長編アニメーション映画『ブレンダンとケルズの秘密』が公開される。7月下旬にYEBISU GARDEN CINEMAほか全国順次ロードショー。映画『ブレンダンとケルズの秘密』は、『ソング・オブ・ザ・シー 海のうた』のトム・ムーア監督の長編デビュー作。第82回アカデミー賞にノミネートされるという快挙によって、世界中を驚かせた。舞台は9世紀アイルランド。ケルズ修道院にバイキングの襲来を逃れた修道士が一冊の「聖なる書」を携え訪ねてくる。その本には隠された知恵と力が秘められていた。本を完成させるため少年・ブレンダンは魔法の森へ出かけるが、迫り来る闇を本の力で打ち砕き、世界に光を取り戻すことができるのか?予告編には、修道院がバイキングに襲われる場面や、ブレンダンが禁じられた修道院の外の森へ行き、様々な危機に遭遇する様子が。サスペンス溢れる冒険ファンタジーを予感させる内容に仕上がっている。見どころは、ダブリン大学図書館で350年間保管される国宝「ケルズの書」の、鮮やかで美しいケルト文様が万華鏡のように動きだす圧巻の映像だ。アイルランドの緑に包まれた美しいアニメーションの日本公開に期待が高まる。【詳細】映画『ブレンダンとケルズの秘密』(原題『The Secret of Kells』)公開時期:7月下旬にYEBISU GARDEN CINEMAほか全国順次ロードショー監督:トム・ムーア2009年/75分/カラー/ドルビー・デジタル/ヴィスタサイズ/フランス・ベルギー・アイルランド合作©Les Amateurs, Vivi Film, Cartoon Saloon
2017年05月19日SF映画として余計なものは極力削ぎ落とし、洗練されたアプローチをした『メッセージ』(5月19日公開)。メガホンをとったのは『ブレードランナー 2049』(10月27日公開)も待機中のドゥニ・ヴィルヌーヴ監督だ。来日した監督にインタビューし、「すべてを見せない」という演出の美学に迫った。『メッセージ』は第89回アカデミー賞で8部門にノミネートされた話題作。ある日、巨大な球体型宇宙船が突然地球上に降り立ち、言語学者のルイーズ(エイミー・アダムス)が、知的生命体とコンタクトを取っていく。本作で特筆すべき点は、広大な宇宙のロマンと、小宇宙のようなヒロインの半生をリンクさせた点だ。観終わった後、実は非常に繊細でパーソナルな映画だったことに驚嘆する。ミニマリズムを追求した宇宙船のデザインも粋だが、ヴィルヌーヴ監督の「"ばかうけ"からインスパイアされた」というジョークを飛ばせる懐の深さも素晴らしい!――以前からSFというジャンルは好きだったのですか?SFについて語ろうと思うと、自分の子ども時代にさかのぼることになる。僕はカナダの小さな街で生まれ育った。冬が長かったので、よく家でSF作品などに触れていたんだ。小説を読むと現実逃避できたし、自分の周りの世界を理解する手立てにもなったよ。――SF映画の中でも特にどういう作風のものが好きですか?僕が惹かれるSF映画は戦争ものやハイテクものではなく、もっと実存主義的な未知な世界を模索するようなタイプの映画だ。スタンリー・キューブリック監督作『2001年宇宙の旅』(68)を観た時、強い恐怖心を感じことをよく覚えている。その時の恐怖心は、自分が触れたり、理解したりできない1つのアート作品であったところから感じたものだろう。僕は美しいまでの恐怖心にすっかりハマってしまい、SF映画好きになったんだ。――SF映画を撮る上で、どんなことを心がけていますか?なるべくミステリーを保持するよう、すべてを描かないように努めている。『メッセージ』の美術についても、デザイン、画コンテ、撮影という段階を踏んでいく中で「船内をもっと見せてください」というリクエストがたくさん入ったが、僕は頑なにそれを拒否したんだ。――見せないことでイマジネーションが広がるということでしょうか?そうだね。「操縦するのが操縦桿なのかボタンなのか、どちらかを見せたい」とスタッフから言われたけど、その辺はミステリーに留めておいた方がいいと思った。たとえばスピルバーグ監督の『未知との遭遇』は大好きな映画だけど、あのラストシーンで、宇宙船に入り、船内を見せてしまうのは間違いだと思った。あの映画から学んだことは、時には見せない方がよりパワフルな印象を与えるということだ。実は『2001年宇宙の旅』でも、キューブリック監督はエイリアンのデザインまでしていたらしいけど、監督はそれを登場させなかった。それは本当に英断だったと思う。――ヴィルヌーヴ監督は宇宙人の存在について信じていますか?もちろん信じている。この広い宇宙で人類だけが存在しているのは、人類のナルシシズムとしても良くない考えだ。実存主義的な観点から言って、人類しか存在してないということはありえない。何らかの地球外生命体はいてほしいし、いるかもしれないという可能性こそが美しいと思う。――待機中の『ブレードランナー 2049』も楽しみです。現在、ポストプロダクションを一生懸命やっている。ちょうど音楽やVFXをつけている段階だ。アーティスティックな視点から見てもすごくチャレンジングな作品になった。何といっても大好きな『ブレードランナー』(82)の続編だから、その世界観を自分なりに咀嚼し、自分ならではのものにしなければいけないから。ワクワクするし、怖い体験でもあったよ。■プロフィールドゥニ・ヴィルヌーヴ1967年10月3日生まれ、カナダ出身の映画監督で脚本家。『渦』(00)、『静かなる叫び』(09)で注目される。『灼熱の魂』(10)は第83回アカデミー賞の外国語映画賞にノミネート。続いて『プリズナーズ』(13)、『複製された男』(13)、『ボーダーライン』(15)を監督。『ブレードランナー 2049』が10月27日に全国公開予定
2017年05月19日いままでに、多くの美人モデルと浮名を流してきたレオナルド・ディカプリオが、またしても破局を迎えてしまった。2016年5月、モデルのニーナ・アグダルと初めて一緒にいるところをクラブで目撃されたディカプリオ。25歳のニーナと42歳のディカプリオは17歳も離れた年の差カップルではあったが、以前より結婚願望を明かしていた彼に、ついに未来の妻が出現かと期待されていた。破局までの1年間,、2人はさまざまなことを共有してきた。「People」誌によれば、昨年7月、ディカプリオはニーナを連れて親友トビー・マグワイアらとイビサ島でパーティーを楽しんだ。8月には2人で軽い自動車事故に遭遇。11月には、ディカプリオの母親を含むグループでフランス領ポリネシアで休暇を過ごした。12月にはルーカス・ハースらとカンクンへ。その後も公の場でキスをしたりと臆することなくニーナへの愛情をオープンにしていたディカプリオ。今年2月のアカデミー賞授賞式には、1人で参加したディカプリオだったが、授賞式後のマドンナ主催のパーティーでニーナと合流。関係者はこのパーティーで「2人は最高潮に盛り上がっていた」と破局に驚く。「円満な破局」で、「いまも友だち」だという2人が別れるに至った原因は明かされていない。(Hiromi Kaku)
2017年05月19日毎年グラミー賞授賞式を生放送しているCBS局が、同局のイベントにて来年の授賞式にも昨年と同様ジェームズ・コーデンを司会者に決めたことを発表した。昨日、来年の第70回アカデミー賞授賞式に2年連続でジミー・キンメルが司会に決定したことが発表されたが、グラミー賞も来年60回目という節目を迎え、その記念すべき授賞式の司会に再びジェームズに白羽の矢が立った。前回司会に決定した際、CBSに対し「緊張することが好きなんだ。緊張っていうのは、自分がベストを尽くしたいと思うときだけにするものだから」と持論を語っていたジェームズ。「グラミー賞の司会を務めることは、僕にとってすごく意味のあること。誰もがっかりさせたくないからね。会場にいるみんなに、本当のセレブレーションを味わってもらいたいんだ」と意欲満々で臨んだとおり、見事成功させ、2度目の大役をつかんだ。ジェームズは2015年から「The Late Late Show」(原題)の司会を務め、セレブと一緒に車で歌う「Carpool Karaoke」のコーナーが特に好評を博し、一躍人気司会者に。2016年にはトニー賞授賞式の司会も務めた実力派司会者である。(Hiromi Kaku)
2017年05月18日人気司会者のジミー・キンメルが、2018年度アカデミー賞で司会を再び務めることが決定した。今年度の授賞式でも司会を務めていたジミーだが、アカデミー会長のシェリル・ブーン・アイザックがその司会ぶりをとても気に入ったことから、来年に開催される第90回アカデミー賞授賞式に再び起用することを決めたようだ。マイケル・デ・ルカとジェニファー・トッドも今年に引き続き式典のプロデュースを務めることが決定しており、アイザック会長はマイケルとジェニファー、ジミーの3人のことを「アカデミー賞のドリームチーム」と、16日に発表した声明文の中で称賛している。その一方でジミーも、今年の式典中に起きた最優秀作品賞の発表にミスがあった出来事に触れながら、冗談交じりに自身が再び司会を務める事を発表している。「アカデミー賞の司会を務めさせて頂いたことは僕のキャリアの中でも最高の出来事でした。ですからシェリルやアカデミーが再び、僕の大好きなマイケル・デ・ルカとジェニファー・トッドと一緒にする仕事を依頼してくれたことに感謝しています。もし僕らが今年の式典は最後にめちゃくちゃにしたと感じているあなた、第90回の式典のために僕らが何を計画しているのかお見逃しなく!」また、プロデューサーのマイケルとジェニファーもアカデミー賞の仕事に関わることができる経験は「人生に一度きり」の経験だと考えていそうで、再び携われることへの喜びを共同声明文の中で語っている。(C)BANG Media International
2017年05月18日『セッション』『ファンタスティック・フォー』のマイルズ・テラーが、実在する伝説のボクサー、ビニー・パジェンサを演じた『ビニー/信じる男』。この度、本作の公開日が7月21日(金)に決定し、併せて本編映像が到着した。アメリカ、ロードアイランド州プロビデンス。自惚れ屋のビニー・パジェンサは、世界ジュニアミドル級のチャンピオンだ。ある日、交通事故で首を骨折し瀕死の重傷を負い、その痛々しい姿に誰もがビニーの選手生命は絶たれたと思い、周囲の人間たちは離れていく…。だが、ビニーは諦めていなかった。彼は命を懸けトレーナーのケビンと共に、どん底から王座奪還を目指す――。世界のスポーツ史上類をみない超人的なカムバックを目指したボクシングの元世界チャンピオン、ビニー・パジェンサの感動の実話を、アカデミー賞監督の巨匠マーティン・スコセッシが製作総指揮、『マネー・ゲーム』のベン・ヤンガーが脚本・監督、さらに『アメリカン・ビューティー』『世界にひとつのプレイブック』のブルース・コーエンがプロデューサーを務め映画化。伝説のボクサー、ビニー・パジェンサ役をマイルズが熱演するほか、伝説のトレーナー、ケビン・ルーニー役をアーロン・エッカート。さらに、ケイティ・セイガル、キアラン・ハインズ、テッド・レヴィンらが出演している。本作では、世界ジュニアミドル級のチャンピオンとなったビニーだが、その試合の直後、交通事故で首を骨折する瀕死の重傷を負ってしまう。彼の選手生命は絶たたれてしまったと誰もが思う中、自らのボクサーへの復帰を信じるビニーはリスクの高い脊椎固定手術を受け、半年間も頭の周りに金属の装具“ハロ”を付けることを選択した。そしてこのほど到着したのは、そんなビニーが事故後初めてのトレーニングを再開するシーンだ。頭に付けている“ハロ”に触れると激痛が走るため、注意深くたどたどしい動きでバーベル上げに挑戦するビニーの姿が映し出される。歩けるようになることですら奇跡の中、誰も彼の再起を信じなくても、自分を信じて諦めなかったビニー。無謀なトレーニングに手に汗握る映像となっている。映画の第2幕の撮影中では、ほとんど一日中この厄介な“ハロ”を装着して撮影していたマイルズは、「“ハロ”をつけると頭痛がするんだけど、それを1日中付けなきゃいけなかったんだ。とんでもないことさ、頭にドリルで穴を空けて、あれを取り付けるって想像してみてよ」と撮影時の苦労を明かす。また、実際のビニー本人も「よくこんな状態でトレーニングしていたなと。頭蓋骨に穴を空けて、折れた首を体に付けた装具の先端にネジで固定しているけど、体に当たっちゃいけないんだ。どう見たって、かなりヤバイだろ」と当時をふり返っている。『ビニー/信じる男』は7月21日(金)よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ビニー/信じる男 2017年7月21日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開(C) BLEED FOR THIS, LLC 2016
2017年05月17日ジミー・キンメルが2018年3月4日に開催される第90回アカデミー賞授賞式の司会に決定。アカデミー賞を主催する映画芸術科学アカデミーの会長シェリル・ブーン・アイザックスが発表した。ジミーは今年もアカデミー賞の司会を務め、好評を博した。プロデューサーのマイケル・デ・ルカとジェニファー・トッドも引き続き同役を担当する。シェリルは「ジミー、マイク、ジェニファーはオスカーのドリームチームです。マイクとジェニファーは(今年)本当に視覚的に美しいショーを作り上げてくれました。ジミーは私たちが想像もできなかったようなオープニングトークからラストまでを見事にまとめ、オスカー史上最高の司会であることを証明しました」と3人の再起用の理由をこう語っている。ジミーは「E!News」でプロデューサーの2人と再びオスカーに起用されたことへの感謝をシェリルとアカデミーに述べ、「もし、みんなが今年のオスカーの最後で僕らがやらかしたと思っているなら、90回目を迎える記念すべき来年のショーで僕らが何を企んでいるか楽しみにしていてね!」と今年の作品賞の“封筒取り違え事件”に触れつつ、来年の授賞式のさらなる盛り上がりを期待させた。(Hiromi Kaku)
2017年05月17日ベネディクト・カンバーバッチを主演に迎え、魔術を武器にするマーベルの異色ヒーローを描く『ドクター・ストレンジ』。このほど、6月2日に発売されるMovieNEX(発売)に収録されるボーナス・コンテンツの中から、本作に賭けるカンバーバッチの意気込みが伝わるボーナス映像の一部が解禁された。英国のTVシリーズ「SHERLOCK/シャーロック」で一躍ブレイクし、『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』でアカデミー賞主演男優賞候補になるなど、快進撃を続けるカンバーバッチ。そんな彼が今回挑むのは、人知を超えた魔術を操るというマーベル史上、ほかに類を見ない異色ヒーロー、ドクター・ストレンジだ。天才ゆえに傲慢だった外科医ドクター・ストレンジは交通事故で両手の機能を失い、さまざまな治療法を探し求めた末にたどり着いたカトマンズで、魔術師の施設カマー・タージの存在を知る。指導者エンシェント・ワン(ティルダ・スウィントン)のもとで厳しい修行を積んだ彼は、苦悩と挫折を乗り越えて神秘の魔術を習得。やがて、世界の崩壊を目論む闇の勢力と闘うことになる――。そんなドクター・ストレンジ役を体当たりで演じたカンバーバッチだが、製作陣は当初から、彼以外にこの役を演じることのできる俳優はいないと猛プッシュ。だが、当時舞台に出演していた彼のスケジュールが折り合わず、一度は別の俳優を起用することも検討された。しかし、やはり彼でなくてはならないと考えたプロデューサー陣の判断によって、撮影期間から劇場公開日までも、すべて彼のスケジュールに合わせて変えたという経緯があった。今回解禁されたボーナス映像では、その舞台の合間にもカンバーバッチが本作の撮影準備のために体を鍛えていたことを、宿敵カエシリウス役を演じたマッツ・ミケルセンが明かす。さらに、製作総指揮者のチャールズ・ニューワースは「懸命に役作りにしていた。舞台をやりながら何か月も体を鍛えたんだ」と、忙しい合間を縫って戦い方や動きを学び、カンバーバッチがスタントマンを使うことなく、自ら全てのアクションに取り組んだことに言及。カンバーバッチ自身も「衣装に合う体型とタフな身体作りが求められる。5日間も続く戦いのシーンに耐える必要があるからね」と話し、撮影中、腕立て伏せをする様子も映像では目にすることができる。また、魔術師の先輩であるモルド役のキウェテル・イジョフォーは、子弟関係の2人が初めて対等に向き合ったシーンでの殺陣を「まるでダンスのようだった」と、息の合う演技だったことを振り返っている。本番さながらの激しいリハーサル・トレーニングの模様から、実際に巨大セットでの格闘シーンに挑む撮影現場の様子まで、カンバーバッチ・ファン垂涎のお宝映像も満載。これまでも少なからずアクション演技は体験してきたカンバーバッチだが、これだけ本格的なファイト・シーンを演じるのは恐らく初めてのこと。そんなカンバーバッチの、アクション・スターとしての新たな魅力にあふれた本作を、ぜひチェックしてみて。『ドクター・ストレンジ』はデジタル先行配信中。MovieNEXは6月2日(金)より発売。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ドクター・ストレンジ 2017年1月27日より全国にて公開(C) 2016MARVEL
2017年05月16日日本人として初めて、若き才能を後押しするヴェネツィア・ビエンナーレ&ヴェネツィア国際映画祭から出資を得て製作された長谷井宏紀の第1回監督作品『ブランカとギター弾き』(原題:BLANKA)が、今夏、日本で全国順次公開される。このほど、その予告編が解禁となり、長谷井監督と親交のある浅野忠信がナレーションを務めていることが分かった。“お母さんをお金で買う”ことを思いついた孤児の少女ブランカは、ある日、盲目のギター弾きピーターと出会う。ブランカはピーターから、得意な歌でお金を稼ぐことを教わり、2人はレストランで歌う仕事を得る。ブランカの計画は順調に運ぶように見えたが、一方で、彼女の身には思いもよらぬ危険が迫っていた…。ヴェネチア国際映画祭が世界中から新人映画監督を発掘し、育成するプロジェクトにて日本人として初めて選ばれ、撮影された初長編映画。巨匠エミール・クストリッツァに認められ、世界中を旅しながら、写真家としても活動してきた長谷井監督は、カラフルでエネルギーにあふれたマニラのスラムと、そこに住む人々をリアルな映像で見事に捉えた。今回解禁となった予告編では、すでに本編を鑑賞し、「ブランカという少女の辿り着いた一つの愛の形に涙が止まらなかった」と大絶賛を寄せている浅野さんがナレーションを担当。長谷井監督と浅野さんは、2007年のアカデミー賞外国語映画賞にノミネートされた『モンゴル』や、NHK土曜ドラマ「ロング・グッドバイ」といった浅野さんの主演作で監督がスチール撮影を担当したことから親交が深く、浅野さんは本作についても「予告編だけでも泣けてきちゃうよね。少しでも早く多くの人に見て欲しい」とコメント。待望の日本公開にも期待を寄せている。映像では、孤児の少女ブランカが路上で盲目のギター弾きピーターと出会い、歌の才能を開花させていくが、その目的は“お母さんを買うため”…。歌うことを通して絆を深めたブランカとピーターの2人が辿る運命の行方には注目だ。出演者の殆どは長谷井監督自ら、路上でキャスティング。1,000万超えの再生回数を誇りYouTubeの歌姫として国内外で人気を集めていた主演のサイデル・ガブテロは、演技初挑戦ながらその美しい歌声と演技力で世界中の映画祭で話題をさらっている。また、同時に解禁されたティザービジュアルは、ブランカとブランカの肩を抱きギターを手に持つピーターの後ろ姿が映し出された、2人の温かな関係性を映し出すもの。劇場窓口にて発売中の本作の特別鑑賞券には、同じく2人の姿をとらえたデザインとブランカ役サイデルの姿をとらえたデザインの特製ポストカードセットが付属する。『ブランカとギター弾き』は今夏、シネスイッチ銀座ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2017年05月16日映画『50年後のボクたちは』が、2017年9月16日(土)より、ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテほか全国の劇場にて順次公開。原作はドイツの国民的小説「14歳、ぼくらの疾走」原作は、ドイツ国内で220万部以上を売り上げる大ベストセラーとなったヴォルフガング・ヘルンドルフによる小説「14歳、ぼくらの疾走」。子ども以上・大人未満の14歳という一瞬の煌めきを瑞々しく捉え、かつての自分を思い出させてくれるような爽やかで切ない2人の少年の旅路を描いた国民的小説だ。ストーリー学校では目立たず、家庭環境も不穏で退屈な毎日を送る14歳の主人公マイク。ある日、風変わりな転校生のチックと出会ったマイクは、無断で借用したオンボロ車で、地図にない場所「ワラキア」を目指して走りだす。破天荒で自由気ままなチックに導かれるように、2人の人生にとって忘れがたい旅がはじまるー。フレッシュな若手キャスト14歳の主人公マイクを演じたのは、ドイツの新進気鋭の俳優トリスタン・ゲーベル。4歳で長編映画デビューを果たした実績を持つ、実力派だ。今作でも、思春期の繊細な心情を見事に表現し、ドイツ国内で高い評価を受けている。マイクと旅に出る転校生チックは、アナンド・バトビレグ・チョローンバータル、ヒロインには メルセデス・ミュラーと、フレッシュな俳優を起用。彼らの瑞々しい演技に注目だ。ドイツの名匠、ファティ・アキン監督作メガホンを執ったのは、ドイツの名匠ファティ・アキン。『愛より強く』(2004年)でベルリン国際映画祭金熊賞。『そして、私たちは愛に帰る』(2007年)でカンヌ国際映画祭で脚本賞と観客賞、さらに2008年のアカデミー賞外国語映画賞のドイツ代表作品に選出された。2009年にはコメディ映画『ソウル・キッチン』を発表してヴェネツィア国際映画祭で審査員特別賞を受賞した。弱冠36歳にして三大映画祭の主要部門の賞を獲得するという快挙を達成した。作品情報映画『50年後のボクたちは』公開日:2017年9月16日(土)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテほか全国順次公開監督・共同脚本:ファティ・アキン脚本:ラース・フーブリヒ原作:ヴォルフガング・ヘルンドルフ(「14歳、ぼくらの疾走」)出演:トリスタン・ゲーベル、アナンド・バトビレグ原題:Tschick©2016 Lago Film GmbH. Studiocanal Film GmbH
2017年05月15日近年、『好きにならずにいられない』『ひつじ村の兄弟』など国際映画祭で高い評価を得ているアイスランド映画から、また1つ、各国の映画祭で大反響を呼んでいる傑作が登場。少年たちの淡く、切なく、残酷な青春を描く『ハートストーン』から、予告編とポスタービジュアルが解禁となった。東アイスランドの雄大で美しい自然が広がる漁村。ソールとクリスティアンは幼なじみで何をするのも一緒の大親友。思春期にさしかかり、ソールは大人びた美少女ベータに夢中になる。一方、クリスティアンはそんなソールの気持ちを知り、上手くいくよう後押しするものの、内に秘めた親友への特別な感情に気づく――。人口33万人の小さな北欧の島国アイスランドの若き俊英、グズムンドゥル・アルナル・グズムンドソンの初長編作品となる本作。10代のころの友人との実際の想い出をベースに、思春期を迎えた少年少女たちの、危うく儚く繊細な感情を残酷なまでに切り取った、監督の自伝的“ラブストーリー”となる。タイトルの『ハートストーン』(Heartstone)とは、アイスランド語の『Hjartasteinn』の直訳。グズムンドソン監督が、「Heart(ハート)」と「Stone(ストーン)」という2つの単語を1語に合わせて作った造語だという。それぞれの単語には、“温かい感情”と“厳しい環境”という意味があり、監督はこの新しい言葉が、詩的な形でこの映画にとても良くフィットすると感じ、タイトルに決めたという。主演の1人ソール役には、青春映画の金字塔『スタンド・バイ・ミー』の故リヴァー・フェニックスを彷彿とさせ、本作が俳優デビューとなるバルドル・エイナルソン。もう1人の主演クリスティアン役には、金髪長身で憂いある表情が女子の胸をときめかせるブラーイル・ヒンリクソン。美少年2人の等身大の自然な演技は、国内外で数々の男優賞に輝いている。第73回ヴェネツィア国際映画祭でもクィア獅子賞(最優秀LGBT映画賞)に輝くなど、各国の映画祭ですでに40以上の賞を獲得。いまもなお、受賞記録を更新中だ。アイスランドのアカデミー賞「EDDA賞」では作品賞、監督賞ほか9部門を獲得している。『ハートストーン』は7月15日(土)よりYEBISU GARDEN CINEMAほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ハートストーン 2017年7月15日よりYEBISU GARDEN CINEMAほか全国にて順次公開(C) SF_Studios_Production_&_Join_Motion_Pictures_Photo_Roxana Reiss
2017年05月15日映画監督ウォン・カーウァイの特集上映が、2018年3月16日(金)まで東京・渋谷のBunkamura ル・シネマで開催される。1988年に監督デビュー、94年の『恋する惑星』が世界中で絶賛されて大ヒットを記録したことで一躍スターダムにのし上がったウォン・カーウァイ。ラテン・アメリカ文学への憧憬がもたらす独特の浮遊感とロマンティックなセリフ、一貫した美意識が感じられる撮影・美術・衣裳、そして意表を突く選曲センス。観る者を虜にする名作の数々で、今もなお新たなファンを生み出している名匠だ。2017年6月にも同所でカーウァイの特集上映が開催されたが、今回は映画『欲望の翼 デジタルリマスター版』の上映を記念して、英BBCが2016年に発表した「21世紀の名作映画トップ100」リストで第2位に輝いた名作『花様年華』、フランク・ザッパらの偉大なミュージシャンが物語を彩る『ブエノスアイレス』の2作品を再び上映する。また、『欲望の翼 デジタルリマスター版』と特集上映がともに好評を博していることを受けて、追加上映が決定。トニー・レオン主演のラブストーリー『恋する惑星』と切ない恋物語の『天使の涙』も上映される。その類まれなビジュアルセンスからカーウァイ監督はファッション界へも大きな影響を与えており、ドキュメンタリー映画『メットガラ ドレスをまとった美術館』では、本編中にウォン・カーウァイ本人が登場するほか、ファッション・デザイナーのジャン=ポール・ゴルチエが、今回上映される『花様年華』から受けた影響を語るシーンも収められている。再びスクリーンで出会う人はもちろん、はじめて作品に触れる人も、この機会に劇場の大スクリーンでその世界観を堪能してみてはいかがだろう。【開催概要】『欲望の翼 デジタルリマスター版』公開記念 <ウォン・カーウァイ特集>会場:Bunkamura ル・シネマ住所:東京都渋谷区道玄坂 2-24-1 Bunkamura 6F料金:1,200円均一 (学生は1,000円)※価格は全て税込。上映作品:■『ブエノスアイレス』2月17日(土)〜2月23日(金)19:40〜、2月24日(土)〜3月2日(金) 10:30〜■『花様年華』2月24日(土)~3月2日(金) 19:00~、3月10日(土)~3月16日(金) 10:10~■『天使の涙』3月3日(土)~3月9日(金) 17:10~■『恋する惑星』3月10日(土)~3月16日(金) 17:10~<上映作品/あらすじ>■『ブエノスアイレス』激しく愛し合いながら、荒野のハイウェイで突然の別離を迎える恋人たち。その痛みを振り切るように仕事に熱中する男の元に、傷付いた恋人が帰ってくる。閉ざされていた心が通い合う瞬間、柔らかな光が至福の時を包む。しかしやがて二人を襲う癒しがたい渇き。愛するほどに傷つき、傷つくほどに求め合う魂の彷徨の中で、男はひとりの青年に出会い、再生への道を歩き始める。本作はカンヌ国際映画祭の最優秀監督賞を受賞。2017年のアカデミー賞作品賞に輝いた『ムーンライト』の監督も本作からの影響を語る傑作。フランク・ザッパ、アストル・ピアソラ、カエターノ・ヴェローゾら天才たちの音楽も映画を彩る。■『花様年華』1962年、香港。新聞社の編集者であるチャウと、商社で秘書として働くチャン。二人は同じアパートに同じ日に引越してきて、隣人になる。やがて二人は、互いの伴侶が不倫関係にあることに気づき、次第に時間を共有するように。誰にも気づかれないよう、慎重に会っていた二人。家庭を持つ貞淑な男と女は戸惑いつつも、強く惹かれ合っていくのだった。誰にも言えない秘密を包み込む紫煙、ナット・キング・コールのバラッド、そしてなんといってもチャイナドレスの美しさ──今作でトニー・レオンがカンヌ国際映画祭最優秀男優賞を、そして撮影と美術/衣裳が評価され高等技術院賞を受賞。英BBCが2016年に発表した「21世紀の名作映画トップ100」リストで、あらゆる名作を差し置いて第2位に輝いた、永遠の愛の物語。■『天使の涙』殺し屋とパートナーのエージェントは、仕事以外では顔を合わせない。エージェントは殺し屋に対して密かな恋心を抱いていたが、ある日、殺し屋は突然姿を消してしまう。その後、殺し屋はかつて行きずりの関係にあった金髪の女と出会うが、彼女の気持ちに応えることなく、彼は再び彼女の元から去っていく…。一方、エージェントが住むマンションの管理人の息子モウは、夜な夜な他人の店に入り込んで勝手な商売を楽しむ日々を送っている。そんなある日、未だ失恋の傷が癒えない女に恋をするが…。『恋する惑星』で予定していたエピソードをもとに作り上げたもうひとつの恋物語。■『恋する惑星』彼女にふられた警官223番は、彼女のことが忘れられず、自分の誕生日に賞味期限を迎えるパイナップルの缶詰を買い続けている。金髪の女性に恋をしてみるが、麻薬の運び屋として取引に失敗した彼女もまた疲れ果て、そっけない。どん底にいる2人は、行きずりの一夜を過ごす。同じころ、ハンバーガー・ショップの新入り店員フェイは、夜食を買いに来た警官633番と出会う。淡い恋心を抱いた彼女は、ある日偶然手に入れた彼のルーム・キーを利用して勝手に部屋の模様替えを始めて…。クランベリーズの「ドリームス」のカバー曲のメロディとともに、ウォン・カーウァイの名を知らしめた出世作。
2017年05月14日『ラ・ラ・ランド』をはじめ、話題作に次々と出演する注目の女優ソノヤ・ミズノを起用した、2017年春夏の「UNIQLO SPORT(ユニクロ スポーツ)」新CMが放送中だ。ソノヤさんは、本年度アカデミー賞で最多6部門を受賞した『ラ・ラ・ランド』や、記録的ヒット中の『美女と野獣』など話題作に次々と出演し、次回作も多数待機する、いまハリウッドで最も注目を集める女優の1人。東京生まれ、イギリス育ちの28歳。日本人の父とイギリス人の母を持ち、11歳の時に英国の名門「ロイヤル・バレエ・スクール」に入学、バレエダンサーとして数々の舞台を踏んできた。その後、20歳のときにモデルとしてのキャリアをスタートさせ、「シャネル(CHANEL)」や「アレキサンダー・マックイーン(ALEXANDER MCQUEEN)」のモデルを務めることで、ファッション業界でも注目される存在に。ほかにも、「ケミカル・ブラザーズ」feat.ベックの「Wide Open」のミュージックビデオでは、バレエダンサーとしての経歴を活かした美しいダンスを披露。アリシア・ヴィキャンデル出演のアカデミー賞受賞作品(視覚効果賞)『エクス・マキナ』(’14)でも、エキゾチックな雰囲気のAIロボ・キョウコ役で大きな注目を集めた。本CMでは今回、「日常を自由に。スポーツを自在に。」というメッセージを掲げている。ソノヤさんの最大の魅力でもある本格的なダンスと美しいスタイルは、日常もスポーツも垣根がない生活へのメッセージを体現するにふさわしいキャストであることから、昨年に引き続き起用が決定したいう。CM動画では、彼女の原点でもあるダンスと、いま彼女が「生きがい」にしている女優業に対しての思いを語っている。演技は「自由。正解なんてない」と語る一方、ダンスで体得した努力することの大切さには「感謝している」と明かすソノヤさん。伸びやかなバレエを披露する彼女の姿には、改めて目を奪われるに違いない。2017年春夏「UNIQLO SPORT(ユニクロ スポーツ)」TV-CMは放送中。(text:cinemacafe.net)
2017年05月14日映画『ドリーム』が、2017年9月29日(金)に全国の劇場で公開される。1960年代初頭、旧ソ連との熾烈な宇宙開発競争での劣勢を覆すため、「宇宙飛行士ジョン・グレンを宇宙空間に送り出し無事に帰還させる」という合衆国の威信をかけた一大事業に尽力し、NASAの頭脳として最も重要な役割を担った3人の女性がいる。大きな功績を残しながらも、近年までほとんど語られなかった3人の先駆者キャサリン・ジョンソン、ドロシー・ヴォ―ン、メアリー・ジャクソン。映画『ドリーム』は、性別や人種、世代を超え、すべての世代を大きな夢へと導いた彼女たちの活躍を描く感動の実話ドラマだ。主演で主人公の一人・キャサリン・ジョンソン役を演じるのは、『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』で第81回アカデミー賞助演女優賞にノミネートされたタラジ・P・ヘンソン。『ヘルプ~心がつなぐストーリー~』で第84回アカデミー賞助演女優賞を受賞したドロシー・ヴォ―ン役のオクタヴィア・スペンサー、映画『ムーンライト』にも出演している個性派シンガーでメアリー・ジャクソン役のジャネール・モネイと共に、NASAの頭脳として活躍した“元祖リケ女”3人組を務める。また、『スパイダーマン』シリーズ、『メランコリア』のキルスティン・ダンスト、『アンタッチャブル』『マン・オブ・スティール』などで知られる名優ケビン・コスナーも出演している。監督は、日本でもスマッシュヒットを記録した『ヴィンセントが教えてくれたこと』のテッド・メルフィー。また映画『ドリーム』に深く共感し、音楽に加え製作にも名を連ねるのが、ファレル・ウィリアムス。彼の書き下ろした楽曲が、ポップでポジティブなテイストを添えている。全米では、昨年末の限定公開を皮切りに大きな評判を呼び、年明けから拡大公開を迎えると『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』を抜き去り全米映画興行ランキング1位を獲得。その後も公開から11週連続でのランキングTop10入りを果たし、日本でも大ヒット中の『ラ・ラ・ランド』を上回る興行成績を記録。さらに本年度の第89回アカデミー賞では、3部門(作品賞、助演女優賞、脚色賞)にノミネートされている注目作となっている。【作品情報】映画『ドリーム』原題:Hidden Figures公開日:2017年9月29日(金)監督:セオドア・メルフィ『ヴィンセントが教えてくれたこと』脚本:アリソン・シュローダー、セオドア・メルフィ製作:ドナ・ジグリオッティ、ピーター・チャーニン、ジェノ・トッピング、ファレル・ウィリアムス、セオドア・メルフィ音楽:ハンス・ジマー、ファレル・ウィリアムス、ベンジャミン・ウォールフィシュ出演:タラジ・P・ヘンソン、オクタヴィア・スペンサー、ジャネール・モネイ、ケビン・コスナー、キルスティン・ダンスト、ジム・パーソンズ、マハーシャラ・アリ配給:20世紀FOX映画©2016Twentieth Century Fox
2017年05月14日マット・デイモンがプロデュース、ケイシー・アフレック主演、ケネス・ロナーガン監督の『マンチェスター・バイ・ザ・シー』が、5月13日よりいよいよ公開。本作でアカデミー賞主演男優賞に輝き、まさに俳優人生の代表作を手に入れたケイシー・アフレックのインタビュー動画が到着した。本作は、ボストン郊外で便利屋として生計を立てている主人公リーが、兄の死をきっかけに、二度と帰ることはないと思っていた故郷の“マンチェスター・バイ・ザ・シー”へと戻り、16歳の甥パトリック(ルーカス・ヘッジズ)の面倒を見ながら過去の悲劇と向き合っていく物語。映像では、主人公のリーを演じた感想を「最高だったよ。難しい場面や深刻な場面を撮影する日が多くて、1日の大半をセットで過ごす日々が延々と続いたけど、ルーカス・ヘッジズたちと会話を楽しんだよ」とふり返るケイシー。「共演したシーンにはとてもおもしろいシーンもあった。一見冗談っぽくないけど、大げさで馬鹿げたことよりおもしろくて、もっともらしいと感じた。僕が好きなタイプの“笑い”だった」と、撮影中は甥っ子役のルーカスと仲睦まじく交流を深めていたことを明かす。また、ロナーガン監督が手がけた脚本はアカデミー賞脚本賞に輝いた。ケイシーは、「脚本で重要なことは、物語の内容や登場人物たちの描写の仕方。彼の脚本は魔法みたいだよ。登場人物はみな複雑で、本物の人間みたいだ」と絶賛。ケイシーはじめ、どのキャストも本当にその土地で生きているかのようなリアリティがあり、強さも、弱さも併せ持った不器用な人間らしい姿がある。「素晴らしい脚本があったから、迷わずに信頼して進むだけだった」とケイシー。「だから僕がすべきことは、セットに現れて正しい感情を表現するのみだった。ケネスも共演者たちも素晴らしかったので、ただ、登場人物の感情を意識するだけでよかったんだよ」と、信頼のおける最高のチームワークのもとで演じられたことに喜びをにじませた。ケイシーは、兄で俳優・監督のベン・アフレックとは3歳違い、米マサチューセッツ州生まれ。『誘う女』(’95)で映画デビューし、2007年には兄ベンの初監督作『ゴーン・ベイビー・ゴーン』で主演を務めた。『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』や『オーシャンズ11』にも出演していたほか、ブラッド・ピット主演『容疑者、ホアキン・フェニックス』(’10)では監督・脚本・製作・撮影も手がけた。2002年、ロナーガンの舞台「This is our youth(これが僕らの青春)」でマットと共演し、同舞台で共演したサマー・フェニックス(故リバー・フェニックス、ホアキン・フェニックスの妹)と結婚していたが、昨年、離婚している。近年のアカデミー賞主演男優賞といえば、ノースタントで鼻を折るほどのストイック怪演をみせた『レヴェナント:蘇えりし者』のレオナルド・ディカプリオ、難病ALSと闘う博士を体当たりで演じた『博士と彼女のセオリー』のエディ・レッドメイン、エイズ患者を演じるために約22.5kgもの減量をして挑んだ『ダラス・バイヤーズクラブ』のマシュー・マコノヒーなど、外見で魅せるインパクトの強い役柄が多かった。だが、そんな中、本作におけるケイシーの場合は、外見の変化ではなく、内面からにじみ出る演技が注目を集めた。過去に壮絶な悲劇を体験して生きる意味を見失った、孤独と哀しみを見事に体現しており、“引き算”の演技が特徴的だ。感情を押し殺し、多くを語らず、目の動きひとつで感情の揺れ動きを表現する手法は、批評家陣からも「アメリカン・ニューシネマ的名演の再来!」「人生に打ちのめされて表情を失った顔をこれほど魅力的に演じられる俳優を見たことがない!」と大絶賛されている。そんなケイシーの演技力の高さはもちろんのこと、本作で演じたリーとケイシー自身の実人生のシンクロ率の高さも、オスカーを手にした理由の1つかもしれない。10代からテレビに出演し、その後、映画界でも活躍するものの代表作といえる作品にはなかなか恵まれず、さらには自ら監督した『容疑者、ホアキン・フェニックス』ではセクハラ疑惑をかけられてしまうなど、決して輝かしい俳優人生とはいえなかった。そんな彼が演じた、孤独を抱え生きることに不器用な男リーの生きざまは、まさにケイシー自身と重なり合う。主人公のリーはやがて、絶望の淵から雪解けのごとく再生へと向かっていく。ケイシーもまさに、この役でオスカーを手にしたことで映画界への復活を果たすことができた。これ以上のハマリ役はないほどの作品との運命的な出会いにより、「ベン・アフレックの弟」という殻を打ち破ったケイシーの名演を、スクリーンで確かめてみてほしい。『マンチェスター・バイ・ザ・シー』は5月13日(土)よりシネスイッチ銀座、新宿武蔵野館、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:マンチェスター・バイ・ザ・シー 2017年5月13日よりシネスイッチ銀座、新宿武蔵野館、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国にて公開(C) 2016 K Films Manchester LLC. All Rights Reserved.
2017年05月14日リリー=ローズ・メロディ・デップが映画初主演を務めている『コンビニ・ウォーズ~バイトJK VS ミニナチ軍団~』。リリー=ローズと父ジョニー・デップらとの“家族共演”も話題を呼ぶ中、彼女の超絶キュートな制服姿から、特殊メイクのジョニー、さらに元有名子役の“あの人”まで、バラエティー豊かな場面写真が一挙に解禁されたコンビニバイト店員コリーン・コレット(リリー=ローズ)と、彼女の親友で同じコンビニでバイトするコリーン・マッケンジー(ハーレイ・クイン・スミス)の“Wコリーン”は、授業もバイトもやる気のない、でもヨガだけは好きなJK(女子高生)。そんな2人が、ひょんなことから地下に眠っていた “ミニナチ軍団”を呼び覚ましてしまう。彼らは巨大な怪物を解き放ち、世界侵略へと動きだす。彼らを止めるべく、2人は地球の命運をかけて壮大なバトルを繰り広げる――コンビニで。果たして、やる気のないJKは世界を救うことができるのか!?超豪華ぶっ飛びキャストで贈るガールズ・ホラー・アクションに、早くも話題沸騰の本作から、このたび、本作の場面写真が一挙に解禁。まずは、ミニナチ軍団を相手にWコリーンがホッケースティックやモップを武器に戦闘態勢に入っているショット。息ピッタリに背中合わせに構えている姿がWコリーンのチームワークを表している。また、現役女子高生でもあるリリー=ローズとハーレイ・クイン・スミスの超キュートな制服姿も!「シャネル(CHANEL)」の広告とはまた違い、等身大のJK姿には要注目。そんなやる気のないJKが、唯一頑張っている趣味のヨガ。ケヴィン・スミス監督の前作『Mr.タスク』では、セイウチにされてしまった哀れな男を演じたジャスティン・ロングが今回は怪しいヨガの先生となって登場。Wコリーンのよき理解者ではあるが、少し変わった方法でヨガを伝授する。そして、特殊メイクを施したジョニーも登場!ぱっと見では彼と気づかない見た目で、酔いどれ探偵ギー・ラポワントを演じている。ギー・ラポワントはWコリーンの協力をもとにミニナチ事件解決に臨むのだが…。さらには、『シックスセンス』(’99)や『A.I.』(’01)などで知られ、『シックスセンス』では観客を魅了する名演でアカデミー賞助演男優賞にノミネートされたこともある元天才子役ハーレイ・ジョエル・オスメントが、激変姿で登場!現在、彼も28歳。立派に成長し(!?)、まさかのぽっちゃりボディに貫禄あるちょびヒゲ。今回、ハーレイは反ユダヤ主義ジャーナリストで、世界一クレイジーなナチス男エドリアン・アルカンという危なすぎる男を演じている。画像6枚目には、Wコリーンとギー・ラポワントがミニナチ軍団の生みの親であるマッドサイエンティストに捕まってしまったシーンが!世界侵略を狙うミニナチ軍団に捕まってしまった3人は、どのようにしてこの危機を脱出するのか、気になるばかりだ。『コンビニ・ウォーズ~バイトJK VS ミニナチ軍団~』にて7月1日(土)より新宿シネマカリテほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2017年05月13日映画『マイティ・ソー バトルロイヤル』が、2017年11月3日(金・祝)より、全国の劇場で公開される。「アベンジャーズ」シリーズのマーベル・スタジオが贈る最新作「マーベル・コミック」のヒーローコミックを実写映画化した映画『マイティ・ソー』の続編。シリーズの主人公であるソーの名前は、北欧神話における神トール(Thor)に由来するもので、ストーリーも同神話をベースにマーベルらしいスーパーヒーローの要素を加えたものとなっている。当時駆け出し俳優だったクリス・ヘムズワースとトム・ヒドルストンを主演に迎えた第1作は、世界興行収入4億ドル以上を売り上げる大ヒットを記録した。『マイティ・ソー バトルロイヤル』あらすじアベンジャ−ズの一員として、地球を守るため戦ってきたソー。彼の前に<死の女神・ヘラ>が現れた。突如現れた史上最強の敵はヘラは、アベンジャーズのメンバーですら持ち上げることができないソーの最強の武器ムジョルニアをいとも簡単に破壊すると、圧倒的なパワーでソーを宇宙の果てに弾き飛ばしてしまう。遠く離れた星で囚われの身となったソーは、そこを脱出するため、星で絶対王者として君臨するチャンピオンとの命がけの戦いに勝たなければならないことに。だが、ソーの目の前にチャンピオンとして現れたのは、かつて共に闘った仲間のハルクだった…そんな中、復讐と野望に燃えるヘラは、ソーの故郷へ攻撃をはじめる。最強の敵を倒すため盟友ハルク、宿敵ロキらと型破りのチーム“リベンジャーズ”を組み極限バトルに挑む。世界の終わりへのカウントダウンが始まる中、ソーは史上最強の敵からこの世界を守ることができるのか。そして、死の女神・ヘラの復讐の目的はなんなのか?そこには、ソーの運命を変える秘密が隠されているという…新『アベンジャーズ』に繋がるストーリーになるそうだ。ソー役はもちろんクリス・ヘムズワース『マイティ・ソー バトルロイヤル』でソー役を演じるのは、もちろんクリス・ヘムズワース。今回、ソーのトレードマークの長髪がまさかの短髪に。さらに、アベンジャーズのメンバーでも持ち上げることができないソー最強の武器であるハンマー(ムジョルニア)が木っ端微塵に破壊されてしまうという衝撃の展開。クリスはこの変化について、「僕はこれまでにソーを5 回演じてきて、少しマンネリ化していたんだ。だから、何か新しいことをやるべきだと思った。そして監督とケヴィン(・ファイギ)と話して、全員の気持ちが一致したんだ。『もう一度ソーを作るとしたら、新しい挑戦をして作品を別のステージに持って行こう!』ってね。それがこの映画だ。長髪を短くして、ハンマーを破壊し、衣裳を変え、世界観を変えたんだ。」と話している。ソー&ハルクの関係「アベンジャーズ」シリーズでは既にお馴染み、ハルクへと変貌する天才科学者ブルース・バナー役にマーク・ラファロ。マークはソー&ハルクの関係について次のように話している。「ハルクが、アベンジャーズメンバーに対してどう反応するかは、いつも予測不可能ですよね。時々、ハルクは相手が誰なのかを忘れて、壊したり叩いたりする。また別の時には、ハルクはアベンジャーズメンバーをものすごく明確に理解していたりするのです。『マイティ・ソー バトルロイヤル』では後者。僕とハルクの関係は、一歩先に進められて、これまでにないほど細かく描くことができた。今まで、ソーとハルクは戦ったことがあるだけで、お互いに話したことさえなかったんですよ」また、新キャラクターとして、戦闘力MAXの女戦士ヴァルキリーが登場。そして、ソーの義理の弟で宇宙一の裏切り王子ロキ役でトム・ヒドルストン、ソーの父親でアスガルドの王オーディン役でアンソニー・ホプキンスが続投する。マーベル史上最強の敵・ヘラ役にケイト・ブランシェットアカデミー賞において、助演女優賞(04)、主演女優賞(13)と、40代でオスカーの両賞を制覇した名実ともに最強の女優ケイト・ブランシェットが、史上最強の敵・ヘラ役として登場。彼女は、片手でソーの究極の武器ムジョルニア(ハンマー)を粉々にするほど。死の女神ヘラの“復讐”が物語のキー。マイティ・ソー率いる型破りなチームは、この最強の敵ヘラから世界を救うために立ち上がる。ホーガン役に浅野忠信浅野忠信が、マイティ・ソーに仕える忠実な戦士・ホーガン役として続投。攻めてくるヘラに対して、ソーの国・アスガルドの軍勢を率いて立ち向かう。浅野の出演はハリウッドデビューとなった『マイティ・ソー』、2作目の『マイティ・ソー ダークワールド』から続いて3作目となる。『シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア』のタイカ・ワイティティが監督監督を務めるのは、ニュージーランド出身のタイカ・ワイティティ。長編3作目の『シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア』で、トロント国際映画祭ほか世界中の映画祭の“観客賞”を総なめにし、自身もコメディアン・俳優として活躍している。「ソー」を演じるクリス・ヘムズワースの笑いの間の取り方、コメディセンスを看破し、「クリスが演じるソーを、これまで以上魅力的に描きたい。観ても楽しめるように作りました。僕にとっては、これがソーの第1作目のようなものですよ。」と語る。どうやら去作とは一線を画す作品であるようだ。作品情報映画『マイティ・ソー バトルロイヤル』公開日:2017年11月3日(金・祝)原題:『THOR/RAGNAROK』監督:タイカ・ワイティティ製作:ケヴィン・ファイギ出演:クリス・ヘムズワース(ソー)、トム・ヒドルストン(ロキ)、ケイト・ブランシェット(ヘラ)、アンソニー・ホプキンス(オーディン)他©Marvel Studios 2017
2017年05月13日70年代のニューヨーク・サウスブロンクスを舞台に、バズ・ラーマン監督がヒップホップ黎明期を描くNetflixオリジナルドラマ「ゲットダウン」。このほど、本作でプロダクションデザインと衣装デザインを担当し、エグゼクティブ・プロデューサーも兼任したキャサリン・マーティンの当時の衣装に対する分析とともに、超貴重な彼女のスケッチが到着した。ビビッドな色彩とスピード感のあるカメラワークで知られるラーマン監督が描くのは、70年代のニューヨークカルチャー。本作は、アカデミー賞作品コンビ、ラーマン監督×マーティンによる初のドラマシリーズで、昨年8月に配信となった前編Part1に続く待望の後編となり、全11話のストーリーがついに完結する。マーティンは、『ロミオ&ジュリエット』(’96)でアカデミー美術賞に初ノミネートされ、『ムーラン・ルージュ』(’01)では見事、アカデミー美術賞と衣装デザイン賞を受賞。『華麗なるギャツビー』(’14)でも同じく2冠に輝いた。映画以外にも、ニコール・キッドマンが出演したシャネルの香水「No.5」の短編映像でもデザイン全般を担当するなど、誰しも一度は彼女の仕事を目にしたことがあるだろう。マーティンは「70年代の人々のファッションを見ると、いまよりも上品ぶった気取りがないことに気付くと思います」と語る。「実際、肌の露出度やショートパンツの丈が非常に短いことなどが、すごく印象に残りました。いわばセクシーの時代ですね。付け加えるなら、グラマラスでエキゾチックで、それは、70年代のすべてのファッションにしみ込んでいます」と、当時を分析する。その言葉を象徴するように、今回シネマカフェに到着した彼女のスケッチでは、華やかなディスコシーンに憧れを抱く歌姫マイリーンが、第7話でスターへの一歩を踏み出す重要なシーンで着用している衣装が描かれている。彼女にとっては勝負の一夜。胸元も開き、シースルーの生地が使用された、セクシーな衣装を身につけていることがわかる。また、ディスコシーンはもちろんだが、本作に関するリサーチは、2年もの歳月を費やし、ヒップホップに関連するありとあらゆる事柄を調べ上げたという。「リサーチに加えて、ヒップホップの音楽面における創始者と呼ばれるDJクール・ハーク、アフリカ・バンバータ、グランドマスター・フラッシュが、現在も存命で本作にコンサルタントとして関わってもらっているので、彼らに実際に当時の状況を教えてもらうことができたの」と語り、当時をリアルに表現しつつも、現代に受け入れられるようにアレンジされたこだわりの音楽についても触れる。続けて、「さらに女性グラフィティアーティストの先駆けであるレディー・ピンク、彼女の名前を出さないわけにはいきません。彼女にもコンサルタントを務めていただきました。アートワークも提供してもらいましたが、ディジー(ジェイデン・スミス)のジャケットの背に描かれたトップハット姿のエイリアンは彼女の傑作です。いくつかのエピソードで見ることができますよ」と明かし、女性の活躍と本作のファッション面での楽しみ方についても明かした。後編のストーリーでは、貧しく波乱に満ちたサウスブロンクスから生まれたヒップホップチーム“ゲット・ダウン・ブラザーズ”による新たなムーブメントはもちろん、主人公エゼキエル“ブックス”(ジャスティス・スミス)とヒロインのマイリーン(ヘライゼン・グアルディオラ)のラブロマンスにも大きなドラマが巻き起こる。その中で、マーティンの担当した衣装や美術が果たす役割にも注目してみて。「ゲットダウン」Part2(第7~11話/全11話)はNetflixにて配信中。(text:cinemacafe.net)
2017年05月12日映画のアカデミー賞、音楽のグラミー賞に並ぶ、演劇、ミュージカルの世界における世界最高峰のトニー賞。この度、「V6」の坂本昌行が、WOWOWにて放送される「第71回トニー賞授賞式」のスペシャルゲストとして出演することが明らかになった。6月11日(現地時間)にアメリカ・ニューヨークのラジオシティ・ミュージックホールで開催される「第71回トニー賞授賞式」。アメリカ演劇界で最も権威のある賞とされており、該当期間中にニューヨークのブロード ウェイで上演された演劇、ミュージカル作品を対象に贈られる賞で、まさに1年のブロードウェイを総括するアウォード。今回、スペシャル・ゲストの坂本さんはNYを訪れ、ブロードウェイにて今年のトニー賞を賑わす最新のミュージカルを観劇しレポート。その模様は、トニー賞授賞式の事前番組「トニー賞がやってくる!#2」「坂本昌行 ブロードウェイ・リポート トニー賞直前SP in NY」にて無料放送。また、12日(日本時間)授賞式当日は、日本のスタジオに生出演し、番組での歌唱も予定されている。なお、案内役は宮本亜門と八嶋智人、スペシャル・サポーターは井上芳雄が務める。「毎年、この時期になるとそわそわします」といつもトニー賞授賞式はテレビで見ていたと話す坂本さん。「今年はなんとその番組にゲストとして初参加させていただきます。出演者のお三方とともに楽しみたいと思います」と心待ちにしていると語っている。「トニー賞がやってくる!#2」(無料放送)は5月27日(土)9時50分~「坂本昌行 ブロードウェイ・リポート トニー賞直前SP in NY」(無料放送)は6月3日(土)19時~「生中継!第71回トニー賞授賞式」(2か国語・同時通訳) は6月12日(月)8時~「第71回トニー賞授賞式」(字幕版)は6月17日(土)19時~※すべてWOWOWプライムにて放送。(cinemacafe.net)
2017年05月12日メル・ギブソン監督のもと、アンドリュー・ガーフィールドが“武器を持たない”兵士を演じている『ハクソー・リッジ』。本作で、アンドリュー演じる主人公がひと目惚れする女性ドロシーを演じたニューヒロイン、テリーサ・パーマーの場面写真がシネマカフェに到着した。『ブレイブハート』でアカデミー賞作品賞、監督賞など5部門に輝いたギブソン監督が放つ本作は、まるで戦場にいるかのような臨場感。主演を務めるのは、若き実力派として知られ、本作で自身初のアカデミー賞主演男優賞ノミネートを果たしたアンドリュー。2人の強力タッグで贈る本作では、主人公デズモンド・ドスをめぐり、3つの異なる場所が舞台となっている。1つは、彼の信仰や信念の礎となる故郷で、最愛の人と出会うヴァージニア州のリンチバーグ。2つ目は、軍に志願したドスが訓練を受け、軍事裁判にかけられるジャクソン基地の兵舎。最後は、史上最も熾烈とされる接近戦が行われた戦場“ハクソー・リッジ”だ。故郷リンチバーグで、ドスが運命的な出会いをした最愛の人が看護師のドロシー。演じているのは、ギブソンの本拠地オーストラリア出身の若手女優テリーサ・パーマー。初演技にして初主演作『明日、君がいない』(’06)で注目されると、ニコラス・ホルト演じるゾンビにひと目惚れされるヒロインを演じた『ウォーム・ボディーズ』(’13)、巨匠テレンス・マリックの『騎士たちの聖杯』(’15)、エクストリームアクション大作『X-ミッション』(’15) 、恋愛小説の名手ニコラス・スパークス原作の『君がくれた物語』(’16)など、幅広いジャンルの作品に出演、『トリプル9 裏切りのコード』(’16)ではケイシー・アフレックの妻役も務め、着実にキャリアを伸ばしてきた。2017年も、主演作が3作も待機するハリウッドが注目する最も旬な女優の1人だ。今回公開された場面写真は4点。事故に遭った人を連れて病院を訪れたドスが、白衣のドロシーに初めて出会う。彼女の美しさにすっかり魅せられたドスは、その日から彼女に会うためだけに献血に通うことに。続いて、映画館でのデートでは、彼はスクリーンではなく、彼女ばかりを見つめて微笑んでいる。そして運命のプロポーズ。兵役に志願することを心に秘めたドスは、ついにドロシーに結婚を申し込む。その場所は、なんと思い出の献血室。互いに見つめ合う2人は、ロマンティックなカップルそのもの!ドスにとってまさに白衣の天使となったドロシーの姿は、その後に控える、熾烈を極める戦闘の予感すら感じさせない。だが、自らの信念を貫いて武器に触れないドスと、彼の一途な思いを受けとめようとするドロシーには、さらなる試練が待ち受けているのだ…。圧倒的な臨場感で描かれる戦闘シーンで注目を集める本作には、ロマンティックな見どころも満載。テレンス・マリックやメル・ギブソンをはじめ、巨匠や気鋭監督が認めたテリーサがスクリーンで披露する美しい姿は、久々に恋する青年を演じたアンドリューをいっそう輝かせている。『ハクソー・リッジ』は6月24日(土)よりTOHOシネマズ スカラ座ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ハクソー・リッジ 2017年6月24日よりTOHOシネマズ スカラ座ほか全国にて公開(C) Cosmos Filmed Entertainment Pty Ltd 2016
2017年05月12日クリストファー・ノーラン監督が、トム・ハーディ、マーク・ライランス、ケネス・ブラナー、キリアン・マーフィー、さらに注目若手キャストを揃えて挑む第2次大戦下の実話『ダンケルク』。このほど、観る者を圧倒的臨場感の中に誘う、陸海空、3つの視点が交錯する最新予告が解禁となった。斬新なアイデアと卓越したビジュアルセンス、徹底したリアリティへのこだわりなどで知られるノーランが、初めて実話に挑む本作は、自ら脚本を執筆。1940年、40万人の兵士たちのために民間船までも出動した“史上最大の救出作戦”「ダイナモ作戦」を描く。はるか海の彼方にある故郷を思い、共に生きると誓った4人の若者たちのドラマが描かれる本作。「僕らは最悪の戦況にいた」との言葉で始まる、解禁された映像では、1人の青年を通して、海辺の町ダンケルクに追い詰められた英仏連合軍の若き兵士たち40万の姿が映し出される。およそ倍のドイツ軍が彼らを完全包囲する中、タイムリミットへの時を刻む音が緊迫感をいっそう高めていく。時間なし、逃げ場なし、望みなし。絶対絶命の状況下、陸海空、3つの視点でストーリーが同時に進行。英国側からは、彼らを救おうと決死の覚悟で民間船までもが動き出す。果たして若者たちは、生きて故郷に帰ることが出来るのか――?「観客の皆さんをダンケルクの砂浜へ連れて行きたかった」と語るノーラン監督。批評家に絶賛されていた『ダークナイト』がアカデミー賞候補から漏れたことが物議を醸し、翌年から候補の枠が5本から10本に増える事態も起きた。アカデミー賞の歴史までも変えてしまう、まさに“世界が嫉妬する才能”の称号にふさわしい監督は、本作では全編、IMAX 65ミリとラージ・フォーマット65ミリ・フィルムの組み合わせて撮影、五感をゆさぶる“究極の映像体験”を生み出した。映像には、“チーム・ノーラン”の顔ともいえる英国の怪優トム・ハーディ、そしてキリアン・マーフィーに加え、『ブリッジ・オブ・スパイ』でアカデミー賞助演男優賞に輝いたマーク・ライランス、監督としても高い評価を受ける名優ケネス・ブラナーが顔を揃える。また、若き4人の兵士には、オーディションによって役を射止めた、ソロ・デビューを果たしたばかりの元「ワン・ダイレクション」のハリー・スタイルズ、エマ・トンプソン主演、イアン・マキューアン原作の『The Children Act』(原題)で“未成年”役を演じるフィオン・ホワイトヘッド(場面写真の青年)、NHKで放送されたBBCドラマ「戦争と平和」のジャック・ロウデン、同じくアナイリン・バーナードら、今後の活躍が期待される俳優が抜擢。これまで、革新的作品で観客を熱狂させ続けてきたノーランが、陸海空の圧倒的臨場感で描く最新作『ダンケルク』。映画史を塗りかえる、新たな傑作となりそうだ。『ダンケルク』は9月9日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ダンケルク 2017年9月9日より全国にて公開(C) 2017 Warner Bros. All Rights Reserved.
2017年05月12日本国フランスでは、『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』『モアナと伝説の海』などと並び4週連続TOP10入りを果たす大ヒットとなった『ボン・ボヤージュ~家族旅行は大暴走~』。このほど、パパ自慢の新車も、家族の暴走も止まらないハプニングとスリルに満ちた予告編映像が解禁となった。待ちに待った夏休みに、家族でドライブに出かけたコックス一家。ところが、ブレーキ故障で車が止まらず、高速道路を大暴走するはめに!『アーティスト』のアカデミー賞受賞スタッフが手がけた、まさかのハートフル密室コメディが日本上陸。このたび完成となった予告編は、速報ニュースの映像から幕を開ける。映し出されるのは、高速道路を暴走する1台の赤いワゴン車。ヘリからの空撮や現場レポート、避難を開始する群衆と、何やら緊迫した様子。路肩に停車中の車のドアを豪快に破壊するも、「気のせいだ!」と大暴走を続ける。そんな赤いワゴン車に乗っているのが、コックス一家。最新システム搭載の新車で家族念願のバカンスへ出発したのだが、高速道路を快走中に謎のシステム異常が発生!ブレーキを思いっきり踏み込むと、なんとブレーキペダルがポキリ!?まさかの故障。最新システム搭載の新車なのに、時速160kmで暴走を続けることに!その先に大渋滞が待ち受けていると知った家族はパニック状態に陥り、ママは「若い男と寝た」、おじいちゃんまで「お前の本当のお父さんは…」と、家族の隠された秘密告白大会が始まってしまう。究極の極限状態に追い込まれ、大絶叫するしかないパパ。末の息子は「フォースと共にあれ」と願をかける!?そんな絶体絶命の状況下で敢行される、ありえない救出作戦とは?あなたの想像をどこまでも超える、ハートフル密室コメディの一端を目にすることができる。また、同時に解禁された本ポスターには、真っ赤な新車にしがみつく家族の姿を中心に、フランスをイメージしたトリコロールカラーや道路標識がとてもキュートに配置された仕上がり。さらに「家族はひとつ。でも、どこまでも、どこまでも、どこまでも、どこまでも……どこまでッーー!?」と延々と終わらない大暴走なバカンスを予感させるコピーが踊る。GW明けの5月病なんて吹きとばせ! といわんばかり、爆笑も止まらない予告編を、まずはこちらからご覧あれ!『ボン・ボヤージュ~家族旅行は大暴走~』は7月22日(土)よりヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2017年05月11日実写版『アラジン』の監督を務めるガイ・リッチーが、同作品はミュージカル映画になると発表した。ディズニー製作の実写版『ジャングル・ブック』や『美女と野獣』など成功を受けてこの度実写化されることになった『アラジン』について、リッチー監督がナーディエストのインタビューの中で次のように語っている。「『アラジン』をミュージカル映画にしないほうが難しいよね。今僕はこの映画に対して自分自身で色々と考えを巡らせているところだからまだ色々と言うには早いかな。出演者を探している段階だし、どんな方向性になるかもまだしっかり決まっていないんだ。どこかの段階では明確になると確信はしているんだけど、現段階はまだまだ初期段階だね」1992年公開となったオリジナルアニメーション映画は、アカデミー賞最優秀作曲賞、さらに「ホール・ニュー・ワールド」が最優秀主題歌賞に選ばれている。同アニメーション映画は興行収入5億400万ドル(約574億円)をあげており、現在でも同作品のキャラクター達は世界中のディズニーが運営するテーマパークで人気者だ。さらに『アラジン』は世界中で舞台公演も行われている。オリジナル作品ではジーニーの声優をロビン・ウィリアムズが務めていたが、実写版ではウィル・スミスがその声を担当するのではないかと言われているところだ。(C)BANG Media International
2017年05月11日第89回アカデミー賞にて作品賞はじめ、助演女優賞、脚色賞の3部門ノミネート、全米では『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』を抜き去りランキングNo.1を獲得、『ラ・ラ・ランド』を上回る大ヒットを記録した『Hidden Figures』。本作が『ドリーム:私たちのアポロ計画』として、9月に日本公開されることが決定した。舞台は、人種差別が色濃い1960年代初頭、旧ソ連との熾烈な宇宙開発競争での劣勢を覆すため、「宇宙飛行士ジョン・グレンを宇宙空間に送り出し、無事に帰還させる」という合衆国の威信をかけた一大事業があった。その達成のために尽力し、“NASAの頭脳”として最も重要な役割を担った3人の黒人女性、キャサリン・ジョンソン(タラジ・P・ヘンソン)、ドロシー・ヴォーン(オクタヴィア・スペンサー)、メアリー・ジャクソン(ジャネール・モネイ)。大きな功績を残しながらも近年までほとんど語られなかった、歴史的偉業の“陰に存在した”知られざる貢献者たちのパワフルな実話を映画化。主演を務めるのは、『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』で第81回アカデミー賞助演女優賞ノミネート、近年は人気TVシリーズ「Empire 成功の代償」の“クッキー”役でも知られるタラジ・P・ヘンソン。そして、『ヘルプ~心がつなぐストーリー~』で第84回アカデミー賞助演女優賞を受賞し、本作で2度目のノミネートを果たしたオクタヴィア・スペンサーと、第89回アカデミー賞作品賞に輝いた『ムーンライト』にも出演する個性派シンガーのジャネール・モネイが共演、さらにケビン・コスナー、キルスティン・ダンスト、『ムーンライト』のマハーシャラ・アリといった実力と実績の確かな俳優たちが息の合った好演を見せる。監督は、ビル・マーレイ主演で日本でもスマッシュヒットを記録した『ヴィンセントが教えてくれたこと』のテッド・メルフィー。また、本作に深く共感し、音楽に加えて製作にも名を連ねるのが、7度のグラミー賞に輝き、人気実力ともに頂点に立つミュージシャン、ファレル・ウィリアムス。彼の書き下ろしたソウルフルな楽曲が、本作によりポジティブなテイストを与えている。全米では昨年末の限定公開を皮切りに大きな評判を呼び、年明けから拡大公開を迎えると『ローグ・ワン』を抑えて全米映画興行ランキング1位を獲得。さらに本年度の第89回アカデミー賞にて3部門にノミネートされると、その勢いは加速し、11週連続でのランキングTop10入り。日本でも40億円を突破して大ヒット中の『ラ・ラ・ランド』を上回る興行成績を記録している。また、5月7日(現地時間)に開催された全米最大級の映画とテレビの祭典「2017 MTV Movie&TV Awards」では、映画とテレビの垣根を超えた多様な作品がラインナップされる中、最優秀ヒーロー賞(タラジ)、最優秀チャレンジ賞の2部門を獲得。MTV視聴者を中心とした“一般投票”によって受賞作が決まるこの祭典でも大きな注目を集めた。スタイリッシュかつエネルギッシュなパワーを放つ彼女たちは、いまも全米を魅了し続けている。『ドリーム:私たちのアポロ計画』は9月、TOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年05月11日“フランスの至宝”イザベル・ユペールと巨匠ポール・ヴァーホーヴェンがタッグを組んで世界の賞レースを席巻、話題を呼んだ異色のサスペンス『エルELLE』。本作が、「フランス映画祭2017」にて上映されることが決定し、それに合わせてユペールと監督が揃って来日することが決まった。新鋭ゲーム会社の社長を務めるミシェルは、1人暮らしの瀟洒な自宅で覆面の男に襲われる。その後も、送り主不明の嫌がらせのメールが届き、誰かが留守中に侵入した形跡が残される。自分の生活リズムを把握しているかのような犯行に、周囲を怪しむミシェル。父親にまつわる過去の衝撃的な事件から、警察に関わりたくない彼女は、自ら犯人を探し始める。だが、次第に明かされていくのは、事件の真相よりも恐ろしいミシェルの本性だった――。「なんてキョーレツで、なんて面白い!」さまざまなドラマを生んだ本年度の賞レースで、ひときわ異彩を放ちながらも、125ノミネート64受賞(4月13日時点)という高評価を受けた本作。“フランスの至宝”にして歳を重ねる度に魅力が増すユペールは、レイプ犯を自ら追い詰めていくヒロインを熱演し、世界を驚愕させた。そんなユペールは、昨年も「フランス映画祭」で団長を務め来日を果たしたばかり、今回は約1年ぶりの来日となる。また、ヴァーホーヴェン監督は、『トータル・リコール』で誰も観たことのない未来を提示し、『氷の微笑』ではエロスとスリラーを融合させてセンセーションを巻き起こすなど、常に時代を挑発するエンターテインメントを提供してきた鬼才監督。本作は初のフランス映画にして非常に高い評価を受けており、来日は『ブラックブック』のプロモーションで来日して以来、実に約10年ぶり。ユペールは、デビュー間もないころにヴァーホーヴェン監督の『ルドガー・ハウアー/危険な愛』(’73)を観たことが本格的に“女優”としての覚悟を決めたきっかけになったそうで、彼女にとって特別な存在の監督といえる。本作では、ハリウッドのA級女優たちが断り続けたこの難役を、ぜひ自分で撮って欲しいと立候補して勝ち取り、世界の賞レースで続々受賞を遂げ、初のアカデミー賞ノミネートを果たしている。『エルELLE』は8月、TOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。「フランス映画祭2017」では6月23日(金)有楽町朝日ホールにて上映。(text:cinemacafe.net)
2017年05月10日第79回アカデミー賞にて、長編ドキュメンタリー賞と歌曲賞の2部門を受賞したアル・ゴア元アメリカ副大統領によるドキュメンタリー『不都合な真実』。その10年ぶりの第2弾『不都合な真実2:放置された地球』が、2017年秋、日本公開されることが決定した。アル・ゴア元アメリカ副大統領が出演し、地球と人類の未来を予見したドキュメンタリー『不都合な真実』は、2006年にカンヌ国際映画祭で特別上映され、大喝采を浴びたことを皮切りに、アカデミー賞で2冠、ドキュメンタリー映画史上に残る記録的大ヒットに。また、翌07年には地球環境問題啓発に貢献したとしてアル・ゴアにノーベル平和賞が授与された。彼が同作で語った「真実」は、世界の意識を変え、地球は美しく生まれ変わっているはずだった――。しかし、あれから10年、地球はかつてないほどの危機に瀕している。世界的なエコムーブメントが巻き起こった後のこの10年間に、果たして何が起こったのか?カメラは再び、衝撃の「現実」を映し出していく。そして前作では見られなかった、必死の形相で声を荒げ、祈るように使命を全うしようとするゴア氏の姿も追っていく。いまも世界中を飛び回り、地球環境問題に取り組む人材の育成を支え、国際的に影響を与え続けているゴアは、わたしたちにどんな「真実」を突き付けるのか?前作同様、5月17日(現地時間)より開催される第70回カンヌ国際映画祭の特別招待作品としても上映が決定している本作。現・米大統領ドナルド・トランプ、前・米大統領バラク・オバマもアーカイブ映像で登場しているという。『不都合な真実2:放置された地球』は2017年秋、TOHOシネマズ みゆき座ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年05月10日クリス・ヘムズワース演じるマーベル・ヒーロー、“ソー”を主人公にした『マイティ・ソー』シリーズの第3弾『THOR RAGNAROK』が、『マイティ・ソー バトルロイヤル』として11月3日に日米同日公開されることが決定。驚異の再生回数を記録したティザー予告の日本版も解禁された。「アベンジャーズ」の一員として、地球を守るため戦ってきたソー。彼の前に突如現れたのは、史上最強の敵だった!そいつは、アベンジャーズのメンバーですら持ち上げることができないソーの最強の武器ムジョルニアをいとも簡単に破壊すると、圧倒的なパワーでソーを宇宙の果てに弾き飛ばしてしまう。遠く離れた星で囚われの身となったソーが脱出するためには、この星で絶対王者として君臨するチャンピオンとの1対1の命がけの戦いに勝たなければならない!だが、ソーの目の前に現チャンピオンとして現れたのは…かつて共に闘った仲間のハルク!?果たして、史上最強の敵からソーはこの世界を守ることができるのか?世界の終わりへのカウントダウンが、いま始まる――。US版予告が4月10日に全米で解禁されるや、24時間(=1日)の動画再生回数が1億3,600万回を超え、数々の大ヒット作を生み出してきたマーベル作品の歴代最高記録を叩き出した本作。これまでマーベル作品では『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』の1日9,400万回が最高記録。ちなみに、ディズニー配給作品では、大ヒット公開中の『美女と野獣』が1億1,240万回となっており、本作の再生回数は驚異的数字だ。そんな本作からこのたび解禁されたのは、日本版のティザー予告&ビジュアル。「アベンジャーズ」最強の男といわれるソー(クリス・ヘムズワース)は、トレードマークでもあった長髪が、まさかの短髪に!予告映像では、冒頭からケイト・ブランシェット扮する邪悪な敵・ヘラが登場し「アスガルドの最後だ」と宣言すると、「マーベル史上最強の敵」とのテロップが!ソーはヘラに向かい、アベンジャーズのメンバーでも持ち上げられない最強の武器“ムジョルニア”を投げつけるが、ヘラはムジョルニアを片手で簡単に受け止めると、木っ端微塵に…!まさかの事態にソーは「ありえないだろ?」と驚愕し、「俺たちに倒せるのか…?」と目の前にいる史上最強の敵を見つめる。そして、メインタイトル後には、短髪となり闘技場にいるソーの目の前に、チャンピオンとして武装したハルクが登場!アベンジャーズの双璧ソーとハルクが、あわや直接対決か!?というところで映像は終了。日本でも高い人気を誇るロキ(トム・ヒドルストン)の登場も確認でき、見どころは満載だが、謎に包まれた映像に仕上がっている。なんといっても注目は、マーベル史上最強の敵(!!)を演じるのが、ケイト様ことオスカー女優のケイト・ブランシェットという点。アカデミー賞において助演女優賞(’04)、主演女優賞(’13)に輝いた名実ともに最強の女優が、ソーの最強の武器を破壊してしまうほどの敵として降臨する姿は必見。ケイトは、本作のためにブラジリアン柔術カポエイラを習得したという。また、“30メガトンの核爆弾2つ”(by『シビルウォー』)とも例えられる、アベンジャース最強の2人、ソーとハルクがガチ勝負を見せる!?「本気で戦ったらどっちが強いの?」というマーベル・ファン待望の直接対決のバトルシーンが、本作では描かれる様子。ブルース・バナー博士(マーク・ラファロ)の姿に戻ることができるのかも気になるところだ。本作の監督を務めるのは、長編3作目の『シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア』(’14)でトロント国際映画祭「ミッドナイト・マッドネス部門」観客賞を受賞した、41歳のタイカ・ワイティティ。自身もコメディアン・俳優として活躍する。『ゴーストバスターズ』でも垣間見せた、ソーを演じるクリスの笑いの間の取り方、コメディセンスを看破し、ソーをこれまで以上に魅力的に描きたいと意気込みをもって本作に挑んだという。なお、日本語タイトルとなった「バトルロイヤル」とは、複数の人数が戦い、最後に残ったものを勝者とする戦い方のこと。本作では、世界を終わりへと導く最強の敵と対峙したソーと彼を取り巻く登場人物たちが、敵味方関係なく、プライドを捨ててまで共に戦う様が描かれていることから、こう名付けられたという。本作は『シビル・ウォー』から始まったマーベル・シネマテック・ユニバース[フェーズ3]の第5弾。『アベンジャーズ/インフィニティー・ウォー』(原題)へとつながる重要な役割を果たすと、マーベル・スタジオ製作TOPのケヴィン・ファイギが発言しており、群雄割拠する新たなヒーローたちの戦いに期待が高まる。『マイティ・ソー バトルロイヤル』は11月3日(金・祝)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:マイティ・ソー バトルロイヤル 2017年11月3日より全国にて公開(C) Marvel Studios 2017
2017年05月10日ハリソン・フォードとライアン・ゴズリングによる“新旧”捜査官の共演で話題の『ブレードランナー 2049』。ついに、よりストーリーに踏み込み、ジャレット・レト演じる謎の男や人間と区別の付かない“レプリカント”の誕生などが描かれる衝撃の最新予告が解禁となった。SF 映画史上最高傑作として、公開後35年にわたり語り継がれる『ブレードランナー』の続編となる本作。前作の監督リドリー・スコットは製作総指揮にまわり、新作『メッセージ』でアカデミー賞監督賞にノミネートされた鬼才ドゥニ・ヴィルヌーヴが、メガホンをとる。新たに解禁となる予告編は、まるで人間と見分けのつかない“レプリカント”の衝撃の誕生シーンから幕を開ける。怪しげな施設で、袋の中から滑り落ちるレプリカント。それを見守るのは、ジャレッド演じる謎の男だ。彼がその驚くべきシステムの秘密を握っていることは間違いない。一方、ロビン・ライト演じる捜査官の女性は「秩序を守ることが我々の仕事」だと語る。「この世界は分断されている。1つにしようとすると、争いが起こる」と言う。レプリカントの暴挙を阻止する捜査官=“ブレードランナー”が描かれた前作の舞台2019年から、30年経ってもなお、世界は“人間”と“レプリカント”の間に深い溝があることがうかがえる。さらに、ライアン演じる新人“ブレードランナー”がハリソン演じるデッカードを探し当てた後も、強烈なインパクトを放つ映像が次々と畳み掛ける。ハリソンは30年後の世界でもアクションを披露しており、ライアンとのタッグを垣間見ることができるが、映像のラストは、ライアン演じる“ブレードランナー”の衝撃に打ち震えた表情が印象的。また、予告編と同時に、新旧2人のキャラクターを表現したポスター2種も到着。対照的な舞台と服装で佇む2人の捜査官:ブレードランナー。冷たいトーンの、霧の中にたたずむライアンの横には近未来型の車、そして橙色の砂漠を歩くハリソンは、ファンにはおなじみの“ブラスター”らしき銃を手に携えている。今回の予告編で描かれる新たな未来の世界は、その圧倒的な映像美をよりパワフルに引き継ぎながら、新たなるSF映画新時代の幕開けを予感させるものだ。「『ブレードランナー』の続編に取り組むなんて自殺行為にも等しく、だからこそ、ものすごくエキサイティングだ」とヴィルヌーヴ監督は自信を覗かせる。未だ詳しいストーリーには戒厳令が敷かれているが、期待感を大いに煽る映像とポスターに仕上がっている。『ブレードランナー 2049』は10月27日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ブレードランナー 2049 2017年10月27日より全国にて公開
2017年05月09日SF映画の金字塔と言われるリドリー・スコット監督の『ブレードランナー』(1982年)の続編、『ブレードランナー 2049』(2017年11月公開)の最新予告編とポスターが9日、公開された。新作『メッセージ』(16)でアカデミー賞監督賞にノミネートされた鬼才ドゥニ・ヴィルヌーヴが監督を務め、オリジナル作品の舞台である2019年から30年後の2049年の世界を描く続編。公開された映像は、まるで人間と見分けのつかない"レプリカント"の衝撃の誕生シーンから幕を開ける。怪しげな施設、袋の中から滑り落ちる"レプリカント"。ジャレッド・レトー演じる謎の男がその驚くべきシステムの秘密を握っていることは間違いない。対するロビン・ライト演じる捜査官の女性は「秩序を守ることが我々の仕事」だと言う。「この世界は分断されている。一つにしようとすると、争いが起こる」という言葉から、30年経ってなお、世界は"人間"と"レプリカント"の間に深い溝があることがうかがえる。そして、次々と畳み掛ける強烈なインパクトに、衝撃と更なる疑問が吹き上がる映像となっている。本作では、ライアン・ゴズリングとハリソン・フォードが、対象的な舞台と対象的な服装で佇む2人の捜査官"ブレードランナー"として最強タッグを結成。このたび、予告編と同時に、新旧2人のキャラクターを表現したポスター2種も公開され、霧の中にたたずむライアンの横に近未来型の車、そして、橙色の砂漠を歩くハリソンの手には、ファンにはおなじみの"ブラスター"らしき銃を携えている。対照的だが、2人のブレードランナーが見据えている方向が同じ事が印象的なポスターとなっている。
2017年05月09日『ラ・ラ・ランド』や『ムーンライト』とともに、本年度アカデミー賞で作品賞をはじめ主要部門にノミネートされ、見事、主演男優賞(ケイシー・アフレック)、脚本賞(ケネス・ロナーガン)の2冠を獲得した『マンチェスター・バイ・ザ・シー』。本作で、ほぼ新人にして助演男優賞にノミネートされたルーカス・ヘッジズは、実はハリウッドのサラブレッドだという。今年ブレイク必至といわれる、この“塩顔男子”の新星に注目した。本作は、ケイシー演じる、ボストン郊外で便利屋として生計を立てている主人公リーが、兄の死をきっかけに故郷“マンチェスター・バイ・ザ・シー”へと戻り、16歳の甥パトリックの面倒を見ながら過去の悲劇と向き合い、再生への一歩を踏み出す人間ドラマ。リー役を熱演し、主演男優賞を獲得したケイシ―と、リーの元妻を演じて4度目のアカデミー賞ノミネートとなったミシェル・ウィリアムズと並び、リーの甥パトリック役で、アカデミー賞に初ノミネートされたのがルーカス・ヘッジズだ。「ニュースターの誕生!」とハリウッドではすでに大きな注目を集めているが、その注目度の高さは日本にも及び、連日満員御礼の大盛況となった本作のマスコミ向け試写会では、上映後に毎回必ず、評論家やライター、編集者たちの中から「あの子は誰?」といった質問が飛び出すほど。そんなルーカスは、1996年生まれ、現在はノースカロライナ州立芸術大学で演技を学ぶ20歳の大学生。彼の父は、名作『ギルバート・グレイプ』の原作・脚本を手がけ、『アバウト・ア・ボーイ』で2003年の第75回アカデミー賞脚色賞にノミネート、ケイティ・ホームズ主演『エイプリルの七面鳥』では監督を務めた作家・脚本家・映画監督のピーター・ヘッジズ!さらに、母は詩人・女優のスーザン・ブルースというアーティスト一家の次男として生を受けた彼は、父ピーターが監督した『40オトコの恋愛事情』へのエキストラ出演で映画の世界に飛び込んだ(残念ながら、そのシーンは編集でカット)。その後、ウェス・アンダーソン監督『ムーンライズ・キングダム』のボーイスカウトの1人として本格的に映画デビューし、テリー・ギリアム監督『ゼロの未来』、ジェイソン・ライトマン監督『とらわれて夏』など名匠たちの作品に相次いで出演、アンダーソン監督の『グランド・ブダペスト・ホテル』にも出演した。そして本作では、ケイシー演じるリーの甥っ子パトリックに扮し、地元の仲間やガールフレンドとの青春をはつらつと謳歌しながらも、父親(カイル・チャンドラー)を突然失った悲しみと、思春期特有のナイーヴさを抱える少年の複雑な心情を繊細に表現。クールな現代っ子でありながら、思いやりもあるパトリックと暮らすことで、孤独な主人公リーの閉ざされた心が少しずつ開いていく――という、まさに本作におけるキーパーソンを演じたルーカスは、「シカゴ映画批評家協会賞」有望俳優賞、「ナショナル・ボード・オブ・レビュー」ブレイクスルー・パフォーマンス賞を受賞。第89回アカデミー賞では『ムーンライト』マハーシャラ・アリ、『最後の追跡』ジェフ・ブリッジズら大先輩たちと並んで助演男優賞にノミネートされるなど高い評価を受け、一躍ハリウッドの寵児となっている。今後は、本作で共演したミシェルと今度は親子を演じる俳優ジョナ・ヒルの監督デビュー作『Mid‘90s』(原題)ほか、『20センチュリー・ウーマン』『マギーズ・プラン 幸せのあとしまつ』で知られる女優グレタ・ガーウィグの監督作『Lady Bird』(原題)など話題作・大作への出演も目白押しで、さらなる活躍が期待される。たしかな演技力とともに、高橋一生や坂口健太郎などに代表される“塩顔男子”というべき“甘さの少ない”美形ぶりで、日本にも大ブレイクの波が訪れそうだ。『マンチェスター・バイ・ザ・シー』は5月13日(土)よりシネスイッチ銀座、新宿武蔵野館、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:マンチェスター・バイ・ザ・シー 2017年5月13日よりシネスイッチ銀座、新宿武蔵野館、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国にて公開(C) 2016 K Films Manchester LLC. All Rights Reserved.
2017年05月08日