~雨もロマンに〜梅の雨、つゆ。雨は万物の命のもと。渋い裾模様の着物のような薄曇りの空、肌に潤いを与えるおしめりの空気。この世には功罪相半ばするというか、もの事には良い面と悪い面があるのです。雨の日など気持ちがジメジメする時は、発想の転換を図る。この時期に合う情緒的な音楽、文学、美術、服装、洋和装、小物で、逆にその梅雨を風情として楽しんでみてはいかが?蛇の目傘や、あでやかな色の洋傘でちょっとした散歩も粋ですよ。ヴェルレーヌの詩に「巷に雨の降るごとく、わが心にも涙ぞ降る」というのがあります。ロマンの味つけをすれば雨も又、素敵じゃありませんか。
2017年06月05日~褒められるのは愛されているから?〜男性が女性を持ち上げたり、褒めたりするのには、多くの場合、下心があるからと世の女性に忠告してきましたが、未だに騙されたり泣いたりする女性が減りません。簡単に「私のことを愛しているから」とうぬぼれたり勘違いをしては危険です。愛されているのと、ただ性欲の対象にされているのとでは全く別物です。本当に愛しているのであれば、男性は女性にさりげなく優しさや思いやりのある行動をしてくれますが、それほど褒め称えたり持ち上げることはしません。むしろ男性はやましい下心がある人こそ女性を持ち上げ褒め称えて気持ち良くさせて、生理的欲求だけを充たそうとするのです。普段は女性の方がしたたかでも、性欲がからむとむしろ男性の方がしたたかになる。自分は排泄作用の性欲の対象としておだてられているだけなのか、それとも本当に愛されているのか、しっかり見極める女性は素敵です。男を泣かせはしても自分は泣きません。
2017年06月02日~6月を迎えて〜皆さま、ごきげんよう。今日から6月。早いもので、今年も半分が過ぎようとしています。6月といえば、梅雨の季節。雨が続きますと、「洗濯物は乾かないし、あ~だ、こうだイヤだわ」と、うっとうしく思う方が多いと思いますが、水は自然の恵。雨が降らなければ、この先の暑い日照りの夏を乗り越えることはできません。田畑が枯れてしまえば、食物がとれません。野菜も動物も育ちませんし、何より私たち人間の飲み水がなくなれば皆死んでしまいます。こう考えれば、梅雨もまたいと有難し。それから、この季節ならではの紫陽花や菖蒲が美しく咲きますでしょう。梅雨空にも鮮やかによく映えて、私たちの心を優しくなごませてくれます。もしかすると、私たち人間が只「梅雨は嫌い!!」と云えないように、この季節をわざわざ選んで咲いてくれているのかもしれませんね。正負の法則です。紫陽花や菖蒲を楽しめるお寺や庭園もたくさんありますから、おうちで地縛霊になっていないで、たまにはオシャレな傘を手に、おでかけしましょう。自然の恵み、命の水の大切さを思い、ジメジメとした空気を逆手にとって、しっとりとしたロマンティックな雨の日の風情を楽しみ、今月も上品に過ごして参りましょう。
2017年06月01日~人生の階段〜皆さま、ごきげんよう。この麗人だよりをご覧の皆さんの中には、私の著書もたくさん読んでくださっている方々もいらっしゃるようで、改めて感謝申し上げます。さて、私も傘寿を迎えたわけですが、まだまだ人間修行の途中だなぁと思うことばかりの毎日です。振り返れば、10代、20代は自分本位で青くていたらなかったことばかりだったと思いますし、30代はなんて傲慢で無知だったのだろうと思います。歳を重ねれば重ねるほど、冷静に自分を見つめ査定することができます。皆さんの中にも、自分のダメな部分、イヤな部分に気がついて、悩んだり苦しんだりすることもおありでしょう。ちょっと進んでは悩み、立ち往生し、自己嫌悪に陥り、乗り越え、それを繰り返し、わずか少しずつ高みへ向かっていくことこそが人生なのです。しかもその人生も、現在の人生だけではありません。人は何度も生まれ変りましたし、これからも生まれ変わっていくのです。その数え切れないほど多様多種の人生で、さまざまな試験試練を受けながら成長していくのです。誰もが階段を一段上がるために七転八倒し悩んだり苦しんだりするのです。頑張りましょう。エイヤッ!
2017年05月29日~会話のときに3点の意識〜今日から会話をする時に、以下の3点を常に意識する…。①適切で知的な美しい言葉を選ぶ。②少しだけゆっくりしたスピードで話す。③声の高低、強弱を意識して相手に柔らかく響くトーンで発声する…です。会話は相手があってこそ成立します。自分が一方的に話すのではなく、相手のことを考え、話し上手だけではなく聞き上手が基本です。この3点を意識すれば、好印象を与えることができる上、自分自身が会話を楽しめます。会話上達法として3点を意識して本日からあなたも会話上手になりましょう。
2017年05月25日~マイナス思考は絶対にしない!〜マイナスなことは一切考えないし口にしない…。今日一日は何があってもマイナスなことは考えない、口にしないで何から何迄プラス思考で過ごしてください。マイナスなことを言葉として出せば自分に必ずマイナスの気が返ってきます。運気が下がります。また、先のことを考え過ぎれば取り越し苦労になりマイナス思考になります。「当たって砕けろの人生」と割り切り楽観主義でいきましょう。首を真直に立てマイナス思考にならない、口にしないと決めて、前向きに楽観主義に気持ちを切り替え微笑むクセをつければ、簡単にマイナス思考の悪循環に陥ることはありません。
2017年05月22日~魔界人の“悪魔のささやき”になど負けない!〜自分が正しいと思うことをしていても、世の中には陰口や悪口“悪魔のささやき”がつきもの。むしろ魔界人の方が天界人よりも多いし強いので日常茶飯事でしょう。しかし、絶対に負けてはなりません!自分が正しいと信じ、ずるく邪な気持ちなどなく、他人に迷惑をかけないのでさえあれば胸を張って続けるべきです。ねたみ、そねみ、ひがみ、意地悪など、悪の心を持った人間は、心から善意でやっている人間、他人の為に尽くしている人を見ると、いまいましく小しゃくにさわり苦々しく見える。ですから魔界人は善行を行っている人間には、手を変え品を変え何とかやめさせようとします。そこでくじけて弱きになり辞めたりしたら魔界人の思う壺!そこでそういう時には相手は“悪魔”だと割り切って全く相手にしないことです!悪魔より百倍も強力なエネルギーを自分は持つ神なのだ!と思い信じ込み戦い抜くのです。絶対に負けてはなりません!
2017年05月18日〜運命を変える方法とは〜皆さんは、運命を変えられると思いますか?運命は変えられます。ただし、相当な努力が必要です。何か悪いことがおこると、お祓いしようと神社に出かけることがあるでしょう。でも、それだけではなく、トータルで運命を変える努力をしなければなりません。例えば、大昔からあるような姓名判断や、方位学を勉強して自分にとっての吉方位を探したり、先祖供養をしたり、気の流れを変えるための心身の生活改善などがあげられます。どれか一つだけを一生懸命やっていても、なかなか運命は変わりません。たとえば、先祖供養を一生懸命していても、現実的に体に悪い食生活や不健康な生活ばかりしていては、効果は半減してしまうのです。さらに、私がいつも言いますように、良質な文化にふれることも大切なのです。文学、音楽、美術、スポーツなどすべて行動に移すのは大変なことですが、知識・教養などの努力なしで運命を変えるのは難しいのです。そのかわり反対に、それだけの努力をすれば誰でも運命は変えられます。それを強く信じ行動する素直な人だけが、運命を変えられるのです。
2017年05月15日~母に想いをよせて〜今週日曜日は母の日ですね。全国のお母さん、毎日本当にご苦労様です。家族の誰よりも早く起きて朝食の用意をしたり、お弁当をつくったり、家族を送り出したあとも、掃除洗濯などの家事が待っています。仕事をしている方も多いと思いますが、家事との両立は大変なことでしょう。疲れていても、愛するご主人や子どものことを優先して、自分のことは後回しにする。それが、自分で撰んだ母という生き方なのでしょう。もちろん、誰方でもお母さんには感謝していると思いますが、今日はせっかくですから、ぜひ日ごろの感謝の気持ちを、言葉にしてみませんか?照れくさくてもたった1分の電話でも、たった1行のメールでもいいのです。きっとお母さんの日ごろの苦労も暖かい言葉の風で吹き飛んでしまうことでしょう。お母さんが亡くなった方も、事情があって離れ離れになっている方も、心の中で感謝の言葉をつぶやいて上げてください。届きます。人間なら誰にでもお母さんはいるのです。お母さんがいるから生まれてきたのです。皆さんの今があるのは、産みたいというお母さんの強い意思があったからなのです。そんなお母さんの幼い頃からの人生に思いをはせ、心穏やかに自分の命を大切に考えましょうね。
2017年05月11日~格好良く生きる実践講座…多趣味で忙しい自分〜多くの趣味を持って、心豊かに忙しく生きていく…何か趣味があり、夢中になっている人を見て素敵だなぁと感じたり、羨ましいと思ったことはありませんか?趣味を数多く持つのと持たないのでは、20度の人生と80度か100度位角度の差があるのです。大きく生き方の上手下手と損得が決まる。多趣味な人は、生活が充実する為仕事もバリバリこなし、暇がないので、無駄なことで思い悩む時間も必要もなく楽天的、いつも建設的なプラスの空気の中で生きていられます。一方、無趣味な方は文化的なことに一切無縁で、仕事以外の時間を空しく乾いて持て余し寂しく惨めになり、読書も思考もないので発想の転換も出来ず、只、酒を飲み、無やみに感情的になり、性癖も悪くなり、暗い空虚な負の人生になります。格好良く生きる第一歩は、熱中できる趣味を何か見つけて自分ならではの個性的なライフスタイルを確立することからです。
2017年05月08日~格好良く生きる実践講座・・・お洒落な人間になる〜自己志向型のお洒落人間を目指し努力する…スタイルは良くないのに格好良く見える人はその服装がお洒落でセンスがあるからです。ただ、「流行の服や高いブランド品を身に着けているのよ。」というお洒落は、決して格好良くは見えません!格好良く見えるもの、それは“知力”です。本当におしゃれで真に美しく見える人は、みな“自己志向型”。服装の歴史から材質、カッティング、縫製デザインの基本を心得、その上、社会的立場、行動、思想、趣味、肉体的長短所、特長を熟知して物を撰ぶ。情報や流行に拮抗するだけの美の文化に関する知識や技術が必要で、それらを吸収する経験と努力が自信に変わり、「これは私らしい」と思える個性的なスタイルが確立できる。右見て、左見て、人と自分を比べる“他人志向型”の性向では、本当のおしゃれにはなれませんし、格好良くもありません。お洒落とは洗練された人間性から生まれるものなのです。
2017年05月07日〜子供が頼れるのはこの世で親だけ!〜“子はかすがい”とは言いますが、実際に子供を育てている親御さんは大変です。子育てに休日なしは当たり前。子供とは自分本位のわがままな生き物であるのが本質です。出来たてホヤホヤの人間の新品ですから言葉も理屈も通じないのでダダをこね、困らせる。でも、子供は、「親は絶対に自分を裏切らない、守ってくれる」と信じ切っているからこそ命を委ねているのです。親って大変です!しかし、自分が産んだ以上「他人様には後ろ指をさされない、立派な子に育ててみせる」そんな親の覚悟とプライドが親自身を成長させるのです、そして、親の知識教養人格が子供の姿なのです。子は親の鏡、親は子の鏡なのです。子供は宝物、これは永遠の真理です。全ての子供が幸せに健やかに成長することを願いつつ、親御さんにも又エールを送ります!
2017年05月06日〜こどもの日〜♪柱の傷はおととしの~五月五日の背くらべ~この「背くらべ」は、大正時代に作られた、兄弟の背くらべのシーンをうたったかわいらしい童謡です。今日は端午の節句ですが、今どきはこの歌をあまり耳にすることもなくなりました。また、都会ではビル群など住宅事情のせいか、大きな鯉のぼりもあまり見かけなくなりましたね。風にゆったりとおよぐ鯉のぼりは、童画の世界に居るようで見ていてとても楽しく気持ちがいいものです。鯉のぼりをたてる風習は、江戸時代の庶民の間ではじまったそうです。その証拠に、歌川広重が「名所江戸百景」の一つに、大きな鯉のぼりを描いています。皆さんもインターネットで検索してご覧ください。風に丸々とふくらんだ鯉のぼりは、さぞかし当時の人々を和やかに優しい気分にしたことでしょうね。さて、ゴールデンウィークもあと1日となりました。今日は、風情ある菖蒲湯にゆっくりつかって、明後日からまた仕事や人生の勉学に励みましょう。
2017年05月05日〜憲法記念日に想うこと〜今日は憲法記念日です。日本はこれまで一貫して戦争放棄を謳い平和を保ってきましたが、戦後71年を迎える今、政治家達は再び戦争をする国にしようとしています。戦争をしたらどんな恐ろしい事になるかは、小さい子どもでも知っています。それなのに、安倍内閣は憲法九条を拡大解釈し、集団的自衛権を行使。皆さんは、映画やドラマで、第二次世界大戦がどのようなものだったのか見たことがおありでしょう。想像してご覧なさい。昨日まで聞いていた楽しい音楽は聞けなくなり、昨日まで着ていたおしゃれな洋服は着られなくなり、昨日まで食べていたご馳走が食べられなくなり、昨日まで一緒に食卓を囲んでいた家族が、兵隊として戦地へ行って殺され死んでしまうのです。昨日まで許され、認められていた価値観が、すべて禁じられてしまうのです。私は、多くの人間達の悲劇を見てきましたし、むごたらしく理不尽で悲惨なことばかりでした。「狂人に凶器と権力を持たせる」それが、戦争なのです。何度でも言いますが、あの同じ悲劇を二度と起こしてはならないのです。ゴールデンウィークで楽しく羽を伸ばしている方も多いと思いますが、その今の平和とは何か、じっくり考えてみると有難みがつくづくとおわかりになりますよ。
2017年05月03日~GWは必ず文化に触れる!〜待ちに待ったゴールデンウィークは1つでも文化にふれ、心の栄養を補う!5日間の1日だけでも、読書、映画演劇、音楽、美術工芸、スポーツ何でも良いので、文化に心身を浸してください。せっかくの休み身体をボケーと休めることも大切ですが、心に栄養補給をすることは忘れてはいけません!「何もしたくないモン」と家でゴロゴロ“ドテまぐろ”する過ごし方だけはするべからず。この機会に、普段、現実生活に追われ、栄養不足の心にロマンと夢の御馳走をたっぷり味合わせてあげましょう。キレイになれますよ。
2017年05月02日〜大きく得れば大きく失う…それが人生〜この世は楽しいことばかりのユートピア・桃源郷ではありません。仕事もプライベートも全て順調・平和で幸せだけの人生を願うのは自由ですが、そうはいきません。正負の法則がこの世の法則なのですから。大きく得れば大きく失うもの。逆に小さな“正”しか得られなければ、“負”もまた小さくて済みます。ですから「人生、何事もほどほどでけっこう。無病息災が一番」と思えるようになったら、焦らず落ち込まず人を羨ましがることもなく、精神衛生上は大変のんびりと良い状態で気持ちよく人生を送れます。結局、「まあまあ、これでいいや」と自分で満たされなければ、いつまでも「もっと、もっと」と大欲をかき、結果は正負の法則通りに大損をして落ちていくだけです。幸せ・不幸せとは、その人の心次第、心象風景が現れるもの。身心が満たされて、美しくなければ、何をどれだけ巨満の富を持っても空しく不幸なのです。これからの人生に是非お役立てください。
2017年05月01日~色気のある女・・・その正体は?〜「色気のある女」とは、上品な優しい雰囲気のある女性のことを言います。男からしてみれば「この人は自分に恥をかかせることはないだろう」と思わせる態度や言葉遣い、日常のさりげないしぐさや上品な優しさに溢れている女性です。肌の露出が多くて外見がセクシーな女性に色気があるのではありません。肉体的のセクシーさ、それは生まれ持ったメスのもので、ただのエロです。色気は内面的なもので日常の努力次第で、着衣で肉体を隠していてもにじみ出てくるものでもあります。エロと色気は違います!同性に不快だと思われるのが“エロ”で、同性も好感を持つのが色気です。あなたが色気のある女性になりたいと思うなら、自分は美しくあるべきだという意識を持ち、些細な行動や言動にも思いやりといたわりを持ち、慈愛に満ちた生活習慣を忘れないことです。今の日常生活がその道場なのです。
2017年04月27日~悪口、毒舌と相手を想う辛口との違い!〜節度がなく毒舌、辛口といってもてはやされている只性格が悪いだけの品性下品なタレントやコメンテーターが横行しています。思いやりもなく、洒落たエスプリもユーモアの実力もなく、ただ、相手を侮辱攻撃し、悪口雑言わめき立てて、自分を偉く見せようと卑しい下心丸出しこういう連中は必ず滅びて消えていきます。プロダクションの力とTV局のなれ合いで一時だけです。私は人生相談やメディア等で厳しく、辛口なことを述べますが、それは少しでも世の中や人々の役に立ちたいと思っている心からです。人々を励まし癒し慰める歌、芝居、講演で文化という精神のビタミンを少しでも多くの方に召し上がっていただきたく、様々な手段でメッセージを届けているうちに、もう60年以上になりました。「少しでも皆様の役にたち、世の中を良くしたい」という想いが、皆様に伝わっていたので、長きにわたり生き残って(笑)こられたのです。紅白出場で多大な反響をいただいたことも何よりの証拠ではないでしょうか。有難や、有難や~。
2017年04月24日〜男の理想はマリリン・モンローの真理とは〜大概の男性の理想の女性はマリリン・モンローが演じたような女性です。頭のネジがひとつふたつ緩んでいるように見えるお人好しの女性。マリリン・モンローに限らず現代の女優さんやアイドルの方でもスタイルとルックスが良くちょっとボケている位の子が男性に人気でしょう?その真理は、男というのは「俺が守ってやるんだ」という保護本能を掻き立てられ自分の方が上から目線で見下せることを望んでいるからです。女性に人格的に高い場所から見下されると、男性は劣等感が強いので、性欲・劣情を抱けなくなるどころか、自分の教養の無さや人格的な至らなさ、弱さを見透かされることに我慢ならないのです。だから男は頭のネジが緩そうに見える女性を好むのです。もちろん中には、静かでインテリジェンスなたしなみを備えた女性を好む自信たっぷりな男性もおります。しかし、世の男性がどうであれ、大切なことは、あなたがあなた自身を含め自分と同じ場所で和やかに心地良く咲ける相手であるかどうか、まず花の資質を見極めることです。形ではなく。
2017年04月20日~ジャンヌモローに学ぶ〜安倍総理は、これまで女性の社会進出を促進することを公言してきました。そのための一つとしては、主婦たちが働きやすくする為に待機児童を減らすことが重要なのですが、それだけではなく、自立した女性が増えるべきだと私は考えます。かつて、フランスの大女優のジャンヌモローは、インタビューで、「どんな男性が好みですか?」と聞かれ、「男は美しければそれだけで結構」と答えたものです。記者は「経済力や包容力、知性や教養は相手に求めないのですか?」と聞いたところ、「そんなものは私が全部持っているから結構です。必要ありません」と答えたそうです。かっこいいでしょう!そう言える女性こそが、自立した女性と言えるのではないでしょうか。仕事の面では男女平等を主張しながら、結婚となると愛よりも年収が多い相手を選ぼうとするなんて、なぜ女は自らを落としめようとするのでしょう。いまは、女性が経済的に自立できる時代です。利害関係や世間の常識に支配されない愛、本物の愛の価値観を自分自身の中に見出していただきたいのです。ジャンヌモローのような、自立したカッコいい女性が一人でも増えることを願っています。貴方ならなれます。
2017年04月17日~友人…節度を守るからこそ信用される〜あなたにとって“親友”“ともだち”とは何ですか?自分のことを理解して、気が合って楽しい、愚痴や悩み相談事何でも腹を割って話せ、聞いてくれる他人ですか?もし、そう自分に都合のよい人と思っているならそんな仲は、ちょっとしたお金の貸し借りなどでヒビが入れば直ぐに崩壊します。結局は、人としてケジメもなく慣れ合いお互いに寄りかかっているだけ。そんな困ったことの処理場のような人間関係なら孤独でいる方がましです。友人関係とは相手に求め寄りかかるものではなく、迷惑なお金の貸し借りもなく、お互いが礼節を保ち続けているものが理想です。相手の心の中に土足で踏み込むことはしない人間関係のマナーを守って初めて、お互いの付き合いが長続きするのです。水臭いのではありません、節度を守るからこそ信用される、それが本当に友人関係です。そんな人は人生でそう何人も出逢えません。友人とは数多くいるかではなく、どれだけの節度を守って信用し合える人がいるかの方がはるかに大切なのです。
2017年04月13日〜「か」と「ね」の大きな違いを意識した対人交流術〜人間関係は腹6分の原則はしっかり守られておりますか?どんなに親しい仲でも6分程度が良好関係を保つ秘訣です。しかし仕事やご近所づき合いなどで嫌な相手ともお付き合いをしなければならないのが世の常。嫌いな相手との付き合い方の秘訣として「か」と「ね」の違いを覚えておくと便利です。嫌な相手に「そうですか」と相槌するのと、「そうですね」と相槌するのでは全く異なります。「そうですね」と言ってしまうと、相手は同意したと解釈し、親近感を持ち馴れなれしく一層近づいて来ます。一方、「そうですか、そうですか」は、聞き流す時の相槌なので、相手も何やらお互いの距離感を自覚し、距離を置いてきます。そうなれば嫌な人でも程良い距離でお付き合いできますし、それはかえってお互いのためなのです。「か」と「ね」の違いを意識して対人関係を上手く切り抜けていきましょう。
2017年04月10日〜秘密の仕舞い方〜皆さんは、誰にも言えない秘密はありますか?家族に内緒でへそくりをためているとか、あるいは、過去に人に知られたくない言えないような仕事をしていたとか、まぁ誰にでも秘密の一つや二つはあるものでしょう。誰にも言えない秘密なのですから、誰にも告げずにあの世へ行けばいい筈なのに、どういうわけか、死ぬ前に本当のことを言ってせいせいしたいと、過去のあれこれを洗いざらいぶちまけ告白してしまい、人間関係にヒビが入り、聞いた人が迷惑したという例は少なくありません。告白したほうは、長い間の便秘が治ってスッキリしたかもしれませんが、言われたほうはたまったものではありません。夫が過去に不倫をしたことがあり、病床で優しく看てくれる妻に侘びを入れ、まったく何も知らず優しく平和で倖せだった妻は、夫を許せなくなり、平常心で病気の夫の面倒をみていけなくなった、という悩み相談を受けたことがありました。「知ってしまえばそれ迄よ、知らないうちが花なのよ」と云う昔の唄にもある通り、知らないことが幸せなこともあるのです。言いたくなる気持ちもわからなくはありませんが、言ったあとどうなるか、言われた相手のことを考えれば、言わないほうがいいのは言うまでもありません。葬式をきちんと出してもらい泣いて惜しまれる為にも、秘密はあの世まで持っていきましょう。それが、家族のためであり、自分のためなのです。携帯やスマホの盗み見も同じです。
2017年04月07日3月26日、近代能楽集より『葵上・卒塔婆小町』が東京で幕を開けた。三島由紀夫作、美輪明宏が、演出・美術・衣裳・音楽・振付・主演を担うこの舞台。7年ぶりとなる上演には、その才がすべて注ぎ込まれ、時空を超えたドラマが、妖しくも確かな手応えを持って届けられた。近代能楽集より『葵上・卒塔婆小町』チケット情報<葵上>の幕が上がると、まず目に飛び込んでくるのは、シュール・リアリズムを代表する画家、サルバドール・ダリの絵画が飛び出してきたようなセットだ。中央には、尾形光琳の筆を思わせるカバーのかかったベッドが置かれ、その奥には室町風の巨大な着物がかかる。そこは病院なのだが、どこかこの世ならざる気配を漂わせ、観客は一瞬にして異界に入り込む。しかも時は深夜。美貌の青年・若林光(木村彰吾)が病に伏せる妻の葵を見舞うと、そこに、かつて恋仲にあった六条康子(美輪)が現れ、ふたりが心を通わせた過去へと連れて行く。長い黒髪に、黒のイブニングドレスとコートを纏って登場する美輪は、立っているだけで妖しく恐ろしい。が、再び光を取り戻そうとすがる姿に、女の情念が生々しく表れたりもする。『源氏物語』を元にした能から三島が描きたかったであろう、生霊となってまでも執着せずにはいられない人間の愚かさと愛おしさが、全身から伝わってくる。<卒塔婆小町>が描くのは、小野小町を題材にした能・謡曲を元にした物語である。夜の公園。酔っ払った詩人(木村)がみすぼらしい老婆(美輪)に話しかけると、自分はかつて小町と呼ばれていたと言う。やがて、公園は明治時代の鹿鳴館の庭となり、詩人は深草少将に、そして老婆は美しい小町に変わり、ワルツを踊り始めるのだが、まずは美輪のその変身ぶりに驚かされることだろう。詩人も目の前いるのが本当は老婆だということを忘れその美しさに心奪われる。そして、小野小町と深草少将の百夜通い伝説を下敷きにしたこの物語は、美しい女を自分のものにしようとした途端、男に死を与えるのである。美を表現できる美輪だからこそ、美の空虚さがリアリティを持つ。難解なイメージのある三島作品だが、美輪の力がその意味を紐解いてくれるのだ。三島の真髄と美輪の真髄の両方を、この舞台は感じさせてくれるだろう。また、客席がずっと、やわらかな香の匂いに包まれていたことも印象的だった。観る人への美輪の思いは、隅々にまで行き渡っている。公演は4月16日(日)まで、新国立劇場 中劇場にて。その後、宮城、静岡、愛知、長野、福岡、大阪、神奈川を巡演。取材・文:大内弓子
2017年04月06日~職場のパワハラや人間関係でお疲れのあなたへ〜お給料は我慢料です。嫌なことに耐えてこそお金がもらえる。とはいえ職場の人間関係や上司のパワーハラスメントに耐えかね、お疲れの方も多いと思います。しかし、部下や他人にパワハラやセクハラをする人間はどんな形であれ必ずいずれしっぺ返しがくることを頭に入れておくと少しは気が楽になるでしょう。また、パワハラで訴訟問題に発展したり、逆ギレされ、本人はおろか家族にまで被害が及ぶニュースを話題にして遠まわしに上司を脅したしなめることなど、具体的な行動に出ることも一方法でしょう。それでも、何の効果も改善も見られなければ、別の仕事を探すことも念頭に入れる。ただし、やめる前に十分な下準備をして、具体的な道筋が立ってからにすること。でも、何処の職場にいってもこのような事例は必ず付いて来ます。ですから何よりもお給料=我慢料と割り切り、あなた自身がクールで強くドライになることこそが一番の解決策です。
2017年04月06日~見猿・聞か猿・言わ猿、知らぬが仏の対人関係〜日光・東照宮にある有名な猿の彫刻「見猿・聞か猿・言わ猿」の像。嫌なコト、悪いコトなどは見ない・聞かない・言わない方が平和に暮らせるという人生訓を表しています。これは、人間社会を無事平穏に生き抜いてゆくコツなのです。他人の事は、特に嫌な部分を見ないで、腹6分で付き合っていれば、良好な人間関係を保てます。つまり「知らぬが仏」です。他人のプライバシーには口を出さない、自分のプライバシーも嫌な部分はむやみにさらけ出さない、これが鉄則です。更に大切なことは、他人の嫌な部分が見えたり、不都合な部分をわかっていても、あえて知らん顔する、触れない礼儀を持つことです。相手の嫌な部分が見えたときは「自分も欠点だらけかも…」と思い返し、今度は相手の良い部分を見てあげ、その上で、深くは触れない、これが本当の優しさであり、洗練された人間関係を保つ秘訣です。
2017年04月05日~生きることは辛いこと、だから進歩がある〜私は常々、この地球上の人生は修行の場なので辛くて当たり前、苦しく哀しいのが当たり前と言っております。それは、人生を悲観している意味ではなく、辛いことが多かったからこそ、楽しいこと、嬉しいことが際立ってありがたく嬉しく感じられ、人生に希望の歓びが持てるという極めて前向きな考え方を言っているのです。幼児の頃からどんなに辛いことでも人は誰でも必ず乗り越えられたからこそ、大人になれたのです。悪いことは長くは続かなかったのです。逆に良いことも同じく長くは続きません。しかし、この世は道場だから辛いことしかないという心構えと覚悟の方が、何事が起きても動じないし、赤ん坊の頃から生き抜いてきたのが証拠で今度も「絶対に乗り越える」と強い意志があれば克服できる、現に今迄出来たからこそ現在の自分が存在しているんですから。その繰り返しで人は成長していくのです。神仏の人格に近づくために。
2017年03月27日~我慢することも発想の転換でプラスになる〜新しい生活のスタートを機に、自分の将来の目標に向かって歩み出し努力し始めると、我慢や辛抱の連続となります。人間は本能や欲望、それをどう制御していくかが一生かかっての課題であり、簡単ではありません。でも、いつまでも自分を甘やかし本能や欲望に負け続けていると自分の成長はなく、目標も達成できません。我慢や制御することをマイナスとは考えない“発想の転換”と、我慢制御した先に得られる成果を想像できる想像力を働かせて乗り切ってみてはどうでしょうか?「もっと大きな喜びを得るために、こんな目先で満足してどうするんだ」と自分に言い聞かせ、欲望に打ち勝った自分を想像する。また、欲望に負けた後、後悔して嫌な気持ちになる落ちぶれた自分も想像できると、なお目先の欲望にブレーキが利きます。想像力と自分を鍛える精神で、コントロールできる自分になりましょう。
2017年03月23日「私が北海道の浦河町に別荘を建てたのが’75年で、それから10年以上たったころでした。あの当時は本当に大変で……」 そう語るのは、女丈夫として知られる人気作家・佐藤愛子さん(93)。最近では『九十歳。何がめでたい』(小学館)が56万部を突破、『それでもこの世は悪くなかった』(文春新書)も発売早々ベストセラーになっている。 ’69年に『戦いすんで日が暮れて』で直木賞を受賞して以来、ずっと文壇の第一線で活躍し続けている彼女を怪奇現象が襲ったのは’75年のことだった。佐藤さんと、協力して苦難を乗り越えた名古屋市内でつるた小児科を開業していた鶴田光敏医師(62)が、当時のことを語り合ってくれました。 佐藤「別荘に滞在中、誰もいないはずなのに屋根の上をノッシノッシと人が歩く音がしたり、シーツや段ボール箱がなくなってしまったり。後でわかったのですが、私が別荘を建てた土地のあたりで昔、大勢のアイヌの人たちが虐殺されていたんです。でも、当時は心霊現象などいっさい信じていませんでしたから、何が起こっているのかわからなくて途方にくれるばかりでした」 鶴田「美輪明宏さんに相談されましたよね」 佐藤「美輪さんの霊視力は本当にすごかったです。知り合いに勧められてお電話したら、『あなた、とんでもないところに家を建てたわね』と、言われて……」 心霊現象は、その後ますますエスカレートしていき、佐藤さんが東京に帰ってきても、発生するようになった。一連の現象が解決へと向かうきっかけになったのが、鶴田医師との出会いだった。 鶴田「佐藤先生の『こんなふうに死にたい』(新潮文庫)を読んで、先生が心霊現象に苦しめられていることを知りました。私自身も17歳のころに父を亡くしてから一時期、人や自分のオーラが見えたりなどの霊的体験があり、心霊現象には強い興味がありました。それで自著『飛騨の超人』にファンレターを添えてお送りしたところ、すぐにお返事があったので驚きました」 佐藤「鶴田先生に心霊現象を相談するようになって、急速に親しくなったのです。実はそれには理由があったんですよね」 鶴田「美輪明宏さんの霊視によれば、私たちには前世からの因縁があるそうで、こんなビジョンが見えたそうです。前世で私は、落ち武者となって集落をさまよい、一軒の家にたどりついた。そこで白髪の老婦人から一膳のおかゆを恵んでいただいた」 佐藤「その老婦人が前世の私なのだそうです。落ち武者は、おかゆを食べた後、切腹して果てましたが、鶴田先生には生まれたときから、おなかに傷痕があるのよね」 鶴田「私の母親も、ずっと不思議に思っていたそうです。でも、美輪さんのお話を聞いて納得しました。佐藤先生と出会ってから、日本有数の霊能者と次々に出会うことができたのですが、まさに運命に導かれているようでした」 佐藤「私にとって鶴田先生は心霊世界の道案内人でした。20年もの間、本当に大変な思いをしましたが、振り返ってみると、すべてが“天上界のはからい”だったような気がします」 鶴田「私もそう思います。たとえば、最終的に現象を鎮めてくださったのは神道家の相曽誠治先生です。でも私が努力したからお目にかかれたわけではありませんでした。東京から名古屋に帰る新幹線で偶然隣り合わせて、佐藤先生の件を相談させていただいたのです。不思議な出会いが続いたのも、きっと天上界のはからいがあったのでしょう」 佐藤「私が北海道の何もない不便な山に、わざわざ苦労して別荘を建てたのも、実はアイヌたちの霊を鎮めるという使命があったからなんですね。当時は、自分がおっちょこちょいだからだと思っていたのですが(笑)」 鶴田「実はこの対談の依頼を受けたとき、編集部から『佐藤先生が元気な理由を、医師として解説してください』と、言われたのですが、非常に困っています(笑)。佐藤先生は、健康法には全然関心がありませんから……」 佐藤「何を食べたほうがいいとか、食べてはいけないとか、まったく無視しています。一昨日は、朝に牛乳を1本飲みました。パンを食べようと思ったのですが、午後に歯科医の予約を入れていたんです。パンを食べると、また歯を磨かなくてはならないのが面倒くさくて、そのまま出かけました。受診後に、万年筆を買うために銀座三越に行って、とりあえず夕飯のお総菜とかを選んでいたら、空腹でフラフラになって……」 鶴田「佐藤先生、それは脱水と低血糖の症状ですよ!」 佐藤「どこの喫茶店もいっぱいで、ついに倒れそうになったので、トイレで水を飲んだんです(笑)」 鶴田「それで具合はよくなりましたか?」 佐藤「回復しました。そこが素晴らしいでしょう?そんなことで自信がつくの。タクシー乗り場が遠かったので、地下鉄に乗って帰宅したら夕方5時でしたね」 鶴田「佐藤先生は本当に医者泣かせですよ(笑)」 佐藤「でも、そのせいで肝心の万年筆を買い忘れてしまいました」 鶴田「では、佐藤先生の元気の秘訣は“ありのままに生きているから”ということで……」 佐藤「そういうことで、いいんじゃないですか(笑)」
2017年03月09日「最初に記事を見たときは、怒るも何も呆れました。まさしく“フェイク・ニュース”ですからね。トランプさんのお気持ちが、よ〜くわかりました(笑)」 こう笑いながら本誌の直撃取材に答えてくれたのは、麗人・美輪明宏さん(81)。2月20日付の『サンケイスポーツ(以下、サンスポ)』の、《美輪明宏、舞台引退を示唆〜》の記事を読んで、多くの人は驚いたはず。 美輪さんが、「肉体的にも節という節が曲がってきて、キーが下がって音域も変わりましてダミ声になって、肺活量も少なくなって。それでものを言いますから時々震えがきます」と苦労を吐露。「今度のお芝居でひょっとすると、おしまいになるかもしれません」と、覚悟を語ったという内容であった。この記事はネット上でも大きく取り上げられ、たちまち“美輪さん引退か!?”と、大騒ぎとなる事態に−−。 ことの発端は前日の19日、美輪さん自身が演出・主演する舞台『葵上・卒塔婆小町』大阪公演の記者会見でのこと。美輪さんが語る。 「大阪のホテルで、20人ぐらいのジャーナリストに集まっていただき、舞台内容、演出などについてお話をしました。『卒塔婆小町』は100歳の老婆と20代の美女・小野小町を早変わりで演じます。肉体的にも大変で、その演技の難しさについて、ご説明したのです。老婆の役では関節の節々を曲げて演じます」 美輪さんは取材陣の前でその姿を演じてみせたという。 「背中を曲げて、手足を震わせながら演じる。それをみなさんの前でもお見せしました。背中を曲げると横隔膜が動きづらくなるので、呼吸が苦しくなり、しわがれ声になるんですよ、と。そして20代の小町の役では、背筋を伸ばし、声の質もハイトーンに変わる。私は10代のころから(出せる)音域が変わっていない、というお話もしました。ところが、翌日のサンスポさんの記事では、そういう舞台演出上の話がすべてカットされ、あたかも今の私が老いぼれて舞台を引退するような話にすり替わっていた。だから、ビックリしたのです」 ビックリしたのは、ご本人だけではない。ファンをはじめ、仕事関係者らにとっても寝耳に水のニュースだったことから、事務所への問い合わせが相次いだ。だが数時間後、話は急展開する。20日の午後、サンスポはネット配信で《美輪明宏さん、舞台引退を示唆は誤りでした》と以下の訂正記事を掲載したのである。 《美輪さんの発言はあくまで今回の演目に関してのもので、舞台からの引退ではありません。また美輪さんの歌唱のキーが下がっているというわけでもございません》−−。 サンスポに訂正記事掲載に至った経緯を聞いたところ、「記事に書いてあるとおりです」(広報室)。これで美輪さんが舞台引退を示唆したという記事は完全に撤回されたわけだが、今回ばかりは、さすがにオカンムリになられたのでは……? 「私が“怒っている!”という記事を書きたいんでしょ?そうはいきませんよ(笑)。最初から呆れて笑っちゃったぐらいです。それよりも今は音楽会や舞台の稽古で大忙しなので、終わったことを気にしている暇なんてありません」 美輪さんが現在稽古中だと語る舞台『葵上・卒塔婆小町』は、今回で5回目の公演となる人気のお芝居。 「台本を3〜4回読み直したら、完全にセリフが頭の中に入っていました。稽古も順調です。みなさん、ぜひご覧になってください。見ないと一生の損ですから(笑)」 美輪さんの辞書に“引退”の2文字はなさそうだ。
2017年03月02日