俳優の柳葉敏郎が、8月13日スタートの東海テレビ・フジテレビ系ドラマ『ノンママ白書』(毎週土曜23:40~24:35、全7回)に出演することが30日、明らかになった。9月17日放送の第6話から登場する。同作は、18年ぶりに連ドラ主演を務める、鈴木保奈美演じるバツイチ・子ども無しの"ノンママ"土井玲子が、50歳を前に恋に仕事に奮闘していく姿を描くもの。6話では、馴染みのバーにいた土井にトラブルが発生するが、そこに居合わせた謎の男を、柳葉が演じる。制作側は、柳葉の役柄を「悩める土井の前に現れ、含蓄ある言葉をサラッと残して去っていく粋な男」と説明しており、最終話でも意外な形で登場する予定。フジ系『ハートに火をつけて!』(89年)などで共演してきた2人だが、年齢を重ねてどのようなやり取りを見せるのかに注目だ。
2016年07月30日先日、「Sexy zone」の中島健人が登場することが発表された8月放送の「ほんとにあった怖い話 夏の特別編2016」。この度、女優・武井咲が本作で主演することが決定。また、バカリズムも本作に初主演することが分かった。「ほん怖」への出演は2011年の夏以来5年ぶりとなる武井さん。今回武井さんが演じるのは看護師役。病棟を舞台に白い看護師スタイルで大奮闘するという。出演する作品は「病棟の看取り図」。“見取り図”ではなく“看取り図”というところがポイント。ようやく正規の看護師として病院で働きはじめた武井さん演じる亜由美は、その病院では不可解な音が聞こえるなどの体験をする。ある日、ひとりの小学生の女の子、麻友(豊嶋花)が入院してきた。少女はスケッチブックを抱えこみ、病院内の見取り図を描き始める。この日から亜由美は思いも寄らない恐怖に襲われるのだった…。撮影中武井さんは、「今日は初めていわば“おばけとの戦い”のシーンだったのですが、わかっていてもびっくりしちゃう。そうそう、前回もこんな風だったと思い出しながら演じていました」と話す。今回は「とてもシンプルな物語だからこそ怖い! 何かが迫ってくる気がするけれど何なのかがわからない。じわじわ迫ってくる怖さがある作品です」と前回の主演作以上に恐怖度がパワーアップしていると話した。今夏武井さんは現在放送中のドラマ「せいせいするほど、愛してる」のヒロインを演じており、さぞ忙しいことと思われるが、「ぜんぜん別物ですから、ちょっとした気分転換になる役を演じられる楽しみを味わっています」とにっこり。さらに「ほん怖」初主演のバカリズムさんが今回登場するのは「流動する渦」という作品。バカリズムさん演じるしがないサラリーマンの男がある日出会った女性から絵馬を受け取るが、その日から絵馬に関わった人々に災難が降りかかる。バカリズムさんは「まさか自分がこのシリーズにキャスティングされるとは思いませんでした。『ほんとにあった怖い話』は当たり前のことですが、ほんとうにあったことなので、できるかぎりリアルに演じることを心がけ、視聴者のみなさんに怖がっていただければと思います」とコメント。そして「誘う沼」という作品には、柳葉敏郎を主演に迎え、亡き妻への思いを抱えながら子どもたちと共に貸別荘にやってきた男性の恐怖体験をお届けするほか、全部で6本のオムニバスドラマが放送される。「ほんとにあった怖い話 夏の特別編2016」は8月、フジテレビにて放送予定。(cinemacafe.net)
2016年07月26日女優・武井咲とお笑い芸人・バカリズムが、8月に放送されるフジテレビ系オムニバスドラマ『ほんとにあった怖い話 夏の特別編2016』で、それぞれ主演を務めることが26日、明らかになった。バカリズムは同番組初主演となる。武井が、同番組で2度目の主演を務めるエピソードは「病棟の看取り図」。武井演じる看護師・吉川亜由美は、不可解な音が聞こえるなどの怪現象が起こる職場にも慣れたつもりでいたが、ある日、小学生の女の子・藤木麻友(豊嶋花)が入院してくることで、思いも寄らぬ恐怖に襲われていく。ロケは、本物の病院で敢行。断末魔の叫びのような武井の声が何度も響いた現場となった。収録の最中、武井は「いわば"おばけとの戦い"のシーンだったのですが、(話の展開を)わかっていてもびっくりしちゃう」とコメント。同エピソードについては「とてもシンプルな物語だからこそ怖い! 何かが迫ってくる気がするけれど何なのかがわからない。じわじわ迫ってくる怖さがある作品」と表現する。武井は現在、TBS系ドラマ『せいせいするほど、愛してる』でも主演中で、今作とは作風がかなり異なるが、「全然別物ですから、ちょっとした気分転換になる役を演じられる楽しみを味わっています」と余裕のほほ笑み。また、演出を手掛ける鶴田法男氏については「ホラーばかりを撮影している監督で、現場もかなり変わったところもありますし、既にでき上がっているというより、この環境の中で作っている怖さを感じています」と印象を語り、「だからこそリアルなんです」とアピールしている。一方、今回がホラー初主演にもなるバカリズムが登場するエピソードは「流動する渦」。後輩から絵馬を受け取るサラリーマンの男を演じ、その日を境に、絵馬に関わった人々に次々と災難が降りかかるようになる。バカリズムは、「まさか自分がこのシリーズにキャスティングされるとは思いませんでした」とビックリ。さらに、エピソード化されるのは「当たり前のことですが、ほんとうにあったことなので」と前置きし、「できるかぎりリアルに演じることを心がけ、視聴者の皆さんに怖がっていただければ」と呼びかけた。このほかのエピソードは、柳葉敏郎主演の「誘う沼」や、Sexy Zone・中島健人主演の「押し入れが怖い」などが放送される。
2016年07月26日NHK連続テレビ小説「まれ」で夫婦役を演じ、12月12日(土)より公開の新作映画『orange-オレンジ-』でも再びタッグを組む土屋太鳳と山崎賢人が、12月3日(木)放送「ぐるぐるナインティナイン」の「ゴチになります!16」に初参戦。“ゴチ”の洗礼に、土屋さんが号泣してしまったことが分かった。年間クビレースも残り2戦となり、まさに最終章となった「ゴチになります!16」。そんな緊迫ムードの中に、2015年の話題となった初々しい2人が登場したものだから、レギュラーの「ナインティナイン」らオッサン&オバサンたち(!?)は大興奮!夫婦や恋人役を演じてきて仲の良い2人の自然なカラミを見た岡村隆史は、よからぬ妄想を始めることに!?また、ゲストのプライベートをのぞき見する企画「ウチになります」では、土屋さんがパティシエを演じた「まれ」も顔負けという実生活でのスイーツの腕前を披露。その話を聞いただけで柳葉敏郎がキュン死で、ゴチそっちのけの状態に!?一方、土屋さんは岡村さんの○○が気になると言い、2人は至近距離で見つめ合うが、なんと岡村さんを待っていたのは悲劇だった…。そして、「牛タンとトマトのサラダ」をオーダーした山崎さん。食べた瞬間に口の中から肉が消えてしまったと言い、自分が本当に食べたのかどうかも分からなくなってしまい、“ゴチ”の深みにハマってしまう。さらに、土屋さんが厨房に緊急潜入して「まれ」が復活!?パティシエ界の神様とスイーツ作りに挑み、あの名シーンがよみがえることに!だが、結果発表では、土屋さんがまさかの号泣。自腹の恐怖に怯えてしまったのか、それとも、歓喜の涙なのか?ゴチメンバーも今回負けたらクビ確実という緊迫ムードに飲まれたのか、それぞれの予想は崩壊…。高額自腹を払うのは、いったい誰なのか、ぜひ注目していて。「ぐるぐるナインティナイン」は12月3日(木)19:56~日本テレビ系列にて放送。(text:cinemacafe.net)
2015年12月03日11月22日からWOWOWでスタートする連続ドラマW『誤断』(毎週日曜 22:00~ 全6話※第1話は無料放送)の舞台あいさつ付き完成披露試写会が11日、都内で行われ、主演の玉山鉄二をはじめ、蓮佛美沙子、柳葉敏郎、小林薫が出席した。同ドラマは、『アナザーフェイス』シリーズや『複合捜査』などの作品で知られる人気作家、堂場瞬一の社会派ヒューマンサスペンス小説『誤断』をドラマ化。薬害事件を抱える大手製薬会社を舞台に、法の網をかいくぐって会社の繁栄と存続を優先する昭和を生きた企業人、巨大企業の利益のために犠牲となった被害者たち、そして、上司の命令に従いながらも会社と被害者との狭間で揺れる会社員といった人間が交錯する中、隠蔽工作を指示された若手社員・槙田(玉山鉄二)の苦悩を描く。完成披露試写会が行われたこの日は、上映後に舞台あいさつ。主人公の槙田を演じた玉山は「2カ月間突っ走った感じで、一昨日撮影が終わりました。素晴らしい先輩に囲まれて修行のような感じで濃密な時間を過ごさせてもらいました」と長いロケで苦労したのか感慨深げ。その玉山扮する槙田の婚約者・真弓を演じた蓮佛美沙子は「今日見ていただいた1話は、真弓は天真爛漫ですが、2話3話と進むにつれて葛藤して悩みながらも成長していきます。その姿を見ていただけたらと思います」とアピールしながら、同ドラマで初共演を果たした玉山について「本当に男らしい方で、"ザ・座長"という感じでした。現場を引っ張ってくれる姿も冗談を言って現場を和ませてくれる姿もそうだし、現場に行く度に緊張していた私を恋人同士の空気感を出していただくなど本当に助けてもらいました」と感謝しきりだった。その蓮佛は、クランクインの前から柳葉敏郎や小林薫といったベテラン俳優陣との共演を待ち望んでいたことを告白し、「おじさまが大好きなので、本当に今この瞬間は誰よりも楽しんでいます!このメンツの中で幸せです」とにっこり。そんな蓮佛に玉山が「(恋人が)自分のお父さんぐらいの男性なら大丈夫って言ってたもんね」と指摘すると、蓮佛は「そうですね。でも、それをここでいいますか?(笑)」と返して会場の笑いを誘っていた。
2015年11月12日NHKの連続テレビ小説「マッサン」主演の玉山鉄二が、同作の脚本家・羽原大介と再度タッグを組んだWOWOWの連続ドラマ「誤断」の完成披露試写会が11月11日(水)に開催。玉山さんをはじめ、蓮佛美沙子、柳葉敏郎、小林薫が舞台挨拶に登壇した。玉山さんにとって、「マッサン」以降、初の連続ドラマ単独主演作となる本作。薬害事件を抱え、隠蔽しようとする大手製薬企業を舞台に、企業の論理によって個人の正義が押しつぶされ、会社を守るように命を受けた若手社員が闇に飲まれていくさまを描き出す。玉山さんは2日前にようやく全ての撮影を終えたことを報告し「濃密な2か月でした!」と充実した表情。「マッサン」に続いての羽原さんとのコンビについて「今回で3度目ですが、これまでは懐かしい昭和のほのぼのとした感じで、僕自身、羽原さんの社会派が見てみたかった。ちょうど『マッサン』の打ち上げに向かう新幹線でお会いして『またやりましょう』って話をしたら、1週間後くらいに来て、早いな!って思いました」とニッコリ。「力強い、メッセージ性の込められた本で、僕も成長させてもらえたと思います」と振り返った。玉山さんの婚約者を演じた蓮佛さんは実はおじさんキラー…!?出演が決まり、錚々たるベテランのキャスト陣が名を連ねているのを見て大興奮だったとか。「おじさんが大好きで、いまこの瞬間、誰よりもこの場を私が楽しんでいると思います!」と満面の笑み。これに玉山さんが「自分のお父さんくらいの年齢なら(交際相手として)大丈夫らしいですよ(笑)」と暴露し、蓮佛さんは「そうですね…ってそれ、いまここで言いますか(苦笑)」と困惑していた。小林さんは、やや声を枯らしての挨拶となったが「この声を聞いていただければ、どれほど過酷な現場だったか分かっていただけるかと…。この仕事を引き受けたのが、私の“誤断”です」と語り、笑いを誘う。玉山さんは、以前から小林さんの大ファンだったそうで、念願かなっての共演実現に感激の面持ち。特に現場での小林さんのある行動について言及。「小林さんが『今日のお弁当は寂しいね』と言ったら、翌日からすごいグレードアップしてて、僕らみんな救われました!」と興奮気味に明かす。小林さんは「そんな、言うほど大したことないですよ。あんまり言うと、制作会社がいい気になっちゃうから」と照れ笑いを浮かべていた。また、タイトルにちなんで“誤断”のエピソードを問うと、玉山さんは「酔っ払ってタクシーで帰った時、着いて、運転手さんに『(タクシーチケットに)サインをお願いします』と言われて、“玉鉄”のサインを求められているのかと思って書きそうになった自分が恥ずかしくて、酔いが一気に醒めました(苦笑)。決していい気になってるわけじゃないんですけど…」と恥ずかしそうに告白し、会場は再び笑いに包まれた。「誤断」は11月22日(日)よる10時より放送開始(全6話/第1話無料放送)。(text:cinemacafe.net)
2015年11月11日玉山鉄二がNHK朝ドラ「マッサン」以降、初の連続ドラマ単独主演を果たすWOWOWの連続ドラマW「誤断」。製薬会社を舞台に描かれる社会派ヒューマンサスペンスドラマである本作の主題歌に、「B’z」の稲葉浩志が書き下ろした新曲「水路」が起用されることが決定した。舞台となるのは薬害事件を抱える大手製薬会社・長原製薬。広報部員・槙田高弘(玉山鉄二)は、ある日遭遇した事件に、自社の薬品が関係している可能性があることを知ってしまう。法の網をかいくぐってでも会社の繁栄と存続を優先する、副社長の安城隆雄(小林薫)、巨大企業の利益の犠牲となった被害者たち…。会社の命運がかかった任務と、自らの良心の狭間で苦悩する槙田の取った行動とは…。作家・堂場瞬一による小説を、「マッサン」で玉山さんとタッグを組んだ羽原大介の脚本でドラマ化する本作。連続ドラマW枠で「女と男の熱帯」を手掛けた村上牧人と、『武士道シックスティーン』『ホームレス中学生』の古厩智之が監督を務める。今回主題歌として発表されたのは、不動の人気を誇るアーティスト「B’z」の稲葉浩志の「水路」。書き下ろしの新曲となるこの曲は、WOWOWドラマと稲葉さん初のタイアップ曲でもある。「B’z」が結成25周年を迎えた際、『B’z 25th Anniversary Special 全米ツアー密着ドキュメント「Only Two」』をWOWOWが独占放送したという過去の親交もあっての起用とのことだが、稲葉さんは「流れる時間と積み重なる時間というふたつの軸のなかで、過去を後悔し失うことを恐れ、明日への希望を持ち今を生きようとする主人公を描きました。ドラマのなかで流れるのが楽しみです」と、本作への楽曲提供に確かな手ごたえを感じた様子。主演を務める玉山さんも「稲葉さんがこの作品に参加して頂けること、大変心強いです。自分自身が多感な時期に、『B’z』に多くの影響を受け、まさにバイブル。確実に今の僕の感性の一部になっています」と、いまや日本が世界に誇るトップアーティストである稲葉さんへの信頼感を込めてコメント。「この作品にある様々な角度の正義、その狭間にある、世の中の違和感に溺れる人間、不鮮明な光…。この作品により重厚感を持たせて頂けました。撮影はまだ中盤ですが、この曲を胸に精進して行きたいと思います」と撮影への意気込みを改めて語ってみせた。WOWOW・堤口敬太プロデューサーも「数々の音楽とともに人の心に残る詩を生み出されてきた稲葉さんであれば、主人公の複雑な感情に寄り添いながら、暗闇から前に進むための微かな希望を与えてくれる、そんな音楽を作ってくださると思った」と起用の理由を語る、今回の強力コラボ。玉山さんをはじめとする小林薫、柳葉敏郎、蓮佛美沙子ら実力派俳優たちの熱演と、深遠なる魅力をも放つ稲葉さんの楽曲が紡ぎだす世界に、期待は高まるばかりだ。連続ドラマW「誤断」は11月22日(日)22時よりにてスタート(全6話/第1話無料放送)。(text:cinemacafe.net)
2015年10月14日俳優・玉山鉄二が主演する連続ドラマ『誤断』がWOWOWで11月22日からスタートすることが22日、明らかになった。原作は『複合捜査』『アナザーフェイス』シリーズなどで知られる社会派作家・堂場瞬一のヒューマン・サスペンス。物語は薬害事件を抱える大手製薬会社を舞台に、法の網をかいくぐっても会社の繁栄と存続を優先する昭和の企業人、巨大企業の利益のために犠牲となった被害者たち、そして上司の命令に従いながらも会社と被害者との間で揺れる平成の会社員、といったさまざまな立場の人々がそれぞれの思惑と共に入り乱れる群衆劇。玉山は、副社長の命令で不祥事の隠蔽に手を染め、良心と社命の間で苦悩する社員・槙田を演じる。NHKの連続テレビ小説『マッサン』以来の連続ドラマ単独主演となる。原作の堂場氏は「警察小説を多く書いている中で、今回は真っ向から『会社』というものに挑んだ作品でした。人は誰でも何かしらの組織の中で生きているわけですが、順風満帆の人よりも『これでいいのか』という忸怩たる気持ちを抱いている人の方がはるかに多いでしょう。私も書いている中で、登場人物たちに感情移入して悩みました。このドラマでは、渦巻く葛藤がさらに強く描き出されるはずです。それを見守っていただければ幸いです」と映像化に大きな期待を寄せている。出演はほかに蓮佛美沙子、大空祐飛、柳葉敏郎、小林薫、泉谷しげる、中村敦夫。脚本は『マッサン』を手がけた羽原大介。ドラマ『誤断』はWOWOWプライムにて11月22日(日曜 22:00~)スタート。全6話(第1話無料放送)。
2015年09月23日「アナザーフェイス」シリーズや「複合捜査」などの作品で知られる作家・堂場瞬一の社会派ヒューマンサスペンス小説「誤断」(中央公論新社刊)が、玉山鉄二を主演に迎え、WOWOW連続ドラマWで映像化されることが決定した。舞台は薬害事件を抱える大手製薬会社。長原製薬の広報部員・槙田高弘(玉山鉄二)は、通勤途中、駅で飛び込み自殺に遭遇。数日後、副社長の安城隆雄(小林薫)に呼び出された槙田は、あの自殺事件に自社の薬品が関係している可能性があることを告げられ、警察に探りを入れる。今、業績不振にあえぐ長原製薬にとって外資との合併交渉が破談になると致命傷になりかねない。婚約者で安城の秘書・森田真弓(蓮佛美沙子)に自らの極秘任務を話せない槙田。そんな中、検死の結果報告に渦中の薬品の成分が記載されていることを知る。厚生労働省への報告義務がある中、安城が槙田に下した判断は、被害者遺族との示談と薬害の隠蔽であった。会社の命運を背負い困惑する槙田は、合併後に安城が排除しようとしている社長派の顧問弁護士・高藤辰美(柳葉敏郎)に助けを求めようとしてしまう。果たして、槙田は会社の利益のために自らの手を汚してしまうのか…。法の網をかいくぐってでも会社の繁栄と存続を優先する昭和を生きた企業人、巨大企業の利益のために犠牲となった被害者たち、そして、上司の命令に従いながらも会社と被害者との狭間で揺れる平成を生きる会社員。さまざまな人々の思惑が交錯する群像劇の中で、隠蔽工作を指示された若手社員が企業の闇に飲み込まれていく様を描く。本作は、問題が巣くう企業とその関係者に焦点を当てることで“昭和と平成”、新旧の異なった価値観が同居する「現代」という時代の構造を浮き彫りにする。今回の主演に抜擢されたのはNHK連続テレビ小説「マッサン」以降、連続ドラマ初単独主演となる玉山鉄二。副社長から不祥事の隠蔽を指示され、良心と社命とのはざまで思い悩む若手社員・槙田を好演する。槇田の恋人役には、数々の映画やドラマに出演し、今月最終回を迎えた「37.5度の涙」(TBS)など立て続けに連続ドラマの主演を務め人気上昇中の女優・蓮佛美沙子。さらに、宝塚退団後も目覚ましい活躍を見せる大空祐飛が連続ドラマに初出演し、謎の女を演じる。また、槙田の良き相談相手で製薬会社の顧問弁護士役に柳葉敏郎、企業に人生を捧げた副社長役を「恋仲」(フジテレビ)や「天皇の料理番」(TBS)など数々のドラマや映画に出演する小林薫、そのほか、泉谷しげる、中村敦夫ら豪華実力派キャストが集結。脚本は『フラガール』や「マッサン」を手掛けた羽原大介。主演の玉山と再びタッグを組むことになる。原作の堂場氏は「映像化は難しい作品だと思っていたので、正直、何というチャレンジかと驚きました。これまで何度も書いてきた「組織」に改めて焦点を当てた小説なのですが、警察小説だと事件が絡んで派手な展開にするのも可能なのに対して、「会社」が舞台の場合、動きが地味になりがちだからです。この地味で気が重くなる小説がどんな映像作品に仕上がるのか、いまから楽しみにしています」と映像化決定の喜びをコメント。さらにプロデューサーの堤口敬太は「玉山鉄二さんは、クールな役から熱い役まで幅広く演じられている上に、誠実さをも兼ね備えていらっしゃる役者さんです。さらにさまざまな人々の思惑の中で葛藤する主人公の複雑な感情を丁寧に表現していただけると思い、本作の主人公・槙田役でオファーさせていただきました。また、連続ドラマ小説『マッサン』以降、初の連続ドラマ単独主演となる上、『マッサン』とは真逆の役柄、会社の不正に手を染めてしまうかもしれない現代の平成の会社員役をどう演じてもらえるか楽しみです」と玉山さんの起用理由を語った。会社の隠蔽事件に巻き込まれ、被害者遺族と会社との間で揺れながら向き合っていく。社会正義か会社の利益か。様々な役を演じてきた玉山さんの演技に今回も注目を集めそうだ。連続ドラマW「誤断」は11月22日(日)22時よりスタート(全6話/第1話無料放送)。(cinemacafe.net)
2015年09月22日映画『アゲイン 28年目の甲子園』が1月17日(土)に公開を迎え、主演の中井貴一をはじめ、波瑠、工藤阿須加、柳葉敏郎、大森寿美男監督が舞台挨拶に登壇した。重松清の小説を原作に、元高校球児を対象にした「マスターズ甲子園」を題材にした本作。かつて、県大会の決勝まで進みながらも甲子園の土を踏むことが出来なかった中年の主人公をはじめ、オヤジたちが甲子園を目指して奮闘するさま、その過程で家族との関係を見つめ直していく様子を描く。中井さんは「日本で大人が観られる映画が少なくなった」と語り、本作は「大人に向けたいまの思い、青春はまだ終わってないということを伝えられたらと思って作った」と語り、中高年が目立つ客席からは拍手が沸き起こった。中井さんは自身のポリシーとして出演作は公開後に、自分で映画館に足を運んで観るようにしているため、完成した映画を「まだ観てない」という。それでも撮影を述懐し「昨年の11月、12月に撮影したんですが、甲子園球場をお借りできるのはプロ野球がオフシーズンのときだけで、なぜオフシーズンかというと寒すぎるから(笑)。プロでも野球はやっちゃいけないよ、ケガするよ、という時期に撮影しました。練習は8月、9月の39度の炎天下で撮影は12月。筋肉どうなるんだ?と思ったら案の定、50を超えた2人(※中井さん&柳葉さん)は軽い肉離れを起こしまして、野球って大変だなと改めて感じました…。あの野球のスパイクは何なんですか?足袋の下に鋼が付いているようなもので、あれでダッシュしろと言うもんだから、とっさに筋肉が付いていかなかった」と恨みつらみを口にする。柳葉さんも「50を3つ、4つ過ぎると寒さとか体力とかいろいろ過酷(苦笑)。(劇中で)ちょっと足を引きずってるところありますが、前日に(肉離れを)やりました…」と明かす。それでも“聖地”甲子園のマウンドに立ったことについて、柳葉さんは「光栄でした」と顔をほころばせていた。波瑠さんは、中井さんと道の真ん中で言い合いをするシーンがあるが、中井さんはこのシーンについて「(ロケ地の埼玉県の)川越の目抜き通りで撮影したんですが、1カットで撮るので昼からずっと稽古してたんです。その時はカメラがない中で商店街の真ん中で、『この人たち何?』と思われながら相当やってました(笑)」と明かす。その甲斐あって、本番は1発OKだったそうで、波瑠さんは改めて中井さんについて「すごく頼もしい先輩です。(中井さんとの共演は)常に緊張感があるけど、それをほどいてくれるんです。言葉ではなく空気で包んでくださり、ありがたかったです」と語った。この日は、主題歌「夢のつづき」を歌う歌手の浜田省吾からのメッセージも寄せられたが、20年来の知り合いである中井さん、“ハマショー”世代の柳葉さんは感激。同曲を「ずっと家で流している」という工藤さんは、両親が浜田さんのファンだそうで「母に『主題歌誰なの?』と聞かれて『浜田省吾さんらしいよ』と行ったら、それだけで『私、見に行くわ!』と言ってました」と明かした。『アゲイン 28年目の甲子園』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:アゲイン28年目の甲子園 2015年1月17日より全国にて公開(C) 重松清/集英社(C) 2015「アゲイン」製作委員会
2015年01月19日映画『アゲイン28年目の甲子園』の初日舞台あいさつが17日、東京・丸の内TOEIで行われ、キャストの中井貴一、波瑠、工藤阿須加、柳葉敏郎と大森寿美男監督が出席した。主演の中井は、「大人の人に向けて、青春は終わってないんだと感じて頂ければと思いながら作った映画です」とあいさつしつつ、「まだ観てないもんですから、どんなシーンがあるのか……。数日のうちに必ず拝見します」と明かして、観客の「ヒドい!」という声に平身低頭。そんな中井に、波瑠は、「本当にすごく頼もしい先輩。撮影中は緊張感もあるけど、それを解いてくれるような空気がある。言葉ではなく空気で包まれているような感覚でした」と尊敬の眼差しを向けていた。本作の撮影では、実際に甲子園球場を使用しており、柳葉は、「お芝居どうこうよりも、甲子園のマウンドに立ったことが印象的。日本人としてこんなに光栄なことはない」と大感激。一方、冬場の撮影だったため、「『ケガをするから、寒い時期はやっちゃいけませんよ』というのがオフシーズンなのに、そこに押し込まれた」とこぼした中井は、「8月に1ヶ月間練習したんですけど、撮影は12月。50歳を超えた2人は案の定、肉離れしました」と柳葉と共にケガに見舞われたことを打ち明けていた。また、本作の主題歌には、浜田省吾の10年ぶりの新曲「夢のつづき」が起用されており、「『この映画は人の思いをつなぐ作品です』とおっしゃっていた中井貴一さんの言葉を思い出します。その思いの連なりが、来場されたみなさまの心を温めることができたら、この作品に参加させて頂いた1人として誠に幸せです」と浜田からの手紙が読まれる場面も。中井は浜田と20年来の知り合いだそうで、柳葉は、「中井くん良いな~。今度、俺を紹介してくんない?」とアピールして笑いを誘っていた。重松清の同名小説を実写化した本作は、元高校球児たちが再び甲子園を目指す実在の大会"マスターズ甲子園"を描いた作品。元高校球児の坂町晴彦(中井)は、亡くなった元チームメイトの娘・美枝(波瑠)と出会う。父親の思い出を追い求める美枝と接するうち、坂町は仲間とともに大会への参加を決意する――というストーリーで、映画は全国公開中。
2015年01月18日映画『アゲイン 28年目の甲子園』の完成報告会見が7日、東京・中央区の東映本社で行われ、キャストの中井貴一、波瑠、工藤阿須加、柳葉敏郎と大森寿美男監督が出席した。重松清の同名小説を実写化した本作は、元高校球児たちが再び甲子園を目指す実在の大会"マスターズ甲子園"を描いた作品。元高校球児の坂町晴彦(中井)は、亡くなった元チームメイトの娘・美枝(波瑠)と出会う。父親の思い出を追い求める美枝と接するうち、坂町は仲間とともに大会への参加を決意する――というストーリーで、映画は17日から全国公開。主演の中井は、「淡々とした話だからこそ、演じるのが難しい。俳優として挑戦したなと思う。気楽に観て頂ける作品になった」とアピールし、大きな花柄の振袖姿で会場を魅了した波留は、「先輩のみなさんについて行くので必死だったけど、とても素敵な時間を過ごせた」とにっこり。また、新年ということで、中井が“蓄積”という書初めを披露すると、あまりの達筆さに驚く波瑠は自身の書初めを恐る恐る出しながら、「恥ずかしくて見れません!」と赤面していた。一方、劇中で坂町の高校時代を演じた工藤は、元プロ野球選手で福岡ソフトバンクホークスの工藤公康監督を父に持つが、「正直、野球は興味がなかったけど、この映画で好きになることができた」と刺激になった様子。野球未経験だったため、「サードだったので、『長嶋さんをイメージしたら?』って言われたけど、どうイメージしていいか分からなかった(笑)」と父親からのアドバイスを打ち明けた工藤は、「(父は)憧れであり越えられない壁。越えたいけど越えられないんだろうな」と語っていた。また、会見後は一般客を招いた試写会が行われ、かつてのチームメイトを演じた同年代の中井と柳葉は、「同じ時代を生きてきたのでナチュラルに楽な気持ちで立たせてくれた」(中井)、「2人のシーンは良い気持ちになる空気だった」(柳葉)と共演に大満足。そんな2人に、「夢が見つからない」という相談事が投げかけられ、「夢は結婚相手と同じで出会うもの」とアドバイスした中井は、「夢を持った人とお付き合いしてみたら?」と提案した柳葉に、「それ良いね~! 男を見つけるってことじゃない?」と和気あいあいとトークを展開していた。
2015年01月08日映画『アゲイン 28年目の甲子園』の親子試写会が1月7日(水)に開催され、それに先立ち主演の中井貴一を始め、波瑠、工藤阿須加、柳葉敏郎、大森寿美男監督が記者会見に出席。今年の目標をしたためた書き初めを披露した。元高校球児たちが甲子園を目指して戦う“マスターズ甲子園”を題材にした本作。バツイチで娘との関係もうまくいかないかつてのキャプテン、会社をリストラされた元エースらが、高校時代に踏むことのできなかった甲子園を目指して汗にまみれ、大切な思いを取り戻していくさまを描く。中井さんは書き初めをするのは「久しぶり。30年ぶりくらい」というが、そうとは思えない達筆な文字で書かれた「蓄積」という今年の抱負を発表。「仕事しているとどうしても消耗するので、今年はペースを考えて蓄積していきたい」と語る。波瑠さんは「ひとり旅」を書かれた半紙を掲げ「せわしくお仕事してると自分と向き合う時間がなくなるので、ひとりの時間を有意義に使えるひとり旅に挑戦したい」と明かした。柳葉さんは「舟出」。本作の公開はもちろんだがプライベートでは「上の子が高校に入る予定で、下の子は小学校に入ります。新しい海原への船出となるので父として一緒に手を取り合って荒波にこぎ出したい」と力強く語った。そして工藤さんは「心体技」。普通は「心技体」となるところだが「心が来て、体力があって、最後に技術が来るものだと思う。一生懸命やっていけば技術はいつか付いてくると思っています」とその意図を説明してくれた。野球を通じて親と子の関係も描き出されるが、中井さんは親子という関係について「親は幹、子は枝葉だと思ってます。親というものが中心にいることで、子がそこに集まってくる。自分たちが親の世代になることで親のありがたみが分かってくるところがある。子が親に勝てることって多分、一生ないんだと思います。近づこうと努力するけど大きな壁があってはねかえされるものだと思います」としみじみと語り、共演陣もこれに深くうなづいていた。プロ野球界の大投手であった工藤公康氏を父に持つ工藤さんは父親という存在を「憧れであり超えられない壁。夢です」と表現。実は、偉大な父を持ちながらも本作で高校球児役を演じるまで、野球をやったことは全くなかったという(※ドラマ「ルーズヴェルトゲーム」の撮影は本作の後)。本作に出演するにあたり野球の練習に取り組んだが「サード役なので誰をイメージしたらいいかと(父親に)聞いたら『長嶋(茂雄)さんをイメージしたら?』と言われました。でも、長嶋さんの現役時代は見てないので、どうイメージしたら…(苦笑)。野球中継はいつもやってたので、それを見て勉強したりしました」とふり返る。さらに「これまで野球に興味はなかったんですが、この映画に携わって野球を好きになることが出来ました」と語った。『アゲイン 28年目の甲子園』は1月17日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:アゲイン28年目の甲子園 2015年1月17日より全国にて公開(C) 重松清/集英社(C) 2015「アゲイン」製作委員会
2015年01月07日GYAOとヤフーが運営する無料映像配信サービス「GYAO!」では現在、織田裕二主演の映画『踊る大捜査線』シリーズが無料で配信されている。映画『踊る大捜査線』シリーズは、織田裕二演じる刑事・青島俊作がさまざまな事件の解決に挑む物語。現在、『踊る大捜査線 THE MOVIE 湾岸署史上最悪の3日間!』(~1月4日)と『踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』(~1月11日)の2作品が配信されている。『踊る大捜査線 THE MOVIE 湾岸署史上最悪の3日間!』は、腹部に刺しゅう用の糸で縫合した手術跡のある水死体が発見され、猟奇殺人事件へと発展していくストーリー。そして、『踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』では、観光客でにぎわう東京・お台場で次々に起こる凶悪事件に、青島ら湾岸署の刑事が挑む。また、1月5日~18日には、ユースケ・サンタマリア演じる犯罪交渉人・真下正義課長を主人公とするスピンオフ映画『交渉人 真下正義』が、1月12日~25日には、柳葉敏郎演じる室井慎次警視正を主人公とする『容疑者 室井慎次』も配信される。
2015年01月03日中井貴一が主演を務める映画『アゲイン 28年目の甲子園』のキャストと監督による初日舞台あいさつが来年1月17日(土)に丸の内TOEIで開催される。その他の写真本作は、重松清の同名小説を中井貴一主演で映画化した感動ドラマ。マスターズ甲子園(全国の高校野球OB、OGが出身校別に同窓会チームを結成し再び“甲子園球場”を目指す大会)を舞台に、さまざまな事情を抱えた元高校球児だった大人たちが、再び聖地・甲子園を目指して奮闘する姿を描く。丸の内TOEIで行われる初日舞台あいさつには、中井、波瑠、柳葉敏郎、大森寿美男監督が登壇する。チケットは、いち早プレリザーブ(最速抽選)が、12月27日(土)より受付開始。プレリザーブ(先行抽選)は、来年1月3日(土)より受付を開始し、一般発売は1月10日(土)より開始される。『アゲイン 28年目の甲子園』初日舞台あいさつ1月17日(土)会場:丸の内TOEI開場11:50/開映12:20(上映後舞台あいさつ)登壇者(予定):中井貴一、波瑠、柳葉敏郎、大森寿美男監督料金:大人 2000円、大学・高校生 1700円、3才~中学生 1200円、シニア 1300円、障がい者手帳お持ちの方(付き添い1名様まで同額)1200円いち早プレリザーブ:12月27日(土)11:00AMより~1月5日(月)11:00AMまでプレリザーブ:1月3日(土)11:00AMより~9日(金)11:00AMまでチケット発売:1月10日(土)10:00AMより
2014年12月25日映画『アゲイン 28年目の甲子園』の試写会イベントが11日、都内で行われ、出演者の中井貴一、波瑠らが登壇し、撮影時のエピソードを語った。本作は、全国の元高校球児が世代を超えて出身校別にチームを作り、再び甲子園を目指す実在の大会「マスターズ甲子園」を舞台に、忘れようとした夢に再び挑戦する不器用な大人たちを描いた感動作。野球未経験で撮影前に特訓を受けたという中井は、「8月で気温が39℃、熱中症が騒がれる中で、50過ぎた男がノックを受けるという暴挙に出るわけですよ。元々、体育会系なので『ちょっと休ませてください』とは性格的に言えないので、そういうところに無理があった」と苦労を語り、「撮影をしたのがプロの方も野球をやらない12月。スパイクを履いて『思いっきり走れ』とか『スライディングをしろ』とか言うわけですよ。映画界は滅茶苦茶だなって思いました」とクレームを入れて会場を沸かせた。それでも、「今の時代、CG処理をしようと思えばできるけど、使いたくなかったので、CGは一切使っていません」と、リアルを追及したことを明かした。また、劇中でキャッチボールをしている波瑠は、「私には男兄弟がいないので、そういう家にはグローブや野球ボールってないんです」と、キャッチボールは未経験だったそうで、「投げる、取るの練習から初めて、それができるようになってからフォームを綺麗にする練習をして、“よし大丈夫だ!”と思っていざ本番になったら、『カメラのここに投げてください』とピンポイントで指示され、何回も何回もやりました」と告白。「すいませんでした、下手くそで…」と中井に謝罪していた。なお、同イベントには、出演者の柳葉敏郎と工藤阿須加のほか、元プロ野球選手で本作にも出演した角盈男と高橋慶彦、野球指導を行った大石滋昭、プロ野球OBの八木澤壮六、松沼博久、松沼雅之、小早川毅彦、駒田徳広も登壇し、映画の感想やマスターズ甲子園での実体験を披露した。映画『アゲイン 28年目の甲子園』は2015年1月17日(土)より全国公開。
2014年12月12日甲子園を目指す中年男たちのドラマを描いた映画『アゲイン 28年目の甲子園』の特別試写会が12月11日(木)に開催され、主演の中井貴一をはじめ、波瑠、工藤阿須加、柳葉敏郎、さらプロ野球界のOBたちが顔を揃えた。重松清の小説を原作に、元高校球児たちを対象にした「マスターズ甲子園」を題材に描く本作。28年前にある事件で県大会決勝を辞退した主人公をはじめ、中年オヤジたちが再び甲子園を目指して奮闘する姿を描き出す。中井さんは、野球未経験ながらも猛特訓を受けて本作に臨んだが「練習は8月の39度の暑さで熱中症が心配される中、50過ぎの未経験者が初めてノックを受けてた(苦笑)。撮影は12月で、野球はやっちゃダメですよって時期。未経験者がスパイク履いてスライディングさせられてた。映画業界ってムチャクチャです!」と嘆く。工藤さんは、かつて西武、ソフトバンク、巨人などで活躍した大投手で、来シーズンよりソフトバンクの監督に就任した工藤公康を父に持つが、本人は野球未経験。野球選手を演じたTVドラマ「ルーズヴェルトゲーム」よりもこちらの撮影の方が先だったとのことで「お話をいただいてから、毎日走って、500回から1,000回素振りをしました」とふり返る。柳葉さんは元エースという役柄だったが「背番号1を着けて甲子園のマウンドに立たせていただきました!」とニンマリ。「内緒でマウンドの土を持って帰りました」と嬉しそうに明かした。この日は、映画にも出演している元プロ野球選手で、巨人で中継ぎ投手として活躍した角盈男、元広島で盗塁王などを獲得した高橋慶彦、そして、中井さんらの練習を指導し、野球監修を務めた元巨人の大石慈昭も来場した。高橋さんは「甲子園は小さい頃からの夢で、映画を観て少年時代を思い出しました」とふり返り、角さんは中井さんらが劇中で見せている野球のパートについても称賛。特に柳葉さんの投球について「巨人vs阪神のOB戦で投げたら、真っ直ぐが86キロで、ギバちゃんが投げるのを見て『負けたかな』と思いました。みなさん、引退して30年後の野球選手の姿として完璧です!」と称えた。この日はさらに、映画には出演していないが、かつてのプロ野球界を彩った名選手たちが続々と祝福に駆け付けた。元ロッテの名投手・八木沢壮六、兄弟ピッチャーとして西武の黄金時代を支えた松沼博久、松沼雅之、元広島、ヤクルトの強打者・小早川毅彦、巨人および横浜ベイスターズで活躍した駒田徳広らが登壇陣に花束を贈呈。これには中井さんらも感激した面持ちで、会場に足を運んだ野球ファンの観客からも拍手が沸き起こった。中井さんは、野球経験者の共演陣たちが甲子園に足を踏み入れた瞬間に「勝ち上がって行ったわけでもなく、撮影で行かせてもらってるのに号泣してました」と明かし、改めて甲子園という聖地の重みを受け止めつつ「おじさんたちに永遠に夢を追い続けてほしい!」とメッセージ。柳葉さんも「中年の男たちが何かに向かっていく純粋さ。それを支える家族――みなさんとリンクして観ていただければ」と呼びかけた。『アゲイン 28年目の甲子園』は2015年1月17日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年12月11日中井貴一が主演を務める映画『アゲイン 28年目の甲子園』の特別映像が公開された。中井が、劇中の主人公同様、元高校球児たちが再び聖地を目指して戦う大会“マスターズ甲子園”に参加した様子が収録されている。特別映像マスターズ甲子園は、全国の高校野球OB、OGが出身校別に同窓会チームを結成し再び“甲子園球場”を目指す大会で、さまざまな事情を抱えた元高校球児だった大人たちが、再び聖地・甲子園を目指して奮闘する姿を中井を主演に迎えて描いたのが本作『アゲイン』だ。同大会の応援団長を務めている重松清の小説を映画化した作品で、波瑠、工藤阿須加、柳葉敏郎らが共演している。特別映像は、中井、波瑠、工藤、柳葉が11月に開催されたマスターズ甲子園2014本大会に参加した模様と、その前に行われた記者会見の模様を収めたもの。中井らキャストがアゲインと書かれたユニフォームを着て、試合後に行われた“甲子園キャッチボール”に参加する場面では、劇中では共演することのなかった中井と主人公の28年前の高校球児時代を演じた工藤がキャッチボールをする姿も映されている。中井がこの日着用していたのは、浜田省吾が本作の主題歌『夢のつづき』が収録されるCD『Dream Catcher』のジャケット撮影で使用したキャッチャーミットで、中井は「思い入れ深いものをわざわざ届けて頂いて、(浜田さんの)代わりですけど甲子園でキャッチボールが出来てよかった」と語っている。『アゲイン 28年目の甲子園』2015年1月17日(土)公開
2014年12月05日宣伝会議は12月1日、「宣伝会議 1月号(2014年12月1日発売)」にて、誌上企画「2014年広告総決算 宣伝会議グランプリ」を実施し、その結果を発表した。これは、2014年に発表された18の広告賞における主要受賞作に、企業の宣伝担当者からの投票結果を合わせて集計し、「ベスト・オブ・ベスト」を選出したもの。これによると、広告界が選ぶ「2014年の人気広告ランキング」第1位は、サントリーホールディングスのCM「ペプシNEX ZEROの桃太郎シリーズ」となった。以下は、YouTubeサントリー公式チャンネルにて公開されているものだ。「Forever Challenge/自分より強いヤツを倒せ。」のコピーから伝わるメッセージ性や、ハリウッド映画のような世界観のクリエイティブ、小栗旬が桃太郎を演じるという意外性に、広告業界から賞賛の声が集まったという。同CMは、全日本シーエム放送連盟が主催する「ACC CM フェスティバル」でグランプリを獲得。企画・制作は、これまで大和ハウス工業の企業CMやトヨタ自動車「ハリアー」など、さまざまな話題のCMを手掛けたクリエイティブエージェンシー「TUGBOAT」が行った。2位の味の素では、2013年12月、和食がユネスコ無形文化遺産に登録されたのを機に、「祝・ユネスコ無形文化遺産登録」を共通テーマにシンボルマークを制作し、新聞広告や雑誌広告、ラジオCM、中吊り広告を用いて多面的な広告展開を実施。新聞の見開きページ一面を使用し、「黄水仙」や「香櫞緑」「ひまわり色」「乳白」など聞きなれない「和色」の名前と「和食」の写真を並べ、「和食は、和色で、できている。」という印象的なコピーと共にその魅力を伝えた。そのほか、3位に選ばれた東日本旅客鉄道(JR東日本)の「行くぜ、東北。」シリーズは、2011年から継続して実施している復興支援のためのシリーズ。美しい冬景色に「メールじゃ会えない、レールで会おう。」というコピーに、宣伝担当者からは「コピーが好き。旅=出会いを上手く表現」などとコメントがあったという。4位のLOTO6「柳葉敏郎&妻夫木聡の掛け合いがユニークなCM」は、1位のペプシネックスゼロ同様、TUGBOATが制作したもの。5位のNexus 7のCMは、生徒にダンスを教えたい小学校の先生が「Nexus7」を使い練習に励む内容で、「楽しくて踊りたくなってしまうというベネフィットが伝わる」や「グーグルという会社が創りたい世の中が明確になる」などと評された。なお、「2014年広告総決算 宣伝会議グランプリ」は、TCC賞やACC CM フェスティバル、ADC賞、広告電通賞、OCC賞、FCC賞、交通広告グランプリ、新聞広告賞、日本雑誌広告賞、フジサンケイグループ広告大賞、朝日広告賞、毎日広告デザイン賞、読売広告大賞、日経広告賞、日本BtoB広告賞、コードアワード、カンヌライオンズ(日本受賞作)、アドフェスト(日本受賞作)の中で、ゴールド(相当)受賞作以上を対象に行なったもの。宣伝会議の講座を受講する広告主の受講生にアンケートを実施し、戦略性や企画性、クリエイティブ、話題性といった4つの観点から、ベスト3と各カテゴリのベストを選出し集計したという。
2014年12月02日中井貴一を主演に迎え、元高校球児が再び甲子園を目指す実在の大会を舞台にした映画『アゲイン28年目の甲子園』。11月16日(日)に開催されたこの映画のモチーフとなる「マスターズ甲子園」で、大会試合終了後に行われた「甲子園キャッチボール」に、中井さんを始め波瑠、柳葉敏郎ら主要キャストが参加した。映画は、ドラマ化もされた「とんび」で知られる人気作家・重松清の新作小説(集英社「小説すばる」連載)を、『風が強く吹いている』の大森寿美男監督が映像化したもの。46歳の坂町晴彦(中井貴一)のもとに、ある日、高校時代ともに甲子園を目指した野球部のチームメイトの娘・美枝(波瑠)が訪ねてくる。美枝は、東日本大震災で亡くなった父の遺品の中から、毎年出さずにしまい込まれていた27年分の年賀状の束を坂町に差し出すのだが――。今年で10回目を迎えたマスターズ甲子園。「甲子園キャッチボール」に登場した中井貴一、波瑠、柳葉敏郎、工藤阿須加は、高校球児たちの憧れの地である阪神甲子園球場で、一般の参加者らとともに約7分間のキャッチボールを行った。4人がキャッチボールをしている間のBGMには、本作の主題歌である浜田省吾の新曲「夢のつづき」が流れた。キャッチボール終了後、司会者からキャッチボールの感想を聞かれ、中井さんは「学生時代、自分はずっとテニスをやっていたので、甲子園球場自体に思い入れは無かったんです。しかし昨年、この作品の撮影で実際に甲子園球場のグラウンドに立つと、共演役者陣が全員感動で涙を流していたのを見て、甲子園の偉大さが分かりました」とコメント。マスターズ甲子園のスタッフとして働く美枝を演じた波瑠さんは、「私も昨年甲子園を訪れ、大会ボランティアスタッフのみなさんの頑張る姿がとても印象に残っています」。高校時代の坂町役の工藤さんは、「実は生まれてからいままで野球をしたことがありませんでしたが、今回、この作品に出演し大好きになりました。興奮しながら芝居をすることが出来ました」と本作について語った。坂町の元チームメイトでかつてのエースピッチャー・高橋役を演じた柳葉さんは、ハイテンションで観客に向かって「こんにちは!!聖地・甲子園球場最高です!この場所は日本人にとって特別な場所。日本の文化ともいえると思う。今回、甲子園キャッチボールを経験させてもらって、改めて映画を通じてマスターズ甲子園のよさをみなさんに知って頂ければと思います」。イベント終了後、報道陣から作品についての質問に、今大会の公式応援団長であり、映画の原作者でもある重松清氏は「必死に毎日生きている人たちが、もう一度何かに夢中になって頑張っている姿を見て欲しい。そんな思いで本を書きました。実際に私も作品を観て泣きました。おじさんおばさん世代、反発することもある若者世代、双方が分かり合える時間はあると思っている。私たちの世代で中井さん、柳葉さんは大スター。オヤジの手本を見せてくれて嬉しい」と語った。柳葉さんは「私がこの作品を引き受けた理由は2つあって、1つは野球ができるから。もう1つは、中井貴一と一緒に仕事ができるから。この2つだけで達成感のある仕事ができるかなと思った。実際、いまは達成感で満ちあふれています。これから一歩を踏み出す人の参考になると思っています」と本作への思いを語った。また、中井さん、柳葉さん、工藤さんの男性陣全員がテニス経験者であることにちなみ、前日15日(現地時間)に行われた男子テニスATPツアー・ファイナル準決勝での錦織圭選手の試合について質問が飛び、中井さんが「錦織選手は絶対勝てると思っていたので残念です。でも、本当に頑張っていました」と答えると、柳葉さんも工藤さんも大きくうなずいていた。『アゲイン 28年目の甲子園』は2015年1月17日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年11月17日全国の元高校球児が時を超えて再び甲子園を目指す実在の大会「マスターズ甲子園」を舞台にした、中井貴一主演『アゲイン28年目の甲子園』。かつての夢に再挑戦する、不器用すぎる大人たちの姿を描いた本作から、第5弾となるメイキング特別映像が到着。憧れの甲子園球場で実際に撮影するベテラン俳優たちの姿に、共演の門脇麦、和久井映見も思わず“胸アツ”になったコメントも収められている。「とんび」の人気作家・重松清の新作小説(集英社「小説すばる」連載)を『風が強く吹いている』の大森寿美男監督が映画化、浜田省吾が10年ぶりに書き下ろした新曲「夢のつづき」が主題歌に起用されている本作。主演の中井さんは、かつての高校野球部のキャプテンで、元チームメイト松川典夫の娘・美枝(波瑠)のすすめで「マスターズ甲子園」を目指す坂町晴彦役。もはや仕事に張りはなく、無難に毎日を生き、離婚した妻が亡くなって以来、門脇さん演じるひとり娘の沙奈美とも絶縁状態という、いわゆる“サビついたオヤジ”という役どころだ。今回解禁となったメイキング映像は、2013年12月21日、22日にクライマックスの野球シーンを撮影した甲子園球場での様子が主に収められている。中井さん演じる坂町のチームメイトで、元エースピッチャー、高橋役の柳葉敏郎と、実際に元高校球児だったキャッチャー、山下役の村木仁が、ピッチャーマウンドの「土が違う」と興奮気味に話している様子を始め、ただキャッチボールをしているだけも喜々とするキャスト陣たち。“父親”の勇姿を見守りにきた門脇さんにも、「大人の男性陣がものすごく興奮している感じが新鮮。甲子園ってすごいですよね」と言わしめるほどに、中井さん、柳葉さん、そして自身も甲子園を目指していたOB会長・柳田役の西岡徳馬らベテラン俳優たちが、まるで少年に戻ったかのような微笑ましい様子が見て取れる。また、物語のカギを握る元マネージャー・立原裕子役の和久井さんも、「大人の男性陣の白いユニフォーム姿が楽しそうでさわやかで…いっしょにここにいられることが幸せです」と、胸いっぱいといった面持ちでコメント。28年前の高3の夏、ある事件により甲子園への夢を断たれた坂町ら元高校球児たち。彼らの夢はもう一度実現するのか、あの夏にいったい何があったのか、物語の行方も気になる映像となっている。『アゲイン 28年目の甲子園』は2015年1月17日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年10月10日大人気のドラマシリーズ『踊る大捜査線』の劇場版最新作『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』が公開中だ。さて、「踊る」シリーズといえば、スピンオフ作品に地下鉄をテーマとした作品があった。『交渉人 真下正義』だ。東京の地下鉄が舞台だが、都内の地下鉄から協力を得られず、本物の東京の地下鉄が出てこないという異色の作品。「踊る」シリーズのファン向けに制作されているだけに、同作品だけではおもしろさを満喫したとはいえない。しかし鉄道映画としては興味深い。地下鉄は都市の便利な乗り物だ。そして閉鎖された空間、社会の裏側といった雰囲気も魅力だろうか。アメリカでは、『サブウェイ・パニック』など名作サスペンス映画が作られた。『交渉人 真下正義』は、「東京で地下鉄をテーマとしたサスペンスを作れるか?」という可能性にチャレンジした意欲作ともいえる。ロケで使われた地下鉄がどこかを当てるクイズとしても楽しめる。同作品の主人公は『踊る大捜査線』の青島俊作……の後輩で、若手キャリアの真下正義(ユースケ・サンタマリア)。彼は警視庁初の交渉人(ネゴシエイター)として、いくつかの事件を解決し、そのつど警視庁のPRと、自己顕示欲を満たすため(?)、各メディアに出演していた。警視庁には交渉課準備室が設置され、真下は課長となっていた。そんな年のクリスマス・イブ。柏木雪乃(水野美紀)とのデートを楽しみにしていた真下は、室井管理官(柳葉敏郎)に呼び出される。最新鋭の試験車両「クモ」が何者かに乗っ取られ、犯人の予告通りに公園で爆発事件が発生。東京の地下鉄事業者「TTR」(東京トランスポーテーション・レールウェイ)では運行装置に原因不明のトラブルが発生し、そのすきに「クモ」は運行中の地下鉄電車に接近する。車内には爆弾が積まれているかもしれない。そして犯人は名指ししていた。「真下さん、一緒に地下鉄を走らせましょうよ……」と。乗っ取られ、恐怖の対象となる「クモE4-600」は、線路幅や電化方式の違う線路も走れる車両。映画公開当時、「そんな都合のいい電車があるんだろうか?」と思った人がいたかもしれない。しかしいまでは、九州新幹線長崎ルート向けにフリーゲージトレインの開発が進められることに。JR四国では試運転も実施されている。さらに先日、JR西日本がフリーゲージトレインで実績のあるスペインの鉄道と提携することを発表したばかり。JR西日本では、北陸新幹線から在来線へ乗り入れる列車にフリーゲージトレイン導入を検討しているという。電化方式の違いを問わないバッテリー方式の電車も、JR東日本が開発中だ。つまり、営業用として採算に見合うかどうかは別として、いまの鉄道技術なら「クモE4-600」は実現可能。同作品のスタッフはちゃんと鉄道技術をリサーチして作っているんだなと感心する。この作品を見て、東京の地下鉄を知っている人は不思議に思ったことだろう。駅の雰囲気は東京の地下鉄に似ている気がするけれど、車両はまったく違う。じつは、「地下鉄内を制御不能の爆弾列車が走る」という設定も影響し、東京メトロや都営地下鉄の撮影許可を得られなかった。そこで全国各地の地下鉄でロケを実施した。だから東京の地下鉄が舞台にもかかわらず、実際の東京の地下鉄は出てこない。それでも同作品を違和感なく映画を楽しめる理由は、コメディであり、他の作品のパロディが多い『踊る大捜査線』シリーズのひとつだからといえるだろう。ちなみに、劇中で表示される地下鉄路線図は実物とほぼ同じように見える。ただし路線名は違う。東西線は東陽線、有楽町線は桜田門線、半蔵門線は九段下線、銀座線は渋谷線……、となっている。運行会社名は東京メトロではなく「東京トランスポーテーションレールウェイ(TTR)」で、都営地下鉄は「新東京鉄道(新東線)」だ。交渉人と犯人との駆け引き、地下鉄という閉鎖された空間で起きるパニックがテーマで、実際の鉄道と同じかどうかは物語や演出上、あまり関係ない。そんなスタッフのわりきった姿勢は気持ち良い。むしろ架空の東京の地下鉄を演出するために全国各地の地下鉄が登場することで、鉄道ファン的なお楽しみも増すことになった。たとえば東陽線の場合、撮影で使われたのはおもに神戸市営地下鉄海岸線で、駅や車体の行先表示もていねいに貼り替えている。スタートから8分10秒あたりでは、横浜市営地下鉄の電車もチラッと登場。マークは映像処理でぼかしが入っているけれど、キャラクター「はまりん」のステッカーがそのままだ。スタッフロールの「ロケーション協力」の部分には、神戸市交通局、横浜市交通局のほか、札幌市交通局、大阪市交通局、JR西日本も並んでいる。JR西日本は地下鉄ではないけれど、東西線の加島駅が桜田門線永田町駅として登場する。電車や駅が出てくるたびに、「ロケ地はどこかな?」と当ててみる楽しさがある。物語の重要なカギのひとつに、「脇線(連絡線)」の存在がある。劇中では軍事輸送や政治家の脱出用などと、いかにも陰謀論として描かれている。いわゆる「脇線」(連絡線)は実在するが、実際は「車両の検査を別の路線の工場で実施する」などの目的で建設され、ときどきこの線路を使ってイベント列車が走ることがある。かつて小田急電鉄と東京メトロが運行したロマンスカー「ベイリゾート」も、千代田線の霞が関駅と有楽町線の桜田門駅を結ぶ連絡線を使用した。劇中、その「脇線」の路線図が登場する場面がある。もちろん架空だけど、路線網がおもしろい。もうその線路で営業したらいいのに、と思うくらいたくさんある。この作品の最大の突っ込みどころはここかもしれない。『交渉人 真下正義』は、「踊る」シリーズのスピンオフ作品として、お祭り騒ぎのようなテイストになっている。そこが筆者にはちょっと残念。とはいえ、東京の地下鉄を舞台としたサスペンス映画が作れることを証明した功績は評価したい。今後、東京の地下鉄を舞台とし、『サブウェイ・パニック』をしのぐ作品が出てくることを期待しよう。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月29日「ぴあ」調査による9月7日、8日公開の映画・満足度ランキングは、織田裕二主演の人気シリーズ完結編『踊る大捜査線 THE FINAL新たなる希望』がトップに輝いた。2位にデンゼル・ワシントン主演作『デンジャラス・ラン』が、3位に『ボラット』『ブルーノ』のサシャ・バロン・コーエン主演のコメディ映画『ディクテーター 身元不明でニューヨーク』が入った。その他の写真1位の『踊る大捜査線 THE FINAL…』は、織田、深津絵里、柳葉敏郎らお馴染みのキャストと、本広克行監督らスタッフが再集結したシリーズ最新作。出口調査では「まさにファイナルという感じ。最後は衝撃的だった」「テーマは重くもあり、かつ軽妙。エンターテインメント性もありながら考えさせられる作品だった」「ファイナルを観て初回に戻ったような懐かしい感覚になった」「“踊る”らしい小ネタなど楽しめる要素が詰まっていて、最後まで楽しめた」「ファンとして感慨深いものがあった」「胸に残る台詞があって感動した」などのコメントが寄せられ、世代をこえて高い満足度を獲得。シリーズ完結編とあって「続きがあってほしい」「終ってほしくない!」などの声もあがった。2位の『デンジャラス・ラン』は、何者かに命を狙われている犯罪者(ワシントン)と、彼を護送することになった新米CIA局員(ライアン・レイノルズ)の逃亡劇を描いたサスペンス・アクション。アンケート調査では「こんなに激しいワシントンを観たのは初めてで新鮮だった」「アクションのスピード感と迫力が凄い。デンゼル・ワシントンをはじめ、男らしいキャストが揃っていてカッコよかった」「ライアン・レイノルズは、デンゼル・ワシントンに負けない存在感があって、ふたりの化学反応は素晴らしい」「男として共感できる部分があり、グッときた」「デンゼル・ワシントンのパワーとカリスマ性を感じた」など、特に男性から好評だった。(本ランキングは、2012年9月7日(金)、8日(土)に公開された新作映画10本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)
2012年09月10日15年もの間、ファンを魅了し続けた大人気シリーズの完結編『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』が9月7日(金)、ついに全国で封切られ、公開2日間で早くも観客動員50万人突破の大ヒット!9月9日(日)には主演を務める織田裕二w始め、共演する深津絵里、ユースケ・サンタマリア、水野美紀、脚本を手掛けた君塚良一、メガホンをとった本広克行監督が東京・台場のシネマメディアージュにて公開御礼舞台挨拶に立った。織田さんは今月7日(金)に東京・日比谷のTOHOシネマズスカラ座で行われた初日舞台挨拶を皮切りに、札幌・シネマフロンティア、福岡・Tジョイ博多(以上9月8日)、大阪・TOHOシネマズ梅田、名古屋・ミッドランドスクエアシネマ(以上9月9日)と“弾丸ツアー”を敢行し、その後シリーズの聖地とも言えるお台場にゴール。同所での舞台挨拶がスタートしたのは午後9時過ぎだったが、織田さんらが登場すると、客席を埋め尽くすファン約600人のボルテージは早くも最高潮だ。「ただいまー!弾丸出張を命じられて、たったいま戻ってきました」と織田さん。ミュージシャンとして全国ツアーを行った経験はあるものの、“青島俊作”として東京・大阪以外の都市を訪問するのは、15年の歴史上でこれが初めて。もちろん、各地で熱狂的に迎えられたと言い、なんと大阪では室井を演じる柳葉敏郎がサプライズ登壇したのだとか。全国のファンの思いを背負った織田さんは「ここまで続けられたのは、みなさんの力があってこそ。いまさら聞きますけど、みなさん『踊る』好きですか?」。もちろん客席からのあちこちから「好きーー!」の声が飛び、織田さんも「オレも!」と満面の笑みを見せていた。舞台挨拶の後半には、トレードマークである“青島コート”を身にまとい、ファンは大歓声。すると、織田さんは1997年にテレビ放送された第2話「愛と復讐の宅配便」の撮影現場をふり返り「(いかりや長介さんが演じた)和久さんの爆弾のエピソードで“踊る劇団”のチームワークが出来上がる感覚があった。何かが生まれる“予感”がして、気づいたら15年。いつの間にか大きな存在になっていた」と激白。それだけに15年目のファイナルを惜しむ声は絶えないが、織田さんは「続けたい気持ちもあるが、やっぱりこれで最後。ごめんね」と断言すると、15年分の感謝を込めて深々と頭を下げた。『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』は全国東宝系にて公開中。■関連作品:踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望 2012年9月7日より全国東宝系にて公開© 2012 フジテレビジョンアイ・エヌ・ピー
2012年09月10日1997年の放送開始からファンを魅了した人気シリーズの完結編『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』が全国で封切られ、9日に、主演を務める織田裕二をはじめ、共演する深津絵里、ユースケ・サンタマリア、水野美紀、脚本を手掛けた君塚良一、メガホンを執った本広克行監督が東京・台場のシネマメディアージュで“公開御礼舞台あいさつ”に登壇した。その他の写真7日の公開初日からわずか2日間で、観客動員50万人を記録。織田は7日~9日の3日間で東京・日比谷、札幌、福岡、大阪、名古屋、東京・台場と6会場9回の舞台あいさつに立ち、「ただいまー! 弾丸出張を命じられて、今(台場に)戻ってきました」とゴールに感慨もひとしお。この日は久しぶりに“青島コート”も着用し、ファンは見納めになるかもしれない“勇姿”を目に焼き付けた。ミュージシャンとして全国各地でツアーを行った経験もある織田だが、“青島俊作”として東京・大阪以外の都市に足を運ぶのは今回が初めて。「どの街も『こんな熱さ、なかなかない』と思うほどすごかったですね。どこに行っても温かく迎えていただいた」と、いつも以上に熱く燃え上がる織田。なんと名古屋に水野が、大阪には柳葉敏郎がサプライズで飛び入りし、会場を沸かせたのだとか。水野にとっては7年ぶりのシリーズ復帰で「卒業式のような場に、こうして皆さんと一緒にいられるのは本当に嬉しい」と感激していた。深津は本作の公開後、初めてファンの前に登場し「皆さんに15年もの間、愛され続け、育てていただいた作品に参加できて光栄」。舞台出演のため、日比谷で行われた初日舞台あいさつは欠席しており「すごく盛り上がったと聞いて、すごくうらやましかった」と本音をこぼすと、ユースケ・サンタマリアが「そりゃ、もうハンパなかった。(ロンドン五輪の)メダリストのパレードあったでしょ。あれとほぼ同じ状況」と笑いを誘っていた。最後に織田は「僕らはムービー1(98年公開の『踊る大捜査線 THE MOVIE』)で出し切った感もあった。それでも、ここまで続けることができたのは、ファンの皆さんの力があってのこと。悲しい出来事や別れもあったが、今は続けたい気持ちもある」と胸中を吐露。それでも「でも下手なものは作れないし、これで最後。ごめんね」とキッパリ断言し、15年分の感謝をこめて、深々とファンに頭を下げていた。『踊る大捜査線 THE FINAL新たなる希望』公開中
2012年09月10日今秋公開の映画『踊る大捜査線 THE FINAL新たなる希望』に、SMAPの香取慎吾が犯人役で出演することが発表された。その他の写真『踊る大捜査線 THE FINAL…』は、湾岸署を舞台に、おなじみのメンバーである青島(織田裕二)やすみれ(深津絵里)、署長に就任した真下(ユースケ・サンタマリア)、室井(柳葉敏郎)らが、新犯人(香取)が巻き起こす事件に挑む姿が描かれる。これまで“踊る”シリーズに登場した犯人といえば、 小泉今日子が演じた猟奇殺人犯や岡村隆史が演じた女子高生連続噛み付き魔など、観客に強烈な印象を残してきた。本作で香取が演じる犯人は、極端に台詞が少なく台本にも感情がほとんど書かれていないそうで、その正体や彼の犯行内容、その目的は謎に包まれている。長年、“踊る”シリーズのファンだったという香取は「いつかは出演したいと思っていましたが(メンバーの)稲垣くんが出演した時に自分の出演はないなと思いました。自分の持つ力を出しきって勝負したい。織田さんに負けません」と意気込みを語っている。すべての撮影を終えた本広克行監督は、香取について「普段あまり見せない狂気の芝居を見せてくれてます。その表情だけでものを語れる役者としての香取さんにすごい魅力を感じました」とコメントしており、シリーズ最後の犯人が青島とどのように対峙するのか気になるところだ。『踊る大捜査線 THE FINAL新たなる希望』9月7日(金)より全国公開
2012年06月01日映画『聯合艦隊司令長官山本五十六 ―太平洋戦争70年目の真実―』が12月23日(祝・木)に公開を迎え、主演の役所広司を始め、玉木宏、柳葉敏郎、吉田栄作、椎名桔平、原田美枝子、瀬戸朝香、田中麗奈、五十嵐隼士、成島出監督が舞台挨拶に登壇した。日米開戦に誰よりも反対しつつも自ら聯合艦隊司令長官として戦いの火蓋を切った山本五十六の姿を通じてあの戦争の姿を描き出す。戦闘機を模した舞台に立った役所さんは公開を迎え感慨深げ。来場した観客に向けて感謝の思いを伝えた。共演陣からは役所さん=山本長官へのラブコールが続出!瀬戸さんが「山本さんと役所さん(のイメージ)が重なって、役所さんのことが好きかもって思えてきました(笑)」と語ったのを皮切りに、柳葉さんも「山本さんのような人が近くにいたら好きになっちゃいます」、吉田さんも「一番近くにいたので好きになっちゃいました!」、若き零戦パイロット役の五十嵐さんも「好きになってました」と告白。椎名さんも「僕の中ではロバート・デ・ニーロを超えてます。大好きなあまり、結婚式の仲人を押し付けましたから」と“役所愛”を大喧伝。役所さんは「来年もこうやってみんなに『好き好き』って言われる年になれば」と笑みを浮かべていた。五十六の妻を演じた原田さんは「私の両親は戦争には行ってませんが、軍需工場などで働いていて、好きなことが出来なかった世代。そういう時代があって、いま、私は好きなことをやらせてもらっていることの幸せをつくづく感じます」とあの時代を生き抜いた人々への感謝の思いを語った。五十嵐さんも「当時は若い世代が戦争の最前線に立ってました。いまの戦争のない日本があるのはその人たちのおかげ。若い人にも観て何かを感じてもらえたら」と訴えた。撮影は東日本大震災から2か月後の5月に始まったが、吉田さんは「いま、自分たちに何ができるのか?と考えて臨みました」と真摯に語る。玉木さんは「震災があり、また世界でもいろんなことがありました。観終わって、今後を担う人たちがどう受け止めてくれるのか?何かを考えていただけたら」と訴え、役所さんも「まだまだこれから子孫の代まで復興に向けて進んでいかないといけない」と力強く呼びかけた。『聯合艦隊司令長官山本五十六 ―太平洋戦争70年目の真実―』は全国にて公開中。■関連作品:聯合艦隊司令長官山本五十六 ―太平洋戦争70年目の真実― 2011年12月23日より全国にて公開© 2011「山本五十六」製作委員会■関連記事:玉木宏&袴田吉彦インタビュー歴史に向き合い、歩み続ける2人が感じた“時代”役所広司、同郷の故・市川森一の思い出を語る役所広司「魂安らかになれば」五十六の故郷・長岡“冬花火”に感激役所広司、山本五十六を演じ「どうして戦争が起こったのか考えるきっかけになれば」
2011年12月24日この冬公開の映画『聯合艦隊司令長官 山本五十六』のクランクアップ会見が7月18日(月・祝)に都内で開催され、主演の役所広司をはじめ、玉木宏、柄本明、柳葉敏郎、吉田栄作、椎名桔平、中村育二、五十嵐隼士、伊武雅刀、原田美枝子、瀬戸朝香、田中麗奈、宮本信子、香川照之、成島出監督という総勢15名が出席した。日独伊三国軍事同盟、日米開戦に対して最後まで強硬に反対を唱えつつ、時流に抗しきれず、運命の皮肉か自らの手で戦端を切ることを余儀なくされた司令長官・山本五十六の姿を描く。役所広司をはじめ、日本映画界を代表する俳優陣が集結。『孤高のメス』、『ミッドナイト イーグル』の成島出がメガホンを握る。キャスト陣14名は劇中の衣裳で登場。ちょうどこの日の明け方、女子サッカーのワールドカップで日本が“日米決戦”を制して世界一の座についたばかりだが、役所さんもTV観戦していたそうで「とにかく、感動しました。日本の女性は強いとつくづく思いました」と笑顔。ちょうど70年前に、日米開戦の戦いの火ぶたを切って落とした山本を演じる上で「とにかく、監督、スタッフに助けられ、全てのキャストの方のエネルギーに支えられながら、『この国を守るんだ』という思いで演じました」と真摯な表情で語った。山本と出会い、その人柄や信念に惹かれていく新聞記者・真藤を演じた玉木さんは「真藤は誇りを持った人物。記者として、真実を伝えているつもりが、だんだん事実とずれていってしまうんですが、山本五十六との出会いで世に真実を伝えようという使命感を持つようになります。セリフが少ないので思いと表情で演じました」とふり返った。柳葉さんは、山本と共に戦争に反対する海軍軍人・井上成美を演じたが、柳葉さんの祖父も海軍で出征した経験があるそう。「小さい頃、戦争の話が聞きたくて祖父に問いかけても、なかなか口を開いてくれなかった記憶があります。そんな中で祖父が語ってくれたのが『あんな戦争、やるもんじゃない』、『勝てるわけがない』と思いながら戦場にいた、ということ。(自身が演じた)井上さんと同じ思いだったんだと。(祖父の)DNAで、もっと役に近づければという思いで演じた」と明かした。若き特攻隊員役の五十嵐さんは「若い世代を代表して参加した」と強い思いを語る。「戦争の知識がなかったので勉強になりましたし、若い人たちが死と隣り合わせにいるという感覚は難しかったです」と述懐した。宮本さんが演じたのは五十六と18歳離れた姉。「五十六は姉に対して甘えているところもあり、時々、厳しいことを言う姉の気持ちを受け止めていた。短いシーンでしたが、五十六を思い、(気持ちを)込めました」と家族の側から見た山本五十六像に言及。妻を演じた原田さんも「五十六さんは懐が深く人間として温かい人。仕事をする上ではそれではいけないのかもしれないですが、信念を貫いて生きたと思います」と“夫”五十六の心情を慮った。香川さんは新聞社の主幹を務める男・宗像を演じているが、当時のマスメディアの扇動的な報道が戦争を導く一因となったとも言われている。「それが事実だったのかどうか、当時を生きていた人にしか分かりませんが、マスメディアの力は大きく、怖いものであり、マスメディアの力そのものが、何かを動かしていると思います」と厳粛に語った。成島監督はこの豪華キャストに「素晴らしいキャストのみなさんと仕事ができて幸せ。夢のような時間でした」と満足げ。この日の会見には報道陣に加え、都内の女子高の生徒が学習の一環として招かれていたが、「戦争を知らない私たちに、映画をどう受け取ってほしいか?」という高校生の質問に役所さんは「僕も戦争を知らない子です(笑)」とユーモアたっぷりに語りつつ「どうして戦争が起こってしまったのか?映画を通して若い人も実際に戦争を体験した人も考えるきっかけになればと思います。国を守るためにこれだけの人が命を懸けて戦ったのは事実です。それを感じていただければと思います」と言葉に力を込めた。『聯合艦隊司令長官 山本五十六』は12月23日(祝・金)より全国にて公開。■関連作品:聯合艦隊司令長官 山本五十六 2011年12月23日より全国にて公開
2011年07月19日映画『SPACE BATTLESHIP ヤマト』の完成披露試写会が11月1日(月)、東京・千代田区の東京国際フォーラムで行われ、主演の木村拓哉(SMAP)、共演の黒木メイサ、池内博之、山崎貴監督らが舞台挨拶を行い、鑑賞後の観客約3,800人から大きな拍手を浴びた。1970〜80年代にTVアニメ、劇場版が発表された国民的人気SFアニメの初実写化。西暦2199年、謎の異星・ガミラスの侵略を受けて放射能汚染による絶滅まであと1年の危機に瀕した地球を救うため、地球防衛軍の最後の希望・宇宙戦艦ヤマトの古代進(木村さん)ら乗組員が放射能汚染除去装置があるとされる惑星イスカンダルへ戦いの旅を繰り広げる物語。拍手と大声援に迎えられた木村さんは「いち早く受け止めてくれてありがとう」とまずは感謝の言葉。「観ていただいたみなさんにご挨拶ということで正直、どういう受け取り方をしたのか、どういう表情で迎えてくださるのか、すごく不安に思うところがありましたが、いま見ていると、言葉は必要ない高揚感に包まれています」とホッとした表情を見せた。黒木さんは「自分がここにいることすら実感できない」と緊張をうかがわせ、池内さんは「いま、すごく興奮しています。こんなに多くの方とこの場所に一緒にいられるのはすごいこと」と瞳を潤ませた。原作アニメファンの柳葉敏郎は「ホントの愛、ホントの正義、ホントのロマンを見届けていただけたでしょうか?」と問いかけて、会場から沸き起こった拍手に笑顔。最新VFX技術を駆使して壮大な宇宙戦映像を描いた山崎監督は「僕自身、子供の頃からの夢だった宇宙モノのSFを手掛けることができて嬉しかった。それも木村くんが乗る、と言ってくれたから」と感慨深げに話した。締めの挨拶は再び木村さん。「何人もの気持ち、熱意で作り上げた作品で、参加できて光栄で感謝すると同時に、こういうものを作ったと胸を張ってみなさんに楽しんでいただきたい、心からそう思います。僕らが作った作品を隅から隅まで思う存分、楽しんで語り合っていただけたら」と呼びかけた。ほかに緒形直人、高島礼子、マイコ、波岡一喜、斎藤工が出席した。映画『SPACE BATTLESHIP ヤマト』は12月1日(水)より全国東宝系にて公開。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:SPACE BATTLESHIP ヤマト 2010年12月1日より全国東宝系にて公開© 2010 SPACE BATTLESHIP ヤマト 製作委員会■関連記事:映画で見たいカップルNo.1は向井理&綾瀬はるか!実生活で夫婦の2人もランクインキムタク『ヤマト』の特撮に苦戦「いま、木星と言われても…」キャスト陣登壇予定!『SPACE BATTLESHIP ヤマト』完成披露試写会に10組20名様ご招待『ヤマト』主題歌をスティーヴン・タイラーが初のソロプロジェクトで書き下ろすビョンホン、主演ドラマの声優、藤原竜也と初対面「好きな俳優、嬉しい」
2010年11月01日20代女性にとって「恩田すみれ」は、主人公と同じくらいカッコいい存在「事件は会議室で起きているんじゃない。現場で起きているんだ!」と聞いて、即座に織田裕二さんの顔が浮かぶ人も多いのではないでしょうか。もはや国民的人気作となった映画『踊る大捜査線』シリーズ。今回は、最新作『踊る大捜査線 THE MOVIE3 ヤツらを解放せよ!』が大ヒットを記録するなか、登場人物たちの人気度を調査しました>>男性編も見るQ.好きな『踊る大捜査線』のキャラは?(複数回答)1位青島俊作(織田裕二)36.4%1位恩田すみれ(深津絵里)36.4%3位室井慎次(柳葉敏郎)30.4%4位和久平八郎(いかりや長介)23.5%5位真下正義(ユースケ・サンタマリア)21.5%■キャラクター設定が好き!派・青島俊作:「自分を曲げないところがカッコいい」(22歳/医療/その他[専門職])・青島俊作:「ポジティブ過ぎるところが見ていて気持ちいい。友達になりたいタイプ」(29歳/アパレル/クリエイティブ)・恩田すみれ:「さっぱりしていてカッコいいのに乙女心もある。そういうところに憧れる」(27歳/医薬品/研究開発)・恩田すみれ:「彼女のように仕事ができる女性に憧れる」(26歳/食品/販売)・室井慎次:「普段はしっかりしているのに、たまにナマるところがかわいい。不器用な性格も大好き」(25歳/通信/人事)・室井慎次:「エリート側の人だけど、現場のメンバーを信頼し、サポートしているところが好き」(28歳/精密機器/エンジニア)・和久平八郎:「彼のように、ひょうひょうとしているけど人情に厚い上司がいたら楽しいと思う」(25歳/広告/営業)・真下正義:「エリートなのに、そう見えないところが良い」(25歳/金融/金融系専門職)・新城賢太郎 :「だんだん現場の人間に理解を示すようになり、協力的になってきたところがツボ」(25歳/医療/サービス)・神田署長:「あの年代で『若い人にもウケる!』と感じさせるのがスゴい」(26歳/その他[電力]/その他[事務])■見た目が好き!派・恩田すみれ:「美人だけどたまに天然なところがあってかわいい」(27歳/IT/秘書・アシスタント)・柏木雪乃:「雪乃さんは、このシリーズの華。だから、新作にも出演してほしかった!!」(27歳/精密機/研究開発)■演じている俳優が好き!派・室井慎次:「元々、柳葉敏郎さんのファンだった」(23歳/公益法人/総務)・恩田すみれ:「深津絵里さんが好きだから」(24歳/教育関連/その他[一般事務])・真下正義:「この役を演じているユースケ・サンタマリアさんが好きだから」(25歳/IT/営業)総評男性編と同様に主人公「青島俊作」が1位独走かと思いきや、男性編では4位だった「恩田すみれ」が同率で並びました。さばさばしている一方でたまに乙女心を見せてしまう点を評価する声が目立ったことから、20代女性は「恩田すみれ」のように強さと弱さを併せ持つ女性像が好きなのでしょうね。さらに、女性からの支持が高い深津絵里さんが演じている点も得票につながった模様。そんななか、亡くなったいかりや長介さんや『THE MOVIE3』には登場していない新城賢太郎や柏木雪乃にも票が入っていたのが印象的でした。『踊る大捜査線』シリーズは、最新作のヒットで盛り上がっている今だけでなく、ずっと前から20代女性に浸透していたようですね。(文・大城健太郎)調査時期:2010年6月25日~7月5日調査対象:COBS ONLINE会員調査数:女性451名調査方法:インターネットログイン式アンケート■関連リンク映画やドラマ、あなたの気になるエンタメ情報はコチラでチェック【女性編】好きなエヴァンゲリオンのキャラランキング【女性編】主人公の配役がバッチリだった大河ドラマランキング完全版(画像などあり)を見る
2010年07月22日うちのダメ夫
あの日、私はいじめの加害者にされた
私、「サレ妻予備軍」になりました。