【持続可能な恋ですか? 第10話 感想】最終話、私たちの心の中にもある『持続可能』
「いっぱい考えて、俺のこと」という颯の言葉からも、この想いは嘘じゃないという本気が伝わるのだ。
杏花は本気で向き合って、自分の本当の想いを確かめたかった。
そんな杏花は、晴太(田中圭)がその様子を見かけていることは知らなかった。
そして晴太は、颯から「もう遅いです、俺たちもう…」と伝えられ、この恋の終わりを意識する。
「足るを知ることは難しいんじゃないか?」
杏花はそんな中でも自宅でのリモートのヨガなど、仕事面は順調だった。
ヨガで語ることで、自分を整理してきたが、この日説いたのは『足るを知る』という教えだった。
丁度レッスンを聞いていた林太郎が、老子の言葉としてのその教えを杏花に語り出す。
「自分が本当に何を求めるのかそれを知らなければ、今の自分で十分だと、足るを知ることは難しいんじゃないか?」
杏花の頭には、晴太と過ごした思い出、一緒に見た景色が浮かだ。
自分が本当に求めるもの…。会う理由なんて何もなくても会いたい、そんな思いから、杏花は晴太と会うことを決める。
しかし、二人の間には微妙な空気が流れる。会話も間があく。最後に話すことは、いつも晴太が話を聞いてくれていたくだらない話。