是枝裕和監督の最新作『三度目の殺人』の初日舞台挨拶が9月9日(土)、都内で行われ、是枝監督と2度目のタッグを組んだ主演の福山雅治、共演する役所広司、広瀬すず、満島真之介が登壇した。捉え方ひとつで形を変える“真実”の危うさと、それでも何かを信じたい人間の願いを浮き彫りにする、オリジナル脚本の法廷サスペンス。勝ちにこだわるエリート弁護士の重盛を演じた福山さんと、殺人犯・三隅を演じ、是枝組に初参加した役所さんとの“演技バトル”が大きな見どころだ。福山さんは「一般的な謎解きサスペンスとは逆の手法で、最後にたくさんの謎をちりばめたような革新的な作品。ご覧になる皆さんも、翻ろうされる参加型のエンターテインメント」と是枝監督の新境地をアピール。その分、見終わった後に“モヤモヤ”も残るため、福山さんは「監督と役所さんに、『本当のこと、教えてください』ってうかがったんですけど、ふたりとも『福山さん、どう思う?』って、全然教えてくれない」と不服そう。舞台上では劇中の追求シーンを再現する形で、「今日こそ、本当のこと、教えてください」と役所さんに迫った。ところが、当の役所さんは「僕はひとりも殺していないんですよ。まあ、皆さん、判断してください」とつれない返事。福山さんは「今日もまだ、かたくなに教えてくれないんですね。本当は何か、やってるだろ!(笑)」と白旗をあげていた。第74回ベネチア国際映画祭のコンペティション部門へ選出され、9月5日(現地時間)に是枝監督をはじめ、福山さん、役所さん、広瀬さんが現地入り。公式上映後には、満席の会場から割れんばかりの6分間に及ぶスタンディングオーベーションが起こった。是枝作品としては、『幻の光』以来の2度目の受賞に期待がかかるコンペティション部門の結果発表は、日本時間9月10日の1時~2時に行われる。結果発表の約10時間前というドキドキの中、帰国したばかりの福山さんは「手応え?あったと思いますよ」と自信の表情。「ベネチアでは“コウジ”コールがすごかった」と現地の役所さん人気を報告していた。『三度目の殺人』は全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年09月09日9月7日、フジテレビ系「アウトデラックス」に福山雅治(48)がゲスト出演。自身と香川照之(51)のBL(ボーイズ・ラブ)について語り出したことで、衝撃を受ける視聴者が続出した。 自身のラジオ番組にリスナーから「気がつけば本棚がBLだらけ」という川柳が届いたことがきっかけで、BLに興味を持った福山。世間での需要やマーケットを知りたがったところ、スタッフがBL漫画を集めてくれたという。今ではBL漫画を現場に持ち込むほどのハマりっぷりだ。 視聴者が驚愕したのは、福山が親交の深い香川とのBLを語り出した場面。ラジオのリスナーにBL脚本を募集したところ、福山と香川が付き合っている設定の「福山と香川と時々昆虫と」という本が届いたという。福山はこの脚本を香川のモノマネをしながら実演。 忙しい仕事の合間に、つかの間の公園デートを楽しんでいた二人。だが大の昆虫好きの香川が突然、草むらに入りバッタを捕まえ始める。「照之さん何やってるの、おれのことより昆虫のことが大事なのか!」という福山に、平然と「おう雅治、トノサマバッタがいたぞ!」と応える香川。福山は「もう照之さん、せっかくの休みなのにどうしてデートを楽しめないんですか」と怒り、なぜかその流れで最終的にキスをする……という内容だった。 荒唐無稽なストーリーに、マツコ・デラックス(44)は「それ超見たいんだけど」「キスだけですか?」と大興奮。福山は「僕も勉強して初めて知ったんですけど、ナマモノというジャンルらしいんです。実際にいる僕とか菅田将暉くんとかを絡ませちゃう」と解説した。 福山は以前から自身のラジオでBLの話をしていたが、テレビの地上波で堂々と語るのは初めて。しかも「ナマモノ」という一般的にデリケートとされるジャンルに触れてしまったことで、ネット上では「一緒に見ていた福山ファンの母親に『BLって何?』って聞かれていたたまれない」「ナマモノの話はテレビでしちゃダメ!」と、BL愛好女性たちから悲鳴が上がっていた。 とはいえ先入観を持たず、知らないものを素直に勉強する福山の姿勢に好感度が上がったという声も。盤石の人気を誇る福山だが、さらなるファン層の開拓につながるのかもしれない。
2017年09月08日9月8日(金)今夜放送のテレビ朝日系「ミュージックステーション」に俳優としても活躍する福山雅治が登場。9月13日(水)発売のニューシングル「聖域」を披露するほか、小沢健二と「SEKAI NO OWARI」、「関ジャニ∞」、「乃木坂46」など豪華アーティストが競演する。今回福山さんが歌う新曲の「聖域」はテレビ朝日系ドラマ「黒革の手帖」の主題歌。同作は1978~80年に「週刊新潮」で連載され、1980年には新潮社から単行本が刊行された松本清張の小説のドラマ化作品。これまでも1982年に山本陽子主演で、2004年には米倉涼子主演でドラマ化されいずれも高視聴率をマークしてきた。今作は9月1日に「EXILE」TAKAHIROと入籍を発表、来春には第1子の誕生を控える女優の武井咲が歴代最年少で“稀代の悪女”・原口元子を演じて主演。江口洋介、仲里依紗、滝藤賢一、真矢ミキら豪華キャストが脇を固めた。先日ドラマの撮影現場に武井さんを訪ねた際に「武井さんが実はこんな女性だったら素敵だな、と妄想しながら(笑)書いたんです」と語っていた福山さん。ドラマの世界をイメージしながら描き上げた楽曲を、今夜その美声で生パフォーマンスする。音楽アーティストとしても大活躍する福山さんだが、俳優としても主演最新作となる映画『三度目の殺人』が9月9日(土)より全国にて公開。本作で福山さんは“勝つことにこだわる”弁護士・重盛を演じ、共演に役所広司、広瀬すずといったキャストを迎え、是枝裕和監督と『そして父になる』以来4年ぶりのタッグを組んで、こちらでは俳優として重厚な世界観を描き出している。今夜の「Mステ」は福山さんのほか、小沢健二にとって「今夜はブギーバック」以来、23年ぶりとなる他アーティストとのコラボレーション曲「フクロウの声が聞こえる」を、「SEKAI NO OWARI」とともにテレビ初披露!「関ジャニ∞」がメンバーの錦戸亮が主演するドラマ「ウチの夫は仕事ができない」主題歌「奇跡の人」を。「乃木坂46」はメンバー出演による映画『あさひなぐ』の主題歌「いつかできるから今日できる」をそれぞれパフォーマンス。また元「うたのおにいさん」横山だいすけが子役でフィギュアスケーターの本田紗来と出演、「さよならだよ、ミスター」を歌ってくれる。「ミュージックステーション」は9月8日(金)20時~テレビ朝日系で放送。(笠緒)
2017年09月08日福山雅治主演、是枝裕和監督のタッグで贈る法廷心理サスペンス『三度目の殺人』の公開を記念して、同じく2人がタッグを組んだ2013年公開の映画『そして父になる』が、9月16日(土)に土曜プレミアムにて放送されることが決定した。大手建設会社に勤め、都心の高級マンションで暮らす野々宮良多(福山雅治)は、成功を自分の能力と努力で培ったと自負していた。そんな良多は6歳になった一人息子慶多(二宮慶多)の優しすぎる性格をもどかしく思っていた。ある日、一本の電話で良多の人生は変わる。妻・みどり(尾野真千子)が慶多を生んだ、出身地・群馬の病院で子どもの取り違えがあったことが発覚したのだ。DNA鑑定の結果、慶多は他人の子だった。みどりは気づかなかった自分を責め、良多は息子に抱いていた不満の意味を知る。良多は、戸惑いながらも相手方の家族と交流を始めるが、群馬で小さな電気屋を営む斎木雄大(リリー・フランキー)とゆかり(真木よう子)夫妻の身なりや粗野な言動に眉をひそめる。過去の取り違え事件では100%血のつながりをとるというが、一心に愛情を注いできたみどりと、温かで賑やかな家庭を築いてきた斎木夫婦は、育てた子を手放すことに苦しむ。早い方が良いという良多の意見でついに“交換”が始まるが、そこから、良多の「父」としての本当の葛藤が始まる――。第66回カンヌ国際映画祭「審査員特別賞」を受賞し話題となった本作は、日本でも昭和40年代までは頻繁にあった「取り違え事件」を丹念にリサーチしたうえ、オリジナルの脚本で贈る衝撃の感動作。福山さんが初の父親役にして人生で初めての壁にぶつかり葛藤する男という難役に挑み、その妻役を尾野真千子が演じるほか、もう一組の夫婦役に真木よう子とリリー・フランキー。さらに、風吹ジュン、國村準、樹木希林、夏八木勲ら豪華ベテラン陣が脇を固めている。土曜プレミアム映画『そして父になる』は9月16日(土)21時~フジテレビにて放送(20分拡大)。※一部地域を除く『三度目の殺人』は9月9日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:そして父になる 2013年9月24日~27日より全国にて先行公開、9月28日より新宿ピカデリーほか全国にて公開(C) 2013『そして父になる』製作委員会
2017年09月07日『そして父になる』(13)の是枝裕和監督と福山雅治が2度目のタッグを組んだ映画『三度目の殺人』。前作で是枝監督としっかり信頼関係を築いた福山は、本作で俳優としての真価をみごとに発揮しました。その立役者は、名優・役所広司。この映画、個人的な感想を述べると「福山雅治が役所広司に精神的にいたぶられる映画」でした。福山演じる敏腕弁護士・重盛が弁護するのは、殺人の前科がある三隅(役所広司)。彼は今回の事件では犯行を自供し、死刑が確実だと思われましたが、重盛はなんとか無期懲役に持ち込もうとします。その後、被害者の娘・咲江(広瀬すず)が三隅を心から慕い、だれにも言えない秘密を彼にだけ打ち明けていたことが判明。重盛が、三隅は咲江のために殺人を犯したのではないかと思い始めた矢先に、三隅自身が供述を二転三転させていきます。■イケてるはずの福山雅治が役所広司に飲みこまれる!?役所広司はサイコ・スリラー『CURE』(97)の刑事役で、萩原聖人演じる殺人犯に翻弄(ほんろう)されていく役どころを演じたことがありましたが、今回はその報復が福山に向けられたのでしょうか!? 役所は、大ヒット中の『関ヶ原』で演じたタヌキオヤジ家康と同一人物とは到底思えません(笑)。福山は『そして父になる』でも鼻につくようなエリートを演じていましたが、今回も自信たっぷりのクールな弁護士役です。彼は真実よりも依頼人の利益を優先させるリアリスト。そんなイケてる重盛が、三隅によって激しく揺さぶられていきます。『三度目の殺人』の脚本も手がけた是枝監督はトークショーで「福山さんは嫌なセリフを話す時のさげすんだ感じや語尾の雰囲気がうまい」と言っていましたが、本作を見れば納得。ドキュメンタリー出身の是枝監督が捉える役者の表情は毎回リアルです。今回の福山演じる重盛は、役柄上で完全に受け手で、得体の知れないモンスターのような殺人犯と対峙(たいじ)していくという流れです。日本映画界切っての名優・役所広司を敵に回したことで、福山の役者としての潜在能力がぐいぐいと引き出されていきます。それは是枝監督の狙いでもありました。主人公の心の揺れ幅は、『そして父になる』よりも大きく、役者としての深みもさらに増しています。■広瀬すずの目の奥に宿る闇オーラを浴びる福山!被害者の娘・咲江役を演じるのは、『海街diary』(15)に続いて是枝組に参加した広瀬すず。スポ根青春映画や青春ラブコメディでは、持ち前の愛くるしさを炸裂(さくれつ)させている彼女ですが、やはり是枝監督作の彼女はひと味もふた味も違います。咲江の目の奥には、底知れぬ闇が! 彼女は、是枝監督作を経て、渡辺謙らと共演した群像劇『怒り』(16)で李相日監督にも鍛えられ、女優として覚醒した感じを受けました。さらに広瀬のポテンシャルを知り尽くした是枝監督によって、息をのむようなすごみを引き出しています。福山演じる重盛は、咲江の発言にも戸惑いを隠せません。福山はここでも、世代は違えどモンスター級の女優・広瀬すずと向き合い、受け手として彼女が放つ暗黒のオーラを浴びました。この相互作用が本作の妙味であり、俳優・福山雅治の吸収力や反射能力にもうなります。■福山雅治の苦渋に満ちた表情がキモ通常の法廷サスペンスで追い求めるのは事件の真相、すなわち真実ですが、『三度目の殺人』では、少し勝手が違います。是枝監督が本作の脚本を手がけるにあたり、何人かの弁護士にリサーチして行き着いたのが「法廷は真実を解明する場所ではない」という着地点でした。重盛自身も、三隅が二度目の殺人を犯したかどうかはわからずに弁護をしていきます。やがて彼は三隅の心情に寄り添おうとし、真実を知りたい、そして彼を死刑にさせたくないと心から思うようになりますが、なぜか三隅はそれを望んでいないようでした。 ここで三隅が、裁判官という職種について「人の命を自由にできる」と語っていたひと言がきいてきます。重盛の心の葛藤は観客にも連鎖し、「人を裁くこととは何ぞや?」という究極の問いをつきつけられることに…。はたして三隅に下された判決とは? そして『三度目の殺人』の意味とは?『三度目の殺人』はジャンルとしては法廷サスペンスというよりはスリラーとか心理ドラマに近い。観終わった後のもやもや感やざわめきも、是枝監督にとっては「してやったり」なんでしょう。とにかく俳優陣の存在感が圧巻です。福山雅治ファンとしては、ドSな視点から彼がメンタル面でいたぶられていく表情を堪能してはいかがでしょうか?『三度目の殺人』9月9日(土)公開公式サイト:
2017年09月06日第74回ヴェネチア国際映画祭コンペティション部門に出品されている是枝裕和監督の最新作『三度目の殺人』。現地時間の9月5日、本作の公式上映が行われ、主演の福山雅治をはじめ、役所広司、広瀬すずと是枝監督が現地入り、本作の音楽を手掛けるルドヴィコ・エイナウディも加わり、記者会見、フォトコール、レッドカーペットに参加。公式上映では6分ものスタンディングオベーションに包まれた。カンヌ、ベルリンと並ぶ世界三大国際映画祭の1つであり、国際映画祭の中でも最古の歴史を誇るヴェネチア国際映画祭。今年の審査員長は『20センチュリー・ウーマン』の女優アネット・ベニングが務めている。福山さんと広瀬さんは今回が初参加、役所さんは『十三人の刺客』以来、7年ぶり2度目、是枝監督は第52回(1995年)で「金のオゼッラ賞」を受賞したデビュー作『幻の光』以来、実に22年ぶり2度目となった。まず、涼しく爽やかな風が吹く、美しい水の都イタリア・ヴェネチアに、颯爽と登場した福山さん。イタリアの有名ブランド「ドルチェ&ガッバーナ(Dolce&Gabbana)」のスーツ姿。役所さんは「ジョルジオ・アルマーニ(GIORGIO ARMANI)のスーツで貫禄たっぷり。また、広瀬さんも同じく「アルマーニ」のドレスと「プラダ(PRADA)」の靴で大人っぽい装い。同じく「アルマーニ」のスーツに身を包んだ是枝監督も記者会見会場に登場。250人収容の会見場は報道陣で満員となった。フォトコールにも数多くのメディアが集まり、「是枝!」という歓声も。世界の「コレエダ」の最新作であり、カンヌ国際映画祭審査員賞を受賞した『そして父になる』の福山さんとの再タッグである本作への注目度の高さがうかがえた。会見では、特に近年の作品とは全く違った作風となったことについて質問を受けた是枝監督は、「新しいことをやった意識ではない」と話しつつ、「ただこの10年ぐらいホームドラマを続けて人間のデッサンを鉛筆で書いていたようなそういう意識なのです。今回はやや“家”から“社会”へ視野を広げて油絵で描くようなタッチを変えた作画をしている」とコメント。さらに「社会に目を向けたときに、人が人を裁くことについて考えてみたいと思ったことがスタートとしてありました」と語った。また、福山さんは監督について「原案、脚本、監督、編集をやられていて、全ての工程を俳優として参加しながらその現場を一番近くで見られるというのは僕にとってこの上ない贅沢な経験です。贅沢な経験であると同時にすごく刺激を受ける現場です」と真摯にコメント。役所さんは、「監督から『だれか嫌いな人を2~3人殺す練習をしたらどうですか…』、なんて言われたりはしませんでしたけど(笑)」と冗談めかしながらも「撮影の最終日まで脚本が変更になって、監督がどの方向に私たち俳優を導いてくれるのかというのが手に取るようにわかりましたので、それを1つの手掛かりになんとかやりきることができました」と語り、広瀬さんは、「少女だからこそ見える大人の方の言葉、行動、母への思いなど色んなものを客観的に見ていました。お母さん(斉藤由貴)が話す言葉を一字一句聞き逃さないように、ずっと話を聞いて、徐々にニュアンスが変わっていったり、どこか自分をかばうように話す姿を見て、また感情が生まれたりしていました」と撮影当時をふり返っていた。そして、快晴のレッドカーペット会場には、福山さんらキャストと監督をひと目見ようと、大勢の観客とマスコミ陣であふれた。「ドルチェ&ガッバーナ」のタキシードと「ジバンシィ(GIVENCHY)」のシャツ、「クリスチャン・ディオール(ChristianDior)」の靴に身を包んだ福山さん、「ジョルジオ・アルマーニ」のタキシードの役所さんとともに、広瀬さんは日本のブランド「WITH A WHITE」のエレガントな白いロングドレスにイタリアのブランド「ジュゼッペ・ザノッティ(GIUSEPPE ZANOTTI)」のハイヒールを合わせて登場。その姿にはイタリア人女性からも「カワイイー!」といった声もあがり、それぞれ、観客やメディアからの大歓声に応えて手を振ったり、ファンのサインに応じたりする様子が見られた。公式上映は、キャパシティ約1,030席が満席に。観客は是枝監督が描く緊迫感あふれるサスペンスに、息をのむように引きこまれた様子で、上映終了後には6分にも及ぶスタンディングオベーションが!福山さんらキャスト陣は手を振ってそれに応え、是枝監督はベネチア国際映画祭フェスティバルディレクターであるアルベルト・バルベーラと熱い握手を交わしていた。上映を終え、福山さんは「監督の作品を心待ちにしているファンの方、メディアの方のたくさんいらっしゃる」と感じたと言う。「上映が終わった瞬間、思っていたよりも早い段階から拍手が巻き起こって、すごく、良い届き方をしたな、と思いました。そのとき、監督がちょうど隣だったんですが、監督が僕の膝に手を置いてくださったんです」と明かす。「『監督が安堵されている!』と。でも、それが一番嬉しいことなんですよね。さっき移動の車で広瀬さんと話してたんですけど、『監督はやっぱり凄く可愛いよね』ということで、監督のあんな姿初めてみたと嬉しそうなんですよ、すずちゃんも」と語った。海外プレスからは、「すごい緊張感があって引き込まれた」「(俳優たちは)パーフェクトだった」「実際今回観た中で一番よかった」「俳優と監督のコラボとエンディングがよかった」といった声が聞かれた本作。本映画祭のコンペティション部門では、本作を含む計21本の中から最高賞「金獅子賞」を競い、結果は現地時間9日(日本時間10日午前1時から)の授賞式で発表される。『三度目の殺人』は9月9日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年09月06日福山雅治の音楽トーク番組「ウタフクヤマ」第5弾が、9月15日(金)に放送されることが決定。福山さんのほか、リリー・フランキーと蒼井優が待つスナックに来店する豪華ゲスト出演者たちに、秋元康、是枝裕和、広瀬アリス&すず姉妹、ヒャダインらが発表された。放送のたびに福山さんのもと豪華な友人たちが集まっていた本番組。今回は特に大物クリエイターたち、秋元康、是枝裕和、ヒャダインが勢揃い。さらに女優の広瀬アリス、すず姉妹が加わり、話題はクリエイターならではの観点、持論がぶつかりあい、女性ならではのコメント、19歳の最年少・すずさんならではの思いなどありとあらゆる言葉がスナックを舞台に交錯し、誰もが想像しなかった結末を迎えることに…。また、互いの印象を語り合い始めると、当人が気付いてない発見も。是枝監督はすずさんが主演した映画『海街diary』のオーディションにやって来た日のことをふり返りながら、着てきたぶかぶかの制服が強く印象に残ったことを語り始める。一方蒼井さんは、すずさんの映画のワンシーンを観たときに受けた驚きについて語り、ひいては女優として演じる際の心構えまで、話題は多岐に渡った。さらに、広瀬姉妹の意外な素顔も明らかになり、周りの大人たちを驚かせた場面も。そんな収録中に飛び出した印象的な言葉の全てを書き出し、一曲の歌を作ることに!歌詞が完成に近づくと、福山さんがその場で即作曲。今回で5回目の放送だが、福山さん自身「今回はプレッシャーだった」とふり返っており、収録中の短時間に曲を生みだす苦労を味わった様子。そして福山さんのギターを中心に、ヒャダインさんのキーボード、さらに皆は思いおもいの楽器を手にして演奏が始まり、豪華かつ稀有な顔ぶれのセッションとなったようだ。そして収録の合間には、福山さんが主演を務め、すずさんも出演、そして是枝監督がメガホンをとった映画『三度目の殺人』について出演者自ら語り始める一幕も。スタジオでは、「監督が犯人がわからないんです!」と福山さんらが驚きの告白をし、リリーさんも「推理サスペンスで監督が犯人がわからないってすごい」と唸るなど、さらに沸き上がったそう。『三度目の殺人』は、福山さんが勝利至上主義の弁護士を、殺人犯を役所広司が演じる、是枝監督オリジナル脚本で描く法廷心理ドラマ。すずさんは、役所さん演じる三隅に父親を殺害された娘の咲江を熱演。そのほか、吉田鋼太郎、満島真之介、橋爪功ら豪華キャストが出演する『三度目の殺人』は9月9日(土)より全国にて公開される。「ウタフクヤマ」は9月15日(金)23時~フジテレビにて放送。(cinemacafe.net)
2017年09月05日是枝裕和監督が主演に福山雅治を迎え、法廷心理サスペンスに挑んだ『三度目の殺人』。劇中で得体のしれない殺人犯役を怪演し、弁護士役を演じる福山さんのみならず、初タッグとなった是枝監督までも揺さぶった名優・役所広司について、監督からコメントが到着した。本作で、勝ちにこだわる弁護士・重盛(福山さん)が担当した殺人事件の容疑者・三隅を演じる役所さん。1996年公開の大ヒット作『Shall we ダンス?』をはじめ、『眠る男』『シャブ街道』ではその年の主演男優賞を独占し、翌97年の故・今村昌平監督のカンヌパルム・ドール受賞作『うなぎ』、社会現象となった『失楽園』などで日本映画界を代表する実力派として地位を確立。『SAYURI』(’05)や『バベル』(’07)といったハリウッド映画にも立て続けに出演し、10kgの減量を成功させて挑んだ中島哲也監督の『渇き。』(’14)ではシッチェス・カタロニア国際映画祭で日本人初の最優秀男優賞を受賞するなど、世界中でその実力を見せつけている。そんな役所さんは、意外にも是枝監督作品は本作が初出演。接見のたびに供述を変え、まるで別人のような表情を見せる得体のしれない殺人犯・三隅という男を怪演しており、福山さん演じる弁護士・重盛を事件の真相の闇に呑み込んでいく。今回の豪華タッグが実現した経緯について、「役所さんとはなんとなく将来的に作品をやりたいねっていう話はしていたんですけど、去年役所さんから突然年賀状が来たんですよ。手書きで、“そろそろですね”って書いてあって(笑)。だからそろそろなのかなって。やるからには、演出家として相当覚悟がいる役者なので、本当に胸を借りるつもりで今回は入っていただきました」と、撮影現場でのインタビューでふり返っていた是枝監督。また、劇中で殺人についての供述をコロコロと変えていく役所さんの演技については「役所さんを見ていると、本当にやったんだろうなっていう瞬間と、もしかしたらやってないかもしれないっていう瞬間があって、どちらも本当にそう思うんですよね。すごいなと思って、改めて衝撃を受けました」と、福山さん演じる重盛と同様、監督自身もその演技に揺さぶられていたことを明かしている。脚本を執筆しながら撮影を進行していった是枝監督は、役所さんの圧倒的な演技に物語の結末を書き変えようかと何度も悩んだという。果たして、役所さん演じる殺人犯・三隅はなぜ殺したのか?本当に殺したのか?その結末と共に、監督までをも揺さぶる怪演っぷりをスクリーンで目撃してみて。『三度目の殺人』は9月9日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年09月04日NHKアナウンサーの有働由美子と「V6」の井ノ原快彦の2人が司会を務め、NHK総合で平日朝に放送されている「あさイチ」に9月1日(金)、福山雅治が出演。映画『三度目の殺人』の撮影秘話や高校時代の“モテエピソード”など様々な話題で盛り上がった。福山さんの「おはようございます」の挨拶とともにスタートしたこの日の「あさイチ」。冒頭では「朝ドラには出演しないんですか?」という視聴者からの質問に福山さんが「オファーを頂いたことがないです」「視聴率いいですから出たいですよ」と答える場面も。その後話題は福山さんが主演を務めた映画『三度目の殺人』の話題に。是枝裕和監督から「タイプとしてはピッチャーではなくキャッチャー。相手の芝居を受け止め柔軟に反応する」とコメントされると自分の演技について「僕は基本芝居では“受け”」と回答。映画で共演した広瀬すずからの「芸人さんがやるモノマネをご自身でもやられてる」とコメントには「ラジオでも“セルフカバー”してます」と言い、自分のモノマネを自分で再現するサービスも。また視聴者からの「敵わないと思う男性はいるか?」という質問には「イノッチ」と司会の井ノ原さんを挙げ「人当りの柔らかそうなところは敵わない。僕は警戒されてしまう」と答えていた。広い年代に支持される福山さんだけに今日は多くのファンが放送を見守っていたようで「『ひよっこ』観ながら、あさイチ待機」などの“待機ツイート”が放送前から多数見受けられた。放送が始まると「やっぱり福山雅治さんのトーク力、はんぱナイス」「男前でコメントがいちいち面白い!」「ほんとに返しの面白い人」とそのトーク力に感嘆する声とともに「改めて聞いてもやっぱ福山雅治イケボやな」「色男で声もよくてトークも楽しくて…」「聞くと落ち着く」とその“美声”についても多くの投稿が。また「別に大ファンとかじゃないんだけど、きもい角度がない」「この年齢で肌綺麗すぎない?!?!」「相変わらずかっけーな48歳には見えないな」「同年代とは思えない驚異の若々しいかっこよさ!」とそのイケメンぶりにも賞賛の声が送られていた。番組では福山さんが高校時代、通りかかったバスから女子高生が手を振ってくるなどモテモテだった“伝説”を語り、それが真実であることを証明するため当時のことを証言してくれる人のFAXやメールを募集。番組のラストでは「手を振っていたのは私です」「校門で待ち伏せしたことあります」「バス停の貴公子と呼ばれていた」などのコメントが続々送られ、高校時代の“激モテ伝説”を見事証明。最後は井ノ原さんと共に「行ってらっしゃい」とキメポーズで番組を締めくくっていた。(笠緒)
2017年09月01日スティーヴン・キングをはじめ、『パシフィック・リム』のギレルモ・デル・トロ監督、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』のジェームズ・ガン監督、日本からは樋口真嗣監督らも絶賛を贈る『新感染 ファイナル・エクスプレス』。本作から、主演を務めるコン・ユのインテリ&クールなパパの姿をとらえた場面写真がシネマカフェに到着。さらに、福山雅治との意外な接点が明らかになった。コン・ユといえば、ドラマ「コーヒープリンス1号店」で日本でもブレイクし、『トガニ 幼き瞳の告発』『サスペクト 哀しき容疑者』などの作品で活躍、初の恋愛映画に挑戦した『男と女』も話題を呼んだ人気俳優。CNNでのインタビューをはじめ、台湾に本社を置く国際的IT企業「ASUS」のブランドアンバサダー就任や、7か国でファッション誌「Esquire」の表紙を飾るなど、本作が世界各国でヒットしたことにより、いまやその人気は世界規模に。本作で演じるのは、仕事に忙しい父親・ソグ役。仕事にかまけて家族を顧みず、妻との関係は破綻し、幼い娘との関係も希薄になっている証券会社のファンドマネージャーだ。仕事が多忙すぎて、朝は子どもが寝ているうちに出勤し、深夜、寝入ってしまってから帰宅するパパの姿は、思い当たる人も多いだろう。実は、コン・ユが演じたソグ役と是枝裕和監督『そして父になる』には意外な接点があるという。韓国映画では、一家の長としてガミガミと口うるさいお父さん役がよく登場するが、今回、彼がソグ役の参考にしたのは『そして父になる』で冷たいイメージの父親を好演した福山さんだったと、ヨン・サンホ監督が証言。コン・ユはまさにそんな雰囲気をもつ父親を演じるにぴったりだったそうで、コン・ユ側からもキャスティングオファーを出してからわずか20分で、「やります!」との返事が届いたという。今回解禁された劇中写真は、そんなクールなイメージのインテリパパの姿そのもの。スーツ姿で携帯を片手に別居中の妻と電話を交わしているシーン。もう1枚は、誕生日プレゼントを渡しながらも「プサンにいる母に会いに行きたい」と申し出る娘との距離が感じ取れる写真となっている。そして、プサンに向かう高速列車の中で起きた感染爆発…。愛する娘を必死にかばう様子も映し出されており、極限状況下、愛する者を捨て身の覚悟で守り抜こうとするコン・ユの姿には胸アツになるに違いない。『新感染 ファイナル・エクスプレス』は9月1日(金)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年08月31日主演最新作『三度目の殺人』がベネチア国際映画祭コンペティション部門に正式出品されることになった福山雅治が、NHK総合で平日の朝に放送されている「あさイチ」の9月1日(金)放送回に生出演する。映画祭出席のためイタリアに向かう直前の福山さんが作品への想いを語る。音楽アーティストとして1990年にデビュー。「IT’S ONLY LOVE」「HELLO」「桜坂」などの名曲を世に送り出し、9月には新曲「聖域」のリリースも控える福山さん。俳優としては1993年放送のドラマ「ひとつ屋根の下」の“チイ兄ちゃん”役をはじめ「いつかまた逢える」「パーフェクトラブ!」などで“トレンディ俳優”として人気となり、2007年から始まった「ガリレオ」シリーズは連ドラ2ndシーズンやSPドラマのほか映画化もされ息の長い人気を誇る作品に。また2010年にはNHK大河ドラマ「龍馬伝」で坂本龍馬役を演じて主演。「第19回橋田賞」「第48回ギャラクシー賞」を受賞。2013年の是枝裕和監督作品『そして父になる』では「第37回日本アカデミー賞」をはじめ「第35回ヨコハマ映画祭」「第28回高崎映画祭」で主演男優賞を受賞するなど日本を代表する俳優へと上り詰めた。また歌手、俳優としてだけでなく写真家としての顔も持つなど多彩な活躍をみせる福山さんが、今回「あさイチ」のプレミアムトークに登場。最新作『三度目の殺人』へかける想いから音楽アーティストとして常に新境地に挑み続ける姿勢。そして“アラフィフ”を迎える現在の心境などを、ベネチア行き直前の福山さんに司会のNHKアナウンサー・有働由美子と「V6」井ノ原快彦の2人がとことんインタビューする。福山さんの主演最新作『三度目の殺人』は『そして父になる』の是枝裕和監督と2度目のタッグを組んだ法廷サスペンス。それは、ありふれた裁判のはずだった。殺人の前科がある三隅が解雇された工場の社長を殺し、火をつけた容疑で起訴された。犯行も自供し、死刑はほぼ確実だった。その弁護を担当することになった重盛。裁判をビジネスと割り切る彼は、どうにか無期懲役に持ちこむために調査を始める。だが、何かが、おかしい。調査を進めるにつれ、重盛の中で違和感が生まれていく。三隅の供述は会うたびに変わる。動機さえも…。弁護に真実は必要ない。そう信じていた弁護士が、初めて心の底から真実を知りたいと願い始める。やがて、三隅と被害者の娘・咲江の接点が明らかになり、新たな事実が浮かび上がる――。勝ちにこだわる弁護士・重盛を福山さんが演じ、死刑がほぼ確実な殺人事件の容疑者・三隅には役所広司。『海街diary』に続き是枝作品に出演する広瀬すずのほか斉藤由貴、吉田鋼太郎、満島真之介、市川実日子らが顔をそろえる。『三度目の殺人』は9月9日(土)より全国にて公開。福山さんをゲストに迎える「あさイチ」は9月1日(金)8時15分~NHK総合でオンエア。(笠緒)
2017年08月31日俳優・シンガーソングライターのほかマルチな活躍を見せる福山雅治が、矢部浩之(ナインティナイン)とマツコ・デラックスが出演する番組「アウト×デラックス」に初出演することが決定。福山さんが登場するのは、9月7日(木)の放送回。ネットや雑誌など、巷に出回るアウトなうわさが本当なのか、本人を目の前にして検証していくという。矢部さんとマツコさんに加え、「南海キャンディーズ」山里亮太の3人で福山さんのアウトに迫った今回。山里さんから発表された福山さんのアウトのひとつは、「ギター欲がとまらない」というもの。やはりアウトも格好いいのか?と思いきや、「昔のインタビューが痛い!」といったうわさも飛び出し、過去に掲載された記事と共に検証。山里さんが次々とアウトなうわさを発表していく中、ついに福山さん自らもアウトを語り始める。アウトを検証する過程では福山さんが自分自身の心の声を演じてみせる場面も。「僕のイメージ、そんな感じでしょ」と語るなど福山さんが自分自身を気持ちよくさらけ出す姿に、マツコさんも思わず「爽やか!」とひと言が漏れる。また、『そして父になる』の是枝裕和監督がメガホンをとり、福山さんが勝利至上主義の弁護士、役所広司が前科のある殺人犯を演じる『三度目の殺人』についても、「自分で言わせてください!名作誕生です!」と自ら語り、最後までスタジオは盛り上がりを見せていた。さらに出演者のリクエストにより、“あの名曲”を福山さんがスタジオで披露!3人を含め皆、感激しきり。数々の名曲を持つ福山さん。一体何を披露したのか?「アウト×デラックス」は毎週木曜日23時~フジテレビにて放送。(cinemacafe.net)
2017年08月30日武井咲主演で放送するテレビ朝日系ドラマ「黒革の手帖」の撮影現場に、主題歌「聖域」を手掛けた福山雅治が激励訪問。着物姿の武井さんと初対面し、ドラマの感想や主題歌制作時のエピソードなどを語った。これまでも、山本陽子や米倉涼子主演で連続ドラマ化され高視聴率を獲得した「黒革の手帖」。今作では松本清張作品初挑戦となる武井さんが、“稀代の悪女”・原口元子を史上最年少で演じているほか、江口洋介、仲里依紗、滝藤賢一、真矢ミキら豪華キャストが脇を固めていることでも話題だ。そんな本作の撮影現場に、今回大きなヒマワリの花束を抱え福山さんが登場。クラブ「カルネ」のセットにて盛大な拍手に迎えられると、「差し入れでございます」と微笑みながら武井さんに優しく花束をプレゼント。この日が初対面となった武井さんは、「嬉しいです。やっとお会いできました」と感激の様子で、福山さんも着物姿の武井さんを見て「本物の元子だー、って感じ。ドラマの中では“夜の銀座のスーパースター”なので、現実の人でありながらも、そうでないような…」とまさに“原口元子そのもの”だとコメント。また、出来上がったばかりというドラマ主題歌「聖域」のCDも進呈。福山さんは「美しく、したたかで強い女性なのだけれど、どこか弱いところもある。武井さんが実はこんな女性だったら素敵だな、と妄想しながら(笑)書いたんです」と原口元子をイメージして楽曲制作を行ったと言い、初めて楽曲を聴いたときには「福山さんの色っぽさに撃たれた」という武井さんは、「今回、役に入る前にすごくプレッシャーがあったのですが、福山さんの曲はそんなわたしをバックアップしてくれるかのように、元子の“輪郭”を見せてくれました」と感謝を述べた。そして、ドラマも毎回楽しみに観ていると言う福山さんは、数いるアクの強い登場人物たちの中でも特に高嶋政伸演じる大手予備校の理事長・橋田常雄の動向が気になるそう。「あれだけ押されると、もう(付き合っても)いいかなって思ったりしないの?」と武井さんに尋ねると、「最終回まで本当にしつこいんですよ(笑)」と“執念の男・橋田”との今後についても明かす。福山さんは橋田のことをだんだん応援したくなると話しつつ、「周りにいる真矢ミキさん、仲里依紗さんといった女性陣もどこで牙を剥いてくるかわからないので、それも楽しみです」と期待。武井さんも「これまで元子が倒してきた人物たちが復讐にやってきます。みなさんの予想も大きく裏切る展開が待っていますので、ご期待下さい」とメッセージを送り、最後には「今度はわたしが福山さんのラジオにお邪魔したいです!」と思いがけぬ約束を交わした。8月24日(木)今夜放送の第6話では、ついに銀座最高峰のクラブ「ルダン」の売買契約書を交わした元子と長谷川。しかしその矢先、思いがけない買い取り条件が突きつけられる!窮地に追い込まれた元子はある人物に助けを求めるが…?これまで、全てが順調に進んできていた元子の頭上に、初めて立ちこめる暗雲。果たして、元子を待ち受ける運命とは。「黒革の手帖」は毎週木曜日21時~テレビ朝日系24局ネットで放送。(cinemacafe.net)
2017年08月24日福山雅治を主演に名優・役所広司を迎えた是枝裕和監督の最新作『三度目の殺人』。このほど、同じく是枝監督の『海街diary』でずば抜けた演技力を披露し、女優として大きく注目されることとなった広瀬すずの新たな場面写真が公開された。姉の広瀬アリスとともに雑誌「Seventeen」で人気モデルとして活躍するかたわら、2015年『海街diary』に出演すると、日本アカデミー賞新人賞をはじめとする数々の賞を受賞した広瀬さん。その後、等身大の女子高生を新鮮に演じた『ちはやふる―上の句・下の句―』や、李相日監督の元で体当たりで挑んだ演技が絶賛された『怒り』など、話題作に立て続けに出演し、わずか19歳ながらに着実に女優として進化を遂げている。是枝監督と2度目のタッグとなる本作では、役所さん演じる三隅に父親を殺害された娘の咲江を熱演。公開された場面写真では、『海街diary』で4姉妹の末っ子を演じた初々しい無邪気な姿から一転、決意を持ったような力強い眼差しや、憂いの帯びた表情を見せており、数々の作品を経て成長した広瀬さんによる新境地が感じられる。事件の鍵を握る存在ともいえる咲江が福山さん演じる弁護士の重盛と、三隅の対峙をどのようにかき乱していくのか、物語の展開において目が離せなくなるはずだ。先日、大塚製薬「ファイブミニ」のCMで再タッグを組んだことが話題になったものの、広瀬さんと映画で仕事をするのは約2年ぶりとなる是枝監督は、撮影現場でのインタビューにて「堂々たる役者に成長されていて末恐ろしい感じがします。すごく嬉しいんですけど、短期間の間にこんなに。今回は、事前に脚本を渡していたりと、前作とは撮り方が違うので、『海街』のような関わりとはちょっと違うのですが、ここまでできるのか…と驚いています。役者としてはやっぱり、相当太いんですよね…持っているものが」と激白。広瀬さんの女優としての成長ぶりに驚きを隠さない。また、撮影中の演出については「登場人物が動かないシーンでは、とにかく目線の勝負だと思っているので、どう目線を作るかっていうことだけは指示しようって思っていました。最初指示したときに、目線の動きが速かったので、倍にしようかって言ったんです。すると、ちょっと遅かったので、“1.5”って指示を出したんですよ。言ったことに対する反応が非常に的確なので、そういう意味では指示を間違えたときを考えると逆に怖い。すごいですね彼女は」と振り返り、細やかな演出も柔軟に適応していく広瀬さんの演技力に大絶賛を贈る。本作は、是枝監督が近年描いてきたホームドラマから一転し、かねてより挑戦したいと考えていた法廷を舞台にした心理サスペンス。是枝監督との再タッグのみならず、福山さんや役所さんとも初共演となる広瀬さん。まさにいま、実力派女優への階段を着実に上りつつある彼女がベテランの2人とどのような演技合戦を繰り広げるのか、期待がかかる。『三度目の殺人』は9月9日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年08月22日異なる分野で活躍する2人の“達人”がクロスインタビュー形式で対談する「SWITCHインタビュー達人達(たち)」の8月19日(土)放送回に、数々の映画美術を手がける美術監督・種田陽平と人気アーティストの振付で知られる演出振付家・MIKIKOが登場する。大学在学中より映画美術の道に進み、『スワロウテイル』『不夜城』、クエンティン・タランティーノ監督の『キル・ビル Vol.1』などで世界的に高い評価を受けた種田さん。米林宏昌監督の『思い出のマーニー』などアニメーション作品から「Perfume」の「Cling Cling」などMVまで活躍の場は幅広く、最近では9月に公開される是枝裕和監督がメガホンをとった『三度目の殺人』の美術も手がけている。一方、モダンバレエやストリートダンスなど幅広い経験をもとに広島でダンスの先生として活動、NY留学を経て「Perfume」や「BABYMETAL」などの振り付け・ライブ演出を手がけるようになり、昨年は社会現象にもなった「恋ダンス」を生み出すなどそのセンスとパフォーマンスが高く評価されたMIKIKOさん。主宰するダンスカンパニー「ELEVENPLAY」での活動も世界から注目を集め、PV、CM、舞台、広告など多分野にわたる仕事をこなしている。今回「Perfume」のミュージックビデオでMIKIKOさんと共に仕事をしたことがあるという種田さんが、「全くやっている方向性が異なる」ゆえに興味があるということでMIKIKOさんのスタジオ訪ねて、歌詞を手の動きで表現するなど彼女の作る独特の振り付けについて話を聞く。番組後半、今度はMIKIKOさんが映画スタジオに種田さんを訪ね、是枝裕和監督の『三度目の殺人』のセットなど、細部のリアリティーを追求しながらときに大胆なデフォルメを加える種田美術の秘密に迫っていく。種田さんが美術を手がけた『三度目の殺人』は9月9日(土)より全国にて公開。死刑がほぼ確実となった殺人犯の弁護を引き受けることになった弁護士が、事件の調査を進めるうちに違和感を感じ、やがて犯人と被害者の娘の接点が明らかになり、新たな事実が浮かび上がる──という物語。勝利にこだわる弁護士・重盛を福山雅治が演じて主演、重盛に対峙する殺人犯・三隅を役所広司が、物語の鍵を握る少女で被害者の娘役を広瀬すずがそれぞれ演じる。種田さんとMIKIKOさんが独自の世界観を生み出す極意を語り合う「SWITCHインタビュー達人達(たち)」は8月19日(土)22時~NHK Eテレで放送。(笠緒)
2017年08月19日芸能界には世の女性たちを魅了するイケメンが多く存在しますが、その中でも熱狂的なファンを多く生み出し一時代を築いたと言えるのが、歌手で俳優の福山雅治さんと元SMAPの木村拓哉さん。絶頂期の二人のオーラは凄まじく、もはや神がかってすらいましたよね。これをお読みの方の中にも当時はファンだったという人は少なくないのでしょうか。しかし、盛者必衰の理はスターも例外ではないようで、最近では両者とも「老いた」と言われるようになってきました。そこで今回は、パピマミ読者の皆さんに『木村拓哉vs福山雅治! 老いを感じるのはどっち?』というアンケートを2017年8月2〜8月3日の間に取ってみました。107人の方にご回答いただきましたので、その結果を発表したいと思います!●木村拓哉vs福山雅治! 老いを感じるのはどっち?・木村拓哉……79%(85人)・福山雅治……21%(22人)※有効回答者数:107人/集計期間:2017年8月2日〜2017年8月3日(パピマミ調べ)今回のアンケートでは、圧倒的に木村さんに票が集まる結果となりました。それではさっそく、それぞれを選んだ理由について見て行きましょう!●木村拓哉を選んだ人の理由『年齢的な部分の老いももちろんあるけど、とにかくスター感がなくなった。ドラマも映画もそれほど視聴率取れなくなってるし、普通の芸能人になっちゃった よね』(41歳女性/主婦)『キムタクは昔がスゴ過ぎたから、今の残念感がすごい。もう40代だし、仕方ないとは思うけど』(38歳女性/事務)日本を代表する色男として芸能界に君臨し続けてきた元SMAPの木村さん。全盛期には本業のアイドルはもちろんのこと、俳優としても人気を集め、“月9の帝王”という異名が与えられるほど高視聴率を連発していました。このころの木村さんの勢いは本当にすごく、ロン毛にすれば世間で“ロン毛ブーム”となり、ドラマ『HERO』で検事役を演じれば検事や弁護士を志す人が増えるなど、何度も社会現象を引き起こしました。しかし時は流れ、2016年に勃発したSMAP解散騒動の中で、一人だけ事務所に残留する決断を下したとして“裏切り者”というレッテルを貼られてしまったあたりから“国民のアイドル”というイメージは薄れていくようになりました。40代という年齢もあり、今では容姿や演技に老いを感じるという人も少なくないようです。とはいえ、まだまだドラマや映画で主演を務めている木村さん。一時代を築いたアイドルとして、今後もかっこいい姿を見せ続けてほしいですね。●福山雅治を選んだ人の理由『2000年あたりの福山雅治は本当にかっこ良かった !でも吹石一恵と結婚してから一気に老けたイメージがある』(43歳女性/事務)『桜坂好きでずっと聞いてたな〜。今は50手前だからさすがにおじさん感ある』(37歳女性/編集)容姿、音楽、演技、どれを取っても一流でカリスマ的人気を誇っていた福山さん。『HELLO』や『桜坂』などのミリオンヒット曲を連発する一方、数々のドラマや映画の主演を務めてきました。“天は二物を与えず”ということわざは嘘だったのかという感じですが、何をやらせても一流の“天才”であることは間違いないでしょう。そんな福山さんですが、2015年に女優の吹石一恵さんと結婚したことが大きな話題となりましたね。“福山ロス”という言葉がその年の流行語大賞の候補に選ばれるほどでした。長年独身を貫いてきた福山さんの結婚はおめでたいことですが、一方ではファン離れも深刻になったと言われ、結婚後に老け込んだという評判も少なからず聞かれます。結婚後に主演を務めたドラマでは『ラヴソング』では月9史上最低の視聴率を記録していまった福山さん。今後あの頃のような輝きを取り戻すことはできるのでしょうか。----------今回の調査では、8割以上の方が木村さんを選ぶという結果になりました。二人とも年を取ったとはいえ、まだまだ現役でカッコいいですから、これからも活躍していってほしいですね。【参考リンク】・【二択アンケート・結果】木村拓哉vs福山雅治! 老いを感じるのはどっち?()●文/ぶるーす(芸能ライター)
2017年08月04日映画『三度目の殺人』(是枝裕和監督 9月9日公開)完成披露試写会が31日、東京・TOHOシネマズ 六本木ヒルズで行われ、福山雅治、役所広司、広瀬すず、吉田鋼太郎、斉藤由貴、満島真之介が出席した。同作は『そして父になる』でカンヌ国際映画祭で審査員賞を受賞した是枝監督による最新作。これまで家族を題材とした作品が多かった是枝監督だが、同作は初となるサスペンスで、福山と再タッグを組む。福山は、裁判で勝つためなら真実は二の次と割り切る弁護士の重盛を演じており、重盛が担当することになったある事件を軸に物語は展開していく。福山は2度目となった是枝組の現場について「驚きの連続なんです。『そして父になる』では子どもたちに台本を渡さずに当日のセリフを伝えるとか、子どもがセリフを間違えても子どもに合わせてくださいとか言われたり」といい、「今回は監督自身が、創作の森の中を葛藤しながら歩いていた。それを間近でハラハラわくわくしながら見ていた。それで仕上がったものを見たら見事なところに着地していた。驚きや発見の連続で、前回に比べてより鋭さが増したような印象を受けました」と振り返った。ロケ地では福山と同じく弁護士を演じた吉田と満島の3人でいることが多く、飲みに出かけることもあったという。中でもムードメーカーは満島で、福山は「現場を盛り上げてくれた。こんなに人から嫌われない人も珍しいってくらい現場を作ってくれた」と感謝。満島は「シリアルな現場なのに一人で『お疲れっす~』って言って回っていた」と照れながら明かした。また福山は同作で広瀬と初共演。是枝監督や『海街diary』で共演したリリー・フランキーから「広瀬すずちゃんに会うと、みんな甘酸っぱい気持ちになる」と言われていたと明かし、「そんなことはないでしょうと思ったら、まぁ甘酸っぱくなる。なんなんでしょうね?」とメロメロ。すると役所は「僕はですね、斉藤由貴さんに(対しても)甘酸っぱい感じになった」とかぶせ、会場を沸かせていた。
2017年08月01日福山雅治主演の是枝裕和監督最新作『三度目の殺人』の完成披露試写会が7月31日(月)に開催され、福山さん、是枝監督に共演の役所広司、広瀬すず、吉田鋼太郎、斉藤由貴、満島真之介がレッドカーペットを歩き、舞台挨拶に登壇した。『そして父になる』に続く、福山さんと是枝監督のタッグ作だが、是枝監督の過去のホームドラマから一転、法廷を舞台にしたサスペンスが展開。弁護士の重盛は殺人犯・三隅の死刑回避のための弁護の依頼を引き受けるが、三隅の供述は会うたびに二転三転し、やがて思いもよらない方向に…。福山さんらがレッドカーペット、劇場に姿を見せると、会場につめかけた女性ファンからは「ましゃ!」と歓声が上がる。これに、嫉妬の炎を燃え上がらせていたのが役所さん。「『ましゃ!』と『すず!』という歓声の間を歩いてくる寂しさったらないですねぇ…」とボヤくと福山さんがすぐに会場に「広司!」と目くばせ。客席から「広司!」という声が上がり、役所さんもニンマリ。その役所さんの作り上げた被告・三隅を福山さんは「本当に怖いんだけど魅力的」と評し「殺人犯ということなのに引き込まれていく。本読みで、役所さんと初めてお会いしたとき、すでに重盛として三隅に引き込まれちゃっていて…。役としてもそうだし、福山としても役所さんの佇まいに魅力を感じて…。三隅に重盛の輪郭を作られていったと思う」と語る。そんなシリアスな2人の関係とは対照的に、重盛とその同僚弁護士と助手弁護士を演じた吉田さん、満島さんによる3人のシーンはどこかほんわかとした雰囲気となっている。吉田さんは福山さんの第一印象について「本読みで最初にお会いしたとき『嫌な奴だな』『なんだこいつ…』って思った」と衝撃の告白。福山さんが挨拶以外、目も合わせず、言葉も交わしてくれなかったとのことだが「その後の福山さんを見て、いま思うと、おそらく緊張してたんじゃないかと…」と推測。福山さんは「50も近くなってこんなこと言うのもなんですが、基本、人見知りでして(笑)。おそらく鋼太郎さんも人見知りなんじゃないかと。人見知りがシンクロしたんですね」と述懐する。そんな人見知りオヤジ2人の潤滑油、ムードメーカーとなったのが満島さん。この日も豪華俳優陣のそろい踏みに「あっち(客席)から見たい!」とハイテンションで語り、福山さん、吉田さんとのシーンについて「タクシーの後頭部座席に、この濃い3人で座るシーンがあって…たまんなかったです」と喜びを口にし、福山さんから「みんな思ってると思うけど、あなたが一番濃い」と突っ込まれていた。福山さんと広瀬さんも、今回が初共演だったが、福山さんは是枝さんや仲の良いリリー・フランキーさんから広瀬さんについて、情報を得ていたそう。「『とにかく広瀬すずちゃんに会うと甘酸っぱい気持ちになる』と聞いてまして。そうか、まあでも、いろんなかわいい子、きれいな人がいるし、そんな風にないでしょと思ってて、実際にお会いしたらまあ甘酸っぱくなる(笑)!なんなんでしょうね…」と広瀬さんにデレデレ。福山さん、吉田さん、満島さんが、3人で激辛ラーメンを食べに行ったというエピソードで盛り上がっていたが、広瀬さんは「私はお三方が激辛ラーメンを食べているのを横で眺めさせていただいてました。汗をすごくかきながら食べてて、その姿を見てお三方(の関係)が役として生きてるんだなって思いました」と優しく微笑み、ここでも男たちを魅了していた。『三度目の殺人』は9月9日(土)より公開。(text:cinemacafe.net)
2017年07月31日10月スタートのフジテレビ木曜10時ドラマは、“犯罪者の心を読める天才偏屈刑事”と“正義感強い真面目刑事”の凸凹バディが難事件を解決する刑事ドラマ「刑事ゆがみ」に決定。演じるのは、今作で民放連続ドラマ初主演を果たすことになる浅野忠信と、初の刑事役に挑戦する神木隆之介という、最強バディが誕生する。正義があまりに主観的で、真実がどこまでも曖昧な現代社会の中――刑事・弓神は、ただひたすらに事実を追い、真実へと辿り着こうとする。相手が国会議員だろうが、地元の人が全員に慕われる教師だろうが、はたまたコソ泥だろうが、前科10犯の凶悪犯だろうが関係ない。全て同じ人間である以上、全員容疑者。弓神は、人間に潜むわずかな“ゆがみ”を見逃さない。真実を求めるために違法捜査も日常茶飯事。独特な推理力を持つヒーローだ。そして、弓神の相棒を務めるのは、真面目・正義感にあふれるが腹黒ムッツリな新米刑事・羽生。バンバン犯人を捕まえて点数を上げたい羽生にとって、違法捜査だらけの弓神はとんでもなく邪魔な存在…。そんなかみ合わない凸凹バディが真実を見抜いていく!原作は、「ビッグコミックオリジナル」にて連載中、漫画界にあって希代のストーリーテラーと評される井浦秀夫の同名漫画。井浦氏といえば、2003年から連載を開始した「弁護士のくず」が、第52回小学館漫画賞を受賞し、2006年4月期にはドラマ化もされた。本作の演出を手がけるのは、福山雅治主演「ガリレオ」、草なぎ剛主演「任侠ヘルパー」、上戸彩&斎藤工が出演し映画版も大ヒットとなった『昼顔』など、数々の大ヒット作品を世に送り出してきた西谷弘監督。主人公・弓神を演じるのは、今作で民放連続ドラマ初主演を果たすことになる、浅野さん。1990年に「バタアシ金魚」でスクリーンデビューして以来数々の映像作品に出演し、2010年には『ヴィヨンの妻~桜桃とタンポポ~』と『剣岳点の記』で第33回日本アカデミー賞優秀主演男優賞をダブル受賞。2014年『私の男』では、第36回モスクワ国際映画祭でコンペティション部門最優秀男優賞を受賞するなど、確かな演技力と唯一無二の存在感が高く評価されている浅野さんが、満を持してフジテレビ連続ドラマに登場する。「ラッキー!と思いました!」と出演の喜びを明かす浅野さんは、初共演の神木さんについて「神木君が僕を支えてくれると思います!」とすっかり信頼している様子。見どころについては「一人では何もできない中年刑事を思う存分楽しみたいと思います!」と話した。一方、弓神とバディを組む羽生は優秀で規則を守る几帳面なタイプの若手刑事。演じるのは、今作で初の刑事役に挑戦する神木さん。出演が決まって「25歳という自分の年齢に近い男性なので、どんなふうに等身大で演じていけるか、いまからとても楽しみ」と思ったそうで、「年齢とか関係なく、遠慮せず弓神に突っ込み、たまに突っ込まれるというおもしろい2人になればいいなと思います」と意欲をコメント。また、初共演の浅野さんについて「しっかりとお芝居でご一緒するのは初めてなので本当にうれしい気持ちでいっぱいです。以前、道ばたで偶然声をかけていただいたことがあって、とても気さくで優しい方だと思いました。カフェが好きだとおっしゃっていたので、そんなお話しもできるかな…といまから楽しみです」と、楽しみな思いを語った。原作者・井浦氏も「えー、弓神刑事の名前は“適当”と言いますが、“てきとー”って本来悪い意味じゃなくて、“いい加減”ということで…白黒極端じゃなく“灰色”…(汗) えー、ドラマでどんな風に料理してもらえるか、すごく楽しみです!」と、期待を寄せた。木曜劇場「刑事ゆがみ」は2017年10月、毎週木曜日22時~フジテレビにて放送。(text:cinemacafe.net)
2017年07月31日福山雅治と是枝裕和監督が第66回カンヌ国際映画祭審査員賞を受賞した『そして父になる』以来の再タッグを組む最新作『三度目の殺人』で、「ジョルジオ アルマーニ(GIORGIO ARMANI)」が弁護士役を演じる福山さんの衣装協力をしていることが分かった。是枝監督が近年のホームドラマとは一転、オリジナル脚本で手掛ける本作は、法廷心理サスペンス。主演の弁護士・重盛を演じる福山さん以外にも、“殺人犯”三隅役で役所広司、物語の鍵を握る被害者の娘役に広瀬すず、さらに吉田鋼太郎、斉藤由貴、満島真之介など豪華キャストが出演する。福山さん演じる、真実よりも勝利にこだわる弁護士・重盛は、法廷シーンはじめ、全編において選び抜かれた「ジョルジオ アルマーニ」の衣装を着用。彼のワードローブは、2ボタンのブラックのノッチドラペルスーツ、タイ、カシミアのコート、ネイビーニットなど、映画全編をカバーするバリエーションで構成されている。是枝監督は、「スタイリッシュで、シャープな」という福山さん演じる主人公の弁護士の個性を演出するべく、衣装には「アルマーニ」のスーツがベストと考えたという。「完成した映画を観ていただくと、一目瞭然だと思いますが、今回の映画はクローズアップが多く、福山さんの顔のアップを撮ったときに、スーツは、襟と肩のほんの一部しか映りません。それでも、ほかの弁護士たちとは明らかに違うスーツを着ていることがわかります。長く支持されるブランドの強さ、とはこういうことなのだろう、と深く納得しました」と述べている。また、是枝監督とは2度目のタッグ、役所さんとは初共演となる福山さんは、撮影前「初めてご一緒させていただく役所さんとの読み合わせは、とても緊張感のある時間でした。より深く、さらに研ぎ澄まされた是枝監督の演出に応えられるよう精一杯演じられたらと思っています」と熱意あふれるコメントを寄せていた。「ジョルジオ・アルマーニ」は、1980年に『アメリカン・ジゴロ』でリチャード・ギアの衣装を提供することで映画との関わりをスタートして以来、多くの話題作・ヒット作と衣装のコラボレーションを行ってきた。『バットマン』シリーズをはじめ、『ザ・タキシード』『デ・ラブリー』『オーシャンズ13』『フェア・ゲーム』『ソーシャルネットワーク』『ミッション・インポッシブル/ゴーストプロトコル』『アメリカン・ドリーマー 理想の代償』『ウルフ・オブ・ウォール・ストリート』など、「アルマーニ」の衣装が登場する映画は数えきれない。『三度目の殺人』は9月9日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年07月27日「Sexy Zone」の中島健人が、本日7月24日(月)放送の「痛快TVスカッとジャパン~大人がダメな若者に喝! 2時間SP~」にて、青春時代の甘酸っぱい恋愛を描く若者に大人気の「胸キュンスカッと」に初出演。ストレートな“イケメン好青年”役を披露する。中島さんはこれまでに本番組の「スカッとストーリー」に4回出演。イケメンが女性を“神対応”で助ける「イケメン神対応」では中島さんの爽やかさを最大限に披露したが、そのほかは、一見イケメンではあるが“超マザコン”の彼氏を演じた「キラキラ彼氏の正体」、彼女に使ったレシートを全部保管し、別れるときに請求をよこす“ケチすぎる”ダメ彼氏を演じた「レシート集め彼氏」、そして常に彼女を“元カノと比較する”これまたダメ彼氏を演じた「元カノ大好き彼氏」など、どれもクセモノの“ダメな彼氏”役ばかりを演じてきた。そんな中島さんが、今回は満を持してストレートな“イケメン好青年”役として「胸キュンスカッと」に初登場。写真という共通の趣味で出会った2人の恋の行方を描いた作品のタイトルは「レンズ越しの初恋」。中島さん渾身の演技にスタジオゲストも胸キュンを連発!司会の内村も思わず「(女性は)これもう好きだよね!」「俺も(胸キュン)ボタン押してぇ!」と大絶叫! さらに、「みんながSexy Zoneじゃないんだから!」としつつも中島さんを大絶賛した。今回のスペシャルではほかにも、番組初出演のブルゾンちえみがプライベート最優先するOLを熱演。さらに上手くいったことは全て自分のおかげで、「私のおかげだね」が口グセのオンナ役の小林麻耶が安定の“ぶりっ子”を披露。木下ほうか演じるイヤミ課長は話題の“忖度(そんたく)”を強要する上司を演じるなど怒涛の「スカッと」ストーリー厳選9作品をお届けする。さらに、福山雅治から番組に関する重大発表もあるとか。中島さんが主演する『心が叫びたがってるんだ。』は、現在全国にて公開中。本作は場版オリジナルアニメの実写版。中島さんのほか、芳根京子、石井杏奈(「E-girls」)、寛一郎らフレッシュな若手俳優が集結した。「痛快TVスカッとジャパン~大人がダメな若者に喝! 2時間SP~」は7月24日(月)19時より放送。(text:cinemacafe.net)■関連作品:心が叫びたがってるんだ。 2017年7月22日より全国にて公開(C) 2017映画「心が叫びたがってるんだ。」製作委員会 (C) 超平和バスターズ
2017年07月24日歌手で俳優の福山雅治(48)がラジオ番組「福山雅治福のラジオ」(TOKYO FM)に出演。 先日の放送でも菅田将暉とのBL妄想を繰り広げたり、リスナーからのBL脚本を読み上げたりと話題となっていたが、現在も「引き続きBLについて勉強中です」と明かした。 資料として取り寄せてもらったBLを現場にも持ち込んで読むなど、“自主練”をしているという福山。中でも「ヨネダコウ先生の『囀る鳥は羽ばたかない』、素晴らしい名作ですよね」と絶賛した。「これをどうやって実写化できるのかなと考えてたんだけど、実写化してくれる俳優さんがどれくらいいるのかなと思って」とその名作ぶりを表現した。 これに対し、作者のヨネダコウも自身のTwitterで「福のラジオ」のツイートをリツイート。「生きる…」と喜び(?)を呟いている。 『囀る鳥は羽ばたかない』(大洋図書)は、ヤクザの若頭・矢代が付き人兼用心棒の百目鬼(どうめき)に惹かれていく……というストーリー。2014年、2015年の「このBLがやばい」に2年連続TOP10入り、講談社FRaU第3回マンガ大賞も受賞。腐女子はもちろんそれ以外の女性にも人気のあるタイトルだ。 福山のチョイスに、ネット上では「わたしもー!!わたしもだいすきやでー!!!!涙」「BLの趣味まで良い福山雅治すばらしいね」「熱い握手を交わしたい」といった腐女子の共感の声があがっている。 さらに、同番組で共演する放送作家の今浪祐介氏から「BLドラマCDにも出演する声優さんから『いつでも呼んでいただければ』と言われていますよ」と聞かれると、「ど素人だから、僕が簡単にBL共演って失礼じゃないかなと思っちゃう」とためらいを見せる福山。しかし「BLやる場合、福山雅治じゃなくて違う名前でやるっていう。そんな可能性もないこともないかもしれない」とBL出演には乗り気のようだった。 これに対してネット上では、「福山雅治のBLCD出たら買うwww」など歓喜の声も。腐女子の中では比較的好意的に受け取られているようだ。
2017年07月18日『そして父になる』から4年ぶり、是枝裕和監督と2度目のタッグとなる福山雅治を主演に、是枝組初参加となる名優・役所広司を迎えた『三度目の殺人』。このほど、彼ら2人が演じる弁護士と殺人犯に、広瀬すず演じる被害者の娘が迫真の競演で魅せる本予告、および本ポスターが公開された。それは、ありふれた裁判のはずだった。殺人の前科がある三隅が解雇された工場の社長を殺し、火をつけた容疑で起訴された。犯行も自供し、死刑はほぼ確実だった。その弁護を担当することになった重盛。裁判をビジネスと割り切る彼は、どうにか無期懲役に持ちこむために調査を始める。だが、何かが、おかしい。調査を進めるにつれ、重盛の中で違和感が生まれていく。三隅の供述は会うたびに変わる。動機さえも…。弁護に真実は必要ない。そう信じていた弁護士が、初めて心の底から真実を知りたいと願い始める。やがて、三隅と被害者の娘・咲江(広瀬すず)の接点が明らかになり、新たな事実が浮かび上がる――。是枝監督が近年描き続け、カンヌをはじめ国内外から絶賛を受けた“ホームドラマ”からは一転、かねてより挑戦したいと考えていたという法廷を舞台にした心理サスペンスとなる本作。このたび公開された本予告には、裁判に勝つためには“真実は二の次”と割り切る弁護士・重盛役の福山さん、供述が二転三転する不気味な容疑者・三隅役の役所さんをはじめ、『海街diary』に続く是枝組となった、物語の鍵を握る被害者の娘・咲江役の広瀬さんに、咲江の母で被害者の妻役の斉藤由貴、重盛と事件解明に奔走する司法修習の同期弁護士の吉田鋼太郎、重盛の事務所に所属する若手弁護士の満島真之介、本事件の担当検察官に市川実日子らが揃い踏み。勝ちにこだわる弁護士・重盛(福山さん)は、死刑がほぼ確実な殺人事件の容疑者、二度目の殺人を犯した男・三隅(役所さん)の弁護を担当する。三隅の供述は会うたびに変わり、動機は一向に見えてこない。やがて浮かび上がってきたのは、被害者の娘・咲江(広瀬)の存在だった。彼はなぜ殺したのか?本当に彼が殺したのか?二度の殺人を犯した男の深い闇。その先に待ち受ける三度目の殺人とは?役所さんと福山さんという、圧倒的な2人の演技の化学反応は、本作の最大の見どころとなるはずだ。また、「ここでは誰も本当のことを話さない」「命は選別されてるんですよ…理不尽に!」という咲江と三隅の台詞から想起されるように、「必ずしも法廷は真実を解明する場所ではないという事実」と「人が、人を救うこと、人を裁くこととは何なのか?」を問いかける、観る者の心情を激しく揺さぶる心理サスペンスには期待が膨らむ。さらに、併せて解禁となったのは、真っ白い雪の中、頬に数筋の返り血をまとい、激しさと哀しみを浮かべる3人の表情と、その視線の先が気になる本ポスター。1つの事件がつないだ3人の関係に、注目せずにはいられないビジュアルとなっている。『三度目の殺人』は9月9日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年06月30日福山雅治(48)が10日放送された「福山雅治福のラジオ」(TOKYO FM)で“BL妄想”を繰り広げたと話題を呼んでいる。 きっかけは「本棚がBLだらけ」と語るリスナーからの「福山さんはBLに触れたことはありますか?」という質問。福山は「ほぼ知らない」と答えつつも、興味津々。「俺だったら誰とBLすればいい?菅田(将暉)くんとか、阪本奨悟くんとか?」などと提案した。 また福山は、ラジオリスナーにBL設定の脚本を募集。「いいのがきたら読み上げますよ」と意気込みを見せ、その後も1人で菅田とのBL妄想を展開した。 「『将暉……お前ギターまだ練習してんの?ミルクティーできるようになったの?……貸してみろよ』って言って、ギター練習してるうちに顔が近づいていって……」と大盛り上がり。同番組で共演する放送作家の今浪祐介氏からツッコミが入ると「今菅田くんとやってんだよ!!」と怒る場面も。 そしてさらには、俳優の香川照之を相手に「歌舞伎ばっかやってないでよ~映像来いよ~」と言いながらキスをする……といった妄想まで繰り広げた。 一連の仰天内容を受け、ネット上ではBLを愛好する腐女子を中心に「映像化してほしい」「絶対イメージソングが桜坂のストーリーがいい」「(月9)ラブソングをヒロイン菅田将暉でもう1回」など、異様な盛り上がりを見せている。 また番組公式Twitterでは「ということで福山雅治がBL設定で登場する脚本、募集します!セリフありでお願いします!良いもの頂いたらラジオドラマでやってみようかと思います(^_^;)」と本当に“BL脚本”を募集している。腐女子の夢が実現する日も近い!?
2017年06月12日歌手で俳優の福山雅治と米俳優のジョニー・デップが共演を果たした「アサヒスーパードライ 瞬冷辛口」の新テレビCM「ただ一度だけのスーパードライ篇」が、30日より全国で放送開始された。同CMでは、福山とジョニー・デップがギターで共演。福山が制作した音楽に対して、ジョニー・デップはフィーチャリングという形でギターセッションを行い、アジアとハリウッドのスーパースターによる夢の共演によって、スーパードライ発売30周年の特別限定醸造商品である「ただ一度だけのスーパードライ」の特別感を表現している。なお、ジョニー・デップが日本企業のテレビCMに出演するのは史上初となる。アメリカ・ロサンゼルスのダウンタウンのビルの屋上で行われた撮影では、出会ったばかりにも関わらず2人のギターセッションは息ぴったりで、弾き終わった後には固い握手でお互いのギタープレイを称賛。また、2人のギターセッションは、見守るスタッフ全員を興奮させる圧倒的なものだったという。
2017年05月30日●『ドラゴンボール』『北斗の拳』に憧れてディーン・フジオカ、大谷亮平、矢野浩二、祐真キキ。海外で活躍した後に日本でブレイクする"逆輸入俳優"、その次なる注目株ともいえるのが、庵野秀明監督作『シン・ゴジラ』(16年)、ジョン・ウー監督作『追捕 MANHUNT(原題)』(18年公開予定)など話題作への出演が続いているジョー ナカムラ(43)だ。兵庫県加古川市から上京。俳優として成功することを夢見ていたが不遇の時代が続く。暗闇の中から希望の光に導かれるように、29歳で降り立ったのは香港だった。ここでも鳴かず飛ばずの日々を過ごしていたが、ある出来事で彼の人生が一変する。都内某所でDHC MENシリーズ新CMの撮影があると聞き、休憩中の彼を直撃。同シリーズといえば、筋肉美がネットでも話題に。白いガウンから引き締まった肉体をチラリとのぞかせ、これまでの俳優人生と独自のトレーニング法を気さくに話してくれた。撮影中は鋭い視線をカメラに送りつつ、カメラが止まると周囲のスタッフと和やかに談笑。3ヶ国語を操る"逆輸入俳優"とはいっても、人との接し方は加古川で過ごしていた頃と変わらないという。インタビューの受け答えにも、人懐っこい魅力を感じる。○高倉健や石原裕次郎が通っていたジム――撮影は順調ですか?はい。今回の撮影コンセプトは顔中心。前回は背中、前々回は胸元や腹筋みたいに、毎回コンセプトが変わるんです。――それに備えて体も作っていると聞きました。そうですね。今回は腹筋をはじめとした「前」を全面的に作ってきたんですけど、今日来てみたら表情がメインだったので、腹筋はあまり関係なかったのかなと(笑)。腹筋が映えるようなトレーニングをメインに、あとはいろいろなパーツもバランスよく、という感じです。――ネット上では筋肉美と共にシルエットの美しさを褒める書き込みがたくさんありました。何かコツはあるんですか?トレーニングでいちばん大事なのは食事。体作りは、9割が食事だと思います。基本的にDHCさんはコンテスト向けのような筋肉ゴリゴリのボディじゃなく、ほのかに丸みと膨らみを残しつつ一般受けするサイズにしてくださいと言われているので、そのオーダーメイドです。「ゴリゴリで」と言われれば、そうします(笑)。――どちらがお好みなんですか?どちらかといえば「ゴリゴリ」にもなってみたいですがどちらかと言うと、各パーツが分かるような、親しみやすい「ソフトマッチョ」みたいなイメージを基本にしています。だいたい週に3日は筋トレ、撮影中は毎日ジムに通って、パーツごと鍛えています。――筋トレ日数は意外と少ないんですね。9割を占めるという食事は、どのようなメニューなんですか?朝にバナナ1本とヨーグルトを食べて、1時間ちょっと歩きます。走ると筋肉が落ちちゃうので、そのあたりの調整は大切です。もちろん走ることもありますが、歩いたりする日も。それを繰り返しながら体のバランスを見て、その日に走るのか歩くのかを決めています。――若い頃から鍛えていたそうですね。18歳の頃、僕が育ったのは兵庫県加古川市で、近所にスポーツジムというものがありませんでした。そんなところにプレハブのジムができて、そこに通いはじめたことがきっかけで体を鍛えはじめました。――プレハブ? 珍しいですね(笑)。大通りに面しているジムで、オーナーは畳屋さん(笑)。ボディビルのコンテストに出ていた方だったみたいです。趣味で建てたジムだったんですかね? いつの間にか会員制になっていて、マッチョなおじさんがたくさんいました。当時の僕はまだ細かったんですけど、『北斗の拳』とか『ドラゴンボール』の世代だったこともあって、「いつかこういう体になりたいなぁ」と小さい頃から憧れがあって、「大人になったらあのジムに通おう」とずっと思っていたんです。――「モテたい」欲求ではなかったんですね。うーん、モテたいというよりも「あれが男の体だ」みたいな理想像の方が強かったですね。――なるほど。そこから体を鍛えることがライフワークに。ええ。最初は胸のトレーニングばっかりしていたんですよね。すると、腕が細くて胸だけが膨らむというアンバランスな体形になってしまいました。マッチョ系の雑誌を読みながら自分でトレーニングメニューを組んでいって、上京した時にとあるスポーツジムでバイトを募集していたのでそこで働くことになりました。有名なプロレスラーやハリウッド俳優、かつては高倉健さんや石原裕次郎さんが通っていたジムです。そこで先輩や会員の方のトレーニングを見ながら、それを自分のメニューに組み込んでいって、理想的な体形に徐々に近付いていきました。途中でベンチプレスの大会に出たりとか、ある時から趣味の領域を超えていく(笑)。海外に行くとよく分かるんですけど、外国人の体はバランスが良いんですよね。海外で生活していた時、ルームメイトから技術やトレーニングメニューを盗んでいたんですが、自分なりに限界が見えてきて、そこで行きついたのが食事とトレーニングのバランスだったんです。○活動拠点を香港に移した思い――てっきり、アクションなど俳優業を考えての体づくりだと思っていました。仕事関係だとこんなことがありました。シンガポールで『メンズヘルス』というジム・フィットネス系の雑誌があるんですが、そこのカバーオーディションで「シックスパックを2週間で作れるか」と聞かれて、「作れます!」と言ってしまったんですよ(笑)。なぜならカバーになりたかったから。そこから2週間、鬼のように筋トレをしてちゃんと作って、見事にカバーになりました。幸運にも、その号がシンガポールの売り上げトップ3に入ったんですよ。それで翌年1月のカバーをもう1回やってくれと言われて、そこからまたトレーニングに励みました。――すごいですね。もともと国内で俳優として活動されていて、上京後に香港に行かれたそうですね。今の話はその時の出来事ですか?そうです、そうです。――活動拠点を移したのは、何か思いがあったんですか?上京しても当時の自分には人脈も何もなく、事務所に入るコネもない。自分を変えたくて国を変えたというのが一番大きなポイントでした。――現地の言葉をしゃべれないまま行ったと聞きました。そうですね。広東語は全くしゃべれなかったんですけど、高校時代からハリウッド映画に興味があって、英語だけは勉強していたんです。――実際に行ってみていかがだったんですか。結局、どの国の人でも心が通い合えば、友だちは友だち。ただ、彼女ができても文化違いでケンカすることが度々ありました。それがいちばんの壁で(笑)。価値観というよりも……日本的な空気の読み方と微妙に違っていたりするんですよ。●飲み屋で知り合った女性と外出「今すぐ事務所に来なさい」――その後、CMオファーが殺到する大活躍。ブレイクするきっかけは?香港に行った当時、携帯も何もなかった。アパートには備え付けの電話があって、国内はフリーでかけられるんです。そこでずっと電話番をしていたんですが、1~2カ月全然仕事が無くて。帰らなきゃいけないなのかなと思っていたある日、電話が鳴りました。事務所のスタッフからの電話で、「ランチに行こう」と。今までそんなこと言われたことなかったので、これはきっとお別れ会だと覚悟しました。言われた店に行くと中華料理店の丸テーブルに封筒が置いてあったんです。これ、みんなの寄せ書きだろうなぁ。そんなことを思いながら開けてみたら、出演CMに関する明細書だったんです。みんな、拍手で祝ってくれました。3日後には上海でロケ。2週間後ぐらいにそのCMが流れたんですが、香港中のクライアントから「あいつは誰だ?」と問い合わせが殺到し、次々と仕事が決まりました。――劇的な展開ですね。そうですね。ほかにも、こんなことも(笑)。飲み屋で知り合った女性から『スパイダーマン』の試写会に誘われたんですよ。試写会なんて行ったことがなかったんで、もちろん「行く」と。「記者がいるけど、大丈夫?」と聞かれたんですが、もちろん気にしません。エスカレーターを上がって映画館に向かうところで、カメラマンがブワーッと撮ってくるんですよ。香港の試写会はすごいなぁと驚きながら、映画を観ました。次の日、電話番しているとスタッフから「今すぐ事務所に来なさい」と。事務所に行くとまたみんなから拍手されて、「今日の新聞見た?」と聞かれました。芸能欄の一面には、僕と彼女が大きく載ってたんです。「彼女のこと誰だか知ってる? すごく有名な子だよ」と。飲み屋で知り合ったのは、元ミス香港にノミネートされた子だったんです(笑)。その日からまた仕事が増えました。――出会いは大切ですね。ただ、一時的な注目だけで人気は長続きしないと思います。長く活躍されたのは、何か工夫やこだわりがあったのでは?当時の香港は日本人ブームで、オーディションでも日本人と一緒になることが多かったんですが……気取っている人が結構いました。僕は関西人なので、フレンドリーに接していくうちに「お前、面白い」と思ってくれて、友だちが友だちを呼び、クライアントがクライアントを呼んで輪が広がって行きました。――プレハブのジムに通っていた頃から、人との接し方は変わっていないということなんですかね。そうだと思います。その後は韓国人ブームが来て、背が高くて、髪が長くて、細い人が多かった。同じことをしていても差はつかないので、僕は基本的に短髪と筋肉で勝負して、彼らとは違う仕事が僕に入ってきたんだと思います○"逆輸入俳優"の道を選んだ理由――そこから再び活動拠点を日本へ。香港、台湾、シンガポール、中国と色々な国々を回って感じたことがあります。それは、日本の映像はアジアの中でもトップクラスだということです。厳しい世界の中で残ったわずかな人が表舞台に立てる世界。そこにあえてチャレンジしたくて帰国しました。――香港で大成功していたわけですから、とても勇気のいる決断だったと思います。もう9年ぐらい前になるんですかね。TBSの昼ドラ『スイート10 ~最後の恋人~』の準主役オーディションがあって、約100人の中から選ばれました。撮影を終えて台湾に戻っていたんですが、日本の当時の事務所スタッフから「この勢いで挑戦しないか」と勧められて、活動拠点を再び日本に移しました。成功したからこそ、その経験と自信を日本で試してみたかった。ここ数年、少しずつは上がってきているんですけど、帰国当初は全然ダメでしたね。――最近では『シン・ゴジラ』にも出演されたそうですね。はい(笑)。キャストの多さに驚きました。自分もどのシーンに出ていたのか(笑)。僕は観測隊の隊長役で、川辺の基地でずっとゴジラを観測していました。本当の軍隊のような雰囲気がありましたよ。――福山雅治さんが出演し、ジョン・ウー監督がメガホンを取る映画『追捕 MANHUNT(原題)』にも出演されたそうですね。撮影は去年の夏に終わりました。1976年に高倉健さん主演で公開された『君よ憤怒の河を渉れ』の原作を再び映画化した作品です。日本版は東京・新宿が舞台ですが、今回は大阪。ジョン・ウー監督は香港人。香港、中国、台湾の人は大阪好きの人が多いんです(笑)。僕はチャン・ハンユー(高倉健さん役)の後輩弁護士の青木役で、すべて中国語のセリフでした。――かつての経験が生かされたわけですね。オーディションを受けて一番驚いたのが、いつものように100人ぐらいの中から選ばれるんだろうなと思っていたら、そこにあったのは僕のプロフィールだけでした。台湾、香港、中国で経験したことがやっと報われた(笑)。そう思った瞬間でした。僕に目をつけてくださった監督には感謝しかありません。子どものころからいちばん携わりたかった監督、それがジョン・ウーだったんです。■プロフィールジョー ナカムラ1974年4月2日生まれ。兵庫県加古川市出身。身長180センチ。A型。29歳の時に香港へ渡り、香港、シンガポール、台湾で活躍。モデル・俳優として多くの雑誌の表紙を飾り、数々のドラマやPVに出演、CMは49本に出演した。近年は、『シン・ゴジラ』(16年)、映画『追捕MANHUNT(原題)』(18年公開予定)など、話題作への出演が続く。
2017年05月08日清水富美加と松井玲奈のW主演映画『笑う招き猫』が4月29日(土・祝)に公開を迎え、松井玲奈、落合モトキ、前野朋哉、飯塚健監督らが舞台挨拶に登壇した。清水さんと松井さんが女流漫才コンビを演じる本作。公開前には清水さんによる、幸福の科学への“出家”宣言などがあり、思わぬ形で注目を浴びることに…。飯塚監督は「すでに報道されているようにいろいろありまして、だから今日を迎えられてよかったです」と無事に公開にこぎつけたことにホッとした様子。「松井が宣伝を一人で頑張ってくれました。いろんな思いがあって嬉しいです」と作品を背負って立った松井さんをねぎらった。トークでは、“招き猫”にちなんで「○○を招いてしまう」というお題が投げかけられたが、飯塚監督は思わず「トラブル(を招きこむ)…と言いたいけど、誤解を招きそうですね」と苦笑交じりに語る一幕も…。松井さんは同じ質問に「空耳を招いてしまいます」と告白。この日も、舞台挨拶開始前に登壇陣のひとりが「トイレ入るの不可能だった」と語ったのが、なぜか松井さんの耳には「トイレに福山雅治がいた」と聞こえたそう…。「スペシャルゲストで福山雅治が来るんだ!ここで一曲歌ってくれるのかと思った(笑)」とかなりの空耳っぷりを告白し、会場は笑いに包まれた。最後に松井さんは「出てくる登場人物みんな、何かに挑戦し、挫折してももう一度、立ち上がって、やりたいことに向かっていく物語です。笑いながら勇気をもらっていただければ」とアピール。飯塚監督も「いろんな世代の人が何かを『やめる』決断をする映画ですが、後ろ向きじゃなく、前進のために決断します。何かを感じていただけたら」と呼びかけた。『笑う招き猫』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:笑う招き猫 2017年4月29日より新宿武蔵野館ほか全国にて公開(C) 山本幸久/集英社・「笑う招き猫」製作委員会
2017年04月29日来日中のジョン・ウー監督が4月26日(水)、都内で行われた「2017-2018 ギャガ株式会社ラインナップ発表会」に出席し、チャン・ハンユーと福山雅治がW主演を務める『追捕 MANHUNT』(原題)をアピール。大阪ロケでの興味深い思い出をふり返った。西村寿行の同名小説を原作とした、1976年に故・高倉健が主演した日本映画『君よ憤怒の河を渉れ』の再映画化。殺人の濡れ衣を着せられた国際弁護士・杜秋(チャン・ハンユー)と、逮捕に全身全霊を傾けている敏腕警部・矢村聡(福山さん)の息詰まる追跡劇が、壮大なスケールで描かれる。「高倉健さんは、私にとってはヒーローのような存在」だと語るウー監督は、「生前、お会いする機会もあり、ぜひ仕事でご一緒したいともお伝えしたが、残念ながら実現はしなかった。せめて、高倉さんの出演作を再映画化したいと思っていたので、オファーをいただき、二つ返事で快諾させていただいた」と本作への強い思い入れを語った。昨年6月から、大阪を中心に大規模ロケが敢行され、「日本のスタッフの皆さんのプロ意識は尊敬に値する。規律を重んじるのはもちろん、周囲への尊敬を忘れず、人間味がある。ハリウッドにも負けていない」と感謝の意。また、「大阪のいわゆる、おばちゃんと呼ばれる方々は常にポケットにあめ玉を入れていて、所構わず配ってくれた。私も“あめちゃん”もらいました」と笑顔で語っていた。また、日本を代表するスターである福山さんについては、「以前CMでご一緒し、強い印象が残っていた」のだとか。76年の映画では、同じ役を故・原田芳雄さんが演じており「原田さんが演じた警部は、私には少々クール過ぎるように見えたので、福山さんがもつ温かみを活かし、一味違う役にしたかった」と起用の理由を語った。「文化の違う2人が誤解を乗り越え、理解し合いながら、友情を築き上げる姿を描きたかった」と語るウー監督。文字通り、文化や国境を超えた映画製作に挑み「いい映画にしなければ、ご協力いただいた皆さんに申し訳ない」と完成に意欲を燃やした。現在、ポストプロダクションの真っ最中だといい、2018年の公開を目指している。『追捕 MANHUNT』(原題)は2018年全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年04月26日映画監督のジョン・ウーが26日、都内で行われた「2017-2018 ギャガ株式会社ラインナップ発表会」に登壇。『追捕 MANHUNT』(2018年公開)で中国のチャン・ハンユーと共にW主演を務める歌手で俳優の福山雅治の起用理由を明かした。『追捕 MANHUNT』は、西村寿行原作『君よ憤怒の河を渉れ』の再映画化作品。1976年には高倉健さん主演で映画化された。全編日本でロケ敢行し、昨年6月に大阪でクランクイン、11月にクランクアップ。現在ポストプロダクションの最中となっている。ジョン・ウー監督は「子供の頃から日本の映画が好きで日本の映画の影響を受け、三船敏郎さんや高倉健さんは自分にとってのアイドル」と日本へ思いを告白。「高倉健さんは特に、お会いしたこともあり、非常に影響を受けた。ぜひ一度お仕事をしたいと話していたが、その機会を得ることなくこの世を去ってしまい、なんとか彼の作品を映画化して彼を祈念したいと思っていた」と打ち明け、『追捕 MANHUNT』の提案を受けて快諾したと映画化の経緯を説明した。福山の起用について聞かれると、「一度CM撮影でご一緒したことがあって印象に残っていた」と話し、「『君よ憤怒の河を渉れ』で原田芳雄さんが演じた役を、今回はもっと人間味のある役にしたいなと考え、優し気で人間味のある福山さんにやっていただければもっと優し気な役になるんじゃないかと」と説明。「あの方の笑顔を見ていると、みんながホッとする、幸せになるイメージ。歌を聞いても、"地球上はみんな友達"というイメージを抱かせてくれる」と加えた。「日本で日本の映画を撮りたいという夢があり、今回日本で撮影できたことが自分にとってはうれしいこと」としみじみ語った監督は、「日本のスタッフのプロ意識の高さは尊敬に値する。ハリウッドに値する」とスタッフを称賛。また、驚いたこととして「エキストラが必要な場面で1000人なら1000人来てくれ、役者に近い演技力のある方々が来てくれた。そのうち95%はボランティアで、40年撮っていてこんなことは初めて」と話し、「朝から翌日の明け方までの撮影になっても文句を言わずに自分の希望通りの動きをしてくれた。良い映画にしないとその方たちに申し訳ない」とエキストラに敬意を示した。そして、「自信はある。すばらしい出来栄えになっている」と手ごたえを語り、「前作とは違って、人は文化が違っても仲良くなれるんだというところを強調したいと思ってつくった」とアピール。プレゼンテーションでは、メイキング映像と本編映像の一部が公開され、大迫力のアクションシーンなどがお披露目された。
2017年04月26日『そして父になる』の是枝裕和監督のもと、福山雅治と役所広司が弁護士と殺人犯として対峙する『三度目の殺人』。このほど、待望の初映像となる特報と、福山さん、役所さん、さらに広瀬すずの3人の姿を映したティザービジュアルが解禁となった。勝利にこだわる弁護士・重盛が、やむをえず弁護を担当することになったのは、30年前にも殺人の前科がある三隅。解雇された工場の社長を殺し、死体に火をつけた容疑で起訴されたのだ。犯行も自供し、このままだと死刑はまぬがれない。はじめから「負け」が決まったような裁判だったが、三隅に会うたび重盛の中で確信が揺らいでいく。彼はなぜ殺したのか?本当に彼が殺したのか?重盛の視点で絡んだ人間たちの糸を1つ1つ紐解いていくと、それまでみえていた事実が次々と変容していく――。本作は、是枝監督が近年描いてきたホームドラマとは一転、オリジナル脚本で描く心揺さぶる法廷心理ドラマ。真実は必要ないと信じる弁護士・重盛を福山さん、重盛に対峙する殺人犯・三隅を役所さんが演じ、物語の鍵を握る被害者の娘役に『海街diary』以来、是枝作品2作目の出演となる広瀬さん、被害者の妻役に斉藤由貴、重盛と事件解明に奔走する司法修習の同期弁護士に吉田鋼太郎、重盛の事務所に所属する若手弁護士に満島真之介、本事件の担当検察官に市川実日子、重盛の父で30年前に三隅が関わった事件の裁判長を橋爪功が演じている。本作の初の映像となる特報では、「自白してるんだろ?だとしたら間違いなく死刑だろう」と、真実は“いらない”と信じる弁護士・重盛(福山さん)の姿から始まる。だが、「本当のことには興味ないかな、重盛さんは」と語る三隅に、ありふれたはずの裁判が変容していく。取調室で繰り広げられる重盛演じる福山さんと、三隅演じる役所さんの演技は、淡々としていながらもそれぞれが気迫に満ちており、ひとときも目がそらせない緊張感に包まれている。また、併せて解禁となったティザービジュアルで映し出されているのは、解禁された映像とは打って変わり、役所さん演じる三隅と広瀬さん演じる被害者の娘・咲江が、親しげに雪合戦に興じている様子をとらえている。2人に挟まれた福山さん演じる重盛の姿は、彼らとは対象的だ。三隅と少女は、いったいどんな関係なのか?果たして、重盛は真実を掴むことができるのか…?真っ白な雪と鮮烈な赤色に彩られたタイトルとのコントラストが、視線をとらえて離さないビジュアルに、本作への期待は膨らむばかりだ。『三度目の殺人』は9月9日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年04月21日モラハラ夫図鑑
婚約者は既婚者でした
うちのママは過保護なの?