キアヌ・リーブス主演ノンストップ SFアクション『レプリカズ』から、キアヌが倫理や道徳を超えた“暴走する科学者”となる予告編が公開された。突如、家族を失う絶望の中で誰もが一瞬よぎる考え=“甦らせる”という倫理的ジレンマを、主演のキアヌ・リーブスとジャンル映画のプロフェッショナル製作陣とがタッグを組み描いた本作。愛する家族のために暴走する天才科学者のノンストップ SFアクションは、キアヌ自身が製作に名を連ねた渾身の1本だ。そしてこの度、キアヌ演じる主人公ウィリアムが暴走へと走るスリル満点の予告映像が解禁。本邦初公開となる映像の冒頭では、ウィリアムのクローン研究に没頭する天才科学者としての一面が描かれている。だが、ある日突然、愛する家族全員を交通事故で失ってしまうウィリアム。雨の中、冷たくなった家族を抱きかかえ悲しみにくれる姿には、誰もが心打たれるだろう。やがて絶望の中、ウィリアムは神をも恐れぬ、ある決断を下す。相棒でもある研究者のエドからの忠告を振り切り、狂気に満ちた天才科学者の暴走が加速。「蘇らせる」のセリフと共にポッドの中から出現するのは彼の妻のクローン!?そして何者かに捕まる家族の姿が!さらには人間を激しく蹴散らすロボットの姿も映し出されていく。天才科学者の暴走の末に見えるものとは!?そんな中、キアヌのカーチェイスやガンアクションなどラスト20秒に詰め込まれた怒涛のシーン展開はインパクト十分。ゾクゾクするスリルたっぷりの映像に、ますます期待が高まる。【予告映像】『レプリカズ』は5月17日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:レプリカズ 2019年5月17日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開© 2017 RIVERSTONE PICTURES (REPLICAS) LIMITED. All Rights Reserved.
2019年03月01日日本レコード協会主催による音楽賞「日本ゴールドディスク大賞」の第33回受賞アルバムが発表され、村治佳織のアルバム『シネマ』が「インストゥルメンタル・オブ・ザ・イヤー」に輝いた。1987年にスタートした「日本ゴールドディスク大賞」は、レコード産業の発展に大きく貢献したアーティスト及び作品を毎年顕彰。今年は第33回を迎えている。その選考基準は、「CD、ビデオ等の正味売上実績(総出荷数から返品数を差し引いたもの)と有料音楽配信の売上実績」という客観的な基準によって、"いま日本で最も親しまれているアーティスト・作品"を選出。まさに、多くのファンによって支えられてきた栄えある賞と言えそうだ。*村治佳織とアルバム『シネマ』については、「 クリエイター人生(dpia-app://content?contentId=49672096-c5cf-417a-93c1-a31035d46341&contentTypeId=3) 」参照。村治佳織の受賞コメント『シネマ』に関わってくださったすべての方々に心から感謝申し上げます。発売されて、半年足らずでこのような素晴らしい賞をいただくことができたのも、このアルバムをお聴きくださった皆様のおかげです!またシネマ・テーマの名作をギターで表現できて幸せでした。この賞を励みに引き続き、『シネマ』の世界観を心の中で大切に育み、大好きなギターの素晴らしさを演奏を通してお伝えしていければと思っております。本当にありがとうございます。(村治佳織)村治佳織オフィシャルホームページユニバーサルミュージックアーティスト情報第33回日本ゴールドディスク大賞・受賞作品/アーティスト
2019年03月01日高校時代の出会いから大学、就活を経て新米社会人になるまでの初々しさやトキメキ、切なさなどを描き出し、韓国で大ヒットとなった『君の結婚式』。3月1日(金)からの公開を前に、メイキング映像と新場面写真が到着した。本作は、国民的女優パク・ボヨンとモデル出身の人気俳優キム・ヨングァンが、身長差約30cm(!?)カップルとなって繰り広げる、共感度100%のリアル初恋年代記。今回到着したメイキング映像では、まずパク・ボヨン、キム・ヨングァンがそれぞれ演じた役どころについて語っている。パク・ボヨンはスンヒについて、いままで演じたことのない面白そうな役で「感情がとてもリアル」に描かれていたと話し、キム・ヨングァンはウヨンの「親近感が湧くキャラクター」に惹かれ、ときめく初恋を思い出させてくれると思い思いにコメント。次にふたりのキャスティングについて、監督はパク・ボヨンを「最高の選択でした」と語り、キム・ヨングァンも役の気持ちになりきれるほど、パク・ボヨンはスンヒそのものだったと大絶賛。また、キム・ヨングァンについても「本当にウヨンだ」「どの瞬間もウヨンでした」とパク・ボヨンが絶賛しており、相思相愛、最高のキャスティングであったことが伝わってくる。そして最後には、撮影舞台裏の様子も。10年に渡るラブストーリーを描くため、年齢に合わせてスタイリングを変化させているが、パク・ボヨンは制服を着ても大丈夫かなと思いながら撮影に挑んだことを明かしている。また撮影裏で主演のふたりが本当の恋人のように話している様子もあり、今回到着した場面写真も合わせ、胸キュン必至となっている。『君の結婚式』は3月1日(金)よりシネマート新宿ほかにて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:君の結婚式 2019年3月1日よりシネマート新宿ほか全国にて公開©filmK CO., LTD. ALL RIGHTS RESERVED
2019年02月28日2018年秋に劇場公開された“見逃したままじゃもったいない!”4作品を対象に、勝ち抜き形式の投票企画、その名も“MC-1(見逃したシネマ)グランプリ”が本日よりスタートした。本キャンペーンでは、新宿歌舞伎町の人気オカマバー、ひげガールのオネエさまたちのおススメ作品ガチバトルが展開! それぞれがレコメンドする特別映像を観て、「観たい!」と思った作品に投票し、決勝ラウンドのリツイート投票に参加した人には抽選でギフトカードやブルーレイなど豪華賞品が当たるという映画ファン必見の参加型企画となっている。本日からスタートした第1ラウンド:Aは、ベギラマU子が推す『ルイスと不思議の時計』VS二代目ババ子が推す『フィフティ・シェイズ・フリード』で、対決映像が公開に。3月13(水)まで投票を募り、投票数の多い方が3月28日(木)から始まる決勝戦に進出することができる。なお、投票はぴあ映画生活の「あ、この映画見逃した!MC-1(見逃したシネマ)グランプリ!」特集にて受付中。詳細は コチラ() から。ベギラマU子が推す『ルイスと不思議の時計』VS二代目ババ子が推す『フィフティ・シェイズ・フリード』対決映像キャンペーン概要“MC-1(見逃したシネマ)グランプリ!”特集()
2019年02月28日『博士と彼女のセオリー』のフェリシティ・ジョーンズがアメリカの生きる伝説、最高裁判事ルース・ギンズバーグの若き日を演じる『ビリーブ 未来への大逆転』。この度、本作でルースの夫マーティンを演じ、女性の理想とされるパートナーを見事に体現したアーミー・ハマーの劇中カットが一挙に解禁となった。『君の名前で僕を呼んで』では、あのティモシー・シャラメ演じる主人公エリオが恋に落ちる大学院生オリヴァーを演じ、観る者の胸を熱くさせたアーミー・ハマー。同作ではゴールデン・グローブ賞にノミネートされるなど、昨年、大きな話題をさらった彼が、本作では世紀の“男女平等裁判”に挑む妻・ルースを支え続けた夫マーティン役に挑んでいる。■「これまでに見たことがないアーミー・ハマー」と監督絶賛自身も世界屈指の税法の専門家として活躍しながら、ルースを叱咤激励し、ともに性差別を争う世紀の裁判を闘い、夫婦で歴史的な勝利を獲得したマーティン。さらに家庭では、育児や料理も積極的に担当。家事も仕事も完璧にこなす、女性の理想のパートナーといえる役柄を、アーミーはチャーミングに演じている。監督のミミ・レダーは、本作でのアーミーを「この映画では、これまでに見たことがないようなアーミー・ハマーを見ることになると思うわ。彼はマーティンのユーモアと知性を、本当に上手く表現したの」と絶賛を贈っている。■最旬俳優アーミーも、本作に「心が躍った」そんなアーミーは、曾祖父は石油王、父は大会社のCEOと、想像もできないほど裕福な家庭に育ちながら、親の反対を押し切って俳優の道に進んだことで知られる。『コードネーム U.N.C.L.E.』(15)、『ALONE/アローン』(16)、『君の名前で僕を呼んで』(17)など、多くの話題作への出演に加え、2017年には米国の映画情報サイト「TC Candler」が発表している「世界で最もハンサムな顔100人」の第3位に選ばれるなど、いま最も旬な人気俳優と言っても過言ではない。2010年に結婚し、2人の子どもを持つ父でもある彼は「最初に脚本を読んだ時、心が躍った」と明かしており、この映画に参加できるチャンスに飛びついたのだとか。彼もまた、最強のスーパーウーマンの若き日を支えるべく劇中で大活躍をみせており、今回解禁された画像では、エプロン姿でキッチンに立つ姿や、子どもに朝食を食べさせる姿、ベンチで子どもをあやす姿が公開されたほか、法廷での凛々しいスーツ姿などもお披露目。さらに、パジャマ姿でベッドに寝そべるお茶目なアーミーの姿も切り取られるなど、最高のパートナー・マーティンを演じたアーミーのこれまで見たことのない新たな表情が数多く映し出されている。『ビリーブ 未来への大逆転』は3月22日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ビリーブ未来への大逆転 2019年3月22日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開© 2018 STORYTELLER DISTRIBUTION CO., LLC.
2019年02月28日『パシフィック・リム』『キング・アーサー』の人気スター、チャーリー・ハナムと大ヒット中の『ボヘミアン・ラプソディ』で本年度アカデミー賞主演男優賞を受賞したラミ・マレックの最旬スターがタッグを組んだ『パピヨン』の公開日が、6月21日(金)に決定。併せて、日本版ビジュアルがお披露目された。本作は、作家アンリ・シャリエールの壮絶な実体験を基にした終身刑囚“パピヨン”の13年に及ぶ命をかけた脱獄劇。この世界的なベストセラー自伝小説は1973年、『猿の惑星』などの名匠フランクリン・J・シャフナー監督と、ハリウッドの異端児と呼ばれた脚本家ダルトン・トランボのタッグにより映画化され、パピヨン役スティーヴ・マックイーンの鬼気迫る熱演と、ダスティン・ホフマン演じる偽札作りの天才ドガとの熱い友情は多くの人々の共感と感動を呼び大ヒットを記録した。■「ブラザー、やり抜こう!」名コンビ誕生はチャーリー・ハナムの口説きから今回、公開になったメインビジュアルは、そんなパピヨンとドガが並んだ1973年版のポスターにオマージュを捧げつつ、よりスタイリッシュにアップデート。パピヨンを演じたチャーリー・ハナムは『パシフィック・リム』続編のオファーを断り、本作を優先させたという。「僕は(本作の)マイケル・ノアー監督の大ファンで、ずっと一緒に仕事をする機会を熱望していた。それに、『パピヨン』は僕の青春時代にとって、非常に重要な作品だったんだ」と語る。製作陣にとってもチャーリーは、より原作のキャラクターに近い若い“パピヨン”像だったという。また、ドガ役には当初からラミ・マレックが候補のトップに挙がっていたが、彼の多忙なスケジュールのため、一時は出演が危ぶまれたという。チャーリーは「僕にとってラミ以外の選択肢はなかった。彼がドガを演じるというアイデアに固執するようになり、いよいよラミの出演が不可能な状況になりそうになった時、彼に電話をかけ、『ブラザー、やり抜こう!この映画を俺たちで実現させるんだ!』と言ったんだ。その時、僕らはお互いをよく知らなかったし、彼にとってはある種のプレッシャーだったと思う。でも、ありがたいことにラミは僕を受け入れてくれたんだ」と明かしている。■ラミ・マレック、「この物語のリメイクは非常に刺激的になる」ラミにとっても73年のオリジナル映画は思い出深い作品だった。「『パピヨン』は僕に強い影響を与えた作品だったので、この物語のリメイクは非常に刺激的になると感じたんだ。新たな解釈をするには、十分な時が経っている。僕はホフマンの解釈するルイ・ドガが好きだ。そして僕は、このキャラクターをもう少し尖らせ、脆さを抑えた。ドガを演じることは本当に楽しいことだった」とふり返っている。そんなふたりに、ノアー監督は「彼らはお互いの素晴らしさを引き出しあった。それが今回の映画化において、私が最も誇りに思うことの一つです」と息の合った“脱獄コンビ”ぶりを語っている。なお、本作の公開に先駆け、日本では長らく絶版だった原作本が河出書房新社より4月に文庫本で復刊予定。絶望の淵に追いやられても、決して自由と希望を諦めない男たちの姿に、今度は胸を熱くすることになりそうだ。『パピヨン』は6月21日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:パピヨン(2018) 2019年6月、TOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開予定© 2017 Papillon Movie Finance LLC. ALL RIGHTS RESERVED.
2019年02月28日ティモシー・シャラメとスティーヴ・カレルが父子役で出演する『ビューティフル・ボーイ』。美貌と実力を兼ね備えた新世代のトップ俳優が薬物依存症と闘う青年を演じた本作の役作りについて明かした。本作は、“人生は長い道のり。毎日、あらゆることが少しずつ良くなっていくんだよ”と、名曲「Beautiful Boy」の中で優しく語りかけるジョン・レノンのメッセージが、薬物依存の息子ニックに向き合う父デヴィッドの心情とシンクロし、愛のちからで人は何度でもやり直すことができると力強く胸に迫る珠玉の人間ドラマ。製作は『ムーンライト』ほか、本年度も『ビール・ストリートの恋人たち』『バイス』などを世に送り出すブラッド・ピット率いるPLAN B エンターテインメントが手掛ける。依存症と闘う息子ニックを演じたティモシーは、その高い演技力を認められゴールデン・グローブ賞や英国アカデミー賞の助演男優賞にノミネートされた。今回の難しい役どころに挑むにあたり、依存症への理解を深めるとともに9キロの減量を行ったティモシー。「自分を100%捧げた」と言うように、心身ともにニックへの役作りを進めていったという。衣装デザイナーのエマ・ポッターによると、衣装合わせの際もティモシーは減量中で、撮影を通して彼の体重の増減にも対応する必要があったとか。また、本作のみならず、ティモシーが役作りの一環としていつも行っていることがプレイリストの作成。ティモシーにとって、音楽は役作りにおいて一番大切な部分であり、自分の気分を高めてくれるという。本作の場合は、「ニルヴァーナ」や「シガレッツ・アフター・セックス」などを聴いており、「この映画のサントラも、監督が素晴らしい曲を揃えてくれたと思うんだ」とティモシー。「ニルヴァーナ」に関してはバンドの伝説的フロントマン、カート・コバーンについてのドキュメンタリー映画『モンタージュ・オブ・ヘック』も観たそうで、「『ニルヴァーナ』は疎外感や絶望を引き出すのに役立った」と語っている。撮影に使用した大学キャンパス内では、彼らの楽曲である「ハート・シェイプト・ボックス」を大音量でかけながら歩いてセキュリティに怒鳴られそうになったというエピソードも。ティモシーは、彼を一躍世界的スターダムに押し上げた『君の名前で僕を呼んで』の撮影時にももちろん専用プレイリストを作成していたそうで、「今、それを聴くと、気持ちはすぐにあの時に戻っていくよ」と回想する。映画界を牽引する、いま最もホットな俳優ティモシーが徹底した役作りによって開拓した新境地を、最新作で確かめてみてほしい。『ビューティフル・ボーイ』は4月12日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ビューティフル・ボーイ 2019年4月12日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開© 2018 AMAZON CONTENT SERVICES LLC.
2019年02月28日「午前十時の映画祭 10-FINAL- デジタルで甦る永遠の名作」が、2019年4月5日(金)から2020年3月26日(木)までの期間、毎朝10:00に全国58劇場で開催される。10回目を迎える「午前十時の映画祭」は、今回の開催がラストとなる。全国の映画ファンから大きな支持を集め、開催初回からこれまでに、436万1,515人(2019年2月10日 時点)を動員している。上映されるのは、外国映画と日本映画を織り交ぜた全27本。ファンから募ったリクエストを多く反映させたラインナップには、スピルバーグ監督作品『未知との遭遇 ファイナル・カット版』に始まり、『ベニスに死す』『時計じかけのオレンジ』『JAWS/ジョーズ』『レオン 完全版』『日本のいちばん長い日』といった名作を新たにセレクト。アンコール作品は、『風と共に去りぬ』『ローマの休日』『アラビアのロレンス』 『ゴッドファーザー』『七人の侍』『砂の器』といった名作映画を上映。クロージングには、大好評を得た『バック・トゥ・ザ・フューチャー』3部作が3週連続で一挙に上映される。【詳細】「午前十時の映画祭 10-FINAL- デジタルで甦る永遠の名作」開催期間:2019年4月5日(金)~2020年3月26日(木) 51週間開映時間:毎朝10:00開映(※劇場によっては複数回上映もあり)上映期間:1作品につき2週間上映※『バック・トゥ・ザ・フューチャー』3部作のみ1週間上映開催劇場:全国58劇場入場料金:一般 1,100円/学生 500円上映作品:全27本(外国映画 23本、日本映画 4本)上映方式:デジタル上映※開催劇場は公式HPを参照。■上映期間/作品 ※上映作品は前者がグループA、後者がグループB4/5(金)~4/18(木) 未知との遭遇 ファイナル・カット版(グループ AB共通)4/19(金)~5/2(木) JAWS/ジョーズ/E.T.5/3(金)~5/16(木) E.T./JAWS/ジョーズ5/17(金)~5/30(木) ゴッドファーザー/風と共に去りぬ5/31(金)~6/13(木) 風と共に去りぬ/ゴッドファーザー6/14(金)~6/27(木) 八甲田山/日本のいちばん長い日6/28(金)~7/11(木) 日本のいちばん長い日/八甲田山7/12(金)~7/25(木) ブルース・ブラザース/愛と青春の旅だち7/26(金)~8/8(木) 愛と青春の旅だち/ブルース・ブラザース8/9(金)~8/22(木) ニュー・シネマ・パラダイス/ローマの休日8/23(金)~9/5(木) ローマの休日/ニュー・シネマ・パラダイス9/6(金)~9/19(木) 砂の器/ベニスに死す9/20(金)~10/3(木) ベニスに死す/砂の器10/4(金)~10/17(木) 時計じかけのオレンジ/スティング10/18(金)~10/31(木) スティング/時計じかけのオレンジ11/1(金)~11/14(木) レオン 完全版/テルマ&ルイーズ11/15(金)~11/28(木) テルマ&ルイーズ/レオン 完全版11/29(金)~12/12(木) サウンド・オブ・ミュージック/ウエスト・サイド物語12/13(金)~12/26(木) ウエスト・サイド物語/サウンド・オブ・ミュージック12/27(金)~20,1/9(木) ショーシャンクの空に(グループ AB共通)1/10(金)~1/23(木) ダンス・ウィズ・ウルブズ/アラビアのロレンス/完全版1/24(金)~2/6(木) アラビアのロレンス/完全版/ダンス・ウィズ・ウルブズ2/7(金)~2/20(木) 七人の侍/大脱走2/21(金)~3/5(木) 大脱走/七人の侍3/6(金)~3/12(木) バック・トゥ・ザ・フューチャー(グループ AB共通)3/13(金)~3/19(木) バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2(グループ AB共通)3/20(金)~3/26(木) バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3(グループ AB共通)
2019年02月28日クリスチャン・ベイルがディック・チェイニー元・米副大統領に大変身し、第91回アカデミー賞メイクアップ&ヘアスタイリング賞に輝いた社会派エンターテインメント『バイス』。この度、待望の日本版予告編が解禁された。田舎の電気工から“事実上の大統領”に上り詰め、アメリカを自在に支配し、9.11後の世界を大混乱に陥れたディック・チェイニーを描く本作。タイトルの『バイス』とは、副大統領(バイス・プレジデント)を指すだけでなく、“悪徳”や“邪悪”といった意味も込められている。この度完成した予告編は、ジョージ・W・ブッシュが、チェイニーに「君しかいない。俺の副大統領になってくれ」と依頼する場面から始まる。チキンで手をベタベタにしながら国の行方を左右する大事な話をするブッシュを演じているのは、本作でアカデミー賞助演男優賞にノミネートされたサム・ロックウェル。一方、小難しい顔をして「私は社長だぞ。でかい会社だ。それに国防長官や、首席補佐官も歴任した。副大統領なんて形だけの仕事だろ。だからもっといい形に変えたい。全部任せてくれ」と核心を濁すかのように話すのは、クリスチャン・ベイル扮するチェイニー。彼は父ブッシュ政権下では国防長官を務めていたのだ。内政問題や、軍事問題、エネルギー問題も外交問題も全て「俺に任せろ」とチェイニーは言う。そんなチェイニーに「あなたの力盗られないようにしなくちゃね」とキツイ表情で発破をかける妻リン・チェイニーを演じるのは、こちらもアカデミー賞助演女優賞にノミネートされたエイミー・アダムス。副大統領という目立たない地位を逆手に取り、パペットマスターのごとくダメダメな大統領を操って強大な権力をふるい、すべきでない戦争を他国に仕掛けた揚げ句、アメリカを、そして世界中をメチャクチャに変えてしまったチェイニー。軽快なロックに乗せて流れるチェイニーの悪行がブラック・エンターテインメントをさらに増幅させ、ラストの“全部ホント”の言葉にあ然とするしかない(!?)予告編に仕上がっている。『バイス』は4月5日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:バイス 2019年4月5日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開© 2018 ANNAPURNA PICTURES, LLC. All rights reserved.
2019年02月28日第91回アカデミー賞授賞式が2月25日(日本時間)、米ロサンゼルスのドルビー・シアターで開催され、作品賞にピーター・ファレリー監督の『グリーンブック』が輝いた。■「トロント国際映画祭の観客賞=アカデミー賞確実」説を立証!第91回アカデミー賞では作品賞をはじめ、主演男優賞(ヴィゴ・モーテンセン)、助演男優賞(マハーシャラ・アリ)、脚本賞、編集賞の5部門にノミネートされ、3部門に輝いた。近年、アカデミー賞を占う上で最も注目されるトロント国際映画祭で、最高賞にあたる観客賞を受賞したのを皮切りに、賞レースを席巻した本作。第76回ゴールデン・グローブ賞で作品賞(ミュージカル・コメディ部門)、助演男優賞、脚本賞の最多3部門を受賞し、PGA(アメリカ映画製作協会)でも作品賞に輝いていた。ちなみに、この数年だけでも『スリー・ビルボード』(第90回アカデミー賞2冠)、『ラ・ラ・ランド』(第89回アカデミー賞6冠)、『ルーム』(第88回アカデミー賞主演女優賞)、『それでも夜は明ける』(第86回アカデミー賞作品賞含む3冠)などが、トロント国際映画祭で観客賞に輝いている。■『グリーンブック』ってどんな映画?1962年、イタリア系白人運転手トニー・リップ(ヴィゴ・モーテンセン)は用心棒の仕事を失い、黒人の天才ジャズピアニストであるドクター・シャーリー(マハーシャラ・アリ)の運転手として雇われることに。あえて黒人差別が根深いアメリカ南部でコンサートツアーを敢行するドクター・シャーリーとともに、衝突しながら旅を続け、不思議な友情を育んでいく。実話をもとに、主人公トニー・リップ(本名はトニー・バレロンガ)の実の息子が製作・脚本を手掛け、『メリーに首ったけ』で知られるファレリー兄弟の兄、ピーター・ファレリー監督がメガホンをとった。タイトルの『グリーンブック』とは、当時の黒人が安全に旅をするために欠かせなかった、黒人向け旅行ガイドブックのこと。■受賞コメント「ありがとう!この物語は、まさに愛を描いています。伝えたいのは、いろいろな違いがあったとしても、お互いに愛し合うことができる。そして、わたしたちがみんな、同じ人間だということです。何より、(主演男優賞候補になった)ヴィゴ・モーテンセンなくして、この映画は存在しませんでした。この映画があること、賞を受賞したことも、彼のおかげなのです。」『グリーンブック』は3月1日(金)から東京・TOHOシネマズ日比谷ほか全国公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:グリーンブック 2019年3月1日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開© 2018 UNIVERSAL STUDIOS AND STORYTELLER DISTRIBUTION CO., LLC. All Rights Reserved.
2019年02月25日第91回アカデミー賞授賞式が2月25日(日本時間)、米ロサンゼルスのドルビー・シアターで開催され、『グリーンブック』のマハーシャラ・アリが助演男優賞を受賞した。同賞に輝くのは、第89回の『ムーンライト』に続いて2度目となる。■本作のために、短期間でピアノをマスター本作でアリが演じたのは、実在した天才黒人ピアニストのドクター・シャーリー。「本物の音楽を知るミュージシャン」を演じるため、短期間でピアノをマスターし、劇中でも感動的な演奏を披露した。また、高級マンションに暮らす富裕層でもあるシャーリーが「黒人でもなく白人でもなく…どう生きるのが正解だ?」と葛藤する姿をエモーショナルに演じきった。第76回ゴールデン・グローブ賞で助演男優賞に輝いていた。アリは現在公開中のSF超大作『アリータ:バトル・エンジェル』で、荒廃した下層世界の支配者で、主人公アリータの“破壊”を目論むベクターを演じているほか、長編アニメーション賞に輝いた『スパイダーマン:スパイダーバース』にも声の出演をしている。■『グリーンブック』ってどんな映画?1962年、イタリア系白人運転手トニー・リップ(ヴィゴ・モーテンセン)は用心棒の仕事を失い、黒人の天才ジャズピアニストであるドクター・シャーリー(マハーシャラ・アリ)の運転手として雇われることに。あえて黒人差別が根深いアメリカ南部でコンサートツアーを敢行するドクター・シャーリーとともに、衝突しながら旅を続け、不思議な友情を育んでいく。実話をもとに、主人公トニー・リップ(本名はトニー・バレロンガ)の実の息子が製作・脚本を手掛け、『メリーに首ったけ』で知られるファレリー兄弟の兄、ピーター・ファレリー監督がメガホンをとった。タイトルの『グリーンブック』とは、当時の黒人が安全に旅をするために欠かせなかった、黒人向け旅行ガイドブックのこと。■受賞コメント「ありがとう。(自身が演じた天才ピアニスト)ドクター・シャーリーに感謝します。彼の人生のエッセンスを、自分の中に取り込みながら、彼の生きた証を表現したかった。パートナーであるヴィゴ・モーテンセン、リーダーシップを発揮してくれたピーター・ファレリー監督にも感謝したいです。そして、常に私を前向きに応援してくれた祖母にも感謝です」。第91回アカデミー賞では作品賞をはじめ、主演男優賞(ヴィゴ・モーテンセン)、助演男優賞(マハーシャラ・アリ)、脚本賞、編集賞の5部門にノミネートされている。『グリーンブック』は3月1日(金)から東京・TOHOシネマズ日比谷ほか全国公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:グリーンブック 2019年3月1日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開© 2018 UNIVERSAL STUDIOS AND STORYTELLER DISTRIBUTION CO., LLC. All Rights Reserved.
2019年02月25日第91回アカデミー賞授賞式が2月25日(日本時間)、米ロサンゼルスのドルビー・シアターで開催され、『ビール・ストリートの恋人たち』のレジーナ・キングが助演女優賞を初受賞した。■GG賞に続き、本命レジーナが混戦の助演女優賞を制す第89回アカデミー賞で作品賞に輝いた『ムーンライト』のバリー・ジェンキンス監督が手掛ける最新作。1970年代、ニューヨークのハーレムを舞台にした本作でレジーナは、婚約者が無実の罪で投獄されてしまった妊娠中の娘を守ろうと奮闘する母・シャロンを力強く演じている。娘への愛と信頼、そしてお腹にいる命をつなぐため、持ち前の強さを発揮し、毅然と行動する姿が印象的だ。『女王陛下のお気に入り』のエマ・ストーン&レイチェル・ワイズ、今回通算5度目の助演女優賞候補にあがった『バイス』のエイミー・アダムスら強豪ひしめく混戦のなか、第76回ゴールデン・グローブ賞で助演女優賞に輝いていたレジーナが一歩抜け出し、オスカーを手に入れた。■『ビール・ストリートの恋人たち』ってどんな映画?原作はオバマ前・米国大統領やマドンナらが敬愛する作家、ジェームズ・ボールドウィンの小説。長年映画化を望んでいたジェンキンス監督が、『ムーンライト』の撮影以前に脚本を執筆し、権利を獲得した念願の企画だ。主人公のカップル、ティッシュとファニーにはオーディションで抜擢された新人女優キキ・レインと、『栄光のランナー/1936ベルリン』でジェシー・オーエンス役を演じたステファン・ジェームス。命をめぐる試練に、若い男女が愛と信念を貫く姿が、情感あふれる圧倒的な映像美と叙情的な音楽で描き出していく。第91回アカデミー賞では助演女優賞をはじめ、脚色賞、作曲賞の計3部門で候補に挙がった。■受賞コメント「すばらしいアーティスト、(原作者の)ジェームズ・ボールドウィンに代わって、ここに立てるなんて、本当に信じられません。(劇中で演じた母親のように)愛とサポートを注げば、こういう結果が生まれるという良き手本になれたと思います。お母さん、心から愛しています。」『ビール・ストリートの恋人たち』はTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ビール・ストリートの恋人たち 2019年2月22日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開©2018 ANNAPURNA PICTURES, LLC. All Rights Reserved.
2019年02月25日第91回アカデミー賞にて外国語映画賞をはじめ監督賞、撮影賞の3部門にノミネートされている『COLD WAR あの歌、2つの心』。この度、美しいモノクロ映像と音楽で描き出された特報映像とティザーポスターが解禁となった。本作は前作『イーダ』で第87回アカデミー賞外国語映画賞を受賞、世界的な評価を受けるポーランドのパヴェウ・パヴリコフスキ監督が、冷戦下、ポーランドからベルリン、ユーゴスラビア、そしてパリを舞台に美しいモノクロ映像と音楽で描き出したラブストーリー。特報映像は、主人公のズーラ(ヨアンナ・クーリク)がポーランド語で歌うジャズナンバーから始まる。この楽曲「Dwa serduzka(TwoHearts)」はポーランドの伝統音楽と舞踏を継承する実在の楽団「マゾフシェ」が長く歌い繋いできたスタンダードナンバー 。「この楽団の音楽の変遷自体が当時のポーランド社会で何が起こっていたのかを示す重要な存在になる」と考えたパヴリコフスキ監督が、本作のために美しいジャズナンバーへとアレンジ。ポーランドからパリに渡ったあと、美しい歌手へと変貌を遂げたズーラとその時代の変化を、より象徴的に表すシーンとなっている。さらに、現在ではとても珍しいフォーマットである“ほぼ正方形の画面比率”と、全編“モノクロ”で撮影された本作。ポーランド、ベルリン、ユーゴスラビア、パリなど 様々な時代と場所を巡り、そこで繰り広げられていく2人の男女の関係性と空気感がモノクロのコントラストによってダイナミックかつ誠実に切りとられ、まさに“瞬きするのも惜しい”美しい映像が畳みかける。また、ティザーポスタービジュアルは静かに寄り添うヴィクトル(トマシュ・コット)とズーラの姿を捉えたもの。「一緒にいたいだけ」と添えられたコピーは、時代に翻弄され続けながらも決して離れることができない相手を見つけてしまった2人の運命的な繋がりを表したものになっている。『COLD WAR あの歌、2つの心』は6月28日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、 ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:COLD WAR あの歌、2つの心 2019年6月28日よりヒューマントラストシネマ有楽町、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開
2019年02月24日フェリシティ・ジョーンズとアーミー・ハマーが共演し、アメリカ最高裁判事ルース・ギンズバーグの爽快な逆転劇を描いた『ビリーブ未来への大逆転』。この度、世界を変えた世紀の裁判の内容も明らかになる本作の予告編が公開された。今回到着した世界的シンガー・ソングライターのケシャによる主題歌「Here Comes The Change」がバックに流れる予告編では、ルースが挑んだ“世界を変えた世紀の裁判”で彼女が戦ったのは、同じ女性の権利を主張するためではなく、母親の介護のため介護補助の申請を却下された“男性の権利”を主張する裁判だったという事実が明らかに。また、「変えなくちゃ」と言い、男性からの圧力に屈することなく、男女差別に立ち向かうパワフルなルースの姿はもちろん、主婦として、妻として、そして母としての一面も映し出されている。世紀の“男女平等”裁判に挑んだ女性弁護士の姿をまずこちらの映像から確認してみて。『ビリーブ未来への大逆転』は3月22日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ビリーブ未来への大逆転 2019年3月22日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開© 2018 STORYTELLER DISTRIBUTION CO., LLC.
2019年02月22日2004年に竹内結子と中村獅童の共演で映画され大ヒットした原作を『私の頭の中の消しゴム』のソン・イェジン、「ごめん、愛してる」『映画は映画だ』のソ・ジソブで映画化した『Be With You ~いま、会いにゆきます』。この度、主人公ふたりの目線からお互いの出会いと幸せな日々を描いた特別映像を、いち早くシネマカフェが入手した。今回到着したのは、まるで『君の名は。』のように、“待つ男”ウジンと“帰って来た女”スア、主人公ふたりのせつない気持ちが溢れ出す特別映像。まずは「僕は君に恋をした」と気持ちをさらけ出すウジンの目線で、初めて出会ったあの日から、ふたりが育んできた日々、そして、この世を去ったスアと再び出会ってからの出来事が描かれている。続いて「私、あなたのママなの?」と記憶を失ったまま現れたスアの目線で、戸惑いながらもウジンが聞かせてくれる幸せの日々を分かち合い、「私はもう一度あなたに恋をした」と再び恋に落ちる姿が描かれており、切なくも心温まる純愛ストーリーを垣間見せる。併せて、ふたりの思い出がぎっしりと詰まった場面写真も到着。記憶を失ったスアと距離を縮め、お互いの気持ちを確認するキスの場面をはじめ、本作のシンボルである“雨の日”を迎えるふたりの姿に、家族3人揃った家族写真まで、「愛とは、ただそばにいてくれるだけで幸せ」といった温かなメッセージが読み取れる。本国でも大いに話題を呼んでおり、涙なしには観ることができない感涙の純愛物語。現在、主演のソ・ジソブが来日し、ファンミーティングを行なっているところ。久しぶりの恋愛映画となるこちらの映像は必見だ。『Be with you ~いま、会いにゆきます』は4月5日(金)シネマート新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:Be With You ~いま、会いにゆきます 2019年4月5日よりシネマート新宿ほか全国にて公開© 2018 LOTTE ENTERTAINMENT All Rights Reserved.
2019年02月22日いよいよ来週に迫ったアカデミー賞授賞式。主要5部門の中で作品部門賞の次に注目されていると言ってもよい主演男優賞の行方を分析してみた。最初は優勢だったこの男優だけど…『アリー/ スター誕生』がヴェネチア映画祭で豪華デビューを飾った時点でのブラッドリー・クーパーは飛ぶ鳥をも落とす勢いだった。だが、その時期にPRの一環として行われたNYタイムズ紙のインタビューでレポーターに高飛車な態度をとったことから彼女の逆鱗に触れ、その一部始終が公になった頃からブラッドリーの株が急下降し始めた。アカデミー賞を受賞できるか否かは、PR合戦の占める部分も大きいと言われているので、大切な時期におけるブラッドリーのこの態度は大きく裏目に出てしまったようだ。また、作品公開のタイミングが早めで、アカデミー投票期間までには投票者たちの熱も冷めてしまったという部分もある。これらのことを踏まえてみると、今回ブラッドリーが主演男優賞を受賞する確率は、かなり低いと言われている。PRの予算とアカデミー賞の関係PRが要のアカデミー賞において大きく遅れを取ってしまっているのが『永遠の門ゴッホの見た未来』のウィレム・デフォー。低予算の秀作というのは、なかなか宣伝費までは手が回らない場合が多く、この作品もその典型のようだ。いくら良い作品でもアカデミー有権者に見てもらえなければ意味がない。この点については『グリーンブック』のヴィゴ・モーテンセンも似ている。映画の評判の良さは口コミで伝わり、ヴィゴの好演についてもノミネーションを受けるまでに広まっているのだが、ノミネーションからのラストスパートにおける予算のかけ方が『ボヘミアン・ラプソディ』と比べると比較にならない。演技の良さとPR作戦の完全融合『バイス』に関しては、政治がエンタメ化しているアメリカで、悪名高き元副大統領チェイニーを、あのバットマンことクリスチャン・ベイルがまるでチェイニーの分身になったかのように演じあげていると大評判になった。実在の大物を演じているという点では全く互角の立ち位置なのが、クイーン伝説のボーカリストだったフレディ・マーキュリーを演じて主演男優賞候補となったラミ・マレックだ。彼の変貌度もハンパではなく、役者魂の熱さが感じられる。アカデミー賞候補になってからの『ボヘミアン・ラプソディ』にかけられたマーケティング費用はその露出度から察するにかなりの額になっているだろう。ただ、本作の監督ブライアン・シンガーのセクハラ問題などの悪評がどれだけラミの受賞に影を投げかけるかが懸念される。しかしながら作品部門の受賞はともかく、主演男優としてのラミの功績は監督の愚行には影響されないのではと筆者は踏んでいる。この前哨戦映画賞を見れば受賞者がわかる?先日発表されたSAGアワード(全米映画俳優組合賞)の結果は、アカデミー賞と非常に密接な関係にあると言われている。アカデミー賞の投票権を有するアカデミー会員の絶対数は俳優たちが占めているからである。主演女優賞においては7年連続でSAG主演女優部門の受賞者と一致しているし、主演男優賞においては過去15回中14回一致という的中率。今年のSAG主演男優賞受賞者はラミ・マレックだった。アカデミー賞でもラミが栄冠を手にすることが出来るだろうか。結果は2月24日(日本時間25日)に発表だ。(text:Akemi K. Tosto)(text:明美・トスト/Akemi Tosto)■関連作品:アリー/ スター誕生 2018年12月21日より全国にて公開© 2018 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLCボヘミアン・ラプソディ 2018年11月9日より全国にて公開© 2018 Twentieth Century Foxグリーンブック 2019年3月1日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開© 2018 UNIVERSAL STUDIOS AND STORYTELLER DISTRIBUTION CO., LLC. All Rights Reserved.バイス 2019年4月5日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開© 2018 ANNAPURNA PICTURES, LLC. All rights reserved.永遠の門ゴッホの見た未来 2019年、全国にて公開予定© Walk Home Productions LLC 2018
2019年02月22日シアーシャ・ローナンとマーゴット・ロビーが共演で話題の『ふたりの女王 メアリーとエリザベス』。本作でマーゴット演じるエリザベス1世の寵臣ロバート・ダドリーを演じ、現在公開中の『女王陛下のお気に入り』にも出演しているジョー・アルウィンのインタビュー動画がいち早くシネマカフェに到着した。16世紀の英国、スコットランド女王メアリー・スチュアートとイングランド女王エリザベス1世の波乱に満ちた人生を描く本作。今回公開された映像は、エマ・ストーンにベタ惚れする貴族役を演じた『女王陛下のお気に入り』(公開中)、ルーカス・ヘッジズ主演『ある少年の告白』(4月19日公開)と、話題作に相次いで出演しているジョー・アルウィンのインタビュー動画。エリザベス1世と親しい関係にあった寵臣ダドリーについて、エリザベス1世を演じたマーゴットの“大変身”ぶりなどについて真摯に語っている。名門演劇学校在学中にアン・リー監督に見いだされ『ビリー・リンの永遠の一日』で主演デビューしたジョーは、私生活ではテイラー・スウィフトの彼氏としての注目も集めている。先日2月10日にロサンゼルスで開催されたグラミー賞授賞式を欠席したテイラー。実は、ジョーが“恋人”エリザベス1世を演じたマーゴットと、『女王陛下のお気に入り』で“妻”アビゲイルを演じたエマ・ストーンが同時にノミネートされていた英国アカデミー賞(BAFTA)のアフターパーティに彼と出席、手繋ぎショットを披露していた。さらには会場で熱いハグをしていたとの目撃情報も。どうやら米ミュージック界の“女王”が全力で彼を応援し、至れり尽くせりの様子。そして、 本日2月21日はジョーの28歳の誕生日。ジョーにベタ惚れのテイラーと濃厚で熱~い1日を過ごしているのかも!?『ふたりの女王 メアリーとエリザベス』は3月15日(金)よりTOHOシネマズ シャンテ、Bunkamura ル・シネマほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ふたりの女王 メアリーとエリザベス 2019年3月15日よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開©2018 FOCUS FEATURES LLC. ALL RIGHTS RESERVED.
2019年02月21日小松菜奈と門脇麦がW主演する映画『さよならくちびる』から、2人が劇中で組む人気デュオ「ハルレオ」の歌唱シーン初解禁されるショート予告、そして新カットが到着した。映画で人気ギター・デュオ「ハルレオ」として活躍する、小松さん演じるレオと門脇さん演じるハル。実際に2人共、自らの歌声で撮影に臨んでおり、ライブシーンにも挑んだ。今回到着した予告映像では、カリスマ的存在のレオと才能の持ち主ハルのデュオが、突然解散を決めるところからスタート。そして、キャリア初の歌唱を披露する小松さんと、門脇さんの2人でギターを弾きなが主題歌「さよならくちびる」を歌うシーンが収録。主題歌「さよならくちびる」は秦基博がプロデュース、挿入歌「たちまち嵐」はあいみょんが作詞・作曲をしており、映像ではこの2曲の一部を聞くことができる。また、ハルとレオのキス寸前(?)シーンもあり、成田凌扮するシマら3人の関係とその行く末が気になる映像となっている。そして、予告編と併せて到着した劇中写真では、ハルレオ、シマの3人が全国ツアーに向かう車中の様子、ハルとレオの練習風景と、何気ない瞬間を切り取ったものとなっている。さらに今回、本作のノベライズが4月5日(金)に発売されることも決定。相田冬二により、映画とは違うノベライズ独自の描写で3人の心情を浮き彫りにしている。『さよならくちびる』は5月31日(金)TOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開予定。(cinemacafe.net)■関連作品:さよならくちびる 2019年5月31日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開(C)2019「さよならくちびる」製作委員会
2019年02月21日『私のオオカミ少年』『恋するインターン ~現場からは以上です!~』など、大ヒットラブストーリーに主演してきた国民的女優パク・ボヨンと、『僕らの青春白書』で注目を浴び、勢いに乗るモデル出身のキム・ヨングァンが夢の共演を果たした『君の結婚式』が、3月1日(金)より日本公開。2人の10年にわたる初恋を描いた本作から、ラブ全開の胸キュン特別映像がいち早くシネマカフェに到着した。高校時代の出会いから大学、就活を経て新社会人になるまでの初々しさやトキメキ、切なさなどの様々な感情を多彩なエピソードとともにリアリティ豊かに描き出し、世代を問わず誰もが共感できるラブストーリーとして韓国で大ヒットを記録した本作。2012年に初恋ブームを巻き起こした『建築学概論』の最速記録を塗り替え、公開後わずか6日で動員100万人を達成した。そんな本作から届いたのは、パク・ボヨンとキム・ヨングァン、身長差約30cm(!?)カップルが繰り広げる初恋年代記が伺える特別映像。まずはウヨン(キム・ヨングァン)がスンヒ(パク・ボヨン)に初プレゼントを渡そうと試みる初々しいシーン。アルバイト代の60万ウォン(約6万円)をつぎ込みハンドバッグを購入したものの、スンヒからは「引っ越し資金はどうするの?」と逆に叱られ、ふてくされるウヨン。実は一緒に暮らしたかったことが分かると一転、「キスしたい」「さっさとして」と熱々ムードに!そして後半では、服飾デザイナーを目指すスンヒが、穏やかな陽気の春の午後にウヨンに手作りのジャケットをプレゼントするため採寸するシーンに。季節は春から初夏、梅雨、秋、そして粉雪が舞う冬を越え、1年後の春にようやくジャケットが完成。ジャケットが完成するまでの月日を四季の街並みの変化と、服装の移り変わりで描いた微笑ましい胸キュン映像となっている。■あらすじ覚えていますか?あなたの初恋…高校3年の夏、転校生のスンヒに一目惚れしたウヨン。スンヒをしつこく追いかけ回った末、ついに恋人同士になりそうだったその時――。「元気でね」という1本の電話を残したままスンヒは姿を消してしまい、ウヨンの初恋は幕を下ろしてしまう。1年後、スンヒの行方を追って、粘り強い努力で同じ大学に合格したウヨン。しかし、彼の前に立ちはだかったのはほかでもない、スンヒの彼氏だった...!『君の結婚式』は3月1日(金)よりシネマート新宿ほかにて公開。(text:cinemacafe.net)
2019年02月20日ティモシー・シャラメが第76回ゴールデン・グローブ賞に続いて第72回英国アカデミー賞でも助演男優賞にノミネートされた最新作『ビューティフル・ボーイ』。この度、父と息子の抱擁に胸が熱くなる日本版オリジナル予告とポスタービジュアルが解禁となった。8年という歳月をかけてドラッグ依存を克服した、Netflixオリジナルの社会現象ドラマ「13の理由」の脚本家ニック・シェフの実体験をベースにした本作。音楽ジャーナリストの父親デヴィッドと、彼の息子であるニックがそれぞれの視点から描いた2冊のベストセラー回顧録を原作に、ブラッド・ピット率いる「PLAN B エンターテインメント」が製作を手掛けた。この度、解禁となった日本版予告映像は、作品タイトルにもなっているジョン・レノンが当時5歳の愛息ショーンに贈った名曲「ビューティフル・ボーイ」を父デヴィッド(スティーヴ・カレル)が子守歌として優しく口ずさむシーンから幕を開ける。そこから一転、成長した息子ニック(ティモシー・シャラメ)と、デヴィッドがダイナーで向き合うシーンに切り替わると、激しいやりとりが。乱れた姿で、「恥ずかしいんだろ!自慢の息子がこんな姿になって」と父に叫ぶニック。お気に入りの音楽を一緒に聞いたり、ビーチで遊んだり、鮮やかな時間を共有してきた父と息子が、やがてドラッグによって引き離されていく。もがき、闘う息子と彼を愛し信じ続ける父。海外版オリジナル予告編の良さを生かしながらも、堕ちていく姿さえも美しいティモシーと、無償の愛と慈しみを与えるスティーヴの演技が、観る者の胸を締め付ける。そして映像の最後は、本編で最も印象的な2人の抱擁と言葉で締めくくられる。愛を伝える際の言葉として「I love you more than ANYTHING.」(ほかの何よりも愛している)が一般的なところを、あえて「I love you more than EVERYTHING」(すべてをこえて愛してる)と表現する父と息子。そこから、「すべて(EVERYTHING)」というのが、いつしか2人の合い言葉となっていく様をニックの成長と共に見せる。父から息子へ贈る「すべてをこえて愛してる」というストレートな言葉は、胸に突き刺さる。また、冒頭のジョン・レノンの楽曲に加え「シガー・ロス」による音楽も印象的で、エモーショナルに予告編を彩っていく。ポスタービジュアルは、映画を象徴する父子の抱擁をそれぞれの表情から捉えたもの。2人に寄り添うように入る「すべてをこえて愛してる」というコピーが、温かな希望をも感じさせるビジュアルとなっている。『ビューティフル・ボーイ』4月12日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ビューティフル・ボーイ 2019年4月12日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開© 2018 AMAZON CONTENT SERVICES LLC.
2019年02月20日『スウィート17モンスター』『レディ・バード』に続く、愛すべき主人公が登場する新たな学園ドラマ『リアム16歳、はじめての学校』。この度、自宅学習で育った16歳の青年リアムがついに学校デビューする、キュートすぎる日本版予告が解禁となった。NetfilxオリジナルのLGBTQ映画『アレックス・ストレンジラブ』の主演で注目を集めるダニエル・ドエニーが公立高校に通いたい息子リアム、『アントマン』シリーズや『ジュラシック・ワールド』のジュディ・グリアがその母クレアを演じる本作。この度解禁された日本版予告編は、リアムとクレアの仲睦ましい親子関係が冒頭から伝わり、テンポの良さと、ポップでキュートな世界観がとても印象的!ある日、高卒認定試験を受けるために足を踏み入れた公立高校で生まれてはじめて恋に落ちたリアム。ひと目惚れした美少女アナスタシアに近づくため、リアムはわざと試験に落ち、公立高校に通学することを決意するが、そんな息子にクレアは絶叫!16歳にして何もかもが“はじめて”づくしのスクールライフが気になって仕方ない。さらに学校では、容赦のない“試練”も待ち受けていて…。“ちっぽけな僕の前に広がる世界は、いつだってはじめての一歩だ”の前向きなキャッチコピーのもと、ピュアで不器用な息子とちょっぴり風変わりな母親にどのような“冒険”が待ち受けているのか、本編が気にならずにはいられない予告編となっている。『リアム16歳、はじめての学校』は4月27日(土)より新宿シネマカリテほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:リアム16歳、はじめての学校 2019年4月27日より新宿シネマカリテほか全国にて順次公開© 2017 SCHOOLED FILMS INC., ALL RIGHTS RESERVED
2019年02月19日アナ・ケンドリックとブレイク・ライブリーの豪華美女競演で話題の映画『シンプル・フェイバー』。この度、アナ演じる号泣するステファニーとブレイク演じるエミリーが濃厚に唇を重ねる本編シーンが公開された。亡くなった夫の保険金を切り崩しながら子どもを育てるシングルマザーのステファニー(アナ・ケンドリック)と、華やかでミステリアスなエミリー(ブレイク・ライブリー)がママ友となるも、息子の迎えを頼んだままエミリーが行方不明になってしまうスリリングなストーリーで話題となり、全米では5週連続TOP10入りを果たした本作。この度解禁されたのは、涙にくれるアナをマニッシュなスーツ姿のブレイクが慰めるシーン。ビデオブロガー主婦のステファニーと、華やかなファッション業界で働くエミリー。一見、正反対の2人は、お互いの秘密を打ち明けあうほど親密な仲になっていく。ある日、いつものようにエミリーの邸宅でマティーニを飲みながら話すうちに、ステファニーの亡くなった夫の話題に。自動車事故で大切な人を失ってしまったステファニーは当時を思い出し、「私は独りぼっち。病気より孤独のほうがつらい」と涙をこぼす。「私がついてる」とエミリーが慰めると、お人好しな性格のステファニーは不器用な笑顔を見せるが、そんな彼女の癒えない心を感じたエミリーは真剣な表情で肩を抱き、「ほら」と優しくキス。ステファニーもごく自然にキスを受け入れ…。■「お互いのペディキュアを塗り合うくらいの仲良し」アナとブレイクのキスシーンは10秒にも渡り、お互いの頬に手を添え、まるで恋人同士のように唇を求め合う様は、思わず息をのむほど妖艶なもの。もともとブレイクの夫ライアン・レイノルズがアナと『ハッピーボイス・キラー』で共演しており、彼を通して面識のあったふたりだが、本作の共演を通じて親密さはぐっと深まった様子。ブレイク曰く「お互いのペディキュアを塗り合うくらいの仲良しになったわ。電話では『あなたの方から電話切って!』『いや、あなたが!』ってお願いし合うくらいに」というほど。劇中でもプライベートでも親密な(!?)アナとブレイクの妖艶なキスシーンは見逃せない。『シンプル・フェイバー』は3月8日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:シンプル・フェイバー 2019年3月8日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開©2018 Lions Gate Entertainment Inc. All Rights Reserved.
2019年02月18日中国の激動の時代を舞台に、軍歌劇団として前線で生きる若者たちを描いた美しく切ない青春ラブストーリー『芳華(ほうか)-Youth-』。公開1か月で約230億円の大ヒットを記録、4,000万人が涙したという本作から、本予告編と場面写真がいち早くシネマカフェに到着した。■ストーリー1976年、軍で歌や踊りを披露し、兵士たちを慰労し鼓舞する歌劇団・文工団に、夢と希望を持った17歳のシャオピン(ミャオ・ミャオ)が入団する。なかなか周囲となじめずにいる彼女の唯一の支えは、模範兵のリウ・フォン(ホアン・シュエン)だった。だが、程なくしてリウ・フォンには秘密の想い人がいることが分かる。報われない初恋、秘めた想い、嫉妬、悲しみと喜び、そして交錯する若者たちそれぞれのまっすぐな想い。しかし、時代が大きく変化していく中、ある事件をきっかけに2人の運命は非情な岐路を迎え…。■「私の心に永遠に刻み込まれている」監督も過ごした軍歌劇団を描く「妻への家路」「シュウシュウの季節」で知られるゲリン・ヤンの原作をもとに、文化大革命、毛沢東の死、中越戦争など、国を揺るがす事件が立て続けに発生した激動の70年代、その荒波に翻弄されながらもまっすぐに逞しく生きていく若者たちの、美しく切ない青春の日々を描き出した本作。メガホンをとったのは、20代のころに実際に文工団に所属し、「いつか文工団をテーマにした作品を撮り続けたいと願い続け、初監督から数十年が経ち、ようやくその願いが叶った」という『戦場のレクイエム』『唐山大地震』のフォン・シャオガン監督。「文工団での生活は何年経っても忘れることはなく、多くのことを記憶から忘れ去っても、この時代のことは私の心に永遠に刻み込まれています。過去の困難な日々を思い出しながら、それは色鮮やかな経験として蘇る。年月を経て、映画監督として60歳を迎えたとき、この作品を撮りたいと思いました」と、本作への想いを明かしている。リウ・フォン役のホアン・シュエンは『空海-KU-KAI- 美しき王妃の謎』『グレートウォール』でもお馴染み。さらに『スウィート17モンスター』のプロデューサー陣が製作を手掛けている。何十年にもわたる2人の関係を軸に、文工団の若者たちの初恋と交錯する切ない想いが、心に沁みる美しい音楽に彩られ、描かれる青春ラブストーリー。バレエと中国の伝統舞踊が融合したかのような、彼らの美しい舞踏のシーンも必見だ。『芳華-Youth-』は4月12日(金)より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2019年02月18日キアヌ・リーブスが主演する映画『レプリカズ』の公開日が、このほど5月17日(金)に決定。併せてメインビジュアルと場面写真が到着した。突然家族を失い、絶望の中で“甦らせる”という倫理的ジレンマを描く本作。今回到着したメインビジュアルでは、キアヌ扮する暴走科学者ウィリアム・フォスターの狂気が垣間見える。またよく見ると、うっすらとアンドロイドのような輪郭がキアヌの顔に浮かび上がっている、意味深なビジュアルだ。一方、場面写真では、ウィリアムが暴走するきっかけ、家族を事故で失い泣き叫ぶシーンや、人のような物体が閉じ込められた怪しげなポッド、そして苦しむ女性の姿が切り取られている。ウィリアムの発明は果たして家族を救う奇跡なのか?自滅の道へ導く大罪となってしまうのか?類を見ないノンストップSFアクションに期待していて。『レプリカズ』は5月17日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:レプリカズ 2019年5月17日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開© 2017 RIVERSTONE PICTURES (REPLICAS) LIMITED. All Rights Reserved.
2019年02月14日クォン・サンウ演じるシャーロック・ホームズオタクとソン・ドンイル演じるベテラン刑事のコンビが難事件に挑む人気シリーズ第2弾『探偵なふたり:リターンズ』。この度、日本でも多くのファンをもつクォン・サンウより、日本のファンに向けたバレンタインメッセージ動画と、本作の“探偵”チームの本編キャラクター映像が到着した。シャーロック・ホームズを夢見る推理オタクだったカン・デマン(クォン・サンウ)と、広域捜査隊のレジェンドと呼ばれた刑事ノ・テス(ソン・ドンイル)がタッグを組み、正反対な性格ながらも未解決事件を見事解決した前作。今回、その第2弾の日本公開を前に、クォン・サンウがさわやかな笑顔で「こんにちは!」と挨拶、「ハッピーバレンタイン!素敵な1日をお過ごしください」というメッセージ動画を寄せた。続くキャラクター映像では、念願の探偵事務所をオープンさせたデマンがサングラスにトレンチコート姿で意気揚々と事件に臨むが、殺人現場ではヘタレぶりも見せるなど、ユーモアあふれるデマンを好演するクォン・サンウの姿が。そのデマンとタッグを組む、刑事ノ・テスは貫禄あふれる行動と家庭でのダメパパぶり、さらに元サイバー捜査隊の優秀なスキルを見せながらも、オタクな風貌とビビりな様子が憎めないイ・グァンス演じるヨチも登場。三人三様の濃いキャラクターを持つこの“探偵”たちが難事件を解決を導くのか、期待大。韓国映画やドラマ界を支える芸達者でクセ者な俳優3人のケミにも注目だ。『探偵なふたり:リターンズ』は3月16日(土)よりシネマート新宿ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:探偵なふたり:リターンズ 2019年3月16日よりシネマート新宿ほか全国にて順次公開ⓒ 2018 CJ E&M CORPORATION, CREE PICTURES, ALL RIGHTS RESERVED
2019年02月14日イーサン・ホーク主演、巨匠ポール・シュレイダー監督による『魂のゆくえ』。本年度アカデミー賞脚本賞にノミネートされている問題作から、予告編とポスタービジュアルが公開された。本作は、戦争で失った息子への罪悪感を背負って暮らす牧師が、自らの所属する教会が社会的な問題を抱えていることに気づき、徐々に信仰心が揺らいでいく様子を衝撃的に描く問題作。聖職者でありながら内なる葛藤を抱える主人公トラー牧師を実力派俳優イーサン・ホークが熱演。ヴェネチア国際映画祭でお披露目された本作は、ポール・シュレイダー最高傑作と評されて批評家から絶賛を浴び、アメリカでは気鋭の配給会社「A24」による公開でスマッシュヒットとなった。この度、解禁された予告編は、美しくも物悲しい愛国歌「リパブリック讃歌」を背景に、イーサンが演じる牧師トラーが、息子をイラク戦争で失った過去を打ち明ける場面から始まる。その死によって彼は傷つき、自分を苛み続けているのだ。そんな中、礼拝で出会った女性信徒メアリー(アマンダ・セイフライド)の夫マイケルが、トラーに問いかける。「2050年の地球はどうなっていると思う?俺たちが生きているうちに最悪な時代が来るんだ」。次第にメアリーと心を通わせていくトラー。しかし、彼が自らの教会「ファースト・リフォームド」の運営に意見すると、上層部から「立場をわきまえろ」と一蹴されてしまう。ほどなくして、メアリーに耐え難い不幸が訪れる。トラーは「誰かが行動しなければいけない!」と声を張り上げ、祈りにも似た叫びが、次第にトラーを駆り立てていく。「神の意思だと思って割り切れ」と助言する司祭に背くように、トラーはある決心をする――。同時に発表されたポスタービジュアルでは、黒い背景に浮かぶトラーの静かなる意志を感じさせる横顔の上を直線状の炎が横切っている。真っ赤に縁取られた輪郭が、燃えているのは多数の木々と教会であることを明らかにしている。その意味とは一体…。イーサン演じる牧師トラーの行動の真意が気にならずにいられない映像とビジュアルに仕上がった。『魂のゆくえ』は4月12日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷、シネマート新宿ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:魂のゆくえ 2019年4月12日よりヒューマントラストシネマ渋谷、シネマート新宿ほか全国にて順次公開© Ferrocyanide, Inc. 2017. All Rights Reserved
2019年02月14日アカデミー賞主演女優賞受賞のジュリア・ロバーツが母、アカデミー賞助演男優賞ノミネートの若手実力派ルーカス・ヘッジズが息子を演じる『ベン・イズ・バック』。この度、本作の日本版予告編とポスタービジュアルが到着、さらに公開日が5月24日(金)に決定した。今回到着した予告編は、クリスマス・イヴの朝、ケガの治療のための鎮痛剤の過剰投与でドラッグ依存症に陥ってしまった息子のベン(ルーカス・ヘッジズ)が療養施設から突然帰宅、母のホリー(ジュリア・ロバーツ)が抱きしめる再会シーンから始まる。ベンの帰宅を喜びつつも、不安を拭い切れないのかホリーはこっそり家中の薬を隠し、妹のアイヴィー(キャスリン・ニュートン)と継父(コートニー・B・ヴァンス)もベンが再び問題を起こすのではないかと懐疑的な様子。幸せな時間を取り戻そうとするベンだったが、過去の過ちの報いが忍びより、彼を放っておいてはくれない。自らが家族を危険に晒していると思い悩み、家族の前から姿を消してしまうベン。ホリーはベンを無事見つけ出し、家族の絆を取り戻すことができるのか――。「どのお墓に入りたい?」と息子ベンに詰め寄ったり、警察に息子の捜索を必死に訴えたり、“キャリアの頂点”と称される熱演を見せるジュリアは、「大変な役だったから色々なことを考えないようにしていたように思う」とふり返る。「大人になった子を持つ母親役は新鮮だったの。自分の意見を持っていて、親とは別の生活がある。(家族を演じた俳優たちと)時間を経ても誤魔化しなくお互いを大好きでいられるのは、それだけ全てをこの作品に込めた証ね」とコメント。さらに、彼女自らの指名で出演が決まったという、ベンを演じるルーカスの存在感と繊細な演技にも注目せずにはいられない映像となっている。併せて到着した本ポスタービジュアルは、真剣な表情の母ホリーにすがるように抱き着くベンの姿を捉えたもの。「救えるとしたら、私しかいない」というキャッチコピーからも、不運にも薬物依存に陥ってしまった息子を全力で守ろうとする母の決死の覚悟が浮かび上がるビジュアルとなっている。『ベン・イズ・バック』は5月24日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ベン・イズ・バック 2019年5月24日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開©2018- BBP WEST BIB, LLC
2019年02月14日第91回アカデミー賞授賞式まで残すところあとわずかとなった。上限10作品まで選出が許されている作品部門賞の候補だが、今年は計8本。ズバリ、どの作品がオスカー像をモノにするか?日本でも大ヒット! 『ボヘミアン・ラプソディ』まずは、世界中で大ヒット御礼中の『ボヘミアン・ラプソディ』。伝説的ロックバンドの「クイーン」のボーカリストで、45歳のときにエイズでこの世を去ったフレディ・マーキュリーの激しくも切ない半生を描いたロック・エピック。アカデミー賞が興行収入に比例した結果であればオスカー像の行方を占うのは簡単だが、受賞への道のりには様々な障害物が横たわっているのがアカデミー賞レースだ。現在この人気作品は監督ブライアン・シンガーのセクハラ疑惑のせいで、監督の愚行とは全く無関係な映画自体が不公平な色眼鏡で見られている。スキャンダルに敏感なアカデミー賞なだけに、本作の作品賞は危ぶまれている。実話を基にした社会派の2作品役作りが話題に『バイス』クリスチャン・ベイルがチェイニー副大統領になりきった政治ドラマ『バイス』は、ゴールデングローブ賞をはじめ、軒並み主要カテゴリーでの映画賞を受賞し話題となっている。アカデミーが好きな文芸大作といったジャンルではないものの、出演者それぞれの演技は素晴らしく、作品賞も含めて何部門で受賞するか、授賞式当日の行方が楽しみ。冗談のような実話『ブラック・クランズマン』スパイク・リー監督作品『ブラック・クランズマン』は70年代始め、実際に行われた冗談のようなおとり捜査が舞台となる。米国で黒人人権問題が頂点に達していたころ、黒人の刑事が白人至上主義団体KKKの実態を探るためのおとり捜査を提案する。周囲の反対を押し切って、白人になりすましてKKKの責任者に電話をかけて入団を取り付けたかと思うと、現場潜入は相棒の白人刑事にまかせるという大胆すぎる潜入操作を開始する、というお話。映画の舞台から現在まで50年近くの時が経っているにもかかわらず、いまだに社会の根底にくすぶる人種差別問題は70年代以来あまり変わっていないことが見て取れる。もし本作が作品賞を受賞したら大変なニュースになるだろう。人気俳優×世界的歌姫で話題沸騰『アリー/ スター誕生』人気アクターのブラッドリー・クーパーが主演・監督でミュージック界の女王レディー・ガガが往年のクラシック映画リメイクに挑戦するということで公開前からかなりの話題をさらっていた『アリー/ スター誕生』。ブラッドリー演ずるロックスターのジャクソンが、ツアー途中に立ち寄ったバーで出会ったガガ演じるウエイトレスのアリー。その美貌のみならず類まれな彼女の歌唱力に惚れ込み、恋に落ちるとともに彼女を育成することになるが、2人の幸せは束の間。アリーがスターダムを駆け上っていくのに反比例するかのようにアルコールに溺れ自己破壊の道を辿るジャクソン。2人の行く手には悲しい結末が待っているわけだが、この悲恋の物語はこれまでにも2回映画化されている名作。巷ではガガとブラッドリーの歌曲賞受賞はほぼ確実とうわさされているが、リメイク作品である映画自体の作品賞受賞は果たしていかに?女の闘いを滑稽に描く『女王陛下のお気に入り』『女王陛下のお気に入り』の舞台となるのは1708年英国。アン女王の統治下にあったイギリスはフランスとの戦争に明け暮れていたが、宮廷はといえば女王の幼なじみから側近に成り上がったサラが政治を牛耳っていた。病気がちで世嗣ぎもいない女王は、政治にほとんど興味を失い、ゲームと贅沢に明け暮れていた。そんなある日、サラの従姉妹アビゲールが職を求めて訪ねてくる。ギャンブル中毒の父親のせいで貧乏の奈落に貶められていたアビゲールは、従姉妹のサラを差し置いてでも自分の地位奪回のチャンスを狙っていた。自分の地位に驕り高ぶっていたサラは、一瞬の隙を突かれてアビゲールに女王の寵愛を奪われる。醜い女の争いの行方には何があるのか?ドロドロとした女のバトルを滑稽に描いて注目を集めているが、主演アン女王を演じたオリヴィア・コールマンの怪演は特筆に値するものの、本作を作品として『ROMA/ローマ』や『グリーンブック』と比べた場合、特にノリに乗っている『ROMA/ローマ』を尻目にオスカー像を得られるかどうかが見ものだ。大本命はこの3作品!アメコミ映画初の快挙なるか『ブラックパンサー』そして、最終オスカー争いはこの3作品に焦点が集まると見ている。紹介するまでもない『ブラックパンサー』は、マーベルのスーパーヒーローもの。とはいえ、その中に現代の排他的な政治の様相や人種差別などをさりげなく盛り込んだストーリーはほかのアクションヒーローものとは一線を隔ている。過去には大人気の『スターウォーズ』や『ET』ですら作品賞を取れずアクションやSFに冷たいと言われ続けているアカデミーだ。もしも『ブラックパンサー』が作品賞を受賞したら、やっとアカデミーにも新時代が訪れたと言える大ニュースとなる。笑いと感動のロード・ムービー『グリーンブック』『グリーンブック』は、去年のアカデミー助演男優賞受賞者マハーシャラ・アリとヴィゴ・モーテンセン共演の人間ドラマ。昔あった『ドライビング・ミス・デイジー』のドライバーを白人にしてミス・デイジーを黒人ミュージシャンにした感じといえば見ていない方にも分かりやすいだろうか。筆者の周囲でこの映画を見て気に入らなかったという人は1人もいないことから考えて、これがアカデミーの投票にも当てはまればこの作品がオスカーを手にする事態も十分ありえる。各地の映画賞を席巻『ROMA/ローマ』だが今年いちばんの強豪は『ROMA/ローマ』だ。とにかく「旬」という言葉がピッタリの映画だ。トランプ政権になってから、不法入国・滞在などの問題から不当な扱いを受けているメキシコ。その国出身の監督アルフォンソ・キュアロンが自分の生い立ちをもとに、メイドの視点から描いたポエムのような映画で、主人公にはメキシコ原住民の新人女優を起用して白黒で撮影敢行という、アカデミー賞受賞のために作られたような“芸術”映画である。現在の風向きから言うと『ROMA/ローマ』が作品賞を受賞する公算が高い様相だが、本作は外国語映画賞候補にもなっていることから、作品賞でも受賞したら前代未聞の大ニュースになる。今年も最後まで目が離せないアカデミー賞となりそうだ。(text:Akemi K. Tosto)(text:明美・トスト/Akemi Tosto)■関連作品:ブラックパンサー 2018年3月1日より全国にて公開© Marvel Studios 2017 MARVEL-JAPAN.JP/blackpantherアリー/ スター誕生 2018年12月21日より全国にて公開© 2018 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLCボヘミアン・ラプソディ 2018年11月9日より全国にて公開© 2018 Twentieth Century Fox女王陛下のお気に入り 2019年2月15日より全国にて公開(C)2018 Twentieth Century Foxグリーンブック 2019年3月1日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開© 2018 UNIVERSAL STUDIOS AND STORYTELLER DISTRIBUTION CO., LLC. All Rights Reserved.ブラック・クランズマン 2019年3月22日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開(C)2018 FOCUS FEATURES LLC, ALL RIGHTS RESERVED.バイス 2019年4月5日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開© 2018 ANNAPURNA PICTURES, LLC. All rights reserved.Netflixオリジナル映画「ROMA/ローマ」 2018年12月14日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング開始
2019年02月12日第91回アカデミー賞では俳優部門を総ナメし、計8部門にノミネートされている『バイス』。この度、クリスチャン・ベイル演じる米副大統領ディック・チェイニーの妻リン・チェイニーと、彼女を演じたエイミー・アダムスの激似写真をシネマカフェが独占入手。さらにアカデミー賞に6度目のノミネートとなったエイミーのコメントが到着した。『マネー・ショート華麗なる大逆転』のアダム・マッケイが監督し、ブラッド・ピットがプロデュースを手掛けた本作。ベイルがディック・チェイニーの20代から70代までを、体重を約20キロ激増して熱演、ゴールデン・グローブ賞では主演男優賞に輝いたことでも話題となった。そのチェイニーの妻、リンを演じたのが『アメリカン・ハッスル』や『メッセージ』のエイミー・アダムスだ。■「またクリスチャン・ベイルと共演できるのは魅力だった」エイミーが演じたリンは、のちに米副大統領となったディック・チェイニーとは高校時代からの付き合いで、成績はオールAだったという才女。チェイニーと結婚してからは彼を支え、選挙キャンペーンでは病院で静養を余儀なくされた彼に代わり、心に響くスピーチで夫の地盤ワイオミング州の人々を魅了するなど、切れ者の妻と知られている。「マッケイ監督が私を推してると、脚本を読む前の段階で聞いてたの。それにまたクリスチャン・ベールと共演できるのは魅力だった」とエイミー。「でも脚本を読んで難しい挑戦だと感じたわ。リンの20歳~70歳までを演じ分ける必要があるもの。それだけじゃなく同時に共感できる人物像にしなきゃならない。1つの事に全力で向かう女性よ。そして野心を持ち、信頼と尊敬を集めてる」と、ディック・チェイニーの妻役を引き受けた心境を語る。■アダム・マッケイほど「入念に準備する監督はいない」妻役をエイミーに決めたマッケイ監督は、「リン役は慎重に選ぶ必要があった。重要な役だから才能ある女優がよくてね。リンの愉快な人柄を表現できるユーモアを持っていて、一方で現実味のある演技ができる人だ。エイミーは初日から完ぺきだったよ!」とふり返る。夫を演じたベイルも、「エイミーは才能にあふれた大胆な女優なんだ。今回で共演は3度目だから、とても息を合わせやすかった」と“相性”の良さに触れた。エイミーは「この作品に参加を決めた時、彼(アダム・マッケイ)に伝えたわ。『現場で加わるセリフや、事実確認などの全面で、監督を信頼してる』ってね。そうすると自由に演技できる。彼ほど入念に準備する監督はいないわ。細部までこだわることで役が生き生きとして、皮肉も表現できるの。現場は驚きに満ちてる。それが好きだし監督を信頼してるの」と、全面的な信頼をもって撮影に挑んだことを明かしている。『バイス』は4月5日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:バイス 2019年4月5日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開© 2018 ANNAPURNA PICTURES, LLC. All rights reserved.
2019年02月11日2018年セザール賞で5部門受賞を果たしたフランス映画の必見作『天国でまた会おう』。本作で特に注目してほしいのが、主人公のひとり、戦争によって“顔に重傷を負う”エドゥアールを演じるナウエル・ペレーズ・ビスカヤートだ。ナウエル・ペレーズ・ビスカヤートは、アルゼンチン・ブエノスアイレス出身の32歳。2003年にアルゼンチンのTVミニシリーズで俳優デビューし、本国のTVシリーズや映画に多数出演して注目され、近年はヨーロッパの映画への出演が目白押し。一方で、2014年に共同監督・脚本として参加したベトナム語による短編ドキュメンタリーがロッテルダム国際映画祭に出品されており、本人Instagramに挙げられるアーティスティックな写真の数々などからは、彼自身が持つ独特の世界観も垣間見えてくる。日本では巨匠ブノワ・ジャコ監督作『肉体の森』も映画祭上映されたが、出演作が劇場公開されたのは2018年カンヌ国際映画祭でグランプリに輝いた『BPM ビート・パー・ミニット』が初めて。死と隣り合わせの中、人生を鮮烈に生き抜いたHIV陽性患者ショーンを熱演したナウエルは、たった1作で日本の映画ファンに強い印象を残した。本作で演じるエドゥアールにもSNSでは「BPMの彼だ!」といった投稿は数多く、感度の高い女子からすでに熱い視線が注がれている要注目の“ネクストカマー”である。本作『天国でまた会おう』でナウエルが演じたエドゥアールは、母を早くに亡くし、大企業を経営する父親との対立が深まり、終戦とともについに絶縁することになる御曹司。幼い頃から画家を夢見ていたが、戦地でもうひとりの主人公アルベールを救った時に顔に重傷を負い、その夢は絶たれてしまう。だが、年の離れた奇妙な友情を育むことになる彼の励ましもあり、沢山の仮面を作り、それを自らの顔に着けることで様々な“心”を代弁させていく。エドゥアールは劇中の多くの場面で仮面やマスクを着けているため、ナウエル自身の一度見たら忘れがたい瞳や印象的な顔立ちはそれほど多く見ることができないが、仮面とまさに一体化した演技、抜群の身体感覚を活かした喜劇的な動きや洒落たダンスシーン、そしてやがて訪れる父との対峙など、才能あふれる演技を堪能できる必見ポイントは盛りだくさん。アルベール役にして監督を兼任するアルベール・デュポンテルは、ナウエルについて「エドゥアールの視線、動き方、生意気で冷やかすような表情、ナウエルはそのすべてを持っていた。彼はその視線に、登場人物の想いを凝縮させたんだ。あとは私が撮影するだけだったよ」と絶賛を惜しまない。ちなみにフランスでは、本作公開の約2か月前に『BPM』が公開され、そろって2018年セザール賞に大量ノミネートされた結果、フランス人ではない彼が主演したこの2作品がほとんどの賞を獲り尽すという驚異の席巻ぶりをみせた。その後も南米の大先輩ガエル・ガルシア・ベルナルと共演したフランス映画『If You Saw His Heart』(英題)や、イタリアの歴史ファンタジーとなる主演作『Agadah』(原題)といった映画に出演したが、この2作品の日本公開は未定。つまり、本作での演技は、“いま観るべき”貴重な機会となりそうだ。『天国でまた会おう』は3月1日(金)よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:天国でまた会おう 2019年3月1日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開© 2017 STADENN PROD. – MANCHESTER FILMS – GAUMONT – France 2 CINEMA
2019年02月10日