白百合女子大学で教員免許取得後卒業、8年間の国会議員秘書を経て30歳で美容会社を設立。日本初の美容家・メイ牛山を師と仰ぎ、美容方法を数多く学ぶ。その後、化粧品事業に携わるも大事なのはやはりインナービューティーであると考え化粧品を手放しインナービューティーを極める。1児の母親でもあり、ママモデルとして数々のメディアに登場しながらママ目線でのビューティーや子どもの健康についてなど、発信している。育児や自然と共存する中で「子宮ビューティーメソッド」を発見。2013年に食育アドバイザー資格取得。2014年には日本化粧品検定第1級取得。33歳。
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子どもが1歳くらいになってくると、離乳食も少しずつ、味のついたものにしていきたいですね。離乳食の味付けは、まずは出汁の味から始めましょう。それから、しょうゆや味噌といった発酵食品で味付けをしていきます。 生まれたての赤ちゃんのお腹の中には多くのビフィズス菌が存在していますが、成長につれて徐々に減っていき、1歳になる頃には半分以下までになるといわれています。 離乳食が始まると、なおさら腸内環境には気を付けてあげたいもの。塩やしょうゆ、味噌などを使って、自然の味覚を覚えさせるとともに、赤ちゃんのお腹の様子にも注意してみましょう。 ■赤ちゃんのお腹にもやさしい、ふわふわ大和芋の磯辺揚げのレシピ (対象年齢:1歳~) 大和芋は、ヒトの手のひらのような形をしている芋です。山芋に似た感触で、素手で調理するとかゆくなることもあります。そのまま食べさせると、口の周りがかゆくなってしまう子もいますので、上手に調理してあげましょう。 <材料>(ひとくちサイズで20~25個分) ・大和芋 大さじ1 ・焼き海苔(全型) 5~7枚 ・しょうゆ 大さじ2 ・塩 少々 ・ゴマ油 大さじ5〜6 <作り方> 1.焼き海苔(全型)を4分の1のサイズに切ります。すでに使いやすい大きさに切ってある海苔の場合は、そのままで。 2.ゴム手袋をはめましょう。素手で大和芋を調理すると、かゆくなるかもしれません。 3.大和芋をしっかり洗い、皮をむかずにすりおろして、ボウルに入れます。 4.しょうゆを入れて、しっかり混ぜ合わせます。 5.スプーンでひとくちサイズにすくったら、海苔でくるっと巻きます。 6.フライパンにゴマ油を入れて温め、海苔で巻いた大和芋を多めの油で焼いていきます。 7.さいばしで転がしながら、ムラがないようにじっくりと焼きます。 8.大和芋の白い部分がこんがりと茶色くなったら焼き上がりの合図。キッチンペーパーの上にあげ、余分な油を吸い取らせます。 9.最後に軽く塩をふってできあがりです。 大和芋もネバネバは、ムチンという成分。このネバネバが免疫力をたかめ、お腹の状態も良くしてくれます。風邪の予防にも、ぜひ子どもに食べさせたい食材ですね。
2014年12月19日離乳食のスタートには個人差があります。というのも、歯の生える時期や食事に興味を持つ時期、ヨダレをたらしてお母さんと一緒にモグモグ口を動かしてみる時期、そして腸の準備が整う時期が、それぞれ違うからです。 何を離乳食スタートの目安にするかは、さまざまな考え方がありますので、いくつかある中からどれかひとつ目安を決めて、子どもの様子を見てみるとよいでしょう。 たとえば、歯の生え方を離乳食開始の目安にした場合、どの赤ちゃんにも共通して最初に生えてくる下の前歯2本、この歯が生えてくると、離乳食の準備OKのサインです。 離乳食は、まず重湯からスタートし、1歳前後には段々と固形物が食べられるようになってきます。そんな1歳前後の子にぴったりなおやつのレシピを紹介します。 ■離乳食のおやつにおすすめ! 簡単芋ようかんのレシピ (対象年齢:1歳前後~) <材料>(20cm×15cm程度の容器1つ分) ・サツマイモ 大2本 ・ココナッツシュガー 100~120g ・塩 少々 ・粉寒天 4g ・水 400cc <作り方> 1.サツマイモは皮を厚目にむいてから、たっぷりのお湯でゆでます。 2.串がささるくらいにまで柔らかく煮たら、ザルにあけて水を切ります。 3.サツマイモが温かいうちに、ココナッツシュガーと塩を混ぜ合わせておきます。 4.フードプロセッサーでサツマイモのツブツブが少しだけ残る程度につぶします。フードプロセッサーがなければ、マッシャーやヘラなどを使ってつぶしてください。 5.鍋に、水と粉寒天を入れて中火にかけます。 6.一度煮立たせたら、そこへ4のサツマイモを加えて、混ぜながら弱火でゆっくり煮ます。 7.2~3分煮たら火を止め、15×20cm程度の容器に流し込みます。 8.数回トントンと落として空気を抜いてから、ラップをして表面を平にします。 9.粗熱がとれたら、冷蔵庫で冷やします。 10.固まったら容器から取り出し、食べやすい大きさに切ってできあがりです。 サツマイモには、栄養がたくさん! 食物繊維も豊富で、腸内環境を整えてくれる作用もあります。甘みも強いので、子どもには大人気の食材ですね。 子どもが味覚を覚えていく時に、こういった自然の素朴な味を教えてあげたいものですね。
2014年11月28日今回注目したいのは、プリンを作る時の砂糖です。ひとくちに砂糖と言っても、さまざまな種類がありますね。中でも気を付けたいのは白砂糖です。 白砂糖は、天然の糖を精製し、さらに添加物を加えており、もともとあったはずのミネラル類もなくなったような状態になっているので、中毒性があると言われています。砂糖を使う時は、できるだけ自然の黒糖やココナッツシュガーなどにしましょう。 ゼラチンも、腸にとって負担となることがあります。今回は、ゼラチンの代わりに米粉を使って固めてみましょう。すべて自然の体にやさしい食材で作ると、できあがりの味もとても素朴で、やさしい味になります。味覚が育つ1歳~3歳の間の食事は、子どもの一生に関わってくるとも言われています。その間は、できるだけ自然な味を教えてあげてください。 ■子どものおやつにぴったり! もっちもち豆乳プリンのレシピ (対象年齢:1歳~) <材料>(4人分) ・豆乳 500cc ・ココナッツシュガー 50g ・米粉 50g <作り方> 1.火にかける前の鍋にココナッツシュガーと米粉を入れて、あらかじめ混ぜ合わせておきます。 2.そこに豆乳を少しずつ加えて、ダマにならないようによく混ぜていきます。 3.材料をよく混ぜたら、鍋をそのまま火にかけます。弱火でゆっくり、沸騰しないように加熱していきます。 4.ゆっくりかき混ぜながら、フツフツと小さい泡が出てきたら、一旦火を止めて、鍋を火からおろします。 5.粗熱をとったら、プリンを入れる専用のカップに入れていきます。 6.冷蔵庫へ入れて冷やして固めます。 7.お好みで黒蜜やきな粉などをかけて、できあがりです! 黒蜜は、黒糖をお湯で溶かして作ることができます。きな粉はなるべく自然のものを使うようにしましょう。季節のフルーツで手作りのジャムを作って一緒に食べるのも、季節を感じられるのでおすすめです。 子どものおやつに、ぜひ作ってみてください。
2014年11月21日子どもが大好きなカレーライスですが、たまにはトマトの風味がおいしいハヤシライスを食べたくなる時はありませんか? しかし、ハヤシライスには、子ども用であってもグルテンが入っているものが多いのが現状です。グルテンとは、小麦に含まれるタンパク質。決して体に悪いものではありませんが、摂り過ぎには注意が必要です。 というのも、子どものお腹の中は、まだまだ発達途中。個人差はありますが、3歳頃までは特に食べ物に気を使う必要があります。グルテンは、腸にとって負担となるタンパク質と言われています。少し小麦を摂りすぎてしまったな、と思う時はグルテンフリーの料理を作ってみるとよいでしょう。今回は、グルテンフリーのハヤシライスのレシピを紹介します。 ■小麦アレルギーや離乳食にもOK! グルテンフリーハヤシライスのレシピ (対象年齢:1歳半~) <材料>(4人分) ・鶏ひき肉 200g ・玉ねぎ 1/2玉 ・しめじ 1/2房 ・にんにく 1かけ(すりおろす) ・にんじん 1本 ・米粉 大さじ4 ・ケチャップ(できれば無添加) 大さじ4 ・ウスターソース(できれば無添加) 大さじ3 ・しょうゆ(できれば無添加) 大さじ1 ・水 2カップ(400cc) ・ココナッツオイル 適量 <作り方> 1.鍋にココナッツオイルと、すりおろしたニンニクを入れて、弱火で香りが出るまで温めます。 2.にんにくの香りが出てきたら中火にして、玉ねぎを炒めます。 3.玉ねぎが透明になってきたら、鶏ひき肉を入れて炒めます。 4.にんじん、しめじを入れて、さらに炒めます。 5.そこに米粉をまぶすように入れて、水2カップ分を注ぎ入れます。 6.一度沸騰させてから弱火にします。 7.しょうゆ、ケチャップ、ウスターソースを入れて味付けします。 8.炊きたてのご飯にかけて完成です。 気を付けたいのは、調味料です。最初にも書いた通り、子どものお腹は未発達。化学調味料は人間の身体にとっては異物となりうるので分解できず、小さい子どもの腸では消化自体ができないということも起こり得ます。 日頃使っているケチャップやしょうゆなどの調味料も、何が入っているかを見極めて、できるだけ無添加のものを選ぶようにしましょう。
2014年11月17日子どもの腸は、産まれてきた時はまだまだ未発達だと言われています。そこから大体3年くらいかけて、大人の腸へと発達しています。そのために必要なのが母乳やミルクであり、離乳食です。 歯がない時には母乳やミルクしか消化できませんが、歯が生えてきたら、離乳食開始のサイン。上と下の前歯が生え揃ったら、ご飯を噛むことから始めてみましょう。 味付けも、徐々に慣らしていくことが必要です。突然大人と同じ調味料を使ってしまうと、子どもの体がびっくりしてしまいます。味覚は3歳から5歳までに仕上がるといいます。その時期に、いかに自然のものを食べさせ、その味を覚えさせるかが、生涯の食生活につながっていきます。 今回は、やさしい食材とやさしい油、そして無添加調味料を使って作るチキンピラフのご紹介です。 ■子どものお腹と体にやさしいチキンピラフのレシピ (対象年齢:1歳半、もしくは2歳~/歯が生え揃ったのが目安) <材料>(4人分) ・鶏もも肉 300g ・ご飯 2合(お好みで) ・天然塩 少々 ・ケチャップ(無添加のもの) 大さじ4~5 ・玉ねぎ 1玉 ・ココナッツオイル 適量 ・ウスターソース(無添加のもの) 大さじ2 ・コンソメの素 半袋(2.5g) <作り方> 1.玉ねぎをみじん切りに、鶏肉を一口大に切っておきます。 2.中火で熱したフライパンにココナッツオイルをしいて、みじん切りにした玉ねぎを炒めます。 3.玉ねぎが透明になってきたら、鶏肉を加えて炒めます。 4.鶏肉の表面に火が通ったら、弱火にしてふたをし、鶏肉にしっかり火を通します。 5.3分程度たったらふたを開け、ご飯を入れます。 6.ご飯と具材をよく混ぜたら、コンソメ、ケチャップ、ウスターソースで味をつけます。 7.天然塩で味を整えてできあがりです。 この時、注意したいのは使用する調味料です。ケチャップ、ウスターソース、コンソメは、アミノ酸等の化学調味料や増粘剤、甘味料などの食品添加物が入っていないものを選びましょう。 特にコンソメは、化学調味料無添加のもののほうが薄味で、子どもの好みの味になります。 調味料にも気を使うことで、消化の妨げにならず、お腹にやさしくておいしいチキンライスができますよ。
2014年11月11日ココナッツには必須脂肪酸といわれる飽和脂肪酸がたくさん含まれています。飽和脂肪酸は、バターやラードにも含まれていますが、子どものお腹の負担を考えると、ココナッツで摂取することが好ましいとされています。 というのも、バターやラードよりも、ココナッツは融点が低く、体温でも簡単に溶けるので、お腹の中で固まらない脂として有名なのです。子どものお腹の温度はだいたい38~39度。この状態でも溶けていられるココナッツオイルで必須脂肪酸を摂取するように心がけましょう。 そして、カレーのルウにも注意。実は市販のカレールウには、動物性の油脂と植物性の油脂、小麦を使ったものや米粉を使ったものまで、さまざまな種類があります。子どもの腸のことを考えると、植物性油脂や米粉を使ったカレーのルウを選ぶようにしましょう。 また、牛乳のタンパク質も腸には負担となるようです。子どもの腸を健康に保つためにも、牛乳ではなく、ココナッツミルクや豆乳などを料理に使うようにしたいですね。 ■まろやかおいしい、子どもも大好きなココナッツカレーのレシピ (対象年齢:2歳~) <材料>(4人分) ・にんじん 1本 ・さつまいも 大1本 ・玉ねぎ 1個 ・鶏もも肉 300g ・ココナッツオイル 大さじ3 ・ココナッツミルク お好みで ・カレールウ 適量 ・水 適量 ・ごはん 適量 1.にんじんとさつまいも、鶏もも肉をひとくち大に切ります。 2.玉ねぎは半分に切ってから、薄くスライスしておきます。 3.ココナッツオイルを鍋に入れ、中火で鶏肉を炒めます。 4.野菜を入れて、全体に火が通るまで炒めます。 5.材料がひたるくらいに水を入れます。 6.沸騰したら火を弱めます。 7.カレーのルウを入れて、とろみをつけ、煮込みます。 8.にんじんが柔らかくなったらココナッツミルクを入れます。 9.アツアツごはんに盛りつけて完成です。 市販のカレーのルウの中には、加工された油脂で作ってあるものもあります。加工された油脂は、トランス脂肪酸という人工油脂で、健康に影響があるといわれています。 油の中にも体に良い油、悪い油があり、どんな油を摂るかで、神経細胞や脳細胞の膜の種類が決まってくるという話もあります。子どもの成長を考えて、摂る油の種類もしっかり見極める必要がありますね。
2014年10月18日乳製品は、アレルギーを引き起こす原因になるといわれています。なぜなら、乳製品とは、すべて牛乳を発酵させたもの。牛乳に含まれるタンパク質は、子どもの腸の健康を害することがあるからです。 そのため、牛乳や乳製品を摂り過ぎてしまうと、アレルギーを引き起こす原因となることがあるので気を付けましょう。乳製品を摂るなら、2歳を過ぎたころから少しずつ様子を見ながら与えましょう。口の周りが赤くなったり、湿疹が出たりするようなら控えてみてくださいね。 今回の料理に使っているチーズも、もちろん乳製品ですが、チーズは牛乳を発酵させたもの。牛乳を発酵させると、牛乳に含まれていたタンパク質が少しカットされるといわれています。 秋の味覚を存分に味わえて、見た目も食感もうれしい、チーズ焼のレシピをご紹介しましょう。 ■子供も大人もくせになる! レンコンとさつまいものチーズ焼きのレシピ (対象年齢:2歳~) <材料>(4人分) ・さつまいも 1本 ・レンコン 1本 ・ココナッツオイル 適量 ・チーズ 適量 1.さつまいもとレンコンは皮をむき、ひとくち大にカットします。 2.フライパンにココナッツオイルを入れ、さつまいもとレンコンをグリルします。 3.少し焦げ目がついたら、菜箸で丁寧にひっくり返し、さらにグリルしていきます。 4.さつまいもとレンコンに火が通ったら、チーズをかけて火を弱め、フタをします。 5.チーズが溶けたら全体に絡めて、チーズに少し焦げ目がつく程度に焼きます。 6.火をとめて粗熱を取り、お皿に盛りつけたら完成です。 レンコンには体を温める作用があります。また、さつまいもには食物繊維が豊富に含まれていて、便秘や下痢など腸の働きが弱っている場合でも食べられる食材です。そして、この2つの食材がマッチすると、驚きのおいしさになります! 味付けはシンプルに、ココナッツオイルの香ばしさとチーズの塩気だけで十分。素材の味を活かした味付けですが、子どもも大人もくせになる味に仕上がります。簡単にできるレシピなので、ぜひ試してみてください。
2014年10月17日10月はハロウィーンのイベントシーズン。ハロウィーンは、子どもたちが仮装してお菓子をおねだりする、欧米では人気のイベントです。日本ではまだ馴染みが薄いかもしれませんが、最近はハロウィーンをお祝いする幼稚園や保育園、学校なども多いようです。 今回は、子どもたちがたくさん集まるこのイベントにぴったりの、1歳から食べられるパンプキンスープのレシピをご紹介します。ハロウィーンパーティのメニューにぜひ加えてみてください。 ■圧力鍋でつくる、なめらかパンプキンスープのレシピ (対象年齢:1歳~) <材料>(4人分) ・カボチャ 1/2個 ・塩 少々 ・コショウ 少々 ・コンソメの素 1本(4.5g) ・豆乳 適量 ・ココナッツオイル 大さじ3 ・水 適量 <作り方> 1.カボチャはよく洗い、皮ごと薄切りにしておきます。 2.圧力鍋にココナッツオイルを入れ、温まったらカボチャを入れて炒めます。 3.ココナッツオイルとかぼちゃがまんべんなく馴染んだら、振りかける程度(大さじ2~3くらい)に水を加えます。 4.圧力鍋のフタをして強火にかけ、沸騰したら弱火にして5分ほど圧をかけます。 5.5分経ったら火を止め、鍋を指で触れるくらいまで冷ましたら、おもりを外してフタを開けます。 6.柔らかくなったカボチャをミキサーにかけて、なめらかにします。 7.6を普通の鍋に入れて、混ぜながら再度加熱していきます。 8.コンソメの素を入れて味付けをします。 9.塩、コショウで味を整えます。 10.これで完成です。とろみが強い場合は豆乳を加えて調整してください。 カボチャ以外の野菜をあえて入れないことで、カボチャの甘みがひきたち、子どもに人気のスープができます。通常なら、炒め油にはバターを使うところを、ココナッツオイルを使うことで子どものお腹にも優しく、1歳前の離乳食にも使えるレシピとなっています。 仕上げには牛乳ではなく豆乳を使うので、ミルクアレルギーのある子どもでも安心です。 コンソメは、できるだけ化学調味料無添加のものを使うようにしましょう。アミノ酸などの化学調味料も、子どもの体には負担になるといわれています。体の負担を考えて、子どもにはせめて化学調味料無添加の調味料を使うようにしたいですね。
2014年10月16日ボーロとは、ポルトガル語で「ケーキ」を意味する焼き菓子の一種。子どものおやつにぴったりですが、市販のボーロには必ずと言ってよいほど、小麦と卵と牛乳が入っています。 これが決して悪いというわけではないのですが、小麦も卵も牛乳も、アレルゲンと言われており、アレルギーを引き起こしやすい食材です。1歳くらいの子どもの腸には負担となってしまいます。 子どもの腸では分解できないこのアレルゲンの食材を、早くから与え過ぎてしまうと、将来的にアレルギーの原因となってしまうことがあります。 特に小麦に入っている「グルテン」というタンパク質や牛乳の「ミルクタンパク」と呼ばれるタンパク質は、摂取しすぎると大人でも腸にとって負担となりますので、気をつけなければなりません。 今回ご紹介するボーロのレシピは、このグルテンやミルクを使わずにおいしくサクッと仕上がるレシピです。最近注目されているココナッツオイルを使っているので、さらに子どものお腹にやさしいレシピになっています。1歳から食べられるおやつです。ぜひ離乳食のお供にしてみてくださいね。 ■ココナッツオイルを使った、グルテンフリーのきなこボーロのレシピ (対象年齢:1歳~) <材料>(10~15個程度) ・片栗粉 10g ・きな粉 10g ・米粉 10g ・アーモンドフラワー 10g ・黒糖 小さじ2 ・ココナッツオイル 小さじ22 ・豆乳または水 小さじ2~お好みで <作り方> 1.片栗粉、きな粉、米粉、アーモンドフラワーをそれぞれ計量器で10gずつ計ります。 2.ボウルに計った粉類を入れて、よく混ぜておきます。 3.そこへ黒糖を入れて、さらに混ぜ合わせます。 4.ココナッツオイルと豆乳(または水)を加えて混ぜます。この時、ポロポロして固まりにくければ水や油の量を調節して、丸められるくらいの固さにします。 5.オーブンを170℃に予熱しておきます。 6.天板にクッキングシートを敷き、その上に丸めたボーロの生地を並べます。 7.予熱しておいたオーブンに入れて15~20分焼きます。 8.焼き上がったら、すぐには触らず、そのままあら熱をとります。 9.あら熱がとれたら、できあがりです。 使う油は、ココナッツオイルがオススメです。ココナッツオイルなら、170℃程度の加熱であれば酸化せずにお腹に入れることができるからです。 また、子どもの腸内温度は38~39℃といわれていますが、その温度でも溶けていられる飽和脂肪酸を含んだ油はココナッツオイルだけ。香ばしい匂いとサクサク感が出せるので食感も良く、子どもが喜ぶ味になりますよ。 ココナッツオイルは最近注目の食材なので、スーパーなどに並んでいると思います。もし見当たらない場合はインターネットで購入が可能です。少々割高ですが、一度使ってみると、きっと手放せなくなるでしょう。
2014年10月15日グルテンとは、小麦に入っているタンパク質のことです。グルテンは、実はあまり消化がよくないため、お腹には決してやさしくない栄養素なのです。そこで最近多く登場するようになってきたのが、グルテンを含まない「グルテンフリー」の食品です。 グルテンフリーの食品はお腹に負担をかけにくいので、腸内環境を良くして免疫力を高め、それによりさまざまな病気から身を守る、ということが期待されています。 今回ご紹介するグラタンは、子どもが大好きな食べ物です。ですが、グラタンには小麦や牛乳など、子どもの腸の負担になってしまう食材が多く含まれているので、食べ過ぎには注意が必要です。 おうちで作る時には、できるだけグルテンやミルクタンパクをフリーにした、お腹の負担が少ないレシピで作ってみましょう。 グルテンフリーグラタンのレシピは1歳半くらいから食べることができます。個人差はありますが、犬歯が生えてきたら徐々に食べさせて、様子を見てみましょう。 ■子どもが大好きなグルテンフリーグラタンのレシピ (対象年齢:1歳半以上) <材料>(4人分) ・さつまいも 1本 ・にんじん人参 1本 ・パプリカ 1個 ・インゲン 5本 ・玉ねぎ 1個 ・しめじ お好みで ・鶏肉 300g ・ココナッツオイル 適量 ・豆乳 適量 ・米粉 適量 ・塩胡椒 少々 ・無添加ブイヨン 1袋(4g) ・チーズ お好みで <作り方> 1.さつまいも、にんじん、玉ねぎをひとくち大に切ります。 2.インゲンやパプリカは小さめに切ります。 3.鶏肉は皮をはいで、ひとくち大に切ります。ささみでも構いません。 4.ココナッツオイルを鍋に入れ、温めます。 5.鶏肉と玉ねぎを炒めていきます。 6.火が通ったら、残りの野菜(さつまいも、にんじん、インゲン、パプリカ)を入れて炒めます。 7.すべての野菜と肉に火が通ったら、米粉を材料にまぶすようなイメージで全体にかけて、軽く混ぜます。 8.豆乳を入れ、とろみをつけていきます。 9.ブイヨンを入れたら味見をして、足りなければ塩コショウで整えていきましょう。 10.グラタン皿に盛り付けます。 11.チーズをかけ、200度に予熱したオーブンで7~8分焼いたらできあがりです。 乳製品は、牛乳よりもはチーズやバターなどの発酵している食品で摂るようにしましょう。発酵食品のほうが、発酵させる前の食材よりもお腹にやさしく、消化を助けてくれるはたらきがあります。 お腹にやさしいグルテンフリーグラタンは、大人にもおすすめです。ぜひ試してみてください。
2014年09月21日大豆ミートで作る、豚肉を使わないキッズ酢豚のレシピは、大体1歳半のお子さんから食べ始めることを想定して考えました。ポイントは「腸の発達」です。 子どもの腸というのは、産まれた時はまだまだユルユルで、母乳しか消化できないくらいの、ざるのような穴だらけの状態です。それが成長するにつれ、次第に大人の腸へと発達します。この、子どもの腸の発達段階をお母さんが見極めながら上手に離乳食を進めていかないと、アトピーやアレルギーの原因となってしまうことがあるので、注意が必要です。 消化の準備がどのくらいできているかを確認するには、歯がどれくらい生えているかを見ることでわかるといわれています。子どもの歯は、最初に下の前歯2本、それから上の前歯2本が生えてきます。その後、前歯の両側が生えた後は、ひとつ飛ばして犬歯が生えてきます。このタイミングが大体1歳半くらいです。 この時にはある程度の調味料も消化でき、野菜も噛んで食べられるようになりますが、豚肉には注意が必要です。豚は、ほかの動物よりも腸の長さが短く、いろいろなものを消化できずに脂肪に溜め込んでしまっている可能性が高いといわれています。子どもがまだ十分に消化できない物質を溜め込んでいる場合もあるので、気をつけましょう。 今回は中華の定番、酢豚をご紹介しますが、上記の理由を考慮して、豚肉を使わないレシピにしてみました。 ■大豆ミートで作るキッズ酢豚のレシピ (対象年齢:1歳半以上) <材料>(4人分) ・大豆ミート(ドライタイプ) 250g ・サツマイモ 1本 ・にんじん 1本 ・ピーマン 2個 ・玉ねぎ 1個 ・しょうゆ 大さじ3 ・酢 大さじ3 ・ケチャップ 適量 ・ココナッツオイル 適量 <作り方> 1.大豆ミートを熱湯につけて戻します。その間に野菜を切ります。それぞれひとくち大に切りましょう。お子さんの苦手な野菜は少し小さめに切るとよいでしょう。 2.大豆ミートが戻ったら、しっかりと搾って水気を切ります。温めたフライパンにココナッツオイルを入れ、大豆ミートを少し焦げ目がつくくらいに焼いていきます。 3.大豆ミートの両面に焼き目がついたら、野菜を入れて炒めます。野菜の色が透き通ってきたら、味付けをしていきます。 4.しょうゆと酢を入れて、ケチャップを少しずつ加えながら好みの味になるように整えていきます。 5.ピーマンの緑が茶色くなるくらいに色付いたら、できあがりです。 ケチャップは、できるだけ有機トマトを使用した、化学調味料の入っていないもののほうが、子どものお腹にはやさしいです。できるだけ自然の味を覚えさせて上手に味覚を育てていきましょう。
2014年09月14日9月とはいえ、まだまだ残暑が厳しい時期。暑いけれども、寒くなるこれからの季節に向けて、体力もつけておきたいところです。そこで、夏の間、活躍してくれたそうめんをアレンジして、沖縄料理のチャンプルに入れてみるのはいかがでしょう? そうめんの原料は小麦です。小麦には、子どもの腸にとって若干負担となってしまう、グルテンが含まれています。特に、2歳になる前のお子さんにとって、グルテンは腸の発達の妨げとなり、アレルギーを引き起こす原因となることもあるので注意が必要です。 小麦の入ったそうめんを食べる時は、2歳以上のお子さんで、すこぶる体調がよい時、週に1回くらいのペースで食べるのがオススメです。頻繁過ぎると、免疫力を低下させ、風邪やウイルス性の病気の原因ともなることがあるので気を付けましょう。 ■休日ランチにおすすめのソーメンチャンプル (対象年齢:2歳以上) <材料>(4人分) ・そうめん 300g ・にんじん 1本 ・もやし 1/2袋 ・ほうれん草 3~4束 ・玉ねぎ 1/2個 ・有機大豆の木綿豆腐 1丁 ・鶏肉ミンチ 200g ・油揚げ 1枚 ・塩コショウ 少々 ・無添加出汁パック 適量 ・しょうゆ 少々 ・ゴマ油 適量 <作り方> 1.にんじん、ほうれん草、玉ねぎ、油揚げをせん切りにします。 2.中華鍋にゴマ油を入れ、切った野菜ともやし、油揚げ、鶏肉ミンチを入れて炒めます。 3.ひとくち大に切った豆腐を入れて。さらに炒めます。 4.出汁パックとしょうゆ、塩コショウで味を整えます。 5.たっぷりの水を入れて沸騰させた鍋にそうめんを入れて、麺がくっつかないように時折かき混ぜながら、2~3分ゆでます。 6.ゆで上がったそうめんをざるに開け、一旦水で洗います。よく水を切ってから中華鍋に入れて、炒めた具材と混ぜ合わせます。 7.味を見て少し足りなければ、軽く塩を足して、できあがりです。 お休みのランチメニューにもってこいの一品です。お腹の調子や子どもの体調などを見ながら、上手に小麦を摂りましょう。
2014年09月11日子どものお腹にやさしいカラフルハンバーグのレシピは、2歳を過ぎたお子さんに向いています。子どもの腸は、母乳のみを消化できていた赤ちゃんの頃から次第に成長して、個人差はあるものの、3歳程度で大人の腸へと近付きます。離乳食を進めるタイミングは、歯の生え揃い具合を見て決めるのがよいでしょう。 ある程度腸がいろいろなものを消化できるようになる頃には、犬歯とその奥の臼歯が生えた状態になっています。犬歯で肉を噛みちぎり、臼歯でそれをすりつぶすことができるようになると、肉を柔らかくしてお腹へ届けることができるようになります。 一番奥から一つ手前の臼歯(第一乳臼歯)が生えていれば、牛肉を食べることができるようになるでしょう。歯の生え方にはもちろん個人差があるので、便の様子やおならの臭いなどにも注意しながら、お肉を与える加減を決めていきましょう。 噛むことが苦手な子どもにはまず、ミンチ肉(ひき肉)から始めてみることをオススメします。ミンチ肉といえばハンバーグ。ですが、卵やパン粉は使いません。あくまでも2歳児の子どもの腸内を考えて、つなぎもお腹にやさしいものを使用しましょう。 ■子どものお腹にやさしい、カラフルハンバーグのレシピ (対象年齢:2歳以上) <材料>(子ども用ハンバーグ10個くらい) ・牛ひき肉 200g ・鶏ひき肉 200g ・赤パプリカ 半個 ・黄パプリカ 半個 ・ピーマン 1個 ・玉ねぎ 半個 ・塩コショウ 少々 ・片栗粉 適量 ・ココナッツオイルまたはゴマ油 適量 <作り方> 1.ボールに牛と鶏のひき肉を入れて、手でぐちゃぐちゃと混ぜ合わせます。 2.赤・黄パプリカ、ピーマン、玉ねぎをみじん切りにします。 3.切った野菜をお肉と合わせて、手でぐちゃぐちゃと混ぜ合わせます。 4.塩コショウを少々入れて、もう一度混ぜ合わせます。 5.片栗粉はつなぎになります。様子を見て混ぜながら、繋がるまで少しずつ加えていきましょう。 6.フライパンにココナッツオイルを入れて温めます。 7.混ぜた材料を手のひらの半分くらいのサイズに丸く平べったくして、真ん中を人差し指で押さえ、少しくぼみを作ってからフライパンに並べます。 8.少し焦げ目がつくくらいに両面を焼いていきます。 9.ケチャップをつけて完成です。 ココナッツオイルを使用すると香ばしく、おやつのような感覚の味付けになります。普通に焼きたい時は、香りの強くないゴマ油などを使用しましょう。 ケチャップは、できるだけ自然の味に近いものを選ぶと、よりお腹にやさしくなります。
2014年09月10日揚げものをする時、具材に小麦粉をつけていませんか? 卵をまぶしていませんか? 子どもの腸が発達する段階で、小麦に含まれるグルテンというタンパク質や、卵の白身に含まれる高タンパク質は、負担になることがあります。 これらは大人も同じです。グルテンや質の悪い卵を食べ過ぎると、腸がゆるみ、アレルギーやアトピー、また他の病気の原因となりますので注意が必要です。特に子どもの腸は、産まれた時には母乳しか消化できないくらい腸がゆるんだ状態で出てきます。これが段々と引き締まっていき、3歳程度(個人差あり)に大人の腸へと完成していくのです。 その段階で、あまりにもグルテンや質の悪い卵を摂っていると、腸が中々引き締まらずアレルギーを引き起こしたり免疫力の低下を招いてしまいます。フライドチキンは、2歳を過ぎた子どもなら誰でも好きなメニューです。油やグルテンには気を付けて調理してあげましょう。 ■米粉で作るフライドチキン レシピ <材料>(4人分) ☆鶏の手羽 お好み ☆醤油 大3~5 ☆アガペシロップかオリゴシロップ ☆酒 大1 ☆米粉 適量 ☆ごま油 適量 <作り方> 1. ビニール袋に、醤油・シロップ・酒を入れて指で軽く混ぜます。 2. 調味料は入ったビニール袋に鶏肉を入れて手で揉み、30分程度放置します。 3. フライパンにごま油を適量入れて加熱します。 4. しっかり味がついた鶏肉に1本ずつ米粉をまぶしていきます。 5. 鶏肉をフライパンに並べて多めの油で焼いていきます。 6. こんがり茶色くなったらキッチンペーパーで油をしっかりきったら出来上がりです。 鶏肉は、ビニール袋で揉むとしっかり味が全体に染み渡ります。上下しながらしっかり揉みましょう。そのまましばらく放置しておくと、しっかり味が付きます。米粉を使うことで、グルテンの使用を避けることができます。 多めの油で焼いてあげればサクサクした食感になり、米粉のもちっとした仕上がりも楽しめます。ぜひチャレンジしてみてくださいね!
2014年08月07日産まれたての赤ちゃんの腸は、母乳しか受け付けられないような状態です。わかりやすく言えば、腸には穴がたくさん空いていて、ざるのような状態になっています。この腸が段々発達して、個人差はあるものの、3歳くらいには完成されるといいます。 その発達段階で、腸の様子に注意しながら母乳から離乳食へと切り替え、3歳までには完全食になるのが腸の発達に合わせた離乳食の進め方になります。 それは、歯を見てその発達を知ることができます。歯も3歳までには全て生え揃うのです。最初の歯は中切歯といって、上下2本ずつでできています。これが萌えれば『噛む』ということができるようになります。そうするとお米を噛んで飲み込むことができるようになるのです。 その隣の側切歯が生えた後には犬歯が生えてきます。これが生えてきたら動物性のタンパク質も少しずつ始めていきましょう。今回は、鶏肉やささみを上手に使って野菜も一緒に食べさせられるハンバーグレシピです。 ■簡単!とりバーグ レシピ <材料>(子ども用10個程度) ☆鶏肉ミンチ 200g ☆人参 小さめ1本 ☆玉ねぎ 半個 ☆片栗粉 適量 ☆塩 少々 ☆胡椒 少々 ☆ココナッツオイル 適量 ☆ケチャップ お好み 1. 人参と玉ねぎはみじん切りにします。 2. ボールにみじん切りした人参と玉ねぎと鶏ひき肉をいれて混ぜます。 3. つなぎに片栗粉を入れます。固さを調節しながら少しずつ入れ、ボールの中で写真のような塊になったらOKです。 4. 塩胡椒を少々入れて手でしっかり混ぜます。 5. フライパンにココナッツオイルをしき、子どもサイズにハンバーグ状にした材料を並べていきます。 6. 少し焦げ目がつくぐらいでひっくり返ししっかり火が通ったらできあがりです。 7. ケチャップはお好みでどうぞ。 ポイントは、手で混ぜる時に指の間をすり抜けるようにして材料をぐちゃぐちゃに遠慮なく混ぜることです。そうすることで片栗粉とお肉がしっかり混ざって繋ぎもしっかりします。 ココナッツオイルは、子どもの腸に負担の無い飽和脂肪酸です。人間にとって必要な油である飽和脂肪酸ですが、ココナッツオイルは融点が低く、お腹の中でもサラサラの溶けた状態で消化できる油です。味も、子どもが好きな味に仕上がるのでオススメです。
2014年08月06日野菜が大好きで、パクパク野菜を食べるという子どもはそうはいません。子どもの野菜嫌いに悩んでいるお母さんは少なくありませんが、ゆっくり上手に野菜が好きになるようなレシピを随時ご紹介しておりますので、ぜひご参考ください。 ポタージュスープは、体力低下、体調不良の時などにはもってこいなメニューです。手間はかかりますが、野菜の栄養素をしっかり摂らせることができるのでオススメです。 何でも野菜といっても、何でもかんでも入れてしまえば良いというものではありません。野菜にも相性というものがあります。間違った組み合わせをしてしまうと子どもどころか大人も食べられないような味になってしまうので要注意です。今回は、子どもも大人も大好きな黄金の組み合わせをご紹介します。 ■何でも野菜のポタージュスープ レシピ <材料>(6人分) ☆パプリカ 1個 ☆人参 1本 ☆サツマイモ 1本 ☆玉ねぎ 1個 ☆塩 少々 ☆胡椒 少々 ☆ブイヨン 1本(化学調味料無添加のもの) ☆豆乳 適量 ☆水 適量 <何でも野菜のポタージュスープ レシピ> 1. パプリカと人参、サツマイモ、玉ねぎを適当に切ります。 2. 圧力鍋に切った野菜を入れて、野菜が浸るくらいの水を入れて蓋をします。 3. 強火で沸騰させ、弱火にしてから圧を5分かけて火を止めます。 4. 圧力鍋を指でさわれるくらいまで自然にさまします。 5. 冷ました野菜をミキサーにかけます。 6. ミックスされた野菜を再び鍋に入れて火をかけます。 7. 塩と胡椒で味をつけて、ブイヨンを入れてさらに煮込みます。 8. 味が整ったら豆乳をお好みで入れてサラッとしたスープになったら完成です。 パプリカと人参は相性が抜群です。そこへ甘み成分の玉ねぎやサツマイモを加えると、子どものための黄金レシピの完成となります。食欲がなくても、これを少し飲んでおけば、ビタミンやフィトケミカル(食物繊維)を摂ることができるので、免疫力アップに期待できますね。 圧力鍋があると時短調理できます。私は、電子レンジは使わないようにしています。せっかくの野菜の栄養素が壊れてしまう可能性があるからです。(原文:『Do You Microwave Your Food? You're Zapping Away Nutrients and Risking Youe Health』by Joseph Mercola with Rachael Droege 出典: Mercola.com )
2014年08月05日子どもの腸は3歳までにゆっくりゆっくり発達していきます。この発達の様子を伺いながらゆっくり離乳食を進めていくのが、アトピーやアレルギーを引き起こさないコツです。無理に早く進めてしまうと腸に負担がかかり、アトピーやアレルギーの原因となってしまうので食べるものには注意が必要です。 調味料は、化学物質が入っているものもたくさんありますので、アミノ酸等の化学調味料はできるだけ与えないようにしましょう。子どもにとって優しくお腹に負担をかけない調味料の代表が醤油です。発酵食品でもあり、お腹の善玉菌を増やしてくれる優秀な調味料です。 おふくろの味でもある醤油味を上手に使った和食の丼ものレシピをご紹介します。 ■大根そぼろ丼 レシピ <材料>(4人分) ☆大根 大1/4 ☆大根の葉 2/1束 ☆インゲン 6本 ☆鶏ひき肉 200g ☆醤油 大3 ☆アガペシロップ 大2 大丈夫かな? ☆ごま油 適量 ☆ご飯 お好み <作り方> 1. 大根は1cm角のブロック型に切ります。 2. 大根の葉は根本を中心に5mm程度に切っていきます。 3. インゲンも5mm程度に切っていきます。 4. フライパンにごま油をしき、切った野菜を炒めます。 5. 火がある程度通ったら鶏ひき肉を入れてさらに炒めます。 6. 醤油を全体にかかるように入れます。 7. シロップも全体にかかるように入れます。 8. 大根が透明になり少し茶色くなってきたら火を止めて少し置きます。 9. 炊きたてのご飯にかけて、お弁当箱で丼を作って、完成です。 醤油を使う料理はたくさんあります。和食の基本調味料として醤油を使った料理を離乳食では多く取り入れたいですね。 発酵食品でお腹の善玉菌を増やしてくれるので、風邪を引いている時や体調が悪い時にはこういった和物のご飯でお腹の負担を考えた食事をしましょう。このレシピは醤油とシロップが抜群の相性で、食欲があまり無くてもご飯が進む美味しさです。
2014年08月04日子どもが大好きなフライドポテトですが、市販のものに関しては、油に注意しなければなりません。既に酸化した油で揚げてある可能性が高い上、ものによってはショートニングが使ってあるものもありますので、身体に人工的な油もしくは酸化した油を大量に摂り入れることになります。 油は、細胞膜と脳を作るという子どもが発達していく段階でとても大きな役割を担っています。発達途中の子どもに、どんな油を摂らせるのかというのは、非常に大事なことなのです。 更に、市販のフライドポテトは、ジャガイモが使用してあります。ジャガイモは糖質に変わってしまうので摂り過ぎには注意が必要です。とはいえ、あのサクサクした直感は癖になってしまいますよね。そこで今回は、サツマイモを使用したヘルシーなフライドポテトのレシピのご紹介です。 ■子どもも安心 ヘルシーなフライドスイートポテト レシピ <材料>(4人分くらい) ☆サツマイモ 大1本 ☆水 適量 ☆塩 少々 ☆ココナッツオイル 適量 1、サツマイモは皮をむき(有機栽培のものであれば皮をむく必要はない)、子どもが持ちやすいスティック状にカットする。 2、ボールに水を入れて、少し水にさらす。 3、フライパンにココナッツオイルを多めにしいて少し加熱しておく。 4、水をしっかりきったサツマイモをフライパンへ並べる。 5、少し焦げ目が付くぐらいに箸で転がしながら焼いていく。 6、焼き上がったらキッチンペーパーで油を切る。 7、塩を少しふりかけて出来上がり。 サツマイモには食物繊維がたくさん入っています。ビタミンも豊富で、ジャガイモよりも栄養価は高いので子どもにはジャガイモよりはサツマイモを多く摂らせて腸の完成を助けてあげたいですね。 子どもの腸は3歳程度で完成されます。(個人差あり)腸の発達を助けるために、食物繊維は大活躍。生野菜は難しいので、サツマイモで食物繊維を多く摂りましょう。 サツマイモは甘みが強いので、ココナッツオイルとの相性は抜群です。更に塩を少しかけることで、優秀な味付けになるでしょう。
2014年08月03日中華の王道、麻婆豆腐(マーボー豆腐)ですが、子どもには食べられるような辛さではありませんよね。しかも、肉と豆腐を入れただけの大人が食べるものだと思い込んでいませんか? 麻婆豆腐の素もありますが、化学調味料が入っているので、気にされる方は簡単ですので、自分で作ってみてはいかがでしょうか? 今回は、子どもも喜ぶ味付けで、大人もしっかり食べられる、簡単に作れる麻婆豆腐のレシピをご紹介します。 ■子供でも食べられる麻婆豆腐のレシピ <材料>(大人4人分) ☆人参 1本 ☆いんげん 5~7本 ☆玉ねぎ 1個 ☆木綿豆腐 1丁 ☆鶏ひき肉 200g ☆生姜 1/4 ☆にんにく 1掛 ☆味噌 大2 ☆醤油 大3 ☆黒糖 大1 ☆ごま油 少々 ☆水 適量 ☆片栗粉 適量 <作り方> 1)いんげんは1cmくらいの大きさに切ります。 2)人参と玉ねぎは、子どもが食べやすい大きさに切ります。 3)中華鍋にごま油を少々敷きます。 4)切ったお野菜を入れて混ぜ合わせ、鶏ひき肉を入れて炒めます。 5)木綿豆腐を切りながら入れて混ぜ合わせます。 6)にんにくと生姜を擦り下ろしながら入れていきます。 7)全体が混ざったら、水を材料がひたるくらいに入れて煮込みます。 8)ある程度に込んだら、醤油と味噌を入れて味をつけます。 9)最後に水とき片栗粉をいれてとろみをつけたら完成です。 にんにくや生姜は、身体を温めて体力をつけてくれる食材なので、しっかりと入れましょう。両方をたくさん入れることで中華の味になりますし、中華の素などは必要ないくらいしっかり味がつきます。野菜もしっかり入れるので無理なく美味しく野菜も食べられます。 大人は物足りないようなら後からラー油をかけて辛みを足すのもオススメです。残った麻婆豆腐は、次の日に、マーボー丼にしたり、ご飯と卵と炒めるとチャーハンになって美味しいので変化させて頂くのもオススメです!
2014年07月23日お魚を食べていますか?日本人は昔から米や野菜を育てて魚を捕って食べていた人種です。肉食や欧米食が主流になりつつある現代、なんとなく子どもたちの食事も和食とかけ離れたものになってしまいがちではありませんか? 子どもがどうやったら魚を美味しく食べてくれるかが課題です、というお母さんもいます。特に、青魚にはDHAやDPAという、オメガ3と言って良質な油であるフィッシュオイルが含まれています。積極的に青魚を取り入れて海の恵みを頂きましょう。 アジフライというと、パン粉や小麦をつけて油で揚げるというイメージですが、パンや小麦に入っているグルテンは、子どもの腸には負担になってしまいます。また、大量の油は腸へ負担となりますし、その油が良質でなければ血液にも影響してくるので注意が必要です。 今回は、少しの油でもカリッと揚げるヘルシーなアジフライのレシピをご紹介します。 ■「揚げないヘルシーアジフライ」のレシピ <材料(8枚)> ☆アジ開き 8枚 ☆醤油 大3 ☆酒 大1 ☆黒糖 大1 ☆生姜 少々 ☆片栗粉 適量 ☆ごま油 適量 <作り方> 1)ボールに醤油、酒、黒糖と生姜を少し刷って入れ、混ぜ合わせます。 2)アジは開きにして固い骨を取り除きます。 3)調味料が入ったボールにアジをつけこみ、1時間くらい放置します。 4)しっかり味が染み、アジの肉が茶色っぽくなったら片栗粉をまぶしていきます。 5)フライパンにごま油を多めに敷きます。 6)片栗粉が付いたアジを焼くように揚げていきます。 7)両面をひっくり返しながら焼いていきます。 8)キッチンペーパーで油をサッと取って出来上がりです。 少しカリッとさせたい場合は、アジが浸らない程度に油を少し多めに入れて焼いていくと、サクッとした食感が出るでしょう。生姜を入れることで魚の臭みが消え、黒糖を入れるので甘みも出て食べやすい味じなるのでオススメです。
2014年07月22日スイートポテト。その名の通り甘みが強いわりに糖分は少なく、食物繊維が多いことで知られるサツマイモ。ジャガイモよりも栄養価は高く、子どもの腸に負担となりにくいことでも知られている食材です。更に、食物繊維が胃腸の発達を助け、便秘や下痢などの腸トラブルにも効果的な食材で美容にもよいと言われるサツマイモ。 一方、『毎日の リンゴ1個で 医者いらず』とまで言われるくらい栄養価の高いくだものリンゴ。北の国で作られるため、身体を温める作用もあり、更に甘くて子どもにも大人気な果物の代表格でもあります。 そんな2つの食材が絶妙にマッチした甘くて美味しく、身体に優しい離乳食にもつかえて、大人もおいしくいただけるレシピのご紹介です。 ■サツマイモとリンゴの甘煮レシピ <材料(4人分)> ☆サツマイモ 大1本 ☆リンゴ 1個 ☆ココナッツオイル 大1 ☆塩 ひとつまみ ☆黒糖 大1強 ☆水 大3 <作り方> 1)サツマイモは1cmくらいに切り、子どもの口のサイズに合わせて更に切ります。 2)リンゴは薄切りにします。 3)鍋にココナッツオイルを入れてサツマイモを炒めます。 4)サツマイモの黄色が濃くなってきたらリンゴを入れて軽く混ぜ合わせます。 5)黒糖を全体にまぶすように入れて、更に塩を入れます。 6)水を入れて蓋をし、弱火でじっくり煮詰めていきます。 7)リンゴが透明になったら出来上がりです。 子どもの腸は、個人差はあるものの3歳くらいで完成します。それまでに何を入れて、何を入れるべきでないか、しっかり考えて離乳食を進めていきましょう。 このレシピは、1歳~1歳半くらいから食べられる優しいレシピです。大人でも箸が進む1品で、オヤツ感覚でも食べられますし、水分量が少ないためお弁当にも最適です。 ココナッツオイルは、バターの代わりと考えてください。香ばしい味になり、子どもには好かれる味です。融点が低いためお腹の中でもサラッとしていて消化を助ける働きもありますのでオススメです。
2014年07月21日2歳を過ぎると子どもの腸はずいぶん発達していて、タンパク質も上手に消化できるようになってきます。もちろん個人差はありますが、子どもの歯の生え方を見ているとよくわかってきます。1番奥の歯が最後にはえてくるのですが、それ意外の歯が揃っていれば、ある程度のタンパク質を分解できると見てよいと考えます。 子どもに摂らせたいタンパク質を上手に食事に取り入れて、子どもが食べやすい味にしてあげることが大切です。もちろんなんでも摂り過ぎは良くありませんので分量や素材に注意して食材を選ぶことが大切です。 ささみは、鶏肉の中でも脂肪が少なくタンパク質を多く含んでいてヘルシー料理などで使われる優秀食材。お野菜と乳製品で美味しく可愛く作ってみましょう。 ■人参チーズのささみ巻きのレシピ <材料(15個分)> ☆ささみ 2パック程度 ☆醤油 大さじ3 ☆酒 大さじ2 ☆黒糖シロップ 大さじ1 ☆人参 1/2本 ☆とろけるチーズ 適量 ☆片栗粉 適量 ☆ココナッツオイル 適量 <作り方> 1)ささみは、縦に切り身を入れて平らに広げます。 2)ボールに醤油、酒、黒糖シロップを入れて混ぜ合わせささみを漬け込みます。 3)人参は1cm角にして3~4cmの長さに切り、軽くゆでておきます。 4)味がしみこんだささみに人参とチーズを入れて巻きます。 5)巻いたささみを片栗粉にまぶしていきます。 6)ココナッツオイルを多めに敷いたフライパンでゆっくり焼いていきます。 フライパンに並べる時、ささみのつなぎ目から焼くと巻きがとれずに奇麗に焼く事ができます。ココナッツオイルの風味で香ばしく、子どもが好きな味に仕上がります。 注意事項:人参をゆでる時に電子レンジをできるだけ使わないということです。電子レンジで人参を温めると人参に含まれる栄養素が分解されてから温められるので栄養が半減します。 電子レンジは外部からの熱によって加熱するのではなく、マイクロ波という電磁波によって直接内部の水分子を振動させ、摩擦熱により加熱することから、使い方に注意しなければいけない点があります。(京都府ホームページより抜粋) 特に野菜などは電子レンジではなくお湯で温めるようにしましょう。
2014年07月20日イワシは、オメガ3脂肪酸と言われるDPAやDHAが青魚の中でも1番豊富な食材として有名です。オメガ3と言われるこのフィッシュオイルは、子どもの脳や神経の発達を助け身体を強くして免疫力を高めるので積極的に取り入れたい良質な油です。 しかし、臭くて、骨は固いし、子どもに食べさせにくい・・・という欠点もあります。 今回は、イワシの臭みをとって、骨まで十分柔らかくして全部食べてしまえる優秀レシピをご紹介します。イワシの旬は、一般的には6月~10月といわれるので、ちょうどおいしくいただける時期ですね。 (4人分) ☆ イワシ 10匹 ☆ 醤油 大3 ☆ 黒糖 大1 ☆ 酒 大2 ☆ 生姜 大1つ ☆ 出汁パック 1袋 ☆ 水 適量 ☆ 梅干し 5つ 1. イワシは、頭と内蔵を取り、3等分くらいに切ります。 2. 生姜は、丸々1つを千切りにします。 3. 圧力鍋にイワシを並べます。 4. そこに生姜をまぶし入れ、梅干しを均等に置いていきます。 5. イワシが少し浸るくらいに水を入れ、出汁パックを入れます。 6. 醤油、酒をかけます。 7. 黒糖をまぶします。 8. 蓋をして、強火で沸騰させ、弱火にして1時間圧をかけていきます。 9. 1時間したら蒸らして、できあがりです。 鍋に食材を入れて調味料を入れたあとは特に混ぜたりする必要はなく、そのまま蓋をしめてしまって大丈夫です。1時間で自然と混ざり合って全体的にしっかりとした味がつきます。 もしもしょっぱいと感じたら、子どもには一回お湯をくぐらせると丁度良い味になるでしょう。1時間圧をかけるので、骨はとろけるように柔らかくなり、子どもの喉にひっかかる心配もありませんし、カルシウムがたっぷり摂れます。 イワシの臭みは生姜と梅干しで完全に取れますし、更に生姜が梅干しとマッチして甘くなり、大人も嬉しい美味しい味になります。 子どもも大人も一緒に楽しめる、和食のイワシ料理では一押しのレシピです。
2014年07月02日マフィンと聞くと、卵が入っているものが多いですよね。卵アレルギーの子どもは現代非常に多いです。卵は、実は1番栄養価の高い動物性タンパク質なので摂りたいところですが、子どもの腸がまだ発達途中だと、卵は消化できずアレルギーとして表れてしまうことが多いのが現状です。 また、どんな卵を選ぶかも重要なポイントです。せっかく栄養価の高い食材なので、できるだけ自然に育った鶏が産んだ卵を選ぶようにしましょう。紙パックに入っている赤い卵をできるだけ子どもには食べさせたいですね。 卵を2歳前に食べている子どもも居ますが、消化に負担がかかる食べ物なので、様子を見ながら離乳食を進めていく必要があります。体調が優れない時や、普段よりも元気がない時などは、免疫力が低下している時なので、胃腸を休ませるためにも卵は避けたいところ。 今回は、アレルギーや体調不良の時でも食べられるマフィンのご紹介です。 <材料>(5カップ分) ☆全粒粉 100g ☆アーモンドプードル 50g ☆ココナッツオイル 大2 ☆塩 ひとつまみ ☆豆乳 100ml ☆黒糖 50g ☆重層 小1/2 <作り方> 1. オーブンを180度で予熱にかけます。 2. 全粒粉とアーモンドプードルを混ぜ合わせます。 3. 塩、ココナッツオイル、黒糖、重層を入れて更に混ぜます。 4. 豆乳を少しずつ入れながらなめらかにしていきます。 5. マフィン用のカップに生地を流し込みます。 6. 予熱できたオーブンに入れて20分焼きます。 7. 爪楊枝などを指して、生地がくっつかなければ完成です。 アーモンドプードルは、ココナッツフラワーに替えてもOKです。グルテンフリーにしたければ全粒粉の替わりに上新粉を使っても美味しくできます。全粒粉を使うならば、オーガニックのものを選びましょう。全粒粉は精製されていないので農薬がついている心配がありますので、注意が必要です。 子どもの腸は3歳程度で完成します。個々のスピードはありますが、肌や排便を確認しながら上手に離乳食を進めていきましょう。
2014年06月30日大豆ミートをご存知ですか? 大豆を元にして作ったお肉のような感触の乾物です。鶏肉よりも消化に時間がかからず、植物性タンパク質が手軽に美味しく摂取できるので、マクロビオティックやヴィーガンの料理によく使われるとして有名です。 この大豆ミートを使って作る料理の定番中の定番が、唐揚げ。鶏の唐揚げのような食感で、ほとんど変わらないくらい同じような味なのですが、それでも大豆ミートをオススメするのは、冷めても固くならないのでお弁当に最適だというのがポイントなのです。 <材料> ☆大豆ミート 1袋 ☆醤油 大2 ☆生姜 少々 ☆にんにく 少々 ☆酒 1かけ ☆アガペシロップ 1かけ ☆ごま油 適量 ☆片栗粉 <作り方> 1. 大豆ミートは熱湯かぬるま湯に30分程度漬け込んで、柔らかくなるまで戻します。 2. 柔らかくなったら手で少しずつ搾って水分を切ります。 3. ボールへ移して、醤油と酒、アガペシロップを入れて手で軽く混ぜます。 4. 生姜とにんにくをすりおろして混ぜ合わせ、20分程度ラップして放置します。 5. 調味料がしみ込んで、大豆が均等な色に染まったら、片栗粉をまぶしていきます。 6. ごま油を多めにフライパンに敷きます。 7. 片栗粉をまぶした大豆ミートを焼いていきます。 8. 油が足りなければ足しながら、両面焦げ目がついたくらいでキッチンペーパーに移していきます。 9. キッチンペーパーに油を吸い取ってもらって完成です。 食感もとても柔らかく、子どもでも美味しく喜んでもらえる味です。発達途中の子どもの腸、鶏肉やささみでさえ消化できない1歳頃でも、この大豆ミートなら消化に優しいので唐揚げにして食べると大人も美味しく子どもと一緒に同じものを楽しめます。お弁当に少し残しておけば、朝が楽になるし一石二鳥ですね!
2014年06月29日カルシウム、子どものうちにしっかり摂りたい栄養素です。カルシウムは骨や歯を作るだけでなく、イライラや神経の興奮を抑え、心臓のポンプをしっかり働かせてくれる効果もあります。 カルシウムを牛乳で摂る時代は終了。野菜や魚でしっかり摂取したいところです。小魚でももちろん摂れますが、意外に知られていない食材にカルシウムがたくさん潜んでいるのです。 大根やカブを買ってきた時、ついている葉を捨てていませんか? 葉無しの大根やカブを買っていませんか? 実は大根やカブの葉っぱには、カルシウムがたくさん含まれているんです。 青い葉っぱを嫌がる子どもでも、美味しく食べられる方法をご紹介します。 <材料> ☆カブの葉 カブ4~5個分 ☆大根の葉 1本分 ☆しらす 1握り ☆ごま油 少々 ☆醤油 少々 ☆アガペシロップ 少々 <作り方> 1. カブの葉と大根の葉を0.5cmくらいにみじん切りしていきます。 2. フライパンにごま油を薄く敷き、みじん切りしたカブと大根の葉を中火で炒めていきます。 3. しらすを入れて混ぜながら炒めます。 4. 醤油とアガペシロップを味見しながらお好みで入れていきます。 5. 弱火にしてふたをして少し煮ます。 6. カブと大根の葉がしんなりしてきたら完成です。 ご飯がすすむ1品で、成長期の子どもには最適なふりかけです。青い野菜を嫌がる子どもでも、これならご飯と一緒に食べてくれるでしょう。カルシウムが野菜としらすでたっぷり摂れるので、カルシウムふりかけと言っても過言ではありません。 ごま油は、少し香りのあるものを使うとより香ばしくできあがるのでオススメです。短時間でできるレシピなので、忙しい朝でも大丈夫です。お弁当の彩りが足りないなと感じた時にもぜひ試してみてください。 カルシウムは野菜や魚でもしっかり摂れますが、子どもには運動させるのが吸収させる上で1番大切。骨を強くさせるためにも、神経を鍛えるにも、しっかり運動させてカルシウムを摂取して強い身体を作りましょう。
2014年06月26日離乳食を始めるタイミングには、個人差があるって知っていましたか? それはどんな個人差、どんなタイミングだと思いますか? 実は、それは歯の萌え方と関係しているのです。最初の歯が萌え始めるタイミングはその子の成長スピードによって異なります。最初の歯は、下の中切歯2本です。これは万人が一緒で、いやうちは奥歯から萌えてきた、という人は居ないと思います。下の中切歯が萌えたら、離乳食開始のサインです。 乳歯が何を表しているか、というとそれは腸の発達です。腸は、網目のようになっており小さな穴がたくさん空いています。その穴が小さければ小さいほど腸が元気でいられるのですが、赤ちゃんの腸はその穴が大きい状態で産まれてきます。この穴は3歳までには大人と同じような大きさになり、色々なものを消化できるようになっていきます。そのスピードを表しているのが乳歯なのです。乳歯の数が食べさせるものを決める目安となります。 1歳半頃になってくると、中切歯、側切歯、1本飛ばして犬歯が生えてきます。その頃になると動物性タンパク質を始めていきます。まずはお肉よりはお魚から始めていくのが好ましいと言えます。そこでお魚を使った和風ハンバーグのレシピをご紹介します。 <材料>(8個程度) ・イワシかアジ 2~3枚 ・生姜 少々 ・味噌 大1 ・片栗粉 適量 ・醤油 大1 ・ごま油 少々 <作り方> 1. イワシがアジの小骨をできるだけ取り除いてミキサーなどですり潰します。 2. そこに磨り下ろした生姜を少々と、味噌と醤油を入れて味を整えます。 3. 片栗粉はつなぎに使うので少しずつ入れて固めます。 4. フライパンにごま油をうすく敷き、香りがたったら弱火でじっくり焼いていきます。 5. 両面に適度な焦げ目がついたらできあがりです。 お肉や卵などは使わないので1歳半の腸でも十分に消化できるハンバーグです。通常ハンバーグにはパン粉などを入れます。パン粉は小麦ですのでグルテンが入っていますし、市販のパン粉にはショートニングなどの加工した脂が入っていることが多いので要注意です。 お腹に優しい1歳児でも食べられる和風のハンバーグは、魚臭さを生姜で消して、味噌や醤油で優しく味をつけるので、焼く意外にも汁物につみれとして入れても美味しく食べられるのでオススメです。
2014年06月25日子どもが大好きなパンケーキ。でも、小麦や牛乳は避けたいところ。小麦がなぜ悪いか? それは3歳前の子どもの胃腸はまだまだ赤ちゃんと同じ状態で消化に負担がかかりやすいのです。お腹に優しく、更に健康に気を使ったお菓子をママの手作りで食べさせてあげたいですよね! 超簡単にできて、子どもも喜ぶパンケーキのレシピをご紹介します。 <材料>(2~3枚分) ・上新粉 30g ・コーングリッシュ 10g ・ココナッツフラワー 20g ・アーモンドフラワー 10g ・黒糖 15~20g ・重層 1g ・豆乳 40g~ ・お好みでフルーツを入れてもOK ・ココナッツオイル 少々 <作り方> 1. 上新粉・コーングリッシュ・ココナッツフラワー・アーモンドフラワーをボールに入れて軽く混ぜ合わせます。 2.黒糖を入れて混ぜ合わせます。 3. 重層を入れてから豆乳を少しずつ混ぜながら適度な柔らかさにします。 4. フライパンにココナッツオイルを敷き、生地をお玉杓子半分くらいを流し込みます。 5. 中火で少し茶色くなったら裏返して中まで火が通ったら出来上がりです。 ココナッツやアーモンドといったナッツ類のパウダーを小麦粉代わりに使うことで、よりヘルシーにパンケーキができます。ココナッツオイルはバターの代わりとして使えます。香ばしく、子どもが好きな味に仕上がるのでオススメです。バターよりも融点が低く、子どものお腹の中で固まらずに消化できますので飽和脂肪酸を料理に取り入れるならばココナッツオイルがオススメ。 重層はベーキングパウダーの代わりです。ベーキングパウダーは添加物のかたまりです。重層は食用の重層を用いてください。十分にふくれるし味も変わりません。 甘味には黒糖か、アガペシロップ、又はオリゴシロップでもかまいません。精製された白砂糖は、血糖値を一気に上昇させ、インスリンを多く分泌してしまい免疫力を低下させるので子どもには禁物です。市販のおやつでも白砂糖が多く使われているので注意が必要です。
2014年06月17日人間にとって大切な栄養素を上手に子どもに摂ってもらうのは大変なようで意外にシンプルなんです! 子どものご飯を作る上で大事なのは自分自身が子どもの味覚に返るということ。大人の固定概念で食べるものを決めるのではなく、できるだけ味覚が育つ時期に色々なものを偏ることなく上手に食べさせるようにしましょう。 必要な栄養素のうち、今回注目したのは『脂質』。特に、どんな油を子どもに摂らせるかで、脳や細胞の成長に大きく影響してきます。油はどんなものを摂るかで健康にも不健康にもなるからママが油の知識を持つだけで日々の食生活が変わってくるでしょう。 上手にお料理に取り入れることで、無理なく摂取していきましょう! 今回は油の中でもココナッツオイルを使った「里芋もちもちココナッツグリル」のレシピを紹介します。 ココナッツオイルは飽和脂肪酸という人間にとって必要な脂質です。子どものお腹の中の温度はだいたい38度。ココナッツオイルは融点が低いのでお腹の中で固まることなく消化を助けてくれます。同じ飽和脂肪酸でもバターやラードは融点が高いためお腹の中で固まりやすく血液ドロドロの原因になってしまうので要注意ですよ! <材料>(4人分) ・里芋 5~6個 ・黒糖 少々 ・醤油 大さじ3杯程度 ・ひじき ひとつかみ ・片栗粉 適量 ・ココナッツオイル 適量 <作り方> 1)里芋は皮を剥かずにゆでましょう。そうすることでスルスルっと剥がれてくれます。 2)茹った里芋をマッシュ状にして戻したひじきと混ぜ粘りを出します。 3)2に醤油と黒糖を入れて味付けします。 4)しっかり混ざったら片栗粉を少しずつ入れて、つなぎます。 5)フライパンにココナッツオイルをしいて、4を平べたいハンバーグのような形にしたら、両面に少し焦げ目がつくくらいに焼いて完成です。 里芋には他の芋類よりもカリウムが多く、ネバネバ成分のムチンを摂ることで他のタンパク質の消化を助けてお腹の負担を減らしてくれます。さらに免疫力を高めてくれる優秀な食材です。 お口の周りがかゆくなりやすい子どもでも、餅状にすることで食べやすく栄養素もしっかり摂ることができるのでこの調理法がオススメです。 また、ココナッツオイルを使うことで子どもが好きな風味になり、おやつ感覚で食べられます。
2014年05月30日『グルテンフリー』最近よく耳にしませんか? グルテンというのは、小麦や大麦、ライ麦など穀物に含まれるタンパク質の一種で、消化に時間のかかるものの代表です。 小麦などでアレルギーを引き起こしてしまうのは、このグルテンに問題があるとされています。というのもグルテンは、子ども、特に3歳になる前の胃腸が発達途中の子どもにとってはとても負担となる食べ物なのです。過剰に摂取すると、腸の穴が大きくなる病気を引き起こし、アトピーやアレルギーの原因となります。 小麦やライ麦はそのままでは食べませんよね? だいたいが粉になっています。そもそも消化が悪いものなので粉にして食すのが通常となっているというわけです。 胃腸がまだ発達段階の子どもたちの腸にはできるだけ消化に良いものを与えたいところ。でも子どもが大好きなホワイトシチューを食べさせたい、というママにとっておきのレシピをご紹介します♪ <材料>(3人分) ・さつまいも 1本 ・人参 1本 ・いんげん 5本 ・玉ねぎ 1玉 ・鶏肉 適量 ・上新粉 適量 ・塩・コショウ 少々 ・豆乳 適量 ・コンソメ(化学調味料無添加のものを!) ・ココナッツオイル <作り方> 1)野菜と鶏肉を一口大に切ってココナッツオイルを敷いた鍋で軽く火が通るまで炒めます。 2)1に上新粉を絡めながら少しずつ入れ、全体に絡まったら鍋に材料が浸るくらいに水を入れ、1度沸騰させたところへ豆乳を入れます。 3)煮込んでいくととろみが出てきます。コンソメと塩・コショウで味を整えます。 煮込めば煮込むほどとろみが出ますので、様子を見ながら豆乳を加えて好みのとろみに仕上げていきましょう! 牛乳ではなく豆乳にするのは、栄養価の問題です。牛乳は動物性であるのに比べ、豆乳は植物性なので、胃腸が発達途中の子どもたちにとって負担が非常に少ないという利点があります。 まだ発達途中の子どもの腸には牛乳よりも豆乳の方が優しいので料理にはできるだけ豆乳を使用しましょう。豆乳を選ぶ時も、できるだけ国産の有機大豆のものを選ぶようにすると良いでしょう。
2014年05月27日