どこか憂いを帯びた眼差しに、芯の強さの中に危うさが同居するような佇まい。“その瞳に何を映しているんだろう?”と、見る者の想像を掻き立てる俳優・河合優実さんは、昨年8本の映画と6本のドラマに出演した注目の存在。今年2月に初主演映画の公開が控える彼女が語る、演技への向き合い方とは?――映画『少女は卒業しない』は初の長編主演作品ですが、取り組む際の心構えはいかがでしたか?群像劇ですし、主演だからといって肩肘張らずにいこうと思っていたけれど、“良い作品にしたい”という思いはだんだん強くなっていきましたね。中川(駿)監督がキャスト全員に「同じ目線でやりましょう」と言ってくださったので、撮影中も積極的に思ったことを伝えるようにしていました。――河合さんの意見が採用されたシーンもあったのでしょうか。撮影が始まった時は、最後のシーンの私のセリフが決まっていなかったんです。「撮影をする中で見つけていきましょう」と監督が最初に言ってくれて、ずっとその宿題を抱えながら進めていって。終わりが近づく中で、また監督と話をしたりしながら自分なりの答えを探していきました。――今作は高校生役でしたが、普段の役作りはどうしていますか?決まったやり方は特にないんですが、他のキャラクターとの接し方などからちょっとずつ世界との向き合い方のヒントを得て、役を解釈していく感じですね。現場に入って他の方とやり取りしてみた中で変わる部分も結構あります。――多数の作品に出演されているので、切り替えも大変なのでは?大きい役があった後にすぐに次の作品が入っていると、なかなか難しいですね。役の切り替えというより、次の作品のことを考える時間がとれない点が一番苦労します。もう少ししたら自分のお芝居の方向性が決まってくるかもしれないけれど、今はその時どきで見聞きした中で“いいな”と感じたものをちょっとずつ取り入れて、試しながらやっている感じなので。――多くの監督とお仕事されていますが、これまでかけられた言葉の中で印象的だったものは?たくさんありますが、今でも時折思い出すのは映画『佐々木、イン、マイマイン』の内山(拓也)監督の言葉。クライマックスに近いシーンの演技について話していた時に、「でも結局、映ったものしか残せないからね」といった内容のことをおっしゃったんです。過程の段階でどれだけ計算して練ったとしても、最終的に残るのは良くも悪くも撮れたものだけ。3年前の話ですが、ふとこの内山さんの言葉を思い出す瞬間があって、自分の中に残っているんだなと思いますね。――演技力を磨くために意識的に行っていることはありますか?勉強っていう意識はないけれど映画や舞台は日常的に観ますし、本を読んだりもします。あとは、ニュースや日常の景色の中に作品と繋がる部分があることも。例えば卒業っていうテーマだったら、街の中に卒業を控えた子たちがいるじゃないですか。相当なファンタジーじゃない限り、日々の生活とどこかしら繋がりがあるんですよね。なので、いま取り組んでいる作品を心のどこかに置きながら生活をして、引っかかったものをメモしておくことはあるかも。――なにげない日常を過ごすことも大切な学びなのですね。そうですね。思い返すと、仕事を始める時にもそういう考えを持っていた気がします。お芝居どうこうより、今まで通りに生活の中でいろんなことに触れて感動し続けることを一番大事にしようって。事務所のオーディションを受けた頃に書いていたノートにそんな言葉があって、ふとした時にそれを見返して、“口ではなかなかいいこと言ってんな”と思ったり(笑)。――違う職種の人と会ってお話しすることもありますか?地元の友達に会って話を聞くと、同じ業界の人たちよりいろんな感性を感じます。それに、年齢的に今後はライフステージみたいなものもそれぞれ変わってくるじゃないですか。出産してお母さんになる人もいれば、新しい夢が見つかって今から頑張る人もいて、本当にさまざま。この仕事をしていると“映画を作るために頑張る”というところで意識が完結しがちだけれど、そうじゃないんですよね。こうやっていろんな人生を過ごしているみんなに観てもらうことが最終的なゴールなんだなって改めて気付かされます。廃校が決まった高校の卒業式までの2日間を描く、朝井リョウ原作の映画『少女は卒業しない』。河合さんは卒業生代表として答辞を担当する主人公・山城まなみを演じる。それぞれの未来に向けて学生時代の恋に別れを告げる4人の少女を中心に、繊細な感情の揺れ動きをみずみずしく丁寧に綴った青春ストーリー。2月23日公開予定。かわい・ゆうみ2000年生まれ、東京都出身。’19年にデビュー後、数々の新人賞を受賞。’22年は第14回TAMA映画賞〈最優秀新進女優賞〉、第35回日刊スポーツ映画大賞〈新人賞〉、第44回ヨコハマ映画祭〈助演女優賞〉を受賞。公開待機作に初の主演映画『少女は卒業しない』のほか、『ひとりぼっちじゃない』などがある。ニット¥53,900スカート¥55,000(共にPHOTOCOPIEU/SHOWROOM LINKS TEL:03・3401・0842)※『anan』2023年2月15日号より。写真・来家祐介(aosora)スタイリスト・吉田達哉ヘア&メイク・上川タカエ(mod’s hair)インタビュー、文・真島絵麻里(by anan編集部)
2023年02月10日10月20日に88歳のお誕生日を迎えられる美智子さま。皇太子妃として、皇后として、そして上皇后として……、皇室と日本のために献身を続けられた半生だった。美智子さまは1934年10月20日、正田英三郎さん・富美子さんの長女として誕生された。「読書は私に、悲しみや喜びにつき、思い巡らす機会を与えてくれました」と、のちに語られたように本が大好きな少女に。そんな一般家庭で育った女性が、1957年に軽井沢のテニスコートで皇太子さま(当時)に見初められたことで、人生が急転する。この9月に逝去した皇室ジャーナリスト・渡邉みどりさんは、亡くなる1週間ほど前に、本誌に次のように語っていた。「“現代のシンデレラ”として日本中の注目を一身に集めたのです。私は1959年4月10日のご成婚パレードで、あふれんばかりの笑みを浮かべて手を振られる美智子さまを取材しながら、『この方とは一生関わることになる』と、直感しました」天皇陛下、秋篠宮さま、黒田清子さんと3人のお子さまのお母さまになれられた美智子さま。写真や映像などで公開されたご一家のお姿は、国民を魅了し続けたのだ。育児に国内でのご公務と多忙な日々を送られるいっぽうで、美智子さまは多くの国を訪れられている。例えば1976年にはヨルダン、旧ユーゴスラビア、英国をご歴訪。英国では、エリザベス女王といっしょにポロ競技を観戦し、親交をお深めになった。「さりげなく訪問国を象徴するアクセサリーや小物を身に着けられるのが“美智子さま流”でした。そうしたこまやかなご配慮で、日本の国際親善を長年支え続けられたのです」(前出・渡邉みどりさん)国内外での多くの人々との出会いで、いつも優しく手をさしのべてこられてきたが、もっとも多く手をつながれたのは上皇さまだろう。今年4月12日夕刻に、葉山御用邸付近の海辺を散策し、富士山に落ちる輝く夕日を眺められた。その際も腕を組まれていたが、ご成婚から63年たっても深まり続けるお二人の絆が感じられた。
2022年10月19日「ご成婚当時、上皇陛下が“柳行李一つで来てください”と結婚を申し込まれたという話がありましたが、そんな事実はなかった、と美智子さまご自身はおっしゃっていました。《陛下は柳行李をご存じなかったんですから。“見たことがないけれど、それはどういうものだろう”と後で笑っていらした》なんてお話しされていましたよ。この件について美智子さまは、正しいことを世間に伝えたいと思われているようでした」本誌記者にそう話してくれていたのは、10月20日に88歳、米寿のお誕生日を迎えられる美智子さまの古い知人のAさんだ。美智子さまが皇后だった時代にたびたびお目にかかる機会があったというAさんは、当時、伺った印象的なお話を忘れぬように覚書として残すようにしていた。「世間話のようなもので盛り上がることもあれば、こちらの近況を興味深そうに聞いてくださることもありました。そういうなかでときに話が美智子さまの半生に及び、その苦悩や葛藤を感じることがあったのです。日本の皇后でいらした方のお苦しみを忘れてはいけないという思いがありました」1959年に24歳で皇室に入り、1989年から2019年までの30年間、皇后として国民に寄り添われた美智子さまの苦悩とは。すでに鬼籍に入ったAさんに取材していた美智子さまのお言葉を、米寿のお誕生日をお迎えになるにあたり初公開する。冒頭の“柳行李”の件については、2001年の会見で上皇さまご自身が「私が『柳行李一つで』と皇后に結婚を申し込んだと今も言われていますが、このようなことは私は一言も口にしませんでした」と否定されている。また、上皇さまにとって学習院の後輩であり、お二人のキューピッド役を務めた織田和雄さんも著書などで「私が勝手に思い込んで話したことで、真実ではない」と“柳行李”の件を訂正している。Aさんは本誌にこう証言していた。「美智子さまはご成婚に至る過程が、世間に誤解されていることをたいへん残念に思われているご様子でした。自分にとって大切な思い出だからということだけでなく、それが上皇さまのお人柄、皇族としての在り方に関わることだったからだと思います。そういった美智子さまの思いを受けて、上皇さまもきちんと公の場で否定しなければならないと考えられたのではないでしょうか」では、Aさんが美智子さまから伺ったという“ご成婚の真実”はどのようなものであったのか。■「“守る”というのとは別の極にあることを、陛下はおっしゃった」そもそも美智子さまは、宮内庁からご結婚の打診があった当初は、お断りになられていたという。《わたくしは本当に皇太子殿下(上皇陛下)を尊敬申し上げていましたけれども、皇太子殿下であるからこそ、どうしても結婚の申し出をお受けできないと考えていたのです》(Aさんが伺った美智子さまのお言葉、以下同)「美智子さまは、ご自分は皇太子妃にはふさわしくないとお考えだったそうです。けれども上皇さまは諦められなかったのですね。ただ、どんなに美智子さまを説得なさろうとするときでも、いわゆる“甘い言葉”ではなかったようです」《“お嫁に来たくない”という人間を来させるために男の人だったらば言うはずの言葉を、陛下は一言もおっしゃらなかったのです》美智子さまはそんなふうに当時を回想されていたという。「たとえば、いまの天皇陛下は、雅子さまに『僕が一生全力でお守りします』といった言葉でプロポーズなさったことが明らかにされていますよね。“あなたに苦労をさせません”“あなたを守ります”というのは、理想的なプロポーズの典型のような言葉でしょう。もし、“柳行李”が本当だったとしたら同じ類いの意味をもつと思います。けれど上皇さまは、最初から最後まで一貫して、美智子さまに、それとはまったく逆のことをおっしゃっていたそうです」それは次のようなものだった。《“守る”というのとは別の極にあることを、陛下はおっしゃったの。それは陛下にとって“公(こう)は私(し)よりも大事だ”ということです》「上皇さまは、家庭などの私的なことよりも、未来の天皇としての公のご責任が何よりも大事であるというご自分の立場を、美智子さまに説明されたようです。そして美智子さまがご結婚をなかなか承諾なさらなくても、“公は私よりも大事だ”というご意見は決して変えなかったのです」しかし、その姿勢が最終的に美智子さまのお心を動かしたという。「あくまでも公を優先しなければならないという皇太子殿下としてのお覚悟のご立派さ、ご誠実さが、美智子さまの胸を打ったのです。それで美智子さまはお輿入れをお決めになったそうです。“公の仕事を全うしていくための根っことして、皇太子殿下はご自分が心安らげる家庭というものを求めていらっしゃる”、それをつくってさしあげようと、美智子さまは決意されたのです」Aさんはお話をするなかで、美智子さまは何事も真面目に深く掘り下げて考えられる方だと、常に感じていたという。「お話を伺ったとき、《陛下にとって“公はどんなときでも私に優先するものだ”というのはあのときからいままでずっと変わっていないんです》とおっしゃった美智子さまは、涙ぐまれていました。ともに歩まれた来し方を思い出されて、胸に去来する思いがあったのでしょう」
2022年10月18日「世間話のようなもので盛り上がることもあれば、こちらの近況を興味深そうに聞いてくださることもありました。そういうなかでときに話が美智子さまの半生に及び、その苦悩や葛藤を感じることがあったのです。日本の皇后でいらした方のお苦しみを忘れてはいけないという思いがありました」本誌記者にそう話してくれていたのは、10月20日に88歳、米寿のお誕生日を迎えられる美智子さまの古い知人のAさんだ。美智子さまが皇后だった時代にたびたびお目にかかる機会があったというAさんは、当時、伺った印象的なお話を忘れぬように覚書として残すようにしていた。すでに鬼籍に入ったAさんに取材していた美智子さまのお言葉を、米寿のお誕生日をお迎えになるにあたり初公開する。1958年11月のご婚約から翌年のご成婚、新婚時代にかけて“ミッチーブーム”が巻き起こる。「世の熱狂をよそに、おつらいことはやはり多かったようです。初めての民間からの皇太子妃として大変な注目を集めましたが、旧皇族・旧華族などがこれに反発をしていて、日清製粉社長のご令嬢であられた美智子さまのことを“粉屋の娘”と陰口をたたいている、という噂が当時ありました。この言葉は美智子さまご本人のお耳にも届いており、お心をひどく痛められていました。それから30年以上たっていましたが、美智子さまは、《“粉屋の娘”という言葉を聞くたびに、父はつらいだろうと胸が痛かったです》と、当時を振り返っておっしゃっていました」ほかにもAさんの印象に残っているという美智子さまのお言葉には、次のようなものもあった。《わたくしは歴史のなかで皇后が家族を引きずってこなかったという唯一の例です》(Aさんが伺った美智子さまのお言葉、以下同)「美智子さまは“皇室の歴史はお嫁さんの歴史”だとおっしゃっていました。たとえば平安時代の藤原氏は娘を天皇の妃にすることで権勢を誇っていました。皇后となってもその実家と密接な関係にあった、ということです。だからこそ美智子さまとご実家の正田家は、“皇后と実家”を切り離さなければならないという意識を強くお持ちだったそうです。《父も母も、『私たちが唯一やってあげられることは皇室のまわりにいないことだ』と言っていました》美智子さまはそうおっしゃっていました」ご成婚の翌年である1960年に天皇陛下を出産された美智子さまは、ご自身の手で子育てをされることに。皇室では、ご両親の手を離れて養育係によって育てられることが古くからの慣例だったため、これは画期的なことだった。こういった新しい試みも、宮中の一部から美智子さまが冷たい視線を浴びる一因になっていたといわれている。それにもかかわらず実家との関係も控えねばならないことで孤独感は大きかったようだ。「流産されたときのことをお話しになっていたことがありました」1963年に美智子さまの“異常妊娠”が宮内庁から発表された。胞状奇胎という症状で、人工流産の処置がとられることとなった。「精神的に非常に苦しんだ時期だったそうですが、美智子さまはそんなときでもご実家のお母さまにすら頼れなかったようです」ご流産当時のことは、次のように語られていたという。《わたくしは皇室に上がったからには自分1人であらゆることを考えなければなりませんでした。また、陛下以外に人には絶対に言ってはならない事実がいくつかありました。母にさえ、言ってはならないことがあるのです》「体と気持ちが弱くなっているときに、人に会ったら話すべきでないことまで話してしまう。そういう思いから、ご流産のあとでも、ほとんど誰にも会わない時間を過ごされていたのです」■「母と何も分け合うことができませんでした」ご流産後、美智子さまは葉山で3カ月ほど静養をされている。「抱えた苦しみをご自分のうちだけでどうにか消化されようとなさったようです。美智子さまは、ご自分が初めての民間からのお妃だということを重く受け止められていたのです。将来の皇室のためにも“初めての例である自分を厳しく律しなければ”“身ぎれいに生きなければならない”と、ご自分とご実家との関係を慎重に考えていらっしゃったようでした」ただ後年は、そのことに悔恨の念をお持ちになることもあったようだ。美智子さまの母・正田富美子さんは、美智子さまが皇室に嫁がれて29年後の1988年に78歳で亡くなったが、そのときのご心境もお話しになっていたという。《母が亡くなったときに取り返しのつかない寂しさ、何とも言えない気持ちがありました。 わたくしは母と何も分け合うことができませんでした》「ご自分を厳しく律して生きてこられた一方で、《これから皇室に嫁ぐ人には、わたくしのときよりはご実家と絆を持っていただきたい》と、思いやられていたことが印象的でした」Aさんはお話をするなかで、美智子さまは何事も真面目に深く掘り下げて考えられる方だと、常に感じていたという。「お悩みになることもよくあったようで、《多くの人と同じように、自分自身どうしたらいいかわからなくて絶望しそうになることはあります。どうしたら絶望しないで生きていけるんだろうと考えています》というお話もされていました。苦悩の日々を乗り越えられたのは、お人柄ゆえでしょうか。《忍耐強さだけだったのね、私がほかの人よりあることは》そんなお言葉も忘れられません」2019年の上皇さまのご退位以降、公の場に現れることは少なくなった美智子さまだが、お出ましになる際には、とても柔和な笑顔をお見せになる。そのご表情に人々がひきつけられるのは、耐え忍びながらも常に皇室や国民に尽くされてきた半生の重みゆえだろうか。
2022年10月18日ちょっと意外な顔合わせ。メゾ・ソプラノの林美智子とピアノの上原彩子が初めてコンビを組み、ドイツ歌曲(リート)の森に踏み入る(11月11日(金)Hakuju Hall)。間違いなく、聴き逃せないコンサートだ。上原にとって初めての声楽との共演。上原「テンポ感やリズムを作るのがリートのピアノの重要な役割。そこは責任重大です。もちろん、私にとって新鮮なのは歌詞の存在。普段経験がないので面白いところです」林「歌には言葉=意味があるので、“色”を想像できる世界。それがない世界で表現するピアニストはすごい。歌曲でも、描写のほとんどはピアノ・パートの和音やリズムが作り出してくれるんです」上原「ピアノ曲にも、作曲家の頭のどこかには言葉のイメージがあるはず。今後にも生かしたいです」プログラムのメインはシューマンの《女の愛と生涯》。じつはふたりを結んだのがこの曲。5年前、仙台の音楽祭でこの曲を歌った林が、直後のステージで上原のモーツァルトを聴いて感銘を受け、食事に誘ったのが出会いだった。その上原は中学生の頃、ピアノのレッスンの一環で《女の愛と生涯》を弾いた経験があったのだそう。この話で盛り上がり、「いつかぜひ!」と約束した共演が、やっと実現するのだ。シューマンのほか、ブラームスの数曲の歌曲とベートーヴェンの歌曲集《遥かなる恋人に》を歌うリート・リサイタル。林がリートだけでプログラムを組むのは初めてだ。林「挑戦です。若い頃は、理屈では理解できても、詩の重みが本当に心に響いてはいなかったと思うんですね。もう少しいろんな経験を積んで歳を取ってから、と思っていたのですけど、そろそろその時期かなと。詩の世界がわかるようになったとまでは言いませんが、感じることが増えてきました」上原「《女の愛と生涯》が表情がはっきりしているのと比べて、《遥かなる恋人に》は、もちろん歌曲だからロマンティックなんだけれども、まだそれを模索しているような時代。こまやかな移り変わりを表現するのがとても難しいと感じています」林「ロマン派のように感情を放出するのではなく、内面に向かっているイメージですね」上原「ふたりで時間をかけて合わせながら、最後はある程度同じ方向を向いて。でも互いが違うニュアンスで、それがひとつになればいいなと思います」林「その過程も楽しみよね。生まれてくるものが毎回違うから。音楽がそこに導いてくれる。楽しみです」<プラチナ・コンサート・シリーズ Vol.14>2人の芸術家が描き出す「女の愛と生涯」林美智子&上原彩子 デュオ・リサイタル11月11日(金) 19時開演Hakuju Hall■チケット情報文:宮本明
2022年09月22日藤原美智子に直接学べる1日講座2022年10月1日(土)、NHK文化センター梅田教室において、1日講座『藤原美智子流 BEAUTY LIFE』が開催される。同講座では、ビューティ・ライフスタイルデザイナーの藤原美智子が、大人の女性にとっての生き方や暮らし方を解説。美しく幸せに過ごすために大事なことを具体的に紹介していく。開催時間は14:00から15:30まで。受講料は、NHKカルチャーの会員が4,576円、一般が5,269円。申し込みはNHKカルチャーのホームページにて受け付けている。NHK文化センター梅田教室の所在地は、大阪府大阪市北区角田町8-1 大阪梅田ツインタワーズ・ノース17階。電話番号は06-6367-0880となっている。今年の春に新しいスタートを切った藤原美智子藤原美智子は、ヘア・メイクアップアーティストとして第一線で42年間活躍。2022年4月にビューティ・ライフスタイルデザイナーとして新しいスタートを切り、食や健康、装い、暮らしなど、美しい生き方を提案することに専念している。インスタグラムのフォロワー数は40,000人以上。著書には『新しい口紅は寝る前に試す』『美の宿るところ』などがある。(画像は藤原美智子 BEAUTY LIFEより)【参考】※NHKカルチャー※藤原美智子オフィシャルインスタグラム※藤原美智子 BEAUTY LIFE
2022年09月16日アイドルグループ・A.B.C-Zの河合郁人が6日、都内で行われた映画『バッドガイズ』(10月7日公開)の特別試写会に、尾上松也、安田顕、チョコレートプラネットの長田庄平、ファーストサマーウイカとともに登壇した。権力者や富豪たちから華麗なテクニックで財宝を奪う5人の怪盗集団・バッドガイズの活躍を描く本作。吹き替え版で松也は“天才的スリ”にしてカリスマ的リーダーのミスター・ウルフを、安田はウルフの親友で“金庫破り”のスネークを、河合はラテン系“肉体派”のピラニアを、長田は“変装の達人”のシャークを、ファーストサマーウイカは“天才ハッカーの毒舌ガール”タランチュラを、それぞれ演じた。映画声優に初挑戦した河合は「まさか自分が映画の完成披露試写会に出る日が来るなんて思ってなかった。グループでの映画とかはあるんですけど」と話し、長田とウイカを見て「いつもバラエティで一緒になる方々と映画の試写会で一緒にお話しするのは新鮮で楽しいですね」と語った。本作に関してグループの反応を聞かれると、「決まったときに『ピラニアの役をやるんだよ』って言ったら、『ちっちゃくて歯も出ているし似てるね』って笑われました」と笑顔で明かした。また、本作での演技について「あんまり声を変えなくていいって言われたんです。でも、A.B.C-Zの河合郁人感は少し捨ててください、歌唱シーンではアイドル河合郁人じゃない歌い方をしてくださいって。アイドルっていう部分を普段ずっと持っているので消すのが…」と話すと、長田が「本当に!? すぐ消す男ですよ。逆にアイドルスイッチ入っているところあんまり見たことない」とツッコミ。ウイカも「今日、うちわを見て、そうだったと思った」と、河合の名前入りうちわを持った観客を見て河合がアイドルだと思い出したと言い、河合は「あれが本業ですからね、僕」とうちわを指差してアピールしていた。
2022年09月06日ピンクのイメージを覆すメイクが秋の気分。俳優の河合優実さんが2022年秋冬「ananモテコスメ大賞」受賞コスメで3つのピンクメイクにトライします。河合優実×いまどきピンクこの秋は、ピンクのコスメがなくちゃ始まらないというほど、ピンクメイクがブーム。「ピンク=可愛いと思われがちですが、意外とそれだけにとどまりません。質感や色のトーン次第でこれまでの概念を超えた表情に出合えるから、苦手意識がある方にもぜひトライしていただきたいです」そう話してくれたpakuchanさんが俳優の河合優実さんを迎えて提案してくれたのは、3つのピンクメイク。アンプリチュードの青みピンクでハンサム、エトヴォスのモーヴピンクでシック、ジルスチュアートのガーリーピンクでロマンティック。「ハンサム×ピンクのように、一見ミスマッチに感じる組み合わせが成立するのが新鮮で楽しかったです。メイクでもファッションでもお芝居でも、いい意味で裏切っていくことが好きなので、そんな私の気持ちにフィットしました」(河合さん)普段はブラウンのコスメを愛用していると話す河合さん。「いつもの気分やイメージからちょっと外す意味でも、メイクにピンクを取り入れてみたくなりました」【Handsome Pink】コケティッシュなピンクをハンサムに使いこなす遊び心をエンジョイ。新しい表情に出合える洗練クリーンなピンク 賞Amplitude左・コンスピキュアス アイズ 11中・コンスピキュアス ネイルカラー EX‐06右・コンスピキュアス マットリップス 09シュガーレスなモードピンクに恋する、秋。「バービーちゃんがつけているような青みピンクで、コスメだけを目にしたときは大人には可愛すぎる気がしたんですが、ジャケットコーデとのミスマッチ感も相まってカッコいい表情になれたことが楽しかったです。アイシャドウは透け感がある発色で、顔つきに透明感を出してくれるところも良かった。リップとネイルは見たままキレイに発色してくれました。青みピンクにこんな一面があったなんて新発見でした」(河合さん)。左・異なる3つの質感がセットに。透け感がモードな青みピンク系。¥7,700中・あどけないベビーピンク。さりげないパール感が大人っぽく仕立てる。¥3,850右・大人の可愛げを演出するマットなラベンダーピンク。¥4,730(アンプリチュード TEL:0120・781・811)Makeup Pointプレイフルなワントーンメイク。EYE:上のキラキラピンクを指でアイホール広めになじませる。マットな左下を二重幅にしっかりと重ねて奥行きを出す。下まぶた全体に右下のシャイニーなピンクをふんわり広げて、青みピンクの囲み目に。LIP:リップブラシにとって、輪郭をなぞってから唇全体を埋める。2回繰り返してビビッドに発色させると、マットな青みピンクの色みが肌の上でポンと浮いて表情のアクセントに。NAIL:すべての指にシンプルに。2度塗りできちんと発色させる。ジャケット¥99,000(ジョン ローレンス サリバン TEL:03・5428・0068)シャツ¥30,800(コトナ/アルファ PR TEL:03・5413・3546)イヤーカフ¥17,050ネックレス¥29,480(共にノウハウ/ノウハウ ジュエリー TEL:03・6892・0178)【Chic Pink】マニッシュなコーデにピンクを差して、クールな色っぽさを体現。休日のセルフィッシュなメイクのパートナー 賞ETOVOS左・ミネラルクラッシィシャドー グリッターモーブ中・ミネラルスムースリキッド アイライナー ピンクグレージュ右・ミネラルシアーマットルージュ プラムピンク憂いのある顔つきを奏でてくれる。「エトヴォスの新色は、誰かの目を意識して、というより、オフの日に自分が気持ちよく過ごすためにメイクをする日に使いたいコスメ。どのアイテムもどこかアンニュイなムードが好きです。他の色との組み合わせを楽しむより、今日していただいたメイクのように潔くトーンを合わせるのがよさそう。洋服のテンションとのギャップも好み」。左・ほんのりセピアがかったモーヴピンクのグラデーションに輝きを添えたパレット。¥4,400 限定発売中・ピンクのニュアンスをはらんだマットなグレージュ。まなざしにレディな存在感を演出。¥2,970右・体温で色づいたような血色ピンクにブルーをひとさじ。透明感溢れる発色。¥3,520 限定発売(エトヴォス TEL:0120・0477・80)Makeup Point目元と唇に色香を忍ばせて。EYE:パレットの右上をアイホールに広げる。下の2色を混ぜて二重幅に重ね、キラめきをオン。下まぶたの涙袋の上に左下をふんわりのせて。アイライナーをまつ毛とまつ毛の隙間を埋めるように上まぶたのキワ全体に引き、目尻から外側へまっすぐ3~5mmハミ出させる。LIP:カジュアルに唇全体に塗った後、指でトントンとなじませる。2回繰り返して厚みを出し、グラマラスに。ジャンプスーツ¥69,300(アー・ペー・セー/アー・ペー・セー カスタマーサービス TEL:0120・500・990)シャツ¥93,500(アレキサンダーワン TEL:03・6418・5174)リング¥9,900(クレスターレ)【Romantic Pink】キラめきがはかなくたゆたうメルティピンクで甘いときめきを。ハイセンスで媚びない大人のフェミニン顔 賞JILL STUART左・アイダイヤモンド グリマー 05中・ラッシュダイヤモンド グリマー右・ブルーム ミックスブラッシュ コンパクト サンセットプロムナード 22ドラマが始まる予感を連れてくる。「私みたいにピンクを使い慣れていないタイプは、グリッターや溶け込みカラーのチークを顔にうまくなじませてあげればピンクメイクにチャレンジしやすいことを学んだルック。まぶたや眉がライトに反射してキラキラしたら素敵ですよね。“ムードのあるフレンチレストランでディナーをいただく日にこんな顔つきで出かけるのがいいかもしれない”、なんて、妄想する時間も楽しかったです」。左・コーラルピンクのグリッター。¥2,750 限定発売中・シックなピンクのグリッターがキラめくマスカラ&トップコート。¥2,750 限定発売右・ゴールドを秘めたコーラルピンク系のブレンド型チーク。¥4,620 限定発売(ジルスチュアートビューティ TEL:0120・878・652)Makeup Point繊細な光のコントラストを奏でて。EYE:手持ちのオレンジブラウンをアイホールに塗っておく。グリッター(左)を目頭から目尻まで二重幅に塗って、キラめきをランダムにちりばめる。黒目の下にもグリッター(左)を塗って瞳をうるうるに。マスカラ(中)を上下にさらっと。EYEBROW:まばらな部分を手持ちのパウダーで埋めてからマスカラ(中)のキラキラをさっと重ねる。CHEEK:全体を混ぜて頬に楕円形にふんわり。ブラウス¥61,600(コトナ/アルファ PR)ニットグローブ¥16,500(ジョン ローレンス サリバン)ネックレス¥6,000(グレイ)ブレスレット¥17,380(ノウハウ/ノウハウ ジュエリー)かわい・ゆうみ2000年12 月19 日生まれ、東京都出身。学生時代に演劇を学び、俳優に。この秋は、『百花』『線は、僕を描く』『ある男』など、出演映画が多数公開予定。pakuchanさんヘア&メイクアップアーティスト。Three PEACE所属。雑誌から広告、映像まで幅広いジャンルで活躍。時代を牽引するセンスでタレントや俳優からの指名が殺到中。※『anan』2022年9月7日号より。写真・嶌原祐矢スタイリスト・中井彩乃ヘア&メイク・pakuchan取材、文・石橋里奈(by anan編集部)
2022年09月01日8月26日、美智子さまが右足の血栓症の検査のため、皇居の宮内庁病院を訪れた。この前週、右ふくらはぎの静脈に血栓ができる「深部静脈血栓症」と診断されており、経過を確認するために検査を受けられることになったという。皇居へ入る際も、美智子さまはお車の窓を開け沿道の人々に何度も会釈されていた。「美智子さまのご体調や日常生活には特段変わられた様子はなく、現在は経過をみながら水分を多めに摂られるほか、血流をよくするために意識的に足を動かすようにしてお過ごしになっているといいます。上皇さまとともに受けた健康診断の血液検査で、深部静脈血栓症が疑われる兆候が確認されたため、この診断が出たと聞いております。ひざから下の部位に血栓ができる“末梢型”に該当するため、ひざから上にできる“中枢型”よりもリスクが少ないと宮内庁は説明しています」(皇室担当記者)しかし、美智子さまは87歳。ここ数年、左手のこわばりが続いているが、そのほか様々なお身体の不調と闘いながら、上皇さまのお暮しをサポートされてきた。「2005年に、首の左後ろに痛みを感じられて『頸椎症性神経根症』と診断されました。頸椎が神経を圧迫する病気で、左手のこわばりもその症状のひとつだと聞いています。また2015年には、心臓に十分な血液が行き渡らなくなる心筋虚血が疑われる症状が確認されました。上皇后となられた後の2019年6月には、心臓の弁に異常が見つかったほか、不整脈と診断され、両目の白内障手術も受けられています。その後も、左胸の乳腺に腫瘤が見つかり、早期の乳がんと診断されて摘出手術も受けられました。長年の激務から、お身体にも大きなご負担がかかっておられたのでしょう。今回の血栓症も大事には至らずに腕をなでおろしましたが、10月のお誕生日で米寿をお迎えになるご年齢だけに、周囲も気が抜けない状態が続いています」(宮内庁関係者)“満身創痍”のご体調でも、毎日のお散歩、3度のお食事を必ず一緒になさるなど、上皇さまをお支えになる覚悟は揺るがない美智子さま。SNS上には、お身体を案じる声が上がった。《天皇陛下もご心配されているでしょうね》《ご成婚されてからは激務の連続だったもんね…1日も早い回復をお祈り申し上げます》《日常生活で動くことが減ることで身体に色々な影響が出てくることはあるのだろう》《どうか長生きしてください》
2022年08月28日『サマーフィルムにのって』『PLAN 75』などで大きな注目を集める河合優実を主演に迎え、直木賞作家・朝井リョウの同名連作短編小説「少女は卒業しない」を映画化、2023年2月23日(木・祝)より公開が決定した。本作は、廃校が決まり、校舎の取り壊しを目前に控えたとある地方高校を舞台に、世界の全てだった“学校”と“恋”にさよならを告げる4人の少女たちの卒業式までの2日間が描かれる。原作は、同世代のリアルな心情を鮮やかに描き出し、共感を呼ぶ作品を発表し続け『桐島、部活やめるってよ』や『何者』など映像化作品も数多の直木賞作家・朝井リョウが、2012年に発表した連作短編小説。発表当時、現役高校生からこれまでに“卒業”を経験した20代以上の大人世代まで多くの共感を呼んだ話題作が、10年の時を経て映画化となった。原作に感銘を受け、監督・脚本を手掛けたのは、高校生を主人公に描いた短編映画『カランコエの花』が国内映画祭で13冠を受賞し話題を呼んだ中川駿。商業長編映画デビューとなる本作では、原作の持つ瑞々しさと甘酸っぱさをそのままに群像劇へと構成を変え、少女たちの心の機微を丁寧に描き出す。彼氏へのある“想い”を抱えながら卒業生代表の答辞を担当する料理部部長の主人公・山城まなみを演じるのは、いま映画界を中心に熱視線を浴びる河合優実。『サマーフィルムにのって』『由宇子の天秤』で数々の映画祭の新人賞を受賞し、2022年には『ちょっと思い出しただけ』『PLAN 75』『ある男』など8本の映画に出演。本作で初主演を果たす。将来の夢のために進路の違いで彼氏と離れることを選んだバスケ部の部長・後藤由貴役には、連ドラ初レギュラーとして出演した「中学聖日記」で話題となり、『アルプススタンドのはしの方』での好演が記憶に新しい小野莉奈。軽音部の部長で同じ部内の中学校からの同級生に恋心を抱く神田杏子役は、『ヤクザと家族 The Family』で主人公の娘役で銀幕デビューした小宮山莉渚。クラスに馴染めず図書室に通いながら先生に密かな想いを寄せる作田詩織役には、2021年には『かそけきサンカヨウ』など3本立て続けに出演作が公開され注目を集める中井友望が演じる。キャストらコメント到着河合優実(山城まなみ役)この映画は卒業というひとつのリミットに直面する高校生たちの群像劇です。誰もが生きる上で経験する「絶対的な終わり」をいまどう捉えて物語に向き合うか、じっくり自分に問いながら臨みました。また、主演という形でお話を頂き、肩肘張らずに挑もうとは思いましたが、やはり1番目に名前がくるとなると良いものを作りたいという気持ちがいつも以上にメラメラと燃えはじめたのを最初から感じていました。中川監督が有難いことに私たち若いキャストと常に同じ目線に立とうとして下さったので、なんとか感覚を伝えあおうと沢山言葉を交わしながらシーンを紡いでいきました。キャストの皆さんとの日々も、とても瑞々しく感じられる出会いや再会が重なった春でした。ラストカットを残して、皆が出番を終えて現場を去ってゆく体育館で、人知れず泣いてしまったほどです。あの時それぞれの中に映っていた景色が、観てくださる方の胸にもたしかに反射するような映画になっていたらいいなと願っています。小野莉奈(後藤由貴役)後藤の性格や思考回路はとても共感できてこの役を自分が演じられるのはとても光栄だと思いました。また脚本には描かれていないこれまでの後藤の人生も沢山想像した上で現場でどんな後藤という人物像が生まれるのかも楽しみでした。中川監督は役者さん1人1人を信じて、寄り添いながら演出してくださる方だと思いました。私は監督が役者を信じて期待している感じが嬉しく、心地良くて、その気持ちにしっかり応えられるお芝居がしたいと想いながら毎日撮影に挑んでいました。本当に撮影現場では共演者の子たちとよく笑っていました。同世代の子とたわいもない話をして、まるで学生時代にタイムスリップしたような感覚でした。大人になってから学生時代を追体験できる事はなかなか無いのでこの時間を噛み締めようと思っていました。今でもこの撮影期間は大切な思い出です。あと、中川監督にバスケットボールを熱血指導していただいたのも忘れません。笑映画を見て、大人の方はきっと忘れていた思い出や学生時代の感情を思い出して初心に戻るような気がしますし、学生の方が見たら、今しかない時間を大事に生きようと思える作品なのではないかと思います。私は公開がとても楽しみです。個人的な話ですが後藤のバスケシーン、本当に頑張ったので良かったら見てほしいです。笑小宮山莉渚(神田杏子役)私が今回の作品で演じさせていただいた神田杏子は、軽音部部長で、部員から頼りにされるしっかりした子なんですが、10代の高校生らしい部分もちゃんと持っている女の子だなーと思ったのが第一印象でした。普段の自分と近いところもあったので、映画を通して神田の魅力がたくさん伝わると嬉しいです。中川監督には、台本にとらわれずリアルな高校生を演じて欲しいと言っていただいたので、撮影中も普段学校に行くのと変わらない感覚で、監督を‘先生’と呼んでしまいそうになったり、年齢関係なく皆さん本当の同級生のように接してくださって、毎日がとても楽しかったです。私も卒業まで、これからの高校生活を悔いのないよう充実させていきたいと思います。完成した映画を観て更にいろいろな変化を感じられると思うので、今から楽しみです!中井友望(作田詩織役)私は作田という役を演じさせていただいたのですが、いい意味でああ何もしなくていいかも、と思えたほど最初から作田に寄り添えました。そんな風に思える役と出逢えた事が凄く嬉しかったです。中川監督は、明確な提案をくださり監督の頭の中で毎秒映画が出来上がっていってるようでした。物腰は柔らかく必要のない緊張や不安を初めからふーっと消し去ってくれました。撮影期間は冬の残りから桜が満開になる頃で、撮影に行きながら季節の移り変わりを感じていました。人の数だけ物語や感情があり、それが合わさった時の心の振動は、生きていてよかったなと思えることのひとつです。そういうものがスクリーンから伝わればと思います。完成が楽しみです。中川駿(監督・脚本)初めて原作を読んだ際、少女達の繊細で複雑な心理描写に感銘を受けると共に、映像化することへの大きなハードルを感じました。それでも挑戦してみたいと思えたのは、やはり原作の持つ魅力や世界観に魅せられたからだと思います。4人の少女を演じていただいた河合さん、小野さん、小宮山さん、中井さんはそれぞれが全く違う素敵な個性の持ち主で、ご自身の個性をなるべくそのまま作品に反映できるよう、キャラクター設定はもちろん、現場での向き合い方も意識して臨みました。コロナ禍であり、天候や桜の開花具合に左右され、かつスケジュールもタイトな中での撮影でしたが、終わってみれば万事滞りなくやり遂げることができ、やはりこの作品には何かがあるなと感じています。本作に関わっていただいたすべての方に感謝しています。皆様の想いに応えられる作品になっていますので、ぜひ楽しみにお待ちください。朝井リョウ(原作)まず、十年以上前に書いた小説に新たな命が吹き込まれることを、本当に嬉しく、そして幸運に思います。そのうえで、企画をいただいた当初は少し戸惑いました。なぜなら、原作にある七編の物語から四編を抜き出し再構築するという提案だったからです。七編の物語は互いに関係し合っているため、三編を差し引いて組み立て直すとなると相当細やかな作業が必要だと感じました。正直難しいのではと思いましたが、いただいた脚本を拝読し、とても巧みな再構築具合とセンスの光るオリジナル要素の数々に「これは映像で観てみたい」と素直に胸が高鳴りました。一人の観客として完成を楽しみにしています。『少女は卒業しない』は2023年2月23日(木・祝)より新宿シネマカリテ、渋谷シネクイントほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:少女は卒業しない 2023年2月23日より新宿シネマカリテ、渋谷シネクイントほか全国にて公開© 朝井リョウ/集英社・2023 映画「少女は卒業しない」製作委員会
2022年08月24日俳優・吉瀬美智子さんがInstagramで私服を公開! 夏らしい爽やかなルックに注目が集まっています。7月22日、俳優の吉瀬美智子さん(47歳)が自身のInstagramに、久々の全身私服コーデを投稿しました。夏らしい爽やかなコーデに反響が集まっています。 この投稿をInstagramで見る Michiko Kichise(@michikokichise)がシェアした投稿 流行中の緑のパンツに、袖にエッジが効いた白ブラウス。シンプルだけどトレンドを押さえた好感度抜群の私服です。これにはファンも「相変わらず美しい」「凄くお似合いで綺麗過ぎ」「爽やか美魔女」「緑がこんなに似合う人を私は知らない」と大絶賛!現在、吉瀬さんはドラマ『NICE FLIGHT!』(テレビ朝日系、金曜夜11:15~)に出演中。玉森裕太さん演じる主人公・倉田粋が憧れる先輩女性パイロット・喜多見七海役として、「カッコイイ女性像」を演じています。ドラマの役同様、「カッコイイ女性」というイメージの吉瀬さん。私服までこんなにオシャレに着こなすなんて、ますます憧れてしまいますね♪あわせて読みたい🌈“リアル峰不二子”渋谷ゆりさんのダイナマイト級ボディに114万のフォロワーが悶絶!
2022年08月09日タケモト企画事務所主催、『林美智子夜会シリーズ』が2022年9月29日 (木)に銀座 王子ホール(東京都中央区銀座4-7-5)にて開催されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて発売中です。カンフェティにてチケット発売中 公式ホームページ 林美智子銀座王子ホールリサイタル開催!林美智子夜会シリーズ~うたうだけ感じるだけ~」はじまります!これまでの人生を、また新たな「これからの人生」に色濃く描いて行く第一歩。今の世界情勢にソワソワと心落ち着かない日々、このような時代だからこそ、自分のライフワークでもある歌・武満徹のsongsを、あらためて「今の自分」として心の底から歌いたい、感じたい、伝えたい!第一夜の夜会では、皆様と一緒に素敵な言葉とメロディーの宝箱の蓋を開き、一曲一曲を共に味わっていただきます。ホールでその瞬間を共感し合いたい、という想いでいっぱいです。是非!足を運ばれてみて下さい!皆様と心一つになれる夜、王子ホールでお待ちしております!心を込めて...美智子and真穂【プログラム】武満徹songsより小さな空、死んだ男の残したものは、翼 etc林美智子プロフィール東京音楽大学演奏家コース卒業。桐朋学園大学研究科、二期会オペラスタジオ、新国立劇場オペラ研修所第1期修了。文化庁派遣芸術家在外研修員としてミュンヘンへ留学。アテネで開催された「国際ミトロプーロス声楽コンクール2003」で最高位入賞。第5回ホテルオークラ音楽賞受賞。2002年、新国立劇場「ヘンゼルとグレーテル」ヘンゼルでオペラ・デビュー。以降、同年の二期会創立50周年記念「フィガロの結婚」ケルビーノ、2003年には二期会・ケルン市立歌劇場共同制作「ばらの騎士」オクタヴィアン、日生劇場ベルク「ルル」(3幕版/日本初演)、2004年二期会「ドン・ジョヴァンニ」ツェルリーナ、2005年佐渡裕指揮「ヘンゼルとグレーテル」ヘンゼル、2006年東京二期会「皇帝ティトの慈悲」セスト、2007年には新国立劇場「運命の力」プレツィオジッラ、同「フィガロの結婚」ケルビーノ、チョン・ミョンフン指揮の演奏会形式「イドメネオ」イダマンテ、日生劇場「カプレーティ家とモンテッキ家」ロメオ、2008年はびわ湖ホールと神奈川県民ホールの「ばらの騎士」オクタヴィアン、そして2009年には佐渡裕プロデュースオペラ「カルメン」タイトル・ロールで新たなカルメン像を創り絶賛を浴び、さらに2012年の日生劇場開場50周年・読売日響創立50周年・二期会創立60周年ライマン作曲「メデア」日本初演のクレオサ、2013年は2月に二期会「こうもり」オルロフスキー、7月に兵庫県立芸術文化センターでの佐渡裕指揮「セヴィリアの理髪師」ロジーナ、そして2015年には紀尾井ホールにて「オリンピーアデ」のアルジェーネ、日生劇場にて「ドン・ジョヴァンニ」エルヴィーラ役と初役に挑み、卓越した歌唱と抜群の存在感を示した。チョン・ミョンフン、パーヴォ・ヤルヴィ等とベートーヴェン「第九」、マーラー「復活」・第4交響曲、ヘンデル「メサイア」、ヴェルディ「レクイエム」をはじめとする宗教曲、ブラームス「アルト・ラプソディ」、ベルク「初期の7つの歌」、繊細かつ表現豊かな歌唱が高い評価を得たシルヴァン・カンブルラン指揮読売日響とのショーソン「愛と海の詩」などで国内外の主要オーケストラとも多数共演。リサイタル活動においても求心力あるプログラムや、自ら作詞し野平一郎氏に作曲を委嘱した「夜~La Nuit~」の演奏、R.シュトラウスやプーランクの歌曲など、常に意欲的な取り組みを行っている。2006年のファースト・アルバム「赤と黒」(Victor)に続き、2008年武満徹の「SONGS」全曲(+MI・YO・TA)を収めたCD「地球はマルイぜ~武満徹:SONGS~」(レコード芸術特選盤)をリリース。2012年2月には、パリの世紀末~20世紀初期までのエスプリに満ちた「ベル・エポック期」の歌曲を集めた〈ベル・エクサントリック~林美智子ベル・エポック歌曲集~Belle Excentrique (DDCB-13021)〉をリリース。大阪音楽大学特任准教授。【公式サイト】 【Twitter】@michiko_mezzo 公演概要うたうだけ感じるだけ『林美智子夜会シリーズ』公演日時:2022年9月29日 (木)18:00開場/19:00開演会場:銀座 王子ホール(東京都中央区銀座4-7-5)■出演者林美智子(メゾソプラノ)石野真穂(ピアノ)■スタッフ竹本和憲 / 他■チケット料金全席指定:5,000円(税込) 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年08月08日俳優の安田顕とアイドルグループ・A.B.C-Zの河合郁人が、映画『バッドガイズ』(10月7日公開)で日本語吹替版声優を務めることが29日、発表された。ユニバーサル・スタジオ×ドリームワークス・アニメーションが構想6年をかけて生み出した新作『バッドガイズ』。“最高にワルくてクールなバッドガイズ”の活躍を描く本作は、全米で4月に公開されるや2週連続のNo1ヒットを飛ばした。バッドガイズは、権力者や富豪たちから華麗なテクニックで財宝を奪う5人の怪盗集団。先日、リーダーで泣く子も黙る天才的“スリ”のミスター・ウルフに尾上松也、“変装の達人”でラップが特技なシャークを長田庄平(チョコレートプラネット)、“天才ハッカー”の毒舌ガール・タランチュラをファーストサマーウイカがそれぞれ日本語吹替版を担当することが発表されたが、この度、バッドガイズのメンバーに、安田顕、河合郁人(A.B.C-Z)の参戦が決定した。シリアスからコメディまで何でもこなす変幻自在な安田は、ウルフの親友で、皮肉屋な”金庫破り“スネークを、そして今年グループデビュー10周年を迎えた河合は、ラテン系肉体派の格闘と歌が得意なピラニアで映画声優に初挑戦。さらにウルフ尾上、スネーク安田、ピラニア河合、シャーク長田、タランチュラファーストサマーウイカの5人のバッドガイズが全員揃った予告編も公開された。予告編は札束の入ったカバンを手に、空に飛び出すウルフとスネークの姿からスタート。パーティ会場に潜入したウルフはクールに指示を出し、タランチュラはキーボード早打ちでセキュリティを解除、シャークは上流婦人に変装し警備員を引き付け、スネークは排気口からお宝に接近、ピラニアはマイクを片手にシャウト? と、”盗めぬものはなにもない“と自信たっぷりなバッドガイズたち。しかしそんな中、予想だにせぬ世界危機が勃発。「お願い、力を貸して」と頼まれたバッドガイズたちは、世界を救ってしまうのか。忍者顔負けのアクションシーンやカーチェイスシーンなど、華麗でクールでセクシーな映像が続々。また、7月1日より『バッドガイズ』ムビチケ前売券も全国で発売が決定。購入特典として、ムビチケカード一枚購入につき “オリジナル・タトゥーシール”がもらえることに(数量限定)。バッドガイズのキャラクター達がポーズを決めるデザインのタトゥーシールとなっている。安田と河合がコメントを寄せた。○■安田顕 【スネーク】スネークは、皮肉屋でありながら、憎めない、誰もが演じたくなるキャラクターだと思います。残念ながら私の見た目はヘビではありませんが(笑)、そんなやり甲斐のある役柄を与えていただき、とても嬉しく、感謝申し上げます。子供から大人まで楽しめるエンターテイメントです。どうぞご期待ください。○■河合郁人(A.B.C-Z) 【ピラニア】ピラニア役の A.B.C-Z 河合郁人です。以前より、アテレコに非常に興味を持っておりましたので、信じられないほど嬉しかった事を覚えています。新たなジャンルのお仕事ですので、挑戦が出来る喜びの中で演じました。ピラニアは喧嘩っぱやく熱いのに、緊張するとある事をしてしまう愛らしい部分があります。和気あいあいとした中で、激しさや切なさ、そして、感動が渦巻く波瀾万丈な物語となっております。友人や家族、そして大切な人と是非お楽しみください。(C)2021 DREAMWORKS ANIMATION LLC. ALL RIGHTS RESERVED.
2022年06月29日国民にとって、遠く離れていた皇室の存在を、一気に身近なものにされた美智子上皇后。ご婚約とともに始まった空前の“ミッチーブーム”の陰には、じつはひとりの女性がいた。その名は、金子鮎子さん(88)。元NHK職員で、日本初の女性テレビカメラマンであるとともに、精神障害者支援の第一人者でもある。■NHK職員から精神障害者支援へーー「美智子さまの肌は透けるように色白で、映像や写真で見るよりずっとおきれいでした。私がテレビカメラを構え、お母さまの正田富美子さんが、『ちょっとこちらを向いて』とおっしゃると美智子さまは、真正面から横顔を見せてくださって。どの角度からカメラに向かうと、お嬢さまがより美しく見えるか、ちゃんと分析していらっしゃるんだ、と感心しましたね」金子さんは64年前をそう振り返る。1957年に軽井沢でのテニスを通じて知り合われた上皇陛下と美智子さま。翌年に婚約を発表されたが、その直前の“正田美智子さん”時代の貴重なお姿を、当時NHK職員だった金子さんはカメラに収めていた。初の民間出身の皇后として、国民に寄り添う皇室への扉を開かれた美智子さま。一方、美智子さまより一つ年上の金子さんも、日本初の女性テレビカメラマンとして男女の雇用格差が大きかった高度経済成長期に、女性が第一線で働くことへの扉を開いた先駆者といえるだろう。さらに金子さんが開いた扉はもうひとつーー。55歳でNHKを退職した金子さんは、精神障害者を雇用して清掃の仕事などを請け負う株式会社ストロークを設立。障害者のなかでも働くことが難しいとされてきた精神障害者の就労への道を開いてきた先駆者でもあるのだ。「そんなことがあったのね。報告ありがとう。いま来客中だから、あとからもう一度かけてね」取材中にも、金子さんの元には、精神障害者の知人から何度も電話がかかってくる。「今、電話をくれたのは一人暮らしの70代の男性です。今日はこんなことをしたとか、日々の出来事を私に報告してくれるの。そうすることで生活のリズムが整うんでしょう」夕方からは、オンライン会議システムのZoomで、支援団体らとミーティングがあるという金子さん。ネットも使いこなす88歳のキャリアウーマンだ。「起業するときには、精神障害者と一緒に働く会社をつくるなんて、そんな無謀なことはおよしなさいと周囲から止められて。でも、あれから33年、ようやく時代が追いついたような気がします」症状に波がある精神障害者は、一人ひとりに応じたこまやかな配慮が必要になる。そのため、精神障害者の雇用に後ろ向きな企業が多く、長らく就労の道は閉ざされていた。「精神病院から退院しても、行き場がなくてひきこもりになる人が多くてね。封筒貼りなど簡単な作業をすることはあっても、一日300円ほどの工賃しか出ません。『自立したい』という精神障害者の人も多いのに、働けなければ自立することもできない。それが起業したきっかけなんです」そう動機を語る金子さんだが、華やかに見えるマスコミの世界と、精神障害者支援は結びつきにくい。その答えは、金子さんの生い立ちに秘められていた。■幼少期からフロイトに興味があった金子さんは1933年、東京生まれ。父は英語が堪能で、文化芸術をこよなく愛する自由人。母は武家育ちで家族思いの人だったという。金子さんが5歳のとき、病弱だった弟が亡くなり、翌年妹が誕生。そのころから金子さんは、「ご飯が食べられない子」になってしまう。「とにかく食べるのが遅くてね。いつも父母から、『ご飯もろくに食べられないんじゃ、しょうがない』と言われていました。ですから私は、自分はダメな子だ、と思っていたんです」また、小学生のころ、「もっと音楽に親しんでほしい」と望んでいた母の期待に応えられなかったことも、心に暗い影を落とした。「母の期待どおりに音楽の道に進んだ妹と自分を比べたこともありました。妹の中学受験と私の大学受験の日が重なったのですが、母は妹の弁当だけ作って、『ひどいものだ』と笑い話になりました」今は、そう言ってほほ笑む金子さんだが、幼少期から思春期にかけては劣等感を抱き続けた。「自分は、世間一般からずれている。いつもそんな葛藤がありました。だから、のちに精神障害者の方たちと出会ったとき、自分も遠くない場所にいると感じたんです」女性でも、ハンディキャップがあっても、“働く”ことの重要性に気づいたのも、このころだ。「私が5歳のとき、母は私たち子どもの手を引いて家出したことがあるんです。仕事を見つけるために家政婦紹介所に行ったんですが、職員に『子ども連れじゃ働けない』と一蹴されてしまって」そんな母の姿を見た金子さんは、「仕事を持って自立しよう」と心に決めたという。一方で、人の心の動きに興味を持ち始めたのもこのころだった。「幼いころ、祖母や叔父たちも一緒に住んでいて、よくみんなでフロイトの夢判断の話をしていました。子ども心におもしろそうだなと聞いていたんです」次第に戦時色が濃くなり、時代はもの言えぬ空気に包まれていく。「学校の先生は『神風が吹く』なんて言っていましたが、父は、『日本はこの戦争に持ちこたえられないかもしれない』と言ったことがありましたね」父の言葉どおり、日本が敗戦したのは、金子さん12歳のときだった。中学・高校の成績は優秀で、飛び級で1年早く大学進学を迎えた金子さんは、1951年に早稲田大学文学部英文学科に入学する。「学生運動が盛んな時代でしたが、文学部の図書室に、ずっと読みたかったフロイトなど、心理学の蔵書がたくさんあって、それを読むのに夢中でした。幼いころから、母との関係性において葛藤する自分がいましたから、なぜ自分がそんな気持ちになるのか、なぜ心が揺れるのか。自分の中で心の動きを探る日々でした。生きていくうえでの訓練みたいなものだったかもしれません」1955年、金子さんは文系の女子に門戸を開いていた数少ない企業の中からNHKの採用試験を受け、見事合格。21歳で入局する。「これでようやく仕事を持って自立できる、とホッとしましたね」■ご学友のふりをして正田邸へ。国民が美しさに騒然時代は、家庭にテレビが普及し、テレビ業界が発展していく黄金期に入ろうとしていた。1年目は人事部に配属されたが、「どうしても現場に出たい」と上司に懇願し、2年目からはテレビジョン局映画部に異動。当時は、海外のニュース映像をそのまま輸入していたので、アナウンサーが読む海外ニュースの原稿を作る業務を担当することになった。さらに、手が空いたときは国内ニュース取材班の照明係も買って出て、撮影技術も学んだ。そんなとき、大きなチャンスが舞い込んでくる。ご婚約の内定発表直前の美智子さまをご自宅で取材できることになったのだ。「当時、発表されていなかったものの、美智子さまが皇太子殿下のご結婚相手の最有力だと言われていて、取材が過熱しないよう各社取材協定を結んでいました。でも、私は正式なカメラマンじゃなかったから協定は無関係ということにして(笑)。同じ部署に美智子さまの同級生が在籍していたので、彼女と一緒に、美智子さまのご学友として、正田邸にうかがうことになったんです」NHK内部でも知っているのは一部のみの極秘任務。「本番で失敗しないように、家で妹にピアノを弾かせてね。この角度から撮るとうまく撮れるとか、何度も撮影の練習をしましたよ」こうして迎えた取材当日。金子さんはテニスウエアに身を包み、マスコミが張り込みをする前を、美智子さまの同級生とともに正田邸の門をくぐった。「あのときはヒヤヒヤしました。各社の協定を破って出し抜いているわけですから(笑)」美智子さまを一目見たとき、その美しさに息をのんだという。「お花を生けておられるところや、ピアノを弾いておられるところなど、何カットか撮影させてほしいとお伝えしていたんですけど、お母さまが的確に指示してくださって。おかげで撮影はスムーズでした」この映像が放送されると、大きな反響を呼んだ。清楚な衣装で、ショパンの『夜想曲第2番』を弾かれる美智子さまの美しい横顔に世間はくぎ付けになった。空前のミッチーブームが始まったのだ。「最初、他社は提供された写真を放送したのだと思ったみたい。でも写真が動いたものだから、みんな驚いたそうです(笑)」これが認められ、翌1959年、正式にテレビニュースのカメラマンになることができた。日本初の女性テレビカメラマンだった。美智子さまの美しい横顔が、金子さんの運命を拓いたのだ。撮影から64年後、金子さんは天皇皇后両陛下に謁見する機会を得て、両陛下にこの思い出をお話することになる……。【後編】金子鮎子さんが開いた“精神障害者雇用への扉”天皇陛下にご報告もへ続く
2022年06月12日凛とした佇まいが印象的な河合優実さんは、多数の出演作品が公開を控える注目の若手俳優の一人。「美容は本当に疎くて…」と語る彼女の美しさの源とは?心地のいい自分でいるための美容を無理なく続けていくことが理想的。「普段は日焼け止めとコンシーラーで仕上げた肌にポイントメイクを多少施す程度で、基本的に引き算主義。仕事の時も“足してください”って言うことはまずないですね。ただ、コスメを見るのはわりと好きなんです。ミニマルなコンセプトの『THREE』や韓国系のコスメは時々チェックしていますし、最近だと『アニヴェン』のベージュ系のマスカラも気になります」舞台では自身でメイクすることが多いといい、間もなく上演される舞台『ドライブイン カリフォルニア』に関しては「役柄的に、女性らしいイメージを前に打ち出すかどうか考え中。メイクは印象を大きく左右するし、メイクの時間を通して役に入っていく部分もあるので、私にとってすごく大事な要素なんです」。メイクの土台となる肌のケアについて尋ねると、「もともと肌が丈夫なので、毎晩シートマスクをするくらいで特別なことはしていないんです」との回答が。「仕事に支障がない状態を保つ必要はあるけれど、外見を評価されるための努力は自分が望むことではないと感じていて。私自身が心地よくいるためのケアを、無理のない範囲で続けたいなって思っています」Favorite Item「普段持ち歩くコスメはリップくらい。バッグやポケットにポンッと転がしています。色みはブラウン系が多くて、最近のお気に入りは『イニスフリー』のオイルティント。マスクや食事で落ちにくいものを選ぶようにしています」「目元のメイクは色を効かせるよりカラーレスに仕上げる方が好き。アイシャドウもあまり塗らないのですが、『ラカ』のアイカラーはヌーディな発色が気に入って珍しく購入。肌なじみが良く、絶妙なニュアンスに仕上がります」Yuumi’s Beauty Rules1、体調管理にプロテイン。「2年ほど前に糖質・タンパク質・脂質をグラム単位で管理するのにハマった時期があって、その頃からプロテインを摂るように。最近は『グロング』のホエイプロテインがお気に入りで、豆乳に溶かして飲むことも。栄養バランスが整うと心も安定するので、やっぱり心と体は繋がっているんだなって感じます」2、常に動ける体を目指してます。「去年の頭からジムに通い始めて、マイペースに筋トレを続けています。汗をかくと気持ちがいいし、舞台などで常にやりたい動きができる体でいたいんですよね。以前ウォーキングをよくやっていた時は、シンディ・ローパーとかテンポのいい’80年代洋楽を聴きながら歩いて元気をもらっていました(笑)」3、リラックスできる時間を作る。「頂き物の白檀のお香をたいたりコーヒーを淹れたりして、一息つく時間を大切にしています。思ったことをノートに書き出す作業もそのひとつ。仕事などで頭がゴチャついてきた時に紙に書いて整理すると、状況が把握できるんです。後から見直して“あの頃はこんなこと考えてたんだ”なんて初心に返ることも」かわい・ゆうみ2000年12月19日生まれ、東京都出身。’19年に俳優デビューし、映画やドラマなど幅広く活躍。日本総合悲劇協会VOL.7『ドライブイン カリフォルニア』が5月27日より上演予定。トップス¥46,200中に着たドレス¥48,400(共にFETICO/THE WALL SHOWROOM TEL:03・5774・4001)ネックレス¥60,500(SIRI SIRI TEL:03・6821・7771)※『anan』2022年6月1日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・上川タカエ(mod’s hair)スタイリスト・吉田達哉取材、文・真島絵麻里
2022年05月28日歌舞伎座「六月大歌舞伎」第三部『ふるあめりかに袖はぬらさじ』に出演する坂東玉三郎、喜多村緑郎(思誠塾岡田役)、河合雪之丞(遊女亀遊役)が都内で取材に応じ、意気込みを語った。有吉佐和子の原作で、昭和47年の文学座公演での初演以来、杉村春子による主人公・お園が当たり役として繰り返し上演され、昭和63年からは玉三郎に受け継がれてきた名作舞台。平成19年(2007年)12月、歌舞伎座でついに歌舞伎として初上演され、豪華キャストの競演が話題を集めた。「今は明るい話がいいんじゃないかと思った。深刻にさせないで、人生をしみじみと感じさせる」と演目の魅力を語る玉三郎は、有吉氏の作風について「洞察力が深く、世の中を俯瞰している目がある。芝居上では良いも悪いも、肯定も否定も何も言っていないんですね。笑いの中で転がっていきながら、日本のありようの神髄を突いている」と分析。「有吉先生がお望みになるか分かりませんが、歌舞伎座で演じられるのは良いことだと思いますし、先生は古典様式を使った現代作家でもあるので、歌舞伎座には合うと思います」と話していた。『ふるあめりかに袖はぬらさじ』芸者お園=坂東玉三郎撮影:岡本隆史緑郎・雪之丞とは、両名が研修生時代からの長い付き合いだといい、玉三郎は「気楽にやってもらいたい。昔から一緒なので、何とも特別感もなく、(劇団)新派に移籍したということで、共演できなかったのが不思議」とコメント。「帰ってくればと思うほどで(笑)。僕たちには垣根はないし、いつでも一緒にできればいいなと。役者の数も減っているので、これがいいきっかけになれば」と今後の共演にも意欲を見せた。緑郎の歌舞伎座出演は『修禅寺物語』以来8年ぶりで、「とにかく突然のことでしたが、心の底からうれしい。魂がひどく震えております」と緊張しきり。玉三郎の“気楽に”発言には、「いやあ、気楽というわけには」と苦笑いしつつ、「いい意味で気を抜いてということで」と決意を新たに。移籍によって「いろんなジャンルに触れる機会になったし、視野が広がった。勉強不足も痛感した」といい、「(新しくなった)歌舞伎座に立ち、どう変わるのか、自分自身としても楽しみ」と期待を寄せた。また、『東海道中膝栗毛』以来6年ぶりの歌舞伎座出演となる雪之丞も「緊張と震えが止まらない思い」と心境を明かし、「女方として大々先輩ですから、お稽古場でも本番中でも細かく教えていただけるんですが、また1年生のように勉強させていただける。大切なお役ですし、しっかりお稽古を重ねていきたい」と背筋を伸ばしていた。取材・文=内田涼写真提供=松竹(株)<公演情報>「六月大歌舞伎」2022年6月2日(木) ~27日(月) 東京・歌舞伎座※休演:9日(木)、20日(月)第一部午前11時~第二部午後2時15分~第三部午後6時~※開場は開演の40分前を予定
2022年05月24日美智子さまが心待ちにされていた、上皇陛下との赤坂御用地での生活が始まる。4月26日に上皇ご夫妻がお引っ越しされる仙洞御所は、昭和時代の東宮御所。美智子さまはご成婚の翌’60年から、上皇陛下とこの赤坂にお住まいになり、天皇陛下、秋篠宮さま、清子さんを育てられた。そして平成になって東宮御所が赤坂御所となり、’93年に皇居の御所に引っ越されるまで33年間を過ごされた。家族愛に包まれた、穏やかな赤坂御用地での日々を写真で振り返るーー。【’61年】美智子さまのご希望で、東宮御所にはキッチンが設けられた。これまで、皇族方にはご家庭で料理を作る方はいらっしゃらなかった。【’62年】フィリピン訪問からご帰国。玄関に出迎えに来られた2歳の天皇陛下を抱き上げられて。【’66年】6歳の天皇陛下とお手玉で遊ばれる美智子さま。満1歳の秋篠宮さまも、興味をお持ちのご様子。【’69年】清子さん生後半年ごろのお箸初め。秋篠宮さまも乳母車に乗られて。【’70年】お正月用写真で、百人一首で遊ばれる上皇さまと天皇陛下。美智子さまは読み手を。【’76年】お庭には美智子さまのお印、白樺の林が。清子さんと、愛犬の狆(ちん)2匹のお散歩を。【’81年】6年生になられた清子さんのピアノの演奏を、優しい表情でお聴きになる美智子さま。【’87年】天皇陛下はビオラ、上皇さまはチェロ、美智子さまはピアノ。ご家族での演奏も楽しまれた。【’92年】赤坂御所となった平成時代、初孫の眞子さんのご様子を見守られる。三世代の団らんがあった。
2022年05月07日女優の吉瀬美智子が出演する、プレミアアンチエイジング「CANADEL(カナデル)」の新CM「立ち上がれ、私」編、「負ける気 がしない」編が15日より順次放送される。新CMでは、仕事も家事も頑張っている自分を誰かに「ほめてほしい」という女性たちの切なる声を吉瀬が自身の“身をもって”表現。米米CLUBの大ヒット曲「君がいるだけで」がCM曲として使用され、ストーリーの中で吉瀬演じる「私」を、心に染みわたる歌詞とメロディで応援する。「立ち上がれ、私」編で、「私」からポロリとこぼれる“ホンネ”「誰かほめてくれんとかいな〜」は、吉瀬の出身地である福岡県の言葉。福岡を離れて久しい吉瀬は「(地元の)友達に連絡してリサーチしました!」と明かした。また撮影を振り返り、「今回CMは、リアルに近いというか、自分自身も仕事、家事、育児とかで忙しい毎日を送っているのですが、 そんな女性のリアルな日常を表現できたんじゃないかな、と思っています」と吉瀬。「今日のセリフにもありましたが、“誰かほめて〜”のように、子どもに“ママ、頑張ったね”って言って! とお願いしたりします。子どもたちにそう言ってもらって助けてもらっています」と話していた。
2022年04月15日4月10日に、上皇陛下と美智子さまは63回目のご成婚記念日を迎えられる。その節目とほぼ同時期の4月中旬に、上皇ご夫妻は東京・高輪の仙洞仮御所から赤坂御用地にお引っ越しされるという。「昨年9月まで天皇ご一家がお暮らしになっていた旧赤坂御所を、エレベーターの設置などバリアフリー化を施して改修し、仙洞御所として、上皇さまと美智子さまがお住まいになります。しかし、現状では生活にかかわるスペースの改修が完了しただけで、外装などの工事は6月まで続きます。新御所が未完成の状態でお引っ越しをなさるのは、美智子さまのご決断があったからなのです」(皇室ジャーナリスト)上皇陛下は6年前、82歳の誕生日会見で「行事の時に間違えることもありました」と、記憶力の低下を明かされた。また、87歳の誕生日を迎えられた2020年に上皇職が公表した文書には、「何度か繰り返されるご質問」「勘違いや戸惑い」といった認知症が疑われる症状が見られるとして、波紋が広がった。いまも美智子さまは常に上皇陛下のお側で、生活の一切をフォローされているという。「上皇ご夫妻は、朝食後に本の音読をされる日課のほか、健康のために毎日散歩されています。お二人はコロナ感染を避けるために外出されず、お庭の同じところを何周も回られているのです。かつて住まわれていた皇居に比べて高輪の敷地ははるかに狭いうえに地形や景色に変化がなく、骨密度低下を予防するための運動や認知機能の維持という点から見ても適しているとはいえません。“高輪での生活がこれ以上続けば、上皇さまのご健康状態が危うくなるのでは……”と考えられた美智子さまは、早く赤坂へ移りたいと願われてきたのです。赤坂御用地は、高輪より敷地が広く、起伏に富んでいますからね」(宮内庁関係者)美智子さまは、友人へ引っ越しまでのご覚悟を明かされていた。「3月末にお電話をいただきました。上皇后さまは、『陛下を無事に赤坂にお届けするのが、私のいちばんの務めなので、それだけは頑張ってやり遂げたい』とおっしゃっていました。午後になると少しお熱が出ることもあるそうですが、お庭を歩かれるとき、周囲のマンションから手を振ってくださる方がいて、そうした交流に感謝されていました」(美智子さまの友人)改修前の赤坂御所には、上皇ご夫妻がご成婚翌年の1960年から1993年までお住まいだった。「ご夫妻にとって30年以上の思い出が詰まったお住まいでもあり、御用地には秋篠宮ご一家も暮らされていて、ご家族ともお会いになりやすくなります。運動量や会話も増え、上皇さまのご健康にとっても好ましいことだといえるでしょう」(皇室担当記者)美智子さまが願い続けられた“上皇さまとの赤坂での生活”が、もうすぐ始まる――。
2022年04月05日アイドルグループ・A.B.C-Zの河合郁人が、3月25日に埼玉・ベルーナドームで行われる西武ライオンズの開幕戦「オリックス・バファローズ戦」で始球式に登板することが発表された。西武ライオンズは、2022シーズン開幕戦の3月25日を含むオリックス・バファローズとの3連戦を「開幕シリーズ」と題し、 さまざまなイベントを実施する。ベルーナドームがある所沢市に隣接する東京都武蔵村山市出身の河合は、幼少の頃からのライオンズファン。球場で何度も試合を観戦しているほか、これまでもジャニーズ事務所の野球大会などでプレーをしている野球好きとして知られている。河合が登板する始球式は、3月1日より球場名が変更となったベルーナドーム初。ジャニーズ事務所所属のタレントがライオンズの開幕戦始球式を務めるのも、河合自身も初の経験となる。■A.B.C-Z 河合郁人A.B.C-Zの河合郁人です。今回、埼玉西武ライオンズの開幕戦始球式を務める事が決まりました。家族で応援しているライオンズの始球式は本当に夢でした。少年野球のチーム名も「ライオンズ」の名前が入っておりましたが、その時に一度だけ、選手の皆さんとイベント形式で練習が出来たのが今でも良い思い出です。当時の純粋な野球少年の気持ちを思い出し、たくさん練習をして当日を迎えたいと思います。よろしくお願いいたします。
2022年03月01日※ 本記事内で述べられているのは個人の感想であり、ローズヒップの効果・効能を保証するものではありません。■ローズヒップティーは“まずい”飲み物だと思ってた先月は「ジンジャーティー」に凝っていることを報告しましたが、今月はもうひとつ、好きな飲み物が増えた報告です。それは「ローズヒップティー」。私は知らなかったのですが、美容アイテムに目がない方々のあいだでは、“美容ティー”としてポピュラーな飲み物のようですね! 私も20代の頃に飲んだことはあったんですが、その時に酸味が強すぎて嫌いになって以来、「まずい」と思い込んで飲んだことがなかったんです。それが最近、ローズヒップティーを人から頂いたので、「スッパイだろうな~」と思いながらも飲んでみたら、意外にも微かに甘みがある……! 今から考えると、昔飲んだのはクエン酸が豊富に含まれているハイビスカスとブレンドされたローズヒップティーだったのかもしれませんね。■ローズヒップティーの期待できる効能&美容効果そこで自分でも買ってみる気になってネットで検索したら、ローズヒップティーにはいろいろな美容効果を期待できることが判明!ビタミンC含有量が高い!ビタミンCがあるのは何となく知っていたけれど、ローズヒップには「ビタミンCの爆弾」と言われるほど豊富に含まれているらしいの。つまり、これから紫外線が強くなる季節にピッタリな飲み物ということですよね。それにローズヒップのビタミンCは熱に強いので、お茶にしても壊れないらしいですよ。美容によいとされる成分が豊富その他にもコラーゲンや鉄分やビタミンA、E、βカロテン、カルシウム、リコピンが豊富に含まれているし、赤ちゃんの柔らかい肌を保つのに役立つαリノレン酸も含まれているとのこと。それらの栄養素によって肌の新陳代謝の促進、美肌・美白効果、ホルモンバランスを整える、老化防止、生理痛の緩和、毛穴が小さくなったり黒ずみが解消されるといった効果まで期待できるらしいの。まさに女性にとってはありがたーいお茶ですよね!■ローズヒップティーの美味しい飲み方さて、ネットで私が購入してみたのは「プロヴァンスガーデン」というところの、ファインカットと呼ばれているローズヒップの実が細かくカットされているもの。これをカップに大さじ一杯ぐらい入れて蓋をして、待つこと3分。蓋を取ると、実がカップの底に沈んでいて、お湯は紅茶色に変わっているの。モチモチ&ネットリ……、ローズヒップの実が美味しい!ティーも良いけれど、私はこの実のほうが好きになってしまいました! なんて言うか、モチモチとネットリ感とした感触で甘みがあって美味しいんです!実際、実を食べることのほうが大事。なにしろ、実のほうに先ほどの美肌効果や栄養成分が詰まっているのですからね。だからティーパックになっているものよりも、実も食べられる状態で売っているものを買ったほうがお得ということです。美白効果を狙えそう!?このローズヒップティーを朝晩の2回ずつ飲み(食べ)始めてまだ10日間くらいですが、確実に肌が白くなっている気がします。今年の夏は、これで紫外線対策&美白効果を狙おうかと思っています。気になる方は、ぜひ、試してみて!※ 本記事内で述べられているのは個人の感想であり、ローズヒップの効果・効能を保証するものではありません。
2022年02月16日上皇后・美智子さまは10月20日、87歳の誕生日を迎えられた。誕生日に際し発表された側近の上皇職による文書によれば、美智子さまは昨年5月以降、午後に熱が上がる症状が続いているとのこと。乳がん手術後のホルモン療法による手指のこわばりは残っているものの、最近は少しずつピアノが弾けるようになられているといった近況が綴られている。また文書には《今月26日に皇室を離れられる秋篠宮眞子さまのことは、両陛下とも常に大切に愛おしんでおられましたので、お別れはお寂しいことと拝察いたします》とも記されている。しかし、眞子さまに関しての記述はこの1文だけで、結婚を祝福するメッセージはなかった。美智子さまは、初孫である眞子さまを幼いころから可愛がられてきた。「眞子さまが誕生された時には、和歌を詠まれるほどお喜びでした。美智子さまは幼い眞子さまの成長を、“ばあば”として近くで見守ってこられたのです。眞子さまが小学3年生の時に『お年寄りの世代の手仕事』を調べることになった際も、美智子さまは皇居内で行われている養蚕について眞子さまにお手紙を書かれたこともありました」(宮内庁関係者)美智子さまは、眞子さまをご公務へ同行させたこともあった。眞子さまが中学2年生の時、終戦に伴って満州から引き揚げた人たちとの面会にお誘いになった。そのときのことを美智子さまは’05年のお誕生日に際した文書で《眞子がやや緊張して耳を傾けていた様子が、今も目に残っています》と振り返られていた。このように文書などでも、しばしば眞子さまについて触れられてきた美智子さま。しかし眞子さまの結婚については、小室さんの母の金銭トラブル発覚以降、公の場でご意見を口にされることはなかった。「美智子さまは『複雑性PTSD』と診断された眞子さまの健康を、たいへん心配していらっしゃいます。美智子さまは長い間、ご自身が発言する立場ではないと静かに見守られてきました。金銭問題などが世間を騒がせる事態になっても、『見守っているしかないのです』とご意見を口にすることは控えてこられました。儀式も行われず何も言えないまま最愛の孫を送り出すお気持ちは、察するにあまりあるほどだと思います」(皇室担当記者)眞子さまは25日に仙洞仮御所を訪れ、上皇ご夫妻に挨拶をされる予定だ。最愛の孫との別れに、美智子さまはどのようなお言葉をかけられるのだろうか。
2021年10月20日10月20日、87歳の誕生日を迎えられた美智子さま。その上品で洗練された装いは、いつの時代も注目されてきた。特に革新的ファッションが流行した60~70年代は、最先端のトレンドと皇族らしい気品を両立されたコーディネートが多くみられる。美智子さまが取り入れられていた当時の流行を振り返ろう。■ひざ丈ミニスカート65年にクレージュが発表し、世界を席巻したミニスカート。日本では、67年にイギリスのモデル・ツィギーが来日したことでブームが到来。30代の美智子さまがお召しになっていたAラインの “ひざ丈ミニ”は女性たちの憧れの的となった。■サングラス60~70年代はファッション小物として最先端だったサングラス。海外の映画女優たちが発信源で、美智子さまも大きめフレームのサングラスがお気に入りのご様子だった。■ノースリーブワンピ65年にサンローランが発表したモンドリアン・ルックをはじめ、ノースリーブのミニワンピもブームとなった。肌の露出が多めの洋服でも、ネイビーなど抑えた色合いを選ばれることでノーブルな装いに。■パンタロン60年代は、パンツスタイルも女性のシティ・スタイルとして定着。ヒップからひざのあたりまでフィットし、下が広がっていく形のパンツはパンタロンと呼ばれヒットした。ガールスカウト大会など屋外のご公務や、ご静養の際に愛用されていた。■ツィードもともとは男性が着るもの、かつスポーティなものだったツィード。しかし、ピエール・カルダンやジバンシィが取り入れたことで女性の間にも広がった。美智子さまもミニスカートスタイルでお召しに。メンズライクな素材もエレガントに着こなされていた。今見るとなじみ深いアイテムも、目新しいものだった60~70年代。美智子さまの装いが、日本の女性のファッションにも大きな変化をもたらしていた。
2021年10月20日皇族方は、映画の試写会などで芸能人とお会いになることも。とくに美智子さまは、いくつもの試写会にお出ましになるなど、芸能人と対面される機会が多かった。’07年5月、さだまさしの小説を映画化した『眉山』をご覧に。美智子さまは主演の松嶋菜々子に「素晴らしかった」と何度もおっしゃったという。’09年11月にご覧になったのはミュージカルを映画化した『マンマ・ミーア!』。美智子さまはアメリカの大女優メリル・ストリープと仲睦まじく談笑されていた。ストリープは「とても優雅で、本当に本当にお美しい方でした。終わったあと、良かったとおっしゃってくださり、記念すべき夜になりました」と話していた。皇后時代、日本赤十字社の名誉総裁を務められていた美智子さま。’09年5月の全国赤十字大会では、日本赤十字社の「初代広報特使」としてアフリカ・ケニアで活動してきた藤原紀香に声をおかけになった。’11年1月には映画『僕と妻の1778の物語』の試写会に。草なぎ剛はのちに、美智子さまからのお言葉は「人から褒められた中で一番うれしかった」と話している。’13年11月、101歳で他界した詩人・柴田トヨさんを描いた映画『くじけないで』の試写会へ。美智子さまは八千草薫さん、武田鉄矢と鑑賞された。美智子さまは八千草さんに「とても良いものを見させていただいた」と感想をお伝えになったという。’14年9月映画『蜩ノ記』の東日本大震災復興支援チャリティ試写会にご出席の美智子さま。主演の役所広司と並んで映画をご覧になった。役所は「こんなに不動の姿勢で映画を観たのは初めてです」と緊張した様子だった。「女性自身」2021年5月11日・18日合併号 掲載
2021年06月18日豪華俳優と、各時代を代表する作家や脚本家が作りあげ、“奇妙な世界”へといざなう人気シリーズの最新版「世にも奇妙な物語‘21夏の特別編」。この度、吉瀬美智子が本シリーズで初主演する「あと15秒で死ぬ」がラインアップに加わることになった。今回は、4つの“奇妙な”エピソードが登場するオムニバスドラマ。すでに、上白石萌歌主演「デジャヴ」などのラインアップが発表されている。吉瀬さんは2008年に「世にも奇妙な物語2008春の特別編」で「透き通った一日」に出演しており、今回が2度目の出演となる。「あと15秒で死ぬ」では、吉瀬さんが演じる主人公の三上恵は薬剤師。夜、診療所の薬剤室で作業をしていると突如、体が動かなくなってしまう。目の前には赤い飛沫と静止した弾丸が見える。何者かに銃で撃たれて死んだようなのだが、時間が止まっているようにも見える。そこに、死神と名乗る人物が現れ、恵に残された寿命が“あと15秒”あると言う――。死が目前に迫り、そして限られた時間しか生きられないと知ったときに、人は何を思い、どんな行動をするのか?今作の主人公は“15秒で真実を解き明かしたい”と願い、意を決してある行動にでる。果たしてその行動とは?吉瀬さんは「面白い内容でした。『世にも』ファンの期待を裏切らない作品だと思います」と自信を込めてコメント。「セリフでも“なんで私が?” って言っていますが、本当に“なんで死ななきゃいけないの?”って。でも、その事実を突き止めるのには時間が短すぎて。『世にも』ならではのなんとも言えない切ない気持ちになります」とふり返っている。また、「死神の特殊メイクもユニークですし、その死神と、“死にたくない”という主人公との掛け合いが見どころだと思います。視聴者の方には今まで見たことのない、新しい自分を見せることができるのかなと思います」と期待を煽った。「世にも奇妙な物語 ’21夏の特別編」は6月26日(土)21時~フジテレビ系にて放送。(text:cinemacafe.net)
2021年06月18日恒松祐里、河合優実、坂ノ上茜といった次世代の注目女優たちが参加したイヤードラマ「夢の中のメロディ」が、本日6月14日(月)より、音声版サブスクリプションサービス「NUMA」にて配信スタートする。ストーリーに拘わったイヤードラマを中心とした個性的なイヤーコンテンツを定期的に配信している「NUMA」。今回ここで新たに配信される「夢の中のメロディ」は、“自称”オカルト部の高校生2人が、盲目の転校生と仲良くなり、青春の思い出づくりと称して心霊スポットへ行くことなるという、青春ホラー作品。放送中の連続テレビ小説「おかえりモネ」に出演する恒松さんと、「監察医 朝顔」に出演した坂ノ上さんが、“自称“オカルト部の女子高生を。盲目の転校生役は『サマーフィルムにのって』の河合さんが演じ、主人公の兄役を、「今日から俺は!!」「高嶺のハナさん」に出演する猪塚健太が演じる。収録前は「音声ドラマでホラー作品をやったらどうなるか。最初はどうなるのか想像がつかなかった」とふり返る恒松さんだが、「完成したものを聴いたら本当に怖い!!!一人で聴いていたのですが、怖すぎて途中から家族がいる部屋でイヤフォンを外して聴いたくらい怖くて…(笑)普通の会話なのに、どこか不気味さを感じたり、後半に連れて臨場感あふれる展開になっていったりと、とても聴き応えのある作品になっています」と明かしている。▼「夢の中のメロディ」あらすじ紗友里(恒松祐里)と佐子(坂ノ上茜)は、ビビりだけど怖い話が大好きな“自称”オカルト部の高校生。一度聴くとその音が頭から離れなくなるという不気味なサイレンの都市伝説で盛り上がっていた2人は、ひょんなことから盲目の転校生・美咲(河合優実)と仲良くなる。どこか浮世離れした雰囲気の美咲だったが、高校生らしく放課後のカラオケで親交を深めた3人は、青春の思い出づくりと称して心霊スポットへ行くことに。紗友里の兄・アキトの車で、隣町にある“呪いの館”を探検するべく出発した4人だったが、そこで…。「夢の中のメロディ」は6月14日よりNUMAにて配信、毎週月曜日新エピソード更新(全5話)。(cinemacafe.net)
2021年06月14日2021年6月5日からスタートする、俳優の羽田美智子さんが主演のドラマ『#コールドゲーム』(フジテレビ系)。ドラマのクラインクインの様子をご紹介します。第1話あらすじ(6月5日放送)時は西暦20××年。隕石落下の影響で地軸が大きく変動し、マイナス45℃の氷河期に突入した地球。ここ避難所第七支部では、生存者たちが限りある食糧や資源を分け合いながら共同生活を送っていた。前科二犯の天才詐欺師・祥子(羽田美智子)、息子の大輝(結木滉星)、娘の陽菜(久間田琳加)、夫の隆(やす)たち“木村家”は、支部長の如月(中村俊介)の考えで“家族優先”が徹底されているこの避難所で、ある秘密を抱えて日々を過ごしていた…。極限状況をたくましく生き抜く人々の世紀末サバイバルストーリー、開幕!!同年3月上旬に始まった撮影。ロケ地はポカポカ陽気で気持ちがいい天候でしたが、ドラマの舞台は氷河期の世界です。出演者たちは、ダウンジャケットや厚手の服を着込んで、真冬の格好で現れました。俳優の結木滉星さんと久間田琳加さんはお互いの距離を縮めるべくコミュニケーションを取り、何やら楽しそうに話をするなど、クランクイン初日からいい雰囲気だったのだとか。数日後、避難所第七支部の支部長で元国会議員、如月雄一郎役の俳優の中村俊介さんがクランクインしました。テレビドラマ『隕石家族』(フジテレビ系)で共演している羽田美智子さんは「どうしたの、その格好。ここは寒いんだよ~(笑)」とスーツにコート姿で決めた中村俊介さんにツッコミながらも、笑顔で挨拶を交わしたそうです。ドラマでは、過去に因縁があった木村祥子と如月雄一郎の今後のストーリーにも注目ですよ!諦めずにさまざまな困難を乗り越えていく、木村家のたくましさに元気をもらえること間違いなし。追い詰められた環境の中でこそ現れる人間の本性を、笑って泣けるエピソード満載で描く『#コールドゲーム』の放送が楽しみですね!『#コールドゲーム』放送日時:2021年6月5日(土)24:10~(※第2話から23:40~)出演:羽田美智子結木滉星久間田琳加やす(ずん)篠原篤和田琢磨福田転球椿鬼奴銀粉蝶中村俊介[文・構成/grape編集部]
2021年05月30日脳卒中は、日本人の死因の上位にある疾患です。特に、汗をかきやすく血液の流れが悪くなりがちな夏の季節は注意が必要です。そこでバイエル薬品株式会社は、バイエル ヘルシーエイジング 人生100年時代の「健康と幸せ力」プログラムとして、2021年6月21日(月)にZoomを使用したオンラインセミナー「夏の脳卒中を防ごう 〜健康寿命の延伸を目指して 自宅でできる予防ストレッチを学ぶ」を開催。2021年5月7日(金)〜6月7日(月)の期間、希望者500名を募集中です。脳卒中を正しく学ぶオンラインセミナー脳卒中は医療の進歩により死亡率は減少傾向にありますが、片麻痺などの後遺症が残り、予後に苦しむ患者さんが少なくありません。セミナーでは、この領域における日本の専門家である、日本医科大学大学院医学研究科 神経内科学分野 大学院教授 木村和美先生より、夏に多く発症する脳卒中の正しい知識について講演。また、専門家が、参加者が自宅でできる脳卒中を予防するストレッチを実演します。その後のトークセッションでは女優の河合美智子さんも登壇し、脳卒中サバイバーとして、ご自身の体験から、患者さん、一般の皆さん、そして医療従事者にメッセージをいただきます。セミナー概要■開催日時:2021年6月21日(月)18:30〜20:00(18:00開場)■形式:Zoomによるオンラインセミナー■応募期間:2021年5月7日(金)10:00〜6月7日(月)17:00■応募方法:記事下部に記載の応募ページより申し込みください。■募集人数:500名(先着順)■参加費:無料【参考】※応募ページ
2021年05月18日俳優の唐沢寿明と女優の吉瀬美智子が、27日から放送されるキリンビール「キリン一番搾り 糖質ゼロ」の新CM「一番搾りだから」編に出演する。白い背景のシンプルなスタジオで、テーブルをはさんで向かい合う2人。「ちょっと飲んでみてよ」と唐沢から自信満々でビールをオススメされた吉瀬が、おいしさに驚くドキュメント調のショートストーリーとなっている。ビールを飲んだ吉瀬の「おいしい!」という微笑みに、「でしょ? 俺これ好きなのよ!」とうれしそうに声を上げる唐沢。2人の“素”を感じられるような自然な演技に注目だ。吉瀬は「やっぱり、仕事柄、体型には気を付けていて……糖質ももちろん気にしています!」と語り、今回の商品について「ジムに行った日も、これなら罪悪感なくいただけそうです!」とコメントを寄せた。
2021年04月27日アイドルグループ・A.B.C-Zの河合郁人が、NHK Eテレのこども向け特別番組『でこぼこポン!』(30日・31日15:30~15:40)で声優を務めることが23日、分かった。発達障がいやグレーゾーンの子どもが、社会生活を送るうえで大切なスキルを学べる同番組。ドラマパートをメインに、ゲームや体操を通じて子どもの発達をサポートする。長年かけてスーパーロボットを開発している、研究所に住まう年老いた1人のはかせ。ようやく完成という瞬間、どう猛なネコ・ポン(声:河合)がネズミを追いかけ回して開発用コンピューターをめちゃくちゃに操作し、研究所は大爆発してしまう。その影響ではかせは身も心も幼い子ども(猪股怜生)になり、ポンはちょっと変わったやさしいネコに、そしてロボットのでこりんは、でこぼこなロボット(鳥居みゆき)に。騒動を引き起こしながらも、はかせとネコにやさしくサポートされ、でこりんは成長していく。ネコ・ポンの声を務める河合は、「本格的なアテレコは今回が初めてですので、収録前から緊張しておりますが、観てくれる子どもたちにしっかり伝わり、親子で楽しんで頂けるように精一杯取り組みたい」と意気込み、「Eテレの子ども番組や声の出演は未知の領域ですので、戸惑いがありますが、私自身も楽しむ事で番組に対する知識をより深めていきます。楽しい時間を一緒に過ごしましょう」とコメント。また、ロボット・でこりんを演じる鳥居は、「でこぼこしている人たちもフラットになる必要は全然なくて、『個性』を伸ばしていけたらそれもいいし、生きづらかったら人の言葉に耳を傾けてみるのもいいのかなと思います」と持論を述べ、「わたし自身も含めてですが、『周りから浮いているな』と感じている人にはぜひ見ていただきたいです。子どもだけじゃなく、大人が見ても良いんです。『こんなに心が子どものままで良いのかな』と悩んでいる大人の方にも見てほしい。みんなにとって、ちょっとした支えになる番組になったらうれしく思います」と、大人に向けてもメッセージを送った。(C)NHK
2021年03月23日