思春期に子どもから激しい反抗をされると、親は戸惑います。どうしたらよいのかと、うろたえます。脳科学から思春期の反抗について考えてみましょう。「なぜこんなに反抗するの?」という疑問が、すっきりと解消すること間違いなしです!■反抗の激しさは脳が求めていた!思春期は、第2反抗期が訪れるものとされています。ただし、反抗の度合いは人それぞれです。上の子は反抗期の訪れがはっきりしていてすぐわかったけど、下の子は「後から振り返ってみたら、あのときが反抗期だったのかな」という感じだったなど、同じ血を分けた兄弟でも反抗の度合いが違っていたということがあるのです。始まる時期についても同様です。ですから、「ほかの子に比べて反抗がひどすぎるのでは」「反抗期がいつになってもやってこない」といった親の心配は無用です。なぜなら、反抗の度合いや時期については、その子の脳が決定していることであり、脳は子どもによってみんな違うからです。親が心配してもどうにもなりません。反抗期が過ぎ去るのを、あるいはやってくるのを待つしかありません。親に「イヤだ」と反抗することをきっかけとして、前頭前野(※)は働き始めます。でも、前頭前野が働くのにどれだけ強い刺激、つまり反抗が必要なのかは、脳によって違います。逆に考えてみれば、反抗が強いということは、それだけ強い刺激を脳が求めているからにほかなりません。脳が求めた刺激が反抗というかたちで出ているなら、脳は正常に発達しているのです。反抗を続けていくうちに、言葉や態度による反抗をしなくても前頭前野が働いて、自分の力で何でもできるようになります。自分がそんな力を得たと脳が判断したとき、反抗期は終わります。なんでもそうですが、習得するには反復練習が必要です。脳が学習するにも、繰り返しが絶対に必要なのです。子どもの反抗は、脳が学習を終えるまで続きます。その終わりの時期も人によって違っていて、大学生でも、まだ反抗期にいると感じられる人もたくさんいます。(※)前頭前野とは、大脳の前頭葉の中に存在する領域で、「記憶」「思考」「創造性」「感情コントロール」などを、つかさどる脳内の最高中枢です。人間と他の動物の脳を比較した場合、大きく違うのが前頭前野で、人間の脳の部位でもっとも発達している部分です。従って、頭の良い人、発想が豊かな人、新しい物を造り出す人などは、前頭前野が発達していると考えられています。■長い反抗期、親が乗り越えるにはわが子への信頼と心の余裕が必要子どもの反抗は、脳が成長のために求めている刺激なのだ、それほど子どもの脳は成長してきているということなのだ、とわかってはいても、反抗期の子どもに毎日接していると本当に大変です。「ご飯できたよ」と声をかければ「食べない」と返される。「出かけるの?」と尋ねれば「ほっといてよ」と言われる…。まったく会話になりません。友だちとの電話中に親が通りかかれば、すっとその場からいなくなってしまう。これでは子どもが考えていることも、今置かれている状況もわかりません。そのような時親は、不安でいてもたってもいられなくなるのです。そんなとき、親はどうすればよいのでしょうか? 答えは、今まで育んできたはずの子どもとの信頼関係を信じて、ひたすら今のわが子を認めることです。何を考えているの、何をしているのと迫りたい気持ちを我慢することです。わが子を信用していればこそ、心の余裕が持てて、今の子どもの姿を受け入れられるのです。果てしなく続くように思われる思春期ですが、わが子を信じていれば、きっと乗り越えられるはずです。
2016年04月09日前編 では、なぜ思春期が社会の道徳意識を教える時期なのかについて、脳の成長のしくみから解説しました。後編では、社会モラルを教えるための具体的な方法を紹介します。■思春期の子どもにはこうやって社会の道徳意識を教えよう!社会的な道徳意識(社会のモラル)を脳に植え込むのにふさわしい時期は、思春期です。でも、これは決してたやすいことではありません。親だけの力では不足と感じることもあるでしょう。どうやったら思春期の子どもに道徳意識を教えられるのか。それをご説明しましょう。これまでのしつけのように、社会的な道徳意識を試行錯誤で身につけさせる?それはいけません!というのも、たとえば「やってみたら誰かにけがをさせちゃった。ごめんなさい。今度からこれはしちゃいけないな」というのは許されませんよね。試行錯誤している間にたくさんの人が傷つけられたり、不幸になったりしてしまいます。思春期の子どもに道徳意識を教えるには、上手に言葉を使って何度も説明するしかありません。つまり、理性に訴える、理屈でわからせるという方法になります。というよりも、その方法以外にありません。前頭前野にとっては、社会的な道徳意識というのは「理性」として入っていくのです。■子どもとの積極的な話し合いをでも、このやり方は、とりわけ日本人にはとっては困ってしまう方法かもしれません。日本の子育てはつい「親が正しい姿を見せればいい、それを見て子どもが育ってくれれば」となってしまいがちです。「親の背を見て」的なしつけは、日本人は得意な傾向にありますが、面と向かって子どもとうまく話し合うのは苦手な傾向にあるようです(むろん家庭によっていろいろですが)。子どもとしっかり向き合って、話し合いが持てない親たちは、学校で教えてくれないかな、なんて考えてしまうこともあります。でも、親がやるべきしつけを、ほかの人に転化してしまって、果たして効果が出るものなのでしょうか?なんとなく、でやってしまっていては、親の意思が子どもに伝わらず、子どもの脳に社会的な道徳意識を定着することはできません。タイミングを見て何度でも、真面目に、この世の道徳について語りかけてください。そのためには、子どもとの話し合いの場を、日常的に作っていくことが必要でしょう。そしてもうひとつ大切なポイントがあります。思春期の子どもにこういった話を真剣に語るのは、家族において誰が適任か? それを考えておくことです。道徳意識を教えるのは、子どもにとってもっとも身近な社会人が適任です。家庭によってはそれが父親のこともあるでしょうし、母親のほうがふさわしいこともあるでしょう。いずれにせよ、親が逃げずに子どもとしっかり向き合って、話し合う場を作ること、それが重要です。
2016年04月08日思春期の子どもの扱いは難しく、これまでのようなしつけがしづらくなります。ですから、子どもに何をどう教えたらよいかわからなくなって、何となく子どもとの関係が薄くなってしまいがちですね。でも、この時期だからこそ教えるのに適したこともあります。それは、「社会における道徳意識(モラル)」です。どういうことなのか少し詳しく見ていきましょう。■なぜ思春期は社会の道徳意識を教える時期なの?12歳~13歳頃といえば、思春期真っただ中。この時期には、前頭前野がすごいスピードで発達していきます。この頃になると、前頭前野にある細胞が突然大きくなるのです。前頭前野とは、大脳の前頭葉の中に存在する領域で、「記憶」「思考」「創造性」「感情コントロール」などをつかさどる脳内の最高中枢です。人間とほかの動物の脳を比較した場合、大きく違うのが前頭前野で、人間の脳の部位でもっとも発達している部分です。従って、頭の良い人、発想が豊かな人、新しい物を造り出す人などは、前頭前野が発達していると考えられています。前頭前野はこの時期になると、何もしなくても成長するのかというと、それは違います。前頭前野の急成長をもたらすきっかけ、それは「反抗」です。反抗期は「これから前頭前野が活性化するよ、大人になるための訓練が始まるよ」という合図でもあるのです。大人が言うことに対して反発をします。するとその次には、「ではどうしたらよいのか」ということを自分で考えなければならなくなります。このことこそが、前頭前野にとっての大きな刺激となるのです。脳の成長は、反抗なしには始まらないのです。前頭前野が急成長するということは、脳が何かを会得しやすくなっているということです。そんな脳の成長時期であり、子どもから大人へとポジションが移っていく時期だからこそ、社会における道徳意識(社会のモラル)をしっかりと脳に叩き込むべきなのです。そしてこの時期を逃してしまったら、もう脳に道徳意識が定着することはないとも考えられています。■「子どもだから」では済まされない年齢思春期以前は、子どもは何と言っても「子ども」です。仕方ないね、で済まされてきたこともあったかもしれません。しかし、これからは「子どもだからね」とは思ってもらえない年齢になっていきます。仮に中学卒業後、すぐに仕事についたとすれば、もう自分1人の力で、社会において立ち回っていかなければなりません。そのために必ず必要になるのが、社会的な道徳意識です。だから、思春期の子どもには、親が責任を持って道徳意識を定着させてやらなければならないのです。時期からしても、これが最後のしつけになるのではないでしょうか。ぜひきちんと行ってあげましょう。< 後編 に続く>
2016年04月08日前編 では、脳が子どもから大人へと成長していく段階について説明しました。後編では、子どもが思春期の反抗期を迎えるとき、親としてどのような心構えをしておけばよいのかについて解説します。■思春期は親としての責任から解放される兆しあらゆることに反抗し、親も何かと悩む思春期ですが、この思春期にも必ず終わりが来ます。そうなってみると初めてわかることですが、思春期を通り過ぎたわが子は、もう「子ども」ではありません。ですから、思春期の終わりとともに子育てが終わると言ってもよいでしょう。とはいえ、日本では成人するのは20歳ですし、成人した後もしばらくは親元で学生を続けていることが多いでしょう。そうなると、実質は、子どもが自分の力でお金を稼げるようになるまでは、親は責任を持たなければなりません。でも、わが子がどんどん成長・発達していくに伴って、子ども自身が自分の行動に責任を持たなければならなくなってくるはずです。それと比例するように、親としての責任を少しずつ、子ども側へ移行していかなければなりません。言い換えてみれば、子どもの脳が大人になればなるほど、子育ての責任がなくなってくるということです。そう考えてみたら、思春期は親としての責任の終わりが近づいている時期とも言えますね。思春期真っただ中のわが子を見て思い悩むなんて、もうしなくていいのです! むしろ「もうすぐこの責任から解放されるのね!」と喜んでもいいくらいです。昔はよく、初潮を迎えた女の子のために赤飯を作り、みんなでお祝いをしたと言います。脳が最後の転機を迎える思春期は、まさに初潮を祝うように喜びたいものなのです。それほど、脳にとっては大切で、大きな転機だと言えます。思春期の反抗は、それまでの変化とは違って、夫婦ともにつらく感じることが多いでしょう。そんなとき、ぜひ思い出してほしいのです。「思春期が来るということは、もう子育てのゴールが近づいているということなのだ」と。きっと「思春期、反抗期が来てよかったね」という気持ちになれることでしょう。■子どもが思春期を迎える前に、見直すべきは夫婦関係余談ですが、この思春期の時期に夫婦間でトラブルが起こることも多いようです。「これまでお前は何をしてきたんだ!」と夫が妻を責めるわけですね。こうならないようにするためには、子どもが生まれたと同時に、夫を父親へと育てていく妻の努力が必要なのです。思春期にあるこのような夫婦のトラブルは、これまでの夫に対する教育がうまくいかなかったということを表しているのです。思春期には、子育てに関して夫婦がどうやって力を合わせていったかを問われる時期とも言えますね。世の中のお母さんたちにはぜひ、思春期の厳しいときになって夫に心外な言葉を言われないよう、子どもが幼いうちから、父親育てを頑張っていってもらいたいと思います。
2016年04月07日親の仕事はいつでも大変ですが、もっとも試練と感じられるのが思春期の反抗の時期でしょう。今までは素直だったのに、この頃は親のいうことになんでも反抗して、扱いづらい…そんな悩みを誰もが抱えています。ちょっと視点を変えて、脳科学から思春期に訪れる反抗を考えてみませんか? 理屈がわかれば、子どもの反抗に悩むことがなくなり、むしろ喜べるようになるかもしれません。■大人になるまでに脳は3回の転機を迎える子どもの脳は、生まれてからずっと休むことなく、大人の脳へと成長していきます。でも、ただ少しずつ成長していくだけでなく、周りから見ても「おや? 今までと違うぞ」と感じるような転機が訪れるときがあります。脳の転機と言われる時期は、以下の通りです。・反抗期と呼ばれる2歳頃・何となく不安定になる9歳~10歳頃・第2反抗期と呼ばれる思春期これら3回の転機を経て、脳は大人になるのです。つまり、脳の成長は一定速度ではなく、3回の転機には急激で大きな変化が現れるのです。脳の成長は、カニの脱皮に似ていると言われることがあります。カニは大きくなるために脱皮を繰り返しますが、脱皮中や脱皮したばかりのカニの味はあまりおいしくない、ということをご存じですか?カニは甲羅のまま大きく成長するのではなく、成長するときに脱皮して一回り大きくなります。従って、脱皮中や脱皮したばかりのときは、甲羅だけサイズが大きくなっているため、中身はスカスカ状態で、あまりおいしくないのです。子どもの脳の転機はちょうどこの脱皮に似ていて、脳が転機の真っただ中、あるいはその直後であるとき、子どもは大人にとって、ちょっと扱いづらくなるのです。■脳の転機を経て、心と体は大人へと近づいていくとはいっても、この転機は、脳にとっては必要不可欠です。カニの身がおいしくなるために脱皮が必要なように、脳にとっても転機は必要で、それを経て子どもの心と体は大人へと近づいていくのです。2歳の頃に起こる反抗期は、ほかの人と違う「自分」を自覚することができた証です。9~10歳頃に起こる不安定さは、脳が大人の脳へと移行していることを表しています。そして、思春期と同時に起こる反抗期は、心も体も大人になる時期になったことを意味しているのです。親にとってもそうですが、子どもにしてみてもこの3回の転機は、なかなかにハードなものです。それでも子どもは全力でそれにぶつかって、確実に大人に近づいていくのです。反抗期を含めた3回の脳の転機には子どもが扱いづらくなりがちで、親としてはイライラすることもあるでしょう。しかし、脳も体も心も成長しているシグナルであり、成長という視点で見ると喜ばしいことと言えます。< 後編 へ続く>
2016年04月07日こんにちは、ママライターの木村華子です。“キレる子ども”が問題視されて久しいですが、実際に子育てをしてみると、なるほど確かに、子どもたちによる感情のコントロールがまだまだ幼いものだということを実感させられます。大の大人であっても日々感情を揺さぶられながら暮らしてるわけですので、ネガティブな感情が生まれること自体に問題はないのですが……、「私が子どものころって、こんなにキレてたっけ?」「反抗期って年でもないと思うのに、子どもがやたらとキレる……」と、わが子のブチ切れ問題にお手上げ状態のママも少なくはないはず。成長の過程として必要なキレ方(反抗期) なのであれば、こちらとしても納得がいくもの。しかし、なんらかの原因からわが子の性格が“キレやすい”というものに変化しているのであれば、親としてなんとか食い止めてあげたいですね。人がキレるとき、その原因はさまざまです。トラブルに巻き込まれたときや、そういうお年頃であるケースなどなど……。実はその原因のひとつとして、どのご家庭にも存在しているアノ調味料が関わっていることをご存知でしょうか?今回は、全国民が持っているであろう“白い麻薬” についてお話しします。●近年、キレる小学生が急増中!平成26年に文部科学省が公開した「児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査」では、近年の子どもたちによる暴力行為の増加が浮き彫りになりました。このデータの中でも特に注目したいのは、まだ反抗期に入っていない年頃の小学生による暴力行為 です。なんと、ここ7年間のあいだに約3倍まで増えているのだとか。「私が子どものころって、こんなにキレてたっけ?」というママの不安は、記憶違いではなさそうです。キレる小学生について、2〜3歳ごろに表れる第一反抗期(イヤイヤ期)と中学生から高校生ごろにかけての第二次反抗期の間に存在すると言われる“中間反抗期”なのでは? という声もあります。しかしそれならば、もっと以前からキレる小学生たちが存在したはず。近年の増加を裏付ける理由にはならないのではないでしょうか。なぜ子どもたちはこんなにもキレるようになってしまったのか……その理由は子どもたちを取り巻く環境の変化にあるはずなのです。●白い麻薬=お砂糖!? 砂糖中毒の悪影響とは冒頭でお話しした“白い麻薬”。その正体は、お砂糖です。消化吸収の早いお砂糖を過剰に摂取すると、血糖値が急激に上昇します。この変化を埋め合わせるため、血糖値をコントロールする“インスリン”というホルモンが大量に分泌され、このインスリンによって、今度は血糖値が一気に下がります。血糖値の低下による影響を受けるのは、ブドウ糖をエネルギー源に機能している脳 です。脳がエネルギー不足に陥ると、“集中できない”“ボーッとする”などの症状が現れます。このような低血糖の状態を改善させるために、脳は“アドレナリン”というホルモンを分泌させるのです。アドレナリンといえば、気分の高まりや攻撃性を司る、別名“攻撃ホルモン” 。お砂糖と“キレる子ども”がつながってきましたね。低血糖症が起こると、以下のような症状が現れます。・キレる・疲れやすくなる・物忘れが多くなる・無気力になる・眠たい・不安になる・頭痛・筋肉がこわばる・手や足が痺れるなどなど。暴力的になったり、反社会的になったりするとも言われています。子育て中のママにとって、回避するべき症状ばかり!実際にアメリカ・バージニア州の少年院で行われた調査では、お砂糖の摂取量を少なくコントロールされた少年たちに、以下のような変化があったのだそうです。・反社会的行動……46%減少・暴行……82%減少・盗み……77%減少・命令への服従拒否……55%減少さらにその後、カリフォルニアやワシントンなどの少年院に収容される少年たち(8,000人)に対して同じ調査が行われ、反社会的行動が47%も減少した という結果が得られたのだとか。お砂糖の悪影響といえば、メタボリックなど体への作用がメジャーどころですが、実は心や性格にまで影響を及ぼしているのです。また、脳に直接影響を及ぼすお砂糖は依存性が大変高く、口にしたときに得る快感までの仕組みは、ドラッグを服用したときと同じものなのだとか……。「やめたくてもやめられない!」とお悩みのダイエッターが大勢いらっしゃることもうなずけます。●砂糖も含めた、すべての食べ物・調味料との付き合い方を見直してみませんか現代を生きている子どもたちに“お砂糖を全く摂取しない生活”を強いることは不可能だともいえます。いくら家庭で徹底していても、お友達のお宅でオヤツをご馳走になるシーンだってあるでしょう。あまりにも極端な食生活を送らせることで、わが子が偏った常識を持ってしまうことも避けたいところ です。身に付けたいのは、砂糖にだけ固執した考え方ではなく、やはり“食生活全体”のバランス。日本人の食生活が以前よりも粗悪なものに変化していることは、砂糖に限ったことではありません。イライラの原因として有名なものに、“カルシウム不足”“ビタミン・ミネラル不足”なども挙げられますね。ジャンクフードやインスタント食品、菓子パン、スナック、チョコレートなどでお腹を満たすのではなく、健康的な献立を考えてみてください。また、飲み物が毎回ジュース!というご家庭は、そこをお水やお茶にするだけでも違ってくるのではないでしょうか。子どもたちを取り巻く環境は、時代によって目まぐるしく変化します。体や心に悪影響を及ぼすものもあるでしょう。しかしその変化の中には、大人たちのさじ加減でコントロールしてあげられるものもあるはずです。「時代が違うんだから……」と諦めず、ぜひ正しい食事の楽しみ方を示してあげてください。【参考リンク】・児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査 | 文部科学省(PDF)()●ライター/木村華子(ママライター)
2016年03月30日【ママからのご相談】私には中学生の子どもがいるのですが、最近反抗期で言うことを聞かなくなってきたので、アダルトチルドレンになっていないか心配です。どのように子どもに接したらよいのでしょうか?●A. 思春期の反抗期は正常な反応です。安心してください。こんにちは。メンタルフリーライターの木田あゆみです。お子様が反抗期で言うことを聞かないとのこと、いろいろと心配されているとお察し致します。しかし、実は反抗期は正常な子どもの反応なので、心配することはありません。むしろ、反抗期のない子どものほうが、アダルトチルドレンになる可能性があります。●反抗期とアダルトチルドレンの関係性鹿児島の心療内科クリニックの院長先生(50代女性)のお話によると、『アダルトチルドレンになる人の特徴として、“反抗期がないこと”が挙げられる』そうです。反抗期がないということは、幼少期に親が子どもを抑圧し、子どもが親に本音が話せなくなる状態になっている と言えます。このような状態が続くと、思春期に反抗期がこなくなり、アダルトチルドレンになってしまう可能性が高くなってしまいます。アダルトチルドレンになってしまうと、精神疾病になりやすくなってしまい、また、ストレス耐性も弱くなってしまうことがあります。●子どもがアダルトチルドレンにならないように育てるには?子どもをアダルトチルドレンにならないように育てるには、子どもと真正面から向き合うことが大切 だと言えます。相談者様も子どもに十分愛情を持って育てているとは思いますが、子どもに過度の期待をしていないか、気を付ける必要があります。子どもに過度の期待をしてしまうと、無意識のうちに子どもの心を抑圧し、正常なコミュニケーションが取れなくなっていまいます。そうなると、子どもと親の間に軋轢(あつれき)が生まれ、アダルトチルドレンになる可能性が高くなってしまいます。●子どもと本音で話せる関係を正常なコミュニケーションとは、子どもと親がよい意味で本音を話せる関係にあること 。相談者様のお子様は大丈夫だとは思いますが、思春期の子どもはいろいろと気むずかしいものです。この大変な時期を乗り越えれば、子どもは正常に育っていきますので、反抗期だからといって過敏な反応は避けるよう、十分気を付けましょう。●ライター/木田あゆみ(メンタルフリーライター)
2016年03月04日10年前に「イクメン」という言葉を提唱し、国内外のワークライフバランス先進企業を研究してきたダイバーシティ・コンサルタントの渥美由喜さん。2015年11月に著書「長いものに巻かれるな! 苦労を楽しみに変える働き方」を出版した。プライベートでは2度の育休を取得し、また子どもの1人は難病のため看護を経験し、認知症と統合失調症を患う父親の介護も続けている。そんな渥美さんに、育児に向き合う夫婦のあり方についてお話を伺った。○”なんちゃってイクメン”は”真正イクメン”へのプロセス――「イクメン」という言葉を提唱された10年前に比べ、「イクメン」事情はどう変わりましたか?10年前と明らかに変わってきたなと思うのは、父親が休日に子どもたちを連れて外に出掛けるというのは普通になったなということです。また、地域によっては平日の夕方以降もそういう男性たちの姿を見るようになりました。明らかに、男性の家事・育児参加は進んでいると思います。ただ、6年前に厚生労働省が「イクメンプロジェクト」を立ち上げたとき、男性の育休取得率を13%に上げようという目標を国は立てていましたが、ここについては結果が出ていない。男性社員1人が1日休みを取りましたというだけで、「くるみんマーク」(厚生労働省による子育てサポート企業の認定制度)の認定を受けている企業もあるのが現状。家事・育児に関してはまだまだお手伝い程度の男性が多く、本格的に休みを取る人は少ないと思います。――親が育児をするのは当たり前なのに、少しお手伝いするだけで「イクメン」というのはどうかという批判もありますたしかに、渥美さんが変な言葉を作ったから、私の夫が「イクメン」ぶって困るって文句を言われることがあります。そういう「なんちゃってイクメン」は、かなり困ったなと思っています。ただ、「男子厨房に入らず」とか「子どもを抱っこしたことがない」と自慢する上の世代の男性たちに比べればかわいいほうだなと思いますし、それは真正イクメンに変わっていくプロセスになればいいと思います。家事や育児に携わっていくなかでいかに大変かとわかったり、「イクメン」と言えば言うほど妻からの風当たりが強くなったりすれば、そのうち自慢しなくなると思いますよ。プロセスとしてまだやりたてだししょうがないと、おう揚に構えてほしいです。○出産前に「1次反抗期」をつくる――それではどうしたら、夫が「真正イクメン」になってくれるのでしょうかまだ子どもがいない、ラブラブなときに「1次反抗期」をつくっておくべきかなと思っています。――「1次反抗期」とは?夫が家事をやらなくても「いいよいいよ」とやり過ごすのではなく、摩擦を作っておくんです。「私はあなたと人格が違うんだ」「私の時間はすべてがあなたの時間ではない。私の時間は私の時間」「あなたの時間は一部あなたの時間だけれど、共有する時間は役割をシェアしましょうね」という風にです。そしてそのことを「見える化」したほうがいい。例えば夫が家事をやらないと言うなら、その分家政婦さんを雇った場合にこれくらいお金がかかると提示する。それを夫の給与から天引きするとか。シェアしないと成り立たないという覚悟は示しておかないといけないです。子どもがうまれると夫は、「妻の愛情が子どもに移ってしまった」「子どもをうんで妻は変わった」とか言い始めるんですよ。一方で妻側からは「あの人は何で変われないの」と変わらない夫と変わった妻が相手を否定しあう。これを「2次反抗期」と私は呼んでいるのですが、「1次反抗期」がないと、「2次反抗期」がすごく深刻化します。子どもがうまれてからでは遅くて、うまれる前に夫を改造することも妻の甲斐性だと思いますね。○夫は愛されたくてすねている――子どもがうまれてからは、夫にどう協力を仰いだらいいでしょうか僕の周りでは、妻からネガティブなことしか言われていない男友達がすごく多いんですね。イクメンブームで、男も子育てをするものだという雰囲気で女性たちが結婚して、夫を見てがっくりくる。それで僕の名前を引き合いに出して「渥美さんを見習ってほしい」とか言われているわけです。僕には困ったところがたくさんあるのに、いいところだけ切り取ってね。まずは片目をつぶって、相手がやってくれたことをほめる。特に自分の子どもがお父さんを自慢することをぜひ実践してほしいと思います。特に、子どもにほめられると男性は変わると思います。妻と子どもの言葉ってすごく大きいんです。以前、家族とうまくいっていない男友達を誘って、一緒に父子旅行をしたときに、僕は友人の子どもたちに向かって友人がどんなにいいやつか、友達甲斐のあるやつか、学生時代のエピソードの数々を面白おかしく話しました。すると、子どもたちはお父さんにリスペクトの目を持つようになった。そしたら友人はすごく張り切っていましたよ。ここまでがんばるのか、というくらい、旅行中がんばっていました。夫は愛されたいんだもん。僕の周りの妻とうまくいってない夫って、みんな愛されたくてすねているだけですよ。――ここまで、育児に向き合う夫婦のあり方について語ってもらった。続く後編では、育児と介護の両立「ダブルケア」にどう取り組むべきか、引き続き渥美さんに聞く。
2016年01月23日子どもの反抗心には、2つの種類がある反抗期などに子どもが親に示す反抗的言動には、実は2つの種類があります。ひとつは「自立したい」という心からくるもの。もうひとつは、自立したい云々とはまったく関係なく、単純にわがままな思いから出てきているものです。自立心とは関係のない反抗=わがままを子どもが示したときには、まずもって親が子どもに本気になって相対するということが、大切です。わがままによる反抗は許さない、パパもママも本気だぞ、ということを、子どもにはっきりとわからせる必要があります。こうした点について、幼い頃に子どもに対してきちんと相対しておかないと、子どもは何歳になっても自立できなくなってしまいます。そもそも、こういった自立心とは関係のない反抗というのは、それまで子どもがわがままを言っても、親が見逃してきたからこそ発生するものなのです。思い当たる節がある方は、今まで子どもを甘やかし放題で育ててきていなかったかを振り返ってみてください。たとえば、子どもがおもちゃをしつこくねだってきた場合、「買わないとしつこいから」という安易な理由で、「値段も安いし、まぁ、いいか」と買ってあげてはいなかったでしょうか。そんなふうにして、子どもが欲しいといったものを言いなりになって与えていると、その子どもは何かを「我慢する」という考え方ができない子どもになってしまいがちです。何かをしたいと思った時、本来ならばそれを我慢して、やるべきことをやらねばならないような場面であっても自分のしたいと思う気持ちを制御することができなくなってしまうのです。何かをしたい、何かが欲しいという衝動を我慢するというのは、幼い頃から、日々の生活の中で実際に我慢をした経験がないと身につきません。しつけというのは、子どもを罰するということではなく、このような「我慢の経験を通して、感情のままに行動したり、衝動的に行動したりしないように教えていく」ということなのです。「体罰はしつけではない」と言われる理由とはいえ、厳しく子どもをしつける必要があるからといって体罰を使うのは良くないことです。しつけと称した体罰を日常的に受けて大きくなると、その子どもは「自分の意志を相手に通すには、暴力を使うと効果的」という間違ったメッセージを受け取ってしまいます。このため、しつけをしていて叱りつけた時に、子どもが言うことを聞きそうにない場合であっても、決して手を上げずに、落ち着いて言って聞かせるようにするべきです。そのようにするには親の側の根気や我慢も必要になりますが、本当の意味で自立した人間に育てたければ、避けては通れない対応だと言えます。子どもの自立心を育てるためには、体罰のほかにもしないほうがいいことがあります。たとえば、子どもに対して何かをさせようとする時に、命令形の言い方(「○○しなさい」「○○しちゃだめ」)を頻繁にするのはよくありません。こうした強い言い方でばかり行動を指示されていると、子どもは自分で何かを考えたり判断したりすることができなくなってしまう傾向があります。当然ながら、最初のうちはある程度は仕方ない部分もあります。子どもの判断力では、一から十まで任せきりにするのが心配なのは当然です。それでも命令のような言い方ではなく、子どもと話しながら、共同でどうしたら良いかを考えていくのが理想的なあり方です。また、子どものものの考え方は系統立っていなかったり、自己中心的であったり、幼稚で荒唐無稽だったりするかもしれません。だからといって、子どもが考えたことを完全に否定するような言動をしたり、馬鹿にしたりしてはいけません。子どもの考えた結果に問題があるのであれば、どうしてそんなふうに考えが進んでしまったのかということを、子どもと一緒になって話し合い、また、そうした考え方の何が問題なのかということをじっくりと話してあげることが大事なのです。(子育ての達人)次回は最終回、子どもをわがままに育てないための押さえるべきポイントを紹介します。
2015年11月20日子どもと同じレベルで対応したら、大人の負け反抗期に入った子どもに「イヤ!」「自分でやる!」を連発された時、忙しいとどうしてもイラッときてしまいがちです。しかし、ここで感情的になって、子どもと同じレベルで怒鳴りあったのでは、ますます反抗が長引いてしまいます。ここは、自分の子どもが「思いや感情を周りに言葉で伝え始めるほど成長したんだ」といった捉え方をして、少しおおらかに対応するように心がけたほうがよいでしょう。たとえば「お風呂に入る?」と聞いたところ、「イヤ!」と返されたとします。このまま入らなかったらどうしようと思うと、焦って叱りつけてしまいそうですが、実際のところ、1回ぐらいお風呂に入らなかったからといって、どうということはありません。「そう言うなら1回ぐらいお風呂抜きでもいいか」というように、一歩引いて考えてみることです。また、別に子どもはお風呂に入りたくなくて「イヤ!」と言っているわけではないので、「○○ちゃんは入らないんだよね?」と逆のことを言うと、「やっぱり入る!」などと手のひらを返したりします。それでも「入らないもん!」などと言うようであれば、「ふ~ん。お風呂はすっごく楽しいんだけどな~。お母さん、もう入っちゃうよ?」と言いながら、お風呂に入る素振りをすればいいのです。はじめのうちこそ「入らない!」などと言っていても、実際にお母さんがお風呂の用意をし始めれば、そのうちに「楽しいの?」などと尋ねてきたりします。そこを捉えて、「~ちゃんといっしょに入れれば、もっと楽しいんだけどな~」などと誘えば、ほとんどの場合、お風呂に入ろうとします。大切なのは、「イヤ!」と返された時に叱りつけないことです。子どもと同じレベルで対応したらこちらの負けだ、と考えるようにしましょう。同様に、「イヤ!」の後で感情的になって怒り出してしまったり、泣き出してしまったりするような場合にも、周囲の大人まで感情的にならないようにすることが大切です。叱りつけたりせずに、何か別のことに気持ちを向けさせるような工夫をすれば、そのうちに収まります。「だいっきらい!」と言われても、成長を喜ぼうここで注意したいのは、子どもが感情的になって、「お母さんなんかだいっきらい!」などと口走った時です。「そんなこと言う子はうちの子じゃありません!」などと言い返すような場面も時折目にしますが、これは一番やってはいけないことです。大人にとっては些細な売り言葉に買い言葉かもしれませんが、子どもはこうした言葉を真に受けて真剣にとらえてしまうからです。子どもにこういうことを言われて感情的になってしまうのは、親の側も子どもと同レベルで相手をしているからに、ほかなりません。子どもに「お母さんなんかだいっきらい!」と言われたら、「もう『嫌い』なんて言えるぐらい成長したんだなあ」と、逆に喜ぶぐらいでいいのです。それが大人というものです。基本的に、これぐらいの年齢の子どもがお母さんを嫌うなんてことはまずありません。これぐらいの子どもにとってお母さんは世界で一番好きで大事な人です。それでも「嫌い」と言うのは、お母さんがどう反応するか見たいだけだったり、「嫌い」という概念や言葉を理解したので、それをただ使ってみたかったりというだけのことなのです。子どもの「嫌い」に惑わされず、逆に「お母さんはあなたが大好きよ」と言えるぐらいの余裕を持ってください。子どもがそうしたお母さんの態度に安心すれば、反抗期も短く終わるものなのです。(子育ての達人)次回は、子どもをわがまま放題にさせないための方法について解説します。
2015年11月18日意欲があるならやらせてみるほうが、反抗心は収まっていく2、3歳ぐらいから始まる第1次反抗期は、半年から1年程度続いた後、だんだんとおさまってきます。4歳ぐらいになってくると、子どもは自分の考えたことや感じていることを、きちんと言葉を使って、他人に伝えることができるようになってきます。また、運動をしたり手足を使ったりする能力も向上し、手足を使って思った通りの動きをすることが、どんどんうまくなります。このため、服のボタンかけや食事といった細かい作業をさせても1人で問題なくこなすことができるようになります。こうなれば、単なる「イヤ!」というかたちではなく、意思表示をしっかり行い、いろいろなことを子どもに1人でやらせてもさほど問題ではなくなってきます。子どものほうも、うまくいかなくてイライラするということも減ってきて、いわゆる「反抗」は収まっていくのです。このように、子どもは反抗期を通して精神的に親から自立し、母子分離を始めます。そういった意味で、反抗期は子どもの成長に欠かせない過程であると言えるでしょう。ですから、反抗期をうまく乗り切ることができれば、それ以降の親と子どもの間の関係がよいものとなりますし、子どもが思春期・青年期と成長して自立を深めていくという点から見ても、非常に大切な時期になってくるわけです。子どもの自立心を摘み取らないよう、工夫しよう子どもは3歳ぐらいになると、「何かを自分でやりたい」という意欲を持つようになってきます。しかし、意欲はあっても常識やルールというものがよくわかっていませんので、自分の心が命ずるままに行動すると、家庭内の決まりごとや社会常識といったものから逸脱してしまうことがあります。規範から外れがちであるとはいえ、子どものやろうとする行動は、すなわちその意欲の表れでもあります。ですから、この時期に子どものやることや、「やりたい」という意見をむやみに抑圧してしまうことはよくありません。そうなると、子どもは自分の思いを通したくて怒ったり泣いたり暴れたりします。そして、長期間そのように抑圧された場合、子どもは個性をうまく伸ばせなくなってしまい、将来的にトラブルに見舞われる可能性も出てきます。よって、子どもが何かを「自分でやる!」と言い出したときには、なるべく思い通りにさせてあげましょう。たとえば、1人でパジャマを着ると言い出し、ボタンかけに時間がかかりそうだと思うのであれば、ボタンの数が少ないパジャマを用意した上でさせてみればいいのです。間違ってボタンをはめたのを全部直したりするのは面倒だと思うからこそ、子どもがパジャマを着ようとするとつい手を出してしまうわけですから、逆に間違いようがないぐらいの状態に準備をしてしまえば良いということです。あまり周囲からあれこれ言い過ぎると、自主的に何かをすることが嫌いになってしまいかねません。子どもの自立心を摘み取ってしまわないように、いろいろと工夫をしてあげることも親の役割ではないでしょうか。(子育ての達人)次回は、子どもが「おかあさんなんてきらい!」と言い出した時の対応についてです。
2015年11月17日子どもの「やりたい!」気持ちを見守ろう子どもが第1次反抗期にさしかかった場合、子どもがやりたがっていることはできるだけ自分でやらせるようにしてみてください。ぐずぐずしているので苛立つかもしれませんが、そこはぐっとこらえて、子どもがやり遂げるのを見守ってください。また、親は直接的な手助けをせずに側面支援に回るとよいでしょう。たとえば、「ボタンをかける」という動作はかなり難しい作業です。そのため、最初のうちはやってのけたいという思いがあるのになかなかうまくいかず、子どもはかなりイライラするかと思います。親ができることは、子どもの代わりに手を出すのではなく、そもそもボタンかけのしやすいような服やパジャマを準備することです。見た目がどんなにかわいいものであっても、ボタンホールが背中にあるような服や、細かいボタンが数多くついているような服はやめたほうが無難です。また、うまくできずにイライラしてカンシャクを爆発させそうになったら、そこでちょっとだけ手助けしてあげる、という手もあります。この時、親がやるのは「ちょっとだけ」にして、あくまで主導権は子どもにあるようにするのがコツです。大切なのは、子どもがいらついてきたタイミングで手を貸すことです。子どもの様子をきちんと観察できていれば、難なくわかることでしょう。子どもが満足感を得られれば、感情の爆発は減っていく子どもが自分1人で全部やり遂げた時も、親がちょっとだけ手助けをした時も、いずれにしてもできたところで、手放しで褒めてあげるようにします。反抗期で「イヤ!」「キライ!」ばかり言ってはいても、この年齢の子どもは、親に褒められるとうれしいものです。何かを自分1人でやり遂げたという充足感を得るとともに、「ほかにも何かやってみよう」という意欲にもつながっていきます。それから、子どもがやり遂げて得意そうな顔をしている時は、できばえが少々微妙であっても、それを指摘しないことも大事です(そして褒めるのです)。もしかするとボタンをかけ違っているかもしれませんが、そこですぐに直してしまうと、感じていた充足感が傷ついてしまいます。そうなると、子どもは落ち込んだり、不機嫌になったり、怒り出したり、果ては泣き出してしまうかもしれません。どうしても直したいと思うのなら、しばらく時間をあけてからそっと直してあげるようにしましょう。このようなかたちで、「自分1人でできた!」という充足感を感じ、親に褒められて良い気分になるといったことを繰り返すうち、子どもが感情を爆発させる場面は減っていきます。(子育ての達人)なぜ、子どもが「やりたい!」と言ったら、やらせたほうがいいのか? 次回、詳しく解説します。
2015年11月16日第1次反抗期になった子どもは「イヤ!」を連発しては親を困らせますが、子どもは別に反抗するために反抗的な言葉を発しているのではありません。この言葉は、子どもの「自律したい(※)」という気持ちの現れなのです。もしも、子どもが「パパ、ママ、私はこんなふうにやりたいの。私のやり方でやらせて」というふうに、きちんとした言葉で意志を示してくれれば、言われたほうも「じゃあ、やってごらん」と反応を返すことができるのではないでしょうか。ところが、第1次反抗期頃の子どもは、まだそういう表現のしかたをすることができません。そのため、口にするのは「イヤ!」や、「自分でする!」になってしまうのです。こういう表現で言われてしまうと、親にしても「反抗的」、「親の言うことに従わない」と感じてしまうわけです。反抗期は大きく2回ある子どもが大人になっていく過程で、そのようなかたちで親に対して「反抗」する時期というのは、大きく2回あるとされています。はじまりは2歳~4歳ぐらいの時期であり、この時期は第1次反抗期と呼ばれます。次は12歳~14歳ぐらいの時期で、この時期は第2次反抗期と呼ばれています。第1次反抗期の子どもの反抗心は「自律(※)」したいという思いによって起きるものであり、第二次反抗期の反抗心は「自立」したいという思いから起きるものです。(※)自律=自分で考えて(自分の意志で)行動する/自立=他者(親)からの支配・援助を受けずに存在する、行動する「たかがボタンかけ」でも、子どもには重要なこと第1次反抗期に入った子どもは、親がなにかお世話をしようとするとあらゆる局面で「イヤ!」を連発します。歯を磨かせようとしても「イヤ!」、服を着替えさせようとしても、「イヤ!」といった具合です。そして、たいていの場合「自分でする!」と言い出しますが、やってみてもうまくいきません。たとえば服の着替えですが、ボタンのかけはめというのは、かなり高度な動作を要求するものです。手の動きとしても複雑な上に、顔を下に向けてもなかなかボタンホールが見づらいことも動作の難易度を上げています。いつまでもモゾモゾとやっているのにしびれを切らして、親が脇から手伝おうなどとしようととすると、子どもはどんどん不機嫌になります。親が無理にボタンをかけてしまったりしようものならば真っ赤になって怒り出し、しまいには泣き出してしまうでしょう。親にしてみれば「ボタンかけの何がそんなに重要なのか?」といったところでしょうが、当の本人にしてみれば、ものすごく大切なことなのです。(子育ての達人)子どもが「イヤ!」と言い出した時、親はどう対処するのがよいのでしょう? 次回は、親の対処法を解説します。
2015年11月15日子どもが2歳にさしかかったころ、何に対しても「イヤ!」と駄々をこね、言うことを聞かなくなるようになります。これは「魔の2歳児」とか「第1次反抗期」などと呼ばれる現象で、たいていの子どもが示すものです。「反抗期」というと何か悪いことのように捉えがちですが、実際にはこれは子どもにとっては大事な成長のプロセスです。この第1次反抗期をはじめ、反抗的になった子どもにどう接していけばよいかについて見ていきましょう。「魔の2歳児」がやってくる子どもは2歳から3歳ぐらいの時期になると、それまで素直に言うことに従っていたのとは打って変わって、親が言うことに対していちいち反抗するようになります。この時期の子どもには以前よりも知恵がつき、自分のことを自分でしたいという意識、すなわち自我が表れ始めてきています。それによって、このような反抗をするようになるのです。ただでさえ育児や家事で大変なところに駄々をこねられたら、親は疲れてしまうものです。しかし、親からすればただの反抗的態度に見えるものも、子どもにとっては成長していくために欠かせないもの。子どもの反抗を「悪いこと」「やめさせるべきこと」ととらえずに、子どもと同じ次元でやりとりしてしまわないように注意したいものです。子どもの反抗に対して対応する際に注意したい点を3つほどあげてみましょう。反抗期が来たことをむしろ喜ぶ子どもが反抗するのは、覚えた言葉も増えて、知恵がついてきたからです。つまり、すくすくと成長してきた結果なのです。子どもの駄々を悪いものと捉えるのではなく、「無事にここまで成長したんだなあ」という思いを持って見るようにしてみてください。ただし、子どものわがままの言いなりになるような対応は後に禍根(かこん)を残しますので、「子どもがもっと成長していけるように」という点を考えて対応をすることが、大切になってきます。子どもと同じ次元で怒らない子どもの成長をより促すための対応として大事なのは、子どもが反抗した時に、親も一緒に感情的になって怒らないように気をつけることです。それでは子どもの駄々こねと同じ次元で怒っているだけのことになってしまいます。子どもとは違って、親は成熟した大人であるわけですから、子どもの反抗の理由や背景についても冷静に考えることができるはずです。どうして「イヤ!」なのかについてちゃんと理由を尋ね、子どもの主張にも一理あると感じたのであれば、子どもに共感を示してみせることも必要です。守らなければならない社会のルールがあるのであれば、共感を示すのとは別に、教え諭せばいいわけです。親子でよく考え、納得させる子どもがわがままを言い出した時に、頭ごなしに「ダメ!」とやってしまうのではなく、どうしてそういうわがままを言うのかをきちんと聞いた上で対応するというやり方です。たとえば、子どもが店頭でドーナツを食べたがって駄々をこねた時、「とにかくダメなものはダメ!」とはせずに、何故ドーナツを欲しがるのかの理由を尋ねるようにします。「今日は、おうちに帰ってからケーキを食べようって約束したはずだけど、今じゃないとダメなの?」であるとか、「さっきアイス食べたいって言ってたんじゃないの?」といったように、子どもにいろいろと尋ねながら、ドーナツを欲しがる理由を探っていくようにしてみてください。ただし、注意点として、矢継ぎ早に次から次へと質問をしたり、厳しい口調で問い詰めたりしてはいけません。また、何か1つの正しい結論を出すことが目的ではないので、そこそこの答えが見えてきたところで切り上げるようにするといいでしょう。そういったやりとりを通して、場合によって子どもの立場でものを見たり、親の気持ちを子どもに伝えたりすることが大事なのです。(子育ての達人)次回は、子どもの反抗期について、掘り下げていきます。
2015年11月14日こんにちは、木口美穂です。校則で禁止されているのにも関わらず制服のスカートが短い女の子っていますよね!規則破りな女の子よりも、校則厳守な膝丈スカートの女の子の方がモテる傾向にあるのはご存知ですか?膝丈スカートって、真面目すぎる印象を与えるし暗そうでなんかダサい・・・・・・そんなイメージは今日で払拭!今回は校則厳守の膝丈スカートでおブス学生にならないために、現役女子高生と一緒に、『膝丈スカートでもモテる女の子の特徴』について話し合ってみました!モテる子の特徴を真似して、でも校則は守って!モテ学生になっちゃお!■1.ツンケンしてない「友達でモテる子がいるんだけどその子はクラスの子や先生とも仲良く出来ていつもニコニコしてる!その子は親とも仲良し!」(16歳/都内女子高生)15~18歳の年齢になると反抗期で、周りに反発したり親とのケンカが絶えなかったりします。そんな子が多い中、「反抗期ってなに?」ばりに愛想良く誰とでも仲良く出来る子は強いでしょう!親と仲良しなのも好印象です。一緒に買い物に行って仲良く歩いている姿を見ると、「この子絶対良い子でしょ~」ってなります。■2.真面目すぎない「モテる子に限って教科書忘れてきちゃった!とかドジな子が多い気がする。」(17歳/都内女子高生)「今日ちょっと部活無理だわ~って笑顔で帰って行く時があるけど、なんか憎めない。」(16歳/東北女子高生)真面目なイメージを持たれちゃう膝丈スカートちゃんだけど、中身は意外とドジだったりするみたい。膝丈スカートちゃんが与えるイメージとは違って、真面目すぎないギャップがモテに繋がっているんですね!■3.清潔感に溢れている「モテる子はローファーもかばんの中身もキレイ!ついでに言うと、肌や髪の毛もツヤツヤしててキレイ!」(16歳/関東女子高生)この子はきっと大人になってからもモテるでしょう!校則で染髪、メイク禁止の学校も多いと思います。ですが、出来ることはある!自分が使う制服やローファー、かばんをキレイに使うこと。お肌のスキンケアに力を入れてすっぴんでも大丈夫な肌を保つこと。ヘアケアをしっかりすること。どれも校則を違反せずに出来ることばかりです。違反してモテるより、違反せずにモテた方が素敵ですよ!■4.言葉遣いが丁寧「女の子らしい言葉遣いを出来る子ってクラスに少ないから、逆に丁寧な子はモテる。」(17歳/関西女子高生)流行っている言葉、下品な言葉、乱暴な言葉を遣っている子が多い中でしっかり丁寧に話せる子はモテないわけがない!言葉って、今だけ!って思っていても遣っているうちにどんどん口癖になってしまいます。一度口癖になると直すのが難しいです。出来れば、なるべく流行り言葉に乗らないようにして丁寧な言葉遣いを心掛けて下さいね!■おわりに『制服を可愛く着こなしてモテたい』という願望ももちろん女の子ならばありますよね。でも、制服は着こなすものではないから!学校で決められた形があって、規則があるのでそこに属している間は守らなければいけないのです。無駄に反発して学生であることを楽しめなくなるより、反発せずにモテ学生としてハッピーなスクールライフを贈ってくださいね!(木口美穂/ライター)
2015年09月29日オネエ系映画ライター・よしひろまさみちさんの映画評。今回は、少女時代のモヤモヤを解消する『インサイド・ヘッド』です。* **大人泣きすることってそうそうあるもんじゃないのが、お仕事バリバリなanan世代女子。でもね、この映画『インサイド・ヘッド』は泣かせるわよ~。アニメなんぞで泣くもんか!という方、だまされたと思って観てごらんなさい!物語の主人公は11歳の少女ライリー。ミネソタの田舎で幸せに育ってたある日、パパの仕事の都合で大都会サンフランシスコに引っ越すのね。多感なお年ごろの彼女は、新しい環境になじめないだけじゃなくて、思春期独特の反抗期まで始まっちゃうの。そのとき、彼女の頭の中では、それまでヨロコビが取り仕切っていた感情たちが大パニック。なんせ対応したことがないことばかりが起きるもんだから、どうしてよいモノやら。しかもカナシミが暴走して突飛な行動に出たばかりに、ヨロコビとカナシミが感情コントロールの司令部から記憶の平野へ追いやられちゃって、残されたビビリ、イカリ、ムカムカだけになっちゃう。これね、子供向けのキャラクターアニメと思いきや、大人の階段を上った皆さんだったら必ず共感できる感動作なの。思春期の抑制できない感情の動きを、ものすっごくわかりやすく描いているのね。そもそも子どもって、笑ったり泣いたり怒ったりイライラしたりっていうのがシンプルじゃない。でも、考えてみて。いつのころからか、喜怒哀楽が入り交じった思い出ができたり、空気を読んで感情を抑制したりできるようになるでしょ?それって「だって大人のオンナになったから」で片付けちゃうもんだけど、じつは大人の階段を上る過程でいろんなことが起きてるのよね。たとえば、子どもは夢想空想をよりどころにしてることがあるけど、ふと気づくと、いつも夢想していたことを忘れてしまっているのよね。それがいわば、成長過程における意識・無意識の整理。人間の記憶って都合よくできてて、暮らしていくうえで必要なことだけを記憶して、必要ないとみなしたことは無意識のほうに追いやっちゃうのね。また、年ごろの反抗期っていうのも、感情の抑制がうまくいかなくなってるだけで、思い返してみると「大人げないわ~」って思えるようになるでしょ?そういったことを、ライリーちゃんの成長とともに描いているのがこの作品なの。だから、作品で描かれているディテールは置いといて、観ている人自身が自分の思春期のことを思い出しちゃう。それも不思議と具体的に思い出せるというマジックつき(そこもまた、人間の記憶の都合のいいところ)。「これは、あなたの物語」っていうキャッチコピーがついてるけど、まんざらウソじゃないってことだわよ。それもそのはず。監督曰く「僕の子育ての経験で、娘がだんだん別の人間になっていく過程をみてきたから、それをベースにしている」っていうんだもの。そりゃリアルだわ。だから、この作品はむしろ大人向き。しかも大人の女性ほど、忘れ去っていた少女時代や親不孝時代などなどを思い出しちゃうの。それどころか親御さんと一緒に観るのもいいかも。大人になったからこそ、モヤモヤしていた時代のことを親子そろって反省できる材料になるもの。こんな全世代網羅のオリジナル脚本を作りだしたピクサー、エライ!!◇『インサイド・ヘッド』(C)2015 Disney/Pixar. All Rights Reserved.◇じつは脳科学の専門家へのリサーチもバッチリしていてぬかりない。だけど、小難しいこと抜きがピクサー式。監督/ピート・ドクター声の出演/エイミー・ポーラー(竹内結子)ほか7月18日より全国ロードショー。(C)2015 Disney/Pixar. All Rights Reserved.※『anan』2015年7月22日号より。文・よしひろ まさみち(オネエ系映画ライター)
2015年07月21日男の子って女の子に比べてマザコンだ、とは昔からよく言われていることですよね。ですが、そうは言っても思春期になれば母親離れをするもの・・・・。それがかつての常識でした。しかし、ゆとり世代の男子の中には思春期をとうに過ぎ、成人してもママにべったりな「マザコンエリート」が存在しているとの情報を入手。しかもその数は年々増殖しているというではありませんか。今回はそんな彼らの気になる生態に迫ってみたいと思います。■一緒に買い物は当たり前?LINEでも仲良くやりとり!2013年11月25日に放映された日本テレビの「有吉ゼミ」で、現役男子高校生に「母親と一緒に買い物に行きますか?」と質問したところ、およそ65%が「行く」と回答。母親と買い物をすればお小遣いを使わずにモノを買ってもらえる、などの長所はありますが、思春期は恥ずかしさがそのメリットを上回る・・・ということはもう「古い考え」のようです。また、母息子ともども、スマホを使いこなすのもこの世代の親子関係の特徴。ちょっとした日常報告やジョークなどを、ポップなスタンプを交えつつ軽やかなやり取りします。twitterより■なぜゆとり男子はマザコン化した?マザコン男自体は昔からそれなりに存在していたと思います。しかし、最近のマザコン男子の大きな特徴の一つは堂々としていること。「お母さん大好き」を隠しもしなければ、照れもしません。その主な3つの理由を分析してみたいと思います。理由1:お母さんが若くてきれい!ゆとり世代のお母さんはだいたいバブル世代。華やかだった若い頃の心を忘れていません。美容に関心が高く、いつまでも綺麗な人が増えています。また、ネットやスマホもバリバリ使いこなし、精神的にも若いのです。そのため隣にいても自慢できたり、話をしていても面白かったり。「堂々マザコン」になってしまうのも仕方ないのかもしれません。理由2:ゆとり男子は反抗期がない!?ゆとり世代、特に男の子は「反抗期」がなかった、という人が増加しています。ゆとり世代の特徴である「空気をよむ」「社会や他者に反抗することを諦める」という姿勢その理由だとか。反抗期のなかったゆとり男子は子供のころの「べったり親子関係」を引きずったまま成長し、自然に「マザコン男」になるのです。理由3:周りがマザコン男子に寛容多様な価値観が認められるようになった現代日本。偏見や差別が減ったことはとても好ましいですよね。その時代の波に乗ってでしょうか。「お母さん思いの優しい男の子なんて素敵じゃん!」「女の子の気持ちをよくわかってくれて、話してて楽しい」と、周りの女の子たちも「マザコン男子」にとても寛容な態度を示しています。「マザコン男=キモい」というのは昭和的思考なのかも…?■結婚するならマザコン男子!?マザコン男子を旦那さんにすると、いつまでもお母さんと比較されイヤな思いをするのでは、などの理由から結婚相手としては避けたいものです。しかし、それは勉強不足な我々の偏見にすぎなかったのです。実はマザコン男子は結婚するのにぴったり!と、あのハーバード大学の調査がそれを示しています。マザコン男子は愛情深く育っているため、「浮気をしない」「酒におぼれない」「女性に優しい」という性格の人が多いみたいです。また、「収入が多い」「キャリアが高い」といった特徴も。お母さんとのポジティブなコミュニケーションが、マザコン男子を明るく積極的な性格にさせるようです。それが功を奏して、キャリアアップにつながるのかもしれませんね。また、マザコン男子は結婚してもなお、何かにつけてお母さんのところに行くもの。夫婦というものはいつまでも新婚ラブラブ、というわけにもいきません。旦那がうっとうしくなる頃にお義母さんのところに行ってくれれば、自由な時間も持つことができますよね。ちなみに筆者の弟(18歳)も重度のマザコン。この記事を書いていると、彼に当てはまることばかりでした。でも、明るくて優しい、女の子の機嫌を取るのが上手い弟は確かに結婚するには良い人材のように思います。姉バカだろ!と言われればそれまでなのですが。でもまあ身近な存在から考えてみても「マザコン男子」、あなどれない存在なのかもしれません・・・。ゆとり女子のみなさんも身近なマザコン男子を狙ってみてはいかがでしょうか。
2015年05月04日みなさんは社会人何年目ですか?そろそろ仕事にも慣れ、上司のあしらい方も身についてきた頃ではないでしょうか?自分なりのやり方も見つけて、それなりに自信を持って社会人生活を送っているからこそ陥りやすいのが、第三次反抗期です。先輩や上司の言うことがバカバカしく思えて、素直に忠告を聞けなくなることはありませんか?きっとそれは反抗期の仕業です。妖怪ウォッチじゃないですよ。アラサー女性が陥る「第三次反抗期」の症状仕事を始めた頃は、尊敬していた先輩や上司。しかし最近は、自分の方が仕事ができると感じることもしばしば。本当に意味があるのかわからない会議や議論に時間を費やしては帰宅時間が深夜になったり、企画書にはあいまいなダメ出しばかりをされてうんざりしたり、アラサーが直面する仕事環境はなかなかにストレスフルです。こんな状況が続いては、先輩や上司を尊敬し続けることも、彼らの忠告を素直に受け入れることも難しくなってくるでしょう。さらに悪いことに、そんな先輩も上司もあなたの意見には耳を傾けようとしない。こうなったら、こんな会社なんて辞めてやる!わかります、その気持ち。でも辞める前に、ちょっと考えてみましょう。上司が上司たる所以とは先輩や上司の仕事ぶりに納得がいかなくなったのは、あなた自身が成長した証拠です。これはまさに、大人たちの理不尽さに憤りを感じた思春期の頃と同じ状態。ただ対象が親や教師から、先輩や上司になっただけのこと。右も左もわからなかった入社当時に比べて、アラサーは仕事のイロハがわかってくる時期。自分なりの仕事観を持つようになれば、いくら先輩や上司とはいえ、納得のいかないことが出てくるのは当然です。確かに彼らよりも、仕事ができる人もいることでしょう。ただ仕事上では、「経験」も大きな武器になることは事実です。ひとつの業務だけを見ればあなたの方が処理能力が高かったとしても、総合的に仕事ができるかどうかはまた別の話ですよね。経験を積むことで、大局的に仕事を捉えられるようになることもあります。とはいえ、本当にどうしようもないグーたら上司も世の中には存在します。そんな上司にあなたの意見を受け入れさせるためには、まずは戦略として上司の忠告を聞くことが必要です。【戦略的に】まずはアホ上司の言うことを聞けアラサーの反抗期は自分を高めるチャンス。でも10代の反抗期と違い、アラサーの反抗期はただ逆らっているだけでは足りません。反対はするけれど、代案を出さないどこかの政党のようになってはいませんか?まずは納得いかない先輩からの忠告も、意味があるのかわからない上司が押し付けてきた仕事も、一応彼らが言うとおりにやってみることです。自分なりのやり方を主張するためには、彼らが望むことを理解して、期待以上のパフォーマンスで仕上げましょう。その上で、周りが納得する代替案を出せればベスト。アホ上司かどうかは、その後の判断しても十分間に合うでしょう。意地はムダに使わないほうがいい・・・人はそんなに複雑ではありません。難しい理論をこねくりまわして相手を言い負かすよりも、上司にチョコをあげて黙らせれば簡単に解決することもあります。そんな大人の蘇生術はいらないと意地を張ることもできますが、その意地、本当に必要ですか?意地だって無駄なことに使ったらもったいない!せっかくの反抗期です。もっと大切に意地を張っていきましょう。
2015年04月06日「SKE48」および「乃木坂46」の松井玲奈が初主演映画『gift』の全国公開を記念して行われた舞台挨拶に、共演の柿澤勇人、宮岡太郎監督と共に登壇した。ひとつの地域にスポットを当てて映画を製作し、その地の人々の協力で全国へと作品を広げていくという「Mシネマ」の第1弾。偏屈な会社会長の男と彼に「100時間100万円」という条件で買われた笑顔を見せないキャバクラ嬢の奇妙な旅の様子を描き出す。熱烈なファンの大歓声に迎えられた松井さんは満面の笑み。劇中ではその笑顔を封印し、愛を知らない女性を熱演しているが「テンション低めで世の中、良いことなんてないと思っているところは中二の頃の私とそっくり(笑)。反抗期のまま大人になるとこうなるのか!と思いながら、中二の自分を引っ張り出してきて演じました」とふり返る。中二の頃の松井さんの姿に様々な憶測が飛ぶ中で、松井さんは「中二なんて、基本的に反抗期じゃないですか?」とファンに同意を求めるが、さっきまでの大歓声とは打って変わって客席はどこか気まずそうな無反応。この“手のひら返し”のリアクションに松井は「うそ?すごい勢いで裏切られた気分です(苦笑)!」とショックを露わにしていた。柿澤さんは借金取り役で劇中、松井さんに対し“壁ドン”の末、棒付きキャンディを口に突っ込むという暴挙も!松井さんは「リハでは寸前で止めていたし、入れるって知らなかったんです!」と監督から事前に、口の中に突っ込まれることを知らされていなかったと訴える。柿澤さんは「ゲスな役でして…(苦笑)。松井さんのファンの方にボコボコにされるのでは?とさっきまでビビってました」と客席の反応にホッとした様子を見せた。キャンディの仕返しとばかり(?)、松井さんが柿澤さんを角材で殴るシーンもあるが、松井さんは「運動音痴で『ここに当ててね』というところに当たらず、申し訳なかったです(苦笑)」と間違って顔面を殴ってしまったことを明かし謝罪。柿澤さんは「気持ちよかったです(笑)」と笑いを誘ったが、監督は現場で、カメラの角度を分析し「心の中で『松井さん、当ててくれ!』と願っていた」とのこと。これを聞いた松井さんは「分かってました(笑)」と語り、再び会場は笑いに包まれた。今回の根暗なキャバ嬢役に続いて、もし次に演じるなら?という問いに松井さんは「もっと暗い役がやりたいです」と明かす。「基本、不幸顔で『幸せいっぱい!』という顔はしてませんので、どこまで不幸が似合うか知っておきたい」と真剣そのもの。今回、共演を果たした遠藤憲一さんからは「次は不倫カップルの役で」という提案をもらっているそうだが、松井さんは「不倫、いいんじゃないですか?」と誤解を招きそうな発言。「悪い女を演じてみたい!」とノリノリだった。『gift』は新宿シネマートほか全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)
2014年07月19日『過去があるから今がある。私の人生を変えたヒトコト』とは?人には誰しも過去があり、過去を経たから現在があります。良いこともあれば、忘れてしまいたいようなこともあるでしょう。けれど全て、現在につながっていることだけは事実です。新企画「過去があるから今がある。私の人生を変えたヒトコト」は、自分らしい生き方を手に入れた女性に、転機になった「人」や「事」、また「ひと言」をご紹介いただくインタビューです。これまでの人生を振り返っていただき、そこから ANGIE女史が人生を楽しく、たくましく生き抜くためのヒントを探って行きます。記念すべき第1回目は、スマイルコンシェルジュのたきれいこさんの「人生を変えたヒトコト」をご紹介します。大学在学中に結婚、出産。その後離婚を経て、初めて社会に出たのは 34 歳の時でした。現在は、小さい頃からの夢だった MC 業や、「スマイルコンシェルジュ」として企業への笑顔指導を行い、日本全国を忙しく飛び回っています。思い出の地銀座を舞台に、過去、現在、未来についてお話いただきました。「マイクを持つ事の楽しさ」に目覚めた幼少期。初舞台は3歳の時に少しずつ春の訪れが感じられるようになってきた 2 月下旬。待ち合わせの銀座駅に颯爽と現れたのは、スマイルコンシェルジュのたきれいこさんです。45 歳という年齢、社会人、高校生のお子さんがいらっしゃるとは思えないほど若々しく、数々の女性誌で活躍されるのもうなずけます。まず、お話を聞く場所としてご案内いただいたのは、長年通っているという洋菓子の名店「アンリ・シャルパンティエ銀座店」。光りに満ちた美しい店内に入るとすぐ飛び込んでくるのは、ショーケースの中でひと際輝きを放つスイーツの数々。店内中央の螺旋階段から、本日最初の舞台、地下の喫茶サロンへと移動します。照明は落とされ、まさに大人の隠れ家といった空間。ここは、たきさんの憩いの場所なのだとか。「仕事場に近かったことが訪れるきっかけとなり、以来足しげく通っています。ここは遊び心を教えてくれた場所」。たきさんが嬉しそうに微笑みます。スマイルコンシェルジュ たきれいこ神奈川県鎌倉市生まれ。慶應義塾大学文学部英米文学科卒。日本顔学会員。メンタル心理カウンセラー。MC 業に加え、スマイルコンシェルジュとして、笑顔を軸にした企業研修や、話し方、美容関連のセミナー・講演活動を行う。『クロワッサン』、『美 STORY』などの女性誌や CM、テレビ、ラジオにも出演。プライベートでは双子を含めた 3 女の母。ここでは、素晴らしい出会いに恵まれました。ある時いつものようにケーキを買いにきたら、突然とても素敵な女性に声をかけられたんです。お店のスタッフ教育に携わっていたその方は、黒いパンツスーツがよくお似合いで、凛とした立ち姿が印象的でした。私、ひと目で、「なんて素敵な方……」って惚れてしまって。その方に、ここのサロン面白いんですよってご案内いただいたことがきっかけで、家族ぐるみでお付き合いする仲になり、今でも連絡を取り合っています。たきさんは、縁をとても大切にしていると言います。特に「女性との縁」は、人生のキーワードになっているくらい重要なものなんだとか。その辺りのお話はまた後でするとして……。まずはたきさんが、どんな子ども時代を歩んできたのか教えていただきましょう。出身は神奈川県。今でも実家は神奈川県にあります。結婚を機に家を出ました。結婚は早く19 歳。お相手は、14 歳離れた高校時代の先生でした。特に授業を習っていたというわけではないんですが、音楽という共通の趣味がきっかけで恋愛関係に発展しました。私は小さい頃から歌うことが大好きで、今でも機会があれば歌っています。初舞台は 3 歳の時。場所は、老人ホームでした。祖父の知り合いに老人ホームの代表をしている方がいて、その方に頼まれて歌うことになったのです。曲は、日頃から口ずさんでいた森昌子さんの「先生」。アグネス・チャンさんも好きでよく歌っていましたね。小学校に入ると、当時キャンディーズやピンク・レディーが流行っていた時期ということもあり、女の子 3 人でトリオを結成。私が歌作りと振り付けを担当し、休み時間になると、階段上の踊り場をステージにして、ライブを披露していました。他の友達には階段に座ってもらって、歌の途中で鉢巻きを紙テープみたいに投げて盛り上げて! というところまで指導して(笑)。楽しそうに当時を振り返るたきさんですが、明治文学を扱う編集者の父親、英語の教師をしていた母親はともにしつけに厳しく、「夜遊びなんてもってのほか。34 歳で初めて社会に出るまで、夜に世の中が賑わうことも知らなかった」というくらい、厳格な家庭で育ってきました。当時は、自身の家庭環境がいかに厳しいか周囲と比べることもなかったので、反抗期はありませんでしたが、社会に出ると一変。離婚を機に、突然母親に対する否定の気持ちが生まれ、「戸惑った」と言います。「大人になって、社会を知るとともに遅い反抗期が訪れたのだと思います」。自身も母親になり、子どもが大きくなると同時に、そうした気持ちは和らいでいったそうです。うちのしつけは本当に厳しかったので、家庭に閉じ込めるのではなくもっと世の中を見せてほしかった! と大人になってから、一度強烈に母を否定してしまったことがありました。でも今振り返ると、母の厳しいしつけのおかげで、丁寧に言葉を話すこと・書くことの大切さや、人への気遣いなど、他では身につけることのできない「財産」を得ることができたのだろうと感謝しています。両親の厳しいしつけにより学生時代になかった反抗期は、30代になり突如現れ、戸惑ったと言いますが、状況が落ち着いた今は、「厳しいしつけのおかげで、かけがえのない財産を手にした」と、次第に感謝の気持ちへと進んでいったようです。次回は、19歳という若さで結婚に踏み切ったたきさんが、どんな風にして自身のライフステージを設計していったのかを聞いていきます。(取材協力)アンリ・シャルパンティエ銀座店1969年の創業以来、独自の製法で数々の洋菓子を世に送り出す。銀座店には喫茶ルームを併設。住所:104-0061 東京都中央区銀座2-8-20ヨネイビル1階・B1階Tel : 03-3562-2721営業時間:ブティック 10:00-21:00 サロン・ド・テ 11:00-21:00(L.O 20:30)Photo by GOTA
2014年07月06日映画『オー!ファーザー』の試写会が5月5日(月・祝)、藤井道人監督の母校であり、本作の撮影も行われた立正大学付属高校にて開催。サプライズで主演の岡田将生に共演の忽那汐里、宮川大輔も来場し、学生たちの質問に答えた。原作は伊坂幸太郎の人気小説。4人の父親がいるという奇妙な家庭で暮らす高校生の由紀夫が、ひょんなことから事件に巻き込まれていくさまを笑いを交えつつ描き出す。映画を観終わったばかりの母校の後輩たちの歓声に迎えられた藤井監督は「こうして帰ってこられて幸せです」と満面の笑み。高校時代は剣道部で部活に打ち込んでいたそうだが、「剣道部は華がないんですよ」と苦笑。「部活が終わった後によく映画を観ていて、それで映画監督になりたいと思った」と高校の頃に将来の夢を思い描き、見事にその夢を実現させたことも明かした。トークが始まって数分すると、「ちょっと、ちょっと!」と岡田さんの声が講堂に響き渡り、客席の間を通って岡田さん、忽那さん、宮川さんが姿を現すと会場は割れんばかりの歓声に包まれた。岡田さんがこの場を訪れるのは撮影以来、約1年ぶり。「さっきも撮影場所を見に行ったりしたんですが、もう1年経ったのかという気持ち」としみじみ。本作に関しては「初めて自分から『どうしてもやりたいです』と手を挙げた作品。伊坂さんの原作作品は3作目ですが思い入れがあります」と力強く語っていた。撮影の思い出になると、4人の父親のひとりを演じた宮川さんは「緊張してたんですが、日が経つにつれて『真面目だね』と言われるようになって、それが、だんだん『面白くないね』と言われているような気に勝手になってきた(笑)」と芸人と俳優のはざまでの苦悩(?)を告白。すると岡田さんがあっさりと「ホントに真面目でつまんない。『わっしょい!』とか言ってくれるのかと思ったら全然してくれない」と不満顔で明かし、会場は笑いに包まれた。また監督は、岡田さんの思い出として「忽那さんがスキップをアドリブでしたんですが、岡田さんがそれに合わせてスキップしたら驚くほどヘタ過ぎて…。リズムに乗れてなくてかわいかった」と暴露。学生からリクエストで岡田さんは壇上でスキップを披露したが、スキップとさえ言えないような有様で、会場話再び笑いに包まれた。高校時代のエピソードに話が及ぶと、岡田さんはすでに仕事をしており「体育祭や文化祭に参加できず、あまり思い出したくない(苦笑)」と明かしたが、当時の家族との思い出については「僕は中学の頃、反抗期が結構すごくて、母とは絶縁状態だったんです。でも仕事を始めて母親の大切さが分かった。いまでも一緒に買い物にも行きます。仕事をしてなかったらグレていたかも」と意外な過去を明かす。また「進学に関しては両親に相談しました」とも。まさに自分たちと同じ歳の頃の話とあって、学生たちは興味深そうに岡田さんの話に耳を傾けていた。忽那さんは、もしも高校時代の自分に声をかけるなら?という問いに「毎日、すごく悩んでたんですけど、それがあっていまがあるので『そのままでいいよ。悩みな』と言いたい」と語っていた。『オー!ファーザー』は5月24日(土)より角川シネマ新宿、テアトル梅田ほか全国にて公開。(黒豆直樹(cinema名義))■関連作品:オー!ファーザー 2014年5月24日より角川シネマ新宿、テアトル梅田ほか全国にて公開©: 2014吉本興業
2014年05月07日バルセロナを拠点に、非常に独創的なデザインのブランケットをつくっていらっしゃるビアンカさんに、はたらくことについてお話をお聞きするシリーズも、今回で10回目となりました。今回は、世間一般的に言えば、かなりの高学歴の持ち主であるビアンカさんが、いつ、どのようにしてゼロから資金を集める「起業家」になったのか?その転機となる確信に迫ってみたいと思います。さっそくご紹介しましょう。「ノーマル」なプランに従うことをやめて自分の心に従う生き方を選んだビアンカさん(以下B): そうですね、大学に入るまではいろんなことをうまくこなせていて、周囲の人には「よくやったね」と褒められてばかりでした。それが嫌だったのですが。でも期待に応える「ノーマル」なプランに従っていました。それで、大学の1日目に、そのプランが好きじゃないと思ったのです。何かがおかしいと初日から気づきました。私のプランは機能しないだろうって。聞き手Takako (以下T): それまでは他の人があなたにこうあってほしいという姿になろうとしていたのですか。B: その通り。さらに、大学を辞めるまでそのプランを続けていたと言えるかもしれません。それは他人の期待に応えて成長するプレッシャーで、自分がやりたいことではない。それが自分のベストだとは思いません。それで、私は 自分自身で決断をするようになりました。20歳の時でした。人生初めて自分自身のための決断を20歳の時にしたのです。大学を辞めたときでした。自立するにはもう歳を取り過ぎていたと思っています。T: 私はそう思いませんが。文化や家族環境にもよりますし……。B: 私にとっては遅いと感じました。サンフランシスコに移住した時、まわりのみんなにこういうジョークを言っていたのです。「私は今、反抗期なの」と 。私はティーンエイジャーの時に反抗期を経験しなかったので。いつも勉強ばかりで、全てを時間通りにこなしていました。T: なんだかアジアの教育みたいですね。B: そうです、アジア式ですね。ほんとうにそういう風に生きていましたよ。でもティーンエイジャーの時はそれでいいと思っていて、つらいとかそういう風にも感じるわけでもなかったのです。幸せでした。それで急にある日、急に幸せだと感じられなくなった。だから自分が幸せになることをしようと思いました。今は、もっと歳を重ねたので、もっと成熟(成長)したいと思っています。全ての事がすぐに自分を幸せにしなくてもいいと思っています。例えば、ここにあるお茶を全部ひとりで飲んでしまってTakakoがひと口も飲めなくていいなんてことは、考えません(笑)。T: はあ。今回のインタビュー、いかがでしたか?まわりの期待に応えて生きるということは、よくあることだと思います。わたしもそうでした。日本は(韓国、台湾、中国などアジア広範で共通していると思いますが)受験勉強から始まって就職活動も競争競争、会社に勤めていても昇格のためのレースを続ける。このレースに一度乗っかると、ふとした時に自分は本当のところ何をしたかったのかな?と分からなくなることもあると思います。人生はどう生きても一度きり。見栄とか、お金とか、それだけじゃなくて、自分の心が本当に求めているものと向き合うことができると幸せに近づけるのかな、と思います。次回は、人生のプライオリティーについてお話いただきます。どうぞお楽しみに!(写真:Biancaさん提供)【取材協力】Bianca Cheng Costanzo(ビアンカ・チェン・コスタンゾ)ブラジル生まれのデザイナー、テクノロジスト。ブラジル、イタリア、米国の間を旅しながら幼少期を過ごす。最近、サンフランシスコからバルセロナに移住し、個人プロジェクトの企画・開発に取り組んでいる。以前はApple社でインタラクションデザイナーおよびソフトウエアのプロトタイパー(試作品の製作者)として、また MITメディアラボのタンジブル・メディア・グループで学部研究生として勤務していた。Webページはこちら(英語)Bloomブランケットの購入はこちら(英語)※この「ビアンカ・チェン・コスタンゾさんへのインタビュー」の過去記事はこちらの一覧からお読みいただけます。
2014年05月06日全米で批評家からは酷評されるも “まさか”の大ヒットを記録し、急遽、日本公開が決まったジェニファー・アニストン主演のコメディ映画『なんちゃって家族』。本作で、ジュリア・ロバーツの姪として注目を集めるハリウッドのヤングセレブ、エマ・ロバーツが、なんとゴスメイクに鼻ピアス姿のホームレス少女に挑戦していることが分かった。マリファナの売人・デヴィッド(ジェイソン・サダイキス)は、ひょんなきっかけからマリファナと稼いだ金を奪われ、その代償として次のブツをメキシコから密輸する仕事を引き受けるはめに。密輸を成功させるため彼が思いついたのは、理想的な家族として観光を装い、キャンピングカーで国境を越えることだった!デヴィッドは、貧乏ストリッパー(ジェニファー・アニストン)、冒険を夢見る隣人の童貞君(ウィル・ポールター)、路上で出会ったホームレス少女(エマ・ロバーツ)を巻き込み、“なんちゃって家族”を結成。キャンピングカーに乗り込んで密輸の旅に出るのだが…。アメリカでの公開時には批評家に酷評されたR指定映画ながら、一般観客からは大絶賛を受けてクチコミが広がり、興行ランキングベスト10に2か月間も入り続けるという異例の結果を残した本作。エマが演じたのは、家庭内で問題を抱え、自宅を飛び出したあげく友人の家を転々としていたところでデヴィッドに助けられ、“なんちゃって家族”の一員になってしまう、思春期まっただ中の少女・ケイシー。「私にとっては、ケイシーはすごく演じていて楽しい役だったの。というのも、私自身が彼女みたいなパンク的な反抗期を経験したことがなかったから(笑)」と、エマは笑顔でふり返る。「だから、カメラの前で反抗期を経験してみるのはすごく楽しかったわ。この『ノーズ・リング(鼻ピアス)が好きかもしれない!』とかって言って楽しんでいたくらいだったし」と語るほど、自身の少女時代にはなかった経験に没頭していたようだ。また、「私は、コメディの脚本をすごく沢山読むんだけど、全然面白くないわと思うことが多いのよね。だけどこの作品の脚本をもらったときに、読んでる間中、大声を出して笑ってしまったの。そういう経験って本当に稀なことだから。それですぐに私はこの映画に出演したい、と思ったの」と語り、オファーが来たときの気持ちを明かす。「キャストが本当に最高で、ジェニファー・アニストンに、ジェイソン・サダイキス(ともに『モンスター上司』に出演)でしょ。だから、私にとっては、この作品は、夢のコメディだったの」と、国民的人気を誇るジェニファーらと初共演した感想を語った。さらに、「ジェニファーに初めて会ったとき、彼女の方からハグしてくれたの。私は本当に感激したわ、彼女との共演が私の夢だったから」と、喜びいっぱいに話すエマ。“なんちゃって”の家族なのに、「ジェニファーは、これまでで最高の映画上の母親だった」とも明かしているだけに、本作の展開が気になるところだ。『なんちゃって家族』は1月25日(土)よりシネマート新宿ほか全国にて公開。(上原礼子(cinema名義))■関連作品:なんちゃって家族 2014年1月25日よりシネマート新宿ほか全国にて公開(C) 2013 Warner Bros. Entertainment Inc.
2014年01月07日現在、ワールドツアー「MDNA」を敢行中のマドンナ。今月27日(現地時間)のルイジアナ州ニューオーリンズの公演で、間近に迫ったアメリカ合衆国大統領選挙でオバマ現大統領に投票するよう呼びかけ、ブーイングを浴びるなどトラブル続きだが、娘の16歳の誕生日に、アパート1室をプレゼントしたことが明らかになった。14日(現地時間)に16歳の誕生日を迎えた娘のルルド・レオンに贈ったのは、ニューヨーク市マンハッタンのアッパーイーストサイドのアパート。家族で暮らす家から数ブロックの距離にあり、母娘が足繁く通うカバラ・センターもすぐ近くにある。「Daily Star」紙上で関係者は、「ルルドは大喜びです。自分の好みのインテリアを作り上げてから、誰とシェアするか、いつ引っ越すかを決めるようです」と話している。物件の価格は明らかにされていないが、何重ものセキュリティが施され、住民専用のジムとプール付きというから、かなりの高級物件に違いない。実はルルドはいま反抗期で、この数か月間、マドンナと折り合いが悪く、母と別れて実父のカルロス・レオンの元へ行くと言い出していた。それにショックを受けて、大盤振る舞いのプレゼントを用意したようだ。(text:Yuki Tominaga)© Rex Features/AFLO■関連作品:ウォリスとエドワード 英国王冠をかけた恋 2012年11月3日より新宿バルト9、TOHOシネマズシャンテほか全国にて公開© 2011 W.E. Commissioning Company Limited. All Rights Reserved.
2012年10月30日大人になって、物事をはかるものさしや社会の常識を多く身につけた今。若かった反抗期の自分を振り返ると、「なんであんなことやっていたんだ?」と首をかしげてしまうエピソードが持っている人も少なくないはずです。マイナビニュース会員に「今考えると意味がわからなさすぎた反抗期の行動」についてアンケートしてみました。調査期間:2012/6/5~2012/6/10アンケート対象:マイナビニュース会員有効回答数 1000件(ウェブログイン式)■せっかく作ってくれたご飯を食べない「学校から帰ってきてすごくおなかがすいているのに、なぜかイライラしていて食事を作ってくれていた親にいらないと言ってしまい、部屋でテレビを見ていた」(28歳/男性)「ご飯時に毎回でてくるおみそ汁の味にキレていた」(27歳/女性)たとえ親にでも、やってはいけない横暴な行為の数々。大人になった今では料理の手間を知っている分、反省している人も多いのではないでしょうか。■親と一緒にいたくない!「和英辞書で調べて『dont disturb me(入らないで)』という札を作って、ドアにぶら下げていた。旅行で泊まったホテルにも同じ物があって、思わずひとりで笑ってしまいました(笑)」(26歳/女性)「親が車で送ってあげると言ってくれたときに、天候がかなり悪くても自力で学校へ行っていた。今だったら、絶対送ってもらっているのに」(23歳/女性)「習い事の帰り、遅い時間で危ないからとわざわざ迎えに来てくれていた母に、『母親と一緒に並んで歩いて帰るなんていや!』と言って、私が10メートルほど前を歩き、母がその後ろをついて帰りました」(27歳/女性)一人部屋にこもったり並んで歩くことを拒んだりと、とにかく親から離れようとする……筆者にも心当たりがあります。自立心の芽生えなんでしょうけど、今思えば少しかわいそうだった気も。■若さゆえの破壊衝動!「イライラをぶつける対象がなくて、プラスチックの定規を折ったことがあります」(29歳/女性)「二段ベッドの上から天井をけって穴をあけていた」(26歳/女性)「口うるさく言われたときに、母が畳んだばかりの洗濯物をわざと散らかしてしまった」(28歳/女性)子どものころはストレスの発散方法も知らず、物にぶつかってしまうことって多いですよね。人さまに迷惑をかけないのなら、やけ酒・やけ食いなんて大人の発散方法はかわいいものかもしれません。■お父さんをいなかったことにする「父親が嫌で嫌でたまらなかったため存在を無視して、伝えたいことがあっても母親に伝言してもらったりしていた」(28歳/女性)「中学から大学にかけて、父を徹底的に無視していた。話しかけられても無愛想な相づちだけ、父がテレビを見ていてもいないかのように勝手にチャンネルを変えていた」(28歳/女性)父親になったら威厳を持ちたいものですが、現実には厳しそう。男性である筆者にとってはただただわが身を案じるばかりです……。■そのほか「エタノール消毒剤を振りまきながら親の後ろを歩いてました」(26歳/女性)「子どものころ、無性に自分の銀行口座を持ちたくなった」(22歳/男性)反抗の理由も方法も人それぞれのようですが、なかには個性的なものも。自分ではまともと思っていても、人から見たらおかしな反抗って探してみれば結構あるものです。ただ、エタノールを振りまくのは、いろいろ問題があるので止めてください。思い起こしてみると、訳がわからないなと笑ってしまったり、親の気持ちを考えずにひどいことをしたものだと反省してしまったり。反抗期ってかわいらしくもほろ苦くもある、なんとも憎めない時期ですよね。あのころの自分を客観視できる今、両親に謝りながら一緒に振りかえるのも、結構楽しいかもしれません。(黒木貴啓+プレスラボ)
2012年08月26日この言葉にピッタリ来る表現は、ひょっとしたら英語にはないのかも。ただこのような状態を言い表すとき、比較的使われているのは“at a difficult age(難しい【大変な】時【時代】)”。で、「わたしの息子、今、反抗期なんだ」は“My son is at a difficult age.”か“My son is going through a difficult age.”。ただし、この表現には同時に「悩み多き年頃」といった意味も含まれるんですけど…。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月19日誰しも一度は来ると言われるモテ期。今か今かと待ち構えている筆者はさておき、モテ期が来れば、付き合う相手はよりどりみどり。うらやましいですよね。そこで、読者の皆さんに、モテ期があったかどうかアンケートで聞いてみました。調査期間:2012/2/2~2012/2/4アンケート対象:マイナビニュース会員有効回答数 1,000件(ウェブログイン式)Q.あなたにモテ期はありましたか?はい25.8%いいえ74.2%なんと!モテ期があった方が3割弱もいらっしゃいます。うらやましい。では、いったい、どんなモテ期だったのでしょう。●大学2年~社会人1年目。この人!と狙った男をことごとく好きにさせていた。男性の方から「真剣に付き合ってほしい」と言われ続け、友人に「どんなテクニックを使ってるのか?」と真剣に聞かれた。(29歳/女性)ぜひ、そのテク教えてほしいです!●高校生1年生の時。3~4人くらいの女性との深い接触があった。デートに誘われたり、夜遅くまで一緒に語り合って「帰りたくない」って言われたり、女子大生の家に泊めてもらったり……。ほかに好きな女性がいたので、当時は周りからのアピールに全く気付かなかった。今考えると、もったいないと思う。(29歳/男性)後悔、先に立たずですよね。●高1かな。やせてたし。電車に乗った前の人にアドレスを聞かれたりした(23歳/女性)初対面でアドレスを聞かれるのは相当なモテぶりです。●学生時代。入学早々サークルの同期に告白され、つきあい始めた翌年、別れを切り出されたのでバイト先の男友達に相談したら「おれならお前のことを幸せにできる」と突然告白され、しかもサークルの後輩が私のことを「○○先輩スゲェかわいい」と話していたと友達から聞かされた3年間。でも、本当に好きだった人からは振り向いてもらえませんでした(29歳/女性)あまずっぱいーですね。次に、モテ期が来なかった!という方に「モテようと頑張ったことがあるか」聞きました。はい13.2%いいえ86.8%全体の1割程度の方が、モテようと頑張った経験があるみたいです。どう頑張ったのかを聞いてみました。●ソフトモヒカンがはやってたころ、自分もマネしてたら頭に○○がのってるみたいと言われた(25歳/男性)○○は臭いアレです。でも、そんなこと言われたら泣きそうです。●もてようと思ってメークなどに気を付けていた時には彼氏はできず、もういいやとなったら彼氏ができた(27歳/女性)筆者の人生もそんなもんです……。●体を引き締めようと思いジョギングを始めましたが、足を疲労骨折しました(34歳/男性)頑張るのもほどほどに。全体的にモテ期は学生時代に来た!という方が大半で、モテようと頑張った!という方は男性が多くいらっしゃいました。一度は来てほしいモテ期。あなたのモテ期はどんなのでしたか?(マイナビニュース編集部)
2012年02月10日受験や就活は二度としたくない!20代男子の戻りたくないドン底期とはできることなら、あのころに戻って人生をやり直したい……。ふとした瞬間にそんな風に考えてしまうことってありますよね。でも逆に、やり直せるとしても二度と戻りたくない時期もあるのではないでしょうか。思い出すだけで気が滅入ってしまう、人生最悪の時期とは?20代男性172名に聞きました。>>女性編も見るQ.もう戻りたくないドン底時期を教えてください(単一回答)1位中学3年8.7%2位中学2年8.1%3位小学5・6年7.6%4位高校3年5.2%5位高校1年4.7%■中学校時代には戻りたくない……・中学1年「反抗期で、親や教師からよく怒られていた」(26歳/IT/SE)・中学2年「部活の先輩とソリが合わず、最悪の関係が続いた」(23歳/電気/営業)・中学3年「受験の準備に、生活のほとんどを費やしていた。良い思い出がない」(24歳/マスコミ/クリエイティブ)・中学3年「情緒不安定で、何をしても空回りしていた思い出がある」(29歳/小売/販売)■小学校時代には戻りたくない……・小学3・4年「とても暗く、友達もいなかった」(22歳/卸/営業)・小学5・6年「嫌いな先生が担任に当たってしまった」(23歳/機械/設計)・小学5・6年「周りが見えなくなるほど、中学受験の勉強で忙しかった」(29歳/精密機器/研究開発)■高校時代には戻りたくない……・高校1年「進路に悩み、精神的に不安定だった」(25歳/IT/SE)・高校2年「人間不信になっていて、会話もろくにしなかった時期」(26歳/電気/クリエイティブ)・高校3年「悪友にちょっかいを出され、受験にも失敗した」(26歳/食品/研究開発)・高校3年「クラス替えで仲の良い友達とクラスが分かれて本当に寂しかった」(28歳/金融/金融系専門職)■大学時代には戻りたくない……・大学1年「一人暮らしを始め、特定のクラスがない大学生活に戸惑い、なかなか友人ができなかった」(28歳/官公庁/総務)・大学3年「将来の進路をどうするか、悩んでいて苦しかった」(27歳/ソフトウェア/プログラマー)■社会人○年目には戻りたくない……・社会人1年目「仕事に振り回され、楽しいと思える時間が少ない」(23歳/IT/営業)・社会人4・5年目「仕事や私生活など、諸々に疲れてしまった。何してもつまらなかった」(27歳/小売/総務)総評20代男性の多くが戻りたくないのは、社会人になった後よりも、学生時代。なかでも、特に多くの人があげたのは、小学5・6年、中学3年、高校3年といった“受験期”でした。受験勉強に苦しんでドン底、受験に失敗してドン底。受験は若者たちにとって、望ましくないライフイベントの最たるものとなっているようです。そのほか、対人関係のトラブルなどドン底体験は多岐に渡りますが、そのときのつらい体験があるからこそ今の自分があるはず。そう思えば、気持ちが多少は楽になりませんか?(文・高木亮介)調査時期:2010年7月9日~7月15日調査対象:COBS ONLINE会員調査数:男性172名調査方法:インターネットログイン式アンケート■関連リンクコレって自分だけ?気になる他人の価値観を知りたい方はコチラ【男性編】学生時代、席替えで望んでいたことランキング【男性編】反抗期にしたことランキング完全版(画像などあり)を見る
2010年08月14日反省とともに振り返る人もいれば、自覚症状ナシの人も子ども時代を振り返ってみれば、誰しも「親の手をわずらわせた」と思い当たることがあるでしょう。なかでも幼児期と青年期に発現する“反抗期”は、親にとっては手がかかり、本人にとってもイライラがつのる苦しい時期。大人になって思い返せば、何でもないことに反発していた未熟な自分が恥ずかしいような、懐かしいような、申し訳ないような……。そんな反抗期の思い出について、女性610名に聞いてみました。>>男性編も見るQ.あなたが反抗期にしてしまったことは?(複数回答)1位反抗期はなかった27.5%2位親に歯向かう25.4%3位親を無視する23.9%4位授業中寝る19.7%5位スカートの丈を短くする17.5%■「反抗期はなかった」という人は……・「親や学校に反抗するのは恥ずかしいことだと思っていたので、やらなかった」(24歳/教育関連/その他)・「自分では精一杯反抗したつもりだけど、親には『あんたには反抗期がなかった』と言われます」(27歳/その他/エンジニア)・「反抗期らしい反抗期はなかった。確かに親や学校に反発することはあったけれど、別に反抗期でなくても普通にすることだと思うし」(28歳/鉄鋼/その他)・「これといった反抗期はなく、穏やかな青春時代を過ごした」(24歳/ソフトウェア/SE)■親を無視したり、口答えをしたり……今でも思い出す、家庭での反抗期エピソード・「外では良い子にしていたけど、その分、家ではしょっちゅう親に暴言を吐いていた」(23歳/土木/建設)・「食事中にうるさく注意されたから、お茶碗のご飯を丸めてオニギリにして爆弾のように投げつけた」(29歳/商社/秘書・アシスタント)・「私のことを思っていろいろ世話を焼く母に対し、いつもイラついていた。今思うと本当に申し訳ない」(23歳/自動車関連/その他)・「親とケンカしてプチ家出をしたことがある。夕方には帰ったけど」(29歳/官公庁/その他)・「母に『産まなければ良かったのに』と言ったら、2歳年上の兄が出てきて、人生について語られた」(21歳/官公庁/その他)・「父を無視していた時期があった。あの頃の父の寂しそうな顔が忘れられない」(23歳/小売/販売)■授業をサボったり、校則を破ったり……先生ゴメン、学校での反抗期エピソード・「授業中に騒いで先生を困らせていた。当時はそれがカッコいいと思っていたけど、今思えばマジメな生徒にとっては迷惑でしかなかったと反省」(23歳/運輸/サービス)・「体育の授業が面倒で、学校を抜け出して近くのマックでサボってた。先生にばれて怒られた上、その学期の通信簿は『1』だった」(28歳/その他/マーケティング)・「小学生のころ、校庭にランドセルを隠して近くの駄菓子屋で買い食い。今思えばかわいらしいものだが、当時はそれでも立派な反抗のつもりだった」(25歳/IT/SE)・「いきがって学校をさぼったはいいが、特にすることがなく『みんなどうしてるかな』と思いながら1日を過ごした」(29歳/化学/秘書・アシスタント)・「学校帰りに、駅のトイレでルーズソックスに履き替えてたら、先生にばれて呼び出し&反省文。今思うと笑えます」(24歳/商社/財務)総評ほろ苦い反抗期の思い出を語ってもらったところ、意外にも多くの人から「反抗期はなかった」という答えが返ってきました。ただし詳しく聞いてみれば、「親とケンカすることはあったが、反抗期に限ったことではない」、「校則違反はやりたくてやっただけで、反抗ではない」というように、反抗的な行為はあったものの“反抗期だから”とはとらえていない人も多いようです。一方、「バッチリ反抗しました(!?)」という人々からは、かなり過激なエピソードも飛び出しましたが、その多くは「今思えば申し訳ない」と当時を反省。難しい時期を乗り越えて、大人になったということでしょう。(文・武政ふゆ)調査時期:2010年5月17日~5月25日調査対象:COBS ONLINE会員調査数:女性610名調査方法:インターネットログイン式アンケート■関連リンク【女性編】生まれ変わるならこんな家庭ランキング【女性編】高校時代に戻れるならやり直したいことランキング【女性編】20代の父親にしたいタレントランキング完全版(画像などあり)を見る
2010年06月23日笑って話せる思い出話もあれば、封印したい黒い過去も……3歳前後の幼児期と、中学生ころの青年期は、周囲への反発心が旺盛な時期。自分でもうまく感情をコントロールできず、大人に歯向かったり、内に閉じこもった経験を持つ方も多いでしょう。一般的には、この反抗期を乗り越えて自我が確立されるといわれていますが、皆さんの場合はどうでしたか?今でも忘れられない反抗期のエピソードを、20代男性244名に語ってもらいました。>>女性編も見るQ.あなたが反抗期にしてしまったことは?(複数回答)1位反抗期はなかった27.9%2位親に歯向かう21.3%3位親を無視する18.4%4位授業中寝る16.8%5位学校をサボる15.2%■「反抗期はなかった」という人は……・「自分の場合は反抗ではなく逃げていた。父が怖かったので、父が帰ってくると自分の部屋に猛ダッシュ!」(27歳/機械/財務)・「親が武道の有段者なので、反抗する気になれなかった」(25歳/商社/営業)・「親に反抗することはあったけど、それが反抗期かと聞かれると、少し違う気がする」(26歳/卸/秘書・アシスタント)・「反抗期はなかったと思う。でも大学の先生に『そういう人は後々何かしらの問題が出る』と言われて少し不安……」(24歳/学校/その他)■親を無視したり、口答えをしたり……今でも思い出す、家庭での反抗期エピソード・「反抗期のころは朝から超不機嫌。親に起こしてもらっているのに、『起こし方が悪い』とキレていた」(29歳/学校/その他)・「反抗して家の壁にパンチ。今でも凹んだ跡が記念碑のごとく残ってます」(29歳/自動車関連/営業)・「テストのことでよく親とケンカした。いい点を取ってもほめてくれず、1科目でも平均以下だとネチネチ説教されたものです」(26歳/商社/営業)・「ささいなことから言い合いになって、3時間くらい怒鳴りあったことがある」(22歳/金融/金融系専門職)・「親に『ご飯だ』と呼ばれ、『いらない。作ってくれなんて頼んでない』と言って悲しませたことは、いまだに後悔している」(27歳/小売/総務)・「親と話をするのが嫌で、話しかけられても3回に一回くらいしか返事をしない時期があった」(27歳/食品/営業)■授業をサボったり、校則を破ったり……先生ゴメン、学校での反抗期エピソード・「授業を抜け出して、カラオケやゲームセンターに入り浸っていた」(29歳/精密機器/営業)・「キライな先生の授業はずっと寝ていた」(26歳/化学/研究開発)・「授業中、隣の席の友達と一緒に、先生をからかったマンガや替え歌を作っていた」(24歳/電気/研究開発)・「当時は先生に何を言われても、うるさいお説教にしか聞こえなかった」(23歳/金融/営業)・「中学時代、必ず何かの部活に所属しなければいけないというルールに納得できず猛反発。結局、籍だけ置いて参加はしなかった」(27歳/精密機器/営業)総評親と衝突したり、学校で問題を起こしたりと、思い返せばいろんなことを仕出かした反抗期。アンケートを見ると、家でおとなしくしていた人は学校で、外で猫をかぶっていた人は家庭の中で、イライラを発散させていた傾向が強いようです。そんな当時を「悪いことをしたなあ」と振り返る人もいれば、「正直、思い出したくない」と記憶を封印している人も。若かりしころの自分と向き合うには、それなりの時間が必要なようです。一方、「反抗期はなかった」と答えた人も27.9%。もっとも、自己申告なのでご両親からは「そんなはずない」と異論が出るかもしれませんが……。(文・武政ふゆ)調査時期:5月17日~5月25日調査対象:COBS ONLINE会員調査数:男性244名調査方法:インターネットログイン式アンケート■関連リンク【男性編】生まれ変わるならこんな家庭ランキング『シュアリー・サムデイ』COBS独占特別試写会へ男性限定で300組600名様をご招待【男性編】高校時代に戻れるならやり直したいことランキング完全版(画像などあり)を見る
2010年06月23日