赤ちゃんの子育ての悩みは、次々と発生しますよね。初めての子育ては、戸惑うのも仕方ありません。赤ちゃんの子育てを解決する為に、何をすれば良いか、パピマミ編集部が紹介します。周囲の人に助けを求める自分自身は初めての子育てでも、周囲には子育て経験者がたくさんいます。もしかしたら、同じような悩みを経験していたかもしれませんよね。友人や知人に子育ての経験者がいれば、現状を打開するようなヒントを求めてみてもいいでしょう 。もし周囲に子育て経験者がいないのであれば、親に聞いてみるのも一つの手段です。初めての子育てですから、恥ずかしがらずに助けを求める姿勢が大切です。インターネットで情報を集めるのも悪くはありません。ただ、インターネットの情報は場合によって信ぴょう性に欠けるので注意が必要です。すべてが間違っているワケではないものの、しっかり吟味しましょう 。泣き止まない赤ちゃんは泣いて自分の気持ちを伝えます 。伝えたい気持ちが大きいのか、ずっと泣き止まないときもありますよね。いくら抱っこしても一向に泣き止まなかったり、夜泣きがひどかったり。ただ、これは赤ちゃんの個性です。つまり、よく泣く赤ちゃんもいればあまり泣かない赤ちゃんもいるということ。過度に心配したりストレスを感じる必要はないのです。ただ、何らかの病気が原因で泣き止まない可能性も否定できません。なので、病院で何も異常が無いことを確認する必要はあります。泣き声は大きなボリュームですが、今しか聞けない声という認識 を持って乗り越えましょう。様子がおかしい当然ながら赤ちゃんは言葉を話せないので、体調を直接確認できません 。いつもと違う感じがしたり様子がおかしいと不安になりますよね。赤ちゃんは、骨や免疫などあらゆる部分が不完全な弱い存在なので、思わぬ病気になってしまう可能性もあるのだと念頭に置いておきましょう。もしくは、障害があってその症状が徐々に出始めているかもしれません。風邪のような感覚でいつか治ると判断すると、危険な目にあうことも 。もちろんすべての風邪を病気と心配していたら骨が折れますよね。とは言っても、すべての病気は早期発見が大切。極端な話をすれば、診察が遅れただけで命の危機に瀕することもあります。言葉を交わせるくらいに成長するまでは、病院を積極的に頼りましょう 。英才教育をすべきか教育に関する研究は進んでおり、0歳児の赤ちゃんでも色々な教育を受けられます。そこで話題になるのが、英才教育 ですよね。例えば、赤ちゃんの頃から英会話を聞かせたりクラシックを聞かせるなどすると能力が身についたり頭が良くなるというものです。当然、すべての赤ちゃんに有効か定かを判定はできません。ただ、音楽や英語に馴染んでもらう という点では良いと言え流でしょう。もちろん、費用もかかりますから、夫婦間で教育方針を確認しておく必要があります。教育方針の違いは、夫婦喧嘩の一因になりますし、場合によっては夫婦間に大きな亀裂 が生じます。読み書きができるようになった段階から教育に熱を入れるのも、遅すぎではありません。まとめ赤ちゃんは体も弱く、言葉も交わせないので心配は募るばかり。大切な我が子に何かあると思うと、心配になるのも無理はありません。でも安心してください。友人や知人を頼ったり、近くの病院に頼ったりすると、子育ての悩みもだんだんと減っていくでしょう。一人で悩んで一人で解決しようとすると、間違った判断をしがちです。その点に注意して、子育てを楽しんでくださいね。●文/パピマミ編集部
2018年10月17日育児をしていると、旦那さんに感謝する機会が増えますよね。もちろんイライラもありますが、家族のために仕事や子育てをがんばってくれているのも事実です。今回パピマミ編集部では、そんな旦那さんの良いところを紹介します。育児中の旦那とのスキンシップ「育児が始まってから親になった 」なんて話をよく聞きます。ざっくり言ってしまえば、夫婦ではなく親になってしまった。その結果、夫婦の時間は減っていき、溝が深まってしまう。そんな寂しさを解消するための方法 をご紹介します。●家で楽しめるスモールデート!育児の大変さに比例して、外出する機会も減っていく。そんなときは、家の中でデートしてしまいましょう 。「それじゃデートじゃない!」と思われるかもしれません。しかし「お家デート 」が一般化されているように、家でも思いっきりデートは楽しめます。その方法が「子育て中も旦那くんとの時間を。おうちで味わえる小さなデートプラン」で紹介されています。ぜひ、参考にしてみてください。●旦那さんにデートを断られる理由が切ない!街を歩いているとたくさんのカップルがいますよね。「夫婦水入らずの時間がほしい」育児をしていると、そんな想いが頭をよぎります。そんなときに読んでほしいのが、こちらの記事。夫婦関係を大事にしたいな 、と思わせてくれます。「夫婦2人でデートがしたいのに…旦那さんにデートを断られる理由とは?」●夫婦仲良く家事を分担する方法育児を一人でやるのは大変です。だからこそ旦那さんのお手伝いが必要不可欠 。しかし旦那さんが家事を手伝ってくれないこと、ありますよね。そんな悩みを抱えているのであれば、「共働きでも大丈夫!旦那さんと仲良く家事分担する方法」を読んでみてください。旦那さんに上手に家事を手伝ってもらう方法 が書かれています。育児に対する旦那の本音とは妻の育児中の本音はよく聞きますが、夫の本音は聞きませんよね。ここでは、そんな夫の本音を掘り下げていきます。●子どもと真剣に向き合っているからこその本音子どもがかわいすぎて、目に入れても痛くない方もいらっしゃいますよね。しかしそんな愛する我が子にも、イラっとしてしまう自分もいるはず。どんな人でも、すべてを受け入れるのは難しいですから。「子どもにこんな感情を抱くなんて 」そんな想いを感じている夫は、ぜひこの記事を読んでみてください。肩の荷がおりる はずです。「イヤイヤ期に…。やさしい旦那の思わぬ本音が聞けた瞬間 」●結婚しないとわからない夫の本音とは大人になるとわかることがあるように、結婚するとわかることも数限りなくあります。その「わかること 」の最も大きな1つが、子どもを育てること 、ではないでしょうか。子どもが生まれても、全く愛情が湧かず、「このままで大丈夫なのかな? 」と不安を抱いている夫に、ぜひこちらの記事を読んでほしいです。考え方は、いくらでも変わっていきます。「結婚にも子供にも興味がなかった…自由を愛する旦那の本音」まさにイクメン!すばらしい旦那エピソードこんな夫はイヤだ…と愚痴をこぼす妻の陰に隠れていますが、「うちの夫はこんなに素晴らしいよ!」と言える妻もたくさんいらっしゃいます。ここでは、そんな妻の意見を聞いていきましょう。●夫の自慢ポイントを見つけよう!結婚した相手の悪口を言うのは、側から見ていて気持ち良くないですよね。自分が選んだ相手の悪口を言うくらいなら、相手の自慢できる部分を探したほうが健全 です。どこが魅力的だろう?と考え込んでしまうのであれば、ぜひこちらの記事を読んでみてください。妻が夫の何を見ているか 、よくわかるはずです。「魅力を再発見! 妻が語る旦那の自慢ポイント5選 」●台湾の夫の魅力とは?塩ラーメンしか食べた経験のない人が作るラーメンは、あまり美味しいと言えないですよね。いろんな味を知っている人の方が、美味しいラーメンを作れます。なぜなら、複数の視点でラーメンを作れるから です。それと同じように、日本人以外の男性の育児事情を知る のも大切だと思いませんか?ぜひ、台湾の夫の様子を観察してみてください。「夫が皆イクメン!? 台湾に嫁いだママたちのリアルな子育て事情6選」まとめ育児は妻と夫が、一緒に行うもの。良い点も悪い点も見つかるでしょう。もちろん、悪い点にも目を向ける必要がありますが、できる限り良い点を見て生活していきたいですよね。旦那さんとのスキンシップや旦那さんの魅力の見つけ方など、ぜひ参考にしてみてください。●文/パピマミ編集部
2018年10月12日ワンオペ育児という言葉…今となっては、いちいち「ワンオペ育児とは」と説明しなくても伝わるほど、浸透してきたように思います。このワンオペ育児という新単語は、今までどう表現していいのか分からなかった“1人での子育ての辛さ”を表してくれる言葉として、子育て世代に急速に広まりました。そして、広まったとともにさまざまな反応も見れるようになりました。「まさに私が求めていた表現だ!」と思う人もいれば、「あんまり好きな表現じゃない」と感じる人もいます。この「ワンオペ育児」というたった6文字に、様々な感情がぐるぐると渦巻いて語られるのですから、それだけ子育ては複雑な分野なんだと感じます。そして、今、新たに感じているのは「ワンオペ認定」の空気感です。■ワンオペ育児って名乗っちゃダメ!?どういうことかと言いますと、同じように夫が忙しく(または戦力にならず)1人で育児を頑張っている同士にも関わらず、「あなたはワンオペ育児とは言わない」と他人に判定されているような空気感のことです。不思議というか、人間のごく当たり前の流れなのかもしれませんが、ワンオペ育児という言葉が世の中に生まれた時には、同じ境遇の人達にとってまさに言い得て妙な言葉だったはずなのに、少し時が経った今、「あなたの場合はワンオペとは言わない」「うちこそワンオペだ」「あなたの言うワンオペと私のワンオペを一緒にしてほしくない」という、どちらがよりワンオペにふさわしいかというの「ワンオペ認定」が繰り広げられるようになった気がしています。わが家の場合は子どもが3人いる転勤族の共働き家庭です。夫は平日は帰りが遅いですが、家事の分担として、平日も土日も食器洗いをお願いしています。お休みは土日祝なので、出張がない限りは暦通りのお休み。ただし食器洗い以外の家事と育児全部は私の役目です。育児&家事の状況をどう受け取るかは、受け取る側の環境によって違ってきます。例えば、夫は朝から晩まで忙しいけれど、子どもは1人で、実家のそばで暮らしている専業主婦の人からすれば、もしかしたら、自分のこのレベルで子育てがしんどいとか、ワンオペ育児って言っちゃいけないんだって思ってしまうかもしれません。あの人に比べたら自分なんてまだマシだ、甘えちゃいけないと、自分のしんどさを封印してしまうかもしれません。また逆に、平日も朝から晩まで旦那さんが忙しく、土日もいなく、いたとしても家事なんてひとつもやらない旦那さんがいる奥さんからしたら、「お皿洗ってくれるだけいいじゃない! うちなんて何もしてくれないわよ」と「うちの方がもっとしんどいんだから、あなたごときがワンオペ育児と名乗らないでほしい」と感じてしまうかもしれません。■「大変さ」を比べても意味がないでも、これってどちらもキリがないですよね。子どもが1人の人は、「2人の人に比べたら…」2人の人は、「3人の人に比べたら…」専業主婦の人は、「ワーママに比べたら…」ワーママは、「シンママと比べたら…」比べ出したらキリがありません。「あなたよりも、私の方がもっと大変」「だからあなたはまだマシよ。あなたはワンオペ育児とは言わないわよ」と声をかけることで、一体何が生まれるというのでしょう。大変さを比べて比較することに意味があるのでしょうか。しかし、こういった他人による判定は、男女関係なくどこの世界にでもあるようです。昔、友人のご主人が、上司に単身赴任を避けたいという話を相談したところ、上司自身が15年も単身赴任を経験中のためか、「君も大丈夫だよ。むしろ、男なら単身赴任でもバリバリ働くのがかっこいいと思えるぐらいじゃないと…!」みたいなことを言われ、豪快に諭されたそうです。(パワハラとかそういうのはいったん置いておいて)これ、相談してる人からしたら、何の慰めにも励ましにもなっていないですよね。相談者さんからすれば、家族と一緒に暮らす事が「求めている幸せの形」なのです。それを「男たるもの単身赴任してなんぼ」みたいなことを言われたって、何も響かないわけです。■「しんどさ」は他人が判定できるもの?もしかしたら皆さんも、他人が「あなたよりもっと大変な人はいる」「お前に比べたらオレなんてもっと大変」言われた経験があるかもしれません。でも、しんどさや大変さって人によって性格やキャパが違うので感じ方も違いますよね。牛乳をこぼされて「あらら」で済む人もいれば、「キー!」となる人もいるし、どこまで受け止められるかの器の大きさって本当に人それぞれです。だから、「大変さ」を他人が判定するのはそもそもおかしなことなんです。自分の大変さは自分にしか分からないし、自分が大変だなって思ったら大変なんです。子どもが1人でも、5人でも関係ありません。専業主婦でも働くお母さんでも関係ありません。だから私は、自分の器をそのままに受け入れることにしています。たぶん、私の器はおちょこほど小さくはありません。でも洗面器ほど大きくもない。牛乳瓶ぐらいです。めちゃくちゃ器が小さいわけではないけど大きなわけでもない、といったところでしょうか。でもそれでいいんです。私には牛乳瓶分なら受け止められるし、それ以上ならあふれしまうキャパシティしか持ち合わせていないので、洗面器の人やバケツの人、たらいの人を羨ましく思わないようにして、なおかつ、おちょこや、ショットグラスの人にも勝ち誇らないようにしています。他人を判定してしまう人も、きっとものすごく苦しいんだと思います。自分はこんなに苦しいのに、私よりも楽してるあの人が私と同じワンオペを名乗るなんて許せない! と思ってしまうほど苦しいんだと思うのです。でも、どんな場合でも、よその人と自分を比べて辛くなるのであれば、もう解決策はひとつ。気にしないことです!元も子もない話ですが、ほんっとに「気にしない」事が一番です。自分の大変さと他人の大変さは違うし、他人の大変さも私の大変さとは違います。自分がしんどいって思うなら、素直にしんどいって声に出していいし、誰かがしんどいって言うんなら優しい声をかけてあげるだけでいいし、どっちのほうが大変だとか、うちの方が大変だとかいちいち判定し合わずに、同じ仲間として「よそはよそうちはうち」ぐらいの距離感で、みんなで力を寄せ合って乗り越えていけたらなと思っています。同じ子育て真っ最中の仲間同士。ありのままに受け止めて、励まし合って頑張りましょう。もぉ~~! 日本のお父さん、仕事長すぎ~~~~!!!!(笑)ですよね!!【お知らせ】第89話 「子どもの歯科矯正に40万!? 1年間頑張った成果のほどは?」 の記事下アンケート「Q.子どもの歯科矯正をやっていますか?」のアンケート結果はこちら↓≫ 「子どもの歯科矯正「費用、方法、時期どうやって選ぶ?」ママたちの体験談」
2018年09月27日著者であるナナイロペリカンさんの日々の子育てがギュギュっとつづられているコミックエッセイ『いろはにちへど おかわり』。思わず笑ってしまうエピソードばかりで、ご自身がとても子育てを楽しんでいそう! と想像できます。そんなナナイロさんに、子育てについてインタビュー! 実際の毎日について聞いてみると…「子育てって不可抗力の連続です」「こんな便利な現代なのにコントロールできない、それが子育て」「どうしようもないときはトラブルに目を向けない。“目をつぶり”ます」…と、名言? 迷言? が飛び出す飛び出す! やっぱり育児って、半端なく大変ですよね…と、共感しつつ、今回はナナイロペリカンさんご自身の子育てにクローズアップして、お話を聞きました。お話をうかがったのは…子育てコミックエッセイスト ナナイロペリカンさん1982年東京下町生まれ。小3と年中の姉妹の母としてドタバタ育児に追われる毎日を、ユニークなイラストと笑えるワードで漫画に綴る。妊娠時代から始めた育児ブログ「たまご絵日記」が人気となり『たまご絵日記』『たまご絵日記2』(マイナビ出版)として出版。その後、幼児雑誌『おともだち』で連載された育児コミックエッセイが『いろはにちへど』『いろはにちへど おかわり』(講談社)として書籍化され、話題に。■ナナイロペリカンさん流子育て「原点は自分の両親かも」――子育てで大切にしていることは?ナナイロペリカンさん(以下、ナナイロさん):いろいろあるのですが、一番は、子どもでも「一個人として尊重すること」ですね。なかなかできないのが現状なのですが…。――具体的にはどのようなことですか?ナナイロさん:例えば、つい自分の子どもを頭ごなしに叱ったりしてしまうことってあると思うんです。でも、子どもとはいえ一人の人間。叱り方も気をつけないとな、と思います。また、子どもがある程度大きくなったら、やりたいことは応援してあげたいです。私が小学校高学年の頃「鳥を飼いたい!」と親にうったえたら「いますぐ買いに行こう!」とすぐ実行してくれて。それまで生き物を飼うのはずっとダメだと言われていたので、やっと自分の意見を尊重してくれた!って、めちゃくちゃうれしくて、思い出に残っているんです。だから私も、なるべくなら娘たちがしたいことのチャンスを逃さないように、かなえてあげなきゃって思います。そこで、ふだんのダメな親を帳消しにしようという魂胆もありますけど…(笑)。――ご自身の子どもの頃の経験が大きいのですね。ナナイロさん:そうかもしれません。両親には、やはり影響を受けていますね。父親は六本木でジャズバーをしていたので、大人の楽しい世界によく連れて行ってもらいました。母親は当時にしては珍しく、フルタイムで働いていました。私が子どもの頃も、好きなことを楽しんでいるタイプの親でしたね。そんな親の姿を見て育ったからこそ「大人って楽しそう。早く大人になりたい」という夢が見られたのかもしれません。私もそうありたいと思っています。――ご自身の子どもの頃と娘さんの性格はやはり似ていますか?ナナイロさん:次女・キミ子のこだわりや我の強い性格は、私ゆずり。長女・タマ子のおだやかな性格は、パパゆずり。両親のいいところだけではなく、そうでないところもうまいこと受け継いでくれたな…と思います。だからこそ、愛おしいですね!■子育てコミックエッセイ「わたしにとっての家族アルバム」――コミックエッセイを描いていて良かったですか?ナナイロさん:ふだんのことをそのまま描いているんです。だから、親としてダメな自分を振り返るいいキッカケにもなっています。とはいえ、いつまでたっても同じことを繰り返してしまっているんですけど…。あとは、「家族アルバム」的な感じでしょうか。写真はスマホでつい撮りっぱなしになってしまっているので、このコミックが私にとっての家族アルバム。娘たちが大きくなって子育てするときに、読んでくれるとうれしいですね。そういった意味でも、本に残るというのはありがたいことです。――家族は読んでくれていますか?ナナイロさん:タマ子は温かい目で見守ってくれます。締め切り間近で「マンガ描くのつらいからやめよっかな〜」とグチをこぼしたりすることもあるのですが、そんなときは「無理しなくていいよ」って心配してくれたり。母親がマンガを描いているのが、ちょっとした自慢みたいで。うれしいです。夫も穏やかな目で見守ってくれていますね。キミ子は…そのうち分かるのかな。今から楽しみです!――今後もコミックエッセイを描き続けたいですか?ナナイロさん:キミ子もあと少しで小学生。小さなころのように一挙一動をコミックにするのも難しい部分もあると思います。ただ、これからも育児の山が随所で出てくると思うんです。受験なのか反抗期なのか…。そんなとき、自分をふるい立たせるためにも、翻弄される母の日常を面白おかしく描けたらなぁ、とは思っています。■「いつまで育児の山登る」楽しむコツは2つ――大変な育児を楽しむコツってあるのでしょうか。ナナイロさん:著書で掲げたテーマ「いつまで育児の山登る」の答えが「子育ての山は頂上を目指すのではなく、横の楽しい景色を楽しむこと」とはいえ…。実際に渦中にいるとあまりにも大変で、そうは思えないことも多々ありますよね。だから、しいて楽しむコツというのなら、「ゴールはないとあきらめる」「自分の好きなこともやる」この2つでしょうか。育児の山登り中は、ちょっとしたことでイライラしてしまうなど、どうしても視野が狭くなりがち。すごーくよく分かるのですが、ママ自身が好きなことを見つけてストレスを発散し、できるだけイライラしない方法を探ってみて欲しいです。ママになると、どうしても我慢しちゃう。でも、ママが笑っているのが結局、子どもたちや家族にとっては一番なんです。「大人って楽しいよ」と子どもに見せてあげるのも、すごく大切だと自分の親を見て実感しています。自分に余裕がないと、子どもに余裕をもって接することができないと思うし…って、これ全部自分に言い聞かせているんですけどね(笑)。――ナナイロペリカンさんの「好きなこと」は?ナナイロさん:最近は、動画配信サービスでの映画鑑賞! 空いた時間で映画を観て、ストレス発散です。子どもたちを寝かしつけたあとや、休みの日も無理に外出せずに「自宅で映画祭り」をすることもありますよ。公園に行ったりおでかけしたりと子どもが喜ぶことだけじゃなくて、大人が楽しめることもしないと!――最後に。丸1日、ひとりの時間があったら何をしますか?ナナイロさん:え〜、1日じゃ足りない(笑)! でも、夜楽しみたいからな…。夕方6時くらいからスタートして、夜通し遊んでみたいです(笑)。泊まりで女友だちと温泉とかエステとか、最高ですね。もう少し子育てが落ち着いたら、ぜひ実践したいです!「育児以外に自分の好きなことをやる」。これって、案外できていないママが多いのではないでしょうか。終わりのないヘトヘト育児。だからこそ、隙間時間で自分の「好き」に没頭して気持ちをリセットし、育児を楽しみたいものですね。参考図書: 「いろはにちへど おかわり 限界かあちゃん いつまで育児の山登る」 (講談社)ナナイロペリカン著 1,000円(税別) 育児ブログ『たまご絵日記』で大人気のナナイロペリカンさんによる育児コミックエッセイ。幼児雑誌『おともだち』での連載を書籍化した第二弾となる本作は、次女キミ子ちゃんの自由っぷりに翻弄される毎日が面白おかしく描かれています。どのエピソードも、ママならば「あるある」と笑いながら読めること請け合い! コラムには、タレント・くわばたりえさん、手芸作家・料理研究家寺西恵里子さん、絵本作家・のぶみさん、話し方講師・鳥谷朝代さんなどへの取材も登場します。取材・文/aica
2018年08月25日子育てをしていると「あーもう! どうしようもなくイライラするっ!!」と、子どもの行動に腹を立てつい怒鳴ってしまっては、「はぁ〜。私なんてお母さん失格かも」と自分を責める…。子育てママであれば、そんな「育児の負の無限ループ」に陥ったことは一度や二度ではないはず。そんな感情は、育児コミックで笑い飛ばしてしまうのが一番。今回は、コミックエッセイ『いろはにちへど おかわり』の著者である、ナナイロペリカンさんにインタビュー。本の裏話から自身の子育てについてまで、「あるある!」「わかるわかる!」な育児エピソードをたっぷり聞いてきました。お話をうかがったのは…子育てコミックエッセイスト ナナイロペリカンさん1982年東京下町生まれ。小3と年中の姉妹の母としてドタバタ育児に追われる毎日を、ユニークなイラストと笑えるワードで漫画に綴る。妊娠時代から始めた育児ブログ「たまご絵日記」が人気となり『たまご絵日記』『たまご絵日記2』(マイナビ出版)として出版。その後、幼児雑誌『おともだち』で連載された育児コミックエッセイが『いろはにちへど』『いろはにちへど おかわり』(講談社)として書籍化され、話題に。。■育児コミックエッセイ「始めたきっかけは?」「ネタはどうやって?」――コミックエッセイを始めたキッカケは?ナナイロペリカンさん(以下、ナナイロさん):最初は「妊娠記録」として、ブログを書いていたんです。初めての妊娠って面白いんだろうなぁ、どんな体の変化が起こるんだろう…と、若い頃から楽しみにしていて。ある時、ブログに好きで描いていたイラストを入れたら、ありがたいことにアクセスやコメントが増えて。「ブログっておもしろいじゃん! と目覚めて描き続け、気づいたらライフワークとなっていたんです。――よくネタが見つかるなぁと感心します!ナナイロさん:「あっ、これネタになりそうだな」と思ったら、本当はすかさずメモしたいくらいなんですけど…。ネタになりそうなことって大概、心が折れそうなくらい大変な状況だったりして、実はメモどころじゃないんですよ。例えば、忙しいときに限って散らかった床に牛乳をこぼされて、もうぐちゃぐちゃ…なんて、渦中にいたら「キーッ」ってなるようなことが、冷静に見たらかなり笑えるネタだったり。日々バタバタで、5分前のことも忘れちゃうくらいなので、なんとかふんばって頭のなかにメモって描いていますが、9割は忘れているかも…(笑)。でも、悲惨で大変なときほどブログに書くと喜んでもらえるんですよね。■育児コミック待望の第二弾「タマ子&キミ子の姉妹劇」に注目!――1巻目に続く、2巻目の見どころは?ナナイロさん:1巻目は姉・タマ子、妹・キミ子それぞれの話が多かったんです。ところが、キミ子が2歳くらいからパワフルキャラを発揮しだして。「あれ、この子、キャラ強いかもしれない…」と。2巻目では、姉妹の絡みを描いた話が多いですね。姉妹ゲンカもすごいのですが、繊細なタマ子がいつも負けています。タマ子がキミ子に本気で「大嫌い」ワードを放ったときは姉妹の仲を心配しましたが、本当は大好きだと知りホッと一安心。不安になったり安心したり…育児って、本当に感情が忙しいです(笑)。――2人が大きくなって少しは楽になりましたか?大きくなっても、やはり楽とは言い難いかも…。大変さの種類が変わったくらいですかね。特にキミ子はワガママ放題、甘え放題でペットのように育ててきたので、5歳になった今でも手を焼いています。でも2人目の大変さって、不思議とかわいさでかすんでしまうんですよね。――ご自身が好きなエピソードは?ナナイロさん:パパが毎年妙に張り切る「節分」のエピソードです。「こんなに価値観が違うのか…(涙)」といった夫婦のあり方を象徴しているような話。でも、その違う価値観に乗っかってみたら意外と楽しかったりして。そんな節分は、毎年あらためて気づかされることも多い、わが家にとって大切な行事です。■育児コミック「一言で言えば、育児は“山の登り”」――本のタイトルの由来は?ナナイロさん:「ちへど」は、“血反吐”。「血反吐を吐きそうなくらい大変…でも、かわいくておかわり!」。そんな、育児の毎日そのものをタイトルにしました。そして、絶対入れたかったキャッチコピー「限界かあちゃん いつまで育児の山登る」をサブタイトルに。カバー裏には「育児の山」をモチーフにイラストを描いているので、これもぜひ見て欲しいです。――「いつまで育児の山登る」答えはでましたか?ナナイロさん: 昔は、育児の山をとにかく早く登りたくて。見たかったんですよね、頂上の景色を。だけど、いつまでたっても楽にはならない。次から次に大変なことが出てくる…。本のあとがきにも書いたんですけど、先日、ふとしたきっかけで育児相談をしたときに「いつになったら、楽になるんですかね~」と軽い気持ちで、私の母くらいの年のベテラン相談員みたいな方に質問したんです。すると、「いつまでたっても子どもは心配なものよっ!」と真顔で言われて、なにかがふっきれたんです。もう頂上を見るのを目標にするのではなくて、今、目の前でどんどん成長して変わっていく子どもを見て楽しもうと。逆に、肩の力が抜けました。それが「いつまで育児の山登る」の答えなのかもしれません。――本を通して、一番伝えたいメッセージは?ナナイロさん:私自身、育児をしていて「なんでこんなに、思い通りにならないんだろう…」って、イライラむしゃくしゃしっぱなし。でも「本当はもっと楽しく育児したい」って思っているんです。だからこそ大変だったことをネタに昇華して、育児に対するネガティブな感情を「成仏させて」います。なので「育児って楽しい」というより、育児がつらい人に対して「一緒に楽しもうね」というメッセージを込めて描いています。読者のママに共感してもらえることで、私自身もとっても励まされているんですよ。毎日ヘトヘトになる育児の山ですが「頂上の景色を見る」のが目的でなく、「登っている間の周りの景色を楽しむ」ことが子育てを楽しむコツ、そんなことを教えてくれたナナイロペリカンさん。次回はご自身の子育てについてうかがいました。参考図書: 「いろはにちへど おかわり 限界かあちゃん いつまで育児の山登る」 (講談社)ナナイロペリカン著 1,000円(税別) 育児ブログ『たまご絵日記』で大人気のナナイロペリカンさんによる育児コミックエッセイ。幼児雑誌『おともだち』での連載を書籍化した第二弾となる本作は、次女キミ子ちゃんの自由っぷりに翻弄される毎日が面白おかしく描かれています。どのエピソードも、ママならば「あるある」と笑いながら読めること請け合い! コラムには、タレント・くわばたりえさん、手芸作家・料理研究家寺西恵里子さん、絵本作家・のぶみさん、話し方講師・鳥谷朝代さんなどへの取材も登場します。取材・文/aica
2018年08月17日ピクサー・アニメーション・スタジオ記念すべき20作品目は、『Mr.インクレディブル』の最新作『インクレディブル・ファミリー』です。正義のために戦うスーパーヒーロー一家の活躍を描く本作ですが、今回はヒーローとして怪力を誇るパパが、子育てに大奮闘するという物語になっています。ママ1人が日々踏ん張る“ワンオペ育児”の話題が絶えない昨今。外面だけではなく中身もともなった“イクメン”は、ママが切望する存在。そんな世相を反映してか、本作では「パパも子育てしましょう」キャンペーンが推奨されている気がします。■家事がこんなにも重労働とは…パパの子守大変あるある人々を守るために、体を張って戦ってきたMr.インクレディブルことボブたち一家ですが、戦いでビルなどを破壊してしまったことから、活動を禁止させられます。仕方がないと、すぐに気持ちを切り替えて職探しを始める妻ヘレン。このあたりは、現実を見すえたママらしいなと。そんななか、ヒーロー復活をかけた任務が入りますが、任されたのはボブではなくヘレンでした。そのことに心からがっかりしながらも、やせ我慢して弱みを見せようとしないボブの表情がたまりません。良き夫で良きパパであろうとするボブは、ヘレンに代わって、末っ子の赤ちゃんジャック・ジャックや子どもたちの面倒を見ることになりますが、いきなりやってみた家事の大変さに大わらわ。ヘレンがなんなくこなしていた家事業が、こんなにも手間のかかる重労働だったことを実感していきます。前作の終盤で特殊能力を覚醒したジャック・ジャック。本作では家族の前でも無邪気にそのスーパーパワーを放ち、まさに目が離せない状態に。子守でヒゲをそる時間もなく、睡眠不足でボブの目にはクマが。また、ティーンエイジャーの娘・ヴァイオレットとコミュニケーションを図ろうとするも、繊細な思春期の乙女心をまったく理解できないボブは反感を買ってしまう始末。ヒーローとしてはじつに頼もしいMr.インクレディブルにとって、子育てというミッションは、かなり手ごわいものだったようです。イクメン映画が登場した社会背景を考える本作を監督したのは、『Mr.インクレディブル』と『レミーのおいしいレストラン』でアカデミー賞長編アニメーション映画賞を受賞したブラッド・バード。本作には、実生活においてもボブと同じ家長であるブラッド・バード監督の実体験がエピソードとして入っているそうです。自分自身の子ども時代はもちろんのこと、家庭をもってから、妻とぶつかっては自分が非を認めたり、妻とともに子どもの成長を見てきたりした、子育ての体験談のほか、本作に関わっているスタッフ陣のエピソードも盛り込まれ、より生き生きとした家族のドラマに仕上がりました。本作は、ピクサー・スタジオの記念すべき20本目の映画でもありますが、すばらしいファミリー映画を作ってきたピクサー・スタジオには「家庭を大切にする」という社風が息づいています。常に時代を映し出す作品を作ってきたスタジオですから、女性の活躍が増え、共働きの家庭も多くなった昨今の家庭事情も反映された作品になった気がします。■イクメン奮闘をファミリー映画で描く意義折しも大ヒット中の『未来のミライ』の細田守監督も、ブラッド・バード監督と同じように、自身のイクメン奮闘体験を作品に織り込んでいます。2作に共通するのは、パパ目線で語られる子育ての苦労ですが、ともに理想論や美談を提示するのではなく、ごくありふれた家族の日常を描くことに徹しています。さらにこの2作が秀でている点は、赤ちゃんや子どもの描写のリアルさを追求することで、「親だった自分も昔は子どもだった」ということを、あらためて思い出させてくれる点です。それをファミリー映画、しかもメガヒット級の娯楽作で描いていること自体、とても意味があると感じています。いわば客層としての守備範囲が広い。だからこそ、子育て中の親は、親だけではなく、子ども目線にもなれて「昔はこういうことに悩んでいたな」とか「親はこんなふうに子どもを見ていたのか」と若き日の自分に思いをはせることもできる。誰もが映画を観れば、家族へのいつくしみを感じるとともに、親に対する感謝の思いもこみ上げてきます。折しも夏休みが始まり、家族で観られる娯楽映画もたくさん封切られてきました。『インクレディブル・ファミリー』は、いよいよ8月1日(水)の公開となるので、猛暑が続く夏、ぜひ家族を連れて映画館へ行ってみてはいかがですか?『インクレディブル・ファミリー』8月1日(水)公開パパもママも 3 人の子供も、それぞれ異なるスーパーパワーを持ったヒーロー家族のMr.インクレディブル一家。家事も育児も世界の危機も、驚異のスキルと家族の絆で乗り越える!日本版声優は三浦友和、黒木瞳、綾瀬はるか、山崎智史ら。
2018年08月01日こんにちは。ワーママライターの水野アキです。妊娠、子育て中に悩んだとき、どうしていますか?ネットで検索する、経験者、専門家に相談する、そしてもう1つ、育児本を読むという方法があります。本はいつでもそこにあって、同じ答えをくれます。ママのよりどころとなる育児本をお悩み別に、紹介します。1冊目 「しつけ」「育て方」に悩んでるママへ(子どもの対象年齢︰3歳~)紹介する育児本→「センスのいい子の育て方」この本の目次に並ぶのは、「言葉が豊な人 」「空気を読める人 」「日々を楽しめる人 」どれも子どもに身に着けて欲しいことばかりです。まさに「センスのいい子の育て方」がのっています。難しいことは書いてなく、子どもは親をよくみているんだなと思います。親自身が、少し気を付けることや、毎日の習慣にしたいと思えることが書いてあります。どれも敷居の高いものではなくて、今日からできることばかりです。息子が、赤ちゃんの様にイヤイヤ~で泣いているのと違い、周りの人にも意味が通じてしまい、恥ずかしかったり、男の子らしい乱暴な態度や行動をたしなめるのに悩んでいました。その時に、この「センスのいい子の育て方 」というタイトルに惹かれて購入しました。目次にも息子になって欲しいと思う人物像がたくさん書いてありました。「ハプニングに強い」に「こちらができることは、悲鳴を飲み込み、飛び出した目を押し戻し、平然とした顔で、子どもが平常心を保てるようにリードすること 」とありました。私は、ハッとしました。子どもの発言や言動に、オーバーにリアクションしていたからです。まず、私が落ち着く。これは実践しやすく、効果もてきめんでした。他にも「キャラクター商品とのおつきあい 」「T.P.Oに合わせられる 」など、子どもを育てて行く上で避けては通れないお悩みの解決策や譲歩する方法が書かれています。また挿絵が絵本のようにかわいいので、癒されますよ。2冊目 「完璧」なママになりたい疲れてるママへ(子どもの対象年齢︰妊娠中〜10歳代)紹介する育児本→「フランス人は子どもにふりまわされない」この本には妊娠中のちょっとしたアドバイスから、寝ない赤ちゃんへの対応、イヤイヤ期の子どもとの接し方、女性としてどうあるべきか が書かれています。フランス人らしく自由で優雅な発想でアドバイスが書かれていて、でも無理なことではなくちょっとマネしたくなる内容です。「100の方法」として、100の内容が、知り合いのお姉さんが話しているかのような語り口で読みやすいです。私は2人出産後にこの本に出会いました。2歳差の子どもたちとの生活は想像以上にバタバタしてしまっていて、上の子に「待って!待って!」とたくさん我慢させてしまっていることに申し訳なく思っていました。この本に「待つ練習の機会をたくさん与える 」とあり、忍耐力を付ける事が親も子どももハッピーに生活できると書いてあってありました。「忍耐力は、生まれつき持っているか持っていないかの特性とは思っていない。これらは学習できると信じている」とありました。私の「待って!」に癇癪を起す上の子に「どうして?わからないの?」と思っていました。でも元々、「待てる」ことができることがいないこと、「待たせる」ことは、忍耐力を鍛えることで悪いことでないことを知ってとても肩の力が抜けました。今でも、「うまくいかないな」と思うことがあったら、この本を開いています。3冊目 パパとの関係に悩んでるママへ(子どもの対象年齢︰新生児〜思春期頃)紹介する育児本→「忙しいパパのための子育てパッピーアドバイス」この本は、出産後から子どもが大きくなるまでの、夫と妻、父と子の関わりについて書かれています。筆者は精神科医でスクールカウンセラー 、自身も2児の父親である明橋氏。医師が書いているからといって難しいことはなく、同じ場面を夫の立場、妻の立場、を4コマ漫画で描かれたり、Q&Aで書かれていたり、忙しいパパでもサラッと読みやすく書かれています。私は、1人目を出産した後は、初めての子育てにもう余裕がなくなっていました。平日は夫も帰りが遅く、ほとんどすれ違いでした。赤ちゃん時は、昼夜の区別も付かず、寝不足でした。また、冬でインフルエンザが流行っていて、外出も自由にできなく家にこもりきりの時期でした。そんなある日に、夫が、休日に、「1人で買い物しておいで」と送り出してくれました。その頃の私は、休日は家族で過ごす!と思っていたので、1人で買い物に出かけることもありませんでした。半ば強引に夫に、追い出されて驚きましたが、身軽に動けることに感動し、本当にリフレッシュになりました。帰って、夫からこの本を読んでいたことを教えてもらいました。この本には妻の言いたいことが詰まっていました 。そしてそれと同じくらい夫側の気持ちも書いてありました。子育て中の妻や、生まれたばかりの子どもと接し方がわからないことや、本当はもっと関わりたいと思っていることが書いてありました。忙しそうな夫に気を遣いすぎてしまっていることを知りました。もっと甘えてもいいんだな、そのお願いの仕方も知ることができました。思春期頃の子どもとの接し方も載っているので、これからも末永くお世話になれそうです。パパはもちろんママにもぜひ読んで欲しい本です。----------読み物としても、オススメの3冊です。すべてを受け入れなくてはいけないわけではありません。参考になる章だけを取り入れる、全部を読まなくてもその都度、悩みに合う部分だけを読んで、納得する、救われるのが育児書だと思います。また、同じ本でも、子どもの成長で違った解釈ができるのも面白いです。一緒に子どもの成長を楽しめる1冊をみつけてくださいね。●ライター/水野アキ
2018年07月21日皆さんこんにちは。元添乗員ママライターのゆかりんごです。初めての子育て、先の見えない育児 。育児を楽しむというより、大変なことのほうが多いと感じたことはありませんか。特に一人目の育児は初めてのことだらけで、慎重になりすぎたり、気を遣いすぎたりして疲れてしまいませんか。筆者の息子も、新生児の頃からまとまって寝ない、立って抱っこしないと昼寝もしない赤ちゃんでした。今、まさに同じように悩んでいるママもいるのではないでしょうか。そこで今回は、筆者や先輩ママたちが感じた“少しラクになったかも” と思えた時期についてご紹介します。 手がかからないようになるのは3~4歳頃今までママパパがお世話していた日常生活の多くが、一人でできるようになります。例えば、しっかり一人で歩く(抱っこの回数が減る)、食事、着替え、トイレ(オムツが外れる)です。手先が器用になってきて自分で上手にできるようになってくると、赤ちゃんのお世話のような大変さはなくなります。3~4歳はイヤイヤ期とされる第1次反抗期のピークを過ぎた頃になります。なんでも嫌と言っていた子どもが、少しずつ何が嫌なのか、何を自分でしたいのか主張してくるようになります。**********“上手に話ができるようになった4歳頃、子どもと意思疎通できる ようになって少しラクになった。子どもも親もお互いが意思疎通できるようになることで、ストレスが減ったように思う”(6歳女の子ママ)**********このように、片言だったお喋りが、文章になって自己主張できるようになると、ママだけでなく、子ども自身も落ち着いてくる ようです。他に、良いこと悪いことが少しずつ分かるようになってきます。危険なことが分かるようになると、全く目が離せなかった赤ちゃん期とは異なり、少しラクになります。 小学生になると一気に手がかからなくなる今までママパパの管理下にあった子どもが、小学校へ通うようになると子どもたちだけで遊ぶようになります。幼児期であれば、ママパパがいつ誰と遊ぶか把握していますが、小学生になると勝手に学校で約束してくるようになります。一気に親元を離れた気分 になるでしょう。しかし、幼児期とは違った新たな問題や心配事は出てきます。学校の勉強、宿題、登下校の安全など、親の心配事は絶えません。**********“小学生になると、手はかからなくなるが、目はかけるように意識している”(小学4年男の子、小学2年女の子、年中男の子のママ)**********このように、親の目の届かないところにいるからこそ、常に子どもを見て変化を見逃さず、心配りをする必要は出てきます。 2人目以降の育児は余裕が出る場合も初めての子育ては全て手探りで心配事が尽きませんが、2人目以降は経験がある ため、心に少し余裕が出るようです。筆者も上の子の育児には悩みが多く、常日頃大変だと思っていました。しかし、下の子は経験がある分、赤ちゃん期の成長過程に予測がつき、上の子に比べて悩みは少なかったように思います。これが、3人目になると、さらにおおらかな気持ちで、ただただ可愛いと思いながら子育てできる、との声も聞かれます。**********“3人目のときは、上の2人が入園していたので、今のところ育児が大変だとは思ったことはない。泣くとかんしゃくを起こすので、その対処法を見つけるのが大変だったくらい”(小学生男の子と女の子、年中男の子のママ)**********初めての子育てであれば、かんしゃくを起こされるとどうすればよいか戸惑ってしまいます。しかし、経験があると、動揺するのではなく冷静に対処法を探すことができます。 きょうだいの年齢が近い場合は大変な時期が長引くきょうだいの年の差が1~2歳の場合、イヤイヤ期の頃に妊娠出産となり、上の子の対応などまさに戦場さながらになります。筆者の子ども達も2歳0か月差でしたので、赤ちゃん返りの対応など初めの数ヶ月は途方に暮れるほど大変でした。3歳になったらきっとラクになるはず、と毎日切実に願っていました。しかし、一旦落ち着きをみせた上の子の赤ちゃん返りが、下の子の自我が芽生えると同時に再発 しました。ちょうど3歳と1歳の頃です。常に上の子の対応に振り回され、下の子が大変だと思う余裕もなく、下の子のイヤイヤ期もただ可愛く思えたくらいです。年齢の近い3人きょうだいを子育て中のママからも、悲痛な声が聞かれました。**********“長男と次男が年子で、長男が入園するまでが大変すぎて、一人トイレにこもって涙することもあった。一番下の娘を妊娠したときは、長男3歳半過ぎ、次男2歳前で、切迫早産で安静指示が出されてしまった。娘が生まれてからは、上の二人は幼稚園に行っていたので、その間だけが唯一ゆったり育児ができた。園から帰ってきてから寝させるまでが大変すぎて、夫に時々早く帰ってきてもらうようになった”(小学3年男の子、小学2年男の子、年中女の子のママ)**********年齢が近いと、きょうだい喧嘩も激しく、ママの取り合いにもなります。筆者も毎日喧嘩の仲裁でくたびれ果てています。しかし、きょうだいの年齢が近いことは大変なことばかりではなく、メリットもあります 。下の子が遊べるようになると、きょうだいで同等に遊ぶこともできるので、その間だけは少しラクになります。赤ちゃん期の手のかかる大変さは3~4歳頃には落ち着きます。しかし、小学生以上になっても、新たな悩みは増えて、さらに中間反抗期、反抗期とやってきます。きっとその都度子育てに悩んだり大変だと思ったりすることでしょう。育児はどのタイミングであれ大変です。手がかからなくなっても、常に目をかけ、気をかけ、子どもを信頼してどのタイミングも乗り越えていきましょう。●ライター/ゆかりんご●モデル/KUMI
2018年07月20日家事や育児で、タブレットにルンバ……子育てにもハイテクアイテムは大活躍中です。数あるハイテクアイテムの中でも、私が「買ってよかった!」と思うのが“AppleWatch3”。元々時計を付けるタイプではなかったので、子育てがなければ絶対に手に入れてない代物。でもとにかく買って良かった〜。なんならもっと早く欲しかった…、今回は、AppleWatchで激変した、我が家の育児体験をお伝えします。AppleWatchって、なに?その名もAppleの時計。iPhoneと同期して使うことの出来るスマートウォッチです。現在発売されているのはAppleWatch3で、セルラータイプとGPSタイプがあり、セルラータイプは通信会社と契約すればiPhoneを持ち歩かなくてもAppleWatchだけで通信できるというもの。ランニングなどスポーツで荷物を持ちたくない人向けです。一方、GPSタイプは携帯を一緒に持ち歩くことが前提となります。私は、娘の写真を良く撮るのでGPSタイプにしました。Apple payで外出時のストレスが激減!実はこの機能の為にAppleWatch3を手に入れたといっても過言ではありません。これまでお出かけのとき起こる、改札での出来事はかなりのストレスでした。とにかく「ピッ」とやりたい盛りの娘は、改札でSuicaを貸さないと大暴れ(笑)。Suicaを渡した後もゆっくりとカバンにしまう余裕も無く、ポケットやベビーカーの物入れにポンといれたまま、何かの拍子に無くなること数回…。その度に焦り落胆し、面倒な手続きに追われ泣きそうになる母でした。しかも落としてしまうのが怖くて小額入金しか出来ず、何度もチャージをしなくてはならないので、便利なはずの電子マネーもなんだか本末転倒な状況に。AppleWatch3を手に入れてからは、なんともスムーズ!子どもが気付かない間に「ピッ」。子どもが暴れる間もなく改札を「スルリ」。取り出すというワンアクションが無いだけとっても楽チンなのです。さらにチャージもAppleWatch3内ですぐに出来てしまうので、残額不足の心配もないし、なんなら財布を忘れてしまっても大丈夫! Suicaやクイックペイなど、電子マネーを使えるところなら財布を出さずにお会計も出来て荷物が多いママにはぴったり。コンビニや自動販売機だけでなく、スーパーや娯楽施設など意外と使えるところも増えてきて重宝しています。電話もLINEも、腕の中で完結AppleWatch3のセルラータイプは、iPhoneを持っていなくても電話が出来ます。そしてGPSタイプもiPhoneを9m以内に持っていれば大丈夫。子どもと手を繋いでいても、ベビーカーを押していてもさっと電話に出られるのはとっても便利。LINEもアプリを入れれば見ることも出来るし、定型文などで返信することも出来ます。いちいち携帯を出すのも面倒だし、何より、iPhoneを取り出すと、子どもに「携帯を見せろ〜」を騒がれることもないので、これもとっても便利!さらにiPhoneのマップで行き先を入力(音声や近くの公園などAppleWatch内で簡潔することも出来ますがやっぱりiPhoneで入力してからの方が簡単かも)すればあとはカバンにしまって、表示される経路を見ながら進むだけ。抱っこやベビーカーを押しながら片手でスマホを持ちながら進むのは危険だし、大変なのでこれまた便利な機能です。子育てには絶対必須な防水機能付き何とAppleWatchは、水深50mまでOK!付けたまま水泳まで出来ちゃいます。公園などで水遊びをしたり、手を洗ったりするときにいちいち外さなくていいのはとっても助かります。時計を気にすることなく思いっきり子どもと遊べるのはまさに子育てにぴったりです。他にも嬉しい、こんな機能が♪カスタマイズできる、ファッション性も抜群♡文字盤のバリエーションが多く、ミッキーやトイストーリーなどのキャラクターや写真なども選べるし、文字盤の色や針の色、表示するアプリも自由にカスタマイズ可能。バンドも色々な種類が出ているので、ファッションや好みに合わせて付け替えることができます。選ぶものによってスポーティーにもエレガントにもなるので持つ人を選びません。自分らしい時計にカスタマイズでき、どんなシチュエーションにも対応できるのも魅力のひとつです。モチベーションアップのヘルス機能iPhoneのヘルスケアアプリと連動して、歩数やバイタルも記録する機能がついています。一日の終わりに「今日はこんなに歩いたのか〜」と自分を褒めてあげるのがたまらない!1万歩越えると「今日はがんばって遊んだな〜」と、モチベーションにも繋がります。さらに、マインドフルネス機能もおすすめ。日々の生活の中でちょっと落ち着く時間を半強制的に作ってくれるのは、家事に仕事に子育てにと忙しいママパパたちに落ち着く時間を与えてくれます。付けているだけで健康にも気をつかえるなんて、体力勝負の子育てにはもってこい!ほんのちょっとのストレスを回避するだけで、子育てはもっと自由になる!子育てをはじめてまだ2年ですがとにかく思い通りにならないことが多いし、一人の時には簡単に出来たことも難しくなったりするな〜と感じる毎日。その色々なストレスが積もり、余裕が無くなってしまうこともあります。でも、逆にちょっとしたことが改善されるだけでも心にゆとりができることも分かりました。ハイテクアイテムはそんなちょっとしたゆとりをくれる強い味方です!改札やお買い物をちょっと楽にしたいとき、忙しい毎日で自分を褒めてあげたいとき、是非AppleWatch3を試してみてください。今ではAppleWatch3は私の強い味方です!
2018年07月03日「ワンオペ育児」や「孤育て」という言葉が話題になるほど、子育てはママひとりのことになりがち。でも、ご家庭によってはパパが育児に協力してくれることも多いもの。そこで、ママがパパに感謝していることやパパにお願いしたい育児について調べてみました。感謝していること1位は遊び相手ママのパパに対するホンネを探っていたところ、株式会社赤ちゃん本舗が、2018年5月25日~5月29日までの期間に、子育て中の10~50代の女性1318名に実施した「子育てをがんばっているパパ」に関するアンケート調査結果を発見。同アンケートでは、「パパの子育てで一番感謝していることは何ですか?」と質問しており、回答結果は以下の通りに。1位:お子様の遊び相手(65.3%)2位:お子様のお風呂(64.9%)3位:おでかけ(59.7%)4位:おむつ替え(58.8%)5位:お食事(ミルクや離乳食)(36.3%)6位:寝かしつけ(31.8%)7位:しつけ(25.3%)8位:その他(3.0%)無回答:5.8%1位になったのは「お子様の遊び相手」。ママの料理や掃除、洗濯などに、ちょっと子どもの遊び相手をしてくれているだけでも、ママとしては助かりますよね。2位の「お子様のお風呂」や3位の「おでかけ」も1位同様に、パパが見てくれているうちに、ママは家事をすることができるから、有り難いもの。結果を見ると、パパの育児としては比較的メジャーどころがランクインしている印象を受けます。では、ママがさらにお願い育児は…?さらにお願いしたい育児1位は「寝かしつけ」同アンケートの「また、さらにお願いしたいことは何ですか?」という質問結果をランキング化すると…。1位:寝かしつけ(44.0%)2位:しつけ(38.4%)3位:お食事(ミルクや離乳食)(35.7%)4位:お子様の遊び相手(33.8%)5位:おむつ替え(27.1%)6位:おでかけ(23.7%)7位:お子様のお風呂(23.1%)8位:その他(4.4%)無回答:22.0%半数近くのママが回答し、1位となったのは「寝かしつけ」。パパが寝かしつけをしてくれるようになると、家事をできる時間が増えるだけでなく、子どもの「寝るときはママじゃないとダメ!」ということも防げますよね。パパと一緒に寝てくれるようになれば、急きょ家を留守にしないといけないときでも安心。2位は「しつけ」。たとえば基本ともいえる「おはようございます」や「いただきます」などに関しても、ママはしっかり声に出してやっていても、パパがしてくれないと、子どもは「?」状態に。しつけに関しては、夫婦そろって共通認識を持って育児をしたいところです。ランキング上位を見ると、子どもとの信頼関係を築きやすそうな項目が目立っています。日ごろ、仕事で子どもと接する時間が少ないパパだから、育児を通じてより子どもとの絆を深めてほしいと願っているのがママのホンネなのかもしれません。(文・山手チカコ/考務店)
2018年06月19日育児の悩みはつきないもの。育児といえばママの悩みが取りざたされることが多いのですが、パパだって悩んでいます。大きな悩みが育児と仕事の両立。残業が多く帰宅が遅いため育児に時間を割けない……というのはもちろん、残業が少ないパパにも悩みはあるようです。今回はそんな「パパの育児に関する悩み」に焦点を当ててみました。 1. パパの育児は何時間?ママの希望とのズレ株式会社ドゥ・ハウスの調査によると、パパの平日の育児時間は以下のとおりでした。1時間未満(36.8%)全く関わらない・関われない(34.8%)1~2時間程度(19.5%)もっとも多いのは「1時間未満」、次いで「全く関わらない・関われない」とあまり育児に時間を割けないパパ。仕事で残業して帰宅したら子どもはすでに寝ている……というパパも少なくないのかもしれません。子どもと関わる時間の多いママにとっては、仕方ないと思いつつも「もう少し子どもの相手をしてほしい」と思ってしまいますよね。ママは何時に帰ってきてほしいと思ってる?実際に周りのママに「パパに何時に帰ってきて欲しいか」聞いてみると、以下の結果となりました。()内は第一子の学年です。20時までには帰ってほしい(小3)定時+1時間まで(年少)19時まで(3歳)定時(1歳)だいたい定時~20時までには帰ってほしいと考えているようです。また、子どもの年齢が低いほど、帰宅時間も早くなっています。ただ、周りのパパに聞いてみたところ「周りが残業していたら帰れない」「残業しないと休日出勤になる」「定時に帰ったら収入が減る」などの意見がありました。やはり多くのママが望む定時~20時に帰ることは難しいようです。育児を手伝ってほしいから早く帰ってほしいママの気持ちと、仕事に専念したいから早く帰れないパパの気持ち。そういった考えのミスマッチが、夫婦間のトラブルに発展するのかもしれません。 2. 残業の量で異なるパパの悩み同株式会社ドゥ・ハウス調査で「現在の家事・育児の悩み」について聞いたところ、全体で多かったのは「子どもとの時間がもてないこと(16.7%)」、「子どものパパ同士で何を話していいかわからない(11.4%)」でした。また、残業が少ない・多いパパで悩みの内容も異なるようです。残業が少ないパパの育児の悩み残業20時頃までのパパの悩みは、「家事・育児で自分の時間がもてないこと(16.5%)」、「子育ての考えかたについて配偶者とズレがある、意見が合わない(16.5%)」が多くなりました。他のパパよりも時間が取れるからこそ、育児のことでママと揉めたりしてしまうんですね。また、「子どもとの時間がもてないこと」に悩むパパが多いのに対して、仕事が終わったら育児が待っている……という、「自分の時間がもてない」現状に、疲れやストレスがたまってしまうようです。その結果、最近話題の仕事が終わっても家に帰らない「フラリーマン」の問題にもつながっているのかもしれません。「自分の時間がないこと」に悩むのはママだけではなく、イクメンパパもだということですね。残業が多いパパの育児の悩み一方で「残業20時以降までのパパ」の悩みは、「子どもとの時間がもてないこと」が約3割を占めています。育児に関する悩みではなく、そもそも「育児に参加できないこと」が悩みというのは、なんとも悲しいことですよね。さらに、「子どもが『ママのほうがいい』ということ」が他のパパよりも高い結果に。育児に参加できず、子どもにもなかなか懐かれないという、負のスパイラルに陥っているのだと考えられます。このままずっと子どもと関われないと、長期的に見て「子どものことがわからない」となってしまうおそれがあります。 3. パパは家事育児を楽しんでる?さらに同調査で「家事・育児を楽しんでいるか」と尋ねたところ、小学校低学年の子どもがいる層では「楽しんでいる」と「まあ楽しんでいる」の合計は、家事が58.9%で育児は82.9%となったそうです。仕事の終業時間で見てみると以下のとおりに。家事を楽しんでいる(全体:58.9%)時短~概ね定時あがり:66.9%残業20時ごろまで:55.3%残業20時以降まで:47.4%育児を楽しんでいる(全体:82.9%)時短~概ね定時あがり:86.1%残業20時ごろまで:82.4%残業20時以降まで:77.2%家事や育児に関わる時間が多いパパほど、「楽しい」と答えている人が多いことがわかりますね。仕事後の家事や育児は大変ではあるものの、その分だけ気づきや発見、触れていないと見えてこない楽しさがあるのかもしれません。それに、パパが早く帰ってきてくれることでママの負担が減って夫婦仲が良くなり、子どもがパパに懐くことで家族仲も良くなっているのではないでしょうか。仕事や職場の人間関係の兼ね合いで、なかなか早く帰ることが難しいかもしれませんが、たまには家族を優先した行動ができると良いですね。 やはりどうしても就業時間が長くなってしまうパパですが、ママと子どもはパパの帰りを楽しみに待っています。なるべく早く帰れる日を作るようにして、ママの助けになってあげてくださいね。長期的に子どもとの関係を良くするためにも、パパの存在は不可欠です。しかし、早く帰れるにも関わらずフラフラ寄り道をしてしまう「フラリーマン」もいるのが現状。ママはなるべくパパが帰ってきやすい家庭づくりを意識するようにしてください。パパとママ両方に息抜きの時間も必要です。家事・育児・仕事・休憩のバランスをうまくとってくださいね。参考:小学校低学年以下の子どもがいるパパが休日育児に関わる時間は「3~4時間」が主
2018年03月26日母乳のみの育児、現実には難しい!みなさん、こんにちは。ロシアンハーフ子育てに奮闘中の室伏真由子です。年末年始のお休みは、家族や親戚など大勢で過ごすことが多くて、にぎやかで良いですよね。息子の成長を楽しみにしてくれている人たちには、いつも感謝の気持ちでいっぱいです。息子のニコライも、今年はついに3才になります。大掃除をしていて出てきた赤ちゃんの頃の写真を見ると、本当にあっという間だったなあ〜としみじみしてしまいました。ふと、我が家の母乳事情を思い返すと、世間で言われる「母乳崇拝」とはかなり疎遠な、粉ミルクとの混合育児をしていました。近頃は、共働きのご家庭も増え、なかなか母乳だけで育てるのも難しくなっているのではないでしょうか。授乳について悩む方々に向けて、我が家で実践していた授乳方法について今回ご紹介いたします。ママの早期職場復帰を視野に入れて、混合育児を開始!出産後の入院中、病院で赤ちゃんのお世話を習っている間に、助産師さんやケアスタッフの方に、育休は取らずに、産休明けに復帰することを相談していました。そこで「赤ちゃんに母乳ばかりあげていると、生後3か月頃には哺乳瓶を受け付けなくなるよ」と教えてもらいました。産後の母乳の出が悪かったわけでは無いのですが、日中は、在宅勤務のパパに赤ちゃんのお世話を任せて、すぐ職場に復帰する予定でした。パパが哺乳瓶でミルクをあげるのに苦労しては大変だと思い、生後すぐからすぐ母乳とミルクの混合育児がスタートしました。入院中は、「若いっていいわね~」とベテラン看護師さんに言われるほど母乳の出がよかったものの、息子の食欲はそれを上回るほどでした。結局、私の母乳の生成がまったく追い付かず、病院ではお腹が空いたのか、息子はとてもよく泣いていました。今思えば、病室が個室だったので、本当に良かったと思います……(笑)おっぱいを吸い尽くされて、ヘロヘロな母をよそに、「お腹がペコペコだ!」と言わんばかりに泣く息子。そんな状況を見かねて、看護婦さんが糖水をもってくると、息子はそれを一気に飲み干していました。退院後は、母乳もさらによく出るようになりましたが、息子の食欲もさらに増加したうえ、母乳だと体内への吸収が良いのか、授乳しても1時間おきに泣いていました。こんな状態では、母乳だけでは賄えなかったので、粉ミルクも積極的に併用するようにしました。哺乳瓶が家族の育児参加を促す!哺乳瓶で授乳するときは、主人が積極的に手伝ってくれたので、その間は本当に身体を休めることができました。世のお父さんの中には、子どもが生まれても「パパになったんだ」という実感がなかなか湧かないなんて人もいると思います。私の主人もはじめはそんな感じでしたが、哺乳瓶での授乳やおむつ替えなどを通して、段々と実感が湧いてきたようでした。子どもが生まれて2年半経った今では、主人のほうが躾のメリハリがあって子どもの扱いもうまいかもしれません(笑)。私の周りにいた友人や親戚は、子育てするときは粉ミルク混合の人が多かったので、幸いなことに「母乳をあげなきゃ」という焦燥感やプレッシャーもなかったです。今思い返してみても、母乳での授乳と夜泣きが、自分にとって一番辛かったです。そこで粉ミルクを併用したことによって、手のかかる乳児期を主人と二人で乗り切れたことは本当に良かったことだと思います。フリーザーパックで外出先でも母乳を確保!そんな経緯もあり、産後2カ月で職場復帰をしましたが、そのころまでには主人の調乳や授乳もすっかり板についており、日中は哺乳瓶の授乳になってしまっても、息子が嫌がることは全くありませんでした。ただ、復帰後も3〜4カ月間は母乳の生成が続いたので、仕事で授乳できない時間が長くなるとおっぱいがパンパンになって痛みが出てきてしまうことが…。休憩時間や仕事の合間をぬって搾乳していました。職場で搾乳したものは、捨てるのはもったいないのでピジョンの専用フリーザーパックに入れて冷凍してから家に持ち帰っていました。凍らせた母乳は、温めて解凍し、子どもに飲ませることもできます。しかし衛生面の心配もあったので、搾乳したものはその日の夜にすぐ飲ませるようにしていました。結果的に、朝方は母乳→日中から夕方は粉ミルク→夜は解凍した母乳と母の授乳で1日を回すサイクルに落ち着きました。バランスよく哺乳瓶を使って、授乳期を笑顔で過ごそう今後ますますワーキングマザーが増えていくにつれて、保育園などで粉ミルクを併用していくケースが多くなっていくと思います。母乳育児ができるのはもちろん良いのですが、母乳育児にこだわってママが疲れたりストレスが溜まってしまったりすることは良くないと思います。バランスよく哺乳瓶を取り入れられると、ママの負担もベビーの苦労も減ると思います。混合育児を検討しているパパママの参考になれば嬉しいです。
2018年01月27日2018年を迎えました。子育て家庭において、今年も家事や育児は必須ですが、みなさんはどちらに時間をかけたいですか? ママたちが家事と育児どちらに重きを置いているのか調べてみると、子育て世帯が大切にしているものが見えてきました。■統計からわかった「家事時間」の減少と「育児時間」の増加昨年9月に総務省が発表した調査によると、6歳未満の子どもを持つ妻が家事にかける時間は1日平均4時間8分から3時間7分と、この20年の間に1時間1分減っています。一方、育児にかける時間は2時間43分から3時間45分と、1時間2分増えていることがわかりました。統計を取り始めた1996年以降、初めて育児が家事にかける時間を上回ったのです。共働き世帯が増加していることを考慮し、共働き世帯だけについても調べたところ、やはり家事が3時間35分から3時間16分と19分減少、育児が19分から56分へと増加していました。統計を見ると、子育て家庭においてこの20年の間、子育て家庭において家事時間が減っているのに対して、育児時間が増加していることがわかりました。■なぜ家事にかける時間が短くなっているのか?まず、この20年間の間に家電が大いに発達したということは周知の事実ですが、家事時間の減少に一役買っていると考えられます。例えば食器洗い機の普及率が上がったことや、調理家電の機能が向上したことにより、調理時間の短縮が可能に。ロボット型のクリーナーが発売されたことなどから、掃除の時間を短くできた人もいることでしょう。また洗濯機も機能が増え、乾燥機能を使って干す手間を省いている家庭もあると思います。また、夫の育児時間が増えていることもあり、家事をわずかながらでも委託できるようになったという背景もあるでしょう。次に育児にかける時間が増えている要因として、子育て世代の思いがあるのではないかと考え、ママたちに話を聞いてみました。■育児時間の増加は「育児は今しかできない」という思いが背景に公務員として働く30代の女性(3歳の男の子ママ)は、「平日は保育園に行かせているから、家にいる時間はできるだけ一緒に過ごそうと思っています」といいます。長男が1歳のときに仕事復帰して以降、時短勤務を続けていますが、繁忙期には残業することもあるとのこと。どうしても困ったときは近くに住む祖父母の力を借りますが、基本的には自力でやりたいと考えています。「育児できるのは今だけだから、そこに時間を使いたいです。家事はいざとなったら外注もできるし、料理に凝りすぎたり、ほこり一つないほど掃除したりするくらいなら、子どもと遊ぶ時間を作りたい」。また、会社員として働く40代の女性(0歳の女の子のママ)も、「できるだけ家事にかける時間は減らして、特に休日は子どもと遊び、触れ合う時間を大切にしています。夫が家事を手伝ってくれるので、育児に時間をかけられているのかもしれません」と話していました。一方でこのような意見もあります。専業主婦の30代の女性(4歳の男の子と2歳の女の子ママ)は、「本当は子どもの遊び相手をするなど育児にもっと時間をかけたい」といいます。核家族で周りに頼れる親せきなどはおらず、長男が生まれてからずっと平日はほぼ一人で家事と育児を担ってきました。「でも、現実は家事に追われて時間がないんです。『遊んで』と言ってくれる今の時期にたくさん楽しい思い出を作りたいところなのに、毎日しなければいけないことに追われている現実があります」。また、夫の仕事で海外に暮らす専業主婦の30代の女性(4歳と1歳の女の子ママ)も、「できるだけたくさん子どもと触れ合って、成長を逃さずに見たいです。家事にはこだわりがないので、自分じゃなくてもできるのかなと思う部分もあります。しかし、実際は家事をしなければならず、子どもと触れ合える時間が少ない現実があります」と話しています。家事と育児に加えて、仕事も担うことが増えた子育て中の女性たち、その生活は年々変化していると言えます。核家族で周りに頼れる人がいない世帯も多く、ママたちにタスクが集約されている場合も多いですよね。2017年は育児も家事も一人で担う「ワンオペ育児」という言葉が広まり、社会の関心も高まったと言えるでしょう。近年の育児時間の増加は、忙しい毎日の中でママたちが出した「子どもとの時間を大切に」という結論だと考えられるかもしれません。筆者も2人の幼児を育てながら、仕事と家事と育児のバランスに悩む一人の母です。頼れる親族も周りにいないため、試行錯誤しながら毎日の生活を何とか回しています。それぞれの立場で、家事とのバランスを取りながら、どうやって子どもたちとの時間を確保すればいいのか、私たち母親の試行錯誤は続きそうです。【参考リンク】・平成28年社会生活基本調査 ・パナソニックリリース 食器洗い乾燥機生産累計1,000万台を達成
2018年01月04日こんにちは。子育て支援を専門にする臨床心理士の今井千鶴子です。育児に積極的に参加している、あるいは参加したいと思っているパパはたくさんいます。それでも、“パパがどんなことに育児のストレスを感じているか”については、あまり知られていないのではないでしょうか。そこで今回は、パパに特徴的な育児ストレスやパパの育児ストレスに対してママができることについて考えていきます。●(1)育児疎外感によるストレス清水(2006)の調査では、パパの育児ストレスで最も多くみられたのは、“子どもの自己本位な特性”に対する怒りや不満、疲れであることが報告されています。ここでいう子どもの自己本位な特性とは、「言うことを聞かない」「わがまますぎる」「泣く」「騒ぐ」などです。これはママにも共通する育児ストレスといえるのではないでしょうか。ただ、この“子どもの自己本位な特性”の中には、パパに特徴的な内容も含まれています。それは、「かわいがっているのに“お母さんのほうが好き”といわれたとき」「“パパ嫌い”といわれたとき」というものです。お子さんからのこうした発言によって「自分は子どもに愛されていない 」といった育児疎外感を抱いているパパは多いといわれます。そして、この育児疎外感によって「ママの方が子どもは喜ぶから、ママに育児をまかせよう」「子どもはママがいいといっているし、(自分は)早く家に帰らなくてもいいや」といった風に考えてしまうパパもいるのではないかと思います。そうなると、パパとお子さんの関わりはますます減り、ママの育児の負担だけが重くなるという結末につながりやすくなります。また、パパの育児への関わりが減ることは、ママの育児負担が増えるだけでなく、お子さんの成長にとっても気になる面があります。なぜなら、子育てに積極的なパパのもとで育った子どもは、“知能や社会性が豊かになる ”といった指摘があるためです。お子さんに「ママの方がいい」「ママの方が好き」といわれて悪い気がするママはいないと思いますが、もし夫婦で仲良く力を合わせて子育てをしていきたいと考えているのなら、お子さんがパパの前で「ママの方が好き」と言ったときには注意しましょう。ママがすぐにできることの1つは、パパに子どもの“発達プロセス”を理解してもらう ことです。たとえば、パパには「“ママが好き”というのはスクスク成長している証だって本に書いてあるよ」「うちだけじゃなくて、どの子もそういってるみたいだよ」など、子どもが最も身近にいるママに強い“愛着”を示すことが一般的な成長プロセスであることを伝えてみるのもおすすめです。また、成長するにつれ、お子さんがパパや家族、友人へと少しずつ世界を広げていくことなど、“この状況がずっと続くわけではない”ことを伝えるのも効果的だと思います。ここで肝心なことは、“ママがいい”という理由が必ずしも“パパが嫌い”だという理由 によるものだけではないということをしっかりと伝えていくことだと思います。また、子どもはママの影響を強く受けますので、パパがいないときにもパパのことを話題にしたり、「ママはパパが好きだよ」と子どもに伝えたりすることもおすすめです。もしかしたら「あなたが面倒みないから、そう言われるんじゃないの!」とパパを強く非難したいママもいるかもしれませんが、強い非難はパパを子育て(家庭)から遠ざけることにもつながりかねませんので注意が必要です。●(2)家事スキルによる育児ストレスパパの育児ストレスの中には、家事が苦手なことによって生じているものもあります。たとえば、パパが子どもを預かる場面を考えてみても、“食事”や“片づけ”が求められます。子どもを預かることにも慣れていないのに、そのうえ家事ともなると……パパにとってはかなりきつい状況だと思います。そのため、家事が苦手なパパにお子さんを預ける際は、火を使わずに食べられる食事を用意しておいたり、最低限の片づけだけをお願いしたりすることからスタートすることをおすすめします。理想的なのは、週末にパパと簡単な料理を一緒に作ったり、簡単な片づけをお願いしたりすることからスタートし、パパの家事スキルを徐々にあげていく ことです。また、仕事で体がクタクタにもかかわらず、子どもを公園に連れていくなど“体を使った遊び”を求められることにストレスを感じているパパもいます。“からだを使った遊び=パパの役割”という意識がパパにもママにもあることから無理をしてしまい、慢性的に疲れが抜けないというパパの声も耳にします。何といっても体は資本ですので、パパの体の調子に合わせて、その日の遊びを選んでいくといった姿勢も大切です。……かくいう私も夫に外遊びをお願いしがちなので、気をつけたいと思います(笑)。----------いかがでしたか?今回はパパの育児ストレスについて考えてみました。このコラムが夫婦で仲良く子育てするためのヒントになれば嬉しいです!【参考文献】・『小児保健研究(65巻)』/P26〜34「父親の育児ストレスの実態に関する研究」清水嘉子(2006)●ライター/今井千鶴子(臨床心理士)●モデル/倉本麻貴
2017年08月29日はじめまして、じゃがいもころりんと申します。このたびウーマンエキサイトで執筆させていただくこととなりました40代主婦です。さっそく、私と家族を紹介させていただきます。21歳、19歳、17歳。続く4人目は…?ちょっと離れて小学生!こんな感じの我が家です。どうぞよろしくお願いします~!
2017年07月15日こんにちは。コソダテフルな毎日のちゅいママです。長男ちゅんたん(小3)・次男ゆいたん(年長)・三男ほーちゃん(年少)の3兄弟の母です。私たち夫婦は18の時に出会ってからというもののそんなに喧嘩をしたことがなく、結婚してからもしばらくはいたって平和に暮らしていました。が、子どもが生まれたらその関係が激変! 不満・不満・不満のオンパレード!長男が1歳ぐらいまでは口を開けば言い合いになってしまうような時期がありました。もっと育児に協力してほしいと何度も訴えましたが夫には響かず、むしろ「俺は精一杯やってる」と堂々としているぐらいでした。そんな小さな歪みが大きな溝になりつつあった時期。本気で夫のことを嫌いになりました。(今は良好な関係を保っているので夫を嫌いになりかけたということになるんでしょうが。)あれは長男のおむつはずしに挑戦中の頃。私ははじめてのトイレトレーニングでしたので手探り状態で、毎日自分なりに研究しては試行錯誤して、あの手この手で頑張っている最中でした。また、同時期にとある資格の勉強中で育児の合間を縫っては勉強に励んでいました。■夫のあるひと言で、ついに爆発!そんなある休日の午後。部屋で遊んでいる長男に、私がトイレにいこうと誘いの声をかけたんです。長男は「やだ」と言いましたが、私はせっかくトイレでおしっこができるようになってきたこのタイミングを逃したくなくて必死に説得していました。そして、その様子をすぐ横で見ていた夫がこう言ったんです。はぁ? 今、なんと??何を手伝うわけでもなく、ただ横でゴロゴロしていただけの夫に「かわいそう」と言われたことに、私は悔しさで震えました。よっぽどのことがなければ泣かない私も、このときばかりは堪えきれず隠れてこっそり泣きました。こんなはずじゃなかったのに…!!私が選んだ人生の伴侶はなんて性格が悪いんだ! とさえ思いました。トイレトレーニングにせよ資格の勉強にせよ、どちらも「そんなに頑張らなくても」「いいじゃん、資格取ったって何になるんだよ」となにかにつけ、引きずりおろそうとする後ろむきな言動が多かったんです。どうしてこの人は頑張ってる人を素直に応援できないんだろうか。私があなたにトイレトレーニングを手伝ってほしいと頼みましたか?私が資格の勉強に没頭して、家事や育児をおそろかにしましたか?子どもの面倒も、家のことも一生懸命やってるのに、どうして何ひとつ協力もしていないあなたに、何も知らないあなたに「かわいそう」だなんて言われないといけないんだ!!あまりにも悔しかった私はしばらく口をきかなかった後、夫にこう言い放ちました。あなたは一切子育てに口出しするな。と。何もやってないくせに文句を言うぐらいなら、金輪際育児に関わらないでくれと啖呵(たんか)を切りました。この子は私が育てるから、あなたはお金だけ稼いできてくれ! というぐらいにまで。がしかし、現実にはやはり私が一人で育てられるわけがありません。夫に頼らざるをえない場面だって出てくるんです。■そんな夫が「1泊2日の子守り」で…資格の試験日が2日連続だったため、私は試験会場の近くに宿泊することにし、長男は夫にお願いすることになりました。それまでろくに子育てしたことのなかった夫がいきなりまる2日間の子守り。でしたが…、長男は慎重派で無口な1才でしたので夫もこの子ひとりぐらい余裕だと思っていたんでしょう。私が出かける頃には余裕しゃくしゃくな様子でした。1日目の夜に電話したときには夫も「大丈夫大丈夫~~」と楽勝な感じで、私自身も拍子抜けしていました。ところが2日目の夕方、家に戻ってみると、ヨレヨレになった夫が泣きつくように出迎えてきました。あの強気な夫はいったいどこへ(笑)そして、一言、絞り出すようにこう呟きました。「仕事のほうがよっぽど楽」よっしゃぁぁーーー!!私はもちろん、心の中でガッツポーーーズ!!ですよ(笑)そうだ!思い知ったか! がははは!!と言いたいところでしたが、理性を保って堪えました。ゼェハァ。どうやら1日目は長男もめったに接しないパパに猫をかぶっていたようですが、2日目からは化けの皮をはいだようで見事に夫を疲れさせたようです。美容院に行く間だけとか、1日だけではおりこうちゃんにできていたのですが、パパと2人きりの夜を共にしてようやく本領を発揮したらしい。この日が、夫がようやく長男の、いや、子育ての現実を知った日でした(デビュー)。それまで言葉の端々に「子育てのどこが大変なの?」「専業主婦って暇でしょ?」とどこか家事と育児を下に見ていた夫が、この日以来、ぐっと子育ての大変さに共感を示してくれるようになりました。共感しようにも子育ての大変さを、我が子の本性を知らないから分からなかっただけ、だったんですね。一度は本気で嫌いになりかけた夫でしたが、こうして少しずつ少しずつお互いの苦労を分かりあい、譲りあい、徐々に徐々に成長してきたと思います。そのきっかけとして、1泊2日で夫に子どもを預けたことが、私たち夫婦の関係にとってもいいカンフル剤となりました。
2017年06月29日「怒鳴らない子育て教室」をご存じでしょうか。アメリカのコモンセンスペアレンティングトレーニングを日本向けにアレンジしたもので、各地の自治体で開催されています。子どもとの接し方やしつけについて学べるだけでなく、育児で悩むママたちの心を楽にしてくれることも。実際にはどのようなことが行われているのでしょうか。■言い方を工夫するだけで子どもが理解してくれる怒鳴らない子育て教室に通ったことがあるHさん(5歳児のママ)は、なかなかいうことを聞いてくれない娘にイライラしてしまい、つい大声で怒鳴ることが多かったそうです。「怒鳴った直後は娘も反省するのですが、またすぐに同じことの繰り返しで改善されませんでした。何度いってもわかってくれないから、私も感情的になってしまって、毎日大声で怒鳴ってばかり。そのうち、娘が私のことを怖がるようになってしまい、どうしていいかわからなくなってしまいました」そんな悩みをママ友に打ち明けたところ、自治体主催の講座を教えてもらい、通うことを決意。そこでは、具体的なやりとりをロールプレイングしながら、子どもとの接し方を教えてもらえたといいます。Hさんによれば、子どもに伝えるときには次の4つのことが大事だと教わったそうです。●子どもと話す環境を整えよう「子どもを叱るときには、何かをしながらではなく、きちんと目を見て話すことが大事。私はこれまで洗濯や掃除をしながら怒鳴っていたので、効果がなかったのかもしれません」●行動を具体的に伝えよう「娘は食事中によそ見をしてしまうので、いつもみそ汁をこぼすんですよ。そんなときは、具体的に話すことが大事だと教わりました。みそ汁をこぼしたのは、お椀をちゃんと見ていなくてつかめなかったから。どうしてつかめなかったのかといえば、食事中によそ見をしていたから。だからよそ見をするとおみそ汁をこぼしちゃうので、気をつけようね、といった感じで話していきます。私は今まで『よそ見をしないで!』というだけだったのですが、きちんと説明してからは理解できたのか、みそ汁をこぼさなくなりました」●肯定的な言い方をしよう「子どもを叱るときには、『〇〇しないで!』というのではなく、『〇〇しようね』というといいそうです。先ほどのみそ汁の例なら、『よそ見しないで』はまさに悪い例。『みそ汁を飲むときはこぼさないようにちゃんとお椀を見ようね』というようにするといいと教わりました。いまでも子どもが何かをするとつい、『〇〇しないで!』といってしまいそうになりますが、一呼吸してから話すようにすることで、心が落ち着いて怒鳴らなくなれました」●子どもに共感しよう「幼稚園の制服からなかなか着替えてくれないときも、やっぱりイライラしちゃうんです。そんなときは、まず共感するといいといわれました。『幼稚園の制服はお気に入りなんだよね。でも、このまま寝たらシワができちゃうし、これからもずっと着られるようにお着替えしようね』と、肯定的な言い方との合わせ技がいいみたい。娘の気持ちを考えることで、なぜいうことを聞いてくれないのか少しわかってきた気がします」この基本を実践することで、子どもがいうことを聞いてくれるようになり、心に余裕が生まれたそうです。「ちゃんと話せば、子どもも理解してくれるんですね。それをすぐに実践できるように教えてくれたし、効果がすぐにあらわれるので感動しました」■育児の悩みに共感してくれるこうした講義を経て、Hさんが学んだのは「怒鳴っても何も解決しない」ということでした。「私はいままで、自分の感情を娘にぶつけていただけなんだと気づきました。『なんでママのいうことを聞いてくれないの』といっても、娘はなんで怒られているかわかっていないのだから意味がないんですよね。怒鳴った後には自己嫌悪に陥るし、いいことなんて何もありません。まだ怒鳴ってしまうことはありますが、そのときは『ごめんね』と謝って娘を抱きしめています。こうすることで気持ちが落ち着くし、私がなぜ怒ってしまったのか娘も考えるようになったみたいです」ほかにも、怒鳴らない子育て教室の経験者であるRさん(4歳児のママ)に話を聞くと、「しつけの具体策だけでなく、講師が育児の悩みを聞いてくれるのがよかった」といいます。「話を聞いてもらうだけでも、すごく楽になれました。お母さんも頑張ってるよねと共感してくれるし、何より『親だからって完璧な人にならなくていい』といってもらえたのがうれしかったです。怒鳴ることはすぐにはやめられなかったけれど、それを否定するのではなく、『今までよりも怒鳴る回数が減ったのだから大丈夫』といわれて、思わず泣いてしまいました」また、「怒鳴ってしまうのは、自分だけが育児をしているという思いがあったからかもしれない」と感じたRさんは、夫とも子育てについて話し合うようにしたそう。教室に通っていることを知らなかったRさんの夫は、驚くと同時に家のことを任せっぱなしだったことを反省し、娘とも積極的にコミュニケーションを取るようになったそうです。Rさんは教室に通い、「ノウハウ的なことを学べたことよりも、悩みを共感してくれる相手がいたことのほうが大きかった」といいます。講師だけでなく、同じ悩みを抱えたママがいるとわかっただけでも、心の負担が軽くなったと感じたそうです。怒鳴らない子育て教室は、自治体によって違う名称を使っている場合もあるようです。「もう子どもに怒鳴りたくない」と思ったときには、住まいの自治体に問い合わせてみるといいかもしれません。
2017年06月20日最近Twitterで「♯省エネ育児」というハッシュタグが流行っているのをご存知ですか?子どもを持つママやパパを中心に人気を集めているのですが、どれも子育てに役立つ内容でとっても参考になるんです。とくに毎日の子育てに少し疲れているという方は必見!ということで今回は、皆が実践している“省エネ育児”をご紹介したいと思います!●省エネ育児とはママやパパたちは日々、子育てに膨大な労力を費やしています。とくに子どもと過ごす時間が長くなりがちなママは、子育てだけでヘトヘトになり、自分のことに構っていられないという状況の人も少なくありません。しかし、毎日毎日子どもと全力でぶつかっていては疲れてしまいます。そこで、時々肩の力を抜いて子どもと向き合ってみる 。それが省エネ育児です。「育児は完璧じゃなきゃいけない」と肩肘張ってしまっているママやパパは、ぜひ皆の省エネ育児を参考にしてみてください。●皆の“省エネ育児”体験談●(1)市販品に負けを認めた『長男のときは離乳食を絶対に自分で作っていました。市販のものは添加物とか入ってそうだし、子どもも愛情を感じられないという偏見があったから、毎日1時間以上かけて調理していました。でも、次男が生まれた途端に忙しさが倍増。料理をする暇がなく、しぶしぶ市販のベビーフードを購入しました。実際に買ってみると、今のベビーフードには無添加のものもあり、味もなかなか。子どもが手作りの離乳食よりも市販品のほうを喜んで食べていたのは悔しかったですが、浮いた1時間で他のことができる し、今では市販品賛成派です』(35歳女性/2児のママ)●(2)スマホの力に頼る『スマホ育児はよくないと言われているけど、電車や飛行機の中でどうしても泣き止まないときはスマホで遊ばせています。最初のうちはスマホを使わずに必死にあやしていましたが、周囲から「早く黙らせろ」などと言われてさんざんでした。だから変に意地を張ってスマホを全く使わないよりも、要所要所で使うほうが子どものためにも周囲の人たちのためにもなる と思います。ついでに私も楽できますし(笑)』(38歳女性/1児のママ)●(3)探偵ごっこで死体役『あまりに眠いときや疲れているときは、子どもたちに「探偵ごっこをしよう」ともちかけ、自分は死体役をやります 。子どもたちは勝手に現場検証(?)をして「ふむふむ、これは密室殺人だ!」などと楽しんでくれるからめちゃめちゃ楽です』(3児のママ)●子育ても大切だけど、自分のことも大切に子どもを愛するがあまり、子育ての理想を高く掲げすぎてしまうママやパパは少なくありません。理想が高すぎると、ちょっとした失敗やうまく行かないことがあったときに「自分はダメな親だ」と落ち込んでしまいます。子どもを立派に育てたいと思う気持ちは大切ですが、自分自身を気遣ってあげることも同じくらい大切です。子育て中にパンクしそうになったら、ぜひ“省エネ育児”を実践してみてください。ときどきガス抜きをすることで、子どもとの接し方にも余裕が出てくるはずです。子どもの笑顔の源は、ママやパパの笑顔に他なりません。上手に省エネしながら育児をしていけるといいですね。●文/パピマミ編集部●モデル/大上留依(莉瑚ちゃん)
2017年06月14日こんにちは、佐原チハルです。先日、初めて出産したママの育児の様子を描いた、とあるおむつメーカーのCMが話題になりました。過ぎ去ってみると子どもの成長は「早い!」としか言いようのないものですが、みなさま、お子さんが新生児だったころの記憶ってまだありますか?それはどのようなものだったでしょうか。今回は、初めてのお子さんを出産した直後・新生児期のエピソードと、「こんな風に育児したかった」という理想の姿について聞いてみました。●「正直、記憶がない」という声こちらは、5歳と3歳児のママであるAさん(30代)からの声です。『正直、どちらの子のときについても記憶がないです。なんか毎日ツラくて、とにかく眠くて、子どもと自分だけでいる時間がすごく長く感じました。特に1人目のときは、毎日「もう無理だ」「私みたいな母親で子どもがかわいそう、私なんていない方がいいんじゃ……」とか、ビックリするくらいネガティブなこと考えてましたよ 』ツラすぎて記憶に残すことを脳が拒否しているのではないか、と考えているそうです。『あの時期の記憶があるままだったら、多分2人目を産もうなんて思えなかったんじゃないかとも思います』2人目を出産のときは、上のお子さんのお世話もあるためやはり忙しかったそうですが、1人目のときの差し迫るような危機感・恐怖とはまた違った感じだったそう。●「夫への恨みがひたすら募ってました」という声こちらは、3歳児のママであるBさん(30代)からの声です。『とにかく眠くて、ずっとイライラしていました。連続で1時間も眠れた時間なかったんじゃないかな。3週間は布団から出るなっていう大怪我したみたいな体で、そんなのが何か月も続くんだから、イライラしても当然ですよね』里帰りができず、かつ旦那さんも育児休業を取得できる環境ではなかったとのことで、非常にハードな日々だったそう。『夫は育休取りたいって言ってくれていて、私もそれを期待していたのですが、会社の状況が変わってしまって、結局取得が叶いませんでした。初めての育児で、ほとんどの時間を一人でどうにかしないといけなかったのはツラかった です……。夫が、いつもより早く出社してその分早く帰って来られるようにしてくれてたこととか、料理や洗濯もしてくれてたこととかも、わかってはいたんですけど、それでも「こっちはそれどころじゃない!」って気持ちが強かったです。「忙しいって言っても、あなたは1人になれる時間があるじゃない!」って、ずっと思ってました』こちらは4歳と2歳児のママであるCさんの言葉です。その羨ましい、妬ましい、という気持ちには筆者も覚えがあります。出産前は大嫌いだった満員電車ですら、羨ましくてたまらなく感じたほどでした。『少し落ち着いてからは、子どもと2人の時間をこんなにたっぷり使えるなんて貴重だなって思えるようになりましたが、それでも、当時の閉塞感みたいな追い詰められた気持ちは、忘れられません』●理想の新生児育児に必要なものって?『産後院っていうのがあるって、テレビで芸能人が言っていて初めて知ったんですけど、もっと普及してくれるといいなって思います。調べてみたけど、産後ケア施設って数が少ないし、費用が現実的でない ので、利用できる気が全然しません……。こういうサービスが使えたら、もっと余裕のある育児ができたんじゃないかなって思います。ツラすぎるせいで、貴重な新生児育児中の記憶が薄いなんて、もったいないですよね。もっと安定して、安心して育児したかったです』こちらは、上述のAさんからの声です。産後ケアについては、宿泊型のものも含め厚生労働省でも事業として提言されているようですが、まだまだその取り組みは不十分なようです。こうした公的なケアが進むと、私たちも心強いですよね。『実は子どもが3か月のときくらいに、夫が「週末は1日、俺が一人で子どもみるよ」って言ってくれて、毎週自分1人の時間ができるようになったんです。育児を任せ慣れてないから最初はハラハラしたけど、それ以降、育児がぐんと楽しくなりました。“夫も一緒に子育てしてるんだな ”って感じられたのも、すごく心強かったです』こちらはCさんの言葉です。子どもを育てるのって、当然ですがママだけの仕事じゃないんですよね。実は筆者の夫も、Cさんとは少し違いますが“自由時間”を作ってくれていました。子どもと離れている時間は、開放感と「なんか寂しい……」という感情とが合わさった、非常に貴重な時間でした。こうした時間があるからこそ、追い詰められることなく新生児・乳児育児の期間を乗り越えられたのかなと思います。ママのためにはもちろん、“産後クライシス”で妻の気持ちが離れてしまうことを心配するパパのためにも、何より責任感を持って育児・家庭生活を営んでいくためにも、パパとお子さんでの濃密な二人の時間を持つこと、筆者からもオススメしたいと思います。夫に“自由時間”を作ってもらっていても、それでもツラかった育児中、筆者を支えてくれたのは、通りすがりの人たちでした。「お子さんかわいいわね」という笑顔、「お母さん頑張ってるね」という声、席を譲ってくれたこと、子が泣きやまないでいるときに「元気でいいぞ!」と見守ってくれたこと。そんな一つひとつの出来事に助けられてきました。育児をしている家族・当事者でなくても、それくらいのサポートならできそうです。体にも気持ちにも余裕のないママたちを孤独に追い込むことなく、少しでも安心して育児できるよう、できることを探していきたいですね。【参考リンク】・産後ケアセンターとは | 一般社団法人日本産後ケア協会()・母子保健関連施策 | 厚生労働省(PDF)()●ライター/佐原チハル(フリーライター)●モデル/藤本順子(風悟くん)
2017年05月26日「今日も夜泣きで寝不足」「離乳食がマンネリ…何つくろう?」と、子育ては悩んだり迷ったりの連続。かわいい我が子の成長を日々見守れるのは幸せな半面、大変なことも多いですよね。そんな風に疲れた時は、芸能人ママの育児ブログをチェック!芸能界で活躍しながら子育てにも奮闘するママタレントのブログには、同じような悩みや不安の声はもちろん、育児を楽しく乗り切るヒントがたくさんあります。そこで、おすすめブログをリストアップしてみました。子育て中のママ必見! ママタレントの育児ブログをご紹介。2014年以前に出産のママタレント滝沢眞規子出産日:2003年(長女) / 2007年(長男) / 2008年(次女) 滝沢眞規子オフィシャルブログ「MAKIKO'S DIARY」 ▼関連リンク梨花出産日:2011年11月18日(長男) RINKAオフィシャルブログ「RINKA HAPPY LIFE」 ▼関連リンク寺島しのぶ出産日:2012年9月11日(長男) 寺島しのぶオフィシャルブログ「ほどほどに」 ▼関連リンクこの年代で特におすすめなのが、雑誌「VERY」の人気モデル滝沢眞規子さんのブログです。3人の子育てに奮闘しながらも、仕事や家事を上手に両立させている滝沢さん。メリハリのある育児を行うポイントや、旦那さまとの夫婦円満の秘訣などが満載。誰もが憧れる素敵リッチライフを覗くことができます。寺島しのぶさんのブログは、日々の何気ないできごとを記したほのぼの系。フランス人アートディレクターの旦那さま、ローランさんと息子まほろくんの写真もたくさんアップされています。2015年出産のママタレント虻川美穂子出産日:2015年2月3日(長男) 虻川美穂子オフィシャルブログ「はれ時々あぶ」 ▼関連リンク安めぐみ出産日:2015年3月17日(長女) 安めぐみオフィシャルブログ ▼関連リンク東原亜希出産日:2015年7月1日(第3・4子 双子の女児)2009年5月8日(長女) / 2010年11月26日(長男) 東原亜希オフィシャルブログ ▼関連リンクはしのえみ出産日:2015年10月16日(長女) はしのえみオフィシャルブログ ▼関連リンク眞鍋かをり出産日:2015年10月(長女) 眞鍋かをりオフィシャルブログ ▼関連リンク木下優樹菜出産日:2015年11月3日(次女)/ 2012年8月6日(長女) 木下優樹菜オフィシャルブログ ▼関連リンクこの年代でのイチオシは、人気お笑いコンビ「北陽」のあぶちゃんこと、虻川美穂子さんのほのぼの育児ブログ。妊娠~現在までの日々が綴られています。初めての子育てに対する不安があるなか、あぶちゃんらしく楽しみポイントを見つけてがんばっている様子が手に取るようにわかります。何とも微笑ましく、一緒に子育てしている気分になれるブログです。2016年出産のママタレント小森純出産日:2016年3月19日(次男)/ 2014年6月12日(長男) 小森純オフィシャルブログ ▼関連リンク西山茉希出産日:2016年4月11日(次女) / 2013年10月30日(長女) 西山茉希オフィシャルブログ ▼関連リンク三倉佳奈出産日:2016年4月28日(長男) / 2014年10月14日(長女) 三倉佳奈オフィシャルブログ「三倉さんちの次女ブログ」 ▼関連リンク安倍なつみ出産日:2016年7月26日(長男) 安倍なつみオフィシャルブログ ▼関連リンクhitomi出産日:2016年10月22日(次男)2008年12月23日(長女) / 2014年11月22日(長男) hitomiオフィシャルブログ「Love Life」 ▼関連リンク西方凌出産日:2016年11月29日(長女) 西方凌オフィシャルブログ「Love Life」 ▼関連リンク小原正子出産日:2016年11月30日(次男)/ 2015年3月19日(長男) 小原正子オフィシャルブログ「女前。」 ▼関連リンク大渕愛子出産日:2016年12月6日(次男)2015年3月26日(長男) 大渕愛子オフィシャルブログ ▼関連リンクこの年代でのおすすめは、お笑いコンビ「クワバタオハラ」の小原正子さんの育児ブログです。旦那さまは元メジャーリーガーのマック鈴木さんで、2人の男の子育児にドタバタの毎日。「女前。」というタイトル通り、まさにカッコイイ小原さん流の育児術が満載で、つい毎日チェックしたくなっちゃいますよ。2017年出産・妊娠中のママタレント福田萌出産日:2017年1月23日(長男)2013年7月29日(長女) 福田萌オフィシャルブログ「楽しいこといっぱい」 ▼関連リンク優木まおみ出産日:2017年1月26日(次女)2014年4月4日(長女) 優木まおみオフィシャルブログ ▼関連リンク山口もえ出産日:2007年6月18日(長女) / 2011年3月23日(長男)出産予定日:2017年初夏(第3子を妊娠中) 山口もえオフィシャルブログ ▼関連リンクこの年代で注目したいのが、ママタレントとして大活躍の優木まおみさんのブログ。2人の愛娘とのお出かけや食事の様子、自身の私服を公開するなど、オシャレママのヒントがたくさん。参考にしたいオーガニックアイテムや子供服情報も頻繁にアップされており、飽きずに読めるおすすめ育児ブログです。育児ブログはママのサプリメント「この芸能人、出産時期がわたしと同じ!」と思うと、なんだかうれしくなりますよね。同じ時期に出産したママタレントのブログを見ると、育児の悩みやストレスを共感し合えて大きな励みになります。そして、オシャレで楽しい生活を垣間見られるだけでなく、自分では思いつかない解決策が見つかることも。「こう考えればいいんだ」「これやってみよう!」と、楽しく育児を乗り切るヒントをたくさんもらうことができます。日々の楽しみや疲れた時の心のサプリメントに、あなたのお気に入りブログを見つけてみては?
2017年05月16日「子どもが親を育てる」とはよくいったもの。マニュアルのない育児はこちらが泣きたくなる場面に出くわすことも多いですよね。でも、日々を過ごすうちに、いつの間にか自分の育児スキルがあがっていることに気付く人も多いのではないでしょうか。今回は育児力のさらなるアップを目指せるだけでなく、子育てが楽しくなる資格をご紹介! 通信講座で自宅勉強可能なものだけを厳選してみました。■仕事につながる!「チャイルドマインダー」少人数保育のスペシャリストといわれる「チャイルドマインダー」は、自宅で子どもを預かる保育室を開業できるほか、外部運営の保育所で働くことができるなど仕事の可能性が広がる民間資格です。1人のチャイルドマインダーが保育できる人数は年齢により1~4人と厳しく決められており、年齢は0~12歳までが対象となっています。チャイルドマインダーの資格勉強では少人数保育のノウハウ、また子どもの心理や小児救急救護法など安全の守り方を知ることができるので、子育てにも直に役立つ知識が身に付けられそうですね。講座にもよりますが、約2か月~6か月の間、養成講座を受講し試験に合格することで保育の未経験者でも資格をとることが可能です。受講費用は約13~20万円となっています。■子どものやる気を引き出す「チャイルドコーチングアドバイザー」「チャイルドコーチングアドバイザー」は1人1人の考える力を引き出すプロ。対象は小学生~高校生で、子どもがもつ能力を育て、やる気にさせるカウンセリング技術とコーチングスキルを身に付けるのに役立ちます。「子どもとどう接したらいいかわからない」そんな子育て中の悩みに応えてくれる要素をもち、子どもの声を聴き、承認し、質問し、共感するといった心理援助技術の大切さを知ることができそうです。資格の認定は認定教育機関等が行う教育訓練ですべてのカリキュラムを修了し、試験に合格することでおこなわれます。受講費用は3~5万円ほど。カリキュラムごとに添削問題を提出し、最後に試験(WEBから可能)を受け、得点率70%以上で合格となります。■わが子とのスキンシップにも「ベビーマッサージインストラクター」赤ちゃんの肌や身体はどうなっているのかといった基礎知識や、ベビーマッサージに関する理論、実技知識を学ぶことができる「ベビーマッサージインストラクター」。取得することでプロのインストラクターであることが証明でき、育児サポートの場での活動に活かせます。わが子に愛情たっぷりの正しいマッサージをしてあげられるので、親子のスキンシップに役立つのもうれしい! ママ友に教えてあげたり、ベビーマッサージ教室の運営といった選択肢も広がります。チャイルドコーチングアドバイザーと同じく、教育訓練ですべてのカリキュラムを修了したあとで試験に合格すれば取得できます。得点率は70%以上で合格で、講座の費用は5万円ほど。勉強期間は6か月ほどが一般的です。正しい知識を得ることで不安がなくなり、子育てに自信がついて育児がもっと楽しくなるなど、資格の勉強は一石三鳥…!また、相手の反応(心理)に合わせたアクションや反応を引き出すコーチング術などの学びは「愛すべきわが子」の視点だけでなく、「1人の人間」と向き合う客観的な視点をくれるかもしれません。気になったものがあればぜひ調べてみてくださいね。<参考サイト> チャイルドマインダー チャイルドコーチングアドバイザー ベビーマッサージインストラクター
2017年05月11日こんにちは、ママライターの木村華子です。子育て系のアドバイスを記したさまざまな媒体で、叱らない育児が推奨されていることを頻繁に見かけます。しかし、母親として3人の子どもたちと暮らす私は、「できることなら、そうしたいよ!」と、長らく叱らない育児に対して食わず嫌いな態度を貫いてきました。叱るという行動は、叱るママにとっても叱られる子どもたちにとっても大きなストレスです。「いけない」とは分かっていても、叱っている間に感情が高ぶり、ついついお説教が長引いてしまう……という経験はありませんか?叱らない育児のメリットには子どもの自己肯定感や自信を育むことなどが挙げられますが、私が最も魅力的だと感じていたのは、叱る頻度の減少がもたらす“家族全員のストレス軽減” でした。他の専門家が唱えている利点よりも単純なものですが、子育てを現在進行形で行っている身としては切実な問題です。不必要なお説教が家庭からなくなれば、わが家はもっと素晴らしい家族に変わるはず……。そんなふうに感じながら、同時に「まあ、無理だけど」と諦めていたのです。●7割以上のママが毎日叱ってる! 叱らない育児なんて机上の空論?多くのママにとって、子どもを叱る行為はあまり人にはお見せできない行為なのではないでしょうか。事実、公園や病院で見かける“叱る母親”は、(おそらく)いつもより控えめなトーンで説教をしている印象を受けます。思い返してみれば私の母親も、人前では本気で叱ることがありませんでした。もちろん、私も同じです。そのため、よそ様のご家庭の“叱る事情”は見えづらく、したがって自分の叱り方や頻度は正常なのか?を推し量る基準もなかなか持てません。そこでパピマミでは、子育て中のママたちを対象に「お子様を叱る頻度」についてのアンケートを行いました。ご協力いただいた皆様、どうもありがとうございました!●育児中のママに質問! お子様を叱る頻度を教えてください・1位:毎日のように叱っている……77%(106人)・2位:1週間に1回以上は叱っている……15%(21人)・3位:1か月に1回以上は叱っている……3%(4人)・4位:ほとんど叱らない(過去に数えるほどしか叱っていない)……2%(3人)・同率5位:半年に1回以上は叱っている……1%(2人)・同率5位:全く叱らない……1%(2人)※有効回答者数:138人/集計期間:2017年3月6日~2017年3月7日(パピマミ調べ)調査の結果、なんと77%ものママが「毎日のように叱っている」 ことが判明しました。近年あちこちで叱らない育児のメリットが話題に上っているにも関わらず、実際に取り組んでいるママはかなり少数派であることが伺えます。果たして、叱らない育児なんてものは本当に実現可能なのか、机上の空論なのではないか、という疑問や好奇心を抱いた私はある日、子どもたちを前に、「ママはもう叱りません宣言」をしたのでした。狂喜乱舞する子どもたち。この決断は正しいのか……。今回は、叱らない生活で起こった私たち親子の変化を報告します。●“叱らない育児”失敗の目撃例叱らない生活を始める前に、叱らない育児の失敗談の存在を聞いたことがありました。「実現可能なのか!?」と半分好奇心で叱らない生活を志した私ですが、当然子どもたちに悪影響を与えてしまうことはしたくありません。以下では、叱らない育児を実施した親子を知る方々による、育児失敗の目撃例を紹介します。●(1)「ごめんなさい」が言えないワガママ姫『両親のポリシーで叱らない育児を受けた年長の姪は、乱暴で自己中なワガママ姫に育ってる。レストランやバスの中でも騒ぎたい放題で、しかも悪いことだという自覚がない 。「ごめんなさい」も言えない』(20代後半・専業主婦による目撃例)●(2)叱られる経験の不足は、打たれ弱さを招く……『大人から叱られるという経験がなさすぎて、打たれ弱くなった子がいた。中学に上がってすぐに不登校になってた 。その親は子どもが学校に行かなくても叱ることをしないので、事態が改善される可能性が無いと思う』(30代前半・女性による目撃例)●(3)成功例を見たことが無い『叱らない育児をしていた家庭をいくつか知っているけど、成功例がまるでない。いじめっ子や引きこもり、暴力的など、全員何らかの問題児 に育ってる。子どもはある程度叱らないとダメだと思う』(30代前半・パート主婦による目撃例)----------これらのデメリットから、私は叱らない育児に以下2つのルールを加えることにしました。・ママは“できるだけ”叱らない・叱らなきゃいけないことには、本気で叱るよ!「叱らなければいけないこと」とは、他人に迷惑や危害を加えたとき・加える恐れがある行為や、社会のルールや道徳に反していることなどが挙げられます。親として叱るべきだと感じられるとき以外は叱らない 、というシンプルなルールです。「ママは、もう怒らないんだよね〜!」と嬉しそうな子どもたちでしたが、当初の私は(そのつもりだけど、今に叱らなきゃいけないことをしでかすんだろうな〜)と高を括っていました。今まで散々叱られる毎日を送ってきた子どもたちが、突然お利口さんに変身するとは思ってもいなかったのです。●1か月の“叱らない生活”を経て……私の宣言は2月の中ごろで、叱らない生活はまもなく1か月を迎えようとしています。私が本当に叱らずに過ごすことができたのか……結果は、子どもの年齢によって異なるものになりました。●叱らざるを得なかった、3歳児叱らない生活が最も困難だったのは、3歳になる末っ子です。第一次反抗期真っ只中の彼女は、「あれイヤ」「これイヤ」「理由はないけどイヤ」という、何が正解なのかわからない要求が四六時中続く状態。“できるだけ叱らない”というルールは守ったつもりですが、なにしろ他者へ迷惑をかける行動や、道路への飛び出しなど怪我や命に関わる行動もあり、結局は週に2〜3回ほどは叱らざるを得ませんでした。●小2と年長は叱ることが1度もなかった!最も驚いたのは、小2の長男と年長の次男を叱る機会が1度も訪れなかったというポイントです。善悪の分別がつく年の彼らには、「今日からママはできるだけ叱らないけど、そのためには君たちの協力が不可欠。何が良くて何が悪いかを自分で考えてみよう 」と伝えて叱らない生活をスタートさせました。“自分で考えて”と委ねたことが良かったのかもしれません。これまで問答無用で私がジャッジしてきた問題を、子どもである彼らが判断するという工程には、今までにない誇らしさや楽しさを感じていたように見受けられました。またこの結果には、私自身の変化も大きく関わっていると思います。「叱らない」と宣言して以来、叱りそうになったときには“本当に叱る必要があることなのか”を考えるようになりました。その結果、これまで叱り飛ばしてきたことのほとんどが必要のないものだった と気がついたのです。●毎日のように叱っているママ! (できるだけ)叱らない生活、おすすめです!約1か月間を(できるだけ)叱らず過ごした私ですが、これから先もずっと叱らないでいることはあり得ないと考えています。きっといつか、大目玉を喰らわせなければならないタイミングがあるのでしょう。このたびの叱らない生活では、叱らないことそのものがもたらすメリットよりも、“本当に叱る必要のあることなのか”を振り返る機会が重要であると感じました。今回のアンケートでは、「毎日のように叱っている」と答えたママが7割も存在していました。もちろん子どもたちの個性は十人十色で異なります。中には毎日叱らなければいけないお子様もいらっしゃるのかもしれません。子育てを行う多くのママが経験からご存じの通り、子どもを全く叱らずに育てることは不可能に近いと思います。しかし、叱らない生活には、これまでの日常にたくさん存在していた“叱るシーン”の中から、無駄なものをデトックスさせる効果がある と感じました。私たち母親が毎日ヒステリックに叱り飛ばしている事柄の中には、不必要なものも含まれているのかもしれません。ぜひそのエネルギーを、お子様との笑顔の時間に費やしてみてはいかがでしょうか。【参考リンク】・【アンケート結果(1位〜5位)】育児中のママに質問! お子様を叱る頻度を教えてください()●ライター/木村華子(ママライター)
2017年03月22日子育て中はいろんな悩みが尽きないものですよね。解消できない悩みが少しずつ積み重なれば、それは大きなストレスになります。そこで今回は育児ライフをサポートする「すぐにでも利用したい」便利なサービスをご紹介しましょう。■自宅で本格フルコース!最近テレビでも紹介され「お祝いごとで利用したい!」と人気急上昇中なのが、個人向けの出張シェフサービス「マイシェフ」です。「マイシェフ」はシェフが自宅に出張し、本格的なフルコースをリーズナブルな価格で提供してくれるもの。4品のコース料理が1人3000円からという料金設定が主婦の心をつかんでいます。前もって提案されるメニューの内容を確認・調整できるので、子どもが苦手な食材を使わないなど要望をお願いすることができます。レストランでの食事は、子連れだとどうしても気兼ねしてしまうもの。自宅であれば子どももストレスなく食事ができます。後片付けもシェフにお任せ! 最初から最後までママが楽できるところもうれしいですね。子どもの誕生日や記念日、ママ会などで利用する人が多いようです。■託児付き豪華ランチたまにはゆっくりランチを楽しみたいときもあります。夫や両親に子どもを預けても、長時間離れるのは不安。そんな悩みを解消してくれるのが「ここるく」です。「ここるく」で紹介されているレストランはお店から徒歩数分の場所に託児室が設けられています。そのため、ランチ後すぐに子どもを迎えにいくことができ「離れている不安」を感じさせません。子どもは、保育士の資格や豊富な経験があるスタッフさんに預けることができ、年齢にあった遊びなどをしてくれます。料金は、約5000円程度で、ホテルや有名シェフの料理など、ちょっと豪勢なランチを堪能できるので、がんばる自分へのご褒美として利用してみたいですね。■子連れの外出、お迎えをサポート「病院に行きたいけど子どもの荷物が多すぎて憂鬱(ゆううつ)」「残業で園のお迎えに間に合わない!」こんな場面で頼りになるのが「子育てタクシー」です。子育てタクシーは全国子育てタクシー協会主催の子育てタクシードライバー養成講座課程を修了した専任ドライバーが子どもや保護者、妊娠中の方などを送迎します。子育て世代への配慮が行き届いた担当ドライバーが運転してくれるので、安心して利用できます。子育てタクシーは住んでいる地域のタクシー検索から自宅近くのタクシー会社へ登録することで利用できます。子どもとの外出、保育園・幼稚園へのお迎え、子どもだけの送迎、妊娠中の産院送迎など「困った!」ときの備えに活用したいですね。子育て中のお悩みは「たいしたことない」と流さず、便利なサービスをどんどん利用して解消してみてはいかがでしょうか。ママがストレスを減らして、毎日を楽しむことで育児がもっと楽しめるようになるかもしれません!<参考サイト>・個人向け出張シェフサービス「マイシェフ」 ・託児付きでランチやエステに習い事!「ここるく」 ・子育て世帯のさまざまなシーンをきめ細かく対応!「全国子育てタクシー」
2017年02月15日すっかり時代遅れとなった「家事・育児は女性の仕事」という考え方。最近では育児に参加する男性を指す“イクメン”という言葉もすっかり一般的な言葉になりました。芸能人でもタレントのつるの剛士さんやお笑いコンビ『アンガールズ』の山根良顕さんらがイクメンとして注目されています。と、表向きは男性の育児参加が当たり前のような風潮ができていますが、実際のところはまだまだ“男性の育児参加”が社会に浸透していないのが現状です。それを示すのが、厚生労働省が発表した2015年の男性の育児休暇取得率。なんとわずか2.65%です。なぜここまで日本の男性の育児休暇取得率が低いのでしょうか。その原因のひとつに“パタニティ・ハラスメント”というものがあると言われています。夫がなかなか育児に参加してくれない、と悩んでいる方。もしかしたら夫は“パタハラ”の被害に遭っているかもしれません。●男性の育児参加を阻むパタニティ・ハラスメント(パタハラ)働く女性が妊娠や出産・育児をきっかけに職場から嫌がらせを受けることを“マタニティ・ハラスメント(マタハラ)”と呼びますが、パタハラはこれの“男性版”にあたります。つまり、働く男性が育児参加をする上で育児休暇を取ったり休んだりすることを職場が阻害、またはそれをきっかけに嫌がらせをすることを指します。パタハラを受けた人の中には、出世コースから外されたり、退職に追い込まれたり という被害に遭った人もおり、深刻な問題といえます。●パタハラを受けた人のエピソード●(1)「会社をやめろ」と脅された『上司に3か月の育児休暇を申請したところ、「男が育児休暇なんて取るの?本気で言ってんの?」と言われ、さらには「もしどうしても取るんだったら会社やめたら? 」と脅されました。結局、怖くて育休を取るのは断念しました』(32歳男性/3歳娘のパパ)この方は、妻の体調が回復するまでの間は育休を取りたかったそうなのですが、上司に全く理解されず、退職を促すようなことまで言われたようです。育休を取った後のことを考え、結局育休は断念したとのこと。●(2)重要なプロジェクトから外された『私は育休は取れたのですが、その際「先方に迷惑だから」という理由で重要なプロジェクトから外されました。実際に育休を取る日までには終わるはずのプロジェクトです。それだけならまだしも、その後評価を下げられて給料を減給されました 。これってパタハラですよね?』(38歳男性/6歳息子・4歳娘のパパ)この方は珍しく育休を取得することができたようですが、それをきっかけに重要なプロジェクトから外されたり、不当な評価を受け給料を減給されたりといった嫌がらせを受けたそうです。●(3)「自分だけ恥ずかしくないのか?」と叱責された『社長に育休の申請をしたら「男が育休取るなんて馬鹿げてる。他の皆は我慢してきたんだ。自分だけ恥ずかしくないのか?」と同僚や上司の前で見せしめのように 叱責されました。結局、育休は取れずじまいです』(35歳男性/2歳娘のパパ)育休を取得する男性は少ないのが現状ですから、自分の会社でまだ誰も育休を取った男性がいないというケースも多いと思います。その場合、育休の申請をしづらいものですが、この方は勇気を振り絞って相談したそうです。すると、まるで見せしめのように他の社員の前で叱責されたとのこと。----------日本人男性の育児参加を妨げている要因の一つに、“パタハラ”があるのは間違いないでしょう。自分の夫が育児のために時間を割いてくれない、というママは、もしかしたら夫がパタハラに遭っているかもしれません。頭ごなしに「ちょっとは育児に参加してよ!」と責めるのではなく、理由を聞いてみるようにしましょう。二人で力を合わせることで、問題解決の糸口が見つかるかもしれません。【参考リンク】・「平成 27 年度雇用均等基本調査」の結果概要 | 厚生労働省(PDF)()●文/パピマミ編集部
2017年01月15日育児の「不要なもの」を捨てるとは の続きです。子育てをしていると、毎日がいっぱいいっぱい! それは、いちにちの中に「○○しなければならない」が、たくさんあるから。「育児で断捨離を!」と話す「 花まる学習会 」代表の高濱正伸さんに、「しない」子育てを選ぶ前に、ママに知っておいてほしいことを伺った。■比べたくなる気持ち育児書を読むと、「『子どもをほかの子と比較してはいけない』という項目が必ず出てきますよね。それは裏を返せば、人とは必ず比べてしまう生きものだということです」(高濱さん)ママは、子どものことを一番に考えているからこそ、どうしても周りと比べてしまう。だからといって、「ほかの子どもと比較してはいけない」という言葉を真に受けて、「比べてはいけない、比べてはいけない」と唱えながら子育てするのは、とても大変!「『比べてみたくなる気持ちは、不安と一緒で自然にこみあげてきてしまうもの』。こう覚えておくことだけで心が軽くなるでしょう」(高濱さん)つまり、「比べない、ということは非常に難しい技術だ」と知っておくこと。大切なことは、「比べていい」というわけではないと理解し、もしも比べてしまった場合でも、言葉や視線に表さないようにすることだ。■本当に伸びるタイミングはいつ?「子育てを一生懸命がんばるママがよく陥りがちなのが、『子どもにすぐに結果を求めてしまう』ことです」(高濱さん)たとえば、同じ年長クラスで、字をしっかり書いている子がいると、「うちの子は、まだ字がじょうずに書けない。練習して書けるようにさせなくちゃ!」と、ママが焦って使命感にかられてしまう。「でも、その結果、これから先の未来に伸びていく可能性があった『文字を書くって楽しいな』という気持ちが摘み取られて、字を書くことが大嫌いになってしまう子もいます」(高濱さん)その子が本当に伸びるタイミングを見極めることが大切なのだ。「心配になって、口出してしまいそうになったら、『大人になったとき、わが子にどうなってほしいか』をイメージして見守りましょう。そうすると、いつもより少しだけ長いスパンの視野を持つことができて、気持ちが楽になりますよ」(高濱さん)。■「みんなやっていますよ」に流されないしかし「ほかのみんなは、どうしているのだろう?」と周りが気になってしまう。「周りと比べて、そちらが気になってしまうのは、『わが家の方針』がない場合が多いです」(高濱さん)たとえば、「わが家は、小学校のうちは友達と遊ぶことを大切にする」という方針が固まっていれば、習い事や塾選びも、わりとシンプルに決めることができるのではないだろうか?「子育てに、『正解』はないのです。それよりも、何を大切にして育てるか? 夫婦の方針や、生き方に対する哲学のようなもののほうが、ずっと重要になってきます。それを何度も、夫婦や親子間で確認しあっておくと、いざというときに流されずにすみますし、その積み重ねが家族の絆になります」(高濱さん)「する」「しなければ!」にフォーカスするのではなく、「しない」にフォーカスすることで、生き方の対しての哲学が見えてくるのかもしれない。次回からは、具体的に、どんなことを「しない」のかを考えていきたい。■今回取材を受けてくださった高濱正伸さんの著書『 「しない」子育て」 (花まる学習会代表 高濱正伸/KKベストセラーズ)』(本体1,250円+税)●高濱正伸花まる学習会代表・NPO法人子育て応援隊むぎぐみ理事長。 1959年熊本県人吉市生まれ。県立熊本高校卒業後、東京大学へ入学。東京大学農学部卒、同大学院農学系研究科修士課程修了。算数オリンピック委員会理事。 保護者などを対象にした講演会の参加者は年間30,000人を超え、毎回キャンセル待ちが出るほど盛況。なかには“追っかけママ”もいるほどの人気ぶり。「情熱大陸」「カンブリア宮殿」など多数メディア出演もしている。ロングセラー『伸び続ける子が育つお母さんの習慣』ほか、『小3までに育てたい算数脳』『わが子を「メシが食える大人」に育てる』『算数脳なぞぺー』など、著書多数。2016年7月からニュース共有サービス「NewsPicks」のプロピッカーとして活躍中。
2017年01月03日「親が『しない』ことで、子どもは『できる』ようになる」と話すのは、テレビ『情熱大陸』でも紹介されたことがある「 花まる学習会 」代表の高濱正伸さん。ママが、「しない」なんて許されるの!? 育児まっただ中のママたちも、「育児の『不要なもの』を捨てること」について、ちょっと立ち止まって一緒に考えてみませんか? ■「してあげられない」ことを責める必要はなし「そもそも、ママたちは、『子どもにいろいろとしてあげたい。でも、それをしてあげられない私はダメ』。そんな風に感じる生きものなんです。でも、パーフェクトなママでいられないからって、自分を責める必要はまったくないんですよ」と、高濱さんはいう。そうアドバイスされたからといって「なるほど!」と、すんなりとは思えないのもママ心。「むしろ、なんでもかんでも親が整えてあげることで、子どもの成長を妨げてしまうことだってあります。ですから、今回は、あえて『しない』という選択をすることで、伸ばせる力について考えてみましょう」(高濱さん)■「しない」という選択「しない」ということで伸ばせる力なんて、本当にあるのだろうか。!? 「子育ての中で、『しない』を選択することによってママの時間的負担や、『してあげられていない…』と自分を責めていた気持ちの負担を取り除くことができますよ」(高濱さん)大切なのは、ママの気持ちが軽くなり、笑顔が増えること。そのニコニコオーラは、必ず子どもにも伝わる。「笑顔がすてきな子どもは、魅力的に育ち、将来自分の力でメシが食えるようになるでしょう」(高濱さん)つまり、「将来、自分の力でメシが食えるようになる子ども」を育てるためには、ママの気持ちが軽くなることが、とても大切なことなのだ。■「しない子育て」と「してはいけない子育て」ここでとても難しいのは、「しない子育て」と「してはいけない子育て」の線引き。たとえば、「しない」の一例として、「集中して遊んでいる子どもの手を止めない」と、高濱さんがアドバイスをしたとする。すると、ママからこんな質問が出る。「生活リズムを整えるためには、集中して遊んでいる子の手を止めないといけません。早く寝かせるのと、遊ぶ手を止めないこと。どちらを優先すべきでしょうか?」と。子育ては、矛盾だらけだ。そこで真面目なママたちは、悩む。悩むことで苦しくなり、心に余裕がなくなって、子どもへの声かけもキツイものになってしまう。「大切なのは、『ここだけは譲れない』という基準を決めることです。そうすることで、何事も柔軟にとらえることができるようになり、心も少しは楽になるのではないでしょうか?」(高濱先生)。これからの連載では、『ここだけは譲れない』基準というものをどう考えていけばいいのか、そして「しない」子育てとはどのようなことなのかを紹介していきたい。■今回取材を受けてくださった高濱正伸さんの著書『 「しない」子育て」 (花まる学習会代表 高濱正伸/KKベストセラーズ)』(本体1,250円+税)●高濱正伸花まる学習会代表・NPO法人子育て応援隊むぎぐみ理事長。 1959年熊本県人吉市生まれ。県立熊本高校卒業後、東京大学へ入学。東京大学農学部卒、同大学院農学系研究科修士課程修了。算数オリンピック委員会理事。 保護者などを対象にした講演会の参加者は年間30,000人を超え、毎回キャンセル待ちが出るほど盛況。なかには“追っかけママ”もいるほどの人気ぶり。「情熱大陸」「カンブリア宮殿」など多数メディア出演もしている。ロングセラー『伸び続ける子が育つお母さんの習慣』ほか、『小3までに育てたい算数脳』『わが子を「メシが食える大人」に育てる』『算数脳なぞぺー』など、著書多数。2016年7月からニュース共有サービス「NewsPicks」のプロピッカーとして活躍中。
2017年01月02日産後や育児中のママをサポートする団体やサロンが多く見られるようになった今、ママだけでなくパパも応援しよう!と活動しているママ団体がありました。子育てママ応援塾「ほっこり~の」。どんな様子なのかパパ講座に潜入取材!“ママを助けるため”のパパ講座ある日曜日、東京都北区十条の「ほっこり~の」店舗隣の自治会館で「パパのための料理講座」が開催されていました。パパのための料理講座といっても、自分が食べたいものを作る男の料理ではありません。妻や子どものために作る”お父さんの家庭料理”です。この日は6人のパパが参加。奥さんが勝手に申し込みをしていたというパパ、お子さんと一緒に料理を楽しみたいというパパ、リピーターさんの姿も。エプロンと三角巾がなんともかわいくて新鮮です。初対面のパパが2人1組になり、分担をして料理をしていきます。12月とういことでクリスマス向けメニュー、メインのロールキャベツにツリーサラダ、ロールケーキのデコレーションなど、子どもが喜びそうなものでした。講師は家庭科教師で現在育休中のママ。日頃「ほっこり~の」の利用者でもある彼女が、この日のために試作を重ねてレシピをまとめてくれたのだとか。このレシピに従って手順良く、話をしながら和気あいあいと料理を作るパパたち。微笑ましくて、見ている私もうれしい気持ちになりました。子育てママ応援塾がどうしてパパ向け講座を?一般的にパパ同士が集まり活動することが多いと思うのですが、どうしてママ団体がパパを応援するに至ったのか、代表の内海千津子さんに聞きました。「私が6年前にひとりでサロンを始めた頃は、実は男子禁制でやってました。というのも私を含め、夫の協力を得られず頼るところのない弱い立場のママを救いたかったから。孤立しているママたちの居場所を作りたかったからです」第1子出産後フルタイムワーカーとして働いていた内海さん、家庭と仕事のバランスを取るのが難しく体調を崩しあえなく退職、専業主婦になりました。その後第2子を出産するも、夫の協力が得られず孤立。子どもを連れて自分の居場所を探して転々と…寂しい思いをされてきたそうです。「協力的なパパの話をするママたちがキラキラ輝いて見えて、あの頃は苦しかったです」と当時を振り返りました。その後ひとりでサロンを開くべく活動開始、自分の貯金をくずして場所を借りてリノベーション。子育て支援サロン「ほっこり~の」を開業して今年で6年目に入りました。授乳・おむつ替えを無料でできて休憩もできる場所、ママたちが一瞬でも肩の荷を下ろしてほっこりしていってもらえる場所でありたい。その思いから「ほっこり~の」と名付けられたサロンでは、子ども連れOKのママ向けの講座を多数開催。年間のべ3000人のママたちが足を運ぶまでになりました。日々の講座でリフレッシュしたり自分を磨くママ、講師として活躍するママ、立ち寄ってスタッフとおしゃべりをしていくママ、ときには悩みを打ち明け涙を流していくママもいるそうです。(わらべうたベビーマッサージ後の絵本紹介のひとこま)そんなママの生の声と時代の流れから、「やはり一番近くにいるパートナーのサポートなしでは本当の意味でママを救えないと思った」と内海さんは言います。特に第1子の産後は右も左も分からない。どうして泣いているのか?おっぱいもあげてオムツ交換もしたのに…何をやっても上手くいかない、親になってこんなにつまずくとは想像もしていないものだから、かなりの行き詰まりを感じます。それに加え核家族化はどんどん進み、サポートしてくれる親や親族が近くにいない、転勤で友だち、知り合いのいない場所に引っ越してくるなど、育児は孤独を極め、知らず知らずのうちに追い詰められていくのだと言います。ママたちの「孤育」を防ぐためには、一番近くにいるパートナーのパパに理解してもらうこと、助けてもらうことがまず必要だと内海さん。ママの話を聞いてもらうだけでもいい、気持ちを少しでも共有してもらうこと、それには“夫婦のコミュニケーション”が不可欠。そのきっかけとなるよう、パパを応援する講座にも力を入れているのです。夫婦のコミュニケーションのきっかけにこれまで「パパ鍼灸師が教える!パパからママへママからパパへのマッサージ塾」「パパのためのベビーマッサージ講座」や「プロの男性声優さんによる、パパの読み聞かせ講座」、父親学級で有名な「渡邉大地さんの新刊トーク&サイン会」など、ユニークな講座が行われました。「パパ友が欲しい、ネットワークが欲しいと、パパもつながりを求めていることにも気付きました」。実際にやってみてパパからのニーズも見えてきたそうです。パパ向けの講座に一緒に参加したママからは、「夫が子どもをマッサージをする優しい横顔に癒されました」「改めて互いのことを感謝する貴重な機会になりました」という声も。このような積み重ねがパパの育児参加のスイッチを入れ、また夫婦関係の潤滑油となり、ひいてはママが救われることにつながると、熱く語ってくれました。最後に今回講座に参加したパパとママに感想を聞かせてもらいました。「意外と簡単にできました。なかなかおいしかったです」「機会があれば、家でも作ってみようかな」とパパはまんざらでもない様子。ママは「おいしい~!やればできることがわかったのであとは家での実践を期待するのみ!」と、家族でパパの料理を楽しんでいました。家族をつなぐ“食事”、パパの料理講座は家族の距離がぐっと縮まるとても良い講座だったようです。今後もどのようなパパ講座が開催されるのか注目していきたいと思います。<取材協力:子育てママ応援塾「ほっこり~の」><文・写真:フリーランス記者林未香>
2016年12月25日ブログやSNSなどで楽しく育児をしているママがクローズアップされることが多い今、子育て中のパパとママに本音を緊急調査しました。育児には「これが正解」というものがないだけに、親も壁にぶちあたりながら、子どもといっしょに成長してているようです。Q.子育てがつらいと感じたこと、ある?1.ある 80.6%2.ない 13.9%3.わからない・どちらとも言えない 5.5%80%以上の人がつらいと感じたことがあると回答。やはり育児は楽しいだけじゃない!というのが、親の本音のようです。■みんなつらい時期がある!ママたちはわかってます泣きわめいたりぐずったり、言うことを聞かなくて途方にくれることも。でもそれは、自分が子どもと向き合ってるからこそ感じる思いです。子どもといっしょに親も成長していくんですね。「ないってほうが不思議。真面目に子育てに向き合えば向き合うほど、つらい気持ちも出てくるんじゃないかな」(宮城県 30代女性)「あります。大事な子どもだからこそ、幸せになってほしいからこそ、これでいいのか悩むのが親なんじゃないかと思います」(茨城県 40代女性)「出かけるのも、家事するのも、食事するにも、何にしても自分のペースはないし。だから、お母さんがぐずる子どもをあやそうと焦っているのを見ると、声をかけずにはいられなくなる。泣いても、ぐずっても気にしなくていいよ!みんな通った道だから」(宮城県 40代女性) ■不登校も子どもといっしょに乗り越えていくいちばんつらいのは子どもが大変なときに代わってあげられないこと。親としてできる精一杯のことをしてあげるというのが、実はむずかしいことなのかもしれません。「今、中2の娘が不登校。悩んでいても人に打ち明けられすに引きこもっている。できれることならばその苦しみを代わってあげたい」(千葉県 30代女性)「発達障害とわかるまでは、癇癪やパニックをどうしたらいいのかわからず、しつけも上手にできず、つらかった。周りの目もつらかったし、外に出るのも怖かった」(神奈川県 40代女性)■大変からこそ幸せを実感することもとくに子どもが小さいときの大変さは、あとになると大切な思い出になることが多いようです。手がかかって目まぐるしかった日々も、二度とは戻らない幸せな時間です。「保育園の送り迎えから、オムツ替えも、ご飯を食べさせるまで私の役目でした。初めの一年は本当に長く感じました。でも思い出がいっぱいです。本当に大切な時間を過ごさせてもらったと子どもたちに感謝しています」(神奈川県 40代男性)「お母さんになった瞬間から子どもに時間を奪われ、邪魔されて。何かしようと思っても『ママ〜』と言われて、トイレすら一人になれない。それでも幸せなんです!」(千葉県 40代女性)Q.子育てがつらいと感じたこと、ある?集計期間:2015.12.16〜2015.12.23アンケート回答数:4105件 ウーマンエキサイト×まちcomi調べ
2016年10月07日こんにちは、子育て研究所代表の佐藤理香です。先日、ママたちの集まりに参加したところ、「2人目の育児は楽してる気がする」「2人目はちょっと手抜きしているかも……」というような会話が多く盛り上がりました。うちにこもってモンモンとするよりは、こんなふうに話すことでストレス発散になるかもしれません。特に「それ、うちも~」「あるよね~」のエピソードは聞いているだけでスカッとしたり、ママとして考えさせられたりするものがあります。今回はみなさんにも“2人目あるある” をお伝えしたいと思います。目次1 (1)写真・動画などの記録が少ない2 (2)上の子のスケジュール優先3 (3)ちょっとくらい汚れても平気!4 (4)子どもは泣くもんだ5 (5)育児グッズは工夫で何とかなる6 (6)子育てはマニュアル通りにはいかない●(1)写真・動画などの記録が少ない『長女のときは写真やビデオを毎日撮ってた。でも次男のときは出かけたときやイベントのときだけ になってしまっている』(30代ママ)『2人目になると「写真が少ない」と聞くので、少なくならないように一生懸命撮っているつもり。でも冷静に考えると、1人目のときは“撮りたくて撮る”だったけど、2人目では“義務感”が大きいかも』(20代ママ)●(2)上の子のスケジュール優先『上の子の公園遊びや習い事で、完全に上の子のスケジュールで行動する下の子。上の子のときはお昼寝の時間に外出するのも気を使ったのに、今や「眠くなったら寝るでしょ!」 と割り切れる』(40代ママ)『1日の予定を決めたら計画どおりに動けた1人目。予定は未定、予定は変わるもんだと臨機応変になった2人目』(30代ママ)●(3)ちょっとくらい汚れても平気!『「よだれが落ちそう!」「口のまわりに食べ物がついた」と、ちょこちょこ拭いてた長男。それが次男は……、「よだれでびしょびしょ」「食事が終わってからまとめて拭こう」に』(20代ママ)『洋服が少し汚れたり、母乳が少しついたりしただけで着替えた1人目。2人目は、ちょっと汚れても目立たなければ大丈夫! 』(40代ママ)●(4)子どもは泣くもんだ『長女のときは泣いたらすぐに駆けつけて抱っこ。次女のときは「子どもは泣くもんだ」「少し泣かせてから抱っこ」になった』(30代ママ)『1人目のときは、転んで泣くようなことがあると心配しすぎて自分も泣きそうだった。2人目は、泣いても大きなケガがなければ問題なし! 』(40代ママ)●(5)育児グッズは工夫で何とかなる『素材や質感にこだわってそろえた育児グッズばかりの第1子。それに対して、古着も洗えばOK、100均おもちゃでも意外といけるじゃん!と変わったのが第2子』(30代ママ)『お下がりはウェルカム、靴もちょっと大きければ詰め物をして履かせるなど、お金をかけずに工夫次第で何とかなるのが2人目 』(30代ママ)●(6)子育てはマニュアル通りにはいかない『育児本を読みあさって実践した第1子。育児本は卒業した第2子』(40代ママ)『はじめての子育てはわからないことだらけでネットで検索しまくり。2人目になってようやくマニュアル通りにはいかないこと、いかなくても問題ないこと を実感』(30代ママ)----------いかがでしたか?筆者も思わず、「あるある~」というものばかりでした。2人目ができて楽しさも倍増した分、工夫して楽ができるとママにも余裕が生まれそうですね!●ライター/佐藤理香(株)
2016年09月15日子育てに奮闘するママたちにとって「笑顔で育児をすること」は永遠の課題ですよね。「今日はニコニコママでいよう!」と毎日決意するのですが、結局は毎日のバタバタ生活にイライラが収まらず、わが子のちょっとしたイタズラや反抗に「もう!何やってるの!」と声を荒げてしまうことも。できることなら穏やかで優しいママでいたいのに、怒りがコントロールできない!ということ、ありませんか?そんなママのイライラを上手にコントロールし、ママがもっと笑顔で育児をするにはどうすればいいのか、アンガーマネジメント講師、心理カウンセラーでもある朴澤和歌子さんに聞いてみました。アンガーマネジメントとは?アンガーマネジメントとは、アメリカで生まれた心理トレーニングで、 日本での初めは、スポーツ選手や企業で働く社員が、自分の怒りの感情をコントロールして、生活や仕事や人間関係をよりよくするために学んでいたこと。それを育児ママ向けに日々の育児のあるある!な例を題材にアレンジし、ママの怒りの感情をコントロールする方法を学ぶのが、朴澤さんの講座です。現在3歳と1歳の母である私も、毎日の育児にイライラの感情をコントロールしきれない1人。今まさに抱えている悩みをぶつけてみました。怒鳴りつけたことを、子どもたちが寝た後に後悔してしまう…育児と家事にいっぱいいっぱいな日々。疲れや焦りでママがイライラしてしまっているとき、子どもが思ったように行動してくれなかったり、思わぬイタズラでまた家事が増えたりして、つい子どもを怒鳴ってしまった経験はありませんか?先日こんなことがありました。保育園から帰宅後、慌ただしく洗濯物を整理していると、子どもたちがボールペンで壁に落書きをしているではありませんか!「何を考えてるの!?」と、思わず怒鳴りつけてしまいました。そればかりでなく、怒りをコントロールしきれず「これ、もう落ちないかもしれないよ」と責め立て、子どもは恐怖で涙ぐんで黙ってしまう展開に。落ち着いた後に食事をし、お風呂に入れ、寝かしつけまで猛スピードで過ぎていき、眠った子どもの顔を見て「また今日も叱るだけで終わってしまった」と後悔してしまいました。もう少し落ち着いて、子どもが「怖い」と感じるだけではない叱り方ができれば…と思うのですが、その瞬間はなかなか怒りをコントロールできません。ママの罪悪感・自己嫌悪こそが育児の悪循環にしかし、朴澤さんによると、このママたちの後悔する気持ちや自己嫌悪する気持ちこそが、育児にとっては悪影響になってしまうそう。ママの自己肯定感が下がることでストレスがたまり、余計イライラしやすくなり、また子どもに対して大声を出してしまうきっかけになりかねないのです。それを防ぐには、まずは罪悪感のもとになっている「衝動的・反射的に大声で叱ってしまう」ことを防ぐのが大切です。反射的な怒りをコントロールするには、どんな方法があるのでしょうか。呪文を唱えて6~10秒待つよく「叱る前に深呼吸」と言いますが、まさにその通りで、人間の怒りが最高潮に達してから落ち着くまで、だいたい6~10秒ほどかかるのだそうです。その6~10秒をどうしのぐかが問題なのですが、その技術を身につけるには、まずは意識をそらすために「数を数えること」の他に「呪文を唱える」のも効果的なのだそう。呪文は自身が言いやすい言葉、落ち着ける言葉など、どんな言葉でも大丈夫です。実際に今、2人の男の子を育児中の朴澤さんは「子育てバンザーイ!」と唱えるのだそう。どんなイタズラでも、その言葉でなんだか笑えてきてしまうこともあるのだとか。怒りのピークが去ったら、まずは「聴いて」それから「伝える」6~10秒待ったら「よし!10秒経ったぞ!」とばかりに怒り始めるのではなく、少しクールダウンの状態になったところで、まずは子どもの気持ちを聴いてみましょう。「どうしてこれをしたの?」「なんでやろうと思った?」と、子どもの思いに耳を傾けます。人間は誰でも「自分の思いを聴いてほしい」「自分は大切にされたい」という思いを持っているもので、それを満たされることで、子どもたちはとても安心できるのだそう。その上で「でも、これはやってはいけないよ」と行動を叱ります。本人の人格を否定するのではなく、「行動を叱る」のがポイント。 「あなたはダメな子ね」というように、本人の人格を否定する言葉を使ってしまうと、子どもの自己肯定感が低くなってしまいます。「こういう行動がダメなのよ」と、行動に焦点を当てるように気を付けましょう。怒りそのものを減らす「体質改善」も同時に取り組んで叱り方の理想はわかっていても、それでもイライラを処理しきれないこともありますよね。子どもに伝わり切っていないと感じると、どんどん語気が強くなって、最後にはやっぱり怒鳴ってしまうこともあるでしょう。そうした「怒りの気持ち」そのものが出てくる機会を減らすことも、アンガーマネジメントの1つ。それを「体質改善」と言うのだそうです。■自分は何について怒るのかを分析する「怒り日記」体質改善のためには、まずは自分が「何について」「いつ」怒りやすいのかを分析する「怒り日記」をつけるのがおすすめなのだそう。怒り日記には、その日にイライラした時間と原因を記入します。そうしたことで、自分が怒りやすい時間帯や、その原因を客観的に見ることができるのです。朴澤さんの生徒の中には、この日記をつけただけで「自分の怒りの原因のくだらなさに笑えてきた…」と、怒るタイミングを減らすことに成功した人もいるのだそうです。■怒る原因は自分の中の「べき」人が怒る原因は、その人の中の「べき」にあるという朴澤さん。人それぞれが持っている「べき」に反することが起きたとき、裏切られたとき、人は怒りの感情を持つのだそうです。たとえば「おもちゃはすべて片付けるべき」「母親は子どもに野菜を食べさせるべき」という考えがあるから、片付けない子どもにイライラしたり、食べない子どもに「食べてよ!」と怒鳴ってしまったりするわけです。怒るタイミングを減らし、怒りの「体質改善」をするには、自分の中の「べき」と向き合い、その中で大事にしたいもの、逆に減らしたり、ゆるめることができるものがないかを検討します。たとえば「おもちゃはすべて片付ける」のではなく「お気に入りのおもちゃだけは自分で元の場所に」とすることや「野菜をすべて食べる」のではなく「3食のうちどこかでどれか食べられたらOK」とすることで、怒りの臨界点が下がり、結果的に体質改善につながりますね。「カウンセラーだった私でさえ、育児中にはイライラした」今回お話を聞いた朴澤さんは、もともと企業で従業員の方をケアするカウンセラーでした。職業柄、どんな人の話でも受容的に冷静に聴く練習を積んでいることもあり「自分は怒りっぽい方ではない」という自負があったそうです。しかし、長男を出産してから、はじめて子育てのイライラを経験します。毎日の忙しさに、無表情で家事に取り組んでいると、3歳ごろだった長男にふと「ママ、顔怖い...」と言われたのだそう。それを聞き「一番笑顔を見せたい人に笑顔を見せられていないなんて、悲しい、何か違う」と気がつき、自らもアンガーマネジメントを学ぶことを決めたのだそうです。「怒り」は必要な感情上手に付き合おうアンガーマネジメントは、先生から教えてもらうことはもちろん大切ですが、それ以上に自分自身が自分の「怒り」と向き合うことが大切なのだと強く感じました。怒りは、自分の身を守るために備わっている、なくてはならない感情です。怒ることは決して悪いことではなく、気持ちを発散することは生きる上で必要なこと。しかし、その怒りをむやみに放出するのではなく、自分でコントロールすることが、自分自身の生きやすさにつながっていくのです。取材協力:アンガーマネジメントファシリエーターカウンセラー朴澤和歌子さん日本アンガーマネジメント協会<文・写真:フリーランス記者宮澤初恵>
2016年09月05日