にいるようです。この先、もっとイクメンのパパが増えていって、半数を超える日も遠くはないかも?(文・姉崎マリオ)
2018年03月31日職場などで「自分はイクメンだ」とスマホに写る我が子の写真を自慢するパパ。でも実際にママ目線から見るとイクメンとは程遠かったり…。そんな自分の夫が、「なんちゃってイクメン」だと感じるのはどんなときなのか、ランキングで紹介します。●なんちゃってイクメンは50%を超える!?ママテナが独自に行ったアンケート「なんちゃってイクメン」の調査によると、「自分の夫は、育児をまったくやらないわけではないが、育児をする自分に酔っている”なんちゃってイクメン”だと思う」と回答した人は、なんと50.6%。イクメンブームの影で、実際に大きく増えているのは「なんちゃってイクメン」だったという実態がよくわかる結果となっています。では、どうして自分の夫が「なんちゃってイクメン」だと思うのか、その理由を回答の多かった順にランキングにすると以下の通り。1位:自分が忙しいときや余裕がないときは、まったく育児をしてくれない…75.8%2位:育児に関心があるような姿勢を見せるが、じつは自分がやりたいことしか手伝わない…67.4%3位:おむつ替えなどの面倒な子どもの世話は避けるのに、子どもと遊ぶときだけ楽しそう…36.4%4位:夫婦で協力しようという気がなく、自分勝手な子育てをしている…21.2%5位:自分の育児へのこだわりを押し付けてくる…12.9%1位は「自分が忙しいときや余裕がないときは、まったく育児をしてくれない」で75.8%と、かなりの数のママが回答。確かに出かける前だったり、深夜のトイレや発熱など、育児を手伝ってほしいときというのは夫婦共に忙しいケースが多い物。そんなときに手伝ってくれないで、余裕のあるときだけイクメン気取りをされるのは納得がいきませんね。2位には「育児に関心があるような姿勢を見せるが、じつは自分がやりたいことしか手伝わない」が67.4%の支持を集めてランクイン。一緒にお風呂に入ったり、遊んであげたりと自分も楽しめることだけは積極的に手伝うというのは、テレビなどに影響され、育児に積極的である自分をアピールしているだけなのがママからは見え見えですね。3位は「おむつ替えなどの面倒な子どもの世話は避けるのに、子どもと遊ぶときだけ楽しそう」で36.4%となっています。それまで一緒に遊んでいたのが、うんちやおしっこでおむつが汚れた瞬間に「ママにタッチ」というのは、育児していると言われたくはないですよね…。なんちゃってイクメンのパパに、ママが求めることは、「自分のことより子どものことを優先してほしい」、「子育てについて夫婦で話し合う姿勢をつねに持ってほしい」と、子どものことを中心とした生活になってほしいという意見が多いようです。出産を機に、いかにママが子ども中心の生活に変えざるを得なくなっているのか、パパにはもう少し理解をしてほしいですね。(文・姉崎マリオ)
2018年03月23日今や誰もが知っている「イクメン」という言葉。家事や育児を担う男性たちは、少しずつ増えているようです。そんなイクメンたちの中には、家庭と会社の板挟みになってしまい、どうにも苦しい状態に陥っている男性がいるんです。上司からは「もっと働け」と叱責され、妻からは「もっと育児しろ」と求められる……今回は、3人のイクメンたちから生活の現状とホンネを伺ってみました。●(1)これ以上早くは帰れない……Aさんの悩みIT業界で勤めている30代のAさん。5歳、2歳とふたりの男の子のパパですが、こんな話を聞かせてくれました。『まだ1人めの子が赤ちゃんのときのこと。ちょうど仕事が楽しくなってきていた僕は、毎日深夜まで働いていたんです。しかし、そんな僕に妻が激怒。ある日「沐浴くらいやってよ!」とキレられたんですね。それからは、ずっと僕が子どもを入浴させてます。でも、家に帰ってこられるのって21時半ごろなんです。それだって、何とか仕事を片付けて、翌日に回せるものはまわして、飲み会もつきあいも全部断って、やっと帰れてる。上司にも同僚にも煙たがられてるのがよく分かります。直接文句を言ってくる人もいますしね。妻からは、連日「遅い。もっと早く帰ってこられないわけ?」と責められます。そして「はぁー、男はいいよね〜。風呂に入れるだけでイクメン気取れて。こっちは24時間365日ずっと育児してるのに」とつぶやかれます……』(30代男性/会社員/男の子2人のパパ)Aさんのケースでは、お子さんが5歳と2歳。上の子はお昼過ぎに幼稚園から帰ってきてしまうし、下の子は未就園児なので一日中ママといっしょですね。奥さんの苦労、よく分かります。ほんの短いあいだだけでも、育児から離れて自分の時間がほしいんですよね。マジメなAさんは最大限の努力をして、仕事も育児もこなそうとしています。にもかかわらず、職場からも奥さんからも、非難されてしまうんですね。これでは心身ともに休まる暇もなく、疲れ切ってしまうのも無理はありません。●(2)子どもがなつかず、スマホ頼み……Bさんの悩みBさんは見るからに子煩悩そうなパパさん。奥さんが妊娠しているころから、育児には積極的に参加するつもりでいたそうですが……。『人手不足で、早朝出勤、深夜帰宅の毎日です。平日は子どもの寝顔しか見られません。妻も育児ストレスが溜まっているだろうから、土日くらいは子どもを見ていてあげたいんです。でも、子どもはすぐに「ママがいい!ママがいい!」と泣く。僕がなだめようと思ったら、スマホ動画を見せるか、お菓子をあげるしかないんですよ。そんな僕を見て「すぐスマホとお菓子で釣って楽してる。それは育児じゃないからね」「平日仕事ばっかりしてるから子どもがなつかないんだよ。自業自得だよね 」と言う妻。でも、平日の勤務を減らすことはできません。最近、どうしたらいいのか分からなくなってきました』(30代男性/会社員/女の子のパパ)妻も子どもも大切にしたいからこそ、土日の育児を買って出ているBさん。でも、思うようにいかずモチベーションは低下する一方なんだそうです。特に「スマホやお菓子をつかってラクをしている」と責められる点については納得いかないようでした。確かに、がっぷり四つで子どもと向き合い、ひたすら遊びにつきあい続けることだけが正しい育児なのであれば、Bさんのような男性たちはもっと関われなくなってきてしまいますね。●(3)同僚に遅れを取りそう……Cさんの悩み同僚と自分の違いを目の当たりにし、焦りを感じているCさん。育児だけでなく、家事もこなせるイクメンなのですが、胸の内は苦しいようです。『わが家は共働き。妻は不規則シフト・長時間拘束の仕事なので、保育園の送迎はもっぱら僕の役割です。お迎えの時間があるので、残業はできません。仕事の量もセーブしなくちゃいけない。熱が出たからすぐ迎えに来いって連絡も、僕が受けてます。そのたびに、周りに頭を下げて仕事を片付け、迎えに行きます。そんな僕の一方で、奥さんが専業主婦やってる同僚がいるわけですよ。家のことは奥さんに任せて、彼はバリバリ働ける。いくらでも残業できるし、接待だって行ける。そういうことができる奴らは、やっぱり上司に目をかけてもらえるし、大きな仕事も任せてもらえるんですよね。最近では、社内での扱いにどんどん差が出てきている 。正直とても焦ります。妻は「アンタの稼ぎが少なすぎるから、私が働きに出なきゃいけないの。文句があるならもっと稼いできてよ」って言います。僕だってもっと働いて稼ぎたいけど、この状況じゃ無理ですよ』(30代男性/会社員/女の子2人のパパ)育児に手間と時間を割くぶんだけ、仕事にあてる時間がなくなる。その結果キャリア路線から外されてしまえば、給料だってあがりません。イクメンといえば聞こえはいいけれど、現実はこんなに厳しい状況に置かれているんですね。----------いかがでしたか?今回お話を聞かせてくれたのは、育児にしっかり関わりたいと願う男性ばかり。しかし、会社と家庭のあいだで板挟みになり、仕事も育児もうまくいかないことに強いストレスを感じていました。男女どちらもが働きやすく、子育てしやすい社会を実現させるためには、彼らのようなイクメンたちが抱える苦悩にも耳を傾けなければならないようですね。●文/パピマミ編集部●モデル/藤沢リキヤ
2017年06月23日今、子どもを育てながら共働きをする世帯が増えています。働くママは「ワーママ」、子育てに積極的なパパは「イクメン」などと呼ばれています。 一方、本気で子育てに取り組みたいのだけれども、仕事のせいで、それもままならないという人も多いのです。それは、「ワーク」と「ファミリー」は両立が難しいという考えにあります。しかし、「ワーク」と「ファミリー」がポジティブなかたちで相乗効果をもたらす可能性はないのでしょうか? そこで、<育児経験は仕事の役に立つ>という考えで、男女2人の研究者が対談します。 ※ 中原淳男性が育児参加をしていくプロセスですが、いくつか障壁がありそうですね。まずは、「できるとは思えない」という「思い込み」を解除する部分です。性別役割イデオロギーとか時間がないとか、いろいろと思い込みがあるので、それを越えるのが第1の障壁。 第2の障壁は、「やり方」を学習していないので、それを学ぶ必要があるということですね。やっぱり最初は相当大変なんですよ。これをちょっと耐えて、1~2カ月やっていくと、手を抜く場所がわかってきたり、最適化できるようになります。 ただ、ここでつまずいて、自分のやり方が悪いからとか、自分にはできないからと意味づけしてしまうと、それで終わり、試合終了です。1~2カ月なんとかふんばってみることですね。 第3の障壁は、「働き方の見直し」です。育児に参加してみると、これを継続していくためには、自分の働き方を見直さざるをえないとわかる。ここに落としどころがつけば、男性は育児参加をしていくようになると思います。 浜屋祐子そうですね。たとえば仕事の場合、異動して1カ月経って軌道にのっていなくても、「俺には無理だ」と思って辞めてしまったりせず、あれこれ周りの助けを借りながらでも頑張るのって普通のことですよね。 育児の場合は、「やっぱり男には向いていない」とか「時間がなくて無理」という言い訳が社会に用意されているからか、なんとかして壁を乗り越えようとまでは思わないのかもしれないですね。でも、よく考えてみたらそれは女性も同じ。家事も料理も育児も最初から上手にできたわけじゃない。 中原まったくその通りです。人はみな、最初は「育児の初心者」なんです。女性だろうと男性だろうと、初めから育児ができるわけではありません。 浜屋一方で、育児スキルに関しては、女性のほうが妊娠・出産がある分、スタートが早い、という特徴がありますね。育児は待ったなしですから、女性は産前産後を通じてものすごい勢いで壁を乗り越え、学習していきます。そういうハードな経験をこなしてきた立場からすると、どうしても学習速度がのんびりした男性を見ると、ちょっとイライラしてしまう……。 中原そして数カ月の差なのに、ものすごく「先輩風」をビュービュー吹かしてきますよね。「おむつくらい、うまく替えなさいよ」と(笑)。 浜屋「今泣いてるのは、眠いからで、お腹空いてる時とは泣き方が違うでしょ!」とか(笑)。 中原いきなりそういう指導をされてもね、男性はわかんないですよ!そこも壁かもしれない。第4の壁は、「妻の先輩風に耐える」かな(笑)。 浜屋あと、ゴミ出しとか、食事の後片付けとか、妻がやっている家事のほんの一部をやっただけで、自分は家事に結構参加しているほうだとアピールしている男性も、まだまだいるようです。 中原そうですか……。昨今は、さすがに「ゴミ出しだけやっても家事参加になる」と思っている人は少なくなっているように感じていましたが、まだ現状は難しいのかもしれませんね。 しかし、一方でこうも言えるのかもね。男性が、そもそも家事の総量がどのくらいあるのかをわかっていないから、アピールしているのではないかと。実際、家事の総量が100で、そのうちゴミ出しはたった2%なのよ、と数字で示されれば、冷静に理解できるはずです。でも、家事の総量がわからないまま、「ゴミ捨てだけやって、家事やったと思わないで」と感情的に言われても、「他になにがあるんだ?」と理解できない。 浜屋家事の総量、ですか!たしかに妻が抱え込んでしまっている場合、まずは、どんな家事をどのくらいやっているのかを「書き出す」など見える形で伝える努力が必要なのかもしれないですね。 ※ 以上、浜屋祐子氏と中原淳氏の新刊『育児は仕事の役に立つ~「ワンオペ育児」から「チーム育児」へ~』(光文社新書)から引用しました。
2017年03月28日こんにちは。こじらせ美容オタク家のともです。さて、「イクメン」という言葉は聞いたことがあると思いますが、「イケダン 」という言葉を聞いたことはあるでしょうか?イケダンとは、文字通り“イケている旦那”のこと。イクメンの上をいくのがイケダンであり、ただ育児ができるだけではイケダンではないのです。イケダンになるには“育児ができるだけ”“イケているだけ”では第一関門を突破したにすぎず、それ以外にも数々のイケてるポイントを通過しないといけません。イケている外見はもちろんのこと、仕事ができる、その上家事も育児もおての物で愛妻家、という超ハードルの高いものを超えていかなければならず、並大抵の旦那ではイケダンとは呼べない ようです。だからこそ自分の旦那が本物のイケダンだと他のママ友にも鼻が高いのは間違いナシ。そこで自分の旦那にイケダンになってもらうべく、イケダンの育て方をリサーチしてみることにしました。●(1)感謝の気持ちは忘れずに『たまに旦那が掃除機をかけてくれることがあったが、慣れていないためツメが甘く、埃が残っていた……。でもやってくれたことに対してダメ出しは一切しない で、「ありがとう」と言っていたら、いつのまにか掃除が旦那担当になり、今は私より掃除上手』(30代女性/パート)ちょっとしたことをやってもらったとき(たとえば食器を洗ってくれたり、洗濯物をとりこんでくれたりなど)と、家事をしてくれたときは大袈裟なくらい褒めましょう。やはり男性は自尊心をくすぐられると弱いもの。せっかくやったのに、「食器、汚れが残ってる!」なんてダメ出しは論外。決して完璧じゃない家事に対しても、「すごい!助かる」と子どもを褒めるように褒めてあげることがポイント。厳しく育てたら伸びる、というのは仕事においてはあるかもしれませんが、基本男性は家事育児は女がするもの、と未だに思っている人も多いので、家事育児をしたら“認められる”というご褒美を与えるのは大切。男性が仕事にのめりこむのも認められたいからであり、家事育児に対しても認められる環境が用意されていれば、旦那もそれに対して面白さを感じ、自ら進んでやってくれるようになるというワケ。家事や育児は男性もやって当然、と言えばそれはそうなのですが、やはり承認欲求が女性よりも強い男性は、褒められることによってやる気が格段にアップします。お互いそうですが、「やってくれてありがとう」という気持ちはいつの日も忘れてはいけません。●(2)見た目も重要『ウチの旦那は仕事人間。むろんファッションになんて無関心。だから私が自分の服を買うときに旦那の服も買うようにしている。旦那を私好みにもできる ので意外に楽しい』(20代女性/事務職)イケダンは仕事もできて、ファッションセンスもよくなければいけないとか……。でも、実は“仕事ができる”と“ファッションセンスがいい”ってなかなかつながらなかったりもするのです。それは仕事が本当にできる人は服を選ぶ時間すら面倒くさい(そんな時間あるなら仕事がしたい)とさえ思ってしまうから。ファッション(つまり見た目)が仕事に直結する仕事であれば話も別ですが……。ファッションセンスに関してはやはり職種によるところも大きいです。仕事はできるが、どうもウチの旦那はファッションセンスがない……というママはママが毎日の服をチョイスするようにしましょう。旦那と一緒に買い物に行ってもいいし、ママの服を買うついでに旦那の服も吟味して買ってあげる、そしてそれを上から下まで朝そのまま着ればいいように用意しておいてあげればバッチリです。どんなにファッションに無頓着な男性でもそこまでしてあげれば、その服を拒む理由もないですよね。でも、大半の男性は日中動きにくいような服は好みませんので、スーツにしても見た目だけでなく機能性も重視して選んであげましょう。●(3)育児は些細なことを毎日頼む習慣づけが大切『今まで育児を頼んだことがなかった旦那に初めて半日1歳の娘をみてもらって外出したら、電話が鳴りっぱなし……。こんなにも何も知らなかったのか、と愕然とした』(20代女性/主婦)男性は子育てに非協力的だ、とは言いますが、そもそも“何をどうしていいかわからない”というケースも多々あります。ママがミルクをあげたりオムツ替えをしたりするのが習慣になってしまうと、いざ旦那にしてもらおうにも、「オムツってどうやって替えるの?」「ミルクって水?お湯?」なんて聞いてくる始末。そうなってくるとパパもママも面倒くさい、と感じることの方が多くなってきますので、普段からささいな育児をコツコツやらせておく ことは大事。ママがいたとしても、子育てをしてもらう時間を与える、ということですね。ママがやった方が早いことでも、いちいちパパに頼んでみる、って意識していないとできないこと。でもそうしないと、ママが病気になったとき、留守のときの旦那の頼りなさに幻滅、という事態に。やはりやったことがないことができないのは仕方ないのです。一日一善、といった感じに一日一育児、子どもの世話をさせるようにママから頼んで習慣化することもイケダンになるためには重要。また、子育てに参加すると旦那側にもパパとしての自信がつきますよ。----------イケダンは一日にして成らず!毎日のママの心がけがパパのイケダン度にも大きく影響してくるということですね。ちなみに著者の旦那はイケダンではないのですが、私がイケツマではないのでまずは自分がイケツマになることから始めようと思います……(汗)。●ライター/とも(こじらせ美容オタク家)●モデル/福永桃子、藤沢リキヤ
2016年12月13日こんにちは、海外在住プロママライターのさとうあきこです。育児を人任せにせず、ママ任せにさえせず、積極的に参加する男性を“イクメン”と呼びます。この、ママたちの憧れ“イクメン”は、いわゆる母性に対する父性によって自然に育つものではありません。 ママや環境が作りだしていくものです。最近、この“イクメン”欲しさに、アレコレと夫に指図をし、指導を試みようとするママがいます。でも、良いイクメンを育てあげるにはそれなりの工夫や努力が必要です。そこで、イクメン育ての経験者であり成功者である先人たちにその秘訣を教えてもらいました。目次イクメンは褒めて育てるイクメンは褒めすぎないイクメンには家族単位のご褒美をイクメンに対する家族の理解を得ることまとめとして●イクメンは褒めて育てる子どもをあやすのも、オムツを変えるのも、家事全般でも、たとえそれが下手でも「うまい!」 と一言。これが基本だと言うのは、共働きで夫婦が順番に1年ずつの産休を取ったAさん(40代)です。最初の子を産んだ後、「私が最初の1年を見るから、次の1年はよろしく」と宣言をし、「週末は一緒に子育てしましょう」と付け加えたそうです。こうして、最初の1年間の週末に“褒め”育イクメンに励み、翌年には職場復帰しました。その後も2年おきに出産し、3児を育てているという素晴らしい計画出産・育児を実現しています。そして、もちろん完璧なイクメンに育ったご主人は、そのたびに育児休暇を取得し、週末は必ず子どもたちの相手をしてくれる といいます。1年もの育児休暇を3回も取らせてくれる会社もスゴイけれど、それを取る夫の勇気こそが“褒め”ポイントです。●イクメンは褒めすぎない褒めて育てるイクメンにはひとつ注意点があるそうです。それは矛盾するようですが、褒めすぎないこと。前述のAさんは、最初は仕事で疲れて休みたいだろう夫に、週末を犠牲にして子育てを教えこむのが申し訳ない気持ちもあって、感謝の気持ちを込めて褒めすぎてしまったそうです。その結果、夫はまだイクメンとして育ちきっていないうちに自信満々になってしまい、妻のアドバイスに耳を貸さなくなってしまった のです。子どもが日々成長していく以上、育児も日々勉強が必要です。でも、夫が過度な自信や達成感を持ってしまうと、日々成長していく子どもについていけなくなってしまうといいます。育児よりイクメン育てのほうに苦労し、「少し遠回りをしてしまった」と笑うAさんは、「自信も大切だけど謙虚さもないと」と。確かに、育児に完成も終わりもありません。ハンパな自信は邪魔になるばかり なのかもしれません。●イクメンには家族単位のご褒美をGさん(50代)のご主人はイギリス人ですが、日系企業にお勤めで日本文化に馴染みが深く日本語も堪能です。夫婦仲は人も羨やむほどで、二人で世界中を旅行するのを趣味にしていました。第一子が生まれた後、Gさんの夫は子育てには最初から協力的だったものの、あくまで週末イクメンに過ぎなかったそうです。さらには、妻の時間のほとんどを子どもに取られてしまうこと、自分の週末を丸々育児にあてる見返りとして、お小遣いのアップや好きなお酒の購入などを“おねだり”してきたとか。そこでGさんは考えました。「一緒に育児をして、一緒に旅行に行きましょう。どれも一緒に楽しむの」。Gさんと夫は、実際に家族旅行の計画を立て、生後6か月未満の子連れで10日間のバカンスを楽しんだそうです。それもこれも、「一緒に」の言葉 につられた夫が頑張ってくれたおかげ。第二子のときには、夫自ら3か月の育児休暇を取得して子どもが新生児のときから育児に参加し、育児休暇が終わる前には家族4人でバカンスを楽しんだそうです。●イクメンに対する家族の理解を得ること「夫自身は育児休暇取得をOKしてくれたけど、夫の両親の反対にあった」というのは、Hさん(30代)。20歳になったばかりで第一子の出産を控えていたHさんは、不安から夫に産後しばらく一緒に育児をしてほしいと懇願しました。夫はそれを了解し、1か月程度の育児休暇を計画していました。ところが、それを聞いた夫の両親が猛反発した といいます。「まさかそんなに怒られるとは思わなかった」というHさんは、「かといって、どうしても夫にそばにいてほしかったから譲れなかった」ため、出産までの半年間、夫の両親を懸命に説得したそうです。「夫は気にするなと言ってくれたけど、反対する人が一人でもいれば、せっかくの夫の決断が彼の中でマイナスとして残ってしまうかも」という彼女の思惑は、夫を良きイクメンに育てる結果に結びつきました。渋々ながらも両親の了承を取りつけ、産後1か月のあいだ夫婦で子どもを大切に育てたHさん。子どものオムツを手早く替え、やすやすと寝かしつける夫に対して、最初は不満げだった両親も「良いパパですね~」と子どもに語りかけるようになったそうです。Gさんの夫は、第二子、第三子の出産でも数週間から1か月の育児休暇を取ってくれたほか、夫の両親も進んで手を貸してくれる という家族が出来上がりました。●まとめとしていかがでしょうか?夫がイクメンであれば、確かに育児を分担できて、ママ業で楽もできれば夫婦で育児の楽しみの共有もできます。ただ、イクメンが勝手に育ってくれるとは限らない以上、妻が子育てと同時進行でイクメンを育てる努力もする必要があります。子どもと違って夫は人格形成済みの大人。言葉でも行動でも、その扱い方には十分な愛情だけでなく、十分な配慮も必要とします 。ママとしては、育児と同時に“育イクメン”も負担するのは大変ですが、長い目で見れば、自分にとっても子どもにとっても、たぶん夫にとってもプラスになるはず。育児の協力を通して、夫婦と家族の絆は間違いなく強くなることでしょう。●ライター/さとうあきこ(海外在住プロママライター)
2016年09月26日「うちの夫、イクメン気取りたいのは分かるんだけど、ちょっとズレてる」。そう思うことはありませんか?育児に積極的にかかわるパパたち、『イクメン』。つるの剛士さんや谷原章介さんなど、芸能界にも多く見られるようになってきていますね。理想の父親像のひとつと認識されるようになってから久しいですが、街のママたちから漏れ聞こえる評価はイマイチの様子……。今回は子育て世代のママたちに、「お宅の自称イクメン、実際どんな感じですか?」と突撃インタビューしてみました。●(1)いつもイイトコ取り! 汚いことや面倒なことは一切してくれない『ウンチのオムツは絶対に替えてくれません。私が料理していても、遠くから『なんか臭うよ!ウンチしてるみたいだよ〜』って叫んでくるだけ。いま手が離せないからやっておいてと答えると、「 いや、ウンチは無理だから」 の一言。無理って何?ムカッときます』(20代女性/主婦)『オレ、いつも子どもを風呂に入れてるんだ!なんて自慢してるけど、彼がやってるのはただ子どもを湯船に入れるだけ。入浴前の準備や、上がったあとのケアのほうがずっと大変なのにそれはやってくれない。よその家でもこの話はよく聞きますね』(30代女性/飲食店勤務)育児には汚いこと、面倒なことはつきもののはず。そういう面を完全にスルーして、いいところだけ取っていこうとするのは真のイクメンとはいえない ですね。●(2)まさにKYそのもの! はしゃぎすぎて逆に迷惑はりきりすぎ系のイクメンに迷惑しているという声もありました。『酔って深夜に帰ってきて、寝ている赤ちゃんをかまいたがる。やっと寝付いたところだし、生活リズムが崩れるからやめてって注意すると「オレは子どもと話もできないのか!」と逆ギレ。そうやって起こすくせに、自分のいいようにイジった後は寝かしつけもせず放置 。迷惑でしかない』(30代女性/主婦)『児童館や公園などでイクメンぶってるパパが苦手です。男らしくダイナミックに子どもと遊んでる自分に陶酔してるだけで、周りに迷惑をかけてることに全く気づいていない』(20代女性/保育士)空気を読みながら子どもの世話をする。そんな女性にとっては当たり前にできることも、男性には難しいのでしょうか。●(3)オレの姿を全世界に発信! SNSでのイクメンアピールが激しすぎほんの少し関わったくらいで、それを大ごとのように自慢するイクメンも多いようです。『外出のときにちょっと抱っこした程度で「今日は子どもとお出かけした〜!自分の子どもを抱っこするシアワセ」とかSNSに載せる。そして「イクメンパパ、ステキですね!ママも楽できてよかったね!」なんてコメントもらってニヤついてる。正直バカだと思ってます 』(30代女性/公務員)ちょっとかじった程度でドヤ顔自慢……毎日子どもの世話に奔走しているママたちから見たら、呆れてしまうのも仕方ないですね。●パパの育児平均時間はたった25分間! データで見る日本の父親像インタビューの結果、多くの“偽イクメン”の姿が街の声から浮き彫りになってきました。ここでひとつ興味深いデータを紹介しましょう。ベネッセ教育総合研究所では、男性の育児参加について継続的に調査をしています。調べによると「家事や育児に積極的に関わりたい」という父親は増加の一途を辿っており、2015年では全体の6割近くを占めています。その一方で具体的な関わりかたをたずねてみると、“ゴミを出す” “食事の後片付けをする”以外のことは大きく増加していません。また、実際に関わっている時間数をみると、父親の育児時間はなんと平均“25分間”しかない という実態が明らかになりました(平日平均、末子が6歳未満の場合)。こうしてみても、イクメンとはかけ離れた日本の父親像が浮かび上がってくるのではないでしょうか。----------いかがでしたか?今回は自称イクメンの実態に迫ってみました。察して動くことが苦手、誰かにほめてもらえないとできない、そんなパパたちをうまくコントロールするのもママの仕事のひとつ。“短時間でもすぐにできることを具体的に頼む”、“感謝の言葉を忘れない”といったことが、ママたちにできる自称イクメン対処法なのかもしれません。●文/パピマミ編集部
2016年07月25日「たまには遊んであげればいいのに…」子どもと遊ぶことなく、夕食後にスマホのゲーム画面を見続ける夫を見て、私はそう思いました。子どもにとって少しでも「良き父親」であってほしい。そのために私はどんなことをすればいいのか。そう考え、周囲のママたちに相談すると、イクメン育成に効果のある声がけがあることが判明! そこで、実際に言ってみて反応が良く、父親としての自意識が芽生え始めたかな? と感じた声がけをまとめてみましたので、ご紹介しましょう。■夫をイクメンにする魔法の言葉 その1「パパが帰ってくるときが、いちばんテンションあがってる」子どもが最も喜ぶ瞬間はずばり「パパが仕事から帰ってくるとき」。そうした意味の声がけをことあるごとにします。すると「おれって子どもに愛されてるな」「もしかするとママより好かれてるかもな…」と、とても気分が良くなるようです。好意を寄せられている相手には、誰でも優しくなりますよね。わが夫は、この言葉によって子どもに接する態度が優しくなり、子どもの相手をする時間が増えました。明らかに子どものテンションがあがっていない場合は使えませんが、そんなときは「パパは何時に帰ってくるの? ってさっきまでしつこくてさ…」など、見えないところで子どもがパパを慕っていることをこっそり耳打ちするのもいいかもしれません。 ■夫をイクメンにする魔法の言葉 その2「(子どもに向かって)今日もかっこいいね! パパそっくり!」子どもに言っているようで、実は夫をほめている言葉です。夫をほめるのは照れくさい、という人でもこの言い方ならアリではないでしょうか。朝、わが子が着替えをすませたときや、顔を洗ってすっきりしたタイミングで声をかけましょう。近くでこの言葉を聞いていた夫はまんざらでもない気分になり、子ども=自分と認識して子どもをよりかわいがってくれるようになりました。女の子の場合は「笑ったときの目元がパパそっくりでかわいいね~」など、表情や部分的なパーツをほめるといいですね。■夫をイクメンにする魔法の言葉 その3「疲れてても子育ての話とか聞いてくれて、この人で良かったなーって」夫を含め、第三者と話している最中に「夫と一緒になって良かった」という意味のことを口にします。これも夫本人に向けられた言葉ではありませんが、間接的にほめられて、うれしい気持ちになるようです。特に義両親宅での効果は絶大。「子どものオムツ替えやお風呂も〇〇さん(夫)が手伝ってくれるので、いつも助かってます」というだけで、自宅に帰ってきてから積極的に子育てに動いてくれるようになりました! 3つの中では最も効果を感じた言葉がけなので、義両親宅に招かれた際などは必ずこの言葉がけをするようにしています。「夫の気持ちを盛り立てる」ことは、イクメンへと近づけるだけでなく家庭の雰囲気をやわらかくする効果もあります。子育てに無頓着な夫も、こうした自然な言葉がけで「子どもともっと遊ぼうかな」「もっと協力しようかな」という気持ちが芽生えてくるかもしれません。夫が子育てに非協力的で困っている… とお悩みの方は、ぜひ試してみてくださいね!
2016年07月03日「男だって育児に参加するもの」と考える男性が多くなり、イクメン夫が増えたのは非常に喜ばしいこと。しかし同時に、それほど役に立っていないにも関わらず、「俺ってイクメンでしょ?」という顔をする、「自称イクメン夫」も増えているようです。自称イクメン夫の妻たちに、その実態を解説してもらいました。■外面だけイクメン!最初は、2歳と5歳のお子さんを持つSさんのエピソードです。「うちの夫は、休みのたびに子どもたちと家の外で遊んでいます。もちろん、休日に子どもと遊んでくれるのはありがたいのですが…」これだけを聞けば、まさに「イクメン」といった印象。しかし、実情は少し違うようです。「夫は、一歩家の中に入ると、育児も家事も、まったく手伝いません。それどころか、家の中ではスマホをいじったり、テレビをみたりしているだけで、子どもと遊ぶことはほとんどなし。結局、ご近所さんに『旦那さん、イクメンでいいわね~』と言われたいだけなんです」たしかにこれで「俺ってイクメン!」と胸を張られては、ちょっと違うんじゃない? と言いたくなりますね。見栄っ張りのようなので、「隣の奥さんが、『Sさんの旦那さんは、家事もいろいろやってくれるんでしょ? うらやましい!』って言ってたよ」と伝えてみたら、案外率先して手伝ってくれるようになるかも? ■育休を取ってくれたのはありがたいけど…続いては、0歳児の子育てに奮闘する新米ママ・Yさんのエピソード。「子どもが産まれて少したってから、夫が育休を取得してくれました。私もはじめての出産・育児で不安なことがたくさんありましたし、夫の育休取得はありがたかったのですが…」出産直後はYさんのお母さんが手伝いに来てくれていたとのこと。そして、お母さんが実家に戻ったあと、いよいよ赤ちゃん・Yさん・夫の3人の新生活がスタートしました。「もともと不器用な夫。しかも、子どもの扱いに慣れていませんから、育児に関しては完全に戦力外でした。それなら家事を…と思ったものの、夫はそれまで家事なんてまったくやってこなかったため、こちらも想像以上にダメ。結局、家事も育児も私一人でこなしている感じで、正直『こんなことなら、会社に行ってほしい…』と思ってしまいました」夫が育休を取ってくれたら心強いことはたしかですが、「手伝ってもらえる!」と喜ぶのは早計。まずは「夫に任せられること」を見極めて、育児や家事の分担を事前にしっかりと話し合っておくべきかもしれませんね。積極的に育児に関わろうとしてくれる夫がいるのは幸せなことだと思います。ただ、妊娠中に少しずつ親になっていくママと違い、パパの自覚はそう簡単に芽生えないとも言われています。ここで「アンタは全然イクメンじゃない!」と頭ごなしに否定しては、夫が育児から手を引いてしまう可能性も。たとえ今は「自称イクメン」でも、いつかは「真のイクメン夫」になってくれると信じて、「ありがとう、あなたみたいなイクメン夫がいてくれて、助かってるよ」と褒めて伸ばすのが得策かもしれません。
2016年05月18日最近増えている赤ちゃん連れの“おひとりさまパパ。”いわゆるイクメン。抱っこひもで赤ちゃんを抱っこし、スマートにお出かけしている姿に感心しつつも、驚きを隠せない私。そんなパパの生態を探るべく、思い切ってインタビューしてみました!訪ねたのは北区にあるの子どもの絵本屋さん「青猫書房」。9カ月のHちゃんとお出かけ中だった犬塚英貴さんに話を聞きました。定番の抱っこひもに背中には荷物の入ったリュック、なんとも慣れた雰囲気のおひとりさまパパ。育休中のママはその日は勉強会に参加ということで、一人で準備をして外出してきたのだとか。赤ちゃんはとても落ち着いているし、パパもあわてることなく時間をみてはミルクを作って飲ませ、おむつを替えている。その様子から日常的にお世話をしているのが感じられました。妊娠前から家事共有は当たり前共働きの犬塚さん夫婦は、妊娠前から家事を分担してきたそうです。パパの担当は掃除機かけ、洗濯干し、休日は食器洗い。最近はお風呂掃除と入浴後の赤ちゃんのお世話もしているそう。最初に一人で赤ちゃんを連れて出かけたのは、産後3カ月頃。ママに一人の時間をあげるために、近くのスーパーに買い物へ。たとえ30分でも、ママを一人にしてあげたいというパパの気持ちがうれしいですね。後日ママにもインタビューさせてもらうと、「休日はかなり面倒をみてくれています。二人で出かけてくれると家事に専念でき、とても助かります」とのコメントが。双方のお話から、やらせている感・やらされている感が全くなく、夫婦のコミュニケーションもよくとれているのが伝わってきます。大切なのは情報共有とコミュニケーション妊娠の健診も一緒に通った犬塚さん、出産はもちろん立ち会い出産でした。「里帰り出産ではなかったので、産後すぐに自宅で一緒に子育てをスタートできたのも良かったです」と振り返るママ。「夫に当事者意識が生まれたのも、妊娠中の私の変化や不安を共有できたからかもしれません」。産後9カ月になった今も、ワークライフバランスを考える講座やパパ向けのベビーマッサージ講座など、夫婦で積極的に参加しているそうです。それと産前に夫婦でしっかりと話し合い、産後のイメージを共有していたことも大きかったよう。奥さんが妊娠中に読んだ本の1冊に『産褥期』(KADOKAWA吉田紫磨子著)がありました。パパもその本を読み、奥さんが“産後うつ”になってしまわないかと、とても心配したそうです。出産はもちろんですが、産後の女性は肉体的にも精神的にも大変!産んだ直後から休む間もなく育児がスタートします。昼夜を問わない授乳とおむつ交換、そして夜泣き。睡眠も不規則なうえにホルモンバランスはガタガタ・・・このような変化にさらされるママの現実を知ることで、夫婦で同じ方向に向かい、産後の態勢を上手に整えられたのかもしれません。「パパに任せる?」それはちがう・・・かも。「お子さんをパパに任せるコツは?」の質問に、「パパに任せる、任せられるという感覚がちょっと違うかな~」とお二人。「そもそも“任せる”ということは育児が妻主導。二人で子育てしていくと思っているので、私たちにはその感覚はありません」ときっぱり。これには私も驚きました!夫婦関係にもよるのでしょうが、40代の我が家とひと世代違う犬塚夫妻とでは、こんなにも感覚が異なるものなのですね!ママ自身に”任せる感覚がない”のも新たな発見でした。実際、犬塚さんは主体的に子どもの世話や家事に関わっていて、任されている感覚は全くない様子。最近はHちゃんのベビースイミングも楽しんでいるのだとか!頼もしすぎます!!パパ特有のこだわりは妥協して、パパを味方に!育児グッズに関しては、やはりスペックを重視する男性。ベビーカーもパパの希望のものを購入、今はベビーチェアを検討中なのだとか。スペックに関してはそれほど気にしない女性も多いと思いますが、パパがハッピーな気持ちで育児に関わってくれるのならどんなチェアを選んでも許せる気がします。核家族が主流の現代、助け合える最強のパートナーは夫。そのことに改めて気づかされたインタビューとなりました。<文・写真:フリーランス記者林未香>
2016年05月05日こんにちは。メンタルケア関係を中心に執筆しているメンタルケア心理士の桜井涼です。昨今、イクメンがもてはやされていますね。しかし、仕事が忙しくてなりたくてもなれないという男性が多いという話を、ちらほら耳にする機会があります。イクメンになるのは大変です。無理をすると、ママを怒らせてしまったり、ケンカになってしまったりとややこしいことがたくさん出てきます。乳幼児を抱えたママにとって、パパが手伝ってくれることがどんなに心強い か知っていますでしょうか。パパが知っていたら実践できることや、何をしたらママが喜んでくれるか、男女間の考え方の違いなどをまとめてみました。イクメンの第一歩が踏み出せる参考になればと思います。●ママが喜ぶねぎらいとお手伝い5選●(1)子どもと遊ぶパパが子どもと遊んでくれているあいだに、家事を終わらせたり自分の時間を持ったりすることができます。ママはかなりストレスを減らすことができます! それと同時に子どもに関わってくれることを喜ぶでしょう。●(2)子どもと入浴これも上記と同じ理由です。自分の身一つなら動きやすいので、さっと済ませることができます。パパが積極的に子どもと関わりを持ってくれることにうれしさを感じます。●(3)オムツ交換普段はママしかしないことをパパがやってくれたらうれしいものです。ただし、しっかりお尻をふくなどの大事なことをおろそかにしないようにしましょう 。●(4)話を聞く「こっちの話を聞いてほしいよ」と思われるかもしれませんが、ママは日中誰にも話せずにいることが多いです。それに、自分たちの子どものことなど夫婦でしか共有できない悩みもあるでしょう。否定せず、結論を急がず、相づちとねぎらいの言葉(ありがとう、お疲れ様など)をお願いします!●(5)片付け・皿洗いなどの家事地味ですけど、これが本当に助かるんです。子どもを寝かしつけてから、皿洗いがあったり部屋が散らかっているのを片付けたりするのは結構しんどい もの。それを代わりにやってくれたら感謝ですね。●パパが勘違いしてしまいがちな“ねぎらい”男女のあいだでは、ねぎらいの方法や「してほしい、やってあげたい」の思いがすれ違ってしまうことがあります。ママの場合、それがねぎらいと捉えることができず、イライラをぶつけてしまうこともあるのです。たとえば、映画や旅行などの外出に誘うこと。これは勘違いのねぎらい になります。気分転換になっていいと思われるでしょうが、ママの気持ちは気分転換にはなりません。“子どもを置いてきてしまった罪悪感”や“子どものことが心配になる不安感”を抱いてしまいます。だから、せっかく連れ出しても楽しむことができません。奥さんが楽しそうな顔をしていないと、「なんだよ!せっかく連れてきてやったのに!」という思いが湧いてきて、お互いがイライラしケンカになってしまうこともあるでしょう。ここが子を持った後の男女間の違いです。同じ外出でも、近くの公園などに子どもと一緒に散歩に出かける というのは大正解です!子どもが目の届くところにいていつでもお世話ができますし、パパが育児を手伝ってくれているという感じをママは感じることができます。そして何より、外の空気を吸うことでママの気分転換になります。勘違いのねぎらいをしてケンカにならないように、最初に「こんなのはどう?」と相談をしてみるといいですね。●何をすればいいかわからないときは……しっかり者のママの場合、自分のやり方とちょっとでも違うやり方をされるとイライラしてしまって、「もう何もしないで!」となってしまうことがあります。そう言われれば、せっかく手伝おうと思ってもやりたくなくなってしまいますよね。しかし、乳幼児がいる時期はママのストレスは相当なものです。精神的にまいってしまうママもいるくらいですから、配慮が必要だとあらかじめ思っておきましょう。何をすればいいかわからないときは、「何を手伝ったらいい?」「何か手伝わせて」と聞いてあげてください。これが一番です。そうすれば、本当にお願いしたいことを頼んできてくれる でしょう。もし、手伝いをしていたときに「やり方が違う!」と注意されることがありましたら、そのときは「ごめん、やり方を教えてくれる?」と素直に言うだけで丸く収まります。●おわりに出産を終えて、慣れない育児・泣きやまない赤ちゃん・自分の時間が取れないストレスなどが想像以上の早さでママを襲ってきます。しっかり者のママでさえ大変だと感じるのですから、パパの支えは必要不可欠です 。無理してイクメンになる必要はありませんが、子どもと関わりを持つことや、ママを助けることはできるはずです。子どもは二人で作って、二人で育てていくものですからね。少しずつでいいので、ママに寄り添って支えてあげましょう。そうすれば、心に大きな負担を抱えすぎてしまうことやうつの手前なんてことにならなくて済みます。全国の乳幼児がいるパパには、この時期にぜひママとお子さんにたくさん関わっていただきたいと思います。【参考文献】・『子育てハッピーアドバイス 妊娠・出産・赤ちゃんの巻』吉崎達郎/明橋大二・著●ライター/桜井涼(フリーライター)
2016年04月06日皆さんはアメリカのパパたちに対し、「育児参加が当たり前のイクメン」というイメージを持っていることが多いのではないでしょうか。実際にアメリカでは、パパだけで子どもを連れているのは日常的。仕事の時間も子どもに合わせて調整するのも珍しくありません。そんなイクメン大国・アメリカの様子を紹介します家族の時間が何よりも大事アメリカでは、パパが赤ちゃんを抱っこひもに入れて散歩したり、スーパーなどでパパと子どもたちだけで買い物したりする姿を日本よりも頻繁に見かけます。パパは仕事が早く終われば買い物や夕食作り、後片付けもママと協力して行うことがとても多いです。何よりも家族を大事にし、家族で過ごす時間を最優先するパパはアメリカではスタンダード。子どもは夫婦2人で育てていくもの、という意識が非常に高いのです。そのため、子どものことで仕事を休んだとしても職場から理解してもらいやすい、というのは素晴らしいことですよね。ワーキングタイムも子どもが中心安全上の問題から学校の送迎が当たり前となっているアメリカでは、学校でもパパが子どもたちを送迎する姿をよく見かけます。日本に比べ、比較的早く終わる学校のお迎えに来ているパパたちのワーキングスケジュールは、とてもフレキシブル。共働きの多いアメリカでは子どもの送迎に合わせてワークタイムを調整するのは当たり前。そのほかにも子どもの習いごとや病院の診察なども、パパは積極的にスケジュールを合わせてくれます。学校や習い事もパパが参加学校のイベントや保護者面談なども、夫婦で参加することが当たり前のアメリカ。子どもの学校生活を知ることも夫婦の大事な育児活動なのです。また、日本ではPTAの会合などは昼間で、ママが参加するのが基本ですが、アメリカでは夜に開催されることが多く、パパの参加率が非常に高いです。遠足や授業での学校ボランティアにもパパが参加する家庭も多く、日本とは随分違います。 最近は日本で女性だけでなく男性の育児休暇制度が見直されていますが、アメリカではすべての会社に育児休暇制度があるわけではありません。大体は有給をためておいて、妻の出産後に長期休暇を取る人が多いのです。アメリカでイクメンが多い理由としては、日本と違い、残業が少ない労働環境ということがとても大きいと思います。また、仕事よりも家族が最優先という風潮がスタンダードなので、職場でも子どものために有給を取ることなどに大きな理解があることが、イクメン社会をつくっているといえます。 (フレシュラスともみ<フォークラス>)
2016年03月06日「『イクメン』提唱者が語る今の"なんちゃってイクメン"に必要なこと」と題した前編では、国内外のワークライフバランス先進企業を研究してきたダイバーシティ・コンサルタントの渥美由喜さんに、育児に取り組む際の夫婦のあり方について聞いた。後編となる今回は、育児をしながら、認知症を患う父親の介護を行っている渥美さんに、引き続き「ダブルケアに取り組むときの夫婦のあり方」について語ってもらった。○育児からのキャリアアップとしての「介護」を――渥美さんは、育児をしながらお父さまの介護にも取り組まれています。最もつらかったのはどんなことですか? そしてどのように乗り越えていらっしゃいますか?父が統合失調症を発症したときは、自分に対して罵詈(ばり)雑言を浴びせてきて、尊敬して大好きな父が壊れていくのがつらかったです。そして、報われないのもつらかったですね。自分なりに一生懸命やっていることが評価されないつらさもあります。育児と介護を急にいっぺんに両立するというのは大変だけど、先に育児を経験していたから乗り越えられたと思います。ライフのキャリアアップと呼んでいるんですけど。自分が親におむつを取り換えてもらっていたというのを、育児によって逆側の立場で追体験していれば、おやじの排せつ介助だってできるんですよ。自分ひとりで大きくなったつもりでいると、親にやってあげているという姿勢になる。恩返しだと思えるからできていると思います。子どものおむつを替えたことがないと自慢する男がいますが、自分が介護される立場になったとき、絶対におむつを取り換えてもらえないと思います。――夫婦で介護と育児を両立していくには何が必要ですか子育てをやってくれたんだから、介護だってやってくれるはずだろう。養ってやっているんだから当たり前だろうと介護を妻に押し付ける短絡的な考えを持った男性がすごく多い。しかし妻にも親はいるし、相手の親の介護なんてねぎらいがあれば成り立ちますが、当たり前だというのは絶対にうまくいかないです。介護をきっかけに離婚する熟年夫婦は増えている。深刻な問題です。また、特に男性は仕事の感覚で介護をやる人が多くて、それは間違いなく失敗するんですよ。100%全部やってあげようとする。でも、介護される側にとって、全てのことを人にしてもらってありがとうって言わなきゃいけないってすごく無力感にさいなまれるんですね。生きる力を奪うんです。全部やってあげるのではなくて、高齢者に「ありがとう」と言う場面をたくさん作るのが高齢者への最大のリスペクトだと思います。人に感謝されるのが生きる原動力になるからです。○ギブ&テイクの姿勢が大事――「ダブルケア」の状況では、周囲の協力も欠かせないと思いますちょっとでも恩を売れる場面があったら、先に恩を売っておくというのがすごく大切。必ず自分に返ってきます。例えば僕は、地域で子ども会を運営しています。たいしたことをやっているわけではないのですが、あの人は地域の子どもたちの面倒をみて偉いと勘違いしてくれている近所の人たちは(笑)、何か困ったことがあると助けてくれるんです。――例えばどんなことですか?父が徘徊して困ったときは、地域に包囲網があって助かりました。「お父さん、おばあちゃんちの前にいるけど大丈夫? 」とか、「新聞がたまっているから倒れているのでは? 」などと連絡をくれるんです。近所の目って、都会では人為的に作らないと難しいと思っていたので、菓子折りを持ってあいさつに行って、事情を伝えて携帯電話の番号を伝えておくだけでもそういう風に助けてくれる人はいます。これは職場でも言えることで、貢献する姿勢がすごく大事だと思います。貢献する姿勢があるからこそ、支援もしてもらえます。私の同僚たちは、自分がつらいときにすごく助けてくれんです。なんでもギブ&テイクですよね。――親戚同士の連携はどうでしょう?全員参加で逃げを許さない、できることは全部やるという雰囲気で介護をするという体制をつくることが大切です。自分が父を邪険にしたら、将来子どもたちから邪険にされるだろうって思ったらそんなことできないですよね。自分の親が、祖父母に対してどういう風に接しているのかというのを、子どもたちは見ています。反対に、祖父母を大切にしていたということを刷り込みできていたら、子どもたちは親を介護するのが当たり前と感じるようになると思います。○大変だ合戦をやめる――最後に、育児と介護に取り組む夫婦のあり方について教えてください父の介護が必要になったとき、妻は次男を産んだばかり。育児と介護で夫婦関係は最大の危機を迎え、離婚寸前までいきました。それでもやってこられたのは、そのとき息子の難病が発覚したことがすごく大きかったです。縁あって一緒に暮らしている人はかけがえのない存在で、そういう人たちとの時間もいつまでも続くわけじゃなく、当たり前と思っちゃいけないと2人とも気づけたんです。さらに介護に直面したとき、「大変だ合戦」をやめたことも大きかったと思います。お互いに、自分が大変だと主張しあうことをやめました。わが家では、「大変だ」という言葉を使うときには必ず相手を主語にしています。そうすると、譲り合う状況が生まれます。夫婦は一番近い他人というじゃないですか。よほど努力しないと円満な関係は維持できない。妻に対しては「夫を敬いますか」、夫に対しては「妻を愛しますか」と確認する結婚の誓いの言葉がありますが、これは努力し続ける覚悟を問うた言葉だと思っています。愛するっていうことを男性は努力しないと続けられない。女性の場合はリスペクトがなくなっちゃうから、夫にとっては妻を愛し続ける努力だし、妻にとっては夫を敬い続ける努力が必要なんだと思います。○「長いものに巻かれるな! 苦労を楽しみに変える働き方」(1,300円・税別)「イクメン」という言葉の生みの親であり、国内外のワークライフバランス先進企業、約950社を訪問ヒアリングし、企業や自治体のダイバーシティの取り込みをサポートするなど、この分野の第一線で活躍する渥美氏。プライベートでは、2度の育児休暇を取得し、また子どもの1人は難病のため看護を経験し、認知症と統合失調を患う父親の介護も続ける。さらに自分自身が発達障害であることをカミングアウト。ダイバーシティ・コンサルタントとしての数多くの事例研究と、自分自身が数々のライフでの困難を乗り越えてきた経験から導き出した実践的な仕事術を紹介する。
2016年01月24日10年前に「イクメン」という言葉を提唱し、国内外のワークライフバランス先進企業を研究してきたダイバーシティ・コンサルタントの渥美由喜さん。2015年11月に著書「長いものに巻かれるな! 苦労を楽しみに変える働き方」を出版した。プライベートでは2度の育休を取得し、また子どもの1人は難病のため看護を経験し、認知症と統合失調症を患う父親の介護も続けている。そんな渥美さんに、育児に向き合う夫婦のあり方についてお話を伺った。○”なんちゃってイクメン”は”真正イクメン”へのプロセス――「イクメン」という言葉を提唱された10年前に比べ、「イクメン」事情はどう変わりましたか?10年前と明らかに変わってきたなと思うのは、父親が休日に子どもたちを連れて外に出掛けるというのは普通になったなということです。また、地域によっては平日の夕方以降もそういう男性たちの姿を見るようになりました。明らかに、男性の家事・育児参加は進んでいると思います。ただ、6年前に厚生労働省が「イクメンプロジェクト」を立ち上げたとき、男性の育休取得率を13%に上げようという目標を国は立てていましたが、ここについては結果が出ていない。男性社員1人が1日休みを取りましたというだけで、「くるみんマーク」(厚生労働省による子育てサポート企業の認定制度)の認定を受けている企業もあるのが現状。家事・育児に関してはまだまだお手伝い程度の男性が多く、本格的に休みを取る人は少ないと思います。――親が育児をするのは当たり前なのに、少しお手伝いするだけで「イクメン」というのはどうかという批判もありますたしかに、渥美さんが変な言葉を作ったから、私の夫が「イクメン」ぶって困るって文句を言われることがあります。そういう「なんちゃってイクメン」は、かなり困ったなと思っています。ただ、「男子厨房に入らず」とか「子どもを抱っこしたことがない」と自慢する上の世代の男性たちに比べればかわいいほうだなと思いますし、それは真正イクメンに変わっていくプロセスになればいいと思います。家事や育児に携わっていくなかでいかに大変かとわかったり、「イクメン」と言えば言うほど妻からの風当たりが強くなったりすれば、そのうち自慢しなくなると思いますよ。プロセスとしてまだやりたてだししょうがないと、おう揚に構えてほしいです。○出産前に「1次反抗期」をつくる――それではどうしたら、夫が「真正イクメン」になってくれるのでしょうかまだ子どもがいない、ラブラブなときに「1次反抗期」をつくっておくべきかなと思っています。――「1次反抗期」とは?夫が家事をやらなくても「いいよいいよ」とやり過ごすのではなく、摩擦を作っておくんです。「私はあなたと人格が違うんだ」「私の時間はすべてがあなたの時間ではない。私の時間は私の時間」「あなたの時間は一部あなたの時間だけれど、共有する時間は役割をシェアしましょうね」という風にです。そしてそのことを「見える化」したほうがいい。例えば夫が家事をやらないと言うなら、その分家政婦さんを雇った場合にこれくらいお金がかかると提示する。それを夫の給与から天引きするとか。シェアしないと成り立たないという覚悟は示しておかないといけないです。子どもがうまれると夫は、「妻の愛情が子どもに移ってしまった」「子どもをうんで妻は変わった」とか言い始めるんですよ。一方で妻側からは「あの人は何で変われないの」と変わらない夫と変わった妻が相手を否定しあう。これを「2次反抗期」と私は呼んでいるのですが、「1次反抗期」がないと、「2次反抗期」がすごく深刻化します。子どもがうまれてからでは遅くて、うまれる前に夫を改造することも妻の甲斐性だと思いますね。○夫は愛されたくてすねている――子どもがうまれてからは、夫にどう協力を仰いだらいいでしょうか僕の周りでは、妻からネガティブなことしか言われていない男友達がすごく多いんですね。イクメンブームで、男も子育てをするものだという雰囲気で女性たちが結婚して、夫を見てがっくりくる。それで僕の名前を引き合いに出して「渥美さんを見習ってほしい」とか言われているわけです。僕には困ったところがたくさんあるのに、いいところだけ切り取ってね。まずは片目をつぶって、相手がやってくれたことをほめる。特に自分の子どもがお父さんを自慢することをぜひ実践してほしいと思います。特に、子どもにほめられると男性は変わると思います。妻と子どもの言葉ってすごく大きいんです。以前、家族とうまくいっていない男友達を誘って、一緒に父子旅行をしたときに、僕は友人の子どもたちに向かって友人がどんなにいいやつか、友達甲斐のあるやつか、学生時代のエピソードの数々を面白おかしく話しました。すると、子どもたちはお父さんにリスペクトの目を持つようになった。そしたら友人はすごく張り切っていましたよ。ここまでがんばるのか、というくらい、旅行中がんばっていました。夫は愛されたいんだもん。僕の周りの妻とうまくいってない夫って、みんな愛されたくてすねているだけですよ。――ここまで、育児に向き合う夫婦のあり方について語ってもらった。続く後編では、育児と介護の両立「ダブルケア」にどう取り組むべきか、引き続き渥美さんに聞く。
2016年01月23日