映画の話になると、会話が止まらなくなる役者家族。家族の危機を救うのも映画だった。柄本明さん(70)がロケで家を空けることが多かった時期、長男の佑さん(32)が中学2年生で反抗期になり、妻の故・角替和枝さん(享年64)が手を焼いた。しかし、オーディションに受かって初主演した佑はロケの厳しさで“更生”して帰ってきたのだ。その後、次男の時生(29)も後を追って俳優に。年間500本の映画を見る長女は映画製作スタッフに。「子どもには興味ない」といいながら、父は映画の力を信じて子どもを育ててきた――。ドキュメンタリー映画『柄本家のゴドー』(4月20日、東京・渋谷ユーロスペースにて公開)。カメラは’17年1月、下北沢・ザ・スズナリで上演された舞台『ゴドーを待ちながら』の稽古初日から上演直前までを淡々と追う。演じるのは柄本明さんの長男・佑さんと次男・時生さんの兄弟で組むユニットET×2。明さんが演出を務める。『ゴドーを待ちながら』は、アイルランド出身の劇作家、サミュエル・ベケットによる有名な戯曲だ。2人の老人(佑さん演じるウラジミール、時生さん演じるエストラゴン)が、ゴドーという人物をひたすら待ちながら、とりとめのない会話を繰り返す。「退屈」「難解だ」などといわれる一方で、不条理演劇の傑作として演劇史にその名を残すこの作品は、多くの劇作家、俳優たちに強い影響を与えてきた。初演は’53年、パリ。日本では’60年に文学座で初上演され、明さんも’00年、石橋蓮司さんと組んで、エストラゴンを演じている。その舞台を当時13歳の佑さんが見ていた。ET×2でこの作品を初めて演じたのは、兄弟そろって人気俳優に成長した’14年のことだ。父に演出を依頼した理由を、佑さんは映画のなかで、こう話していた。「初めて2人で演じたとき、一生、時生と2人で付き合っていける戯曲と出合ったなという手応えを感じていて。だからこそ、早いうちに親父の演出でやってみたいなっていうのがあった」明さんは、家族のことを話すのが照れくさい。《世間的にみっともないよね。僕の演出で彼らが演じるってことだけでも》(映画『柄本家のゴドー』より)そんな明さんに代わって、『柄本家のゴドー』を監督・撮影した山崎裕さんが補足する。「映画の撮影中も、よく、下北沢の喫茶店で、家族でお茶を飲んでいました。もちろん角替さんも一緒です。そんなときは仲のいい親子です。ところが、いざ芝居となると、柄本さんは一線を引く。“芝居の鬼”になるんです」“芝居の鬼”の厳しさは、東京乾電池の女優でもあった角替さんにも向けられた。昨年2月、「座・高円寺ドキュメンタリーフェスティバル」でのインタビューで、佑さんは、こんなエピソードを披露している。「(乾電池の公演後)親父の顔が、目が、怖くなっているんです。母ちゃんは『怒られるぅ』って、顔が青くなっているし。それで、俺は、(自宅に)親父と2人だけの密室を作らないように、母ちゃんから人質に取られたんです。『一緒にいて』って(笑)」時生さんの思い出話も面白い。「幼いころは、学校から僕が悪いことをしたという内容の文章を受け取ると、親父が読み上げるんです。そして、それを急に渡されたと思ったら、2~3時間、声に出して読まされた。陰湿なんです」叱るというより、まるでセリフの練習ではないか。日常生活のなかで、兄弟は知らず知らずのうちに芝居の稽古をしていたようだ。明さんとて無意識だったことだろう。とはいえ、明さんは放任ではなく、むしろ繊細に、息子たちの成長を見守っている。「佑も時生も学芸会に積極的に出るタイプではないね。でも、下のガキは、一度、ジャンケンか何かで演出になっちゃって。学芸会に行って、見ましたね。パソコンのトラブルか何かで、たしか原稿がおかしくなった。それで手伝わなきゃいけなくなった」原稿直しだけで終わらず、舞台を見に行くところが、明さんだ。息子2人が俳優になったことについてはこう語る。「長男が中学のときに、事務所マネージャーがオーディションに出したいということで、出したら通っちゃった。下のガキもそんなことです。『お父さん、俳優になりたいんだけど……』なんてあらたまった話はなかったです、うちはね。ダラダラ、ダラダラと」それでも、子育てをするなかで、映画の仕事をしていてよかったという思いもある。佑さんがオーディションに通ったときのことだった。「佑は中2で、反抗期だったんです。俺も長期ロケで、家を空けることが多く、カミさんが手を焼いていた時期でした。で、夏休みの2カ月間、『美しい夏キリシマ』(’03年)の主役の少年役で、映画の現場に放り込んだんです。映画の世界は縦社会。周りは大人ばっかりでしょ。寂しくて、ひとりの部屋で泣いて電話をかけてきたりした」明さんは心配になって、撮影現場まで様子を見に行っている。「みっともない親でね。監督に迷惑かけましたけどね。(故・原田)芳雄さん、石橋蓮司さん、僕が尊敬する先輩がいるなかで『佑、佑』と呼ばれて、もまれてね。すっかりいい子になって戻ってきました」他人のなかに入る。社会人の枠のなかで生きていく。映画の現場での経験が、佑さんを大きく成長させ、“家族の危機”を救った。「その流れで、時生にもオーディションを受けさせて。うちは皆、姉ちゃんもそうだけど、映画というもの、映画館、撮影現場、それら映画に関する何かに触れて、学んでいって、反抗期を免れたって感じかなぁ。なんですかね、その『映画の力』というものは」
2019年04月22日ゴジラが誕生して65年を迎える今年、日本発・ハリウッド製作で贈る超大作『ゴジラキング・オブ・モンスターズ』。この度、その日本語吹き替え版キャストに芦田愛菜、木村佳乃、田中圭という、モンスターに負けず劣らずの“ゴジラ級”豪華俳優陣が決定した。芦田愛菜、“同い年”ミリー・ボビー・ブラウンを吹き替え母エマの研究に興味を持ち、行動を共にする反抗期の少女・マディソン役の声を務めるのは、演じるミリー・ボビー・ブラウンと同い年の芦田愛菜。まるで彼女にシンクロしたかのように演じ、日米実力派子役の“共演”が実現。芦田さんは「自分の演技の表現ではなくて、マディソン役を演じられたミリー・ボビー・ブラウンさんの演技、声、表情に合わせて表現するので難しかったです。彼女の演技に合った声を出すことを心がけました」と、吹き替えについてコメント。「この作品は、人間たちによって自然が汚染されていて、地球が破滅へ向かっていることへの警鐘を鳴らしていると感じて深く考えさせられました。幼いころは、ゴジラに対して怖い印象があって触れずに来ましたが奥が深くてもっとゴジラについて知りたいと思いました」と真摯に語りながら、「モスラも印象的で、すごく美しくて優雅なのに強い。カッコいいと思いました」とモンスターたちにも魅了された様子だ。木村佳乃「地道に二足歩行で、まさに地に足が付いたゴジラが一番好き」また、どんな役柄にもなりきる演技派女優の木村佳乃は、物語の鍵を握る、優秀な純古生物学者であり母親でもある重要なエマ・ラッセル役に。「エマ役のヴェラ・ファーミガさんのファンだった」という木村さんは「ヴェラさんのトーンに合わせて落ち着いた声で演じました。ただ、本編の映像の迫力が凄くて、画面を見入ってしまいセリフのタイミングを間違いまくってしまいました(笑)」と明かす。さらに「関係が壊れてしまったところから始まる夫婦や反抗期の年頃の娘との家族ドラマも見所で、あっと驚く展開が最後に待ち構えているのでお楽しみにしてくださいね」とアピール、怪獣の中では「地道に二足歩行で、まさに地に足が付いたゴジラが一番好きで、『シン・ゴジラ』の野村萬斎さん(ゴジラのモーションキャプチャー演者)の動きをよく真似をしていたくらい(笑)そんなゴジラをはじめ怪獣たちが登場する今作はもの凄い映画となっています」とゴジラ愛を炸裂させた。田中圭「キングギドラのフィギュアを持っていた」そして、吹き替えに初挑戦となった田中圭は、実年齢がかなり離れたマディソンの父親マーク・ラッセル役という難しい条件の中、家族と世界を守ろうとする役を演じ切る。「自分が吹き替えたマーク役を演じたカイル・チャンドラーさんが演技で作った感情をどこまで掴んでそれを吹き替えとして反映させたら効果的かを考えました。さらに年齢差もあったので役に合うようになるべく低い声を心がけましたが、そうすると表現できる感情の幅が限られてくる。すごく楽しかったのですがすごく難しかったです」と、ふり返る田中さん。「ゴジラは子供の頃、自分にとってはヒーローの存在でした」と語り、「今回登場するモンスターではキングギドラのフィギュアを持っていたくらい好きです。そんなゴジラに関われて本当に嬉しいです。初めて吹き替えに挑戦して未熟な所がありましたが、ゴジラは全然未熟でないので映画を楽しんでご覧ください(笑)」とこちらも愛たっぷりにアピールする。この3人が世界の危機の状況下で、愛する人を守るために行動する姿を描いた家族のドラマもまた、本作の見どころ。人智を超えた圧倒的な脅威との対峙。モンスターが現れたとき、我々全人類はどう立ち向かうのか!?本編を期待して待っていて。『ゴジラキング・オブ・モンスターズ』は5月31日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ゴジラキング・オブ・モンスターズ 2019年5月31日より全国にて公開© 2019 Legendary and Warner Bros. Pictures. All Rights Reserved.
2019年04月19日【今週の悩めるマダム】高校生の息子に「クソババァ!」と怒鳴られてショックを受けています。中学生のときは優しい子だったのに、高校生になってから突然口を利いてくれなくなり、ちょっと成績のことで説教をしたら「うざい、クソババァ!」です。主人にはこれまでどおり普通に接しているので「なぜ私にだけ?」と悩む毎日です。(福岡県在住・40代主婦)そりゃ、ショックですね。でも、残念ながら息子さんの反抗はしばらく続くでしょう。僕の場合は、大人になっても続きましたから。しばらくどころか、40歳くらいまで……(笑)。母親に「クソババァ」と言ったことはないんですが、かわりにとってもお世話になった東京の叔母に言ったことがあります。その時、横にいた叔母のパートナーに「ああ、言っちゃった!」と指摘されましてね。それが長い間後悔として僕を苦しめることになりました。大好きだった叔母にしか、甘えられなかったのです。多分、息子さんも思わず飛び出した言葉に驚いていると思いますよ。それでも反抗は続きます。反抗というか、独立へ向けた「拒絶」なのかな。その年ごろの男子は巣立つ時期ですから、社会に出るまで、出てもしばらくは母親への拒絶が続くでしょう。これはもう通過儀礼なんです。理屈で考えるのは、やめたほうがいい。母親が憎いわけじゃありません。そこにしか自分をぶつけられないということもあるんです。甘えというよりも、少年から青年に変化する時期は心と体のバランスが崩れます。独立志向が強くなって家から出なきゃという気持ちと、このまま母親に甘えていてはだめだという感情の双方から彼は追い込まれているわけです。僕は中学のころから家に居つかなくなりました。母親の“愛してるよ視線”が耐えられなかった。生理的な問題だと思ってください。そっとしておくのがいいし、実はこれが順調に大人になっている証拠でもあるわけです。僕は自分が子育てをやるようになって、つくづく母親のありがたみが分かりました。それは驚くべきことについ最近のこと(笑)。シングルファザーになって母親と同じことをし始めた時に、ようやく母の偉大さに気が付いたんです。今は、母親に元気で長生きしてほしいと切に願っています。子が親に抱く気持ちと、親が子を思う気持ちは長い年月すれ違うものです。でもね、愛があれば最後はぴったりと寄り添います。その子はいい子だったのでしょ?ならば、奥様がお年を召されたころ、その子がふたたびいい子になって戻ってきます。そういうものです。そして今度は、息子さんがご自分の子どもの反抗期に悩まされている(笑)。うちの子も15歳になりました。「宿題は?」と言っても返事はありませんよ。最近は「おはよう」と言っても返事なし!こんなに頑張って育てているシングルファザーの僕でも、冷たくされるんですよ。じゃあ、どうすればいいのか。放っておくんです。むこうも1人になりたいし、干渉されたくないので、いい距離をとればいい。うざいと言われたくないじゃないですか。言われる筋合いもない。しばらく放っておくと「パパ、お腹すいた」と近寄ってきます。順調に成長している証しなんですよ。どうぞ、ご安心ください。【JINSEIの格言】母と子の気持ちは長年すれ違うもの。でもね、愛があれば最後はぴったり寄り添います。息子さんはいい子だったのでしょ?ならば、ふたたびいい子になって戻ってくるから大丈夫。この連載では辻さんが恋愛から家事・育児、夫への愚痴まで、みなさんの日ごろの悩みにお答えします!お悩みは、メール(jinseinospice@gmail.com)、Twitter(女性自身連載「JINSEIのスパイス!」お悩み募集係【公式】@jinseinospice)、またはお便り(〒112-0811 東京都文京区音羽1-16-6「女性自身」編集部宛)にて絶賛募集中。※性別と年齢を明記のうえ、お送りください。以前の連載「ムスコ飯」はこちらで写真付きレシピを毎週火曜日に更新中!
2019年02月26日累計発行部数20万部を記録した母と反抗期の娘を描いたエッセイを基に、篠原涼子主演で実写映画化する『今日も嫌がらせ弁当』。この度、本作の公開時期が6月に決定し、初映像となる特報とティザービジュアルが到着した。主人公でシングルマザーの持丸かおりを篠原さんが演じ、娘の反抗期に“お弁当”で立ち向かう様子が描かれる本作。反抗期の娘・双葉役には芳根京子、双葉の姉・若葉役には松井玲奈、そのほか佐藤寛太、佐藤隆太が出演。今回到着した本作初の映像では、母・かおりが、反抗期の娘に「あなたがそういう、嫌な態度をとるなら、私もあなたが嫌がることをします」と宣言するシーンからスタート。生意気な態度で何を聞いても返事すらしない娘に対し行った“仕返し”のお弁当は、木工用ボンドや貞子、お説教のメッセージ…と、校内ではクールで知られる双葉には恥ずかしい、まさに“嫌がらせ弁当”だ。しかし、3年間毎日作り続けたお弁当は、やがて会話のない娘への大切なメッセージへと変わっていく。映像終盤では、「愛してるよーーー!!!」と娘への愛情が爆発するかおりや、雨の中倒れこむ姿、そして号泣する双葉の姿も切り取られており、前半のコミカルな場面だけじゃない、感動の母娘物語を予感させる映像となっている。『今日も嫌がらせ弁当』は6月、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)■関連作品:今日も嫌がらせ弁当 2019年6月、全国にて公開予定Ⓒ2019「今日も嫌がらせ弁当」製作委員会
2019年02月20日ほとんどの子が2歳前後になると出てくる「いやいや期」。靴を履きたい、この服が良いなど、主張がより多くなるこの時期に被ることから、「魔の2歳児」とも言われていますね。しかし、そのいやいや期が2歳ではなく4歳や5歳になって急にきてしまったら?どう子どもと接するのが良いのでしょうか?1人前として扱う「着替えて」、「ご飯食べて」と、こちらから言ってもすべて「イヤ!」で返ってきてしまういやいや期は、自我が出てきていることの現れ。まずは1人前として扱ってみましょう。4歳や5歳のいやいや期では、自分でできるから口出しをしないで欲しいという気持ちが強い場合も多いので、「じゃあ、もうお母さんは何も言わないから、自分でしてみてね」と対等にさせてみるのです。そのまま本当にしっかりした子になることもありますが、ほとんどの場合「ママこれして~」と甘えてくるようになりますよ。感情的にならず、ゆっくり話してみるなんでもかんでもイヤイヤ言われてしまうと、いくら親でもついカッとなって「いい加減にしなさい!」なんて大きな声を出してしまいそうになりますが、そこは深呼吸をしてグッと我慢。親が感情的になってしまうと、子どもはそれに対抗しようとしてきます。そんなときは、「そうなのね」と、1度受け止めてから、「じゃあ、どうしてそれが嫌なのか教えて?」ゆっくりと話してみることが必要です。子どもがいやいや期に入るとわがまま放題であると感じますが、それは親に甘えている、親になら許してもらえると思っていることからの行動や言動です。そのことを1度しっかり受け止めてあげることで、子どもは安心するのですね。挑発に乗らないいやいや期の子どもは、「ママなんてキライ!」なんて言ってしまうことがありますが、そういう言葉に乗ってはいけません。もし、子どもからそんな言葉が出たとき、間違えても「ママだって嫌いだよ~」なんて言葉は言わないと徹底しましょう。子どもの「ママがキライ」という言葉に本気の気持ちを乗せているとは到底思えませんよね。むしろ、100%嘘だと思って、寛大な心で対応することが大切なのです。子どもには大人の嘘がわかりません。そのため、冗談で言ったとしても、子どもはあなたの言葉に傷付いてしまうのです。子どもからどんなに「キライ!」と言われても、「ママはあなたのこと大好きだよ」と言い続けていれば、あなたのその言葉に安心して、いやいや期も徐々に落ち着いてくることでしょう。いかがでしたか?自分のことをある程度できるようになってからのいやいや期は、2歳でくるものよりも難易度が高いです。正直「お手上げ!」と言いたくなってしまうかもしれません。しかし、いやいや期のこない子どもは、いい子になろうと頑張りすぎてしまっている可能性もあり、その後の心の成長が心配。“いやいや期=素直に成長している証”だと思って、今しかないこの可愛い反抗期を楽しんでしまいましょうね。
2019年02月12日【今週の悩めるマダム】中学1年生の息子が反抗期で手のつけようがありません。学校の不良グループに片足を突っ込んでおり、殴り合いの喧嘩で先生に呼び出されることも。平和な4人家族で、次男である息子は天使のような良い子だったのに……。いまは話し合おうとしても怒鳴られて終わり。どうすればいいのでしょう?(兵庫県在住・40代主婦)中学1年生は本当に難しい時期ですよね。お手紙からしか分かりませんが、きっと奥様のご家庭は絵に描いたような平和な家族なのですね?それだけに中学になって不意に息子さんの不良化がはじまり、頭を抱えていらっしゃるのでしょう。でも、不良だった子というのは成人後に立派になるケースも多かったりします。逆にゲームばかりやっていたような目立たない子が大人になって驚くような事件を引き起こすケースもあります。不良を推奨するわけではありませんが、世の中を知っているからこそ大人になってから安心、という側面もあるんです。殴り合うことで人の痛みを知っている。これはとっても大事なことです。人の痛みを知らないでそのまま大人になった子が、突然猟奇的な事件を引き起こすこともしばしばあります。しかも「殺してみたかったから」というとんでもない動機だったりしますね。それは痛みが分からないからじゃないですか?そして、社会で戦ったことがないから、組織の中での生き方が分からない。不良グループも、ある意味ひとつの社会です。その社会の中に息子さんは片足を突っ込んでる、のであれば、それだけ周囲の力関係や人間関係を学んでいるわけです。いい情報としては「片足だけ突っ込んでる」ところかな。どっぷりつかる前に、別の方向へその力を向けられるといいですね。僕も不良でしたけど、僕が本当の悪の世界に行かなかったのは音楽との出会いがあったから。ちょうど中学1年生の時に音楽と出会って自分の存在理由を見つけることができました。親の助言には耳を貸しませんでしたが、かっこいい先輩の話は聞くものです。スポーツか音楽か、なにかしら彼が傾けられる情熱の発露があればいいわけです。また、彼の世代に近い第三者のお兄さんらの胸を借りるのも方法です。うちは息子が9歳のころに2人きりの生活が始まったので、息子は心に大きなトラウマを抱えながら中学生活を送りました。僕はなんとか息子の心を開きたく、息子が好きなものを一緒に見聞きするようになりました。YouTubeが好きだと気付き、毎日一緒に見るようになったんです。自分の好きな世界の理解者を子どもは拒絶しません。いまだに反抗期ですけど、先週、彼は15歳になりました。息子の助言で、僕はYouTubeの2Gチャンネルを開設し、今は一緒に運営しています。親子であると同時に、いまは仲間でもあります。世界中、2人で旅をしました。嫌がる時期もありましたが、番組作りに旅が必要だと分かると積極的に参加してくれるようになりました。周囲に相談できる先輩たちがいない場合、お母さんが相談できる仲間になればいいんです。なんとか彼に寄り添いたいのであれば、同じ目線で彼の世界を見つめてください。【JINSEIの格言】僕と息子が一緒に作っているYouTubeの2Gチャンネルを見てみてください。カメラ、編集、音楽は息子が担当。59歳の男だって、15歳の反抗期の息子と仲良くなれるんですよ。この連載では辻さんが恋愛から家事・育児、夫への愚痴まで、みなさんの日ごろの悩みにお答えします!お悩みは、メール(jinseinospice@gmail.com)、Twitter(女性自身連載「JINSEIのスパイス!」お悩み募集係【公式】@jinseinospice)、またはお便り(〒112-0811 東京都文京区音羽1-16-6「女性自身」編集部宛)にて絶賛募集中。※性別と年齢を明記のうえ、お送りください。以前の連載「ムスコ飯」はこちらで写真付きレシピを毎週火曜日に更新中!
2019年01月29日女子高校で教師をしているAさん(男性)は、生徒の対応に頭を悩ませています。非常に反抗的で、体育の授業後などに教室に入ろうとすると「まだ着替え中」などと入室を拒否され、授業が30分以上遅れることもあるそうです。教師によるわいせつ事件が横行する現在では、強行突入することも難しい状況。仮に教室内に入った場合、罪となるのでしょうか? 高島総合法律事務所の高島秀行弁護士にお聞きしました! 教室に入ったら罪になる?高島弁護士:「着替えをのぞく行為となり、軽犯罪法違反となります。」やはり着替えている最中に教室に入り、着替えているところを見てしまうと、罪になってしまうのですね。 着替えが嘘だった場合は?着替えが終わっているにもかかわらず、「着替え中」と生徒が嘘をついている場合、罪になるのでしょうか?高島弁護士:「着替えが終わっているにもかかわらず、着替えが終わらないなどと嘘を言って授業を妨害した場合は、偽計業務妨害罪となります。」 言うことを聞かない生徒を殴ったら?仮に着替えが嘘で、日常的に嘘をつき続けられ、再三注意してもやめない場合、誤って教師が体罰に至る可能性もゼロではありません。正当な理由がある場合でも認めてもらえないのでしょうか?高島弁護士:「体罰で殴れば、暴行罪、けがをすれば傷害罪となります。」いかなる理由があろうとも、暴力は犯罪になってしまうようです。 どうすればいい?教師を下に見て、一向に言うことを聞かない生徒たち。教師はどうすればいいのでしょうか? 高島総合法律事務所の高島秀行弁護士に見解を伺うと…高島弁護士:「上記の解決方法としては、ほかの教員などの協力が必要となります。まず、体育の授業が終わってから次の授業開始まで、十分に着替えられる時間が確保されているかの確認が必要です。移動時間や体育用具の片付け時間などもあります。時間が確保されている場合、着替えが終わらない理由を確認する必要があります。着替えについては、女性教員などの女性職員が着替えの終了を確認する体制が必要かもしれません。上記を含め、生徒が言うことを聞かないのであれば、時間を割いて生徒と話し合う必要があります。それでも言うことを聞かないのであれば、親に協力を求めることになるかと思います。」 体罰に情状酌量の余地はない高島弁護士:「生徒にからかわれていると思うので、教員側の対応が真剣ではないことから生徒もまた同じことを繰り返すのであって、教員側がからかわれていると思っても、事実関係や原因を調査し、それを解決する方法がないかなど、真摯に問題に向き合えば、そのようなことは起きなくなると思います。そのような教育や指導で解決する問題であって、(特に学校では)着替え中に男性教員が教室に入ったり、言うことを聞かないから体罰を加えたりしてよいということにはなりません。いずれの行為も男性教員が行えば、犯罪となり、情状酌量の余地はないと思います。情状酌量は、問題解決に向けて、男性教員が努力をしたにもかかわらず、生徒たちが言うことを聞かずに反抗的な態度を取ったような場合だと思いますが、上記のような解決の具体的方法を取っても、生徒たちが反抗するということはあまりないと思います。質問者は教育者なのですから、生徒にからかわれて頭にきたからといって、どうしたらやり返せるかを考えるのではなく、生徒がそのような問題行動を取らないためには、どのように教育したらよいかを考えるべきということになります。」いかなる理由があろうとも、着替え中と主張する女子生徒がいる教室への男性教師の突入や暴力は犯罪行為。学校全体で問題に取り組み、解決していくことが求められます。 *取材対応弁護士:高島秀行(高島総合法律事務所。相続・遺産分割をする前に読む本」「訴えられたらどうする!!」等の著作もあり、相続・遺産分割問題について詳しいベテラン弁護士。ブログ「資産を守り残す法律」を連載中)*取材・文:櫻井哲夫(本サイトでは弁護士様の回答をわかりやすく伝えるために日々奮闘し、丁寧な記事執筆を心がけております。仕事依頼も随時受け付けています)反抗的な生徒に苦しむ女子高の男子教師「指導」の体罰でも罪になるのか?はシェアしたくなる法律相談所で公開された投稿です。反抗的な生徒に苦しむ女子高の男子教師「指導」の体罰でも罪になるのか?はシェアしたくなる法律相談所で公開された投稿です。
2018年11月26日たくさんの手助けが必要だった赤ちゃんの頃とは比べものにならないくらい、自分でできることが増える4歳。言葉の数も増え、きちんとコミュニケーションがとれるようになってくるのもこの頃です。しかし同時に、自分のこだわりや主張を通そうとして周囲とぶつかってしまったり、急に初めてのことに物怖じするようになったりも。それ以前にはほとんど悩むことなどなかった問題が次々と現れる、いわゆる「4歳の壁」にとまどってしまう保護者も多いのではないでしょうか。子どもの成長過程において4歳がどんな時期であるのかを踏まえながら、親が心がけたい対応の仕方をご紹介していきましょう。心が急に成長し、コントロールが難しくなる時期オランダ心理学会(NIP)認定心理士でポジティブ育児研究所代表の佐藤めぐみさんによると、子どもは4歳を過ぎると大脳の発達が進み、脳や心の認知能力が大きく伸び、より複雑な思考ができるようになってくるそう。その急な変化に子ども自身は戸惑いや葛藤を感じ、気持ちのコントロールがうまくできなくなってしまうんだとか。そこから生まれた言葉が「4歳の壁」です。ただ、その “壁” の高さは人それぞれ。「魔の2歳児」や「3歳児神話」などといった言葉が影響し「4歳になればきっと楽になるだろう」という印象が生まれ、ちょっとしたことでも 親が “壁” と感じてしまうパターンもあります。見通しがつき、自制心が芽生える4歳少し先のことまで見通しがつくようになり、今やりたいことと、この先やりたいことを天秤にかけ、先のお楽しみのために我慢するという自制心が生まれてくるのがちょうど4歳頃。子どもの中に「〜ダケレドモ〜スル」という自制心が生まれてくると、「痛かったけど、わざとじゃないからたたき返さない」「悔しいけれど、たたかずにことばで伝える」など、ぐっと自分の中で衝動を抑えて、「よりよい自分」をつくることができるようになってきます。(引用元:西川由紀子(2013) ,『かかわりあって育つ子どもたち2歳から5歳の発達と保育』,株式会社 かもがわ出版.)ただし「よりよい自分」をつくりたいという気持ちがあったとしても、衝動が抑えられずイライラすることも、もちろんあるのです。もしも子どもがそのイライラに任せてつい手が出てしまったり、攻撃的な態度や行動を取ってしまったら、頭ごなしに叱るのはNG。まずはどうしてそうしてしまったのか、どうしたらよりよくなるのかを、一緒に考えてあげましょう。そのきっかけがたとえどんな些細なことだったとしても、「なんだ、そんなこと?」とは言わず、子どもの目線になって寄り添ってあげることが大切です。見通しがつくからこそ、物怖じしてしまう4歳それまではどんなことにも果敢にチャレンジしていたのに、4歳頃になって急に臆病に……という変化が現れることもあります。3歳を過ぎると想像力が急に働きだし、たくさんの疑問を持つと同時に、目に見える世界と想像の世界の両方を恐れるようになる、と動物学者のデズモンド・モリス氏は言います。かしこくなればなるほど、自信が積み上げられてきたこれまでと違って、ここで獲得するかしこさは、自分の不十分さに気づくかしこさでもあります。時には、自我が萎縮して「やりたくない」と言ったり、はつらつとした子どもらしさとは異なる表情を見せます。(引用元:同上)人からの評価にも敏感になっているこの時期。親からの声がけや、大人同士の会話にも注意が必要になってきます。やってしまいがちなのは、せっかく子どもが褒められているのに、謙遜のつもりでうっかり子どもの心を折れさせてしまうこと。たとえば、ほかの子のママに活発な様子を褒められても「いえいえ、全然!活発でも親譲りで運動はダメなんです」なんて応えてばかりいると、子どもは「どうせ僕は運動がダメなんだ」と意欲を失ってしまいます。幼い子どものあらゆる挑戦は、スポーツの試合などとは違い、「結果が全て」ではありません。がんばっていること、夢中になっていることに対しては、ほんの少しの進歩にも着目し、褒めたり励ましたりしてあげたいものです。「〜しなかったら、〜になっちゃうよ!」は完全にNGワードまた、成長と共にできることが増えてくるにつれ、言うことを聞いてくれないことが余計にもどかしく感じることも多くなってきます。すると思わず「〜しなかったら、〜になっちゃうよ!」とマイナスの事例を挙げながら叱ってしまいがち。しかし、いやなことが待っているから……と考えながら動くのは、子どもでも大人でも、決して楽しいものではありません。なかなか言うことを聞いてくれないときに、お仕置きのような罰を与えたくなるかもしれませんが、お仕置きや体罰などはしつけとしては有効ではありません。しつけは、望ましい行動を教えること。お仕置きや体罰は、その場の問題行動を止めることはできますが、新たな行動を学ばせる力はありません。(引用元:All About|「4歳児は天使」の誤解?! 反抗期や癇癪の心理と対策)このように、お仕置きや体罰などは、教育的にほとんど効果がないのです。逆に、「〜したら、〜できる」という、後に「お楽しみ」が待っているようなプラスの想像力を働かせる声がけなら、自発的に動いてくれることも増えますよ。たとえば、ご飯を食べるのが遅い子どもには、以下のような【OKワード】が効果的です。【OKワード】「しっかり食べて“ごちそうさま”をしたら、◯◯で遊べるね」【NGワード】「のんびり食べていると、遊ぶ時間がなくなっちゃうよ!」また、小さなことでもできたことをほめてあげると、次もがんばろうと思えるもの。【OKワード】「脱いだお靴を揃えてえらい!きっと次にお出かけするときも気持ちが良いね」【NGワード】「またお靴が脱ぎっぱなし……もう、何度言ったらわかるのよ!」「やればできるじゃない。だったらいつもちゃんとお靴を揃えてよね!」このように、ちょっとした良い部分や成長に気づける親のまなざしが、子どものモチベーションにつながります。***子ども自身も内部で葛藤している4歳の時期。親が自分に寄り添ってくれたと実感してもらうことが、いちばんの対応策と言えそうです。忙しい毎日に子どもと真っ向から向き合い続けるのは難しいものですが、見守り励ますことを心がけることを忘れなければ、きっと壁を乗り越えていけるはずです。文/酒井絢子(参考)All About|4歳児の言葉や身体の発達と成長ポイントAll About|「4歳児は天使」の誤解?! 反抗期や癇癪の心理と対策camily|4歳時のしつけ、子育てで意識すべきことベネッセ教育情報サイト|4歳男児の反抗期にどう対処していくべきか西川由紀子(2013) ,『かかわりあって育つ子どもたち2歳から5歳の発達と保育』,株式会社 かもがわ出版.デズモンド・モリス(2010) ,『デズモンド・モリス子どもの心と体の図鑑』,株式会社 柊風舎.
2018年11月16日こどもを育てるのは、想像以上に大変なもの。子育ての中で、いったい何が原因で、旦那さんと溝が出来てしまうのか、いくつか例をあげたいと思います。母親と父親の赤ちゃんに対する温度差女性は、子育ては赤ちゃんがお腹にいると分かった日から始まっています 。赤ちゃんのために栄養のある物を食べ、来るべき陣痛に備え運動をし、お酒もたばこも控え、つわりにも耐え、出産の日を迎えるのです。妊娠6か月頃からは胎動も感じますし、赤ちゃんの存在を体で感じます。徐々に大きくなっていくお腹をなでて、お腹のなかの赤ちゃんに話しかけ、出産するころにはすでに「お母さん」になっているのです。では、旦那さんはどうでしょうか。奥さんから妊娠検査薬の陽性反応を見せられたり、産婦人科に付き添って医師から「おめでとうございます」と言われたりして、赤ちゃんの存在ははっきりと認識するでしょう。段々と奥さんのお腹が膨らんで、出産間近になると外からも赤ちゃんの動きが分かるようになります。「ああ、自分も父親になるんだな 」と自覚も芽生えてくると思います。ですが、女性のように赤ちゃんを体で感じることはできません。個人差があるとは思いますが、赤ちゃんが誕生する時点で、奥さんと旦那さんにはすでに生理的な温度差があるのです。将来、夫婦のトラブルになりそうな火種がこの時点で発生しているとも言えます。初めての育児はてんてこまいこどもが産まれ出た瞬間から、ハードな子育ての日々が始まります。特に初めてのこどもの場合、親のほうも神経質になりがちです。育児本やインターネットで情報を集めながら、手探りの状態で育てていかなければいけません。夜中の授乳もありますから、奥さんは毎日寝不足の状態で、24時間気が抜けない日々が続くのです。そんな時、旦那さんの対応によっては、その後の夫婦関係に大きな亀裂を生じさせてしまい、これが後々離婚につながってしまう ことがあります。旦那さんが、奥さんの愚痴の聞き役に徹すると、夫婦関係に良い影響を及ぼします 。しかし、赤ちゃんにばかり気を取られている奥さんに不満を抱く旦那さんもいますし、奥さんが愚痴を言っても、そこでお説教を始めてしまう旦那さんもいます。そうすると奥さんのほうも、旦那さんにイライラしたり、旦那さんを当てにしなくなり、ますます赤ちゃんの世話に没頭するという、悪循環に陥ってしまいます。教育方針の違いこどもは日々、確実に大きくなっていきます。この間生まれたと思ったら、もう幼稚園や小学校に入学する時期に。このとき夫婦のどちらかが「こどもにはエリート教育を受けさせたい。」と考えているとします。そしてもうひとりは「こどもは伸び伸びと育てたい。」と考えていたとしたら。夫婦でこどもの教育方針をめぐって対立するのは、火を見るより明らか です。ここまで極端な例でなくても、夫婦の価値観が違う場合、子育てしていくなかで、言い争ったり、お互いの考えていることが分からなくなりがち。子どもが思春期や反抗期を迎えた時の対応の仕方を巡っての対立子育てをしていると、必ず迎えるのがこどもの思春期や反抗期です。場合によっては、こどもがいじめにあったり不登校になったりすることもあるかも知れません。そのときに、夫婦でこどもへの対応の仕方が違うと、こどもも混乱しますし、夫婦の関係にもひびが入ることが。思春期や反抗期は成長過程には必ず訪れるもの 、と大らかに構えて動じない親、昔とはすっかり変わってしまった親、または叩いてでも言う事を聞かせようとする親など、様々なパターンが考えられます。夫婦で真逆の考え方を持っている場合、お互いに不信感を抱く結果になりかねません。こどもが絡むと感情的になりやすいですから、思わぬ大ゲンカに発展してしまう こともあります。まとめこどもを間に挟み夫婦のトラブルになりそうな事例をいくつか挙げました。家庭内別居に陥った夫婦にアンケートを行った結果、原因が「こども」と答えた夫婦が一番多かったのです。お互いに何を考えているのか分からない状況を避け、夫婦で意識的に話し合いの場を持ってください。●文/パピマミ編集部
2018年10月31日鈴木し乃さんの娘さんのイヤイヤ期は、ヒステリー爆発系! 一度爆発すると手のつけられない娘さんのために編み出した気持ちを落ち着ける方法とは? イヤイヤ期にまつわるコミックエッセイです。■どうにも止まらない爆音対策とは?娘のイヤイヤは「ヒステリー爆発系」。母の言葉など聞く耳持たず、抱っこしても優しい声かけでも、どうにも止まらない耳元での爆音泣き....。「とにかくいったん落ち着いてくれ!」というときの、私の鎮火方法はこれです。わが家の娘の場合「お母さん以外」のモノの言葉は、ビックリするくらい素直に受け入れてくれます。いずれやってくるであろう反抗期もこの手でいくか…いや、いつかお母さんの言葉も聞いてくれる日がくると信じています!
2018年10月26日子どもの様子に「あれ、なんだかいつもと違う?」と感じたことはありませんか? いつもと同じように見えるけれど、なにかが違う気がする…。それは子どもの心のなかにちょっとした変化があらわれているのかもしれません。もしもそれが親への「助けて!」「気づいて!」というSOSサインだったとしたら? 発見が早ければ早いほど、対応も素早くできるのではないでしょうか。今回は、子どもからのSOSの見つけ方、その対処法について考えていこうと思います。■子どものSOS「心が不安定になりやすい時期は?」助けを求めるSOSサインというものは、そもそも、タイミングが予想できる類のものではありませんよね。けれど、子どもの場合は「変化があらわれやすい時期」というものがあり、この時期に注意深く見守ることでよりSOSに気づきやすくなると思います。変化があらわれやすい時期というのは、「生活環境などが変わった時」。新学期や引っ越しのあとなど、毎日見ていたクラスの顔ぶれが変わる、街の風景が変わるなど「いつもの暮らし」が変化した時、子どもの気持ちは不安定になりやすいんですね。また、夏休みや冬休みなど、長いお休みが終わりを迎える時にも要注意です。大型連休の終わり頃は、大人ですら「ああ、明日からまた仕事か…」と、どんよりした気分になるものですよね。それは子どもも同じ。それも、お休みの期間が長ければ長いほど、休み明けは心が不安定になりやすくなるようです。長期休みが3カ月に及ぶアメリカでは、休み明けにうつを発症する子どもが多くなるともいわれています。■子どものSOS「どんなふうにあらわれる?」では、子どもからのSOSは具体的にどんなふうにあらわれるのでしょうか。実は、その内容によって第1段階、第2段階…と分けられ、だんだん深刻さを増していきます。初期のSOSとなる第1段階を放置してしまうことで、子どもの言動は第2段階へと進行。気づいた時には、対処に時間がかかる状態へおちいっていることも少なくありません。子どもが不安を抱えた時に発せられるSOSの行動について、年齢を2~5歳までの幼児期と、6歳以降の学童期に大きく分けて説明していきましょう。【2~5歳:幼児期のSOSサイン】話ができるようになるものの、まだまだ社会や他人との関わりのなかで「自分」という認識が薄い2歳~5歳の年代は、親との結びつきが強い時期です。この時期に見られるSOSの段階は下記の2つに分けられることが多いようです。第1段階 出かけようとすると「イヤ」とだだをこねる、逃げる。第2段階 泣く。最初はイヤイヤをしたり、逃げ回って自分の感情を表現します。そして、その気持ちを理解してもらえないことで第2段階の「泣く」という行動に変化します。5歳までのこの言動や行動はある意味分かりやすいですが、6歳以降になるとSOS行動は一気に複雑化します。【6歳以降~:学童期のSOSサイン】6歳以降になると、集団のなかで自分の気持ちを言葉にして表現することができるようになります。また、集団生活に慣れることで、ある程度の社会性が培われてくる年齢でもあります。この年齢になるとSOSの言動は下記のような4つの段階に分けられます。第1段階 張りきる、頑張るなどの行動で「見て! 見て!」と自分に注目を集めようとする。第2段階 わざと遅刻したり騒いだりしていたずらをする。第3段階 教室を飛び出す、意地悪をする、極度に反抗する。第4段階 無視する、不登校になる。6歳以降の子どもからのSOSはまず「僕(私)を見て!」という行動が見られます。そして、親や周囲から理解されず放置されると「いたずら」などの行動へと移ります。たいていの場合、第1段階ですでに、いつもと違う様子に気づくケースが多いでしょう。けれど、うっかり見過ごしてしまうと第2、第3段階へと進んでしまう可能性もあるのです。■子どものSOS「深刻度別 親ができること」SOSの発見は、早ければ早いほど素早く親も対処でき、子どもが長く深く悩まずにすみます。しかし、もし段階が進んでしまってから気づいたとしたら、どのような対応をすればいいのでしょうか?各段階に応じてどのような対応をすればいいのか、年齢別に解説していきましょう。【2~5歳:幼児期の対応】2~5歳の子はイヤイヤをしたり、だだをこねたり、逃げたりして親を困らせることで「行きたくない」「ママといたい」という気持ちを表現します。この状態に気づいたら「気持ちを吐き出させること」「楽しいことに転換すること」で対処していきましょう。例えば、わが子が幼稚園や保育園に行くのをいつも嫌がる、とします。事前にできる対処として、30分くらい早めに準備をすませておきましょう。そうすれば時間の余裕が持て、だだをこねられてもきちんと対応できますよね。そして、だだをこねだしたら「行きたくないよね。ママも○○と一緒に遊んでいたいよ」と共感しつつ「外の電信柱のところまで競争しようか」「○○公園で虫を見ていこうか」などと誘い、遊びながら園やバスの集合場所などに向かってみるといいでしょう。第2段階の行動となる「泣く」は、子どもに思う存分泣かせてあげます。と同時に、ギュッと抱きしめてあげてくださいね。そして、子どもが落ち着いて、ある程度話せるタイミングになったら「なにが悲しい?」と聞いてみます。「ママと離れるのがイヤ」なら、だだこねと同じ対応を。もし「幼稚園の○○がイヤなの」といった話が出てきた時は、園の先生に話して様子を見てもらうなどの対応をしましょう。【6歳以降~:学童期の対応】子どもが6歳以降の場合、第3段階のSOS行動である「極度な反抗」になる前に、なるべく早く気づいてあげてほしいですね。この段階までなら、子どもに寄り添う対処で不安を解消できる可能性があるからです。第1段階で「見て見て!」と話しかけてきたら「あとでね」などと後回しにせず、すぐに話をじっくり聞いてあげてましょう。その時「頑張ったね」「うれしいね」といった言葉をかけると子どもは「気持ちが通い合っている」という感覚になり、不安感が落ち着いてきます。わざと遅刻をしたり、目立つ行動をする第2段階の場合は「かまってもらいたい」という気持ちに気付いてあげましょう。「この子はかまってもらいたかったんだな」と受け止め、「勉強時間が減って困るから遅刻しないようにしようね」「騒いでいると先生の声が聞こえなくなるから静かに聞こうか」などと、怒らずに「教える」スタンスを保つようにすると良いでしょう。第3段階に入り、極度に反抗したり意地悪をしたりする場合も「そんなことしちゃダメ」と頭ごなしに否定から入らないようにします。子どもにはどんな出来事があったのか、その出来事があってどんな気持ちになったのかを聞きます。そして「そうなんだね」と一度共感をし、そのあと「どうしようか?」「どうしていく?」と聞いてみたり、一緒に考えたりすると良いですね。不登校などの第4段階となった場合は、親と子どもだけで解決するのは非常に難しくなります。こじれて長期化し、親子ともども傷つき疲弊することもあるので、第三者の力を借りることをおすすめします。すべてに共通していますが、子どもの心の中には「自分のことを気にかけてほしい」という気持ちがあるので焦りは禁物。いちばん大切なのは、時間を十分とって子どもに向き合っていくことです。「学校に行きたくない」「おなかが痛い」などといった子どもからのサインを決して「根性がない」「我慢が足りない」などと否定しないでほしいのです。そのサインは裏には、子どもの「親に認めてほしい、分かってほしい」という気持ちが隠されている場合があるからです。子どもは「行きたくないんだね」「痛いんだね」と認めてもらえると、親は自分の理解者なんだと安心できます。安心できれば「仕方ない、頑張るか」と子どもなりに気持ちを切り替える場合もあります。早急に答えを見つけようとしなくても大丈夫です。子どものSOSにはそれぞれの段階に応じて「ほめる」「教える」「受け止める」などの対処が大切です。なによりも子どもを「勇気づける」。自分は大丈夫なんだと自信を持たせてあげると良いですね。
2018年10月23日イヤイヤ期の2歳児を無事終え、やってくるのは「魔の3歳児」。体もしっかりしてきて、体力もつき、口も達者になるこの時期。自己主張が強くなり、自分の主張が通るまで暴れる姿はまるで反抗期のよう。そんな魔の3歳児を乗り切るコツをパピマミ編集部がご紹介します。3歳の男の子の特徴は?3歳の男の子の特徴は、これまでのような赤ちゃんぽさがなくなり、子どもらしくなること。体も大きく、体力もつき、力も強くなります。口もたっしゃになり、まるで小さな大人のように、上手に話ができるようになります。ママやパパとの会話のキャッチボールができるようになる時期で、ママとパパも子どもとのコミュニケーションが楽しくなる時期 です。ですが、自己主張が強くなり、「魔の3歳児」といわれる時期に突入するとも言われています。2歳のイヤイヤ期と違って、3歳になると「この服はイヤ」「この靴じゃなきゃおでかけしない」「これが食べたい、これはイヤ」と自己主張が激しくなり、喜怒哀楽もすごく、ママやパパはくたくたに。抱っこしてなだめようとしても逃走! ベビーカーに乗せようものならモーダッシュと、まさに反抗期のような時期です。反抗期がやってきた?!3歳児を育てる悩み反抗期がやってきた3歳の男の子の子育ては悩みがつきないもの。「息子のいうとおりにさせて機嫌を取り、過保護ではないか」「すぐに暴れるから疲れちゃう」と、悩みがつきないママやパパも多いのではないでしょうか。3歳児は、なんでも自分で決めたい のです。親の思い通りにいかなくなる年齢なのです。ママとしては、男の子の行動は摩訶不思議。絵本を読んでいたと思いきや、急にその絵本を積み木がわりに家を作りだしたり、傘をもたせれば剣になり、戦いごっこをはじめたり、ポケットからは虫がでてくるわ、理解に苦しんでしまいます。幼稚園に通い始めれば溢れるパワー全開でお友達と楽しく遊びます。やりたいことに夢中で先生の話も聞かず遊びに一直線です。さらに好奇心が旺盛になる時期でもあり、「なんで?」「どうして?」「あれはなに?」といった質問攻めになることも。知りたいことがたくさん溢れ、知ることの喜びをかみしめている のが3歳の男の子なのです。魔の3歳児を乗り切るポイント3歳の男の子の子育てを乗り切るポイントは、時間に余裕を持つこと 。自分の時間に子どもを合わせようとすると、どうしてもイライラしてしまいます。「今夜は早く寝たいのに、ふざけてばかりで、ちっとも寝てくれない」と、自分の都合で子どもを自分の時間に合わせようとすると、合わせてくれないことにイライラ。なんで?どうして?ちゃんとしてくれないの?とイライラするママの姿に、子どももだんだん機嫌が悪くなってきてしまいます。時間には常に余裕を持たせ、子どものペースで行動するようにすると、不思議とイライラが軽減。時間と心に余裕をもって魔の3歳児を乗り切りましょう。また、好奇心旺盛な「なぜ?」「どうして?」にも、イライラしがちですが、子どもは知ることの喜びを日々感じています。「うるさいな」と思うとイライラしてしまうので、「この子はまた一つ知るよろこびを感じている 」と思うことで、質問に答えることも楽しくなります。一緒に知る喜びを体験してあげましょう。魔の3歳児もいい思い出になる?悩みのつきない3歳の男の子の子育て。くたくたな毎日ですが、二度と訪れることのない、かけがえのない時間です。子どもが大きくなって振り返ったときには、「あんなこともあったな~ 」と、ほほえましく思い出されます。大人ぶった、一人前の言葉を話す小さな3歳児が、思い切り喜怒哀楽を爆発させ、楽しいことに全力投球し、好奇心で目を輝かせ、ときには自分のこだわりをアピール。一歩引いて、大人を気取った小さな3歳の男の子の成長ストーリーを楽しんでみてはいかがですか。どうしても疲れたときは、きちんと休息をすることが大事です。疲れがたまるとイライラしやすくなってしまいます。子どもはママの合わせ鏡。ママの機嫌やイライラがすぐに子どもに伝わって、子どもも不機嫌になってしまいます。自身の休息や息抜きも上手にして、魔の3歳児の成長を楽しみましょう 。まとめ魔の3歳児ともいわれる3歳男の子の育児は大変そのもの。そのパワフルさと、自己主張と、好奇心に疲れがたまります。しかし自分ひとりで抱え込まず、お友達と公園で遊ばせたり、家事育児を休ませてもらったりと、魔の3歳児に立ち向かうための工夫をしましょう。大変な3歳児男の子の育児ですが、成長を楽しみながらイライラせず一緒に楽しんで乗り越えましょう。●文/パピマミ編集部
2018年10月22日専門家・プロ:松井美香「うちの子、今、反抗期で困っちゃう。」や「なんでもかんでもイヤイヤするのは反抗期だから仕方ない。」あるいは逆に「反抗期がなくて心配。おとなになって反動が出るんじゃないかしら。」このような話を耳にしたことはありませんか。子どもが素直に親のいうことを聞かなくなったとき、「反抗期」という言葉が使われますが、あなたが子どものころにも心あたりがあるのではないでしょうか?今回は、アドラー流子育てでは「反抗期の子どもについて」どのように考え、具体的にどうするかをお伝えします。反抗期という言葉に惑わされないで一般的には、幼少期に第一次反抗期、そして思春期に第二次反抗期があるといわれています。言葉が話せるようになった頃の子どもが、スーパーなどで親の言うことを聞かず「イヤイヤ!」と駄々をこねている姿をよく見かけます。また、思春期になった途端、子どもが「うるせぇ!」などといった乱暴な言葉を家庭で使うようになった、というような話も聞きます。でも、彼らは本当に反抗期なのでしょうか?あなた自身は子どもの頃、親に反抗したことはありますか?反抗したことがあるとすれば、それは一体どんなときだったでしょうか?おそらく、親にろくに話も聞いてもらえず、一方的に叱られたり責められたりしたときに、反抗したくなったのではないでしょうか?これは、幼少期の子どもも同じ。年齢を問わず同様のことが考えられます。親が一方的に叱ったり責めたりしたとき、まず子どもは「自分の意思をなんとかして通したい」という意思表示をします。同時に、どんな子どもも親の反応をうかがっています。言い方を変えれば、親の対応の仕方で、子どもの行動も変わってくるということです。「イヤイヤ!」に対して、親が感情的に叱ったり、逆に言うことを聞かせるためにおだてたりすれば、「イヤイヤをすればかまってもらえる」ことを、子どもは覚えていくので、ますます「イヤイヤ」を言うようになります。思春期によくある乱暴な言葉遣いも、同じように考えてみると良いでしょう。子どもが急に暴言を吐くようになったとしたら、そこには何らかの理由があるのです。行動には必ず目的がある子どもがそのような行動をすることには目的があると、アドラー流では考えます。反抗することの目的、それはなんだと思いますか?それは「自分をわかってほしい、認めてほしい」と言う気持ちの表れです。わかってもらい、認めてもらう適切な方法を知らないので、態度や言動をあれこれ変えて試し、おとなの反応を見て探っているのです。つまり、こちらが対応を間違えてしまうと、不適切な行動が強化される恐れがあります。ここは、わたしたちがしっかりと学び、適切な対応で切り抜けましょう。具体的に、どうすればいいのでしょう?子どもの挑発にのらず、冷静に受け止めることが重要です重要なのは、子どもの不適切な行動に過剰に反応しないことです。「イヤイヤ」を言い始めたら、感情的にならず冷静に、あわてず、騒がず、叱らず、子どもの要求をまずは受け止めます。そのうえで、きちんと伝えたいことを伝えます。小さな子どもだからわからないだろうと思いがちですが、そんなことはありません。どんな小さな子どもでも対等に話をすることで、子どもの脳もじょじょに育っていくのです。乱暴な言葉を使ったときも同様です。一瞬、「なんて生意気な・・・」と感じてしまうことでしょう。叱りたい気持ちがむくむくと湧いてくることでしょう。でも、ここで「なんでそんな言い方をするの!」「そんな言葉遣いは許しません!」などと怒鳴ったり、感情的に言い返してはいけません。子どもの挑発に乗ってはいけないのです。ここでもやはり冷静に、受け止めます。その上で「そんな言葉を言われたら、お母さんは悲しい気持ちになるよ」と「I(アイ)メッセージで、「わたし」を主語にして自分の気持ちを伝えるのです。アドラー流の子育てをすれば、子どもの反抗期というものはほぼなくなると言われています。なぜなら、一方的に命令をしたり、支配・強制したりすることがなくなるからです。また、子どもの意思を尊重し(これは子どものわがままを聞くことでも、言うなりになることでもありません)、親子で共に成長するという考えのもとに、子育てをするからです。あなたもアドラー流子育てを取り入れ、「反抗期」というとらえ方をせず、子どもに対する見方や接し方を変えてみませんか?関連記事思春期の反抗期でお悩みの方は、こちらの記事も参考にしてみてください。「思春期の子どもと良い関係を保つには」松井美香(まついみか)東京音楽大学ピアノ専攻卒業。「勇気づけの音楽家」。大学卒業後約10年間公立中学校に勤務。その頃偶然、教員研修でアドラー心理学に出会い、岩井俊憲氏の元で学び約25年が経過。自身のピアノ教室や子育てにおいてアドラー心理学を実践する中、子どもたちが音楽や部活動を続けながらも有名大学に続々と合格し夢を叶えている。長男(21歳)と双子(18歳)三人の男子の母。現在、保護者や音楽指導者に向け、執筆やセミナーを通して「勇気づけの指導法」を広める活動をしている。*学研「おんがく通信」にて、コラム「勇気づけのピアノレッスン」連載中。*学研プラス出版「あなたの想いが届く愛のピアノレッスン」にて、手記「ある教室のささやかなサクセスストーリー」を執筆。松井美香公式ホームページ:
2018年10月15日「イヤイヤ期」という言葉を知っていますか?2歳から3歳にかけて、一時的に親のいう事を聞かなくなり、何でも「いや!」と言って反抗する時期のことです。今回、パピマミ編集部が、このイヤイヤ期の上手な対処法について考えていきます。公園から帰りたがらないときの対処法公園は、子育て中のお母さんの強い味方です。ママ友ができて悩みを相談する相手が見つかったり、が親子共々ストレスを発散できたり。子どもの体のためにも良いですし、同じ年の子どもが集まっている公園だと、社交性も自然と身に付きます。ですが、イヤイヤ期の場合、ここで困った問題が起こります 。たくさん遊んだからもうそろそろ家に帰ろう、と何度声掛けをしても、まったく知らん顔をして遊び続けてしまうのです。お母さんのほうが、疲れてくたくたになってもお構いなし。怒ってもなだめても帰ろうとしません。こういう場合の対処方法としては、公園にいるより家に帰った方がもっと良い事がある 、とこどもに思わせると良いでしょう。こどもの好きなおやつを買っておいたり、こどもがいつも見ているテレビ番組が始まる頃に帰る時間を合わせてみるのです。怒鳴るよりもよほど効果があると思います。なんでも自分でやりたがるときの対処法たとえばコップに牛乳を注いでこぼしてみたり、パジャマのボタンをひとりでとめようとしてうまくいかずヒステリーを起したりします。イヤイヤ期のこどもは何でも自分でやりたがる傾向 があります。それが出来るかどうかが重要なのではなく、とりあえずしてみることがこどもにとっては大切なことなのです。それをフォローする親は大変ですが、「こどもは一生懸命自立しようとしているんだ 」という風に見てあげてください。いきなり手を貸したりすると、こどもが怒りだす場合がありますので、「ママと一緒にやってみようか?」「ママの真似っこできるかな?」という感じで声かけをして、お手本を見せてあげてください。なるべくこどものプライドを傷つけず、成功体験を積ませてあげられれば理想的です。どうしても泣き止まないときの対処法イヤイヤ期のこどもは、一度泣き始めると手がつけられない くらい、泣きわめく時があります。しかも、場所もお構いなしなので、人の多いところや電車やバスの中などでそれをやられると、親の方が泣きたくなります。そのときの対処法として一番いけないのが、頭ごなしに叱ること です。こどもは自分の気持ちを伝えたいのに親がこどもの意見も聞かずに叱ってしまっては、こどもの心には「親から拒絶された」という想いだけが残ってしまいます。この場合は怒れば怒るほど逆効果で、こどもはますます泣いてしまいますから、怒るというより「ママ、そんなに泣かれたらどうして良いか分からないな 」と、ストレートにいま自分は困っているんだと子どもに伝えましょう。それでもこどもは泣き続けるかも知れませんが、少なくともこどもの心に傷をつけることは避けられます。泣かれたらものすごく困る場所には連れて行かない、というのもひとつの方法です。いまはイヤイヤ期だから、という割り切りも必要でしょう。お気に入りの洋服を着たがるときの対処法イヤイヤ期は、こどものこだわりが非常に強くなる時期 でもあります。自分の所有物への執着も強くなりますので、いつも同じ服を着たがって、着替えさせようとしたら火がついたように泣き出すことも珍しくありません。そんなときは無理に着替えさせようとはせず、洋服のまま布団に寝かせてあげてください。完全に寝入ったなと思ったら、そこでパジャマに着替えさせれば良いのです。イヤイヤ期を上手に乗り切るには、無駄な争いを避けることも大切 です。また、お気に入りの部屋着があるのであれば、同じ柄の物を何枚か揃えておくのも良いでしょう。まとめイヤイヤ期に代表されるこどもの困った行動に対して、どのように対処すれば良いのかを考えてきました。人生のほんのわずかな時期とはいえ、イヤイヤ期真っ最中のこどもを持つ親御さんの大変さは想像を絶します。しかし、イヤイヤ期は永遠に続くわけではありません。いつか必ず終わるときが来ます。そのことをいつも忘れずに、お子さんに接してあげてください。
2018年10月10日10月9日、劇団ひとり(41)の妻・大沢あかね(33)が第3子妊娠を発表。すでに安定期に入り、来春出産予定だという。10年9月に長女が、16年7月に長男が誕生している2人。各スポーツ紙によると連名の書面で「この度、第三子を授かりました。現在、体調も安定して参りましたので、ご報告させていただきます」と報告。続けて「今後は体調管理に気をつけて、お仕事も続けてさせていただくつもりでおります。皆様これからもどうぞよろしくお願いします」と呼びかけた。「おしどり夫婦として知られる2人ですが、理由はひとりさんのイクメンぶりにあるそうです。芸人としてというだけでなく文筆業や映画関係など幅広く活躍するひとりさんは、その合間を縫って家族との時間を作っています。さらにもともと几帳面な性格で、家族間でも細かい気配りができる。そんなひとりさんに大沢さんは何度も救われていると聞きました」(芸能関係者)まさにイクメン!だがひとりは今年9月14日、育児の本音について本誌に明かしている。実は現在小学3年生である娘の反抗期を恐れているようだ。「弟の面倒をよく見てくれるので、助かっています。でも、早い子はそろそろ反抗期が来ますからね。いつもビクビクしてるんですよ。もし『パパ嫌い』って言われたら、娘が大好きな金魚グッズを買い与えるつもりです」愛ゆえに子離れが怖い?さらに「娘の反抗期は、財力で抑え込むつもりです」とも明かしているひとり。ともあれ、第3子誕生でイクメンぶりにますます磨きがかかるだろう!
2018年10月10日次男しょうのイヤイヤ期はこんな感じ。1歳の頃は…さらに2年後の3歳ちょっとハードになります。いよいよ本格的なイヤイヤ期か〜と構えていたらそれを上回る出来事が…長男の第二次反抗期きたー!!!さすがに小さい子のイヤイヤとは違う!私も旦那も対応にぐったり…。そんななか、次男のイヤイヤ期は…むしろ癒しでした(笑)。イヤイヤ言ってるだけだもん〜可愛いもんよ〜〜不穏な空気が…次女ちいのイヤイヤ期がスタート…。なんということでしょう!幸い、ちいちゃんはわかりやすくて「意味不明なことを言い出した=眠い」ということが多かったので、わーわー言い出したら昼寝させて乗り切りました。今現在は再びちいちゃんが荒れています。反抗期というわけではないみたいですが、小学生になってやらないといけないことが多いのでいっぱいいっぱいになってるみたいです。子どもは成長していく過程でイヤイヤ言ったり反抗したりしますが、それに付き合うのも親の仕事ですもんね。ときどき本気でムカつくこともありますが…なんとかやっていこうと思います。
2018年10月06日イヤイヤ期である第一次反抗期は、自我の芽生えから何でも「自分でやりたい」と思う時期。親は忙しかったり、危なかったり、マナーやしつけ上良くないと考えたりすると、つい「ダメ」って言っちゃいますよね。ダメと言われると子どもは自分のやりたいことができない悔しさだけでなく、「やりたい気持ちをママに拒否された」と悲しみ、泣いたり怒ったりします。ここで親がダメな理由を説明しても、怒っても、イヤイヤはヒートアップ。まずは「やりたい気持ちはわかるよ」と受け止めてあげたいところ。そうはいっても、毎日忙しいと子どもの気持ちに共感する余裕は持てません。子どもへの共感のフレーズを定型文化しておくと、即座に使えて便利ですよ。2つほどご紹介します。「◯◯したかったね」子どもの自分がやりたいという気持ちを受け止めるためにも、「◯◯したかったね」と気持ちを代弁してあげましょう。「自分で靴を履きたかったね」「ピーラーを使ってみたかったのね」「お菓子が欲しかったのね」など。できなかったことは残念ですが、自分の意欲をママにわかってもらえれば子どもは安心するでしょう。「嫌だったね、悔しかったね、悲しかったね」やりたいことができないと、子どもも「嫌だ、悔しい、悲しい」などのマイナス感情を感じます。しかしそれを言葉にすることができず、1人でモヤモヤして泣いたりします。そこでママが子どもの気持ちを汲み取り、「嫌だったね」「悔しかったね」「悲しかったね」と言語化してあげましょう。子どもも次第に言葉を覚え、「悔しい」という自分の気持ちを、言葉で伝えることができるようになるでしょう。こういった感情を感じることも、言語化することも、赤ちゃん時代にはなかったこの時期ならではの大切な学びの一つです。結局泣くことは泣きますが、気持ちを受け止めてもらうことで、その時間が減ったり、切り替えが早くなるでしょう。この2つの言葉を定型文にして使うことができれば、子どもも学びが得られますし、大人の気持ちも楽になりますよね。ぜひ使ってみてくださいね。◆この記事を読んだあなたには【イヤイヤ期あるあるそのとき、ママたちはどうした!?】【子育て講座が人気の大学教授に聞く!「イヤイヤ期」 との上手な付き合い方とは?】【励ますより、怒るより、しつけるより…泣く子どもへの対応法】【イヤイヤ期が無かった子を持つママに聞く[生活の特徴]3パターン】もおすすめです!PHOTO/Fotolia
2018年10月02日反抗期?暑さのせい?息子の理不尽クレームに真夏の親子バトル勃発!Upload By ひらたともみUpload By ひらたともみUpload By ひらたともみこの夏、例年にも増して私への反抗、八つ当たりがひどかった息子・リク。思春期の高校生ってこんなもん?高次脳機能障害の影響で苛立ちやすくなってる?でも、どんな理由であろうが母も人間ですから、イラッときます(ましてや今年の猛暑…!)やれ洗濯が終わってない、やれ弁当のおかずが足りないとか、ことあるごとに突っかかってきて、親子バトルが勃発…!という日々。そんなある日、友だちと試験勉強をするということで、リクの友人たちが集まってきました。そうはいっても、「高校生の勉強会なんて、どうせ脱線しているだろう」と思いつつ、飲み物を部屋に運んでいきました。「そんなバカな…!」と思ったのは母の心が汚れているから?Upload By ひらたともみUpload By ひらたともみ驚いたことに、真面目に試験勉強に勤しんでいるではありませんか!疑ってごめんよ、リク…。Upload By ひらたともみリクは私にはよく八つ当たりしてくるのですが、よそでは精一杯頑張っているのか、みんなに「いい息子」としてうつるようです(確かに、悪い息子ではありませんけどね~)。「反抗期なのか中2病なのか、はたまたくも膜下出血の後遺症である高次脳機能障害のせいなのか?何か思い通りにならないことがある?無理をしていて気が休まらない?」以前は、リクがむしゃくしゃする度に、なにかと「理由」を見つけようとしていましたが、最近はそれを考えるのも嫌になってきました。ざっくり言えば「そういう年頃」この一言が一番しっくりきます。もともとLDがあり、高校受験の直前に事故で高次脳機能障害に。障害ゆえに苦労してきたリクの姿も見てきているからこそ、親としてついついいろいろ考えすぎてしまっていたのかもしれません。リクも、もう高校生。親の私も、もう少し「鈍感力」や「スルー力」を身につけていい頃合いでしょうか。まだまだ修行が足りません(笑)
2018年09月20日お付き合いをしていく上で彼氏の存在が当たり前になっていませんか?そんな慣れ合った関係が続くと私たちはすぐに倦怠期を迎えてしまいます。マンネリした関係から脱出すべく倦怠期のカップルがすべきことをご紹介していきます。1. そもそも倦怠期はいつやってくるの?倦怠期は節目節目にやってくるものなので時期をしっかり把握しましょう。(1) 3か月目まだ3か月と聞くと付き合って間もないイメージがありますよね。倦怠期がくるには早すぎるのでは?と感じますが、この時期になると自分が抱いていたイメージと実際の彼氏の差に気づき始めるころとなります。自分の思い描いていた彼氏像とのギャップに悩む頃なので、改善できるかどうかがポイントとなってきます。(2) 1年目お付き合いして1年が経つと恋人としてのイベントもすべて経験した時期ですね。彼氏のこともすべてわかるようになっており、お互いの気持ちをよく理解できるようになっています。しかし、それと共に2人の意見が違うとケンカに発展してしまうことがグッと増える頃でもあります。(3) 3年目よく「浮気は3年目から」と言いますが、3年も経つとお互いの存在が当たり前になりまるで空気のようになってしまっています。お付き合いをスタートして3年以内に結婚するカップルが多い傾向にあるため、この時期まで結婚に至っていないとなると刺激がなくズルズル関係を続けてしまっている可能性が高くなります。2. チェックしよう!倦怠期に入っているカップルの特徴!実際に自分が倦怠期に入っているかどうかチェックしてみてください。(1) 彼氏にときめきを感じないお付き合いがスタートした頃は一緒にいるだけでドキドキが止まらなかったですよね。それだけ彼氏が大好きで嫌われたくないとちょっと背伸びしていたと言えるでしょう。しかし、今は彼氏にそれほどときめかないとなると、「彼氏」から「兄弟」のような存在へ変化してしまっている可能性があります。好きだけれど愛情でなく家族愛になってしまっている証拠なので、新鮮さが足りないと言えるでしょう。(2) 連絡の回数が減った一般的にカップルは、電話やLINEは仕事が終わって家に帰ってからすると言われており、だいたい1日に1回は連絡を取り合っているそうです。それは、相手のことをもっと知りたいという気持ちや今度のデートの話題など2人の中で会話が尽きないからだとも言えます。しかし、最近になって連絡が数日に1度とグッと減っているのならお互い相手に興味があまりなくなったと言えるでしょう。(3) 彼氏にイライラする彼氏の発言が気になったり、意味のないものに感じるようになったらそれは彼氏に対してイライラする感情がわいているということです。本来2人での会話はとても楽しいものなので、イライラするのなら2人の間にすでに溝ができている可能性があります。気が合わなくなっているので、すぐにケンカに発展していってしまいます。3. 改善できる!倦怠期のカップルがすべきこと!倦怠期を改善して仲を取り戻す方法をご紹介します。(1) 2人で共同作業をする彼氏に「○○を一緒にやろう」と声を掛けて、2人で何かを成し遂げることをスタートさせましょう。例えば「目標体重を決めて一緒にダイエットをする」「お気に入りの景色を見つけるサイクリング」など今までチャレンジしたことのない分野に2人で飛び込んでみましょう。共同作業となるとお互い協力し合うことが大切となるので、その分絆もどんどん深まっていきます。(2) 2人の思い出を振り返るお付き合いをすると例えば「誕生日」「○○記念日」などをお祝いするためプレゼントを交換したりしますよね。そういった楽しい思い出が詰まった物を手元に出して2人で一緒に見てみましょう。するとあの時のワクワク感がよみがえってくるでしょう。他にも初デートのスポットをもう一度彼氏を周ってみることで「あの時ここで○○したね」「ここは今も変わらないね」と話がとても盛り上がってきます。お互いに初心に帰る気持ちを大切にすると恋心が再び燃え上がってきます。(3) 彼氏に一時的に会わない会わないとなると「別れるの?」と考えがちですが、そうではなく少し距離を置くということです。この時のポイントはあえて彼氏に本当の理由を告げる必要はないということです。なぜならあなただけが倦怠期だと感じているケースがあるからです。彼氏には「しばらく仕事が忙しいから連絡があまりとれなくなる」など簡単な理由を伝えてください。久しぶりに彼氏がいない日常を送ることによって「こういう時に○○くんがいたら…」と思うことが多いのなら、あなたの中で彼氏の存在はなくてはならないものだと実感できるでしょう。まとめ倦怠期と聞くと長年付き合ってきたカップルをイメージしますが、意外と短期間でマンネリしてしまうことがわかりましたね。ちょっとでも彼氏に対する感情が薄れてきたのなら、早めにご紹介した方法を実践してみてください。
2018年09月16日「娘の反抗期は、財力で抑え込むつもりです」そうきれいごとナシの本音をぶっちゃけてくれたのは、Netflixで配信中の映画『ネクストロボ』で、吹き替え声優を務める劇団ひとり(41)。主人公の愛犬、モモを演じているが、小さくて愛らしい見た目とは裏腹に、超毒舌キャラ!放送禁止用語を連発するので、しゃべっているときは“ピー”という音が鳴りやまない。「アフレコでは“ピー”のところも声に出して読んでるんですよ。どんな言葉だったかって?ここでは絶対に言えない。卑猥なものばかりです(笑)」(劇団ひとり・以下同)モモの飼い主・メイは、反抗期まっただなかの女の子。一方、ひとりの娘は、まだまだ素直な小学3年生だ。「2歳の弟の面倒をよく見てくれるので、助かっています。でも、早い子はそろそろ反抗期が来ますからね。いつもビクビクしてるんですよ。もし『パパ嫌い』って言われたら、娘が大好きな金魚グッズを買い与えるつもりです」結婚10年目となる妻でタレントの大沢あかね(33)とは、最近はケンカもほとんどせず、夫婦円満だそう。「ケンカするのがバカらしくなっちゃったんですよ。だって、体力も奪われるし、言い合いしたあと廊下ですれ違うのも嫌だし。ぶつかりそうなときは、どっちかが一歩引くようになりました」とは言うものの、まったく不満がないわけではないようで。「強いて言えばですけど……。うちの奥さん、ペットボトルをつぶさずに捨てるんですよ。でも注意してケンカになるのは嫌だから、僕が夜な夜なこっそりつぶすようにしています」
2018年09月14日どんなに彼のことが好きでラブラブしていても、結局あとになってやってくるのが倦怠期で、それがイヤだから恋愛したくないとか、恋愛がめんどくさいと思っている人もいますよね。倦怠期になってしまったら、それをどうすることもできず、ふたりの関係がフェードアウトして、フェードアウトするときの自分の気持ちがイヤだから、ちゃんとした彼氏を持たない女子だっていますよね。そういうのを、まるっと回避する方法、じつはあります。■■倦怠期って、ホントはどういう時期なのか?ふつうにしていたら、どのようなふたりの関係にも倦怠期がやってきます。毎晩インスタ映えするお店でインスタ映えするものを彼が食べさせてくれても、倦怠期はかならずやってきます。いわゆる「お姫様の憂鬱」って、そういうものです。女子的にキラキラしているものに日々囲まれていても、かならずやってくるのが倦怠期です。倦怠期って、なにも「彼があなたのことが好きじゃなくなった時期」でもないし、「あなたが彼のことを好きじゃなくなった時期」でもないんです。そう思うというのは、「倦怠期にあなたが負けている」のであって、「好き」という気持ちはじつは元気だったりするんですよ。では倦怠期とはどういう時期なのかといえば、単純に「刺激に飽きた時期」です。人っておなじような刺激を感じ続けていたら飽きるようになっているから。毎日キラキラとときめいていたのでは、カラダも心も疲れるので、刺激を「ふつうのもの」と認識するようになってくる、つまり「慣れてくる」んですよね。それを倦怠期と呼ぶのであって、「好きじゃなくなった」わけではない!■■ふつうじゃないこととは?ふつうにしていれば誰だっておなじような刺激に飽きてきます。ではどうすると倦怠期をネガティブに捉えなくてすむのか?といえば、「ふつう」じゃないことをするしかないです。ふつうじゃないことというのは、たとえば「毎日、自分で自分のことを楽しませてあげる」ことをするということです。多くの人の日常って、わりとルーティーンですよね。カップルにおける日常だって、わりと似たようなことを先週も今週も来週も繰り返しているわけだからルーティーン化していますよね。そういう代わり映えのない日常のなかで、自分で自分のことを楽しませてあげる、つまりささいなことであっても、自分なりに楽しむ工夫をするというのが、「飽き」に追いつかれない唯一の方法です。■■ときどき背筋を伸ばしてみる、あるいは違う道を散歩してみる恋愛に限らず、仕事でもなんでもおなじです。最大の敵は飽き。飽きに追いつかれないように、たとえばいつもの風景をちがった見え方で捉えるようにする――これしかないんですよね。たとえば、あなたが好きなJ-POPアーティストって、そんなふうに「日常の風景がちがって見える工夫」をしていたりするんですよ。シンガー・ソングライターの中には、50曲も作れば「もう飽きた」と思う人だっています。でもたとえば宇多田ヒカルさんって、もうかれこれ20年くらい頑張っていますよね。ありふれた日常の中にヒントを見出して、それをうまく歌詞にして歌っていますよね。カップルもおなじです。どのようなカップルだって、ありふれたものに囲まれています。それを違った見方で見ることができるよう、ときどきは背筋を伸ばしてみる、あるいは違う道を散歩してみる――たとえば、こんななんでもない工夫だけが、倦怠期を遠ざけることができます。(ひとみしょう/文筆家)『今夜はちょっと、恋の話をしよう』(ハウコレ編集部)
2018年08月26日第3回 [ 小川菜摘の子育て相談 ]「子育ては完璧じゃなくていい。毎日ご飯を作る余裕なんてないから、お惣菜や出前の日もある。でも、それでいいと思うんです。子どもたちが思っているほど親は立派じゃないということを見せることも大事。私はいつも “そのままの私” で体当たりしてきました」と語る小川菜摘さん。2人の息子さんもそれぞれ成人し、ようやく子育て一段落。改めて、駆け抜けた日々を振り返り子育てのお悩みに答えます。【読者からのお悩み】中学生になった息子の成績が急降下、反抗期も迎えてWパンチです。中学2年生の男の子の母です。(一人っ子です)息子には 小さな頃からいろんな習い事をさせてきて、小学校の時はまずまずの成績を保っていました。なのですが、中学校に入った頃から状況が暗転してきて、中2で成績が一気に下降。私から見たところ息子は 勉強をする気が起きないようです。問題はそれだけではありません。最近では教科書どおりの反抗期を迎え、毎日が本当にしんどく、何より息子の将来が不安です。主人に相談すると「放っておけ」といいますが、なかなか放っておけません。(※投稿内容を一部、読みやすいように編集させていただきました。)【 小川さんからのアドバイス 】なぜ勉強に興味が向かなくなってしまったのか?子供の本音を引出してみて私も息子二人にいろいろな習い事をさせました。英会話、水泳、サッカー、空手……。スポーツ少年になってほしいと期待していたんです。でも、本人はつまらなそうだった。その表情を見て、結局、親がいろいろなカードを与えても、そのカードを懐に入れる・入れないを決めるのは子ども自身だと気づきました。やりたくないことを続けても楽しくないし、お金の無駄だし、私も送り迎えがたいへんだし、途中で辞めることは悪いこととは思わない。結局、息子二人とも最終的に残ったものは、スポーツではなく音楽でした。勉強については、うちの場合は、私も旦那も勉強は苦手だったので、(笑)“いい成績”は望まなかったけれど、赤点を取らない程度にはできないと居残りで補習させられるので、「遊ぶ時間が削られてあなた自身が損するだけだよ」と言って聞かせました。次男は高校進学のときに自発的に留学しましたが、それも本人が自分にとって「必要だ」と思ったから。やはり、親があまり多くを望みすぎても仕方がない。子どもの人生は子どものものだと割り切ることも必要かな、と思います。お子さんは、そもそもなぜ勉強に興味がなくなったのでしょうか。もしかしたらいじめの問題や反抗期のフラストレーションを抱えている可能性があるかも。反抗期だと冷静に話をするのも難しいけれど、私は腫れ物に触るようにするのは嫌だったから、真正面から「お母さんはこう思っている」ということを伝えて、子どものイライラも受け止めるようにしていました。怒りながら、時に泣きながら応戦したこともあります。食事のときなど、ケンカになりにくいタイミングで、何が不満なのか聞いてみるとよいかも。それから、お母さん自身もおいしいものを食べたり映画を見たり、ちょっとしたことでいいので自分が楽しめる時間を持つといいと思いますよ。最近の小川さん自家製ピクルス漬けました‼️旨旨♡PROFILE26歳で結婚、28歳で第1子、31歳で第2子を出産。小川菜摘Natsumi Ogawa東京都出身。1978年『ゆうひが丘の総理大臣』でデビュー後、文学座演劇研究所入団。数々のテレビドラマや映画に出演。2012年舞台に復帰。2018年7月20日~22日、六本木スペース ビリオン(東京都)にて『リーディング ファム・ファタール! 運命の女 小川菜摘×青木さやか』出演。Photo:Reiko TohyamaText:Yukiko AnrakuComposition:Shiho Kodamaあなたのお悩み募集中!2人の男の子を育て、家事に、仕事にと奮闘した経験を持つ大先輩である小川菜摘さんに「親にも話せない悩みをこっそり相談したい」「自分では解決できない悶々とした感情を諌めることができない」などなど、心に引っかかっていることについて小川さんと一緒に考えてみませんか?※子どもの性別、年齢は問いません。※子どもが生まれてからの夫婦間のお悩みや、親との関係性など。※お母さんだけでなくお父さんからのお悩みも募集中です。お問い合わせありがとうございます。
2018年08月24日物心ついた時から、男性から注目される女性がいます。いわゆる「一度も男を欠かしたことがない」というタイプです。このタイプには、モテ期など関係ありません、いつでも男性が周りにいるのです。まるで女王蜂のように。この類の女性がさぞ美しいかといえば、ビジュアルは意外に普通だったりします。これは銀座のナンバーワンホステスが必ずしも絶世の美女といえないこととよく似ています。男の心をとらえるのは、外見の美しさのみではなく、「男を虜にするスキル」が必要不可欠なのでしょう。有名な美大を卒業したある女性は、まさに男を虜にするタイプでした。中学から彼氏がいる彼女は、高校時代には放課後にラブホでランデブーの女子。三姉妹の真ん中だったので、長女のように親からの期待もなければ、末っ子のように親から溺愛されるような立ち位置でもなかったのです。男兄弟がいなかったため、思春期になると、近寄ってくる男をよく観察していたと発言していました。そうです!男が途切れない女性は、男という生き物を熟知しているから、ずっとモテ期が続いているのです。だから常にモテる女になるには、男という生き物を手のひらで上手に転がすことです。言い換えると、「男をあなたのファンにする」のです。ファンのように応援してくれる男性が多いほど、人生は明るいものになるでしょう。ある調査によると、モテ期と感じる時期が、「20代や30代初めのアラサーの2回」と答えた人が多かったとあります。若い頃にモテるのは当たり前。30代アラサーは、仕事も恋愛も結婚もと欲張りの時期なので、良い意味でギラギラ感が漂います。勢いのある時は、自然にパワーがみなぎるので、それが生命の輝きとなり、さらにきらきらと輝きます。ギラギラときらきら。これで男も一発で参ってしまいます。モテるのは当たり前ね。女性のモテ期はいつまで?では女性のモテ期は、30代で終わるのでしょうか。いえいえ、大きな山は40代にあるのです。40代で人生最大の恋愛を経験する女性もいます。またこれまで恋に縁がなかった女性も、スペシャルな出会いが生じたり、これまでとは全くタイプの違う男性に魅了されりするのです。例を挙げるなら、小泉今日子ことキョンキョンが40代アラフォーの時に、ジャニーズの亀梨君と恋に落ちたことがありましたね。また最近ではアラフォー女優の吉田羊が、これまたジャニーズの若いタレントと連泊デートが報じられました。そうです!40代は年下男性との恋愛が百花繚乱になる可能性が大。女としての風格が漂う、いわゆる“女盛り”の頃に出会った年下男性との恋愛は、まさに女のモテ期を象徴しています。女のフェロモンがフル全開していますからね。40歳という年齢は、女性の美しさの分かれ目ともいえます。今まで一生懸命に綺麗を心がけてきた女性が、さらに磨きをかけていくことによって、若い女性にない大人女性の魅力が備わります。「いい匂いがする」と男性たちはこぞって、そんな大人女性に近づきたくなります。フェロモンがもたらす効果は絶大ですからね。このように綺麗を心がけている女性のモテ期が長くなるのは、諦めていないからです。つまり女を捨てない限り、モテ期は繰り返し起こるということですね。そして見逃せないのは、モテ期が長い女性の周囲には、女の魅力をたたえてくれる男性の存在が大きいこと。良質な男性がいるからこそ、女性の魅力がさらにアップします。それは結婚している、していないに関わらず、子どもがいるとかいないとかに関係なく、リスペクトしたり認めてくれる男性がいるからこそ、自信をもって、輝けるのです。もちろん、質の良い男性を作り上げるのも、女性次第。男と女は、昔から影響を及ぼし合っていますからね。良いパートナーの選び方も、モテ期を長引かせることと同じような秘訣があるといえるのです。(夏目かをる)
2018年07月28日ライターのいるみです!我が家の息子(年長)はしっかり者で、聞き分けもよく積極性もあるので家庭や幼稚園生活で特に心配に思うことはなかったのですが、ある日同じ幼稚園に通うママ友の話が私を悩ませることに……。みんながあまりにも不安を煽るので(笑)無茶苦茶心配になってしまって、帰ってからすぐネットでいろいろ調べました。その結果「いい子症候群」 では!?という疑惑が浮上……。果たして息子はいい子症候群なのか?いい子症候群とは「いい子症候群」とは親が思い描くような「いい子」でいようとする子どものことです。親に褒められたいという気持ちから、自分の気持ちを抑えて親の言う通りに行動しているうちに、自分の意思が持てなくなってしまう こともあるそうです。このような状態で成長してしまうと、コミュニケーション力が低下してしまい起きたトラブルに対してうまく回避することができなくなる可能性があります。また、保護者の目の届かない場所でたまったストレスを発散しようとすることもあるそうです。「いい子症候群」の子どもの主な3つの特徴●親の指示がないと動けない親の指示で行動を定められてきた子どもは、選択を迫られた際など「何を選んでいいのかわからない」「間違った選択をしてしまったら、親に怒られてしまうから選んでほしい」と思ってしまいがち。その結果、言動が受け身 になってしまうことも。●表情が乏しく、自己主張が苦手いい子症候群の傾向がある子は、思い通りにならないからといって駄々をこねたり、泣いてぐずったりせず親の意思に沿って行動しています。なので、自分の本当の気持ちを素直に口に出せなく なってしまっているかもしれません。●目立った反抗期がない反抗するという行為は自分の意志の表れなので長く親に抑制されて育った子は、目立った反抗心が見られません。なので、「自分の考えを言っても無駄だ」 「自分は人に認めてもらえない」と思いなかなか物事を前向きに考えるのが難しくなってしまうことがあるそうです。子どもが「いい子症候群」になってしまう原因は親にあり親である私たちが、子どもに期待しすぎて理想を押し付けてしまうことによって子どもたちを「いい子症候群」にさせてしまうそうです。また、子どもをほめない、子どものすることに興味がもてなかったり、自分の気持ちを優先的に考え行動してしまい、子どもの気持ちを無視した行動をとってしまったりすることも子どもを「いい子症候群」 にさせてしまう要因です。子どもの気持ちを尊重しよう子どもを「いい子症候群」にさせないためにも、親の意見を子どもに押し付けるのではなく子どもの言うことにしっかりと耳を傾けてあげることが大切です。子どもの意見を聞いたうえで、どうすべきか助言し一緒に考えてあげましょう。また、選択をしなければならない場合などでも親が決めるのではなく子ども自身が自分で選択する機会を与えて あげるようにしましょう。その積み重ねで、「自分は認めてもらえる」と思い自身につながるはずです。今回調べて思ったこともしかして息子は「いい子症候群」なのではないかと思ったのですが、息子自身には“まだ”その兆候はみられませんでした。ただ、私自身が息子に対して過度の期待をしすぎてしまっていた のでそれが子どもにとって、凄く負担になってしまうのだと今回調べてみて改めて思い知らされました。今後は正しいことばかりを息子に押し付けるのではなく、息子の気持ちに寄り添い私が道を作ってあげるのではなく、息子が作る道を一歩下がったくらいの距離で一緒に進んでいけたらと思います!あと、今回息子が反抗してこないけど大丈夫!?と心配になってあれこれ調べてみましたが、どうやら一般的に小学生くらいから中間反抗期 というものがあるらしいです。なので、まだ反抗期に入っていないだけという問題が新たに浮上……(笑)まぁ、それは今後わかってくることだとは思いますので!息子と和気あいあい仲良く平穏にすごせている今を、大切にしようと思います!!【参考リンク】「いい子症候群」とは?どんなお子さまに当てはまるの?/ベネッセ教育情報サイト()●ライター/いるみ
2018年07月26日皆さんこんにちは。元添乗員ママライターのゆかりんごです。初めての子育て、先の見えない育児 。育児を楽しむというより、大変なことのほうが多いと感じたことはありませんか。特に一人目の育児は初めてのことだらけで、慎重になりすぎたり、気を遣いすぎたりして疲れてしまいませんか。筆者の息子も、新生児の頃からまとまって寝ない、立って抱っこしないと昼寝もしない赤ちゃんでした。今、まさに同じように悩んでいるママもいるのではないでしょうか。そこで今回は、筆者や先輩ママたちが感じた“少しラクになったかも” と思えた時期についてご紹介します。 手がかからないようになるのは3~4歳頃今までママパパがお世話していた日常生活の多くが、一人でできるようになります。例えば、しっかり一人で歩く(抱っこの回数が減る)、食事、着替え、トイレ(オムツが外れる)です。手先が器用になってきて自分で上手にできるようになってくると、赤ちゃんのお世話のような大変さはなくなります。3~4歳はイヤイヤ期とされる第1次反抗期のピークを過ぎた頃になります。なんでも嫌と言っていた子どもが、少しずつ何が嫌なのか、何を自分でしたいのか主張してくるようになります。**********“上手に話ができるようになった4歳頃、子どもと意思疎通できる ようになって少しラクになった。子どもも親もお互いが意思疎通できるようになることで、ストレスが減ったように思う”(6歳女の子ママ)**********このように、片言だったお喋りが、文章になって自己主張できるようになると、ママだけでなく、子ども自身も落ち着いてくる ようです。他に、良いこと悪いことが少しずつ分かるようになってきます。危険なことが分かるようになると、全く目が離せなかった赤ちゃん期とは異なり、少しラクになります。 小学生になると一気に手がかからなくなる今までママパパの管理下にあった子どもが、小学校へ通うようになると子どもたちだけで遊ぶようになります。幼児期であれば、ママパパがいつ誰と遊ぶか把握していますが、小学生になると勝手に学校で約束してくるようになります。一気に親元を離れた気分 になるでしょう。しかし、幼児期とは違った新たな問題や心配事は出てきます。学校の勉強、宿題、登下校の安全など、親の心配事は絶えません。**********“小学生になると、手はかからなくなるが、目はかけるように意識している”(小学4年男の子、小学2年女の子、年中男の子のママ)**********このように、親の目の届かないところにいるからこそ、常に子どもを見て変化を見逃さず、心配りをする必要は出てきます。 2人目以降の育児は余裕が出る場合も初めての子育ては全て手探りで心配事が尽きませんが、2人目以降は経験がある ため、心に少し余裕が出るようです。筆者も上の子の育児には悩みが多く、常日頃大変だと思っていました。しかし、下の子は経験がある分、赤ちゃん期の成長過程に予測がつき、上の子に比べて悩みは少なかったように思います。これが、3人目になると、さらにおおらかな気持ちで、ただただ可愛いと思いながら子育てできる、との声も聞かれます。**********“3人目のときは、上の2人が入園していたので、今のところ育児が大変だとは思ったことはない。泣くとかんしゃくを起こすので、その対処法を見つけるのが大変だったくらい”(小学生男の子と女の子、年中男の子のママ)**********初めての子育てであれば、かんしゃくを起こされるとどうすればよいか戸惑ってしまいます。しかし、経験があると、動揺するのではなく冷静に対処法を探すことができます。 きょうだいの年齢が近い場合は大変な時期が長引くきょうだいの年の差が1~2歳の場合、イヤイヤ期の頃に妊娠出産となり、上の子の対応などまさに戦場さながらになります。筆者の子ども達も2歳0か月差でしたので、赤ちゃん返りの対応など初めの数ヶ月は途方に暮れるほど大変でした。3歳になったらきっとラクになるはず、と毎日切実に願っていました。しかし、一旦落ち着きをみせた上の子の赤ちゃん返りが、下の子の自我が芽生えると同時に再発 しました。ちょうど3歳と1歳の頃です。常に上の子の対応に振り回され、下の子が大変だと思う余裕もなく、下の子のイヤイヤ期もただ可愛く思えたくらいです。年齢の近い3人きょうだいを子育て中のママからも、悲痛な声が聞かれました。**********“長男と次男が年子で、長男が入園するまでが大変すぎて、一人トイレにこもって涙することもあった。一番下の娘を妊娠したときは、長男3歳半過ぎ、次男2歳前で、切迫早産で安静指示が出されてしまった。娘が生まれてからは、上の二人は幼稚園に行っていたので、その間だけが唯一ゆったり育児ができた。園から帰ってきてから寝させるまでが大変すぎて、夫に時々早く帰ってきてもらうようになった”(小学3年男の子、小学2年男の子、年中女の子のママ)**********年齢が近いと、きょうだい喧嘩も激しく、ママの取り合いにもなります。筆者も毎日喧嘩の仲裁でくたびれ果てています。しかし、きょうだいの年齢が近いことは大変なことばかりではなく、メリットもあります 。下の子が遊べるようになると、きょうだいで同等に遊ぶこともできるので、その間だけは少しラクになります。赤ちゃん期の手のかかる大変さは3~4歳頃には落ち着きます。しかし、小学生以上になっても、新たな悩みは増えて、さらに中間反抗期、反抗期とやってきます。きっとその都度子育てに悩んだり大変だと思ったりすることでしょう。育児はどのタイミングであれ大変です。手がかからなくなっても、常に目をかけ、気をかけ、子どもを信頼してどのタイミングも乗り越えていきましょう。●ライター/ゆかりんご●モデル/KUMI
2018年07月20日こんにちは、ユキミです。2歳になるイヤイヤ期真っ盛り の息子ユキタに日々振り回されている、新米母さんの日常をお送りしています。イヤイヤ期真っ盛りのお子さんをお持ちのお母さん…耐えてますかーーー!?(泣)お互い毎日お疲れ様です。ちまちましたものやでっかいものや、色んなイヤイヤを絶えずぶつけられると、いい加減こちらもイヤイヤしたくなります よね…。いつかは終わるとは分かっていても、一体こんな毎日いつまで続くの…(泣)ということで。我が家の息子のイヤイヤ期を振り返りながら、イヤイヤトンネルのゴールを考えてみました。息子1歳3か月イヤイヤ期スタート息子は産まれた時から毎日よく泣く子だったので、なんなら産まれた時からイヤイヤ期?(笑)なんて言いたいのですが、「イヤイヤ期=自我の芽生え」ということで、この時期くらいだと思います。食事の介助を嫌がったり、ストローマグではなくコップで飲みたがったり、棚の上の物が欲しかったりなど、細かい要求がたくさん出てきました 。でも、この当時私は「なんだ、イヤイヤ期は要求をかなえてあげればいいのか!このくらいなら頑張れるわっ☆」なんて思っていました。甘い…甘すぎる…!!あと数か月後には地獄を見るとも知らずに… 。息子1歳6か月イヤイヤ期MAXほんの数か月前までは、息子から出された要求をクリアすればOK☆程度のことだったのが、この頃から、まー要求がこじれるこじれる。例えば「あっち」と指をさすのでそちらに連れていけば「ちがう!!」と泣かれ、「これ」と指をさすのでそちらを渡せば「ちがう!!(いらない)」と泣かれ。まだ言葉も具体的には出ておらず、ほとんどの会話を「あっち」「ちがう」「んっ!!」で説明され…。そして出される要求は明らかにレベルアップ… 。息子は1回で伝わらないとみるみると機嫌が悪くなっていくタイプだったので、母はまるで時限爆弾のスイッチを解除するようなスリルを味わっていました…。この頃は正直毎日朝が来るのが怖かった です。息子2歳6か月現在変化が…?イヤイヤ期スタートから約1年。現在息子は大分言葉も増え、自分の要求を結構細かく話してくれるように。おかげで、時限爆弾のようなスリルを味わうことはなくなりました。「え!となるとイヤイヤ期は終わったの!?トンネルを抜けたの!?」と歓喜の声が上がると思い気や、また新しい問題に直面しております。へへ。その問題とは。実はここ最近、息子は「やってはいけない」と理解していたことを「わざとやる」ように なりました…!!例えばテレビ。今まではできていた、指定の位置で離れてみるということ。インスタグラムでテレビから離れてみる方法として、「テレビを見る定位置を決める」ということを書いている方がいて、それを実践していました。それが現在…他には、・電車の中で静かにする・お友達のものをとらない、お友達を押さない・物を投げないなどなど、以前はクリアしてきた問題がここへきて再浮上…。これまた頭ごなしに「やめなさい!!」と怒ると、「やるのーー!!」と怒りのエネルギーが倍増で返ってきます…。まさにカウンター。では穏やかに言い聞かせ!といくと、「いま〇〇しとるの」といっちょまえな屁理屈が返ってくる。これはこれで結構腹が立つ 。もちろん怒りが倍になって返ってこようが、へりくつだろうが、危ないこととお友達を傷つけることは力ずくで止めます。しかし、イヤイヤ期とはまた違うこの反抗、一体何者なのか…。やってきた…「第一次反抗期」自分の気持ちを「NO」で表現するイヤイヤ期を終えると、今度は「NO」だけでなくハッキリと自分の主張を言ってくるようになります。これが、第一次反抗期 だそうです。親から見たらまだ半人前どころか、まだオムツもとれてないやろ、という彼らですが、きっと自分の中ではもう一人前の紳士や淑女だと思っているのでしょう…。彼らが自分の主張を認めてもらいたい、分かってもらいたい、という気持ちも分かりますが…。それならもう少しこちらの希望にも添ってくれよ~(泣) なんて思いますが、まだこの世に産まれてきて数年の彼らにそれは酷ですよね。----------きっとイヤイヤ期の終わりは「お母さんの都合も分かってくれるようになる」時なんじゃないかな、と私は思います。となると…え、そんな空気が読めるようになるのって、いつ…!?まだまだ先は長そうな我が家です(泣)それまではお母さん同士、我が子のイヤイヤエピソードをため込まないで、なるべく共有していきましょう~!!●ライター/ユキミ
2018年07月18日Upload By かなしろにゃんこ。ADHD息子、昭和なガンコおやじに頭が上がらず!息子リュウ太にはADHDと軽い広汎性発達障害があり、小さいときから気性が荒く育てにくい子でした。母親の言うことをきかない息子が、唯一頭が上がらない人がいます。それは、父親。単身赴任先から帰ってくる日には、おびえておなかを壊してしまうほど…。昭和のマンガに出てきそうな、ガンコおやじなのです。片付けられない息子へ、父親のながーい説教がUpload By かなしろにゃんこ。夫はしつけに厳しく容赦なく怒るタイプで、お説教も長い!小さい頃の息子は、とにかく片付けができませんでした。ADHDの特性からか、遊んでいてもアレコレ興味があるものに手をつけてはオモチャを散らかします。すると、夫は息子にとても怒るのです。幼児は親と一緒でないと片付けできないものですが、特に息子は片付けが苦手なのでうまくいかず、オモチャを投げながら片付けるのでさらに怒られるという悪循環。私の膝におびえて逃げてくるのですが、抱っこされている姿を見た夫はさらに「甘えるな!離れろ!」と怒ります。小さい子だからといって失敗や怠惰を許そうとはしません。私も「そんなに怒らないで、注意だけにしてほしい…」と伝えていましたが、夫の教育の理想は高く、誰にも曲げられません。父親の理想は、はるか高くUpload By かなしろにゃんこ。夫の理想の子は頭のいい子です。疑問に感じたことに好奇心を持って調べるような賢い子、そんなふうに息子に育って欲しいという願望が強く「教養番組やクイズ番組を見なさい!」「歴史番組を見なさい!」と息子に勧めます。でも、息子はアニメやバラエティが大好き…。自分の希望通りのことをしてくれない息子に「は~もう、うちの子はダメだな~」とイヤミを言うこともありました。「ダメ扱いされたら悔しがって、勉強へのヤル気を出すだろう!」という父親の作戦だったのですが、息子は負けず嫌いな性格ではないので逆効果です。息子の本音は…父親に認めてもらいたい!父親は、「発達障害の特性は努力でなんとかなる!」と思っているので、できない努力を要求してしまうところがあります。息子は努力がキライで、怠惰な部分もあるので、その姿を見ているとイライラするようでした。息子が中高生になると、父親に怒られた後はぐちることもありました。「お父さんは、オレのやることすべてに文句を言うし反対する。オレのことがキライなんだ」と言い、本当にそう思い込んでいるのです。「そうじゃないよ…子どもに期待しすぎているだけなんだよ」と伝えますが、”父親にかわいがられていない=自分は認めてもらっていない”と感じると言います。父親に認めてもらえなくたって、母親に愛されていればいいじゃないの!?と思うのですが、リュウ太はそれでは気が済まなかったようです。「父親にほめてもらえないと、自信がもてないのかな?」なんて思っていました。Upload By かなしろにゃんこ。父親の前ではいい子アピール!Upload By かなしろにゃんこ。単身赴任しているので、普段は家にあまり居ない父親。「今日、帰るぞー」と連絡が来ると、息子は緊張のせいか下痢になってしまいます。さらに部屋を急いで掃除したり、いい子に振る舞おうと一生懸命。演技がかっていて、ぎこちなくなるので笑ってしまいます。厳しい父親だけど、助かることもあってUpload By かなしろにゃんこ。息子に厳しい夫には、怒り方が人格否定になっているときもあり、言い方に気をつけてほしいなと思うこともあります。でも、厳しくしてくれることで助かる面もあります。箸の持ち方や自転車の乗り方など、母親が相手だと甘えて覚えようとしないことは、すべて父親に任せることにしました。何度言ってもやらない部屋掃除も、父親から促してもらうと渋々やります。夫にガツンと言ってもらえると早く覚えられたり、早く解決することが分かりました。ライオンのオトンみたいな父親が理想!?Upload By かなしろにゃんこ。私と息子の親子喧嘩が増えると、「こんなときに、夫が家にいてくれたらな~」と思います。普段は積極的に育児に関わらない父親ですし、「そこまで怒らなくても?」と思うこともありますが、ヤンチャな息子をある程度コントロールしてくれるので助かる面もあります。理想が高く、厳しい父親ですが、ライオンのオトンのように「ここぞ!」というときに存在感を示してくれればいいかな?と今は思うようになりました。
2018年05月04日魔の2歳児でイヤイヤ期だった時期を過ぎ、ようやく会話でコミュニケーションが取れるようになってくると、やってくるのが反抗期。これまでは、ただイヤなことがあると泣きわめくだけだったのが、こちらの言ったことを理解した上で反抗するようになるので、さらに厄介なことに。反抗期に突入した子どもをみて「成長してくれているんだな」と理解していても、イライラすることもあります。世のママたちは、反抗期の子どもたちにどう接しているのでしょうか?ママたちの声を調べてみると…。叱るより褒める多くのママたちに共通しているのが、「大きな声で叱ってばかりいると、子どもが慣れてしまう」という意見。大声で叱られることに慣れてしまうと、「次は暴力しか残されていない」という厳しい忠告もあったり…。叱られた子どもは、叱られたことに注意が行き、その内容まで理解することは難しいようです。なので、できないときに叱るのではなく、できたときにしっかり褒めてあげることが大事だと考えるそう。我が子を他人の子どもだと思う?「叱るよりも褒めることが大事」とはいえ、育児はそう簡単ではありません。感情的に子どもを怒ってしまうことがあるなら、他人の子どもと接していると考えるのもひとつの方法だといいます。というのも、自分の子どもに対して、“怒鳴ったり”、“お尻ペンペン”をしてしまう人でも、他人の子どもに対しては、ほとんどしないはず。そこで、自分の子どもに対してカッとしてしまったときは、他人の子どもを預かっていると思い、衝動を抑える方法が有効だというアドバイスもあります。それでも怒ってしまったときには、冷静になぜ怒ったのかを伝えてあげると良いようです。怒られて泣いてしまったなら、ギュッと抱きしめて、怒ってしまったことを謝り、子どもが落ち着いてから、ゆっくりとやさしい言葉で、怒った理由を教えてあげましょう。イヤなことは楽しいことに置き換える反抗期の子どもは、なんでも「嫌い」、「イヤ」と、ママの提案を拒絶したりすることがあります。例えば、「お風呂に入ろう?」と誘っても「入りたくない!」と反抗する子ども…。でも、そんな子でも、親がやっているお風呂掃除には興味があったりします。そこで、石鹸をつけたスポンジを渡して、一緒にお風呂掃除ごっこをして、楽しい気持ちのままお風呂に入れてあげればOK。ほかには、着替えをしない場合は、「10数えるうちに着替えないと、こちょこちょだよ~」といった感じに、カウントダウンをしてゲーム感を出してあげるなど、嫌いなことを無理にさせるのではなく、楽しくできるように親が工夫してあげるのも大事なポイントなのだとか。3歳になると会話もかなり理解できるようになり、わざと親が言ったことと反対のことをして遊んだり、厄介度は2歳の頃よりさらに高くなります。無理に親がしてほしいことを強制するのではなく、すすんで自分からできるように誘導してあげたいですね。(文・姉崎マリオ)
2018年04月17日発達障害の特性って?「社交辞令や、本音と建て前について考える」がテーマの当事者会へUpload By かなしろにゃんこ。息子に発達障害があると分かったころの私は、発達障害とはどういうものなのかもよく理解できていませんでした。息子の特性についても、すべてを分かってはいなかったと思います。他の人がどんなことで悩んでいたり困っているのかも知らなかった私にとって、当事者会は障害やその特性についていろいろ学べる場所だったのです。ある当事者会に参加したとき「社交辞令や、本音と建前について考える」というテーマで話し合う日でした。「こんなツライことがあったんです」と報告するムードではなく、どちらかというと失敗から気づいたことを伝え合っていました。そこで教えてもらったことは…社交辞令を、額面通りに受け取ってしまうUpload By かなしろにゃんこ。「いつでも本音で生きていたいから嘘がキライ、だから一般社会で社交辞令を使う意味が理解できない」という人が何人かいました。「社交辞令が分からない場面って?」具体的なエピソードで学べたUpload By かなしろにゃんこ。例えば…・引っ越しの挨拶で「お近くにお寄りの節はぜひ、わが家にお立ち寄りください」と言われれば「近くに行ったときには、訪問した方がいいのではないか?」と考えてしまう。・上司や親戚の家にお邪魔して「ゆっくりしていって」と言われたので、何日も泊めてもらった。「そんなに親しくないのに、なぜ誘ってくるんだだろう?」と考えてしまったり、「言われたようにしないと失礼なのでは?」と考えてしまったりするというのです。それが”定番の挨拶”であると知らないうちは、”額面通り”に受け取ってしまいアレコレ悩んでしまうのだと教えてもらいました。相手が気遣いから嘘を言っても気がつけない。相手の顔色を見て”本当は喜んでいるのか?それとも嫌がっているのか”を読み解くことは一番苦手なことだと言います。だから、「本当のことを言ってくれないと気がつけなくて失敗してしまうんだよね~」と告白すると、周りの人も「あるある、分かるな~」と共感。本音と建て前を使い分けする意味がイマイチ分からないから、「のみに行きましょう!」が定番の別れの挨拶だと知るまでは、誘われても本気かどうか分からない上、苦手な人だと「本当に誘われたらどうしよう…」と悩んでしまったり…。相手の表情から感情を読み取るのが苦手なのは発達障害の特性の中でよく聞いてはいましたが、具体的な場面でどう影響するのかまでは想像できていなかったので、とても勉強になりました。社交ルールは学校では教えてくれないですし、場の空気を読んで「コレはノリで言っているんだな」と判断することは難しいのだと理解できました。そもそも、「心にもないことを言う習慣が分からない」というので、日本人のならでは(?)の習慣を、客観的にとらえることもできました。う~ん…確かに少し面倒くさい習慣だわ(笑)友だちの言葉をうのみに…息子も一緒だった!Upload By かなしろにゃんこ。「そういうことあるある~」と皆さんと笑いながら話していたのですが…んん?待てよ!?うちの子も嘘がキライだし、本音だけで生きている…。その場のノリで出た友だちの調子のよい話を真に受けて、落ち込んだり振り回されてしまったことも一度や二度ではない!「一緒に文化祭の係をやろう」と友だちと話していたのに、結局は自分一人だけが立候補して、落ち込んでいたことも…。わが子にも同じような特性があるんだと改めて気づいたのです。反抗期の息子にはまだ早かった!?「本音と建て前」、バサリと斬られるUpload By かなしろにゃんこ。そこで、もう中学生だし少しずつ社交辞令について教えていこうと思いました。世の中には「本音と建前」というものがあることを、例文を交えて説明したとたん、流石は反抗期!「そんなつまらねー話をしている大人はクソだな!」とバサリ。反抗期の息子にとって”大人は全部敵”ですから、大人のルールも息子にとってはクソです。確かに、のびのび生きていったほうが本当はいい。でも…社会人になってから失敗したり、凹むことが少しでも減るなら、自分は社交辞令を使わなくても知識として持っていてもいいと思います。発達障害がある子は精神年齢が3割幼いとも言うので、息子には高校生になってから改めて話すことにしました。二十歳になった息子、社交辞令が理解できるようにUpload By かなしろにゃんこ。息子が高校生になってから、改めて社交辞令について教えはじめました。友だちの家にお邪魔する予定がある日には、「おいとまする時間が遅くなって、家の人が『ゆっくりしていって。ごはん食べて行きなさい』と言ったら帰る合図だよ」と伝えてから行かせるようにしました。高校生になると「あーそうなの!?そういうもんなんなの、分かった!」と、理解する姿勢を見せてくれ、母は嬉しく感じたものです。ただし!「覚えてたら気をつけるよ!だってオレ忘れっぽいじゃん」。そうだった、息子にはADHDがあるから、興味ないことは忘れちゃうよね…。でも諦めずに伝え続けています。二十歳になる今では、大人の人と趣味の交流会でお付き合いする機会も増え、「自分は社交辞令を使わないけど、そういうものもある程度必要なんだ」ということは分かっているそうです。少しお節介な親ですが、社会に出る日が迫ってきているので、これからもしばらくは機会があるごとに伝えていこうと思っています。
2018年04月15日イヤイヤばかりのあの時期がようやくおさまったと思ったらこれ。イヤイヤ期パワーアップリターンズかと思いきや、3歳の反抗期なのだそうです。 専門家じゃないので、その辺の細かい話はさておき毎日まいにち、延々これだとさすがに神経が疲れてくるのです。イライラするからといって叱りつけるのもおかしいし気長に相手をするといっても限度ってものがある。 そういえばイヤイヤ期の対策としてイヤイヤを逆手にとって、やってほしいこととは逆のことを提案してあえて「イヤ」と言わせやってほしい方向に持っていくというテクニックを耳にしたことがあります。例えばお風呂に入りたがらない子に「お風呂はいらないでいいよね」→「イヤ!お風呂入る」→首尾よくお風呂へ誘導というからくりですね。 しかし3歳ともなるとそんな小手先のテクニックは通用しませんし、そもそも漫画の中にあるように、全て「◯◯じゃない!」という完全否定で帰ってくるわけですから 打つ手なし なら、ちょっとは楽しませてもらってもいいんじゃないかしら。成功した瞬間は全ての苦労が吹っ飛ぶくらい笑いました。
2018年04月13日