不倫が始まるキッカケは様々です。ふとした場面に、その危険性が潜んでいる可能性も。葉月さん(仮名・34歳)も、かつて思いがけない場面での出会いがキッカケとなり、不倫に走ってしまったと言います。いったいどんな状況だったのか、詳しく話を伺いました。スイミングスクールでの出会い「結婚して7年目のころ。息子が小学1年生になったタイミングで、スイミングスクールに通わせ始めました。プールまでは送迎バスが出ていて、私も付き添っていたんですね。室内プールで、ガラスの向こうから見学できるようになっていて、講習中は私もその様子を眺めていました。息子のクラスを担当するインストラクターの先生が20代の若い男性だったのですが、逞しいカラダつきのイケメンで、目の保養にもなっていて。和志先生(仮名)という男性で、子どもたちからも慕われて人気があり、講習中はとても和気あいあいとした様子でした」先生と個人的な連絡を取るように…「あるとき、息子と同じ小学校のママ友が“子どもをスイミングスクールに通わせようと思っている”と言うので、息子を通わせているスクールをおすすめしました。そのことを、講習終わりに和志先生に話したんです。そのまま入学受付の担当者に誘導されそうになったのですが、和志先生に近づきたくて、ママ友が入学を決めるまで自分が代わりにいろいろ質問したいとアピール。“練習内容についても知りたい”“ほかにも入りたいと言っている人がいる”と伝えると、和志先生が連絡先を教えてくれたんです。そこから直接連絡を取るようになりました。ただ、講習についてだけでなく、個人的な内容のLINEも送っていましたね。どんどん彼への好意が膨らんでいき、作った料理などの写真を送って自分をアピールするようなこともして、浮かれていました」美人ママ友への焦り「後日、実際にママ友の子どもが入会。そのママ友というのが、美人で若い女性で。入会した日に、その美人ママ友が和志先生に挨拶をする光景を私は遠目に見ていたんですが、和志先生が目をキラキラ輝かせ、とても楽しそうにしているように感じてしまって…。そこで急に、私のなかに焦りが生じました。彼女に先生を奪われてしまうんじゃないかと、変な妄想を抱いてしまったんです」「慰めてもらえませんか?」と訴えると…「焦った私は、なんとか和志先生の気持ちを、自分のほうに引き寄せたいと強く考えるようになりました。そして、“相談したいことがある”とLINEを送り、二人での食事に誘ったんです。そこで、育児について悩んでいると打ち明けました。子どももいない20代の若い独身男性にそんなことを相談するのも、おかしな話なんですが……。さらに話はディープな方向に。夫婦関係について打ち明け、“あまりうまくいっていない”“寂しい”と言って同情を誘うようにしました。私は、先生の手に自分の手を重ねましたが、すぐに“ごめんなさい”と手を引きました。先生の反応を見ると、悪い感じではなさそうでしたね。そこで私は思い切って、“慰めてもらえませんか?”と尋ねたんです。言葉の意味は、伝わったようでした。私たちは食事を切り上げ、ホテルへ。こうして不倫に堕ちてしまったんです」“スイミングスクールの先生と不倫に堕ちた妻の告白”をご紹介しました。子どもの習いごとの先生と不倫とは、かなり危険なシチュエーションです。誰かに気付かれれば、関係は一気に広まってしまいそう。もう、破滅の臭いしかしませんね。©kei907/Adobe Stock ©sum41/Adobe Stock文・塚田牧夫
2023年09月29日素敵な男性と出会ったとき、これからの関係を予感することがあると思います。それがただの恋愛であれば問題ないですが、なかには不倫関係になってしまうケースも…。今回は“不倫を予感した出会いのシチュエーション”について、女性たちの体験談をご紹介します。子どものキャンプの付き添いで「息子がサッカーチームに入っていて、夏にキャンプの企画がありました。私は保護者として同伴。そこに、同じように付き添いで来ていたパパさんがいたんです。元サッカー選手らしく、スタイルが良くてカッコ良くて…。保護者同士、ちょっとお酒を交えながら話をしていました。そこで写真を撮ったんですが、送ってほしいと言うのでLINEを交換。キャンプが終わってからも連絡を取り合うようになり、やがて不倫関係になってしまいました」ユミ(仮名)/32歳キャンプということで、大自然のなかでの開放感もあったのでしょうか。普段よりも距離を縮めやすい環境だったのかもしれません。友人の紹介で「友人と飲みに行くとき、“友だちを呼んでもいい?”と聞かれました。古くからの男友だちらしく、3人で飲むことに。すぐに打ち解けて、彼に対してとてもいい印象を持ちました。しばらく飲んでいると、彼が“妻とうまくいってない”という話をし始めました。話を聞いているうちに、同情を寄せるような雰囲気に。そのとき、この人と不倫してしまうかもしれない…という予感がどこかにありました。その後、もう一度3人で会ったんですが、次はふたりきりで会うことになり、予感していた通りに関係を持ってしまいました」リリカ(仮名)/29歳友人の紹介ということで、警戒心も薄かったのでしょう。距離も縮まりやすく、さらに同情を引くような話をされ、不倫に繋がってしまったようです。ビールフェスで意気投合「お酒好きの友人とビールフェスへ行ったとき、3人組の男性に声をかけられました。そのなかのひとりが、私と地元が同じだったんです。地元のお店の話をしたり、共通の知り合いの話をしたりして意気投合。テンションも上がり、そのままの勢いでホテルに行ってしまいました。お互い既婚者であることは、あとで知りました」カナ(仮名)/31歳お酒が入り、共通の話題もあれば、意気投合もしやすいでしょう。相手に悪い印象がなければ、不倫するつもりがなくても雰囲気に流されてしまうのかもしれません。雨宿りをしていたら「最寄りの駅から自宅に戻る途中で雨が降り始め、強くなってきたので屋根のある建物の下で雨宿りをしていました。すると、男性が近付いてきて、“よかったら”とビニール傘を差し出してきたんです。なんでも、“妻を駅に迎えに来たけど、まだ帰ってこないみたいだから”とのことでした。その日以降、家が近いこともあり、再び顔を合わせる機会があったんです。私としては、もらってしまった傘を建前にして、心のどこかで“また会いたい”と思っていました。そこで、“傘を返したい”という理由のもと連絡先を交換。のちに不倫関係となりました」エミ(仮名)/33歳親切心が不倫に発展したケースですね。家が近く、顔を合わせやすかったことで、条件がそろってしまったのでしょう。“女性が不倫を予感した出会いのシチュエーション”をご紹介しました。不倫を予感したのであれば、それは危険なサインを感じ取ったということ。だとしたら、もう会わないようにするしか防ぐ方法はないのです。©maroke/Adobe Stock ©CandyRetriever/Adobe Stock文・塚田牧夫
2023年09月28日茉莉さん(仮名・33歳)は、戸籍謄本を見た際に、夫に隠し子がいることに気付いたそう。夫を問いただすと、2年ほど前に不倫をしており、相手とのあいだに認知した子どもがいることを認めました。精神的に大きなショックを受けた茉莉さんは、信頼している職場の上司に相談。話を聞いてくれた上司に自分からカラダを寄せ、不倫関係になってしまったそう。その後、この一件はどんな結末を迎えたのでしょうか。上司との不倫にのめり込み…「夫の不倫、隠し子の事実を知った私は、自暴自棄になりました。課長との不倫関係にのめり込み、頻繁にLINEを送るように。仕事中に、“会いたい”と連絡を入れては、勤務終わりに待ち合わせて密会を繰り返したのです。家事も疎かになりましたが、夫は自分の蒔いた種が原因と思ったのか、何も言ってきませんでした。むしろ、掃除や洗濯などは夫のほうがやるようになりましたが、それが私への当てつけのように感じてしまい、腹が立ちました」夫に不倫の有無を問われて「課長と関係と持つようになり、2か月ほど経ったころ。私は体調に異変を感じるようになりました。調べると、妊娠をしていました。間違いなく、課長の子どもです。でも、私に焦りはありません。罪悪感もなく、むしろ私を苦しめた夫に対して、復讐を成し遂げたかのような気分でしたね。ちょうどそのタイミングで、夫が私に“話がある”と言ってきました。すでに夫は、私が誰かと不倫をしていると気付いているようでした。“男がいるのか?”と聞かれたので、素直に認め、妊娠していることも告げました。夫はしばらく黙り込んだ後、“別れよう”と言いました」信頼していた上司の反応「夫との関係はすでに崩壊していましたから、離婚の申し出は受け入れるつもりでした。そして、それらの経緯を課長に報告しました。信頼を置いていた相手であり、愛情も感じていただけに、何かしらいい反応があると思っていたんですが……それは間違いでした。課長の口から出たのは“堕ろして欲しい”、“家庭を壊すわけにはいかない”という言葉。それでも私は、苦しいときに支えてくれた課長に感謝していましたし、恨めませんでした。しかし、私と課長の不倫の噂が社内に広まってしまったのです。ほどなくして、課長に異動の辞令がくだりました」上司の妻からの慰謝料請求「夫とは離婚、課長は異動となり、これですべて終わりかと思われました。しかし、すぐに課長の妻から連絡が来て、私に対して“慰謝料を請求する”と言うのです。課長のLINEを見たらしく、そこには私とのやり取りがすべて残っていたそう。それも、ほとんどは私のほうから誘っている内容。あきらかに私に非があるとして、正当な額の慰謝料を請求されました。当然私も職場にも居づらくなり、退社。お腹の子どものことは、悩んだ末に産むことに決めました。父親はいませんから、私が愛してあげるしかありません。今は、知らない人ばかりの地に移り住み、二人でひっそりと暮らしています」“上司と不倫関係になった妻の告白”をご紹介しました。不倫相手とのあいだに生まれたとしても、子どもに罪はありません。せめて母親からの愛情を注いであげて欲しいものです。©koumaru/Adobe Stock ©kapinon/Adobe Stock文・塚田牧夫
2023年09月27日夫婦であっても、お互いに知らないことや隠していることもあると思います。あるときそれが突然発覚してしまうこともあるでしょう。茉莉さん(仮名・33歳)も、かつて夫の秘密を知り、それがもとで不倫に走ってしまったと言います。当時いったいどんな状況だったのか、詳しく話を伺いました。海外旅行のためにパスポートを作成「夫とは、5年ほど前に友人の紹介で知り合い、結婚をしました。夫は5歳上で、真面目でしっかりしていて、収入も安定。結婚するのに申し分のない相手でした。私たちに子どもはなく、旅行にもよく出かけることがありました。私は海外にも行きたかったんですが、夫の仕事の都合がつかず、行き先は国内にとどまっていました。でもあるとき、学生時代からの友人と海外に行こうという話になりました。そこで、パスポートの期限が既に切れていたため、新しく作り直すことにしたんです」隠し子の存在「パスポート申請にあたり、必要な書類を用意するために市役所へ。そこで戸籍謄本をとりました。あまり見る機会もないものなので、なんとなく紙面を眺めていました。すると、夫の欄にやけに文字が多く書き込まれているのに気付きました。よく見ると、“認知”という文字がありました。なんと、夫には認知している子どもがいるという表記だったのです。ようするに、夫には隠し子がいるということ。認知日も記載されていて、それが2年ほど前。すでに結婚をしているときです。私は激しく動揺しました」信頼する上司に相談「私には、信頼している職場の上司がいました。私が属している部署の課長なのですが、仕事だけでなくプライベートな話もする関係で、相談にのってもらうこともよくありました。そこで、夫の件について打ち明けたんです。すると、まずは冷静になるように言われ、“事実確認をしたほうがいい”と言われました。“向き合って話すときだ”とも。そこで私は、夫が仕事から帰ってきたところで、書類を見せ、どういうことかと尋ねました。夫はすぐに、不倫の事実、隠し子の存在を認めました。いつかはこういう日が来ると、覚悟はしていたようです」上司と不倫関係に…「夫の話によれば、不倫相手の女性と関係があったのは、2年前。半年間ほどの付き合いだったそうです。しかし、女性が妊娠をしてしまい、女性の“産みたい”という意思を制止することができず、認知することにしたそう。月々の養育費も支払っているとのことでした。不倫関係も終わっていて、養育費も夫の収入から支払われているため、家計を圧迫することもありません。今更何も口出しすることができない状況でした。ただ、私がショックを受けただけ…。この話を、再び課長に伝えました。課長は話を静かに聞いてくれて、私のメンタルを心配してくれました。そんな課長に、私は自分から身を寄せ、抱き付いてしまいました。そして、その流れのまま関係を持ってしまったのです」“上司と不倫に堕ちた妻の告白”をご紹介しました。上司に対して、信頼とともに好意も抱いていたのでしょう。この一件で、その思いが溢れてしまったわけです。弱った自分を受けとめて欲しかったのかもしれませんが、不倫が生んだ負の連鎖といえるでしょう。©naka/Adobe Stock ©yamasan/Adobe Stock文・塚田牧夫
2023年09月27日旅行代理店に勤める美弥さん(仮名・31歳)は、大学時代に交際していた元カレの遼太さん(仮名)が同じ職場に転職してきたそう。当時は美弥さんが彼をフッたものの、仕事ができる遼太さんが再び気になる存在に…。あるとき、遼太さんから“この会社に入ったのは偶然ではない”“会いたかった”と言われ、気持ちが再燃。しかし遼太さんは既婚者であり、不倫関係となってしまいます。その後、どのような結末を迎えたのか詳しく伺いました。社内に不倫の噂が広がり…「仕事ができて、職場での評価の高い遼太とヨリを戻すことができ、私はどこか優越感に浸っていました。気の緩みもあったかもしれません。あるとき、同僚の男性社員と飲みに行ったとき、遼太との関係についてつい口をすべらせてしまったのです。その同僚には、以前遼太と比べてバカにされるような発言を受けていたので、見返してやりたいという思いもあったんだと思います。すると、同僚が漏らしたかどうか定かではありませんが、私と遼太が不倫関係にあるという噂が、社内に広まり始めました」知らない番号からの電話「情報が遼太の耳にも入ったようで、私は彼に呼ばれて、別れ話になりました。今のうちに関係を断ち切っておけば、これ以上広まることはないと。ただ、私は別れたくはありませんでした。とりあえずしばらく様子を見ようと、繋ぎとめる形で落ちつけたんです。ところが、ほどなくして私の携帯に知らない番号から電話が…。出てみると、なんと遼太の妻からでした。どうやら情報が妻の耳にも入ってしまったようでした。“話がしたい”と言われ、呼び出しを受けました」不倫相手の妻と直接対決「待ち合わせたのは、とあるカフェ。遼太の妻が、彼の6歳上という話は聞いていましたが、実際会ってみると、やはりドシッと構えたかなり貫禄のある女性でした。最初のうちは穏やかな様子で会話を続けていました。でも私が彼と別れたくないあまりに、“私たちは愛し合っている”と伝えると、空気が一変。そして、“それは違う”とハッキリ言われました。私のことは、実は以前から遼太に話を聞いていたそう。大学時代に付き合っていた彼女に浮気をされ、フラれ、とても傷付いた経験があると。それで彼は、長期の海外留学を選択して日本から離れたと言うのです。実際、私は当時他の男性と浮気をして、それを咎める遼太に嫌気がさして別れを切り出したのです。そこで遼太の妻に、“彼があなたと付き合ったのは、あなたへの恨みを晴らしたかっただけだ”と言われました。それでも私が彼への思いを訴え、食い下がろうとすると、“立場をわきまえなさい”とピシャッと跳ねのけられました」妻から言われた呪いの言葉「彼の妻が、遼太は仕事を辞めさせると言うので、“私も辞める”と言いました。すると、“あなたは残りなさい”と。“残って職場に貢献することがあなたの責任だ”と言われました。何もかもが正論で、私はどんどん追い詰められていき、何も言えなくなりました。彼女は“夫には私から罰を与えるから”と言い、最後に“あなたはこれからも苦しむことになる”と重い言葉を私に投げかけて、去っていきました。すぐに遼太にLINEを送りましたが、返事は、”悪い”とだけ。何度か電話をかけ、ようやくつながったと思ったら、“妻の言う通りだから”と突き放されました。結局、私に近付いたのは、成長した自分の姿を見せつけたいという、軽い気持ちからだったようです。その後、遼太は退社。私は体調を崩し、しばらく休職。1か月ほどで復帰したものの、周りからは腫れものに触るような扱いを受けるようになり、とても居心地が悪く感じています。最後に言われた彼の妻の言葉が、今もまるで呪いのように重くのしかかっています」“職場に転職してきた元カレと不倫に堕ちた女性”の告白をご紹介しました。不倫相手の妻の言葉は、彼女の人間性を指摘した言葉だったのでしょう。どこかで変わらなければ、同じことを繰り返す可能性も。今回の一件が、自分の本質を見直すキッカケになるといいのですが……。©kei907/Adobe Stock ©buritora/Adobe Stock文・塚田牧夫
2023年09月22日昔の知り合いと道端でバッタリ再会するなど、驚くような偶然が起こることもあるでしょう。美弥さん(仮名・31歳)も、かつてそんな再会を果たしましたが、それがもとで大変な事態を引き起こしてしまったそう。いったい何があったのか、詳しく話を伺いました。元カレとの再会「私は大学卒業後、旅行代理店に入社。社会人になってすぐの頃は、20代後半で結婚して子どもを産んで、余裕のある暮らしをする…というビジョンを何となく描いていました。しかし年齢を重ねるごとに、そんな上手くはいかないと実感するようになりましたね。実際、30歳になり、しばらく彼氏のいない状況が続いていました。職場でも古株の部類に入り始め、どことなく気を遣われる存在になりつつあったんです。そんなある日、うちの職場に転職してきた男性がいました。それがなんと、私が大学生時代に付き合っていた元カレだったのです」順風満帆の人生に嫉妬「彼の名は、遼太(仮名)。大学の1年生から2年生にかけて1年ほど付き合って別れました。その後、遼太は海外に長期留学。それ以来、一度も会うことはありませんでした。遼太は留学経験を活かして英語が堪能で、仕事ができ、あっという間に社内での評価を上げていました。女性社員たちからも熱い視線を送られていましたが、彼はすでに結婚していて、小さな子どももいるそう。まさに順風満帆の人生。私は自分と比較してしまい、ずいぶんと差ができてしまったと、落ち込んでしまうところがありました」同僚の言葉に憤慨「私には、親しい男性の同僚がいて、たまに二人で飲みに行くことがありました。そこで、酔った勢いで、“学生時代に遼太と付き合っていた”とポロッと言ってしまったんです。さらに、“私のほうからフッた”とも。すると同僚が、“今じゃ立場が逆転だね”なんて笑うのです。確かにその通りではあったんですが、ズバリ言われて腹が立ちましたね。でも、そこから異常に遼太のことを意識してしまうようになりました。仕事をしていても、気になって仕方がないのです。会話をすることがあっても、どこか緊張してぎこちなくなってしまっていました」思いがけない告白を受けて…「するとある日、遼太のほうから、“メシでも行こう”と言ってきました。そして、約10年ぶりに、二人きりで食事をすることに。昔の懐かしい話や、共通の友人の話などをしているうちに、私も肩の力が抜けていきました。そこで、別れたときの話題になりました。彼は“留学したのは失恋のショックから立ち直るためだった”と言うのです。私から離れ、完全に忘れ去りたかったのだと…。さらに彼が言いました。“実はこの会社に入ったのは偶然ではない”と。もともとうちの上司と知り合いで、会社を訪れたことがあり、そのときに私を見かけたらしいのです。そして、上司の誘いを受け、転職してきたとのことでした。さすがに、私に会うために転職したとは思いませんでしたが、そんなロマンチックなことを言われて嬉しくなりましたね。“会いたかったんだ”と熱っぽく言われて、まるで付き合っていた頃に戻ったような気持ちになって…。その流れのままに関係を持ってしまい、不倫に堕ちてしまいました」“職場に転職してきた元カレと不倫に堕ちた女性”の告白をご紹介しました。彼も結婚していなければ美談となったのかもしれませんが、状況としてそうはいきません。せっかくの再会も、後悔を生む結果となるのでしょう。©polkadot/Adobe Stock ©hanack/Adobe Stock文・塚田牧夫
2023年09月22日節約ばかりの結婚生活に疲れていた朝美さん(仮名)は、SNSで出会った年上の男性と不倫関係に。お金に余裕のある不倫相手と、贅沢なデートを楽しんでいました。しかし、思わぬことがきっかけで、夫に密会を知られてしまったそう。不倫によって身を滅ぼしてしまった30代女性のエピソードを、女性の心に寄り添うメンタル心理カウンセラーの並木まきがお届けします。夫から不倫の証拠を突きつけられて…「ある日、家に帰ってきた夫がものすごく怖い顔をしながら『これを見ろ』と書類を渡してきました。するとそこには、私が不倫相手とデートをしている証拠が何枚もあって…。夫から『この男性の娘さんからコンタクトがあり、君が不倫をしていることを知った』と言われました」離婚して独身になっていた年上の不倫相手には、実は近くに暮らす娘がいたとのこと。最近になって父親の様子がおかしいと感じた娘は、自身で父親の身辺を調査したあとに探偵に依頼し、不倫の確固たる証拠を集めてから朝美さんの夫に連絡をしてきたそうです。「彼に娘さんがいることも、娘さんが私たちの関係をよく思わないことも、私は微塵も考えていませんでした…。その場で夫から『君が不倫をする女性だとは思わなかった。離婚したい』と言われて、頭が真っ白になりました」不倫相手の男性と音信不通に「私は当初、“不倫相手の彼はお金持ちだから、私が夫と離婚をすると言ったら面倒を見てくれるんじゃないか”と期待していた部分もありました。でも、夫から離婚を突きつけられてからは、彼に何度連絡をしても電話に出てくれず、メールもLINEも無視され続けてしまって…。彼とは別れ話もないまま、いきなり音信不通になってしまったんです」夫から「きちんと慰謝料を払ってくれないなら、調停も裁判も辞さない」と伝えられていた朝美さんは、逃げても無駄だと観念し、請求額通りの慰謝料を支払って離婚をしたとのこと。しかし、もともと貯蓄のなかった朝美さんは、慰謝料の支払いのために借金をしたそうです。「節約ばかりの結婚生活に嫌気がさして不倫を始めたのに、最終的には自分の不倫のせいで借金まで作ってしまって…。私はいったい何をしちゃったんだろうという後悔しかありません。不倫をしていた当時の私は、贅沢なデートに浮かれていて現実が見えていませんでした。今は借金を返しながら、狭いアパートでなんとか暮らしていますが、物価も上がっているので生活は以前よりもカツカツです。あのときに戻れるなら、絶対に不倫なんてしません。節約生活が嫌だと思っていたけれど、今となってみれば夫がいて安定した生活を送れていました。目の前にある幸せが見えていなかったと後悔しかありません…」安易な気持ちで不倫に足を踏み入れてしまった結果として、悲劇的な展開を迎えるケースは決して珍しくありません。目の前にある一瞬の娯楽や快楽のせいで大切なものを見失ってしまえば、その代償は大きなものとなっても無理はないでしょう。©Shisu_ka/Adobe Stock ©Kittiphan/Adobe Stock文・並木まき
2023年09月20日結婚生活に経済的な不満を抱えていると、金銭目的で不倫を始める女性もいるようです。女性の心に寄り添うメンタル心理カウンセラーの並木まきが、パパ活不倫によって人生が大きく狂った30代女性のエピソードをご紹介します。贅沢に憧れて、知らない男性とデート30代の朝美さん(仮名)は、独身の友人がパパ活をしていたことに影響され、父親よりも年齢が上の男性と不倫を始めてしまったとのこと。しかし、その不倫によって人生を大きく転落させてしまう結末に見舞われます。「結婚して3年目にパパ活不倫を始めました。同い年の夫の収入は平均的な家庭よりも下。私も働いていますが、住宅も買えなければハイブランド品やデパコスも気軽に買えず、毎日節約をしないと生活が成り立たないような家計でした。独身の友人のなかには夜の仕事やパパ活で気ままに贅沢な生活をしている人もいて、友人たちのSNSを見ていると『なんで私は、お金のない男性と結婚してしまったんだろう』と思うようになったんです」高校時代から「かわいい」と言われ続けてきたという朝美さんは、容姿には自信があり、いつも若く見られていたそう。ある日、SNSを通じて知り合った父親よりも年上の男性から食事に誘われ、魔がさしたように出かけてしまったと振り返ります。「その男性は、私がずっと行きたいと思っていた流行りの高級レストランの名前を出して、『食事に行こう』と誘ってくれたんです。節約生活に疲れていた私は“食事くらいなら…”と思い、すぐに誘いに応じました」デートと引き換えに不倫がスタート実際にその男性と会ってみると、年齢よりも若く見えたうえに話も面白くて、あっという間に時間が過ぎていったとのこと。高級レストランでの食事が嬉しくて浮かれていた朝美さんは、その男性とこれからも継続して会いたいと感じてしまったそうです。「食事が終わる頃に、相手から『毎回このくらいのデートをプレゼントするから、僕と月に何度か会ってもらえないか』と提案がありました。もちろん、彼は私が既婚者であることを知っています。彼のほうは、ずいぶん前に離婚をしていて今は独身とのこと。リッチなデートに夢中になってしまった私は、その提案に二つ返事でOKし、翌週も彼と会う約束をしてその日は別れました」その日以来、毎日欠かさずに男性から連絡が入り、他愛もない話を楽しんだという朝美さん。もともと年上の男性が好きだったこともあり、夫にはない大人の魅力に惹かれていったと言います。「会えばお寿司や鉄板焼きなど高価な食事をご馳走してくれて、食事のあとはラグジュアリーホテルの部屋でゆっくり過ごすのがデートの定番でした」そして朝美さんは、家では節約、外では優雅なデートというふたつの生活を送るようになったといいます。当然ながら、家計や結婚生活に不満があったとしても、不倫をする正当な理由にはなりません。安易な気持ちで不倫を始めるべきではないことは言うまでもないでしょう。©maru54/Adobe Stock ©kapinon/Adobe Stock文・並木まき
2023年09月20日義母が夫にお金を無心していた事実を知った30代の沙耶さん(仮名)。義母は年下の男性と不倫をしており、不倫相手に貢ぐためにお金を要求していたと発覚します。息子夫婦にバレてもなお不倫を続ける義母に対して、沙耶さんは直談判をする決意をしました。女性の心に寄り添うメンタル心理カウンセラーの並木まきが、義母の不倫問題と向き合った30代女性のエピソードをお届けします。不意打ちで義実家に突撃!「夫はもう義母にお金を渡さなくなりましたが、だからといって問題が解決したわけではありません。夫はもう匙を投げてしまったので、私が詳しく話を聞くしかないと思いました。事前にアポイントメントをとってしまうと、義母は私を避けるかもしれないと思ったので、不意打ちで義実家に突撃。義母は最初こそ驚いたような様子でしたが、やがて観念してポツリポツリと事情を話し始めました」義母の話によると、年下の男性とは近所の集まりで出会い、不倫関係になったそう。その男性には借金があり、日々の暮らしは義母がお金などを渡してあげていることがわかったのです。義父に知られないように、最初はパート代から引いたお金を渡していましたが、だんだんと不倫相手が求める金額が上がり、息子に頼るしかなかったと義母は涙ながらに語ったそうです。「義母は義父と離婚して、その男性と再婚したいと考えるほど入れ込んでいました。だけど私は、義母がその男性に利用されているだけなんじゃないかという気がして仕方ありませんでしたね。けれど義母にそう言っても認めないし、これからも息子からお金をもらわないと生活していけないと泣くばかり…。これでは埒があかないと思い、私は義母の不倫相手に直談判するしかないと覚悟を決めました」義母を尾行し不倫現場に突入「義母に『不倫相手に会わせてほしい』と言っても受け入れてもらえなかったので、義母に気づかれないように不倫現場を押さえるしかないと思いました。義父が不在で義母のパートが無い日、私は不倫相手とのデート現場まで尾行することに成功したのです」密会現場に突入し、不倫相手に対して“義母とどういうつもりで付き合っているのか”と、問いただした沙耶さん。不倫相手は、その場で「本気ではない」とハッキリ告げたそう。「既婚者の暇つぶしに付き合ってあげているだけだ」と言い放ち、沙耶さんは怒りしか湧かなかったと振り返ります。それならば今すぐに義母と縁を切ってもらいたいと迫ると、あっけないほど不倫相手は即答で了承したそうです。「一連の会話を横で聞いていた義母は、静かに涙を流していましたね。でも私の思った通り、相手の男性は義母を利用しているだけだったので、手遅れになる前に真実がわかって良かったと思います。さらに、結婚当初から私たち息子夫婦に無関心だったのは、不倫相手と駆け落ちをする目標に夢中で、家族のことはどうでもよくなってしまっていたと告白されました。義父には義母から正式に謝罪をしたようで、一旦は丸く収まったようです。義母がどこまで話したのか、さすがにそこまでは介入しませんでしたが…。でも、あのとき私が面倒がって義母の不倫について見て見ぬふりをしていたら、今頃はもっと深刻な問題を抱えていたかもしれません」義実家の問題に介入するだけでも勇気が必要なのに、不倫問題に切り込むとなれば、その覚悟はなおのことでしょう。しかし沙耶さんのように勇気をもって関与することで、今後起こったかもしれない深刻な問題を未然に防ぐ術につながるはずです。義実家の問題は「お節介かもしれない」とためらってしまいがちですが、必要に応じて介入すべきシーンもあると言えるのでしょう。©buritora/Adobe Stock ©naka/Adobe Stock文・並木まき
2023年09月17日結婚後、義実家との関係性に悩む人は少なくないでしょう。そこにお金の問題が絡んでくると、さらにトラブルが大きくなってしまうことも…。女性の心に寄り添うメンタル心理カウンセラーの並木まきが、“夫にお金を無心する義母”と30代妻の間に起こったエピソードをお届けします。息子夫婦に無関心な義母沙耶さん(仮名)は、3歳年上の夫と交際半年で結婚しました。結婚の挨拶のために義実家を訪れたときから、沙耶さんは義母に対して違和感を抱いていたと振り返ります。「初めて義実家に行ったとき、急な仕事で義父には会えず、まずは義母に挨拶することになりました。義母に結婚をすることを伝えても『あぁ、そう』と言うだけで、息子をお願いしますとか、これからよろしくねという会話すらなくて。私はおろか息子である夫に対しても、一定の距離をとっている感じがして、すこし心配になりましたね」結婚後の義実家との関係性に不安を抱いたと話す沙耶さん。結婚の準備に関してもまったく関与してくることがなく、結婚式や新生活の準備も相談をする機会すらなかったそうです。息子にお金を無心していた事実が発覚「結婚式や新生活への義実家からの援助は1円もなく、私の実家からのお祝いと二人の貯金で新生活をスタートさせました。借金があるわけでもないし、慎ましく暮らしていけばなんとかなると思っていたのですが…。あるとき共通の友人の結婚式が重なった時期があって、夫に生活費がキツイという相談をしたら、夫は夫で『家に入れる分のお金がない』と言い出して…。その理由を聞いてみたら、義母からお金を無心されていたことがわかったのです」義母はパート、義父も働いているにも関わらず、そこまで生活に困窮しているのだろうか?と不可解に思った沙耶さん。夫を通じて義母の周囲を探ってみたところ、なんと義母は年下の男性と不倫をしていたのだそう。その不倫相手のために、お金を無心していたことが発覚したのです。「両親の生活を心配してお金を渡していた夫も、さすがに激怒していましたね。夫が義母を問い詰めて、不倫の事実を明らかにしました。義母は年下男性に捨てられたくなくて、必死にお金やプレゼントを渡していたようです。その後、義母が夫にお金を要求することはなくなりましたが、不倫相手との関係は切れていないようで…。私は義母に不倫をやめさせようとしましたが、夫は匙を投げて『放っておけばいいんじゃない?』と言うんです」結婚して早々に義母の不倫に巻き込まれてしまい、沙耶さんは「結婚する前にきちんと話し合っておけばよかった」と後悔したといいます。義実家が金銭的な問題を抱えていると、息子夫婦に影響が及ぶ場合も少なくありません。その理由が不倫となれば、息子の妻は納得いかない気持ちが強いことでしょう。義実家の話に介入するのは面倒な面もありますが、放置をして問題が大きくなる前に対処できれば、トラブルを最小限に抑えることに繋がるはずです。©kei907/Adobe Stock ©sakura/Adobe Stock文・並木まき
2023年09月17日璃子さん(仮名・33歳)はある日、噂話好きで陰口の多い同僚・南川さん(仮名)に、夫の不倫疑惑について明かされます。南川さんによると、社内結婚した夫・武司さん(仮名)は同じ部署の女性と不倫しているそうですが、真相は不明。南川さんが面白がって首を突っ込んでいるように感じ、璃子さんは腹立たしさをおぼえたと言います。その後、いったいどんな結末を迎えたのでしょうか…。同僚のタレコミに嫌気がさし…「南川さんとの食事中に、夫の不倫の話を聞かされ、さらにその不倫相手の女性社員の男性関係にまで話が及びました。私が夫のLINEを覗いたとき、見た限りではその女性の名前はありませんでした。もし不倫をしているなら、分かりやすい位置に出てくるはず。適当なことを言っているんじゃないかという思いと、ずかずかと夫婦関係に踏み込んでくるような物言いに、私も苛立ってしまって。そこで私は、“夫に興味があるのはあなたなのでは?”と言い、“不倫しているのはあなたなんじゃないの?”と訴えました」不倫の真相「私の訴えに、南川さんは顔を真っ赤にして、怒りを滲ませました。そして、“なに言ってるの!”とヒステリックにわめき始めたので、これはもう収拾がつかないと思い、いったんその場は解散せざるを得ない状況に。私は夫とちゃんと話すべきだと思い、家に帰ってから、南川さんとの会話を夫に包み隠さず伝えました。すると夫は、“ごめん”と謝りました。なんと、不倫を認めたのです。南川さんの言ったとおり、相手は営業部の女性社員でした。しかし夫が言うには、関係を持ったのは“一年前に一度だけ”とのこと。職場の飲み会でかなり酔ってしまい、ホテルに行ってしまったとのことでした。それ以来お互いに距離を取っていて、一切何もないと…。確かに、それならばLINEの履歴に残っていないのも頷けました」「もう関わらないで欲しい」と断言「南川さんになぜ伝わってしまったのかというと、その女性社員が彼女に口をすべらせてしまったからだそう。情報を仕入れた南川さんが、夫に対して、“不倫したんでしょ?”とちょっかいをかけるように。冗談半分ではあるものの、“璃子さんに言っちゃうよ?”と脅されていたそうです。そして私は、別の友人を通じて不倫相手の女性社員にも連絡を取り、事実を確認。彼女の謝罪を受け入れ、それ以上追及することはしませんでした。不倫疑惑の全貌が明らかになったところで、今度は私のほうから南川さんを誘い、食事に行きました。そこで、これまでの経緯を伝えました。そして、“私たち夫婦は大丈夫だから、もう関わらないで欲しい”とハッキリと伝えました。南川さんの反応はというと、“むしろ感謝してほしい”と言ってきました。“私が不倫について教えてあげたからでしょ”と平然と言ってのける様子に、私は呆れましたね」同僚の異動が決まり…「南川さんに夫婦関係について話したことで、噂を立てられるのは覚悟していました。しかし、同僚たちのなかには南川さんを嫌っている人が多く、むしろ私の味方をしてくれる人が多かったです。南川さんが私たち夫婦について何か話をしても、冷たくあしらってくれたようでした。ほどなくして、南川さんの異動が決まりました。どうやら、人事には南川さんについての相談がたくさん寄せられていたよう。業務にも差し障りがあると、クレームが入っていたようです。当然、夫に対して監視の目を光らせていますが、一旦は平穏な日々を取り戻すことができました。ちなみに南川さんは、早速異動先でも煙たがられていると噂を耳にしています」“嫌われている同僚に夫の不倫を告げられた妻の告白”をご紹介しました。噂好きの同僚によって、危うく夫婦関係を壊されるところだったようです。やはり、噂を鵜呑みにするのではなく、しっかり相手と向き合って話し合うのが大切でしょう。©kapinon/Adobe Stock ©taka/Adobe Stock文・塚田牧夫
2023年09月13日職場などで、噂話を耳にすることもあると思います。そのなかで、自分もしくは、とても近しい人の噂話が耳に入ることもあるかもしれません。璃子さん(仮名・33歳)もかつて、苦手意識のある同僚から夫の不倫疑惑を聞いてしまい、大きなショックを受けたそう。当時どんな状況だったのか、詳しく話を伺いました。社内恋愛の末に結婚「夫の武司(仮名)は、同じ職場の2つ上の先輩です。お互い新卒で入社。夫はバリバリの営業マンで、仕事もできて容姿も良く、部署は違ったものの私も彼の存在はかねてから知っていました。直接知り合ったのは、4年前に部署合同でおこなわれた職場の忘年会でした。そこで初めて連絡先を交換して、交際に至り、2年ほど付き合って結婚。周囲から、“安泰だね”と言われるほど、夫は仕事面だけではなく、人柄も評価されていました。夫婦関係は良好でしたが、そこに影が差し始めたのが、結婚して2年目のときでした」噂話好きの同僚に食事に誘われ…「同じ部署に勤める同僚に、南川さん(仮名)という女性がいます。仕事もできて要領も良く、上司からも気にいられている人でしたが、同僚たちからの評判はあまり良くありませんでした。というのも、南川さんは噂話が好きで、口が軽く、なんでも話してしまう人だったからです。たとえば誰かから相談などを受けたとき、その内容をすぐに周囲に漏らしてしまうんです。陰口も多くて、いつもそれを聞かされる同僚たちからは煙たがられる存在となっていました。私も少し距離を取りつつ付き合っていたんですが、ある日彼女に食事に誘われ、出かけたことがありました」夫の不審な行動に…「食事をしながら、最初はいつものように社内の噂話などを聞かされていたのですが、次第に私たち夫婦の話題になりました。“うまくいってるの?”と聞いてくるんですね。食事はどうしているとか、休みの日は何をしているのかとか、さらに夜の生活のほうにまで話題は及びました。かなりしつこく夫について聞いてきたので、もしかしたら気があるのかな…と思いました。夫は結婚前は女性社員から人気があったので、かつて狙っていたとか…。食事を終え、家に帰り、南川さんと食事をしたことを夫に伝えました。すると、南川さんの名前を出したところで、夫がビクッと反応したんです。どうも挙動不審な様子が気になりました」同僚からの密告「しばらく、夫の反応が頭から離れませんでした。ある夜、あまりに気になってしまい夫のスマホを見てしまいました。すると、LINEのメッセージ履歴の中に、南川さんの名前がありました。開いてみると、“不倫、バラされたくないでしょ?”とメッセージがありました。まさか二人が不倫関係に!?と驚いて、メッセージを少し遡りましたが、デートの約束をしている様子もなく、不倫相手とのやり取りにしては冷めていて、少し違和感があったんです。明確なことは分からず、モヤモヤとした感情を抱えていると、再び南川さんに食事に誘われました。そこでついに、“あなたの夫は不倫している”と言ってきたのです。しかもその相手が、夫の同僚である営業部の女性だと。さらにその女性社員は、“ほかの男性社員とも二股をかけている”とも言いだして、最終的には彼女の陰口に。情報が飛躍しすぎて、こっちはもうついていけませんでした。夫に関しても、情報がうやむやで、ただ面白半分に首を突っ込まれているような感じでした。今までのこともあって、南川さんの言葉には信頼がないですし、本当にウンザリしましたね」“嫌われている同僚に夫の不倫を告げられた妻の告白”をご紹介しました。噂話の好きな同僚に振り回され、夫に対する不倫疑惑が湧き上がってしまったわけですね。同僚女性としては、アドバイス程度のつもりなのかもしれませんが、下手に首を突っ込むべき問題ではないのは確かでしょう。©ocean_nikonos/Adobe Stock ©ocean_nikonos/Adobe Stock文・塚田牧夫
2023年09月13日結婚して子どもが生まれる前まで、男性アイドルの追っかけをしていた真琴さん(仮名・32歳)。ママ友たちとカフェに行った際、かつてアイドルをしていたという5歳年下のイケメン、芳樹さん(仮名)と出会い不倫関係になります。美容好きの芳樹さんのために、美顔器やエステ代を出してあげるなど、次第に貢ぐようになっていったそうです。その後、いったいどんな結末を迎えたのでしょうか。アイドル時代の話をしない彼「芳樹くんとの交際は、まるで男性アイドルを追いかけていた頃の自分を思い出すようで楽しかったですね。今は活動していないとはいえ、まるでアイドルを一人占めをしているような感覚でした。ただ、何度聞いても、アイドルをしていた頃の話をしてくれなくて。“恥ずかしいから”といって、活動していたときの名前やグループ名などを教えてくれないんです。ある日、追っかけ時代から親しくしている友人・絢子ちゃん(仮名)と会い、芳樹くんの話になりました。絢子ちゃんは私よりも断然アイドルに詳しく、幅広い世代に精通しています。もしかしたら、芳樹くんのことを知っているかもしれないとも思ったんですが、“知らない”と言われました。“気になるから調べてみるね”とのことでした」彼に浮上した疑惑「後日、絢子ちゃんから連絡が来ました。周辺の人たちから情報を集め、“芳樹くんについて詳しいことが分かった”と言うのです。芳樹くんは、ある地下アイドルグループの一員でしたが、加入して1か月ほどで辞めていたそう。その理由は、ファンに手を出したから。しかも一人ではなく、数人に。おまけに金銭トラブルも起こしていた疑惑まであり、脱退を余儀なくされたようでした。ほかにも、年齢を詐称しているのでは?とも言われていたとか。絢子ちゃんからは、“気を付けたほうがいいかも”と言われてしまいました」疑惑の真相「絢子ちゃんからの情報を聞いて、私も少し疑いの目を持つようになりました。ただ、本人に直接真相を聞くことはできません。そこであるとき、二人でホテルに行ったとき、芳樹くんがシャワーを浴びている隙にバッグから財布を取り出し、中身を覗いてみました。入っていた運転免許証を見ると、聞かされていた生年月日と違いました。私の5歳年下と言っていたはずが、実際は5歳年上。なんと、10歳もサバを読んでいたのです」普通の主婦に戻ろうとしたが…「私よりも5歳年上で、あの若々しい見た目とは、ちょっと驚きでした。とはいえ、こうなると絢子ちゃんの言っていたファンとのトラブルや金銭問題も事実なのかもしれないと思い始めて…アイドルの頃の話を避けるのも合点がいきました。そこからは何もかもが怪しく思えて、不信感が湧き上がりましたね。次第に、アイドルのように見ていた芳樹くんのことも普通の一般人と変わらないように思えて、気持ちも離れ、連絡を取らなくなりました。交際期間は半年間程度。早く過ちに気付いてよかった、普通の主婦に戻ろう…と思っていたときでした。夫から、“不倫してるだろう”と言われたのです。夫は、私が美容グッズなどをいくつも購入していることに気付いたようでした。でもそれは芳樹くんへのプレゼント用。自分で使っている様子もなく、家にも見当たらないことから、何かがおかしいと感じたのでしょう。そして、興信所に依頼して調べたところ、不倫がバレてしまったのです。その後、私たちは離婚。子ども親権も失い、独り身です。なぜあんな風に燃え上がってしまったのか…今思えば後悔しかありません」“アイドル風の彼と不倫に堕ちた妻の告白”をご紹介しました。かつての趣味が災いし、家庭を失ってしまったようです。当然ながら、“推し活”と不倫はまったくの別物。安易な行動により、取り返しのつかない事態になることは避けるべきでしょう。©buritora/Adobe Stock©buritora/Adobe Stock文・塚田牧夫
2023年09月10日思わぬ相手と不倫関係に堕ちてしまうこともあります。真琴さん(仮名・32歳)はかつて、“アイドル風”のイケメン男性と不倫関係になってしまったそう。当時いったいどんな状況だったのか、詳しく話を伺いました。カフェで出会ったアイドル風の彼「私には娘がいます。まだ幼稚園に通っていたころ、そこで知り合ったママ友たちと、たまにランチやお茶をすることがありました。あるとき、ママ友たちでカフェに入ったんです。オシャレな雰囲気で、働いているスタッフたちも、今どきの小綺麗な印象を受けました。そのスタッフのなかにいた一人の男性に、私は心惹かれました。彼は小柄で細身で、色白で目がクリクリッとしていて、まさに美青年という印象。実は私は、かつてアイドル好きで、追っかけをしていたこともあり、そういう雰囲気の男性に弱いところがありました」一人でカフェに通うようになり…「私は昔から男性アイドルが全般的に好きだったのですが、出産をして子どもができると、頻繁にライブに行くこともなくなりました。毎日が忙しくて、アイドルに目を向けることもなくなっていったんです。でも、娘が幼稚園に入り、少し時間に余裕が持てるように。そのタイミングで、まるでアイドルのような出で立ちの彼と出会ったわけです。彼のことが気になった私は、何度か個人的にカフェを訪れ、思い切って声をかけました。彼の名前は芳樹くん(仮名)。会話も交わすようになり、年齢は私よりも5歳下であることが分かりました」二人で食事に出かけたあと…「SNSを検索し、芳樹くんのアカウントを発見。見てみるとやはりオシャレでカッコよく、アングルなども凝った写真が多かったです。以前、好きなアイドルのSNSを必死にチェックしていた頃を思い出してドキドキしました。私はたまらず、DMを送りました。“いつもカフェで見かけています”と、丁寧な挨拶を添えると、“嬉しいです”と返信が来ました。さらにLINEのIDを聞き出し、そちらで連絡を取るように。そして、“いつも元気をもらっているからお礼がしたい”という名目を添えて、食事に誘いました。初めて二人で会い、今までできなかった話をしました。するとなんと、芳樹くんは、かつてアイドル活動をしていた時期があると言うのです。それを聞いて、一気にテンションが上がりました。そして勢いのまま、私のほうからホテルに誘ってしまったんです」彼にプレゼントを捧げて「芳樹くんとは、それからも関係を続けました。芳樹くんの仕事が休みで、娘が幼稚園に行っているあいだの限られた時間しか会えませんでしたが、とても幸せでした。かつて追いかけていたアイドルを、一人占めしているような気分でしたね。そんなある日、芳樹くんと美容の話題になりました。そこで芳樹くんが、“欲しい美顔器がある”と言うので、私がプレゼントしてあげることにしたんです。ほかにも、いくつかの高級美容器具をプレゼント。さらに、“エステも行ってみたい”と言うので、私がお金を出してあげました。私としては、芳樹くんが可愛くキレイでいてくれることがとても嬉しかったので、お金を出すことに対してまったく抵抗はありませんでした。まるで“推し活”の延長線のような感覚で、罪悪感もなく不倫にハマってしまったんです…」“アイドル風の彼と不倫に堕ちた妻の告白”をご紹介しました。かつて自分が追い求めていたような男性と出会い、関係を深めることになるとは思いもよらなかったのでしょう。しかし、それは幸せなことではなく、不倫は決して許されないことであると認識しなければなりません。©kapinon/Adobe Stock©ocean_nikonos/Adobe Stock文・塚田牧夫
2023年09月10日李奈さん(仮名・31歳)は、実家が裕福な春幸さん(仮名)と結婚し、義両親と同居を始めました。義弟の妻である彩芽さん(仮名)とも親しくしていましたが、あるとき義弟の不倫を告白されたそう。それを義母に相談したところ、義父も不倫をしていたことが判明。「この一族は女性問題を起こしやすい」とまで言われ、耐えるように諭されてしまいました。さらに、夫からも不倫をしていた事実を聞かされ、悪気のない様子に唖然とした李奈さん。その後、いったいどんな結末を迎えたのでしょうか…。夫の女性関係「夫も不倫をしていたという事実を知ってから、私は気になって仕方なくなり、あるとき夫のスマホを覗いてしまいました。LINEのやり取りを見ると、確かに不倫相手と思われる女性の存在が。その人は、義父が経営する飲食店で働く女性社員のようでした。やり取りをさかのぼると、夫の言う通り、すでに関係は終わっているように見えました。しかし、夫がやり取りをしているのはその女性だけではなかったんです。ほかにも数名を食事に誘っており、今にも不倫関係が始まりそうな雰囲気が漂っていました。ここまでくると、もう不倫を食い止めるのは正直難しいと思いましたね。夫の女性関係を完全に清算することは無理だろうと判断したんです」夫の家族への復讐「私は状況を彩芽さんに伝えました。彩芽さんも、義弟が不倫をやめる気配がなくて胸を痛めているようでした。再び義母に相談をしても、義母の姿勢は変わらず。“耐えるしかない”“毅然としているべきだ”と言うばかりです。そこで私は、離婚を決意しました。ただ、このまま別れてしまうのはどうも納得がいきません。なんとかして、義実家にひと泡吹かせてやりたいと思いました。私の思いを彩芽さんに相談すると、彩芽さんも離婚を考えているとのこと。そこで、二人で協力して義実家に制裁を与えようという話になりました」復讐の実行「彩芽さんと私は、この一家の男性たちが不倫をしているという事実を公表しようと考えました。近所の人たちと挨拶をする際に少し会話を交わし、“悩んでいることがある”と言うと、だいたい話を聞いてくれました。そこで、夫が不倫をしているということをそれとなく匂わせたんです。特にゴシップ好きの人には、一家の内情を詳しく報告。すると、またたく間に噂は広まりました。噂は義母の耳にも入ったらしく、一度注意を受けました。ですが、こちらはもう覚悟を決めています。“今の状況には耐えられない”と伝え、“離婚しようと思っています”と明言しました」最後に得をしたのは…「夫とも話し合い、離婚が決まりました。慰謝料やそのほかの手続きを済ませたあと、同居を解消して家を出て、私は独りの身となりました。その後も、私たちが広めた噂がさらに飛躍してしまったようで、義実家の人たちは近所から白い目で見られるようになり、肩身の狭い思いをしているそうです。彩芽さんはというと、なんと離婚せずに結婚生活を続け、私が義実家を出たあと代わりに義実家に住み始めたそう。そして、一家の面々が意気消沈するなか、むしろ堂々と振る舞うようになったようです。結局、大人しいと思っていた彩芽さんが一番肝が据わっていたのでしょう…。」“義両親と同居したあとに夫の不倫が発覚した妻の告白”をご紹介しました。不倫は人を傷つける行為です。何があっても許されるはずがなく、それを受け入れるように促すことは大きな間違いと言えます。李奈さんの元夫やその家族が恨みを持たれて復讐を受けたのは、当然の報いなのでしょう。©polkadot/Adobe Stock ©oka/Adobe Stock文・塚田牧夫
2023年09月08日結婚したのち、相手の家族と一緒に暮らす選択をする人もいるでしょう。李奈さん(仮名・31歳)も、かつて結婚後に相手家族と同居した経験があるそう。同居によって義実家の異常さを知り、ある悲劇に見舞われたと言います。当時の状況を詳しく伺いました。実家が裕福な彼と結婚「夫の春幸(仮名)とは、独身時代に友人が開いた飲み会で知り合い、交際を始めました。彼の父親は数店舗の飲食店を経営する会社の社長。いずれは自分がそれを引き継ぐと言っており、いわゆるお金持ちのボンボンでした。付き合ってからはトントン拍子に進み、結婚に向けて準備を進めることに。ある日、結婚後の住まいについて話していたときのこと。マンションを買うという選択肢もありましたが、“よかったら実家で暮らさないか”と夫が提案してきたんです」同居を決意した理由「結婚前、初めて夫の実家を訪問した際に、義父母が出迎えてくれました。義父は、経営者らしく頭が切れる印象で、穏やかで紳士的な人でした。義母も柔和でとても優しく、一方で芯が通っているような印象を受けました。最初は一緒に住むことに若干抵抗はあったものの、義両親に対して悪い印象がまったくなかったですし、住宅ローンの心配がないことにもメリットを感じたので、私は同居の提案を受け入れることにしたんです。義実家の近所には夫の弟夫妻も住んでいました。私は義弟の妻の彩芽さん(仮名)とも親しくしていたので、彩芽さんが近くにいると思うと心強かったですね」義妹からの告白「彩芽さんは可愛らしい女性で、姉妹のように仲良くなりました。義実家に引っ越してきてからしばらく後、二人でランチに出かけたとき、彩芽さんからある相談を受けたんです。彼女は、“夫が不倫している”と言いました。既に事実は確認済みで、義弟も不倫を認めているとのこと。私はとても腹が立ち、“お義母さんに相談しよう”と持ちかけました。義母から注意してもらうことを提案したのです。そして、彩芽さんと一緒に義母のもとへ向かい、事情を話しました。すると義母は、“そのくらいで動揺していちゃダメよ”と、諭すように言いました。そして義母は“私も経験済みだから”、と。ようするに、義父も不倫をしていたというわけです。挙句の果てに、“この一族は女性問題を起こしやすい”“だからあなたたちも耐えなさい”と、彩芽さんだけでなく私まで義母から注意を受けたのです」不倫を“当たり前”だと思っている一家「夜に夫が帰ってきて、その日にあったことを伝えました。おかしくない?と尋ねると、“そうかな”と意に介していない様子で、“まぁ不倫なんて皆してるんじゃない?”と言ったのです。私は唖然としました。そこで、“もしかして…?”と恐る恐る尋ねると、夫は“したことないって言ったら噓になるかな”と答えたんです。さらに問い詰めると、“少し前までしていたけど、今はしていない”と、不倫の事実をあっさりと認めました。そのときにハッキリと、この一家はおかしいのだと気付きました。不倫する男性陣に、それを受け入れるよう促す義母。義実家の異常さに気付いた途端、結婚は失敗だったのかもしれない…と思いましたね」“義両親と同居したあとに夫の不倫が発覚した妻の告白”をご紹介しました。男性が不倫をすることは仕方ないという、歪んだ考えがまかり通った家族。結婚する際は、相手だけでなく、相手の家族についても慎重に見極めなくてはいけないようです。©arc image gallery/Adobe Stock ©maru54/Adobe Stock文・塚田牧夫
2023年09月08日友人からのタレコミによって夫の不倫が発覚し、幸せだった結婚生活が一変した真由さん(仮名)。必死に謝る夫に免じて「離婚はしない」と決めたものの、夫のスマホやSNSを詳しく調べるうちに、衝撃の事実が発覚したそう。女性の心に寄り添うメンタル心理カウンセラーの並木まきが、夫の不倫に苦しんだ30代妻の壮絶体験をご紹介します。夫の不倫相手のSNSを発見!真由さんが夫のSNSからたどると、すぐに不倫相手のアカウントが見つかったそうです。二人は仕事関係で知り合ったらしく、不倫相手が夫より年下であることも判明。真由さんは「見ないほうがいいのかな」と迷いつつも、「でも、私には事実を知る必要がある」と考え、不倫相手のSNS投稿を遡ってすべてチェックすることにしたそうです。「不倫相手のSNSを見てみると、夫とのデートやプレゼントを匂わせる最近の投稿を見つけました。既に夫との関係は切れているはずですが、SNSを見ているとまだ続いているような投稿もあって、そのときから私は夫に不信感を持ち始めました」モヤモヤを晴らすためにSNSをチェックしたのに、不倫相手のSNSを見つけたことによって、さらにモヤモヤが募ってしまったそう。そこで真由さんは、夫の不倫を知らせてくれた友人のAさんに相談してみることに。すると、Aさんからは「絶対に離婚したほうがいい」と強く言われ、真由さんの心は大きく揺らいできたそうです。信じていた友人の裏切りを知り人間不信に「ですが、その時点では離婚する勇気も気力もなかったので、とりあえず夫と不倫相手の関係がまだ続いているのかを探偵に調べてもらうことに決めました。2週間後に届いた報告書によると、実は夫と不倫相手の関係はまだ切れていなかったことが発覚したんです…」真由さんが夫を再び問い詰めると、夫から「自分は出来心からの遊びだったが、彼女のほうが本気になっていて、なかなか切れないでいる」と打ち明けられたとのこと。そこで真由さんは、不倫相手の女性も交えての話し合いを夫に提案し、きっぱり関係を解消させることにしました。「私と夫、不倫相手の3人で話し合いを行い、その場で不倫相手には夫との関係を断ち切る旨の念書にサインをさせました。その後、ようやく夫は不倫相手と縁が切れたようでした。すべてが終わってから、後日ほかの友人たちに顛末を話すと、驚くことにみんなすでに知っていたと言うんです。なぜ?と思ったら、なんとAさんが共通の友人たちに面白おかしく話していたことがわかりました…」周囲の人たちから、「『早く離婚をすればいいのにだらしない』とAさんが笑っていた」と聞かされ、「Aさんとも縁を切ったほうがいい」と助言を受けて愕然としたそうです。「私がAさんに嫌われていたのか、Aさんが夫を狙っていたのか…理由まではわかりませんが、この件をきっかけに、私は夫のことも友人のことも信用できなくなってしまいました。とりあえず今は育児と仕事に集中していますが、もう少し子どもの手が離れたら離婚も考えたいと思っています」夫の不倫を知るだけでも大きな負担となるのに、さらに周囲の人間関係にも問題を抱えれば、妻のストレスは計り知れません。デリケートな話題を相談するときには、親身になってくれる身内や親友にだけ打ち明けるなどして、無用な噂話の対象にならないように注意すべきでしょう。©kei907/Adobe Stock ©健二 中村/Adobe Stock文・並木まき
2023年09月06日愛妻家で子煩悩な夫でも、妻に隠れて不倫をしているケースがあります。30代の真由さんも夫の不倫を知り、心の底から驚いたひとり。不倫を反省する夫に免じて一度は「離婚はしない」と決めたと話す真由さんの壮絶な体験を、女性の心に寄り添うメンタル心理カウンセラーの並木まきがご紹介します。友人からのタレコミで夫の不倫を知り…真由さん(仮名)は、結婚5年目で夫の不倫が発覚。夫との共通の友人であるAさんから「あなたの夫、不倫しているみたい」と予想外のタレコミがあり、衝撃を受けたと振り返ります。「夫が不倫をしていると聞いても、驚きしかありませんでした。というのも、うちの夫は家庭をないがしろにしたことはなく、私や子どもへの愛も感じていたので、とにかく『まさか』という心境だったんです。タレコミをきっかけに夫を問い詰めてみると、残念なことに夫の不倫は事実でした。ですが、ほんの出来心なのだろうと思い、離婚は考えませんでした。それに、不倫がバレたときに夫は必死に謝り続けていたので、そんな夫に免じて今回は不問にすることに決めたんです」その後、夫の不倫について知らせてきた友人のAさんに、「夫を許すことにした」と伝えたとのこと。まわりの人たちに心配をかけたくないという思いと、真由さんの“ちょっとしたプライド”もあって、「別にこれくらいなんともない」と、他人の前ではまったく傷ついていないふりをしたと言います。「今思えば、随分と強がっていたなぁと自分でも思います。Aさんの前では、『うちの夫に不倫できる度胸があったとは、びっくりだよね』などと冗談を言って、私は必死にプライドを保っていましたね。けれど、心の中ではずっとスッキリしないものを抱えていました」平気なふりをしてもモヤモヤは晴れなくて…夫の不倫を知ってから、真由さんは夫をもう一度信じようとするものの、内心はモヤモヤが晴れない日々を送っていたとのこと。そして、不倫発覚時は怖くて調べていなかった夫のスマホやSNSが妙に気になり始めてしまい、夫の女性関係を詳しく調べるようになったそうです。「当時の私は平気なふりをしていましたが、内心ではかなり混乱していて、正常な判断ができていなかったように思います。『離婚はしない』と決めたのなら見て見ぬふりをすべきだったのか、それとも、夫の不倫についてもっと早く調べるべきだったのか…。今でもどの選択が最善だったのかはわかりません」夫の不倫が発覚したとき、自分のプライドや周囲への強がりから平気なふりをしてしまう人は少なくありません。しかし、あとになってから「もっと素直に周囲の助けを借りればよかった」となれば、一生忘れられない後悔を生むことに…。配偶者の不倫を知ったときは、自分が納得できるやり方で解決を図るほうが、モヤモヤとした気持ちを早く収束させられるのかもしれません。©kei907/Adobe Stock ©garage38/Adobe Stock文・並木まき
2023年09月06日彩音さん(仮名・32歳)は、娘の通っている幼稚園の水野先生(仮名)と不倫関係に。土日は娘が習いごとのため、夫の将司さん(仮名)が車で送り迎えをしており、その時間を利用して密会を繰り返していたと言います。水野先生とのツーショット写真を娘に見られてしまいますが、夫にバレないようにごまかしながら、密会を重ねた彩音さん。その後、いったいどんな結末を迎えたのでしょうか。夫と娘が出かけている隙に「以前から、娘がずっと行きたがっていたテーマパークがあったんですね。そこで次の土曜日に、娘の習いごとが終わったあと、夫が娘をテーマパークへ連れて行くという話になりました。となると、私が一人になる時間がいつもよりも長くなることに。それを水野先生に伝えると、ドライブに行こうという話になったんです。車で出かけた先で、ホテルで少し休んで帰ってくるというプラン。デート当日、待ち合わせの場所に指定されていた駅前で、私は水野先生が来るのを待っていました」気付かなかった重大なミス「しばらくして水野先生がやってきたんですが、車じゃなかったんです。レンタカーを借りる予定だったものの、寝坊してしまい、とりあえず待ち合わせ場所に来たそう。今から一緒にレンタカーを借りに行こうという話になりました。少し先の駅に二人で向かい、レンタカーを借りて乗り込みました。近くにあったコンビニで食べものなどを購入し、いざドライブがスタート。しかし、私は大きなミスをおかしていることにまだ気付いていませんでした。その場所は、娘の習いごとであるバレエ教室からほど近い場所にあったのです…」夫に嘘を見破られ…「水野先生とのドライブを終えて帰宅すると、すぐに夫たちも帰ってきました。娘は夫におんぶされていて、遊び疲れてクタクタの状態。私は娘をベッドに寝かせて、何か軽く料理でも作ろうと立ち上がりました。すると夫が、“今日一緒にいたの、誰だよ”と言ってきたんです。その瞬間、私の鼓動は一気に早くなりました。娘がレッスンを受けているあいだ、夫は外に出て待っていたようなんです。そこで、コンビニで車に乗る私の姿を見かけたようでした。“大学時代からの知り合い”と答え、“急に連絡がきて、出かけることになったの”と言い、伝えていなかったことを謝りました。ところが夫は、“それは嘘だね”と言い返してきたんです」妻の誤算「夫はスマホを取り出し、画面を私に見せました。画面に映されていたのは、水野先生と私の姿でした。夫が娘に写真を見せると、“ママと仲良しの水野先生だよ”と言われたそうです。そこで、夫のなかでいろいろなことが繋がり、状況をすべて理解したようでした。夫は、“水野先生が男性だったとは…”と言い、先生と不倫してるとは、と呆れたように呟きました。この一件は幼稚園にも伝わって、やがて水野先生はほかの園に移ることに。そして、私の娘も転園を余儀なくされました。夫とは話し合いの末に離婚することになり、当然ながら夫は私に対して慰謝料を請求。貯金がなかったので、実家に借金をして支払いました。さらに私は長いあいだ専業主婦で、すぐには収入を得る術がないということもあり、親権は夫側に委ねられてしまいました。娘には月に1回会えることになっているものの、だいぶ間隔が空くようになってしまい、今はほとんど会えていない状況です。今は不倫したことを後悔する毎日を過ごしています」“幼稚園の先生と不倫をしていた妻の告白”をご紹介しました。一度の過ちにより、大事な娘と会うことすらままならなくなってしまったようです。多くのものを失い、大きな代償を支払ったことでしょう。もうかつての日々が戻ってくることはないでしょうが、この件を機に、まっとうな道を歩んでほしいものです。©Mai/PIXTA(ピクスタ) ©takeuchi masato/PIXTA(ピクスタ)文・塚田牧夫
2023年09月03日不倫に発展する出会いのなかには、意外な場所での出会いもあるでしょう。彩音さん(仮名・32歳)もかつて、ある出会いによって不倫関係に堕ちてしまった一人です。当時何があったのか、詳しく話を伺いました。幼稚園の先生に惹かれ…「娘が通う幼稚園の先生が気になるようになったのは、ひょんなことがきっかけでした。私の娘がママ友の子どもに借りたクレヨンをなくしてしまったことがあり、トラブル解決のために対応してくれたのが、水野先生(仮名)という若い男性の先生。物腰が柔らかく優しくて、娘もよくなついていました。水野先生が丁寧に対応してくれたおかげで、ママ友とのトラブルも穏便に解決。その一件から私は、なんとなく水野先生を意識するようになったんです」教室で二人きり「幼稚園のクラスで保護者会がおこなわれた日のこと。終わって帰宅している途中、私は忘れものをしていることに気付き、教室に引き返しました。するとそこには、片付けをしている水野先生がいました。話をしてみたいという思いがあったので、私にとっては願ってもないチャンス。片付けを手伝いながら会話を交わしました。10分程度でしたが、年齢が私の3つ下であること、出身地や家族構成などプライベートなことも知ることができました。そして、何かあったときのためにと電話番号を交換。水野先生のことがいっそう気になるようになりましたが、電話をかけることはできず、とりあえずその日はメールだけ送りました」先生と密会を重ねる不倫関係に「何度かメールでやり取りを交わし、思い切って食事に誘ってみました。水野先生の返事は、まさかのOK。土日は娘が習いごとをしていて、夫の将司(仮名)がいつも送り迎えをしてくれていたので、そのタイミングを狙って水野先生と食事に出かけました。食事での席では会話が弾み、水野先生から“彩音さんのような女性が好みのタイプ”だと打ち明けられました。私は嬉しくてたまらず、食事のあとで流されるままホテルに行ってしまったんです……。そして、その日以降は土日を利用して密会を重ねました。そんな日々を続けていたある日のこと。娘が私のスマートフォンをいじっていたとき、アルバムにある水野先生との2ショット写真を見られてしまったんです。“先生とママは仲良しなんだね”と無邪気に言う娘に対し、“パパには内緒ね”と優しく釘を刺しました」娘に写真をバラされたものの…「ある日の家族団らん、幼稚園の話題になり、夫が“幼稚園で誰と仲がいいの?”と娘に尋ねました。娘は何人かの友だちの名前を挙げたあと、“水野先生とも仲がいいよ”“ママも先生と仲良しだよね”と言ったのです。さらに、“ママと先生の写真もあるんだよ”とまで。娘の思わぬ爆弾発言に、私は心臓がバクバクするほど焦りました。ですが、夫は幼稚園の状況に詳しくありません。水野先生という名前だけでは、男性とは気付いていなかったようなんです。私は適当に話をはぐらかし、“話が合って意気投合したんだ”と、どうとでも捉えられるような言葉を返しました。夫は特に疑っている様子はありませんでしたが、しばらくはドキドキする日々が続きました。私はそのスリルすらも楽しむようになり、水野先生との密会を続けてしまったのです…」“幼稚園の先生と不倫をしていた妻の告白”をご紹介しました。写真の存在がバラされたタイミングで関係を解消していればよかったものの、スリルを求めて密会を続けた彩音さん。人間の欲望は果てしなく、本当に痛い目を見るまで罪をおかし続けてしまうのですね。©siro46/PIXTA(ピクスタ) ©shimi/PIXTA(ピクスタ)文・塚田牧夫
2023年09月03日「不倫には代償がつきもの」などとよく言いますが、実際はどうなのでしょうか。経験者に話を聞くと、不倫と引き換えに失ったものは多いと言います。また、不倫をしている間は我慢しなければいけない辛いこともたくさんあるのだとか。不倫経験者の女性に聞いた「不倫中、一番辛かったこと」を紹介します。友達が離れていった「実際に不倫をして知ったのは、『不倫反対派』の女性はけっこう多いんだな…ということでした。よく芸能人のゴシップで、不倫したタレントや女優を批判するコメントで炎上しているのを見かけますよね。不倫がバッシングされるのは芸能人の世界だけではありませんでした。私が既婚者と付き合っていたとき、何人かの友達からあからさまに距離を置かれたのを感じました。また、かなり仲良かった子からも不倫を反対されて、少し気まずくなったこともあります。友達が離れていったのは、当時けっこう辛かったですね」(サキ/33歳)不倫に対して嫌悪感を示す人は多いので、全ての人に理解しようとしてもらうのは難しいかもしれません。不倫の世界に足を踏み入れるのであれば、周囲の大切な人が離れていくかもしれないという覚悟が必要。さらには、今まで親しかった人からも、厳しい意見を言われる可能性があります。彼の一番になれないのが辛かった「不倫中、結局自分が二番手であることがすごく辛かったです。どんなに甘い時間を過ごしても、彼は泊まらずに家に帰ってしまうんです。クリスマスや年末も彼は家族と過ごすので、私はひとりぼっちでした。言葉では『本当に愛しているのは実香だよ』と言っていても、結局は奥さんや子どもの方が大事。私は決して一番になれないというのが、本当に虚しかったです」(実香/31歳)不倫にハマる女性は、既婚男性の甘い言葉を鵜呑みにしてしまいがち。「君が一番だよ」とか「妻より愛してる」などの言葉を信じている人もいますが、結局彼が帰っていくのは、家族の待つ家。不倫をして、寂しい思いや惨めな気持ちになったという経験談は非常に多いようです。誰にも言えない禁断の恋「20代の頃、会社の上司と不倫をしていたのですが、誰にも恋愛の話ができないのがキツかったです。周りはみんな彼氏のことや結婚の話で盛り上がっているのに、私は誰にも話せなくて、ずっと彼氏がいないふりを続けていました。上司と不倫しているのがバレたら大変なことになるので、辛い思いをしたときに相談できる相手もいません。途中で『なんで私は、人に言えないようなことをしているんだろう…』と我に返って、すごく虚しくなりました」(雅美/34歳)禁断の恋ゆえに、普通の恋愛と違って人に話せないのも不倫ならではです。特に仕事が絡んだ関係の場合、周囲にバレてしまったら、取り返しのつかないことになる可能性も。誰にも聞いてもらえないのは辛いかもしれませんが、不倫を選択したのはその人自身。自業自得だと言えるのかもしれません。不倫経験者に聞いた「不倫中、一番辛かったこと」を紹介しました。不倫をするかわりに大切なものを失ったり、辛いことを我慢し続けたり、やはり不倫をしていると、そう簡単に幸せは手に入れられないようです。安定したい幸せが欲しいなら、やはり不倫ではなく、本当にあなたを大切にしてくれる人と普通の恋愛をするのが一番ですね。©Syda Productions/Adobe文・小泉幸
2023年09月03日不倫をしていることがパートナーにバレれば、大変な状況になるでしょう。なんとかしたいと考え、周囲に助けを求めることもあるようです。今回は“不倫している友人からの助けを求めるLINE”について、経験のある男女に話を聞きました。「昨日会ってたことにして!」「あるとき、既婚者の友人から急に、“昨日会ってたことにして!”とLINEが届きました。彼女に理由を尋ねると、昨日男性と会っていたそう。帰りが遅くなり、夫からの連絡も無視していたため、不倫を疑われていると……。言い逃れるために、私と会っていたことにしてしまったそう。私は仕方なく、彼女のお願いを聞き入れました。彼女から、あとで私に電話がかかってきました。おそらく彼女の夫は近くで聞いていたのでしょう。昨日会っていたような話をされ、その内容に合わせて返事をしていました」ミカ(仮名)/29歳アリバイ作りに加担させられたわけです。不倫の片棒を担いているような気持ちになったことでしょう。「このLINEは夫に見られてる」「不倫をしている友だちから、“このLINEは夫に見られてる”とメッセージが届きました。さらに、“しばらく連絡取れないかも”と。それに対して返信をしたけど、応答なし。しばらくして彼女に会う機会があり、当時の状況を聞きました。すると思った通り、彼女の夫に不倫を疑われ、LINEを覗かれそうになったそう。そこで、危険なLINEはすべて削除してしまったようでした。そのせいで、しばらく連絡が取れなくなったわけです。私も、変なLINEを送らなくて良かったです」マイ(仮名)/31歳不倫のバレそうなLINEをすべて消去して、証拠隠滅を図ったんですね。とりあえず親しい友人だけには、状況を伝えておきたかったのでしょう。「証言して欲しい」「僕には、親しくしている友人夫婦がいたのですが、ひょんなことから夫のほうが不倫をしている事実を知ってしまいました。あるとき、彼が妻に不倫を疑われてしまったようで、僕にLINEが来ました。“誤解だと証言して欲しい”と言うのです。僕から伝えれば信じてくれるだろうと……。ただ、僕は2人とも知り合いだし、嘘はつきたくなかった。だから、“それはできない”と断ってしまったんです。以来、音信不通に。あのときの決断は間違っていたのかと、今でも悩みます」ケン(仮名)/33歳夫婦2人ともが知り合いだと、どちらか一方の肩を持つということも難しいはず。非常に悩ましい立場ですね。「やめたいけどやめられないの…」「私の友人の女性が、数年前に不倫をして、それが彼女の夫にバレました。一度は許してくれたものの、“次はない”と言われていたそう。にもかかわらず、彼女はまた同じ過ちを繰り返してしまったようで、“どうしよう”と相談するようなLINEが届きました。まだ夫にはバレていなかったので、私は不倫をやめるようにLINEで伝えました。すると彼女から、“やめたいけどやめられないの……”と悲痛なLINEが。とりあえず今もバレてはいないようですが、時間の問題でしょうね」エミリ(仮名)/29歳不倫が常習化してしまっているのでしょうか。友人にLINEで相談して、解決するような問題でもなさそうです。“不倫している友人からの助けを求めるLINE”をご紹介しました。自分が始めた不倫に関して、助けを求められても対処に困るもの。片棒を担げば、自分の信頼があやうくなってしまう可能性もあるでしょう。せめて巻き込まないでもらいたいものですね。©perfectlab/Adobe Stock文・塚田牧夫
2023年09月01日映美さん(仮名・34歳)は、同じ職場の同僚である島津さん(仮名)とW不倫の関係に。その密会現場を、ママ友であるノリコさん(仮名)に偶然見られてしまいました。ノリコさんはゴシップ好きで噂話好きなだけに、いつ言いふらされるのかと不安な日々が続いたそう。その後、どんな展開が待ち受けていたのでしょうか。口止めのためにお土産を用意「ノリコさんには、“絶対誰にも言わないから”と約束を取りつけていたものの、やはり不安は拭えません。なので、それからノリコさんと頻繁に連絡を取り合うようになりました。さらに、並ばなければ買えないような人気菓子店でお土産を購入して、差し入れとして持っていくように。口止めのための貢ぎものです。私は仕事の合間を見ながらも、そんなことを繰り返していました」ママ友との関係を夫に疑われ「あるとき、冷蔵庫に入れていたノリコさんに渡すお菓子を夫に見られてしまいました。“食べていいの?”と聞かれたので、“ノリコさんに渡すものだから”と断ったんです。そうしたら、“仲いいなぁ”と言われました。そんな機会が増えるうちに、夫も私たちの関係に違和感を抱いたんでしょう。急に、“もしかしてイジメられてるのか?”と聞かれたんです。私は慌てて、“そんなことはない”と否定しました。ただ、その反応がぎこちなくなってしまい、さらに夫の疑念を深めてしまったんだと思います」ママ友の密告「夫には、たまに子どもの幼稚園への送り迎えを頼むことがありました。そんなある日、夫が仕事の休みの日に子どもを幼稚園に連れて行ってもらったんですね。そこで、ノリコさんと鉢合わせたようなんです。夫はノリコさんに、私たちの関係について尋ねたんだと思います。私を守りたいという思いもあり、口調が強くなってしまったのかもしれません。ノリコさんも気分を害してしまったのでしょう。ノリコさんは、私が別の男性と一緒にいるのを目撃したことを夫に話してしまったのです」離婚後にママ友から連絡が…「何も知らずに仕事から帰宅した私は、“話がある”と夫に言われました。そして、ノリコさんとの会話の内容を告げられました。もう隠すことはできないと観念した私は、不倫関係を認めるしかありません。夫としては、私を守ろうとした行動により裏切り行為を知るハメになったわけですから、さぞかしやりきれない思いだったことでしょう。私は強く非難を受け、夫婦関係を続けていくのは難しいと告げられました。そして、離婚に向けて話を進めていくことになりました。慰謝料を請求され離婚が成立はしたものの、子どもに関してだけは話がまとまりませんでした。一応私が預かってはいるものの、別れて1年以上経った今でも親権争いが続いています。子どもが小学校にあがり、久しぶりにノリコさんから連絡が来ました。LINEで、“最近どう?”と尋ねられましたが、返事はしていません。ノリコさんは今でも、ゴシップ集めに奔走しているようです」“ゴシップ好きのママ友に不倫を暴かれた女性の告白”をご紹介しました。ママ友への口止めは失敗に終わったようです。信用できないママ友への口止めに尽力するよりも、もっと家族のためにできる行動があったのではないのかと思わざるを得ません。©beauty-box/shutterstock©polkadot_photo/shutterstock文・塚田牧夫
2023年08月30日どんなに注意をしていても、不倫相手と一緒にいるところを目撃されてしまうリスクはあるでしょう。映美さん(仮名・34歳)も、かつて不倫相手との密会現場を見られてしまい、大変な事態に陥ったそう。当時の状況を詳しく伺いました。職場でのW不倫「私はイベントの企画会社に勤めています。結婚後、出産を終えて職場に復帰。そこで、あるチームに加わって企画の運営に携わっていました。そのときリーダーを務めていたのが、同期の島津くん(仮名)。彼も既婚者で、結婚後の仕事への関わり方や、子育てなどに関しても相談できる相手でもありました。頼りがいのあるタイプでもあり、相談を持ちかけているうちに距離が縮まりました。やがて自然と肉体関係を持ってしまい、W不倫という状態になってしまったんです」不倫相手との密会中にママ友と遭遇「島津くんも家庭があるため、そんなに頻繁に会っているわけではありませんでした。たまに仕事終わりに待ち合わせをしたり、予定が合えば休日に会うこともありました。ある休日、島津くんと軽くショッピングでもしようと、一緒に出掛けているときでした。突然声をかけられて振り返ると、息子と同じ幼稚園のママ友、ノリコさん(仮名)が立っていました。実は、このノリコさんが厄介な女性で。ゴシップ好きで、ママ友で集まったときいろいろな情報を流すんです。“さんが車を買い替えた”とか、“さんの家の食器は高級品”とか……芸能記者さながらに、噂の発信源みたいな人でした」LINEで追及され……「私は情報が広まってはマズいと思いました。そこで、一緒にいる島津くんのことを咄嗟に、“兄です”と嘘をついて紹介してしまいました。ノリコさんの興味を削ごうと思ったんです。ただ、それが逆効果でした。その夜、ノリコさんからLINEが来て、島津くんのことに関してしつこく聞かれました。むしろ興味を持たれてしまったようで、“彼はどこに住んでるの?”“何をしている人?”と質問攻め。さらに“名前は?”と実名まで聞かれる始末。これはもう、噂話を流されることは間違いないと思いました。そうなれば、不倫関係であることもいずれバレてしまうかもしれません。ならば、最悪のケースに至らないよう、まず防御策を講じるべきだと考えました。そして、“実はノリコさんに相談がある”と伝え、翌日会って話をする約束を取りつけたんです」大スクープを入手「翌日ノリコさんとカフェで会い、島津くんとの不倫関係を認め、事実をすべて告白しました。“別れようと思っているけど別れられない”と伝え、“悩んでいる”と涙ながらに訴え、同情を誘うことにしたんです。そして、このことは誰にも言わないで欲しいとお願いすると、ノリコさんは“もちろん”と言ってくれました。しかし、ノリコさんの言葉を鵜呑みにすることはできません。なんといっても、大スクープを入手したわけですから、話したくて仕方ないはず。そこで私は、ノリコさんと頻繁に連絡を取るようになりました。幼稚園の送り迎えで会う機会があると、“誰にも言ってないよ”みたいな表情を浮かべてこちらを見てくるので、余計心配になりましたね…」“ゴシップ好きのママ友に不倫を暴かれた女性の告白”をご紹介しました。よりによって、1番見つかりたくない相手に密会現場を見られてしまった映美さん。隠しごとをしようとしても、どこで誰が見たり聞いたりしているかわからないものです。©gbbot/shutterstock©polkadot_photo/shutterstock文・塚田牧夫
2023年08月30日今回は、「友達の不倫をやめさせたい」とのお悩みに、ダンディな恋愛スペシャリストが愛のアドバイス。友達の不倫をやめさせたい仲の良い友人が不倫をしています。最初は相手男性が妻子持ちだということを知らずに付き合い始めたそうなのですが、事実を知ってからももう引き返せないと言うのです。彼女は「結婚ができなくてもいい、大好きな人と一緒にいられれば幸せ」とのことで不倫を辞める様子もなさそうなんです……。私にできることはないでしょうか?(33歳/大阪府)今回もかわいい子羊ちゃんの相談に答えていくとしよう。「恋は盲目」という言葉があるように「不倫も盲目」。完全に自分の世界にはまってしまって、不倫は悪いこととは分かっていても、その事実を自分の都合のいいように美化したくなったり、不倫にはまった悲劇のヒロインを演じてみたりしてしまう。この一種の洗脳を解くために周りの友人は何ができるのか?これからのアドバイスを参考にしてみな。■不倫の残酷な未来をイメージさせる不倫をしている張本人は、「今が楽しければいい」という、今この瞬間の刺激的な快楽に溺れていて未来の残酷な自分を想像することから逃げている。だからまず友人の君は「不倫を続けても未来は絶対ハッピーじゃない」ということを分からせること。特にこの不倫相手は妻子がいることを間違いなく隠していたんだと俺は推測する。さらに子どもがいるということは別れて彼女と一緒になるという可能性も低い。そういう“たちの悪い男”は、口では調子の良いことを言ってこの不倫関係を継続させようとする。ただ次に自分の好みの子が現れたら一気に態度を変えて冷たくフェードアウトしていくのが目に見えている。そんな未来のないクズ男と不倫してるこの時間に、自分たちは刻々と年をとってることを理解させた方がいい。女性は年齢を重ねていくごとに、男性からすると「軽いノリでは誘えない」という感情が生まれてくるのもあって需要が減っていく。これは極論だが、やっぱり男性は自分より若い女性を選びがち。時は巻き戻せない。今、別れるという辛い決断をして未来の幸せを手に入れた方が絶対いいと思わない?■新しい出会いをアシストしてあげる友人に悲惨な未来を想像させても素直に聞いてくれる子もいれば、友人の妬み嫉妬だと、うがった見方から聞く耳を持たない子だっている。どちらにしても、次に友人として出来ることは「異性との出会いの場所」にどんどん連れ出そう。少なからず不倫相手に不満はある。一番想像できる不満は「会いたい時に会ってくれない」「向こうの都合のいい相手になっている」。相手には奥さんもいるわけで、こっちが他の男性とご飯に行ったり遊んだりすることに文句を言われる筋合いなんて1ミリも無い。その正論をちゃんと言い聞かせて、合コンやパーティー、紹介などとりあえず男性と交じ会える場所を積極的にアシストしてあげるといい。こういう出会いの場所は、どうしても1人では参加しづらい。だから一緒に参加してあげることが大事。でも1回で不倫相手を忘れさせるくらい魅力ある男性と出会うのはなかなか難しい。ただこれも場数。根気よく回数をこなせば間違いなく魅力的な男性が現れてくる。昔、「不倫は文化だ」と言って一躍有名になった芸能人がいた。俺は、それは間違いだと思う。文化という明るいイメージじゃなく、一種の麻薬みたいなもので、一度味わったらその刺激から中々抜け出せない厄介なもの。だからこそ、一日でも早くその沼から抜け出して幸せな未来を手に入れられるように動き出してほしいと俺は思う。悩める子羊に送る。今回の“ココロに染みるボイスメッセージ”(TETUYA)
2023年08月30日元カレと再会して復縁し、結婚を見据えた真剣交際をしていたはずの30代・実里さん(仮名)。しかし彼の妻を名乗る女性から電話がかかってきたことで、状況は一変します。女性の心に寄り添うメンタル心理カウンセラーの並木まきが、実は既婚者だった元カレとの復縁で不倫に足を踏み入れてしまった女性のエピソードをお届けします。彼の妻が会社の前で待ち伏せ「彼の妻(Aさん)を名乗る女性からの留守電を聞いてみると、『話し合いがしたい』『夫が不倫しているのはわかっている』『穏便に済ませたいので、今日あなたの会社の前で待っているから時間を作ってほしい』という内容が残っていました。まさか彼に妻がいるなんて思ってもいなかったのでびっくりしてしまい、すぐに彼に電話やLINEをしました。でも、まったく連絡がとれなくて…。Aさんは私の職場も知っている様子。待ち伏せをしてまで話をしにくると言っている以上、逃げないほうがいいなという気がしたので、彼女が指定した時間に会社の前に行ってみたんです」彼の妻から聞いた衝撃的な真実実里さんは、Aさんと勤務先近くの喫茶店で話をすることに。そこでAさんから、彼にまつわる衝撃的な真実を聞いたと振り返ります。「彼とAさんは結婚5年目に入っていました。私と別れたあと、すぐに付き合って結婚したのがAさんだったようです。Aさんによると、彼は不倫の常習犯だったそう。仕事も安定せずに転職を繰り返し、年に何度か不倫の兆候がある夫に対して、Aさんは離婚をするか迷った時期があったそうです。迷っているうちに妊娠がわかり、ひとまず子どもが生まれてくるまでは離婚をしない方向で頑張っていたと話していました。ですが私との不倫がわかり、Aさんはかなり動揺したらしいです」Aさんは、彼が既婚者であることを実里さんが知らなかったと理解してくれたそう。そして「慰謝料の請求はしない。ただし、二度と彼とは連絡を取らないでほしい」と念を押され、実里さんは了承したそうです。「Aさんは私を罵るわけでもなく淡々とした様子で、『出産前に家庭内の揉めごとは避けたいから協力してほしい』というスタンスでした。話をしていて、Aさんも被害者だと思いましたし、私自身が不倫に加担していたことも忘れて同情していまいました。そしてAさんからは、『慰謝料を請求しない代わりに、今後彼と離婚の話を進めるにあたって、不倫の証拠が必要になったときには協力してほしい』とお願いされたんです。彼が妻の出産前に不倫をするような人だったんだとわかった途端、私の気持ちはスーッと冷めていましたし、不誠実すぎる彼に対して許せない気持ちが強くなっていたので、私はAさんの申し出を受け入れることにしました」そして今、出産を終えたAさんは離婚に向けて準備を開始したそうです。彼の不倫の証人になる話について、今のところ具体的な依頼はきていないそうですが、いつでも動けるように実里さんはAさんと連携を続けているそうです。「想定外の結末でしたが、不倫をするような男性は絶対に許せません。今回はAさんが理解ある人だったので私への慰謝料請求はありませんでしたが、相手が違えばもっとドロ沼になっていたかもしれませんよね。彼にはしっかりと償いをしてもらいたいと思っています」実里さんのように、妻が不倫相手とタッグを組む話は極めて稀でしょう。隠れ既婚者と交際し、既婚だと知ったあとも関係を続けてしまってドロ沼へと進む話は後を絶ちません。交際している相手に少しでもおかしな点や不可解な行動が見受けられれば、きちんとチェックをしてから交際を進めたほうが安心です。©ノンタン/PIXTA(ピクスタ) ©USSIE/PIXTA(ピクスタ)文・並木まき
2023年08月27日ブラック企業は働き手のことを考慮しない企業がほとんどで、長く働き続けることは困難ですよね。なかには、社内で不倫が横行している企業もあるようで……。そこで今回はゆうこ(@yuyuyuko0202)さんの実体験をもとに描かれた漫画『ブラック企業の事情』からワンシーンをご紹介します。浮気がバレた先輩……ブラック企業の社内恋愛、社内不倫…愛憎渦巻く恋愛模様のお話です……。教育係の先輩の奥さんは多くの社員が集まるBBQで、色々な人に声を掛け、夫が浮気していることを言いふらしていたのでした。そして、浮気していることが公になってしまった先輩の末路とは……。消えた先輩……相変わらず……大人の常識……?この漫画に読者は……『すっごく不衛生だなと嫌悪感を抱いてしまいました。』『周囲がこのような状況では気分が悪いですし、絶対に揉め事には巻き込まれたくないと思いました。』『社内で不貞が認められている会社って、あまり誠実な会社な感じがしませんよね。なんのメリットもないのに。』と、会社に対して嫌悪感を抱いている声が多く集まりました。不貞にオープンな会社……ゆうこちゃんが務める会社は社内恋愛も社内不貞もオープンでした。仕事以外のトラブルも多そうですよね……。もし社内不貞が横行する会社だったら……あなただったら、どう対処しますか?(MOREDOOR編集部)(イラスト/@yuyuyuko0202)本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。
2023年08月27日高校時代の初恋の人(旬さん・仮名・28歳)が親友(桜さん・仮名・28歳)の彼氏となったことで失恋を経験した清華さん(仮名・28歳)。彼を忘れるために結婚するも、親友に裏切られていたことがわかって…。彼とゴールインした彼女へ復讐するため、彼と密会を繰り返し、やがて妊娠。二人で駆け落ちを計画するも土壇場で彼に捨てられてしまいます。清華さんはすべてをなげうって不倫相手と駆け落ちしようと考えていたので、彼の心変わりに相当ショックを受けたそうです。しかし、幸い夫(恭介さん・仮名・31歳)に不倫がバレていなかったこともあり、妊娠時期を適当にごまかして子どもを授かったと伝えることにしたのだとか。不倫をごまかすために夫に大きな嘘をついて…「夫は私の妊娠をとても喜んでくれました。でも、里帰り出産をするため病院を訪れた時、かつての不倫相手である旬くんと再会してしまって…。話を聞くと、彼は知り合いのお見舞いに来ていたそう。この偶然をきっかけに再び彼と連絡を取り合うように。出産を報告すると部屋まで来てくれて、子どもを見て『かわいい』と言ってくれたんです。この頃から『もしかしたら彼とまたやり直せるのでは…? 』と秘かに思うようになりました」しかし、元不倫相手との復縁を期待する清華さんに思いもよらない出来事が起こります。「病院は母子別室だったので、新生児室に我が子を見に行きました。すると『もしかして清華? 久しぶりだね』と声をかけられて。振り返るとそこには旬くんの妻であり、かつての親友である桜の姿が…。私が平常心を装いながら探りを入れると、どうやら彼女も出産したばかりの様子。そこで、彼は妻の妊娠を知り駆け落ちをやめたのだと確信…この病院に居合わせたこともただの偶然ではなかったのです」彼が堂々と妻と自分の部屋を行き来していたことに怒り心頭した清華さんは、ある行動に打って出ることにしたのだとか。裏切られた仕返しに不倫を暴露…その時相手が発した衝撃の言葉とは…?「私は桜が退院するのを待ち伏せしました。そこで『私と旬くんは不倫していたの』『出産した子どもの父親は彼なのよ』と不倫を暴露。でも、旬くんに『何言っているの…? そんなことある訳ないよ』と冷たくあしらわれて。妻である桜も『まだ夫に未練があるなんて! 本当に清華はしつこいんだから』と呆れ顔。彼を懲らしめようと自ら不倫を告白するも、すべて偽りだとしてまったく受け入れてもらえなかったのです」でも、清華さんの不倫の暴露はここで予想外の展開を迎えます。「私の後ろに夫と両親が立っていて…不倫の事実を全部聞かれてしまったのです。真っ赤な顔で怒る夫に『今の話は本当なんだな! 俺の子だと嘘をついて不倫相手の子を出産したのか! 』と責められて。両親も『なんてことをしたんだ! もう二度と家の敷居をまたぐな』と私に絶縁を宣言。彼にひと泡吹かせようと思ったのに、私は一瞬で何もかも失うことに。その後、夫に離婚を言い渡され、もちろん慰謝料も払うことになりました。一人で生まれたばかりの子どもを抱え、実家を頼ることもできず…私はこれからどう生きていけばいいのでしょうか」罪のない夫を裏切って、自ら家庭を壊してしまった清華さん。最終的に路頭に迷うことになっても、不倫の代償としてすべて受け止めるしかありません。それでも、大切な人を傷つけたという事実は決して許されることではないでしょう。©Eri Miura/Getty Images文・菜花明芽
2023年08月26日「初恋の人をいつまでも忘れられない」というのはそう珍しい話ではありませんね。今回は、好きな人を諦めるための婚活で幸せな結婚をしたものの、あることがきっかけで既婚男性との不倫に走ってしまった28歳女性のエピソードをご紹介します。初恋の人を忘れることができず…他の男性と結婚し幸せな日々を送るも…清華さん(仮名・28歳)は結婚しているにも関わらず既婚男性(旬さん・仮名・28歳)と現在W不倫をしているそうです。夫(恭介さん・仮名・31歳)にまったく不満がないと言う彼女が不倫に陥った理由は一体何だったのでしょうか。「私は高校時代に親友(桜さん・仮名・28歳)と偶然同じ人を好きになりました。でも、すぐに相手は桜とお付き合いをスタート…幸せそうな二人を見て、私の出る幕はないと思ったんです。それなのに、何年経っても初恋の相手である旬くんを忘れることができなくて…。彼を諦めるために始めたマッチングアプリで夫と出会い、そのまま結婚に至りました」ここまでの話を聞くと、今は順風満帆な生活を送っているように見える清華さん。しかし、この後不倫の原因となる衝撃の事実を知ることになったのだとか。「先日地元に帰った時、初恋の人である旬くんに再会しました。彼は、桜とそのままゴールインしたと言うじゃないですか。そこで、昔の話として『実はあなたのことが好きだったの…でも、旬くんは桜とお付き合いしていたから、私は自分の気持ちを伝えることができなかった』と打ち明けたんです。すると、旬くんも昔私のことを想っていたものの、桜に『あの子(私)には他に好きな人がいるよ』と嘘を吹き込まれていたことが判明…。当時、私達が両思いだったなんて思ってもみませんでした。親友だった桜の裏切りを許せなかった私は、彼女に復讐するため彼を略奪することにしました」清華さんは彼と不倫関係になっても不思議と罪悪感を抱くことがなかったそう。相手はもともと自分のことが好きだったわけだし、何より過去に親友がした卑怯な行いを容認することはできないと考えていたからだと言います。不倫の末妊娠が発覚…最終的に彼が下した残酷な決断とは…?「不倫相手と密会を繰り返すうちに、私は割と早い段階で自分の妊娠に気がつきました。浮気する前までは夫とカラダの関係はあったものの、最近そういったことがなかったので、お腹の子の父親は旬くんだと確信。二人とも結婚しているけれど子どもはいなかったので、お互い今すぐ離婚して新しい家庭を築こうと彼に提案することに。すると、とんとん拍子に話が進んで、周りに反対されるだろうからと駆け落ちすることになったんです」しかし、ここで思いもよらない出来事が清華さんの身に降りかかります。「結論から言うと、駆け落ちの当日彼が待ち合わせ場所に現れることはありませんでした。その場で、しびれを切らして電話をかけると『今の家庭を壊したくない』『君のためにすべてを捨てることはできない』と言われて…。何が何だかわからないうちに、私は不倫相手にあっけなく捨てられてしまいました」彼に突然別れを告げられ茫然自失の清華さん。過去に親友の裏切りがあったとは言え、自ら不倫に走ったのだから思い通りの結末を迎えられなくても仕方ありません。©franckreporter/Getty Images文・菜花明芽
2023年08月26日「女性は勘が鋭い」という話をよく耳にしますね。そのため、いち早く夫の違和感に気づき、自ら不倫を暴く妻の存在は珍しくないようです。今回は“30代妻が浮気を確信した「不倫夫の裏切り誤爆LINE」”をご紹介します。いつも通り二人でいる時に君が撮った写真を使ったんだよ「夫はやけに出張が多いです。仕事だから仕方ないと思っていたものの、なんとなく様子がおかしいと感じていました。なぜなら、出張するたびLINEのアイコンの写真を変えるからです。その日も、出張先で夫のLINEのアイコンがレトロな雰囲気のメロンソーダの写真になって。明らかに映える写真に変わったので、私は『このLINEのアイコンどうしたの…? 』と夫にメッセージを送信。すると『いつも通り二人でいる時に君が撮った写真を使ったんだよ』と夫から意味不明な返信が…。『出張は嘘だったの? 』と私が怒りのLINEをすると、慌てて帰宅した夫は部下の女性との不倫を白状。夫の裏切りが許せなかった私は、慰謝料をたっぷりもらって離婚することにしました」(実里・仮名/33歳)何度も出張と偽って不倫相手と密会していたとなると、夫は相当浮気慣れしているのではないでしょうか。相手に違和感を抱いてモヤモヤするくらいなら、今回のように夫をしっかり追及してみてもいいでしょう。無理しなくて大丈夫だよ! 〇〇ちゃんのことを愛しているから、カラダを重ねなくてもキスだけで十分「最近夫が素っ気ないです。ある日『宿泊予約の確認をしたい』と、とあるホテルから自宅に電話がありました。身に覚えがなかった私は、すぐに夫の浮気を確信。そこで『週末ホテルに泊まるのキャンセルしてもいい…? 体調が悪くてとてもそんな気になれないの』と夫に不倫相手を装ってLINEを送ったのです。すると、彼女と勘違いした夫が『無理しなくて大丈夫だよ! 〇〇ちゃんのことを愛しているから、カラダを重ねなくてもキスだけで十分』と返信してきて…。帰宅した夫にスマホ片手に詰め寄ると、たちまち顔面蒼白に。彼女と別れると言う夫の言葉を信じることができず…。私は、不倫の事実を義実家に密告し夫を懲らしめてから離婚することにしました」(咲織・仮名/32歳)夫の浮気の真相を確かめるには、どんな結果でも受け入れる覚悟が必要ですね。もし、納得いかない結末を迎えたのなら、それなりの制裁を相手に下すのもひとつの手です。妻が浮気を疑っていると言っただろう…ここにいるのは自宅から離れた場所で君に電話をかけるためだよ「夫の帰りが遅いと浮気を疑った私は、車のドライブレコーダーの履歴を確認することにしました。すると、仕事が終わると遠方のコンビニの駐車場に一時間程停車していることがわかったのです。コンビニなら近くにいくらでもあるし、買い物するには時間が長過ぎる…私はあやしいと思って『仕事終わりのコンビニで何をしているの? 』と夫にLINEを送信することに。すぐに『妻が浮気を疑っていると言っただろう…ここにいるのは自宅から離れた場所で君に電話をかけるためだよ』と目を疑うような返信が…。不倫だと勘づいて『今すぐ家に帰ってきなさい』と夫に説教をするためメッセージを送信。帰宅して必死に謝る夫を無視して、私は離婚することを決意しました」(円・仮名/36歳)妻が浮気を疑っても、それを認めない夫は少なくありません。今回のように動かぬ証拠があるのなら、徹底的に追求することで、夫は事実として認めざるを得ない状況になるでしょう。以上、“30代妻が浮気を確信した「不倫夫の裏切り誤爆LINE」”でした。不倫している夫は心ここにあらずなので、ほんの少しの引っかかりを妻に見抜かれることが多々あるようですね。ただこれからの人生も長いので、大きな決断はくれぐれも慎重にしましょう。©RyanKing999/Getty Images文・菜花明芽
2023年08月26日リアル・モンスターワイフ、再び
シリーズ・モンスターワイフ
実録・ポジティブな離婚