例年以上に寒さが厳しい今年の冬。外出自粛が続く中、おうちで作る料理のレパートリーについて悩んでいる方も多いのではないでしょうか。今回ご紹介するのは、〈新宿中村屋〉が監修した「キリン 午後の紅茶 おいしい無糖」に合う究極のカレーレシピ!お店で食べるようなスパイス香る本格的なカレーを、おうちで作れるということで、早速作ってみました。「午後の紅茶 おいしい無糖」と相性抜群!〈新宿中村屋〉監修のスパイス香る本格チキンカリー。スパイス香る 本格チキンカリー。茶葉本来の爽やかな香りと豊かな旨み、すっきりとした後味が特長の「午後の紅茶 おいしい無糖」。カレーに合わせることで、さらに茶葉本来の豊かな香りを感じられるのだそう。そんな「午後の紅茶 おいしい無糖」と、昭和2(1927)年に日本で初めて純印度式カリーを発売した〈新宿中村屋〉がコラボレーションして、スパイス香る本格チキンカリーのレシピが誕生しました。材料が多い……と、思われる方もいるかと思いますが、スパイス類以外は、普段使っているものばかり。スパイス類も一度買えば、その後はいつでも作れるので、この機会に揃えてみませんか。【材料(4~5人前)】※半量にして約2人前でもOK・無塩バター 120gと20g・クミンシード 小さじ1・にんにく(みじん切り)10g・生姜(みじん切り)10g・玉ねぎ(みじん切り)500g・にんじん(すりおろし)100g・鶏もも・むね肉(骨付き)750g・カレー粉 大さじ5・ヨーグルト 150g・トマト(さいの目切り)150g・水 600g・チキンブイヨンキューブ 2個・ローリエ 5枚・ガラムマサラ 小さじ1・天日塩 適量・じゃがいも(一口大切り)150g【作り方】1. 鍋にバター(120g)を入れて弱火にかける。2. バターが溶けてきたらクミンシードを入れ、手早く混ぜながら焦げないように炒める。3. にんにく、しょうがを加え、かき混ぜながら軽く炒める。4. 香りが出てきたら玉ねぎを加え、強火で炒める。5. 玉ねぎが透明でしんなりしてきたら中火で20〜30分ほど炒める。6. 玉ねぎの水分が抜け、バターの中で揚がったような褐色になったら、にんじんを加え、3〜4分炒める。7. 鶏肉を入れ、玉ねぎとにんじんをからめるようにし、肉の表面が白っぽくなるまで炒める。8. 鶏肉の上にカレー粉を加え、焦げないように混ぜ合わせる。9. よく攪拌したヨーグルトを加え、混ぜ合わせ、トマトも加える。10. 水を3回に分けて入れ、チキンブイヨンキューブも入れて全体を混ぜ合わせる。11. ローリエを加え強火にして、ひと煮立ちしたら弱火にする。12. 同時にフライパンにバター(20g)を溶かし、じゃがいもの表面に焼色がつくまで中火で炒める。13. カレーの鍋に入れ、時々かき混ぜながら30分位煮込む(※混ぜすぎると煮崩れるので注意)。14. 塩味を整えてからガラムマサラを加え2~3分位煮る。15. 火を止め、フタをして30分位蒸らせば、完成!本格チキンカリーを煮込んでいる間に、付け合せも準備。本格チキンカリーをさらにおいしく楽しむために、簡単な付け合わせも用意しましょう。サラダ感覚でそのまま食べてもおいしいし、中盤で混ぜて味変するのもおすすめです。刺激的な辛さを楽しめる「にんじんサラダ」。【材料(4〜5人前】・にんじん(千切り) 2本・しし唐(千切り) 2本・サラダ油 大さじ1・マスタードシード 小さじ4・粗塩 適量・レモン汁 適量【作り方】1. 鍋にサラダ油、マスタードシードを入れ日にかけ、パチパチ弾けたら火を止めて蓋をする。2. 千切りしたにんじんとしし唐をボールに入れ、その上に熱したサラダ油をかけ、混ぜ合わせる。3. 粗塩、レモン汁を振り入れてかき混ぜ、冷蔵庫で冷やせば完成。「午後の紅茶 ミルクティー」と相性抜群! ミルクティーのコクをより楽しめます。カレーにいれてもおいしい「カチュンバ」。【材料(4〜5人前)】・トマト 1個・きゅうり 1本・赤玉ねぎ 1個・粗塩 小さじ1・レモン汁 1/4個・ブラックペッパー 適量【作り方】1. トマト、きゅうり、玉ねぎを1cm角に切ってボウルに入れる。2. 塩、ブラックペッパー、レモン汁を入れて混ぜ合わせ、冷蔵庫で冷やせば完成。「午後の紅茶 レモンティー」と合わせると、両方のさわやかさがアップします。チキンカリーの味を引き立てる「オニオンチャツネ」。【材料(4〜5人前)】・玉ねぎ(スライスする。その後水にさらすとマイルドに)2個・生姜(みじん切り)15g・粗塩 適量・カイエンペッパー 小さじ2・リンゴ酢 大さじ3・レモン汁 1/2個分【作り方】1. スライスした玉ねぎ、みじん切りにした生姜、粗塩を加えてよく混ぜる。2. カイエンペッパー、リンゴ酢、レモン汁を加えて混ぜ合わせる3. 冷蔵庫で冷やせば完成。「午後の紅茶 ミルクティー」との組み合わせで、玉ねぎの酸味が和らぎ、優しい味わいに!じっくり、ゆっくりと楽しみながら作ったチキンカリー、自分で作ったとは思えないほどの仕上がりに感動しました! カレーを一口食べて、「午後の紅茶 おいしい無糖」をゴクリ。スパイシーなカレーにさわやかな紅茶がベストマッチ。付け合わせの「にんじんサラダ」、「カチュンバ」、「オニオンチャツネ」も本格的。特に「カチュンバ」はカレーとの相性抜群で、カレーにより瑞々しさが加わります。次の週末は、「午後の紅茶 おいしい無糖」と一緒に、スパイシーカレーを楽しんでみてはいかがでしょうか。「キリン 午後の紅茶」公式サイト
2021年02月28日「カレーときどき村田倫子」へようこそ。食べたいカレー屋さんを訪ね、自身でつらつらとカレーに対する想いを綴る、いわば趣味の延長線ともいえるこの企画。今回は、要町のカレー屋さん〈curry Punje(カリープンジェ)〉を訪れました。みなさま、あけましておめでとうございます。新たな年の幕開け、いかがお過ごしでしょうか?2021年のはじまりを祝して、ハレノヒに私からのプレゼント。あなたの味覚にはじめての驚きと感動を…。開ける前から、いやいや開けてなおびっくり、そんなカレーを今回はお届けします(ハードル上げまくり)。池袋から少し歩いて、閑静な住宅街へ。ふと目に留まる黄色い壁に、青い扉が浮かび上がる一軒家。そう、ここが今回のお目当て〈curry Punje〉。ここは、食べたことのない魅惑のカレーに出会えると噂の新進気鋭なカレー店。さて、どんな顔ぶれが揃っているのかしら?「キーマ&スープ」、「ヨーグルトマトンとザクロ」、「香草とゴマ」、「ナッツのダールとヨーグルトミント」、「ビリヤニ風ポロウ」…。名前から興味深々なラインナップ。この定番カレーたちが月替わりに、または季節の移ろいに合わせて提供される。料理が好きで、よく友人を集めてはカレーを振舞っていたというオーナの中野さん。信頼するハラペコ同士達から背中を押され、その延長線上に今のお店がある。スパイスカレーに虜になった最初のきっかけは、食品メーカーに勤めていたお姉さんから送られてきたとあるスパイスキット。この出会いが中野さんの扉をあけた。家族の輪から紡がれる縁と新たな道、とても素敵なお話ね。「ここでしか食べられないカレーを届けたい」。そんな信念を抱きながら紡がれるカレーは、驚きとユーモアと感動に溢れている。「香草とゴマ」1,200円。本日のお品書きは「香草とゴマ」。色々とりどりの副菜が装飾され、香草色に染まった一皿。まるで深緑の帽子を被ったような彼は、なんだか不思議な空気を纏う。ほうれん草、春菊、パクチー、セロリの葉、カスリメティ…様々な香草達をくつくつ煮込んだ"ゴルメサブジ"というイランの料理。そこにゴマのペーストを合わせたプンジェ流のペルシャの風。香り高い風味と味わいをぎゅっとしっかり詰め込まれた香草グレイビー。そこにずしんと、確かなボディーブローで旨みをプッシュする胡麻のコク。ただそこにいるだけで存在感の強い胡麻。そんな彼が前に出過ぎず、香草のためのさりげない引き立て役に立ち回っているところが特に好き。そうゆう人が1番モテるのよね。プンジェのカレーが面白いのはここから。さて、この副菜達がこれからはじまる召喚魔術の秘密。豆やスパイスを炒って粉にしたインドのふりかけチャマンディポディ笹掻きのごぼうと厚削りの鰹節青唐辛子のアチャールさつまいものココナッツチャトニまぜて加えて、旨味の層を重ねて、食べて。この一皿でまた再び調理が行われている…そんな感じ。そして忘れちゃいけない、スープさん。ヨーグルトとイエロームングダルを煮込んだライタに近いスープ。くるりとひとかけ。酸味と甘味が、味をまあるく整えて、またほら新しい味覚よこんにちは(魔法みたい)。海外旅行が好きで、そこで食べた味の印象や異国の料理の写真を見ながらインスピレーションを沸かせるという中野さん。特に中東料理は、見栄えから美しく面白く、好奇心を掻き立てるという。このカレーのスパイスとなる、ペルシャ料理の要素もここから沸いて捉えて形となった。料理人であり、アーティスト。なんてクリエイティブな切り口だろう。「ビリヤニ風ポロウ」。今回特別に用意していただいた「ビリヤニ風ポロウ」。知らない、こんなビリヤニ、わたし知らないよ…?焦茶色の表皮、周りに取り巻くミステリアスな副菜たち。謎のサーカス団に迷い込んだような、わくわくした高鳴りに、思わず頬が赤く染まる。インパクトの強い焦茶のそれは、おこげ。実はペルシャ料理はおこげに強い執着があり、大事な調理の要素だそう。なんだかわたしって日本人と似てますね(おこげ大好きわたし)。カリカリに香ばしく焦げたおこげ。まあるい楕円はポテト、その下にはナッツ、ドライフルーツ、カレーのグレイビーが計算されて仕込まれている。旨みが巧妙にミルフィーユされた、プンジェの発明ビリヤニ。熱量高めのナイスボディだ。この旨味の層だけでも大満足なのに、周りの副菜たちが混ざることによって美味しいと驚きに拍車がかかる。あぁ、とてもいい。楽しい。クリエイティブで遊び心に飛んでいて、戯けているように魅せながら、パンチはしっかり正面に当ててくる。もうすっかりロックアウト。ずるいよ、こんなの知らないもん。何にも例えようのない。これは発明であり、わたしたちにとってかけがえのない出会いである。食体験を通して、好奇心がむくりと芽生える。カレーってやっぱり素敵な料理。飽きることはない無限な一皿。今年も存分にわたしを骨抜きにしておくれ。だいすきです。〈curry Punje〉東京都豊島区池袋3丁目21-1311:30〜14:30月〜水曜休(photo:Kayo Sekiguchi)
2021年01月01日最新スポットが次々とアップデートされていく東京でも、古民家や工場などをリノベしたカフェも人気。今回は女子会からおひとりさままで幅広く使える東京都内のおすすめリノベカフェをご紹介します。1.わざわざ行きたい工房に併設されたくつろぎ空間。〈SoulTree〉/二子玉川1階で販売しているポーチやバッグなどの革小物は2階の工房で作られたもの。しっかりとした作りで男女問わず使えるアイテムが並ぶ。この築40年の元鉄工所、実はカフェバー。オーナーが物件に一目ぼれし、革製品の工房も兼ねて大改装した。中は天井が高く、木とアイアンの什器が印象的な居心地のいいスペースで、竹炭入りの黒いシュークリームなど独自に考案したメニューが楽しめる。メインが変わる本日のプレート 1,204円。写真はタラと野菜の包み焼き。カリフォルニケイション 750円などノンアルカクテルも数種あり。焼き菓子販売も開始。駅から徒歩15分だが、Wi-Fi と電源完備という快適さもあり、絶えず人が訪れる。〈SoulTree〉東京都世田谷区鎌田3-2-1503-6411-731211:30~3:00(ランチフード17:30LO、ディナーフード22:30LO、バータイム24:00~3:00)水休、不定休46席/喫煙(Hanakoシティガイド『ほっとする、二子玉川。』掲載/photo : Misa Nakagaki, Wataru Suzuki text : Akane Imoto)2.東京で宮崎名物「チキン南蛮」をいただける!リノベカフェ〈tenement〉/広尾九州きっての美食の街・宮崎のソウルフードを味わえると聞いて、広尾のカフェ〈テネメント〉へ行ってきました。店名の〈テネメント〉は、英語で「長屋」の意味。その名の通り、築100年の古い長屋を改装したお店です。店内にはレコードプレーヤーやピアノ椅子が置かれ、音楽家である店主のセンスが光ります。この日かかっていた音楽は、レトロポップでご機嫌な洋楽でした。宮崎県出身の店主が腕をふるうのは、地元の食材を使った郷土料理。なかでも食べてほしいのは宮崎名物・チキン南蛮。ジューシーな薩摩地鳥と九州の甘辛ダレのコンビネーションがたまりません。私のお気に入りは2階の奥の席。天井に丸い窓あって、頭上に青い空が広がります。お昼は日光が降り注ぎ、とっても開放的な気分に。お昼時ならランチタイム限定のチキン南蛮カリーもおすすめ。卵たっぷりの自家製タルタルソースがカレーによく合います。落ち着いていて一人でも入りやすい雰囲気だから、ふらっと立ち寄ってのんびりするのもいいと思います。〈tenement(テネメント)〉東京都渋谷区恵比寿2-39-411:30~23:00不定休3.古民家を改装したゆったり空間。日本茶専門店〈茶々工房〉/西早稲田西早稲田の学生で賑わう通りから、可愛らしい看板に沿って一本路地を入った静かな道を辿ると古民家風のお店が見えて来ます。中に入ると、どこか懐かしい雰囲気で祖母の家に来たような落ち着く空間が広がります。古時計に木のテーブル。茶器の数々。2003年に古民家を改装して作った〈茶々工房〉。無農薬有機栽培の茶葉にこだわっている体に優しいお店であり、居るだけで心地のいい、そんな〈茶々工房〉さんにて最初の一杯目を頂きましょう。「天豊」「ほうじ茶パフェ」〈茶々工房〉はレモングラス緑茶や、ミント緑茶など、フレーバーティーも充実しています。その中で気になった、「カモミールほうじ茶」。カモミールには、胃粘膜の修復、膀胱・気管支の消炎作用、安眠作用などの嬉しい効能があり、日本茶には食中毒予防のカテキンなど体にいいことだらけ。そして某ファミレスのドリンクバーでカモミールティーがあると必ずおかわりしてしまいがち、且つ、ほうじ茶をこよなく愛す私にはたまらないこの二つの組み合わせ。いただいてリフレッシュしましょう。(photo:Kenichi Kurosaki text:Misa Kimura)〈茶々工房〉東京都新宿区西早稲田2−21−1903-3203-203312:00~22:00(L.O.21:30)日祝休4.夫婦がこだわる空間と味わいを求めて。花に囲まれながら味わうカレー〈HANABAR〉/池袋扉をくぐった瞬間、おとぎの国に迷い込んだような空間。壁、天井、咲き乱れる花々。ファンシーすぎる空間はちょっとドキマギしてしまうのだけど、不思議と心地がいい。そっと寄り添うアンティーク調のインテリアや、深みのある色合いが優しく空間を紡いでいるから。このセンスのよい一間を切り盛りする、油井大樹さんと奈々さんご夫婦。元々、群馬の方で生活を営んでいたお二人。油井さんは音楽を、奥さまは自身のアトリエで美容師を。その頃の住まいは、祖母が持っていた空き家を「予算100万」と決め、2人でDIYしてつくったもの。ランチ時に味わえる「イエローカレー」950円カレーに咲くパンジー。こんなおめかしをしたカレーは、はじめまして。口に運ぶ前から、胸がきゅーんと愛らしい気持ちになる。口の中で、優しい甘さが広がり、一間おいて、スパイスの香りが膨らみ弾ける。可憐な少女のような姿だが、中身は上品で洗練された女性。カルダモンの高貴な香りと口に残る辛味が心地いい。取材中、「彼女の好きなことは僕も好きなんです」と自然にこぼした油井さん。そのとき、私のハートは「きゅいん」と音を立てて、猛烈にクラッシュ。こんなに居心地がいいのは、この夫婦間に流れる優しい空気が正体ね。視覚、味覚、そして温度感。ふんだんに癒しの要素がある一間。大変ご馳走さまでした。〈HANABAR〉東京都豊島区西池袋3-30-6 磯野ビル1F03-6874-5459[月〜金]11:30〜15:00(L.O.14:30)、18:00〜24:00(L.O.23:30)[土日祝]11:30〜17:00(L.O.16:30)、18:00〜24:00(L.O.23:30)不定休※店内ではドライフラワーアーティストである奥様の作品も購入可能。詳しくはこちらから。(photo:Kayo Sekiguchi text:Rinko Murata)【お知らせ】Hanako.tokyoでは基本的に本体価格を掲載しておりますが、2019年10月1日の消費税率改定以前に取材・掲載した記事にある(税込)表記の金額については、旧税率での掲載となっております。ご了承下さい。
2020年12月21日「カレーときどき村田倫子」へようこそ。食べたいカレー屋さんを訪ね、自身でつらつらとカレーに対する想いを綴る、いわば趣味の延長線ともいえるこの企画。今回は、高円寺のカレー屋さん〈スパイスカレー MANTRA〉を訪れました。私は高円寺が大好きだ。この連載がはじまって、早4年。カレーを求めて一番多く足を運んだ場所かもしれない。カルチャーと自由に溢れる高円寺には、類は友を呼ぶのか、枠に囚われないのびのびとしたカレーが多い気がする。さて、今回の目的はそんなラブな場所で(しかも駅近)悠々自適に店を構える〈スパイスカレー MANTRA〉。元々、料理人だった森野さん。実は前職ではイタリアンをメインに鍋をふるっていた。そんな中、大好きなカレーとの出会いをきっかけに、スパイスの可能性にときめいた森野さん。去年、ここ高円寺にて新たな一歩を踏み出した。他ジャンルの経験と、確かな技術をカレーに落とし込むと、どんなクリエイティブが生まれるのか?色彩、バランス、カトラリー。視覚の時点でダダ漏れのセンスの良さ。料理人の覚悟と情熱を食べる前から感じる。まず驚くのは副菜の数の多さ。「ブロッコリーのアンチョビマリネ」、「シルクスウィートの冷製」、「ビーツのフムス」、「ゴボウのナムル」、「にんじんのオレンジラペ」、「桃みたいなトマト」、「うずらの卵のバルサミコピクルス」、「ピザ生地で揚げパン」。ずらりと並ぶ、洒落たネーミング達。背伸びした店に行くと、聞き慣れないニュアンスの品書きに困惑。そして映え映えな一皿がきて、結局?が?のまま口から胃に通ることが多いけれど(私の経験値の低さよ)、MANTRAのお洒落副菜達は、一度口にすると?が!!!に変わる。目にして、喉を通って、より納得する食材達。例えばこのコンポートされた「桃みたいなトマト」なんて、本当にピーチみたいなトマトなのだ。ビギナーも気負うことなく楽しめる優しさとおいしさよ。「イタリアンの要素はあまり意識していない」と本人はおっしゃっていたが、染み付いた経験値は、ふとしたことろで表現の顔をあらわにする。定番の「チキンカレー」。あぁ、なんだろう、この安心感のあるおいしさは?日本人が好きな、欧風ベースのあの親しみ深さをどこかに匂わせながら、それでいて新しい味覚を、刺激する絶妙さ。小麦粉は使わない、ルゥではないスパイスカレーなのに、どこか懐かしさを纏う。トマトの酸味と甘味、そして7時間もかけて丁寧に煮込まれた玉ねぎは、愛でられた分、深い深い甘みと格別な旨味に変わる。野菜達から滲み出る素材のスペックが、MANTRAのカレーの確固たる柱となり、その大黒柱にスパイスとセンスが肉付きし、自由にのびのび弾ける。ナンではなく、ピザ生地であげたスティック状の揚げパンが添えられているのも、すごく愉快。カレーにディップ、お口にゴー。この流れが最高すぎるので、欲を言えば盛り合わせでいただきたい。ライスにお行儀よくのったキーマ。豚と牛をこだわりの配合で粗挽きにしたがっつりミートはワイルドに私を待ち構えている。トッピングで追加した炙りチーズは、そんな荒々しい旨味をがっしりマイルドに包容して、更なる旨味のステージへ。ここMANTRAのキーマの立役者は、カレーの上に降り積もるスパイス達。提供する直前にテンパリングされた香り高いホールスパイスが、爽やかな香り、ジャリリと楽しい食感を醸す。このひと手間がたまらないアクセントとなる。チキンカレーの向こう岸には、月替わりで顔ぶれが変わるおすすめカレー。本日は今が旬のカキを使用したカレーだ。定番はお肉が主軸なのでここでは旬に合わせたシーフード系のカレーが多いそう。少し前は秋鮭や、ホタテ。さて、カキはどのような使用に?スプーンで一掬い。たったそれだけで、お口の中は海や香りで幸せが溢れる。魚介でとった濃厚な出汁をベースに織りなす自慢のスープ。そこに泳ぐぷりぷりのカキ。山も海も、どちらも楽しめる欲張りなワンプレートね。日本の家庭のカレー、イタリアンの旨味、そしてスパイス。ほっと肩の力が親しみやすさを備えながら、様々な要素のいいとこどり。実に魅惑的でハイブリッドなカレーだ。イントロからテンションが高めのメロディ、そこからサビにもう一段転調してさらにヒートアップ。右肩上がりに楽しませてくれる、MANTRAのカレー。これはまた、高円寺で新しいオアシスを見つけてしまった。巡回が忙しくなるぞ…。〈スパイスカレー MANTRA〉東京都杉並区高円寺南4-49-111:30〜15:00、17:00〜22:00月曜休(photo:Kayo Sekiguchi)
2020年12月04日「カレーときどき村田倫子」へようこそ。食べたいカレー屋さんを訪ね、自身でつらつらとカレーに対する想いを綴る、いわば趣味の延長線ともいえるこの企画。今回は、祐天寺のお店〈Curry&Spice HANAKO 〉を訪れました。祐天寺の駅を降りてすぐ。黄色の暖簾と、漂う香ばしいスパイスの香りが目印の〈Curry&Spice HANAKO 〉。「好きなこと、やりたいことに正直に、真っ直ぐに駆け抜けてきました。経験とご縁の重なりが今の私です」。マスク越しでも伝わる、チャーミングな笑顔が印象的な店長のハナコさん。元々薬膳に興味があり、薬膳を通して出会い、虜になったスパイス。そしてたどり着いた先は、スパイスを軸に構成され表現の媒体となる“スパイスカレー“だった。知れば知るほど、カレーの魅惑と奥深さに惚れ込み、独学でカレーつくりをはじめたハナコさん。それだけでは飽き足らず、自身の表現の幅を求めてカレーの聖地下北沢にて、惚れ込んだカレー店のキッチンに立つ。カレーにどっぷり浸り、想いを育てる時間を丸一年。日々、カレースキルを更新しつつ、そこでの出会いやご縁を紡いでいるうちにたどり着いたのが、ここ〈Curry&Spice HANAKO 〉。好きを動力に、まっすぐに走り抜けてきたハナコさん。そんなカレーは、ご本人の鏡のように華々しく、あたたかなパワーが宿る。「3種盛りカレー」1,400円、「スパイシー半熟ゆで卵」150円、「揚げバナナ」100円絵画のように、一皿に咲き乱れるカレー。どうしようもなく鼻腔をするぐるスパイスの香り。バランスよく注がれたカレー。愛らしいデコレーションのような「小松菜のココナッツ和え」、「ビーツ色に染めたキャベツ」、「ターメリックで漬け込んだ玉ねぎ」。カラフルな副菜たちが色彩を放つ。かわいらしい見かけとは裏腹に、カレー自体の存在感は圧倒的。「一皿で、様々な味を堪能できるあいがけがおすすめですが、〈Curry&Spice HANAKO 〉のカレーは、それぞれのカレーが個々でも主役になれるようにつくっています」。レンズ豆と季節の芋をポタージュ状になるまで煮込んだ、優しく縁取る「お豆とお芋のきいろカレー」。ほっこりと肩の力が落ちるマイルドさの中に、くっきり残る旨みのバランスが絶妙。素材自体の旨みと甘みを軸に、ぼやけない優しさはごはんも進む。鋭角に、スパイスの魅力を切り取る「ハーブ香るマトンキーマ」。マトンが織りなすヤンチャなコクの深み、キリリと立ち昇るスパイスの香り。ブラックペッパーが、さらなる旨みの深みを誘って、ライムリーフの心地よい爽快感がお行儀よし。もうこりゃごはんのお供オブお供。猛々しさと上品さが混在する魅惑のキーマだ。「スパイシー半熟ゆで卵」と絡めれば、さらにワンランク上の魅力へ。本日の日替わりカレーは、エビの出汁をベースに、魚介の恵みがぎゅとぎゅっとつまった「ココナッツのエビカレー」。ココナッツミルクの甘みとコク。ぷっちんとお口で跳ねるエビ。おいしいの層が繊細にミルフィーユされて、口内でそれが自由に弾ける様は、もう幸せでくらくらする。トッピングした、ココナッツパウダーをまぶして揚げた「揚げバナナ」はハナコさん一押し。カレーの塩気、バナナとココナッツの甘味。珍しいコラボも“甘ショッパイ“の黄金比にばちんとはまって、驚くほど互換性がよい。〈Curry&Spice HANAKO 〉のカレーは視覚、味覚、嗅覚をくすぐる、立体的で体験型のアート。見て、香って、食べて、何層にも楽しみを提供してくれる。作り手の想い、人柄、カレーへの敬意と愛。こうゆうものは嘘がつけないし、一度口にすれば真意をもって伝わるんだなぁと。なんだかパワーもらった、そんなカレー。好きなことを表現する、そんな魅力と奥行きに酔いしれた時間。〈Curry&Spice HANAKO 〉(photo:Kayo Sekiguchi)
2020年11月06日肌寒い季節がやってきました。そんな時にはスパイスの効いたカレーを食べに行きませんか?今回はモデル界きってのカレー好き・村田倫子さんの連載「カレーときどき村田倫子」より、下北沢エリアで行きたいカレー屋をピックアップ。1.〈Curry Spice Gelateria KALPASI〉/下北沢「カレー3種」1,380円「ジェラートW(「焦がしマスタードシードココナッツ」×「スパイスルイボスティー」)」530円〈Curry Spice Gelateria KALPASI〉。2号店となるここでは、なんとも素敵なおもてなしオプションが加わった。〈カルパシ〉本店のコース料理の最後に君臨し、フィナーレに衝撃を走らせる“スパイスジェラート“を四六時中楽しめるのだ。予約なし、ジェラート堪能し放題、下北にオアシスができたぞ…。カレーは3種。この日は「クートゥー」、「タマリンドチキン」、「ポークキーマ」。「クートゥー」をベースに2〜3種の盛り合わせができる。〈カルパシ〉本店はコース仕立てだが、2号店ではワンプレートで気軽にカレーを楽しめ、ジェラートのみでの利用も可能。若年層が多い下北沢ならではの、柔軟度の高い形態である。〈Curry Spice Gelateria KALPASI〉東京都世田谷区北沢2-12-2 サウスウェーブ下北沢1F11:30〜19:00L.O.(カレーのイートイン&テイクアウト)11:30〜19:00L.O.(ジェラートのイートイン)木曜休(photo:Kayo Sekiguchi)2.〈mjrkari〉/下北沢「マジョラムカレー。」この時点で、魅惑的な要素がたっぷり。んんん、魔女?!カレー…?名前だけで、まだ見ぬ一皿への妄想が掻き立てられる。訪れたのは下北沢にある〈Bar cajica〉。色とりどりのプレート。愛らしいトッピング。頭の先からつま先まで、具体化された感性が抜かりなく光っている。昔から料理が好きで、料理人の母の姿をみながら育ってきたマジョラムさん。カレーを振る舞う以前は、おばんざいを中心としたメニューを出していたそう。一つのジャンルに囚われない柔軟な視野と、スパイスを掛け合わせて生み出されたのがマジョラムカレー。「つくる」というより「表現する」という言葉が彼女にはぴったりだ。〈mjrkari〉東京都世田谷区代沢2-29-1 MART下北沢Ⅱ 2階03-6805-5590毎週月曜17:00〜24:003.〈ADDA〉/世田谷代田「ADDAプレート」1,200円スパイスカレーの発祥地「大阪」でカレーマニアを唸らせた人気店のカレーが、東京カルチャーの真ん中「下北沢エリア」で食べられるようになったってよ。(万歳)!!〈ADDA〉。ベンガル語で“集う場所“という意味をもつ、願いと祈りが込められた素敵な名前。もうすでに多くの人が、〈ADDA〉の引力に誘われカレーを食べに集っている。〈ADDA〉は大阪の人気店〈デッカオ〉と〈ボタ〉がコラボレーションした革新的な店舗だ。大阪を訪れた際に“食べたいリスト上位“のカレーを一箇所で…!?ましては大阪に足を運ばずとも都内で楽しめるなんて、考案した人は天才だと思う。褐色に並み立つチキンカレー、淡黄色のターメリックライスの上で花開く赤玉ねぎのアチャール、ダル、ナスのモージュ、水菜の和え物、ポルサンボル、本日のカレーであるマトンキーマ。色彩のパレットの様な美しいカレーだ。〈ADDA〉東京都世田谷区代田2-36-14 BONUS TRACK内11:30~L.O.16:00(売り切れ次第終了)月曜休※営業時間・定休日などは、ツイッター、インスタグラムで随時お知らせします。(photo:Kayo Sekiguchi)
2020年10月29日大銀座の街を支えるプロフェッショナルな技の数々。ここでは“賢人”をクローズアップ!今回は、南インドの美食を新発見できる食堂〈Dhaba India〉のシェフ、プラタバン・チェラムさんの技に注目です。南インドの美食を新発見できる食堂。カレーを作る時に使う7種のスパイスは全てインドから取り寄せたもの。調理に入る前にこの銀の器に移される。油で熱さずとも刺激的な香りを放っていた。言わずと知れた大銀座のカレーの名店といえばこちら、南インド料理の〈ダバ・インディア〉だ。今のようにあらゆるところでミールスが食べられるようになるずっと前の2003年にこの地にオープン。以来、全国にインド料理店が急増してからも行列を絶やさない不動の人気店として知られてきた。その秘密はどこにあるのか。「ブルーシティ」と呼ばれるマハラジャの街ジョドプールをイメージした青の壁が印象的な店内へ入ると、奥にある厨房で働くキビキビとしたインド人スタッフたちの姿が目に入る。彼らをまとめるシェフは、プラタバン・チェラムさんだ。「料理に使っているスパイスはインドから仕入れたものです。一応、手順を記したレシピは共有していますが、スパイスの分量は感覚的なもの。それでも味がブレないのは、私たちの経験からくるものでしょうか。うまく説明ができません(笑)」バナナの葉の上に、全6種類のカレーが並び、目にも鮮やかだ。「混ぜて食べて、味の調和を楽しんでください。本当は手で食べた方がおいしいですよ!」とチェラムさん。ミールスのほかにも、ぜひ食べてほしい看板メニューがあるという。客席から見える位置にあるドーサタワーと呼ばれる鉄板で、注文が入ってから焼き上げる「ドーサ」だ。「ホワイトウラッドという豆と米を厨房のグラインダーで粉にしたもので生地を作ります。それを高温に熱した鉄板にギー(純度の高いバター)をなじませた上に広げて焼いていくんです。簡単そうに見えて、薄く均等に生地を広げて焼くのは技術がいるんですよ」とチェラムさんが教えてくれた。この日、ドーサを焼いてくれたシェフも2年間の修業を経て、やっと焼けるようになったのだそう。ドーサは、南インドでは朝食などで食べられる一般的な料理。インドの家庭ではフライパンなどでも調理されるが、ドーサタワーがあると強い火力でよりおいしく焼き上げることができる。スパイスで炒めた野菜を包んだドーサをカレーにつけて食べれば、大きく見えた生地があっという間におなかの中に収まってしまった。南インドの知られざる美食と出会うことができる店、何度訪れてもまた惹かれてしまう魅力がわかる。【point.1】複雑に交差するスパイスの香りを楽しんで。まずはバナナの葉の上で混ぜて食べるミールスから看板メニューの南インド式の定食・ダバミールス(2,300円)は、チキン、魚、海老の3種のカレー、野菜のスパイス炒め、サンバル、ラッサム、バスマティライス、プーリ、パパドがそろった充実の内容。【point.2】薄く大きくパリッと仕上げるのは至難の業。高温の鉄板で焼き上げるドーサは、本場の味人気のマサラドーサ(L1,430円)はポテトの香味炒め入り。生地のサクサクとした香ばしさの先に、スパイス香るじゃがいものほくほくした食感が合わさる。カレーをつけると全く異なる味わいに。プラタバン・チェラムさんが技と知恵を感じるお店は?1.〈BARNEYS CAFE BY MI CAFETO(バーニーズ カフェ バイ ミカフェート)〉「こちらの豆でコーヒーを淹れてみたらおいしさに驚きました」。一級畑で穫れた最高クラスのコーヒーを中心にそろえるカフェ。東京都中央区銀座6-8-7 交詢ビル 3F03-6263-848011:00〜20:00(19:30LO)不定休44席/禁煙2.〈グルガオン〉姉妹店の名物はバターチキン(1,520円)。東京都中央区銀座1-6-13 銀座106ビル B103-3563-062317:30〜22:30(21:30LO)、土日祝11:30〜16:00(15:15LO)、17:00〜22:00(21:00LO)無休38席/禁煙3.〈ダクシン〉こちらも南インド料理店。「良いライバルです」東京都中央区八重洲2-5-12 プレリービル B111:00〜15:00(14:30LO)、17:30〜23:00(22:00LO)、土日祝11:00〜15:00(14:30LO)、17:30〜22:00(21:00LO)無休65席/禁煙〈ダバ・インディア〉「食堂」を意味する店名の通り、街の食堂としての機能を大切にしているため、ランチタイムは予約不可。夜はドーサを含むセットも。東京都中央区八重洲2-7-903-3272-716011:15〜15:00(14:30LO)、17:30〜22:30(21:30LO)、土日祝11:30〜15:00(14:30LO)、17:00〜22:00(21:00LO)無休60席/禁煙(Hanako1188号掲載/photo:Kazumasa Harada text:Maki Kakimoto)
2020年10月08日「カレーときどき村田倫子」へようこそ。食べたいカレー屋さんを訪ね、自身でつらつらとカレーに対する想いを綴る、いわば趣味の延長線ともいえるこの企画。今回は、福富町のカレー屋さん〈丸祇羅(まるまさら)〉を訪れました。季節の変わり目が、なんだか覚束ないのは私だけかしら。特に今年は、夏の暑さが長く尾を引いたり、急に冷え込んだり、コロコロと忙しない気候に十分振り回されている。あぁ、みるみる減っていく私のHP。こんなときは、スパイスが秘める回復呪文を浴びに行こう。いつもとは反対側の電車に乗り、降り立つのは関内。実はカレー屋さんが多い、横浜の激戦区である。駅から歩いて少し、心地よい緑道から少し外れた小道に、本日の癒しのカレースポットがひっそりと息を潜めている。〈丸祇羅〉。今年の春から始まった、新しい憩いの場。古民家のような木の温もりを感じる店内。広い窓から柔やかに漏れる光、透ける植物の緑。リリリリ…と優しく耳に触る鈴虫の鳴き声。まるで職人の工房に訪れたかのような空間だ。「本日の丸祇羅」1,200円、トッピング「スパイス味玉」100円。ここでは、日替わりでカレーのワンプレートが楽しめる。本日のお品書きは、「ゴーヤ、ポルサンボル、モロヘイヤとカシューナッツチャトニ、松葉のチキンカリー、カモミールティーのキーマ、パリップ、タイムと紫キャベツ、人参グリンピース、春菊、トッピングにスパイス味玉」。鮮やかで愉快なプレート。視覚から胸がときめく。スリランカのスパイス「ツナパパ」が香り立つチキンカリー。松葉のパウダーが素材の旨味を引き立てる敏腕な裏方。優しく包容力のある味わいと、後から駆け抜けるスパイスの爽快感のまにまに揺れて心地よい。バスマティライスの向かい、左上に盛られたキーマはキリリと鋭角な辛味が気持ちいい。肉の旨味をしっかり感じるマスキュリンな立ち振る舞いだ。「黒酢のポークカリー」300円。トッピングとして追加オーダできる、「黒酢のポークカリー」。トマトの酸味とギュギュっと詰まったポークの旨味が混じって溶ける、この絶妙なバランスがたまらない。各々のスペック確認は完了。さて、ここからがショータイム。ライスの上に花開く色とりどりの副菜、そしてカレーたちを思い思いに混ぜ合わせる。優しい、強い、甘い、辛い…様々な要素が掛け合わされて、炸裂する味覚の化学反応。この瞬間がカレーの真骨頂、わたしだけの一口に酔いしれる瞬間である。スリランカや南インドを彷彿とさせるスパイスの予感を孕むカレーや副菜。でも何か違う余白と遊び心がひょっこり現れて、味覚を楽しくかき乱す。この絶妙な加減はなんだろう?「あ、適当です」。ちょっぴりぶっきらぼうに言い放つオーナーの六反さん。面をくらう私。だって、どう紐解いても適当で表現できる味ではないから。「はじめに着地させたい味のイメージを決めるんです。そこに合う素材やスパイスを選んで、理想像に向けて仕上げていきます。今は掴んできましたが、ここに至るまで7回は挫折しそうになりましたよ」。“適当“というのは、試行錯誤を重ねて編み出した六反さん独自の方程式の答えが“丸祇羅”だから。鍋を振るうたびに更新される彼の感覚と経験が、今日を紡ぐカレー。説明書はなし。彼はアーティストなのだ。いや、職人なのかもしれない。いいなと思った。カレーってやっぱり自由だ。つくる人の“想い“を体現するフード。私たちはこの愛がこもった作品を存分に愛で、味わい、体内に吸収できる。なんて贅沢なのだろう。食べ終わった私は、すっかり元気を取り戻していた。おいしいカレー、スパイスの魔力、そして作り手のクリエイティブスピリット。全てをまるっと受け止めて、じんわりとカラダが火照っている。やっぱりカレーは私のパワーフードだ。そう再確認した、〈丸祇羅〉での昼下がり。〈丸祇羅〉神奈川県横浜市中区福富町仲通4-2 一和ビル3F11:30〜15:00(売り切れ次第終了)日曜休※営業時間・定休日などは、インスタグラムで随時お知らせします。10月9日(金)には、待望の2号店〈King Roti〉がオープン!よりマニアックなカレーやタコスが楽しめます。詳しくはこちら。(photo:Kayo Sekiguchi)
2020年10月02日「カレーときどき村田倫子」へようこそ。食べたいカレー屋さんを訪ね、自身でつらつらとカレーに対する想いを綴る、いわば趣味の延長線ともいえるこの企画。今回は、下北沢のカレー屋さん〈Curry Spice Gelateria KALPASI〉を訪れました。〈Kalpasi(カルパシ)〉。経堂にある、カレー好きから熱烈なラブコールが集まる人気店。変幻自在のコースメニュー、訪れるたびにスパイスの魅力にはっとする魅惑の場。完全予約制、しかしその予約が中々取れない…。行動能力が鈍く、気分屋の私は「食べたい!」と思った日には時すでにおそし…と振られることも多々(自業自得)。しかし、そんな怠惰な私に朗報が入った。「予約を取らずとも食べられる〈カルパシ〉2号店ができたよ」。炎天下の8月上旬、半ばスキップの浮かれた足取りで下北沢を歩く。そう、このカレー激戦区の下北沢に恋焦がれる〈カルパシ〉のDNAが宿ったのだ。〈Curry Spice Gelateria KALPASI〉。2号店となるここでは、なんとも素敵なおもてなしオプションが加わった。〈カルパシ〉本店のコース料理の最後に君臨し、フィナーレに衝撃を走らせる“スパイスジェラート“を四六時中楽しめるのだ。予約なし、ジェラート堪能し放題、下北にオアシスができたぞ…。紫ベースの店内、スパイスのシャンデリア、鼻を抜けるおいしい香り。高揚感で全身をビリビリさせながら、食券にて本日のお目当てをいただく権利を購入。カレーは3種。この日は「クートゥー」、「タマリンドチキン」、「ポークキーマ」。「クートゥー」をベースに2〜3種の盛り合わせができる。〈カルパシ〉本店はコース仕立てだが、2号店ではワンプレートで気軽にカレーを楽しめ、ジェラートのみでの利用も可能。若年層が多い下北沢ならではの、柔軟度の高い形態である。「カレー3種」1,380円黒米で、テーマカラーの紫色に染まったバスマティライス。頂にちょこんとのったレモンのピクルス。波たち香るカレーに、「赤玉ねぎのアチャール」、「チャナマサラ」、「ゴーヤのアチャール」、「ポリヤル」…麓に咲く副菜たち。〈カルパシ〉が醸すスパイスの香り。香りはずるい、思い出の発火材だ。幾分か前に本店で味わった〈カルパシ〉の味、想いが脳内にどどどと流れ込み、いま目の前に確かにある〈カルパシ〉の期待感に既に酔う。まずは、ベースとなる南インド料理の「クートゥー」。「合わせる」という意味を持つこの1皿。本日は、「豆、大根、ほうれん草」。野菜から染みたやさしい甘味、一息ついた隙間に、優しく寄り添うスパイスの香り。慣れ親しんだお味噌汁を飲んだあの無防備な安堵感にほっと肩の力が抜ける。シャバっとしたタマリンドチキンは、トマトとタマリンドの酸味がなんとも絶妙…。ごくごくいけちゃう!で有名な〈ポカリスエット〉が甘味と塩分の黄金比ならば、このカレーは酸味の女王。夏バテ気味のカラダが嬉々としてこの来客を喜んでいる。大皿で豪快に喉に流し込みたい欲求を抑えるのがやっとだ…。(もっと食べたい)鋭角な切れ味を持つ「ポークキーマ」。ぎゅぎゅっと旨味が詰め込まれた挽肉、少し間を置いてぷちんと弾けるスパイスの香り。ピリリとシャープに駆け抜ける爽快感のある辛味…。念密に私を待ち受けるスパイスの仕掛け達。まんまと翻弄され、歓喜する。こんなトラップなら、進んではまって溺れてしまいたい。さて、まだまだここからがショータイム。カレーと副菜達を混ぜ合わせると、魅惑の魔法。個々のカレーのスペックが引き立ち、補い、味覚の化学反応が起きる。これは何度カレーを食べてもはっとする瞬間。毎回違う角度から私を激してくるから、そりゃ一生あなたに飽きないわけだわ。〈カルパシ〉の味の余韻にひたひたの私。しかし、幕を閉じるのはまだ早い。もう1つの主役、「スパイスジェラート」の出番が待っている。フレーバは8種。旬や仕入れによって顔ぶれも変わる。「ジェラートW(「焦がしマスタードシードココナッツ」×「スパイスルイボスティー」)」530円定番人気の「焦がしマスタードシードココナッツ」×「スパイスルイボスティー」。さっぱりとしたココナッツと、ビターに弾けるマスタードシードの掛け合い。いつもと違うココナッツの色気を垣間みた瞬間。優しい甘味のルイボスティーは、その奥底にひっそり潜むシナモン、グローブ、カルダモンの香りにどきりとする。スパイスとジェラートを掛け合わせると、どうもこう色っぽくなるのが何故だろう。「ジェラートW(「カルダモングレープフルーツ」×「ブルーチーズローストクミンシード」)」530円店員さんおすすめ、一捻りある組み合わせは「カルダモングレープフルーツ」×「ブルーチーズローストクミンシード」。濃厚なブルーチーズの旨味。そこに寄り添って食感と香りを相乗させるクミンシード。どちらも攻撃力のあるフレーバーだが、相打ちになるどころか、手を繋いで笑顔で迫ってくる。ナッツ入りのスイーツに”クミンシード”は対等にマウントを取れるのではないか?この新感覚は病みつきの予感。「ジェラートW(「カルダモン」×「グレープフルーツ」)」530円さて、衝撃作はまだまだ。香りの女王「カルダモン」と「グレープフルーツ」のタッグはすごかった。〈カルパシ〉さん仲介の下、この2方は秘密の平和条約を結んだらしい。どうしたらこんな旨味と香りの極地のバランスを保った着地なるのか言語化できないほどおいしい。こんなジェラート初めてよ(すっかり骨抜き)。あぁ、恋い焦がれた恋人に久々にあったようなキラリとした感覚とどっと押し寄せる余韻。会わない間に蓄積された「期待」のハードルをひょいっと超えてくる魅力に、私の目はすっかりハートマーク。何度あっても新しい発見を見せてくれる〈カルパシ〉。ずっと好きでいていいですか?〈Curry Spice Gelateria KALPASI〉東京都世田谷区北沢2-12-2 サウスウェーブ下北沢1F11:30〜19:00L.O.(カレーのイートイン&テイクアウト)11:30〜19:00L.O.(ジェラートのイートイン)木曜休(photo:Kayo Sekiguchi)
2020年09月04日有楽町の国際ビル地下1階にある〈発酵料理屋 にっぽんのひとさら〉は、人気料理研究家 是友麻希さんプロデュースの発酵料理レストランです。是友麻希さんこだわりのお料理は、どれも美容と健康に良いものばかり。そんな同店のメニューをおうちで楽しめるセットをお取り寄せ!どんな発酵グルメが届くのかレポートします。「発酵食材お任せ宅配Mセット」が届いた!!ピンクの「ビーツの発酵ドレッシング」をみてウキウキ。箱の中身は、〈にっぽんのひとさら〉の一番人気メニューが、4人×2食分入っています。【『発酵食材お任せ宅配Mセット』の内容】・発酵鶏(麹菌で4日間発酵させた鶏もも肉)2枚×2パック(約1kg)冷凍可。・ビーツの発酵ドレッシング1本 要冷蔵。・発酵カレー2人前×2パック(約800g)冷凍可。・オリジナル発酵調味料「漁師の万能たれ」(アミエビを発酵させた調味料)1個・「是友直伝!食べ方レシピ」思っていたよりたくさん入っているなぁという印象を受けました。チキンもキーマカレーもズシッと重たい!全て届いたらすぐに食べられる状態ですが、〈にっぽんのひとさら〉女将の是友麻希さんによる、詳しい食べ方レシピ付きですので、家にある食材と組み合わせて簡単にアレンジすることもできます。麹菌で4日間発酵させた鶏もも肉の調理法。鶏肉は既に調理済みなので、パックごとお湯で温めます。そのまま切ってサラダや棒棒鶏などの料理に使用してもよいのですが、私はフライパンで焼いてみました。発酵鶏をフライパンで焼いて、ゆず胡椒を添えました。もう火は通っていますが、皮目がしっかり焼けているのが好きなので焼きます。皮目がこんがり焼けました。固くなるか心配だったのですが、ジューシーに焼き上がりました!コレは良いおつまみになりますよ。既に火が通っているので、焼くと固くなりそうかなと思ったのですが、とってもジューシーに焼き上がりました。麹菌の力で、お肉の水分や脂分が保たれているんですねー。麹はお肌にも良いので、このままお腹に入ってもその効果が持続するはず!ただ入れるだけで激的に美味しくなる「漁師の万能たれ」。それでは「万能」の力を見せてもらいましょう!「漁師の万能たれ」は、アミエビを発酵させた調味料です。パスタやチャーハン、バーニャカウダなどアンチョビのような感覚で料理に使えます。生臭みがないので、アンチョビが苦手な人でも美味しく食べられます。私は新じゃがと合わせて調理してみました~!!ひと匙入れただけで、レストランで出てくる味に早変わり!蒸したじゃがいもをフライパンで炒める。「漁師の万能たれ」をひと匙。アンチョビよりもクセがなく、味わいが深い「漁師の万能たれ」。アンチョビポテトのように調理したのですが、じゃがいもとの相性バツグン!とっても美味しくて箸が止まらなくなりました。「漁師の万能たれ」をマヨネーズと合わせて、ポテトサラダにしても!絶対おススメです。ごはんにもナンにもよく合う「発酵カレー」はたっぷり2人前!袋ごと温めるだけ!〈にっぽんのひとさら〉のキーマカレーは「醤(ひしお)」を使った発酵カレーです。「ひしお」は、古代の発酵調味料で味噌と醤油の原型です。「ひしお」を使用すると、数日間寝かせたものと同じようなコクと深い味わいが感じられるそう。温めたらお皿へ!食べたい時に、すぐ食べられるのが良い。食べてみると、具材のみずみずしさはそのままに、スパイスの香り豊かでコクがあるのにサッパリ!とても美味しいキーマカレーでした。サラダにも冷奴にも発酵パワーを!!食べる「血液パック」といわれるビーツを使用したドレッシング。「ビーツの発酵ドレッシング」は、〈発酵料理屋 にっぽんのひとさら〉名物のビーツを発酵させた菌ドレッシングです。発酵の力とビーツに含まれる、ミネラル成分やカルシウム、ビタミンA、ビタミンC、葉酸などがアンチエイジング効果を期待できるのだそう。ビーツのピンクがカワイイ。淡いピンクで彩りもバッチリ!「発酵カレー」はキーマカレーなのでナンともよくあう!ピンクのドレッシングは、テーブルの上を華やかにしてくれるので、野菜スティックのディップや生春巻きのソースなどパーティー料理にも最適!そして最後にご紹介するのは、お魚の形のタレビンに入った「特製生揚げ醤油(きあげしょうゆ)」。普段お店で提供しているお醤油をオマケで入れてくれました。実はこのお醤油、生きた微生物や酵素がたくさん含まれており、醤油蔵などでしか手に入れることができないそう。タレビンに入った「特製生醤油(きあげしょうゆ)」はおまけ!シンプルに冷奴にかけていただきます。そんな貴重なお醤油は、シンプルに冷奴で味わいました。数カ月発酵させたお醤油のコク深い味わいと、搾りたてのフレッシュな香りがクセになります。どれもみんな美味しくて、やみつきになりそう!今回お取り寄せしたのは「Mセット」でしたが、SセットとLセット(食べ方のレシピ付き)や発酵冷凍食品もあります。なお、販売は是友麻紀さんの運営する〈発酵ライフ推進協会〉で販売していますので詳しくはHPをチェック!〈株式会社 発酵ライフ推進協会〉発酵食材お任せ宅配Mセット6,500円(税別)東京都千代田区丸の内3-1-1 国際ビルB1050-5266-0328公式サイト発酵食品宅配
2020年09月03日〈ヒルトン東京〉1階のマーブルラウンジでは、新感覚カレーフェア『華麗なるカレー・マジック』を8月3日(月)から10月31日(土)まで開催。5種類の本格スパイシーカレーと、エグゼクティブ・ペストリーシェフによるアイスクリーム5種類に加え、ホテルメイドの「サクサクチーズパイ」や「レモンライス」、各種サラダやコンディメントも味わえる贅沢なランチをご紹介!『華麗なるカレー・マジック』は、人気デザートフェア『マリー・アントワネット スイーツ・オートクチュール』がおこなわれている〈マーブルラウンジ〉で開催。マリー・アントワネットのフォトスポットはそのままでとってもゴージャス。ビュッフェ台にはスパイスなどが飾られ、美味しそうなカレーの香りが漂っています。スパイスのいい香りが漂う。「豆とオクラのサラダ」などサッパリいただける箸休め。「卵とポテトのサラダ」や「インド風サラダ」など6種類のサラダも。カレーを食べ終わったら、『マリー・アントワネット スイーツ・オートクチュール』のディスプレーで記念撮影。ライスの他にはナン風ブレッドやサクサクチーズパイも!どっちのライスをどのカレーと合わせたらベストマッチなのか考え迷う。席に案内してもらい、ドリンク(有料)をオーダーしたら、さっそくビュッフェ台へ。パンも食べたいし、パパドも食べたい~!迷った結果、まずは「バターライス」を選びました……が、今度はどのカレーを組み合わせるかで、さらに悩む~。バターライス。レモンライス。「サクサクチーズパイ」や「もっちりナン風ブレッド」なども。野菜とクミン・ヨーグルトの「ライタ」やピリッと辛い「マンゴーピクルス」など6種類のトッピング。「ライタ」。「マンゴーピクルス」。野菜カレー。ポークカレー。ビーフカレー。バターチキンカレー。カレーは、「バターチキンカレー」、「ラムカレー 」、「タイ風グリーンカレー 」、「スピナッチカレー」 、「焼野菜カレー」、「南仏風ブイヤベースカレー(スープ)」、「和風ビーフカレー」など10種類から日替わりで5種類。インドカレーだけでなく、欧風カレーやタイカレーなどもあり、飽きることなくカレーを堪能できます。ドリンクは、カレーに合わせて「アイスチャイ」(700円)を選びました。チャイはスパイスが効いていてスッキリとした味わい。カレーとも相性がよく、消化を助けてくれる効果もあるそうです。左からマンゴーラッシーとローズラッシー。また、カレーとよく合うドリンクといえば「ラッシー」。マンゴーとローズの2種類味わえます。ローズのラッシーは、バラの風味がエレガントでヒルトン東京らしさが感じられる1杯。マンゴーはとっても濃厚! 食事中でもデザートとしても最適なドリンクです。まず一回目は、「バターライス」、「バターチキンカレー」、「ポークカレー」、「ライタ」、「フライドオニオン」、「レーズン」、「パパド」を選びました。インドの前菜的な「パパド」は、豆の粉やスパイス、塩でできた“薄焼きおせんべい”。パリッと軽くて美味しい!ビールが飲みたくなる~!シェフの遊び心がユニークな“カレー&;アイスクリーム”。スパイスアイス。『華麗なるカレー・マジック』では、アイスクリームも提供。 今回は、カレーに合わせて「キャラメルチョコレート」、「スパイシー・マンゴーアイスクリーム」、「マカダミアナッツ・マスカルポーネ・メープル・ヨーグルトアイスクリーム」、「トマト・ベリー・チリアイスクリーム」、「パクチー・アボカド・ミント・セロリアイスクリーム」など、変わった“スパイス・アイスクリーム”5種類が味わえます。個性的なスパイスアイスは、そのまま食べても美味しいのですが、エグゼクティブ・ペストリーシェフの遊び心で、カレーにアイスクリームチョイ足しする食べ方を提案。スパイスやハーブを効かせたアイスクリームをカレーと混ぜ合わせて食べることをおすすめしています。アイスのサイズはカレーに合わせて小さめ。辛いと甘い、熱いとヒンヤリのダブル無限ループで楽しめます。いろんな組み合わせで永遠に食べ続けられそう~!!ヒルトン東京のスタッフがおすすめなのは「バターチキンカレー」と「マカダミアナッツ・マスカルポーネ・メープル・ヨーグルトアイスクリーム」の組み合わせだそう。アイスとカレー……本当に合うのか、半信半疑ですが、まずはおすすめからチャレンジしてみます。最初は恐々食べましたが、アイスが溶ける度にどんどんコクが増していき、スプーンが止まらない!これは夏場に食べるカレーとして最高の組み合わせかもしれない!次は「ポークカレー」に「パクチー・アボカド・ミント・セロリアイスクリーム」の組み合わせ。ひと口食べると、ひんやり、サッパリ、爽やかなのにコクがあって、とても複雑なのに、旨みのバランスがとバツグン。さすが一流ホテルシェフが考えたカレーの楽しみ方!家でもマネしてみたいちょい足しアイディアです。アイスやピクルスの組み合わせで味のバリエーションが広がる!!さつま芋が甘くてまろやかな味わい。2皿目は 、「レモンライス」と「サクサクチーズパイ」に、「野菜カレー」 と「ビーフカレー」を合わせてみました。「レモンライス」は、酸味があり、マイルドな「野菜カレー」 と「ビーフカレー」と相性バッチリ!「サクサクチーズパイ」は、何層にも折り重なったパイ生地がサクサクで軽い!!さすがホテルメイド。リピーターが多いのも頷けます。「野菜のカレー」には「トマト・ベリー・チリアイスクリーム」を合わせてみました!トマトの風味は、野菜カレーと相まって野菜の甘みや味わいを引き立てます。「キャラメルチョコレート」、「スパイシー・マンゴーアイスクリーム」なども合わせてみましたが、みんな違和感なく、上手い具合に混ざり合い面白い……そして、美味しい!いろんなものをトッピングして楽しんで、お腹いっぱい!カレーランチでこれだけ楽しめるところはないかも?大好評のため、期間も9月30日までから10月31日まで延長が決定しました!まだまだ間に合うので、カレー好きの方はぜひ一度行ってみてくださいね!〈ヒルトン東京〉『華麗なるカレー・マジック』東京都新宿区西新宿6-6-203-3344-51118月3日(月)~10月31日(土)11:30~13:301人2,800円(子ども1,500円)※税・サ別。公式サイト
2020年08月31日富士山の麓にある遊園地〈富士急ハイランド〉で、11月15日(日)までの期間限定で、人気アウトドアブランド〈CHUMS〉とのコラボレーションを開催。〈富士急ハイランド〉のロゴと愛らしいブービーバードのコラボに注目!〈富士急ハイランド〉は入園無料だからいつでもお散歩OK!富士急に来るとテンション上がるぅ~!日本を代表する観光スポットのひとつ、山梨県富士吉田にある〈富士急ハイランド〉は、2018年から入場無料を開始。アトラクションで遊ぶのはもちろん、お散歩スポットとしても楽しめるようになりました。園内中央の「クリスタルラグーン」。そんな〈富士急ハイランド〉園内中央にある「クリスタルラグーン」で、2020年7月23日(木)~11月15日(日)の期間、〈富士急ハイランド〉×〈CHUMS〉のコラボイベントを開催。〈CHUMS〉デザインの「ウォーターエース」と「クリアカヌー」が登場します。〈グリルキッチンMEAT×MEET〉前やクリスタルラグーン周辺には〈CHUMS〉のテントも展示。〈富士急〉×〈CHUMS〉のコラボロゴマークが目印。「クリスタルラグーン」横に、〈グリルキッチンMEAT×MEET〉には、〈富士急ハイランド〉と〈CHUMS〉がコラボした大きなロゴマークが飾られ、周辺には〈CHUMS〉のテントが設置されるなど、キャンプ場のような雰囲気が楽しめるようになっています。〈CHUMS〉デザインの「ウォーターエース」や「クリアカヌー」でアウトドアスポーツ!〈CHUMS〉デザインの「ウォーターエース」。湖に見立てたクリスタルラグーンには、〈CHUMS〉デザインの「ウォーターエース」と「クリアカヌー」プカプカ浮かんで涼しげ!夏にピッタリのアトラクションです。透明で涼しげな〈CHUMS〉のクリアカヌー。「クリアカヌー」は、天気のいい日は水面がキラキラ光り、カヌーにブルーが透き通って、とってもキレイ!SNS映えする写真も撮って楽しめます。2人で楽しめる「クリアカヌー体験 ~WATER CARB~」。利用料金「ウォーターエース」(800円、フリーパス利用可)「クリアカヌー体験 ~WATER CARB~」1艇 (フリーパスあり午前1,800円、午後2,000円)1艇 (フリーパスなし終日3,000円)スポーツのあとはコラボグッズやグルメをチェック!〈富士急〉&〈CHUMS〉のコラボグッズも販売。〈グリルキッチン MEAT×MEET〉の入口横で、アウトドア商品だけでなく、アパレルブランドとしても人気の〈CHUMS〉と〈富士急ハイランド〉がコラボしたオリジナルグッズも多数アリ!ココでしかゲットできないコラボグッズは〈富士急〉&〈CHUMS〉ファンなら見逃せない!〈CHUMS〉の数ある商品の中でも人気上位を占めるラインナップを取り揃え、どれもアウトドアには欠かせない便利かつオシャレなグッズばかり。絶妙な刺激が癖になる〈CHUMS〉監修のオリジナルカレー。〈CHUMS〉監修のオリジナルカレーメニュー。期間中〈グリルキッチンMEAT×MEET〉では、〈富士急ハイランド〉×〈CHUMS〉のコラボカレーを提供。スパイス料理の名店「SPiCE Café(東京都押上)」の伊藤シェフ監修のオリジナルスパイスを使用しています。ポークカレー、バターチキンカレー、チキンガーリックカレーの3種をメインに、2種を合いがけにしたメニューも楽しめます。店内にはかわいいテントが!写真を撮ったりご飯を食べたり楽しそう~。テラスで「クリスタルラグーン」を眺めながらアウトドア気分!絶品本格派〈CHUMS〉スパイスカレーは3種類。天気がいい日はテラスでアウトドア気分を楽しもう~!「バターチキン&ポークカレー」 1,300円(税込)。私はチキンとポーク2つを楽しみたいので、「バターチキン&ポークカレー」にしました。どちらもお肉が柔らかく、スパイスが効いているけど、辛さレベルは中辛くらい。玉ねぎのピクルスが良いアクセントになって、食が進みます。テラスでクリスタルラグーンを眺めながら食べるカレーは最高でした!第一入園口先売店の「ショップフジヤマ」。コラボグッズをウッカリ買い忘れても、第一入園口先売店の「ショップフジヤマ」または、第二入園口先売店「ナチュラルチョイス」でも売っています。特別なコラボグッズは、アウトドア好き注目のアイテム!お土産に〈富士急ハイランド〉×〈CHUMS〉のコラボグッズはいかが?〈富士急ハイランド〉山梨県富士吉田市新西原5-6-10555-23-21119:00~18:00(月ごとに営業時間が変わります)公式サイト※日々の営業状況、アトラクションの運行時間は急遽変更となる場合があります。詳しくは公式サイトをご覧ください。
2020年08月26日昭和2年に日本で初めて本格インドカリーをメニューに採用し、多くのファンに愛され続ける老舗〈新宿中村屋〉が、列車食堂の営業から始まった歴史をもつJR東日本フーズとタッグを組んだ新スタイルのカリー専門店〈恋とスパイス〉が誕生しました。8/3に大幅リニューアルした東京駅エキナカ商業施設、グランスタ東京内にお目見えです。店名の由来は、〈新宿中村屋〉のカリー誕生に隠された純愛!東京駅北通路周辺に新たに66店舗が出店したグランスタ東京内にオープン。19席。「若い人に新宿中村屋のカリーの魅力を伝える、絶好のチャンス!」と意気込んで作られた新業態の店〈恋とスパイス〉。ユニークな店名は、昭和初期に〈新宿中村屋〉の「純印度式カリー」が誕生した際の秘話から命名されたもの。スピーディーに注文できる券売機は東京駅のエキナカ店ならでは。誕生秘話とは…?当時日本に亡命していたインド人革命家ラス・ビハリ・ボース氏と、彼の逃亡をサポートした創業者夫妻の娘・俊子氏は、国境を超えた純愛を育み結婚しました。「祖国の味を日本に紹介したい」と願うボース氏の提案で、日本初のインドカリーが〈新宿中村屋〉に登場。つまり、二人の〈恋とスパイス〉が燃えるカリー専門店、というわけなのです。日本初のインドカリーメニューの誕生秘話を描いた漫画「新宿中村屋恋と革命の味」にリンクするQRコードが、店内パンフレットの裏面に。〈新宿中村屋〉の伝統を受け継ぐも、より親しみやすい値段に。「恋のチキンカリー」恋盛りトッピング1,330円(写真)、スタンダード980円。カリーの種類は大きく分けて、厳選されたスパイスが薫る「インド風カリー」と、コク深い味わいの「欧風カリー」の2種。カレー好きにとっては、両方味わえるのもうれしいところ。「インド風カリー」の一番人気「恋のチキンカリー」には同店独自の配合で約20種類のスパイスが使われています。〈新宿中村屋〉の伝統もしっかりと継承。スパイスをホールから抽出する方法は〈新宿中村屋〉と同じ。ソースのなかには「中村屋純印度式カリー」の命である淡路島産玉ねぎがたっぷり。チキンの仕込みは〈新宿中村屋〉のレシピがベースです。特製スプーン。幅が狭くカリーを食べやすい。恋盛りトッピング(全部のせ)を選ぶと、パパド(豆粉せんべい)、ほうれん草ソテー、淡路島産玉ねぎのフライドオニオン、揚げたまご、パクチーが付いてきて、見た目も華やか。「幸せのビーフカリー」幸盛りのトッピング1,380円(写真)、スタンダード1,080円。90年以上にわたり培われた〈新宿中村屋〉の調理技術を凝縮した欧風カリーは、じっくり煮込んだルーが自慢で、メニューはビーフと豚カツの2種類。スパイスを引き立たせるべく「恋のチキンカリー」とは異なる配合でスパイスを加えているため、一般的な欧風カレーよりもスパイシーで薫り高いのが特徴です。幸盛りのトッピング(全部のせ)を選べば、マッシュポテト、ほうれん草ソテー、揚げたまご、炙りチーズが付いてきます。恋とスパイスをイメージした燃えるようなレッドが店のキーカラー。いずれのカリーもスパイスはたっぷり入って薫り高く、辛さは抑えられ食べやすい。すべて同店のオリジナルメニューですが、〈新宿中村屋〉のカリーと比べると値段もお手頃なので、カジュアルにふらっと立ち寄れそう。伝説店の伝統を受け継ぐスパイスの味に、恋してみては?〈恋とスパイス新宿中村屋〉東京都千代田区丸の内1-9-1グランスタ東京B1(東京駅エキナカ)03-6206-30768:00~22:00、日祝~21:00無休公式サイト※値段はすべて税込み価格です
2020年08月13日夏の食べ物といえばカレー!という人も多いはず。ナチュラル &; オーガニックライフを提案するセレクトショップ〈Biople by CosmeKitchen(ビープル バイ コスメキッチン)〉の各店でレトルトカレーをはじめとするスパイスアイテムを揃えたスパイスフェア『Spicefull Summer 美味しく食べてヘルシーライフ』がはじまりました。フェア開催に合わせて、スパイスの効能や使い方まで魅力をたっぷり教えていただきましたのでレポートします。体にいいスパイスをもっと身近に。効果と使い方に注目!スパイス料理研究家の一条もんこさん。スパイスに取り組みはじめて以来、25年間風邪知らずだそうです。スパイスが体にいいとはよく耳にしますが、使い方がよくわからなかったり、一度買うとなかなか使いきれなかったりというのが悩みどころ。スパイスに携わって25年になるというスパイス料理研究家の一条もんこさんに代表的なスパイスについて効果や手軽な取り入れ方を教えてもらいました。例えば、長細い粒のクミンは整腸作用とコレステロールを下げる効果が期待できるといわれています。少量の油で炒めて油ごと米に加えて炊くとクミンライスができます。夏は乾煎りしたクミンを煮出して冷やしたクミンティーがおすすめだそう。白くて丸いコリアンダーは、パクチーの花の種です。オレンジのような柑橘系の香りが特徴で体臭予防に役立つのだとか。焼き魚に散らすほか、マヨネーズに少量混ぜてサラダに添えても。おなじみの唐辛子は発汗作用や細胞を活性化させてくれる作用があります。「辛いのが苦手な人は、さやの状態のまま煮込み料理に入れると辛みをあまり感じませんよ」と意外な情報を教えていただきました。ブラックペッパーは内臓を温める作用があります。ご飯を炊くときに少し加えたり、スープの中にホール状のブラックペッパーを数粒入れたりするだけでもいいとのことで、すぐに取り入れられそうです。どれもびっくりするほど簡単な使い方ばかり。少しずつ取り入れると無理なく体調を整えられそうですね。一流シェフ直伝!意外と簡単におうちでも作れるスパイス入りの本格インドカレー。自宅にあるスパイスで色々試してみたくなったところで、今回の『Spicefull Summer 美味しく食べてヘルシーライフ』フェアの目玉商品「やみつき インディアンスパイスカレー」(580円)の監修者、インド料理の巨匠としてインド大使館などの信頼も厚いラジャさんがカレー作りをデモンストレーションしてくれました。フライパンの中で温めた油にベイリーフやシナモン、カルダモン、グローブと炒ったホールスパイスを加えて香りを出します。玉ねぎのみじん切りを加えてゆっくり炒めます。ターメリック、チリ、コリアンダー、クミン、カレーパウダー、ラジャさんオリジナルのガラムマサラと6種類のパウダースパイスを入れます。まずは玉ねぎを使ったカレーベース作りから。フライパンの中で温めた油にベイリーフやシナモン、カルダモン、グローブと炒ったホールスパイスを加えて香りを出した後、玉ねぎのみじん切りを加えて茶色くなるまで炒めたら、ニンニクと生姜、トマトも加えて炒めます。ラジャさんオリジナルのガラムマサラやチリパウダーなど6種類のパウダースパイスと塩を加えて馴染ませたらカレーベースの出来上がりです。カレーペーストに鶏肉を加えて炒めます。日本の鶏肉は柔らかいので火を通すのは短時間でいいとのこと。水を加えて少し煮込めば出来上がりという簡単さ!カレーベースの中に、一口大の鶏肉を入れて少しだけ火力を上げます。最後に水を加えて煮込めばチキンカレーの出来上がりです。煮込む時間は10分ほどでOK。ラジャさんによるとインド料理は弱い火力でゆっくり火を通すとおいしくなるそう。ラジャさんの手際のよさもあって、カレー作りにもチャレンジしたくなります。レトルトとは思えない!本格的な味の「やみつき インディアンスパイスカレー」ラジャさんが監修した〈Biople by CosmeKitchen〉オリジナルの「やみつき インディアンスパイスカレー」(580円)を試食させていただきました。カレーのお味はというと、まずクリーミーな食感のまろやかさが口に広がりますが、少し時間差でピリッとした辛さがやってきます。とてもレトルトカレーとは思えない本格的な味わいです。このカレーはラジャさんと〈Biople by CosmeKitchen〉が1年をかけて開発。ターメリック、コリアンダー、クミン、カイエンペッパーなど、選び抜かれた16種類のインドスパイスが使われています。もちろん化学調味料、香料、着色料も無添加です。今回のフェアでは、無添加のレトルトカレーや調味料など、よりすぐりの55種類が取り揃えられています。レトルトカレーはひよこ豆がたっぷり入った「ほくっとひよこ豆カレー」(390円)や、江戸時代から守られてきた日本のスパイス、朝倉山椒を使った「朝倉さんしょカレー」(490円)などバラエティ豊かなラインナップ。パッケージを見ているだけでも楽しく、どれもこれも食べてみたくたなってしまいます。自宅で食事をする機会が増えるだけでなく、免疫力がいつも以上に気になるこの夏。〈Biople by CosmeKitchen〉に並ぶ体にいいスパイスがたっぷり入った無添加のカレーをたっぷり食べて、体調を整えながら夏を乗り切りたいですね。〈Biople by CosmeKitchen〉『Spicefull Summer 美味しく食べてヘルシーライフ』Biople by CosmeKitchen 各店で開催 (※渋谷スクランブルスクエア店は除く)〜8月30日(日)〈Biople by CosmeKitchen〉公式サイト
2020年08月08日「カレーときどき村田倫子」へようこそ。食べたいカレー屋さんを訪ね、自身でつらつらとカレーに対する想いを綴る、いわば趣味の延長線ともいえるこの企画。今回は、世田谷代田のカレー屋さん〈ADDA〉を訪れました。あなたは欲張りですか?1日約3回しかチャンスがない、貴重なご飯の時間。美味しいものを一度に食べられたら、どんなに幸せか…。まだ少しおぼつかない世の中。外食の時間はより注意深く選びたい。さて、そんなあなたと私に朗報です。スパイスカレーの発祥地「大阪」でカレーマニアを唸らせた人気店のカレーが、東京カルチャーの真ん中「下北沢エリア」で食べられるようになったってよ。(万歳)!!向かった先は今年の4月1日、新たなスタイルの商店街として生まれた〈BONUS TRACK〉。センス溢れるお店が軒を連ねる中、本日のお目当てが。〈ADDA〉。ベンガル語で“集う場所“という意味をもつ、願いと祈りが込められた素敵な名前。もうすでに多くの人が、〈ADDA〉の引力に誘われカレーを食べに集っている。〈ADDA〉は大阪の人気店〈デッカオ〉と〈ボタ〉がコラボレーションした革新的な店舗だ。大阪を訪れた際に“食べたいリスト上位“のカレーを一箇所で…!?ましては大阪に足を運ばずとも都内で楽しめるなんて、考案した人は天才だと思う。店主の笹原さん。実は彼もスパイスの魅力に誘われ、この場所に集った1人。「僕は実はサラリーマンだったんです。それがタイミングとご縁が重なって…今こうして大好きなカレーのために鍋を振るっています」。昔からバックパッカーで世界を旅したり、カレーも好物だったという笹原さん。スリランカに訪れて本場のスリランカカレーを口にしたとき、彼のカレーに対する価値観はガラリと崩れ、猛烈にアップデートされた。スパイスカレーの魅力と可能性にいよいよ気づいてしまったのだ。パンドラの箱を開けてしまった笹原さん。大阪転勤時代にスリランカカレーが美味しいと定評のある〈デッカオ〉へ通い詰めた。オーナーと夜な夜なカレーへの熱い思いや、自分の将来の展望を語りあっているうちに「じゃあ、ウチで面白いことをやろう」と…カレーの世界へと誘いの声がかかる。そこから笹原さんのスパイス香る2ndライフが幕を開ける。人の人生の舵をも取るカレー。やっぱり魅惑な食べ物です。(そんな私もこの連載を始めてかれこれ4年なので、この魔力は痛いほどわかる)この2店舗の夢のコラボ出店は、〈ボタ〉、〈デッカオ〉のオーナ同士が、お互いの家族で旅行に行くほど親密な関係性だからこそ叶った。両者の得意な要素を抽出し、バランスよく練り合わせて配合し、絶対的な信頼の土台から生まれたのが〈ADDA〉のカレーだ。チキンカレーとダルカレーがベースの「ADDAプレート」。そこにプラスして週替わりの「本日のカレー」から好きな味を選択できる。「ADDAプレート」1,200円褐色に並み立つチキンカレー、淡黄色のターメリックライスの上で花開く赤玉ねぎのアチャール、ダル、ナスのモージュ、水菜の和え物、ポルサンボル、本日のカレーであるマトンキーマ。色彩のパレットの様な美しいカレーだ。〈デッカオ〉のDNAをそっくり受け継いだチキンカレー。柔らかな出汁の香り、ミルクの優しい甘さ、スパイスの豊潤な奥行きが、そこには凝集されていた。〈デッカオ〉オーナーの奥様のお母さんがスリランカ人。ここ日本でも祖国の味を娘や孫に振る舞いたい…と考案したレシピを軸にした愛のあるチキンカレー。ココナッツミルクではなく牛乳をベースに使用するなど、スリランカの要素の中に、どこか懐かしくて愛しい記憶のカケラが散りばめられた癒しの味だ。インドベースのマトンキーマは〈ボタ〉のDNAを受け継いでいる。マトンの旨味が1番引き立ち、いきいきと弾ける絶妙なスパイスを配合。ギュギュギュと凝縮された旨味がお口で沸点に達して弾ける様は、もはや快感。さて、この個々でも完璧なカレー達や副菜は「パレットよろしく」と、気の向くままに混ぜ合わせ、自分色をつくって楽しむのがスリランカカレーの醍醐味である。旨味、香り、食感が層になって重なりほどけて、味覚の無限の可能性が解き放たれる。一口一口、その瞬間が新たな味覚の発掘。あぁ、カレーって何て楽しいのだろう。個人的に本日衝撃を受けたのが「ナスのモージュ」。副菜という立ち位置に置かれているが、もう主役を喰ってしまうかの様な勢いで、美味しいの刃を剥いてくる。大阪の〈デッカオ〉でも常連さんから「ナスのモージュ丼」を作ってくれと懇願されるほどの人気っぷり。いや、今まで「モージュ」はノーマークだった私も、今日ですっかり骨抜きにされてしまったよ。(もう恋しい)混ぜて、運んで、目尻を下げて…。このパレットには同じ一口は存在しない。どこを切り取っても新鮮な発見が埋まっている。〈デッカオ〉と〈ボタ〉の要素が溶け合い、素敵な化学反応を巻き起こした「ADDAプレート」。こんな欲張りプレートを都内で味わえるのはやっぱり贅沢。素敵すぎる一石二鳥にすっかりご機嫌だ。また、すぐ欲張りたい…。〈ADDA〉東京都世田谷区代田2-36-14 BONUS TRACK内11:30~L.O.16:00(売り切れ次第終了)月曜休※営業時間・定休日などは、ツイッター、インスタグラムで随時お知らせします。(photo:Kayo Sekiguchi)
2020年08月07日強い紫外線や乾燥など、厳しい環境下で育つ植物を原料とする香辛料には、抗酸化やデトックスの力が。体にいいことずくめのスパイスは、カレーで美味しく摂取しよう。初心者でもOKの、シンプルレシピをご紹介!短時間で完成!体を整えるスパイスカレー。食欲が落ちた人も、思わずそそられるスパイスの香り。「香気成分だけでなく、健胃効果や、抗酸化作用を期待できる成分を含み、ビタミンやミネラルなども豊富です。体に良いスパイスを複数使って作るインドカレーを、もっと気軽に取り入れてほしいです」(スパイス料理研究家・印度カリー子さん)そこで考案したのが、たった2~3種類のスパイスを使い、わかりやすい分量で作れるレシピ。今回紹介してくれたのは、夏の体を整える3品。本格的なチキンカレーにレモンの酸味を加えた夏らしいアレンジと、栄養バランスが整う、朝食にぴったりなオムレツ、冷めても美味しく、お弁当のおかずにもなるサーモンとゴーヤのカレーだ。「味付けはそのままで、具材を変えると味わいが変わるので、飽きずに楽しめますよ」レモンチキンカレー爽やかな酸味もアクセント。Spicesターメリック…抗酸化作用が強いスパイス。カレーの色付け役で、深い味わいをもたらす。クミン…消化促進やダイエット効果があるとされ、カレーらしい独特の強い香りを生む。コリアンダー…健胃、整腸など胃腸機能改善に役立つ。全体の風味をまとめ、とろみをプラス。材料(2人分)鶏もも肉…300g(一口大に切っておく)水…150ml玉ねぎ…1個(みじん切り)トマト…1個(ざく切り)にんにく…1かけ(みじん切り)しょうが…1かけ(みじん切り)ターメリック…小さじ1クミン…小さじ1コリアンダー…小さじ1塩…小さじ1砂糖…小さじ2サラダ油…大さじ1レモン汁…大さじ2作り方1.フライパンにサラダ油をひいて、にんにく、しょうが、玉ねぎを中火~強火で10分ほど炒める。2.玉ねぎがこげ茶色になったら、トマトを加えて果肉をつぶすようにしながら2分ほど炒めてペースト状にする。3.弱火にして、スパイスと塩を加えて混ぜ合わせる。4.鶏肉を加えて肉の表面に焼き色がつくまで中火で2分ほど炒め、水を加えて蓋をして弱火で10分ほど煮込む。5.仕上げにレモン汁と砂糖を加え、塩(分量外)で味を調えて完成。印度カリー子さんスパイス料理研究家。「印度カリー子のスパイスショップ」代表。著書に『ひとりぶんのスパイスカレー』(山と溪谷社)など。※『anan』2020年7月29日号より。写真・宮濱祐美子スタイリスト・中根美和子取材、文・板倉ミキコ撮影協力・UTUWA(by anan編集部)
2020年07月25日実は、銀座はカレー激戦区!どこがおすすめ?どんなカレーを楽しめるの?カレーをこよなく愛するモデル・村田倫子さんが銀座のおすすめカレーを教えてくれました。1.カレー好き必食の人気店が銀座に!〈スパイシーカリーハウス 半月〉「チキンカレー」880円トッピング「サバエッグサラダ」150円2020年の春にオープンした2号店。1号店は西新宿で店を構えており、すでにカレー好きの間では話題の人気店だ。ミントグリーンを基調とした店内、光が柔らかく差し込む窓際のテーブル席、スパイスの香りを鼻腔に惜しみなく取り込めるカウンター。ピリッっと背筋が伸びる銀座のど真ん中、不思議と肩の力が抜けるお店。不動のレギュラー「チキンカレー」。ターコイズブルーのお皿に、浮かび上がる黄色の半月。欠けた月を抱き抱える、褐色のチキンカレー。野菜の甘味とスパイスの鋭角な芳香を纏ったグレイビーソース。異国の空気を纏いながら、日本人の舌先に優しく馴染む絶妙なスパイス配合は、妙に懐かしさと親近感を醸す。「サバ」に目がない(大好物)な私が、即決でトッピング追加した「サバエッグサラダ」。サバの旨味、玉ねぎの甘味、卵とフライドオニオンのコク、スパイス…黄金比で固められたサバの新形態。これだけでも、ご飯とお酒がのめそうな完成度。看板娘のチキンカレーと、混ぜ合わせたらそりゃもう…禁断の錬金術ね。〈スパイシーカリーハウス 半月 2号店〉東京都中央区銀座6-4-15 銀座数寄屋橋ビル1F03-3573-300111:00〜16:00不定休(photo:Kayo Sekiguchi)2.洗練された空間で食べる上品なカレー。銀座の真ん中に突如現れた〈Mrs.Dada〉「シュリンプカレー」「チキンカレー」ここでは、定番の「チキン」「シュリンプ」「ラム」の3種類のカレーに加え、週替わりカレーが用意されており、計4種の味を楽しむことができる。ベースから調理方法を変えているので、それぞれのカレーは全くの別物。〈Mrs.Dada〉の生みの親である、オーナーの大川原さん。彼は、とあるお店でインド人がふるまうチキンカレーを食べたとき、はじめて本当の意味でカレーという食べ物に焦点があった。「あぁ、カレーって本当に美味しいな。」自分がうけたこのシンプルな衝撃と事実。我々の国民であるカレー。近くに寄り添っていたはずなのに、知ってるようで知らなかった。久々の地元の同窓会、学生の頃はなんとも思わなかった幼馴染に、ふとドキドキ…、淡い恋心を抱いてしまう瞬間。近すぎて気づけないことってあるよね…これぞ灯台下暗し。〈Mrs.Dada〉のカレーは、洗練された貴婦人のような只住まい。白ベースのルゥに優雅に浮かぶシュリンプ、黄色く色づいたライスに咲き乱れるパパドのブーケ。あぁ、美しい。視覚からの魅力的な情報は、より一層興味を引き立てる。あぁ、美しい。視覚からの魅力的な情報は、より一層興味を引き立てる。そして一口。玉ねぎの甘みがふわりと広がり、ココナッツミルクがさらに優しく抱え込む。一呼吸おいて、すっーと鼻を通るスパイスの香りと辛味。濃密な余韻とスパイスが、ちょうどよく重なり、この絶妙な塩梅がたまらない。どこか遠い国、晴れやかに着飾った貴族達がいただくカレーはこんな味なのかも。オーナーおすすめのチキンは、シャバッとしたルゥにごろごろとチキンが贅沢に転がっている。皿の淵に波立つ褐色色のオイルの層をみると、ごくりと喉が鳴る。ぎゅんとつまった旨味にシャープな辛味。トマトの甘みと酸味が舌先を優しくタッチする。甘みが際立つシュリンプカレーとは全く違うアプローチだ。優雅なカレーにご満悦。お腹もほくほく満たされてきた。〈Mrs.Dada〉東京都中央区銀座1-14-10 松濤ビルB1F03-6875-275311:00〜17:00 日曜休(photo:Kayo Sekiguchi)3.大好きな南インド料理店がひしめき合う魅力〈Bangera’s Kitchen〉こだわりフィッシュターリ 1,700円(各税込)。メニューはすべてディナーから。マンガロールビリヤニ 鯛 3,229円。バンゲラズオリジナルスパイスカクテル 1,069円。インドラムベースでジンジャーなどを使用。〈バンゲラズキッチン〉は、スパイス歴3年の私のお気に入りのお店です。2018年1月にオープンしてまもなく食事に来て、あっという間に虜に!南インド料理は、毎日食べても飽きないくらい大好きですね。何よりはまったのがミールス。ご飯、味噌汁、惣菜、漬物がセットの和定食に通じるスタイルで、食べていてしっくりくる。同店のフィッシュターリは、豊洲市場で仕入れる魚のカレーやフライ、海老のふりかけまでひと皿にのっています。それぞれで食べてもおいしいけど、ライスと混ぜ合わせて味を作る楽しさは、日本にはない食べ方ですよね。おいしいスパイス料理の噂を耳にすると地方へも出向きますが、銀座のインド料理店はまだビギナー。脳内リサーチだけは進めていて、南インド系のお店が多いので興味津々。魚料理を幅広くそろえる〈バンゲラズキッチン〉のように、ビリヤニに特化した〈カーン・ケバブ・ビリヤニ〉も、注目している一軒です。銀座で一番歴史があるインド料理店の〈ナイルレストラン〉は、実はまだ行ったことがなくて……。まずは、大半のお客さんがオーダーするという、名物の「ムルギーランチ」デビューに、出かけてみようかな。〈Bangera’s Kitchen〉東京都中央区銀座西2-2 銀座インズ2 2F03-3561-551611:00~22:30LO(ディナーは17:00~)※平日17:00までと土日祝14:40~17:00はセットのみ無休28席/禁煙(Hanako1177号掲載/photo : MEGUMI, Kayo Sekiguchi text : Yumiko Ikeda)
2020年07月23日7/22(水)発売のanan2210号「カラダがよろこぶ、チャージ&デトックスRecipe」特集の表紙はSixTONESのみなさん。表紙撮影のエピソードを紹介します。デビューからちょうど半年。急激に大人びた6人が“素肌ジャケット”で攻める!待望の2ndシングル発売日と同日に、SixTONESが再びananのロゴを背負って登場! この度リリースが延期となっていただけに、首を長くして待ちわびていたファンの方も大勢いることと思います。この号で、皆さんのSixTONES欲をたっぷり満たしてほしい…そんな思いから、タイトルは「Fill with SixTONES(=SixTONESで満たす) 渇望と希望」に決定。6人が、以前よりさらに大人の色気を強め、満を持してグラビアを飾ってくださいました!今回が3度目の表紙となるSixTONES。舞台となったのは、「次に彼らとご一緒するときは、ここで撮りたい…」と密かに狙っていた某スタジオです。窓からの薄暗い光や、シャビーな空間、錆びれたハシゴや石壁が印象的な屋上など、どこか外国にいるような世界観。色っぽさとワイルドさが共存している彼らの雰囲気にまさにぴったりです!撮影は、外出自粛要請が解除になってすぐの、日射しが強い晴れの日でした。「動画でもリモート撮影だったりして、全員で集まる撮影がなかなかなかった」とのことで、本人たちも少しテンションが高め。お菓子をすすめ合ったり、ソロカットの撮影中にチャチャを入れ合ったり、みんなちょっとずつ嬉しさを隠しきれない様子が。カメラ前にいない時は相変わらず男子校のような6人ですが、シャッターを切った途端、なんだか以前とは少し違う雰囲気を感じました。デビューして半年が経ったせいか、グッと大人っぽさが増しているのです。顔つき、体つき、佇まい、表現力……あらゆる面で、前より大人びた様子。特に、今回の見せどころでもある“素肌ジャケット“のカットでそれを感じていただけるはず! ご本人たちもモニターをチェックして、「おぉ、この服こんなふうに写るんだ、カッケー!」「めちゃめちゃ光が綺麗ですね、嬉しいっす」「セットアップの服が好きなので、このスタイリング、気持ち上がります」などと喜んでくださいました。このワイルドセクシーなスタイリングで、石壁の前にずらっと並んだ6人のショットは必見!! 抜群にカッコよく、ちょっぴりワルイ、彼らならではの魅力が溢れる一枚です。インタビューでは、新曲への強い想いはもちろん、自粛期間中に各々が感じ、考えた仕事のこと、グループのこと、ファンの皆さんへのメッセージも語られています。ゆっくり、じっくり、SixTONESの世界に浸ってください。(S)
2020年07月21日新型コロナウィルスの感染拡大が続くなか、注目されるフードアクションのひとつが、飲食店が新しくはじめているテイクアウトメニュー。そんなおいしいテイクアウトをエリア別にピックアップ!自宅や勤務先からほど近い「ご近所レストラン」のメニューをチェックして!!こちらの記事では〈渋谷PARCO〉のお店12軒をご紹介します。【Hanakoからのお願い】・自宅、勤務先から徒歩や自転車で行ける「ご近所」のお店に行きましょう。・事前に注文方法などをしっかり確認しましょう。・受け取りに行く際は、最少人数で行きましょう。・マスクの着用、手指の消毒も忘れずに!1. 創業当時と変わらぬ味をそのままに。〈はまの屋パーラー〉の名物サンドゥイッチ。【B1】サンドゥイッチ各種670円〜50年以上の歴史を刻む老舗の喫茶店〈はまの屋パーラー〉。ハワイの自社農園で作られたハワイコナをはじめとするブレンド豆を使用したハンドドリップのコーヒー「はまの屋ブレンド」ほか、喫茶店メニューは種類豊富。その中でも創業当時の味とレシピを受け継ぎ、看板メニューにもなっている「玉子サンドゥイッチ」(左上)は、分厚い玉子焼きを挟んだシンプルな味わいが魅力の一品。テイクアウトでは、玉子のほかに野菜、ハム、チーズ、ツナ、フルーツの中から好きな具材を2種類選ぶことも可能。プラス30円でパンをトーストへ変更もできるので、その日の気分に合わせて楽しみたい。受付・ピックアップ方法事前の電話予約(03-5422-3015)がおすすめ。2. 串カツ人気店で注目の、名物スパイスカレーをテイクアウト!〈串カツ あらた〉【B1】左から「生タル チキン南蛮」、「大阪!スパイスカレー」(各980円)「あらたセット」は840円、「串カツ30本(横綱)」は4,600円 ※通常より200円引き自家製の衣とソースが自慢の〈串カツ あらた〉は、職人が目利きした新鮮食材をお店で手仕込みした40種類以上の串カツを中心に、豊富な一品料理も展開している。その中でも密かに人気を博するのは「大阪!スパイスカレー」。色とりどりの具材に加え、10種類以上のスパ イスをブレンドしたスパイスカレーとキーマカレーが合いがけで味わえるとあり、テイクアウトでも楽しみたい一皿だ。家飲みのお供には、人気串6本が入った「あらたセット」や、家族や友人とシェアOK!牛カツ30本が入った「串カツセット(横綱)」も。受付・ピックアップ方法事前の電話予約(03-6427-8205)がおすすめ。公式HPはこちら( )3. 国産黒毛和牛の味を、おうちでも堪能しよう!〈CARNICERIA〉【B1】「肉屋特製!!牛すじカレー」800円「自家製!黒毛和牛ローストビーフ」950円生ハムやピンチョスなどの前菜から、がっつりステーキまでバリエーション豊かな肉料理とお酒がリーズナブルに楽しめる、スパニッシュイタリアンスタイルバル「CARNICERIA(カルニセリア)」。スペインのお店をイメージしたおしゃれな内装と、その日仕入れたお肉をショーケースに入れ、鉄板で豪快に焼くライブ感あふれた肉料理を提供する。通常メニューでも人気な、国産黒毛和牛のスジ肉をふんだんに使った「肉屋特製牛すじカレー」がテイクアウト可能なほか、お肉の旨味たっぷり&柔らかさ抜群の「自家製ローストビーフ丼」は女性にも大好評だ。受付・ピックアップ方法事前の電話予約(03-5422-3158)がおすすめ。公式HPはこちら( )4. 麺がバンズに大変身!〈Jikasei MENSHO〉のラーメンバーガー。【B1】「ラーメンバーガー」650円和牛×ラーメンの掛け合わせで、ユニークなメニューが話題の〈Jikasei MENSHO〉からは、自家製麺をバンズにした「ラーメンバーガー」が新登場。茹で麺を鉄板でこんがりと焼き固めた香ばしいバンズに、極厚チャーシューとローストトマトやネギ、海苔を挟んだ一品。豚骨煮干しスープ にじっくり煮詰めた特製ソースがコクと深みをプラスして、ラーメンの味をバーガーで完全再現している。人気の「霜降和牛ラァ麺」や「牛とろシビレ担々麺」を食べた後にも、おやつ感覚でペロリといけそう。受付・ピックアップ方法店頭もしくは店内での受付のみ(11:30~21:00)公式HPはこちら( )5. 7/16オープン! フレンチと融合したスパイスカレー〈Good Luck Curry〉。【B1】魚介料理を得意とする代官山のビストロ〈Äta〉の掛川シェフが手掛ける〈Good Luck Curry〉。海老などの魚介出汁を使用するなど、フランス料理の要素を加えたスパイスカレーの人気店が、恵比寿から渋谷PARCOにてリニューアルオープン!食材によってスパイスの調合を変え、食感だけでなく香りも楽しめるスパイスカレーと色鮮やかな野菜を使用した箸休めの付け合わせがスパイスカレーを更に引き立てます。 テイクアウトでは、揚げたてのカレーパンを提供予定。詳細は公式Instagram( @ goodluckcurry )をチェック。問い合わせ先03-5422-31706. 行列ハンバーグ店〈極味や〉自慢のお肉を使った新メニュー。 【B1】「#きわみやバインミー」800円「極味やハンバーグのミンチ肉を使ったハンバーグキーマカレー」800円「極味やの牛めし」600円鉄板焼きのカウンターにて自分で焼きながらハンバーグを楽しめる〈極味や〉。テイクアウト用に考案された新メニューは、米粉フランスパン使用のベトナム風サンドイッチ「#きわみやバインミー」やキーマカレーなどボリュームたっぷりの全3種類となっている。なかでもお店の看板メニューでもあるハンバーグで実際に使われているミンチ肉と、12種類のスパイスで仕上げたキーマカレーは辛さが得意な人にオススメ。長時間煮込んだ牛すじ肉を乗せた特製牛めしは、カレーとともにランチBOXでの提供に。受付・ピックアップ方法事前予約(03-5422-3122)すると受け取りがスムーズに。公式HPはこちら( )7. お肉の食感を完全再現! 大豆ミート使用の贅沢弁当。〈居酒屋 真さか〉【B1】「ミックス弁当」1,000円「唐揚げ弁当」900円「餃子弁当」800円“町の中華屋さん”をテーマに、大豆ミートをはじめとする植物性食品のみの料理を提供する「居酒屋 真さか」。名物の唐揚げには大豆ミートを使用し、鶏肉の食感を再現。ソースは大根おろしや中国黒酢など10種類の中から選べる。そのほかにも、パリッと焼き上がった大豆ミートとたっぷり野菜の餃子も人気。どちらも食べたい時には「ミックス弁当」をチョイスして。受付・ピックアップ方法事前の電話予約(03-5422-3020)がおすすめ。8. これからの時期に食べたい!カレー通ミュージシャン考案「レモンライス」に注目。〈QUATTRO LABO〉【B1】「レモンライス」800円(税込)。プラス200円でドリンクセット可良質なライブ・ミュージックをクラブスタイルで楽しむことを日本の音楽シーンに定着させた〈クラブクアトロ〉がプロデュースする、ミュージックカ フェ&バー〈QUATTRO LABO〉。昼はカジュアルカフェ、夜はミュージックバーとして音楽に酔いしれるこちらでは、カレー通として知られる ミュージシャン・小宮山雄飛さん(ホフディラン)が考案した「レモンライス」を数量限定で販売中。さまざまなスパイスやナッツがミックスされた色鮮やかなレモンライスとともに、カレーソースや副菜のトッピングで味の変化も楽しめそう。これからの暑い時期、レモンの爽やかな香りが食欲をそそること間違いなし!受付・ピックアップ方法事前の電話予約(03-6455-3001)がおすすめ。公式HPはこちら( )9. タイの郷土料理を楽しむ、数量限定弁当も。〈chompoo〉【4F】「ダブル豚チャーシューライス」800円1日15食限定「12種のタイのお惣菜弁当」1,500円(全て税込み)特製タレと鶏肉が相性抜群「カオマンガイ」800円「ガパオライス」800円フレッシュハーブをふんだんに使った、体が喜ぶ“しみじみおいしい”タイ料理を提供する〈chompoo〉。様々な名店で幅広く修行を重ねた森枝幹シェフがプロデュースしたタイの郷土料理をいただけるディナーコースなど、このお店で出会っておきたいタイ料理は数多い。なかでも、タイ最高級の香り米と言われるジャスミンライスの上に、自家製の揚げ・茹でチャーシューをのせた「ダブル豚チャーシューライス」はテイクアウトでも人気の高い一皿に。選ぶのに迷った時は、揚げ春巻きやエビサラダなどが詰まった「12種のタイのお惣菜弁当」(1日15食限定)や、数量限定の日替わり弁当(500円)がオススメ。お弁当だけでは物足りない人にぴったりのアラカルトメニュー「エビの生春巻き」(550円)などもあり、本場タイ料理の味を気軽に楽しめそう。受付・ピックアップ方法事前予約(03-6455-0396)がおすすめ。Chompyにてデリバリーも可公式Instagramはこちら( @chompoo_shibuya )10. 北海道のジンギスカン料理を自宅で楽しもう。〈松尾ジンギスカン〉【7F】「特上ラムジンギスカン丼」1,250円「マトンジンギスカン丼」950円「ジンギスカンカレー」880円「ジンギスカン卵とじ丼」880円ヘルシーミートとして女性に嬉しい栄養価を誇るラム肉は、肉ブーム食材の中でも注目の一つ。そんなラム肉のふるさと・北海道で屈指のジンギスカン専門店といえば〈松尾ジンギスカン〉だ。なかでも渋谷PARCO店は、厨房で調理されたメニューを提供する新業態の店舗となっており、テイクアウトメニューでは更に持ち帰り用にアレンジ。上質で柔らかな肉と秘伝のタレが相性抜群の「特上ラムジンギスカン丼」や、肉の旨味が溶け込んだ「ジンギスカンカレー」など、ご飯が進む全4品の丼メニューはチェックしておきたいところ。受付・ピックアップ方法事前予約(03-3461-2985)がおすすめ。公式HPはこちら( )11. 都内でも珍しい、イタリア郷土料理や新しい食べ方を再発見!〈goo ITALIANO〉【7F】「フッジローニ チキンのラグーソース」1,000円「ラザニア TOKYOスタイル」1,300円「スパゲッティ 真イカのアラビアータ」1,200円「ブラッドオレンジのスープパスタ(バゲット付き)」890円20の州があるイタリアの地元食材をはじめ、料理、食べ方などの美味しさをそのまま伝える〈goo ITALIANO〉。実際にイタリアを旅して出会ったという郷土料理の数々は、都内でもあまり目にしないラインナップばかり。チキンを白ワインと香味野菜で煮込んだソースを、螺旋状のショートパスタとからめた「フッジローニ チキンのラグーソース」はランチで一番人気メニュー。ピリッと辛い「アラビアータ」や濃厚ソースの「ラザニア」、野菜を ふんだんに使った「スープパスタ」など、味も食べ方も異なるパスタ全7種類のメニューは日替わりで選んでも楽しめそう。受付・ピックアップ方法事前予約(03-6452-5051)がおすすめ。公式HPはこちら( )12. 個性派店が勢ぞろい!屋上複合型飲食スペース〈ComMunE〉。【10F】〈TAKOBAR〉の「Tacos」(pork、chicken、vegetable)500円(1p)、1,200円(3p)〈LIGHT UP COFFEE〉の「エスプレッソトニック」700円(税込み、11:00〜16:30LO)〈iKI-BA〉の「萱森米のチキンカレー」800円〈COFFEE BAR GALLAGE〉の「アイスカプチーノ」800円(税込み、17:00〜23:00)屋内は広々とした空間に。渋谷の街並みを一望できる屋上庭園に加え“インディペンデントな仲間と未来のSHIBUYA をキュレーションする場所”として、新たな食空間として注目されている複合型飲食スペース〈ComMunE〉。新潟県かやもり農園の香り高い米でつくった、本格的なマイルドチキンカレーを提供するダイナー〈iKI-BA〉や、世界トップレベルのコーヒー豆を使用したメニューがそろうコーヒー専門店 〈LIGHT UP COFFEE〉、コーヒーとカップリングした飲み物をいただける〈COFFEE BAR GALLAGE〉、そしてタコス専門店〈TAKOBAR〉など個性派ぞろいの4店舗に注目だ。受付・ピックアップ方法お電話による事前予約がスムーズです。03-6455-3400(ComMunE 内iKI-BA)ラストオーダー:FOOD L.O. 22時、DRINK L.O. 22:30(状況により変更あり)公式Instagramはこちら(@commune_shibuya)RESTAURANT&CAFE 200円OFFキャンペーン渋谷PARCOでは、物販店舗でお買い上げのお客様にレストラン・カフェで使用できる200円OFFクーポンをお渡ししています。利用可能店舗など、キャンペーンの詳細はこちら。()・実施期間:7月1日(水)~・クーポン有効期限:7月31日(金)※本キャンペーンは予告なく、終了する可能性がございます。【7/17~26まで】SHIBUYA PARCO A/W NEW LOOKで秋の新作を見つけよう!渋谷PARCO館内の各ファッションブランドが、いち早く秋物の新作をお披露目!気になるブランドやファッションの先行受注やキャンペーンなど、特典満載の10日間となっています。〈特典内容〉・パルコ公式スマートフォンアプリ「POCKET PARCO」会員様のうち、“よく行くPARCO”に“渋谷PARCO”を登録している会員様に、館内で税込15,000円以上お買上げで使用できる2,000円OFFのクーポンを、POCKET PARCOにて配信。※新規登録も可※先着1,500名様、定員に達し次第終了・期間中「PARCOポイント+(プラス)1ポイント」実施。パルコカードでお買上で通常ポイントに加えて、+1ポイントが追加されます。・期間中、PARCOカード新規ご入会かつポケパル払いご利用お買物について10%ペイバック!最大10万円のお買物まで。※5千円以上のお買物から対象※渋谷パルコお買物券でペイバック(先着300名様、定員に達し次第終了)キャンペーン詳細はこちら()〈渋谷パルコ〉営業時間飲食店舗:11:30~22:00 ※22:00以降営業している店舗もございます。物販店舗:11:00~21:00店舗によって、営業時間が異なる場合がございます。こちらをご確認ください。
2020年07月15日「カレーときどき村田倫子」へようこそ。食べたいカレー屋さんを訪ね、自身でつらつらとカレーに対する想いを綴る、いわば趣味の延長線ともいえるこの企画。今回は、銀座のカレー屋さん〈スパイシーカリーハウス 半月〉を訪れました。もうそろそろ、私のスパイスゲージは枯渇寸前。拙い自作カレーでは、なんだか物足りなかった自粛期間。近頃はコロナへの対策を万全に、続々と店を開けるお店が増えてきた。あぁ、これでやっとスパイスが伸び伸びと踊り舞う、お店のカレーが食べれるわ!喜びと空腹に目を光らせながら、降り立ったのは銀座。駅から歩いて少し、シックなビルの合間に突如現れたミントグリーンの小さなお店。扉からは豊潤なスパイスの香り、入り口から魅惑のスパイスに誘われる。ここは本日のお目当て〈スパイシーカリーハウス 半月〉。実は、ここは今年の春にオープンした2号店。1号店は西新宿で店を構えており、すでにカレー好きの間では話題の人気店だ。新宿とは一味違う空気を孕む銀座の地で第二のスタートを切った半月。腹ペコの私を出迎えてくれたのは、笑顔が素敵なMegumiさん。ヨガ講師も務めるMegumiさんは、銀座店で華麗に鍋をもふるう。ミントグリーンを基調とした店内、光が柔らかく差し込む窓際のテーブル席、スパイスの香りを鼻腔に惜しみなく取り込めるカウンター。ピリッっと背筋が伸びる銀座のど真ん中、不思議と肩の力が抜けるお店。さて、何をいただこう。注文は小ぶりなサイズが愛らしい食券機にて。何故だかちょっぴりノスタルジーな気分になる食券システムは個人的にグッとくる。半月のメニューは至ってシンプル。新宿店でも核を担うレギュラー「チキンカレー」と日替わりの「限定カレー」。常にこの2つのみに絞り、その分この選ばれし精鋭への妥協は許さない。そしてみよ、この良心的すぎるお値段。大都会の真ん中で、この数字を笑顔で提供してくれる場所はなかなか貴重。まさにオアシスね。「チキンカレー」880円まずは、不動のレギュラー「チキンカレー」。ターコイズブルーのお皿に、浮かび上がる黄色の半月。欠けた月を抱き抱える、褐色のチキンカレー。野菜の甘味とスパイスの鋭角な芳香を纏ったグレイビーソース。異国の空気を纏いながら、日本人の舌先に優しく馴染む絶妙なスパイス配合は、妙に懐かしさと親近感を醸す。スプーンのタッチでほろりと崩れるフェミニンな身のこなしの大ぶりなチキンは、私の目尻を下げる。トッピング「サバエッグサラダ」150円「サバ」に目がない(大好物)な私が、即決でトッピング追加した「サバエッグサラダ」。サバの旨味、玉ねぎの甘味、卵とフライドオニオンのコク、スパイス…黄金比で固められたサバの新形態。これだけでも、ご飯とお酒がのめそうな完成度。看板娘のチキンカレーと、混ぜ合わせたらそりゃもう…禁断の錬金術ね。半月の魅力はまだまだ序の口。ここは新宿店で培った確固たるベースを軸に、より一層カレーという自由な表現を様々な角度から楽しむことができるアーティスティックな場所なのだ。銀座「半月」の遊び心を特に味わえるのは「限定カレー」とより魅力を引き立てるセンスが咲き乱れる盛り付け。その日の食材の顔ぶれによって、お皿へのメイクアップも都度考えられている。「二種盛りカレー」980円この連載にて、もっと皆さんに半月の魅力の幅を伝えたい…というわがままに答えていただき、本日は特別に限定二種盛りバージョン。色とりどりの副菜が花開くターメリックライスを境に、「黒ごまキーマ」と「グリーンカレー」が美しく並み立つ。うっとりする濃厚な黒ごまのコク、コリコリした蓮根の食感、後から追いかけてくる爽快なスパイスの香り。いつもよりちょっぴり妖艶なキーマの表情。タイの花が咲くエキゾチックなグリーンカレーは、爽やかなスパイスの香りが立ち昇る。気持ち良い辛みと、ココナッツのマイルドな掛け合いが癖になる。トッピング「スパイス玉子」100円密かに人気の「スパイス玉子」。お月様のような黄金色のそれは、カレーの風味により一層旨味の幅をもたせる。黄色の土手を崩して、混ぜて、それぞれを調和させるとまた新たな魅力の発見が…。はじめの一口から最後まで、飽きさせることなく私を楽しませる。あぁ、同じ店とは思えないほどカレーの振り幅が広い半月。不動のセンター(チキン)を軸に、伸び伸びと個性を発揮する限定フレーバー達。カレーはやはり無限の可能性を秘める魅惑なフードだと再確認した日。まだまだはじまったばかりの〈スパイシーカリーハウス 半月〉の銀座での一歩。今後どのように羽を伸ばしていくのか楽しみだ。通っている美容室も近いので、またすぐにでも進化の過程を味わいに訪れよう。〈スパイシーカリーハウス 半月 2号店〉東京都中央区銀座6-4-15 銀座数寄屋橋ビル1F03-3573-300111:00〜16:00不定休(photo:Kayo Sekiguchi)
2020年07月03日すっきりとした味わいが食事に合う!と人気の〈キリンビバレッジ〉「キリン 午後の紅茶 おいしい無糖」。カレーに合わせることで、さらに茶葉本来の豊かな香りを感じられるのだそう。今回は〈S&B エスビー食品〉「噂の名店 南インド風チキンカレー」とのペアリングで、香りのマリアージュを体験しました。パッケージが爽やかにリニューアル!「キリン 午後の紅茶 おいしい無糖」。「キリン 午後の紅茶 おいしい無糖」。茶葉本来の爽やかな香りと豊かな旨み、クセのないすっきりとした後味が特長の「キリン 午後の紅茶 おいしい無糖」。おいしさの秘訣は、2つの温度で抽出するツイン・ブリュー製法。高めの温度で抽出した「茶葉の味わいがある香り高い紅茶」と低めの温度で抽出した「茶葉の旨み広がる紅茶」をブレンドすることで、より贅沢な味わいを楽しめるんだそう。さらに、紅茶ポリフェノールが口の中をさっぱりさせてくれるため、食事に合う一本としても人気です。「キリン 午後の紅茶 おいしい無糖」と「噂の名店 南インド風チキンカレー」でペアリングに挑戦。「キリン 午後の紅茶 おいしい無糖」と「噂の名店 南インド風チキンカレー」。すっきりとした味わいから、食事に合うと言われていますが、カレーとの組み合わせでは香りのマリアージュを楽しめるそう。そこで今回は、「キリン 午後の紅茶 おいしい無糖」と「噂の名店 南インド風チキンカレー」のペアリングを体験します。・「キリン 午後の紅茶 おいしい無糖」の茶葉本来の豊かな“香り”・「噂の名店 南インド風チキンカレー」のじっくり煮込んだ鶏肉とトマトの旨みに重なり合うスパイスの“香り”カレーを食べるときは、辛さを中和するために水やラッシーを好んで飲んでいましたが……香りによるマリアージュを体験できるのか、挑戦です。ペアリングの仕方は、「キリン 午後の紅茶 おいしい無糖」をまず一口。紅茶の香りとすっきりとした後味を感じた後に、カレーを一口。カレーの香りが口の中に残っている状態で「キリン 午後の紅茶 おいしい無糖」をまた一口。それぞれを含んだ時と比べると、より双方の香りが口の中に広がっていきます。比較のために、紅茶に代えてお水を飲むと、カレーのスパイシーさを流している気がしてちょっともったいない……。「キリン 午後の紅茶 おいしい無糖」を挟むことで、「噂の名店 南インド風チキンカレー」のスパイシーさや味の深みがより際立ちます。紅茶やスパイス&ハーブの主な生産地は、インドやスリランカ。だからこそ、カレーと紅茶の組み合わせはベストマッチなのかもしれません。日本の国民食であるカレー。一人当たりが年間に食べる量は79皿と言われているそうです。カレーに合わせる飲み物にこだわりはありますか? 今まで試したことのない人は、ぜひとも紅茶を組み合わせてみてください。今回のペアリングではスパイスカレーを合わせましたが、家庭的なカレーや欧風カレーにも「キリン 午後の紅茶 おいしい無糖」を合わせてみたくなりました。カレーのタイプによっては、ミルクティーなどの甘い紅茶が合うこともあるそうなので、好みによってペアリング体験してみてはいかがでしょうか。「キリン 午後の紅茶 おいしい無糖 」500ml・ペットボトル(140円)※2020 年 6 月 16 日(火)より、パッケージリニューアル発売
2020年06月23日最近注目されるフードアクションのひとつが、飲食店が新しくはじめているテイクアウトメニュー。今回はおうちで真似できないあの味のカレーをご紹介します。【駒沢大学】1.日本酒バル〈十香(とうか)〉だからできる、酒米とともに食すスパイシーな大人カレー。「十香式印度咖喱(日替わりのカレーライス)」単品900円(全て税込)。選べる副菜1個付き1,150円、2個付き1,400円。「カレーのルウ」2人前(400g)1,400円、3人前(600g)1,900円。40〜50種類の日本酒を立ち飲みで楽しめる日本酒バル。さまざまな香りや味わいがある種類豊富なお酒を、十人十色にかけて“十種十香”と表現したことに由来する店名通り、日本酒以外にも、自家製の柑橘サワーや国産にこだわったビールなどのドリンクを提供しています。普段はお酒に合うおつまみ類がメインなので、テイクアウト用に考案したメニューは、今だけのお楽しみかも!?「本場インドのスパイスを使い、長年飲食業に携わっていた主人がレシピを開発したインドカレーです。また、米には愛知生まれの銘酒〈醸し人九平次〉の酒米を使用しています。ジャスミンライスを思わせるサラッとした軽やかな口当たりで、カレーとの相性も抜群です」(オーナー・伊集院公美さん)。受付・ピックアップ方法・注文は、ご予約なしに直接ご来店でも大丈夫です(10分弱お時間をいただくかもしれません)・SNSのメッセージなどでも承っております。お店からの注意事項・メッセージ6月いっぱいまではテイクアウトを実施する予定です。住所東京都世田谷区上馬4-7-8 ミーナ駒沢1F【池尻大橋】2.〈イザック〉のこだわりレモンサワーとお弁当。「よすが舎みねくんの特製カレー」1,000円(税込)。6月10日から開始。居酒屋×スナックをコンセプトにしたレモンサワー屋さん。5月29日から営業も再開していますが、オーナーとシェフが考案した特製のお弁当は引き続きテイクアウトができます。シェフのハンバーグ弁当以外にも、料理上手なスタッフむくみんさんが手がける「むくみんの唐揚げ弁当」(800円税込)や「アジフライ弁当」(800円税込)などをご用意。自宅でお店の雰囲気が味わえる、国産レモンとトッピング付きの「レモンサワージタック弁当」もぜひお供に!「6月10日からはカレーのテイクアウトも登場します。インドに香辛料を買い付けに行くほどマニアなスタッフのみねくんが作るカレーは絶品です。今までイベントなどでしか食べられなかった味なので、ぜひこの機会にお楽しみください」(広報・大澤未来さん)。受付・ピックアップ方法店頭イザックInstagramDM@izac_ flat電話03-6451-2546テイクアウトアプリ「Uber Eats」「menu」テイクアウト時間ランチ(6/10より開始):水・木・金・土11:00〜14:00ディナー:木・日17:00〜20:00お店からの注意事項・メッセージ住所東京都目黒区東山3-15-4【吉祥寺】3.タイ人コックが腕をふるう、本格派タイ料理〈アムリタ食堂〉。「グリーンカレー弁当」750円。月替りのテイクアウトカレーもあり。今年で18年目を迎える、本格派タイ料理のお店〈アムリタ食堂〉。アムリタとは、インド神話に出てくる不老不死の水のこと。神と悪魔がともに切磋琢磨した末この霊薬を手にしたように、このお店も切磋琢磨して皆に料理を提供したいと言う意味を込めて付けたそう。オープン以来、タイ・バンセーンの“海辺のコック”が腕をふるうメニューの数々は、タイから直輸入した食材をふんだんに活かした料理にプラスして、他とは違うこだわりもあるそうだ。「タイ料理と聞くと、辛くて香辛料の効いたものを想像しますが、このお店が目指すのは“辛くなくても美味しいタイ料理”。子供から大人まで幅広い方に楽しんでもらいたいので、今回のテイクメニューにもちょっとした工夫を加えています」(店長・中塚さん)。「パッタイ」は上にカリカリピーナッツを散らすのが、タイ流。「ピーナッツも、皮付き落花生から仕込んでこだわっています」と、中塚さん。タイカレーの王様「グリーンカレー」はハーブなどの香草が効いたルーを、タイ米にかけていただく。辛い刺激を求めるにはおすすめの一品だ。「事前予約後、店頭のオリジナル屋台で受け渡ししております。現在、全メニューお持ち帰り10%OFFなので、本場のタイ料理を楽しみたい方は是非ご連絡ください。」受付・ピックアップ方法事前に電話(0422-23-1112)で予約、店頭にて受け渡し。出前館・ubereatsの配達もあり(別途手数料有り、こちらは10%OFF対象外)。お店からの注意事項・メッセージ・一部お持ち帰りできないメニューもございますので、詳細はHPを参照ください。テイクアウトメニュー含め、売り切れ次第終了です。・営業時間は平日11:30〜15:00、土日は11:30〜20:30まで(時間変更の可能性有り)。・お支払いは現金、またはPayPayのみです。住所東京都武蔵野市吉祥寺本町2-17-12藤彩ビル1F【吉祥寺】4.地元憩いの場〈カヤシマ〉の、創業当時から愛される手作り料理。「カツカレー」900円。吉祥寺にお店を構え今年で46年目を迎えた、お酒と食事の店〈カヤシマ〉。吉祥寺通り沿いにコーヒー専門店としてオープン以来、18時までのランチ営業や夜はオーナーこだわりの日本酒などを自慢の手料理とともにいただける“地元の憩いの場”として根付いている。今回のテイクアウトメニューはランチ営業を始めてからずっと提供されているという、昔懐かしい一皿が。「ナポリタンは一番人気メニューで、それにプラスしてハンバーグやポークジンジャー、シュウマイのセットもあります。やや盛りは+50円、大盛りは+100円で出来立てをご用意させていただきますよ」(店主・佐藤さん)。鶏ガラ、鰹出汁などのスープをベースに5時間以上煮込んだカレーも、ナポリタンに負けない人気があるそう。レトロな喫茶店を思わせるメニューの数々と佐藤さんの気前の良さにも惹かれる一軒だ。受付・ピックアップ方法来店、またはお電話(0422-21-6461)にて注文(11:00〜20:00)。電話にて事前のご注文をいただけるとお待たせせずにお渡しできます。お店からの注意事項・メッセージお支払いは現金のみです。住所東京都武蔵野市吉祥寺本町1-10-9【吉祥寺】5.燻製料理を堪能しよう!〈吉祥寺っ子居酒屋 燻し家もっくん〉。「黒毛和牛カレー」600円(税込)。古くから食材の長期保存のために行われていた「燻し」は、今では食事の楽しみ方の一つになっている。普段食べ親しんでいる和洋中さまざまな料理も〈燻し家もっくん〉では燻製料理に早変わりだ。「店内に専用の燻製機があり、メニューに合わせて使用する具材を燻しています。例えば今回のテイクアウトメニューにもあるカルボナーラは、生クリームを10時間ほど燻してから調理していて、香りも味も一味違うパスタになっていますよ」(店長・亀井さん)。燻製本来の味を楽しむなら、ベーコン、チーズ、ソーセージなど燻製の王道具材から、ラムや豚タン、白レバーなど、ここでしかいただけない変わり種を集めた盛り合わせもおすすめ。「単品(6切れ)、5種(3切れずつ)、全種類(2切れずつ)と盛り合わせ可能です」と、自分の好みのスタイルで選べるのも嬉しい。受付・ピックアップ方法来店、またはお電話(0422-23-5877)にて注文(14:00〜19:00)。お店からの注意事項・メッセージ・テイクアウトメニューは当日中にお召し上がりください。・お支払いは現金、またはクレジットカード(VISA、マスター)。住所東京都武蔵野市吉祥寺本町1-22-1柏栄第3ビル1F【永山】6.七輪炭火焼肉〈ホルモンすず〉のタイ風カレー「エンジェルカレー」699円は、タイ風のココナッツカレー。ゴロゴロ入ったホルモンがうれしい!朝どれの新鮮なホルモンが自慢の、地元に愛される永山の焼肉店〈ホルモンすず〉。テイクアウトやデリバリーメニューの開発にも力を入れており、焼肉屋ならではの牛タン弁当やもつ鍋、カレーなど、幅広く取り揃えています。「1年前からテイクアウトやデリバリーを始めていたので、バリエーションが豊富です。注文が入ってからお作りするため、できたてをご提供します!」(店長・鈴木さん)受付・ピックアップ方法お電話(042-319-6603)、または以下の方法でご注文が可能です。自社テイクアウトLINEPICKS引き取り可能時間:11:00~20:00、月休(6月1日から22:00まで延長)お店からの注意事項・メッセージ・1週間前からの予約が可能です。・キャンセルは1時間前までにお願いいたします。・UberEATS、出前館、自社でのデリバリーもおこなっております。「5月から、二郎系ラーメン専門の全国通販サイト「宅マシSHOP」もOPENしました!」住所東京都多摩市永山1-8-17【Hanakoからのお願い】・自宅、勤務先から徒歩や自転車で行ける「ご近所」のお店に行きましょう。・事前に注文方法などをしっかり確認しましょう。・受け取りに行く際は、最少人数で行きましょう。・マスクの着用、手指の消毒も忘れずに!
2020年06月05日沖縄・瀬長島で、焼きたてカレーパンを販売する〈もとむのカレーパン〉。A5ランク黒毛和牛を使用したこだわりの一品で、多い日には1日2,000本以上を販売。5月よりオンラインショップも開設し、全国どこからでも味わえるようになりました。冷凍状態で届くので、好きなときに電子レンジやトースターで温めれば良いというすぐれもの。今回は「もとむのカレーパン4本セット」をお取り寄せしました。サクッ、モチッ、ジューシーな〈もとむのカレーパン〉が到着。ショップバック同封なので、おすそ分けも可能。〈もとむのカレーパン〉は、本格焼肉店〈築地焼肉もとむ〉の人気メニューであるカレーを「より多くの人に食べてもらいたい」という思いから生まれたカレーパン屋さん。もともと沖縄・瀬長島ウミカジテラスにある店舗のみでの販売でしたが、5月よりオンラインショップを開設し、お取り寄せできるようになりました。もとむのカレーパン 4本セット 1,500円(税込、送料別)。冷凍便で到着。中にはかわいいショップバッグとおいしい食べ方の案内も入っていました。今回注文したのは4個入りですが、8個入り、12個入りも販売しているので、ちょっと多めに購入し、ショップバッグに入れておすそ分けしても良いかも。約18cmものおおぶりなカレーパンは、一つでお腹いっぱいになりそうなボリューム。カレーパンとしてはめずらしい、コッペパンのような特徴的な形は、サクッと軽い食感にこだわったからだそう。おいしい食べ方の案内通りに、電子レンジとトースターで準備しました。レンジで40秒、トースターで6分、焼きたてカレーパンが完成。トースター加熱は6〜7分。まず、個包装の口を開けてレンジで1個あたり約40〜60秒(600W)温め、凍っている部分がなくなるように解凍。その後、袋から出してトースターかオーブンで加熱します。オーブンの場合は180度に予熱し、5分。トースターの場合は6〜7分焼きます。だんだんと、カレーの香ばしい匂いが部屋中に漂ってきます。焼き上がりがこちら。まるで揚げたてのようにでき上がりました。〈もとむのカレーパン〉の特徴は、厳選したA5ランク黒毛和牛のカレーを、サクッと軽い食感のパンの中に、贅沢に詰め込んでいること。食べる度に、黒毛和牛の旨味、特製カレーの薫り高いスパイス、スジ肉の甘みを堪能できます。ぎっしりとカレーが詰まっている。頬張るとサクッ、モチッとした食感に、カレーパンならではのジューシーな脂が口の中に広がります。黒毛和牛の甘みを感じるカレーには、ゴロッとしたお肉も入っていて、贅沢な気分に。パンの端までしっかりとカレーが詰まっているのも嬉しいポイント。カレーパン一つに、サラダやスープなどを一緒に用意したら立派なランチの完成。半分に分けて、おやつにしても。素材から形状までこだわり抜かれた〈もとむのカレーパン〉、沖縄まで行かずとも焼きたての味をおうちで食べられるのが嬉しい。おうち時間のごはんに取り入れてみてはいかがでしょうか。〈もとむのカレーパン〉もとむのカレーパン 4本セット 1,500円、8本セット 2,980円、12本セット 4,500円(税込、送料別)沖縄県豊見城市字瀬長174-6 ウミカジテラス13番098-851-851010:00〜22:00※現在は11:00〜19:00の短縮営業オンラインショップ
2020年05月29日インドなどで食べられている、カレー炊き込みごはんのビリヤニ。世界三大炊き込みごはんの一つとも言われ、スパイス好きを中心に近年人気が高まりつつあります。そんなビリヤニを自宅で味わいたい人におすすめなのが、〈ジョニーのビリヤニ〉の冷凍お取り寄せビリヤニです。送料込み!本格的なビリヤニ4種が4,000円で自宅に届く〈ジョニーのビリヤニ〉。「選べるビリヤニ4種セット」4,000円(税込)。鍋でカレーを作り、その上に半分ほど茹でたバスマティライス(インド米)を重ね、弱火でじっくり蒸して作り上げるビリヤニ。どんなに急いでも調理するのに1時間30分はかかるだけでなく、スパイスの調合なども難しく、自宅ではなかなか再現できない料理でもあります。〈ジョニーのビリヤニ〉は日本ではまだ珍しいビリヤニの専門店で、パキスタンから取り寄せた重厚なアルミ鍋でビリヤニを調理。独自でスパイスを調合し、メインとなる肉などの具材ごとにスパイスの配分を変えるというこだわりぶりです。そんな本格的なビリヤニを全国どこでも手軽に味わえるようにと、〈ジョニーのビリヤニ〉では冷凍ビリヤニの通信販売をスタート。ビリヤニは「チキン」「チキンカッチ」「マトン」「ビーフ」「マトンキーマ」の全5種類から選べるほか、お得な「選べるビリヤニ4種セット」も展開されています。この4種セットは、「チキン」「チキンカッチ」からお好きなものを1つ選べ、「マトン」「ビーフ」「マトンキーマ」がセットになった内容です。今回はこちらの「選べるビリヤニ4種セット」から「チキン」「マトン」「ビーフ」「マトンキーマ」を注文してみました。レンチンだけで本格ビリヤニが完成!調理はとっても簡単。冷凍庫から取り出した容器のフタを外し、ラップをかけたら500wの電子レンジで4分、600wの場合は3分40秒加熱します。足りなければ少しずつさらに加熱しましょう。温めたあとはお好みでトッピングを。フライドオニオン・赤玉ネギ・パクチーをお好みでトッピングするのがおすすめなんだそう。ちなみにお店ではトッピングで野菜をつけていますが、冷凍すると野菜の食感や味が変化するためお取り寄せでは無くしているとのことです。より本場の味に近づけたければビリヤニのお供として、ライタというヨーグルトソースを添えるのもおすすめ。こちらはヨーグルトと水を2:1で混ぜ、小さく切ったキュウリや玉ねぎ、塩をお好みで入れると完成します。「チキン」。「チキン」のビリヤニは、オーナーがビリヤニの聖地ハイデラバードをはじめ、インド国内外のビリヤニを食べ歩き理想の味を追求し、7年以上改良を加え続けてきたこだわりの一品。スパイスや肉のうま味、トマトのコクやバターが渾然一体となり口の中でさまざまな味わいが行き交います。噛み進めるごとにじんわりあふれ出てくる多彩なスパイスがたまりません!オーソドックスなカレーが好きという方におすすめしたいですね。「マトン」。本場インドの味を楽しみたいなら「マトン」のビリヤニがおすすめ。お肉は柔らかく、骨付きだからかマトンのだしもしっかりバスマティライスにしみ込んでいます。マトンならではの独特な香りが強いので、ライタやパクチー、赤玉ねぎのスライスと合わせてさっぱりいただくのもいいですね。どっしりとした赤ワインや重めのビールと合わせてもおいしそうだなと感じました。「ビーフ」。ガッツリお肉を味わいたいなら「ビーフ」のビリヤニを。国産の骨付き牛肉をコトコト煮込んでいるので、牛のうま味がしみ出たおだしとスパイスのハーモニーにうっとり。ライスだけをずっと噛み続けていたいくらい、あとを引くおいしさでした。「マトンキーマ」。こちらは本場インドでも珍しい羊のひき肉を使った「マトンキーマ」。ひき肉なので一口ごとにお肉が入って来て、プリっとしたお米の食感やプチっとしたクミンの食感など、食べて楽しいビリヤニです。羊のひき肉は思った以上に味付けが濃く、酒飲み仕様の味わい。今回食べた4種類の中では一番辛いようにも感じました。インドビールをグイグイ飲みながら、いただきたいですね。今年はビリヤニ元年とも言われるほど、いま注目したい料理の一つでもあるビリヤニ。〈ジョニーのビリヤニ〉は公式HPより冷凍ビリヤニの注文ができますので、ご自宅で本格的なビリヤニを手軽に味わってみるのはいかがでしょうか?〈ジョニーのビリヤニ〉石川県金沢市片町2-5-8 勝田ビル4F076-255-125511:30〜14:30、18:30〜21:00※売り切れ次第終了火休ほか、不定休公式サイト
2020年05月25日だんだんと暖かくなり、より一層食べたくなるのがスパイスたっぷりの本格的なカレー。そんなスパイス好きに朗報です!南インドカレー専門店として国内に数店舗を構える〈エリックサウス〉が、全国配送で南インド料理の冷凍お取り寄せサービスを開始。今回実際に自宅へ取り寄せて、食べてみましたのでその様子をご紹介いたします。送料無料!カレー3種含む全7種セットの「バラエティパック」4,000円をお取り寄せ。「バラエティパック」〈送料無料〉4,000円(税込)。東京駅八重洲地下街、東京ガーデンテラス、名古屋駅KITTE等で運営する南インド料理店〈エリックサウス〉が、この春通信販売を開始。カレーやビリヤニ、チキンティッカなど、店で提供している定番メニューの数々を自宅で簡単に味わえるようになりました。今回注文したのは、「バラエティパック」。「エリックチキンカレー」「ココナツキーマカレー」「はちみつバターチキンカレー」という人気カレー3種類と、「バスマティライス」に「レモンライス」、「チキンビリヤニ」に「タンドリー風チキンティッカ」という7種類が入ったお得なセットです。店舗調理担当スタッフが数々のメニューを調理し、カレーはパック詰め、ライスはプラスティック容器に入った状態で冷凍されて自宅まで届きます。湯煎orレンチンだけで本格南インド料理が食べられちゃう!全ての商品の調理方法は、湯煎もしくはレンジで温めるだけ!自宅で手軽にスパイスの芳醇な風味に包まれたお店と同じ出来立ての味が楽しめます。カレーや「タンドリー風チキンティッカ」は大きな鍋に入れた水を沸騰させ、冷凍庫から出した商品をパックのまま7〜10分を目安に湯煎(目安や分量により加減)します。電子レンジを使用する場合は商品を冷蔵庫で解凍後、中身をパックからレンジ対応のお皿などに移しラップをかけて、電子レンジで2〜3分ほど温めてください(レンジの機種により調整)。ライスやビリヤニは冷凍庫から出してフタをしたまま5〜6分(レンジの機種により調整)温めれば完成という手軽さ。〈エリックサウス〉おすすめのあいがけカレーに!※あいがけするためにカレールーとライスは量を少なめに盛っています。今回はバラエティパックの中から、〈エリックサウス〉のHPでも紹介されている「エリックチキンカレー」200gと「はちみつバターチキンカレー」200gのダブルあいがけカレーに、「レモンライス」240g、そして「タンドリー風チキンティッカ」150gを添えてランチにしてみました。素材の味わいをストレートに生かした辛口の「エリックチキンカレー」と、カシューナッツペーストやクリームでマイルドに仕上げた甘口の「はちみつバターチキンカレー」は相性抜群!スパイスがしっかり香る「エリックチキンカレー」と、トマトの酸味とバターや生クリームの濃厚さにはちみつの甘さがマッチします。何よりどちらも大きな鶏肉がゴロゴロ入っているのが嬉しかったです!バスマティライスに香ばしいスパイスとレモンの風味がプラスされた「レモンライス」と混ぜることで、さらに深い味わいになります。ヨーグルトとスパイスに漬け込んで、香ばしく焼いた骨なしチキンの「タンドリー風チキンティッカ」も本格的な味わいで驚き!味が濃いので、インドビールなどさっぱり系のアルコール飲料を合わせたくなりました。〈エリックサウス〉ではこのほかにもさまざまな定番カレーの味が楽しめる「カレー7種パック」(4,200円、税込)、お得なおまとめパックやミールス、手作りスパイスキットや業務用大容量パックもオンライン販売。4,000円以上の購入で送料無料になるので、まとめ買いして冷凍庫にストックするのもよさそうです。〈エリックサウス〉公式サイト
2020年05月20日新型コロナウィルスの感染拡大が続くなか、注目されるフードアクションのひとつが、飲食店が新しくはじめているテイクアウトメニュー。そんなおいしいテイクアウトをエリア別にピックアップ!自宅や勤務先からほど近い「ご近所レストラン」のメニューをチェックして!!こちらの記事では吉祥寺周辺エリアのお店をご紹介します。【Hanakoからのお願い】・自宅、勤務先から徒歩や自転車で行ける「ご近所」のお店に行きましょう。・事前に注文方法などをしっかり確認しましょう。・受け取りに行く際は、最少人数で行きましょう。・マスクの着用、手指の消毒も忘れずに!タイ人コックが腕をふるう、本格派タイ料理〈アムリタ食堂〉。【吉祥寺】「ガパオ弁当」750円(全て税込)。「グリーンカレー弁当」750円。月替りのテイクアウトカレーもあり。「お子さま用弁当(鶏の香ばし焼きともち米)」450円。その他メニューには「タイ風焼きそば パッタイ」1,069円なども。今年で18年目を迎える、本格派タイ料理のお店〈アムリタ食堂〉。アムリタとは、インド神話に出てくる不老不死の水のこと。神と悪魔がともに切磋琢磨した末この霊薬を手にしたように、このお店も切磋琢磨して皆に料理を提供したいと言う意味を込めて付けたそう。オープン以来、タイ・バンセーンの“海辺のコック”が腕をふるうメニューの数々は、タイから直輸入した食材をふんだんに活かした料理にプラスして、他とは違うこだわりもあるそうだ。「タイ料理と聞くと、辛くて香辛料の効いたものを想像しますが、このお店が目指すのは“辛くなくても美味しいタイ料理”。子供から大人まで幅広い方に楽しんでもらいたいので、今回のテイクメニューにもちょっとした工夫を加えています」(店長・中塚さん)。「パッタイ」は上にカリカリピーナッツを散らすのが、タイ流。「ピーナッツも、皮付き落花生から仕込んでこだわっています」と、中塚さん。タイカレーの王様「グリーンカレー」はハーブなどの香草が効いたルーを、タイ米にかけていただく。辛い刺激を求めるにはおすすめの一品だ。「事前予約後、店頭のオリジナル屋台で受け渡ししております。現在、全メニューお持ち帰り10%OFFなので、本場のタイ料理を楽しみたい方は是非ご連絡ください。」受付・ピックアップ方法事前に電話(0422-23-1112)で予約、店頭にて受け渡し。出前館・ubereatsの配達もあり(別途手数料有り、こちらは10%OFF対象外)。お店からの注意事項・メッセージ・一部お持ち帰りできないメニューもございますので、詳細はHPを参照ください。テイクアウトメニュー含め、売り切れ次第終了です。・営業時間は平日11:30〜15:00、土日は11:30〜20:30まで(時間変更の可能性有り)。・お支払いは現金、またはPayPayのみです。住所東京都武蔵野市吉祥寺本町2-17-12藤彩ビル1Fバリスタ&パティシエ店主がおりなす、ティラミスが話題に。〈COFFEE TALK〉【吉祥寺】「ティラミス」600円(全て税込)。「自家製サンドウィッチBOX」800円。テイクアウトケーキも充実。左上より時計回りに「コーヒー屋さんのコーヒーゼリー」450円、「苺のパンナコッタ」450円、「キャラメルミルクプリン」450円、「濃厚ガトーショコラ」500円、「ベイクドチーズケーキ」500円。地域密着型カフェとしてコーヒーをはじめ、焼き菓子や自家製ケーキが楽しめる〈COFFEE TALK〉。こちらの名物は、パティシエとバリスタの経験を持つオーナーのスペシャリテ・ティラミスだ。「イタリアから直輸入したコーヒー豆を使用し、淹れたてのエスプレッソシロップをたっぷり浸み込ませた生地と、フワッと溶けるマスカルポーネムースの相性が絶妙です。形が崩れないよう通常のティラミスに使用しているゼラチンや安定剤などは一切入れていないので、エスプレッソの香りと口溶けがより滑らかなティラミスとなっています」(オーナー・大竹茂仁さん)。テレビや雑誌などでも話題の一品は非常に繊細なため、最高気温が20℃以下の日で持ち帰り時間が20分以内の条件付き販売となっている。その他にも、よりお肉の味が引き立つボンレスハムとマイルドなコクと旨味のゴーダチーズを使用した「自家製サンドウィッチBOX」や自家製ケーキ、コーヒー・焼き菓子などのテイクアウトもある。「テイクアウトメニューでも、店内で提供している料理と同様に化学調味料や保存料などを極力使用せず、手間暇かけて手作りにこだわっています。素材本来の美味しさや手作りならではの優しい味が楽しめるかと思います」(大竹さん)受付・ピックアップ方法来店(11:00〜17:00)または、お電話(0422-27-2747)にてお取り置きのご注文(〜15:00)。近々デリバリーも検討しております。お店からの注意事項・メッセージお支払いは現金のみです。住所東京都武蔵野市吉祥寺本町2-24-8SUNO・BLANCA 101地元憩いの場〈カヤシマ〉の、創業当時から愛される手作り料理。【吉祥寺】「ナポリタンハンバーグセット」900円(全て税込)。「ハンバーグ弁当」830円。「カツカレー」900円。吉祥寺にお店を構え今年で46年目を迎えた、お酒と食事の店〈カヤシマ〉。吉祥寺通り沿いにコーヒー専門店としてオープン以来、18時までのランチ営業や夜はオーナーこだわりの日本酒などを自慢の手料理とともにいただける“地元の憩いの場”として根付いている。今回のテイクアウトメニューはランチ営業を始めてからずっと提供されているという、昔懐かしい一皿が。「ナポリタンは一番人気メニューで、それにプラスしてハンバーグやポークジンジャー、シュウマイのセットもあります。やや盛りは+50円、大盛りは+100円で出来立てをご用意させていただきますよ」(店主・佐藤さん)。鶏ガラ、鰹出汁などのスープをベースに5時間以上煮込んだカレーも、ナポリタンに負けない人気があるそう。レトロな喫茶店を思わせるメニューの数々と佐藤さんの気前の良さにも惹かれる一軒だ。受付・ピックアップ方法来店、またはお電話(0422-21-6461)にて注文(11:00〜20:00)。電話にて事前のご注文をいただけるとお待たせせずにお渡しできます。お店からの注意事項・メッセージお支払いは現金のみです。住所東京都武蔵野市吉祥寺本町1-10-9こだわり焼肉と名物ママの韓国家庭料理が一度に楽しめる!〈春香苑〉【吉祥寺】「愛子ママ特製焼肉弁当」1,800円。「カルビスープ」800円。知る人ぞ知る吉祥寺の焼肉店〈春香苑〉は、黒毛和牛のカルビや芝浦直送のホルモンなどこだわりの焼肉メニューほか、愛子ママ特製の韓国家庭料理が話題のお店だ。「お弁当には味付けカルビ、味噌味のハラミ、そしてしょうがを効かせた豚カルビの3種類を用意しました。韓国家庭料理の定番でもあるネギ、ニラ、イカ入りミックスチヂミや季節ごとに食材を変えるナムルなどのおかずもあります」(愛子ママ)。お弁当と合わせて頼みたい「カルビスープ」は、ほろほろと柔らかいランプ肉と色々な種類の唐辛子を入れた特製ピリ辛スープになっている。「赤ワインや薬味などとじっくり煮込んだランプ肉のスープをベースにした、お店でも人気のメニューです」と太鼓判を押す一品。麺類以外の通常メニューもテイクアウト注文可能なので、愛子ママの味を自宅で楽しみたい人はぜひご連絡を。受付・ピックアップ方法来店、またはお電話(03-3928-5529)にて注文(17:00〜20:00)。来店でのご注文はお時間をいただく場合がございます。(目安1時間)お店からの注意事項・メッセージお支払いは現金、またはクレジットカード。住所東京都練馬区関町南3-6-16燻製料理を堪能しよう!〈吉祥寺っ子居酒屋 燻し家もっくん〉。【吉祥寺】燻製各種 390円〜。(5種盛りは590円、全種は1,180円)「燻製カルボナーラ」690円。燻製されたキノコ、ベーコンなどが乗った「燻製チャーハン」590円。「黒毛和牛カレー」600円(税込)。古くから食材の長期保存のために行われていた「燻し」は、今では食事の楽しみ方の一つになっている。普段食べ親しんでいる和洋中さまざまな料理も〈燻し家もっくん〉では燻製料理に早変わりだ。「店内に専用の燻製機があり、メニューに合わせて使用する具材を燻しています。例えば今回のテイクアウトメニューにもあるカルボナーラは、生クリームを10時間ほど燻してから調理していて、香りも味も一味違うパスタになっていますよ」(店長・亀井さん)。燻製本来の味を楽しむなら、ベーコン、チーズ、ソーセージなど燻製の王道具材から、ラムや豚タン、白レバーなど、ここでしかいただけない変わり種を集めた盛り合わせもおすすめ。「単品(6切れ)、5種(3切れずつ)、全種類(2切れずつ)と盛り合わせ可能です」と、自分の好みのスタイルで選べるのも嬉しい。受付・ピックアップ方法来店、またはお電話(0422-23-5877)にて注文(14:00〜19:00)。お店からの注意事項・メッセージ・テイクアウトメニューは当日中にお召し上がりください。・お支払いは現金、またはクレジットカード(VISA、マスター)。住所東京都武蔵野市吉祥寺本町1-22-1柏栄第3ビル1Ftext: Ami Hanashima吉祥寺エリアのお店の方へ。この「ご近所レストランのテイクアウトグルメ」企画は、飲食店の方からのいただいた情報と写真をもとに制作しております。引き続き、情報を募集中しております。詳しくは以下画像をクリックしてご確認ください。(情報提供は飲食店の方からのみ募集しております。一般の方からのご連絡は受け付けておりませんのでご了承ください)
2020年05月04日新型コロナウィルスの感染拡大が続くなか、注目されるフードアクションのひとつが、飲食店が新しくはじめているテイクアウトメニュー。そんなおいしいテイクアウトをエリア別にピックアップ!自宅や勤務先からほど近い「ご近所レストラン」のメニューをチェックして!!こちらの記事では松陰神社前駅周辺エリアのお店をご紹介します。【Hanakoからのお願い】・自宅、勤務先から徒歩や自転車で行ける「ご近所」のお店に行きましょう。・事前に注文方法などをしっかり確認しましょう。・受け取りに行く際は、最少人数で行きましょう。・マスクの着用、手指の消毒も忘れずに!芸能人に愛される〈LOCO-MOTION〉のテイクアウトカレー。【松陰神社前駅】「ドライカレー・スパイシーチキンレモンバターソース弁当」800円(すべて税込)。「ロコモーション オリジナルカレー&ハンバーグ弁当」800円。「鮭のホイル焼き弁」800円。TV番組の収録や雑誌の撮影などにロケ弁を提供する〈LOCO-MOTION〉。ドライカレーやスパイスカレーといったカレーをメインに、ハンバーグやパスタなどのおかずもついたバラエティ豊かなお弁当は芸能人にもファンが多いとか。オリジナルのスパイスカレーは鶏ガラスープと野菜を煮込み、スパイスを調合したもの。マンゴーやりんご、バナナなどフルーツもたくさん使っているので、爽やかな香りがふわっと口に広がり、辛さが苦手な人でも食べやすい。「食材ロスをおさえるため、テイクアウトサービスをスタートしました。弁当の販売はロケ弁のご注文がある日に多めにお作りをして、ご予約いただいたお客様のみ店頭にて販売という形をとらせていただいています。営業日は仕入れ状況により変更となるため、フェイスブックやInstagramをチェックしていただけたら!」と杉山勇気さん。店頭でカレールーの販売もしており、(要事前予約)HPではカレールーのECサイトもある。お店に行けない人は通販を利用してみるのもおすすめ。注文方法前日までの要予約。電話(03-5799-4813)。営業日はフェイスブック LOCO MOTION、Instagram(@logo_1gou)にて情報を発信中。注意事項お支払いは現金のみ。住所東京都世田谷区桜3-2-10-102日本人も親しみやすいフランスの田舎料理を提供する〈ゴンアンブル〉。【松陰神社前駅】「ゴンアルブルのキッシュ」800円。「ゴンアルブル特製フレンチカレー」900円。「ゴンアルブルのステーキ(1人前)」1,500円。「お子様プレート」500円。世田谷線松陰神社駅から徒歩で数歩(!)でたどり着く〈ゴンアンブル〉は地元の人に愛されるフレンチビストロ。住宅街の中にあり、この街で暮らす人たちの居場所の一つにもなっている。パリ生まれモナコ育ちの小寺優シェフが作るのは、日本人にも親しみやすい味わい。キッシュはプルプルとした茶碗蒸しのようで、子供も楽しめる「お子様ランチ」もラインナップしている。「新メニューの『フレンチカレー』はクリーミーな口当たり。後から風味豊かなスパイスの香りが広がります。自家製ピクルスとドライフルーツが付いているので、合わせて食べると味の変化も楽しめます」とスタッフの前田真実さん。基本は店頭受け渡しのみだが、合計金額4000円以上のご注文でデリバリーも対応。「なかなか外出できない高齢の方や小さいお子さんがいらっしゃるご家庭などにもレストランの味をお届けできたら。また、“おうちゴルアンブル&オンライン飲み会キャンペーン”と題して、店内のワインすべて30%オフで購入いただけるキャンペーンもやっています。ぜひお料理と合わせて選んでみてください」注文方法なるべく電話予約をお願いします。商品は店頭での受け渡しですが、合計金額4000円からデリバリーも行っております(別途配達料20%)。テイクアウト予約受付時間11:30から19:00まで。火休。注意事項ご注文は電話で「名前、電話番号、注文内容、来店時間」をお伝えいただきますとスムーズです。作り置きではなく、できたてをご提供させていただきます。住所東京都世田谷区若林4-21-3 松陰神社前レジデンス 1Ftext:Mariko Uramoto松陰神社前駅エリアのお店の方へ。この「ご近所レストランのテイクアウトグルメ」企画は、飲食店の方からのいただいた情報と写真をもとに制作しております。引き続き、情報を募集中しております。詳しくは以下画像をクリックしてご確認ください。(情報提供は飲食店の方からのみ募集しております。一般の方からのご連絡は受け付けておりませんのでご了承ください)
2020年04月29日「カレーときどき村田倫子」へようこそ。食べたいカレー屋さんを訪ね、自身でつらつらとカレーに対する想いを綴る、いわば趣味の延長線ともいえるこの企画。今回は、渋谷のカレー屋さん〈カレーショップ初恋〉を訪れました。ビビットな紫に浮かぶレトロなフォント。本日のお目当て〈カレーショップ初恋〉。昭和感漂う看板は、まるでスナックのようだ。本当にここはカレー屋なのか?戸惑いながら階段を降りると、スパイスの香りが漂ってきてほっと安心する。ユニークな看板と名前が印象的な〈カレーショップ初恋〉。実は、ここは創業58年の歴史あるスナック〈千早〉の跡地。その敬意や背景を汲み取って、遊び心あるモチーフとなっている。…この流れからピンときた方は中々鋭い。そう、この店の名前は昭和は代表する村下孝蔵の大ヒット曲『初恋』から紐付いている。由来からユーモアが溢れるお店だ。(私は因みに曲サビでやっとピンときました笑)。店の風貌は昭和レトロだが、ここではスリランカや南インドをベースにした本格的なスパイスカレーが楽しめる。「レトロ可愛い」の第一印象からのギャップ…なかなか萌える。カレーは、「初恋チキンカレー」、「パクチーシュリンプ」、「スパイスラムキーマ」、「薬膳ベジタブル」、「日替わりスペシャル」の5種類。これらは一種からはもちもん、二種、三種のあいがけもオーダできる。ご飯の量(大・中・小)は無料で変更でき、具材トッピングもカスタム可能。食べる側の「欲張りたい」の気持ちを細やかにカバーしてくれている。多くの選択肢に悩んだ末、オーダしたのは…左から「初恋チキン」×「スパイスラムキーマ」二種あいがけ 1,200円、「日替わりカレー(鮭と泪と男と女)」300円「初恋チキン」×「スパイスラムキーマ」の二種あいがけと、やっぱり欲張りたくて小皿で追加した「日替わりカレー」。深緑のお皿と具材のコントラストが目を引く一皿。頂上にそびえ立つパパドのツノが可愛らしい。この日は北海道産の銀鮭とほうれん草の出汁カレーに仕上げた「鮭と泪と男と女」。ここでも演歌節は炸裂。ちゃかり“ダジャレ”になっているネーミングに思わず笑みが溢れる。〈初恋〉が紡ぐカレーの大きなテーマに「健康」がある。医食同源の考え方を軸に、化学調味料、人工添加物は使用せず、身体と心を気づかうカレー。スリランカ・インドの調理と思考をベースに、日本の食材と調理技法を自由な発想で取り入れた唯一無二の一皿だ。プレートには、セレクトしたカレーの他、季節の副菜(5種)、スパイス卵、ポルザンボルが付いている。ライスはなんと、ターメリック、グローブ、ローリエ、たっぷりのクミンと炊き上げた「クミンライス」。クミンちゃん推しの私は、この時点で香り高いライスにメロメロだ。はじめましてなのに、「どこかでお会いしましたか?」という感覚になるのは、「出汁」の仕業。私たちの味覚に染み込んだカルチャー「出汁」。実はスリランカにも出汁の文化があるため、我々日本人と親和性が高いのだ。ほろほろの鶏モモとシャバッとしたグレービーの「初恋チキン」は、しっかりと出汁の風味が綴じ込められている。味噌汁を最高の形でスパイスに出会わせたら、こんな感じなのかしら?ずずっとお皿ごと啜りたくなる、魅惑のカレー。あいがけした「スパイスラムキーマ」は、粗挽きラムの力強い旨味にガリっと弾ける強スパイスがガシッと味覚を抱擁してくる。オス全開!なのに、胸焼けしない爽やかさは、カルダモンの香りが上品に余韻を醸すから。絶妙なギャップにうっとりとしてしまう。魅惑的なカレー達を、ダルカレー、副菜達と混ぜ合わせれば、旨味の相乗効果が楽しめる。卓上に置いてある、「大根のウールガイ」とクミンライスの組み合わせが、個人的に推しコンボ。従来のビリヤニの「炊きすぎて固い」「具が少ない」…といった「ちょっとココが惜しいのだよな」というポイントに目をつけて、独自の調理で自由度を付加したのが「クラフトビリヤニ」。「コリコリ豚タン&ゴボウ」メニューはなんとほぼ日替わり…!お客さん想いの中々ストイックな構えだ。この日は「コリコリ豚タン&ゴボウ」。王道のマトンやチキンから、あえて脱線しての「豚タン」。コリッと楽しく弾ける豚タンに今が旬の「新ゴボウ」の豊かな食感と旨味が加わり、人生初めてのビリヤニの食体験。セットのダルカレーやライタ(ヨーグルトのソース)を混ぜ合わせるころによって、味変も楽しめる。「クラフト」という枕詞には「初恋」ならではの「自由」が反映されているのね。スパイスに対する情熱と遊び心が表現された一皿、お店に散りばめられたチャーミングな仕掛け。色んな角度から私たちを楽しませてくれる〈カレーショップ初恋〉。ここは渋谷にできた小さなエンターテイメント空間だ。また、元気と好奇心を味わいに、紫の看板を潜ろう。〈カレーショップ初恋〉東京都渋谷区道玄坂1-17-11 ミナミビルB1F03-6416-9503平日11:30〜15:00、18:00〜24:00土日祝休(photo:Kayo Sekiguchi)
2020年04月03日ひき肉たっぷりのキーマカレーは肉の旨味をより感じられるカレーで、ファンも多し。そこで今回はキーマカレーが看板メニューの東京都内のカレー店をご紹介します。1.特徴はレッドチリの風味が効いていること。〈キーマカレー スパイス婆ちゃん〉/経堂スパイスキーマカレー 800円※写真はジャガイモのスパイス炒めのせ+200円名前の由来は…京都にあるカレー店〈スパイスチャンバー〉に対するリスペクトを込めて命名。店主の木村哲博さんが全国のカレー店を食べ歩く中でも、特に衝撃を受けたという店が京都の〈スパイスチャンバー〉。同店に対するオマージュとして「チャンバー」を「婆ちゃん」に変換し、自身の店に名付けた。けれどカレーはまったくのオリジナル。粗く切った鶏肉とトマト、玉ねぎをベースに各種のスパイスを絶妙に配合した鮮烈な辛さのカレーを作る。特徴はレッドチリの風味が効いていること。トッピングにジャガイモのスパイス炒めを加えると、さらに奥深い味わいに。〈キーマカレー スパイス婆ちゃん〉東京都世田谷区経堂2-27-18 3F11:30~15:00(売り切れ次第終了)水日休5席/禁煙※詳細はInstagram(@spicebarchan)で。(Hanako1179号掲載/photo : Kaori Ouchi, Yoichiro Kikuchi text : Keiko Kodera, Ami Hanashima, Kimiko Yamada)2.甘さも含む奥深い辛さ。〈アッチャカーナ〉/二子玉川キーマカレー 1,380円、ランチタイムは1,300円(サラダ付き)。創業31年の人気カレー専門店のキーマカレーは一番人気のメニュー。味の要となるキーマにはレーズンを使い、コクと甘みを加えているのがポイント。12~13種のスパイスやタマネギなどと共に煮込んだナス入りカレーは、口に入れた瞬間は甘く、じわじわと深みのある辛さへと変わっていく。この辛さがなんともクセになる。天気の良い日はテラス席で、その味わいの妙を楽しんで。テラス席のみペット可、ケージ・バッグの持参を。〈アッチャカーナ〉東京都世田谷区玉川3-17-1 玉川髙島屋S・C 本館1F03-3708-503811:00~23:00(22:30LO)ランチ平日のみ15:30LO無休店内カウンター7席、中庭テラス28席/禁煙12:00~15:00(Hanakoシティガイド『ほっとする、二子玉川。』掲載)3.まろやかできめ細やかな“コク”が印象的〈SPICE SPACE UGAYA〉/浅草「ドライキーマ」1,000円〈SPICE SPACE UGAYA〉はあたたかなウッディー調の店内。和食の経験を生かし、出汁を核としたカレーが特徴の〈SPICE SPACE UGAYA〉。驚くことに、全てのベースの配合が違うためどのメニューも風合いが全く異なるのだとか。間借り時代からの看板メニュー、「ドライキーマ」。まろやかできめ細やかな“コク”が印象的だが、生クリームは使用せず、ココナッツ、中華でよく用いられる“マー油”という焦がしニンニク油がポイント。4.醸造家とスパイスを駆使したカレーを極める夫妻が作る一皿。〈アンドビール〉/高円寺チキンカレーと郡上味噌キーマカレーの合いがけ 950円。カレーは+100円で温玉やポテサラのトッピングも可。高円寺にある〈アンドビール〉は、醸造家の安藤祐理子さんとスパイスを駆使したカレーを極める安藤耕史さん夫妻が始めたクラフトビールとカレーの店。好きが高じて始めたビールづくりだが、型にはまらずオリジナリティを追求したビールが評判を呼び、いまでは地元以外からもファンが訪れるように。広島・呉のレモンを使用したビールや京都の八百屋さんとコラボするなど、ユニークな取り組みでクラフトビール好きの裾野を拡大。地域活性にも一役買っている。(Hanako1179号掲載/photo : Norio Kidera text : Keiko Kodera)【お知らせ】Hanako.tokyoでは基本的に本体価格を掲載しておりますが、2019年10月1日の消費税率改定以前に取材・掲載した記事にある(税込)表記の金額については、旧税率での掲載となっております。ご了承下さい。
2020年03月18日ハーブやスパイスをふんだんに使ったネパール料理は女性の間で人気沸騰中。そこで今回は都内・山手線沿いにあるネパール料理店をご紹介します。1.「ネパール流“医食同源”が詰まった奥深いスープ!」〈クンビラ〉の「ヒマラヤ鍋」/恵比寿日本ではじめてのネパール料理専門店には“医食同源”の考えに基づいて作られたオリジナルの鍋料理が。ネパールの山岳地方で寒い季節になると家庭の食卓に登場するチキンスープをもとに、現オーナーがレシピを考案。オーガニックウコンをメインに15種の漢方やスパイス、ヒマラヤのブラック岩塩、丸鶏のエキスで作るスープは心身が安らぐやさしい味わい。ヒマラヤ鍋が含まれるコースは3,900円~(1名)。〈クンビラ〉東京都渋谷区恵比寿南1-9-1103-3719-611511:30~14:30、17:00~22:30LO(土日祝11:30~22:30LO)無休120席/禁煙(Hanako1181号掲載/photo : Yoichiro Kikuchi, Tomo Ishiwatari text&edit : Keiko Kodera)2.ネパールの家庭料理専門店、都内で元祖はここ。〈Soaltee Mode〉/恵比寿右から「チキンチリ」( 1,300円)、「チャウミン」(1,080円、各税込)おそらく都内で初めてダルバートをメニューに載せた店。エレベーターが5階で開いたらダイレクトに店内のため初回はちょっと勇気がいるが、いったん足を踏み入れてしまえば本当に居心地がよく長居必至。店名がグルン族の言葉で“友達の交差点”=みんなが出会う場所というのにも納得。(Hanako1140号掲載/photo : Jiro Fujita text : Mick Nomura edit : Mick Nomura)Soaltee Mode東京都渋谷区恵比寿西2-8-9 代官山宝ビル5FPhone: 03-3462-433111:45~14:00(火~金)、18:00~24:00月休3.ダルスープのおかわりとライスの大盛りが無料!〈ネパリコ渋谷店〉/渋谷「ダルバートベジセット」840円土壁と木材の内装も、まるでネパールのお家のよう。最近では東京にもネパール料理の専門店が増えたが、そのなかでも〈ネパリコ〉は、まるで現地にいると錯覚してしまうほどで、本当のダルバートが食べられる貴重なお店ではないかとの声も。写真はサラダやチャイがついたランチのセット。ダルスープのおかわりとライスの大盛りが無料なのがうれしい。(Hanako1140号掲載/photo : Yoichiro Kikuchi,Jiro Fujita text : Kahoko Nishimura text&edit : Mick Nomura)ネパリコ渋谷店東京都渋谷区桜丘町30-18 メイサ南平台101Phone: 03 -6416-182711:30~14:30LO、18:00~22:30LO日祝休
2020年03月09日