先日、杉咲花の出演が発表された「世にも奇妙な物語’19秋の特別編」。この度、新たに白石聖が「恵美論」という一編で初出演にして初主演を飾ることが分かった。2016年放送の「AKBラブナイト 恋工場」でデビューし、「I"s」『PRINCE OF LEGEND』などに出演、オトナの土ドラ「絶対正義」では冷酷さと狂気を秘めた役どころで新たな一面を見せた白石さん。今作で白石さんが演じるのは、女子高生・吉村恵美。授業中に居眠りしてしまった恵美がふと目を覚ますと、教師が恵美の生い立ち、家族構成などを話し、「ここテストに出るぞ!」と。よく見ると黒板には恵美の歴史がびっしり書き込まれ、教科書の教科名は「恵美論」に変わっていた。教師も周りの生徒も、「恵美論」が日本史や物理といった教科の一つという認識らしい。そして授業は、自分の体重の推移や失恋相手のことにも及ぶ…。放課後。廊下を歩いていると学年一のイケメン男子・伊澤亮介(山下航平)にぶつかる。亮介が持っていたのは「恵美論」の参考書。「恵美」が昔から好きだと聞いて「恵美論」の話だと分かりつつ舞い上がる恵美だったが――というストーリー。そんな不思議なストーリーに挑戦した白石さんは「奇妙な物語でありつつも、モノローグでの表現も多く、コミカルな内容で読んでいてとても面白かったです」と台本を読んだ感想を明かす。役柄については「少し流行り物に流されやすく、勉強に恋愛に青春真っただ中の日常を過ごす、“ザ・女子高生”です。自分では理解しがたい奇妙な出来事が起こりつつも、どこか楽観的な部分が魅力のキャラクターだと思ったので、移ろいやすくコロコロ変わる感情を大切に意識しました」と語り、「ラストシーンでは私自身予想していなかった演出が加わり、まさかの展開に陥るので、そこを楽しんでいただきたいです」と見どころを話している。「世にも奇妙な物語’19秋の特別編」は11月9日(土)21時~フジテレビにて放送。(cinemacafe.net)
2019年10月28日波瑠と成田凌が、映画『弥生、三月 -君を愛した30年-』(2020年3月20日公開)に主演することが28日、明らかになった。同作は脚本家・遊川和彦の第2回監督作品。30年間に及ぶ3月のある1日”を舞台に、昭和~平成~令和と時代を跨ぎ、運命に翻弄されながら、それでも愛を紡いでいく2人の半生を描く。ある年の3月1日、3月2日、3月3日と進んでいき、物語のラストが3月31日となる。正しいことにまっすぐ突き進み、強い信念を持つ女性・結城弥生を波瑠、周りに流される弱さを抱えつつも、大切なひと・弥生を人生かけて支えていく男性・山田太郎を成田が演じる。波瑠と成田は映画・ドラマを通して初共演でW主演となる。また弥生と太郎の親友で、病気が原因で若くして命を落とす高校生・渡辺サクラ役で杉咲花、太郎と深く関係のある青年・あゆむ役で映画初出演の岡田健史、人格者で弥生の配偶者となるが、ある事故に巻き込まれる男・白井卓磨役で小澤征悦、悩む2人にいつも手を差し伸べてくれる、太郎の母・山田真理亜役で黒木瞳が出演する。撮影は既に3月にクランクインし、5月にクランクアップした。○遊川和彦(脚本・監督) コメント波瑠さんと成田凌さんが、ふたりの男女の10代から50代までを演じきり、壮大な物語の中で30年間を一生懸命必死に生きています。波瑠さん演じる弥生が、30年で積み重ねた、意志の強さ、爽やかさ、聡明さが、観ている僕たちの心に熱く訴えかけてくる、そんな良い表情で演じてくれています。成田さん演じる太郎は、生きていく上での苦悩や自分に対しての怒りを抱えつつも、明るく常に変わらないでいようとする心境を丁寧に演じてくれて、その細かい表現が作品にとても深みを与えています。三月は、1年毎に桜が咲き、そして散っていく。まるで人生のような、ドラマチックな季節です。人生は基本的には辛くて、堪えないといけないものです。変わっていくものもあり、どう変わらないでいられるか。その答えに悩んでいる人たちを肯定してあげられる映画になれば嬉しいです。○波瑠 コメント実はオファーを受けるかどうか迷っていました。脚本はとても読み応えもあり面白かったのですが、私がこの作品を背負える自信がありませんでした。そんな迷いのなかで遊川さんにお会いした際、監督の熱い想いに心を動かされ、私は弥生を演じることを決めました。成田さんは柔らかい雰囲気を持った男性でした。とても人懐っこく、憎めない愛嬌のあるサンタ(太郎)に合っていたように思います。流れる時間の中で変わっていく部分と変わらない根っこの部分を弥生で表現できれば、という想いで演じさせてもらいました。○成田凌コメント3月1日から3月31日までの話です。16歳から50歳までの話です。男女二人の、人生の話です。純粋でいる事、素直である事、強くある事、色々な事を弥生から学びました。遊川監督、波瑠さんはじめ、素敵なスタッフ、キャストと、丁寧につくりました「弥生、三月」。ご期待下さい。(C)2020「弥生、三月」製作委員会
2019年10月28日「家政婦のミタ」「過保護のカホコ」の遊川和彦が、『恋妻家宮本』に続き第2回監督作品『弥生、三月 -君を愛した30年-』を製作。波瑠と成田凌、映画初共演となる2人をW主演に迎え、“3月の31日間”だけを切り取った、30年のラブストーリーを描く。遊川監督完全オリジナルとなる本作の物語は、ある年の3月1日、3月2日、3月3日とカレンダーがめくられるように、そして時代を飛び越えて描かれていく。高校時代に親友を病気で亡くした弥生と太郎。その後、お互いの想いを秘めたまま別々の人生を歩んで行く。子どもの頃に描いた夢に挑み、結婚相手を見付け子どもが産まれ…。しかし人生は順風満帆では無く、離婚を経験し、災害に巻き込まれ、配偶者を無くし、子どもの頃に抱いていた夢は断たれてしまう。そんな人生の起伏にいつも傍に居てくれて手を差し伸べてくれたのは“あなた”だった――。激動の30年。「3月の31日間」だけを切り取った誰も観たことのないラブストーリー。物語のラスト(3月31日)、人生の意味に涙する…。現在「G線上のあなたと私」に出演中の波瑠さんが演じるのは、正しいことにまっすぐ突き進み、強い信念を持つ結城弥生。『さよならくちびる』「人は見た目が100パーセント」「コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命- 3rd season」などに出演する成田さんが、周りに流される弱さを抱えつつも、大切なひと・弥生を人生かけて支えていくもうひとりの主人公・山田太郎を演じる。今回波瑠さんは「実はオファーを受けるかどうか迷っていました」と言い、その理由を「私がこの作品を背負える自信がありませんでした」と語る。しかし、「迷いのなかで遊川さんにお会いした際、監督の熱い想いに心を動かされ、私は弥生を演じることを決めました」と決定した経緯を明かす。また今回主演の2人は映画ドラマを通して初共演。「成田さんは柔らかい雰囲気を持った男性でした。とても人懐っこく、憎めない愛嬌のあるサンタ(太郎)に合っていたように思います」と印象を述べた。そして成田さんは「3月1日から3月31日までの話です。16歳から50歳までの話です。男女二人の、人生の話です。純粋でいる事、素直である事、強くある事、色々な事を弥生から学びました。遊川監督、波瑠さんはじめ、素敵なスタッフ、キャストと、丁寧につくりました『弥生、三月』。ご期待下さい」とメッセージを寄せている。さらに、弥生と太郎の親友で若くして命を落とす高校生・渡辺サクラを杉咲花。太郎と深く関係のある青年・あゆむを、「中学聖日記」に出演、映画は初出演となる岡田健史。人格者で弥生の配偶者となるが、ある事故に巻き込まれる白井卓磨を、「もみ消して冬~わが家の問題なかったことに~」では波瑠さんと兄妹役を演じた小澤征悦。太郎の母・真理亜を黒木瞳が演じる。『弥生、三月 -君を愛した30年-』は2020年3月20日(金)より全国東宝系にて公開。(cinemacafe.net)
2019年10月28日『悪人』『怒り』と映像化が続くベストセラー作家・吉田修一の「犯罪小説集」を、『64 -ロクヨン-』の瀬々敬久監督が映画化した衝撃のサスペンス『楽園』。この度、綾野剛、杉咲花、佐藤浩市の撮影風景を捉えた貴重な特別メイキング映像が解禁となった。綾野さん、杉咲さん、佐藤さんが、Y字路で起こった2つの事件の容疑者の青年、傷ついた少女、追い込まれる男をそれぞれ演じている本作。今回のメイキング映像では、緊張感漂うY字路での撮影風景からスタート。綾野さんが原作者の吉田氏との対談で、「役を生きるにあたって“土地”に覚悟させられる感覚があります。僕にしてみたら、その場所は最終共演者であり、なおかつ共犯者ですから。だから僕はロケーション探しに時間を費やす作品には信頼を置けるんです」と撮影地についての重要性を語っていたが、本作でも重要な“土地”だった様子。綾野さん演じる豪士が、このY字路で起こった少女失踪事件の渦中に物憂げな表情で遠くを見つめているシーンや、瀬々監督と演出・演技についてお互いの意見を話し合う、普段はなかなか見ることのできない監督と役者の生の姿を捉えている。そして、杉咲さんが演じる紡が緊迫した表情で駆け寄ってくるシーンも本作の中では重要な場面となっており、その撮影風景は本映像でしか見ることのできない貴重なもの。また、佐藤さん演じる善次郎が限界集落で追い詰められ、不遇を味わう中、ともに暮らす愛犬レオとの撮影シーンも含まれており、本作の世界観をより深く見つめることができる映像となっている。『楽園』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:楽園(2019) 2019年10月18日より全国にて公開© 2019「楽園」製作委員会
2019年10月27日若手女優・杉咲花が、「世にも奇妙な物語’19秋の特別編」内の一編「鍋蓋(ふた)」で初主演を飾ることが明らかになった。本作は、ある会社員女性がショッピングサイトでオススメされた商品を買うことで幸運を手にしていくが、やがて奇妙な世界に巻き込まれるという、ダークなシンデレラストーリー。そんなおとなしくて彼氏なし、少し地味な会社員・古川直美を演じるのが、連続テレビ小説「とと姉ちゃん」や「花のち晴れ~花男 Next Season~」、現在公開中の『楽園』にも出演する杉咲さん。「小さいころから見ていたドラマに出演させていただくことができて、うれしかったです」と今回の出演を喜んだ杉咲さんは、「直美の、少しずつ歯車が狂っていく姿にハラハラさせながらも、奇妙な展開に思わず笑ってしまいました」と明かす。そして「タイトルでもある“鍋蓋”がどのように登場するか、是非注目していただきながらドラマを楽しんでいただけたらうれしいです」とコメントしている。さらに、同僚で直美とは正反対に華やかで、女子社員たちの話の中心になり、彼氏や彼氏候補が何人もいる手嶋由佳を、本番組初登場となるモデルで女優の石川恋。直美、由佳の憧れの先輩・荒井敦を、雑誌「MEN’S NON-NO」の専属モデルとして活動後、「テラスハウス」などに出演、今回フジテレビドラマ初出演となる岩永徹也が演じる。「鍋蓋」あらすじある日、直美がパソコンを開くとネットショッピングサイトから「よりよい人生を送りたいと思っているあなたに新サービス!あなたへのおすすめプラチナム」というメッセージとともに、オススメの商品が通知されていた。特に興味もなくやりすごす直美だったが、何度も送られてくる通知により、つい購入してしまう。するとそれは、憧れの先輩・荒井のお気に入りのキャラクターグッズだった。翌日、そのグッズをきっかけに初めて荒井に話しかけられる。それから、サイトに勧められた商品を購入するたびに、直美には次々と幸運が舞い込み、周囲からも感謝される存在になる。唯一不可解なのは使い道が分からない“鍋蓋”をオススメされたこと。そしてついに荒井と2人でデートをするまでに。しかし、荒井と同僚の由佳が仲良さそうに帰宅しているところを目撃してしまう…。「世にも奇妙な物語’19秋の特別編」は11月9日(土)21時~フジテレビにて放送。(cinemacafe.net)
2019年10月26日「嵐」チームとゲストチームが体感型ゲームで対戦するフジテレビ系「VS嵐」。その10月24日(木)今夜放送回に、女優の杉咲花がゲスト出演。杉咲さんはプラスワンゲストとして「ハリセンボン」、小関裕太、滝沢カレン、横澤夏子、藤本敏史らによる「春菜軍団」と対戦する。「夜行観覧車」や「MOZU」「学校のカイダン」などに出演し注目を集めると、連続テレビ小説「とと姉ちゃん」でヒロインの妹・美子役に抜擢され、『湯を沸かすほどの熱い愛』では日本アカデミー賞にも輝くなどその実力も高く評価された杉咲さん。昨年春クールの「花のち晴れ~花男 Next Season~」ではヒロイン・江戸川音を演じ、同作が大ブームを巻き起こすと、『パーフェクトワールド 君といる奇跡』では映画初主演。今年も『十二人の死にたい子どもたち』の公開に大河ドラマ「いだてん」への出演とさらなる飛躍をみせている。そんな杉咲さんが本番組に初登場。杉咲さんは「嵐」とともに、ハリセンボンの近藤春菜を筆頭に箕輪はるか、連続テレビ小説「半分、青い。」をはじめ『曇天に笑う』『春待つ僕ら』などに出演する小関さん、バラエティで活躍する一方、「G線上のあなたと私」で連ドラ初レギュラー出演も果たした滝沢さん、「せいせいするほど、愛してる」などドラマや映画でも活躍する横澤さん、数多くのバラエティ出演だけでなく「あなたには帰る家がある」など俳優としての顔もみせる藤本さんらによる「ハリセンボン春菜軍団」とのバトルを繰り広げる。今回のゲスト、杉咲さんの映画最新作となる『楽園』は現在全国公開中。ある地方都市で起きた少女失踪事件をきっかけに知り合った孤独な青年・豪士(たけし)と、失踪した少女の親友だった紡(つむぎ)。事件から12年後に再び同じY字の分かれ道で少女が姿を消す。一方、現場近くに住む善次郎(ぜんじろう)は孤立を深め、誰もが想像もつかなかった事件が起きる――。中村豪士役には綾野剛、湯川紡役に杉咲さん、田中善次郎役に佐藤浩市。さらに村上虹郎、柄本明といったキャスティングで、「悪人」「怒り」など、多数の著書が映像化されるベストセラー作家・吉田修一の「犯罪小説集」を『64-ロクヨン-』の瀬々敬久監督が映像化する。「VS嵐」は10月24日(木)今夜19時~フジテレビ系で放送。(笠緒)
2019年10月24日青田に囲まれたY字路で、ある日、少女がいなくなった。懸命な捜索も空しく、少女の行方は知れぬまま12年の時が経過。そして、またあのY字路で少女が姿を消したという。渦巻く疑念。噴き出す怒り。10月18日から公開の映画『楽園』は、孤独と喪失を抱えた人々の悲しみと一筋の光を描いたヒューマンサスペンスだ。少女失踪事件の容疑を向けられる青年・豪士〈たけし〉を、綾野剛が演じている。「豪士はずっと人の目を感じることなく生きてきたんだと思います。なぜなら、誰にも見つめられてこなかったから。人から見つめられないのは、存在しないのと同じ。だから、怒りも苦しみも何もなかったんだと思います」綾野が演じた豪士は、外国で生まれ育ち、母親と共に日本に渡ってきた移民だ。しかし、地域の生活に溶け込んではおらず、心許せる友達もいない。「村の人たちは誰も豪士のことなんて知らないし興味もない。豪士にとっては誰かと何かを比べることもできない状態です。比べる対象がいないから、愛とか不幸とか孤独を感じることもない。きっと自発的に“生きている”感覚はなかった。ただ“生かされている”という方が近いのかもしれません」そんな豪士を、見つめてくれる人がいた。「それが、少女失踪事件で消息を絶った愛華ちゃんと、その友人の紡〈つむぎ〉(杉咲花)です。見つめられることは、自分はここにいるんだという存在証明になる。12年前、誰にも見つめられたことのなかった豪士は、初めて愛華ちゃんに見つめられた。そして12年経って、今度は紡が見つめてくれた。ふたりに見つめられた瞬間だけ、ずっと“生かされている”だけだった豪士が“生きている”という気持ちになれたんだと思います」それは、ずっと暗がりを歩いてきた豪士にとって、一筋の光だった。「体温が上がってくる感じというか、自分の中にちゃんと血が流れているんだと体感できた。つまりそれは明日が来るということ。それこそが、豪士にとっての“楽園”だったんじゃないかという気がします」事件直前まで愛華と一緒にいた紡は、誰とも分かち合えない罪悪感を抱えたまま、12年の時を過ごしてきた。豪士は、愛華ちゃんがいなくなってからの12年を、どのように過ごしたのだろうか。そう尋ねると、綾野は間髪入れずに切り出した。「何も変わらないです。T字路で車から降りるシーンで、紡から『どこか行きたいですか?』と聞かれて、『どこへ行っても同じ』と答えるところがあります。あそこにすべてが込められていて。豪士も紡も、変化を選択していい人間じゃないと思って生きているんです。ふたりは圧倒的に底辺。だからこそ理解し合えた、愛華ちゃんという人物を通じて」私たちが生きる社会にも、豪士や紡のような人はいる。真面目に生きようとしているだけなのに、集団からはじき出されて、まるでいないものとして見なされている人が。そんな孤独の淵に立たされている人たちの存在に、私たちは気づいてあげなければならない、と綾野剛は声をあげる。「豪士だけじゃなく、紡も、佐藤浩市さんが演じた善次郎も、ただただ罵声を浴びせられて、それをひたすら受け止めているだけ。そういう人って身近にいると思うんです。だから僕は、まずそういう人たちの存在に気づいてあげたいし、抱きしめてあげたい。まっとうに生きている人たちが、誰からも見つめられていないと感じるなら、僕がその人を見つめてあげたい」抱きしめてあげたい。その言葉は、豪士を演じる上で重要なキーワードだった。劇中、一部、スタントを用いる危険なシーンが含まれているのだが、そのとき、綾野はスタントを務めるアクション部の俳優にこんなお願いをした。「手を広げて倒れるような、そういうお芝居はやめてください、とお願いしました。そうじゃなくて、自分のことを抱きしめてほしいと。ずっと誰からも抱きしめられなかった豪士だからこそ、あの瞬間だけはせめて自分で自分のことを抱きしめてあげてほしかったんです」そこまでひと息で明かしてから、自分で自分に注釈をつけるように、綾野はこう付け加えた。「とは言え、実際の僕は豪士の暮らしとは全然違う。それなりの生活をさせてもらっていますし、スポットライトも当ててもらっている。そんな自分が、彼らの代弁者になれるはずがないと。綺麗事なのだとも思います」俳優・綾野剛は、表舞台に立つ人間として、常に世の中から見つめられている存在だ。だから、見つめられたことのない人間の苦しみを、当事者として語ることはできない。その正直さに、綾野剛の思慮深い人柄が垣間見える。「自分が浴びている歓声が、ある日突然罵声に変わることがあるのもわかっている。想像するだけで身震いするほど怖い。でも、僕の場合は、それさえも全部エサだと思える。罵声も全部栄養。そう言い切れるだけ、僕は体質的に強いのかもしれません。欠落とも言える。同時に自分のように強くなれない人がたくさんいることはよくわかっています。だから強くない人がいたら、やっぱり僕は抱きしめたいです」本来の自分とはかけ離れた役だ。どう共感の接点を結び、役に近づいていくのか。その問いに、綾野は「僕は役に対して共感したことがない」と持論を述べた。「むしろ共感という感情は邪魔なんです。だって、それは綾野剛の主観でしかないから」では、綾野剛が役を生きるときに最も大切にしているものは何か。綾野の答えに、迷いはない。「自分がいちばんその役を愛してあげること。僕、これまでトータル3000人ぐらいは役で人を殺していますけど、それでも自分の演じる役を愛せなかったことはない。もちろん人を殺すこと自体は肯定できません。ちゃんといけないって否定する。その上で、愛する。それはもう共感を超えている」綾野剛は今や「この人が出ている作品は面白い」と映画ファンから信頼を寄せられる俳優のひとりだ。しかし、作品選びの基準は、基本的に「オファーが来た順」だという。それだけオープンな姿勢でいながら、刺激的な作品に次々と出演している理由はどこにあるのか。そこに見えるのは、綾野独特の感性だ。「台本を読んだときに、役に乗っかって生きた気持ちになれるものとなれないものがあります。僕は、生きた気持ちになれない台本に出演したいと思っています」読んでいて生きた気持ちになれる台本が、いい台本なんだと勝手に思い込んでいた。だからこそ、綾野の答えに意表を突かれた。「活字上で生きられたら、現場に行って何があるのよ、という話です。そうじゃなくて、台本を読んでも、これをどうやって生きたらいいのか見当もつかないぐらいの方が、いざ現場に行ったときに、ロケーションが共演者となって、いろんな発見をくれるんです」この映画もそうだった。ロケ地のY字路に立ったとき、綾野は「覚悟を決めさせられた」と振り返る。「誰が読んでも同じ芝居になる書かれ方をしている台本は、演じていて恥ずかしいんです。どう生きればいいかわからないからこそ、何をやっても正解になる。もっと言うと、答えを見つけることなんて大事じゃないんです。それよりも、監督とキャストとスタッフと一緒になって答えを紡いでいくことが、映画をつくることなんじゃないかと思います」本作では、陰惨な村社会の歪みがありありと描かれているが、決してこの閉塞感は地方都市に限ったことではない。フォーカスを広げれば、日本そのものが大きな村社会だ。同調圧力や集団心理による過剰な攻撃が、今を生きるすべての人たちを生きにくくさせている。この息苦しさから解放され、もっと伸びやかに呼吸をしていくために、今、必要なものは何だろうか。「美しいものを見る、ってことじゃないですか。たとえばですけど、最近いつ空を見上げました?」映画について語る熱っぽい言葉がふっとやわらぎ、綾野の声に優しく穏やかな風が吹いた。「曇っていてもいいんです。綾野剛に言われたなと思って、10秒ぐらい、ちゃんと空を見てみてください。『やあ、久々』って気分になりますよ。そしたらきっと空も『やあ、久々』って返してくれる。空は誰のことも平等に見つめてくれているんです。強い人も、強くない人も、人以外の生き物であっても、平等に。どんなに孤独でも、空は見つめてくれていることを忘れないことが大事なんじゃないでしょうか」インタビューを終えると、切れ長の瞳をくしゃりと綻ばせ、「ありがとうございます。またお願いします」と丁寧にお辞儀をして部屋を出た。クールなマスクとは対照的に、誠実な人だ。銀幕の中に生きる役はあくまでつくりものでしかない。それでも、綾野が命を吹き込むと、まるで本当に生きている人のように心を吸い寄せられてしまうのは、どこまでもまっすぐ向き合うこの誠実さにあるのかもしれない。撮影/奥田耕平取材・文/横川良明
2019年10月21日映画『楽園』(10月18日公開)の公開初日舞台挨拶が18日に都内で行われ、綾野剛、杉咲花、佐藤浩市、村上虹郎、ユップ・ベヴィン(劇伴作曲者)、瀬々敬久(監督)が登場した。同作は『悪人』『怒り』など映像化が続くベストセラー作家・吉田修一の『犯罪小説集』を、瀬々敬久監督が映画化。ある地方都市で起きた少女失踪事件をきっかけに知り合った孤独な青年・豪士(綾野剛)と、失踪した少女の親友だった紡(杉咲花)だが、事件から12年後に再び同じY字の分かれ道で少女が姿を消して、事態は急変する。金髪に胸元の開いた赤いスーツという格好で現れた綾野。村上は「このお三方がいつも黒い服を着て宣伝をしているので、僕は明るくする担当なのかな!? と思ってきたんですけど、そしたらなんか……あの、今日はライブですか?」とつっこむ。綾野は「虹郎! もうおれと虹郎にしかできない空気感よね」と苦笑しつつ、「記事になりそうだから言わないけど、大体金髪に赤いスーツと言ったらもう……。映画を観終わった方々が、僕たちのことも心配になる部分もあると思ったので、全く別人だな、違う人をいきてるんだなと思ってくれたらいいなという。今思いついたこじつけ」と説明した。イベントでは、劇伴作曲者のユップがピアノを生演奏する一幕も。杉咲は「今、ユップさんの曲聴きながらも感じたんですけど、撮影していた時は本当に苦しかったので、その日々が走馬灯の様に蘇ってきて。トラウマのような時間でも正直あったりして」と振り返る。綾野が「トラウマを作ってしまいました、我々」と受けると、杉崎は「映画を観て自分自身救われたので、一人でも多くの方々に観ていただけたらいいなという思いに改めてなりました」と思いを表した。また主題歌は野田洋次郎×上白石萌歌のタッグで作られたが、瀬々監督は「『一縷』というタイトルが素晴らしい。一筋の光、といったところにつながると思います」と感謝。ユップの劇伴曲も含め、「差別とか格差とかそういうことに対するおかしいんじゃないのということもあって作り始めた映画ですので、そういう共通の感覚を大切にしてできたということが素晴らしいと思います」と語った。
2019年10月18日「芸術の秋」で思い浮かべるものといえば、読書や映画鑑賞など。そこでご紹介するオススメの作品は、ベストセラー作家・吉田修一さんの「犯罪小説集」から2篇を組み合わせ、瀬々敬久監督によって映画化されたサスペンス大作『楽園』です。今回は、本作で重要なキャラクターを演じたこちらの方にお話をうかがってきました。写真・角戸菜摘(杉咲花)注目の若手女優・杉咲花さん!【映画、ときどき私】 vol. 270少女時代に経験したあるトラウマを抱えたまま大人に成長した紡(つむぎ)を演じた杉咲さん。映画やドラマなど、話題作への出演が続いている杉咲さんに、本作の現場で学んだことや共演者とのエピソードなどについて語っていただきました。―まずはオファーを受けたときのお気持ちから教えてください。杉咲さんこれまでに吉田修一さんの小説が実写化された作品はほとんど観ていたので、素直にすごくうれしかったです。もちろん、テーマは重いので、緊張感はありましたが、それに対する抵抗はありませんでした。むしろ重たい作品のときは、苦しいけれど、それ以上に終わったあとの達成感とかやりがいを感じることができるので、私にとっては喜びでもあります。―今回の紡は、繊細な演技が求められる役どころだったと思いますが、演じてみていかがでしたか?杉咲さん最初からすごく難しい役だと思ってはいましたが、実際に演じてみると、いままでで一番難しい役でした。というのも、どこにもぶつけられない紡の怒りや後悔など、頭では理解できているはずなのに、いざ演じようとするとわからなくなってしまったからです。そんなふうに、どんなに考えてもわからなくなってしまう瞬間が多かったのですが、ラストのほうで「わからなくたっていい」という紡のセリフがあったので、「私もわからないけど、このまま一度現場に行ってみよう」と思って、そうすることにしました。それまではちゃんと理解して、わかっている状態で現場にいかないとダメだと考えていましたが、わからないまま行くことに一回挑戦してみようと思って行ったら、自分では想像もしなかったところまで感情がたどりつきました。そこで、「わからないことは悪いことではないんだ」ということを知ることができて、すごく勉強になりました。この作品以降は、現場に行くのも少し気が楽になっています。感覚的に似ている人と共鳴し合いたい―そんな紡は闇を抱える青年の豪士(たけし)と出会うことによって、少しずつ心を開いていきますが、演じるうえで意識したことはありますか?杉咲さん台本を読んだときに、紡が豪士に対して抱く感情がLOVEなのかLIKEなのか、気になったので、そこは監督に確認しました。そうしたら、「どっちだと思う?」と聞かれたので、「どっちもですかね」と言ったら、「じゃあ、それでいいよ」と。そのように、監督も私にゆだねてくださる方だったので、自分のなかにある豪士への特別な感情を大事にしながら演じました。私も感覚的に自分と似ている人と出会うと一緒にいたいほうですが、紡も同じように豪士と共鳴したい、慰め合いたいという気持ちがあったのだと思います。―その豪士を演じたのは綾野剛さんでしたが、共演されてみていかがでしたか?杉咲さん綾野さんとのシーンで感じたのは、とにかく安心感でした。内容が内容なので、現場にいるだけでも苦しくなってしまって、「早くホテルに帰りたい」と思うこともありましたが、綾野さんはカメラが回っていないところでもすごく優しく接してくださいました。そのおかげで安心できましたし、助けていただいたと思います。―では、オフのときの綾野さんとの印象的なエピソードなどがあれば教えてください。杉咲さん撮影中に綾野さんが2回ほどご飯に連れて行ってくださったのですが、ちょうど私の誕生日が重なったときがありました。そうしたら、サプライズでお祝いをしてくださるだけでなく、なんとプレゼントの箱を2つも用意してくださっていたんです!そこで「どっちか良い?」と聞かれたのですが、「どちらも素敵です」と答えたら、「じゃあ、両方あげるよ!」と言って2つともくださいました。よくよく聞いたら、「どっちも似合うと思って選べなかったから両方買ったんだけど、いきなり2つもプレゼントしたらびっくりされちゃうと思ったから2つ用意した」、とのことでした。杉咲さんにとっての楽園とは?―今回、原作となった短編小説集のタイトルは「犯罪小説集」ですが、映画では『楽園』というタイトルになりました。最初に聞いたときはどう感じましたか?杉咲さん漠然とではありますが、とてもいいタイトルだなと思いました。紡は自分の楽園をずっと探しているようなところがありましたし、それを探す気力があったからこそ、明日が来ることをちゃんと受け入れられているのかなと感じられたので。―演じ終えたいま、紡にとっての楽園は何だったと考えていますか?杉咲さんおそらく、「自分自身」ではないかなと思います。―ちなみに、杉咲さんにとっての楽園は?杉咲さんおいしいご飯がたくさん食べられるお店です(笑)。―それは最高の楽園ですね(笑)。「楽園」と聞いて最初に思い浮かぶ場所はありますか?杉咲さん私の好きな場所は、代々木上原。オシャレなお店もいっぱいありますし、すごくいい空気が流れている気がして、ステキなエリアだと思っています。―もし、長期のお休みが取れて遠出できるとしたら、行きたいのはどこですか?杉咲さんスペインに行ってみたいです。本場の生ハムとか白ワインとかパエリアを味わいたいです!仕事とプライベートを切り替えることを意識した―では、杉咲さんが幸せを感じる瞬間はどんなときですか?杉咲さんおいしいご飯を食べているときと、大好きな人たちと会っている時間です。―杉咲さんにとっては、「食」が大きなポイントなんですね。そんなふうに、プライベートも充実した日々を過ごされていると思いますが、撮影中は役を引きずってしまうことはありませんでしたか?杉咲さんいままではすごく引きずってしまうタイプだったので、自分自身が苦しくなることもよくありました。ただ、そういうことがあるからこそ、より役に近づけている気がしていましたし、切り替えないからこそ、現場に入ったときに楽だと思っていました。ただ、その代わり肉体的、精神的な負担が大きかったので、「これでいいのかな?」と考えてしまうことが最近増えていたんです。そんなときに、「仕事もプライベートも一生懸命がんばることが自分にとっての幸せなんだ」と思えるようになり、今回の作品ではあえて切り替えることを意識しようと心がけました。―実際、それはどのくらい実行することができたと感じていますか?杉咲さん仕事とプライベートを切り替えるために、友達と連絡を取ったり、会う時間を大事にしているので、今回も撮影がないときは、東京に戻って友達と遊ぶようにしていました。ただ、どうしても「こんなに苦しい役を演じているのに、私はこんなに楽しくていいのかな?」という気持ちになってしまうこともありました。そういうときは、「いや、これでいいんだ」と自分に言い聞かせるように意識していました。とはいえ、演じているだけでも自分自身の体を通して体験したことになるので、いまでも思い出すだけ苦しくなります。実際、トラウマになっていたのか、一時は撮影中の記憶が飛んだような状況に陥ってしまったこともありました。それが役に入り込んでいたということなのかもしれませんが、自分にとっては、嘘のない時間だったと思っています。ただ、今後も切り替えはできるようにしていきたいです。もう媚びるのはやめようと思った―瀬々監督とは初めてとなりましたが、監督の言葉から学んだことなどはありましたか?杉咲さん打ち上げのとき、「私、どうでしたか?」と監督に聞いたことがありました。そしたら、監督から「どうだったとかではなくて、もう撮ってしまったものはしょうがないんだよ」と言われました。そのときは、「ああ、ダメだったんだ」とちょっと落ち込みそうになったのですが、確かに撮影していたころには戻れないですし、それを聞くことで安心したいだけの自分や嫌われたくないという思いがあっただけだったことに気がつきました。これまでの作品でも監督に同じ質問をしてしまったことが何度かありましたが、それを聞いて「そんなふうに媚びるようなことはもうやめよう。嫌われてもいいから、現場でそのときそのときにちゃんとかけよう」という気持ちになったんです。恥ずかしさもなくなり、楽になれたので、これは瀬々監督のおかげだと思います。―とはいえ、本作の紡も含めて過去には戻れないとは知りつつも、「あの瞬間に戻れたら」と思ってしまうことは誰にでもあると思います。ちなみに、杉咲さんにも戻りたい時代はありますか?杉咲さんそれは、高校時代ですね。実は、当時はあまり学校を楽しもうという思いがなかったのですが、卒業間近になって友達の大切さや学校の楽しさがわかり、「もっと早くに気がつけばよかった!」と後悔しました。なので、戻れるなら高校のころに戻りたいです(笑)。―それでは最後に、これから作品を観る方に向けてのメッセージをお願いします。杉咲さんこの作品は観客にゆだねている部分が多いからこそ、私が言ったことに囚われてほしくないので、具体的なメッセージはあえて言わないことにしますが、私は最初にお話した「わからなくたっていい」という紡の言葉に救われました。なので、すべてをわかっていることが決して正解ではないですし、わからないからこそ見えてくるものや逆にそれが自信になることもあるというのを感じていただきたいです。インタビューを終えてみて……。ananwebではちょうど1年ほど前にもインタビューをさせていただきましたが、そのときと比べるとさらに大人っぽくなっている杉咲さん。これからは役の幅もどんどん広がると思いますし、この作品を通して女優としても得たものは多かったようなので、今後もますます楽しみです!実力派俳優陣の熱演にも揺さぶられる!現代が抱えるさまざまな問題を背景に、それぞれの人生が交錯していくさまを描いた衝撃のサスペンス。些細なことがきっかけで大きく運命が変わってしまう人々の姿に、あらゆる感情が心に湧き上がるのを感じるはずです。ストーリーとある地方都市のY字路で起きた少女失踪事件。事件は未解決のまま12年の時が過ぎ、少女と失踪直前まで一緒にいた紡は、罪悪感を抱えながら成長するのだった。そんななか、孤独を抱える青年の豪士と紡が出会い、同じ痛みを抱える者同士いつしか共感し合うようになる。ところが、事件の容疑者として疑われた豪士は追いつめられ、新たな悲劇が起きてしまう。その様子を見ていた男・善次郎もある出来事をきっかけに村で孤立してしまい、徐々に正気を失っていくのだった。そして、ついに想像を絶する事件へと発展してしまうことに……。衝撃の予告編はこちら!作品情報『楽園』10 月 18 日(金)全国公開出演:綾野 剛 / 杉咲 花村上虹郎片岡礼子黒沢あすか石橋静河根岸季衣柄本明佐藤浩市配給:KADOKAWA©2019「楽園」製作委員会
2019年10月17日杉咲花、22歳。おいしそうに回鍋肉を食べていた姿が鮮烈だった少女は、いまや紛れもない演技派女優となった。納得の評価に関しては、2016年、『湯を沸かすほどの熱い愛』での最優秀助演女優賞ならびに新人俳優賞の受賞に代表されるだろう。当時の自身のことを「暗かったですよね(笑)。いまは明るくなったんです」とふり返る杉咲さんは、ここ1~2年で転機を迎えているという。「すごくふさぎ込んでいたというか、閉ざしている時間が長かったです。過去の授賞式の映像をたまに見ると、自分で“暗いな”と思うので、嫌です(笑)」とその頃を、しかしながら穏やかな表情で語り出した杉咲さん。「ひとりが楽だし、ひとりでいいとずっと思っていました。暗めの役が多かったのもあって、それでいいと思っていたんです」。転機となった「花晴れ」平野紫耀、中川大志、飯豊まりえら同世代と共演しての本音転機は前触れもなく訪れた。2018年4月から放送されたドラマ「花のち晴れ~花男 Next Season~」への出演だった。杉咲さんにとっては、民放連続ドラマ初主演、話題作となる本ドラマの共演者は、平野紫耀、中川大志、飯豊まりえ、今田美桜と強力な同世代が顔をそろえる現場だった。逡巡の色が浮かぶ。「コミュニケーションを取るのが苦手だと思っていたときに、『花晴れ』の出演が決まりました。同じ世代の共演者の皆さんと関わる環境になりました。でも、その環境をいただけたからこそ、みんなと仲良くなれて、すごく、すごく現場が楽しかったです。それからは自分自身も明るくなったと思いますし、友達も増えて本当によかったです」。さらに、「出会うべくタイミングで、出会えているなと思います。本当に恵まれています」と繰り返す杉咲さん。「初めてドラマの主演をやらせていただくようになってからは、さらに責任も感じるようになりましたし、自分がぶれていてはいけないんだなと実感しました。それまでは“何か違うかな?”と思っても何も言わずにいることが多かったのですが、それではダメだなと思うようになって、勇気を出して監督やスタッフさんに相談するようになりました。ここ1~2年くらいのことです。自然に、その環境に変えてもらったのかなとも思います」。ここまで話し切ると、「変われている気がして、うれしいんです」と晴れやかな笑みを広げた。変わることに臆さない姿が杉咲さんを、より明るく、日の当たるステージへと誘っているようにみえる。「いままでで一番難しい役」を通して知る、新たなステージへそんな“変われた”杉咲さんがチャレンジしたのが、『楽園』への出演だ。原作はベストセラー作家・吉田修一の短編集「犯罪小説集」で、『ヘヴンズ ストーリー』や『64-ロクヨン- 前編/後編』などを手掛けた瀬々敬久が監督を務める。犯罪をめぐる喪失と再生を描いた、何とも骨太な作品である。杉咲さんは、12年前、Y字路で行方不明となった少女と直前まで一緒にいた親友の湯川紡(つむぎ)を演じた。罪悪感を抱えたまま大人になり、いまなお心に深い傷を抱える、一筋縄ではいかぬ役。作品について尋ねると、杉咲さんは少し考えこんだ表情になる。「いままでで…一番難しい役でした。台本を読んで漠然と物語の雰囲気、役の心情を理解できるようでいて、なんだかすっきりはしていませんでした。完全にわかった、と最後まで思えなかったです」。それは初めての経験だった。だから、「現場に行ってからも、何となくイメージは湧くのですが、いざ“本番”となったときに、毎回、頭が真っ白になるんです。ここまで想像と違う感情に自分がなる経験が初めてだったので、すごく怖かったです」。不安な気持ちを抱えたまま、杉咲さんは、事件の容疑者として追い詰められていく中村豪士(たけし)を演じた主演の綾野剛、そしてY字路に続く集落で村八分になり壊れていく田中善次郎役の佐藤浩市、そして演出をつけた瀬々監督に必死でついていった。「余白の多い作品ですし、セリフも少なかったりするので、言葉で説明するのは難しくて…。いままで、自分の中でちゃんと理解できてわかった状態で現場に行かなければいけない、という考えがあったのですが、今回はわからないまま行ってみるという初めての試みをして、まさかの感情になるシーンもありました。だから、わからないことがダメなことではないんだ、ということが自分自身、勉強になりました」。わからない感情やこみあげてくる思い、剥き出しの状態が、役にシンクロするような形になった。媚びるような心、嫌われたくないという思いを捨てた、杉咲さんのいまさらには、瀬々監督とのこんなエピソードも飛び出した。「打ち上げの席で、瀬々監督に『私、どうでしたか?』と聞いたんです。そうしたら、『どうでしたか?とかじゃないんです。撮ってしまったものはしょうがないんです』と言われて、“私、ダメだったんだ…”と思って落ち込みました。ですがその後、よく考えたときに、確かに聞いたところでしょうがないな、と思ったんです。私の中では一度ご一緒した方ともう一回ご一緒できたらいいなという思いがあって、次に活かしたいという気持ちで聞いたつもりでしたけど、そう聞く自分の中にはどこか媚びるような心があったのかな、と感じたんです」。「気づいたら“嫌われたくない”と思っている自分がいたりする。それが嫌になる瞬間がすごくあります(苦笑)」と本音をのぞかせた後、「それからは、(撮影に)懸けなければ、という思いがより一層湧きました。“最初で最後なんだから”と思うようになって“嫌われてもいいから、恥ずかしがらずに思いっきりやってみよう”という気持ちになれました。自分の中で、すごく大きかった言葉です」。次へのステップ、気づきにもっていけることこそが、杉咲さんの女優力、人間力につながるところと感じずにはいられない。耐えず考え、もがき、悩みながら作品に入るから、杉咲さんならではのフィールドが広がり、観た者の心を離れなくなる演技ができるのだろう。「20歳も超えましたし、ちゃんと自分を信じないととか、責任を持たなければという思いはありながら、“本当にいいのかな”と迷うこともあるので、マネージャーさん、友達、母親に相談することもあります。もしいまのような環境ではなくて、自分が選んでいたら、ものすごく偏ったものばかりに出ていて、きっといまのような経験はできていなかったと思います。自分が変わってきたタイミングで、こうした作品に出会えていること、とても恵まれていると感じることが多いです」。(text:Kyoko Akayama/photo:You Ishii)■関連作品:楽園(2019) 2019年10月18日より全国にて公開© 2019「楽園」製作委員会
2019年10月15日今週末に楽しめるニューなトピックスをまとめてチェック!ゴッホ展が上野の森美術館で開幕、年に一度のパンの祭典「世田谷パン祭り」開催、話題の飲食店が集合する“大人のためのフードコート”が期間限定オープンetc...週末のお出かけ情報をピックアップしてお届け! ART◆杉咲花がオープニングを飾る、「ゴッホ展」が明日、上野の森美術館で開幕(〜1/13)約40点のゴッホ作品などと共に、ゴッホが綴った手紙の中の言葉を交えながら、ゴッホがいかにしてゴッホになったかを紐解いていく。会場音声ガイドのナレーションは、ナビゲーターに就任した杉咲花さんが務める。>>詳しくはこちらGOURMET◆世田谷パン祭り、2019年は10月13日・14日! 新しい時代を担うベーカリーと出会える(10/13・14)毎年大人気の、年に一度のパンの祭典「世田谷パン祭り2019」が今年も開催。「New Bread Era(パン新時代)」をテーマに、日本各地から約120店舗のベーカリーとパンのおとものお店が大集合する。>>詳しくはこちら◆大人のためのフードコートが渋谷に期間限定オープン! 茶割や新世代フレンチなど話題の飲食店が集合(10/12〜約4ヶ月間)話題の飲食店が続々集合する、大人のためのフードコート「ツカノマノフードコート」が、渋谷・神泉に約4ヶ月間の期間限定でオープン。ここでしか食べられない個性的な料理やドリンクを一皿ずつ好きなだけ気軽に楽しむことができる。>>詳しくはこちら◆日本橋三越でフランスの美味しいと可愛いが大集合する「フランス展」が開催(〜10/14)フランスの“美味しい”“可愛い”が日本橋三越に集結。香ばしい香りがたまらないバゲットやバターの風味豊かなクロワッサン、マロンクリームの濃厚なおいしさが際立つスイーツなど、この季節だからこそのおいしさが揃う。>>詳しくはこちらBEAUTY◆ドルチェ&ガッバーナ ビューティが本格上陸! 新宿伊勢丹と阪急うめだのポップアップから販売開始(〜10/15)ドルチェ&ガッバーナ ビューティ(DOLCE&GABBANA BEAUTY)のメイクアップコレクションがついに日本上陸。それに先駆け、伊勢丹新宿店と阪急うめだ本店にてポップアップを開催。>>詳しくはこちら◆NARSのアイコンシェード「オーガズム」の人気アイテムがミニサイズに! 限定キットを発売ブランドを代表する「オーガズム(ORGASM)」コレクションの人気アイテムをミニサイズにした限定キットを、三越伊勢丹のコスメ・化粧品・ビューティ専門通販サイト「meeco(ミーコ)」にて数量限定で販売。>>詳しくはこちら
2019年10月11日東京・上野の森美術館で10月11日に「ゴッホ展」が開幕する。前日には、女優の杉咲花を迎えたオープニングイベントが開催された。強烈な色彩で人々を魅了し続ける画家、フィンセント・ファン・ ゴッホ(Vincent Willem van Gogh)。37年という短い人生のうち、 画家として活動したのはわずか10年間である。本展では、第1部「ハーグ派に導かれて」、第2部「印象派に学ぶ」という、ゴッホの人生を変えた2つの出会いに沿ったセクションにて、約40点のゴッホ作品に加えポール・セザンヌやクロード・モネなどハーグ派と印象派を代表する巨匠たちの作品約30点に加え、ゴッホが綴った手紙の中の言葉を交えながら、ゴッホがいかにしてゴッホになったかを紐解いていく。杉咲花さんは、本展覧会のナビゲーターに就任し、会場音声ガイドのナレーションも務める。オープニングイベントでは、7年ぶりに来日するゴッホの晩年の作品《杉糸》(1889年6月、サン=レミ 油彩・カンヴァス メトロポリタン美術館)の前に、ゴッホが愛したとされる色の一つである、イエローのワンピースをまとって登場した。「特に注目していた作品は? 」という質問に対し、杉咲花さんは「《麦畑とポピー》を楽しみにしていました」とコメント。TOKYO FMでラジオ番組のパーソナリティーも務める杉咲さん。音声ガイドについては「絵を集中して鑑賞していただくための(おこがましいかもしれませんが...と謙遜しながら)手助けになればと思います」と話した。イベントの最後には、10月2日に22歳を迎えたばかりの杉咲さんへサプライズで、《麦畑とポピー》の複製画が贈られた。なお、本展覧会はその後兵庫県立美術館へ巡回(2020年1月25日から3月29日まで)する予定。【イベント情報】ゴッホ展東京展会期:10月11日~2020年1月13日場所:上野の森美術館住所:台東区上野公園1-2時間:9:30~17:00(金・土〜20:00)※入場は閉館の30分前まで休館日:12月31日、1月1日料金:一般1,800円、大学・高校生1,600円、中・小学生1,000円、小学生未満無料兵庫展会期:2020年1月25日~3月29日場所:兵庫県立美術館住所:神戸市中央区脇浜海岸通1-1-1開館時間:10:00~18:00(金・土〜20:00)※入場は閉館の30分前まで休館日:月(祝祭日の場合は開館、翌火休館)料金:一般1,700円、大学1,300円、70歳以上850円、高校生以下無料URL:
2019年10月10日10月18日公開の映画『楽園』の公開記念イベントが8日、東京・新宿の紀伊國屋書店新宿本店で行われ、綾野剛、佐藤浩市、原作の吉田修一、瀬々敬久監督が出席した。国内外で多数の映画賞を受賞した『悪人』(2010年公開)や『怒り』(2016年公開)などの映像化が続くベストセラー作家・吉田修一の「犯罪小説集」を、『64 -ロクヨン-』(2016年公開)の瀬々敬久監督が映画化した映画『楽園』。青田に囲まれたY字路で2つの事件を発生し、容疑者の青年・中村豪士(綾野剛)、傷ついた少女・湯川紡(杉咲花)、追い込まれる男・田中善次郎(佐藤浩市)の運命が繋がる時、物語は衝撃のラストへと導かれる。公開まで残り10日となったこの日は、新宿の紀伊國屋書店新宿本店をジャックしてイベントを開催。書店とのコラボイベントに綾野は「とてもうれしいですね。映画と書店さんが連動して盛り上げていくのは本当に良いことだと思います。こういう形でどんどん盛り上げていきたいですね」と笑顔を見せ、佐藤も「こういう書店でのイベントは僕自身初めてです。日本映画界も大変な時期がありましたが、書籍の方も大変な時代。お互い力を寄せ合って一つのものになればいいなと思います」と相乗効果に期待を寄せた。イベントが行われた新宿についても言及。綾野が「僕は『新宿スワン』の撮影中、通行者に髪の毛を掴まれた記憶しかありません。なかなか激しい街だと思います」と苦笑いを浮かべ、佐藤も「夜の歌舞伎町で撮影すると色々と大変なんですよ。ここではお話できないエピソードがたくさんあります。そっちの方が印象深いかな(笑)」と新宿に対してあまり良い印象はなさそうだった。同作は、第76回ヴェネチア国際映画祭で正式出品作品として上映、さらには先日行われた第24回釜山国際映画祭でも上映され、釜山で行われたレッドカーペットイベントには杉咲花、瀬々監督とともに綾野剛も出席した。綾野は「パワーに圧倒されましたね。レッドカーペットも長くて、2万人ものファンがいらしゃったんです。ものすごく広い空間でやったんですけど、とても興奮しましたし映画は国境を越えるんだなと実感しました。僕たちのことを分からない人も全力で拍手していて、その姿に感激しました」と振り返った。綾野らとともに出席した瀬々監督も「日韓は政治的に問題を抱えている状況ですが、来てくれたお客さんは若い女性の方が多くて印象的でした。映画をすごく温かく迎えてくれて、映画は国境を越えると思いましたし、映画で手と手を結びつけると革新できました。映画って素晴らしいなと思い直しました」と話していた。映画『楽園』は、10月18日より全国公開。
2019年10月09日10月11日から、東京・上野の森美術館で『ゴッホ展』がはじまります。展覧会のナビゲーターには、女優の杉咲花さんが就任。今回、音声ガイドに初挑戦された杉咲さんに、収録のご感想やアートの楽しみ方を聞いてきました!ヘアメイク:ナライユミ スタイリスト:井伊百合子(杉咲花)どんな展覧会?【女子的アートナビ】vol. 159『ゴッホ展』では、オランダ出身の画家、フィンセント・ファン・ゴッホ(1853-1890)の初期から晩年までの貴重な作品が集結。傑作《糸杉》をはじめ、ゴッホならではの力強い筆致の油彩画などを見ることができます。また、今展ではゴッホの人生を変えた2つの出会いにもフォーカス。ひとつは、オランダ南西部の都市ハーグで活動した「ハーグ派」の画家たちとの出会い。彼らと知り合い、ゴッホは専門的な技術を身につけていきます。もうひとつは、パリにおける「印象派」の画家たちとの出会い。彼らの作品に刺激を受け、ゴッホの絵は明るくなっていきます。特に、ハーグ派作品と一緒に同時代のゴッホ作品を見られるチャンスはなかなかないので、ぜひ初期作品にも注目して楽しんでみてください。杉咲花さんに直撃!今回、『ゴッホ展』ナビゲーターを務める女優の杉咲花さんに、インタビューさせていただきました!――音声ガイドの収録ははじめてとのことですが、いかがでしたか?杉咲さん緊張しましたね。聞き心地の良い流れだったり、引き込まれるような感じでお伝えできたらいいなと思いながら収録していたら緊張してしまって。――特に工夫された点はありましたか?杉咲さん静かにしゃべりすぎてしまい、「もっと杉咲さんらしさを出して」といわれ、はっと思い、それから少し素に近い感じになるよう、心がけました。――今回の音声ガイドにはゴッホの弟テオも登場し、解説だけでなくお芝居のような部分もあるのですよね。(注:テオ役は俳優の小野賢章さん)杉咲さんそうですね。自分自身も台本を読みながら楽しくなったり、切なくなったりしました。テオの存在も自分で感じることができました。衝撃が重なりすぎて…――収録されて、ゴッホとはどんな人だと思われましたか?杉咲さんゴッホという人がいた、ということぐらいしか知らなかったのですが、壮絶な人生を送っていた方で、衝撃が重なりすぎて、びっくりしました。考え方がストレートな感情の人、繊細な人で、恋愛をするとのめりこむような、突っ走ってしまう方のように感じました。――ゴッホの人間性に惹かれる部分はありますか?杉咲さん好きなこととの向き合い方には魅力を感じます。ゴッホはきっと不器用な人で、私もそんなに上手に器用にできるタイプではないので、共感できる部分もあります。人間味も感じますし、惹かれる部分はあります。同一人物とは思えない!――ゴッホの絵についてはどう思われましたか?杉咲さんゴッホの絵の歴史をたどっていくと、印象が全然違うので、おもしろかったです。《糸杉》と《ジャガイモを食べる人々》を描いた人が同一人物とは思えないですよね。いろいろな技法で描かれていて、どれもステキだなと思いました。でも、圧倒的に、晩年に描かれた“うねり”のある絵は印象的ですね。――10年に満たない画業のなかで、ゴッホの画風もいろいろ変わっていきますよね。いま、実物を見てみたい作品は?杉咲さん《麦畑とポピー》の絵です。赤や青の色合いがカラフルでかわいらしくて一番好きです。でも、《糸杉》も見たいです。小さな写真で見てもすごいので、近くで実物を見たいです。音声ガイドを聞いてみたい!――杉咲さんとアートとの関わりについておたずねしたいのですが、ふだん美術館ではどんなふうに絵を見るのがお好きですか?杉咲さんこれまでは、本当に気になる絵を立ち止まって見ることもあれば、こんな作品もある、あんな作品もある、と流れるように見ることもありました。でも、今回はじめて音声ガイドのナビゲーターとして、ゴッホの人生を勉強させていただきまして、いろいろわかると、きっと楽しみ方が全然違うのだろうな、と思いました。『ゴッホ展』の音声ガイドでは、特にゴッホの人生をストーリー仕立てにしていて、新しい楽しみ方ができると思います。次に美術館に行ったときには音声ガイドを聞いてみたい!と思いましたし、作品解説も読んだりして、じっくり見てみたいなと思いました。――アートでは、どんなジャンルがお好きですか?ご自宅に何か作品を飾ったりされていますか?杉咲さん1枚だけ写真を飾っています。奥山由之さんの空の写真です。――1枚だけというのはステキですね。杉咲さんは、ご自身でも美しい空の写真を撮ってインスタグラムにもアップされていますよね。杉咲さんありがとうございます。空は好きなんですけど、奥山さんの写真がすごく好きで、なかでも好きな写真が1枚あります。ものすごいものを感じられるかも!――最後に、ananweb読者のみなさんにメッセージをお願いします。杉咲さん私と同世代のみなさんは、私もそうですけど、なかなか美術館に行かなかったり、行く機会がない方もいらっしゃるかもしれませんが、今回、本当におもしろいなと感じました。20代前半は将来どうしようとか、まだ決まっていない世代ですが、ゴッホも葛藤しながら好きなものを見つけていき、そこからのめりこんだあとのスピード感と、才能がどんどん開花していく感じがものすごいな、と思いました。どういう出会いになるかわかりませんが、もしかしたら、(ゴッホ展は)これから自分の夢を見つけていったり、好きなものの幅を広げていくうえでヒントになるのかな、と感じましたので、ぜひ友達と一緒にふらっと遊びに来るような感覚で見にきたら、ものすごいものを感じることができるかもしれません。――ステキなメッセージ、ありがとうございました!『ゴッホ展』、まもなくスタート!杉咲さんが衝撃を受けたゴッホの壮絶な人生をじっくり聴ける音声ガイドは、税込み600円で借りることができます。ぜひ、鑑賞のおともに楽しんでみてください。また、今ならお得な前売り券も発売中(10月10日まで)。オンラインでも簡単に入手できるので、チケットをゲットして開幕を楽しみに待ちましょう!Information会期:10月11日 (金) 〜 2020年1月13日 (月・祝)※休館日は12月31日(火)、1月1日(水・祝)時間:9:30〜17:00(金曜、土曜は20:00まで開館)*最終入場はそれぞれ閉館30分前まで会場:上野の森美術館料金:一般¥1,800(1,600)/大学・専門学校・高校生¥1,600(1,400)/中学・小学生¥1,000(800)/*()内は前売券
2019年10月08日第24回釜山国際映画祭「アジア映画の窓」部門に正式出品された『楽園』。この度、綾野剛と杉咲花、そして瀬々敬久監督が、そのオープニングレッドカーペットイベントに参加。綾野さんは初めて、アジア最大規模の本国際映画祭参加となった。今回初めて釜山国際映画祭のレッドカーペットを歩いた綾野さんは「非常に興奮しています。初めての釜山ということもあるんですけど、映画は国境や国などを超える力を持っていると思います。その中で日本の映画を世界に届けられるということは心から素晴らしいことだと思います」とコメント、2016年のモントリオール国際映画祭以来となる国際映画祭の舞台に立つ喜びを表現した。そして、前回に続いて2度目の参加となる杉咲さんは、「昨年に来たときも感じましたが、会場の熱気が凄く、映画を愛している方が沢山いらっしゃって、本当に素敵な映画祭だなと感じていたので、またこうして来ることができて光栄です」と同じく喜びを語った。また、国際的な場で一般の観客へは初お披露目となることについて、「この作品は非常に慈愛と希望に満ちていますが、本当に苦しい貧困についても描いています。その中で皆さんに何を感じていただけるのかを釜山国際映画祭を通して多くの方に託したいと思います」と綾野さんが期待を語ると、続けて杉咲さんも「観て下さったお客様がこの映画をどのように感じるのかが気になりますね。とにかくみなさんの感想が楽しみです」とコメントした。そんな綾野さんと杉咲さん、瀬々監督が会場に姿を現すと大きな拍手と歓声が巻き起こり、レッドカーペットを歩く3人を捉えるために多くのフラッシュがたかれ、本作の期待値の高さを伺わせた。そしてレッドカーペットを歩き終えた感想を聞かれた杉咲さんは「凄く空気感が優しくて、歓迎してくれているのを感じることが出来て嬉しかったです」と嬉しそう。瀬々監督は「私にとってのスター、イ・ジャンホ監督、ぺ・チャンホ監督と一緒に歩くことが出来て感動しました」と自身の憧れの監督とレッドカーペットを歩けたことに喜びのコメント。最後に綾野さんが「これだけ日本の作品を歓迎していただけて、心から感謝の気持ちですし、今回釜山国際映画祭に参加できて本当に良かったです」と改めて感謝を述べていた。第24回釜山国際映画祭において本作は、2017年カンヌで急逝したキム・ジソク釜山国際映画祭副執行委員長を偲び、新たに設けられたキム・ジソク賞にノミネートされており、10月4日に行われる本作の公式上映後には瀬々監督がQ&Aに参加する予定となっている。『楽園』は10月18日(金)より全国にて公開。第24回釜山国際映画祭は10月12日(土)まで開催中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:楽園(2019) 2019年10月18日より全国にて公開© 2019「楽園」製作委員会
2019年10月04日映画『楽園』(瀬々敬久監督)の主題歌、上白石萌音が歌う「一縷」(いちる)が、10月14日(月)に配信シングルとしてリリースが決定。映画とのコラボミュージックビデオも公開された。主題歌「一縷」は、上白石さんにとって初めて「RADWIMPS」野田洋次郎が作詞・作曲・プロデュースを手掛けた楽曲。『君の名は。』公開当時、主題歌のひとつであった「なんでもないや」をカバーしたことはあったが、上白石さんに野田さんが楽曲を書き下ろしたのはこれが初めてだ。今回公開されたMVは、瀬々敬久監修、『楽園』助監督・海野敦がディレクターを務め、映画の製作チームによって制作。実際の映画の映像と新たに撮影したシーンで構成されており、上白石さんが見つめる先に綾野剛と杉咲花の映画のシーンを使用するなど、随所に映画とのコラボが見られる。7月に行われた撮影は、野田さんが映画を観てから楽曲を書き下ろしたことを聞いた瀬々監督が、“上白石萌音を、映画の原風景にの中に立たせたい“と願い、映画のロケ地を中心に敢行。劇中でも最も象徴的なシーンとして描かれるY字路などで行われている。上白石さんは「映画の中でとても印象的だった場所を訪れることが出来て、とてもメモリアルで、光栄で、一生私の中に残る経験でもありました」と撮影の感想を明かし、「ミュージックビデオを撮影しながら何度も『一縷』を聴きましたが、初めて聴いた時の心が震える感じや、初めて声に出して歌った時の感動が変わらないんですよね。(野田)洋次郎さんが『この映画の最後の小さな光になれるような、そんな曲に出来たらいいね』そう願って書かれた言葉が持つ力や、音を聴いて琴線に触れる感じを、ずっと感じることが出来ました」とコメント。また「辛いことや理不尽なことがあっても、そよ風みたいに心を浄化してくれる曲だと思うので、ぜひ繰り返し聞いてそのメッセージを受け取ってください」と言い、「そして大切大切に撮影しましたので、楽しんで観ていただけたら嬉しいです」とメッセージを寄せている。上白石萌音「一縷」は10月14日(月)配信シングルとしてリリース。『楽園』は10月18日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:楽園(2019) 2019年10月18日より全国にて公開© 2019「楽園」製作委員会
2019年09月30日映画『楽園』(10月18日公開)の完成披露舞台挨拶が5日に都内で行われ、綾野剛、杉咲花、佐藤浩市、片岡礼子、瀬々敬久監督が登場した。同作は『悪人』『怒り』など映像化が続くベストセラー作家・吉田修一の『犯罪小説集』を、瀬々敬久監督が映画化。ある地方都市で起きた少女失踪事件をきっかけに知り合った孤独な青年・豪士(綾野剛)と、失踪した少女の親友だった紡(杉咲花)だが、事件から12年後に再び同じY字の分かれ道で少女が姿を消して、事態は急変する。同じシーンが多かったという綾野と杉咲。綾野は「ご一緒したかった。過去にワンシーンだけ一緒になったことがありまして、ちゃんとお芝居を感情を通して向き合うって初めてだったので」と喜ぶ。「この映画の中に、2人が介した機微みたいなことが写ってると思うんですよ。ともにベクトルに向かっていけたのはいい経験でしたし、またすぐ共演したいですね」とラブコールを送った。綾野について「役柄に入り込まれる方なのかなって思っていた」という杉咲は、「撮影の合間に休まれていて、近づかない方がいいかなと思ってふらふら歩いていたら『花、おいでよ。横に坐りなよ』と言ってくださって、映画とは関係ないたのしい会話をして」と振り返る。「撮休の日には、長野でおいしいごはんに連れて行ってくださったり、誕生日プレゼントを2つもくださって、本当に優しくしてくださった」と感謝する。驚く客席に、綾野は「選べなかったんです。どっちもいいなと思って」と照れた様子で、「『どっちか悩みます』と言ってたので、じゃあどっちも、って」と理由を説明。「こういう作品だからこそ、ちゃんと心を豊かにしておくというのはとても大事なことだと思った」と心境を明かし、撮影で初めて話した時も「『花のち晴れ』(花のち晴れ〜花男 Next Season〜)最高だねと、そこから入っちゃったので」と会話の内容を語った。最後に綾野は作品について「今まで映画に関わってきて、何かを伝えたいという思いで作品を作ってまいりました。でもこの『楽園』を初号で見た時、新しい感情が初めて芽生えました。みなさんに託すということです。みなさんの中でこの作品が通って初めて完成されると思いました」と熱い想いを表す。また瀬々監督は「国と国が敵対するようなムードが蔓延している状況で、この映画を作った時よりもかなり悪い状況になっている気もします。そんな中で、隣の人と手を取り合って背景をぶち破れないかと思いながら作ったところもあります。ぜひ映画を見て自分の心の中の楽園を感じてもらえればいいと思います。そういうものが新たな力になっていくのではないかと思います」とメッセージを送った。
2019年09月05日第76回ヴェネチア国際映画祭(8月28日~9月7日)にて初めての開催となる「ジャパン・フォーカス」が開幕。選出された『楽園』『人間失格太宰治と3人の女たち』『カツベン!』『蜜蜂と遠雷』の関係者が現地時間9月2日に行われた合同記者会見に出席し、『楽園』からは村上虹郎と二宮直彦プロデューサーが参加した。今回が初開催となるプレス・業界関係者向けの日本映画特集上映&交流イベント「ジャパン・フォーカス」。記者会見の場には各国から多くのメディアが集まり、本イベントに対する現地の期待の高さが感じられた。「日本を代表するキャスト陣が魂と心を削りながら演じてくれた」映画『楽園』からは、杉咲花演じる紡に思いを寄せる幼なじみ・野上広呂を演じた村上さんと二宮プロデューサーの両名が記者会見に出席。村上さんは「映画祭は色々な人と出会える、ご縁のある場所だと思っていて、僕もデビュー作で海外の映画祭に行かせていただき、様々な映画監督や俳優さんと出会えて、今もそのご縁が続いているのがありがたい」と語り、「こういった海外の映画祭で日本という国、そして日本映画の良さをもっともっと伝えて行きたい」と由緒あるヴェネチア国際映画祭への参加を真摯にコメント。二宮プロデューサーは「全世界共通だと思いますが、映画が完成するのは小さな奇跡の連続だと思っています」と前置きしながら、「『楽園』が完成したのは2つの奇跡がありました。一つは瀬々(敬久)監督の脚本。この脚本無くしてはこの企画は成立しませんでした。そしてもう一つは、主演の綾野(剛)さんやここにいる村上さんを始めとした、日本を代表するキャスト陣が魂と心を削りながら演じてくれたことです」と世界に向けて堂々と作品をアピールした。ヴェネチアは「日本と密接にある映画祭」蜷川監督と2ショット取材もまた、合同記者会見と同日に行われたレッドカーペットセレモニーには、「ジャパン・フォーカス」に選出された蜷川実花監督ら各作品の面々が登場すると会場は拍手喝采。レッドカーペットを囲うようメディアが溢れかえっており、様々な言語が飛び交い国境を越えた映画の祭典を盛り上げていた。レッドカーペットを歩いた村上さんは各国のメディアからのリクエストに丁寧に答え、ときには蜷川監督と2ショットでの取材に応じる姿も。村上さんは「今回は是枝裕和監督、塚本晋也監督、オダギリジョーさんなど日本映画界の先輩方が数多く来ており、改めて日本と密接にある映画祭だと感じました」と映画人としてヴェネチアの地に降り立った喜びを噛みしめていた。世界三大映画祭の一つで歴史あるヴェネチア国際映画祭にて、日本映画の最新話題作を集めた上映会の催しは今回が初めてであり、イタリアの映画業界並びに欧州で日本映画のプレゼンスをより高めることが期待されている。なお、日本での公開に先立ち、『楽園』は現地時間9月3日17時より公式上映される。『楽園』は10月18日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:楽園(2019) 2019年10月18日より全国にて公開© 2019「楽園」製作委員会カツベン! 2019年12月13日より全国にて公開©2019「カツベン!」製作委員会蜜蜂と遠雷 2019年10月4日より全国にて公開(C)2019 映画「蜜蜂と遠雷」製作委員会人間失格 太宰治と3人の女たち 2019年9月13日より全国にて公開© 2019「人間失格」製作委員会
2019年09月03日主演・綾野剛、共演に杉咲花、佐藤浩市、柄本明、村上虹郎で贈る映画『楽園』。本作の本予告と本ポスターとともに、「RADWIMPS」の野田洋次郎の作詞・作曲・プロデュースのもと、女優としても歌手としても人気と実力を誇る上白石萌音が歌唱を担当する主題歌「一縷(いちる)」が明らかになった。世界三大映画祭の一つ、第76回ヴェネチア国際映画祭公式イベント「ジャパン・フォーカス」の正式出品も決定し、10月の日本公開を前に海外からも熱い注目を集めている本作。この度、解禁された本予告映像では、殺人の容疑をかけられ罵声を浴びる豪士(綾野剛)、「どうしてお前が生きてる」と心ない言葉をかけられる紡(杉咲花)、そして集落の人間から村八分にされる善次郎(佐藤浩市)、運命に翻弄された3人がもがき苦しみ、涙し、感情をむき出しにする姿が描き出される。そして、新たに発生してしまった事件。信じた人は殺人犯なのか、ひとすじの光を求める彼らの運命が交錯していく。解禁された本ポスターでも、“楽園”を求める者たちの運命、物語の結末が気になる仕上がりとなっている。さらに、これまでの特報映像でも起用されていた主題歌が明らかに。『君の名は。』(‘16)公開当時、主人公・三葉の声を演じた上白石さんが、主題歌のひとつであり空前のヒットを記録した「RADWIMPS」の「なんでもないや」をカバーし大きな話題となった。以来、約3年ぶりとなる本作では、野田さんが初めて上白石さんに楽曲を書き下ろした。「一縷」というタイトルのとおり、登場人物たちが探し求めたひとすじの光のように響き渡る美しい旋律と上白石さんの透明感溢れる歌声が本作の人間ドラマをさらに盛り上げる。上白石萌音「なんという名曲を歌うことになってしまったんだろう」初めてこの楽曲をいただいた時、部屋にこもって正座して聴いたのですが、気づいたら泣いていました。まさに、小さい光が差したような気がしたんです。洋次郎さんが、映画を観終わった人の小さな“救い”や“光”になればという気持ちが、もう最初に私の“光”になっていて「なんという名曲を歌うことになってしまったんだろう」と思ったのを覚えていますし、洋次郎さんに曲を書いていただくことが、私の夢のひとつだったので、今回それが叶ってとても幸せです。「初めて歌うように、この曲を歌って欲しい」とアドバイスをいただいて、洋次郎さんの前で一度全部捨てて、まっさらな気持ちでレコーディングに臨みました。映画をご覧になる方にとっても、日常に寄り添う曲という意味でも、大切にしていただける曲になったら嬉しいです。野田洋次郎「自分の声を知り尽くしていて緻密さ、大胆さも、縦横無尽に表現できる」楽曲提供のお話しをいただいて、映画の脚本を読ませてもらい、映画も観させていただきました。悲しみの中にいたり、もがき苦しんで生きている人たちがたくさん出てくる映画で、その一人一人が必死に、一生懸命生きていている。その先に“救い”や“光”があって欲しい、その人たちがどうか幸せであって欲しいという想いが、まず一番にありました。萌音さんには、今回初めて楽曲を書かせていただきましたが、声優もされていて、もちろん女優としての表現力もあるからこそ、自分の声を知り尽くしていて緻密さ、大胆さも、縦横無尽に表現できる。僕も学ぶことが多いレコーディングでした。『楽園』という映画によって、萌音さんとまたこうして引き合わせてもらえたことがうれしいし、この曲が制作できたことが幸せです。僕にとっても大事な曲になると、この手応えを感じながら制作していました。聴いてくれる方々の人生と、一緒に育っていってくれたらうれしいです。『楽園』は10月18日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:楽園(2019) 2019年10月18日より全国にて公開© 2019「楽園」製作委員会
2019年08月28日女優・歌手の上白石萌音が、RADWIMPSの野田洋次郎の作詞・作曲・プロデュースにより、映画『楽園』(10月18日公開)の主題歌「一縷」を手がけることが28日、明らかになった。同作は『悪人』『怒り』など映像化が続くベストセラー作家・吉田修一の『犯罪小説集』を、瀬々敬久監督が映画化。ある地方都市で起きた少女失踪事件をきっかけに知り合った孤独な青年・豪士(綾野剛)と、失踪した少女の親友だった紡(杉咲花)だが、事件から12年後に再び同じY字の分かれ道で少女が姿を消して、事態は急変する。今回は同作の本予告と本ポスターが公開され、本予告映像には上白石による主題歌が使用されている。殺人の容疑をかけられ罵声を浴びる豪士(綾野)、「どうしてお前が生きてる」と心無い言葉をかけられる紡(杉咲)、そして集落の人間から村八分にされる善次郎(佐藤)。運命に翻弄された3人がもがき苦しみ、感情をむき出しにする姿が描き出される。主題歌「一縷」は、映画『君の名は。』(16‘)公開当時、主人公三葉の声を演じた上白石が、同作の主題歌のひとつであるRADWIMPSの「なんでもないや」をカバーして以来、約3年振りとなるタッグに。野田が初めて上白石に楽曲を書き下ろし、登場人物たちが探し求めたひとすじの光のように響き渡る美しい旋律で映画を盛り上げる。○上白石萌音 コメント初めてこの楽曲をいただいた時、部屋にこもって正座して聴いたのですが、気づいたら泣いていました。まさに、小さい光が差したような気がしたんです。洋次郎さんが、映画を観終わった人の小さな“救い”や“光”になればという気持ちが、もう最初に私の“光”になっていて「なんという名曲を歌うことになってしまったんだろう」と思ったのを覚えていますし、洋次郎さんに曲を書いていただくことが、私の夢のひとつだったので、今回それが叶ってとても幸せです。「初めて歌うように、この曲を歌って欲しい」とアドバイスをいただいて、洋次郎さんの前で一度全部捨てて、まっさらな気持ちでレコーディングに臨みました。映画をご覧になる方にとっても、日常に寄り添う曲という意味でも、大切にしていただける曲になったら嬉しいです。○野田洋次郎 コメント楽曲提供のお話しをいただいて、映画の脚本を読ませてもらい、映画も観させていただきました。悲しみの中にいたり、もがき苦しんで生きている人たちがたくさん出てくる映画で、その一人一人が必死に、一生懸命生きていている。その先に“救い”や“光”があって欲しい、その人たちがどうか幸せであって欲しいという想いが、まず一番にありました。萌音さんには、今回初めて楽曲を書かせていただきましたが、声優もされていて、もちろん女優としての表現力もあるからこそ、自分の声を知り尽くしていて緻密さ、大胆さも、縦横無尽に表現できる。僕も学ぶことが多いレコーディングでした。『楽園』という映画によって、萌音さんとまたこうして引き合わせてもらえたことがうれしいし、この曲が制作できたことが幸せです。僕にとっても大事な曲になると、この手応えを感じながら制作していました。聴いてくれる方々の人生と、一緒に育っていってくれたらうれしいです。
2019年08月28日花にはそれぞれの花言葉があります、なんとなく花言葉というワードは知っていても、現代の花言葉の起源などまで知っている人はあまりいないのではないでしょうか。今回は花言葉が生まれて世界へ広まっていった歴史や恋愛を意味する花言葉をもつ花の紹介などしていきます。花言葉は使い方次第で恋愛の手助けにもなります、花言葉を知ったうえで恋愛のなかでの花との向き合い方なども考えてみましょう。花言葉を学んで、ひとつ恋愛スキルをアップさせてみませんか?■花言葉は恋愛から生まれた?花にはそれぞれ花言葉があります、古来から花などの植物などに意味をこめるという文化は世界中でありましたが、いまのような形の花言葉はどこで生まれて、世界で広まったかご存知でしょうか。現在の花言葉の起源はトルコでの恋愛の習慣にあるといわれています、以下で詳しく見ていきましょう。■花に想いをこめてプレゼントしたのがはじまり所説ありますが、花言葉は17世紀のトルコで誕生したといわれています、当時のトルコではセラム(selam)という愛する気持ちを花に託して大切な人への贈り物にする文化がありました。18世紀になってイギリスのイスタンブール大使の夫人のメアリー・W・モンタギューがセラムの文化をイギリスで紹介したことでヨーロッパ中に広まっていき、現在の形に近い花言葉が生まれるきっかけになったそうです。その後19世紀にフランスのシャルロット・ド・ラトゥールという女性の書いた「Le Langage des Fleurs」(花の言葉)という本がフランスで大ブームとなり、花言葉が定着しました。元々、フランスの上流階級の世界では人に対する想いや称賛、ときには悪口や批難などを植物にたとえて詩にして、仲間内で回し読みして楽しむという文化もあったことから花言葉を受け入れやすい土壌があったのでしょう。■日本では明治時代から使われている日本で初めて西洋の花言葉が伝えられたのは明治時代の1886年「新式泰西礼法」(ルイーズ・ダルク著、上田金城約)という当時の西洋マナーを紹介した本で花言葉が紹介されたのが始まりだといわれています。1910年には花言葉の解説と花を題材にした和歌から構成されている「花」(江南文三、与謝野晶子著)が出版され、花言葉はより身近なものとなりました。当初は西洋から伝わったままの意味で使われていた花言葉ですが、やがて日本独自の意味をもつ花言葉などもふえていきます、花言葉の文化は当時、園芸産業の販売促進のために利用され園芸文化の充実に役立ったそうです。■世界中で花言葉の文化がある!同じ花がいくつもの意味を持つことも世界中それぞれの文化があり、考え方も民族や国で変わってきますよね、それと同じように花言葉もそれぞれの国や民族の言い伝え、伝統、思想、文化、宗教などによって花にこめられる意味も変わるのです。日本では素敵な意味の花言葉を持っている花を外国人の知り合いにプレゼントしたら、その人の国では不吉な怖い意味の花言葉を持っていたなんてこともあるので注意してくださいね。■色によって言葉が大きく変わる花言葉は同じ種類の花でも色が変わると意味も大きく変わってしまうものも多くあります。たとえば母の日に感謝の気持ちで贈る花で有名なカーネーション、色によって花言葉が変わってくるんです、赤は「母への愛」、白は「尊敬」、ピンクは「感謝」など母の日に贈るのにピッタリな言葉が続きますが、これが黄色だと「軽蔑」「嫉妬」になってしまいます。血のつながりのあるお母さんになら笑い話で済むかもしれませんが、旦那さんや彼氏のお母さんに黄色いカーネーションをあげてしまうとシャレにならないことになってしまうかもしれないですよね。花を贈るときは花の種類だけではなく色によっても花言葉が違うことに注意して選びましょう。■恋愛にまつわる花言葉花言葉には恋愛にまつわるものが多いもの、これを恋愛に活かしてみてはどうでしょう?片思い中の好きな男子に片思いの花言葉をもつ花をプレゼントしてみたり、遠距離の彼氏に「一緒にいたい」意味をもつ花をプレゼントしてみたりすると、あなたの気持ちに気づくこともあるかもしれませんよ。はっきり言うのが恥ずかしいときに「花には花言葉ってあるよね」と花に想いをこめていることをそれとなく知らせれば、よほど鈍感な男子じゃなければ気づいてくれるはず。■愛を表わす赤いバラ!本数によって意味が違う?愛を伝える花というとバラを思い浮かべる人も多いでしょう。バラの花言葉は「愛」「美」です、そしてなかでも赤いバラには「あなたを愛す」「愛情」「恋」「情熱」「熱烈な恋」などの意味があります。情熱の赤いバラなんて言葉の言い回しは一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。映画やドラマでも愛を告白するときにバラをプレゼントするシーンをよく見ますが、1本のバラを贈る人もいれば花束でたくさんのバラを贈る人もいますよね、実はバラには本数によって伝えたい気持ちが違ってきます。1本・・・ひと目惚れ、あなたしかいない。2本・・・この世界は自分とあなただけ。3本・・・告白、愛しています。・・10本・・・あなたのすべてが完璧です。・・15本・・・申し訳なく思う。・・100本・・・愛100パーセント。・・999本・・・生まれ変わっても永遠に愛します。全部は書ききれませんが、それぞれに意味があるんです。プレゼントとしてバラを贈るときは本数にも注意が必要ですね、10本と15本では意味合いがだいぶ変わってしまいます。■あなたを愛している!ピンク色の胡蝶蘭結婚のお祝いや取引先の就任祝いや開店祝いなど、おめでたいときの贈り物として定番といっていい胡蝶蘭。栽培にあまり手間がかからず、長い期間花が咲いている状態を楽しめることなども人気の理由です。胡蝶蘭の花言葉は「清純」「幸せが飛んでくる」です。縁起のいい意味を持っているのでお祝いごとの贈り物として選ばれています。そんな胡蝶蘭のなかでもピンク色の胡蝶蘭の花言葉は「あなたを愛しています」です。片思い中の男子への告白のときや恋人同士の愛の確認のとき、プロポーズをするときなど胡蝶蘭はおすすめの花です。恋愛成就のときだけではなく、母親に日ごろの感謝の気持ちをこめて贈る人もいます、母の日にカーネーションの代わりに胡蝶蘭を贈ってみてもいいかもしれませんね。■色によって意味が大きく違う?アネモネ春に咲く球根花の代表的な花といってもいいアネモネ、色の種類が多いことや100種類以上の品種があることが特徴です。アネモネ全般を指す花言葉は「はかない恋」「見捨てられた」「見放された」「うすれゆく希望」「恋の苦しみ」「辛抱」「可能性」「無邪気」など。なんだか別れや叶わない恋を連想させるような重く悲しい意味多いですが、これは古代ギリシャ神話の悲しい恋物語から由来しています。そんなアネモネですが、悲しい花言葉ばかりではないんです、色によっては好きな人への贈り物にピッタリな花言葉を持つものもあります。赤いアネモネ・・・「君を愛す」紫、青のアネモネ・・・「あなたを信じて待つ」白いアネモネ・・・「真実」「期待」「希望」このあたりの色のアネモネでしたら恋する相手への贈り物によさそうですね、ずっと一緒にいたい彼氏に赤いアネモネを、遠距離でなかなか会えない彼氏に「わたしは信じてまっているよ」と気持ちをこめて紫や青のアネモネを贈ってもいいと思いますよ。アネモネは基本的には重たい花言葉が多いので、プレゼントするときには色によってはいい意味もあることを伝えた方が勘違いを招かずに済みます。■告白など表わすチューリップ!春の花として多くの人が知っている、チューリップにも恋愛にまつわる花言葉が多くあります。チューリップ全般の花言葉が「思いやり」。赤いチューリップ・・・「愛の告白」「真実の愛」紫のチューリップ・・・「不滅の愛」ピンクのチューリップ・・・「愛の芽生え」「誠実な愛」黄のチューリップ・・・「望みの無い恋」「名声」白のチューリップ・・・「失われた愛」好きな男子に好きな気持ちをそれとなく伝えたいときには赤いチューリップ、彼氏との記念日なんかには紫やピンクのチューリップで愛の気持ちを伝えるのもいいですよね。注意しなければならないのは、黄色や白のチューリップは好きな人へのプレゼントとしてはあまり相応しくない花言葉なのでキレイだからと安易に選ぶと「俺って愛されていないのかな」なんて勘違いを招いてしまうかもしれないので注意が必要です。興味の無い脈なし男子からのしつこいアプローチをやんわりと断るときには黄色や白のチューリップが役に立つかもしれませんよね。■片思いの花ベゴニアベゴニアは非常に種類が多い花で2,000種類以上も原種があり、150,000を超える交配種があるといわれています。種類によって形状も様々で色も赤、白、ピンク、オレンジなどバラエティに富んでいる花です。そんなベゴニア全般の花言葉は「片思い」「愛の告白」「幸福な日々」「親切」など。ベゴニアの葉がゆがんだハートのように見えることや左右非対称なことから片思いという花言葉がついたそうです。片思いしている男子に好きな気持ちを伝えるときに贈るのにぴったりな花がベゴニアといっていいでしょう。ベゴニアのなかでも冬に咲くクリスマスベゴニアは聖夜の贈りものとしても人気があります。クリスマスの日に大好きな男子にクリスマスベゴニアを贈って両想いを目指してみてはいかがでしょうか。■意外な花言葉?サボテン色々な形があり、トゲのある独特な姿をもっている多肉植物の1種であるサボテンは個性的な見た目と室内でも育てられる手軽さからインテリアとしても人気がありますよね。サボテンも赤や紫、黄色などの花を咲かせます、花言葉は「枯れない愛」「燃える心」「偉大」「あたたかい心」などです。サボテンのどこかユーモラスな見た目からは少し意外な情熱的な花言葉を持っていますよね、サボテンは水がすくない乾燥地帯でも力強く生きて花を咲かせてきたからこそ、このような花言葉がつけられました。花をプレゼントすると「自分のガラじゃない」とか「部屋に合わない」などと考える男子もいますが、サボテンなら女子っぽさもなく部屋のインテリアとして抵抗なく受け入れることができる人が多いはず。男っぽさにこだわっている男子には普通の花よりもサボテンを贈ってみてはいかがでしょうか。■憧れや初恋!サクラソウサクラソウは山地や高原などの草原に生息する多年草です、白、赤、ピンク、紫などの花を咲かせます。名前の由来は花の色や形が桜に似ていることが由来しているといわれています。そんなサクラソウの花言葉は「初恋」「憧れ」「純潔」などです。サクラソウの花びらが、かわいらしいハート型をしていることにちなんで恋愛と結びついてこのような花言葉がつけられたそうです。サクラソウはプレゼントにも素敵なものですが、デートで憧れの男子とサクラソウの見られる高原や植物園などに行って、サクラソウの花言葉の話題から恋愛的な雰囲気に持ちこんでもいいですよね。■ブルースターは幸せや愛を表わす5枚の青い花びらを星の形のように広げて咲く、存在感のあるブルースターは結婚式のブーケなどにも使用される花です。ブルースターは園芸上の名前で和名では「瑠璃唐綿」(ルリトウワタ)、英語名では「tweedia」「southern star」と呼ばれています。その名の通りで青い花がほとんどですが、ピンク系や白系の花のものもあり、ローズスターとかホワイトスターと呼ばれることも。そんなブルースターの花言葉は「幸福な愛」「信じあう心」です。結婚式のブーケに使われるのも納得のいく花言葉ですね、プレゼントとして贈るときは結婚のお祝いや結婚記念日などに贈ることが多いようです。■変わらない愛!マリーゴールド2018年の大ヒット曲の曲名であることから名前をよく聞く人も多いマリーゴールド。オレンジ、黄色、白などの色鮮やかな花を咲かせ、開花時期が長く楽しめる花で初心者にも比較的栽培しやすい花です。マリーゴールドは切り花として楽しむ人も多く、花びらはハーブティーや食用オイルの原材料にすることができるなど色々な利用法があります。マリーゴールドの花言葉はたくさんありいい印象のものは「変わらない愛」「可憐な愛情」「勇者」など、ネガティヴなものだと「嫉妬」「別れの悲しみ」などです。好きな人に贈るときには「変わらない愛」にちなんでのプレゼントだと伝えて、違う意味に取られないように注意しましょうね。■恋愛を意味する花言葉との向き合い方花言葉には恋愛に結びつく意味を持つものが多くありますが、せっかくなので自分の恋愛に活かしたいもの、花言葉は上手く使いこなせば恋愛の武器のひとつにすることができます。ここでは花言葉と自身の恋愛について考えてみましょう。■恋人へのプレゼントに恋愛に花言葉を活かすとすれば恋人や好きな人へのプレゼントにすることが一番直接的で相手にも伝わりやすい方法ではないでしょうか。自分のいまの気持ちや、こんな風になりたいなどの決意表明の意味をこめて、自分の気持ちにピッタリな花をプレゼントしてみましょう。恋人のことを完璧でこれ以上の人はいないと思ったなら10本のバラで「あなたのすべてが完璧」という気持ちを伝えてみたり、「ずっとずっと好きでいるよ」と伝えたいのなら「不滅の愛」を意味する紫のチューリップで気持ちを伝えたりするんです。言葉で伝えられることも嬉しいものですが、花言葉に想いをこめて花をプレゼントされてしまうと男性としては心を揺さぶられて、とても女性を愛しく感じてしまいます。■自分の気持ちを表わす花を育てる自分の気持ちにぴったりくる花言葉を持つ花を育てて、花と一緒に自分の恋心も育ててみることもおすすめです。遠距離で関係に不安を抱いているなら「あなたを信じて待つ」という花言葉をもつ紫や青のアネモネを育てて、成長する花を見ながら自分の気持ちをブレないようにする。恋人と真剣に嘘偽りなく付き合いたいと思っているなら「誠実な愛」を意味するピンクのチューリップを育ててみましょう。そんな風に自分の気持ちを託しながら花を育てると、その気持ちを忘れずに抱き続けることができるでしょう。■花を貰ったときは花言葉を調べてみようあなたが誰かに花を贈るとき、少なからず花言葉の持つ意味を気にすることでしょう。同じように誰かがあなたに花を贈るときには花言葉を気にして選んでいるはずです、花を貰ったときは花言葉を調べてみましょう。友達としか思っていなかった男子が愛の気持ちがこもった花を贈って、それとなく好きのサインを出しているかもしれませんし、逆にいい感じだと思っていた相手が実は恋人としては見れないという意味をこめた花を贈っていることもあるかもしれません。■まとめ今回は花言葉について解説してみました。花言葉には恋愛にまつわるものが多くあり、恋人や好きな人へのプレゼントに花を贈ることは相手に気持ちを伝える手段にもなり、おすすめです。注意しなければならないのは同じ花でも色によってポジティブな意味のものもあれば、ネガティヴな意味があるものもあるので注意が必要です。また国や地域によっても花言葉が違う場合があるので外国の友人などに花を贈る際にも相手の国の花言葉を調べてからにしましょう。そんな注意が必要な花言葉ではありますが、使い方次第では、恋愛を上手に運んでくれる手助けになってくれるものです。「気持ちを言葉にするなんて恥ずかしい!」という照れ屋さんは、気持ちを伝える手段として花言葉を利用してみてはいかがでしょうか。ときには多くの言葉よりもあなたの気持ちがこめられた一輪の花のほうが、相手の心に響くこともあるものですよ。(大船くじら/ライター)(ハウコレ編集部)
2019年08月20日吉田修一の最高傑作「犯罪小説集」を瀬々敬久監督が映画化した『楽園』から、豪華俳優陣の熱演垣間見える新たな場面写真が到着した。「悪人」「怒り」で知られる吉田氏の5編からなる「犯罪小説集」から、「青田Y字路」「万屋善次郎」の2編を組み合せて脚色した本作。今回到着した新場面写真には、綾野剛演じる“容疑者の青年”豪士がひどく怯えるカットや、村の人には言えない秘密を抱えながらも村の行事に参加する紡(杉咲花)、不遇の中でも安らぎのひと時を愛犬・レオと過ごす善次郎(佐藤浩市)の姿が。さらに、村上虹郎演じる紡に思いを寄せる幼なじみ・野上広呂や、事件の渦中に巻き込まれマスコミに囲まれる黒塚久子(片岡礼子)。善次郎に押さえられながら何かを叫ぶ豪士の母・中村洋子(黒沢あすか)のシーンも。ほかにも、透明感溢れる善次郎の亡き妻・田中紀子(石橋静河)や、激昂の表情をみせる藤木五郎(柄本明)、どこか曇った表情の五郎の妻・朝子(根岸季衣)と、日本映画界を支える錚々たる顔ぶれが揃う。そんな豪華俳優陣が見せる魂の熱演にも注目だ。『楽園』は10月18日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:楽園(2019) 2019年10月18日より全国にて公開© 2019「楽園」製作委員会
2019年08月14日女優の杉咲花が、TOKYO FMのラジオ番組『木村拓哉 Flow supported by GYAO!』(毎週日曜 11:30~11:55)で、8月4日・11日・18日放送回にゲスト出演することが決定した。番組初の女性ゲストとなる杉咲は、木村と2017年公開の映画『無限の住人』で共演した。撮影中は、出演者と焼き肉やしゃぶしゃぶを食べに行っていたというが、 2人が初めて現場で会話をしたときのエピソードが語られる。 映画撮影中は高校生だった杉咲が撮影の合間に勉強をしていたという勤勉さの伺える話も。 そして、そのときに交わした「今でも果たされていない、 ある約束」とは。ドラマの主演も務めた経験を持つ杉咲だが、撮影現場の過ごし方や現場の座長としてのふるまいには、 映画共演時に見た木村の姿がヒントだったと言う。木村が明かす、その姿の真意に杉咲も思わず感嘆する。そして、 2人共通の趣味でもある写真の話や、 杉咲花がハマっていて、 オフに女優仲間と集まって行うゲームの話も。また番組では、リスナーからのお悩み相談にも2人で回答するほか、 番組ゲスト恒例の「人生の1曲」では、 初めて明かされるエピソードも紹介される。
2019年07月29日綾野剛、杉咲花、佐藤浩市の豪華共演で話題を呼ぶ、心えぐられる衝撃作『楽園』。この度、それぞれが迫真の演技を見せる場面写真が解禁となった。ある地方都市で起きた少女失踪事件をきっかけに知り合った孤独な青年・豪士(たけし)と、失踪した少女の親友だった紡(つむぎ)。そして、事件から12年後に再び同じY字の分かれ道で少女が姿を消す。一方、現場近くに住む善次郎(ぜんじろう)は孤立を深め、誰もが想像もつかなかった事件が起きる。今回、この2つの事件、3つの運命が絡み合う壮絶なドラマを感じさせる場面写真が解禁となった。いずれも綾野さん、杉咲さん、佐藤さんがそれぞれ演じる役柄の孤独、哀しみ、迷い…その一端が垣間見える写真ばかり。綾野さんが演じる疑惑の青年・豪士と、杉咲さん演じる傷つきながらも生きようとする少女・紡、傷を負った2人がおぼろげな表情で見つめるものとは――?そして、怯えるように涙を流す豪士と、彼に花輪で作った冠を載せようとする少女との関係とは?また、佐藤さんが演じる善次郎はある集落で孤立を深め、やがて追い込まれ壊れていく。悲痛な表情とともに地面に崩れ落ちるカットは、その悲しみがこちらにも伝わってくるような1枚。瀬々敬久監督が作り上げるシリアスで人間味溢れる世界観と3人3様の迫真の演技が融合した場面写真となっている。『楽園』は10月18日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:楽園(2019) 2019年10月18日より全国にて公開© 2019「楽園」製作委員会
2019年07月18日綾野剛、杉咲花、佐藤浩市が『64-ロクヨン-』の瀬々敬久監督のもと集結した映画『楽園』。この度、それぞれのキャラクターにより迫る第2弾の特報映像とポスタービジュアルが解禁となった。今回解禁された特報映像では、“容疑者の青年”綾野さん、“傷ついた少女”杉咲さん、“追い込まれる男”佐藤さん、それぞれの鬼気迫る熱演が明らかにされている。あるY字路で起きた少女失踪事件から幕を開け、「助けて下さい」と必死に何かから逃れようとする綾野さん。「なんで俺だけ生きているんだ」と絶望に打ちひしがれる佐藤さん。そして「皆が殺したんだ」と泣き叫ぶ杉咲さんの姿が…。彼らの台詞と2つの事件、少女失踪事件と連続殺傷事件はどう関わってくるのか。そして映像は「信じた人は殺人犯なのか」という意味深な言葉で締めくくられる。さらに同時に解禁された第2弾ポスターでは、3人それぞれの表情と、まるで“楽園”のように淡い光の指すY字路に「信じた人は殺人犯なのかー」という強烈な言葉が重なり、緊張感が滲み出るビジュアルとなっている。“心えぐられる衝撃作”の全貌が少しずつ明らかになり、秋の公開がますます待ち遠しい。『楽園』は10月18日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:楽園(2019) 2019年10月18日より全国にて公開© 2019「楽園」製作委員会
2019年07月12日内村光良を中心に俳優や芸人、ゲストらで織りなすNHKの「LIFE!~人生に捧げるコント~」。その7月5日(金)今夜放送回に女優の杉咲花がゲスト出演。また「乃木坂46」生田絵梨花やジェジュンの未公開トークコーナーもオンエアされる。子役として活動した後、改めて女優を志すと味の素「Cook Do」のCMが話題となり、「夜行観覧車」での反抗期の少女役が高く評価され、ドラマ、映画ともに大ヒットした「MOZU」シリーズや連続テレビ小説「とと姉ちゃん」などで注目の存在に。2016年公開の『湯を沸かすほどの熱い愛』では日本アカデミー賞をはじめ各映画賞に輝くなどその演技力が日本映画界に認められると、昨年は「花のち晴れ~花男 Next Season~」が爆発的大ブームを巻き起こし、『パーフェクトワールド 君といる奇跡』で映画初主演を飾るなど躍進。今年に入ってからも「ハケン占い師アタル」に大河ドラマ「いだてん」、『十二人の死にたい子どもたち』と幅広い役柄を演じこなしている杉咲さん。今回は“ずっと「LIFE!」に出演したかった”という杉咲さん。コント「わたしを変えて!」では内村さんやムロツヨシ、「花のち晴れ」でも共演した中川大志らと、悪の組織によって「毒サソリレディ」という恐ろしい怪人に改造されそうになる女の子を演じるという。「頭をフル回転させながら演じた。人生で一番さえてる瞬間だったかも!」と語る杉咲さんのアドリブをお見逃しなく。また「屋敷の怪物」ではとあるお屋敷の使用人役を演じた杉咲さん。内村さんとの二人芝居でみせた圧巻の演技力と丁寧に作り込まれた映像にも注目。綾野剛、佐藤浩市らと共演する『楽園』の公開も10月18日(金)に控えるなか、コントというフィールドでみせる杉咲さんの新たな一面に触れてみては?「LIFE!~人生に捧げるコント~」は7月5日(金)22時~NHK総合にて放送。(笠緒)
2019年07月05日内村光良率いるコント番組「LIFE!~人生に捧げるコント~」の7月5日(金)放送回に女優・杉咲花の出演が決定。2本のコントに挑戦する。ずっと「LIFE!」に出演したかったという杉咲さん。コント「わたしを変えて!」では、内村さん、ムロツヨシに、TBSドラマ「花のち晴れ~花男 Next Season~」で共演経験のある中川大志と共演。悪の組織によって「毒サソリレディ」という恐ろしい怪人に改造されそうになる女の子を演じる。「頭をフル回転させながら演じた。人生で一番さえてる瞬間だったかも!」と杉咲さんがふり返るアドリブの掛け合いに注目!もう1本は、ドラマのように1シーン1シーン時間をかけ丁寧に撮影したという「屋敷の怪物」。杉咲さんはとあるお屋敷の使用人役。主である小説家(内村さん)に対する彼女の大それた企てとは…?内村さんとの二人芝居では圧巻の演技力を披露する。なお、「LIFE!」の番組ホームページやSNS、NHKのネットサービス「1.5チャンネル」で公開され、大反響を読んでいるシソンヌじろう主演のWEB限定動画「一見、悪徳」シリーズ。待望の新作も近日公開予定という。「LIFE!~人生に捧げるコント~」は7月5日(金)22時よりNHK総合にて放送。(text:cinemacafe.net)
2019年06月17日花カフェ「グムグム(gmgm)」が2019年6月7日(金)、東京・高円寺にオープンする。花×食がテーマの“花カフェ”ドライフラワーアーティストの油井奈々(ユイナナ)が手掛ける「グムグム」は、東京・池袋にある「ハナバー(HANABAR)」の姉妹店。コーラルピンクの壁とアンティーク家具、ドライフラワーによる装飾で、ガーリーながら落ち着きのある雰囲気を演出した店内では、エディブフラワー=食べられる花を使ったフードメニューや、天然の色素で色鮮やかに染めたドリンクなどが楽しめる。エディブルフラワー=食べられる花をメニューにグランドメニューは、生地にエディブルフラワーを織り込んで焼き上げることで花が模様のように浮かび上がる「お花のクレープ」、トッピングにエディブルフラワーを散らした「冷製フレンチトースト」、鮮やかなピンク色が目を引くタイ風ココナッツカレー「ピンクカレー」、植物由来の天然色素でカラフルに仕上げた「ココナッツミルクラテ」など。店内装飾のドライフラワーも販売また、池袋「ハナバー」と同様に、店内に装飾されているドライフラワーの一部は実際に販売するほか、週に1度のペースで簡単にドライフラワーになる生花の販売も予定している。店舗情報「グムグム(gmgm)」オープン日:2019年6月7日(金)住所:東京都杉並区高円寺南 3-60-10営業時間:11:30〜19:00 ※月曜、年始休TEL:03-6877-0537<メニュー例>■フードお花のクレープ 800円/ピンクカレー 950円(テイクアウト 750円)/ボタニカルチキンサンド 850円(テイクアウト 650円)/冷製フレンチトースト 700円■ドリンクボタニカルソーダ 700円/ココナッツミルクラテ 650円/コーヒー 500円/ビール 500円※価格は全て税込。
2019年06月08日6月7日、俳優の杉良太郎(74)が、運転免許証を自主返納した様子が複数メディアで報じられ、Yahoo!リアルタイムワード1位に「杉良太郎」がランクインするなど反響を呼んでいる。各メディアの報道によると、杉は高齢ドライバーによる交通事故が相次いでいることを受け、東京・鮫洲運転免許試験場を訪れ運転免許証を返納。その代わりに身分証として使える運転経歴証明書を受け取ったという。返納の様子を報じた各メディアに対し、杉は「年齢による反応の遅れなどを感じ始め、8月の75歳の誕生日を前に運転免許証を返納しようと決断した」とその理由を明かした。そして「年齢による衰えを感じる人は、事故を起こす前に運転をやめることを考えてほしい」と呼びかけた。これに対しネットでは、「やっぱ杉さまは違うわ… この人ぐらい金持ってるなら影響ないよね。って思う人はいるだろうけど、率先してするのは男前だと思う」「杉良太郎さん、マジでカッコイイ。 率先して、行動出来るってすごい」と杉に対する称賛の声が相次いだ。また、杉の行動から「流石は金さん!!これで、『あの杉良太郎さんも免許を返納したんだぞ!』と言って親を説得できる!!」というコメントや、「これで返納年齢が80?とか言われていた年齢ハードルが一気に下がるかもしれない」と高齢者の免許自主返納に期待するコメントも見られた。
2019年06月07日アイドルグループ、仮面女子・イースターガールズの美音咲月がこのほど、東京・秋葉原のソフマップで最新イメージDVD&ブルーレイ『#咲月と近距離恋愛』(ともに発売中 DVD:4,104円税込 ブルーレイ:5,184円税込 発売元:ラインコミュニケーションズ)の発売記念イベントを行った。大阪を活動の拠点としている第四の仮面女子、イースターガールズの中心メンバーとして大人気の美音咲月。グラビアに積極的で、B85・W54・H83という抜群のプロポーションにFカップバストでグラドルファンからも高い支持を集めている。通算3枚目となる同DVDは、今年1月に海外ロケとなるタイで撮影。視聴者を兄に見立てて、妹で野球部のマネージャーに扮した美音が、兄と禁断の恋に落ちるというシチュエーションが展開される中で、これまでにない過激なシーンにチャレンジしている。色鮮やかな赤い水着で登場した美音は「今回は皆さんの妹で野球部のマネージャーということで、お兄ちゃんとイチャイチャしています」と同DVDでの設定を説明し、「ブルーレイのジャケットにもなっているシーンは、野球部のマネージャーの格好をしました。その服を着てお兄ちゃんとキャッチボールをしたんですが、野球未経験だったので、苦戦しながらのキャッチボールでしたね(笑)」と振り返った。セクシーなシーンについては「真っ黒の水着を着たシーンは大人っぽいシーンで、今回初めて私の作品に盛り込んでもらいました。お兄ちゃんを誘惑するシーンでイケない妹を演じ、ベッドでゴロゴロするなどセクシーだと思いますよ」とアピールするも、「『お兄ちゃん好き!』とか言って、超恥ずかしかったです(笑)」と赤面した。現在は大阪を中心に活動している美音だが、7月から活動の拠点を東京に移して東京の仮面女子に移籍するという。「今まで大阪で出来なかったことも幅広くできると思うので、なんでもウエルカム精神で頑張っていきたいと思います」と意気込み、「大阪から東京に移籍することは前例がないみたいで私自身も不安が多いですが、楽しみたいと思います」と前向き。仮面女子の活動と並行して「私はグラビアが大好きなので、グラビアのお仕事も頑張っていきたいです」とグラビアの活動にも意欲を見せていた。
2019年06月06日