2022年5月1日 19:12
【持続可能な恋ですか? 第2話 感想】言葉の裏に隠された『優しい嘘』
医者ならば求められる存在だと思われがちであるが、この年まで結婚していないのは何故かというバイアスがかかってしまうものだ。
明里は、学歴、年収、職業…相手の持ち物に期待せず、好きという気持ちだけで結婚がしたい。
必要な時期に、必要な出会いがあるって奇跡を信じてみたい。そんな思いで嘘という努力をしていたのだ。
林太郎は、結婚が当たり前ではない時代にもある奇跡を信じる思いに触れた。
ハッとさせられる晴太の言葉
杏花も相性が良いとは何なのかを考えていた。晴太と意気投合したのはお互いに結婚願望がないことだった。
だが、杏花が好きなにんじんも、団子も晴太は嫌いなのだ。
生活の部分でも考え方ももっと違うことがあるとするならば、相性は良くないともいえてしまう。
しかし、本当は趣味や価値観の違いとは関係なく、惹かれるものであり、それと結婚は違うものなのだ。相性が良いというのは、価値観が合うということではない。
「そういう違いも認めて、ちょっと諦めて、受け入れられるのが夫婦で親子で家族なんかじゃないかって」
晴太の言葉にハッとさせられる。
お互いの欠点を助けていきたいと思える人との出会いがご縁であり、相手の好きなものも嫌いなものも認め、そして時に優しい嘘をつきながら、生きていく…これが本当の相性が良いということなのではないだろうか。