俳優の長谷川博己が主演を務める、TBS系日曜劇場『アンチヒーロー』(毎週日曜後9:00)の第3話、28日に放送される。日本の刑事裁判での有罪率は99.9%と言われている。主人公の弁護士は、残り0.1%に隠された「無罪の証拠」を探し依頼人を救う救世主のような人間ではない。たとえ、犯罪者である証拠が100%揃っていても無罪を勝ち取る、「殺人犯をも無罪にしてしまう」“アンチ”な弁護士。ヒーローとは言い難い、限りなくダークで危険な人物だ。本作は「弁護士ドラマ」という枠組みを超え、長谷川博己が演じるアンチヒーローを通して、視聴者に“正義とは果たして何なのか?”“世の中の悪とされていることは、本当に悪いことなのか?”を問いかけ、スピーディーな展開で次々に常識を覆す。正義と悪が入れ替わり、善人が悪人になってしまう。まさにバタフライエフェクトのような、前代未聞の逆転パラドックスエンターテインメントを届ける。■第3話のあらすじ明墨(長谷川博己)が弁護するのは、政治家の息子の暴力事件。担当検事は緑川(木村佳乃)。権力への忖度、司法の膿を“アンチな弁護士”明墨が斬る!この男の真の目的は一体…?
2024年04月28日不倫をした経験がある女性に話を聞くと、「不倫なんてしなければよかった」と語る人は珍しくありません。不倫によって多くのものを失った…というのはよく聞く話ですが、それだけでなく、一生消えない心の傷を負うこともあるようです。不倫経験のある女性に聞いたエピソードを紹介します。心の傷が一生癒えない「20代の時ずっと不倫していましたが、5年前に別れました。妻と離婚して私と一緒になる約束だったのに、結局妻が妊娠して、私はあっさり捨てられたんです。私はてっきり彼が結婚してくれるものと信じて待っていたし、『早く子どもが欲しいね』と話していたんです。それなのに妻との間に子どもを作るなんて…。完全に男性不信になってしまい、いまだに立ち直っていません。このまま一生誰のことも好きになれない気がしています」(あすか/35歳)既婚男性がよく言う「いつか妻と離婚する」という言葉を鵜呑みにしてはいけません。待ち続けた結果捨てられてしまい、貴重な時間を無駄にしてしまった…という女性が多いです。また不倫はドラマティックな分、別れた後の心の傷もそれなりのもの。不倫相手と別れて何年も経っているのに、心に負った傷がなかなか癒えないということがあるようです。不倫相手の子どもを出産「不倫相手との間に子どもができて出産し、今はシングルマザーです。子どもを産んだことは全く後悔していませんが、まさか子どもには『あなたのパパは不倫相手だったの』とは言えないので、この先も一生隠し続けないといけません。実は最近、ママ友の間で、私が昔不倫をしていた過去が噂になっているみたいで…。将来、子どもが周りから何か言われるようなことがあったらどうしよう…と不安です」(奈緒/36歳)不倫をしていた過去が一生つきまとい、苦しめられるケースもあります。子どもには何の罪もないので、絶対に子どもを傷つけることのないようにしてほしいですよね…。また不倫相手の子どもを妊娠した女性の中には、究極の選択を迫られ、子どもを諦めなくてはならなかった人もいます。そうなると一生消えない心の傷を負うこととなってしまいます。不倫相手の妻に恨まれて…「以前、既婚男性と付き合っていたことがあります。将来がないことはわかっていたので、私も本気というほどではありませんでした。ところが別れた後に、なぜか不倫が彼の奥さんにバレてしまったんです。インスタのアカウントも突き止められてしまい、その後、妻からストーカーレベルの大量のDMが毎日送られてきました。さらには、私の知人のアカウントにもDMして、私が不倫していたことをバラしていたみたいです。もう彼とはとっくに終わっているのに、あまりにも妻の執着心がすごいので、私もメンタルにダメージを受けてしまいました…」(瑠衣/32歳)不倫は、関係が終わってしまえばなかったことにできる…と思ったら大間違い。例え過去のことだとしても、妻からすると許し難いでしょう。不倫を知った妻が、不倫相手の女性に復讐しようとするケースも決して珍しくありません。このように、一度不倫をしてしまうと、別れた後も永遠に過去に苦しめられるケースが後を断ちません。時計の針を巻き戻すことは絶対にできないので、「不倫なんてしなければよかった」とどんなに悔やんでも、過去は変えられないのです。やはり安定した幸せを手に入れるためには、既婚者ではなく、普通の男性と恋愛をするべきです。©Marco/Adobe文・小泉幸
2024年04月27日自分の夫が不倫している、そして不倫相手の誕生日を祝おうとしていると知ったら、腹が立ちますよね……。ということで今回は、不倫女の誕生日に復讐した話を紹介します。夫と不倫相手が泊まるホテルを予約し、両親を連れて行った「夫が不倫していると知りショックでした。しかも夫は不倫相手の女の誕生日を祝おうと、なんと私たち夫婦が記念日によく利用する高級ホテルに泊まるようで、怒りで爆発!そこで私は、夫と不倫相手の女が高級ホテルに泊まる同じ日に、ウチの両親とそのホテルに泊まることにしました。夫がどの部屋に泊まるか、どのレストランを予約しているかまで知っていたので、夫たちの部屋の隣を予約し、レストランも夫たちと同じ時間を予約しました。で、不倫相手の女の誕生日当日、夫と不倫相手とホテルで偶然を装い遭遇し、当然ですが2人とも気まずそうな顔をしていましたね(笑)。私たちが隣の部屋にいることを知った夫は泊まるのをあきらめたみたいです。そりゃそうですよね」(30代女性)▽ 奥さんの両親が、いったいどんな気持ちで義理の息子の不倫現場を見ていたのか……気になりますね。
2024年04月17日被告人を「死刑」にするか、それとも「死刑回避」か。観客一人ひとりに被告人の命が委ねられます。一般社団法人リーガルパーク主催の参加型裁判演劇「極刑」横浜公演が、2024年6月1日(土)に横浜 人形の家「あかいくつ劇場」にて開催されます。昨年1月と9月に東京で開催された公演の好評に伴い、初の東京以外での開催となります。11月16日(土)には、松本公演(長野県)でも開催を予定しております。横浜公演のチケットは、カンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて発売中です。カンフェティにてチケット発売中 公式ホームページ 参加型裁判演劇とは?参加型裁判演劇とは、参加された観客全員で判決を考えていただく、日本初の体験型演劇です。裁判所から裁判員候補者として呼出されたという設定なので、会場にお越しいただいた時からすでに演劇に参加しているのです。開演後に行われるくじ引きで6名の裁判員が選出され、裁判官と並んだ席に座り、被告人や証人に直接質問。審理終結後、別室に移り評議して判決を下してもらいます。選出されなかった観客の皆様も、スマホから質問、評議、評決を投票します。まさに裁判員裁判をリアルに体験していただきます。その日の参加者、そして誰が裁判員に選出されるかによって、毎回毎回、裁判の進行と判決が変わります。裁判員制度とは?裁判員制度は、平成21 年5 月21 日に始まりました。この制度は、司法に市民が参加するものとして、国民の中から選ばれる裁判員が重大な刑事裁判に参加する制度です。裁判員は,法廷で行われる審理に立ち会い、裁判官とともに被告人が有罪か無罪か、有罪の場合にはどのような刑にするのかを判断します。そして、制度開始から15年目を迎えた令和5年から、18歳の高校生も裁判員対象者となりました。そこで、改めて裁判員制度の意義を問うとともに、裁判員に選ばれたときの心構えを持ってもらおうと、この参加型裁判演劇を企画しました。「極刑」のここが面白い!◆観客のあなたは、全員1裁判員として裁判に参加します!リアルな裁判に沿って劇は進行し、実際に自ら判決を判断していただくため、日常の生活ではなかなか体験できない空間に誘います。◆裁判員に選出された観客は、舞台上の被告人や証人に直接質問する機会があります!劇中の裁判の流れが、あなたの質問によって大きく変わる可能性も!その日参観した観客により、毎回裁判の進行や判決が変わる。それが参加型裁判演劇「極刑」の特徴の1つです。◆演劇の間、観客の皆さまは自身のスマホで専用のチャットに投稿できます。粛々と進行する裁判の傍らで、リアルタイムで質問や意見交換を行っていただきます。自分と違う様々な意見や感想に触れながら、自分の考えを形成していく経験ができる。これが参加型裁判演劇「極刑」の最も大きな魅力です。◆将来、いつ裁判員に選ばれるのかわからないなか、実際に選ばれて裁判に参加したときにどのような思考になりまた感情を持つのか。そういった経験をする貴重な機会になります。昨年公演の感想◆死刑や命について真剣に向き合う時間だった。自分は「死刑」やむなしと投稿ボタンを押したが、その後ズンと重くなる、恐怖のような感覚に陥った。(30代会社員)◆目の前で繰り広げられる裁判を見ながら、スマホにリアルタイムで流れてくる沢山のチャットを見られるのがすごく面白かった。(20代学生)◆たまたま選ばれた裁判員のメンバーがどんな考えを持っているのか。それによって判決が変わるということに、人が人を裁く制度の危うさと責任の重さを感じました。(40代主婦)◆自分がいつ裁判員候補者に選ばれるかわからないなか、この様に裁判員裁判を体験し、事件の判決について考える機会を得られたのは本当によかったと思います。もっと沢山の人に体験して欲しいと思いました。(50代自営業)ストーリー横浜市鶴見区で起きた強盗殺人事件被告人の佐瀬研一は、借金に追われ、かつて勤務していたホリカワ機械を訪れて経営者の堀川秀男に借金を申し込んだものの、拒絶された。被告人は、事務所の机の中にはいつも数万円の現金が置かれていることを思い出し、それを盗もうと決意した。深夜、ホリカワ機械の事務所に侵入し、金を探したが、秀男に見つけられた。被告人は、持っていたナイフで秀男を刺し殺し、さらに、物音に気付いて事務所にやってきた秀男の妻良子にも見つけられ、良子まで刺し殺した。この後、被告人は、引き出しにあった12万円入りの封筒を奪って逃走した。裁判において、検察官は死刑を求刑。弁護人は死刑を回避すべきと主張した。被告人、被害者それぞれがもつ背景。あなたなら、どう裁きますか。総合演出:弁護士 今井秀智元検察官、大学教員、(一社)リーガルパーク代表理事、法教育授業を行う傍ら、ドラマ等の法律監修を務める。公演概要参加型裁判演劇『極刑』参加型裁判演劇『極刑』-私が法廷に!?- 横浜公演公演日時:2024年6月1日 (土) 12:30 / 17:00※開場は、開廷の30分前です。会場:横浜人形の家「あかいくつ劇場」(神奈川県横浜市中区山下町18)■出演者検察官: 三咲 順子弁護人: 秋葉 陽司被告人: 東 虎之丞 / 井上 翔太被害者娘: 小口 ふみか被告人母: 真行寺 君枝裁判長:四宮 啓 / 今井 秀智■チケット料金前売 一般:5,000円、学生:3,000円当日 一般:6,000円、学生:4,000円(全席自由・税込)※ご来場の際、学生証等の提示をお願いします。■関係団体主催:一般社団法人リーガルパーク共催:株式会社アゴラ・ステーション協力:株式会社タイプ・アール、株式会社アスコ後援:神奈川県教育委員会臨床法学教育学会、法と教育学会、龍谷大学犯罪学研究センター、一般社団法人刑事司法未来(CJF)、株式会社TKC、刑事弁護OASIS一般社団法人リーガルパークについて法やルールの意義を考える「法教育」に関する事業に特化した団体です。 全国学⽣法教育連合会(USLE)と連携し、⼤学⽣・法科⼤学院⽣を引き連れて、全国の⼩・中・⾼校で模擬裁判や模擬投票等の法教育授業を展開しています。「憲法マップ」等の教材開発や、講演会・セミナーも手がけております。【法人概要】一般社団法人リーガルパーク本社所在地:東京都渋谷区東3丁目25番3号 203号室代表理事:今井秀智事業内容:■学校教育事業(⼩・中・⾼校)■企業・法人向け事業■教材・商品開発■法律監修事業HP: 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2024年03月27日今回は『友人の母親と裁判した話』を紹介します。友人の母親は「甲殻類アレルギーは嘘」ととんでもない持論を展開しました。さらに「親ならそれぐらいのこと調べたらどうです?」と主人公の母親に対して挑発的な言葉を投げかけてきたのです。母親は腹を立てつつも、そのことについて父親に相談することにしたのでした。前回のあらすじ次回予告友人の母親に対し、裁判することを決意した両親。まさかの事態に主人公は驚愕してしまいます。すると母親は「あなたは自分の命より大切」と言い、主人公に思いを語ったのでした。※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点でのものになります。※こちらのお話は体験談をもとに作成しています。(愛カツ編集部)
2024年03月12日20代の頃に社内不倫をしていた不倫相手と、再び同じオフィスで働くことになった美咲さん(仮名)。夫には不倫を隠しきっているものの、元不倫相手からしつこく復縁を迫られ、過去の過ちのせいで苦労する日々を送っているそうです。メンタル心理カウンセラーの並木まきが、過去の不倫のせいで今の生活に不安を抱いている30代女性のエピソードをお届けします。過去の不倫を隠すために、元不倫相手の連絡を無視できない日々美咲さんは、元不倫相手である田中さん(仮名)から復縁を迫られた際に、「今は夫が一緒に住んでいるから無理」と跳ねのけたそう。しかし、その後もオフィスにいるときに田中さんからやたらと視線を感じるようになったり、社内チャットが頻繁に届いたりして、どう対応すればいいか困ってしまっていたとのこと。過去の不倫を絶対に周囲にバラされたくない美咲さんは、田中さんを完全に無視することもできず、付かず離れずの距離感をキープするために苦心していたと語ります。「田中さんを逆上させて、不倫をバラされたら仕事にも家庭にも影響が出るので、それだけは絶対に避けたかったんです。だから、ときには彼の発言に対して、私が思わせぶりな態度をとることもありました。そんなことをしているうちに、ある日彼に自宅の最寄り駅で待ち伏せされてしまって…。さすがにこれはまずいと思いました。私の自宅近くにまで来るほど思い詰めているなら、今きちんと話そうと提案したのですが、田中さんは話を聞いてくれなくて。だから仕方なく『もうあなたと関係を持つことはできない』と、改めてはっきり伝えたんです」すると、田中さんは大声で「あんなに俺のことが好きだって言ってくれていたのに!」と叫び出したとのこと。周りに人がいる場所でいきなり感情的になっている姿を見て、美咲さんはしばらく唖然とした状態に。すると、突然背後から夫が現れ、「どういうことだ?」と声をかけられてしまったのだとか…。夫と元不倫相手が鉢合わせ「その日は雪が降る予報だったので、なんと夫は私を駅まで迎えに来てくれていたんです。まだ夫は駅に到着していないと思っていたんですが、実はもう着いていて、私が見知らぬ男性と会っている様子だったのでこっそり見ていたらしいです。かなりヤバい状況だと思ったので、田中さんを置き去りにする形でその場をいったん離れ、夫婦で家に帰りました。夫から『あいつは誰なんだ?』と聞かれたので、元不倫相手とは言わずに、昔付き合っていた元彼だと説明しました」最初は疑っていた様子の夫も、今までに密会の気配がなかったことや駅での二人の様子から、いったんは美咲さんの潔白を信じてくれたとのこと。しかし、本当に「元彼」でしかないのかを怪しまれる日々が続いているそうです。「田中さんは、夫と鉢合わせてからようやく大人しくなりました。しかし、夫はやっぱり私と田中さんの関係を疑っているみたいです。独身時代に付き合っていた元彼が同じ職場にいるなんて話はしたことがなかったので、腑に落ちないところがあるのでしょう。今は、不倫の過去をとにかく知られないように気をつけていますが、田中さんが暴走すれば職場にバレるのは時間の問題ですし、いつ夫に不倫がバレるか毎日恐ろしくてたまりません」過去のあやまちだと考えていても、家族を裏切った事実が発覚すれば、家族仲に影響が及ぶのは必然と言えます。「絶対にバレない」という自信があったとしても、不倫をするべきではないのは言うまでもありません。©polkadot/Adobe Stock ©ARAMYAN/Adobe Stock文・並木まき
2024年03月10日米ミズーリ州セントルイスで、元中学校長が不倫関係にあった教師を殺し屋に依頼し殺害させた事件の裁判が行われた。KMOVなどが報じている。中学校の校長を務めていたコーネリアス・グリーン被告は’16年、小学校教諭のジョセリン・ピーターズさんの殺害を友人のフィリップ・カトラーに依頼。既婚者だったグリーン被告はピーターズさんと不倫しており、’15年にピーターズさんが妊娠したことをきっかけに彼女を始末する計画をカトラーと練っていたという。’16年3月7日、グリーン被告はカトラーに報酬の2500ドルを郵送。同月22日にシカゴへ移動しアリバイを作った上で、翌日カトラーにピーターズさんを射殺させた。この日の夜、グリーン被告はピーターズさんのアパートに立ち寄って遺体を“発見”し、警察に通報。それから約6年後の’22年3月、グリーン被告とカトラーはピーターズさんと胎児の命を奪った嘱託殺人罪及び嘱託殺人の共謀罪で逮捕、起訴された。今年2月末に連邦裁判所で行われた裁判で、グリーン被告は両方の罪を認め、検察側と弁護側も終身刑で合意したという。判決は後日言い渡される。
2024年03月04日既婚男性と恋に落ちた女性が、不倫相手を妻から略奪するケースは珍しくありません。しかし、果たして不倫からの略奪愛は本当に幸せになれるのでしょうか?今回は不倫を経て略奪に成功したという女性たちに話を聞きました。略奪したものの「こんなはずじゃなかった」と後悔しているエピソードを紹介します。前妻や子どもと一緒にお泊まり旅行「会社の先輩と3年間不倫をした末、彼が離婚して私と再婚。3年も待たされたのでようやく幸せになれると信じていました。でも前妻との間に子どもがいるので、子どもに会うため、月に一度は前妻の家に行くんです。仕方ないと言い聞かせて我慢していましたが、ついに先日、前妻と子どもと一緒に、泊まりで旅行に行きたいと言いだして。さすがに嫌でモヤモヤしています。この先私との間に子どもができたとしても、前妻との関係は変わらないのかな?とか、先のことまでいろいろ考えてしまい、気分が重いです」(瑞樹/30歳)子どもがいる男性と不倫していた場合は、前妻と離婚さえすればそれで終了…というわけにはいかないかもしれません。離婚しても子どもであることには変わりませんし、その母親の存在を無視することはできないでしょう。自ら妻子のいる男性を好きになって不倫に手を出したのですから、それなりの覚悟は必要です。「一度浮気した男は繰り返す」と脅されて…「不倫相手が最近、妻と離婚したんです。私との再婚を考えてくれているようですが、周りの友人が『一度不倫や浮気をした男は何度でも繰り返すから、気をつけたほうがいいよ』と脅してくるんです。彼は私よりも15歳年上で、前妻も彼と同い年でした。私に飽きたら、もっと若い女性に心移りするのかな?と不安になってきて。少しでも怪しい行動があると疑ってしまい、心が休まりません…」(悠美/26歳)一度浮気した男性が、必ずまた同じ過ちを繰り返すとは一概には言えないでしょう。しかし妻を捨てた過去があるのは事実。同じことが起こらないとは言い切れません。いずれにせよ、相手のことを信じられずに不安を抱えて過ごすのは決して幸せではないでしょう。不倫相手が離婚した途端、豹変して…「既婚者の彼を本気で好きになって、彼が妻と離婚してくれるのをずっと待っていました。でも離婚した途端、彼がモラハラ男に豹変…。不倫をしていたときは、手に入らないものをどうしても手に入れたくて必死だったので、彼の本性が見えていなかったと思います。あるいは、モラハラのターゲットが前妻から私に移っただけなのかもしれません…」(レナ/30歳)不倫中の女性は、不倫相手を手に入れることがゴールになってしまいがち。そのため現実が見えていなかったり、相手の本性に気づけない場合があります。取り返しのつかない選択をしてしまうこともあるかもしれません。「不倫相手を略奪したものの、こんなはずじゃなかった…と後悔したエピソード」を紹介しました。妻から不倫相手を略奪して幸せを手に入れようとしても、一筋縄ではいかないこともあるようです。因果応報という言葉の通り、誰かを不幸にしたぶん、その報いは受けなくてはならないのかもしれませんね。©kei907/Adobe文・小泉幸
2024年02月10日不倫を繰り返す夫への仕返しとして、自分も不倫を始めた紗季さん(仮名)。しかし紗季さんの不倫中に、夫も新たに不倫をしていた事実が発覚。問い詰めたところ、夫はすでに紗季さんの不倫を知っており、「お前も不倫しているんだろう?」と開き直ったのです。その後、夫婦関係は思いもしなかった方向へと進んでいったそう…。心理カウンセラーの並木まきが、30代女性の不倫による転落劇をお届けします。夫から突然「離婚」の申し出「夫と私は、このままお互いに不倫を公認する関係になっていくのかな、と思っていました。しかし夫はいきなり、『もうこうなったら離婚しようよ』と、まるで週末にどこかに出かけようというような軽い口振りで提案をしてきたんです。まさか夫から“離婚”という言葉が出るとは思っていなかったので、この時点でかなり動揺しました」自分も不倫をしている立場なので、夫の新しい不倫を追求することができない紗季さんは、夫の言い分をまずは聞いたとのこと。夫は「もともと夫婦としてしっくりこないから、俺は浮気を繰り返した」、「君が不倫をするほど好きな人ができたなら、俺ではなくその人と幸せになってほしい」と言ってきて、強い離婚の意思を示したそうです。「最初は冗談かと思っていましたが、話を聞いているうちに夫は本気で離婚をしたいのだと感じました。だけど私の不倫は、夫への腹いせから始まったもので本気ではなかったので、夫に離婚をされたら困るのは私です。ここまで事態が悪化して初めて、私は自分がとんでもないことをしてしまったのだと気づきました」結婚してからパートや派遣社員で短期の仕事しかしてこなかった紗季さんは、離婚をしても自立をするだけの経済力がなく、夫と離婚をすれば生活への不安が強かったとのこと。しかし夫は、紗季さんの言葉にはまったく耳を傾けることなく「夫婦双方が不倫しているんだから、もうとっくに家庭崩壊だ」「頼むから離婚してくれ」の一点張りだったとか…。“腹いせの不倫”という理屈は通用しなかった「夫に対して『私の不倫は、あなたへの腹いせで本気ではない』と何度伝えても、夫の離婚意思が変わることはありませんでした。今思えば、夫は本当に家庭にうんざりしていて、息抜きのために不倫を繰り返していたのかもしれません。私が不倫をしていたことで、やっと離婚できる口実ができたとでも思ったのかというくらい、離婚と言い出してからの展開は早かったのです…」最後まで紗季さんは離婚に抵抗したそうですが、夫の提案した離婚条件をのむ形で協議離婚が成立。慰謝料はなく、婚姻期間に応じた財産分与のみでした。「財産分与のお金で、なんとか新生活の準備はできましたが、結婚してからずっとキャリアを中断していた私は、就職も思うようにいかず今もアルバイトをしています。あのとき、自分が腹いせで不倫をしていなければこんなことにはなっていなかったはずだし、夫だって再び不倫をすることはなかったかもしれません。夫婦関係を完全に壊す引き金を引いたのは、私なんだと思うと悔しくて仕方ありません。人づてに聞いた話では、夫も再婚はしていなくて、家事ができないので独り身で大変そうと聞いてはいます。私が不倫さえしなければ、夫婦の再構築だってできたかもしれない…と後悔しています」不倫のきっかけが“腹いせ”だったとしても、不倫は許されることではありません。夫婦としてこれまで築き上げてきたものを一瞬にして破壊してしまうほど、不倫には強い破壊力があるのです。©健二 中村/Adobe Stock ©takasu/Adobe Stock文・並木まき
2024年01月07日元妻の不倫をきっかけに離婚をした祐介さん(仮名)。祐介さんに新しいパートナーができて同棲をし始めた途端、元妻は子どもたちとの面会交流を拒否するようになりました。その後、面会交流調停を行い無事面会ができるようになったのですが、子どもたちとの交流時にトンデモなことが起こります。そのリアルな模様を私、野々原なつめが紹介します。【実は身近にある不倫】【実は身近にある不倫】大勢の人の前で子どもに「不倫野郎!」と叫ばれる!?面会交流調停を終えて子どもたちと面会できるようになった祐介さん。ある面会の日、祐介さんは子どもたちを水族館へ連れていきました。たくさんの海の生物たちを見たり、魚のぬいぐるみを買ってもらって喜んでいた子どもたちでしたが、そこで事件は起こります。「水族館へ行ったのは日曜日で、家族連れやカップルで混み合っていました。そんな中、いきなり長男が『パパは不倫野郎だってママが言ってたよ。若い女の子を家に連れ込んだんだって。不倫野郎!不倫野郎!』と叫び始めたんです。不倫という意味もよくわかっていないようで、ふざけて『不倫野郎!』と叫び続けるんです。慌てて『そんなことしてないよ』と言ったのですが、360度周りの人たちからの冷たい視線が痛くて心が折れてしまいました」本当は元妻が不倫女なのに、祐介さんのほうが不倫男にしたてられていたのです。元妻は子どもたちに嘘を吹き込んでいました。「必死で否定しましたが、まさか子どもたちに『不倫をしたのはママのほうだよ』なんて可哀想で言えません。さらに長男は『君のママがあの元夫は不倫しそうな顔だよねって言ってたよ』と言うんです。ママ友にまで自分が不倫男にされていました。元妻とは家が近所なので偶然顔を会わすこともたまにありますし、子どもたちの友だちの親御さんとも会うことがあります。その人たちから自分は不倫男として見られているなんて…。パートナーと一緒に歩いているところを見られていたら、パートナーが略奪女と思い込まれているのが申し訳なかったです」長男はまだ小学3年生。最初、不倫という言葉はYou Tubeなどで覚えたのだろうと思った祐介さんですが、どう考えても元妻が不倫という言葉を子どもたちの前で発しているとしか考えられません。「それと、元妻を不倫で訴えて慰謝料を請求したことからなのか、長男は『ママが、パパがお金を取りにくるって言ってた』と言うのです。そんなことまで話しているのか思うと、子どもたちのことがとても心配になってしまいました」事実を捻じ曲げて子どもに信じ込ませているとんでもない元妻です。「元妻側の弁護士からは『面会交流以外の内容の連絡をしないこと』という封書が先日届きました。長男のスマホは、僕とLINEで繋がれないよう面会の際はロックがかけられています。長男は水族館で魚の写真を撮りたがっていたのですが、ロックがかかっていたため僕のスマホで撮影しました。面会後、元妻に『長男に転送してあげてほしい』と水族館での写真をメールしました。子どもたちに嘘を伝えていることは面会中におきたでき事なので、後日また抗議の連絡をしようと思っています」前回の面会でも祐介さんのことを「あの人はもう親じゃないからパパと呼ばずに『鈴木さん(仮名)』と呼びなさい」と言われていた子どもたち。次の面会でも子どもたちを利用して何か嫌がらせをしてくるのではないかと祐介さんは浮かばない表情をしています。子どもたちに父親のことを悪く吹き込むのは心理的虐待にも繋がります。今後の面会がうまくいくことを願うばかりです。©Владимир Солдатов/Adobe取材、文 野々原なつめ
2023年12月03日妻に不倫されて離婚した祐介さん。しかし、祐介さんが新しいパートナーと同棲をし始めた途端、元妻は子どもたちとの面会交流を拒否。祐介さんは面会交流調停を起こし、面会に関するルールが決まりました。ようやく子どもたちとの面会が決まった祐介さんでしたが、久しぶりの面会はトンデモだらけでした…。その模様を私、野々原なつめがお届けします。【実は身近にある不倫】【実は身近にある不倫】面会交流時に「パパ」と呼ばれない?!不倫裁判が終盤を迎えた頃、祐介さんは、子どもたちとの面会交流が再開となりました。実に1年半ぶりだったのですが、蓋を開けてみるとトンデモだらけでした。「まず、元妻となかなか連絡が取れず面会交流の日程が決められませんでした。仕事の都合があるので、休みの申請を早めに会社に出さなければならないのに、元妻は1週間も僕のメールを無視することもありました。ようやく面会交流の日程が決まり、遊園地で会うことになったのですが、今までの面会も当日ドタキャンがあったので、本当に会えるのかどうか不安でした」面会交流当日、元妻は子どもたちを連れて遊園地の最寄り駅にやってきました。面会交流調停では「元妻同伴のもと会う」「第三者(交際相手)に会わせない」となっており、元妻は「遊園地の前に喫茶店があるので、そこで交際相手が現れないか見張っている」とのことでした。しかし、遊園地の駅前に行ってみると喫茶店などありません。元妻は祐介さんがひとりであることを確認すると、すぐに帰っていったというのです。「1年半ぶりに子どもに会えて涙が出ました。でも、子どもたちの様子がなんだかおかしいんです。僕に対してすごくよそよそしくて…。元妻と別れて遊園地の中に入ると、若干子どもたちの緊張がほぐれてきました。だけど、僕のことを『パパ』と呼ばずに名字の『鈴木さん(仮名)』と呼んでくるんです。長男に聞いてみると、元妻から『あの人はもう親じゃないからパパじゃなくて鈴木さんと呼びなさい』と言われたらしいんです。とても寂しかったです」しばらくは祐介さんのことを「鈴木さん」と呼んでいた子どもたちですが、妹が長男に「ママがいないから、内緒で今だけパパと呼ぼう」と言ったそうです。そこから妹は「パパ」と呼び始めましたが、長男は頑なに「パパ」と呼ばず「ねぇ」などと呼びかけていたといいます。おそらく長男は、母親にバレたときのことを考えてパパ呼びをためらったと考えられます。祐介さんにとっても長男にとってもぎこちない関係になっていたようです。「さらに元妻の嫌がらせがありました。長男のスマホがロックされており、家に帰ったら元妻に解除してもらえると言っていたんです。これは僕が子どものLINEを追加しないようにするためのようです。長男も『なんでパパとLINEをしたらいけないのかわからない』と僕とのLINEのやりとりを望んでいました」パパと呼ばせないことや、子どもが望んでいるのに祐介さんと連絡を取らせないようにすることは、心理的虐待にあたります。元妻は子どもたちに強い禁止令を出していることがうかがえます。「楽しい時間はあっという間に過ぎ、遊園地の最寄り駅に元妻が迎えにきました。次に会えるのは翌月です。ちょうど長男の誕生日の月だったので、元妻に長男に何が欲しいか聞いてほしいとメールするも、『それは子どもに直接聞いてください』とそっけない返信がきました。子どもとLINEできずやりとりができないから元妻に聞いているのに、本当に理解に苦しみます。何度か連絡してようやく欲しいものを聞けたのですが、レアでなかなか手に入らないものだったので第2希望まで聞きました。第1希望のレアなおもちゃを頑張って手に入れ、第2希望のものも一緒に購入したことを伝えると、『ゴミになるのであまりモノを与えないでください』と腹の立つ返信がきました。それに加え、翌月の面会交流の日程もなかなか決めてくれません」今回の面会交流で元妻との連絡がスムーズにいかなかったことを弁護士に伝えた祐介さん。すると弁護士はまた面会交流拒否が始まった場合は、罰金5万円の手続きをすると言ってくれたそうです。今後の面会交流はどうなってしまうのでしょうか。祐介さんが「あなたの返信があまりにも遅いので、また面会交流調停をやり直しましょうか?」とメールすると即座に返信が来たそうです。やはり第三者が入ると弱くなるのでしょう。面会交流は子どもの権利です。子どもの心が傷つけられず、健やかに育つことを願います。取材、文 野々原なつめ
2023年10月29日男性が軽い気持ちで不倫に手を出したら、不倫相手の女性が本気になってしまった…。このようなケースは珍しくありません。火遊びのつもりだったのに不倫相手がどんどん重くなってしまい、ようやく自分の行いを後悔することがあるようです。今回は、不倫経験のある男性に聞いた「不倫相手の女性が暴走したエピソード」を紹介します。妻のことを調べていた「不倫相手の彼女には、妻の話は一切していなかったはずなのに、なぜか妻の仕事や年齢まで知っていて怖くなったことがあります。たぶんこっそり妻のことを調べていたんだと思います。直接連絡でも取られたらどうしよう…と急に不安になって、彼女と距離を置こうと決意しました」(涼/34歳)女性のリサーチ力を甘く見てはいけません。「妻と不倫相手が繋がるはずがないから、不倫がバレることはありえない」と油断していると、痛い目にあうことも。不倫に本気になった女性が、妻のもとに押しかけたり、いきなり連絡を取ったりと、大胆な行動を起こしたエピソードはたくさんあるのです。両親に会ってほしいと頼まれた「不倫相手の彼女から『両親が今度上京するから、一度会ってほしい』と言われて、ドン引きしたことがあります。彼女は、僕が離婚して彼女と一緒になる未来を描いていたようです。さすがに不倫相手の両親に会うのは気まずすぎて…。彼女の気持ちが重くなってしまい、逃げるようにして別れました」(慶太/35歳)男性は遊びのつもりでも、女性側はそうとは限りません。本気になってしまい、不倫相手との将来を期待してしまうパターンも多いです。男性は、自らの欲求を満たすためだけに妻以外の女性に手を出すのは本当にやめてほしいものです。また女性側も、貴重な時間を無駄にしないためにも、既婚者との恋愛は避けるべきでしょう。別れた不倫相手がストーカー化「一時不倫をしていたのですが、不倫相手の彼女がだんだん重くなってきて別れることに。でも別れた後もしつこく連絡してきて、ちょっとストーカーっぽくなってきたのでLINEをブロックしました。するとその後、Facebookで僕の友人たちに連絡を取り、僕との関係を暴露するメッセージを送りつけてきたんです。軽い気持ちで不倫に手を出すものではないと心から反省しました…」(俊輔/35歳)不倫相手と別れた後に、トラブルに発展するケースもよく聞きます。ドロ沼化した結果、周囲を巻き込んだり、噂が広がって大切な人からの信頼を失ってしまうことも…。やはり不倫は、リスクがつきものです。不倫経験者に聞いた「不倫相手の女性が暴走したエピソード」を紹介しました。遊びのつもりで不倫に手を出した結果、相手の女性がのめり込んでしまい、取り返しのつかないトラブルに発展してしまうケースがあるようです。不倫というのは、人を狂わせるものだとあらためて感じさせられました。©naka/Adobe文・小泉幸
2023年10月29日不倫をされて離婚し、慰謝料を求め訴訟を起こした祐介さん。裁判は長引き、ようやく1年半後に判決が下りました。果たしてどのような判決が出たのでしょうか。その模様を私、野々原なつめがお送りいたします。連載【実は身近にある不倫】【実は身近にある不倫】不倫した元妻と不倫相手に勝訴求祐介さんが元妻と不倫相手の男を被告にして起こした不倫裁判の判決がようやく下りました。結果は祐介さんの勝訴。元妻と不倫相手に共同責任で143万円の慰謝料の支払いが命じられました。「正直こんなに裁判が長引くとは思いませんでした。元妻は最後まで『元夫との関係は結婚直後から破綻していた』と主張していました。しかし、下の子どもが生まれていることや、別居せず一緒に暮らしていたことにより、裁判官は『夫婦関係は良好とは言えないものの破綻はしていなかった』と判断しました」しかし、裁判には勝訴したものの祐介さんはモヤモヤが残っていました。それまでの裁判で元妻と不倫相手は慰謝料を払いたくないがために自己破産の手続きを進めていたのです。自己破産すると免責となり慰謝料を払う義務がなくなります。「以前の裁判では元妻も不倫相手も自己破産の準備を進めていると聞いていました。しかし、判決が出たのに相手方の弁護士からはその話が出てきません。これは自己破産を途中でやめた可能性が高いとこちら側の弁護士が推測しています。ただ、元妻はシングルマザーでパート勤めの非課税世帯ですし、不倫相手は生活保護を受けています。慰謝料を支払える可能性は低いのです」本来なら判決が出たらすぐに慰謝料を支払わなければいけません。そこで弁護士が提案したのが、元妻の銀行口座と給与の差し押さえでした。「弁護士からは銀行口座が使えなくなることはかなりのダメージになると言われました。ただ、差し押さえしても取れるお金は数千円だろうとも言われ、勝訴はしたけれど弁護士費用を考えると損をしています。とはいえ、元妻はこの裁判を示談にせずに判決にし、そのうえで負けたことを、今後後悔するだろうと思っています」祐介さんは元妻が慰謝料を払えないのならば元妻の親に払ってもらいたいと思っていますが、法的には親に払う義務はありません。裁判中、保証人を親にして慰謝料を払ってほしいと要望を出しましたが、元妻側から断られていました。「法律に詳しい知人から、裁判で勝訴しても慰謝料の回収が厳しい話はよくあると聞きました。差し押さえはかなりのダメージを与えることになりますが、やはり慰謝料をきちんと支払ってもらいたいです。そのために、もうしばらく弁護士のお世話になるつもりです。弁護士も今回の件は、自己破産をちらつかせたりしてかなり悪質だと言っていました」どんな理由があっても不倫をしたら制裁が待っています。子どもがいる場合は子どもたちの教育にだってよくありません。不倫は百害あって一利なしです。取材、文 野々原なつめ
2023年10月29日DV容疑をかけられているジョナサン・メジャースの刑事裁判が、今月29日にニューヨークで始まることになった。メジャースは今年3月下旬、当時の恋人に暴力を振るった疑い。メジャースは容疑を否定しているが、ニューヨーク警察はメジャースが昨年9月、Disney+のシリーズ『ロキ』の撮影で滞在したロンドンでも警察に調べられていた証拠を入手している。有罪判決が出た場合、最長で1年の懲役を受ける可能性がある。メジャースは今年1月のサンダンス映画祭で上映された『Magazine Dreams』で大絶賛を受け、「早くも来年のオスカー候補が現れたか」ともささやかれた。映画はサーチライト・ピクチャーズが獲得し、賞狙いに最適の12月に北米公開を決定。しかし、この状況を受け、おそらくオスカーキャンペーンは控えられるかと思われる。文=猿渡由紀
2023年10月26日専業主婦の有紗さん(仮名)は、結婚2年目で夫の不倫が発覚。問い詰めたところ、「何不自由ない生活ができているんだから、その代償として不倫くらい我慢しろ」と言われて、夫との離婚を決意します。女性の心に寄り添うメンタル心理カウンセラーの並木まきが、30代妻がモラハラ不倫夫への制裁をくだしたエピソードをお届けします。不倫とモラハラの証拠を集めて…「夫の不倫がわかったあとも、私は今まで通りの生活を続けました。夫の“今の生活と引き換えに不倫を容認する妻になれ”という、とんでもない主張を受け入れたように見せかけて、夫のモラハラや不倫の証拠を集めることにしたんです。私の演技がバレることはなく、夫は本当に私が生活費と引き換えに夫の不倫を受け入れたと勘違いしていたみたいですね。証拠が集まったので、それらを夫に突きつけて『不倫だけじゃなくモラハラの証拠も集めたので、これをもとに調停をして離婚をする』『調停で話がまとまらなければ裁判もするつもりだ』という意思を伝えました。すると、それまでずっと強気だった夫の態度が急に変わり『頼むから、調停や裁判だけはやめてくれ!』と懇願してきたのです」それまで有紗さんを小馬鹿にしたような言動が多かった夫は、自分の不倫とモラハラの証拠を第三者に開示されることをよほど避けたかったのか、その日を境に有紗さんに対して腫れ物に触るような態度に変わったとのこと。すでに離婚の意思を固めていた有紗さんは、夫の態度に驚きながらも「それならばこちらの条件を受け入れる形での協議離婚でお願いしたい」と静かに伝えたといいます。世間体を守りたい夫と好条件で離婚「夫は見栄っ張りな性格だったので、離婚になったとしても世間体を守りたかったみたいですね。12歳年下の妻から不倫とモラハラで調停を起こされて離婚というのは、プライドが許さなかったんだと思います。こちらから離婚の条件をまとめて、慰謝料などを計算して要求したところ、夫はあっさりと要求をのんで合意してくれました。離婚の話し合いを始めてから離婚成立までは2か月ほどでしたが、別居中の生活費もきちんと受け取れましたし、不倫の慰謝料も相場より少し多めにもらうことができたので、ひとまずはそれを新生活の資金にすることができました」有紗さんは離婚の際に受け取った金銭をもとに、夢だったアクセサリーショップを始めたとのこと。事業は順風満帆とはいかないものの、好きなことをしながらストレスのない毎日を送ることができ、今はとても幸せだと語っています。有紗さんの場合、離婚に向けて淡々と行動できたのが良かったのかもしれません。スムーズに離婚を成立させるために、冷静に証拠を集め、論理的に離婚の条件を出すのは大切なことでしょう。©polkadot_photo/aijiro/shutterstock文・並木まき
2023年07月16日スカッと系人気YouTubeチャンネル『パニコレ』から、「自称弁護士と一緒に不倫を疑う夫の末路」を紹介します。30歳のパニ子は既婚でありながら一人暮らし。その理由は、夫のトモキは単身赴任中だからです。パニ子は仕事や資格取得の勉強のため、トモキについて行かない選択をしたものの、トモキからの連絡も徐々に減り、今や1カ月に1回会話があるかどうか……。パニ子は職場の先輩・マコトに悩みを聞いてもらっています。 単身赴任中、妻に不倫疑惑今日はパニ子の誕生日。トモキから連絡もなく落ち込むパニ子のために、マコトがパニ子の家で誕生日パーティーを計画してくれました。準備が終わったころインターホンが鳴り、パニ子がドア開けると夫・トモキと見知らぬ男性が立っているではありませんか! 驚くパニ子にトモキは「お前は不倫してるだろ!」と怒りをぶつけてきます。隣に立っていた見知らぬ男性は弁護士を名乗り、慰謝料を請求してきました。 夫が自称弁護士の男と一緒に怒鳴り込んできたしかし、実はパニ子は正真正銘の弁護士。トモキが連れてきた自称弁護士の男の話を聞くうちに、偽物だとすぐに分かりました。「申し遅れましたが、私も弁護士です。裁判しますか?」とパニ子が言うと、パニ子が弁護士になっていたことを知らなかったトモキと自称弁護士の男は慌てふためきます。そして、部屋の奥から出てきたマコトも協力して2人を追い詰めます。 パニ子の同僚であるマコトも弁護士。おまけにマコトはボーイッシュな女性だったのです。パニ子がマコトと居酒屋で飲んでいるのを、トモキの友達が見かけて不倫をしていると勘違いし、弁護士のふりしてパニ子から金を巻き上げようと話を持ち掛けてきたとのことでした。 妻の不倫を疑う夫が、2人の女性と不倫をしていた!さらに、パニ子からトモキの相談を受けていたマコトは、ひそかに興信所に頼んでトモキの素行を調査していたそう。すると、2人の女性と不倫していたことが明らかになりました。この一連の騒動で、パニ子とトモキは離婚。トモキと不倫相手2人に慰謝料を請求することに。また、お金を騙し取ろうとしたトモキと、弁護士を詐称したトモキの友人は詐欺未遂で警察に連行されました。その結果、トモキは会社から解雇され無職になり日々の生活も非常に厳しいそう。 自分自身が不倫をしているのに、妻の不倫を疑いお金を巻き上げようとしてくるだなんて最低ですね。自業自得の結末となりました。一方、晴れて独身に戻ったパニ子は、弁護士としてのキャリアを歩み始め、自由な暮らしを謳歌しています。著者:ライター パニコレ
2023年07月08日不倫をされて離婚をした祐介さん。祐介さんが新たなパートナーと暮らし始めた途端、不倫した元妻は子どもと祐介さんとの面会交流を拒否し、着信拒否までして連絡を取れないようにしたため、面会交流調停と時を同じくして不倫裁判も始まりました。今まで散々トンデモ発言をしてきた元妻は一体どう出るのでしょうか。その模様を私野々原なつめがお送りします。【実は身近にある不倫】【実は身近にある不倫】不倫した元妻と不倫相手に慰謝料300万を請求調停は直接当人と、弁護士がついていれば弁護士が同席して家庭裁判所に足を運びます。しかし昨今の民事裁判はコロナの影響もあり、両方の弁護士と裁判官のみでZoomで行われ、原告と被告人は出席しないでよいことが多いようです。「第一回目の裁判では元妻は弁護士を見つけられず、そのまま終了という形になりました。でも二回目の裁判から元妻側と不倫相手の男側に弁護士がつきました。それで、こちら側の弁護士が不倫した二人を『共同責任』という形にして二人で慰謝料300万円を請求することになりました」しかし、不倫相手の男はもう生活保護ではないと思っていたらまだ生活保護生活だったらしく、裁判官の判断により「2人には支払い能力がないので2人合わせて100万円の慰謝料を請求する」ということになったといいます。「正直なところ、ここまで慰謝料の額が下がるとは思っていませんでした。こちら側の弁護士いわく、相手が生活保護などではない場合、200万円が相場とのことでした。でも、額は下がったものの慰謝料は発生することがわかったので、次の裁判に向けて弁護士と準備を始めました」しかし、思っていた以上に裁判は長引きました。毎月祐介さんは弁護士からの裁判結果をハラハラしながら待っていました。「何回目かの裁判で、元妻側が、毎月1万円ずつ50回払いの分割で払うと言い始めたんです。毎月1万円だなんてふざけ過ぎています。不倫の謝罪になっていません。なので、元妻の親はお金をもっているため、元妻の親を保証人にして一括で払ってほしいと要求しました」この要望に対し元妻は一度は「保証人をつけることを検討する」と答えたものの、次の裁判では「保証人はつけられない」と言ってきたそうです。裁判は1年近く長引きました。そしてようやく解決に至りそうと思ったとき、元妻はとんでもない言動に出ます。「なんと、自己破産すると言い始めたんです。自己破産すると免責となり慰謝料を払う義務がなくなります。でも、自己破産自体に50万円くらいかかるし、自己破産なんてしたら5~7年はクレジットカードが使えなかったりローンが組めなかったりと生活に支障をきたします。そして財産の処分も必要になります。官報に名前が載ってしまうので、何らかの不利益もあるかもしれません」また、不倫相手も自己破産の手続きを始めました。ちなみに生活保護の人は無料で自己破産ができるそうです。「弁護士いわく、自己破産は手続きに時間がかかるので途中でやめる人も多いそうで、自己破産を途中でやめた場合は慰謝料を払う、といった内容の文書を作ってもらいました。慰謝料を取れる確率は下がりましたが、自己破産をするという大きなダメージを与えられたと思っています」やはり、不倫をして良いことなど一つもありません。祐介さんの元妻の場合、今後の生活に支障をきたしてしまう自己破産という形に至りました。もし、不倫をしてしまいそうになったら一度冷静になって踏みとどまってほしいものです。©Ryuichi Sato/Getty Images©Kohei Hara/Getty Images取材、文 野々原なつめ
2023年06月20日1978年に第31回日本推理作家協会賞を受賞した大岡昇平による裁判小説『事件』が、WOWOWにて連続ドラマ化されることが決定した。ミステリー作家・宮部みゆきにも多大な影響を与えた本作。1978年には映画版が製作され、丹波哲郎、永島敏行、松坂慶子、大竹しのぶ、渡瀬恒彦ら豪華スターが共演し数々の映画賞を受賞した。今回のドラマ版では舞台を昭和から令和に移し、取材を基に、当時未導入の裁判員裁判制度での心理戦を描写。生まれ育った環境から飛び出そうと葛藤する人々を通して社会の闇をえぐり、その先に光る繊細な希望を人間ドラマとして濃密に描く。監督を務めるのは、『連続ドラマW インフルエンス』『連続ドラマW 絶叫』など重厚な人間ドラマを手掛けてきた水田成英。主人公の弁護士・菊地大三郎役は、ドラマや映画で存在感を放ち続ける椎名桔平が務める。WOWOWでの主演は『連続ドラマW 神の手』以来、約4年ぶりとなる。本作では、過去に裁判⻑として自身が下した判決がトラウマになりながらも、抜群の洞察力と機知に富む弁舌で、殺人の罪を問われている被告人と被害女性のみぞ知る事件の裏に潜む孤独や絶望、真相をたぐり寄せていく元エリート裁判官の弁護士を演じる。<椎名桔平(菊地大三郎役)コメント>■本作のオファーを受けた際のお気持ち裁判小説の傑作と謳われる原作を、「現代に置き換え、人間ドラマとして骨太な作品を作りたい」との趣旨を頂き、大変だろうけど是非演じてみたいと思いました。■原作もしくは脚本を読まれた際の感想や、今回演じられた役・菊地大三郎についての印象原作は半世紀以上も前の小説ですが、そこに描かれた人間模様は今も色褪せない魅力に溢れています。多くの人が詳しくは知らない裁判の制度や手続きが、驚くほど緻密に書かれていて、そのドラマチックな展開に心が躍りました。脚本に関しては、500ページ余りの原作を、その推理要素の面白さを損なう事なく全4話にまとめ、時代背景を現代にする上で、とても上手く裁判員制度や成人年齢引き下げによる影響を取り入れていました。そこから弁護士である自分の役において、タブレットを使用してメモや現場写真を撮る事を思いついたり、少しパーマをかけたヘアースタイルを考えたり出来ました。元裁判官で現在は弁護士である菊地は、裁判官時代の5年前に自ら下した判決について、今も自問自答を繰り返している人間です。刑事事件を裁く責任の重さを改めて感じさせられるキャラクターであり、50歳を過ぎた彼が事件を通して成⻑する姿に、自分の人生を重ねてみたりもしました。■役作りで心がけたことや、撮影を終えての感想、撮影現場の印象役を作る上では、しつこく脚本を読み込みました。そして遠方にいる知人の弁護士に、メールを通して何度も疑問点に答えてもらったり、現職の裁判官と面談が叶う幸運にも恵まれました。その後、殺人事件の刑事裁判の法廷に傍聴に行き、実際の裁判の空気感や法律用語の言い方などを参考にさせて頂きました。現場でも弁護士の監修が立会い、収録の直前まで、リアリティにこだわりました。真冬の寒さ厳しい時期の撮影でしたが、スタッフ、キャスト全員で真摯に作品に向き合い続け、撮影終了時はやり切った感で一杯でした。正月返上で準備をしてきたスタッフの皆さんに、ゆっくり休んでねという気持ちでしたね。撮影現場の印象としては、重い題材を扱っている事もあり、常に一定の緊張感を携えている感じでした。その中で水田監督を中心に、全員が持てる力を余すこと無く、懸命に取り組んでいる現場でした。■視聴者へのメッセージ「間違わない人間なんていない。間違えれば、やり直せばいい」その言葉にようやく辿り着いた菊地の心情を一つの拠り所と考えて演じました。法廷ミステリーとしてだけでは無く、人間賛歌の作品としても、是非皆さまに見て頂けたら嬉しく思います。<水田成英監督 コメント>■本作をドラマ化するにあたっての感想・意気込み「裁判」は決して遠い存在ではありません。被告人や証人として証言台に立ったり、裁判員として参加したり……誰もが関わるかもしれない、身近なものです。約半世紀前に書かれた原作の、フィクションとは思えぬ程のリアリティ、そして、裁判員制度が始まった現代裁判ならではのリアリティを感じていただければと思います。■主演の椎名桔平さんについての印象実際の裁判の傍聴に行ったり、専門的なことまで自ら弁護士の方に取材をしたり、準備段階から撮影まで、我々も大事にしている「リアル」に、細部までこだわっていた印象です。菊地弁護士目線で、細かい台詞の言い回しを考えたり、現場でアイデアを出したりしながら、人間味のある菊地弁護士を作り上げてくれました。■撮影で心がけたことや撮影を終えての感想半年以上、裁判所に足を運び、40件程の裁判を傍聴した経験を、画や台詞の細部にいかしました。傍聴中、検察の話を聞くと極悪人に見えた被告人が、弁護士の話を聞いていたら同情したくなることがありました。このような、実際の裁判を傍聴しているような感覚を『事件』でも表現できればと思っております。■視聴者へのメッセージ当初、『事件』は『若草物語』というタイトルで新聞に連載されていました。法廷ミステリーである『事件』を、現代の若者が抱える生きづらさ、若さや貧しさゆえの弱さ、⻘春も描かれた人間ドラマとしての側面とあわせてお楽しみいただければと思います。<作品情報>『連続ドラマW 事件』WOWOWにて8月放送・配信スタート(全4話)第1話無料放送【WOWOWプライム/WOWOW 4K】無料トライアル実施中【WOWOWオンデマンド】【キャスト・スタッフ】出演:椎名桔平 ほか原作:大岡昇平『事件』(創元推理文庫刊)監督:水田成英脚本:三田俊之【ストーリー】ある資材置き場で刺殺体が発見される。被害者は地元で細々とスナックを経営する20代女性。ほどなく19歳の⻘年が殺人及び死体遺棄の容疑で逮捕された。⻘年の弁護は、ある裁判を機に過去にとらわれ、“真実”に背を向けた元裁判官の弁護士・菊地大三郎(椎名桔平)に託された。⻘年の自白もあり、すぐに判決が下る単純な裁判だと思われたが、検察での取り調べから一転、裁判で⻘年は殺意を否認する。⻘年のことを調べるうちに、再び“真実”と対峙する菊地。やがて法廷では意外な事実が次々と露見し、裁く者を惑わせる。果たして⻘年は、本当に「人殺し」なのか―― 。公式サイト:
2023年05月29日第64回メフィスト賞を受賞した須藤古都離さんのデビュー作『ゴリラ裁判の日』が話題だ。主人公は、なんと、雌のゴリラである。主人公は知能を持つゴリラ。彼女が起こした裁判とは?「小説を書き始めたのは4年くらい前から。最初は人間を書きたいと考えていたんです。大学の授業で進化について学んでいた時に、人間が進化する際に零れ落ちるものってなんだろうと気になって。それで調べてみたら、人間の定義は曖昧だと知り衝撃を受けました。自分は人間だと思っていても、定義がないなら証明できない。それを小説で書けないかと思っている時に、なぜか突然、ゴリラが浮かんだんです」カメルーンの動物保護区で育ったニシローランドゴリラのローズ。言葉を理解し手話で会話する知性を持つ彼女は、アメリカの動物園へと移住、リーダーゴリラのオマリと夫婦になる。しかし4歳の少年が柵を乗り越えてゴリラのエリアに落下、危険を感じた園長の指示でオマリは射殺されてしまう。ローズは園側を訴えて裁判を起こすのだった。ゴリラ射殺に関しては、数年前にハランベ事件と呼ばれる同様の出来事があり、賛否両論があった。「ハランベ事件と、手話を使って有名になったゴリラ、ココのことは知っていました。それで、すっと話の流れができました」移住前のカメルーンのジャングルでのローズの生活や、彼女が言語を獲得したことで、死の概念などを理解していく過程も丁寧に描かれる。「ゴリラを擬人化しただけの話にならないよう、ちゃんと地に足の着いたキャラクターにしたかった。人間でも、海外の言葉を学ぶとその言語の文化が自分の中に入ってくる。ゴリラでもそれは起きると考えました。野生のゴリラが実際何を考えているかはわかりませんが、ゴリラはもともとすごく優しくて繊細で、戦いを避ける性格なので、そういうところを反映させていきました」そんなローズがアメリカに来て搾取される様子からは、現代の人間社会のひずみが浮かび上がる。圧巻は終盤の2回目の裁判シーン。「ここはクライマックスになるだろうと思っていました。2回目の裁判の論旨は、今回僕が一番書きたかったものです」こういう考え方があったのか、と誰もが膝を打つはず。まさに“人間”を書いた作品となった。須藤古都離『ゴリラ裁判の日』人の言葉を理解できるニシローランドゴリラのローズ。動物園で人間の子供を助けるために夫が射殺され、彼女は裁判で闘いを挑むのだが…。講談社1925円すどう・ことり1987年、神奈川県生まれ。2022年「ゴリラ裁判の日」で第64回メフィスト賞を受賞。第2作『無限の月』が今年夏に刊行予定。人間のアイデンティティを扱った作品だという。※『anan』2023年4月26日号より。写真・土佐真理子(須藤さん)中島慶子(本)インタビュー、文・瀧井朝世(by anan編集部)
2023年04月23日俳優のグウィネス・パルトロウが、スキー場での衝突事故で訴えられていた裁判は30日に評決に達し、「パルトロウ側に責任はない」との結論が出たと、CBS NEWSなどが報じた。元眼科医のテリー・サンダーソン氏は’16年にユタ州のスキー場でパルトロウに衝突され、肋骨を4本折るなどの重傷を負ったとして30万ドルの損害賠償を求めて裁判を起こしていた。パルトロウ側もサンダーソン氏の方からぶつかってきたと主張し反訴。今月21日から裁判が行われていた。スキー事故は坂の上にいた側の責任が重くなるため、双方の代理人もその点に焦点をあてて証言を求めた。CNNによると、パルトロウは上からサンダーソン氏に突っ込まれたと明言。脚の間にサンダーソン氏のスキーが勢いよく滑り込み、背中に強い衝撃を受けたというパルトロウは「性的暴行か悪質ないたずらかと思った」と事故当時の様子を振り返った。対してサンダーソン氏は「血の気が引くような悲鳴が聞こえ、背中を強く打たれた。肩甲骨の中央に拳とストックがガツンとぶつかった感じで、本当にあんなに強く殴られたのは初めてだった」と主張したが、その証言を裏付ける証人は1人だけだったという。パルトロウの弁護士はCGアニメーションを使ったり、ホワイトボードに物理的な図解を陪審員に示す証人を次々に召喚。8人の陪審員はわずか2時間ほどの話し合いの後、満場一致でサンダーソン氏側に100%の責任があるとの評決に達したとCNNが報じている。パルトロウは求めていた1ドルの損害賠償と弁護士費用をサンダーソン氏から受け取る見込み。CNNによると退廷の際、パルトロウはサンダーソン氏に肩に手を置き、「幸運を祈ります」と話しかけたそうだ。
2023年03月31日法廷バトルゲーム「大逆転裁判」シリーズの朗読劇「大逆転裁判 -成歩堂龍ノ介と朗読の会-」が、8月12日(土)に上演することが決定。下野紘、花澤香菜、川田紳司、久野美咲といったメインキャストのコメントも到着した。2001年に初の法廷バトルゲームとしてリリースされて以来、20年にわたって多くの人に愛される「逆転裁判」シリーズは、プレイヤーが弁護士となって無実の罪を着せられた依頼人を救うゲーム。また、ゲームの枠に留まらず、宝塚歌劇で舞台化や、実写映画化、TVアニメ化など、数々のメディアミックスも実現。今回の朗読劇は、2015年リリースの、19世紀末の大日本帝国と大英帝国を舞台に、成歩堂龍一のご先祖・成歩堂龍ノ介の活躍を描く「大逆転裁判 -成歩堂龍ノ介の冒險-」と、2017年リリースの「大逆転裁判2 -成歩堂龍ノ介の覺悟-」が原作。ゲーム版のシナリオを基に再構成し、さらにシリーズの生みの親・巧舟が書き下ろした新エピソードも合わせて上演。ゲームの声優を務めた下野さん、花澤さん、川田さん、久野さんが同役で出演予定のほか、特別ゲストとして近藤孝行、竹本英史も参加。ここでしか聞くことのできない、キャストとゲスト陣によるトークコーナーも予定している。本公演は、昼・夜の全2回公演。チケットの1次先行抽選受付もスタートした。メインキャストコメント・下野紘(成歩堂龍ノ介役)今回の『大逆転裁判』の朗読劇の話を初めて聞いたのは、実は『逆転裁判』御剣役の竹本さんから出会い頭に聞かされたので、突然のあまり「この人は何を言ってるんだろう…?」と全然理解出来ませんでした!(笑)しかし、まさかまた龍ノ介を演じられる機会が得られるとは…しかも、朗読劇!!まだ誰が登場するのか、どんな物語になるのか分かりませんが、楽しみで仕方がないです!!ゲームファンでも、そうじゃなくても、皆さまのお越し、お待ちしております!・花澤香菜(御琴羽寿沙都役)こうして朗読劇で寿沙都ちゃんを再び演じる機会をいただけて嬉しいです!以前、逆転裁判シリーズ15周年のイベントの時に披露した、リーディングライブでの生の掛け合いが軽快で楽しかったのをよく覚えています。新作脚本部分も含め、今回も寿沙都ちゃんと一緒にどんな冒険ができるのかわくわくしています。・川田紳司(シャーロック・ホームズ役)今回、この朗読劇公演のお話をいただいたことを心から嬉しく思い、そして大変感謝しております。事務所でオーディション用の音声収録をした時から彼の魅力に惹かれ、決定の知らせを受けた瞬間の興奮は今も覚えています。その後のスタジオでのゲーム用音声や、ドラマCDの収録を通して、仲間たちとたくさんの冒険をする中で益々彼の虜になりました。また彼に会えること、彼になれることを楽しみにしております。皆さんも是非会場にいらしてください。お待ちしております。・久野美咲(アイリス・ワトソン役)『大逆転裁判』朗読劇公演の決定、おめでとうございます!!ゲームが発売されて何年も経ってから、こうして朗読劇ができるのは、この作品を応援してくださってる皆さまのお陰です。本当にありがとうございます。またアイリス・ワトソンを演じられることがとても嬉しいです。このゲームは、世界観もお話も本当に緻密に作られているので、朗読劇ではどんなお話が展開していくのか、今からとても楽しみです。頭脳明晰でありながらもチャーミングな所がたくさんあるアイリスを表現できるよう、精一杯頑張りますので、よろしくお願いいたします!!「大逆転裁判 -成歩堂龍ノ介と朗読の会-」は8月12日(土)J:COMホール八王子にて上演。(cinemacafe.net)
2023年03月01日妻に不倫されて離婚した会社員の祐介さん(38歳・仮名)。離婚後に新しいパートナーができて同棲を始めた途端、元妻が子どもたちとの面会交流を拒否するようになったので面会交流調停を起こしました。第1回目の調停で元妻はあらゆるトンデモ発言をします。そして第2回目の面会交流調停でもそんな言動が続きました。その模様を私、野々原なつめがお届けします。【実は身近にある不倫シリーズ】【実は身近にある不倫】パートナーが不在なのに面会拒否をして調停員と弁護士を困らせる元妻第2回目の面会交流調停で、祐介さんは弁護士と共に作成した要望書を出しました。前回の調停ではパートナーが不在なら面会交流は可能と元妻が言っていたので、その条件を飲んだ要望書です。内容は以下のようなものでした。1.面会交流は月1回の8時間、パートナー不在のもと行う。2.夏休みや冬休みといった長期休暇中はパートナー不在のもと1泊2日の泊まりの面会を行う。元妻の要望通りの条件なので、これで納得すると思っていた祐介さんと弁護士ですが、元妻はとんでもない返答をします。「パートナー不在なら子どもたちと会わせてもらえるということだったのに、元妻はこの要望書を拒否したんです。よほど僕のことを信用していないのか、パートナーが現れると思っていたのでしょう。これには調停員も弁護士も驚き、困り果ててしまっていました」また、祐介さんは前回の答弁書での元妻の嘘や矛盾に関しても指摘しました。調停員は中立の立場で、得た情報の事実を確認しないといけないため、元妻の話を聞いた調停員は祐介さんにこう伝えます。「奥様、ひどくやつれてらっしゃって食事も喉を通らないと言っていました」しかし、これに対して祐介さんはこう答えます。「元妻のTwitterを見て知っているのですが、やつれているのは単に何日も食事を取らない不健康ダイエットをしているからですよ。それに、訴えられているのであれば食欲がなくなって当然です。僕だって不倫されたときは食事が喉を通らず10kg痩せましたから」話し合いはなかなか進まず、結局、祐介さんは大人の対応を取り、元妻のワガママを全て飲むことにして、以下のような条件での面会交流となりました。面会交流は月1回6〜7時間。パートナーは不在で元妻同席のもと行う。ちなみに面会交流を拒否した場合は元妻に5万円の罰金が課せられます。「元妻が面会の場にいると子どもたちと3人の時間は作れません。でもこの条件じゃないと会わせてもらえないのでこうなりました。しかし、弁護士さん曰く『訴えられている相手と6〜7時間も一緒にいるのは元妻にとって苦痛ですし、第一6〜7時間もどこで会うのかという問題もあるので、元妻は2〜3か月で音を上げてこちらの条件に合わせてくると思いますよ』とのことでした」そして裁判官が判決を読み上げている際、なぜか元妻はずっと泣いていたと立ち会った弁護士から聞きました。弁護士も「自分の要望が全て通ったのになぜ泣いているのか意味がわかりませんね」と言っていたそうです。祐介さんは「またこいつは悲劇のヒロインぶっているな」と感じたとのことです。面会交流調停は長引く人もいるそうですが、祐介さんの場合約2か月で終了しました。あと残っているのは不倫裁判のみです。実は弁護士が不倫相手の男も一緒に訴えていました。以前大手法律事務所で不倫相手の男を訴えようと相談したところ、「この人は生活保護受給者なので慰謝料が取れません」と言われたそうなのですが、今はもう生活保護受給者ではないらしく、慰謝料を取れる可能性が出てきました。面会交流は裁判が全て終わってから行う予定だそうです。不倫をすると調停や裁判にまで発展して失ってしまうものが多すぎます。祐介さんの元妻は無知であったため、さらに多くの負担を背負うことになってしまいました。不倫をしそうな人は後々のことを考えて一度立ち止まってみてほしいものです。©Susumu Yoshioka/Getty Images©AH86/Getty Images文・野々原なつめ
2022年12月31日劇団うわの空・藤志郎一座が一般社団法人リーガルパークとコラボし、参加型裁判演劇「極刑」を2023年1月27日(金)に東京ウィメンズプラザ(東京渋谷区)にて開催します。チケットはカンフェティ(運営:ロングプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて発売中です。カンフェティにてチケット発売中 公式ホームページ 参加型裁判演劇とは、参観された観客の皆様と一緒に判決を考えていただく、日本初の体験型演劇です。裁判所から裁判員候補者として呼出されたという設定で、会場にお越 しいただいた時からすでに参加が始まっています。ルーレットのくじ引きで6名の裁判員が選出され、裁判官と並んだ席に座り、被告人や証人に直接質問。審理終結後、別室に移り評議して判決をくだしてもらいます。選出されなかった観客の人も、会場でネットで質問、評議、 評決を投票。まさに裁判員裁判をリアルに体験していただきます。その日の参観者、そして裁判員に誰が選出されるか。 毎回毎回、裁判の進行と判決が変わります。【ストーリー】「私が法廷に?!」都内墨田区で起こった強盗殺人事件被告人の佐瀬研一は、借金に追われ、かつて勤務していたホリカワ機械を訪れて経営者の堀川秀男に借金を申し込んだものの、拒絶された。被告人は、事務所の机の中にはいつも数万円の現金が置かれていることを思い出し、それを盗もうと決意した。深夜、ホリカワ機械の事務所に侵入し、金を探したが、秀男に見つけられた。被告人は、持っていたナイフで秀男を刺し殺し、さらに、物音に気付いて事務所にやってきた秀男の妻良子にも見つけられ、良子まで刺し殺した。この後、被告人は、引き出しにあった12万円入りの封筒を奪って逃走した。裁判において、検察官は死刑を求刑。弁護人は死刑を回避すべきと主張した。被告人、被害者それぞれがもつ背景。あなたなら、どう裁きますか。総合演出:弁護士 今井秀智元検察官、大学教員、(一社)リーガルパーク代表理事、法教育授業を行う傍ら、ドラマ等の法律監修を務める。主催団体一般社団法人リーガルパーク法やルールの意義を考える「法教育」に関する事業に特化した団体。 全国学生法教育連合会(USLE)と連携し、大学生・法科大学院 生を引き連れて、全国の小・中・高校で模擬裁判や模擬投票等の法教育授業を展開。劇団 うわの空・藤志郎一座1998年 旗揚げ。劇団名の名付け親は、放送作家の高田文夫氏。「東京のコメディ」を意識した、座長・村木藤志郎作によるオリジナル作品を上演し続ける。台本をつくらずエチュード(即興芝居)から組み立てる『口立て』による作品作りが大きな特徴。2020年 舞台作品を映画化、上映会や舞台公演、ライブも行う。公演概要参加型裁判演劇『極刑』-私が法廷に!?-公演日時:2023年1月27日 (金)13:00/17:00(※開場は、開演の30分前です)会場:東京ウィメンズプラザ(東京都渋谷区神宮前5-53-67)■出演者東 虎之丞村木 藤志郎高橋 奈緒美三咲 順子すずきまさえ染木 彩花佐藤 有今井 秀智■チケット料金前売 一般:3,500円、学生:2,500円当日 一般:4,000円、学生:3,000円(全席自由・税込)※ご来場の際、学生証等の提示をお願いします 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年12月29日あなたの周りに、不倫をしている人はいますか?他人事と思っている人も、実は心当たりがある人も、周りの人の不倫事情が気になるという方は多いのでは?今回は、身近な不倫から想定外のびっくり不倫事情まで、20~30代の女性が集まるanan総研メンバー約200人に聞いた「みんなの不倫事情」についてご紹介します!女性約200人に聞いた!みんなの泥沼不倫エピソード3選不倫と聞くとどんなイメージをお持ちですか?後ろめたかったり、こっそりする行為と思われがちですが、少し事情が違うケースもあるようですよ。今回は、そんな不倫のリアルな事情について、20~30代の女性が集まるanan総研メンバー約200人に聞いてみました!子どものお迎えは不倫相手「子どもを同じ習い事に通わせているママさんが、自分の子どものお迎えを不倫相手の男性に頼んでいると話していました。そしてすごいのは、その子どもの血縁関係があるのは迎えに行っている不倫相手の男性なのだそう。周りの人も、みんなその人が本当のパパだと思い込んでいるようです…。実際の夫は夜遅くまで働いていて、不倫相手がお迎えに行っていることも、我が子が不倫相手の子だということも知らないはず」(30歳・その他)映画やドラマでもなかなかなさそうな設定の話。堂々と、かつバレずに不倫しているなんて、すごすぎる…。でも確かに、お互いの生活が見えにくい都会なら、実際のパパと不倫相手の男性と二人いても、バレないで済むこともあるのかも?実はママ友の夫と思っている相手も、本当は違っていたりすることもあるのかもしれません…。不倫旅行を、妻が空港でストップ「知り合いの女性のお話ですが、彼女の夫が不倫相手と海外に行くのをかぎつけ、空港にこっそり行って引き留めたそうです。その場は、かなりの修羅場になったのか、詳細は聞けませんでしたが…。その後、二人は別居したようですが、しばらくして、戻ったはずです」(35歳・専門職)不倫旅行に妻にバレバレな状態で行こうとするのもすごいですし、それを空港で妻からストップされる修羅場感もすごいですが、それからまた夫婦関係が戻ったという事実もすごい…。男女の関係というのは、本当に奥深く予測不可能な領域ですよね。堂々と不倫を暴露するママ友「同じ児童館で知り合ったママさんと初めてランチに行った時。初めてのランチだし、たわいもない子育て話をするものと思っていたら、『先日スーパーであった私の夫、あれ、実は不倫相手なの〜。もうすぐ6年よ〜』と当たり前のように秘密を暴露され衝撃。さらに、『Aちゃん(私)のところは大丈夫?不倫されていない?』と、不倫をしている立場にも関わらず、私の夫が不倫していないか心配までしてくれました(笑)。不倫ってこんなに身近で堂々とかつ長期間行われるものなのかと、かなりの衝撃でした」(33歳・その他)不倫は、あまり堂々と他人に公言するものではないイメージを持っている人も多いと思いますが、なかには、なんの後ろめたさもなく堂々と不倫をしていることを話してしまう人たちもいるようです。巡り巡って夫にバレてしまいそうですが、ガードゆるゆるな状態で長年不倫を続けているのにもびっくりですよね。想像以上に多い?現代の不倫事情いかがでしたか。実際にどれくらいの人が不倫しているのかはわかりませんが、今回ご紹介したようなお話を聞くと、想像以上に不倫が巷に溢れているのかもと思ってしまいますよね。また、不倫を堂々と話す人がいるのも驚きでした。皆さんの周りはどうですか。実は、意外なところで不倫ドラマが繰り広げられているのかも…しれませんね。©Michael Heffernan/Getty Images©Antonio_Diaz/Getty Images文・オリ子
2022年12月26日民法709条違反となる不倫。妻に不倫された会社員の祐介さん(仮名)は不倫裁判と同時に面会交流調停も起こしていました。子どもたちとの面会交流を元妻から拒否されたからです。そして第1回目の面会交流調停が始まったのですが、元妻はトンデモ発言を繰り返します。その模様を私、野々原なつめがお届けします。【実は身近にある不倫シリーズ】【実は身近にある不倫】パートナーが不在なら面会交流可能だと言う元妻第1回目の面会交流調停の日、祐介さんは弁護士と共に家庭裁判所へ向かいます。調停は1回だけなら欠席してもかまわないというルールがあるので、祐介さんはおそらくあの非常識な元妻は欠席すると予想していました。しかし元妻は面会交流調停に現れました。弁護士はつけていませんでした。面会交流調停は元夫と元妻が直接顔を会わせないよう、調停員が30分ずつ交代でお互いの話を聞きます。元妻の話が終わった後、元妻の主張を元夫の祐介さんに伝えるのですが、元妻は非常におかしな勘違いをしていたそうです。「元妻は調停員に『元夫が、面会権のないパートナーを子どもと会わせているのが許せない』というものでした。しかし、面会権というものは子どものための権利であり、パートナーには関係ありません。そのことについて調停員は丁寧に元妻に説明したそうです。元妻がここまで無知だとは思いませんでした」また、面会交流ですが、パートナー不在なら月1回会わせてもいいということでした。パートナーにはどこかに出かけてもらい留守にしてもらえるなら、子どもたちに会える可能性が出てきたのです。「でも、元妻はまたおかしな主張をし始めました。翌々月、3時間だけ公園で会わせてあげるけど、公園の端でパートナーが現れないか見張っているというのです。元妻が公園内にいればきっと、『ママも一緒に遊ぼう』と子どもは言うでしょうし、それだと子どもたちと3人だけの時間が作れないので僕は拒否しました」この日の面会交流調停終了後、弁護士経由で元妻の気持ちが書かれた答弁書が届きます。弁護士からは「ショッキングな内容なのでパートナーには見せないでください」と言われたそうなのですが、そこまでショッキングな内容でなかったのと、これまたトンデモな内容が書かれていたのでパートナーにも確認してもらったとのことです。「答弁書には『娘が〇〇ちゃん(パートナーの名前)が“ママはひどい人だからパパはかわいそうだね”と言っていた』と書いてあったんです。面会中はお互い元妻の話は出さないようにしていましたし、常に僕が一緒にいたのでパートナーはそんなことは言っていません。また、子どもたちと公園に遊びに行った際、これは完全に僕のミスなのですが、少し目を離したすきに娘が遊具から落ちて頭を打ったことがありました。娘が元妻に遊具から落ちて頭を打ったことを伝えたらしく、その日は元妻から『命にかかわることなのになぜ報告しなかったのか』と怒りのメールが届きました。なので、僕は『すぐ泣き止んだので大丈夫だと思っていました。報告せず申し訳ありません』と謝罪の返信をしたのですが、そのことについても答弁書に『元夫が娘が遊具から落ちて頭を打ったのに報告がなかった』と記されていました。他にも『子どもたちは元夫に会いたくないと言っている。子どもたちに聞き取りしてもかまいません』と書かれてありましたが、面会中子どもに『もっとパパに会いたい』と言われたことがありますし、別れ際には『もっと一緒にいたい』と泣かれたこともあります。これは元妻が何か僕の悪いことを子どもたちに吹き込んでいるのではないかと思いました」嘘も混ざった答弁書だったため、祐介さんと弁護士は第2回目の面会交流調停に向けて準備を始めます。なぜか嘘ばかり吹聴するトンデモ元妻。さて、第2回目の面会交流調停ではどうなるのでしょうか。©Naoyuki Yamamoto/Getty Images©fhm/Getty Images文・野々原なつめ
2022年12月24日アンバー・ハードが、ジョニー・デップとの名誉棄損裁判で和解したことをインスタグラムで発表した。アンバーにとって「非常に難しい決断だった」という。4ページにもわたる長文レターの中で、アンバーは様々な感情を吐露しており、和解について「決して私がこれを選んだわけではないということを伝えたい」とつづっている。「私は自分の真実を守り、そうすることでかつての私の人生が破壊された」とSNSで受けた誹謗中傷に苦言。「自分が納得できる条件で解放される機会を得た」と和解に至った説明をしている。しかし、「私は何も認めていないし、譲歩したわけでもない」と主張する姿勢も崩さない。その後も「アメリカの司法制度を信用できなくなった」「女性が真実を語るのにいじめや破産の危機にさらされるべきではない」と怒りをにじませたアンバー。今後は離婚後に癒してくれた仕事にますます打ち込んでいきたいとのこと。そうするための「自由を選んだ」という。最後に、支えてくれた人たちに感謝を述べた。一方、ジョニー側は和解について弁護士を通じて声明を発表。ジョニーは「真実を明るみに出すことを最優先にしていた」といい、「つらかったこのチャプターを正式に終わらせることができてうれしい」と喜んだ。また、和解金としてアンバーから受け取った100万ドルを、チャリティーに寄付すること約束した。(賀来比呂美)
2022年12月20日【実は身近にある不倫シリーズ】民法709条違反となる不倫。妻に不倫された38歳会社員の祐介さん(仮名)は不倫裁判と同時に子どもとの面会交流調停も起こしました。面会交流調停に至った理由とは?私、野々原なつめが見た不倫離婚のその後を綴ります。【実は身近にある不倫】毎回減らされる子どもとの面会交流の時間妻の不倫をきっかけに離婚したものの、すぐに新しいパートナーができて同棲を始めた38歳会社員の祐介さん(仮名)。彼には当時小1の息子と4歳の娘がいました。離婚後に一人暮らしをしていたときは毎月1回、1泊2日で子どもたちとの時間を過ごしていました。しかし、パートナーと同棲を始めた途端、元妻から「この月はどこも空いていない」と言われたり、面会交流の前日に「コロナの濃厚接触者になってしまったので会えない」と、あらゆる言い訳をつけて会わせてもらえなくなりました。ちなみに、コロナの濃厚接触者になったと言っていたのに会う約束だった日は外出している様子がTwitterに投稿されていたとのことです。「全く会わせてもらえない月もあれば、それまで1泊2日だった面会を8時間に減らされ、さらには4時間にまで減らされてしまいました。いつも、パートナーと住んでいる私の家に子どもたちが遊びに来て、部屋でご飯やおやつを食べたりパートナーが飼っている猫と触れ合ったりした後、子どもたちと3人で公園に遊びにいくのが定番でした。でも、元妻は子どもたちをパートナーに会わせたくないようで…。別にパートナーは子どもたちに危害を加えていませんし、新しいお母さんになりたいという気持ちを持っているわけでもありません。面会時間を4時間にまで減らされたときは息子と公園で遊ぶ時間がほとんどなく、『もっと遊びたい』と息子は泣き出してしまいました」また、何かと理由をつけて面会してもらえなかったとき、元妻は「今月は面会していないので養育費は返金する」と言ってきたことがあったそうです。それに対し祐介さんは「このお金はあなたのためのお金ではなく子どもたちのためのお金です」と返金を拒みました。養育費は面会の対価だと考えていたのでしょうか。そして、とある月の面会交流の日、祐介さんが約束の待ち合わせ場所へ行くと驚くべきことが起こります。「約束場所に行ったら元妻と子どもたちが現れ、元妻が子どもたちに『ほら』と促したかたと思うと、子どもたちが2人そろってせーの!で『いつも養育費ありがとうございます』と言ったんです。突然のことにうろたえてしまい『そんなことは言わなくていいんだよ』と言ったのですが、元妻はツンとした顔をしていました。パートナーの母親が約40年間養護教諭をしていたため子どもの心理に詳しく、このことをパートナーが母親に話すと、これは心理的虐待にあたるとのことでした。また、息子が好きなキャラクターのTシャツをプレゼントした際に元妻はTwitterに『夫が子どもに買った服は雑巾にして捨てる』ともツイートしていて、これも同様に心理的虐待にあたるそうです」また、6月には息子が学校で父の日のためにお父さんの似顔絵を描く授業があったそうです。シングルマザーだと知っている担任は元妻に「どうされますか?」と相談しますが元妻は「息子に任せます」と返答しました。結果、息子が描いた絵は祐介さんの顔でした。特徴的な髪型をしているのですぐに祐介さんだとわかったようです。このことに対し元妻は「息子が学校で元夫の絵を描いてきた。なんでじぃじの絵を描かないんだ」と不満げにツイートします。しかし、息子にとって祖父は父親ではないため「お父さんの絵を描きましょう」と言われたら祐介さんの絵を描くのは当然です。このことも子どもを傷つける対応なのではないかと不安になります。さらに父の日のこと。ちょうどこの日は面会交流の約束の日でした。しかし、前日から元妻と連絡が取れなくなり不安になった祐介さんは元妻に「明日は〇〇駅に10時でいいんですよね?」と確認のメールを送りましたが返信はありませんでした。それでも翌日、とりあえず約束の駅に祐介さんは向かいました。「いくら待っても元妻と子どもたちは現れません。それで結局帰宅したのですが、それと同時に信じがたいメールが届いたんです。『今日は娘の幼稚園で父の日の特別参観日があったので面会を忘れていました』というものでした。父の日なのに肝心な父親と会う約束を忘れるわけがありません。これは絶対に故意です。それに、特別参観日があって来れないのなら事前に面会日のリスケをするなど方法はあったはずです」この出来事をきっかけに、祐介さんは弁護士と共に面会交流調停を起こすことにします。また、この日以降、元妻は祐介さんを着信拒否して連絡を取れないようにしてしまいました。通常、きちんと面会交流を行わないと面会交流調停を起こされてしまいます。時間もかかりますし精神的負担にもなります。©Susumu Yoshioka/Getty Images©RyanKing999/Getty Images文・野々原なつめ
2022年12月17日38歳会社員の男性の祐介さんが妻に不倫をされて離婚した後、まだトラブルは続いていました。不倫はいつまでも尾を引きます。民法709条違反となる不倫。そんな不倫が実は身近でも起こっています。【実は身近にある不倫】シリーズ、野々原なつめが見聞きした不倫の実録について綴っていきます。【実は身近にある不倫】元妻を訴えた夫、勝利の兆し祐介さんは離婚後、すぐに婚活を始めて新しいパートナーと出会います。そして1年後、パートナーと同棲を始めました。しかし、同棲前までは子どもとの面会交流が月1泊2日で行われていたのに、何かと理由をつけて子どもと会わせてくれなくなりました。元妻は祐介さんの新しいパートナーのTwitterアカウントを見つけ「この女性のツイートを見るかぎり、子どもの教育に悪い人なので子どもには会わせられない」と言うのです。しかし祐介さんの新しいパートナーは教育に悪いどころか教育関係の仕事にも携わっている女性でした。さらに元妻は、新しいパートナーが同棲のために引越した当日「ここが新居です!」とTwitterに写真を投稿すると、間取りだけで自宅を特定し「なんでわざとうちから550mしか離れていない所に引っ越してきたんですか!?」と祐介さんのパートナーにDMを送りつけてきたのです。当時は元妻の住所も知らず、本当に偶然近所だっただけなのに。そして、元妻は祐介さんを着信拒否にしてしまいます。元妻のTwitterのアカウントも削除されてしまいました。「元妻と連絡が取れないので義母に連絡しても全く話が噛み合いません。元義母に『娘さんをきちんとしてください。面会交流をしてくれないと不倫の訴訟や面会交流調停を起こします。〇月〇日の17時まで返信を待っているので、返信がなければ法的手段に出ます。娘さんには支払い能力もありませんし、訴訟を起こすと弁護士費用もかかります。それを払うのはあなた達、親ですよ。お互い無駄なお金を使うことになります。きちんと面会交流をさせてくれれば訴訟は起こしません』とメールしましたが、返信はありませんでした。なので、子どもたちには本当に申し訳ないのですが元妻を不倫で訴え、面会交流調停を行うことにしました。運が良いことに、新しいパートナーは仕事上いろんな人と付き合いがあって人脈が広く、男女問題のスペシャリストと呼ばれる最強弁護士を紹介してくれました」そこからは裁判と面会交流調停の準備に入りました。不倫の証拠や今までの面会交流の日程を弁護士に送ると、内容証明を作成・送付してくれました。しかし、ここからまた非常識な出来事が起こります。「内容証明を送ったら受取拒否されたと弁護士から連絡が来ました。通常、内容証明が届いたら速やかに内容を確認して弁護士に相談しに行きます。しかし、元妻は内容証明の実物が手元にないので弁護士に相談しに行けません。正直、元妻がここまで常識がないとは思っていなくて驚きました。弁護士さんも『内容証明の受取拒否なんてここ数年で久しぶりですよ』と笑って呆れていました。とりあえず内容証明と訴状では慰謝料300万を請求しています」祐介さんのパートナーは他にも内容証明を拒否しているような常識のない人がいないのかTwitterで「内容証明拒否」で検索をかけると「元夫が弁護士をつけて訴えてきた。内容証明は受取拒否した」という内容のツイートを見つけました。そのアカウントは自身の顔写真も載せていたため、パートナーが祐介さんに確認したところ、元妻本人だと確定。しばらくはそのアカウントを見て元妻の様子を探っていましたが、訴状を送った途端、鍵アカウントとなったとのことです。さて、訴状が届いてようやく弁護士を探し始めた元妻でしたが、第一回目の裁判までに弁護士をつけることができず、何もないまま第一回目の裁判は終わりました。「弁護士さんは『後は慰謝料の金額を決めるだけですね』と余裕の表情でした。実は離婚直前、元妻と連絡が取れなくなったので元妻の職場に行ったり何度も電話をかけていたりしたら元妻が警察に『夫の電話がしつこい』と相談したらしいんです。それであるとき警察署から電話がかかってきました。警察署の方は『奥様からお話はうかがいました。奥様は不倫をされたと自分でおっしゃっていました。ストーカー対策のため、こちらも一応電話をしないといけない決まりなので電話したのですが、これはストーカー案件ではないので…』と呆れていました」そして、裁判の第二回目を迎えようとしたとき、ようやく元妻側に弁護士がつきました。しかし、元妻側の弁護士の意見書には驚くべきことが書いてありました。「数年前から既に夫婦は破綻状態にあったと書いてあったんです。破綻なんてしていないですし、こちらの弁護士さんいわく、夫婦の破綻状態とは何年も別居状態が続いていることを言うそうなので、これには当てはまりません。嘘ばかりの内容でした。こちらの弁護士さんによると『何も勝ち目がないときよく使われる手法ですよ、安心してください』とのことでした。また先日、電車に乗っていたら元妻と息子を見かけました。慌てて車両を変えたのですが、元妻は追い詰められているのかマスク越しでもやつれているのがわかりました。ずっと会えていない息子が元気そうだったので、それは嬉しかったです」パートナーとも順調で、日々おいしいものを食べに行ったり映画を観たり、結婚していたときはお小遣いが月1〜1.5万円で欲しいものが買えなかったので今は好きな映画のブルーレイボックスなどを買って楽しく幸せに過ごしているという祐介さん。内容証明を拒否したがために弁護士をつけるのが遅くなってしまった元妻。無知でいると損をします。それに今はネットで何でも調べられる時代なのになぜ内容証明を拒否したのか不思議でなりません。祐介さんには今、不倫裁判の勝利の兆しが見えています。©monzenmachi/Getty Images©Farknot_Architect/Getty Images取材・文 野々原なつめ
2022年12月10日【実は身近にある不倫】シリーズ、民法709条違反となる不倫が実は身近でも起こっています。野々原なつめが見聞きした不倫の実録について綴っていきます。今回はサレ夫が語る、不倫妻の義母の驚きの行動について。【実は身近にある不倫】義母も不倫していた不倫親子38歳会社員の祐介さん(仮名)の妻が不倫していると発覚したとき、義母が妻を怒るかと思いきや、なんと返ってきた言葉は驚くべきものでした。「義母から『男なんだから女の不倫、1回くらいは見逃しなさいよ』と言われたんです。この家族は感覚がおかしいと思いました」そして離婚した祐介さんは以前、元妻が言っていたある言葉を思い出します。「ママがこの間、不倫相手の男の人からブランドのバッグを買ってもらっていた」と言っていたのです。親も不倫すればその子どもも不倫に対してのハードルが下がるのでしょうか。元義父は出張が多く、それをいいことに元義母は不倫をしやすかったのかもしれません。離婚後、元妻は悲惨な状況に陥りました。「元妻はもともとメンヘラっぽい性格でした。でもエセメンヘラという感じで、メンヘラを語るのです。それで、離婚後はお金にも困っているし誰かにかまってほしかったらしく、Twitterに『死にたい』と毎日のように書き込み、市販薬のパッケージの写真を載せて『オーバードーズしたけど死ねなかった』と投稿していました。でもこれはただのかまってちゃんで本当はオーバードーズなんてしていません。オーバードーズなんてしていたらパートも育児もできませんから。悲劇のヒロインぶっているだけでした」また、元妻は不倫したことを一部のママ友に話していました。祐介さんは「不倫のことを話したら子どもたちがいじめられるかもしれないじゃないか!」と激怒。そしてこのかまってちゃんの投稿。そんな元妻からはだんだんとママ友が離れて孤立していっているようです。不倫相手の男は犯罪者!祐介さんは不倫相手の男のことも調べ始めました。まずはTwitterのDMでコンタクトを取り、不倫の事実を認めさせました。そして本名も聞き出し、本名でネット検索をすると、数年前、性犯罪で逮捕されていた事実が明らかになりました。逮捕された際のネットニュースも顔写真付きで出てきました。「こんな危険な男と不倫していたなんて…その時は娘に被害が及んだらどうするんだと恐怖と怒りに震えました」そして、不倫相手の男を訴えようと大手法律事務所に相談すると、その男は生活保護受給者で慰謝料は取れないと言われてしまいました。「不倫発覚の際、義母から『あなたの稼ぎが悪いからお金のある男の人のもとにいっちゃうのは仕方ないわよね』と言われました。でも実際は生活保護受給者で元妻に経済的援助をできるわけがありません。そのことを義母に伝えると、何も言い返せずに黙っていました。親子そろってなんとも配慮のない言動です。元犯罪者の不倫相手ですが、現在はもう元妻と関係を断っているのが不幸中の幸いです。©laindiapiaroa/Getty Images©RUNSTUDIO/Getty Images取材・文 野々原なつめ
2022年12月03日民法709条違反となる不倫。そんな不倫が実は身近でも起こっています。【実は身近にある不倫】シリーズ、今回は私、野々原なつめが見聞きした不倫の実録について綴っていきます。38歳会社員の男性が妻の不倫に気づいたきっかけは?【実は身近にある不倫】妻の不倫バレ「結婚7年目で子どもも2人授かり、家族を養うために残業も多く請け負って大変でしたが、妻とはうまくやっていると感じていました。しかし、なんだか直感で妻の様子がおかしいと気づいたんです」そう語るのは38歳会社員の男性の祐介さん(仮名)。まだ小さい娘に、使い古して下取りに出していないスマホをYouTubeを見るためのおもちゃ代わりとして渡していたそうです。祐介さんは娘のスマホに目をつけました。スマホに表示された画面にはYouTube以外にもTwitterのアプリが入っていることに疑問を持ったのです。娘はTwitterなど使いません。思い切ってTwitterを開くと妻のアカウントが表示され、おそるおそるDMを開くと、とある男性とのやり取りがありました。そこには「旦那はIT系に強くてスマホに詳しいから、娘のスマホのTwitterからやり取りするね」というメッセージが。さらにDMをさかのぼっていくとイチャイチャしたやり取りと深夜1時前に「今から会いに行くね」という妻のメッセージが…。祐介さんは夜勤のある仕事をしており、妻は週数回、夫が夜勤の日に不倫相手と会っていたのです。しかも、深夜に小さい子ども2人を放置して。「すぐに妻に問いただすと認めて謝罪して『不倫して後悔している』とも言ってくれました。しかし、それは口先だけで、その後も娘のスマホをチェックすると不倫相手と関係を続けていたんです。しかも僕のことを二人で相当ディスっていて『バカ旦那は放っておいてこれからもイチャイチャしようね』という不倫相手の男のメッセージを見たときは怒りを覚えました」それから祐介さんはこのDMのやり取りをスマホで撮影して裁判に向けて100個以上の証拠を残しました。妻に「まだ不倫相手と別れていないじゃないか」と問いただすと、最初は「もう関係はやめるので離婚したくないです」と言っていたそうです。不倫相手とのやり取りでは「旦那が生理的に無理過ぎる」と書いていたので、自分はATM代わりなんだなと感じていました。妻とのやりとりで次第に妻が逆ギレし「もう出ていく!子どもたちにも会わせない!養育費もいらない!」と子どもを連れて出ていってしまいました。そして離婚届を提出。しかし離婚から1か月後、祐介さんのもとに元妻からメールが届きました。「子どもたちの服を買うお金すらないほど困窮しているので、服を送ってほしいという内容でした。でも、新しい住所も教えてくれないので2万円ほどまとめて子どもたちの服を買った後、元妻の実家宛に送りました。すると服を送った直後、義母から『養育費くらい払いなさいよ』と言われたので月4万振り込むことにしました。子どもたちに会えないのがつらくてたまりませんでした」しかし、それから数週間後、またもや元妻から連絡がきます。「子どもたちがパパに会いたいとうるさいから会わせてやる」といった内容でした。祐介さんにとって月1回、子どもたちに会える時間は至福のときでした。元妻とは子どもたちとの面会交流の際の受け渡しのときに必要最低限の会話をするのみ。「元妻の収入はパートのダブルワークで月13万円ほどです。後に不倫裁判をする際に元妻の住所が弁護士経由で明らかになったのですが、家賃が12万円もする部屋に住んでいました。明らかに収入に見合っていません。元妻の父親はまだ現役で働いていて、月15万円ほど援助してもらっているようです。いつまで親の脛をかじってるんだと呆れてしまいます。思えば元妻一家は僕が好きな映画やアニメなどをすべて否定してくる人たちで、ずっと義母からは『男は年齢分(38歳なら月38万円)稼がないといけない』などといびられてきました。でも今のこの不況でそんなに稼いでいる人はごくわずかです。全く世間のことを知らない人たちだったんだなと思っています」さらに元妻の姉に子どもが生まれます。元妻の姉の夫は定職に就いていないため、これまた親がお金を援助しているのだと言います。既に元妻の親の家計はパンパン。借金も数百万あるそうです。この先どうなるのか…。経済的に自立していない女性が不倫をすると、親に迷惑をかけみじめな生活を送ることになる、これが現実です。©Taiyou Nomachi/Getty Images©Yoshiyoshi Hirokawa/Getty Images©JGalione/Getty Images取材・文 野々原なつめ
2022年11月27日