一般社団法人花の国日本協議会はこのほど、約8,500店のフラワーショップが参加する大型キャンペーン「フラワーバレンタイン」を企画し、各地でさまざまなイベントが開催される。○「六本木ヒルズ」では館内の複数会場で実施同企画は、2011年にスタート。今年が5回目となる。2014年は、全国で約120カ所、都内14カ所でイベントを開催し、10万人以上を動員した。今回は、「六本木ヒルズ」や「渋谷ヒカリエ」など首都圏の人気スポットを中心にイベントを企画・開催し、同企画の認知拡大を目指すという。「六本木ヒルズ」では、2月7日と8日に、ヒルサイド2階の「ヒルズカフェ」にて「フラワーバレンタインカフェ」を開催。オリジナルドリンク&スイーツを提供し、花と音楽でカフェを演出する。また、7日には「フラワーバレンタインBOXアレンジワークショップ」(参加費500円)を、8日には同企画のテーマ曲を作曲・演奏するヴァイオリニスト、竜馬などによる「トーク&ライブステージ」が行われる。2月8日の12時から18時には、ウェストウォーク2階南側吹き抜けにて「フラワーマルシェ with あいちの花~あなただけのSweetブーケ~」を開催。同施設内のショップ、レストランでの当日利用3,000円(税込)以上のレシートを持参すると、オリジナルブーケ作りに参加することができる。先着300名に達し次第終了となる。30日から2月14日には、同じ会場にて「バレンタインフォトスポット with ラ・メゾン・デュ・ショコラ」を開催する。会場にはセーヌ川に架かるポンデザールをイメージした橋を設置。「縁結びリボン」を「ラ・メゾン・デュ・ショコラ」他25店舗からなる対象店舗で進呈。橋に飾り付けることができる。○渋谷ヒカリエでは小学生親子の企画も「渋谷ヒカリエ」では4企画を実施。2月7日には、カフェ&レストランフロアの各店舗を利用した男性客が参加できるフラワーマルシェを開催。好きな花を5本選び、その場でバレンタインブーケを作成する。11日には、竜馬がカフェ&レストランに登場してテーマ曲を演奏するミニライブを行う。2月1日から14日は、2階アーバンコアと、6階エスカレーター横に「フラワーモニュメント」を設置。自由に記念撮影ができる。11日には、7階の「LA LOBROS」にて、小学生親子対象の、ブランチつき花束作り体験イベントを実施。料金は、2名1組分で3,800円(税込)となる。○百貨店でもさまざまな企画を展開百貨店でのイベントでは、2月7日に「新宿伊勢丹メンズ館」にて、同企画のアンバサダー、干場義雅氏による花のプレゼントや、トークショーが実施される。「銀座三越」では、2月11日に、紳士服フロアにて干場氏による花のプレゼントと撮影会を開催する。「日本橋三越本店」では、2月4日から14日に、本館7階の「はじまりのカフェ」が、同企画仕様のカフェに変身。また、6日には同店で、「バレンタインパーティ」を開催。参加費用は1,620円(税込)で事前の申し込みが必要となる。
2015年01月26日日本盛は1月17日、東京都江東区のヴィーナスフォートに「日本盛presents 『かき小屋 ヴィーナスフォート店』」をオープンさせる。かき小屋は、バーベキューガーデンを展開するデジサーフが運営する店舗。今回オープンとなる同店では、日本盛がプロデュースする「飲み比べセット」や日本酒ベースのリキュールなどを提供する。「飲み比べセット」は、蔵元直送生原酒量り売り専門店・日本盛 新橋店にて販売中の「しぼりたて生原酒」と「吟醸生原酒」、「純米吟醸原酒」の3種類を飲み比べできる。販売価格は500円。その他、焼きかき食べ放題も開催する。コースは60分間(大人2,980円、小学生1,480円、小学生未満無料)と90分間(大人3,480円、小学生1,980円、小学生未満無料)がある(炭料が別途必要)。その他、海鮮セットや単品食材、フランクやじゃがバター、焼きおにぎりも用意する。事前予約制。営業期間は4月5日まで(2月2日~3日は休業、荒天時やイベントにより急きょ営業中止の場合あり)。※価格は全て税別
2015年01月16日今年でデビュー15周年を迎えるアイドルグループの嵐と、小学生を中心にゲーム、アニメ、玩具、漫画などクロスメディアで展開され、爆発的な人気を誇る『妖怪ウォッチ』が、大みそかにNHK総合・ラジオ第一で放送される「第65回 NHK紅白歌合戦」でコラボレーションを果たすことが明らかになった。このコラボは、「第65回 NHK紅白歌合戦」の企画コーナーで実現。嵐の5人は、アニメ主題歌「ゲラゲラポーのうた」を歌うキング・クリームソーダとエンディングテーマ「ようかい体操第一」を歌うDream5、そして出場歌手やジバニャン、フユニャン、ウィスパーなどの人気キャラクターとともに紅白の舞台に登場し、夢のステージを繰り広げるという。さらに『妖怪ウォッチ』のキャラクターたちが、嵐のデビュー曲「A・RA・SHI」を妖怪バージョンで歌うスペシャル企画も予定されている。TVドラマで「怪物くん」や「死神くん」など人間以外を役柄を演じた経験もある嵐の大野智は「人間以外の役を演じることはありましたが、嵐全員で妖怪たちとコラボできると思いませんでした(笑)。まさか今年のテーマである"全員参加"というのが、そういう意味だったとは!!」とコラボに驚きつつも、「人間と妖怪の垣根を越えてしまう、紅白歌合戦という国民的番組の力を改めて感じました(笑)」と喜びをあらわに。そして「誰もが思わず身体が動いてしまうステージになると思うので、お楽しみください! 小さなお子さんだけでなく、大晦日は全員参加だニャン!」と意気込みを語っている。現在小学生を中心にゲーム、アニメ、玩具と爆発的な人気を誇っている『妖怪ウォッチ』は、『イナズマイレブン』や『レイトン教授』、『ダンボール戦機』を手がけたレベルファイブによるゲームソフト。妖怪たちと友だちになれる腕時計「妖怪ウォッチ」を手に入れた主人公・天野ケータが、日常に潜む妖怪たちとともにさまざまな問題を解決していく。2014年7月に発売されたニンテンドー3DS用ソフト『妖怪ウォッチ2 元祖/本家』は累計260万本を突破し、12月13日にはニンテンドー3DS用ソフト『妖怪ウォッチ2 真打』が発売。12月20日から、過去へタイムスリップして「妖怪ウォッチ」誕生の秘密を探る、初のアニメーション映画『映画 妖怪ウォッチ 誕生の秘密だニャン!』が全国公開され、土日2日間で興行収入16億2,889万3,000円を記録。初日2日間の興行収入で、東宝の全作品で新記録を達成している。(C)L5/YWP・TX
2014年12月23日クリエイティブでロマンチックな気分をデートで味わうには、今、東京都現代美術館の展示がいい。ミシェルの日本初の個展となる「ミシェル・ゴンドリーの世界一周」と、「新たな系譜学を求めて(跳躍/痕跡/身体)」という2つの異なる展示を楽しむことができる。ミシェルは、リアルを天才的にデフォルメするファンタジックな映画監督。『エターナルサンシャイン』や『恋愛催眠のすすめ』は恋愛の痛みを知る人にはたまらない作品で、男性のファンも多い。そして、ミシェルと言えば、Music Video。生粋のクリエイターであるミシェルの手がけたVideoはプロモーションの域を超えたアート作品だ。Around the World in 19 videos では、迷路のような白い壁に映し出されるミシェルの代表的な19作品を楽しむことができる。スクリーンの下に表示されるSTOP、GOの指示に従い、アイディア溢れるミシェルのMusic Videoをふたりで全身に感じながら、スクリーンを追いかけよう。ホームムービー・ファクトリーでは、カフェやガレージ、町中やリビングなどの様々なシーンのセットが展示されており、見てまわるだけで想像力がかき立てられる。それぞれのセットから、どんな登場人物やシーンが思いつくか、シーンを描き、カメラ位置や音楽まで監督になったつもりでアイディアを交換してみると、想像力や発想から互いの新たな一面を知ることができるかもしれない。そして、『新たな系譜学をもとめて』の展示では、野村萬斎による狂言が受け継ぐ伝統の型への挑戦や、身体の動きそのものをリアルタイムで模倣したり、トレースする最先端のテクノロジーを使った実践など、身体のもつ力や可能性、神秘を感じられる。ダムタイプの「Trace/React」というサウンドインスタレーションでは、身体によるパフォーマンス(つまり、言葉や視覚では表現できない何か)を360°回転する超指向性スピーカー5台から流れてくる音で体験できる。パフォーマーの身体が発する音、呼吸、衣擦れ、足音をインスタレーションするという試みだ。ふたりで手をつないで目を瞑り、音の波の中を歩いてみよう。彼の手に引かれてスピーカーの間を前進すると、音の波がつくる壁や亀裂、そこにいないパフォーマーの動きの気配と、隣にいる彼の気配や動き、体温を同時にそしていつもより密接に感じることができるのはないだろうか。2つの展示に触発されて、互いの想像力を覗き、身体そのものの形態やそれがもつ機能に敏感になるデート。感性を刺激し合う体験が、ふたりの距離を縮めてくれるに違いない。【イベント情報】「ミシェル・ゴンドリーの世界一周」展第5回東京アートミーティング「新たな系譜学をもとめて-跳躍/痕跡/身体」会場:東京都現代美術館住所:東京都江東区三好4-1-1会期:9月27日から1月4日休館日:月曜日(10月13日、11月3日、11月24日は開館、翌火曜日休館)時間:10:00から18:00(入場は17:30まで)料金:「ミシェル・ゴンドリーの世界一周」展 一般1,000円大学生・65才以上800円中高生600円小学生以下無料、第5回東京アートミーティング「新たな系譜学をもとめて-跳躍/痕跡/身体」 一般1,200円 大学生・65才以上900円 中高生600円 小学生以下無料
2014年12月22日「キッザニア」を企画・運営するKCJ GROUPはこのほど、小学生約806名を対象に実施した「クリスマスプレゼント」に関する対面調査の結果を明らかにした。調査期間は11月5日~14日。同調査は、11月5日~10日に「キッザニア甲子園」、11月12日~14日に「キッザニア東京」で実施した。「サンタさんからもらいたいクリスマスプレゼントは何ですか?」と尋ねたところ、最も多い回答は「思い浮かばない」(18.4%)で、「わからない」「考え中」「なんでもいい」などのはっきりとした回答がないものだった。次いで高くなっているのは「ゲームソフトの妖怪ウォッチ」(12.5%)で、特に低学年の男子から多く支持を集めた。3位は、「ゲームソフト(ソフト名回答なし)」(5.2%)、4位は「スマートフォン(iPhone 含む)」(5.0%)だった。スマートフォンは高学年の回答率が高く、地域別に見ると、甲子園の高学年女子が15.7%に対して東京の高学年女子が5.7%と、西高東低の傾向が見られた。また、少数意見として、東京の高学年男子からは、「宇宙」「地球」「人生」「不老不死」などのユニークな回答が寄せられた。一方、高学年女子からは、「お金」といった現実的な回答も出ている。
2014年12月15日彼女にはビックリされそうだからなんとなく秘密にしているけど、俺が以前付き合っていた元カノは地下アイドルだった。特にアイドル好きというわけではないんだが……。今回はマイナビニュース会員のうち男性200名に、恋人に絶対言えない秘密について教えてもらった。Q.恋人に絶対言えない秘密はありますか?はい 10.5%いいえ 89.5%Q.(「はい」と答えた方にお聞きします)それはどんな秘密ですか? 絶対言えないのはどうしてですか??■Hなヒミツ・「WebでおしゃれなH画像をコレクションしてること」(58歳男性/情報・IT/クリエイティブ職)・「ソープランドに行ったことがある、軽蔑されそうだから」(33歳男性/団体・公益法人・官公庁/技術職)・「月一回風俗に行っている」(44歳男性/医療・福祉/専門職)■過去の女性関係・「セフレがいた」(27歳男性/小売店/販売職・サービス系)・「出会い系サイトで、何人かと関係を持ったこと……なんか、後ろめたいと思うから」(31歳男性/団体・公益法人・官公庁/専門職)・「二股かけていたことがある、不誠実だと思われるので」(27歳男性/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)・「浮気したことがある、ばれたら別れると言われそう」(35歳男性/機械・精密機器/営業職)・「昔の恋人のこと、その子と比べているようで失礼である」(60歳男性/電機/技術職)■性癖や趣味・「小学生の男の子の格好をするのが好き」(44歳男性/食品・飲料/クリエイティブ職)・「オタク」(30歳男性/電機/技術職)・「性癖、はずかしい」(24歳男性/ソフトウェア/営業職)・「趣味のこと」(34歳男性/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)■総評恋人に言えないヒミツをもっている男性は約1割とかなり少なめだった。男性は彼女に隠し事などない、清廉潔白な人が多いのだろうか……。回答には「Hな画像を集めている」「ソープに行ったことがある」など、場合によっては許してもらえそうなヒミツもあった。「月に1回風俗に行っている」というのは、意見が分かれるところだろうが、ただ笑顔で送り出してくれるような女性はほとんどいないだろう。過去の女性関係を隠しているという回答も多かった。「セフレ」「二股」「浮気」「出会い系サイト」など、過去とはいえ、やはり彼女に言いにくい気持ちはよく分かる。男性も「後ろめたい」「不誠実と思われそう」「別れるって言われる」など、危険を察知しているようだ。「変装」や「オタク」など、性癖や趣味に関する事柄は、確かに女性には理解されにくそうで、秘密にしているのは賢明かもしれない。中には「見て見ぬふりをしてくれているのを知っている」なんて、暗黙の了解でヒミツに触れないでいる、絶妙な距離感を保つカップルもいた。付き合っているとはいえ、互いにヒミツの1つや2つあるもの。全てを明るみに出すことが、必ずしもいいことではないのかもしれない。調査時期: 2014年10月2日~2014年10月15日調査対象: マイナビニュース会員調査数: 男性200名調査方法: インターネットログイン式アンケート※写真と本文は関係ありません
2014年12月12日熊本県は9日~12日の4日間限定で、「くまモンサンタクルーズ2014」を実施している。「東京湾観光船シンフォニークラシカ号」(運行: シーライン東京)で東京湾をクルージングする内容で、各日ランチクルーズ(12時~14時20分)とサンセットクルーズ(16時~18時20分)の2回運航となっている。同クルーズでは、熊本県営業部長兼しあわせ部長の「くまモン」が、サンタクロースに扮して利用客をエスコート。「くまもとの赤」を中心した、熊本のビュッフェ料理や食前酒を提供するほか、くまモンによる熊本PR、記念写真撮影などを行う。料金は大人7,000円、子ども(小学生)5,600円。小学生未満で席を希望する場合、席代・食事代として2,000円が必要となる。
2014年12月10日ジェーシービー(以下JCB)と阪急阪神カードはこのたび、阪急阪神グループの交通機関や商業施設等で利用でき、利用に応じてポイントが貯まる多機能ICカード「エメラルドSTACIAPiTaPaJCBカード」「阪神タイガースSTACIAPiTaPaJCBカード」の付帯サービスとして、小学生・中学生・高校生の家族向けの交通乗車専用ICカード「STACIAPiTaPaジュニアカード(中高生向け)」、「STACIAPiTaPaキッズカード(小学生向け)」をあらたに募集・発行すると発表した。「STACIAPiTaPaジュニアカード」「STACIAPiTaPaキッズカード」は、阪急電鉄、阪神電車など阪急阪神グループの交通機関でのPiTaPa乗車とIC定期券の利用(一部区間を除く)が可能となっていて、同会員の家族の通学・外出に大変便利で安心なカードだという。JCBと阪急阪神カードは、今後もクレジットカード事業を通じて、より多くの顧客に喜んでもらえる商品・サービスの開発を進め、顧客の満足度向上に努めていくとしている。
2014年12月01日旅の目的のひとつに、「世界遺産を見に行こう!」と考える人は多いのではないでしょうか。日本でも2013年に富士山が、2014年には富岡製糸場と、2年連続で2つの物件が世界遺産に登録され、今「世界遺産」に注目が集まっています。東南アジアに目を向けてみると、現在登録されている世界遺産は31件。定番の観光スポットから、まだまだこれから人気がでそうな場所まで、各国に点在しています。しかし、「そもそも世界遺産って何だろう」 「何を基準に世界遺産って決まるのか」…ということを、私達はどれだけ知っているでしょうか?そこで、旅に出る前に知っておきたい「世界遺産って何?」を学ぶべく、世界遺産への理解や保全活動の一環として、「世界遺産検定」(文部科学省後援)を主催するNPO法人世界遺産アカデミー主任研究員の目黒正武氏にお話しを伺いました。「世界遺産」を学ぶことは「戦争のない平和な世界の実現」につながる2005年にNPO法人世界遺産アカデミーが設立され、2006年から「世界遺産検定」がスタート。2014年現在、受検者は年々増え続け、その年齢層も多岐にわたると言います。そして「世界遺産」の位置づけは、単なる「観光」「旅行」といった枠を超えている、と目黒氏は言います。「設立当初は年1回の検定だったのが、今は年4回、年間2万人規模にまでなり、世界遺産への興味、注目はますます高まってきています。受検者は小学生から90代の方までと幅広く、男女比は4:6で女性が多め、10~30代が8割をしめています。」なぜ、こんなにも多くの人々が世界遺産に興味を持ち、世界遺産を通して教養や倫理観を学ぼうとするのか。それは、「世界遺産が何のためにあるのか」に通じています。ユネスコで採択された世界遺産条約には「どの国や地域の人でも、いつの時代のどの世代の人でも、どんな価値観をもつ人でも、同じように素晴らしいと感じる価値を人類共通の財産として大切に守り、受け継いでゆく」とあります。これが本来の世界遺産の意義なのです。「ユネスコの目的は国際平和の構築なんですね。世界遺産を通して相手の文化に興味を持てば、知らなかった人達との会話が始まり、相互理解が高まれば戦争はなくなるだろうという考え方。旅行客が世界遺産を傷つけた、というニュースもありましたが、遺産価値を知り、その国や人を理解すれば、遺産を壊すことはしないだろうと思うんです。また、英語を勉強したくないという子供が多いとも聞きますが、それは「海外に興味がないから」なのではないでしょうか。世界遺産を学び、先に海外の興味を誘ってあげれば、コミュニケーションの手段として「英語もやっておこう」という形になるでしょう。実際、小学生達の所に講演へ行くとみんな目をキラキラさせて話を聞いています。世界の平和を目指すための手段としてこんなにも考え抜かれた「世界遺産」というものがあるのだから、これからもみんなで共有すべきじゃないのだろうかと思っています。だからこそ、より多くの方にも世界遺産について知ってほしいと思いますね」次回は、「東南アジア特有の世界遺産について」と「世界遺産を深く知るなら「登録基準」で見よう」について目黒氏にお話を伺います!!© all photos to Sumio Koizumi(text:Tomomi Kimura)PROFILE目黒正武MEGUROMasatakeNPO法人 世界遺産アカデミー主任研究員。明治大学商学部卒。旅行会社に就職後、国内外多数の世界遺産で現地経験を積む。2005年より現職。青山学院大学・文化学園大学・八洲学園大学非常勤講師。メディア出演:TBS『みのもんたの朝ズバッ!』、テレビ朝日『そうだったのか!学べるニュース』、フジテレビ『知りたがり!』、フジテレビ『アゲるテレビ』等で世界遺産について解説。
2014年11月30日保護猫カフェ「Neco Republic OSAKA shinsaibashi」では、12月14日に、子どもから猫へ絵本を読む「絵本読み聞かせ会」を行う。○子どもと猫が一緒に読書本イベントは、子どもと猫が主役。小学生と保護者を対象としており、子どもから猫へ、お気に入りの絵本を読み聞かせる。猫たちは、人間の声とぬくもりで幸せな気分になり、子どもは猫と触れ合うことで豊かな心を養えるという。当日は「ねこ型メッセージカード」の製作も予定されており、小学生の入場料もワンドリンク付きで500円と、通常より安く設定される(大人は1,700円)。4~6年生は、保護者の連絡先を持参すれば小学生だけの入場も可能。小学生の子どもを持つスタッフが対応するので安心だ。定員は保護者を含み15名程度。詳細は、「Neco Republic OSAKA shinsaibashi」にて。
2014年11月28日11月28日、上野の森美術館で「進撃の巨人展」がスタートする。アニメ化に続き、三浦春馬、水原希子、石原さとみらが出演する実写映画化も発表されたばかりの注目作とあって、初日から混雑が予想される展覧会だ。作品の世界観をそのまま体感出来る“巨人が出没する世界”へのエントランスは、美術館入口から階段を上がった先に待ち受ける頑丈な扉。誘導員の指示に従い、その扉が開かれるまでを待つ時間に、既に胸が高鳴ってくる。そしていざ中へといざなわれると、のっけから巨人に襲いかかられる恐怖体験が待ち受けている。音、光、風、振動などのギミックを仕込んだ「恐怖体感シアター」で、徐々に近付いてくる巨人の気配を感じることが出来るのだ。所要時間約5分。物語の登場人物同様に、巨人に見つかって襲い掛かられるスリルを味わってみてほしい。更に奥へと歩を進めると、待っているのは「原画の世界」。壁には、キャラクター達の声がグラフィカルな文字となって浮かび上がり、原画に添えられた吹き出しには、原作者・諌山創のコメントが踊る。初期の頃の原画には、「これを描いてみて、『今後はちゃんと写真を見て描かなきゃ』と思いました。頭の中だけで描いてちゃダメですね」などの吹き出しが施されていたりと、原作ファンならずとも楽しめること間違いなしだ。続く「諌山創の世界」では、作者の生まれ育った環境、幼少期に影響を受けた作品までのすべてを紹介。大分県日田市の山間部で、離れの自室で漫画やゲームに没頭した少年が、TVで観た映像や先生の言葉、そして大先輩となる漫画家たちの名作に感化されて、「受け手」から「作り手」となるまでの変遷を追っているのだ。「感銘を受けたもの」としてまず紹介されているのは、アメリカに本拠地を置く総合格闘技イベント・UFC。「この漫画を描いた目的の一つは、巨人の総合格闘技を描くこと」という諌山の思想を知れば、作品との向き合い方にも自ずと変化が生まれるであろう。また、「必ず漫画家になる」という強い意志を持っていながらも、その野望を公言することが出来ず、専門学校進学時には、わざと第一志望であったマンガ学科“以外”に入学し、その後、こっそりと学科を変更したという意外な一面も紹介。秘かな夢を胸に抱いた人にとっては、大きな刺激となる展示であるに違いない。無論、会場中に溢れる「生きたい、大切な人を守りたい」と願い、獰猛な巨人と闘い続けるキャラクター達の声や表情は、「生きることの意味」を模索する全ての人にとって大いなる刺激となることは言うまでもない。出口間近の最終ステージには超リアルな大型巨人の模型が待ち受けているが、そこに到達するまでの間に、来場者一人ひとりの心に闘う勇気が芽生えるため、入館時よりも少しだけ強い心で巨人と向き合うことが出来るのだ。また、同展のために「アンリアレイジ(ANREARAGE)」とコラボレーションしたTシャツも展示。昼間に行動が活発化する巨人が出てくる本作にちなみ、太陽光に当たると柄が浮き出る「フォトクロミックプリント」を施したTシャツ(9,000円)は、EREN YEAGER、COLDSSUS TITAN、FEMALE TITAN、ARMORED TITANの4種類。販売はANREALAGE TOKYO、ZOZOTOWNなどで12月9日より開始予定。原作ファンなら大人買いして当然!?【イベント情報】進撃の巨人展会場:上野の森美術館住所:東京都台東区上野公園1-2会期:11月28日から1月25日時間:平日10:00から17:00、土日祝10:00から20:00 ※12月30日から1月2日は祝日扱い料金:当日券一般・大学生2,000円、中学・高校生1,500円、4歳から小学生以下1,000円、一般・大学生1,900円、中学・高校生1,400円、4歳から小学生以下900円
2014年11月27日---------------------------------------------------------------------------初恋、初体験、結婚、就職、出産、閉経、死別……。人生のなかで重要な「節目」ほど、意外とさらりとやってきます。そこに芽生える、悩み、葛藤、自信、その他の感情について気鋭の文筆家、岡田育さんがみずからの体験をもとに綴ります。「女の節目」は、みな同じ。「女の人生」は、人それぞれ。誕生から死に至るまでの暮らしの中での「わたくしごと」、女性にとっての「節目」を、時系列で追う連載です。---------------------------------------------------------------------------○イケナイコトカイ?片方の手のひらにすっぽり隠れる大きさの小さなオモチャを、ふと思い立って盗もうとしたことがある。大手製薬会社のノベルティで、水色のプラスチック製、用途は忘れたが平べったいハート形をしていた。特別に欲しかったわけではない。友達の家で遊んでいるとき、一人きりになるタイミングがあった。今のうちに部屋にある何かを盗んで持ち去っても、誰にも気づかれない。今なら「完全犯罪」が可能なのだと気づいて、つい実践してみたくなったのだ。下着の中に隠そうと、試しにパンツのゴムに挟んでみると、プラスチックの肌触りはひんやり冷たく、立ち上がって歩く前につるつると動いた。こんな不安定なものを身につけて、親の迎えが来るまで素知らぬ顔で過ごすのは難しそうだ。諦めかけたところへ友達が戻ってきた。もう服の下からオモチャを取り出せない。口から心臓が飛び出しそうになった。それから、おそろしく不自然な体勢でトイレに立ち、鍵のかかった個室でオモチャをスカートのポケットへしまいなおし、どうにか元あった場所へ戻すまでの数十分間、生きた心地がしなかった。あれは9歳か10歳の頃だろうか。一度でいいから自分も「盗み」をしてみたかったのだ。怪人二十面相にアルセーヌ・ルパン、あるいは『キャッツ・アイ』に『怪盗ルビイ』。スリル満点の大仕事をやり遂げる大泥棒は、いつだって子供のヒーローである。衆人環視の前でボールを消し去ったり、ハンカチを抜き取って花束に変えてみせたりするマジシャンにも憧れた。他者を出し抜くあざやかな手口。私だけが知る秘密のカラクリ。そんなものが欲しかった。水色のオモチャを掌中にすることで、手に入る気がしていた。でも、実際の私は不器用で浅はかで小心者で、大胆不敵な怪盗や義賊、あるいは魔術師とは、まったく違う人間だと思い知った。オモチャを隠し持ったまま、堂々と顔を上げることすらできない。怖かった。友達にバレることや、警察に捕まることより、「自分の手に負えないことをしでかしてしまった」のが怖かった。もっとうんと幼い頃から、遅刻の言い訳をでっちあげたり、仮病を使ったりすることはあった。周囲の大人が取り合わずに聞き流した小さな嘘については、罪の意識などまったく持っていない。一方で妙に馬鹿正直なところがあり、知ったかぶりや見て見ぬフリができずに「そんなことしちゃいけないんだよー」と他者を咎めては、級友に煙たがられていた。水色のオモチャの窃盗は、私が生まれて初めて「罪」だと自覚して、それでもした、イケナイコトだ。実際の成功失敗に関わらず、友達の家からは価値ある品物が損なわれ、私の心からも何か大事なものが奪われて、たとえ品物を戻したところで「二度と取り返しがつかない」のがわかった。誰も傷つけない仮病や遅刻の言い訳とは違う。「罪」の味は自分の舌にこそ苦かった。○テレクラモグラネグラ小学校高学年になると、新たな犯罪に手を染めるようになった。今度は組織的かつ計画的な犯行だ。同じクラスの友達と数名で、公衆電話からダイヤルQ2のツーショットダイヤルにアクセスし、素性を偽って電話口に出てきた大人の男性客と会話してデートにこぎつけ、待ち合わせ場所に現れた人物を物陰から特定して嘲笑う。スケベ心を丸出しにした大人がのこのこ顔を出したところを懲らしめる、この遊びを「もぐら叩き」といったような隠語で呼んでいた。要するにテレクラを使った「釣り」である。ツーショットダイヤルとは、女性客は無料、男性客は有料で電話を掛け、見ず知らずの相手と一対一の会話を楽しむサービスのこと。当時、さまざまな犯罪の温床として社会問題となっていた。援助交際という言葉が人口に膾炙(かいしゃ)する前、1991年頃のことだ。揃いのランドセルを背負った私たちは、街中で配られる卑猥な色のビラを片手に、この「タダで遊べる暇潰し」に興じた。途中で子供のいたずらとバレれば、怒った相手は電話をブチ切ってしまう。鼻息荒くいきなりテレフォンセックスを持ちかけてきたり、来週会おうと電話番号を訊きたがる男にも用はない。どれだけ会話を引き延ばし、いかに架空の女性像を信じ込ませ、その日の放課後のうちに指定場所まで呼び出せるかが、ゲームのキモだった。たとえば我々がでっちあげた「少女」像は、中央線沿線に住む16歳の高校2年生。声が幼いのがコンプレックス。身長は154センチで、背の割に胸は大きいが、スリーサイズは内緒。肩まである髪は生まれつき茶色っぽく、牧瀬里穂に似ていると言われる。都内の女子校に通っているが、バスケ部も授業もサボりがちの劣等生。今日すぐ遊んでくれるお兄さんを探している。年上好きだけど、彼氏にするなら23歳以下限定。ゲームセンターに行きたい、映画はイヤ。制服から私服に着替えて、30分後くらいに渋谷か新宿駅で待ち合わせはどう?お互いに外見の特徴を伝えあって電話を切り、通学定期券の圏内に住む子だけが指定場所を偵察に行った。待っているのは大抵がどう見ても20代には見えない中年男で、「キショイ! デブじゃん!」「誰が石黒賢似だよ!」などと物陰に隠れてゲラゲラ笑い飛ばす。意外にカッコイイ大学生風の男が来れば、「えっ、あんな人でもカノジョいないんだ、まさか本物の慶應ボーイ?」「でも小学生に騙されてやんのー、バッカでぇー」と、それはそれで大騒ぎである。待ちぼうけを食らって激昂した大人に見つかれば、捕まって想像を絶する酷い目に遭わされる危険性だってある。しかし実際に現地まで来る男たちはみな「少女」の話を信じ込んでいたから、バレることはなかった。これぞ「完全犯罪」だ。イケナイコトだとわかっていた。それでも、した。すごく楽しかったのだ。○気分はシナリオライターこの遊びを発案したグループの中心人物は、今で言う「脱オタ」組だった。宮崎勤の逮捕以後、オタクに対する世間の風当たりが一気に強くなり、かつて一緒に漫画やアニメにハマッていたはずの級友たちは、いっせいに光GENJIやウッチャンナンチャンなど男性芸能人のファンに転向していった。ちょうど10歳を過ぎて色気付く年頃に重なったのもあるだろう。少女漫画雑誌を捨ててローティーン向けファッション誌を買い、下敷きやラミカの代わりにアクセサリーやコスメを揃えはじめ、「えー、高学年にもなって、まだアニメなんか観てるのー? 生身の男に興味はないの?」と、オタクのまま生き続けることを選んだ我々を蔑んだ。蔑むために、側に置いていた。ブスでオタクでノロマでダサい私は、彼女たちをピラミッドの底辺から支える引き立て役だ。ドッヂボールでは外野、ドロ警では見張り、トランプでは人数合わせ。対等な立場で発言が許されるのは、この「もぐら叩き」くらいだった。実際の電話口に出るのは仲間内で一番大人っぽい声の子だが、私はその人物設定を練り上げる係として重宝された。「駅での待ち合わせ」に誘い出すなら「クリスマス・エクスプレス」のCMみたいな美少女がいい。もう少し不良っぽく話したほうがエロい。大人向けの小説や漫画を貪り読んでいた私は、男心をそそるリアルな「少女」像を作り出すのに熱中した。我々は、小学生にしてすでに「女」である自分に価値があることを、それがもう数年後、女子高生や女子大生になったときに最高値をマークすることを、ちゃんとわかっていた。冴えない男を往来でビンタしたり、熱烈なプロポーズをこっぴどく拒絶したり、出世街道やお立ち台や玉の輿に乗って高笑いしたり、そんなトレンディドラマに描かれる「女」たちのように。急ぎ足で大人の階段を上りはじめた我々にとって、これは「生身の男を手玉に取る」快感を手軽に味わえるゲームだった。コロッと騙された大人の男を「バカだなぁ」「ざまあみろ」と声に出して笑うとき、復讐心が満たされるような気持ちもあった。制服を着て電車通学していると、朝の満員電車でほとんど毎日のように痴漢被害に遭う。どんなにちゃんとした格好の大人でも、一皮剥けば人間のクズだ。痴漢と同じくスケベ心に翻弄される男どもを笑いながら、「騙される大人が悪い」と思った。待ち合わせをすっぽかされるなんて、よくあることでしょ? 見ず知らずの「女子高生」と約束して、いきなりデートしてエッチなことできると思ってるほうが、頭おかしいんじゃないですか?○マリア様がみてる街中の電話ボックスに小学生が長時間たむろしていると目立つので、校舎の玄関ホールにある公衆電話を使うことが多かった。ホールの奥には聖母子像が鎮座していて、その眼差しに見つめられながら「性」を売り物に「罪」に手を染めるのは痛快だった。おい、神様、裁けるもんなら裁いてみろよ。そんなふうにも思った。母校では、善悪の判断基準はつねに神の子イエズス・キリストとともにある。教師たちは校則にもとづき生徒を指導したが、道徳の授業を受け持つ修道女たちは、服装の乱れから不正行為まで、「神様は、あなたがたの犯した過ちを悲しんでおられます」とだけ教え諭した。これがどうにもモヤモヤする。人と人の間で定められたルールを破れば「罪」に「罰」が与えられる、という理屈はわかる。しかし「神様が悲しむ」と言われたって、ちっとも心に響かない。ちょうど同じ頃、保健体育の授業で性教育が始まった。キリスト教においては、出産時に女が味わう痛みは、アダムとイヴが犯した原罪への罰とされる。毎月毎月、股の間から血が流れるのが「赤ちゃんを産むための準備」ならば、これもまた私たちが耐えるべき「罰」なのか、と思った。男性顔負けの自立心を養い、勤勉を是として社会進出が奨励される校風の中で、「女は、女であるというだけで、あらかじめ汚れた罪深い存在である」という価値観もまた刷り込まれていった。ブスでオタクでノロマでダサい。女子校生活の時点でピラミッドの底辺にいる私は、卒業したらもっと大きな男女混合ピラミッドの、最底辺の最底辺まで落ちるだろう。そりゃあ勉強は頑張るけど、「女」ってだけで背負うハンデが多すぎやしないか。修道女の話を聞き、聖書を読めば読むほど、「どうせ、いずれは地獄に堕ちる身だ」としか考えられなくなっていた。理由なき反抗。禁じられた遊び。大人に言わない秘密を持つこと。強者を出し抜き、逆手に取って利用すること。あの頃の私たちが夢中になったのは、そんなゲームだ。「高学年にもなって、まだアニメなんか観てるの?」と私を嘲笑った級友のように、私は、過去の自分を嘲笑っていた。友達の家でプラスチックのオモチャを盗んだくらいでドキドキしてたなんて、とんだお子様ね! 「罪」とは、「二度と取り返しがつかない」こと。それはいったい何だろう。待ちぼうけを食らわされた男たちがロスした時間のことなんかどうでもいい。私たち自身が、イケナイコトをして、それを楽しんで、永遠に失うものって何だろう?それは、幼く無垢でいられた子供時代、そのものだよ……。タイムマシンに乗ってそんな模範解答を伝えに行ったところで、反社会行為に夢中のガキどもからは「ハァ? バッカじゃないの?」と笑い飛ばされるに決まっている。当時の我々にとって、それは宝物なんかじゃなく、むしろ、何よりも早く手放したいものだった。親が選んだ子供服を脱ぎ散らかすように、とっとと捨てたくてたまらなかった。「じゃあ、大人になることは、罪なの?」と問い返されたとき、どんな顔をしたらいいのか、私にはまだその答えがわからない。<今回の住まい<ダイヤルQ2のアダルトチャンネルが爆発的人気を博したのは「自宅の固定電話から店舗型テレクラと同じことができる」からだったという。1991年、我が家の電話は、ジーコジーコとダイヤルを回す黒電話だった。というか、最初にネット回線を引き込んだ後も、21世紀になっても、電話は黒電話だった。壁から伸びた電話線を手繰って、子供部屋の入り口まで引っ張るのが精一杯だった。コードレス電話の子機を自分専用として使っている子が大層羨ましかったものだ。岡田育1980年東京生まれ。編集者、文筆家。老舗出版社で婦人雑誌や文芸書の編集に携わり、退社後はWEB媒体を中心にエッセイの執筆を始める。著作に『ハジの多い人生』『嫁へ行くつもりじゃなかった』、連載に「天国飯と地獄耳」ほか。紙媒体とインターネットをこよなく愛する文化系WEB女子。CX系の情報番組『とくダネ!』コメンテーターも務める。イラスト: 安海
2014年11月21日日本科学未来館は11月29日より、企画展「チームラボ 踊る!アート展と、学ぶ!未来の遊園地」を開催する。チームラボはプログラマーから建築家、グラフィックデザイナーまで多彩なクリエイターが集まるテクノロジスト集団。高精細ディスプレーやプロジェクションマッピングなど、先端テクノロジーを用いた現代アートを発表し続けている。この企画展ではチームラボが発表してきたアート作品を発表する他、クリエーションの裏側も一部が公開されている。中でも、代表的な作品となっているのが「Nirvana」だ。これは高さ5メートル、幅20メートルのディスプレーで江戸時代の“升目画”を再現したもの。この画法は画面全体に無数の升目を描いたうえで、個々の升を彩色し、一つの絵を完成させている。機能的な制限が今なおCG界で人気のピクセルアートを彷彿とさせ、隣り合わせた色が遠目には混じって見える“視覚混合”の現象を巧みに取り入れた。その他、アニメーションにおけるデフォルメを3次元空間に落とし込み、光の八咫烏が飛び回る姿を様々な視点から追った「Light in Dark」。日本古来の空間認識を元に、空間上へと描いた水墨画「生命は命の力で生きている」と、そのテクスチャを引きはがして情報体としての絵画をむき出しにした「冷たい生命」などを展示。新作としてはコンピュータープログラムによって花が咲き、散り行く様を描き続けるインスタレーション作品「Untitled」が初公開される。その一方でこの企画展のもう一つの顔となっているのが、インタラクティブな遊具を一堂に集めた遊園地だ。子供たちが描いた絵を取り込んで、“3Dお絵かきタウン”では車が3Dの街を走り出し、“お絵かき水族館”では水槽内を魚がプカプカ泳ぐ。大小様々なボールが無数に転がる「光のボールでオーケストラ」では、ボールを叩いて音を鳴らしたり、色を変えたりと、みんなで遊びながらオーケストラを奏でられる。子供から大人までが楽しめるこのアート展は、チームラボでも世界初の試みとなる。日本では初の大規模展示ということもあり、この冬、多くのアートファンや家族連れから人気を集めそうだ。【イベント情報】チームラボ 踊る!アート展と、学ぶ!未来の遊園地会場:日本科学未来館住所:東京都江東区青海2-3-6会期:11月29日から3月1日時間:10:00から17:00(入館は閉館の30分前まで)料金:大人1,800円小学生から18歳1,200円(土曜1,100円)小学生未満900円休館日:火曜日(12月23日、1月6日は開館)、12月28日から1月1日
2014年11月18日東京ディズニーランドでは、31日まで「ディズニー・ハロウィーン」を開催している。ランドでフル仮装ができるのは、ハロウィーン期間の今だけ。今年の参加者たちの気合の入った姿をご紹介しよう。○「アナと雪の女王」仮装が人気、ディズニープリンセスもそもそも「フル仮装」とは、全身ディズニーのキャラクターになりきった装いのこと。通常期間は小学生以下にしか許されておらず、仮装できるのはディズニーアニメーションやパークのアトラクションに登場するキャラクターのみ。今年の人気仮装は映画『アナと雪の女王』で、園内ではそれぞれ工夫が凝らされたたくさんのアナとエルサに会うことができた。ドレスは「自分で作った」という人や「購入したドレスを自分でカスタマイズした」という人などさまざま。ディズニープリンセスの仮装を複数人で合わせて参加している人も多かった。ドレス姿のプリンセスたちが何人も集まるといっそう華やかだ。○親子仮装もランドならではの楽しみまた、家族で仮装をしている人たちもいた。通常の期間でも仮装した子どもはよく見かけるが、親子がそろうとさらに世界観に迫力がある。世代が広いためコンセプトをしっかり作りこんできていたり、若い人では出せないキャラクターの味わいを出しているお父さんがいたり、ランドならではの光景かもしれない。○禁止事項を乗り越えて実現させた仮装がかっこいい禁止事項もあり、「仮面やゴムマスクの着用」「付け髭」「顔一面に濃い色のメイク」「傷メイク」「棒状の長いものや先端が尖ったもの、モデルガンなどの持ち込み」「過度な露出」「下着や水着が見える装い」「引きずるほど長いドレス」などは認められていない。そのため、今回会ったジャック・スパロウのひげはなんと自前。ダース・ベイダーも仮面が禁止されているため前後逆の仮装で、後頭部にマスクが装着されている。期間中はランド内に着替えスペースも用意されており、「仮装チェックシート」は公式サイトからダウンロードできる。また、シーでは小学生以下を除きフル仮装はできない。参加者の中には数年をかけて衣装を準備してきたという人もいた。1年に2週間だけの特別な期間。来年も楽しみだ。
2014年10月31日整腸や免疫力を高める効果があるとされる植物性乳酸菌“ラブレ菌”。カゴメがこのほど行った調査で、ラブレ菌の摂取がインフルエンザに感染するリスクを低減する可能性があることが明らかになったと発表した。ラブレ菌は、免疫力と関係の深いインターフェロンの研究などで知られるルイ・パストゥール医学研究センターの岸田博士により、京漬物“すぐき”から発見された植物性乳酸菌の一種。同社の研究により、既に整腸や免疫賦活に効果があることが確認されており、細胞傷害活性やインターフェロン‐α産生能、抗体産生のようなウイルスやがんから身を守る力(免疫力)を高めることが日本食品免疫学会第9回学術大会で発表されている。また、同社では“ラブレ菌”が生体内のさまざまな防御メカニズムを活性化させることで、インフルエンザウィルス感染に対して防御効果を発揮することを昨年、動物実験で明らかにしている。今回行われた調査は、栃木県那須塩原市の小学生2,926人を対象に、1月14日から3月7日に実施。期間中約2カ月間にわたり、ラブレ菌約60億個を含む飲料80mlを休校日を除く毎日摂取した児童と、摂取しなかった児童とで、インフルエンザ罹患率を比較した。その結果、摂取した児童のインフルエンザ罹患率は15.7%。これに対して非摂取の児童は23.9%と、摂取児童の明らかな優位差が認められた。さらに、予防接種の有無による効果の違いを比較したところ、予防接種を受けなかった児童において、ラブレ菌を含む飲料を摂取した児童のインフルエンザ罹患率は16.3%と、非摂取の児童の28.7%に対して効果が顕著に表れたという。今回の研究成果は、10月16、17日に開催された日本食品免疫学会設立10周年記念大会でも発表され、論文は『Letters in Applied Microbiology』誌にも受理されている。カゴメによると、同一地域内で食品を摂取した者としなかった者とでインフルエンザ罹患率を比較した数千人規模での調査は、世界でも今回が初めてだという。なお、同社ではこのラブレ菌を含んだ乳酸菌飲料「ラブレ」を販売している。これから冬に向け、インフルエンザが流行っていく季節。小学生などの小さな子どもをかかえる家庭などでは是非、試してみてはいかがだろうか。
2014年10月27日○教育現場での3Dプリンター活用の実情は?10月16日から17日にかけて、ローランドDGは自社の運営するローランドDG東京クリエイティブセンターにおいて、3Dプリンター&切削加工機「monoFabシリーズ」の発売を記念した体験イベント「monoFab Experience Day」を開催した。当日は工業デザインやデスクトップファブリケーションの著名人による講演に加えて、新製品の紹介も実施。会場には最新の3Dプリンターや切削加工機が展示されており、実機の確認や具体的な質問なども行える有意義なイベントとなった。17日は特別講演として慶應義塾大学准教授であり、総務省の研究会である「ファブ社会の展望に関する検討会」の座長も務めている田中浩也氏が「教育現場での3Dプリンター活用」と題して、教育現場やコミュニティにおける、3Dプリンターをはじめとしたデジタルツールの活用事例の紹介を行った。3Dプリンターや切削加工機といった各種工作機器を個人が手軽に利用し、ものづくりに取り組めるようになってきた。PCと工作機器が接続され、素人でも子供でもものづくりができるような「パーソナルファブリケーション(ファブ)」を楽しめる場として「ファブラボ」を増やし、広げることに田中氏は取り組んでいる。講演の冒頭では、慶應義塾大学SFCの図書館内に設置されたファブスペースを学生がどう活用しているかについての紹介が行われた。無料でものづくりが楽しめるファブスペースは、工業系の学科ではない学生にも多く活用されているという。「iPhoneカバーなどは毎日かなりの数が作られている。椅子に取り付けて荷物をかけるフックなども作られ、快適さが増してきた。こうしたフックは100円均一ショップ等で手に入るかもしれないが、この椅子にぴったりのものというのは売っていない」と田中氏は自分にとって必要なものを直接作り出せる状況を学生が楽しんでいる様子を紹介。「親戚の小学生が漢字の書き取り練習に苦労しているのを見て、1度書けば3回書ける鉛筆ホルダーを作った学生がいる。このデータをインターネットで公開しておいたところ、海外でも利用されるようになった。さらに5本の鉛筆をセットして五線紙がさっと書けるペンを作った音楽家もいる」とインターネットとものづくりが融合することで、新たな展開があることも語られた。すでにアメリカでは3Dデータをオープンにする取組みが始まっており、インターネットからダウンロードしたデータを実際に成形してみることもできるようになっているという。また教育現場では地形データなどを使って、触ることのできる教材を作ることもあるという。「これまでパーソナルコンピューターとインターネットはつながっていたが、ファブによって情報・通信・物質化の社会が完成する」と田中氏は語った。○地域に1つ欲しい、ものづくりのできる「ファブラボ」地域で利用できる場として設置される「ファブラボ」については、特に鎌倉の例が紹介された。田中氏は学生に、できるだけ地域のファブラボへ向かうことを推奨しているという。海外ではあらゆる年代の人が大学にいるが、日本では20歳前後の非常に狭い年代の人だけが集う場になっている。地域のファブラボは幅広い世代の人と交流できる場として貴重な存在なのだ。自分のおもちゃを作りに来ている小学生から、十分な技術を持っているが時間に余裕のあるリタイアしたエンジニアまでが集う場で、技術や知識の交流が行われている様も紹介された。また、研究室の学生と行っている「ハンディ3Dスキャナ・フィールドワーク」の様子も紹介。地域にある様々な物の形やテクスチャをデータ化しているのだという。3Dスキャナーと3Dプリンターで作られた土偶に、漆塗りを行ったものの実物がセミナー会場で披露され、最新技術と伝統技術が融合したものの手触りを楽しむこともできた。ローカルなコミュニケーションに対して、グローバルなコミュニケーションとして挙げられたのが「ファブアカデミー」だ。インターネットを通じて世界中から同時刻に同じ講義に参加する形で進められる12週間のカリキュラムでは、3Dプリンターだけでなく、あらゆる工作機器やソフトウェアの使い方を週替わりで学ぶことができる。「毎回宿題があるが、これがなかなか大変で燃える。日本人らしさを出してやろうとか、いろいろ考えはじめてしまう。最後の課題は、今まで学んだ全てを使った作品を作ることになるが、そこで出てきた作品は、これは何とはっきり言えないようなものもある」と田中氏は各国参加者の制作作品を紹介したが、途中、熟考して言葉を探すことも多かった。それほど、これまでの概念では名前がつけられないようなものが生み出されているのだ。「3Dプリンターというのは電子レンジのようなもの。一番手軽な調理として、電子レンジでお弁当を温めるだけというのはある。しかし休日に凝ったものを作ろうとした時、電子レンジだけで済ませることはない。多くの調理器具の中の1つだ。3Dプリンターも同じような立場にある」と田中氏。日本でもインターネットを介して学ぶ場として「gacco」でのオンライン放送大学「3Dプリンタとディジタルファブリケーション」を開催することを告知し、興味のある人にとっての良い学び場となるだろうと結んだ。講演後の質疑応答も活発に行われたが、その中で3Dプリンターはいずれ家庭に1つあるようなものになるか、という質問には「海外ではそういう例も増えているが、そもそも海外は家が大きく、街から遠い。私の家とは大分環境が違う。日本の家だと置き場はないし、買い物をできる場も多い。買ってくるよりも作る方が手間がかからないというのとは違う。だから、地域に1つというのがよいと思っている」とファブラボ形式での普及が日本の事情に合っているのではないかとも語った。○最新のデスクトップで使える「monoFab」も紹介特別講演終了後には「monoFab製品紹介セミナー」も開催された。これは最新の3Dプリンターである「ARM-10」と、3D切削加工機「SRM-20」のプレゼンテーションでは、それぞれの技術的な特徴やスペックから、付属ソフトウェアやサプライ品まで紹介された。休憩時間や終了後には、実機を前にかなり踏み込んだ質問をする参加者の姿も見られ、”小規模なものづくり”への関心の高さが窺えるイベントとなった。
2014年10月22日ポーラ美術館(神奈川県箱根町)は11月1日、「宇宙祭」を開催する。実施期間は11月3日まで。同イベントは、2015年3月29日まで期間している企画展「紙片の宇宙 シャガール、マティス、ミロ、ダリの挿絵本」(以下、紙片の宇宙)の特別企画で、天体観測やコンサート、ワークショップなど、「アート」「詩」「音楽」をテーマにしたさまざまなイベントを実施する。1日の17時~19時には、閉館後の美術館の敷地内にて、Vixen社の天体望遠鏡を用いて夜空の星を眺める「秋の星空観測会」を実施する。当日は、天体の星々をわかりやすく解説するほか、昼間とは違う美術館の一面も楽しむことができる。参加は無料。2日の13時~14時30分には、講堂にて同館館長・木島俊介氏による記念講演会「紙片の宇宙-絵と言葉が生み出す世界(コスモス)」を予定している。同講演会では、挿絵本の魅力や歴史、企画展の見どころについて紹介する。参加は無料。2日の17時~18時には地下1階「カフェTUNE」にて、モダン・ポップ・アコースティック楽団「Banda Planetario」によるコンサートを開催する。会場は、企画展の展示作品のジョアン・ミロ「あらゆる試みに」をイメージしたモチーフを、同作品の原著であるポール・エリュアールの詩を交えたライトアップで演出する。定員は先着70人。参加は無料。また、B1ショップ前ではワークショップを開催する。プログラムは、かぶって話すと声が変わる不思議なマスク「WA!SK」のデザイン(1日/11時~15時)や、オリジナルの「空気の器」を作る紙のワークショップ(2日、3日/11時~15時/参加料金500円/税別)を用意している。開館時間は9時~17時(入館は16時30分まで)。入館料は大人1,800円、シニア割引(65歳以上)1,600円、大学・高校生1,300円、中・小学生700円(中・小学生は土曜日は無料)。※入館料は全て税込
2014年10月22日●10月1日よりUNI-CUBβの本格商用サービスが開始日本科学未来館(未来館)では10月1日より、本田技研工業(ホンダ)製の座乗型パーソナルモビリティ「UNI-CUBβ」(画像1)の来館者向け有料レンタルサービスを開始した(画像2)。その模様をお伝えすると同時に、実際にUNI-CUBβに乗ってレンタルサービスによる未来館体験ツアーに参加してみたので、その模様をお届けする。また、UNI-CUBシリーズの生みの親のひとりである本田技術研究所 スマートモビリティ開発室の小橋慎一郎主任研究員にも話を伺うことができたので、それも併せてお届けしたい。さて、これまで何回かUNI-CUBシリーズに関する記事は弊誌でお伝えしており、UNI-CUBβについても既報の通りだ。一応、簡単におさらいしておくと、UNI-CUBβは、2009年発表の「U3-X」に始まるホンダの1輪車型パーソナルモビリティの最新機種で、2013年11月に発表された。もちろん、ASIMOなどのロボット開発で培われたバランス技術などが応用されている「ホンダ ロボティクス」に属する1台である。なお、UNI-CUBのことを初代、UNI-CUBβを2代目、とする見方もされてきたのだが、ホンダとしては、UNI-CUBをリプレースするのがUNI-CUBβではなく、同じUNI-CUBシリーズというモデルの中のタイプの異なる派生型というのが正しいそうだ。車に例えるなら、同じ車種のノーマルモデルとスポーティモデルというような違いといえばいいだろうか。ホンダ車でいえば、例えば「フリード」と「フリードスパイク」のような関係である。未来館でUNI-CUBからUNI-CUBβに置き換わったので、旧型モデルと新型モデルに見えてしまうのだが、UNI-CUBが旧型モデルというわけではないのである。パーソナルモビリティは大別して、座って乗る「座乗型」と、立って乗る「立乗型」(画像3・4)の2タイプに分かれ、座乗型にはさらに(筆者個人の考える分類だが)バックシート(背もたれ)があってボディが搭乗者の左右や上方を囲む比較的大きめの「コックピット型」(画像5)、さらにはボディ内に乗り込む形のパーソナルモビリティとしてはかなり大型になる「車両型」(画像6)、バイクのようなハンドルを前傾姿勢で握って操作する「バイク(ライディング)型」(画像7)、電動車いすを発展させたタイプの「車いす型」(画像8)などがあるが、U3-Xを含むUNI-CUBシリーズは他に類を見ないタイプで、腰掛けて座り、ハンドルやジョイスティックなどの手でつかむ操縦装置がない「腰掛け型」である点が大きな特徴だ。日本科学未来館では2012年5月の「UNI-CUB」(画像9・10)の発表会に始まり、翌6月からは館内での科学コミュニケーターが利用する形での共同実証実験がスタート。さらに、その共同実証実験の1つとして、抽選で選ばれた未来館友の会の会員が参加した館内ツアーイベントなども行われ(画像11)、その様子もレポートさせてもらった通り(この時に筆者もUNI-CUBに搭乗させてもらった)。こうして乗り心地や使い勝手などの情報が、小橋氏ら開発チームへのフィードバックされ続け、それを基にハードウェアを一新したのがUNI-CUBβだ(前述したように、UNI-CUBとUNI-CUBβは旧型モデルと新型モデルの関係ではなく、UNI-CUBがノーマルモデルなら、UNI-CUBβは低年齢対応モデルといった感じ)、未来館では2014年4月にUNI-CUBと交代し、現在も共同実証実験が続けられている。そしてUNI-CUBβの実験開始から半年が経ち、一般の来館者が利用しても問題ない安定感などを得られたこと、未来館側の準備が整ったことなどから、今回の商用サービスがスタートしたというわけだ。さて、これまでもUNI-CUBシリーズは未来館での館内ツアーや、東京モーターショーなどでの体験試乗など、一般向けの試乗が行われたりしてきたわけで、今さら商用サービスがスタートしたところで、それのどこにニュースバリューがあるのか? と疑問に思う方もいることだろう。しかし、少し考えてほしい。これまでは、搭乗条件を満たした人で、さらに運のいい人、例えば、未来館友の会の会員中で、さらにツアーに申し込んで当選した人という具合で、ごく一部の人しか試乗できなかったのである。東京モーターショーでの試乗も、希望者に対して用意されている台数が限られていたため、乗りたい人全員が乗れたわけではない。あくまでも、これまでは「運がよければ乗れる」だったのだ。それが今回は、ついにビジネスとして有料のレンタルサービスとしてスタートしたのである。つまり、定員に空きがありさえすれば、あとは料金の700円を払いさえすれば、身長・体重などの条件を満たした来館者なら誰でも乗れるのだ(体験ツアーは入館料の必要はない)。ホンダのパーソナルモビリティ事業、広く見れば同社のロボット事業としては初めての一般向けサービスであるし、屋内施設でのパーソナルモビリティのサービスという面で見ても、おそらくは日本初のサービスであり、これは実に大きなトピックなのである。もちろん、いくらパーソナルモビリティ後進国の日本とはいっても、一般道以外でなら一般向けのパーソナルモビリティのサービスがないわけではない(例えば、埼玉県の国営武蔵丘陵森林公園では8000円(+入園料400円)で、セグウェイによる約7kmの園内ツアーが実施されている)。しかし屋内施設では今のところ、セントレア空港でトヨタのi-REALシリーズを警備(i-REAL Kei:画像5)や案内(「i-REAL Ann」:画像12)に導入していた(現在はすでに終了)という具合に業務用途のみで、一般向けで利用されてはいない。パーソナルモビリティを普及させるためのビジネスモデルは現在のところ模索中で、道交法の縛りもあって日本ではなかなか難しいとされているが、そうした中で今回の未来館における一般向けの有料レンタルサービスは、今後を占う上で非常に重要なサービスなのである。●10月下旬からは常設展示を見て回るコースも予定今回の有料レンタルサービスの内容に話を移すと、特別なイベントがない限りは毎日行われる予定で、1回の体験時間が30分、1日の実施回数は9回。第1回は10時30分~11時で午前中は3回行われ、午後は13時30分~14時の第4回から再開し、最終回の16時~16時30分まで合計6回行われる。1回の参加人数は4人までなので、現時点では1日に36人が乗れるというわけだ。料金は前述したように700円で、体験ツアーのみの場合は入館料不要である。ちなみに有料レンタルサービスというと、借りたら一定時間は自由に乗っていられるようなイメージがあるかも知れないが、現在はそういう内容にはなっていない。画像2のようにインストラクターと4人の参加者の合計5台が1グループが1列になって移動するような、館内の常設展示エリア以外を移動するツアースタイルの「体験ツアー」になっている。ただし10月下旬からの予定で、未来館3階の「未来をつくる」と5階の「世界をさぐる」の常設展示を科学コミュニケーターの解説付きで1時間かけて見て回れる「常設展ツアー」が計画されているところだ(初日の時点では、体験ツアーのインストラクターはホンダのスタッフが努めていた)。コースとしては、おそらくエレベーターで5階に上がって展示を見た後(画像13)、未来館のシンボルである大型球体複合ディスプレイ「Geo-Cosmos」の周囲を回るオーバルブリッジを下って3階に移動して(画像14)、再び展示を見て回るという形になると思われる(画像15)。展示内容が一部変わっているので解説内容は変わってくるだろうが、コースとしては以前にUNI-CUBで行われた館内ツアーと基本的には同じ内容になることだろう。なお、料金は未定。常設展を見るので当然ながら入館料が含まれるはずで、参考までに体験ツアー+入館料を記載すると、大人の場合は700円+入館料620円で1320円、18歳以下の場合は700円+210円で910円となる。さらにまだ先の話だが、今後、体験ツアーの方も1日の回数を9回からさらに増やすことなども考えているという。現在は10台のUNI-CUBβが用意されており、1回のツアーで5台(インストラクター1台+参加者4台)が動いている間は、残りの5台は充電しつつ休ませている具合だ。もし体験ツアーの回数を増やすとしたら、1回のツアーが出発したら、すぐに次のツアーが操縦トレーニングを開始し、フル稼働にするものと思われる。ただし、常設展ツアーがスタートするとスケジュールが結構過密になることが予想され、10台が出払っている時間も出てくるはずなので、常設展ツアーが始まったら体験ツアーの回数を増やすのはしばらく先になるだろう(UNI-CUBβの台数も少なくとも15台にする必要があるのではないだろうか)。申し込み(予約)は、かつて1階のショップがあったスペース(コミュニケーションロビーの大型モニターの正面)、要はエスカレーター下のスペースに新設された「UNI-CUBステーション」で行う(画像16)。受付時間は開館時間の10時~12時、13時20分~15時50分となっており、ネットや電話予約などは行っておらず、直接申し込む必要がある。その日ごとの先着順なので、開館時間と同時にすぐに申し込んだ方が確実だ(画像17)。また搭乗できる条件としては、体格に関しては身長が145cm以上で体重が100kg以内。そのほか、補助なく階段を昇り降りできること、妊娠やケガをしていないこと、飲酒していないことも条件となる。体験ツアーの大まかな流れとしては、まずUNI-CUBステーション前でしばし操縦訓練を行った後、Geo-Cosmosを見上げられる、同じ1階にある入館料なしで入れるシンボルゾーンを訪ね、その後、エレベーターホールまで移動して7階に移動。未来館ホールや会議室へ移動するための通路の一部(おおよそ未来館ホールの横辺り)でしばし自由走行を体験し、再びエレベーターで1階に下りてUNI-CUBステーションに戻るという内容だ。人混みの中でも危険もなくスイスイと走って行ける様子を動画でご覧いただきたい(動画1)。続いては、各パートをもう少し詳しく、筆者の感想も交えながらお伝えしよう。まずは、UNI-CUBステーション前のスペースで操縦訓練を行うわけだが(画像18)、インストラクターの説明に従って前進後進に始まり(動画2)、左右への旋回(動画3)、8の字走行などを行っていく。ちなみに筆者の場合、前進後進は1度UNI-CUBに乗っているので余裕だったが、旋回するための感覚を忘れてしまっていて、ビギナー用の旋回テクニックである「曲がりたい方向の手を横に伸ばす」で最初は曲がっていた(動画で撮影しながらなので難しいところもあったのだが)。この手を伸ばすことに何の意味があるのかというと、UNI-CUBシリーズは重心を変えることで行きたい方向をコントロールするので、手を伸ばすことで重心位置が変わり、前進しながらであればそちら側に旋回していくというわけだ。その場で停止した状態で真横に重心をずらせば、UNI-CUBシリーズの車輪は「Honda Omni Traction Drive System(全方位車輪機構)」というオムニホイールの1種なので(画像19)、真横に平行移動することも可能である。この重心移動は、慣れてくると上体の動きやお尻(というか腰)の動かし具合で行えるようになってくるので、筆者もツアーの終わりの頃にはカーブする時は結構スムーズにライン取りできるようになっていた。筆者、自転車乗り(いわゆるチャリダー)なので、曲がり角でのきれいなライン取りとか、筆者の自宅界隈の下町らしいウネクネした複雑な生活路をどれだけスムーズに抜けられるかなどをいつも考えてしまう性分なので(苦笑)、UNI-CUBβに乗っている時も最後にはきれいなライン取りができるようになってとても気持ちよかった。また気持ちよかったといえば、自由走行。ここでは最高速を出しても大丈夫なので、かなり爽快感を味わえる。たかだか時速6kmといえど、屋内でも風を全身で感じられるし、視線の低さも相まって結構スピード感がある(動画4)。スラローム走行などもOKだ(動画5)。ちなみに、「人機一体」の達人クラスになってくると、1輪ドリフト(筆者命名「UNIドリ」)などもできてしまうわけだが(動画6)、その楽しさに気がついた同じグループの少年はさすがに限界を超えたらしくて、UNI-CUBβを転倒させてしまっていた。転んだ瞬間は見ていないのだが、後から聞いた話ではドリフトにトライしていての結果だったという。ちなみに、1年半前に乗ったUNI-CUBのバランスもかなり安定感が実現されていたが、UNI-CUBβはハードウェアが一新された関係で発表当初はUNI-CUBの最新版ほどの安定感がなかったという(ハードが違うのだから、同じソフトでは同じようにバランスを取ったりするのは難しいはず)。ただし、今はほぼ同等のレベルに達しているそうだ。そのため、よほどのことをしないと転倒しないのだが、倒れる時は倒れるということで、少々驚いた。なおUNI-CUBシリーズ自体は転倒したとしてても、構造上、搭乗者は自然と足を着いて立ってしまうので、本人まで一緒に転倒するようなことは相当根性を据えてわざとやらない限り普通は起こり得ない。ちなみに今回の転倒でも少年はまったくケガをしていないし、UNI-CUBβ本体も壊れなかった。筆者はUNIドリのことは頭になくて挑戦し忘れたのだが(たぶんできなかっただろうが)、挑戦したけどまったくできなくて悔しかったのが、その場旋回(信地旋回)。元・未来館の科学コミュニケーターで現在は同館の広報を努めるCさんによれば、科学コミュニケーター時代にUNI-CUBシリーズを1年間ほど乗っていたそうで、そのぐらい乗っているとまさに人機一体になれ、「UNI-CUBに乗っている」ということを意識せずに自分の身体の一部のように操縦でき、信地旋回も余裕だったという。ただし、乗り慣れた科学コミュニケーターでもできない人はできないそうなので、信地旋回はUNIドリと並んで最上級のテクニックのようだ。この信地旋回、エレベーターに前向きで乗った時などに役に立つので、UNI-CUBライダーとしては身につけておきたいテクニックである(筆者はエレベーター内で壁を使って180度反転をした)。またCさんによると、UNI-CUBβを上手に操るコツとしては、バイクのライダーならお馴染みのガソリンタンクをヒザで挟んでしっかりホールドして走ると一体感が生まれるというのと一緒で、両脚のヒザから下でUNI-CUBβの前部を挟み込んでホールドするといいらしい。が、筆者の場合、UNI-CUBに比べて小型化しているUNI-CUBβは足の長さがサイズ的に合っていないので、ホールドがどうもうまくできなかった。もうちょっと長く乗っていられれば、うまくホールドするコツもつかめるとは思うのだが。さらにコーナリングする際のコツとして、「曲がりたい方を見る」も重要だという。これまたバイクや自転車の話だが、見た方向に車体が進んでしまうといわれており、それを逆手にとって実践すればいいのである(これはUNI-CUBに乗った時にもいわれたのだが、忘れていた)。それから、UNI-CUBβに乗った感想としては伝えておきたいのが、ロボットなんだと改めて感じられたこと。UNI-CUBシリーズは基本1輪車であり、普通は走って遠心力を発生させない限りは倒れてしまうわけだが、その場に静止して自立していられるのは、倒れそうなバランスの変化を感じたらすぐさまその方向に動いてバランスを立て直しているからである。それは搭乗者が乗っていても常に行われており、そのためお尻の下で生き物が搭乗者とは別の意志を持って動いている感じがするのだ(画像20)。この小刻みな動きは、何か馬などの生き物にまたがっているような感覚で、UNI-CUBβが転ばないよう一生懸命支えてくれているように感じるのである(動画7)。この感覚を、冒頭で名を挙げた小橋氏に伝えると、元々U3-Xを含むUNI-CUBシリーズは馬を作りたくて開発を始めたということなので、その狙いが確実に実現に向かっている証拠といそうだ。この生き物的な、搭乗者の意志に関係なく動いている感覚は不思議な感じがしてなかなか興味深いので、実際にUNI-CUBβに乗った時は、意識してみてほしい。●小型化のメリットとデメリットとは?話は変わるが、UNI-CUBβは全長510mm×全幅315mm×全高620mm、UNI-CUBの520×345×745と比較すると小型化している(画像21・22)。これはUNI-CUBを用いた共同実証実験で、小学生だと乗れないのでもう少し小さくしてほしいという要望が出たことに対応した結果であることを小橋氏が説明してくれた。今回、身長145cm以上となったことで、小学生でもだいぶ乗れる人数が増えたはずだ。2013年度の平均身長で見ると9歳小学4年生は男女ともにが133.6cm、10歳5年生は男子が139cm、女子が140.1cm、11歳小学校6年生は男子がちょうど145cm、女子が148.7cmということなので、6年生になればクラスの半分ぐらいは乗れるということだろう。クラスの一番後ろにいるような成長の早い子は4年生ぐらいからも乗れるのではないだろうか。しかし、この小型化を実現して小学生でも乗れるようになったメリットがある反面、筆者のような大柄な人間(182cm)が乗ると、ちょっと自分の体格に合っていない背の低いイスに腰掛けているようで、機体のホールドの話でも触れたが、足を持て余してしまう感じだ(別に筆者は座高に比べて足が長いわけではないのだが、身長があるので絶対的な長さがある)。走行中はステップに足を載せられるのだが、決してきついほどではないのだが、UNI-CUBβがどうしても小ぶりなのでその結果ホールドがうまくできないとなってしまうようである。ちなみにUNI-CUBβのシート高は620mmで、UNI-CUBの745~825mmと比べると結構低くなっている。この点は小橋氏も痛し痒しというところのようで、UNI-CUBのアジャスター機能を復活させることも検討しているそうなのだが、そうした機構を組み込むと結局は機体が大きくなってしまう可能性があり、そうするとまた乗れる小学生が減ってしまうので、なかなか難しいようである。まぁ、大柄だから乗れないというわけではないので、ここは将来を担う子どもたちのために貴重な体験をしてもらうためにも、大柄な人はちょっとガマンしてあげよう。また、要望としてUNI-CUBβになって加えられた要素が本体に直接備えられたスタンド(画像23)。シート後方にあるレバーを操作すると(画像24)、ステップが動いてスタンドになる(動画8)。スタンドとステップは一体化しており、スタンドを出すとステップがボディに沿う形となり、スタンドを引っ込めるとステップが横に張り出すようになっている。レバーを引き上げるとスタンドが出て、下に倒すとステップになる形だ(動画8)。なぜスタンドが設けられたのかというと、UNI-CUBの場合は電源を落としても倒れないようにするには、外付けのスタンドにセットする必要があったからである。要は、UNI-CUBβは単体でも電源を落としても立たせておけるようになり、より実用性が上がったというわけだ。ともかく、こうしてホンダとしては初となる、また国内の屋外施設としてもおそらく初となるパーソナルモビリティの商用サービスがスタートしたわけで、ぜひ広まっていってほしいと思う。ただし、展示施設などでのツアーには今回のサービスによって利用できることが証明されたわけだが、利用者が一定時間内は自由に動き回れるという本当の意味でのレンタルサービスを実現するには、安全性の確保(搭乗者が危険走行をする可能性がある)やどれだけの台数を用意すればいいのか、また台数を増やした時の待機・保管スペースをどう確保するかといったさまざまな課題がある。ホンダとしては、UNI-CUBβのようなパーソナルモビリティをレンタルで自由に乗れるようにするには、警備員を増やして危険走行をしないように監視を徹底するというよりも、間違った乗り方をしてはいけないというリテラシーの方をしっかりと普及させて、大人が見ていない子どもたちだけの状態でも危険な乗り方はしないようにしたいという考えだそうだ。また、ショッピングモールや空港などで利用するには、一方向の移動のみに使う乗り捨てなども含めて、さらに運用面でのノウハウを蓄積する必要があるし、展示ツアーには腰掛け型のUNI-CUBβは乗ったままでも展示物に近寄れるメリットがあるが、ショッピングモールや空港などの人混みの中では、視線が低くなるせいで先を見通しにくいというデメリットもあるわけで、立乗型とどちらが適しているのかといったことも比較検討する必要があるかも知れない。などと普及には色々と課題や検討事項があるわけだが、今回の商用サービスはパーソナルモビリティの普及を占う上での重要な新サービスなのは間違いないだろう。UNI-CUBβのレンタルサービスが「珍しいものの体験したさ」で短期間で飽きられてしまうのか、それともASIMOのように、未来館で活躍するようになってとても時間が経つのにいまだに飽きられずに、毎回のデモの時には社会科見学の子どもたちから外国人観光客まで、平日でも大勢が足を止めて見ているような存在になれるか、見守っていきたいところである。ちなみに取材した10月1日は東京都民の日なので、ゴールデンウィークかお盆か(それも雨の日)というぐらい賑わっていたこともあったが、子どもたちの注目度は高いし(乗っている人の視線が大人でも低いので怖がる子は見かけず、興味を持つ子の方が多かった)、乗りたがっている高校生女子の仲良しグループなどもいた。UNI-CUBβに乗りたいから未来館に行くという、集客力のある未来館の体験型コンテンツに育ってほしいものだ。あと筆者が個人的にぜひとも未来館で実現してほしいこととして書いておきたいのが、同館が中立の立場であることを利用して、トヨタの立乗型パーソナルモビリティ「Winglet」もこの商用サービスで共同運用するか、もしくは共同実証実験としてラインナップに加えられないか、というところ。もちろん、ホンダとトヨタという、世界でも競い合う大自動車メーカー同士である以上、なかなか難しいところはあるのは十分承知である(Wingletは現在、つくばモビリティロボット特区での屋外における運用の実証実験に参加しているというのもある)。また、未来館のすぐ近所にあるトヨタの無料自動車展示・体験施設「MEGA WEB」において、Wingletは集客用の体験型コンテンツの1つとなっているので、未来館でも乗れるようになるというのはなかなか難しいとは思うのだが。しかし、パーソナルモビリティを普及させるという意味では、両者とも共通の目標として協力できると思うので、腰掛け座乗型と立乗型の向き不向きなどを検証するためにも、ぜひ共同で運用してもらいたいところである(実際、小橋氏もトヨタのパーソナルモビリティの開発スタッフとは面識があり、お互いに普及のために協力できることがあったらしましょうという話はしているそうである)。というわけで、これからのパーソナルモビリティの普及を占う重要な商用サービスについてと、UNI-CUBβの搭乗した感想のリポート、いかがだっただろうか。UNI-CUBβに搭乗してみたい人は、平日の午前中が狙い目だ。条件さえ満たせば誰でも乗れるので、ぜひ興味のある人は体験してもらって、あの爽快感や生物的な不思議な感覚などを味わってみてほしい。
2014年10月17日東京水辺ラインは12月10日と11日、水上バスによる周遊とさまざまな企画を組み合わせたイベントを開催する。同イベントは、12月14日の赤穂浪士吉良邸討ち入りの日を前に、「忠臣蔵」の歴史を座学と現地の散策で学ぶ内容となっている。「吉良邸討ち入り編」「泉岳寺編」の2つのプランで、いずれも日本全国の歴史・文化財・城郭に詳しい小林祐一さんを招いて実施する。12月10日は、『水上バスで行く・小林祐一の忠臣蔵歴史散歩「吉良邸討ち入り編」』を開催する。当日は、水上バスでミニクルーズを楽しんだ後、忠臣蔵ゆかりの地「明石町」で浅野家屋敷跡や、築地本願寺に葬られた浪士の墓を見学する。募集人数は40人。参加費は大人3,300円、小学生2,990円。12月11日は、『水上バスで行く・小林祐一の忠臣蔵歴史散歩「泉岳寺編」』を実施する。水上バスでミニクルーズを楽しんだ後、浜離宮から泉岳寺まで討ち入りを果たした赤穂浪士が歩いた道のりをめぐる。泉岳寺見学や四十七士の墓参りもできる。募集人数は40人、参加費は大人3,600円、小学生3,050円。申し込みは、往復はがきにて。締め切りは11月14日必着となっている。※価格は全て税込
2014年10月16日東京都千代田区の赤坂エクセルホテル東急はこのほど、クリスマスケーキの予約を開始。あわせてクリスマスディナーコースや宿泊プランも販売する。○3種類のクリスマスケーキを予約販売クリスマスケーキは、同ホテルで毎年販売される「あまおう」いちごを使ったショートケーキなどに加え、新作1点を用意する。「あまおうフレジェ2014」は、「あまおう」を丸ごと用い、濃厚な生クリームで上品に仕上げた。サイズはW19cm×D9cm×H6~9cm。4,800円(税込)で、限定200個。「ショコラ・ノエル」は、ベルギー産チョコレートの濃厚なムースの中に、フランボワーズとバニラのムースをおさめた。サイズはW18cm×D7.5cm×H7~9cm。4,500円(税込)で、限定80個。「フランボワムース・ノエル」は、チーズムースとピスタチオのババロアをフランボワーズのムースで覆った新作ケーキ。サイズはW18cm×D8cm×H6~9cm。4,300円(税込)で、限定80個。以上3商品とも予約は12月15日まで。商品受け渡しは12月20日~25日。○クリスマスディナーコースやビュッフェを販売「クリスマスディナーコース」は、今年春に着任した料理長の能登谷憲司氏の手による期間限定特別コース。提供日時は12月22日~24日、各17時~19時・19時30分~21時30分。要予約。料金は1名1万2,000円(税サ込)。「クリスマスブッフェ」には、冷製ボウルズワイガニやローストビーフなどが登場。提供期間は12月20日~25日、ランチ11時30分~13時・13時30分~15時。ディナー17時~19時・19時30分~21時30分。要予約。料金はランチ大人3,600円、シニア(65歳以上)3,000円、中学生2,500円、小学生1,500円、幼児(4~6歳)500円。ディナー大人6,500円、シニア6,000円、中学生3,500円、小学生2,500円、幼児1,500円。すべて税サ込。○クリスマス宿泊プランも販売「宿泊プラン」では、クリスマスディナーコースやブッフェがセットになったプラン、ルームサービスでスパークイリングワイン・クリスマスミニケーキ付きプランなど、3つのスペシャルプランを用意する。「プリンセスプラン」は、夕・朝食付きで、朝食は和洋ブッフェのプラン。夕食に「クリスマスディナーブッフェ」をセットした「スノーホワイト」は、提供期間が12月20日~25日。料金は1名・モデレートダブル2万600円、スーペリアダブル2万1,100円。夕食に「クリスマスディナーコース」をセットした「シンデレラ」は、提供期間が12月22日~24日。料金は1名・モデレートダブル2万6,100円、スーペリアダブル2万6,600円。「エンジェルプラン」は、スパークリングワインとクリスマスミニケーキ部屋に届けるプラン。提供期間は12月20日~25日。料金は1名・モデレートシングル(2名利用)1万2,000円、モデレートダブル1万4,000円、スーペリアダブル1万4,500円。価格は全プラン税サ込。別途宿泊税が必要。
2014年10月10日井の頭自然文化園は11月8日、長野県・茅野市運動公園にて、ニホンリスの観察会を実施する。○茅野市運動公園で、野生のニホンリスを観察長野県茅野市の市街地にある茅野市運動公園には、ニホンリスが生息している。今回は日帰りで、ニホンリスの観察会を行う。現地では、長年観察を続けている茅野市運動公園リスの会の橘田利幸氏が案内をする。井の頭自然文化園で飼育されているニホンリスとは違った生態が見られるかもしれないという。また、同日に北杜市オオムラサキセンターの見学も実施する。実施日時は、11月8日 7時~19時頃を予定。集合・解散は、東京都新宿区・新宿駅西口。定員は35名で、先着順。小学生以上・小学生は保護者同伴。参加費は、大人 4,500円・小中学生 3,000円(貸し切りバス・高速道路料金・オオムラサキセンター入館料を含む)。持ち物は、昼食・飲み物・筆記用具・双眼鏡(あれば)。移動は、すべて貸し切りバスとなる。その他、詳細は同イベントWebページにて確認できる。
2014年10月10日東京メトロは創立10周年記念行事の一環として、小学生を対象としたラッピング車両デザインコンテストを実施する。「わたしたちの『もっとうれしい東京』」をテーマに、東京や東京メトロの未来の姿をモチーフとしたデザインを募集する。小学生(2014年4月時点で小学校に在籍している児童)なら、全国どこに住んでいても応募可能。東京メトロによれば、「『こんな未来にしたいな、こんな電車を走らせたいな…』という未来へのワクワクする気持ちを描いてご応募ください」とのこと。募集期間は11月24日まで(当日消印有効)。東京メトロ各駅設置のチラシ内の専用応募用紙、または東京メトロ10周年スペシャルサイトからダウンロードした専用応募用紙に必要事項を明記し、郵送にて応募することとなっている。応募は1人1点まで。FAXやメールなどでの応募は不可となる。絵本作家・絵本編集者らの審査により、グランプリ1点と準グランプリ(最大6点)、および入賞作品を選出。グランプリ作品は銀座線1000系1編成にラッピングし、表彰式や出発式を行う。準グランプリと入賞作品は車内中吊りに掲出される。東京メトロ10周年スペシャルサイトにも全受賞作品を掲載する。
2014年10月03日アウェイへ応援に行くなら、選手との触れあいやイベントを存分に楽しみたい……そんなサポーターの願いをかなえるチケットが実現した。11月1日(土)・味の素スタジアムで行われる、J2リーグ第39節・東京ヴェルディ×コンサドーレ札幌の話である。11/1(土)東京ヴェルディ対コンサドーレ札幌 J2リーグ戦 チケット情報例えば、小学生の子ども連れに嬉しい「エスコートキッズ参加権付きチケット」では、自分の子どもが札幌のスターティングメンバーと一緒に入場できる。しかも、選手入場をより近くで見られるメインスタンドSS指定席で観戦可能だ。また、コンサドーレの応援グッズと、ビジター自由席がセットになったチケットも。「コンサドーレ札幌×ぴあ 特製Tシャツ付チケット」は250セット限定、「コンサドーレ札幌×ぴあ 特製グッズセット付チケット」は50セット限定なので、ぜひ早めにゲットしたい。さらに、「JTB北海道」×「ぴあ」アウェイ応援企画「直行シャトル付チケット」が登場。ビジター自由席チケットに羽田空港からの直行バスチケットが付いているので、空の便でアウェイ・味スタへ乗り込むサポーターにとっては電車を乗り継ぐ手間や心配がなく心強いだろう。詳細は10月3日(金)以降、札幌の公式ホームページ(にて確認を。試合当日は、東京Vとアニメ『とある科学の超電磁砲(レールガン)』のコラボデーで、主人公・御坂美琴の声を務める佐藤利奈、白井黒子役・新井里美が来場し場内アナウンスなどを担当するなど、企画ももりだくさん。東京ヴェルディ×コンサドーレ札幌は、11月1日(土)・味の素スタジアムでキックオフ。チケットは10月4日(土)一般発売。<企画チケット内容>1 「コンサドーレ札幌エスコートキッズ参加権付きチケット」・エスコートキッズ参加権利(小学生のお子様1名)・メインSS指定席3枚2 「コンサドーレ札幌×ぴあ 特製グッズ付チケット」A:「コンサドーレ札幌×ぴあ 特製Tシャツ付チケット」(対象試合のビジター自由席前売り券と特製Tシャツがセットになったチケット)B:「コンサドーレ札幌×ぴあ 特製グッズセット付チケット」(対象試合のビジター自由席前売り券と特製Tシャツ+タオルマフラーがセットになったチケット)3 「JTB北海道」×「ぴあ」アウェイ応援企画 直行シャトル付チケット・購入:コンサドーレ札幌の公式ホームページ(※詳細は10月3日(金)アップ予定
2014年10月02日「いい夫婦の日」をすすめる会は11月22日、ウオーキングイベント「いい夫婦の日記念ウオーク2014」を開催する。○国立競技場周辺10kmを巡るウオーキングイベント同イベントは、夫婦やカップルをはじめ、一人でも参加できるウオーキングイベントで、第6回となる今回は、明治神宮外苑 聖徳記念絵画館前をスタートし、国立競技場、東京体育館、国立オリンピック記念青少年総合センター、渋谷公会堂、代々木体育館を通り、いちょう並木を経て絵画館前に戻る約10kmのコースが用意されているという。「夫婦の歴史や未来に思いを馳せながら巡っていただきたい」とのこと。11月22日9時30分スタート。参加資格は、居住地、国籍、年齢、性別など一切問わず、健康な人ならどなたでも参加可能(ただし、小学生以下は保護者同伴、車いす利用の方は介添者同伴のこと)。参加費は一般500円、小学生以下無料。詳細は「いい夫婦の日記念ウオーク2014」のページから。
2014年10月02日宅配ピザのPIZZA-LA(ピザーラ)は、現在小学生を中心に爆発的な人気を誇っている『妖怪ウォッチ』とコラボレーションし、オリジナルグッズがセットになった『映画「妖怪ウォッチ」スペシャルパック 第一弾』の販売を10月1日よりスタートする。今年6月に続いて2度目となるピザーラと『妖怪ウォッチ』のコラボレーションは、12月20日より公開されるアニメーション映画『映画 妖怪ウォッチ 誕生の秘密だニャン!』を記念として実施。MサイズおよびLサイズのピザ注文時に200円を加えることで『映画「妖怪ウォッチ」オリジナルカートン』に入って提供され、「オリジナル陶磁器製プレート(直径約16cm/1枚)」と「オリジナルシール(A6サイズ)」もプレゼント。「オリジナルカートン」には、映画で活躍するジバニャンとフユニャンがピザを手にしたイラストが描かれている。プレゼントされる「オリジナル陶磁器製プレート」は、「ジバニャン・ウィスパープレート」(10月1日~)と「フユニャン・ジバニャンプレート」(11月5日~)の2種類を用意。価格は、MサイズかLサイズのピザ+200円(税別)で、全種類のピザが対象。(ピザ1枚につき1セットまでの注文)数量限定発売で、なくなり次第終了となる。『妖怪ウォッチ』は、2013年7月にレベルファイブから発売されたニンテンドー3DS用ゲームソフトで、7月10日には続編『妖怪ウォッチ2 元祖/本家』を発売し累計販売本数が200万本を突破。アニメや漫画、玩具などクロスメディアで展開され、小学生男子を中心に大ブームを巻き起こしている。12月20日からは、消えてしまった「妖怪ウォッチ」を探すために主人公のケータ、ジバニャン、ウィスパーが60年前の過去の世界にタイムスリップする『映画 妖怪ウォッチ 誕生の秘密だニャン!』が全国公開される。(C)L5/YWP・TX
2014年09月29日カシオの電子辞書「EX-word」(エクスワード)小学生モデル「XD-U2800」を購入すると、毎日小学生新聞×EX-wordコラボ版の「新聞書き写しノート」と「書き写し用ニュースブック」がもらえるキャンペーンが、この夏実施された。概要は以前ご紹介した通り。キャンペーンは好評のうちに終了したが、書き写し学習の効果は果たして!?○電子辞書を引くことで、新聞記事を"読み込める"ようになる前回の記事に出演してくれた夕野ちゃん(小5)も、30日分、頑張って書き写し学習を続けた。家族旅行の前には旅行日数分を前倒しして書き、間に合わなかった分は帰ってきてから書いて帳尻を合わせたとか(笑)。30日分続けてみて、どうだった?夕野ちゃん「記事を見ながら書き写すだけだから平気、と最初は思ったんだけど、毎日となると、実際は大変でした。記事の中に知らない言葉が出てくると、面白くないなぁ、と思っちゃうし。でも、エクスワードは引くのが簡単なので良かった。紙の辞書だったら、たぶん途中でやめてました(笑)」どんなところが勉強になったと感じる?夕野ちゃん「ニュースで使われる言葉を覚えたこと。シェールオイルとか、カリフォルニア・ニーニャとか、それまで全然知らなかったから。あと、記事の感想を書くのは、書き写しじゃないから大変でした。"すごいと思いました"って書くと、ママから"何がすごいと思ったのかを書かなくちゃ"って言われる。」「すごいと思った」というのは、記事を読んだ最初の感想としてよくあるものだ。しかし、エクスワードで用語を調べて、記事が読み込めるようになってくると、疑問の方が膨らんでくる。夕野ちゃんのノートを見ても、後ろのページに行くほど疑問(質問)的な感想が多くなっている。これは、思考のプロセスが単なる「すごい」から一歩先へと進んだ証拠だ。お母さんの明子さんは語る。明子さん「シェールオイル初商品化のニュースでは、"石油がなくなると昔から言われているのに、今までどうしてシェールオイルを掘らなかったの?"とか、中国の貿易額が世界一になったニュースの"安い給料で働き、安い商品をたくさん作っていることから輸出が増加。生活が豊になり、(略)"という部分に対して、"安い給料で働いているのに、どうして生活が豊かになるの?"などと聞かれ、私も答えに困ったりしました」そんなときは、親子で一緒に電子辞書を引いて考えたという。明子さん「書き写し教材は、子供と一緒に物事を考えるきっかけになってくれますし、もちろん、語彙や文章力を養う効果もあると思います。この教材がなくても、子ども新聞とノート、エクスワードがあればできる学習なので、今後もぜひ続けて行きたいですね。」
2014年09月26日女優の綾瀬はるかが25日、都内で行われたパナソニックの液晶テレビ『VIERA』の新製品発表会に登場した。2020年に開催される東京オリンピックに向け、同社が発足したプロジェクト「ビューティフルジャパン」のアンバサダーを務める綾瀬。CM撮影で訪問した福島の新体操クラブでは、小学生から「お肌、なんでそんなにキレイなんですか?」と質問を受けたエピソードを披露。「(小学生なのに)美容にも気を付けているなんて」と目を丸くした。理想の美肌、綾瀬はるかがV4!“すっぴん美肌”支持の傾向同製品の発売にあわせて放送されるプロジェクトCMでは、綾瀬が6年をかけて47都道府県を訪ね、夢に挑戦するジュニアアスリートたちと触れ合う様子が描かれる。福島のほか、静岡の陸上クラブを訪れた際には「学生の頃に陸上をやっていたので、競争してみました」と明かすも、「とても速くて。全然ダメでしたね」と眉尻を下げ、笑いを誘った。また綾瀬は、自身の小学生時代を「もっとボヤっとしていて、バスケの選手もいいなぁとかいろいろ変わっていましたね」と振り返り、ジュニアアスリートたちには「まっすぐな気持ちで練習に参加していて、神々しいものを見るような気持ちでした」と感心しきり。同プロジェクトには「子どもたちの夢を追うプロジェクトに参加させていただけて嬉しく思っています」とメッセージを寄せ、「スポーツは人の心を揺さぶるもの。わたしも心揺さぶる作品に携わっていきたい」と笑顔をみせた。同CMは10月17日より、全国で順次放送開始。
2014年09月25日MMD研究所は8月19日、子供を持つ女性を対象に実施した、子供を持つ母親の携帯電話・スマートフォンに関する意識調査の結果を発表した。同調によると、小学生から高校生までの携帯電話端末の所持率は昨年比で約1割増の51.3%だったという。同調査は、子供を持つ20歳から49歳までの母親を対象に実施したもので、有効回答数は11,000人。実施期間は2014年7月31日から8月2日まで。結果は以下の通り。小学生から高校生までの子供を持つ母親(4,800人)を対象に子供に携帯電話端末を持たせているかを聞いたところ、51.3%が「持たせている」と回答した。この結果は、2013年に実施した同様の調査と比べると、約1割増えているという。続いて、子供に携帯電話端末を持たせている母親(2,463人)に、子供が所有している携帯電話端末の種類について聞いた。結果は小学1年生から3年生までの約半数が子供向け携帯電話を所有。中学生になると半数がスマートフォン、高校生では8割がスマートフォンを所有していることがわかった。さらに、子供にスマートフォンを持たせている母親(1,268人)に、子供との連絡を取るときに最も利用する方法を聞いた。その結果、小学生の子を持つ親の半数以上が「通話」、5割弱の中学生と高校が「無料通話アプリ・チャットアプリ」を利用していることがわかった。このほか、子供を持つ母親(11,000人)に「小学生の子供が携帯電話を持つこと」について、どのように思うかを聞いた。結果は約半数がスマホの所有を肯定。学年別で見ても半数の親が賛成していることがわかった。
2014年08月19日カシオの電子辞書「EX-word」(エクスワード)は、現在「新聞コラム書き写しノート」プレゼントキャンペーンを実施中だ。対象機種は小学生モデルの「XD-U2800」で、店頭で購入すると全員に、その場で毎日小学生新聞×EX-wordコラボ版の「新聞書き写しノート」と「書き写し用ニュースブック」がプレゼントされる(実施していない店舗も一部ある)。期間は2014年8月31日(日)までだが、「新聞書き写しノート」と「書き写し用ニュースブック」がなくなりしだい終了となる。XD-U2800をすでに購入済みの場合や通信販売などで購入した場合は、オンラインユーザー登録とオンライン応募で入手しよう。受付期間は2014年8月20日(水)正午までで、オンライン応募では「新聞書き写しノート」(毎日小学生新聞×EX-wordコラボ版ではない)の1冊のみとなる点に注意。さて、夏休み学習にピッタリなこのノートとXD-U2800を使った書き写し学習を、さっそく体験してもらったぞ!○一石二鳥どころか三鳥、四鳥の学習法!?「作文は苦手。書きたいことをどうまとめたらいいか、分からないんだもの。」そう語るのは、以前にもこのコーナーに登場してもらった夕野ちゃん(小5)。作文は、いつ(When)、どこで(Where)、誰が(Who)、何を(What)、どのように(How)という、いわゆる「4W1H」から書き始め、あとは起承転結を意識して事実関係を追っていけば、それなりに仕上がる。……のだが、これもある程度慣れていればの話。ストーリーを伝えやすく構成するという作業は、実はなかなか難しい。その点で、新聞記事の書き取りは実に有効なトレーニングだ。「正しく伝える」という、もっともシンプルかつ重要な視点で書かれた文章を繰り返し書き写していると、文脈の流れや句読点のタイミング、接続詞の使い方など、書き方のコツがだんだん身体に染み込んでくる。実際に書き写しをやってみた夕野ちゃんも、少しコツをつかんだようだ。「作文のとき、どんなことから書き始めればいいのかが、思い浮かばなくて。でも、書き写しをしていたら、遊んだ場所の説明や日付から始めれば良いんだって分かりました。」(夕野ちゃん)ここで、今回のキャンペーン賞品を使った書き写し作業の手順をご紹介しよう。このワークフローが非常にシステマチックで感心する。まず、毎日小学生新聞から興味深いニュースを選り抜いた「書き写し用ニュースブック」を開き、ひとつの記事を選んでハサミで切り取る。切ったニュースを「新聞書き写しノート」に糊で貼り、これを見ながら、記事本文を書き写す。分からない言葉や読めない漢字があったら書き出して、エクスワードで調べる。このとき「かんたんサーチ」を使うと、複数の辞書・事典での検索結果が表示されるので、その中からもっとも参考になりそうなものを選ぶといいだろう。解説文中の赤い下線が引かれた言葉は「ジャンプサーチ」でさらに調べることができるので、記事の内容がその先の知識へと広がっていく。漢字の読みを調べるなら、「例解学習漢字事典」を使ってみよう。大きな文字入力窓に漢字を手書きして読み仮名などを検索できる。このように、書き写し学習は文章の練習だけでなく、時事や言葉の知識学習、漢字の練習もできてしまう。まさに一石二鳥どころか三鳥、四鳥の学習法なのだ。最後に、書き写した記事と調べた言葉をもとに、記事の内容について感想を書く。これも「自分の頭で考え、思ったこと、感じたことを文章で説明する」という欠かせないプロセスだ。この一連のワークフローを1日1記事分、毎日行う。小学校高学年なら、1時間もあれば終わる分量だろう。書き写し用ニュースブックと新聞書き写しノートは30日分の学習が行えるようになっている。まさに、夏休みの学習にピッタリなのだ。また、書き写し用ニュースブックだけでなく、毎日小学生新聞本紙から記事を切り抜き、書き写すのもいい。日々、最新のニュースに触れることができるし、書き写した話題をテレビのニュースなどで目にすれば、より理解や関心が深まるだろう。エクスワードで調べた言葉も、より生きて身に付くというものだ。いずれにしても、できれば、お子様がひとりで書いて終わりにせず、保護者の方も一緒に、書き写した記事について話をされるといいと思う。お子様にとって大人の視点は参考になるだろうし、何より、夏休みならではの良い親子コミュニケーションとなるはずだ。
2014年07月28日西武鉄道は、西武グループこども応援プロジェクトの一環として、夏休み期間に「1日こども乗務員体験・車両基地見学ツアー」「親子でGoGo!! 目指せ未来の鉄道員!!」「トンネル探検号親子体験ツアー2014」の各ツアーを開催する。「1日こども乗務員体験・車両基地見学ツアー」は、西武線最大級の車両留置数を誇る小手指車両基地での車両点検施設見学、小手指乗務所施設内見学、乗務員プロデュースによる電車教室、電車運転台見学や車掌体験などを行う内容。8月10日に開催され、小学3~6年生と保護者(20歳以上)各1名を1組として15組(30名)を募集する。参加費は無料。申込みは 専用フォームにて、7月31日23時55分まで受け付ける。申込み多数の場合は抽選となる。「親子でGoGo!! 目指せ未来の鉄道員!!」は、ワンマン線区の多摩湖線国分寺~西武遊園地間にて、駅員の仕事紹介、電車運転台見学と車掌体験、駅事務室内見学、駅放送体験などを行うツアー。8月16・17日の2日間にわたって開催され、小学生と保護者(20歳以上)各1名を1組として各日25組(50名)を募集する。参加費は1組2,000円。申込みは 専用フォームにて、8月5日23時55分まで受け付ける。申込み多数の場合は抽選となる。「トンネル探検号親子体験ツアー2014」は、池袋線飯能駅から臨時電車「トンネル探検号」(4000系4両編成)に乗車し、西武秩父線区間にある西武鉄道最長の正丸トンネル(全長4,811m)をはじめ、計18カ所のトンネルについて学びながら西武秩父駅に向かう内容。終点の西武秩父駅構内では、子供限定の運転台での写真撮影や車内放送体験(クイズ正解者による抽選)などのお楽しみ企画も用意。参加者特典として、オリジナル記念乗車証とオリジナル包装のイベント弁当が付く。8月17日に開催され、小学生と保護者(20歳以上)各1名を1組として100組(200名)を募集する。参加費は1組3,500円。申込みは 専用フォームにて、8月5日23時55分まで受け付ける。申込み多数の場合は抽選となる。
2014年07月18日兄の連れてきた婚約者は…
いきすぎた自然派ママがこわい
義父母がシンドイんです!