発達障害の特性って?「社交辞令や、本音と建て前について考える」がテーマの当事者会へUpload By かなしろにゃんこ。息子に発達障害があると分かったころの私は、発達障害とはどういうものなのかもよく理解できていませんでした。息子の特性についても、すべてを分かってはいなかったと思います。他の人がどんなことで悩んでいたり困っているのかも知らなかった私にとって、当事者会は障害やその特性についていろいろ学べる場所だったのです。ある当事者会に参加したとき「社交辞令や、本音と建前について考える」というテーマで話し合う日でした。「こんなツライことがあったんです」と報告するムードではなく、どちらかというと失敗から気づいたことを伝え合っていました。そこで教えてもらったことは…社交辞令を、額面通りに受け取ってしまうUpload By かなしろにゃんこ。「いつでも本音で生きていたいから嘘がキライ、だから一般社会で社交辞令を使う意味が理解できない」という人が何人かいました。「社交辞令が分からない場面って?」具体的なエピソードで学べたUpload By かなしろにゃんこ。例えば…・引っ越しの挨拶で「お近くにお寄りの節はぜひ、わが家にお立ち寄りください」と言われれば「近くに行ったときには、訪問した方がいいのではないか?」と考えてしまう。・上司や親戚の家にお邪魔して「ゆっくりしていって」と言われたので、何日も泊めてもらった。「そんなに親しくないのに、なぜ誘ってくるんだだろう?」と考えてしまったり、「言われたようにしないと失礼なのでは?」と考えてしまったりするというのです。それが”定番の挨拶”であると知らないうちは、”額面通り”に受け取ってしまいアレコレ悩んでしまうのだと教えてもらいました。相手が気遣いから嘘を言っても気がつけない。相手の顔色を見て”本当は喜んでいるのか?それとも嫌がっているのか”を読み解くことは一番苦手なことだと言います。だから、「本当のことを言ってくれないと気がつけなくて失敗してしまうんだよね~」と告白すると、周りの人も「あるある、分かるな~」と共感。本音と建て前を使い分けする意味がイマイチ分からないから、「のみに行きましょう!」が定番の別れの挨拶だと知るまでは、誘われても本気かどうか分からない上、苦手な人だと「本当に誘われたらどうしよう…」と悩んでしまったり…。相手の表情から感情を読み取るのが苦手なのは発達障害の特性の中でよく聞いてはいましたが、具体的な場面でどう影響するのかまでは想像できていなかったので、とても勉強になりました。社交ルールは学校では教えてくれないですし、場の空気を読んで「コレはノリで言っているんだな」と判断することは難しいのだと理解できました。そもそも、「心にもないことを言う習慣が分からない」というので、日本人のならでは(?)の習慣を、客観的にとらえることもできました。う~ん…確かに少し面倒くさい習慣だわ(笑)友だちの言葉をうのみに…息子も一緒だった!Upload By かなしろにゃんこ。「そういうことあるある~」と皆さんと笑いながら話していたのですが…んん?待てよ!?うちの子も嘘がキライだし、本音だけで生きている…。その場のノリで出た友だちの調子のよい話を真に受けて、落ち込んだり振り回されてしまったことも一度や二度ではない!「一緒に文化祭の係をやろう」と友だちと話していたのに、結局は自分一人だけが立候補して、落ち込んでいたことも…。わが子にも同じような特性があるんだと改めて気づいたのです。反抗期の息子にはまだ早かった!?「本音と建て前」、バサリと斬られるUpload By かなしろにゃんこ。そこで、もう中学生だし少しずつ社交辞令について教えていこうと思いました。世の中には「本音と建前」というものがあることを、例文を交えて説明したとたん、流石は反抗期!「そんなつまらねー話をしている大人はクソだな!」とバサリ。反抗期の息子にとって”大人は全部敵”ですから、大人のルールも息子にとってはクソです。確かに、のびのび生きていったほうが本当はいい。でも…社会人になってから失敗したり、凹むことが少しでも減るなら、自分は社交辞令を使わなくても知識として持っていてもいいと思います。発達障害がある子は精神年齢が3割幼いとも言うので、息子には高校生になってから改めて話すことにしました。二十歳になった息子、社交辞令が理解できるようにUpload By かなしろにゃんこ。息子が高校生になってから、改めて社交辞令について教えはじめました。友だちの家にお邪魔する予定がある日には、「おいとまする時間が遅くなって、家の人が『ゆっくりしていって。ごはん食べて行きなさい』と言ったら帰る合図だよ」と伝えてから行かせるようにしました。高校生になると「あーそうなの!?そういうもんなんなの、分かった!」と、理解する姿勢を見せてくれ、母は嬉しく感じたものです。ただし!「覚えてたら気をつけるよ!だってオレ忘れっぽいじゃん」。そうだった、息子にはADHDがあるから、興味ないことは忘れちゃうよね…。でも諦めずに伝え続けています。二十歳になる今では、大人の人と趣味の交流会でお付き合いする機会も増え、「自分は社交辞令を使わないけど、そういうものもある程度必要なんだ」ということは分かっているそうです。少しお節介な親ですが、社会に出る日が迫ってきているので、これからもしばらくは機会があるごとに伝えていこうと思っています。
2018年04月15日イヤイヤばかりのあの時期がようやくおさまったと思ったらこれ。イヤイヤ期パワーアップリターンズかと思いきや、3歳の反抗期なのだそうです。 専門家じゃないので、その辺の細かい話はさておき毎日まいにち、延々これだとさすがに神経が疲れてくるのです。イライラするからといって叱りつけるのもおかしいし気長に相手をするといっても限度ってものがある。 そういえばイヤイヤ期の対策としてイヤイヤを逆手にとって、やってほしいこととは逆のことを提案してあえて「イヤ」と言わせやってほしい方向に持っていくというテクニックを耳にしたことがあります。例えばお風呂に入りたがらない子に「お風呂はいらないでいいよね」→「イヤ!お風呂入る」→首尾よくお風呂へ誘導というからくりですね。 しかし3歳ともなるとそんな小手先のテクニックは通用しませんし、そもそも漫画の中にあるように、全て「◯◯じゃない!」という完全否定で帰ってくるわけですから 打つ手なし なら、ちょっとは楽しませてもらってもいいんじゃないかしら。成功した瞬間は全ての苦労が吹っ飛ぶくらい笑いました。
2018年04月13日昔話の主人公たちが共演するauのCM"三太郎"シリーズの最新作「鬼ちゃんの親心」編が、1日から全国で放送される。三太郎が、学校帰りの赤鬼(鈴木福)と一緒に歩いていると、桃太郎(松田翔太)が「ねぇ、なんか視線感じない?」と口にするが、赤鬼は特に驚く様子もなく「あそこに父が…」。すると心配症の鬼ちゃん(菅田将暉)が「あははは」と照れながら出てきて、赤鬼に「ついてこないでよ!」と怒られる。そんな赤鬼に、鬼ちゃんは「もういっぺん言ってみろ!」と厳しく言うと、赤鬼も負けじと「だから、ついてこないで!!」と反抗。すると突然、鬼ちゃんは目を潤わせながら「よ~し、よく言った!!」「反抗期祝いだ!!」と赤鬼の肩を叩きながら喜びだし、「よ~し!今日は赤飯だ!」、通りすがりの人にも「うちの息子、反抗期きたんすよ~!」と親バカぶりを披露。そんな父親に、赤鬼は「やめて!やめて!」と、切実に訴える。菅田のアドリブに終始笑顔の鈴木は、まるで親子そのもの。三太郎役の松田、浦島太郎役の桐谷健太、金太郎役の濱田岳は、それに負けじとアドリブをさく裂させ、鬼ちゃんの親バカぶりに呆れてセリフを真顔で言ってみたり、赤鬼の必死の抵抗を実況風に話してみたりと、やりたい放題だった。
2018年03月01日彼氏と付き合ってしばらく経つと「私、この人のこと本当に好きなのかな…」と自分の気持ちが分からなくなる時がやってきます。これは誰にでも訪れるもので、恋愛が安定してきた証拠でもあるのです。でも時々、安定期になっているのを倦怠期と勘違いし、こじらせて破局してしまうカップルもいるみたいです。彼への気持ちがわからなくなってしまった女性に向けて、今回は、安定期?倦怠期?彼氏が本当に好きなのかわからなくなった時の見極め方をアドバイスします。安定期と倦怠期の違いを知ろう冒頭でも少しお話しましたが、安定期と倦怠期の見分けがつけられず、勝手に「倦怠期」と思い込み恋愛をこじらせてしまう女性は多いものです。安定期と、倦怠期の違いをまずはしっかりと見極め、自分の気持ちがどのような状態にいるのかを探る必要があります。<安定期>最初の頃の熱っぽさが無くなり、相手と安心して向き合える時期。恋愛以外のことにも徐々に集中できるようになってくる。<倦怠期>相手との時間を作る事が面倒くさい。会っても全く楽しめないなど相手と時間を共有することが億劫になる。このように、安定期と倦怠期は同じようで全く違います。あなたの気持ちは今どちらに傾いているのか一度考えてみましょう。相手をまだ好きなのかを見極める方法1.相手と久しぶりに会うとドキドキする毎日会っていればトキメキも薄れます。自分の気持ちがわからなくなってきた時は、2週間程度会うのを控えて久しぶりに会うという状況を作ってみてください。待ち合わせの時間にソワソワするような気持ちになったり、顔が見えた瞬間ドキッとするような気持ちになれば、まだ彼を好きという証拠。2.彼に触れたいと思うかどうかセックスをする相手が彼以外だったら?と想像してみてください。彼とその空想の男性どちらの方が安心したり、うれしいと感じますか?彼ともう一度セックスしたいかもと考えるのであれば、まだあなたは彼の事を愛している証拠。本当の倦怠期に入った女性は相手の体を見る事も、そして手を握ることすら嫌悪感を感じると言われています。触れたいという気持ちが少しでも起こったのなら、彼への好きは健在。3.彼と一緒に居る時ほっとするか彼と一緒にいる時、気持ちが落ち着くかどうかで彼の事を好きかどうかを判断する事もできます。倦怠期になると、相手と一緒に時間を過ごすことが「疲れる、面倒くさい」とマイナスな気持ちにしかならないことが多いもの。でも、安定期であれば「落ち着くんだけど・・・刺激がない」と一緒にいることに対してはプラスの感情が生まれるものです。この違いを参考に自分の気持ちが今どうなっているのか見極めていきましょう。彼氏といると疲れたりイライラするのはなぜ?安定期を倦怠期と間違ってしまいやすい理由は、会った時にイライラしてしまうという点が同じだからです。出会ってすぐの頃は、相手のことが大好きなので毎日会っていても足りないくらい「会いたい」という気持ちが膨れあがります。でも、それは自分の生活のリズムを崩しながら無理をしている証拠。恋愛に無理をしてしまうと疲れが溜まり、徐々に相手に対して不満やイライラした気持ちを持つようになってしまいます。安定期に入るとお互いに信頼し合い、会う回数も減ってくることがほとんど。そうなると女性は「あれ?私に飽きてきた?」という不安が募り、それを上手に口にする事が出来ないままストレスへと変化します。 それを溜め込むことで相手を嫌になってしまうのです。自分のイライラする気持ちや寂しい気持ち、相手のことが好きじゃないかも知れないという気持ちの根源は何かを探ることで、安定期から来る気持ちの揺れなのか、倦怠期になってしまったのかを見分けることができるようになるでしょう。自分の心の奥に眠る本当の気持ちを探ることで、彼を好きじゃないかもしれないと思ってしまった原因を見つけることができるはず。ほとんどの場合、寂しや会えない不満が募ったことが原因になっていることが多いものです。「ちょっと恋愛に疲れているのかも」と思ったら、少し休むことも必要ですよ!written by 亀ぱんだ
2018年02月23日「コミュ力UP」ワークショップで、会話のコツをGET息子リュウ太のコミュ力のなさに悩んだ私は、とあるワークショップに参加しました。それは、発達障害がある人のための自助会が主催する、コミュニケーション向上のためのワークショップでした。この会に参加して、コミュニケーションにはルールやマナーがあることを知ることができたのです。絶賛反抗期の息子は、人の話を聞かない…どうやったら伝わるの?Upload By かなしろにゃんこ。これまでは、会話にそんな気を使ってこなかった私。雑談でも、相手を思いやったり場の空気を悪くしないで盛り上げるテクニックがあることを知りました。発達障害がある人がやってしまいがちな「会話のクセ」を教えてもらうと、息子どころか私にもあてはまることがいっぱいありました。その悪いクセは、ワークショップで学んだ会話のルールやマナーを実践することで、改善することができるのです。ちょっとした物言いで、周りの子と争いが勃発しがちな反抗期の息子です。「早く教えなきゃ!教わったこと全部伝えたい!」と気持ちばかり焦ります。でも、絶賛反抗期の息子に「いいネタありまっせ」と教えたところで、荒ぶる思春期の負のパワーで拒否されるのは目に見えています。自分の話は長々とするくせに、人の話を聞くことは苦手なリュウ太です。どうしたらいいのか、途方に暮れてしまいました。「もしかして」「かも」語法で、自主性・想像力・柔軟性を育む!Upload By かなしろにゃんこ。ワークショップに再び参加したとき、司会進行役のKさんから「イイこと」を教えてもらいました。発達障害がある子はとっても素直な子も多いといいます。親の言うことは絶対守り、親の言ったことを疑わずそのまま大人になってしまう人もいるそうです。でも、親だって間違ったことを言うこともあるし、偏見で発言することもあるかもしれません。世の中にはいろいろな答えがあり、親の言うことがいつも正しいわけではない。自分で選んでいく力も必要です。また、「こうしなきゃダメ」と決めつけるのではなく、柔軟な考え方ができたほうが生きやすい面もあります。そういう考え方を育むためにも「断言しない伝え方をするといいですよ!」と教えてもらいました。言葉の頭に「もしかしたら~」とつけたり、語尾に「かもしれない」とつけて、他の考え方の余地もあることを示す言い方をするのがいいそうです。このアドバイスが私にドド―――ン‼!っと突き刺さりました。そうだ!子どもに「こうしなきゃダメ」とか決めつけて伝えてきたかもしれないと振り返ることができました。これが、息子にコミュニケーションのコツを伝えていくときの一番のポイントかも!と思ったのです。さりげなく刷り込む。反抗されても、聞く耳持たなくても、地道な声かけを続ける!Upload By かなしろにゃんこ。学校で同級生とトラブルになった日は、決まって帰宅後グチることが多かった息子。機嫌の悪いときに「こうしないからケンカになるのよ」と言えば火に油…カチン!ときて親の言うことなんて聞かないでしょう。そこで、グチってイヤな思いを吐き出した後に、さりげな~く「こうするといいかもよ~」と言ってみることにしました。例えば、友だちと音楽の趣味で話が割れたときなら「友だちの好きな音楽も聴いてみると意外といい曲あるかもよ~」と言ってみたり。干渉してくる子がいてムカついたときは「もしかしたらリュウ太のことが気になる存在なのかも。今後仲良くなることもあるかも~」と伝えてみたり。そうしたら、「んなことあるわけねーじゃん!」と怒鳴っていましたけどね。でも、何を言っても、反抗的な返しをしてくるばかりで、イラッとすることや悲しくなることもありました。この子には何を言ってもムダなのかしら?大きくなっても人のアドバイスを受け入れないで一匹狼で孤独に生きていくようになるんだろうか…?と心配もしました。それでも、人間関係でグチってきたときは「かもよ~」を語尾につけながら、さりげなくコミュニケーションのコツを伝えていったのです。刷り込み作戦開始から1年経過。時間差でキテる!?Upload By かなしろにゃんこ。会話のコツを教え始めたのは、息子が中1の頃。何度も何度も、刷り込むように伝えていると…中2の冬ころだったでしょうか?ようやく効いてきたのかも?と思うことがありました。「興味ねー」と言っていた友だちの趣味を受け入れるようになってきたのです。小学校のころは、よくわからないゲームやマンガの話をされると入っていけないと悩んでいたのに、「知らないことは質問するようにした」と言うのです。質問すると、新鮮な情報が得られてオモシロイことに気がついたようなのです!さらに、自分の趣味の話については、その場の雰囲気に合わない場合は控えるようにしているというのです。みんなで共有できるネタのほうが、バカ話で盛り上がれることにも気がついたのだと。私はそれを聞いて「時間差でキテる!!」と確信しました。コミュニケーションのコツを息子はちゃんと聞いてくれていたんだ!とうれしくなりました。少しずつ上がってきたコミュ力。異性とのおつきあいでもその力を発揮?Upload By かなしろにゃんこ。何を言っても反抗ばかりされて「もうこの子には何も言わない!」と諦めることもありましたが、地道に言い続けてよかったなと報われた思いでした。もしかしたら、私のアドバイスは実はスッカリ忘れていて、独自に学んだ結果なのかもしれません。でもとにかく、周りの子といい関係を築けるようになってきたんだな~と、うれしくなりました。ちなみに、「もしかしたらリュウ太のことが気になる存在なのかも。今後仲良くなることもあるかも~」と話した同級生とは、卒業近くには仲直りしていました。高校生になっても、人間関係のトラブルはありました。でもくり返し伝えてきたことで「もうわかってる。ちゃんとやってるよ」という言葉が聞けるようになってきました。自分の話ばかりしないで友だちに話させることや質問すること、相手が嫌がる話を避けることなど気をつけていると言います。ただ、息子を敵視する人には、どんなに会話のマナーに気を付けたり、会話のコツを踏まえて話してみても、イヤな表現で返されてくるから、会話は相手を選ぶ必要もあるな~ということにも気づいたそうです。ちなみに、地道に伝え続けてきた会話のコツとマナーですが、その後、異性とのおつきあいのときにも役に立ったようです!
2018年02月21日なんてハマり役なんだろう──映画『今夜、ロマンス劇場で』で坂口健太郎の演じる健司は、俳優とキャラクターが100%重なっているかのような、ずっと前からこの役を演じることが決まっていたかのような、そんなハマり役と言えるが「演じるのは、エネルギーが必要でした」と坂口さんは語る。「健司はとても誠実でピュアですね、と言われることが多くて、僕自身もそう思います。でも、坂口健太郎がピュアかどうかは…(笑)。健司を演じさせてもらってスゴいなぁと思ったのは、好きになった人=美雪(綾瀬はるか)は触れると消えてしまうので、彼女に触れられない、温もりを感じられない、それってリアルに考えると、とても大きい問題ですよね。自分が同じ立場だったら、健司のようにできるかどうか…」。最初は、美雪に「しもべ」と呼ばれて振り回される健司だが、楽しさや驚き、悲しさ、戸惑い、愛しさ…感情を活き活きと表現する青年でもある。健司のキャラクターを演じることが決まり、脚本を読んだとき、坂口さんは2人の恋愛の結末に「読みながら涙が止まらなかった」という。しかし、普段の彼は「どちらかというと感情はフラット」であり、そういう意味で「エネルギーが必要だった」と続ける。「僕のなかで演じるということは、その役になるというよりも、その役に重なる、寄り添う、という感覚です。今回、健司から学ぶべきところがあると感じていました。それは、健司をどこか客観的に見ていたからでもあり、だからエネルギーが必要だった。分かりやすく言うと、去年の『ナラタージュ』の小野くんの方が、演じるうえでは精神的に楽でした。どの役であっても、僕が演じているので見た目は同じですが、台本にある文字を役者としてどう体現するか、そのセリフを発したときにちゃんと役に見えるように、健司に見えるようにしたかった。美雪のことを第一に考え、優しい気持ちで演じる、それをどこまで見せられるかが大切だと思いました」。観客は健司の美雪への愛に涙を流すだろう。また、健司は映画監督を夢見る青年ということで、撮影現場では武内監督をはじめ制作スタッフとも積極的に親交を深めていった。「僕にとってはいつものことで、特別に意識してやっているわけではないんです。この撮影期間中は足利に行きっぱなしが多かったこともあって、撮影が終わるとスタッフさんたちとよく飲みに行ったりしていました。いろいろ話しをするのも楽しかったですし、そうやって現場の方たちと距離を縮めることは、この映画にとっても、いいと思いました。優しい作品、ポジティブな作品なので、現場の雰囲気もそうあってほしいというのはありました」。現場を深く知ることによって、役者以外の興味は湧いたのだろうか。「学生の頃に小説や脚本を書いたりしたこともありましたけど、文才はなかったみたいです(笑)。ふり返ってみると、お芝居をやってみたいという願望はモデルになるずっと前から、小さい頃から何となくありました。ただ、ちょっと変わっていたというか、悪役ばかりを演じたがっていて…。たとえば、『桃太郎』だったら鬼、『三匹のこぶた』だったらオオカミをやりたいって言う子どもで。悪役も目立つんじゃないか、悪役の方がオイシイんじゃないかって。僕、けっこうしたたかですね(笑)」。それをサラリと語れるところが坂口さんの魅力であり、鬼やオオカミを演じていた少年はその後、モデルを経て日本映画界のトップを走る俳優に成長するわけだが、この世界に入るきっかけは意外なことだった。「僕、けっこう単純なんです。モデルになったきっかけも──洋服にすごく詳しいとか興味があったわけではなく、何となく“モデル”という肩書きって格好いいなと。単純ですよね(笑)。モデルを始めたのが大学生だったので、最初はバイト感覚だったというのもあります。でも、確実に世界は広がりました。モデルを経験したことで、幼い頃のお芝居をやってみたいという夢が少しずつ現実味をおびていった。けれどモデルをやりながら俳優をやりたいとは言えなかったんです。モデルの仕事をやると決めてその世界に入ったので、なかなか言い出せずに3~4年が経っていきました」。自分で決めたことに責任を持つ、とても誠実な人だ。そして、とても穏やかだ。映画のなかで、どんなに美雪に振り回されても彼女を受け止めていた健司と坂口さんは、やはり重なって見える。「そうですか(笑)。思っていることを言えないところもありますけど、実はわりと楽観的。何が起きてもマイナスに受け止めたりしないですし、怒ることもないですね。苛つくことやモヤモヤすることはあっても、それが怒りのエネルギーにはならない。でも、中高生の頃は怒っていました。そういうのなさそうって言われますけど、こう見えても反抗期、がっつりありましたね(笑)。そういう時期があったからいまがあって、反抗期がなかったら、こじれた大人になっていたかもしれないです」。そんな坂口さんは、いま飛ぶ鳥を落とす勢いの活躍だ。本格的に俳優デビューを飾ってから4年目に突入。演じる面白さと難しさはどう変化し、どんな目標を掲げているのだろう。「経験を積むほど、悩みは増えています。お芝居を始めた頃は失うものは何もないし、飛び込んでいくしかなくて、なんでもやってみようという気持ちが強かった。悩みもなかったです。当時もいまもやっていることは変わりないけれど、少しずつ求められることや責任が増えてきたと感じています。決してネガティブな意味ではないんですが、去年は3年目ということもあり、自分自身のなかでブレることや、モヤモヤすることがあって、考え込んで、沈んでいた(しゃがんでいた)年でもありました。だから今年は、そこから跳ねたい。跳ねすぎない程度に跳ねたいと思っています(笑)」。(text:Rie Shintani/photo:You Ishii)
2018年02月13日「コミュ力UP」ワークショップで、会話のコツを学ぶ!Upload By かなしろにゃんこ。発達障害がある人や、その家族、支援者などいろいろな立場の人が参加できる会が、発達障害がある人の「コミュニケーション力の向上」を目指すワークショップを行っていると知り、行ってみることにしました。そこで教えてもらったコミュニケーションのコツは目から鱗だったのです!どんなコツなのかについては、前回のコラムを読んでいただけると嬉しいです。コミュニケーションのコツを教えてもらったら、いよいよロールプレイングを行います!6~8人のグループに分かれてスタートです。まず、ファシリテーター(会の進行役)からお題が出されます。そして、そのお題に沿った内容について、2人1組で5分間雑談をするのです。2人以外は、周りで2人の会話の様子を見守ります。いざ雑談を…と言われても、初めて会う者同士です。何から話していいのか分かりません。でもとにかく、私と相手役のNさん(男性)は、与えられたお題「和菓子」について話し始めたのでした。いよいよロールプレイング開始!ミッションは「いいところ」さがしUpload By かなしろにゃんこ。5分間は短いようで長い!自分の好きな和菓子の話をしてみたり、Nさんに話を振ってみたり。Nさんが好きな和菓子について掘り下げて聞いたり、和菓子のデザインの話まで広げてみたりと、アレコレ一生懸命話しました。私が気をつけたところは「嫌いなもの」や「苦手なもの」など否定的な会話をしないようにすることです。司会進行役のKさんの「否定的な会話からは何も生まれない」という発言が、私の心に響いたからです。肯定的な会話になるよう意識してみると、雑談もスムーズ!5分間の会話が終わると聞き役の方たちから「どこがよかったか!」を発表してもらいます。周りで見守っているメンバーは、話している2人をよく見て「いいところ」を探すのです。必ず「いいところ」だけをコメントするのが、このワークショップのポイント。会話をしている2人を観察して、長所を見つけることがミッションなのです。もちろん私も、他のメンバーが会話している間は聞き役になって、2人の「いいところ」を探しました。発達障害がある人は周りの人に興味がない、気にしないと言われることがありますが、こういう風に意識することで、変わるんじゃないかと思いました。皆さんから「いいところ」を発表してもらうと気持ちがいいものです。たとえそれがお世辞であっても!「雑談中、うまく話せなかった」「余計なこと話しちゃったかな?」と反省したりクヨクヨすることが多かった私ですが、肯定的なコメントをもらうことで、自己嫌悪を感じることがありませんでした。「私のこのしゃべりでも認めてもらえるんだ!」と自信を持てたのです。グループディスカッションで、会話の引き出しづくりUpload By かなしろにゃんこ。そしてテーマ「和菓子」について、もっと話せることはないか!?とみんなでディスカッションをします。これが楽しい!自分では引き出しが無くて思いつかなかった話や伝え方、テーマについてこんな切り口があるよ!とオモシロイ発想をグループのみなさんから聞くことができました。何度かワークショップに参加者しているという男性(会社員)は、「雑談はこうする!」というコツが分かってきたから「会社でも困らなくなった」と言っていました。コツが分かると、積極的に話したくなるのだそうです。「知識はひけらかさない」あえて避けるのがポイントUpload By かなしろにゃんこ。何度も参加している方に、雑談で気をつけていることを聞いてみると、「テーマに沿って相手も乗ってくれて話がうまくいったとしても、歴史や素材など話が長くなってしまいそうなものは避けます」とおっしゃっていました。そして「話がマニアックになってしまいそうになったら、自分からマニアックになってしまうので止めて違う話にしましょう」と方向転換することも身についたとも。ついつい知識を伝えたくなってしまうけれど、「あえて話さない」ことで雑談の雰囲気がよくなって、会話のイイ流れをつくれるのだと、勉強になりました。最大の難関…反抗期真っただ中の息子に、どう伝える!?Upload By かなしろにゃんこ。自助会でたくさんの情報を得てホクホクな私は早くこの素晴らしいコミュニケーションのコツを息子に話したい!とウキウキ。が!反抗期真っただ中で、親の言うことにはいちいち反発してくる息子です。うまく伝わるものなのか…???どうやったら伝えられるのか、悩んでしまいました。この続きは次回に!少し長い話になりましたが、もう少しお付き合いいただけたら幸いです~♡
2018年02月08日映画「チェリーボーイズ」のプレミア上映会が2月2日、東京・渋谷TOEI2で開催。主演の林遣都(27)と西海謙一郎監督が登壇した。 原作は“童貞漫画の金字塔”と呼ばれる古泉智浩の同名漫画。童貞役を演じる林は、オファーを受けた理由を明かした。 「(童貞らしく)そういう風に見えないと成立しないし、演じ切れたら役者として幅が広がると思いました」 それを受け西海監督が「素晴らしい童貞になったと自負しています」と話すと会場から笑いが起こったが、それだけ高く評価されているようだ。 2007年に公開された映画「バッテリー」の主演に抜擢され、俳優活動を始めた林。デビュー作にして初主演という幸先の良いスタートを切った。 当初は爽やかな役どころが多かったが、2012年公開された「悪の経典」では男教師に思いを寄せる高校生を怪演。また2016年の「花芯」では嫉妬に狂う夫役を務め、近年は個性派俳優としても評判を呼んでいる。 デビュー当時、林は高校2年生。心中は複雑だったようだ。 「林さんは当時、もっと遊びたかったそうです。遊ぶ友人たちを尻目に、撮影に追われる日々。鬱屈とした林さんはお母さんが自分に関する情報をネット検索しているのを目撃し、勢い余ってノートパソコンを叩き割ったそうです。反抗期もあったのでしょう」(映画関係者) しかし林はそのことを後悔していたようだ。 「林さんは上京の際、『ありがとう。行ってきます』と書いた紙をそのパソコンに挟んで、家を出たそうです。そのことで過去の自分に決別をし、俳優としての覚悟を決めたと12年にインタビューで明かしています」(前出の映画関係者) 林は昨年2月に受けたインタビューで「自分はなぜ俳優として働くのか」と思い巡らし、こう語っている。 「すごく単純な話なんですけど、『バッテリー』に出たとき、母親がすごく喜んでくれて。自分の活躍を喜んでくれた母の笑顔が俳優業の支えになっていると思います」 フラストレーションを乗り越えたからこそ「いま」があるようだ。
2018年02月06日最近では、反抗期のない子どもが増えているなんて話も聞きますが、まだまだ反抗期の子どもを抱えるママも多いはず。中学校1年生の息子に「おまえなんか消えろ!」と言われて家を飛び出してきたママの悩みに、ネット上でいろいろなアドバイスが集まっていたので紹介します。反抗期は一時のもの反抗期の子を育てた経験のあるママたちからは、「反抗期は一時的なもので、そのあとはしっかりと育っている」という意見が多く出ていました。今は息子の心ない言葉にショックを受けている相談者に対しても、「今はつらい時期でも、辛抱していれば、親としても成長できるし、今まで見えていなかった幸せも見えるようになるから頑張れ」というエールも見受けられます。過干渉には注意一方で、息子が相談者に暴言をはいた原因が、相談者が息子に頼まれたものを買って帰らなかったことという理由に対しては、「子どもに甘くしすぎているのでは?」といった心配や、「干渉しすぎているのでは?」といった回答者たちからの不安も投げかけられていました。実際に相談者は、息子がスポーツをしていることから、一緒にいることが多く、甘やかしてしまっているという自覚もあるようで、反抗期の原因が過干渉からくる息子の甘えであるという意見にも納得している様子。正しい距離のとり方を反抗期の子に対し、甘やかしすぎれば子どもは増長するし、反対に無関心すぎると、制御が効かなくなるもの。大事なのは適切な距離を保って接することというアドバイスも出ていました。そして、あまりにも目に余るときには、しっかり叱ることが大事と考える人が多いようです。手塩にかけて育ててきた子どもが反抗期になり、ひどい言葉を言われたり、家のものを壊されたりするのは親としてとてもつらいもの。反抗期が来ない子であれば、それに越したことはありませんが、もし反抗的になってしまっても、親として正しく対応をして、ママにも子にも、必要以上にストレスをためないように過ごすのが大事そうですね。(文・姉崎マリオ)
2018年01月29日あれもイヤ、これもイヤ…。最初にやってくる反抗期でもある“イヤイヤ期”。一般的には、1歳半くらいから始まると言われていて、2歳くらいでピークを迎えるため、“魔の2歳児”とも呼ばれています。そんなイヤイヤ期にパパやママが感じるストレスは少なくないようです。性別に関係なくイヤイヤ期の育児は大変…?博報堂こそだて家族研究所と、博報堂発の次世代育児アイテムPechat開発チームからなる「イヤイヤ研」が昨年9月に行った「イヤイヤ実態調査」では、男の子と女の子ではどちらのイヤイヤ期が大変かを調査しています。はたして、子育てに励むパパとママは、どちらが大変だと感じているのでしょうか?・男の子…31.1%・女の子…31.0%結果は、両者ほぼ互角。子どもの性別に関係なく、イヤイヤ期の子どもをもつパパやママは、みな一様に頑張っているんですね…。イヤイヤ期ストレスの大きさは女性に軍配では、子どものイヤイヤ期によって感じるストレスはどうでしょう?こちらは、パパとママで比較した結果が出ています。・パパ…24.3%・ママ…39.7%ダブルスコアとまではいきませんが、ママのほうがパパよりも圧倒的にストレスを感じているよう。パパにとっても、子どものイヤイヤ期だけで精いっぱいの時期かもしれませんが、時にはママのケアもしてあげてくださいね。ワンオペ育児はイヤイヤ期ストレスを感じやすい?最後に、専業主婦ママとフルタイムで働いているママを比較した調査結果を紹介します。・専業主婦…40.8%・フルタイムママ…35.5%フルタイムで働いているママよりも、比較的子どもと一緒にいる時間が長いということもあり、やはり専業主婦ママのほうがイヤイヤ期ストレスをより感じているようです。また、「平日の協力者がいないママ」と「平日の協力者がいるママ」を比較した調査では、前者が45.1%、後者が38.3%と、「平日の協力者がいないママ」のほうがストレスを感じているとの結果も。そう考えると、専業主婦で平日の協力者がいないママ、つまりワンオペ育児になってしまいがちなママは、かなりのストレスを感じていると予想できます。ちなみに、「悲観的にものを考える方だ」という人は39.0%、「他楽観的にものを考える方だ」という人は、28.4%との結果もあり、自分の性格はなかなかすぐに変えられるものではありませんが、あまり気にしすぎないようにすることで、イヤイヤ期ストレスを軽減できるかもしれませんよ。※対象:イヤイヤ期への対応・対処に関するストレス度10点満点中、8点以上であると回答した人の割合(N=4412)(文・三軒茶屋すみ子/考務店)
2018年01月27日子どもは、ひとりひとり違うので一概には言えないけど、だいたい10歳くらいで自我が生まれてくるらしいのよ。親の言う通りに生きている段階から、ひとつ先へ進むんですね。もちろん、すでに身の周りのことは自分でできますから、そういう意味では自立していることになります。でも、精神的な自立は、してませんよね。まだ子どもの心を親が把握できる年齢で、「子どもが何を考えているのかサッパリわからない」なんて嘆くことも少ないと思います。とはいうものの、思春期はすぐ目の前。早熟な子なら、もう思春期並みのストレスを抱えていることもあります。ところで、思春期が大変難しい時期であることはだれでも知っていますよね。精神的な自立を果たそうと、もがいている最中で、心の中は大きな台風が来たみたいにグチャグチャ。自分で自分をもてあましている状態が思春期です。親としては、ここをうまく乗り切ってくれることを祈るばかりよね。残念ながら、だれにでも当てはまる「思春期の乗り切りかた」というのはありません。個人個人で性格も環境も違いますからね。その子なりに、やり過ごすしかないんです。 でも、思春期を乗り切る「力のもと」となるものはありますよ。それまで積み重ねた人間関係。特に、いちばん身近である親との関係は、とても重要だと思いますね。子どもが壁にぶつかり、くじけそうになったとき、親との「嬉しい思い出」があれば何とか堪えられる…。そういう部分があるんです。良い人間関係をつくるには、時間が必要でしょう? それは親子だって同じことよ。小さい頃ろくに話も聞かなかった親が、思春期を迎えた子どもに急に話しかけてみたってダメ。人間関係は積み重ねることで結ばれるの。これは、私自身、息子が小さい頃に積み重ねができなかったため、苦労したことからも言えること。子どもが生まれてから思春期にいたるまでの間、親は一緒に「嬉しい」体験をいっぱいすること。特に、自我が芽生えはじめる10歳くらいは、知識欲も旺盛でいろいろなことを知りたがります。たとえそれが電車の名前や駅名でも「そんなこと覚えてないで勉強しなさい」なんて言わず、一緒になっておもしろがりましょう。子どもの世界に親が入っていけるチャンスでもあるんですからね。思春期まであとちょっとです。それまでの間に、思春期を乗り切る力のもとをなるべくたくさん蓄えておきましょうね。 【伝説級の奇跡的中】あなたの“結婚/貯蓄/老後まで”◆豪華人生鑑定
2018年01月19日みなさんのお子さんは、パパのこと嫌いって言いますか?家庭円満のためには、パパもママも嫌いだなんて言ってほしくありませんよね。でも、わたしは身に覚えがあります。こんにちは、波乱万丈系フリーライターのサクです。悪気はなくても両親に反発したり、避けてしまう時期があります。いわゆる反抗期の「パパ嫌い」なのですが、子どもの”パパ嫌い”発言には、別の要因があるようです。”パパ嫌い”発言にお困りのときは、以下の点に注意してみてください。●子どもの耳に入るところでパパの悪口を言う特に子どもとパパの間で喧嘩やトラブルがなかったにもかかわらず、子どもが突然「パパ嫌い」と言うようになった場合、ママの味方であることを示すため に、パパを敵視することがあります。心の底から憎んでいるわけではなくても、ついパパに対しての愚痴をこぼしてしまうことってありますよね。ママ友が家に遊びに来ているときや、電話など、相手のペースに合わせてしまうこともあると思います。『パパのこんなところが嫌だ』そんな話を、子どもの耳に入るところでしてしまうと、子どもはママが大好きですから、パパはママを辛い目に合わせる人だと思ってしまいます。夫婦間で喧嘩をすることもありますが、できるだけ、パパの悪口となることを、子どもの前で言うのは避けましょう。また、パパの評価を下げるようなことも、極力聞かせないように しましょう。パパの給料は安いとか、出世しないとか、学歴など、子どもにとって、パパの社会的評価を下げることになります。すると、容易に「パパ嫌い」と言うようになる可能性があります。●パパへの挨拶、お礼の言葉がない家庭子どもには、挨拶やお礼などをしっかりすることをしつけているご家庭がほとんどでしょう。1日の生活を通し、ママとの子どもだけの時間のほうが、パパと過ごすよりも長くなるご家庭が多いと思います。そのため、ママと子どもの間では、おはようからおやすみ、ありがとうやごめんなさいのやりとりも増えます。では、パパとママの間ではいかがでしょうか。両親のやりとりや雰囲気を、子どもはよく見ています。パパの扱いが雑だと感じると、子どもにとってパパの家庭内ポジションが、下層部にランキングされます。まずは大人同士が、しっかりと挨拶やお礼を言えるように しましょう。●パパも育児に参加するパパも子どもの話を聞くなど、育児への関心を行動で示してください。今日はなにをして遊んだのか。たった一言でも構いません。もっと聞き上手のパパは、学校ではどんなことがあったか、算数はどんな問題を解いているか、音楽ではどんな歌をならったかなど、ちょっとした出来事への関心を示しましょう。返事から、自身の思い出トークに話題を膨らませても楽しいと思います。子どもは自分に関心を持っていてくれるおとなを信用します 。些細な助言をしてくれたり、話を聞いてくれるだけでも、自分を受け入れてくれるひととして尊敬をします。パパもあなたのことを心配しているよ、愛しているんだよという思いを、言葉や行動にあらわすことを、子どもたちはわたしたちおとなが考えている以上に望んでいます。----------これらはあたりまえのようですが、日々の生活に追われていると忘れてしまいそうなことでもあります。つい、パパの愚痴をこぼしたり、喧嘩もします。強い口調で用事を頼むこともあると思います。でも、子どものパパ嫌いは、ママとパパの関わり方が大きく影響しているようです。実際に、わたしは「パパ嫌い」な子どもでした。深い理由は割愛しますが、母は父の悪口をよく言いましたし、挨拶もそこそこ。父も寡黙すぎて子育てに興味があるのかわかりにくいひとでした。そのため、当時は一方的に父が悪いものと思っていましたが、おとなになった今、母にも父にも非があったのだとわかるようになりました。もちろん、両親の良いところもわかるようになりました。さて、まとめに戻りますと、ママが全面的にパパを立てて、いろいろと我慢をしろという訳ではありません。パパも、ママのサポートや感謝の気持ちをあらわすなど、対等の対応をしなければ、ママだって疲れてしまいます。パパ嫌い!が始まったら、反抗期を疑うだけでなく、家族のあり方を見直してみましょう。おとな同士の風通しが良い家庭は、「パパ嫌い」を防げると思います。●ライター/サク(波乱万丈系フリーライター)●モデル/藤沢リキヤ
2017年11月13日ADHDのある息子は、思春期真っ只中…母親はどうすれば?かなしろにゃんこ。さんの赤裸々コミックエッセイが発売!衝動性が強くてカッとなりやすかったり、物忘れが激しかったり……小さい頃は可愛いものだと見守っていたけれど、大きくなるうちに対人関係や学業への心配も大きくなって…ADHDのあるお子さんを育てる保護者の方々にとって、「思春期」のわが子とどう向き合うかというのは大きな悩み。そんな、発達障害のあるお子さんの思春期をテーマにしたコミックエッセイ、『うちの子はADHD反抗期で超たいへん!』(かなしろにゃんこ。著, 講談社)が10月4日に発売されました。著者のかなしろにゃんこ。さん。は、ADHDと軽度の自閉症スペクトラムがある、息子・リュウ太くんのお母さんで、漫画家さんです。これまで、さまざまな発達障害に関係する、ノンフィクション漫画や取材漫画を出版されており、近著に、息子のリュウ太君が幼少期から発達障害と診断されるまでを描いた『うちの子はADHD』や、発達障害がある人の進路選択について描いた『うちの子将来どーなるのっ?!』、人付き合いをテーマに取材した『うちの子、人づきあいだいじょーぶ?!』などがあります。かなしろさんの新刊、『うちの子はADHD反抗期で超たいへん!』は、とうとう思春期に突入したリュウ太君の日常、「なんでこうなの?」「どうしてそう考えるの!?」という、反抗期ならではのシーンがたくさん描かれています。ADHDがある思春期のお子さんを育てているパパ・ママはもちろん、「発達障害のある子どもってどんな進路を描くの?」といった将来に対する見通しを持ちたい保護者の方も参考にしていただける内容になっています。それでは新刊の中味を少し覗いてみましょう。子どもの発達障害、本人へ告知するタイミングって?Upload By 発達ナビ編集部赤ちゃんの頃から育てにくく、物音に敏感、保育園時代は衝動的に行動する生傷の絶えないやんちゃ坊主。小学校に入ってからも落ち着きがなく、授業中に教室を抜けだしたり居眠りすることもしょっちゅうあったり…というリュウ太君。小学4年生の時にADHDの診断を受け支援を受け始めました。(幼少期のエピソードは既刊の『うちの子はADHD』も併せてご参照ください)リュウ太君のかかりつけのクリニックの心理士さんのアドバイスもあり、かなしろさんはリュウ太君の愚痴も我慢して聞き、アドバイス役に徹していたといいます。しかし言葉づかいも日に日に乱暴になっていき、「生意気!」と思うこともどんどん増えていきました。ADHDと診断され、服薬も開始していたものの、まだ自分自身に発達障害があるとは知らされていないリュウ太君。「リュウ太本人も、自分の心と体のアンバランスさに戸惑っているんじゃないか?」という思いを募らせていたかなしろさんは「ADHDがあることを伝えるタイミング」について、真剣に考え始めます。リュウ太君を支える支援者は「中2くらいで告知すべき」とアドバイスをくれますが…。かなしろさんの決断はそれとは別のものでした(是非本編でご確認ください)。息子について伝えるオリジナル通信Upload By 発達ナビ編集部本人への告知を契機に、かなしろさんはリュウ太君の発達障害と、その特性を踏まえた周りの人たちとの付き合いについて、さらに考えを巡らせます。発達障害の支援は医療ケアだけではなく、学校や家庭をはじめとする生活環境も大きく育ちに影響するからです。「どのような方法でお友達にリュウ太のことをわかってもらえばいいだろう」と思っていたかなしろさんは、とあるウェブサイトに出会いました。自閉症スペクトラム当事者の「○○(名前)通信」という配布用告知シートを見つけたのです。かなしろさんは、それを真似て「かなしろリュウ太通信」(学校配布用告知シート)を作ります。(もちろんリュウ太君には了承済み)さて、このシートを配った結果、クラスメイトは?そして保護者会のメンバーの反応は?Upload By 発達ナビ編集部*新刊の巻末には、かなしろさんオリジナルの告知シートも付されています(男の子バージョンと女の子バージョンあり)。是非ご活用いただきたい付録となっています。中学入学…社会の現実を突き付けられ…Upload By 発達ナビ編集部本音と建前、理想と現実。社会の中には様々な矛盾もあります。発達障害がある子どもの教育に関して、その子の特性に合わせた支援や合理的配慮の重要性が語られる昨今ですが、実際の学校現場の教職員の認知度は様々…温度感のばらつきがあるのは、想像に難くありません。かなしろさんがリュウ太くんを通わせようと検討していた中学校でも、校長先生の反応はかなしろさんの願いに100%沿う形ではありませんでした。不安が募るかなしろさんですが、あまり強く主張して「モンスターペアレント」と思われるのも辛いし…とジレンマ。考えた結果、まずは入学後の息子さんの様子を、つぶさに見守ることにしました。「とにかく朝、元気に登校できているか?先生や友達の話を楽しそうにするか?」リュウ太君に対するセンサーを敏感にして、学校側の体制に意見するということは極力しない姿勢でいます。すると、当初の親の不安とは裏腹に、リュウ太君本人はなかなか機嫌よく通えている様子。校長先生との面談に同席していた担任の先生も、「体育会系っぽくて大丈夫かな?」と心配していたところ、絶妙な距離感でリュウ太くんをフォローしてくれていて、とても相性が良いようです。「面談で私が話したことを、先生なりに意識してくれているのかも…?」と思い直すかなしろさん。大切なのは、学校と不必要に対峙することではなく、子ども自身がどう感じて過ごしているかをしっかり見極めること。学校に対する母親としての正直な願い・期待と、現実を受け止めての折り合いの付け方、揺れる親ごころの機微を味わうことができるのも、この漫画の魅力の一つです。等身大のかなしろさんの姿勢に、きっと共感が持てることでしょう。あ、財布のお金減ってる…!思春期ならではのトラブルも、かなしろ流で見事に対応Upload By 発達ナビ編集部思春期は、社会と自分との繋がり、友達との繋がりをより意識し始め、家庭から距離を置こうとする巣立ちの準備をする時期です。しかし、そうは言ってもまだまだ子ども。大人に憧れ、いろいろ遊んだり買い物などをしてみたい気持ちはあっても、金銭を得るために働ける年齢ではありません。働けない立場の子どもがさあどうするか?ある日、かなしろさんは自分の財布のお金が減っていることに気付きました。(明らかに犯人はわかってる…、でもなんか言いづらい…。)そんな日々を過ごしていましたが、ある日とうとう犯行現場を押さえます…!裏表のない特性を持つ、リュウ太くんならではの「言い逃れ」も爆笑ものですが、この「家庭内での盗難事件(!)」を機に、お金のことを学ばせようとするかなしろさんの様々なアイディアも見どころです。こんな面白いレクチャーをされたら、みんなしっかり金銭感覚が身に付きそう!漫画家のかなしろさんならではの「金銭教育のテクニック」が記載されています。そこにはある飛び道具が…(かなしろさんの敬愛する有名漫画も登場します。どうぞお楽しみに)進学、就職、やがて来る「自立」の日を見据えて…Upload By 発達ナビ編集部学校、療育施設、病院など、さまざまな社会資源と繋がりを持ちながら、息子リュウ太君を育ててきたかなしろにゃんこ。さん。いつもハラハラしながら、まだまだ育児真っ最中です。新刊の後半では、自分の夢を見つけてまっすぐに挑戦しようとするリュウ太くんの受験・進学エピソードも。ADHDのあるお子さんが、自分の特性を理解しながら、どのように成長し、そして自立していくのか…ここから先は、ぜひ本書をお手に取って確かめてみてくださいまた、本著の巻末には、発達障害のあるお子さんを持つ親御さんならではのリアルな悩みに対して、精神科医の田中康雄先生が答えるQ&Aが掲載されています。掲題の「思春期を迎えたADHDの子どもたち」について、漫画では描き切れなかった話題や日々の子育てで感じる疑問について、田中先生のアドバイスが満載。思春期にまつわる悩みについてはもちろん、「服薬やカウンセリングについてどう考えれば良いの?」「イライラはADHDの特性によるの?それとも思春期だからなの?」など、発達障害がある子どもの親御さんが直面しやすいお悩みについても分かりやすく解説されています。かなしろさんの漫画本編と合わせて、大変参考になりますので、ぜひ手に取ってご覧いただきたいと思います。
2017年10月18日子どもの成長は嬉しい。でも反抗期は超たいへん!?ーかなしろにゃんこ。さんの漫画エッセイ新刊、第2話を先行公開!発達ナビにも漫画コラムを連載中、かなしろにゃんこ。さんの新刊『うちの子はADHD反抗期で超たいへん!』(講談社)が、10月4日に発売されます。注意欠陥と衝動性のADHDなどがある、著者・かなしろさんの息子さんのリュウ太くんがとうとう反抗期に突入!この漫画では、発達障害と診断された小学校高学年から、高校受験までの様子が、描かれています。発達ナビでは、新刊の第1話・第2話を特別に先行公開!(第1話は以下のリンクから読めます)第2話「ADHDのことを伝える」です。(画像提供: 講談社)Upload By 発達ナビ編集部Upload By 発達ナビ編集部Upload By 発達ナビ編集部Upload By 発達ナビ編集部Upload By 発達ナビ編集部Upload By 発達ナビ編集部Upload By 発達ナビ編集部監修は田中康雄先生(北海道大学名誉教授、こころとそだちのクリニックむすびめ院長)、かなしろさんの漫画のほか、著書内には田中先生の書き下ろしの解説も収録しています。
2017年10月03日子どもの成長は嬉しい。でも反抗期は超たいへん!?ーかなしろにゃんこ。さんの漫画エッセイ新刊、第1話を先行公開!発達ナビにも漫画コラムを連載中、かなしろにゃんこ。さんの新刊『うちの子はADHD反抗期で超たいへん!』(講談社)が、10月4日に発売されます。注意欠陥と衝動性のADHDなどがある、著者・かなしろさんの息子さんのリュウ太くんがとうとう反抗期に突入!この漫画では、発達障害と診断された小学校高学年から、高校受験までの様子が、描かれています。発達ナビでは、新刊の第1話・第2話を特別に先行公開!第1話「反抗期のまえぶれ!?」です。(画像提供: 講談社)Upload By 発達ナビ編集部Upload By 発達ナビ編集部Upload By 発達ナビ編集部Upload By 発達ナビ編集部Upload By 発達ナビ編集部Upload By 発達ナビ編集部監修は田中康雄先生(北海道大学名誉教授、こころとそだちのクリニックむすびめ院長)、かなしろさんの漫画のほか、著書内には田中先生の書き下ろしの解説も収録しています。
2017年10月02日【オレ様リーマンの非ジョーシキ恋愛入門159】約半年間、爆速でフッたりフラれたりを繰り返した必死すぎる婚活経験を生かして、なぜか上から目線で本音の恋愛論を語ります。ちなみに普段は、どこにでもいそうなただのアラサーリーマン。反抗期が長かったせいか、オレは考えたことさえほとんどなかったのだが…。婚活しているブログ読者の話を聞くと、こんな相談が多い。「お母さんが、『結婚するなら、大企業勤務で年収600万以上の人じゃないと』って言うんです…」「彼のことがまだ好きかどうかわからないんですけど、両親は気に入ってるんです…」果たして、親の意見はどこまで聞くべきなのだろうか?ちなみに今、「年収600万以上」「両親は気に入っている」と二つ書いたが、親の意見の大半はこの二つだ。男性のスペックと、気に入るか気に入らないか。なので、まずはこれらについて一つ一つ見ていこう。◆親の意見はだいたい「高望み」親が男性のスペックについて何か言ってくる場合だが、正直、オレからすると高望みであることが多い。例に挙げた600万以上だと、年齢にもよるけど「中の上」ぐらいの感じがしてムリではない気がするかもしれない。が、どうだろう?データを見たわけではないのであくまで感覚値だが、年収の格差が広がっているように思う。中間層が減って、高い人は高い、低い人は低い。そして、高い人には多くの女性が群がっていて、競争が激しい。そのような状況だから、現実問題として「中の上」程度の男性をゲットするのは難しい。いたとしても、性格的に問題アリなことが多い。実際、100人以上の婚活中の女性と話して思う現実である。別に貧乏でも愛があればいいとか極端なことを言うつもりはないが、お金含め、性格、自分との相性などをよく考えて自分で選択するのがベストかと思う。そう、自分でね。◆親より自分が気に入るか続いて、親が彼を気に入るか気に入らないか。もうこれは、事情があって婿養子になってもらわなければいけない女性以外、ほとんど気にしなくていいのではないだろうか?そもそも結婚したところで、彼と自分の両親が会う機会などそれほどない。オレ自身、奥さんの両親と会う機会は年に2~3回だ。「いやでも、私は両親と仲がいいから」という人は、自分一人で帰ればいいのではないか。ムリに彼があなたの両親と仲良くする必要はないのではなかろうか?親に限らず、だれもが気に入らないような彼なら、別の意味で問題があるかもしれない。そうでなければ、親が多少気に入らなかろうが何も問題ない。自分が好きならそれでいい。この問題は根深くて、付き合う前の段階から「彼が好きか」ではなく、彼の職業や上辺の態度から「親が気に入るか」という視点で男性を判断する女性がいるようなので、気を付けてほしい。◆自分の人生だしかしまぁ、女性は素直というか…「親の言うことは聞くべき」と思っている人が多いような印象を受ける。だが、親がすべてにおいて正しいわけではないし、今の時代からするとずれた考え方をしていることも多い。オレの話だが、中学生の終わりぐらいから反抗期が始まり、大学進学のために上京して一人暮らしとなって以来、もう全く親の言うことを聞いていない。というか、親も諦めて何も言わない。最初は自分ですべて決めることに、不安だったりさみしさがつきまとったりした。失敗したこともあった。だが、それでも「自分で決めたから」と納得することができた。だれかに従って失敗したらその相手をうらむしかないが、自分で決めて失敗した分にはまだ割り切れるのだ。恋愛にせよ、結婚にせよ、正解はない。だれかの言うこと…特に身近な親の言うことを聞きたくなる気持ちはわからなくもない。だが、親は自分ではない。失敗したって責任は取ってくれないのだ。あえて強く言うが、恋愛・結婚に関しては親の言うことなどムシして、自分で決めてほしい。自分の人生なのだから。ライタープロフィールオレ様リーマン「32歳で結婚する人に出会う」と占い師に言われたことをきっかけに、婚活と名の付くものは片っ端からやってみて、約半年で運命の女性と出会うことができたアラサーリーマン。膨大な婚活経験を生かして、本音の恋愛論を語ります。
2017年09月05日フランス・パリで一緒に暮らす息子(13)との日々を綴る本誌連載『ムスコ飯』では、料理上手な“イクメン”ぶりを披露している作家の辻仁成さん(57)。いっぽうコラムニストの室井佑月さん(47)も本誌連載『ムロイの闘う「お財布」』で17歳のひとり息子の子育ての苦労話を吐露し、主婦たちの共感を呼んでいる。 共通点がありながら意外にも2人は初対面だという。そんな彼らが今回、子育ての合間を縫って居酒屋で待ち合わせ。グラスを傾けながら、子育てについてじっくり語り合ってもらった。 室井佑月さん(以下、室井) 辻さんのところはすごく親子仲がいいですよね。うちのは大暴れしていた反抗期は過ぎたんですが、今はほとんど会話がない。一緒にいても息子は“置物”と同じ。私はそれに向かって、ガーガー言い続けているだけ(笑)。 辻仁成さん(以下、辻) 反抗期は大変でした? 室井 小学校5~6年生のときがいちばんひどかった。親の言うこと絶対聞かないし、何度「出ていけ!」と怒鳴ったか。「着ている服は武士の情けだ、くれてやる!」って。実際に中学校のときには何度か家出しているし。 辻 はげしいな(笑)。うちは、静かに怒る感じ。朝、黙って起きてきたから「なんで挨拶しないの?」というと、「おはよう」と返してくれるレベルなんですよ。 室井 辻さんの息子、3日ぐらいウチに預けない?鍛えてあげます(笑)。 ‘01年に室井さんが、’14年には辻さんがそれぞれ離婚。子供との二人三脚の生活をしている。2人の話題は父子家庭、母子家庭での子育てについて広がっていく。 室井 私はシングルマザーで、つくづく良かったと思っているんです。気を遣うような人間が家にもう1人いたら、これほど息子に時間を割けなかったと思うから(笑)。 辻 でも母子家庭や父子家庭の親は、僕を含めてみんな迷っていますよ。子供に対して少なからず負い目を感じているから……。 室井 私も迷って育児書を読み漁りました。けれど、書いてあることがバラバラで。放任ではいけない、かといって過保護でもいけない。専業主婦がいいとか働いたほうがいいとか……。惑わされないほうがいいと思ったの。 辻 子供といると自分自身が育てられることが多い。“育児”は、親も一緒に育っていく“育親”でもあるんだよね。シングルファザーになって、チャンスを与えられているなといつも思います。息子には僕しか頼れる存在がいない。これまで適当に生きてきたけど、こいつのために頑張ろうという気持ちが湧いてきます。 少しお酒が入って、口が滑らかになった室井さん。“イクメン”が話題になっている辻さんに、どうやら言いたいことがあるようだ。 室井 辻さんはいつも手の込んだ料理をいっぱい作ってるけど、すべて自分ひとりでやるのは、ちょっと頑張り過ぎじゃないですか? 辻 フランスだとお父さんが家事・育児をするのは当たり前。僕は“主夫”になって掴んだものがあるんです。僕は普段、キッチンで原稿を書いているんだけど、料理をしながら仕事をしていると、煮物がコトコトしだすんですよ。その音を聞いて“もう少しかな”などと思いながら小説を書いていく。そんな環境から、生まれてくる作品があるんです。 室井 それじゃ辻さん、ダメです!そんな落ち着いて、丸くなっている辻さんより、いつも恋愛していて、尖っている方がいいもの。 辻 いやいや、恋愛しないと本が書けないような作家にはなれないし、時代が違います(笑)。 室井 (納得していない様子で)辻さんは優しいからな。 スリリングな展開になった対談だが、2人が強く共鳴しあったのは、子供を育てていく上で才能や個性をいかに伸ばすかということ──。 室井 うちは中学生から全寮制の学校に通わせているんです。寂しいけど、親離れできる訓練をしておいたほうがいいかなと。ずっと一緒にいたら、どうしても束縛してしまいますから。息子はどんなところでも自分の居心地のいい場所を見つけてこられるのが長所。その力をひたすら信じています。 辻 たくましいな。僕も息子の発想や行動を邪魔しないように気をつけています。先日、家で友だちとコンピューターについて話し合っていた息子に「晴れているんだから、外で遊べば?」と言ったら、「パパの時代は外に原っぱがあったけど、僕らの時代はコンピューターのなかに原っぱがあるんだよ」と……。この“発想力”を、伸ばしてやるのが僕の務めなんだよね。 グラスを傾けながら、語り続けて約2時間。波乱万丈な2人の子育て話には、息子たちへの愛情で溢れていた。
2017年08月27日中学校で、喧嘩ばっかりする日々ADHDのある息子リュウ太は、小さいときから周りの人にちょっかいを出されると途端にイライラ爆発してしまう傾向がありました。中学生になってもイライラ気質は相変わらず。良くも悪くも目立つから周りからケンカを吹っかけられやすく、ヒドイ喧嘩へと発展していました。Upload By かなしろにゃんこ。そんなことが頻繁になってくるにつれ「イライラする自分は少しオカシイのではないか、カウンセリングをうけたほうがいいのか」と、母に相談してきたことがあったのです。それならばと、カウンセリングをすすめてみるものの…Upload By かなしろにゃんこ。息子の口から「カウンセリングに行った方がいいのかな?」と言われたので、良い機会だと思い、具体的に考えてみました。思春期はイライラしやすいものなのだろうけれど、私は心理士でもなんでもないので、素人が答える内容にも限界があります。ですからプロのカウンセラーに相談してみようよ!と素直に促してみたのですが…いざ行動に移そうとすると、息子は二の足を踏むのです。「こんな自分の悩みを大人が聞いてくれるわけがない、下らない小さい悩みとバカにされるかもしれないから言いたくない。」カウンセリングを拒否するのはざっとこんな理由でした。「プロはどんな悩みでもうまくリードして聞いてくれるから大丈夫よ!」とその気になるように明るく誘っても、知らない人に何を話していいのか分からないからやっぱり行かない!」と拒否。結局、息子のイライラは私にぶつけられ週3日はグチを聞かされました…。話終わると息子はスッキリするのですが私は逆にイヤ~な思いを抱えてしまいます。連日一方的に話を聞かされると少しずつ受け止められなくなって「今は私にグチを言わないで!」と拒否した日もあります。すると物にあたり散らしてストレスを発散するのですが、その姿を見るのもグチを聞かされるくらいイヤなことです。今更ながら「スクールカウンセラー」っていうのがあるの?Upload By かなしろにゃんこ。街中のカウンセリングが無理なら、他に気軽に相談できるとことはないだろうか?調べると「スクールカウンセラー」という専門家がいることがわかりました。息子の学校にも巡回で来ているので、相談できる機会がありそう!そこで息子に、スクールカウンセラーに相談したら?と提案してみました。しかし、いくら学校で会うことができる先生であっても、親近感が無く「どう話しかけたらいいかわからない」と…また振り出しに戻り、ナシのつぶてです。確かに、「スクールカウンセラー」なんて自分の子どもの頃には学校にはいなかったし、相談するイメージも湧きません。渋る息子の背中をポンと押してあげることは、出来なかったのです。母親の私にとっても、専門家へ相談するというのは思った以上に心のハードルが高い事なんだなと改めて思いました。Upload By かなしろにゃんこ。私が相談相手になってあげていれば大丈夫!と肝っ玉母さん精神でここまで乗り切ってきましたが、反抗期にさしかかると、母にはキャパオーバーなこともいっぱいあります。私だって「これでよかったのかな?」と思うこともあり、煮え切らない気持ちを悶々と抱えながら「発達障害に詳しいカウンセラーに一切合財全てお願いしてしまいたい!」と、半ば投げやりな気持ちになることだってあるのです。専門家へ相談することへの心のハードルが高かった私は、ここにきて「子どもが小さいときから定期的に専門家に関わっていればよかったのかなー」とちょっぴり後悔したのでした。反抗期のときこそ、親も子も相談者は必要なのかもしれませんね。
2017年08月22日“松居一代フィーバー”が止まらない!長年“おしどり夫婦”として知られてきた俳優・船越英一郎さん(57)とタレント・松居一代さん(60)のドロ沼離婚劇。騒動は、松居さん側の「恐怖の告白」と題したブログや動画の発信によって混沌をきわめています。動画のなかでは、船越さんに対する不倫や健康問題などに関する告白が続出。さらには松居さんの語り口調も相まって、他人が見ても凍りつくような怖さです。 松居さんの告白が真実かは定かではありませんが、動画をまじまじ観ていた筆者は思ったのです。「全国の旦那さん、同じことがご自身にも起きかねませんよ……」と。今は誰もがSNSを使って世界に発信できる時代。つまり妻と大ゲンカした際に恥ずかしい自分の素や過去を暴露される可能性は、どんな人にもあることなのです。 仕事の愚痴を半名指しで投稿する人は、一定数存在します。これが家族の話となると、対象が特定されるのも一瞬です。迷惑千万なこの行為、考え始めたらキリがありません。ただSNS上の暴露を防止するには、まず妻側の心を読み解くことが大切です。 半名指しでネガティブなことを投稿するいちばんの目的。それは松居さんのように争いが起きている場合は話が少し異なりますが、たいていは「わかってほしい」という共感や仲間探しです。たとえ「これって変なの?私が悪い?」という疑問系の投稿となっていても、欲しい答えは賛否両論ではなく「大変だね!あなたはおかしくないよ!」という肯定です。 これらSNSでネガティブな投稿をする人の厄介なところは、本人はなんら悪いことだと思っていない点にあります。むしろ誰かから同意が得られると「社会的に良い発信をした!」くらいに思ってしまいます。身近な人に迷惑をかけながら、投稿する側は自分の立ち位置の不安定さを解消することに必死。そのため社会的に良いも悪いもないのですが、矛盾もおかまいなしに発信し続けるのです。 船越夫婦のような闘争にならなければ、大概ストレス解消法として大事にはならないこの行為。見つけた際にやってはいけないのが「やめて!」と真っ向から否定して拒否することです。なぜなら自分の意見を悪いことだと思っていないので、否定されると拒否反応を起こして関係悪化する可能性があるからです。 もしご自身の家族がこのような投稿をしたのを見かけた場合は、まずは「そういうふうに思っていたんだね」と相手を認めてあげましょう。そこからくすぶっている考えや感情を肯定し、距離を縮めていくのです。って、まるで反抗期の子どもへの対処法ですね。「人間、結婚して一人前」とひと昔前は言われていました。もし結婚してからが新たな人生というならば、結婚後に訪れる爆発は第2の反抗期なのかもしれません。 松居さんの投稿からわかること。それは“おしどり夫婦”という長年のイメージと実際の2人は違ったということです。そもそもオシドリという鳥は毎年産卵時期が終わると相手を替えるそうです。そういう意味では本当の意味でオシドリ夫婦……だったのかな?
2017年07月25日今年も日本からのお客様がひっきりなしに来られます。お付き合いで食事に行くんですが、問題は息子です。毎晩1人にしておくこともできません。連れて行ってもいいのですが、仕事関係の大人たちとの会食はつまらないみたいで、いつもぶすっとしています。 今日は若い女性の編集者さんが休暇でパリにやって来たので、「どうする?一緒に行く?いっさい気を使わなくていい子だよ」と言いましたら、「じゃあ、行く」と珍しく応じてくれました。しかし、着席するなりヘッドフォンをかぶって音楽を聴き出したのです。困ったなぁ、と思っておりましたところ、編集者さんが「なに聴いてるの?」と自然に話をふりました。年が近いせいもあるのでしょうね。そこから息子が彼女と話をしはじめたのです。これは珍しいケースです。 シメシメと思ったのもつかの間、今度は突然、話題が私に降りかかってきました。給仕さんとのフランス語のやり取りが気に入らないみたいで、「パパは本当にいつまでもフランス語が酷いんだよね。恥ずかしくてしょうがないんだよ。なんでもっと勉強しないの?ぼくには厳しいくせに自分には甘過ぎない?恥ずかしいよ」と批判の連続。2人きりの時にはとってもいい子なんです。素直で、言うことをよく聞く優しい子。 でも、気の置けない人が現れると突然親への批判が始まります。思春期とか反抗期のせいでしょうか?みんなの前で父親の批判をすることがある種のガス抜きになっているのかもしれません。友達の輪の中にいる息子には本当に近づくことさえできないのです。後ろから肩を叩いても、無視。思春期の少年の気持ちはわかりますが寂しいものです。もっとも彼はたくさんストレスを抱えて生きてきました。日本人なのにパリで生まれ、苦難を乗り越え育ってきた。頼れる親戚もいません。 私を使ってガス抜きができるなら別に構わないんですけど、でもねー、落ち込みますよ。何も若い編集者さんの前で親を罵倒することもないのになって思うと泣けてきます。それでも、反抗期や思春期というのは、子供が順調に育っている証拠でもあります。子供に反抗されることを喜べる親でいたいものですね(笑)。そのためには愛情のこもった美味しいもので心をつかむのがいちばんかもしれません。 さて、じゃあ、反抗盛りの息子でも、食べだしたら素直になる一品をご紹介しましょう。シンガポールチキンライスです。 材料4人分:米2合半、皮付き鶏もも肉2枚、しょうが5g、生のレモングラス1本(乾燥なら小さじ1)、長ねぎの青い部分少々、にんにくチューブ少々、ウェイパー(または鶏がらスープ)中さじ1、醤油大さじ2、酒大さじ2、ナンプラー小さじ1、ごま油大さじ1。 ソース:醤油大さじ1、酢大さじ1、ごま油小さじ1、砂糖小さじ1、ナンプラー小さじ1、豆板醤少々、長ねぎ4センチくらい、にんにく1片、すりしょうが小さじ1、ごま少々。 まず、鶏肉を半分に切り、米をといでおきます。次に、フライパンにごま油を熱し、鶏肉の皮面だけを焼きます。肉部分には火を入れないで。皮面のみ焼けたらフライパンに出た肉汁ごと炊飯器に移し、米と全ての調味料を入れて、水加減を2合半に合わせます。長ねぎをいちばん上にのせて、炊飯スタート。炊き上がったら鶏肉と長ねぎを一旦取り除き、よく混ぜます。ソースは、しょうがをすり、長ねぎとにんにくを細かくみじん切りにして材料を全て合わせるのみ。豆板醤はお好みで。 お皿にチキンライスを盛って完成。最後にきゅうり、コリアンダー、目玉焼きや半熟卵などのお好きな付け合わせ(すべて分量外)をのせ、ソースをたっぷりかけて召し上がれ。 ボナペティ! 本誌連載の料理をえりすぐったレシピ本『パリのムスコめし世界一小さな家族のための』も絶賛発売中です!
2017年07月18日フリースタイルダンション化する、息子との口喧嘩!Upload By かなしろにゃんこ。ネットなどの記事を読んで言葉の使い方を少し学びだした息子リュウ太は中学生になるとメキメキ早口でまくし立てる話し方を身に着けていきました。親の失敗を見つけてはバカにしはじめたり、叱られるときは必ず逆ギレしてつっかかってきます。「母が傷つくトドメ」のことばのつもりが…Upload By かなしろにゃんこ。ある日の口喧嘩で負けそうになった息子は私が傷つくであろう言葉を連射してきました。「キモイ」「マジ死ね」「変態S野郎」など散々な言葉です。アメリカドラマの影響や海外のギャングゲームの影響で禁止用語に近い汚い言葉を背伸びしながら使うことが楽しいようでした。思春期のそういう気持ちは私もよく分かるのですが、親に対して使うのはNGです。どうやったら親に対してヒドイ言葉を使わなくなるかな~と考えました。嫌がるとまた言ってくる気がしたので、「そうです!お母さんは変態で頭のオカシイ大人だって自分で分かっているから、ちっとも悲しくない」と伝えてみました。息子は「え~……」と意外な顔をして黙ってしまったのでニヤリ!うまくいったかもしれないと思いました。「さり気なく褒めて、空気を変える。それが勝因ね」(ヒーローインタビュー)Upload By かなしろにゃんこ。「お母さんはクソババァだし、性格悪いし、それが何か?」と開き直ってやりました。自分を卑下しすぎですが、まぁ…本当のことです(笑)。それに、少しくらい変人扱いされていたほうが嬉しいこともありました、漫画家という職業なので常にオモシロイことを体験したり考えたりしたい自分がいて「普通の人」と思われることのほうがツライのです。私が息子に「キモイ」「マジ死ね」「変態S野郎」と言われても傷つかないのはそういう理由だと話すと言わなくなりました。それとケンカの最中に「しゃべるのうまくなったね!」と褒めると調子が狂うのか、怒りで声を荒げていたのに大人しくなっていくのでした。そしてあっという間にケンカは終了していきます。溜まった負のエネルギーをぶつけてスッキリしたのかもしれませんが、イヤなケンカを早く終わらせたいと息子も思っているのだと感じます。こんな感じで現在も口論になったら「どこか褒めて空気を変える」方法で、ケンカをさっさと終わらせるようにしています。
2017年06月27日3歳になり、できることやわかることが増えてきたはずなのに、どうしてイヤイヤ期が終わらないのかという方や、3歳からイヤイヤ期が始まってしまったという方もいるでしょう。そんな方のために、3歳のイヤイヤ期をうまく乗り切る対処法をご紹介します。3歳児のイヤイヤ期とは3歳児のイヤイヤ期は、2歳児に比べ、“パパ・ママの意識が違う”という大きな特徴があります。2歳児は言葉の発達も未熟で、まだまだできないことがあり、助けの手が必要なことも多いでしょう。そして、親もそのような気持ちで向き合っていますよね。それが、3歳児になってくると、「もうできるでしょ」「もうわかるでしょ」という気持ちが親に芽生えてくるのです。しかし、じつはまだ、子どもが伝えようとしていることを親が理解できていない場合がたくさんあります。その“理解されない気持ち”を、癇癪、泣く、手が出る、物を投げるという行動で伝えているのでしょう。それは自分を理解してほしい、甘えたいという気持ちの表れなのです。また、言葉で伝えられるようになりますので「キライ! イヤ!」とハッキリ言ってしまい、パパ・ママも頭ではわかっていても、傷ついたり、つい叱ってしまうのではないでしょうか。時には、ご飯を食べないという抵抗を見せるケースもありますし、保育園へ行くのを嫌がったり、保育園から帰りたがらなかったり。これは、甘えたい気持ちや家で一緒に過ごしたいという気持ちが、受け入れられないことに対して、反抗している現れとも捉えられます。家に帰っても気持ちが満たされないなどの理由で、保育園から帰りたがらないということもあるかもしれません。3歳児のイヤイヤ期は、親と子どもの意見のぶつかり合いです。子どもは自分の気持ちを伝えたいという思いから「自己主張」します。親は「できるでしょ」「わかるでしょ」という思いから「反抗」だと思ってしまうのです。しかし、悪いことばかりではありません。親子ともに労力を必要とするイヤイヤ期ですが、この気持ちのぶつかり合いを通して、子どもは自己主張とコミュニケーションの方法を学んでいるのです。気持ちが通じ合わず、ケンカや言い争いになるとどんな気持ちになるのか、我慢や相手の気持ち思いやることの大切さなど、多くを学んでいます。3歳児のイヤイヤ期がひどいと感じる特徴3歳児のイヤイヤ期が成長過程だとわかっていても、やっぱり親としてはイライラしてしまいます。3歳児に知恵がついてきたからこそ、時には親がその言動に悩まされてしまうかもしれません。例えば、「やる」「やらない」を瞬時に繰り返すちぐはぐな行動で親が振り回されてしまうことがあります。言葉が発達し、理解力もついてきますので、子どもが親の行動を評価することもあるでしょう。子どもによっては「ママだってやってるじゃん」「私はダメでママはいいの?」「それはしちゃダメなんでしょ!」など屁理屈を言ってくることも。そんな3歳の子どもの言動に、「いい加減にして!」という気持ちになったり、イライラが募って叱りつけてしまったりすることがあるでしょう。この3歳児のイヤイヤ期は、親にとっても子どもにとっても大変な時期です。しかし、成長のための経験とポジティブにとらえ、次にご紹介する対処法を参考に、乗り越えていきましょう。イヤイヤ期の子どもと上手に関わるための対処法それでは、3歳のイヤイヤ期はどう乗り越えればよいのでしょうか。先ほども言いましたが、3歳児のイヤイヤ期は、親と子どもの意見のぶつかり合いです。大人でも自分の気持ちや意見を理解してもらえないと、決して良い気持ちはしません。それは子どもも同じです。子どもは自分の気持ちや意見を伝えていますので、その気持ちを理解し、意見を受け入れてあげることが重要になります。▼共感し、気持ちを受けとめ、理由を聞く「嫌だよね」「やりたくないよね」などと、子どもの気持ちに共感し、その気持ちを受けとめてあげることから始めます。そして、どうしてそう思ったのか、理由をしっかりと聞いてあげましょう。子どもが首を縦や横に振って答えられるように「~だからさみしかったの?」など、子どもの気持ちを想像しながら質問しても良いでしょう。子どもは親が自分を理解しようとしてくれているとわかると、心が満たされた気持ちになります。▼スキンシップ子どもの本音は、「親に甘えたい」です。ギュっと抱きしめてあげたり、頭を撫でてあげたりするなど、スキンシップをたくさんしてあげましょう。そうすると、子どもは親が受け入れてくれたと感じ、安心します。▼満足できるまでやらせてみる親にしてみればやめてほしいと思うようなことを、どうしてもやりたいときが子どもにはあります。例えば、雨の日、水たまりにわざと入ってびしょ濡れになってしまうまで遊ぶなどです。しかし、時には子ども自身が納得できるまでやらせてみることも必要です。そうすると満足感が得られますので、時期が来れば自然とやらなくなります。▼好きなものへ興味を持っていく何をやっても泣き止まないなど、うまくいかないというときがあります。そんなときは、子どもが好きな物や好きなものに興味を移せるように手助けをしましょう。気持ちが切り替わり、落ち着くようになるでしょう。▼自分で選ばせる洋服や外食で食べたいものなど、親が「これにしなさい」と選ぶのではなく、子ども自身に選ぶように声をかけます。子どもは認められた気持ちになり、自分で選んだものに責任感が生まれます。▼ポジティブな言葉表現「ダメ」「いけない」と叱るのではなく、「~しようね」とやってほしい行動を伝えます。子どもは否定された気持ちにならずに、意欲的に行動できるでしょう。▼その場で褒めるどんな小さなことでも良いので、その場で褒めるようにします。朝「おはよう」と言えたら褒める、ひとりで靴がはけたら褒めるなど、できて当たり前だと思っていることでもその場でしっかりと褒めましょう。子どもは褒められると嬉しさを感じ、認められた気持ちになり、次への意欲にもつながります。▼絵本の読み聞かせ絵本の読み聞かせでは、子どもがその話の中に入り込み、主人公の気持ちになって物語を体験できます。その体験を通して、自分自身や相手の気持ちを理解できるようになりますので、伝えたいメッセージのある絵本を選んで読んであげましょう。▼家族で一緒に過ごす時間を増やすイヤイヤ期には、甘えたい、自分のことをわかってほしいといった気持ちが理解されないさみしさを抱いています。家族で一緒に過ごし楽しい経験を増やすし、さみしさをなくしてあげましょう。3歳のイヤイヤ期、パパママが前向きになるための乗り越え方イヤイヤ期は、パパママにとっても心を悩ませる大変な期間です。しかし、親自身が気持ちに余裕を持つとスムーズに乗り越える力をつけることができます。そのためにも、無理をしないようにすることも大切です。家族や友だち、先生など、身近な人に相談したり、手伝ってもらったりなど、周りの意見も聞きながら自分の気持ちを整理しましょう。家族にも協力してもらい、時には自分だけの時間をつくることも大切です。また、子どもと二人でいるとぶつかり合いが増えてしまうかもしれません。たまにはママ友とその子どもを含めて、みんなで一緒に遊ぶ時間をつくりましょう。意外とそのときは、子どもは素直だったりします。親が気持ちに余裕を持つと、子どもとの関わり方も変わり、3歳児イヤイヤ期を上手に乗り越えていけるでしょう。
2017年06月27日2歳に近づいてくるころからはじまる「アレやだ」「コレもいやだ」「やだ・やだ・やだ」のイヤイヤ期。第一次反抗期といわれることもある2歳児は“魔の2歳児”とも呼ばれています。まさにイヤイヤ期真っ盛りのお子さんをもつ方もこれから始まるイヤイヤ期にドキドキしている方も必見の、2歳児のイヤイヤ期を上手に乗り越えるためのコツを6つご紹介します。2歳児のイヤイヤ期とは? 子どもは、2歳前後から、「○○しようね」と促しても「イヤだ」と自己主張するようになってきます。それまでは、素直にママやパパなど周りの大人の言うことを聞いていたのに、反抗しているような様子を見せてくるのが、イヤイヤ期と呼ばれる状態です。▼なんでも自分でやりたがるまだうまく自分でできないことでも、自分でやりたがるようになります。たとえば、“靴下を履く”“お茶をコップに注ぐ”など、これまで大人がやってあげていたようなことを「自分でやる!」と主張しはじめるのはイヤイヤ期の大きな特徴です。主張はするものの、まだまだできないことも多いため、挑戦したもののうまくいかずにイライラして泣いたり、暴れたりします。それでも、自分でやらないと気が済まないのが2歳頃のイヤイヤ期なのです。▼まずイヤがるママやパパから何か提案されると、本当はやりたいことであったとしても、まずは「イヤ」と否定してしまうのもこの時期の特徴です。「お散歩に行こう」「ヤダ」、「ごはん食べようか」「イヤ」と何を聞いても、最初に返ってくる答えは「ヤダ」や「イヤ」なので、一緒にいて疲れてしまうというママやパパも多いのではないでしょうか。「イヤ」と言ったものの、本当はやりたかったことである可能性も高いため少し経ってから「やっぱり行く/やる」と言い出すこともしばしば起こります。そんなときにも「そういう時期だから仕方ない」と割り切った対処法にするようにしましょう。▼夜泣きをすることも授乳することもほとんどなくなり、離乳している子も多い2歳のイヤイヤ期に突然夜泣きがはじまることがあります。2歳過ぎからはじまる夜泣きは、怖い夢を見たり、昼間にあったことを思い出していたりすることが理由だと言われています。特にイヤイヤ期は、日中に「イヤイヤ!」と激しく興奮したことで、夜中にその気持ちを思い出して泣いてしまい、夜泣きしやすくなる時期です。ひどいときには、一度起こして「大丈夫だよ」と安心させてあげると収まることがあるため、試してみてくださいね。▼イヤイヤ期って結局どんなものなの? 早い子で1歳半頃からその兆候が見られるようになってくることがありますが、2歳を過ぎ2語文(2つの単語を組み合わせること)以上の長い文を話せるようになってくると、より主張する機会が増えてきます。それは、それまで「こうしたい」という自我がなかったり、自分の思いを言葉で表現したりできなかった状態から、「ぼく/わたしは、こうしたい」という思いが芽生え、言葉で言い表せられるようになってきた証拠でもあります。イヤイヤ期の様子を“魔の2歳児”と表現し、「言うことを聞かなくなる手のかかる時期」だとする見方も多くありますが、これは“自我の芽生え”という大事な成長過程のひとつです。「イヤイヤ」が出てきたら「自我が芽生えてきたな」「順調に成長している証だ」と考えて受け止めてあげましょう。イヤイヤ期はいつから始まっていつ終わるのかイヤイヤ期は「この日からはじまって、○週間で終わる」という決まった期間はありません。個人差も大きいため、同じ兄弟でもイヤイヤ期があっとう間に終わってしまう子もいれば、「まだ終わらないの」と長く感じてしまう子もいます。一般的に、自我が芽生え、言葉が出てくる2歳頃からはじまり、3〜4歳頃にかけて徐々に収まっていくといわれています。終わるタイミングも、ある日突然「イヤイヤ」と言わなくなるのではなく、徐々に自分でできることが増えていき、自分の思いとそのときしなければならないことの折り合いを心のなかでつけることができるようになっていくことで、少しずつ変化が現れるようになっていきます。「いつかはイヤイヤとの格闘も終わる」と気長に構えておくと、ママやパパの気持ちもラクになっていきます。それまでは、コツを押さえた対処法で乗り切るようにしましょう。2歳児のイヤイヤ期にしつけは必要? 「2歳児のイヤイヤ期でのしつけがその後にかかってくる」と言われることもありますが、2歳の自己主張をすべてわがままと捉えて叱ってしまうと、ママやパパも疲れてしまいます。家庭のルールを決め、主張している内容によって必要なときにはしつけをするスタイルを取れるように、まずはママとパパとで話し合っておくのがおすすめです。具体的には、「自分で何かしたい」という欲求から、大人がやってあげようとしたことを「自分でやる」と主張しているときにはできるだけ聞いてあげるようにしても、夜寝る時間になっても「○○したいから寝ない」という主張を通そうとするのは「いけない」こととして言い聞かせるようにするなどです。イヤイヤ期の自己主張は、成長の過程においては重要なポイントとなるものです。ただのわがままなのか、成長のために必要な自己主張なのかの判断は難しいところもありますが、「言うことを聞かせたいのは、ママやパパの思い通りにしたいからではないか」「家のルールに沿えていないことなのか」を常に意識しながら対応し、必要なときにしつけをするようにしていきましょう。2歳児のイヤイヤ期に上手に対応する6つのコツ2歳児のイヤイヤ期にも上手に対応するためのコツを押さえておくことで、ママやパパも笑顔で気持ちよく過ごすことができるようになっていきます。まずは、そのコツを知り対処法を変えてみるようにしましょう。1.時間に余裕をもつと心のゆとりが生まれる イヤイヤ期に、大人がイライラさせられてしまう原因のひとつが“時間”です。特に朝は、サッと準備をして家を出たいのに「靴下や靴を自分で履きたい!」と主張し、やってあげようとするとイヤイヤされてしまうと、待っている間中、大人はイライラしてしまいます。このイライラを解決するコツは大人が“時間に余裕をもつこと”です。家を出るには15分かかると見込んで計画を立てておけば、スムーズに準備ができて5分で出られたらラッキーと思えるようになります。さまざまな場面で想定の倍以上の時間がかかると予想し行動していると、大人がイライラしてしまう回数も減っていき、心のゆとりができるため笑顔で対応してあげることができます。イヤイヤ期には、とにかく時間に余裕をもてるようにすることを最優先にして考えておくのがおすすめです。2.“急がばまわれ”で気の済むまでまずやらせる 急いでいるときほど、「自分でやる!」と言われても「時間がないからママ/パパがやるね」と、自分でやらせずに手を出したくなってしまいます。自分でやりたいと思っているのに、手を出されると子どもは泣いて暴れることもありますよね。結局、やってあげることもできず時間だけがどんどん過ぎてしまったり、無理やりやってあげてしまったことでその後ずっと子どもが不機嫌になっていつもならできることもできなくなったりというパターンも多く見られます。急いでいるときに、「自分で」と主張されたら、まずは気の済むまでやらせてみましょう。まだ自分でうまくできないことであっても、まずはやりたいという気持ちを受け入れてやらせてあげ、途中で「手伝ってもいい?」と声をかけてから手をだすようにします。子どもが自分から「ママやパパにやってもらいたい」という気持ちになるよう、うまくできなくてイライラしてきそうなタイミングを見計らうのがコツです。 “急がば回れ”と心でつぶやきながら、まずは見守るようにしてみましょう。3.選択肢を提示して”選ばせる”「○○して」と声をかけると「イヤだ」という答えが返ってきてしまいます。そのため、何かをやらせたいときには、「自分でやるのと、ママ/パパがやってあげるの、どっちがいい?」と視点を“すべきこと”をするかしないか、ではなく“だれがやるのか”に変えた質問するようにしましょう。イヤイヤ期の子どもにとって大切なことは「自分で選んだ」という事実です。「○○しなさい」「ママ/パパがやってあげる」と伝えてしまうと、「イヤだ/いいよ」の2択から選ぶことになってしまい、多くの子どもは「イヤ」を選んでしまいます。ところが「自分でやるか、やってもらうか」の2択を提示されると、“自分でママやパパにやってもらうことを選んだ”ことに満足してくれるため、無理やりやってあげようとするよりも、スムーズに受け入れてくれることも多くなるのです。選択肢はどちらも“やってほしいこと”にするか、“自分でやるかやってもらうか”にしておくと失敗せずに促すことができます。4.イライラしたら深呼吸あれこれ対策をたてていても、イヤイヤ期にはどうしてもイライラしてしまうものです。特にひどいイヤイヤ状態に陥って、どこでも寝そべってイヤイヤしてしまうようなときには、イライラも増していきます。イヤイヤ期の子どもと接していて、イライラしてしまったときにはまず深呼吸をするようにしましょう。特に、鼻から息を吸い、口からゆっくり吐き出す深呼吸方法がおすすめです。子どもが危なくない状況であれば目を閉じて深呼吸するのも効果的です。5.多少泣かせてもひとりになって落ち着く時間をつくる家のなかでイヤイヤされてイライラして怒ってしまいそうになったときには、多少泣かせたままにしても、トイレや別の部屋に行って、ひとりになる時間をもちましょう。何十分も離れてしまうのは危険ですが、5分程度であれば安全性を確保している部屋に置いておいても大丈夫です。思わず手が出そうになってしまったときにも落ち着く時間をもつことは効果的です。息が詰まりそうだと感じたときには、別室でひとりになるようにしましょう。6.イヤイヤは大事な成長過程だと理解するイヤイヤ期は、心の成長にとってとても大事な成長過程のひとつです。自己主張をし、自分でやろうとする気持ちが育ってきた証拠でもあり、“自分の気持ちとすべきこととの折り合いをどうつけていくか”や“我慢を覚える”ということにもつながっていきます。イヤイヤ期真っ盛りには、とにかく早く終わってほしいと願うものですが、面倒な時期ではなく、子どもの成長を強く感じられる期間だと考えを変えて対応するようにしてみましょう。イヤイヤしている姿を見て、「自己主張できるようになってきたなんて順調に成長しているな」と思えるようになったら、ママやパパにとってもこの時期が楽しいものとなっていくはずですよ。イヤイヤ期にパパにしてほしいこと子どもと接している時間はママのほうが長いというケースも多く、イヤイヤ期に対応するのもママであることは多いものです。何もかもが一筋縄ではいかないイヤイヤ期には、ママもイライラしたり、フツウに過ごすだけでもぐったり疲れてしまったりします。そんなときに、パパにしてほしいことは「大変だということを理解する」「ママと話し合って家庭のルールを認識しておく」の2つです。まずは、どうしてママがそこまで疲れているのかイヤイヤ期の大変さを理解してあげましょう。子どもと一緒に過ごすことで大変さを知ることもできますが、まずはママの話を聞いてあげるのがおすすめです。日々どんな大変なことがあったのかを聞いておくことで、子どもの姿をイメージしやすくなります。話を聞くときにはアドバイスしようとするよりも、ただママの話を聞いてあげるようにすることもポイントです。また、ママを休ませてあげたいと子どもと一緒に過ごすときに、パパがママとは違った対応をしてしまうと子どもは「どちらが正しいのか」がわからず混乱してしまうことがあります。ママと話し合って家庭のルールを把握し、イヤイヤ期の接し方を身につけておきましょう。2歳児なのにイヤイヤ期がない!? 2歳を過ぎてしばらく経ってもイヤイヤ期が一向にやってこないように思える子もなかにはいます。「イヤイヤ期がなくていい子だな」と思っていたら自己主張がうまくできない子だったということもあるため、まったくないときには注意して見てあげることも必要です。しかし、なかには、ママやパパの自然な対応が子どもに合っていて、自己主張はしっかりしているものの、いわゆるイヤイヤ期と言われる状態になっていなかったり、それをイヤイヤ期だと認識していなかったりするケースも見られます。イヤイヤ期は、絶対あるものでも必ず大変になるものでもありません。「イヤイヤ期がないかも?」と思ったときには、「自分はこうしたい」「自分でやってみたい」という自我がしっかり芽生えているかを見てあげ、問題なく成長している様子が見られれば心配ありません。「ないと思っていたら突然はじまった」ということもあるので、「そのうちはじまるかもしれない」とおおらかな気持ちで構えておくことをおすすめします。イヤイヤ期の子どもと接していると、イライラしたり、つい叱りすぎてしまったりとママやパパも疲れてしまいがちです。今回ご紹介した6つのコツを押さえて上手に乗り越えて、家族みんな笑顔で過ごせるようにしていきましょう!<参考>『乳児保育の実践と子育て支援』榊原洋一・今井和子編著/ミネルヴァ書房/2007年4月20日初版第4刷発行
2017年02月01日元AKB48で女優の前田敦子が、5日に放送されたテレビ朝日系バラエティ番組『さまぁ~ずチャート』(23:15~24:15)に出演し、AKB48時代を振り返った。前田は、AKB48時代について「ピリピリしてた?」と聞かれると、「激しめでしたね」と答え、「反抗期でした」と告白。さまぁ~ずの三村マサカズが「だから、『私のことは嫌いでも、AKBは嫌いにならないでください!』っていう名言が出たんだ」と言うと、「今だったら言わないかもしれない」と笑った。そして、大竹一樹が「私のことも嫌いにならないでほしいですもんね、本当は」と言い、三村も「私のことも好きで、AKBも好きで、平和でいこう!」と加えると、前田は「今はそれを望みますね」と語った。さらに、「自分の職場に失礼な後輩が現れたら注意するかしないか」という質問に、「直接は言わないかも」と答え、「だから後輩と全然コミュニケーションとれてなかったと思います」と回顧。三村は「ラスボスみたいだったもん。あっちゃんに見つかったら終わりみたいな」とイジり、大竹も「しかもピリピリしてたんでしょ。すげー怖いじゃん」とツッコむと、前田は爆笑していた。
2017年01月06日反抗期真っ最中のADHD息子と親子ゲンカ。1度言い出したら絶対折れない息子は…Upload By かなしろにゃんこ。ADHDのある息子・リュウ太が中学2年生だったときのお話です。ある寒い夜のこと、息子は突然「徹夜にチャレンジする!」と言い出しました。「完徹しても仕事に行く大人がカッコイイ」とか、「夜中に1人で楽しい時間を過ごしてみたい」という気持ちがあったようです。真冬に徹夜なんかしたら風邪をひきやすくなりますし、ただでさえ授業中に居眠りするのに、徹夜して学校に行ったら1日中寝ること間違いなしです。私は断固反対しました。「やめて!」「やる!」の口論を2時間くらい続けましたが、息子は「絶対にやる!」とききません。小さいころから自分の主張が通るまで親と闘うエネルギーのある子ですから、全く主張を曲げようとしませんでした。反抗期の子どもに負けたくない!私が意地を張ってとった行動は売り言葉に買い言葉でついつい「もう好きにしなさい!」と言ってしまいますが、そう言うと息子は言葉通り受け取って、本当に好き勝手にしてしまいます。母親には勝てる!と思われたら終わりだと思った私は、「息子の自由にはさせん!」と気合を入れて窓を全開にして外の冷気をガンガン部屋に入れました。Upload By かなしろにゃんこ。寒くて布団に入りたくなる作戦だったのですが…。「寒さくらいしのげるからムダムダ」と親を小バカにする態度を表す息子。ついに私はブチン!!とキレて、風呂場に向かい洗面器に水を入れて息子のいる居間に向かいました。そして…Upload By かなしろにゃんこ。息子に思いっきり水をかけてやりました。しかしあと一歩のところで息子に止められ…息子にかけるハズだった水を私もかぶってしまいました(笑)。「なんてことするんだよアホか!?」と息子が怒鳴ってきましたが、言うこときかない息子に何時間もつき合わされていたので私も怒りが頂点に達していて、近所にも聞こえるくらい大声で「てめーが寝ないからだクソガキーーー!!」と怒鳴っていました。水をかぶって、親子でブルブル震えながら仲直りしました☆Upload By かなしろにゃんこ。親子で半身水に濡れて、窓から入る風にもさらされガタガタ震えだすと、怒りは急に冷めてゆき、「さ…さむい…」とお互い白旗を上げて親子喧嘩は終了。息子も冷えた体を温めたくなったようで大人しく素直に布団に入り、「オレの布団サイコー」とヌクヌクして眠りました。長丁場だった親子の口論で怒鳴ったりするとみっともないものですが溜まったものが抜けてスッキリします。ご近所さんにはご迷惑おかけしちゃいますが、親子でやり合うのも悪くないなと思ったのでした。こんな強情な息子に付き合うのは大変ですが、息子に言わせると「こんな強い母親がいると上手に反抗できなくて悲しい…」そうです。
2017年01月03日堤真一と小泉今日子が夫婦役で共演する、来年1月期放送の日本テレビドラマ「スーパーサラリーマン左江内氏」。この度、先日発表されたキャストの中で、1人だけ明かされていなかった2人の娘役を、島崎遥香が演じることが「ベストアーティスト2016」内にて発表された。藤子・F・不二雄の人気ヒーロー漫画「中年スーパーマン左江内氏」を原作とする本作は、ある日怪しい老人から、“スーパーヒーロー”になれるスーパースーツをむりやり譲り受けた主人公・左江内が、そのスーパースーツを着て平和を守っていくという物語だ。キャストには、主人公・左江内役の堤さん、妻で鬼嫁の円子役の小泉さんほか、ムロツヨシ、賀来賢人、早見あかり、佐藤二朗、笹野高史、高橋克実ら豪華俳優陣が集結。そんな中、今回発表された島崎さんが演じるのは、左江内の娘・はね子。年頃でプチ反抗期を迎えており、父親に“塩対応”をする女子高生という役どころだ。島崎さんは「お父さん役の堤さんのスーパースーツ姿を見るのも、左江内家のシーンも、クランクインが待ち遠しいくらい、全て楽しみです」と期待を語り、また「個人的にドラマの中でワイヤーを使うのは初めてなので、どんな映像になるのかも楽しみです」とも明かした。さらに今回の役柄については、「はね子は朝の機嫌が悪くて…昔の自分を思い出すかのようで恥ずかしいです(笑)」と共通点も。島崎さんは「AKB48」卒業後、初のドラマ出演ということで、「私の実力ではとてもではないけれど…と思うほど大きな役をやらせて頂けるということで、恐れ多い気持ちと、チャンスを下さった方の期待に応えたい、という両方の気持ちがあります。至らないところばかりではありますが、精一杯、務めせていただきます!」と意気込んでいる。「スーパーサラリーマン左江内氏」は2017年1月期より毎週土曜日21時~日本テレビにて放送。(cinemacafe.net)
2016年11月29日世界中でブームを巻き起こした「セックス・アンド・ザ・シティ」(以降、SATC)から、約12年ぶりにサラ・ジェシカ・パーカーがTVシリーズにカムバックする「Divorce/ディボース」。離婚の現実と裏側を描く“離活”コメディとなる本作から、待望のHulu予告編が解禁となった。結婚して10数年、ニューヨークの郊外に夫と2人の反抗期の子どもと暮らすフランシス(サラ・ジェシカ・パーカー)。ある日、友人の50歳の誕生日パーティーで、幸せそうにみえていた夫婦は些細なことで喧嘩が始まり、警察がかけつけるほどの大騒ぎに。輝きを失った変わり映えのない日々、妻を全く気にかけない夫ロバート(トーマス・ヘイデン・チャーチ)に嫌気がさしていたフランシスは、そんな友人たちの夫婦喧嘩を見て「私の人生はこのままでいいの?人生を変えるなら“いま”がラストチャンス」と、突然、離婚をロバートに切り出す。しかし、思い切って離婚を決心したものの、今後の人生への不安や子どもたちのことを考えると簡単に行動に移せない。一方、離婚を切り出されたロバートは、まるで子どものように意地悪をし始めた。初めこそ後ろ髪を引かれていたフランシスだったが、ロバートの大人げない素振りを見た瞬間、“泥沼離婚バトルのゴング”が心に鳴り響く!しかし、離婚までの道のりは長く険しいものだと、そのときのフランシスは知る由がなかった。果たして、フランシスとロバートの“離活”の行方は…?「SATC」では女性の恋と仕事、友情の本音を描き、いまも世の女性の憧れの的となっているサラ・ジェシカが、今回テーマにするのは「離婚」。「人生をやり直すなら、きっといまがラストチャンス」と、現代女性の本音と自分らしい生き方をサラ・ジェシカが痛快に提言していくが、予告編でも登場するように「離婚は地獄」…。アマくない道のりが彼女を待っている。結婚生活、10数年。愛を感じない夫、1人。反抗期の子ども、2人。離婚経験、ゼロ…から、イチへ。そんなサラ演じるフランシスの“離活”コメディを楽しみにしていて。「Divorce/ディボース」は11月30日(水)より定額制動画配信サービス(SVOD)独占配信開始。以降、毎週水曜日に1話ずつ追加配信予定(全10話)。(text:cinemacafe.net)
2016年11月29日反抗期のADHD息子は、機嫌のいいときと悪いときの差が激しくて…Upload By かなしろにゃんこ。Upload By かなしろにゃんこ。ADHDの息子は、現在反抗期の真っ最中。学校から帰ってくると、機嫌の悪そうな日が多くなってきました。特にイヤなことがあった日はムッとした顔で帰宅して、カバンを投げて「うぜー」「やってらんねー」「クソが!」と荒っぽい言葉の数々を言いまくります。私は家の居間で仕事をしているので、息子の吐く毒をもれなく聞く羽目になるんですが、そうすると気が滅入ってしまい仕事に集中できなくなってしまいます。そうかと思うと逆に機嫌がいい日は、ニコニコして楽しそうによくしゃべります。私が忙しくてもお構いなしで「聞いて聞いて!」と長話!機嫌のいいときと悪いときの中間がないんです。親にも子どもにも、1人になる時間は必要!Upload By かなしろにゃんこ。Upload By かなしろにゃんこ。機嫌の悪い息子を家で迎えるのはツライな~と思い始めてから、「その時間は顔を合わせないようにしたほうがいいのでは?」と思い、仕事を一度中断して買い物に出るなどして工夫するようにしました。私も息子も一人でいたほうがいい時間があると考えたのです。買い物から帰ると息子の気持ちも少し落ち着いています。でも今度は代わりに、部屋に脱いだ制服や靴下や食べたもので散らかっていて、結局は「コラー!片づけろ!」とキレるんですけどね…(笑)。
2016年11月22日こんにちは。保育士でライターのyossyです。厚生労働省の調査によると、平成26年の離婚件数は22万2,107組。そのうち、未成年の子どもがいる家庭の離婚は12万9,626組。6割近いケースで子どもがいるのですね。 なお、平成26年の場合は8割以上のケースで妻が親権者になったという調査結果でした。シングルマザーが再婚するにあたっては、子どもの精神的ストレスや将来のことを考えて悩むケースも多いでしょう。一般的には、子どもが幼い場合と成人に近づいている場合は、困らないことが多いようです。多感な小中学生の時期が、最も問題が起きやすいですね。また、子どもの性別によっても悩みが異なります。ここでは、子どもが男の子・女の子の場合に分けて、再婚時の注意点を見ていきましょう。●子どもが男の子の場合まず、子どもが男の子の場合。家庭によりけりですが、母親には言いづらい悩みを理解してもらえる(あるいは父親が察知できる)、力強い遊びやスポーツを一緒にできて喜ぶケースもあるでしょう。再婚相手としても、同性なだけに心情を理解しやすい面があるかもしれません。しかし、子どもの体が成長して反抗期が訪れると、母親への反発心が強まり、再婚相手も受け入れないケースが増えてきます 。力で反抗心を表現することも。男の子は同性で力も強いぶん、再婚相手が子どもに対して脅威を感じるケースもあるでしょう。●子どもが女の子の場合次に、女の子の場合です。男の子に比べて精神的に成熟するのが早いので、母親の気持ちを汲み取ろうと気を使ってくれるケースもあるかもしれません。一方で、反抗期・思春期にはストレスを抱え込んで閉じこもってしまう危険性があります。実の父親相手であっても嫌悪感を抱きやすい時期です。再婚相手の行動によっては、子どもにひどく嫌われてしまう ことも。ささいな言動にも注意が必要です。また、再婚を考える相手を信頼することは大切なことですが、全年齢を通じて子どもが性的虐待の対象にならないよう細心の注意を払う必要があります。十分な時間をかけ、お互いに確実な信頼関係ができるまでは再婚を決断しない、子どもと再婚相手(もしくは再婚を考える相手)を二人きりにしないことも大切でしょう。----------女性の場合、子連れで離婚するケースは多いもの。再婚すれば経済的にも精神的にも安定が得られるかもしれません。でも、一方で注意しなければいけないこともたくさんあります。焦って子どもに負担をかけることがないように、少しでも「あれ?」と気になることがあれば、立ち止まって慎重に考えたいものです。【参考リンク】・平成28年 我が国の人口動態(平成26年までの動向) | 厚生労働省(PDF)()●ライター/yossy(フリーライター)
2016年11月12日こんにちは、保育士でライターのyossyです。子どもはいつまでもかわいいものですが、ずっと幼いころと同じように親と一緒にいてくれるわけではありませんよね。実は、中学生以降は親と一緒に行動してくれる機会がぐっと減るケースが多いのです。思うように一緒に旅行をしたり、遊びに出かけたり、といったことができなくなることも……。「もっと子どもとの思い出を作っておけばよかった!」と後悔するかもしれません。なぜでしょうか?理由を見ていきましょう。●(1)部活動によっては、とにかく忙しい!中学に入学して子どもがハードな部活動を選ぶと、一緒に過ごせる時間がとても少なくなってしまいます。平日の朝練や放課後の練習に加えて、休日にも練習・遠征が頻繁にあることも。活動日程がギリギリにならないとわからないケースや、試合結果によって変わるケースも珍しくありません。そういう場合は旅行計画を立てるのにも制限が出てくる でしょう。もちろん、学校によっても違いますし、部活動やその年度の部内の雰囲気によっても大きく変わってくることがあります。入部してからでないとはっきりとした内情がわからないケースもありますので、注意したいところです。なお、部活動によっては部員同士で「トラブルを避けるために、賑やかな場所への出入り禁止」など、普段の行動を制限するケースもあるようです。公的な規則でなくても、本人たちは“絶対的な決まり事”としてとらえることも多いもの。そういった制限が存在する可能性があることも知っておきましょう。●(2)高校受験に向けて勉強が忙しくなる日本の高校への進学率は97%。ほとんどの子が高校受験をするため、部活だけではなく、勉強も忙しくなります。文部科学省の平成20年の調査によれば、中学生の通塾に関して「通ったことがあり、今も通っている」と答えた家庭は、下記の通りでした。・1年生……41.2%・2年生……47.3%・3年生……60.7%中学3年生になると6割以上の子が通塾している のですね。地域や学校によっても異なるかと思いますが、小学生に比べて通塾する子が増えるのは確かです。通塾するならば、長期休み期間中も講習やテスト、模試等の予定が入ることが増えるでしょう。そういったことも考慮に入れておきたいものです。●(3)思春期・反抗期が訪れる女子は10歳ごろ、男子は11歳ごろから思春期が訪れると言われています。また、第二反抗期(第一反抗期は2歳ごろの「イヤイヤ期」のこと)が訪れるのも中学生時代である子が多いです。子どもにとっては、身体的にも精神的にも驚くほどの変化があり、大きなストレスを抱える子もいます。場合によっては、親と会話することを嫌がるようになる ケースもあり、一緒に旅行に行けたとしても、純粋に楽しめなくなる場合もあるようです。●(4)友人同士で遊ぶことが増える中学生になると、「親といるより友人と一緒にいたい 」と思うようになる子も増えてきます。家にいても友人とのメール・電話のやり取りに夢中になる子もいるでしょうし、「休日も友人同士で遊びたい」と言うようになる子も出てくるでしょう。反抗期ではなくても、一緒に出掛ける機会が減る可能性はあります。----------小学生であっても、習い事をたくさんしている子や中学受験をする子の場合、「十分忙しい!」と思うかもしれません。しかし、「中学生の忙しさは想像を超えていた」と語るママも多いもの。忙しくても、中学校入学前に可能な限り子どもとの時間を確保しておいたほうがいいかもしれませんね。【参考リンク】・子どもの学校外での学習活動に関する実態調査報告 平成20年8月 | 文部科学省(PDF)()・高等学校教育 | 文部科学省()●ライター/yossy(フリーライター)●モデル/KUMI(陸人くん、花音ちゃん)
2016年10月22日