あっという間の時短&美白ケア豆乳イソフラボン含有のスキンケアブランド『なめらか本舗』の美白ラインより、2月20日、オールインワンジェル「なめらか本舗とろんと濃ジェル薬用美白」が発売される。同ブランドのオールインワンジェルは「時短ケアなのに高い保湿効果が得られる」と好評を得ており、発売から1年3ヶ月で150万個を売り上げるヒットアイテム。今回、化粧水・美容液・乳液・クリーム・パック効果・化粧下地の6つの役割を担う、美白ラインでのオールインワンジェルがついに誕生した。とろんとみずみずしい使い心地同ブランドの特徴である豆乳発酵液に加え、美白有効成分の高純度アルブチンを配合。メラニンの生成を抑えて、シミやそばかすを防ぐ。美白&保湿成分が肌の奥までぐんぐん浸透し、もっちりとした白肌へと導いてくれるのだ。みずみずしいテクスチャーは、温度依存性のある形態記憶ジェル。とろんと肌の上でとろけるのにべたつかないので、より美白を求めたい暑い季節にも気持ちよく使用できる。「なめらか本舗とろんと濃ジェル薬用美白」は本体(100g1,200円)と、詰め替え用(100g1,000円/価格は共に税抜き)の2種類。全国バラエティショップ・ドラッグストア・量販店などで発売される。(画像はプレスリリースより)【参考】※プレスリリース
2017年12月22日大人ニキビは思春期ニキビと違って不定期でできてしかもしつこいですよね。ここでは、大人ニキビができてしまった時にすることを4つご紹介いたします!思春期ニキビと大人ニキビの違いは?大人ニキビはある日突然できて、なかなか無くなりにくいですよね。全てのニキビの原因は過剰皮脂によって起こります。しかし、思春期ニキビと大人ニキビには異なる特徴があります。思春期には、成長ホルモンや男性ホルモンの関係で皮脂分泌が活発になり思春期ニキビができます。皮脂が毛穴に詰まってアクネ菌が発生し、赤く炎症してニキビになります。特に、皮脂分泌の多いTゾーンやこめかみのあたりにできるのが特徴です。大人ニキビは、ターンオーバーの乱れや乾燥、ホルモンバランスの影響や生活習慣の乱れなどが原因で過剰皮脂になりニキビになります。思春期ニキビは成長ホルモンの分泌がおさまると自然に治っていきます。しかし大人ニキビは日々のストレスや生活習慣が深く関係しているため、不定期にできて、治るまでに時間がかかります。顎や口周りなどのUゾーンにできやすいのが特徴です。ここでは厄介な大人ニキビができてしまった時にまずやることを4つご紹介いたします!1.ターンオーバーを促進するターンオーバーは年齢+28日!?ターンオーバー=新陳代謝です。表皮は28日間をかけて、上に押し上げられて垢となって剥がれ落ちます。お肌の生まれ変わりをすることで、お肌の健康を守ります。ターンオーバーは通常28日間ですが、年齢とともに遅れていきます。年齢+28日かかると言われています。ターンオーバーが正常化されればあらゆる肌トラブルが改善されます。ターンオーバーを促進する方法は?化粧品でターンオーバーを促進する方法があります。エイジングケアラインの美容液はターンオーバーを促進させる効果が期待できます。また、適度な運動をすることで代謝が上がり、ターンオーバーの正常化が期待できます。また、ビタミンCをお肌の内部まで届けるビタミンC誘導体が入った化粧品を活用してもいいでしょう。ピリつきやすいのでお肌の様子を見ながら使用しましょう。ターンオーバーを正常化するには、睡眠も大切です。お肌の美容成分は夜眠っている間に作られています。睡眠不足になるとターンオーバーが乱れてニキビの原因になります。2.ストレスを発散するホルモンバランスを整えよう!ストレスを感じることでホルモンバランスが乱れるとニキビができやすくなります。ホルモンバランスが乱れると、黄体ホルモンの関係で皮脂をたくさん分泌してしまいニキビの原因になります。また、ストレスを感じることで男性ホルモンが分泌されることでもニキビができやすくなります。ホルモンバランスを整えるためには、適度な運動やストレッチをしたり、アロマを焚いたり、好きなことをしてストレスを発散することが効果的です。ホルモンバランスが整うことで、つい弱気になってしまいそうな時でも前向きな気持ちになります。マスクがお肌のストレスに・・・冬に欠かせないマスクですが、お肌にとってはストレスになっています。マスクをしなくなってからニキビが改善されることもあるのでお試ししてみてください。3.食生活を見直す甘いもの・油っぽいものを摂りすぎると、ニキビができやすくなります。甘いもの・油っぽいもののせいで体内の油の量が多くなります。それが体外に出ようとして皮脂分泌が活発になり、ニキビとして出てしまう場合があります。油っぽい食事をする時は野菜を一緒にとるようにするなど心がけるだけで大人ニキビが改善される場合があります。ニキビ改善にオススメの食材は、ビタミンBを多く含む大豆や豚肉やキノコ。ビタミンCを多く含むレモンやピーマンやジャガイモ。乳酸菌を含むヨーグルト。ニキビができてしまってから一週間程度は食材に気をつけてみてください。4.便秘を解消する便秘が続くことでニキビができやすくなります。便秘によって食べたものが何日も腸のなかにあるとやがて腐敗していきます。時間がたつと油は酸化して皮脂腺から出て行こうとします。ニキビを起こすアクネ菌は、酸化した皮脂が大好物です。アクネ菌の繁殖によりニキビが増えてしまいます。もし便秘がちでニキビができやすい場合は、食生活の中で食物繊維を多く含むインゲン豆、オカラ、ごぼう、ひじきなどを積極的に摂りましょう。また、水分をたくさん摂るように心がけましょう。便秘の解消のマッサージや、ツボ押しなどを試してみてもいいでしょう。できるだけ薬に頼らず、毎日の食生活で心がけて改善できることが理想です。「大人ニキビ」と”さよなら”しましょう!ここまで、大人ニキビができてしまった時にすることを4つご紹介してきましたがいかがでしたでしょうか?大人ニキビは出来たらなかなか治りにくく厄介ですが、毎日の心がけで改善できるのが特徴です。ニキビができてしまったら、まずはここ最近の食生活や生活習慣を見直してみましょう。ニキビができそうなことで心当たりがあったら、ここでご紹介したことを早速お試ししてみてください!
2017年12月07日睡眠不足や栄養の偏りやストレスなどでできる大人ニキビ。肌の調子がゆらぎやすい季節には、顔はTゾーンはオイリーでありながら頬が乾燥する部分乾燥肌にもなりやすいものです。そんな肌におすすめのメイク落としクレンジングを美容家の宮地祥子さんがご紹介してくれます。他にもクレンジングの目的やニキビの原因をもう一度ここで確認しながら、ご自身の肌に合ったクレンジングを見つけてみまましょう[ 目次 ]クレンジングの目的 (#indexList0)ニキビができる原因 (#indexList1)ニキビ肌のクレンジングの選び方 (#indexList2)ニキビ肌におすすめのクレンジング (#indexList3)クレンジングとスキンケアの方法 (#indexList4)まとめ (#indexList5)クレンジングの目的まず、クレンジングの目的は、メイク汚れとともに、余分な皮脂が空気中のほこりなどと一緒になって肌表面を覆う脂汚れを落とすことです。これを怠ると毛穴に汚れが残り、毛穴が開いたり、ニキビの原因にもなってしまいます。クレンジングには、メイク汚れや皮脂などが水に混ざり合って洗い流しやすくされるために、界面活性剤が含まれています。界面活性剤というと、肌に悪いイメージがあるかと思いますが、メイクをしっかりと落とすために必要なために配合されているものです。クレンジングをメイクとなじませて汚れが浮き上がったら、素早くぬるま湯で洗い流しましょう。ただし、マッサージなどを行って洗い流すと、肌に必要な皮脂まで洗い流してしまい、乾燥を招くことにもなりかねません。メイクは、しっかりと素早く落としましょう。ニキビができる原因顔にニキビができるのは、毛穴の中に皮脂がたまり、角栓によってふさがれてしまうからです。そのため、肌が乾燥していたり、肌荒れしていても日々のクレンジングを怠るととニキビができてしまう結果に。毛穴の中に皮脂がたまる原因には、大きく分けて2つあります。1.皮脂の分泌過剰思春期に皮脂分泌が活発になるために起こることは、誰でも経験があるかもしれません。大人では、ストレスや睡眠不足、女性ホルモンのバランスの乱れ、偏った食事などが原因で皮脂の過剰分泌が起こります。2.角質が厚くなる過角化エイジングにより肌のターンオーバーが遅くなってきたり、肌のバリア機能が低下することにより角質層が厚くなる、「過角化」により毛穴に皮脂がたまりやすくなります。日焼けや偏った食事などでターンオーバーが促進されないことが要因ですが、もうひとつ間違ったスキンケアで過角化を招くことがあることがあります。クレンジングや洗顔で肌の皮脂を洗い流しすぎてしまうと、肌のバリア機能が低下し、肌は外部刺激から守るために角質を厚くするのです。また、肌が乾燥して保湿が不十分の場合、古い角質が剥がれ落ちずに硬くなってくすみの原因にもなります。ニキビ肌のクレンジングの選び方ニキビ肌の人がクレンジングを選ぶポイントをご紹介します。クレンジングは大きく分けて下記の4つがあり、洗浄力は右に行くほど強くなります。また、界面活性剤の量も多くなりますが、しっかりとメイクや汚れを落とすことができます。乳液タイプ < クリームタイプ < ジェルタイプ < オイルタイプナチュラルメイク・すっぴんのとき石鹸で落とせる日焼け止めのみ塗っている日やすっぴんのときは、乳液タイプやクリームタイプで肌を刺激しないように優しく皮脂汚れを落としましょう。しっかりメイクのときファンデーションや口紅、マスカラなどしっかりとメイクをしているときは、ジェルタイプやオイルタイプでメイク汚れを浮き上がらせるとともに、皮脂汚れも優しく洗い流しましょう。ニキビ肌の人は特に刺激を避けたいので、汚れを浮き上がらせたら素早くぬるま湯で洗い流すことが大切です。ニキビ肌におすすめのクレンジングお店に行くと数多くの種類があるクレンジング商品。どれが自分に合っているか、どれが信頼できるアイテムなのか、悩んでしまう方も多いと思います。そこで、美容家の宮地祥子さんにオススメのクレンジングをご紹介してもらいました。フェイシャルサヴォンAL(CODINA(コディナ))おすすめの理由肌のターンオーバーをサポートするイモーテルウォーターをベースに、アルガンオイルを配合したクレンジング兼洗顔料です。レモングラスの爽やかな香りで、汚れや角質を落としながらも潤いを保ちながらしっとりと洗い上げます。使ってみた感想レモングラスの香りを感じながら、ナチュラルメイク、古い角質や毛穴汚れを落としてくれます。くすみが取れて透明感のある洗い上がりで、肌はしっとりもっちりと滑らかです。ダブル洗顔不要なので、フェイシャルスキンケアに時間のないときには必須です。販売価格(編集部調べ):3,500円(税込)内容量:150mLスキンクリア クレンズ オイル アロマタイプ(アテニア)おすすめの理由ロックローズオイル配合で、くすみの原因となる肌ステインを除去、メイクを落としながら優しく洗い上げる柔らかく滑らかなオイルクレンジングです。無香料タイプと、アロマが香る2種類のタイプがあり、詰め替え用のエコパックも購入できます。使ってみた感想使いやすい価格でありながら、しっかりと汚れを落とし、洗い上がりは肌に透明感が出て滑らかです。エクステOK、濡れた手もOKなのが嬉しいですね。レモングラス、ベルガモット、オレンジ、ラベンダーのブレンドアロマが心地よく香るアロマタイプがお気に入りです。販売価格(編集部調べ):1,836円(税込)内容量:175mLスキンアップ リキッドクレンズ(DECENCIA(ディセンシア))おすすめの理由アレルギーテスト済みの敏感肌用リキッドクレンジングで、水のように肌になじみながらメイクを優しく落とします。洗い上がりはつるっと滑らかで、保湿、透明感アップ、エイジングケアを意識した40代からの女性にオススメのクレンジングです。使ってみた感想肌が疲れているときや調子が悪いときに使用しますが、刺激を感じません。水のように肌になじみながら素早くメイクを落とすことができます。濡れた手でも簡単に使えて、まつエクOKなのも嬉しいポイントです。しっかりとメイクや皮脂汚れを落としながらも、つるっと滑らかな肌に洗いあがります。販売価格(編集部調べ):2,430円(税込)内容量:120mLアレルギーテスト済み(全ての方にアレルギーが起こらないというわけではありません) マイルドクレンジングオイル(ファンケル)おすすめの理由お手頃価格でありながら、しっかりメイクも素早く落としてくれる軽い水のようなオイルクレンジングです。肌の上を滑るようにスルスル伸びて、角栓や黒ずみも除去して滑らかな肌にしながら、潤いをしっかり残して洗い上げてくれます。使ってみた感想お手頃価格でたっぷり使えます。しっかりアイメイクも擦らずになでるようにするだけで落とせるので、ウォータープルーフマスカラをしているときは使用します。エクステOKなのも嬉しいポイントです。洗い上がりはツッパリ感なくしっとりです。販売価格(編集部調べ):1,058円(税込)内容量:60mLSPF31 PA++ゼロタイムクレンジング(LAUDi)おすすめの理由酸化に効果のあるオレイン酸を高含有した3つのオイル、ハイブリッドベニバナ、ピクアル種オリーブ、加水分解コメヌカを配合。酸化により鮮度がなくなりがちなオイルクレンジングですが、使用時に鮮度が高い状態でクレンジングができます。使ってみた感想とろみのあるオイルクレンジングで伸びが良く、メイクや皮脂汚れを素早く落としてくれます。肌につっぱり感はなく、洗い上がりはしっとりしながらもべたつきません。アイメイクやエクステにも使えます。販売価格(編集部調べ):4,212円(税込)内容量:180mLクレンジングバーム ハニー×オレンジ(ビュール)おすすめの理由固形のバームを肌に乗せると液状オイルに変化し、摩擦を防ぎながらメイク汚れを落とします。医師も認めるエイジングケア成分を贅沢に配合して、パッチテストも行っているクレンジングです。しっかりと素早く落とす力と肌への優しさを兼ね備えています。使ってみた感想手の平に乗せるだけで溶け始めます。メイクになじませるようにするすると滑らせるだけで素早く汚れを落としながら、オレンジとハニーが香り、しっとりさっぱりと洗い上げます。黄ばみが薄くなり、肌に透明感が出ます。販売価格(編集部調べ):3,456円(税込)内容量:90gディープクレンジングオイル(d プログラム)おすすめの理由敏感肌でのパッチテスト済みで、低刺激設計でありながらもしっかりアイメイクや毛穴の汚れもオイルが肌になじんですぐに浮き上がらせてしっかり落とせます。洗い上がりはすっきりのオイルクレンジングです。エクステOKなのも、嬉しいポイントです。使ってみた感想肌に乗せたとき、ラベンダーの香りがほのかに香りながら、メイク汚れをするすると浮き上がらせてくれます。洗い上がりは、べとつかず突っ張らずにさっぱりです。しっかりアイメイクをしているとき、パーティーメイクでファンデーションも濃いめに塗っているとき、肌に負担をかけずにするするとメイクを落とせるので重宝しています。販売価格(編集部調べ):2,700円(税込)内容量: 120mL詳しくはこちら (アレルギーテスト済み(すべての人にアレルギーが起きないというわけではありません)。ニキビのもとになりにくい処方(すべての方にニキビができないというわけではありません)クレンジングとスキンケアの方法ニキビ肌は、ごしごしと擦って刺激を与えることが肌への負担となるので厳禁です。メイク汚れや、余分な皮脂が酸化して固まった黒ずみなどをクレンジングで優しく洗い流しましょう。化粧水で潤いを与えて肌を引き締めた後は、しっかりと美容液をなじませて保湿することで肌は正常なターンオーバーを取り戻そうとします。拭き取りタイプのクレンジングや化粧水は、刺激が強いためにニキビのある間は控えましょう。クレンジングの手順適量のクレンジングを手に取って、肌になじませてメイク汚れや皮脂汚れを浮き上がらせます。メイク汚れが残りやすい唇や目元は丁寧に。目元は綿棒を使って目の際に残りがちなメイクもしっかりと浮き上がらせましょう。ぬるま湯でしっかりと洗い流します。まとめいかがでしたか。ニキビ肌でも、毎日メイクして外出したいですよね。そんなときは、クレンジング選びやスキンケア方法に少しだけ気遣うと肌への負担が少なくなります。 毎日のメイクに合わせて、ご自身の肌のコンディションに合ったクレンジングを見つけてくださいね。監修:宮地祥子
2017年11月29日乾燥しがちな季節に入り、肌のケアはより一層気を使いますよね。なんとかして保湿をしようとあの手この手を試していると思います。しかし、同時に乾燥肌にできるニキビにも気をつけなければなりません。冬はニキビができないというのは大きな間違い。実は治りにくい厄介な「大人ニキビ」ができやすい季節なんです。さて、この難しい時期をどう乗り切るか……。今回は大人ニキビとその対策について説明していきます!冬こそニキビができやすかった!冬なのにニキビ?と不思議に思う人も多いと思いますが、実は冬こそニキビができやすい肌になっているんですよ!そもそも、ニキビができるのは、肌のバリア機能が弱まって皮脂が毛穴に溜ってしまうからです。皮脂がニキビの原因と思っている人も多いと思いますが、皮脂自体はニキビの原因にはなりません。皮脂が溜って毛穴に詰まることが、ニキビができる主な原因です。皮脂が溜るのは、オイリー肌の人もドライ肌の人もなりえること。特に乾燥しやすい冬場ほどバリア機能が失われるので、それを守ろうと肌に多くの油分が分泌されます。それが適切な量なら問題ないのですが、多くの場合、過剰に分泌されてしまうので、肌が受け止めきれなくなり、毛穴が詰まりやすくなってしまいます。=(イコール)ニキビができるということですね。こうしてできたニキビは青春時代のニキビと違って、「大人ニキビ」と言われています。大人ニキビは普段はニキビができない人もなりやすいので、気をつけたいところです。乾燥肌の人の99%が「大人ニキビ」ができやすい肌肌が乾燥しやすい冬場ほどニキビができやすいということからも分かるように、乾燥肌の人ほど大人ニキビはできやすいと言えます。肌の水分がカラカラの状態だと、水分の蒸発を防ごうと、角質が厚くなって肌の柔軟性が低下します。すると、体はなんとか肌をやわらかくしようと皮脂を分泌し、さらに乾燥から肌を守ろうとプラスで皮脂を分泌していくんです。結果的に皮脂過剰の状態になっていきます。となれば、もちろん毛穴に皮脂が詰まりやすく、ニキビがどんどん増えていきます。乾燥肌なのになぜ?と、ストレスに思うかもしれませんが、それは決して珍しいことではないんです。実は乾燥肌の人の99%が皮脂が過剰分泌状態にあると言っても過言ではないそうです。今は大丈夫な人でも、肌環境的には、いつ大人ニキビが出現するか分かりません。早めの対策こそが、キレイな肌を保つポイントです。「ニキビができたから保湿をしない」は、大きな間違いそれではそんな厄介な大人ニキビを出現させないために、できる対策はあるのでしょうか?その答えは「YES」!もちろん身近にできることが、たくさんありますよ。まず一番気をつけたいことは、保湿を怠らないことです。ニキビ=油分と思い込んでいる人が多いので、ニキビができたらその部分だけ保湿ケアを避けがちですが、それは大きな間違いです。肌は水分と皮脂のバランスによって成り立っているので、乾燥すると肌が皮脂が足らないと思ってより脂を分泌させてしまうという結果を招きます。まさに逆効果ですね。ニキビができてしまったら、とにかく保湿をしっかりとして、乾燥させないことが大切です。これまでさっぱりめの保湿クリームを使っていた人は、保湿力の高いものに変えてみるのも良いかもしれません。また、ニキビができたことでニキビ専用の洗顔料にチェンジする人もいるかもしれませんが、冬はより乾燥を引き起こしてニキビが治りにくくなる可能性も。しっとりめ~普通のものを使い、乾燥しにくい肌環境を整えることをおすすめします。気温の寒暖差は、ニキビ肌を誘発する原因に急激な寒暖差も皮脂の過剰分泌に繋がります。冬は外は寒いのに、室内は暖房によって暖かいという状況が多いですよね。こんな環境も大人ニキビにはマイナスです。温度差によって肌が刺激され、皮脂を分泌して肌を守ろうとしてしまいます。なかなか寒いと難しいですが、できるだけ家では暖房器具をひかえるように努力しましょう。自分の部屋は暖かくても、キッチンやリビングが冷えていると、それだけでも温度差によって肌を刺激することになります。電気毛布や電気カーペットを手放せない人も多いと思いますが、そこから出た時に肌に冷たい空気が一気にあたるので、あまりおすすめはできません。できるだけ電化製品に頼らず、インナーを強化するなどして、対応するように心がけましょう。家ではもこもこの靴下を履くだけでも違いますよ。また、インナーはシルク地のものにすると、保温効果がさらに見込めます。もし会社などで、どうしても暖房にあたらなければならないのなら、卓上加湿器を常備し、寒暖差があっても乾燥しないように配慮してくださいね!女性ホルモンをアップさせ、男性ホルモンの優勢を防ぐニキビができやすい原因の中には、女性ホルモンが弱まることも挙げられます。女性ホルモンより男性ホルモンが優勢になると、皮脂が詰まってニキビができやすくなってしまうんです。となると、女性ホルモンを正常に保つことが大切になってきますが、それは生理周期も整えることにも繋がります。積極的に実践したいですね。まず、女性ホルモンを減らさないためにできることは、なんと言っても体を冷やさないことです。サラダを温野菜にしたりお風呂に浸かる習慣をつけ、冷え対策に励みましょう。食事に気をつけることで冷えを改善させるなら、色や形で冷えに効く食材かどうか判断できます。オレンジや黄色の野菜や果物は体を温め、さらに小さいもの、丸いものも体を冷やしません。みかんや人参などはそれに当てはまりますね。逆に体を冷やす野菜は白や緑色の寒色系で、形は大きくて長いものです。大根やきゅうりはまさにそれに当てはまります。覚えやすいので外食の時も意識して体を温めるものを食べるようにしましょう。また、睡眠の質を高めることも重要です。寝る前は読書をしたり睡眠にいいヨガをして、心をリラックスさせてください。これらを行うと副交感神経が優位となり、睡眠に入りやすくなります。食事後すぐに寝ないことも重要ですね。寝る前の飲食は体の消化機能を無理やり働かせるので、体だけではなく、なかなか脳が休まりません。それに、女性ホルモンに直接働きかける食材もあるんです。女性ホルモンを生成するのは大豆製品や魚類などです。納豆や豆乳は女性ホルモンの分泌に欠かせません。ニキビに効くサプリは?外部刺激に影響を受けやすい冬の肌は、内側から変えていくことが一番確実で、効果的です。上記に挙げた食材を食べるのもいいですが、難しければサプリに頼るのも一つの手ですよ。おすすめは、かぼちゃやナッツ類に含まれる「ビタミンE」のサプリです。これは“若返りのビタミン”とも言われ、カサつく肌にうるおいを与えていきます。冷えにも効果があるので、冬にこそ摂りたいサプリですね。ダイエット中の緑黄色野菜が不足がちな人にも強い味方となってくれます。フランス海岸松という松の樹皮から抽出された「ピクノジェノール」は、女性ホルモンを増やすフラボノイドが豊富なサプリです。生理痛などの女性の体の不調にも良いとされています。そしてエイジングケアでおなじみの「プラセンタ」もおすすめです。プラセンタは赤ちゃんを守り、育てる胎盤のことで、エイジングケアに効果があると言われています。美容液に多く使われていますが、サプリとして飲むことでも内側から肌に若々しさを与えていきますよ。ホルモンバランスを整える効果も期待できます。 「自分は乾燥肌だから大丈夫!」だなんて安心している人ほど、要注意です。乾燥肌であろうとなかろうと、ニキビができるのはみんな一緒なんですね。しかも冬なのにニキビがあると、より肌質が悪い印象を受けてしまいます。油断は大敵です。防ぐことはもちろんですが、冬の大人ニキビができても正しいケアをして、確実に治していきましょう!参考:相澤皮フ科クリニック、proactiv、スカルプDボーテ、DHC
2017年11月08日治りにくい大人ニキビや肌荒れ、赤みが残ったニキビ跡などを早期に改善するためには、身体の内側からケアしてあげることも大切です。なかでも肌の健康維持に欠かせないビタミンは、食事やサプリメント、ビタミン剤などでしっかり補給したいもの。ここでは、皮膚科でニキビを治す際に処方されるビタミン剤の効果や種類、服用方法などをドクター監修のもと解説していきます。ビタミン不足が原因でできるニキビ20歳を過ぎてからできる大人ニキビは、思春期のニキビとは異なり、生理前に悪化する、顎(あご)や口の周り、背中にだけできる、などの特徴があります。原因もさまざまで、ホルモンバランスの乱れをはじめ、身体の内側から影響しているケースも多いものです。忙しくて栄養バランスのとれた食事を取る時間がない、ストレスを解消するため、つい好きなものばかりを食べてしまう、ダイエットや食事制限をしている…などの場合、ビタミン不足を招き、ニキビができやすい状況に陥っているのかもしれません。ビタミンと肌との関係身体や肌に必要な栄養素のなかでも、ビタミンは肌や粘膜を作る働きを助けたり、皮脂の分泌を抑えたり、肌の新陳代謝(ターンオーバー)を促すなど、さまざまな役割を担っています。そもそも、ビタミンとは?ビタミンは、三大栄養素と呼ばれる脂質、糖質、タンパク質からエネルギーをつくり出す働きを助け、身体の調子を整える役割を担っています。微量ですが身体をスムーズに機能させるために欠かせないため、ミネラルと並んで「微量栄養素」とも呼ばれています。ビタミンは発見された順にA、B、C…とアルファベット順に名前が付けられ、その後ビタミンB群のように、さらに細かく分類されるようになったものもあります。全部で13種類ありますが、ほとんどのビタミンは体内では作り出すことができません。そのため、食べ物やビタミン剤から摂取することが大切です。ビタミンの肌への効果健康な体を維持するために欠かせないビタミンですが、不足すると肌や身体にさまざまな不調があらわれます。肌への影響力が大きいものをいくつかご紹介します。ビタミンAの欠乏皮膚や爪、粘膜が乾燥して、傷つきやすくなったり、細菌などへの抵抗力が弱まりますビタミンB2の欠乏脂質の代謝が鈍り、肌荒れや口内炎が起きやすくなります。また、脂性肌になり、小鼻の横にニキビができやすくなりますビタミンB6の欠乏同じく代謝異常により、皮膚や粘膜にトラブルが起きます。また、ホルモンバランスの乱れから月経前症候群(PMS)がひどくなったり、ニキビが悪化しますナイアシン(ビタミンB群の一種)の欠乏肌がカサカサになるなどの炎症を起こすことがありますビタミンCの欠乏コラーゲンの産生ができなくなり、肌のハリが失われますビタミンEの欠乏活性酸素の害を受けやすくなり、シミやそばかすができやすくなりますビタミンは水溶性と脂溶性の2種類ひとくちにビタミンと言っても、水溶性(水に溶ける性質のもの)と脂溶性(油に溶けるもの)の2種類があります。水溶性のビタミンは摂取しても尿などから排出されるので、1日3回の食事やビタミン剤で規則正しくとり入れる必要があります。一方、脂溶性のビタミンは身体に蓄積されるので、食事以外にビタミン剤やサプリメントで補うときは過剰摂取に気をつけることも大切です。水溶性と脂溶性の違いをしっかり覚えて、ビタミン剤を上手に活用しましょう。ビタミンのニキビ治療効果ビタミンの不足が、ニキビの直接原因になることはありません。ですが、ビタミンは先に見てきたとおり、肌を健やかな状態に保つために欠かせない栄養素です。ビタミンが足りないことで皮脂の分泌が増えたり、肌が乾燥したり、ターンオーバーが進まなくなる…などの要因が複雑に絡み合い、ニキビの発生につながることがあります。皮膚科では、ニキビの治療にビタミン剤が処方されることがあります。これは、塗り薬やピーリングなど、外側からのニキビ治療に加えて、患者の生活習慣のなかで不足しがちな栄養素を補うことで、身体の内側から治療の効果を高めるためのものです。ニキビに対して即効性はありませんが、副作用の心配も少なく、身体や肌がすこやかになろうとする力を助けます。なお、皮膚科でのニキビ治療には、ビタミン剤をホームケア用に処方するほかにも、点滴でビタミンを注入する方法もあります。こちらについては、『皮膚科で行う点滴を使ったニキビ治療の種類と美容効果』 (をご覧ください。ビタミン剤は保険適応?ニキビは「尋常性ざ瘡(じんじょうせいざそう)」と呼ばれる皮膚病です。ビタミン剤は治療の一環として、皮脂の分泌量を抑えたり、皮膚や粘膜を健全に保つために処方されているため、従来は保険の適用範囲でした。近年は厚生労働省の方針により、経口摂取ができる人(口から食事をとれる人)への保険処方が難しくなっており、原則として適用外になります。しかし、医療機関によっては保険が適応されるケースもあるため、詳しくは各皮膚科に相談するようにしてください。皮膚科で処方されるビタミン剤の種類皮膚科では、ニキビやニキビ跡、肌荒れや肝斑(かんぱん)・シミなど、幅広い肌の症状に対して、ビタミン剤が処方されています。ニキビやニキビ跡の治療に処方されるのは、以下のビタミンです。ビタミンB群(B2、B6)ビタミンCビタミンE一つひとつの効果や性質を、詳しく見ていきましょう。ビタミンB群のビタミン剤とその効果ビタミンB群は水溶性のビタミンで、B群とはビタミンB1やB2、ナイアシン、パントテン酸、B6、B12、ビオチン、葉酸などの総称です。B群は互い助け合って機能し、エネルギーを作り出す代謝の機能を助け、老廃物の排出を促す作用があります。皮膚科で処方されるビタミンB群のビタミン剤には以下のようなものがあります。<ビタミンB群配合の主なビタミン剤>ビタノイリンビタミンB2・B6・B12を配合ビフロキシンビタミンB2・B6を配合ノイロビタンビタミンB1・B2・B6・B12を配合なかでも、ニキビやニキビ跡の治療に役立つのは、ビタミンB2とB6です。ビタミンB2の効果ビタミンB2はリボフラビンとも呼ばれる栄養素で、脂肪や糖質を燃焼させてエネルギーに変えるとともに、細胞の新陳代謝を促す働きがあります。皮脂の分泌を調整するため、過剰な皮脂分泌が原因で起こっている脂性肌を整える作用があります。また、皮膚や粘膜の機能を維持し、成長や再生を助けます。ビタミンB2の摂取量の目安は?厚生省から発表されている「日本人の食事摂取基準(2015年版)」によると、年代ごとの一日あたりの推奨量は以下のとおりです。18〜29歳男性推奨1.6mg30〜49歳男性推奨1.6mg50〜69歳男性推奨1.5mg70歳以上男性推奨1.3mg18〜29歳女性推奨1.2mg30〜49歳女性推奨1.2mg50〜69歳女性推奨1.1mg70歳以上女性推奨1.1mg※妊婦は上記推奨量に加えて0.3mgを、授乳婦は0.6mgを付加それに対し、「国民健康・栄養調査(2013年)」でのビタミンB2摂取状況は、一日あたりの平均で男性が1.20mg、女性が1.07mgとなっています。<ビタミンB2が不足するのはどんな時?>ビタミンB2はレバーや卵、納豆などの大豆製品、乳製品、モロヘイヤなどの野菜などに含まれています。水溶性なので毎日きちんと摂る必要があるほか、以下のようなときに不足します。食事から十分に摂取できないとき、下痢のとき代謝異常があるとき肝臓や下垂体の病気や糖尿病を患っているとき薬物による影響(抗生物質や精神安定剤、経口避妊薬を連用したときなど)<ビタミンB2が不足するとどうなる?>ビタミンB2は成長促進や、肌や粘膜の保護などを担っている栄養素なので、不足すると以下のような症状を引き起こすことがあります。成長障害口角炎や口内炎、舌炎咽喉炎脂漏性皮膚炎 などビタミンB6の効果ビタミンBは別名をピリドキシンといい、タンパク質の分解・合成を助けて、肌や粘膜の健康維持に役立つ栄養素です。アレルギー症状を抑えて免疫機能を維持したり、ホルモンバランスを整えたりする働きもあり、女性には欠かせないビタミンです。ビタミンB6の摂取量の目安は?厚生省から発表されている「日本人の食事摂取基準(2015年版)」によると、年代ごとの一日あたりの推奨量と耐容上限量は以下のとおりです。18〜29歳男性推奨1.4mg/上限量55mg30〜49歳男性推奨1.4mg/上限量60mg50〜69歳男性推奨1.4mg/上限量55mg70歳以上男性推奨1.4mg/上限量50mg18〜29歳女性推奨1.2mg/上限量45mg30〜49歳女性推奨1.2mg/上限量45mg50〜69歳女性推奨1.2mg/上限量45mg70歳以上女性推奨1.2mg/上限量40mg※妊婦は上記推奨量に加えて0.2mgを、授乳婦は0.3mgを付加それに対し、「国民健康・栄養調査(2013年)」でのビタミンB6摂取状況は、一日あたりの平均で男性が1.20mg、女性が1.02mgとなっています。ビタミンB6が不足するのはどんな時?ビタミンB6はかつおやまぐろなどの魚類、レバーや鶏肉、にんにくやピスタチオ、ひまわりの種などに多く含まれています。また、腸内細菌によっても微量につくられています。水溶性なので毎日きちんと摂る必要があるほか、以下のようなときに不足します。食事から十分に摂取できないとき、下痢のときビタミンB6を阻害する薬剤を摂取したとき(デオキシピリドキシン、ヒドララジン、ペニシラミンなど)ビタミンB6が不足するとどうなる?ビタミンB6は肌のターンオーバーを促し、肌や粘膜を健康に保つ働きがあり、不足すると以下のような症状につながることがあります。湿疹や脂漏性皮膚炎口角炎や舌炎貧血聴覚過敏免疫力低下 などビタミンCのビタミン剤とその効果ビタミンCはメラニンの生成を抑えることでシミやそばかす、色素沈着を防ぎます。また、コラーゲンの合成に係わり、肌にハリや弾力をもたらします。水溶性であり、美肌のために積極的に摂りたいビタミンCですが、皮膚科で処方されるビタミン剤としては以下のようなものがあります。<ビタミンC配合の主なビタミン剤>ビタシミンビスコリンシナールデラキシー などビタミンCの肌への効果ビタミンCといえば、さまざまな美容効果が期待できる栄養素ですが、具体的にはどのような効果があるのでしょうか。シミ・そばかすの改善メラニン色素の生成を抑え、日焼け後の炎症やシミ・そばかすを抑えますシワの改善コラーゲンの合成を増やすことで肌にハリや弾力を生み出します紫外線対策日焼け後の炎症とともに生じる活性酸素を分解し、肌へのダメージを少なくしますニキビの改善皮脂の過剰分泌をふせいでニキビを予防し、活性酸素を分解することでニキビの炎症を抑えますニキビ跡の改善ニキビがおさまった後にできるニキビ跡の色素沈着を防ぎます肌のキメを整えるコラーゲンの合成を助けて肌のターンオーバーを整えたり、毛穴を引き締めますビタミンCの肌への効果について詳しくは、『正しく知るべき!ビタミンCの美肌効果と正しい摂取方法』 (をご覧ください。また、化粧品に使われるビタミンCについては、『ニキビケアの化粧品成分「ビタミンC誘導体」の効果』 (もあわせてご覧ください。ビタミンCの健康効果ビタミンCには美容のほかにも、以下のような健康効果があります。免疫力を高める病原菌を攻撃する白血球の働きを高め、抗ウイルス作用を持つ物質の生成を促しますストレスを緩和するドーパミンやアドレナリン、抗ストレスホルモンの合成を助けます白内障の予防や改善高い抗酸化作用によって、活性酸素が原因の白内障を予防・改善します貧血の予防鉄分を吸収しやすい形に変えることで、鉄不足を解消しますビタミンCの摂取量の目安は?厚生省から発表されている「日本人の食事摂取基準(2015年版)」によると、年代ごとの一日あたりの推奨量は以下のとおりです。18〜29歳男性推奨100mg30〜49歳男性推奨100mg50〜69歳男性推奨100mg70歳以上男性推奨100mg18〜29歳女性推奨100mg30〜49歳女性推奨100mg50〜69歳女性推奨100mg70歳以上女性推奨100mg※妊婦は上記推奨量に加えて10mgを、授乳婦は45mgを付加それに対し、「国民健康・栄養調査(2013年)」でのビタミンC摂取状況(食品からのみ)は、一日あたりの平均で男性が92mg、女性が96mgとなっています。ビタミンCが不足するのはどんな時?ビタミンCはレモンや赤ピーマン、芽キャベツやブロッコリー、緑茶などに多く含まれています。体内では合成できず、かつ水溶性なので、毎日きちんと摂る必要があります。ビタミンCの不足は、以下のような状況において顕著になります。野菜やフルーツを日常的に摂取していないときアルコールや薬物の中毒下にあるときヘビースモーカー一人暮らしの人や男性、高齢者などで野菜や果物を積極的に食べていない人は、ビタミンCの摂取が不足しがちになるので気をつけましょう。またタバコを吸う人は吸わない人に比べてビタミンCの代謝量が1日当たり35mgも多くなることがわかっています。このため、ヘビースモーカーはタバコを吸わない人の約2倍のビタミンCを摂る必要があります。ビタミンCが不足するとどうなる?ビタミンCが不足すると体内のコラーゲン生成が十分に行われなくなり、毛細血管からの出血を招き、壊血病を引き起こします。他にも以下のような症状が起こりやすくなります。歯肉炎(壊血病の初期症状)貧血全身の倦怠感や食欲不振肌のハリがなくなる免疫力が低下し、風邪や感染病にかかりやすくなるビタミンEのビタミン剤とその効果ビタミンEは他のビタミンと比べてもっとも高い抗酸化作用を持っており、老化の原因と考えられている活性酸素から身体や肌を守る働きがあります。血管や細胞などの老化を防ぎ、血行を促進して生活習慣病の予防や改善にも役立つことから「若返りのビタミン」とも呼ばれています。<ビタミンE配合の主なビタミン剤>バナールベクタンユベラ などビタミンEの肌への効果ビタミンEには、血管の収縮を促す神経伝達物質の生成を抑え、毛細血管を広げる働きがあります。これにより全身に血流が供給され、肌のターンオーバーが促されます。さらにビタミンEには紫外線によるダメージから肌を守る働きもあり、シミやそばかすを防ぐほか、ニキビの炎症を抑えてニキビ跡の赤みを防ぐ効果もあります。ビタミンEは化粧品にも配合され、ニキビの予防や炎症改善への効果が期待されています。詳しくは、『ニキビの予防・炎症を抑えるビタミンE誘導体の効果』 (をご覧ください。ビタミンEの健康効果強力な抗酸化作用を持つビタミンEは、細胞の酸化を防いで老化を遅らせる効果が期待されています。そのほかにも、以下のような効果があるとされています。生活習慣病予防抗酸化作用によりコレステロールや脂肪の酸化を防ぎ、血管のしなやかさを保ちます肩こりや腰痛、冷え性の軽減血液をサラサラにし、毛細血管を広げることで末梢血管の血行障害を改善しますホルモンバランスを整える性ホルモンの分泌を調整し、生理痛や月経前のイライラを解消したり、更年期障害を軽減しますビタミンEの摂取量の目安は?厚生省から発表されている「日本人の食事摂取基準(2015年版)」によると、年代ごとの一日あたりの目安量(栄養状態を維持するために十分な量)と耐容上限量は以下のとおりです。18〜29歳男性目安6.5mg/上限量800mg30〜49歳男性目安6.5mg/上限量900mg50〜69歳男性目安6.5mg/上限量850mg70歳以上男性目安6.5mg/上限量750mg18〜29歳女性目安6.0mg/上限量650mg30〜49歳女性目安6.0mg/上限量700mg50〜69歳女性目安6.0mg/上限量700mg70歳以上女性目安6.0mg/上限量650mg※妊婦の目安は6.5mg、授乳婦は7.0mgそれに対し、「国民健康・栄養調査(2013年)」でのビタミンE摂取状況は、一日あたりの平均で男性が6.7mg、女性が6.1mgとなっています(※α-トコフェロールについて算定)。ビタミンEが不足するのはどんな時?ビタミンEは脂溶性ビタミンであり、アーモンドや落花生、ヘーゼルナッツなどのナッツ類、サフラワー油やコーン油などの植物油、うなぎやたらこなど魚介類を中心に、普段の食事から十分に摂取でき、不足することはほとんどありません。しかし、ビタミンEが不足すると活性酸素の害を受けやすくなり、シミが増えたり皮膚の抵抗力が弱まることがあります。また、女性の場合は不妊や流産のリスクが高まることがあります。さらに、肝臓病や無β-リボタンパク血症という病気にかかっていたり、長期に渡って脂質吸収に障害があるなどの場合、ビタミンEが不足して神経や筋肉に障害が起きることがあります。ビタミンEを効果的に摂取するには?ビタミンEには、他の抗酸化物質と相互に作用を高めあう効果があります。そのため同じく抗酸化作用のあるビタミンCや、抗酸化作用があり、皮膚や粘膜を健康に保つビタミンAと一緒に摂るのもおすすめです。ビタミン剤の飲み方や注意点ビタミン剤は医薬品ですので、処方時に指示された用法・用量を守って服用するようにしましょう。効果に関しては個人差もあり、服用後すぐに効果が出るものではありませんが、継続して摂取することが大切です。また、以下のような点にも気をつけましょう。服用時は水と一緒に飲む飲み忘れた場合、次の機会に2回分をまとめて飲むようなことはしない処方されたビタミン剤は、2年以内に飲み切るお茶やジュース、牛乳やアルコールなどはビタミン剤の吸収や作用に影響を与えることがあります。必ず水で飲むようにしましょう。ビタミン剤とサプリメントの違いビタミンを食事以外で摂る場合、サプリメントで摂るという方法もあります。サプリメントはスーパーやドラッグストアなどでも気軽に購入できますが、医師が処方するビタミン剤とは何が違うのでしょうか。ビタミン剤は「医薬品」ビタミン剤にはさまざまな種類がありますが、これらはすべて「薬事法」に基づいて厚生労働省の検査を受け、合格した「医薬品」です。そのため、ビタミン剤は医師や薬剤師の管理下で処方され、必ず成分の含有量や1回分の分量などが表示されています。サプリメントは健康を補助する「食品」一方、サプリメントは栄養補助食品や健康補助食品などと表示されており、あくまでも「食品」という扱いです。成分は食品から抽出した天然のものもあれば、化学的に合成されたものもあります。また、含まれる栄養素の数により、「単一型」「複合型」「総合型」などに分類されます。サプリメントのなかには日本健康・栄養食品協会などの業界団体による製品規格や表示広告基準をクリアした製品もあります。サプリメントや健康食品には法令上の明確な定義がなく、有効成分がどのくらい配合されているか、純度はどの程度か、徹底した管理下で製造された商品か…などがはっきりしていないという問題点も指摘されています。そのため、ビタミン剤が病気や症状の改善のために使われるのに対して、サプリメントは「健康な人が、自己の判断において摂取するもの」と区別して理解することが大切です。ビタミン剤もサプリメントも、決められた用法や用量を守って利用することが大切です。また、ビタミン剤やサプリメントに頼りすぎるのではなく、栄養バランスの取れた食事や適度な運動、十分な睡眠などを心がけたうえで活用するようにしましょう。まとめ皮膚科でのニキビ治療に活用されるビタミン剤の効果と種類を中心に見てきました。ニキビの治療にはさまざまな方法がありますが、ビタミン剤を活用することで身体や肌をすこやかに保ち、早期改善を図るのもよいでしょう。決められた量を1日に1度飲むだけの手軽さに加えて副作用も少ないため、ぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか。監修:楠山法子
2017年10月31日2015年4月に、厚生労働省によって保険適用と承認された過酸化ベンゾイル製剤を用いた外用薬。「ニキビの特効薬」ともいわれる、その治療効果とは。また、どのようなニキビに適しているのでしょうか。副作用や個人輸入の有無についても解説します。新薬・過酸化ベンゾイルの特徴皮膚科で処方されるニキビ治療薬にはいくつかの種類がありますが、現状、過酸化ベンゾイルが配合された外用薬は「ベピオ」「デュアック」の2種類です。殺菌作用と角質を剥離させる作用によって、ニキビ(尋常性瘡:じんじょうせいざそう)治療に効果があるとされます。過酸化ベンゾイル配合薬が保険適用の薬として厚生労働省に認可されたのは、2015年4月と比較的最近のことです。しかし、アメリカなどの海外では50年以上前からニキビの治療薬として使用されており、現在では80以上の国で過酸化ベンゾイル製剤が承認されています。過酸化ベンゾイルのニキビ治療効果過酸化ベンゾイルを使った治療は、ニキビ治療の中でも効果を得られることが多い方法といわれています。過酸化ベンゾイルの作用によって期待できる治療効果について、詳しく見てみましょう。殺菌作用過酸化ベンゾイルには強い酸化作用があります。この作用により、ニキビの主な原因となるアクネ菌や、表皮ブドウ球菌、黄色ブドウ球菌の細胞膜を酸化させ、殺菌します。これによりニキビの炎症を鎮め、腫れを鎮静化させる効果が期待できます。従来のニキビ治療では、殺菌のために抗生物質を主成分とした薬が使われていました。しかし、抗生物質には、長く使用し続けると、その抗生物質に耐性を持つ「耐性菌」(抗生物質が効かない菌)が生まれることがあるといデメリットがあります。過酸化ベンゾイルは、その作用機序から、長く使っても耐性菌が生まれないようできています。このため、抗生物質より長期的に、また、くりかえし使用することができるというメリットがあるのです。角質剥離作用過酸化ベンゾイルは、肌の一番表面にある角質をはがれやすくする作用があります。ニキビは、毛穴の周囲にある角質が厚くなり、それが毛穴をふさいでつまることで起こります。過酸化ベンゾイルの働きで厚くなった角質が取り除かれると、毛穴がつまりにくくなり、中にたまった菌や皮脂などが外に排出されやすくなります。また、古い角質が取り除かれることで過酸化ベンゾイルが毛穴の奥まで入り込みやすくなるため、殺菌作用がより効果的に働くともいわれています。治療できるニキビの種類ニキビは、炎症の有無などで主に4種類に分けられます。そのうち、過酸化ベンゾイルが効果的といわれるのは以下のニキビです。赤ニキビ黒ニキビ白ニキビ赤ニキビとは、炎症を起こして赤く腫れたニキビのことです。皮脂のつまった毛穴の中でアクネ菌が増殖し、ニキビが悪化して炎症を起こすのです。この炎症が毛穴の中にとどまらず、周囲の組織に広がるとニキビ跡が残ってしまうため、早めに治療することが大切です。赤ニキビの炎症がさらにひどくなり、周りの組織まで広がって膿がたまると黄ニキビと呼ばれる状態になりますが、この黄ニキビには過酸化ベンゾイルは適さないとされています。黒ニキビと白ニキビは、赤ニキビになる前の段階です。黒ニキビを開放面皰(めんぽう)、白ニキビを閉鎖面皰とも言います。毛穴に角質がつまって皮脂がたまり始めている初期段階のニキビを白ニキビ、毛穴に皮脂がたまって角栓(皮脂と古い角質が混ざった状態)となったものが表皮から顔を出し、酸化して黒くなったものを黒ニキビと言います。過酸化ベンゾイルの使い方過酸化ベンゾイルは、寝る前に1日1回、顔を洗った後の清潔な状態で適量を患部に塗ります。赤ニキビの場合は炎症が広がらないよう、ニキビにつけた後にニキビの周囲にも広めに塗り広げるのが一般的です。薬が作用するまでの期間や治療にかかる期間は一概に述べられませんが、基本的に12週間以内には効果が認められるとされます。なお、塗り方や塗る量はその人の症状などによって異なるため、必ず医師に確認し、指示に従いましょう。薬の保管方法過酸化ベンゾイルを含む薬は、25℃以下の涼しい場所で保管します。薬によっては、冷蔵庫で保管することが推奨されるものもあります。ただし、凍らせてはいけないため、冷凍庫では保管しないようにしましょう。使用中の注意事項過酸化ベンゾイルを使用するときは、以下の点に注意しましょう。紫外線を長く浴びないこと服や髪の毛に付着しないよう注意すること目や口のまわりに使用しないこと過酸化ベンゾイルを使用している間は紫外線を避けたほうがよいといわれています。外出するときには帽子や日傘を使用するなど、患部を紫外線から守るようにしましょう。日焼けランプなども紫外線に当たることになるため、行わないようにしてください。また、過酸化ベンゾイルには強い漂白作用もあるため、服や髪の毛に付着しないよう注意しましょう。目や口といった粘膜のまわりにつけると、炎症を起こす場合もあります。このような部位についてしまったときは、すぐに水で洗い流してください。妊娠中・授乳中の使用妊娠中・授乳中の使用に関しては、安全性がまだはっきりしていません。そのため、授乳中に過酸化ベンゾイルの外用薬を使う場合は、授乳を避けたほうがよいとされています。ただ、米国皮膚科学会などでは、妊婦のニキビ治療には過酸化ベンゾイルが適していると発表しています。いずれにせよ、安全性が不確かであることに変わりはないので、妊娠中や授乳中の使用は避けるのが無難でしょう。過酸化ベンゾイルの副作用過酸化ベンゾイルは、以下のような副作用が報告されています。表皮が薄く剥がれる粉をふくヒリヒリ感かゆみ赤み皮膚の乾燥灼熱感このような副作用は、特に塗りはじめに多いとされています。また、他の塗り薬と一緒に使うことで皮膚の症状が悪化する場合もあるとされます。このような症状が見られたときは、すぐに医師に相談しましょう。アレルギー反応に注意過酸化ベンゾイルは、体質によってはアレルギー反応を起こす可能性もあります。顔や目のまわり、薬を塗った部分の強い腫れのほか、発疹、発熱などが現れた場合は、すぐに使用をやめて医師に相談してください。また、耐性菌が発生しないことから長く使える薬ではありますが、長期間の使用でアレルギーによる接触性皮膚炎を起こす可能性があるとの報告があります。自己判断で使用を中止するのはよくありませんが、ニキビが治ってからは使用を控えることをおすすめします。ニキビ治療に使われる過酸化ベンゾイル配合薬現在、皮膚科で処方される過酸化ベンゾイルを配合したニキビ治療薬には、以下の2種類があります。ベピオデュアックエピデュオそれぞれの特徴を簡単にご紹介します。ベピオゲル過酸化ベンゾイルを2.5%の濃度で配合している、白いゲル状の塗り薬です。デュアック配合ゲル過酸化ベンゾイルを3.0%の濃度で配合している、白から淡い黄色のゲル状の塗り薬です。過酸化ベンゾイルのほかに、クリンダマイシンという抗生物質も配合されています。エピデュオアダパレンを0.1%、過酸化ベンゾイルを2.5%で配合。白色から微黄色の不透明なゲル剤のニキビ治療薬。過酸化ベンゾイル製剤の通販はNG過酸化ベンゾイルが配合された薬は、通販などで個人輸入もできます。しかし、過酸化ベンゾイルは効果が強い一方で副作用もある薬です。また、海外の過酸化ベンゾイル製剤の中には、濃度が高く刺激が強いものもあるといわれています。以前は日本では承認されていなかったため、海外から輸入するなどの方法しかありませんでしたが、今は保険適用で処方してもらうことができる薬です。トラブルを避けるためにも、皮膚科を受診して処方してもらうようにしましょう。まとめ過酸化ベンゾイルは、世界的には1960年頃から使われているポピュラーな薬ですが、皮膚の刺激感やかゆみ、赤みといった副作用もあるため、日本では近年まで承認されていませんでした。2015年には日本国内でも承認され、現在は医療機関でも処方できる薬となっています。過酸化ベンゾイル製剤はニキビ治療への高い効果が期待できる薬ですが、刺激症状を生じる可能性のある薬剤です。初めて使用する方も、これまで通販などに頼っていた方も、安全に使用するためにも、医師の指導のもと正しく使用することが重要である。ニキビは、治療が早ければ早いほど完治までの期間が短く、また、跡が残る可能性も低くすることができます。生理現象だからと放置せず、できれば早めに皮膚科に相談しましょう。監修:楠山法子
2017年10月31日治りにくい大人ニキビや月経前に悪化するニキビの治療には、低用量ピルが処方されることがあります。女性ホルモンを主成分とするピルには、男性ホルモンの働きを抑制することでニキビの発生を根本から改善する効果が期待できます。ニキビ治療に用いられるピルの種類と効果、注意点について解説します。ホルモンバランスの乱れはニキビの原因思春期ニキビの多くは皮脂の過剰分泌によって引き起こされますが、大人ニキビのほとんどは、ホルモンバランスが乱れて男性ホルモンが優位になることで引き起こされるといわれます。ホルモンバランスは不規則な生活やストレスによって崩れやすく、また、生理周期によっても変動します。10代の頃にできる思春期ニキビは、第二成長期の終わりとともに自然となくなっていきますが、大人ニキビはホルモンバランスを整えることで根本原因を改善することが、治すうえで大切なポイントとなります。それでは、ホルモンバランスとニキビの関係について、詳しく見ていきましょう。ストレスによる男性ホルモンの増加大人ニキビの8〜9割は、ストレスからくる男性ホルモンの過剰分泌によるものだと考えられています。社会人としての重圧や人間関係の悩み、多忙で不規則な生活などが重なると、身体はストレスに対抗しようと副腎皮質からコルチゾールという抗ストレスホルモンを分泌します。コルチゾールには、ストレスに対抗する作用とともに男性ホルモン(アンドロゲン)の分泌を増やす作用もあります。男性ホルモンには皮脂を分泌する作用があるため、これが増えると角質が厚くなったり余分な皮脂が毛穴につまりやすくなり、ニキビができやすくなってしまうのです。特に、顎(あご)やフェイスラインは男性ホルモンの影響を受けやすく、ニキビがでやすい部位といわれています。男性ホルモンは副腎皮質からだけでなく、男性の精巣や女性の卵巣からも分泌されています。女性の卵巣で作られる男性ホルモンは、テストステロンというものです。生成される量は男性の10分の1程度ですが、男性と同じく皮脂分泌を増加させ、角質を厚くする作用があります。生理前に悪化するニキビも、ホルモンが原因女性は、生理前になるとニキビができたり、肌荒れすることがあります。これには、黄体ホルモン(プロゲステロン)が関係しています。黄体ホルモンには、肌を乾燥させたり、皮脂の分泌を増やす作用があります。生理の約2週間前になると、黄体ホルモンの影響で肌の水分量が低下し、乾燥が進みます。乾燥した肌は角質が厚くなり、黄体ホルモンによって分泌量が増えた皮脂が毛穴につまりやすくなります。この状態は、卵胞ホルモン(エストロゲン)の分泌が増える時期(生理が始まってからおよそ2週間後)が来ると自然に収まります。卵胞ホルモンには皮脂の分泌を抑え、きめ細かい肌を保つ働きがあります。このように、男性ホルモンや黄体ホルモン優位の状態で引き起こされるニキビは、ホルモン治療で根本から改善していく必要があります。ピルの種類と効果ホルモン治療の代表的なものに、低用量ピルの服用があります。ピルといえば一般的には経口避妊薬として知られていますが、女性のさまざまな症状や疾患にも効果があります。ピルの原理と種類ピルとは、卵胞ホルモンと黄体ホルモンをさまざまな割合で含んだ薬剤です。服用することで卵巣からの排卵を抑制し、避妊効果を得ることができます。含まれている卵胞ホルモンの量によって、低用量ピル、中用量ピル、大用量ピルに分けられますが、現在は副作用がより少ない低用量ピルが主流となっています。中用量ピルや大用量ピルは、主に女性ホルモンが関わる諸症状(無月経や更年期障害など)の改善や、月経周期の変更に使用されています。低用量ピルのメリット1960年にアメリカで初めて認可された頃のピルは、胃腸障害や静脈血栓塞栓症(じょうみゃくけっせんそくせんしょう)などの副作用があるとして問題視されていました。それらのリスクを改善するようホルモンの量を抑えて開発されたのが、低用量ピルです。日本においては1999年に認可されました。低用量ピルは市販されておらず、購入の際は医師の処方せんが必要となります。低用量ピルは、避妊以外にも以下のような目的で使用できるメリットがあります。月経痛や月経過多、月経前症候群(PMS)の軽減月経不順の改善プレ更年期に見られる症状(自律神経失調症など)の軽減子宮内膜症のリスク低下子宮体がん、卵巣がんの予防ニキビの改善 など低用量ピルの成分や種類ピルに含まれる成分のうち、卵胞ホルモンはいずれも「エチニルエストラジオール」ですが、黄体ホルモンには化学構造の異なる複数の成分があります。また、含まれている黄体ホルモンの種類によって「第1世代」から「第3世代」までに分類されています。<黄体ホルモンの世代と成分名>第1世代(1960年代に登場)の黄体ホルモン成分…ノルエチステロン第2世代(1960年代後半に登場)の黄体ホルモン成分…レボノルゲストレル第3世代(1980年代に登場)の黄体ホルモン成分…デソゲストレル世代とは別に、ホルモンの配合量によって「1相性」から「3相性」までの分類もあります。処方されたピルの1錠1錠すべてが同じ成分なのが「1相性」、本来のホルモンバランスにより近くなるよう、ホルモン成分が3段階に変化するのが「3相性」です。現在、低用量ピルはさまざまなメーカーから発売されています。体質によって相性や飲み合わせがあるため、医師と相談して自分に合った低用量ピルを選ぶことが大切です。低用量ピルのニキビへの治療効果女性ホルモンである卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン)を少量ずつ含んでいるピルには、ニキビの原因となる黄体ホルモンや、副腎皮質および卵巣由来の男性ホルモンを抑える働きがあります。これにより、体内のホルモンバランスを整え、ニキビができにくい状態へと導きます。特に、卵胞ホルモンは皮脂の分泌を抑えるほか、肌の弾力やハリのもととなるコラーゲンを生成する働きも担っており、別名「美肌ホルモン」とも呼ばれています。ただし、卵胞ホルモンが過剰になりすぎると乳がんや子宮体がんのリスクが高まるため、バランスが大切です。皮膚科でのニキビ治療実際、皮膚科でのニキビ治療には、抗生物質やディフェリンゲルとともに低用量ピルの処方が導入されています。ニキビ治療に用いられる低用量ピルには、以下のようなものがあります。マーベロン(第3世代1相性)男性ホルモン(アンドロゲン)の作用が少ないため、ニキビの一時的な悪化も起こりづらいです。ファボワール(第3世代1相性)マーベロンのジェネリック医薬品として、同じ作用が期待できるものです。アンジュ(第2世代3相性)ホルモン量が少なく、3相性なので自然のホルモンサイクルに近い働きをします。皮膚科では、生活背景やニキビの発症因子を十分考慮したうえで、一人ひとりの体質に合わせたニキビ治療を行います。まずは低用量ピルを処方してホルモンバランスを整え、ニキビのできにくい体質づくりをしたうえで、炎症の鎮静やニキビ跡の改善など、必要に応じた治療を施すことが多いです。ピルによるニキビ治療はこんなニキビに有効低用量ピルなどのホルモン治療は、以下のようなニキビや体質に効果が高いとされます。<ホルモン治療が効果的なニキビの症状>フェイスラインや顎(あご)周辺に集中した赤ニキビ。胸や背中など、広範囲にわたるニキビ。<ホルモン治療が効果的な体質>慢性的な大人ニキビに悩んでいる。大人ニキビが悪化し、他の治療法では効果がない。ニキビとともに、顔の皮脂の多さや多毛が気になる。ニキビのほか、月経不順などで悩んでいる。ピルが服用できない人もいる低用量ピルは、生理が始まった思春期頃から使うことができ、健康で喫煙習慣のない人では40代まで飲むことができます。しかし、以下の項目に該当する人は服用することができません。また、服用前に医師の判断を仰ぐべき人もいるので、注意しましょう。<ピルを服用できない人>乳がんや子宮頸がん、子宮体がんの人35歳以上で、かつ1日15本以上タバコを吸う人血栓症になったことがある人高血圧の人重篤な肝障害や肝腫瘍がある人妊娠中、または授乳中の人片頭痛がある、血液が固まりやすいなどの症状がある人出産直後、手術直後や手術を控えている人<医師に相談し、慎重に服用すべき人>40歳以上の人タバコを吸う人肥満の人血縁者に血栓症になった人がいる人血縁者に乳がんになった人がいる人子宮筋腫など、婦人科系の疾患がある人てんかん症状のある人ピルの飲み方低用量ピルは1サイクル(4週間)が1シートになっており、1シート21錠入りと28錠入りのものがあります。28錠タイプは最後の7錠が偽薬(プラセボ)で、薬を休んでいる週も続けて飲むことで飲み忘れが起こらないようにするためのものです。偽薬はしょ糖(ショ糖)やブドウ糖など、飲んでも身体にほとんど影響のない成分です。基本の飲み方生理の初日から毎日1錠ずつ、できるだけ同じ時間帯に服用し、それを3週間続けて次の1週間は薬を休みます。基本的に朝・昼・晩いつ飲んでも構いませんが、同じ時間帯に飲めるよう、自分の生活パターンに適した時間帯を選ぶようにしましょう。海外に出かけるときは、日本時間で同じ時間帯に服用できるようにしてください。水かぬるま湯で飲むのが基本ですが、お茶やジュースでも構いません。ただし、ピルの効果を高める作用のあるグレープフルーツジュースは避けましょう。避妊目的も兼ねている場合もし飲み忘れたときは、気づいた時点でなるべく早く飲むようにしましょう。飲み忘れて48時間以上が経過した場合は、その月の服用は中止し、翌月の生理から新しいシート(1か月分)を飲み始めてください。避妊目的を兼ねていない場合は、飲み忘れた錠剤はそのままシートに残し、次の錠剤から通常通り服用します。通常分を飲み終えたら、残ったものは後で服用せず、新しいシートに移るようにしましょう。ニキビ治療の効果が現れるまでの期間低用量ピルは体内のホルモンバランスを変えることでニキビができにくい体質に改善していくため、効果が出始めるまでには数か月かかると考えておくとよいでしょう。症状が軽度であれば1か月程度、重度のニキビや慢性的なニキビには3か月程度を目安としてください。また、ピルに含まれるホルモン量が体質に合わない場合は、ニキビが悪化する可能性があることも覚えておきましょう。ピルの副作用ピルの効果や副作用については、体質やピルの成分との相性によってかなり個人差が出ます。低用量ピルは大・中用量ピルよりもホルモン量を低く抑えているため、副作用もかなり軽減されていますが、飲み始めのころは以下のような副作用を感じることがあります。これらの症状は、飲み続けるうちに早くて数日、長くても1か月程度でおさまるとされます。一般的な副作用軽い吐き気倦怠感頭痛乳房のはり軽度の不正出血まれにですが、以下のような重篤な副作用が現れることもあります。このような症状が見られた場合は、ただちに服用を中止してください。重篤な副作用血栓症(ふくらはぎの痛み、手足のしびれ、息切れ、鋭い胸痛・頭痛、目のかすみなどをともなう)心筋梗塞肝機能障害乳がんや子宮頸がんふくらはぎの痛みやむくみ、しびれ、突然の息切れ、激しい胸痛や頭痛、目のかすみや血圧上昇などの症状が現れたときは低用量ピルの使用を中止し、すみやかに医療機関を受診しましょう。ピルの値段ピルは医師の処方に基づいて服用する医薬品ですが、ニキビ治療における低用量ピルの処方は保険が適用されません。初診料(または再診料)、検査料、ピルの処方料などが5,000〜1万円程度、ピル自体の費用は1か月分1シート(28錠)あたり3,000円前後と考えておきましょう。※金額はあくまで目安です。ピルは必ず皮膚科で処方してもらいましょう低用量ピルは皮膚科や産婦人科などの医療機関で処方されます。個人輸入や海外通販などで入手する方法もありますが、偽物の薬をつかまされるなど健康被害に会う危険性が高いです。また、自己診断でピルを服用するのは大変危険です。くれぐれも医師の診察を受けたうえで、用法や用量を守って服用しましょう。ピルの服用をやめるとニキビは再発する?ピルの服用を中断するとホルモンバランスが元に戻ってしまい、ニキビが再発してしまうこともあります。医師と相談のうえ、用法や用量をきちんと守って服用するとともに、生活習慣の改善によってホルモンバランスの改善に努めることも大切です。ホルモンバランスを整える生活習慣慢性的なニキビや悪化するニキビの原因には、ストレスやタバコ、紫外線、間違ったスキンケアなどがあります。以下のような点に注意して、大人ニキビができにくい肌づくりをサポートしましょう。ストレスを上手に解消する日頃からストレスにうまく対処する方法を見つけることが大切です。適度な運動やストレッチなどでリフレッシュする、ストレスを忘れて夢中になれる趣味を楽しむ、自然に向き合う、気持ちを吐き出せる友人と交流するなど、自分流の解消法やリラックス方法、気持ちの切り替え方を見つけましょう。質の高い睡眠を得る睡眠不足は身体に大きなストレスを与えるだけでなく、睡眠中の成長ホルモンの分泌を阻害することで肌が新しく生まれ変わるしくみ(ターンオーバー)を著しく損ない、ニキビを長引かせる原因となります。睡眠には、脳が活動していて眠りの浅い「レム睡眠」」と、脳が熟睡している「ノンレム睡眠」の2種類があります。成長ホルモンが活発に分泌されるのは、「就寝後最初のノンレム睡眠90分と、レム睡眠90分の計180分間」とされています。眠りについてから最初の3時間は深くぐっすり眠れるよう、生活リズムや就寝環境を整えましょう。ニキビの改善によい食べ物を意識的に摂る栄養バランスのとれた食事を心がけることも大切です。肌の健康維持に欠かせないビタミンAやB2・B6、C、E、肌のターンオーバーをうながす亜鉛やカルシウム、鉄分などのミネラル、肌のハリを保つコラーゲン、便秘を防いで老廃物を体外に排出する食物繊維などを、毎日の食事やサプリメントで積極的に取りましょう。油分や糖分の摂り過ぎは大人ニキビを増やす元となるので、できるだけ避けましょう。アルコールやタバコを控えるアルコールには糖分が多く含まれているため、飲酒によって皮脂腺が刺激されることがあります。また、タバコはニコチンによって体内のビタミンCを破壊したり、肌のターンオーバーを低下させます。これらはなるべく控えるようにしましょう。正しいスキンケアを行い、清潔な環境を整えるニキビ予防には毎日のスキンケアも重要です。毎日やさしく洗顔し、化粧水や美容液、乳液などによる保湿もきちんと行いましょう。紫外線は肌の角質を厚くさせ、毛穴づまりの原因になるので、UV化粧品によるケアも忘れないようにしてください。また、ニキビを気にするあまり頻繁に触ると、雑菌などが付着してニキビを悪化させてしまうことがあります。髪の毛や手指でニキビを刺激しないよう気をつけるとともに、タオルや枕などは常に清潔なものを使用するよう心がけましょう。まとめホルモンバランスの乱れによるニキビ発生のメカニズムと、ニキビ治療で用いられることがある低用量ピルについて見てきました。何度もくり返すニキビや、生理のたびに悪化するニキビに用いられることもある低用量ピルは、必ず医師の診察を受けたうえで使用しましょう。使用上の注意点や副作用のリスクなどをきちんと把握し、正しく服用することが大切です。監修:楠山法子
2017年10月31日胸ニキビとは、鎖骨(さこつ)から胸にできるニキビのことです。胸の皮膚は薄く、色素沈着しやすいため、治療が遅れるとニキビ跡が残ってしまう可能性があります。また、ブラジャーの関係で、バストの周りにもニキビが発生します。意外と身近な胸ニキビについて、原因、治し方、対処法について見てみましょう。胸ニキビの原因胸ニキビはなぜできるのでしょうか。ここでは、胸ニキビの原因を解説します。皮脂や角栓の毛穴づまり乾燥による皮脂の過剰分泌や、新陳代謝の低下による古い角栓の残留によって、毛穴はつまってしまいます。毛穴につまった皮脂や角栓をエサにして繁殖するのがアクネ菌で、ニキビの原因菌であるとされています。また、マラセチア菌といったカビの一種もニキビの原因菌です。このメカニズムで発生するニキビは、胸ニキビに限らず顔や首なども同様です。不潔な衣服や下着何日も同じブラジャーや洋服を着用すると、胸に雑菌が繁殖しやすくなります。特に、ブラジャーは、胸元を締めつけるため構造上の問題から、ムレやすいという難点があり、ニキビができやすい環境下であるといえるでしょう。衣服の摩擦化学繊維を使った衣服が肌にこすれると、その摩擦でダメージが生じることがあります。傷ついた肌に雑菌が繁殖して、胸ニキビになってしまいます。熱いお湯熱いシャワーを浴びると皮脂を取り除いてしまうだけでなく、ダメージを与えてしまいます。蒸れブラジャーを長時間つけていると、ブラジャーと肌の間が蒸れてしまいます。毎日洗っていても、胸の谷間に汗をかきやすい人は胸ニキビになってしまうおそれがあります。胸ニキビの治し方胸ニキビの治し方や、普段から気を配りたいことを見ていきましょう。新陳代謝を促進する不要な角質を残さないため、新陳代謝を促進する必要があります。最近、新陳代謝を促進する薬が処方できるようになりました。膿んだり、炎症をおこしたりしてひどくなる前に処方してもらいましょう。十分な水分を与え、新陳代謝を促すことが大切です。化粧水をつけるニキビ用の化粧水は、市販でも処方でも存在します。殺菌作用のあるものから、保湿成分が多く含まれているものまでさまざまなラインナップがあります。自分の肌や症状にあった化粧水をつけましょう。肌にやさしい素材の服を着るコットンやシルクなど、肌ざわりがいい素材の服を選べば、肌に不要な摩擦を与える心配がありません。化学繊維の服を着る際は、肌にやさしい素材の下着を身につけると、直接肌に触れにくくなるためおすすめです。服を清潔にするブラジャーや衣服は、雑菌の温床になってしまうため毎日替えましょう。また、汗をかきやすい季節は、こまめに汗を拭きとったり着替えたりして、常に肌を清潔に保つように心がけましょう。悪化した胸ニキビの対処法悪化した胸ニキビにはどのような対処が必要なのでしょうか。悪化した胸ニキビの治療方法や処法を解説します。セルフケアで改善できないニキビニキビには、主に4段階あり、白ニキビ→黒ニキビ→赤ニキビ→黄ニキビの順に進行していきます。セルフケアで症状が改善されるのは白ニキビと黒ニキビまでです。それ以上進行したニキビ、つまり悪化した胸ニキビは、セルフケアでは対処できないため、皮膚科での治療になります。対症療法悪化した胸ニキビの治療は対症療法となり、発生している症状を緩和させることが目的となります。炎症や膿みはおさまりますが、根本的な改善には至りません。主に、皮膚科を受診すると対応してもらえます。処方される薬には、原因菌を殺す「抗真菌薬」、炎症を鎮める「ステロイド剤」があります。他にも保湿剤などが処方されることがあります。ホルモン治療なんらかの原因でホルモンバランスが崩れ、皮脂の過剰分泌を引き起こしている人がいます。このような人は対症療法で一時的に症状がおさまっても、再発する可能性が高いです。ニキビ外来などニキビ専門の診療科を受診し、胸ニキビの治療にあたることをおすすめします。治療法は個人差があるのではっきりとはいえませんが、ホルモンバランスを整える治療が主となります。生活習慣を見直す食生活の偏り、睡眠不足、肌にあわない化粧品など、胸ニキビの原因は多岐にわたります。自分の生活習慣が胸ニキビの原因になっていないかどうか、一度見直すことをおすすめします。自分でわからない場合は、医師に相談しましょう。まとめこれまで、胸ニキビの原因や治し方、悪化したときの対処法についてご紹介してきました。胸ニキビは赤ニキビや黄ニキビなど悪化してしまうと跡が残りやすいです。早期の治療と対処を心がけ、きれいな肌を手に入れましょう。監修:伊藤まゆ
2017年10月27日胸ニキビができると、自信をもって水着やデコルテの開いた洋服を着ることができなくなってしまいます。しかし、胸ニキビは早期の治療できれいに治すことができます。ここでは、胸ニキビの原因や治し方について見てみましょう。胸ニキビとは胸ニキビとは、鎖骨(さこつ)から胸の谷間に発生するニキビのことを指します。胸の皮膚は色素沈着しやすいという特徴があるため、放っておくとニキビ跡が残ってしまうこともあります。また、胸の周りにもニキビができることがあります。胸ニキビの原因胸ニキビの原因には、以下のものが考えられます。紫外線鎖骨のあたりは、服によっては露出する部位です。紫外線の強い時期に日焼け止めを塗り忘れたりすると、強いダメージを受けてしまいます。また、白やオフホワイトなど薄い色の服を着ていると、紫外線が服を通して胸元の肌まで到達しているおそれがあります。整髪料やシャンプーシャワーやお風呂ですすいだシャンプーなどが、胸についたままになってしまうことがあります。すすぎ残しは、鎖骨・胸・首などによく見られます。ニキビの原因菌であるアクネ菌の温床になってしまうため、症状が悪化しやすいです。熱いお湯熱いお湯やシャワーを使って入浴すると、必要な皮脂が取り去られ乾燥してしまいます。肌は乾燥から身を守ろうと皮脂を過剰に分泌するため、胸ニキビの原因になります。髪の毛女性に多いですが、髪の毛の先端が鎖骨などにあたると刺激になってしまいます。髪の毛に整髪料を使っていると、よりダメージを受けやすくなります。ブラジャーブラジャーは、胸元を締めつけ、長時間つけると蒸れて肌にとってよくない環境を生み出します。胸のニキビの大半はブラジャーのせいではないかとされています。胸ニキビの治し方胸ニキビの治し方について見てみましょう。ニキビ用の化粧水をつける胸ニキビの原因のひとつが乾燥です。普段、顔には化粧水をつけても、デコルテや胸まではつけないという方が多いかと思います。ニキビができたら、市販のものでもいいので、ニキビ用の化粧水をたっぷりつけましょう。ただし、ニキビにより肌がしみたり、ニキビがつぶれたりしているようなら、皮膚科を受診しましょう。自分に合った下着をつけるブラジャーのサイズが合っていなかったり、蒸れやすい素材だったりすると胸ニキビの原因になってしまいます。胸のサイズを測ってもらったことがない人は、きとんと測定してもらい、自分に合ったサイズのものを選ぶとよいでしょう。紫外線を浴びない紫外線を当てない努力が大切です。日差しの強いときは日傘をする、ストールをするといった日焼け対策をすると効果が期待できます。また、紫外線を浴びたなと感じたら化粧水や乳液などで保湿してあげましょう。こうすることで、胸ニキビの悪化を防ぐことができます。新陳代謝を促す薬も近年、肌のターンオーバーを促進する薬が胸ニキビに処方できるようになりました。跡を残さず治せる可能性があるため、ひどくなって悩む前に診察を受けるといいでしょう。胸ニキビの対処法胸ニキビを作らないための対処法を、以下にご紹介します。清潔な下着をつける汗や皮脂がついた下着を長時間つけていると、ニキビの原因菌であるアクネ菌が繁殖しやすくなります。ブラジャーはなるべく毎日とりかえるようにしましょう。髪の毛を結ぶ髪の毛が長い人は後ろで結んでしまうとデコルテなどに接触しません。特に整髪料を使った際は、肌に直接髪の毛が触れないように気をつけましょう。よくすすぐシャンプーや整髪料が胸や鎖骨に残るのを防ぐために、よくすすいでください。目で見える範囲ではきれいになっていても、まだ肌に残っていることがあります。普段より長めにすすいでみてください。保湿する日焼けをしたり、入浴したりした後は、顔のケアと同様に保湿してあげてください。胸ニキビができないだけでなく、美しいデコルテを手に入れる近道になります。むだ毛の手入れは慎重に行うバストトップの周りなど毛が生えていることが気になって抜いてしまう方がいるかもしれません。無理に処理してしまうと、傷口から胸ニキビになってしまうことがあります。肌にやさしい方法でお手入れするようにしてください。また、頻繁に毛の処理をするのはやめましょう。まとめこれまで、胸ニキビの原因や治し方についてご紹介してきました。胸ニキビは早期に治療すれば跡が残らず治ります。つぶすのは絶対やめてください。どの対処法が適切かわからない場合は、医師の診断を受けましょう。監修:伊藤まゆ
2017年10月27日首ニキビができると、ネックレスがひっかかったり、服を着るときに痛かったりなど、日常生活に支障をきたします。きれいな首を保つためには、首ニキビをできないようにする、できたらすぐに治療することが大切です。ここでは、首ニキビの原因や治し方、ケア方法について見てみましょう。首ニキビの原因首ニキビができる原因は主に二つあり、皮脂の過剰分泌と新陳代謝の低下です。皮脂は必要な分まで除去されると、過剰に分泌されてしまいます。その結果、毛穴に皮脂がつまってしまいます。また、新陳代謝が低下すると、古くなった角質が溜まってしまいます。毛根に皮脂や角質がつまることで、原因菌であるアクネ菌が繁殖し、ニキビを悪化させてしまうのです。洗い残し洗顔料やシャンプー、コンディショナーなど、首は洗い残しが多い部位です。これらを肌に残したままにしておくと、アクネ菌の温床になってしまい、首ニキビにつながります。ストレスストレスが強いと、免疫機能が低下したり、ホルモンバランスが乱れたりします。その結果、新陳代謝が低下し、不要な角質が肌に溜まります。角質が毛穴につまると首ニキビが発生しやすくなります。乾燥熱いお湯を使うと、必要な皮脂が肌から取り去られ乾燥してしまいます。また、ドライヤーの熱風を浴びても乾燥します。乾燥すると、皮脂の過剰分泌を促してしまうため、首ニキビの原因になります。お風呂や洗顔のあとなにも塗らずにそのままにしておいても乾燥するため注意が必要です。紫外線紫外線を浴びると、首ニキビだけでなく、シミやシワなど多くの肌トラブルを引き起こします。また、皮膚がんなどの重篤な病気の原因にもなります。首ニキビの治し方首ニキビの原因について紹介しました。首ニキビを治す方法とはどのようなものなのでしょうか。薬や心がけることなど見ていきましょう。抗生物質首ニキビの原因はアクネ菌です。アクネ菌を殺すために抗生物質が処方されることがあります。保湿剤乾燥による皮脂の過剰分泌、もとい首ニキビの悪化を防ぐため、保湿剤が処方されることがあります。レーザー治療首ニキビが跡になってしまったら、レーザー治療で治すことができます。美容皮膚科の管轄になるため、皮膚科と美容皮膚科が併設してある病院や、レーザー専門の医師に相談しましょう。さわらない首ニキビができると気になってさわってしまう人もいます。ニキビは触ると雑菌が入って症状が悪化するおそれがあります。服や髪が触れやすいところにできた場合は、保護剤で守ることもあります。首ニキビのケア方法ここまで、首ニキビの原因や治し方についてお伝えしましたが、どのようにすれば首ニキビの発生を予防できるのでしょうか。最後に、首ニキビのケア方法について解説します入浴を見直す石けんやボディソープをよく泡立てずに使っている人がいます。直接、石けんを肌に当てると刺激が強すぎることがあるため、よく泡立てて洗いましょう。また、洗い終わったあとは、しっかりすすいで洗い残しがないようにしましょう。リラックスするアロマオイルを使う、目を閉じて横になるなど、ゆったりとリラックスする時間をとると、ストレスを解消することができます。ストレスは、首ニキビだけでなく万病の元となるため、溜め込まないようにすべきです。何か悩みをかかえている場合は、身近な人に相談するだけで気が楽になることもあります。乾燥を防ぐシャワーやお風呂では、ぬるめのお湯を使うと皮脂を過剰に除去してしまう心配がありません。また、入浴後は、化粧水や乳液を使って保湿するようにつとめると効果が期待できます。顔の保湿は注目されることが多いですが、首の保湿はおざなりになりがちです。普段から首まで保湿する意識を持ちましょう。紫外線を浴びない紫外線を浴びると首ニキビの原因になります。首にも日焼け止めを塗り、汗をかいたらこまめに塗り直しましょう。また、ストールを巻くなど直接肌に紫外線が当たらないように心がけることも大切です。夏場など紫外線が強い時期は、昼間の外出を避けるようにすると、さらに効果が期待できます。家の中にも紫外線は入ってきますので、遮光カーテンなどで対処するようにしましょう。まとめこれまで、首ニキビの原因や治し方、ケア方法についてご紹介してきました。首ニキビは適切な治療を受ければ治る症状です。勝手につぶしたりせず、ここで紹介した方法などで根気づよく治してください。また、普段から首ニキビができないように気をつけましょう。監修:伊藤まゆ
2017年10月27日首ニキビは、発症しても気づかないことも多いですが、放っておくとつぶしてしまったり大きくなったりして跡が残ってしまうこともあります。ここでは、首ニキビができる原因について見てみましょう。首ニキビができるメカニズム首ニキビが発生するメカニズムについて解説します。皮脂がつまる皮脂が多いと毛穴がつまってしまいます。つまってしまった毛穴は皮脂でいっぱいなため、ニキビの原因菌であるアクネ菌の温床になります。アクネ菌が増殖することで、赤っぽいニキビになってしまいます。皮脂の過剰分泌なぜ皮脂がつまってしまうかというと、ひとつは皮脂の過剰分泌にあります。その要因はストレスホルモンバランスの乱れなど、さまざまあり、皮脂は必要以上に分泌されてしまいます。その結果、毛穴に皮脂がつまってしまうのです。新陳代謝の低下皮脂づまりのメカニズムとしてもうひとつあげられるのが、新陳代謝の低下です。新陳代謝とは、肌のターンオーバーのことを指します。新陳代謝が正常に働いていれば古くなった角質や皮脂が細胞からはがれてなくなります。しかし、新陳代謝が乱れると、不要な皮脂や角質が毛根に留まるようになり、ニキビになってしまいます。首ニキビの原因次に、首ニキビができてしまう原因を解説します。洗い残し首の後ろは、シャンプーやトリートメント、石けんなどの洗い残しが付着していても見えづらく、肌に残ったままになってしまいます。また、あごの下などは洗顔料が残ってしまいがちです。ドライヤードライヤーの熱風を肌に当て続けていると、肌が乾燥し、肌のバリア機能が衰えてしまいます。紫外線紫外線は、皮膚にダメージを与え、シミやシワなど、さまざまなトラブルを引き起こします。首は日焼け止めを塗り忘れやすいため、直接紫外線に当たると、ニキビの原因になります。ストレス人はストレスを感じると、免疫力が弱まったり、新陳代謝が低下したりします。その結果、肌のターンオーバーが乱れ、首ニキビができてしまうおそれがあります。栄養不足新陳代謝を促進するうえで必要な栄養素が足りていないと、毛穴の皮脂がつまり、首ニキビにつながります。しこりのある首ニキビの対処法首ニキビはしこりをともなうこともあります。症状がかなり進行したニキビである可能性があるため、つぶして自分で治そうとせず、皮膚科など専門機関を受診するようにしてください。首ニキビの予防法首ニキビは、一度できてしまったら触れずに置いておくのが一番です。そのため、日ごろから予防に努め、首ニキビができないように気をつけましょう。ここでは、首ニキビの予防法について解説します。しっかりとすすぐ先ほどお伝えしたとおり、首は洗顔料やシャンプーなど洗い残しが多いです。そのため、洗い終わったらお湯でしっかりとすすぐようにしましょう。普段から首ニキビができやすい人は、すすぎが足りていない可能性があるため長めにすすいできれいに洗い流しましょう。ぬるめのお湯を使う熱いお風呂やシャワーを使うと、必要な皮脂まで取り除いてしまいます。肌にやさしいぬるめのお湯を使うのがおすすめです。よく泡立てて洗う余分な皮脂を落とすため、石けんは十分に泡立てて使用する必要があります。よく泡立てた石けんは、やさしく皮脂や角質を取り除いてくれます。泡立てネットなど便利なものも販売されていますので、試してみるのも手です。紫外線対策をする首に紫外線を当てないようにすると、首ニキビを予防できます。日焼け止めを首にも忘れずに塗ってください。また、日差しの強いときは、タオルを巻いたり、首まであるはおりものを着用すると効果が期待できます。規則正しい生活を送る食生活が乱れると肌の乱れにつながります。栄養バランスのよい食事を心がけましょう。また、睡眠不足は新陳代謝を低下させる原因になります。十分に睡眠時間を取りましょう。ストレスを発散するストレスを溜め込むと首ニキビの原因になります。リラックスできることや運動などで気分をリフレッシュして、ストレスを発散しましょう。まとめこれまで、首ニキビの症状や原因、予防法についてご紹介してきました。首ニキビとひとことでいっても種類や症状がさまざまですので、それぞれに見合った対処が大切です。首ニキビができるメカニズムや原因を把握し、日ごろから予防につとめましょう。監修:伊藤まゆ
2017年10月26日イタリアンやフレンチ系の料理を作る際、材料で「白ワイン」が必要なことはないですか?我が家は赤ワイン派で、白ワインはめったに飲むことはありません。料理のために白ワインを買うのも気が乗らないときが多く、そんなときはお酒(日本酒)をいれていました。でも何年か前、「料理酒(日本酒)と、その1/5〜1/6のレモン汁を混ぜると白ワインの代用になる」ということを知ってやってみたところ、本当に白ワインを使っているかのような味わいに!それ以来、一層白ワインとは縁遠くなってしまいました。秋が深まると白ワインよりも赤ワイン煮込みのほうが合うイメージですが、歳を重ねると、涼しい季節でも軽やかな味わいの白ワイン煮込みを求めてしまうことが多いこの頃。今回はジャーっと白ワインもどきを入れて煮込むだけの簡単メインディッシュ「鶏ときのこの白ワイン風煮」をご紹介します。秋なのできのこを使用していますが、じゃがいもやブロッコリーなどでもよく作ります。具材はお好みでどうぞ。そしてもしあれば、ローズマリーなどのハーブも一緒に入れて煮込むと、より本格的な仕上がりになりますよ。■鶏ときのこの白ワイン風煮レシピ制作:長 有里子<材料 2人分>鶏もも肉 1枚(約300g)たまねぎ 1/2個しめじ 1パックA日本酒または料理酒 1カップAレモン汁 大さじ2バター 10g塩、こしょう 少々<作り方>1、鶏もも肉は一口大に切り、塩、こしょうをまぶす。たまねぎはくし切り、しめじは石づきをとって子房に分ける。2、バターを熱したフライパンで鶏もも肉を皮目から焼き、きつね色になったら裏返し、たまねぎ、しめじ、Aを加え、ふたをして5分ほど煮る。3、塩で味を調える。
2017年10月26日マイクロニードルでケアする新商品ジーダブリュー株式会社と株式会社ラパスジャパンは、アクネ・ニキビの解消に役立つ「アクロパスエイシーケア」を2017年10月から販売開始した。「アクロパスエイシーケア」は、10代だけで無く30代以降の世代も悩むニキビに、独自開発の“マイクロニードル”で内側と外側から同時にケアする新しい貼るタイプのニキビケア商品だ。「アクロパスエイシーケア」「アクロパスエイシーケア」は、エイシーケアの配合成分を固めた髪の毛の3分の1のマイクロニードルで、肌の外側と内側のケアを同時に行う事が出来る。乾燥が原因の大人のニキビケアには、アクネ菌を殺菌しつつ潤いを与える事が重要だ。マイクロニードルは、肌を刺激しながら美容成分「ヒアルロン酸」や「ナイアシンアミド」などを肌の奥まで浸透させ、更に肌の水分によって角質層が潤い、内側からハリのある肌に導いてくれる。有効成分として、アクネ菌を抑える「ナイアシンアミド」やニキビケアに重要な水分を補う「ヒアルロン酸」などを配合し、肌本来の健やかさを取り戻す。また、保存剤や化学添加物不使用で安心して使用できる商品だ。(画像はプレスリリースより)【参考】※ジーダブリュー株式会社公式サイト※ジーダブリュー株式会社プレスリリース(@Press)
2017年10月25日首ニキビは、皮脂の過剰分泌や乾燥、ホルモンバランスの乱れなど、さまざまな原因が絡み合って発生する「大人ニキビ」のひとつです。首ニキビの原因や対処法などについて見てみましょう。首ニキビとは首ニキビとは、首にできるニキビのことをいいます。首にできるニキビは、あごやフェイスラインなどのUゾーンと呼ばれる部位にできやすい「大人ニキビ」の一種とされる場合がほとんどです。大人ニキビは、20代後半以降にできやすいニキビで、さまざまな原因が絡み合って発生するため、皮脂の分泌過多が原因となる「思春期ニキビ」と比較すると、治りにくく何度も同じ箇所にくりかえして再発しやすいといわれています。首ニキビの原因ニキビの原因は、つまった毛穴の内部でアクネ菌が増殖し、炎症を引き起こすことです。首ニキビの原因は、皮脂の分泌量の増加のほか、ホルモンバランスの乱れや乾燥など、さまざまな要素が考えられます。皮脂の分泌過多皮脂の分泌量が増加しすぎると毛穴からの排出が追いつかなくなり、毛穴がつまってしまう原因になってしまう場合があります。ストレスや睡眠不足は、自律神経やホルモンバランスの乱れを引き起こし、皮脂の分泌過多の原因となります。また、脂っこいものや甘いものを食べすぎると皮脂の分泌量の増加を引き起こします。肌の新陳代謝の低下肌の新陳代謝が低下すると肌のターンオーバーが滞り、本来なら排出されるべき古い角質が肌の表面にたまります。古い角質がたまって角質層が厚くなると毛穴がふさがってしまい、ニキビの原因となる場合があります。睡眠不足の状態になると成長ホルモンの分泌量が不足し、肌のターンオーバーが滞ります。また、野菜不足の状態が続くと肌のターンオーバーを促進するビタミンが不足し、角質を厚くする場合があります。乾燥肌が乾燥すると肌がもともと持っているバリア機能が低下します。肌のバリア機能の低下が起こるとかえって皮脂の分泌量が増加してしまう場合があります。また、肌のバリア機能の低下が角化異常を引き起こすケースもあります。シャンプーなどの洗い残しきちんと洗い流しているつもりでも、シャンプーやボディソープなどの石けん類をすすぎ残してしまっている方は意外と多いものです。洗い残した汚れやすすぎ残した石けんは、皮脂と混ざって毛穴にたまるとニキビの原因になります。首ニキビの治し方首ニキビができてしまった場合の治し方について解説します。皮膚科を受診する首ニキビが赤く腫れあがり、炎症を起こして痛みやかゆみを引き起こしてしまっている場合は、皮膚科などの医療機関を受診しましょう。炎症を起こしたニキビが悪化すると、増殖したアクネ菌が毛穴の中で「リパーゼ」という酵素を生成し、皮膚組織を破壊し始めてしまうことがあります。皮膚組織が破壊されると肌に凹凸ができ、ニキビ跡となってしまう場合があります。できるだけ早めに医師に相談し、適切な治療を受けましょう。生活習慣の改善前述の通り、生活習慣の乱れはニキビの悪化に直結します。生活習慣を改善し、ニキビを悪化させない環境を整えましょう。食生活の改善前述の通り、脂質のとりすぎやビタミン・ミネラル、タンパク質の不足は皮脂の増加や肌の新陳代謝が低下する原因となり、ニキビの悪化を招きます。肉・魚・野菜などをバランスよくとるようにしましょう。また、ニキビができているときは脂っこいものや甘いものは控えた方がよいでしょう。睡眠不足の改善睡眠不足が続くと心身が緊張状態に陥り、自律神経の乱れやホルモンバランスの乱れにつながります。睡眠時間を十分に確保し、心身を休めるようにしましょう。ストレスをためない心身へのストレスはホルモンバランスの乱れの原因となります。休息をしっかりととり、自分の好きなことをするなどして適宜ストレスを解消するようにしましょう。首ニキビのケア方法炎症を起こしていないニキビのセルフケア方法について解説します。むやみに触らないニキビが気になるからといって頻繁に触っていると、手指についている雑菌が患部に付着して炎症を引き起こしてしまう場合があります。ニキビができたら、むやみに触らないことが大切です。また、ニキビを自分で潰す際、失敗すると表皮や毛穴が傷ついてニキビ跡となってしまう可能性が高まります。自分で潰したりせず、どうしてもニキビを早く治したい場合は、皮膚科を受診して適切な治療を受けるようにしましょう。保湿乾燥は、ニキビの原因となる場合があります。保湿は念入りに行いましょう。ニキビが気になるときは、肌がベタつかないよう保湿力の低いさっぱりタイプのスキンケア用品を選ぶ方も多いですが、ニキビをケアしたいときこそ、保湿力の高い化粧水やクリームなどを使い、しっかりと保湿を行いましょう。監修:伊藤まゆ
2017年10月25日「京都発インナーショップ白鳩」を運営する白鳩は、ゴールドフラッグとの初の共同企画ランジェリー「Millie(ミリー)コレクション」を8月25日より発売しました。また、コラボ発売を記念して、ブラジャーとショーツをセットでご購入いただいた方を対象にブラデリス ニューヨーク「ランジェリーソープ(150g)」をプレゼントします(限定数)。■企画背景女性のバージスライン(バストの輪郭)に着目し、独自の3STEPボディメイクによる補整下着を提案するアメリカ発ランジェリーブランド「BRADELIS New York(ブラデリス ニューヨーク、以下ブラデリス)」との初のコラボレーション企画。ブラデリスは理想のバストとデコルテを実現する過程を”育乳”と称し、3段階(STEP)毎に適したブラジャーを展開しています。当社では補整下着の着用経験がない女性を対象としたSTEP1のブラジャーに限定し、当社ならではの、お客様が求めるカラーや柄のトレンドなどを取り入れたオリジナルデザインとして商品を開発しました。商品名は”Millie”。ブラデリスは、なりたい自分になるために努力を惜しまない、チャンスや夢を叶える女性を表現するために商品名すべてに女性の名前を用いています。”Millie”も毎日身に着けるインナーだからこそ身近な存在でありたい、そして美しくなりたいという女性の思いに応えたい。そのような気持ちを込めて名付けました。商品構成は、3/4カップブラジャーとスタンダードショーツ。カラーは大人の女性らしい落ち着いた定番のブラック、鮮やかな色が引き立つコーラルピンクの2色で展開します。■商品構成3/4カップブラジャー品番 :A37SR117301販売価格:8000円サイズ :B65~F75カラー :ブラック・コーラルピンクスタンダードショーツ品番 :A37SR217301販売価格:3600円サイズ :M・Lカラー :ブラック・コーラルピンク※どちらも税別※販売サイト(店舗)自社サイト:(PC・スマホ)および国内主要ショッピングモール:楽天、Yahoo!ショッピング、Amazon.co.jp、Wowma!、Qoo10、ポンパレモール(お問い合わせ先)白鳩TEL 0120-10-4680
2017年08月27日汗や日焼け止めの残りが気になる夏は、肌荒れやニキビなどの肌トラブルに気を付けたい季節。特にむき出しになったデコルテに出来るニキビは意外と目立ってしまうし、跡が残りやすいので要注意!そこで今回は、デコルテ周りのニキビ対策を徹底的にご紹介します。運動後や会社からの帰宅後はシャワーに直行NYCにある Goldenberg Dermatology(ゴールデンバーグ・皮膚科クリニック)のKristina Goldenberg(クリスティーナ・ゴールドバーグ)先生によると、夏は汗をかいた後いかに早くシャワーで洗い流せるかどうかが、ニキビを予防するカギとなるのだそう。汗が長い間皮膚に残ったままだと、毛穴がふさがれて肌の代謝が乱れ、これがニキビ悪化の原因に。運動の後はゆっくり部屋でくつろぎたくなるけれど、先にシャワーを済ませるのが必須ですね。ホルモンバランスを崩しやすい血糖値を上げる食品を控えるニキビの原因でもある、ホルモンバランスの乱れ。Kristina先生は、血糖値を上げる食べ物を控えることを推奨しています。一般的に、Glycemic Index(グリセミックインデックス=炭水化物を含む食品を食べた後に引き起こされる血糖値の上昇指数)が高いとされる米、小麦、砂糖、朝食用のシリアル、バナナ、スイカなどは控えるのが◎だそう。夏の代名詞であるスイカも、ホルモンバランスを崩しやすい食べ物に入っているのにはちょっぴりショックですが、ここは食べる量をコントロールしたいところ。抗菌作用があって、刺激の弱い石鹸を使用するデコルテはとっても繊細な部分。Kristina先生曰く、「普段使いには、殺菌作用があって刺激の少ないボディーソープが最適」なのだとか。たっぷり泡立てて優しく洗うのがポイントです。その後、オイルフリーのモイスチャーライザーを薄くつければOK!紫外線が気になって、ついつい美白コスメを大量に塗ってしまいがちなデコルテですが、過剰なケアは逆にニキビを悪化させてしまうんですね。潰したりかきむしるのはNG!早期ケアが大切皮膚の弱いデコルテは、ニキビの跡や色素沈着が残りやすい部分でもあります。潰したりかきむしったりは絶対NG!早期ケアが大切なので、早めに皮膚科の先生に相談したり、ニキビ用の薬を塗って対策をとりましょう。髪の毛や服などがデコルテ部分にあたらないように工夫するのも良さそうですね。デコルテが汚いと、どんなにメイクやファッションに気合いを入れてもなんだか魅力が半減してしまいます……。今年の夏はフェイスケアと合わせて、デコルテのケアも忘れずに取り入れたいですね。【参考文献】低GI教室、BYRDIE
2017年08月14日美白だけじゃ足りない季節に資生堂の美白スキンケアブランド「HAKU」から8月21日(月)、ジェル状の薬用美白化粧水「HAKU メラノディープモイスチャー」が発売される。美白肌をキープするためには、紫外線の強い夏場だけでなく、年間を通じた美白ケアを行うことが重要。しかしある調査によれば、秋冬の間も美白化粧品を使用しているという人は、4割ほどに留まっている。美白化粧品に対する保湿力に不満を持っている人が多く、乾燥が気になる秋冬には美白化粧品ではなく、保湿力の高いアイテムを選ぶ人が多いのだ。贅沢なジェルでスキンケアそこで資生堂は、秋冬の深刻な乾燥対策と美白ケアの両方を同時にカバーできる新しいスキンケアアイテムをリリースした。化粧水をギュッと凝縮してジェル状にたっぷりの保湿成分と美白有効成分がつまった「HAKU メラノディープモイスチャー」は、1度のケアで「みずみずしさ」「保湿効果」「美白効果」のすべてを肌にもたらしてくれる。ジェルを肌に馴染ませると、だんだんローション状に代わっていく不思議な感覚も新しく、スキンケアが楽しみになる。上質なオイルでさらにケア10月21日(土)には薬用美白オイル「HAKUメラノディープオイル」も登場。今年の秋からは、お手入れを「美白+保湿」に変えてみよう。(画像はプレスリリースより)【参考】※資生堂プレスリリース
2017年08月12日この時期、しっかり”美白ケア”を行いたいですよね。でも、美白ケアといえば、「値段の高いものを使用しないといけないのでは?」と思っている方も、少なくありません。だからこそ、プチプラの美白コスメを使用して、しっかり美白ケアを取り入れてみましょう。オススメのプチプラ「美白コスメ」をご紹介します。たっぷり”美白ケア”!オススメ「プチプラ美白コスメ」①DHC薬用カムCホワイトニングローション2,366円(税込)DHC Communication Spaceさん(@dhc_cs)がシェアした投稿 – 2017 4月 6 2:02午前 PDTアマゾン原産である、フルーツ・カムカムから抽出したエキスにプラスして、ビタミンC誘導体とアラントインの2つの薬用成分をプラスしています。 あふれるような透明感とうるおいを肌に届けてくれる、薬用ローションです。たっぷり”美白ケア”!オススメ「プチプラ美白コスメ」②ファンケル ホワイトニング 化粧液 II しっとり1,836円(税込)ファンケルさん(@fancl_official)がシェアした投稿 – 2015 7月 27 5:22午後 PDT美白有効成分である、持続型ビタミンC誘導体や美容成分を配合しています。それらを、肌の角層のすみずみまでいきわたらせてくれる、なめらかでみずみずしい使用感の薬用美白化粧液です。さっぱりというより、どちらかというと、しっとりタイプです。たっぷり”美白ケア”!オススメ「プチプラ美白コスメ」③キュレル 美白化粧水 III2,484円(税込)キュレル公式さん(@curel_official_jp)がシェアした投稿 – 2017 5月 11 10:38午後 PDT乾燥性敏感肌を考えた、低刺激性の美白化粧水です。潤い成分である、ユーカリエキスを配合しており、肌の角層の深部までじっくり浸透してくれることでしょう。外部刺激を受けにくい、なめらかで潤いに満ちた肌に仕上げてくれます。 また、美白有効成分がメラニンの生成を抑えて、シミ・ソバカスを防いでくれることでしょう。くすみ感のない、透明感あふれる肌へと仕上げてくれます。とってもしっとり潤うリッチな使用感が、ついついはまってしまいます。たっぷり”美白ケア”!オススメ「プチプラ美白コスメ」④キールズ DS クリアリーホワイト エッセンス トナー5,076円(税込)キールズ KIEHL’S SINCE 1851さん(@kiehlsjp)がシェアした投稿 – 2017 5月 16 3:11午前 PDT肌をしっかりと潤いで満たしてくれ、優しくキメを整える美白化粧水です。アクティブC、ピオニーエキス、ホワイトバーチを配合していますので、ふっくらと柔らかな明るい肌へと仕上げてくれるはずです。美白化粧品の選び方ここで意識して欲しいのが、「美白化粧品」をどのようにして選ぶかということ。まずは「パッチテスト」を行ってみましょう。これは実際に肌に塗ってみて、何も肌トラブルが起きないのか?をチェックするために必要なことです。これで特に肌トラブルがなければ、使用してみましょう。また保湿成分が配合されているのか?ということにも、注目してみるといいかもしれません。保湿成分によって肌に潤いをプラスすることによって、さらに肌を健やかにしてくれます。ヒアルロン酸やコラーゲンと言った、水溶性の保湿成分は、肌馴染みがいいだけではなく、化粧水パックがしやすいので、これからの季節にオススメです。たっぷり使用したいのであれば、高価なものを使用するのではなく、手に取りやすく、たっぷり使用しても罪悪感のないプチプラ美白コスメを使用できたら良いですよね。時間がある時は、コットンにたっぷり染み込ませて、コットンパックをしてみるのもいいでしょう。特に夜に行うことで、効果もしっかり効いてくれるはずですよ。またコットンパックを行った後は、ハンドプレスをして肌の角質層までしっかり浸透させてみましょう。より一層浸透力が増しますので、オススメですよ。今回ご紹介した、オススメのプチプラ美白コスメたちをぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか?もちろん、コットンパックに使用せず、そのまま美白コスメを数回に分けて、肌にのせてもOK。より一層、肌の角質層までしっかり浸透していることを実感することでしょう。毎日行うことで、じっくり効果を実感するはずです。
2017年08月08日水着や背中の開いた服、背中のニキビが気になっている人はいませんか?顔のケアは行き届いていても、脱いだら背中はブツブツだらけではちょっと残念ですよね。他人の視線を集める背中に自信が持てるように、背中ニキビをつくらない習慣を身に着けてみてはいかがでしょう。背中ニキビをつくってしまう原因は?汗をかいて放置している私たちの皮膚には常駐菌が住んでいるのですが、その中のひとつ、マラセチア菌が繁殖することで背中にニキビができてしまいます。皮脂や湿気を好むため、通気性が悪い服や汗をかいてそのまま放置することで菌が繁殖してしまいます。肌が乾燥している皮脂分泌が活発になり、角栓が毛穴をふさぐことで背中ニキビができてしまいます。皮脂量が増えてしまう食事をしているほか、肌が乾燥するとバリア機能が働いて、皮脂分泌が活発になってしまいます。不規則な生活睡眠不足、アンバランスな食事、ストレスなどで新陳代謝が低下すると、肌の常在菌のバランスが崩れ、背中ニキビをつくってしまう菌が増えてしまうことが。気をつけていてもできやすい人は、不規則な生活が背中ニキビをつくりやすい状態にしてしまっているのかも。つるつる背中をつくる習慣日中は汗拭きシートで背中も拭くちょっと屋外に出るだけでも汗をかく季節。かいた汗はそのままにせず、こまめに汗拭きシートで拭き取りましょう。通気性が悪く、汗を吸わない素材の服を着る時は、吸湿性のあるインナーを1枚着るだけでも背中を濡れたままにしなくて済み、背中ニキビはできにくくなります。体を洗う順番シャンプーを先にし、体を後に洗うことで、背中にシャンプーやコンディショナーのすすぎ残しがつくことを防げます。また、湯船に浸かって毛穴を開かせることで角栓が柔らかくなるため、毛穴詰まりがしにくくなります。入浴後、背中の水滴をしっかり拭き取ってパジャマに着替えましょう。汗がひかない時は、タオルローブなどを着て落ち着いてから着替えるのがおススメです。寝具を清潔にする寝ている間も汗をかき、パジャマや寝具が吸い取っています。毎日同じパジャマを着て寝ていると、パジャマに汗や皮脂がつき、清潔に洗った背中にまたついてしまうことに。肌が触れる寝具は清潔に保つように心掛けましょう。背中も保湿する背中ニキビ専用のアイテムもあります。殺菌・保湿効果があり、すでにできてしまっているニキビはもちろん、予防としても使えます。また、顔用の化粧水をコットンに含ませて優しくケアしたり、100均のスプレーボトルに移し替えたりするのもお手入れしやすくておススメです。毛穴詰まりが気になる人は、週に1~2回、角質を柔らかくするために拭き取り化粧水を使うのも◎ですよ。刺激を与えない背中ニキビがすでに出来ている人は、髪の先端が背中ニキビを刺激しないように、アップスタイルにするのがおススメです。ちょっとした刺激で炎症がひどくなったり、髪につけた整髪剤が悪化させたりしてしまうことも。なるべく刺激を与えないように、ロングヘアの人は気をつけて。自分よりも他人に見られる機会が多い背中。背中ニキビができにくい習慣を身につけて、つるつる背中を手に入れましょう。
2017年07月18日紫外線をたくさん浴びたときはもちろん、美白になれるスキンケアアイテムを毎日使いたい!という方は多いはず。肌に透明感を出したいという方も、美白に力を入れているのでは?そんな方におすすめなのが、プチプラで惜しみなく使える美白ケアアイテム♪今回は毎日の美白ケアにぴったりなプチプラスキンケアを紹介します。パシャパシャ使える化粧水こそプチプラがおすすめ!全身に使える大容量化粧水でコスパもばっちり◎透明白肌(トウメイシロハダ)/ ホワイトローション石澤研究所さん(@ishizawalab)がシェアした投稿 – 2016 4月 28 2:38午前 PDT毎日たっぷり使う化粧水は、プチプラのものにしておけば惜しみなくパシャパシャ使えますよね。高い化粧水をちびちび使うよりも、プチプラなものをたっぷり使う方が効果的なんですよ。 こちらは、石澤研究所の人気シリーズ「透明白肌」の化粧水。シンプルだけど目を引くパッケージは、見かけたことがあるという方もいるはずです。こちらの化粧水、なんと400ml入っているので顔だけでなく全身に使うこともできちゃいますよ♪ この「透明白肌」シリーズは、パックや美容液なども出ているのでより美白になりたいという方はライン使いすることだってできちゃいます。口コミでもプチプラなのに効果がある!とウワサの、スキンケアアイテムなんです。バラエティショップなどで購入することができますよ。 日に焼けてしまったときはパックですぐにケア! 1度で効果がある美白パックを準備しておけば日焼けも怖くない♪ クリアターン/ベイビッシュ プレシャス オイルイン ミルキィマスク (ホワイトタイプ) CLEAR TURN(クリアターン)さん(@clearturn_jp)がシェアした投稿 – 2017 3月 17 6:34午後 PDT日焼け止めを塗っていても、長時間外にいた日は日焼けしてしまいますよね。そんなときはなるべく早く、保湿してあげるのが大切なんです!いつもよりも念入りに保湿をして、ダメージを最小限に食い止めなければなりません。そんなときにぴったりなのがフェイスパック。使う前に冷蔵庫にパックを入れておけば、使うときにはひんやりするので気持ちもスッキリしそう♪こちらはドラッグストアでも手に入る、クリアターンのパック。プチプラとは思えないくらい、美容液がしっかり入っていてうるおい感もばっちりなのが人気の秘密なんです。これならプチプラなので、毎日使いたくなっちゃいますよね。5枚セットになっていて旅行に持って行くにもちょうどいいので、夏のバカンスのお供にしてもいいかもしれませんね!美容液はピンポイントでも使えるシミにも効果的なものを!プチプラ美容液は成分で選ぶのが賢い方法!KIEHL’S SINCE 1851(キールズ) /DS クリアリーホワイト ブライトニング エッセンスキールズ KIEHL’S SINCE 1851さん(@kiehlsjp)がシェアした投稿 – 2017 6月 28 3:10午前 PDTプチプラな美容液って、効果もイマイチだったら意味がないですよね。プチプラでもちゃんと効果があるかどうかを見極めるときは、美白に効果のある成分が含まれているかをチェックするのがおすすめです。アルブチンやトラネキサム酸、ビタミンC誘導体などの表示があるものは、美白に効果があると考えられます♪パッケージの表示や、成分を見て美白効果のあるものを選べばOKですよ。プチプラな美容液でも、毎日使うことで効果はぐんとアップするんです!今まで高価な美容液をちょっぴり使っていたけど、プチプラなものを毎日使っていたら同じくらいの効果を感じた!という方もいるくらいなんです。夏だけ美白スキンケアをプチプラでライン使い!ライン使いすれば効果もぐっとアップしそう♪AQUALABELAQUALABEL Singaporeさん(@aqualabelsg)がシェアした投稿 – 2016 2月 16 8:52午後 PST紫外線の影響が気になる夏だけ、いつものスキンケアではなく美白重視のアイテムに替えるというのもおすすめです。プチプラのスキンケアアイテムは、ライン使いすることでより効果が期待できるので集中的に使うといいかもしれません。プチプラなら、化粧水や乳液、美容液を一気にそろえられるのが嬉しいですよね♪もちろん日に焼けないように気を付けることが最も大切ですが、うっかり日焼けしてしまったときにはすぐにケアしてあげることでダメージを抑えることができますよ。夏の乾燥にも気を付けて紫外線は日焼けだけじゃなく乾燥も引き起こしているんです!紫外線は肌を焼くことだけではなく、乾燥させてしまうものでもあるんです。どんなに美白に有効な成分を使っても、肌が乾燥していては意味がありません。また、しっかりと潤った肌は紫外線のダメージを受けにくく、ダメージを受けてしまったとしても回復が早いんです!なので、夏もしっかりとした保湿を心がけることで自然と美白に近づくことができるんですよ♪美白スキンケアのアイテムでは保湿が物足りない、というときは保湿効果のある化粧水などと併用するのもアリです。汗や皮脂で顔がテカってしまうから保湿は控えめにするという方も多いと思いますが、それはNG。さらっとした使い心地の、さっぱりタイプのスキンケアを入念に行ってみてくださいね。いかがでしたか?今回は、毎日使えるプチプラの美白スキンケアについて紹介しました!ドラッグストアにもプチプラの美白スキンケアアイテムはたくさん置いてあるので、気になる方はぜひチェックしてみてくださいね。夏だけじゃなく、秋になっても美白ケアをすることでより効果が期待できるんですよ!しっかり美白ケアをして紫外線の季節も、楽しんじゃいましょう♪
2017年07月08日ある程度の年齢になると、「ニキビができそうな気がする」そんな予兆をなんとなく察することができるようになるもの。「できそう」と思ったときの対処を間違えなければ、悪化する前に収束させることも可能です。※あくまで美容目線での対処法ですので、正しい処置は専門医の意見を参考にしてください。ニキビは早期発見・対応した方が良いことだらけニキビは、昨日の今日で急に巨大で真っ赤なデキモノが現れるのではなく、そこまでたどりつく前に、なんらかの予兆があるはずです。赤く腫れた大きなニキビになってしまうと、とにかく痛いし目立つ。しかもメイクで隠すのも大変だし、なかなか治らないし、ニキビ自体が治ってもシミのような跡になってしまうことも・・・。巨大な赤いふくらみや白い芯を早く消したい一心で焦ってつぶせば、それこそクレーター状の跡に。こんな不快感を長引かせないためには、ニキビができないことがもちろん一番良いけれど、その次に、できてしまったら悪化する前に沈静させるのがベストです。そのためには、早期発見のヒントとニキビを落ち着かせるために対応を知っておくと便利です。「ニキビができそう…」な時の感覚「ニキビができる気がする。」そんな感覚をいつの間にやら自然と習得している人もいれば、そうでもない人もいますよね。そこでまずは、ニキビができるかもしれない予兆の代表例を教えます。それは①ちょっと皮膚が盛り上がっている。②見た目には変化がないが痛みがある。③毛穴が盛り上がり気味・一箇所だけやたら黒くなっている④ニキビくらいのサイズで皮膚がカタイところがある。などです。「大人のニキビはストレスでできる」とも良く言いますが、それはメンタルにおける原因。肌の上で起きている現象としては、乾燥によるターンオーバーの乱れで起こる毛穴のつまりが原因であることが多いとされています。ですから、これを意識した上で、早目に対処をすれば、悪化を防ぐことができます。「ニキビができそう」と感じたら気をつける・やること①洗顔は、”しすぎず”適度でOK「ニキビの原因は皮脂だから、しっかり洗顔して脂を除去しないと!!」と思って朝晩丁寧に時間をかけて、洗顔フォームを用いての洗顔をしてしまうかもしれませんが、皮脂分泌が原因でニキビができるのは思春期の若者の話です。乾燥が原因の大人たちには洗いすぎは逆効果。適度にメイクや汚れを落としてあげる程度でかまいません。しっかり石鹸を泡立てて、優しく洗顔を行ってください。肌のコンディションによっては、朝の洗顔は洗顔料を使用せず、ぬるま湯のみでも良いくらいです。②乾かすのではなく”保湿”!!フェイスオイルもおすすめニキビができると、つい乾かしたくなるのも若いときのくせが抜けていない証です。洗顔後は、しっかりと保湿をしてあげるのが、初期段階でニキビを沈静させる近道です。お風呂上がり、通常のスキンケアにプラスして、ニキビができそうと感じる場所に、フェイスオイルをピンポイントで塗布してあげるのもおすすめです。すると翌朝、なんとなく肌の調子が落ち着いている場合もあります。③寝るときは”仰向け”で。寝具に触れさせない肌の調子を悪化させないためには、睡眠時間の過ごし方もとても大切です。1日の約3分の1程を費やしている睡眠中ですもの。いくら起きているときに試行錯誤したところで、この時間を無駄にしていては意味がないのは想像がつきますよね?寝るときは、なるべく仰向けを意識し、枕やシーツ・かけ布団などがニキビに触れないよう心がけましょう。敏感になっているところに刺激を与えると、事態を悪化させてしまう可能性があります。ちなみに、肌が荒れているときに限らず仰向けで眠る方が、顔のシワや歪みを考えると良いです。肌に触れることを考えると寝具はコットンやシルクなど、天然素材を選ぶのも自分のためになりますよ。 「一生ニキビと無縁」は、難しい!!だからこそ対応を知っておこう!ニキビが全くできないお肌になれたらそれが一番良いけれど、残念ながらそれは難しいですよね。頻度は個人差があるものの、誰にでも起こるのが肌トラブルですもの。ですから、できてしまったあとの対応を知っておくことがなによりも大切です。ニキビは、初期にケアすればそれだけ短時間で治る確率が上がるし、跡になってしまう心配も減ります。一方、悪化してからのケアでは、目立つ状態が長引き、痛みが出たり、さらに跡になってしまったりする危険もあります。なるべくニキビができにくいような健康的で規則正しい生活を心がけ、それでも「ん?これはニキビができそうだな。」と感じたならば、適切な対処を行って、悪化する前に治す努力をしましょう。そして、赤く膨れるほどになるまでもしも気が付かなかった場合は、一般皮膚科を受診するという選択肢も頭に入れてくださいね。
2017年06月30日透き通った、美しい透明感を演出させるためにも、やっぱり美白は欠かせませんよね。しかし、いくら美白化粧品を使用しても「効果を感じられない!」という人もいるのでは?そんな時は、血行を促進させてあげましょう!血行が悪いのかも・・・もしかしたら、美白化粧品を使用するだけではなくて、血行不良に対しての対策も行わなくてはいけない状態かもしれません。血行を促進させてあげることで、くすみを取り除くことができますので、美白化粧品の効果を感じられない人は、血行を促進を試してみましょう。オイルをつけ、おでこ・頰・輪郭をマッサージ・・・肌への摩擦を防ぐため、オイルを手につけます。こうすることで、マッサージしやすくなります。おでこの中心からこめかみを通り、リンパのある耳裏(凹みがあるところ)へ流していくようにマッサージします。次は頰骨に沿ってリンパのある耳裏へ流すようにマッサージ。最後は顎先から顔の輪郭に沿って、リンパのある耳裏へ。これを3回ずつ1セットとし、5セット行いましょう。①オススメのマッサージオイルテラクオーレ/フェイシャルオイル ローズゼラニウム3,240円(税込)するっとのびてべたつかない、心と肌を満たす13種類の植物成分を配合のマッサージオイル。顔にも安心して使用できる、セイヨウオトギリソウエキスが肌を引き締め、ブドウエキスのポリフェノールが持つ作用によりハリのある肌に導きます。お風呂あがりや、おやすみ前のリラックスタイムに。心地の良い、ローズとゼラニウムの香りがしますよ。②オススメのマッサージオイルニールズヤード/レメディーズ ワイルドローズビューティバーム4,104円(税込)ローズヒップ配合のバーム状美容液です。乾燥ダメージ、女性バランスによる肌荒れも集中ケア。肌の調子を整えてふっくら、明るく澄んだ肌へ。フランキンセンス、ゼラニウム、ローズマリーなど、フローラル調で、すっきりとした香り。女性の乱れやすいバランスを整えてくれますよ。③オススメのマッサージオイルレ・メルヴェイユーズ ラデュレ/トリートメント オイル8,640円(税込)肌表面をやわらかくし、ふっくらとした血色感のいい肌に導くオイルです。オリーブオイルにオリーブスクワラン、オーガニックオリーブオイルなどの植物オイルが乾燥でこわばった肌をなめらかに整えます。浸透性が高く、スキンケアのどのタイミングでも使える軽やかなテクスチュアです。④オススメのマッサージオイルボビイ ブラウン/スキン クラリファイア6,048円(税込)適切な皮脂バランスと毛穴ケアに特化したオイル美容液。ローズヒップ、マヌカ、サジーオイルなどが、ターンオーバーを正常化させ理想的な皮脂バランスへ。Tゾーンの気になるべたつきやテカリを解消しさらさらの肌に。毛穴詰まりを強力にと溶かし出し、毛穴開き・黒ずみ・ざらつき・角栓などを解消して、つるんとなめらかな肌に導きます。毛穴・テカリが気になる肌へオススメです。注意!目元のマッサージは撫でるだけでこれらのオイルを使用したマッサージを取り入れるのはいいのですが、目元は皮膚が薄い部分。敏感な部分でもあります。血行不良であれば青グマができるなど、目で見ても血液の流れが悪いことが分かりやすいところなのです。だから「強めにマッサージすれば、目元の血行不良も改善されるのでは?」と思う方が多いよう。しかし、この部分は敏感な部分でもありますので、優しく撫でるだけでOKです。指の腹を使用して、クルッと目周りを一周してみましょう。これを毎日行うだけでも、少しずつではありますが、変化が見えてきますよ。オイルは「少し多いかな?」くらいでOKそして使用するオイルの量は「少し多いかな?」と思えるくらいでOKです。逆に少なすぎてしまうと、肌への摩擦となるのはもちろん、マッサージがしづらくなってしまいます。逆に多すぎてベタつきが気になる人は、優しくティッシュオフするか、そのまま肌に浸透するのを待つことにしましょう。逆に肌への保湿となりますので、ティッシュでオフするのはもったいないようにも思います。その時の状態に合わせて、うまく使用してくださいね。美白化粧品を使用していても、なかなか透明感を実感することができない…という人は、血行不良があるのかもしれませんね。まずは顔の血行をしっかり促進させてあげてから、美白化粧品を使用するといいでしょう。ぜひご紹介したオイルも参考にしてくださいね。
2017年06月18日大人のニキビは、思春期にできるものとは全くの別物。放っておいても、思春期向けの薬を塗っても治りません。しかも、若いときのようにメイクをやめで刺激を減らすこともできないし・・・。全然治らないしむしろ悪化?!そんなときの応急処置の方法は?!大人に「ニキビ」ができるときの特徴大人ニキビって、思春期のニキビみたいに小さなニキビがたくさんできるのではなく、頬や鼻・顎などに1個、2個などと少量ではあるものの巨大なサイズのものがどーんと目立つようにできてしまうもの。格好悪いし、はずかしいしで気分も下がって最悪ですよね。早く治すためにもなるべくメイクはしたくないけれど、大人はすっぴんで仕事に行くわけにはいきませんし、大事なデートやお友達とのお出かけではコンシーラーなどで隠したい。となると、ただでさえ代謝が落ちているから昔よりスムーズに治るわけでもないので、どんどん悪化をしていく一方。さらに、昔の要領で潰してしまうとシミのような跡になってしまうことも・・・。大人ニキビの主な原因は乾燥と言われています。乾燥により肌のターンオーバーがうまくできず、毛穴を角質がふさいでしまうことでできる場合が多いのだとか。また、ストレスや生活リズムの乱れ、生理周期などによるホルモンバランスの変化も原因と考えられています。大人ニキビの応急処置方法とにかく「保湿」をするニキビができると、「皮脂だ」と思って乾かしたい気持ちになりますが、それは思春期の皮脂分泌が過剰だったころの話です。今、皮脂がたとえたくさんでているとしても、原因はおそらくインナードライでしょう。また「角質のつまりが原因か!!」とピーリングをしたくなってしまうかもしれませんが、それはニキビができにくくなるように予防する対策であり、できてしまったニキビには刺激すぎることも。大人のニキビは何度もしつこく洗顔をしたり、角質をオフしたりするよりも、とにかく保湿をしてあげることが大切です。日中の刺激や乾燥から守るなら”ニキビパッチ”が便利トニーモリー トニーラボ AC コントロ―ル スポットパッチ (5枚) 海外直送品並行輸入品乾燥しがちな気候ながらも美肌の女性が多いことで知られる韓国では、コンビニエンスストアで売られているほどメジャーなのが”ニキビパッチ”。ニキビができてしまった上から貼る、半透明のシールです。商品により、ニキビを改善する成分が含まれているものといないものがあるなど効能は違いますが、いずれにせよ、ニキビの部分を保湿することができ、しかも誤って手や髪で触れてしまうなどの刺激から守ることの可能です。肌に馴染む色ですが、貼っていることを知られたくない場合はマスクなどで隠せばナチュラルです。大人ニキビに向けた薬を選ぶ【第2類医薬品】ペアアクネクリームW 24g ※セルフメディケーション税制対象商品市販で売られているニキビ薬には、思春期ニキビではなく大人ニキビに向けて作られたものも多く存在しています。大人の肌に向けてつくられているため、思春期ニキビに向けた治療薬よりは効果が期待できるでしょう。とは言え、ケガが治りにくくなったのと同じようにニキビもそんなに簡単は治らないのは大人です。根気強く、肌を清潔に保つ・規則正しい生活や食事を心がける等に気を配りながら、薬を塗ってあげる必要があります。一般皮膚科で「飲み薬」を処方してもらうのも手「ニキビくらいで病院に行くのは…」と軽く考えていると、ニキビの赤みが引くのに1ヶ月、そしてシミのような跡が消えるのに3ヶ月~半年以上かかってしまうことがあります。場合によっては消えないシミになってしまうかも?!炎症のある巨大なニキビができた際には、一般皮膚科にで診療をしてもらうのも一つです。皮膚科で飲み薬を処方してもらってきちんと定められた回数飲むと、治りが早くなります。なお、小さなニキビは軽くできるくらいで飲んでいるといざ巨大なニキビができたときの効き目が下がってしまうこともあるため、あくまで緊急時用ととらえてください。カバーする際は”肌に優しい”コンシーラーでナチュラグラッセ コンシーラー キャラメル 01本来、ニキビはできてしまった場合はなるべくその部分だけはメイクをしないでもらうたいところですが、どうしても隠したい日は誰にでもあります。デートや結婚式などのお呼ばれ、女子会など、ニキビが目立っている状態では参加したくない用事もありますよね?!そんなときは、なるべく肌に優しい成分のコンシーラーを使用するようにしましょう。赤みが目立つ場合にはグリーン、茶色くシミっぽくなっている場合にはイエローを使うとカバーしやすくなります。25歳以上の「大人ニキビ」は慌てず騒がず応急処置ニキビができてしまう回数は大人になるにつれて減るけれど、できるときはどどん!!とハイダメージに巨大なものができてしまうのが嫌なところ。できてしまう前に予防ができたら良いけれど、そういうわけにいかないときもたくさんありますよね。そんなときは、慌てて触り悪化をさせてしまわないようにし、落ち着いてこれらの処置をしてみてください。初期段階であれば、しっかり保湿をしてあげることで悪化前に沈静させることも可能です。
2017年06月17日ニキビなしのツルツルお肌で、この時期を乗り切る!初夏はさわやかなイメージがあり、とても過ごしやすい時期ですが、同時に季節の変わり目でもあり、気温の変化が大きい時期でもあります。特に近頃は、夏日になったりと、着る物の調整も難しいですよね。お肌への影響としては、汗や皮脂のバランスが悪くなり、ニキビができやすいということ。予防法や注意点を把握してクリアし、すっきり吹き出物のないツルツルお肌で夏を乗り切りましょう。【ニキビのタイプと原因】●思春期ニキビ10代の思春期は、成長期において男性ホルモンの分泌が一時的に増えることで、皮脂が過剰に分泌されます。この時に皮脂で毛穴を詰まらせると、皮脂を栄養にするアクネ菌が大量に繁殖し、ニキビの原因となってしまいます。●大人ニキビ思春期を過ぎて大人になってからできるニキビです。不規則な食生活や睡眠不足、ストレスなどが原因で皮脂の量が増え、毛穴を詰まらせることによってできます。原因が一つに絞れないのが特徴です。女性の場合は、生理前のホルモンの変化によりニキビができやすくなることもあります。ニキビができないように。予防する方法3つニキビを予防するためには、以下の3点に注意することが大切です。【ニキビの予防法】●余分な皮脂は洗い流すこと。でも洗いすぎはダメ!特に春から夏に以降していくこの時期は、気温がどんどん上がり、それに伴って皮脂や汗の量も増えます。べたつき感があり、皮脂や汗が多いと思われるときは放っておかず、洗顔を忘れないことが大切。ただし皮脂や汗には保湿や殺菌、保護の役目もあるので、洗いすぎてしまわないよう、洗顔は多くても1日2回までに。●ターンオーバーのサイクルを正常に!ニキビ予防には、毛穴に角栓や皮脂を詰まらせないということが一番のポイント。角栓は毛穴の中に残った古い角質と皮脂が混ざり合って半固形状に固まったものですが、お肌のターンオーバーが正常であれば、角栓は自然と取れてなくなるものです。●しっかり睡眠を取る!“しっかり睡眠を取ることは美肌につながる”ことは、もう常識です。充分な睡眠時間を確保することで、ターンオーバーの正常化にもつながります。ニキビができてしまった。そんなときの注意点どんなに予防してても、気付いたらできてしまっていることも……。それ以上、悪化させないために気を付けるべきポイントはこちらです。【ニキビが出来てしまったときの注意点】●できてしまったニキビはつぶさない、触らない炎症を起こしたニキビをつぶすと雑菌が入り、化膿する可能性があります。つぶさないことはもちろんですが、極力触らないようにしましょう。●ニキビのできたところに髪が触らないようにする髪がニキビに当たると刺激になり、悪化する原因になります。~My検証結果・必須ワザ~【お肌には生き方・意識の在り方が出る】といっても過言ではありません。知識を智恵として生かしているか、日々を丁寧に積み重ねているか。丁寧に積み重ねていこうという意識があると、自然と良い生活習慣を取り入れます。全てがお肌の下にある土台に影響し、土台の質がお肌に現れる、そのように感じています。エステティシャン/榎原 由子(MoreRavi~モアラヴィ~)
2017年05月23日頭皮は、皮脂の分泌が多く、ニキビができやすい場所でもあります。頭皮ニキビの原因や予防法などについて見てみましょう。頭皮ニキビとは頭皮ニキビとは、頭皮にできるニキビのことです。頭皮ニキビは、顔や体にできるニキビと違って、普段は髪で隠れているので目立ちにくいため、気づかないうちに悪化させてしまいやすいという特徴もあります。シャンプーをするときに、頭皮にかゆみや痛みなど違和感があると思ったらニキビが炎症を起こしていたというケースも珍しくありません。頭皮ニキビの原因頭皮ニキビの原因にはさまざまなものがあります。シャンプーなどのすすぎ残し洗髪時、シャンプーやコンディショナーなどをきれいに洗い流せず、すすぎ残している方が多いといわれています。しっかり洗い流したつもりでも、耳の後ろ髪の生え際後頭部などの洗いにくい部分をきちんと洗えていない場合があります。シャンプーやコンディショナー、整髪料などには界面活性剤や油分が多く含まれており、これらが頭皮に残ってしまうと毛穴がつまってニキビの原因になってしまう場合があります。また、シャンプーやコンディショナーなどの成分が、頭皮のかぶれなどを引き起こし、ニキビのような発疹ができてしまうケースもあります。洗浄成分が肌に合わない場合もあるので注意が必要です。寝具の衛生状態シーツや枕カバーを長期間洗っていないと、肌から分泌された皮脂汚れが付着して雑菌が繁殖してしまうことがあります。せっかく頭皮をきちんと洗うことができても、寝具から皮脂汚れや雑菌が付着し、頭皮ニキビの原因となってしまう可能性が考えられます。脂漏性湿疹ニキビに見えていた吹き出物が、実は別の皮膚疾患による発疹である場合があるといわれています。ニキビによく似た湿疹ができる皮膚疾患に脂漏性湿疹があります。脂漏性湿疹でできる湿疹はニキビとそっくりですが、ニキビの原因菌はアクネ菌であるのに対し、脂漏性湿疹はマラセチア菌というカビの一種によって発生します。そのため、脂漏性湿疹の治療を行う場合は、ニキビ治療とはまったく別の薬を使う必要があります。頭皮ニキビと顔ニキビの違い頭皮ニキビと顔ニキビは根本的には同じものです。どちらも毛穴がなんらかの原因でつまり、毛穴の中でアクネ菌が増殖して炎症が起こることによって起こります。頭皮と顔の皮脂を比較すると、頭皮のほうが多くなりやすいといわれており、頭皮はニキビができやすい部位であるとも考えられています。頭皮ニキビの対処法頭皮にできたニキビへの対処法について解説します。皮膚科で治療を受ける頭皮ニキビが炎症を起こしてしまい、痛みが生じてしまっている場合は皮膚科などの医療機関で治療を受けるのもひとつの方法です。頭皮ニキビの治療では、外用薬や内用薬での治療で炎症を抑え、症状の改善を目指します。刺激を与えない頭皮ニキビができると気になってしまい、つい触ったり潰したりしてしまいたくなりますが、手で触ったり潰したりすると手の雑菌が頭皮ニキビに付着することで炎症がひどくなってしまう場合もあります。むやみに触らないようにしましょう。頭皮ニキビの予防頭皮ニキビは、生活習慣などを改善することで、ある程度防ぐことが可能です。頭皮ニキビの予防法について解説します。生活習慣の改善生活習慣は、頭皮を含む肌の健康に大きな影響を及ぼします。食生活食生活の乱れは、ニキビの原因となるとされています。脂っこい物ばかり食べていると皮脂の分泌量が増加し、ベタつきや毛穴のつまりの原因になります。頭皮ニキビが気になるときは、揚げ物などの脂っこいものは控えるようにしましょう。 また、野菜不足が続くと肌の健康を維持するために必要なビタミンやミネラルが不足し、ニキビや乾燥の原因になる場合もあります。緑黄色野菜などを中心に、海藻などもバランスよく食べるようにしましょう。 肉や魚、卵に含まれるタンパク質は肌や髪の材料になる栄養素です。タンパク質が不足すると新しい皮膚が生成できず、肌のターンオーバーのサイクルが乱れてしまうおそれがあります。ターンオーバーが滞ると古い角質が肌に残りやすくなるため、毛穴のつまりを引き起こしてニキビの原因となるといわれています。睡眠睡眠不足は、男性ホルモンの分泌を促進させます。男性ホルモンの分泌量が増えると皮脂の分泌量が増え、毛穴がつまりやすくなってニキビができる原因となるとされています。睡眠時間をしっかりと確保し、ホルモンバランスの乱れを防ぎましょう。頭皮を清潔に保つシャンプーやコンディショナーなどを使ったら、しっかりと洗い流してすすぎ残しがないようにしましょう。また、頭皮に触れる枕カバーやシーツ類はこまめに洗い、雑菌が繁殖しないように気をつけることも大切です。紫外線対策をする紫外線による刺激がニキビの原因となるケースもあります。帽子などで頭皮を直射日光にさらさないようにするなど、紫外線対策を行いましょう。監修:スキンケア大学参画ドクター
2017年05月05日吹き出物ができやすい場所は、おでこ鼻フェイスライン背中お尻など、人によってさまざまです。吹き出物ができるメカニズムは同じですが、できる場所によって原因が違ってきます。原因を取り除かなくては、せっかく治療してもくりかえすばかりになります。吹き出物とは吹き出物は、皮脂が毛穴の中に詰まってしまうことが原因でできます。毛穴の詰りには、2つの原因があります。ひとつは皮脂が過剰に分泌されるケースです。もうひとつは、ターンオーバーがうまくいかず、毛穴の入り口に古い角質が残って、毛穴がふさがれて皮脂が外に出られない状態になることです。毛穴に皮脂がたまると、コメド、面皰(めんぽう)という状態になります。これを一般的に白ニキビと呼んでいます。そこに皮脂をエサとするニキビ菌が集まってきます。すると、ニキビ菌が分泌する毒素に反応して、白血球が攻撃を始めます。白血球が攻撃のために放出する活性酸素などが健康な肌細胞を刺激することや、攻撃することで赤くなって赤ニキビ、膿を持って黄ニキビになります。吹き出物の種類吹き出物には、その進行状況などから白ニキビ、黒ニキビ、赤ニキビ、黄ニキビといった種類に分けられます。白ニキビ白ニキビは、毛穴に皮脂が詰まって、その皮脂が透けて見える状態です。たまった皮脂は、徐々に硬くなって、塊のようになります。これをコメド(面皰)といいます。この時点では、まだニキビ菌の増殖は見られません。しかし、気になって、押しつぶして中のコメドを無理に出そうとすると、そこから雑菌が入って症状を悪化させてしまう危険性があります。黒ニキビ黒ニキビは、白ニキビ状態の毛穴が開いた状態です。皮脂は、空気に触れると酸化して黒く変色するので、毛穴が黒く見えることから黒ニキビといわれています。鼻の頭にできることが多く、俗にいちご鼻とも呼ばれています。黒ニキビもやはり、無理に押し出して取り除こうとしても取れるものではありません。かえって毛穴を広げてしまう原因となります。赤ニキビニキビ菌によって、毛穴やその周りの肌細胞に炎症を起こした状態です。これはニキビ菌が増殖し、そこから出る毒素に対して、体の免疫反応が活発化しているためです。毒素と免疫細胞である白血球がバトルをしている状態です。熱を持ったリ、痛み、腫れをともないます。黄ニキビ赤ニキビの炎症が続くと、毛穴の中に「膿」を持って、黄色くなります。これを黄ニキビと呼びます。黄ニキビのなかでは、毒素と免疫細胞が戦って生まれた残骸、つまり膿で満たされています。あまりにも炎症が強いため、肌の表面だけでなく、奥深くまで細胞を壊してしまいます。そのため、黄ニキビが治っても、色素沈着やクレーターとして残ってしまうこともあるので、早めに対処する必要があります。吹き出物ができる場所吹き出物ができる場所は、毛穴の皮脂の分泌が多いところです。手のひらや足の裏には汗腺はありますが、毛穴がとても少ないため、あまり吹き出物ができることはありません。体の中で皮脂の分泌が多いところは、顔ではおでこ、鼻、フェイスライン、体では背中、デコルテ、おしり、二の腕などになります。吹き出物ができる原因吹き出物ができる場所によって、原因が異なっていることもあります。原因にあった治し方をしなければいつまでたっても治りません。背中背中は意外と皮脂や汗の分泌が多く、さらに角質層が厚いので、毛穴がつまりやすくなっています。衣類で擦れることも吹き出物ができる原因です。また、シャンプーやリンスを流したあとに、洗浄成分が背中に残ってしまうということも原因になっています。シャワーで十分に洗い流すことが大切です。おでこおでこは、皮脂の分泌が多く、髪の毛が刺激となって吹き出物ができやすくなります。整髪料も刺激になります。シャンプーやリンスなどの洗い残しや帽子でもおでこの皮膚が刺激されて、吹き出物になることがあります。フェイスラインフェイスラインは、ホルモンバランスの乱れによって吹き出物ができやすいパーツです。男性は思春期に、女性は成人になってからできやすくなります。ストレスや睡眠不足など、不規則な生活が原因となっているケースが多くなります。鼻鼻でもっとも多いのが黒ニキビです。気になって、洗顔を過剰にくりかえすと乾燥肌になって皮脂を出しにくくしてしまいます。また、無理に押し出そうとするとかえって刺激になって、さらに皮脂が多く分泌されてしまいます。お尻デスクワークで長く椅子に座っている、ガードルなど、締め付ける下着を身につけているといった場合、血行が悪くなるうえに、お尻が蒸れて吹き出物ができやすくなります。こまめにシャワーなどで清潔を保って、風通しのいい下着や服装にしましょう。吹き出物は、それぞれできる場所や種類によって原因と対処方法が違います。清潔を心がけながら、生活習慣を見直しましょう。監修:スキンケア大学参画ドクター
2017年05月05日「美白」というワードに敏感になる季節。美白効果の高い食べ物、スキンケアアイテムはかなりチェックしますよね?そして、美白ケアを行うとなると、どうしても“顔”ばかりに注意がいってしまいませんか?確かに顔は一番、他人に見られる部分なので念入りにスキンケアをしたい部分でもあります。しかし、これから肌を露出する服を着る機会が多いからこそ、顔以外のスキンケアにも徹底すべきです。「首&デコルテ」にも透明感を顔と同様、これからの季節は特に首やデコルテが見える服装を着ることが増えてきますよね。だからこそ、ここもしっかりスキンケアをして「透明感」を出すことが大事です。美白アイテムを使用&マッサージで血流をよくする首・デコルテの血流が悪くなってしまうと、顔全体のくすみも目立ってしまいます。そこで、大切なのが、「マッサージ」を取り入れること。マッサージを取り入れることでむくみを解消してくれるだけではなく、血流がよくなりますので、くすみを解消し、透明感のある首・デコルテになるのです。「首&デコルテ」に透明感の美白アイテム①トランシーノ/トランシーノ 薬用ホワイトニングクリアローション3,888円(税込)出典:@cosmeより透明感のあるクリアな肌へ導く、美白ローション。美白有効成分トラネキサム酸配合で保湿にもこだわった処方。ターンオーバーに着目した角質柔軟成分により、肌をなめらかにし、透明感のある肌へと導きます。メラニンの生成を抑え、しみ・そばかすを防いでくれることでしょう。「首&デコルテ」に透明感の美白アイテム②ボビイ ブラウン/エクストラ ブライト アドバンスド モイスチャー ローション6,480円(税込)出典:@cosmeよりスーパーシトラスコンプレックスなどの成分を配合した、明るく透明感のある肌に導く、みずみずしい感触の薬用美白ローション。酵母エキスが、透明感のある肌へと導きます。グリセリンとヒアルロン酸が、肌をふっくらさせなめらかで健康的な肌へ。グルコサミンが肌トーンを均一に整え、カフェイン、ビタミンE、米ぬかエキスが肌を落ち着かせてくれることでしょう。「首&デコルテ」に透明感のマッサージオイル①クナイプ/マッサージオイル グレープシードオイル1,944円(税込)出典:@cosmeより肌の収れん作用や高い保湿効果が持続するグレープシードオイルと、体のめぐりをサポートするキシメニン酸を配合したボディ用マッサージオイルです。乾燥しがちな肌もしっかり潤わせながら、肌の引き締めをサポートしてくれることでしょう。クナイプ独自の配合率で、マッサージに最適なテクスチャーに設計。心地よくマッサージしながら、成分を肌に届けます。成分が浸透したあとは、サラッとべたつかない仕上がりに。セルライトのケアにも。爽やかなマスカットとサンダルウッドフラワーの香り。「首&デコルテ」に透明感のマッサージオイル②雪肌精シュープレム/ホワイトニング ハーバル オイル5,400円(税込)出典:@cosmeより美白有効成分を角層深部のすみずみまで送り届け、澄みきった白さとみずみずしいハリ・ツヤ肌に仕上げてくれる、天然植物由来の薬用美白オイル。ブースター効果で硬くこわばった肌もやわらかくときほぐし、その後に使う化粧品の浸透感と効果を高めます。和漢植物の澄んだ香りに、ラバンジン・ローズマリー・カモミールなどの精油をブレンドして作られました。「首&デコルテ」に透明感のマッサージオイル③プロフエール/ボディマッサージオイルEX1,512円(税込)出典:@cosmeより肌を引き締め、潤いを与えてなめらかボディにするボディマッサージオイルです。ホワイトバーチ(天然収れんエキス)と緑茶成分(整肌成分)配合で、マッサージすることによって、肌を引き締め、キメを整えてなめらかな肌に。ハリとツヤを与えるオーガニックオイル、植物性保湿成分配合。肌なじみの良いオイルなので、さらっとべたつきなくなじみます。グレープフルーツと心安らぐゼラニウムの香りです。美白と聞くと顔だけに意識が向きがちになりますが、顔以外の「首」や「デコルテ」にも注目して、しっかり美白ケアを行っていきましょう。
2017年04月30日おでこニキビは皮脂の分泌過多や生活習慣など、さまざまな原因によって発生します。おでこニキビの原因や予防法などについて知っておきましょう。おでこにニキビができるメカニズムニキビは、毛穴がなんらかの原因でつまり、内部でアクネ菌が繁殖することで発生します。アクネ菌は誰の毛穴にも普通に存在している常在菌で、通常時は肌を健康に保つはたらきをしています。しかし、毛穴に皮脂などがたまると、その皮脂をエサとして増殖し始め、皮膚が盛り上がってニキビとなります。炎症がまだ起こっていない「白ニキビ」のうちに対策を行えば比較的早く治る場合も多いですが、対策を行わないと、毛穴内でアクネ菌が増殖して炎症を引き起こすし「赤ニキビ」となり、腫れや痛み、かゆみなどを引き起こします。さらに悪化すると炎症が広がり、膿なども出る「黄ニキビ」となります。黄ニキビまで進行するとアクネ菌は「リパーゼ」という酵素を作り、毛穴周辺の皮膚組織を破壊するようになります。破壊が進むと肌に凹凸ができ、ニキビ跡ができてしまうこともあります。おでこニキビの原因おでこニキビはさまざまな原因で発生します。おでこニキビの原因となる要素について解説します。皮脂の過剰分泌おでこは顔の他の部位と比べて皮脂の分泌が多い部位です。特におでこや鼻筋など、「Tゾーン」と呼ばれる部位は思春期以降になると成長ホルモンの影響で皮脂の分泌が増加しやすいということがわかっています。シャンプーなどの洗い残しシャンプーやコンディショナー、洗顔料などは、きちんと洗い流しているつもりでも、すすぎ残しがある場合が多いようです。洗い残した汚れやすすぎ残しは、毛穴の中にたまり、皮脂などと混ざり合うとニキビの原因となる場合もあります。生え際やこめかみなどまで洗い残し・すすぎ残しがないよう丁寧に洗髪・洗顔を行うようにしましょう。ホルモンバランスの乱れストレスや月経などの影響でホルモンバランスが乱れるとニキビの原因となる場合があります。特にストレスを心身に受けると、男性ホルモンの一種である「テストステロン」や「アンドロゲン」といったホルモンの分泌量が増加します。テストステロンやアンドロゲンには、皮脂の分泌量を増加させたり、角質を厚くさせたりといったはたらきがあり、皮脂の分泌量の増加や角化異常はニキビができやすくなる要因となります。生活習慣の乱れ食生活など、生活習慣の乱れがニキビの原因となる場合もあります。食生活の乱れは肌トラブルに直結します。脂っこいものや糖分などをとりすぎると皮脂の量が増加し、毛穴がつまりやすくなります。また、野菜不足の状態が続くと肌の調子を整えるビタミンやミネラルなどが不足し、肌の不調を引き起こします。その他、肌の材料となるタンパク質が不足すると、新しいい皮膚細胞の生成が抑制され、肌のターンオーバーのサイクルが乱れてしまう場合もあります。肉・魚・野菜などをバランスよく食べ、ニキビができにくい体を目指しましょう。紫外線の影響紫外線を浴びると、体が肌を守ろうとして角質を厚くしようとします。紫外線の浴びすぎなどによってこのはたらきが強くなりすぎると角化異常が起こり、毛穴がつまりやすくなります。日焼け止めや日傘などで紫外線対策を行うようにしましょう。おでこニキビのケア方法おでこニキビのセルフケア方法について解説します。前髪をおでこに触れさせないニキビは、皮脂の分泌過多などによる毛穴のつまりに加え、皮膚になんらかの刺激が加えられることによって誘発されるといわれています。前髪があるヘアスタイルの場合は常に前髪がおでこに接触しているため、それが刺激となってニキビができてしまうこともあります。おでこニキビがあるときは隠すために前髪を下しておきたいところですが、家にいるときだけでもピンで留めておくなどしておでこと前髪が接触しないようにしましょう。整髪料の使い方に気をつけるワックスなどの整髪料を大量に使うと、おでこに付着してしまう可能性があります。ワックスなどの油分がおでこの毛穴に入り込んで皮脂と混ざると、ニキビの原因となってしまう場合があります。整髪料の量や使う場所に気をつけ、なるべくおでこに油分がつかないように気をつけましょう。熱いお湯で洗顔しない熱いお湯で洗顔を行うと、肌に必要な皮脂まで洗い流してしまうおそれがあります。皮脂はニキビの原因であると同時に肌の健康を守るために必要なものでもあります。洗顔をするときは熱いお湯ではなく、ぬるま湯か水ですすぎなどを行うようにしましょう。炎症があるときは病院へおでこニキビが赤く腫れあがってしまい、痛みやかゆみがあるときは皮膚科などを受診しましょう。放置するとニキビ跡になってしまう場合もあります。できるだけ早く医師に相談することをおすすめします。おでこニキビの予防法おでこニキビは日頃の習慣を改善することである程度予防できます。おでこニキビの予防法について解説します。食生活の改善ニキビなどの肌トラブルの改善には食生活の見直しが不可欠です。脂っこい食事を控え、1日3食バランスよく食べるようにしましょう。睡眠時間の確保睡眠不足はホルモンバランスの乱れなどを引き起こす他、ターンオーバーのサイクルの乱れの原因になる場合もあります。ターンオーバーのサイクルが乱れると古い角質が肌に留まり続けてしまい、毛穴がつまる原因になります。睡眠時間は十分に確保しましょう。洗顔方法の見直し洗顔はニキビ改善の基本です。よく泡立てた洗顔料で肌を包むようにやさしく洗いましょう。すすぎで泡や汚れが肌に残っているとニキビの原因になる場合もあるため、すみずみまでしっかりとすすぐことが大切です。また、皮脂が気になるからといって1日に何度も洗顔を行うと、肌にとって必要な皮脂まで洗い流してしまい、かえってニキビが悪化する場合もあります。洗顔は朝晩1回ずつまでにとどめましょう。監修:石曽根亜希
2017年04月30日おでこは、もともと皮脂の分泌が盛んなこともあり、ニキビができやすい部位です。おでこニキビの原因やセルフケアの方法などについて知っておきましょう。おでこニキビとはおでこニキビとは、額にできるニキビのことです。額から鼻にかけてのTゾーンはニキビができやすい部位ですが、その中でも額は特に皮脂の分泌量が多く、ニキビができやすいといわれています。おでこニキビができる原因おでこニキビには、さまざまな原因があります。おでこニキビを発生させてしまいやすい要因について解説します。おでこニキビの原因は皮脂の分泌過多おでこは、もともと皮脂の分泌が盛んな部位です。一度毛穴がつまってニキビができてしまうと、皮脂の分泌量が多いため、毛穴の内部にどんどん皮脂がたまってニキビを悪化させてしまうケースが多くみられます。ニキビが悪化して化膿したり、炎症が深層まで広がったりしてしまうと、皮膚組織が破壊されてニキビ跡が残ってしまう場合もあるので、おでこのケアには十分に注意をしましょう。ホルモンバランスの乱れがニキビの原因心身が過度なストレスを受けてホルモンバランスが乱れると、おでこニキビの原因となってしまうこともあります。ストレスは、男性ホルモンの一種である「テストステロン」や「アンドロゲン」といったホルモンの分泌量を増加させるといわれています。これらのホルモンには皮脂の分泌量を増加させたり、角質層を分厚くさせたりする働きがあります。おでこは、皮脂の分泌量が多い部位であるため、こうしたホルモンの働きがあると、よりおでこニキビができやすくなってしまいます。生活習慣の乱れがニキビの原因食生活や睡眠などの生活習慣の乱れは、肌荒れに直結します。脂っこい物や甘い物など、脂質が多いものばかり食べていると皮脂の分泌量が増加し、毛穴がつまる原因になります。また、野菜不足になると、肌の調子を整えてくれるビタミンやミネラルが不足し、肌のターンオーバーのサイクルの乱れなどを引き起こして角化異常を引き起こす場合があります。その他、肌や髪の材料になるタンパク質が不足すると新しい皮膚細胞の生成が抑制されてしまうため、肌のターンオーバーに悪影響を与える場合があります。肉・魚・野菜をバランスよく食べるようにしましょう。睡眠不足もニキビの原因になります。睡眠不足は自律神経やホルモンバランスの乱れを引き起こすほか、肌自体がもつバリア機能を低下させてしまうケースもあるようです。睡眠時間を十分に確保し、ニキビができにくい環境づくりに努めましょう。洗顔料などの洗い残しがニキビの原因おでこニキビの原因として、洗顔料やシャンプーなどの洗い残しがあります。きちんと洗い流しているつもりでも、生え際やこめかみなどを洗い残してしまっている人は意外と多いようです。洗い残した汚れや洗顔料のすすぎ残しが毛穴にたまると、皮脂と混ざり合ってニキビの原因となってしまいます。洗顔料やシャンプーなどは丁寧にすすぎ、洗い残しがないようにしましょう。おでこニキビの治し方おでこニキビが悪化して炎症を起こし、赤みや腫れ、膿などが発生してしまっている場合は、皮膚科などの専門の医療機関で治療を受けることをおすすめします。ニキビが悪化すると毛穴の中でアクネ菌が「リパーゼ」という酵素を生成するようになり、このリパーゼが毛穴周辺の皮膚組織を破壊してニキビ跡を作ってしまう原因になる場合があります。自分でニキビを潰したり中身を絞り出したりせず、皮膚科の医師に相談しましょう。おでこニキビを病院で治療する場合、面皰圧出を行って、ニキビ内部の皮脂や膿を出してから、抗生剤の軟膏で治療することが多いようです。また、何度もくりかえしてしまうおでこニキビの場合は、皮脂の分泌を促進してしまう男性ホルモンの分泌を抑えるホルモン治療が効果的といわれています。おでこニキビのスキンケア方法おでこニキビを改善するためのセルフケア方法を見てみましょう。前髪をおでこに触れさせないニキビは、皮脂などによる毛穴のつまりやアクネ菌の増殖に加え、皮膚への刺激がきっかけで発生するともいわれています。前髪が額にあたるへアスタイルの方は、ニキビができているときは、髪型にも気を使いましょう。整髪料の使い方に注意する整髪料をつけすぎると生え際やおでこに油分が付着しやすくなり、洗髪時に洗い残しが出やすくなってしまいます。整髪料の量やつける場所に気をつけましょう。洗顔方法に注意する熱いお湯で洗顔を行うと、肌に必要な皮脂まで取り去ってしまう場合があります。皮脂は毛穴のつまりの原因であると同時に、肌を守るための役割も果たしています。洗顔はぬるま湯で行い、皮脂を落としすぎないようにしましょう。監修:石曽根亜希
2017年04月30日今回の記事では、おしりニキビの治し方に関して解説します。お尻ニキビができやすい理由や、治りにくい原因などを合わせて知ることで、正しい知識のもとでケアを行えるようになることが大切です。おしりニキビができるメカニズムニキビができるメカニズムや、おしりニキビ特有の特徴は、以下のとおりです。ニキビは毛穴に関するトラブルニキビは毛穴に皮脂が溜まってしまうことで発生します。毛穴に詰まった皮脂が参加することで、アクネ菌が増殖する原因となり、毛穴が炎症を起こします。ニキビが治ったあとも跡が残る場合がある。仮にニキビがおさまったとしても、毛穴やその周りの皮膚などはダメージを受けているため、跡が残ったり、時間経過によってシミになる可能性があります。おしりは圧迫されやすい特にデスクワークや運転業務などに就いている人の場合、上半身を支える役目があるため、おしりには体重がかかり、圧迫される時間が長いという特徴があります。おしりは蒸れやすい椅子の材質によっては通気性が悪く、接触面であるおしりの皮膚が蒸れやすいという場合があります。また、下着に関しても他の衣服以上に身体に密着するため、摩擦も起こりやすく、そのことでもおしりの皮膚に負担がかかり、ニキビができやすい原因となっています。おしりニキビが治らない理由顔などにできたニキビと比べておしりニキビがなかなか治らないのには、以下のような理由があります。おしりの角質層は分厚いおしりは座った際に下敷きになるという役割上、肌の角質層が他の部位よりも分厚くなっています。そのため、顔などにできたニキビ用の市販治療薬では成分が患部まで届きにくく、効果も薄くなるとされています。おしりの皮膚は刺激を受けやすいおしりは下着を着用するため、それと皮膚がこすれることで刺激を受けやすい環境にあります。また、椅子に座った際には体重がかかることからも影響を受けます。おしりニキビの治し方おしりニキビができてしまった場合、以下のような治し方があります。病院での治療おしりニキビの治療方法として、美容皮膚科や皮膚科で、専門家である医師の治療を受ける、という選択肢があります。医師の診断によって患者の肌の特徴を適切に判断してもらえるため、症状や体質にあった治療を受けることができます。潰さないことが大切他の部位にできた場合と同様に、おしりニキビを自分で潰すことは避けるべきと考えられています。雑菌が入って症状が悪化することや、跡が残ってしまう可能性もあるため、極力刺激せず可能であれば皮膚科などで専門家に見てもらうことをおすすめします。バランスのよい食事栄養を偏りなく、必要な分だけ摂ることで、身体の調子が整い、肌のターンオーバー(新陳代謝)も活発に行われることが期待されます。これによって必要以上に多い皮脂の分泌がおさまる場合や、すでに分泌された皮脂が毛穴から排出されることが期待されます。また、脂っこい食べ物や刺激物は皮脂の分泌量が増える原因となるため、とり過ぎないよう注意が必要です。タバコを控えるタバコに含まれるニコチンは血流を悪くする効果があります。肌の新陳代謝は血の巡りが悪くなることによって働きが悪くなるため、喫煙はニキビを引き起こす原因と考えることができます。禁煙や減塩することによって血流が改善されることにより、肌の新陳代謝(ターンオーバー)も促進され、ニキビの治療につながります。おしりニキビの予防法おしりニキビの予防法には、以下のようなものがあります。ホルモンバランスを整えるおしりニキビの治し方、の項目でも解説したように、十分な睡眠やバランスの取れた食生活、ストレスの少ない環境などでホルモンバランスを整えることは、治療だけでなく、おしりニキビの予防にも効果的です。肌に刺激を与えず清潔にする肌に刺激を与えないためには、入浴の際に強くこすったりせず、泡で優しく汚れを落とすことが大切です。また、清潔を維持するためには、こまめに汗を拭くことやシャワーを浴びる以外に、下着を交換することもおすすめです。素材に関しても、化学繊維などの蒸れやすいものではなく、綿100%などの吸水性や通気性に優れたものを選ぶことが望ましいです。また、トイレの座椅子などには、雑菌が付着していることもあります。そのため、座る前に除菌シートなどで拭いたりする工夫も清潔さを維持するために有効とされています。蒸れない座り方をするかたく通気性の悪い椅子にはクッションを敷いたり、適度に立ち上がる機会を設けたりすることがおしりニキビの予防にも有効です。通気性を改善することで、おしりの皮膚の負担や蒸れを軽減することができます。監修:大久保真
2017年04月29日