女性の社会進出が促進される一方で、「働きたいけど、キャリアがないから不安…」と考える専業主婦は多いはず。でも、実際にそこまで不安になる必要があるのでしょうか?投稿モニタリング、ネットいじめ対策など、インターネット上で生じる課題を解決するために様々なサービスを展開するアディッシュ株式会社で働く、2児のママ・松下恵美さんと取締役・管理本部長である杉之原明子さんに話を聞きました。“あえて”制度を制度化させない社風とは?同社は、女性が活躍できる企業を選出する「Forbes JPAN WOMEN AWARD」2016年度で4位となった企業。産休・育休に入るメンバーに、メンターとして経験者がつく「産休育休フォローアップ制度」といった、ママが働きやすい制度がある一方で、「あまり制度を設けないようにしている」と話す、杉之原さん。その理由は…?「当社にも『リモートワーク』や『短時間勤務』などがあり、様々な働き方をするメンバーもいます。しかし、それらは“制度”として明確に定めていません。制度にしてしまうと、“制度の範囲内でしか会話ができなくなるため”です。それよりも一つひとつ事例を積み上げたほうが、メンバーそれぞれが働きやすくなると考えています。たとえば、週に1回『レビュー』を行っており、上長と部下で会話をして、仕事や人生など、なんでも相談できる場を設けています。そのなかで、“来週は保護者会があるから、半休を取得したい”“慣らし保育があるから1週間リモートワークをしたい”など、ベストな働き方を選択できるようにしているんです」(杉之原さん)もちろん、法令で定められている制度は用意されており、それ以上の制度については、前述のような方法で事例をつくっているそうです。また、「どんな働き方ができるか?」については、所属するチームのリソースによっても異なるため、各チーム内でコミュニケーションをとり、決めているのだとか。ただし、これらを実現するためには、重要なこともあるといいます。「たとえば、前述のように“慣らし保育だからリモートワークにしたい”というのも、メンバーから声が発せられなければ対応できません。メンバーが声を出し、上長はそれらの要望に対して、折り合いをつけることが重要です。当社では『adishional Valueシート』と呼ばれるウェブサイトを構築しており、自分の過去や現在・将来を記載しています。また、『カフェミーティング』では、経営層と1対1で会話することもできます。こういった情報やコミュニケーションの場を活用して、メンバー一人ひとりに合った働き方やキャリア形成を実現するための会話ができるんです」(杉之原さん)仕事はママでも妻でもない自分になれる場所上長に気軽に相談できる場が設けられているとはいえ、申請を出しても却下されては意味がない…。しかし、「承認率は100%です」と松下さんは話します。「私には9歳の息子と4歳の娘がいて、長男の通う小学校では、最低でも月に1度は保護者活動があり、学校へ行く機会があります。そんなときも、『レビュー』などで事前に相談して、半休や早退、リモートワークを組み合わせて働けています」(松下さん)保護者活動のような事前に予定のわかるもの以外でも、子どもの急病での欠勤・早退もでき、時間のあるときにリモートワークで業務をすることもあるそうです。「当社ではコミュニケーションをとり、信頼関係を築けているので、子どもの病気でメンバーが休んでも特に何か思うことはありません。もし、コミュニケーションがとれていなければ、“私がフォローしないと” と少なからずネガティブな感情を抱いてしまうと思います」(杉之原さん)また、育児をしながら働くことは大変ではあるものの、“お金”以外のことでもメリットがあるといいます。「家事・育児と仕事の両立は大変ですが、“大変なことは大変”“できないことはできない”とある程度は割り切っていて、家事代行サービスなどを活用するようにしています。でも、私は仕事が好きですし、仕事をしているからこそ、子どもに教えられることもあると感じているんです」(松下さん)松下さんが実際に働いて得た経験を子どもたちに伝えることで、子どもが将来社会に出て生きていくためのノウハウなどを教えることができるそう。さらに、同社ではプログラミングや開発などの業務もあり、松下さんが職場で見た光景を息子さんに話し、興味を持ったことで、プログラミング教室へ通うことになったのだとか。他にも松下さんが仕事をしているのには理由があります。「長男を出産したころは専業主婦で、1日中子どもと二人で過ごして、煮詰まってしまったんです。私は専業主婦だったのでキャリアがほとんどありませんでしたが、元々、外へ出ることが好きだったので、仕事を始めました。専業主婦のころは、『ママ』と『妻』だけでしたが、仕事をするようになりママでも妻でもない『自分』になれたんです。いい気分転換になって、家庭のストレスは減りましたし、仕事の疲れは子どもに癒してもらっています」(松下さん)そんな松下さんの今後の目標は?「仕事を始めるときは、キャリアがほとんどなかったので不安な気持ちもありましたが、いざ働いてみるとなんとかなりました。働き方を自分でつくることができるので、業務範囲を着々と拡げることができ、今後ますますキャリア形成に力を入れていきたいです」(松下さん)ここまでの話を振り返って、杉之原さんは次のように話します。「働き方の議論において、信頼は重要だなと思います。 上長とメンバーとの信頼関係があるからこそ、“子どもの急病で早退”といった要望などにも、両者で折り合いをつけて、成り立っているんです」(杉之原さん)企業によっては、上長に何か言いたくても言いづらい環境があるもの。しかし、同社のようにコミュニケーションを重視する社風であれば、そういったことにはならず、多様な働き方を実現できる可能性を秘めています。現在仕事を探しているなら、制度ばかりに注目するのではなく、“どんな社風なのか?”にも注目するようにしましょう。(文・奈古善晴/考務店)
2018年04月14日いまや女性の働き方や生き方を選べる時代。ロールモデルにならうより、自分で新しい生き方を生み出す人が増えています。「好き」を仕事にして、自分らしい幸せのカタチを見つけた女性たちがどうやってそこにたどり着いたのか、インタビューしていきます。第7回目は、CA時代に客室乗務員の口コミサイトを作り、それがきっかけで起業家になった株式会社KoLaboの駒崎クララさんです。企画・ZENKUMI /ライター・MIDORI(Mediajo)【好きなことで未来を創る】私がこの仕事をしている理由 vol. 7株式会社KoLabo駒崎クララ さん客室乗務員の口コミサイト運営と人材紹介事業をしています客室乗務員の経験を活かし、「客室乗務員のチカラで社会に貢献する」というコンセプトのもと株式会社KoLaboを設立し2つの事業を展開しています。ひとつは客室乗務員の口コミサイト「CREW WORLD」で、客室乗務員の女性たちが世界各国で見聞き・体験した情報を投稿できるプラットフォームを運営しています。当時の航空業界は、縦のつながりは非常に強いのですが、他社といった横のつながりでの情報共有の機会がほとんどありませんでした。どうしたら横の情報共有もできるのだろうと考えた時にコミュニティサイトにヒントを得てサイトの運営を始めました。横の繋がりができることでひとつの国に対しての情報量が増えることになります。そうするとお客様へより適切な情報提供ができるようになりサービスの向上に繋がります。もうひとつは、客室乗務員のセカンドキャリア向け人材紹介事業「KoLabo Crew Concierge」です。これは、先に述べたプラットフォームでの情報共有から、客室乗務員の生き方の共有と視点が広がったことで始めたものです。客室乗務員の経験はコミュニケーション力やホスピタリティ力など可視化できないスキルばかりです。セカンドキャリアのサポートをすることで、本来もつ客室乗務員一人ひとりの才能や能力を適切に活かし社会でも活躍できる場が増えていくことを願っています。私を変えてくれた3つの「や」のワーク今は私自身が人材紹介事業をしていますが、現在まで続くキャリアを意識するようになったのも25歳の時に初めてキャリアカウンセリングを受けたことがきっかけです。そもそも、私は大学時代に国際ビジネスコミュニケーション論という授業のなかで、「ハネムーン症候群」というものに出会いました。“ひとつの目標を達成した人が次の目標に向かう時、自らをモチベートする方法について悩んでしまう” ことをいいます。それを知った時にそういった人たちのためになれることをしたいと思うようになったのです。ではその目標に対して具体的なアプローチ方法は何があるのか……。そのときキャリアコンサルタントの方に会って、自分の軸を見つける「3つの『や』」というワークをしていただいたんです。ひとつめの「や」はやりたいこと、2つめの「や」はやれること、3つめの「や」はやらなければならないこと……。それぞれ20個ずつリストアップして3つの「や」がかぶっているところが『人生の軸となる』というものでした。わかりやすいように私の場合の最初の4つの「や」のワークの例をご紹介するとこうなります。やりたいこと•海外を飛び回るような仕事がしたい•世界の人に日本の良さに触れてほしい•人と人の繋がりを大切にしたい•仕事だけではなく、プライベートも充実させたいやれること•初対面の人にも臆しないコミュニケーション力がある•英語が自由に話せる・読める・書ける•日本文化への造詣が深い•国境を越えてコミュニケーションが図れるやらなければならないこと•体験してきた海外の文化を伝えたい•生まれ育った日本の良さを次の世代に伝えたい•大学で磨いた語学能力を活かしたい•大きなチームの一員として責任を果たしたい例からは、といった姿勢が特徴として挙げられると思います。こうして「や」が重なる場所、特徴を言語化し、社会にどう貢献していくかということを考えていくのがこのワークです。こうして一度道しるべが見つかると、あとはそれに沿って進んでいけばいいと気持ちが前向きになったのを覚えています。実はその時のキャリアカウンセラーの方が今は弊社の役員となり、実際に3つの「や」のワークはカウンセリングでも実践しています。幼少期のヨット航海に自分の原点がある3つの「や」のワークを繰り返すことで自分の軸をさらに明確にしていくのですが、私自身の軸の原点は幼少期(5〜10歳まで)に両親と共にヨットで海外生活していた体験にあります。フランスからジブラルタル海峡を通って、大西洋から、太平洋を渡り32フィートのヨットで日本まで約4年、父と母そして私の3人で航海していました。その途中で妹が生まれて、4人になりました。港に寄ってその地に滞在することもありましたが、基本はずっと海の上でした。ヨットの航海をしていると寄港先で出会う人たちを繋ぐ役割になったりするんですよね。例えば何かトラブルがあったら「◯◯さんなら解決法を知ってるよ」「あの船の◯◯さんも同じトラブルがあったからわかるはずだよ」など覚えたての現地の言葉を使って話して、役に立つことがありました。コミュニケーションをとるのが得意だった私は幼いながらに自分らしいなと感じていたんですね。これらが、私の軸のキーワードのひとつ、「人と人とをつなぐこと」に繋がります。インターネットが発達していなかった当時、行き交う船同士の情報収集の手段は無線のみでした。「情報共有できて、お互いが安全に航海できる技術って素晴らしいな」と、子供ながらに思っていました。帰国後は、自由にパソコンを使える環境だったこともあり、出会った世界中の人と連絡をとるようになりました。無線からインターネットに変わり、ITは人と人との繋がりに欠かせないと興味を持つように。私にとってはコミュニケーションを豊かにする大切なツールとして「ITの技術」というものが欠かせないもうひとつの軸になったのです。相談する人がいない不安は外部メンターに力を借りる私は、生きてきたなかでの強みを最大限に活かそうと客室乗務員になりました。幼少期のヨット航海での経験から語学力やコミュニケーション力は強みになったんです。それでも最大の目標は「ハネムーン症候群」をサポートすることです。3つの「や」から気づくことのできた私の軸を組み合わせた時に、結果的に客室乗務員の口コミサイト「CREW WORLD」の事業を大きくすることが目標に変わったのです。自分が起業するとは思っていなかったので、実際には手探りからのスタートでした。サービスのベースの構想や想いはあったものの、会社をつくること、事業を創ること、ひとりでやるしかない環境はとても辛いことでした。会社員時代は悩みをシェアしたり、チームで問題を解決することができます。そういったことができないのは大変でしたが外部でサポートしてくださる方に出会えました。私の軸のひとつが「ITという技術」だったこともあり、客室乗務員時代からカンファレンスやサミットへボランティアスタッフとして参加していたんですね。そこでは、社会の「最新のトレンドや課題」を把握できます。異業種で参加する女性は少なかったのでおもしろがって話を聞いてもらえたんです。その時に出会った経営者の先輩たちが、起業の相談や営業同行をさせてくれたりと、今思うとたくさんの機会をくれました。感謝をしてもしきれないですが、最強で最高のメンターです。モヤモヤこそ成長のチャンスCREW WORLDのロゴの下に “FLYING IS BEAUTIFUL” という言葉をいれています。「なにか」に向かう気持ちを大切にして、行動する姿こそが美しいものだと思います。人生は例えると階段のようなものです。階段を上がっている時は夢中なので不思議と頑張れたりします。ですが、ちょっと落ち着いてもう1段上に上がろうとする時にどこに向かっていいのかモヤモヤした不安を感じることはありませんか?実はその時が人は一番成長するものだと思います。モヤモヤした時こそ、まず「3つの『や』」のワークをおすすめしたいです。たとえ20個ずつ挙げられなくてもそれが今の自分というだけです。まずはそのワークを続けてもらいたいですね。1か月後にもう一度すると、リストアップできるようになっていたり、自分の変化が見えてくるようになります。自分の軸に気づくことができるだけ早くできれば好きなことを仕事にする近道になると思うんです。プライベートで最近はまっていることプライベートでお能をたしなんでいます。日本の文化に携わりたいという理由もありますが、これまでの人生を振り返ったときに自分でルールを作る機会がとても多かったんです。だから逆に、“ルールや枠に自分を当てはめること” “枠に当てはめてもなお出てしまう個性” に興味がありました。それに、昔の武将がそうだったように、お能は積極的に「無になれる」ことも良いところだなと感じています。コスメポーチの中身で欠かせないアイテム24時間つけてても負担にならないようなアイテムと、アンチバクテリアジェル イソップのは香りがよくて気分転換にも使ったりしてます。ポーチは大好きな飛行機のデザインが入っていてそれだけで気持ちがあがります。Information取材協力:株式会社KoLabo企画:ミーズハー株式会社(C)izusek/Gettyimages(C)junce/Gettyimages
2018年03月21日いまや女性の働き方や生き方を選べる時代。ロールモデルにならうより、自分で新しい生き方を生み出す人が増えています。「好き」を仕事にして、自分らしい幸せのカタチを見つけた女性たちがどうやってそこにたどり着いたのか、インタビューしていきます。第6回目はPRやブランディングの経験を活かし、インフルエンサー事業で邁進するタグピク株式会社の安岡あゆみさんです。企画・ZENKUMI /ライター・NAHOMI(Mediajo)【好きなことで未来を創る】私がこの仕事をしている理由 vol. 6インフルエンサー事業を営んでいます。タグピク株式会社安岡あゆみ さん最近、インフルエンサーという言葉をよく聞きますよね。FacebookやTwitter、Instagramなどのソーシャルメディア上にたくさんのフォロワーを抱えている人を指しますが、私はそのインフルエンサーを起用したマーケティング事業を行う会社を経営しています。27歳で創業し、経営のほか企画提案、インフルエンサーディレクション、撮影イベントディレクション、企業アカウント運用、広告運用などをしています。読者モデル時代のSNSで、PRとブランディングが好きになぜこの分野で起業しようと思ったのか。それは学生時代にさかのぼります。オシャレが好きだったので読者モデルをしていたんですね。当時、読者モデルはSNSで情報発信をすることがパフォーマンスのひとつでした。ブログをはじめ、Twitter、InstagramとあらゆるSNSを使いました。私もインフルエンサーのひとりだったのです。それらを駆使してさまざまなものをPRしているうちに、PRやブランディングというものに興味を持ちはじめました。将来の仕事にするという考えは夢にも思っていませんでしたが、自分というフィルタを通して何かを伝える楽しさや、誰かに喜んでもえる嬉しさをとても感じたのです。その経験もあり就職は得意分野を活かしたいと思い広告代理店に入社しました。PRやブランディングがどんどん好きになりましたね。そのうち、海外のPRも学びたいと留学するつもりで会社を辞めたのですが、インフルエンサーのキャスティングを頼まれるようになり、気づくとフリーランスでPRの仕事が増えていきました。1年くらいたった頃でしょうか。ひとりでできることには限界があると感じるようになって……。そんな時に事業を創るプロフェッショナルである現在の役員と出会ったのです。Instagramの可能性にかける想いを伝えていくうちに事業のアドバイスももらうようになり一緒に会社を創ることになりました。Instagram市場に感じた可能性創業当時はSNSを活用したプロモーションが主流になりつつありました。商品やサービスのターゲットに沿ったカテゴリー(美容、食品、旅行など)のインフルエンサーに、企業の商品やコンテンツを実際に利用してもらいます。例えば、化粧品を実際に試してもらい、使用感や体験した感想などをPRとして自身のSNSに紹介してもらいます。ブランドや商品の認知度があがるきっかけとなり、その結果として人気に繋がることもあります。現在ももちろんですが、当時は、SNSのなかでも、特にInstagramの市場の成長と可能性を肌で感じていました。というのも2015年は本国アメリカでは今の日本以上にInstagramが日常的に使われていて、街のいたるところにInstagramを使った広告やキャンペーン告知がありました。実際私の周りの感度の高い女性もブログやTwitterに少し飽きを感じ、今まで写真加工のみで使っていたInstagramにハッシュタグやブランドタグをつけたり、活用方法が変わってきたタイミングだったんです。日本でも市場的に成長するだろうと確信しましたね。Instagramをプロモーションの中でうまく活用できている会社はありませんでしたから、誰もが使うSNSの1つになる前に基盤を作りたいと思いました。Instagramのフォロワー数を多くもつインスタグラマー(※)のリレーションを増やすこと、効果的なハッシュタグの付け方や写真の見せ方、プロモーションの1つとして有効的な活用方法を検証していきたかったのです。今では多くの方がInstagramをやる時代。あの時に事業を始めたことで日本国内及びアジア圏の 3,500名超のインスタグラマーを束ねることができ、今は人工知能(AI)を活用した次世代型キャスティングシステムの開発など取り組んでいます。※インフルエンサーの中でもInstagramのフォロワー数が多い人「好き」だけでは成立しない難しさに直面こうお話すると、順風満帆と思われそうですが、実はそんなことはなくて。人並みに挫折や悔しさは経験しています。それは、会社員時代のこと。こういうブランドを立ち上げたい、プロデュースをしてみたい、とやりたいことがたくさんありました。環境にも恵まれていていろいろなことに挑戦することもできたのですが、「絶対にうまくいく!」と思っていることでも実現できないことがあったのです。どうしてかな?と市場調査のためにヒアリングを重ねたり、企画を練り直したり……。それでも実現できないことはあって悔しい思いもしました。今思うと、アイディアはよかったのかもしれないですが、それをビジネスに変えるという力が足りなかったのだと思います。会社はアイデアだけでは成り立ちません。それできちんと利益を上げられるのか、と問われたら、答えられなかったのかもしれないですね。それでも続けられてきたのは……あのときの悔しさは学びとなり、糧になったと思います。そして、好きなことを仕事にできたのは常に「自然体」を意識していたからだとも思います。私にとっての「自然体」とは2つ。まずは、いつでも正直に自分がやりたいと思っていることを発信し続けること。そして周囲の意見も受け入れるということです。いいアイデアだからといってもひとりでできることは限られています。拘りを持つことは大切ですが固執しすぎないということですね。Instagramに可能性を感じてアイディアがあっても、フリーランスの時の私には事業を創るというスキルが足りていませんでした。私が事業を大きくすることができたのは、現在の役員やメンバーと出会い、やりたいことを熱心に伝え続け、さらに意見を聞いてアイデアをブラッシュアップすることができたからこそ。社会人時代に足りなかった「アイデアをビジネスに変える力」は発信と受信の繰り返しで手にいれることができたのです。私の信念。失敗でもいいから進みたいもし、インフルエンサー事業やInstagramビジネスがこの先飽和を迎えても、私は成長を続けたいですね。成長というと人によって定義が違ったりすると思うのですが、「毎日一歩でも進むこと」ができているか確認するようにしています。新しい出会いを経験したり、知らなかったことを知ったり、新しい感情を抱いたり、毎日新しい扉を開き続けたいと思っています。たとえ周りからみて失敗と言われるようなことが起きたとしても、何か新しいことをしていたいです。プライベートで最近はまっていることインスタグラムと関連しているのですが写真にはまっています。週末は感性を磨くため、最新のカフェや美術館、建物、ミュージカルなどに足を運んでいます。撮影可能なスポットであれば、必ず写真を撮るようにしていますね。目の前にあるものをより良く魅せるというのは事業にも直結するので意識的に行っていますが、ただ美しいものを見るのが好きなんです。仕事の延長のようでもありますが趣味のひとつとして楽しんでいます。コスメポーチの中身で欠かせないアイテムイヴ・サンローランのリップが大好きでお気に入りの色は複数本もっています。家でも会社でもどこでもつけられるようにしていて、自然体でいるためのツールのひとつです。Information取材協力:タグピク株式会社企画:ミーズハー株式会社(C)alexalenin/Gettyimages(C)TARIK KIZILKAYA/Gettyimages
2018年02月28日いまや女性の働き方や生き方を選べる時代。ロールモデルにならうより、自分で新しい生き方を生み出す人が増えています。「好き」を仕事にして、自分らしい幸せのカタチを見つけた女性たちがどうやってそこにたどり着いたのか、インタビューしていきます。第5回目は「ひとりひとりの強みを活かす」を信条に掲げ、人事マネジメントに携わる信澤みなみさんです。企画・ZENKUMI /ライター・YUKI(Mediajo)【好きなことで未来を創る】私がこの仕事をしている理由 vol. 5現在までの経歴と仕事の内容を教えて下さい。株式会社サーキュレーション信澤みなみ さん新卒で人材総合会社に入社してすぐ、当時立ち上がったばかりの社内ベンチャーに配属となり経営支援のコンサルタントとして2年間働いていました。その社内ベンチャーを立ち上げた上司が、「これからの新しい働き方」をテーマとした会社を独立起業することとなり、私自身も設立から3か月後に参画しました。当時はコンサルタントと採用人事を兼務し、1年半後、組織拡大に向け人事専任となりました。現在は、マネージャーとして採用チームのマネジメントをしています。あなたが仕事に活かしたい「好きなこと、やりたいこと、大切なこと」は何ですか。私がやりたいことは、「人の強みが活きる、やりがいや生きがいに溢れる社会をつくる」ことです。社会人になるとライフイベントの変化もあり、自分ひとりだけでは選択できないことも増えると思います。結婚や出産、親の介護などいろいろなことが起こりますよね。「やりたいけれど叶わない」。そこには何かしら理由があるけれど、生きていくなかで働くということは切り離せないと思うんです。それなら自分自身の強みや価値観が活かせる働き方を選べるほうが人は幸せなんじゃないかと思っています。「好きなこと、やりたいこと、大切なこと」をみつけるために工夫したことはありますか。学生時代に社会活動や海外留学、インターンシップととにかく大学の枠を越えて行動しました。たくさんの人と出会って情報を取りにいくようにしたんですよね。やりたいことはなんなのかを見つけるために自分と向き合う時間を意識して作りました。-社会活動とは具体的にはどんなことですか?渋谷を拠点に活躍している社会人と一緒に「渋谷の街を良くする」というテーマでチャリティイベントをする活動をしていました。学生のサークルとは違って社会と触れることで経験値はあげられました。広報という役割だったこともあり、社会にでて必要なコミュニケーション力もここで基礎を作れたように思います。そのなかでおもしろさを感じながらも、もっと広い世界をみてみようと短期で海外留学をしました。-海外留学は2回されているんですよね。短期間のインターンを挟んで、台湾とアメリカへ短期留学をしました。英語はいつでもできそうだなと中国語を学ぶためにまずは台湾に行きました。その後、一時的に日本に戻って短期間のインターンをして、その後に今度はアメリカにも行きました。自分がこれがやりたい!と思えるものを具体的に見つけるためには、とにかく新しい経験をしてみることに価値があると思ったんですよね。-すごい行動力ですね。そんなふうに自分探しをされているイメージなかったです。そうなんです。何に対してなら情熱を注げるのかってことに、1・2年生の時は気づくことができなくて……。アメリカから帰ってきてから留学前と同じ会社で長期のインターンをしたんですね。そのタイミングでようやく自分の大切なことが見え始めたように思います。「好きなこと、やりたいこと、大切なこと」をみつけて仕事にしたいと思ったきっかけを教えてください。海外の音楽TVチャンネルの日本支社で長期のインターシップをしました。海外アーティストや大好きな音楽が身近にある環境は楽しいはずなのに、やりがいを感じることができなかったんです。任される仕事の大きさや内容ということじゃなくて、心が動かされるような情熱が持てないというか……。自分の可能性を活かしきれてないという感覚にも陥ってしまって……。自分に自信がなくなって働く目的を見失ってしまいました。楽しいのに苦しい時期でした。-学生の時からストイックですね。楽しいだけでは満たされなかったということ?その時に気づいたのですが、「働く」ということと「人生の楽しさ」が密接しているタイプだったんですよね。その気づきもあって「働く個人と組織の関係」を研究テーマにしました。社会の働く環境の実態を調べていくと社会問題のギャップに直面しました。例えば少子高齢化が進むことで労働力人口が減少していくと言われていますよね。それなのに、仕事で心を病んだり、働きがいを感じていない人が多いというのは違和感を感じませんか? 働き手を必要としているのにそこに大きな社会的な矛盾を感じたんですよね。-目線が変わった瞬間ですか?そうなんです。仕事にやりがいを求めている私ゴトから、課題解決をしたい社会ゴトに変わった瞬間でした。その分野での仕事をしたいと思うようになりました。これからの未来への展望を教えて下さい。今までは経営コンサルタントや人事の仕事を通じて、「人の強みが活きる、やりがいや生きがいに溢れる社会をつくる」ために仕事をし続けてきました。やっぱりこれからもその軸は変わらないですが、より社会に対して仕組みを創る側になっていきたいと思っています。自分自身も女性として働き続けるなかで、ライフイベントの多い女性が自分のライフスタイルや価値観に合わせて働き方を選べることが必要になってくると思います。仕事も育児も充実させることができる社会の仕組みを創るというのがひとつの展望かなと思います。この1年で新しい事業としてチャレンジしていきたいと思っています。好きなことで未来を創るためのヒントがあれば教えて下さい。自分自身の棚卸しから自分が好きなことは何かをまずは言語化して、それを納得できるテーマに落とすことがおすすめです。自分のテーマはいろいろな経験をしていくなかで、変化したりブラッシュアップしていけばいいと思っています。模索し変化し続けることで、いつか納得できる言葉になっていくと思います。私の場合は学生時代はインターンでの経験があったので、「人の強みが活きる、やりがいや生きがいに溢れる社会をつくる」というのが軸になりました。今はさまざまな経験を通じて、「一人ひとりが自分のライフスタイルややりがいを満たせる社会の実現」がテーマになっています。プライベートで最近はまっていることを教えて下さい。社会人になってからずっとヨガは好きで続けています。レッスンに行かなくても、朝起きた時やお風呂上がりの寝る前の短い時間で、好きなポーズやその時のコンディションに合わせて必要なポーズだけ取り、自分と対話し状態を把握する時間をつくる。新しい空気を体に入れて、体にある不要な想いや疲れを吐き出す。それだけで集中できたり、新しい自分でまた前に進もうという気持ちになれる、気持ちの切り替えにもオススメです。コスメポーチの中身で欠かせないアイテムを教えて下さい。強いこだわりはないですが、よく活躍してくれるのはリップ用美容液。イブサンローランのトップシークレットを使っています。あとヘアオイル(イースタンダード)と香水は持っているかな。気分を変えたり、気持ちを上げるためのアイテムです。Information取材協力:株式会社サーキュレーション企画:ミーズハー株式会社(C)alexalenin/Gettyimages(C)Poike/Gettyimages
2018年02月07日ニュースなどで「あらゆる仕事が将来、AI(人工知能)に奪われる」と小耳にはさみ、内心、「私の仕事、正直AIでもできそう。マジヤバいかも」と思っていませんか?そんなあなたの不安がよりいっそう高められてしまうおもしろいサイトが登場しました。 それは、求人情報サイト「マッハバイト」による診断ページで、“自分の仕事が、将来どのくらいの確率で、どのようにその仕事が奪われるかを診断できる” というもの。さっそく、女性たちの仕事の未来を調査してみました。文・椎原茜「何コレ意味わかんな~い」と思いつつ超不安に!何にも知らずにこの「シンギュラリティ(※)駆逐度診断 」のサイトを訪れ、自分の仕事を入力してみると、大変な目にあいます。※シンギュラリティとはAI(人工知能)が人間の能力を超えること。2045年にその転換期がくるという通説があり、人間の仕事がAIに奪われると予測されている。例えば、「秘書」と入力してみると、いま話題のメディアアーティスト・落合陽一さん扮する、人工知能にとても詳しいという「落AI陽一」が、絶妙な表情やポーズで登場し、診断結果と共に次のように表示されます。いきなり「秘書はオウムにより89.3%駆逐されます」のひと言。意味不明な言葉を突き付けられ、息を飲む暇もなくスクロールしてみると「なるほど秘書ですか、気になりますよね。秘書は、オウムによって駆逐されます」と、さとすような落ち着いた口調でその理由が語られていきます。「海賊の船長はしばしば肩にオウムを乗っけていることがありますが、あれは船長のスケジュールを完璧に把握したAI秘書です。他のバリエージョンとして、頭に乗る目玉タイプの秘書もいます。というわけで、秘書は、オウムによって89.3%駆逐されます」……。まるで壊れたロボットのような回答に「何コレ意味わかんな~い!」と口をついて出そうになりつつも、胸の内に黒い不安が確かにうずを巻くのはなぜでしょうか。将来、オウム型や “目玉のおやじ” 型のAIロボットが登場し、秘書が不要になる……。そんな時代は、意外と想像に容易いのでリアルに怖いです。受付嬢の “愛嬌” は「猫」に取って代わられる!?他の女性たちの職業の未来についても不安になり、あらゆる駆逐度を調査。結果、思わぬ診断結果が次々と出てきました。「OLは接待ゴルファーロボにより89.6%駆逐されます」「受付嬢は猫により90.4%駆逐されます」「丸の内OLは企業アカウントにより90.7%駆逐されます」「キャビンアテンダントは蒸しタオルにより78.5%駆逐されます」「専業主婦は好奇心の芽生えに78.7%駆逐されます」「インスタグラマーはグラマーなお姉さんにより75.4%駆逐されます」いずれの診断結果も、相変わらず同じようなトーンと発想で展開されていましたが、ドキッとするような内容も。例えば、「受付」については、「簡単な受付業務を全て人工知能が行うようになると、受付に求められるのは愛嬌です」とのこと。愛嬌さえあればAI時代も乗り切れるのかと思いきや、「最終的には最強愛嬌生物の猫が適任、ということになるでしょう」と、愛嬌すら猫に奪われるという厳しい結末が!今の自分の仕事を診断してみると、「このままではヤバいかも?!」と良い意味で気づきが得られるかもしれません。本気で楽しんでいた落合お兄さんところで今回、「落AI陽一」としてこの診断に協力した落合陽一さんは、ただのお兄さんではありません。「現代の魔術師」と呼ばれ、今、とても注目を集めている人なのです。東京大学大学院の博士号を取得し、筑波大学学長補佐、大阪芸術大学客員教授などの数々の肩書きを持ち、さらに世界最先端の研究者に贈られる賞を受賞。AI時代の人の働き方について、さまざまな角度から予見する著書もあり、まさに「落AI陽一」にふさわしい人です。ただ、診断を行っている「落AI陽一」のコンピューターはマッハバイトがつくったとのことで、落合さんは完全無監修。とはいえ、「落AI陽一」として協力している撮影中、落合さんは本気で楽しんでいたようです。自身のTwitter公式アカウントでも、「この落AI陽一,ポーズは現場のアドリブです」とツイートしています。ちなみに「恋人」と入力すると、「恋人は落AI陽一により100%駆逐されます」と出てきます。そして「恋人というと、憎しみですよね。憎しみは、落AI陽一によって駆逐されます」と意味深な内容がつづられ、AI時代にはコミュニケーションそのものがなくなるため、憎しみそのものもなくなるという、良いのか悪いのかよくわからないものの、素晴らしい締めになっていました。想像もつかない未来の姿に唖然としつつも、自分の仕事を客観的に見直すきっかけを与えてくれるこのシンギュラリティ駆逐度診断。あまり深刻にとらえすぎない程度に楽しむのが良さそうです。Informationシンギュラリティ駆逐度診断(C)Goran13/Gettyimages
2018年01月31日いまや女性の働き方や生き方を選べる時代。ロールモデルにならうより、自分で新しい生き方を生み出す人が増えています。「好き」を仕事にして、自分らしい幸せのカタチを見つけた女性たちがどうやってそこにたどり着いたのか、インタビューしていきます。第1回目は同世代の女性の生き方をバックアップしようと起業した福田恵里さんです。コスメポーチのお気に入りアイテムも公開!企画・ZENKUMI /ライター・ITO(Mediajo)【好きなことで未来を創る】私がこの仕事をしている理由 ~ワタシらしい幸せの形~ vol. 1現在までの経歴と仕事の内容を教えて下さい。SHE株式会社 取締役CCO福田恵里さん大学生の時に立ち上げた、初心者の女性向けのWEBデザイン講座『Design Girls』を運営しながら、新卒でリクルートホールディングスに入社し『ゼクシィ』や『リクナビ』のUXデザイナーをしていました。今年の夏に同社を卒業し、現在はSHE株式会社を創設し、女性のためのレッスンクラブ『SHElikes』とコワーキングスペース『SHEworks』を運営しています。あなたが仕事に活かした「好きなこと、やりたいこと、大切なこと」は何ですか。私が仕事をする上での理想はをで実現できている状態です。私自身に置き換えるとが同世代の悩める女性たちのエンパワーメントや課題解決で、がデザインやクリエイティブでした。前職で結婚情報媒体を扱っていた時も実現できていたのですが、だんだんとを追求したいと思うようになりました。私が介在しなくても成り立つものではなく、私にしか作れない新しい文化を作ってみたいと思い、独立を選びました。「好きなこと、やりたいこと、大切なこと」を仕事にしたいと思ったきっかけを教えて下さい。一番最初は、中学生の時の経験ですね。「ホームページ作り」がすごく流行っていて、私もインターネットの掲示板などを通じてバナーや携帯の待受画像を作る職人のようなことをしていました。その時に、依頼された人から「期待以上の可愛さです!」と感謝や感動の言葉をもらえることが増えていって。オーダーに自分なりの解釈を加えて、さらに良いものを作ることで、人をワクワクさせたり感動させたりできる…。それが楽しくて、当時は寝る間も惜しんで夢中になっていました。それでも当時はそれが将来の仕事になるとは全く考えていなかったんですよね。転機となったのは、サンフランシスコに留学した時のシリコンバレーでの出会いでした。同世代で起業している人たちがインターネットビジネスを通じて新たな文化や価値の創出に挑戦していて、その彼らの姿を見て「私のやりたい事はこれだ!」とふっと腹落ちしましたね。帰国してからはWEBデザイン、プログラミング、ビジネスの勉強を始め、とにかくインプットを増やしました。また、日本でスタートアップをしている人と繋がるために関西から東京に出て来て…。気になる人にはSNSでDMを送って会いに行く、といったことを繰り返しました。そうしていくうちに段々と知識や人脈も増え、学生の頃からWEBデザイナーとして受託でお金を稼げるレベルになっていました。「好きなこと、やりたいこと、大切なこと」を仕事にするために工夫したことはありますか。私が女性のためのレッスンクラブ『SHElikes』で、に伝えている3つのステップがあります。・STEP1-まずいろいろなことを自分で体験して、自分の好き嫌い、得意不得意を理解する・STEP2-見つけた ”好き” をもっと深堀りして、仕事にできるレベルまで学ぶ・STEP3-好きを仕事にできる環境や人脈を作る自分自身を振り返ってみても、この3つのステップを踏襲していたなと思います。学生時代は1つ目が定まっていなかったので、留学やインターンなどとにかく自分の手と足を動かして行動して、自分の好きなことと嫌いなことが納得感を持ってはっきりわかるようになりました。そこで働き方の取捨選択ができたんですね。そしてデザインというところに軸足が定まってからは、制作会社でのデザイナーアシスタントのアルバイトを通じて、自分一人でも仕事ができるレベルにスキルを深化させていきました。その最終的に辿り着いたのが初心者の女性にWEBデザインを教える『DesignGirls』です。これを始めたことで、自身の知識の定着はもちろん、対外的にも私はどういう人なのかというアイデンティティを示せるようになりました。そこから繋がった仕事や人脈は今でも活きていて、私の現在の独立を後押しするものとなりました。これからの未来への展望を教えて下さい。自分自身の人生の目標は、5年、10年前になかった新しいアタリマエを創ることです。そのためにSHEが女性の新しい未来を切り開き、文化を作るサービスになるのが一番の目標です。現代の女性は「仕事」か「家庭」か二者択一の時代ではなく、両方両立させるという価値観が一般的になりつつあります。それを誰もが違和感なく実現する後押しができればいいなと思います。好きなことで未来を創るためのヒントがあれば教えて下さい。自分が作ったものや提供できるスキルに、第三者からお金を払ってもらう経験をしてみること。今の時代、ECサイトもBASEやSTORES.jpを使えば無料で簡単に作れるし、SNSやブログを使って発信もできます。ローコストでビジネスの仮説検証ができる時代なので、頭で本当にできるのかなぁと考えるより、まずやってみることで良い気づきがあると思います。プライベートで最近はまっていることを教えて下さい。糖質制限ダイエットを頑張っています。それに加えてパーソナルトレーニングでマシーンを使ったり、ダンベルをあげたり、筋力トレーニングにはまっています。アラサーになって、筋トレにはまる女子が周りにすごく増えて来た気がします。体の調子が本当に良くなるのでおすすめです。コスメポーチの中身で欠かせないアイテムを教えて下さい。SHE設立の際にリクルートの先輩から頂いた、イヴサンローランの名前の入ったリップがお気に入りです。Inforomation取材協力:SHE株式会社SHEは、21世紀を生きる女性のためのサービスです。好きなことを見つけ、深堀り、そしてそれを仕事にするためのステップをさまざまな角度からお手伝いしていきます。企画:ミーズハー株式会社MESHER (ミーズハー) とは「ミーハー」と「私(ME)」「彼女(SHE・HER)」を掛け合わせた造語で“ミーハーな女子ゴコロ” = “女性の情報源” という意味が込められています。(C)Julia_Sudnitskaya/Gettyimages(C)oatawa/Gettyimages(C)LoveTheWind/Gettyimages
2017年12月06日ホルモン好き女子にはたまらないうどん株式会社エア・キャリアが横浜、川崎、蒲田に4店舗展開している「横浜かすうどんりっちゃん」は、大阪府南河内の郷土食材として愛され続けてきた“かす(牛の小腸:ホルモン)”をたっぷりのせたオリジナル出汁のうどんを楽しむことができるお店。この度、10月15日より従来の“かす”より3倍増の横浜かすうどん「浜盛り」の提供が開始され、ホルモン好きの女子には朗報となっている。コラーゲンたっぷりの“かす”と関東風味の“出汁”のコラボホルモンのぷるぷる感は、コラーゲンを多く含んでいるためだということは周知の事実だが、大阪府南河内では古くからホルモンが郷土食材として愛され続けており、特に油でじっくりと揚げて旨みを凝縮させた“かす”は、ぷるぷる感だけではなくジューシーな味わいが楽しめる一品。独特の甘みが口の中に広がるこの“かす”をうどんにのせた「かすうどん」は、大阪発祥のオリジナルうどんとして有名なのだが、横浜かすうどんでは、本場である関西のかすうどんを徹底的にリサーチし、関東人の好みに合う出汁を3年かけて開発。北海道日高の昆布や厳選されたかつお節やシイタケなどから作り出された、さっぱりなのにコクが深い出汁と従来より3倍のせの“かす”を実現させた横浜かすうどん「浜盛り」で、ホルモンのコラーゲンによる美容効果とリピーター続出の美味しさを同時に楽しんでみてはいかがだろうか。(画像はプレスリリースより)【参考】※株式会社エア・キャリアおそば屋りっちゃん公式サイト※株式会社エア・キャリア プレスリリース(Dream News)
2017年10月29日仕事をするも辞めるも、今までは自分の思いひとつで自由に選択できていたはず。けれど、子どもを持つと環境を替えたいと感じていても、いろいろな絡み合う事情により、一歩を踏み出せる人は多くはないようです。今、ママにとって大きなハードルとなっている「転職」。さまざまなケースのママたちの転職ストーリーを連載で紹介していきます。■信田裕美さんの「転職するとき」信田裕美さん プロフィール大学の海洋生物学部を卒業後、非臨床試験を行う会社に勤務し、前職であるCROに転職。CRAとなった後、出産、復帰、異動を経験し退職。2016年8月からクインタイルズ・トランスナショナル・ジャパン株式会社で働く4歳の女の子、2歳の男の子のママ。 【信田裕美さんの出産後の転職歴】▼1社目製薬会社が新しい薬を開発するために行う治験(臨床試験)を支援する企業(CRO) 正社員2012年11月第1子出産 → 2013年4月復帰2013年10月社内異動 → 2015年5月第2子出産 → 2016年5月復帰2016年8月退職▼2社目 現在2016年9月 クインタイルズ・トランスナショナル・ジャパン株式会社 正社員■好きな仕事を続けたいのに…育休明けに直面したマミートラックCRA(Clinical Research Associate)とは、新しい薬を開発するために行う治験(臨床試験)を「医薬品の臨床試験の実施基準(GCP)」や治験実施計画書にのっとって適切に実施されているかを確認し、正確なデータを収集する専門職で、臨床開発モニターとも呼ばれています。出産前に働いていたのは、そんな新薬開発の中核を担う、いわゆる花形のセクションでした。出産前は、臨床開発モニターとして、治験がGCPや治験実施計画書にのっとって適切に実施されているかを確認するため、毎週飛行機で遠い病院まで出張をするような生活をしていました。結婚はしていましたが、そんな仕事柄だったことと、その職である程度のところまで上り詰めたいと思っていたので、しばらく子どもを持つことは考えていませんでした。けれど、年齢を考えると…と思っていた矢先、運よく長女を授かり、2012年11月末に出産。当初は、子どもが1歳になってから仕事に復帰と考えていましたが、1歳児での保育園入園はとても難しいと言われていたこともあり、出産から5カ月後の翌年4月、出産前から申し込んでいた保育園に娘を0歳児で入園させ、職場復帰をはたしました。私の両親が同じマンションに暮らしていたこともあり、両親のサポートを受けて、復帰後も今まで通りモニターの職に戻り、それまでと変わらない仕事をするつもりでいました。週1回ほどある遠方への出張もすべてやる覚悟をし、復帰をしたのです。そこで、上司から言われた言葉は「ゆっくりしていていいからね」でした。0歳児の子どもを持つワーキングマザーへの配慮から出た言葉でそこまで深い意味はなかったかもしれませんが、自分の気合とは裏腹に、職場でも温度差が感じられ、仕事に対する熱が一気に冷めていくように感じました。同じ部署内で臨床開発モニターをサポートする業務をするのですが、「このまま続けても、これまでの仕事に戻ることはできない。ここにいる意味は?」と悩み、大好きだった臨床開発モニターの仕事を離れることを願い出て、異動をしました。異動した先は、マネジメント部署です。今までは臨床開発モニターとして治験に関することだけをしてきましたが、マネジメントとなると人や仕事の管理になるので、会社全体の業務に携わります。マネジメント業務には広い視野が必要で、働くうちに自分の仕事に対する考え方も次第に変わっていきました。異動してしばらく経ったころ、転職してきた方が上司になったんです。その上司は、他社で培ったノウハウを一つずつ丁寧に教えてくれました。例えば、資料に関することであれば、マトリクスの作り方であったり、プレゼンテーションの表現の仕方であったり。この職種では今の会社しか知らない私にとって、他社の違う視点を見せてもらえたことはとてもいい経験になりました。そんな上司の下で引き続き働いて、もっと仕事の幅を広げたかったのですが、ちょうど2人目を懐妊。はじめはモニターの仕事ができないならと異動した部署でしたが、産休に入る頃には、「今度復帰する時は、マネジメントを極めていきたい!」と思うほどになっていました(笑)。 ■「勉強してきます!」と10年勤めた会社を退職2015年5月、男の子を出産し、翌4月に2回目の育休から復帰しました。もともと子どもは男女1人ずつと願っていたので、次こそ仕事をがんばる番だと思っていました。でも、自宅は最寄り駅までバスで40分、そこから保育園を経由して、電車で通うと、勤務地まで片道で2時間ほどかかっていました。子ども2人を育てるようになって、初めて、今までの生活は子どもが1人だったから何とかなっていたと痛感しました。平日の夜は、かろうじて何とか子どもの世話だけはこなしていましたが、それでも早く寝かせることは難しい毎日でした。きちんと睡眠をとらせることに精いっぱいで、それ以上のことは何も子どもたちにしてあげることはできなくて。そんなところに急遽、異動が決まり…。今まで10年間がんばって勤めてきましたが、問題が2つ重なったことで、環境を変えてもいいのかも、と思うようになりました。そして、現在の会社に転職。運よく駅の近くにいい土地を見つけ、家まで購入し、自ら環境をガラリと変えたのです。退職のときは、「いつか自分を育ててくれた方々に恩返しできるように、もっといろいろな世界を見てみたい!」という気持ちで「もっと勉強してきます」と挨拶をしました。転職先の新しい職場環境で仕事をする中、家まで建てるのは想像以上にハードな毎日でした(苦笑)。でも、私自身「大変なことは効率よくギュッと短期間にまとめたい」と思うタイプで、「家を買うことが、新しい仕事を頑張るモチベーションになるのでは」と、あえて厳しいタイミングで、一度に環境を変えることにチャレンジしました。■仕事もプライベートも「がんばる時期」だった1年前、今は…転職後の仕事内容は、以前と同じくCROになります。通常、臨床開発モニターは、臨床データの収集のほか、治験を始めるための申請等の手続き書類の作成まで、1つの案件の1から10まですべてを、1人の臨床開発モニターが担当します。しかし、新しい会社では1人ですべてを抱えるのではなく、専門性をもった人たちがそれぞれの分野で役割を果たせるようなスタイルになっており、私もまた、子育てしながらでも、新薬開発の一部を担えるかもと思っての転職でした。今は臨床開発モニターの一連の仕事の中でも、申請や手続きの部門を担当しています。申請が通らないと治験が始まらないので、この仕事も責任重大。追及するほどに楽しく、やりがいのある仕事です。人に伝えるという点では以前のマネジメント部で培ったことが生きていると感じることも多く、今はこの分業化された「手続き」についての専門性をもっと深めたいと思うようになりました。ようやく転職をして1年が経ちました。転職当時は当然、今まで作り上げてきたネットワークがなくなり、スキルや地位が通用しない0からのスタート。さらに、本来の業務とは関係のない、システムや手続きなど会社独自のルールでもわからないことが多く、それらを誰に聞けばいいのかさえもわからないという状況でした。なかなか仕事が進まず、転職から半年くらいは終わらない仕事を持ち帰り、夜中の3時まで作業をするなんてこともありました。その一方で、購入した家の設計についても、あれこれ考えなくてはなりません。当時、夫はもちろん両親にも心配をかけるほど疲労困憊の毎日でした。でも、今はようやく仕事にも慣れ、駅から近い家も完成し、子どもたちと一緒にごはんを作ったり、夕食後には遊んだり、勉強をしたりする時間を持つことができるようになりました。週末は、近くの海で大好きなサーフィンを家族で楽しめる。そんな、求めていた生活をようやく送れているといった感じがします。<ママの転職 Q&A>Q:転職をして感じたメリットはなんですか?A:何といっても、1.在宅勤務が月に9回、2.コアタイムが11時からのフレックス制で、子どもの通院などでも午前半休を使わなくてもいい、など人事制度が整っている。3.引っ越したこともあり通勤が1時間に短縮、4.通勤時間短縮で、時短勤務(7時間)からフルタイム勤務(7.5時間)へと変更できた点が大きいですね。Q:転職をして家庭環境は変わりましたか?A:在宅勤務が月に9日あるので、平日でも週2日は自宅勤務が可能という環境です。やりくりすれば正社員として働きながら、平日の子どもの習い事にも対応することもできるんです。今までできていなかった分、子どもたちにたくさんの有意義な時間を与えてあげたいと思っています。Q:転職を考えている人へ一言コメントA:転職は単に働く場所が変わるだけではなく、人間関係もガラッと変わるので、仕事を覚えるまで、環境に慣れるまでの期間を長く見込んでおいたほうがいいと思います。大変な時期はできるだけ家族に頼れる体制、ファミサポ、病児保育を整え、もし大変だったり失敗したかなと思うことがあっても、半年間は自分を信じてがんばってほしいです。「大変なことは一度にすませたい」と子どもをできるだけ近い年齢で計画的に出産したり、転職と家購入を同時期にしたり、仕事だけではなくあらゆることを効率的に考え、進めていく信田さん。それでも2回の産休・育休取得中は会社での評価対象ではなくなるため、同期と比べると昇進ができないというジレンマを感じることもあったそうです。「でも、今は仕事も家庭もとても充実した毎日を送っているから、これ以上を求めてはぜいたくですよね~」と笑って話してくれました。現状が「ぜいたく」といえるほど充実した毎日を送っていると言い切るのは、現状以上にただ憧れるのではなく、どんな時でも常に努力してそれに近づき、近づいたときにはまたその先を目標としているから。そんな信田さんだからこそ、きっとこれからもさらに「ぜいたく」と言われるような環境を目指し、努力を続けて自分の手にしていくことでしょう。
2017年10月28日仕事をするも辞めるも、今までは自分の思いひとつで自由に選択できていたはず。けれど、子どもを持つと環境を替えたいと感じていても、いろいろな絡み合う事情により、一歩を踏み出せる人は多くはないようです。今、ママにとって大きなハードルとなっている「転職」。さまざまなケースのママたちの転職ストーリーを連載で紹介していきます。■熊谷花名さんの「転職するとき」熊谷花名さん プロフィール不動産投資業、広告代理店、ITベンチャーを経て2017年1月株式会社スタディストに入社する。ママでの転職は2回目で、10月に4歳になる女の子のママ。 【熊谷花名さんの出産後の転職歴】▼1社目広告代理店 正社員2013年10月第1子出産 → 2015年4月仕事復帰 → 2015年12月に退職▼2社目 外資系ITベンチャー企業 正社員2016年1月転職 → 2016年12月退職▼3社目 現在2017年1月 株式会社スタディストに正社員として転職■広告代理店でママ1号に! でも…2013年に結婚後、子どもを授かり、産休・育休をとったのは広告代理店にいたときでした。社員の多くが外国人やクリエイターという小さいながらもとてもグローバルで勢いのある会社。私はそこでアカウントマネージャー(法人営業)をしていました。産休・育休の制度こそあるものの、利用したのは私が初めて。そういった会社の中でママ1号となるため、休みに入るまではお腹が大きくなってもハードに働いていました。そのためか切迫早産になりかけてしまったんです。それで半ばドクターストップのような形で産休に入りました。子どもを無事に出産し、その後は育休をとって、子どもが1歳半になった4月に復帰しました。復帰後の仕事は時短で再開できましたが、広告代理店という仕事柄、なかなか早く帰ることもできず、忙しい毎日を送っていました。さらに案件によっては休日のイベント対応や、深夜のサイト公開などに立ち会いが求められることも。その対応をしてしまうとどんどん家庭に影響が出るため、手がけてきた案件の最後の瞬間である成果物を見られないジレンマが大きくなっていきました。家庭も仕事もどちらに対しても中途半端なスタンスでいるような感覚になり、こんな気持ちで続けていても、もう会社に貢献できることがないかもしれないと思い始めるようになりました。「今ここを動かない理由もないし、進まない理由もないよね!」と強く感じ、復帰後半年で退職する決断をしました。 ■ママとして初の転職、いきなり2週間の海外出張!?転職するため大手の就職サイトに登録。いくつか良さそうなところを紹介していただきましたが、今度はちゃんと家庭を優先できる仕事に就きたかったので、「社員で、時短で」と条件を出すとなかなかやりたい仕事、入りたい会社までたどり着くことはできませんでした。そんなとき、知り合いから「外資系のITベンチャー企業で、英語のできる人を探しているけど話を聞いてみない?」と声をかけてもらったんです。事務系の仕事と聞いていたのですが、面談で経歴やその他いろいろと話し込んでいくうちに、その後上司となる人から「熊谷さんはこういうアシスタント業務じゃ満足しないよね?」と言われたんです。そんなことはなかったのですが(笑)、ITに関してまったく知識も経験もない私の“これまで”をすごく買ってくれ、話を進めていくうちに法人営業をすることになりました。入社してまもなく、日本支社長からアメリカの本社に2週間行ってほしいと出張命令が。2歳の子どもを置いて2週間…とても悩みましたが、断れるような状況ではなく、夫もサポートしてくれるとのことだったので思い切って行ってきました。しかし、帰国後家に戻ったときのすさんだ部屋を見たとき、「やっぱりこれはちょっと違う」と思いました。時短勤務だったはずが、実際は常に仕事に追われる生活になってしまっこともあり、入社後1年で退職を決めました。けれど、この会社を経験したおかげで、IT知識ゼロだった私がその後もIT業界に身を置くきっかけになりました。それがあったから今の会社にもつながったと考えると、どの経験も自分にとっては必要だったと思っています。 ■ママとして働く罪悪感に疲れ、次の転職へこれまでの経歴をお話しすると、高校卒業後は、アメリカの大学に進学。卒業後、現地のホテルで働き、1年後にビザが切れて日本に帰ることになりました。タイミング的に日本の新卒採用時期を逃していたので、中途採用のような形で外資系の不動産投資会社へ入社することになりました。そこは金融業だったので、当時、男性は夜中まで働き、女性もキャリア志向の方が多かったです。そこで、いわゆる「社会人たるもの」、「大人としての社会の歩き方」のようなことを教えてもらいました。仕事は4年目まで続けていましたが、アメリカでも学んだホスピタリティマネジメントというか、人を楽しませるという、もともと自分が好きだった仕事に就きたいという思いが芽生えて退職しました。その後、しばらくは旅をしたり、展示会やTV取材などの通訳や英会話講師などフリーランスのような生活をして、わりとのんびり「自分探し」をしていましたね(笑)。その中で、展示会の通訳で知り合った方の経営する会社に誘われて社員となったのが、最初にお話しした広告代理店だったんです。次の外資系ITベンチャー企業への転職も知り合いからの誘いでした。どれも来てほしいと言っていただき、思った以上の待遇で迎え入れてもらえたので、とてもありがたい話ではあったけれど、自分で懸命に転職活動をしてつかみ取った仕事ではありませんでした。それが原因なのか、また転職を考えることに…。自分のやってきたことを否定するつもりはないけれど、子どもに対しては時間をかけてのんびり育ててあげられないこと、会社に対しては「時短で“働かせてもらう”」という引け目を感じ、次第にいろいろなことに罪悪感を抱くようになっていました。そんな時、スマホで何かのニュースを読んでいたら、なんとなく目に留まったのが女性の転職支援を謳っている エスキャリア でした。登録をするとコンサルタントの方がメールをくれるのですが、「私も子どもがいるのでわかります!」なんて言ってくれて、それだけですごく親しみがわきました。■「もっとわがままになっていいんですよ!」のひとことが救ってくれた「紹介したい会社があります」とエスキャリアから連絡をいただいたのですが、いざ面談というときにタイミングが合わず、一度は断りました。それにもかかわらず、また連絡をくださったので会うことになりました。エスキャリアとの面談では、自分のリクエストを聞いてもらえるのですが、最初は「時短であればどんなところでも」とか「やらせてもらえる仕事があれば」などと消極的なことを言ってしました。でも一つ一つ聞き取ってもらっていくうちに、「本当はもっとこうしたい」「本当はこういうことをやりたいと思っている」と、どんどん閉じ込めていた思いを話せるようになりました。するとコンサルタントの方が「もっとわがままになっていいんですよ!」と言ってくださったんです。それを聞いて、今までぎゅっと固くなっていたものが柔らかくほどけていくような感覚になっていきました。そんな時に、紹介してもらった会社が、今働いている スタディスト です。仕事の紹介を受けて、「自分のリクエストが叶っているここで働きたい!」という思いを持つようになりました。でも、前職のようにあまり内容を知らずに入社することは、自分にとっても会社にとってもマイナスになるので、私と同じような時短勤務で働く人に会わせてもらい、仕事の内容をうかがったり、その方が担当しているセミナーにお邪魔してお仕事をのぞいたりと、本当に納得ができるところまで協力していただきました。そして知るほどに「ここでしか働きたくない!」と思うようになり、入社にいたったわけです。現在の仕事は、マニュアル作成・共有プラットフォーム 「Teachme Biz」 という仕事の伝達、情報共有に必要なマニュアルが簡単に作成・共有でき、働き方の効率化を図るクラウドサービスの法人営業をしています。会社のミッションは「伝えることを、もっと簡単に」で、そこに私自身とても共感しています。私も前回の転職では弱気になる自分もいましたし、それは働くママの陥りやすい悩みだと思うんです。でも、非効率ゆえに感じる必要のないネガティブな思いは、こういった当社のサービスのようなものでいくらでも軽減できると思っています。今は、会社のミッションが私個人のミッションでもあり、会社のやっていることと自分のやりたいことが繋がっている心地よさがあります。私が効率よく働くことが自分の時間を作ることになり、家族の笑顔につながります。そしてそんな私の姿が、自社の製品の宣伝になり、娘が将来働く環境にも繋がっていると良いなと思っています。<ママの転職 Q&A>Q:転職をして家庭環境は変わりましたか?A:時短やリモート勤務がOKで、職場自体も前のところより近くなりました。いろいろな希望が叶っている今の職場に変わり、時間にゆとりができましたね。今は保育園の送りは夫が、迎えは私がしています。夫婦の家事分担なんてものはあまりありませんが、4歳になる娘と夫婦で4年かけて作り上げた生活は、「お互いできることをやる」という“ゆとり”ルールででうまく回っています。Q:転職をする際に大切だと思うことは何ですか?A:リクエストは、きちんとあらかじめ伝えることですね。「これを言ったら断られるかも…」と思って言いたいことを言わないまま入社してしまうと、結果それが原因で長く続けられなくなってしまうと思います。周りに迷惑をかけていいというのではなく、子どもがいても欲しいものは手に入れていいという意味で、自分のやりたいことに対しては「わがままになっていいんですよ!」ですね(笑)。Q:仕事をするうえで大切にしていることは何ですか?A:今は時短ですが、仕事の量が少ないわけではありません。だから仕事が終わらないときは時短で帰ったとしても、リモートできっちり仕事は終わらせています。家庭があるので夜中のチャットには参加できないけど、業務時間内にきっちりコミットする「私」、というブランディングをするようにしています。Q:これから転職をしようとする人へ、アドバイスをお願いします!A:転職する理由がないなら、する必要はないと思います。でも、もし今がしんどいなら転職は早めがいいのでは。今が転職のタイミングじゃないとしても、アンテナを張って情報収集したり、転職サイトをのぞいたりといった活動は継続していて損はないと思います。自身の経験からたくさんの思いを語ってくれた熊谷さん。とてもハキハキ、サバサバとしていて、自分のできること、進むべき方向はもうすでにわかってると言い切るような潔さとまっすぐな心意気を随所に感じます。でもその一方で、「仕事を通して以前の私のような働き方をしているママたちを少しでも助けられたら……というのが裏ミッションなんです」という弱い立場を知るからこそ出るそういった言葉が、どんな立場の人も自然に許容している熊谷さんのボーダーレスな人柄そのもので、いままでの多くの引き抜きや採用に繋がっていたのだろうと思わされました。
2017年09月13日ファッション好きなら一度は覗いてみたいファッション業界。【 Interview -ファッション業界で働く- 】はファッション業界で働く方々に、ファッションに目覚めたきっかけや今の仕事に就いた経緯、お仕事の魅力などを伺うインタビュー連載です。第1回はWHO’S WHO gallery バイヤー 西井のどかさんに登場していただきます。WHO’S WHO galleryは「EXCITING & RELAX」をコンセプトに、80’S・UNIFORM・AMERICAN・EUROPIAN、の4要素から時に気分にマッチした力まないブレンドスタイルを提案する、新感覚のメンズ&レディースショップ。都内に6店舗を展開し、各ショップ独自のブログやインスタグラム運営などSNSの発信にも力を入れています。現在、レディース部門の商品企画、バイヤーを務める西井さんは入社8年目。服飾の専門学校を卒業したあと新卒でパル グループに入社し、WHO’S WHO galleryに配属。4年間、関西で店頭に立ったあと、ブランドの関東進出を機に上京。都内の2店舗で副店長、店長を経験し、半年前にバイヤーに就任。Interview— ファッション業界に入ろうと思ったきっかけは?昔から服が好きで、物を作るのが好きでした。好きなことをやりたいというのがずっとあって、勉強は嫌いだけど服は好き、という思いで服飾の専門学校に進学。当時は古着が流行っていて、人と一緒は嫌で個性を重視する学生時代でした。— はじめからバイヤーを目指していたのですか?入社した時は20歳だったので、販売員の先に自分のブランド持ちたいとか夢を持って入りました。そんな簡単にはいきませんでしたが、販売をやっているうちに販売って楽しいなと感じました。長い間、楽しいから販売の現場でいいかなと思っていたけど、やっぱり心のどこかでチャンスがあればやりたいと思っていて。東京に出てサブ、店長、と一つ一つステップを踏んで上が見えた時に、次の段階に進んでみようと思いはじめました。ちょうどそのタイミングでバイヤーの話が来て、その時「すぐにやります」と。とてもいいタイミングでチャンスが回ってきたんです。— バイイングって、具体的にどんなことをやっているんですか?WHO’S WHO galleryはオリジナル商品とセレクト商品を取り扱っているのですが、レディースのオリジナル商品全般の企画と、セレクトアイテムのバイイングをやっています。バイイングの仕事ではシーズンごとに展示会に行って、お店のコンセプトやそのとき打ち出すシーズンのイメージに合いそうなものをピックします。何故そのアイテムがお店に必要かを考え、それをどういう風に編集するのかがバイヤーの仕事。バイヤーの先輩に言われたことなんですけど、「可愛いから買うっていうのは誰でもできるから、この商品があることで店頭にどういう効果が生まれるのか、何故店に必要なのか理由を考えなければいけない」と。この商品は棚にこんな風に置こう、とイメージしながらピックします。ずっと店頭で売り場を組んでいたので、そこはイメージしやすいかな。専門ではデザイン、パターン、ソーイングなど服作りの基礎を学びましたが、実際にバイイングでは基本的な知識というより、販売の現場で培った知識や経験の方が活きています。うちのお客様はこの素材感が好きとか、このディティールは良いけどこっちはダメとか、世間ではこれが流行ってるけどうちならこうとか。店頭の経験がなかったら、バイイングは出来ないかな。若い時はすぐに役職に就きたいと思っていたけど、もし当時すぐにバイヤーになれたとしても、壁にぶつかっていたかもしれません。— バイヤーと言っても、アイテムをセレクトするだけではなく商品の企画もするんですね。商品企画では何をやっているんですか?ブランドがそのシーズンに打ち出すコンセプトや、オリジナル商品の企画を考えています。ブランドにもよりますが、商品企画を行うのは約半年前から。今はちょうど夏物の企画をしています。こんなものを作りたいとイメージを出して、それに合う生地を選んだり、ディテールを決めたりする。生地見本をサンプルの型に当てて、イメージを膨らませます。例えば、このTシャツにはこのバンダナ柄のポケットをつけようとか。小さなスワッチから出来上がりのイメージを想像するのもなかなか至難の業で、「出来上がりが思ったのと違う」なんてことも多々あります。そこから修正、修正を掛けてベストな商品に仕上げていくんですが、もっともっと経験を積んで想像力をアップさせていくことはこれからの課題です。— バイイングをやっていて感じる、仕事の魅力はなんですか?店頭ではお客様を喜ばせることが使命だったけど、今はスタッフを喜ばせることが楽しいです。ブランド自体が小さいのでスタッフ全員の顔が見えるので、反応を直に受け取ることができます。この子こんなの好きそうとか、これ可愛い!売れる!と思って仕入れたものがスタッフ個人のSNSにアップされているのを見ると、「しめしめ、やっぱり買ったな」とか思いますね。スタッフの喜んでいる顔を見るのが嬉しい。そしてスタッフが気に入ったものはお客様に伝わり、必ず売れる商品になります。でも、逆もしかりで「あれ、いけると思ったけど気に入ってないな」という時もあります。そんな時は何がダメなのか、スタッフの意見を取り入れて、次の商品に活かすようにしています。みんな正直なのでその反応はとても参考になりますね。私にとってスタッフが1番の顧客様です。— 西井さんが考える自流ファッション論は?コーディネート全体のバランスに気をつけています。基本カジュアルやメンズライクな格好が好きですが、田舎っぽかったり男っぽくなりすぎないように、どこかに締りを入れたり女性らしさを足します。髪型や体型もその一部で、自分に合ったバランスを重視しています。例えば、キャップにTシャツにデニムにスニーカーは男の子過ぎちゃうけど、Tシャツとデニムには巻き髪をばさっとおろして合わせるとか、キャップ、Tシャツ、デニムなら足元はヒールで女っぽさを入れるとか。少年っぽくなりすぎずキメすぎずっていう、どちらかに偏りすぎないコーディネートのバランスを大切にしています。これは店頭にいた時も感じたことなんですけど、「可愛い」とみんなから言われるのは同じ商品。でも、同じ商品でコーディネートしても、自分の体型や髪型など全体のバランスがわかっている人は上手にコーディネートしているなと思います。新人スタッフにもそういう話をすることがあるのですが、入った時よりどんどんセンスが良くなっていくのを見てきました。おしゃれは失敗して、学んでいくもの。色々なものを見たり、失敗したりっていう経験は大事だと思います。私も昔はめっちゃダサかったんですよ(笑)新卒で入った時とか。東京来てからグンとセンスが伸びた。お客様やスタッフと接している中でも学びがたくさんあります。— これから仕事、プライベートで目標にしていることは?まだまだブランドが小さいので、ファンを増やしていくことが目標です。ちょっと個性の強いブランドなので、まだまだ枠が狭い。まずはより多くの人にブランドの良さを知ってもらいたいです。実はWHO’S WHOが面白いのってファッションだけじゃなくて。今ついてくれている顧客様とはお店の中での交流だけではなく、イベントを行ったり深い交流をしています。そんな顧客様を大事にしながら、仲間をもっと増やしていきたい。去年の夏、顧客様と一緒に「100人BBQ」をしたんですが、早く「1000人BBQ」をやりたいと思っています!プライベートでは、どんどん新しいことにチャレンジしていきたい。東京に出てきて3、4年、仕事に追われることが多かったけど、最近は知り合いのご縁などがあるので、いろんなことに挑戦していきたいですね。WHO’S WHO gallery LUMINE EST SHINJYUKUAddress東京都新宿区新宿3-38-1 ルミネエスト6FTel03-5919-4002Open11:00~22:00Blog / Instagram(ルミネエスト新宿店)/ Instagram (西井さん)Text. Azu Satoh
2017年08月14日結婚や出産を機に退職し、子育てが落ち着いてから再就職を考えるママは少なくありません。しかし、子どもがまだ小さいうちは、なかなか採用されにくい現状があります。「子持ち」ということをデメリットにしないためには、どのようなことに心がけるべきなのでしょうか。面接官の本音や再就職を果たしたママの体験談をご紹介します。■「子持ち」は不利? 悪いイメージを払拭するには現在は独立して不動産業を営むFさんは、求人募集をするときには「優秀な人なら子持ちとか関係なく採用する」といいます。しかし、小さな事務所がゆえに繁忙期に突然休まれるのは厳しく、たとえば小さな子がいるママと独身男性が同時に応募してきた場合、スペックが同じくらいなら後者を選んでしまうといいます。「パートなら気にしないのですが、正社員となると繁忙期は遅い時間まで残業が発生することもあるため、小さなお子さんがいるママには難しいのではないかと感じてしまいます。大手に勤めていたときも同様で、資格を持っていても採用されないママはいました」子どもがいるだけで不利になっては、いつまでたっても社会復帰が果たせません。どうすれば採用に近づけるのでしょうか。「小さい子がいるからといって、絶対に採用しないというわけではないんですよ。ただ、面接の段階で『子どもがいるんだから突然休むのは仕方ない』という態度が見えてしまうと、仕事に対しても不誠実なのかな、と思ってしまいます。とはいえ、子どものことはこちらから聞きづらいこともあるので、自分から話してくれるのは大歓迎です。たとえば、急な残業が発生したときには子どもを預けられる人がいるのか、子どもの発熱で出社できなくても自宅で作業ができるのかなど、こうしたことを自分から話せる人は、責任をもって仕事ができると感じ、採用したくなりますね」Fさんもできるだけサポートしたいとは考えていて、そのためにも現状をきちんと話してほしいそうです。「不利になると考えて子どもの話を避ける人は多いですが、大切なことなのでちゃんと話してくれたほうが好感を持てます」とのこと。会社の風土や制度を知りたいと思うことも大切ですが、それ以上に自分が子どものことをこう考えている、ということをアピールできるといいかもしれませんね。■休職中にスキルアップ! はアピールできる実際に社会復帰を果たしたママは、どのように対策していたのでしょうか。子どもの小学校入学を機に、経理事務の仕事に就いたAさんに話を聞きました。「前職も経理部にいたので経験はありますが、ブランクがあるのは事実。ソフトなども当時とは変わっているだろうし、それは正直に伝えました。でも、それだけでは採用されないだろうから、休職中に簿記の資格を取ったことをアピールし、家でもスキルアップに努めていたという思いを伝えました」経理は事務職のなかでも求人数が多く、経験と資格があれば採用されやすい職種。このように、スキルをアピールできるといいですね。「とはいえ、すぐに仕事が決まったわけではありません。WEB経由で履歴書を送った会社を含めれば、全部で20~30社くらい。そのなかでも外資系の反応がよかったように感じます。資格やアピールできる経歴があるなら、外資系のほうが子持ちとか関係なくフラットに見てもらえるのかもしれません。どの会社も、面接にはたくさんの人が来ていました。都心の会社の場合はみんなおしゃれに見えて気が引けたけど、清潔感があれば問題ないのではないでしょうか。メイクは控えめだけど手抜きせず、服装も派手すぎないスーツであれば、悪い印象は与えないと思います」久しぶりに働くとなると、ファッションにも気合が入りすぎてしまいそう。意外と見落としがちなポイントかもしれませんね。■前の職種以外でも、アピールできることはある出産前は、広報部でチームを束ねていたNさん。新しい職場は家の近くを希望していましたが、広報系の仕事の求人が見つかりませんでした。そこで、前職にはこだわらず、さまざまな職種の会社を受けたといいます。「現在は工場で営業事務の仕事をしています。広報時代にパワーポイントで資料を作っていたので、そのスキルがいかせるとアピールしたんです。畑違いに見えても自分が培ったスキルを求める会社はあるので、応募先に合わせてアピールポイントを練っていました。また、再就職活動を始めたばかりのときは、志望動機に『子どもに手がかからなくなったからまた働きたい』というようなことを書いていたのですが、書類選考で落とされてしまって…。何社か落ちたときに就活を思い出して『どうしてここで働きたいのか』ということを書いたら、面接へ進めることが増えました。前向きな志望動機は重要だと思います」再就職とはいえ、就職活動と同じこと。これも意外と忘れがちなポイントかもしれません。「就活と違う点といえば、ビジネスマナーは身についていて当たり前と思われていることかな。ドアのノックの回数、お辞儀の角度など、ささいなことだけど忘れていることが多かったです。ネットなどで調べながら、家でも練習しました」新卒なら許されても、職歴のある大人にマナーが身についていなければ、常識がないと思われてしまうかもしれません。知っているつもりでも忘れていることもあるので、再度チェックしたいですね。自分の持つスキルを会社のために役立てたい、ママという立場にとらわれることなく社会で活躍したい。そうした思いを伝えることが大事だと感じました。まだママの再就職がしやすいとはいえませんが、こうしたポジティブな気持ちで働く女性が増えれば、状況を変えることができるかもしれませんね。
2017年08月09日縁の下の力持ちと言えば、聞こえは良いけれど……でもいつも、貧乏くじを引いてしまう感が否めない。つい、情にほだされて損な役回りを引き受けているアラサーOL女性におすすめする「損な役から脱却する方法」をご紹介します。得する人・損する人の違いは?【デキるOLマナー&コーデ術 】vol. 40そもそも、得する人と損する人はどこでわかれてしまうのでしょうか? それほど仕事の業績が良いわけではないのに評価される人がいると思えば、実は真面目にやっているのに評価されにくい人がいるなど。こんなのとっても不公平ですよね。2タイプの大きな違いと言えば、“受け取り上手であるかどうか” に尽きるのかなと個人的には考えています。例えば、褒められた時に「嬉しい!」と全力で喜べるのか、「いやいや、そんなことありませんよ!」と恐縮してしまうのか。得する人は我慢せずに愛情を貰い、与えることができます。しかし、損する人は愛情を受け取るのが苦手なのでついつい我慢してしまうのですよね。心のSOSを正しくキャッチする損な役回りを引き受ける方は、言い方を変えれば、いつも誰かのお姉さんやお母さん役をやってしまう世話好きな性格なのでしょう。最初は頼られることが心地よくてやっていたはずなのにそれをずっと続けていくうちに自分が疲弊していくということはありませんか?そうなった時はご自身の心がSOSを出している証拠です。「あ、辛いかもな…」と思った時は誰よりも自分の素直な心に従うように訓練してみましょう。例えば、頼まれごとが重なったら次のタイミングで断るなど。正直に意見が言えないことが続く時は、次のタイミングではっきり言ってみる努力をするのも、とても大事なことです。しんどいけどやれてしまう、でも無理にやらなくていい職場で損な役回りを引いてしまう方の多くは、“代わりに誰かやる人がいないから引き受けてるだけ” という考えではないでしょうか。業務がカッツカツでできない状況ならさすがに断りますよね? でも、やってやれないことはないな…というほんの少しの余裕を感じた時につい余計に仕事を引き受けてしまうのです。その優しさで周りの人は確かに救われます。しかし、そこに見返りはありません。それどころか、自分が疲れた時に同じように手助けをしてくれる人はほとんどいないと考えて良いでしょう。仕事に関わらず、自分のキャパシティをしっかり把握し、超えない程度に抱える練習をするとよいでしょう。つい世話好きのアナタは「いいよ、いいよ!」と気前良く受け止めてしまいますが、自分を大事にする習慣もぜひ忘れないでくださいね。断り方は甘え上手な人から学ぶご自身のなかで引き受けて良いこと、断るべきことのボーダーラインが明確になったら、次は上手な断り方も覚えておくと良いかもしれません。いつも何かと頼られてしまう方のなかにはNOが言えない人もいらっしゃいます。とはいえ、仕事の上ではNOと言わないといけない場面も多々ありますよね。そんな時に参考にすると良いのが甘え上手な方の断り方。ご自身の職場の中でこの人は愛されているなと思う人を一定期間観察してみてください。愛され上手な方は断る際に必ず明るくお茶目に「ごめんなさい!」と言えてしまったり、気の利く方は代替案を提示してうまく解決に運ぼうとすることができます。世話好き屋さんの魅力と愛され力を伸ばそうコミュニケーションスキルは何事もバランスが大事です。お調子者な印象ばかりではちゃんとした仕事は任せられませんよね。かといって、堅物すぎてもユーモアが足りない。何かと頼み事を持ちかけてくる人も同じで、いつも損な役回りをしているな…と感じ始めたら、自分を第一に考える習慣をつくりましょう。自分を大切にするポイントは、愛される人がしている上手な断り方をまねること♡ ぜひ、意識して自分を大事にする習慣を身につけてみてくださいね!(C)Eva-Katalin/Gettyimages(C)Courtney Keating/Gettyimages(C)Wuka/Gettyimages(C)Petar Chernaev/Gettyimages(C)Poike/Gettyimages
2017年07月23日仕事をするも辞めるも、今までは自分の思いひとつで自由に選択できていたはず。けれど、子どもを持つと環境を替えたいと感じていても、いろいろな絡み合う事情により、一歩を踏み出せる人は多くはないようです。今、ママにとって大きなハードルとなっている「転職」。さまざまなケースのママたちの転職ストーリーを連載で紹介していきます。■酒井桃子さんの「転職するとき」酒井桃子さん プロフィールアヤキッチン合同会社「もぐもぐ子ども調理室」企画運営担当。10年間勤めた会社を2016年退社し、代表の潮田彩さんが出張型の子ども向け料理教室として活動していたもぐもぐ子ども調理室に参画し、新たにキッチンスタジオという拠点を設けてレギュラーレッスン形式での料理教室にシフトさせた。約1年間かけ新しく事業化した「もぐもぐ子ども調理室」は2017年4月にオープンしたばかり。 【酒井桃子さんの出産後の転職歴】▼1社目 クリーク・アンド・リバー社 正社員2010年9月第1子出産 → 2011年4月復帰2013年3月第2子出産 → 2014年4月復帰▼退職後、フリーランスに約1年をかけてアヤキッチンの合同会社化と、キッチンスタジオオープンに向けて奔走▼アヤキッチン合同会社を立ち上げ「もぐもぐ子ども調理室」事業化2017年4月にアヤキッチン合同会社を立ち上げ、小金井市にキッチンスタジオを構え、定期的に通える子ども向け料理教室をスタートさせた部内初の産休育休、時短勤務取得は、子どもと後に続く人のため30歳を過ぎた頃、正社員登用で長く勤められて納得できる仕事をしたいと思うようになり、友人の紹介で、クリエイティブに特化した人材派遣や制作請負を行っているクリーク・アンド・リバー社へ転職しました。当初は大手広告代理店のアウトソーシング事業を行っている部門に所属し、部門役員のもと、部門係数や工数管理など、社内メンバーの環境づくりを主に行っていました。役員が優秀な方だったので仕事範囲がどんどん広がり、サポートする私も必然的に多忙になっていきました。2009年に結婚しましたが、それまでと変わらず夜遅くまで残って仕事をするような毎日でした。そんな中で妊娠を知り、2010年9月に長女を出産しました。勤めていた会社には産休育休制度はありましたが、私が働く部署は若いスタッフが多く、実際に出産して制度を取得した人が今までにほぼいませんでした。そこで妊娠や出産について自身でもいろいろな情報を集めながら、同時に会社の制度についても問い合わせたりして、バタバタと出産準備を進めていきました。9月に出産するために7月から産休に入り、翌年3月まで育休を取得しました。部署で初めての産休育休取得者となったので、これから子どもを持つことになるだろう後輩のためにも、子どもを持っても頼りになると言われるような仕事をしたかったのですが、ただでさえ時短勤務の形態でちゃんと仕事ができるだろうかと、復帰前はすごくプレッシャーを感じたことを覚えています。 実際に復帰してみると、想像以上に子どもは熱を出したり具合が悪くなったりするので、仕事中に鳴る携帯電話にビクビクすることもありました。保育園からの電話になかなか出られなかったり、出ても仕事を誰かに任せて帰らなくてはいけない心苦しさから、上司に報告するまでに時間がかかったりすることもしばしばありました。 ■保育園の父母会長を引き受けたことが、「転職」のきっかけに仕事復帰をして2年後の2013年には2回目の産休を取得し、3月に長男を出産しました。翌年4月、二人の子どもは同じ保育園に通えることができたので、時短勤務で仕事を再開し、子育てと仕事の毎日は繰り返されていきました。そんなとき、子どもたちが通う保育園のママ友に、2015年度の父母会長を勧められ、安請け合いで引き受けたことが、今回の転職へと繋がっていったのです。私たちの暮らす市では、市、NPO団体、保育園など公立施設の三者で実行する、アートに親しむことを目的としたイベントを行う取り組みがあるのですが、それが2015年度は子どもたちの通う保育園で実施することが決まっていたんです。ただ単に父母会長を受けるのは躊躇があったのですが、そのイベントがあることでおもしろそうだなと思い、なんとなく引き受けてみました。父母会というものは、保護者同士の間に分かりやすい上下、利害関係がなく、そこに集まる人たちはみんな純然たるボランティアの精神でやってくれています。そんな人たちに、いかに気持ち良く参加し、協力してもらうには……と、普段の仕事とは少し違うところの気遣いや進め方を学んだ思いがしています。結果、イベントは成功をおさめ、年度の役員会自体も滞りなく終了し、役員をやってくれた保護者の方たちは「楽しかった」「やってよかった」と言ってくれました。私自身もボランティアで私の大事な時間を使うのだから、子どものためではなく、まずは自分が楽しまなきゃと思ってやっていました。そんな役員の仲間の一人に、今回一緒に事業をすることになった潮田(※編集部注:代表兼講師を務める潮田彩さん)がいたんです。もともと潮田は出張型の子どもの料理教室をやっていて、事業を拡大したいという思いを持っていました。そんなときにちょうど父母会の集まりの後に二人で話をしていて、「酒井さんのような人に私の仕事の営業的なサポートをしてもらえたらいいのにな~」と伝えられて。そのときは「いつか一緒に仕事をしたいですね」と終わったのですが、家に帰り一人で考えてみると、それはとてもありがたい話でぜひ行きたいと思うようになってきて。それで翌日夫に「やってもいい?」と相談すると「いいよ!」と言われ、すぐに潮田に「一緒にやろう」と連絡したんです。潮田はたった1日でこんな展開になってびっくりしていました(笑)。 ■辞める理由のなかった会社を辞めたのは「やりたいことを見つけた」から転職への動機は、実は潮田から誘いを受ける少し前からありました。それは長女の小学校入学が現実的になってきたころからです。昨年夫の仕事のポジションが変わり、週に1~2日は出張をするようになりました。今でさえふたりの子どもを迎えに行って帰宅するのはなんだかんだ19時になります。でも小学校へ入ると、今の仕事内容や勤務形態では19時に保育園から学童へと迎えに行くようになることがどうしても難しいと思うようになりました。私自身、勤続10年になりますが、その半分が母であり時短勤務で働く期間となりました。仕事を続けるうえで上を目指したい思いもありましたが、今の仕事からキャリアアップすると、次はマネージャー職になります。そうなれば下にメンバーを抱え、より密に時間を過ごすことが想像されますし、私自身もメンバーと一緒にいたい!と思うだろうと予測できたので、時短勤務でマネージャーになっても自分の理想とするマネジメントができないのではないかと思っていました。そんな時の潮田の誘いだったので「これだ!」と思い、乗りました。そうと決まればすぐに会社に報告をしました。上司には「辞めてほしくないけど、すっごく楽しそうだね」と言ってもらいました。10年も勤めた会社をそんな理由で辞めるの? と思う人もいたかもしれませんが、時間に制限があるからとかではなく、「ほかにやりたいこと見つけちゃった。じゃあね、お先!」って楽しそうに辞めていったらカッコいいかなと思って(笑)1年経った今、合同会社化してスタジオキッチンも作り、定期開催のクラスも走り出しました。今は始まったばかりですが、一人でも多くの子どもたちに定期的に通ってもらい、自分自身の成長を感じてほしいです。そしてその成長をお父さん、お母さんにもシェアして、たくさんの自信をつけていってほしいと思っています。「もぐもぐ子ども調理室」はどの企画に参加しても「とにかく楽しい!」がモットーです。「なんかあそこ、いつも楽しそうなことしている!」って大人にも子どもにも思われるような、そんな場にしたいと思っています。<ママの転職 Q&A>Q:転職をして家庭環境は変わりましたか?A:朝の登園でゆっくり歩いてあげたり、医者にこまめに通ったり自由に使える時間は少しできたと思います。でもスタジオができるまでは自宅が仕事場だったので、子どもとの時間にもPCに向かったりすることも多く、子どものとの時間が単純に増えたかといえば、そうではないかもしれません。でも、子どもたちが撮影のモデルになったり、ワークショップに参加したり、親が働く姿を間近で見られることが、この先いい経験に繋がるといいな、と思っています。Q:仕事をする上で気にかけていることはありますか?A:以前の上司に言われた「今の会社の業務だけでなく、どこへ行っても重宝される人間になれるよう、自分のマーケットバリューを常に考えながら仕事をしなさい」ということを意識しています。自分が市場に出たらどのくらいの価値があるのかを考えるというもので、この転職でも「アヤキッチンには営業、広報が必要で、且つ運営、実行部隊も足りていない。もし私が参加したらそのすべてに応えられるかも」と思えたから、すぐに飛び込めたんだと思います。Q:これから転職する人へのアドバイスをお願いします!A:「ここが嫌だからこっちへ行きたい」ではなく、「こっちがいいから行く!」というように、無理矢理でもいいからポジティブな理由に変換したほうがいいと思います。あとは「子どものため」が理由の転職もオススメしません。本当のことをいうと小1の壁とかいろいろ事情があるんだけど、そうではなく自分のための転職、としたほうが、後々子どものためにも自分のためにも気持ちがいいと思います。Q:具体的に転職をしたい人にオススメすることはありますか?A:自分には今何ができて、この先1年後、何年か後に何をしたいとか、頭の中でだけでも自分自身のレジュメを作ってみることをおすすめします。年に1度くらいやっておくと頭の中を整頓するのに良さそうです。そうすることで転職したいと思ったときにすぐに行動に移せると思います。皆が躊躇する父母会長を引き受けてみたことが、すべてにつながったんだと言った酒井さん。何よりも自分が楽しみたいという雰囲気と自信は、周りの人に連鎖し影響していくのだと思いました。この転職に対しても「先見の明があると思うんです」と言い切ったその自信が、結果的に理想とする仲間や場所を引き寄せているようでした。
2017年05月31日仕事をするも辞めるも、今までは自分の思いひとつで自由に選択できていたはず。けれど、子どもを持つと環境を替えたいと感じていても、いろいろな絡み合う事情により、一歩を踏み出せる人は多くはないようです。今、ママにとって大きなハードルとなっている「転職」。さまざまなケースのママたちの転職ストーリーを連載で紹介していきます。■吉田奈津美さんの「転職するとき」吉田奈津美さん プロフィール6歳、3歳の二児の母/株式会社メデラ 社員 産後何度かの転職を経て、メデラで働く知人から誘いを受け入社。母親であることはマイナスではなく、メリットと捉えてくれることに共感している。 【吉田奈津美さんの出産後の転職歴】▼1社目 映画配給会社 契約社員2010年5月第1子出産 → 2010年7月仕事復帰 → 2010年8月に退職▼2社目 派遣会社へ登録(派遣先は2社)2011年5月派遣社員として転職2012年4月第2子出産のため産休・育休へ → 2013年7月出産 → 2014年4月仕事復帰 → 2015年1月退職▼3社目 現在2015年2月株式会社メデラへ正社員として転職■産後2ヶ月で復帰→翌月退職が、理想の子育てを考えるきっかけに子どもを産む前から働いていた会社には、制度として産休はありましたが、育休はなかったんです。そこで2010年5月に出産した2か月後の7月には、仕事復帰をすることになりました。復帰早々、体調もまだ完全でない体で、真夏の強い日差しと気温の中での通勤が始まりました。私自身フラフラになりながら会社にたどり着く日々です。それだけでなく、生まれて間もない息子も預けてすぐに体調を崩してしまい、その月は保育園に2週間も行くことができませんでした。そのときに「これはちょっと違う」と感じ、復帰したばかりでしたが会社を辞めることを決めました。退職はしましたが、その会社から在宅でできる仕事を請け、少しの間はフリーランスのような形で仕事をしていました。けれどこの状態を長く続けるつもりはなく、新しい仕事と保育園を探して早く仕事に復帰しようと考えていました。でもそれと同時に前社を辞めたときのように、子どもに負担をかける仕事はしたくない、子どもとの時間をしっかり持ちたいと思うようになり、働き方を模索していました。■「自分を成長させたい」 派遣社員から正社員へ転職そうしているうちに認証保育園が先に決まり、入園の条件として翌月には働き始めなくてはいけなかったので、予め登録していた派遣会社に条件の合う仕事先を紹介してもらい、2011年5月から新たに働き始めました。そこで約2年働いた2013年5月、二人目の出産のため産休に入り、7月に長女を出産しました。派遣会社には育休制度もあったので、それを利用して翌年4月に復帰し、半年近くたった頃メデラに転職し、現在に至ります。一人目の子どもを再び認証保育園に預け、そこからメデラに転職するまでの2年半の間は、派遣会社から紹介される会社に勤めていました。ですが、実はその間もずっと一つの会社で働いていたわけでなく、いくつか仕事先を変えているんです。だから子どもが生まれてから会社が変わった回数で言うともっと多くて、実際はこの6年で4社になります。仕事先を変えるたびに出社時間や勤務形態も変わったりして、それに慣れるまで子どもにも少しは影響があったかもしれません。でも派遣会社から紹介されていたので、仕事をしながらの転職活動をしたわけでもなく、待遇など自分の条件を満たしたところに行くことができたので、精神的な負担で言うと、通常の転職とは違った、守られている感じはありました。小さな子どもを育てながら働くのは大変なことなので、産休育休制度もあり、時短などの条件を満たす会社をすぐに紹介してくれる派遣会社は、当時の自分には合っていて、助かると感じることも多かったです。けれど仕事をしていくうちに、もっと会社の一員として中に入って、責任のある仕事をしたい。自分自身も成長していきたいという思いが大きくなっていました。そんなとき、以前一緒に働いていた友人にメデラに来ることを誘われたんです。■「母でいること」がメリットだった!今までは子どもや家庭を守るため、時短や残業なしなどの条件を優先して仕事選びをしてきました。そうやって仕事と家庭を切り離して二つをうまく両立させるということばかり考えていましたが、そのとき友人に「メデラはママを探している」と言われたんです。子どもがいることは転職においてハンデになるとばかり思っていたのですが、そう言われたときに「そんな考え方、そんな仕事があるのか」というような気付きがあり、今の自分自身の環境を生かせるこの会社で働きたいと思うようになりました。それに、幸いなことに自宅から会社への距離は近くなり、通勤時間も短くなりました。たまに終わらない仕事を多少自宅に持ち帰ることもありますが、基本的には時短勤務で、自分の裁量で仕事にかかることができ、仕事をする上で最大の優先事項として決めた「家族との時間を守る」も以前よりクリアできています。今、メデラに入社してから2年が経ち、責任のある仕事も任されるようになりました。子どもたちも仕事に理解をしてくれて、大切なプレゼンの前日には「ママ、大きな声で言えば大丈夫だよ!」なんて勇気づけてくれたりするんです(笑)。自分のやりたいことと、子どもの成長を信じて、これだけはということだけは曲げずにやっていけば、今がどの場所にいたとしても納得のできるその先に繋がっていくと思っています。<ママの転職 Q&A>Q:転職活動中、「子どもがいること」をネガティブに感じたことは?A:転職期間が長引くと退園させられるとか、保育園のしがらみに転職を躊躇させられることはとても多いと思います。でも譲れないいくつかの条件だけは必ず守り、それ以外多少の妥協ができれば、子どもがいてもいい仕事には巡り合えると思います。Q:仕事を選ぶときの基準はなんですか?A:1)手作りの夕飯を用意できる余裕があるかどうか。魚を焼くだけ、野菜を切ってお皿に並べるだけでもいいので、普段の食事の準備をするところから子どもたちに見せてあげたいと考えています。 2)延長保育には入れない。子どもが友だちと一緒に「バイバイ」と言える時間のお迎えができるようにようにと考えていました。Q:もし1社目の会社を辞めなかったとしたら、どうしていたと思いますか?A:どんな選択をしても、後悔はしたくないので、きっとがんばってやりくりしたりして、その生活にある程度納得はしているとは思います。でも以前の会社は残業もバリバリするような職種で、ロールモデルになるような人もいなかったので、タイミングが違ったとしても転職していたと思います。Q:転職に対して、ご家族の理解はありましたか?A:メデラに転職することを夫に相談したら「行きなよ!」の一言でした。実は同じタイミングで夫も転職をすることになっていたので不安も多少あったのですが、その一言に後押しされました。夫も転職後は早く帰れるようになったので、家族にとって私の転職も夫の転職も、いい選択でしたね。Q:これから転職をしようとする人へ、アドバイスをお願いします!A:自分が大切にしたいことが守れることが前提で、あとは出会い! 不安はあるけれど出会ったら迷わずトライしてほしいですね。人によってそれぞれタイミングもあると思いますが、行けそうなときは「エイ!」と気負わず踏み出してみてもいいのかなと思います。子どもを自分の手で育てることを実感しながら、自分の成長も感じていきたいと新たな会社で正社員になることを選んだ吉田さん。母になるとつい自分のことが二の次になることが多いけれど、「子どもたちはきっと働いている母を誇りに思ってくれていると思う」と自分の成長に妥協しないたくましさは、子どもたちにとっての優しい母であることを支える力になっているようでした。
2017年04月10日ファッション好きなら一度は覗いてみたい、ファッション業界。【Interview -ファッション業界で働く-】はファッション業界で働く方々に、ファッションに目覚めたきっかけや今の仕事に就いた経緯、お仕事の魅力などを伺うインタビュー連載です。第3回は、フリーランスPR小高 妃登美さんに登場していただきます。前編では販売員から留学を経てPR会社に入社する経緯を語ってくださいました。後編では忘れられないエピソードやフリーランスになってからの働き方の違い、これからの目標などをお伺いします。Interview— 一見するとファッションショーの現場は華やかな世界に見えますが、裏ではそんな緊張感のある攻防戦が繰り広げられていたんですね… 様々な現場を経験されてきたと思いますが、今までの仕事の中で忘れられないエピソードはありますか?入社して4、5年目かな。海外のコレクションブランドの仕事が入るかもしれないということで、(海外出張中に)デザイナーとの打ち合わせがありました。通訳はいたんですけど、なぜか通訳の言葉が通じないということで、私が英語で話すことに。偉大なデザイナーを前にして通訳をするという一大任務。まずは会社の説明をしていたら、「君の会社の自慢はいい」と言われてしまったという失敗エピソードでした。本当に緊張していたので、突然重役を振られて頭が混乱してしまったんですよね。今思えばこの仕事をやっていないと経験できない本当に貴重な機会でした。PRにとって重要な要素をひとつに定義するのは難しいけど、想定される様々なことを先回りして考えて動かないといけないということを、その時に学びました。— (ブランドの名前を聞いて)それは、緊張どころの話ではないですね。私だったら泡を吹いてしまう… 常に最悪のケースまで想定して動くということでしたが、PRで必要な力は想像力、緊急事態にも対応できる即断力なのでしょうか?何が一番重要かはわからないけど、「幅広いことに興味を持って常に勉強する、物事を俯瞰して見る力」が大切です。仕事の依頼があるときによく言うんですが、「PRをする=売上が上がる」訳ではなくて、セールスとPRが密に連携しないと結果は生まれません。PRの仕事は商品のリースをして終わりと思われがちだけど、ブランドがどういう風に誌面や世の中に紹介されて、どのようにセールスに繋がっているか、PRの活動がどう活かせれているかを最後まで見届ける。そして結果を真摯に受け止め改善すべきところは改善していかないといけない。そして小さなことに気を配ること。例えばインヴィテーションの宛名貼りも大事な仕事の一つ。届いたインヴィテーションの宛名が曲がっていたら、それがそのままそのブランドの印象になってしまうかもしれません。一つ一つの小さな行動がブランドのステータスに繋がっていくので、雑に扱ったり考えずにやったことはそのまま結果に現れてしまいます。目の前の仕事だけをこなしていてもダメで、俯瞰して物事を見ることができないと最終的に良い仕事にはたどり着けないと思っています。— 俯瞰して見る力。様々な職種を相手にして繋ぐ役割があるPRの仕事だからこそ、より大切になってくるんですね。7年間会社で働いて、独立しようと思ったのはなぜですか?そろそろ自分自身でやってみたいと思ったんです。フリーになってからは以前からお付き合いのあったブランドや、紹介されたブランドなど、一時は1シーズンで6、7ブランドほど担当させてもらっていました。今は子育てと並行しているので3、4ブランドほどです。今は独立して10年くらいですね。— フリーになってからの働き方に違いはありますか?やっぱり責任感が違います。担当したブランドの業績が悪くて終了せざるをえないということになれば責任を感じるし、逆も然り、PRをしたことで活動が広がって売上が伸びたとか聞くと嬉しい、小高さんと一緒にやったことで良くなりましたと言われると本当に嬉しい。やった分だけ自分に直に帰ってくるので、フリーの方がモチベーションは高いかもしれません。会社に入ったばかりの頃は右も左もわからず言われたことしかできなかったし、目の前のことをこなすのに精一杯でした。でも今は自分にしっかり責任がある分、相手の真剣度を見て適当にやってはいけないなと思うし、自分のためにも戦略を立ててクライアントと共有して、同じ目標に向かって一つ一つの仕事を丁寧に、真剣に取り組んでいます。フリーになってから心がけていることはまずブランドに「最終的にどうしたいのか」を聞くこと。ゴールを念頭に置いて、露出する媒体の方向性を決めたり、そのシーズンの打ち出しの強化すべき点を決めたり、時にはBUZZを起こすためにニュース性のあるイベントを自ら企画したりもします。ブランドが進むべき道筋を描いていくというか、導いていく戦略を共に考えていきます。— 小高さんが考えるファッション論を教えてください。年齢とともに着る服はもちろん変わっているんですけど、分かったのは好きな服ってずっと一緒だってこと。気付くと同じような格好していることってありませんか?最近は子供もいるしライフスタイルの変化もあって、カジュアルなアイテムでいかにおしゃれできるかが大事かな。洗える服にしようとか、スニーカーにしようとか。「こういう恰好するよね」と言われるのが昔から嫌なので、いろんな格好をします。そういう意味で特にファッションに関してこだわりはないかも? 何故かはわからないけど、〜っぽいって括られたくないんですよね(笑)— 「括られたくない」ってこと自体がこだわりだと思います(笑)最後に、今後の目標を教えてください。軸にあるのは一緒に仕事をする相手が喜ぶような仕事をしたいということ。事業を無理に拡大したいという気持ちはありません。たくさんやりすぎて、気づいたら問題を放置してしまうことがあるといけないので、自分のやれる範囲で丁寧に質の良い仕事をしたいです。今はありがたいことにPRの仕事をもらえているので、自分がおばあちゃんになってからでも良いかなと思うんですけど、子供のための何かをしたいです。子供が生まれたことで、そう思うようになりました。ゆくゆくはファッション以外の分野でも仕事をしてみたいかな。 Text. Azu Satoh
2017年01月10日玉木宏がキャリアの警察署長でありながら自ら街に出て事件を解決する“平成版遠山の金さん”を演じるドラマ「キャリア~掟破りの警察署長~」が、10月9日(日)今夜からフジテレビ系でスタートする。これまでも「ギルティ 悪魔と契約した女」や「砂の器」で刑事役を経験、先日放送の「巨悪は眠らせない 特捜検事の逆襲」では検事を演じたこともある玉木さんが、今作で演じるのはその名も“遠山金志郎”。ひょうひょうとしていて変わり者だが、情の厚さを持ち、救いを求める人を助けるため声をあげることのできない被害者に寄り添い、悪を成敗する市民のヒーローという、これまでの刑事役とは一風変わった役どころだ。市民から身近な存在でありたいと、街で出会った人々にも気軽に話しかけていく遠山は、街では警察署長とは思われない服装のため誰からも署長だと思われず、何事も自分の目で確かめないと気が済まない性格のため、捜査員たちは気付かない一見関係なさそうな意外な事柄からも事件解決の糸口を見いだしていくというキャラクター。もちろん遠山の現場の常識に当てはまらない捜査は他の捜査員たちから迷惑がられ、対立は深まるばかりだ。そんな遠山を取り巻く登場人物には、雑用ばかりを押し付けられ、早く認められたいともがくノンキャリアの新人刑事・相川実里を瀧本美織が、叩き上げで係長のポストに上り詰めた完全なる現場主義者でキャリアに対する反発心が強い南洋三を高嶋政宏。さらに刑事課の刑事として白洲迅、半海一晃、勝矢、平山祐介。遠山に憧れる警官役で松本岳。遠山が署長となる北町署の副署長・半田順二に柳沢慎吾。その他遠山のヨガの先生・加納理香を知花くららが、キャリアの警視監・長下部晋介を近藤正臣が演じる。第1話では、入庁後初の現場の所信表明で遠山が警察は“市民の味方”だと強調するも、南洋三らたたき上げのノンキャリアの刑事たちは気に食わない。南や相川実里ら現場の捜査員が連続強盗殺人事件の会議をしているところに遠山がやってきて“見過ごせない事件”があるという。それは被害通報件数1位の落書き。南らが捜査協力を拒否した結果、遠山は実里と落書き犯の行方を追うことになる。しかしその落書きには意外なメッセージが隠されていて…というストーリーが展開。殺人、窃盗のような事件からストーカーやいじめ、隣人トラブルまで市民のまわりで起こるさまざまな事件に大小はない。市民に寄り添おうとする現代の“遠山の金さん”の活躍ぶりに期待だ。「キャリア~掟破りの警察署長~」は、10月9日(日)21時~フジテレビにて放送開始。初回15分拡大。(笠緒)
2016年10月09日デビューは中学2年生。すでにキャリアは37年になるのに、小林聡美さんは、インタビューのなかで何度も「自分は女優に向いていない」と口にした。誰もが認める素晴らしい女優でありながら、まるで女優っぽくない、その不思議な魅力はどこにあるんだろう。――今回、舞台『あの大鴉(おおがらす)、さえも』に出演されます。6年ぶりの舞台出演をお決めになったのは、どういったことからでしょうか?小林:私のなかでは、舞台というジャンルが自分から一番遠い領域で、苦手意識があるんです。そういうなかで、共演者が片桐はいりさんだったり、出演者が3名だけっていう少なさだったり、前回の舞台『ハーパー・リーガン』で振付を担当されていた小野寺(修二)さんが、戯曲を演出されるというところに興味が湧いたというのもあります。少人数というところで、面白いことになるんじゃないかという予感がありまして。――小野寺さんは、マイムをベースにした新しい舞台を作られています。小林さんはどこに面白さを感じているんですか?小林:彼自身の世界が明確にあって、毎回、個性的で面白いものを見せてくださるんです。セリフは少なくても、ステージはとても饒舌。これまで何度か舞台を拝見していますが、出演者の方々はすごく動くじゃないですか。まさか自分がここに入るのか?と思うと、軽く背筋が凍りますが(笑)。――この舞台に限らず、映画でもドラマでも、出演したいと思うのは、作品のどういったところを見て感じるんでしょう?小林:なんか皆がワーッて熱狂しているものって、入っていきづらいんですよね。それを掻き分けてまで見たいとは思わないんです。だから、あまり知られていないものを見てみたいし、やってみたい。…非常にマイナー志向(笑)。――出演者は少人数がいい、というのもそこから来てるわけですか。小林:そうです、そうです。――そういう志向は、もともとお持ちだったんですか?小林:多分そうだと思います。大人数のチームでやる部活とかスポーツって、どういうモチベーションで参加していいのかわからない。社交的じゃないわけじゃないんですけれど、大人数になると、なんか閉じちゃうんですよね。――10代、20代の頃の作品の印象があるからか、健康的で活発な体育会系のイメージだったので…。小林:全然体育会系ではないです。なんでもひとりでやっちゃったり、出かけちゃったりするのが好きだし、誰とも口をきかずに一日が終わることもあります(笑)。――ただ、俳優ってチームプレーが大切なお仕事ですよね。小林:だから、向いてないことを、ここまで一生懸命やってきたんだなって思います。――でも、向いてないと思いながらも続けてきたのには、何か理由があったのかなと思うのですが。小林:きっと20代って誰もがそういう時期だと思うんですが、私もその頃には、自分の可能性っていうのがもっと他にあるかもしれないって考える日々でした。仕事しながらも、居心地の悪さを感じたり。それでも、これといったタイミングがないまま、ゆっくり走り続けてきたという感じです。理由があるとしたらきっと、仕事でちゃんと責任なり役割を自分が果たせたとか、そういうことで続けてこられたのかな。自分が俳優にあまり向いていないと思いながらも仕事を続けられているのは、私で何かをやりたいとおっしゃってくれる人がいるからなんだろうなと。それはとてもありがたいことで、私だけのことじゃないんだという意識がどこかにあって、自分が嫌だから辞めようってところまでいかなかったんだと思うんですよね。――なるほど。小林:そんな人生ですわ(笑)。――でもそれも、小林さんがプロデューサーや監督、演出家のような方々の創作意欲を刺激する存在だからだと思うんです。小林:どうなんでしょうね。自分ではよくわからないんです。――例えば、それぞれの作品において、ご自身のここが求められているのかなと感じることはあるんでしょうか?小林:年代ごとにありましたよね。CMをよくやっていた頃は、元気で明るい感じを求められているんだろうなって思ったり、映画『かもめ食堂』くらいからは、自分のやりたいことをやっていく清々しい女性だったりとか。そんな匂いを感じ取ってはいます。――そういう世間的なイメージを、どう受け止めていたんでしょう?小林:まあ、自分にないわけじゃないけれど、あんなに元気で明るくないし、あんなに清々しくて凛としてないしって思いながら…。――淡々と、求められているものを演じていらっしゃる、と。小林:そうそう。この場での私の役割はそれだなーって(笑)。――よく俳優さんを評して、演技がうまいとか、ナチュラルな芝居だとか言いますが、小林さんの作品を拝見していると、そういうところとは別次元にいるような印象を受けるんです。役になりきるというより、役と小林さんとがシームレスに繋がっているような。小林:役ですか…作ってないですね。台本の通りですよ。台本に描かれた物語から、自分が感じたイメージを頭に思い浮かべてやっているというだけです。◇こばやし・さとみ1965年生まれ、東京都出身。'79年に女優デビュー。'82年に映画『転校生』で主役に抜擢され、その後、数々のドラマ、映画に出演。おもな出演作にドラマ『すいか』、映画『かもめ食堂』など。エッセイも執筆しており著書多数。近著に『読まされ図書室』(宝島社)がある。◇小林聡美さんが出演する舞台『あの大鴉、さえも』は、36年前に書かれた現代演劇史に残るナンセンス・コメディ。演出は、いま注目を集める小野寺修二さん。共演は、片桐はいりさん、藤田桃子さん。9月30日~10月20日まで東京芸術劇場シアターイーストにて上演。東京芸術劇場ボックスオフィス TEL:0570・010・296※『anan』2016年9月21日号より。写真・内田紘倫ヘア&メイク・北 一騎(Permanent)インタビュー、文・望月リサ
2016年09月18日今まで仕事に打ち込んできて、気づけば周りは結婚ラッシュ。それでも仕事もお金にも余裕のある自分ならすぐに結婚できると思っている方、本当に大丈夫ですか?知らないうちに、自ら男性を遠ざけるような行動をとってはいませんか?無駄なアドバイスおそらく、学生時代はお姉さん的なキャラで様々な人からアドバイスを求められていたことでしょう。しかし、それはずっと続けるものではありません。たとえ、どんなに人生経験が豊富でも、それが全てかのようにアドバイスされれば、男性は良い気はしません。ましてや、アドバイスなんて求められていないのかもしれません。男性の話は謙虚に「聴く」に限ります。過剰な余裕の出し方自分が独身であったり、彼氏がいないことを全く不安に思っていないような素振りは避けましょう。今「おひとりさま」であることが全く問題なくて余裕だと言う言動は、男性のあなたへの興味を遠ざけます。少しは寂しい素振りを出すことも大切です。金銭感覚のずれ仕事もバリバリこなしていると、お給料はそれに伴っていきます。すると、金銭感覚は変わり始めます。それは仕方のないことです。しかし、ここで大切なのが相手の金銭感覚に合わせられるかです。かりに、チープなプレゼントをもらっても喜びましょう。そして、少し高めなものやリッチな場所にはとまどい、お金に対して誠実であることをアピールしましょう。間違っても、毎回奢るようなことはNGです。
2016年08月12日いよいよ今週末に迫ったGW!平日だろうがゴールデンウィークだろうが関係なしにファッションを楽しみたいファッショニスタの皆さま、朗報です。思わず絶叫してしまうほど目まぐるしいファッションワールドに浸れるアミューズメント施設がよみうりランドにできました!その名も「グッジョバ!!」GOOD JOB ATTRACTIONS略して「グジョバ!!」では、ファッション、車、食品、文具の4業種をテーマに15のアトラクションが集合。ワールド、島精機、日産自動車、日清食品、コクヨなどがパートナー企業となり、あの人気商品の製造過程やワークショップを体験することができます。まさに日本最大のモノづくり体感型アミューズメントパーク!今回はFASHION factoryに注目して体験レポをお届けします!FASHION factoryでアパレルを知る!「ファッションへの興味を持ってもらうきっかけ作り」をテーマにしたFASHION factoryでは、体を動かすことでホールガーメントを動かしニットを編み上げるアトラクション「マイニット」や、洋服ができる工程からファッションショーまでを体感できるジェットコースター「スピンランウェイ」を楽しむことができます。子供たちが夢中になるのはくるみボタン作りなどのワークショップ「わくわくファッションラボ」。平日2回、休日3回の頻度で開催しています。壁の装飾はワールドのデザイナーによるものだそう。漕いで!走って!ホールガーメントを動かせ!ワークショップの横にはニット製造アトラクション「マイニット」があります。ここで体験できるのは、日本が世界に誇る島精機の自動横編み機「ホールガーメント」でのニット作り。「ホールガーメント」とは、完全無縫製自動横編み機のこと。通常洋服はパーツを何個も縫製して作るのですが、「ホールガーメント」を使うと1着まるっと編めてしまうのです。「マイニット」では自転車、ランニング、ボート漕ぎをすることでホールガーメントを動かして、オリジナルのイニシャル入りニットコースターを作ることができます。画面の下にはホールガーメント!自分で自転車を漕いで生み出した動力で裏側の毛糸がくるくるととかれて編まれていきます。ニットの色は月ごとに変わるんだとか。一番人気の自転車でゲームスタート!小さなコースターを編むのに全身全霊で自転車を漕ぐ20代女子。最速で2分半で編みあがるらしい。終わった後は汗だくです。早く漕げば漕ぐほど機械が動いてくれるので、最近感じられなかった直結型の達成感を得ることができました。2人プレイもOKなので、親子で簡単に楽しめるニット作りです。汗を流し自分の力でモノづくりをするのって、こんなに大変で嬉しいことなんだと再確認できました。小人になって服作りの舞台裏へできたてほやほやのニットを携え向かったのはお隣の「スピンランウェイ」。女の子なら一度は夢見た、憧れのファッションショーが体感できるとのこと!入り口はまるで不思議の国のアリスのよう。チラリと見える大きな文字は一体なんでしょうか?Dictionary、DESIGNER BIBLE...?ひとたび扉をくぐると、そこはまるで自分が小人になったかのようなファッションワールド。ファッション関係の参考書やドレッサー、ボタンや布などの資材に囲まれて、服作りのスタート地点に立っているみたいです。(服飾資材といえば織りネームはないかなと、探してみたり。)ここはアクセサリー類の棚でしょうか。いたずらに覗く箱の中身に、ドタバタと駆け回るデザイナーの姿を想像してしまいました。まるでシンデレラのドレスを縫うネズミたちになった気分で、どの生地でドレスを仕立てようかしら、なんて妄想しながら進んでいきます。小人の世界を抜けるゲートにもファッションユーモア満載。ジリリとジッパーを上げるとそこには実際ワールドの商品に使われている服飾資材が並びます。洋服を作り上げるパーツはこんなにたくさんあるのだなぁ、と改めて感心。左側に描かれているイラストはワールドのデザイナーが描いたものだそう。選んだコーデで夢のランウェイをスピン!?いよいよアトラクションの始まりです。前半ではコースターに乗りながら服作りの工程を見学、後半はコーディネートゲームを行いスピンするジェットコースターでランウェイが体感できるそう。左のパーツが右の服になるんだよ〜と子供に教えるのを妄想しながら、いざ乗車。じっくりと生地を研究しているグッドくん。よみうりランドのマスコットキャラクターです。人が没頭しないことにまで没頭する性格らしく、ファッションデザイナーには向いているかもしれません。上からぶら下がるのは洋服を組み立てるパーツ。ふむふむ、これが縫い合わさって一着の洋服が出来上がるんですね。デザイナーが生み出したデザインをパタンナーがこうしたパーツに落とし込んで一着の服を設計していくのです。ということを教える暇はなくスピンは続きます。(なんだろう...)おそらく、プレス機だと思われます。洋服を作る工程を一通り見学したあと、コーディネートゲームスタート!まずはお気に入りのコーデを選んでいきます。なかなか攻めてる!コーディネートを選び終えて見えてきたのはらせん状の画面。ここに選んだコーデのアイテムが並び、裸のグッドくんを操作してアイテムを獲得していきます。このらせん状に上昇していくリフト、「スパイラルリフト」は日本初のもの。帽子を逃した.........ゲームが終わって一息つく間もなく、いよいよ光と音のファッションショーのスタート!ランウェイを彷彿とさせるアップビートな音楽に合わせてスピン!スピン!スピン!実は「スピンランウェイ」は完全本格派のジェットコースターなのです。臨場感と光の遊び具合しか伝わらない画が撮れたので、本物は現場で体感してください。暗闇の中光を浴びて颯爽と駆け巡る体験は本物のファッションショーのようです。いや、この疾走感はショーの舞台裏、かもしれません。あっという間のファッションショーを終えると出口にはおしゃれにきめたグッドくんが!ちゃんと全身着れているようで一安心。ショーが終わり、会場を後にするとそこにはパリコレ会場を彷彿とさせるパパラッチが!!いつもはスナップを撮る側なので、誰もいないのをいいことにポーズを決めて帰ってきました。越境レディ的遊園地スタイルさて、越境レディたるもの、遊園地に来るときだっておしゃれしなければなりません。マイニットで高得点を狙うべく動きやすさを重視して、足元はスニーカー。両手にアイスとチュロスを持つことだってあるので、バッグはショルダーにもなるものをチョイス。スニーカーで露わになったスタイルの悪さはショート丈アウターでごまかしましょう。トレンドのスカジャンも、all刺繍で一筋縄ではいかせません。以上!outer / Lily Browntops / & other storiesdenim / usedsneakers /NIKEbag / MICHAEL KORSwatch / moto360GWはいつもと違った視点でファッションを体感してみませんか?大人も子供も楽めるモノづくり体験型施設、よみうりランド新遊園地エリア「グッジョバ!!」へGO!よみうりランドグッジョバ!!Address東京都 稲城市 矢野口 4015-1Tel044-966-1111Open10:00-17:00(平日)10:00-18-00(土曜)9:00-18:00(日曜)*祝日は変更あり*GW中(4/29~5/1、5/7,8)9:00-20:00(5/2,6)9:00-18:00(5/3,4,5)8:30-20:00HP Text. Azu Satoh
2016年06月10日仕事をバリバリ頑張っているキャリア女子の皆さん、仕事同様に合コンのチャンスも効率よくモノにしたいですよね?しかし、キャリア女子だけに、合コンに参加して、「私、周りの女の子から浮いているんじゃない・・?」とか、「今の発言、男子引いてるんですけど・・泣」といった自己嫌悪に陥った経験もあるのではないでしょうか?私は数えきれない程、そんな経験があります(笑)いつも何時に帰ってる?と聞かれた時、つい終電でと答えてしまい、男子が「大変だね~」と言いながら一歩引いていました。その瞬間確実にミスったと思いました。今回は、そんなキャリア女子がやりがちな合コンでの失敗をご紹介します。それでは早速いってみましょう。■1.仕事が忙しくて合コンに遅刻キャリア女子なら、一度や二度経験があると思いますが、19時スタートの合コンに大幅遅刻。20時スタートでも遅れてしまうというミスはありませんか?もちろんキャリア女子の主張としては、仕事なのだから仕方ないと。しかし、そこに参加している男性は、自分より仕事が忙しい女性は彼女にはできないと瞬時に判断します。それがどんなに可愛い子であってもです。もし付き合ったとしても、寂しい思いばかりするかもしれませんし、男性にもプライドがあるので、ご遠慮したい部類に入ってしまいます。そうならないために、合コンの日だけは全力で仕事を終えて参加しましょう。もしくは、土日開催にするのも一つの手かもしれません。■2.合コン中に、仕事の電話をするこれも、合コンに遅刻と同じレベルでNGです。合コン中に電話が鳴った際、それが上司であっても、お得意であっても、電話に出ると、その場が白けてしまいます。中には、ちょっといじわるな男性であれば「合コン中まで仕事の電話するなよ」と思うかもしれません。また、一緒に参加しいている女性メンバー(特に事務職)からもひんしゅくを買うかもしれません。もちろん緊急の電話は出なければいけませんが、「ママから電話」などの言い訳でごまかすか、合コンの2時間くらい電源を切ってもよいかもしれません。仕事も大事ですが、目の前の合コンという場に全神経を集中させましょう。■3.すぐタクシーを使うキャリア女子はお金に困っていません。終電越えてタクシーで自宅まで帰る日もあるので、タクシーを使うことにケチケチしません。しかし、普段あまりタクシーを使わない男性たちが、たとえば二軒目に移動する際タクシーを使おうと女性に提案されたら、ちょっと引きますよね?たとえ女性が払う気で言っていても、収入の違いを感じ、男性はコンプレックスを感じるのです。男性側からタクシーを使おうと言われたら、そのまま便乗すればよいですが、自分からタクシーを使おうと言うのはNGです。■4.住んでるエリアが『港区』『港区』はたとえばの話ですが、響きだけでハイソな感じが漂います。合コンでの会話で「どこに住んでるの?」必ず聞かれると思いますが、女性の住んでいるエリアによっても引かれたりします。特に港区なら「六本木」や「麻布十番」などのオシャレでハイソな街もあれば、「白金」などの高級住宅街もあります。もしあなたが本当に港区に住んでいる場合、あえてマイナーな駅名を教えましょう。そうすると「板橋区在住」の彼も「赤羽橋」と聞けば、きっとプライドが満たされるでしょう。東京在住以外の人でも、そういった「ハイソな土地」からちょっとずらして答えることをおすすめします。■5.身に着けているもののブランド品が多いシャネルのピアスに、バッグはセリーヌで、財布はプラダ。ちらりと見えた時計はカルティエ(推定100万円!)。ここまでブランド品で揃えられる財力のある女性は、同じ女性から見ると羨ましく憧れですが、男性から見るとドン引きの対象です(笑)どうしてそんなにブランド品が買えるのか、付き合ったら大変そう・・と思われ、どんなに着飾った華やかな女性であっても、彼女候補の枠から即退場です!そうならないために、合コン当日に身に着けるブランド品はせいぜい2~3アイテムまでとしましょう。それ以外は、ノーブランドのものでOK。むしろ男性は、全身ブランド品の女性より、一部「ユニクロ」を着ているような女性の方が適度に抜け感があって、好感を抱くでしょう。■おわりにいかがでしたでしょうか・・?合コンこそ、見た目や第一印象が勝負です。一瞬で彼女候補から外れないように、キャリア女子にやりがちなミスから学び、素敵な恋をゲットしましょう!(相川樹/ライター)(ハウコレ編集部)(今井美穂/モデル)(山田彩乃/モデル)
2016年02月28日Q.あなたは扉を開けます。その扉は何でできていますか。1.金製2.銀製3.鉄製4.木製この心理テストでは、あなたが「キャリアを通して得たいと思っていること」がわかります。開くと別の場所に行ける扉は深層心理では「未来を開く手段」=「キャリア」を示します。また、扉の素材はあなたが人生を切り開くために大切だと感じていることを表します。つまり、開けた扉からあなたがキャリアで実現したいことがわかるのです。それではそれぞれ結果を見ていきましょう。■1.金製の扉を選んだあなたは物質的な豊かさを求めるタイプ古くから財宝として扱われる金は深層心理において経済的な豊かさを示します。金製の扉を選んだあなたはキャリアを通して物質的な豊かさを求めるタイプ。ステキなブランド物を見つけるとついつい財布のヒモがゆるんでしまうところがあります。結婚後はできれば仕事はしたくない方です。恋人は金持ちをゲットしたいところですが、せめて「たまには海外旅行しよう!」と言ってくれる相手が良いでしょう。■2.銀製の扉を選んだあなたは理想を実現したいタイプ物語でも魔物を倒す魔除けである銀は深層心理において精神性を示します。銀製の扉を選んだあなたはキャリアを通して理想を実現したいタイプ。目標を達成するために、バリバリと効率的に仕事を進めていくところがあります。結婚しても、家庭に収まらないで活動的にいたい方です。ですので、恋人は家事に協力的で、結婚してもあなたのことを家に縛りつけない相手が良いでしょう。■3.鉄製の扉を選んだあなたは家庭を守りたいタイプ「鉄壁の守り」という言葉があるように鉄は深層心理において安全・安定性を示します。鉄製の扉を選んだあなたはキャリアを通して家庭を守りたいタイプ。 仕事が終わったら、できればさっさと家に帰ってゆっくりしたいところがあります。結婚したら、相手を支えて暖かい家庭を守っていきたい方です。ですので、恋人は休日にきちんと休みを取ってくれて、一緒に過ごしてくれる相手が良いでしょう。■4.木製の扉を選んだあなたはスキルを磨きたいタイプ人の手で自由に加工できる木は深層心理において技術力を示します。木製の扉を選んだあなたはキャリアを通して自分自身のスキルを磨きたいタイプ。仕事にのめり込むあまり気が付いたら終電の時間になっていた、なんてこともありそうです。趣味のレベルでも構わないから結婚してもキャリアは継続させたい方です。ですので、恋人はあなたのこだわりを理解し、尊重してくれる相手が良いでしょう。■おわりにあなたの診断結果はいかがだったでしょうか。自分の願望を自覚しておくことは、目標からブレないために必要なことです。また、キャリアは仕事に限りません。あなたを理解してくれるパートナーを見つけることもあなたが幸せな人生を過ごすためには大切ですよ。(藤間丈司/ライター)(ハウコレ編集部)
2016年02月20日●データ通信の特典付与が中心に春商戦を間近に控える中、携帯電話キャリアは今年も学生向けの割引施策を発表した。だが今年の学割は、各キャリア共に料金を割り引くよりも、高速通信の利用が可能なデータ通信容量を増やすことに力を入れた内容となっている。一体なぜ、料金ではなくデータなのか。その裏にあるキャリアの狙いを探ってみよう。○割引ではなくデータ通信容量が目玉に携帯電話業界にとって、1年で最も販売競争が過熱するのが春商戦だ。この時期は新入学シーズンを迎えた学生や新社会人が、新たに携帯電話を契約することが多い。そうしたことから、携帯電話キャリアは毎年、春商戦に合わせて学生を中心とした若年層向けの"学割"キャンペーンを提供している。従来の学割は、新たに契約した25歳以下の利用者に対し、一定期間基本料金を大幅に割り引くなど、料金面での施策が中心となっていた。しかしながら今年、各キャリアが発表した学割の内容を見ると、その様相が大きく変化していることがわかる。実際、1月12日にソフトバンクが発表した「ギガ学割」は、25歳以下のユーザーが新機種を購入した場合、3GB(後に6GBに増量)の高速データ通信容量を36カ月間、つまり約100GB分(後に200GBに増量)の容量をプレゼントするとしている。新規・番号ポータビリティ(MNP)による契約の場合は、データ通信容量の増量と、ホワイトプランの基本料が3年間0円になるという料金割引のいずれかを選ぶことができるが、「ギガ学割」という名前が示す通り、割引よりもデータ通信容量の増量を前面に打ち出しているのは確かだ。同じ日に「auの学割」を発表したKDDI(au)も、やはりデータ通信容量を25歳までの間、毎月5GB分のデータ通信容量をプレゼントすることを、今年の学割の目玉として前面に打ち出していた。また1月14日に発表されたNTTドコモの「ドコモの学割」も、ソフトバンク同様6GB分のデータ通信容量を36カ月プレゼントすることを、学割の柱に据えているようだ。このように、今年の学割は料金の割引から一転して、データ通信容量のプレゼント合戦となっている。しかし一体なぜ、学割で料金を直接割り引くのではなく、データ通信容量の増量を主軸に据えるようになったのだろうか。そこには若い世代とキャリア、それぞれの最近の動向が大きく影響している。●若年層の事情を汲み取った施策○動画に積極的だが固定回線と縁遠い若年層まずは、学生を主体とした若年層の事情を紐解いてみよう。キャリアの主力製品であるスマートフォンは、若い世代ほど積極的に利用する傾向が強く、中でも学割の対象となる中高生から20代前半くらいは、スマートフォンが生活の一部として手放せない存在となっている世代だ。そうした若い世代が近年、頻繁に利用するようになったのが動画のストリーミングサービスである。現在ではスマートフォンでLTEなどの高速ネットワークが利用でき、動画の再生が快適になったことから、スマートフォンで動画を楽しむことは、若い世代にとって一般的な行為となってきているのだ。なかでもYouTubeは、音楽やエンタテインメントを中心として、若い世代にとって欠かすことのできない身近な動画メディアとなっており、その利用率も非常に高い。また最近では、「ツイキャス」などに代表される動画のライブ配信サービスの人気も高まっており、LINEがライブ配信サービスの「LINE LIVE」を開始するなど盛り上がりを見せている。だが動画は、テキストや画像と比べ圧倒的にデータ量が大きいことから、ストリーミングで動画を長時間視聴していると、データ通信容量をどんどん消費してしまう。つまり若い世代は動画を頻繁に視聴することで大量のデータ通信容量を消費するようになっており、3GBや5GBといった容量ではとても足りないという人も多く出てきているのだ。しかしよくよく考えてみると、外出先ならともかく、自宅であれば光回線などを敷設し、Wi-Fi環境を整えれば、動画を視聴してもデータ通信容量を消費しないはずだ。にもかかわらず、若い世代がスマートフォンで大量のデータ通信容量を消費し続けているのには、若い世代が光などの固定回線を引かない、あるいは引けないことが大きく影響している。そもそも中高生は、自宅のインフラ整備に関する権限を持っていないため、固定回線を引くにしても"親の許可"という非常に大きなハードルを超えなければならない。また一人暮らしの大学生や新社会人などであっても、スマートフォンで高速通信ができることに満足していることもあり、工事などの手間を嫌って固定回線を引かない人が少なくない。ネット動画をもっとたくさん視聴したいけれど、固定回線を引くのは難しい。キャリアはそうした若い世代の動向変化に目を付けて、今年は学割でデータ通信容量を増量するという判断を下したと見ることができよう。●割引からシフトしたキャリアの思惑○"割引よりデータ"の流れを作りたいキャリアだが、キャリアがデータ通信容量の増量を学割の目玉に据えたのには、他にも理由があると筆者は見る。先に触れた通り、若い世代はデータ通信容量に対するニーズが高まっているが、実はキャリアにとって、このことは好都合なことでもある。なぜなら、データ通信容量は必ずしも、学割対象となったすべてのユーザーが使い切るとは限らないからだ。従来通り基本料を割り引いた場合は、学割の対象になったすべてのユーザーに対し、割引を適用する必要があるため、ユーザーの数だけ減収要因が発生することとなる。だがデータ通信容量をする分には、料金自体を割り引く必要はないし、すべてのユーザーが増量したデータ通信容量を使い切るわけではないため、増量によるインフラへの負担も限定的だ。こうしたことから、データ通信容量の増量を学割の主軸に据えることは、直接料金を割り引くのと比べ、お金をかけることなくユーザー満足度を高められる、キャリアにとってメリットの大きな施策と見ることができるのだ。そして、料金を下げずにデータ通信容量を増やすという学割の施策は、今後通常の料金プランにも広がる可能性もある。実は動画コンテンツの利用は、キャリアも定額動画配信サービスの「dTV」「Netfrix」などの販売を進めるなどして利用を促進している。それゆえ今後は若年層だけでなく、幅広い世代がスマートフォンで動画を視聴し、カジュアルに大量のデータ通信容量を消費する可能性が高まっているのだ。そこでキャリアは学割にならう形で、売上を大きく左右する料金に直接手を付けることなく、データ通信容量を増やしてユーザー満足度を高めつつ、売上を高める取り組みを増やしていくものと考えられる。○総務省へのメッセージにもそしてキャリアがこうした取り組みを進めることは、昨年ライトユーザー向けの安価な料金プラン提供を促すなど、携帯電話の料金引き下げを要請してきた総務省に対し、「ユーザーは料金引き下げよりもデータ通信容量を求めている」というメッセージを送ることにもつながっているように感じられる。キャリアとしては、データ通信の利用を拡大して通信料収入の底上げをしたいのが本音であり、低料金プランの導入は本意ではない。それゆえキャリアはデータ通信利用の拡大を積極化し、世論を"割引よりデータ"という流れに変えていきたいのは確かであろう。そうしたキャリアの目論見が成功するかどうかの試金石としても、今年の学割に対する若い世代の反応は大いに注目されるところだ。
2016年01月22日NTTドコモは14日、25歳以下向けのキャンペーン「ドコモの学割」を発表した。12日には、KDDI(au)、ソフトバンクがそれぞれ発表されており、3キャリアから出揃った形となった。ここでは、各社の学割の特徴や特典内容をまとめて紹介する。○NTTドコモ: U25応援割との組み合わせで36カ月6GB付与ドコモは、「ドコモの学割」を提供する。25歳以下のユーザーを対象に、新規契約(MNP含む)または機種変更で対象機種を購入し、指定の料金プランを契約すると特典が受けられるキャンペーンだ。受付期間は、21日から5月31日まで。特典は、最大36カ月間5GBのデータ量が毎月付与されるものと、最大12カ月間800円が毎月の基本使用料から割引かれるものの2つが用意されている。これに、現在提供中の「U25応援割」を組み合わせると、毎月6GB(最大36カ月間)のデータ量付与、毎月1,300円(最大12カ月間)の基本使用料の割引が受けられる。適用対象の料金プランは、基本プランが「カケホーダイプラン(スマホ/タブ)、カケホーダイライトプランのいずれか。パケットパックが「データMパック(標準)」、「データLパック(大容量)」、「シェアパック15(標準)」、「シェアパック20(大容量)」、「シェアパック30(大容量)」のいずれか。対象機種は、別途ホームページでアナウンスするとのこと。なお、特別な申し込みは必要なく、適用条件を満たせば自動的に適用される。データ付与: 最大36カ月間、毎月6GB(U25応援割含む)、計216GB割引: 最大12カ月間、毎月(税別)1,300円、計15,600円同時適用: ○KDDI: 26歳になるまでずっと5GB付与KDDI、沖縄セルラーは、2016年の学割として26歳になるまでデータ容量を毎月5GBプレゼントするキャンペーンや、毎月のデータ定額料金から最大1年間1,000円を割引くキャンペーンなどを実施する。受付期間は14日から5月31日まで。データの付与は、25歳以下で、新規契約(MNP含む)または機種変更時に「データ定額5/8/10/13」((V)、(VK)付きプランを含む)を契約したユーザーを対象に、26歳の誕生月までデータ容量を毎月5GBプレゼントする。申し込みは不要だが、月末までに「デジラアプリ」もしくは「データチャージサイト」からチャージの手続きが必要となる。割引は、25歳以下のユーザーおよびその家族を対象に、新規契約(MNP含む)また機種変更時に「データ定額5/8/10/13」((V)、(VK)付きプランを含む)または「LTEフラット」((V)付きプランを含む)を契約すると、毎月のデータ定額料金から最大1年間1,000円を割引く。LTEフラットを契約した場合は毎月934円の割引。そのほか、KDDIでは、25歳以下のユーザーおよびその家族を対象に、「auスマートパス」「ビデオパス」「うたパス」の3つのサービスにおいて最大6カ月間、月額情報料の相当額が割引かれる特典も用意している。適用されるには、上記のデータ定額料割引に申し込む必要がある。データ付与: 26歳の誕生月まで毎月5GB割引: 最大12カ月間、毎月(税別)1,000円(データ定額プラン契約時)、計12,000円同時適用: ○ソフトバンク: 25歳以下には毎月6GB、家族も3GBソフトバンクは「ギガ学割」を発表している。「ギガ学割」は、25歳以下のユーザーを対象に、最大36カ月間、毎月6GB(計216GB)が付与される特典か、料金プランが割引になる特典のいずれかを選択できるキャンペーン。受付期間は15日から5月31日まで。ソフトバンクでは、25歳以下のユーザーだけでなく、その家族も最大36カ月間、毎月3GBが付与されるのが特徴だ。料金の割引は、「通話し放題プラン」「通話し放題ライトプラン」「通話し放題プラン(ケータイ)」を契約していれば、通信料金より最大24カ月間、毎月1,620円が引かれる。従来プランの「ホワイトプランであれば基本料が最大3年間無料となる。適用条件は、新規契約(25歳以下のユーザーは機種変更も含む)で指定の携帯電話を購入し、同時に「ギガ学割」に申し込むこと、「スマ放題」「スマ放題ライト」「ホワイトプラン」のいずれかの料金プランと、指定のパケット定額サービスおよびS!ベーシックパックに加入することとなっている。家族が特典を受けるには、25歳以下のユーザーと同じ「家族割引」に加入することが必要となる。データ付与: 最大36カ月間、毎月6GB、計216GB(家族は最大36カ月間、毎月3GB付与)割引: 最大24カ月間、毎月(税込み)1,620円(通話し放題プランなど契約時)、計38,880円同時適用: ×***並べてみると、微妙に各社で特徴が異なることがわかる。ドコモでは、データ付与と割引どちらも適用されるが、それぞれ期間の制限がある。ソフトバンクは、家族も最大3年間毎月3GBのデータ付与を受けられるが、割引特典と同時の適用はできない(割引期間が他社と比べて長く、割引額も大きいという強みはあるが)。KDDIは最も特徴的で、例えば現在中学1年生のユーザーが加入すれば、最大で780GBがプレゼントされる。もちろん、26歳の誕生日まで36カ月を切っていれば、他社よりも合計GB数が少なくはなるが、中学生や高校生の子どもを持つ親にとっては魅力的であることは間違いないだろう。加えて、12カ月間で割引額も最も低いが、料金割引の同時適用もポイントだ。さらに、他社にはないサービスの割引も用意した。受付期間は、3社とも5月31日まで。時間はまだあるので、各社の特徴を踏まえつつ最適な学割を選択してほしい。
2016年01月14日価値観や生き方が多様化したいま、キャリアについて悩んでいる女性も多いのではないでしょうか。特に20代は、自分のキャリアを積み上げていくうえでは重要な時期。成功した女性は、この時期に一体どんなことを心がけているのでしょう?今回は『COSMOPOLITAN』の記事を参考に、8人の成功した女性による、20代女性に送るキャリアアドバイスをご紹介します。■1:「メンターを探すな」ジャネット・モック/著者、トランスジェンダーの権利活動家メンターとは、仕事やキャリアの手本となり、味方になってくれる人のこと。仕事上ではメンターを見つけるとよいといわれますが、本当は絶対にいなければいけない人ではありません。本来は、1つの質問に対して正しく答えてくれる人がそのときいれば十分なのです。すべての役割をひとりでできる万能な人が、必ずしもそばにいる必要はないということ。■2:「新しい機会に出会えたらチャレンジせよ」セシル・リチャーズ/プランドペアレントフッド(※セクシャル・ヘルスや家族プランのサポートをする非営利団体)の代表人生にはたくさんのチャンスが転がっています。失敗も成功もたくさんのチャンスからしか生まれません。なにもしなくてはなにも得られませんが、挑戦して得た失敗と成功は新たな道を開いてくれます。母親であっても、新しい機会や挑戦、仕事に挑戦できない理由にはなりません。新たなチャンスに巡り合ったら、まずチャレンジしてみましょう。■3:「恐怖を乗り越えろ」バル・ダミング/オーランド警察署初の女性署長漠然とした人生計画ではなく、2年先、5年先など具体的な計画を立ててみましょう。これからなにをしたいのか、目標を達成するためにまずなにをするべきなのか。具体的に考えてみると、リスクのあることも出てくることと思います。でも、そこで立ち止まってはいけません。リスクの恐怖に打ち勝ち、前に進んだ者だけが成功を手にするのです。■4:「富や名声に左右された選択はするな」カマラ・ハリス/カリフォルニア州の検事総長社会的地位や富・名声など表面的なことで物事を選択するのは辞めましょう。自分の信念や価値観に従って行動しましょう。本当にカッコイイ女性は、自分と他人を比べません。■5:「続ける」クリスティン・クイン/ニューヨーク市議会の元議長キャリアについてアドバイスするとしたら大切なことはたったふたつしかありません。ひとつ目は自分が本当に愛すること、信じることのみを実行にうつす。2つ目は、途中で諦めず、「続ける」ということです。■6:「”できない”とは誰にも言わせない」アリ・ウェントワース/女優夢というものは第三者からすると、時に無謀とも言えるスケールのものがあるでしょう。彼女も女優という夢を持ったとき、両親には「なれない」といわれたそうです。でも、彼女は夢を叶えました。第三者の「できない」「無理」は一意見に過ぎないと聞き流しましょう。真に自分のやりたいことや叶えたい夢があるとき、他人の言動で諦める必要はまったくないのです。■7:「小さな課題を着実にこなす」ジョン・ルンデン/ジャーナリスト大きな仕事をいきなり任せられる人はそういません。たとえばインタビュアーなら、小さな仕事の積み重ねで知名度・信頼度が共に高まり、大きな仕事を手にするときには普段の生活ではとても出会えないような著名人・有名人と会う機会を手に入れるでしょう。成功への近道は存在しません。ひとつひとつの課題をクリアして、ゴールに着実に近づける人が、最後に本当の成功を手にするのです。■8:「愛せよ」ラバーヌ・コックス/女優彼女の演技の先生、カール・フォードは、はるか昔、演技クラスのすべての生徒に問いかけました。「もしも田舎の小劇場でしか演技ができないとしても、役者になりたいか?」場所がどこであれ、演じること自体を愛しているならば場所は関係ないということです。他人の円滑なコミュニケーションは、まず自分が心を開くところから始まります。それと同じように、愛してこそ深いつながりは生まれるものです。そして、演技を愛した仲間とは、12年のときが経っても交流が続いているそうです。*女性がなにかを成し遂げるたび、勇気づけられることも多いはず。彼女たちのアドバイスを活かして、同じ女性としてレベルアップしていきましょう。(文/スケルトンワークス)【参考】※Career Advice Every Twentysomething Needs to Hear-COSMOPOLITAN
2016年01月05日女優の広末涼子が、アメリカ・ホノルルにて開催中の「第35回ハワイ国際映画祭」で、日本人の女優初となる"キャリア功労賞"を受賞した。"キャリア功労賞"は、これまでのキャリアを総括して評価された俳優に贈られる賞。日本人では渡辺謙や役所広司、海外ではサミュエル・L・ジャクソンらが受賞した。広末は10代から活躍していたキャリアが評価されたとみられ、15日(日本時間16日)に行われた授賞式では、英語で「この場にこうして立てることをうれしく思っています。とても興奮していて幸せな気持ちです。ありがとうございます!」と喜びを伝えた。同映画祭には、広末の主演映画『はなちゃんのみそ汁』(12月19日よりテアトル新宿と福岡県内で先行、2016年1月9日より全国公開)が長編部門に出品された。広末は、自身が出演した『おくりびと』(2008年)がかつて同映画祭で観客賞受賞を経て、その後もアカデミー賞外国語映画賞など国内外を席巻したことに触れ、「本当に自分にとってはこの映画祭は思い出深く、幸運なイメージのある場所です」としみじみ。「この場に足を運ばせていただき、本当に光栄でうれしく思います」とあらためて喜びを表現し、「『はなちゃんのみそ汁』も世界に羽ばたくことを夢見て、たくさんの方に愛される映画となるといいなと思います」と期待を寄せた。本作の原作は、ガンによって33歳の若さで亡くなった安武千恵さんが、自身と夫の信吾さん、そして娘のはなちゃんの日々をつづったブログ「早寝早起き玄米生活」を基とした同名のエッセイ。千恵さん役を広末が務めるほか、信吾さん役を滝藤賢一、はなちゃん役を1,000人超の応募者から選ばれた子役の赤松えみなが担当する。メガホンを取るのは、『ペコロスの母に会いに行く』(2013年)の脚本を手がけてきた阿久根知昭監督。本作で長編作品監督デビューすると同時に、脚本も担っている。現地時間14日にはワールドプレミアが実施され、広末も参加した。会場前には長蛇の列ができるほどの大盛況で場内は満席。上映中は、物語に涙する人が続出し、上映が終わると割れんばかりの拍手が送られた。観客の様子を見ていた広末も、「観客の皆さまがたくさん笑っていてくださり、安心しました」と思わず安堵。「この作品を通して、千恵さんに感謝したいです。そして、安武信吾さん、はなちゃんに出会えたことが何よりの幸せ」と笑顔を浮かべた。(C)2015「はなちゃんのみそ汁」フィルムパートナーズ
2015年11月17日シリコンスタジオは、ゲーム業界の2Dデザイナーを対象としたキャリアアップセミナー「シリコンスタジオ キャリアアップセミナー ~シリコンスタジオ×SpriteStudio~」を開催する。日時は11月7日 12:55~17:00(受付開始12:30)。会場は東京都・恵比寿の同社セミナールーム。定員30名(事前申込制)。参加費無料。同セミナーは、ゲーム業界での普及が進むアニメーション作成ツール「OPTPiX SpriteStudio」を導入している企業によるキャリアアップ講座と、同社人材事業部によるゲーム業界・2Dデザイナーのキャリアアップ講座の二部構成。セミナー終了後は同社エージェントによるキャリア相談会も予定されている。「SpriteStudio キャリアアップ講座」では、ゲームを中心としたアート制作からシナリオ、企画等を手がけるCricoの代表取締役・市川剛実氏、ソーシャルゲームやネイティブアプリの開発を行うGeNERACEのプロデューサー・村山薫史郎氏、フリーランス・宮城剛氏が登壇し、2Dデザイナーが同ソフトを習得するメリットや、かつてのFlash使いが同ソフトを習得することによる新たなキャリア展開や仕事などについて、実体験を交えながら講演する。さらに、同製品のメーカーであるウェブテクノロジの担当者・浅井維新氏が、製品の開発秘話や裏話、SpriteStudioを使う業務が増加している企業の特長や事例などを紹介するということだ。また、「シリコンスタジオ キャリアアップ講座」では、ゲーム業界向けの人材派遣や紹介サービスに長年携わってきた同社エージェント部 部長・武富弘幸氏が「2Dデザイナ ーのキャリアアップに求められるスキルや姿勢」について講演する予定となっている。なお、同セミナーの参加資格として「SpriteStudioの使用経験があること」と「ゲーム業界での就業経験があること」という、ふたつの条件が設けられている。これらを満たす参加希望者は、参加申込フォームより申し込む。定員は30名で、申込者多数の場合は抽選となる。
2015年10月21日キャリアやお金を得たいと思ったとき、まず思いつくのは忙しく働くこと。しかし、忙殺されるほど働けば金銭は得られますが、使う時間が削られ本末転倒になることも。できるだけ仕事に費やす時間を抑えつつ、同時にキャリアアップしていきたいですよね。でも、忙しい一日のなかのたった30秒を費やすだけで、キャリアや金銭面にメリットをもたらす行動があるというのです。今回は『Fox Business』の記事を参考に、「30秒でできるキャリアのための習慣」をご紹介します。■1:重要な課題を3つに絞るシンプルに物事を捉えれば、本当に重要な課題は少ないはず。まずその日の課題を3つに絞りましょう。そうすれば実行するべき内容も減り、達成度がアップします。電子メールを眺めて1日をやり過ごすのは簡単ですが、課題をたった3つに絞れば、小さな課題を設定することはないはずです。時間を有効的に使いましょう。■2:会議をする前に要点を絞る会議でも電話のときでも、重要な点を書き留めてまとめる時間をつくりましょう。会議を円滑に進めるためには、最初の事前準備が肝心。優先順位も理解しておきましょう。ときにはアプリを使用して、価値ある30秒をはかってください。■3:自分の時間も金銭的な価値に置き換えて計算する仕事中の自分の時間を、金銭的な価値に置き換えて考えたことはありますか?1分を無駄にした場合、どのくらいの価値を失ったことになるのかを考えてみると、時間をより大切にできるかもしれません。時給を計算してみましょう。時給1,000円と仮定すれば、1日3時間の労働の原価は3,000円。場合によっては自分の貴重な1時間を確保するために、ハウスキーパーを雇うことも可能です。自分自身の労働価値を知り、時間の節約を試みましょう。自分の時間の価値を知ることは、よりよい意思決定にもつながります。必要な仕事量、充電に必要な時間も把握できるため、キャリアアップにつながります。■4:気分を落ち着かせる愛らしい動物写真を見ることは、集中力のアップにつながり、パフォーマンスを向上させます。かわいい生きものの姿は肯定的に「見たい」と思えるため、仕事中にはよい効果が期待できるのです。自分自身の休憩時間に眺めることができればよいですね。次に「30秒でできる、お金に好かれる習慣」をご紹介します。■1:購入する前に自問自答する欲しいものには、すぐ手に入るものもあれば、時間をかけてまとまったお金を貯蓄しなければ手に入らないものもあります。なにかを買う前に、そのアイテムが本当に必要かどうか自問自答してみてください。購入するにしろしないにしろ、自問自答はタダです。一呼吸置くことが大切です。■2:領収書やレシートの写真を撮ってお金の管理をする家計簿ほど「やろうと思っても続かない」ものはありません。レシートや領収書を貯めれば貯めるほど、記録する気も失せるというものです。無料アプリなど、便利サービスやアイテムを活用しましょう。レシートや領収書の写真を撮るだけで記録できるサービスもあります。毎日のお金の流れがわかれば無駄も省きやすいので、ぜひ試してみてください。■3:常に「目標」を財布に携帯するマーケティングリサーチ・ジャーナルの研究で、貯蓄をするときのコツがわかりました。日常的に、視覚情報として目標物を意識させることが重要なのです。たとえば財布に行きたい海外旅行先の写真や、欲しいものの写真を入れておくのがおすすめです。*貯蓄のコツは目標を常に意識すること。目標物を視覚化すれば記憶にも残りやすいですし、日常的に見られる環境をつくれば忘れることもありません。新たな習慣を身につけ、30秒で新たな価値を創造しましょう。(文/スケルトンワークス)【参考】※7 Simple, 30-Second Habits That Can Help Boost Your Career and Finances-Fox Business
2015年10月08日LiBはこのほど、「キャリア女性の結婚に対する意識調査」の結果を発表した。調査は9月10日~16日、キャリアを積んで来た女性を対象にインターネットで行われた。有効回答数は509名。○結婚後もキャリアを発展させたい女性、77%調査ではまず、「結婚、出産してもキャリアを維持、発展させたいと思われますか?」と尋ねたところ、77%の女性が「キャリアを発展させたい」と回答した。○キャリア女性7割が「専業主婦になりたくない」次に、仕事を辞めて専業主婦になりたいと思うか聞いた結果、「専業主婦になりたくない(69%)」という女性は7割にのぼり、理由として「自分の人生も豊かでありたいし、そのような姿を子供に見せたいとも思うから」(正社員)、「仕事は自分の好きな職業についているし、今後の目標もあるから」(パート)、「つまらなくなりそう。自分の成長がそのまま止まってしまいそうな気がする」(正社員)といった声が挙がった。また、既婚者を対象に、結婚後も仕事を続けている人の割合を調べた結果、「続けていない」という人はわずか8%にとどまり、9割近くが結婚後も仕事を「続けている(88%)」ことがわかった。○結婚願望はあるも、婚活には消極的次に、キャリアを積んで来た未婚女性の「婚活」についての調査を実施。まず、パートナーの有無を尋ねたところ、およそ半数が「いない(51%)」と回答。「婚活をしていますか?」という質問に対しては、8割超が「婚活していない(80.3%)」と回答した。また、「結婚したい」「子どもが欲しい」という回答が約80%もある一方で、「婚活」については消極的な人が多いということがわかった。○結婚相手に求める条件1位は「価値観が合うこと」結婚する男性に何を求めるか尋ねたところ、「価値観が合う」「一緒に居て心地よい、安心する」「誠実」が上位となった。最後に、結婚して良かった事・後悔した事について教えてもらったところ、「結婚して良かった事」として、「一緒にいてくれる人が居る安心感」(正社員)、「子どもを産めて育てることができたこと。宝です」(フリー/自営業)、「自分の稼ぎだけでなく、夫の稼ぎもあるので生活が多少楽になったこと」(働いていない)、「病気の時看病してくれる人がいる」(正社員)といったコメントが寄せられた。一方、「結婚して後悔した事」としては「自由時間がなくなる。 仕事も制限ができ、好きなようにできない」(正社員)、「親戚付き合い。 葬式にまつわる田舎ならではのしきたりに従う面倒くささ」(正社員)、「お金を貯めてからするべきだった」(契約社員)、「もう少しキャリアアップしてから結婚しても良かったかな、と思う」(正社員)といった声が並んだ。
2015年10月01日●ドコモのおすすめは?前回はモバイルルーターについて、キャリアから販売されているもののチェックすべきピントを紹介したが、今回はドコモ、KDDI(au)、ソフトバンク、3社のおすすめ機種を紹介していこう。○ドコモのおすすめ機種はこれだ!NTTドコモがホームページ上で紹介しているのは「Wi-Fi STATION HW-02G」と「Wi-Fi STATION L-01G」の2機種。どちらもLTE-Advanced 225Mbpsに対応し、Wi-FiもIEEE802.11ac(2.4GHz/5GHz)対応の最新スペックだ。HW-02Gがコンパクトタイプなのに対し、L-01Gは一回りサイズが大きい代わりにバッテリー容量が約2倍と大きく、駆動時間もほぼ2倍ある。どちらを選ぶかは迷ったのだが、最近はモバイルルーターを自宅回線としても使う人が多いということで、クレードルに接続するとWi-Fiの出力が強化され、部屋の中でのWi-Fiの接続性や速度がよくなる「HW-02G」をおすすめ機種としたい。アウトドア派の人には長時間駆動のLG-01Gがいいだろう。ちなみに、ドコモのオンラインショップでは、これら2機種のほか過去の機種も販売中。それらの機種を踏まえても「HW-02G」がおすすめであることは変わりない。●auのおすすめは?○auのおすすめ機種はこれ!auがデータ通信端末としてホームページ上で紹介しているのは3モデル。このうちルーターが2機種で、残り1機種は携帯電話に刺してWi-Fiテザリングするためのドングルなのでここでは割愛する(これはこれで大変面白い製品なのだが)。残る2機種はどちらもWiMAX 2+対応だが、ここは最新の「Speed Wi-Fi NEXT W01」をおすすめしたい。Speed Wi-Fi NEXT W01はWiMAX 2+でキャリアアグリゲーション(CA)を使うことで下り220Mbpsに対応したモデル。CAに対応したエリアはまだ狭いので、ほとんどのエリアでは110Mbpsで使うことになる。LTEは下り75Mbpsにしか対応していないのだが、WiMAX 2+が使えないところではプラチナバンドに対応し、エリアの広いこちらに頼ることも多いだろう。実はW01はWiMAX 2+には対応しているが、素のWiMAXには対応していない。ただしLTEのほうがエリアが広く、WiMAX自体が全国的にWiMAX 2+のCA用に帯域を明け渡し、速度が低下している最中なので、ここは大きな問題にならないと判断した。またWi-Fiについては最新規格のIEEE802.11acに対応しているのも大きい。●ソフトバンクのおすすめは?○ソフトバンクのおすすめ機種はこれ!ソフトバンクはデータ端末としてモバイルルーター、USBスティックタイプの両方を販売しており、ルーターだけに絞ってもホームページ上には2011年発売のかなり古いモデルまで残しているため、8機種も並んでいる。正直なところ古い機種を選ぶメリットは感じられないので、選ぶとすれば2014年以降に発売された機種からだ。ちなみに、同社の製品は基本的にワイモバイルとかなり重複するところがある。そんななかで、筆者のおすすめは「Pocket WiFi 303ZT」だ。LTEを使ったCAにより、下り方向で最大187.5Mbps。AXGPを使ったCA、では165Mbpsの通信が可能。Wi-FiもIEEE 802.11acに対応している。同時期に発売されたモデルとしてはもう1機種「Pokcet WiFi 304HW」があり、こちらは単独でフルセグ放送が楽しめるユニークなモデルだが、通信速度は下り110Mbps(AXGP)のみ、Wi-FiもIEEE 802.11nまでと、ルーターとしての機能が見劣りする。どうせなら、やはり高速なモデルを選びたい。次回はキャリア製ルーター選びの第2回として、ワイモバイルとUQコミュニケーションズについて紹介する。
2015年08月23日●キャリア間での差は?前回はモバイルルーターについて、キャリアから販売されているものと、SIMフリーの製品があることを紹介した。今回はキャリアから販売されているモバイルルーターの特徴について解説し、選ぶ際のチェックポイントを紹介していこう。○キャリア間の違いを理解する前回紹介したように、キャリアから販売されているモバイルルーターは、通信方式の違いやサポートするバンドの違いから、基本的にどれもそのキャリア専用だ。各キャリアのデータ通信回線には以下のような特徴がある。NTTドコモはデータ回線を3G+LTEで構成している。3Gのエリアは全キャリアで最大規模を誇り、よほどの僻地でもなければ通信が可能だ。LTEはそこまでエリアが広くないが、プラチナバンドに対応するようになり、以前よりかなりエリアは改善している。通信速度はLTE-Advanced対応により最大225Mbpsだが、まだ対応しているエリアは限られており、通常は150Mbpsまでと考えていいだろう。auは3G+LTEに加え、傘下のUQコミュニケーションズが提供するWiMAX 2+網を利用できる。LTEは3大キャリアで最もエリアが広く、速度もLTE-Advanced対応で最大225Mbps。WiMAX 2+も220Mbpsでのサービスを開始している。LTEの225Mbpsエリアはドコモ同様限られているが、WiMAX 2+の場合キャリアアグリゲーションに加えて4x4 MIMOによる220Mbpsも提供されており、こちらはほぼ全国で利用できる。高速通信のエリアに関しては最も広いと言えるだろう。ソフトバンクも3G+LTEだが、LTE-Advancedに対応しておらず、通信速度は最大150Mbpsだ。ただし、一部対応エリアではLTEのキャリアアグリゲーションにより下り187.5Mbps、または傘下のワイヤレスシティプランニングが提供するAXGP対応エリアではAXGPによる165Mbpsが実現している。エリアとしては3社中最も狭いが、都市部ではほとんど差は感じられないだろう。キャリア縛りがない場合、どれを選ぶかは悩ましいところだが、客観的に見て、エリアと速度ではauが最も有利だ。ただし、2台目以降として選ぶ場合はコストも関わってくるため、この限りではない。●選ぶときのポイントは?○モバイルルーターはまずここを見ようモバイルルーターといっても無線LANルーターなので、基本的なスペックの見方は無線LANルーターに準じる。重要なポイントをチェックしていこう。もっとも、キャリアはモバイルルーターを何機種も選べるような売り方はしていないので、実質は最新機種の間と、1つ前のモデルの中から選ぶような形になることが多い。最大通信速度(通信規格)/対応バンド数最大通信速度と通信規格については当然速い方がいいが、前述したように最高速度が出るエリアはまだ限られており、利用する場所によっては最新規格に対応していない型落ちの機種で安く済ませるという選択肢もありだ。対応バンド数についてはキャリアの場合はさほど気にしなくてもいいが、型落ち機種の場合、最近利用が解禁されたプラチナバンドなどに対応していないこともある。よくチェックしておこう。サイズと重さサイズと重さは、今は総じてコンパクトな機種が多いので、さほど気にするほどはない。とはいえ持ち歩いて使うものなので、店頭で実機をよく確認しよう。バッテリー駆動時間バッテリー駆動時間はモバイルの生命線だけにしっかり確認したい。待ち受けがないのでどれもカタログスペックに近い時間動作すると考えていいが、山登りやキャンプなど長時間電源のない場所で利用する場合はモバイルバッテリーの使用可否など、充電方法も一緒に確認しておきたい。無線通信規格と接続台数無線通信規格については、Wi-FiおよびBluetoothでの接続についてだ。無線規格はIEEE802.11acなど新しい規格の方が速度面でも快適性の面でも優れており、また5GHz帯が利用できれば、2.4GHz帯が混雑している場所でも確実に接続できる。Bluetoothについては速度こそWi-Fiにかなわないものの、バッテリー消費が少なく、長時間利用できる。接続台数については、5~10台前後のものがほとんど。古い機種では5台までの機種があるが、Wi-Fiに接続できる機器が増えた昨今、多少心もとないことが増えたので、10台以上接続できるものを選ぼう。操作しやすさ操作しやすさについては、設定のしやすさと置き換えてもいい。スマホに専用アプリがあるものは設定しやすいが、さらに本体に液晶パネルがついて、本体だけである程度の設定ができるものが望ましい。ルーターのセキュリティについても、簡単にクライアントを登録する手段があるかどうかを確認しておくといいだろう。
2015年08月22日