坂口健太郎、菅田将暉、綾野剛…と、昨今女性たちのハートをつかんでいるのは、あっさりとした顔の魅力的な“塩顔男子”。実は、中国でも“塩顔”イケメン俳優ホアン・シュアンが大ブレイク中ということで、今回は彼が出演するドラマ「ミーユエ 王朝を照らす月」のDVDリリースに合わせて、ホアン・シュアンに注目してみた。1985年生まれ32歳のホアン・シュアンは、演技派俳優として評価されているだけでなく、「ディオール(Dior)」のアンバサダーを務め、ファッション誌のグラビアを飾るなど、スタイリッシュなカッコよさでも人気を集める存在。子どもの頃、マイケル・ジャクソンに憧れてダンスを始めたという彼は、北京舞踏学院という名門校の出身。チャン・イーモウ監督の映画『王妃の紋章』で王子役に抜擢されたが、脚本の変更で王子の年齢が19歳から14歳に引き下げられると、降板を余儀なくされるホアン・シュアン。しかし、10年後にリベンジが叶いイーモウ監督の米中合作映画『グレートウォール』に出演しマット・デイモンと共演も果たす。また彼の転機が訪れたのは2014年。盲目のマッサージ師を演じた映画『ブラインド・マッサージ』がベルリン国際映画祭の銀熊賞を受賞し、台湾のアカデミー賞・金馬奨で6冠に輝き、ドラマ版「紅いコーリャン」では中国のエミー賞・国劇盛典のブレイクスルー男優賞も獲得した。そして、彼がさらに注目を浴びることとなったのは、「宮廷の諍い女」の名女優スン・リーが主演を務め、2016年中国No.1大ヒットドラマとなった「ミーユエ 王朝を照らす月」への出演。史上初の中華統一を成し遂げた秦の始皇帝の高祖母にあたる宣太后・ミーユエ。本作は、中国史上初の女性政治家として秦の礎を築き上げた彼女の波乱万丈の生涯を描く物語だ。そんな本作で彼が演じたのは、スン・リー扮する秦の始皇帝の高祖母・宣大后の初恋の相手で、彼女を一途に愛する黄歇役。高貴な出身で高い志をもちながら悲しい運命に翻弄される役どころは “塩顔”イケメンの彼にとってはまり役で、時代劇衣装を美しく着こなす姿も視聴者をうっとりさせた。また来年には、日中合作映画『空海-KU-KAI-』の公開を控え、今後日本でもブレイクも期待されるホアン・シュアン。ついにトップスターの仲間入りを果たし、いまでは主演ドラマや映画を次々と成功させている彼の魅力をぜひ「ミーユエ 王朝を照らす月」で確認してみて。「ミーユエ 王朝を照らす月」DVDは発売・レンタル中。(cinemacafe.net)
2017年10月10日明石家さんまが各界からの超豪華ゲストとトークを繰り広げる「さんまのまんま」。本日10月9日(月・祝)に放送される、秋恒例のスペシャル「さんまのまんま 秋のさんまもゲストも脂がノッてますSP」には、浅野忠信や陸上選手・桐生祥秀ほか、女優業も好調の人気お笑い芸人・渡辺直美、ダンスボーカルユニット「Perfume」、森山良子と平泉成のベテランコンビに、最旬俳優の筆頭株・坂口健太郎が登場する。■渡辺直美×Perfume×さんまがダンスでコラボ!?渡辺さんといえば、現在、Instagram(インスタグラム)で日本一のフォロワー数・723万人以上を誇る人気者。まもなく30歳になるという渡辺さんは、初めてのテレビ出演が「さんまのまんま」新春SPだったと言い、「(ここまで来られたのは)さんまさんのおかげです!」と感慨深げ。「恋愛もしてきたの?」とさんまさんに問いかけられると、自身が恋愛体質であると告白。しかし「(世の中の男性は)女性に面白さを求めてはいないみたい」と言い、「振られてしまうことが多い」と肩を落とす。そんな渡辺さんは、黙々と仕事に取り組むテレビ関係のスタッフによく恋するそうで、最近、ある人が気になっていると打ち明ける。渡辺さんがそのお相手の男性に恋した瞬間を暴露すると、「それはキュンとくるわ!」とさんまさんも絶賛。さらに話を聞いていくうちに「なんていい人や!」と、さんまさんも惚れてしまいそうに!?また、最近インスタグラムの効果を肌で実感したというさんまさん。「俺もそろそろインスタ始めようかと思ってんねんけど…」と、まさかの発言。「どうしたら日本一になれるねん?」と教えを乞うさんまさんに、渡辺さんはとっておきのコツを伝授するが…。さんまが困惑したその理由とは?さらに、渡辺さんの希望で、インスタグラム用の写真をスタジオで撮影することに。さんまさんが「渡辺をおんぶしたら面白いのでは?」と提案するのだが、体重103キロと聞き、絶句!実際に撮影したこの写真は、先日、渡辺さんのインスタ・アカウントで公開されており、「いいね」の数を番組内で発表する予定。いったいどれほどの「いいね」がついたのか、乞うご期待!そこへ登場したのが、「Perfume」のあ~ちゃん、かしゆか、のっち。渡辺さんとは音楽番組で共演して以来、親しい仲だそうで、先日も渡辺さんは「Perfume」のライブに出演したのだそう。そのライブについて、“あ~ちゃんワールド”全開で独特に表現していく様子に、お笑い怪獣・さんまもタジタジ!?そして、「Perfume」からのお土産は、自身がプロデュースしたハイヒール。8cmのヒールを履いて何事もなく立ち上がるさんまさんには、「Perfume」もびっくり。そして、そのハイヒールを履いて、さんまさん、渡辺さんが「Perfume」ダンスに挑戦する!■最旬俳優・坂口健太郎は「“芸能界どっぷり病”」!?さらに、『ナラタージュ』で新境地を見せる最旬の俳優・坂口健太郎も登場!最近まで大竹しのぶと親子役で共演していた坂口さんは、「大竹さんからお土産を…」とまず発言。困惑するさんまさんに「間違えました!」と慌てながら、“大竹さんからさんまさんの好みを聞き、お土産を持参した”と弁明。そんな坂口さんに、いつものように大竹さんの口調をマネするさんまさん。すると、対抗心に火がついたのか、「僕も大竹さんのマネができるんです!」と自信満々に披露するのだが…。また、さんまから趣味を尋ねられた坂口さんは「読書や映画」と答えるのだが、職業的な目で見てしまうと話し、「“芸能界どっぷり病”やわ!」と、さんまさんから同情されることに。そんな坂口さんだが、唯一笑って見られる番組があるという。「驚かれるんですけど…」と坂口さんがその番組を明かすと、さんまが「“芸能界どっぷり病”ではないわ!」と訂正!いったいどんな番組なのか、気になるところ。このほか、映画で夫婦役を演じて以来、仲良しという森山良子&平泉成のベテランコンビも登場。そして陸上の桐生選手は、トーク番組初出演。先日、日本人初となる100m9秒98をたたき出した“日本最速の男”からのプレゼントに、さんまさん大感激!そして、さんまさんと初共演となる浅野さんが、即興で披露する歌声も見逃せない。「さんまのまんま 秋のさんまもゲストも脂がノッてますSP」は10月9日(月・祝)21時~カンテレ・フジテレビ系全国ネットで放送。(text:cinemacafe.net)
2017年10月09日●有村架純が表現した生々しさ松本潤、有村架純、坂口健太郎という、トップクラスの俳優陣が集まり映画化された『ナラタージュ』(10月7日公開)。島本理生原作のベストセラー恋愛小説が、満を持して実写化された。今回松本が演じるのは、高校教師の葉山。離婚の成立していない妻がいながら、元教え子の泉を翻弄する。有村はそんな葉山に思いをぶつけながらも、じりじりとした関係にとらわれ身動きがとれない。坂口演じる小野は、そんな泉の理解者となりまっすぐに思いを寄せていくが、次第に嫉妬心に蝕まれていく。一筋縄ではいかない人物たちが織りなす恋愛の中で、監督が「奇跡のキャスト」という役者陣の魅力とは。○有村は努力の人――今回お三方がそろったのは奇跡的だったとおっしゃってましたが、有村さん演じる泉は、感情の機微をじっとりとした眼差しに込められていたところがすごかったですね。有村さんは非常に生々しく、表情一つにしても印象的でしたね。この人はすごい人ですよ。努力の中から生み出しているところがあると思います。でも自分の感情を振り絞るのは、技術だけでできるものでもないですから。「泉の感情で、自分に置き換えて理解できるものはほとんどないです」と言っていましたが、この役の息苦しさを理解しようとしていましたし、僕も放置して追い込みました。撮影を地方にしたのも、逃れられない閉塞的な部分をつくるためという理由もあったんです。地方ロケに行くと、逃げも隠れもできません。あとは、湿度の高い感じを出したくて。すごく顔が上気して火照っている、微熱みたいな状態を上手く作れないかなと思いました。――そういう意図は結構、現場でも話されたりしていたんですか?有村さんとは撮影に入る前にすごく話をしました。根性のある子ですよ。見る限り、すごく頑固な部分をすごく持っているし、かわいい顔をしているけど絶対に芯が強い。いくつかの作品を見て、ただかわいいだけじゃなく、どこかで疎外感も持っている気もしたんですよ。お友達がいっぱいいて、ワイワイやっている子ではないな、みたいな。難しいことをやってもらったのですが、「こういう表情されると男ってきついなあ」と思わせられるところを、本当に生々しくリアルに表現してくれました。どちらかというと僕は松本君と共犯者でしたが、松本くんも、有村さんからどんな表情が引き出せるかなって、きっと考えていたとも思いますよ。「期待していたのにがっかりだよ。でも、好き」という表情をしている。●スタッフが削ろうとした、かっこ悪い松潤○男の愚かさが現れた――坂口健太郎さんも、中盤からは特にあまり今まで観られなかった坂口さんの姿でしたね。切ないですよ、彼は。「なんで俺じゃダメなんだよ」「絶対に俺の方が幸せにするのに」という、よくある男の愚かさが彼にもあって。そういう感情を上手く表してくれたなと思います。監督としても、非常に一緒にやりやすいニュートラルな俳優で、これからも注目していきたいです。現場でも、彼自身が「面白い」と言っていました。たくさんやりようがある役だと思っていたみたいです。――松本さんと有村さんのラブシーンもかなり印象的でした。松本くんは『東京タワー Tokyo Tower』で結構激しいシーンをやっていると言ってましたよ。ある程度は指示をして、あとは自由にやってもらいました(笑)。――松本さん演じる葉山先生は、客観的に見ると”ダメ男”でもありましたね。この作品、最初にできたのが3時間半のバージョンだったので、いつも信頼している編集にもう少し短くなるように任せたんですよ。そしたら、葉山がすごくスマートな男になってしまって。でも彼は、良かれと思ってやったわけです。「このままだと松本君がかっこ悪いな」と思って、葉山が謝っているところとか、削っちゃった(笑)。雨に濡れる、スマートなかっこいい松潤の映画になって、「これだったら喜んでくれますよね」と言っていて、職業病なんだけど、「いやいや、違う違う! かっこ悪い方がいいから!」と、最終的にはわかってもらうことができました(笑)。だってかっこいいやつが「俺のこと好きだろ」と言っていても、「なにその自信!」って心の中で思うんですよ(笑)。でも松本君もそういうイメージを持たれているわけで、そんな松本君を封印するからこそ、面白かったです。――どういう風に封印されたんですか?松本君はすごく目が光っているから、今回はメガネをかけてもらって、さらに「眼光を40%にして」とお願いしました。「どういうことですか?」と聞かれたけど、「目にブラインド下ろしてくれれば」というところから始まって(笑)。実際に撮影開始すると、松本くんが「今やってみたけど、40%って、これくらいですか?」と言うので、「自然だったからいいんじゃないかな」と答えて、その感覚を自分の中に置いていってもらいました。ただ、ふだんの眼光は40%だけど、気持ちを追い込むシーンでメガネを取ると、自然と松本潤の目になっていきますから。ダメな奴なんだけど、向き合った時に、観客が自然と「やっぱりこの人は自分にとって代えがたいものだ」と思ってしまうんです。葉山は変わっていないのに、観ている方はだんだん泉の気持ちに乗っかれる。そういう気持ちになれるのは、松本潤だからこそですよね。プロデューサーから「松本君はどうか」と言われなかったら気づかなかったし、もっと大人の色気が溢れている俳優にしてしまったかもしれない。そうすると、ちょっとマッチョな映画、大人すぎる映画になって、着地するところが見えてしまうんです。松本潤だと、着地点が見えないんですよ。それはプロデューサーの手腕ですし、松本君の素晴らしさだと思います。
2017年10月08日TBS系ドラマ「コウノドリ」特別試写会&舞台挨拶が7日(土)、都内で行われ、主演の綾野剛、共演の松岡茉優、吉田羊、坂口健太郎、星野源、大森南朋が出席した。本作は、2015年に放送されて人気を博したドラマの続編。患者に寄り添う産婦人科医とミステリアスな天才ピアニストBABYという2つの顔を持つ鴻鳥サクラ(綾野さん)を主人公に、「生まれ、そして生きること」をテーマに新たな命の物語を描く。前作から約2年が経つが、お互いに連絡を取り合って絆は深まっており、「また、このチームで同じベクトルに向かって戦える」と気合をのぞかせる綾野さん。一方で、「源ちゃんの“オモえもん”見てましたよ」と、星野さんが出演するNHKのバラエティ番組「LIFE!~人生に捧げるコント~」のキャラクター名を挙げたり、昨年の大ヒットドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」の“恋ダンス”の指を前後に動かす振りを披露したり、人気が爆発中の星野さんにハマっている様子を見せて会場の笑いを誘った。舞台上ではサービス精神たっぷりにふざけた素振りも見せる綾野さんだが、ドラマには真摯に取り組んでおり「命とエンターテイメントをイコールで結ぶわけにはいきませんが、僕たちは事実を基にフィクションに変えているので、集中してやっています」と熱いコメント。さらに、見どころであるピアノ演奏について、わずか2週間の練習で本番に臨んだことも明かした。それを受けて、吉田さんは「綾野さんは本当にストイックで、綾野さんを見ていると人間できないことはないんだなといつも思う」と感心しきり。星野さんはサクラのヘアスタイルが変わったことに衝撃を受けたようで、「ちょっとイケメン風に…」と説明する綾野さんに、「“風”じゃなかった。イケメン!」と絶賛の言葉を送った。その星野さんは、人情派のサクラと真逆で、理論派で冷徹な四宮春樹を好演しているが、吉田さん演じる小松から「シノリン」と呼ばれることがお気に入りだと打ち明けると、「まだ呼ばれていないので、どこかで入れてください」と関係者に呼びかけていた。「コウノドリ」は10月13日より毎週金曜22時~TBSにて放送。(初回15分拡大)(text:cinemacafe.net)
2017年10月07日有村架純、坂口健太郎、森川葵という同世代の人気若手俳優3人が10月8日(日)朝に放送される「ボクらの時代」に出演。月9ドラマ共演から親交を深めた3人が、仕事、家族やプライベート、そして恋愛・結婚観までここだけの貴重なトークを展開する。有村さん、坂口さん、森川さんの3人は2016年にフジテレビで放送された月9ドラマ「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」で共演したことがきっかけに親交を深め、今年3月にも共演者6人で集まり「いつ恋」会を開催するなどプライベートでも仲良しだという。トークでは有村さんが結婚について「30歳がベストかな」と発言すると、坂口さんは「40歳とかになっているかも。でも、親には孫の顔を見せたいな」と話し、それに対して有村さんが「私も思う!孫の顔見せたいなって」と返すなど、お互いの結婚に対する考えから現在進行中の“親孝行話”まで話が展開。理想の恋愛の話題では「100%自分が恋をするとしたら相手のことを好きでいたいけど、ちょっとずれた部分とか、自分とマッチしてない部分も好きになれるところがいい」と理想の人、相性について持論を展開する坂口さんに「人間って自分にないところを好きになったりするから」と森川さんも納得。3人は「一目惚れするタイプか否か?」で盛り上がる。また「心が小2か中2で止まっている」と言われたという坂口さんに有村さんも「私も言われた!13歳で止まってるって」と両者が“精神年齢の低さ”というまさかの共通点を発見。幼少期に関するトークでは坂口さんがやんちゃだった子ども時代をふり返るほか、芸能界を目指したきっかけに関する話題では15歳でデビューした森川さんが“肉まんを食べたかったからモデルになった”という驚きのエピソードを披露。そこから坂口さんが「最近は役でいるときのほうが楽。坂口健太郎でいることの方が大変だなって思う」などと“演じないことの難しさ”についても語るなど、ドラマ共演から1年半以上を経てさらに人気者になり注目されるようになった3人が、仲良し同世代ならではの様々なトークを展開する。有村さんと坂口さんは全国公開中の映画『ナラタージュ』でも共演中。同作で有村さんは「嵐」松本潤扮する高校教師・葉山に“禁断の恋”をする元生徒のヒロイン・泉を演じ、坂口さんは泉と一度は恋人になるも、葉山を忘れられない泉に恋心と嫉妬を抱き揺れる大学生・小野怜二を演じている。一方の森川さんは、10月14日(土)より全国にて公開される『恋と嘘』で、自由恋愛が許されない世界に生きるヒロイン・仁坂葵を演じている。同作はマンガアプリ「マンガボックス」で人気のマンガを、アナザーストーリーとして待望の実写映画化。政府が最良の結婚相手を通知してくれる“恋愛禁止”の世界を舞台に、森川さん演じる仁坂葵が北村匠海演じる幼なじみと佐藤寛太演じる政府通知の相手の間で揺れる様を描く。「ボクらの時代」は10月8日(日)7:00~フジテレビ系で放送。(笠緒)
2017年10月07日「嵐」の松本潤が10月7日(土)、都内で行われた主演作『ナラタージュ』の初日舞台挨拶に登壇した。高校教師と元教え子の許されぬ恋を描いたラブストーリー。4年ぶりの主演を果たし「忘れられない作品になりました」と強い思い入れを示していた。島本理生による禁断の純愛小説を映画化。大学2年生の泉にかかってきた1本の電話は、高校時代の演劇部顧問で、学校に馴染めなかった自分を救った恩師の葉山貴司からだった。数年ぶりの再会をきっかけに、泉は葉山への恋心を募らせるが、葉山には離婚が成立していない妻がいた…。松本さんは「いままでと違う表現の仕方を勉強させていただいた。今後も何かを表現するとき、『こういうやり方があるんだな』と(視野を)広げてもらい、本当に感謝したいです」と感無量の面持ち。ついに映画の封切りを迎えて、「苦い濃密なラブストーリーがたくさんの人に届き、たくさんの人の心に残ればうれしいです。愛される作品になることを願っています」とアピールした。舞台挨拶には葉山役の松本さんをはじめ、ヒロインの泉を演じる有村架純、共演する坂口健太郎、大西礼芳、古舘佑太郎、行定勲監督が出席した。朝ドラ「ひよっこ」も大好評だった有村さんは、「私はいままで正統派の役柄が多く、こういう色の女性を演じるのは初めてでしたが、まずは選んでいただいたことがうれしかった」と回想。「23歳という年齢で、この作品を残せたことを光栄ですし、(本作が)大切なものになるんじゃないかと思います」と松本さん同様、作品への思いを強くしていた。壇上では映画の重要なモチーフである雨水が入った樽で“鏡割り”が行われ、松本さんは「(雨水は)初めてですね。それは…、めでたいですか?まあ、雨が重要な映画ですからね。昨日の雨かな?」と苦笑いを浮かべていた。『ナラタージュ』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)
2017年10月07日◼︎映画『ナラタージュ』のストーリー高校時代、いじめにあっていた泉(有村架純)は、演劇部の顧問教師・葉山(松本潤)から演劇部にスカウトされます。どこにも自分の居場所を見つけることができずにいた孤独な自分に、居場所を与え、救ってくれた葉山に、泉は次第に惹かれていきます。そして、卒業式の日。誰にも言えないふたりだけの思い出をもらった泉は、その想いを胸にしまったまま、大学に進学するのでした。大学に入り、2回目の春。泉のもとに、葉山から久しぶりの連絡がきます。後輩のために卒業公演に参加してくれないか、と誘われた泉は、葉山と再会し、彼への想いがさらに募っていくことを実感するのでした。そんなある日、泉は葉山から、とある事件をきっかけに別居することとなった妻がいることを知らされます。許されない恋に、葉山を忘れようと決意した泉は、同じく卒業公演に参加した大学生の小野(坂口健太郎)から告白され、彼と付き合うことを決めるのですが……。◼︎「壊れるくらい、あなたが好きでした。」――描かれるのは、切ない恋模様誰もが一度は、生涯忘れられないような、ほろ苦い恋を経験したことがあるのではないでしょうか?『ナラタージュ』では、恋愛の甘い部分だけでなく、欲望や苦しさをも描き出します。本作のメガホンを取った行定勲(ゆきさだ・いさお)監督は「好きになるほど疑惑は生まれ、欲望は先回りし、相手のためを思ってやったこともズレてしまい、グチャグチャになってしまう。それが本当の恋愛だと思っています」と語ります。「キラキラしたボーイミーツガール映画はたくさん作られてきたけど、現実の恋愛はそうじゃない。こんなことだったら恋愛なんてしなきゃよかった……というもう一面の恋愛を描いて、いい意味で若い人たちに傷をつけたかった」と語る行貞監督。『ナラタージュ』では、泉・葉山・小野、だれにとっても「もう恋なんてしたくない」ような現実を突きつけられながらも、「それでも恋せずにはいられない」主人公たちの愛おしさを感じさせてくれます。◼︎まさに体当たり!過激なベッドシーンにも注目連続テレビ小説『ひよっこ』の主人公・谷田部みね子役や、映画『何者』の田名部瑞月役、テレビドラマ『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』の杉原音役など、どちらかと言えば清純派のイメージの強い有村架純。映画『3月のライオン』では主人公・零(神木隆之介)の義姉・幸田香子役で妖艶な演技も見せた彼女ですが、本作ではさらに驚くような過激なシーンに挑んでいます。坂口健太郎演じる小野とのベッドシーン。そして松本潤演じる葉山とのベッドシーン。一番に好きではない人に初めて抱かれるシーンも、一番好きな人に最後に抱かれるシーンも、どちらも言い表せない切なさに溢れ、目を離すことができません。また、とくに必見なのは、泉が葉山の家の浴室で、彼の髪を切る場面。恋心を制御できなくなった泉が、葉山に口づけをし、シャワーに濡れながらお互いの感情をぶつけ合うシーンは、ヒリヒリとした恋愛の緊張が溢れています。葉山と小野……泉はどちらを選び、幸せを手にすることができるのか。彼女が最後にした選択とは――?映画『ナラタージュ』は今週末10月7日(土)より公開です。物語の結末は、ぜひスクリーンで見届けてください。◼︎『ナラタージュ』公開情報『ナラタージュ』10月7日(土)全国ロードショー監督:行定勲原作:島本理生(『ナラタージュ』角川文庫刊)出演: 松本潤、有村架純、坂口健太郎配給:東宝=アスミック・エース上映時間:140分公式サイト: (C)2017「ナラタージュ」製作委員会
2017年10月07日女優の有村架純が7日、映画『ナラタージュ』(10月7日公開)の初日舞台挨拶に、松本潤(嵐)、坂口健太郎、大西礼芳、古舘佑太郎、行定勲監督とともに登場した。同作は、作家・島本理生による同名の恋愛小説を実写化。高校の時の演劇部顧問教師・葉山(松本)に想いをよせる泉(有村架純)は、卒業以来1年ぶりの再会に想いをつのらせ、葉山の方もまた泉に複雑な感情を抱える。有村の同級生役の大西は「有村さんが悶絶、苦しむ姿を見て私も引っ張られました。本当にお疲れさまでした」と有村をねぎらう。「悶絶がこの劇場に知れ渡ったんじゃないかと思います」と会場に語りかけると、松本も「悶絶、推すね」とニヤリと笑う。一方の有村は、「正統派な役が多かった中で、このような役に挑むのが初めてで。選んでいただいたことがとても嬉しかったですし、光栄に思っています」と感謝。「23歳という年齢で、この作品で残せたことは、今後もすごく大切になるんじゃないかと思っています」と作品の大きさを語った。嫉妬に苦しみ、有村演じる泉を追い詰めてしまう小野を演じた坂口は「どんどん『これは一筋縄じゃいかない役だな』と思ったし、簡単に嫌なやつに見えてしまう役だと思った」と役の印象を語る。「僕は台本を読んだ時に、愛くるしさを感じたんですよね」と明かし、「愛される、感情移入される小野くん作り。いろいろ監督とも話しましたし、有村さんともいろんなシーンで積み重ねていきました」と撮影を振り返った。実際に小野に共感したという意見がたくさん届いていることを知ると「嬉しいです」と笑顔に。松本は「いいなあ~」と羨ましがった。作品にちなみ、「壊れそうなほど愛したものや人、忘れられないものや人」について聞かれた有村は「母の手料理」とほっこり回答。風邪をひいて病院から帰ってきた際に母親が作ってくれたちらし寿司が忘れられないという。松本から「ちらし寿司!?」と驚かれながらも、有村は「お腹が空いたから食べたらものすごく美味しくて、それが忘れられないですね」と語った。この有村のエピソードに、松本はニコニコし「素敵だな~と思って。母の手料理。素晴らしいです」と絶賛していた。
2017年10月07日アイドルグループ・嵐の松本潤が7日、主演映画『ナラタージュ』(10月7日公開)の初日舞台挨拶に、有村架純、坂口健太郎、大西礼芳、古舘佑太郎、行定勲監督とともに登場した。同作は、作家・島本理生による同名の恋愛小説を実写化。高校の時の演劇部顧問教師・葉山(松本)に想いをよせる泉(有村)は、卒業以来1年ぶりの再会に想いをつのらせ、葉山の方もまた泉に複雑な感情を抱える。松本は「今まで自分が表現してきた方法とは違う表現の仕方というのを、勉強させていただきまして」と同作について振り返る。「こういうやり方もあるんだというのを、広げてもらった作品になりました。行定監督に感謝しています」と気持ちを表した。また、松本にとって同作は「自分の恋愛の感覚じゃなくて、自分が生きてきたものを振り返るような時間だった」と語る。完成した作品を観て「もう会えない人のことをすごく考えた」と明かし、「それは中村勘三郎さんとか、蜷川幸雄さんとか」と故人の名を挙げた。そして「自分が人の人生の中でどれだけ記憶に残ることができるか、どれだけ何かを与えられるかということを、すごく考える時間になったんですよね。強烈に記憶に残る人について考えました」と思いを馳せた。舞台挨拶では、初日でスクリーン満員の大ヒットを記念して、作中で印象的に降る”雨”をイメージした雨水の鏡割りを実施。松本は「昨日の雨ですかね? こんなにかかりたくないの、なかなかないですね」と苦笑しながらも、樽の中の水を見て「透き通ってますね。きれいな雨水でした」と褒めていた。
2017年10月07日大好きな人がいて相手はその気持ちを知っている。時として応えてくれるけれど、決して手には入らない…そんな恋をしたことってありませんか?優しくて、気を持たせるのが上手くて、でも白黒つけてはくれない。そういうズルい男にハマってしまう女性は少なくないでしょう。■松本潤=葉山先生はズルい男?松本潤さん演じる『ナラタージュ』の主人公の教師・葉山もある意味、その手の男。思わせぶりな態度でヒロインの泉(有村架純さん)を翻弄し続けます。泉は孤独にさいなまれていた高校時代、居場所を与え、救ってくれた葉山を慕っていました。そして、彼がいる社会科準備室に入り浸っては映画の話をしたり、一緒に手作りクッキーを食べたり。彼女の想いはいつしか恋へと昇華していきますが、気持ちを伝えられないまま卒業式を迎えます。普通の先生と生徒の関係で終わるはずだったその日、葉山はなぜか泉にキスをし…。大学生になり、彼と再会した泉は、忘れようとしていた想いがあふれ出して苦しむのですが、それをわかっていながらも決して向き合おうとはしない葉山。彼女を心配し、受け止め、優しく接するのに、大事なところでいつもスッと引いてしまいます。そのくせ深夜に突然、電話をかけてくることも。そのあたり含め、いろいろ、いろいろ、ズルい男なんです。■小野は一途な男だけれど…一方、泉に恋をする大学生の小野(坂口健太郎さん)は、彼女の葉山への想いを知りつつ、真っ直ぐに気持ちを伝えます。よく「女性は追うより追われるほうが幸せ」と言いますが、小野との関係はまさにこのパターン。爽やかで理知的なイケメンにあそこまで想ってもらえるなんて!とうらやましくなること、しばし。でも、穏やかな時間はそう長くは続きません。“付き合ってるのに片思い”状態の小野は葉山に激しく嫉妬し、泉を束縛するように。その豹変っぷりは一見の価値あり!特筆すべきは、泉が夜道で見知らぬ男性に後をつけられて小野に電話で助けを求めるシーン。恋人が怖い目に遭っているというのに、彼はこんな言葉を投げかけます。「もしも俺が迎えに行くって言ったら、もっと俺のことを好きになってくれる?」嫉妬に狂った男の余裕のなさが伝わってくる一言。でも、これもまたズルいですよね。普段は優位に立てないから、彼女が困っているときに、わざと傷つく言葉を吐くという…。もちろん彼自身も、本当は言いたくなんてなかったでしょうけれど。他にも小野は、独占欲ゆえに泉を傷つけ、苦しめる行為をたくさんしでかします。完璧なイケメンの皮をかぶった束縛男…普段の爽やかなイメージを覆すキャラクターにびっくりしちゃう。というか、坂口さんの顔面じゃなかったら、ちょっと許せないレベルのクズ男かもしれません。■トラウマになる恋愛映画『ナラタージュ』は、今をときめく松本潤さん、坂口健太郎さんのそんなダメ男っぷりを堪能できる…と言ったらアレですが、とにかく、キレイなだけではない、生々しい“恋愛”が描かれた作品です。原作は、2006年版「この恋愛小説がすごい!」第1位に輝いた島本理生さんの同名小説。ここ最近、続々と公開されているティーン向け恋愛映画とは一味違った大人向けのラブストーリーに仕上がっています。10代の頃にはきっと理解も共感もできなかった感情が詰め込まれていて、なんだか胸が苦しくなるほど。行定勲監督はこの作品について「こんなことだったら恋愛なんてしなきゃよかった…というもう一面の恋愛を描いて、いい意味で若い人たちに傷をつけたかった」と語っていました。確かに、キラキラした恋愛しか知らない世代にとっては、かなりのトラウマになりそうな濃密なラブストーリー。観る人の年齢や性別、恋愛経験によって、捉え方も感じ方もずいぶん変わってきそうな気がします。とりあえず、誰かを本気で愛したことのある女性には全力でオススメしたいなと。そして2回目に観るときは、ズルさと弱さを隠し持っている男性と一緒に行くといいかも。ぜひ映画館の暗闇の中、“決して許されはしない、けれど、一生に一度しか巡り会えない究極の恋”を目撃してください。【STORY】大学2年生の春。泉のもとに高校の演劇部の顧問教師・葉山から、後輩の為に卒業公演に参加してくれないかと、誘いの電話がくる。葉山は、高校時代、学校に馴染めずにいた泉を救ってくれた教師だった。卒業式の日の誰にも言えない葉山との思い出を胸にしまっていた泉だったが、再会により気持ちが募っていく。二人の想いが重なりかけたとき、泉は葉山から離婚の成立していない妻の存在を告げられる。葉山の告白を聞き、彼を忘れようとする泉だったが、ある事件が起こる――。10月7日(土)全国ロードショー監督:行定勲原作:島本理生(「ナラタージュ」角川文庫刊)出演:松本 潤有村架純坂口健太郎大西礼芳古舘佑太郎神岡実希駒木根隆介金子大地/市川実日子瀬戸康史配給:東宝=アスミック・エース(C)2017「ナラタージュ」製作委員会
2017年10月07日一生に一度の忘れられない恋。あなたはしたことがありますか? 生涯の恋をしたことがある人も、憧れているという人も……。すべての人に観てほしい映画『ナラタージュ』がいよいよ公開となります。2006年版「この恋愛小説がすごい!」第1位に輝いた島本理生さんの人気小説を、恋愛映画の名手である行定勲さんが映像化。行定監督に、主演の松本潤さんや有村架純さんとの初タッグについて、また恋愛映画を撮り続ける理由などをお聞きしました。松本潤は、状況を客観的に見て、 感じて、クリエイトできる俳優。――2005年に発売された島本理生さんの小説『ナラタージュ』に惚れ込み、映画化を決めたそうですね。どんなところに惹かれたのですか?行定監督当時、20歳の女性作家が書いたというところが興味深かったですね。もう少し年齢を重ねた人なら、こういう男女のどうしようもない関係性を描けるでしょうけれど。高校教師の葉山を慕う、元教え子の泉が無意識のうちに欲望を露呈していく物語です。そこに淫美さ、エロさ、ウェット感があると感じました。原作にも雨のシーンが描かれていて、きっと島本さんも「濡れる」というイメージを持って書かれたんじゃないかと思います。――映画でも全編通して、雨をはじめ「水」が効果的に使われていますね。葉山(松本潤)と泉(有村架純)がドライブするときも雨が降っているし、葉山が秘密を打ち明ける際もさざ波が立つ海辺を歩いています。行定監督恋愛映画には名場面が必要だと思っています。雨が降る場面はこの映画のキービジュアルになると思っていました。じつは海辺のシーンの撮影中、心に残る出来事があったんですよ。その砂浜は川と海がぶつかる河口で、海から漂着したゴミだらけでした。しかし、僕はあえてそのままにしました。テストの時、歩いていた松本くんがゴミに足を取られ、つまずいたんです。助監督と美術スタッフがゴミを片づけようとしたんだけど、松本くんが僕のところに来て、「ここは歩きづらくてもいいんですよね?」と。行定監督僕自身、葉山と泉は、世間が流したゴミをよけながら歩いているのが似合うふたりだし、普通の映画では描かないゴミのなかを歩くところにリアルさがあると感じていました。だから「ああ、松本くんは理解してくれているんだな」と嬉しかったですね。僕は基本的に俳優に対して多くを語ることはありません。疑問に思ったことがあったら、ちょっと聞くくらい。俳優の想像力を信じているので説明はしません。説明したらそのままの芝居になってしまうじゃないですか。松本くんは状況を客観的に見て、考えて、感じて、一緒にクリエイトしてくれました。彼の理解度の高さに驚かされましたね。何より、すごくいい男なのに「俺ってかっこいい」って気取ってないところがいい。いつも丸腰で、ストレートで、少し不器用なところもあって……。そこが彼の魅力だと思います。蔑んだ目、恋焦がれる目、子犬のような目 『ナラタージュ』は目線の映画――松本さんに「目力を40%くらいにして!」という演出をなさったそうですね。行定監督松本くんの目力って100じゃなく120くらいあるでしょ?(笑)。だから彼には「1/3落として40%にしてくれる?」と伝えたんです。以来、目力を抑えつつ、ところどころでいい表情をしてくれましたね。たとえば、メガネを取ったときの顔とか、病院から去って行く架純ちゃんを切なく見つめるところとか。無言だけど言葉を叫んでいるくらいの目をしていたと思います。彼が「ごめん」って謝るシーンも何度かあるんだけど、少し上目遣いで捨てられた子犬みたいな目をするんですよ。とくに僕はその表情が好きでした。同じ男として共感できる。男は謝っちゃうんだよ(笑)。『ナラタージュ』は “目線の映画”。葉山と泉がどこにどんな目線を向けるかが、見どころのひとつです。架純ちゃんも、あるときは蔑んだ目、あるときは恋焦がれる目、またあるときは「距離が遠い」と感じながら葉山から目をそむけている……といった具合に、さまざまな目をしてくれました。――完成した作品を観て、ドキッとしたシーンはありますか?行定監督病気になった泉の家を訪れた葉山が、リンゴをすりおろして食べさせるところですね。幸せな空気に包まれていたのに、自分への気持ちを曖昧にしながらも優しくする葉山に泉は苛立ちを感じて空気が一変する。まあ、修羅場になるわけです(笑)。ふたりの関係はつねに複雑で、優しい言葉をかけられれば反発する。そのこじれ方や不可解さこそ、恋愛の実態だと思うので観ていて興味深かったですね。――大胆なラブシーンもあり、話題になっていますね。バスルームでふたりが洋服を着たままシャワーのお湯を浴びるシーンはドキドキしました。行定監督撮る直前、ふたりの気持ちがグッと高まっていて、僕らにもいい緊張感がありました。リアルな生っぽさがあっていいシーンになったと思います。ラブシーンに関しては、スタッフの間でもいろいろ意見をぶつけ合いました。最終的には、きれいな話のまま終わらせるより、観ている人に何か「違和感」のようなものを植え付けたいということになったんです。――私も一緒に観た人と「どう思う?」と語り合いました。みごとに、意見がまっぷたつに分かれたのが興味深かったです。行定監督観終えた後、感想を語り合うのは映画の醍醐味だよね。この作品も「どう思った」「感情移入できた・できなかった」、「ふたりの関係性が理解できた・できなかった」など、さまざまな視点で感想をぶつけ合える映画になったと思っています。原作は12年前に書かれたものだけど、いま読み返したとしても、まったく古くない。恋愛における感傷や、喜びといった感情は普遍的なものだからでしょうね。ただし、10代の子がこの映画を観たら理解できないかもしれないね。「なんでこの男のことが好きなんだろう?」「くっついたり離れたりしているのはなぜ?」とか。でも、いまこの映画を目撃しておくと、恋愛の壁にぶつかったときに役立つと思う。この映画には恋愛のヒントが詰まっているんです。恋愛映画を撮り続けること、 それが生涯のテーマ――行定監督は「恋愛映画の名手」と呼ばれています。恋愛映画を撮る醍醐味とは?行定監督昨今の恋愛映画は形式化されていて、その作りも明快になりすぎだと思います。ボーイミーツガールものばかり。そういう作品だと坂口健太郎が演じた小野は、主役とヒロインがうまくいくきっかけを作る「アテ馬」になっているはず。でも『ナラタージュ』は違う。彼の存在が、ふたりの曖昧な関係をより強く浮かび上がらせていきます。「愛」と呼べるかさえわからないその関係に、小野が巻き込まれていくおもしろさがあるんです。恋愛映画は親近感があるぶん、軽視されてしまう傾向にあります。「どうせ男と女が乳繰り合う話でしょ」と。確かに一組の男女の話なので、サスペンスとか、世界を揺るがす大きなテーマであることはありません。でも日常に近い題材だからこそ、演じる上で俳優本人の経験や色気や憂いが表れる。架純ちゃんの切ない表情とか、松本くんの苦悩に満ちた目とか、嫉妬に駆られ豹変してしまう坂口くんとか……それぞれ素晴らしかった。僕はラブストーリーほど、俳優に豊かな演技を求めるジャンルはないと思う。だからやりがいを感じるし、生涯、挑戦し続けたいと思っています。ストーリー大学生の泉(有村架純)のもとに高校時代、演劇部の顧問だった葉山(松本潤)から電話がかかる。後輩たちのために卒業公演に参加してほしいという依頼だった。秘めた想いを胸にしまっていた泉だったが、再会によって気持ちが募っていく。が、葉山には離婚が成立していない妻がいた。ショックを受けた泉は好意を寄せてくれている友人の小野(坂口健太郎)と付き合うことになるが……。作品情報『ナラタージュ』10月7日(土)全国ロードショー配給:東宝=アスミック・エース©2017「ナラタージュ」製作委員会写真・水野昭子
2017年10月06日●映画化できたのは、松本潤の存在のおかげ島本理生による恋愛小説『ナラタージュ』が、松本潤×有村架純によって映画化され、公開を10月7日に控えている。松本演じる葉山と、有村演じる泉が、教師と元生徒という関係を越えて恋に……というあらすじからはロマンティックな展開を予想させるが、実際は非常に曖昧とした関係の中のもどかしさ、恋愛の勝手さがじっとりとにじみ出る大人の恋愛物語だ。メガホンをとった行定監督は、同作を映画化するのに10年間待ったという。少女漫画原作映画が人気を得る中で、あえて「恋愛の息苦しさを表現したい」という行定監督が、同作に込めた思いを聞いた。○奇跡的なキャストがそろった――『ナラタージュ』について、ずっと映像化したいとのことですが、そう思っていたのはどうしてですか?10年以上前に企画をいただいたのですが、その頃『世界の中心で、愛をさけぶ』が僕の代表作で、純愛映画を望まれている時期に、むしろ恋愛の息苦しさを表せる作品だと思ったんです。恋愛の曖昧さを題材にするのは、僕の好きな日本映画の真骨頂だし、ぜひと思ったんですが、キャストが上手く定まらず……。なかなかキャストが決められない中で、日本映画も少女漫画原作映画全盛の時代になり、更に作りづらくなってきました。ただ、映画って、作られてない時にこそ必要だと思える作品があると思うんですよ。『世界の中心で、愛をさけぶ』のときも、純愛なんで求められてなかったし、見向きもされていなかった。世紀末を迎えて、陰惨な物語やモラトリアムな物語が多い中、純愛を信じてみようというところからできた作品だったんですが、そうすると「純愛ブーム」と言われて(笑)。そこに乗っかったほうが経済的には潤うんでしょうけど、天邪鬼な人間なので。――いろいろ映画を撮られつつも、この企画は並行して進められていたんですね。ことあるごとに周囲にシナリオを見せて、好評ではあるんですけど「いまの時代、こういう作品はあたらないかもしれない」という判断がありました。シチュエーションとしては王道の教師と生徒という面もあるから、少女漫画原作映画全盛の時代ならいけるんじゃ、と思いましたが、やっぱり内情は全然違ったってことかもしれませんね。逆に言えば、これは映画的な作品になるんじゃないかと、手応えはありました。プロデューサーはやっぱり、映画どっぷりのものになっていると、回避しようとしますから。特に大きく構えるときは、なるべくわかりやすく盛り上げて、みんながついてこれるような作品にする。もしくは、非常に仲間内で「俺たちのセンスはこれだ!」と言えるような作品ですよね。――ちょっと皮肉が(笑)。ポップな作品をよく観るなかで、久しぶりにずっしりとした恋愛映画を観たなと思いました。昔、僕が少女漫画原作の企画を持っていった時は、見向きもされてなかったんですよ! なのに今、あのころぜひやりたかった漫画家さんの作品もガンガン映画化されていて!(笑) 不思議なもので、観客が実は映画を生み出しているんですよね。だけど観客も麻痺していくから、何を観たらいいのかわからなくなっていく。だから僕らはあえて、昔はあったけど今にないものを出したいんです。ただ、商業的に成功するかどうか見極められないから、実現するまでに10年もかかってしまいました。今回実現できたのは、奇跡的にも松本潤くんが「やる」と言ってくれたことが大きいです。それから、まだ10年前に存在していなかった有村架純さんが今輝いていて、彼女もやりたいと言ってくれたこと。そして坂口健太郎くんがいたこと。今作られるべきだから、10年間作れなかったんでしょうね。これまで企画にあがっていたキャストをイメージしても、圧倒的に今の形が良いと思います。必然というものが、あるんだと思います。●「松本潤に傷つけてほしい」という望みも○葉山はダメなやつ――松本さんの壮絶な美しさも印象的でした。葉山は、ダメなやつですけどね(笑)。でも、男ってこうだから、僕は1番葉山に感情移入するんです。昨今の世の中では不倫とか、言い訳が効かないような恋愛感情に喜んで飛びついているけど、人って、みんな言い訳のできないものを持っているわけで。恋愛も楽しい部分だけ取るといいんですが、苦しい部分も積み重なっているのが『ナラタージュ』なんです。人を狂わせてしまう要因にもなるし、そんなこと望んでもないのに、好きだった相手に息苦しい思いをさせてしまうとか。葉山が「ごめん」と謝りはするけど、何も変わろうとしないところも、すごく現実的ですよね。それでも忘れられない人だと言えるのが、割り切れなくて、生々しくて、純愛なんだな。――かなり閉塞感にあふれていますよね。2人で歩くシーンも曇天で、打ち上げられたゴミが散乱している海岸で。現場についたら真っ先にスタッフが「ゴミ回収するの大変だなー」と言っていたけど、「これはまんまでいい。ゴミが気に入ってるんだよ」と言って、そのまま撮影しました。そういうところを歩いているのが、ロマンティックではない現実ですよね。2人が自分の感情に気づいて必死で、寄り添いたいと思うからこそ軋轢が生まれたりして、ぶつかり合いが恋愛なんでしょうね。僕自体が、シナリオを作っていくときに、「決定的にしたくない」といつも思っているんです。人生に決定的なことなんてちっともないから。そんなに確固たる何かを残せていける人生なんてつまんないですよね。曖昧さが好きなんです。――そんな葉山先生の曖昧さに、くそ~と思わされたり。恋愛の偏差値が試される映画だなって話していたんですけど、どれくらい深く恋愛の場面とぶつかって、自分が翻弄されているかが現れますよね。恋愛には翻弄されるべきだと思うんですよ。全然好みじゃなくても、いいところを見つけると一瞬で好きになっちゃったりとか。そういう経験ってみんなあるだろうに、映画になるとどうしても美男美女の物語になってしまうから、ダメな部分を突出させています。松本君も「これ、俺、大丈夫?」って言ってましたから(笑)。○高校生に傷ついてほしい――松本さんは完成作を観た後に、演じている最中に感じていた葉山のダメな部分について何かおっしゃってましたか?そこについては言わなかったけど、「思った以上に大人の映画だから、自分のファンは大丈夫かなあ」とは言っていましたね。でも大学生くらいから上なら、全然大丈夫だと思います。きっと高校生も観ると思うけど、高校生には、傷ついてほしいな。僕がずっと企画書に書いていたのは「こんなのだったら、恋なんてするんじゃなかった」というコピーだったんです。そういう経験がある人間の方が、男と女の関わり合いにおいて、長年男と女でいられると思います。――「高校生に傷ついてほしい」というのも素敵なコピーですね。傷つくと免疫になりますからね。僕も子供の時にいっぱい観た映画、全然わかっていなかったんですよ。大人になっていくと、アート映画に見えていた作品が全然違って見えて、あの頃は感情が追いついてなかったんだと思います。ミケランジェロ・アントニオーニもさっぱりわからなかったけど、大人になって観ると、人間が持つ業が描かれていて全てが素晴らしい。――松本さんのファンもそうやって傷つけられてしまうような作品に。でも逆に、望んでいるかもしれないですよね。「松本潤に傷つけてほしい」って。それがエンタテイメントだと思うんですよ。最近は不倫にしても、人のことを叩いて「酷い」と非難ばかりしているけど、自分も正しいことばかりやっているわけではないですからね。せめて映画くらいはと、僕は思っているんですよ。映画の主人公たちは不貞を働いても、息苦しさに生きることが説明されていますから。※次回、『ナラタージュ』キャスト陣についてのお話を10月8日に掲載します。
2017年10月06日正直、全編をとおして“情熱的な松潤”には出会うことができません…。映画『ナラタージュ』で松本潤が見せたのは“繊細な男”という新境地。ヒロイン・有村架純を惑わす彼からは、女性を惹きつける30代のリアルな男の哀愁と色気が漂っていました。島本理生の人気小説を行定勲監督で映画化した本作。タイトルの「ナラタージュ」とは、ナレーションとモンタージュからなる造語で、人物の語りや回想によって過去を再現する手法のこと。映画はタイトルどおり、社会人になった泉(有村)が過去を回想する形で進みます。■松本潤イメージを封印!? 本心を秘めた影のある男性教師『花より男子ファイナル』や『陽だまりの彼女』などで、ひとりの女性に対してまっすぐな恋愛をする好青年を演じてきた松本がどのように恋に苦しむ姿を演じるのか。松本が演じる葉山は、高校教師で演劇部の顧問。有村架純演じる泉が高校生だったとき、学校になじめない泉を演劇部に誘う。しかし彼はある過去の出来事を十字架のように背負っていた…。前髪をおろし、松本のチャームポイントともいえる力強い眉毛と目力を封印。メガネをかけ、地味な装い…どういったキャラクターなのか、どういった気持ちなのか最後までつかみきることが難しい! 撮影前、行定監督が松本に伝えたのは「目にブラインドをかけてほしい」というリクエスト。その狙いはみごと的中。目力を普段の40%に抑えることで、30歳を超えた男の悲哀をにじませることに成功。もともと目力が強く、芯のとおったイメージのある松本が演じるからこそ、煮え切らない湿っぽさが、より一層際立っているではありませんか。松本の葉山像について、原作者の島本も「良い意味で普段の松本さんとギャップがあった」と絶賛。MJ独自の王子様キャラどころか、自分の感情すら定まらない教師役…にもかかわらず、哀愁とともにあふれ出る大人の色気。そんな松本潤の新たな魅力が堪能できます。■目力、過去、愛…すべてを封印! ズルい男を松潤が体現あえて“カッコイイ”すら封印した松本ですが、葉山にとっても「封印」はキーワードのひとつ。眉&目力という見た目の封印はもとより、葉山は離婚の成立していない妻との過去を封じ込み、泉へのどうしようもなく湧き出る愛をも抑え込みます。教師と生徒という関係でなくなった今なお、2人が恋愛することが許されない理由はどこにあるのか? なぜ、妻とは離婚できないのか? 許されない恋の再熱とともに、その答えは少しずつ明かされていきます。過去に縛られ、自分を「封印」から解放できない葉山には「お願いだから、自分の気持ちにすなおになって!」と伝えたくなりますが、同時につい手を差し伸べたくなってしまう女の弱さを痛感…。行定監督は「言葉にしたいけど言葉にできない感情」を役者の表情の移り変わりでじっくり見せることにこだわったと話しています。そして、松本は本音を口にせず、すがるような瞳で語りかける男のズルさをみごとに表現。目力を封じることで生まれた松本の物憂げな表情には感服です。■嫉妬心むき出し坂口健太郎×感情を表に出さない松本潤泉に恋をする大学生・小野怜二を演じるのは坂口健太郎。演劇部のOBである黒川と同じ大学に通っており、彼に誘われ卒業公演に参加することになります。練習を重ねるうちに、徐々に泉に惹かれていく小野。泉に対してまっすぐに自分の気持ちを伝える一方で、葉山への嫉妬心を募らせていきます。坂口が魅せたのは、自分に気持ちがない泉に「それでもいい」と言いながら、その言葉に気持ちがついて行けない人間のむなしさと、抑えきれない嫉み。“頼りなくもかわいらしい”はたまた“クール”といった印象の強い坂口が、嫉妬心を爆発させる姿はかなり新鮮!さらに、思い切り感情をぶつける若さあふれる坂口に対して、感情を表に出さない松本から感じられる大人の余裕。正反対の魅力を持つ2人の男性が放つコントラストもまた絶妙です。■松本潤と有村架純のラブシーンは? 映画『ナラタージュ』は、公開前から濃厚なラブシーンがあることが話題になっていました。国民的アイドル・嵐の松本潤と、NHK連続テレビ小説『ひよっこ』でヒロインを務めた有村架純のラブシーンとなれば、注目されるのも当然のこと。実際、今までの松本、そして有村の清純なイメージを打破する刺激的なシーンであることには間違いなし。けれども、許されない愛であることを互いに受け入れながら、気持ちをぶつけ合うその様は、切なく、儚く、美しいものでした。印象深い雨のシーンをはじめとする映像美が、せわしない日常からフッと別世界へと引込んでくれる本作。徹底的にオーラを封印した松本潤に母性本能をくすぐられる新感覚とともに、心の奥底に秘めた「一生に一度の忘れられない恋」に、思いをはせてみてはいかがでしょうか?『ナラタージュ』10月7日(土)全国ロードショー出演:松本 潤、有村架純、坂口健太郎監督:行定勲 原作:島本理生(「ナラタージュ」角川文庫刊) 配給:東宝=アスミック・エース大学2年の春、泉は高校時代の演劇部の顧問教師・葉山(松本)から、後輩のために卒業公演に参加してほしいと誘われます。葉山はかつて、学校で孤立していた泉を救い出した教師でした。泉は、葉山との誰にも言えない秘密を抱いたまま卒業。しかし、一年ぶりの再会により彼への気持ちが募っていきます。そんな二人の想いが重なりかけたとき、泉は葉山から離婚の成立していない妻の存在を告げられるのです…。
2017年10月05日「TOKIO」城島茂、山口達也、国分太一、松岡昌宏、長瀬智也の5人が毎回ゲストとゲームやトークを繰り広げる「TOKIOカケル」。10月4日(水)の放送から10分延長放送となる初回を飾るのは、映画『ナラタージュ』で主演を務める「嵐」の松本潤だ。本番組でジャニーズ事務所所属のゲストが出演する際の恒例企画となった「ジャニーズ年表整理」。これは同じ事務所の仲間であり先輩、後輩という間柄である「TOKIO」と松本さんが、自分たちの記憶を頼りに事務所入所からこれまでの活動を時系列で追っていくというもの。過去の思い出話やいまだから言える話など、これまで語られてこなかった“衝撃発言”や誰もが忘れていた“超レア”な話などが飛び出すこともあり、今回も放送が見逃せない。またゲストの理想や夢、個人的な趣味、ライフスタイルのこだわりなどを徹底的に反映したマイホームをプロの建築家チームが予算や条件を一切気にせず考え、ゲストの理想のマイホームが超大型模型としてスタジオに登場する「芸能人専門 妄想マイホーム」では、松本さんから“かなりの難問”が。松本の妄想を建築のプロがどう実現したのか。その金額にも注目。また今回は特別スピンオフ企画(?)として芸能人のトイレ事情を赤裸々に検証するあのコーナーも放送される。そのほか大野の号泣事件&や、電車路線でジュニアに派閥?…など、気になるトークが展開されるようだ。今夜のゲストである松本さんの主演最新作『ナラタージュ』は、松本さんが高校教師を、有村架純がかつてその教師の生徒でいまは大学生となったヒロインを演じ、『世界の中心で、愛をさけぶ』などで知られる行定勲監督がメガホンを取った作品。大学2年生の春。工藤泉(有村さん)のもとに高校の演劇部の顧問教師・葉山貴司(松本さん)から、後輩のために卒業公演に参加してくれないかと誘いの電話が。卒業式の日の誰にも言えない葉山との思い出を胸にしまっていた泉だったが、再会により気持ちが募っていくが葉山には離婚の成立していない妻の存在が。彼を忘れようとする泉だったが、ある事件が起こる――2人をはじめ坂口健太郎と瀬戸康史という人気若手俳優が共演するのも見どころ。そのほか、大西礼芳、古舘佑太郎、神岡実希、駒木根隆介、金子大地、市川実日子ら幅広い俳優陣が脇を固める。『ナラタージュ』は10月7日(土)より全国にて公開。「TOKIOカケル」は10月4日(水)23時~フジテレビ系で放送。(笠緒)
2017年10月04日俳優・浅野忠信が、10月9日(月・祝)放送の「さんまのまんま 秋のさんまもゲストも脂がノッてますSP」で、明石家さんまと初共演!番組初登場となる浅野さんは、登場早々、先に出演していた陸上の桐生祥秀選手と対面、自分から話しかけるなど気さくな一面も見せた。今回の放送では、日本史上初の陸上100メートル9秒台を出した“日本最速の男”桐生選手が登場するほか、浅野さん、渡辺直美、「Perfume」、森山良子、平泉成、坂口健太郎らバラエティ豊かな豪華ゲストたちが登場。そんな中、さんまさんと初共演を果たす浅野さんは、「オレたちひょうきん族」「男女7人夏物語」といった、さんまさんが出演していたバラエティやドラマが好きだったと告白。さらに絵を描くことも好きだと言い、この共演が楽しみで、「オレたちひょうきん族」に出てくる「タケちゃんマンとパーデンネンの画を(先日)描いていました!」と笑顔をみせる。一方、浅野さんに対し怖いイメージを抱いていたさんまさんは「前から陽気な人?」と驚きを隠せない様子。さらに、『私の男』『沈黙 -サイレンス-』『淵に立つ』など俳優として様々な作品に出演するだけでなく、「SODA」というバンドを結成し、自らボーカルを務める浅野さんは、今回ギターを持参。さんまさんからの要望で浅野さんが歌うことになったのだが、突然音を奏で始める浅野さんに、「何を歌うか(曲名を)言えよ!」とツッコミ。「即興で曲を作りたい」と言う浅野さんだったが、さんまさんから過去に即興で曲を作った人として桑田佳祐の名前が挙がると急に自信を無くしていく…。そして、さんまさんが桐生選手にちなんだあるお題を出し、浅野さんが演奏を始めるのだが「何でギターを持って来たのかも分からないです」と、浅野さん自身が首を傾げる展開に…。結果的には「お笑い合格」とさんまさんに言わしめたが、果たして…!?収録後、最初は緊張していたと言う浅野さんだが、「楽しかったですね。本当に、妙な安心感がありました。さんまさんをずーっと見てきた世代なんで、本当にあの頃の自分の家にいるような感じ」とリラックスしてさんまさんとの初共演を楽しんだよう。また、ドラマのさんまさんとはやっぱり違うと今回改めて感じたと言う浅野さん。「ドラマの中では、演技をされていたわけですが、本当に演技に見えないんですよね。だからと言って、さんまさんでもなかったんです。やっぱり役だったんですよね。いろんなテレビ見ている中で、どうしても子どもながらに『わざとらしいなぁ』と感じることがあるんですけど、さんまさんの演技はそういう風に見えなかったんですよね。さんまさんは、バラエティでもドラマでも自然体でした」と感想を語る。そして今回の即興演奏については、「プレッシャーでしたね。でも、1回やってみて、さんまさんが拾ってくれたので、楽しい気分にさせていただきました。(曲の出来栄えは)相当ひどいと思いますけどね(笑)」とふり返るも、見どころについて聞いてみると、「やっぱり即興曲の一連は、見てほしいなと思いますね」と答えた。「さんまのまんま 秋のさんまもゲストも脂がノッてますSP」は10月9日(月・祝)21時~カンテレ・フジテレビ系全国ネットで放送。(cinemacafe.net)
2017年10月04日日本テレビ系「火曜サプライズ」の4時間スペシャルが10月10日(火)19時からオンエアされ、「アポなし旅」に女優の有村架純と坂口健太郎が出演。かねてから有村さんを「将来の結婚相手」と公言している番組MCのウエンツ瑛士からの“再びの告白”に有村さんの反応は…!?今回映画『ナラタージュ』で共演した有村さんと坂口さんが「アポなし旅」で訪れるのは、坂口さんが学生時代によく訪れたという国分寺。番組MCのウエンツ瑛士は以前、ロケ中に有村さんを「自分の将来の結婚相手だと思ってる」と発言したり、有村さんと佐藤健と共に赤羽でロケした際もロケを忘れ有村さんにデレデレしてしまうほど“気になる存在”。しかし有村さんが「行列ができる法律相談所」出演の際に「勝手に私を結婚相手だと言いふらしていて困る」とTVを通して“クレーム”を入れたこともあり、ウエンツさんは“二度と共演できない”と諦めていたそうだが、なんと今回再びロケで共演できるということで大喜び。ロケ中も度々暴走しそうになるものの、坂口さんが静止して距離を縮められないままロケは終盤へ。意を決して“大胆告白”したウエンツさんに対する有村さんの答えは…!?今回の放送では有村さん、坂口さんによる国分寺ロケのほか、綾瀬はるかが北綾瀬駅から3分以内に行けるグルメを巡る「3分歩けばウマいものに当たる!」や、玉山鉄二と佐々木希の2人も北浦和で「アポなし旅」を繰り広げる。さらに新垣結衣と瑛太を番組レギュラーのDAIGO&石塚英彦が肉料理でおもてなししたり、井川遥は獲れたての秋の味覚を使った手料理を披露してくれるなど、色々なロケ企画をたっぷりとお届け。そのほか「有名人が住む海外の豪邸」ではウエンツさんとDAIGOさんがハワイに、山瀬まみがサンフランシスコに、さらにウエンツさんがパリにも向かい、有名人の豪邸を訪問。果たして誰の豪邸が登場するのか。こちらもお楽しみに。またディーン・フジオカ、ブルゾンちえみの2人がスタジオゲストとして参加、番組をさらに盛り上げてくれる。今回のゲスト、有村さんと坂口さんが出演する映画映画『ナラタージュ』は10月7日(土)より全国にて公開。綾瀬さんが主演を務めるドラマ「奥様は、取り扱い注意」は10月4日(水)22時~日本テレビ系で放送開始。初回10分拡大。玉山さんと佐々木さんが共演しているHuluのオリジナルドラマ「雨が降ると君は優しい」は現在毎週土曜に配信中。新垣さんと瑛太さんがW主演を務める映画『ミックス。』は10月21日(土)より全国東宝系にて公開。井川さんが出演する「先に生まれただけの僕」は10月14日(土)22時~日本テレビ系で放送開始。初回14分拡大。ディーンさんが出演する「今からあなたを脅迫します」は10月15日(日)22時30分~日本テレビ系で放送「火曜サプライズ有名人の海外豪邸&豪華ぶらり大連発4時間SP」は10月10日(火)19時~日本テレビ系にて放送。(笠緒)
2017年10月03日桐谷美玲が、フラれた相手にリベンジするために総理大臣を目指す型破りなヒロインに扮する『リベンジgirl』。このほど、桐谷さん演じる、イタイ性格でどこまでもゴーイング・マイ・ウェイな美輝の、選挙参謀・門脇俊也に「劇団EXILE」メンバーの鈴木伸之が決定した。映画『東京喰種 トーキョーグール』では喰種捜査官役、テレビドラマ「あなたのことはそれほど」ではヒロイン(波瑠)のダブル不倫の相手・有島光軌役で話題を呼び、一躍ブレイクを果たした鈴木さん。有島のように軟派なイケメン役というイメージが強い鈴木さんだが、今回は正反対の、無愛想で毒舌、頼もしく男らしい選挙秘書という硬派な役に挑戦!自信過剰で“イタイ女”の美輝の態度が気に食わず、選挙に出る動機にも呆れているが、次第に彼女の一生懸命でひたむきな姿に心を開いていくというキャラクター。最悪の出会いから始まる2人の“ギャップ恋”。初共演を果たす桐谷さんと鈴木さんの掛け合いにも期待が高まる。さらに、彼らを取り囲む追加キャストとして、若手からベテランまで魅力あふれるキャスト陣が集結。まず、美輝の失恋相手で“リベンジの相手”である、イケメンかつ政治家一家のサラブレッドの斎藤裕雅役には、坂口健太郎や成田凌らを生み出した「MEN’S NON-NO」専属モデルであり、「ゼクシィ」CMの新郎役でも注目される清原翔が抜擢。話題の“きよたんスマイル”で女子のハートを掴み、才色兼備な美輝を虜にするスマートな姿に注目。また、美輝の出馬を手伝う仲手川万里子役には、2014年に「パズル」で女優デビューを果たし、2018年に映画化も決定したTVドラマ「コード・ブルー」にも出演、モデル・グラビアでも活躍中の馬場ふみかや、裕雅に想いを寄せる女性・百瀬凜子役には、『ユリゴコロ』『ポンチョに夜明けの風はらませて』や数多くのテレビドラマや映画に出演する佐津川愛美。さらに、裕雅の父・現職の国会議員である斉藤茂を演じるのは大和田伸也。三木康一郎監督作品には、『植物図鑑運命の恋、ひろいました』でも出演しており、監督からの絶大な信頼とその圧倒的な貫禄で、選挙シーンを引き締める需要な役割を担う。桐谷さん、鈴木さんに注目の若手俳優とベテラン俳優たちが顔を揃えた、“王道シンデレラストーリー”は、これからも目が離せない。■鈴木伸之(門脇俊也役)政治を題材にした作品は初めてなので、すごく楽しみな気持ちと、勉強していかなくては。という気持ちでいっぱいです。主演の桐谷さんはニュースやドラマなど沢山の顔を持つ方だなと思いますし、女性として、女優としてすごく品のある方だな。と感じます。そんな桐谷さんと一緒に良いお芝居が作っていけるように、そして良い作品になるように、出演者、スタッフ一同一丸となって作品を作り上げていきたいと思います。恋愛も絡めてあったり、笑えるところもあったり、優しい雰囲気の映画になると思うので、皆さんぜひ劇場に観に来ていただければ、と思います。『リベンジgirl』は12月23日(土・祝)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年10月02日毎回、様々なジャンルで活躍するゲストが集い、多彩な話題や事象を取り上げていくトークドキュメンタリー「ボクらの時代」の10月1日(日)放送回に、「嵐」の松本潤と「RADWIMPS」の野田洋次郎、映画監督の行定勲の3人が出演、熱くクリエイティブについて語り合う。松本さんが私生活でも交流のある同世代の野田さんと、自らが主演した映画『ナラタージュ』の監督である行定さんに声をかけて実現したこの度の3人の共演。今回がトーク番組初出演、TV番組は不慣れだという野田さん。小学校時代にアメリカで3回、日本で1回、全部で4回転校を繰り返したことで「常識ってない、当たり前ってないんだな、と小学2年生から思っていた」と語り、その頃が一番子どもじゃなかった、1度幼児返りがあって30歳になってやっと成人したと自身の人生をふり返ると松本さんも30歳を機に思ったことなど、普段はなかなか語らない思いを話し出す。また野田さんは、松本さんが「実際に会ってみたら、気さくで驚いた!」といいファンが知らない松本さんの新たな一面を引き出そうと大健闘。松本さんが現在34歳で、野田さんが現在32歳と、同世代でもある2人が人生で最大の挫折や30歳を迎えて自身が感じた変化についても語る。行定監督は若い頃、子どもを授かったことで良かったこと、葛藤したこと、当時子どもたちと行楽地に行ったときのエピソードに涙を流したことなどを明かすと、松本さん、野田さんも将来について語り出す。松本さんと野田さんの“最大の挫折”とは?そして30代になって感じた変化とは!?俳優、ミュージシャン、映画監督、それぞれに活躍の幅を広げ続ける3人が交わす熱いクリエィティブトークは必見。今回熱く語り合った松本さんと行定監督がタッグを組んだ映画『ナラタージュ』は島本理生による人気の恋愛小説を実写化した作品で、高校教師と生徒として出会った2人の決して許されないけれど、一生に一度しか巡り会えない“究極の恋”を描く。松本さんが高校の演劇部の顧問教師・葉山貴司を、彼と“禁断の恋”に落ちるヒロイン・工藤泉を有村架純が演じるほか、坂口健太郎、大西礼芳、古舘佑太郎、神岡実希、駒木根隆介、金子大地、市川実日子、瀬戸康史らが共演。『ナラタージュ』は10月7日(土)より全国にて公開。「ボクらの時代」は10月1日(日)7時~フジテレビ系で放送。(笠緒)
2017年09月30日作家・島本理生による禁断純愛物語を、大ヒットした『世界の中心で、愛をさけぶ』の行定勲監督がメガホンをとり、松本潤や有村架純といった豪華キャストで映画化した『ナラタージュ』。この度、本作に出演する坂口健太郎が、“京都弁”を話す劇中映像が公開された。本作は、高校教師と生徒として出会った2人が、時が経ち再会した後、決して許されはしない、けれど一生に一度しか巡り会えない究極の恋に落ちる大人のための恋愛映画。そんな本作で坂口さんが演じているのは、有村さん演じる泉に想いを寄せ一度は恋人になるも、葉山(松本さん)を忘れられない泉への恋心と嫉妬に揺れる大学生・小野怜二。今年2月に公開された『君と100回目の恋』では、ギターと歌、「TOKIO」長瀬智也主演で放送されたドラマ「ごめん、愛してる」ではピアノを披露し、多彩な才能を発揮している坂口さんだが、本作では京都弁に挑戦。公開された映像は、京都にある小野の実家に泉を連れて帰省するシーン。家族や親戚に温かく迎えられ、小野も京都弁がポロリ。関西特有の怒涛の歓迎ムードに押され気味の泉だが、思わず笑みがこぼれるという場面だ。有村さんと坂口さんは、月9ドラマ「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」以来の共演となったが、実際の共演シーンは1シーンのみで、しっかりお芝居をするのは初めて出そう。有村さんは、「ちゃんと気持ちで返してくださる人ですし、彼が持っている柔らかさが小野くんにも反映されていた気がします。泉が小野くんの存在に助けられていたと同じように、私も坂口くんに助けられたこともありました」と撮影をふり返りコメントしている。『ナラタージュ』は10月7日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2017年09月30日明石家さんまが各界からの超豪華ゲストとトークを繰り広げる「さんまのまんま」。10月9日(月)には「さんまのまんま 秋のさんまもゲストも脂がノッてますSP」と題し、今回も豪華ゲストを迎え放送。本番組に、日本史上初の陸上100メートル9秒台を出した“日本最速の男”桐生祥秀選手が出演することが分かった。席に着くや否や、「素人の学生が、足が速い男が、テレビに出ているというだけのことやもんな!」と、さんま流の言葉の“おもてなし”を受けた桐生選手。滋賀県出身で大のさんまファンだという桐生選手は、さんまさんに会いたいがために、新幹線に乗る際はわざわざグリーン車に乗り、さんまさんとの出会いに期待していたのだとか。「“奇跡で出会えたらいいな”と思って」とふり返る桐生選手に、さんまさんは「それは、狙い撃ちやないか!」と思わずツッコミをお見舞い。9月初めに行われた試合で、歴史的な記録をたたき出した桐生選手。さんまさんは「昔、とんでもなく足の速い足軽とか飛脚とかいただろうけど、記録に残っていないからね!しかも、足袋とかだから、多分(桐生の記録を抜くことは)無理やわ!」と称えた。また8月に行われた世界陸上のリレーでも、銅メダルを獲得した彼は、そのレースで世界記録保持者のボルトが転倒するのを間近で見ていたそうで、「ボルトがこけて、どう思った?」とド直球の質問を投げかけたさんまさん。果たして桐生選手の答えは…?このほか、“会いたい芸能人”や、将来についても語るなど、桐生選手が見せる21歳の素顔もお楽しみに。収録後、憧れ続けたさんまさんとの初対面に「本当に会えただけでうれしかったです!」と喜びを爆発させた桐生選手。最初は緊張したと言うが、「でもさんまさんが話しかけてくださったので、だんだん緊張しなくなっていきました」と初めてトーク番組に参加した感想を語る。そして、“リオ五輪の決勝前にさんまさんの出演番組を見てリラックスしていた”という新聞記事を、さんまさんがいまも持っていることを知り、「1年前のことなのに鮮明に覚えていてくださって、“ありがとうございます!”って感じです!“その後も試合もチェックしていた”と言われていたので、ものすごくうれしいですね」と興奮気味に話している。また桐生選手のほかにも、今回さんまさんと初共演を果たす浅野忠信、主演ドラマ「カンナさーん!」も話題となった渡辺直美。さらに「Perfume」は、渡辺さんやさんまさんと一緒にPerfumeダンスに挑戦。そして、映画で夫婦役を演じて以来仲良しだという森山良子&平泉成のベテランコンビ、最近まで「ごめん、愛してる」で大竹しのぶと共演していた坂口健太郎は、まさかの大竹さんのモノマネを披露するなど盛りだくさんの内容となっている。「さんまのまんま 秋のさんまもゲストも脂がノッてますSP」は10月9日(月)21時~カンテレ・フジテレビ系全国ネットで放送。(cinemacafe.net)
2017年09月30日今田耕司とモデルで女優の中条あやみがMCを務め、毎回ゲストが自分だけの第2の故郷“アナザースカイ”を訪れるという旅バラエティ「アナザースカイ」の9月29日(金)今夜放送回に映画監督の行定勲がゲストとして出演、大きな影響を受けたという台湾の地を巡る。岩井俊二監督の助監督として様々な作品に関わったのち2001年公開の『GO』が日本アカデミー賞を受賞。2004年に公開された『世界の中心で、愛をさけぶ』が大ヒットしたのに続き、『北の零年』や沢尻エリカと伊勢谷友介が共演した『クローズド・ノート』などを手がけヒットメーカーとしての地位を確立した行定監督。その後、藤原竜也主演の『パレード』では第60回ベルリン国際映画祭国際批評家連盟賞を受賞するなど国際的な評価も獲得。『真夜中の五分前』や『ピンクとグレー』などコンスタントに作品を発表し続けている。そんな行定監督の“アナザースカイ”は台湾。大きな影響を受けた地で名作の舞台を巡る旅に出る。20代の頃に初めて訪れ台湾映画にハマったという行定監督が『GO』や『世界の中心で、愛を叫ぶ』につながる台湾での出会いと経験を語るほか、次回作の構想をTV初公開。また旅のなかで尊敬する世界的な映画人と再会する。そしてお茶が大好きでお酒が飲めないなど意外なプライベートが明かされるほか、いつも台湾で楽しんでいるというエビ釣りにもチャレンジする。行定監督の最新作『ナラタージュ』は10月7日(土)より全国にて公開。本作は2006年版「この恋愛小説がすごい」1位に輝いた島本理生の恋愛小説を原作に「嵐」の松本潤が主演、有村架純がヒロインを演じて、高校教師と生徒として出会った2人の決して許されないけれど、一生に一度しか巡り会えない“究極の恋”を描く作品。大学2年生の春。工藤泉(有村さん)のもとに高校の演劇部の顧問教師・葉山貴司(松本さん)から、後輩のために卒業公演に参加してくれないかと誘いの電話が来る。葉山は高校時代、学校に馴染めずにいた泉を救ってくれた教師だった。卒業式の日の誰にも言えない葉山との思い出を胸にしまっていた泉だったが、再会により気持ちが募っていく。2人の想いが重なりかけたとき、泉は葉山から離婚の成立していない妻の存在を告げられる。葉山の告白を聞き、彼を忘れようとする泉だったが、ある事件が起こる――というストーリー。松本さん、有村さんのほか、若手人気俳優の代表格ともいえる坂口健太郎と瀬戸康史の2人が共演。さらに大西礼芳、古舘佑太郎、神岡実希、駒木根隆介、金子大地ら注目のキャストや市川実日子といった実力派まで豪華な出演者が脇をかためる。「アナザースカイ」は9月29日(金)23時40分~日本テレビ系で放送。(笠緒)
2017年09月29日現在「モーニング」(講談社)にて人気連載中の鈴ノ木ユウが描くヒューマン医療漫画を原作に、綾野剛主演で贈る10月期放送のドラマ「コウノドリ」。この度、本作の第1話ゲストとして志田未来の出演が決定。筆談で命と向き合う、生まれつきろうあ者の妊婦役を熱演する。2015年10月期にドラマ化された前作に引き続き、今作でも産婦人科医と天才ピアニストの2つの顔を持つミステリアスな主人公・鴻鳥サクラを綾野さんが演じるほか、松岡茉優、吉田羊、坂口健太郎、星野源、大森南朋らが続投することでも話題の本作。放送に先立ち、新キャストが続々と発表されているが、このほど新たに追加キャストとして実力派女優としてその名が知られる志田さんの出演が決定。今回志田さんが演じるのは、ペルソナ総合医療センターで働くサクラの元に診察に訪れる、生まれつきろうあ者の妊婦・早見マナ。同じく耳が聞こえない夫・健治(泉澤祐希)と共に支えあいながら生きているが、妊娠がわかったとき、本当に育てられるのかと両親に心配され不安を抱えているという役どころだ。医療用語は手話や唇の動きだけでは伝えるのが難しく、担当医師のサクラや助産師の小松(吉田さん)とホワイトボートを使い、筆談でコミュニケーションをとるのだが…。もともと本作を観ていたと言う志田さんは、「しっかり命と向き合っている愛に溢れた作品だなという印象をもっていました」と話し、今回の出演にあたって「呼んでいただけたことに喜びとプレッシャーを同時に感じ、皆様からとても愛されている作品だと思いますので、しっかり自分の役をリアルに伝えていかなくてはいけないなと感じました」とコメント。また今回の役柄を演じていて「率直に難しいな…」と感じたと話す志田さん。「手話指導をしていただいたときに、実際耳が聞こえない方の出産のお話を聞かせていただきました。耳が聞こえないことがいままで当たり前だったから、そのことをあまり不利だと思ったり、大変に感じなかったとおっしゃっていたので、マイナスな気持ちを背負って演じないようにしました」と明かす。さらに、志田さん初主演作となった「14才の母」以来、テレビドラマでの妊婦役は実に約10年ぶりとなる彼女。当時は13才という年齢もあり、想像で演じるしかなかったとふり返り、「約10年という時間が経っていますが、まだ実際には出産を経験していないので、今回もまた想像したりして演じました。(10年前は)お腹に物を詰めても、どこに手を置いたらいいか、どう歩けばいいか、といったことなどがよくわからなくて注意されていたのですが、今回はそれが自然にできたこともあり、その経験が体にまだ染み付いているのかなと思いました」と語り、年齢的にも出産を身近に感じるようになったと明かす。「コウノドリ」は10月13日(金)より毎週金曜日22時~TBS系にて放送。※初回15分拡大スペシャル(cinemacafe.net)
2017年09月29日女優の有村架純が、都内で行われた映画『ナラタージュ』(10月7日公開)の「一生に一度の恋をした人限定!スペシャル試写会」に、松本潤、坂口健太郎、行定勲監督とともに登場した。同作は、作家・島本理生による同名の恋愛小説を実写化。高校の時の演劇部顧問教師・葉山(松本)に想いをよせる泉(有村)は、卒業以来1年ぶりの再会に想いをつのらせ、葉山の方もまた泉に複雑な感情を抱える。印象的なシーンを聞かれた松本は「架純ちゃんの表情が崩れる姿ですかね」とピックアップ。「体当たりで演じられてる分、如実に出てるので。観てる皆さんが共感してくれるんじゃないかなと思います」と語る。松本の言葉を受けて、有村は「葉山先生に対して『なんなんだろうこの人は』って思いもあったし、複雑ですね」と撮影中の役の心境を振り返った。有村は同じ質問に対して「泉が葉山先生に対して『聞いてることと違うぞ』と思うところ。そこがわかってから、問い詰めるんじゃなくて、わかった上で寄り添う」と説明。行定監督は有村の回答を聞いて「『なんか違うぞ?』という時の架純ちゃん、すげー怖い」とニヤリと笑顔を見せた。一方行定監督は、作中で泉が見せた土下座シーンを挙げる。「ここはクライマックスの前だから、あんまり盛り上がっちゃいけない感じもするけど、なんか痛いよね」と語ると、松本と坂口も無言で頷く。行定監督はさらに「女性が土下座するんですよ。とんでもないですよね。けど切ないね」としみじみ。「(相手側との関係性が)SなのかMなのかとか、ねじれまくってる。それが愛の表現だと言ってしまえば、すごい究極」と語り、「土下座が見所ですね」とアピールした。
2017年09月27日「嵐」の松本潤主演の映画『ナラタージュ』の公開を前に9月27日(水)、試写会が開催され、松本さんに加え、有村架純、坂口健太郎、行定勲監督が登壇。映画同様に「一生の一度の恋をした」観客が招待され、そのエピソードについてキャスト陣がエール、アドバイスを贈った。島本理生の「この恋愛小説がすごい」1位に輝いた同名恋愛小説を原作に、女子大生の泉と、彼女の高校時代の演劇部の顧問で既婚の葉山の禁断の恋を描き出す。松本さんらが舞台に登場すると、会場は文字通りの悲鳴のような大歓声に包まれ、松本さんが「葉山先生です(笑)」と挨拶しただけで「キャーッ!」と声が上がる。これには共演陣もびっくりしたようで、有村さんは「葉山先生が出てきただけで、すごかったですね…」と驚きを口にし、坂口さんは「思わず僕も歓声を上げたくなりました」と笑う。行定監督は、本作を観たら「歓声が変わると思う」と自信ありげに謎めいた“予言”を口にするが、松本さんは「みなさんにどう受け取ってもらえるか?(観終わって)自分の中に芽生えた感情を大事にとっておきたくなり、声を出したくなくなるんじゃないかと思います」と語る。劇中で展開するのは許されざる恋とあって、有村さんは「葉山先生に対し、『なんなんだろう?このひとは…』という思いもあったし、いろいろ複雑です。憎しみはないけど…あるみたいな…」と愛憎入り乱れる何とも言えない感情を吐露。松本さんは、印象深いシーンとして、そんな有村さん演じる泉の「表情が崩れるところ」を挙げ「感情が出てしまうからこそ、表情が曇ったり崩れたりする。体当たりで演じているぶん、それが如実に出ている」と称賛。有村さんは「『あれ?なんか聞いてることと違うぞ…』という出来事があるんですが、それがわかって問い詰めるのではなく、わかった上で寄り添う。そこから泉の戦いが始まった気がします」と述懐。行定監督からは、そう語る有村さんについて「怖い…(苦笑)!」という声も…。この日は「一生に一度の恋をした(している)人」限定の試写会ということで、登壇陣がそれぞれ、事前に招待客から寄せられた恋エピソードの中からお気に入りのものを選定!有村さんは携帯もネットもない時代に、海外研修をきっかけに自然消滅してしまったという女性の恋のエピソードに共感したそうで「文通でやりとりし、はぐくんでいた、現代とは違う恋模様がピュアで素敵です」と語る。松本さんが選んだのは、現在、10歳以上歳の離れた男性に恋をしている20代の女性のエピソードを選定!「こういう方にぜひこの映画観ていただきたいです。『好き』だけでなく、不安とかネガティブな感情もありながら、ポジティブな気持ちを信じたいという思いが伝わってきました。今日、この映画を観て、この作品が背中を押してくれればいいなと思うし、もう少し歳を重ねて、状況がどうなっているかわからないけど、そのときにこの映画を観ると、また印象が変わるんじゃないかと思います」と語りかけた。『ナラタージュ』は10月7日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年09月27日アイドルグループ・嵐の松本潤が、都内で行われた主演映画『ナラタージュ』(10月7日公開)の一生に一度の恋をした人限定!スペシャル試写会に、有村架純、坂口健太郎、行定勲監督とともに登場した。同作は、作家・島本理生による同名の恋愛小説を実写化。高校の時の演劇部顧問教師・葉山(松本)に想いをよせる泉(有村架純)は、卒業以来1年ぶりの再会に想いをつのらせ、葉山の方もまた泉に複雑な感情を抱える。大人のラブストーリーを「どう受け取っていただけるのか」と心配していた松本。登場時の観客からの悲鳴を聞いて、有村が「すごい」、坂口が「歓声に加わりたくなった」と言うほどの盛り上がりだったが、「(上映後は)声を出したくなくなるんじゃないですかね。自分の中で芽生えた感情を大事に取っておきたくなるような、そんな2時間40分後になるんじゃ」と予想した。一方坂口は「松本さんが、松本さんじゃないんですよ」と作中の印象を語る。「柔らかい雰囲気を持ってふんわりして、”松本潤”じゃなかったんですよね。ご一緒するまでテレビで見てる松本さんしか知らなかったので、葉山先生としてそこに立っているのが見え隠れして、驚きでしたね」と今回の松本の役作りの驚きを表した。またこの日は観客から集まった「一生に一度の恋」エピソードをもとに、出演者陣がそれぞれ好きなエピソードを選んだ。松本は「10歳以上離れた人に恋をしている」という20代女性のエピソードを出し、「こういう方にぜひこの映画を見ていただきたいなと思って」とアピール。「自分の中でも相反する気持ちがあるんじゃないかなと想像して。好きという気持ちだけじゃなく不安だったりネガティブな感情もありながらも、ポジティブな気持ちを信じたいという思いが伝わってきた」と評した。
2017年09月27日10月より放送スタートする綾野剛主演で贈るドラマ「コウノドリ」。この度、本作の新レギュラーとして、雑誌「MEN’S NON-NO」の専属モデルとして活動中の宮沢氷魚が参加、俳優デビューを飾ることが分かった。本作は、現在「モーニング」(講談社)にて人気連載中の鈴ノ木ユウが描くヒューマン医療漫画が原作。2015年10月期にドラマ化され、今回放送されるのはその続編。前作に引き続き、産婦人科医と天才ピアニストの2つの顔を持つミステリアスな主人公・鴻鳥サクラを綾野さんが演じるほか、松岡茉優、吉田羊、坂口健太郎、星野源、大森南朋ら豪華メンバーが再集結することでも話題となっている。そんな中、今回新キャストとして新しい風を吹き込むのが、いまや人気俳優の登竜門ともいえる「MEN’S NON-NO」の専属モデルとして活動中、アーティストで元「THE BOOM」 の宮沢和史を父にもつ宮沢さん。先輩メンノンモデルの坂口さんは、前作で連続ドラマデビューを果たしたが、宮沢さんは本作で俳優デビューを飾る。本作で彼が演じるのは、ペルソナ総合医療センターの産科をスーパーローテート中の前期研修医・赤西吾郎。赤西産婦人科の息子で、事あるごとに同じ“ジュニア”である四宮(星野さん)から愛ある鞭を受ける。親と同じ産婦人科医になることに抵抗もあり、どの科を選択するのか決めかねているという役どころ。また先輩産婦人科医・四宮とのバトルのような掛け合いも見どころだ。今回の出演に「自分がこの作品に出演できるとは思ってもいませんでした」と心境を語った宮沢さんは、「ましてや、今回が僕にとって初のドラマ出演。とても光栄で、大きなチャンスをいただいたことを日々痛感しています」とコメント。また3人兄弟の長男だと言う宮沢さんは、「下の2人の面倒を小さいころから見てきていたので、自分なりに生まれてくる命の重大さを感じてきたつもりでいました。しかし23歳になったいま、出産という奇跡を描いた作品に参加させて頂くことによって、新たに考えさせられることがたくさんありました。一般的になかなか知られていない産科の事情、産後うつや育児放棄の実態など…また自分に子どもが生まれたとき、自分はなにを思い、どう向き合うのかということまで考えるようになりました」と撮影の中で考えさせられることがあったよう。「このドラマを通して僕が演じる赤西吾郎だけでなく、自分自身も成長していけたらなと思います」と意気込みも見せた。■第1話あらすじあれから時が経ち、産婦人科医としてベテランの域に入った鴻鳥サクラは、かつての恩師である荻島勝秀(佐々木蔵之介)が働く離島の病院へ。島の人たちと近い距離で向き合う荻島の姿を見てサクラはあることを思う。一方、研修医だった下屋(松岡さん)と新生児科の白川(坂口さん)もそれぞれ専門医となりペルソナ総合医療センターで精力的に働いている。ある日、離島から帰ってきたサクラは助産師の小松(吉田さん)と耳が聞こえない妊婦の早見マナを診察する。夫の健治も付き添いで来ていたが、健治も耳が聞こえない。医療用語は手話や口唇術では伝えるのが難しいため、ホワイトボートを使い筆談で伝えることに。一方、産婦人科医・四宮(星野さん)は早く仕事に復帰したいキャリアウーマンの妊婦、佐野彩加を診察する。予定通りに生まれるのか聞いてくる彩加に耳を貸さず、丹念にエコーをかける四宮。診断の結果、彩加の赤ちゃんは“心室中隔欠損”と呼ばれる心臓に小さな穴があく疾患にかかっていることが分かる。激しく動揺する彩加に周産期センター長の今橋(大森さん)も加わり、慎重に彩加と夫の康孝に伝える。彩加は早く仕事に復帰したい気持ちと病気の赤ちゃんという2つの不安に挟まれる。さらにマナも出産を前に、サクラにある不安を打ち明ける…。「コウノドリ」は10月13日(金)より毎週金曜22時~TBS系にて放送。※初回15分拡大スペシャル(cinemacafe.net)
2017年09月23日お笑い芸人「バッドボーイズ」の佐田正樹の半生を綴った実録自伝小説・コミックスを実写化した、健太郎主演映画『デメキン』。幼少期から“デメキン”と呼ばれいじめられた佐田正樹が、喧嘩無敗と数々の伝説を作り出し、福岡最大勢力の暴走族の総長へと登り詰める物語を描いた本作から、予告編が到着した。今回到着した予告編では、山田裕貴演じる厚成が、「またチーム作らん?」と正樹(健太郎さん)に話しかけるシーンからスタート。そして、「デメキン」といじめられていた過去を映し出す場面も映像前半には収められている。また、正樹の代名詞でもあるタイマンをはじめ、血にじむ壮絶な喧嘩シーンや轟々しいバイクシーン、仲間同士が衝突する様子が映し出され、スピード感溢れる予告編となっている。『デメキン』は12月2日(土)よりシネマート新宿ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2017年09月21日段々と涼しさが増し、少し淋しい気持ちになるこの季節。ついに夏クールのドラマも放送終了してしまいました。そこで今日は、毎クール全ての作品をチェックしているドラマニアな筆者が勝手にセレクト!7月クールの総合ドラマランキングを発表して参りますよ~。全体を通して“王道”という二文字が浮かぶ作品が多かったような気がします。■第1位:“家族愛”の真ん中を射抜いた「過保護のカホコ」現代リアルとのギャップが笑えて――泣ける“史上最強の箱入り娘”最初にそのコピーを聞いたとき、正直「そのテーマで、最終回までどうやって引っ張るんだろう?」と考えてしまった自分が、いまとなっては大変お恥ずかしい。SNSなどで叫ばれているように、私も現在“カホコロス”の真っ只中です。主人公・根本加穂子(高畑充希)は、両親に溺愛されて育ち、生活の全てが親任せという今時珍しいタイプの女子大生。毎日の洋服や食事、就職先に至るまで…何を決めるにも母親の顔色を窺う癖が染みついていました。本作ではそんな加穂子が、自分とまるで違う環境で育った青年・麦野初(竹内涼真)と出会うことで、驚くべき変化を遂げていく様が非常に魅力的に描かれていました。最初のうちは、見ていて「いくらなんでも、過保護過ぎる」「加穂子には自分というものがない」と、ついモヤモヤした感情が心に鈍く響いていたのですが――最後の最後、脚本家・遊川和彦さんに見事してやられましたね!ドラマを見進めていく過程において、加穂子がどんなにミスをしようと、愛されて育った彼女の周りにはいつ如何なるときも“愛”が溢れているということに気づかされるのです。人間であれば誰しも、日々の生活の中でつい心が荒み、ダークな思考に支配されてしまったという経験があるでしょう。でもそんなとき、あえて眩しい加穂子のような存在と触れ合うことが(やや荒治療的ではありますが)実はすごく大切なことなのかもしれないと学ばせてもらいました。■第2位:これこそが“純愛”の極み!「ごめん、愛してる」が描いた王道のラブストーリーまるで原作の韓国ドラマをそのまま見ているかのような、悲劇的な展開の嵐。リアリティを追求しがちな昨今の日本の風潮に苦言を呈するかの如く、“純愛”を極めた展開がとても新鮮な作品でした。もどかしくも切ないすれ違いの連鎖――これはこれで、ものすごく有りだなぁというのが率直な感想です。脳に弾丸を受け、余命わずかと宣告された主人公・岡崎律(長瀬智也)。死ぬ前に一目、自分を捨てた母親に会いたいと探し出した律でしたが、運命は悪戯にその心を弄びます。母・麗子(大竹しのぶ)は“一人息子”のサトル(坂口健太郎)を溺愛。心臓に重い病を患い生まれてきたサトルを何とかして助けたいと奔走――そこへ、余命僅かな律が現れて…というのが、涙無しでは見られない最終回の展開でした。とはいえ涙だけでなく、胸キュンシーンが多かったのも本作の特徴。毎話必ず一度は登場する、長瀬さん×ヒロイン・吉岡里帆さんの絡みシーン。二人の付かず離れずの距離感がたまりませんでしたね(笑)。床ドン、顎クイ、肩ズン…話題の恋愛要素が惜しみなく詰まっていましたので、皆さん是非見返してチェックしてみてください。■第3位:手に汗握るミステリー要素が満載息つく暇のない、裏切りの連鎖…「黒革の手帖」これまでにも数多く映像化され、ザ・王増の名作として語り継がれてきた松本清張さん原作「黒革の手帖」。どこかあどけなさの残る役どころが多い印象の武井咲さんですが、本作の主演を経て、まさに“一皮むけた”感じがしましたね。着物にドレス、サングラス姿など、ハイクラスなファッションを着こなし、大人の女性としての佇まいが凛と輝いていました。物語では地味な派遣社員から一転、横領で得た頭金を元手に銀座のママへと華麗に変身する主人公・原口元子(武井咲)の華麗なる生き様が描かれていきます。彼女を取り巻く曰付きの男たちを演じるのは、滝藤賢一さん、奥田瑛二さん、高嶋政伸さん、伊東四朗さんと何とも豪華な面々。彼らを見事手玉に取り、大逆転する様はまさに圧巻!週の疲れが溜まる木曜日の夜に最適――スカッとした気持ちになれる、心地良い作品でしたね。江口洋介さん演じる衆議院議員・安島との甘く切ない恋も必見。最終回で二人が見せた含みのある微笑みが、放送終了後SNSなどで大きな話題を集めています。原作や前作などと見比べて考察してみると面白いかもしれません。以上、いかがでしたか?次は気になる秋クールのおすすめドラマについて、ピックアップしてご紹介していきます。お楽しみに。(text:Yuki Watanabe)
2017年09月20日いつもヒロインの傍にいるけど、報われない…そんな二番手男子は、恋愛映画の必須要素!『オオカミ少女と黒王子』ではヒロインを優しい言葉で陰ながら支えようとする、内気なメガネ男子・日下部(吉沢亮)や、『ヒロイン失格』ではチャラい面がありつつも、次第に本気でヒロインのことを好きになっていく、学校イチのイケメン・弘光(坂口健太郎)など、過去の恋愛映画でヒットした作品には、イケメンで優しいけれど、なぜか報われない男子たちの存在感が光る作品がズラリ。そんな中、今年の秋は、2つの“先生と生徒の恋”を描く作品に、まったくタイプの異なる2人の二番手男子が降臨する。先生を想うヒロインを一途に、優しく支える…変幻自在の実力派若手俳優・健太郎『先生! 、、、好きになってもいいですか?』(10月28日公開)少女コミックを代表する純愛名作として親しまれ、7年間に渡って別冊マーガレット(集英社)で長期連載した、累計発行部数570万部突破の大ヒットコミック「先生!」が実写映画化。『僕等がいた』以来、5年ぶりとなる“恋愛映画”への出演を果たす生田斗真と、『三度目の殺人』でも進化を見せる女優・広瀬すずが初共演を果たした。ぶっきらぼうだが生徒思いの教師・伊藤(生田さん)。そんな伊藤に生まれて初めての恋をする純粋でまっすぐな高校生・響(広瀬さん)。響の一度芽生えた感情は止まらず、不器用ながらもその素直な気持ちを伊藤へぶつけていく。そんな純粋でまっすぐな想いに心を動かされながらも、響のことを想うがゆえに「俺はやめとけ」と突き放してしまう伊藤。そんな先生の態度にショックを隠し切れない響を強く励まし続けたのが、同じ北高校の弓道部部長・藤岡勇輔だ。演じたのは、映画『チア☆ダン~女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話~』『サクラダリセット(前編/後編)』などの話題作に立て続けに出演し、今冬には初主演映画『デメキン』の公開を控える健太郎。不良高校生から地味系男子まで、幅広いキャラクターを変幻自在に演じ分けてきた健太郎さんが今回チャレンジしたのは、部活動を通し出会った響に対して最初はそっけない態度を見せつつも、“先生”への初恋に戸惑い、思い悩む彼女を優しく支える、原作の中でも特に人気の高いキャラクターだ。少々ぶっきらぼうながら、そっと寄り添うように話を聞いてあげる藤岡の“さり気ない優しさ”は、どこか伊藤先生と似た一面を持ち、響にとっても徐々に大きな存在となっていく…。藤岡と響の切ない恋の予感も感じさせる2人の距離に注目だ。■“一途男子”から一転!坂口健太郎が、恋心ゆえに嫉妬に狂う役どころに!『ナラタージュ』(10月7日公開)高校教師と生徒として出会った2人が、時が経ち再会した後、決して許されはしない、けれど一生に一度しか巡り会えない究極の恋に落ちる『ナラタージュ』。「この恋愛小説がすごい」1位に輝いた、島本理生の恋愛小説を原作に映画化した。孤独な高校時代を送っていた泉(有村架純)と、そんな泉に居場所を与え、救いの手を差し伸べた葉山(松本潤)は、卒業後再会する。葉山との思い出を胸にしまっていた泉だったが、再び想いが募っていく。2人の想いが重なりかけたとき、泉は葉山から離婚の成立していない妻の存在を知らされる。葉山を忘れようと決意したとき、泉の目の前に現れるのが、自分のことを想ってくれる小野だった。小野を演じるのは、話題作への出演が続く坂口健太郎。『ヒロイン失格』を経て、『君と100回目の恋』では“一途男子”を見事に演じ切った坂口さんは、本作では、泉の葉山への想いに気づき、嫉妬のあまり自分を抑えきれなくなる小野を熱演する。坂口さんの、いまだかつて見せたことのない表情や演技にも注目だ!そのほか、心優しい“最高”の幼なじみと、政府が選んだ“最良”の結婚相手で揺れる『恋と嘘』(10月14日公開)、ちょっと切なくてキュンとする片恋ラブストーリーを描く『覆面系ノイズ』(11月25日公開)、さらに妄想とリアルの2人の彼氏(?)の間で揺れ動く『勝手にふるえてろ』(12月23日公開)などにも、二番手になり得る男子の存在が…。思わず応援したくなる彼らの恋の行く末にも注目しながら、恋愛映画をチェックしてみて。(text:cinemacafe.net)
2017年09月18日島本理生の恋愛小説を原作に、松本潤主演、ヒロイン・有村架純で贈る映画『ナラタージュ』。高校教師と生徒として出会った2人が、決して許されはしないけれど、そんな究極の恋に落ちる禁断の純愛物語を描いた本作から、この度、一生に一度の恋に落ちる有村さんの姿が切なすぎる、WEB限定の予告編が公開された。今回公開されたのは、高校時代、ずぶ濡れ制服姿の有村さん演じる泉が、松本さん演じる教師・葉山に出会った瞬間のシーンから始まる予告動画。孤独から救ってくれた葉山に卒業後再会し、想いを募らせていくも、それは決して許されない恋…。葉山を忘れようとした泉は、小野(坂口健太郎)との幸せに傾きかけるが、葉山への想いが抑えられなくなる。許されない恋と知りながらも、不器用に恋を貫こうとするそんな泉の姿が映し出されていく。葉山を全身全霊で愛する工藤泉役を熱演した有村さんは、「撮影が進むにつれて、泉でいることは苦しかった」と吐露。また「葉山先生を好きでいながら、小野くんにもちょっといいなと思っている微妙な気持ちが難しかった」と苦労した点をふり返る。今回の予告映像のラスト、路面電車の中で声を殺して泣きじゃくるシーンについては、「哀しいシーンだったんですが、泣き芝居だから泣かなきゃという気持ち以上に、こみ上げてくるものがあって本当に涙が止まらなかった」と明かし、3、4テイク行ったが、カットがかかってもずっと涙がこみあげてくるようだったと話している。そして、本作は「感じる映画」だと語る行定勲監督は、「キラキラしたボーイミーツガール映画はたくさん作られてきたけれど、現実の恋愛はそうじゃない。こんなことだったら恋愛なんてしなきゃよかった…というもう一面の恋愛を描いて、いい意味で若い人たちに傷をつけたかった」と思いを明かしている。『ナラタージュ』は10月7日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2017年09月15日