「ジャパニーズスタイル」が12月24日の放送でフィナーレ。「演劇好きの私も観ていて楽しかった」「演劇やコントを見るのが好きだった気持ちを思い出した」などの声とともに「太賀さんでないと務まらない」と主演の仲野太賀を絶賛する投稿も寄せられている。温泉旅館「虹の屋」の玄関とロビー、従業員室・大浴場の入口とエレベーターのみを舞台に、撮影自体もほぼ本番一発長回しで作られた、30分間ノンストップの本格シットコムとなる本作。温泉旅館「虹の屋」の跡継ぎを拒否し家出同然で上京、10年ぶりに帰ってきたものの再び家出してしまった柿丘哲郎を仲野さんが演じるほか、「虹の屋」に居座り続ける流しのフラメンコダンサー、寺門・ルーシー・数子に市川実日子。「虹の屋」の支配人で極度の潔癖症な影島駿作に要潤。息子の凛吾郎を溺愛し共依存関係となっている浅月桃代に檀れい。ご当地アイドルに入れあげていたこともある梅越一二四に柄本明。以前はフィリピンのマニラでお抱え料理人をしていたという浮野奏太にKAZMA。初恋が哲郎の元カノ、イチ子という桃代の息子・浅月凛吾郎に石崎ひゅーい。闇金屋だが熱波師として「虹の屋」で働くようになる澤田弥勒に松川尚瑠輝。哲郎の元カノで“ルーシー”と呼ばれる久能イチ子にモトーラ世理奈。哲郎の父で「虹の屋」の社長である宗八にベンガルといったキャストが出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。哲郎が1年ぶりに「虹の屋」に帰ってくる。専務としてやりたい放題した挙げ句、再び家出したこともあり哲郎本人も二度と敷居をまたぐことはできないと思っていたが、桃代と凛吾郎親子、駿作や浮野に梅越ら従業員たちは彼を快く迎え入れる。彼らの行動を怪しむ哲郎だったが、案の定、従業員たちからお願い事をされるが…それは哲郎の父親で「虹の屋」社長の宗八が旅館の売却を目論んでいて、売却されれば皆路頭に迷うため、哲郎に止めて欲しいのだという…。そんななか外出していたルーシーが戻ってくる。ルーシーは記憶喪失男の砂田からプロポーズされていた。そしてゴルフから帰ってきた宗八は哲郎に激怒する。その後、宗八が突然死。葬式が執り行われるが、今後の「虹の屋」のことを話そうかというその時、哲郎はいきなり東京に帰ると言い出す。なんと哲郎はイチ子とよりを戻しており、明日が結婚式だというのだ…というのが最終回のストーリー。放送後のSNSには「回を重ねる毎に役者さんたちの息が合っていく感じが面白かった」「その場のお客さんの反応、一体となる空気感は演劇好きの私も観ていて楽しかった」「コロナで忘れていた演劇やコントを見るのが好きだった気持ちを思い出した」といった感想が続々とタイムラインに投稿されているほか、「それにしても太賀くんのセリフ量、ほんととんでもなかったなぁ」「太賀さんでないと務まらない主演だなと…!お疲れ様でした!」など、仲野さんの芝居を絶賛するツイートも数多く寄せられている。(笠緒)
2022年12月25日家族を顧みない自己中な夫に愛想を尽かし、一度は家を出たものの、心を入れ替え育児をする夫を見て、家へ戻った妻。かつて仕事第一だった夫は今、時短勤務で働き、育児と家事の両立をしようと日々奮闘している。夫婦関係は良好だが、妻が今でも「離婚」という選択肢をもっているのかどうか、ずっと怖くて聞けなかった夫。しかし、捨てられた離婚届を見つけてしまい、意を決して聞くことにした。 「今なら、あの日の答えを聞けるのかな」 離婚届を捨てることにした、妻の思いとは? 離婚届は「戒め」のつもりだったという妻 「最初はあくまで【前向きな意味】で持っていたものだったの」 妻は、娘と家出をしたあとに離婚届を取りに行ったこと、でもその時点では「離婚したい」という気持ちは固まっておらず、話し合いをしたあとお互いに心の内を明かせたとき、「戒め」として出そうと思って持っていたと告げた。 「あの時の私は追い詰められていて、カズ君との関係に本気で悩んでた」 家事も育児も一人きりで背負わされて、夫からは冷たい態度をとられ、見下されるつらい毎日。娘の1歳の誕生日さえ忘れて飲み会へ行った夫に我慢が限界を迎え、家を飛び出した。 それでも「完全に終わらせたいとまでは、気持ちが固まっていかなったと思う」という妻の言葉に、驚いた夫。妻の言う「戒め」とは一体……?著者:マンガ家・イラストレーター ちなきち
2022年12月23日仲野太賀主演「ジャパニーズスタイル」の第8話が12月17日放送。かつて旅館を訪れた客と従業員たちとの思い出話の輪に入れず…そんな哲郎に「手品とかいろいろやってたの、面白かった」「完全に蚊帳の外で笑う」などの反応が集まっている。仲野太賀主演、金子茂樹(脚本)と深川栄洋(監督)という組み合わせで、本番一発撮り30分間ノンストップ本格シットコムをオンエア中の本作。温泉旅館「虹の屋」の後継者になることを拒んで上京、10年ぶりに帰宅するも今の従業員たちからは歓迎されず…しかしその後専務となった柿丘哲郎役で仲野さんが主演。共演には年内で「虹の屋」を出ていくと宣言した流しのフラメンコダンサーの寺門・ルーシー・数子に市川実日子。潔癖症な温泉旅館の支配人・影島駿作に要潤。息子の凛吾郎を溺愛する浅月桃代に檀れい。多額の借金を抱えていた梅越一二四に柄本明。フィリピンのマニラでお抱え料理人をしていた浮野奏太にKAZMA。手品師になるのが夢の桃代の息子・浅月凛吾郎に石崎ひゅーいといった顔ぶれ。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。梅越がクリスマスの飾りつけをし、ルーシーと浮野がUNOに興じているところに、社長との話し合いに出かけていた桃代と駿作が帰ってくる。無理やりサウナを作り、熱波師の資格を持つ闇金業者・澤田弥勒(松川尚瑠輝)を働かせ、従業員の給料を削減するなど、やりたい放題の哲郎の暴走を止めるよう社長に頼みこむも、その願いは通らなかったという。哲郎に優しかった梅越も含め、従業員たちの哲郎への不満はたまりにたまっており、ルーシーに続き浮野まで旅館を辞めることを計画していた。やがて釣りに出かけていた凛吾郎が帰ってくる。が、持って帰ってきたのは魚ではなく意識を失った人間だった。凛吾郎が連れてきたのは上下黒のスーツで砂浜に倒れていた男(鈴木浩介)。記憶を失っている様子の男だが、なぜか「虹の屋」のことには詳しく、どうも過去に旅館に来たことがある様子で…というのが今回のおはなし。彼は4年前、オーストラリア人の団体とともに「虹の屋」を訪れていたことが判明。哲郎以外の従業員たちは当時のことをよく覚えており、皆で輪になって思い出話に花を咲かせる。だが、当時のことを何も知らない哲郎はそのなかに入ることができず、会話の輪のまわりで様々な芸をするなどして自分の存在をアピールするも、従業員たちはガン無視で…。この展開に「哲郎が後ろで手品とかいろいろやってたの、面白かった」「興味ひきたいリベ郎かわいいな」「リベロウ完全に蚊帳の外で笑うwwwww」などの反応が。いたたまれなくなった哲郎は、客を迎えに行くと言って旅館を出るが、凛吾郎は哲郎が再び“家出”したことに気づく…。このラストにも「また家出しちゃったか…」「リベロウ、また家出…?」「リベロ~帰ってこいよ~」といった声が送られている。【最終回あらすじ】1年前に「虹の屋」を再び飛び出した哲郎が突然戻ってくる。専務としてやりたい放題した挙げ句に出て行ったため、哲郎本人も二度と敷居をまたぐことはできないと思っていたが、従業員たちはなぜか彼を快く迎え入れる。哲郎の父親で「虹の屋」社長である宗八(ベンガル)が旅館の売却を目論んでいるそうで、それを止められるのは哲郎しかいないという…。「ジャパニーズスタイル」は毎週土曜23:30~テレビ朝日系で放送中。(笠緒)
2022年12月18日婚活サイトで出会った夫と交際0日で結婚を決めたアラフォー女子、ぷよ子のマンガを紹介します。喧嘩したことをきっかけにお互いに本音で話し合ったぷよ子さん夫婦。そこでぷよ子さんは夫のZ夫さんからとあることを言われてびっくりしてしまい……?★前の話こんにちは! アラフォーデブス女のぷよ子です。Z夫さんが記入済みの離婚届を用意するくらい大きな喧嘩をしてしまった私たち。しっかりと腹を割って話し合うことで、仲直りすることができました。その中でZ夫さんから「昨日俺がプチ家出したのにも気づいてないよね?」と言われてしまいました。Z夫さんのプチ家出に私はまったく気付かず、いつも通りに生活をしていました。というのも、Z夫さんは怒ると3日間のクールタイムが必要な人で、その期間は話しかけても無視をされるので極力かかわらないようにしていました。なので、家にいてもZ夫さんの存在を気にしないように心がけていたのです。Z夫さんは22時に帰宅したそうなのですが、私は21時にはもう寝ていました(笑)。ちゃんと気にかけて待っていればよかったのかもしれませんが、それはそれできっとZ夫さんが帰ってこないという不安な気持ちでいっぱいになっていたと思います。Z夫さんは以外にも構って欲しがりで、言葉にしなくても察してほしいという気持ちが強い人でした。Z夫さんいわく、私は結婚してから痩せたように見えるとのことでした。フライドチキンにマヨネーズをかけたものが好物な私が痩せたとはまったく思えず……。「結婚してから痩せたじゃん」と言われてびっくり!私のぷよぷよのおなかが見えていないのか? と思ってしまいました。私をかわいいとか痩せているなんて思うのはこの世でZ夫さん1人だけです。今の職場でもデブだと言われ、これまでもいろんな人からののしられてきました。Z夫さんの認識は間違いなくおかしいと思う半面、私のことを他の人とは違うように思ってくれる人だから私と結婚してくれたんだよね、とZ夫さんのことがもっと好きになりました。ー--------------他の人とは違う目線でぷよ子さんのことを見ているZ夫さん。パートナーが自分をどのように見ているかは気になりますよね。著者/ぷよ子低収入ブラックバイトで労働しているアラフォーのデブス女。最近妊娠し、不慣れな状況に戸惑いを隠せない。仕事の悩み、高齢妊娠の悩み、夫婦の気持ちを赤裸々に描いたブログを更新中。Instagram:@puyozip
2022年12月16日婚活サイトで出会った夫と交際0日で結婚を決めたアラフォー女子、ぷよ子のマンガを紹介します。夫であるZ夫さんとの喧嘩をきっかけにどうすれば今後もうまくやっていけるのかを考えているぷよこさん。Z夫さんの話を聞いてみると、Z夫さんはぷよ子さんのやさしさに甘えているとのことで……。★前の話こんにちは! アラフォーデブス女のぷよ子です。私はこれまでZ夫さんのわがままを何でも受け入れていました。それはZ夫さんが好きだから応えるようにしていたのですが、Z夫さんには誰にでも同じようにしていると見えていたそう。そんなわけない! と否定するも、すねてしまったZ夫さんから「本当に? それなら究極の選択だ」と言われました。私はZ夫さんに出会うまで男性経験が一切ありませんでした。自分の容姿が原因でひどいことを言われたり……ぶっちゃけ今の私にはZ夫さん以外の人と結婚することなんて考えられません。なのでこれからもZ夫さんに振り回されたり独占欲を向けられたりしながら生活していくのだなと思いました。Z夫さんの「構ってほしい」「察してほしい」という気持ちを察知できるようにならなければ!Z夫さんは夜中〜早朝にかけて出勤し、昼には仕事を終えて帰宅するという生活スタイルをしています。私は9時に出勤して帰宅は夕方ごろなので、帰ったらZ夫さんが家にいるというのがいつものことでした。しかし、喧嘩中だと家にいるのかどうかなんて確認することもしないので、Z夫さんが帰っていないことに私は気付きませんでした。Z夫さんは喧嘩をすると3日かけて気持ちを整理するタイプでした。その間、私が声をかけても無視をするので、私は喧嘩して3日間はZ夫さんのことを考えないようにしていました。というのも、いちいちZ夫さんから連絡がないことや帰ってきていないことを気にし始めると、喧嘩してしまったことを思い出して私が傷付くからで……。昨日もそんな感じでZ夫さんがどうしているかを考えないようにしていたら、Z夫さんはまさかのプチ家出をしていたそう。しかしZ夫さんが家にいないことに気付きもせず、私は寝てしまっていたのでした(笑)。ー--------------Z夫さんはプチ家出をしていたのにぷよ子さんには気付かれなかったそう。皆さんは何かをしてパートナーに気付かれなかったことはありますか?★関連記事:「誰でもいいから結婚したい!」婚活アプリを見ていた私が見つけたやばいやつ #デブス女の修羅場 1★関連記事:「何かの間違いだ」妻が離婚しようとしている!?衝撃を否定する根拠が欲しい夫は #見えない地獄 4★関連記事:「早く来たのに」想定外…免許更新用にバッチリメイクした熟女を待ち受けていたのは #熟女系 70著者/ぷよ子低収入ブラックバイトで労働しているアラフォーのデブス女。最近妊娠し、不慣れな状況に戸惑いを隠せない。仕事の悩み、高齢妊娠の悩み、夫婦の気持ちを赤裸々に描いたブログを更新中。Instagram:@puyozip
2022年12月10日8歳、5歳、1歳の3人の子どもを育てています。現在住んでいる地域は、高齢の方が多く、私は助け合えるような同じ世代のファミリーがいないことに寂しさを感じていました。そんなある日、長男が家出をしてしまい、さあ大変! 末っ子を抱えながら探していると、少し怖い印象を持っていたご近所のおばあさんに声をかけられました。 些細なことで長男と言い争いに長男が小学校に入学してしばらく経ったころ、環境の変化によるストレスで荒れていた時期がありました。末っ子が生まれて子どもが3人になり心の余裕が持てなかった私は、そんな長男を受け止めることができませんでした。ある日、些細なことで言い争いになってしまったのです。 きつく叱られたことにショックを受けた長男は、私が知らないうちに家から出て行ってしまいました。 家出した長男を探しに行くと…気づいた私は、長男を探しにいきましたが見つかりません。末っ子を抱っこしているため、遠くまで探しに行けずに困っていたところ、声をかけてくれる人がいました。それは普段口数が少なく、近寄り難いと感じていたご近所のおばあさん。事情を説明したところ「私も探してあげるから、家に帰っていないか、もう一度見に行ってみなさい」 と言ってくれたのです。 その言葉に従い家に帰ってみると、長男は私がいないうちに帰ってきたようで寝室で泣いていました。私はきつく叱ったことを謝りました。そして、長男が落ち着いたので、おばあさんにお礼を言いに行きました。 おばあさんからかけられた言葉はおばあさんはすでに帰宅しており、家の電気がついていました。私はおばあさんに対して申し訳ない気持ちと、家出のことで注意されるのではないかという不安で、なかなかインターホンを押すことができませんでした。しかし、おばあさんからかけられた言葉は予想に反して、とてもやさしい言葉だったのです。 「あんた、よく頑張ってるよ! みんな良い子に育ってる。大丈夫よ」。 そして長男が、毎日元気にあいさつしていることを話してくれました。私は泣きそうになりながらお礼を伝えました。 そのころの私は、余裕のなさから子どもを叱ってばかりで罪悪感が募る毎日でした。だからこそ、おばあさんのやさしい言葉に本当に救われたのです。怖いと思っていたおばあさんでしたが、実は私たち家族を気にかけてくれるやさしい方だったことがわかり、印象で人を判断してはいけないと感じた出来事でした。 著者:小林ゆかこ8歳、5歳、1歳の3児のママで現在育休中。Instagramに育児絵日記を投稿中。
2022年12月08日自分で努力することを嫌い、周りに押しつける人っていますよね…。今回はそんなワガママな嫁が登場する漫画「育児を義母に任せる嫁の末路」を紹介します!『育児を義母に任せる嫁の末路』主人公のクルミは、授かり婚した息子・エンジに懇願され、彼の嫁・ヒサメと同居することに。妊娠しているヒサメを思い、ひとりで家事をこなしていたクルミですが、孫のソラが産まれてからも全く家事を手伝う気がないヒサメにモヤモヤするようになります。育児や家事をすべて押しつけ、友達とランチに行くなど、遊びほうけるヒサメ。ついに堪忍袋の緒が切れ注意しますが、逆ギレする始末…。家出を決意!!出典:Youtube我慢の限界を迎えたクルミは、家を出ることに!突然ソラの世話をしなくてはいけなくなったヒサメは大慌て!慣れない家事に大苦戦します。その大胆な行動が功を奏し、ヒサメは母親としての自覚を取り戻すのでした。ワガママ嫁・ヒサメが反省しスカッと!産後もクルミに甘えてばかりだったヒサメ。彼女の家出をきっかけに、母親として成長することができてよかったですね。(lamile編集部)(イラスト/モナ・リザの戯言)本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。"
2022年12月02日自分より弱い立場の人間を集団でいじめる…どんなコミュニティでも起こりえる最低な行為ですよね…。今回はそんな意地悪な義両親とのトラブルを描いた漫画「散々な目に合わせいじめ抜いた嫁が高給取りだった結果」を紹介します。『散々な目に合わせいじめ抜いた嫁が高給取りだった結果』結婚したてで幸せなソラ…しかしこの結婚には「ある懸念点」がありました。それは借金を抱える義両親の存在…しかし仕事に理解があり優しいゲンとなら一緒に義両親を支えていけると考えたのですが…。結婚してしばらく経つとゲンの態度は豹変…仕事にも家事にも非協力的で嫌味な言動ばかりとるようになります。そしてゲン同様、義両親もソラのことを軽く見るようになるのです…。毎週義実家に連行!?週末になると必ず義実家に連行されるソラ…そこで待っているのは奴隷のような扱いの数々…。我慢の限界を迎えたソラは家出を決行…!ソラの家出により義実家は崩壊…無事離婚を勝ち取ったソラは新たな人生を歩み出すのです…!ソラを見下し酷い扱いをする夫と義両親にドン引き…相手の好意につけ込み、ソラへの態度をエスカレートさせていった3人は最低です…。「親しき仲にも礼儀あり」の精神で、お互いを思いやって行動できるといいですね。(lamile編集部)(イラスト/モナ・リザの戯言)本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。"
2022年11月27日みなさんは義実家の方々とは上手く付き合えているでしょうか? 大なり小なり義実家トラブルは皆さん経験があるみたいです…。今回は実際に募集した義実家トラブルエピソード「義母のトンデモ提案」をご紹介します!「義母のトンデモ提案」反論するも聞く耳を持たない義母…あまりにしつこいので…義母は反省したのか…泣き落とし解決したものの…転職した途端無茶な要求をしてくる義母にはドン引きですね…。思い切った家出でとりあえず解決してよかったです…。以上、義実家トラブル体験談でした。次回の「義実家トラブル体験談」もお楽しみに♪※こちらは実際に募集したエピソードを漫画化しています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。(lamire編集部)(イラスト/美吉香胡)"
2022年11月22日夫に突然、離婚を突きつけられたカナコさん。亀裂の始まりは、ある日突然、仕事を辞めると夫が言い出したことがきっかけでした。その後まったく働く気配のない夫に対し、カナコさんが不満をぶつけたあと、夫はしばらく家を出て行ってしまいます。そして突然ふらっと家に帰ってきた夫と、その夜真剣に話合うことにしました。最悪の場合、離婚も覚悟のうえでこれまで言えなかったことをすべて夫にぶつけます。「これで夫が感情的に出てくればもうおしまいだ…」と覚悟したカナコさんですが、夫は「わかった」とあっさり理解を示してくれました。翌日からは、家事や保育園の送迎をやってくれるようになった夫に「早く言えばよかった」と思うカナコさんでしたが…。家出から帰ってきた夫に、自分の思いを伝えることにしたカナコさん。カナコさんの話を黙って聞く夫に、「もうおしまいかもしれない…」と思うカナコさんでしたが…?妻と夫の話し合い…。離婚の可能性も…! 家出から帰ってきた夫に、自分の思いをすべて伝えるカナコさん。あまり言いすぎると離婚話に発展することも十分考えられましたが、それでも積もり積もった不満はとどまるところを知りません。 初めてカナコさんの気持ちに気づいた夫は、感情的になることもなく、カナコさんの気持ちを受け入れます。夫婦だからこそ、言えばわかる部分も大きいのかもしれませんね。今回の話し合いは、夫にとってもカナコさんにとっても有意義な話し合いになったのではないでしょうか。 実際に夫は、翌日から家事や保育園の送迎を手伝います。カナコさんも一人の時間を持てるようになったことで、気持ちに余裕ができた様子。しかし、どうやらこの平穏な時間もあまり長くは続かないようで⋯。皆さんは、夫やパートナーに不満をぶつけたことはありますか? 著者:マンガ家・イラストレーター 黒田カナコWEBブログやInstagramで、元夫との壮絶な離婚エピソードを綴る漫画家。息子と暮らすシングルマザー。好きなことは、毎晩の晩酌と~?
2022年11月21日YOASOBIの新曲「海のまにまに」が、2022年11月18日(金)に配信リリース。直木賞作家コラボ第3弾、辻村深月の小説を楽曲化“小説を音楽にするユニット”YOASOBIの「海のまにまに」は、直木賞作家とのコラボレーションプロジェクト第3弾となる新曲。辻村深月が“はじめて〇〇したときに読む物語”をテーマに書き下ろした小説「『ユーレイ』――はじめて家出したときに読む物語」を楽曲化した。小説の主人公は、家出をして海沿いの駅に降り立った少女。たどり着いた夜の海で、不思議な少女に声をかけられ、主人公は神秘的な一夜へと進んでいく...。新曲「海のまにまに」では、主人公の心の変化や、物語の舞台となる夜の海の情景を、サウンドで表現。不思議な世界観のミドルテンポナンバーに仕上げた。なお、「海のまにまに」のミュージックビデオは、アニメーション作家として様々な賞を受賞している土海明日香が監督を務めた。【楽曲概要】YOASOBI 新曲「海のまにまに」配信日:2022年11月18日(金)作詞・作曲・編曲:Ayase/歌唱:ikura原作:「『ユーレイ』――はじめて家出したときに読む物語」(辻村深月 著 / [『はじめての』(水鈴社刊)より])
2022年11月10日フランス映画『午前4時にパリの夜は明ける』が、2023年4月21日(金)より公開される。主演はシャルロット・ゲンズブール、監督はミカエル・アース。80年代パリで暮らす家族の物語映画『午前4時にパリの夜は明ける』は、1980年代のパリを舞台に、ある家族の7年の物語を描いた作品。夫と別れ、結婚生活の終わりを迎えたエリザベートを主軸に、彼女やその子供たちの人生に訪れる様々な変化を、ドラマチックに映し出す。芸術の転換点ともいえる80年代のパリの空気感や、劇中におけるエリック・ロメール『満月の夜』、ジャック・リヴェット『北の橋』といった映画作品の引用、パスカル・オジェへのオマージュにも注目だ。主演はシャルロット・ゲンズブール主演を務めるのは、シャルロット・ゲンズブール。また、彼女と同年代を彩った名優エマニュエル・ベアールが、主人公の人生を左右する重要な役どころで出演する。主人公・エリザベート...シャルロット・ゲンズブール夫の裏切りに傷つきながらも、逞しく前へ進む女性。夫と別れ、ひとりで子供たちを養うことになったエリザベートは、深夜放送のラジオ番組の仕事に就くことに。そこで出会った家出少女のタルラを自宅へ招き入れて...。エリザベートを力強く演じるのはシャルロット・ゲンズブール。『アンチクライスト』でカンヌ国際映画祭の女優賞受賞に輝き、ラース・フォン・トリアー監督作『ニンフォマニアック』で体当たりの演技を見せたことも印象的だった。ヴァンダ・ドルヴァル…エマニュエル・ベアール深夜ラジオ「夜の乗客」のパーソナリティ。エリザベートの人生に大きな影響を与えることになる人物。マチアス…キト・レイヨン=リシュテルエリザベートの息子。タルラ…ノエ・アビタ家出少女。エリザベートたちと一緒に過ごすことに。ジュディット…メーガン・ノータムエリザベートの娘。『アマンダと僕』ミカエル・アースが監督監督は、『アマンダと僕』でヴェネチア国際映画祭オリゾンティ部門を受賞、東京国際映画祭 グランプリ&最優秀脚本賞をW受賞したミカエル・アース。フランス映画界の次世代を担う監督が、フランスを代表する名優とタッグを組み、感情を揺さぶる人間ドラマを描く。なお、映画『午前4時にパリの夜は明ける』は、第72回ベルリン国際映画祭コンペティション部門に正式出品された。映画『午前4時にパリの夜は明ける』あらすじ1981年、パリ。街は選挙の祝賀ムードに包まれ、希望と変革の雰囲気で溢れていた。そんな中、エリザベートの結婚生活は終わりを迎える。ひとりで子供たちを養うことになったエリザベートは、深夜放送のラジオ番組の仕事に就くことに。そこで出会った家出少女のタルラを自宅へ招き入れ、交流を重ねるなかでエリザベートやその子供たちの心に変化が訪れる――。夫との別れ、芽生えた恋、子供たちの成長、そして下した決断とは…。【作品詳細】映画『午前4時にパリの夜は明ける』公開時期:2023年4月21日(金) シネスイッチ銀座、新宿武蔵野館、渋谷シネクイントほか全国公開監督・脚本:ミカエル・アース脚本:モード・アメリーヌ、マリエット・デゼール出演:シャルロット・ゲンズブール、キト・レイヨン=リシュテル、ノエ・アビタ、メーガン・ノータム、ティボー・ヴァンソン、エマニュエル・ベアール、ロラン・ポワトルノー、ディディエ・サンドル2022/フランス/カラー/111分/R15/フランス語/ビスタ/英題:The Passengers of the Night /原題:Les Passagers de la Nuit 配給:ビターズ・エンド
2022年11月07日YOASOBIが、新曲「海のまにまに」を11月18日(金) に配信リリースすることを発表した。「海のまにまに」は、4名の直木賞作家が“はじめて〇〇したときに読む物語”をテーマに小説を書き下ろすコラボプロジェクト『はじめての』の第三弾で、辻村深月「『ユーレイ』――はじめて家出したときに読む物語」を原作とした楽曲だ。小説『ユーレイ』は、家出をして海沿いの駅に降り立った少女が、たどり着いた夜の海で不思議な少女に声をかけられ神秘的な一夜へと進んでいく物語。本楽曲は、家出をした主人公の心境の変化や、原作の舞台となる夜の海のしっとりとした不思議な世界観がサウンドでも表現されたミドルテンポナンバーとなっている。併せて、リリースを記念して読書好きな各界著名人(神尾晋一郎、土屋太鳳、ぶんけい、モモコグミカンパニー(BiSH)、ラランド ニシダ、古市憲寿)による原作小説『ユーレイ』の読書感想文が東京メトロ各線&渋谷駅にて本日11月7日から11月13日(日) まで掲出されることが決定した。『ユーレイ』の登場人物の世代にちなみ、6人それぞれが「14歳の頃」を思い出してオリジナル原稿用紙に手書きで綴っており、小説の世界観に筆者それぞれの体験や人生観が反映された六者六様の読書感想文となっている。さらに、YOASOBIの公式Instagram「旅する本屋さん YOASOBI号」では、ストーリーズ上で楽曲「海のまにまに」の先行視聴と原作小説である辻村深月『ユーレイ』の試し読みが出来る“ストーリー小説”企画も実施。本日より『ユーレイ』のみの電子版配信も開始している。<配信情報>「海のまにまに」2022年11月18日(金) 配信リリース「海のまにまに」配信ジャケット作詞・作曲・編曲:Ayase歌唱:ikura原作:「『ユーレイ』――はじめて家出したときに読む物語」(辻村深月 著 /『はじめての』(水鈴社 刊)より)配信はこちら:【感想文掲載情報】■掲出期間2022年11月7日(月)〜11月13日(日)■掲出場所・東京メトロ 中吊り広告(銀座線、東西線、千代田線、南北線、丸の内線、日比谷線、有楽町線、副都心線、半蔵門線および乗り入れ私鉄の一部)・東京メトロ ドア横広告(銀座線、丸の内線、日比谷線および乗り入れ私鉄の一部)・田園都市線 渋谷駅 ハッピーボード■YOASOBI公式Instagram「旅する本屋さん YOASOBI号」:【ストーリー小説 詳細】第一弾:現在公開中第二弾:11月14日(月) より公開予定「祝福」2022年10月1日(土) 配信リリース作詞・作曲・編曲:Ayase歌唱:ikura原作:「ゆりかごの星」(大河内一楼 著)配信リンク:「祝福」MV<リリース情報>『祝福』完全生産限定盤2022年11月9日(水) CDリリース価格:4,400円(税込)仕様:水星の魔女×YOASOBIコラボデザインスペシャルBOX+CD+オリジナルガンプラ (HG 1/144 デミトレーナー YOASOBIコラボVer.)+ HG 1/144 ガンダムエアリアル用マーキングシール YOASOBIコラボVer. + 書き下ろし小説「ゆりかごの星」(大河内一楼 著) +「祝福」オリジナル大判透明シート【CD収録曲】1. 祝福2. The Blessing ※祝福 English Ver.3. 祝福 -Anime Edit-4. 祝福 -Instrumental-【店舗別特典】・YOASOBI応援店:オリジナルスマホサイズステッカー(CDジャケット絵柄)※対象店舗:・Sony Music Shop:オリジナルA5クリアファイル Type.A(配信ジャケット絵柄)・TOWER RECORDS全店(オンライン含む / 一部店舗除く):オリジナルスマホサイズステッカー(YOASOBI絵柄)・HMV全店(HMV&BOOKS online含む / 一部店舗を除く):オリジナルA5クリアファイル Type.B(CDジャケット絵柄)・TSUTAYA RECORDS(一部店舗除く)/ TSUTAYAオンラインショッピング:オリジナルアナザージャケット(YOASOBI絵柄)・WonderGOO / 新星堂(一部店舗除く)および新星堂WonderGOOオンライン:オリジナル缶バッジ(配信ジャケット絵柄)・Amazon.co.jp:オリジナルメガジャケ・楽天ブックス:オリジナルアクリルキーホルダー(CDジャケット絵柄)・セブンネットショッピング:オリジナルシリコンバンド(YOASOBI絵柄)・全国アニメイト(通販含む):オリジナルブロマイド(CDジャケット絵柄)※特典の内容・絵柄・応援店対象店舗は追ってご案内いたします。※数に限りがありますので、なくなり次第終了となります。※上記店舗以外での配布はございません。※各オンラインショップにつきまして、カートが公開されるまでに時間がかかる場合がございます。※Amazon.co.jp、楽天ブックス、その他一部オンラインショップでは「特典対象商品ページ」と「特典非対象商品ページ」がございます。予約の際は、希望される商品ページであることをご確認ください。予約リンク:<アニメ情報>『機動戦士ガンダム 水星の魔女』『機動戦士ガンダム 水星の魔女』ビジュアルMBS / TBS系全国28局ネットにて放送中原作:矢立 肇 / 富野由悠季監督:小林 寛シリーズ構成・脚本:大河内一楼【キャスト】スレッタ・マーキュリー:市ノ瀬加那ミオリネ・レンブラン:Lynnグエル・ジェターク:阿座上洋平エラン・ケレス:花江夏樹シャディク・ゼネリ:古川 慎ニカ・ナナウラ:宮本侑芽チュアチュリー・パンランチ:富田美憂『機動戦士ガンダム 水星の魔女』予告PV第二弾公式サイト:公式Twitter:公式 TikTok:公式YouTube ガンダムチャンネル:<ツアー情報>『YOASOBI ARENA TOUR 2023』■2023年【愛知公演】4月5日(水) 開場 17:30 / 開演 19:004月6日(木) 開場 17:30 / 開演 19:00会場:日本ガイシホール問い合わせ:サンデーフォークプロモーション052-320-9100(12:00~18:00)【大阪公演】4月8日(土) 開場 17:30 / 開演 19:004月9日(日) 開場 16:30 / 開演 18:00会場:大阪城ホール問い合わせ:キョードーインフォメーション0570-200-888(月~土 11:00~16:00)【北海道公演】4月15日(土) 開場 16:30 / 開演 18:004月16日(日) 開場 15:30 / 開演 17:00会場:北海道立総合体育センター 北海きたえーる問い合わせ:WESS incinfo@wess.co.jp(mailto:info@wess.co.jp)【宮城公演】5月4日(木・祝) 開場 16:30 / 開演 18:005月5日(金・祝) 開場 15:30 / 開演 17:00会場:ゼビオアリーナ仙台問い合わせ:G.I.P.【福岡公演】5月20日(土) 開場 16:30 / 開演 18:005月21日(日) 開場 15:30 / 開演 17:00会場:西日本総合展示場 新館問い合わせ:キョードー西日本0570-09-2424(平日・土曜 11:00~17:00)【埼玉公演】6月3日(土) 開場 16:30 / 開演 18:006月4日(日) 開場 15:30 / 開演 17:00会場:さいたまスーパーアリーナ問い合わせ:ホットスタッフ・プロモーション03-5720-9999(平日12:00〜18:00)【チケット料金】全席指定:7,800円(税込)※6歳以上有料。5歳以下膝上鑑賞無料、お席が必要な場合は有料。※入場時に身分証確認を実施いたします。本人確認ができない場合は入場をお断りいたします。※本公演は新型コロナウイルス感染症対策を徹底し、会場や自治体などのガイドラインに沿って開催致します。※公演中止・延期の場合を除き、個人的な体調不良および新型コロナウイルス感染によるお客様のご事情による払い戻しはできません。※客席を含む会場内の映像・写真が公開されることがあります。関連リンクYOASOBI Official Site: Twitter: YouTube Channel: TikTok:
2022年11月07日Twitterで人気ドラマの感想をつづり注目を集める、まっち棒(@ma_dr__817125)さんのドラマコラム。2022年10月スタートのテレビドラマ『エルピス—希望、あるいは災い—』(フジテレビ系)の見どころや考察を連載していきます。『エルピス』とは古代ギリシャ語の中で『厄災をもたらすパンドラの箱』として残されてきたものだ。そしてそれは、良き予測としての『希望』と悪き予測としての『災いの予兆』という二つの側面を持つ言葉として位置付けられてきた。誰も触れられない『パンドラの箱』を開けた彼らに待ち受ける、希望と絶望とは。スキャンダルで立場を追われた女子アナが行き着いた『墓場』時は2018年。大手テレビ局・大洋テレビに万年低視聴率を記録し『制作者の墓場』と呼ばれた番組があった。深夜情報バラエティー番組『フライデーボンボン』。そこでコーナーMCを担当するアナウンサー・浅川恵那(長澤まさみ)もまた、この墓場に追いやられた人間の一人だ。浅川はかつて同局の看板番組『ニュース8』のサブキャスターを務めた人気NO.1女子アナだったが、週刊誌に社員との路上キスを撮られ、番組を降板していた。その相手とは現在報道局のエース記者となった斎藤正一(鈴木亮平)だった。女子アナは干され、社員はそのまま出世街道を進んでいた。この手のスキャンダルは女性側への社会的制裁が異常なまでに重い。浅川はそれが原因なのか、睡眠と摂食障がいを患い、吐くことを繰り返していた。ノドを通っていくのはのみ込みたくないこの現実と、チーフプロデューサー・村井喬一(岡部たかし)から受けるハラスメントばかり。こんなハラスメントも随分と見なくなったと言われる今だが、軽く受け流し、その裏で身も心もすり減っている人が大勢いるのが現実だ。そして『フライデーボンボン』の出演者も制作側も、皆業界で生き残るために必死にしがみついていると言えば聞こえはいいが、物事を動かそうともせず、墓場という安全地帯に身を寄せ、上に良い顔使って言いなりになっている。皆、上に逆らうなんてのは受け流すよりずっと怖いから。そんな浅川の日々が、とあるきっかけで動き出す。眞栄田郷敦が演じる岸本拓朗の相談とは浅川は同番組の新米ディレクターの岸本拓朗(眞栄田郷敦)に相談があると呼び止められた。「僕と一緒に真相、追及してくれますか?」その真相とは、10年前に八飛市で若い女性が殺され遺棄された八頭尾山連続殺人事件の犯人・松本良夫(片岡正二郎)が実の犯人ではないというものだった。家出中の女子中学生が松本の家に偶々身を寄せてただけというが、マスコミが誘拐、監禁、そしてロリコン殺人鬼だと騒ぎ始め、世間は松本が犯人だと信じ始めた。松本は一度は事実を認めたものの、裁判では無罪を主張。その後の最高裁で死刑判決を下された。いわゆるマスコミによる印象操作が無実の人を犯人に仕立て上げ、冤罪を生んだのだという。以前『ニュース8』で冤罪特集を扱っていた浅川にこそ力を借りたいと目力で訴える岸本だが、目の色を変えそこまで躍起になるのは事情があった。岸本はヘアメイクの、チェリーこと大山さくら(三浦透子)に「手出し禁止の出演者を口説いたという証拠をばら撒かれたくなければ力を貸せ」と脅されていたのだ。弁護士の両親のもと裕福な家庭で生まれ育ち、順調に名門に進学。大手のテレビ局に入所した岸本は、そのルックスもあり、異常なまでに自己評価が高かった。どれだけ村井にパワハラをされても全く効き目はなく、寧ろ自分を優位に思わせてくれる存在としか考えていないようだ。そんな岸本に、自分が思い描いたままのエリート人生の危機が急に迫ってきたのだ。実はその女子中学生こそ、幼き頃虐待を受け家出した大山なのだが、岸本は訳のわからぬまま、冤罪を暴くしかなかった。問われる報道の『責任』そんな岸本のお願いを軽く受け流していた浅川だったが、同市で同様の行方不明事件が発生しているニュースを見て、報道に持ち込むことを提案する。それで気が収まればと思ったのだろう。案の定、ディレクターの滝川雄大(三浦貴大)には聞き入れてもらえず、不服そうな岸本に浅川はこう続ける。「誰も自分達が報道したことの責任なんて振り返りたくないんだよ。だから報道っていつも必要以上に忙しい忙しいって、時間ないふりして」浅川はこの事件を報道したことはないと話していたが、本当は死刑判決も、無罪を主張し控訴したことも報道していたのだ。自分も報道の責任なんて、考えたくなかったのだ。世間の構図を映し出したかのような『エルピス』そんな時、岸本は入社当時の研修担当だった斎藤が事件を報道したと知る。その斎藤が浅川の路チュー相手だと知らない岸本は、凍りつくフロアの空気も読めないまま浅川を半ば強引に誘い出し、話を聞くことに。二人の関係を知り、非常に気不味い雰囲気の中、斎藤は冤罪特集を組むことを提案する。そして浅川と共に覚悟を決め、村井に企画を出すことに。しかし、村井から「冤罪を暴くってことは、国家権力を敵に回すってこと」と突き返される。確かに村井の言う通りではあった。誰も見向きはしない深夜の情報バラエティー。闇のような暗がりにいる番組で、闇に葬りさられそうになる真相を扱っても、結局闇に他ならない。世間は平穏を装いながら、今日もまた、真面目に真相を追う者にくだらない正義感だと指をさし、誰かのために声を上げる者を笑い、目に見えない力で捻じ曲げる。それが今の世間の構図なのだ。長いものには巻かれたい岸本は相談の本当の訳を浅川に伝え、諦めようとする。保身のために首を突っ込み、無責任に引き返そうとする岸本に浅川は強烈なビンタをお見舞いする。「惑わされちゃダメだよ、おかしいものはおかしいじゃん。おかしいと思うものをのみ込んじゃダメなんだよ」足を踏み入れてしまったのは、簡単には引き返せない先は見えぬ暗き沼だ。浅川は今更戻る気はなかった。「私はもうのみ込めない。これ以上」吐き気は、のみ込みたくない衝動だ。のみ込みたくもない馬鹿げた現実を、そこに闇があるのを横目に平然と進み続ける日常を、根強く残り続ける差別を、何も知らない者達の無責任な評価を。のみ込んでしまった分、吐き続けてきた。そうやって、そこにある権力に縋り、そこにある温かさに身を寄せるだけ頼り、何も動かなかった平凡な自分と、今決別する。浅川は、透明な水を飲み干すのだ。黒さに惑わさず貫かれる、透明な真実を。意味深な『エルピス』エンディング映像にも期待まだ登場人物も闇に包まれたままの初回。大山の虐待による手の傷跡を見て、岸本が思い出した過去の出来事とは何か。そして行方不明の少女が山中で遺体で発見されたことで、事件は再び動き出す。加えて意味深なED映像。ルンルンで料理する浅川を、統制された笑みを浮かべ、虚構を語り並べるメディアに準えるものだとしたら、黒く爛れ、失敗したケーキが闇に呑まれた真実のように感じられる。そしてそれが入るケーキ箱が、パンドラの箱のようにも見えてくる。また、1ピース欠けた純白のホールケーキを食べながら、慌てふためく浅川を見守る、チェリーの構図が暗示する未来とは…。EDまで意味を持たせてくることでも、信頼感が増す思いだ。そして、冤罪事件という題材を通し、国家権力の圧力や数々の隠蔽、マスコミの報道責任を描く今作。腐りかけた世の中で、何かに揺らぐことなく、当事者意識が欠乏した私達の背筋を確かに伸ばしただろう。そのマスコミ側であるテレビ局を舞台に、テレビがこれを放送するという覚悟を初回で十二分に感じた。プロデューサーの佐野亜裕美さん、脚本の渡辺あやさんが各局に提案するも、断られ続けた企画がついに連ドラとして幕を開けた。『エルピス』に触れた私たちに確かに芽生えた揺らぎは、希望、あるいは災いか。[文・構成/grape編集部]
2022年10月30日10月19日に急性硬膜下血腫のため亡くなったザ・ドリフターズの仲本工事さん(享年81)。18日に横浜市内で横断歩道のない交差点を渡ろうとしていたところ、直進してきたワゴン車にはねられ、搬送先の病院で緊急手術を受けるも帰らぬ人となってしまった。国民的大スターの訃報に日本中が悲しみに包まれるなか、仲本さんと12年7月に結婚した27歳年下の妻で演歌歌手の純歌(54)もショックを受けているようだ。「出会いは約20年前に仲本さんが仕事で訪れた高知県で、純歌さんがパーソナリティーを務めるラジオ番組に出演したこと。仲本さんは純歌さんの歌手活動をサポートするなどゾッコンでしたが、2人は夫婦とはいっても籍は入れずに事実婚だったといいます。純歌さんは事故当時、病室で懸命に夫を看病していたそうです。23日に営まれた葬儀では出棺後、純歌さんは仲本さんの遺影を抱えて車で火葬場に移動しましたが、その表情からは疲労感がにじみ出ていました」(スポーツ紙記者)いっぽう仲本さんが亡くなる1週間前、「週刊新潮」は純歌が昨年夏以降にペットの犬や猫とともに仲本さんを置き去りにして家を出てしまったと報じていた。仲本さんは生前、純歌とどのような夫婦生活を送っていたのだろうか?本誌は22年11月8日号で、2人の結婚生活における“裏側”を報じている。仲本さんが亡くなった翌日の20日、純歌の姿は都内の斎場にあった。弔問客の応接が落ち着いた後、斎場を抜け出してスタッフたちと向かった先は焼き肉店だった。亡くなった仲本さんについて「ばかだよね、ドジだよね。本当に困るし、寂しいよ」と惜しんでいたが、やや声量を落としながら戒名料についてこう話し出したのだ。「向こうが言ってきたの。60万渡すから自分が取ろうが相手に渡そうが自由にしてください。領収書さえくれれば。で、●●さんに正直なのを言おうと思うのね。いくら?と聞いたら、“じゃあ半々にする?”って言うと思うんだよね」詳細は判然としないが、預かっている戒名料の一部を自分たちのものにしようとする相談だったようだ。本誌は今年5月、純歌が横浜でカレー店を開いたことや仲本さんと暮らす自宅から家出したことをいち早く報じている。当時、仲本さんは本誌の直撃に、「俺、毎日そっちに行ってるんだから」と横浜にある妻の店に通っていることを明かしていた。■急に呼び出され、「3万円持ってきてくれない?」と金銭をせびられることも……そんな“自由奔放”な純歌について、仲本夫妻の知人・X氏は本誌にこう証言している。「純歌さんは掃除、洗濯をまったくしませんからね。家があれほどゴミだらけになっても気にしないところはちょっと信じられないレベルです。もともと『(仲本さんの)介護はしたくない』と言っていた純歌さんが、家出をして横浜に部屋を借りるようになったのにはカレー店の開店とは別の理由もあります。2年ほど前から、純歌さんは海釣りにハマっています。仲本さんは同行することはなく、一人で海に行っていたのですが、とある男性・A氏と知り合い、デートを重ねる仲になったのです」それでも、足しげく妻のもとに通っていたという仲本さんの献身ぶりについて、前出のX氏はこう明かした。「東京の家を出て横浜で暮らし始めた純歌さんですが、朝7時とかに突然電話で仲本さんを呼び出していましたね。『おいしい魚が入ったから朝ごはん食べに来ない?』なんて日もあれば、『麻雀やりたいから来て!』とか。仲本さんが『純歌が麻雀をやめないから毎日呼び出される』『俺を呼んでおいて、夕方になると俺のことを置いて先に帰っちゃうんだよ。参ったよ』とぼやいていたのを聞いたこともあります」そんな純歌は自らの趣味のため、夫に金銭をせびることもあったというのだ。「純歌さんの趣味は麻雀にパチンコ。それに買い物好きでいつもお金が足りないので、仲本さんに『3万円持ってきてくれない?』などと毎日のように連絡していました」(前出・Xさん)本誌の取材に応じた純歌は、焼き肉店で仲本さんの所属事務所に対する不満を話していたことについて、「そりゃいろいろありますよ。でも和解しながら言っているので。(事務所も)一生懸命やってくれましたから」と回答。また、戒名料については「事務所のほうから渡した金額の範囲でやってもらっていいですか、と頼まれました。(お金をごまかすことは)ないですよ」と説明。そしてA氏のことを「彼氏ができた」と話していたということについては、「事実じゃないです」と否定していた。焼き肉店では、「敵が100人いたって、何億人いたっていいのよ。生きていかなきゃいけないからさ」と気丈に語っていた純歌。しかし、仲本さんに無理を強いるような数々の言動に、ネット上ではあ然とする声が上がっている。《亡くなった直後に焼肉って……》《夫婦のことは夫婦にしか分かりませんが、加トちゃん夫妻とのギャップが激しすぎて、仲本さんが可哀想に思えてしまいます。大切にしてあげて欲しかったです》《「仲は良かった」で済ませられないほど、往年の仲本さんを知る方には我慢できないような状況に置かれてしまっていたのではないでしょうか》《ただ仲本さんに甘えるだけしかしてないよね。。 結果やりたい放題。。救いようがない》
2022年10月25日仲本工事さん(享年81)急逝の翌日の10月20日、遺体が運び込まれた都内の斎場に、仲本さんの妻で演歌歌手の三代純歌(54)の姿はあった。弔問客の応接が落ち着いた彼女が斎場を抜け出しスタッフたちと向かったのは、近くの焼き肉店だった。「それにしても疲れたね」焼き肉を食べながら労をねぎらう純歌だったが、仲本さんの所属事務所への不満を口にした。「いつもそうだよ、(事務所トップの)意地悪で邪魔されて」亡くなった仲本さんについては、「ばかだよね、ドジだよね。本当に困るし、寂しいよ」と語ったが、会話は故人を悼むものだけではなかった。純歌はやや声量を落としながら、戒名料に関して話し始めた。「向こうが言ってきたの。60万渡すから自分が取ろうが相手に渡そうが自由にしてください。領収書さえくれれば。で、●●さんに正直なのを言おうと思うのね。いくら?と聞いたら、“じゃあ半々にする?”って言うと思うんだよね」詳細は判然としないが、預かっている戒名料の一部を自分たちのものにしようという相談だったようだ。一世を風靡した『8時だョ!全員集合』(TBS系)など、ザ・ドリフターズのメンバーとして日本全国に笑いを届けた仲本工事さん。10月19日22時22分、急性硬膜下血腫のため亡くなった。「前日の午前9時過ぎに横浜市内の信号のない道路を歩いて渡ろうとしていたところ、車にはねられました。同市内の大学病院に緊急搬送されましたが、翌日に仲本さんの前妻の娘さんや現在の妻の純歌さんに見守られながら息を引き取ったそうです」(スポーツ紙記者)本誌は病院関係者から事故直後の様子について聞くことができた。「仲本さんの顔はちょっと見ただけでは本人と判別できないほど、青紫色に腫れ上がっていました。肋骨も折れていました。加藤茶さん(79)と高木ブーさん(89)もすぐに横浜まで来られましたが、仲本さんの意識が戻ることはありませんでした」仲本さんの急逝により、弔問客の対応などに追われることになった妻の純歌。彼女は仲本さんにとって“3番目の妻”だ。スポーツ紙記者が語る。「仲本さんは最初の妻と’82年に死別。再婚した妻との間に2児をもうけますが’04年に離婚。そして、三代純歌さんとラジオ番組で知り合い、’12年7月に再々婚しました。この前年には加藤茶さんが綾菜夫人(34)と“45歳差婚”していたので、27歳年下である純歌さんも話題になったのです」生前の仲本さんは、純歌とスナックや居酒屋を開き、ときおり一緒にメディアに登場するなど仲むつまじいところを見せていた。しかし、結婚10年目の今年5月、本誌は純歌が「カレー店を開く」と言ってスナックを閉め、仲本さんとの自宅から家出していたことを報じている。仲本さんは本誌の直撃に「いや、そうじゃなくて……」などと語っていたが、寂しげな様子だった。さらに、仲本さんが亡くなった前週には「『仲本工事』を虐げる27歳下『モンスター妻』」というタイトルで『週刊新潮』が“ゴミ屋敷に夫放置”“家賃一年滞納で火の車”といった内容を報じたのだ。■「3万円持ってきてくれない?」頻発した純歌の“お願い”夫婦の間にいったい何が起こっていたのか。仲本夫妻の知人・Xさんは本誌にこう証言した。「純歌さんは掃除、洗濯をまったくしませんからね。家があれほどゴミだらけになっても気にしないところはちょっと信じられないレベルです。もともと『(仲本さんの)介護はしたくない』と言っていた純歌さんが、家出をして横浜に部屋を借りるようになったのにはカレー店の開店とは別の理由もあります。2年ほど前から、純歌さんは海釣りにハマっています。仲本さんは同行することはなく、一人で海に行っていたのですが、とある男性・A氏と知り合い、デートを重ねる仲になったのです」彼女の周囲には、いつも複数の男性の影があったという。仲本さんは妻の男性関係をどう思っていたのだろうか。Xさんが続ける。「自宅で純歌さんと知り合いの男性が一緒にベッドで寝ているところを、仲本さんが目撃したこともありました。ただ、仲本さんは『しょうがないよ。俺も年だし』などと言って不問に付したのです」2人の関係が変わってしまった理由はほかにもあった。「新型コロナが流行してからの純歌さんの口癖は『おカネがない』でした。お店の売り上げや仲本さんの収入が減ってしまったことに対して、不満を口にするようになったのです」(前出・Xさん)仲本さんの経済状況について、夫妻の別の知人・Yさんに話を聞いた。「仲本さんは2回目の離婚の際、所有していた都内のマンションや地方の別荘といった不動産などを慰謝料として取られ、ほぼ全財産を失ってしまいました。加えて投資詐欺にあってしまい、多額の負債を背負ってしまったとも聞いたことがあります。それでも純歌さんと知り合ったころの仲本さんは、テレビや舞台の収入が月に200万円ほどあったそうです。しかし、コロナの影響で舞台やイベントなど仲本さんの仕事は減っていき、ほぼ無収入になってしまったのです。2人は夫婦といっても籍を入れていませんでしたが、別居は金銭問題が原因なのだと純歌さん本人は話していました」こうして別居にいたった仲本さんと純歌だが、意外にも頻繁に会っていた。前出のXさんが言う。「東京の家を出て横浜で暮らし始めた純歌さんですが、朝7時とかに突然電話で仲本さんを呼び出していましたね。『おいしい魚が入ったから朝ごはん食べに来ない?』なんて日もあれば、『麻雀やりたいから来て!』とか。仲本さんが『純歌が麻雀をやめないから毎日呼び出される』『俺を呼んどいて、夕方になると俺のこと置いて先に帰っちゃうんだよ。参ったよ』とぼやいていたのを聞いたこともあります。純歌さんの趣味は麻雀にパチンコ。それに買い物好きでいつもお金が足りないので、仲本さんに『3万円持ってきてくれない?』などと毎日のように連絡していました」■本誌の取材に“ゴミ屋敷放置”妻は…知人たちの証言によれば、“鬼妻”ともいえる存在だったが、なぜ仲本さんは別れようとしなかったのか。前出のYさんは言う。「私たちが別れるように言っても、いつも純歌さんをかばっていました。仲本さんはこれが3回目の結婚で、もう高齢でした。いま純歌さんを怒らせたら一人になってしまう……という思いがあったのではないでしょうか。仲本さんを励まそうと、2月に食事会が開かれたのですが、仲本さんが店の外で煙草を吸いながらふいに、『この年になってゴミ屋敷に住まわされるなんてなぁ』と嘆いていましたがね」夫婦にしかわからない思いもあるのか。冒頭の“焼き肉密談”について確認するために、本誌は純歌に連絡を取った。「取材は受けていない」と語っていた彼女だが、取材が焼き肉店の会話についてであることを伝えると、答え始めた。――仲本さんの所属事務所への不満を話していましたが?「そりゃいろいろありますよ。でも和解しながら言っているので。(事務所も)一生懸命やってくれましたから」――戒名料の件は?「事務所のほうから渡した金額の範囲でやってもらっていいですか、と頼まれました。(お金をごまかすことは)ないですよ」――A氏のことを「彼氏ができた」と話していたそうですが?「事実じゃないです」男性関係や戒名料に関する疑惑については否定した純歌。彼女は焼き肉店でこうも語っていた。「敵が100人いたって、何億人いたっていいのよ。生きていかなきゃいけないからさ」夫を亡くしながらも、たくましく生きていこうとする妻の姿に、天国の仲本さんは何を思うのか。
2022年10月25日10月18日、交通事故に遭い重傷だと報じられたドリフターズの仲本工事(81)。複数の報道によると、横浜市西区の交差点を歩いて渡ろうとしたところ、73歳の男性が運転する乗用車にはねられたという。仲本は頭を強く打ち、血を流していたといい、搬送時は意識がもうろうとしていたと報じられている。「仲本さんが渡ろうとしていた交差点は、信号機や横断歩道がなく歩行者の横断は禁止されていました。事故当時、仲本さんは1人で歩いていたようで、“仕事に向かう途中だった”との情報もあります。仲本さんは救急車で病院に搬送され手術を受けましたが、予断を許さない状態にあると聞いています」(スポーツ紙記者)そんな仲本だが、事故に遭う5日前には、12年7月に結婚した演歌歌手で妻の純歌(54)との“溝”が報じられたばかりだった。12日に公開された「デイリー新潮」の記事によると、純歌は昨年夏以降にペットの犬や猫とともに仲本を置き去りにして家を出てしまったと報じている。「仲本さんは夫婦で営んでいた都内のスナックの2階にある部屋と1階部分で、ひとり生活を送っていたそうです。店内の床には新聞紙が敷き詰められ、生活用品が散らかっているなど“ゴミ屋敷状態”だったと報じられています。ペットたちの飼育環境も悪く、仲本さんと離れて暮らす娘さんは『衛生面の良くない状態で父が犬や猫の世話をしているのは心配です』と記事内で語っています。また、仲本さんは純歌さん宛に届いた荷物を代金引換で支払い、横浜に暮らす純歌さんの元に届けさせられているとも報じられています」(芸能関係者)■事故現場は妻が営むカレー店と目と鼻の先だった本誌も今年5月に、いち早く仲本と純歌の別居を報じている。15年に居酒屋『仲本家JUNKAの台所』をオープンした仲本夫妻だが、うまくはいかなかったという。当時、仲本の知人は本誌にこう証言している。「しばらくは繁盛していたんですが、だんだんと純歌さんの“暴走”が目立つようになって……。店にカブトムシなどの昆虫食を置いたりして、徐々に客足は遠のき、常連も去っていってしまいました」そして、いつしか純歌は夫をひとり残し、横浜に生活拠点を置くように……。当時、「仲本家」の常連客は本誌の取材に、純歌が昨年末に横浜市内でカレー店を開いたこと、さらには純歌が“店の関係者と一緒に暮らしている”と常連客の間でささやかれていることを証言していた。仲本は本誌の直撃に「(純歌は)横浜でカレー屋さんやっているから、そっちに行ってるよ」と明かしたものの、妻の“家出”については否定しなかった。また、妻がカレー店の関係者と暮らしているという証言があることについて問うと、「そんなことないよ!だって俺、毎日そっちに行ってるんだから」とも話していた。ひとり都内に暮らしながら、献身的に妻が暮らす横浜に通っていたという仲本。事故の全容が明らかになるなか、事故に遭った場所はなんと純歌が営むカレー店の近くだったことも判明した。「事故現場はカレー店からおよそ100メートル離れた場所でした。仲本さんは店がある方角から歩いてきたとみられ、交差点を渡った先には純歌さんが暮らす住居があったそうです」(別のスポーツ紙記者)東スポWEBによると、仲本の事故を受けて取材に応じた純歌は「今のところ心臓も血圧も結構、正常に近い状態なので。あとは本人ががんばってくれることだけを願ってます」と答えたという。妻の“家出先”から目と鼻の先の場所で起きた悲痛な事故。仲本の一刻も早い回復を祈るばかりだ。
2022年10月19日中高時代、反抗期がなかった私多くの若者が反抗期を経験する中高時代、私には反抗期が訪れませんでした。今思えばそれは、親との関係性が緊迫していて、安心して反抗できるような安定と信頼感のあるものでなかったことによると感じます。当時、父と母の関係は良くありませんでした。共働きだったわが家では、母は都内でのフルタイムの仕事から帰ってくると仕事着のまま腕まくりして夕食を作ります。このときの母の機嫌はたいてい悪く、皆が母の機嫌を伺ってビクビクしている状態でした。父は家族に対して冷淡で拒絶的。母はそれに対して常に愛情や絆の確認を求めている感じで、このやり場のない母の愚痴は娘の私に向かいました。私は母の感情のはけ口のようにされていたわけですが、当時母に抱き込まれすぎていた私にはその自覚がありませんでした。「弱々しくてかわいそうなお母さんを私が守ってあげなければ!」と、母のための小さなナースやナイト(騎士)のようになっていたのです。中学生の頃、庭先で母の首を締めようとする悪夢を見ましたが、何かとんでもないものを見てしまったと恐怖した私は、この夢のことを必死に忘れようとしました。私はなんて血も涙もないひどい子なんだと…。親が、成長途中の子どもが安心して反抗できるだけの自立した強さを持っていない。このような状況で、私に反抗期が来るはずがありませんでした。ルーズソックスに茶髪が全盛期だった当時、私はルーズソックスを履くことも髪を脱色することも、母を「クソババア」と罵ることもなく、極めてまじめな優等生として中高生活を終えました。私が「悪い子」になったりしたら母がどれだけ動揺するかと思うと、怖くて何もできなかったのです。大学入学後、世界が広がって… 親への激しい拒絶大学入学後、私は校則の厳しい中高一貫の女子校の環境から解放されて自由な環境に身を置くようになり、一挙に生きる世界が広がりました。恋人もできたりして、ようやく親と学校の勉強以外の世界に居場所を感じるようになると同時に、母の私への執着や束縛を生理的に受け入れられないほど気持ち悪く感じるようになりました。母は、私が大学をさぼった日などは、私をつかまえて半日でも話につきあわせ、陶然とした顔で「ああ、こんな時間がいつまでも続けばいいのに。このまま一生一緒に暮らそうよ」と言うのです… そう言われた瞬間には背中にぞわーっと悪寒が走り、吐き気を覚えました。これからの新しい人生を控えた若い女の子をつかまえて、どれほど異常なことを言っているのか自覚がないんだろうか…。母はだんだん私に対する家庭内ストーカーのようになり、出かけていると今どこにいて誰と何をしているのか、いつ帰るのかと、何十回と電話をかけてくるように。帰ってきたら帰ってきたで家の中で私を追い回して、夜中の2時3時でも話しかけてきます。私は母から逃れたい一心で家出をし、一時期、母からの電話を着信拒否して、当時つきあっていた人の下宿に転がり込んでいたほどでした。「安心して反抗できる関係性」は大事今となっては、私は母に「安心して反抗できる相手」でいてほしかったなあと思います。反抗というのは、「この人はちょっとぐらい攻撃しても崩れないぐらい強い」という信頼、「この人になら甘えを攻撃という形で出していい」という安心がなければ成り立たないものだと私は自らの経験からも思います。反抗期は親にとってはちょっと怖いものでしょうし、程度にもよるとは思うのですが、反抗期が来たらむしろ「私は子どもから信頼され甘えられている、子どもは健全に順調に育っているし、親子の関係性も健全だ」と思って安心してもいいのかもしれません。文/宇樹義子(監修・鈴木先生より)神経発達症の二次障害である反抗挑発症は周囲の無理解や保護者の過干渉からくることが多くみられる傾向がありますが、今回のケースは大学に入学後に母親の過干渉が起因となり、家出までした反抗につながってしまったのでしょう。小学生で少し早い反抗期と心配される親ごさんがいますが、適切な手段を講じないと反抗挑発症という二次障害に陥っている場合が少なくありません。それを放置するとさらに素行症という二次障害へ進展していきます。父親にASD傾向があり家族に対して冷淡、母親にADHD傾向があり父親からDVを受けたり子育てを一切任されたりされている、といったケースをみることがあります。そういう場合、母親がカサンドラ症候群となってうつ状態になっている場合が少なくありません。宇樹さんが、弱弱しく見えたお母さまの気持ちをカウンセリングのように傾聴し、ナイトのように救ってあげたことでお母さまのうつ病への進行を防いだのだと思います。
2022年10月01日みなさんは義実家の方々とは上手く付き合えているでしょうか? 大なり小なり義実家トラブルは皆さん経験があるみたいです…。 今回は実際に募集した義実家トラブルエピソードをご紹介します!給料の25%転職した途端、義母が「給料の25%を家に入れろ」と言い出し、言うことを聞かなくなりました。25%も払えるかと言ったのですが、義母は聞く耳を持たず「いいから入れろ」と言い続けました。あまりにしつこく義母と口論になり、頭にきたので家出をしました。すると義母は反省したのか「もう家にお金を入れないくていいから、戻ってきて」と泣きついてきて…。一件落着しましたが、二度と経験したくない出来事でした。(男性)読者の感想非常識極まりない。戻っても関係性を修復するのは難しいと思う。(匿名)最初に「25%を入れろ」と言われた時に、そのまま従っていたら、ずっと25%を入れなければいけなかったのだろうかと考えると恐ろしいなと思いました。反論して良かったと思います。(匿名)あなたの周りでもこんなこと、ありませんか?こんな義両親と付き合うとなると骨が折れそうですね。せめて旦那さんだけは味方でいて欲しいものです…。以上、義実家トラブル体験談でした。次回の「トラブル体験談エピソード」もお楽しみに♪※こちらは実際に募集したエピソードを記事化しています。"
2022年09月29日【前編】元統一教会信者で、脱会を支援する牧師が語る“ハンカチ売り”の日々と贖罪の気持ちより続く「ここは貧困状態に陥ってしまった人やDV被害者たちをかくまう“シェルター”として使っていた所。もちろん信者や、いわゆる2世が滞在していたこともあります」福島県白河市の住宅街の一角。老朽化し、現在はシェルターとしては使っていないという古い民家の玄関扉をこじ開けるように開いたのは、日本基督教団白河教会の牧師・竹迫之さん(55)。「うわ、しばらく来てないので、蜘蛛の巣が張っちゃってますね」頭上を払うようにしながら、竹迫さんは奥の部屋に進む。そこには建物と同様に、年季の入った書棚がいくつも並んでいた。指先でほこりを拭うようにしながら、竹迫さんは一冊の本を開いてみせた。本の巻頭には背広姿の初老男性の肖像写真。この人物こそが「世界平和統一家庭連合(旧・世界基督教統一神霊協会。以下、旧統一教会)」の創設者・文鮮明氏(’12年没、享年92)だ。■「安倍元首相銃撃事件」容疑者の供述でクローズアップされた「宗教2世問題」7月8日に起きた安倍晋三元首相の銃撃事件を機に、旧統一教会に世間の衆目が再び集まっている。元首相を襲った山上徹也容疑者(41)が動機を語るなか、名前を挙げたのが旧統一教会だった。供述によれば、容疑者の母親は熱心な信者で、およそ1億円を献金し破産、家庭は崩壊してしまう。そして、元首相が旧統一教会とのつながりが深いとの思いから、恨みを募らせ、犯行に及んだという。旧統一教会は’54年、韓国で創設され、’64年には日本でも宗教法人の認可を受けた。’80年代から’90年代になると「先祖の因縁だ、祟りだ」と不安を煽り、壺など高額な品物を売りつける「霊感商法」が社会問題化。さらに、教団がマッチングした男女の集団を一堂に集めて行う「合同結婚式」にも、奇異の目が向けられることに。そして今夏、事件後にクローズアップされたのが、「宗教2世」という存在だった。竹迫さんは言う。「山上容疑者のように自らの意思によらず、生まれや育ちで多くの問題をはらむ宗教組織との関わりを強いられてしまう、それが『宗教2世』です」じつは、竹迫さん自身、10代の終わりに旧統一教会の信者だった経験がある。脱会し、25歳で現職の牧師に就いた。以来30年間、自らの経験をもとに、ずっとカルト問題と対峙してきた。こと、旧統一教会に限っても、3桁を優に超す相談に乗り、多くの信者を脱会に導いた。そして近年。彼が危機感を募らせてきたのが、2世問題だった。「’90年代、大々的に合同結婚式が行われるようになって以降、2世は急増。日本全国に数万人はいるはずです。苦しみを抱えているのは山上容疑者だけではないんです」■「映画を見て人生を勉強するサークル」。実は統一教会のビデオセンターだった竹迫さんは’67年、秋田県に生まれた。『スター・ウォーズ』を見て衝撃を受けて以来、映画に憧れを抱き続け、映画学科のある日本大学藝術学部を受験。その受験当日だった。試験後、池袋に立ち寄ったのが、転機となる。早生まれの竹迫さんは、まだ17歳だった。「駅前で声をかけられました。『自分たちは映画を見て人生の勉強をするサークルです』と」じつはその施設こそが、旧統一教会の「ビデオセンター」だった。「そのときは、そこが宗教の施設だなんてわかりませんでした。ただ、見られるのが『十戒』や『天地創造』など、キリスト教関係の映画ばかり。意味がわからないな、と思っていると、『聖書の知識がないとわからないでしょ、聖書の勉強をしてみない?』と言われて」そこからは、ある種のビデオばかりを見せられるようになった。「聖書の読み方を説いていると言われ、教義の解説ビデオを見続けました。3カ月ぐらいしてからですね、『私たちは統一教会という団体です』と打ち明けられたのは」■ワンボックスカーで寝泊まりしながら北海道を回る秘密のキャラバン隊に参加1浪後、念願の日大藝術学部進学を果たす。しかし、入学と同時に竹迫さんは家出。旧統一教会の施設でほかの信者たちと共同生活を送りながら大学に通った。「そんなことをしていたら、親が心配して連れ戻しに来たんです。すると、組織から『お前の家は反対がきつい、ほとぼりが冷めるまで北海道に行け』と指示されて」ワンボックスカーの荷室で寝泊まりしながら、北海道を回る秘密のキャラバン隊だった。「戸別訪問しハンカチを売るんです。本当は500円ほどのハンカチ3枚セットを3千円で。『売り上げは恵まれない子どもたちの支援に』と噓をついて。完全な詐欺です」竹迫さんはこのキャラバンのさなか転倒。左足首を骨折し、帰京を余儀なくされる。「池袋にあった旧統一教会の病院で治療を受けるはずでした。でも、内部でもハンカチ売りは極秘扱いだったので、その露見を恐れたんでしょうね。『自宅で治してこい』と言われ、帰されたんです」■「スパイは帰れ!」と殴られて。信者になって1年8カ月、19歳で脱会に至った数カ月ぶりに帰宅すると、そこには両親のほか、旧統一教会の内実に明るい人たちが集まっていた。「両親は、脱会させる準備を重ねていた。足を負傷し自由に動けない私は1週間、組織のスキャンダルが書かれた記事や資料を見せられながら、缶詰め状態で説得を受けました」それでも、心は動かなかった。組織から「きつい説得を受けたら『やめる』と噓をついて逃げ出せ」とも教えられていた。「私も『やめる』と言いました。両親から『友達はどうするんだ?』と聞かれてしまって」じつは竹迫さん、高校の同窓生を7人、勧誘していた。「仕方なく『彼らにもやめるよう勧める』と答えると、私を単独で行かせることを不安視した両親が、牧師を同行させた。監視役ですね」松葉杖をつきながら、牧師を伴い、友人宅を回った。「表向きは脱会しても、隠れキリシタンのように信仰を続けようと思っていた。でも、監視役の手前、友人たちにはそうも言えず……」友人のなかには牧師が見せた資料を目にして、ショックを受ける者もいた。彼らは竹迫さんの偽りの説得に、次々と折れていった。「そのうちの1人がビデオセンターに電話してしまった。『竹迫が牧師を連れ説得に来たのでやめます』と。すると、旧統一教会では『竹迫が裏切った』という話になって」本心ではやめるつもりはないのに、家には脅迫まがいの電話が。そこで竹迫さんは、釈明に向かう。「でも、旧統一教会の建物の手前で、信者たちに取り囲まれ、杖を取り上げられ、路地裏に引っ張り込まれて。『スパイは帰れ!』って腹を3回、蹴られました」自身が暴力の標的になって初めて、竹迫さんは、なぜ社会が彼らを危険視するのかを「身をもって知った」のだった。信者となって1年8カ月がたった’86年、竹迫さんは19歳で脱会に至った。■相談に来た家族や、脱会を促されている信者の前で、自分の体験を話すように「本音を言えば、戻りたくても怖くて戻れない、宙ぶらりんな状態でした」大学はすでに中退。鬱々と日々を過ごしていると、くだんの牧師に声をかけられた。「忙しくてかなわない、手伝ってくれないか」彼のもとには、旧統一教会に子どもが入信してしまった親たちが、多数、相談に来ていた。「それで私も、彼がいる所沢の教会に連日出向いて。相談に来た家族や、脱会を促されている信者の前で、自分の体験を、ありのままに話すようになりました」実体験を交えた話を聞いて、脱会を決意する信者が続いた。そこで、改めて竹迫さんは聖書を読んでみようと考えた。多くの人が「旧統一教会は間違っている」と言う。ならば、聖書をきちんと読めば、彼らの言っている意味がわかると思ったのだ。しかし。「旧統一教会風の読み方しか教わっていないので、自力で聖書に向き合っても、『旧統一教会は正しい』としか、読めないんですよ」「聖書に関しては『正しい読み方を教えてほしい』と牧師に頼み込みました。3カ月ほど教会に通ううちに彼から『聖書のことを正しく教えてくれる学校がある』と教わったんです。それが東北学院大学のキリスト教学科でした」竹迫さんは21歳のとき、同学の門をたたく。「半年も学ばないうちにわかりました。旧統一教会が、いかに歪んだ聖書の読み方を教えていたのかが。彼らにはまず目的があり、そのためにキリスト教を悪用していたにすぎない、そう思いましたね」大学を卒業して、竹迫さんは牧師になった。一方、青森時代から、竹迫さんは教壇に立つ機会を持つようにも。「青森ではキリスト教系の高校で聖書の授業を担当し、白河に移ってからは仙台の東北学院大と宮城学院女子大、2つの大学で非常勤講師として、講義をしています」若い学生たちと関わりを持つなかで、竹迫さんの目に留まったのが「宗教2世」という存在だった。「東日本大震災の少し前です。講義で『カルトには気をつけましょう』と話しながら文鮮明夫妻の写真を見せたことがあるんです。『有名なカルト教団の教祖ですよ』と。すると講義後、1人の女子学生が『同じ写真が実家にもあるんです』と打ち明けてきた。それが2世に会った、初めての経験でしたね」■合同結婚式に参加するため就職を断念させられていた高校生におじいさんが助け船をやはり、震災の少し前のこと。ある2世の相談に乗っていた。「両親とも旧統一教会信者という、祝福2世の女子高生でした。美容師になるのが夢で卒業後は就職したいと話していたんですが、両親、とくに父親が熱烈な信者で。『合同結婚式までは、花嫁修業をしろ』と、就職活動を妨害されていた。そんな、何事にも横暴な父親への強い嫌悪感から、彼女は旧統一教会寄りの偏った感覚は持ち合わせていなかったのが、幸いしました」竹迫さんは、卒業と同時に彼女を家出させる計画を練った。「一歩間違うと誘拐罪になる可能性もありましたが、そこは私も覚悟を決めて。ご案内したようなシェルターにかくまうことを考えていた。すると、彼女のおじいさんが助け船を出してくれたんです。彼女は祖父母の家に一時的に身を寄せることができました」その後、両親には所在を伏せたまま、彼女は東京に出て一人暮らしを始める。「上京後も何度か会いました。生活は苦しそうでしたが、晴れやかな顔をしていましたよ。お金の苦労にしても、旧統一教会の中にいてはなかなか身につかない、一般的な経済感覚を学ぶいい機会だったのではないでしょうか」一昨年、竹迫さんのもとに、数年ぶりに彼女から連絡があった。「なんでも、バイト先で出会った男性と結婚し、お子さんも生まれ家庭を築いたと。美容師の夢はかないませんでしたけれど、彼女は一般の人にはごく普通の、しかし、2世にとっては夢のような幸せを、手に入れることができたんです」■脱会を促すことは、2世自体の存在を否定することにもなりかねない。竹迫さんは「2世には、とくに繊細な対応が必要」と語る。「2世自身も信者だった場合、軽々に脱会を促すことは避けます。2世も大きく分けて2種類あって。山上容疑者のように、自分が生まれたのちに親が入信した『信仰2世』と、もう1つは、合同結婚式で結ばれたカップルから生まれる『祝福2世』です。とくに、祝福2世の場合、脱会を促すことは団体を否定することを意味し、それは、2世自身の存在を否定することになりかねないからです」竹迫さんは「祝福2世の脱会は、言葉も習慣もわからない海外の街に放り出されるようなもの」とも。「自らが入信した、いわば1世は、脱会後は元々の自分に戻ればいい。でも、祝福2世には戻る自己がないんです。だから、祝福2世が絡む脱会支援の相談を受けたときは、祖父母にあたる人に必ず伝えます。『いままで以上にその家に介入し、お孫さんと良好な関係を築いてください』と。いざというとき、おじいちゃん、おばあちゃんに外の社会での受け皿に、2世たちの逃げ場所になってほしいからです」
2022年09月04日「ここは貧困状態に陥ってしまった人やDV被害者たちをかくまう“シェルター”として使っていた所。もちろん信者や、いわゆる2世が滞在していたこともあります」福島県白河市の住宅街の一角。老朽化し、現在はシェルターとしては使っていないという古い民家の玄関扉をこじ開けるように開いたのは、日本基督教団白河教会の牧師・竹迫之さん(55)。7月8日に起きた安倍晋三元首相の銃撃事件を機に、「世界平和統一家庭連合(旧・世界基督教統一神霊協会。以下、旧統一教会)」に世間の衆目が再び集まっている。元首相を襲った山上徹也容疑者(41)が動機を語るなか、名前を挙げたのが旧統一教会だった。供述によれば、容疑者の母親は熱心な信者で、およそ1億円を献金し破産、家庭は崩壊してしまう。そして、元首相が旧統一教会とのつながりが深いとの思いから、恨みを募らせ、犯行に及んだという。旧統一教会は’54年、韓国で創設され、’64年には日本でも宗教法人の認可を受けた。’80年代から’90年代になると「先祖の因縁だ、祟りだ」と不安を煽り、壺など高額な品物を売りつける「霊感商法」が社会問題化。さらに、教団がマッチングした男女の集団を一堂に集めて行う「合同結婚式」にも、奇異の目が向けられることに。じつは、竹迫さん自身、10代の終わりに旧統一教会の信者だった経験がある。脱会し、25歳で現職の牧師に就いた。以来30年間、自らの経験をもとに、ずっとカルト問題と対峙してきた。こと、旧統一教会に限っても、3桁を優に超す相談に乗り、多くの信者を脱会に導いた。■「映画が見放題」誘われて入ったサークルが統一教会の「ビデオセンター」だった竹迫さんは’67年、秋田県に生まれた。「小学校4年生のとき『スター・ウォーズ』を見て衝撃を受けて。以来、『僕も映画を撮りたい』、そんな思いに取りつかれてました」憧れを抱き続け、映画学科のある日本大学藝術学部を受験。まさに、その受験当日だった。試験後、池袋に立ち寄ったのが、転機となる。早生まれの竹迫さんは、まだ17歳だった。「駅前で声をかけられました。『自分たちは映画を見て人生の勉強をするサークルです』と」いかがわしいと思った。しかし「月会費2千500円で、映画のビデオが見放題」という誘い文句に心が揺れた。「レンタルビデオを借りるより得なんじゃないかって。後日、自分から訪ねていきました」じつはその施設こそが、旧統一教会の「ビデオセンター」だった。「そのときは、そこが宗教の施設だなんてわかりませんでした。ただ、見られるのが『十戒』や『天地創造』など、キリスト教関係の映画ばかり。意味がわからないな、と思っていると、『聖書の知識がないとわからないでしょ、聖書の勉強をしてみない?』と言われて」そこからは、ある種のビデオばかりを見せられるようになった。「聖書の読み方を説いていると言われ、教義の解説ビデオを見続けました。3カ月ぐらいしてからですね、『私たちは統一教会という団体です』と打ち明けられたのは」1泊2日の合宿にも参加した。「合宿中『神様はいます、メシアは実在します』と教えられ、メシアとはいったい誰なのか、知りたくなりました。やがて、それが文鮮明という人だと教えられるころには『メシアの下僕として働きたい』と思うようになっていました」1浪後、念願の日大藝術学部進学を果たす。しかし、入学と同時に竹迫さんは家出。旧統一教会の施設でほかの信者たちと共同生活を送りながら大学に通った。「そんなことをしていたら、親が心配して連れ戻しに来たんです。すると、組織から『お前の家は反対がきつい、ほとぼりが冷めるまで北海道に行け』と指示されて」それは、ワンボックスカーの荷室で寝泊まりしながら、北海道を回る秘密のキャラバン隊だった。■売り上げは子どもたち支援にと嘘をつき500円ほどのハンカチ3枚セットを3千円で販売「戸別訪問しハンカチを売るんです。本当は500円ほどのハンカチ3枚セットを3千円で。『売り上げは恵まれない子どもたちの支援に』と噓をついて。完全な詐欺です」ところが、竹迫さんはキャラバンのさなか転倒。左足首を骨折し、帰京を余儀なくされる。「池袋にあった旧統一教会の病院で治療を受けるはずでした。でも、内部でもハンカチ売りは極秘扱いだったので、その露見を恐れたんでしょうね。『自宅で治してこい』と言われ、帰されたんです」数カ月ぶりに帰宅すると、両親のほか、旧統一教会の内実に明るい人たちが集まっていた。「家出している間に両親は、脱会させる準備を重ねていた。足を負傷し自由に動けない私は1週間、組織のスキャンダルが書かれた記事や資料を見せられながら、缶詰め状態で説得を受けました」それでも、心は動かなかった。「スキャンダルを見せつけられても『だから何?』と。世界を救うには、時に違法行為だって必要だろ、ぐらいの気持ちでした」■「やめる」と噓をついて教団に戻るつもりが“スパイ扱い”されて、暴力を受けた組織から「きつい説得を受けたら『やめる』と噓をついて逃げ出せ」とも教えられていた。「私も『やめる』と言いました。両親から『友達はどうするんだ?』と聞かれてしまって」じつは竹迫さん、高校の同窓生を7人、勧誘していた。「仕方なく『彼らにもやめるよう勧める』と答えると、私を単独で行かせることを不安視した両親が、牧師を同行させた。監視役ですね」松葉杖をつきながら、牧師を伴い、友人宅を回った。「表向きは脱会しても、隠れキリシタンのように信仰を続けようと思っていた。でも、監視役の手前、友人たちにはそうも言えず……」友人のなかには牧師が見せた資料を目にして、ショックを受ける者もいた。彼らは竹迫さんの偽りの説得に、次々と折れていった。「そのうちの1人がビデオセンターに電話してしまった。『竹迫が牧師を連れ説得に来たのでやめます』と。すると、旧統一教会では『竹迫が裏切った』という話になって」本心ではやめるつもりはないのに、家には脅迫まがいの電話が。そこで竹迫さんは、釈明に向かう。「でも、旧統一教会の建物の手前で、信者たちに取り囲まれ、杖を取り上げられ、路地裏に引っ張り込まれて。『スパイは帰れ!』って腹を3回、蹴られました」自身が暴力の標的になって初めて、竹迫さんは、なぜ社会が彼らを危険視するのかを「身をもって知った」のだった。信者となって1年8カ月がたった’86年、竹迫さんは19歳で脱会に至った。■大学で聖書を学ぶと、旧統一教会がいかに歪んだ聖書の読み方を教えていたのか分かった。大学は中退。鬱々と日々を過ごしていると、くだんの牧師に声をかけられた。「忙しくてかなわない、手伝ってくれないか」彼のもとには、旧統一教会に子どもが入信してしまった親たちが、多数、相談に来ていた。「それで私も、彼がいる所沢の教会に連日出向いて。相談に来た家族や、脱会を促されている信者の前で、自分の体験を、ありのままに話すようになりました」実体験を交えた話を聞いて、脱会を決意する信者が続いた。「これで、自分は裏切り者になったんだなと。もう、絶対に戻れないと確信しました」そこで、改めて竹迫さんは聖書を読んでみようと考えた。多くの人が「旧統一教会は間違っている」と言う。ならば、聖書をきちんと読めば、彼らの言っている意味がわかると思ったのだ。しかし、旧統一教会では、聖書を独自の解釈で読んでいたという。自分たちを正当化するように、都合よく、かいつまむようにして。「聖書について『正しい読み方を教えてほしい』と牧師に頼み込みました。3カ月ほど教会に通ううちに彼から『聖書のことを正しく教えてくれる学校がある』と教わったんです。それが東北学院大学のキリスト教学科でした」竹迫さんは21歳のとき、同学の門をたたく。「半年も学ばないうちに彼らにはまず目的があり、そのためにキリスト教を悪用していたにすぎない、そう思いましたね」大学を卒業して、竹迫さんは牧師になった。■本人を人間として尊重してあげれば、信者は自主的にやめていくことに気がついた「最初の青森の教会で10年、その後、白河に移って今年でちょうど20年です。牧師になって以降、旧統一教会関連の相談はさらに増えました。でも青森時代、脱会支援はあまりうまくいきませんでした」竹迫さんによれば、当時は脱会を促すため、信者を半ば監禁状態において、こんこんと説得を続けるという手法が主流だったという。「でも、旧統一教会側も事前に予防線を張るようになって。だんだん、説得に要する時間が長くなっていった。いくら家族主導だからって、半年近くも監禁して逆洗脳みたいなことをするなんて、人道的にも許されませんしね」白河教会に赴任後も、相談は相次いだ。そして、ちょうどそのころ、竹迫さんは、信者を脱会に導く手応えをつかんだという。「白河に来て以降は直接対面せず、家族に『こんな話をしてみて』と指示を出して、リモート的に関わるようにしていったんです。すると、あるころからやめる信者が増えてきて。そこで気がついたんです。やめさせようとするよりも、まずは本人を人間として尊重してあげること。家族間の正しい関係性を築くことができれば、あとは本人が自主的にやめるということが、だんだんわかってきたんです」なかには長い歳月をかけ、脱会に結びつけた信者もいたという。「まず、家族と本人のコミュニケーションを増やすよう促しました。数年後には信者本人も、家族に心を開くように。彼は転職を繰り返していて、就いた仕事が3カ月と続かなかった。そこで私は彼の家族に『いつ仕事を辞めてもいいよ』『たとえ仕事がなくても、あなたは、あなたなんだよ』という言葉をかけてくださいと、話しました」果たして、最初の相談から7年後、彼は自力で旧統一教会を脱会。いまは社会福祉士として障害者施設で仕事に従事しているという。■竹迫さんはかってハンカチを売った家々を捜し歩いたこともあるという「じつは2年ほど前、大動脈解離という病気になりまして。発症時点ですでに危なかったらしいのですが、手術中にも6分間、心臓が停止していたと。つまり私は、2度ほど天国に行きかけたわけで。そんな経験をしたからか、先のことは、あまり考えなくなりました」旧統一教会を離れてからの10年間は、不眠にも悩まされていたという。そして、いまも薬の手放せない生活が続いているようだ。「朝はどうにも、薬の影響なのか、ぼーっとしてしまう」教会の通常の仕事だけでも多忙なうえ、竹迫さんは、信者やその家族、そして2世たちの支援活動を精力的に続けている。相談の電話が深夜に及ぶことも、決して珍しくはない。心身とも満身創痍の状態で、そこまでできるのはなぜなのか。「信者や2世と関わっているほうが、むしろ気持ちは楽なんです」竹迫さんは、かつて自分がハンカチを売った家々を、捜し歩いたことがあるという。「当時は、その日に回る場所だけを切り取った地図のコピーを渡されたので。自分が北海道のどこにいるのか、さっぱりわからなかった。ただ、地図に五角形のなにかがあったのを覚えていて。後々、あれは五稜郭だったんだと気づいたんです。それで、何度か函館まで足を運んで、かつて自分が騙してしまった人たちを捜しましたが……、結局、一軒も捜し当てられませんでした」竹迫さんは贖罪の気持ちがあるからこそ、支援の手を緩めようとは、決してしないのだ。「だけど、自分が実際に迷惑をかけた人とは違う人たちを、いまは支援しているわけです。自分が騙した人がどこかにいる、その事実は動かないことも理解しています。それでも、やらずにはいられない、というのが正直な気持ちなんです」【後編】元信者で脱会支援する牧師「統一教会2世は、親を否定すると自分はいなくなる」へ続く
2022年09月04日『シン・ゴジラ』や「SP」シリーズで注目を集めた個性派俳優の松尾諭が自らの波瀾万丈なサクセスストーリーを描いたエッセイを、仲野太賀主演でドラマ化した「拾われた男」。ついに最終回の配信を迎え、Disney+(ディズニープラス)「スター」にて全10話が見放題配信に。これから一気見も可能となる中、本作の全10話のストーリーを一挙にふり返ってみた。本作は、仲野さん演じる売れない役者・“松戸諭”が自販機の下に落ちていた1枚の航空券を拾うところから始まるストーリー。SNS上では「最初から最後まで最高のドラマだった」「極上のドラマだった。主役のお二人をはじめ俳優陣が本当に素晴らしいし、セリフにもリアリティーがあって感情移入しっぱなしの全10話」「今期で一番面白い」「何年かに一本、抱きしめたくなるほど、愛おしいドラマに出会うんだけど、これもその一本に、てかベストに入るドラマになりましたわ」など熱い反響が続いている。第1話「俳優になりたい」という夢はあるが、ツテなし金なしの松戸諭。故郷の兵庫・西宮を離れ、幼なじみ・杉田(大東駿介)を頼って東京・表参道のアパートに転がり込む。ある日、自動販売機の下で航空券を拾う。その持ち主はモデル事務所社長・山村(薬師丸ひろ子)だった。図々しさと昭和顔が良いと山村に拾われ、彼の俳優人生が突如動き出す!そんな中、兄・武志(草彅剛)もアメリカに旅立ったという知らせが…。第2話レンタルビデオ店でアルバイトを始めた諭は、妙に自分を褒めてくれる同僚の田畑(松本穂香)に恋をする。田畑はホラー映画好きということを聞きつけ、諭は大して興味のないホラー映画を頻繁に借りて田畑との距離を詰め、告白に至るも保留とされてしまう。一方、肝心の俳優業ではオーディションに落ち続ける。そんな折、諭は先輩俳優の林(水澤紳吾)の伝手で、戦争映画に出演することに。敗走する兵士の役を無我夢中で演じ、自分のカットが映画で上映されるのを感慨深く見る諭。しかし、林はワンカットも映っていなかった。諭は役者の厳しさを知る。そして、田畑の返事を得るために、彼女に会いに行くが…。第3話諭は、同じ事務所の看板女優・井川遥(井川遥)の運転手となる。“癒し系”のアイコンとして人気を博していた井川が、実はプロレスをこよなく愛する“白熱系”であること、虚実の狭間で思い悩みながら仕事をしていることを知る諭。諭は、そんな井川を持ち前の明るさで支えていた。諭の運転する車では、アルバイト先の同僚・杉浦(田辺桃子)がセレクトした音楽がいつも流れていた。杉浦は諭に恋心を抱いており、井川との仲を羨ましく思っていた。惚れっぽい諭は、杉浦にも好意を抱いていたが、数々の過去の失恋を繰り返したくないとの思いから、杉浦の好意を裏切ってしまう。第4話諭は、アルバイト先に新しく入った比嘉結(伊藤沙莉)の指導をするまでになっていた。諭は、結に対してそれまでの同僚女性とは違った不思議な感情を抱いていた。ある日、結のアパートを訪れた諭は、結が彼氏から暴力を受けているのではという疑念を抱く。そして、諭は、次第に自分の結への恋心を自覚し始めていた。諭は、彼氏から“間男”と勘違いされ、一触即発の空気となるが…。第5話祖母の晴子(末成映薫)を見舞うため、結を初めて連れて帰郷した諭。父親(風間杜夫)には長らく音信不通の兄・武志(草彅剛)に連絡を取るよう押し付けられ、幼なじみからは結婚を促される。プレッシャーを抱えて帰京するが、肝心の役者の仕事が受からない。自暴自棄になる諭に、結から強烈な喝が!その頃、マネージャー日立(鈴木杏)が諭の人生を変える仕事を運び込む。第6話大役でドラマ出演を果たした諭は、京都での時代劇撮影が終わったら結にプロポーズしようと決めていた。だが、役にのめり込むうちに相手役の女優(佐藤めぐみ)に恋心が。馬鹿正直にその気持ちを吐露した諭は、結を大激怒させてしまい、2人の婚姻届提出はすったもんだの展開に。数年後、覚悟を持って夫婦となった2人の元に、アメリカから驚きの電話がかかってくる…。第7話「脳卒中で倒れた」と兄・武志の暮らす米国・ミシガンの友人・ウッディからの電話に、諭はもちろん、兄の事情をよく知らなかった結も事務所メンバーも驚く。兄に「縁を切る」と宣言していた諭だったが、兄の救助を懇願する両親のためにも、事務所に再び借金し、人生初のアメリカへ飛ぶ。到着したカラマズーの空港で兄の親友のウッディと出会い、彼の英語のマシンガントークに戸惑いながら到着したのは兄のいる病院。15年以上ぶりに再開を果たす。すっかり病人となっている兄はパスポートもビザも失効している不法滞在だった。入院治療費は膨大な請求がくると分かり、諭は感動より困惑や怒りの感情が湧く。そして、諭は武志が倒れたとき、一緒にいたという謎の女性・エイドリアンと出会う。第8話兄・武志と長年一緒にいたエイドリアンから、諭は15年間兄がどう暮らしていたのかを聞かされる。祖母が「小遣い」としてくれた100万円を不幸にも落としてしまったことで罪悪感に苛まれ、アメリカ滞在の保証を失ってしまった武志は、エイドリアンに紹介されたレストランで働き始めた。日本の閉塞感が嫌だった彼は、多様な人種の仲間たちに愛される環境を愛し、昔、故郷で散々食べていた太巻きを周りに教えるなどしていた。そんな時の流れの中で、女優の夢破れ、行きずりの男の妊娠をしたエイドリアン。幼い息子のショーンを育てる自信がない彼女を、武志は支える決意をしたのだった。そのころ、15年ぶりの息子をどう迎えるべきか、父・平造は戸惑いを隠せず、兄を待ち望む母・きく(石野真子)と大げんかをしてしまう。第9話諭が次回作『シン・ゴジラ』の台詞練習に励んでいた矢先、突如目の前に父・平造が現れる。兵庫・西宮の実家で喧嘩し、家出した母・きくが諭のもとにいるのではないかと推測してやってきた。結に促され、諭は父を家に泊めさせる。平造は諭と酒を飲み交わし、兄・武志が日本を出た理由である古い親子喧嘩を話し出す。短い家出を終え、きくの元に返る父の背中に、息子の無事の帰還を願う親の心を感じ、諭は兄を連れ戻すべく、二度目の渡米を迎える。再会した兄は鬼の形相でリハビリに励んでいた。倒れる直前、武志はいじめられっ子のショーンに自信をつけさせるべく、かつて野球選手だったと大嘘をつき、ショーンの誕生日に「100マイルの剛速球を投げるからお前が打て」と宣言していたことが発覚する。第10話父・平造が託した魔球を手に、兄・武に“扮した”マスク姿の諭はショーンの前で豪快な一球を投げる。そして驚きに輪をかけて、ショーンが力強く球を打つ。兄の無茶苦茶な嘘を諭、ウッディ、エイドリアンが現実のものに仕立てたことで、ショーンは武志に感動と感謝を伝える。武志は様々な友人の協力のおかげで、皆に見守られながら救急車に乗り、15年間暮らしたアメリカの街を離れる。諭は兄が確かに築いてきた“アメリカの家族”を心に刻み、武志はもう二度と戻れない街をずっと見つめる…。日本に降り立ち、ついに再会する両親と武志はお互いに謝りながら強く抱き合う。失った親子の時間を取り戻すように兄は父母のもとで治療を続ける。だが数か月後、俳優の仕事で多忙な日々を送っていた諭のもとに驚くべき知らせが舞い込む――。売れない役者だった諭が、航空券を“拾い”、“拾われた”ことから繋がり始めたたくさんの人々との“縁”。芸能界で大活躍している“本人役”キャストや小ネタに、これは実話なのか、フィクションなのか、と思いながら楽しめる笑いあり涙ありのヒューマンドラマとなっている。「拾われた男」はディズニープラス「スター」にて見放題独占配信中。(text:cinemacafe.net)
2022年09月02日仕事と自分にしか興味がなく、家でも家事や育児は妻任せの夫を見限り、娘を連れて実家へ戻った妻。すると夫が突然実家へやってきて、これまで妻を傷つけていたことを涙ながらに謝罪した。しかし妻が許せなかったのは自分への態度ではなく、夫が娘に関心がなかったことだった。これまで積み重ねていた不満をすべて打ち明けた妻。そして、家出を決意する決定打となった、家出当日のことを夫へ聞いた。 「カズ君、私たちが出て行った日、何の日だったか覚えてる?」 「あの日は……結の誕生日だっ……!」 夫はずっと、どうして妻が家出したのかわからなかった。でも、この質問でようやく自分の過ちに気づいた。 妻が家出した日は「結の誕生日」だった。 夫が自分のことを見下していても、家事をどれだけ頑張っても感謝すらされなかったことも、我慢できた。自分のことはいい。 でも、娘のことは、耐えられなかった。 「少しでもいいから、結のことを見てほしかった……せめて誕生日くらい、気にかけてほしかった」 娘の初めての誕生日すら忘れて飲みに行ってしまうような父親なんて……。 ずっと受け入れられなかった「夫は娘へ愛情も関心もない」という現実を思い知り、家を出た妻。 「離れてみて、ようやく決心がついたよ」 妻が夫に告げた、決心とは……!? 著者:マンガ家・イラストレーター ちなきち
2022年08月28日仕事と自分にしか興味がなく、家でも家事や育児は妻任せの夫を見限り、娘を連れて実家へ戻った妻。すると夫が突然実家へやってきて、「一番大事な人を傷つけてた。本当にごめんなさい!」とこれまでのことを涙ながらに謝罪した。しかし妻が許せなかったのは、自分への態度ではなく、娘への関心がなかったことだった。 娘が泣いたらイライラしながら「泣き止ませて」と言うだけ。自分から泣き止ませようとすることはなかった。 娘が突然吐いてしまって大変だったときも、夫は無言で背を向け寝続けた。 おむつは替えないし、タバコは吸いだすし、娘の話をしてもろくに聞きもせずスマホをいじってばっかり。 休日に家族の予定が入っていても、職場の人や友達との人間関係が優先。 これまで積み重ねていた不満をすべて打ち明けた妻。夫の反応は……?! 妻の質問にやっと自らの過ちに気づいた夫。 「カズ君、私たちが出て行った日、何の日だったか覚えてる?」 この妻の言葉で初めて、妻たちが家出した日、「今日は早く帰って来てね」と言われていたことを思い出した夫。 「あの日は……結の誕生日だっ……!」 なぜ妻が家出したのかわからないと思っていた。でも、ようやく自分の過ちに気づいた夫は……?! 著者:マンガ家・イラストレーター ちなきち
2022年08月27日仕事と自分にしか興味がなく、家でも家事や育児は妻任せの夫を見限り、ついに妻は娘を連れて実家へ戻った。家出したあと一度も返信しないままでいると、夫が突然実家へやってきた! そして、これまでの自分の心情を話し始めた。妻が妊娠し仕事をやめたあと、仕事に没頭するあまり、自分のことしか考えられなくなっていた。しかし、上司から怒られることが増え「家でも頭を下げたら、自尊心が地の底に落ちてしまいそうで怖かった」と、当時妻へ謝れなかった理由を告げた。 実母に「可愛くない子」「愛想がない」など否定され続け、自尊心が低く、自分に自信がないと言っていた妻。そんな彼女を見下し、嫌がることをしていた。自分が優位に立ったつもりになっていたと、夫は涙を流しながら謝罪した。 「違う! そんなことじゃない! 結のことだけは耐えられなかった! 結はカズ君の視界に入ってた?!」 妻は自分への態度ではなく、許せなかったのは「娘のこと」だと言う。 妻が夫に伝えた「許せなかった理由」とは? 妊娠中から、仕事を言い訳にしてお腹の赤ちゃんのことを知ろうとしなかった。 里帰り中、何度誘っても会いに来なかった。 生まれたあともお世話をしようとしなかった。 でも、私の機嫌を取るために中途半端にやろうとして……。 「カズ君にとって結は、私の機嫌をとるためのツールだったんでしょ?!」 近所のスーパーや公園では、いつもお世話をしているように振る舞って…… 「あなたはずっと結を"自己肯定感を高める道具"にしてたの!」 思いもよらなかった妻の言葉に、夫は……!? 著者:マンガ家・イラストレーター ちなきち
2022年08月22日「初恋の悪魔」第6話が8月20日放送。星砂のもう1人の人格“ヘビ女”に「この星砂が星砂なのかもな…」「安易に消えろなんて思えなくなる」などの声が続出。さらに6話の展開に「怒涛すぎて頭が全然ついていかない」といった投稿も多数寄せられている。停職処分を受けていたが刑事に復帰した鹿浜鈴之介を林遣都が演じ、刑事だった兄が3年前殉職した総務課の馬淵悠日に仲野太賀。“もう1人の人格”を持つ生活安全課の摘木星砂に松岡茉優。新人刑事の服部渚に想いを寄せている会計課の小鳥琉夏に柄本佑。今は小説家だが元弁護士で、5年前に起きた少年殺害事件の謎を追い続けている森園真澄に安田顕。悠日の兄・朝陽の殉職は他殺だと考えている署長の雪松鳴人に伊藤英明。新人刑事の服部渚に佐久間由衣といったキャストが出演する本作。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。鈴之介と“ヘビ女”となった星砂が東京で出会う。星砂は鈴之介のことをまるで知らない様子で、星砂は鈴之介を自分が寝泊まりしているネットカフェに連れて行く。その後鈴之介はネットカフェから立ち去り、翌朝になると星砂はいつもの彼女に戻っていた。悠日の家に戻った星砂は帰宅した悠日に、最初に別の人格と入れ替わったのは15歳の頃で、家出先で記憶を失い、気づけば長い期間が経っていて、手に間庭製作所という社名と電話番号が書かれたメモを持っていたと話し出す。その後悠日の部屋のカーテンを変えているときに星砂は再び“ヘビ女”と入れ替わり、入れ替わった星砂は鈴之介のもとを訪ね、そこで“ヘビ女”としての彼女の記憶を語り始める…というのが今回のストーリー。“ヘビ女”と呼ばれる方の星砂は、家出した先で淡野リサ(満島ひかり)に助けてもらい、同じような境遇の少女たちと彼女の部屋で生活していたが、リサを助けるためのお金を受け取りに行く途中で記憶がなくなってしまったという。それから7年後に目覚めると少年課の刑事になっていて、リサが殺人容疑で指名手配されていることを知る。リサの事件を担当していたのが朝陽で、リサと逃げるつもりだった星砂だが、朝陽が放った流れ弾を受け負傷。そこでまた記憶を失ったという…。星砂のもう1人の人格“ヘビ女”の視点で語られた彼女の過去とこれまで明かされてこなかった出来事…。視聴者からは「視聴者的にはずっと刑事の星砂を見てたからヘビ女を恐れていたのに、ヘビ女にも人生があって...」「今までヘビ女はやべえって印象を持ってたのにこんな過去を全部聞かされたら安易に消えろなんて思えなくなるだろうが…」などの声が続出。「この星砂が星砂なのかもな…」など、“ヘビ女”のほうが本来の星砂なのではとするコメントも。さらに今回、森園が追っている2017年の少年殺人事件と、リサが犯人だとされる2019年の事件の手口が酷似していることも判明。これまで別々に進行していたエピソードが繋がっていることが示唆された。「繋がった。「リサ」も「朝陽」も殺された少年も、そして銃創の理由も」「うわ~~色々繋がってきたぞ~~~!!!!!!!!」などの反応とともに、6話に詰め込まれた情報量に「展開怒涛すぎてずっと口開いてた……」「今週怒涛すぎて頭が全然ついていかない」「もう怒涛の展開すぎて気になること膨大」といった投稿も多数寄せられている。【第7話あらすじ】6話のラストで映された男性の遺体のような足元は、森園が追う事件とリサが逮捕された事件と似ていて…第7話は衝撃の急展開!「初恋の悪魔」は毎週土曜22:00~日本テレビ系にて放送中。第7話は9月3日(土)放送。(笠緒)
2022年08月21日有村架純と中村倫也が演じる“石羽コンビ”が、身近な珍トラブルに挑むリーガルエンターテインメンドラマ「石子と羽男-そんなコトで訴えます?-」が放送中。この度、8月26日(金)放送の第7話に小林星蘭と片岡凜がゲスト出演することが分かった。第7話は、石子と羽男がキッチンカーを破損させた人物を捜してほしいという依頼を受けやってきた、居場所を求める若者たちが集まる繁華街で、ある少女たちと出会う。小林さんが演じるのは、そこで石子と羽男が話を聞こうとする家出少女・東美冬。今回のオファーに「すごく驚きましたし、すごくうれしかったです」と喜んだ小林さんは、「美冬は地雷系のお洋服を着るのですが、今まで着たことがなかったのでちょっとワクワクしました。家出少女という設定なのですが、彼女の一人で決断していくところは自分にもちょっと似ているなと思いました。セリフ自体は決して多くないですが、心に秘めているものがすごく大きいんだろうなと、そういう面でも共感するところがありました。美冬は言えないことが多いので、ぜひ放送を見て楽しんでいただけたらと思います!」と役柄について語っている。また、同じく繁華街に集まり、美冬とひょんなことから意気投合し、行動を共にする川瀬ひな役で、片岡凜がドラマデビュー。昨春に開設したTikTokとInstagramが注目され、昨年末に芸能事務所に所属したばかりの片岡さんは、コミック誌の表紙やアーティストのMVへの出演経験はあるものの、ドラマへの出演は今回が初めて。「初めての地上波のドラマということでうれしくて、この役でいろんな方に私の名前を知っていただけるように、100%の気持ちで臨みたいと思いました」とコメントしている。第7話は、石子と羽男が2人に出会ったことで、思わぬ方向にストーリーが展開していく。「石子と羽男-そんなコトで訴えます?-」は毎週金曜日22時~TBSにて放送中。(cinemacafe.net)
2022年08月20日長女を出産したころ、夫は仕事で帰りが遅く、私はいつもひとりで家事や育児をこなす日々を過ごしていました。ワンオペ育児に不満がたまる中、長女が生後10カ月のときに職場復帰。家事や育児にフルタイム勤務が加わり、私はストレスがたまる一方で…… ワンオペ育児に不満がたまる日々ワンオペ育児に不満がたまる中、私は夕飯づくりに時間がかかりイライラ。その横でのんびりしながら「何をそんなにイライラしてるの?」と言う夫の言葉にさらにイライラが増し、「代わりに食事くらい作ってよ! 私は家政婦じゃないし!」と言い残し、家を飛び出してしまいました。 人生最初で最後のプチ家出衝動的にバッグだけ持って家を飛び出し、行くあてもなく車に乗ってドライブ。何となく近所の高台にある公園に行き、自動販売機で買ったコーヒーを飲みながら夜風にあたって冷静さを取り戻しました。不満がたまっていたとはいえ、当たってしまったことや、いくら夫がいても子どもを置いてきてしまったことなどを反省……。 家を出てから2時間ぐらいたったので家に帰りました。これが私にとって、人生最初で最後になるであろうプチ家出です。家に帰ってみると作りかけの食事はそのままでしたが、夫は長女に離乳食のストックをあげてお風呂に入れてくれていました。 話し合いで家事・育児を分担長女を寝かしつけたあと、きちんと夫婦で話し合いをしました。仕事から帰ってひとりで長女の相手をしながら食事を作って食べさせ、お風呂に入れて寝かしつけ。食事の片づけに洗濯物にと、ワンオペ育児に疲れていたこと、それが当たり前だと思っている夫にイライラが募っていたことなど伝えました。 夫は、「短時間でもひとりで家事や育児をしてみて大変だった。いつもひとりで全部させて申し訳ない」と言ってくれました。とはいえ、仕事が終わって帰る時間が遅いことは変わらないので、食事の片づけや洗濯物をたたむなど急いでしなくてもいい家事を分担することに。これが夫がイクメンになる1つのきっかけとなった1日でした。 その後は、家事や育児を一緒にしてくれるイクメンになった夫。料理だけは苦手で滅多にしてくれませんが、アイロンがけや掃除機をかけてくれるなど頼もしい存在です。不満をためて爆発してしまうより、夫婦で話し合って協力体制を作ることが大切だと実感しました。 イラストレーター/さくら監修/助産師 松田玲子著者:小林更紗中1・小4・2歳の三姉妹の母。通関士資格保有。長女が小学生になるタイミングで、勤めていた通関業者を退職。自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。
2022年08月12日長女を出産したころ、夫は仕事で帰りが遅く、私はいつもひとりで家事や育児をこなす日々を過ごしていました。ワンオペ育児に不満がたまる中、長女が生後10カ月のときに職場復帰。家事や育児にフルタイム勤務が加わり、私はストレスがたまる一方で…… ワンオペ育児に不満がたまる日々ワンオペ育児に不満がたまる中、私は夕飯づくりに時間がかかりイライラ。その横でのんびりしながら「何をそんなにイライラしてるの?」と言う夫の言葉にさらにイライラが増し、「代わりに食事くらい作ってよ! 私は家政婦じゃないし!」と言い残し、家を飛び出してしまいました。 人生最初で最後のプチ家出衝動的にバッグだけ持って家を飛び出し、行くあてもなく車に乗ってドライブ。何となく近所の高台にある公園に行き、自動販売機で買ったコーヒーを飲みながら夜風にあたって冷静さを取り戻しました。不満がたまっていたとはいえ、当たってしまったことや、いくら夫がいても子どもを置いてきてしまったことなどを反省……。 家を出てから2時間ぐらいたったので家に帰りました。これが私にとって、人生最初で最後になるであろうプチ家出です。家に帰ってみると作りかけの食事はそのままでしたが、夫は長女に離乳食のストックをあげてお風呂に入れてくれていました。 話し合いで家事・育児を分担長女を寝かしつけたあと、きちんと夫婦で話し合いをしました。仕事から帰ってひとりで長女の相手をしながら食事を作って食べさせ、お風呂に入れて寝かしつけ。食事の片づけに洗濯物にと、ワンオペ育児に疲れていたこと、それが当たり前だと思っている夫にイライラが募っていたことなど伝えました。 夫は、「短時間でもひとりで家事や育児をしてみて大変だった。いつもひとりで全部させて申し訳ない」と言ってくれました。とはいえ、仕事が終わって帰る時間が遅いことは変わらないので、食事の片づけや洗濯物をたたむなど急いでしなくてもいい家事を分担することに。これが夫がイクメンになる1つのきっかけとなった1日でした。 その後は、家事や育児を一緒にしてくれるイクメンになった夫。料理だけは苦手で滅多にしてくれませんが、アイロンがけや掃除機をかけてくれるなど頼もしい存在です。不満をためて爆発してしまうより、夫婦で話し合って協力体制を作ることが大切だと実感しました。 イラストレーター/さくら監修/助産師 松田玲子著者:小林更紗中1・小4・2歳の三姉妹の母。通関士資格保有。長女が小学生になるタイミングで、勤めていた通関業者を退職。自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。
2022年08月12日仕事と自分にしか興味がなく、家でも家事や育児は妻任せの夫。「夫にストレスが溜まると娘に危害がある」と考えた妻は、夫のストレスが溜まらないよう「自分が我慢する生活」を選択し、家事を完ぺきにこなして、育児も一人で全部頑張っていた。しかし、夫が娘の1歳の誕生日よりも飲み会を優先したことで、日々積み重なっていた我慢も限界に! 妻は娘を連れ、実家へ戻ることにした。 地元では、近所の人たちもみんな優しく声をかけてくれる。今思うと、都会での生活は、赤ちゃんに優しい人ばかりではなかったし、たくさん嫌な思いもした。 「私、ずっと息苦しかったんだな」 地元のあたたかい空気感に癒され、これまでの苦しさに気づいた妻。そして、家出してから3週間が経った。 家出してから3週間、夫に返信はしていない。 家を出て3週間が経ち、娘の結ちゃんはよちよち歩くことができるようになった。 かわいい娘の成長をゆっくり見守りながら、夫の言動に心をすり減らさないでいい地元での生活は、とても穏やか。 「部長とBBQがあるからそれまでには帰って来てほしい」 「いい加減返信してよ。部長の件は家族にも関わるんだぞ」 夫は毎日LINEを送ってくる。でも、どうして妻が家を出たのか、全然わかっていないみたい。明らかに苛立った様子でメッセージを送ってくることもあった。 怒りのメッセージを見るたび、返信する気が失せた。 妊娠してからずっと、毎日我慢とストレスを積み重ねる日々。ずっと悲しかった。 著者:マンガ家・イラストレーター ちなきち
2022年08月01日