この記事では、妊娠を希望し、婦人科検診を受けたときに病気が見つかった先輩ママの体験談をお伝えします。 当時、36歳で未婚だった私。結婚・妊娠に焦りはあったものの、婦人科検診もほとんど受けていませんでした。 婦人科検診で病気が見つかったそんななか、お付き合いしている方とそろそろ結婚という話になり、婦人科検診を受けることに。すると卵巣嚢腫、そして、子宮筋腫がボコボコあり、一刻も早く手術することになりました。 そして、どうにか無事に手術も終わり、結婚して子どもができればと思っていたのですが、なかなか妊娠できませんでした。 検査を受け、妊活をスタート!ようやく不妊治療も視野に入れ、病院に通い始めたのが39歳のときでした。当時の私はまったく知識がなく、体外受精などをおこなえばすぐに妊娠するだろうと思っていました。しかし、ようやく自分自身の置かれている状況がわかってきて、どうしてもっと早く病院に行っておかなかったんだろうと後悔に打ちひしがれていました。 夫婦それぞれ検査を受け、幸い問題はなかったため、タイミング法から始めました。しかし、そんな簡単には妊娠できず……。 気分転換に近場の旅行へそんななか、自分の年齢もタイムリミットが近づいているので、次のステップへと進む話がありました。そのとき、大した大きさではないものの、子宮筋腫を取ったほうがいいという話があり、腹腔鏡手術をして取ることにしました。 その後、次のステップに進む前に夫婦で気分転換に近場の旅行に行くことになり、その月は不妊治療をお休みして1カ月後に再開することになりました。 自然妊娠できてよかったところが、その気分転換がよかったのか、手術がよかったのか、その後まもなく自然妊娠することができました。妊娠したのは40歳、出産は41歳のときでしたが、高齢でも自然妊娠できたことが本当にうれしく、感謝しています。 不妊治療中は、終わりが見えなくて本当につらかったですが、もっと若いときにちゃんと病院に行って体を診てもらっていたら、もう少し苦労しなくていいこともあったのではないかと思います。 また、出産のトラブルの可能性も増えたり、40歳に入ってからの高齢出産はリスクがあることを知り、早めに病院へ行っておけばよかった、と感じました。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 イラスト/塩り監修/助産師REIKO著者:高橋えみ1児の母親。育休中。
2020年12月01日私の息子は、1歳半健診で体の成長は問題ありませんでした。ところが、保健師さんとの面談後、別室に通されて臨床心理士さんと面談をすることに……。そのとき、どんなことを話したのか、息子の言葉の様子とあわせてご紹介します。 気にしていなかった息子の言葉の遅れ私は「男の子だし、上の子もそうだったし……」と、あまり息子の言葉の遅れを気にしていませんでした。また、同年代の子と遊ぶ機会が少ないこともあり、周りの子の「一般的な」成長度合いに疎かったという部分もありました。 同時に上の子と年齢差があり、「もう少しだけ赤ちゃんらしくいてほしいな」という気持ちから、喃語や宇宙語がいとおしかったことも事実です。1歳半健診時、息子が話せていた言葉は「ママ」程度でした。 保健師さんから指摘されたこと今は言葉について吸収している時期で、息子もそのうちしゃべり出すんだろう……と悠長に構えていました。また、こちらの言っていることの理解も問題がないように感じていました。 ところが健診後、保健師さんからは「言葉の理解がちょっと気になりますね。臨床心理士と話して、発語や理解を促す方法を相談してみましょう」という話が。そんな状況でも、保健師さんにニコニコするわが子。申し訳ないやら、悲しいやらで複雑な気持ちになりました。 臨床心理士さんとの面談臨床心理士さんには妊娠の経過や出産時の様子、首すわりの時期など、これまでの成育歴について気になっていること、普段の関わり方について質問されました。 質問のあと、「2歳までは様子を見て、2歳の時点で電話で面談し、それでも発語や言葉の理解が遅れがあるなら再度相談しましょう」ということに。言葉の発達を促すためにはたくさん話しかけたり、本を読んであげたりすることをすすめられました。ワンワン、ブーブーなどの音や声、物などの動きを音で表した擬声語である「オノマトペ」での声かけも効果的とのことです。 教えていただいたことを実践した成果か、少しずつ息子にも変化が見られている気がします。発達の遅れを指摘されたときは正直ショックでした。でも、これまでのかかわりを見直すいい機会になったようにも思っています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKO作画/和田フミ江著者:東 慶子三児の母。育児のかたわら、アンガーマネジメントキッズインストラクターの資格を取得。自身の育児経験に生かすとともに、将来的には子ども向けの講座を開催したいと考えている。
2020年11月19日わが家の1人目の子が1歳半になるころ、だんだんと歩きがじょうずになったり、少しずつ言葉が出てきたりと、成長を感じられる場面が多くなり、同時に育児にもだいぶ余裕が出てきたと感じていました。そんなころに2人目を授かったのですが、2人目の育児は余裕には程遠いものでした。 イヤイヤ期と出産が重なって大変!上の子が1歳半になると、0~1歳前後のころと比べてだいぶ育児がラクになったと感じましたが、そのまま成長するに従って、さらにラクになっていくわけではありませんでした。 むしろ下の子を出産するころ、上の子は2歳でイヤイヤ期真っ盛り。0歳のころとはまた違った意味で育児が大変になってきました。上の子だけでも大変なのに、そこに出産や新生児育児が加わって本当にしんどい毎日でした。 下の子が大きくなるとぐっとラクになった 子どもたちが小さいころは、2人それぞれに手がかかってとても大変でした。しかし、下の子が2~3歳くらいになると、ママが家事をしている間、子ども同士で遊んでいてくれることも増えてぐっとラクに! そして、下の子の幼稚園に入園するときは、上の子と一緒に幼稚園に通えることがうれしかったようで、初めての集団生活でもほとんど泣くこともなく、スムーズに園生活をスタートすることができました。 一時は大変だけど、年が近いメリットも!育児の大変さは人それぞれではありますが、2人目を考えているママさんには、1歳半ごろに「育児がラクになってきた」と感じたとしても、そのあとのイヤイヤ期はかなり手強いことを知っておいてほしいです。 一方で、年が近いからこそのメリットも多々あるので、一時期の大変さは覚悟のうえで2人目が早めにほしいという方はぜひ応援したいです。 私自身、妹とは2歳差で、大人になった今でも友だち同士のように仲がいいので、2歳差でよかったと思っています。一方で、自分が2歳差のきょうだいを育ててみて、私たちが小さいころは母も大変だっただろうと思うようにもなりました。 イラスト/imasaku監修/助産師REIKO著者:奥田美紀二児の母。IT企業にてSE・プログラマーとしてシステム開発やWEBサイト運用等をおこなう。夫の転勤や子育てのために退職し、現在は妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2020年11月18日「病院に行ってコロナになるのが怖いから」。そんな理由でがん検診を控える人が増えている。だが、医師はこんな警鐘をーー。がん検診を受診する人が激減している。「日本対がん協会」によると、地方自治体のがん検診での受診件数は、国内でコロナ感染が拡大した今年3月に前年比の64%まで落ち込むと、4月には前年比16%、5月には8%と激減した。常磐病院(福島県)の乳腺外科医の尾崎章彦さんが語る。「東日本大震災のとき、独自に調査しましたが、福島県では症状を自覚していながら病院に1年以上行かなかったケースが、震災前は4.1%でしたが、震災後には18.6%と、約4.5倍も増えました。こうした“受診控え”は、今回のコロナ禍においても実感します。なかには、非常に進行の早いがんもあるので、注意が必要です」そこで専門医等に取材し、上半身で疑われるがんの代表的な自覚症状を作成した(※医師への取材をもとに本誌が作成。がんによって、ここにない症状が出ることもあります。症状が出なくてもがんになることもあるので、必ず定期的な検診を受けましょう。また、ここに出る症状が別の病気によるものであることもありますので、必ず医師の判断を仰いでください)。【頭】□ これまでなかった急な頭痛がある=脳腫瘍□ これまでとは位置や痛み方の違う頭痛がある=脳腫瘍□ 言葉が理解しにくい=脳腫瘍□ 急に始まったふらつき、息切れ、顔が白くなるなどの貧血症状=大腸がん、胃がん、子宮体がん【目】□ 片目だけ見えづらい=脳腫瘍□ 部分的な視野の欠損がある=脳腫瘍【口】□ 言葉が出にくい=脳腫瘍□ 舌に、なかなか治らないしこりやただれがある=舌がん【のど】□ たんに血が混じる=肺がん□ 息切れがする=肺がん□ 2週間以上続くせき症状=肺がん□ 声のかすれ=食道がん□ 食べ物が食道でつかえる、しみる=食道がん【胸】□ 胸のつかえや痛み、違和感が生じる=食道がん□ 動悸、胸痛、息苦しさが続く=肺がん【手足】□ 片方の手(足)に力が入りにくい=脳腫瘍□ ふらふらとして、真っすぐ歩けない=脳腫瘍【乳房】□ 胸にしこりがある=乳がん□ 脇の下にしこりがある=乳がん□ 乳首の色が変わる、ただれる=乳がん□ 左右の胸の形が対称的でなくなる=乳がん□ 胸の皮膚があつぼったくなったり、赤くなる=乳がん□ 乳頭から透明、赤、もしくは黒っぽい分泌液が出る=乳がんもちろん症状があるからといって、即がんというわけではないが……。「少しでも不安な症状があれば、医療機関で受診すべき。たとえば乳がんの場合は、胸のしこりをセルフチェックできます。ただ、症状に気づいたときには進行しているケースも少なくない。触診では見つからない病変もあるので、40歳以上の人は2年に1度、マンモグラフィー検査を受けることをおすすめします」(尾崎さん)前出の日本対がん協会の調査で、受診率が低かった肺がん(5月の前年同月比5.8%)に関しても、日本医科大学附属病院呼吸器内科・久保田馨さんからアドバイスをもらった。「肺がん患者は若年層ではまれですが、50代から増加が著しくなり、患者数のピークは70代前半です。せきや息切れが続く場合は、必ず受診してください。検査は胸部単純X線検査が一般的ですが、発見が難しい場合もあり、必要に応じて胸部CT検査を行います。検診においても、CT検査はX線と比べて、見逃しのリスクが低く、肺がんによる死亡率も20%低くなると報告されています。禁煙や受動喫煙防止とともに、定期検診や早めの受診が有効です」ここで紹介した症状がある人は迷わず病院へ行こう。そして、いちばんは症状の出ていないがんも発見できるがん検診を受けること。コロナ禍であっても、がん検診は不要不急の外出ではないのだ。「女性自身」2020年11月17日号 掲載
2020年11月05日「緑内障は40歳以上の18~20人に1人の割合で発症するといわれています。緑内障の原因は『眼圧が高いこと』と考える人が多いのですが、むしろ眼圧に異常がなくても緑内障になるケースのほうが大多数です。それを『正常眼圧緑内障』といい、じつに日本人の緑内障患者の8割近くが、これに当てはまります」こう語るのは、梶田眼科(東京都港区)院長の、梶田雅義さん。『正常眼圧緑内障』は、“気づきにくい”というが、推定患者数は400万人ともいわれている。「緑内障の症状のひとつに、眼圧が急激に上がる『急性緑内障発作』というのがあります。これは目の激しい痛みをともなう症状ですが、『正常眼圧緑内障』の場合は自覚症状がほとんどありません。『どうも視野に欠損ができて、見えづらくなってきた』と気づいたときはすでに“末期状態”というケースが多いため、早期発見が何よりも重要なのです」症状に気づいたときには“失明の一歩手前”という事態にもなりうる緑内障。そのメカニズムについて梶田さんが教えてくれた。「眼球と脳をつなぐ視神経の束の通り道である『視神経乳頭』という部分が、眼圧によって狭まります。すると視神経が圧迫され、損傷したり切れたりして死んでしまい、徐々に視野が欠けてしまうのです。『正常眼圧緑内障』の場合は、眼圧が異常に高いわけではないのに、視神経乳頭に圧が集中してしまうため、眼圧を測っただけでは発見できないことが多いのです。また緑内障は、“不可逆”な病気。死んでしまった視神経は、元に戻りません。残った視野は、治療によって維持はされますが、改善はされないのです」早期発見に最も有効な手段は、眼科で検診を受けること。「40歳を超えたら、いままで眼科にかかったことがないという人でも、検診を受けてほしい」と梶田さんは語る。「特に、家族のなかに緑内障の患者がいる人や近視の人は、検診を受けるべきでしょう。通常、眼底検査によって視神経乳頭の状態がわかり、緑内障を疑うことができます。眼底検査、眼圧検査を経て、緑内障の疑いがあるようなら視野検査まで行います。一連の検査は3割負担で2,500円ほどで済みますし、ほぼ、その場で緑内障かどうかが判明します」正常眼圧緑内障は、視力だけを測っても発見はできない。メガネを新調するときは、視力検査だけの眼鏡店ではなく、眼科を受診したほうがよさそうだ。「また、自治体で行うような健康診断についても、眼科検診をオプションでつけることをおすすめします。そして検診結果に『視神経乳頭陥凹拡大』と記載されたら、必ず眼科に行くこと。これは、視神経乳頭が圧迫されている可能性を示す医療用語。“緑内障の疑いあり”という意味の記述ですが、その意味がわからずに放置してしまう人が意外と多いのが現状です。緑内障は早期から末期までわずか4~5年で進んでしまうため、放っておくのは危険です」たとえ“問題なし”と診断されたとしても、4~5年に1度は検査を受けるべきだ。いっぽう、緑内障と診断されれば一生涯のケアが必要となる。「病名を告げたときには、多くの患者さんがショックを受けます。しかし、早期に発見できたのだとしたら、“まだ見えるうちにわかった”とポジティブにとらえてほしいです」正常眼圧緑内障の治療は、一般的に目薬がメインだ。痛みなどをともなうことはない。「最近はよい薬も多く、症状によって1種類から数種類を合わせることになります。毎日の点眼が必要です」失明の原因として最も多い割合を占める緑内障。早期発見、早期治療のタイミングを逃してしまっては、取り返しのつかないことになりかねない。「女性自身」2020年11月17日号 掲載
2020年11月05日わが家の息子が、初めて発達障害の可能性を疑われたのは1歳半健診(1歳6カ月児健康診査)のときでした。市町村によって検査内容や診断方法に差があるようですが、今回は息子が発達障害と疑われた1歳半から、実際に診断が出るまでの検査内容などをご紹介します。 発達障害の可能性を指摘された1歳半健診1歳半健診では簡単な絵を見せられ、そのなかから「○○はどれ?」と質問される検査があります。息子は、市の検査と小児科の検査、どちらもその指示を適切にこなすことができず、言葉もほとんどしゃべらないことから「要経過観察」となりました。 この時期、同じような対応の子どもは意外と多いようですが、息子の通う小児科は偶然にも発達障害に詳しく、その後も定期的に検査を受けることになりました。 半年に一度のペースで実施された発達検査 1歳半で要経過観察になって以降、半年に一度のペースで「遠城寺式 乳幼児分析的発達検査」という検査をおこないました。定期的におこなうことで前回と比べることもでき、先生が子どもの様子を見ることで発達具合もわかるようです。 この検査は先生と個室でおこなわれ、指示にきちんと従えるか、言われたことがどこまでできるかはもちろん、子どもの様子や理解力なども確認されます。息子は3歳までこの検査を定期的におこないました。 発達障害と診断されたときは…実際に発達障害と診断されたのはかかりつけの小児科ではなく、その後リハビリに通うことも考慮して紹介された、リハビリテーション病院でした。小児科からの紹介状に、今までの検査結果が詳しく記されており、リハビリテーション病院では診察のみ。息子は「自閉症」の診断がつきました。 診断がつくまでの診察時間は約10分と、予想外の早さでした。その後、これからのリハビリについての説明や診断の理由などが詳しく説明されました。 発達障害の検査は大変そうと思われがちですが、私の場合はかかりつけの小児科が発達障害に詳しい病院だったので、スムーズに診断がつきました。難しいことはあまり考えず、少しでも気になることがあれば、発達障害に詳しい小児科や市の保健センターに相談してみるといいと思います。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 イラスト/マメ美監修/助産師REIKO著者:前田奈々自閉症の長男、次男の二児の母。自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。
2020年11月02日息子が2歳半になった頃、話し言葉に詰まりがあることに気づきました。わが家には子どもが3人いますが、上2人の時にはなかった症状のため、私自身どう対応していいのかとても悩みました。今回の記事では、息子の症状や保健師さんからのアドバイス、わが家でどのように対応したかを紹介します。2歳半頃から息子の吃音が気になり始める息子が2歳半になった頃、近くの幼稚園の2歳児クラスに空きが出たので、タイミングよく通えることになりました。通い始めてしばらくすると、言葉の最初の音を繰り返す、言葉が詰まって出てこないという吃音の症状が出始めました。「環境の変化が影響しているのかな?」と、最初は特に気にしていなかったのですが、数か月経ってもなくならないばかりか、むしろ症状が多く出るようになってきたため、私も次第に不安になってきました。私の子育ての仕方が悪い?と悩むように夫や上2人の子どもに話しても、「そう?気にならないよ」という反応。子育て中の友人達に聞いても「小さい頃はよくあるだろうから、もう少し様子を見てみたら?」という感じでした。とにかく「私が気にしすぎないほうがいい」という助言をもらうことが多かったです。でも、普段息子と触れ合う時間が長い私の不安はなかなか消えず、インターネットなどで情報を集めたりもしました。そして次第に「私の子育ての仕方が悪いのだろうか」と悩むことも増えていきました。涙が止まらなかった3歳児検診悩み始めて半年ほど経ったころ、ちょうど3歳児検診のタイミングがあったので、思いきって保健師さんに相談することにしました。「どんなことでも話してくださいね」と言われ、息子の吃音症状の話を始めたら、涙が止まらなくなりました。保健師さんが私と息子を別室に案内してくれて、息子を遊ばせながら、「ゆっくりでいいですよ」と、話しやすい環境を作ってくれて、とても安心したのを覚えています。家での様子や、私のせいでこうなってしまったのではないかということ、どう対応していいのかわからないことなどを相談しました。家族みんなでできることを少しずつ保健師さんの最初の言葉は、「ママは息子さんを十分見てあげていますよ。自分を責めないでくださいね」でした。それを聞いて、また涙があふれました。息子の場合、「幼稚園で環境が変わったというのも多少あると思う」と言われましたが、それよりも「家庭内でゆっくり話を聞いてあげる時間を設けてみるといいのでは」というアドバイスをもらいました。「話好きで話題豊富なお姉ちゃんやお兄ちゃんみたいにいっぱい話したいけど、言葉が思うように出てこなくて、本人ももどかしいのかも。比較対象が家族にたくさんいることで、焦ってしまい、余計話し出しが詰まってしまう場合もあるんですよ」ということでした。具体的な対応策として聞いたこと家庭でできる具体的な息子への対応策として聞いたのは、以下の2点です。・息子が話そうとしているときには話をさえぎらず、ゆっくり話をできる環境を作ってあげること・言葉が出てこなくて不安そうなときは、肩や背中など体の一部を触ることで安心させてあげることこれらを家族みんなで共有し、早速実践することにしました。不安や悩みはひとりで抱え込まず、専門家に相談しようその日は、「今日お伝えした方法で様子を見て、半年後も気になるようでしたら、臨床心理士さんに相談しましょう。今から予約を入れておきましょうね」と、保健師さんが日程を押さえてくれました。帰宅後、家族にこの日の検診のことを話しました。その後、家族みんなで、保健師さんから言われたことを心がけて接するように。すると少しずつ息子の吃音症状は治まっていきました。検診から半年後、3歳半になる頃にはほとんど症状がなくなったため、保健師さんにお礼を伝え、臨床心理士さんの予約は辞退しました。育児に悩んだ時の相談先私にとって、あの悩んでいた時期に、3歳児検診があったのは幸いだったと思います。というのも、当時の私には「この悩みや不安を保健師さんに相談する」という発想そのものがなかったからです。もしあの時相談できていなかったら、私は長い間ずっとひとりで悩んでいたかもしれません。定期健診、そして育児で悩んだ時の相談先を知っておくことがどれだけ大切か、身を持って感じました。各自治体では保健師さんへの育児相談を設けていますし、探してみると相談できる場所はたくさん見つかります。不安なことがあれば、ひとりで抱えることなく、ぜひこういった場を活用してみてください。<文・写真:ライターnanahi>
2020年10月06日生理痛がひどいときもあったのに、これまで、生理について、あまり深く考えてこなかった私。そんな私が、婦人科検診を受けたことで、生理や婦人科受診、そして妊娠ということについて、いろいろと考えるようになったという体験談です。 生理になんとなく症状はあったけれど、気にしてなかった私私はこれまで、生理について、あまり深く考えて過ごしてきませんでした。 確かに思い返すと、生理痛がひどかったり、夜中に布団を汚してしまうほど経血が漏れたりということもありましたが、それらはたいてい生理が遅れたとき。「生理が遅れたから、生理痛があるんだなぁ」くらいにしか思わず、気にしていませんでした。 初めての子宮がん検診。そこで判明したのは…そんな私が28歳のときです。初めて子宮がん検診を受けることになりました。 結果は、子宮に「ポリープの疑いあり」という診断。私はその診断結果を見ても、ポリープが何なのかすら、わかりませんでした。しかし、ネットで検索してみると、ポリープがあることで妊娠しづらいかもしれないとのこと……。 当時ちょうど、そろそろ妊娠を…と考えていたため気になり、私は初めて婦人科を受診することにしました。 婦人科、そして大学病院への受診へその婦人科では、まずはタイミング法を指導されました。しかし、数回試したものの、妊娠することはできませんでした。そして医師に「もしかしたら、ポリープが原因かもしれないね。詳しく診てもらったほうがいいかもしれない」と、大学病院を紹介されました。 そこで、私は大学病院の婦人科へ。そこでの判断も「ポリープがあるようだ」というものでした。 結局、私は、手術を受けることになりました。手術の結果、「ポリープではなく、子宮筋腫があった」とのことでしたが、「きれいに取りきりったよ」と言われました。 驚いたのは、子宮筋腫の手術後です。なんと、私は生理痛がほとんどなくなったのです。また、経血量も減り、経血が漏れることもなくなりました。 生理というのはなかなか人と比べたりすることが難しいので、自分の状態がどうか、というのも判断しづらいものです。でも、生理が変化したり、気になったりすることがあれば、婦人科に行った方がいいということを、このことで感じました。 ちなみにその後、念願がかない、現在妊娠中です! 監修/助産師REIKO-----文/カレンダーたみぃさん
2020年10月04日ASDミミのトイレトレーニングミミのオムツが取れたのは4歳6カ月になった頃でした。トイレトレーニング中は周りの子と比べてしまい、モヤモヤすることも多かったです。保育園に通っていたミミ。2歳の時に保育園の先生から「ご家庭でもトイレトレーニングができそうなタイミングで、声がけしますね」と言われていたので、そのタイミングを待っていました。でも、気になってしまって時々相談すると「ミミ君のペースで良いので焦らなくて大丈夫ですよ」と先生。それでも、やっぱり気になるので少しずつトイレに馴染めるようにと、ウチのトイレの壁にご褒美シールを貼ってみました。トイレに入れただけでシールを貼って良いことにしたけれど、2枚ほど貼ったら飽きてしまって一切興味を持たなくなってしまいました…。Upload By taeko1年が経ち、進級する頃には同じクラスの子の半分くらいはオムツが取れていました。羨ましいなと思いながらも、無理やりトレーニングをしてトイレが嫌いになってしまうと、もっと時間がかかってしまいそうな気が。トイレに入ることができただけでも褒めるように心がけていたけれど、ほとんど入らず。補助便座を買って、座らせようとしても拒否。保育園でもトイレトレーニングをしてくれていましたが、ミミは嫌がっていたようです。ちょうど、療育をすすめられた頃でもありました。何かできることはないかなと考えた結果、ミミが魚にハマっていたので、オムツに名前の代わりに魚の絵を描いてオムツ替えを楽しめるようにしました。そしてミミが療育に通い始め、弟のふーが産まれ、新しい出来事がたくさん!0歳児と3歳児のオムツ替えをするという現実に気付き、ミミが早くオムツを卒業してくれたらラクなんだけどな…と思う日々。Upload By taekoクラスでオムツしているのはミミだけになりました。他にもオムツの子はいるけれど、夜だけで昼間は普通のパンツで過ごしていました。ミミの身体は4歳児、おしっこの量も増えて、ビッグサイズのオムツでも時々チェックしないと漏れてしまいます。「おしっこが出たら教えてね」「出そうな時も教えてね」と伝え続けたけれど、教えてくれた時は大抵、漏れた後…。Upload By taeko普段の生活でもイヤなことがあると「来ないで!」「あっち行って!」「見ないで!」と大号泣。寝起きにオムツがパンパンでも替えるのを嫌がって、なかなか替えない事もしばしば。焦る私の気持ちが伝わっていたのかもしれないな...。進まないトイレトレーニングで私はイライラ!気後れしてしまって他のママたちには相談しにくいし、ミミを可愛いと思えない自分が嫌でした。そんな時に行ってみたのが自治体の子育て相談センターでした。カウンセラーさんと面談をして、話を聞いてもらうだけで気持ちが落ち着いたんです。「小学校に入るまでにオムツが取れていれば良いですよね!」と言うカウンセラーさんの言葉に納得。周りの子のことを気にせずに、気長に考えていこうと思うことができました。「トイレに入るのが怖いかもしれない」という気づきと、「おまるでできたら自信が付いてトイレでも成功するかもしれない」とアドバイスをもらい、帰宅後おまるを購入。Upload By taekoトイレ、おまる、どちらでも良いよとミミに伝えて約1か月…おまるでおしっこすることができました!トイレでできた時はいつものおやつを1つ増やしたり、ちょっとしたご褒美をあげるように。できたりできなかったり、部屋におしっこしてしまったりを繰り返しました。3日間トイレでできたらお休みの日におもちゃを買う約束をして、実際に1週間できた時はヘビのぬいぐるみを買いました。ご褒美制はミミにとって本当に良いのだろうかと色々悩みましたが、成功体験のためならOKにすると決めました。それからミミの場合はトイレに慣れていき、外出先でもできるように。次は夜だけオムツにして、1か月半位でトイレトレーニングを完了。おまるで成功してからオムツが取れるまでが想像より早くてびっくりしました。Upload By taeko小学校入学後も失敗はあるけれど...今年4月に小学生になったミミ。トイレは問題なくできるけれど、学童に通い始めて1週間位はトイレを我慢し過ぎて漏らすことがあったり、自宅でも時々声掛けをしないと我慢している時があったりしました。そんな時も、心配し過ぎないようにしています。今度は次男ふーのトイレトレーニングが始まります。焦らずに向き合えるのは、ミミと子育て支援センターのカウンセラーさんのおかげです。
2020年09月26日4歳と1歳の息子がいるわが家。身体を動かせて、適度に休めて、天気に左右されなくて、何より楽しい!そんな場所の情報をいつもチェックしています。今回は、東京の立川に誕生した新街区「GREEN SPRINGS」の一角に、6月にオープンした「PLAY!」へ行ってきました。その魅力をレポートしたいと思います。JR立川駅から徒歩5分!車のアクセスも◎「PLAY!」は、子どものための屋内広場「PLAY!PARK」と、大人も子どもも楽しめる美術館「PLAY!MUSEUM」を核とした文化複合施設。入場制限や室内の換気・消毒など新型コロナウイルス対策が実施されていて、安心して家族で楽しむことができました。アクセスは、JR立川駅から徒歩5分というのは子連れにうれしい立地!わが家は車で行ったのですが、駐車場が地下にあり、雨が降っていてもぬれることなく館内へ出入りできるのもありがたかったです。大きなお皿が目印の屋内広場「PLAY!PARK」「PLAY!PARK」は、GREEN SPRINGSの3階にあります。思い切り体を動かせる、直径22mの巨大なお皿が特徴的!そのほかにもさまざまな廃材で創作できる工作エリアや、絵本や木製玩具で遊べるエリアなどがあります。制作好きな息子が、入場後一目散に向かったのは工作エリア。いろいろな種類の廃材に目を輝かせていました。そんな廃材を使って次から次へと生み出される作品は、親バカながらどれも名作(笑)。鉛筆の芯を抜いた廃材で作ってくれた、パパとママへのお揃いネックレスは、今でも自宅に飾ってあります。制作した作品はその場に展示することができます。タイミングが合えば、次回来館時にも自分の飾られた作品を見ることができるかも。また飾らずに持ち帰ることもできるので、どちらかを選択できるのも子どもたちにとってはうれしいですよね。また、直径22mの巨大なお皿の中で行われた、親子向けのライブパフォーマンスは、臨場感にあふれ、子どもたちはもちろん、私たち大人にとっても、刺激的でとても楽しめました。成長し続ける美術館「PLAY!MUSEUM」「PLAY! MUSEUM」は、GREEN SPRINGSの2階にあります。私たちが訪れた2020年8月は、企画展「tupera tupera のかおてん.」と常設展「エリック・カール遊ぶための本」を楽しむことができました(企画展「tupera tupera のかおてん.」は2020年12月29日(火)まで、常設展「エリック・カール遊ぶための本」は2021年3月28日(日)まで)。施設内はすべて写真・動画撮影がOKだったので、名作とともに、わが子の姿を残すことができます。常設展は、年間を通して著名な絵本作家の史実や作品を詳しく紹介。現在は、世界各国で人気の絵本作家エリック・カールさんの世界観がたっぷり堪能できる「エリック・カール遊ぶための本」を開催中。作者の魅力はもちろん、おなじみの絵本「はらぺこあおむし」などの作品を新しい視点で展示・体験できるようになっていました。息子が興味を持ったのは、エリック・カールさんが、作品を作る時に来ていた作業着の展示。カラフルで楽しい絵とは対照的に、真っ黒で闇を感じる作業着に違和感があったのだとか。少し前まで赤ちゃんだった4歳の長男に、そんな視点ができたのか…と息子の成長も感じられる時間となりました。そんな美術館を回っていると、壁に穴があいていたりと、今後新しい展示の時に邪魔になってしまうのでは?と思うような場所がちょこちょこ。あとから、調べて知ったのですが、この設計をしたのは建築家の手塚貴晴・由比夫妻。あえて完成させずに余白を残しておくことで「来場者や今後の展示などを通して、これからもどんどん発展していけるように!」という願いが込められているのだとか。私は以前、手塚夫妻の案内のもと、2人が設計した住宅や幼稚園を訪問させてもらったことがあります。その際、住んでいる方から、「どんどん居心地のよい家になっている」というお話を聞きました。「新築時が一番ではなく、時間の経過とともによくなる」これってすごいことだと思いませんか?きっとこのミュージアムも、来場者や運営者の手によって、さらに居心地のよい場所になっていくのだろうなと感じています。私はこれからも定期的にこの美術館を訪問することに決めました!企画展では、大ブレイクした絵本「かおノート」(コクヨ)や「しろくまのパンツ」(ブロンズ新社)などを手掛けるクリエイティブユニット「tupera tupera」(ツペラツペラ)による「tupera tuperaのかおてん.」が開催されていました。人間の個性的なパーツ「顔」をテーマにした斬新なアイデアとユニークな発想が満載の空間になっています。入場券と一緒に、虫眼鏡を渡され、壁や天井や床など、開場内の顔を探す旅ができます。1歳の息子目線でも楽しめる工夫がたくさんありました。なお、「PLAY!MUSEUM」の出口付近には、限定品やオリジナルグッズや今回の企画とリンクしたメニューが楽しめる「PLAY! SHOP」と「PLAY! CAF」が併設されています。合わせて楽しむのがお得!さまざまな廃材でオリジナル作品を作ったたり、ライブパフォーマンスを体感できる「PLAY! PARK」と、子ども目線でも楽しめ、ユーモアたっぷりのアート作品に触れられる「PLAY! MUSEUM」を合わせて楽しめば、割引サービスも受けられますよ。気になる人はぜひチェックしてみてくださいね。■PLAY!の詳細はこちら■料金はこちら<文・写真:ライターかつき>
2020年09月18日1歳半で眼鏡治療を始めた息子さんを持つママの体験談です。息子さんに眼鏡をつけてもらうために家族で気を付けたことについて書かれています。 1歳半で斜視と診断された息子。同時に弱視も指摘され、眼鏡を使った治療が始まりました。言葉も何となくしか通じない息子に眼鏡をつけさせることができるのか非常に不安でしたが、意外にもちょっとしたことで息子はちゃんと眼鏡をつけ続けてくれたのです。息子に眼鏡をはずさせないために私たち家族が気を付けたことをご紹介します。 眼鏡選びは普段から眼鏡の夫にお任せまずは息子に眼鏡を購入することになったわけですが、裸眼の私には選ぶ基準がわからなかったので、普段眼鏡を使っている夫に選んでもらうことにしました。購入した眼鏡は予算を大幅にオーバー。 私は当時「壊れたりなくしたりするリスクが高い子どもの眼鏡に高いお金をかけるなんて」と思ったのですが、結果的にレンズが薄く、フレームも軽めなこの眼鏡のつけやすさこそ、息子がおとなしく眼鏡をつけてくれた大きな要因の1つだと思います。 眼鏡をこまめに磨く普段はおとなしく眼鏡をつけてくれた息子でしたが、眼鏡のレンズが汚れると見えにくいのか、つけるのを嫌がることがありました。最初のうちは眼鏡屋さんからの「汚れたときはぬるま湯で洗って、眼鏡拭きで拭いてください」という指示を守っていたのですが、ごはんの最中にレンズを触ったり、泣いてしまったりと、汚れる頻度が高すぎます。 そのたびに眼鏡を洗って眼鏡拭きで拭いていると、眼鏡拭きがびちょびちょになってしまって大変だったので、スプレーして拭くだけで済む眼鏡用の洗浄液を購入し、手早く磨けるようにしました。 いろいろな人にかわいいと言ってもらう息子がつけている赤いフレームの眼鏡は、購入できるなかで一番小さいサイズでした。そんな小さいおもちゃのような眼鏡を、丸坊主の息子がつけているのは親の欲目を抜きにしてもかわいらしく、ママ友や道行く人から何度も「かわいい」と言われました。 息子はそれに気を良くしたようで、2歳の今では眼鏡をつけると必ず「かわいい?」と聞いてきます。私や上の子たちが「かわいい! よく似合ってるよ!」と毎日欠かさず声かけすることで、息子の中では完全に「眼鏡=おしゃれ」となっているようです。 息子が眼鏡を付け始めて1年経ちましたが、今ではすっかり眼鏡が当たり前になっています。裸眼の私では気が付かないことも多かったので、眼鏡をつけている夫の意見が非常に参考になりました。これからも息子が眼鏡をつけ続けてくれるよう、こまめな眼鏡磨きや声かけで、できるだけサポートしていきたいと思います。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 イラスト/マメ美監修/助産師REIKO著者:岩崎はるか2女1男の母。両実家とも遠方のためワンオペ育児中。先天異常の影響で肺が片方しかない医療ケア児を含む3人の子を育てた育児体験談のほか、大学院まで学んだ食についても執筆。
2020年09月15日いつかは受けるものだとわかっているけど、まだいいかと思いがちな乳がん検診。どんな人が、どんなときに必要なの?自分でもチェックしたほうがいいって本当?検診デビューの前に予習しておくと安心です。9人に1人がかかる、実は身近な病気。早期発見で治るからこそ検診がいちばん大切。私たち女性がかかる可能性の高いがんといえば乳がん。割合にすると、がんを患った女性のうち、約2割が乳がんに罹患している(2014年の全国がん罹患モニタリング集計より)。「年々増加傾向にあり、最新の統計によれば、日本人女性の9人に1人が生涯のあいだに乳がんを発症するというデータも」こう話すのは、個人診療の乳がん検診にも対応している乳腺専門医の尹玲花先生。乳がんは、乳房の中にある乳腺に発生する悪性腫瘍。比較的進行がゆっくりなので、早期に発見できれば治る確率が高くなる。となると、なんといっても検診が頼みの綱だ。乳がんや検診についての基本的な知識は、もはや知っていて当然、現代女性に必須の常識といえそう。まだ検診を受けたことがない人も、実はよくわからないまま受けてきた人も、正しくアップデートしていこう。若いときに検査をしても発見されない家族歴がなければ30歳までは検査不要!若いうちはマンモグラフィなどの検診を受けなくていい、という噂は本当だろうか?「はい。一般的には30歳までは検診の必要がありません。理由としては、そもそも発症リスクが低いこと、乳腺が発達しているためマンモグラフィでがんを見つけにくいこと、若い人ほど放射線による被曝の影響を受けやすいことなどがあります」もちろん例外もある。母、姉妹、祖母、おば、従姉妹で乳がんにかかった人が1人でもいる=家族歴がある場合は、20代であっても検診を受け始めよう。「遺伝性乳癌卵巣癌症候群という遺伝子の異常によって、乳がんになりやすい体質の人が日本にも一定数いることがわかってきました。該当する人は、一生のうちに乳がんを経験する可能性が約80%あるといわれるので、もし家族歴があれば、若くてもぜひ受診してください」費用は受ける方法によって変わる。若いうちに受けるなら個人検診の一択。費用が安いのは自治体が行う住民検診や会社での職域検診。住民検診は40歳以上の女性が2年に一回受けられるもので、職域検診も、会社によって異なるが原則40歳以上が対象。つまり、20~30代は個人検診を受けることになる。個人検診は費用がかかる分、気になる症状について個別に専門医に相談しつつ診察してもらえるのがメリット。マンモグラフィと超音波、触診というすべての検査を1日で受けられ、その場で結果がわかるのもうれしい。すでに何らかの自覚症状がある場合は個別に受診しよう。住民検診市区町村が行う検診。40歳以上の症状のない女性が、2年に一度マンモグラフィ検査を受診できる。自治体ごとに費用や期間などが異なるので、自分の住んでいる市区町村のHPなどで確認しよう。無料~3000円ほどと費用面のメリットはあるが、超音波検査は受けられないので注意。職域検診事業者(会社)が行う検診。健康診断の一つとして、40歳以上の女性が原則として2年に一度受診できる。マンモグラフィ、超音波検査の両方を受けられる会社もあれば、どちらか一方を選ぶ会社も。オプションとして費用の一部を自己負担する場合など、充実度はまちまち。個人検診自分で施設を選んで受診する検診。健康保険が使えないため費用は全額自己負担になり、マンモグラフィと超音波検査のどちらか一方で5000~1万円弱。両方では1万円台が目安。年齢やタイミングにかかわらず受診でき、気になる症状があれば専門医に個別に相談できる。尹 玲花先生乳腺専門クリニック「mammaria tsukiji」院長。聖路加国際病院で10年にわたり乳腺診療に携わり、クリニックを開業。※『anan』2020年9月16日号より。イラスト・中根ゆたか取材、文・黒澤 彩(by anan編集部)
2020年09月09日こんにちは、かたくりこです。わが家の姉妹・長女こむぎ(4歳)と次女きなこ(1歳)の日常をお届けする「こむぎときなこ」の、第21回です。今回はわが家の娘たちのやんちゃっぷりについてレポートしたいと思います…!長女は0歳のときから活発で、家の中では間が持たず、毎日2時間以上散歩に連れて行っていました。雨の日も風の日も、真冬も真夏も…。とても頑張りました、私が(笑)反対に次女は生まれたときからおおらかでのんびりしていて、よく寝る赤ちゃんだったので「おぉ、ありがたい。この子はきっとインドア派だろう」と勝手に思っていたのですが、全然違いました。1歳3ヵ月頃に突然開花し、言葉がまだよく通じない分、長女以上の暴走娘に! いつでもどこでも猛ダッシュで走り去っていくので、危なっかしくてたまりません。しかし、私より反射神経が早い長女がものすごい速さで次女を追っかけて行って捕まえてくれることがあるので、とても助かります。長女もいつの間にか、頼りになるお姉ちゃんになったんだなぁ!
2020年08月20日赤ちゃんのころから発達がゆっくりだった長男が1歳半健診を受けた際、「耳が聞こえていないかもしれません」と言われました。ショックを受けながらも紹介された耳鼻科に連れて行き、検査をした結果……。長男の発達障害に気付いたときの体験談を紹介します。1歳半健診では指示されたように長男は積み木を積む、車などの物の名前を聞いて絵を指さすなど、月齢相応のことは何もできませんでした。その結果、個別の発達相談に呼ばれることに。育て方の悪さを指摘されると思って私がビクビクしていると、保健師さんから「お子さんは耳が聞こえていないかもしれません」という予想外のひと言が伝えられました。 厳密には「声が聞こえにくいのかもしれない」とのこと。そこで専門的な検査ができる耳鼻科を紹介され、病院で検査を受けることに。 防音された部屋でおこなわれる聴力検査。その検査が終わり、伝えられる結果によってこの先の人生が大きく変わることになるとは、このときは気付いていませんでした。 そして検査が終わり、耳鼻科医から伝えられたのは「お子さんの聴力に異常はありません。発達支援センターを紹介しましょう」という結果でした。 「市の健診」→「耳鼻科」→「発達支援センター」という流れで、長男の発達障害を知ることになりました。健診での指摘は大変ショックなものではありましたが、この指摘がなければ、早くに長男の障害に気付けなかったと思います。受け入れるには勇気が必要な健診での指摘。前向きにとらえることは、結果的に自分のためにも子どものためにもなると感じました。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 原案/戸塚麻心作画/和田フミ江監修/助産師REIKO
2020年08月05日子供の食に関する好き嫌いに悩む親は、一定数いることでしょう。栄養が偏らないよう工夫を凝らしても、「まずい」と吐き出されてしまったり、頑なに食べてくれなかったりしますよね。息子の偏食に悩む母親が、医師にいわれた『あるひと言』1歳半の息子さんを持つタソ(mituougi2000)さんも、子供の偏食に悩む1人。息子さんが食肉や葉菜類を一切口にしないため、栄養が摂れているかどうか不安に思っていたそうです。ある日、息子さんを1歳半検診に連れて行った際、医師に「気になることはありますか」と聞かれたタソさんは、その旨を伝えました。すると…。「子供なんてそんなものよ!元気に育っていれば大丈夫!」「同じものしか食べない」「ほかの子はたくさん食べるのに」と思い悩んでいたタソさんの不安は、医師のひと言で払拭されました。きっとタソさんは、特定のものしか食べない息子さんに「ほかの食べ物も好きになってもらおう」と、日々調理方法などを変えながら工夫を凝らしていたのでしょう。「この先生のひと言で、ほかにも救われる人がいますように」という想いを込め、タソさんは一連の出来事を漫画に描き、Instagramに投稿。すると、多くの親から反響が上がりました。・めちゃくちゃ救われました。私の子供はとにかく野菜を食べません。あまり考えすぎないようにします!・かかりつけの医師にそのようにいってもらえると、すごく心強いですよね。・嫌いなものは一切口にせず、作っては捨てて、何度泣いたことか…。この作品に救われました。ありがとうございます。・私の息子も好きなものしか食べませんでしたが、すくすく成長し、現在中学3年生です。もちろん、子供の栄養管理は大切です。しかし、神経質になりすぎると、自分を責めることになりかねません。医師のひと言は、タソさんの作品を介して、子供の偏食に悩む多くの親の心を救ってくれました。タソさんはInstagramで育児漫画やイラストを公開するほか、ブログも更新しています。気になる人はご覧ください。Instagram:mituougi2000ウェブサイト:TASO illust design[文・構成/grape編集部]
2020年07月11日娘が1歳6カ月のときに、2人目を授かりました。1人目、2人目共につわりがひどかった私。妊娠初期から続く体調不良で食欲や体力が落ち、気力も失い、気持ちはどん底に……。今回は2人目妊娠中のどん底エピソードをお伝えします。 料理をすること、考えることがつらい!つわりによって、においすべてに気持ち悪さを感じ、特に食べ物のにおいが1番ダメでした。保育園にも行っていなかった娘には朝昼晩と3食作る必要があり、苦しみながら作る毎日。 鼻にティッシュを詰め、マスクをして料理をしていました。考えるのも嫌になったときには、コンビニに置いてあるパウチ惣菜を大量に購入! 主菜や副菜の種類も豊富で保存期間も長いので、とても役に立ちました。 動くのがつらい!食べることができないと動く体力もなくなり、1日中横になっていたい……。だけど2歳近くの元気な娘は家の中でも常に動き回ります。安全確保やお世話のためにどうしても動かなくてはいけないのがつらかったです。 娘が寝たあとに趣味の手芸もできなくなりました。やりたいのに動けないことに生きがいをなくし「私はなんのために生きているの?」と悲しい気持ちに……。 外に出るのも苦痛でしたが、娘のために頑張って子育て支援センターや公園には行っていました。外の空気を吸ったり、先生や他のママと話をすることは気分転換となり、暗かった気持ちも少し回復できたのはよかったです。 寝るのもつらい!娘の寝かしつけは毎日私の担当。温かいお布団でやっとゆっくり横になれる……と思っても、娘におなかを蹴られる恐怖が……。もう1つ、つらかったことが、娘の口臭でした。今まで感じなかった娘のにおいにまで過敏になり、顔を背けたいけど「ママ、こっち向いて!」と逆向きを許してくれない娘。 その後、妊娠中期に身長ほどの長い抱き枕を購入しました。おなかを守る役目と娘との距離が少しできるので、もっと早く購入していればよかったです。娘を寝かしつけたあとにもう一度起き上がる体力もなく、そのまま寝落ちする毎日。自分の自由時間はほぼ0でした。 妊娠初期はつわりがひどくてどん底な気持ちが続きましたが、妊娠中期になるとつわりも気持ちも落ち着いてきました。娘との2人の時間を大切にしようと思い、預けることに抵抗がありましたが、気持ちがどん底になる前にもっと一時保育などのサポートを使えばよかったと思いました。 著者:高橋こずえ3歳と1歳の姉弟を育児中。節約・整理収納・手芸が趣味で、家での手仕事を楽しんでいる。子育てライター歴3年目。
2020年07月06日子どもたちから長年絶大な人気を誇るおもちゃ「レゴ」。私も子どものころにレゴでよく遊んでいました。想像力がたくましい子どもたちにとって、ブロックはぴったりのおもちゃですよね。今回は、元保育士の私が長く遊べて魅力的だと感じたおもちゃ「レゴブロック」についてお伝えします。 レゴは耐久性抜群私が幼稚園の年長のときに買ってもらって遊んでいた「レゴデュプロ」ですが、今は息子が使っています。購入から約15年ほど経っていますが、きょうだいとたくさん遊び倒したにもかかわらず、まったく劣化していない点がレゴのすごいところです。 レゴと似ていて互換性のあるブロックを、あとから買い足して同じケースに入れてあったのですが、色あせ、角も丸くなっているなど、劣化の差は歴然でした。ちょっと先の話になりますが、もしかすると自分の孫も同じレゴで遊ぶかもしれないと思うと感慨深いです。 年齢に合わせて選べるブロック「レゴデュプロ」は、対象年齢1歳半から遊べる大きめのブロックです。「レゴクラシック」はとても小さいブロックで、デュプロよりさらに手先が器用になってから遊び始めました。誤飲を防ぐために、口に入れる心配が完全になくなってから使いました。 実はデュプロとクラシックは大きさがまったく違いますが互換性があり、同様にくっつけて遊ぶことができます。デュプロからデビューし、クラシックをあとから買い足しても一緒に遊べるところがよかったです。 保育現場での子どもたちの反応私が保育士をしているとき、保育園で「レゴクラシック」を使っていました。ひとつの遊びでは集中力が続かない子どもたちでしたが、レゴクラシックには驚くほど食いついて真剣に遊んでいました。 レゴは子どもの想像力をかきたて、集中力を高めてくれる点においても一役買っていました。細かい作業なのでほかの遊びより集中して遊んでいました。子どもたちの遊び方の個性が顕著に出て、レゴブロックは大人が見ていても楽しいです。なかには、おままごとでレゴを料理に使っている子も。想像力次第で何にでもなるところがおもしろいですね。 レゴは、家庭に1つあると親子で楽しむことができます。わが子はデュプロからデビューして、クラシックをあとから買い足してさらに遊びの幅が広がりました。 ※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。レゴブロックで遊ぶ際は誤飲等にご注意ください。お子さまが遊んでいる間はそばで見守るようにしましょう。※直径39mm以下(トイレットペーパーの芯を通る大きさ)のものは、誤飲の恐れがあります。赤ちゃんに渡したり、そばに置いたりしないように注意しましょう。 監修/助産師REIKO著者:白岩愛実子育て中のママ。自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。
2020年05月11日Da-iCEの約1年半ぶりとなるオリジナルアルバム、『FACE』が4月29日に発売される。Da-iCEは、工藤大輝、岩岡徹、大野雄大、花村想太、和田颯からなる5人組。2011年に活動を開始した後、翌2012年にはインディーズで初のミニアルバム『Da-iCE』を発表。ライブ会場へ押し寄せるファンも日に日に増加を辿り、2014年1月にシングル「SHOUT IT OUT」でメジャーデビュー。以降、若年層を中心に人気を集め、お笑い芸人EXITとのコラボ楽曲も話題となった。2021年には全国アリーナツアーも決定している。5thオリジナルアルバム『FACE』には、Official髭男dismの藤原聡(Vo/Pf) からの提供楽曲「FAKE ME FAKE ME OUT」をはじめ、オリコン・iTunesランキング1位を獲得した最新シングル「BACK TO BACK」、2020年の幕明けとともに配信限定でリリースした「Phoenix」などが収録される。また、リーダーである工藤大輝が作詞作曲を担当した「Flight away」もアルバムに収録。MVは全編メルボルンで撮影されており、数々の名所をメンバーが訪れる“メルボルンに行った気持ちになる擬似旅行体験MV”に仕上がっている。映像の中では、オーストラリアで一番古い公共図書館であるビクトリア州立図書館や、テニス全豪オープンの会場であるオリンピックパーク、そして本MVのラストを飾るモーニトン半島の最南端の草原と崖の3か所はDa-iCEがアジア人として初めて撮影許諾が下りた場所だという。そのほか、アルバムの新録楽曲はメンバーが1人1曲を担当。楽曲のコンセプト立案・作詞作曲などにも携わり、ダンス&ボーカルグループでは珍しいセルフプロデュースにこだわったクリエイティブなFACE (側面) を魅せる作品に仕上がっている。■リリース情報5thアルバム『FACE』2020年4月29日(水) リリース初回盤A(CD+DVD) ¥4,500(+税)初回盤B(CD+DVD) ¥4,200(+税)初回盤C(CD+DVD) ¥4,800(+税)初回フラッシュプライス盤(CD+DVD)¥2,130(+税)(※初回フラッシュプライス盤は在庫終了次第、通常盤UMCK-1656/POS:4988031378823(¥2,773税抜)に切り替わります)<収録曲 >【CD】※全形態共通M1 「FAKE ME FAKE ME OUT」M2 「Phoenix」M3 「Flight away」M4 「Yawn」M5 「雲を抜けた青空」M6 「恋しくて、今も」M7 「BACK TO BACK」M8 「Damn it!」M9 「WELCOME!」M10 「さようならを君に」M11 「you」
2020年04月28日長女が1歳半のときに次女が誕生し、授乳を手伝ってもらったことをきっかけに、赤ちゃんのお世話に興味を持った長女。長女の赤ちゃん返りを心配していた私でしたが……? 1歳半でお姉ちゃんに。リアクションは!?長女が生後8カ月のころに妊娠が判明。まだお姉さんになるという自覚を持たせるのは難しいだろうということで、お人形を使って一緒にお世話ごっこをして、なんとなく“赤ちゃんってこんな感じだよ”という雰囲気を伝えていました。 そして次女が誕生。長女は自分よりも小さい動く物体に「なんだこれは?」という顔をしていましたが、“興味はある”といった雰囲気で少し安心しました。 長女も一緒にママごっこ!私が次女のおむつを替えていると、長女は横に並んで人形のおむつを替えます。時には授乳のまねもするなど、私が次女のお世話をする様子を長女もまねて遊んでいました。そんなある日、次女に母乳を哺乳瓶であげようとしていると、長女がジーっと見つめていました。 そこで長女に「あげてくれる?」と聞くと、長女は「うん!!」と目を輝かせ、私の補助付きですが授乳を手伝ってくれました。本当のところ、二度手間のようになってしまいましたが、長女の気持ちが私にとってはうれしかったのです。 次女中心にならないように長女をフォロー長女が赤ちゃんのお世話をしてくれることはうれしかったのですが、大人がそれに甘えて、長女をお世話する側だけにしてはいけないと感じました。そのため、夫が休みのときは長女だけ夫と公園に遊びに行ったり、長女だけ実家の両親とドライブをしたりと、長女に特別感を感じさせてあげられるように心がけました。 長女も気持ちに余裕ができたのか、その後も赤ちゃん返りなどはなく、一緒に次女をかわいがってくれました。 きょうだいができると、上の子は戸惑ってしまうこともあると思います。いきなり「お姉ちゃんになるからしっかりね」と言い聞かせるのではなく、楽しく新しい家族を迎えられるように工夫できるといいですね。 イラスト/塩り監修/助産師REIKO著者:深田ようこ三児の母。夫とは二回り近い年の差婚。子ども服のショップ店員など、結婚するまでは子ども向けの仕事に携わる。現在は芸能や育児に関する記事を中心に執筆中。
2020年03月08日2019年ともそろそろお別れ。我が家の2019年は、男女の成長の違いを楽しむ1年でした。特に、乳幼児期を過ぎ、あんよやおしゃべりなどが出来るようになる0歳から1歳への成長は目を見張るもの。今回は、我が家の長男の1年の成長まとめを振り返ります。コップやペットボトルでも飲めるようになった!長女と次女の歳の差は7歳。年齢の近い兄弟や姉妹に比べて、次女は「お姉ちゃんに影響される」ことが少なかったかも。我が家の長男(1歳)とお姉ちゃんが2歳差で、そのため長男は「お姉ちゃんと同じことがしたい!」という気持ちが強いように思います。哺乳瓶を卒業すると、まずはストローマグに移行。マグで練習したあとコップやペットボトル飲みができるようになるのが一般的な成長ステップだと思うのですが、長女&次女は3歳頃までコップやペットボトル飲みをしてきませんでした。しかし、今では当たり前のようにコップやペットボトルから飲み物を飲む姉たち。そんな姉たちを見ているからか、「自分も同じ物を欲しい!」と泣く長男。物をしっかり両手で持つこと、しかも液体が入っているのでバランス感覚も大事!コップデビューはなかなか勇気のいる決断でしたが、試しに飲ませてみたら「あれ…?まぁ上手に飲んでいる!」ビックリしたけれど我が息子ながら器用だな〜と思いました。ある時は、遊んでいた長男が「やけに静かだな…またイタズラか⁉︎」と慌てて見に行くと、次女が飲んでいたコップを上手に持ち、正座をして飲んでいたことも。可愛くて笑ってしまいました。まだまだ失敗する時もあるけれど、小さくて軽い容器なら1人でぐびぐび飲めるように!小さな成長のように思いますが、マグを卒業できると荷物も減るし、洗い物も減るんです。長男の成長に、ママとして少しずつ楽になっていくなぁと感動しました。スプーンだってお手の物! カトラリーに憧れる長男元々食べる事が大好きな長男。手掴みで顔中に塗りたくるように、黙々と食べる食べる…。こんなこと、女の子の長女&次女のときにはなかった!しかし、そんな彼に最近ちょっとした変化が。手が汚れるのが嫌なのか、気になり始めたようで、姉たちが持つカトラリーに熱い視線を送るように…。「お姉ちゃんたちが使っているあれを僕も使ってみたい♡」という感じの目つきで眺めていました。まだまだ赤ちゃん時期を過ぎたくらいなので、手掴みが良いと思っていましたが、スプーンやフォークを出してみると「そうそう、コレコレ!」と言って(食べたいと)指を差すように。私がすくって持たせてあげると満足そうに口へ運んでいました。そこで、運命的な出会いが。姉たちはエジソンのカトラリーシリーズを愛用していたのですが、息子はベビービョルンのお皿・コップ・カトラリーセットを購入。それが大正解!小さな子どもの食事中の動きを計算しつくした設計なので、食べこぼしが一気に少なくなり、また子ども自身も「すくって食べる」動作がスムーズにできて嬉しいよう。長男はいろいろおさがりの物が多く、「彼専用」のものが少なかったのですが、これは大活躍中で、今年買ってよかったものナンバーワンかも!食事時間が楽しく、本人も「自分で食べられる」ことにとっても満足気。まだまだ1人で上手には出来ないけれど、これも大きな成長です!コツを覚えると早い、階段の上り下りが上手になった!今まではハイハイかハイハイバックで階段の上り下りをしていた長男。男児だからか、動くことが好き、特に階段の上り下りが大好きなようで、隙あらば自主練に励んでいました。ある時、次女の幼稚園参観の日に、気がつくと「あれ、息子がいない⁉︎」と大慌てで探すと、年長さんのお部屋へ向かって1人で階段を登っていた…なんてことも。長い階段や高い階段はまだまハイハイかハイハイバックでの移動ですが、最近になって短い階段や低めの階段は慎重に一歩ずつ足を踏み出し、立ったまま出来るように進歩。やり終えた後は嬉しそうに何度も繰り返しています。平坦な道でも立って歩くのがやっとだったよちよち時期はもう遠い昔のことのよう。どんどんコツを覚えていくんだね!お気に入りのキャラクターが増えた!アンパンマンが1番好きだった乳児期から少しだけお兄さんになったのか、今年はお気に入りキャラクターに機関車トーマスも仲間入り。初めはアニメや絵本からスタートし、パーシーやゴー(ゴードン)と言えるように!電車や車、くるくる回るタイヤが好きなようで、早くも男児らしい趣味嗜好にシフトチェンジした感じ。最近は、憧れのプラレールもゲットしました!これからお祝いの度に乗り物が増えていくのだろうなと思っています。ついに卒ミ! 外出時の荷物が減って楽チンに乳児期は完ミ育児だった我が家にとって、外出時の荷物が母乳育児のママと比べて多かったのが日々の悩み。飲ませないわけにはいかないので、母乳ママが少し羨ましく思えていました。息子はよく食べ、よく飲む子。生後半年を過ぎ、体重もなかなかのものになった頃、乳児検診で先生と相談をして牛乳に切り替えてみることを決めました。食べる量も更に増え、よく眠ってくれるように…!夜間だけはまだまだミルクかな、なんてドキドキしていたけれど特に問題もなく牛乳へ切り替え。外出時の荷物を減らしてくれた息子の成長に感謝。まだちょっと先のことだけど、次はオムツが外れたら、ママのお出かけの用意はもっと楽&軽量になるはずです。子どもたちのめまぐるしい成長に、「あれ、気が付いたらこんなことも、あんなこともできるように!」と驚く毎日。できることが増えると荷物が減り楽になる反面で、「動けるようになると、ますます目が離せなくなる…」なんて心配も。ともあれ、子どもたちの成長はとっても嬉しく幸せなこと。せわしない毎日だけど、もうして一年を振り返ると、「すくすく大きくなってくれてありがとう」と「わたしも一年間よく頑張ったな〜」と少しだけ誇らしい気持ちに。みなさんも、お子さんの1年を振り返って、成長を感じてみてくださいね♡
2019年12月22日我が家は1歳、3歳、10歳の3姉弟。一番末っ子1歳の長男は、今年初めてのサンタクロースが来る予定!年齢が違う姉妹弟への、今年のクリスマスプレゼントをご紹介します♪1歳7ヶ月になる長男に、初めてのサンタがやってくる!まだまだプレゼントのリクエストもできないし、クリスマスを理解し出すには早い1歳。でも、お姉ちゃんたちが何かもらっていたらなんだか可哀想かな…。姉たちは早生まれで、初めてのクリスマスは1歳間近だったのでプレゼントがありましたが、5月生まれの長男は、去年のクリスマスは0歳(6ヶ月)。さすがにプレゼント無しだったので、今年から用意することに。初めてのクリスマスプレゼントとなると、サンタも張り切って喜ぶものを考えます。長男は、お姉ちゃんたちが持っていないおもちゃも買ってあげたい!まだリクエストできる年齢ではないので、リサーチを開始することに…。長男はさすが男の子、最近では機関車トーマスやプラレールにハマり中。以前、武蔵小杉にあるグランツリーへ行った時、おもちゃ売り場のプラレールコーナーで、トンネルやアップダウンのあるセットに釘付け。ずーっと憧れの眼差しで見つめていたので、その姿をもう一度我が家で見たい♡と思いました。それから、よく見るyoutubeの動画を参考にして、サンタさんからはトーマスの仲間のお喋りシリーズに。パパ&ママからのレールは、どきどきマウンテンセットにしようと決めました。これからちょっとずつ、トーマスの仲間とレールを増やしてあげたいなとパパと一緒に考えています。子どもって、1歳といえども「好き・嫌い」があるもの。百貨店のおもちゃコーナーや、お友達の家、児童館などの遊び場コーナーで観察していると「これが好きそう…」というものが自然とわかってくるはず!ボールを転がすおもちゃだったり、音が鳴る楽器だったり、女の子だったら早くもお人形さんやごっこ遊びのセットだったり、と、その子の好みはそれぞれのようです。よ〜く観察してみて、気に入りそうなものを探してくださいね。最近は最新おもちゃのレビューをあげているyoutuberさんたちも多いので、そちらも参考になると思います♪3歳10ヶ月の次女は、ディズニーシリーズで♡次女の去年のXmasプレゼントは、レゴのduplo(デュプロ)。長女が持っていたLEGOで普段から遊びたがっていましたが、まだ2歳の時点では手先がそこまで器用でないこと、ピースが小さく誤飲が心配だったことから、普通サイズより大きなデュプロをプレゼント。女子っぽいシリーズで、とっても大喜びしていました。レゴやデュプロは、シリーズで少しずつ集めていけるのもいいところ。ディズニーシリーズを元々持っていたので、まとめて収納できるようにBoxタイプの物にすることによってお部屋もスッキリ!きょうだいが増えたのでみんなで遊べるし、とってもオススメです!4歳を目前にした今年、サンタさんには先日観に行った「Frozen II」の大好きなアナ雪のぬいぐるみ(エルサとアナ)をリクエスト中。ちゃんと届くかな?また今年は、幼稚園でたくさん新しい刺激を受けた1年でもあり、「あいうえお」に興味を持ち始めたので、パパ&ママからは、ディズニープリンセスのあいうえおレッスンにしようと決めました。3歳をすぎると、サンタを理解して、自分でリクエストするようになる子も。サンタさんへのリクエストはなるべく答えてあげられたらなぁと思いつつ、親としては知育的な要素もあるおもちゃも買ってあげたい!あいうえおレッスンはディズニープリンセス仕様なので、こちらもきっと喜んでくれるはずです♪10歳11ヶ月の長女、用意する方も楽チンになる一方で…さすが小学生ともなると、季節問わずにサンタからのプレゼントを考えており、欲しいものは半年前から決めていることも。毎年「コレが欲しい!」と明確なリクエストを伝えてくれるようになったので、用意するサンタも気が楽なようです。年齢とともにプレゼントの価格帯も大きくなっていくのが玉に瑕…ですが、朝届いたプレゼントをみて「よかったね♡」と、パパもママも嬉しくなります。我が家のサンタは、こうやって来る!ところでみなさん、サンタさんはどうプレゼントを置いていきますか?我が家は、毎年、朝起きると枕元にプレゼントが置いてあります。子どもたちは大喜びでリビングへ持ってきて、パパとママにお披露目してくれながら開ける…のが恒例です。私たちは寝不足ですが(あれ?)、喜ぶ子どもたちの顔をみて幸せな気分に♡サンタにとっては、この子どもたちの笑顔が、1年の醍醐味のようです。しかし、人数も増え、寝室もなかなか狭くなってきた我が家。3人とも静かに寝静まってから、そ〜っと姿を見られないようにお届けにくるのが、サンタもなかなか大変になってきたよう。今年からは「ツリーの下に置いておいてくださいね」とお願いしてみようと考えています。あの瞬間の子どもたちの表情って本当にキラキラしていて、可愛い!1年の疲れも吹き飛ぶ瞬間ですね♡我が家のクリスマスの迎え方、大盛り上がりの点灯式!我が家では、11月末〜12月最初の週末までに、毎年ツリーを出します。パパがXmas songをかけて、子どもたちで協力して飾り付け。あれれ、お姉ちゃんたちが一生懸命飾った物を、次から次に取っていく人が1人…(笑)最後にパパが電飾を付けたら、部屋を真っ暗にして、カウントダウン!ここが盛り上がりどころ、我が家のツリー点灯式です!無事ツリーに明かりが灯ったら、家族みんなで歌って踊ります。賑やかな年の瀬がやってきたなぁと感じる瞬間。ちょっとしたイベントですが、楽しいクリスマスとお正月を迎える我が家の楽しい恒例行事。これからも家族仲良く、楽しく続けていこうとおもいます♪
2019年12月11日わが家の1人目の子が1歳半になるころ、だんだんと歩きがじょうずになったり、少しずつ言葉が出てきたりと、成長を感じられる場面が多くなり、同時に育児にもだいぶ余裕が出てきたと感じていました。そんなころに2人目を授かったのですが、2人目の育児は余裕には程遠いものでした。 イヤイヤ期と出産が重なって大変!上の子が1歳半になると、0~1歳前後のころと比べてだいぶ育児がラクになったと感じましたが、そのまま成長するに従って、さらにラクになっていくわけではありませんでした。 むしろ下の子を出産するころ、上の子は2歳でイヤイヤ期真っ盛り。0歳のころとはまた違った意味で育児が大変になってきました。上の子だけでも大変なのに、そこに出産や新生児育児が加わって本当にしんどい毎日でした。 下の子が大きくなるとぐっとラクになった子どもたちが小さいころは、2人それぞれに手がかかってとても大変でした。しかし、下の子が2~3歳くらいになると、ママが家事をしている間は、子ども同士で遊んでいてくれることも増えてぐっとラクに! そして、下の子の幼稚園に入園するときは、上の子と一緒に幼稚園に通えることがうれしかったようで、初めての集団生活でもほとんど泣くこともなく、スムーズに園生活をスタートすることができました。 一時は大変だけど、年が近いメリットも!育児の大変さは人それぞれではありますが、2人目を考えているママさんには、1歳半ごろに「育児がラクになってきた」と感じたとしても、そのあとのイヤイヤ期はかなり手強いことを知っておいてほしいです。 一方で、年が近いからこそのメリットも多々あるので、一時期の大変さは覚悟のうえで2人目が早めにほしいという方はぜひ応援したいです。 私自身、妹とは2歳差で、大人になった今でも友だち同士のように仲がいいので、2歳差でよかったと思っています。一方で、自分が2歳差のきょうだいを育ててみて、私たちが小さいころは母も大変だっただろうと思うようにもなりました。著者:奥田美紀二児の母。IT企業にてSE・プログラマーとしてシステム開発やWEBサイト運用等をおこなう。夫の転勤や子育てのために退職し、現在は妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2019年11月27日ウーマンエキサイトをご覧のみなさま、こんにちは!PUKUTY(プクティ)です!1歳半を過ぎ、少しづつですが話せる単語が増えてきた息子…どんどん吸収している今、何かを学ばせたい! と、わが家でやっているのは…■やっぱり英語が大事ということにたくさんの事に興味を持ち、どんどん吸収していっている息子。成長を見守りながらも、何か息子のためになることを学ばせてあげたいと思い夫婦で話し合いました。そして、小学校でも英語が取り入れられようになり、これからはさらに英語が大事になるのでは…!?という結論に。「学ばせよう」というより、少しづつですが親ができる範囲で英語に触れさせる環境作りをすることにしました。■楽しめる環境を作ろう!かといって私や旦那が英語が話せるわけではないので…(笑)音楽や動画などを息子と一緒に楽しんでいます。(私たちも勉強になっています!)また、近くに住む義母が英語の先生なのです。息子に英語で話しかけたりしてくれるので非常にありがたいです!■息子は何を好きになるのか楽しみ今やっていることが、どのぐらい効果があるのかはわかりませんが…息子の様子を見ながら、無理なく楽しんで色んな学習(習い事)ができればいいなと思っています。息子が何に興味を持つのか今から楽しみです!
2019年11月23日私の息子は、1歳半健診で体の成長は問題ありませんでした。ところが、保健師さんとの面談後、別室に通されて臨床心理士さんと面談をすることに……。そのとき、どんなことを話したのか、息子の言葉の様子とあわせてご紹介します。 気にしていなかった息子の言葉の遅れ私は「男の子だし、上の子もそうだったし……」と、あまり息子の言葉の遅れを気にしていませんでした。また、同年代の子と遊ぶ機会が少ないこともあり、周りの子の「一般的な」成長度合いに疎かったという部分もありました。 同時に上の子と年齢差があり、「もう少しだけ赤ちゃんらしくいてほしいな」という気持ちから、喃語や宇宙語がいとおしかったことも事実です。1歳半健診時、息子が話せていた言葉は「ママ」程度でした。 保健師さんから指摘されたこと今は言葉について吸収している時期で、息子もそのうちしゃべり出すんだろう……と悠長に構えていました。こちらの言っていることの理解も、問題がないように感じていました。 ところが健診後、保健師さんからは「言葉の理解がちょっと気になりますね。臨床心理士と話して、発語や理解を促す方法を相談してみましょう」という話が。そんな状況でも、保健師さんにニコニコするわが子。申し訳ないやら、悲しいやらで複雑な気持ちになりました。 臨床心理士さんとの面談臨床心理士さんには妊娠の経過や出産時の様子、首すわりの時期など、これまでの成育歴について気になっていること、普段の関わり方について質問されました。 質問のあと、「2歳までは様子を見て、2歳の時点で電話で面談し、それでも発語や言葉の理解が遅れがあるなら再度相談しましょう」ということに。言葉の発達を促すためにはたくさん話しかけたり、本を読んであげたりすることをすすめられました。ワンワン、ブーブーなどの音や声、物などの動きを音で表した擬声語である「オノマトペ」での声かけも効果的とのことです。 教えていただいたことを実践した成果か、少しずつ息子にも変化が見られている気がします。発達の遅れを指摘されたときは正直ショックでした。でも、これまでのかかわりを見直すいい機会になったようにも思っています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者:東 慶子三児の母。育児のかたわら、アンガーマネジメントキッズインストラクターの資格を取得。自身の育児経験に生かすとともに、将来的には子ども向けの講座を開催したいと考えている。
2019年11月10日わが家の息子が、初めて発達障害の可能性を疑われたのは1歳半健診(1歳6カ月児健康診査)のときでした。市町村によって検査内容や診断方法に差があるようですが、今回は息子が発達障害と疑われた1歳半から、実際に診断が出るまでの検査内容などをご紹介します。 発達障害の可能性を指摘された1歳半健診1歳半健診では簡単な絵を見せられ、そのなかから「○○はどれ?」と質問される検査があります。息子は、市の検査と小児科の検査、どちらもその指示を適切にこなすことができず、言葉もほとんどしゃべらないことから「要経過観察」となりました。 この時期、同じような対応の子どもは意外と多いようですが、息子の通う小児科は偶然にも発達障害に詳しく、その後も定期的に検査を受けることになりました。 半年に一度のペースで実施された発達検査1歳半で要経過観察になって以降、半年に一度のペースで「遠城寺式 乳幼児分析的発達検査」という検査をおこないました。定期的におこなうことで前回と比べることもでき、先生が子どもの様子を見ることで発達具合もわかるようです。 この検査は先生と個室でおこなわれ、指示にきちんと従えるか、言われたことがどこまでできるかはもちろん、子どもの様子や理解力なども確認されます。息子は3歳までこの検査を定期的におこないました。 発達障害と診断されたときは……実際に発達障害と診断されたのはかかりつけの小児科ではなく、その後リハビリに通うことも考慮して紹介された、リハビリテーション病院でした。小児科からの紹介状に、今までの検査結果が詳しく記されており、リハビリテーション病院では診察のみ。息子は「自閉症」の診断がつきました。 診断がつくまでの診察時間は約10分と、予想外の早さでした。その後、これからのリハビリについての説明や診断の理由などが詳しく説明されました。 発達障害の検査は大変そうと思われがちですが、私の場合はかかりつけの小児科が発達障害に詳しい病院だったので、スムーズに診断がつきました。難しいことはあまり考えず、少しでも気になることがあれば、発達障害に詳しい小児科や市の保健センターに相談してみるといいと思います。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者:前田奈々自閉症の長男、次男の二児の母。自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。
2019年11月01日こんにちは、保育士の中田馨です。1歳半のお子さんの保護者の方から「遊びを切り上げようとするといつも大泣きして困ります」という相談を受けました。子どもの成長の時期によっては、1日の生活の中でこの大泣きが何度も起こることがあるので、ママはヘトヘトになってしまいます。こんなとき、保育所ではどんな対応をしているかを紹介します。 1歳半ごろの子どもの発達の目安1歳半ごろの子どもは、言葉の数がだんだん増えてきて、二語文が出始める子もいます。大人の簡単な指示も分かるようになりますし、記憶力がついてくるので大人のマネがさらに上手になってきます。食事、着替えなど、自分の身の回りのことを「自分でしたい」という気持ちが芽生えます。そして、自己主張がはっきりしてきます。 「いやだ」という気持ちを言えるようになり、怒ってみたり、すねてみたりといろいろな感情を出せるようになってきます。自分の思い通りにならないときは、かんしゃくを起こして、ひっくり返って大泣きしてママを困らせることもあります。 大泣きしないようにする方法はある?食事、睡眠、お風呂、お出かけなど、生活の節目で子どもが遊びを切り上げる場面があります。ママは次の予定があるので「○時までに次の行動を」と思っていますが、それを知らされていない子どもから見ると、突然楽しい遊びができなくなる悲しさがあります。 大切なポイントは、あらかじめ終わりの時間を知らせておくことです。とはいえ、子どもはまだ時計を読むことができませんので、別の方法で時間を知らせます。例えば、パズルなどの一旦終わりのある遊びをしている場合は、「パズルが出来上がったら、ご飯食べるよ」などと伝えます。そうでない遊びのときは、タイマーのアラームをかけておいて「ピピッてなったらご飯食べるよ」と言います。 そうはいってもなかなかすぐにはできません。そんなときは「あと3分おまけしちゃおう」と、おまけしてもOK。そして、「今日のお昼ご飯は〇〇ちゃんの好きなうどんだよ」など、次の楽しい出来事を伝えてましょう。次の見通しを伝えるだけでも、子どもは遊びを切り上げやすくなります。ママは、慌てず待つことが大事です。「早くしなさい!」「もうおしまい!」と、ママが慌てれば慌てるほど、子どもは意地になって遊びをやめてくれません。 もし大泣きしてしまったら?とはいえ、大泣きしてしまう日もあります。そんなときは、子どもを抱きしめてまずは「泣かなくて大丈夫」ということを伝えます。そして子どもの泣き方が落ち着いてきたら、「今日のごはん一緒に見てみよう」と言ってみます。そして、ご飯を見て「わぁ! おいしそう! ママもおなか空いちゃった! 一緒に食べよう!」と誘い、ご飯の準備を始めます。 遊びから次の場面を見せて、気持ちを切り替えてあげることが大切。次の楽しいことが分かれば、子どももそちらのほうに気持ちが向き、「さっきまで大泣きしていたのは何だったの?」というくらいあっけらかんとしています。 この時、言葉のかけ方で注意するのは「ご飯食べる?」など、疑問形で聞かないこと。疑問形で子どもに問いかけると「食べない」という選択肢ができてしまいます。ほんの少しの語尾の違いですが、「これからご飯を食べるんだよ」と、ママが自然に言葉の面からも誘っていくことが大切です。 おやつで釣っても大丈夫?大泣きされるとどうしても泣き止んでほしいので、思わずおやつで泣き止ませてしまう、なんてこともあるかもしれません。ですが、これはできる限りやめましょう。「泣いたらおやつがもらえる」と子どもは覚えています。ここは、ママが負けてはいけない勝負どころです。 大泣きしてもママが動じなければ、子どももあきらめます。実は、私の娘はこれをおじいちゃんにしていました。おじいちゃんに対して大泣きして、おじいちゃんが根負けしてしまうことが何度もありました。娘は幼少期に、「大泣きすれば許してもらえる」と思ったようで、かなり大きくなるまで大泣きしてどうにかしようとしていました。大きくなると、力も主張も強くなるので大人も対応が本当に大変になります。うちの失敗からも、できる限り子どもが小さいうちから、家族全員が「大泣きしてもおやつはあげない」という毅然な態度を子どもに見せてください。そして、「泣かなくて大丈夫」と抱きしめてください。 遊びをやめられないくらい集中しているということは本当に素晴らしいことです。子どもの気持ちに寄り添いつつも、生活の見通しを伝えながら、親子共に気持ちよく遊びを切り上げられるといいですね。 著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。「中田馨 和の離乳食レシピ blog」では3000以上の離乳食レシピを掲載中。
2019年10月10日昨年10月、本誌が紹介し反響を呼んだ、乳がん検診の最新技術。ついにその技術が、全国的な実用化に向けて第一歩を踏み出した。“乳がん死亡者ゼロ”の未来は近い!?「痛みや被ばくの危険性がない乳がん画像化システム『マイクロ波マンモグラフィ』の実用化に向けて、私たちはプロトタイプとなる機器を開発しました。これからいよいよ医療機関で治験がスタートし、早ければ’21年の冬以降、全国の病院に設置することを目指します」こう語るのは、世界初の画像化システム『マイクロ波マンモグラフィ』の開発者である神戸大学数理データサイエンスセンターの木村建次郎教授(40)。9月13日、神戸大学で行われたプロトタイプ機の研究成果発表には、実用化と普及促進に協力する企業関係者らが出席。新聞、テレビなどメディアも多数訪れ、大きな注目を集めていた――。厚生労働省が40歳以上の女性を対象に、2年に1回乳がん検診を受けるよう呼びかけているにもかかわらず、’16年に同省が実施した国民生活基礎調査によると、受診率は全国で44.9%。半数にも達していないのが現状だ。それほどまでに乳がん検診が敬遠されるのには、X線マンモグラフィが持つ撮影における痛み、X線による人体への影響のリスクが背景としてある。そんな乳がん検診の難点を解消したのが、この「マイクロ波マンモグラフィ」という技術だ。「微弱な電波を出すアンテナを使い、乳房の表面を軽くなぞるようにスキャンし、我々が導き出した世界初の計算理論を用いて、乳房内の構造を立体的な画像で写し出します。表面をなぞるだけで、痛みはない。さらに、機器が発するマイクロ波は、携帯電話の1,000分の1以下の微量の電波なので、身体に与える影響もほとんどないと考えられます」(木村教授・以下同)昨年10月、本誌はまだ研究段階であったマイクロ波マンモグラフィを木村教授の解説とともに紹介。掲載後、教授が所属する神戸大学には「臨床研究に協力したい」という女性の声が、全国各地から寄せられたという。今回発表されたプロトタイプ機は、これまで臨床研究で使用していた装置よりも、さらに高い解像度を有している。「これまでにも臨床研究を重ね、精度を検証してきました。来年からはじまる治験は、関西、関東の複数の病院で行われる予定です」その後、国内に4,000台、アメリカに8,000台、EUに1万6,000台、その他の地域に約1万台を設置することを目標にしているという。早期発見で9割以上が治る、といわれる乳がん。しかし、発見の難しさもあり、日本では1万4,000人以上が亡くなっている。「マイクロ波マンモグラフィが世界中に導入されたら、早期発見が可能と考えられます。10年後には、先進国において、乳がんで死亡する人は激減するでしょう。そして近い将来、乳がんで亡くなる人がゼロになると信じています」“痛くない”、“被ばくしない”、そして“見落としなし”の乳がん検診が、全国の病院で受けられる日はすぐそこまで来ている。
2019年09月25日“お胸の健康”と聞いて、真っ先に乳がんのことを思い浮かべる人は多いはず。検診はどんな人が対象になっているのかなど、まずは乳がん検診について再確認。Q.乳がん検診は受けたほうがいいと思いますか?YES…93%、NO…7%anan読者世代の20~30代の女性100人にアンケート。乳がん検診は、若いうちからほとんどの人が、かなり意識しているよう。ところが!「どんな人でも必ず毎年受けなきゃ!」というその認識、実は間違っているかも!?アンケートには「若い女性が乳がんになったという報道を見た」など不安の声がさまざま。それに加えて“乳がん検診を受けましょう”という運動を目にする機会も多いようで、「私も行かなきゃ」との意識が働く模様だけれど…。「厚生労働省が科学的根拠をもとに推進しているように、乳がん検診が必要なのは、基本的には40歳以上。20~30代の人は、あまり意識しなくていいんです。乳がん啓発運動で知られる『ピンクリボン』が行っている検診への呼びかけも、40歳以上の人に向けられています」(医学博士・福田護先生)とはいえ、やっぱりなんとなく心配という場合は、20~30 代でも検診を受けるのはアリ?「若いうちからの闇雲な検診は、デメリットも伴います。それを理解したうえで、受けるか否か判断するのが賢明です」(医療ジャーナリスト・増田美加さん)検診を考える前に知っておきたい6つのこと。【1】乳がん検診が本格的に必要になるのは40代から。乳がんは、日本人の女性の11人に1人が発症するといわれていて、女性のがんの中でも罹患率は1位だという統計がある。「ただし、その多くが40歳以上で、乳がんは若い人には非常に少ない病気です。とくに20代の人が検診を受けても、ほぼ『異常なし』となります。にもかかわらず、検診方法の一つであるマンモグラフィは、X線撮影を行うため、少量ではありますが放射線を浴びるなど、若い頃から継続すれば体にとって負担に。ほかにも時間や費用がかかることを考えると、20代では一部の例外を除き、検診の必要はないでしょう。乳がんは30代後半から増えてくるので、その頃から考え始め、40代からはすべての女性に必要となります」(福田先生)【2】近親者で乳がんを発症した人がいたら20代でも注意。乳がん検診は、「40代から必須」とのことだが、20~30代の人も気をつけたほうがいい場合がある。「近親者の中に乳がんや卵巣がんになった人が複数いたら、注意が必要です。自分も乳がんや卵巣がんになりやすい遺伝子変異がある可能性があり、それがあるとほかの人と比べて10倍ほど乳がんになる確率が上がります。20~30代のうちに、一度、検診をしておくと安心でしょう」(福田先生)さらに、30代後半からは家族歴以外に、乳がんの“リスク因子”も考慮することが大切に。「乳がんの原因は、女性ホルモンの影響や、都市型の生活が関係しているともいわれています。初経が早く、妊娠や授乳をする機会が少ない人や、栄養過多な生活をしている人は、その蓄積で乳がんを発症するリスクが高まる可能性がある。30代後半はこうした影響が出始める年頃なので、家族歴がなくても、リスク因子に心当たりがあれば、検診をおすすめします」【3】一度受けて問題がなければ毎年は受けなくてOK。アンケートでは「会社の検診でなんとなく毎年受けている」という20代の女性もいたが、受け身の意識は見直したほうがよさそう。「もしも家族歴がなく20代のうちに検診を受ける機会があって、異常なしという結果が出たら、次の検診は5年後でも大丈夫。検診が必須の40代以降でも、毎年受ける必要はありません。マンモグラフィの検診で異常なしであれば、次は2年後に検診を受けてください。あまりナーバスにならないようにしましょう」(福田先生)【4】検診以上にお胸のセルフチェックを習慣にするほうが大事。家族歴やリスク因子のない20~30代は、検診をあまり意識する必要がないからといって、胸の健康に無関心でいいわけではない。「20歳以上の女性は、月に1回、胸のセルフチェックを習慣にしましょう。タイミングは生理初日から約1週間後。乳房のハリや痛みがなくなって、柔らかい状態の時に行いましょう」(福田先生)「乳がんは、皮膚の表面に近い部分にできることが多いため、自己検診で見つけられる可能性が高いんです。よく『しこりがわからない』という声を聞きますが、毎月同じタイミングで触っていれば、変化があった時には気づけるようになります。腋や鎖骨まわりのリンパ節に転移することもあるので、そこもチェックを」(増田さん)月に1回行おう!セルフチェック法まずは見た目をチェック。腕を頭の後ろで組んで、乳房の左右差、腫れ、くぼみ、ひきつれ、皮膚の色の変化がないかを観察する。また、乳首のへこみ、変色がないかもしっかり確認しよう。チェックする乳房の側の腕を上げ、反対側の手の人差し指から小指で小さな“の”の字を描きつつ、乳首の周りを1周させる。指が肋骨にあたるくらいの強さで、乳房全体を確認しよう。次に乳首をチェック。乳首を指先でつまんで、乳首から分泌物が出ないか、前の月に触った時と比べて違和感はないかなどをつぶさに調べる。痛くならない程度の力で行おう。鎖骨まわりや腋の下のリンパ節も確認。しこりや、膨らみ、腫れがないかを調べよう。片方が終わったら、もう片方も同様に確認を。「鏡でチェック」以外は、仰向けで行ってもOK。【5】死亡率減少効果を証明する乳がん検診はマンモグラフィだけ。そもそもなぜ乳がん検診を受けるのかというと、がんがあった時に早期発見をしたいから。「乳がん検診の方法には、大きくマンモグラフィと超音波の2種類がありますが、実は検診をすることで早期発見につながり、死亡率減少効果が見られるというデータがあるのは、マンモグラフィだけです。これは40歳以上の人を対象とした世界的なデータで、具体的には15~20%減。一方、残念ながら超音波は、どの国でも死亡率減少効果が証明されていません。マンモグラフィは痛いからと避ける人もいますが、早期発見を考えるなら、マンモグラフィでの検診が有効です」(福田先生)【6】検診の良し悪しを知ったうえで、必要な人は受けに行こう!乳がん検診は、マンモグラフィで行うことで早期発見ができるというメリットがわかったが、一方で、若い人にとっては高濃度乳房でしこりが写りにくかったり、被ばくをしたりとデメリットもある。「それに検診をすると何かしらしこりが見つかることが多く、再検査になりますが、若年層の場合は大概良性です。そのための心的ストレスや、時間、費用の負担、さらに数か月おきの経過観察など闇雲な検診はデメリットが上回るとのデータもあります」(増田さん)こうした事情を理解したうえで、やっぱり40歳前でも念のため検診をしたいなど、考え方は人それぞれ。自分に合った選択をしよう。福田 護先生医学博士。聖マリアンナ医科大学附属研究所ブレスト&イメージング先端医療センター附属クリニック院長。『改訂版 ピンクリボンと乳がん まなびBOOK』(主婦の友社)編著など乳がん治療の権威。増田美加さん医療ジャーナリスト。エビデンスに基づいた健康情報や患者視点に立った医療情報について執筆、講演を行う。自身も乳がん経験者でがんの啓発活動に尽力。著書は『乳がんの早期発見と治療』(小学館)など。※『anan』2019年9月18日号より。イラスト・HONGAMA構成、文・保手濱奈美(by anan編集部)
2019年09月16日ウーマンエキサイトをご覧のみなさまこんにちは、M子です。娘のけーちゃんももうすぐ1歳9ヶ月。イヤイヤ期が始まり娘のぶっとんだ要求に答える過酷な日々を送っていますが、そんな毎日もきっと将来懐かしく可愛い大事な思い出になるんだろうな。なんて考えながら自分を奮い立たせてなんとかこなしております。さて、今回は母として初めて絶望的な気持ちになった1歳半検診の苦い思い出を綴りたいと思います。ではどうぞ。■1歳半検診、気楽な気持ちで行ったところ…1歳半検診の下調べなんて何もしていなかったので、どんなことを聞かれるのか、どんなことをするのか全く知らずにでかけました。正直言うと事前に記入する問診票みたいな紙も当日焦って書いたくらいです。娘は大の病院嫌いで何らかの気配を察し大泣き大暴れするのでそのへんがかなり心配ではありましたが、なんだかんだで娘の成長が見れるのを楽しみに検診に出向いたのですが…会場に到着し順番に呼ばれ、保健師さんと面談をします。うちの娘はこの頃はまだ言葉数が少なかったのですが、いつも何かを訴えるようにひたすら話しかけてきたり、言葉自体はよく理解しているようだったので全く心配していなかったんです。まぁそのうちペラペラ話し出すだろ。くらいにしか考えてませんでした。■保健師さんからの質問が止まらない…!しかしここでワンワンの指さしが出来なかったことで保健師さんの追求の嵐が始まり…集団検診で家と全く違う不慣れな環境だったので普段のようにはなかなかできないことを伝えたところ、集団で人が集まる場にはちゃんと行っているのか、同年代とよく遊んでいるのか等、ひたすら生活について聞かれることに。一言答えるとまたそれに対しての深掘りが始まり、まるで圧迫面接。頭の片隅で「就活の時にもこんな深掘り型の面接官と遭遇したことないわ」なんて考えてました。というか普通に泣きそうでした。いや、ちょっと泣いてたかも。普段は自分なりに娘と遊んだり、本を読んだり話しかけたり、人が多いところに連れて行ったり、公園に遊びに行ったりしていたつもりでしたが、面談を進めていくうちに自分の子育てに段々と自信が持てなくなってきたのです。保健師さんとの面談が終わった頃にはネガティブモード全開になってました。(ちなみに積み木は家で毎日遊んでいたため一瞬で積んだのですが、そのことについては全く触れられず...)それから体重身長を測定、歯科検診などを行いましたがまぁ予想通り大泣き。しかしそこはさすがは子どもに慣れていらっしゃる先生方の素晴らしい手さばきで一瞬で無事終了しました。あぁ良かった…歯医者さんに歯が綺麗だと褒められてちょっとるんるんしちゃったところで、一通り検診が終わり母子手帳を返却してもらう際にもう一度保健師さんと話す機会が…■私ってダメな母親…、とネガティブモードになぜかまた積み木を積み、圧迫面接が再スタートしました。さっきまでの私のるんるんどこいった。本を読んでいるかと聞かれると...読んでいるつもりだったけどたまにけーちゃんページワシャワシャってしちゃうときあるし、これは読んであげてるって言わないかな…予防接種もひとつ遅れてるのあったんだ…あ、あと体重が重くて成長曲線ギリギリですよって言われた…けーちゃんまんまるだもんな…私ったら何やってんだ…なんてダメな母親…と、こんな感じで娘の1歳半検診は終わりました。■娘は娘のペースでの成長しているところが、検診が終わって少したった頃から、娘が少しずつ単語を話すようになってきたんです。お手伝いをお願いすると一緒に掃除してくれたり、散歩に行くとあちこち指差したり、彼女なりのペースで成長してくれているようでした。今では終始覚えた言葉を唱え続けています。あのとき言えなかったワンワンも1日100回くらい連呼...。発達には個人差がありますが、その中でも言葉を話し出すタイミングはその子によってかなり違いがあるそう。検診のときは相当焦りまくってこの世の地獄みたいな気持ちになっていた私ではありますが、あれからたった3ヶ月でなんだか色々しゃべりまくっている娘を見て日々成長を感じています。保健師さんにも人によって色んなタイプの方がいます。もちろん真摯に聞いてくれる方もいると思いますし、気になることがあればどんどん相談するべきだと思います。しかし成長のタイミングは人それぞれ。必要以上に焦らず、まずは目の前にいる子どもを親がしっかり見ることが大切だと思っています。そしてもし不安になることがあったら、柔軟に動けるママでありたいなと思います。この体験記に記載された健診は、あくまでも筆者の体験談であり、自治体によって問診内容は異なります。詳しくは自治体にお問い合わせください。
2019年09月10日こんにちは、はな@まるママです!現在3歳半の息子まる、“イヤイヤ”することもまだまだあるのですが、成長とともにその様子もずいぶんと変わってきました。■1歳半〜2歳代のイヤイヤ変遷振り返ってみれば、1歳半頃に急速に自我が芽生えたまる…まだまだ言葉が少なく、イヤだ!とは言わずともこれがイヤイヤ期か…と悟るには十分でした。そしてここから一気に加速していく自我の芽生え…イヤイヤの激しさ…まるの場合は2歳代が全盛期でした。着替えはイヤ、歯磨きはイヤ…、オムツ替え、口を拭くの、座って食べるの、お家に帰るの、ベビーカー乗るのイヤ、歩くのイヤ、とにかくイヤイヤで、その表現もかなり激しく…話してみても待ってみてもなかなか切り替わらず、一度火が付くと泣き叫びながらの大暴れで抱っこも出来ない状態に…。この頃はまるのイヤイヤが大爆発する前に何とか気をそらして誤魔化すしかない…と、とにかく毎日何をするにも頭を悩ませていた記憶があります。そして3歳になった現在は… ■イヤイヤ期に訪れた小さな変化まだまだこんな感じのことで泣いたり怒ったりする事も多いのですが、言葉で説明すれば納得してくれるようになったり、言葉だけでは納得できなくてもこちらが一度話すのをやめて静かに待ってみると(時間が経つと)自分で納得して切り替えられるようなことが増えてきました。しかし、相変わらず眠いときは理不尽なほど機嫌が悪くなりますし、一つのことに何度も挑戦して上手くできなかったりすると、ムキー!っとなったりすることはしょっちゅうです。しかし、そんな最近のまるの“イヤ”の表現がなかなか良い感じで…この『んーん」も結局はやりたくない・イヤだ、ということなんですが、何とも柔らかいイヤイヤの表現…むしろこれは完全に“お断り”スタイルへと成長を遂げていますね。自分の気持ちを上手く言葉で伝えられるようになって、何だか余裕が出てきたようです。そしてまるの中には小さな天邪鬼も顔を出し始めているので、よくこんなこともあるのですが…とにかく何か言われてるのと逆のことをしたいお年頃なようです。なのでこちらも逆に…こんな風にあえてしてほしくないことを言うと、結果的にこちらのしてほしいことをしてもらえるわけです。何とも面白い、3歳児まるの天邪鬼ぶり。何でも真逆のことをしたがってころころと行動が変わる様子が面白いし、一番手っ取り早く動いてくれるのでついついこれをやってしまいます。本当はちゃんと必要性を分かって行動してくれるのが一番なんですけどね…。こんな天邪鬼な姿も、また今だけの楽しみなのかもしれません。 こうして振り返ってみると、本当にイヤイヤ具合に頭を悩ませていた時期も実は短い期間だったようにも思います。…というのも、ずいぶんと落ち着いてきた今だからこそ言えるわけですが…遅かれ早かれ、いつか成長とともに終わりが来るわが子のイヤイヤ期。今大変なママさんやパパさんも『そのうち終わる』と、肩の力を抜いて乗り切ることができれば良いなぁなんて、そんなひそかな応援の気持ちでいる今日この頃です。
2019年09月10日