俳優・渡辺徹さん(享年61)と俳優・榊原郁恵(65)夫妻の次男・渡辺拓弥(28)が、短編映画『一区切りの吉日だ(^^)』(脚本・監督・編集:四季涼)で、俳優デビューすることが3日、わかった。同作は、『第8回渋谷佐世保TANPEN映画祭2024』(4日・5日、東京・渋谷ユーロライブ/上演時間:22分)の特別招待作品として上映される。映画は、徹さんが亡くなる1ヶ月前、拓弥に送った最後のLINEをもとにしたオリジナルストーリー。徹さんの地元・茨城県古河市の徹さんの応援団の人たちの協力で特別に制作された作品となる。拓弥は「今回、『一区切りの吉日だ(^^)』にてシオタタクロウ役を演じました渡辺拓弥です。タイトルになっている『一区切りの吉日だ(^^)』は、生前父からもらったLINEで、どんなに苦しい日でも父にとっては吉日で、そしてそれが受け止めてもらった人の支えになる。そんな優しくも力強い言葉です」と紹介。続けて「そしてそんな言葉を、脚本監督の四季涼さん、共演した文学座の 森寧々さんのお力添えで作品になりました。サトウモネ(森寧々)と僕の演じる(シオタタクロウ)幼馴染が、挫折を経験した人の背中を優しく押してくれる、そんな作品です。大好きな作品になりました。ぜひたくさんの方に観て頂きたいです」とコメントを寄せている。また、母・榊原も自身のインスタグラムを通じて“家族”の番組出演などを告知。「そしてそして…10月4日、5日第8回渋谷佐世保TANPEN映画祭2024の中で、渡辺拓弥主演短編映画『一区切りの吉日だ』が上映されます。もし宜しかったらご覧いただき、感想などお聞かせ頂けたら有難いです」と喜びをつづっている。
2024年10月04日元AKB48、タレント、ゴルフ女子の山内鈴蘭が3日、自身のインスタグラムを更新した。【画像】ゴルフ女子・MAYUがオレンジウェアで美フェイス&美スタイルコーデを公開!「全て可愛くて素敵」の大絶賛「ACNチャンピオンシップゴルフトーナメント2024 前夜祭にてお会いしたプロの皆様と☺️」と綴り、複数枚の最新ショットを公開。1枚目の写真には石川遼との貴重なツーショットが見られるが、ほかにも人気プロゴルファーが集結している。宮里優作、平田憲聖、小平智、ほかにも山内とのツーショットを披露してくれているので激レアだ。男子プロゴルファーや、ゴルフ女子、さらに山内鈴蘭のファンは完全保存版となったに違いない。 この投稿をInstagramで見る 山内鈴蘭 suzuran yamauchi(@xxsuzuranxx)がシェアした投稿 この投稿にファンからは「贅沢なツーショットや」「鈴ちゃん、楽しそう❤️」といったコメントが寄せられている。
2024年10月03日お笑いコンビ「かまいたち」の山内健司が3日、自身のインスタグラムを更新。【画像】「どういう表情!?」かまいたち山内、自身が出演したディズニー映画のテレビ放送を告知「昨日はめちゃくちゃ欲しかったTシャツのオンラインバトルに負けて凹みました」と綴り、自身が写った写真数枚をアップした。写真に写る山内は、いつもと比べるとどことなくうつむき加減で「しょぼん」とした様子だ。 この投稿をInstagramで見る 山内健司(@sneakerkenji0117)がシェアした投稿 この投稿には多くのいいねの他、「オンライン…欲しくて買えなかったら凹みますよね」といったコメントが寄せられている。
2024年10月03日お笑い芸人かまいたちの山内健司が2日、自身のインスタグラムを更新した。【画像】かまいたちの山内がGreen DayのロンTでおしゃれにコーヒーを路上飲み!「昨日久々にカラオケ行った️店員さんがドリンク持ってきた時に、『え?山内さんですか?なんでここに?』『華大千鳥見てます』ってめちゃくちゃ話しかけてくれて、体感5分くらい話しかけられた」と綴り、2枚の写真をアップした。かまいたち山内と5分も会話できるなんてとてもラッキーだ。 この投稿をInstagramで見る 山内健司(@sneakerkenji0117)がシェアした投稿 この投稿には「山内さんにばったり会える世界観、羨ましいです♡そんな10月末にはなんばの劇場まで会いに行きます」などのコメントが寄せられている。
2024年10月02日お笑いコンビ・かまいたちの山内健司(43)が9月30日、自身のインスタグラムを更新。家族で東京・上野動物園へ行ったことを報告した。2児の父である山内は「上野動物園行ったよー リーリーとシンシンには会えなかったけど」とつづり、園内で休憩中の1コマを投稿。ベビーカーに手をかけながら、膝に長男(6)をのせてしゃがみ込む山内の姿が写っている。「動物園をフルで見て、その後にアメ横をフルで見て、子供達は力尽きました もちろん私も力尽きてますが、力尽きながらの子供担ぎ そして駐車場の近くのエレベーター故障中で、ベビーカー担ぎ階段登り 動物園近くの駐車場の最寄りのエレベーターは最優先で直してくれ」と、子連れレジャーの大変さを吐露した。この投稿にファンからは「多忙な中、しっかりお父さんしてカッコいい」「ほんとええパパですね」「15キロはありそうな息子ちゃんを抱っこしてるのすごいがんばってる」「いいパパ パパの匠!」「山内パパ 子どもと全力 パパ用も全力 最高のパパですね」などのコメントが寄せられている。
2024年10月01日お笑いコンビ「かまいたち」の山内健司が9月27日、自身のXを更新した。【画像】「本当に一撃」かまいたち山内が仕留めた◯とは…!?「今日この後バズライトイヤー 放送ありますー見てくださいー」と、自身が猫型の友だちロボット、ソックスを演じた映画が金曜ロードショーで放送されることを告知した。ポストには、ソックスの帽子を被って無表情を見せる山内の写真も載せられている。果たしてどんな心持ちでこれを撮影したのか、本人に聞いてみたいと思ってしまうほどの顔つきである。今日この後バズライトイヤー 放送ありますー見てくださいー pic.twitter.com/msHVm9uxMI — 山内健司 (@yamauchi0117) September 27, 2024 この投稿にファンたちからは「この帽子被って無表情なの面白いです」「山内さん可愛いྀིྀིྀིニャ~」などといったコメントが寄せられた。
2024年09月28日お笑いコンビ・かまいたちの山内健司(43)が25日、自身のインスタグラムを更新。実父と、実弟・剛さんを“顔出し”公開した。「昨日はうちの弟の『阻止の匠』認定式でした」と報告し、特殊詐欺を未然に防いだとして剛さんが表彰される様子を写真で紹介。テレビ画面を撮影したもので、右上にはワイプのような形で山内の顔写真が使われており、「俺が犯人みたいに見えない?! 大丈夫?! これなんの時の写真?!」と、まくし立てるようにツッコミを入れた。さらに「ほんで親父出てる!!!!!実家でインタビュー受けてる!」と、3枚目には実父も“顔出し”で登場。「えー、、、まぁ、とにかく頑張れ 素晴らしい弟です」と弟の功績を称え「山内家の好感度は弟に任せます 今後、好感度は家単位で見てください 家としては平均値を保ってます」とユーモアたっぷりに伝えた。この投稿にファンからは「山内家最高です」「山内家素晴らしい活躍ですね!」「好感度を世帯で測るの草」「山内家、父までついに出たんですね」など、さまざまな反応が寄せられている。
2024年09月25日お笑い芸人かまいちたちの山内が23日、自身のインスタグラムを更新した。【画像】「本当に一撃」かまいたち山内が仕留めた◯とは…!?「オロチと写真撮ってもらったー地面師たち見てから初めてアントニー会ったからめちゃくちゃテンション上がったもっともフィジカルで、もっともプリミティブで、もっともフェティッシュな方法で撮らせてもらいました」と綴り、2枚の写真をアップした。2人とも爽やかでいい笑顔だ。 この投稿をInstagramで見る 山内健司(@sneakerkenji0117)がシェアした投稿 この投稿には「山内さんフェイスラインしゅっとしてる!!!」などの称賛のコメントが寄せられている。
2024年09月24日お笑いコンビ「かまいたち」の山内健司が20日、自身のインスタグラムを更新。【画像】かまいたち山内インスタ更新!ファンが注目したのは山内ではなく…「普段は全然車に乗らないけど、この車はめちゃくちゃ子供の頃から憧れだった車で、乗りやすくてかっこいいから隙あらば乗ってます」と綴り、自撮りショットなど数枚をアップした。愛車のトヨタランドクルーザー250をバックにした自撮りショットがカッコいいと話題だ。 この投稿をInstagramで見る 山内健司(@sneakerkenji0117)がシェアした投稿 この投稿には多くのいいねの他、「めちゃくちゃかっこいい車!!この間の運転姿はこの車だったのかなぁーめちゃお似合いです」といったコメントが寄せられている。
2024年09月21日お笑いコンビ・かまいたちの山内健司(43)が20日、自身のインスタグラムを更新し、“愛車”との2ショットを公開した。山内は「普段は全然車に乗らないけど、この車はめちゃくちゃ子供の頃から憧れだった車で、乗りやすくてかっこいいから隙あらば乗ってます」という文章とともに、4月に発売されたトヨタ『ランドクルーザー250』と思われるボンネットの前で撮影した写真を投稿。「ついに車でテレビ局行ってみようかなー憧れの車両申請出してみようかなーそんくらいお気に入りです」とつづった。この投稿に「めちゃくちゃかっこいい車!!この間の運転姿はこの車だったのかなぁーめちゃお似合いです」「黄色似合いますね!」「山内さん、お車似合ってます」などの声が上がっている。
2024年09月20日バレーボール選手の山内晶大が9月16日にXを更新した。【画像】やしろ優が”大量の寿司”を握る「美味しそう!!」「今日からMリーグ開幕ですね 今シーズンも楽しみに 応援させて頂きます!」とつぶやき、写真をアップ。「山形の旅館の古窯で お土産用に書かせてもらったお皿と 家にある全自動卓」の写真を公開し、お皿には麻雀用語が書かれており麻雀好きをアピールした。今日からMリーグ開幕ですね️今シーズンも楽しみに応援させて頂きます!山形の旅館の古窯でお土産用に書かせてもらったお皿と家にある全自動卓 #Mリーグ #麻雀 pic.twitter.com/4EnII0Qfnj — 山内晶大 (@akihiroooo1130) September 16, 2024 この投稿には「山内選手がMリーグに出るのを待ってます!!」「麻雀にもリーグ戦ってあるんですね初めて知った! 山内くんは麻雀やられるんですか?」とコメントが集まっている。
2024年09月18日お笑いコンビ「かまいたち」の山内健司が18日、自身のインスタグラムを更新。【画像】かまいたち山内「愛猫との別れ」に思い綴る。お悔み続々「暑いですなー先ほど我が家に蚊が1匹でて、それを手で一撃で握り捕まえしました️」と綴り、自身が写った写真など数枚をアップした。ドラゴンボールベジータがプリントされた、お気に入りTシャツ姿の山内に注目が集まっている。 この投稿をInstagramで見る 山内健司(@sneakerkenji0117)がシェアした投稿 この投稿には多くのいいねの他、「山内ちゃ~ん…うぁー蚊を一撃‼️スゲージャッキーチェンか山内親分だわパチパチさすがッス‼️」といったコメントが寄せられている。
2024年09月18日お笑い芸人かまいたちの山内健司が16日、自身のインスタグラムを更新した。【画像】お笑い芸人 かまいたち 山内健司 アクアリウムを楽しむ!「仕上がった展示だった」「かまタクのロケ️少し風があって夕方でちょうどいい涼しさこの季節、この涼しさ、この風、好きやわぁ最高の季節です」と綴り、3枚の写真をアップした。暑くもなく寒くもなく過ごしやすい季節だ。 この投稿をInstagramで見る 山内健司(@sneakerkenji0117)がシェアした投稿 この投稿には「服への愛が溢れてるかまタクいつも楽しみにしてます!今の季節ほんとちょうど良いですよねー!」などの共感のコメントが寄せられている。
2024年09月16日お笑い芸人かまいたちの山内が15日、自身のインスタグラムを更新した。【画像】かまいたち 山内健司 激アツ宣言!「高校生クイズ絶対見てほしいです」「コヤソニ呼んでもらいましたー年に1回の楽しみ最高ですTシャツもめちゃくちゃかっこいい」と綴り、2枚の写真をアップした。最高に嬉しそうな笑顔だ。 この投稿をInstagramで見る 山内健司(@sneakerkenji0117)がシェアした投稿 この投稿には「初のコヤソニ参戦!かまいたちめっちゃおもしろかったです天竺鼠も藤崎も最高✨✨つまり同期最高✨✨」などの称賛のコメントが寄せられている。
2024年09月15日お笑い芸人かまいたちの山内健司が15日、自身のインスタグラムを更新した。【画像】かまいたち 山内健司 激アツ宣言!「高校生クイズ絶対見てほしいです」「こないだ朝イチでローネス表参道のりんこちゃんのとこで、カットと白髪染めしてもらった芸能人なんで清潔感を気にしてます️いつもの髪型次もし変えるならどんな髪型にしよう俺は一生これでいいのかなぁ」と綴り、3枚の写真をアップした。確かにかまいたち山内といえば、写真の髪型で定着している。 この投稿をInstagramで見る 山内健司(@sneakerkenji0117)がシェアした投稿 この投稿には「清潔感あげて好感度も一緒にあげましょ!!!服のセンス最高です笑」などの称賛のコメントが寄せられている。
2024年09月15日お笑いコンビ・かまいたちの山内健司(43)が、自身のインスタグラムを更新。とつづり、妻の友人である”大物歌手”との仲良しショットを公開した。山内は「先日うちのファミリーとテルマちゃんの結婚お祝い食事会をしたー嫁とテルマちゃんが自動車教習所にたまたま同じ時期に通ってて、そこでたまたま仲良くなって凄い偶然ですなぁ長男は久々のテルマちゃんにずっとカッコつけてたなぁ」と紹介しながら息子と歌手・青山テルマとの3ショットを添え、「おめでとうテルマちゃん」と、結婚発表した青山を改めて祝福した。この投稿に「そんな偶然あるんですね!」「偶然の出会いがすごすぎますよね!」「ご結婚おめでとうございますそれにしても凄い偶然だし、奥様のコミュ力も流石」「テルマさん、ご結婚おめでとうございます!山内さんファミリーと仲良しなんですね」などの声が寄せられている。
2024年09月15日巨大なヤシガニを手づかみともに2児の父であるかまいたちの山内さんと濱家さんは、今年の夏休みも恒例の家族旅行へ。2人のYouTubeチャンネル『かまいたちチャンネル』で、今年の家族旅行エピソードを語りました。濱家さんファミリーは、去年、山内さんが絶賛していた北海道へ。バギーで芝生や山の中を走り抜けたり、野生のキタキツネやシカに遭遇したりと、雄大な自然を満喫したそう。一方の山内さんも、沖縄と宮古島を巡る家族旅行で、さまざまなアクティビティを体験。釣り、トレジャーハンティング、ナゴパイナップルパークや沖縄美ら海水族館など定番観光スポットも大いに楽しみましたが、珍しい生き物が多い宮古島での絶滅危惧種のヤシガニを探すナイトツアーは特に印象的だったといいます。鬱蒼とした山中を歩くツアーのため、「家族全員虫が苦手」の山内家にとっては思いのほかハードで、懐中電灯の明かりにつられてトンボが息子に突撃したり、大きなジョロウグモが目の前にあらわれたりと、「(家族)全員パニックなってた」と明かす山内さん。子どもが見ている手前、ビビりながらも巨大なヤシガニを手づかみするなど、パパとして勇気を振り絞ったことも明かしました。ナイトツアーの翌日は、美しいサンゴ礁が広がる八重干瀬(やびじ)へ。どこまでも透明な海水が本当に美しく、まさに楽園のような動画にうっとりします。しかも山内さんたちが浅瀬でシュノーケリングをしていると、運良く1匹のウミガメに遭遇!すぐ真下を泳いでいるウミガメに親子でテンションMAXですが、慎重派の6歳・長男は恐がって、海面に顔をつけられません。そのため、ウミガメが海面から顔を出したタイミングで見るしかないのですが、「ちょうどその時、息子は反対向いてて、ぱって(振り返っても)すぐ(ウミガメが海中に)戻ったりして」、「『(ウミガメ)どこにいんの!? 』ってずっと言ってた」と、惜しくも見られなかったとのこと。一方で2歳の次男は物怖じせず、「顔(を海中に)つけても、『しょっぱ』みたいな感じで、平気でさ」「浮き輪を離して、自分で泳ぎたいと言ってた」と積極的だったようです。同じ環境で育っている兄弟姉妹でも性格は全然違うものですよね。海を恐がっていた長男に「もうビビんなよ」と言っていた山内さんでしたが、次に向かったサンゴ礁のスポットでは、山内さん自身もビビってしまったことを告白。というのも水深20mの深さにびっくりした山内さんは軽いパニック状態に陥ったのだそう。濱家さんが「浮いてんねんやろ?(しかも)ライフジャケット着てる。何が怖いの?」と尋ねると、「透明度が高すぎて普通より深く感じた」「ビル20階ぐらいから下見てる(感じ)」と答え、高所恐怖症のような感覚に襲われたことを説明。生き物や自然の迫力に圧倒されっぱなしだった山内さん。ハプニングはありながらも、普段の都会生活では味わえない貴重な経験をすることができ、大満足の家族旅行だったようです。
2024年09月05日2024年8月28日、人気ガールズバンド『SILENT SIREN』のベーシストである、山内あいなさんがInstagramを更新。4ピースバンド『go!go!vanillas』のギタリスト、柳沢進太郎さんと結婚したことを報告しました。人気バンド『サイサイ』山内あいなが結婚を報告山内さんによると、結婚したのは3年前とのこと。新型コロナウイルス感染症が猛威をふるっていた当時、世の中の状況を考え、お互いに『所属事務所の独立』という大きな転換点に向かっている最中だったため「落ち着いたタイミングに発表したい」と、話し合っていたようです。※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。 この投稿をInstagramで見る 山内あいな(@ainayamauchi3131)がシェアした投稿 『SILENT SIREN』は、ファッション雑誌で活躍中の読者モデルたちを中心に、2010年に結成。『サイサイ』の愛称で親しまれています。メンバーの脱退を機に、2021年に活動休止。2年の活動休止期間を経て2023年に活動を再開した後は、自社レーベル『YOUTHFUL TUNE』を設立しました。一方、『go!go!vanillas』は2010年に結成。さまざまなジャンルを取り込んだ、リズミカルで踊り出したくなるようなロックサウンドを特徴とし、日本最大規模の野外フェス『ROCK IN JAPAN FESTIVAL』に出演するなど、フェスシーンを中心に大きな存在感を示しています。柳沢さんは自身のInstagramで、山内さんに惹かれた点について、次のようにつづっています。彼女の思い立ったらすぐ行動に移して、なにかしらの形にしてしまうバイタリティと、好きなことに真剣に取り組む姿勢と思考がとても好きで、その姿を横目に自分も色々挑戦しなきゃと、日々刺激をもらっています。shintaro_yanagisawaーより引用人気バンド同士のビッグカップルの誕生に、Instagramには祝福の声が多数寄せられています!・ご結婚おめでとうございます!大好きな2人です。ずっとずっとお幸せにー!・ウェディングドレス姿、もっと見たいです!・あいにゃんの結婚は嬉しい知らせ!末永くお幸せに。2015年には、ウェディングソング 『ハピマリ』をリリースしている、『SILENT SIREN』。同楽曲は、山内さんにとって、特別な1曲となっていくことでしょう。『SILENT SIREN』と『go!go!vanillas』、2バンドのさらなる活躍にも期待がかかりますね![文・構成/grape編集部]
2024年08月28日「ご近所系ってマジで難しいと思う」22日更新のYouTube動画は、視聴者から寄せられた悩みに2人が答える内容。スタッフから100件を超える悩みが投稿されていると聞き、「なんでも答えますよ!」と山内さんは意気込みます。数ある投稿の中から取り上げられたひとつが、「ご近所づきあい」に関する相談でした。相談者の隣宅には小学生になる子どもがいて、よく友達数人と道路でバスケットボールをしているそう。自家用車にボールを当てられるのではないかと気になりつつも、子どもたちを注意することでご近所関係が悪くなり、居づらくなることを想像すると躊躇する……というお悩みです。ともに二児のパパでもあるかまいたちは、開口一番「ご近所系って、マジで難しいと思う」と声を揃えました。山内さんは「俺、今んとこないねんな、(これまでの)ご近所さんが、ちゃんとまともというか」と、ご近所トラブル経験がないことを明かすと、濱家さんは「でも(近所の子どもを)注意することによって(隣の家族の対応が)変化するかもわからへんっていう」と、ふとしたきっかけで関係性が豹変する懸念を指摘します。「その怖さはあるね。いや難しい」と下を向いてしばし考え込んだ山内さんは、「俺がするとしたら、ご両親に言うんじゃなくて、バスケしてる子らに、『ボール車当たったら めっちゃお金かかっちゃうから気いつけてな。当てへんようにせなあかんで』っていう言い方」と回答。まずは現実的なことを子どもたちにしっかり伝えるといいます。その際に山内さんが気をつけたいのは、怒鳴ったり脅すような言い方をしないということ。「『当てないでよ! 』みたいな怖い言い方じゃなくて。最近の子はもう頭いいから多分当たったらあかんとかも、すぐピンとくると思うから」と、子どもたちの理解に期待します。頭ごなしに叱ってバスケを止めさせるのではなく、子どもたちが「(ボールが)当たったダメだからあっち行こうか」と気づき、自発的に移動してくれるよう促すのが狙いです。濱家さんはこの意見に同意しつつ、「ほんで(この問題に関しては)こっちも気づかずにやってる可能性もあるわけやから」と、子育て中の親として逆の立場に立つ場合もあることを想像。そのうえで、「(そもそも)道路でやったらあかんていうのがまずあるんやったら、どうですか?」「この辺の総意みたいな感じで伝えられたらええやん」と、個人で苦情を伝えるのではなく別の観点からの攻略法を提案しました。この意見に山内さんは「ほうほうほうほう」と耳を傾け、「確かに行政とか公的な方から言ってもらうのは特定されないから」「お巡りさんに『道路でバスケとかしてるんで 危ない可能性があるから、1回注意しといてもらっていいですか』みたいな言い方をしとけば」と賛同。引っ越し可能な賃貸物件ならともかく、「それこそ持ち家の場合は、うまいことしないといけないというリスクがあると思います」と真っすぐカメラに目線を向けた山内さんは、「揉めないよう柔らかく、子どもたちにふわり伝えて。それでもダメだったら警察なりなんなりにちょっと注意してもらうっていうのはいいんじゃないですか?先手先手を打った方がいいと思います」と、正攻法でまとめました。スタンダードな方法論を提示した山内さんに、濱家さんは「めっちゃ常識人」とポツリ。「普段からそういう感じを出しいや」と突っ込んでいました。テレビではいろいろあっても、プライベートでは周囲との調和を大事にする“常識人”のようです。
2024年07月26日上京した途端にステイホームの号令がかかり、孤独な生活を強いられている女子大学生の瀬戸杏奈。ある日、マリリン・モンローから電話がかかってきて…。山内マリコさんの『マリリン・トールド・ミー』は、女性の選択の新たな道標となりそうな成長物語だ。女優マリリン・モンローを、新たな視点で読み解くエンパワーメント小説。「コロナ禍が始まる前から、マリリンを軸に書きたいとは思っていたんですね。大きなきっかけは、作中にも挙げた田中美津さんの『いのちの女たちへ とり乱しウーマン・リブ論』です。この本を読むまで、マリリンをフェミニズム的な文脈で捉えたことがなかった。女性解放運動が活気づくのはマリリンの死後なのですが、彼女がもう少し長く生きていたらフェミニズムで救われたかもしれないと思ったんです」山内さんは、杏奈に思いを託す。杏奈は、3年生から履修した〈ジェンダー社会論演習IV松島ゼミ〉でジェンダー学やフェミニズムを学ぶ。マリリンという女性とその時代についての考察を深めていくと…。「私も誤解していたのですが、実際に調べてみたら、本名のノーマ・ジーン時代にお金のために撮ったヌード写真スキャンダルに対して毅然と立ち向かったり、#Me Too運動を彷彿させるセクハラの告発をしていたり。いろいろな意味で、マリリンこそが誰よりも早くフェミニズム的な行動を起こし、発言していた“先駆的な存在”だったんです。実は、時代が追いついていなかっただけなんですよね」山内さんは、女性解放運動のパイオニア、グロリア・スタイネムの『マリリン』や、評伝を多く手がけるエリザベス・ウィンダーの『マリリン・イン・マンハッタン』(未邦訳)なども読んだ。マリリンの実像を知るのに役立ったという。物語をどんなふうに締めくくるかは悩んだ。「何が美しいエンディングとなるかはやはり時代によって違うと思うんですが、いまならこうかなと。杏奈が送った最初の2年は、新しい出会いや経験、そこから得られるものが極端に制限された大学生活でした。いわば、しけた日常だったかもしれませんが、一方ではマリリンを介してたくさんのことを追体験したともいえます。没入の具合によっては、机上で触れた世界も、豊かでかけがえのない体験にできると思います」山内マリコ『マリリン・トールド・ミー』アンチフェミの莉子、社会人枠で入学した志波田、女性ばかりのゼミの黒一点的存在の流星や翼など個性派が集い、物語を盛り上げる。河出書房新社1870円やまうち・まりこ作家。1980年、富山県生まれ。2012年にデビュー短編集『ここは退屈迎えに来て』を刊行。『すべてのことはメッセージ 小説ユーミン』ほか著書多数。※『anan』2024年7月10日号より。写真・森山祐子(山内さん)中島慶子(本)インタビュー、文・三浦天紗子(by anan編集部)
2024年07月10日チェルフィッチュ×金氏徹平『消しゴム山』が6月7日(金)から9日(日)まで、世田谷パブリックシアターにて上演される。舞台には人が登場するのが当たり前だし、人が動くことこそが作品を動かす。それは舞台の前提のようなもので、多くの人は改めて認識したことさえないのではないか。その部分をひっくり返そうとしているのが『消しゴム山』だ。『消しゴム山』2021年東京公演より(撮影:高野ユリカ)『消しゴム山』2021年東京公演より(撮影:高野ユリカ)2019年の初演以降、ニューヨーク、東京、ウィーン、パリでの上演を経て、今回3年ぶりの再演となる本作。この作品が作られることになったそもそものきっかけは、2017年に岡田利規が岩手県、陸前高田を訪れたこと。2011年の東日本大震災で津波の甚大な被害を受けたこの地域で、二度と被害に遭わないよう行われたのは、地面の高さを12メートル上げる工事だった。陸前高田の造成工事の様子これを目の当たりにした岡田は、「人間的尺度」を疑う作品に取り組む。そこで声をかけたのが、彫刻の概念を拡張する美術家・金氏徹平。岡田と金氏とは、2011年『家電のように解り合えない』でコラボレーションを行って以降、たびたび一緒に作品に取り組んできた。しかし、中でも「人とモノや道具が並列で舞台に存在し、演じる」という『消しゴム山』は、金氏とのコラボレーションの意義がこれまで以上に深いものになっている。岡田利規(©︎宇壽山貴久子)金氏徹平舞台上には実際、数え切れないものが並ぶが、それはセットでも背景でもない。あくまでもこの作品においては、俳優たちと同等の存在だ。俳優たちがモノを使いながら、自分たちも動きながら、さまざまなモノとのエピソードを語っていく。これまでになかった概念の作品を過去最大の規模で上演するにあたり、全公演で開演前に作品解説会を開催。また、視覚障害をもつ人や子どもなどに対して観劇中に舞台上で何が起きているかを同行者が耳元で解説することを受け入れる「上演中ウィスパリング歓迎の回」、静かに座っていなくてもいい「鑑賞マナーハードル低めの回」など、さまざまなかたちで作品を開いているのも魅力的だ。文:釣木文恵<公演情報>チェルフィッチュ×金氏徹平『消しゴム山』作・演出:岡田利規セノグラフィー:金氏徹平出演:青柳いづみ / 安藤真理 / 板橋優里 / 原田拓哉 / 矢澤誠 / 米川幸リオン2024年6月7日(金)~6月9日(日)会場:東京・世田谷パブリックシアター※全公演、会場15分前より劇場ロビーにて作品解説あり※6/8(土)13:00公演は上演中ウィスパリング歓迎※6/9(日)13:00公演は鑑賞マナーハードル低めの回※6/8(土)18:00公演終了後、アフタートークあり公式サイト:
2024年05月31日2024年5月22日、声優の古谷徹さんがX(Twitter)アカウントを更新。一部週刊誌の報道について、内容を事実と認めた上で謝罪を行いました。古谷徹が『週刊誌報道』受け謝罪同月、一部週刊誌にて、37歳年下の女性との、およそ4年半にわたる不倫が報じられた古谷さん。今回の報道を受け、古谷さんは自身のアカウントにて、謝罪文を公開しました。古谷さんは、報道が事実であると認め、女性に対して暴力をふるった件や、中絶という判断を下したことを説明。「ファンの信頼を裏切り、これまで演じてきたキャラクターを汚してしまったことは謝りきれない」と述べています。週刊誌報道について謹んでお詫びとご報告申し上げます。 pic.twitter.com/GRu7QJIEWP — 古谷 徹 Toru Furuya (@torushome) May 22, 2024 古谷さんは『機動戦士ガンダム』シリーズのアムロ・レイをはじめ、声優界の重鎮としてさまざまな作品に出演してきました。近年はアニメ『名探偵コナン』シリーズにて、人気キャラクターの1人である安室透役として活躍。そんな最中の不祥事に、多くのファンが衝撃を受けたようです。「残りの人生をかけて誠心誠意償っていく」とコメントしている古谷さん。しかし、今回の騒動を受け、中にはキャスト変更の可能性を案ずる声も上がっています。古谷さんがこれまで関わってきた作品の、今後の動向に多くの人が注目しているようです。[文・構成/grape編集部]
2024年05月22日TBS『3年B組金八先生』シリーズやNHK連続テレビ小説『マー姉ちゃん』、NHK大河ドラマ『徳川家康』などのヒットドラマで知られる脚本家・小山内美江子さんが5月2日、老衰のため死去した。長男で俳優の利重剛(61)が自身のホームページ「利重人格」で次のように発表した。《5月2日、母、小山内美江子が天命を全う致しました。老衰による穏やかな逝去でした。94歳でした。やりたいことをやり、言いたいことを言い、多くの人々に愛された、幸せな人生だったと思います。生前のご厚情を深く感謝いたします。本当にありがとうございました》小山内さんは米寿を迎えた18年、本誌のインタビューに応じ、自身の“これからの生き方”について次のように語っていた。「正直、貯金は全部使い切ってあの世へ行くつもり。それもあって、終活と呼ばれるようなことは具体的には何もしていません。明日逝っちゃうかもしれないのに、ジタバタしたってしょうがない。高齢者が蓄財しようとして詐欺に引っかかるなんてニュースも頻繁に見るけれど、それも必要以上に『終活しなければ』と不安に駆られているからですよ」息子の利重からも「借金は困るけど、それ以外は何も残してくれなくていい」という言葉を受け取っていたという。お墓や遺言の準備、財産相続などの就活をしなかったおかげで、「還暦後の人生がますます豊かになった」とも話していた。数多くの名作を世に送り出す一方で、還暦を迎えた90年から始めた海外ボランティアにも注力。認定NPO法人「JHP・学校をつくる会」の代表理事を務め、カンボジアに350校以上、ネパールには14もの学校を作った。このときの本誌の取材の前にも、海外に足を運んだばかりだった。「つい先月も1週間ほどカンボジアに滞在しました。まわりは私の体調を心配して『行くな』と引き留めたけど、気にしません(笑)」JHPを共に立ち上げた盟友・二谷英明さん(享年81)をはじめ、何人もの旅立ちを見送っていた小山内さんは、次のような死生観も明かしている。「次は自分の番でしょうね。自分の思うような生き方を貫いてきたから、それでいい。ただ、あれをやらないで失敗したと思うのはつまらないですよね」インタビュー後、写真撮影に入ると、小山内さんは鮮やかな赤色のリップを唇にひと塗り。「ちょっと色っぽくなったかしら」と華やかな笑顔を浮かべ、まっすぐにカメラを見つめていた。そのチャーミングな人柄と、時代を彩った名作の数々は、多くの人々の記憶の中で生き続ける――。
2024年05月11日子ども遊びの大ベテランに「助かる」ゴールデンウィークはオフで、友人家族とともに神奈川県の観光地・葉山を訪れたという山内さん。友人家族の子どもは5人おり、お父さんは「子ども遊びに関しての情報をめっちゃ知っている大ベテラン」で、「(浜辺の)岩場で石をどかして、サワガニとかヤドカリとかを捕まえる遊びを一緒にしてくれた」そう。しかし「うちの子はそういうのが苦手で。俺も苦手」と告白。山内さん曰く「ビビり」なお子さんですが、家族の応援もあり、なんとカニを手でつかめるようになったといいます。山内さんは子育てのベテランであるそのお父さんを「子どもたちとどこにいくかとか、『子ども スポット』とかでネットで調べられるところしかわかんないんやけど、向こう(お父さん)は土日に必ず子どもとどこかにいくから、いろんなスポットを知っていて。ネットに載っていない場所でもめっちゃ遊んでくれる。助かる」と絶賛し、感謝していました。一方の濱家さんは、長女を連れて陶芸体験へ。「陶器とガラスの違いがよくわかっていないから、作りに行こうと思った」のがきっかけということで、この日は粘土を手で伸ばして成形する“手びねり”と呼ばれる手法に親子でチャレンジ。濱家さんが「40~50分のコースで、俺は慎重に下書きから丁寧にやっててんけど、娘はビューッて切って、10分くらいで終わって……」と明かすと、山内さんは「決断力あるなあ」と驚いていました。長女は幼いながらも気を遣うタイプのようで、濱家さんは「(娘は)楽しかったって言ってたけど、『親が連れてきてくれた』というところを気遣いするから、それ(気遣い)が入っているやろうな」と心配そうでしたが、山内さんは「本人が楽しいって言っているってことは、楽しかったのかな」とフォローしていました。
2024年05月11日その佇まいは淡々としていながら、ときにクスッとした笑いを引き起こしたり、びっくりするような豹変を見せたり。画面の中で視聴者を翻弄する野間口徹さんって一体…?昨年の大河ドラマ『どうする家康』に眼鏡なしで出演し話題を呼んだ(!?)野間口徹さん。「親族代表」というユニークな名前の3人組のコントユニットとして小劇場界でじわじわ存在感を発揮し、2007年にレギュラー出演したドラマ『SP 警視庁警備部警護課第四係』で注目された。そこから気づけば前述の話題でSNSのトレンドワードに上がるほどに。で、ちなみに野間口さん自身はどんな人?――まずは間近に控えている舞台『カラカラ天気と五人の紳士』ですが、日本の不条理劇を確立した劇作家・別役実さんの作品です。別役さんの作品って、作り方でいろいろな方向にできると思うんです。不条理に特化して、お客さんを困惑させるような芝居にもできるし、笑いどころを粒立てていけばコメディにもできますし。まだ稽古でどうなるかわからないんですけど、僕としてはコメディとしてやりたいと思っています。――コメディが好きなんですか?好きですね。笑い声って、お客さんの反応として一番わかりやすいし、やっている側もアドレナリンが出やすい。コロナ禍になってから全然聞いてない気がするので聞きたい気持ちもあります。――不条理劇の面白さを読者に向けて教えていただけますか。基本的に何も起きません。お芝居というと起承転結があるのが一般的ですけど、そもそも今回の作品は、登場人物たちの存在自体、よくわからないですからね。でもそこに疑問を持たずに受け入れる姿勢で観ていただければ、なんだかよくわからなかったけど面白かった、という着地点にたどり着くと思っています。――いわゆる客席がドッカンと沸く笑いとは違いますが、演じる側としての面白さというと?今回のような作品って、芝居の始まりからずっと積み上げてきた空気感みたいなものがあって、そのニュアンスがわかっているからこそ、今、このセリフをこういう言い方をして笑える、というものなわけです。そこまで見せ続けてきたものがあるから、ここで笑いが起こるというのって、やってる側としてはやり甲斐があります。演劇サークルに入って褒められたのが嬉しかった。――もともと笑いをやりたいと思われていたんですか?いえ、全然です。「親族代表」はコントユニットとはいえ自分たちでネタを書くわけではなく、いろんな劇作家の方々に書いていただくスタイル。役者という意識で笑いをやっている感じなんです。――「親族代表」の公演は、複数の劇作家の方の短編をオムニバスで上演する形式でした。1回の公演でケラリーノ・サンドロヴィッチさんやブルー&スカイさん、岩井秀人さんなど、笑いのテイストの違う作家の作品を同時上演するのは大変だったと思いますが…。そうなんです。結構すごいことをやってるんだけれど、それがあまり伝わってない(笑)。あの稽古って、台本をいただいたら自分たちである程度稽古を進めておいて、作家さんが稽古場に来てくれたときにそれを披露して、ダメ出しをもらい修正していく流れで作っていたんです。その段階で、ときにはもう一回イチから稽古し直すこともあって大変でしたけど、いろんな方の演出をいっぺんに受けられるってすごく贅沢だし、単純に楽しかったですよね。メンバー3人で舞台を観て、この人が書いてくれたら面白いだろうなという人に声をかけていましたから、その人の舞台に出してもらえなくても、書いてもらえばやれるわけです。毎回、どの作品がどうお客さんに刺さるのか楽しみでした。――昔から面白いことをするのがお好きな人だったんですか?人前では全然です。大学生のときに演劇サークルに入ってからです。それまで人に褒められたことがなかったので、褒められて嬉しかったんでしょうね。今思うと、初めてにしては、って意味で言ってくれたと思うんですけど。――教師を目指して大学に入ったそうですが、演劇を始めたのは?先輩にめちゃくちゃかっこいい…それは見た目とかじゃなく、舞台上でものすごく輝いている方がいて、その方のお手伝いをしたいと思ったのがきっかけです。当初は裏方のつもりだったんですけど、人数が少なかったので、部員はもれなく出る側も裏方も両方やらなきゃいけなくて、それでです。――とはいえ、大学卒業後上京して俳優を目指すわけですよね。ちょうど就職氷河期で周りも内定が取れないと言っている中、演劇ばっかりやっていて教員免許が取れなくて。どうせ就職できないし、30歳までにドラマなりCMなり、メディアの仕事ができないようであれば辞めるからと親に言って上京させてもらったんです。だから、俳優でやっていこうと決めたというより、執行猶予をもらったみたいな感じで。――注目度が増したといえばドラマ『SP』ですが、放送中から手応えのようなものはありました?全然ないです。子供が生まれてすぐくらいの頃で、最初は1話のワンシーンという話だったんです。それが徐々に出番が増えていったので、「バイトに行けないや」ってことばっかり考えてました。でもそういう意味で言うと、手応えを感じたものは、これまでにひとつもないです。やっていて面白いですけど、これはやりきったぞみたいなことは一切ないです。――それでもここまで続けてこられた理由は何だったんでしょう?それまでみんなで何かをするってことを全然してこなかったんです。小中の頃はずっと水泳をやっていましたし、高校でも、入部したラグビー部が肌に合わずに辞めてからは漫画研究会とか美術部とかで、それもまたひとり。だから演劇を始めるまで、みんなでひとつの目標に向かうみたいなことをやっていなくて。楽しかったんでしょうね。今も楽しいですけど。野間口さんが出演する舞台『カラカラ天気と五人の紳士』は、4月6日(土)~26日(金)三軒茶屋・シアタートラムにて上演されるほか、岡山、大阪、福岡公演もあり。演出を、ドラマ『きれいのくに』の脚本などでその斬新な視点と鋭い感性に注目が集まっている加藤拓也さんが手掛けることも話題。シス・カンパニー TEL:03・5423・5906(平日11:00~19:00)のまぐち・とおる1973年10月11日生まれ、福岡県出身。’99年に嶋村太一、竹井亮介と共にコントユニット「親族代表」を結成し、舞台を中心に活躍。2007年のドラマ『SP 警視庁警備部警護課第四係』で注目される。3月24日に出演ドラマ『万博の太陽』(テレビ朝日系)が放送予定。主演ドラマ『VRおじさんの初恋』がNHK夜ドラ枠にて4月放送スタート。ジャケット¥72,600シャツ¥44,000Tシャツ¥16,500パンツ¥41,800(以上suzuki Takayuki TEL:03・6821・6701)※『anan』2024年3月20日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・増井芳江ヘア&メイク・村中サチエインタビュー、文・望月リサ(by anan編集部)
2024年03月16日夫婦仲がよくても、意見が食い違うことがあります。時には、どちらかが譲歩しなければ収まらないケースもあるでしょう。2024年1月4日に放送されたバラエティ番組『とみおたち』(テレビ朝日系)に出演した、お笑いコンビ『かまいたち』の山内健司さん。結婚6年目の山内さんは、同番組で、家事をめぐって離婚危機があったことを告白しています。キッチンなんか汚れているなって思った時に、時間があったら片付けやるんですよ。そしたら、嫁が「私がやってないとでも?」みたいな、感じて…。この間、そういう感じで片付けしている時に、「私もちゃんと片付けしてんねん」みたいなことを向こうが一個テンション上がっていってきたのに、俺もテンション上がって、「いや片付いているのが当たり前やねん」っていったら「はい、離婚です」といわれて…。「冗談、冗談、冗談、冗談、冗談やん」テレビ朝日ーより引用山内さんは、ヒートアップして言い返した結果、『離婚』というパワーワードを放たれてしまいました。「冗談、冗談」と途端で切り返したことは、結果的に正しい判断だったでしょう!山内さんの離婚危機エピソードを聞いた、相方の濱家隆一さん。「撤退の速さが素晴らしいね。もう一個言ってたら終わってたから」と対応を褒めつつも、「危ない、危ない…」とコメントしていました。ネット上では、番組を見た人から「山内さんの夫婦喧嘩の再現度がリアルで笑う」「山内さんの発言を常に上回ってくる妻の発言が本当に好き」などの声が寄せられていました。夫婦は一緒に生活していれば、「こういう所は直してほしい」という部分が見つかるのは当然のこと。また、『不満の伝え方』ほど難しいことはないでしょう。きっと山内さんは、お互いにヒートアップしても、落としどころがなく、傷付け合ってしまう未来が見えたため、とっさに譲歩したのかもしれませんね。[文・構成/grape編集部]
2024年01月10日ワンオペ外出「無理無理、こんなことしてんの!?」少し前に2連休を取ることができ、家族で軽井沢旅行をしたという濱家さん。かなり寒い日で、雪が吹雪いていたそうですが、アウトレットモールに併設されているスキー場で4歳の長女と「ちょっと滑ってみようか」と入場したといいます。スキー初心者の濱家さんは、リフトに乗って上がらずにそのあたりを軽く滑ってみようと考えていましたが、長女は「あれに乗りたい」。ゆっくり滑って降りてきたらいいか……と腹をくくって上がるも、親子ともども転びまくりで、とても滑って降りられる状態ではありませんでした。結局、2人ともスキー板を外し、濱家さんがスキー板4本とストック4本を持ったうえで長女を担いで下山するという事態に。長女は意外にも、転んでも「やりたい、まだいけるわ」と積極的だったのに、「ケガしちゃいかんでやめときや」と消極的になってしまった自分自身に、「あかん親や。よくない子育てしてるわ……」と反省する気持ちもあるのだと明かしていました。一方の山内さんも、休日のワンオペで育児の大変さを思い知ったそう。義母と食事に行きたいという妻を快く送り出し、子どもの習いごとなどを終えた夕方から、5歳長男と2歳次男を連れて出かけたときのことを話しはじめました。妻に「大丈夫?」と心配されるも、「大丈夫って、子ども2人連れて遊んで、フードコートでごはん食べて帰るだけやん」と山内さんは余裕でした。ところが目的地に到着すると、目的にしていたボーネルンド運営の「あそびのせかい」の最終受付はすでに終了しており、出鼻をくじかれてしまいます。もう1つある無料の遊び場に向かうと、運よく人数に空きがありましたが、外の芝生エリアはあまりにも寒く、室内には遊びたいものがなかったため、早々に切り上げることに。「なにか食べよか」とフードコートに向かいますが、途中でアイスクリームを買ったことでさらなる悲劇が勃発します。2歳の次男に渡されたアイスがあまりにも固すぎてスプーンですくうごとに飛び散り、しまいに次男はベトベトの手で「抱っこ~!」と要望。お気に入りのヴィンテージTシャツを着ていた山内さんはその手を瞬時に避け、手を拭いてから抱っこするという、危機一髪のパフォーマンスをみせたそうです。「フードコートに行こうと思ってたけどこれは無理」と察知した山内さん。その後も、トイレに入った長男にタオルを持っていったわずかな隙に、「走るか止まるかの2択で歩かない」という次男があらぬ方向に走って行ってしまい、それを追いかけて汗びっしょりに……。結局そのまま帰宅し、「もう無理無理、こんなことしてんの!? ママすごい!」と驚いたと明かしていました。
2023年12月08日「誰かがせーので『お祝い返しなし!』って」この日の放送では、番組MCのかまいたち・山内健司さんと濱家隆一さんが、ゲストにみちょぱさん、お笑いコンビ・ダイアンのユースケさんと津田篤宏さん、野々村友紀子さんを迎えてトーク。新婚のみちょぱさんの話題から、「結婚式の前にお互いの両親が顔合わせする意味がわからなかった」という山内さん。親の意向もあって顔合わせはしたそうですが、両家で会話が弾むわけでもなく「(本当に顔合わせって)いる?」と感じたそう。すると相方・濱家さんが「山内らしいなあ。山内はお祝い返しがめっちゃ嫌いなんですよ」と一言。山内さんは「お祝い返しという文化が嫌い」だそうで、「あげる側は返してほしいとも思わないじゃないですか。なのに、返さなかったらちょっと失礼な奴みたいな」「だから、誰かがせーので『お祝い返しなし!』って(言ってほしい)」と考えていると明かしました。これに野々村さんも共感し、「お祝い返しとバレンタインの友チョコだけは、ほんまにはよ廃止してくれと思ってる」と力説。特に子どもが小さい頃はバレンタインの友チョコ交換のために親がチョコを作らなければならず、「徹夜で私チョコ作ってさ、ラッピングとかしてた」という涙ぐましいエピソードも。その上で「確かにお祝い返しも大変」「もらう方もね、カタログ(ギフト)だったら別にもういいよってなる人もいるだろうし、忘れて(カタログギフト内の希望商品を記載する)はがきを送ってないとか、めっちゃない?」と尋ねると、山内さんは「めっちゃあります」と同意。そして「だから俺はお祝い返し、別にいらないから、カタログ(ギフト)もらっても注文しないことで、向こう(贈り主)に還元されると思ってたんですよ」と、お祝い返し反対派としてささやかな抵抗をしていたことも説明しました。しかし、その後カタログを送った時点で贈り主がすでにお金を払っていると知り、「それ、カタログ会社(がちゃんと)言えよ!って」と、モヤッとしたようです。ちなみに野々村さんは「昔は(カタログギフトを受け取った後、期日内にハガキで商品を頼まないと)強制的にフライパンが送られてくることもあった」ため、現在はお祝い返しとしてカタログギフトをもらったら期日内にはがきを送るようにしているそうです。お祝い返しに関しては、以前、赤井英和さんの妻・佳子さんがX(旧Twitter)で「出産内祝いをなしにしてほしい」と提案して大きな話題になったことも。佳子さんは、「出来れば提案したい。子供が産まれた時のお祝いのお返しの内祝をなしにしてほしい。ほとんどの場合、赤ちゃん産んだばっかのお母さんが、色々準備してお返しする。お祝いした方はお返しいらないし、全部ママに使ってもらいたいし、ママや赤ちゃんが元気ならそれでこっちも幸せだからね。」と投稿し、産後の女性を慮っていました。そもそも結婚や出産のお祝いは、お返しを期待してのものではなく、結婚や出産をお祝いしたいという気持ちから贈られるものですよね。山内さんや野々村さんのように、お祝い返しは不要と考えている人も少なくないかもしれません。(※写真はイメージです)相手が辞退した場合はお祝い返し不要出産すると親戚や友人から出産祝いをもらいますが、このお祝いにお返しをすることを「出産内祝い」といいます。内祝いは赤ちゃんが無事に誕生したことを報告するものなので、お祝いをいただいていない方へ贈ってもかまわないのですが、最近ではお返しの意味合いが濃くなっています。一般に、出産祝いは生後1ヶ月以内、そして内祝いは生後1~2ヶ月以内に送るのがマナーとされていますが、産後6~8週間は産褥期といって、妊娠や分娩で変化した体が回復するのに必要な期間です。そんなママの体調だけでなく、そもそも産後は赤ちゃんのお世話などがあり、夫婦揃って慌ただしい時期。そのタイミングで「誰からお祝いをどのくらいいただいたか」や相手の氏名住所を把握し、商品を手配し、お礼状を書き、発送して……という手続きをするのは大きな負担でしょう。出産祝いを贈った側がそれを理解した上で内祝いを辞退する場合もあります。その場合は相手の厚意に感謝し、相手の慶事に何らかの形でお祝いすれば問題ありません。
2023年11月30日「同居している母や、渡辺(徹)のお父さん、夫婦共通の知人から主人の夢を見たと聞くと“よかった、よかった、いろんなところに行っているんですね”って思うんですが、残念ながら、私のところにはまだ来てくれなくて。この前、雰囲気が絶対に主人だという男の人がようやく夢に出たんですが……、顔から下しか見えなかったんです。なかなか配偶者の元には来てくれないものなんでしょうか」少し残念そうに語るのは、榊原郁恵さん(64)だ。渡辺徹さん(享年61)とは、芸能界でもおしどり夫婦として有名だったが、昨年11月28日に、渡辺さんが突然の逝去。あれから約半年、現在の心境を、少しずつ語り始めた。「もう半年、まだ半年ですねえ。主人を亡くしてからも、あまり休みがなく、舞台(『ハリー・ポッターと呪いの子』)など、いろんな仕事に追われている毎日です。だから主人の部屋の整理もできないままだし、生活用品にも手をつけていません。舞台が終わって仕事が一段落したときに、落ち着いてこの事態と向き合うことになるのだと思います」いまでもお線香をあげたいという来客があることから、玄関近くの客間に遺影と位牌、一周忌に納骨する予定のお骨を安置。郁恵さんが出かけるとき、帰宅したとき、声をかけるが、返事が返ってくることはない。「ずっと一緒に住んでいたので、生活する中で、寂しさを感じることは多々あります。たとえば主人の携帯電話のパスワードがわからず、開けられなくて困っていると、結婚してすぐのことを思い出してしまったり。わりと自分の持ち物などもオープンにする人だったので、カバンの中を、私が整理しようとしたんです。すると『夫婦になっても、プライバシーは守っていこうよ』と言われ、お互い、持ち物や携帯電話なども個人で管理していました。そのわりにはゴルフや地方公演のときは、私が荷造りしてあげていたんですけどね(笑)」渡辺さんは、夫婦の会話を大事にする夫だったため、仕事から家に帰ると、お互い、仕事現場や共通の知人のことなど、毎日のたわいのない出来事を話して、一日が終わっていた。「話をすることは、ストレス発散にもなっていました。でも、いまはそんな夫婦の時間がないので、ケジメがつかず、いつ一日を終えたらいいのかわからなくなってしまったんです。眠らずに、深夜の2〜3時くらいまで起きてしまうことも……」一緒の寝室でベッドを2つ並べていたが、誰もいない隣のベッドを見て“これが共に生活をしてきた人が欠けてしまうということなのか”と実感することもある。「あまりに急に訪れた死だったために、なかなか受け止められないんですね」■渡辺さんは体調を崩し、あっという間にICUに。郁恵さんとの最期の“会話”を渡辺さんの最後の仕事となったのは、昨年11月19日、秋田県で行われた心臓病をテーマにしたフォーラムでの講演会だった。「18日から現地入りしたのですが『ちょっと熱があるようなんです』と、主人のマネージャーから連絡はもらっていました。時期が時期なので、コロナの抗原検査を2回受けたそうですが、2回とも陰性だったので、予定どおり仕事をすることに。ただ、みなさんにご迷惑をおかけしたくないと、念には念を入れ、別室からのリモート出演となったんです」無事に仕事を終え、東京の自宅に帰ってきてからも、体調がすぐれなかったようだ。「私は舞台の仕事をしていたので、主人は『うつしてはいけない』と考えてくれて、実家に帰ってきていた次男経由で『今日は別室で先に寝るから』と知らせてくれました。そんな夫の気づかいに“ありがとう”と思っていたんですが、夜も遅く、自分のことで精いっぱいだったため、あまり気にかけることもしなかったんです」翌朝、渡辺さんが起きてこないので、郁恵さんは熱が下がらないのだと思って《氷枕を持っていきますか?》とLINEを送ったというが、既読にならない。心配した次男が渡辺さんの部屋に入ると、様子がおかしいという。これまでも体調を崩し、入院するということが何回かあったため、いつものように入院の準備をして、病院に向かった。「私が車を運転するとき、主人はいつも助手席に座るんですが、体調が悪いので後部座席に乗って、ぐったりとしていました。だから、車内でも会話することもなかったんです」病院に到着したとき、救急車の搬入口に入ってしまったようで、そのまま車を止めることもできなかった。「私は『申し訳ないけど、歩いて行って』と主人を降ろしてしまったんですね。次男につきそわれ、主人が病院に入るのを見守ってから、私は駐車場に車を止めて、病室に行きました。いま振り返ると、このとき、主人の意識は朦朧としていたのかもしれません」コロナ禍だったこともあって、待合室に次男とマネージャーが待機して、郁恵さんだけが病室に入った。「主人は眠っていました。『携帯とパソコン、老眼鏡をここにおいときますからね』と話しかけても、反応はありません。看護師さんは、点滴を入れようとしていますが、うまく入らず苦労していました。私が長居するのも悪いなと思い『私、行きますよー』と軽い感じで声をかけて、病室から出たんです。このとき、主人に私の声が聞こえていたのかわかりませんが、もしかしたら最後の“会話”だったのかもしれません」その日のうちに、渡辺さんの容体が悪化し病室をICU(集中治療室)に移した。コロナ禍で、重篤患者が入院するICUともなれば、家族でも面会は難しいはずだが、担当医からは「いつでも大丈夫ですから、いらしてください」と連絡があった。入院当初は細菌性胃腸炎という診断だったが、悪化して命に関わる敗血症に進んだという。「お医者さんからはあまりいいお話はありませんでした。でも、これまでも主人は、不死鳥のように復活してきたので、なかなか深刻に受け止められませんでした。いや、あえて受け止めたくなかったのかもしれません。この数年、主人の体調は万全ではなかったけど、死を近くに感じることはなかったんです」タレントの長男・渡辺裕太さん(34)も仕事先から病院に駆けつけることができた。「私は何本もの管につながれた主人を見ても、“万が一”という考え方をしたら主人の最期を受け入れることになってしまう。それは考えないようにしようと思っていたんですが……」手袋やマスクをしていたため、手を握ることもできない。郁恵さんの言葉にも反応を示さなかった。郁恵さんは、徐々に現実を受け入れていったのかもしれない。もうこれ以上は徹さんがかわいそうに見えて、“最期の時”を迎えることとなった。「ドラマのようにふっと息を吹き返す状況ではないということでした。私たち一家と同居している私の母も『お父さんは精いっぱい、頑張ったのよ』と声をかけてくれました。私もこれ以上、主人に『頑張って』とは言えませんでした。もう、これまで十分に頑張りましたから」■渡辺さんが好きだった赤いウインナーを家族で食べて。思っていたよりずっとおいしくて「じつは主人を荼毘に伏す前に、盟友の中村雅俊さんや角野卓造さんに連絡をとって、お別れに来ていただいたんです。皆さん、『徹の顔を見たら、どうなっちゃうんだろうな』と考えていたようですが、穏やかに眠っているような主人を見て、つい昔の楽しい日々が思い出されたみたいです」3月28日に行われたお別れの会でも、その人柄を感じさせる場面に遭遇した。郁恵さんや裕太さんが参列者に挨拶をしていたときだった。「目の前には俳優さんばかりでなく、裏方のスタッフさんが長蛇の列を作って……。レギュラー番組でお世話になった人ばかりでなく、年1回出演する地方の特番のスタッフさんなどが、主人との思い出を私たちに伝えたいと思ってくださったんです。それを見て、本当にみなさんから愛されていたし、主人が誰に対しても同じように接していたのだと実感しました。主人が築いてきた縁を大事にして、またその生きざまを私や裕太が受け継ぎ、仕事をしていきたいと思っています」こう決意を語ったところで「そうそう」と、郁恵さんが渡辺さんとのことを思い出し、いつもの笑顔を取り戻した。「先日、主人の誕生日にはプレゼントを送ったんです。結婚当初、主人が『ウインナーが好きだ』と言っていたので、ちょっと高価な粗びきウインナーを買ってきたんですね。すると『そうじゃなくて、赤いウインナーがいいのに』ともめて、主人が家出したのが渡辺家の“ウインナー事件”です」郁恵さんがスーパーに買い物に行くと“事件”の発端になった赤いウインナーが目に入って、はじめて買ってみたという。「徳用サイズですごく量が多かったんですが、5月12日の主人のお誕生日にお供えして、私たち家族も食べたんです。これが思っていたよりもずっとおいしくて。ちょっと得意げで、楽しそうな笑みを浮かべる主人の声が聞こえてくるようでした。『だろ!気づくのが遅いんだよ〜』って(笑)」【後編】榊原郁恵急逝した夫・渡辺徹さんとの“闘病の日々”を初告白へ続く
2023年06月25日榊原郁恵さん(64)。太陽のような明るさで家族や周囲を照らしてくれた渡辺徹さん(享年61)。だが、笑顔の陰には、病魔との闘いがあった。ときには無理なほどの節制を渡辺さんに求めたこともある。それは郁恵さんにとっても、つらいことだったに違いない。いま、渡辺さんは天国から「おれたち、頑張ったよな」と郁恵さんにほほ笑みかけているだろう。■郁恵さんが23歳のとき渡辺さんと初対面。2人は交際を重ね、結婚。家族に恵まれて2人の出会いは、郁恵さんが『ザ・トップテン』の司会をしているとき。渡辺さんは『約束』(82年)が大ヒットして、番組に登場したのだった。雑誌のインタビューなどで渡辺さんは、郁恵さんとの第一印象を『挨拶したのに、無視された』と、冗談交じりに回想している。「『適当にあしらわれた』なんて(笑)。でも、私は全然、そんなつもりがなくて、挨拶をされた記憶がないんです。司会進行の確認などをしていたので、気づかなかっただけなんだと思います。向こうは向こうで私の印象が悪かったようですが、反対に、私のほうも主人のことを“軽い人だな”って思っていました。歌がヒットしてたびたび番組にも来ましたが、そのたびに太ったりしていたので、最大限の嫌みとして『ずいぶん、丸くなりましたね』なんて言ってみたり」“軽い人”のイメージは、84年、ドラマ『風の中のあいつ』で共演したことで、プラスのイメージに反転した。「俳優仲間やスタッフにも分け隔てなく明るく接する様子を、私は一歩引いたところから見て“居心地のいい空間を作る人だな”って思うようになったんです」劇団出身の渡辺さんには現場マネージャーがついておらず、スタッフとも直接、スケジュールのやりとりをしているし、ファンとも気軽に交流を持ち、受け取ったお弁当をその場で食べていた。「これまで接したことがないタイプだったので、驚きもあり、惹かれていったんでしょうね」渡辺さんも、郁恵さんのことを気になり始めたのだろう。「ドラマ撮影の途中、私は舞台『ピーター・パン』の出演のために1カ月ほどお休みしたんです。そのときも『近くで撮影があったから、顔を出しに来たんだ』って、楽屋まで来てくれたりしました」渡辺さんからは電話番号を渡されていたため、郁恵さんはお礼の電話をしたかった。「でも、ホリプロは厳しく、都内で寮生活をしていたころから『親、きょうだい以外には自分の電話番号を伝えてはいけない』と言われていて(笑)。悩みながら、電話したんですが、ドラマの収録が終わるころには、毎日のように電話をするようになったと思います」有名人カップルであったが、隠れてデートすることはなかったという。「母と住む私の家に主人が来て、近場の公園や、レストランに行ったり。遠出といっても横浜ですが、主人が出演した映画のロケ地があって『おれはこういう芝居をしたんだ』という説明をされたことも。お付き合いしたてのころは、なんでも楽しいですからね。人間関係などを含め、私の世界を広げてくれるいい男友達という感覚だったんです。でも、私のほうが年上だし、25歳と、当時の結婚適齢期だったため、主人は最初から結婚を視野に入れて、覚悟してお付き合いを始めたそうです」結婚後、長男で俳優の渡辺裕太さん、次男と2人の子供に恵まれた。「主人はとっても優しい人なので、子供を猫っかわいがりすると思ったんですが、お父さんとしての出番はあまりなかったんです。私も主人も仕事が忙しく、同居している私の母が、子供たちの親代わりのように接してくれたんです。渡辺家にとっても、裕太は初孫。渡辺のお父さんはかちんこちんに緊張しながら、抱っこして、かわいがってくれて。あとになって主人に聞くと『おれがいろいろ子育てしたら、おじいちゃんとおばあちゃんの楽しみを奪っちゃうだろ』と話してくれました。『なにを都合のいいことを』なんて笑いましたが、きっと本心だったんでしょうね」幸せな家族の時間が流れたが、一方で渡辺さんが病気と向き合い、郁恵さんが伴走する日々でもあった。■病室で還暦を迎えた渡辺さんは息子たちから贈られた赤いブリーフに大喜び「主人が糖尿病になったのは、30歳くらいのとき。もともと太りやすい体質で、普通の量を食べても太ってしまうのに、お料理番組にレギュラー出演していたから、食べる量も多かったんですね。休みなく仕事をしていたから、本人は意識してなくてもかなりストレスがあっただろうし、周囲からの『痩せろ』という声に、いらだつこともあったと思います」「とにかく運動」と医師から指導されても、運動する時間がないし、時間があれば眠りたい。頑張って痩せても、地方公演で2〜3カ月巡業すると、後援会との夜のお付き合いがあるため、リバウンドしてしまう。「いまの私でも無理なほど、ぎりぎりのカロリー制限をした時期もありました。調味料に関しても、ほんのちょっとでも我慢。空腹をしのぐために、私がキャベツの千切りを山盛り出して『このまま食べて』と言ったときは、さすがに主人も怒って……。『そんな味気ないものを食べる悲しさがわかるのか』って。本当にそのとおりですよね」12年には虚血性心疾患、13年には膵炎、コロナ禍の21年には大動脈弁 狭窄症の手術を受けている。郁恵さんも万全な体調ではない渡辺さんを支えた。「21年に倒れたときは、病室で還暦を迎えました。コロナ禍ということもあり、私だけ許可をもらってお見舞いすることができたんです」その日、病院の最寄りの駅まできてくれた裕太さんから、子供たち2人のプレゼントを受け取った。「それを主人に渡して、包みを開けたら赤いブリーフが3枚入っていたんですね。すごい気の利いたプレゼントで、主人は大喜び。私は“私が顔を出すのがいちばんのプレゼント”だなんて、手ぶらで行ってしまっているのに(笑)」郁恵さんは渡辺さんの入院を、適切な治療で回復をし、仕事に復帰するための期間だと、前向きに捉えていた。「でも、主人にとっては、病院という特別な空間で、寂しいし、つらいと思うこともあったはず。時間があるので考え込んでしまい、仕事への不安を感じる瞬間もあったかもしれません。そんなときに、元気が出る赤いブリーフがすごくうれしかったはずです。主人の健康には気を使っていましたが、そうした心のケアの部分で、子供たちがフォローしてくれたんですね」何度も大病を乗り越えた渡辺さんだったが、近年は、長年の糖尿病が起因となって人工透析を受けていたという。「肉体的にも、心情的にもつらい治療です。お仕事によっては、スケジュール的にご迷惑をおかけすることも多々ありました。人工透析のことは、あえて公表することはしませんでした。仕事にも影響するし、どう受け止められるのかわからなかったためです。“だらしない生活をしていたから”と誤解されることもあるかもしれません。でも、主人は頑張っていたし、さまざまな病気に見舞われても現実を受け止め、最大限、ふんばって、治療に、仕事に意欲的でした」長期間、地方に行くときは、滞在先の医療機関で透析を受けることもあったという。「たぶん主人のことだから、行く先々で、気軽に患者の方ともお話ししたかもしれません。大勢の方が受けている人工透析の励みにもなったのではと思います」満身創痍でも、妻を愛し、家族を愛し、そして仲間や仕事を愛した渡辺さんは、11月28日、家族や親族に見守られ逝去した。棺の中には、山盛りのごはん、お気に入りのスーツや家族や親戚が書いた手紙をおさめた。「みんな、どんな手紙を書いたのかはわかりません。私は──。主人からは、よく『おれのことを愛しているのか』『本当に好きなのか』なんて言われることがありました。夫婦でベタベタする恥ずかしさもあって、私はそっけなかったのかもしれません。思い返してみれば、感謝の言葉をかけてくれるのはいつも主人で、照れもあった私からはなかなか口にすることはなかったんですね。でも……、主人と最期のお別れをするとき、思い浮かぶのは感謝の言葉以外、ありませんでした。『これまで、本当にありがとうね』と──」
2023年06月25日