「女性は勘が鋭い」という話をよく耳にしますね。そのため、いち早く夫の違和感に気づき、自ら不倫を暴く妻の存在は珍しくないようです。今回は“30代妻が浮気を確信した「不倫夫の裏切り誤爆LINE」”をご紹介します。いつも通り二人でいる時に君が撮った写真を使ったんだよ「夫はやけに出張が多いです。仕事だから仕方ないと思っていたものの、なんとなく様子がおかしいと感じていました。なぜなら、出張するたびLINEのアイコンの写真を変えるからです。その日も、出張先で夫のLINEのアイコンがレトロな雰囲気のメロンソーダの写真になって。明らかに映える写真に変わったので、私は『このLINEのアイコンどうしたの…? 』と夫にメッセージを送信。すると『いつも通り二人でいる時に君が撮った写真を使ったんだよ』と夫から意味不明な返信が…。『出張は嘘だったの? 』と私が怒りのLINEをすると、慌てて帰宅した夫は部下の女性との不倫を白状。夫の裏切りが許せなかった私は、慰謝料をたっぷりもらって離婚することにしました」(実里・仮名/33歳)何度も出張と偽って不倫相手と密会していたとなると、夫は相当浮気慣れしているのではないでしょうか。相手に違和感を抱いてモヤモヤするくらいなら、今回のように夫をしっかり追及してみてもいいでしょう。無理しなくて大丈夫だよ! 〇〇ちゃんのことを愛しているから、カラダを重ねなくてもキスだけで十分「最近夫が素っ気ないです。ある日『宿泊予約の確認をしたい』と、とあるホテルから自宅に電話がありました。身に覚えがなかった私は、すぐに夫の浮気を確信。そこで『週末ホテルに泊まるのキャンセルしてもいい…? 体調が悪くてとてもそんな気になれないの』と夫に不倫相手を装ってLINEを送ったのです。すると、彼女と勘違いした夫が『無理しなくて大丈夫だよ! 〇〇ちゃんのことを愛しているから、カラダを重ねなくてもキスだけで十分』と返信してきて…。帰宅した夫にスマホ片手に詰め寄ると、たちまち顔面蒼白に。彼女と別れると言う夫の言葉を信じることができず…。私は、不倫の事実を義実家に密告し夫を懲らしめてから離婚することにしました」(咲織・仮名/32歳)夫の浮気の真相を確かめるには、どんな結果でも受け入れる覚悟が必要ですね。もし、納得いかない結末を迎えたのなら、それなりの制裁を相手に下すのもひとつの手です。妻が浮気を疑っていると言っただろう…ここにいるのは自宅から離れた場所で君に電話をかけるためだよ「夫の帰りが遅いと浮気を疑った私は、車のドライブレコーダーの履歴を確認することにしました。すると、仕事が終わると遠方のコンビニの駐車場に一時間程停車していることがわかったのです。コンビニなら近くにいくらでもあるし、買い物するには時間が長過ぎる…私はあやしいと思って『仕事終わりのコンビニで何をしているの? 』と夫にLINEを送信することに。すぐに『妻が浮気を疑っていると言っただろう…ここにいるのは自宅から離れた場所で君に電話をかけるためだよ』と目を疑うような返信が…。不倫だと勘づいて『今すぐ家に帰ってきなさい』と夫に説教をするためメッセージを送信。帰宅して必死に謝る夫を無視して、私は離婚することを決意しました」(円・仮名/36歳)妻が浮気を疑っても、それを認めない夫は少なくありません。今回のように動かぬ証拠があるのなら、徹底的に追求することで、夫は事実として認めざるを得ない状況になるでしょう。以上、“30代妻が浮気を確信した「不倫夫の裏切り誤爆LINE」”でした。不倫している夫は心ここにあらずなので、ほんの少しの引っかかりを妻に見抜かれることが多々あるようですね。ただこれからの人生も長いので、大きな決断はくれぐれも慎重にしましょう。©RyanKing999/Getty Images文・菜花明芽
2023年08月26日夫と息子2人と平穏な日常を過ごしていたエコさんに、突如夫の浮気疑惑が浮上。浮気現場に乗り込むと、夫の浮気相手は友人であるCちゃんであることがわかったのです。夫は「Cちゃんは遊び」と言いますが、Cちゃんと話をしようとした際、彼女を庇うような夫の行動に、長年一緒に過ごしてきた妻としては夫の言葉は「上辺だけ」であると感じていて……。 夫の「本当の顔」を不倫女に伝えるとCちゃんから話を聞こうと思っていた日。夫から「Cちゃんは体調が悪いから、電話に出られなくても責めないでほしい」と、Cちゃんを庇うようなメッセージが届いていましたが、Cちゃんはあっさり電話に出ました。 そして、改めて夫とプライベートではもう絶対に会わないことを確認。エコさんも、もし次同じことがあれば、「慰謝料請求、親や彼、職場に不貞の事実を話す」とやれることはすべてやると淡々と伝えると、Cちゃんは「…わかっている」と答えて……。 電話を切ろうとしたとき、Cちゃんは「最後に……」と切り出し、夫を大切にしてあげてほしいと言ってきました。それに対し、「Cちゃんにはまだ本性を見せていないだけだ」と家での夫の様子を伝えたエコさん。Cちゃんは自分が知らない一面に驚いていたようでしたが、「彼の本性なら知っている」と、エコさんの夫を思う気持ちは譲れないよう。謝罪もなければ反省の色が見えないCちゃんに、エコさんは「マウント?」とも感じてしまって――。 それから数日後。近くのカフェで、友人Aちゃんと女子会を開いたエコさん。この女子会は、夫の浮気現場をおさえたときに力添えをしてくれたAちゃんへ、その後の報告とお礼をするための会でもありました。エコさんは、結局は夫へのお咎めなしで離婚も一旦保留となった今の状況を「甘い」と怒られるかと思っていたのですが、話を聞き終わったAちゃんは意外にも号泣……!「よく頑張ったよ」と言いながら、一緒に泣いてくれるAちゃんを見て、エコさんは「男運はないかもしれないけれど、それ以上に大切な存在がいることに心が救われた」と感じたそうです。 Cちゃんとの直接対決も終えたことで、一段落したエコさん。Aちゃんに経緯を報告しながら、つらかった記憶もよみがえり涙も溢れてしまったのでしょうね。突然のことで、自分の判断が正しかったのかどうか迷っていたエコさんにとって「よく頑張ったよ」というAちゃんの言葉は、何よりも心強かったのではないでしょうか。 エコさんのマンガは、このほかにもInstagramやブログで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪ ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター エコ
2023年08月26日夫と息子2人と平穏な日常を過ごしていたエコさんでしたが、あるとき夫に浮気疑惑が浮上。夫の車にGPSをしのばせ、浮気現場に乗り込むと、夫と友人のCちゃんの姿が。夫が言うには「遊びの関係」だそうでしたが、長年一緒に暮らしてきたエコさんは「上辺だけの言葉」だと女の勘が働いていました。そして、Cちゃんに電話をすると……。 ついに直接対話のとき心も体も限界がきていて仕事中も不安定な状態が続いていましたが、なんとかやり過ごしてきたエコさん。 そこに、夫から「体調不良で仕事を早退した。責めないであげて」というCちゃんを庇うメッセージが届きエコさんは愕然。つらいのはお互いさまなのに、妻でなく不倫相手を庇うなんて――。 モヤモヤとした気持ちを抱えたまま、エコさんはとにかくCちゃんに電話をしてみることにしました。 電話をすると、意外にもあっさりと出たCちゃん。しかし、「体調が悪くて、電話も出ようか迷ったけど、ずっと(電話を)鳴らしそうだし……」と、わざとか天然か、エコさんをイラッとさせるひと言が。本当ならば、顔を見て話をしたかったエコさんでしたが、そのまま電話でCちゃんに話を聞くことにしました。 そして夫とは「もうプライベートで会わない」とCちゃんの口から直接聞くことができましたが、エコさんはもう一度念を押すことに。 「次あったら、トドメをさすから」 約束を破るようなことがあれば、やれる手段はすべて実行に移すと伝えました。「わかって……る」電話の向こうから、静かにCちゃんの声が聞こえました。 Cちゃんの「体調が悪いのに頑張っている」アピールは、エコさんにとってかなりイラッとさせることだったと思います。それでも感情的にならず淡々と言いたいことを伝えられたのはよかったです。「次」がないことを切に願います……。 エコさんのマンガは、このほかにもInstagramやブログで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪ ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター エコ
2023年08月25日夫と息子2人と平穏な日常を過ごしていたエコさん。しかし、あるとき夫に浮気疑惑が浮上したことで事態が一変。夫の車にGPSをしのばせて浮気現場に乗り込むと、そこには夫と友人のCちゃんの姿がありました。夫からは「Cちゃんとは遊び」とごまかされたエコさん。今後「Cちゃんとの関係を繰り返さない」こと夫に約束させたのでした。 Cちゃんを問い詰めようとしたら誓約書を書かせたものの、エコさんの心身は休まりません。 夫とCちゃんがまた不貞を繰り返す可能性もゼロではなく、不安で押しつぶされそうでも家事や育児、仕事はしなくてはいけません。 また、エコさんは仕事で家族の幸せを目にする機会があり、自分を重ねて心も限界を迎えていました。仕事は笑顔で乗り切るものの、ふとひとりになると涙が溢れて……。 泣いて笑ってをくり返しながら、なんとか仕事を終えたエコさん。仕事を終え、Cちゃんに電話をして話を聞こうと意気込んでいたのですが、スマホを見ると夫からメッセージが届いていました。 「Cちゃんは体調が悪くて仕事を早退した。電話に出られるかわからん。出られなくても責めないであげて」――。 体調不良は仕方ないと思いつつ、心身ボロボロの状態でも働いたエコさんは驚愕します。「どうして真面目に過ごしている側がこんなにも報われないんだろう……」そんなふうにも思ってしまいました。 心も体もボロボロの状態でしたが、なんとか仕事をやりきったエコさん。だからこそ、Cちゃんと夫の行動にはモヤッとせざるを得ませんでした。「Cちゃんとは遊び」と言っておきながら、夫はやっぱりCちゃんを庇っているように見えますし、エコさんからすると「信じられない」と思ってしまいますよね。 エコさんのマンガは、このほかにもInstagramやブログで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪ ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター エコ
2023年08月21日ママ友との宅飲みで、セックスレス問題の打破に光が見え始めた美咲。一方、大輔は、家に帰りたくなくて……。この作品を一気読み!【第1話から最終話まで公開中】あれから半年……美咲とレスになって、半年が経った。相変わらず朝はバタバタだし、夕方もヘトヘトみたいだけれど、美咲はもう子育てのイライラを態度に出すことはなくなった。つまり、俺に本当の気持ちをさらけ出すこともなくなった。蓮が二語文を話すようになったとか、新作の化粧品が出たとか、ちょっと痩せたよとか。当たり障りのない話題ばかり。辛いことがあったとか、俺の母との関係とか、その……2人目妊活とか……肝心なことはスルーだ。衝突できるうちが幸せだったのかもしれない。体の関係がなくなって、美咲との大切な何かも失った気がする。話し合うのは怖い、でも……ある土曜日。蓮と美咲がママ友宅に向かったので、溜まった仕事を片付けに休日出勤をしている。「一ノ瀬先輩!いたんですか?土曜日なのに珍しい~!」「うん。妻と子どもが家出してさ」「うそ?私、チャンス?この後ご飯行きましょうよ~」「無理。うそだし。ただママ友と飲み会行ってるだけだから」「あ~あ。ま、私も新しい彼氏とデートなんでいいですけどね」「あれ?昨日ケンカしてなかったっけ?」「もう古いですよ、そのネタ。話し合って仲直りしましたから」もはやネタ化した中野亜美との他愛ない会話。あの夜は正直焦ったが、向こうにも俺にも、恋愛めいた甘い気持ちは一切ない。むしろ、元彼との失敗談や新しい彼氏との恋バナを話す良き相談相手になっている。「そういえば……中野さんはさ、元彼と別れる時、話し合ったの?」中野亜美は半年前、元彼との破局でだいぶ荒れていた。酔ってぶっちゃけていたところによると、セックスに関する温度差も理由だったらしい。「どうしたんです?急に。もちろん話し合いましたよ。その結果別れたんですから」「怖くなかった?」「まあ、怖かったですけど。それでダメならいいかなって思ったので。話し合わなきゃ何にも始まんないでしょ?」“話し合わなきゃ何にも始まらない”か。それがサクッとできれば、苦労しないんだよな。何かきっかけでもないと……。中野亜美がさっさと上がり、俺も企画書をある程度まで整えたので早めに帰ることにした。ただ……まだ午後3時か。そろそろ美咲と蓮が帰ってくる頃だと思うと、家に向かう足取りが重い……。以前は美咲の存在に癒されていた。妊娠がわかったときも、本当にうれしかった。「この癒しの存在がもう一人増えるのか?最高じゃん」あの頃が懐かしい。懐かしい場所でどこか時間が潰せるところ……最寄り駅まで辿り着き、フラついてたら、懐かしい場所に来ていた。かつて美咲とよく来たカフェバーだ。蓮が生まれてご無沙汰だったが、全然変わっていない。懐かしさのあまり、店内を見渡していると、美咲とよく座っていたテーブル席が見えた。すでにカップルが陣取っていて、どうやらケンカをしているようだ。初々しい。よく俺たちもあそこに座ったよな。初めてのデートも、告白も、ケンカをした後の仲直りも……あの席だった。「ホットで」コーヒーを一杯頼むと、パソコンを開く気にもなれず、スマホで適当なニュースアプリを開いた。“夫婦間のセックスレス増加傾向!?”なんて、キャッチーなタイトルが目に入った。タイムリーな内容に、思わずタップして読み進めてみると……。20~40代の夫婦を対象にしたアンケート調査をした結果、夫婦間のセックスレスは、年々増加傾向にあるらしいとのこと。調査によると、20~40代夫婦のこの1年間のセックス頻度は、男女ともに「週1回くらい」「月2~3回くらい」「月1回くらい」という回答者が多かったのだが……。それらを押さえて男女ともにトップだったのは、なんと約3割を占める「1年以上セックスしていない」だったそう。つまり、3組に1組の夫婦は1年以上していないレス状態ってことか?意外と多いと思ったが、もっと印象的だったのは、夫婦の8割が話し合いの場を設けていないということだ。ちなみにレスの原因は、産後クライシスや夫婦間の子育ての負担割合・価値観の違いなどからくる不満が影響していて、「産後は生理的に無理になった」「寝ている子どもが気になってできない」「子育てに参加しない夫に愛情がなくなった」「疲れていて性欲が湧かない」という回答が多かったと書いてある。……俺だって本当はわかっている。美咲がいつからか不満を口に出さなくなったのは、俺に期待しなくなったからだ。もっと、美咲の気持ちを因数分解しないといけないのかもしれない。ふと顔を上げると、さきほどのカップルがもう笑い合っている。俺たちもあんな感じで、喋っているうちにいつのまにか仲直りしてたんだよな。そんなことを考えながらカフェを出ると、意外な姿を発見して思わず立ち尽くした。蓮と美咲がいたからだ。「ぱぱ、いる!」「あ……」「あ……なんでここに……?」家に帰りたくなくて時間をつぶしていたのがバレたような気がして、バツが悪い。美咲もどこかバツが悪そうな顔をしている。俺たちの間に、沈黙が続いた。営業の神様の声が聞こえる。“一ノ瀬大輔。今がそのきっかけなんじゃないか?”って。俺がちゃんとリードしないと。あの時みたいに……。俺は、意を決して口を開いた。「あのさ。今夜、よかったら少し話さない?蓮が寝た後に2人で」ここで出会ったのも、何かの運命だろうからさ。✅『運命の人とレスになりました。』をすべて読む▼美咲編はこちら!【運命の人とレスになりました。美咲編】この記事の執筆者シナリオライターゆう男の子2人の母。文章を書くことと甘いものが大好き♪さまざまなメディアでライティングをしています。→記事一覧へ
2023年08月18日この作品を一気読み!【第1話から最終話まで公開中】息子の前ではちゃんとママとパパでいられる。でも……この作品を一気読み!【第1話から最終話まで公開中】2回連続で大輔が「できなかった」……。セックスレスに突入して半年、自分たち夫婦の関係について悩みを深める美咲。ある日、ママ友の話を聞く機会が訪れて……。大輔がベッドで誘ってこなくなってから、かれこれ半年が過ぎた。その間、こちらから誘うことも、なかった。もちろん、キスやハグのスキンシップもなんとなくしづらいという最悪な状態……。ここまで複雑化したのは、大輔が「一人ではできている」という事実に気づいたからだ。もちろん実際にその場面を見たわけじゃないけど、そこは妻の勘。なんとなくわかる。性欲がないわけじゃないなら……私とは……したくない、いやできないってこと?このあいだ、ネットニュースで「妻だけED」というワードを知った。他の女性には反応するのに、妻にはできないなんて……女としての自信を失くしちゃうよ。こんな状況で、私からなんて誘えるはずもない。ダラダラと時間だけが過ぎていく。2人目妊活は頓挫したままだ。こんなこと……誰にも相談できないよ。優香に相談しようかとも、チラッと思った。でも、できない。だって、「幸せですって顔に書いてある!」と優香に言われるほど幸せだった私が、今ではセックスレスなんて……。ちっぽけなプライドが邪魔をするんだ。そんなことを考えながら蓮のお迎えに行くと、はるとくんママから声をかけられた。はるとくんは、蓮と一番仲良しの子だ。送り迎えでよく立ち話をするようになり、今では母親同士もタメ口で話す仲だ。「蓮くんママ!」「はるとくんママ!お疲れさま」「お疲れ~。ちょうどよかった!ねえねえ、よかったら今度の土曜日、お昼にうちで宅飲みしない?ゆいちゃんママとそうたくんママ、あおいちゃんママも誘ってさ。もちろん、ノンアルで」「え?いいの?もちろんだよ!うわあ~楽しみ!」……ということで、その夜、大輔に話すと、「いいじゃん!行っておいで」と快諾だった。「じゃあ、俺は休日出勤しようかな。蓮に会えなくて寂しいぞ~?」と言って、蓮のほっぺをスリスリする。「ぱぱ、いない」「お?パパがいなくて寂しいんだな~」蓮は、最近、二語文が出るようになっていた。成長も著しく、いろいろな経験をさせてあげたくて、日曜日は必ず公園やお出かけをして楽しい時間を過ごすようにしている。無邪気な蓮の前では、私たちは夫婦でいられる。でも……。「今日の蓮、楽しそうだったな。俺たちは明日筋肉痛だと思うけど(笑)」「パワフルだったもんね。また行こうね」「そうだな。じゃ……おやすみ」「うん。おやすみ」蓮が眠った後に流れる、まるで他人のような空気にはもう慣れていた。なんとなく、背中を向けてしまうことにも。お互いに。「実はうち、レスなんだよね」あっという間に週末がきた。はるとくん一家が住むタワマンのエントランスをくぐる。ほぼ同時刻に全員が集合して、それぞれに持ち寄った軽食やお菓子、ドリンクをテーブルに広げた。子どもたちには、テッパン人気のアニメDVDをはるとくんママが用意してくれて、プロジェクターでリビングの壁に投影してくれた。これで1時間はおしゃべりできるだろう。ノンアルで乾杯するや否や、ゆいちゃんママが言った。「実は私、2人目できたんだ」「え?おめでとう!」すかさず満面の笑顔で祝福したのは、はるとくんママ。私は、ショックだった。蓮のクラスには、すでに何人か妊婦さんがいるが、まさかゆいちゃんママもだったなんて。この状況下では、「おめでたい」よりも先に「羨ましいな」と思ってしまう。そんな自分がちょっと嫌だ。「全然気づかなかった~。つわりとか大丈夫なの?」とあおいちゃんママ。「うん。ゆいの時もつわりなかったんだ」「楽しみだね~。あ~私もそろそろ2人目考えないと。でも、レスだし無理かな」「え?」あおいちゃんママの何気ない告白に、思わず大きな声が漏れてしまった。「蓮くんママ、どうしたの?大きな声出して……」「ごめん、実は……うちもレスで」つい打ち明けてしまった。私ってば何を言ってるんだろう?アルコールが入ってるわけでもないのに……こんなこと言われても絶対みんな困るよね……。ところが、意外にもみんなが同意してくれた。2人目妊娠中のゆいちゃんママでさえも。「実はうちもずっとレスだったの。ニュースアプリで見たんだけど、1ヵ月以上ないとセックスレスらしいのよ。でも1ヵ月以上しないなんてザラでさ。正直したくなかったけど、2人目が欲しかったから我慢したんだ」ゆいちゃんママの発言を皮切りに、出てくるわ出てくるわ、みんなの夫婦生活事情が……!レスを解消したママ友夫婦の話に、思わず涙「うちの旦那は性欲強いよ。でも私は最近性欲ゼロ!旦那はしたがってるけど、やんわり断ってる。だって生理的に無理だもん。こんなおじさんになっちゃうハズじゃなかったんだけどなー」「友だちは、単純に面倒くさいからしないって言ってたよ。悩んだこともあったけど、家族の仲がうまくいってるならとくにアクション起こさなくてもいいかなって言ってた」「えー、うちは旦那より私の方が性欲強いかも(笑)。旦那は、立ち会い出産をしてするのが怖くなったっていうんだよ。ひどくない?」へぇー……。いろいろな夫婦のかたちがあって、みんなそれぞれ悩んだり折り合いをつけたりしてるんだ。すると、はるとくんママがこう言った。「私もはるとの出産後、旦那に触られたくないってくらい拒絶反応が出ちゃったことがあるんだけどさ。ちゃんと話し合って、今はレスにならないように意識してる」「え……どんなふうに?」「しばらくレスだったところから再開させるのって気まずくなかった?詳しく聞きたい!」みんな好奇心がすごい。もちろん、私もなんだけど……「うーん、もちろん気まずかったんだけど、拒否し続けるのもしんどくなっちゃって。泣きながら『このままでいいと思う?』って切り出したんだよね。そしたら向こうも、せっかく好きで結婚したのにこのままレスなんて悲しいよね、って。だから私も、日頃の不満ーーたとえばはるとと過ごす時間をもっと作ってほしいとか、家事分担の割合増やしてほしいとかね、そういうことも伝えて了承してもらったんだ。今は2人の時間を意識的に持つようにしてて、たまにお義母さんに子ども預けてホテルデートしたりもするよ。キスやハグのスキンシップも日常的にするようになったし、腕枕で寝たりとかね(笑)」腕枕……そういえば妊娠がわかったときから一度も、腕枕してもらってないな。はるとくんママは、最後にこんなことも言っていた。「家族っていっても、もとは他人じゃない?言わなくてもわかれよ、なんて甘えちゃダメなんだよね。お互いを尊重して、コミュニケーションを大切に!いい意味で緊張感を持つように心がけてるよ」……私、思わず涙目になっちゃった。「えっ、蓮くんママ大丈夫!?」「ウン……なんか、驚かせちゃってごめんね。なんか……みんなに話して気持ちが楽になった」「いいよいいよ~。みんな言わないだけで意外と悩んでると思う。いつでも相談してね」「ありがとう」みんなの優しさに、また目頭が熱くなった。帰り道、気分は晴れやかだった。せっかくなので、歩きたい盛りの蓮をベビーカーからおろして散歩をすることにした。住宅街から駅の方へ抜ける。この大通り、懐かしいな。大輔と初めて会った飲み会の後、立ち寄ったカフェバーが見える。気づいたら、ここに来ていた。2年前のあの日。まるで出会うべくして出会った運命の人のように、何時間話しても話が尽きなかったっけ。でも、その運命の人とこんなことになっちゃうなんて……あの時は、考えもしなかった。大輔とちゃんと話そう。何か変わるかもしれないし、何も変わらないかもしれない。でも、何かアクションを起こさなければ、何も変わらない。私たちのセックスレス問題は、ただ単にセックスのことだけじゃない。日常の小さなすれ違いの積み重ねで、苦痛を覚えるようになって、できなくなって……。でも、自分から切り出す勇気がない。どうすれば……。その時ふと、あのカフェバーの前で、蓮がピタッと足を止めた。「どうしたの?蓮」「ぱぱ、いる!」つづきます。▶︎次話「3組に1組の夫婦がセックスレス? 妻ともう一度愛し合うために、夫が踏み出す一歩とは」を読む✅『運命の人とレスになりました。』をすべて読む▼大輔編はこちら!【運命の人とレスになりました。大輔編】この記事の執筆者シナリオライターゆう男の子2人の母。文章を書くことと甘いものが大好き♪さまざまなメディアでライティングをしています。→記事一覧へ
2023年08月17日スカッと系人気YouTubeチャンネル『パニコレ』から、「浮気が発覚した夫がまさかのトンデモ発言」を紹介します。29歳のパニ子は結婚4年目の専業主婦。夫の「カツヤ」と仲良く暮らしています。 周りの友だちは妊娠中や子育て中の子が多くなり、パニ子もそろそろ子どもが欲しいと思うように。タイミングを見計らってカツヤに相談するのですが、いつもスルーされてしまうのが最近の悩みのタネ……。子どもの話をするとカツヤの口数が途端に少なくなります。 同窓会で親友に悩みを打ち明ける同窓会へ向かうパニ子。夜は実家に泊まる予定で、久しぶりの旧友との再会を楽しみにしていました。夫のカツヤからは何度かメールがあり、夜遅くなると危ないよと心配してくれています。 同窓会の後、幼馴染のマドカとユミと場所を変えておしゃべり。パニ子は2人に最近の悩み、カツヤが子どもの話を避けることを相談しました。 「なんか、それっておかしくない?」「パニ子が一番悩んでることに対してスルーして向き合ってくれないって」 と2人とも真剣な表情に。今日は実家に泊まる予定のパニ子でしたが、何だか胸騒ぎが……。急きょ、終電で自宅へ帰ることにしました。 夫に内緒で自分の家に帰ってみると カツヤが浮気なんて、するわけない!と思いつつ、そっと玄関の扉を開けるパニ子。扉を開けた瞬間、視界に入ったものは女性もののヒールでした。 しのび足でリビングに向かうと、 「ねぇ、奥さんは大丈夫なの?予定変更で今日帰ってくるとかはないの?」 「大丈夫だよ。気にすることない。俺はクルヨ一筋なの、お前が一番わかってるだろ!?」と、女とカツヤの話し声が。 ドアを開けて怒鳴りたい気持ちを抑え、冷静になって2人の様子を隙間から撮影。その日はホテルに宿泊し、今後の計画を練ることに。 公認不倫にハレ婚!?夫の口からでる仰天発言 カツヤの不倫相手・クルヨの身辺調査を興信所にお願いしたところ、彼女はカツヤの上司の奥さんでした。すべての証拠が揃った日、パニ子はスマホを見ているカツヤに向かって、「実はさ……同窓会があった日、見ちゃったんだよね。カツヤが若い女の人とこの家でイチャイチャしてるところ」と言いました。 気の迷いで……と謝ってくれるかと思いきや、カツヤの口から出たのはトンデモ発言。 「アハハハw不倫とかどうでも良くないか?今は多様性の時代だし、いっそのこと公認不倫はどう?もしくはハレ婚的な一夫多妻制とか!?」 はぁぁーーーー!パニ子の怒りは爆発。そこにカツヤの名前を使って誘い出したクルヨも登場。パニ子が初めましてと挨拶すると、クルヨはびっくり。カツヤのことは気の迷いで、夫にだけはバレたくないとクルヨは謝ります。 2人とも後悔しているようでしたが、裏切られたパニ子の決心は固く……。義母にも協力してもらい、カツヤと離婚が成立しました。カツヤは会社にいづらくなって退職。パニ子は気持ちを新たに、素敵な出会いを探しているそうです。 夫婦間の問題はしっかり話し合い、お互い納得するのが一番いいですが……。公認不倫だの一夫多妻制だの言い出すカツヤとは、早めに別れてよかったかもしれません。大切な人やその周りの人も傷つける不倫は、やっぱり良くないですね。 パニコレ記事をまとめて読む▶著者:ライター パニコレ
2023年08月16日この作品を一気読み!【第1話から最終話まで公開中】妻の笑った顔、随分見てないな自分の振る舞いを反省した美咲。大輔が帰って来ないのを心配し、電話をするも連絡がつかない。その頃大輔は……。営業課の飲み会で部下の中野亜美が酔いつぶれたため、自宅の近い俺がタクシーで送ることになったのだが……。「私は、一ノ瀬先輩と相談相手どころか、そういう関係になってもいいな」「そういう関係って……(笑)。中野さん酔いすぎ。俺、既婚者だから」「既婚者だから何なんです?私はOKですよ。うちに来ればいいじゃないですか……」どういうわけか、28歳で独身の彼女に誘惑されている。中野亜美が腕を絡ませてもたれかかってきた。柔軟剤とも石鹸ともつかないような、あのいい香りがフワッとする……。柔らかい感触に「女の子だな」とグラグラする。あまり酔えなかったが、酒を飲んだせいもあって、心が揺らいでしまう……。が。「なんとか言ってくださいよー」「俺、今、営業の神様にめっちゃ見られてる。“一ノ瀬大輔。部下とそういう関係になったら、二度と商品の売れない営業マンにしてやる”って」「あ~あ~。ツレないなー……。先輩のそういう相手を傷つけないように気遣うところ、素敵ですよね~。あ~!奥さんが羨ましい~!」そうかな。美咲とは、あの動物園の日から一度も、キスさえしていない。美咲は幸せなんだろうか。「初めまして。森山美咲です」「大輔!赤ちゃんできたよ!」「大輔、好きだよ」美咲の笑った顔を、もう随分見ていないような気がする。「疲れてるのかも。今日は無理だよ」「こんなんじゃ2人目なんて無理!ていうか……したいと思わないよっ‼」最近は、ずっとイライラしていて、俺なんか必要ないんじゃないかと思っている。だから、冗談を言うことも誘うこともしなくなった。最後にした日から、1ヵ月以上経っている。俺たちの関係って……大丈夫なんだろうか。「大丈夫ですよ」「は?」「私、ちゃんと一人で家に帰りますから!私の誘いを断ったんだから、もちろんタクシー代もってくださいね?」「あ、ああ……もちろん。ゆっくり休めよ」「はあい!早く新しい彼氏見つけよー!一ノ瀬先輩みたいな」「それってどういう……」「なーんてウッソー!私は一ノ瀬先輩にトークスキルを鍛えられた営業マンですから!先輩が悩んでるんじゃないかと思って言ってみただけですぅ!じゃ」不覚にも、部下に元気づけられてしまった。俺も頑張ろう。一人残されたタクシーで、美咲に連絡をしようとスマホを開いた。あれ?着信がある……。車内の揺れで、気づかなかったのか。「今、タクシーの中」とLINEを打ち、帰路についた。なぜ……妻とできなかった「なんで電話に出ないの?いつもすぐに電話とってくれるよね?」家に着くなり、美咲が問い詰めてきた。「ごめん、部下が飲みすぎて、家まで送ってたんだ。タクシーの中だったから気づかなったみたい」「ふうん……すごく心配したんだからね」あれ?なんで蓮を置いて飲み会なんて行けるの?とイライラしてるかと思ったのに……本気で心配してたのか。こんなしおらしい美咲を久しぶりに見た。俺の身長より20㎝も低い美咲の華奢な肩を、思わずギュッと抱きしめたくなった。やば。すごくムラムラしてきた。誘ってみようか?でも……もう1ヵ月以上、触れていないのに。美咲から何のアクションもないってことは、別にしたくないってことじゃないか?ああ、酒が入ると理性がきかなくて困る。そんな俺の本心を見透かしたかのように、美咲は、「どうしたの?」と猫みたいな目で俺を見てきた。この上目遣い、すごく好きなんだよな。「する?」と聞いてみた。どうせ断られるだろ。そう思っていたら、「いいよ」と、意外にもOKをもらった。ソファーに美咲を押し倒す。ぎこちない手つきで、美咲の背中を撫でた。「しよう」の合図だったキス。懐かしい。いい感じに美咲も熱っぽくなっているのがわかる。ところが。あれ?なんかおかしい。以前ならもっとこう……突き動かされるような衝動を感じたはずなのに。なぜか……できない。「ごめん……酒が入ってるせいかも」「うん……大丈夫だよ。こんなこともあるよ。今日はもう休もっか」「ああ」責められはしなかったけれど、明らかに美咲もショックを受けていた。それもそのはず、俺と美咲が不発で終わることなど、蓮がまだ生まれたばかりの頃に泣いて中断したたった1日だけだからだ。「酒を飲みすぎたせいでできない」ということも一度もなかった。むしろ飲んでいるときのほうが、調子がいいくらいだったんだ。なんでだ?一人でしたのは数日前。たまってないはずがない。だけど……なぜか美咲を目の前にして勃たないんだ。誘うのも怖い翌日、もう一度確かめようと思った。「今日も、どうかな?ほら、今日は酒飲んでないし?」帰宅するなり、俺は美咲を後ろから抱きしめて言った。昨夜の失敗は、きっと酒のせいだ。シラフの状態で、濃厚な「しよう」のキス、美咲は潤んだ瞳で見つめてくる……なのに、なぜなんだ?今日もできそうになかった。「ごめん。ちょっと疲れてるのかも。本当にごめんな」「ううん。気にしないで。……私のせいかもしれないし」美咲の言いたいことはわかっている。美咲がこの間、キレたこと。それによって関係がギクシャクしたことが不発の原因になっているんじゃないかってことだ。「それはない(笑)。美咲は何も悪くないよ」とは言ったものの、美咲に対する気持ちが少しずつ、本当に少しずつ変わってきたのは事実だ。妊娠してから。出産してから。子育てが始まって、仕事にも復帰して。いろんなポイントで、美咲と俺との間にズレが生まれてたんじゃないか。翌日もそのまた翌日も、誘えなかった。もしも失敗したら、美咲をもっと傷つけてしまうし、男としての自信もなくなる。どうすればいい?わからない。ただ……一つだけ確かなことがある。「一ノ瀬先輩!これってどうやるんですか?」「これ?えーとね……」中野亜美の香水がフワッと香ると、ムズムズする感じがした。どうやら美咲じゃない女性には、反応するってことだ。一人で果てることもできる。なのに美咲に対してだけは反応しなかった。もしかして、これって“妻だけED”というやつか……?つづきます。▶︎次話「「夫とはレスなんだ」ママ友たちの赤裸々なぶっちゃけ話に、思わず涙が溢れて……」を読む✅『運命の人とレスになりました。』をすべて読む▼美咲編はこちら!【運命の人とレスになりました。美咲編】この記事の執筆者シナリオライターゆう男の子2人の母。文章を書くことと甘いものが大好き♪さまざまなメディアでライティングをしています。→記事一覧へ
2023年08月16日この作品を一気読み!【第1話から最終話まで公開中】さすがに言い過ぎたかもしれない美咲が積もり積もった不満を爆発させて以来、大輔との関係はさらにギクシャク。そんなある日、大輔が会社の飲み会に行き……。どうしよう……。ふと時計を見ると、24時。もうそろそろ大輔が飲み会から帰ってくる頃だろう。今日は、営業課の飲み会に参加している。正直、ちょっと怖い。大輔はアルコールが入ると性欲が高まる。もしかしたら誘ってくるかもしれない……。急な飲み会の連絡があったのは、今日の18時前だった。「営業課のメンバーで飲み会なんだけど、大丈夫?あ、斎藤さんもいるよ」と電話があった。延長保育料のかかる18時前にギリギリセーフで着いた途端の連絡だったので、(残業がないなら、たまには蓮のお迎えに行ってくれればいいのに!)とモヤモヤした気持ちが広がった。こっちは、最後の飲み会がいつなのかすら覚えてないのに……。何度か出産祝いや自宅で、蓮がお昼寝している間に友人を呼んでお茶……というシチュエーションはあったけど、お酒なんてノンアルでさえ飲んでない。優香の名前を出したのは「みんなに誘われて仕方なく」というアピールのつもり?そういう目的が透けて見えたのでわざと応じなかった。「俺がいなくて今日はゆっくりできるね」って……嫌味?こんなふうに大輔との関係がギクシャクしだしたのは、先月、動物園に行った日曜日からだと思う。心に余裕がないなか、エッチの誘いに応じたのが間違いだった。積もり積もった不満や疲れが爆発してしまったのだ……。「こんなんじゃ2人目なんて無理!ていうか……したいと思わないよっ‼」……さすがに反省してる。あんなふうに理不尽にキレるなんて、ほんと、子どもだよね……。もちろん、あの日から、一度も誘われていない。それまでは4回に3回は断っていたものの、週に1回はお誘いがあったのに。気づけばもう、1ヵ月以上していない。全然やりたいとは思わないけれど、これはこれで不安になる。こんな状況で、2人目妊活なんて……できるかな?夫のいいところはたくさんあるのに前に優香が旦那さんとのセックスレスに悩んでた。もしかして、私たちって、セックスレス?そもそも、どこからセックスレスって言うんだろう?なんとなくだけど、もしも今夜、大輔としたとしても、「ただセックスをした」という事実だけで、レスが解消されたとは言えない気がする。みんなはどうしてるんだろう?あの時、優香は笑っていたけど……ずっと一人で悩んでいたのかもしれないな。「それにしても、静かだな……」ベッドでスヤスヤと眠る蓮の寝顔は、天使のように可愛い。今日の蓮は、保育園でリズム遊びを楽しんだと聞いた。担任のマリコ先生は、蓮の様子をお迎えのたびに詳しく教えてくれる。「蓮くん、今日のお楽しみ会はとくにノリノリでしたよ~!」「うわぁ~よかったねぇ~!蓮、今夜はぐっすり眠れるね」「ふふ。蓮くん、いつもニコニコなんですよ~!お父さんとお母さんの愛情をたっぷりもらってるんだろうなって蓮くんを見ててわかりますよ」「そんな。先生方が見守ってくださるからです。いつもありがとうございます」“お父さんとお母さんの愛情”か……。もちろん私は蓮のことが一番大事。でも、だからなの?蓮の存在が私の中で大きくなればなるほど、大輔とのちょっとしたズレが許せなくなる。ただ……私の方が子育ての負担が大きいのは確かだけど、マリコ先生が言うように、大輔がいてこそ頑張れている部分もあるんだよね。たとえば、大輔はなんだかんだ冗談を言って和ませてくれる。昔からよく「真面目過ぎる」「肩の力を抜いて」と言われてきた私を、大輔の柔らかさがリラックスさせてくれることは事実なんだ。日付が変わったのに、まだ?そういえば、初めて居酒屋で出会った頃から、持ち前の人当たりの良さとトークスキルで笑わせてくれたっけ。大輔は、わざと人を不快にさせるようなことは絶対に言わなかった。ラブラブだった新婚時代はもちろん、妊娠中のナーバスな時期も、産後の情緒不安定な時期も、イライラする私を和ませようとしてくれた。「美咲さん。うわあ~俺、綺麗な人の前って緊張するんですよね」「良かったら、飲み直しません?2人で」「いつもお疲れ様。ほら、もう寝室に行きな?」「美咲が遠くに行っちゃいそうで怖いというか」「俺は美咲が好きだから、妊活のためだけにするっていうのは考えてないよ」なのに。「俺がいなくて今日はゆっくりできるね」大輔は、あんな嫌味をいうような人じゃなかった。私が大輔を変えてしまったんだ。もう一度スマホを見る。24時半だ。さっきは、大輔が帰ってくるのが怖かったけれど、今は大輔が帰って来ないのが怖い……。「帰る時連絡する」と言っていたけど、全然気配がない。二次会だってそろそろお開きになる時間だろうし……。悩んでもしょうがない、電話してみよう。トゥルルルル……トゥルルルル……。おかしいな。いつもは飲みの席でもすぐに出てくれるのに。諦めて、折り返し電話を待つことにした。でも、10分待っても20分待っても大輔からの連絡はなかった。何かあったのかな。なんか……嫌な予感がする。つづきます。▶︎次話「不倫の誘惑をかわした夫が、妻と仲直りエッチをしようとしたら…まさかの展開【妻だけED?】」を読む✅『運命の人とレスになりました。』をすべて読む▼大輔編はこちら!【運命の人とレスになりました。大輔編】この記事の執筆者シナリオライターゆう男の子2人の母。文章を書くことと甘いものが大好き♪さまざまなメディアでライティングをしています。→記事一覧へ
2023年08月15日この作品を一気読み!【第1話から最終話まで公開中】「俺の大罪ってなんだろう?」日曜日、動物園で幸せな家族時間を過ごした大輔。しかしその夜、美咲は大声でこれまでの不満をぶちまけ……。どこか変だとは思っていた。でも、動物園では楽しそうだったし、2人目も欲しがっている。回数は少ないながら、定期的に愛し合ってもいる、はずだった。美咲があんな怖い顔をするほど追い詰められていたなんて……。全然わかっていなかった。あの日から1ヶ月。さすがに美咲をベッドに誘うことができずにいる。「先輩、元気ないですね?また小さなモンスタークライアントですか?」盛大なため息をついた俺に、中野亜美が話しかけてきた。「いや。強いて言うなら……モンスターは俺かな」「なんですか、それ。奧さんとケンカでもしたとか?」「ケンカっていうか、キレられた」「男の人は鈍感ですからね~。女性がキレる時って、だいたい積もり積もった不満が爆発した時ですよ?何か心当たりあるんですか?」心当たり……か。いつも優しい美咲をあそこまでキレさせた俺の大罪ってなんだろう?美咲の口ぶりだと、子育てへの不満っぽかったけど、もっと他の原因があるんじゃないのか……?昔は、ケンカをしてもスキンシップさえしていれば、なんとなくチャラになっていたフシがあったけれど。今は、セックスは拒否され気味→ゆえにさらに誘いづらい→お互いのことがわからないという悪循環だ。あの行為の途中で萎えた日から、「美咲としたい」気持ちは、完全には戻らない。ただ性欲は健在なので、一応義務的に週1で誘ってはいた(4回に3回は断られるが)。まあ一人で処理する術だってあるし……。相手が美咲じゃなくても良くなった……ってことだよな……?これって、夫婦としてどうなんだろう?「先輩。聞いてます?」「ああ、ごめん……ていうか、なんか意味深だね。中野さんも心当たりあるの?」「そりゃ、28年も生きてれば……実は、最近彼氏と別れたんですよ」「へえ~」28歳といえば、俺と出会った頃の美咲と同じ年齢だ。あれから3年か。時が経つのは早いな……あれ?またこの香りだ。中野亜美のつけている香水のにおいが、妙に気になる。元彼もこの香りが好きだったんだろうか……おっと!何を考えてたんだ、俺。とにかく!“失敗しても秒で切り替える”それがこの仕事で学んだことだろ?3年前に感じた美咲との運命は嘘じゃない。失敗しても、リカバリーすればいい。俺なりに頑張らねば。後輩の意味深な視線順調に会議をこなし、今日はさほど残業せずに帰れそうだと思っていた18時。部長がデスクにやってきた。「一ノ瀬!飲み会、お前もどうだ?」「え?俺もですか?今日ってB課の打ち上げじゃありませんでしたっけ」「課の垣根をまたいだ交流も大事だからな。一ノ瀬のところは子どもがまだ小さいし、もちろん無理強いはしないが……」蓮と美咲の顔が思い浮かんだ。でも美咲は……笑顔じゃない。昨夜のキレた美咲の顔が忘れられない。これ以上刺激しないために、物理的に距離をとるって方法もアリだよな。「行きます」「おっ、いいね!まあそう遅くはならないから。そのあたりも美人な奧さんにちゃんと言っとけよ?」「はいはい」「一ノ瀬さんの奧さんって美人なんですか?」「化粧品メーカーに勤めてるんだよな。結婚式で見たんだが、綺麗な人だったよ」「そうなんですね……」中野亜美の意味深な視線に、俺は気づかなかった。すぐに美咲に電話をした。LINEでも良かったが、なんとなく声を聞いて美咲の機嫌を知りたかった。「ごめん。営業のメンバーで飲み会で遅くなる。あ、斎藤さんもいるよ」「いいよ。楽しんできてね」斎藤さんの話題をスルーするあたり、なんとなく、冷たさを感じる……。「悪い」「コミュニケーションもお仕事だもん。仕方ないよ」「ありがと。じゃあ、帰る時連絡する。今夜は……俺がいなくてゆっくりできるね」「俺がいなくてって、どういう……」まだ美咲が話している途中だったけれど、電話を切った。なんであんなこと言ってしまったんだろう。わかってる。美咲と思うようにコミュニケーションが取れない不満と、この間の言葉に対する嫌味だ。これじゃ、ただのガキだよな……。「先輩のこと、いつも見てました」モヤモヤとした気持ちで参加したのに、飲み会は意外と楽しかった。「中野さん、飲みすぎじゃないです?」「彼氏と別れたんですよ~!私は毎日会いたかったのに、あっちは月2デートで十分だって。しかも最後の方はデートしててもエッチなしだったんですよ。結婚もしてないのにレスって!あり得ない!」中野さん、酔ってんな~。でも可愛いし、男なんていくらでも……もし結婚してなかったら俺だって……なんて。俺も飲みすぎたみたいだ。「ユウキのバカー‼」「まあまあ、中野さん、落ち着いて」「これ、黒歴史になるやつ……誰か早めに送ってあげた方がよくないですか?」「とはいっても、斎藤はさっさと帰ってしまったしな。誰か中野の家、知ってるか?」「わたしぃー、一ノ瀬先輩がいいです!」「は?俺?」「はい。先輩の家と私の家、近いんで」「なんで俺の家知ってんの?」「だって、一ノ瀬先輩のこといつも見てるもん」「はっ?」「中野。酔いすぎ。既婚者に色目使っちゃダメだぞ?さ、帰ろうな。悪いけど一ノ瀬、帰るついでにタクシーで中野の送り頼んでもいいか?」「わかりました」居酒屋を出てタクシーに乗った。中野亜美と2人で。運転手に住所を告げて、一息ついた。中野亜美は俺の肩にもたれかかって、目を閉じている。目を瞑り、やや気分が悪そうだ。酒と煙と香水のまざった匂いが鼻腔をくすぐる。さっきの元カレとの話、本当かな……?「結婚もしてないのにレスって!あり得ない!」現在、美咲とは月1回あるかないかくらいになっている。そもそも、したとしても出産前のそれとは濃厚さが段違いだ。結婚なんてそんなものだ、といえばそうなのかもしれない。でも1カップルが別れを決断するほど深刻な問題なのも事実だ。これ以上、頻度を下げないようにしたいけれど、お互いにモチベーションが下がってきているのは確か。どうすればいいんだろう。こんな話、誰にも相談できない。この子ももしかしたら、人知れず悩んでいたのかもしれないな。「先輩。悩みがあるでしょう?」唐突に、中野亜美が口を開いた。「え?なんでわかったの?」「いつも見てるって言ったじゃないですか。話、聞きますよ?」「人に話すようなことじゃないから……気持ちだけで嬉しいよ」「遠慮してるんですか?私は、一ノ瀬先輩と相談相手どころか、そういう関係になってもいいな」「そういう関係って……(笑)。中野さん酔いすぎ。俺、既婚者だから」「既婚者だから何なんです?私はOKですよ。うちに来ればいいじゃないですか……」「え?」中野亜美が腕を絡ませてきた。いや、この状況って……。つづきます。▶︎次話「……嫌な予感。飲み会に行った夫から、日付が変わっても連絡がなくて」を読む✅『運命の人とレスになりました。』をすべて読む▼美咲編はこちら!【運命の人とレスになりました。美咲編】この記事の執筆者シナリオライターゆう男の子2人の母。文章を書くことと甘いものが大好き♪さまざまなメディアでライティングをしています。→記事一覧へ
2023年08月14日この作品を一気読み!【第1話から最終話まで公開中】「週1はしたい」って言われてもね……育休を終えて職場に復帰した美咲。大輔は仕事が忙しく、子どもの送迎も保育園の準備も食事も寝かしつけも、ほとんどワンオペ状態の美咲は、心が疲弊して……。職場復帰をして5ヵ月目。蓮は来月、1歳になる。スクスク成長してくれてとても嬉しいけれど……ママはフラフラだよ。だって、共働きなのに、私の子育ての負担割合がハンパないからっ‼具体的には、朝と夕の送り迎えはもちろん、蓮の離乳食、入浴、寝かしつけ、体調管理や発達段階に合わせた知育・読み聞かせまで、ぜーんぶ私。これに仕事や義母への気遣いもプラスされるので、完全に身体的にも精神的にもキャパシティーを超えてるよ。会議中に急に園から連絡があった時の恐怖とか、「蓮くんと一緒にいられて嬉しい!」と快くOKしてくれる義母にちょっとしたものを渡す面倒とかが、イマイチ理解できてない大輔は、「またイライラしてる?」程度にしか思っていない。説明したって「ふーん」だし……最近あんまり笑顔で大輔と喋ってないな……。でもこんな状況で、大輔とスキンシップしたいなんて思うはずないじゃん。だから、夜のお誘いがあっても、角が立たないように、4回に3回はやんわりと断っている。「まーた断られた(笑)。俺は週に1回はしたいんだけどな~」週に1回って多くない?耐えられない……。ちなみに私は、月に1~2回が理想だ。本当はあまりしたくないけれど、それも妻の務めだと思うし、いずれは2人目も……と考えているから、雰囲気が悪くならないよう月に1回は頑張っている。仕事、家事、子育て、義実家との付き合い、大輔の相手。多少の不満はあるけれど、私さえ頑張れば、家庭はうまくいくんだから。でも、この積もり積もった不満が爆発してしまうのは、わりとすぐだった。確かに2人目は欲しいんだけど……今日は、雲一つない快晴っ!ということで、3人で動物園に来ています!……が、すでにイライラしている私。だって、大輔ったら出発ギリギリまで寝て、さらにモタモタしてるんだもん。気を利かせてしてくれた皿洗いも、スローペースだし、何度言っても水は出しっぱなしだし。大きな子どもがいる気分だよ。今もイライラするけど、家族の前では、ちゃんと“母親”の役割を果たさないと。「蓮~!ゾウさんだよ~!赤ちゃんが2頭いるね。きょうだいみたいだね」「きょうだいかあ。そういえば、いつから妊活始める?2人目の」こういう話になると急に嬉しそうになるのが、ちょっとイラつく。「だいたい1年半~2年は空けた方が母体にはいいらしいよ」「じゃあ、来月で蓮も1歳だから……」「職場の事情を考えると、私は2年後くらいがいいかなぁ」「OK。じゃ、心の準備しとくよ。じゃ、さっそく今夜予習しようか?」「え?今夜するってこと?」「ダメ?……俺は美咲が好きだから、妊活のためだけにするっていうのは考えてないよ」「……わかった」真昼間の動物園で、なんつー話をしてるんだコイツ……。正直引いたけど、ここで断って、いざ2人目が欲しいタイミングで妊活できないなんて事態だけは避けたい……。私、子どもは2人って決めてたんだ。我慢しなきゃね。その夜。蓮を寝かしつけた後リビングに戻ると、待ってましたと言わんばかりに大輔がキスしてきた。お姫様抱っこで大きなソファに私を運ぶ大輔。最近は蓮が起きないように寝室でするのを避け、リビングで事に及ぶようにしている。全身にキスを浴びても、心は上の空だ。大輔と出会った頃は、お姫様抱っこも、こうしてつながっていることも幸せでしかなかったのに。今は、大輔とつながればつながるほど、憎いような気持ちが湧いてくる。事が済むと、大輔はすごく満たされた表情で撫でてくる。「好きだよ」「私も好きだよ」いつしか、セックスのときだけじゃなく、大輔に対して演技をするようになった気がする。正直、イチャイチャする時間さえ生理的に嫌だなと思ってしまうことがある……。ああ、もう全部、無理!!!終わった後、すっきりした顔の大輔が「最近、元気がなかったみたいで心配してたけど、安心したよ。またしようね!」と言った。“また”……というワードにカチンときた。こちらの気も知らないで、自分のしたいようにしている大輔にイライラした。「美咲、次の日曜はどこ行く?」「え?次の日曜日もどこか行くの?」「うん!だって今日すごく楽しかったし。4人家族になったら大変だから今のうちにさ?」今度は、“楽しかった”というワードにすごくイライラした。大輔がすごく楽しかったのは、大輔がしなくて済んでいることを、ぜーんぶ私がやってるからだよ?なんでそんなことにも気づかないんだろう?無理。普段の疲れに外出の疲労も重なっていた私の口から、とっさに大きな声が出た。「無理っ‼」「どうした?急に大きな声出して……来週は出かけたくない?」「無理!こっちは、家のこともしなきゃいけないし、蓮のお世話や仕事だってあるんだよ⁉日曜日くらい休ませてよ!」「どうしたんだよ?今、それとこれとは関係ないだろ?日曜日に出かけるだけじゃん」「大輔にとっては“出かけるだけ”だからいいよね?外出するのに準備もしたことないし、帰ったらソファに寝転がっていられるもんね?」「なんでそんなにつっかかってくるの?俺、子育ても家事もちゃんと手伝ってるじゃん」「その“手伝う”っていうのが嫌なの!」「美咲、今日は疲れちゃったんだね。明日になれば落ち着くよ。今日はもう寝て……」「“明日になれば落ち着く”⁉その程度のことしかしてない大輔と一緒に出かけたくない!こんなんじゃ2人目なんて無理!ていうか……したいと思わないよっ‼」「美咲っ!ちょっと待っ……」大輔の言葉が追いかけてきたけれど、遮るようにトイレへ逃げた。今のは、さすがに言い過ぎた。自分で望んだ結婚と子育てなのに……。うまくできない自分に一番イライラする。大輔に気づかれないように、トイレの中で声を殺して泣いた。寝室のベビーベッドでは、蓮がスヤスヤと眠っている。少し泣いたら、また日常に戻らなきゃ……。つづきます。▶︎次話「「既婚者だから何なんです?」飲み会で酔いつぶれた後輩にタクシーで迫られて俺は……」を読む✅『運命の人とレスになりました。』をすべて読む▼大輔編はこちら!【運命の人とレスになりました。大輔編】この記事の執筆者シナリオライターゆう男の子2人の母。文章を書くことと甘いものが大好き♪さまざまなメディアでライティングをしています。→記事一覧へ
2023年08月13日この作品を一気読み!【第1話から最終話まで公開中】妻の職場復帰、早すぎるんじゃない? と思ったが……息子の蓮が生まれて3ヶ月が経った頃、およそ半年ぶりに夫婦生活を再開した美咲と大輔。しかし以前とはまったく異なる美咲の様子が気になって……。「先輩。なんか朝から疲れてません?」出勤早々、机に突っ伏していると、部下の中野亜美が話しかけてきた。「わかる?ヘトヘトだよ」「早朝から大口の契約とって来たんですか?」「違うよ。厄介なクライアントがいてさ。泣くわ、イヤイヤするわ、まさにモンスタークライアントだよ。まだ生後7ヶ月で、バブバブしか言わなくてさ。意思疎通ができなくて困ってる……」「息子さんですね~!可愛い!」蓮が生後半年を迎えた頃、美咲が仕事に復帰した。朝はバッタバタだ。まず、起床してから園に着くまで、蓮がずっとゴキゲンを保ってくれることはほとんどない……らしい。保育園でお昼寝の時間があるとはいえ、夕飯・お風呂と、常に俺たち大人の生活リズムに合わせているような状態なのだから、蓮の機嫌が悪いとしても無理はないんじゃないかと思う。だから俺としては、まだ職場復帰せず、1歳すぎまで自宅で保育すればいいと思っていたんだけど……美咲が「0歳児クラスで保育園に入れなかったら遅い、1歳になってからじゃどこも入れるわけない!」と言うので、まあ仕方ないんだろう。ともかく、美咲はなんとか蓮をなだめすかし、ごはんを食べさせ、身支度をさせ、大きな荷物を抱えて出勤している、ようだ。ようだ……とは、保育園へ送るのは、俺の出勤時刻の都合で、美咲の担当だから。じゃあ夕方のお迎えは俺の担当……と言いたいところだけど、仕事の都合上、保育園の時間には間に合わないので、時短勤務の美咲がやってくれている。実は新規プロジェクトのリーダーにアサインされて、やりがいはあるけれど残業時間も増えてしまっている。帰宅は21時をまわることも多く、蓮の寝かしつけまで終わっている時間だ。さすがの優しい美咲も、帰宅後はかなり疲れてイライラしているので、シンクにたまった皿を洗うとか、洗濯物を畳むとか、できるだけ家事を手伝うようにしている。昨夜だって……。「ただいまー」「おかえりー。今、お義母さんにLINEしてるから、悪いんだけど自分でごはん温めてもらえるかな?」「うん……なんか、朝の食器がたまってるね。先に皿洗いするよ」「助かる~」最近、美咲は母ともよくLINEをしているみたいだ。蓮の急な体調不良時は、基本的に時短勤務の美咲が対応するが、仕事を抜けられない時は母が対応しなきゃならないからだ。思えば、妊娠・出産・職場復帰を経ても、俺の生活スタイルはあまり変わっていない。文句も言わず、俺の母とも良好な関係を築いてくれる美咲には、本当に感謝しないとな。そんなことをボーっと考えながらガシャガシャと皿を洗っていたら、美咲の冷たい視線に気づく。「え?どうした?ちゃんと洗ってるから大丈夫だよ!」「……知ってるよ。でも、できればもうちょっと手早くやってくれると助かる。あと、水の出しっぱなしはやめて」「あ、ごめんごめん」キュッと水道の蛇口をしめる。あれ?なんか不機嫌だ。何かしたかな?忙しそうに洗濯物を干し始めた美咲は、それ以上何かを言うつもりはないらしい。夜泣きは仕方ないけど、それより……妊娠中からおよそ半年ほど夜の営みを控えていたが、蓮が生後3ヶ月になった頃、「セックスしていない期間」に終止符を打った。玉砕覚悟で誘い続けていたある日、唇を重ねたらいつものように拒否されることはなく、深く受け入れてくれて……半年ぶりのスキンシップは、すごく幸せだった。ただ、完璧に満たされたとは言えない。正直、美咲はあまり嬉しそうじゃなかったからだ。その後も月に一回ほどのタイミングで美咲は不意に受け入れてくれる。今夜はそろそろ前回から1ヶ月。さっきはうっすら機嫌が悪そうだったけれど、ベッドに入って抱き寄せてみたら、拒絶はされなかった。このままイケるだろうか?しかし……。「ほぎゃあっ!ほぎゃあっ!」あともう少し、というタイミングで蓮が起きてしまった。俺が動くより先に、素早く美咲が動いて、蓮を抱きあげた。マジかよ、中断か……。蓮がおっぱいを吸い始めたので、俺はパジャマを羽織りトイレへ行った。そのまましばらくリビングで時間をつぶしていた。約30分後、寝室に戻ると蓮はスヤスヤ眠っていて、美咲はまだ起きていてくれた。「再開……する?」と言ってくれたが……明らかにやりたくなさそうなのはわかった。「大丈夫だよ、また今度にしよう。おやすみ」盛り上がっていた気分はすでに萎えてしまった。ただ……昔の美咲は貪欲だった。昼間から何回も求めてきて、Uberでとったピザでも食べながらまたしてさ。あんなに奔放で可愛かった美咲はもうどこかへ行ってしまった。今の美咲はどう見てもしたくなさそうだった。それどころか、「俺とのセックスが終わってホッとした」と顔に書いてある。あの日、プツリと糸が切れたこの日をきっかけに、俺の中で何かが決定的に変わった。営業で鍛えられた打たれ強い俺のメンタルも、さすがに傷ついた。あんなに「美咲としたい」という強い気持ちがあったのに、糸が切れたようだ。それでも性欲はあるので、最近では隠れてこっそり一人で処理している。その方が、美咲にとっては幸せだろうから。そんなある日。「先輩……これ、よくわからないんですけど……」「ああ。ちゃんと前提を共有できてなかったな。見ながら説明したいから今日、帰り残れる?」「はい!でも先輩、最近いつも一番遅くまで残ってますよね。お子さん小さいのに、大丈夫なんですかぁ?」「うちは妻がちゃんとしてくれるから大丈夫だよ……」「えー、ほんと先輩の奥さんって“デキる妻”って感じですよね。じゃあ19時半で会議室Aとっておきます」振り向きざま、中野亜美の手元から香水がふわっと香る。柔軟剤の匂い?石鹸の匂い?よくわからないけれど、すごくそそられる匂いだ。…………人肌恋しいな。思わず、後ろ姿を目で追ってしまった……。つづきます。▶︎次話「え? 今夜エッチするってこと? 無神経な夫に妻がブチギレ「こんなんじゃ2人目なんて無理!」」を読む✅『運命の人とレスになりました。』をすべて読む▼美咲編はこちら!【運命の人とレスになりました。美咲編】この記事の執筆者シナリオライターゆう男の子2人の母。文章を書くことと甘いものが大好き♪さまざまなメディアでライティングをしています。→記事一覧へ
2023年08月12日この作品を一気読み!【第1話から最終話まで公開中】正直、まだ再開したくない無事に産後一ヵ月健診を終えた美咲。医者に「夫婦生活を再開してもいいですよ」と言われ、さっそく大輔が誘ってくるが……。「今日、どうかな?」ま、またぁ⁉イッラ~~~!「ごめん。やっと蓮が眠ったところで。もうちょっと休みたいかな……」「そっか……」んも~!ちょっと私がゆっくりしてたらすぐ誘ってくるんだから!つい、心の中で毒づく。妊娠後期に私の誘いを断った大輔はどこへやら!1ヶ月健診で「セックス再開しても大丈夫」とわかってから、何度撃沈しても大輔はしつこく誘ってくる。ただただメンタルの強さに感心。「ねぇ、毎回断ってばかりで私も悪いとは思ってるけど……。大輔はさ、断られてへこんだりしないの?」「そりゃへこむよ!でも……蓮が生まれてから、美咲が俺に冷たいからさ。いつも怒ってるみたいだし……美咲が遠くに行っちゃいそうで怖いというか。夫婦のスキンシップは大切だなって思ってさ」そんな風に思われてたんだ……。思えば、妊娠中にした最後のセックスから、もう半年近く経つっけ……。いくら子育てで余裕がないとはいえ、夫の大輔を不安にさせるのは妻としてどうなの?ここは、たまにはお誘いを受け入れて、スキンシップをとるべきなのかもしれない。寝ている子の隣では、やっぱりできない……産後3ヶ月を少し過ぎたある夜、また大輔に誘われた。久しぶりにそのキスを拒まずにいたら、徐々に長く、濃厚なキスになっていった。もしかしたらまた昔みたいに、体で愛し合うことができるのかもしれない。久々の感覚に、期待が高まっていく。でも……結果は最悪としか言いようがなかった。出産から3ヶ月が経ったのに、蓮を産んだ時の痛みが今も下半身に残っているみたい。率直に言って、大輔を受け入れるのが辛い。「気持ちいい」なんて感じる余裕も全くなく、ただただ早く終わって欲しいと思いながらやり過ごした……。そもそも、まだ蓮の授乳や睡眠時間に左右されて、美味しいご飯をゆっくり食べる時間もないし、睡眠もこまぎれ。気持ち的にもセックスどころじゃない。食欲と睡眠欲が満たされていないのに、性欲なんてあるはずないよ。何より……横でスヤスヤと寝息を立てている蓮のことが気がかりで、行為に集中できない。起きないかな?とか、声が聞こえてないかな?とか、過剰に心配しちゃうよ。実際に大輔が相当気を遣ってるから起きないと思うし、もし目を覚ましたとしてもまだ赤ちゃんだから意味が分からないとは思うんだけど。母親として、子どもの前でするのは、ちょっと、いやかなり抵抗を感じてしまう……。大輔は、こんな気持ちにならないのかな?それって、父親としてどうなのかな?わからないよ。これは私だけの感情なのかもしれないけれど……。すぐ隣に我が子が寝ていて気持ちはすっかり「母親」モードなのに、夫という存在のために、無理矢理「女」になるよう強制されているようで、すごく嫌な気分になってしまった。(早く、早く終われ!)そんな本心を隠して、気持ちいいかのような演技をしてしまった。義務的で、無感情で、やっつけ仕事のようで、最悪だった。でも、大輔は久しぶりの行為に興奮して、演技だなんてちっとも気が付かなかったみたい。「美咲~!やっぱり美咲は最高だ~~~!愛してるぜっ!」半年ぶりに願いが叶い、超ハイテンション&超ハッピーな大輔。無防備に笑う大輔を見ていると、本当のことはさすがに言えなくて、「うん……私も愛してる」と微笑むしかなかった。もちろん運命の相手だと思って結婚したし、大好きだったのは本当。でも今は……心の中はまったく違うことを考えてた。なんで。なんで、私がこんな思いをしなくちゃいけないんだろう。なんで、しんどいのに、眠いのに、痛いのに、大輔の相手をしなくちゃいけないんだろう?大輔は、スッキリした顔で、ポチポチとスマホをいじっている……。急に泣きそうになった。私は、日中は家事と育児に追われて、息をつく暇もないのに……夜でさえ、夫のために我慢しなきゃいけないの?私、まだ頑張らなくちゃいけない?これから保育園の入園手続きをしなくちゃいけないし、職場復帰のための準備もいる。保育園に入ったら入ったで、最初のうちは蓮が熱を出して急に呼び出されることも多いだろう。イレギュラーな事態に備えて、義母との関係を良好しておくための根回しもしておきたい。だけどこういうこと、大輔は何もしようとしない。私一人が、いろいろな役割を担っていて、しんどいよ。本当は大輔にもっと家事育児を担ってもらいたい。「夫育て」が大事だなんて話も聞く。でも大輔は新しいプロジェクトのリーダーになる話が持ち上がっていて、これからもっと忙しくなるらしい。私は復帰しても当面は時短勤務で給料もダウンするし、あまり強く主張できない。私が家事も育児もやったほうが効率的だってことは、考えるまでもないことだよね……。職場復帰の日が近づく「お義母さん、いつもありがとうございます。いただいてばかりで」「いいのよぉ~!蓮くんに会えて嬉しいわぁ~。もうすぐ保育園なんだから、いつでも頼ってね!」「ありがとうございます。助かります」近くに住む義母と、赤ちゃん用品店へ行き、蓮のお洋服などを買ってもらった。職場復帰をしたら協力してほしいという打診をするつもりが、「お仕事が始まったら絶対に大変だから。頑張りすぎないで、なんでも連絡してね」と先回りして配慮の言葉をもらい、食事をごちそうになったうえ、食材までいただいてしまったところだ。理解のある義母でよかった。私の実家は飛行機の距離のため、義母が近くにいてくれてありがたい。でも……ちょっと無理しすぎたかも。食欲不振と寝不足で疲れていたところに、元気な義母とあちこち歩いて回ったせいか、体調がすぐれない。こんな調子で職場復帰なんてやっていけるのかな……。不安だよ。つづきます。▶︎次話「子どもの泣き声で夫婦の営みを中断。「再開…する?」明らかにやりたくなさそうな妻の顔……こんなの拒絶と一緒だろ」を読む✅『運命の人とレスになりました。』をすべて読む▼大輔編はこちら!【運命の人とレスになりました。大輔編】この記事の執筆者シナリオライターゆう男の子2人の母。文章を書くことと甘いものが大好き♪さまざまなメディアでライティングをしています。→記事一覧へ
2023年08月11日この作品を一気読み!【第1話から最終話まで公開中】妻の代わりに子どもを見てるぞ!愛する美咲と結婚して息子が誕生。仕事もプライベートも絶好調……なはずの大輔だが、育児疲れなのか美咲の態度はどこかよそよそしくて……。蓮が生まれて、もうすぐ1ヶ月が経とうとしている。「蓮~。美咲~。ただいまー!」「ふぇっ……ふぇ~ん」「おかえりなさい……蓮、起きちゃった」「ごめん、俺が大声出したから……寝かしつけるよ」「お酒飲んでるでしょ?危ないから私がするよ」蓮を起こしてしまった。しかも、接待とはいえ飲み会帰りだし……美咲がムッとするのも無理はない。ここ最近、美咲の元気がない気がしている。蓮はあまり寝ない子で、「背中スイッチ」というものを発動させては、美咲を困らせている。退院後は、3時間おきの授乳、母乳トラブル、体の痛みもあってヘトヘトのようだ。数ヶ月前まで化粧品メーカーの広報として肌はピカピカでメイクもバッチリだったのが嘘のように疲れた顔をしている。よし!ここは、俺の出番だよな。次の日曜日。「美咲。今日は俺が蓮を見てるから、寝てなよ」「え?いいの……?」「うん。いつもお疲れ様。ほら、もう寝室に行きな?」「ありがとう!嬉しいな!じゃあ、準備するね!」準備……?何を準備するっていうんだろう。しばらくして、俺は蓮と、美咲が持ってきたバッグを渡された。「じゃあ、よろしくね」そう言って、美咲は寝室に入っていった。初めての2人きりの蓮との時間で、ドキドキしている……。俺は、蓮の寝顔をおそるおそる見た。二重の目は、美咲に似ているな。赤ちゃんなのにしっかりした眉と鼻は、俺に似ている。可愛いな~。起きたらいっぱい抱っこしてあげよう。しかし、思いのほか蓮はスヤスヤ寝ていた。育児は大変だと聞いていたけど、拍子抜けだな……暇だ。とはいえ、「おむつ交換サイン」とやらの色が変われば、新しいものに替えなければならない。替えのおむつはどこか探そうとすると、バッグの中におむつ・おしりふき・おむつシートなどがすべて用意されていた。へぇ~。おむつ替えって意外と簡単なんだな。替え終えたタイミングで、蓮が起き、美咲も起きてきた。さっきより、心なしか肌ツヤがいい。「よく眠れた~!ありがと~!蓮の様子どうだった?」「ずっと寝てたよ。ほんと可愛いよな。癒された~。こんな感じなら、いつでも手伝うよ」そう答えながら、スマホにおさめたいくつかの写真を見せる。すると美咲は、さっきまでの笑顔が嘘のように、ムッとしていた。「どうしたの?」「ううん……なんでもない。大丈夫だよ」なんだろう?おかしいな。また何かあったのかなと思ったけれど、美咲自身が「大丈夫」だと言っているんだ。俺はそれ以上踏み込まなかった。産後1ヶ月、順調に回復してるって次の土曜日。今日は、蓮の1ヶ月健診だ。そのあと、美咲の産後1ヶ月健診も受けるため、蓮を抱っこ紐で抱えて一緒に病院へ行った。「お母さん頑張りましたね!蓮くんの体重は順調に増えてるし、元気にすくすくと育ってますよ」「よかった。先生、いろいろとありがとうございました」美咲はこの1ヶ月、本当に頑張っていたと思う。その瞳にうっすら涙が浮かんでいた。その後、産婦人科で美咲が診察を受けている間、待合室で蓮を抱いていると、急にギャン泣き。「パパもどうぞ、いいですよ~」と促されて、診察室へ入らせてもらった。美咲に抱っこを代わると蓮は安心するようで泣き止んだ。やっぱり美咲はすごいな。……なんて感心していると、お医者さんが「会陰切開の傷もきれいになっているので、夫婦生活を再開して問題ないですよ」と言ったので、俺は驚いた。産後1ヵ月を過ぎると、もう普通の生活に戻ってもいいんだな。もちろん、あくまで目安なのは知っている。美咲の体調を考慮しながらになるが……正直、そろそろしたいと思っていた。今夜、早速美咲を誘ってみようか……。そう思うと、心が躍った。帰り道。「よかったな。蓮も美咲も順調で」「うん」「これからは元の生活に戻れるな。何か困ったことがあったら言ってね。何でも手伝うからさ」「うん……」あれ?なんか美咲の表情が暗い……。「具合悪い?」「そんなことないよ。ごめん、ボーっとしてた」どうしたんだろう。きっと蓮のお世話で疲れてるんだろうな。最近、美咲のことがイマイチつかめない。おそらく、長いことスキンシップをしていないせいではないかと思う。育児でヘトヘトな美咲の小さな変化を知るためにも、夫婦のスキンシップは大切だと思わされる。医者はいいって言ってたのに「今日、どうかな?」妊娠後期からしていないから……数ヵ月ぶりのお誘いだ。「しよう」の合図になるキスすら久しぶり過ぎて、ちょっと照れる。きっと美咲も同じだろう。大好きな美咲とようやく愛を確かめ合える……。しかし、そんな俺に返された美咲の言葉は、意外なものだった。「いや……っ!」「え?」「あ、ごめん……びっくりして。疲れてるのかも。今日は無理だよ」今日は無理?なんでだ?医者が再開していいって言ってるのに……なんでだろう?美咲にくるりと背を向けられてしまい、それ以上聞ける雰囲気じゃなかった。頭の中は疑問符だらけ。疲れてるって……今日はほとんど俺が家事を手伝ってたじゃん?いつもはグズっている蓮も、今夜はぐっすり眠っているし……外出だって俺が付き添って、蓮はずっと俺が抱っこしてた。疲れるようなことは何もしてないはずだろ?疲れの蓄積なのかもしれないけれど、今は専業主婦みたいなもんだし、やることって子育てと家事しかないよな?それに……たとえ疲れていたとしても、普通は、その「疲れ」を俺とのスキンシップで癒したいと考えるもんじゃないのか?はあ。出産したのに、これじゃ何も変わらない。もしかしてもう俺たち、前みたいにセックスできないのか……?つづきます。▶︎次話「夫との行為中ずっと「早く終われ」って思ってた。でもベッドでは嘘をついたんだ「うん……私も愛してる」」を読む✅『運命の人とレスになりました。』をすべて読む▼美咲編はこちら!【運命の人とレスになりました。美咲編】この記事の執筆者シナリオライターゆう男の子2人の母。文章を書くことと甘いものが大好き♪さまざまなメディアでライティングをしています。→記事一覧へ
2023年08月10日夫と息子2人と平穏な日常を過ごしていたエコさん。そんなとき、夫に浮気疑惑が浮上しました。浮気調査に乗り出しだエコさんが、夫の車にGPSを仕込んだとき……友人Aちゃんから、夫が「女といる」というタレコミが。エコさんが現場に突入すると、服が不自然にはだけた夫とCちゃんの姿がそこにありました。しかし、2人は「やってない」「浮気じゃない」と言い続けていて……。 信じられるワケない夫が運転する車の中で、エコさんは2人を問い詰めます。 そもそもCちゃんには彼氏がいましたが、話を聞くと「結婚はできないと言われた」のだそう。そして、そのことを夫に相談するうちに仲を深めた、と夫との関係の始まりも明らかとなりました。 しかし、Cちゃんは「悪いことをした」というふうには思っていないようで――。 Cちゃんは自宅に着くまで、「やってないの」「エコちゃんを傷つけるつもりはなかった」と言い続けました。詳しくはまた電話で話すこととなりましたが、去り際までエコさんへの謝罪はナシ。最後はエコさんの言葉を無視するかたちで車を後にしました。夫もCちゃんをフォローするように「深夜だし仕方ないよ」と呑気な様子で、2人とも事の重大さを理解していないように見えます。 その後、自宅へと戻ったエコさんと夫。自宅で子どもたちを見守ってくれていたAちゃんと交代すると、エコさんは夫に「重要な話」を切り出しました。 悪びれる様子もない2人を前にして、エコさん自身、内心は相当な怒りが渦巻いていたはずです。そんな中でも冷静に対応する姿に胸がグッと締めつけられてしまいます。 エコさんのマンガは、このほかにもInstagramやブログで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪ ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター エコ
2023年08月09日この作品を一気読み!【第1話から最終話まで公開中】育児なんて楽勝、って思ってる?妊娠してから大輔との夜の営みが激減した美咲。体調が悪かったのはあるけれど、理由はどうもそれだけではなく……。「ふぇっ……ふぇっ……」「蓮~。おむつかなー?ミルクかなー?」七転八倒の陣痛を経て、なんとか無事に元気な男の子を出産した私。蓮と書いて、レンと読む。大輔と2人で考えた名前だ。人生最大級の激痛だった長時間の陣痛に耐えた後の、我が子との初対面は……んもー!かわいいっ♡もみじみたいな手、ふにゃふにゃの体、ミルクの匂い……。この子を私が産んだんだと思ったら何だか泣けてきた。でも……優香や同僚のみんなが言っていたように、育児は本当に大変だ。大げさではなく、1日中抱っこしているから肩や腰がパンパンだし、自分の睡眠や食事もままならない。母乳も一応出ているけど、まだ軌道に乗ってない感じで痛い……蓮がちゃんと飲めているのかも心配になる。出産からそろそろ1ヶ月が経つけど、慢性的な睡眠不足で、全然体が回復してる気がしない。それに頭の中は9割方、蓮のことでいっぱいだ。蓮がスヤスヤと寝ている時だけ、ゆっくりできる。でも、あと1割の余力で、半年後の職場復帰に備えて、保育園のことも考えなきゃいけないのが現実……。正直、精神的にも身体的にもギリギリです。なのに……大輔はといえば、夜ものんきに寝てて一度も起きないし、朝はギリギリに起きて慌ただしく会社へ行き、帰る時間も前とそんなに変わらない。あげく、このあいだは「出産おめでとう飲み会」だって!!!なんで?と、ほんの少しだけ黒い感情が芽生える。この感情って……何かに似てる。そう、妊娠初期のあの夜だ。つわりに苦しんでいたのに、酔っぱらった大輔に強引に誘われた日。同じモヤモヤだ。こっちは朝から晩まで、っていうか深夜までてんてこ舞い。それなのに、週2のゴミ捨て、たまの皿洗い、週末は2~3時間の蓮の子守りで「子育て参加」したと思ってる。おまけに職場の上司に「子どもが生まれたなら、もっと仕事を頑張ってオムツ代稼がなきゃな!」ってハッパかけられたとか言って、当たり前のように残業もしてくるし。はあ……でもこれって普通のこと?イライラしちゃう私はダメなのかな。しかもね……。蓮のお世話と夜泣きで睡眠不足の私を心配して、大輔が3時間の子守りをしてくれたんだけど……。「よく眠れた~!ありがと~!蓮の様子どうだった?」と、リビングへ戻ると、大輔はこう言ったんだ。「ずっと寝てたよ。癒された~。こんな感じなら、いつでも手伝うよ」だって。「こんな感じ」というワードに、ちょっと違和感。そもそも、私への気遣いで提案してくれたのは、とてもありがたいと思ってる。でも……大輔は、蓮の本当の大変な場面を経験してないじゃない?「こんな感じ」で3時間を終えられたのは、大輔も仕事で疲れているだろうからと、私が気を遣っておむつやミルクなんかの準備を整えていたからこそ。あえて蓮のお昼寝に合わせた時間でもあるんだよ?極めつきは、「手伝うよ」?なんで、ボランティアのようなスタンスなんだろう。蓮は2人の子どもなのに。……なんて、どんどん湧いてくるモヤモヤが止まらず、自分でも引いてしまう。産後クライシスってやつだろうか。いずれにせよ、絶対に言えないよ。だって、今の私は育休中の身なんだもん。大輔は働いてるし、育児も家事も私がちゃんとやらなきゃいけないんだよね……?「夫婦生活を再開しても問題ないですよ」次の土曜日、蓮の1ヶ月健診と私の産後1ヶ月健診に、大輔も同行してもらった。「お母さん頑張りましたね!蓮くんの体重は順調に増えてるし、元気にすくすくと育ってますよ」そう先生に言われて、泣きそうになっちゃった。その足で産婦人科に移動して、産後の経過をチェックしてもらう。悪露もほとんど出なくなったし、母体の回復は順調だと言われた。と、待合室から耳をつんざくようなギャン泣きが聞こえてきた。たぶん蓮だ。「パパもどうぞ、いいですよ~」助産師さんがドアを開けて促すと、大輔が入ってきたので蓮の抱っこを代わる。先生はそのまま話を続けた。「あとは、会陰切開の傷もきれいになっているので、夫婦生活を再開しても問題ないですよ」「あ……はい」そんなこと言われるんだ。ふと横を見ると、照れくさそうに笑う大輔。なんか複雑な気持ちになった。「他に何か気になるところや悩みなどはありますか?お母さん?」「えっと……」“夫と赤ちゃんとの関わり方に、イライラしてしまうんです。”なんて、まさかこの場で言えるわけない。「特にありません」病院を出ると、嬉しそうに大輔が話しかけてきた。「よかったな。蓮も美咲も順調で」「うん」「これからは元の生活に戻れるな」元の生活……。確かに、新生児の「大変な時期」は終わったかもしれないけれど……。子育てはまだ始まったばかり。大輔と私に、子育てに対する温度感の差があるように感じるのは、気のせいかな……。今夜いきなり? 絶対無理!その夜。初めての外出で疲れたのか、蓮はすぐに寝てくれた。私も久しぶりにゆっくり眠れそう。ダブルベッドに入り、さあ寝ようと目をつむった矢先だった。「今日……どうかな?」大輔がキスをしてきたのは。数ヶ月前、妊娠後期に私が拒否をされて以来の「しよう」の合図だ。「いや……っ!」「え?」とっさの出来事に、拒否反応を示してしまった私……。「あ、ごめん……びっくりして。疲れてるのかも。今日は無理だよ」「そ、そっか」大輔の顔を見たくなくて、私は背中を向けた。医者からOKが出たからと言って、すぐに誘ってくるなんて。信じられない!昼間のアレは、気のせいなんかじゃない。セックスに対する温度感も、子育ての温度感も違う気がするよ。出産の大変さも、産後の体の不自由さも、睡眠不足がつらいことも、子どもの成長が心配でいつも緊張していることも、そして、保活の焦りも。大輔はわかっていない気がする。そういう大輔と、愛を確かめ合うためにセックスしたいとは、とても思えないよ……。つづきます。▶︎次話「医者はいいって言ったよな? 体は回復したはずなのにセックスを拒む妻、一体なぜ……?」を読む✅『運命の人とレスになりました。』をすべて読む▼大輔編はこちら!【運命の人とレスになりました。大輔編】この記事の執筆者シナリオライターゆう男の子2人の母。文章を書くことと甘いものが大好き♪さまざまなメディアでライティングをしています。→記事一覧へ
2023年08月09日夫と息子2人と平穏な日常を過ごしていたエコさん。そんなとき、夫に浮気疑惑が浮上しました。エコさんは夫の浮気調査に乗り出し、夫の車にGPSを仕込んだとき……友人Aちゃんから、夫が「女といる」というタレコミが。GPSが示す場所で急いで向かったエコさんが目にしたのは、夫の上に覆いかぶさる、友人Cちゃんの姿で――。 …は?何言ってんの?夫の車の中で逢瀬を楽しんでいた2人。しかし、悪びれる様子もなく、さらに「行為には及んでいない」「浮気とはちょっと違う」と言い訳を続け、エコさんに挑発的な態度を見せます。 そんな2人を目の前にしても、エコさんは怯みません。 「自宅に帰る道すがら、しっかり話そう」と2人を改めて車に乗せ、地獄のドライブがスタートするのでした。 エコさんはまずCちゃんから話を聞くことにしました。Cちゃんには交際している彼がいましたが、そのことを問い詰めると「長く付き合っているけれど、シングル子持ちの私とは結婚できないと言われた」とのこと。そして、「そのことをエコさんの夫に相談するうちに理解し合う関係になった」と、夫との関係の始まりも明らかにしました。 友人であるエコさんのことを知りながらも「理性をコントロールできなかった」ということを言い訳にして関係を続けていたCちゃん。自分に酔いしれて語る姿からは、罪悪感も、エコさんに対して「申し訳ない」という気持ちもまったく感じられません。 Cちゃんにも事情があったのかもしれませんが、不倫は「理性をコントロールできなかった」で許されることではありません。その罪の重さを、Cちゃんにはしっかり理解してほしいですね。 エコさんのマンガは、このほかにもInstagramやブログで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪ ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター エコ
2023年08月08日この作品を一気読み!【第1話から最終話まで公開中】深夜に泥酔して帰ってきた夫は……運命の相手・大輔と結婚した美咲は、ラブラブな新婚生活を経て希望通り妊娠。何もかもが順調に思えたが、重いつわりに苦しみ……。はあ。ダメダメだ。私。匂いつわりと吐き気で、ろくにごはんも作れないし、部屋の中はぐちゃぐちゃ。ほとんど食べられないから体が弱っているのを感じる。こんな状態でお腹の赤ちゃんは大丈夫なのか、不安にもなる。ずっと横になっているから、大輔とのスキンシップどころか会話も減っている。それでもいつも気遣ってくれて、食べやすいものを買ってきてくれたり、大輔は相変わらず優しい。「ただいまー」「おかえりー……うっ……!」「美咲!大丈夫?料理も掃除もいいから寝てな」「うん。ありがと」大輔が十分すぎるほど気遣ってくれても、楽になるのはほんの一瞬。容赦なく襲ってくる吐き気で、もうトイレに住んじゃいたいくらいだ。でも、これも愛する大輔との赤ちゃんのため。頑張らなきゃ!そんなある夜のこと。リモートで業務を終えて、ソファでウトウトしていると、着信音が鳴った。大輔からだ。「美咲~!ごめん!今夜飲み会になった」「いいよ~。付き合いもあるでしょ?むしろ、ごはん済ませてきてくれると嬉しいな」「ごめんな」「ううん、お仕事だもん。頑張ってね」電話越しに大輔を送り出して、再度ベッドに横たわった。何時間くらい経ったのだろうか……。ガチャンッ!と玄関先から無遠慮な音がして、跳び起きた。ヨロヨロと迎え出ると、いきなり黒い影が襲ってきた。「ただいまぁ~!みさきぃ~!」「きゃっ‼だ、大輔⁉」うっ……‼な、なにこの匂い⁉お酒くさっ……‼酔っぱらった大輔が、今にも服を脱がさんばかりに抱きついてきたのだ。しかも、シャワーも浴びずに……‼アルコールと、どこかの誰かのタバコの残り香と、ギトギトの油の匂いがモワッと襲ってきて、一気に吐きそうになった。うううっ‼アルコールが入るといつもより積極的になるのは知っているけど……最低……!「みさき~。今日も可愛いな~」「ね、ねえ……離れてくれない?お酒くさいの耐えられないんだけど……!」「愛してるよ、みさきぃ~~~♡」「え、やめ……やめて……!」結局、ひたすら拒み通したものの、納得してくれるまで相当の時間を要した。翌朝、何にも覚えておらず、ケロッとしている大輔を見ると、憎しみが込み上げてきた。イライラして何か言ってやりたかったけれど、話し合いもままならないほど、体調は絶不調。大輔への黒い感情で、モヤモヤするよ……。体が拒否しちゃう…数週間後。嘘のようにつわりがおさまり、ようやく体調が安定してきた。食欲も出てきたし、女友達が妊娠を祝う会を開いてくれて、久しぶりに涙が出るほど笑った。そんな私の様子を見てか、あの夜以来、夜のお誘いを控えていた大輔も「解禁」したいみたいだ。「医学的には問題ないみたいだよ。妊娠中のセックス」なんて、ネットで検索したソースまで見せてきて、したそうにしている。妊娠して数ヵ月はしてないんだから、無理もないんだけど……。でも……したくない。なんでだろう?自分でもわかっていた。それは、胎動をポコポコと感じるようになったから。今は、赤ちゃんが心配でセックスをする気になれないのだ。あんなに大輔としていたし、したかったのに、どういうわけか性欲も湧かない。だから、「今日、どうかな?」と、寝る前にキスをされると、体が拒否してしまう。このキスは、私たち夫婦の「しよう」の合図だから。「できないことはないけど……お腹の赤ちゃんが心配だし」「そっか。じゃあ、やめとこう。美咲の体と赤ちゃんが一番大事だもんな」あの夜のことが嘘のように、優しい大輔。私に気を遣って平気なフリをしているけれど、へこんでいることは知っている。かわいそうに思い、たまにOKすることもあった。でも……。「痛いっ!」「あ、ごめん」「なんか胸が張ってるみたい」触られても前みたいに気持ちよくなれないし、お腹の張りも心配だしで、気を遣わせてばかりのセックスになってしまい、申し訳ない気持ちでいっぱい……。私に、性欲があまりないのも原因だろう。心なしか、大輔が落ち込んでいるような気がする。大輔はどう思ってるのかな?キスは「しよう」の合図だったのに数ヵ月後、仕事の引き継ぎを全部終えて産休に入った。「子育ては大変よ~!でも、美咲さんなら大丈夫!」「かっこいい旦那さんと美咲さんのお子さん、楽しみです!」同僚や後輩に励まされながら、会社を後にした。仕事では辛いことや悔しいこともたくさんあったけれど、職場環境に恵まれた私は、本当に幸せ者だと改めて思った。これからしばらくは、愛する大輔との赤ちゃんを守るのが仕事だ。一緒に頑張ろうね。赤ちゃん。翌週。私は1人で、赤ちゃん用品店へ出かけた。「よぉし!生まれたらお世話で買い物も大変って聞くから、今のうちに巣ごもり対策するぞー!」赤ちゃん用品のお買い物、消耗品、あとは……授乳ブラや産後のショーツかな。そういえば、妊娠後期に入ってから、大輔に求められることがなくなったっけ……?ずっと断ってばかりだったから、傷つけてしまったのかもしれないな。赤ちゃんが心配な気持ちはわかってほしいけど、いつも断られたら悲しくもなるよね……。思えば、妊娠初期のあの夜のことも、私がナーバスになっていただけかもしれない。なんか冷静になれてない?産休に入って、気持ちに余裕が出てきたからかな?たまには……私から誘ってみようかな。「ねえ……大輔」その夜。私は遠慮がちにベッドに腰掛けて、ベッドに横たわってスマホをいじる大輔に、そっとキスをしてみた。大輔にはわかるはず。だって、キスが私たちの「しよう」の合図なのだから。でも……。「美咲。ごめん。今はそんな気分じゃないんだ」「え……?」なんで?私の質問を遮るように、背中を向ける大輔。なんとも言えない不安に襲われた。あれ……?なんでだろう?この気持ち。何かが、何か大切なものが、音を立てて崩れていく気がする……。つづきます。▶︎次話「ごめん押し倒したとか覚えてないわ。セックスを拒否し続けた妻が、ある夜いきなりキスしてきて…」を読む✅『運命の人とレスになりました。』をすべて読む▼大輔編はこちら!【運命の人とレスになりました。大輔編】この記事の執筆者シナリオライターゆう男の子2人の母。文章を書くことと甘いものが大好き♪さまざまなメディアでライティングをしています。→記事一覧へ
2023年08月07日この作品を一気読み!【第1話から最終話まで公開中】運命の出会い大手総合化学メーカーで営業マンとして働く30歳の大輔。一目惚れした美咲に猛アプローチして交際、幸せな結婚生活を手に入れた……そう思っていたけれど。控えめに言っても、どストライク。それが、美咲の第一印象だった。新卒で入った会社で、がむしゃらに営業畑を突っ走って8年。「向いてないんじゃないか」と悩んだことも多々あるが、試行錯誤を重ねた結果、それなりの好成績も出せるようになり、部下もついてマネジメントを任されるまでになった。今では天職だと思ってる。でも20代は少々仕事を頑張りすぎたのかもしれない。彼女ができてもすぐにフラれてさ……「えっ?斉藤さんたち、結婚するの⁉」「はい。あれ?大輔さん、知りませんでした?」気づけば同じ大学の友人だけでなく、後輩や部下までもが結婚ラッシュというオチだ。そろそろ、結婚もいいかもしれないな。周りに触発されて、そう思った矢先だった。斉藤さんに美咲を紹介されたのは。「斉藤さん。上がり?いいなあ。帰ったら誰かがいる生活って」「え?大輔さん、彼女欲しいんですか?仕事一筋なのに?」「そりゃ、まあ。俺ももう30だし?考えるよ。あ~!出会いないかなあ」「じゃあ……今から私の友だちに会います?」「はっ?え?ちょ……」斉藤さんには悪いが、俺は全然乗り気じゃなかった。というのも、結婚もいいなと思ったのは、営業という仕事柄、話のネタになるとチラッと思っただけ。それに、そろそろ人肌恋しい……なんて単純な性欲が大半かもしれない。そんな不純な動機だったからこそ、美咲との出会いは衝撃的だった。「初めまして。美咲です」控えめに言っても、どストライク。素朴で可愛い。化粧品メーカーに勤めているせいか、肌がすごく綺麗だし、凛とした雰囲気が自立した女性……という感じだ。誰でもいいとかじゃなくて、結婚するならこの子がいい、俺がこの子を守りたい。そう強く思い、気づけば声をかけていた……。「良かったら飲み直しませんか?」「えっ?」驚いた顔がまた可愛い。「……すみません。私、男の人に慣れてなくて。飲み直しじゃなくて行ってみたいカフェバーでもいいですか?」「もちろん!俺も、女性とこうして2人でどこかに行くのは3年ぶりですよ」「そうなんですか!意外」「俺の方こそ意外ですよ(笑)」営業でトークスキルを学んでおいてよかったと、これほど強く思ったことはない。その夜は、終電ギリギリまで話し込んだ。話せば話すほど好きになるとはこういうこと。それから、恋人まで発展するのに時間はかからなかった。告白も、デートも、ケンカした時の仲直りも、そしてプロポーズも……美咲のお気に入りのカフェバーだった。俺にとって、最高の女性だ。体の相性も抜群で、初めてしたときはちょっと驚いた。いつでも受け入れ態勢でいてくれるし、ときにはびっくりするほど積極的なところも可愛い。俺は酒を飲むと性欲が湧くタチだが、そこも快く受け入れてくれ、お互いに満足しているのがわかった。でも、この頃の俺は、数年後に美咲とあんなことになるなんて予想だにしなかった……。妊娠は嬉しい。でもセックスは……できない?1年後、俺たちは結婚した。「おかえり~!」帰宅すると、当たり前に美咲がいる。それが、営業で疲れた俺の唯一の癒しだった。毎週日曜日は、なんとなく「一週間頑張ろう!」の意味を込めて、セックスしている。そんな週末の夜、美咲がこう切り出した。「ねえ、そろそろ赤ちゃん欲しいな」「この癒しの存在がもう一人増えるのか?最高じゃん」「癒しの存在?」「なんでもない(笑)」それからというもの、美咲は以前よりもっと積極的に求めてくるようになった。この頃の俺は、「幸せ過ぎる~」と、美咲の前で心の声が漏れることもしばしば。最愛の女性と結婚して愛し合い、仕事も充実している。こんな幸せがあるだろうか。しばらくすると……「陽性だ!大輔、赤ちゃんできたよっ!」「やったな!美咲!」俺たちの赤ちゃんはどんな顔なんだろう?美咲に似て色白な女の子か?それとも、俺似の男の子か?どっちに似てもかまわない、絶対に可愛い子が生まれるだろう。ただ……妊娠が判明してから、1ヶ月以上ご無沙汰になっている。妊娠初期はまだ不安定な状態だと聞いた。まだ見た目には何の変化もないけれど、美咲のお腹には赤ちゃんがいるのだ。前みたいにセックスして大丈夫なのか?つい心配になってしまう。思わず、仕事の休憩中に「妊娠中セックス」で検索していた。そのときだった。「赤ちゃんできたんですよね?美咲から聞きましたよ!」「うわああっ!」部下の斉藤優香だ。急に話しかけるから……「スマホ落ちましたよ。ん?」「あ……これはその……」やば……。「妊娠中セックス」の検索結果が表示されたスマホ画面を、斉藤さんが凝視している。あ~……穴があったら入りたい……!でも、そこは既婚者で、すでに一児の母である彼女。しかも、美咲の親友だ。妊娠判明後に美咲はすぐ彼女に報告していたから、秒で察したようだ。「医学的には大丈夫みたいですよ。妊娠初期の流産は、ほとんど赤ちゃん側の原因が多いっていうし」「へえ……」「でも、妊娠初期っていろいろと不安定だから、もしセックスして流産したら“セックスが原因なんだ”って自分を責める人が多いらしいですよ」「じゃあ、やめとこ。美咲と赤ちゃんにもしものことがあった時、美咲に自分のこと責めて欲しくないし」「さすが先輩。もう心はパパですね!」とは言ってみせたものの……見た目には何の変わりもなく可愛い美咲を見ていると、どうしてもソワソワするのが正直なところなのは、黙っておこう。つづきます。▶︎次話「「え、やめ…やめて…!」飲み会帰りで酔った旦那が妊娠中の妻を押し倒して…う、酒クサッ!!」を読む✅『運命の人とレスになりました。』をすべて読む▼美咲編はこちら!【運命の人とレスになりました。美咲編】この記事の執筆者シナリオライターゆう男の子2人の母。文章を書くことと甘いものが大好き♪さまざまなメディアでライティングをしています。→記事一覧へ
2023年08月06日28歳の夏、私たちは出会った化粧品メーカーの広報を担当して6年の美咲は、今年で28歳。そろそろ恋も充実させたい……と思っていた夏、友人から紹介されて出会ったのは、何もかも相性がぴったりな2つ年上の彼・大輔だった。初めて大輔に会ったのは、28歳の夏だった。「美咲ー!お待たせー!」「優香。もう~!5分遅刻だよ?」私は美咲。とある化粧品メーカーの広報を担当して6年になる。華の金曜日の今夜は、最近結婚した大学の友人、優香とのサシ飲みだ。人並みに人生経験とキャリアを積み、後輩と部下も増えてきた20代後半……。とても充実していたけれど、一つだけ足りないものがあった。それは……「あ……初めまして。一ノ瀬大輔といいます」「え……初めまして。森山美咲です」優子と一緒に座っていたのは、スーツ姿のイケメン。「私の先輩なの!びっくりした?」……って優子ったらなに~⁉サラッと先輩なんて連れてきちゃって‼しかも男の人っ‼どうしよう…っ!というのも、この数年は、仕事にかこつけて恋愛から離れていた私。化粧品メーカーという職業柄、男性と接する機会も少ないため、心の準備なくして男性には挑めませんっ!優子ってば、自分が新婚だからって…と、毒づきたかったけれど、そんなことはどうでもよかった。だって、目の前の男性……大輔さんに見惚れていたから。かっこいい……。優香の先輩なら、営業課か。優しそうな人。仕事もできそうだし、さわやかだし、こんな素敵な人が彼氏だったらいいなあ。しかも、手の指がきれいなのもフェチ心をくすぐられる。「美咲さん。うわあ~俺、綺麗な人の前って緊張するんですよね」と向こうも言ってくれるけど、営業マンだもん、どうせお世辞だろう。そう高を括っていたから、帰り際、優香と別れた後に肩を叩かれた時は、驚いた。「あの。LINE教えてもらっていいですか?ていうか……良かったら、飲み直しません?2人で」「え?」それから、交際に発展するのはあっという間だった。告白は、大輔から。以前から、行ってみたかった可愛いカフェバーで。はじめは大輔からの誘いだったけれど、大輔という沼にハマっていったのは、実は私の方だ。デートでは、私の意見を聞きながらスマートにリードしてくれる。決して不安にさせるような言動はしない。晴れてカップルになっても、私の気持ちを尊重しながら、ゆっくりと関係を築いてくれたんだから……!ハマったのはこれだけじゃない。大輔と体を重ねるまで、自分が性にこれほど積極的になれるとは思わなかった。もしかして私はこの人と出会うために生まれたんじゃないかと思うほど相性が良すぎて、デートのたびに離れがたい気持ちになる。付き合いが長くなると回数は落ち着いたけれど、いつも精一杯ご奉仕してくれるのは出会った当初と全く変わらない。そして、付き合って1年が経つ頃……。「美咲……俺と結婚してほしい」「そもそも……どのくらいしないとレスなの?」私は大輔と結婚した。私が「いってらっしゃい」のキスやハグが毎日できるのがただただ嬉しいなんて、大輔は知らないだろうな~♡とんとん拍子に挙式と披露宴、新婚旅行を終え、まさに幸せの絶頂のある日のことだ。大学時代の友人の4人で結婚祝いの飲み会に参加した。もちろん、優香もいる。「おめでとう~美咲!羨ましいな~!式の時の2人、すごく幸せそうだったよ!」「ありがとう。みんなが来てくれたお陰だよ」「当たり前じゃん!あんなに仕事一筋だった美咲が結婚するんだもん。旦那見とかなきゃ(笑)」「ねえねえ、なんか美咲の肌、すごく綺麗じゃない?新作の化粧品?」実は、大輔と話し合った結果、すぐにでも赤ちゃんを望んでおり、本格的に排卵日にタイミングをとっていた。週に2~3回はしているお陰か、お肌の調子も良い……なんて。「いいなあ。美咲は!もう!幸せですって顔に書いてある。うちなんて……もう半年もしてないよ」「え?優香……」「あ……言ってなかったっけ?その……いわゆる、セックスレスってやつ?」驚いた。というのも、優香は私に大輔を紹介した後、1人目を授かり、今は2人目妊活をしていると聞いていたからだ。そういえば、あの報告ってもう半年以上前になるっけ……?「そうなんだ……最近、よくテレビとかでも聞くよね?レスって」「そもそも……どのくらいしないとレスなの?」「一応、セックスレスの定義は、“特別な事情がないにもかかわらず、カップルの合意した性交あるいはセクシャル・コンタクトが一ヵ月以上ないこと”らしい。うち、最後にしたの半年くらい前なんだよね。しかもその時、旦那が途中で萎えちゃって」「あー。それ、次に誘うの、怖いやつ」「お互いになんとなく話し合いたいムードなんだけど……何から話せばいいかわからなくて」「元気出しなよ?私にとっては旦那さんと子どもがいるだけでも最高だよ!」「ホントだよ~!羨ましい!」「そう?なんか、こうしてみんなに話すとちょっとラクになったよ!だって、誰にもこんなこと相談できないからさ……」セックスレス、かあ。大輔と私にも、いつかそんな日が来るのかな……?そんなことを考えながら帰宅すると、大輔がお酒を飲んでいた。「美咲~!寂しかったよ~」「わっ!ちょっとやめてよ~!」大輔は、アルコールが入ると、したくなるタイプだ。私はそんな大輔を可愛いと思う。そのままお姫様抱っこで抱えあげられてダブルベッドになだれ込む。私たちにセックスレスはあり得ない話だよね……と思った。それが、あんなことになるなんて。待望の妊娠。そして……数ヵ月後。生理が遅れていることに気づいた私は、すぐさま妊娠検査薬を買ってきた。そして、ドキドキしながら結果を見ると……。陽性……!「大輔!赤ちゃんできたよ!」「!!やったな!美咲!」ギュッとハグをして、大輔は私のお腹にいるベビーに向けてチュッとキスをした。その週末、大輔と一緒に産婦人科を受診すると、妊娠2ヵ月目だと言われた。嬉しいな。1人目は男の子かな?それとも女の子かな?大輔との子なら、どっちでも嬉しいよ♡そんなのんきなことを考えていたのもつかの間。「うっ……気持ち悪い、かも……」はじめはちょっとした車酔い?くらいだったつわりが、だんだんハードになり、仕事を休まざるを得ないほど体調の悪い日が続いた。辛かったけど、赤ちゃんに会えると思うと耐えられた。そんな私の様子を見て、いつもは誘ってくる大輔も遠慮がち。日曜日の夜は、「1週間、頑張ろう!」とセックスをするのが習慣になっていたけど、しばらくは無理そうだなぁ。ごめんね、大輔。つづきます。▶︎次話「ベッドでも可愛すぎる! 最高の彼女と出会ってドハマり、そして…えっ妊娠中のセックスはダメ⁉」を読む✅『運命の人とレスになりました。』をすべて読む▼大輔編はこちら!【運命の人とレスになりました。大輔編】この記事の執筆者シナリオライターゆう男の子2人の母。文章を書くことと甘いものが大好き♪さまざまなメディアでライティングをしています。→記事一覧へ
2023年08月05日自称・元サレ妻で、現在シングルマザーのマチさん。ブログのフォローワーさんのエグいサレ体験談をマンガで紹介しています。夫が浮気を白状。妻が司法書士に不倫女に渡す合意書を見てもらい帰宅すると、義姉が来ていて弟の不祥事を泣いてわびてくれました。その後、2人の息子&義姉と不倫女への対策を協議。次男に夫の年収を聞かれ……。★前の話「できれば離婚してほしくない」と…2人の息子&義姉と作戦会議をすることに。妻は作成した合意書を見せながら今後の話をし、夫のモラハラがひどくなったころに「離婚の不受理届」も出していたと話しました。改めて「簡単に夫の思い通りにはさせない」と心に決めた妻。すると、次男が「お父さんの年収ってどれくらい?」と聞いてきたのです。おおよその額を伝えると……。次男に夫の年収を聞かれ、おおよその額を伝えました。すると次男は「離婚しないほうがお母さんはお金に不自由しない」と説明し、「ごめん、俺はできれば離婚してほしくない」と……。昨夜の家族会議で次男が泣いた理由がよくわかりました。この子はお父さん子だったもの……。そのとき、長男が夫と不倫女は口裏を合わせているはずだと指摘。夫は不倫女とは旅行をしていないと言っていましたが、夫が使った旅行サイトを確認したところ、3回は旅行していることがわかったと言うのです。そこで、私が不倫女にそのことを確認し、虚偽を認めさせて慰謝料を請求する、ということになりました。-----------------------相変わらず冷静で的確な策を提案する息子たち。不倫相手と直接対決するのはとても不安だし緊張するものだと思いますが、こんな心強い味方がいれば安心ですね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。著者/マチブロガー。フォロワーのエグいサレ体験談、トラブル体験談をマンガで紹介している。貯金と節約が趣味。
2023年07月31日“女の勘”という言葉がありますが、女性のほうが不倫や浮気などにいち早く気付いてしまう傾向があるのかもしれません。では、具体的にはどんなときに「怪しい」と思うのでしょうか。“妻が不倫に気付いた夫の何気ない言動”について女性たちに話を聞いてみました。「ちょっとコンビニに行ってくる」「ある日の夜、夫が着替えをしていたので、“どこか行くの?”と尋ねると、“ちょっとコンビニに行ってくる”と言うんです。出かけてから20分ほどして、アイスを買って戻ってきました。すると、2~3日後にも同じようなことが。今まで夜に出かけることなんてなかったのに、変だなと思いました。そしてまた1週間後に同じことがあったので、今度は夫のあとをつけてみたんです。そうしたら、スマホで電話をし始めたので、これは女性関係だなと思いました。どうやら、外出するたびに毎回電話をしていたようです」ミナコ(仮名)/33歳普段の生活とは違うことをすると、パートナーに違和感を与えることもあるでしょう。男性としては、コンビニくらいと思ったのかもしれませんが、考えが甘かったようですね。「帰りは何時くらいになりそう?」「私は仲の良い友人たちと定期的に食事に出かけることがあります。あるとき休日に出かけようとしたら、夫が“帰りは何時くらいになりそう?”と聞いてきました。いつもなら、“行ってらっしゃい”くらいしか言わないのに……。しかも、“ゆっくり楽しんできてね”なんて言うので、怪しいと思いました。なので、伝えた時間よりも少し早めに帰ってみたんです。すると、家に夫がいませんでした。結果的に、これが不倫に気付いたキッカケでした」アミ(仮名)/29歳急に妻の帰りの時間を気にしたことで、不自然さがあったのでしょう。それまでの時間に何か企んでいるなと、疑って当然かもしれません、「夫婦関係がうまくいってなかったんだろう」「私の職場で不倫があり、世間話として夫に話しました。私としては、“どうしようもないなぁ”と話が盛り上がるかと思ったんですが、夫は“夫婦関係がうまくいってなかったんだろうな”と、不倫した人をフォローするような感想を言ったんです。それまでは、芸能人の不倫の話題を耳にすると、“バカだな”と言うだけだったのに、急に意見が変わったな……と思いました。のちに、夫の不倫が明らかになるんですが、やっぱりあの言動のときからおかしかったなと思います」ユカ(仮名)/34歳不倫に対して、急に寛容な態度を示すようになったんですね。それはやはり、自分の行動に対する見解でもあったのでしょう。「お前、寝相悪いもんな」「家によく、夫と共通の女友だちが遊びに来ていました。あるとき何気ない会話の流れで、その友だちが“寝ていると腰が痛くなる”と言いました。そこで夫が、“お前、寝相悪いもんな”と返したんです。その時点では、すぐに会話は次に移りました。でも、あとで振り返って、おかしいな…と思ったんです。友だちの寝ているシーンなんて、夫は見ていないはず。そうしたら、のちにやっぱり、二人が深い関係にあったことが分かりました」ユウキ(仮名)/30歳一緒に寝るような場面がないと、知る由もない話でしょう。あとで会話を振り返ったときに、違和感をおぼえるようなこともありますよね。“妻が不倫に気付いた夫の何気ない言動”をご紹介しました。いくら隠そうとしても、必ずどこかにボロは出るもの。もし相手の言動に怪しい点があったのなら、納得いくまで確かめてみたほうがいいでしょう。©itakayuki/d3sign/gettyimages文・塚田牧夫
2023年07月28日夫と息子2人で平穏な日常を送っていたエコさんでしたが、夫の浮気疑惑が浮上。浮気調査のためエコさんが夫の車にGPSを取り付けると、友人Aちゃんから「夫と女がいるのを見た」と連絡が届きました。「今しかない」そう思ったエコさんは、GPSが示す場所へ。ドキドキの中、車のスペアキーでドアを勢いよく開けると、そこには浮気中の2人の姿が……。 どの口が言うんだよ…車の中で夫に覆いかぶさっていたのは、夫の職場で働いており、エコさんもかつて同僚だったCちゃんでした。 しかし、夫もCちゃんも自身の行動を悪びれる様子はありません。むしろエコさんを挑発するような言動を見せ……。さらに「行為には及んでいない」「浮気とはちょっと違うというか」と苦しい言い訳をする始末です。 そんな2人に、エコさんは……。 車の中でよろしくやっていた夫とCちゃん。しかし、Cちゃんは謝るどころか「やっていない」と言い張ります。車の助手席で重なりあっていて洋服もはだけているというのに……。加えて、夫もCちゃん側につくように「やっていない」と言い、なんとエコさんに逆ギレ。「調子に乗るな!」と手を出そうとしてきました。 ただ、エコさんはこのようなことは想定済。こんなこともあるだろうと、友人Aちゃんに子どもたちのことと、もしものときがあれば通報するようにと依頼していたのでした。その言葉に、おとなしくなった夫とCちゃん。エコさんはそのまま2人を車に乗せ、帰りながら3人で話をすることとなりました。 悪びれる様子のない2人を目の前にしての車中は息苦しそうでもありますが、ここが踏ん張りどころなのかもしれません。エコさんには、負けずに2人と話をしてほしいですね。 エコさんのマンガは、このほかにもInstagramやブログで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪ ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター エコ
2023年07月25日主人公のヒヨリさんは、夫・ユウマと娘・メイの3人で幸せな生活を送っていました。しかし、夫の不倫が発覚。その不倫相手はまさかの娘が通う幼稚園の先生でした。ヒヨリさんは弁護士を介して双方に慰謝料を請求し離婚。そして、実家で新生活がスタートしたのです。しかし、離婚までの道のりは険しく壮絶な日々でした……。義母が幼稚園からメイを無断で連れて帰ったことを知り、ヒヨリさんは母とともにメイを連れ戻しに義父母の家へ。ところが義母はメイを無断で連れ帰ったことへの謝罪もなく、それどころかヒヨリさんのせいでこんな状況になっていると言い出したのです。義母の身勝手な言い分に我慢できなくなったヒヨリさんの母は怒りをあらわにして義母に反論します。どれだけ話しても話の通じない義母。ヒヨリさんもいよいよ耐えきれなくなり、無理矢理にでもメイを連れて帰ろうとします。するとそこに騒動を聞きつけた義父が現れ、落ち着いて事情を聞かせてほしいとその場を一旦は収めますが……。 「この人たちは…何を言っているの…!?」 義父は、ヒヨリさんから現状の説明を受けますが、義母のいきすぎた行動に大して驚きもしません……。 一向に非を認めない義母に代わり謝罪をする義父ですが、そんな義父もまた、ヒヨリさんに夫婦関係の修復を要求。 最終的には義母と同じく「メイのことを一番に考えて離婚すべきでない」と言い出したのでした……。 息子の過ちを「誰にだってある」と言い「今の若い人は辛抱が足りない」と話をすり替え、ヒヨリさんに責任転嫁をし始めた義父。視野が狭くなっているのはヒヨリさんではなく、義父母のほうではないでしょうか。 結局は、どれだけ悪いことをしたと分かっていても、親は親。自分の息子が一番かわいいのかもしれませんね。 ただ、自分の息子のことを本当に思うのであれば、息子が犯した過ちを認め、一緒に反省することも親の役割ではないのかなと思います。 作画:Sumi著者:ライター ひより
2023年07月24日✅【漫画】夫のスマホに届いたLINE。サオリって誰?『バイバイ!クソ旦那』無料イッキ読み!毎日仕事で帰りが遅く、家事も育児も協力的ではない夫。パートとワンオペ育児の日々に、妻は疲れ果てていました。夫のスマホからSNSの通知音が。ふと画面を見てみると……。夫が浮気をしている証拠を見つけてしまいます。夫の浮気に悩んで睡眠不足になり、パートでもミスが続く日々。心配してくれたパートの先輩に、思い切って浮気の相談をすると……。後日、また浮気相手から夫に連絡が。内容をチェックしようとスマホを見るも、ロックがかけられていました。夫を許すことも別れることもできず、浮気を黙認する日々。ついに、妻の体が悲鳴を上げます……。✅【漫画】突然の吐血、そして入院。もう限界なんだよ『バイバイ!クソ旦那』無料イッキ読み!ストレス性の胃潰瘍になった妻は、本格的に浮気の証拠を集めることを決意します。パートの先輩に相談すると、探偵事務所を紹介してもらえました。探偵に依頼した夫の浮気調査の結果はというと……。ここでついに、夫の浮気相手であるサオリの正体も明らかになります。数日後、息子が体調を崩してパートを早退することになった妻。念のため次の日もパートを休んで息子の様子を見ます。息子の元気な姿に安心していると……。なんと、浮気相手と自宅で鉢合わせしてしまいます。妻がパート中、自宅に浮気相手のサオリを連れ込んでいた夫。このサオリがとんでもない悪女で……。浮気相手と直接対決、壮絶な修羅場の結末は――。続きはこちらからお楽しみください。✅【漫画】この女、この家に来るの初めてじゃない⁉ サオリの宣戦布告『バイバイ!クソ旦那』無料イッキ読み!----------------------------ご協力:マリコさんInstagram:@kusodan_gotohellブログ:され妻つきこブログ|アラサーママのサレ妻経験録※LINEでブログの更新通知を受け取る---------------------------(文:マイナビ子育て編集部)<<『バイバイ! クソ旦那』をすべて読む>>
2023年07月08日✅【漫画】うちの夫は金曜日に「りーちゃん」の家に行く。『夫の不倫で家族崩壊』無料イッキ読み!大学の同級生だった夫と結婚して早2年。共働きの二人の夫婦生活はというと……。家事を一切手伝わない夫のせいで、余裕のない日々を過ごしていました。さらに追い打ちをかけるのが、定期的にかかってくる義母からの電話。孫の催促にプレッシャーを感じていました。そんなある日、高校の友人が彼に浮気されたことを知ります。その話を聞いた妻は、出来心で夫のスマホをチェックすることに。なんとSNSに怪しいやりとりがあるのを発見して……。夫はりーちゃんと呼ばれる女と、頻繁に会っていることが発覚します。✅【漫画】不倫夫の外泊前日、妻がカバンに仕込んだものは……『夫の不倫で家族崩壊』無料イッキ読み!さらに夫のSNSを盗み見ると、浮気相手と月曜日に会うことがわかりました。妻は浮気の証拠を掴むため、ある準備をして……。そして迎えた月曜日。位置情報アプリから、夫と浮気相手の密会現場である駅が判明します。そんな中、義母から年末の食事会のお誘いが。両家が集まる食事会に、妻は参加しづらい理由があって……。実は数年前、母が再婚。血のつながらない父と姉がいる妻。両家の食事会には、もちろんその義姉も参加していました。そんな義姉に何気なく住んでいる場所を尋ねると……。夫の浮気相手は義姉なのか疑惑が深まる中、妻のもとに1通のDMが届きます。このDMは義姉から? それとも……。夫の不倫は両家を巻き込んだ大騒動へと発展します。負の連鎖は続いてしまうのか――。続きはこちらからお楽しみください。✅【漫画】不貞行為に耽る2人の寝室にカメラを構えて突入。証拠動画、撮ったるわ『夫の不倫で家族崩壊』無料イッキ読み!アクセス上位の話題作、全話無料でイッキ読みができます!✅【漫画イッキ読み】こんな夫、もういらない。『バイバイ!クソ旦那』✅【漫画イッキ読み】夫の不倫相手は義理の姉だった。『夫の不倫で家族崩壊』✅【漫画イッキ読み】妻が妊娠しても不倫をやめない夫が憎い『社内不倫の果て』----------------------------ご協力:サレ妻されみさんInstagram:@saredumasaremiブログ:され妻つきこブログ|アラサーママのサレ妻経験録※LINEでブログの更新通知を受け取る---------------------------(文:マイナビ子育て編集部)<<『夫の不倫で家族崩壊』をすべて読む>>
2023年07月02日自称・元サレ妻で、現在シングルマザーのマチさん。ブログのフォローワーさんのエグいサレ体験談をマンガで紹介しています。ついに夫が浮気を白状。妻は不倫相手に電話し、会いに行くことを告げました。その前に夫と話そうとしたとき、長男・次男が部屋に入って来て家族会議に。次男が夫のモラハラを指摘すると、夫は怒りだし……。★前の話夫は「離婚したくない」と「被害者の会会員番号……」言いながら部屋にはいってきた長男と次男。ここから長男が座長になり、今後のついての話し合いが始まりました。次男が「お父さんのモラハラは目に余るものがある」と言うと、夫は「俺が?」と怒りだしたのですが……。次男が「お父さんのモラハラは目に余るものがある」と言うと、怒りだした夫。自分がモラハラをしていたことに、まるで気付いていないようでした。長男が「で、お父さんはどうしたいの?」と聞くと、「離婚したくない。相手とは別れるから」と言う夫。「別れるなんて当たり前だろ」と息子たちに失笑され、「きちんと話して別れてきます」と小さくなっていました。長男が「2人で話すのはもうダメだよ。週末俺らが行って話してくるから」と否定すると、「それだけはやめてくれよー」とまだ抵抗を続ける夫。しかし、「何言ってんの? 無理だよ」とバッサリ却下されていました。-----------------------まるで「家長」のような感じで、すごく頼りになる長男ですね。今まで子どもにもモラハラをしてきた夫には、もう誰も味方をしたくないのでしょう。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。著者/マチブロガー。フォロワーのエグいサレ体験談、トラブル体験談をマンガで紹介している。貯金と節約が趣味。
2023年06月27日浮気の前科がある夫には「GPSつけようか?」(※画像は藤本美貴さんオフィシャルブログより)YouTubeの人生相談動画が評判の藤本美貴さん。夫の浮気や不倫を疑い動揺する女性たちの悩み相談に、親身になって応えました。第一子妊娠・出産のタイミングで浮気をされたことがあるという女性は、夫婦関係を再構築して第二子を妊娠中ですが、またしても夫への不信感を抱くような出来事が。残業で帰りが遅くなると言っていたはずの夫がなぜか実家でくつろいでいる姿を目撃してしまったのです。夫には「不安になるから嘘をつかないでほしい」と伝えたものの、疑心暗鬼になっているようです。藤本さんはこの場合、夫に対して「(あなたが浮気してないかどうか)見てますよ!」というアピールをした方がいいとアドバイス。電話やメールで「浮気してないでしょうね?」と何気なく聞いたりするのも良いのでは、としていました。もともと妻を不安にさせる原因を作ったのは夫なので、「GPSつけようか?」と言ってみるのもアリだそう。いずれにせよ自分はこういう気持ちなのだ、と伝えることが大切だといいます。続いて、絶対に不倫しないと思っていた夫に不倫疑惑が浮上したという妻のお悩み。不倫の証拠はなかったものの、怪しい行動をされたことがショックで情緒不安定に。どうすれば前向きになれるのか、藤本さんにアドバイスを求めています。これもやはり、「夫に自分の気持ちを伝える」ことが重要だと藤本さん。妻を不安にさせたのは夫なので、夫が妻の「不安な気持ちを毎回鎮めて」いく必要がある、と力説しました。さらに、夫が結婚後も女性と2人で飲みに行っていたことが発覚したという妻からの相談では、浮気などはなかったそうですが、夫は「疑われる人生に疲れた」と開き直るような発言。信じることができなくなった妻はモヤモヤしているようです。相談者の夫について、藤本さんは「自らポロリしてるってことは深い不倫とかではない」と予想。夫は本来隠しておくべきこともつい口を滑らせてしまうタイプではないかと推測して、「そういう人なんだ、って思うことも必要」だと諭しました。ただ、藤本さんも夫が女性と2人きりで飲みに行くことには否定的で、2人きりではなく、別の誰かを加えて「3人で飲んだらっていう提案」をしてみることを勧めていました。最後に、夫が他の女性に「ご飯行こう」とメッセージを送っていたことを知り、「離婚の言葉がよぎるくらい悲しい」という相談女性からの「どこから浮気ですか?」という問いかけを取り上げた藤本さん。藤本さんは、この件に関しては「浮気ではないと思う」と判断したといい、相談者の夫はフレンドリーなタイプで、誰にでも気軽にご飯の誘いなどをしているのではないかと分析。同時に、「ケータイは見るもんじゃない」「自分から(不安材料を)探しに行ってる」と、そもそも配偶者のスマホなどを見てもいいことはないと断言し、自ら不倫の証拠を嗅ぎにいって落ち込む必要はないと強調しました。ちなみに藤本さんは以前、同じ元モーニング娘。の紺野あさ美さんとコラボしたYouTube動画で、夫の庄司智春さんとお互いのスマホの暗証番号を把握していると明かしていましたが、それはお互いを監視しあうためではなく、外出するときもお互いに「どこに誰と行くよ」と報告しあっているといいます。また、夫にGPSをつけていてもまだ浮気の可能性が心配で不安を払拭できないという紺野さんに、藤本さんは「GPSで位置確認するのはうちの小学生と一緒」「(位置情報を)見てる暇なくない?」「嫁としてドシンと構えて」「バレた時は覚えとけよって」と、アドバイスを送っていました。✅【漫画】夫の不倫相手がまさかの人物だった…【衝撃】不倫の証拠はないけど他の女性と親密な夫……どう対処する?不倫とは、既婚者が配偶者以外と性的関係を結ぶこと。法律用語では「不貞」といい、民法では離婚の原因になると定められています。一方、プラトニック不倫とは、既婚者が配偶者以外の人と親密な信頼関係を結ぶことをいいます。肉体関係がないので、原則として「不貞」ではありません。しかし肉体関係よりも強い結びつきが感じられて、された側はショックを受けることもあるでしょう。プラトニック不倫は離婚理由になるのでしょうか。大前提として、夫婦が互いに離婚に同意すれば、どんな理由でも離婚はできます。しかし、どちらかが離婚を拒否し、裁判で離婚を争うとなった場合、「プラトニック不倫」のみを理由に離婚判決を得ることは、原則として難しいと考えてください。逆に、「プラトニック不倫の相手と一緒になりたいから、別れてほしい」と配偶者が言ってきても、拒否することができます。民法には「法定離婚事由」、要するに「離婚に相当する理由」は以下の5つであると定められており、要件のどれかを満たさなければ、原則として裁判で離婚は認められません。民法770条夫婦の一方は、次に掲げる場合に限り、離婚の訴えを提起することができる一配偶者に不貞な行為があったとき二配偶者から悪意で遺棄されたとき三配偶者の生死が三年以上明らかでないとき四配偶者が強度の精神病にかかり、回復の見込みがないとき五その他婚姻を継続し難い重大な事由があるとき
2023年06月27日浮気・不倫調査や結婚信用調査、素行調査などを行うHAL探偵事務所は、探偵事務所に浮気調査を依頼した経験のある人を対象に、「浮気調査で判明したパートナーの行動」に関する調査を実施しました。■探偵事務所に調査を依頼し、明らかになったこととは?パートナーに浮気の疑いがあったとき、どうしたら良いのでしょうか。探偵事務所に調査を依頼するという方法もありますが、「探偵に依頼するなんて…」という人もいるかもしれません。しかし、個人で浮気現場を押さえるのは難易度が高く、確証がないまま問い詰めても、浮気を認めることは少ないのではないでしょうか。かといって、そのままの関係を続けていると浮気がエスカレートしていく可能性もないとはいえないでしょう。では、実際に探偵に浮気調査を依頼した人は、パートナーのどのような言動が決め手となったのでしょうか。また、浮気調査を依頼した人の中には、とんでもないようなエピソードを経験した人もいるかもしれません。そこで実施した今回の調査。浮気調査のどんな実態が明らかになったでしょうか。■なんで浮気調査を依頼した?決め手となったパートナーの言動とははじめに、探偵事務所に浮気調査を依頼した理由を聞きました。「探偵事務所に浮気調査を依頼した理由として近いものを教えてください(複数回答可)」と質問したところ、「素行を知りたいため(将来、浮気しそうなのかどうか)(42.6%)」と回答した人が最も多く、次いで「浮気をしているのか気になったため(42.5%)」「浮気や不倫をしている証拠を得たかったため(34.4%)」「交友関係を知りたいため(24.5%)」と続きました。次に、浮気調査を依頼することになった決め手やタイミングについて調査しました。「浮気調査を依頼する決め手となったのは、パートナーのどのような言動(またはタイミング)でしたか?」と聞いたところ、「スマホやSNSなどで連絡を取り合っていることがわかったとき(24.9%)」との回答が最多に。次いで「会話が少なくなった、帰宅時間が遅くなった、そっけない態度に変わったときなど(24.6%)」「他のパートナーと親密な関係があるという疑いが生じたとき(15.8%)」「別のパートナーと頻繁に会っている疑いがあったとき(13.9%)」「デートの機会(直接会う機会)が減ったとき(7.5%)」と続きました。パートナーが他の誰かと連絡を取り合っている様子が見られたり、自分への連絡が少なくなったと感じた時に、浮気調査に踏み切る人が多いようです。■探偵事務所選びのポイントは、「料金」「信頼性」「知名度」先程の調査で、パートナーが他の相手と連絡を取り合っていることがわかった際、調査依頼を決めたという人が多いことがわかりました。それでは、探偵事務所を選ぶ際にはどのようなポイントを重視したのでしょうか。「探偵事務所を選ぶ際、どのようなポイントを重視しましたか?(複数回答可)」と尋ねたところ、「料金(安さ、成功報酬などの料金体系)(40.9%)」との回答が最も多く、次いで「信頼性(協会加入など)(39.4%)」「知名度(事務所の大きさ)(35.0%)」と続きました。4割以上が料金を重視すると回答しています。その理由について詳しく聞きました。◇料金を重視している理由は?・空振りだったときの費用が痛いから(30代/女性/広島県)・時間が掛かれば高くなるため(40代/男性/福岡県)・料金が高すぎると依頼したくてもできない(40代/女性/佐賀県)・なるべく費用はかけたくない(50代/男性/秋田県)などの回答が寄せられました。浮気調査はしたいけれども、できるだけお金をかけたくないと考える人が多いことが浮き彫りになりました。■依頼すると、どの程度浮気を調べることができる?ここまでの調査で、探偵事務所は料金を重視して選ぶ人が多いことが明らかとなりました。では実際に探偵事務所に浮気調査を依頼した結果、どこまで浮気が判明したのでしょうか。「探偵事務所に浮気調査を依頼したことで、パートナーの浮気はどこまで判明しましたか?」との質問では、「ほぼすべてが明らかになった(28.7%)」「ある程度は明らかになった(55.6%)」と8割以上が、探偵事務所に浮気調査を依頼したことで浮気が明らかになったと回答しました。具体的にはどのようなことが判明したのでしょうか。◇浮気調査で判明したこととは?・同じ会社の人との浮気(30代/女性/東京都)・定期的に会っている証拠を得た(30代/女性/広島県)・他のパートナーとホテルに入った(40代/男性/岐阜県)・弟と浮気していることが判明した(50代/男性/富山県)浮気調査で判明したことについて、上記の回答が寄せられました。探偵事務所に依頼したことで確固たる浮気の証拠を掴んだ人が多いようです。■浮気調査で判明した、パートナーのとんでもない浮気エピソードとは?8割以上の人が、探偵事務所に浮気調査を依頼したことで浮気が判明したことがわかりましたが、浮気が発覚した際に、とんでもないエピソードはあったのでしょうか。◇パートナーのとんでもない浮気エピソードとは?・私の親友と浮気していた(30代/女性/群馬県)・結婚、出産後も元カレとつながっていて、定期的にあっていた、また子どもも元カレの子だった(40代/男性/千葉県)・ホテル代を経費で落としてた(20代/女性/福岡県)・ママ友と不倫してた(30代/女性/広島県)信じられないようなエピソードが実際にあることが明らかになりました。浮気をされた人は、大きなショックを受けたのではないでしょうか。■探偵事務所に依頼して良かった理由、最多は「浮気の実態が明らかになった」ここまでの調査で、浮気調査によって、パートナーのとんでもない浮気が明らかになった人は少なくないことが判明しました。では、浮気調査後に、パートナーとの関係はどうなったのでしょうか。「浮気調査のあと、パートナーとはどのような関係になりましたか?」と聞いたところ、「依頼前とほとんど変化なし(41.0%)」と回答した人が最も多く、次いで「関係を修復した(31.8%)」「別れた(離婚した)(27.2%)」と続きました。およそ6割が、パートナーとの関係に何らかの変化があったと回答しています。「結果的に考えた場合、探偵事務所に浮気調査を依頼して良かったと思いますか?」と質問したところ、「とても良かったと思う(35.1%)」「ある程度は良かったと思う(51.2%)」と8割以上が探偵事務所に浮気調査を依頼して良かったと回答しました。その理由はどのようなものでしょうか。「どのような点が良かったと思いますか?(複数回答可)」と聞くと、「浮気の実態が明らかになったこと(証拠を得たこと)(44.8%)」との回答が最多となりました。次いで「気持ちが整理できたこと(35.8%)」「もやもやしているままより一歩前進できたこと(32.8%)」「浮気の疑いが晴れたこと(28.6%)」「きちんとパートナーと話し合いができたこと(14.7%)」と続きました。客観的な事実が明らかになったことにより、気持ちの整理がついたり一歩前進できたりできたことを満足に感じている人が多いようです。■調査によってパートナーのとんでもエピソードが明らかに今回の調査で、8割以上の人が、探偵事務所に浮気調査を依頼したことで浮気が明らかになったことが判明しました。浮気調査によってパートナーのとんでもない浮気が明らかになった人も多いようです。また、8割以上の人が探偵事務所に浮気調査を依頼して良かったと回答。事実が明らかになったことによりパートナーとの関係性を見直し、前進できたというのがその理由として挙げられています。パートナーの行動が怪しい、気になるという人は探偵事務所に相談してみるのも良いかもしれませんね。■調査概要「浮気調査で判明したパートナーの行動」に関する調査【調査期間】2023年6月1日〜6月5日【調査方法】リンクアンドパートナーズが提供する調査PR「RRP」によるインターネット調査【調査人数】1,017人【調査対象】調査回答時に探偵事務所に浮気調査を依頼した経験があると回答したモニター【モニター提供元】ゼネラルリサーチ【引用元】HAL探偵事務所【出典元】(エボル)
2023年06月26日✅【漫画】こんな時間に女の子からLINE? 問いかける妻にブチギレた夫『社内不倫の果て』無料イッキ読み!5歳年上の夫と、職場恋愛を経て結婚。交際当時は従業員が少なく、二人は職場に付き合っていることを秘密にしていました。そんな中、二人は他店にヘルプに向かうことになります。ここの女性スタッフミホとの出会いが、後に壮絶な修羅場を巻き起こすことになるなんて……。ミホはなぜか夫を気に入り、なれなれしく絡んでくることが増えていきます。結婚後も、管理職である夫は相変わらず帰宅が遅い毎日。そんなある日、偶然夫のスマホを見てしまい……。ミホと連絡を取っていることを問い詰めると、夫から信じられない一言が……。それからしばらくして、妻は会社で一人しか選ばれない賞を受賞します。喜んでいる妻の横で、夫はミホに優しい声をかけながら……。✅【漫画】妊娠できないのは夫の精子に理由があった……『社内不倫の果て』無料イッキ読み!夫とミホとの関係を疑い始めた妻。ロックのかけられたスマホの中を見てみるとそこには……。数年後、二人は待望の赤ちゃんを授かります。しかし、つわりに苦しむ妻の心配すらしない夫。その時、鳴り響くスマホの通知音に胸騒ぎを覚えて画面を見ると……。SNSのやりとりをチェックすると、相手はやっぱりミホでした……。さらに夫はミホにごはんを奢るために、貯金に手を出していたことが発覚。ついに我慢できなくなり、妻は夫を問い詰めます。浮気の件やこれまでの不満を夫に伝えると、夫は改心したようで……。夫は妻の目の前で、ミホの連絡先を消してくれました。夫の態度も変わり、妻は安心して出産のため実家に里帰りします。しかしある時、忘れ物を取りに二人の家に帰ると……。明らかに誰かと食事したと思われるレシートが見つかります。まさかミホとまた?次々と浮かび上がる疑惑がつながっていって……。続きはこちらからお楽しみください。✅【漫画】妊娠中に不倫、しかも積立預金を勝手に崩してた⁉ 絶対に許さない『社内不倫の果て』無料イッキ読み!アクセス上位の話題作、全話無料でイッキ読みができます!✅【漫画イッキ読み】私と娘のいない一晩の間に、娘の先生を家に連れ込んだ!?『娘の先生との最低な不倫』✅【漫画イッキ読み】夫の不倫相手は……私の大学時代の友達だった『夫の不倫相手は友達でした』✅【漫画イッキ読み】汚れたベビーグッズを贈られて!? この義母、ヤバすぎる……『害悪! 過干渉義母』----------------------------ご協力:ユリさんInstagram:@saredumatsukikoブログ:され妻つきこブログ|アラサーママのサレ妻経験録※LINEでブログの更新通知を受け取る---------------------------(文:マイナビ子育て編集部)<<『社内不倫の果て』をすべて読む>>
2023年06月24日