「ミニオン」シリーズをはじめ数々のヒット作を生み出してきたイルミネーション・エンターテインメントによる最新映画『グリンチ』が2018年12月14日(金)に全国ロードショー。“ハズレ知らず”のイルミネーションが贈る最新長編アニメイルミネーション・エンターテインメントは、2010年『怪盗グルーの月泥棒』から始まり、2013年『怪盗グルーのミニオン危機一発』、2015年『ミニオンズ』、2017年『怪盗グルーのミニオン大脱走』とメガヒット続きのキャラクター「ミニオン」を生み出し、『ペット』、『SING/シング』と、これまでヒット作を続々と世に送り出してきた。まさに“ハズレ知らず”のイルミネーション・エンターテインメントが贈る最新の長編アニメは、絵本作家ドクター・スースの名作『グリンチ』だ。ひねくれもののグリンチがクリスマスを盗む!?『グリンチ』は、児童向けの絵本『いじわるグリンチのクリスマス』として刊行され、その後ジム・キャリーとテイラー・モムセンによって実写映画化。クリスマスシーズンに欠かせない映画として知られている作品だ。人間もクリスマスも大嫌い、とにかく不機嫌で孤独な主人公・グリンチが、村中のみんなが大好きな”クリスマス”を盗むというとんでもない計画を立ててしまう。日本語吹替えに大泉洋主人公・グリンチの日本語吹替え版キャストには大泉洋が出演。『探偵はBARにいる』シリーズや『恋は雨上がりのように』など、話題作への出演が絶えない実力派俳優が、『グリンチ』で初めてハリウッド映画の吹替に挑戦する。“ひねくれ者”だけどどこか愛らしくて憎めないグリンチを演じるにあたり、大泉洋は、「グリンチは、人の幸せが大嫌いでいじわるばかりしている“超ひねくれ者”です。そんなグリンチのキャラクターにぴったりということでオファーを頂いたそうなのですが、“正直でピュアな大泉洋”としましては、『なぜだろう?』と不思議に感じております!でもこれがまた憎めない部分もある本当にユニークなキャラクターなので楽しんで演じ切りたいと思います!」とコメントを寄せている。村の住人として杏やロバート秋山が登場さらに、グリンチが孤独に暮らす村の住人として、女優の杏や、ロバート秋山、横溝菜帆が声優として登場。ロバート秋山は、陽気でクリスマスが大好きなグリンチの隣人ブリクルバウムを、杏は仕事をがんばりながら双子を育てる優しいママを演じ、双子の姉を横溝菜帆が演じる。また、全編を通してグリンチを見守るナレーター役として、宮野真守が抜擢された。Perfume、日本版イメージソングに日本版イメージソングにPerfumeの「Tiny Baby」を起用。アルバム「Future Pop」に収録されている「Tiny Baby」は、グリンチのキュートな世界観とマッチしたポップなサウンドとなっている。ストーリーつぶらな瞳が愛らしい超キュートな幼少期のグリンチ(ベビーグリンチ)から、すっかりひねくれてしまった大人の「グリンチ」はというと・・・。洞窟の中で暮らし、愛犬マックスの献身的な愛にもぶっきらぼうに対応し、山麓の村人達にいじわるをして楽しむ超ひねくれ者に。とにかく不機嫌で孤独なグリンチはやがて、村中のみんなが大好きな”クリスマス”を盗むという、とんでもない計画を立ててしまう…小さい頃はあんなに可愛かったのに、大人になるまでに一体何があったのか・・・!?そしてグリンチのとんでもない計画はどうなるのか・・!?「ミニオン」の新作短編映画を同時上映また、『グリンチ』と共に、「ミニオン」シリーズの新作短編映画『ミニオンのミニミニ脱走』が同時上映される。『ミニオンのミニミニ脱走』は、2017年夏に公開された『怪盗グルーのミニオン大脱走』で登場した囚人服のミニオン達が、刑務所からの脱走を試みるストーリーとなるようだ。【詳細】『グリンチ』公開時期:2018年12月14日(金)プロデューサー:クリス・メレダンドリ監督:ヤーロウ・チェイニー、スコット・モシャー声の出演:ベネディクト・カンバーバッチ日本語吹替え:大泉洋、杏、秋山竜次(ロバート)、横溝菜帆、宮野真守原題:『The Grinch』配給:東宝東和
2018年04月30日映画『恋は雨上がりのように』の完成披露試写会が4月26日(木)、都内にて開催され、W主演の小松菜奈と大泉洋、出演の清野菜名、磯村勇斗、葉山奨之、松本穂香、山本舞香、永井聡監督が登壇した。累計発行部数約175万部突破の眉月じゅんによる同名漫画を原作とする同作。主人公の女子高生・あきら(小松さん)が、28歳年上のファミレス店長・近藤(大泉さん)に片想いをする。■大歓声の中、ブルーのドレスコートで登場“雨”にちなんでブルーのドレスコートで衣装を揃えた一同。ステージに登壇すると大歓声が沸き起こった。大泉さんは「洋さーん」の声援に投げキッスで応え、会場をさらに盛り上げた。イベントは和気あいあいとした雰囲気の中でスタート。■初共演の大泉洋&小松菜奈、お互いの印象を明かすW主演の小松さんと大泉さんは、同作で初共演。小松さんは「大泉さんはテレビで観るまんま、明るくて、陽気で、気さくで、足も長くて、本当に面白くて」といい、「イメージ通りでした」と声を弾ませた。一方の大泉さんは、「小松さんは『ちょっと怖いのかな』というイメージがございました」と明かした。「僕は、何かあったら、下手したら、踏みつけられるような…」などと「覚悟」をしていたそうだが、「そうしたら、ぜんぜん(違いました)。何というのかな、すごく正しい方なのです。間違ったことを言わない。常に、ジャスティスな感じで。優しいし、いてすごく楽なのです。一日いると自分の汚れが取れるような。ヒーリング効果があるのです」と独特の表現を使いながら小松さんの撮影現場での雰囲気を紹介した。■劇中では5回告白!さらに舞台挨拶でも“告白”そんな2人だが、劇中では、あきらが近藤店長に5回、告白をするそう。小松さんは「どんな告白の仕方にしようと(考えました)。あきらとしての心情だったり、店長に対する気持ちをちゃんと5回に分けて伝えたいなと思いましたので、そこは真剣に取り組みました」と述懐。大泉さんも「確かに、全部、雰囲気が違いました。告白の仕方といいますか。どれも、グッとくるといいますか」とコメント。そんな小松さんに、MCから「5回も告白をすると現場で大泉さんを好きになったりしませんでした?」との質問が飛ぶ一幕があった。すると、小松さんは「大泉洋さんは好きですよ」とキッパリ。小松さんの真っすぐな発言に登壇者たちがざわついたが、小松さんは「でも、“そういう好き”じゃないです」と付け足した。「どういうふうに好きなのですか?」と突っ込まれると、小松さんは「大泉洋さんという人がすごく好きです。大泉洋さんが好きです。ん?」と上手く言葉で表現できなかったものの、大泉さんは、「でも、いま、『大泉洋さんが好きです』と言われて、ちょっとドキっとしました。役得でしたけど」と心をトキメかせていた。映『恋は雨上がりのように』は、5月25日(金)より全国にて公開。(竹内みちまろ)■関連作品:恋は雨上がりのように 2018年5月、全国東宝系にて公開Ⓒ 2018映画「恋は雨上がりのように」製作委員会© 2014 眉月じゅん/小学館
2018年04月26日映画『恋は雨上がりのように』(5月25日公開)の完成披露試写会が26日に都内で行われ、小松菜奈、大泉洋、清野菜名、磯村勇斗、葉山奨之、松本穂香、山本舞香、永井聡監督が登場した。同作は眉月じゅんによる人気同名コミックを実写化。「このマンガがすごい!」「マンガ大賞」「全国書店員が選んだおすすめコミック」など各賞にランクインしている。陸上の夢を怪我で断たれた女子高生のあきら(小松)が、冴えないファミレスの店長・近藤(大泉)の優しさに触れ、28歳差の片思いをする。2018年1月からはフジテレビの「ノイタミナ」枠ほかにてアニメ化もされる。大泉と初共演となった小松が「テレビで見るまんま、明るくて陽気で気さくで、足も長くて」と褒めると、大泉はジャケットを開けてパンツを上げ、"足長"アピール。大泉は逆に小松について「ちょっと怖いのかなというイメージがございましたね」と明かし、「下手したら踏みつけられるんじゃないか、『くそモジャモジャ野郎』みたいな事言われるくらいの覚悟はしてきた」と振り返る。実際に共演した後は、「本当にすごい正しい方なんですよ。間違ったこと言わない、常にジャスティス」と小松の印象が変わったという大泉。「優しいし、いてすごく楽な方。1日いると、自分の汚れが取れるような、ヒーリング効果がある。ヒーラーでした」と語った。大泉について、磯村が「現場の大泉さんの立ち姿、本当に店長にしか見えなかった。芯から店長になっている感じ」と言うと、大泉は「現場で僕のオーラがなかったみたいじゃない!」とツッコミ。以前大泉の息子役を経験した葉山は「朝ドラぶりで、今日髪の毛クルックルできたんですけど、髪の毛を切っちゃって、親子感がなくなった」と残念がる。さらに松本が「テレビで見てた印象といいい意味で全く変わらなくて。正直あんまりお話ししてないんですけど……」と明かすと、大泉は「なかなか手ごわかったんです。相当厚い壁があって。結構、大泉さんは家に帰って泣いてたよ」と訴えていた。山本が小松を壁ドンするシーンについて話が及ぶと、大泉は「ちょっと、エッチですよね。チューしちゃうのかな? みたいな」とどぎまぎした様子。作中では小松から大泉への告白シーンが5回もあるが、「全部雰囲気が違いましたね。どれもグッと来る」と振り返った。告白シーンがありすぎて、大泉のことが好きになってしまうのでは? と聞かれた小松は「大泉洋さんは好きですよ。でも、そういう好きじゃないです!」ときっぱり否定する。しかし「大泉洋さんという人がすごい好きです。大泉洋さんが好きです」と言っていくうちに「ん!?」と混乱。大泉は「ちょっとドキッとしましたよ。役得です」と気持ちを表しつつも、小松から再度「そういう好きじゃないですよ。人として好き」と説明され、「当たり前でしょそんなの!」とつっこんでいた。
2018年04月26日映画『こんな夜更けにバナナかよ愛しき実話』が、2018年12月28日(金)より全国ロードショー。車イスの人生を生きた男の笑いと涙の実話『こんな夜更けにバナナかよ愛しき実話』は、渡辺一史による書籍『こんな夜更けにバナナかよ筋ジス・鹿野靖明とボランティアたち』を実写化した作品。書籍は、大宅壮一ノンフィクション賞と講談社ノンフィクション賞をダブル受賞している。幼少期から難病にかかり、車イスと介助がないと生きていけない体となった鹿野靖明と、彼を支えながら共に生きたボランティア達と家族の実話を描く。ときには度を超えるワガママぶりを見せながらも、自らの夢や欲に素直に生きた鹿野靖明を取り巻く笑いと涙の物語が繰り広げられる。主演は大泉洋12歳で筋肉が徐々に衰える難病・筋ジストロフィーを発症しながらも、信じられないバイタリティで人生を駆け抜けた最強のワガママ&愛され男・鹿野靖明を演じるのは、鹿野と同じく北海道で生まれ育ったという共通点を持つ俳優・大泉洋。『恋は雨上がりのように』『騙し絵の牙』『焼肉ドラゴン』など、数々の話題作に出演している。大泉は初めて車イスと介助を受ける役に挑戦。最大10キロまで減量して撮影に臨んだ。高畑充希、三浦春馬も出演鹿野のボランティアとして参加し、心を通わせていく女子大生・安堂美咲を演じるのは、『DESTINY 鎌倉ものがたり』に出演し、『旅猫リポート』では声優も務めた高畑充希。美咲の彼氏で、医学生の田中久を演じるのは、『アイネクライネナハトムジーク』にも出演する三浦春馬。物語の軸となる3人を演じる大泉×高畑×三浦は、本作が初共演となる。また、萩原聖人、渡辺真起子、宇野祥平が鹿野を支えるボランティアの役を演じ、竜雷太、綾戸智恵は鹿野の両親を、原田美枝子が主治医、韓英恵が看護師を演じるなど、豪華キャストが集結する。主題歌はポルノグラフィティの「フラワー」主題歌は、ポルノグラフィティが映画のために書き下ろしたバラード「フラワー」。花の持つ凛とした強さ、そして美しさが綴られた歌詞は、主人公とリンクする部分も多く、物語に彩りを添えている。監督は前田哲、脚本は橋本裕志監督は『ブタがいた教室』『ドルフィンブルー フジ、もういちど宙へ』など、「命」をテーマに描くことをライフワークとする前田哲。脚本は、『いぬやしき』『映画 ビリギャル』『テルマエ・ロマエⅡ』なども手掛ける橋本裕志が担当する。ストーリー札幌で暮らす鹿野靖明は幼少から難病の筋ジストロフィーを患い、車いす生活。体で動かせるのは首と手だけで、介助なしでは生きられないのに病院を飛び出し、ボランティアたちと自立生活を送っていた。夜中に突然「バナナ食べたい」と言い出すワガママな彼に、医大生ボラの田中は振り回される日々。しかも恋人の美咲に一目ぼれした鹿野から、代わりに愛の告白まで頼まれる始末!最初は面食らう美咲だが、鹿野やボラたちと共に時間を過ごす内に、自分に素直になること、夢を追うことの大切さを知っていく。そんなある日、鹿野が突然倒れ、命の危機を迎えてしまう…。詳細映画『こんな夜更けにバナナかよ愛しき実話』公開日:2018年12月28日(金)より全国ロードショー監督:前田哲脚本:橋本裕志出演:大泉洋、高畑充希、三浦春馬、萩原聖人、渡辺真起子、宇野祥平、韓英恵・竜雷太、綾戸智恵/原田美枝子原作:渡辺一史『こんな夜更けにバナナかよ筋ジス・鹿野靖明とボランティアたち』(文春文庫刊)
2018年04月26日大宅壮一ノンフィクション賞と講談社ノンフィクション賞をダブル受賞した書籍「こんな夜更けにバナナかよ 筋ジス・鹿野靖明とボランティアたち」(渡辺一史 著/文春文庫刊)の実写化、映画が決定。主演に大泉洋、共演に高畑充希と三浦春馬が出演することが明らかになった。■あらすじ北海道の医学生・田中(三浦春馬)はボランティアとして、体が不自由な鹿野(大泉洋)と知り合う。病院を飛び出し、自ら集めた大勢のボランティアや両親に支えられて風変わりな自立生活を送る鹿野。夜中に突然「バナナが食べたい!」と言い出すなど、いつも王様のような超ワガママぶりだが、自分自身に素直に生きる鹿野は、どこか憎めない愛される存在だった。ある日、鹿野は新人ボランティアの美咲(高畑充希)に惚れ、彼女へのラブレターの代筆を田中に依頼するが、実は美咲は田中と付き合っていて…。奇妙な三角関係は、鹿野の主治医やベテランボランティアたちを巻き込んで大変な騒動に!しかし鹿野の病状は徐々に悪化、体はますます自由が利かなくなっていく。そんな鹿野には、生きているうちにどうしても叶えたい夢があった――。■主演に大泉洋!高畑充希&三浦春馬と三角関係に…12歳のとき、筋肉が徐々に衰える難病・筋ジストロフィーを発症しながらも、信じられないバイタリティで人生を駆け抜けた最強のワガママ&愛され男・鹿野靖明を演じるのは、北海道を代表する俳優、 大泉洋。同じ北海道で生まれ育ったという共通点を持つ実在の人物を演じるに際し、大泉さんは初めて車イスと介助を受ける役に挑戦する。鹿野のボランティアとして参加し、心を通わせていく女子大生・安堂美咲を演じるのは 高畑充希。ふとしたことで鹿野と知り合い、そのワガママぶりに巻き込まれながらも、彼の生きる強さに共鳴していく。その美咲の彼氏で、医学生の田中久を演じるのは 三浦春馬。医者の家系に生まれ、将来に悩んでいるが、支えるはずの鹿野から逆に色々なことを学び成長していく。物語の軸となる3人を演じる大泉さん×高畑さん×三浦さんは、本作が初共演となる。■各キャストからのコメントが到着!大泉洋(鹿野靖明役)脚本を読ませて頂いて、まず鹿野靖明という人の生き様に衝撃を受けました。重い難病を抱えながらも、それを決してハンデとは捉えず、自ら沢山のボランティアを集め、自分のやりたいように「ワガママに」生き抜いた生涯。「こんな夜更けにバナナかよ」のタイトルの通り、バナナが食べたいと思えば、深夜でも自ら集めたボランティアにそれをお願いするワガママ。「障がいがあるから」と遠慮することなく、1人で生活して、仕事もして、喧嘩もして、恋もして、どこまでも対等に人と向き合い続けた鹿野さんの人生に強烈に惹かれました。どんなに「ワガママ」を言っても周りから愛された続けた鹿野さんを、その理由を考えながら真摯にコミカルに演じられたらと思ってます。前田哲監督とは本当に久しぶりのお仕事で、人の心にズシリと響く作品作りを今からワクワクしながら待ってます。また高畑充希さん、そして三浦春馬くんというキラキラした若いお2人との共演も楽しみにしています。三浦くんの近くに居たら、イケメンが感染(うつ)るんじゃないかと思うので、なるべく三浦くんの至近距離にいようと思ってます。高畑充希(安堂美咲役)こんな夜更けにバナナかよ、という題名に、ズキュンときました。そしてこの物語の主人公である鹿野さん。知れば知るほどそのパワーや色気、吸引力に翻弄され、一度でいいからお会いしてみたかったなぁ…と。でもでも、撮影がはじまれば大泉さんの鹿野さんにお会い出来るので、今から楽しみでワクワクしています。そして、14歳の時、まだ少年の様だった私の映画デビューを見守ってくれた前田監督とまた作品創りが出来ることも、とても幸せに思っています。1シーン1シーン、丁寧に、北海道でのびのびと。素敵な映画になりますように、がんばります!三浦春馬(田中久役)まず「こんな夜更けにバナナかよ」というタイトルを聞いただけで興味を引き立てられました。そして、そんな作品で素晴らしいキャスト、スタッフの皆様とご一緒できて、とても嬉しく思います。僕が演じるのは、医師を目指しながらも将来や自分の存在意義に悩む繊細な青年です。この役を前田監督と丁寧に作っていくのが今から楽しみです。同じ事務所の先輩である大泉さんにしっかりついていき、サポートできるよう頑張ります!!前田哲監督明るいところではとても見えにくい小さな光は、暗闇では輝いて見えて、希望と勇気を与えてくれる。私にとって、渡辺一史著『こんな夜更けにバナナかよ』との出会いは、まさにそうでした。多様性とマイノリティーが危機に瀕している暗闇のような混迷する現在にこそ、必要な物語です。今まで見たこともない生き様をスクリーンに蘇らせ、「生きる力に溢れた希望の映画」として、多くの人々の心を灯したいと強く思っています。実在した人物と障がいという二重の大きく高いハードルを軽やかに飛び越えつつも、その抱えている葛藤を魅力的に演じることができるのは、大泉洋さんしか考えられませんでした。16年ぶりの映画での再会に心が踊りだしています。高畑充希さんとは、11年ぶりの映画での再会で、その成長ぶりに身震いしています。鹿野から本気で「生きる」ということを学び、溌剌として可憐でありつつ強くなっていく美咲を生き生きと演じることができるのは、高畑さんであると確信し、期待しています。三浦春馬さんとは初対面でお会いして、その爽やかさと真っ直ぐさに心がときめきました。田中という自分の殻が破れない男が、鹿野や美咲に挟まれてバトルしていく中、どのように三浦さんと共に変化をしていくか、とても楽しみです。『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』は、2018年冬、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2018年04月23日俳優の大泉洋が、映画『こんな夜更けにバナナかよ愛しき実話』(2018年冬公開)の主演を務めることが23日、わかった。高畑充希、三浦春馬が共演する。同作は大宅壮一ノンフィクション賞と講談社ノンフィクション賞をダブル受賞した書籍『こんな夜更けにバナナかよ筋ジス・鹿野靖明とボランティアたち』(渡辺一史 著/文春文庫刊)を実写化。幼少期から難病にかかり、車イスで過ごした実在の人物・鹿野靖明(1959年12月26日札幌市生まれ~2002年8月12日逝去)と、周囲のボランティアたちの笑いと涙の実話を描く。2017年12月公開の映画『8年越しの花嫁奇跡の実話』が興行収入28億円・230万人動員の大ヒットを記録した松竹が、また新たなノンフィクションの実写化を手がけ、「命」をテーマに描くことをライフワークとする前田哲監督がメガホンを取る。大泉は病院を飛び出し、自ら集めた大勢のボランティアや両親に支えられて風変わりな自立生活を送る鹿野を演じる。夜中に突然「バナナが食べたい!」と言い出すなど、いつも王様のような超ワガママぶりだが、自分自身に素直に生きる鹿野は、どこか憎めない愛される存在。また、北海道の医学生・田中を三浦、鹿野から思いを寄せられるが実は田中と付き合っている新人ボランティアの美咲を高畑が演じる。同作はオール北海道ロケ作品として、北海道命名150周年を迎える今年、札幌市などの全面協力のもと、5月下旬から7月上旬にかけての撮影を予定している。前田監督は「多様性とマイノリティーが危機に瀕している暗闇のような混迷する現在にこそ、必要な物語です」と同作を表し、「実在した人物と障がいという二重の大きく高いハードルを軽やかに飛び越えつつも、その抱えている葛藤を魅力的に演じることができるのは、大泉洋さんしか考えられませんでした。16年ぶりの映画での再会に心が踊りだしています」と主役に期待を寄せた。○大泉洋コメント脚本を読ませて頂いて、まず鹿野靖明という人の生き様に衝撃を受けました。重い難病を抱えながらも、それを決してハンデとは捉えず、自ら沢山のボランティアを集め、自分のやりたいように「ワガママに」生き抜いた生涯。「こんな夜更けにバナナかよ」のタイトルの通り、バナナが食べたいと思えば、深夜でも自ら集めたボランティアにそれをお願いするワガママ。「障がいがあるから」と遠慮することなく、1人で生活して、仕事もして、喧嘩もして、恋もして、どこまでも対等に人と向き合い続けた鹿野さんの人生に強烈に惹かれました。どんなに「ワガママ」を言っても周りから愛された続けた鹿野さんを、その理由を考えながら真摯にコミカルに演じられたらと思ってます。前田哲監督とは本当に久しぶりのお仕事で、人の心にズシリと響く作品作りを今からワクワクしながら待ってます。また高畑充希さん、そして三浦春馬くんというキラキラした若いお2人との共演も楽しみにしています。三浦くんの近くに居たら、イケメンが感染(うつ)るんじゃないかと思うので、なるべく三浦くんの至近距離にいようと思ってます。○高畑充希コメントこんな夜更けにバナナかよ、という題名に、ズキュンときました。そしてこの物語の主人公である鹿野さん。知れば知るほどそのパワーや色気、吸引力に翻弄され、一度でいいからお会いしてみたかったなぁ、、と。でもでも、撮影がはじまれば大泉さんの鹿野さんにお会い出来るので、今から楽しみでワクワクしています。そして、14歳の時、まだ少年の様だった私の映画デビューを見守ってくれた前田監督とまた作品創りが出来ることも、とても幸せに思っています。1シーン1シーン、丁寧に、北海道でのびのびと。素敵な映画になりますように、がんばります!○三浦春馬コメントまず『こんな夜更けにバナナかよ』というタイトルを聞いただけで興味を引き立てられました。そして、そんな作品で素晴らしいキャスト、スタッフの皆様とご一緒できて、とても嬉しく思います。僕が演じるのは、医師を目指しながらも将来や自分の存在意義に悩む繊細な青年です。この役を前田監督と丁寧に作っていくのが今から楽しみです。同じ事務所の先輩である大泉さんにしっかりついていき、サポートできるよう頑張ります!!
2018年04月23日女優の真木よう子が9日、都内で行われた映画『焼肉ドラゴン』(6月22日公開)の完成披露試写会イベントに、共演の井上真央、大泉洋、桜庭ななみ、メガホンをとった鄭義信監督とともに出席した。日本の演劇賞を総なめにした舞台『焼肉ドラゴン』を映画化した同作。1970年代を舞台に、故郷を奪われた6人の家族が関西で焼肉店「焼肉ドラゴン」を営み、時代の波に翻弄されながらも力強く生きる姿を描く。焼肉店の三姉妹、長女・静花を真木、次女・梨花を井上、三女・美花を桜庭、静花への思いを秘めたまま梨花と結婚する常連客・哲男を大泉が演じる。同作で描かれている家族の魅力を聞かれた真木は「どんな境遇であってもぶつかったり本音を言い合ったりして、笑いあって助け合って、言ってしまえばこれが1番理想の家族なんじゃないかなと思うくらいで、最後は心が温かくなる映画だと思います」と語り、「最後は心の中が満ち溢れて、温かい気持ちになる映画なので、ぜひ皆さんも同じように感じていただければなと思います」とアピール。また、関西弁のセリフに苦労したそうで「本当に難しくて、『万博』というセリフが大阪弁であるんですけど、ハマっちゃって20テイクくらいしちゃって、最後は訳がわからなくなりました」と打ち明け、大泉から「真木さんは若干、素直じゃなかった。方言指導の方に毎回キレてるんです。『今のはちゃんと言えてる!』って」と暴露されると、「私はできていたと思っていた!」と主張を貫き、笑いを誘った。さらに、焼肉店の店主である父の口癖"たとえ昨日がどんな日でも、明日はきっとえぇ日になる"にちなみ、明日を前向きに生きる秘けつを聞かれると、真木は"笑う事"と挙げ「不安とかいろんなことがあるかもしれないけど、考えてもしょうがない。笑っとけと!」と説明。大泉から「笑う事あります?」と疑いの目を向けられると、「無理矢理! 笑っていたら"まっいいか"ってなりません!?」と何かに吹っ切れたような晴れやかな表情を浮かべた。なお、今年1月に所属事務所から独立後、初の公の場となった真木は、イベント終了後の降壇時に、報道陣から「独立されたお気持ちは?」などと声が飛んだが、一切反応することなく、観客に一礼してステージを降りた。
2018年04月10日塩田武士による小説『騙し絵の牙』が、主演に大泉洋を迎え実写映画化。2021年3月26日(金)に公開される。映像化&キャスティングも見据えた“異色”のプロジェクト『騙し絵の牙』は、塩田武士が"出版界"の光と闇に焦点を当て、4年に渡る取材を経て執筆した社会派ミステリー小説。「2018年本屋大賞」にノミネートされ話題を呼んだだけでなく、小説発案当初から映像化や大泉洋主演のキャスティングまで視野に入れて描かれた、異色の文芸作品だ。物語のプロット作りは、塩田武士、出版社、芸能事務所、そして大泉洋を交えて2013年より開始された。塩田武士は大泉洋の出演する映像作品や資料だけでなく、本人との実際の会話などから大泉洋という人間を徹底的に分析。口調からモノマネまで忠実に作品に落とし込んだという。さらに「大泉洋が繰り出す明るい笑顔が、読後に異なる意味を含んだ笑顔に映るようにみせたい」という趣旨から、『騙し絵の牙』というタイトルが誕生した。<あらすじ>⼤⼿出版社「薫⾵社」に激震⾛る!かねてからの出版不況に加えて創業⼀族の社⻑が急逝、次期社⻑を巡って権⼒争いが勃発。専務・東松(佐藤浩市)が進める⼤改⾰で、雑誌は次々と廃刊のピンチに。会社のお荷物雑誌「トリニティ」の変わり者編集⻑・速⽔(⼤泉洋)も、無理難題を押し付けられて窮地に⽴たされる……。が、この⼀⾒頼りない男、実は笑顔の裏にとんでもない“⽛”を秘めていた!嘘、裏切り、リーク、告発。クセモノ揃いの上層部・作家・同僚たちの陰謀が渦巻く中、新⼈編集者・⾼野(松岡茉優)を巻き込んだ速⽔の⽣き残りを賭けた“⼤逆転”の奇策とは!?登場人物(キャスト)大手出版社「薫風社(くんぷうしゃ) 」を舞台に集う“クセモノ”ばかりの登場人物たちを紹介。主人公を演じる大泉洋をはもちろん、メインキャラクターを務める松岡茉優や佐藤浩市といった豪華キャストの顔ぶれにも注目してほしい。速水輝也(大泉洋)『騙し絵の牙』の主人公・速水輝也は、大手出版社の雑誌「トリニティ」の“変わり者”編集長。一見頼りない、誰にでも愛される“人たらし”な男だが、その笑顔の裏に深い陰を持つ二面性のある男だ。実は笑顔の裏にとんでもない“牙”を持つ。会社の不況によって、“廃刊寸前”の窮地に立たされることになる速水は、生き残りをかけた“大逆転”の奇策を練ることになる。高野恵(松岡茉優)志のある文芸誌編集者だったが、不本意にも速水の部下になってしまう熱血すぎる新人編集者。速水の策略に巻き込まれ、ふり回されながらも強い信念を貫き成長していく。物語のヒロインである高野恵を演じるのは、『万引き家族』に出演した松岡茉優。東松(佐藤浩市)出版不況に加えて創業一族の社長が急逝。そんな出版社の次期社長候補で、冷徹な専務。傾きかけた会社を立て直すべく、次期社長候補のライバルたちを蹴落として改革を断行する容赦ない男。東松を、映画『64 -ロクヨ ン- 前編』の佐藤浩市が熱演する。クセモノ揃いの登場人物もチェック!『騙し絵の牙』では、メインキャラクターを取り巻く、“クセモノ”揃いの登場人物にも注目。こちらには、今を時めく人気俳優から、ベテラン俳優まで、多彩な顔ぶれが揃う。ミステリアスでカリスマ性のある新人デビュー作家・矢代聖…宮沢氷魚矢代とともに 速水率いる「トリニティ」を盛り上げる超人気ファッションモデル城島咲…池田エライザ亡くなった「薫風社」社長の息子・伊庭惟高…中村倫也惟高の後見人で皮肉な保守派の常務・ 宮藤和生…佐野史郎伝統ある薫風社の文芸誌「小説薫風」編集長であり、速水と敵対する江波百合子…木村佳乃江波の忠実な部下である編集者・三村洋一…和田 聰宏編集長の速水を疎ましく思う「トリニティ」副編集長・柴崎真一…坪倉由幸改革派の専務・東松と手を取るクールな大手外資ファンド代表の郡司一…斎藤工ヒロイン・高野の父で、小さな書店の店主・高野民生…塚本晋也高野が接触する謎の男…リリー・フランキー速水のよき相談相手であり、お茶の間でも人気の“噂好き”文芸評論家・久谷ありさ…小林聡美速水の前に立ちふさがる文学界の大御所作家・二階堂大作…國村隼監督に『桐島、部活やめるってよ』の吉田大八『騙し絵の牙』の監督を務めるのは、『桐島、部活やめるってよ』で第36回日本アカデミー賞最優秀作品賞及び最優秀監督賞を受賞した吉田大八。『天空の蜂』の楠野一 郎と共に、監督自ら脚本も手掛ける。■作品詳細映画『騙し絵の牙』公開日:2021年3月26日(金)原作:塩田武士『騙し絵の牙』(KADOKAWA)出演:大泉洋、松岡茉優、宮沢氷魚、池田エライザ、斎藤工、中村倫也、坪倉由幸、和田聰宏、石橋けい、森優作、後藤剛範、中野英樹、赤間麻里子、山本學、佐野史郎、リリー・フランキー、塚本晋也、國村隼、木村佳乃、小林聡美、佐藤浩市配給:松竹
2018年04月06日小松菜奈と大泉洋のW主演で実写化する『恋は雨上がりのように』から、このほど4月13日(金)より全国の映画館で順次上映される予定の最新特報映像が到着。さらに、鈴木瑛美子×亀田誠治による主題歌「フロントメモリー」の音源も併せて解禁された。今回到着したのは、17歳の女子高生・あきら(小松さん)の走る姿や、あきらが45歳の店長(大泉さん)に告白の返事を詰めより、その迫力に店長がうろたえる様子、そして台風の中店長がどこかに飛ばされてしまう場面など、コミカルなシーンも映した特報映像。また本映像では、主題歌音源が初解禁。本作の主題歌「フロントメモリー」は、原作者・眉月じゅんが本作を執筆するにあたり着想を得た、“この漫画のテーマソング”と位置付ける「神聖かまってちゃん」の楽曲。今回、幼少期からコンサートなどに出演し、2016年に「関ジャニ∞のTheモーツァルト 音楽王No.1決定戦」にて、カラオケ部門でアマチュア枠を勝ち抜いた現役女子高生として脚光を浴び、2017年に湖池屋のTVCMに起用されるや、その規格外の歌唱力で大きな話題となった次世代の歌姫・鈴木瑛美子と、これまで椎名林檎、JUJU、大原櫻子、「GLAY」、「東京スカパラダイスオーケストラ」など数多くの有名アーティストのプロデュース&アレンジを手がけてきた音楽プロデューサー・亀田誠治が、本作用に新たにカバー&アレンジした。名曲をカバーするってとても大変なこと」と話す亀田氏だが、「鈴木瑛美子さんが初めて僕のスタジオでこの曲を歌ったときに、その心配は一気に吹き飛びました。18歳にして規格外の歌の上手さ。彼女の生歌を聴いたとき、『人類はこんなにも進化しているのか!』と驚きを越えて感動したのを覚えています」とその歌声を絶賛。一方、鈴木さんは「初めてこの曲を聴いたときには、自分が歌うというイメージが湧きませんでした」とふり返り、「バラードやスローな曲が得意なので、アップテンポで言葉数が多い曲はあまり歌ったことがなかったから」と続ける。「しかし主人公あきらのストーリーが、中学生時代にバレーボール部でケガをして休んでいた自分のストーリーと重なり、レコーディングでは感情移入して歌うことができました」と明かしている。また、あきら役の小松さんは「この『フロントメモリー』が主題歌になるなんてとっても嬉しいです!歌声が爽やかで力強く、疾走感がありながらテンポ良く進むリズムがこの映画にぴったりだなと思いました。何度も聴きたくなるような、この感じはなんだろと思うくらいリピートしちゃいます。鈴木さんと恋雨のコラボレーションが映画館で響き渡るのが私自身とても楽しみです!」とコメント。そして、原作者の眉月氏も「勝手に主人公のテーマソングとして原稿中よく聴いていて作中引用までしちゃった曲がまさかの映画主題歌に!感謝感激です!」と喜び、「鈴木さん×亀田さんによるアレンジも音と声がどんどん伸びていって、まるで青空へ駆け抜けていくような気分になりました。素敵です!」と主題歌もお気に入りの一つになったと語る。主題歌と劇伴に参加した「神聖かまってちゃん」のの子は、「元々漫画の中でもフロントメモリーや23才の夏休みという曲などをシーンインさせていただいてました。そして今回このように作品を共に作ることができ大変感激しておりますし感謝しています」と述べている。『恋は雨上がりのように』は5月25日(金)より全国東宝系にて公開。オリジナル・サウンドトラック「恋は雨上がりのように」は5月23日(水)リリース。「フロントメモリー」鈴木瑛美子×亀田誠治は5月11日(金)より先行配信開始。(cinemacafe.net)■関連作品:恋は雨上がりのように 2018年5月、全国東宝系にて公開Ⓒ 2018映画「恋は雨上がりのように」製作委員会© 2014 眉月じゅん/小学館
2018年04月04日女優の小松菜奈と俳優の大泉洋がW主演を務める映画『恋は雨上がりのように』(2018年5月25日公開)の主題歌入り特報が4日、公開された。同作は眉月じゅんによる人気同名コミックを実写化。「このマンガがすごい!」「マンガ大賞」「全国書店員が選んだおすすめコミック」など各賞にランクインしている。陸上の夢を怪我で断たれた女子高生のあきら(小松)が、冴えないファミレスの店長・近藤(大泉)の優しさに触れ、28歳差の片思いをする。2018年1月からはフジテレビの「ノイタミナ」枠ほかにてアニメ化もされる。原作者の眉月が同作を執筆するにあたり着想を得て、「この漫画のテーマソング」と位置付けるロックバンド・神聖かまってちゃんの名曲「フロントメモリー」が、映画用にアレンジされて主題歌に。次世代の歌姫・鈴木瑛美子がカバー&アレンジするためにアーティストとして大抜擢された。さらに「18歳にして規格外の歌の上手さ」という鈴木を、音楽プロデューサーの亀田誠治がプロデュースする。この新たな「フロントメモリー」に、眉月は「勝手に主人公のテーマソングとして原稿中よく聴いていて作中引用までしちゃった曲がまさかの映画主題歌に! 感謝感激です!」と喜ぶ。「鈴木さん×亀田さんによるアレンジも音と声がどんどん伸びていって、まるで青空へ駆け抜けていくような気分になりました」と語り、「原曲の神聖かまってちゃん・の子さんVer、川本真琴さんVerに続き、大好きな曲がもう!曲増えてとても嬉しいです」とコメントを寄せた。特報では、17歳の女子高生・あきらが、45歳の店長に告白の返事を詰めより、その迫力に店長がうろたえる様や、台風の中店長がどこかに飛ばされてしまう様など、コミカルな場面も。繊細で美しい映像と共に、新たな世界観を表した。○小松菜奈コメントこの「フロントメモリー」が主題歌になるなんてとっても嬉しいです!歌声が爽やかで力強く、疾走感がありながらテンポ良く進むリズムがこの映画にぴったりだなと思いました。何度も聴きたくなるような、この感じはなんだろと思うくらいリピートしちゃいます。鈴木さんと恋雨のコラボレーションが映画館で響き渡るのが私自身とても楽しみです!○の子(神聖かまってちゃん)コメント私、神聖かまってちゃんの、の子は今回主題歌と劇伴で参加させていただきました。元々漫画の中でもフロントメモリーや23才の夏休みという曲などをシーンインさせていただいてました。そして、今回このように作品を共に作る事ができ大変感激しておりますし感謝しています。映画はとても素晴らしい作品になっております。永井監督はまだ若いのに天才ですね。大泉洋さんの演技もさる事ながら小松菜奈さんに至っては容姿まであきらそのままです。眉月先生、作品で出会えた事、嬉しいです。『巡り合わせ』はあるんでしょうね、ありがとうございます。最後に映画『恋は雨上がりのように』みなさん劇場に足を運んでください。そこにあなたが人生で足りなかった何かが、必ず待っています。
2018年04月04日俳優・大泉洋を綿密に分析し尽くし、完全“あてがき”により執筆した塩田武士の小説「騙し絵の牙」が、大泉さん主演で実写映画化がついに始動することが分かった。昨年夏に発売された小説は、発案当初から映像化も視野に入れ企画され、「俳優・大泉洋」に関する綿密な分析による“あてがき”で書かれた、2018年本屋大賞ノミネート作の中でも異色の文芸作品。大手出版社の雑誌編集長・速水輝也は、ウィットに富んだ語り口で人を虜にする魅力的な男。ある夜、上司から廃刊を匂わされたことをきっかけに、速水は組織に翻弄されていき、次第に彼の異常なほどの“執念”が浮かび上がってきて…というあらすじだ。“騙し絵”を写し出している大泉さんの表紙も話題となった小説は、「読者の頭の中で大泉洋が勝手に動き出す」などと注目を集め、7万部を突破。そして、発売開始と同時に多数の映像化のオファーがあり、今回ついに大泉さん主演による実写映画化が始動。大泉さんが演じるのは、雑誌の廃刊を回避するため奔走する編集長・速水輝也。誰にでも愛される“人たらし”ながら、その笑顔の裏に深い陰を持つ、タイトル通り「騙し絵」のような二面性のある男という役どころだ。大泉さんは、「ついに!『騙し絵の牙』映画化、現実的に動き始めました!!そもそものきっかけは、『映像化された際に僕が主演できるような小説ない?』と長年尋ねられ続けた編集者が、『もう私がつくります!』と、塩田さんへ執筆依頼に伺ったことから始まった企画でした」とこれまでの経緯を述べる。また映画化に際し、「主役の話が、ちゃんと自分にきたことに安堵しております(笑)」と話すも、「もともと私に当て書きして頂いた作品ですからこの『速水』という役については本来なんの役作りも必要ないはずなんですが、なんせ物語は出版界を舞台にして、自身が手掛ける雑誌の存続をかけて会社と対決していくという、骨太な社会派作品のため、結局えらい難しい役になっております!なんでもっと簡単な作品にしなかったのかといまさら後悔しております(笑)」と胸中を明かし、しかし「塩田先生の原作は最高に面白いので、必ずや面白い映画になると確信しております!」とコメントしている。著者の塩田氏は、「この間、大泉さんは『蓋を開けてみれば主演が別人』という“騙し絵”を恐れてきました。それは原作者である私も同じで、各方面で『大泉さんだから書けた』と訴えてきた手前、引くに引けない状況でした」と“主演・大泉洋”でなかったら…と不安だった様子。さらに、「大泉洋=速水輝也(主人公)――ハマり役という言葉が生ぬるく聞こえる、映画史上類を見ないシンクロ率100%の主演俳優!あぁ、早く大スクリーンであの天性の人たらしが見たい!『社会派』と『40代の色気』をまとった大泉洋は無敵です」と語っている。(cinemacafe.net)
2018年04月03日演劇ユニット・TEAM NACSの森崎博之、安田顕、戸次重幸、大泉洋、音尾琢真が14日、東京・TBS赤坂ACTシアターで行われたTEAM NACS第16回公演『PARAMUSHIR〜信じ続けた士魂の旗を掲げて』の初日前会見に登場した。同作は戦争直後の北海道を舞台に、武装解除した孤島にソ連軍の大部隊が攻め入ってきた時の兵士たちの葛藤と戦いを描く。同ユニットの公演としては、2015年7月の『悪童』以来約3年ぶりとなる。演出を務めた森崎は「TEAM NACSの演出をするのことは非常に重たい勇気が必要となる」と明かす。「4人が全国のドラマとか映画とかに出演している俳優。重圧もあるし、申し訳なさもあるけど、そこは20年を超えた5人のチームなので、楽しもうという気持ちで」と心境を表し、「期待以上の物語になってくれたし、役者として素晴らしい人たち」だと語った。大泉は「森崎博之じゃなければ得られない満足感がある」と絶賛。安田も「一つ一つの言葉にもやりがいのある言葉がいっぱい並んでいます。よくぞここまでまとめあげられたなと思います」と同意した。役作りについて聞かれた音尾は「髪型ですかね。今回のために11ミリにしっかり切り揃えました」と坊主頭を見せる。安田が「あなた、違うドラマでも同じ髪型」とドラマ『陸王』について触れると、音尾は「あの時は1cmに切ってますから。今は11mm」と告白し、「ちょっと伸びただけだろそれ!」と指摘されていた。途中、会場にくしゃみが響き渡り、戸次が吹き出してしまうハプニングも。戸次は「うちの事務所のお偉いさんがくしゃみしてる」と苦笑しながら弁解した。またレポーターから「舞台では北海道弁は?」と聞かれた森崎は「そだね〜」と答え、「思いっきり乗っかりましたね」(大泉)、「あの方たちが言うからかわいいんだから」(安田)とつっこまれていた。すでに大阪、愛知、札幌、仙台、福岡での公演を終えており、東京公演はTBS赤坂ACTシアターにて3月14日〜4月1日。全56公演で8万人を動員、4月1日14時の公演は全国47都道府県の映画館でライブ・ビューイング開催を予定している。
2018年03月14日現在、フジテレビ・ノイタミナ枠にてアニメ放送もされている眉月じゅんの話題のコミックを原作に、小松菜奈と大泉洋のW主演で実写映画化する『恋は雨上がりのように』。この度、3月10日(土)本日より全国の映画館で順次上映予定の本作の予告映像が公開された。女子高生のあきら(小松菜奈)がなぜアルバイト先の45歳の店長(大泉洋)に想いを寄せるようになったのか、そのヒントが隠されている今回の予告編。夢を失い、まさにどしゃぶりに濡れたあきらの心に、優しくそっと傘を差し出す店長。またあきらが店長にストレートに告白するも、しかし店長には届かない…そんな切ないシーンや、あきらの怒っていると勘違いされる表情、気合の入らないときの私服のダサさといった見事な原作再現度、山本舞香演じるあきらのライバル・みずきの全力壁ドンと、注目すべきシーンがたくさん詰まった本映像。そして、ポツポツとふる小雨からどしゃぶりの豪雨まで、様々な“雨”を駆使した映像表現が、2人の心情を切なくも繊細に描いていく。『恋は雨上がりのように』は5月25日(金)より全国東宝系にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:恋は雨上がりのように 2018年5月、全国東宝系にて公開Ⓒ 2018映画「恋は雨上がりのように」製作委員会© 2014 眉月じゅん/小学館
2018年03月10日昨夏に出版され、すでに190万部を突破している、『漫画 君たちはどう生きるか』。原作は、80年前、児童文学者の吉野源三郎により書かれた小説。主人公をめぐる主な物語を羽賀翔一さんが漫画化し、新たに生まれ変わらせた。大泉洋さん、劇作家の根本宗子さん、ドラマやCMで活躍中の鈴木梨央さんと、世代の違う3人がこの本を読んで考えた「ものの見方」をテーマに話します。鈴木:この本のなかで、コペル君(主人公)がおじさんと街に出て、自分は世界のなかの一部だと気がつく場面がありますよね。私も、ちょっと前までは自分中心の考え方をしていて周りがあまり見えていなかったんです。でも最近になって、周りの同級生のことがちょっとだけ見えてくるようになったんです。大泉:すごいな。僕なんて、いまだに自分中心に考えてしまうところがあるから、この本を読んで耳が痛くて…(笑)。鈴木:(笑)。周りが見えてきたと言っても、「何々ちゃんはこんなことをがんばっているんだ」って思ったり、「誰々君はこういう自分を持っているんだな」って気づくようになったというだけなんです。でも、そう考えるようになってから、もう少し自分も大人にならなきゃなって思うようになって。根本:そうありたいと思っていても、なかなか難しいですよね。大泉:とくに僕らみたいな仕事をしていると、事務所のスタッフをはじめとした周りの人たちが、僕を中心に考えて動いてくださるから、余計にね。でも、僕の場合、家族という、まったく自分中心に回らない場所を持ってるからね(笑)。実際、マネージャーに無理言って1週間の休みを取って家族旅行した時も、最後の2日はものすごくマネージャーに会いたくなりましたからね!(笑)だって全然僕の行きたい場所に行けないし、昼飯ですら希望が通らないわけです(笑)。だから「あいつら(マネージャー)といたら、行きたいとこ行けるのになぁ…」ってね(笑)。根本:ふふ。私はひとりっ子で、家が自分中心で動いているようなところがあったんですよね。でも中学1年の時、モーグルで大きな怪我をして、数年間、車椅子生活になったんです。学校を長期で休んだから、せっかく仲良くなった友達からも置いていかれるような気持ちになるし、病院では周りが年配の患者さんばかり。それまで自分中心だった世界が、別のところで回り始めたというか、そこで物事に対する考え方が変わった気がします。自分とは違う世代とか、違う立場の人と触れ合ったことで、自分の価値観とは違う人がたくさんいるんだってことを知ることができました。正義の気持ちがあっても結果の良し悪しは別の話。鈴木:この本のなかで、浦川君という子が出てきますが、味方になってくれたガッチンと自分をいじめていた山口君が喧嘩になった時に、止めるじゃないですか。浦川君は、自分がいじめられていたから、みんなから攻撃される気持ちがわかって止めたんだと思うんです。でも私は、そう思えたとしても浦川君のような勇気が出せないかもって思うんです。根本:うーん。実は私、小さい時は正義感が強くて、いじめっ子に注意したりするような子だったんです。でも、大人になるに従って、他人の揉め事に巻き込まれたくないっていう気持ちが芽生えてきちゃって、見て見ぬふりをすることも増えてきました。いま思うと、あの頃は、何も知らずに正義が正しいって思えていたからできていたんだなって。だから大人になるほど、逆に難しくなることもあるかもしれません。大泉:ただ、事態が良くなればと思ってやったことが必ずしもいい結果になるとは限らないと思うんですよ。僕が首をへんに突っ込んだことで、誰かの立場が危うくなったり、ややこしい状況になってしまうこともあるでしょ。この本にも、“ナポレオンは英雄ではあるけれど、実際に彼が何を成し遂げたかを検証することが大事”っていう部分があるけれど、正義を振りかざせばそれが本当に正しいのか、そこも考えなくちゃいけないですよね。『漫画君たちはどう生きるか』原作 吉野源三郎、漫画 羽賀翔一1300円(マガジンハウス)原作・吉野源三郎1899年生まれ。編集者、児童文学者。東京帝国大学文学部哲学科を卒業後、陸軍、東京大学図書館などを経て岩波書店に入社。雑誌『世界』初代編集長を務めたほか、岩波少年文庫の創設などにも尽力。’81年没。『君たちはどう生きるか』は’37年に刊行。漫画・羽賀翔一漫画家。茨城県出身。2010年「インチキ君」で第27回MANGA OPEN奨励賞受賞。翌年にデビュー作「ケシゴムライフ」が週刊モーニングにて短期集中連載。’14年に単行本が発売に。近刊に『昼間のパパは光ってる』(TOKUMA COMICS)。おおいずみ・よう俳優。文章にも定評があり『大泉エッセイ 僕が綴った16年』(角川文庫)も刊行。2009年の本公演「下荒井兄弟のスプリング、ハズ、カム。」では演出と脚本を担当。ねもと・しゅうこ1989年生まれ。’09年に劇団・月刊「根本宗子」を旗揚げ。その全公演の脚本・演出を手掛ける。また女優として、舞台やドラマにも出演。4月には劇団公演が控える。すずき・りお2005年生まれ。5歳の時に芸能活動を開始。おもな出演作にドラマ『Woman』『八重の桜』『あさが来た』。また、これから公開予定の主演映画『こどもしょくどう』なども。※『anan』2018年3月7日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・国府田 圭(鈴木さん)取材、文・望月リサ(by anan編集部)
2018年03月06日ストレスが多い時代の強い味方!ダメージを受けても折れない心「レジリエンス」の鍛え方。レジリエンス マスタートレーナー・久世浩司さんの教えのもと、映画やドラマ、バラエティ番組を中心に活躍する戸次重幸さんが挑戦!「精神的な回復力」こと「レジリエンス」の鍛え方。STEP1として“ネガティブな感情をコントロール”できたら、その次は何をすればいい?レジリエンスを鍛えるSTEP2:もとの心理状態に回復する。ネガティブな感情が切り替えられたら、心の回復へ。「気持ちの落ち込みに歯止めはかかっているものの、引き続き弱っている状態。そんな時に力を与えてくれるのが、周りの人の存在です。あなたが大変な時に助けてくれる人など“サポーター”の手を借り、回復を目指しましょう。また、レジリエンスが弱くなっている時ほど、自分に自信が持てず、再びネガティブな感情に陥りやすいもの。そこで、小さな成功体験を重ねたり、お手本を見つけてマネをするなどして、自己効力感を高めておくことも大切です」(レジリエンス マスタートレーナー・久世浩司さん)【回復術1:サポーターに相談する。】もとの心理状態に戻る際は、サポーターの存在が重要に。「サポーターとは、自分を認め、落ち込んだ気持ちに共感してくれる人たち。いてほしいのは、“大変な時に助けてくれる人”“困った時に情報を提供してくれる人”“問題に直面した時に、有用なアドバイスをしてくれる人”“辛い時に一緒にいるだけで安心できる人”の4項目に当てはまる相手。同じ人がかぶってもいいけれど、それが1人だけだといざという時に心もとなく、5人くらいいるのが理想的。予めリストアップしておいて、心が折れた時には、この4項目の中から回復の手助けとなる適任者に相談してみよう」【回復術2:自己効力感を高める。】心が折れても、またチャレンジする気持ちが持てるようになるには、自分に自信が必要。「それを養ううえで最も有効なのは、成功体験を重ねること。そんなに大それたものではなく、小さなことでいいんです。例えば、プレゼンが失敗して落ち込んでいたら、改めて友人の前でやってみる。リラックスしてうまくできれば、自信につながります。また、お手本を見つけて、見よう見まねで学ぶことも、自己効力感を高める一手です。これらを自分の性格や状況に合わせて取り入れると、『やればできる!』と思えるようになり、レジリエンスも高まります」◎戸次さんの場合「ナックスの中で大変な時に助けてくれる人といえば、大泉洋。僕がロケで8時間遅刻した時も、あの人はそれを大いなる笑いに変えてくれたんです。辛い時でも一緒にいるだけで安心するのは…全員かな」◎“Mr.残念”戸次さんのレジリエンスとは?“レジリエンス”をテーマに、心の回復過程を表現してくれた戸次さん。同じくチームナックスのメンバー・音尾琢真さんいわく、「メンバーいちポジティブ」な内面は、どう形成されたのか。「そう聞くと、何も考えていない男のように思われるかもしれませんけど(笑)、実はその反対。もちろん落ち込みますし、いろんなことを考えてしまうタイプなんです。そんな時に僕を支えてくれているのが、高校生の時に出合った『カーネギー名言集』の中の言葉。好きな人に告白する時や、バイトを辞めるって怖い店長に切り出す時とか、学生なりに勇気が必要な場面で、背中を押してくれました。それと僕は母を亡くしているんですけど、その時の辛さと比べたら、どんなことも大したことはないと思えるんです」では、自覚している強みは?「健康なことですかね。上を見てもキリがない。役者の仕事にしても、とにかく今ある境遇に感謝しています。当たり前のことなんて、何一つないんです」そんな戸次さんのレジリエンスを久世先生チェック!「戸次さんは、名言など落ち込みが“下げ止まる”方法論を独自に持っていることからも、レジリエンスの高さが窺えます。また、今ある自分の状況に感謝をするのも、とてもいい習慣。それによりポジティブな感情が日々補填され、結果的にレジリエンスが高まります」とつぎ・しげゆきチームナックスのイケメン枠。なのに、二枚目キャラには収まらない気の毒な事態が常々起こるため、ファンの間では“Mr.残念”と呼ばれることも。本人いわく、その原因のほとんどがお酒のせい(笑)。久世浩司さんレジリエンス マスタートレーナー。ポジティブサイコロジースクール代表。著書は、『マンガでやさしくわかるレジリエンス』(日本能率協会マネジメントセンター)。ブルゾン¥58,800パンツ¥34,800(共にRAINMAKER TEL:075・708・2280)Tシャツ¥23,000(DESCENTE ALLTERRAIN/DESCENTE BLANC DAIKANYAMA TEL:03・6416・5989)※『anan』2018年3月7日号より。写真・芹澤信次スタイリスト・小林洋治郎(Yolken)ヘア&メイク・横山雷志郎(Yolken)取材、文・保手濱奈美(by anan編集部)
2018年03月05日第41回日本アカデミー賞の授賞式が2日、東京・品川のグランドプリンスホテル新高輪にて行われた。授賞式には様々な男性俳優がスーツ&タキシード姿で登場した。『帝一の國』で新人俳優賞を受賞した竹内涼真は、GUCCIのスーツとシューズで決める。ブフラックフォーマルで決める男性陣が多いなか、鮮やかかつ深みのあるグリーンで注目を集めていた。『探偵はBARにいる3』で優秀主演男優賞を受賞した大泉洋は、PRADAのタキシードとシューズ。自然体なイメージが強い大泉だが、実は長身で何でも着こなすスタイルの良さを持っており、ビシッと決めながらもゆるいトークを繰り広げた。『三度目の殺人』『関ヶ原』で最優秀助演男優賞に輝いた役所広司は、スーツ・シューズ・アクセサリーをGIORGIO ARMANIで揃え、圧倒的な渋さを醸し出していた。『あゝ、荒野 前篇』で最優秀主演男優賞に輝いた菅田将暉は、普段は様々なファッションを楽しんでいるが、細身のシックなスーツで登場。服装について指摘されると「TPOに合わせてやっております」と語った。俳優は他、新人俳優賞の北村匠海、優秀助演男優賞の西田敏行、西村雅彦、松田龍平、村上虹郎、優秀主演男優賞の岡田准一、佐藤健、藤原竜也、プレゼンターの佐藤浩市、妻夫木聡、岩田剛典が登場した。■最優秀賞受賞リスト作品賞…『三度目の殺人』監督賞…是枝裕和(『三度目の殺人』)主演男優賞…菅田将暉(『あゝ、荒野 前篇』)主演女優賞…蒼井優(『彼女がその名を知らない鳥たち』)助演男優賞…役所広司(『三度目の殺人』)助演女優賞…広瀬すず(『三度目の殺人』)アニメーション作品賞…(『夜は短し歩けよ乙女』)脚本賞…是枝裕和(『三度目の殺人』)音楽賞…鈴木慶一(『アウトレイジ 最終章』)編集賞…是枝裕和(『三度目の殺人』)録音賞…矢野正人(『関ヶ原』)照明賞…宮西孝明(『関ヶ原』)撮影賞…柴主高秀(『関ヶ原』)美術賞… 倉田智子(『花戦さ』)外国作品賞…『ラ・ラ・ランド』
2018年03月03日女優の北川景子が2日、東京・品川のグランドプリンスホテル新高輪で開催された第41回日本アカデミー賞の授賞式に出席。深いスリットが入った黒のロングドレス(LANVIN)で会場の視線を集めた。北川は『探偵はBARにいる3』で優秀助演女優賞を受賞。同作では、表の顔はモデルエージェンシーのオーナー、裏の顔は若い女性を男たちに斡旋する謎多き女性を演じた。司会・西田敏行とのやりとりでは、拳銃を使った演技が初めてだったことを明かし、「スカッとしました。快感でした」「今回は暴れられるだけ暴れてやろうという気持ちで演じました」と清々しい表情で撮影を振り返った。授賞式に出席した大泉洋は同作で優秀主演男優賞を受賞。北川とロマンティックなシーンがあったことに「あっさりと一線を越えてしまうという……でもちょっと分からない感じなんだよね?」と触れると、北川は「露骨な描き方ではないんですけど、でもまぁ越えたんでしょう」と妖艶な返し。大泉の「北川さんから言われると突然汗が……」と動揺する姿に会場は笑いに包まれた。21時から日本テレビ系で放送された授賞式を見た視聴者からは、ツイッターを通じて「めっちゃセクシー」「ドレスがセクシーすぎる」「美脚に圧倒された」「美脚過ぎる」「太ももが!!」など感嘆の声が次々と上がっている。
2018年03月03日190万部突破!今必読の書である『漫画 君たちはどう生きるか』。大泉洋さん、劇作家の根本宗子さん、ドラマやCMで活躍中の鈴木梨央がこの本をもとに「人の悩みと過ち」をテーマに語り合っていただきました。鈴木:コペル君(主人公)は、友達のガッチンが上級生に殴られた時、勇気を出せずに、裏切っちゃうじゃないですか。私にはそこまでの経験はないですけど、心では正しいことだと思っていても、それを主張する勇気が出せないことは多いです。大泉:それは誰でも同じだよ。実は僕もいまだに忘れられないことがあって…。学生時代のことなんですけど、同級生が、ある日突然、とんでもない奇抜な髪型で学校に来たんです。見て驚いたけど、ちょっと怖いヤツだったんで、直接本人には言えなかったんですよね。それで帰りに友達と歩きながら「あの髪型見た?笑いそうになったよ~」って喋っていてふと見たら、なんと真後ろにそいつがいたの。鈴木:えーっ!?大変!大泉:その時は睨まれただけだったけど、思い切り陰口を聞かれてしまったわけで、恥ずかしいやら情けないやら。しかも、そいつが怒っているというより、ちょっと傷ついているように見えてね…。とんでもないことをしてしまったってグルグル考えて。悩んだ末、やっぱり謝ろうと決めたんです。それで次の日、そいつのところに行ったんだけど、もう何事もなかったふうだったんで、結局謝り損ねまして。そんな自分にまた落ち込んだんですけど。根本:そういうことって、昔のことでもいつまでも覚えているものですよね。漫画のなかでも、コペル君のお母さんが若い時のエピソードがありました。重い荷物を持って階段を上っているおばあさんを見て、手伝おうと思うんだけどなかなか声をかけられなくて、結局最後まで言い出せなかったっていう…。誰にでも、「あの時にこうしていれば」って思うことはあると思うんです。でもそれを、ただ嫌な思い出として終わらせるんじゃなく、後悔を次に活かす原動力にしていくっていうお母さんの考え方がすごくいいなって思って。コペル君にしても、仲間を裏切ったことを後悔して苦悩しますけど、あれだけ苦悩できるってこと自体、本当にすごいなって思うんです。大泉:僕はコペル君ほど悩まなかったんですけどね(笑)。ただ、当時の教訓としては、「陰口は聞かれちゃいけない」と(笑)。鈴木:えーっ!?(笑)根本:(笑)大泉:陰口はやめられない(笑)。梨央ちゃんの前で、こんな恥ずかしい大人ですみません…。「正しく生きたい」と思うことこそが大事。根本:コペル君は何も言えなかった自分に悩みますが、そこが一番大事な気がします。悩んで、どうすべきかを必死に考えるということが。大泉:それは僕も思いますね。それに正面切って立ち向かうだけが、ただひとつの解決方法じゃないって気もするんです。悩みながらも、正しく生きたいってまず皆が思うようになることが、事態を良い方向に向かわせるんじゃないかなって。鈴木:そんなふうにみんなが思えるといいですよね。ニュースを見ていると、ただむしゃくしゃしていたっていう理由で罪を犯す人っていますよね。悪いことだとわかってるのに、なんでかなって思うんですけど。大泉:うーん…そういう人は、何も考えずに感情のままに行動するからなのかな。人間って考えないでいると、自然と自分勝手な方向に行ってしまうんだと思うんです。でも、少しでも自分がどんな人間になりたいかとか、自分はこの先どう生きるかっていうことを突き詰めて考えることをすれば、きっと誰もが理想を持って生きられるんじゃないかと思うんですけどね。根本:本当に。この本は、その“考える”ことをするための、いい手助けになってくれる気がします。『漫画君たちはどう生きるか』原作 吉野源三郎、漫画 羽賀翔一1300円(マガジンハウス)原作・吉野源三郎1899年生まれ。編集者、児童文学者。東京帝国大学文学部哲学科を卒業後、陸軍、東京大学図書館などを経て岩波書店に入社。雑誌『世界』初代編集長を務めたほか、岩波少年文庫の創設などにも尽力。’81年没。『君たちはどう生きるか』は’37年に刊行。漫画・羽賀翔一漫画家。茨城県出身。2010年「インチキ君」で第27回MANGA OPEN奨励賞受賞。翌年にデビュー作「ケシゴムライフ」が週刊モーニングにて短期集中連載。’14年に単行本が発売に。近刊に『昼間のパパは光ってる』(TOKUMA COMICS)。おおいずみ・よう俳優。文章にも定評があり『大泉エッセイ 僕が綴った16年』(角川文庫)も刊行。2009年の本公演「下荒井兄弟のスプリング、ハズ、カム。」では演出と脚本を担当。ジャケット¥64,000ベスト¥32,000パンツ¥34,000(以上Milok/Milok TEL:03・6455・1440)その他はスタイリスト私物ねもと・しゅうこ1989年生まれ。’09年に劇団・月刊「根本宗子」を旗揚げ。その全公演の脚本・演出を手掛ける。また女優として、舞台やドラマにも出演。4月には劇団公演が控える。すずき・りお2005年生まれ。5歳の時に芸能活動を開始。おもな出演作にドラマ『Woman』『八重の桜』『あさが来た』。また、これから公開予定の主演映画『こどもしょくどう』なども。※『anan』2018年3月7日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・九(Yolken/大泉さん)ヘア&メイク・白石義人(ima./大泉さん)取材、文・望月リサ(by anan編集部)
2018年03月03日菅田将暉が『あゝ、荒野 前編』で、第41回日本アカデミー賞の最優秀主演男優賞を受賞した。『探偵はBARにいる3』の大泉洋、『関ヶ原』の岡田准一、『8年越しの花嫁 奇跡の実話』の佐藤健、『22年目の告白―私が殺人犯です―』の藤原竜也と、脂ののった俳優陣に囲まれる中、第72回毎日映画コンクール男優主演賞のほか、数々の主演男優賞を席巻している菅田さんが、清々しい受賞となった。寺山修司の同名小説を、岸善幸監督が舞台を近未来に変え蘇らせた『あゝ、荒野 前編』で、自分を捨てた母を憎み、もがきながらプロボクサーを目指して都会の片隅で生きる新宿新次を、「いまどきのイケメン俳優」像を振り払い、全力で演じた菅田さん。プロボクサーの役作りのため、チアノーゼを起こすまでハードなトレーニングを重ね、劇中でも圧巻の試合シーンを披露した。狂気と孤独の間で変わりゆく表情と鍛え上げた菅田さんの肉体は、運命の相手となった共演ヤン・イクチュンとの息の合った芝居も相まってさらに覚醒した。イベントの場などでも、幾度となくヤンさんへの愛を語ったり、仲睦まじい様子を披露していた菅田さんは、コンビネーションについて聞かれると、「ヤンさんは『息もできない』(※ヤンさんの監督・主演作)のイメージだったんです。でも、全然狂気的なイメージとは逆と言いますか。子猫のようなすごくかわいい方で、本当に毎日“菅田さんアイシテル”って、あんなかわいい人いるのかな」と、愛情たっぷりに語った。受賞スピーチのため檀上に上がった菅田さんは、「本当にありがとうございます。普通にこんな信じられないことはあまりないと言いますか。その…」と、何かを思ったのか、少し沈黙。「2017年、いろいろほかにも賞をいただいたりしましたし、段々自分がどこにいるのか、そしていま、人格的に何なのか、何を大事にしているのかを実感する機会は、自分で作らないとないんです。今日は、ちゃんと菅田将暉としてすごくうれしいです」と、かみしめるように語った。「月並みですが『あゝ、荒野』に関わった皆さま、映画が大好きな皆さま、本当にありがとうございました」と、深く一礼した。(cinamacafe.net)■関連作品:あゝ、荒野前篇 2017年10月7日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2017『あゝ、荒野』フィルムパートナーズあゝ、荒野後篇 2017年10月21日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2017『あゝ、荒野』フィルムパートナーズ
2018年03月02日第41回日本アカデミー賞の授賞式が2日、東京・品川のグランドプリンスホテル新高輪にて行われ、レッドカーペットに錚々たる俳優陣が登場した。新人賞で登場したのは、中条あやみ、浜辺美波、北村匠海、竹内涼真といったフレッシュな面々。緊張した面持ちながら、堂々と歩いていく。優秀助演男優賞では、撮影中に足を負傷した役所広司がレッドカーペットを歩けなかったために、西村雅彦、松田龍平、村上虹郎の3人が登場した、役所は自席から笑顔を見せていた。話題賞では、昨年『植物図鑑 運命の恋、拾いました』で受賞した岩田剛典がプレゼンターを務める。今回『帝一の國』で同賞の俳優部門を受賞した菅田将暉、『君の膵臓をたべたい』企画・プロデュースの臼井央とともに並んで登場したが、臼井から声をかけられた岩田と菅田は顔を見合わせ和気藹々とした様子を見せた。主演男優賞では、大泉洋、岡田准一、佐藤健、菅田将暉、藤原竜也と現在の映画界を背負って立つ5人が登場。トップクラスの俳優たちは互いに笑顔で、客席に手を振りながらレッドカーペットを歩いて行った。
2018年03月02日真木よう子、井上真央、桜庭ななみが三姉妹役で出演し、演劇賞を総なめにした伝説の舞台を映画化した『焼肉ドラゴン』。この度、本作に韓国の名優キム・サンホとイ・ジョンウンが出演していることが明らかになった。今回出演が明らかになったのは、『海にかかる霧』『隻眼の虎』など韓国では映画・ドラマに欠かせない存在のキム・サンホと、『母なる証明』『哭声/コクソン』『オクジャ』など幅広いジャンルの作品で活躍するイ・ジョンウンの名優2人。キム・サンホが演じるのは、長女・静花(真木さん)、次女・梨花(井上さん)、三女・美花(桜庭さん)の美人三姉妹と一人息子(大江晋平)の父親・龍吉。戦争によって故郷と左腕を奪われながらも、“たとえ昨日がどんなでも、明日はきっとえぇ日になる―”が口癖で、常に明るく未来に向かって家族を見守っている。一方、イ・ジョンウンは龍吉の妻として焼肉屋ドラゴンを支え、4人の子どもたちのみならず近所で暮らす哲男(大泉洋)たちの世話も焼く、強く優しい母親・英順を演じる。キム・サンホは「舞台の『焼肉ドラゴン』が優れた作品ということは以前から聞いていました。鄭監督についても、作家・演出家としてその名声を知っていたため、キャスティングの提案を受けたとき、俳優としてあまりにも幸せで嬉しかったことを覚えています」とオファー時の心境を明かし、「俳優さんたちもみんなベテランで、みんな期待以上に立派な俳優さんでした。通訳を経て対話をしなければならなかったのですが、お互いを信じて尊重しながら作品に取り組みながら良いアンサンブルを作り出すことができ、スタッフさんたちにも感謝しています。後半に3分ほどのロングテイクシーンがあり、そのワンシーンを6時間にわたって撮影したのですが、終わった瞬間、撮影監督をはじめ、スタッフさんたちとも抱きしめながら喚声を上げていました。あの瞬間は、俳優として最高の瞬間であり、永遠に忘れられない瞬間」と撮影をふり返る。イ・ジョンウンは、「素晴らしい作品だと思いました。この映画に参加し、私は『焼肉ドラゴン』のすべてのことを愛することになりました。飛行機の中から見た風景も、甘くってしょっぱい味の日本料理も、撮影現場の桜も、大阪の熱い在日韓国人たちと彼らの出演も、日本の映画人たちも、現場にいつも用意して頂いた日本のお茶やお菓子も、桜が散っていた雨の日も、撮影終了後にみんなで楽しんだ飲み会の風景も、力を尽くして演じた家族も、自分が演じたお母さんのあの格好、ポグリヘアも、すべてを愛してる。いまも私たちは、みんなと一緒にいるようです。最後のセリフがこの時間も思い出され、忘れられません」と自身にとって特別な作品となったようだ。なお、今回の新キャスト解禁と同時に、彼らの家族写真も到着した。『焼肉ドラゴン』は2018年初夏、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2018年03月02日話題沸騰中の『漫画 君たちはどう生きるか』をどう読み、今後にどう活かしていくか。大泉洋さん、劇作家の根本宗子さん、ドラマやCMで活躍中の鈴木梨央さんと、世代の違う3人が語り合います。現在44歳になる大泉さんは、娘を持つお父さん。劇作家・演出家として自らの名前を冠した劇団、月刊「根本宗子」を主宰する傍ら、女優としても活躍中の根本宗子さんは28歳。そして数々のドラマや映画で活躍する鈴木梨央さんは、現在13歳の中学1年生。お互いに初の対面に。大泉:僕、恥ずかしながら世間の情報に疎くて、今回お話をいただくまで、この本の存在を知らなかったんです。最初にタイトルを見た時は、とっつきにくい難しい本なのかと思ったんですが、読みやすくてわかりやすい内容で、長く読み継がれているのもわかる気がしました。鈴木:私はお父さんに薦められて…。大泉:えっ!?お父さんすごいね。鈴木:学校で読書タイムというのがあって、そこで読む本を探していたんです。学校には漫画は持ち込めないので、小説の方を読んでいたんですけど、コペル君(主人公)とは同世代なので、共感する部分がすごく多かったです。根本:私の周りでも話題になっていて、まさに読もうと思っていたタイミングでした。原作は80年も前の本ですけれど、いつの時代も変わらない普遍的なテーマの話だし、漫画になったことでより身近な物語として受け止められる気がします。大泉:そうそう。誰もが少なからずコペル君みたいな経験をしたことがあって共感できるし、それについて書いたおじさんのノートは、自分ひとりでは考えが及ばないようなことをわかりやすく書いてあって、あらためて考え直すことができますよね。根本:自分がコペル君くらいの頃にここに出てくるおじさんみたいな人がいたらなって思いますよね。中学高校…10代の時にどういう人に出会うかで、その人の生き方って変わってくるんじゃないかということを、いままさに考えていて、そんな最中に出合った本だったんです。大泉:いや本当だよ。俺だって、親が、梨央ちゃんのお父さんのように、この本を薦めてくれるような人だったら、もっとましな大人になっていたと思いますよ(笑)。僕は子供の頃、親父と一緒にテレビで大人が見るバラエティ番組ばっかり見ていましたからね。大橋巨泉さん(’70~’90年代にバラエティ番組を中心に人気を博したタレント)とか(笑)。でもまあそれがいまの自分に繋がっているんで、父には感謝です。自分に重ね合わせて考えることが大切。大泉:僕くらいの年齢になると、人生の中で、このなかに書かれているようなことを一通り考えたり経験したりしているんですよね。でもこの本を読んで、あらためて突きつけられることがあるのと同時に、これが全てじゃないよな、とナナメに見ちゃう自分もいたりするんです。根本:ああ、わかります。大泉:自分の意見をきちんと持って発言するのは大事なこと。でも周りとの調和を気にするこの日本においては、その伝え方も大事だってことがだんだんわかってくるから。鈴木:やっぱり周りから自分だけ浮いてしまうのは怖いです。根本:大事なのって、この話をただまっすぐ信じることじゃない気がするんですよね。例えば、いま演劇はリアル志向になっているんですが、日常に近い物語をリアルだと履き違えた作品も多いように思うんです。でも、大事なのは、日常をリアルに演じるってことじゃなくて、リアルな経験や心情が作品のなかに投影されているかどうかじゃないかなって。そこがリアルであれば、観た人はリアルを感じるんだと思うんです。それと同じように、この作品も、ただ盲目的に信じるんじゃなく、自分の経験を重ねながら読んでいくことが大事なのかなって思います。大泉:なるほどね。◇『漫画君たちはどう生きるか』原作 吉野源三郎、漫画 羽賀翔一1300円(マガジンハウス)原作・吉野源三郎1899年生まれ。編集者、児童文学者。東京帝国大学文学部哲学科を卒業後、陸軍、東京大学図書館などを経て岩波書店に入社。雑誌『世界』初代編集長を務めたほか、岩波少年文庫の創設などにも尽力。’81年没。『君たちはどう生きるか』は’37年に刊行。漫画・羽賀翔一漫画家。茨城県出身。2010年「インチキ君」で第27回MANGA OPEN奨励賞受賞。翌年にデビュー作「ケシゴムライフ」が週刊モーニングにて短期集中連載。’14年に単行本が発売に。近刊に『昼間のパパは光ってる』(TOKUMA COMICS)。おおいずみ・よう俳優。文章にも定評があり『大泉エッセイ 僕が綴った16年』(角川文庫)も刊行。2009年の本公演「下荒井兄弟のスプリング、ハズ、カム。」では演出と脚本を担当。ジャケット¥64,000ベスト¥32,000パンツ¥34,000(以上Milok/Milok TEL:03・6455・1440)その他はスタイリスト私物ねもと・しゅうこ1989年生まれ。’09年に劇団・月刊「根本宗子」を旗揚げ。その全公演の脚本・演出を手掛ける。また女優として、舞台やドラマにも出演。4月には劇団公演が控える。すずき・りお2005年生まれ。5歳の時に芸能活動を開始。おもな出演作にドラマ『Woman』『八重の桜』『あさが来た』。また、これから公開予定の主演映画『こどもしょくどう』なども。※『anan』2018年3月7日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・九(Yolken/大泉さん)ヘア&メイク・白石義人(ima./大泉さん)奥野展子(根本さん)国府田 圭(鈴木さん)取材、文・望月リサ(by anan編集部)
2018年03月02日日本映画界でもっとも注目される日本アカデミー賞。映画界に3年以上関わっていることを条件とした「日本アカデミー賞協会」の投票によって決定する同賞だが、3月2日には第41回目の授賞式が行われる。現在各部門の優秀賞が発表されているが、授賞式では最優秀賞の栄光を手にする人や作品が明らかに。優秀主演男優賞には、大泉洋、岡田准一、佐藤健、菅田将暉、藤原竜也という、いずれも実力派の5人がそろった。マイナビニュースでは一足先に一般観客の予想を知るべく、マイナビニュース会員2,390名にアンケートをとった。Q.第41回日本アカデミー賞で最優秀主演男優賞をとると思う俳優は?1位 岡田准一(『関ヶ原』) 39.0%2位 藤原竜也(『22年目の告白-私が殺人犯です-』) 20.3%3位 大泉洋(『探偵はBARにいる3』) 16.7%4位 菅田将暉(『あゝ、荒野 前篇』) 13.6%5位 佐藤健(『8年越しの花嫁 奇跡の実話』) 10.4%○■岡田准一・「実際に映画館で観た作品で、司馬(遼太郎)の三成をよく演じていたと思う」(45歳男性/海運・鉄道・空輸・陸運/技能工・運輸・設備関連)・「岡田さんの迫真の演技が素晴らしかったので、受賞して欲しいです」(46歳男性/システムインテグレータ/IT関連技術職)・「岡田さん、若いけど俳優としてとても魅力的です」(71歳男性/その他/その他)・「身体能力の高さを映画中でも発揮していたから」(24歳女性/その他/その他)・「嫌われものの石田三成を、嫌われる理由もわかるようにしつつ、かつ観客が共感できるように演じていたから。馬の扱いも素晴らしい」(29歳女性/銀行/専門職関連)○■藤原竜也・「観ている方が心の中まで見透かされる様な素晴らしい演技だった」(55歳男性/ソフトウェア・情報処理/IT関連技術職)・「『藤原竜也』の悪人役というのがすごく印象的です。圧倒的に画面を支配します」(65歳男性/その他/その他)・「演じてるように思えないくらい役になりきっていた」(31歳女性/その他/その他)・「藤原竜也のキャラクターが無ければ成立しない作品だから」(42歳男性/その他/その他)・「藤原竜也のファンです。彼の演技が好きです」(54歳男性/ソフトウェア・情報処理/IT関連技術職)○■大泉洋・「大泉洋の演技は自然体で好感が持てるので」(44歳女性/信託銀行/事務・企画・経営関連)・「大泉洋さんのどんな役でもこなせる演技力が素晴らしいと思ったから」(50歳男性/その他/技能工・運輸・設備関連)・「大泉洋さん以外は全員イケメンだからです!」(44歳男性/その他/その他)・「これは映画館まで赴いて、久々に観たけど、エンターテイメントとしては密度の高い内容。大泉洋にあんな演技の才能があるとは思わなかった。いい意味で裏切られたと云っても過言ではない作品」(43歳男性/農林・水産/技能工・運輸・設備関連)○■菅田将暉・「菅田将暉さんの演技は鑑賞者を取り込む力があるから」(28歳女性/食品/販売・サービス関連)・「今年の顔。ワンランク上の人になってもらいたい」(31歳男性/医療・福祉・介護サービス/事務・企画・経営関連)・「色々な賞を総なめしている」(40歳女性/その他/その他)・「今飛ぶ鳥を落とす勢いのある菅田くんがとると思う。輝いている。演技も良。顔もかっこいい。言うことないと思う」(61歳女性/その他/その他)○■佐藤健・「ノンフィクション映画での演技力は抜群にうまいから」(47歳男性/その他/その他)・「佐藤健さんが実際のご主人とイメージがかぶり、情の深い印象が良かった」(57歳男性/医療・福祉・介護サービス/専門サービス関連)・「作品への情熱と愛がすごく溢れてる演技なので」(23歳女性/その他/その他)・「けなげな婚約者役を演じきっていたから」(56歳男性/海運・鉄道・空輸・陸運/その他)○■総評予想の1位となったのは、アイドルグループ・V6のメンバーとしても活動する岡田准一。第38回日本アカデミー賞では、最優秀主演男優賞、最優秀助演男優賞、話題賞 俳優部門を獲得し、第39回ではプレゼンターとしても活躍。第40回では優秀主演男優賞を受賞するなど、4年連続で授賞式に登場している。映画『関ヶ原』では石田三成を演じたが、演技力だけでなく身体能力の高さにも注目が集まり、20代女性から70代男性まで、幅広い層から支持を受けた。藤原竜也や第3位の大泉洋は、フルネームを含んだ熱い文章が多く、俳優としての個性が浸透していることが見て取れる。最年少の菅田将暉は、ここ数カ月で第42回報知映画賞、第30回日刊スポーツ映画大賞、第91回キネマ旬報ベスト・テン、第72回毎日映画コンクール、おおさかシネマフェスティバル2018と数多くの賞に輝き、その勢いは見逃せないところ。現在『8年越しの花嫁 奇跡の実話』がロングヒット中の佐藤健は、ヒロイン役の土屋太鳳と優秀賞をW受賞した形となり、こちらも注目が集まっている。実際の結果は、2日に日本テレビ系列で放送される『第41回日本アカデミー賞』(21:00~)にて明らかになる。調査時期:2017年2月21日~2017年2月25日調査対象:マイナビニュース会員調査数:2,390名調査方法:インターネットログイン式アンケート
2018年03月01日生きていくうえで軸となる、仕事と恋愛。そのどん底からの抜け出し方を、数多の荒波を乗り越えてきた漫画家・西原理恵子さんが指南。迎え撃つのは、人生の流れに身を任せてきたという、チームナックスのメンバーでもある俳優・安田顕さん。捉え方次第で、ピンチはチャンスに!波瀾万丈な西原理恵子さんの人生。転んでも、立ち上がる。その濃厚で逞しいサバイバル経験を、安田顕さんとお聞きすることに。西原:私が最初につまずいたのは、19歳で美大の予備校に入った時ですね。安田:どうされたんですか?西原:課題で描いたデッサンが、成績順に貼り出されたんですけど、私は最下位。その時点でプライドはぺしゃんこだった。それなのに、いざ武蔵美に入ったら、まわりはもっとスゴい人たちだらけで…。その上には東京藝大っていうのがあって、さらに院とかになるとチョモランマみたいなものでしょ。でも、予備校で最下位からスタートしたおかげで、自分の実力がどんなものか、もうわかっていたんですよね。だから、卑屈にならず、「そんな自分にできることは何なのか」って、考えることができたんです。安田:冷静ですね。西原:で、始めたのが、1カット500円のエロ本のカット描き。本当は、芸術家とかイラストレーターとか、かっこいいのになりたかったんですけど、私はとにかく絵で食べていきたかったから、身の程知らずの夢にはしがみつかなかった。“自分には才能がある”と思っている人たちが絶対にやらないことにこそ、自分にできることがあるんじゃないか。そう思って行ったのが、エロ本でした。安田:でも、それが今の足掛かりになったんですよね。西原:はい。ただ、その頃、男でもつまずいています(笑)。安田:そうなんですか!西原:当時、大学の学費から生活費まで自分で稼がないといけなくて、居酒屋とかいろんなアルバイトをしていたんです。歌舞伎町で水商売のバイトもしていたんですけど、お客さんにセクハラされたり、「バカ女」扱いされたり。時給1400円もらえるからいいやって思ってたはずなのに、なんか寂しくて…。そういう時に、無職の男が転がり込んでくるという(笑)。もともと田舎でヤンキーと付き合ってたから、無職ってわりと平気だったんです。安田:免疫があったんですね(笑)。でも結局、無職はダメだと?西原:そう。自分が稼いだら、相手も稼いでくれるなんて思い込むのは大間違い!むしろやらなくなっちゃう。私がバイトでへとへとになって家に帰ると、ぐちゃぐちゃに汚した部屋で無職の彼が待っていて、「靴下どこ?」って。安田:それはイラッとしますね。西原:でも、そんな男でもそばにいてほしかったのは、自分に自信がなかったから。「いらない」って思えるようになったのは、絵の仕事で食べていけるようになった時。引っ越そうと部屋を片づけていたら、そこに“働かない男”っていう粗大ごみがあることに気づいて。ただ、その後もそういう“腐れチ○ポ”ばかりと付き合っちゃうんですけどね(笑)。安田:腐れチ○ポ!?西原:ダメ男のことです。ユーモアをまぶした勢いある西原さんの語り口に、少々押され気味の安田さん(笑)。そんな中、ちょっと聞いてみたいことがあるようで…。安田:西原先生は、刺激的な言葉で人を惹きつけて、本質に持っていくっていう印象を受けたんですけど、それはもともとの感性なのか、あるいは生きていくうえで必要な技術として作り上げてきたものなのか、気になります。西原:典型的な、南方のウソつき文化です。安田:え!?西原:南国の人って、陽気な感じでウソついたりするでしょ?かまして、ウソついて、笑わせて。私の地元の高知では、そういう黒潮文化が染みついているというか。何しろ、人を笑わせたら勝ち。安田:そういえば、僕らチームナックスが人生相談に乗るっていう企画をやったとき、「人見知りが直りません」という相談に対して、うちの大泉洋は、「おもしろければ、なんとかなる。それを磨けばいい」って言ってたんですよね。僕は真面目に、「相手と真摯に向き合う」なんて答えたんですけど、今の西原先生のお話を聞いて、大泉のほうが正解かなっていう気がしてきました(笑)。西原:確かに、“おもしろい”はサバイバル術の一つになるかも。わが家でも大事にしているのは、笑いだったりしますしね。いくらどん底の状況でも、エグるようにツッコんで笑いに変えちゃう。それが明るい方向に向かっていくためのコツなんだと思います。安田 顕さん俳優。1973年12月8日生まれ、北海道室蘭市出身。西原理恵子さん漫画家。1964年11月1日生まれ、高知県高知市出身。※『anan』2018年3月7日号より。写真・芹澤信次スタイリスト・村留利弘(安田さん) ヘア&メイク・西岡達也(安田さん)高松由佳(西原さん)取材、文・保手濱奈美(by anan編集部)
2018年02月28日何を目指して、いかに生きるか――。大きすぎるテーマだから少々ひるんでしまうけれど、主体的に生きたいと思うなら、向き合うことが必要だ。確固たる“軸”を定め、より豊かに生きるには一体何が必要か、TEAM NACSに「あなたの人生哲学はなんですか?」と聞いてみました。安田顕さん明確な意思を持たず生きてきた。それが自分のあり方かも。振り返ると、僕はこれまでゆるゆる生きてきたというか…。「海賊王におれはなる!」という漫画のセリフ(『ONE PIECE』)がありますが、“なる”ってとても強い言葉ですよね。そういう明確な意思のもと人生を歩んできた自信はなくて。役者にしても学生時代から好きなことをやってきた延長で、“なる”ではなく“なりたいなぁ”と思ってここまで来ているから。でも、そのスタンスが結果的に自分の人生哲学と言われれば、そうなのかもしれませんね。大人と見られる年齢になったいま、僕の中に芽生えているのは若い人たちを応援する気持ち。輝く感性や目標を前に、何かしてあげたい。そう思えるのは、自分が精神的にも大人になれたからかな。やすだ・けん1973 年生まれ。2008年放送のNHK連続テレビ小説『瞳』に出演し、注目を集める。今年は映画『不能犯』や『北の桜守』『家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。』などに出演。大泉洋さん愛する人たちへの感謝を忘れずに、ただ、楽しく生きる。僕が生きる上で大事にしているのは、“出会った人たちへ、常に感謝を忘れない”こと。ある占い師の方に、僕は〈家督の人〉だと言われたことがありまして。確かに、本当の家族はもちろん、地元北海道、ナックスの4人、北海道で一緒に番組をやってるスタッフなど、周囲の人への愛情は、深く濃いほうだと思います。なので、本質的には自分から前に出るのは苦手ですが、周囲に「大泉、面白いことやってよ」と言われると張り切るし、「お前しかいないんだよ、頼むよ」と押し出されると、応えなきゃって思います。でも人生哲学とか、生きる上での座右の銘、そういうの、本当に何もない(笑)。結局は、楽しく生きられれば、それで十分です。おおいずみ・よう1973年生まれ。3月には海賊船船長役で声の出演をした『映画ドラえもん のび太の宝島』が、5月には主演映画『恋は雨上がりのように』が公開。他、多数映画の公開が控えている。戸次重幸さん乗りたい風に乗り遅れぬよう一歩を踏み出す。僕は漫画が非常に好きで、人生の歩み方や真理を教えてくれるツールだと思っています。漫画家さんが労力や時間を費やして学び、経験したことが集約されている作品を読むことで、効率よく、楽しく先人の教えを吸収することができる。壁に直面した時は、好きな漫画のセリフを指標にしてきました。藤田和日郎先生の『うしおととら』には、いい言葉がたくさん。なかでも、“とら”の言った「乗りてえ風に乗り遅れたヤツは間抜けってんだ」というセリフは、ことあるごとに思い出します。いま自分に吹いている風は何だろうと考え、わかったら、乗り遅れないために一歩を踏み出す。勇気がいることだけど、“とらが言ってるから大丈夫”って、頑張れるんです。とつぎ・しげゆき1973年生まれ。映画やドラマ、バラエティ番組を中心に活躍。現在、『電影少女‐VIDEO GIRLAI 2018‐』(テレビ東京)に出演中。映画『恋は雨上がりのように』は5月25日に公開。音尾琢真さんピリピリした空気の時、和らげるような言葉をかけられる人に。大きな理想を言っちゃうと、万人に優しい人になりたいんです。誰にも、ピリピリしたりモヤモヤしたり、ネガティブな気持ちが湧き上がる時がありますよね。そういう嫌な感情は、周りを巻き込みやすい。その無駄な連鎖を断ち切るためにも、誰かがネガティブな気持ちになった時、それを和らげる言葉をかけられるような人でいたいと思っています。そこを基本に、最終的に目指すのは世界平和なんですけど…さすがに壮大すぎますよね(笑)。座右の銘は、高校の男子新体操部の練習場に書かれていた「克己心」…己に克つ心です。僕自身、ネガティブな感情に囚われる時もあるし、甘えも出てくる。でも、そんな自分を律して心を制御できる人が目標です。おとお・たくま1976年生まれ。大学在学中にチームナックスに最年少メンバーとして参加。昨年末のドラマ『陸王』や公開中の映画『祈りの幕が下りる時』など話題作に次々出演している。森崎博之さん言葉は相手へのギフト。いつも、人を和ませる存在でありたい。昔から長男気質で、まとめ役。自分が牽引しなければ、と気負っていた時期もりました。でも、ある、気づいたんです。集団は、まったく違う人間が集まるから面白い。一方向に引っ張るのではなく、みんなの価値観のギャップを埋めてチームを形るのがリーダーの当の役割では、と。そんな時に知ったのが「和顔愛語」という言葉でした。「表情と言葉は相手のためにある。常に柔和に、愛のある言葉で接せよ」という意味ですが、これが自分の道だと心に響いたんです。気ままな仲間たちに相変わらず「このやろ?!」と頭にくることも多いけど(笑)、笑っていられるようになった。目の前の人を全力で安心させる、そんな人間でありたいです。もりさき・ひろゆき1971年生まれ。北海学園大学時代にチームナックスを結成。リーダーを務め、多くの作品の脚本・演出を担当。2008年よりHBC『あぐり王国北海道NEXT』に出演。※『anan』2018年3月7日号より。写真・伊藤彰紀(aosora)スタイリスト・九(Yolken)ヘア&メイク・西岡達也(ラインヴァント)白石義人(ima.)横山雷志郎(Yolken)文・新田草子保手濱奈美重信 綾河野友紀望月リサ(by anan編集部)
2018年02月28日3月3日公開の『映画ドラえもん のび太の宝島』の大人だけの先行試写会が19日、都内で行われ、本作でゲスト声優を務めた大泉洋、サバンナの高橋茂雄、脚本を担当した川村元気が出席した。『映画ドラえもん のび太の宝島』の大人だけの先行試写会に出席した高橋茂雄と大泉洋(左から)人気アニメ『ドラえもん』の劇場版第38弾となる本作。例年、春休みのファミリー映画として公開され、大人気を博しているが、ここ2年連続で40億円超えを果たすなど、大ヒットを記録している。そんな同シリーズの最新作に、のび太たちを襲う海賊船の船長キャプテン・シルバー役の声を大泉洋、海賊の一味・トマト役を高橋茂雄が担当。公開に先駆けて行われたこの日の舞台あいさつに、脚本を担当した川村元気とともに登壇した。テレビで放送されているアニメ版は見たことがあるものの、映画版を劇場で見たことがないという大泉は「大人になってから(映画の)『ドラえもん』は泣けると聞いていたんですけど、シルバーが良いんですわ!」と自分が担当したシルバー役を自画自賛するも、「『青天の霹靂』(2014年公開)でお世話になった川村くんはどういう人間か分かっています。この男が書いたかと思うと、感動させられて悔しいなと思ってね。『クソッ!』と思いましたけど感動しました」と川村の脚本を絶賛。また、『映画ドラえもん』史上初めて2年連続でゲスト声優を果たした高橋は「去年は『のび太たち! 何するんだ! 止めてくれ!』(古代語で)って書いてあったんですよ。古代語ってなんやろうな? と(笑)。言葉じゃなくてパッションでやらせてもらいました(笑)」と苦笑しつつ、今回演じた海賊のトマトは昨年よりもセリフがあったようで「トマトは、太った海賊。どこに出ていたんだろうと思いながら見てほしいです」とアピールしていた。また、見どころについて大泉は「ダメなのび太くんがあんなにも変わって。のび太くんの勇気に泣けました。この世であんなに格好良い人はないですね」と話し、これを受けて高橋が「今回の平昌(五輪)で数々のメダリストが生まれましたけど、その人たちクラスですか?」と大泉に投げ掛けると、大泉は「のび太くんこそ金メダリスト! パッと見たらあっさり静香ちゃんも同じことしてましたけど、静香ちゃんは銀メダリスト。とにかく僕はのび太くんの大ファンですね。格好良かった~!」とのび太推しのようだった。『映画ドラえもん のび太の宝島』は、3月3日より全国公開。
2018年02月20日『映画ドラえもん のび太の宝島』の公開を前に2月19日(月)、“大人だけの先行試写会”と銘打って、文字通り大人だけを招待しての試写会が開催! ゲスト声優を務めた大泉洋、高橋茂雄(サバンナ)、脚本を担当した川村元気が登壇し、「ドラえもん」の魅力を語り合った。シリーズ38作目となる本作は、東宝の映画プロデューサーであり、映画化もされた小説「世界から猫が消えたらなら」を手がけるなどマルチな活躍を見せる川村氏を脚本に迎え、のび太たちが宝島を目指して冒険を繰り広げる。大泉さんはのび太たちの前に立ちはだかる海賊・シルバーを、高橋さんも同じく海賊のトマトを演じている。■大泉洋、これまで全く触れてこなかった映画ドラえもんにガチ感動!大泉さんは「出といてこんなこと言うのは失礼ですが、これまでドラえもん映画を通らずに生きてきました」と今回、初めてドラえもん映画に触れたと告白。「大人になってからも『ドラえもんは泣ける!』とは聞いてたんですが、『なんぼのもんじゃい!』と思って見てみたら、まあシルバーがいい!」とまさかの自画自賛。「これから1年に1本のペースで順繰りに遡っていきたい。(1本目の)『のび太の恐竜』にたどり着いたとき、号泣すると思います」とすっかりドラファンになったよう。■“ドラえもん”水田わさびも「今年はすごい!」と太鼓判高橋さんは、昨年の『のび太の南極カチコチ大冒険』に続き、なんと史上初の2年連続のゲスト声優という快挙を達成!今年の作品について「台本の時点でメチャクチャ面白いってわかったし、声を入れて、映画もできて、ドラえもん役の水田わさびさんにお会いしたんですが、『今年はヤバくないですか?』と言ったら『今年はすごい!』とおっしゃってました。ドラえもんが言うてるやん!間違いないなって思いました」と例年と比べても本作は特別な仕上がりになっていると断言する。本作において、大人だからこそ泣けるポイント、楽しめる見どころを問われた大泉さんは「今回の作品、大人は楽しめますよ。子どもは楽しめますかね?子どもは見なくていいんじゃない?」と“大人が見るべし!”を超えて“子どもは見なくていい”という、まさかのネガティブキャンペーンを繰り広げ、すかさず高橋さん、川村さんから「やめろ(笑)!」とストップがかかる。■伝説の「鼻でスパゲッティ」を超える無茶ぶりが登場!?その上で「のび太くんが…あの、ダメなのび太くんがあんなに変わって…。あの勇気は泣けますね。ドラえもんを助けるためにとんでもないことをします。のび太くんはどこまでが目なんでしょうか(笑)?あののび太君以上に勇気ある人は世界にいないんじゃないかと。のび太くんこそが金メダルです!」とビミョーにディスりつつも、劇中でのび太が見せる勇気を大絶賛する。一方、高橋さんは、映画第1作の『のび太の恐竜』でのび太がジャイアンとスネ夫に約束した「鼻でスパゲッティを食べる」という約束――通称“鼻スパ”を超える無茶ぶりが本作で見られると予告し、オールドファンの期待を煽っていた。『映画ドラえもん のび太の宝島』は3月3日(土)より公開。(text:cinemacafe.net)
2018年02月19日女優・長澤まさみが、『映画ドラえもん』シリーズ第38作目となる最新作『映画ドラえもんのび太の宝島』にゲスト声優として参加することが決定。また、ドラえもん&のび太と一緒に写る写真があわせて到着した。今回長澤さんが声を担当するのは、大泉洋が声をあてる、のび太たちと対峙する海賊船の船長キャプテン・シルバーの妻で、2人の子どもを持つお母さんでもあるフィオナ。病弱ながらも、優しくたくましい彼女は、物語の鍵を握る大切な役どころだ。女優として数々の作品に出演しているのはもちろん、『コクリコ坂から』『映画 妖怪ウォッチ エンマ大王と5つの物語だニャン!』『君の名は。』『SING/シング』など、声優としても評価が高い長澤さん。「子どもの頃からドラえもんが大好きで、祖母に買ってもらったひみつ道具の図鑑を毎日のように読み、まるで自分がドラえもんになったかのような気持ちで持ち歩いていました!」と「ドラえもん」が大好きだと語る長澤さん。「ずっと慣れ親しんできたドラえもんの世界に、まさか自分が参加できるとは思ってもいなかったので、本当に光栄です」と今回の出演を喜ぶ。今作については、「子どもが楽しめるのはもちろん、大人が観てもはっと気づかされるような物語で、楽しくも考えさせられる、いままでにない新しい映画ドラえもんになっている様に思います。世代を問わず楽しんでもらえたら嬉しいです!」とアピール。また演じたフィオナという役については、「科学者としてばりばり働きながらも優しく家族を包み込む、たくましいお母さん」と説明し、「フィオナを通して、『親が子を育て、子が親を育てる』ということが他人事では無いと感じられるような作品になっています。ドラえもんの魅力は、とにかくいつでも1番の味方でいてくれるところ。のび太くんは、放っておけないところが好きです(笑)」とコメントしている。『映画ドラえもんのび太の宝島』は3月3日(土)より全国東宝系にて公開。(cinemacafe.net)
2018年02月13日『しあわせのパン』『ぶどうのなみだ』に続く、大泉洋主演の北海道映画シリーズ第3弾『そらのレストラン』が、2019年初春、公開されることが決定。共演には、本上まなみ、岡田将生を迎えることが分かった。■ストーリー北海道・せたなで暮らす亘理と妻のこと絵と一人娘の潮莉。彼は父親から引き継いだ海が見える牧場で牛を育てながらチーズ工房を営んでいる。しかしチーズ作りはまだまだで、厳しい師匠に怒られてばかり。そんな亘理には気の会う仲間たちがいて日々助け合いながらも楽しく過ごしていた。そこに東京からやって来た牧羊を営む若者・神戸も加わり、それぞれの生産する食材を持ち寄り「おいしい」を共にしていた。そこにある日、彼らの食材を目当てにやって来た、札幌の有名ビストロのシェフの手によって自分たちの食材がさらにおいしくなることに感動し、この感動をもっと多くの人たちに届けたいと、仲間たちみんなで1日限りのレストランを開くことを目指す…。■北海道映画シリーズ最新作!テーマは“チーズ”と“仲間”『しあわせのパン』では洞爺湖、『ぶどうのなみだ』では空知を舞台に、北海道の雄大な大地に根をおろして生活する“人”と、その地の豊かな“食材”をモチーフに「生き方」を描いてきた北海道映画シリーズ。最新作では、北海道“せたな”を舞台に、海が見える牧場で生み出される「チーズ」とその周りで生産される様々な食材とその仲間たちとの友情を、1日限りの「レストラン」開店という目標に置き換え、家族や仲間と一緒に生きることの「しあわせ」を描く。■主演はもちろん大泉洋! チーズ作りに奮闘する主人公にシリーズ全てに出演する大泉洋が、本作でも主演を務める。演じるのは、牧場を営みながらもチーズ作りに奮闘する主人公・設楽亘理。その妻・こと絵役を映画やドラマのほかにもTVアニメ「おでんくん」の声優も務めた本上まなみ。亘理の仲間のひとりで牧羊を営む若者・神戸役を『何者』『伊藤くん A to E』の岡田将生が扮する。そして監督は、『神様のカルテ』シリーズの深川栄洋監督が務める。■パン、ワイン、そして今回はチーズこの企画自体は約4年前にさかのぼり、『ぶどうのなみだ』公開時期からすでにチーズをテーマにした構想があったと企画担当者は語る。北海道の南西部に位置するせたな町で、一部の有名料理人には知れ渡っている、有機農法栽培や飼育をする生産者のグループ「やまの会」とその人たちとの出会いが本企画の基盤。これまでの2作品も、その土地やそこに住む人たちを丹念に取材してシナリオを作り上げてきたシリーズだけに、今回も同様の手順で取材を重ねた結果、人と食材との繋がりで培われたリアルな物語が出来上がったという。■キャスト・監督からコメントも到着昨年9月にクランクインした秋編ロケと、先月1月15~17日の間の冬編ロケを経て、すでに撮影はオールアップしているという本作。主演の大泉さんは、「せたな町は、海と山どちらの景色も楽しめる素晴らしい土地です。最高の出演者とスタッフと共に作り上げたこの作品で皆様の日々の疲れを少しでも癒していただければと思います。この映画はめちゃめちゃ癒されます!」と癒し効果もある映画だとアピール。北海道が大好きだと言う本上さんは、「みな実在の人物を演じているため、現場ではモデルになった方と役を演じる俳優が入り交じり、やっと出会えた喜びに、笑ったり泣いたりハグしたりと大盛り上がり。とびきり豊かで幸せな体験となりました。人と人との繋がりを描いているこの作品は私にとっての宝物。ぜひみなさんにも見ていただきたいと思っています」とコメント。岡田さんも「北海道映画シリーズにまさか参加させて頂けるとは思っていなかったので、すごく嬉しかったです。羊飼いの神戸役を、北海道の雄大な大自然のなか伸び伸びと演じさせて頂きました。人々の友情や食の大切さであったりを、現場で間近に感じることができました」と話し、「大泉さんとは凄く久々に共演させていただき、笑いが絶えない現場を深川監督の下、毎日現場に行くのを楽しみながら充実した撮影ができたと思っています」と撮影自体が楽しかったとふり返っている。また深川監督は、「北海道のせたな町にやまの会のメンバーを訪ねることから今回の映画作りが始まりました。そこでは温かくて個性的な北海道の男たちと、たおやかで笑顔の素敵な女性たちが僕らを迎えてくれました。映画館のないせたな町ですが、撮影隊を温かく迎えてくれた近隣の皆さまには感謝です」と語り、「3人のお芝居の相性も良く、僕たちらしい映画に仕上がっていると思います」と自信を見せている。『そらのレストラン』は2019年初春、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2018年02月09日明石家さんまと強烈キャラクター評論家軍団とパネラーたちによる爆笑トークで楽しませる「ホンマでっか!?TV」。2月7日(水)今夜の放送回は演劇ユニット「TEAM NACS」の大泉洋、安田顕、森崎博之、戸次重幸、音尾琢真の5人がゲスト出演する。今夜のゲスト「TEAM NACS」は北海道学園大学演劇研究会出身の5人による演劇ユニット。1996年の「LETTER~変わり続けるベクトルの障壁」から公演を重ね続け、2004年の「LOOSER~失い続けてしまうアルバム」で初の東京公演を果たすと、大泉さんの作・演出による「下荒井兄弟のスプリング、ハズ、カム。」では全国6都市64ステージで53,000人を動員する人気に。映画『探偵はBARにいる』シリーズをはじめ『駆込み女と駆出し男』などで知られる大泉さんをはじめ『俳優 亀岡拓次』や『銀魂』など知られる安田さん、『ミックス。』などへの出演で知られる森崎さん、放送中のドラマ「電影少女~VIDEO GIRL AI 2018~」に出演中の戸次さん、『無限の住人』などの音尾さんとメンバーの5人それぞれも俳優としても活躍しているのはご存じの通り。この「TEAM NACS」メンバーは全員“パパ”ということで、今回は評論家軍団が「子どもの意見と自分の意見のどちらを優先させるか」「子どもの前で奥さんの手料理がおいしくないときに、無理しておいしいと言うかおいしくないとはっきり言うか」など様々な質問からメンバー5人の中で誰が1番「良いパパ」「ダメなパパ」なのかを見分けていく「ダメな人がすぐ分かる!ホンマでっか!?人間性診断」を実施。また「ホンマでっか!?どっち派討論会」では、音尾さんから「新しく趣味を始めるときは、形から入る派か、入らない派か」という議題が投げかけられ、「物を先に揃えるか揃えないか」などさんまさん、マツコ・デラックス、大泉さん、音尾さんらが持論を熱くぶつけ合う。また戸次さんが「歯磨きをするとき、歯ブラシを一度水につける派か、つけない派か」という議題を提示する。今回出演した「TEAM NACS」メンバーだが大泉さんが3月3日(土)より全国東宝系にて公開される『映画ドラえもんのび太の宝島』に声優で出演しているほか、安田さんが現在公開中の映画『不能犯』に出演、森崎さんが出演する『プリンシパル~恋する私はヒロインですか?~』が3月3日(土)より全国にて公開。戸次さんは主演作『神と人との間』が現在公開中、音尾さんも『祈りの幕が下りる時』が公開中とそれぞれ活躍中。個性的な5人の俳優と、こちらも超個性派な評論家軍団のトークで楽しむ「ホンマでっか!?TV」は2月7日(水)今夜21:00~フジテレビ系で放送。(笠緒)
2018年02月07日