大人気マンガシリーズ、今回は作者(@_kuzuyu_)さんの投稿をご紹介! 「母の母役がうんざりなので娘をやめることにしました。」第1話です。 挫折をきっかけに母親との関係に疑問を感じるように。 そもそもお母さんはどんな人かというと…。才色兼備なお母さん出典:instagram順調な人生出典:instagramケンカの絶えない家庭出典:instagramそして離婚したお母さん出典:instagram失敗のない人生を歩んできた母親。初めての挫折に何を思うのでしょうか…。毎日1日1話更新中♪次回の配信もお楽しみに!(lamire編集部)(イラスト/@_kuzuyu_)本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。"
2021年08月06日アプリ版「ぴあ」の表紙をデザインしている及川先生のイラストレーション制作過程を「making of」として公開いたします。今月は9月17日より舞台「いのうえ歌舞伎『狐晴明九尾狩』」に出演する吉岡里帆さんです。<公演情報>2021年劇団☆新感線41周年興行 秋公演 いのうえ歌舞伎『狐晴明九尾狩』【東京公演】TBS赤坂ACTシアター9月17日~10月17日【大阪公演】オリックス劇場10月27日~11月11日
2021年08月03日出会った女性がネタの源。そんな横澤夏子さんが、街で見つけたいい女を実演。今回は、“人の役に立てた”と思わせる女性、“ヒントをもらえたと言う女”になりきり。自分の悩みを知ることがヒントに気づくカギになる。先日、吉岡里帆さんのラジオに出させていただいた時のことです。吉岡さんから、「横澤さんは、どうやってネタを作っているんですか?」と聞かれたので、「最初に言いたいセリフがあって、それを言うためにキャラクターや設定を作るんですよ」と答えました。さらに続けて私が、「逆に、俳優さんはもらったセリフを言うと思うんですけど、それってどういう状態なんですか?」と尋ねた時に、「それ、いま私がすごく考えていることなんです。横澤さんの話を聞いて、新しいヒントがもらえた気がします」と言われたんです。それを聞いて、私みたいなものが吉岡さんにヒントを与えられたなんて…!と、すごく嬉しい気持ちになりました。実際のところ、私は何かのヒントを彼女に与えたというわけではありません。吉岡さんが自分の力で、日頃考えていることに対して答えに近づいただけなのに、あたかも私が役立つことを言ったようにしてくれたんです。それに、「答えをもらえました」ではなく、「ヒントをもらえました」という言葉を選ぶところもとても素敵ですよね。自分の発言が彼女にとって必要なパズルのピースになり、お互いが有意義な時間を過ごせた気持ちになれました。自然とそういう言葉選びができる人っていいですよね。彼女のような人になるには、日頃から自分が悩んでいることに対して意識的でいることが大事だと思います。そうじゃないと、何が自分にとってのヒントになるかわからないですよね。あと、これまでの壁にぶち当たった経験をしっかりと覚えているからこそ、自分にとってヒントになることを見極められるんだろうなと思いました。自分と向き合い、人の言葉に対して「これ、役に立ちそうだな」と歩み寄れる人になりたいです!よこさわ・なつこ芸人。“ちょっとイラッとくる女”のモノマネで大ブレイク。婚活で培ったテクニックをまとめた著書『追い込み婚のすべて』(光文社)が発売中。昨年2月に第一子を出産。※『anan』2021年8月4日号より。写真・中島慶子イラスト・別府麻衣文・重信 綾(by anan編集部)
2021年08月01日劇団☆新感線41周年興行 秋公演 いのうえ歌舞伎『狐晴明九尾狩』の製作発表が行われ、中村倫也、吉岡里帆、向井理、中島かずき(作)、いのうえひでのり(演出)が登場した。同作はいのうえひでのり演出、中島かずき描き下ろしによる伝奇時代劇で、2020年春の『偽義経冥界歌』から約1年半ぶりの“いのうえ歌舞伎”となる。「狐の子」を名乗る陰陽師・晴明(中村)と、陰陽師に化けた九尾の狐(向井理)が、手練手管の頭脳戦を繰り広げる。同作の脚本を書くにあたり、中島は「吉岡さんが狐の霊役でと考えた時に、どうしても思いつくことがあって、やるかやらないか、いのうえにも相談した」と、CMで狐役を務めていた吉岡についての葛藤を明かす。「でも狐の霊で晴明と戦うことを思いついちゃったので、見たいものを書く」と腹をくくった様子だった。吉岡は「狐の役を何年か某CMでさせていただいていて、実はけっこう長いんですよね、狐歴が」と苦笑。「今までやってたことが役に立つときが来たと嬉しかったんですけど、台本を読んでみますと、あれ、私の知ってる狐と全然違うな、と」と印象を語った。ビジュアルも公開されたが、吉岡は「狐歴が長い身からすると、しっぽが大事。どれだけモフモフしたいいしっぽを持てるか」と狐のプロならではの視点を示す。一方で「しっぽをつけたままアクション芝居をしたことがない」と今回新たな挑戦もある様子だ。狐を演じるポイントについて聞かれると、吉岡は「『人間じゃないんだよ?』というアピール。『私は、人間じゃないんだよ?』と思いながら、いつもやってます」と心情を大切にしているという。「あと、某狐をずっとやってて大事にしてるのは、絶対に人間の耳を見せないこと。それは常にずっとメイクさんと話し合ってやってます」とビジュアルのポイントも説明した。撮影:田中亜紀
2021年07月17日お笑いコンビ・EXITの兼近大樹、女優の吉岡里帆、俳優の妻夫木聡が13日、「サマージャンボ宝くじ」「サマージャンボミニ」発売記念イベントに登場。兼近が、自身がファンだと公言する吉岡を前に照れる場面があった。本日13日から8月13日まで発売される「サマージャンボ宝くじ」(市町村振興 第892回全国自治宝くじ)と、「サマージャンボミニ」(市町村振興 第893回全国自治宝くじ)。「サマージャンボ宝くじ」は、1等賞金が5億円、1等の前後賞が各1億円で、1等・前後賞合わせて7億円、「サマージャンボミニ」は、1等 3,000万円、1等の前後賞は各1,000万円で、1等・前後賞合わせた賞金額は5,000万円となっている。その「サマージャンボ」のCMに新メンバーとして出演する兼近。イベント冒頭、「突然のチャラ男カットインしましたけれども、今日は頑張っていきたいと思います。サマージャンボということで、アヒージョよりアチー夏にしたいなと思っています。お願いします!」と“チャラさ”全開で丁寧に頭を下げた。今回のCMで共演する吉岡は「兼近さんが来てくださったことでさらにテンションが高くなったという印象なんですけど、ちょっと馴染むのが速すぎてビックリしています。しっくりきてますね」と言い、「現場でもプロフェッショナルすぎて、お兄ちゃん(妻夫木聡)と妹(今田美桜)の彼氏という微妙な関係性の掛け合いが面白すぎて、これまでの撮影で一番笑いました。カットがかかるたびにお腹を抱えて笑って、他のキャストの皆さんとも『今回ちょっとヤバいね』って」と絶賛。それに対し、兼近は「妻夫木さんが引っ張ってくれたんで、演技にも磨きがかかったというか」と嬉しそうに話し、妻夫木、吉岡らがCMで演じる5兄妹との共演には「嬉しかったです。ウルトラ兄弟と共演したようなテンションになりました。仲のいい皆さんの中に僕が新参者で入っていくんですけど、皆さんがめちゃくちゃ褒めてくれるんです」と明かした。“吉岡里帆ファン”を公言している兼近。記者から憧れの人を前にした心境を聞かれると、「5年前くらいからツイッターとかでも『吉岡里帆大好きだー!』みたいなことを書いているのでファンの方は知ってると思うんですけど、多分本人には届いてないと思って、撮影中もなるべく見ないようにしてましたし、全く興味ない感じ出してましたので、今それを言われると結構キツいです」と恥ずかしそうに答えながらも、「たまんないですね。『いるなー!』って毎回思うんですけど、他の吉岡里帆ファンのためになるべく目には入れないようにしています。公平にするために」と、同じく吉岡のファンである同志への気遣いを見せ、会場の笑いを誘った。
2021年07月13日女優の吉岡里帆が13日、「サマージャンボ宝くじ」「サマージャンボミニ」発売記念イベントに登場。爽やかな浴衣姿を披露した。本日13日から8月13日まで発売される「サマージャンボ宝くじ」(市町村振興 第892回全国自治宝くじ)と、「サマージャンボミニ」(市町村振興 第893回全国自治宝くじ)。「サマージャンボ宝くじ」は、1等賞金が5億円、1等の前後賞が各1億円で、1等・前後賞合わせて7億円、「サマージャンボミニ」は、1等 3,000万円、1等の前後賞は各1,000万円で、1等・前後賞合わせた賞金額は5,000万円となっている。その「サマージャンボ」CMに出演する吉岡は「いつも宝くじのCMのイベントで季節感を感じています。今朝セミが鳴いてたので、サマージャンボのイベント日和だなと。今日は楽しみたいと思います」と笑顔を見せた。今回のイベントには、水色を基調とした美しい浴衣姿で登場したが、プライベートで浴衣を着る機会は年々なくなってきているようで「(浴衣が)年々仕事着という感覚になってきていまして。子供の時はお祭りとか花火大会とかで着ていたんですけど、今は夏の仕事着の正装という感じです」と少し寂しそうに話した。「サマージャンボ」にちなみ、夏の思い出を聞かれると、「去年、葉山で撮影をしていて、帰りにかき氷を食べたんんですけど、その店がどうやら名店だったらしくて、ほぼ売り切れていて、一つだけキウイのかき氷が残ってたんですけど、めっちゃおいしくて! ちょっとあれは今年も食べたいなと思っています」と目を輝かせた。その質問の直後、報道陣から「せっかくなので浴衣姿を撮らせてほしい」とお願いされ、吉岡は「突然すぎてびっくりしています」と顔を赤らめながらクルリと後ろ姿も見えるように1回転。“吉岡里帆ファン”を長く公言し、今回のCMでも共演するEXITの兼近大樹は「(今回の会見VTRを)後でじっくり観ます」と顔をほころばせ、会場の笑いを誘っていた。
2021年07月13日映画『漁港の肉子ちゃん』の公開記念舞台あいさつが7日、都内で行われ、大竹しのぶ、吉岡里帆が出席した。明石家さんまが直木賞作家・西加奈子氏の小説に惚れ込み企画・プロデュースした本作は、漁港の船に住む訳あり母娘・肉子ちゃんとキクコの秘密がつなぐ奇跡を描いたハートフルコメディ。肉子ちゃんの声を大竹しのぶ、娘・キクコの声をCocomiが務めたほか、この日登場した吉岡里帆が若かりし頃の肉子ちゃんの親友・みうの声を担当した。2017年に放送されたドラマ『ごめん、愛してる』(TBS系)で共演以来からの付き合いだという大竹しのぶと吉岡里帆。大竹が「お互いの舞台を見に行ったりLINEをしたりしています。全然歳は違いますけど(笑)」と明かし、吉岡も「この前は楽屋にお邪魔してずっと喋っちゃいました(笑)。楽しかったです」と仲が良いエピソードも。その2人は別々のアフレコ収録で、最初に大竹が収録したという。お互いのアフレコの感想を求められ、吉岡が「安心感と言いますか、私は後で声を入れさせていただいたので、本当に会話している感じで有り難かったです。肉子ちゃんの心がこもっていて、その感情がダイレクトに伝わってきて、しのぶさんは側にいませんでしたが肉子ちゃんとして側にいる感覚になりました」と絶賛すれば、大竹も「私が撮った時は(吉岡が)やってなかったので寂しかったんですが、出来上がったのを見てすごくキュンとなりました」と褒めた。そのアフレコ収録には明石家さんまも同席していたという。その時の感想を吉岡が「私はアフレコブースにいて、さんまさんがミキサーのエリアにいらっしゃいました。マイクが通っていなかったんですが、何かを喋ってくださる時間があり、すごくいっぱい喋ってくださるんだな~と(笑)。マイクで録ってなくても喋るさんまさんが印象的でした(笑)」と述べると、すかさず大竹が「うるさいってことですよね」と笑いを誘う場面も。一方の大竹は「アドリブの要求が多くて……どこかに笑いを入れたい欲求がすごいんです。もう絵が出来上がっているんだから渡辺監督が『ここは無理です』と困っていたのを覚えています」と暴露しツつ、「昔から温かいモノが好きで、人を笑わせることが好きなんです。一瞬でも良いから人を幸せにすることが昔から好きなので、こういうものを作りたいと思いますよ」とフォローもしていた。
2021年07月08日鈴木亮平主演、吉岡里帆が共演した「レンアイ漫画家」の最終回が6月17日放送。ラブコメに挑んだ鈴木さんの演技に「1番好きになりました」「新鮮!」などの声が殺到。吉岡さんにも「とにかく可愛かった」といった賛辞が送られている。原作は講談社モーニングKC刊で連載されていた山崎紗也夏の同名コミックス。“刈部まりあ”名義で少女漫画の金字塔と呼ばれる「銀河天使」を連載し続けてきた天才少女漫画家、刈部清一郎を鈴木さんが演じるほか、清一郎の弟・純に5回も告白、彼の漫画のモデルにもなった久遠あいこに吉岡さん。2人のほか、あいこに想いを抱いてきたカフェ&バー「2 STORY CAFE」店長代理、二階堂藤悟に眞栄田郷敦。清一郎を担当編集者で“刈部まりあ”としての清一郎を守ろうとしてきた向後達也に片岡愛之助。刈部まりあのファンでライバル漫画家でもある金條可憐に木南晴夏。一緒に暮らすことになった清一郎の甥、刈部レンに岩田琉聖。早瀬剛に竜星涼。伊藤由奈に小西桜子。秋山美波に内田理央といったキャストが出演してきた。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。清一郎が漫画を描けなくなり、倒れてしまったことに責任を感じたあいこは刈部家を去る。あいこを失った大きな喪失感のなか清一郎は令和編ラストを描き上げると、向後に休載を正式に申し出る。その後清一郎は二階堂からマラソンを、早瀬から異業種交流を学び、ストイックな性格ゆえそれらを極めて、それまでの彼とは正反対の陽キャ&パリピ人間へと変貌を遂げる…というのが最終回のストーリー。変貌を遂げた清一郎の姿に「突然鈴木亮平さんのイメージビデオ始まってびっくりしちゃった」「まさか最終回のオープニングがこんなだと思ってなかったよ笑」「レンアイ漫画家つけてたはずだが???今までとテイストが全く違くて」など視聴者にも動揺が走る。行方不明になったと思われたあいこだが、実は編集者となって可憐のもとに身を寄せていた。取材のため異業種交流会に出席したあいこは、清一郎と再会する。変貌を遂げた清一郎にあいこは再び漫画を描くよう懇願。実はこの1年、清一郎は漫画を描くことを忘れようと様々なことをしていたが、あいことの再会で再び漫画を描く決意を固め、改めてあいこに交際を申し込む…というラストだった。放送後のSNSには「何より亮平さんの演技に引き込まれた、、、やっぱ只者じゃないよ」「鈴木亮平さんの作品でマジで1番好きになりました!」「恋愛ドラマのイメージあんまなかったけど、すっごく良かった!!」「鈴木亮平さんのラブコメ新鮮!と思って見始めたけど、豊作な今期のドラマの中でリアタイかかさないくらいハマりました」など、初ラブコメで新境地を開拓した鈴木さんに高い評価が。また吉岡さんにも「吉岡里帆ちゃんがとにかく可愛かった。それだけで観る価値あった」「全てにおいて表情が完璧でもう最高」などのコメントが送られている。(笠緒)
2021年06月18日鈴木亮平、吉岡里帆が共演するラブコメ「レンアイ漫画家」の9話が6月3日オンエア。清一郎と編集者の向後、2人の“絆”に感動の声が上がる一方、清一郎とあいこの“ダブル身長差キス”と、清一郎の持ち込み原稿に隠された“秘密”にも様々な声が上がっている。原作は山崎紗也夏の同名コミックス。“刈部まりあ”名義で少女漫画の金字塔と呼ばれる「銀河天使」を世に送り出したが、実は男性の天才少女漫画家、刈部清一郎に鈴木さん。清一郎のマンガのネタ作りのため“恋愛ミッション”の仕事を請け負うも、いつしか清一郎に惹かれた久遠あいこに吉岡さん。カフェ&バー「2 STORY CAFE」店長代理で、あいこのことが好きな二階堂藤悟に眞栄田郷敦。清一郎を担当してきた編集者で、漫画家としての清一郎を守ろうとする向後達也に片岡愛之助。清一郎の正体を知った漫画家の金條可憐に木南晴夏。清一郎の甥、刈部レンに岩田琉聖。レンの母で清一郎に接近していた秋山美波に内田理央。「2 STORY CAFE」の店員で二階堂の彼女でもある伊藤由奈に小西桜子。“恋愛ミッション”であいこにフラれたが、その後あいこのストーカーと化した早瀬剛に竜星涼といったキャストが出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。SNSで刈部まりあが清一郎であることが拡散され炎上。さらに「銀天」が日本漫画大賞を獲得したと連絡が入る。向後は自分が独断で日本漫画大賞に応募したことを謝罪するが、清一郎は「向後さんまで俺のマンガを汚すんですか」と激怒。それから部屋にこもってしまう。一週間後、再び清一郎のもとを訪れた向後は、自分が本当に守るべきだったのは清一郎だったと謝罪。日本漫画大賞を辞退しようとするが、授賞式に清一郎が現れ、向後と読者、そしてあいこへの感謝の言葉を語る…というのが今回のストーリー。向後の謝罪と清一郎の受賞スピーチに「今週のレンアイ漫画家は刈部さんと向後さんのメモリアルストーリーだった」「担当編集の向後さんとの絆も胸がじーんとしたな」「向後さんとの絆が今回で凄く分かったのよかったー」など感動の声が続出。「鈴木亮平さんと片岡愛之助さんの本気勝負を魅せて(観せて)いただきました」と、2人の演技合戦に触れた投稿も。授賞式の帰り道、清一郎はあいこに「俺たちは、付き合ってるんだよな?違うのか」と問いかける。「まだはっきりとは…」と返すあいこに、付き合うという意味がよくわからないと吐露する清一郎。するとあいこは清一郎にキスして「意味は私たちが作りませんか」と答える。その言葉に今度は清一郎があいこにキスをして…この“ダブル身長差キス”に「身長差チュー2回もありがとう」「キュンキュン通り越してギュンギュンする」といった反応多数。さらに清一郎がかつて向後のもとに持ち込んだ原稿を読み返しながら、高校時代の兄の言葉と、1話のあいこのセリフがつながり、清一郎はあいこだと気づかずに彼女を漫画に描いていたことに気づく…このラストに「12年前の初原稿からあいこがもう出てたなんて」「今回のレンアイ漫画家最高すぎた…もう言葉にならない…しかも、最初に書いた漫画で既にってもうエモすぎる」といった感想も送られている。(笠緒)
2021年06月04日漁港の船に住む訳あり母娘を描くアニメーション映画『漁港の肉子ちゃん』より、本作の主題歌、稲垣来泉が歌う「イメージの詩」の映画版MVが公開された。稲垣さんのあどけなく力強い歌声と、肉子とキクコの愛に溢れた眩しい日々が描かれる今回のMV。若き日の肉子ちゃん(大竹しのぶ)が男に騙されている様子を見て心配する当時の親友・みう(吉岡里帆)との会話からスタートし、みうとの思い出の美味しそうなフレンチトーストを頬張る肉子ちゃんと娘キクコ(Cocomi)の日常、親子を温かく見守る焼き肉屋「うをがし」の店長・サッサンをはじめとする漁港の町の人々が映し出されていく。また、この肉子ちゃんとキクコを演じた2人は、それぞれ演じる役はネイティブの関西人ではないものの、大阪に住んでいたという設定をリアルに生かすため、明石家さんまからの指導も受けながら繰り返し練習したという。映像で流れている本作の主題歌は、吉田拓郎のデビュー曲「イメージの詩」。劇中で描かれる母娘の物語にもマッチした名曲を新たな世代にも伝えたいというさんまさんの提案から、サウンドプロデュース「GReeeeN」、編曲・武部聡志でアレンジを加え、稲垣さんがカバー。オリジナル楽曲を手掛けた吉田さんは「心の底から『素晴らしい』。今回の『時を超えた奇跡的なレコーディング』に震えました。頬をつたわる涙を僕は『ぬぐう事すら忘れて聴き入りました』。10歳の少女が力いっぱいに(時にはシャウトしながら)歌い切った『新イメージの詩』は決してカバーなどと言うレベルのものではありません。まさに2021年に『叩きつけられた新しいメッセージ』ではないでしょうか」とコメントを寄せる。歌唱を担当した稲垣さんも「さんまさんが声で選んでくれた事に自信を持って私は歌いきりました。さんまさんやスタッフの皆さんが、うなずいてくれたので、とても良い歌になっていると思います」と話している。『漁港の肉子ちゃん』は6月11日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:漁港の肉子ちゃん 2021年6月11日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開©2021「漁港の肉子ちゃん」製作委員会
2021年05月25日鈴木亮平、吉岡里帆共演のラブコメドラマ「レンアイ漫画家」の5話が5月6日オンエア。竜星涼の“復活”に驚きの声が集まるとともに、鈴木さんと吉岡さんの“身長差ハグ”にもタイムラインが沸き立っている。山崎紗也夏の同名コミックスを原作に少女漫画家・刈部清一郎と久遠あいこが笑えて、ほろっとくるコミック・ラブストーリーを繰り広げる本作。天才少女漫画家の刈部清一郎を鈴木さんが演じ、かつて刈部の弟・純のことが好きだった久遠あいこに吉岡さん。純の息子で現在は清一郎と暮らす刈部レンに岩田琉聖。清一郎の編集担当、向後達也に片岡愛之助。あいこ行きつけの店で店長代理を務める二階堂藤悟に眞栄田郷敦。二階堂に好意を寄せる伊藤由奈に小西桜子。あいこの初めての疑似恋愛ミッション相手で、その後刈部の指示であいこにフラれることになる早瀬剛に竜星涼。清一郎をライバル視する漫画家の金條可憐に木南晴夏。刈部の弟であいこの初恋の人、レンの父で今は亡き刈部純に白石隼也といったキャストが出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。あいこが朝食の準備をしているとインターフォンが鳴る。最近誰かにつけられているような気配を感じていたあいこは、ストーカーかもと心配しつつモニターを覗くと、そこには向後の姿が。安堵するあいこだったが玄関を開けると、そこには向後と共にあいこの姉、緒方るりこ(観月ありさ)と、早瀬の姿が…というのが今回のおはなし。ここ数話、あいこの後を尾けていた男性の影は、なんと早瀬だった。自分を振った後のあいこの恋愛ミッションの様子をすべて尾行していた早瀬。なぜか明るく爽やかに自身のストーカー行為を語るその姿に「再登場したら明るいストーカーになってた竜星涼」「竜星涼のポジティブストーカーも良い」などの反応が集まる。るりこの前で恋人同士のフリをすることになる刈部とあいこは、酔っ払ったるりこに言われ外出することに。自分にいい人ができたと喜んでくれたと思うと話すあいこに、「それでいいのか。君の嫌いな嘘だろ」と返す刈部。「嘘じゃないと安心させてあげられないんで」と涙ぐむあいこをみつめていた刈部は、「ハグの練習だ」と思わずあいこを抱きしめてしまう…という展開に。ハグした2人の“身長差”に「ハグした瞬間の身長差ー!よくないですかー!!」「身長差エグ過ぎて目と頭がバグる」「あの二人の身長差めっちゃ良くないですか!?」などの声が殺到。また「レンアイ漫画家ハグって逃げ恥かーいww」「ハグの練習ってワード出てくるとは笑逃げ恥以来」と、ハグの際の刈部のセリフに「逃げ恥」を思い出す視聴者も多数現れている。(笠緒)
2021年05月07日西加奈子の小説を原作とし、大竹しのぶ、Cocomi、花江夏樹、下野紘、吉岡里帆、マツコ・デラックスらが声で参加する劇場アニメーション『漁港の肉子ちゃん』。この度、訳あり母娘の肉子ちゃんとキクコの何気なくも愛おしい日常が描かれた場面写真が一挙公開された。本作は、漁港の船に住む2人きりの母娘、肉子ちゃんとキクコの軌跡と成長を描いた感動のハートフルコメディ。到着した場面写真には、肉子ちゃんの働く焼き肉屋「うをがし」にて焼かれる分厚い肉を一心に見つめる2人や、水族館のペンギンに驚き尻もちをつく肉子ちゃん、幼少期のキクコの姿が写し出されている。また劇中にはほかにも、母娘を取り巻く個性的なキャラクターが数多く登場することも見どころとなっている。キャラクターデザインと総作画監督を務めたのは、スタジオジブリ研修生の第一期生として入社し、アニメーターとして『耳をすませば』や『もののけ姫』に参加した小西賢一。美術監督には『鉄コン筋クリート』の木村真二。それぞれ直近では『海獣の子供』で渡辺歩監督、「スタジオ4°C」とタッグを組んでいる彼らが、本作の世界を豊かに彩っている。今回の場面写真の中には、『となりのトトロ』オマージュのシーンも登場している。また、「GReeeeN」書き下ろしエンディングテーマ「たけてん」が5月26日(水)よりデジタルシングルでリリースが決定した。『漁港の肉子ちゃん』は6月11日(金)全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:漁港の肉子ちゃん 2021年6月11日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開©2021「漁港の肉子ちゃん」製作委員会
2021年04月28日鈴木亮平主演、吉岡里帆との共演でおくるラブコメドラマ「レンアイ漫画家」の3話が4月22日オンエア。稲葉友演じる教師に接近するため“ギャル化”するあいこ。吉岡さんのギャル姿に「史上最高レベル」「明日から真似する」などの声が殺到している。山崎紗也夏による同名コミックスを鈴木さん主演で描く本作は、少女漫画家・刈部清一郎と、久遠あいこが繰り広げる、笑えて、ほろっとくるコミック・ラブストーリー。少女漫画の金字塔と呼ばれる「銀河天使」を連載し続ける天才少女漫画家の刈部清一郎に鈴木さん。夢無し、彼無し、お金無し。いつか運命の“人生の相方”が現れることを夢見るも男運が悪い久遠あいこに吉岡さん。清一郎を長年担当してきた編集者の向後達也に片岡愛之助。あいこ行きつけのカフェ&バー「2 STORY CAFE」店長代理の二階堂藤悟に眞栄田郷敦。清一郎と共に暮らす清一郎のおい、刈部レンに岩田琉聖。清一郎をライバル視する漫画家の金條可憐に木南晴夏といったキャストが出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。清一郎からレンの担任、大倉シンゴ(稲葉友)と“禁断の恋”に落ちるよう指示されたあいこだが、そこにレンが刈部邸に友達を連れて来て騒動に。ミッションを断るあいこだが、自宅アパートが取り壊されることになり、再び清一郎を訪ね契約をミッション別に変更してもらうあいこ。向後のアドバイスでギャル風の服装に身を包んだあいこは、レンを連れ小学校の三者面談に赴く…というのが今回のおはなし。“ギャル風”となったあいこを見た視聴者からは「吉岡里帆史上最高レベル」「ギャルの装いの吉岡里帆かわいいすき」「吉岡里帆のギャル可愛すぎたから明日から真似する」などの声が殺到。三者面談で大倉と接近、その後大倉の恋愛相談に乗り、自分が好かれてると確信を抱くあいこだが、あいこのアドバイスがきっかけで大倉は彼女と結婚を決意。あいこの恋は終わりを迎えてしまうのだが、この展開にも「これもしかして毎週、毎回いろんな吉岡里帆ちゃんが観れるっていう素晴らしいドラマじゃないの!?」などの感想も。その後、レンの体調が悪化。あいこはレンを病院に連れていき、その後看病したまま眠りこんでしまう。清一郎はそんなあいこを優しくうちわで仰ぐのだが、このシーンに「不器用すぎるし、うちわの風の圧(笑)」「レンアイ漫画家の鈴木亮平がかわいくてたまらん」といった反応も寄せられている。(笠緒)
2021年04月22日明石家さんまが企画・プロデュースする、西加奈子の小説の劇場アニメ化『漁港の肉子ちゃん』。この度、吉岡里帆とマツコ・デラックスが本作に参加することが明らかになった。先日放送がスタートしたドラマ「レンアイ漫画家」では、ヒロイン役で出演中の吉岡さんが担当するのは、若かりし肉子ちゃんの親友みう。肉子ちゃんと娘キクコの親子関係の秘密を握る重要な役どころとなっている。「愛情たっぷりの肝っ玉母ちゃんと成長期真っ只中の繊細な娘とのやり取りに、台本を読みながら思わず笑みが溢れました」と物語の印象を明かした吉岡さんは、「さんまさんプロデュースにより、西加奈子さんの名作がアニメーション作品として瑞々しく劇場で公開される事、そしてそんな素敵な作品に一演者として参加出来る事、大変嬉しく思っています」と今回の参加を喜ぶ。またマツコさんが演じるのは、肉子ちゃんが働く漁港に1軒ある焼肉屋「うおがし」の店内のテレビで放送される、番組内の人気コーナー「驚異の霊媒師ダリシア、霊視スペシャル!」の霊媒師ダリシア。久しぶりのアフレコにすごく緊張したというマツコさんは「さんまさんと一緒の時は、いかにボケるか?いかに面白いことを言うか?をずっと考えながらやってるじゃない?だからアフレコの現場でもずっと監督をイジったりとか、クセでやっちゃうのよ。で、怒られた、さんまさんに。『今日はまじめにやれ』って(笑)。だから、まじめにがんばりました」と今回の収録をふり返っている。さらに、「うおがし」の大将で肉子ちゃんとキクコを家族のように見守るサッサンを中村育二。キクコの友達・マリア役で、オーディションで1673人の中から選ばれた新人・石井いづみが声優デビュー。マリア役の選からは外れたが、オーディション参加者の中から本村玲奈、植野瑚子、原口紗綾(新人)。山西惇や八十田勇一といったベテラン俳優も参加することが決定した。『漁港の肉子ちゃん』は6月11日(金)全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:漁港の肉子ちゃん 2021年6月11日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開©2021「漁港の肉子ちゃん」製作委員会
2021年04月10日アニメ映画『漁港の肉子ちゃん』の追加ボイスキャストが発表された。本作は、明石家さんまが、直木賞作家・西加奈子の小説を元に企画・プロデュースする劇場アニメで、漁港の船に住む訳あり母娘・肉子ちゃんとキクコの秘密が紡ぐ感動のハートフルコメディ。『ドラえもんのび太の恐竜2006』『海獣の子供』の渡辺歩が監督を務め、アニメーション制作をSTUDIO4℃が手がける。肉子ちゃん役を大竹しのぶ、娘・キクコ役をCocomiが務め、人気声優の花江夏樹や下野紘の出演がここまで発表されいた。新たに発表されたボイスキャストとして、若かりし肉子ちゃんの親友”みう”役に吉岡里帆、霊媒師ダリシア役にマツコ・デラックスの参加が決定。さらに、中村育二、山西惇、八十田勇一らベテラン俳優陣の出演も決定した。さらに、先日声優オーディションで一般公募された肉子の娘キクコの友達・マリアのボイスキャストにオーディションを勝ち抜いた14歳の新人・石井いづみが務めることが決定した。本オーディションの応募者は2週間の応募期間で1673通に上り、年齢は7歳〜64歳からプロ・アマ幅広い層から応募された。その中で最終オーディションに残ったのは14歳〜27歳の10名。最終審査は、明石家さんまと渡辺歩監督立ち会いのもと行われ、今回、最年少14歳の石井いづみが見事マリア役のボイスキャストに選出。声優になりたいという夢を抱いて本オーディションに応募したという石井は、本作で念願の声優デビューを飾る。さらに、マリア役の選からは外れたがオーディション参加者の中からさらに、本村玲奈(アクロスエンタテインメント)、植野瑚子(東俳)、原口紗綾(新人)の3名が、役で本作に参加することも決まっている。みう(声の出演):吉岡里帆肉子ちゃんが大きな声で笑うだけでそこは温かな空間になり、真っ直ぐな言葉にふと人生を想う。 愛情たっぷりの肝っ玉母ちゃんと成長期真っ只中の繊細な娘とのやり取りに、台本を読みながら思わず笑みが溢れました。さんまさんプロデュースにより、西加奈子さんの名作がアニメーション作品として瑞々しく劇場で公開される事、そしてそんな素敵な作品に一演者として参加出来る事、大変嬉しく思っています。霊媒師ダリシア(声の出演):マツコ・デラックスオファーをいただいた時に、そんなにすごい役じゃないだろうとは思ってたけど、想像の5分の1くらいだったわね、セリフ(笑)。冗談だって!ありがたい話よ。久しぶりにアフレコをやらせていただいたので、珍しくすごく緊張しました。さんまさんが見てるし(笑)。さんまさんと一緒の時は、いかにボケるか?いかに面白いことを言うか?をずっと考えながらやってるじゃない?だからアフレコの現場でもずっと監督をイジったりとか、クセでやっちゃうのよ。で、怒られた、さんまさんに。「今日はまじめにやれ」って(笑)。だから、まじめにがんばりました。マリア(声の出演):石井いづみ(新人)オーディションに受かったという電話をもらった時、全く実感が湧きませんでした。お父さんやおばあちゃんに受かったことを報告したらすごく喜んでくれて、それを見てずっと憧れていた声優さんになれるんだって実感が湧いてきました。とっても嬉しいし選んでもらえたからには頑張ろうって気持ちになりました。そして、また憧れのアフレコスタジオに行けるんだと思うと感激しました。アフレコ中は、明石家さんまさんも監督さんも初心者の私に優しくわかりやすい言葉で指導してくださいました。アフレコを終えて、以前より声優さんのお仕事に尊敬をもつようになりました。みなさんが指導してくださったことを忘れずに次に生かしたいと思いました。『漁港の肉子ちゃん』6月11日(金)公開
2021年04月10日政財界をまたぎ、富と権力をめぐる人間の野望と愛憎を描いた山崎豊子の傑作小説をドラマ化する連続ドラマW「華麗なる一族」。4月6日(火)、ドラマの撮影場所となった学士会館で記者発表イベントが行われ、主演の中井貴一、向井理、藤ヶ谷太輔、吉岡里帆、松本穂香、要潤、美村里江、笹本玲奈、福本莉子、麻生祐未、内田有紀という万俵家を演じた総勢11名の豪華キャスト陣が集まった。預金高10位にランクされる阪神銀行のオーナー頭取、万俵大介を演じた中井さんは、「WOWOW30周年で『華麗なる一族』をやると伺った時に、自分はどの役をやるんだろう。(万俵家の長男)鉄平かなと思っていたら、大介でした。意外とこんな歳になっているんだ、ということを役を通して教えられた感じがします」と、まずコメント。「時代はいろいろ変われど、不朽の名作と言われるこの作品ですから。われわれがこの作品に息を吹き込むことによって、また新たな『華麗なる一族』を皆さんに楽しんでいただければという思いで、演じさせていただきました」と挨拶した。阪神特殊製鋼専務で、その大介の長男となる鉄平役を演じた向井さんは「個人的には本当にたくさんの思い出が詰まった作品です。楽しいシーンもあれば、大変だったシーンもありましたけど、俳優としてとてもいい経験をさせていただきました」と誇らしげな様子。内田有紀「高須相子を私が演じるなんて」表向きは万俵家住み込みの家庭教師だが、実は大介の愛人でもある相子を演じる内田さんは「高須相子を私が演じるなんて夢にも思いませんでした。初日に貴一さんから、『あの相子だよ』と言われまして。そうそうたる先輩たちが演じてこられた高須相子はこの作品のキーパーソンです」と恐縮しながらも「大役をいただいたということで精いっぱいやらせていただきました」と続けた。「不朽の名作に自分が携われたことを誇りに思います」と語るのは、阪神銀行貸付二課課長で、大介の次男となる銀平を演じた藤ヶ谷さん。「僕は1話を拝見させていただいたんですけども、ものすごく重厚で。1話から惹きつけられる作品となっています。ぜひ期待していただければ」とコメント。さらに相子により、妻妾同居という奇異な生活を強いられることになる万俵寧子を演じた麻生さんは「時代や環境が違っても、与えられた場所で精いっぱい必死に生き抜くというのは、どの時代でも通じる普遍的なテーマなので、そういう作品の中で寧子さんも精いっぱいしあわせを求めて生きているような、強い人になればいいなと思って演じました」とふり返った。松本穂香「これからの展開がすごく楽しみ」そして関西財界の重鎮の令嬢で、銀平と閨閥結婚をさせられる安田万樹子を演じる吉岡さんは、「一番印象に残ったのは初日の撮影です」と明かす。「初日に大勢のキャストの皆さんと初めて対面したんですが、皆さまからは香り立つような、愛憎だったり、欲望だったり、人の怖さみたいなものがあって。それは和やかなシーンだったんですけど、そんなシーンにもひしひしと感じるものがありまして。ああ、万俵家の一員になるんだと背筋がスッとのびるような思いになったのを覚えています」とふり返る。さらに大介、相子により閨閥結婚を進められる万俵家の次女となる万俵二子を演じたのが松本さん。「今、改めて撮影の日々を振り返ってみると、やっぱりとても素晴らしいキャストの皆さん、スタッフの皆さんと、なかなか経験できないような撮影の日々を経験させていただいた」と明かし、「(1話は)正直、銀行とかのくだりはあんまり分からなかったんですけど、お父さんのまわりをめぐる相子さんの存在だったり、私でも面白いなと思うようなシーンがたくさんあって。これからの展開がすごく楽しみです」と正直なコメントを発し、会場を沸かせた。ミュージカル俳優・笹本玲奈「緊張で少し手が震えてしまった」要さん演じる大蔵省官僚の美馬中と閨閥結婚をした万俵家の長女、一子を演じた美村さんは、「私、山崎先生の作品を読むのも大好きで、映像も大好きなんですけど、山崎先生の映像作品に参加するのは今回で4作目になります。WOWOWさんのドラマ『沈まぬ太陽』で、『ジャンボが落ちました』というセリフを、ちょうど(会場の)そこの階段で言ったことを思い出しました」と回顧、山崎作品の中でも今作は「感情的には一番テンションの高いものがあります」と話し「衣装、メークも大変凝っていて。楽しかったです」と明かした。元通産大臣、大川一郎の娘で、鉄平の妻となる万俵早苗を演じた笹本さんも「私も撮影に参加した1日目のこと をすごく覚えています」と言い、「緊張で少し手が震えてしまったんですけれども、きっと早苗もそんな思いをしていたんだろうなと。早苗とわたしを少し重ね合わせて撮影に参加していました」と当時の思いをコメントした。そして最後に、好奇心旺盛な万俵家の三女、万俵三子を演じた福本さんが「今回、こんなすごい大作に、こんなにすばらしい俳優の皆さんと一緒に、お芝居をする機会をいただけて光栄に思います」と笑顔いっぱいに挨拶した。その後も時間の許す限り、ドラマの裏側を語り合っていたキャスト陣。そんな中、最後のコメントを求められた中井さん。「山崎先生の原作の強さと、そして前川(洋一)さんがおろしてくださった脚本の強さ。そしてキャストにも助けられました」と話し、続けて「僕たちが一番助けてもらったのは、スタッフでした」とコメント。「コロナ禍という時代の中で、本当に不自由をしなければならない撮影が続きましたし、ロケ地もお借りできないこともあり、一生懸命(ほかの)ロケ地を探したり。そして美術さんがとても素晴らしいセットを作ってくれました。カメラマンも照明も、本当にプロの人たちってこういう仕事をするんだって。プロがみんなで集まって作った作品なので、面白くないわけがないと思います」と“座長”としてスタッフをねぎらい、締めくくった。連続ドラマW「華麗なる一族」は4月18日より毎週日曜日22時~WOWOWプライム、WOWOW4K、WOWOWオンデマンドにて放送・配信(全12話/第1話無料放送)。(text:cinemacafe.net)
2021年04月07日みなさんは、自分の進路をどのように決めて、人生を歩んでいますか。親や知人などに進められた学校や就職先を選んだり、自分のやりたい道を自由に選択したりと、育った環境によって異なりますよね。しかし、小さい頃から「こうなりなさい」といい聞かされて育った人は、いつしかそれが『正しい人生』のように感じてしまうものです。『古い価値観の呪いと私の夢』Twitterユーザーの帆波りつ(@honami_kt)さんは、自身の実体験を漫画に描きました。帆波さんは、幼い頃から、母親や祖母の価値観を共有され続けていたといいます。「偏差値の高い学校に進学し、一流企業に就職するべき」や「好きなことを仕事にしてはいけない」などといい聞かされているうちに、それが幸せな人生だと思い込んでしまった、帆波さん。長く続かなかった習い事が多い中、唯一、絵を描くことだけはずっと好きだったといいます。中学生になり、『美術部』に入ると?帆波さんは中学時代、心の奥底では美術の道に強い憧れを持っていましたが、親や祖母を説得するほどではなく、考えることを放棄。親からいい聞かせられて育んだ『幸せな人生計画』があったこともあり、目の前の事柄に集中する日々が続きました。その後、就職を機に実家を出た帆波さんは、仕事をしながら自分が描いた漫画をSNSに投稿したり、友人とイベントに参加したりするのが休日の楽しみになっていたそうです。社会人2年目の春、考えが一変する出来事が…姉が夢を叶えたことに衝撃を受けた帆波さんは、社会人2年目の春に、自身の価値観が揺らぎました。しかし、自分の人生に迷っている暇はなく、遠距離恋愛をしていた彼からのプロポーズを受けて結婚し、子供を産みました。多忙な夫とは、平日顔を合わせられない『週末婚』のような状況になったこともあり、思い描いた『人生のゴール』とはほど遠い現実に、ショックを受けるのです。人生を変えたいと願った帆波さんは…?古い価値観の呪いと私の夢 ⑧ (8/8) pic.twitter.com/0PifVwxSZq — 帆波りつ (@honami_kt) March 12, 2021 「今までの後悔を少しでも減らして生きていきたい」と願い、帆波さんはとあるイラスト教室で絵の勉強をし始めました。子育てに追われる中で時間を確保し、毎日のように絵を描いて、漫画やイラストで生計を立てる夢に向かって歩んでいるといいます。作品を読んだ人たちからは、さまざまなコメントが集まりました。・勇気づけられる作品でした。小さい頃の大人の言葉って、おそろしいくらいに影響を与えますよね。・私も「勉強をしなさい」っていわれて育ってきたから、気持ちが分かる。帆波さん、頑張っていてえらい。・まるで自分自身を見ているかのような錯覚を覚えました。今なお、好きなことのために努力する帆波さん、素敵です。・私も実母に同じようにいわれてきましたが、この漫画を読んで、やっと絵の勉強を始めました。好きを大切にして生きていきたいですね。親は、子供の幸せを願うもの。「自分の子供にはこんな人生を歩んでほしい」と、自分が過ごした10代、20代を思い返し、それを基準に考える人も少なからずいるでしょう。しかし2021年現在、時代は移り変わり、学業や就職には、十数年前よりも選択の幅が広がっています。私たち大人が子供の夢をつぶさぬよう、親は将来について日々話し合う時間を設けるべきだといえそうです。[文・構成/grape編集部]
2021年03月14日日々の肌トラブルの回避法・解決法 抜け感メイク2月26日、Instagramのメイク動画が人気を集めている石田一帆氏による新刊『MAKE UP THE DAY 毎日のトラブルに負けない、抜け感メイクルール』がKADOKAWAから発売された。石田氏はコスメ&アパレルブランド「la peau de gem.(ラ ポ ドゥ ジェム)」のディレクターで、日本化粧品検定1級。新刊はA5判の単行本、144ページ、価格は1,650円(税込)である。肌トラブルとコンプレックスを自然にカバー肌が綺麗で肌の悩みなんてなさそうといわれる石田一帆氏ではあるが、実は幼少期にはアトピーに悩まされ、現在でもアレルギー体質で、特に唇は薬用リップクリームが塗れなくなることがあるほど敏感だという。また、学生時代から目の下のクマ、ニキビなどの悩みも抱えていた。その後も悩みはさらに増えているが、トラブルをどれだけ早く察知し対応できるか、コンプレックスをどれだけ自然にカバーできるかを考えるようにしているという。著者なりのトラブルの回避法や解決法がまとめられているのが新刊である。目の下のクマ、顔のくすみ、悪い顔色、毛穴、むくみ、大人ニキビ、アレルギーなど、誰もが抱えているトラブルの対策が詰め込まれている。(画像はAmazon.co.jpより)【参考】※MAKE UP THE DAY 毎日のトラブルに負けない、抜け感メイクルール 石田 一帆:生活・実用書 - KADOKAWA
2021年03月04日雪組トップコンビ、望海風斗と真彩希帆のサヨナラ公演となる「『f f f -フォルティッシッシモ-』~歓喜に歌え!~」と『シルクロード~盗賊と宝石~』の東京公演が、2月26日、東京宝塚劇場で開幕する。2017年7月の同時就任以来、雪組を牽引してきたトップスターの望海と、その相手役を務めるトップ娘役の真彩は、共に宝塚屈指と言われる卓越した歌唱力と、繊細な役づくりで、ミュージカル『ファントム』のタイトルロールと歌姫クリスティーヌ、『壬生義士伝』の新撰組隊士吉村貫一郎と妻しづ、『ONCE UPON A TIME IN AMERICA』では、貧しい移民から暗黒街でのし上がっていくヌードルスと、彼が憧れ続ける幼なじみの女優デボラなど、様々な関係性の役柄を演じ、どれも高い評価を得てきた。その名コンビが最後に挑む『fff』(作・演出上田久美子)は、ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンを主人公に、彼が、伯爵令嬢との身分違いの恋に破れ、作曲家にとっては致命的な聴力を失うという不幸に見舞われながらも、やがて絶望の淵から這い上がって、歓喜を歌い上げる「第九」を完成させるという物語だ。ベートーヴェンを演じる望海は、まさに鬼気迫る演技と歌唱で、タカラジェンヌとしての集大成となるこの大作曲家役に命を吹き込み、観る者の心を揺さぶる。真彩は、ベートーヴェンの前に現われる“謎の女”を、強さと柔軟さを使い分け、ミステリアスに造形している。これまでにない関係性に挑むふたりの芝居も見どころのひとつだろう。そのほか、ベートーヴェンに絡む歴史上の人物として、次期トップスターに決まっている彩風咲奈がナポレオン、望海らと共にこの公演で退団する男役スターの彩凪翔がゲーテを演じ、物語に奥行きを与えている。併演の『シルクロード』は、演出家・生田大和が初めて手がけたショーで、洋の東西を結ぶシルクロードを舞台に、観客を、時空を超えたエキゾチックな旅に誘うような作品だ。東日本大震災のチャリティーソング「花は咲く」など、CMや映画音楽を数多く手がけてきた菅野よう子が楽曲を提供しているのも話題で、トップコンビが歌い上げるシーンなど、聴き応えは十分だ。なお、4月11日の千秋楽には、「望海風斗ラストデイ」と題し、本編終演後のサヨナラショーも含めて、全国の映画館でライブ中継がおこなわれ、同時に、タカラヅカ・オン・デマンドでライブ配信も予定されている。文:原田順子宝塚歌劇雪組ミュージカル・シンフォニア『f f f -フォルティッシッシモ-』~歓喜に歌え!~ /作・演出:上田久美子レビュー・アラベスク『シルクロード~盗賊と宝石~』作・演出:生田大和出演:望海風斗 / 真彩希帆 / 彩風咲奈 / 他2021年2月26日(金)~4月11日(日)会場:東京宝塚劇場【ライブ配信】「望海風斗ラストデイ」ライブ中継・ライブ配信2021年4月11日(日)13:30公演(千秋楽)「Rakuten TV」および「U-NEXT」にて配信視聴料:3,500円(税込)、3月8日(月)12:00まで販売ライブ配信についての詳細は下記「タカラヅカ・オン・デマンド」サイトにてご確認ください。
2021年02月26日鈴木亮平が主演、吉岡里帆がヒロインを務めるフジテレビ4月期の木曜劇場「レンアイ漫画家」。この度、鈴木さんと吉岡さんが背中合わせになるポスタービジュアルが完成した。本作は、講談社「モーニングKC」刊で2010年~2012年の間連載されていた同名コミックスが原作。鈴木さん演じる漫画一筋で恋愛が超苦手な少女漫画家・刈部清一郎と、吉岡さん演じる運命の恋を探す崖っぷち女子・久遠あいこが繰り広げる、笑えて、ほろっとくるコミック・ラブストーリー。この度完成したポスタービジュアルでは、“恋愛ってナンデスカ?”、“愛を知らない恋愛漫画家と愛を見つけたい迷える女子が送るコミック・ラブストーリー”というコピーともに、Gペン片手にけげんな面持ちで後ろに目をやる清一郎(鈴木さん)と、清一郎の背中にもたれかかり、はつらつとした笑顔を見せる久遠あいこ(吉岡さん)、対照的な2人を象徴するような構図となっている。また、吉岡さんを壁ドンしているスーツの手と、鈴木さんの胸ぐらにある手は一体誰なのか!?登場人物の様々な思いが強く絡み合う、本作ならではの人間模様を意図したデザインも物語の展開を期待させる。アートディレクターの吉良進太郎氏は、「漫画詰めの生活に恋愛がグイグイ入ってくるような感覚を意識しました。このドラマが凝縮されたビジュアルになったと思います!お二人にはミリ単位の要求の撮影に協力していただき、感謝しています!」とコメント。新型コロナウイルスで改めて見直される、家族の存在、大切な人の存在…。その大切さについて、本作は明るくポップでテンポの良いコミック・ラブストーリーで描いていく。木曜劇場「レンアイ漫画家」は毎週木曜22時~フジテレビ系にて放送。(text:cinemacafe.net)
2021年02月15日吉岡里帆が、4月放送予定の鈴木亮平主演フジテレビ新木曜劇場「レンアイ漫画家」に出演することが決定。ヒロイン役で鈴木さんと初共演する。同名漫画を原作とした本作は、愛を知らない恋愛漫画家と、愛を見つけたい迷える女子によるコミック・ラブストーリー。木曜劇場初出演となる吉岡さんが演じるのは、ダメ男ホイホイと呼ばれる崖っぷち女子・久遠あいこ。夢無し、彼無し、お金無しの彼女は、気立てが良くてお人よし、裏表のない性格で人を疑うことを知らずに騙されてしまうことも多い。いつか運命の人生の相方が現れることを夢見ているが、男運も悪く、30歳を目前にして人生模索中。ある日、葬儀屋で働いていたあいこが、初恋の人の葬儀でその兄・刈部清一郎(鈴木さん)と衝撃的な出会いを果たす。不躾にも清一郎は出会い頭に「俺のためにレンアイしろ!」と、漫画のネタのために疑似恋愛のミッションをしろ、と要求。仕事をクビになったあいこは、お金のために恋愛ミッションという名のリアル体験取材をスタートさせ、清一郎のむちゃぶりの指令のもと、疑似恋愛相手と淡い恋に発展したり、発展しなかったりを繰り返す…。また劇中では、“恋愛ミッション”に応えるために、丸の内OL、ギャル、あざとかわいい女子など、さまざまなクセのあるキャラクターを見事に演じ切る。「“ド直球ラブコメ”作品への出演経験がほとんどないので、すごく新鮮」と今作への出演を喜んだ吉岡さんは、「適度に生活に疲れていて、キャピキャピすることも卒業して、恋愛も少し諦めてしまっている女性です。でも、清一郎に出会うことによって、“もう少しがんばってみよう!”というエネルギーに再び火がつくんです!」と自身が演じるキャラクターについて説明。撮影現場の様子については「作品に込められた明るいメッセージやエネルギーを伝えたいという願いであふれているので、現場は明るく温かいです」と言い、鈴木さんとの初共演は「お会いする前からストイックな方だと伺っていました。現場でも“ラブコメといっても、どこで人はキュンとするのか?”とかを一緒に話し合いながらシーンを重ねていけるのが本当に楽しいです。キュンも二人でストイックに考えています!本編の清一郎とあいこにも通じる感じですね(笑)」と明かしている。「レンアイ漫画家」は4月、毎週木曜日22時~フジテレビにて放送予定。(cinemacafe.net)
2021年02月09日凄腕弁護士が奇妙な遺言に遭遇し…超大型新人・新川帆立さんによる、痛快なミステリー『元彼の遺言状』とは?「女性が読んで楽しめるものを書きたかったんです。従来のミステリーで描かれがちな、男性に都合のよい美人ではなく、女性が憧れる女性を主人公にしたかった」精神的にも経済的にも自立、バリバリ働きがっつり稼ぎ、10億円くらいじゃなびかない――突き抜けすぎていて痛快な女性弁護士、剣持麗子。新川さんの「このミステリーがすごい!」大賞受賞作にしてデビュー作の主人公である。新川さん自身も弁護士として働いてきたが、ずっと小説家を志望していたという。「司法試験に受かった後に弁護士事務所に入ったのですが、残業が多くて書く時間がなくて。転職し、2年ほど前から本格的に書き始めました。ジャンルはこだわっていなかったのですが、『このミステリーがすごい!』大賞に応募したものが一次にも通らずに悔しくて、そこからちゃんとミステリーに取り組みました」麗子の元彼で製薬会社の御曹司が死去。その遺言は、「僕の全財産は、僕を殺した犯人に譲る」という奇妙なもの。麗子は知人に依頼され、分け前をもらうべく犯人を仕立て上げようと奮闘。犯人を捜すのでなく作る、というのが斬新な設定だ。「過去の受賞作や選評を読み、ミステリーとして新しい謎を用意する、キャラクターを立てる、といった要素が必要だと考えていきました」強気で聡明な麗子の人物像は、インパクトを狙っただけではない。「自立したいと思ってゴリゴリ働いてゴリゴリ経済を回している女性はたくさんいるのに、エンタメ小説にはあまり出てこない。だからこそ主人公像はそこを起点に考えました」かといって、いわゆる“女を捨てている”タイプではなく、恋愛だってしている。「仕事と恋愛って二者択一じゃないですよね。今は仕事もしつつ女性としても楽しんでいる人が多い。小説に出てくるキャリアウーマンは男勝りで肩ひじ張っている形で描かれやすいけれど、現実はその先をいっている、という思いがあります」元彼の親族やら元カノやら、個性あふれるキャラクターが登場し、物語は意外な方向へ。女性も多数登場するが、安易に麗子と対立構造にならないのも従来のエンタメとは違う。「女の敵は女、という言葉がありますが、私は嘘だと思っています。私のまわりではそんなことは全然起きなくて、みんな立場の違う相手を尊重しています。そうした、私に見えている世界を書きたかった」それにしても遺言の真意は何か。法律上有効なのかも気になるが…。「ありえなくはないギリギリのラインを考えました。ハッタリ芸です(笑)。ただ、一応私も法律家なので、あからさまな法的誤りがないように考えています」発売前から評判だった本作、すでにシリーズ化が決定。「応募した時に続編はまったく考えていなかったんです。なので編集部から提案されて最初は焦りましたが、今は3作目まで構想しています」今年の秋までには2作目を刊行したいという。麗子も大物だが、新川さんも今後、驀進していきそうな予感大。超大型新人にご注目を。しんかわ・ほたて1991年、テキサス州生まれ、宮崎県育ち。東京大学法学部卒業。弁護士として働きながら本作で「このミステリーがすごい!」大賞を受賞しデビュー。『元彼の遺言状』凄腕の弁護士の剣持麗子。学生時代の恋人が奇妙な遺言を残したため、莫大な遺産の分け前をもらうべく行動を開始するのだが――。宝島社1400円※『anan』2021年2月3日号より。インタビュー、文・瀧井朝世(by anan編集部)
2021年02月01日2021年1月20日、俳優の吉岡里帆さんがInstagramを更新。SNSアカウントに他者が不正にログインを行う、『乗っ取り被害』に遭ったことを報告しました。吉岡里帆「トルコの方に乗っ取られていたようです」吉岡さんのアカウントが乗っ取られたのは、同日の夜。犯人は吉岡さんのInstagramアカウントで『インスタライブ』機能を使用し、顔を半分映した状態で何かを話したり、歌を歌ったりしていたそうです。コメント欄には「誰なの」「里帆ちゃんは?」などの声が上がっていました。数時間後、吉岡さんはInstagramのプロフィールを更新。無事アカウントを復旧できたことを次のようにつづっています。皆様ご心配をおかけしました。Instagramがトルコの方に乗っとられていたようです。でもこちらは無事です!応戦もありがとうございます。痛手で言うとヤギのストーリーが消えました。とほほ…皆様も本当にお気をつけ下さい。riho_yoshiokaーより引用トルコ人に乗っ取られたことを報告し、アカウントの無事と応戦してくれたファンへ感謝の気持ちを伝えた吉岡さん。「ヤギのストーリーが消えた」と悲しみをにじませつつ、「皆さまも本当にお気をつけください」と注意をうながしました。その後、吉岡さんは座り込む写真とともにInstagramを更新。「色々考えたのですが…」と、乗っ取り被害後の心境を明かしています。色々考えたのですが、いつかトルコへ旅行しに行こうと思います。出来れば今回頑張ってくれたマネージャーさんと…今日はもう大人しく眠ります。おやすみなさいzzp.s ファンの温かさが沁みました。ありがとう。ありがとう。ありがとう。riho_yoshiokaーより引用 この投稿をInstagramで見る 吉岡里帆(@riho_yoshioka)がシェアした投稿 きっと吉岡さんのマネージャーが、アカウントを復旧するため奮闘したのでしょう。「マネージャーを連れて、いつかトルコへ旅行をしに行こうと思う」とつづっていました。吉岡さんなりに、今回の件を笑い話に転換しようとしているのかもしれません。ファンからは安堵の声が上がっています。・びっくりしました。無事で何よりです。ゆっくりと休んでください。・散々な目に遭いましたね…。悪者からアカウントを無事奪還できたみたいでよかったです。・トルコに旅行だなんて、なんてポジティブなの!吉岡さん、マネージャーさん、本当にお疲れさまでした。・マネージャーさんが頑張って取り戻してくれたのですね。トルコ旅行、いいと思います!ちなみに、他人のSNSアカウントを乗っ取ったり、なりすましたりする行為は『不正アクセス禁止法』として罰せられます。決められたルールやマナーを守り、SNSを楽しみたいですね。[文・構成/grape編集部]
2021年01月21日●期待に応えられる仕事ができないと意味がない娘が生まれた喜びに浸る夫・たすく(仲野太賀)。父になる覚悟が見えないその姿に、妻・ことね(吉岡里帆)は苛立ちながら、「このままじゃ無理だと思う」「いつか限界になる。絶対」と冷静に言い放つ。ド正論の言葉から目を背けた夫は、地元の伝統行事「男鹿のナマハゲ」で酒を断りきれずに泥酔し、溜め込んだ鬱憤を晴らすように「ナマハゲ」の面をつけたまま、全裸で男鹿の街を疾走。奇声を上げる夫の姿が全国放送され、ことねは画面を見つめながら暗澹たる表情を浮かべる。映画『泣く子はいねぇが』(公開中)が劇場長編デビュー作となる佐藤快磨監督は、「吉岡さんでなければ、あのことねにはなりえなかった」と賛辞を贈り、映画ライターからも「演技が半端ない」と絶賛の声が上がる吉岡。ところが、舞台と重なっていた彼女にとっては「簡単には受けられない」作品だった。その迷いが晴れたのは、監督から届いた一通の手紙。かつて、オーディションに何度も挑戦しながら辛酸をなめ、“がむしゃら”に生きてきた吉岡にとって、新人監督からの熱烈オファーは特別な意味を持っていた。○■舞台と映画の両立に不安――ことねの言葉がグサグサと胸に突き刺さりました。まずは、この作品の感想からお聞かせください。たすくと幸せになってほしいなと思いながら台本を読んでいたんですけど、完成した本編を観ると……親になって子どもを守るために、自分自身が青春から抜け出して前進していかなければならない瞬間があると強く実感しました。たすくが抱く家族への一途な思い、大切な家族を取り戻したいという渇望が切なくて。どうして人は悲しいことが起こるまでそのことに気づけないんだろうと、すごく思いました。子どもや奥さんのことをそこまで大事に思うなら、もっと早く気づくべきなのに……。私の両親は、「あなたが生まれて、親にしてもらえた」と、よく言っていました。「親は子どもと共に成長していく」ということを聞かされて過ごしてきましたが、たすくやことねもまさにそうで。だからこそ、なんとか元に戻って幸せになってほしいと願ってしまいました。――今回の出演オファーは、監督からのお手紙だったそうですね。実は最初にオファーをいただいたのが、長年やりたいと思い続けていた舞台の稽古に集中している頃で。映画に出ると決めたら、舞台の稽古、本番の合間に準備を進めなければいけないのでスケジュールがすごく苦しくなる。正直、両立できるのか不安もあって、簡単には受けられませんでした。でも、監督からお手紙を頂いて、映画にかける思いを強く感じて。同年代の監督で、出身地のことを描いていて、商業デビューとなる作品。監督にとっての記念すべき作品に呼んで頂けたことがうれしくて、お手紙を読んで「出ます!」とお返事させて頂きました。――仕事を受ける上で、「パフォーマンスを維持できるのか」を見極めるのも重要なポイントなんですね。そこは一番大事に考えています。呼んで頂いたからにはその期待に応えたいという気持ちはありますが、実際にその期待に応えられる仕事ができないと意味がないので……これは舞台や映画だけではなく、どの分野でも。今回、私が出ているシーンはすべて秋田県での撮影でした。秋田は特別な空気が流れていて、東京では絶対に味わえないような雰囲気がそこにはありました。秋田に着いた瞬間から、その街の人々の一部になれる感覚があって。「ここなら大丈夫」と思わせてくれたというか、後押ししてもらえたような感じでした。あとは(仲野)太賀くんの存在も大きかったです。以前からお仕事する機会はあったんですけど、ここまで1対1で向き合う役は初めてで。本当にたすくにピッタリというか(笑)。監督は、何年も前から太賀くんを主人公にすることは頭にあったそうで、すごく納得できました。私を、作品の世界観に引き込んでくださるので、「うまくいかないんじゃないか」みたいな不安はなくて。すぐに、「この組に身を委ねよう」という気持ちになりました。――監督や試写を観た映画ライターさんも絶賛されていましたが、何よりも劇中の吉岡さんが怖くて……。それ、めちゃくちゃ言われます(笑)。これは推測なんですけど……監督が脚本を書く段階で、女性スタッフさんの意見を取り入れられていたのが、結果プラスになったんじゃないかと勝手に思っています。撮影に入る前、監督が舞台の稽古場に来てくださって、ことねをどのように作り上げていくかを打ち合わせさせて頂いたんですが、同席されていた女性のプロデューサーさんから「もっと厳しいこと言うんじゃない?」みたいに意見が出ていて。佐藤監督は周りの意見や思いをしっかりと汲み取る監督でした。そういうエッセンスが混ざって、リアリティにつながったのではないかと思います。周りの意見をきちんと汲んでくださる監督だから自分たちの意見も言いやすいし、監督からの要望にも応えたいとより強く思う。すごく良い相乗効果が生まれていた現場でした。●大切にするようになった「事前の心持ち」――監督は、クランクアップで胴上げまでされるような愛されキャラだったそうですね(笑)。そうなんですよ! すごく愛されていて、現地の人に胴上げされる監督なんて、私も初めて見ました(笑)。クランクアップで、監督が「すごく良い作品が撮れました……」と泣きそうになってると、現地の方々が「胴上げだー!」と叫びながら集まって(笑)。後日、私がパーソナリティを務めているラジオ番組に来て頂いたんですが、「もっと言いたいことあったけど、あの胴上げで全部飛んだ(笑)」とおっしゃっていました。そのくらい愛されている、みんながほっとけない方です。監督は誰よりもこの作品に時間を費やしていて、「絶対に良い作品にする」という熱意があって。私も、自然とストイックになっていったような気がします。――監督にとっては大きな転機になる作品だったと思いますが、吉岡さんご自身はこれまでどのようなターニングポイントがあったのでしょうか。『あさが来た』に出させて頂いた時は、街中で役名で呼んでもらえる初めての経験で、役がちゃんと届いているんだと実感できた出来事でした。それから、昨年公開された『見えない目撃者』という作品も私にとっては大きな作品です。題材が難しく、盲目の役だったので撮影でクリアしなければいけない課題がたくさんあって。事前準備のやり方、本番の精神状態に持っていくまでの時間の使い方とか、自分にとって難しいことへの取り組み方がすごく勉強になりました。以前は、「なりふり構わず、来た仕事を必死に全部やっていくスタンス」だったんです。でも、1つの作品に対してしっかりと順序立てて生み出す努力の仕方を、『見えない目撃者』で学びました。そういう意味では、私にとって転機になる作品だったのかなと思います。――『見えない目撃者』の舞台挨拶では、吉岡さんの座長としての姿に感動した共演者の方もいましたね。あと、差し入れの「どん兵衛」がおいしかったという方も。それは日清さんがすごいだけです(笑)。現場が寒かったので、喜んでいただけてよかったです。○■ベストな仕事との向き合い方とは――それまでは、「がむしゃらに働く」時期だったんですね。そうですね。今回の作品は舞台と重なりましたが、健全に集中できる環境が整えられたのでそれも良かったです。――がむしゃら時代から得られたものもありそうですね。デビューしたての頃は、お仕事は基本的にすべてオーディションなので、まずはオーディションに受かるための努力が必要でした。オーディションに受かるようになってからは、頂いた仕事をとにかく全部きちんとやる。監督やプロデューサーさんは随分前から作品のテーマや意図を理解されています。キャストはいきなりその現場に入るので、瞬発力が必要なのはもちろんあるんですけど、やっぱり事前の心持ちはすごく大事だなと思います。――その心持ちは、舞台・ドラマ・映画によって違いはあるのでしょうか?例えば、舞台は数年前からオファーがあります。その期間に、自分にとってどのくらいの容量が必要なのかを逆算して、体力づくりをしたり。でも、それがどのような作品になるのかつかめるようになるタイミングは、ドラマや映画とそこまで変わらないような気もします。『泣く子はいねぇが』もそうでしたが、現場に入って感じ取れることが多いので。事前にできることはしっかりやった上で、あとは現場でコミュニケーションを取って、話し合いながら丁寧に撮っていくのがベストだなと思います。■プロフィール吉岡里帆1993年1月15日生まれ。京都府出身。福田雄一監督の映画『明烏』(15)やNHK連続テレビ小説『あさが来た』(16)などで注目を集める。これまで、『ゆとりですがなにか』(16・日テレ系)、『カルテット』(17・TBS)、『きみが心に棲みついた』(18・TBS)、『健康で文化的な最低限度の生活』(18・カンテレ フジ系)、『時効警察はじめました』(19・テレ朝系)、映画では『音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!』(18)、『パラレルワールド・ラブストーリー』、『見えない目撃者』(19)、『Fukushima 50』(20)などに出演。映画『ゾッキ』が、2021年春公開予定。
2020年12月04日本島彩帆里氏のお風呂の入り方2020年11月26日、ダイエット美容家の本島彩帆里氏は、インスタグラムを通じて、夜にお風呂に入るときに意識していることを紹介。副交感神経が優位になるように「寝る90分ほど前にお風呂に浸かる」、寝る前に身体に強すぎる刺激をあたえないように「40度くらいの湯船に肩まで浸かる」など、5つのことを挙げている。保湿は、お風呂上りすぐを推奨。身体の水を軽く切った後すぐが、オイルの浸透度が高く、保湿具合もアップしているとしている。その他には、体全体の緊張をほぐすための「入浴したら大きくため息」、睡眠スイッチがONになりやすくなる「入浴後は足首周りを温める」の2点を挙げている。フォロワーからは「参考になります」「90分前入浴やってみます!」などの声が寄せられている。インスタグラムのフォロー数は27万人以上本島彩帆里氏(もとじまさおり)氏は、体質改善によって産後20kgのダイエットに成功。セラピストだった経験を活かして、ダイエット美容家として活躍している。美圧マッサージやボディケアだけでなく、メンタルヘルスの発信にも力を入れている。『ぽかトレ ぽかぽかすれば体は勝手にヤセたがる』『あなたらしくヤセる 太るクセをやめてみた』など著書多数。累計著書は38万部を超えている。(画像は本島彩帆里オフィシャルサイトより)【参考】※本島彩帆里オフィシャルインスタグラム※本島彩帆里オフィシャルサイト
2020年12月03日映画『泣く子はいねぇが』(11月20日公開)の公開記念舞台挨拶が21日に都内で行われ、仲野太賀、吉岡里帆、寛 一 郎、柳葉敏郎、佐藤快磨監督が登場した。同作は是枝裕和が才能に惚れ込んだ、新進気鋭の監督・佐藤快磨の劇場デビュー作で、第68回サン・セバスティアン国際映画祭で最優秀撮影賞を受賞した。秋田県・男鹿半島の伝統文化「男鹿のナマハゲ」から、“父親としての責任”、“人としての道徳”というテーマを見出し、親になることからも、大人になることからも逃げてしまった主人公が、過去の過ちと向き合い、不器用ながらも青年から大人へ成長する姿を描いた。仲野は父・中野英雄の兄貴分である柳葉について「僕にとってはお正月は毎年"柳葉詣で"という中野家の伝統行事があって、ちっちゃい頃からわんさか泣かされました。秋田の人にとってのナマハゲがあるとしたら、僕にとっては"ヤナギバ"」と笑わせる。「対面するだけで震え上がるような……」という仲野に、柳葉が「正直に言え」とけしかけると、仲野は「本当に身近な存在でして、そういう方と父親がわり、まるで親子のような関係性の共演ができたというのは、僕自身役者をやっていて本当に感慨深いものがあります」としみじみと語った。柳葉も「くう〜」と顔を覆い、「本当に、生まれた時から知ってまして、来るたびにちょっかい出して、帰る時は必ずベソ書いて帰ってたというね。そんな彼がこうしてこの場にいて、自分が共にできるというのは本当にご両親も喜ばれてると思うんですけど、胸がいっぱいです」と胸中を明かす。「それが功を奏したと言いますか、役の上でもその気持ちを表現できる間柄の設定だったので、現場は本当にあったかい空間の中で過ごさせてもらいました」と振り返り、「な、太賀おめでとう」と祝福した。
2020年11月21日秋田県男鹿市の伝統芸能「男鹿のナマハゲ」をモチーフにした自らのオリジナル脚本を映画化した新鋭・佐藤快磨監督の劇場映画デビュー作『泣く子はいねぇが』。本作で娘が生まれても大人になりきれない不器用な青年に扮した仲野太賀と子供じみた彼に限界を感じ、厳しく突き放す妻のことねを演じた吉岡里帆の対談が実現!佐藤監督の脚本に惚れ込み、出演を快諾。久しぶりに共演したふたりが、役との向き合い方や演じる際の苦労、芝居を交わしたときの相手の印象、佐藤監督ならではの演出スタイルといった撮影の裏話から、本作のテーマでもある「大人になるとは?」に関するそれぞれの考えまでたっぷり話してくれました。そこから見えてくる『泣く子はいねぇが』ならではのかけがえのない世界観と佐藤快磨ワールドとは!?ふたりでガッツリ芝居をするのは今回が初めてだった――佐藤監督のオリジナル脚本を最初に読んだ時はどんな感想を持ちました?仲野素晴らしい脚本だと本当に思いました。いまもそうなんですけど、自分自身20代になって、何でもっと上手くできないんだろう? とか、何でもっと大人になれないんだろう? というモヤモヤした気持ちが漠然とあって。10代のころの気分が心の中心に未だに図太く横たわっているという自覚もあったんです。そんなときにこの脚本を読んだんですけど、大人になりきれない、父親になる自覚がないまま父親になった主人公のたすくには、求められたことに応えたい気持ちはあったけれど、応えられるだけの域に達していなかった僕が投影されているような気がして。この脚本なら、20代の等身大の自分を遺憾なく表現できると思いました。吉岡私は、秋田県出身の佐藤監督が長い時間をかけ、練りに練って脚本を書かれたという話を聞いてから読んだんですけど、構成の緻密さに驚いたのと同時に、監督がいままでやってこられたことをこの作品にぶつけているなというのをすごく感じました。「男鹿のナマハゲ」という文化を通して、未熟な青年の父性を描いていく語り口も面白いですよね。その中で日本人独特の心の機微が描かれていたから、本当にやり甲斐のあるお仕事をいただけたなと思って嬉しかったんですけど、内に籠った個人的な心の葛藤を表現するのは難しい作業になるんだろうな~というちょっとした恐怖も感じました。『泣く子はいねぇが』(C) 2020「泣く子はいねぇが」製作委員会――たすくを仲野さん、ことねを吉岡さんが演じるって聞いたときは、それぞれどう思われましたか?仲野ことねが吉岡さんって聞いたときは本当に嬉しかったです。というのも、吉岡さんと最初にご一緒したのがたぶんドラマの『ゆとりですがなにか』(16)なんですけど、あのときは面と向かってガッツリ芝居をしないまま終わってしまって。その後もあまりご一緒する機会がなかった。ここまでガッツリ芝居をするのは初めてですよね?吉岡うん、初めてですね。仲野しかも、同い年なんですよ、僕たち。吉岡そうなんですよね。仲野だけど、吉岡さんの最近の活躍は知っていたから、そんな吉岡さんがこの映画に参加してくれたことがとにかく有り難くて。すごく濃い時間を一緒に過ごせるんじゃないかなって勝手に思っていました。吉岡太賀さんが主人公のたすくを演じるということは私も事前に聞いていて、それもこの映画に参加したいと思った理由のひとつだったんです。いま、同い年という話もあったけれど、私にとって太賀くんは羨ましい人。やっている仕事、出演している映画を観るたびに、こういう仕事を手繰り寄せる人なんだなと思っていたし、そんな憧れの人とちゃんと仕事をしたかったから、今回、その念願がかなって嬉しかった。しかも、不器用な感じとか、たすくと太賀くんはどこかリンクするところがあって。太賀くんのことをそんなに知らないのに、しっくりくると言うか、台本を読んだときにすぐ、太賀くん演じるたすくの姿が脳内再生できたんです。『泣く子はいねぇが』(C) 2020「泣く子はいねぇが」製作委員会――たすく役、ことね役にはどのようなアプローチで臨まれたのでしょう?仲野僕は、たすくを楽な方へ楽な方へ行ってしまう、ここぞっていうときに何故か逃げてしまう甘えのある役だと捉えていて。それだけ聞くと、どうしようもない奴に思われてしまうんですけど、たすくの中にも彼なりの、ことねと娘に対する愛情がちゃんとあるんですよね。その切実さみたいなのが映れば、たすくが愛おしい存在になるだろうなと思っていたので、ことねや娘のことを思わなかったことは1シーンたりともなくて。吉岡さんとのシーンは数こそ少ないけど、いつもその想いを抱えながら向き合ってました。――たすくに共感できましたか?仲野ことねからしたら最低の旦那かもしれないけれど、共感できる部分はたくさんありました。自分と地続きのキャラクターだと思ったぐらい共感できたし、僕なら(表現)できると思いました。――吉岡さんはいかがでした?吉岡たすくは父親になれなくてもがき苦しみますけど、私が演じたことねもそこは一緒で。母親にならなきゃいけない、母親になったことを受けとめ切れてないから、旦那のたすくとも向き合っているようで、向き合えてないなという印象があって。彼女がそうなってしまったのは、たすくよりもっと向き合わなきゃいけない子供という存在ができてしまったから。その感覚は本人も気づいていないレベルだと思うんですけど、たすくのことより子供が大事と言うか、子供を間に挟んで初めて会話をしているというその意識は常に持つようにはしていました。――ことねは要所要所で出てくる感じでしたが、繋がりに神経は使いませんでしたか?吉岡難しかったです。しかも、センシティブに役を作り上げたから、その感覚を忘れたくないのに、自分の撮影が終わったら東京に1回帰って、全然違う仕事をしてからまた秋田に戻るのを繰り返していたので、その都度、感覚を取り戻すのに苦労しました。それに監督は時間の経過の中で風貌も心境がガラッと変わっていることも表現したいと言われたので、難しいなと。でも、たすくとしてそこにいる太賀くんと秋田の景色を見ると、それだけで、ことねにス~っと戻れたんです。だから、スゴいな~と思いました、秋田県と太賀くん(笑)。それと今回、私は役の心に自然になれるロケハンに感動していて。撮影ということを忘れさせてくれる、生活と地続きの秋田の景色には本当に助けられました。あんな気迫のある吉岡さんは見たことがない!『泣く子はいねぇが』(C) 2020「泣く子はいねぇが」製作委員会――おふたりが一緒のシーンは最初どこから撮影したんですか?吉岡冒頭のシーンからです。胃が痛くなりましたね(笑)。仲野心休まるシーンがひとつもなかったね。吉岡ない! 本当になかった。だから、最初はもう少し愛情表現ができるシーンがあったらいいのにって思ってましたもん。これで本当に大丈夫なのかな~?って思ったぐらい夫婦関係が冷めきってましたね。仲野いや、本当に殺伐としていた。普段あまり会わないし、久しぶりに会ったから近況とか話したかったんだけど、シーンがシーンなんで緊張感がハンパなくて。吉岡とても、そんな気持ちにはなれなかった。仲野でも、僕、初日のあのシーンで吉岡さんと向き合った時に、ウワッ、ことね、強!って思って(笑)。たすくとことねの関係性ももちろんあるけど、それだけではない気迫を吉岡さんから僕は勝手に感じたんです。それが嬉しくて。俺も当然、気合いを入れて臨んではいるんだけど、吉岡さんはたすくが圧倒的に敵わないって思わせられる佇まいでそこにいてくれた。そこには母としての覚悟や女性の強さ、儚さも感じられて、そういったものを孕んだ状態で現場に臨んでくれていたから、本当に“ありがとう”って気持ちでいっぱいになりました。吉岡嬉しいですね~。でも、映画を観た関係者の男性陣には「めちゃくちゃ怖かった」って言われるんですよね。仲野僕もあんな吉岡里帆は見たことがなかった。それは、この映画を見た人はみんな思うでしょうね。勝手な思い込みかもしれないけど、パブリック・イメージの吉岡さんはこの映画にはいない。それをみんなに知って欲しい(笑)。吉岡めっちゃ嬉しい。私もやっぱりプレッシャーを感じながら現場に行っていたし、特にあそこはたすくに影響を与えなければいけない軸になるシーン。だから相当悩みながら臨んだし、悩みすぎて頭がはち切れそうになるぐらい熱くなってたんです。でも、太賀くんは本当にその役と場所に馴染んでいて。それまでそんなに悩んでいたのに、現場でいちばん最初に感じたのはそのことでした(笑)。監督と太賀くんはお互いの愛がぶつかり合っているのを感じた――佐藤監督がたすく役に最初から太賀さんを想定されていたから、それだけフィットしたのかもしれないですね。仲野監督の意図や想いは分からないけど、監督とはけっこうディスカッションしましたからね。愛し合ってるカップルみたいに(笑)。吉岡もう、愛し合い過ぎなんですよ、本当に(笑)。でも、そう思うぐらい、監督は太賀くんのことを大事に思っていらっしゃるなと思って。ふたりの仲のよさを見せつけられちゃったな~みたいな。仲野そんなことないんじゃないですか(笑)。吉岡いや、そんなことあると思う!仲野嘘~!(笑)吉岡本当!(笑)お互いの作品や芝居への愛がぶつがり合っているのをすごく感じました。仲野よくないですね~。吉岡そんなことない。それがすごいよかったし、ふたりを見ていて、この作品は絶対に上手く行くという予感がしたから。仲野僕らはただ真面目に芝居のディスカッションをしていただけなんだけど、周りから見たら、ふたりのたすくらしさが見え隠れしていたのかもしれないし、お互いに甘え合っていたのかもしれないっていま気づいた(笑)。吉岡確かに、ふたりの性格がちゃんと混ざり合っているのかも。相性がいいんでしょうね。水と油のように分離せず、馴染んでいく……溶け合っていく感じがしました。初めての経験でしたね(笑)。仲野恥ずかしいですね(笑)。こんなにスタッフに愛された新人監督に出会ったことがない撮影現場での仲野太賀と佐藤快磨監督――そんな佐藤監督の演出や撮影スタイルで印象に残っていることは?仲野世の中には誰かが決めた平均点みたいなものがあるじゃないですか。佐藤監督は、社会に出て、その平均点にあと少しで届かなかった人をすごく愛おしく描くことができる人だと思っていて。それは監督が人間に対して期待や愛情があるからだと思うんですけど、その足りないものをユーモラスに、ちゃんと愛を持って提示してくれるんですよね。吉岡うわ~、私が言おうと思っていたこととあまりにも一緒だからビックリしちゃった(笑)。佐藤監督は、本当にその足りない部分や、普通の人が見落しちゃったり、人がどうでもいいと思って勝手に切り捨てるようなことでも絶対に切り捨てない。何ならゴミ箱から拾って、「いや、これ、まだ使えるよ」って言いながら、くしゃくしゃになった紙を伸ばしてメモ帳にしたり、手紙を書くことができる人という印象があります。私にオファーしてくださったときもこんな風に期待してくれてるんだ~と思って、すごく嬉しかった。完成した作品を観ても本当に優しい人だから撮れる映画なんだなって思いましたし、言葉や物の選び方に佐藤監督を感じて、一緒に過ごした時間を思い出しました。仲野佐藤監督は今回の『泣く子はいねぇが』が商業映画デビュー作ですけど、僕はこんなにスタッフに愛された新人監督に出会ったことがないです。みんな脚本を信じて、監督を信じていたから、この映画ができたと思うんだけど、やっぱりそれぐらい魅力的な人なんですよ。吉岡自分と同年代にこういう才能のある人がいらっしゃるのは嬉しいし、今回出演できて本当に誇らしい。仲野いや、同年代の映画監督に佐藤監督がいるっていうのは本当に心強い。これ以上心強いことはないと僕は思っています。ラストシーンは現場もスゴかった――吉岡さんはいま、佐藤監督は普通の人が見落してしまうものを拾い上げるって言われましたが、その具体的な例はありますか?仲野そんなの何回もあったよね。吉岡いっぱいある。でも、私がいちばん好きと言うか、心に残っているのは、たすくが娘のお遊戯会を観に来るシーン。たすくは、あそこで自分の子供を見つけられない。父親なのに、自分の娘の顔が分からないなんて、切な過ぎるじゃないですか。その切なさ具合が絶妙で、でも、あり得ることですよね。そこを佐藤監督は脚本に書かれていたから、本当にスゴいと思いました。仲野あのシーンは現場もスゴかった。僕も成長した娘をどの子が演じているのか分からない状態で撮影に臨んでいたから、あのお遊戯会のシーンでは実際にどの子が自分の娘なのか分かってないんですよ。で、その状態から、あのラストシーンに向かっていったから凄まじかったです。――仲野さんは脚本を最初に読んだ時に、あのラストシーンをとにかく演じたいと思ったって言われてましたものね。仲野あのラストシーンは現場もスゴかった。どんなことが起こるのか全然想像できなかったし、実際に演じたときも、言葉ではなかなか言い表せられない複雑な感情になりましたから。吉岡いや~、あのシーン、実際には短い一瞬の時間ですけど、体感的にはすごく長かったですね。目で会話するってこういう感覚なんだって、撮影が終わってからしみじみ思いました。ふたりが語ったラストシーンの詳細は、本作をこれから観る方々の楽しみを奪ってしまうので、ここでは触れない。だが、佐藤監督が脚本を書く際に映像が真っ先に浮かんだというその一連は、仲野太賀と吉岡里帆の魂と魂がすごい熱量でぶつかり合う映画史に残る名シーン。たすくとことねの切実な想いが、セリフではなく彼らの行動からひしひしと伝わってくる映画ならではの表現も秀逸だ。その衝撃と感動を映画館で体感し、この機会に「大人になるとは?」について考えてみるのもいいかもしれない。(取材・文:イソガイマサト/撮影:源賀津己)仲野太賀ヘアメイク:高橋将氣/スタイリスト:石井大吉岡里帆スタイリスト:Maki Maruko/ヘアメイク:百合佐和子(SHISEIDO)
2020年11月20日新進気鋭の監督 佐藤快磨(さとう・たくま)の劇場デビュー作で、第68回サン・セバスティアン国際映画祭で最優秀撮影賞を受賞した、仲野太賀主演の映画『泣く子はいねぇが』が11月20日(金)に公開される。この度、本作に出演している吉岡里帆のオフショット写真が公開された。本作は、監督・脚本・編集の佐藤が、秋田県・男鹿半島の伝統文化「男鹿のナマハゲ」から、“父親としての責任”、“人としての道徳”というテーマを見出し、親になることからも、大人になることからも逃げてしまった主人公が、過去の過ちと向き合い、不器用ながらも青年から大人へ成長する姿を描いた完全オリジナル作品。大人として、そして父親としての自覚も曖昧な主人・公たすく(仲野太賀)の元妻・ことねを演じた吉岡は、娘をひとりで育てるために懸命に働き続け、生活に疲れ切った母親をリアルに演じ、新境地を切り拓いたと話題を呼んでいる。とくに、たすくの母・せつ子(余貴美子)との久々の再会シーンは、多くを語らず何気ない会話と表情で、“元嫁と元義母”という微妙な関係性と互いを思いやる心情を表現したシーンとなっている。今回公開されたのは、そんなシーンの撮影で緊張感溢れる現場の休憩時間に、吉岡里帆が見せた動物たちとの癒しの時間をとらえたオフショット。予告や場面写真で見せる、ことねの険しい表情から一転し、リラックスした素の吉岡の笑顔を収めた2枚。大の動物好きで、実家でもたくさんのペットを飼っているという吉岡の嬉しそうな姿が確認できる。『泣く子はいねぇが』11月20日(金)公開
2020年11月10日女優の吉岡里帆が出演する『泣く子はいねぇが』(20日公開)のオフショットが10日、新たに公開された。同作は是枝裕和監督もその才能に惚れ込んだ佐藤快磨監督の劇場デビュー作で、第68回サン・セバスティアン国際映画祭で最優秀撮影賞(撮影=月永雄太氏)を受賞。秋田県・男鹿半島の伝統文化「男鹿のナマハゲ」から、“父親としての責任”“人としての道徳”というテーマを見出し、親になることからも大人になることからも逃げてしまった主人公が不器用ながらも青年から大人へ成長する姿を描いた完全オリジナル作品で、主人公のたすくを仲野太賀、その妻のことねを吉岡里帆が演じている。吉岡は、夫に愛想をつかし、娘を一人で育てるために懸命に働き続け生活に疲れ切った母親をリアルに演じ、新境地を切り拓いた。特にたすくの母・せつ子(余貴美子)と久々に再会を果たすシーンは、多くを語らず何気ない会話と表情で微妙な関係性と互いを思いやる心情を表現した名シーンとなっている。今回公開されたオフショットは、緊張感あふれる撮影の休憩時間に目を閉じて幸せそうな笑顔を浮かべる吉岡と犬の2ショット。大の動物好きで、実家でもたくさんのペットを飼っている吉岡の素の表情を捉えた。合わせて、猫に思わず笑顔になるカットも。どちらも動物への愛がにじみ出ている。(C)2020 「泣く子はいねぇが」製作委員会
2020年11月10日是枝裕和監督もその才能に惚れ込んだ新進気鋭の監督・佐藤快磨の劇場デビューにして、仲野太賀を主演に迎えた『泣く子はいねぇが』。この度、仲野さん演じる主人公の元妻を演じた吉岡里帆のオフショットが解禁された。9月に行われた第68回サン・セバスティアン国際映画祭(スペイン)のオフィシャルコンペティション部門で鮮烈のワールドデビューを果たし、撮影の月永雄太が最優秀撮影賞を受賞。続くシカゴ国際映画祭や東京フィルメックスにも正式出品されるなど国内外でも注目されている。本作で大人として、そして父親としての自覚も曖昧な主人公・たすく(仲野太賀)の元妻・ことねを演じた吉岡さんは、娘をひとりで育てるために懸命に働き続け、生活に疲れ切った母親をリアルに演じ、新境地を切り拓いたと早くも話題を呼んでいる。特に、たすくの母・せつ子(余 貴美子)との久々の再会シーンは、多くを語らず何気ない会話と表情で微妙な関係性と互いを思いやる心情を表現した屈指のシーン。そんな緊張感溢れる撮影の休憩時間に吉岡さんが見せた犬や猫との癒しの時間をキャッチ。大の動物好きで、実家でもたくさんのペットを飼っているという吉岡さんが垣間見せる素の表情に注目。『泣く子はいねぇが』が11月20日(金)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:泣く子はいねぇが 2020年11月20日より全国にて公開© 2020「泣く子はいねぇが」製作委員会
2020年11月10日