「若いころに比べて抜け毛が増えて薄くなった……」と感じるように。元々細くて量も少ない髪でしたが30代後半からさらに髪が細くなり、40代になると目に見えて髪が薄くなってきました。「このままではまずい!」と危機感を覚えて、必死で対応策を調べて試すようになりました。そんな私が抜け毛を改善した方法を3つご紹介したいと思います。【方法1】シャンプーを自分に合うものに変更私が抜け毛を改善するために最初に変えたのはシャンプーです。それまでは口コミが良く、高級な成分がたくさん入っていそうなシャンプーなら間違いない!と信じて疑いもせずに使い続けていました。しかし、ある日ふと気付いたのです。「そういえば、このシャンプーを使い始めてから抜け毛が増えたような気がする」と。まさかと思いつつ、試しにネットで見つけたスカルプDボーテの「薬用スカルプシャンプー」に変えてみることにしました。すると、だんだん抜け毛の量が減っていったのです。薄毛に悩み出したころから、洗髪時に抜け毛が何本あるか数えるのが習慣になっていましたが、シャンプーを変えてから日に日に本数が減っていきました。疑惑が確信に変わり、お気に入りのシャンプーはそのままお蔵入りとなりました。そのシャンプーも良い商品なのでしょうが、どうやら私には合っていなかったようです。どんなに口コミが良くても高級な成分が入っていても、自分に合っていなければなんの意味もないのだと実感しました。自分に合う物を使う大切さを学べた良い機会でした。【方法2】白髪染めをノンアルカリカラーに加齢に伴い、抜け毛だけでなく白髪も増えてきたので30代後半から白髪染めをしています。最初のころはアルカリカラーの白髪染めをしていました。色持ちが良いし、明るめの白髪染めがしたかったからです。白髪が出てくると気になって染めたくなってしまい、私は2カ月ごとに根元の伸びてきた部分を染めていましたが、切れ毛が増え手触りが悪くなりました。白髪染めは頭皮に薬液を直接塗るので、髪にダメージがあるのなら頭皮にもかなりの負担になるのではないかと思いました。頭皮への刺激は当然抜け毛が増える要因の一つになるだろうと思い、アルカリカラーはやめてノンアルカリカラーのヘナに変更することにしたのです。ヘナに変えたことにより頭皮へのダメージが減り、3回目くらいから抜け毛が減ってきた気がします。ヘナは髪にハリやコシを与えてくれるので、細くて柔らかい髪質の私にぴったりでとても気に入っています。生え際がふんわり立ち上がり、トップがペッタンコになってしまう私にとっては一石二鳥でした。ヘナは髪色があまり明るくはなりませんが、私にとってはハリコシ抜け毛の改善のほうが重要なのでそれほど気になりませんでした。【方法3】薄毛治療をする皮膚科で薬を処方してもらう抜け毛と言えばまず思い浮かぶのが育毛剤でした。しかし、シャンプーと同じように育毛剤にもいろいろな種類があり、配合されている成分も商品によってまちまち。育毛剤を試してみましたが、種類が多すぎてどれが自分に合うのかよくわからず長続きしませんでした。あるとき、偶然近所の皮膚科で薄毛治療をおこなっていることを知り、「病院で薬を処方してもらうのが1番効くのでは?」と考えて、迷った末に思い切って受診してみることにしました。健康保険適用の診療で、頭皮に発毛を促す光を当てる処置をおこない、塗り薬と飲み薬(ホルモン剤)が処方されました。週2ペースで通っていますが、今のところ処置や薬のせいで体毛が濃くなるというようなことはありません。先生からは、抜け毛の原因は特定が難しいけれど、年齢的に更年期は要因の一つかもしれないと話がありました。何カ月か継続して通った現在、抜け毛は半分程度に減りました。薄毛で病院を受診するのは恥ずかしく、私にとってかなりハードルが高かったのですが、勇気を出してみてよかったと思います。病院で処方された薬は安心感がありますし、先生や看護師さんに相談できるのがとても良いです。まとめネットなどで抜け毛の改善策を調べると必ず出てきたのは、食事や生活習慣に気を付けることでした。もちろんそれらが大切だとわかってはいるのですが、私みたいなズボラタイプにはなかなか難しいもの。それに比べると、シャンプーやカラー剤を変えてみるのはそれほどハードルが高くなかったなと思います。薄毛治療も思い切っておこなってみてよかったです。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。監修/黒田愛美先生(Zetith Beauty Clinic副院長)著者/シタマチママ(43歳)3人の子ども(小学生&中学生)のママ。最近更年期症状に悩み、いろいろリサーチ中。モニター、美容、オーガニックに興味あり。K-POPガールズグループにはまっている。
2022年01月30日2年前にランニングを始めたとき、足首と膝を痛めました。医師の診断によると、痛みの原因はオーバーワークと加齢なので、注意するようにとのことでした。46歳となった現在では、運動時に足首や膝に痛みを感じるだけではなく、日常生活のなかでほかの関節が痛むことも多くなり、年齢を感じる機会が増えました。人によって関節痛の原因はさまざまだと思いますが、私が2年前から続けている加齢や運動による関節痛への予防策についての体験談を紹介します。運動しても故障しない体を作る筋トレ2年前の44歳のとき、ダイエット目的でランニングを始めました。ですが、しばらく走ると足首を痛めて、歩くのが苦痛なほどに悪化。足を引きずって整形外科に駆け込みました。医師からは急な運動によるオーバーワークと、加齢が原因との診断を受けました。1カ月半後に完治してランニングを再開すると、今度は膝が痛むように。やはり無理は禁物だと実感し、40代でも故障せずに運動する方法を考えるようになりました。ネットで調べてみると、膝痛は筋肉量の減少で40代から起こり始め、もともと筋肉量が少ない女性は男性よりなりやすいとのこと。筋力アップや減量で緩和や予防ができることがわかり、早速、運動しても故障しないために筋トレを始めました。膝痛の予防には、太ももの前面に位置する大腿四頭筋を鍛えると良いとのことでしたので、スクワット15回を1セットとして3セットを週に3回、椅子に座って片脚を伸ばし上げ下げする運動を毎日しています。また、普段から階段を使うのも効果的だそうです。私は運動前には、膝周りや足首を念入りにストレッチしています。地味なトレーニングでも積み重ねれば、筋力アップにつながると感じています。痛める前に着けるのが◎!サポーターは必需品筋トレ以外にも関節痛の予防策を何か講じたいと思い、運動時は必ずサポーターを着用するようにしています。最初に足首を痛めたときに両足首のサポーターを、その後は両膝用のサポーターを購入して活用しています。動きを妨げない薄手のものを選んだのでスポーツウエアの下にも着用しやすく、運動時の動きの補助となり重宝しています。うっかり着け忘れると、特に痛めやすい左膝と右足首は痛めてしまうことが多いです。やはりサポーターの役割は大きいのだなと実感しました。46歳になった現在は、足首や膝以外の関節についても、日常生活のなかで過度に動かすと痛めることが増えました。例えば、庭の芝刈りでずっと同じ作業をしていたときには、家事ができないほど右手首を痛めてしまい、慌てて手首用のサポーターを購入。このときは治るまでに2週間かかり、やはり関節を痛めやすい年齢になったのだと痛感しました。これからは、手首用のサポーターを着けてから芝刈りの作業をしようと思いました。サポーターを着けることでけがの防止になり、関節の動きをサポートする役割も果たしてくれるので、私にとってサポーターは必需品です。サプリメントや普段の習慣で体の中から予防体の中からも関節痛を予防できないかと考え、効果が期待できる成分を含むサプリメントをとるようにしています。製薬会社のサイトによると、関節軟骨に含まれる成分のコンドロイチンやヒアルロン酸などが加齢によって減少することも、関節の痛みを引き起こす要因になっているとのこと。それらの成分をサプリメントで積極的にとり、少しでも関節痛予防につながればと思っています。効果は明確ではありませんが、運動しても膝や足首を痛めることが減ったので、これからも服用を続けてみようと思います。また、適度な運動習慣は体内のコラーゲン産生の促進や関節に栄養分が行き渡りやすくなるそうなので、無理なくできる運動を続けていこうと思います。そのほか、普段の生活でも関節や筋肉に負担をかけるような無理な動きはしないように心がけたり、寒い時期にはなるべく体を冷やさないようにしたりもしました。筋力トレーニング、適度な運動、サプリメントや普段の習慣の3方向から関節痛の予防をするようになり、46歳の現在では大きな故障をすることはなくなりました。痛みの原因は個人差がありますが、私にはこの3つの予防策が合っていると感じています。まとめランニングがきっかけで足首や膝を故障してみて、体を痛めるから動かないのではなく、無理なく動いて筋力アップすることが関節痛予防になるのだと身をもって経験しました。適度に運動して筋力トレーニングを続けることで、運動しても故障しにくい体になれたと実感しています。年を取ってもそのときの体に合った運動をすることで、いつまでも足腰が丈夫で元気なおばあさんになれたら良いなと思います。もし故障しても、なるべく関節や筋肉に負担をかけない改善方法を考えて、これからも楽しみながら健康的に運動したいです。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)イラスト/sawawa★関連記事:「関節が痛い…」関節痛は加齢が原因?それとも病気?【医師監修】★関連記事:早くない?アラフォーで変形性膝関節症を発症!膝痛と戦う日々【体験談】★関連記事:「痛みで指に力が入らない…」突然やってきた更年期障害の指の関節の痛みを克服!【体験談】著者/あめあがりのにじ (46歳)映画と音楽をこよなく愛する小学生女児の母。娘とお互いの推しを応援することが楽しみ。 心と体のアンチエイジングをゆるりと実践中。座右の銘は「雨垂れ石を穿つ」。
2022年01月22日人気マンガ家・イラストレーターの和田フミ江さんがステキなおばあちゃんを目指すマンガ連載「ときめけ!BBA塾(ばばあじゅく)」第104話。今回は、太ももにできた不思議な肌荒れについて。加齢が原因かと思っていた和田さんですが……。★前回:「五十じゃない、四十!」突然の腕の不具合で、気になるのは痛みだけではなく… #ときめけ!BBA塾 103ある日、ふと気付くと太ももに丸い形の肌荒れのようなものができていました。気になりつつも何の害もなさそうなのと、忙しいのとでしばらく放置していました。以前、夫も謎のポツポツができて皮膚科に行ったのですが、「加齢性の肌荒れですね」と言われて薬も出されずに帰されたことがあったので、この肌荒れも加齢によるものものだろうと、高をくくっていたのです。でも、なんとなく気持ち悪いので皮膚科を受診したら、その正体は「ウイルス性のイボ」!放っておいたら完全アウトでした……。ほとんど出かけないのに、どこで感染したのか謎ですが、皮膚の小さな傷からヒトパピローマウイルスが入り込みできたものとのこと。現在、液体窒素を当てる冷凍凝固方法で治療中です。放っておくと「大きくなる」「増える」「うつる」と言われ、念のため受診してよかったと心底思いました。気になる症状があったときに、安易に「加齢のせいかも」と判断しがちな私。また何かあったときは早めに病院に行こうと、反省しました。★関連記事:「やっちまった…」VIO脱毛のためにせっかく股を洗ってきた熟女の失態 #脱毛編 #熟女系 31★関連記事:「涙が止まらなくなった」素晴らしい母親ではなかったけれど…息子の成人の日にしみじみ感じたこと★ウーマンカレンダー連載マンガをもっと読む著者/和田 フミ江(46歳)イラストレーター・漫画家・二児の母。女偏差値43。極度の運動不足・シミ・シワ・白髪・腰痛・片頭痛などなど問題山積みで、ネタに困る気がしない。「ステキなおばあちゃん」を目標に、これから頑張ります!
2022年01月20日若いころに比べておならが出やすくなっていると思っていたら今度は……。40代以降の女性の体の悩みで尿漏れは定番ですが、実は便漏れも悩みの一つ。病院に行くほど重い症状でもないけれど、他人にはあまり気軽に話せないだけに、ひとりで悩んでいる人も多いのではないでしょうか。ここでは、ごくたまに少量の便漏れがあるという軽い症状の原因や対処法について、 産婦人科医の駒形依子先生に聞きました。そもそも便漏れとは?「肛門括約筋」が衰えることで起きる便漏れにもいくつか種類がありますが、ここでは加齢による「漏出性便失禁(ろうしゅつせいべんしっきん)」を取り上げます。自分で気付かないうちに便が漏れる症状です。「便は、大腸のぜん動運動によって運ばれます。便により直腸の壁が刺激されると、その刺激が脳に伝わり、脳は便意を感じます。その脳の指令により肛門括約筋を緩めて便を排せつします。通常は肛門括約筋という肛門の筋肉が締まっているため、便は漏れません。しかし、何らかの原因により肛門括約筋や直腸、肛門、便を感じる神経などの働きに障害が起きることで便が漏れる“ 便失禁 ”を招くと考えられています」(駒形先生)。便失禁が40代、50代で起こる理由は?女性は骨盤底筋群が衰えやすい便失禁というと高齢者によくある症状というイメージですが、40代、50代女性に起こる場合、どんな原因が考えられるのでしょうか。「肛門括約筋は骨盤底筋群という筋肉の一部です。骨盤底筋群とは、 骨盤の底に位置する筋肉で、ハンモックのように骨盤内にある膀胱、子宮、直腸などの臓器を支え正しい位置に保ってくれます。 排便や排尿のコントロールする役割も持ちます。女性は子宮と卵巣があり、支える臓器が多いので内臓が下垂して骨盤底筋群が緩みがちです」内臓が下垂して便をためられず、腹圧が伝わりにくくなる「また、内臓が下垂すると直腸に便をためておく貯留能も低下し、便を出すときの腹圧も伝わりにくくなります。もともと筋肉量が少ない上に、40代、50代になると加齢と運動不足でさらに筋力が低下する女性は男性よりも便失禁が起きやすいとされています」(駒形先生)。次の章では、便失禁の予防、対処法を紹介します。気付いたときに肛門括約筋を意識して!病院に行くほどではないけれど便失禁は治したいという場合は、どうすれば良いでしょうか。「骨盤底筋群全体を鍛えることも有効なのですが、まずは肛門括約筋を鍛えることが先決です。小さな筋肉なので、鍛えるのは簡単です。立ち姿勢のほうが肛門括約筋を意識しやすいので、キッチンに立つときや外で人を待つとき、電車やバスの中で立つときなどに鍛えてみると良いでしょう。片方に重心を置く“偏り立ち”はせず、肛門括約筋を中心にして重心を置き、真っすぐ立ちます。そのとき、おしりの肉をめりこませるよう意識します。これを1日3回くらい続けるだけでも効果はあります」(駒形先生)。立つ機会があったら肛門を意識。これだけでも予防効果が期待できるといいます。まとめ尿漏れ、便漏れ、おならと続くと「もうそんな年齢なの!?」と思ってしまいますが、トレーニングで予防できるということ。しかも、“ながら”でできるトレーニングなので、気軽にできますね。気になる方は今すぐにでも始めてみてはいかがでしょうか?取材・文/mido(49歳)ライター歴25年。35歳で第1子、38歳で第2子出産。最近、たるみが加速して二重顎が悪化。身長153㎝なのにLサイズの服が少しきつくなってきて……人生最後のダイエットを計画中。★関連記事:40代更年期から急増する尿漏れ。どうして?緩和できる?【医師監修】★関連記事:「あ、今出た!」尿漏れの悩みが解決した簡単エクササイズとは【体験談】★ウーマンカレンダー更年期のお悩み記事をもっと読む著者/監修/駒形 依子 先生東京女子医科大学医学部卒業。米沢市立病院入職後、再び東京女子医科大学に戻り、専門医を取得。同大学産婦人科に入局し産婦人科医として働きつつ、性科学を学び、また東京女子医科大学東洋医学研究所で東洋医学を学ぶ。2019年1月に地元山形県米沢市にて、こまがた医院を開業。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力~女医が教える「人には聞けない不調」の治し方(KADOKAWA)』。
2021年12月15日美容サロン向け商材の企画・製造販売及びコンサルティングを行う株式会社アイザ(本社:茨城県稲敷市、代表:關川 忍)は、CYSAY社の国際特許である「不死化ヒト歯髄幹細胞順化培養液『Cysay(TM)』」を使用した「肌育クリーム:Renouve(ルノーヴ)」を開発、日本最大級のクラウドファンディング「CAMPFIRE」限定で販売開始しました事を、お知らせいたします。クラウドファンディング: 商品画像1Renouveの働き《幹細胞の働きに着目した特許成分「Cysay(TM)」配合》最近、テレビや雑誌などのメディアで見聞きするようになった「再生医療」。人間に本来備わる「再生する力=自然治癒力」を利用し、ケガや病気などの改善を目指す医療のことです。私たちの体には、ケガや病気をした時に自ら細胞を修復して再生させる自然治癒力があり、その働きを担うのが幹細胞なのです。幹細胞は加齢とともに減少し50代の量は10代のなんと4分の1にまでに。それに伴い弾力を支えるコラーゲンの量も減少、年齢と共に肌のハリやツヤが失われ、肌内部がスカスカの状態になってシワができてしまいます。お肌の若々しさを保つために不可欠な幹細胞の働きに着目した成分が、活性因子「不死化ヒト歯髄幹細胞順化培養液『Cysay(TM)』」です。《国際特許取得の「Cysay(TM)」の働き》「Cysay(TM)」は、「不死化ヒト歯髄幹細胞順化培養液」を培養する時に生み出される培養上清液の成分の総称で、230種類以上の成長因子を含むオーガニックで高純度な完全体です。肌が自らを活性化するために分泌したピュアな培養上清液の成分のため、加齢により衰えた肌の補修を行うことができるのです。「Cysay(TM)」は肌の上皮細胞にある受容体と結合して活性シグナルを発信、その信号を受けた肌がダメージを受けた箇所に集まり集中的にケアします。「Cysay(TM)」の最大の特長は、子供の乳歯の歯髄(神経)から採取した幹細胞を不死化(永続的に生き続けること)させ、それを培養上清液にしていることです。成長ざかりの小児の乳歯の歯髄(神経)には幹細胞の中でも多機能性が認められており、それを不死化することにより多機能な成長因子を含む唯一無二の「不死化ヒト歯髄幹細胞順化培養液『Cysay(TM)』」を生み出すことに成功。「Cysay(TM)」は、個体差がなく安定、高品質で、常に均質な成分が提供できることから2012年に世界特許技術を取得しました。《お肌のプロフェッショナルが商品開発》数えきれないほど多くの化粧品を扱い、女性の様々な肌悩みに接してきた株式会社アイザの「お肌のプロフェッショナル」が、満を持して完成させた「Cysay(TM)」配合の「肌育クリーム」、それが「Renouve(ルノーヴ)」です。●開発担当の声仕事柄、いろんな化粧品を試してきましたが、この年齢になって初めて化粧品の限界を切実に感じるようになりました。化粧品も様々な新成分が出てきていますが、どんな成分が出てきても成分を角質層より深く届けられない化粧品に過度な期待はしていませんでした。そんな時「Cysay(TM)」を開発したCYSAY社の代表とお会いすることがありました。説明を聞くなかで、実際に再生医療の現場で行われていることを聞いて、少し前から話題になっている「幹細胞コスメ」とはまた違った角度の、全くのベツモノと感じました。それから、どうにかこの技術を化粧品の開発に応用できないかと取組み、完成したのが「肌育クリーム:Renouve(ルノーヴ)」です。いくつになってもパンとしたハリや、輝くようなツヤのある肌をキープするエイジングケア機能はもちろんですが、肌を健康に保ちたい人、もっとキレイにもっと元気になりたい人、みんなに使っていただきたいです。毎日気持ちよく使っていただけるように、塗り心地にはかなりこだわりました。朝も夜も快適、さらには日中、化粧直しの下地としても使っていただけるようなテクスチャーになっています。機能性も使用感も、すべてに納得がいくまで追究して、私たちが一番欲しいと思ってやっと形にすることができた化粧品です。「Cysay(TM)」を配合したこのクリームを、できるだけ多くのみなさんの肌で実感していただけたら、こんなに嬉しいことはありません。開発担当商品画像2《利用者の感想》●Aさん(40代女性)・ずっと気になっていた手のガサガサが使いはじめてから気にならなくなりました。・肌表面がなめらかになりました。●Bさん(40代女性)・年齢を感じていた肌にハリが生まれ、パッと明るい印象になりました。・目の下が引き締まり、すっきりしました。●Cさん(40代女性)・目元のカサカサが滑らかになりました。・全体的に肌がモッチリとして、ハリが出てきました。●Dさん(19歳男性)・幼少期から気になっていた肌がよくなりました・肌のカサつきが気にならなくなりました※あくまでも個人の感想です。使用感には個人差があります《CAMPFIREでの販売について》国内最大のクラウドファンディング「CAMPFIRE」にて販売中。クラウドファンディング1クラウドファンディング2本プロジェクトは2022年1月10日で終了予定です。 定価19,800円(送料・消費税込)のところ、購入数に応じて最大45%OFFの特別割引を実施中です。クラウドファンディングプロジェクト価格のためお早めにお求めください。《商品詳細》商品名:ルノーヴ クリーム内容量:30g(約2ヶ月分)価格 :19,800円(送料・消費税込)《会社概要》会社名 : 株式会社アイザ所在地 : 茨城県稲敷市羽賀1795-2代表者 : 關川 忍設立 : 昭和48年5月URL : 事業内容: 美容サロン向け商材の企画・製造販売及びコンサルティング 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年12月09日40代熟女として日常に起こるあれこれについてをマンガにしているフワリーさん(@fuwa_fuwa000)。年齢を重ね、老化を感じることが増えてきたフワリーさんのマンガを紹介します。長女から水筒のショルダー部分が壊れたと相談されたフワリーさん。「学校に行っている間に直しておくから」と約束したのですが……。★前回:「40代はすぐ行け!」余裕が出てくるお年ごろ、何より優先するのは… #熟女系 23こんにちは、フワリ―です。登校前に長女のフワチョーから「これ直せそう?」と差し出されたのは、水筒カバーのショルダーベルト。縫い目がほつれ、Dカンから外れて使えない状態になっていました。フワチョーは裁縫が苦手な私をとても心配していましたが、これなら並縫いで大丈夫そうだし「直しておくから」と引き受けました。たしかに私は裁縫が苦手。思い立って作った人形の服は古代ローマの人が着るみたいな仕上がりになったし、中学校時代の家庭科の授業では私だけパジャマが完成しなかった……。でも、娘たちが保育園に入園するときには夜なべして手提げバッグとか作ったし、やればできるはず!で、帰宅した娘に直したショルダーベルトをドヤ顔で見せたのですが、Dカンを付けずに縫っていたことが判明しました。こんなことすら気付かないなんて、あぁそうか、これも加齢のせいね。針穴にもすぐに糸を通せなくなったし……。人に加齢を指摘されたり、認めたくないのに、その日私は自ら加齢のせいにして、もう一度縫い直しました。★関連記事:「早く抜糸したい!」インプラント治療の術後、痛みや腫れより気になるのは… #生まれて半世紀 12★関連記事:「えっ、うそ…」老眼鏡デビューしたら今まで見えなかったものが見えて… #アラフィフの日常 45★ウーマンカレンダー連載をもっと読む著者/フワリー会話の中で「あれ、これ、その…」がひどくなった40代熟女。2児の母。Instagram:@fuwa_fuwa000
2021年12月04日加齢による髪のパサつきを自覚した、40歳目前に出産を経験。加齢と出産のダブルパンチで髪の衰えを感じているのに、子どもと一緒のバスタイムではとてもトリートメントをする時間なんてない。髪にかける時間を減らしつつもなんとかヘアケアするために、時短でできるヘアケアを模索している私の体験談です。え、3分しかないの? 全身シャンプーデビュー子どもと一緒に入浴をするようになって驚いたことの一つが、自分の体を洗う時間がほとんどないことでした。小さな子どもの様子を気にかけながら、自分の体を洗うのに使える時間は3分が限度。そこで、3分で全身を洗うにはどうすれば良いのかを考えました。最初に、ベビーソープのように大人も全身に使えるシャンプーがないのかを探し、髪、顔、体と全身に使っていました。シャンプー後の髪は指通りが良いとは言えませんでしたが、ドライヤーで乾かすとさらっとした仕上がりになりました。それでもやっぱりパサつきが気になるときは、タオルドライ後のドライヤー前にヘアエッセンスを使用することで髪のパサつきを抑え、適度なツヤも感じることができました。全身シャンプーなので体もこれで洗い、顔は基本的にはフェイスソープで洗って、「今日は無理! 」というときにだけ全身ソープで洗うという使い方をしていました。しかし1カ月ほど使用を続けると、頭のかゆみを感じたり、背中にごわつきを感じたりたりするように。そのため、残念ながら全身シャンプーの使用を断念しました。こまめに美容院へ。理想は1.5カ月おき全身シャンプーの使用をやめたものの、シャンプーしてリンスして……という時間は相変わらずありません。そのため、何か良い方法が見つかるまでのつなぎとして、全身用のベビーソープで髪と体を洗うことにしました。ところが、気付いたときには、愛用のヘアエッセンスではどうにもならないくらい髪がパサパサに……。悩んだ私は、なんとか時間をやりくりして美容院へと走りました。そして、ミディアムヘアだった髪をショートに。傷んだ髪は潔く切ってしまうことにし、同時にトリートメントもお願いしました。すると、久しぶりに自分だけの時間を過ごせたこともあるのか、見た目だけでなく心もスッキリ。その後、なかなか美容院に行くことが難しく、気付くと3カ月近くたってしまっていることもしばしば。しかし、私の周りのショートヘアの方はだいたい1.5カ月くらいのサイクルで美容院に行っているそうで、髪のボリュームが多い私は、1カ月だと早く、2カ月だと遅いという感覚で、気持ちとしては1.5カ月ごとの美容室でのヘアケアを心がけています。理想の1.5カ月サイクルで美容院に行けないときもありますが、潔くプロの手を借りることも必要だと思います。10年間愛用ヘアエッセンスへの信頼感とは言え、毎日の入浴時に自分の体や髪にかける時間がないのは相変わらずでした。そんな私が次に目を付けたのが、リンスのいらないシャンプー。私が10代のころはリンスのいらないシャンプーは1種類しか知りませんでしたが、40代を迎える現在では、乾きが早いもの、しっとり仕上がるもの、サラサラの指通りになるものなど、さまざまな種類がありました。まだ5種類ほどしか試していませんが、個人的には、「洗い流し直後はキシキシしても、乾くと指通りが良いもの」、逆に「洗い流し直後は指通りが良いのに、乾くとパサつくもの」に分かれるなと思いました。ただ、どちらのタイプでもタオルドライ後のヘアエッセンスでどうにか髪のパサつきを抑えることができています。私が使用しているのは、「ラサーナ 海藻 ヘアエッセンス」。ヘアオイル、ヘアエッセンス、ヘアミルク、ヘアクリームなどの洗い流さないトリートメントはロングヘアだったころにずいぶん試しましたが、このヘアエッセンスは使用歴10年、絶対の信頼感です。加齢によるパサつきを抑え、適度なツヤを与え、さらに、軽い使用感で髪がペタッとならないところも年齢的にうれしいポイントです。まとめ子どもと一緒に入浴することが必要な今の私には、たとえ加齢と出産の影響で髪がひどくパサつくと感じていても、それを入浴中にゆっくりとケアする余裕はありません。そんな私ができる最良のヘアケアとして1番しっくりきているのは、今の時点では、リンスのいらないシャンプーを使うことです。子どもがもう少し大きくなるまでのあと数年、忙しないバスタイムでできるヘアケアを模索しつつも、バスタイム後に洗い流さないトリートメントを使ったり、時には美容院でプロの手を借りたりして、なんとか自分の髪も大切にしていきたいです。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。★関連記事:「抜け毛が減った!」いろいろ試してよかった更年期障害の抜け毛対策【体験談】★関連記事:「自分の姿にショック!」ボサボサ薄毛をふっくらツヤ髪に変えた方法とは【体験談】★ウーマンカレンダー髪のお悩み記事をもっと読む著者/えすたなか子供と2人暮らしの働くママです。季節の移りかわりを年中行事で子どもと楽しんでいます。
2021年12月01日私は、人生の折り返し地点を過ぎた55歳の主婦。30年以上もの付き合いがある親友がいます。しかし、ここ最近なんとなく関係がうまくいかなくなってしまいました。なぜだろう……。そんなふうに悩む私のもとに、ある日彼女から1通の怒りのメールが送られてきたのです。とても怒っている様子で、このままでは友人を失ってしまうと思った私は、関係改善しようと話し合いました。その結果、たどり着いたのは、ある一つの結論でした。友人からの届いた怒りのメールに私は…長年の親友との関係に変化が彼女とは30年以上もの長い付き合い。お互いの長所も短所も認め合い、困ったときには助け合えるとても良好な関係でした。お互い子どもは1人でパート勤務、夫は出張がちなどの境遇が似ており、同じような悩みを持っていました。そのためか、2週間に1度の電話では話がはずみ、通話時間が2時間を超えることもしばしば。住まいが遠いので、会えるのは年に1回ほどでしたが、その時間はとても充実していました。しかし、そんな2人に1年ほど前から加齢によるお互いの価値観の変化がもたらす心のすれ違いが生じ始めたのです。当時、世間ではコロナ禍の影響による失職という話題も取りざたされていました。失職が心配な私は、在宅ワークを始めることに。運よく仕事も受注でき、パートと在宅ワーク、定年退職後の夫の世話で大忙しの毎日。一方、彼女の夫は現役で帰宅も遅い上、子どもも結婚で独立をされ、寂しかったようです。そんな心の隙間を埋めるべく頻繁に連絡を取りたがる彼女に、忙しさであまり連絡を取れない私。それでも関係を保ちたいと、短時間でも連絡をしましたが彼女には不満だったようです。そのうち、なんとなく2人の間に隙間風が吹くようになっていきました。彼女からの怒りのメール、その内容は彼女との関係に悩んでいたある日、1通のメールが。私は、2人の間に流れる空気がおかしいと感じつつも、時間を見つけてはなるべく連絡を取るようにしていました。「コロナ、お互いに気を付けようね」などの会話を交わしながら関係を維持していたのです。しかし、維持できていると思っていたのは、残念ながら私だけでした。メールの文面には、加齢によるお互いの価値観の変化で、子どもの独立により寂しがり屋になり、友人とは頻繁に連絡を取り合いたいと思う彼女が、年齢を重ねるごとにやりたいことがたくさんで自分の生活を優先させあまり積極的に連絡を取らなくなった私に、付き合いが悪くなったという不満がつづられていたのです。親友なのにこんなに連絡を取り合えないのはおかしい。これが親友と呼べるのか、といった内容でした。私自身も大切な友人である彼女と満足にコミュニケーションを取れないことを悔やんでいる一方で、在宅ワークで始めたライティングが楽しくなり、もっと仕事の幅を広げたいし、いろいろな人たちと知り合いたい。習い事などもして自分の世界を広げたいという思いを捨てることができませんでした。そしてお互い話し合い考えて出た結論とは彼女のメールを見て、私は直接話し合いたいと思い、すぐに電話しました。そして、彼女の気持ちを尊重しつつ、自分の置かれている現状、彼女のことを大切に思っているけれどなかなか時間が取れないこと。頻繁な連絡はできないけれど、何かあるときにはすぐに駆け付ける気持ちでいることなどを伝えました。彼女は私の状況や気持ちを理解してくれたものの、寂しい気持ちを抑えることが難しかったようです。彼女は社交的な性格で、多くの友人がいる魅力的な人です。でも、本当につらいときに本心を話すことができるのは、私だけなのだと言ってくれました。私は彼女のその言葉にとても感動すると同時に、こんなに思ってくれる友人より自分の気持ちばかりを優先していたと反省。こんな友人関係は、年を取れば取るほど得がたくなる貴重なものだと思います。私たちはよく話し合った結果、今は少し離れてみようという結論にたどり着きました。離れていてもお互いを思う気持ちは変わらないけれど、このまま一緒にいても喧嘩やすれ違いを生むだけ。だったらしばらく冷却期間を設けてみようというものでした。まとめ私のように、一方はもっと密に連絡を取りたい、もう一方はやりたいことに時間を使いたいなど、加齢による価値観の変化で昔からの友人とすれ違ってしまうことはよくあるようです。私の周りの人からも、同様の理由で友人と疎遠になってしまったという話をよく聞きます。月日がたてば置かれている境遇も変わり、若いころと同じ価値観や付き合い方は難しくなります。だからといって、やはり縁あって仲良くなった大切な友人ですから関係を絶つのではなく、大切にしたいものです。そうなるとベストな解決策は、少し冷却期間を設けることだと思いました。もともと親しい間柄。少し時間を置くことで、また笑顔で会える日が来ると私は信じています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。マンガ/しおみなおこ★関連記事:「今やってくれ!」スマホにパソコンすべてを丸投げしてくる夫に不満と不安【体験談】★関連記事:43歳、若作りは見苦しい!?ママ友からの意外だったファッションの助言とは?【体験談】★関連記事:「友よ、お前もか」若いころには想像もしなかった現象が… #五十路日和 5著者/cathoricネコが大好きな50代の主婦。仕事がオフの時には可愛いネコ動画で癒されています
2021年11月24日モデルでタレントの久間田琳加が、自身初プロデュースとなるブランド「Laetirais(レティレーズ)」からボディクリーム「RoseMemory」を発売する。「Laetirais」は、雑誌『Seventeen』では“美容番長”の愛称で親しまれている久間田初のプロデュースブランド。特にボディクリームにこだわりがあり、今まで50種以上を試してきた久間田が、今後自分が使い続けたい“究極のボディクリーム”を求めて立ち上げた。ブランド名は、「幸せ」「みずみずしい」を意味する造語。1日の始まりや終わりが幸せな瞬間になるよう、「肌を本来の美しさ、そして輝く肌へ導きたい」という願いが込められている。構想から1年半、今年2月に自身のバースデーイベントでブランド立ち上げを発表してから、満を持してのプロデューサーデビューとなった。今回、販売されるボディクリーム「RoseMemory」は、やわらかいミルク状のテクスチャーで、肌なじみが良いバラの香り。名前は「香りと共に思い出が蘇って欲しい」という思いから命名した。本人コメントは以下の通り。■久間田琳加コメントレティレーズのボディクリームが、完成しました!皆さんに満足してもらえるものを届けたくて、商品はもちろんですが、ボトルをお見せする一つ一つのショットや、ムービーで表現したい世界観についても何度も打ち合わせをしてこだわり抜いたので、そんなLaetiraisの世界観の全てを楽しんでもらえたら嬉しいです!
2021年11月18日「女性も一生懸命生きるとどこかでガタがきます。人生100年といわれるいま、更年期に差しかかるあたりはもっとも悩ましい時期ですから、自分に合ったメンテナンス法を獲得しておくことが大切です」こう話すのは天神レディースクリニック院長森智恵子先生。精神科指定医・産婦人科専門医・麻酔科認定医の資格を持ち、女性の体をトータルで診断・治療する。「『かゆい』『匂う』『むくむ』といった、人には言いにくい不調があらわれるのも更年期。病気が隠れていることもありますが、セルフケアで症状の改善や予防につながることも多く、『年だから』と諦めず前向きな改善を目指しましょう」そんな、“言えない度”が高い「加齢に伴う臭いの悩み」について森先生に聞いた。【悩み1】加齢臭が漂う「子どもに『ママからへんな匂いがする』と指摘され(泣)。自分ではわからず……。以来、とても憂鬱な気分です」(48歳・テレホンアポインター)〈自宅で取れる対策〉・入浴や洗髪などで常に清潔に・生理用品はマメに取り替える・お子さんとのスキンシップを「更年期以降、女性も加齢臭が強くなりがちなのでまずは清潔を心がけること。わきの匂いにはボトックス注射で汗を抑える治療法も。「変な匂い」とお子さんが感じるなら心の問題もありそう。母親となじんでいれば匂いに愛着を感じられるものです。また、私の患者さんでアソコが匂うと受診し、タンポンの取り忘れが原因だった方も。原因を特定して断つことも肝心」(森先生・以下同)【悩み2】口臭がきつい「話し相手に顔をそむけられてしまうことが。以前『口臭がきつい』と言われたことが気になって。マスク着用生活が終わるのが憂鬱」(58歳・会社員)〈自宅で取れる対策〉・舌苔(ぜったい)や歯垢(しこう)を取るオーラルケアを・ドライマウスの原因の口呼吸はやめる・野菜や繊維質を取り、腸のガス発生を抑える「閉経後は女性ホルモンの低下から、唾液の分泌も減少し歯周病になりやすいので、歯垢や舌苔の除去など、オーラルケアを徹底することが基本。口呼吸でドライマウスになるのも口臭のもと。過剰に気になる場合は、メンタルの問題が絡むケースも。実際に強い匂いを伴う場合は、胃腸などの内臓疾患を疑います。いずれにしても匂いの原因を特定し、断つこと。野菜や繊維質の食物を多く取ることも、腸から発生するガスによる口臭予防につながります」原因と理由、対応策を知って、こっそり解決しよう!
2021年09月17日イラストレーター&漫画家のフカザワナオコさんは、アラフィフ女子の日常についてマンガにされています。思わず共感したり、笑ってしまうマンガばかり。昔から、髪の毛のボリュームがありすぎてコンプレックスだったフカザワさん。それが年を重ねるごとに状況が変わってきたそうで……。★前回:「変えて正解!」飽きてきたストレッチが新鮮にできるように #アラフィフの日常 28こんにちは、アラフィフイラストレーター&漫画家のフカザワナオコです。くせ毛や剛毛な人が年齢重ねていくと、こういうことあるんじゃないでしょうか。ボリュームがありすぎる髪の毛が子どものころからコンプレックスだったのに、年齢を重ねて髪のハリがなくなり、1本1本が細くなってくると、案外ちょうどいいぐらいのボリュームになって、「そうそう! これぐらいが理想だったんだよね!」とめちゃくちゃテンション上がって。そして、そのちょうどいい毛量をキープできたらいいんだけど、加齢は止まらないので、ちょうどいい時期はあっという間に終わってしまうという……。思い起こせば、30代後半ぐらいがボリュームちょうどよかったかもな~。そのころちょっと髪の毛を伸ばしていて、くせもいい感じで出ていたから、鏡を見るたび「髪の毛、膨張してない! くせもナチュラルだしいい感じ!」と、ひとりニヤニヤしたものでした。それが40代後半の今は、ボリュームがちょうどいい時期もとっくに過ぎ去り、分け目の地肌の面積が増えてきたのが気になってきたり、どんどん細くなっていく髪の毛が心配だったり。もちろん、白髪だってますます増えてきているしー!多すぎても悩むし、減ってきても悩むし、髪のことを考えない人生はないのかもな。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。★ウーマンカレンダー連載マンガ★関連記事:「そんなにドン引きしなくても…」健康診断あるある #アラフォー店長のつぶやき 18★関連記事:「まさか!!」顔面大けがの翌日、夫にかけられた疑惑 #アラフォーだもの 5著者/フカザワ ナオコ(48歳)イラストレーター&漫画家。コミックエッセイを主に描いている。2021年9月8日に新刊『40代が、こんなにしんどいなんて聞いてなかった』(1430円/幻冬舎)が発売。絵日記ブログ「ひとこま作者」を日々更新中。 Instagram:@fukazawanaoko1973
2021年08月31日40代となってから、だんだんと変わってきた自分の姿を受け入れるのに抵抗を感じることがありました。「あれ? こんな顔つきだったかしら」「この洋服似合わなくなっているな」と気付いたときは、とうとうこの日が訪れたかという複雑な心境に。加齢による変化を嘆けば今の自分を否定することになるけれど、すんなり受け入れるのも難しい……。そんな心の負担を軽くするため、45歳の現在までの3年間で私が実践した3つのポジティブ行動をご紹介します。年齢に合ったメイクや身だしなみを心がけるまず1つ目は、今の自分の見た目をしっかり認識したことです。子どもが小学校に入学した42歳のころ、人と会う機会が増えた影響で、自分の見た目が気になるようになりました。そこで改めて自分の顔を鏡でよく見てみると……年齢を感じる顔つきに変わったことに気付きました。シミもこんなにあったのか!というほどに増えています。ずっと自分は30代後半のころとあまり変わらない見た目だと思い込んでいたので、かなり落ち込みました。しかし、自分の顔の状態をしっかり見つめたことで、「これではいけない」という思いが私の心に生まれました。そして、年齢に合った基礎化粧品に変えて、以前よりも時間をかけてケアするように。特に変えたのは、メイクの下地作りを念入りにすることです。シミを目立たなくするコンシーラーと肌の色の補正効果のある下地をうまく使えば、年齢の出た肌をしっかりカバーできるとわかり、うれしくなりました。また、服選びでは、顔映りやきちんと感、今の自分に合うかどうかを重視。顔周りを明るくするためにピアスを手作りして楽しむようにしたので、落ち込んだ気持ちがだんだんと明るくなっていきました。年齢と体調に合わせて食生活を整える2つ目は、食生活の見直しです。40代になってから食べ過ぎると胃に負担がかかるのか、たまに胃もたれするようになっていました。そこで年齢による変化に対応すべく、食生活を見直すことに。具体的には、カレーライス、オムライスなど、子どもの好きなものに偏りがちだった献立を、旬の野菜や魚を取り入れた和食中心の献立に変えました。幸い子どもの好き嫌いがほとんどなかったので、レパートリーの幅が広がって胃の負担も減り、食事がより楽しくなりました。また、44歳のときに受けた健康診断では、今まで正常だった悪玉(LDL)コレステロール値だけが急に上がり、要経過観察という結果に。体重が減っているのに数値が上がっていたので気になってネットで調べたところ、更年期特有の女性ホルモン減少が要因で数値が上がることがあるとわかりました。対策として、女性ホルモンに似た働きをする大豆イソフラボンを含む大豆製品を食べると良いとのこと。そこで、普段の食事でも積極的に大豆製品を取り入れました。それ以後、まだ健康診断を受けていませんが、次回の健康診断では効果が出て、悪玉(LDL)コレステロール値が下がることを期待しています。推しがいるから頑張れる! 好きの潤い効果3つ目は、趣味や生きがいを新しく見つけたことです。子どもが小学生になって自由になる時間が増えたことで、SNSやいろいろな媒体から情報を得て、好きなことが見つけやすくなりました。顔周りを明るくしたくて始めたアクセサリー作りや、子どもと一緒にできるお菓子作り、自分磨きのためのランニングは、今の私にとって大切な趣味です。しかし私にとって、数ある“好き”のなかで最も日々の生活の原動力となっているのが“推し” の存在。現在では、歌手やスポーツ選手、俳優や女優などで応援している人を推しと呼びますが、私にもかけがえのない推しが何人かいます。音楽を聴いたり、スポーツを見たり、映画を見たりしながら、「Mさんの歌を聴くと心が震えるほど感動する! 」「Oさんは32号ホームランを打ってすごい! 」「Yさんはすてきなお芝居をしていてかっこいい! 」と応援することでいつも勇気づけられて、自分も頑張ろうと思えます。推しが頑張る姿を見ていると、ときめいて心が若返るようです。いくつになっても何かを好きになる気持ちを持つことは、何げない日常に潤いを与えてくれる効果があると実感しています。まとめ年齢を感じることが増えてきて最初は戸惑い、若いときはよかったな……と思い返して落ち込むことも多々ありました。でも、育児や家事を頑張ってきた経験があるからこそ今の自分がいると思えば、年を取るのも悪くありません。増えてしまったシミは子どもと外でたくさん遊んだ証と考え、食生活を見直して健康を維持して、趣味や生きがいを持って張り合いのある生活を送っていけば良い。そう考えて折り合いをつけていくことで、年を取ってもポジティブな行動を取れるようになれたと思います。これからも体の変化に戸惑うことがあるかもしれませんが、その時々に合った改善方法を探しながら、すてきに年を重ねていけたら良いと思います。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)著者/あめあがりのにじ (45歳)映画と音楽をこよなく愛する小学生女児の母。娘とお互いの推しを応援することが楽しみ。 心と体のアンチエイジングをゆるりと実践中。座右の銘は「雨垂れ石を穿つ」。
2021年08月20日夏本番。この季節になると多くの人が直面するのが、体臭に関する悩み。現在のコロナ禍は、そのリスクを高めているという。日々の習慣を見直して、臭いのもとを断とう。汗をかく機会が多い暑い夏は、この汗線の詰まりなどが臭いのトラブルになるという。また、読者世代には、年齢を重ねることで発生する「加齢臭」が立ちはだかる。「加齢臭は、皮脂が酸化することで発生する『ノネナール』という物質が原因で、古い油のような臭いだといわれています。このノネナールの量が40代過ぎから増えていきます。特に、多くの皮脂腺がある頭や首、耳の後ろ、背中などに加齢臭は発生しやすいです」こう話すのは、女性の肌のデリケートな悩みについてのアドバイスに定評がある内科医・皮膚科医の友利新先生。友利先生がアドバイスするのは、日常生活のなかで「食べる」観点から毎日の習慣を見直し、体臭につながるもとを断つこと。きちんと栄養を補給することで夏の疲れに負けない体を作ることに加え、臭いの原因の抑制につながる栄養素もあるという。そこでおすすめなのがビタミンB群の摂取。【豚肉、鶏ささみでビタミンB群を取る】加齢臭の原因となる皮脂成分をコントロールする作用があるのがビタミンB群。豚肉、鶏ささみのほか、きのこ類、バナナ、さつまいも、カツオ、イワシなどにも含まれる。「加齢臭の原因とされるノネナールの発生を抑えるためには、豚肉や鶏のささみなど、ビタミンB群を含む食材を意識的に取るようにしましょう。ビタミンB群には皮脂の分泌を適正にコントロールする作用があり、過剰な皮脂が酸化して臭いの原因になることを予防してくれるのです」ほかにビタミンB群が含まれる主な食材にはウナギ、玄米ごはん、納豆、サンマ、枝豆などが挙げられる。反対に、揚げ物やスナック菓子、炭水化物などの食べすぎには要注意。これは糖質を分解するためにビタミンB群が消費されてしまうためだ。年を重ねるにつれて気になってくる“加齢臭”。豚肉、鶏のささみなどビタミンB群を食事に取り入れて、気になる臭いの原因を解消していこう。
2021年08月06日Michikaさんは、中1、小3、小2の三姉妹の母です。しかし、40代になって久々に受けたという健康診断で、ある異常が判明。病気の判明から子宮を全摘するという決断・手術に至るまでをマンガにしてまとめていらっしゃいます。 「同じような病気で悩んでいる誰かのお役に立てれば」という気持ちで、描き始めたというMichikaさん。婦人科の病は、女性なら他人事とは思えませんね。 Michikaです。こちらは2020年末に子宮筋腫の治療で子宮を全摘出した体験を元に書き起こしたオリジナル漫画です。病気治療記と言っても、専門的な知識があるわけではない素人の主観的な記録です。実際に体調に不安のある方の治療のきっかけや不安の解消に繋がれば幸いではありますが、参考程度にしていただき、必要な方はちゃんと病院に行って診てもらってくださいね。 [※「先日の投稿」とは、Instagram掲載時のお話です。 実際の写真にモザイクをかけています。下部にある定規と比べるとサイズ感をなんとなく感じていただけるかと思います。 私と同じような悩みを抱えているかたが、体の異変に気付くきっかけになれば……治療中のかたや治療を検討しているかたの励ましになれたら……、そんな気持ちから自分の体験をマンガにしてみようと思いました。 次回より、いよいよ本編が始まります。 医療監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック 院長)※この漫画は実話に基づいた体験談であり、ベビーカレンダー編集部を通して、婦人科医の監修を受けた記事です。ただし、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者:イラストレーター Michika横浜に暮らす中1、小3、小2の三姉妹の母。ブログやInstagramで、漫画やイラストを描いてます。
2021年05月28日グレイカラーへ移行してから、なんだかパサついたりまとまりが悪くなるのはなんで?グレイカラーの特徴は、色落ちした髪を染めなおすことではなく『新しく伸びてきた部分(白髪)』を染める作業です。人の髪は個人差はありますが1か月に1~1.5センチほど伸びると言われていますので、キレイに根元が染まっている状態をキープするにはやはり3週~1か月程度のスパンでカラーリングをしなくてはいけなくなります。単純にカラー頻度が上がるだけでなく、オシャレ染めに比べて色素量が多いことも一因となってどうしてもゴワつきやすくなってしまいます。。。グレイカラー移行によって起こるデメリットと対処法の参考例グレイカラーによって起こる一番のデメリットは【ロングヘアーの維持が難しくなる】ことカラー頻度が上がることによる、ゴワつき・パサつきによって毛先のまとまりが悪くなりツヤのある髪のキープがかなり大変になります。また、根元の立ち上がりが悪くなったりして頭頂部のボリューム感が気になるようになった方も多いんじゃないでしょうか?最近では対処法の1つとして、ハイライトを入れることで白髪をぼかすという手法もありますがダメージという観点においては通常のグレイカラーよりダメージレベルは高くなりがちですので、担当の美容師さんとの相談は必要かとおもいます。もちろんデザインとしていれるハイライトはアリだと思います!が、注意点としては、結局根元が伸びてきてしまうことには変わりはないので白髪ぼかしという点で、ダメージに見合った期待ほどの効果が得られるかはちょっと考えどころです。ハイライトよりは全体のカラーをある程度明るめで統一してあげることで地毛とのコントラスト差は少なくなるので、最初からしっかりと暗めで染めきることより薄染まりで馴染ませると言う選択がベターだと思います。じゃあ、どんな髪型ならキレイに保てるの?前述の通りロングヘアのキープは難しくなってきますので、短めのスタイルがやはり王道になります。最近流行りのショートヘアにいきなりチャレンジもアリですが、久しぶりに短くされる方は一度【ボブ】を経由してみるのがオススメです。華やかなふんわり感を出し、頭の形をキレイに見せる『ひし形シルエットボブ』がオススメ!特徴:サイドシルエット表面にはレイヤー(段)を少し入れて顔周りから外へ毛流れを作ることで華やかさを出しつつ、頭の形をキレイに見せます。表面が少し短いことで根元の立ち上がりも付きやすくなりふんわりさせやすいです特徴:バックシルエット表面の毛流れがあることで全体が丸みを帯びてふんわりとした印象を与えます。襟足は通常のワンレングス(おかっぱの様な)のボブより少し短めに切り、首元を締めることでメリハリが効いたボブになります特徴:顔周り表面のレイヤーに合わせてリバース(ゆるい外ハネ)の毛流れをつけることで、小顔効果と髪のハリが出て見える効果が出ます横から見た比較BEFORE(上)→AFTER(下)表面の伸びきってしまった部分が、グレイカラーのダメージも相まってまとまりが悪くパサつきが気になります避けられないダメージによるまとまりの悪さはカットラインで厚みをコントロールすることで解消できます【意外と盲点】髪をキレイに保つためのポイント普段から美容室でアドバイスされるように、トリートメントやご自宅でのサロン専売品を使ったケアなどもモチロン効果はあります。が、、髪の毛先はシャンプーのCMのイメージ画像のようにキレイに丸まっているわけではなくハサミやレザーで切り落とされた【単なる断面】です。髪は根元から毛先まで管状の繊維が束になったものなので、切りっぱなしの断面である毛先から日々髪の毛内部の栄養や水分は流れ出ていきます。髪は毛先からダメージが進行していき、長期間放置すると枝毛の原因になったりしてより根元に向かってダメージゾーンがどんどん広がって行きます。例え、伸ばし中であったとしてもカットはするべき!!上記の理由から、切りっぱなされた毛先を長期間放置することはダメージの進行を早めることになるのである程度のスパンでの毛先のカットがケアにも役に立ちます!ニンジンや大根も切った断面を放置したらガビガビになりますよね?でも1センチ程度切ってあげるとみずみずしい断面に戻りますよね??例えベタですが(笑)、髪も同じでダメージ進行が進み過ぎる前に毛先のトリミングカットをしてあげることでキレイな状態を保ちやすくなります。前述の通り髪は1か月で1~1.5センチほど伸びますので、仮に伸ばしていたとしても『3~5ミリ程度の調整カット』をしてあげることが実は手触りの良い髪をキープする秘訣だったりします。結論:短めスタイル(ひし形ショートボブなど)で、『1.5か月前後』で調整するカットすべき年齢と共に失われる髪のハリ・コシやグレイカラーによる避けられないダメージに抗いすぎるのではなく、状態をキープしやすい長さとキレイなフォルムを出しやすい短めのスタイルを選択しつつ、トリートメントばかりに着目するよりメンテナンスのカットを行うことが美髪を維持するコツだったりします。今回は一例として挑戦しやすい、ひし形のショートボブをご紹介しましたがぜひ担当の美容師さんと相談してステキな短めのヘアスタイルを探してみてくださいね。ヘアカットとケアは実は密接な関係があります。カラーやトリートメントに注目が行きがちな今こそ、毛髪知識とカットにこだわったサロン・美容師に担当してみてもらうと今までと違う扱いやすいヘアを手に入れられると思いますよ☆段々と『美髪』が注目キーワードになってきていますので、ちょっと意識したサロン選びやオーダーをしてみてくださいね♪
2021年05月19日コロナ禍で長引くマスク生活。女性たちの肌悩みとして増えてきているのが、「毛穴」に関するお悩みだといいます。 前回の記事 では、毛穴が開いてしまう原因のひとつが「ニキビ」であることをご紹介しました。今回は、さらに気になる「加齢」による毛穴の開きについて、美容医療のエキスパートである竹村昌敏先生と田中亮多先生にお話を伺います。教えてくれたのは…科学的根拠に基づいた美容を「医療×IT」を駆使し、肌に悩む人たちに届けたいと「HADA LOUNGEクリニック」を開業した美容医療のエキスパート竹村昌敏先生(写真左)と田中亮多先生(写真右)のおふたり。本連載「今の時代だから気になる! 美容医療にできること」では、知って得する美容知識のほか、美容医療の素朴な疑問やモヤモヤが解決する「上手な美容医療との付き合い方」もご紹介しています。「美容医療」って気になるんだけれど…よくわからないし、人にもなかなか聞きづらいよね…インタビュアー:金城華乃子「美容ライターでHADA LOUNGEのco-founder、現在妊娠中のプレママ・金城です。ママたちが気になる美容医療情報をご紹介していきますね。今回は【加齢による毛穴のお悩み】がテーマ!」毛穴が目立つ“たるみ毛穴”その原因は?―― 歳を重ねると毛穴が広がってくるように思えるのですが、これはなぜでしょうか? ニキビや皮脂による毛穴の開きとは少し異なるように感じます。「頬などによく見られる“縦長の毛穴”はたるみ毛穴 と呼ばれています。これは、おもに “老化による皮膚の弾力性の低下” によって引き起こされます」(竹村院長)―― そうなのですね。そもそも “老化による皮膚の弾力性の低下” ってどのようなものなのでしょう?「肌の構造についておさらいしましょう。皮膚は体の表面側から表皮、真皮、皮下組織の3つの層で構成されています。その中で、皮膚の弾力性に大きく関与しているのは真皮です。真皮は、コラーゲンやエラスチンなどで構成されています。加齢によりコラーゲンが減少し、エラスチンが変性すると、皮膚の弾力性は低下していきます。老化による毛穴の開きは誰にでも生じるものなので、ある程度はうまく付き合っていくことが大切です」(竹村院長)―― 老化による「皮膚の弾力性の低下」は、誰にでもおきるもの…。とはいえ、人によって「肌の若々しさ」ってずいぶんと差がありますよね?「先ほどご説明したのは、体の内側から生じる内因性老化についてです。一方で、皮膚は体の外側からもダメージを受けて、外因性老化もひきおこします」(竹村院長)―― なるほど、外からのダメージはなんとか防げそうですね。外側からというと、やはり「紫外線」がすぐに思い浮かびます。「はい、その通りです。紫外線による光老化によっても、やはり皮膚の弾力性は低下してしまうんです。特にUVA波によって、真皮内に変性したエラスチンが増加してしまうこと、これがおもな原因です。この“光老化によるダメージ” を防ぐには、日光曝露から退避することが重要。基本的なこととなりますが、日焼け止めをしっかりと塗るなど、日々の日焼け対策がとても大切です」(竹村院長)日焼け対策、美容医療ではどんなものがある?―― やはり日焼け止めはマストなのですね。私も日焼け止めはもちろん、日傘をさしたり、日焼け対策のインナーケアをしたりと、日々気を使っています。では、最新の「美容医療」観点でみると、どんな情報があるのでしょうか?「コラーゲンやエラスチンを作る細胞は、線維芽細胞(せんいがさいぼう)といいますが、これを活性化することも重要なポイントとなります。例えば、美容医療で使われている「マッサージピール」という技術は、この繊維芽細胞を活性化することができます。当院で採用しているマッサージピールは、トリクロロ酢酸(TCA)、低濃度過酸化水素、コウジ酸が混合された薬液(PRX-T33)というもの。このトリクロロ酢酸(TCA)は線維芽細胞を刺激し、コラーゲンの生成を促進する薬剤として以前から知られているのですが、刺激性が強くて実用化が難しいものでした。それが、低濃度の過酸化水素を配合することで刺激性を抑え、適度に線維芽細胞を刺激することに成功しています。また、注目の美白物質コウジ酸も含まれています」(竹村院長)―― 私も妊娠前は「マッサージピール」を定期的に受けていましたが、ハリツヤのあるなめらかなお肌になっていくように感じました。(※個人の感想です)そのほか、老化によるお肌の毛穴悩みを少しでも回避するために、日常生活で気を付けるべきことがあれば教えてください。 「やはり、大切なのは食生活でしょう。忙しいママたちは、特に糖化ストレスに気を付けてみてはいかがでしょうか。“糖化”とは、食事でとりすぎた余分な糖質が、体内のたんぱく質などと結合して細胞を劣化させる現象です。例えば、白米やうどんだけではなく、玄米や全粒粉なども食事に取り入れてみるなど、なるべく糖化ストレスの少ない健康的な食生活を送るように心がけるとよいでしょう」(田中先生)「どうしても不足しがちなビタミン類については、“定期的な内服による摂取”もひとつの方法です。肌のターンオーバーを整えるために必要となるのは、ビタミン類やL-システインなど。ただし、これらは一度投与すればよい、というものではありません。定期的に摂取し続けることで、定常的に肌のターンオーバーをコントロールすることにつながります。シミそばかすが気になる方ならば、トランサミン、グルタチオンなどについても同様です」(竹村院長)今回は、お肌の老化を防ぐために日々の暮らしでてきること、そしてなかなか聞けない美容医療によるお手入れ情報まで、様々な知識を教えていただきました。竹村院長、田中先生、今回もありがとうございました!【プロフィール】竹村 昌敏(整形外科医)2008年高知医科大学医学部卒業。初期研修後都内の大学病院麻酔科入局。その後、整形外科へ転科。2015年から医療×ITのスタートアップに参画し医療監修を務める。医療×IT分野の執筆多数。医療×ITを美容医療に導入するべくHADA LOUNGEクリニックを開業。田中 亮多(皮膚科医)2007年筑波大学医学専門学群卒業。皮膚科専門医。医学博士。 皮膚科医として、診療・研究に携わる傍ら医療×ITのスタートアップにも参画。 皮膚癌の予防に関心があり、予防に役立つ美容法の確立を目指している。金城華乃子外資系化粧品メーカーでマーケティング系のキャリアを積んだあと、フリーランスに転身。化粧品メーカーのPRやマーケティングを担当する傍ら、女性誌オンライン媒体でのライター業にも従事。現在妊娠中のプレママで「HADA LOUNGEクリニック」のco-founderでもある。取材協力:HADA LOUNGE クリニック 科学的根拠に基づいた美容をひとりでも多くの肌に悩む人たちに届けたい、そんな想いから生まれた「HADA LOUNGE(ハダラウンジ)」は、高品質な美容医療メニューを定額で受けることができる“定額制スキンケアクリニック”です。毎月の定額料金内で「マンスリーメニュー」、「ウィークリーメニュー」、「デイリーメニュー」の3つの時間軸を設け、お客様に合わせた美のサイクルをご提案しています。【定額で受けることができるメニュー】・マンスリーメニューハイフ / マッサージピール(コラーゲンピール) /ハイドラジェントル(毛穴洗浄×ピーリング)のなかから1つ選択(月1回)・ウィークリーメニュー美容注射や、ご自身で行っていただく プラズマシャワー×超音波導入 からお好きなものを選択(月3回)・デイリーメニュー日々のケアで美の積み上げを。美肌づくりをサポートする内服薬を、定額料金内で毎月お渡しします。また、専用アプリを利用すれば予約も簡単、医師によるオンライン診療も受けることが可能です。HP: 体験予約:
2021年05月15日毎日忙しい40代、50代にとって体の痛みは切実なもの。年を重ねるごとに“体の節々が痛い”と感じる人は多いようです。ただの加齢によるものなのか、女性ホルモンが減る更年期の影響によるものなのか、それとも病気なのか、原因をハッキリ知りたいという人は多いのではないでしょうか。そこで、産婦人科医の駒形依子先生に40代、50代女性の関節痛と更年期の関係について聞きました。関節痛の原因特定は難しい関節痛に悩まされるときは、まずは整形外科を受診する人が多いでしょう。しかし、そこでは原因が特定できずイマイチ納得できない人が多いのでは、と先生は言います。「関節リウマチや変形性関節症などの検査をして、問題ない場合は湿布や痛み止めを処方されて、痛みが治まるまで電気をかけるということになるでしょう。まれではありますが、関節リウマチ以外の膠原病(こうげんびょう/皮膚や骨、血管、関節などに炎症が見られる病気の総称)の可能性もあります。ただ膠原病を見るのは内科になりますので、なかなかここまで行き着かないというのが現状です。関節痛は、原因を探るのが難しい症状です。体重や体のゆがみが影響していることもあります。急に体重が増えたことで関節に負担がかかり痛みが起こることもあります」(駒形先生)原因が特定できないと「更年期では」と思ってしまいますが、どうなのでしょうか。更年期は関節痛が悪化しやすくなる更年期における多くの体調不良は、女性ホルモンが「原因」というより「症状を悪化させる」ことのほうが多いと先生は言います。「女性ホルモンが減ることで、もともとあった不調が増悪することはよくあります。これは女性ホルモンの減少で新陳代謝が悪くなり、組織の潤いが不足して筋肉もかたくなりがちだからです。また、更年期は痩せにくく太りやすい時期でもあるので、体重増加が原因になることもあります。関節痛は体重の変化、体のゆがみ、加齢などさまざまな原因から起こりますが、更年期に症状が悪化しやすくなります。ですから、以前よりもつらく感じる日が多くなるかもしれません」(駒形先生)ちなみに関節痛の緩和として、ホルモン補充療法を受けることも可能なのでしょうか?「希望があればホルモン検査をしてホルモン補充療法に対応はできますが、おすすめはしません。ホルモン補充で症状が緩和したならホルモンが影響していたのかもしれませんが、薬への依存度が高くなります。それよりも、運動を習慣にするなど生活習慣を改善してほしいと思います」(駒形先生)ウォーキングやストレッチなど軽い運動からスタートやっぱり大切なのは運動ということですが、日ごろから運動習慣がない人は注意が必要だと先生は言います。「更年期から急に筋トレを激しく始めると、筋肉を傷める原因となります。それまで運動習慣がなかった人は、まずはウォーキングやストレッチなど軽い運動から始めてほしいですね。また、体のゆがみも関節痛にはよくないので、持ち歩くバッグはリュックサックがおすすめです。左右のバランスが取りやすく、リュックサックを背負うことで肩甲骨が開いて呼吸しやすくなる効果もあります。ただし、荷物を入れ過ぎると腰を痛める原因になるので量は少なめに」(駒形先生)バッグをリュックサックに変えるのは、すぐにできそうです! 関節痛に悩んでいる人は試してみてはいかがでしょうか。まとめ更年期は関節痛が悪化しやすくなるというお話でした。ただ、更年期が過ぎても加齢による影響がさらに強くなるので、更年期が終わったからラクになったということはあまりないそうです……。関節痛とは長い付き合いになりそうですが、まずはなるべく体を動かすよう意識することが第一歩なのかなと感じました。取材・文/mido(48歳)ライター歴25年。35歳で第1子、38歳で第2子出産。最近、たるみが加速して二重あごが悪化。身長153㎝なのにLサイズの服が少しきつくなってきて……人生最後のダイエットを計画中。
2021年05月10日シミを引き起こす原因をチェックしてみよう出典:byBirthまず最初に、適切なアプローチをしていくために、シミが引き起こされる原因を理解しておきましょう。色素沈着によるシミシミの原因の一つ目は、色素沈着によるものです。おもに、ニキビができたところに色素沈着が起こり、シミとなります。最近は長時間のマスク着用により、マスク内がムレて皮脂が増えやすい環境に。すると、ニキビができやすくなります。ニキビが炎症を起こすと、その部分が色素沈着を引き起こします。その為、マスクで覆われているお顔の下半分は、色素沈着によるシミができやすいと言えるでしょう。摩擦によるシミシミの原因の二つ目は、摩擦によるものです。長期間のマスク生活は、マスク内の肌状態を乱れさせるだけではなく、頻繁な着脱によってお肌に摩擦ダメージも与えてしまいます。着脱以外にも、マスクを付けたままの状態で会話すると、口と表情筋の動きでマスクが動くので、その度にお肌は擦れてしまいます。摩擦のダメージを受けると、お肌はメラニンが過剰生成されやすく、シミを引き起こす原因に。そのため、マスクが触れやすい頬骨の高い部分に摩擦によるシミができやすいでしょう。紫外線・年齢によるシミシミの原因の三つ目は、紫外線や年齢によるものです。長年受けてきた紫外線ダメージや、加齢によるシミは、上述のシミよりも蓄積されているぶん、解消しにくいケースが多いです。日焼け止めやケアを怠ってきた影響や、年齢によって抗えない部分も含め、頬を中心にお顔全体に紫外線・年齢によるシミはできやすいでしょう。シミの悩みを解消!スキンケアを見直してみよう出典:byBirthここでは、先程ご紹介したシミの原因をベースに置きながら、スキンケアの見直しについて説明していきます。スキンケア製品の見直しで、口元・顎まわりのシミを打破口元や顎まわりの色素沈着によるシミを解消するためには、スキンケア製品の見直しを行いましょう。なぜなら、先程ご紹介したように、マスクの影響を受けてお顔の下半分の肌はターンオーバーが乱れがちだからです。一概に美白ケアや季節に応じたさっぱりとしたスキンケア製品を選べばよいというものでもないので、自分自身の肌状態に合ったスキンケア製品を選ぶように注意しましょう。皮脂過多を抑えるために水分が補給できるような高保湿タイプや、ニキビによる炎症を抑えるための鎮静効果が期待できるタイプがおすすめです。他にも、美白効果や皮脂分泌を抑える効果が期待できるスキンケア製品として、ビタミンCが配合されたタイプもおすすめです。シミ悩みにアプローチするだけでなく、ニキビ悩みにも良い影響を与えてくれるので、ニキビと色素沈着が気になる場合にぴったりのスキンケア製品といえるでしょう。スキンケアのやり方を見直して頬骨・顔下半分のシミを打破頬骨やお顔の下半分など、摩擦によるシミを解消するためには、スキンケアのやり方を見直しましょう。ここでも、擦らずにスキンケアを行うことが何より重要になってきます。洗顔時や濡れた顔をタオルで拭く際に、ゴシゴシと強く擦っていませんか?摩擦は炎症部分にダメージを与える上に、トラブルのない部分にも負担を与えてしまいます。そのため、摩擦によるダメージを与えないように、洗顔時やタオルを使う際は、擦らずに手のひらを置くようにしてケアしていくとよいでしょう。日焼け対策を見直して紫外線によるシミを打破頬やお顔全体など、紫外線によるシミを解消するためには、日焼け対策を見直しましょう。紫外線を浴びたお肌は、シミの原因となるメラニンを生成させるため、日焼け対策がとても重要となります。屋外に出るときだけでなく、自宅や室内で1日を過ごす際も日焼け止めを塗って過ごすようにしましょう。なぜなら、紫外線は窓を通過して室内に降り注ぐからです。また、最近はマスクを付けているお顔の下半分の日焼け止めをサボる方も少なくありません。しかし、紫外線はマスクも通過するため、全顔にしっかりと日焼け止めを塗るようにしましょう。部位別にシミの原因・ケア方法を見直して理想の肌を手に入れよう出典:byBirth一年を通して“一番紫外線が強い”とされるシーズンを目前に控えた今、紫外線対策とセットでシミのケアも注力するとよいでしょう。一言でシミといっても、その原因やケア方法はさまざまです。今回ご紹介した部位別のシミの原因と対策をチェックして、適切なアプローチで理想のお肌を手に入れてみませんか?
2021年04月21日「誰もが無意識のうちに行っている『飲みこむ』という動作。若いときはできて当たり前ですが、加齢とともに『飲みこむ力』が弱くなると、生命に関わる重大な疾患を引き起こすことがあります。食事ができないほどに衰えると、完全回復はほとんど望めません。気づいたときは手遅れということもあります」こう話すのは「嚥下トレーニング協会」代表で、耳鼻咽喉科専門医の浦長瀬昌宏先生だ。著書『のどを鍛えて誤嚥性肺炎を防ぐ!嚥下トレーニング』(メイツ出版)では、最新の知見に基づき、飲みこみ力の鍛え方を解説している。飲みこみ力とは、食べ物や飲み物をのどから食道に送り込む能力のこと。医学用語で「嚥下機能」と呼ばれるこの能力は、食べる動作の中でもっとも重要だという。「口の中にものを入れること、咀嚼して食べ物を飲みこみやすいように整えることは、誰かに手伝ってもらえますが、飲みこむことは本人にしかできないからです。飲みこめなければ、食べることはできません」さらに問題になるのが、異物が気管に流れ込んで起こる誤嚥性肺炎だ。誤嚥性肺炎は現在、日本で急速に増えている病気で、年間約4万人の死因となっている。高齢化で飲みこみ力が弱くなった人が増えたことが一因だ。健康だと思っている人でも、老化によって、確実に飲みこみ力は弱くなっている。浦長瀬先生が、健常者(平均年齢68.2歳)に内視鏡検査を行うと、47%が飲みこむ反応が遅く、65%が飲みこみきれていない唾液がのどにたまっていたという。問題なく食べることができても、嚥下機能が低下している人は多いのだ。「健康な人も、今からトレーニングを始め、飲みこみ力を落とさないようにしましょう」そこで、浦長瀬先生が飲みこみ力を鍛えるトレーニングを紹介。舌には食べ物を飲みこみやすくまとめたり、口の中からのどの奥に送りこんだりする役割がある。その際に重要となるのが、舌の形を変え、力を入れる動き。ここでは舌の感覚や動きを高めるトレーニングを行っていく。まずはのどや舌の感覚を鋭くしよう。氷水などで冷やしたスプーンを軟口蓋や舌に軽く当て、冷たいもので粘膜を刺激し、咽頭反射が起こるか確認しよう。「ここで確認する咽頭反射とは、のどの奥に指を入れたとき『オエッ』となる反応のこと。この反応が弱くなるのは、のどの感覚の衰えが原因です。のどの感覚を鋭くするために、スプーンがのどに触れるのを意識して感じましょう」■舌の動きを磨くトレーニング(1)スプーンの背で、舌の上面と側面を押す舌の上面と側面にスプーンを押しつけて、舌でスプーンを押し返します。スプーンの背に反発するように舌を動かすことで、うまく舌に負荷がかかります。(2)スプーンの腹の形に舌を合わせるスプーンの腹をいろいろな方向から舌に当てて、その形に舌を合わせてください。舌の形をスプーンの形状に合わせることで柔軟に動かせるようになります。年をとっても食事を楽しむためにも、今日から始めよう!「女性自身」2021年4月6日号 掲載
2021年03月31日「誰もが無意識のうちに行っている『飲みこむ』という動作。若いときはできて当たり前ですが、加齢とともに『飲みこむ力』が弱くなると、生命に関わる重大な疾患を引き起こすことがあります。食事ができないほどに衰えると、完全回復はほとんど望めません。気づいたときは手遅れということもあります」こう話すのは「嚥下トレーニング協会」代表で、耳鼻咽喉科専門医の浦長瀬昌宏先生だ。著書『のどを鍛えて誤嚥性肺炎を防ぐ!嚥下トレーニング』(メイツ出版)では、最新の知見に基づき、飲みこみ力の鍛え方を解説している。飲みこみ力とは、食べ物や飲み物をのどから食道に送り込む能力のこと。医学用語で「嚥下機能」と呼ばれるこの能力は、食べる動作の中でもっとも重要だという。「口の中にものを入れること、咀嚼して食べ物を飲みこみやすいように整えることは、誰かに手伝ってもらえますが、飲みこむことは本人にしかできないからです。飲みこめなければ、食べることはできません」さらに問題になるのが、異物が気管に流れ込んで起こる誤嚥性肺炎だ。誤嚥性肺炎は現在、日本で急速に増えている病気で、年間約4万人の死因となっている。高齢化で飲みこみ力が弱くなった人が増えたことが一因だ。健康だと思っている人でも、老化によって、確実に飲みこみ力は弱くなっている。浦長瀬先生が、健常者(平均年齢68.2歳)に内視鏡検査を行うと、47%が飲みこむ反応が遅く、65%が飲みこみきれていない唾液がのどにたまっていたという。問題なく食べることができても、嚥下機能が低下している人は多いのだ。「健康な人も、今からトレーニングを始め、飲みこみ力を落とさないようにしましょう」そこで、浦長瀬先生が飲みこみ力を鍛えるトレーニングを紹介。「人は、のどぼとけがある咽頭をタイミングよく上に動かすことで飲みこんでいます。ですから飲みこみ力を鍛えるには、のどぼとけを力強く上に動かせるようになることが大切です。そのために鍛えるのが、のどぼとけを上に引っ張り上げる、ごっくん筋。親指の腹を上に向け、あごの下を触りながら飲みこんでみましょう。飲みこむたびに硬くなるのが、ごっくん筋です。この筋肉に、意識的に負荷をかけることが訓練の基礎になります」■飲み物を使って“ごっくん筋”強化(1)ストローで飲み物を吸う吸う力を高めます。ストローがなければ、コップで飲み物を飲んでも構いません。(2)口の中で飲み物をためておく舌を口の中でお皿のように丸め、口の中で10秒間ほど液体を保持します。このトレーニングで舌の形を維持する力を鍛えます。(3)液体をしっかり飲みこむあごを引き、歯をかみしめて、のどぼとけをしっかり上げて飲みこみます。(4)のどぼとけを上げた状態をキープこのトレーニングで、のどぼとけを上げる力を鍛えます。5秒間キープ!できなくても、意識してみましょう。(5)勢いよく息を吐く最後に息を吐く力を鍛えます。しっかり吐くと、気管に飲み物が流れこむのを防げます。「飲みこみ力が弱っている人は、のどぼとけを上げてキープすることが難しいかもしれません。その場合は、意識的にごっくん筋に力を入れるだけでもかまいません。また、多めの水を一口で飲みこむと、ごっくん筋が大きく動き、力の入れ方をつかみやすくなります。飲みこみ力が弱くなっていなくても、今のうちに飲みこみ方のコツを覚えておくことが大切です。数回でも、しっかりと力を入れて行えば、ごっくん筋が疲れて筋トレ効果を感じるでしょう」ちなみに、このトレーニングを続けると、あごのたるみが解消され、フェースラインが引き締まる美容効果もあるそう。「女性自身」2021年4月6日号 掲載
2021年03月31日「誰もが無意識のうちに行っている『飲みこむ』という動作。若いときはできて当たり前ですが、加齢とともに『飲みこむ力』が弱くなると、生命に関わる重大な疾患を引き起こすことがあります。食事ができないほどに衰えると、完全回復はほとんど望めません。気づいたときは手遅れということもあります」こう話すのは「嚥下トレーニング協会」代表で、耳鼻咽喉科専門医の浦長瀬昌宏先生だ。著書『のどを鍛えて誤嚥性肺炎を防ぐ!嚥下トレーニング』(メイツ出版)では、最新の知見に基づき、飲みこみ力の鍛え方を解説している。飲みこみ力とは、食べ物や飲み物をのどから食道に送り込む能力のこと。医学用語で「嚥下機能」と呼ばれるこの能力は、食べる動作の中でもっとも重要だという。「口の中にものを入れること、咀嚼して食べ物を飲みこみやすいように整えることは、誰かに手伝ってもらえますが、飲みこむことは本人にしかできないからです。飲みこめなければ、食べることはできません」さらに問題になるのが、異物が気管に流れ込んで起こる誤嚥性肺炎だ。誤嚥性肺炎は現在、日本で急速に増えている病気で、年間約4万人の死因となっている。高齢化で飲みこみ力が弱くなった人が増えたことが一因だ。健康だと思っている人でも、老化によって、確実に飲みこみ力は弱くなっている。浦長瀬先生が、健常者(平均年齢68.2歳)に内視鏡検査を行うと、47%が飲みこむ反応が遅く、65%が飲みこみきれていない唾液がのどにたまっていたという。問題なく食べることができても、嚥下機能が低下している人は多いのだ。「飲みこみ力」の低下がわかる10の症状を浦長瀬先生が解説してくれた。【1】痰がのどによくたまる「本人は痰がのどに絡んでいると感じているかもしれませんが、内視鏡で見てみると唾液がたまっていることが多いのです」(浦長瀬先生・以下同)飲みこみ力の低下により、飲みこみきれない唾液がのどにたまり、痰と勘違いしているケースがある。【2】唾液が多いと感じる唾液の分泌が多くなっているのではなく、実際は飲みこみきれない唾液が口内やのどにたまっているケースがある。理由は【1】と同じで、飲みこみ力の低下による。【3】声の感じが変わってきた声がこもっていると感じるようになったら、唾液がのどにたまっている可能性あり。「人は声を出すとき、咽頭にある声帯を震わせますが、唾液がのどにたまると声帯のまわりにも唾液が付着するのでうまく振動しなくなります。加えて、きれいに反響しないので、声が変わったように感じます」【4】食事中や食後にむせるようになった「飲みこみ力が低下すると咽頭の動きが弱くなるので、食べ物と空気の交通整理が正常にできず、食事中、気管に食べ物や飲み物が流れ込み、むせてしまいます」また、咽頭の動きが衰えて食道の入口が開きにくくなると、食後も食べ物がのどに残ってしまうことがある。食後にもむせが起こるのは、残った食べ物が誤って気管に入ってしまうためだ。【5】咳払いが増えた咳払いには、声帯に付着した異物を外に出すための役割がある。近ごろよく咳払いをすると感じる人は、声帯の異物感からひんぱんに咳払いをしているのかも。【6】寝ているときに、咳をするようになった健康な人の場合、寝ていてものどに流れこむ唾液をしっかり飲みこんでいるので問題は起きない。ところが、飲みこみ力が落ちてくると、のどに唾液がたまりやすくなり、唾液が気管に流れこみ咳込むことになる。「誤嚥性肺炎は食べ物が原因だと考えられがちですが、実際は、寝ている間に細菌を多く含んだ唾液を誤嚥して発症するケースが多いのです。就寝中に咳で目が覚めるという人は注意を」【7】飲みこむときに引っかかる感じがするスムーズに飲みこめなかったり、食べ物がのどでつまるように感じたりするのは、飲みこみ力が弱くなっている証拠だ。【8】のどがつまった感じがする人は1日約700回、飲みこむという動作を行っている。飲みこみ力が衰えてくると、飲みこむタイミングがずれたり、のどに唾液などがたまったりするので、のどがつまった感じになる。【9】液体のほうが固形物より飲みこみにくい「液体は固形物より早くのどに流れこむので、早く反応しないと、気管に流れこんでしまいます。液体を飲んでむせやすい場合は、咽頭が上に動くタイミングが遅れていると考えられます」【10】食べ物や飲み物が鼻に流れる食べているときは、口の奥にある「軟口蓋」という膜がふたの役割をして、食べ物や飲み物が鼻に流れこまないようコントロールしている。ところが飲みこみ力が弱くなると、ふたをうまく閉じることができず、鼻へ流れこんでしまう。「これらの症状は、ほかの病気でも起こりうるので、ひどいと感じる場合は、まず医療機関の受診を。その際にのどに唾液がたまっているか見てもらうと飲みこみ力の確認もできます」「女性自身」2021年4月6日号 掲載
2021年03月31日「誰もが無意識のうちに行っている『飲みこむ』という動作。若いときはできて当たり前ですが、加齢とともに『飲みこむ力』が弱くなると、生命に関わる重大な疾患を引き起こすことがあります。食事ができないほどに衰えると、完全回復はほとんど望めません。気づいたときは手遅れということもあります」こう話すのは「嚥下トレーニング協会」代表で、耳鼻咽喉科専門医の浦長瀬昌宏先生だ。著書『のどを鍛えて誤嚥性肺炎を防ぐ!嚥下トレーニング』(メイツ出版)では、最新の知見に基づき、飲みこみ力の鍛え方を解説している。飲みこみ力とは、食べ物や飲み物をのどから食道に送り込む能力のこと。医学用語で「嚥下機能」と呼ばれるこの能力は、食べる動作の中でもっとも重要だという。「口の中にものを入れること、咀嚼して食べ物を飲みこみやすいように整えることは、誰かに手伝ってもらえますが、飲みこむことは本人にしかできないからです。飲みこめなければ、食べることはできません」さらに問題になるのが、異物が気管に流れ込んで起こる誤嚥性肺炎だ。誤嚥性肺炎は現在、日本で急速に増えている病気で、年間約4万人の死因となっている。高齢化で飲みこみ力が弱くなった人が増えたことが一因だ。健康だと思っている人でも、老化によって、確実に飲みこみ力は弱くなっている。浦長瀬先生が、健常者(平均年齢68.2歳)に内視鏡検査を行うと、47%が飲みこむ反応が遅く、65%が飲みこみきれていない唾液がのどにたまっていたという。問題なく食べることができても、嚥下機能が低下している人は多いのだ。「健康な人も、今からトレーニングを始め、飲みこみ力を落とさないようにしましょう」そこで、浦長瀬先生が飲みこみ力を鍛える基礎となるトレーニングを紹介。「人は、のどぼとけがある咽頭をタイミングよく上に動かすことで飲みこんでいます。ですから飲みこみ力を鍛えるには、のどぼとけを力強く上に動かせるようになることが大切です。そのために鍛えるのが、のどぼとけを上に引っ張り上げる、ごっくん筋。親指の腹を上に向け、あごの下を触りながら飲みこんでみましょう。飲みこむたびに硬くなるのが、ごっくん筋です。この筋肉に、意識的に負荷をかけることが訓練の基礎になります」しかし、飲みこむ動作は無意識に行われるので、多くの人がごっくん筋を意識したことがない。それゆえ、まず力の入れ方を覚えたうえで、ごっくん筋を使ってしっかりと飲みこめるように練習する。■飲みこみ方を覚えるトレーニング(1)ごっくん筋に力を入れ、のどぼとけを上に動かすあごの下のごっくん筋に力を入れ、のどぼとけをしっかり上に動かす感覚をつかみましょう。(2)あごを軽く引く飲みこむ瞬間にあごを引くことで筋が収縮しやすくなり飲みこみやすくなります。(3)ごっくん筋が硬くなるのを感じる飲みこむときに、ごっくん筋に力を入れる感覚をつかみましょう。(4)舌を口の上壁に押しつける舌は咽頭とつながっているので、舌を上に動かせば、のどぼとけが上がりやすくなります。(5)歯を軽くかむ歯を軽くかむと下あごが固定されて、のどぼとけが上がりやすくなります。「まず首の前やあごの下を触り、力の入れどころを考えながら、繰り返し水を飲んでみましょう。コツをつかんできたら、できるだけ力を入れて負荷を大きくします。この練習は食前に行うと筋肉が疲れて食事でむせかねないため、食後に行うのがベター。のどに残った食べ物のかすを飲みこむ効果も期待できます」「女性自身」2021年4月6日号 掲載
2021年03月31日「誰もが無意識のうちに行っている『飲みこむ』という動作。若いときはできて当たり前ですが、加齢とともに『飲みこむ力』が弱くなると、生命に関わる重大な疾患を引き起こすことがあります。食事ができないほどに衰えると、完全回復はほとんど望めません。気づいたときは手遅れということもあります」こう話すのは「嚥下トレーニング協会」代表で、耳鼻咽喉科専門医の浦長瀬昌宏先生だ。著書『のどを鍛えて誤嚥性肺炎を防ぐ!嚥下トレーニング』(メイツ出版)では、最新の知見に基づき、飲みこみ力の鍛え方を解説している。飲みこみ力とは、食べ物や飲み物をのどから食道に送り込む能力のこと。医学用語で「嚥下機能」と呼ばれるこの能力は、食べる動作の中でもっとも重要だという。「口の中にものを入れること、咀嚼して食べ物を飲みこみやすいように整えることは、誰かに手伝ってもらえますが、飲みこむことは本人にしかできないからです。飲みこめなければ、食べることはできません」さらに問題になるのが、異物が気管に流れ込んで起こる誤嚥性肺炎だ。誤嚥性肺炎は現在、日本で急速に増えている病気で、年間約4万人の死因となっている。高齢化で飲みこみ力が弱くなった人が増えたことが一因だ。飲みこめなくなると、鼻から入れたチューブや胃ろうから栄養補給するほかなく、食の楽しみが奪われる。厄介なのは、老化によって嚥下機能が低下し誤嚥性肺炎にかかると、体の状態が一気に悪化し回復は困難になること。誤嚥性肺炎で入院すると、絶食が強いられ、栄養不足から運動機能や認知機能がどんどん低下していく。そのため、退院しても、介助なしの生活を送ることが難しくなる。また、歯磨きがしっかりとできず、口の中が不衛生になり、免疫力の低下も重なって、さらに誤嚥性肺炎にかかりやすくなる。その結果、肺炎を繰り返してしまい、健常な状態に戻らないまま、死を迎えることも多いのだ。「飲みこみ力の低下によって、高齢者の窒息事故も増えています。窒息とは、大きな異物が気管に入り、呼吸ができなくなること。毎年、正月に餅が原因の窒息死が報道されますが、1年を通して窒息事故は起きています。’17年は9,000人以上が窒息を原因として死亡しており、その数は交通事故による死亡者数の2倍近くにのぼります」「女性自身」2021年4月6日号 掲載
2021年03月31日「誰もが無意識のうちに行っている『飲みこむ』という動作。若いときはできて当たり前ですが、加齢とともに『飲みこむ力』が弱くなると、生命に関わる重大な疾患を引き起こすことがあります。食事ができないほどに衰えると、完全回復はほとんど望めません。気づいたときは手遅れということもあります」こう話すのは「嚥下トレーニング協会」代表で、耳鼻咽喉科専門医の浦長瀬昌宏先生だ。著書『のどを鍛えて誤嚥性肺炎を防ぐ!嚥下トレーニング』(メイツ出版)では、最新の知見に基づき、飲みこみ力の鍛え方を解説している。飲みこみ力とは、食べ物や飲み物をのどから食道に送り込む能力のこと。医学用語で「嚥下機能」と呼ばれるこの能力は、食べる動作の中でもっとも重要だという。「口の中にものを入れること、咀嚼して食べ物を飲みこみやすいように整えることは、誰かに手伝ってもらえますが、飲みこむことは本人にしかできないからです。飲みこめなければ、食べることはできません」さらに問題になるのが、異物が気管に流れ込んで起こる誤嚥性肺炎だ。誤嚥性肺炎は現在、日本で急速に増えている病気で、年間約4万人の死因となっている。高齢化で飲みこみ力が弱くなった人が増えたことが一因だ。健康だと思っている人でも、老化によって、確実に飲みこみ力は弱くなっている。浦長瀬先生が、健常者(平均年齢68.2歳)に内視鏡検査を行うと、47%が飲みこむ反応が遅く、65%が飲みこみきれていない唾液がのどにたまっていたという。問題なく食べることができても、嚥下機能が低下している人は多いのだ。「飲みこみ力を鍛えるためには、まず、どの部分の、どの筋肉を使って飲みこんでいるかを理解することが大切です。それを理解しないと、何を鍛えたらいいかわからないからです。意識するポイントは3つ。のどぼとけがある喉頭、ごっくん筋、そして舌です」まずは、水や食べ物を飲みこみ、その3つがどうなるかを確認してみよう。「最初に、首を触りながら飲みこむと、上に動く部分があります。この場所がのどぼとけのある咽頭です。次にあごの下を触りながら飲みこんでみてください。飲みこんだとき硬くなる場所が、咽頭を上に引っ張り上げる“ごっくん筋”です。最後に舌を意識しながら飲みこむと、舌を口内の上壁に押しつけているのがわかるはずです」この一連の動作でもっとも大切なのは、のどぼとけがある咽頭の動き。人はのどぼとけを上に動かすことによって飲みこんでいるといっても過言ではないからだ。「飲みこむとき、のどぼとけが上に動きます。この動作によって食べ物が気管に入るのを防ぎ、同時に食べ物をのどから食道へ送りこんでいるのです。もし、のどぼとけが上に動かなければ、食道の入口は開かないので、食べ物がのどに残ったままになります。つまり、飲みこみ力を維持するためには、のどぼとけをしっかりと上に動かす力が大切なのです」のどぼとけを上に動かす筋肉が“ごっくん筋”。ここを鍛えれば、のどぼとけを力強く上へ動かせるようになる。同時に、食べ物をのどに送り込む動きをサポートする舌のコントロール力も重要だ。自分の飲みこみ力がどの程度あるかチェックするためのリストは次のとおり。当てはまる症状がいくつあるか、チェックしてみよう。■「飲みこみ力」の低下がわかる10の症状□ 痰がのどによくたまる□ 唾液が多いと感じる□ 声の感じが変わってきた□ 食事中や食後にむせるようになった□ 咳払いが増えた□ 寝ているときに、咳をするようになった□ 飲みこむときに引っかかる感じがする□ のどがつまった感じがする□ 液体のほうが固形物より飲みこみにくい□ 食べ物や飲み物が鼻に流れるチェック数が、0〜1:今のところ、「飲みこみ力」はしっかりしています。2〜4:少し「飲みこみ力」が弱くなっています。5〜7:かなり「飲みこみ力」が弱くなっています。8〜10:嚥下障害にもうすでになっているかも。「年をとればとるほど、ごっくん筋や舌の力が弱くなるので、どう動いているのか理解しにくいのです。健康なうちに飲みこむ動作を理解して、トレーニングを“予習”しておくことが、飲みこみ力低下の予防となります」「女性自身」2021年4月6日号 掲載
2021年03月31日忙しい毎日に疲れて、ついつい階段も使わなくなっていた44歳の私。ある日、撮られた1枚の後ろ姿の全身写真を見てびっくり。おしりがバッチリ垂れている! くっきりパンツラインからはみ出たヒップラインにがく然。そんな私が一念発起して通ったのがパーソナルトレーニングでした。30分の加圧筋トレに3カ月通った結果は?人生最大にはみ出したおしりに仰天!先日、ママ友が子どもたちと遊んだときの写真を何げなく渡されました。でも、そこに写っていたのは驚がくの私の後ろ姿。一瞬目を疑うほど、バッチリおしりが垂れていたんです。まだ出産したばかりのころは引き締まっていた私のおしり。けれど思い返してみれば、最近は疲れを言い訳にどこにいくのも車で移動、そして駅の階段すら使わない日々でした。それがこの結果かと、見せつけられたような気がしました。細身の綿パンをはいた私のおしりは、パンツラインからどーんとお肉がはみ出していました。そのときは恥ずかしさのあまり、さっさとしまって家に持ち帰りました。そして、これはやばい! 今のうちになんとかしなければと一念発起。ネットで何か解決策はないかと探してみました。パーソナル加圧トレーニングへ自力じゃ絶対に美的ヒップラインを取り戻せないと覚悟した私は、しっかり管理してもらえるパーソナルトレーニングを選びました。ただでさえ時間のない日々のなかで短時間で効果を出したいと考え、毎回30分だけ集中的にトレーニングできる家の近所にある小規模のパーソナル加圧トレーニングを選びました。1回30分7,500円という決して安くはない投資でしたが、時間をお金で買うという意味ではよかったのかなと思います。早速1日目。腕と足首に加圧器具を装着しトレーニング開始。ひたすら筋トレメニューをコーチの指示の下、続けていきます。私の要望に基づいて、考えてくれたコーチのメニューは下半身をメインにした筋トレメニュー。スクワットから始まり、トレーニングマシーンを使った筋トレなど30分みっちりトレーニング。終わったあとは、まるで生まれたての小鹿かと思うほどプルプル足が震え、すさまじい筋肉痛になりました。3カ月ほど通って、おしりが!信じられない過酷なトレーニングに嫌になりながらも、最初に3カ月コースを申し込んでしまった私は、週に1度のペースでパーソナル加圧トレーニングに通ってみました。はじめの1カ月は、毎回ひどい筋肉痛に襲われましたが、2カ月目には少し慣れてきて、3カ月目には体つきが自分でも変わったことを実感できました。恐らく筋肉がついて体重は以前より増えたのですが、全体的に引き締まりました。そして、肝心のおしりもサイズが変わったというよりは引き締まり、若かったころのおしりの位置に戻ってきたのです。まとめつい自分を甘やかしがちで、食べる量は同じでもやはり加齢と共にお肉は垂れてきました。特におしりは垂れていましたが、意識して鍛えることで若かったころの位置に戻すことができるとわかりました。今では予算的なこともあり、パーソナル加圧トレーニングから普通のジムに移行しましたが、これからも意識してトレーニングを取り入れることで、垂れないおしりでありたいと思います。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)イラスト/サトウユカ
2021年03月10日「高齢者はたとえばインフルエンザワクチンを接種しても、予防効果が一般的な成人と比べて低いといわれています。理由は、加齢とともに免疫細胞が弱まっているから。そのため、抗体を作る力が落ちてしまっているのです。新型コロナのワクチンでも同じです。免疫細胞が弱ったままだと、ウイルスに対抗する強い抗体を作ることができません。しっかりとワクチンの効果を出すためにも、今から免疫力を高めておくことが重要といえるでしょう」こう語るのは国産ワクチン開発の第一人者でもある、大阪大学大学院の森下竜一寄付講座教授だ。2月17日から国内でも新型コロナウイルスのワクチン接種が始まった。まずは医療従事者から接種が始まり、4月からは65歳以上の高齢者が対象となる。そんななか、森下教授は「ワクチンの効果を高めるためにも、高齢な方々は特に今のうちから免疫力を高めておくべき」だと訴えたいという。そもそも、免疫力とは何なのか。教授はこう解説する。「簡単に言うと、体内にある免疫細胞たちの力です。免疫には自然免疫と獲得免疫があります。自然免疫には、NK細胞などと呼ばれるものがあります。ウイルスが侵入するとすぐ食べにきてくれる、警察のような存在です。いっぽうで獲得免疫には、ヘルパーT細胞などがあります。こちらは一度体内に入ってきたウイルスを覚え、抗体を作って攻撃してくれます。しかし先ほど申し上げたとおり、体を守ってくれる免疫細胞たちは年齢とともに弱まっていきます。そうして、体の免疫力も落ちてしまうんです」■免疫力は40歳でピーク時の半分ほどに実は、免疫力のピークは18歳前後。働き盛りの40歳でも、免疫力はピーク時の半分ほどになっているというのだ。厚労省が発表した昨年7月時点での新型コロナウイルスによる年齢別死亡率を見ても、60代から急激に高くなっている。ワクチンの効果を高めるためにも、重要な免疫力。それを高めるカギは、「ミトコンドリアを活性化させること」だという。森下教授が続ける。「ミトコンドリアとはいわば、細胞の中にあるエンジン。細胞を動かす原動力です。ヒトは、およそ37兆個の細胞でできています。その細胞に必要なエネルギーの90%以上を、ミトコンドリアが作り出しています。さらに、免疫反応全体のバランスをとる司令塔でもあります。ですからミトコンドリアを活性化させると、細胞が元気になります。そして免疫力アップにつながるというわけです」では、ミトコンドリアを活性化させるにはどうすればいいのだろうか。教授は7つのポイントを語ってくれた。「まず1つ目は、運動をすることです。体を動かすことで、細胞が活性化されます。ただ、やりすぎは禁物。細胞を活性化させるためには、適度な運動であることが重要です。軽いジョギングや20分程度の散歩、家でできる簡単なエクササイズなどで十分です。2つ目は、十分な睡眠をとること。7~8時間くらいが理想です。そして3つ目は、体を温めること。細胞を活性化させる体温は、36度前後といわれています。ただ筋肉量が落ちると体温も下がるので、高齢者は低くなりがち。なのでたとえば湯船につかったり白湯を飲んだりしていると、基礎体温が上がります。毎朝検温する習慣もつけましょう」■笑うことは、非常にいいことさらに、食事の重要性についてもこう指摘する。「4つ目は、食生活の見直しです。体を作るのは、なんといっても食事。できるだけ、バランスのよい食事を心がけるようにしましょう。栄養面はもちろん、食べすぎないようにも注意してください。そして5つ目は、コエンザイムQ10を取ること。ミトコンドリアが細胞のエンジンなら、コエンザイムQ10は細胞のエンジンオイル。ミトコンドリアの機能をスムーズにしてくれます。イワシや豚肉や牛肉、ブロッコリーやオリーブ油などに多く含まれています。ただ食事から摂取できる量は限られているので、サプリメントを取り入れてもよいでしょう」また意外にも、精神面の影響が大きいようだ。森下教授は次のように明かす。「6つ目は、笑うことです。細菌に感染した細胞を死滅させる、NK細胞というものがあります。それが笑うことで活性化され、免疫力アップにつながるという報告があるのです。また、セロトニンという心の安定を保つホルモンも分泌されます。だから笑うことは、非常にいいことなんです。そして最後の7つ目は、ストレスをためないことです。慢性的なストレスは体や心の疲労につながり、不眠を引き起こします。そうした悪循環に陥り、どんどん免疫力が落ちてしまうのです。最近は“コロナうつ”も増えているといいますからね。ワクチンの効果を高める意味でも、精神的に安定できる生活を心がけましょう」■接種の直前に頑張っても難しいちなみに、免疫力は季節の変わり目に低下しやすいという。「冬より夏場のほうが、要注意といわれています。夏バテで体力も落ち込みがちですからね。ワクチン接種の時期とかぶる方は、いっそう気をつけてください」そして最後に、森下教授はこう結ぶ。「高齢者は新型コロナウイルスにかかった場合のリスクも高いので、順番がきたらワクチンを打ったほうがいいと思います。ただし免疫力を高めておかないと十分な効果が出ない可能性もあると、理解しておくべきです。ワクチンを接種する直前に頑張ったところで、すぐに免疫力をアップさせるのは難しい。だから接種前の今こそ、体作りを始めましょう」いざ接種するときに慌てないためにも、早めの準備が重要といえそうだ。「女性自身」2021年3月9日号 掲載
2021年02月23日漢方薬局というと、私にはずっと子宝相談のイメージがあって入るのに抵抗がありました。しかし、40代となって風邪が治りにくくなったことから、ついに漢方薬局を訪問。漢方の効果に驚きました。漢方を含めた東洋医学の「健康と病気の間である『未病』のうちに対策をする」という考えはおもしろく、漢方、東洋医学に興味を持つきっかけとなりました。漢方の知識は健康増進とセルフメディケーションのために役立つのではないかと思ったのです。年とともに風邪の治りが悪くなってきた加齢とともに、最近よく風邪をひくようになってしまいました。毎月風邪をひくこともあり、そのたびに子どもに迷惑をかけて情けなく思います。特に40歳を過ぎてからは、秋に風邪をひくと咳が止まらず苦しむように。耳鼻科や内科を受診してもなかなか回復しないのです。私の場合、西洋薬の咳止めは眠くなることがあり、車の運転や仕事のことを考えると積極的に服用できません。漢方は、以前別件で服薬した際も眠くはならなかったので、漢方を試してみようという選択に。ネットで調べると家の近くに漢方薬局があることがわかり、行ってみました。漢方薬局ってどんなところ?漢方薬局では、細かい問診や舌診、血圧測定、血管年齢の測定などをしました。また、30分くらいかけてよく話を聞いてもらえたのが印象的で、ルイボスティーも出してくれました。問診などの結果すすめられたのは、呼吸をラクにするという平喘(へいぜん)顆粒と麻杏止咳(まきょうしがい)顆粒の2種類の漢方薬。これらを購入し、自宅で飲み始めました。お湯に溶かして飲むと、なんだかホッとします。特に、寝る前に飲むと咳がラクになりました。1週間分が約4,000円、1週間では治らなかったので追加購入しました。2~3週間後に症状は緩和へ向かい、1カ月後にはスッキリしました。その後は、風邪をひいても発熱がなければ病院は受診せず、まずは漢方で対処するように。風邪に対する漢方は、個人の抵抗力や喉の痛み、寒気、おなかの不調などの症状に合わせて処方が変わりました。漢方薬は非常に種類が多く、早期に使用してうまく合えば西洋薬よりも治癒が早いことを勉強して知りました。風邪をひきやすい体質を根本から治療私がお世話になっている薬剤師さんはSNSや本で漢方の情報を発信されているので、それをチェックすると知識が増えました。薬剤師さんによると、東洋医学では治療を「本治(ほんち)」と「標治(ひょうち)」に分けて考えるそうです。本治とは病気の原因となる本質を治す治療(根本療法)、標治とは今ある症状のみを治す治療(対症療法)のことで、私の場合は、「本」にあたるのは風邪をひきやすい体質なのだそうです。これをなんとかしたくて、今度は毎日、衛益(えいえき)顆粒を飲み始めました。衛益顆粒は1カ月分が約9,000円と安くはありませんが、飲み始めて3カ月たったころから風邪をひく頻度が減少しました。季節の変わり目や調子の善し悪しで服薬回数を増減させて良いと薬剤師さんから教えてもらったので、そのようにしています。そして、東洋医学には「健康と病気の間である『未病』のうちに対策をする」という考えがあり、漢方以外にも鍼灸、薬膳などで新陳代謝を促し、自然治癒力を高めるという考え方があるそうです。東洋医学についての勉強は難しそうなイメージがありましたが、漢方薬の服用をとおしてより身近な物となり、本を買ったりネットで調べたりしています。コロナ禍で在宅時間が増えたため、単発のオンライン講座に参加したりもしています。まとめ漢方、東洋医学を学ぶきっかけとなった漢方薬局。はじめは風邪に対する対処法からでしたが、体質改善にもつながり、東洋医学の奥深さを感じました。東洋医学と西洋医学の違いを理解しながら、良いとこ取りで健康増進とセルフメディケーションをおこなっていきたいです。今は漢方や薬に頼るところも大きいですが、運動や睡眠、食事内容も改善して、総体的に健康な体を目指していきたいと思っています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※コロナ禍においては、風邪症状がある場合はかかりつけ医に相談しましょう。参考:新型コロナウイルス感染症の予防に関する相談・受診の目安
2021年01月20日それはずばり、、使用しない方がいいからです!当社も8年前までは使用していました。その時は「使用するべきなんだ」という認識のみで取り扱っていました。僕が美容師始めたころから常にそばに合ったものですから、何も疑わずにそのまま使用していました。サロンの先輩の意見やマニュアルなどを見て「温めるという作業により、薬剤の促進効果を与えている。」と思っていました。それが無いと不安で、使用しないとカラーは染まらないのではないか?パーマはかからないのではないか?その疑問にテストする気すら思いつかないくらい、その存在に信頼していました。たとえ、お客様に「暑い!!」と言われようとたとえ、お客様に「染みる!!」と言われようともそれでも仕上がりのためには必要と信じていました。自分の頭を染める時でも、染みても熱くても加温してましたしね(笑)薬剤メニューには「当たり前」になっていたわけですね。でそんなあるとき、そもそも必要ないんじゃないか??となんとなく思ったのです。そう、なんとなくなんです。今思うと、どんなことにも起こりうる事実ですよね。普段当たり前にしていたことが、今思えば必要ないんじゃないか??と気がつかされることってとても多いと思います。で使用をしないことに勇気を出してみた結果。カラーに関しては・お客様の色持ちが良くなった。・色の発色のムラが以前よりなくなった。・髪全体に、「安定して」薬剤浸透が起こってることを実感した。・放置時間は変わらずに発色することに気がついた。結果時短になった。パーマに関して・かかりのムラがなくなった。・ダメージの進行状態が髪全体として安定した。・パーマの持ちが良くなった。・今までよりも時間が短縮された。「暑いや、染みる」などが改善されるのはもちろんですがまさか仕上がりや時間までが短縮されるとは思わなかったです。カラーに関しては・お客様の色持ちが良くなった。・色の発色のムラが以前よりなくなった。・髪全体に、「安定して」薬剤浸透が起こってることを実感した。・放置時間は変わらずに発色することに気がついた。結果時短になった。パーマに関して・かかりのムラがなくなった。・ダメージの進行状態が髪全体として安定した。・パーマの持ちが良くなった。・今までよりも時間が短縮された。いいことばかりじゃないか!!!その結果に対して、それなりに分析しました。頭には地熱があります。空間にも熱があります。その条件を、加温機側の温度に優先させて促進させていくのですが遠赤外線だとかなんだとか言ってみたところでくるくる回ってる機械から放つ熱では、頭の表面ばかりが熱くなり襟足やサイドの箇所はさほど熱がいきわたりません。。手で触れば実感。。頭って、頭の部位による温度の違いって結構あり、その部位によって明るくなりやすかったり、部位ごとの髪質によっても発色の仕方は異なってきます。例えば襟足などは明るくなりにくかったり、こめかみは明るくなりやすかったり表面の髪質は弱かったり、その個所箇所での髪質対応の仕方が異なってきます。表面の毛は傷みやすい 襟足は固くて染まりにくいその条件下で美容師として出来ることとは、その個所の塗り分けをしたり時間差や塗布量でコントロールしていきます。その過程の中で、加温機の存在が「その過程」にプラスされていたと思うのですが、よくよく考えても、先ほど申し上げた個所箇所のコンディションとは反比例していく作用となっているわけです。(それを熟知し加温機を最大限活用されてる加温機スペシャリスト美容師さんには否定発言して申し訳ないっす。)おさらいします。加温機は表面ほど熱が高まり、内側ほど熱は伝わらないということは、表面ほど明るくなり内側ほど暗くなる。表面ほどパーマが良くかかり、内側ほどかかりにくい。この作用で起きている結果としてご来店から1か月後の髪質を見るとよくわかります。色落ちした髪、「表面だけが黄ばんでいて艶を失っている。」街を歩いていてもよく見かけるのですが、表面だけが焼けている方多いですよね?髪質も、ライフスタイルも含めて元々表面は焼けて色落ちしやすいのですが、加温機を使っているとその差はさらに広がりました。パーマに関して言えば、表面だけがパーマ残ってしまってる方いますよね?あの現象も、加温機によって起こりやすいです。一番弱い表面の毛のところに促進作用を行っているわけですから、この結果は当然なわけです。艶が命の表面を一番酷使している状態です。で美容師としてはどうコントロールしていくのか?カラーのチェックの場合表面の色の出方を見ます⇒後頭部の色を見ます⇒襟足の色を見ます。加温機をしていると襟足がまだ暗い(表面は明るくなっている)ことが多いので「襟足が明るくなるまで待ちます。」襟足が明るくなるまで待ってる間、表面は無駄に傷んでいきます。だから、そこを踏まえて「表面は後から塗る」ことがあります。襟足を先に塗って明るくなりかけるまで待つそして表面を後から塗るどうでしょう?明るさはそれなりに統一しますが・・・カラーはある一定の放置時間を置くことによって完全発色を狙います。酸化染毛料とはそういう仕組みで作られています。放置時間の差でカラーの色の持ちが大きく変わってしまいます。簡単に言えば「深く入らない!!」「浅漬け!!」「淡いブルージーンズ!!」そんな感覚です。パーマも同じく襟足がかかるまで待ちますから、表面はスパークしています。表面優先したら襟足がゆるいこと多いはずです。襟足が早く取れてしまってる方・・それです!!しかも、さらに残念なことに、頭皮に薬剤がついているとしたら、頭皮への「薬剤浸透を促進」させていることになります。つむじのあたりが激アツスパークです!!!結論として頭皮の持つ自熱・そのサロンの安定した空調!だからこそbelog chez vousは空調に徹底的にこだわり、二重壁を施し、どこの席でも同じ室内温度になるように設定されています!!薬剤本来の力をシンプルに出させてあげること、それが一番時短になり髪に無駄な負担もかけずデザインも素敵に維持します。これこそが全く無理がなく、電気代もいらず、染みることも、暑くなることもなく、時短にもなり、そして加温機の取り合い(お客様同士数が足りない場合)をすることもないのです。美容師さんに一度聞いてみてください。「どうしてそれを使うのですか???」と、、その美容師さんが「薬剤の促進のためです!」とお応えになっていたら大正解!!!! だからまずいじゃん!!! 私のつむじが~~~!!!と心の中で思ってください。美容業界では賛否両論あるとは思いますがお客様も快適!!結果も良好!!それが一番ですよね^^是非ご参考に!
2021年01月13日体内の女性ホルモンの量を血液検査で調べることができることを知っていますか?「加齢とともに女性ホルモンの分泌が減少」と聞くものの、どれくらい減っているのか気になる人もいるでしょう。産婦人科医・漢方内科医の駒形依子先生に女性ホルモン値の検査について聞きました。女性ホルモン検査ってどんなことをするの?婦人科のクリニックでは、血液検査で女性ホルモン値を調べられます。問診~診察までの所要時間は30分ほど。ホルモン検査単体なら4,000~7,000円程度で受けることができます。●一般的な検査の流れ1)医師の診察2)採血3)検査から約1週間で結果。医師より説明を受ける。調べられるホルモンは?主に調べられるホルモンは以下のとおり。●フェリチン=内臓が鉄をどのくらい持っているかということ。貧血検査に用いる●プロラクチン=脳下垂体から分泌されるホルモン。生殖・排卵・妊娠・授乳に関係する●LH=脳から卵巣に命令を出すホルモン。黄体形成ホルモン。プロゲステロンを卵巣に出すように促す●FSH=同じく脳から卵巣に命令を出すホルモン。卵胞刺激ホルモン。同じくエストロゲンを卵巣に出すように促す●エストラジオール=エストロゲンの物質の1つ。不妊症や更年期の数値の指標になる●テストステロン=男性ホルモン。女性ホルモンが減ると数値が高くなる特に注目したいのはFSH(卵胞刺激ホルモン)です。数値が高いと、更年期や閉経が近いサインと言えます。卵巣機能が低下してエストロゲンの分泌が減少することで、脳からホルモンをもっと出すよう指示を出すことでFSH(卵胞刺激ホルモン)が増えるからです。また、内臓が鉄をどのくらい持っているかがわかるフェリチンを調べるのは、ホルモンが細胞にしっかり届いているかを見るため。細胞に酸素や栄養を運ぶためには酸素と鉄、ヘモグロビンの3つが結合する必要があります。フェリチンが少ないとホルモンがうまく細胞に届きにくくなり、体調を崩す原因となります。女性ホルモン値で閉経の時期はわかる?閉経の時期はわかりませんが、女性ホルモン値によっては卵巣機能の低下やホルモンバランスの崩れなどは指摘ができます。ただ、「ホルモン値が知りたい」と思っている時点で卵巣機能の低下やホルモンバランスの崩れを感じているのでしょうから、それ以上の結果は得られないかもしれません。なお、貧血症状がある方なら、受診したときの血液検査でホルモン値を調べることができます。年に1回検査して欲しいのは、甲状腺ホルモンです。「のぼせ」「ほてり」「発汗」といった更年期症状にも似た症状が甲状腺異常によるものだったとわかることもあります。会社や自治体の健康診断でオプションとして付けられることもあるので、検査すると安心です。まとめいかがでしたか? ピルやホルモン補充療法(HRT)※を開始するときや貧血で受診する場合は女性ホルモン検査を受けるそうです。検討している人は、その機会を利用しても良いですね。※さまざまな更年期症状を緩和するために、女性ホルモンのエストロゲンを薬品で補充する治療のこと。取材・文/岩崎みどり(48歳)ライター歴25年。35歳で第1子、38歳で第2子出産。最近、たるみが加速して二重あごが悪化。身長153㎝なのにLサイズの服が少しきつくなってきて……人生最後のダイエットを計画中。
2020年12月23日更年期症状がひどくなり、更年期障害となる原因はあるのでしょうか? 実は更年期障害は、環境の変化や加齢などさまざまな要因が重なって起こるものだそうです。そこで更年期障害の原因を産婦人科医の粒来 拓先生に聞きました。更年期症状が現れる仕組み卵巣の寿命は50年前後といわれます。卵巣ホルモン(エストロゲン)の分泌は、脳にある視床下部と下垂体が卵巣を刺激するホルモンを使ってうまく調整されています。しかし、卵巣の機能が弱ってくると、エストロゲンの分泌量が不安定になり、脳からの刺激がうまく機能しません。そのゆらぎの結果、自律神経が乱れ体にさまざまな不調が現れるようになります。それが更年期症状です。更年期障害になりやすい人や環境要因はあるの?更年期症状は、程度の差や出る症状の違いはありますが、つらいと思わずにうまく付き合っていける人もいます。その症状がひどくなり更年期障害になってしまう場合、エストロゲンの分泌量の減少が第一の原因ではありますが、なりやすいタイプや社会的環境も影響しているといわれています。特に更年期障害になりやすいタイプは、“まじめ”“完璧主義”“神経質”な人が多いとされます。一方、なんでも「ま、いいか~」「なるようになる」などとおおらかに考えられる人は軽く済む傾向があるとされます。社会的環境の要因としては、育児、家事、仕事、親の介護など、自分の生活に大きな変化があり、それらのストレスが重なると症状をひどくする原因になります。症状を悪化させ更年期障害までいかないようにするためには、ひとりで問題を抱え込まず、できるだけ周りの人に相談したり、協力を得られるようにすることが大切です。まとめ更年期症状を更年期障害へと悪化させないためには、周りの人に協力してもらいながら、自分の不調を受け入れ、つらいときはつらいと声に出し、いつかは安定すると信じて過ごすことです。ただ、気軽に話せる人がいないと思うなら、婦人科、心療内科、精神科、内科など更年期の専門家に頼るのが症状軽減の近道です。取材・文/アキモトスズ(52歳)「年齢より若いね~」と言われたこともあったけど、今や白髪、老眼、集中力の低下に悩む私はまさに更年期ど真ん中。食事と運動とマッサージを中心に健康と若さのキープ法を日々考え中。
2020年11月24日