ミウッチャ・プラダ(Miuccia Prada)によるミュウミュウ(MIU MIU)は、イエナ宮(経済社会環境会議場)で2018-19年秋冬コレクションショーを開催した。会場にはデザインユニット・M/M(paris)の手によるグラフィックプリントが天井から無数に吊され、アートのインスタレーションのような様相。そして女優のエル・ファニング(Elle Fanning)が今回ショーのファーストルックでランウェイモデルとしての初デビューを飾った。60から80年代の不良っぽさを漂わせるビーハイブヘアのモデルたちは、オーバーサイズのコートやブルゾンを纏って憂いの眼差しでウォーキング。女優のエル・ファニング(Elle Fanning)も今回のショーでランウェイモデルとして初デビューを飾った。オーバーサイズであるだけでなく、バックサイドとショルダーにギャザーを寄せて全体的にボリュームを出しているのも特徴的。またジャカードやフローラルプリントのワンピースにもギャザーを寄せて、50年代を彷彿とさせるボディコンシャスなシルエットを描いている。粗い目のツイード地のブルゾンや前シーズンから見られるウォッシュをかけたレザーアイテム、また、M/M(paris)の手によるタイポグラフィーをプリントしたワンピースなど、いつにも増して見所が多い。必要以上に深いスリットからショーツが覗いたり、折れそうな程の華奢なピンヒールは、見る者をドキリとさせる効果を生む。女性性にひねりを加えて不安定さをかもし出し、それが抵抗しがたい魅力となるのは、ミウッチャ・プラダならではの奇跡的な魔力によるものなのだろう。
2018年03月12日こんばんは、古山エリーです。冬は寒さから身を守るために身体は脂肪をためる=太るのは仕方のないこと、とかなんとか理由をつけて、最近は体重計から目を背けております。でも、数字を見なくたって増量しているのは分かります。だって下っ腹あたりの肉の付き方が明らかに違う、以前は存在しなかったお肉がそこにいるんです。「コレ、いらない…」と、ため息まじりで見つめていると「ここに居ますけど、なにか~」とでも言いたいような、下っ腹のお肉がぐでたまみたいに見えてくるじゃないですか。そして、独り言を通り越して──「なんでココにいるの…」、「そんなこと言っても消えないよ」、「邪魔なんですけど…」、「だったらダイエットしろよッ」と、自分の肉体と会話しちゃってる危険区域突入の四十路です。そんな今宵もたわごとお付き合いくださいませ。このままじゃマズいぞ、という自分なりのボーダーラインを越えたので、ダイエットしよう! と決意だけはしています。いままで色々なダイエットに挑戦しましたが、リバウンドなく体型を維持できるのって、やっぱり歩くことと食事制限なんですよね。歩くことは、電車ひと駅分を歩いたり、地下鉄の移動時にエスカレーターは極力使わず階段にするとか日常生活に取り入れているので、見直すべきは“食事”です。少し前までは、炭水化物抜きダイエットまではいかないですが、お米は一日小さなお茶碗一杯だけにしていたのに、気づいたらしっかり食べてました。まあ、大量に買ってしまった(バレンタインの)チョコレートとか甘い物も追加されているので、仕方ないですね。でも、四十路ともなると代謝も下がり痩せにくくなる。どうしよう…。というわけで、今回はパレオダイエットです。ハリウッドスターやオリンピック選手も実践しているダイエットで、けっこう前から話題にはなっていました。パレオとは旧石器時代を意味するパレオリシック(Palaeolithic)のことで、もの凄くざっくり言うと、原始時代の人たちが食べていたものを食べましょうというダイエットです。その時点で、加工食品がアウトになるので、それだけでも意識は変わります。私は「一生リバウンドしないパレオダイエットの教科書」という本を読んだのですが、分かりやすくてオススメです。食欲にめざめるんじゃなくて、恋愛や結婚にめざめなくちゃいけなーと思いながら見た映画は、めざめる繋がりで『The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ』。ソフィア・コッポラが2017年カンヌ国際映画祭の監督賞を受賞したスリラーです。どんな映画なのかというと──物語の舞台は1864年のバージニア州、南北戦争から隔離された女子寄宿学園。そこには先生と生徒、7人の女性が暮らしているんですが、ある日、負傷した敵の兵士を助けてかくまうことになり、その兵士が色男だったこともあって(演じているのは、フェロモン男のコリン・ファレルです)、女の園に異変が起きてしまう、タイトルにもある欲望がめざめちゃうわけです。“Beguiled”とは、欺くとか騙すという意味なので、それを頭に置いて観るわけですが、彼らのなかに本当はどんな感情があったのか明確にしない手法をとっているので、7人の女性と1人の男の言動の真意を探るほど、深みにハマっていく、すごく面白い映画でした。女が欲望にめざめて行き着くこの物語の結末、なかなか衝撃的です。ニコール・キッドマンの演じる園長のマーサが、コリン・ファレルの身体を拭くシーンがこれまたエロチックで生々しく美しい。久々の男の肉体を前に彼女の欲望がめざめるんですね。そのシーンで気になったのは、コリン・ファレルのギャランドゥ辺りの下っ腹。あまりに引き締まっていたのもので…。あのお腹を目指してパレオダイエット続けるぞと、思わぬところで気が引き締まりました。また、ニコール・キッドマン、キルスティン・ダンスト、エル・ファニングの魅惑的なボディからも刺激をもらいました。今宵はここまで、また次回。(Elie Furuyama)(Elie Furuyama)
2018年02月23日ダコタ・ファニングが「Miu Miu」のショートムービー『Hello Apartment(ただいま、私のアパート)』で監督デビューを果たした。「Miu Miu」は2012年から「女性監督が21世紀の女性らしさを鋭い視点で称えるショートフィルムシリーズ『女性たちの物語』」を展開。ダコタの作品は第15弾にあたり、過去には河瀬直美、クロエ・セヴィニーなども作品を手掛けている。主演のアヴァを演じるのは「U2」のボノを父に持ち、『ブリッジ・オブ・スパイ』などに出演している女優のイヴ・ヒューソン。アヴァの恋の相手にトム・スターリッジ。脚本は今年のアカデミー賞作品賞にノミネートされている『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』の脚本家の一人リズ・ハンナが務めた。ブルックリンのとあるロフトの一室に引っ越してきた女性アヴァの物語で、「一つの空間で流れる現在進行形の自分の人生と同時に、過去を追体験する」様子が描かれているという。ダコタは「いまも住んでいる初めてのマイホームにインスピレーションを得たの。いろんな経験をして学んだ大切な場所よ」と語っている。「Variety」誌によれば、『Hello Apartment』はロンドン・ファッションウィークのイベントの一環で月曜日(現地時間)にお披露目。「LOVE」誌の編集者がダコタのために開いたお祝いパーティーには、妹のエルやルーク・エヴァンス、ロバート・パティンソンらが駆け付けたとのことだ。(Hiromi Kaku)
2018年02月21日ニコール・キッドマンとコリン・ファレル、ハリウッドを代表する俳優の2人が共演する『The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ』と、『聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア』が続けて公開!■ソフィア・コッポラ作品史上最も豪華なキャストが集結!『The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ』アメリカ南部の世間から隔絶された女子寄宿学園に暮らす美しき女性7人。ある日、負傷した北部の敵兵に遭遇し屋敷へと運び手当をする。女性に対し紳士的でかつ美しい男性と触れ合う中で、誰もが彼に心を奪われていく。しかし、次第に彼女たちは情欲と危険な嫉妬に支配されてしまう。秩序を守るか、欲望を取るか、彼女たちが最後に下した決断とは――。本作は、トーマス・カリナンの小説「The Beguiled」を女性目線で実写化したソフィア・コッポラ監督初のスリラー作品。南北戦争時代の女子寄宿学園を舞台に、学園に住む7人の女性と匿われた負傷兵との愛憎劇を描いた。またキャストには、キルスティン・ダンスト、エル・ファニング、ニコール、コリンらが出演している。『The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ』は2月23日(金)公開■ニコール×コリンが夫婦役! 『聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア』心臓外科医スティーブンは、美しい妻と健康な2人の子どもに恵まれ郊外の豪邸に暮らしていた。しかし、彼らの特権的な生活は、ある少年を家に招き入れたときから奇妙なことが起こり始める。子どもたちは突然歩けなくなり、目から赤い血を流す。そしてスティーブンはついに容赦ない選択を迫られることになる…。本作は、『ロブスター』のヨルゴス・ランティモス監督最新作。『ロブスター』では結婚できずメタボで冴えない中年男を演じたコリンが、本作ではあることをきっかけに少年に追い詰められる心臓外科医スティーブン役で出演。また彼の美しい妻役にニコール、謎の少年役を、『ダンケルク』で注目を集めた期待の新星バリー・コーガンが演じている。『聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア』は3月3日(土)公開コリン、立て続け共演に「ニコールと僕しか俳優のいない小規模劇団みたいなもの」『The Beguiled』『聖なる鹿殺し』両作品共に、2017年カンヌ国際映画祭でそれぞれ監督賞、脚本賞を受賞した力作だが、コッポラ監督がコリンに『The Beguiled』への出演の打診をしたとき、彼は『聖なる鹿殺し』でニコールとの共演を終えたばかりだったそうで、コリンは「ニコールと僕しか俳優のいない小規模劇団みたいなもの」と皮肉ったのだとか。『The Beguiled』では、女学園の園長とそこに現れる負傷兵を演じる2人。ベッドで寝ているコリン演じる兵士の身体を、ニコール演じる園長が濡れた布巾で拭っていくシーンをはじめ、魅力的な兵士を前に男子禁制の園に生きる園長は次第に兵士に魅了されていくのだが…。ニコールは「女性たちが集まって、コリン・ファレルを窮地に追い込むっていうのは面白いわねって思ったの」とオファーを受けた当時から楽しみにしていたようだ。一方、コリンはニコールとの共演について「ニコールとの共演は喜びだよ。彼女がセットに現れると俳優から電気技師までみんなちょっとずつ良くなるのさ!」とコメント。この2作品の公開はもちろん、今後の再びの共演も期待したい。『The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ』は2月23日(金)よりTOHOシネマズ 六本木ヒルズほか全国にて公開。『聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア』は3月3日(土)より新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2018年02月21日◼︎新たなる人生を歩き出す人へ贈る、ある家族の愛と希望の物語DRESS読者のみなさん、こんにちは!本日ご紹介する作品は『アバウト・レイ16歳の決断』です。『リトル・ミス・サンシャイン』で黄色いバスに乗った落ちこぼれ家族を、『サンシャイン・クリーニング』で事件現場の清掃を行う崖っぷち姉妹を描いてきた製作チームが再び集結した本作。女の子の身体と男の子の心を持った16歳のレイと、その母親で恋多きマギー、レズビアンの祖母ドリーの3世代を、ユーモアたっぷりに描く家族の物語です。■『アバウト・レイ16歳の決断』ストーリー女の子の身体を持って生まれたが、中身は男の子のレイ(エル・ファニング)は、シングルマザーのマギー(ナオミ・ワッツ)、レズビアンの祖母ドリー(スーザン・サランドン)、ドリーのパートナーのフラリーと4人で暮らしていた。「男の子として生きたいーー」たったひとつの願いを叶えるため、16歳になったレイはホルモン治療を希望する。治療に成功したら、誰も女の子だった頃の自分を知らない学校に転校して、人生をやり直したい、それがレイの唯一の希望だった。レズビアンの祖母・ドリーは、レズビアンの自分と、トランスジェンダーのレイの何が違うのかが、理解できない。「レズビアンじゃだめなの?」と質問するドリーに、レイの母親のマギーは「彼女は男の子なのよ」と言い返すのだった。自分はレイの一番の味方、そう思っている母親のマギーだったが、いざホルモン治療の同意書を渡されると心が揺れ、なかなか書類にサインができないのだった。さらに困ったことに、もう何年も会っていない元夫でレイの父親であるクレイグのサインも必要だと言われ、尻込みしてしまう。そんなある日、とある事件をきっかけに、ついに書類にサインをする決心を固めたマギーは、役所から聞き出した元夫・クレイグの家に向かうのだが……。■エル・ファニングがトランスジェンダーのレイを熱演!16歳のレイを演じるのは、『マレフィセント』でオーロラ姫役を演じ、ソフィア・コッポラ最新作『The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ』の公開も待ち遠しいエル・ファニングです。『ネオン・デーモン』『20センチュリー・ウーマン』『パーティで女の子に話しかけるには』と、これまでもたびたび紹介してきたエル・ファニングですが、本作ではその可憐さを封印し、髪を短く切り、身体を鍛え、トランスジェンダーのレイを熱演しました。■レイ、マギー、ドリー。親子3世代の演技合戦に注目!エル・ファニング演じるレイと、レイの母親マギー、祖母ドリーの演技合戦にも注目です。レイの母親マギーを演じるのは、デヴィッド・リンチ監督の『マルホランド・ドライブ』(01)で主役に抜擢され、『21グラム』(03)、『インポッシブル』(12)でアカデミー主演女優賞にノミネートされたナオミ・ワッツ。恋多きひとりの女性でありながら、母親として、レイがトランスジェンダーであることを頭では理解しながらも、心が追いつかずに揺れるマギーを見事に演じ切ります。また、祖母ドリーを演じるのは、『デッドマン・ウォーキング』でアカデミー主演女優賞を受賞した名優、スーザン・サランドンです。自身もレズビアンで、パートナーの女性フラニーと暮らしながらも、孫のレイがトランスジェンダーであることはイマイチ理解できず、娘であるマギーと衝突してしまう「少しやっかいな母親」役はピッタリ!貫禄ある演技をみせてくれます。何年も会っていない別れた夫・クレイグに、マギーが会いに行ったことから、まさかの"秘密”が明らかになってしまう本作。果たしてレイは無事にホルモン治療を受け、新たな一歩を踏み出せるのか。寒い季節にぴったりな心温まる物語をぜひチェックしてみてくださいね。◼︎『アバウト・レイ16歳の決断』公開情報『アバウト・レイ16歳の決断』2月3日(土)より、新宿ピカデリー他全国公開監督・脚本・製作:ゲイビー・デラル出演:ナオミ・ワッツ『マルホランド・ドライブ』『ヤング・アダルト・ニューヨーク』、エル・ファニング『ネオン・デーモン』『20センチュリー・ウーマン』、スーザン・サランドン『依頼人』『デッドマン・ウォーキング』配給:ファントム・フィルム上映時間:92分公式サイト:©2015 Big Beach,LLC.All Rights Reserved.
2018年02月05日エル・ファニングがトランスジェンダーの男の子役に挑戦したことで話題を呼ぶ『アバウト・レイ 16歳の決断』。本作で自慢のブロンドヘアをカットし、身体も鍛えてトランスジェンダー(FTM)の主人公・レイを熱演したエルのコメントがシネマカフェに到着した。『リトル・ミス・サンシャイン』『サンシャイン・クリーニング』の製作チームが再び集結し、エル、ナオミ・ワッツ、スーザン・サランドンと3世代の女優たちの豪華競演も見どころとなる本作。エルが演じたトランスジェンダーの男の子レイは、言動が破天荒なレズビアンの祖母ドリー(スーザン・サランドン)とその同性のパートナー、フランシス、恋多きシングルマザーのマギー(ナオミ・ワッツ)の4人暮らし。レイは16歳の誕生日を機に、身体的にも男の子になろうとホルモン治療を始めようとするが、母マギーは動揺、祖母のドリーもレイの決断についていまひとつ理解できないでいる。しかも、何年も会っていない父に同意のサインをもらう必要があった。エル・ファニング「この映画は家族の物語」エルは「ティーンエイジャーは様々な悩みを抱えているけど、それに加えて、レイは女性の体をもって生まれてきた。しかし脚本はこういった問題や、悩みだけに焦点を当てていない。トランスジェンダーの話ではなく、家族の話になっていることが気に入った」と本作と出会ったときの印象を語る。母親のマギーを演じたナオミについて、エルは「彼女は最高よ! あんなに優しい人は知らない。“レイは何歳の時に(トランスジェンダーであることを)カミングアウトしたか”とレイのバックストーリーも何パターンか考えて、ナオミとリハーサルをしたの」と明かし、「彼女が相手だとそういう話し合いも自然とできる。彼女が母親役で本当に良かった。理想の母親ね」と大絶賛。そして「普段はすぐ撮影に入ることが多いけれど、1週間ほどかけて撮影の準備をした。各シーンを細かく見て、セリフの言い回しや、言葉遣いについて話し合った」と本作にとって重要な自然な家族の雰囲気づくりについて熱く語ると、続けて「この映画はトランスジェンダーではなく、家族の物語。ある家族の日常を切り取っているの。シングルマザーの悪戦苦闘ぶりに共感する人がいるかもしれない。私は祖母と暮らしているからレイに共感できる。どこか自分との共通点が見つかるはず。もし心に響いたら、是非、周りの人と語ってほしい」と、本作の魅力について自らの実感も込めながら語っている。『アバウト・レイ 16歳の決断』は2月3日(土)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2018年02月04日トーマス・カリナンの小説「TheBeguiled」を、ソフィア・コッポラ監督が女性目線で実写化したスリラー作品『The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ』。この度、エル・ファニングがコリン・ファレルを誘惑する場面写真が到着した。ニコール・キッドマン、キルスティン・ダンスト、エル、コリンら、コッポラ監督史上最も豪華なキャストが集結したことでも話題の本作。中でも『SOMEWHERE』以来2度目の出演作となったエルは、本作でまた新たな魅力を発揮!エルが今作で演じているのは、女子寄宿学園に暮らす少女アリシア。性への興味から、学園に運ばれたコリン演じる負傷兵マクバニーに対して、グイグイと挑発的な態度をとっていく、まさに小悪魔な一面を見せている。今回は、そんなエルの可愛らしさの中にも何か企みがあるような目でこちらを見つめる姿、そしてコリンとの2ショットのシーンを切り取った写真が公開された。『The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ』は2月23日(金)よりTOHOシネマズ 六本木ヒルズほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2018年02月01日エル カフェ(ELLE café)とフラグメント(fragment design)のコラボレーションチョコレート第ニ弾「チョコレート ペブル」が登場。2018年1月27日(土)に発売される。2017年1月に発売された「チョコレート ペブル」第一弾は、即完売し“幻のチョコレート”と呼ばれるほど話題になった。その名の通り、「石」をテーマにしており、まるで本物の小石のような見た目のチョコレートとなっている。第二弾となる今回も同様のテーマで、オーガニックカカオを使用したチョコレートを展開する。真空パックに入り、シックな缶に収められて発売される。缶のカラーは、グレーに加えブラックも登場。フラグメントによる限定バッグに入れて販売される。【詳細】チョコレート ペブル発売日/取り扱い:・2018年1月27日(土)〜 エル カフェ全店・1月29日(月)〜 エル カフェ オンラインショップ価格:各3,800円+税カラー:グレー、ブラック内容量:200g※販売数量無くなり次第終了
2018年01月28日こんばんは、古山エリーです。先日の大雪にはじまり大寒波が続いておりますが、風邪やインフルにかかっていないでしょうか。ひとり暮らしで体調を崩したときは、誰も頼れる人がいない…心細くて切なくなります。せめてもの救いは、かかりつけのクリニックやコンビニがすぐ近くにあること──って言うと、なんとも寂しい女に聞こえますが、身体が弱っているときは本当にそれが救い、有難いことなんです。大寒波真っ只中の今宵もたわごとお付き合いくださいませ。相変わらずコレといった趣味はなく淡々と日々を過ごしていますが、楽しみはあります。少し前に、ものすごく自分好みの洋服がセレクトされた古着屋を見つけまして。1950~70年代のメイドインジャパンの古着がメイン。レトロ好きにとっては、たまらない空間です。何度か通っているうちにお店の人と話をするようになって教えてもらったのですが、1950~70年代は既製品ももちろんありましたが、仕立てていた人も多かった時代。オーダーメイドで作ったけれど、よそ行きだったからあまり着なかったのか、お金持ちの人が作ったまま忘れていたのか──とにかく状態のいいビンテージの洋服が揃っている。縫製がとても丁寧で美しく、日本人の手仕事に惚れ惚れします。基本どれも1点ものなので、その日にどんな洋服と出会えるのかは運命のようなもの。もちろん何も買わずに帰ることもありますが、今日はどんな洋服と出会えるかなというワクワク感、出会ったときの運命感、たまりません(それを恋愛にも活かしてください、自分…)。洋服は女性らしくても中身は四十路のオッサンと化しつつあることが(かなり)心配ですが、まあそれも私らしさです。自分らしさと言えば、『アバウト・レイ 16歳の決断』というとても素敵な映画と出会いました。身体は女の子、心は男の子として生まれたレイ(エル・ファニング)が主人公です。16歳になったレイは、心も身体も男の子になるためにホルモン治療をして、晴れて男の子になったら新しい学校に転校して、本物の人生を始めたい──と思っているのですが、周りの大人たちがなかなかどうして、受け止めることができない。治療のためには、両親のサインが必要なのですが、母親のマギー(ナオミ・ワッツ)はシングルマザー、父親のサインも必要で過去と向きあうことに。一緒に暮らしているマギーの母親、レイのおばあちゃんのドリー(スーザン・サランドン)はレズビアンでパートナーと暮らしていますが、「レズビアン(同性を愛すること)と何が違うの?」と、理解してもらえそうで難しい。そんな3世代の家族のなかで、レイが自分らしく生きていく姿が描かれる感動作です。この映画の何が素敵かって、レイの強い意志と、母マギーの愛情と、娘と孫を温かく見守る(ときどき話をややこしくするけれど…)おばあちゃんのドリー、みんな悩みながらも自分らしく生きようと一生懸命なところです。ユーモアもある! 彼氏が欲しいとか、結婚できないとか、ぐずぐず愚痴をこぼし続けている四十路の自分が情けなくなるほど、彼らは魅力的。特にレイには、自分自身に正直に生きることを教えてもらいました。というわけで、独身だっていいじゃなーい! 自分らしくていいじゃなーい! と、開き直っております(影響され方がどうも間違っているような…)。そして気づけば、もうすぐバレンタインデー! 気になる人に(誰に?)渡せるように、デパ地下へGO! 自分へのご褒美チョコも忘れずに買おうと思います。今宵はここまで、また次回。(text:Elie Furuyama)(Elie Furuyama)
2018年01月26日エル カフェ(ELLE café)は、前回発売と同時に即完売した、“石”がテーマのフラグメント(fragment)プロデュースによるチョコレート第2弾を数量限定で発売する。今回登場する「チョコレート ペブル(CHOCOLATE PEBBLE)」(3,800円)は、オーガニックカカオを使ったチョコレートを使用。グレーと新たに加わったブラックの2色展開となり、フラグメント限定バッグに入れて販売される。取り扱いは、1月27日よりエル カフェ全店、1月29日よりエル カフェ オンラインショップにて。
2018年01月26日エル カフェ(ELLE café)は、スーパーフードのパイオニアブランドであるサンフード(sunfood)とタッグを組み、スーパーブレンドのオーガニックスパイスを使用した薬膳カレーと、スパイスドジュースを1月26日から2月28日までの期間限定で発売する。「YAKUZEN Curry/薬膳カレー」(1,200円、青山カフェ サラダ付1,500円)パンプキンとトマトのスパイシーなベジカレーと、チキンブレストとほうれん草のマイルドなグリーンカレーの2種が楽しめる「薬膳カレー(YAKUZEN Curry)」(1,200円)は、インド発祥の伝承医学「アーユルヴェーダ」の考えで”陽”と”陰”に分けられる食材をバランスよく摂取し、体内を中性に保つことで日々の健康維持のサポート、そして冬に低下しがちな免疫の強化も目的にした一品。様々なスパイスを自家製ブレンドしたカレーはスパイスの力で消化を促し、発汗させる作用も。ごはんは抗酸化作用が強力なアントシアニンを含む黒米を使用。完全無添加、グルテンフリー、こだわりの素材を使用した噛むほどに体に嬉しいカレー。左「Ayur Green +/アーユルグリーンプラス」(1,080円)右「Golden Milk +/ゴールデンミルクプラス」(1,080円)スパイスドジュースからは、体を温める食材をメインに絞り、冷え性の方におすすめの「ゴールデンミルクプラス(Golden Milk +)」(1,080円)と、バランスの良い食生活を目指す方におすすめの「アーユルグリーンプラス(Ayur Green +)」(1,080円)の2種が登場。ゴールデンミルクプラスはターメリックが主役。低カロリーでミネラル豊富なココナッツウォーターをベースに低温、低速圧搾法と呼ばれる特別な製法でカシューナッツ、アーモンドを絞り、ミルキーな風味の中にもスパイシーな刺激が特徴。アーユルグリーンプラスは53種類の植物食材に、乳酸菌を含むエル カフェの「アーユル青汁」を使った、高栄養のクレンズジュース。バランスの良い食生活を目指す方におすすめ。【イベント情報】ELLE café for Sunfood販売期間:1月26日~2月28日販売店舗:ELLE café AOYAMA(デリ、カフェ)、ELLE café Roppongi Hills、ELLE café GINZA SIX
2018年01月25日エル・ファニング、クロエ・グレース・モレッツ、エマ・ワトソンら若手女優の活躍が目立つ昨今。いまをときめく若手女優陣の勢いにも引けをとらない、大ベテラン女優勢が主演を務め、あらゆる世代の女性たちを応援する映画が4本続けて公開される。今回は“オーバー70”のパワフルな女優たちが出演する作品をピックアップ!歳を重ねるたびにますますパワーアップしていく彼女たちの主演最新作をぜひチェックしてみて。■ヘレン・ミレン(72歳)ヘレン・ミレン×ドナルド・サザーランドが再び夫婦役! 『ロング,ロングバケーション』/1月26日(金)公開夫婦生活はや半世紀となる元文学教師のジョン(アルツハイマー進行中)と妻のエラ(末期がん)。愛車のキャンピングカーでルート1号線を軽快に走り、向かうはジョンが敬愛するヘミングウェイの家があるフロリダ・キーウェスト。毎晩思い出の8ミリを投影し、共に歩んできた人生を追懐しながらひたすら南へと旅していく――。パオロ・ヴィルズィ監督がメガホンをとり、ヴェネチア国際映画祭、トロント国際映画祭でも熱い称賛を浴びた至福のロードムービー。本作で実に7度目のゴールデン・グローブ賞ノミネートを果たしたヘレン・ミレン。道中、ジョンがエラを置き去りにしてキャンピングカーで出発してしまい、見知らぬ男のハーレーに乗って追いかる羽目になったり、いまも会っているというジョンの誤解から初恋の相手を探したり…と次々に予期していなかったハプニングが起こるも、「こんな旅は初めて!」と豪快に笑い飛ばしてしまうエラを、力強くユーモアたっぷりに好演。また名俳優ドナルド・サザーランドとは『黄土の英雄/軍医ベシューンの生涯』以来2度目の夫婦役となり、息ぴったりの掛け合いにも注目だ。■シャーロット・ランプリング(71歳)青春の記憶をたどることで見えてくるものとは…『ベロニカとの記憶』/1月20日(土)公開引退生活を送るトニー(ジム・ブロードベント)の元にある日、見知らぬ弁護士から手紙が届く。その手紙には、ある女性がトニーの学生時代の親友が遺した日記を渡したがっているとあり、その女性とは40年前の初恋の人ベロニカの母親だった。なぜベロニカの母親の元にその日記があったのか?長い間忘れていた青春時代の記憶がベロニカとの再会を果たすことにより、大きく揺らぎ始める…。本作は、2014年にスマッシュヒットを記録した『めぐり逢わせのお弁当』のリテーシュ・バトラ監督が、2011年英国ブッカー賞に輝いた記憶と時間をめぐるサスペンスフルな小説「終わりの感覚」(ジュリアン・バーンズ著)を映画化。シャーロット・ランプリングが演じるのは、謎に包まれた過去を持つベロニカ。唯一無二のミステリアスな眼差しを持つシャーロット・ランプリングのハマり役だ。■シャーリー・マクレーン(83歳)シャーリー・マクレーン×アマンダ・セイフライド初共演作『あなたの旅立ち、綴ります』/春公開ビジネスの成功で財を成した老婦人のハリエットは何不自由なく暮らしていたが、80代に入ってから孤独と死への不安を感じていた。そこで、ハリエットは地元の若い新聞記者であるアンに自身の訃報記事を生前に執筆すること依頼するが、自己中心的なハリエットのことを良く言う人はおらず、理想とかけ離れた原稿を読んだ彼女は、“最高の訃報記事”に欠かせない4つの条件を満たすため、自分を変えることを決意する――。『アパートの鍵貸します』『愛と追憶の日々』など、60年以上にわたってハリウッドを支え続け、いまなお輝きを放つ大女優シャーリー・マクレーン。本作では、嫌われ老婆役に挑戦しているが、毒を吐いてもなおチャーミング。記者役のアマンダ・セイフライドと激しくぶつかりながらも刺激し合い、いつしか世代を越えた友情が芽生えていく2人の姿に注目。■ダイアン・キートン(72歳)実話を基に描く大人のための物語『ロンドン、人生はじめます』/GW公開夫が他界した後に残された様々な問題から現実逃避している未亡人エミリー。ある日、自宅の屋根裏部屋から双眼鏡で外を眺めていると国立公園で生活する男性ドナルドを見つける。余計なものを持たずDIY暮らしで幸福なドナルドと知り合い、頑固だけど温かい人柄に惹かれていくエミリー。そんな中、世間を巻き込む事件がドナルドに降りかかり、2人の恋の行方は予測不可能な展開に…。『アニー・ホール』『ニューヨーク 眺めのいい部屋売ります』のオスカー女優ダイアン・キートンが、チャーミングで等身大のヒロインを演じる本作は、ロンドンの高級住宅地“ハムステッド”の森で手作りの家で生活していたホームレスの男性が、計らずもその土地の所有権を手にし、一夜にして資産家となった実話を基に、『新しい人生のはじめかた』のジョエル・ホプキンス監督が映画化した大人のためのロマンティックコメディ。不思議と観る者を幸せにするダイアンの自然体な魅力は、70歳を過ぎたいまでも健在だ。(cinemacafe.net)
2018年01月21日エル カフェ(ELLE café)のスイーツドリンク「スムージーボンボン」がリニューアル。2018年2月1日(木)より発売される。「スムージーボンボン」は、果汁たっぷりのスムージーと豆乳ホイップクリームで作られる乳製品不使用のドリンクに、旬のフレッシュフルーツをふんだんにトッピングしたエル カフェの人気メニュー。リニューアルでは、乳酸菌による整腸作用が加えられ、よりヘルシーなドリンクに進化した。さらに、持ち帰りが可能な少し小さいサイズの「ヘルシーボンボン」が、同日より新発売。こちらは、ギフトにぴったりの専用の蓋とボックスをつけて、手土産仕様でも販売される。【詳細】エル カフェ「スムージーボンボン」※毎日数量限定販売。発売日:2018年2月1日(木)販売店舗:エル カフェ 青山店、ギンザシックス店、六本木ヒルズ店 ※青山店のみ毎日11:00より販売。価格・ストロベリーボンボン 1,800円・ヘルシーストロベリーボンボン 1,500円※「ヘルシーボンボン」の6個入りボックスは+500円、6個以上注文の場合は無料。ボックスは電話による事前予約も受け付けている。
2018年01月19日ソフィア・コッポラ監督が来日を果たし、1月17日(水)に都内で行われた最新作『The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ』のプレミア上映会に出席した。映画のPR来日は前作『ブリングリング』以来、4年3か月ぶり。「日本は大好きな場所の1つ」と笑みを浮かべた。「子どもの頃から日本には何度も来ていますし、伝統や文化にも興味があります」と語るコッポラ監督といえば、アカデミー賞オリジナル脚本賞を受賞した『ロスト・イン・トランスレーション』(2003年)を日本で撮影したことで知られており、「次回作のプランは未定だけど、いつか大好きな日本にまた長く滞在したい」と日本ロケにも意欲を見せていた。■女性監督の活躍に喜び「女性視点の映画がたくさん生まれている」そんなコッポラ監督の長編6作目となる本作は、過去作品のイメージを大きく覆す愛憎スリラー。ニコール・キッドマン、エル・ファニング、キルスティン・ダンスト、コリン・ファレルらキャリア史上最も豪華なキャスティングが実現し、昨年、第70回カンヌ国際映画祭の監督賞を、女性として56年ぶりに受賞した。「現在は数多くの女性監督が活躍している。女性視点の映画がたくさん生まれているし、それはとてもすばらしいこと」と喜びを語るコッポラ監督。本作も「スタッフもキャストもほぼ女性。男性のメインキャストは、コリンだけだった」といい、「珍しいことではあるけれど、そうした環境があるのは望ましいこと」と語った。■常に意識するのは「誰もが共感できる人間性」映画は南北戦争期のアメリカ南部を舞台に、世間から隔絶された女子寄宿学園で暮らす7人の女性たちと、彼女たちの前に現れた北軍の男性負傷兵が繰り広げる“情欲と嫉妬”のスリリングな密室群像劇。「当時の時代背景や女性たちの価値観に興味があったし、より普遍的な意味で、いまも続く男女間の愛憎に満ちたパワーゲームを描いてみたかった。私は常に登場人物の目線になり、何を感じ、何を考えているのかと想像する。観客の皆さんにも同じ体験をしてもらうため、誰もが共感できる人間性を意識している」(コッポラ監督)。■女優・草刈民代が語るソフィア・コッポラの魅力とは?プレミア上映会には女優の草刈民代が駆けつけ、コッポラ監督に花束のプレゼント。本作について「時代や場所を問わず、男女の関係におけるシビアな面がテーマになっていると思う」と話し、「いつも登場人物がリアル。言葉による説明ではなく、シーンの積み重ねによって、ストーリーがものすごく伝わるのがコッポラ監督の個性だし、映像表現に対する強いこだわりも感じます」とその魅力を熱弁していた。『The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ』は2月23日(金)よりTOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2018年01月17日ニコール・キッドマン、エル・ファニング、キルスティン・ダンスト、コリン・ファレルらが豪華競演することでも話題の愛憎スリラー『The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ』。その公開を記念し、監督のソフィア・コッポラが約4年ぶりに来日することが決定。来日と監督20周年記念メモリアルフォトブック発売を記念した写真展も同時開催されることになった。本作で2017年・第70回カンヌ国際映画祭の監督賞を、女性として56年ぶりに受賞したソフィア・コッポラ。映画のPRの来日としては、『ブリングリング』が上映された2013年10月の第26回東京国際映画祭以来、4年3か月ぶり。日本滞在中は主にメディア取材やトークイベントへの登壇などのスケジュールをこなすという。また、監督の来日に合わせ、1月16日(火)より4日間限定で写真展の開催も決定。監督20周年を記念し、同日より先行発売されるメモリアルフォトブック「SET PICTURES Behind the Scenes with Sofia Coppola」より抜粋された写真をいち早く観覧することができる、世界初の企画となっている。いずれも、ソフィア・コッポラ監督をデビューから陰で支えてきたプロデューサーで、写真家としても活躍しているアンドリュー・ダーハムの手で撮影された未公開の写真ばかり。『マリー・アントワネット』など過去作品のオフショットや、プライベート写真などが展示される予定。『The Beguiled/ビガイルド欲望のめざめ』は2月23日(金)よりTOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国にて公開。「Andrew Durham Set Pictures Behind the Scenes with Sofia Coppola」発売記念写真展は1月16日(火)~1月19日(金)11時~21時まで、LUMINE 0スタジオ(東京・新宿)にて開催(入場無料)。ソフィア・コッポラ監督20周年記念メモリアル・フォトブック「Set Pictures Behind the Scenes with Sofia Coppola」は1月16日(火)~BOOKMARC、TSUTAYA TOKYO ROPPONGIにて先行発売、2月9日(金)~全国書店にて発売。(text:cinemacafe.net)
2018年01月09日「女性の年」ともいわれた2017年、世界中で大ヒットした『ワンダーウーマン』のパティ・ジェンキンス、『The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ』でカンヌ監督賞に輝いたソフィア・コッポラ、『光』で日本人監督最多8度のカンヌ参加となった河瀬直美など、女性監督の活躍や躍進が際立った。大物プロデューサーや大物俳優によるセクハラ・性犯罪の相次ぐ告発で映画界が揺れに揺れている中、そんな2017年をふり返りつつ、2018年も見逃せない女性監督の映画に注目した。■2017年をふり返り!女性監督が世界各国で活躍2017年を代表する『ワンダーウーマン』は、何かが変わる試金石となるのか?『ワンダーウーマン』は、男性ヒーローばかりのコミックスの世界に1941年に初登場し、長きにわたり世界中の女性たちを鼓舞してきた女性ヒーローの初実写化映画として大成功を収めた。世界興収8億ドル超え、女性監督作品として史上最高の記録を達成しただけでなく、「女性であろうと何であろうと、あなたはあなたで、特別で大切な存在」であることをスーパーヒーロー・アクション映画の中で描き、ハマリ役となった主演ガル・ガドットとのコンビは「現代のリアル“ワンダーウーマン”」ともいわれている。ジェンキンス監督は、2019年11月1日全米公開の『ワンダーウーマン』続編では監督・脚本・製作を務め、女性監督史上最高額の報酬を手にするといわれている。期待以上の仕事をしてみせたのだから、これは当然の結果。ちなみに続編は、ダイアナ/ワンダーウーマンが1980年代のアメリカで旧ソ連と関わる、といううわさも。いまの時代に先頭を切って走る“ワンダーウーマン”は、これからも性の格差問題や男性優位社会を“美しくぶっとばして”くれることを期待したい。2017年は若手/ベテラン問わず活躍。特にフランス映画界は女性監督が台頭インディペンデント映画やヨーロッパ映画、特にフランス映画界からは今年、日本にも多くの女性監督作品が上陸。監督、脚本家、女優の顔を持つ才女レベッカ・ミラーはジュリアン・ムーア、イーサン・ホーク、グレタ・ガーウィグが出演する『マギーズ・プラン 幸せのあとしまつ』をディレクション。フランシス・フォード・コッポラの妻で、ソフィアの母であるエレノア・コッポラは、80歳にして長編劇映画の初監督を務めた『ボンジュール、アン』でフランスを舞台に爽やかなロードムービーを届けてくれた。フランス映画界では『エル ELLE』での怪演が圧巻だったイザベル・ユペールの主演作『未来よ こんにちは』のミア・ハンセン=ラヴ(1981年生)や、喪失と再生の物語を描いた『あさがくるまえに』のカテル・キレヴェレ(1980年生まれ)といった新鋭の作品も光った。ユペールの娘ロリータ・シャマーが主演した『静かなふたり』のエリーズ・ジラールは今作が長編2作目。次回作は2018年、日本で撮影するというから大いに期待したいところ。日本でも国内外で高い評価を得た女性監督作品多数日本でも、前述の『光』河瀬監督のみならず、生田斗真がトランスジェンダーの女性になりきった『彼らが本気で編むときは、』の荻上直子は母子の愛と疑似家族の物語を丁寧に紡ぎ、ベルリン国際映画祭でテディ審査員特別賞を受賞した。また、浅野忠信、田中麗奈、宮藤官九郎、寺島しのぶという実力派キャストを揃えた三島有紀子監督『幼な子われらに生まれ』も、第41回モントリオール世界映画祭・審査員特別賞を受賞するなど、国内外で高い評価を得ている。女性監督×女性主役で、厳しい時代を生き抜いた女性たちの姿が描かれた新進女性監督の台頭が著しいなか、『ココ・アヴァン・シャネル』のアンヌ・フォンテーヌによる『夜明けの祈り』は、フランス映画祭2017で「エールフランス観客賞」を獲得。注目女優ルー・ドゥ・ラージュを迎え、第二次大戦末期にソ連兵にレイプされ妊娠してしまったポーランドの修道女たちに希望の光を照らした。さらに、実写版『ムーラン』を手がけるニキ・カーロ監督のもと、ジェシカ・チャステインが『ユダヤ人を救った動物園 アントニーナが愛した命』に主演し、来日も果たしてくれた。フォンテーヌ監督『ボヴァリー夫人とパン屋』で注目を集めたジェマ・アータートンは、『17歳の肖像』のロネ・シェルフィグのもと、ビル・ナイやサム・クラフリンと映画愛にあふれた『人生はシネマティック!』を創りあげた。クリストファー・ノーランの『ダンケルク』などの一方で、こうした女性監督×女性が主役の戦時下の映画も重要なトピックだったといえる。なお、ポーランドといえば、マウゴジャタ・シュモフスカ監督の『君はひとりじゃない』も見逃せない。巨匠アンジェイ・ワイダや『イレブン・ミニッツ』の俊英イエジー・スコリモフスキなどを輩出するポーランド映画界において最注目を集めるシュモフスカ監督は、Facebookを通じて演技初挑戦のユスティナ・スワラをスカウト。オリジナリティにあふれた世界観はベルリン国際映画祭銀熊賞(監督賞)を受賞、ポーランドのアカデミー賞「イーグル賞」にもノミネートされた。▼2017年日本公開の主な女性監督作品(順不同)『ワンダーウーマン』パティ・ジェンキンス(アメリカ)『最初に父が殺された』アンジェリーナ・ジョリー(アメリカ)『未来よ こんにちは』ミア・ハンセン=ラヴ(フランス)『夜明けの祈り』アンヌ・フォンテーヌ『あさがくるまえに』カテル・キレヴェレ(コートジボワール)『マギーズ・プラン 幸せのあとしまつ』レベッカ・ミラー(アメリカ)『君はひとりじゃない』マウゴジャタ・シュモフスカ(ポーランド)『静かなふたり』エリーズ・ジラール(フランス)『ボンジュール、アン』エレノア・コッポラ(アメリカ)『人生はシネマティック!』ロネ・シェルフィグ(デンマーク)『ユダヤ人を救った動物園 アントニーナが愛した命』ニキ・カーロ(ニュージーランド)『ダンシング・ベートーベン』アランチャ・アギーレ(スペイン)『スウィート17モンスター』ケリー・フレモン・クレイグ (アメリカ)『光』河瀬直美(日本)『彼らが本気で編むときは』荻上直子(日本)『幼な子われらに生まれ』三島有紀子(日本)『勝手にふるえてろ』大九明子(日本)■2018年も注目の女性監督作品が続々登場。しかし映画賞は波乱の兆し…第75回ゴールデン・グローブ賞「監督賞」に“女性ゼロ”年明け早々、現地時間1月7日に発表される第75回ゴールデン・グローブ賞の監督賞ノミネートには女性監督の名前はなく、数多くのメディアがその件を取り上げていた。「ノミネートされるべき」と名前が挙がったのは、『ワンダーウーマン』のパティ・ジェンキンスや、初監督作『LadyBird』(原題)(2018年公開)を手がけた『フランシス・ハ』のグレタ・ガーウィグ(脚本賞にはノミネート)、高評価を得ている『デトロイト』(2018年1月26日公開)のキャスリン・ビグロー、『The Beguiled/ビガイルド』(2018年2月23日公開)のソフィア・コッポラ、メアリー・J・ブライジが注目を集めるNetflixオリジナル映画『マッドバウンド 哀しき友情』(Netflixにて配信中)の新鋭黒人監督ディー・リースなど。同じくNetflix『最初に父が殺された』で長男マドックス・ジョリー=ピットの出身地カンボジアの大量虐殺を描いたアンジェリーナ・ジョリーは監督賞ではなく、外国語映画賞でのノミネートとなった。過去20年間で同・監督賞にノミネートされたのは、『ハートロッカー』で史上初のオスカーを獲得したキャスリン・ビグローを含めてたった3人だとか。女性監督作品が数多く出品されているカンヌでさえも、女性の監督賞はソフィアでまだ史上2人目だという…。果たして、現地時間1月23日にノミネート発表される第90回アカデミー賞では、どうなるだろうか。今後のショーレースにも注目したい。(また、女性が主役の映画として、2017年最大のヒット作『美女と野獣』のエマ・ワトソン、『ワンダーウーマン』のガル・ガドッドなどもノミネートから漏れている。)2018年も女性監督作品が観逃せないそのほか2018年は、先に挙げた『The Beguiled/ビガイルド』『デトロイト』『LadyBird』などに加え、女優でもあるギャビー・デラル監督のもと、エル・ファニングがトランスジェンダーの少年を熱演した『アバウト・レイ 16歳の決断』の日本公開がようやく決定(2018年2月3日公開)。また6月にロンドンで行われた「グラマー・ウーマン・オブ・ザ・イヤー・アワード」で、最優秀映画女優賞に選ばれたニコール・キッドマンは、18ヶ月に1回は“女性監督作品”に出演すると宣言。2018年、女性監督の草分け的存在である日系のカリン・クサマ(『ガールファイト』)の次回作、『Destroyer』(原題)にロス市警の警官役で主演を務める。日本では、河瀬監督がジュリエット・ビノシュと永瀬正敏を迎えた『Vision』も公開予定で、アメリカのインディペンデント・スピリット賞にて新人作品賞と主演女優賞(寺島しのぶ)にWノミネートされるなど、海外で大きな注目を集めている平柳敦子監督の『Oh Lucy!』がゴールデンウィークに公開予定となっている。「女性の時代」は、これからも続いていくのだ。(text:cinemacafe.net)■関連作品:未来よ こんにちは 2017年3月25日よりBunkamura ル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開(C) 2016 CG Cinéma · Arte France Cinéma · DetailFilm · Rhône-Alpes Cinémaワンダーウーマン 2017年8月25日より全国にて公開(C) 2017 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.AND RATPAC-DUNEENTERTAINMENT LLC彼らが本気で編むときは、 2017年2月25日より新宿ピカデリー・丸の内ピカデリーほか全国にて公開(C) 2017「彼らが本気で編むときは、」製作委員会光 2017年5月27日より新宿バルト9、丸の内TOEIほか全国にて公開(C) 2017“RADIANCE”FILMPARTNERS/KINOSHITA、COMMEDESCINEMAS、KUMIEボンジュール、アン 2017年7月7日よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開(C) American Zoetrope,2016夜明けの祈り 2017年8月5日よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開(C) 2015 MANDARIN CINEMA AEROPLAN FILM MARS FILMS FRANCE 2 CINÉMA SCOPE PICTURES
2017年12月30日ミュウミュウ(MIU MIU)が、2017年のホリデーシーズンのギフトコレクションにちなんだキャンペーンショートフィルム『Whispers(ささやき)』を発表。ミラノとロサンゼルスを拠点に多分野で活躍するスタジオ「APRIL」により手掛けられた本作品には、ミュウミュウのショートフィルムプロジェクト「女性たちの物語」シリーズの第13弾『Carmen』を手掛けたクロエ・セヴィニーをはじめ、ダコタ・ファニング、エル・ファニング、ジュリア・ガーナーの他、ニューフェイスのセイディー・シンクを起用。監督はフランチェスコ・マリア・ティリベッリ、クリエイティブディレクターはジョアキム・ダルクビスト、エグゼクティブプロデューサーはアレッサンドロ・ファリネッラが務め、撮影は11月にニューヨークで行われた。エル・ファニングホリデーシーズンは懐かしさと驚きに満ちた感情に包まれるとき。思いがけない再会や、プレゼントを開けたときの感動、そして昔ながらのパーティーを思えば期待が膨らむもの。フィルムに映し出されるのは、ホリデーパーティー中に交わされる心のこもった贈り物と同じくらい意味深い会話。断片的に切り取られた彼女たちの会話からは、友人同士が一年間にあった多くのことを語りあう様子が伺える。ミュウミュウ ギフトコレクション「バッグ」(25万6,000円)刺繍入りベルベットやクリスタル装飾、キラキラと輝くチャーム、ふわふわのトーテムなどが入ったプレゼントの箱に囲まれて、新年の近づきに胸をふくらませながら、秘密や楽しいことをささやき合い一緒に過ごす時間。ストーリーが消えていくにつれて、この瞬間はより貴重な時間となり、彼女たちが交換し合った美しいプレゼントが輝きを放っている。友人や家族との再会の何がそれぞれの交流を強めるのか?漏れ聞こえたささやき声から本当の意味が導き出されるストーリー。『Whispers』はミュウミュウの公式ウェブサイト()にて公開中。なお、全て予定価格。
2017年12月21日ミュウミュウ(MIU MIU)から、2017年クリスマスシーズンに向けたギフトコレクションが登場する。ビジューバックルやパイソンベルトを飾ったバッグ上質な革を使用したホワイトのバッグを、赤や緑のビジューが鮮やかに彩る「ミュウレディ」。ゴールドをベースにしたバックルには、クリスタルのビジューをあしらい、ゴージャスに仕上げた。留め金部分に大胆なロゴが光る「マイミュウ」には、ピリッとしたアクセントのパイソンベルトと、クリスタルスタッズのバックルを合わせた。チェーンバッグやクラッチバッグとしても使える、パーティーにもぴったりのアイテムだ。その他にも、グリッターな輝きにブラックのリボンが存在感を放つパンプスや、クリスタルやパールを施したモンスターモチーフのチャームなど、フェミニンさと遊び心を兼ね備えたミュウミュウらしいアイテムがラインナップする。新作が登場するショートムービーもまた、コレクションの発表に合わせショートムービー『Whispers(ささやき)』が公開。クロエ・セヴィニーをはじめ、『ネオン・デーモン』の主演を飾ったエル・ファニング、その姉で『オーシャンズ8(原題)』にキャスティングされているダコタ・ファニングなどが出演し、新作ギフトコレクションと共にクリスマスの帰郷における懐かしさや嬉しさを描いている。【詳細】ミュウミュウ 2017年 ギフトコレクションアイテム例:・バッグ 240,000円+税・シューズ 88,000円+税・モンスターチャーム 86,000円+税※すべて予定価格【問い合わせ先】ミュウミュウ クライアントサービスTEL:0120-451-993
2017年12月17日長澤まさみ、名女優の貫禄ファッションメディア『ELLE(エル)』は12日(火)、その年に公開された映画作品を独自の視点で選出する「エル シネマ大賞 2017 授賞式」 を都内で開催。「エル ベストアクトレス賞」を受賞した長澤まさみが、11億円相当のジュエリーをまとって登場した。「エル ベストアクトレス賞」は、日本の映画界で輝く女優に贈られる賞。長澤は今年、「散歩する侵略者」や「追憶」など計4本の映画に出演。主演を務めた「散歩する侵略者」は、カンヌ国際映画祭の「ある視点」部門に出品され、その演技力と存在感を国内外に知らしめた。授賞式には、「フェンディ」のドレスで現れた長澤。長身を引き立てるレース素材のロングドレスを選んだ。さらに、11億円相当の「ショパール」のジュエリーを身にまとい、大人の輝きで会場を魅了した。フレッシュな魅力の中条あやみ今後の活躍が期待される女優に贈られる「エル・ガール ライジングアクトレス賞」には、公開中の主演映画『覆面系ノイズ』が好評の中条あやみが選ばれた。中条は「シャネル」のドレスを着用。白地にゴールドが映えるデザインで、落ち着きを感じさせながら愛らしさのある中条の魅力を際だてた。授賞式にはほかに、「エル ベストディレクター賞」を受賞した河瀬直美監督、「エル メン賞」を受賞した坂口健太郎が登壇した。(画像は「エルオンライン」より)【参考】※エルオンライン
2017年12月16日20世紀を代表する芸術家であり、死後約半世紀を過ぎても多くの人を惹きつけてやまないアルベルト・ジャコメッティ。その最後の肖像画の創作過程をジェフリー・ラッシュとアーミー・ハマーのコンビで描いた『ジャコメッティ 最後の肖像』。本作の監督を務めるのは、『プラダを着た悪魔』『バーレスク』での個性的なキャラクターから『ハンガーゲーム』『トランスフォーマー』などの超大作シリーズまで幅広く出演し、俳優としても確固たる地位を築いているスタンリー・トゥッチ。彼以外にも、俳優と監督、二足のわらじで活躍する才人たちの最新作が、いま続々と公開を迎えている。『ジャコメッティ 最後の肖像』スタンリー・トゥッチ:2018年1月5日(金)全国細く長い人物彫刻や、油彩、素描、版画など様々な作品を残したジャコメッティが晩年、18日間にわたって取り組んだ肖像画の制作過程を描いた伝記ドラマ。1964年、パリで個展が始まったばかりのアルベルト・ジャコメッティ(ジェフリー・ラッシュ)はアメリカ人作家の友人ジェイムズ・ロード(アーミー・ハマー)に「肖像画のモデルになってほしい」と声をかけた。巨匠の創作を間近で見ることができると、名誉と好奇心を感じたロードは彼のアトリエへ向かう。たった1日という約束で始まった肖像画制作だが、来る日も来る日も描いては消してを繰り返すジャコメッティ。本能と信念のままに生きるジャコメッティに翻弄されつつも、創作過程と日々の出来事を尊敬の念で観察するロードとの18日間のセッションの行方は…?ジャコメッティの大ファンであったトゥッチが、10年かけて脚本を完成させ、ついに長編監督5作品目となる本作を完成させた。トゥッチといえば、ハリウッド版『Shall we Dance?』で、オリジナル版で竹中直人が演じたラテンを愛するダンサー役を演じ、コミカルな演技が注目を浴びた。『プラダを着た悪魔』ではヒロインのアン・ハサウェイを叱咤激励する編集責任者ナイジェルを好演、『美女と野獣』では音楽家カデンツァ役を務めていたことも記憶に新しい。『パーティで女の子に話しかけるには』ジョン・キャメロン・ミッチェル:公開中1977年、ロンドンの郊外。「セックス・ピストルズ」や「ラーモンズ」、パンクファッションも大好きだが内気な少年エン(アレックス・シャープ)。彼は偶然迷い込んだパーティーで、不思議な魅力を放つ女の子ザン(エル・ファニング)に出会う。パーティで女の子にうまく話しかけることができなかったエンは、自身の大好きなパンクに共感してくれるザンとたちまち恋に落ちてしまう。しかし、ザンは遠い惑星から来た異星人。彼らに残された時間はたった48時間。大人たちが決めたルールに反発しながら、2人は大胆で危険な逃避行に出る。本作の監督ジョン・キャメロン・ミッチェルは、オフブロードウェイのミュージカル「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」で監督・脚本・主演を務め、映画版(’01)と合わせて非常に高い評価を得たことで知られる。『オリエント急行殺人事件』ケネス・ブラナー:公開中イスタンブールで休暇を取ろうとしていた名探偵エルキュール・ポワロ(ケネス・ブラナー)。だが、イギリスでの事件解決を頼まれ、急きょオリエント急行に乗車しロンドンへ向かう。出発した列車でポワロに話しかけてきたアメリカ人の富豪ラチェット(ジョニー・デップ)は脅迫を受けているという。警護を頼まれたポワロだったが、あっさりとお断り。その深夜、オリエント急行が雪崩のため脱線事故を起こして立ち往生している中、車内では殺人事件が起こっていた。鉄道会社のブークから捜査を頼まれたポワロは乗客1人1人から話を聞き始める。彼らの証言から次々と明るみになっていく数々の事実。完璧なアリバイがある彼らは、ポワロの腕を持ってしても犯人像がなかなか浮かび上がらない。殺人犯は乗客の中にいるのか、それとも…?英国の演劇界・映画界を代表するベテランであり、最近では『ダンケルク』にも海軍中佐として出演していたケネス。彼もまた俳優として数多くの作品に出演する一方で、監督としても『ヘンリー五世』『ハムレット』などのシェイクスピア作品から、近年はマーベル・スタジオの『マイティー・ソー』やディズニーの実写化作品『シンデレラ』などで成功を収めている。『スーサイド・ライブ』ジャンカルロ・エスポジート:「モースト・デンジャラス・シネマグランプリ2017」として公開中視聴率の低迷に悩む放送局WBC。司会を務めるアダム(ジョシュ・デュアメル)の番組で、ある日、精神的に追い込まれた視聴者が自殺をするという衝撃的な事件が起こってしまう。アダムは事故が起きた責任を感じ、罪悪感に打ちひしがれていたが、これが高視聴率をマーク。調子に乗ったプロデューサーのイラナ(ファムケ・ヤンセン)は自殺の瞬間を生放送する、という飛んでもないリアリティー番組を企画する。アダムは反対しながらも、番組構成を自分でやるという条件のもと番組は放送を開始していくことに。案の定、過激な内容は物議を醸すが、制作サイドの思惑通り視聴率うなぎ上り。だが、内容はどんどんエスカレートしていき…。大人気ドラマ「ブレイキングバッド」の悪役ガス・フリングでお馴染みのジャンカルロ・エスポジートが、『ジャングルブック』での声優、『マネーモンスター』「ゲットダウン」などに出演する一方で、監督にも挑戦。過激で危険なテーマに挑んでいる。『ジャコメッティ 最後の肖像』は2018年1月5日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年12月10日エル・ファニングがトランスジェンダーの少年役に挑み、ナオミ・ワッツ、スーザン・サランドンと共演を果たす『アバウト・レイ16歳の決断』。エルは現在、ジョン・キャメロン・ミッチェル監督の『パーティで女の子に話しかけるには』が世界に先駆けて公開中、年が明けたら、本作とソフィア・コッポラ監督のカンヌ受賞作『The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ』と話題作の公開が続く。人気、実力ともに若手No1.女優エルの怒涛の出演作に注目した。『I am Sam アイ・アム・サム』で姉ダコタの幼児時代を演じてスクリーンデビューしたエル。『ベンジャミン・バトン数奇な人生』ではケイト・ブランシェットの少女時代を演じ、さらにスティーブン・スピルバーグ製作×J・J・エイブラムス監督の『SUPER 8』でも注目を集めた。ディズニー映画『マレフィセント』のオーロラ姫で、現在の人気を確立。2017年はニコラス・W・レフン監督の『ネオン・デモーン』、ベン・アフレック主演・監督の『夜に生きる』、マイク・ミルズ監督の『20センチュリー・ウーマン』、声優を務めた『フェリシーと夢のトウシューズ』が公開に。いまや、巨匠から鬼才まで、さまざまな映画人に愛される若手実力派の1人だ。『アバウト・レイ16歳の決断』2018年2月3日(土)公開Story16歳になり、身体も本当の自分になることを決断したトランスジェンダーの少年レイ。恋多きシングルマザー・マギー(ナオミ・ワッツ)、破天荒なレズビアンのおばあちゃん・ドリー(スーザン・サランドン)は“レイの決断”に戸惑うが、レイは髪を短く切り、身体を鍛え、少しずつ“本当の自分”に近づいていくことで生き生きとしてくる。そんな姿を見たマギーは意を決して、ホルモン治療の同意書のために別れた夫に会いにいくが…。ココをチェック!エルの新たな一面が見られる意欲昨。心のみならず、身体も男性として生きていく決意をするも、周りに理解されず、苦悩し、葛藤するトランスジェンダーの主人公・レイの繊細な心の動きを見事に演じている。髪も大胆にカットし、体当たりで挑んだエルの迫真の演技に注目!『パーティで女の子に話しかけるには』公開中Storyパンクなのに内気な少年エン(アレックス・シャープ)は、偶然もぐりこんだパーティで、反抗的な瞳が美しい少女ザンと出会う。大好きな「セックス・ピストルズ」やパンク・ファッションの話に共感してくれるザンと、たちまち恋におちるエン。だが、2人に許された自由時間は48時間。彼女は遠い惑星へと帰らなければならないのだ。大人たちが決めたルールに反発した2人は、危険で大胆な逃避行に出るのだが…。ココをチェック!エルが演じたのは、不思議な魅力を持つ、遠い惑星からやってきた美少女ザン。パンク少年エンに心惹かれていき、初恋を経験する。劇中では、“地球人”とはまた違った愛情表現にも要注目。表情豊かな、最高にキュートなエルを堪能できる。『The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ』2018年2月23日(金)公開Story南北戦争期、負傷した北軍兵士(コリン・ファレル)を治療するため、男子禁制の女子寄宿学園では彼を招き入れるが、女性に対し紳士的でかつ美しい男性と触れ合う中で、誰もが彼に心を奪われていく。やがて、情欲と危険な嫉妬に支配されてしまう彼女たち。秩序を守るか、欲望を取るか、彼女たちが最後に下した決断とは――。ココをチェック!ソフィア・コッポラ監督との待望のタッグ2作目は、可愛らしさとダークな一面を併せ持つ小悪魔な10代女子生徒に!学園長役のニコール・キッドマンや、キルスティン・ダンストとの共演にも注目。『Mary Shelley』(原題) 日本公開未定小説「フランケンシュタイン」の原作者である女性作家、メアリー・シェリーの半生と恋愛模様をエルが演じる。トロント国際映画祭で初お披露目された。共演にはダグラス・ブース、ベル・パウリー、メイジー・ウィリアムズら。そのほか、セレーナ・ゴメス、ティモシー・シャラメ、ジュード・ロウらと共演するウディ・アレンの『A Rainy Day in New York』、「ゲーム・オブ・スローンズ」のピーター・ディンクレイジと世界にたった2人だけ生き残った男女を演じるSFドラマ『I Think We’re Alone Now』(いずれも原題)などが控えており、エルの時代はまだまだ続きそうだ。『アバウト・レイ 16歳の決断』は2018年2月3日(土)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年12月09日2017年ベルリン国際映画祭で銀熊賞(監督賞)を受賞したフィンランド映画『希望のかなた』が2日から日本で公開され、映画レビューサービス・Filmarks(フィルマークス)の「12月第1週上映スタート映画の初日満足度ランキング」で1位になった。今回の調査は2017年12月第1週に上映が開始された映画を対象に実施され、4日時点での平均★スコア(5.0点満点)とレビュー数(Mark!数)を集計。★スコアが高い作品から順に「Filmarks映画初日満足度ランキング」として算出した(レビュー投稿は、1作品につき1人1件まで)。『希望のかなた』のレビュー数は63と他と比べて少ないものの、4.18点と高い数値を記録。2位は大泉洋と松田龍平の人気シリーズ最新作『探偵はBARにいる3』(スコア3.78点・レビュー数230)、3位はエル・ファニング出演『パーティで女の子に話しかけるには』(スコア3.68・レビュー数277)。フィンランドのアキ・カウリスマキ監督がメガホンを取った『希望のかなた』は、内戦が激化する故郷シリアを逃れた青年カーリドが主人公。"いい人々の国"だと聞いていたフィンランドで無情にも難民申請を却下され、いわれのない暴力にさらされる。そんな悲惨な現実に直面したカーリドに、市井の人々が救いの手を差し伸べる。同作の公式サイトでは加瀬亮、石橋凌、尾崎世界観(クリープハイプ)、サヘル・ローズら各界の著名人からのコメントが掲載されている。
2017年12月04日◼︎『パーティで女の子に話しかけるには』ストーリー1977年、ロンドン郊外。イギリス中がエリザベス女王即位25周年に沸く中、内気な少年エン(アレックス・シャープ)は、音楽、ファッションからライフスタイルまで、パンクに夢中だった。ある日、友だちのヴィック、ジョンとライブハウスへと繰り出したエン。かつてヴィヴィアン・ウエストウッドの下で働き、今はこの界隈のパンクシーンのボス的存在であるボディーシア(ニコール・キッドマン)がマネージャーを務めるバンド「ディスコーズ」の打ち上げパーティーに潜り込もうとするが、道に迷ってしまう。かすかに聴こえる音楽を頼りにたどり着いた古い一軒家で、エンは美しい少女ザン(エル・ファニング)と出会う。エンが口走った「パンク」という言葉に興味を示したザンから「一緒にパンクを見に行く」と言われ舞い上がるエンだったが、彼女に許された外出時間は、たったの「48時間」。実はザンは遠い惑星から来た女の子だった……!◼︎異性が〈異星人〉に思えた、あの頃の甘酸っぱい恋の物語本作『パーティで女の子に話しかけるには』の原作は、ヒューゴー賞やカーネギー賞を受賞したイギリスの作家ニール・ゲイマンによる短編集『壊れやすいもの』に収められた自伝的小説です。原作者であるニール・ゲイマンは、本作を「異性が〈異星人〉に思えたあの頃の甘酸っぱい恋の物語」と自ら語っています。10代の内気な少年にとって、美しい異性は、異星人みたいなもの。本作では、思春期の好奇心旺盛な女の子に振り回されながらも、少しだけ大人になって成長する主人公の姿が描かれます。◼︎監督はかつて一大ブームを巻き起こした、ジョン・キャメロン・ミッチェル本作の監督・脚本をつとめたのは、『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』で一大ブームを巻き起こしたジョン・キャメロン・ミッチェルです。1997年にオフ・ブロードウェイで初上演されるや、数々の賞を受賞してロングランを記録した「ヘドウィグ〜」は、2001年に、ジョン・キャメロン・ミッチェルが自身が脚本・監督・主演をつとめる形で映画化されると、マドンナやデヴィド・ボウイなどのアーティストの熱狂的な指示も後押しとなり、全世界で一大ブームを巻き起こしました。ゴールデン・グローブ賞、インディペンデント・スピリット賞にノミネートされ、サンダンス映画祭観客賞と監督賞をW受賞した映画版『ヘドウィグ〜』は、今もなお「生涯ベストワン」にあげる人が後を断たない名作です。最近では、日本オリジナル版の『ヘドウィグ〜』の舞台で来日したジョン・キャメロン・ミッチェルが、アニメ『ユーリ!!! on ICE』に登場するヴィクトルの(ビジュアル面の)モデルとなったことでも話題を呼びました。『ヘドウィグ〜』で素晴らしい楽曲の数々と、自分の片われを探し求めて彷徨う主人公の切なさを描いた同監督。その手腕は、パンクミュージックにのせて主人公のふたりの切ない恋模様が描かれる本作でも存分に発揮されています。◼︎独創的ながらも普遍的なボーイ・ミーツ・ガールの物語本作の魅力は、遠い惑星からやってきた美しい少女・ザンと、パンクが大好きな内気な少年・エンの切ない恋模様。ヒロインが遠い惑星からきたエイリアンという独創的な設定ながらも、本作が描くのは誰もが共感できる思春期の普遍的なボーイ・ミーツ・ガールの物語です。48時間という限られた時間の中で、互いへの特別な想いを感じていくふたりに、別れの時間が刻々と近づいていきます。エンとザン、ふたりの恋の行方は――。『パーティで女の子に話しかけるには』は、12月1日(金)より全国順次公開です。『パーティで女の子に話しかけるには』公開情報『パーティで女の子に話しかけるには』12月1日(金)新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ渋谷他 全国順次ロードショー監督:ジョン・キャメロン・ミッチェル『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』原作:ニール・ゲイマン出演:エル・ファニング『ネオン・デーモン』『20センチュリー・ウーマン』、アレックス・シャープ、ニコール・キッドマン『ムーラン・ルージュ』『めぐりあう時間たち』配給:ギャガ上映時間:103分公式サイト:© COLONY FILMS LIMITED 2016
2017年12月02日今もなお「生涯のベスト1映画」の声多き名作『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』。その反骨スピリットを引き継いだ、エル・ファニング主演の待望の新作『パーティで女の子に話しかけるには』が、12月1日に公開されます!■刺激的だけど切ない!最高の恋愛映画この映画、序盤からブッ飛んでます。てっきりファンタジーな恋バナだと思っていた筆者は、早々に引っくり返りそうになりました。けど、登場人物それぞれの個性と奇抜さ、それに純粋さ、好奇心、真剣さに、始まって5分もしないうちにパンクな世界へ誘われて…。この映画の魅力を存分に味わってきました。ラストも感動的なんです。斬新なのに懐かしい、刺激的だけど切ない。「ボーイ・ミーツ・ガール」ムービーの新たな傑作!出演者たちの表情、考えられた演出、監督の愛の深さも最高です!前置きはさておき、この映画のざっくりネタバレ=「かわいい異星人の女の子と内気な少年の恋」にちなんで、今回は、あなたにオススメの惑星と異星人…ではなく、出会うべき異性と、そのきっかけがわかる「愛のテスト」をお届け。以下の質問を読み、1つずつ答えを選んで次に進んでくださいね。質問は全部で4つあります。■出会うべき異性がわかる「愛のテスト」【質問1】未体験のパーティに潜入!その趣向は?・お祭りサンタ系パーティ(クリスマス会)・お買い物ポンタ系パーティ(ポイントが貯まる会)・勝負パンダ系パーティ(白黒わかる耳打ち情報の会)・マウンティング系パーティ(学歴、年収、条件に縛りのある集まり)・恐怖パニック系パーティ(脱出ゲーム、ロシアンルーレットなどの会)・下着パンツ系パーティ(目隠しで本音トーク炸裂の会)・70年代パンク系パーティ(流行に囚われず派生していく団体の会)【質問2】あなたがこの瞬間に選ぶカラーは?・パープル・グリーン・ブルー・ホワイト・ブラック・オレンジ・イエロー【質問3】70年代の曲の中で、あなたが歌うのは?・「ゴッド・セイヴ・ザ・クイーン」by セックス・ピストルズ・「宇宙戦艦ヤマト」by ささきいさお・「スカイ・ハイ」by ジグソー・「やさしい悪魔」by キャンディーズ・「勝手にしやがれ」by 沢田研二・「愛のメモリー」by 松崎しげる・「あばよ」by 研ナオコ【質問4】あなたが無条件の愛を一つ与える相手は?・好きな人・ペット・友達・家族・弱者・社会・未来■質問は以上!あなたの合計点は?あなたの「愛のテスト」結果★「4点」のあなた地球で過ごすあなたは、このままでは恋の限界に立たされます。最近、恋の経験だけがやたらと増えていませんか…?あなたの愛は誠実でひたむき。少し恋に臆病で不器用なだけ。そんなあなたには惑星サターンに住む異性がピッタリ。地球上で惑星サターンの異性を見つける手がかりは、眺めの美しい高台スポットにあり。惑星サターンには、あなたが求める真の戦士や乙女がいて、マメで忠実で貢いでもくれそうです。親の優秀な遺伝子を受け継ぎながらも、自分の世界を作り出す頼もしさも。そろそろ本気で異性と巡り合いましょう。★「5~8点」のあなた地球で過ごすあなたは、今まさに中途半端な恋にハマっています。友達以上に進まないとか。あなたは愛の血と肉に相当に飢えていそう。もしも一度でもスリリングな体験に身を任せられたら、状況は一変するでしょう。あなたには惑星ジュピターに住む異性がピッタリ。地球上で惑星ジュピターの異性を見つける手がかりは、海外旅行や一冊の本との出会い。惑星ジュピターには、年下も年上もなく、帰る時間なんて気にもせずに付き合える健全な異性がいます。精神的安らぎも。そろそろ恋の壁を突き破りましょう。★「9~12点」のあなた地球で過ごすあなたは、恋のトラウマを抱え血まなこ。自分の性をフル回転で使おうとしていませんか?あなたは愛情深く責任感がある大人。このままでは燃え尽きそうです…。あなたには惑星マーズに住む異性がピッタリ。地球上で惑星マーズの異性を見つける手がかりは、あなたのルーツを辿るとき。いつか先祖に会いたくはありませんか?惑星マーズには特別な組織があって、どんなに離れようと語りかけ話すことさえ可能。複雑なことなど何もなく、心と体が一緒になります。そろそろ自分のルーツを探りましょう。★「13~18点」のあなた地球で過ごすあなたは、恋の主役になれそうでなれていません。それは、あなたの愛が早い段階で引き際を決めてしまうから。あなたを泣かせる異性は偽物だけど、デタラメな恋でもクレイジーな愛でも、あなたなら完璧に操縦できるし、意図すれば本物になります。あなたには太陽に住む異性がピッタリだし、太陽は地球のどこにいても、あなたを照らす味方です。情熱をかけるに値する存在に出会うと気づくようサインをくれています。意外に天気の悪い日でも、あなたが胸躍るなら迷わずに進みましょう。★「19~23点」のあなた地球で過ごすあなたは、恋が長く続かないかもしれません。ちやほやされるのも束の間…。あなたは天真爛漫でムードメーカーな愛が売り。だけど恋を夢見る夢子ちゃんも強すぎます。あなたには惑星ヴィーナスに住む異性がピッタリ。地球上でヴィーナスの異性を見つける手がかりは、ライブや観劇に夢中になるとき。ヴィーナスには、あなたが求める真のソウルメイトがいて、ふさわしい存在へと互いに成長させるでしょう。そして強烈な音楽と原色の織り成す世界に包まれ愛を育みます。ヘラヘラした自分とサヨナラを。★「24~27点」のあなた地球で過ごすあなたは、あと少しでパンクな愛に目覚めそう!?あなたが次に選ぶ恋の相手はバカげてるようですが、惑星マーキュリーに住む異星人。異星人のヒントは珍しい耳の形です。あなたの恋愛は時に不幸を引き寄せますが、同時にあなたは幸せにもなります。根拠のない自信と才能は異性を笑顔にさせて、自分自身を勝利に導きます。異星人と出会うと、あなたは惑星マーキュリーの力を得て、地球の底にある深い愛について学びます。今までの破壊的な生き方や楽しいだけの恋を卒業して真の愛を得ましょう。★「28点」のあなた地球で過ごすあなたは、もうパンクな愛に目覚めてるのかも!?そして、どうやら、あなたの恋の相手は異星人で、実はあなたも異星人に進化中。あなたの愛は噂と事実でいつも謎めき、さらに言えば、あなたは好奇心の塊。貪欲で、まだ見ぬ愛にも飢えています。少しの不安と孤独さえ乗り切れば、地球上でも最高なパンク愛が完成します。すでに地上で異星人と出会っているあなたには月の力が今後は必要不可欠。月の力を借りるなら深夜。愛について包み隠さず感染する時間帯です。ぎこちなさも楽しんで。■出会うべき相手はどんな人?あなたが出会うべき異性、そしてそのきっかけはイメージできましたか?しっかり心に思い描いたら、ぜひ彼(彼女)を探すと共に、映画館に足を運んでみましょう。今年はパンクな愛で締めくくりを!ライタープロフィールはゆき咲くら土と陽の独自メソッドで占い。新宿、町田、東京タワーの占い処に不定期で出没中!略歴:相性研究家・プロ占い師。メディア&雑誌多数連載。昭和レトロな商店街生まれ。お風呂から見上げる宙とタロットと猫と格安ランチが大好き♡【STORY】1977年のロンドン郊外。内気な少年エン(アレックス・シャープ)は偶然参加したパーティで美少女ザン(エル・ファニング)と出会い、音楽やパンクファッションの話で盛り上がり、恋に落ちる。しかし、遠い惑星に帰らなければならない彼女と過ごせる時間は48時間のみ。大人たちが押し付けるルールに反発した彼らは、一緒にいるために逃避行するが……。12月1日(金)より全国ロードショー映画『パーティで女の子に話しかけるには』公式サイト:監督/脚本:ジョン・キャメロン・ミッチェル脚本:フィリッパ・ゴスレット出演:エル・ファニング、アレックス・シャープ、ニコール・キッドマン、ルース・ウィルソン、マット・ルーカス、他配給:ギャガGAGA★原題:How to Talk to Girls at Parties(C)COLONY FILMS LIMITED 2016
2017年12月01日人気女優エル・ファニングとNetflix『心のカルテ』のアレックス・シャープが、遠い星から来た美少女とパンク好きなのに内気な少年を演じ、二度とない恋に落ちる『パーティで女の子に話しかけるには』。本作で、“親友”ジョン・キャメロン・ミッチェル監督のために参加し、いまだかつてない強烈な役どころを演じているニコール・キッドマンのインタビュー映像がシネマカフェに到着した。映画が製作されたイギリス・アメリカに先駆け、日本で世界初公開となる本作。1977年のロンドン郊外を舞台にした物語で、ニコールが演じるのは、この界隈のパンクシーンのボス的存在であるボディシーア。かつては「ヴィヴィアン・ウエストウッド(Vivienne Westwood)」に勤めていたが、服の色でモメてクビになり、パンクロックバンド「セックス・ピストルズ」のジョニー・ロットンや「ラモーンズ」のディー・ディー・ラモーンらとも親交があったという役どころだ。映像では、舞台出演のためにロンドンに滞在していたところを親友でもあるミッチェル監督から出演のオファーを受けたと語るニコール。「もちろん!あなたのためなら何だってやるわ!」と出演を即決したことを明かす。これまであらゆる役どころを演じてきたニコールだが、ここまで本人のイメージとかけ離れたブッ飛んだキャラクターを演じるのは稀。ニコール自身、自分であれば、ほかの女優に当たっているであろうと語り、「ジョンの大胆なところが大好き」と監督の魅力を語る。また、アカデミー賞3度受賞を誇るサンディ・パウエルが衣装デザインをした、こだわりの70年代イギリスのパンク・ファッションも本作の見どころの1つだが、パウエルから衣装とヘアスタイルを提示され「どうしよう、これはすごい!って」と興奮したことを改めてふり返っている。そしてインタビューに続いて登場するのは、インパクト大の本編映像。ボディシーアがパンク小僧相手に“お下品”ワード連発、ものすごい剣幕で怒鳴り散らし、ビンタまで繰り出している。インタビューに答えるニコールの姿からはとても想像つかない強烈さだが、その女優魂には脱帽のひとこと!この場面のみならず、ニコールがこの役を心から楽しんで演じていることがスクリーンから伝わってくるかのよう。さらに、ニコールは主演のエルについて、「とてつもない才能の持ち主。10年後、20年後に女優としてどうなってるのか、見届けるのが待ちきれないわ」とべた褒め。2人は、2月公開のソフィア・コッポラ監督作『The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ』でも共演しているが、初共演となった本作では、ボディシーアが遠い星からやってきた少女ザン(エル)のよき理解者として、“パンク”という生き方を教えていく重要なシーンでの共演もあるので、ぜひ注目してみて。公開初日には本作の全ての上映劇場で、先着で<オリジナルステッカー>をプレゼント(数量限定/なくなり次第終了)。劇中のエルの熱唱シーンをモチーフに、「セックス・ピストルズ」のシンボルカラーであるイエロー&ピンクの賑やかなデザインに、ザンが恋に落ちるパンク好きの少年エンに投げかける「DO MORE PUNK TO ME(もっとパンクして)」という出会いの言葉がプリントされた“パンク”なものとなっている。『パーティで女の子に話しかけるには』は12月1日(金)より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2017年11月30日12月が近づいてくると誰もが意識してしまうのがクリスマス。とはいえ、「一緒に過ごせる “運命の相手” がいない!」と嘆いている人もいると思うので、今回はそんな女子にオススメの映画をご紹介します。それは……。話題沸騰中のラブストーリー『パーティで女の子に話しかけるには』!【映画、ときどき私】 vol. 127ロンドン郊外に暮らすエンは、パンク好きなのに内気な少年で、パーティでは女の子にうまく話しかけられずにいた。そんなある日、友だちとライブに行った帰りに偶然もぐりこんだパーティで、美しく反抗的な少女のザンと出会う。すぐに意気投合し、たちまち恋に落ちる2人だったが、遠い惑星から来ていたザンに残されていた時間はわずか48時間だった。大人たちが決めたルールに反発したザンとエンは、大胆にも逃避行に出ることにするが、刻一刻と時間が過ぎていくことに……。異色の2人が繰り広げるラブストーリーだけに、一体どんな展開を見せるのか、すでに好奇心を掻き立てられている人もいると思いますが、今回は本作を生み出したこちらの方にお話を聞いてきました。それは……。監督・脚本を務めたジョン・キャメロン・ミッチェル!ジョン・キャメロン・ミッチェル監督といえば、いまなお多くの人の心を掴んで離さない傑作『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』で原作・監督・脚本・主演を務めたことで知られていますが、あれから15年以上が経ち、またもや新たな名作を誕生させたといわれています。そこで、撮影時に感じた思いや自身の経験などについて語ってもらいました。まず初めに原作を読んだときの印象は?監督僕たち人間というのは、恋をしているときや思春期のときは全員がエイリアンみたいだと言えるんじゃないかなと思ったんだ。それに、テーマとしてはとてもシンプルなんだけど、何か大きなものにもなると感じたし、すごく優しい形で語っているなという印象だったね。共同脚本家とプロデューサーとともに、映画にするやり方を見つける作業に時間がかかってしまったんだけど、そのなかで自分なりにいろいろともたらすことができたかなとは思っているよ。それはたとえば、子育てや親の在り方みたいな物語にもなっているし、外国人や外から来るものに対しての恐怖といったところだね。実は最初は「他人の作品を自分が脚色して監督するのはちょっと……」と思っていたけれど、全体で8年くらいずっと考えながら作っていくうちにだんだんと惚れこんでいって、自分がやりたいという気持ちが強くなったんだ。今回ザンを演じたのは、若手女優の筆頭として話題作への出演が続き、女子たちの憧れでもあるエル・ファニングですが、この役は彼女にしかできないと思うほどのハマり役。最初の段階からこの役にはエルを考えていましたか?監督キャスティングのときは他の女優も一瞬考えたけど、『ジンジャーの朝 さよなら、わたしが愛した世界』という作品を観たときに彼女しかいないと確信し、一度たりとも後悔することはなかったね。一緒に仕事をしていても楽しくて仕事がしやすいし、これからの世代の大女優になっていく存在になっていくと思うよ。「ただ者ではない」とも感じたそうですが、監督から見たエルの魅力を教えてください。監督彼女は本当にいつでも気持ちをオープンにさらけ出せて、自分の感情にアクセスすることができる女優なんだ。俳優によっては、ものすごい準備が必要だったり、監督が褒めてくれたりしないとダメな人もいるんだけど、彼女にはそういうことが全然必要なくて、自立しているから深くコラボレーションしてくれるんだよ。たとえば、感情をすごく表現しないといけないシーンでも、5秒でゼロから120キロくらいのスピードを出せるんだ。後半にザンが自分の惑星に帰るか悩むシーンでは、「ちょっとだけ時間をください」と言われたけど、そのあとにエルがある大事なセリフを言ったときに僕はそこがこの映画の核だなとすぐに思ったよ。映画では実際にそのときのテイクを使っているんだけど、本当にすごかったね。今回のテーマのひとつにあるのはパンクですが、監督は「いまこそパンクが必要な時代」だと感じてこの映画を作ったという。では、監督にとってのパンクとは何ですか?監督僕がパンク音楽ですごく好きなのは、暴力的な喜びがあるところなんだ。つまり、象徴的で古くて役に立たないものを壊して、新しいものが生まれる余地を作るというのがパンクだというふうに思っているんだよ。そして、僕はすべての文化、すべての時代に違うバージョンのパンクというのが存在していると考えているんだ。だから、それは森林が健康的に大きく育っていくために、必要としていないゴミみたいなものを自然火災で燃やして育っていくようなもので、たとえるなら「健康的な森林火災」と言えるんじゃないかな。そんなパンクの精神をこの作品ではどう表現しようと思ったのですか?監督今回、パンクというのはひとつのスタイルにすぎないと思っていて、物語は『ロミオとジュリエット』により近いよね。つまり、2人が属しているサブカルチャーはあまり外側のものを入れないような傾向がある。でも、愛を通して2つが交錯することで、よりよい新しいものを作っていくことができるということなんだ。本作のエンとザンのように、ひとつの出会いが人生を変えてしまうことは多くの人が経験したことがあるはず。監督の人生において印象的な出会いとは?監督有名な人や自分のアイドルに会うというのは、もしかしたらがっかりするかもしれないから、いいことだとは言い切れないよね。でも、僕は作家のサミュエル・ベケットが亡くなる年に彼と一緒にコーヒーを飲むことができたんだけど、本当に優しい方で、アーティストとしての見本であり、僕の人生を変えてくれた出会いでもあったよ。なぜなら、ひとりの人間があんなに純粋で心優しく、自分の人生で感じていることを苦々しさもなくここまで正直に話せて、表現できる人がいるんだというのは、彼を見てすごく心に残っていることだからなんだ。さまざまな出会いから刺激を受けて進化し続けている監督だけに、今後どのような作品を発表するのかついても気になるところ。最後に、これから取り組んでみたい題材があれば教えてください。監督実は次の作品も動き出していて、それは僕が主演なんだ。『ヘドウィグ』と同じように意外性のあるオリジナルの作品だから、最初はテレビシリーズをイメージしていたんだけど、それが難しいことがわかったので、いまはポッドキャストのシリーズとして開発しているんだよ。『Homunculus(ホマンキュラス)』というタイトルの作品で、脳腫瘍を患っている主人公が摘出手術のために出資を募り、オンラインで自分の人生に起きたことを語っていくという物語。ラジオドラマというか、ラジオミュージカルとなっているんだ。インタビューを終えてみて……。監督だけでなく俳優でもあるだけに、ヴィヴィアン・ウエストウッドの洋服を颯爽と着こなし、さすがのオーラ!とはいえ、物腰が柔らかく、優しい笑顔がとても印象的でした。監督にとって、新たな代表作ともなる作品だけに、ぜひともみなさんの目にも焼き付けてください。誰もが忘れられない出会いがある!個性豊かな俳優陣に加え、音楽やファッションなど、とにかく見どころ満載の本作。忘れかけていた恋の甘酸っぱさや切なさにも、思わず胸がキュンとなってしまうはず。あなたのなかにもきっとある “パンクの心” で感じてみて。刺激的な予告編はこちら!作品情報『パーティで女の子に話しかけるには』12月1日(金)新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ渋谷他全国順次ロードショー配給:ギャガ© COLONY FILMS LIMITED 2016洋服類:Vivienne Westwood MANシューズ:Vivienne Westwood Accessoriesお問い合わせ先:ヴィヴィアン・ウエストウッド インフォメーション(Tel:03-5791-0058)
2017年11月28日ソフィア・コッポラがこれまでのイメージを大きく覆す新境地で“スリラー”に挑んだ監督最新作『The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ』。このほど、世界で日本だけという監督自らがデザインしたポスタービジュアルが完成、合わせて、官能的で緊張感にあふれた特報映像が公開された。ソフィア・コッポラ監督の長編6作目となる本作は、過去作品のイメージを大きく覆す新境地に挑んだ渾身作。1966年に米の女流作家トーマス・カリナンが書いた小説「The Beguiled」を映画化。本作を彩るキャスト陣には、ニコール・キッドマン、エル・ファニング、キルスティン・ダンスト、コリン・ファレルら、ソフィア映画史上最も豪華ともいえる面々が集まり、企画当初から話題を呼んだ本作は、第70回カンヌ国際映画祭にて女性監督としては56年ぶり2人目の快挙となる監督賞を受賞した。このたび解禁されたポスタービジュアルは、女子寄宿学園の門の外から7人の女性たちを写したもの。白いドレスを身にまとい、どこか遠くを見ているような7人の表情が、ソフィアの過去作品を彷彿とさせつつも、スリラーという新たなジャンルに挑んだ監督が求めた美しくも冷ややかな世界観を醸し出している。実はこのポスターデザインは、もともとソフィア自身が監修したもの。北米および他の国の公開時に使われたビジュアルとは違うデザインで、監督自身が、作品にマッチし、かつ最も気に入っているというデザインを、今回日本版のポスターでのみ採用することになった。また、あわせて到着した初映像となる30秒の特報では、学園に住む7人の女性たちによって助けられたコリン・ファレル演じる兵士が、「あなたは招かれざる客」と言われながらも学園の女性たちによって介抱されていく姿が映し出される。だが、顔の火照りを冷やすニコール、なまめかしい視線を投げかけるキルスティン、そしてエルの姿や、兵士と交わる女性の姿も映し出され、次第に眠っていた欲望が目覚めていく様子が描かれる。閉ざされた学園に住まう美しい女性たちの視線が交差し、やがて長らく守られていた秩序が崩壊していくなか、シャンデリアが落ち、松葉づえを使い必死に走る兵士に待つ運命はどのようなものなのか…。血の付いたドレスで立ち尽くすニコール、そしてコリンの「俺に何をした!」と叫ぶ声が耳に残る、スリリングで衝撃的な特報に仕上がっている。『The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ』は2018年2月23日(金)よりTOHOシネマズ 六本木ヒルズほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年11月24日エル・ファニングがナオミ・ワッツ、スーザン・サランドンと共演し、トランスジェンダーの男の子役に挑戦する『アバウト・レイ 16歳の決断』。この度、日本版予告編&ポスタービジュアルが公開され、ショーン・メンデスによる主題歌がお披露目された。『リトル・ミス・サンシャイン』の製作チームが集結し、新たな人生を歩き出す人の背中を押す希望の物語となる本作。エルがプラチナブロンドのロングヘアーをカットし、本当の自分になることを決断したトランスジェンダーの主人公・レイを熱演。アカデミー賞2度のノミネートを誇るナオミが母親、アカデミー賞女優スーザンが祖母を演じ、戸惑いながらもレイの理解者となっていく。予告編では、男の子として生きたいと決断したレイ(エル・ファニング)のため、ホルモン治療の同意書を医者から受け取り、戸惑う恋多き母親マギー(ナオミ・ワッツ)、そして「レズビアンでいいじゃない」とイマイチ理解ができていないおばあちゃんのドリー(スーザン・サランドン)という家族の掛け合いから展開されていく。同意書には元夫(テイト・ドノバン)のサインも必要だったが、レイがホルモン治療を受けることに困惑しサインを拒絶される。一方、「自分に正直に生きたいんだ」と、いますぐにでも治療を始めたいと母親に訴えかけるレイ。映像では、レイとマギーが抱きしめ合う姿や、ベッドではしゃぐ姿など仲の良さがうかがえるも、レイがいじめに遭ったり、泣き叫ぶシーンも収められ、ぶつかり合いながらも、寄り添っていく母と子の葛藤がうかがえる。また、予告編で使用されているテーマソングを歌うのは、甘く切ない歌声で大人気の19歳の若き天才シンガー、ショーン・メンデス。動画サイトに歌を投稿したのち、歌手デビューを果たし、「タイム」誌の「最も影響力のあるティーンエイジャー」に3年連続で選出。本作で披露している主題歌「life of the party」の歌詞は、「とにかく自由に振る舞って 周りのことは気にもしないで」「“普通”でなくてもかまわない どうせ失敗するのなら」といった、レイの生き方を後押しするような印象深い楽曲となっている。合わせて解禁されたポスタービジュアルは、黄色を基調としたポップな仕上がり。正真正銘の男の子になりたいレイ、恋多き母親、レズビアンのおばあちゃんの3人をメインにした、それぞれのキャラクターの個性を感じさせるビジュアルとなっている。『アバウト・レイ 16歳の決断』は2018年2月3日(土)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年11月16日映画『パーティで女の子に話しかけるには』が、2017年12月1日(金)、日本で公開される。名作『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』のジョン・キャメロン・ミッチェルが監督を担当。製作されたイギリスとアメリカでは2018年の公開が予定されており、日本が世界初公開となる。舞台はセックス・ピストルズが活躍した70年代ロンドン舞台はセックス・ピストルズ、ストラングラーズ、クラッシュなどが活躍し、パンクが爆発的な盛り上がりを見せていた77年のロンドン郊外。音楽、そしてファッションと”セディショナリーズ”と呼ばれる伝説的なショップを中心に、ヴィヴィアン・ウエストウッドやマルコム・マクラーレンが活躍していた時代だ。そんな中、パンクだが内気なエンは、遠い惑星からやってきた美しい少女ザンと出会う。エンはパンクやそのファッションに共感してくれるザンに魅かれていく。リミット48時間の恋を音楽やこだわりぬいたファッションなどとともに描いていく。『パーティで女の子に話しかけるには』キャスト少女ザンをエル・ファニング少女ザンを演じるのはエル・ファニング。最近では『20センチュリー・ウーマン』や『ネオン・デーモン』に出演。またソフィア・コッポラやウディ・アレンの新作も控える若手人気女優だ。少女ザンにとって初めて見る地球、初めて聞くパンクやそのファッション。エルは、パンクの知識がなく今のヴィヴィアン・ウエストウッドのファッションが当時のパンクだと思っていたそうだが、その勘違いが演技に役立ったと語っている。なぜならザンはパンクを全く知らないのだから…パンクにハマるエンをアレックス・シャープパンク高校生エンは、舞台「夜中に犬に起こった奇妙な事件」で2015年に史上最年少でトニー賞主演男優賞を受賞した実力派俳優アレックス・シャープが演じる。『パーティで女の子に話しかけるには』では、傷つきやすくも時に生意気な少年を美しく演じた。以前ヴィヴィヴァンの服を売っていたボディシーア役にニコール・キッドマンニコール・キッドマンが演じるボディシーアは、元ヴィヴィアン・ウエストウッドの元で働いていたという地元のパンク・クラブの風変わりなオーナー。若きパンクロッカーたちを仕切るボス的存在だ。衣装デザインはサンディ・パウエルもちろんファッションも注目ポイント。過去3作品で、アカデミー衣裳デザイン賞を受賞、最近では『シンデレラ』 、『キャロル』を手掛けたサンディ・パウエルが担当している。サンディは、意外にも当時ロンドン・パンク界に身を置いていたそうで、当時を再現するようにリアルな衣装を心掛けたという。コラボレーションアイテムが登場映画の公開に併せたコラボレーション企画がアパレルショップを中心に行われる。セレクトショップアメリカンラグシー(AMERICAN RAG CIE)では、映画とのコラボレーションアイテムを発売。映画オリジナルのTシャツ、トートバック、ジャケットなどが店頭へ並ぶ。いずれも劇中でエンが描くキャラクターやアニメーションをプリントしたポップなデザインだ。さらに、映画の世界観をイメージして、トータルビューティーサロンukaではオリジナルネイルが登場、カフェ&クリエイティブ「サナギ」新宿店では、オリジナルドリンクが発売される。劇中に衣装を提供したヴィヴィアン・ウエストウッドは、ジョン・キャメロン・ミッチェル監督の来日PR時にもトータルコーディネートを行った。『パーティで女の子に話しかけるには』あらすじパンクなのに内気な少年エンは、偶然もぐりこんだパーティで、反抗的な瞳が美しい少女ザンと出会う。大好きなセックス・ピストルズやパンク・ファッションの話に共感してくれるザンと、たちまち恋におちるエン。だが、ふたりに許された自由時間は48時間。彼女は遠い惑星へと帰らなければならないのだ。大人たちが決めたルールに反発したふたりは、危険で大胆な逃避行に出るのだが…。作品情報『パーティで女の子に話しかけるには』監督・脚本:ジョン・キャメロン・ミッチェル原作:ニール・ゲイマン「パーティで女の子に話しかけるには」衣装:サンディ・パウエル『キャロル』、『ベルベット・ゴールドマイン』出演:エル・ファニング、アレックス・シャープ、ニコール・キッドマン公開日:12月1日(金) 新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ渋谷他全国順次ロードショー(c)COLONY FILMS LIMITED 2016■コラボレーション商品情報・アメリカンラグ シー オリジナルグッズ販売販売店舗:アメリカンラグ シー店舗(新宿、ルクア大阪、名古屋、京都BAL、札幌ステラプレイス、オフィシャルオンライショップ)販売日:2017年12月1日(金)Tシャツ 3,500円+税 (色:ブラック、ホワイト/サイズ:S、M、L )※ユニセックストートバッグ 3,500円+税 (色:ホワイト、レオパード、ピンク)ヴィンテージリメイクMA-1ジャケット 80,000円 (色:カーキ/サイズ:M、L)※新宿フラッグス店では、映画をイメージしたディスプレイ展開。大阪、名古屋、京都、札幌店でも商品をコーナー展開。・トータルビューティーサロン「Cu by uka」映画をイメージしたオリジナルネイルデザイン2種類を展開。抽選で劇場鑑賞券を5組10名にプレゼント(施術した人または商品を購入した人限定)映画の半券提示で、先着15名に映画オリジナルグッズ&ukaシャンプー&ヘアートリートメントのサンプルをセットでプレゼント実施期間:2017年11月18日(土)~12月17日(日)実施店舗:Cu by uka二子玉川店Cu、 by uka梅田店、S.COEURCu×枚方T-SITE店・「サナギ」新宿店映画をイメージしたオリジナルドリンクを作成。販売期間:2017年12月1日(金)~12月29日(金)※販売期間は予告なく変更になる場合あり※11月25日(土)より、店内にて予告映像も上映。
2017年11月13日『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』の原作・監督・脚本・主演を務めたジョン・キャメロン・ミッチェル待望の最新作『パーティで女の子に話しかけるには』。1977年のロンドン郊外が舞台となる本作で、内気な少年エン(アレックス・シャープ)と遠い惑星からやってきた美しい少女ザン(エル・ファニング)を結びつけるのは、“パンク”。今回、そのパンクファッションについて、3度のアカデミー賞に輝くサンディ・パウエルが見どころを語ってくれた。現在ではファッションアイコンとしてとらわれがちな“パンク”だが、70年代当時は「ムーブメントであった」と、本作で衣装デザインを務めるロンドン出身のサンディ・パウエルは言う。『恋におちたシェイクスピア』『アビエイター』『ヴィクトリア女王 世紀の愛』でアカデミー賞衣装デザイン賞に3度輝き、『ベルベット・ゴールドマイン』『キャロル』に『シンデレラ』など9度にわたって同賞にノミネート。サンディが“関わればアカデミー賞”といっても過言ではない、現代の映画界にはなくてはならない存在の1人だ。パンクに影響を受けた異端の映像作家デレク・ジャーマン監督の衣装デザインを手掛け、自身もロンドン・パンク界に身を置いていたサンディが本作で目指したのは、“リアルなパンク”。「観客が少しでも遠い惑星の存在を信じるためには、地球が現実的な世界でなくてはならないと思ったの。この映画のパンクは、いまの人が思い描く多色な髪の毛や大きなモヒカンではなく、もっと初期のころの制服を切り裂き、自分の持っているものを利用していたパンクよ。ファッションではなくムーブメントだったころの」とこだわりを語る。摩訶不思議なパーティにもぐりこんだエンが、遠い惑星からやってきたザンと初めて会うのは、彼女が属するコロニーの規律に嫌気がさし、身に着けていた服をハサミで切り裂き、まさに“パンク”しようとしていた瞬間だ。ザンが身に着けているラテックス製のワンピースは、いま見てもファッショナブルでキュート。ザンたち惑星の人々のビジュアルについてサンディは、「サブカルに見えつつ、魅力的な若者のグループである必要があった」と語り、エリザベス女王即位25周年の式典に、彼らが本物そっくりのユニオン・ジャックの雨用ポンチョを着てうまく溶け込もうと試みるのも、彼女ならではの天才的発想といえる。ちなみに、エル・ファニングはそのワンピースについて、「この衣装を着るには、2人に手伝ってもらう必要があったのよ。ローションを塗ってするっと簡単に着られるようにしたり…毎回おおごとだったわ」とふり返って笑う。また、ザンがひょんなことからステージに立ち、エンと一緒にライブを行う場面があるが、ザンのトップスは、プラスティックのごみ袋で編み上げられたユニークな衣装になっている(この衣装は、撮影中にライトの熱で何度も解けて大変だったとか)。普段では使わない素材を衣装に取り入れるという意味では、『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』のクライマックスのライブシーンにも繋がる。この場面でミッチェル監督自身が演じるヘドウィグが着ているのは、包装ビニールを体にグルグルに巻き付けた衣装で、ライブ中についに壊れてしまったヘドウィグは、それを自ら引き裂いてしまう。そして本作でも、このライブの終盤、ザンとエンの今後を左右する決定的な出来事が起こり、この場面にはミッチェル監督の思いが詰まっていると言えそう。さらに、エンと逃避行に出た後のザンのトレードマークとなるヴィンテージのコートは、シェフィールド(イギリス・イングランド中央部にある工業都市)の古着屋から調達したこだわりの1品。また、本作にはオスカー女優ニコール・キッドマンが、若きパンクロッカーたちを仕切るカリスマ的存在ボディシーア役で出演しているが、かつては「ヴィヴィアン・ウエストウッド(Vivienne Westwood)」に勤めていたが、服の色でモメてクビになったという役どころだけあり、彼女の衣装もアナーキーを体現したようなぶっ飛んだものばかり。ニコールも、パウエルが自分のために考えたスタイルを見て興奮を隠せなかったという。そのほか、英国でパンクが爆発な広がりを見せていた、まさにその渦中にティーン時代を過ごしていたサンディならではの“リアルなパンク”。エンとザンの恋の行方とともに、魅力的なファッションもチェックしてみて。『パーティで女の子に話しかけるには』は12月1日(金)より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2017年11月12日