忙しい日々の中、疲れがたまったり、落ち込んだりすると、「もう今日は、夕飯のことなんて考えられない」という日もあります。献立を考えるのも、調理をするのも、今日は無理! それでも、子どもや夫の食事を何とかしなくては…。このような状況を、働くママたちはどう乗り切っているのでしょうか。「作らないと!」と頑張りすぎるとストレスになります。やる気が出ない日の乗り切り方を聞いてみました。■とっておき! やる気が出ない日のメニュー3つまずは、献立を考えるストレスを軽減する工夫です。「私の場合、食事を作ることよりも、まず献立を考えることがストレス。『今日はどうしても無理!』という日のために、焼きそば・ナポリタン・鍋焼きうどんの3つをヤル気が出ない日のメニューと決めています。メニューがすんなり決まれば、それだけでずいぶん気持ちが楽です。いざというときに備えて、この3つは普段作らないようにしています」(Fさん/29歳/自動車関連)毎日の献立を考えるのは本当に大変! でも、「ヤル気が出ない日のメニュー」を決めておけば、アレコレ悩まずに済むでしょう。野菜や肉、炭水化物がひと皿に詰まった麺類なら、食べ応えも十分です。■バリエーション広がる「丼」メニュー手抜きメニューのアイデアを、日々ストックしているというママも!「買ってきたものをご飯にのせるだけの『手抜き丼メニュー』で乗り切っています。たとえば、刺身の盛り合わせ、イカ刺し&納豆、釜揚げシラス&温泉卵などの海鮮系なら、買ってきたものをご飯にのせるだけでOK。ネギや生姜、大葉などの薬味があると、よりおいしいです。お肉系なら、トンカツ&キャベツで『ソースカツ丼』、焼肉&キャベツで『焼き肉丼』、つくね&温泉卵で『つくね丼』など。お惣菜1品と何かを組み合わせると、いろいろな丼ができますよ」(Iさん/32歳/公務員)アイデア次第でバリエーションが無限に広がるのが、丼メニューの大きな魅力。手抜き丼用に薬味の冷凍ストックなどを準備しておくと、より簡単ですね。また、保育園へ通う女の子のママ・Hさんは、晩御飯のメニューがまったく思い浮かんでいないとき、気持ちの面で次のような工夫をしているのだとか。「仕事帰りに娘を迎えに行き、その帰りにとりあえずスーパーへ。ひとまわりしても何も思い浮かばなかったら、潔くあきらめてお惣菜を買って帰ります」(Hさん/31歳/小売店)こんな風に「今日は割り切ってスーパーのお惣菜!」というときも、丼アイデアをストックしておくと役立ちそうです。■思い切って、たまには外食を!次は、外食を利用するというママのケースです。「平日に『今日は無理!』と感じたら、思い切って子どもと一緒に外食します。夫の帰宅を待っていると遅くなるかもしれないので、夫には『今日は外食にします』とメール。そうすると、勝手に食べて帰ってきてくれます。私の育休が終わって職場復帰するときに、『ご飯を準備できない日もあると思う』と相談しました。夫としては一度帰宅してから外食に出かけるより、帰りに勝手に食べる方が楽とのことだったので、我が家はこのシステムを採用。外食する日はできるだけ早めに決断して、連絡するようにしています」(Tさん/34歳/医療関連)こうして、夫ときちんと話し合いができていれば、気持ちよく外食を楽しめそうですね。■とっておきの出前最後は、出前を利用するという場合。これは『奥の手』だそうです。「ピザだけでなく、中華、和食、洋食など、調べてみると出前してくれるお店は意外とたくさんあります。ただ、便利で楽なのでついつい頼りたくなってしまいますが、普段は我慢。いざというときのために、極力使わないようにしています」(Jさん/35歳/小売店)我が家はどんなデリバリー・出前が可能なのか? 一度調べておくと、どうしても手抜きしたいときに役立ちそうです。毎日きちんとバランスの良い食事を作るのが理想かもしれません。しかし、それにこだわりすぎてストレスを溜め込んでしまうと、ママの身体や心が心配です。どうしても「食事の支度をしたくない」「できない」ときだってあります。たまには手抜きをして心身ともにリフレッシュしてみてもいいかもしれません。
2017年09月14日今や専業主婦は少なくなり、結婚・出産後の女性が働くことは決してめずらしくありません。家事や子育てと仕事を両立するため、パートタイムで働く女性も多いのでは?主婦の仕事や働く理由を知るため、実際に「兼業主婦」として家事・子育てをこなしながら働く女性50人にアンケートをとりました。家事・子育てを主に担当する既婚女性、つまり「主婦」が労働する場合、結婚・出産前と同じように働くのはなかなか難しいもの。そこで、家のことと仕事を両立できるようにパートタイムなどで働く人が増えます。今回は、子どもを持つ20〜50代の主婦50人を対象にアンケートを実施し、主婦のオシゴト事情を調査。働く理由や収入例、主婦が働きやすい仕事について探りました。アンケートにご協力いただいた皆さんはいわゆる「兼業主婦」。家事をこなしながら仕事も頑張る女性たちです。なお、今回のアンケート対象に正社員として働く方は含まれていません。パートの仕事を探している主婦の方や、現在は育休中でもまた働きたいと考えている方は、実際に家事・子育てをしながら仕事に励む皆さんの意見をぜひ参考にしてくださいね。※この記事内においての「主婦」とは、基本的に子どもがいる家庭で家事・子育てをしている既婚女性のことを指します。■目次1.主婦のオシゴト選びは“働きやすさ”が重要2.リアル!主婦が働く理由No.1は「家計のため」まとめまずは、「兼業主婦」として家事や子育てをしながら働く女性がどんな仕事に就いているのか見ていきましょう。1. 主婦のオシゴト選びは“働きやすさ”が重要アンケートの結果、兼業主婦として働く女性は幅広い業種・職種に就いていることがわかりました。多くの女性はパートタイムですが、なかにはフルタイムで働く人もいます。出産後に女性が働くことも一般化しているので、人それぞれ色々な職に就いていることは当然ですが、全体的に見て、家事や子育てに支障が出ないような仕事が好まれているという傾向があります。■女性に人気な「事務・オフィスワーク」今回のアンケートでもっとも多くの割合を占めたのは、そもそも女性から人気のある仕事のひとつ、「事務・オフィスワーク」でした。■「午前中だけの時短勤務のオフィスワークです。結婚前もオフィスワークだったので」(40代・主婦)オフィスワークをしている主婦の多くは、出産以前からオフィスで仕事をしていた人たち。現代は、子育てが落ち着きしだい、職場に復帰するケースも少なくありません。慣れた環境・仕事はやはり安心できるものです。■「オフィスワークは動かないため家事のための体力を温存でき、給料が高いこと」(20代・主婦)オフィスでの仕事はデスクワークが中心。体に無理がかからないというのは、女性にとっては嬉しいポイントのひとつです。また、仕事や雇用形態にもよりますが、勤務時間が相談できたり急用時にも対応しやすかったりと、時間に融通が効く会社もあることがわかりました。■シフト制で働きやすい「飲食業」「販売・接客」「事務・オフィスワーク」に次いで働く人が多かったのが、「飲食業」です。■「子供の学校などに影響を出さない時間帯だと、どうしても飲食店のランチ営業が中心の仕事になりますね」(50代・主婦)■「飲食店の接客業は特別な経験や資格が必要ない事が多いし、おばさんでも務まる仕事だから始めた」(40代・パート)飲食店の仕事は募集も多く、未経験からでも始めやすい点が魅力。昼間の時間帯は特に、パートタイムで働く主婦の労働力を頼りにしている場合もあります。出産後に始めた仕事としては、「販売・接客」の仕事をしているという人も多く見られました。■「スーパーで働いています。短い時間で募集している所が多いと思うし、働きやすいと思います」(40代・パート)スーパーやコンビニなどもパートタイムの定番。急用で休みを取りたいときも、気軽にシフトを代わってもらえる職場が特に働きやすいという声が挙がりました。このように、「飲食業」や「販売・接客」のアルバイトは“シフト制”であることがほとんど。シフト制は自分や家族の都合に合わせて働けるため、家事や子育てと仕事を両立する兼業主婦にとって大きなメリットとなります。■小さな子どもがいても安心な「在宅ワーク」■「ゆとりがある時に働けて効率がよく、何よりも自宅でできるので子育てと両立することができる」(30代・主婦)現代はPCとインターネットがあれば、色々な仕事ができるものです。実際に、「在宅ワーク」でPC入力作業やライティングの仕事をしている人もいることがわかりました。在宅の仕事はあまり稼げない場合もありますが、時間や場所に拘束されないのが何よりの利点。家にいながら隙間時間で仕事をしたり、小さな子どもの面倒を見ながら仕事をしたり、自分のペースで働けます。2. リアル!主婦が働く理由No.1は「家計のため」前項のアンケートでは、子どもを持つ主婦も様々な仕事に就いていることがわかりました。それでは次に、その主婦たちが働く理由について見ていきます。■一番の理由は「家計のため」兼業主婦が働く理由は、「家計のため」という回答がダントツで多くなりました。50人中42名が、家計を支えるという意識で働いています。■「これから子供が大きくなって教育資金が必要になることを考えると少しでも蓄えが必要だし、生活費が足りない月もあるので」(40代・主婦)■「旦那の稼ぎがもっとあったら働きません。家計の足しにする為に働いています」(40代・主婦)■「夫の収入のみではギリギリの生活なので、私も働かなければいけないと考えています」(20代・主婦)お金の問題は非常にリアル。現状として家計の収入不足を感じて働く人もいれば、子どもの養育費を懸念している人もいました。ネガティブな意見もたくさんあり、経済的な理由で働く必要がなければ、専業主婦として家事・育児や自分のために時間を使いたいと考える人も多いようです。■「収入が多い方が、旅行に行ったりできるし、念のために」(30代・主婦)■「少しでも働いて子供の将来のお金を貯めたいし、今後、引っ越しをしたり、車を買い替えたりしたいから」(20代・主婦)仕方なく働くよりも、何か目標を持って働くほうが頑張れるもの。同じく「家計のため」という意識で働いているにしても、ポジティブな気持ちで仕事に臨んでいる主婦もいました。■「自分のお金が欲しい」という本音も「自分のお金が欲しい」という理由で働いている人もいました。といっても、稼いだお金すべてを自分のために使うという直接的な考えを持つ人はほぼ皆無。■「少しでも家計の収入の足しにするため。それと、旦那の働いたお金を使うのは申し訳ないため、自分で働いて自由に使えるお金を得るため」(30代・主婦)■「専業主婦でお金を使わせてもらうことに少しだけ抵抗があるため。主婦も仕事ではあると思うけど」(30代・主婦)このように、自分も家計の担い手として収入を得ることで自分自身のお金も持てるようになる、と考えているようです。男性側がどう思うかは別としても、専業主婦という立場を“負い目”のように感じてしまう女性もいることが、今回のアンケートからもわかります。その点において、兼業主婦として働いていれば、堂々と自分のお金を持つことができるのです。まとめ女性が社会で活躍する現代も、未だに家事や子育てをメインで担うのは女性であることがほとんど。子どもを持つ女性の多くが「兼業主婦」として働いています。主婦が働く業種・職種は多岐にわたりますが、主婦業をこなしながらでも働きやすい職場が好まれています。働く理由としては、「家計のため」という意見が圧倒的多数。しかし、価値観は人それぞれであることがわかりました。後編では、主婦が働くペースや具体的な収入例、職場選びについてのアンケート結果を紹介。主婦が働きやすいオシゴトについて考察します。【主婦のパート事情・後編】はこちらからアンケート実施期間:2017年6月2〜3日対象:20〜50代の主婦、パート・アルバイト、個人事業主の方アンケート総数:50
2017年07月03日「兼業主婦」が働く理由は“家計のため”。家事も仕事もがんばる女性の皆さんがどれくらいのペースで働き、いくら稼いでいるのか、ズバリ聞いてみました。主婦ならではの職場の選び方も必見。前編に引き続き、主婦が働きやすいパートについて考察します。前編では、家事・子育てをしながら働く女性たちがどんな仕事をしているか、なぜ働くかという2つのアンケート結果をもとに、「兼業主婦」の働き方について見てきました。【主婦のパート事情・前編】はこちらから後編は、主婦が働くペースや収入、職場選びについてのアンケートをもとに、主婦が働きやすい仕事とはどんなものか考察していきます。■目次1.稼ぐなら週に4〜5日。2〜3日なら余裕あり2.主婦のパートは夫の扶養内におさめるべき?3.子どもが風邪…。シフトの融通が効く職場がベスト!まとめ1. 稼ぐなら週4〜5日。2〜3日なら余裕あり子どもがいる主婦は特に、家のことで何かと忙しくなるのは普通のこと。実際のところ、兼業主婦の皆さんがどれくらいのペースで働いているのか、アンケートをとりました。結果、「週に4〜5日」働いている主婦が50人中25名となり、ちょうど半数。次いで「週に2〜3日」が4割ほどを占めました。【週に4〜5日】■「主人と休日を合わせることを考えると週に5日以下、しっかりと家事を片付ける日などを作る場合は4日くらいが妥当かと思いました」(40代・主婦)■「週休2日で働いています。勤務時間が短いので週5日は働かないと収入にならないからです。家事の負担にならない程度にがんばっています」(40代・主婦)フルタイムで働く正社員の場合、基本は週5日で1日8時間の労働。パートタイムでは1日あたりの労働時間はそれよりも少なくなりますが、日数的にはフルタイムとあまり変わらないペースで働いている人もたくさんいるのです。■「週末は子供としっかり触れ合って遊びたいので、平日にガッツリ働きます!」(40代・パート)■「旦那の扶養範囲内で働きたいと考えているため、週4がベストだから」(30代・主婦)週に4〜5日働く人たちのほとんどは、主婦業をこなしながら、夫の扶養範囲内でできるだけ収入を得るというスタンスでした。【週に2〜3日】■「子供がまだ小学生なので、週3日パートをして、残りの2日は一緒に遊んだり宿題をみたりしています」(40代・主婦)■「家事もしっかりやりたいし、少しは自分の時間もほしいから週3ぐらいがちょうどいい」(30代・主婦)対して、週に2〜3日働いている主婦の多くは、家事・子育てと仕事のバランスを意識しています。仕事を週の半分程度に止めておくことで、家事と仕事をしっかり両立し、子どもとの時間や自分の時間も確保することができているのです。このように、家計全体の収入状況や生活スタイルの違いによって、少ない人では週に2日から多い人で5日まで、働くペースにはバラつきが出ることがわかりました。2. 主婦のパートは夫の扶養内におさめるべき?働くペースについては「週に4〜5日」という主婦が多数でしたが、気になるのは、それで収入はどれくらいになるかというところ。兼業主婦の皆さんは1ヶ月にどれくらい稼いでいるのか、ズバリ聞いてみました。アンケートの結果、1ヶ月あたりの平均収入額は「6〜9万円」。次いで多いのは「3〜6万円」となり、9万円以上稼いでいる主婦はぐっと少なくなっています。【6〜9万円】■「130万円を超えないよう、社会保険に加入しない程度のお給料にセーブして働きたいから」(30代・パート)■「税金が高いため年収100万円以下に納めないといけないためです。個人的には子供に手がかからなくなったら正社員としてフルで働きたいです」(20代・パート)■「8万円程度です。フルタイムでは働かないのでこのぐらいが続いています」(30代・主婦)サラリーマン家庭の主婦が夫の扶養内で働く場合、「103万円の壁」や「130万円の壁」と言われる年収のボーダーラインに注意する必要があります。単純計算ですが、年収103万円に止めるなら1ヶ月に稼げるのは85,833円まで。税金・保険に大きな影響を与えうる130万円ギリギリまで稼ぐなら、月あたり108,333円が限界となります。事実、月収6〜9万円の主婦の多くは、夫の扶養から外れないように働き方を調整していました。働く主な理由が「家計のため」であったことを考えれば、トータルで家計の損にならない範囲内で稼ぐのが得策です。【3〜6万円】■「週3日、時給1000円で1日3〜4時間働いているので、1ヶ月で4〜5万円くらいです」(40代・主婦)■「子育てに支障の出ない時間帯と日数でパートをしているので、毎月大体4万円前後もらっています」(40代・主婦)月収3〜6万円の主婦のほとんどは、平日の昼間や夕方にパートタイムで働いている人たち。家事や子育てにもしっかり時間をとりつつ週に3日程度働くと、これくらいの収入になるようです。【9〜12万円】■「子供が保育園に行っている間に、頑張って働いてますが、時間的に限界があるのでここまでです」(40代・パート)■「時給1000円くらいで、週5回フルタイムで働き、社会保険などが引かれると10万円ちょっとになる」(30代・主婦)月に9万円以上稼ぐ主婦は少数派。アルバイトなど単価が低い仕事でそれだけ稼ぐにはフルタイム並みに働く必要があり、家庭によっては時間的に難しい場合もあります。また夫の扶養からも外れるようになるため、闇雲に収入を増やそうとするのではなく、家計の状況や先のことも考えた上で働く必要があります。3. 子どもが風邪…。シフトの融通が効く職場がベスト!家計の状況やライフスタイルに適した働き方をするのがベストですが、主婦として家事や子育てをしている以上、うまくバランスをとることは不可欠。そこで、主婦が働きやすい職場の選び方について聞いてみました。職場選びについては、家のことや子どもの世話など、臨機応変に行動しなければならない主婦ならではの考えがはっきり表れました。■「シフトの融通」が最優先!■「シフトの融通が一番の肝。これが出来ないと子供がいての仕事など到底出来ない。もっと旦那が積極的に家事育児に参加してくれたらまだマシなのだが」(40代・主婦)■「子供が急に熱を出すこともありますし、学校の行事などもあるのでシフトに融通が効くかどうかがとても大切だと思います」(40代・パート)職場選びに関して、「シフトの融通」を重視する主婦は50人中43名に上りました。そして、その理由として子どもの存在を挙げているのは37名。子どもを持つ主婦にとって、子どもの都合は自分の都合にも等しいもの。病気をしたときの世話はもちろん、保育園・学校の送り迎えや行事など、主婦は柔軟に対応しなければなりません。そのため、必要な場面で確実に休みを取れることは主婦にとって必須条件となります。シフト制の仕事でなくとも、休日や勤務時間を気軽に相談できるような職場が働きやすいと言えます。■「家からの距離」も要チェック■「家から近いと緊急時に帰ったり、また出勤したりするのが簡単にできるので、距離を重視しました」(40代・主婦)■「家事や子育てのためには、通勤時間ができるだけ短い、家に近い職場が時間の節約になり便利だから」(40代・主婦)「家からの距離」も注意すべきポイントです。電車で時間をかけて通勤するような職場では、子どもの急病時などにも対応しづらくなってしまいます。また、主婦業をこなしながら収入を得るためには、時間を効率的に使う必要があります。パートタイムの仕事は時給制であることも多く、通勤に時間をかけるよりも、そのぶん家の近くで働いたほうが稼げるかもしれません。■主婦に理解のある職場選びを■「やはり続けるには人間関係が大事だと思う。子育てに理解がある職場でないと続けられない」(30代・主婦)主婦は家族のために急遽仕事を休むこともありうる以上、それに対して理解し合えるような「人間関係」も欠かせません。働いてみなければ職場の雰囲気はなかなかわからないものですが、他に子育て中の主婦がいるかどうかなども確認してみるとよいでしょう。まとめ主婦が仕事をする場合、まずは家事・子育てもしっかりこなせるペースで働くことが大前提。同じくパートタイムの兼業主婦でも、週に何日働くかは人それぞれでしたが、多くの主婦は夫の扶養から外れない範囲で働いていることがわかりました。これからパートを始めたいと考えている主婦の方は、自分の家庭の家計状況や生活スタイルをしっかり考慮し、子どもの都合に対応しやすい仕事を選ぶことをオススメします。アンケート実施期間:2017年6月2〜3日対象:20〜50代の主婦、パート・アルバイト、個人事業主の方アンケート総数:50
2017年07月03日専業主婦世帯よりも共働き世帯のほうが多くなった現在、結婚してから専業主婦になる人を「勝ち組」とする声があるようです。専業主婦みんながみんなそうとは限りませんが、「夫の稼ぎだけで十分に生活ができるため、働きに出る必要がない」と思われる傾向があることから、勝ち組と言われているようです。働くことによって受けるストレスもなく、夫の稼ぎで悠々自適に暮らし、子どもと一緒の時間をたっぷり過ごすことができる、というイメージが強いのかもしれません。しかし、おもしろいアンケート調査結果があります。それは、2014年に求人情報サービス『an』が全国の主婦200人を対象に実施した「パートに関するアンケート」。「専業主婦とパート主婦、どっちが幸せだと思う?」という質問について、6割以上が「パート主婦」と回答したという結果が出ているのです。また、私の周りで正社員として働いている既婚女性たちからも、「パート主婦が一番幸せな気がする 」という声をよく聞きます。では、なぜ多くの人が「パート主婦が幸せ」だと思うのか、実際はどうなのか、20代〜40代の既婚女性たちに話を聞いてみました。●専業主婦の声まずは、専業主婦の女性からコメントをもらいました。『うちは夫から「専業主婦になってほしい」と言われて仕事を辞めました。元々、私も仕事が好きではなかったし、キャリアを積むことにも興味がなかったのであっさり承知しましたが、ずっと家にいると不安ばかりが募ります。夫がもし職を失ったら、とか、まだ若いのに私はこのままでいいのかな?とか、存在してる意味あるのかな?とか。その点、パートをしている友達はすごく楽しそうです。自分で稼いだお金を自由に使えるのも羨ましいし、社会の役に立っている感じがして 。子どもと夫だけが自分の世界みたいになってる現状がすごく孤独で不安なんですよね……』(20代女性・専業主婦/子ども1人)彼女いわく、正社員に未練はないけれど、パートとして週何日かだけでも外へ働きに出たいとのこと。ただ、専業主婦歴が長いことから、本当に働けるのか不安もあると言います。●正社員の声次に、正社員として働く女性たちからもコメントをもらいました。『子どもがいないので、結婚してからも正社員として働き続けています。でも正直、常に辞めたいと思っています。子どもがいなくても、私の方が夫より帰りが早いため、家事は全部担当しているし、肉体的にも精神的にもストレスだらけ。専業主婦になるのは抵抗があるけど、パートなら仕事と家事をうまく両立する余裕がありそう だし、パート勤務に憧れます』(30代女性・正社員/子どもなし)『子どもを産んでからも正社員として働いていましたが、「もう無理」「いやまだイケる」みたいな波を何度も経験してます(笑)。職場のパート勤務の女性とたまにランチを一緒にしますが、彼女の話を聞いていると時間にも精神的にもゆとりがある感じ で、すごく心が揺れます。とはいえ、うちの場合子どもが2人いるので、私も正社員でガッツリ働かないと経済的に不安なんですが……』(40代女性・正社員/子ども2人)結婚しても仕事を続ける女性は多いですが、結婚後にどのようなスタイルで働くか、悩む人も少なくないでしょう。このご時世、できるなら正社員のままで働き続けるのが一番。正社員を辞めてしまうのはもったいない。……これはよく言われる言葉です。でも、結婚後も正社員として働き続けることが誰にとっても幸せとは限りません。●実際にパート主婦になった人の声『私は子どもが小学校に入学したのを機に、近所のファミレスでパートを始めました。専業主婦のときは夫の稼いだお金でママ友とランチしたり出かけたりするのがなんとなく後ろめたかったけど、今は自分の働いたお金でやりくりできるので、誰にも気兼ねしなくていい 。欲しい服も買えるし、美容院に行く回数も増やせたし、満足です』(30代女性・パート/子ども1人)『正社員として10年働いていましたが、結婚してから私には家庭と仕事の両立は無理だと思い、会社を辞めて事務のパートを始めました。16時にあがってスーパーに寄り、晩ご飯をゆっくり作る生活が幸せです。自分の時間が持てるのもありがたいですね。正社員のときはいろいろ背負っているものが多くて、家に帰ってからも気が休まらなかったけど、言い方が悪いですが、パートは「いつでも辞められる」と思えるので、精神的にもラク です』(30代女性・パート/子どもなし)ストレスを抱えている現状から脱出するため、パート主婦という働き方を選択した人たちの声です。彼女たちの場合、パート主婦になることによって心に余裕が出たと言います。もちろん、みんながみんなそううまく行くわけではありません。次のような声もありました。『専業主婦生活にも飽きたので、10年ぶりにパートとして働きに出てみました。でも、職場での人間関係の煩わしさや自分のあまりの仕事の覚えの悪さに嫌気がさして、1か月で辞めてしまいました……。やっぱり私には専業主婦が一番 かもしれません』(30代女性・専業主婦/子ども2人)『正社員を辞めてパート勤務に切り替えました。デスクワークなのですが、なんだか職場で正社員にいいように使われてる気がしてストレスです。正社員と同じようなことをやらされてるのにお給料は安いし、休みも取りづらい し。もっと気楽に働ける職場へ移りたいです』(40代女性・パート/子ども1人)パート主婦が幸せだと感じるかどうかは、当たり前ですが人によるということですね。----------専業主婦から脱したい方は、難しく考えずに勢いで働きに出てみるのもアリでしょう。しかし、正社員からパートになりたい方は、収入がグッと減ってしまう分、自分が望む生活を本当に手に入れられるかどうか、デメリットまで考慮した上で慎重に転職先を決めたほうが良さそうです。【参考リンク】・6割以上の主婦が「専業主婦」より「パート主婦」の方が幸せと回答~主婦のパート探しに関する調査~ | アルバイト採用・育成に役立つ人材市場レポート「an report」()●文/パピマミ編集部●モデル/坂井由有紀(央将くん)
2017年05月31日「時間がたりない!」こう思ったことのある経験は、誰しもあるものではないでしょうか。とくに働いていると時間的な制約がある分、家庭での時間の使い方に不満を抱いてしまうこともあるでしょう。このたび、働く主婦の家庭で「短縮したい」と思っていることについて、あるアンケート調査がおこなわれました。働くママが削減したいと感じていることとは一体なんなのでしょうか。■ママが短縮したい家事の第1位は…人材サービス「しゅふJOB」がおこなった「家庭で時間を短縮したいこと」をテーマにしたアンケート調査によれば、日頃から短縮したいと考えていることに「料理」をあげる人がもっとも多いことがわかりました。『家庭で時間を短縮したいこと』調査(しゅふJOB総研) 僅差で「掃除や片づけ」もあげられ、つづく回答は「洗濯」「買い物」、「家族の送り迎え」など…。食事や家族だんらんの時間は大切だけれど、「調理には時間をかけたくない」「時間をかけずに部屋をキレイに保ちたい」などと考える人が多いのかもしれませんね。■子どものためにがんばりたい。でもママの本音は…ここからはアンケートに寄せられた口コミをご紹介します。●料理を短縮したい人・「メニューが決まらないと無駄な時間が過ぎてしまう」料理の下ごしらえや調理の時間だけでなく、メニュー決めで時間を使ってしまう人もいるようですね。・「子どもがいると食育の観点から手の込んだ料理が求められ、時間がかかる」家族の健康を考えた料理の準備にはどうしても時間がかかってしまうようです。●掃除や片づけを短縮したい人・「家族の帰宅時間がばらばらで、そのつど食事・片づけの準備をするため時間がかかる」・「食後の片づけの時間帯は眠気をひどく感じる」時間帯によってさらに片付けがおっくうに感じてしまうケースもありました。なかには短縮したいことについて「特になし」と回答している人も。「外で働くより、家事が好きなので専業主婦になってみたいくらい」「家のことは家族とのコミュニケーションも兼ねているので手抜きはしたくない」などの意見も寄せられていました。■いますぐできる時短掃除ワザ3つ最近は調理時間が短くてもおいしい時短料理レシピがたくさんうみだされています。お掃除や片付けにおける時短テクにはどんなものがあるのでしょうか。そこで、ここからはいますぐにでも実行できる裏技を3つご紹介します!●床以外の物の置き場所を決めておく掃除や片づけに時間をかけないためには、掃除場所を掃除しやすくすることが大事。そのため次のことを心掛けるだけでだいぶ時間が短縮されます。・床にはなるべく物を置かない物を床におかないようにするだけで移動や片付けの手間がなくなり、掃除機がけが手早く終わります。・何がどこにあるのか家族全員に置き場所を熟知するみんながどこに何をしまうのか知っていれば、家族全員で片付けられるようにしましょう。●ゴミ箱をひとつにするあちらこちらの部屋にゴミ箱をたくさんおいてはいませんか? どこにいてもすぐに捨てられるから、とむやみにゴミ箱を増やしてしまうと、ゴミ集めに時間がかかったり、あとで分別が必要だったりと、意外にあとから大変だったりします。さらにゴミ箱から発生するニオイが部屋に充満しちゃうことも。そこでゴミ箱はリビングに大きめサイズがひとつ! と決めるとゴミをまとめる作業もグンと楽に!●ウェットティッシュを活用ちょっとした汚れや食べこぼしもすぐにキレイにしないとかたまって頑固な汚れになることがあります。そんなときは玄関、リビング、洗面所など各部屋のすぐ手の届く場所にウェットティッシュをおいておきましょう。ちょっと汚れたとき、手ではさわりたくないゴミが落ちていたときにササッとその部分だけふきとります。そうすることでひどい汚れや大きなゴミを放置することなく、後々の掃除が楽にすむはずです。おいしいものを食べさせたい。いつもキレイな家にしておきたい。でも時間はかけたくない! ママの心のなかにはいつもそんな葛藤があるのかもしれません。でも自分ひとりだけで完ぺきにこなすなんて不可能。快適なおうちにするために、大事な家族にもぞんぶんに協力してもらいましょうね!<参考サイト>しゅふJOB総研 「家庭で時間を短縮したいこと」をテーマにしたアンケート調査
2017年05月17日「11年間、専業主婦をしていた私が、いきなり働くことになったわけですから、不安だらけでした。パソコンのスキルもなければ、資格もなくて、40歳手前で子育て中。そんな自分が働ける職場があるのかさえ、わかりませんでした」 そう語るのは、パート社員から社長になった、コンサルタント会社「クラスモア」の坂本玖実子代表取締役(62)。ごく普通の主婦として過ごしていた坂本さんが離婚したのは38歳のとき。5歳と11歳の2人の娘を抱えた彼女が、最初についた仕事は、外資系化粧品の訪問販売だった。客はお金を稼ぐために“戦う相手”と思い込んでいた坂本さん。だが、転機が訪れる。 「飛び込み営業にもかかわらず、ドアを開けてくれる人もいたのですが、それは決まって、私が“売りつけようとした人”ではなく、“何か役に立ちそうと思ってもらえた人”だと気づいたのです。それからは商品を売ろうとばかりせず、お肌の悩みなど、お客さまの声に徹底的に耳を傾けるようにしました。そう考え方を変えただけで、同期の中でナンバーワンの営業成績が取れたのです」 その後、坂本さんは「IDC大塚家具」にパート社員として転職。そこでも“主婦力”が多いに生かせたという。 「私にはインテリアのプロとしての経験はまったくありませんでしたが、専業主婦として、生活者としての経験ならありました。リビングが散らかりやすいことを知っていたから、キャビネットを提案したり、洗濯物を持ったままでも開けやすいタンスを紹介したり、と生活者の視点から、お客さまの暮らしを快適にする提案ができたのです」 そうして、1日で3,200万円という驚異的な売り上げを記録。実績が認められてパートから正社員になり、やがて人材育成部門の管理職にまで上り詰めた。53歳のときに独立し、現在は人材育成会社を経営する坂本さん。主婦が働くことの大切さを聞いてみた。 「それまでは『女性は家にいるべきだ』という風潮があったのに、人手が足りなくなると『主婦も戦力だ』なんていって、働くことを勧め始める。社会は女性に対して身勝手ですよね(笑)。たしかに仕事はキツいことばかりです。でも、自分のことだけでなく、まわりを喜ばせたり、幸せにしたりすることもできる。その経験は、人間として大きく成長させてくれると思うのです」 さらに今は、時代が“主婦力”を求めているという。 「たとえば商品を売るにしても、一人ひとりの欲求に合わせた提案が求められます。そして、そのときに必要なのは、相手のニーズを引き出す“共感力”です。だから、家事や育児、夫婦の関係など、さまざまな経験をしている主婦の“共感力”や視点は、“稼げるスキル”となります。仕事だけに集中できる男性がうらやましかったこともありますが、これからはそんな主婦こそが、社会で活躍する時代になっていくのでしょう」
2017年03月15日ひとくちに掃除といっても、そのやり方や使用する道具には、主婦のみなさんの知恵や工夫がたくさんあるようです。そこで、定番の掃除道具から、主婦のアイディアが光るとっておきの道具まで幅広くご紹介。主婦の皆さんはどんなものを使って日頃の掃除をしているのでしょうか?皆さんはどんな掃除道具を使って、普段の掃除をしていますか?最近では、雑貨屋さんやバラエティショップでもいろいろなタイプの掃除道具が売られていますよね。掃除機も種類が増え、性能も進化しています。今回は20〜50代の女性50人に、「掃除道具」をテーマにアンケートを実施しました。回答者の9割は主婦、残りの1割は正社員・派遣社員です。■目次1.主婦の本音を覗き見2.定番の掃除道具3.オススメの掃除道具1. 主婦の本音を覗き見掃除は毎日やらないといけない家事の一環。できれば簡単に済ませたいものですよね。そんな掃除に対して主婦の方はどのように思っているのでしょうか。■主婦が毎日掃除をする理由とは?「どのくらいの頻度で掃除をしていますか?」というアンケートでは、実に半数以上の方が「毎日掃除をする」という結果が得られました。しかし「毎日は厳しい」という声も多く、「少なくても週に1回以上」掃除をしている人もたくさんいらっしゃいます。「毎日掃除をする」と答えた方で、もっとも多かった回答が「小さな子どもがいるから散らかりやすい」からというもの。■「子どもがいるので、お菓子や走り回りホコリまみれになり、すぐに床が汚れてしまうため。」(30代主婦)■「まだハイハイをしている赤ちゃんがいるので、ゴミなどを食べないように。」(30代主婦)まだ小さなお子さんがいる家庭では、気づかぬうちに部屋が散らかっているなんてことは日常茶飯事。おもちゃなどが散乱しているだけならすぐに片づけられますが、お菓子のカスなどはそう簡単にはいかないもの。きれいな空間を維持するために毎日掃除機をかける人は多いようです。■意外と手強いカーペットとトイレの掃除では、毎日掃除するのは、どこでしょうか?部屋の掃除をする人が多いのは当然の結果かもしれませんが、意外と目立ったのが、「カーペット」「トイレ」「テーブルや棚の上」という回答の多さでした。【カーペット】■「床やカーペットのゴミが目につくので、掃除機をかけるようにしています。」(30代・主婦)■「猫が2匹いるので、カーペットに毛が付くので頻繁に掃除します。」(30代・主婦)カーペットって細かいゴミや髪の毛が気づかぬうちにたくさん溜まってるもの。週末にまとめて掃除をして、コロコロをかけてみると、すぐにコロコロの紙がなくなってしまうなんてこともありますよね。犬や猫などのペットを飼っていると、ペットの毛がカーペットにたくさん付いているなんてことも。カーペットにはダニなどの虫も溜まりやすいので、こまめな掃除が大事です。【トイレ】■「トイレは汚れてから掃除すると大変なので毎日少しずつ掃除しています。」(30代・主婦)■「掃除しても掃除しても毎日汚れるし、掃除しても完璧にきれいになったという気持ちは実感できない。」(50代・主婦)トイレの便器は、日頃から掃除をしておかないと汚れが落ちにくい場所のひとつです。便器をこまめに洗わずにいると、茶色い汚れが広範囲についてしまい、とても不潔な状態になってしまいます。毎日気づいたときに便器の掃除をすることを日課にするだけでも、まとめて掃除をするときのストレスも大きく軽減されるはず。トイレ掃除には、市販のトイレ用洗剤のほかにも、重曹を使ってきれいに汚れを落とすことができます。日頃からきれいに便器を洗っていても、尿が飛び散ったものが残っている場合もあるので、定期的に念入りな掃除をすることも忘れずに。■私はこんなところ掃除するのが嫌だ掃除と言っても、場所によって負担は変わってきますよね。主婦の皆さんにどこの掃除が億劫になるのかを聞いてみました。圧倒的に多かったのは、台所の換気扇、お風呂場、ガスコンロの3箇所。換気扇やガスコンロは油汚れのベタベタが気になるもの。そして風呂場は水垢やぬめりなどが気持ち悪いですよね。これらの汚れは落ちにくいことにイライラしてしまいがちです。【換気扇】■「頻繁にしているつもりでも、やはり油脂はとるのが大変。取り外すのも面倒だし洗って取り付けるのがひと苦労。」(40代・主婦)■「油汚れの掃除は、ベタつくし、時間がかかるしで、あまり好きではありません。」(20代・主婦)【風呂場】■「お風呂の排水口は髪の毛が詰まっていて触るのが気持ち悪い。」(20代・主婦)■「風呂場のカビをとるのが一番億劫になる。どうしても掃除の頻度が減ってくる。」(50代・主婦)【ガスコンロ】■「毎日掃除をしていても、吹きこぼれや油汚れが蓄積され、なかなかきれいにならないから。」(20代・主婦)■「油汚れや食材の飛び散りがきれいにならずに苦労しています。なかなか落ちません。」(40代・主婦)節約を意識するとなると、自力で解決したい問題ではありますが、換気扇、風呂場、ガスコンロの掃除は面倒さや、汚れの落としにくさから家事代行サービスを利用する人も増えてきています。毎日やらないといけない掃除でも、やっぱり不満や愚痴はたまってしまいますよね。では、主婦の方々はどのような道具を使って掃除をし、ぬめりなどの強敵と戦っているのでしょうか?2. 掃除といえばこれ!定番の掃除道具主婦50人の方に、普段使っている掃除道具についてお聞きしました(複数選択可)。主婦が使う掃除道具のナンバーワンはやはり、掃除機。2位がワイパー、そしてウエットシートとコロコロが同位です。ほうき、モップ、雑巾を使う人は少数派という結果になりました。これは、今や多くの家はフローリングで、和室が減ってきている環境の変化が大きく影響していることが考えられます。■掃除には欠かせない掃除機50人中、31人もの人が「使っている」と答えたのが掃除機でした。■「子どもが毎日外のホコリを家の中に持ち込んできて、ふわふわ浮いているのが目につく。」(40代・主婦)■「カーペットだけは掃除機がないとどうしようもない。髪の毛やほこりなどコロコロだけでは追いつかないので。」(40代・主婦)ホコリなど簡単に掃除することが難しいゴミは、ワイパーやコロコロで取るのは限界があるもの。掃除機で取ってしまうのが一番楽な方法かもしれません。一人暮らしなどで生活スペースが狭い部屋ならば、掃除機がなくてもワイパーやコロコロなどで掃除はすんでしまうかもしれません。しかし子どもが多く、毎日の掃除に使うとなれば、やはり掃除機はマストアイテムと言えるでしょう。数年前からサイクロン式やロボット型など、高性能な掃除機が急速に普及し、最近では一般家庭でも浸透し始めています。吸引力が高いもの、軽いもの、小回りがきくものなど、性能の種類も増えました。ゴミ捨てがややこしかったサイクロン式掃除機もありますが、ゴミ捨てを楽にすることに特化したモデルなども開発されています。■サクッと掃除したいときはすぐに使えるものが光る数は少ないものの、根強い人気を誇っているのがワイパーです。軽くて場所を取らないことから、気軽にサクッと使えることが主婦の方々から愛される秘訣。■「ワイパーが一番手軽で使いやすいので、フローリングにはワイパーを使います。取れたホコリが見えるので掃除した感も得られ、なんだかスッキリします。」(40代・主婦)■「一番手軽でゴミも取れやすく、リビングでも気づいたときにさっとできる手軽さがいいです。」(40代・主婦)ワイパーもさまざまな大きさや形のものが販売されています。テーブルや棚、テレビ台の上などをサクッと拭けるハンディタイプ、エアコンや照明などの高いところにあるものについてしまったホコリを取り除ける長い柄のものなど種類が豊富です。ハンディタイプのものは軽くて持ちやすい種類のものがたくさん販売されているため、小さなお子さんでも使うことができるでしょう。子どもと一緒に掃除をするときにぴったりの掃除道具です。普段使いできる床拭き用のワイパーは、リビングで収納できるボックスも発売されています。カッコよくスタイリッシュに収納することができて、少しでも時間を節約したい忙しい主婦にとっては、さっとすぐに始められるのも嬉しいポイントですね。3. おすすめの掃除道具掃除の定番はあれども、やり方は人それぞれ。面倒な掃除を少しでもやりやすくするためのとっておきの掃除道具を主婦の皆さんにお聞きしました!■メラミンスポンジって何?皆さんは「メラミンスポンジ」をご存知ですか?洗剤を使わずに、水を染み込ませてこするだけで、簡単に汚れが落ちてしまう「白いスポンジ」のことです。コンロの油汚れや蛇口の水アカなども、少し力を入れてこすれば、気づいたらきれいになっている優れものです。多くの主婦が使っている大人気の掃除道具です。■「メラミンスポンジ。こすっても落ちない汚れが、どんどん落ちるから。」(30代・主婦)■「メラミンスポンジをカットしておいて、いつでも気になるところを磨けるようにしています。」(30代・主婦)メラミンスポンジは、100円ショップでも販売されています。手軽に使えることが特徴です。小さく使いやすいサイズにあらかじめ切っておいたものをキッチンや洗面台の引き出し・戸棚にストックしておけば、いつでもすぐに使えて便利ですね。ただし一見便利そうなメラミンスポンジですが、使用する上で気をつけたい点があります。ワックスがけしてある床や、ペンキが塗られているテーブルなどは、塗料が落ちてしまう可能性があるので、注意しましょう。■そのほかの定番アイディア掃除道具■「新聞紙は、身近にあって利用価値があると思います。何か汚れを取る場合、新聞紙の上で作業すれば、そのまま廃棄できます。」(50代・主婦)■「割り箸の先にキッチンペーパーを巻きつけ輪ゴムでとめたもの。狭いところをきれいにしてそのまま捨てられるので後片づけも楽」(40代・主婦)■「一番使い勝手がいいのは、使い古したタオルや着古したシャツを手ごろなサイズに切って使い捨てにする雑巾かな。」(40代・主婦)雑巾は、掃除道具としては汎用性が高く、やはり掃除には必需品。また新聞紙は、軽めに水に浸してよく水切りしたものをちぎってゴミ掃きすることで、ホコリが集まりやすくなります。窓拭きにも新聞紙は有効で、本来の目的ではありませんが、新聞紙も優れた掃除グッズといえそうです。このほかにも、古くなったふきん、洋服、歯ブラシなども定番の掃除道具。身近にあるものを再利用して掃除するのは、“節約上手”の主婦の腕の見せ所です!■主婦のアイディアが光る掃除道具■「沸騰重曹水(お湯を沸かして重曹を入れたもの)。お風呂場などの掃除に重宝しています。」(50代・主婦)こちらの主婦の方が教えてくれた沸騰重曹水は、お湯に重曹を入れてよく混ぜることでできるお掃除アイテム。お湯1リットルにつき、50〜70gの重曹を入れます。沸騰したお湯に少しずつ重曹を入れ、重曹がよく溶けるまでかき混ぜたら沸騰重曹水の完成です。沸騰重曹水は、お風呂場だけでなく、キッチンの掃除にも使うことができます。コストも安く抑えることができるので、毎日使う洗剤としても使うことができます。保存はペットボトルよりも、瓶などのしっかりした素材のものがオススメです。■「セスキ炭酸ソーダ水、クエン酸水を常備しておくと、大体の汚れはどちらかで落ちるのでとても便利。」(30代・主婦)クエン酸水を使うことも掃除の裏技として効果的です。クエン酸は消臭・抗菌効果がある、エコで手頃な掃除アイテム。値段も300〜500円とリーズナブルで、多くの主婦の方が使用しています。クエン酸水はスプレータイプの容器に詰め替えると便利です。洗面台、台所の水場、風呂おけ、トイレの便器などの掃除に効果を発揮し、軽く吹きかけ、雑巾やスポンジでこすったり拭いたりするだけで汚れが落ちます。気軽に使えるものなので、毎日のお掃除で使いたいですね。まとめ50人の主婦の方に、掃除に関するさまざまな質問をしてきましたが、いかがだったでしょうか?ひとくちに掃除といっても、そのやり方や使用する道具には主婦のみなさんの知恵や工夫がたくさん。新聞紙、割り箸、古くなった布、重曹など、家にあるものを上手に再利用すれば、大きな節約にもなります。少しでも家計を楽にするために、主婦は日々努力をしているのです!
2017年03月03日こんにちは。メンタルケア関係を中心に執筆しているメンタルケア心理士の桜井涼です。結婚・出産後に働くか専業主婦になるかということで悩んでいる女性が多くなっています。どちらの道を選択しても、現在の自分ともう片方の道を選んだ人を比べてしまい、「隣の芝生は青い」(自分と違う選択をした方が良く見える)というような状態になっていることが少なくありません。そこで今回は、専業主婦とワーママがお互いに理解している点と理解が薄いと感じている点をみていきましょう。●専業主婦がワーママに感じていること専業主婦になる道を選んだ場合、働いているママに感じている面を挙げてみました。・肉体面……仕事と育児の両立が大変・精神面……自分の時間があってうらやましい・社会離脱を感じるなど・預け先……待機児童問題とか保育園探しが大変・経済面……経済的な余裕があっていいなど24時間、家のことにかかりきりになる専業主婦をしていると、それなりに不満を持ちやすくなります。特に子どもが小さければ小さいほど手がかかるため、自分が取り残された ように感じてしまいます。働いているママがうらやましく感じたり、余計に大変さを感じたりします。●ワーママが専業主婦に対して感じていること働いているママも専業主婦に対してさまざまに感じていることがあります。・肉体面……家事と育児だけで楽そうなど・精神面……時間があってうらやましい・預け先……預けなくていいから、子どもと関わる時間が多く取れる・経済面……夫の給料だけで生活できていい働いていると、家にいることをうらやましく感じることが多いようです。子どもが熱を出したときなどに、すぐに対応できることや家事がたまってしまうことがないと思う気持ちが大きくなってしまうからでしょう。中には、専業主婦はラクと感じている人もいるようですが、「子どもに手を掛けてあげられる時間が多いこと 」が大きな理由になっているのではないでしょうか。●理解が必要な点とは?専業主婦とワーママ、どちらの道を選んだとしても、自分ができないことを相手ができていると感じたときに、うらやましさなどの気持ちが働いて亀裂が生じます。理解が必要なのは、それぞれにいいところと悪いところがあること、自分にあっている道を選べているかどうか です。肉体、精神面、預け先、経済面はそれぞれです。「○○だからどっちがいい」とは一概に言えません。自分が片方の道しか知らないので、理解できないと思い込んでいることが多いからです。どちらの道にも良い面も悪い面もあります。そこを理解して、妬みや羨みを持たないようにすることが大切です。●おわりに理解が必要だと思われるのは、「自分は自分であること」です。自分と相手を比べても仕方がありません。違いが最初からあるのですから、相手と自分を比べて「向こうはいい」「あっちは楽そう」などと躍起にならないようにしましょう。「理解していない」のはお互い様なのです。大事なのは、自分と家族にとってどっちがベストなのか ということです。専業主婦もワーママもどちらも素晴らしいですし、家事・子育てをしている仲間です。お互いを理解しようと思わずに、違う道を進んでいるけれど方向は同じだと思った方が、心が苦しくならないでしょう。自分は自分、相手は相手です!【参考文献】・『働くママ専業ママ子どものためにどっちがいいの?』三沢直子・著●ライター/桜井涼(メンタルケア心理士)●モデル/REIKO(SORAくん、UTAくん)
2017年01月18日毎日のように「今日の夕飯は何にしよう?」と頭を悩ませていませんか。献立作成サイト『me:new』が全国の20代~40代の主婦を対象に行った調査によると、働く主婦の料理に関する悩みの第1位は「献立を考えるのが面倒(63.8%)」、第2位は「毎日、何を作るか迷う(62.4%)」という結果になりました。『「めんどくさい」がなくなる台所』(足立洋子著、SBクリエイティブ)はそんな悩みを解消する方法がたっぷりつまっています。著者は「台所仕事は、頭が7割」だといいます。どうしたらもっとラクになるかと考えることで、実際に手を動かすことは3割にまで減らせるそう。今回は本書の中から特にお悩みの多い、献立の「めんどくさい」がなくなるコツをご紹介します。■1:翌日のメイン食材をトレイの上に準備しておく夕食の準備に取り掛かるタイミングになっても献立が決まらず、悩んでしまうことはありませんか。そんな人におすすめなのが、前の晩に翌日のメイン食材だけを決めてしまうこと。夕食の片付けが終わった時や寝る前などに、トレイの上にメイン食材になりそうな肉や魚をのせて冷蔵庫に入れておきます。これならあとは「どう料理するか」を決めるだけ。冷凍食材なら次の日の夕方には解凍されているので調理がスムーズにできるでしょう。メインの食材さえ決まっていれば、買い出しに行っても悩まずにすみます。■2:メイン料理に揚げ物を取り入れる「油の処理が面倒」「キッチンが汚れる」などの理由で揚げ物を敬遠している人は多いもの。しかし、揚げ物を取り入れることで献立はもっとラクになります。揚げ物をする都度、油を捨てる必要はありません。揚げ終わった油は熱いうちにオイルポットに移せばOK。油が熱いうちにこすことで、細かい不純物も取り除くことができます。キッチンペーパーを重ねてこすとさらによいでしょう。消費者協会の調査でも、何度か使った油でも酸化しないことが明らかになっています。揚げ物に慣れていない人はまず、衣をつけないか小麦粉を薄くまぶしただけの「素揚げ」からチャレンジしてみましょう。■3:献立を考えたくない日用のメニューを用意しておくどうしても献立を考えたくないという日は誰にでもあるもの。そんな日のための献立をあらかじめいくつか決めておきましょう。著者は「どんぶりもの」「焼きそば」「スパゲッティ」「煮込みうどん」を考えたくない日の献立にしているそう。お刺身丼のようなご飯の上に乗せるだけのものなら美味しくて手間もかかりません。麺類も手早くできる上、家族も喜ぶメニュー。「品数をたくさん作らなきゃ」と考えると憂鬱な気分になってしまうので、自分の得意なもの、好きなもの、家族の喜ぶもの、ラクなものと気持ちを切り替えてみてください。■4:常備菜は作りすぎない常備菜や作り置きが流行っていますが、あまりたくさん作りすぎると食べ切るのが大変になることがあります。煮物などは美味しく食べられるのは3日間程度。とはいえ3日間連続で同じものを食べるのは飽きてしまいますし、もったいないからといって味が落ちてしまったものを食べ続けるのも悲しくなってしまいます。面倒くさがり屋の人ほど、実は作ってすぐ食べる方が向いているのです。■5:一汁三菜はワンプレートでOK一汁三菜というと、ご飯に味噌汁、焼き魚、煮物、酢の物・・・などというイメージを持つ人が多いでしょう。しかし、毎回こんな献立を考えるのは難しいですよね。一汁三菜とは栄養バランスをとるためのものであり、それさえ満たされれば内容は気にしなくてもいいのです。おすすめは「ワンプレート」。例えば献立のメインが豚の生姜焼きなら、千切りのキャベツを添えるのが定番ですよね。これでもう「二菜」になります。切ったトマトをプラスすれば「三菜」の出来上がり。これにご飯と味噌汁をつければ立派な一汁三菜になります。ハンバーグに炒めたほうれん草とプチトマトを添えて、ご飯とコーンスープを組み合わせるのでも十分です。またワンプレートでなくても、親子丼と味噌汁でも肉・野菜・ご飯が一通り揃っていますし、ご飯と豚汁という2品だけの献立でも肉・野菜・大豆製品・ご飯をすべて摂ることができます。一汁三菜の固定概念にとらわれることなく、栄養バランスがとれればOKと広くとらえましょう。*「ちゃんとやらなきゃ!」と考えすぎないことも大切なポイントだということがわかりました。本書では献立以外にも買い物や冷蔵庫の整理、片付け、収納などあらゆる家事をラクにするコツが紹介されています。何がめんどくさいのかを明確にしていくことで、自分なりのアイデアも見つけられるでしょう。(文/平野鞠) 【参考】※足立洋子(2016)『「めんどくさい」がなくなる台所』SBクリエイティブ※料理に関するアンケート調査-株式会社ミーニュー
2016年09月20日パートで家計を支える主婦の方からよく聞くのが、「働くのであれば、主人の扶養範囲内がいいんですよね?」という質問です。多くの奥様は「扶養の範囲内で働きたい」と希望されますし、みなさんもそう思っていらっしゃるかもしれません。でも問題は、この「扶養の範囲内」が一体いくらのことなのかという点です。■103万円以上でも税金は2万円程度そもそも、扶養の範囲という定義があいまいです。よく出る金額は103万円なのですが、どうしてこれが扶養の範囲内なのかご存知でしょうか?実は103万円は、所得税がかからない収入の上限なのです。言い方を変えれば、これ以上働くと税金を払わなくてはいけないということです。仮に103万円を超えて120万円まで働いたとします。その場合、支払うべき税金は、所得税と住民税を合わせて3万2,000円程度です。つまり、税金を差し引いても月額14万円程度は手取りが増える計算になります。こうご説明すると、次のように思う方もいらっしゃるかもしれません。「でも103万円を超えると、旦那の税金が増えるんじゃないですか?」そのとおりです。でも、この金額もそれほどのものでありません。ご主人の収入によっても違いますが、1~2万円程度です。この点から見ても、たしかに払う税金は増えますが、手取り額は増えるのです。「なら、扶養の範囲って関係ないの?」という話になりそうですが、そうでもありません。重要なのは130万円の壁なのです。■年収130万円の壁に注意すべき理由130万円に壁があるという話はあまり聞いたことないかもしれませんが、この壁がとても大きいのです。なぜなら収入が130万円を超えると、奥様自身で国民年金・国民健康保険を払わなければならないからです。130万円未満であれば「ご主人の扶養家族」という扱いですから、保険料を払うことなく、健康保険に加入し、国民年金も払っているとみなされます。しかし130万円以上になると、考え方が変わってくるのです。年金と健康保険の額は、約30万円。つまり手取り額は129万円のときにくらべ大幅に減ってしまうのです。だから、130万円の壁に気をつけなければいけないのです。もし130万円を超えるのであれば、160~180万円くらいの収入にならないとうまみがありません。しかも今年の10月から、一部の人は130万円の壁が106万円に引き下がります。【2016年10月施行の社会保険適用対象】(1)勤務時間が週20時間以上(2)1ヶ月の賃金が8.8万円(年収106万円)以上(3)勤務期間が1年以上見込み(4)勤務先が従業員501人以上の企業(5)学生は対象外ご自身のお勤め先はどうなのか、一度ご確認ください。■130万円の壁のもうひとつの注意点また、他にも気をつけなければならないことがあります。それは、ご主人の会社の家族手当の基準。もしご主人が会社から奥様分の家族手当の支給を受けている場合は、その家族手当の基準がどこなのかを調べておくべきです。会社によっては、奥さんの年収が103万円を越すと家族手当が打ち切られる場合もあります。手当の金額次第では、103万円に留めておいたほうが、トータルで手取りが多くなる可能性もあるからです。噂話に惑わされることなく、一度ご自分で計算してみましょう。(文/ファイナンシャルプランナー・岡崎充輝)
2016年07月14日日本よりも女性の社会進出が進んでいるアメリカは、働くママたちが非常に多い国です。しかし、最近は専業主婦を選択するママたちも増えてきているとか。働くママたちのライフスタイルとともに、その理由を考えてみました。 ■働くママが多いって本当?驚く人が多いのですが、アメリカは産休・育休制度が全く確立されていません。そんななか、女性が出産後も仕事を続けているケースはとても多く、産後1ヶ月ほどで仕事に復帰する女性がほとんどです。働くママが多い理由のひとつに、共働きしやすい環境が整っていることがあげられます。アメリカのワーキングスタイルは日本と比べて、とてもフレキシブル。残業の文化もあまりなく、決められた終業時間ですぐに帰宅できる環境も仕事を続けられる理由です。子どもが小さい間は、時短勤務や在宅勤務で働くママも多くいます。保育園制度がないアメリカでは、すべて私立か個人経営のデイケアやベビーシッターに頼らなければなりません。子どもをデイケアに預ける場合も、フレックス制を利用して、夫婦で出勤時間をずらしている家庭が多いです。また、経済的負担を減らすため夫婦で在宅勤務に切りかえるケースも少なくありません。■アメリカでも専業主婦が増えている理由夫婦共働きがスタンダードなアメリカでは、夫が家事や子育てを分担するのが一般的です。 そんな環境ゆえに、女性が仕事をやめて専業主婦になると周りから驚かれる風潮があります。しかし、近ごろは女性が自らキャリアを捨て、専業主婦になるケースが増えているようです。その背景にあるのは、高すぎるデイケアやベビーシッターの料金です。一生懸命働いても、給料のほとんどがデイケアやベビーシッターの支払いに消えてしまう。働き続けるのに多くのお金がかかるなら、家で子どもとの時間を過ごすことを選択しているようです。アメリカでは、今年11月に大統領選挙が行われます。初の女性大統領が誕生するかどうかも、働くママたちにとって非常に大きな話題です。しかし、最も重要とされるのは、働くママも専業主婦も安心できる社会的な保障制度の充実です。女性たちは、大統領選を生活に直結する問題としてとらえているでしょう。今後、ワーキングマザーが増えるのか減るのか、注目していきたいと思います。
2016年07月04日最近、30代女性が会社でのキャリアを捨てて、海外留学をする人が多いと良く聞きます。それを男性管理職のみなさんは、とても不思議に思うようで、会社にいた方が安泰で、将来を約束されているのにと。今、企業でも女性管理職を30%増やすという政府からの指針で、女性活躍推進なるものが、掲げられてるんですね。まー斜め読みすれば、政府が推進を働きかけないといけないくらい、推進が難しいということなんでしょう。だからその中で得られるキャリア、というのも、そんなの多くは望めないし、女性は色んなライフイベントで、男性のように、ずーっと同じようには働く事が出来ない。キャリア志向の女性のもその会社で出世したとしても、先は見えている、という諦めとというか、ぐったり感っていうのかな、閉塞感のようなものを感じているのかなと思います。『この会社にずーっといても、あのおじさん達と同じになるのか・・・』という閉塞感があるようです。そんな思いから、このままこの会社にいても仕方が無い。もっと自分の可能性を見てみたい、という思いから海外留学という道を選択する人も多いようです。それに、古い企業はまだまだおじさん達のの世界で、あらゆるライフステージの女性が働きやすいかと言えばそうじゃない。今、空前の女性起業ブームが起こっている事を知っていますか?そんなところから多くの女性が、企業という場から、自分で働く起業や、在宅仕事に目が向き始めたんでしょう。ある意味、私は女性の方が働き方は自由に出来ると思います。会社での出世欲がある人も男性より少ないし、色んな事にチャレンジが出来るとも言えます。筆者自身も転職回数は8回に登りますが、それも女性だから簡単に出来た事かもしれません。起業する女性が増えたのも、キャリアに対する柔軟性があるから。そして女性マーケットの中で成功する人も出て来ています。会社に務める、パートに出る、アルバイトをする、という働き方の他に、起業する、フリーランスになる、という選択をする人が増えているのもその証拠です。政府が推進しても、中々時代は変わらない。ならば、自分たちから変わろう!と思っている女性が、これからも増え続けるでしょう。好きを仕事に、というのも一時ブームになりました。それが今は「自分らしく働く」というのがキーワードになっています。仕事も人生の一部です。自分らしく生きるには、自分らしく働く事も大事。それに気がつく女性はこれからも増え続けるでしょう。
2016年06月21日産後に仕事を「続ける」か、それとも「辞める」かの選択。多くのママたちの多くが悩む問題ですよね。働く選択をした場合と辞める選択をした場合、それぞれの一日の流れとメリット、デメリットをまとめます。■働くママの一日のスケジュール私は、仕事を続けることを選択したママです。今はフリーランスで働いているのですが、先日まで会社に属して記者をしていました。保育園にすぐ入れなかったこともあり、子どもが1歳半のときに職場へ復帰。子どもがまだヨチヨチとつたい歩きをするぐらいのころです。今回は、私が産休明けに仕事復帰した頃の一日の生活を紹介します。▼6時:子どもと一緒に起床バタバタと着替え、朝食、片付け、化粧、保育園の準備を済ませます。朝食は、準備と片付けのしやすさを考えてパンにしています。1歳半の息子もパンであれば、一人で食べることができました。▼8時過ぎ:出発車のチャイルドシートに子どもを乗せて出発します。「イヤイヤ期」に入ってからは、ここが一番苦労するポイント。なかなか乗ってくれないので、「よ~い、どん!」と掛け声をかけ競争をしながら乗り込む作戦をとっています。いつまで効果があるかわかりませんが…。保育園を経由して、職場へ向かいます。最初のころは、泣いてすがる子どもを先生に託して、私も泣きそうになりながらの出社でした。3カ月間くらい寂しがって泣いていましたが、今ではよろこんで保育園に行っています。毎朝泣いていた時期も昼間は元気に過ごせているようだったので、安心して任せることができました。▼9時半:会社着毎朝、就業時間ギリギリで滑り込みです。▼16時半:退社時短勤務だったため、ほかのスタッフより一足先に会社を出ていました。▼17時半:お迎え保育園に到着するのは、だいたい17時半以降。帰りの支度をして、家に着くのは18時過ぎでした。家に着くとすぐに夕飯です。我が家は夫の帰りが早いため、夕飯の準備をしてくれていました。▼20時:寝かしつけ夕飯後に入浴し、20時には寝かしつけ。私も疲れて一緒に寝落ちしてしまいます。▼深夜1時:私だけ起床夜中に起きて、洗濯と部屋の片付け。3時ごろまで仕事をして、再度寝ています。 ■「働く」メリット・デメリット働くメリットは、「収入があること」と「生活にメリハリができる」ことだと感じます。仕事復帰後の一番の楽しみは、昼食を外でゆっくり食べることでした。同僚を誘って時々カフェでランチをする時間は、私にとってとても貴重な時間になっていました。一方、デメリットは、「子どもと過ごす時間が減る」ということ。私はその分、子どもとの時間を濃密に過ごすように心がけています。家事は夫と分担、または子どもが寝た後にやるようにして、家にいる時間は常に子どもとベッタリ。休みの日は、朝8時から公園に行き、クタクタになるまで思いきり遊んでいます。 ■「辞める」選択をしたママの一日妊娠を機に仕事を辞めた友達も多いです。友人の話を元に、「辞めた」選択をしたママの生活をまとめます。友人にも私と同い年の子どもがいます。▼6時:起床起きるとすぐに洗濯機を回し、朝食の準備。夫が7時前に出社するので、6時半には朝食。家事を優先するため、子どもは起こさず。トイレと洗面所の掃除をパパッと済ませ、7時半ごろ、洗濯物を干していると子どもが起き出します。▼8時:食器洗いと掃除機子どもに朝食を食べさせた後、Eテレに夢中になっている隙に食器洗い。掃除機をかけ始めると追いかけてくるので、掃除機はかけないときも。▼9時~10時:買い物・お出かけ・友達訪問買い物のついでに児童館へ寄ったり、友達が遊びに来たりします。遊ぶときは自宅になることが多いそう。▼12時:昼食・子どものお昼寝子どもの昼食は、まとめて作って冷凍しているそう。昼食時は、子どものぐずり方が激しいため工夫しているようです。子どもは昼食を食べると、そのままウトウト。ベッドへ運び、自分の昼食とテレビタイムです。夕食の下ごしらえもテレビを見ながら、子どもが寝ているうちに済ませます。▼15時:洗濯物の取り込み・子ども供起床洗濯を取り込んでたたみ、片付けた頃に子どもが起床します。午後は、基本的に室内遊び。▼18時・夫の帰宅、子どもとお風呂夫が帰ってくると、子どもとお風呂に入ってもらいます。2人が入浴中に夕飯を仕上げ、入浴が終わるとみんなで夕飯を食べます。▼21時:就寝食後はゆっくり過ごし、子どもの歯磨きなどを済ませると、ママと子どもは寝室へ。そのまま寝落ちしなければ、子どもの食事のストックを作ったり、テレビを見たりするようです。 ■「辞める」メリット・デメリット仕事を辞めるメリットは、子どもと長く一緒にいられる点。あとは、家事がしっかりできること。友人の自宅は、いつ遊びに行ってもとてもキレイに片付いていて、本当に感心します。在宅勤務をしていた時期もありましたが、「うちの子は手がかかるから、仕事なんてもう当分はムリ!」と言っています。デメリットは、夫の収入しかないこと。あとは、自分の時間がないということでしょうか。仕事を続けても、辞めても、母親業が忙しいのは同じです。自分にあった生活はどちらか、見極めることが必要かもしれません。また、専業主婦のママには、一人になる時間がとても少ないように感じます。家族の協力も得て、たまには外でゆっくりお茶をする時間を確保してほしいです。
2016年05月07日3月になり、大学三年生にとっては学生生活最大の試練、就活シーズンが近づいてきましたね。ゆったり働きたい人、バリバリ働きたい人、それぞれが目標に向かって全力で頑張る時期。そんな中、今の女子大生たちの中には、一風変わったキャリアプランをたてながら就活をしている人も多いんだとか。その名もズバリ、「ゆったりキャリア志向」。いったい今のゆとり女子大生たちは、どんな働き方を目指しているのか…その本音に迫りました!■専業主婦にはなりたくない「同期の女子と就活について話すと、だいたいみんな、そこそこの名前の知れた企業に入って、結婚しても、子どもが出来ても働きたいって思っている子が多い。いまどき、専業主婦というと、男からも女からもバカにされて生きづらい気がするし、活動的な女子が多いから、専業主婦はヒマすぎるって思っているみたい」(W大学)なんと意外なことに、早く結婚して専業主婦になりたいと思っている女子大生は少数派なんだそう。最近は女子大生でも、ひとりで世界を巡ったりするほど活動的な学生が増えたので、彼女達の目には「専業主婦」は退屈に映ってしまうそう。■子どもができたらキャリアチェンジ「就職先は大手損保。今の就職先を選んだのは、とりあえず結婚するまでバリバリ働いて稼いで、結婚したり子どもが出来たりしたら、エリア限定職などラクな職種にチェンジする…っていう働き方もできそうだなと思ったから。あととりあえず大手のネームバリューがあれば、他の楽な業種に転職もできそうだし」(K大学)今の女子大生達は、専業主婦にはなりたくないと思う一方で、結婚したり子どもが出来たタイミングで、家庭と両立しやすい職種・業種にキャリアチェンジすることを視野に入れて就職先を選ぶこともあるようです。都合がいいようにも思えるかもしれませんが、じつは最近の大きな企業では、こうした女性向けのキャリアチェンジ制度を整えているところも多いのです。企業側としても、せっかく育てた人材が結婚などを機に退職されてしまうよりは、こうしたキャリアチェンジ制度を利用してでも、スキルのある人材が残ってくれる方がプラスだと考えているのかもしれません。■ゆるっと仕事と家庭を両立したい?まとめると、今の女子大生たちが立てているキャリアプランは、「結婚するまではバリバリ働いて稼いで、結婚したら家庭と両立できる仕事量にチェンジ」というもののようです。女性の社会進出が進む一方で、保育所はまだまだ不足していたり、産休・育休制度の不整備、はたまた、多くの会社では育児の都合で急な休みを取るなんてことは難しい…というのも現状です。女子大生達が目指している「ゆったりキャリア」は、現状の中でで最大限「仕事と家庭」を両立させるための方法なのかもしれません。
2016年03月11日共働きを続けたい働く母にとっては、そのライフスタイルを上司が理解してくれないことで余計な苦労をする場合があります。共働きを批判されたり、文句を言われたりするといったケースはごくまれですが、会話の端々でかみ合わない部分が出てきてストレスになることが多いようです。しかし、今の20~40代の働く親世代の現状を見てみると、専業主婦の妻を持つ男性上司のもとで働いているケースが大半ではないでしょうか。そんな上司とうまく付き合っていくには、どうすればよいのでしょうか。そもそも、専業主婦の妻を持つ男性上司は、今の働く母たちをどう思っているのでしょうか。○無意識のうちに自分の人生が主軸に妻が専業主婦で、自分が働いて家庭を養っている男性にとっては、当然「家族のためにがんばろう! 」と思って働いています。その気持ちは共働きの母や父と全くもって同じであり、お互いプライドを持って働いています。一方で、今までずっと1人で家庭を養ってきた片働き上司にとっては、それ以外のライフスタイルを経験したことがありません。そうやって一生懸命やってきた結果、家族みんなが幸せに暮らせているとしたら、それは彼にとっての「幸せな生き方」といえます。自分が片働きすることで家族の幸せに貢献しているという自負や達成感を得ているはずです。(もちろん、その妻や子どもたちもそれぞれの役割で幸せな暮らしに貢献しているのですが)。そんな日常を送る上司にとっては、共働きの部下たちの”働く意味”を同じ温度感で理解できない時があるのかもしれません。幸せそうな専業主婦の妻をいつも見ている上司にとっては、共働きの女性部下を上司として幸せにできているのか、と考えてしまうかも知れません。それは彼にとっての正義感であり愛情なのですが、残念ながら受け手である共働き部下には余計なお世話でしかないでしょう。では、部下としてはどのように対処すればよいのでしょうか。まずは、「私は働くことを自ら選んでここにいる」ということを上司に発信していかなければいけません。ちょっと面倒くさいかも知れませんが、片働き上司にとってはそこが一番確信の持てないところなのです。逆にその気持ちが共有できてさえいれば、上司だって喜んで部下の仕事やキャリアアップに協力してくれるはずです。職場の同質性が高かった時代から、多様性を受容する時代になりつつある現代は、部下から生き方を発信する時代と言ってもいいかも知れません。※写真と本文は関係ありません○著者プロフィール株式会社ここるく 代表取締役 山下真実「わが子を大切するために、ママが自分自身を大切にできる子育てスタイル」を提案し、人気のレストランが託児付きで楽しめるサービス「ここるく」を運営するママ起業家。投資銀行や金融系コンサルなど金融業界でキャリアを積みつつ、2011年に第一子を出産。初めての子育て中に「今まで気にもとめていなかった当たり前の事が、産後は一 気にできなくなるんだ! 」と感じたことがきっかけとなり、現代に合った子育て支援を実現するため2013年に株式会社ここるくを設立。同サービス運営を通じて得られる働くママ達のリアルな視点とコンサル経験を活かして、企業に対する女性活躍推進コンサルティングを行う。全プラン託児付き! 新しい子連れランチ・おでかけスタイル「ここるく」
2016年02月17日ビースタイルとファザーリング・ジャパンは24日、「上司のマネジメント」に関する調査結果を発表した。対象は、働く主婦層485名、管理職を中心とした上司層122名。期間は、4月22日~5月22日、6月23日~7月7日。○主婦層の67.2%、上司のマネジメントが働きやすさに「大いに影響」「働く主婦層の働きやすさに、上司のマネジメントは影響すると思うか」を聞いた。上司層では95.1%が「大いに影響する」と回答した。次いで、「少し影響する」(3.3%)、「ほとんど影響しない」「全く影響しない」(ともに0.8%)となった。働く主婦層においては、「大いに影響する」(67.2%)が最多だった。以降、「少し影響する」(22.3%)、「わからない」(6.2%)と続いた。「主婦にとって、働きやすい上司はどんな人だと思うか」を質問した。結果、上司層・働く主婦層ともに「子供の病気や家族行事等が発生した場合も柔軟に対応してくれる」の項目が最多となった(上司層89.3%、働く主婦層79.2%)。回答に差が開いたのは、「自分の仕事の成果に対して、期待をしてくれている」の項目。上司層51.6%に対して働く主婦層は33.6%(18pt差)だった。さらに、「仕事上のミスや失敗に対して寛容に受け止めてくれる」の項目では、上司層は18.0%、働く主婦層は38.6%(20.6pt差)となった。「育児等、家庭の制約がある働く主婦層は『働きやすさ』と『仕事の成果』を両立出来ると思うか」を聞いたところ、上司層の94.4%が「働きやすさと仕事の成果は両立できる」と回答した。以降、「わからない」(13.0%)、「働きやすさを追求すると、仕事で成果は上げられない」(5.6%)と続いた。働く主婦層においても、「働きやすさと仕事の成果は両立できる」が最多となったが、その割合は53.6%と、上司層より40.8pt下回った。次いで、「わからない」(31.3%)、「働きやすさを追求すると、仕事で成果は上げられない」(5.6%)となった。
2015年12月28日iDAはこのほど、「お仕事と家庭に関する調査」の結果を発表した。調査は12月1日~3日、全国の男女300名(7歳以下の子どもを持つ30代の専業主婦の女性150名、専業主婦の妻を持つ20~49歳の男性150名)を対象に、WEBアンケート方式にて行われた。○「妻に働いてほしくない」夫、わずか6.7%専業主婦の女性150名に「いずれ働きたいと思いますか?」と質問したところ、約7割が「働きたい(40.7%)」「どちらかというと働きたい(28.0%)」と回答。また、専業主婦の妻を持つ男性150名に対して「奥様にいずれ働いてほしいと思いますか?」と尋ねた結果、「働いてほしくない」という人はわずか6.7%にとどまり、7割超が「働いてほしい(30.0%)」「どちらかというと働いてほしい(44.0%)」と考えていることがわかった。続いて、いずれ働くとした場合、希望する雇用形態(男性には妻に求める希望形態)について聞いたところ、男女ともに「パート・アルバイト(女性88.3%、男性71.2%)」が断トツの1位に。次いで「正社員(女性34.0%、男性37.8%)」「契約社員(女性34.2%、男性29.1%)」と続いた。○理想とする"家庭と仕事のバランス"に男女で差次に、仕事をすると仮定した場合の「家庭と仕事の理想的なバランス」について尋ねたところ、女性は「仕事3: 家庭7(26.7%)」や「仕事2: 家庭8(20.7%)」など、「家庭の比重」が大きい回答が多かった。一方、男性は「仕事5: 家庭5(25.3%)」がトップに。男性の4人に1人が「仕事を始めるならばしっかり家庭も仕事も頑張ってほしい」と考えていることがわかった。続いて、現実的に考えた場合の「家庭と仕事のバランス」についても聞いたところ、男性の1位は「仕事3: 家庭7(20.0%)」と、女性が理想とするバランスと同じ結果に。逆に、女性は「仕事2: 家庭8(18.7%)」が1位だったが、僅差の2位は「仕事5: 家庭5(18.0%)」と、男性の理想バランスに近い結果となった。○夫は家事を手伝っているつもりでも、妻は…?次に、「夫が担当している(男性は自分が担当している)家事」について調べた結果、1位「ゴミ出し(50.7%)」、2位「子どもをお風呂に入れる(31.3%)」、3位「風呂掃除(31.0%)」となった。しかしながら、女性に比べて男性の回答数が軒並み多い結果に。特に大きく開きがあったのは「風呂掃除(女性17.3%、男性44.7%)」や「日用品の買い物(女性9.3%、男性31.3%)」で、男性が思っている以上に、女性は家事を手伝ってもらっている印象が薄いことがうかがえた。続いて、「夫にお願いしたい(男性はやってあげたい)家事」について聞いたところ、「皿洗い(43.3%)」が1位となり、男女別に見ても女性46.7%、男性40.0%とあまり差はなかった。男女の回答に差が見られたのは「子どもをお風呂に入れる」で、男性20.0%に対して女性は倍以上の46.7%。逆に、「買い物(日用品)」は男性20.0%に対し、女性はわずか4.7%という結果に。あまり女性はやってもらいたい家事というわけではない一方で、男性はやってあげたいと思っていることがわかった。
2015年12月24日ライフネット生命保険はこのほど、「パート主婦の働き方に関する意識調査」の結果を発表した。調査は9月19日~28日の10日間、ネットエイジアリサーチのモバイルモニター会員を母集団とする、夫と中学生以下の子どもがおり、パート・アルバイトをしている20~59歳の主婦を対象に、モバイルリサーチにて実施。有効回答数は1,000サンプルだった。○現在、パート主婦の8割弱が「年収を制限しながら働いている」まず、夫と中学生以下の子どもがいて、パート・アルバイトをしている20~59歳の主婦(以下、パート主婦と呼ぶ)1,000名に、年収が103万円の壁や130万円の壁などを超えないように、働くことを制限しているか聞いたところ、「年収が103万円以下になるように制限している」が56.5%、「年収が130万円未満になるように制限している」が19.8%、「年収が141万円未満になるように制限している」が1.1%となった。「制限はしていない」は22.6%で、裏を返すと、7割半(77.4%)のパート主婦が、自身の収入を制限していることがわかった。○9割が「手取り年収を増やしたい」、希望増収額は平均68万円本当は今より手取り年収がいくら増えるように働きたいと考えているか聞いたところ、「10万円~50万円未満」が35.4%、「50万円~100万円未満」が18.1%、「100万円~150万円未満」が19.0%となり、平均額は67.9万円だった。「0円(増やしたいと思わない)」との回答は1割(10.0%)にとどまり、大多数のパート主婦は、本当は手取り年収を増やしたいと考えていることがわかった。○パート主婦の半数以上が、2016年10月以降「手取りが増えるように働く」2016年10月に、短時間労働者に対する被用者保険の適用拡大があり、パート・アルバイトを含む短時間労働者の社会保険の適用基準が拡大される。社会保険を適用されるにはいくつかの要件があるが、そのうち、年収に関する要件である"130万円の壁"(年収130万円以上が適用対象)が、"106万円の壁"(年収106万円以上が適用対象)へと引き下げられる。社会保険の適用対象を広げ、年収130万円を超えて働く人の"働き損"解消が目的とされているもの。以上の説明をしたうえで、2016年10月にパート・アルバイトの社会保険の適用基準が拡大されたら、働き方をどう変えるか聞いたところ、「手取り年収が増えるように働きたい」が52.7%で半数以上となった。また、この改正の影響を直接的に受ける、現在の年収が106万円以上130万円未満のパート主婦層では、「手取り年収が増えるように働きたい」が64.0%で3人に2人と、より割合が高い結果となった。2016年10月の改正によって新たに社会保険料を支払うことになるパート主婦層は、これを契機に、年収の壁を気にしない働き方に変えるのかもしれない。○もしも収入が増えたら娯楽や自分磨きは二の次、1位は「貯蓄」にもしも収入が増えたら何に使いたいか聞いたところ、1位は「貯蓄」(67.6%)となった。2位は同じく6割台で「子どもの養育費・教育費」(62.5%)となり、収入が増えるなら子育て費用に回したいと考える人も多い。それらに次いで、3位から5位に、「旅行」(34.5%)、「レジャー」(28.5%)、「美容・ファッション」(23.8%)といった娯楽や自分磨きに使うとの回答が並んだ。6位から10位は、「住居費(家賃・ローン返済)」(21.7%)、「外食」(19.8%)、「家電の買い替え」(16.8%)、「自動車購入(新車購入、買い替えなど)」(14.9%)、「雑貨・日用品」(13.9%)となり、住まいや生活に関連する消費が多くなった。○パートでの労働時間を増やして働くとしたら、「家事との両立が問題」収入を増やすためにパートでの労働時間を増やして働くとしたら、問題点は何か聞いたところ、もっとも割合が高かったのは「家事との両立ができるか」(67.2%)で、3人に2人の割合となり、2番目は「自分の体力がもつか」(58.2%)だった。働く時間を増やすとなると、家事と仕事の両立や、自分の体力に不安を抱くパート主婦が多い様子がうかがえる。また、学生が違法労働を強いられているなどとしてブラックバイトが問題になっているが、「新たな職場を探す際、ブラックバイトに当たらないか」を10人に1人(11.5%)が挙げており、新たな勤務先がブラックバイト、という事態を心配する人もみられた。次に、子どもの学齢別にみると、乳幼児の子を持つパート主婦層では「子どもとの時間を確保できるか」(54.9%)、「子どもの預け先があるか」(46.5%)が、他の層よりも高くなった。まだ幼い子どもがいる主婦にとっては、これまでよりも仕事を増やすのであれば、子どもと触れ合う時間を確保できるかどうかや、仕事の間に子どもを預ける先があるかどうかが、課題となってくるようだ。○病気やケガで働けなくなったら、不安は「日々の生活費」そこで、もしも自身が病気やケガで長期間働けなくなったら、不安なことは何か聞いた。最多となったのは「日々の生活費」(71.1%)で、自身のパート収入がなくなってしまうことで生活が苦しくなるのでは、と考える人が7割を超える結果となった。次いで多かったのは「自分の治療費」(57.3%)となり、病気やケガで働けなくなった場合は、生活費に加えて治療費がかかることもあり、それをきちんと支払っていけるのかを不安に感じる人が少なくない様子がうかがえる。パート主婦の年収別にみると、年収が高いパート主婦層ほど「日々の生活費」の割合が高くなり、106万円未満の層では67.2%、106万円以上130万円未満の層では78.0%、130万円以上の層では83.7%となった。同社では、「年収が高い層ほど、家計への貢献度が高く、自身が病気やケガで長期間働けなくなることによって家計が受けるダメージが大きいのではないか」と分析している。
2015年12月10日IBJとディップはこのほど、共同で実施した「結婚後の女性の働き方」に関する意識調査の結果を発表した。調査は8月16日~19日、IBJの婚活サービスを利用する20代~40代の未婚男女1,012名(男性523名、女性489名)を対象に行なわれた。○男女ともに「専業主婦」を希望せず妻の働き方についての理想を「結婚後~妊娠まで」「妊娠・出産後」「子供が育ってから」の3つのタイミングに分けて質問したところ、男女ともに「専業主婦」を希望する割合は低く、最も多い時でも「妊娠・出産後」で男性は15%、女性は14%という結果に。結婚後に女性が働くことに男女とも賛成意見が多いことが明らかとなった。○妊娠するまでは「正規雇用」が理想女性の働き方について、結婚後、妊娠するまでは男女ともに6割以上が正規雇用での仕事を希望しているが、その理由を探ったところ、最も多かったのは「貯蓄のため(男性36%、女性37%)」で、妻の妊娠・出産育児に備えて女性がフルで働けるうちに貯蓄をしておきたいという考えがうかがえる結果となった。一方、妻がアルバイト・パートで働くことを希望する割合は、「結婚後、妊娠するまで」から「妊娠・出産」にかけて男性は19%、女性は17%と急増。その理由について尋ねたところ、男性は「生活費のため(29%)」、女性は「家事育児に集中するため(27%)」が最多回答となった。男性は少しでも生活費の足しになるよう、妻にアルバイト・パートでの仕事を希望しており、一方女性は、母親として育児に専念しつつも仕事を辞めて専業主婦になる気持ちは薄いことがうかがえた。なお、妻がアルバイト・パートでの仕事をした際の理想の年収については、男女ともに「男性400~799万、女性200万円未満」という意見が多く、おおよそ600万~1,000万円程度の世帯年収であれば出産後も生活できるという考えが読み取れた。○妻の勤務日数は「週3~4日」が理想次に、妻の非正規雇用での勤務を希望する男女を対象に、妻の理想の勤務日数について尋ねたところ、男性の75%、女性の82%が「週3~4日程度の勤務」を理想としていることがわかった。また、重視する条件についても、「勤務時間(男性40%、女性47%)」を重視するという回答が最も多く、次いで男性は「(妻にとっての)やりがい(25%)」、女性は「家までの距離(18%)」という結果となった。
2015年09月15日ビースタイルは21日、上司のマネジメントに関する調査結果を発表した。対象は、働く意欲のある主婦層中心の女性479名、男性6名。調査期間は4月22日~5月22日。○上司は主婦層の社員に対しても成果を求めるべきが85.2%に主婦の働きやすさに、上司のマネジメントは影響するか質問したところ、最多は「大いに影響する」(67.2%)に。次いで「少し影響する」(23.3%)となり、合わせて89.5%だった。「上司は育児等、家庭の制約がある主婦層の社員に対しても仕事の成果を求めるべきだと思うか」と聞いたところ、最多が「少し思う」(59.2%)、次いで「大いに思う」(26.0%)となり、合わせて85.2%となった。「上司は育児等、家庭の制約がある主婦層の社員に対しても仕事の成果を求めるべきだと思うか」の回答理由を聞いたところ、「働く以上は主婦であっても成果を出すべき」が1位となり、79.0%だった。「家庭も支えている主婦に成果まで求めるべきではない」が12.4%、「その他」が8.7%という結果となった。育児等、家庭の制約がある主婦層は「働きやすさ」と「仕事の成果」を両立出来るかについては、53.6%で「働きやすさと仕事の成果は両立出来る」が1位となった。続いて、「働きやすさを追求すると、仕事で成果は上げられない」(15.1%)、「わからない」(31.3%)となった。また、そのために上司にはどのようなマネジメントが求めるかを聞くと、最多は「子供の病気や家族行事等が発生した場合も柔軟に対応してくれる」で76.7%となった。次いで、「相談しやすい雰囲気を作ってくれる」(74.4%)、「社員同士が仕事のサポートし合える環境づくりをしてくれる」(73.4%)が上位にランクインした。
2015年07月22日しゅふJOB総研はこのほど、「働く主婦と上司のマネジメント」に関するアンケート調査の結果を発表した。調査は4月22日~5月22日、働く意欲のある主婦層を中心とした男女485名(既婚女性425名、未婚女性23名、既婚経験あり独身女性31名、男性6名)を対象に実施された。○9割が「主婦の働きやすさに上司のマネジメントは影響する」調査ではまず、「主婦の働きやすさに、上司のマネジメントは影響すると思いますか?」と質問したところ、67.2%が「大いに影響する」と回答。「少し影響する(22.3%)」と合わせると、実に9割もの人が「影響する」と考えていることがわかった。では、主婦にとって働きやすい上司とは、いったいどんな人なのだろうか。働きやすい上司について教えてもらったところ、「子供の病気や家族行事等が発生した場合も柔軟に対応してくれる」や「相談しやすい雰囲気を作ってくれる」が同率(79.2%)1位となった。また、「社員同士が仕事のサポートし合える環境づくりをしてくれる(73.4%)」という意見も多かったほか、「仕事に対して的確に評価し、その内容をしっかりと伝えてくれる(59.0%)」や「自分の意見を言いやすい(51.3%)」といった回答も5割を超える結果となった。○85%が「主婦層の社員にも仕事の成果を求めるべき」次に、「上司は育児等、家庭の制約がある主婦層の社員に対しても、仕事の成果を求めるべきだと思いますか?」と尋ねたところ、「大いに思う(26.0%)」「少し思う(59.2%)」と回答した人は85%にのぼり、そう思う理由については、「働く以上は主婦であっても成果を出すべき(79.0%)」が大半を占めた。続いて、家庭の制約がある主婦層は「働きやすさ」と「仕事の成果」を両立出来ると思うか聞いた結果、半数超が「両立できる(53.6%)」と回答。そのために上司に求めるマネジメントについても尋ねたところ、「子供の病気や家族行事等が発生した場合も柔軟に対応してくれる(76.7%)」「相談しやすい雰囲気を作ってくれる(74.4%)」「社員同士が仕事のサポートし合える環境づくりをしてくれる(73.4%)」といった項目が上位を占めた。また、「仕事に対して的確に評価し、その内容をしっかりと伝えてくれる(59.0%)」や「自分の意見を言いやすい(51.3%)」といった回答も5割を超えた。
2015年07月20日○生き生きと自分らしく働く 7名の女性の声を収録同書は、「自分らしく働く」をテーマに、主婦から起業し人気店へ成長させた女性や、人生の後半戦で新たな挑戦をした女性など、様々な職種・世代の働く女性7名が登場する。職業でみると、蔦谷書店勤務から広告代理店勤務まで多岐にわたる。仕事を始めたきっかけから現在に至るまでの経験談を、職場の写真と共に収録している。また、著者トークイベントを2回行なうことが決定しており、1回目は8月17日19時より梅田 蔦屋書店にて、2回目は8月21日19時半より二子玉川 蔦屋家電にて開催される。
2015年07月16日会社員など組織に所属しながら働く人とフリーランスで働く人とでは、恋人として付き合う上で何か違いはあるのだろうか。フリーランスで働く男女と実際に付き合った経験のある人100人に、どうだったか聞いてみた。Q.フリーランスで働く恋人ならではの付き合ってよかったこと、悪かったことを教えてください。■時間がある・「会いたいときに会える」(30歳男性/和歌山県/食品・飲料/販売職・サービス系)・「いつでも会える」(32歳男性/埼玉県/機械・精密機器/技術職)・「時間に融通が利くので、旅行に頻繁に行ける」(26歳男性/新潟県/農林・水産/技術職)・「時間に自由がきくので、よく会いに来てくれたことはよかった」(32歳女性/東京都/食品・飲料/事務系専門職)・「平日など、デートの自由度が高いこと」(28歳女性/東京都/建設・土木/事務系専門職)・「会える時間は多いけど、お金の不安がある」(46歳女性/大阪府/学校・教育関連/専門職)・「空き時間が取りやすいので、すいてる時に遊園地とかに行けること」(25歳女性/山形県/ホテル・旅行・アミューズメント/営業職)・「時間が余っている」(34歳男性/東京都/金融・証券/事務系専門職)・「余裕がある」(30歳女性/東京都/建設・土木/事務系専門職)■予定を合わせやすい・「休みの融通が利くので予定を合わせやすかった」(35歳男性/北海道/小売店/販売職・サービス系)・「比較的、相手の時間が自由なので、休日を合わせやすかったこと」(30歳男性/山口県/学校・教育関連/専門職)・「休みがとりやすいのが良かった」(32歳女性/兵庫県/建設・土木/技術職)・「時間の制約がなくて、デートがしやすかったです。悪い点は、支払いにいちいち領収書をもらうところです」(42歳男性/千葉県/電機/技術職)・「平日でも会えるときがあった。好き嫌いが激しかった」(50歳以上男性/東京都/その他/その他)■予定が合わない・「休日が定まっておらず、デートのスケジュールが立てにくい」(23歳女性/東京都/その他/事務系専門職)・「なんか、時間がうまく合わなかったです」(33歳男性/東京都/情報・IT/技術職)・「相手は時間が自由になるので急な予定は入りやすいが、逆に休みが不定期なので計画が立てにくい」(50歳以上男性/山梨県/建設・土木/技術職)・「忙しくてあまり会えない」(28歳女性/大阪府/電機/事務系専門職)・「時間に束縛されないが、変な時間に働くことがあってちぐはぐな生活感がある。合わせてくれるが先の予定が立てづらい」(46歳男性/岐阜県/電力・ガス・石油/技術職)・「急に仕事の電話が来る」(28歳男性/三重県/警備・メンテナンス/営業職)■お金がある・「お金持ちが多い」(24歳女性/愛知県/生保・損保/営業職)・「いつもおごってもらえた」(34歳女性/岡山県/ホテル・旅行・アミューズメント/営業職)・「デート代の一部を経費にできたこと」(37歳女性/東京都/商社・卸/事務系専門職)・「時間とお金がある」(29歳男性/東京都/医療・福祉/専門職)■忙しさと収入が安定しない・「相手の繁忙期が状況によって異なる(安定感がない)」(30歳女性/北海道/小売店/事務系専門職)・「時間も仕事量も不規則なので、たくさん遊べる時と、そうでないときの落差が激しかった」(46歳男性/東京都/その他/クリエイティブ職)・「稼ぎがいいときは羽振りがいいけど、貧乏な時はこちらがださなければならなくなる」(36歳女性/大阪府/学校・教育関連/専門職)・「仕事が安定しないときはデートの予算も少なくなるのがちょっとわびしい」(32歳女性/山形県/医療・福祉/専門職)・「安定していないせいか、なんとなく安心感がなかった」(28歳女性/富山県/ホテル・旅行・アミューズメント/販売職・サービス系)・「自由がきくが、締切が近づくと会えない」(34歳女性/大阪府/その他/その他)・「時間の自由がきくので平日でもデートできるが、給料に浮き沈みがある」(33歳女性/京都府/金属・鉄鋼・化学/技術職)・「時間が自由になる、が、仕事がたてこんでいる時は全然会えない」(31歳女性/京都府/金融・証券/営業職)■刺激的・「刺激的だった」(29歳女性/神奈川県/金融・証券/販売職・サービス系)・「仕事の仕方など今まで気にしなかったことを考えられた」(28歳女性/北海道/ホテル・旅行・アミューズメント/営業職)・「かなり自己主張が強い人が多いと思います」(47歳男性/東京都/建設・土木/技術職)・「自由闊達に自分のやりたいことをやり、責任を取っているのでとても人として自立している」(32歳男性/神奈川県/機械・精密機器/事務系専門職)・「がんばってる姿が好き」(24歳男性/神奈川県/情報・IT/営業職)・「見識が広がる」(33歳男性/茨城県/運輸・倉庫/営業職)・「思い切りのいい人で他ではできない体験を一緒にたくさんできた」(25歳女性/富山県/ホテル・旅行・アミューズメント/秘書・アシスタント職)・「社長っぽくてかっこよさがあった」(28歳女性/北海道/自動車関連/技術職)・「生きていく力強さを感じる」(31歳男性/東京都/食品・飲料/技術職)■感覚が合わない・「とにかく金銭・時間感覚がサラリーマンと違う。すれ違いでけんかばかりになりすぐに別れてしまった」(31歳男性/大阪府/機械・精密機器/事務系専門職)・「学生の頃はただ楽しくて良かったが、私が体育会系の営業職で就職したら、一度も就職したことのなかった彼には仕事の忙しさや付き合いの多さを全く理解してもらえなかったので別れた」(31歳女性/神奈川県/不動産/秘書・アシスタント職)・「考えが独特で振り回された」(36歳男性/山梨県/機械・精密機器/販売職・サービス系)フリーランスで働く男女の特徴として、付き合ったことがある人から回答が集中したのは「時間がある」「自由」「予定を合わせやすい」という内容だった。また、「お金がある」「考え方が刺激的」といった回答もあった。いいところは悪いところにもなり得るのか、「予定が合わない」「収入が安定しない」「感覚が合わない」といった声も挙がっていた。調査時期: 2015年4月24日~25日調査対象: マイナビニュース会員調査数: 100人(フリーランスで働く男女と付き合った経験のある人限定)調査方法: インターネットログイン式アンケート※写真と本文は関係ありません
2015年06月01日新連載「主婦が新聞読んで聞いてみた」では、商社出身のフリーライターで主婦の楢戸ひかる氏が、新聞を読んで疑問に思ったテーマを、主婦目線で調べて読者の方々と共有します。新聞の広告は面白い。世相を反映しているので、注意して見ていると、世の中の様子が見えてくる。ある日、総務省がふるさと納税の広告を出しているのが目に留まった。ふるさと納税のことは、"お礼の品がもらえるやつだよね?"くらいの認識はあったが、総務省が広告を出すほど、国が力をいれているとは! ちょっと調べてみよう。○主婦的視点で要点箇条書き(1)寄附が控除されるふるさと納税枠がおよそ2倍に拡充された(2)ふるさと納税ワンストップ特例制度ができた(3)上記2はもともと確定申告が不要な給与所得者等を対象にした制度で、寄附先が5自治体以内の場合、所定の申請書を提出すれば、確定申告なしで控除が受けられる○お礼の品でサーロインブロック5キロ!ふるさと納税といえば、「ふるさとチョイス」。まずはサイトを覗いて、お礼の品を見てみる。「十勝ハーブ牛サーロインブロック5キロ」(北海道 上士幌町)、「九十九島岩がき」(長崎県 佐世保市)、「メロンセット」(鳥取県 倉吉市)…。「この県には、こんな特産物があるんだ」なんて旅行気分も味わえて、見ているだけで楽しい。○ふるさと納税って、結局、何なの?そもそも、ふるさと納税という言葉は、聞いたことはあるけれど、結局、何だかよくわからない。そんな素朴な疑問を、「ふるさとチョイス」を運営する須永珠代さんに聞いてみた。「ふるさと納税は、税金を故郷に納税する制度と思う方が多いですが、実は地方自治体への寄附なんです。"寄附"を通じて、住民税の一部を"自分のふるさと"である自治体に移す制度です」。"ふるさと"といっても、寄附先は実家がある市町村に限らず、応援したい街や思い入れのある街など任意の自治体で良く、また複数の自治体に寄附をすることもできる。「寄附したお金の使い道は、寄附する本人が決めることができます」というのも自分のお金を有効に使えるようで魅力的だ。○ふるさと納税枠がおよそ2倍って、何?ふるさと納税の、もう一つのポイントは、節税のような効果になる点。「個人が自治体に2,000円を超える寄附を行った時に、その年の所得税が還付、翌年度の住民税が控除されます」と、須永さん(ワンストップ特例の場合は、翌年度の住民税から控除)。ただし、控除メリットを最大限受けるためには、年収や家族構成等によって寄附をする上限額が決まっている。この枠がおよそ2倍に拡充されたので、同じ条件の場合、今までより多くの金額を寄附しても、その分だけ、より多くの控除が受けられるようになったのだ。○控除に必要な確定申告が不要って、どういうこと?今までは、還付と控除を受けるためには、必ず確定申告が必要だった。それが、平成27年4月1日以降のふるさと納税を対象に、もともと確定申告が不要な給与所得者等の一定条件に該当する場合であれば、寄附先の自治体へ所定の申請書を提出すれば、確定申告せず控除が受けられるようになった(寄附先が5自治体以内の場合)。この場合は、寄附金控除額の上限は確定申告と同じだが、すべて住民税からの控除となり、所得税からの還付はない。○ふるさと納税が、より身近に!今回の広告の趣旨は、つまり「ふるさと納税が、より使い勝手がよくなりましたよ」ということだ。これには、どんな意味があるのだろうか? 家事をしながら考えてみる。「人口の多い都心部に集中しがちな税金を、地方にも行き渡らせたいという国の意向があるのだろうな…」。そんなことが思い浮かぶ。私が、国の意向に思いを馳せるとは! 「今日の夕飯は何にしよう?」「雨が降りそうだから、洗濯ものとりこまなくちゃ!」。そんな日常を送っている私だが、新聞広告ひとつだけで、目線を少しだけ広げて俯瞰して世の中を見られた気がした。○プロフィール:須永 珠代(すなが たまよ)ふるさと納税ポータルサイト「ふるさとチョイス」を主宰。トラストバンク代表取締役社長。2000年から一貫してWeb業界に携わり、小規模なサイトから大規模なサイトまで計100以上のサイト立ち上げの経験者。2012年より現職。ふるさと納税を通じた地域支援を行うため、全国の自治体を訪問しコンサルを行っている。日本初となるふるさと納税全国セミナーを実施。○筆者プロフィール: 楢戸 ひかる(ならと ひかる)1969年生まれ丸紅勤務を経てフリーライターへ。中学生と小学生の男児3人を育てる主婦でもある。メルマガ「主婦が始める長期投資」(メルマガ申し込みは、「主婦er」より)を書き始めて、視野の狭さを痛感。新聞を真面目に読もうと決意し、疑問点は取材に行く所存。
2015年05月08日女性が結婚、出産後も仕事を続けるかどうかは、自分自身のライフスタイル、さらには家計も左右する重要なポイントです。専業主婦、有職主婦、どちらにもメリット、デメリットがありますが、金銭的な面でよりおトクなのは、どちらでしょうか。配偶者控除や将来受け取れる年金などから、総合的に判断してみましょう。○専業主婦には優遇もあるけれど……家計のことを考えると、家庭を持ってからも働きたいと考える女性は多いでしょう。けれど、専業主婦には「配偶者控除」などの優遇があるので、いっそのこと「働かないほうがいいのでは? 」と迷ってしまうかもしれません。専業主婦と有職主婦、お金の面から見ると、どちらのほうがよりメリットがあるのでしょうか。社会保険からの給付、得られる生涯賃金、老後の年金など総合的に考えると、金銭面で有利になるのは、ズバリ、有職主婦がいる「共働き家庭」です。サラリーマンの妻(第三号被保険者)には、夫の所得税が安くなる「配偶者控除」の他、健康保険料、年金保険料の納付が免除される制度があります。もし働いていたとしても、年収が103万円以内なら配偶者控除が適用になり、130万円以内なら健康保険料と年金保険料が免除なので、この額を超えない範囲で働こうと考える人も多いです。配偶者控除を受けると、所得税と住民税合わせて、10万円程税金が安くなります。確かに、妻がパートなどで働いていて、年収が135万円、140万円という額なら、少し働く時間を減らして、控除や免除のメリットを受けたいと思うでしょう。けれど、正社員として働いているなら、安易に仕事を辞めることは、金銭面からはおすすめできません。専業主婦と正社員では、収入の差だけでなく、社会保険からの給付や将来の年金額が大きく異なるからです。もし、結婚や妊娠で会社を退職したら、雇用保険の「出産手当金」「育児休業給付金」が受け取れません。産休中、育休中に受け取れるこれらの給付金額は、正社員で月収24万円の女性のケースで子どもが1歳になるまで育休を取ると、ざっくり計算して200万円程度になります。さらに厚生年金保険料は、産休中と育休中は全額無料となります。正社員のまま子どもを2人、3人産めば、この給付を数回受け取れるわけですから、専業主婦と比べて大きな差になります。将来の年金も大きく変わります。妻が第三号被保険者の場合、65歳から受け取れる年金は、満額で年額約77万円です。妻も第一号被保険者として厚生年金に加入して働き続けた場合、月収20万円、加入期間20年なら、年間30万円前後が上乗せされます(加入時期などにより支給額は変わります)。加入期間が長ければ、年金額はもちろんアップするので、子育てしながら正社員として働き続ければ、それだけメリットも大きくなります。もし、あなたが今正社員として働いていて、老後も視野に入れてゆとりある生活をしたいと考えるなら、保険料なども納めながら働き続けた方が有利になるでしょう。専業主婦や、年収100万円前後のパートタイマーなどの場合、今は配偶者控除の恩恵が受けられますが、配偶者控除は見直しの方向で政府が検討をしています。今後の制度改正にも注目しながら、働き方を選んでください。※画像は本文と関係ありません。○著者プロフィール武田明日香エフピーウーマン所属ファイナンシャル・プランナー南山大学経済学部卒業後、大手印刷会社に入社。2010年に、法人営業の仕事をしながら自己啓発のためにファイナンシャルプランナーの資格を取得。「女性がライフステージで選択を迫られたときに、諦めではなく自ら選択できるための支援がしたい」という想いから、2013年にファイナンシャルプランナーに転身。日本テレビ「ZIP!」やTBSテレビ「あなたの損を取り戻せ 差がつく!トラベル!」、「Saita」「andGIRL」等の雑誌、「webR25」「わたしのマネー術」等のウェブサイトなど幅広いメディアを通じ、お金とキャリアの両面から女性が豊かな人生を送るための知識を伝えている。お金の知識が身につく初心者向けマネーセミナー受付中(受講料無料)
2015年03月27日しゅふJOB総研は、働く意欲のある主婦層412名(既婚女性363名、未婚女性19名、既婚経験あり独身女性27名、男性3名)を対象に、女性のキャリアと学歴についてアンケートを実施した。調査期間は1月30日~2月15日。自身の最終学歴について尋ねたところ、最多は文系四年制大学(33.7%)で、以下、短期大学(22.6%)、高校(21.8%)と続いた。女性が結婚・出産後に再就職する際、学歴は影響すると思うか聞くと、41.3%が「影響する」、39.3%が「影響しない」と答えており、意見は拮抗している。「影響する」「影響しない」と思った理由について聞くと、52.9%が「学歴よりも実務スキルや職務経験が重視されるから」と回答した。次いで「学歴が高い方が優秀だと判断されやすいから」(31.3%)、「学歴よりも仕事でどんな実績を残したかが重視されるから」(29.4%)となっている。結婚・出産後の女性の出世に学歴は「関係ある」と思うか尋ねたところ、「関係ある」は45.4%、「関係ない」は54.6%だった。そう思う理由についても、上記と同様「学歴よりも実務スキルや職務経験が重視されるから」(49.5%)が最も多くなっている。結婚・出産を経験する女性がキャリアを形成する上で、最も学歴が影響するのはどの期間だと思うか聞くと、「新卒入社のタイミング」(64.1%)が最も多かった。また、もし自身の子どもが女の子だとしたら、将来のキャリアを考えて高学歴を望むかという設問に対しては、53.4%が「望む」と回答している。
2015年03月04日「 主婦クリエイターが、扶養の範囲で働くには? 」で税金の基本的な仕組みを知り、「 主婦クリエイターの経費。ポイント4つ 」で経費について整理をした。では、仕事が順調に伸び、主婦クリエイターの所得が年間38万円を超えた場合はどうすればよいのだろうか。引き続きお話を益田先生に伺った。■「売上130万円」が目指すべきひとつのライン「私が主婦クリエイターの方によくお話しているのは、『売上130万円をひとつの目安として働いてみてはどうですか?』ということです。売上130万円といったら、結構、働けますよね? そこまでは、ひとまず、がんばって働いてみましょうと言っています」。売上130万円を、ひとつ目安にするのは、そこに社会保険の線引きラインがあるからだ。■「扶養の範囲」の線引きはふたつここで話が混乱してしまう人が多いと思うので、一度整理しておこう。「扶養の範囲」と、ひとくちに言っても、妻の収入が扶養の範囲、つまり配偶者控除の範囲にあることによって受けられるメリットは大きく分けて2つある。1つ目は税金が安くなるということ。2つ目はサラリーマンの妻の場合、社会保険料が免除になること。ちなみに自営業者の妻の場合は、もともと個人で独立して社会保険料を支払っているので、2つ目の社会保険料免除は関係ない。「税金が安くなること」については、 コチラ を読んでほしい。■主婦クリエイターの売上が年間130万円を超えたら「社会保険の加入組合によってさまざまなのですが」と益田先生は前置きされた上で、「多くの場合、サラリーマンの妻の収入が130万円のラインを超えると、社会保険の扶養の範囲から外れてしまいます」。そうなると、妻は自分で社会保険料を支払わなければいけなくなる。妻の公的年金を国民年金にした場合、月々の保険料は1万5,040円(平成25年度)、このほかに国民健康保険にも自分で入らなければならない。■扶養の範囲から外れても「家計としてみればプラスである」という視点「社会保険の扶養の範囲から外れてしまったら、キャッシュが出て行きますから大変です。でも、社会保険控除の範囲内にいれるのであれば、配偶者控除や配偶者特別控除は使えなくてもいいのでは? と、私はご提案しています」。その覚悟(!?)をするためには、配偶者控除を使えた場合、どれくらい税金が安くなるのか? を知っておきたいものだ。夫の年収が500万円の場合なら、安くなる税金の額は年間で約3万8千円。夫の年収が700万円の場合なら約78,000円、1,000万円の場合でも同じく約78,000円となる(いずれも年額)。「配偶者控除が使えず、ダンナさんの税金がたとえ年間5万増えたとしても、家庭としてみれば30万円収入があるわけなので、全体の収支でみれば、プラス25万円です。それに妻の所得が配偶者控除の枠から出てしまっても、配偶者特別控除があるので段階的に税制面の優遇は残ります。ですから、私個人としては、妻の収入が扶養の範囲を出てしまうことをさほど恐れなくていいでは?と思っています」と、益田先生。配偶者控除の見直しも検討されている現在、扶養の範囲に気をとられて働き方をセーブするのは、ナンセンスなのかもしれない。目先のことだけではなく、長い目で将来のことも考えて、自分自身の働き方を考えたいものだ。【連載:主婦クリエイターのお金特集】・ 第1回 主婦クリエイターが、扶養の範囲で働くには? ・ 第2回 主婦クリエイターの経費。ポイント4つ
2015年02月09日「 主婦クリエイターが、扶養の範囲で働くには? 」では、主婦クリエイターの税務の基本的な仕組みを知った。今回は、益田先生の主婦クリエイター向けマネー講座でよくある、経費についての質問4つにQ&A形式で回答してもらった。Q1.経費とは、どこまでのことを言うのでしょうか? A1.売上を生み出すために必要なお金すべてです益田先生曰く、「経費とは、事業に関連のあるもの。売上を生み出すために必要なものはすべて経費です」。そこで、具体例で考えてみた。結構いろいろなものが経費として落とせるようだ。【ネットを使ってビーズ細工を販売している場合の経費例】・材料費・仕入れに行く時の交通費・打合せの際のカフェ代金・プロバイダー料金・パソコン購入費・ビーズ細工をするのに必要な道具類・ビーズ細工に関する資料の本代 などQ2.領収書がない場合は大丈夫ですか? A2.大丈夫です「所得税は、帳簿ありきなんです。国は“帳簿をつけなさい”とは言っていますが、“領収書を集めなさい”とは言っていません」(益田先生)。つまり、領収書を集めるよりも、帳簿つけをきちんとする方が大切だということだ。まずは、お金の出入りをノートにつけてみよう。書くべき項目としては、(1)取引日 (2)何を買ったか (3)どこから買ったか (4)金額。「帳簿つけの最初は、これくらいで充分です。とにかく『帳簿をつけることを習慣にする』ことから始めてみましょう」。Q3.仕入れの支払いは、夫名義のクレジットカードですが大丈夫ですか? A3.問題ありません「主婦クリエイターの方は、支払いをダンナさん名義のクレジットカードでする場合も多いようですね。こちらは問題ありません。その分のお金の出入りを、帳簿にきちんとつけていれば大丈夫です」。Q4.自宅で事業を行っているのですが、家賃、水道・光熱費は経費になりますか? A4.リビングで作業をしている場合は厳しいことが多いです「税務的には、経費とできるのは『明らかに区分ができる部分』と言い方をしています」。たとえば、自宅の一部屋を完全に仕事部屋として、そこで仕事のすべてを行っているような場合。これは、仕事部屋として「区分」できるので、家賃や水道・光熱費のうち、仕事部屋分の割合を経費にできる可能性はある。「リビングの一角で作業をしている、という場合は区分が難しいので、経費とするのは厳しい場合が多いですね」と、益田先生。経費のよくある疑問点は、クリアになった。次回は、「妻の収入が配偶者控除の範囲を上回ってしまったら?」について考えてみよう。【連載:主婦クリエイターのお金特集】・ 第1回 主婦クリエイターが、扶養の範囲で働くには? ・ 第3回 主婦クリエイターが目指すべき収入の目安とは?
2015年02月06日ネットを使って手作り品を販売したり、LINEスタンプを作成したり…。最近、増えている主婦クリエイター。「主婦クリエイターの方が気にされることで多いのは、『扶養の範囲、つまり配偶者控除を受けられる範囲内で働くには?』ということです」と教えてくれたのは、税理士の益田あゆみ先生。クライアントさんには女性起業家も多く、主婦クリエイターのための税務講座なども行っている益田先生に、主婦クリエイターの収入と配偶者控除についてお話を伺った。■主婦クリエイターは、「事業主」である主婦クリエイターの税務を考える時、何よりも最初に知っておきたいのは、「クリエイターは事業主である」ということ。併せて、事業主として得た収入は、「事業所得」もしくは「雑所得」であることも知っておきたい。扶養(配偶者控除)の範囲と聞くと、「パートは103万円まで」といったフレーズを思い出す人も多いだろう。でも103万円は、あくまでパート(給与所得者)の課税ライン。主婦クリエイターになったのなら、事業主としての税金の納め方を知っておく必要がある。■103万円まで働けるって、どういうこと? 事業主としての税金の納め方って? それを考える前に、「なぜ会社員の妻は、パートの場合、103万円までなら課税されないのか?」について整理しておこう。パートやアルバイト(給与所得者)の場合、お給料から給与所得控除65万円をひいた金額が収入となる。給与所得控除とは、お給料をもらうための必要経費。サラリーマンでいえば「スーツや靴にお金がかかるでしょうから、その分はお給料から差し引いて収入を計算してあげますよ」という金額だ。一方で、サラリーマンの妻が税金上の特典としてうけられる「配偶者控除」の定義は、年収38万円以内。すると、こんな計算式が立てられる。103万円 - 65万円(給与所得控除) = 所得38万円つまり、パート勤務でお給料が103万円以内の場合、給与所得控除を差し引けば、収入は38万円以内となり配偶者控除の枠内となる。これが、「パートは103万円まで」の仕組みだ。■主婦クリエイターの収入とは? では、主婦クリエイターの場合の所得(事業所得・雑所得)は、どう計算するのだろう? 計算式はこうだ。売上 - 経費 = 利益(所得)具体例で考えてみよう。Aさんのネットショップの年間売上は60万円。それを売り上げるために必要な経費は、年間で40万円かかった。この場合、Aさんの利益(所得)は、以下の計算式の通り20万円となる。売上60万円 - 経費40万円 = 利益20万円利益が20万円なら、38万円の配偶者控除の枠内であるので、扶養の範囲内ということになる。ちなみに夫の会社の家族手当などの支給要件が「年収103万円以下」というところも多いので、こちらも一度確認してみよう。■主婦クリエイターの所得が38万円~76万円なら配偶者特別控除また、同じように計算した主婦クリエイターの妻の所得が38万円~76万円の間ならば、配偶者特別控除が適用される。この配偶者特別控除の額は妻の所得が高くなるほど、段階的に減っていく(夫の税額が増えていく)。妻も収入が100万円を超えると(自治体によって異なる)と住民税を払うことになるが、年収102万円なら4,000円程度となる。主婦クリエイターの税務の基本的な仕組みはわかった。では、主婦クリエイターの経費は、どこまでの範囲を言うのだろうか? 続きは次回!【連載:主婦クリエイターのお金特集】・ 第2回 主婦クリエイターの経費。ポイント4つ ・ 第3回 主婦クリエイターが目指すべき収入の目安とは?
2015年02月04日働き続けるか専業主婦になるか――女性は、結婚後のライフスタイルをどう考えているのだろうか。今回は、マイナビニュース会員の女性100人に専業主婦になりたいかどうか答えてもらった。Q.専業主婦になりたいですか?はい 33%いいえ 67%Q.それはどうしてですか?<はい: 「専業主婦になりたい」派>■働きたくない・「働きたくないから」(27歳女性/愛知県/商社・卸/秘書・アシスタント職)・「働くのが嫌いなので」(27歳女性/奈良県/小売店/営業職)・「仕事がつらいから」(27歳女性/千葉県/ソフトウェア/技術職)・「通勤したくないので」(35歳女性/埼玉県/機械・精密機器/秘書・アシスタント職)・「働かなくても食べていけるなんて、いい旦那を捕えたと思う」(28歳女性/福岡県/金融・証券/営業職)■家事・子育てに専念したい・「家事だけをやればいいから」(32歳女性/山口県/自動車関連/事務系専門職)・「子育てと家事に集中できるから」(49歳女性/新潟県/その他/その他)・「不器用なので仕事と家事の両立はできないから」(24歳女性/神奈川県/情報・IT/クリエイティブ職)・「子どもが帰宅した時におかえりと言って待っていたい」(30歳女性/北海道/医療・福祉/専門職)・「子どもの成長をしっかりと見守りたい。」(27歳女性/東京都/学校・教育関連/クリエイティブ職)・「子供とじっくり向き合うため」(24歳女性/愛知県/機械・精密機器/事務系専門職)■自由な時間がほしい・「時間がほしいので」(32歳女性/兵庫県/建設・土木/技術職)・「昼間の時間を自由に使いたいから」(34歳女性/奈良県/商社・卸/秘書・アシスタント職)・「時間の使い方次第で時間を有効活用できるから」(25歳女性/沖縄県/小売店/販売職・サービス系)・「今、子供がいて仕事をしているので、専業主婦になって昼間のランチなどに行ってみたい」(33歳女性/奈良県/金属・鉄鋼・化学/事務系専門職)■気持ちにゆとりがほしい・「楽そうだから」(26歳女性/群馬県/学校・教育関連/専門職)・「気持ちにゆとりが持てそう」(29歳女性/神奈川県/運輸・倉庫/事務系専門職)・「ゆっくりしたいから」(31歳女性/大阪府/金融・証券/事務系専門職)・「ストレスが少なそうなので」(23歳女性/東京都/その他/事務系専門職)■自分に向いている・「自分に向いている気がするから」(31歳女性/神奈川県/不動産/その他)・「家事が嫌いじゃないので」(26歳女性/東京都/その他/その他)<いいえ: 「専業主婦になりたくない」派>■仕事が好き・「仕事をするのが好き」(43歳女性/兵庫県/電機/事務系専門職)・「仕事もしたいから」(29歳女性/岡山県/その他/その他)・「仕事がない人生はつまらないので」(31歳女性/神奈川県/学校・教育関連/技術職)・「仕事が楽しいから」(40歳女性/神奈川県/学校・教育関連/専門職)・「正社員で働いていたいから」(25歳女性/東京都/情報・IT/事務系専門職)■社会とつながっていたい・「少しくらい社会とのつながりを持ちたい」(29歳女性/兵庫県/その他/その他)・「社会的地位が欲しい」(28歳女性/奈良県/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)・「社会とつながりがあった方が精神的にしんどくなさそうなので」(26歳女性/東京都/金属・鉄鋼・化学/営業職)・「世界が狭まるから」(31歳女性/千葉県/その他/事務系専門職)・「社会とのつながりがないと不安になりそうなので」(28歳女性/愛知県/自動車関連/事務系専門職)・「社会の一員となり、役立つことがしたい」(31歳女性/大阪府/自動車関連/事務系専門職)■経済的に自由でいたい・「働いていた方が自由にお金が使える」(27歳女性/大阪府/アパレル・繊維/事務系専門職)・「自分の小遣いは稼ぎたい」(31歳女性/兵庫県/情報・IT/秘書・アシスタント職)・「気兼ねなく使える自分で稼いだお金がやはりあった方がいいと思う。多分、社会と関わっていないとダメなタイプだと自分で思う」(41歳女性/愛知県/金融・証券/秘書・アシスタント職)・「収入がほしいから」(33歳女性/岐阜県/その他/その他)・「自分の分は、自分でかせぎたい」(27歳女性/千葉県/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)・「働いているほうが家計が潤うからです」(30歳女性/滋賀県/その他/その他)・「今からの時代金銭的に無理だと思う」(28歳女性/山梨県/電機/技術職)・「蓄えも大切だから」(28歳女性/東京都/金融・証券/事務系専門職)■専業主婦になったらだらけそう・「ぐうたらなので、毎日無駄に過ごしそう。絶対に引きこもりになりそうだから」(30歳女性/東京都/金融・証券/秘書・アシスタント職)・「生活にメリハリがなくなり、だらけそう。体型が崩れそう」(28歳女性/神奈川県/機械・精密機器/技術職)・「インドア派なので専業主婦になったら余計にアクティブになれなくなる」(33歳女性/愛知県/学校・教育関連/事務系専門職)・「老いていくと思うから」(21歳女性/大阪府/建設・土木/事務系専門職)・「緊張感がなくなりそうで、どんどん怠惰な生活を送ってしまうと予想できるので」(28歳女性/東京都/団体・公益法人・官公庁/技術職)・「時間に余裕があるとダラダラすごしてしまうタイプなので、外にも働きに出て忙しくしたい」(30歳女性/群馬県/機械・精密機器/事務系専門職)■専業主婦はつまらなそう・「暇そう」(29歳女性/東京都/商社・卸/営業職)・「時間を持て余しそうだから」(25歳女性/千葉県/情報・IT/技術職)・「家庭にばかりいると老けこむ」(23歳女性/三重県/医療・福祉/秘書・アシスタント職)・「退屈そうだから」(35歳女性/神奈川県/情報・IT/事務系専門職)■専業主婦は大変そう・「逆にストレスがたまりそう」(32歳女性/神奈川県/アパレル・繊維/事務系専門職)・「専業主婦は、家事が仕事なので、24時間、土日も休めないから」(41歳女性/東京都/マスコミ・広告/事務系専門職)・「家事などが大変そうだから」(37歳女性/千葉県/その他/その他)・「家事しか仕事がないのはつらすぎる」(32歳女性/埼玉県/金融・証券/営業職)・「ずっと家もしんどい」(29歳女性/岡山県/医療・福祉/専門職)・「仕事を言い訳にできない」(33歳女性/茨城県/医療・福祉/専門職)・「家に縛り付けられるのは嫌」(37歳女性/宮城県/人材派遣・人材紹介/販売職・サービス系)■その他・「なるメリットがない」(23歳女性/岐阜県/小売店/販売職・サービス系)・「子供をすぐにほしくないから」(20歳女性/神奈川県/自動車関連/事務系専門職)・「他の主婦と仲良くできなそうだから」(35歳女性/東京都/医療・福祉/専門職)・「今は考えられない。そういう時代だから」(24歳女性/北海道/不動産/事務系専門職)アンケート結果を見ていくと、「専業主婦になりたい派」では、「働きたくない」「家事・子育てに専念したい」「自由な時間がほしい」「気持ちにゆとりがほしい」「自分に向いている」などが理由とされていた。一方「専業主婦になりたくない派」では、「仕事が好き」「働きたい」という声をはじめとして、「社会とつながっていたい」「経済的に自由でいたい」といった働くほうのメリットが挙げられた。また、「専業主婦になったらだらけそう」「専業主婦はつまらなそう」「専業主婦は大変そう」という声も。専業主婦になりたい派、なりたくない派ともに、それぞれ「専業主婦」に対してどのようなイメージを抱いているかが表れる結果となった。調査時期: 2014年12月19日調査対象: マイナビニュース会員(女性限定)調査数: 100人調査方法: インターネットログイン式アンケート※写真と本文は関係ありません
2015年01月09日