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首ニキビができると、ネックレスがひっかかったり、服を着るときに痛かったりなど、日常生活に支障をきたします。きれいな首を保つためには、首ニキビをできないようにする、できたらすぐに治療することが大切です。ここでは、首ニキビの原因や治し方、ケア方法について見てみましょう。首ニキビの原因首ニキビができる原因は主に二つあり、皮脂の過剰分泌と新陳代謝の低下です。皮脂は必要な分まで除去されると、過剰に分泌されてしまいます。その結果、毛穴に皮脂がつまってしまいます。また、新陳代謝が低下すると、古くなった角質が溜まってしまいます。毛根に皮脂や角質がつまることで、原因菌であるアクネ菌が繁殖し、ニキビを悪化させてしまうのです。洗い残し洗顔料やシャンプー、コンディショナーなど、首は洗い残しが多い部位です。これらを肌に残したままにしておくと、アクネ菌の温床になってしまい、首ニキビにつながります。ストレスストレスが強いと、免疫機能が低下したり、ホルモンバランスが乱れたりします。その結果、新陳代謝が低下し、不要な角質が肌に溜まります。角質が毛穴につまると首ニキビが発生しやすくなります。乾燥熱いお湯を使うと、必要な皮脂が肌から取り去られ乾燥してしまいます。また、ドライヤーの熱風を浴びても乾燥します。乾燥すると、皮脂の過剰分泌を促してしまうため、首ニキビの原因になります。お風呂や洗顔のあとなにも塗らずにそのままにしておいても乾燥するため注意が必要です。紫外線紫外線を浴びると、首ニキビだけでなく、シミやシワなど多くの肌トラブルを引き起こします。また、皮膚がんなどの重篤な病気の原因にもなります。首ニキビの治し方首ニキビの原因について紹介しました。首ニキビを治す方法とはどのようなものなのでしょうか。薬や心がけることなど見ていきましょう。抗生物質首ニキビの原因はアクネ菌です。アクネ菌を殺すために抗生物質が処方されることがあります。保湿剤乾燥による皮脂の過剰分泌、もとい首ニキビの悪化を防ぐため、保湿剤が処方されることがあります。レーザー治療首ニキビが跡になってしまったら、レーザー治療で治すことができます。美容皮膚科の管轄になるため、皮膚科と美容皮膚科が併設してある病院や、レーザー専門の医師に相談しましょう。さわらない首ニキビができると気になってさわってしまう人もいます。ニキビは触ると雑菌が入って症状が悪化するおそれがあります。服や髪が触れやすいところにできた場合は、保護剤で守ることもあります。首ニキビのケア方法ここまで、首ニキビの原因や治し方についてお伝えしましたが、どのようにすれば首ニキビの発生を予防できるのでしょうか。最後に、首ニキビのケア方法について解説します入浴を見直す石けんやボディソープをよく泡立てずに使っている人がいます。直接、石けんを肌に当てると刺激が強すぎることがあるため、よく泡立てて洗いましょう。また、洗い終わったあとは、しっかりすすいで洗い残しがないようにしましょう。リラックスするアロマオイルを使う、目を閉じて横になるなど、ゆったりとリラックスする時間をとると、ストレスを解消することができます。ストレスは、首ニキビだけでなく万病の元となるため、溜め込まないようにすべきです。何か悩みをかかえている場合は、身近な人に相談するだけで気が楽になることもあります。乾燥を防ぐシャワーやお風呂では、ぬるめのお湯を使うと皮脂を過剰に除去してしまう心配がありません。また、入浴後は、化粧水や乳液を使って保湿するようにつとめると効果が期待できます。顔の保湿は注目されることが多いですが、首の保湿はおざなりになりがちです。普段から首まで保湿する意識を持ちましょう。紫外線を浴びない紫外線を浴びると首ニキビの原因になります。首にも日焼け止めを塗り、汗をかいたらこまめに塗り直しましょう。また、ストールを巻くなど直接肌に紫外線が当たらないように心がけることも大切です。夏場など紫外線が強い時期は、昼間の外出を避けるようにすると、さらに効果が期待できます。家の中にも紫外線は入ってきますので、遮光カーテンなどで対処するようにしましょう。まとめこれまで、首ニキビの原因や治し方、ケア方法についてご紹介してきました。首ニキビは適切な治療を受ければ治る症状です。勝手につぶしたりせず、ここで紹介した方法などで根気づよく治してください。また、普段から首ニキビができないように気をつけましょう。監修:伊藤まゆ
2017年10月27日首ニキビは、発症しても気づかないことも多いですが、放っておくとつぶしてしまったり大きくなったりして跡が残ってしまうこともあります。ここでは、首ニキビができる原因について見てみましょう。首ニキビができるメカニズム首ニキビが発生するメカニズムについて解説します。皮脂がつまる皮脂が多いと毛穴がつまってしまいます。つまってしまった毛穴は皮脂でいっぱいなため、ニキビの原因菌であるアクネ菌の温床になります。アクネ菌が増殖することで、赤っぽいニキビになってしまいます。皮脂の過剰分泌なぜ皮脂がつまってしまうかというと、ひとつは皮脂の過剰分泌にあります。その要因はストレスホルモンバランスの乱れなど、さまざまあり、皮脂は必要以上に分泌されてしまいます。その結果、毛穴に皮脂がつまってしまうのです。新陳代謝の低下皮脂づまりのメカニズムとしてもうひとつあげられるのが、新陳代謝の低下です。新陳代謝とは、肌のターンオーバーのことを指します。新陳代謝が正常に働いていれば古くなった角質や皮脂が細胞からはがれてなくなります。しかし、新陳代謝が乱れると、不要な皮脂や角質が毛根に留まるようになり、ニキビになってしまいます。首ニキビの原因次に、首ニキビができてしまう原因を解説します。洗い残し首の後ろは、シャンプーやトリートメント、石けんなどの洗い残しが付着していても見えづらく、肌に残ったままになってしまいます。また、あごの下などは洗顔料が残ってしまいがちです。ドライヤードライヤーの熱風を肌に当て続けていると、肌が乾燥し、肌のバリア機能が衰えてしまいます。紫外線紫外線は、皮膚にダメージを与え、シミやシワなど、さまざまなトラブルを引き起こします。首は日焼け止めを塗り忘れやすいため、直接紫外線に当たると、ニキビの原因になります。ストレス人はストレスを感じると、免疫力が弱まったり、新陳代謝が低下したりします。その結果、肌のターンオーバーが乱れ、首ニキビができてしまうおそれがあります。栄養不足新陳代謝を促進するうえで必要な栄養素が足りていないと、毛穴の皮脂がつまり、首ニキビにつながります。しこりのある首ニキビの対処法首ニキビはしこりをともなうこともあります。症状がかなり進行したニキビである可能性があるため、つぶして自分で治そうとせず、皮膚科など専門機関を受診するようにしてください。首ニキビの予防法首ニキビは、一度できてしまったら触れずに置いておくのが一番です。そのため、日ごろから予防に努め、首ニキビができないように気をつけましょう。ここでは、首ニキビの予防法について解説します。しっかりとすすぐ先ほどお伝えしたとおり、首は洗顔料やシャンプーなど洗い残しが多いです。そのため、洗い終わったらお湯でしっかりとすすぐようにしましょう。普段から首ニキビができやすい人は、すすぎが足りていない可能性があるため長めにすすいできれいに洗い流しましょう。ぬるめのお湯を使う熱いお風呂やシャワーを使うと、必要な皮脂まで取り除いてしまいます。肌にやさしいぬるめのお湯を使うのがおすすめです。よく泡立てて洗う余分な皮脂を落とすため、石けんは十分に泡立てて使用する必要があります。よく泡立てた石けんは、やさしく皮脂や角質を取り除いてくれます。泡立てネットなど便利なものも販売されていますので、試してみるのも手です。紫外線対策をする首に紫外線を当てないようにすると、首ニキビを予防できます。日焼け止めを首にも忘れずに塗ってください。また、日差しの強いときは、タオルを巻いたり、首まであるはおりものを着用すると効果が期待できます。規則正しい生活を送る食生活が乱れると肌の乱れにつながります。栄養バランスのよい食事を心がけましょう。また、睡眠不足は新陳代謝を低下させる原因になります。十分に睡眠時間を取りましょう。ストレスを発散するストレスを溜め込むと首ニキビの原因になります。リラックスできることや運動などで気分をリフレッシュして、ストレスを発散しましょう。まとめこれまで、首ニキビの症状や原因、予防法についてご紹介してきました。首ニキビとひとことでいっても種類や症状がさまざまですので、それぞれに見合った対処が大切です。首ニキビができるメカニズムや原因を把握し、日ごろから予防につとめましょう。監修:伊藤まゆ
2017年10月26日マイクロニードルでケアする新商品ジーダブリュー株式会社と株式会社ラパスジャパンは、アクネ・ニキビの解消に役立つ「アクロパスエイシーケア」を2017年10月から販売開始した。「アクロパスエイシーケア」は、10代だけで無く30代以降の世代も悩むニキビに、独自開発の“マイクロニードル”で内側と外側から同時にケアする新しい貼るタイプのニキビケア商品だ。「アクロパスエイシーケア」「アクロパスエイシーケア」は、エイシーケアの配合成分を固めた髪の毛の3分の1のマイクロニードルで、肌の外側と内側のケアを同時に行う事が出来る。乾燥が原因の大人のニキビケアには、アクネ菌を殺菌しつつ潤いを与える事が重要だ。マイクロニードルは、肌を刺激しながら美容成分「ヒアルロン酸」や「ナイアシンアミド」などを肌の奥まで浸透させ、更に肌の水分によって角質層が潤い、内側からハリのある肌に導いてくれる。有効成分として、アクネ菌を抑える「ナイアシンアミド」やニキビケアに重要な水分を補う「ヒアルロン酸」などを配合し、肌本来の健やかさを取り戻す。また、保存剤や化学添加物不使用で安心して使用できる商品だ。(画像はプレスリリースより)【参考】※ジーダブリュー株式会社公式サイト※ジーダブリュー株式会社プレスリリース(@Press)
2017年10月25日首ニキビは、皮脂の過剰分泌や乾燥、ホルモンバランスの乱れなど、さまざまな原因が絡み合って発生する「大人ニキビ」のひとつです。首ニキビの原因や対処法などについて見てみましょう。首ニキビとは首ニキビとは、首にできるニキビのことをいいます。首にできるニキビは、あごやフェイスラインなどのUゾーンと呼ばれる部位にできやすい「大人ニキビ」の一種とされる場合がほとんどです。大人ニキビは、20代後半以降にできやすいニキビで、さまざまな原因が絡み合って発生するため、皮脂の分泌過多が原因となる「思春期ニキビ」と比較すると、治りにくく何度も同じ箇所にくりかえして再発しやすいといわれています。首ニキビの原因ニキビの原因は、つまった毛穴の内部でアクネ菌が増殖し、炎症を引き起こすことです。首ニキビの原因は、皮脂の分泌量の増加のほか、ホルモンバランスの乱れや乾燥など、さまざまな要素が考えられます。皮脂の分泌過多皮脂の分泌量が増加しすぎると毛穴からの排出が追いつかなくなり、毛穴がつまってしまう原因になってしまう場合があります。ストレスや睡眠不足は、自律神経やホルモンバランスの乱れを引き起こし、皮脂の分泌過多の原因となります。また、脂っこいものや甘いものを食べすぎると皮脂の分泌量の増加を引き起こします。肌の新陳代謝の低下肌の新陳代謝が低下すると肌のターンオーバーが滞り、本来なら排出されるべき古い角質が肌の表面にたまります。古い角質がたまって角質層が厚くなると毛穴がふさがってしまい、ニキビの原因となる場合があります。睡眠不足の状態になると成長ホルモンの分泌量が不足し、肌のターンオーバーが滞ります。また、野菜不足の状態が続くと肌のターンオーバーを促進するビタミンが不足し、角質を厚くする場合があります。乾燥肌が乾燥すると肌がもともと持っているバリア機能が低下します。肌のバリア機能の低下が起こるとかえって皮脂の分泌量が増加してしまう場合があります。また、肌のバリア機能の低下が角化異常を引き起こすケースもあります。シャンプーなどの洗い残しきちんと洗い流しているつもりでも、シャンプーやボディソープなどの石けん類をすすぎ残してしまっている方は意外と多いものです。洗い残した汚れやすすぎ残した石けんは、皮脂と混ざって毛穴にたまるとニキビの原因になります。首ニキビの治し方首ニキビができてしまった場合の治し方について解説します。皮膚科を受診する首ニキビが赤く腫れあがり、炎症を起こして痛みやかゆみを引き起こしてしまっている場合は、皮膚科などの医療機関を受診しましょう。炎症を起こしたニキビが悪化すると、増殖したアクネ菌が毛穴の中で「リパーゼ」という酵素を生成し、皮膚組織を破壊し始めてしまうことがあります。皮膚組織が破壊されると肌に凹凸ができ、ニキビ跡となってしまう場合があります。できるだけ早めに医師に相談し、適切な治療を受けましょう。生活習慣の改善前述の通り、生活習慣の乱れはニキビの悪化に直結します。生活習慣を改善し、ニキビを悪化させない環境を整えましょう。食生活の改善前述の通り、脂質のとりすぎやビタミン・ミネラル、タンパク質の不足は皮脂の増加や肌の新陳代謝が低下する原因となり、ニキビの悪化を招きます。肉・魚・野菜などをバランスよくとるようにしましょう。また、ニキビができているときは脂っこいものや甘いものは控えた方がよいでしょう。睡眠不足の改善睡眠不足が続くと心身が緊張状態に陥り、自律神経の乱れやホルモンバランスの乱れにつながります。睡眠時間を十分に確保し、心身を休めるようにしましょう。ストレスをためない心身へのストレスはホルモンバランスの乱れの原因となります。休息をしっかりととり、自分の好きなことをするなどして適宜ストレスを解消するようにしましょう。首ニキビのケア方法炎症を起こしていないニキビのセルフケア方法について解説します。むやみに触らないニキビが気になるからといって頻繁に触っていると、手指についている雑菌が患部に付着して炎症を引き起こしてしまう場合があります。ニキビができたら、むやみに触らないことが大切です。また、ニキビを自分で潰す際、失敗すると表皮や毛穴が傷ついてニキビ跡となってしまう可能性が高まります。自分で潰したりせず、どうしてもニキビを早く治したい場合は、皮膚科を受診して適切な治療を受けるようにしましょう。保湿乾燥は、ニキビの原因となる場合があります。保湿は念入りに行いましょう。ニキビが気になるときは、肌がベタつかないよう保湿力の低いさっぱりタイプのスキンケア用品を選ぶ方も多いですが、ニキビをケアしたいときこそ、保湿力の高い化粧水やクリームなどを使い、しっかりと保湿を行いましょう。監修:伊藤まゆ
2017年10月25日美白だけじゃ足りない季節に資生堂の美白スキンケアブランド「HAKU」から8月21日(月)、ジェル状の薬用美白化粧水「HAKU メラノディープモイスチャー」が発売される。美白肌をキープするためには、紫外線の強い夏場だけでなく、年間を通じた美白ケアを行うことが重要。しかしある調査によれば、秋冬の間も美白化粧品を使用しているという人は、4割ほどに留まっている。美白化粧品に対する保湿力に不満を持っている人が多く、乾燥が気になる秋冬には美白化粧品ではなく、保湿力の高いアイテムを選ぶ人が多いのだ。贅沢なジェルでスキンケアそこで資生堂は、秋冬の深刻な乾燥対策と美白ケアの両方を同時にカバーできる新しいスキンケアアイテムをリリースした。化粧水をギュッと凝縮してジェル状にたっぷりの保湿成分と美白有効成分がつまった「HAKU メラノディープモイスチャー」は、1度のケアで「みずみずしさ」「保湿効果」「美白効果」のすべてを肌にもたらしてくれる。ジェルを肌に馴染ませると、だんだんローション状に代わっていく不思議な感覚も新しく、スキンケアが楽しみになる。上質なオイルでさらにケア10月21日(土)には薬用美白オイル「HAKUメラノディープオイル」も登場。今年の秋からは、お手入れを「美白+保湿」に変えてみよう。(画像はプレスリリースより)【参考】※資生堂プレスリリース
2017年08月12日「FAZ 薬用ブライトソープ」神奈川県横浜市の株式会社SAMURAIは、“毛穴・ニキビケア”に特化した炭石鹸「FAZ 薬用ブライトソープ」(医薬部外品)の発売を開始した。SAMURAIは、化粧品・化粧雑貨・健康食品のデザイン、企画、製造、販売等を行う会社だ。女性の共通の悩み多くの女性に共通する悩みは、「ニキビと毛穴の開き」。同社では、「ニキビケア・毛穴ケアにこだわった薬用炭石鹸」にこだわり、商品の開発を行った。「FAZ 薬用ブライトソープ」では、 グリチルリチン酸ジカリウム、ヒノキチオールの2つの有効成分を配合。生産方法は、ローコストで大量生産を可能とする「機械練り」ではなく、枠に流し入れ時間を掛けて熟成する「枠練り」を採用している。消炎効果と殺菌効果グリチルリチン酸ジカリウムは、消炎効果を持ち、ヒノキチオールは殺菌効果を持つことから、ニキビを防ぎ、皮膚を清潔に保つことができる。ニキビ予防のために、不要な角質や汚れ、過剰な皮脂を取り除き、なめらかで透き通る肌を作り出す。さらに、「枠練り」を採用することにより、美肌成分・有効成分を55%配合。「界面活性剤」の量も少なく、肌に優しい。敏感肌でも安心の商品だ。(画像はプレスリリースより)【参考】※毛穴・ニキビケア特化型“炭石鹸”構想から3年半!有効成分2つ配合の医薬部外品として発売
2017年07月31日夏のスキンケア、皆さんはどうされていますか?汗や皮脂でベタつきがちな季節は、洗顔をしてすっきり、化粧水で潤いをチャージして乳液でしっとり仕上げたいところ。しかし、年齢を重ねるにつれて、夏でもプラスワンアイテムが欠かせなくなります。そんなとき、何かと話題になるのが「オイル」。いつものお手入れに植物由来のオイルを塗布すれば保湿効果がアップ。ボディケアや頭皮マッサージにも最適です。オイルひとつでさまざまなキレイが叶うオイル美容。フランス女性はどのように見ているのでしょうか?■フランス女性に愛される「肌と心を満たす」オイル私のオイル美容デビューは、10年ほど前にパリのファーマシーで出会った、NUXE(ニュクス)の「プロディジューオイル」がきっかけでした。店頭で手に取るパリジェンヌが多く、人気がある商品だと確信。肌だけでなく体や髪に使える点も購入の決め手となりました。現在も愛用していますが、年齢と共に使い方に変化が。以前はスキンケアの最後に取り入れていたのですが、今は最初にプラスするように。化粧水の浸透が良くなりましたし、肌もやわらかくなった気がします。またバスタイム後にボディオイルとして使用すると、保湿効果はもちろん良い香りに包まれ、心も穏やかに。私の友人(フランス女性)の夏のおすすめオイルは、同ブランドの「プロディジューゴールドオイル」。デコルテや腕に塗布すると、保湿ができるうえにゴールドパールの輝きで、肌が美しく見えるのだそう。■オイル美容を目的・効果別に取り入れるフランス人フランスで暮らす知人によると、フランス女性の間でもオイル美容は一般的とのこと。これは空気の乾燥や水の質が大きく関係しているといえますね。肌の保湿力を高めるために、オイルは必要不可欠な存在なのかもしれません。しかし、それだけではないことも見えてきます。フランスのスキンケアブランドMelvita(メルヴィータ)には、「ニゲルオイル」というニキビに有効なものがあります。ニキビにオイルというのは驚きですが、その効果はとても評価されているそうです。またアボカドオイルは目元のクマに有効的で、リリーオイルには美白効果があります。そして面白いのが「キャロットオイル」。このオイルは日焼け肌のように色づくそうで、日焼けが好きなフランス人にぴったりなのです。このようにフランスでのオイル美容は、保湿目的だけではなく、オイルの植物有効成分を目的別・効果別に積極的に取り入れていることが伺えます。日本未入荷のものもありますが、チェックしてみてくださいね。■オイル美容による「油焼け」はあるのか?私がオイルを使用するうえで疑問に思っていたのは、肌に塗布して外出すると「油焼け」するのでは?という点。そのためスキンケアにオイルを取り入れるのは基本的に夜でした。気になりながらも後回しにしていたのですが、先日フランスのスキンケア商品を取り扱うお店へ行く機会があり、油焼けについて尋ねてみることに。すると、最近のオイルは皮脂に近い成分のものを使用しているため、油焼けを起こす心配はないことがわかりました。またNUXE(ニュクス)とMelvita(メルヴィータ)に関しても、植物から抽出されるオイルを使用しているため問題ないそうです。■オイル美容は肌質に合わせて行うことが大切しかし、オイル美容はそれぞれの肌質に合わせて行うことが大切です。フランスの友人(フランス女性)は、顔にはオイルを使用しないとのこと。理由はオイリー肌で、つけると吹き出物ができてしまうから。肌質は、オイル美容によって改善される場合もあるそうですが、やはり自分のケア方法に合うかどうか見極めることも重要でしょう。そんな彼女がスポーツ後のバスタイムに使用しているのが、アーモンド&オレンジフラワーのシャワーオイル。適量を手に取り軽く泡立て、洗い終えた体に塗布し、洗い流すというもの。アーモンドオイルは保湿に効果的。オレンジフラワーオイルは気持ちを安らかにするだけでなく、日焼けの炎症をおさめる効果もあるそうです。このような形でオイル美容を取り入れるのもおすすめ。ちなみに彼女が愛用しているシャワーオイルは、YVES ROCHER(イヴロシェ)のものでした。オイル美容は肌・体へのアプローチはもちろん、リラクゼーション効果もあります。目的に合ったオイルをフランス女性のように積極的に取り入れて、きれいを磨いていきたいですね。
2017年07月23日「インテグレート(INTEGRATE)」から、アイシャドウ「アクセントカラーアイズ CC」を中心に、2017年秋の新製品(全8品目20品種)を9月21日(木)より発売開始する。・カラーラインとまぶた用CCベースがセットされた、ぱっちりとした印象の目もとをつくる差し色アクセントのアイシャドウ「アクセントカラーアイズ CC」を新発売。・思い通りのラインが描け、にじみにくく化粧もちの高いリキッドライナー「スーパーキープ リキッドライナー」は、涙や油分に強いタイプでありながら、通常のクレンジングや洗顔料で落とせる優れもの。商品詳細インテグレート アクセントカラーアイズ CC<アイシャドウ>3.3g5種(うち、1種数量限定)/ノープリントプライス【商品特長】大人のアーモンドアイにランクアップ。まぶた用CCベース×浮かないカラーラインで、ぱっちり印象的な目もとをつくるベース&3色シャドウ■カラーラインが目幅を横に拡大して、ぱっちりと印象的な目もとを演出。■まぶたのトーンや発色、化粧もちをアップさせるまぶた用CCベースをセット。【色調】インテグレート ビューティーフィルター ファンデーション<ファンデーション>9g3色(うち、1色追加)※パフ付き /ノープリントプライス【商品特長】毛穴・キメを補正するWの光パウダー×肌色トーンアップパウダーで、美肌アプリで撮影したような毛穴の目立たないふんわり明るい美肌に仕上げるミネラルルースファンデーション■ミネラルオイル配合で、肌に吸い付くようにフィット。粉っぽさのない一体感のある仕上がりを実現。■つけたての美しい仕上がりが持続する。■肌に負担をかけないやさしい使い心地で、つけた瞬間から肌を守ってくれる。-肌あれ防止イオンミネラルパウダー配合(硫酸Ba)■ブルーライトに配慮した成分を配合。(色調(1)(2)のみ)■パラベン(防腐剤)フリー・無香料・ニキビのもとになりにくい処方・アレルギーテスト済み。(全てのかたにニキビができない・アレルギーが起きないというわけではありません。)【色調】※ノーカラータイプを色調追加。インテグレート ルースファンデーション用パフ N<化粧用具>1種 /ノープリントプライス【商品特長】長め毛丈でパウダーをしっかり含んで、ふんわり仕上げる肌あたりのよいパフインテグレート スーパーキープ リキッドライナー<アイライナー>0.5mL2色 /ノープリントプライス【商品特長】繊細ラインもくっきりラインも自在に描け、にじみにくい。化粧もちの高いリキッドライナー■コシがありながら、しなやかな筆先で思い通りのラインが描ける。■くっきりクリアな美発色を実現。■涙・油分に強いタイプでありながら、通常のクレンジングや洗顔料で落とせる。【色調】インテグレート ミネラルベース BB<化粧下地>20g1種 /ノープリントプライス【商品特長】毛穴・色ムラをカバーする光パウダーの効果で、肌ノイズの見えないきめ細かなナチュラル美肌へ!肌に優しいなめらかな使い心地のミネラルBBベース■水は100%ミネラルウォーターを使用。■厳選されたミネラル成分(ナチュラルカバーミネラルパウダー)配合。■毛穴カバーパウダ-配合。■ブルーライトに配慮した成分を配合。■パラベン(防腐剤)フリー・無香料・ニキビのもとになりにくい処方・アレルギーテスト済み。(全てのかたにニキビができない・アレルギーが起きないというわけではありません。)■SPF30・PA+++【色調】クリアベージュインテグレート プロフィニッシュファンデーション 特製セット Ⅱ<セット品>10g2種 /ノープリントプライス【数量限定品】【商品特長】肌悩みをしっかりカバーするのに、厚ぼったくならない、プロ仕上げの美肌を実現するパウダリーファンデーション。小松菜奈セレクトカラーの特製コンパクトケース付き■気になる毛穴・ニキビあと・色ムラを自然にカバーし、透明感のある美肌に仕上げる、肌にやさしい使い心地のミネラルパウダリーファンデーション。■肌に負担をかけずに、つけた瞬間から肌を守ってくれる。-肌あれ防止イオンミネラルパウダー配合(硫酸Ba)。■パラベン(防腐剤)フリー・無香料・ニキビのもとになりにくい処方・アレル ギーテスト済み。(全てのかたにニキビができない・アレルギーが起きないというわけではありません。)■水なし使用タイプ。■SPF16・PA++【色調】【特製コンパクトケース】インテグレート ジューシーバームグロス<リップグロス>4.5g3色 /ノープリントプライス【数量限定品】【商品特長】透け発色とみずみずしいつやが落ちにくいリップグロス。唇にうるおいを与え、つけている間中、乾燥から守る保湿成分配合■みずみずしい使用感で、つけた後もべたつきにくいタイプです。■透けるような発色とみずみずしいつやが持続します。-超密着グロスベース■唇をほんのり染め上げて、キレイな発色が持続します。-カラーピグメント成分■べたつきにくく、広げやすい軽やかな使用感です。■唇にうるおいを与え、つけている間中、乾燥を防いでうるつやが続きます。-マカデミアナッツオイル配合(保湿)-ココナッツオイル、シアバター配合(つや成分)【色調】インテグレート ネールズ N<ネイルエナメル>4mL3色 /ノープリントプライス【数量限定品】【商品特長】はがれにくい高発色つやつやネイルのトレンドを取り入れた限定カラー■みずみずしいつや感で大人っぽく彩る、高発色のネイルカラー。【色調】
2017年07月21日最近めっきり暖かくなり、夏の訪れを感じますね!この時期のお肌のお悩みのひとつといえば、お肌のベタつき。スキンケア後に顔がベタベタしてしまい「今ひとつスッキリしない……」なんてこともあるかもしれません。今回はそんなお肌の救世主、「ナイトパウダー」をご紹介します。スキンケアの仕上げに使うことで効果を発揮するこのお粉。他のスキンケアアイテムと比べて少し馴染みは薄いかもしれませんが、お肌をサラサラにするだけでなく美白効果があるもの、アクネケアに特化したものなど様々な商品が発売されているんです!さらに、彼とのお泊まりや友達との旅行時に使えば、ノーメイクの肌を明るく綺麗に見せちゃうこともできる優れもの♡それでは早速、その使用方法などを解説していきます。ナイトパウダーとは?ナイトパウダーは、スキンケアパウダーとも呼ばれ、夜のスキンケアの最後にポンポンと顔全体に叩くことで、一晩中お肌の表面をサラサラに保つことができるアイテム。パウダーが肌に密着し潤いを閉じ込めてくれるので、乾燥が気になる方にもおすすめ。また、スキンケアの後、顔に髪の毛や寝具が貼りつくあの嫌な現象を防いでくれるのも地味に嬉しいポイントです。メイクの仕上げに使用する通常のパウダーと使用感は似ていますが、大きな違いはスキンケア成分が配合されていること。だからパウダーなのに、スキンケアアイテムとして使用することができるんです。使い方化粧水、美容液、クリームなど、通常通り夜のスキンケアをした最後に使用します。毛穴のつまりを引き起こさない為にも、必ず最後の仕上げとして、大きめのパフなどで薄く叩くのがおすすめ。パフなどのメイクツールは昼間のメイク用として使っているものとは分けて、ナイトパウダー以外のものがお肌につかないように注意してくださいね。おすすめアイテム2選お肌の悩みや演出したい肌に合わせて選べるナイトパウダー!人気ブランドのおすすめのアイテムを厳選して紹介します♪Photo by アナ スイ コスメティックス【アナスイ ブライトニング フェイスパウダー】4月26日に新発売し、早くも口コミで大人気の商品。フェアリーテールの孔雀をイメージしたANASUIらしい美しいパッケージに、乙女心が満たされること間違いなしです。オイルを配合した球状のパウダーが肌にスッとなじみ、明るく透明感のある肌に整えてくれます。美白有効成分ビタミンC誘導体や保湿成分を配合。価格:レフィル3,500円(税抜)ケース(パフ付)2,000円(税抜)Photo by amazon【エテュセ 薬用アクネ ナイトタイムディフェンス】こちらは、ニキビを防ぐ有効成分であるイオウ配合の薬用パウダー。「肌のコンディションが悪いと大人ニキビができがち」な方にもピッタリですね。使い続けることで、角層の抵抗力を高め、ニキビのできにくい肌に導いてくれるとか!もちろん乾燥対策にも◎。無香料、無着色なので気軽にトライすることができます。価格:2,500円(税抜)いかがでしたか?夜眠っている間に理想の肌に近づくことができる優秀アイテム♡是非使ってみてくださいね!
2017年05月27日「CRYSTAL MOTION(クリスタルモーション)」東京都新宿区の株式会社美彩は、販売中の薬用ニキビケアジェル「CRYSTAL MOTION(クリスタルモーション)」がモンドセレクションを授賞したと発表した。同商品は、昨年もモンドセレクションを授賞しており、2年連続の受賞となった。できてしまったニキビをケア「CRYSTAL MOTION(クリスタルモーション)」は、デコルテや胸元にできてしまったニキビをケアする賞品。ジェル状のため、肌を保護し、摩擦から肌を守る。繰り返しできるニキビに対し、炎症・赤みをおさえ、本来の肌を取り戻すことができるという。合成香料・着色料・パラベン・鉱物油・アルコール・石油系界面活性剤などを使用しておらず、安心だ。「顔のニキビは治るのに胸のニキビが治らない」「ニキビのせいで胸元があいている服を着られない」など悩みを持つ人に、お勧めの商品だ。9種類の天然美容成分同商品には、コラーゲン・ヒアルロン酸・プラセンタの3大美容成分と、甘草フラボノイド・人参エキス・アロエエキスなど9種類の天然美容成分を配合している。60グラム、約1ヶ月分で、定期購入価格であれば、5,890円(税込み)、通常購入価格は9,000円(税込み)となっている。(画像はプレスリリースより)【参考】※薬用ニキビケアジェル「CRYSTAL MOTION(クリスタルモーション)」が2017年度モンドセレクションにて受賞致しました。
2017年05月19日頭皮は、皮脂の分泌が多く、ニキビができやすい場所でもあります。頭皮ニキビの原因や予防法などについて見てみましょう。頭皮ニキビとは頭皮ニキビとは、頭皮にできるニキビのことです。頭皮ニキビは、顔や体にできるニキビと違って、普段は髪で隠れているので目立ちにくいため、気づかないうちに悪化させてしまいやすいという特徴もあります。シャンプーをするときに、頭皮にかゆみや痛みなど違和感があると思ったらニキビが炎症を起こしていたというケースも珍しくありません。頭皮ニキビの原因頭皮ニキビの原因にはさまざまなものがあります。シャンプーなどのすすぎ残し洗髪時、シャンプーやコンディショナーなどをきれいに洗い流せず、すすぎ残している方が多いといわれています。しっかり洗い流したつもりでも、耳の後ろ髪の生え際後頭部などの洗いにくい部分をきちんと洗えていない場合があります。シャンプーやコンディショナー、整髪料などには界面活性剤や油分が多く含まれており、これらが頭皮に残ってしまうと毛穴がつまってニキビの原因になってしまう場合があります。また、シャンプーやコンディショナーなどの成分が、頭皮のかぶれなどを引き起こし、ニキビのような発疹ができてしまうケースもあります。洗浄成分が肌に合わない場合もあるので注意が必要です。寝具の衛生状態シーツや枕カバーを長期間洗っていないと、肌から分泌された皮脂汚れが付着して雑菌が繁殖してしまうことがあります。せっかく頭皮をきちんと洗うことができても、寝具から皮脂汚れや雑菌が付着し、頭皮ニキビの原因となってしまう可能性が考えられます。脂漏性湿疹ニキビに見えていた吹き出物が、実は別の皮膚疾患による発疹である場合があるといわれています。ニキビによく似た湿疹ができる皮膚疾患に脂漏性湿疹があります。脂漏性湿疹でできる湿疹はニキビとそっくりですが、ニキビの原因菌はアクネ菌であるのに対し、脂漏性湿疹はマラセチア菌というカビの一種によって発生します。そのため、脂漏性湿疹の治療を行う場合は、ニキビ治療とはまったく別の薬を使う必要があります。頭皮ニキビと顔ニキビの違い頭皮ニキビと顔ニキビは根本的には同じものです。どちらも毛穴がなんらかの原因でつまり、毛穴の中でアクネ菌が増殖して炎症が起こることによって起こります。頭皮と顔の皮脂を比較すると、頭皮のほうが多くなりやすいといわれており、頭皮はニキビができやすい部位であるとも考えられています。頭皮ニキビの対処法頭皮にできたニキビへの対処法について解説します。皮膚科で治療を受ける頭皮ニキビが炎症を起こしてしまい、痛みが生じてしまっている場合は皮膚科などの医療機関で治療を受けるのもひとつの方法です。頭皮ニキビの治療では、外用薬や内用薬での治療で炎症を抑え、症状の改善を目指します。刺激を与えない頭皮ニキビができると気になってしまい、つい触ったり潰したりしてしまいたくなりますが、手で触ったり潰したりすると手の雑菌が頭皮ニキビに付着することで炎症がひどくなってしまう場合もあります。むやみに触らないようにしましょう。頭皮ニキビの予防頭皮ニキビは、生活習慣などを改善することで、ある程度防ぐことが可能です。頭皮ニキビの予防法について解説します。生活習慣の改善生活習慣は、頭皮を含む肌の健康に大きな影響を及ぼします。食生活食生活の乱れは、ニキビの原因となるとされています。脂っこい物ばかり食べていると皮脂の分泌量が増加し、ベタつきや毛穴のつまりの原因になります。頭皮ニキビが気になるときは、揚げ物などの脂っこいものは控えるようにしましょう。 また、野菜不足が続くと肌の健康を維持するために必要なビタミンやミネラルが不足し、ニキビや乾燥の原因になる場合もあります。緑黄色野菜などを中心に、海藻などもバランスよく食べるようにしましょう。 肉や魚、卵に含まれるタンパク質は肌や髪の材料になる栄養素です。タンパク質が不足すると新しい皮膚が生成できず、肌のターンオーバーのサイクルが乱れてしまうおそれがあります。ターンオーバーが滞ると古い角質が肌に残りやすくなるため、毛穴のつまりを引き起こしてニキビの原因となるといわれています。睡眠睡眠不足は、男性ホルモンの分泌を促進させます。男性ホルモンの分泌量が増えると皮脂の分泌量が増え、毛穴がつまりやすくなってニキビができる原因となるとされています。睡眠時間をしっかりと確保し、ホルモンバランスの乱れを防ぎましょう。頭皮を清潔に保つシャンプーやコンディショナーなどを使ったら、しっかりと洗い流してすすぎ残しがないようにしましょう。また、頭皮に触れる枕カバーやシーツ類はこまめに洗い、雑菌が繁殖しないように気をつけることも大切です。紫外線対策をする紫外線による刺激がニキビの原因となるケースもあります。帽子などで頭皮を直射日光にさらさないようにするなど、紫外線対策を行いましょう。監修:スキンケア大学参画ドクター
2017年05月05日吹き出物ができやすい場所は、おでこ鼻フェイスライン背中お尻など、人によってさまざまです。吹き出物ができるメカニズムは同じですが、できる場所によって原因が違ってきます。原因を取り除かなくては、せっかく治療してもくりかえすばかりになります。吹き出物とは吹き出物は、皮脂が毛穴の中に詰まってしまうことが原因でできます。毛穴の詰りには、2つの原因があります。ひとつは皮脂が過剰に分泌されるケースです。もうひとつは、ターンオーバーがうまくいかず、毛穴の入り口に古い角質が残って、毛穴がふさがれて皮脂が外に出られない状態になることです。毛穴に皮脂がたまると、コメド、面皰(めんぽう)という状態になります。これを一般的に白ニキビと呼んでいます。そこに皮脂をエサとするニキビ菌が集まってきます。すると、ニキビ菌が分泌する毒素に反応して、白血球が攻撃を始めます。白血球が攻撃のために放出する活性酸素などが健康な肌細胞を刺激することや、攻撃することで赤くなって赤ニキビ、膿を持って黄ニキビになります。吹き出物の種類吹き出物には、その進行状況などから白ニキビ、黒ニキビ、赤ニキビ、黄ニキビといった種類に分けられます。白ニキビ白ニキビは、毛穴に皮脂が詰まって、その皮脂が透けて見える状態です。たまった皮脂は、徐々に硬くなって、塊のようになります。これをコメド(面皰)といいます。この時点では、まだニキビ菌の増殖は見られません。しかし、気になって、押しつぶして中のコメドを無理に出そうとすると、そこから雑菌が入って症状を悪化させてしまう危険性があります。黒ニキビ黒ニキビは、白ニキビ状態の毛穴が開いた状態です。皮脂は、空気に触れると酸化して黒く変色するので、毛穴が黒く見えることから黒ニキビといわれています。鼻の頭にできることが多く、俗にいちご鼻とも呼ばれています。黒ニキビもやはり、無理に押し出して取り除こうとしても取れるものではありません。かえって毛穴を広げてしまう原因となります。赤ニキビニキビ菌によって、毛穴やその周りの肌細胞に炎症を起こした状態です。これはニキビ菌が増殖し、そこから出る毒素に対して、体の免疫反応が活発化しているためです。毒素と免疫細胞である白血球がバトルをしている状態です。熱を持ったリ、痛み、腫れをともないます。黄ニキビ赤ニキビの炎症が続くと、毛穴の中に「膿」を持って、黄色くなります。これを黄ニキビと呼びます。黄ニキビのなかでは、毒素と免疫細胞が戦って生まれた残骸、つまり膿で満たされています。あまりにも炎症が強いため、肌の表面だけでなく、奥深くまで細胞を壊してしまいます。そのため、黄ニキビが治っても、色素沈着やクレーターとして残ってしまうこともあるので、早めに対処する必要があります。吹き出物ができる場所吹き出物ができる場所は、毛穴の皮脂の分泌が多いところです。手のひらや足の裏には汗腺はありますが、毛穴がとても少ないため、あまり吹き出物ができることはありません。体の中で皮脂の分泌が多いところは、顔ではおでこ、鼻、フェイスライン、体では背中、デコルテ、おしり、二の腕などになります。吹き出物ができる原因吹き出物ができる場所によって、原因が異なっていることもあります。原因にあった治し方をしなければいつまでたっても治りません。背中背中は意外と皮脂や汗の分泌が多く、さらに角質層が厚いので、毛穴がつまりやすくなっています。衣類で擦れることも吹き出物ができる原因です。また、シャンプーやリンスを流したあとに、洗浄成分が背中に残ってしまうということも原因になっています。シャワーで十分に洗い流すことが大切です。おでこおでこは、皮脂の分泌が多く、髪の毛が刺激となって吹き出物ができやすくなります。整髪料も刺激になります。シャンプーやリンスなどの洗い残しや帽子でもおでこの皮膚が刺激されて、吹き出物になることがあります。フェイスラインフェイスラインは、ホルモンバランスの乱れによって吹き出物ができやすいパーツです。男性は思春期に、女性は成人になってからできやすくなります。ストレスや睡眠不足など、不規則な生活が原因となっているケースが多くなります。鼻鼻でもっとも多いのが黒ニキビです。気になって、洗顔を過剰にくりかえすと乾燥肌になって皮脂を出しにくくしてしまいます。また、無理に押し出そうとするとかえって刺激になって、さらに皮脂が多く分泌されてしまいます。お尻デスクワークで長く椅子に座っている、ガードルなど、締め付ける下着を身につけているといった場合、血行が悪くなるうえに、お尻が蒸れて吹き出物ができやすくなります。こまめにシャワーなどで清潔を保って、風通しのいい下着や服装にしましょう。吹き出物は、それぞれできる場所や種類によって原因と対処方法が違います。清潔を心がけながら、生活習慣を見直しましょう。監修:スキンケア大学参画ドクター
2017年05月05日吹き出物は、すぐに治癒するものもあれば、酷くなるものもあり、顔なども目立つところにできると、特に女性にとっては気になるものです。ここでは、吹き出物ができる原因や治療、予防について見てみましょう。吹き出物とは吹き出物というと、顔にできるニキビをイメージするかもしれませんが、顔だけでなく背中やお尻などさまざまな部位にできます。その原因や症状によっていくつかに分類されます。ニキビニキビは、アクネ菌やマセラチア真菌というカビの一種が原因になっていることが多いでしょう。皮脂の多い部分にできやすいのが特徴です。主に思春期にできることが多く、大人になってからのニキビを思春期後瘡(ししゅんきござそう)とよびます。粉瘤(粉瘤)皮膚のターンオーバーがうまくいかないことで、皮膚の内側に老廃物が溜まってしこりのようになっているものを粉瘤といいます。痛みや炎症をともなうこともあります。毛嚢炎(もうのうえん)ブドウ球菌が毛穴の奥で繁殖することによって起こるものです。膿をともなう赤い発疹で、外見はニキビに似ています。ムダ毛の処理の際に感染して起こることが多いといわれています。吹き出物ができるメカニズム吹き出物は、一般的には、毛穴に皮脂が詰まった状態から始まります。そして、詰まった毛穴が炎症を起こすと赤いぶつぶつの状態になります。この段階で、多くの場合は吹き出物ができたことに気づきます。さらに、炎症がすすむと、皮膚の下に膿がたまる嚢腫(のうしゅ)や、患部が広がり硬くなる結節(けっせつ)や硬結(こうけつ)といわれる状態になることもあります。このような状態になると、治癒した後に肌の表面の凹凸はなくなっても、しばらく赤みが残ることがあります。一般的には、この赤みは時間の経過とともに薄くなっていくものです。しかし、炎症がかなり酷くなってしまった場合や、無理に潰してしまった場合には、炎症後の赤みや皮膚の凹みがなかなか治癒しないこともあります。セルフケアで治癒するケースもありますが、気になったら必ず皮膚科を受診することをおすすめします。吹き出物ができる原因吹き出物ができる原因には、個人差もありさまざまです。一般的なニキビの場合は、皮脂によって毛穴が詰まることで菌が繁殖して、炎症を起こすことが多くなっています。また、ムダ毛の処理の際に毛穴に菌が繁殖して炎症を起こすこともあります。毛穴がつまりやすくなる原因には、ストレス睡眠不足不規則な生活間違ったスキンケアなどがあげられます。成人してからできる吹き出物は、女性に多いといわれていて、ホルモンバランスが乱れることも原因になるとされています。吹き出物の治療吹き出物が長引くときには、一度皮膚科を受診することをおすすめします。女性の場合、ホルモンバランスの乱れが原因になっていることもあります。その場合は、婦人科などで治療を行うこともあります。症状に応じて、飲み薬や塗り薬が処方されます。場合によっては漢方薬を使用することもあります。毛穴に溜まっている皮脂を押し出す処置やピーリングなどを行うこともあります。吹き出物の予防吹き出物はできてしまわないように、日々の生活の中で予防することが大切です。規則正しい生活規則正しく、ストレスが少ない生活を心がけましょう。食事はバランスよく摂るようにし、間食はなるべく控えることをおすすめします。食べてはいけないものは特にありませんが、食べることによって悪化したと思う食品があれば、控えるようにするといいでしょう。肌を清潔に保つ肌は清潔に保つようにしましょう。顔は、朝晩の2回洗い、汗をかいた後はなるべくシャワーを浴びるようにしましょう。肌が乾燥する場合は、保湿ケアを行ってください。化粧はしても大丈夫ですが、吹き出物を隠すために厚塗りしたり、何度もコンシーラーを塗ったりすることは避けましょう。なるべくファンデーションは薄めにし、クレンジングなどを使用して洗い残しがないようにきれいに洗い流してください。特に、髪の生え際は洗い残しが多いので、注意して流すようにしましょう。また、カミソリなどでムダ毛の処理を行う際には、清潔なものを使用するようにしましょう。吹き出物の注意点吹き出物は、自分で潰すことはあまりおすすめしていません。病院では症状に応じて溜まった皮脂を押し出す処置を行うことがありますが、消毒環境が整っていない場合は余計に炎症が酷くなる可能性があります。また、吹き出物ができている部分に髪の毛や衣服が常にあたっている状態だと治癒が遅くなったり、さらに悪化したりする可能性があります。隠すためにマスクをしたり、髪の毛で隠したりすることは、あまりおすすめできません。気になる場合は、せめて自宅では髪を束ねるなどして吹き出物に触れないように気をつけましょう。監修:スキンケア大学参画ドクター
2017年05月04日妊娠中は、吹き出物やニキビが増えたり、肌がカサカサになったりといった肌荒れが起こりやすくなるといわれています。妊娠中に肌荒れが起こりやすいのは、どのような原因があるのでしょうか。ここでは、妊娠中の肌荒れについて詳しく見てみましょう。妊娠中に肌荒れがおきやすい原因(1)ホルモンバランスの乱れ女性ホルモンのエストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)は、女性の身体の健康維持に大きな影響を与えると考えられています。生理の周期に合わせて、エストロゲンとプロゲステロンの分泌量は変化しながらバランスを保っていますが、妊娠するとエストロゲンやプロゲステロンの分泌量が急激に増えるといわれています。エストロゲンやプロゲステロンの分泌が増えると、ホルモンのバランスが乱れて肌がカサカサになったり、吹き出物やニキビが増えたりします。また、エストロゲンやプロゲステロンなどの女性ホルモンの分泌を指示しているのは、下垂体や視床下部などの脳や神経です。脳や神経は、ストレスや睡眠不足、不規則な生活などの影響を受けると、ホルモンを分泌するための的確な指示が出せなくなります。ホルモン分泌の的確な指示がでないことが、ホルモンバランスの乱れにつながるといわれています。ホルモンバランスが乱れてしまい女性ホルモンの分泌量が減り、男性ホルモンの分泌量が過剰になってしまうと、男性ホルモンの働きによって皮脂の分泌量が増えたり、毛穴を塞いだりするため、肌荒れが起こりやすくなります。妊娠中に肌荒れがおきやすい原因(2)栄養バランスの偏り日々の食事は、ホルモンの分泌を促すために大切です。しかし、栄養バランスが偏っていると、ホルモンの分泌が悪くなることがあります。ホルモンの分泌が悪化すると、ホルモンバランスの乱れにつながり、肌荒れが起きやすいと考えられています。つねに、栄養バランスの整った食事をすることを心がけましょう。また、女性ホルモンの分泌を促す効果が高いといわれるビタミンB6やビタミンEなどは、多く含まれる食材を積極的に食べるとよいでしょう。ビタミンB6は、レバーやカツオ、サツマイモなどに多く含まれています。ビタミンEを多く含んでいる食べ物には、ウナギやアボカド、ナッツ類などがあります。その他に、大豆イソフラボンは、女性ホルモンと同様の働きがあるといわれており、ビタミンB6やビタミンEなどと同様に、積極的に食べましょう。大豆イソフラボンは、味噌や豆腐、納豆などの大豆製品に含まれています。妊娠中に肌荒れがおきやすい原因(3)便秘食事から身体の中へとり込まれた食べ物は、身体の中のさまざまな部位で栄養を吸収します。栄養が吸収された食べ物は、身体の外へ便として排出されます。しかし、なんらかの原因で、順調に便の排出が行われずに、大腸内に長い期間、便がとどまっている状態を便秘といいます。妊娠中は、分泌量が増えるプロゲステロンの影響で便秘になりやすいといわれています。便秘とは、便として身体の外へ排出しなければいけない食べ物のカスが、身体の中にとどまっている状態です。とどまっている食べ物のカスは、悪玉菌のエサになってしまい、悪玉菌が腸内に増える原因になります。悪玉菌が増えると有害物質やガスが発生し、便とともに身体の外へ排出されずに、血液へ吸収されてしまいます。血液へ吸収された有害物質やガスは、身体の外へ排出されるために肌を経由します。これが原因となり、肌が持っている本来の機能が低下してしまい、肌荒れを起こすと考えられています。便秘を解消するためには、きちんと朝食を食べましょう。また、起きたときに、水をコップ1杯飲むと、腸への刺激となり排便につながるようです。そして、善玉菌のエサになる食物繊維をたくさん含んでいる食材や、ヨーグルトなどの乳酸菌やビフィズス菌を含んでいる発酵食品なども積極的に食べましょう。さらに、水分の摂取もスムーズな排便を行うためには欠かせません。水分は、1日あたり、1.5〜2リットルほどを摂取することをおすすめします。その他に、便秘の解消法として、おななに影響がない程度に適度な運動もよいでしょう。同じ姿勢でじっとしていると、腸の働きが悪くなり便秘の原因になると考えられています。その際は、必ず医師に相談して行いましょう。監修:小谷和弘
2017年05月01日妊娠すると、肌荒れが起こりやすくなるといわれています。特に、妊娠初期の1〜3か月あたりは、肌荒れを起こしやすい時期とされています。妊娠初期に肌荒れが起こりやすいのは、どのような原因があるのかみていきましょう。妊娠初期の肌荒れの原因は?妊娠時は、プロゲステロンやエストロゲンの分泌量が増えて、妊娠が終わらないような働きをすると考えられています。妊娠してから1〜3か月程度経過した妊娠初期は、プロゲステロンの分泌量が増えて、腸や子宮の働きが乱れ、むくみやすくなるようです。また、プロゲステロンの影響で、便秘や肌荒れを起こしやすくなるといわれています。プロゲステロンやエストロゲンの分泌量が増え、ホルモンバランスが乱れることが原因と考えられています。また、プロゲステロンには、メラノサイトに刺激を与える働きがあり、エストロゲンには、光に対して過敏に反応する働きを強める作用があるため、光に反応してメラノサイトが刺激されシミやソバカスがあらわれやすくなると考えられています。さらに、妊娠初期のつわりで、体調により食べられる食材が限定されることで、栄養のバランスが偏ってしまい、ホルモンバランスが乱れることもあります。また、妊娠による身体の変化で感じるストレスも肌荒れの原因になることがあるかもしれません。妊娠初期の肌荒れの症状妊娠初期に分泌量が増えるプロゲステロンは、皮脂の分泌を促す働きがあります。皮脂の分泌量が増えることで、毛穴がつまり、ニキビや吹き出物があらわれやすくなると考えられています。さらに、メラニンの生成が活性化されて、シミやソバカスがあらわれたり、ワキや乳首、デリケートゾーンなどに黒ずみなどあらわれたりすることもあります。妊娠初期の肌荒れの予防法と対処法妊娠初期には、肌の調子に合わせた対処が必要です。ここからは、妊娠初期の対処法についてご紹介します。化粧品を見直す妊娠すると、肌のバリア機能が弱まり、敏感肌になるといわれています。これまで使用していた化粧品などが、肌に合わなくなる可能性があります。化粧品などが肌に合わないと感じたときは、敏感肌用の化粧品に変更するなど、今の肌状態に適した化粧品に変えるなど工夫が必要でしょう。また、ワキや乳首、デリケートゾーンなどにあらわれた黒ずみには、美白成分のビタミンC誘導体など含まれるクリームや乳液なども有効でしょう。紫外線対策を行うことで、シミやソバカスの予防につながります。乾燥を防ぐ肌の乾燥を予防するために、保湿を中心にしたスキンケアを行うことも妊娠初期の肌荒れの予防につながります。肌によいといわれる栄養素を摂取することも、肌荒れ予防には大切です。ビタミンB2やビタミンB6には、ニキビを予防する効果が期待できます。ビタミンB2がたくさん含まれている食材は、牛乳や卵類、アーモンドなどです。ビタミンB6は、肉類(レバー)や種実類、にんくにやとうがらしなどに多く含まれています。さらに、コラーゲンの生成を促進するビタミンCを含む食材を一緒に摂取することで、効果を高めることができるでしょう。ビタミンCは、ホウレンソウやキャベツ、レモンなどの柑橘類などの食材に多く含まれています。ホルモンバランスに気をつけるホルモンバランスを整えることも、肌荒れを改善するためには重要です。ホルモンバランスは、ストレスや睡眠不足などさまざまな原因で乱れてしまうと考えられています。ストレスを解消するためには、趣味に没頭したり、何か楽しいことを見つけたり、自分なりのストレス解消法を見つけましょう。また、適度に運動をすることが、自律神経の活性化につながり、ホルモンバランスを整えると考えられています。散歩やウォーキングをするだけでも、十分に効果が的です。マタニティヨガなど身体に無理のない程度に運動することもおすすめです。栄養を見直して肌を整える栄養バランスの整った食事は、ホルモンバランスの乱れを改善するためには欠かせません。炭水化物などの主食と合わせて、魚類や肉類などの主菜、野菜やキノコ類などの副菜、果物、乳製品などをバランスよく食べましょう。監修:小谷和弘
2017年05月01日おでこニキビは皮脂の分泌過多や生活習慣など、さまざまな原因によって発生します。おでこニキビの原因や予防法などについて知っておきましょう。おでこにニキビができるメカニズムニキビは、毛穴がなんらかの原因でつまり、内部でアクネ菌が繁殖することで発生します。アクネ菌は誰の毛穴にも普通に存在している常在菌で、通常時は肌を健康に保つはたらきをしています。しかし、毛穴に皮脂などがたまると、その皮脂をエサとして増殖し始め、皮膚が盛り上がってニキビとなります。炎症がまだ起こっていない「白ニキビ」のうちに対策を行えば比較的早く治る場合も多いですが、対策を行わないと、毛穴内でアクネ菌が増殖して炎症を引き起こすし「赤ニキビ」となり、腫れや痛み、かゆみなどを引き起こします。さらに悪化すると炎症が広がり、膿なども出る「黄ニキビ」となります。黄ニキビまで進行するとアクネ菌は「リパーゼ」という酵素を作り、毛穴周辺の皮膚組織を破壊するようになります。破壊が進むと肌に凹凸ができ、ニキビ跡ができてしまうこともあります。おでこニキビの原因おでこニキビはさまざまな原因で発生します。おでこニキビの原因となる要素について解説します。皮脂の過剰分泌おでこは顔の他の部位と比べて皮脂の分泌が多い部位です。特におでこや鼻筋など、「Tゾーン」と呼ばれる部位は思春期以降になると成長ホルモンの影響で皮脂の分泌が増加しやすいということがわかっています。シャンプーなどの洗い残しシャンプーやコンディショナー、洗顔料などは、きちんと洗い流しているつもりでも、すすぎ残しがある場合が多いようです。洗い残した汚れやすすぎ残しは、毛穴の中にたまり、皮脂などと混ざり合うとニキビの原因となる場合もあります。生え際やこめかみなどまで洗い残し・すすぎ残しがないよう丁寧に洗髪・洗顔を行うようにしましょう。ホルモンバランスの乱れストレスや月経などの影響でホルモンバランスが乱れるとニキビの原因となる場合があります。特にストレスを心身に受けると、男性ホルモンの一種である「テストステロン」や「アンドロゲン」といったホルモンの分泌量が増加します。テストステロンやアンドロゲンには、皮脂の分泌量を増加させたり、角質を厚くさせたりといったはたらきがあり、皮脂の分泌量の増加や角化異常はニキビができやすくなる要因となります。生活習慣の乱れ食生活など、生活習慣の乱れがニキビの原因となる場合もあります。食生活の乱れは肌トラブルに直結します。脂っこいものや糖分などをとりすぎると皮脂の量が増加し、毛穴がつまりやすくなります。また、野菜不足の状態が続くと肌の調子を整えるビタミンやミネラルなどが不足し、肌の不調を引き起こします。その他、肌の材料となるタンパク質が不足すると、新しいい皮膚細胞の生成が抑制され、肌のターンオーバーのサイクルが乱れてしまう場合もあります。肉・魚・野菜などをバランスよく食べ、ニキビができにくい体を目指しましょう。紫外線の影響紫外線を浴びると、体が肌を守ろうとして角質を厚くしようとします。紫外線の浴びすぎなどによってこのはたらきが強くなりすぎると角化異常が起こり、毛穴がつまりやすくなります。日焼け止めや日傘などで紫外線対策を行うようにしましょう。おでこニキビのケア方法おでこニキビのセルフケア方法について解説します。前髪をおでこに触れさせないニキビは、皮脂の分泌過多などによる毛穴のつまりに加え、皮膚になんらかの刺激が加えられることによって誘発されるといわれています。前髪があるヘアスタイルの場合は常に前髪がおでこに接触しているため、それが刺激となってニキビができてしまうこともあります。おでこニキビがあるときは隠すために前髪を下しておきたいところですが、家にいるときだけでもピンで留めておくなどしておでこと前髪が接触しないようにしましょう。整髪料の使い方に気をつけるワックスなどの整髪料を大量に使うと、おでこに付着してしまう可能性があります。ワックスなどの油分がおでこの毛穴に入り込んで皮脂と混ざると、ニキビの原因となってしまう場合があります。整髪料の量や使う場所に気をつけ、なるべくおでこに油分がつかないように気をつけましょう。熱いお湯で洗顔しない熱いお湯で洗顔を行うと、肌に必要な皮脂まで洗い流してしまうおそれがあります。皮脂はニキビの原因であると同時に肌の健康を守るために必要なものでもあります。洗顔をするときは熱いお湯ではなく、ぬるま湯か水ですすぎなどを行うようにしましょう。炎症があるときは病院へおでこニキビが赤く腫れあがってしまい、痛みやかゆみがあるときは皮膚科などを受診しましょう。放置するとニキビ跡になってしまう場合もあります。できるだけ早く医師に相談することをおすすめします。おでこニキビの予防法おでこニキビは日頃の習慣を改善することである程度予防できます。おでこニキビの予防法について解説します。食生活の改善ニキビなどの肌トラブルの改善には食生活の見直しが不可欠です。脂っこい食事を控え、1日3食バランスよく食べるようにしましょう。睡眠時間の確保睡眠不足はホルモンバランスの乱れなどを引き起こす他、ターンオーバーのサイクルの乱れの原因になる場合もあります。ターンオーバーのサイクルが乱れると古い角質が肌に留まり続けてしまい、毛穴がつまる原因になります。睡眠時間は十分に確保しましょう。洗顔方法の見直し洗顔はニキビ改善の基本です。よく泡立てた洗顔料で肌を包むようにやさしく洗いましょう。すすぎで泡や汚れが肌に残っているとニキビの原因になる場合もあるため、すみずみまでしっかりとすすぐことが大切です。また、皮脂が気になるからといって1日に何度も洗顔を行うと、肌にとって必要な皮脂まで洗い流してしまい、かえってニキビが悪化する場合もあります。洗顔は朝晩1回ずつまでにとどめましょう。監修:石曽根亜希
2017年04月30日おでこは、もともと皮脂の分泌が盛んなこともあり、ニキビができやすい部位です。おでこニキビの原因やセルフケアの方法などについて知っておきましょう。おでこニキビとはおでこニキビとは、額にできるニキビのことです。額から鼻にかけてのTゾーンはニキビができやすい部位ですが、その中でも額は特に皮脂の分泌量が多く、ニキビができやすいといわれています。おでこニキビができる原因おでこニキビには、さまざまな原因があります。おでこニキビを発生させてしまいやすい要因について解説します。おでこニキビの原因は皮脂の分泌過多おでこは、もともと皮脂の分泌が盛んな部位です。一度毛穴がつまってニキビができてしまうと、皮脂の分泌量が多いため、毛穴の内部にどんどん皮脂がたまってニキビを悪化させてしまうケースが多くみられます。ニキビが悪化して化膿したり、炎症が深層まで広がったりしてしまうと、皮膚組織が破壊されてニキビ跡が残ってしまう場合もあるので、おでこのケアには十分に注意をしましょう。ホルモンバランスの乱れがニキビの原因心身が過度なストレスを受けてホルモンバランスが乱れると、おでこニキビの原因となってしまうこともあります。ストレスは、男性ホルモンの一種である「テストステロン」や「アンドロゲン」といったホルモンの分泌量を増加させるといわれています。これらのホルモンには皮脂の分泌量を増加させたり、角質層を分厚くさせたりする働きがあります。おでこは、皮脂の分泌量が多い部位であるため、こうしたホルモンの働きがあると、よりおでこニキビができやすくなってしまいます。生活習慣の乱れがニキビの原因食生活や睡眠などの生活習慣の乱れは、肌荒れに直結します。脂っこい物や甘い物など、脂質が多いものばかり食べていると皮脂の分泌量が増加し、毛穴がつまる原因になります。また、野菜不足になると、肌の調子を整えてくれるビタミンやミネラルが不足し、肌のターンオーバーのサイクルの乱れなどを引き起こして角化異常を引き起こす場合があります。その他、肌や髪の材料になるタンパク質が不足すると新しい皮膚細胞の生成が抑制されてしまうため、肌のターンオーバーに悪影響を与える場合があります。肉・魚・野菜をバランスよく食べるようにしましょう。睡眠不足もニキビの原因になります。睡眠不足は自律神経やホルモンバランスの乱れを引き起こすほか、肌自体がもつバリア機能を低下させてしまうケースもあるようです。睡眠時間を十分に確保し、ニキビができにくい環境づくりに努めましょう。洗顔料などの洗い残しがニキビの原因おでこニキビの原因として、洗顔料やシャンプーなどの洗い残しがあります。きちんと洗い流しているつもりでも、生え際やこめかみなどを洗い残してしまっている人は意外と多いようです。洗い残した汚れや洗顔料のすすぎ残しが毛穴にたまると、皮脂と混ざり合ってニキビの原因となってしまいます。洗顔料やシャンプーなどは丁寧にすすぎ、洗い残しがないようにしましょう。おでこニキビの治し方おでこニキビが悪化して炎症を起こし、赤みや腫れ、膿などが発生してしまっている場合は、皮膚科などの専門の医療機関で治療を受けることをおすすめします。ニキビが悪化すると毛穴の中でアクネ菌が「リパーゼ」という酵素を生成するようになり、このリパーゼが毛穴周辺の皮膚組織を破壊してニキビ跡を作ってしまう原因になる場合があります。自分でニキビを潰したり中身を絞り出したりせず、皮膚科の医師に相談しましょう。おでこニキビを病院で治療する場合、面皰圧出を行って、ニキビ内部の皮脂や膿を出してから、抗生剤の軟膏で治療することが多いようです。また、何度もくりかえしてしまうおでこニキビの場合は、皮脂の分泌を促進してしまう男性ホルモンの分泌を抑えるホルモン治療が効果的といわれています。おでこニキビのスキンケア方法おでこニキビを改善するためのセルフケア方法を見てみましょう。前髪をおでこに触れさせないニキビは、皮脂などによる毛穴のつまりやアクネ菌の増殖に加え、皮膚への刺激がきっかけで発生するともいわれています。前髪が額にあたるへアスタイルの方は、ニキビができているときは、髪型にも気を使いましょう。整髪料の使い方に注意する整髪料をつけすぎると生え際やおでこに油分が付着しやすくなり、洗髪時に洗い残しが出やすくなってしまいます。整髪料の量やつける場所に気をつけましょう。洗顔方法に注意する熱いお湯で洗顔を行うと、肌に必要な皮脂まで取り去ってしまう場合があります。皮脂は毛穴のつまりの原因であると同時に、肌を守るための役割も果たしています。洗顔はぬるま湯で行い、皮脂を落としすぎないようにしましょう。監修:石曽根亜希
2017年04月30日現在、口唇ヘルペスに有効とされる市販薬が販売されており、口唇ヘルペスに悩まされている人にとっては治療の幅が広がっているように思えますが、知っておかなければならないポイントがあります。口唇ヘルペスの市販薬について詳しく見ていきましょう。口唇ヘルペスとは口唇ヘルペスとは、唇や口の周囲に水ぶくれなどの症状を引き起こす皮膚の疾患です。単純ヘルペスウイルスというウイルスが原因で起こり、このウィルスの初感染時やすでに感染したことのある人が風邪・疲労などの際に再発することで起こると考えられています。直接接触すること以外にも、感染者が使用したタオルや食器などの物を通じて感染が拡大する可能性もあり、感染力が強いといわれています。抗体がない人や免疫力が低下している人は、感染しやすいといわれていますが、子供のうちに初めて感染すれば、症状が重くなりにくく、感染しても症状があらわれないこともあります。しかし、大人になって初感染した場合は、重症化するケースがあるため、注意が必要です。口唇ヘルペスを治療できる市販薬の種類口唇ヘルペスの治療に用いられる薬は、ウイルスの増殖を抑える働きのある抗ウイルス薬が一般的とされています。薬の入手方法としては、医師が発行した処方せんによる「処方薬」と、ドラッグストアなどで購入できる「市販薬(一般用医薬品)」の2パターンあります。病院に行けないとき気軽に購入できる市販薬以前は、口唇ヘルペスを発症した場合、医師に薬を処方してもらうか、病院に行けない場合、自然に治るのを待つしかありませんでした。しかし現在は口唇ヘルペスに有効とされる市販薬が登場しており、治療の選択の幅が広がっています。市販薬の場合、購入の際に処方せんが必要ないため、病院に行けないときなどに手軽に購入できるというメリットがあります。一般用医薬品は、消費者への情報提供の必要性の程度によって「第1類医薬品」「第2類医薬品」「第3類医薬品」の3段階に分けられますが、口唇ヘルペスの市販薬はそのうちの薬剤師対応により販売される「第1類医薬品」に属しています。軟膏やクリームなど塗り薬(外用薬)のみ現在のところ、市販薬として登場しているのは軟膏やクリームなどの外用薬のみで、以前に口唇ヘルペスと診断され、同じ症状があらわれた場合にのみ購入が限られています。そのため、初めて口唇ヘルペスになったケースでは使用はできないため、そのような場合で薬が欲しい場合は病院を受診しなければなりません。市販薬で再発を予防する方法口唇ヘルペスは、水ぶくれなどの症状が主とされていますが、その前に前駆期といわれる、症状が出そうな兆しが見られることがあります。具体的には、ピリピリ感やチクチク感といった皮膚の違和感、痛み、かゆみなどの症状で、これらはウイルスが活発に動いて増殖しているために起こると考えられています。そのため、このタイミングで増殖を抑えることができれば、症状の緩和や早期回復ができる可能性があります。市販薬は、初感染の場合には使用ができません。しかし、同じ症状をくり返す再発性の口唇ヘルペスに対しては使用を推奨されていますので、再発のサインを自覚したのに医療機関を受診することができない場合は、市販薬をうまく活用して早期治療をするのもひとつといえるでしょう。使用方法は薬によって異なりますが、1日1〜4回程度、患部へ適量を直接塗布するものが多く、水ぶくれがかさぶたとなり、幹部が乾燥すれば使用を止めるタイプがほとんどです。また、使用期間としては、約10日間が目安とされています。市販薬を使用する際の注意口唇ヘルペスは、水ぶくれだけでなく、湿疹のような症状や痛み、かゆみなどをともなう場合もあります。そのため、別の皮膚病に間違われるケースもあります。よく間違われる病気としては、唇の皮膚炎である口唇炎や毛穴に細菌が侵入し、炎症を起こすニキビなどです。口唇ヘルペスの初期は、これらの皮膚病との見分けがつきにくいため、見極めを間違うと、市販薬を使用しても治らないばかりか、別の病気を悪化させることにもなるので注意が必要です。また、逆のパターンとして、口唇炎やニキビを単純ヘルペスと思い込んで、それらの治療薬であるステロイドや抗菌薬を使用してしまうと、逆に口唇ヘルペスの症状を悪化させてしまう可能性があります。特に、ステロイドは症状を悪化させやすいため、自己判断での使用は控えましょう。監修:堀内祐紀
2017年04月30日今回の記事では、おしりニキビの治し方に関して解説します。お尻ニキビができやすい理由や、治りにくい原因などを合わせて知ることで、正しい知識のもとでケアを行えるようになることが大切です。おしりニキビができるメカニズムニキビができるメカニズムや、おしりニキビ特有の特徴は、以下のとおりです。ニキビは毛穴に関するトラブルニキビは毛穴に皮脂が溜まってしまうことで発生します。毛穴に詰まった皮脂が参加することで、アクネ菌が増殖する原因となり、毛穴が炎症を起こします。ニキビが治ったあとも跡が残る場合がある。仮にニキビがおさまったとしても、毛穴やその周りの皮膚などはダメージを受けているため、跡が残ったり、時間経過によってシミになる可能性があります。おしりは圧迫されやすい特にデスクワークや運転業務などに就いている人の場合、上半身を支える役目があるため、おしりには体重がかかり、圧迫される時間が長いという特徴があります。おしりは蒸れやすい椅子の材質によっては通気性が悪く、接触面であるおしりの皮膚が蒸れやすいという場合があります。また、下着に関しても他の衣服以上に身体に密着するため、摩擦も起こりやすく、そのことでもおしりの皮膚に負担がかかり、ニキビができやすい原因となっています。おしりニキビが治らない理由顔などにできたニキビと比べておしりニキビがなかなか治らないのには、以下のような理由があります。おしりの角質層は分厚いおしりは座った際に下敷きになるという役割上、肌の角質層が他の部位よりも分厚くなっています。そのため、顔などにできたニキビ用の市販治療薬では成分が患部まで届きにくく、効果も薄くなるとされています。おしりの皮膚は刺激を受けやすいおしりは下着を着用するため、それと皮膚がこすれることで刺激を受けやすい環境にあります。また、椅子に座った際には体重がかかることからも影響を受けます。おしりニキビの治し方おしりニキビができてしまった場合、以下のような治し方があります。病院での治療おしりニキビの治療方法として、美容皮膚科や皮膚科で、専門家である医師の治療を受ける、という選択肢があります。医師の診断によって患者の肌の特徴を適切に判断してもらえるため、症状や体質にあった治療を受けることができます。潰さないことが大切他の部位にできた場合と同様に、おしりニキビを自分で潰すことは避けるべきと考えられています。雑菌が入って症状が悪化することや、跡が残ってしまう可能性もあるため、極力刺激せず可能であれば皮膚科などで専門家に見てもらうことをおすすめします。バランスのよい食事栄養を偏りなく、必要な分だけ摂ることで、身体の調子が整い、肌のターンオーバー(新陳代謝)も活発に行われることが期待されます。これによって必要以上に多い皮脂の分泌がおさまる場合や、すでに分泌された皮脂が毛穴から排出されることが期待されます。また、脂っこい食べ物や刺激物は皮脂の分泌量が増える原因となるため、とり過ぎないよう注意が必要です。タバコを控えるタバコに含まれるニコチンは血流を悪くする効果があります。肌の新陳代謝は血の巡りが悪くなることによって働きが悪くなるため、喫煙はニキビを引き起こす原因と考えることができます。禁煙や減塩することによって血流が改善されることにより、肌の新陳代謝(ターンオーバー)も促進され、ニキビの治療につながります。おしりニキビの予防法おしりニキビの予防法には、以下のようなものがあります。ホルモンバランスを整えるおしりニキビの治し方、の項目でも解説したように、十分な睡眠やバランスの取れた食生活、ストレスの少ない環境などでホルモンバランスを整えることは、治療だけでなく、おしりニキビの予防にも効果的です。肌に刺激を与えず清潔にする肌に刺激を与えないためには、入浴の際に強くこすったりせず、泡で優しく汚れを落とすことが大切です。また、清潔を維持するためには、こまめに汗を拭くことやシャワーを浴びる以外に、下着を交換することもおすすめです。素材に関しても、化学繊維などの蒸れやすいものではなく、綿100%などの吸水性や通気性に優れたものを選ぶことが望ましいです。また、トイレの座椅子などには、雑菌が付着していることもあります。そのため、座る前に除菌シートなどで拭いたりする工夫も清潔さを維持するために有効とされています。蒸れない座り方をするかたく通気性の悪い椅子にはクッションを敷いたり、適度に立ち上がる機会を設けたりすることがおしりニキビの予防にも有効です。通気性を改善することで、おしりの皮膚の負担や蒸れを軽減することができます。監修:大久保真
2017年04月29日背中ニキビの原因はさまざまです。その原因を把握し、原因に向けた対策法が求められます。ここでは、どのような原因で背中ニキビが発症するのか見てみましょう。背中はニキビケアが遅れがちな場所背中ニキビができたとしても、背中は見づらいため気づくことは難しい場所です。顔や胸などにできるニキビと変わりませんが、背中はどの部位よりも皮脂の分泌量が多く、常に衣服などで覆って蒸れやすく、寝るときに背中と寝具が密着するので、ニキビができやすい環境にあります。ニキビの原因菌であるアクネ菌は、皮脂をエサにして増殖しますが、酸素に弱い菌です。背中は、酸素が行き届きにくい場所でもあり、アクネ菌にとっては活動しやすい環境でもあります。アクネ菌の増殖によって、ニキビが悪化して炎症や化膿などを引き起こします。この場合は、皮膚科での治療が求められますが、ニキビの跡が残る可能性はあります。ニキビができたとしても、悪化する前に適切なケアを行っていけば、皮膚科に受診することなく改善に期待が見込めるでしょう。しかし、背中は鏡などを使わないかぎり、確認は困難です。そのため、ケアが遅れてしまいます。背中ニキビができる原因考えられる原因について解説していきます。毛穴づまりの原因となる角化異常ターンオーバー(肌の生まれ変わり)が乱れるだけでなく、肌のバリア機能の低下によって角質層が厚くなり、毛穴が塞がってしまった結果、その毛穴の内部に皮脂がつまり、ニキビの原因となります。角化異常の原因は主に、間違ったスキンケアや紫外線や生活習慣の乱れなどがあげられます。詳しくは『ニキビの原因(1)角化異常(角化不全)』 (をご覧ください。栄養バランスの偏りもニキビの原因に具体的には、脂質や糖質の過剰摂取、タンパク質とビタミンが不足している、コーヒーやアルコールなどの過剰摂取などがあげられます。詳しくは『ニキビの原因(2)食べ物・食生活』 (をご覧ください。ニキビを発生させるホルモンバランスの乱れ男性ホルモンの過剰分泌によって皮脂の分泌量が増加するだけでなく、角質の柔軟性の低下と、角栓を発生させて毛穴をつまらせるという作用が働きます。角栓によってつまった毛穴から皮脂が外に分泌できなくなってニキビを発生させるだけでなく、マラセチア菌がそのニキビに侵入して、症状を悪化させて炎症を起こします。男性ホルモンは、微量ですが女性の体にも存在します。女性が生理の時期になると、ニキビといったさまざまな症状が現れてくるのは、男性ホルモンのためだと考えられます。詳しくは『ニキビの原因(3)ホルモンバランス』 (をご覧ください。ストレスや睡眠不足はニキビの原因にストレスをため込んでいるとか、睡眠不足、さらに喫煙と飲酒も生活習慣の乱れのひとつとなります。外側のケアだけでなく、内側のケアも重要です。ニキビが改善されても、内側のケアを怠れば再発の可能性が高くなります。生活習慣を見直し、乱れているところがあれば直していくという心がけも大切です。詳しくは『ニキビの原因(7)生活習慣・その他』 (をご覧ください。背中に移った雑菌が原因に背中の洗い残しや、肌に触れる衣服や寝具などが清潔でない場合もニキビの原因となります。肌に触れるものに雑菌があった場合、その雑菌が背中に移って炎症を引き起こす可能性があります。背中ニキビのケア方法外側と内側のケアをしっかり行えば、背中ニキビを改善するだけでなく、予防につながることに期待が持てるでしょう。内側からのケア:生活改善具体的には生活習慣の見直しです。生活習慣に乱れがあった場合、その乱れを改善していくことが重要です。まずはたばことお酒をやらないようにして、睡眠時間を長くとって、睡眠不足を解消していきます。栄養バランスのとれた食事を基本的に心がけ、野菜や果物をしっかりととっていきます。ストレスをため込まない日常生活も大切です。ストレスはリラクゼーションや入浴などで発散していきましょう。外側からのケア:スキンケアなど風通しのよい衣服と肌着を選び、背中を蒸れさせないことを心がけます。お風呂に入る前に、清潔ある衣服と肌着を選ぶところから始めます。お風呂に入って背中を洗うとき、洗い残しがないようにすることが求められますが、ゴシゴシと強く洗わないように注意します。入浴後、ローションやクリームなどで保湿します。寝る前にその寝具も清潔を維持することが重要です。ビタミンC誘導体の美容液を使ってニキビを予防するという方法があります。ビタミンC誘導体は美容成分のひとつですが、ニキビを予防する効果もあるとされているものです。ビタミンCと変わりありませんが、肌の浸透能力を人工的に高めたのが、このビタミンC誘導体です。詳しくは『ニキビケアにおすすめ!ビタミンC誘導体とは?』 (をご覧ください。監修:大久保真
2017年04月29日背中ニキビの治し方に努力しても、なかなか治らないということがあります。背中ニキビの原因は外側のみならず、内側にもあると考えられます。背中ニキビの治し方について、解説していきます。背中ニキビができるメカニズムメカニズムは顔にできるニキビと同じです。ニキビの原因菌でもあるアクネ菌は、毛穴につまった皮脂をエサに増殖して背中ニキビを発生させます。しかし、アクネ菌は酸素に弱いです。背中は他の部位より皮脂の分泌量が多く、汗をかきやすい部位でもあると同時に、衣服に覆われて、寝ているとき背中が敷布団などの寝具に密着するので、酸素が届きにくくなり、アクネ菌の増殖をサポートするという形になってしまいます。背中は見えないところなので、入浴のときに背中をキレイに洗うのが難しく、どうしても洗い残してしまいがちです。古い角質などの汚れがたまり、その汚れが毛穴を塞いでしまいます。酸素が届きにくく、汚れが毛穴を塞いでしまうという条件が揃うことで、アクネ菌が活動的になり、背中ニキビが発生するというわけです。また、マラセチア菌と呼ばれる菌がニキビ内に侵入すると、炎症が起きて赤く腫れるなど悪化していきます。悪化したニキビは皮膚科での治療が必要ですが、治っても跡が残る可能性があります。背中ニキビが治らない理由ニキビの原因とされているのがホルモンバランスの乱れです。ホルモンバランスの乱れからくる症状のひとつにニキビが含まれています。ホルモンバランスの乱れといっても要因はさまざまですが、主にあげられるのが、食生活の乱れ、睡眠不足、ストレスです。食生活の乱れは、食事が偏ったり、食事の時間が不規則だったりなど、いろいろあります。睡眠不足は肌の機能を低下させる要因になります。そしてストレスは、自律神経のひとつである交感神経の働きを活発させ、男性ホルモンの過剰分泌が発生します。男性ホルモンは皮脂の分泌を促進させ、角栓を発生させ、毛穴を小さくさせる性質を持っています。毛穴が小さくなり、その毛穴に角栓がつまり、内部の皮脂が分泌できず、閉じ込められてしまうという状況になり、白ニキビを発生させる要因になるというわけです。白ニキビについては『白ニキビの原因』 (で詳しく解説しています。外側のケアを行ってニキビの予防を行っても、内側のケアを怠ってしまうとニキビが発生することがあります。背中ニキビの治し方背中ニキビの状況によって治療方法が異なります。しかし、健康保険が適用される治療と、適用されない治療というのがあります。保険に適応される治療の場合、抗生物質の外用薬による治療が一般的です。原因菌であるアクネ菌を殺菌して、炎症を起こしているニキビを治療するという方法です。抗生物質以外の外用薬の場合、毛穴につまった角栓などをとるという治療方法になります。内服薬の場合でも抗生物質は使われますが、その他にホルモン治療やビタミン剤の服用などがあります。クリニックでの処置の場合、面皰圧出(毛穴のつまりを取り除く治療)や注射治療(ステロイド剤)などが一般的に行われています。保険に適応されない治療の場合、ケミカルピーリング、イオン導入、レーザーなどの治療方法がたくさんあります。効果に期待は見込めますが、保険が適用されない分、治療費も高額になるので注意しましょう。詳しくは『ニキビを皮膚科で治療!治療の種類やメリットは?』 (で解説しています。背中ニキビの予防法食生活に偏りがある場合、栄養バランスのとれた食事をとることが大切です。とくに野菜や果物をとり、ビタミンやミネラルなどの栄養素の補給を心がけるようにします。睡眠時間を確保して睡眠をしっかりとり、入浴やリラクゼーションなどでストレスを発散させます。ストレスフリーの環境をつくり、生活習慣を規則正しく見直すだけでも改善し、予防にも効果が期待できるでしょう。背中そのものを清潔に保つことも心がける必要があります。どのニキビにも言えることですが、入浴してキレイな状態を保った後、乾燥を防ぐためにローションやクリームなどで保湿します。背中の通気性を確保するために、通気性のよい肌着や衣服などを着用して、蒸れないようにすることが重要です。また、汗を掻いたら、シャワーを浴びるなどして汗を流すということも求められます。ビタミンC誘導体の成分が含まれた化粧水や美容液の使用も予防方法のひとつにあげられています。ビタミンC誘導体はビタミンCの効果とは変わりませんが、ビタミンCの欠点を補うことで人工的に改良されたのが、このビタミンC誘導体です。ビタミンC誘導体は皮脂の過剰分泌を抑える働きを持ち、その働きによって背中ニキビの予防、もしくは改善に期待が持てるでしょう。ビタミンC誘導体については『ビタミンC誘導体とは?』 (で詳しく解説しています。監修:稲葉岳也
2017年04月29日背中ニキビができる原因はいろいろあります。その原因を把握して、改善することが重要です。しかし、治療できたとしてもニキビ跡が残ってしまう可能性はあります。ここでは、背中ニキビのケア方法について見てみましょう。背中にニキビができる原因背中にできるニキビの主な原因は、ホルモンバランスの乱れであることが考えられています。ホルモンバランスの乱れの要因となっているのが、ストレス、睡眠不足、そして不規則な生活などさまざまです。これらの要因が重なった結果、自律神経のひとつである交感神経が活発になり、男性ホルモンが過剰に分泌されます。男性ホルモンは角質層の柔軟性を低下させて、角栓を発生させるという働きを持ち、発生させた角栓が毛穴をつまらせてしまうというわけです。毛穴がつまると、アクネ菌がその毛穴の中で繁殖してニキビを発生させます。アクネ菌がさらに繁殖すると、炎症や化膿などを引き起こし、この時点で皮膚科での治療が求められます。女性の場合だと、生理時などのホルモンバランスによって、背中ニキビの原因となります。肩甲骨周辺に皮脂腺とよばれる皮脂を分泌する腺が集中しているため、皮脂の分泌量が他の体より多く、これが原因でニキビができる確率が高いといわれていますが、一番の理由は、背中という場所をみるのが難しいというところです。背中に違和感があっても、自分で確認することが難しく、気づいたときにはニキビができて、すでに悪化しているというケースがあります。背中にできるニキビ跡の種類とケア方法背中ニキビ跡の種類はさまざまですが、代表的なものは3種類あります。ケア方法も含めて解説します。色素沈着したニキビ跡のケアはハイドロキノン茶色や赤色などをしたニキビ跡です。炎症してしまったニキビを治療しても、傷跡として残ってしまうことがあります。その傷跡が色素沈着として、茶色や赤色などに変化してしまうというわけです。背中だけにかぎらず、顔や他の部位などでもできることがあります。ケミカルピーリングで治療を行うとき、効果が得られることが多いといわれています。色素沈着に対する一般的なケア方法は、ハイドロキノンとよばれる成分を含む軟膏を使用することです。ニキビ跡の部分に紫外線などがあたると、チロシナーゼとよばれる酵素の働きによって、色素沈着であるシミが黒く変色します。ハイドロキノンは、チロシナーゼの働きを抑制する作用があるので、シミの変色を防ぐことが可能です。しかし、刺激が強く、痛みやかゆみや肌の乾燥といった副作用があるので、使用するときには注意することが求められます。赤みが残るニキビ跡のケアにもハイドロキノンニキビに炎症が発生し、治療したとしても、赤くなったまま残ってしまったニキビ跡です。そのニキビ跡を放置すると、褐色のシミとなって消えなくなってしまう可能性があります。シミに発展する前の段階で、ハイドロキノンの使用が一般的とされていますが、先ほど説明したとおりの副作用があるので注意しましょう。ハイドロキノンの使用でダメージを受けて悪化した場合は、ただちに使用を中止してください。ハイドロキノンの他にも、ビタミンC誘導体の成分が含まれた製品を使用しましょう。ビタミンC誘導体については『ニキビケアにおすすめ!ビタミンC誘導体とは?』 (をご覧ください。凸凹のニキビ跡のケアはレーザー治療など膿が出るほどニキビが悪化した場合、治療しても陥没して凸凹した状態となって、ニキビ跡として残ってしまうことがあります。凸凹したニキビ跡を改善してケアする方法に対して、レーザー治療が有効であると考えられます。肌を傷つけて陥没した箇所を埋めるという期待が持てる治療法ですが、肌の弱い人はこの治療を受けることにおすすめできません。ケミカルピーリングも治療法のひとつですが、それでも肌に負担がかかってしまいます。もっとも安全かつ確実性があるとされるのが、肌バリア機能をケアして自然治癒を高めることです。背中にニキビ跡を残さないケア方法ニキビができたとしても、重症化してない段階であれば、ビタミンC誘導体の成分が含んだ美容液などでケアを行うという方法があります。加えて、規則正しい生活や栄養バランスのとれた食事などで改善していくことが重要です。この点を長期的に行えば、改善に期待が見込めるでしょう。背中そのものを清潔に保つことも大切です。最初に背中の風通しをよくして、蒸れないようにしていきます。背中に髪がかかってしまう場合は、髪の毛を上に束ねて、その髪の毛が背中に触れないようにします。衣服や寝具なども清潔にしていくことが重要です。肌に触れるものすべて、清潔にすることが求められます。汗をかいてしまった場合は、シャワーを浴びて汗をきれいに流しましょう。外側だけでなく内側のケアも大切です。しかし、ニキビの改善に至らず、悪化した場合は皮膚科に受診して適切な治療を受けるようにしましょう。監修:稲葉岳也
2017年04月29日背中ニキビは他の体にできるニキビと変わりませんが、背中なので確認が困難です。なぜ、背中ニキビができるのかについて、解説していきます。背中ニキビが治りにくい理由はケアがしにくいため背中に発生したニキビですが、顔などにできるニキビと比べて、背中ニキビはできやすく、重症化しやすいといわれています。背中の肩甲骨(肩の下あたり)の付近に、皮脂を分泌する皮脂腺が集中しているのもひとつの理由ですが、最大の理由としては、見えないところに背中ニキビができると考えられています。見えないところなので、背中のケアは他の体や顔のケアよりしづらく、背中に違和感を覚えても確認することが困難です。気づいたときにはすでに背中ニキビが大きくなって、かゆみ、炎症、化膿などが起きてしまったということもあります。背中の皮膚は顔やその他の体より皮膚が硬く、たとえ背中ニキビができて治ったとしても、ニキビ跡として残ってしまうことが多いといわれています。背中ニキビの原因はホルモンバランスの乱れ考えられる原因はホルモンバランスの乱れです。ホルモンバランスの乱れの要因として考えられるのが、過度のストレス、睡眠不足、偏った食生活などです。過度のストレスを受けることで、自律神経のひとつである交感神経が優位になり、それにともなって男性ホルモンが過剰に分泌されるといわれています。男性ホルモンは角質層の柔軟性を低下させるだけでなく、角栓を発生させる働きを持ち、その角栓が背中の毛穴に蓋をします。ニキビができて、さらにマラセチア菌がそのニキビに入ることで増殖し、その結果、背中ニキビを悪化させる要因につながります。睡眠不足は、交換神経を優位にさせてしまう作用を持っています。睡眠不足については『ニキビの原因(6)睡眠不足』 (をご覧ください。偏った食生活は、具体的にたとえるなら、脂質や糖質を過度にとっているとか、タンパク質やビタミンなどの不足などが考えられます。食べ物などについては『ニキビの原因(2)食べ物・食生活』 (をご覧ください。背中ニキビは顔ニキビより悪化しやすい背中ニキビと顔ニキビは、基本的に同じものです。ニキビの悪化の要因のひとつといわれているアクネ菌は皮脂をエサにして増殖しますが、酸素が苦手です。背中は他より皮脂量と汗が多いだけでなく、衣服などによって蒸れやすく、寝ているときに背中と寝具が密着し、それらの要因が重なることで酸素が行き届きにくい状態になるというわけです。酸素を苦手とするアクネ菌にとって増殖しやすい状態になります。顔は、適切な洗顔方法でニキビを予防することが可能ですが、背中の場合は洗いにくい場所でもあります。洗いにくいために、古い角質がどうしても残ってしまい、その角質が毛穴をつまらせる要因となります。これらの状態が重なり合うことで、背中ニキビができるというわけです。さらにマラセチア菌ができたニキビに侵入することで、ニキビの悪化につながると考えられています。背中ニキビの皮膚科での治し方背中ニキビの治療の際、健康保険が適用される治療と適用されない治療があります。健康保険が適用される治療であれば、その治療にかかる費用を抑えることが可能なので、理由がないかぎりは保険適用内での治療をおすすめします。背中ニキビの治療については『ニキビを皮膚科で治療!治療の種類やメリットは?』 (をご覧ください。背中ニキビの治療方法は、そのニキビを引き起こしている原因となっているホルモンバランスの乱れを整えるホルモン治療が行われます。加えて、背中に対する適切なケアを毎日欠かさず行えば改善に期待が持てるでしょう。その他に、ケミカルピーリング、ビタミンCやハイドロキノンなどのイオン導入、スキンスクライバーなどという治療方法があります。ニキビの改善に期待は持てますが、すべて保険適用外となっているので注意しましょう。背中ニキビの予防法規則正しい生活を心がけて、睡眠時間を多くとることが大切です。睡眠を多くとることでストレスの軽減につながります。食事に偏りがある場合はその部分を見直し、栄養バランスのとれた食事をとることが求められます。食べ物による対策については『食べ物からニキビ対策をしましょう』 (をご覧ください。また、衣服や寝具に雑菌がある場合、ニキビの悪化につながるため肌に触れるものはすべて清潔にしましょう。背中の風通しをよくして蒸れさせないことも予防につながります。風通しのよい衣服や肌着を選び、汗をかいてしまったらシャワーを浴びて汗を流し、常に背中を清潔に保つことを努力することです。シャワーとはかぎらず、湯船に浸かって入浴した後、ローションやクリームなどで保湿します。すでに、ニキビができて重症化になっていない場合は、改善の見込みに期待が持てますので、予防を徹底するようにしましょう。監修:稲葉岳也
2017年04月29日洗顔は顔ニキビを作らないためにも、ニキビ跡を残さないようにするためにも非常に重要です。ニキビができるメカニズムや正しい洗顔方法を学ぶことで、顔ニキビ対策をしましょう。顔ニキビができるメカニズム顔ニキビをはじめとするニキビは、毛穴のつまりが原因となり、発生する場合が多いようです。皮脂の分泌が過剰になり、毛穴からの排出が追い付かなくなると、毛穴がつまる原因になります。毛穴がつまると、毛穴の内部に皮脂と角質が混ざったものがたまり、白ニキビを形成します。白ニキビの内部では、アクネ菌などの細菌が皮脂をエサとして増殖します。その結果炎症を引き起こし、赤ニキビになると、ニキビは赤く腫れあがり痛みをともなう場合もあります。赤ニキビの炎症がひどくなり、毛穴内部で化膿すると黄ニキビや紫ニキビまで症状が悪化する場合もあります。黄ニキビや紫ニキビまで悪化してしまうと、跡が残りやすくなるので注意が必要です。ニキビが発生する原因にはさまざまなケースがあります。ケース別に、ニキビができるメカニズムについて解説します。思春期ニキビのメカニズム思春期になると、男女ともに男性ホルモンの一種である「テストステロン」の分泌量が増加します。テストステロンには、皮脂の分泌量を増加させるはたらきがあるため、思春期は皮脂の量が増えやすいと言えます。皮脂の分泌が過剰になると毛穴がつまり、ニキビの原因となります。大人ニキビのメカニズムホルモンバランスが崩れることによってできるニキビを「大人ニキビ」と呼びます。男性ホルモンの一種であるテストステロンは、ストレスや月経、生活習慣の乱れなどがきっかけとなり分泌量が増加するホルモンです。テストステロンが増加することにより、皮脂の分泌量が増加してニキビの原因となります。また、心身がストレスを受けると「アンドロゲン」という男性ホルモンが副腎皮質から分泌されます。アンドロゲンには角質を分厚くするはたらきがあるため、角化異常を引き起こして毛穴のつまりの原因を作ってしまう場合もあります。男性ホルモンの影響は、あごや口回りなど、男性のヒゲが映える部分に出やすいといわれています。フェイスラインにできた治りにくいニキビは、ホルモンバランスの乱れによる大人ニキビである可能性が高いといわれています。誤った洗顔によるニキビのメカニズム洗顔とは本来、顔を清潔に保つためのものですが、方法を間違えるとニキビの原因になってしまう場合もあります。すすぎ不足などで、化粧品やそれを落とすためのクレンジング剤、洗顔料などが肌に残ってしまうと、毛穴のつまりの原因となってしまう場合があります。また、皮脂が気になるからといって、一日に何度も洗顔をしたり、スクラブ洗顔料など洗浄力が強い洗顔料を使うことで、肌が本来もっているバリア機能を低下させ、ニキビができやすい環境を作ってしまうケースもあります。顔ニキビによい洗顔料の選び方顔ニキビができやすい人が、洗顔料を選ぶ際に気をつけるべきポイントについて解説します。洗浄力の強さニキビの原因は毛穴に皮脂などがつまってしまうことです。肌の汚れや皮脂などを落とそうとして洗浄力の強い洗顔料を選ぶ方も多いかもしれませんが、洗浄力の強い洗顔料を使っているからといってニキビを防止できるわけではありません。むしろ、洗浄力が強すぎる洗顔料を使うことで皮膚に必要な皮脂まで取り去ってしまい、皮膚のバリア機能を低下させてしまう場合もあります。汚れをしっかり落とすという触れ込みの洗顔料は強力な洗浄成分が含まれている場合があるので、ニキビができやすくなっているときは注意が必要です。肌への刺激の強さ毛穴の奥の汚れをかき落とすために、細かい粒子が配合されているスクラブタイプの洗顔料はニキビ対策に効果的であるように思われますが、スクラブが肌の表面にダメージを与えてしまうため肌への刺激が強く、ニキビができている方にはあまりおすすめできません。また、フルーツ酸などが含まれ古い角質を除去してくれるピーリング洗顔料は、ニキビの改善に効果が期待できますが、肌への刺激も強いのでニキビの状態によっては避けた方がよい場合もあります。ニキビが炎症を起こしているときなどは、できるだけ肌への刺激が少ないものを選んだ方がよいでしょう。顔ニキビができたときの洗顔の方法ニキビの改善には正しい洗顔が不可欠です。正しい洗顔方法についてお伝えします。洗顔の準備洗顔の前に、手指をしっかりと洗いましょう。手指の汚れや雑菌をきちんと洗い流すことができるうえ、洗顔料の泡立ちがよくなります。また、ぬるま湯であらかじめ顔を洗っておくことも大切です。お湯だけである程度の汚れを落とすことができ、皮膚と洗顔料の間にお湯を挟むことで、洗顔料の刺激を直接肌に与えることをふせぐことができます。よく泡立て、やさしく洗う洗顔料を手に取り、水を加えながら空気を含ませ、柔らかい泡を作ります。洗顔料を手でしっかりと泡立てるのが大変と感じたら、泡立てネットなどを適宜使うとよいでしょう。泡ができたら、顔全体を包み込むようにやさしく洗います。目元などの皮膚が薄い部分は特にやさしく洗いましょう。十分にすすぐ洗顔料が顔に残っているとニキビの原因になる場合もあります。念入りにすすぎを行いましょう。生え際やフェイスラインなどは特にすすぎ残しやすい場所ですので、しっかりと洗い流しましょう。清潔なタオルで押さえるようにやさしく水分を拭いたら洗顔完了です。肌にダメージを与えてしまうので、決してゴシゴシこすったりしないように気をつけましょう。洗顔後のケア方法洗顔後はすぐに保湿を行うことが大切です。肌に水分が残っていると瞬く間に角質層から水分が蒸発します。洗顔が終わってから数分以内に化粧水やクリームなどでしっかりと保湿を行うのが理想です。監修:村石世志野
2017年04月29日ニキビは皮脂などがつまることで発生する皮膚炎症の1つです。はじめは軽症のため、スキンケアだけで対応できる場合もありますが、症状が重くなるとだんだんと治りづらくなります。特に、しこりが出てくると普段のスキンケアだけでは対処するのが難しくなるようです。ここからは、しこりのあるニキビの特徴や治し方についてご紹介していきます。しこりニキビの種類肌にできるしこりニキビですが、こちらは紫ニキビと考えられます。ニキビも発生していく過程で、さまざまな状態になるのです。・角栓発生・白ニキビ・黒ニキビ・赤ニキビ・黄色ニキビ・紫ニキビこのような順番でニキビは変化していきますが、紫ニキビはその最終段階となります。紫ニキビはニキビが悪化し、血と膿が混じってできている状態です。一般的な皮脂や化粧の汚れなどでできていないため、従来のスキンケアだけでは治らないといわれています。しこりニキビの原因しこりのある紫ニキビですが、ニキビをずっと放っておくことで発生します。ニキビによって肌周辺が極限まで炎症すると、毛穴内に膿と血が溜まり始めます。次第にその膿が膨れ上がり、紫ニキビとなるようです。紫ニキビはニキビの重症化が一番の原因といわれていますが、同時にさまざまな要因がかかわって発生することがあります。特に、関連が強くなってくるのが血行の悪循環です。血行の流れが悪くなると、紫ニキビの原因ともなる血の塊ができやすくなります。また、血行不順だけでなく、ホルモンバランスや生理の乱れも原因といわれています。肌荒れやニキビはホルモンバランスの乱れによって引き起こされやすくなるようです。睡眠時間の減少や食生活の乱れはホルモンバランスを崩す原因となり、次第に肌の状態も悪くなっていきます。その生活が長期化すると、紫ニキビができやすくなるのです。紫ニキビの特徴紫ニキビができると、従来のニキビと違って触ってみるとしこりがあるのが特徴です。触るとコリコリとした触感があり、かいたりしても簡単につぶれないのがわかります。また、アゴ周りや頬を中心に発生し、色も赤黒くなっているのが特徴です。紫ニキビを放置しておくと、そのままニキビ跡になりやすくなります。膿と血で広がった毛穴がニキビ跡となり、ニキビが治っても目立つ形となるようです。ニキビの治療後もニキビ跡が残りやすく、完全にきれいな肌にするには長い目で見た治療が必要となります。また、炎症がひどいと治りが悪くなり、ニキビが発生している時期も長くなってしまいます。しこりニキビの治し方しこりのあるニキビができた場合には、普段のスキンケアや市販薬での改善は難しくなります。そのため、皮膚科やクリニックでの専門的な治療を受ける必要があります。ここからは、クリニックなどで受けられる治療方法について確認しておきましょう。注射による治療紫ニキビができてしまった場合には、クリニックにおいて注射治療をすることが多いようです。ニキビに直接注射をすることで、炎症だけでなく腫脹や痛みを和らげるのが一番の目的です。また、注射によってニキビの炎症を抑え、徐々に回復しやすい状態にしていく効果も見込めるといわれています。また、紫ニキビが引いた後には、ニキビ跡が長く続いてしまうことも考えられます。その後にもヒアルロン酸の注入をすることで、ニキビ跡の改善を計ることがあるようです。紫ニキビの治療に注射を用いるのは、その即効性の高さにも理由があります。ニキビのひどい部分に直接注射をすることで、現在進行しているひどい症状を止められるのは大きなメリットです。紫ニキビになると炎症がピーク状態なので、はやめに治療を受けましょう。ひどい場合は切開も行うしこりのある紫ニキビができると、ひどい場合には切開をして膿と血の塊を取り出します。いちど肌の中に膿と血の塊ができてしまうと、これを自然治癒やスキンケアで治すことはほぼ不可能のようです。また、注射治療でも難しいと医師が判断した場合には、こちらの方法を取ることを知っておきましょう。漢方薬を使うこともある紫ニキビを治療する場合には、肌を直接治療するだけでなく内側の状態を改善することも重要です。そこで、漢方薬を使った内側からの治療を行うこともあります。漢方薬には膿の原因とされている老廃物の排出を促すものがあり、クリニックなどで処方されることがあるようです。・星火温胆湯・冠元顆粒この2つの漢方薬が使われることがあります。漢方薬は副作用も少ないというメリットがありますが、各患者の状態にあったものを選ばないと十分な効果が得られないというデメリットもあるのを知っておきましょう。しこりニキビのケア方法しこりニキビができた場合は、クリニックでの治療を受けながら生活習慣の見直しを行うのが重要です。睡眠時間が短いと肌のターンオーバーがうまくいかず、肌の状態がだんだんと悪くなっていきます。睡眠時間を6時間は確保できるように心がけましょう。また、食生活の乱れも肌荒れやしこりニキビの原因となります。野菜が少ない人は、食事の中に野菜をとり入れるようにしていきましょう。特に、ビタミンAやビタミンC、ビタミンEを含んだ食べ物は肌にいい影響をおよぼすといわれています。監修:稲葉岳也
2017年04月29日背中は皮脂の分泌量が高いと同時に、ニキビができやすい場所でもありますので、ケアは欠かせません。背中ニキビに対するケアの方法を解説していきます。背中ニキビは放置すると再発しやすい思春期ニキビは20歳前後の頃には治まっていくとされています。しかし、背中ニキビが出ている間に、そのニキビに炎症が起きて、潰れたりなどのくりかえしがあった場合、たとえ自然に治まってもニキビ跡や色素沈着(シミ)などが残ることがあります。放置して治まるといっても、適切なスキンケアを行い続けることが求められます。一方、大人ニキビの場合、思春期ニキビとは異なり、さまざまな要因があってニキビが起こります。しかし、主な原因は皮脂の分泌過剰です。1つの要因としてホルモンバランスの乱れなどもあげられます。また、そのホルモンバランスの乱れにもさまざまな要因があり、たとえ皮膚科で治療を受けたとしても、その原因を減らさないとニキビが再発する可能性は大きいでしょう。また、少し引いても放置すれば、必ず再発するといわれているので、日頃からのニキビケアが欠かせないということです。思春期ニキビと大人ニキビについては、『ニキビの基礎知識(2)思春期ニキビと大人ニキビの違いとは?』 (をご覧ください。背中ニキビを治すケア方法背中ニキビができてしまったら皮膚科に受診して治療というのが一般的ですが、炎症など重症化していない場合は、ビタミンC誘導体の美容液や化粧水などがおすすめです。背中ニキビができたところに重点的に塗っていくといいでしょう。ビタミンC誘導体はニキビの予防に効果的とされていますが、ビタミンCとは効果が違います。理由は、ビタミンCは肌に吸収されにくく、不安定で酸化しやすいという欠点があり、その欠点を改良したのがビタミンC誘導体です。詳しい効果については、『ニキビケアにおすすめ!ビタミンC誘導体とは?』 (をご覧ください。重症化してしまった背中ニキビは皮膚科で必ず治療するようにしましょう。再発させないために、さまざまなケアというのが求められます。なお、背中ニキビの治療には、健康保険が効く治療と、そうではない治療というのがあります。詳しくは、『ニキビを皮膚科で治療!治療の種類やメリットは?』 (をご覧ください。生活を改善して背中ニキビをケアする方法対策の目的は背中ニキビを出さないことです。たとえ背中ニキビができたとしても、重症化していないのであれば、上述した内容を含め、さまざまなケアを行うことで改善に期待が見込めるでしょう。自分でもできる対策方法を次にあげて解説していきます。背中ニキビの予防につながる食べ物基本的に栄養バランスのとれた食事を常にとり続けることで予防に期待はできるでしょう。とくに積極的にとってほしい栄養素は、ビタミンABCEです。この4種のビタミンが豊富に含まれている食べ物をあげて、その効果などについて説明していきます。ビタミンAレチノールは鶏レバー、あん肝、ウナギ、アナゴなど、β-カロテンは味付けのり、とうがらし、ほうれん草、春菊など、それぞれに含まれています。古い肌から新しい肌の生まれ変わりを促進して新陳代謝をよくし、ニキビの発生率を下げます。ビタミンBビタミンB2は豚レバー、牛レバー、魚肉ソーセージなど、ビタミンB6はニンニク、マグロ、ゴマなど、それぞれに含まれています。脂質代謝を促す栄養素となります。ニキビが悪化する原因は、脂質がたまってアクネ菌を増殖させることにあります。脂質代謝をコントロールすることでニキビの悪化を防ぐことが可能です。ビタミンCパプリカや水菜やブロッコリーなどが豊富に含まれています。ビタミンCはニキビの色素沈着に対する美容成分のひとつで、体内にとり込むことで治療につながるでしょう。ビタミンEビタミンB2と同じく、豚レバー、牛レバー、魚肉ソーセージなどが含まれています。ホルモンバランスの乱れを改善し、ニキビの予防、または改善することに期待が持てます。また、肌の生まれを促進させるだけでなく、抗酸化作用もあり、肌の老化を防ぐ効果を持っているといわれています。その他のニキビによいとされる栄養素やレシピなどについては、『食べ物からニキビ対策をしましょう』 (をご覧ください。背中への刺激を避ける方法通気性のよい清潔な肌着を選ぶことが求められます。そして、入浴後も汗をかかないようにして、質のよい睡眠をとることと規則正しい生活を送ることが大切です。これらを長く続ければ、ニキビの予防につながりますが、それでも背中ニキビができないとは限りません。洗濯洗剤や柔軟剤の成分なども原因になることがあります。無添加物のものに変えてみて、それで改善に見込みがあれば使用を続けてもいいでしょう。トリートメント剤やリンスの成分も背中ニキビの原因になることがあります。対策としては、先に髪を洗って、そのあとに体を丁寧に洗うことで、背中ニキビができにくくなったというケースもあります。また、汗も背中ニキビの原因になることもあり、汗をかいたらシャワーで汗を流して、清潔な肌着に着替えるのが望ましいでしょう。監修:馬野詠子
2017年04月27日背中ニキビの治療に薬が使われるのは一般的ですが、薬の種類によって効果が異なります。背中ニキビの治療に使う薬の効果と副作用背中ニキビに有効とされる薬は豊富です。その種類をあげて、その効果について解説していきます。抗生物質の効果と副作用通常の皮膚科でも一般的に処方される薬です。炎症した背中ニキビの原因菌であるアクネ菌をやっつけて、そのニキビを治すというものです。ニキビに有効とされる抗生物質は、リンコマイシン系抗生物質クリンダマイシンと、ニューキノロン系抗生物質ナジフロキサシンなどがあげられます。リンコマイシン系のほうが効果は強力ですが、その分の副作用がでやすいので注意が必要です。ニューキノロン系も副作用がでると考えられるのですが、医師や薬剤師などの指示に従って、適切に服用することを心がけましょう。詳しくは、『皮膚科で処方されるニキビ薬(1)抗生物質』 (をご覧ください。レチノイド製剤の効果と副作用表皮の顆粒細胞から角質細胞に変わるのを抑えて、角化異常を防止するという効果を持ちます。たとえるなら、毛穴周辺の肌を硬くせず、毛穴を小さくなるのを防いで、ニキビを抑えるというものです。抗生物質はアクネ菌をやっつけて、炎症したニキビの炎症を治療するのに対し、レチノイド製剤はニキビそのものを発生させないようにするという治療で、わかりやすくいえば、新しいニキビを起こさないようにするというものです。しかし、ピリピリとした刺激があり、発赤や乾燥肌などを起こすなどの副作用が存在しています。詳しくは、『皮膚科で処方されるニキビ薬(2)レチノイド製剤(ディフェリンゲル)』 (をご覧ください。硫黄製剤の効果と副作用硫黄はニキビの治療薬として古くから伝わっています。硫黄にはニキビに対する3つの効果があります。1つ目は殺菌作用で、ニキビの炎症を引き起こす要因となっているアクネ菌を減少させて除菌するという作用です。2つ目は角質の柔軟性で、角質を柔らかくして毛穴のつまりを防ぐというものです。3つ目は皮脂分泌を抑えて肌を乾燥させるというものです。しかし、肌の乾燥によって、肌のバリア機能の低下を招き、その結果、さまざまな皮膚症状が起きる可能性があります。詳しくは、『乾燥肌ってどんな肌? (乾燥肌の基礎知識』 (をご覧ください。実は硫黄製剤は大人ニキビに対して効果が期待できないどころか、悪化の要因になるという可能性があります。思春期ニキビの原因は皮脂が過剰に分泌されることにあるので、硫黄製剤は有効と考えられます。しかし、皮脂は肌を保護する役目を持っているので、肌の乾燥を防ぐために皮脂が過剰に分泌させるといわれているので、結果的に大人ニキビを悪化させる要因になるというわけです。詳しくは、『皮膚科で処方されるニキビ薬(3)硫黄製剤』 (をご覧ください。漢方製剤の効果漢方は東洋医学のひとつで、漢方によるニキビ治療に期待が高まっています。ニキビ治療に使われる漢方薬は、清上防風湯(セイジョウボウフウトウ)、桂枝茯苓丸加苡仁(ケイシブクリョウガンカヨクイニン)、荊芥連翹湯(ケイガイレンギョウトウ)、十味敗毒湯(ジュウミハイドクトウ)の4つです。詳しくは、『皮膚科で処方されるニキビ薬(4)漢方製剤』 (をご覧ください。ただし、漢方製剤だけではニキビが消える可能性は低いとされています。サリチル酸製剤の効果と副作用肌の角質層が硬くなるのを防いで、角栓の発生を抑えるという作用があるため、背中ニキビの初期症状の予防に期待が見込めるでしょう。若干ながら殺菌作用があるため、アクネ菌を減らすという効果もありますが、副作用があります。詳しくは、『皮膚科で処方されるニキビ薬(5)サリチル酸製剤』 (をご覧ください。過酸化ベンゾイル製剤の効果アメリカのニキビ治療では、過酸化ベンゾイル製剤が一般的に使われているといわれています。日本でも使われているのですが、アメリカほどではありません。その効果は強力な殺菌作用やピーリング効果、さらに乾燥を促進させる作用を持っています。詳しくは、『皮膚科で処方されるニキビ薬(6)過酸化ベンゾイル製剤』 (をご覧ください。背中ニキビ予防に効果的な化粧水や美容液の成分背中ニキビが重症化する前に皮膚科で診てもらうのが一番ですが、軽度の段階であれば予防は可能です。予防方法としておすすめなのがビタミンC誘導体の成分が入った化粧水や美容液を用いることです。ビタミンC誘導体は肌の浸透力が高く、背中ニキビの改善、もしくは予防につながるとされています。1日2回、朝と夜に使い分けることで効果は期待できるでしょう。詳しくは、『ニキビケアにおすすめ!ビタミンC誘導体とは?』 (をご覧ください。薬には副作用があるため注意が必要どの薬も副作用というのがあるので、医師や薬剤師の指示に従って、適切に使用するようにしましょう。監修:大久保真
2017年04月27日鼻ニキビの原因を把握することから始めましょう。その原因をもとにさまざまな対策法を考え、対処することが求められます。具体的にどのように対処し、鼻ニキビができないように予防すればいいのかを解説していきます。目立つ鼻ニキビは早めに治すのが大切鼻とその脇などにできるニキビです。顔すべてニキビができる可能性はありますが、その中でも鼻はニキビができる確率が高いといわれています。それだけにとどまらず、たとえ治っても跡が残り、目立ってしまう可能性があります。鼻の毛穴の数と皮脂の分泌量が多く、分泌した皮脂が毛穴にたまりやすい部位でもありますが、その皮脂が毛穴にたまることでニキビが発生すると考えられています。ニキビを放置しておくと悪化し、炎症を起こすことがあるので、悪化する前に適切なケアを行って予防することが重要です。しかし、原因を取り除かなければ改善に期待は見込めないと考えられます。ケアも大切ですが、原因を取り除き、改善することも大切です。ケアを行い続け、ニキビが目立たなくなったとしても、その後のケアを継続的に行う必要があります。また、ニキビができて炎症が起きてしまった場合は、迷わず皮膚科に受診するようにしましょう。治療ですので、健康保険は適用されますが、治療方法によっては適用されないことがあります。健康保険適用については、『皮膚科でニキビを保険適用内で治療する方法と処方薬』 (をご覧ください。鼻ニキビができる原因とは鼻ニキビの原因はさまざまです。考えられる原因を次にあげて、解説していきます。ホルモンバランスの乱れ男性ホルモンが過剰に分泌される状態になると、角栓が現れて毛穴をつまらせるだけでなく、皮脂を過剰に分泌されてしまうという作用が働き、ニキビを悪化させる要因につながると考えられます。乱れたホルモンバランスを整えるには、原因とされているストレス、睡眠不足、不規則な生活などの改善があげられます。外部からの刺激外部から刺激を受けると肌のバリア機能が低下し、ニキビができやすい状態になると考えられます。たとえば洗顔方法です。洗顔するとき、顔にゴシゴシと強く洗ってしまうと、逆にニキビができやすい環境になるだけでなく、すでにできてしまったニキビをさらに悪化させてしまう可能性があります。もうひとつは紫外線です。紫外線はニキビの原因のひとつでもあり、悪化してしまうと炎症する可能性があります。ニキビと紫外線の関係については、『ニキビ肌の紫外線対策・日焼け止めの選び方』 (をご覧ください。生活リズムの乱れ具体的には、偏った食生活(脂分が多い食事など)や睡眠不足などがあげられます。それらの要因がひとつでも当てはまった場合はニキビの原因になると考えられます。外側のケアができても、内側のケアができていない場合はニキビができる可能性があるということです。その他洗い残しなど鼻は毛穴が多い部位だけでなく、凸凹している場所でもあります。その場所に洗い残しがあったり、化粧を落としきれず残ってしまったりなど、考えられる原因が多くあります。それによって、ニキビが起こる確率が高くなっていきます。鼻ニキビのケア方法ケア方法は基本的に2つです。1つはホルモンバランスを整えること、もうひとつは正しい洗顔方法を行うことにあります。内側と外側のケアを徹底することが求められます。ホルモンバランスを整えるには、不規則な生活の部分を改善し、規則正しい生活を送ることが求められます。規則正しく栄養バランスがとれた食生活、リラックスした時間などを作って睡眠不足にならないようにする、などさまざまです。洗顔方法については、肌を刺激せず洗顔することが求められます。洗顔用の石けんをお湯などでしっかりと泡立て、その泡を顔に当てます。泡を転がすようなイメージを持って、肌に手が触れないようにすることが大事です。そして、少し冷たい程度のぬるま湯で洗い流します。お湯で洗い流してしまうと、肌の保湿成分まで洗い流してしまうおそれがあるので、できるだけぬるま湯で洗い流すようにしましょう。その後、必ず化粧水や乳液などで洗顔した肌を保湿します。また、洗い過ぎないように注意しましょう。鼻ニキビを予防するには規則正しい生活を送ること、正しい洗顔方法と保湿を行うこと、そして肌に負担がかからないようなメイクを行うことです。メイクについてですが、毛穴を塞がないようにすることが大切です。化粧を薄く塗るとか、毛穴の多い部分は避けてポイントメイクにするなど、いろいろと工夫する必要があります。これらを日頃から徹底することで、鼻ニキビの予防に期待が見込めるでしょう。監修:大久保真
2017年04月27日顔の中でも鼻はニキビができる確率が高いといわれています。鼻ニキビができてしまったときの治し方、およびその予防方法などについて、解説していきます。鼻ニキビができやすくなる原因ニキビは顔の隅々までにできるといわれていますが、鼻とその脇に現れたニキビは、たとえ治っても跡が残るだけでなく目立ちやすいため、早期の治療が求められます。鼻は顔の中で皮脂量が多く分泌する部位で、毛穴一つ一つに皮脂やアクネ菌などが溜まってしまい、その影響で炎症などを引き起こしてしまう可能性が高いとされています。洗顔料の洗い残し考えられる原因は、石けんや洗顔料などで顔を洗い、洗い流す際に残ってしまったとか、顔の化粧を落とすときに残ってしまったなどがあげられます。鼻とその周りは凸凹している場所でもありますので、残ってしまいやすい場所でもあります。残ってしまった場合、皮膚がダメージを受け、鼻ニキビがますますできやすくなります。普段からクセとして鼻を触るなどをしている場合、できるだけ触らないように努力しましょう。理由は、鼻に触ると刺激され、その刺激が鼻ニキビを引き起こす原因になると考えられるからです。ホルモンバランスの乱れもう一つ、考えられる原因としてあげられるのが、男性ホルモンに関するホルモンバランスです。男性ホルモンは男性自身が持つホルモンであると想像してしまうかもしれませんが、女性にも少なからず分泌されるといわれています。男性ホルモンは角栓を発生させて毛穴をつまらせる働きを持ち、皮脂の分泌を通常より多く促進させることによって、鼻ニキビを悪化させるといわれています。角栓については、『鼻の角栓と毛穴づまりの原因は?正しいケア方法まとめ』 (をご覧ください。ニキビの原因については、『ニキビが出来る原因とは - (ニキビの基礎知識』 (をご覧ください。鼻ニキビを治す方法鼻ニキビの原因を取り除く、もしくは改善することで期待が見込めるでしょう。しかし、状態によっては皮膚科の受診が求められます。セルフケアの方法ケアの目的は鼻ニキビを改善し、予防することにあります。その方法は、正しい洗顔方法、日常生活の見直し、メイク方法にあります。正しい洗顔方法洗顔用の石けんを用意します。その石けんでたくさん泡立て、肌に当てます。ポイントは、手と肌を接触しないようにして、泡を転がすというイメージを持つことです。ゴシゴシと手で顔を洗うと、物理的な刺激によって、鼻ニキビを余計に悪化させる可能性があるからです。洗い流すとき、お湯ではなくぬるま湯を使いましょう。お湯で洗い流すと、肌にある保湿成分まで洗い流してしまうことがあるので、ぬるま湯で洗い流すようにしましょう。このとき、肌に石けんの泡などを残さないのが重要です。顔を洗った後、化粧水などで皮膚を乾燥させないようにして、化粧水だけでは乾燥を防ぐことができない場合は、保湿成分などが含まれた乳液などを使用します。毛穴に蓋をするというイメージを持って使用するようにしましょう。日常生活の見直しホルモンバランスの乱れがニキビの原因のひとつとして説明しましたが、ホルモンバランスが乱れる最大の要因は、日常生活にあります。具体的には、ストレス、疲労、睡眠不足、そして偏った食生活などがあげられます。ストレス解消はさまざまですが、入浴や睡眠など、心身をリラックスすることが重要です。それにともなって、疲労の回復に期待が見込めるでしょう。食生活についても、1日3食を決まった時間に食べ、栄養バランスのとれた食事をとることも求められます。メイク方法化粧の厚塗りは毛穴をふさぐことになるため、可能なかぎり避けるようにしましょう。厚塗りせず薄くメイクするか、その顔の部分だけポイントメイクするなど、いろいろと工夫するといいでしょう。皮膚科での治療方法ニキビには種類というものがあります。白ニキビと黒ニキビ、赤ニキビと黄色ニキビなどさまざまです。ニキビの種類については、『ニキビの基礎知識(3)ニキビの種類と症状』 (をご覧ください。赤ニキビは、炎症を起こして腫れているニキビのことをいい、黄色ニキビはニキビ自体が膿んでいることをいいます。日常生活の中でケアだけ行っても改善は難しく、その場合は皮膚科で診てもらう必要があります。適切な治療を受けた後、処方された抗生物質などの薬で改善が期待できると考えられます。ただし、健康保険に適用されるのと適用されないという治療方法があります。治療にあたり、特別な理由がないかぎりは健康保険適用内の治療を選択しましょう。治療方法については、『ニキビを皮膚科で治療!治療の種類やメリットは?』 (をご覧ください。監修:大久保真
2017年04月27日大人ニキビは、思春期にニキビが出なかった人でも発生する可能性があります。大人ニキビは、思春期に発生するニキビとは原因が違い、治る過程も違います。また、大人ニキビになると肌の状態が悪くなり、化粧のノリが変わるのが特徴です。そのため、きちんと対処して治す必要があります。ここからは、大人ニキビの原因や治療方法について見てみましょう。なかなか治らない人もいる大人ニキビとは大人ニキビとは、大人になってできるニキビのことです。基本的には、毛穴に皮脂がつまることになって発生しますが、それ以外にも生活習慣や化粧の残りかすなども原因といわれています。思春期のニキビと違い、発生原因がたくさんあるため、対処方法が違ってきます。しかし、皮脂の増加だけと決めつけてしまい、なかなか治らない人もいます。また、思春期の場合は皮脂の増加が主な原因となるため、20歳ころにホルモンバランスが落ち着くのと同時にニキビが減っていきます。ですが、大人ニキビの場合は原因が多種多様になっています。そのため、ニキビの発生原因を特定し、きちんとした対処をしないといつまでも発生し続けることになるようです。大人ニキビが発生すると、顔のアゴ周りや頬に発生します。それ以外にも胸や背中など体のどこにでも発生する可能性があるのも特徴です。大人ニキビができる原因現在、大人ニキビとしてはさまざまなものが考えられています。ここでは、大人ニキビの原因と考えられている事例についてご紹介します。生活習慣の乱れがニキビの原因に大人ニキビの大きな要因といわれているのが、生活習慣によるものです。生活の中でストレスを多く感じることがあると、それによって大人ニキビが発生するといわれています。人間はストレスを感じると、精神的に憂鬱になるだけでなく、自律神経にも大きな負担をかけることになります。自律神経に問題が生じると、それによってホルモンバランスにも影響するようです。ホルモンバランスの乱れは皮脂の分泌量にも大きく影響し、それによってニキビが発生しやすくなると考えられています。ほかにも、食生活において野菜が少ない油ものが多いインスタント食品類が多いと肌が乱れやすくなります。肌の環境が悪くなると、ターンオーバーの力が弱くなって、徐々にニキビができてしまうこともあります。また、食生活だけでなく睡眠不足も肌にとっては悪影響で、大人ニキビができる原因と考えられています。 化粧の落とし忘れはニキビができやすくなる大人ニキビは生活習慣だけでなく、化粧を落とし忘れることで発生することもあるようです。化粧を落とさないと、それが肌につまって炎症を起こします。その影響でニキビができることもあるので注意が必要です。また、しっかりとクレンジングや洗顔ができていないと、肌に残った化粧の残りがニキビの原因となります。間違った洗顔方法がニキビの発生原因に化粧の際に使っている化粧品が肌に合っていないとニキビができることもあります。肌は思っている以上にデリケートなため、無理に強力な洗顔剤やクレンジング剤を使うと肌荒れを起こします。それを続けてしまうとニキビにつながることがあるようです。さらに、洗顔方法が大人ニキビの発生原因となっていることもあります。忙しいからといって適当に洗顔をしたり、ゴシゴシと強めに肌をこするのも控えましょう。肌を無理にこすると乾燥しやすい肌を招き、皮脂の増加を招いてニキビの発生原因となります。大人ニキビの対処法大人ニキビが発生した場合、まずは肌の状態を見直すのが重要になってきます。普段の食生活や睡眠を見直すことも重要ですが、大人ニキビを減らすには洗顔と保湿を見直しましょう。ニキビが発生した場合、まずは洗顔剤の見直しを行います。洗顔剤として油分が多い合成界面活性剤使用のものを使っていると、肌の状態が荒れてしまいます。フリーオイルのものや、天然成分由来のものを選ぶと、肌にも負担をかけなくてすみます。また、洗顔方法についても見直すようにしましょう。洗顔をする際には丁寧に行うことを心がけます。ゴシゴシと無理に落とすのではなく、皮脂の多い鼻やおでこから洗剤を広げていきましょう。なでるように洗顔をした後、ゆっくりと丁寧に洗顔剤を落としていき、回数を分けて落としていくのがポイントです。最後に、洗顔をした後は必ず保湿を行いましょう。保湿をしないと乾燥を招き、皮脂の増加を促します。大人ニキビの予防には生活改善が大事新しい大人ニキビができるのを予防するためには、生活習慣を見直すことが大事です。睡眠は肌の状態を大きく左右するので、睡眠時間が6時間以下の人は要注意です。時間の確保が難しい人は、寝始めの3時間でも状態をよくしましょう。寝始めの3時間は成長ホルモンが多く分泌されるため、肌のターンオーバーに大きく影響します。同時に、食生活の環境が悪くなっている人は見直しを行うようにしましょう。野菜が少ないと肌の状態をよくするビタミンAやビタミンE、ビタミンCが摂取しづらいため、できるだけ食事に野菜を摂りいれましょう。また、野菜がないと便秘がちになり、それによって肌荒れが発生し、その結果、ニキビにもつながると考えられるので注意しましょう。監修:村石世志野
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