中国旧正月の今年2月12日に公開されるや、初日に約10.1億元(約164億円)の興行収入を記録、『アベンジャーズ/エンドゲーム』を抜いて全世界オープニング週末興行収入No.1の新記録を樹立した『唐人街探偵 東京MISSION』(原題:唐人街探案3)が、日本に緊急上陸決定。妻夫木聡や長澤まさみらも登場する日本版予告と日本版ポスターが解禁された。世界中の中華街で起こる様々な事件を、個性豊かな探偵たちが解決していく本作。舞台は、日本・東京。中国のスター俳優、ワン・バオチャンとリウ・ハオランが演じる中国の探偵コンビに加え、日本の探偵、タイの探偵も揃い、ヤクザ絡みの密室殺人事件解決のミッションに挑むーー。日本人探偵・野田昊(ひろし)を演じる妻夫木さん、中国でもファンの多い長澤さんをはじめ、染谷将太、鈴木保奈美、浅野忠信、三浦友和ら日本を代表する豪華俳優陣も集結。さらに、ハリウッド映画にも出演するタイのアクションスター、トニー・ジャーも出演し、関東各地で大規模ロケを敢行。中国映画が壮大なスケールで放つ“コメディ×ミステリー×アクション×ドラマ”全ジャンルメガ盛りの超絶エンターテインメント作品が幕を開ける。4人の探偵の一角を担う妻夫木さんは、「僕を含めたアジアの探偵たちが東京の街を暴れまくってます。映画でアジアが一つになれれば…そんな想いを胸に撮影させて頂きました。映画愛溢れるスタッフキャストが国境を超えて集結しました!是非、皆さん映画館にいっぱい笑いに来てください」と日本公開される喜びをコメントしている。今回解禁された日本版予告では、中国の探偵コンビ、タン・レン(ワン・バオチャン)とチン・フォン(リウ・ハオラン)、日本の探偵・野田昊(妻夫木聡)、タイの探偵で元刑事のジャック・ジャー(トニー・ジャー)ら4人の探偵が事件解決の依頼を受け、「東京!ついに来たぞ!」と緊急結集するシーンから始まる。成田空港、東京タワー、新宿・歌舞伎町、渋谷・スクランブル交差点など、見慣れた東京の街をカートや水上バイクなどでド派手に駆け抜けるハイテンションな映像が満載。また、事件の鍵を握る人物として、冤罪証明を探偵チームに依頼するヤクザの組長・渡辺勝役の三浦さん、マフィアの会長の秘書・小林杏奈を演じる長澤さん、事件解決率100%を誇るエリート警視正・田中直己役の浅野さんの姿も。さらに謎の指名手配犯・村田昭役の染谷さん、美人双子姉妹・川村晴子(姉)と芳子(妹)を演じる鈴木さんら、超豪華日本人キャストも活躍。国境の垣根を越えた探偵チームが挑む難事件の真相、そして事件の影に潜む謎の組織Qの陰謀とは!?日本版予告と同時に解禁された日本版ポスターでは、4人の探偵が東京の街をバックに闊歩する光景が映し出され、東京を舞台に大暴れする兆しを感じるデザイン。さらに上下には、真実を覗こうとする探偵ポーズを決めた超豪華キャストが並び、あの『アベンジャーズ/エンドゲーム』を超えて全世界歴代 No.1の新記録を樹立した規格外のスケールがうかがえる。『唐人街探偵 東京MISSION』は7月9日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:唐人街探偵東京MISSION 2021年7月9日より全国にて公開©WANDA MEDIA CO.,LTD. AS ONE PICTURES(BEIJING)CO.,LTD.CHINA FILM CO.,LTD “DETECTIVE CHINATOWN3”
2021年05月17日韓国のゴールデン・グローブ賞とも呼ばれる第57回百想(ペクサン)芸術大賞に、Netflix独占配信中のドラマ・映画が9作品15部門で23ノミネート。その授賞式が5月13日に開催され、映画『ザ・コール』主演のチョン・ジョンソが映画部門・女性最優秀演技賞に、ドラマ部門では「人間レッスン」ギュリ役パク・ジュヒョンが女性新人演技賞を受賞した。百想芸術大賞は、映画やテレビで活躍する俳優や製作者らが勢ぞろいし、韓国最高峰の映画やドラマシリーズを競う“韓国のゴールデン・グローブ賞”とも呼ばれる、注目度の高い総合芸術賞。昨年は日本でも社会現象となった「愛の不時着」や「梨泰院クラス」が話題となった。ドラマ「人間レッスン」(全10話)は、「梨泰院クラス」グンス役で注目を集めたキム・ドンヒ主演、大金を稼ぐために犯罪行為に手を染めた高校生たちを描く衝撃作。新人演技賞を受賞したパク・ジュヒョンは、真面目な高校生ジスの同級生ギュリ役に。裕福な家庭で育ち完璧主義の両親に嫌気がさしていたが、ジスの秘密をかぎつけ自身も危険なビジネスに乗り込んでいく役柄を演じた。映画『ザ・コール』(独占配信中)は、『#生きている』「アルハンブラ宮殿の思い出」でヒロインを演じたパク・シネ、そして今回、百想芸術大賞で女性最優秀演技賞を受賞したチョン・ジョンソ主演の時空を超えたミステリーサスペンス。チョン・ジョンソは20年という時間を超え、1本の電話で同じ家に暮らすソヨン(パク・シネ)と繋がっていく連続殺人犯を怪演した。また、「サイコだけど大丈夫」(全16話)はテレビ部門・助演男優賞(オ・ジョンセ)、TikTok人気賞(ソ・イェジ)、コスチューム賞を獲得。愛を知らない人気童話作家と、精神病棟で献身的に働く男が、互いの心に癒しをもたらしていくヒーリングロマンス。「悪霊狩猟団:カウンターズ」(全16話)からはメオク役ヨム・ヘランが助演女優賞を受賞。さらに、「スタートアップ:夢の扉」(全16話)のジピョン役で大きな注目を集めたキム・ソンホもTiKToK 人気賞を受賞。SNSで話題沸騰のドラマシリーズ「ヴィンチェンツォ」のソン・ジュンギが主演した映画『スペース・スウィーパーズ』が特殊効果賞を受賞した。日本では昨年来、“韓ドラ沼”にはまる人が続出。「Sweet Home−俺と世界の絶望−」は配信後28日間で世界の2,200万世帯が視聴し、2月より毎週配信された「ヴィンチェンツォ」は最終回を迎えたいまも「今日の総合TOP10」入り、『スペース・スウィーパーズ』は約80か国で総合TOP10入りし、韓国コンテンツは一時的な流行や現象を超えて世界規模で多くの人に愛されるジャンルのひとつとして定着しつつある。Netflixコンテンツ部門バイス・プレジデント(韓国、東南アジア、オセアニア圏)のキム・ミニョンは「百想芸術大賞で評価された韓国発の作品をはじめ、Netflixでは過去数十年にわたってアジア地域の韓流ブームを先導する中で培った確固たる制作能力を土台に、クオリティ及びストーリー性の高い物語を継続的に配信しています」と語り、Netflixによる世界190か国同時配信というメリットで「影響力をさらに拡大できる新たな段階を迎えていると実感します」と手応えをコメント。今後も「Netflixでしか観ることのできない作品をお届けすることを突き詰め、韓国国内の映像業界と細やかな協力関係を持つことにより、フォーマットやジャンルなどの制約にとらわれずに、新しいコンテンツを生み出ていくことに挑戦し続けます」と抱負を語っている。2021年5・6月も多彩なジャンルの新作が続々登場Netflixではこれまでに約80本の作品を全世界に独占配信、2021年には約5,500億ウォン(約5億ドル・約520億円)を韓国コンテンツに投資することで、アクション、スリラー、SF、スタンドアップコメディ、シットコム(シチュエーション・コメディ)など、ロマンスだけではない、様々なジャンルを網羅した韓国作品を今後も数多く提供していく。5月は、イ・ジェフン、タン・ジュンサン出演「ムーブ・トゥ・ヘブン:私は遺品整理士です」(5月14日より配信)、チャン・ギヨン、チェ・スビン、クリスタル出演のほろ苦いラブストーリー映画『甘酸っぱい』(6月4日より配信)、医師5人の日常を描く「賢い医師生活」待望のシーズン2(6月17日より毎週配信)ほか多数の作品を独占配信。そのほかにも、人気を呼んだゾンビドラマ「キングダム」に登場した“アシン”(チョン・ジヒョン)の正体が解き明かされるスピンオフ「キングダム:アシンの物語」、ペ・ドゥナ&コン・ユの2大スター共演、砂漠と化した未来の地球が舞台の本格SF「静かなる海」、チョン・ヘイン主演、軍の脱走兵を追うチームの奮闘を描いた「D.P.−脱走兵追跡官−」、「夫婦の世界」ハン・ソヒ、「梨泰院クラス」アン・ボヒョン出演の「人間レッスン」監督最新作で、父の死の真相を求めるジウが警察に潜入し復讐に燃えるアクション・ノアール「MyName」(英題)など、ゾンビ、ラブロマンス、SF、ヒューマンドラマ、サスペンスなど多岐に渡るジャンルのNetflix韓国作品が待機している。(text:cinemacafe.net)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-【Netflix映画】ザ・コール【Netflix映画】スペース・スウィーパーズ 2021年2月5日からNetflixにて配信
2021年05月14日ステイホームが続くなか、ときには別世界に行ってしまいたいと思うことも多いのでは?そんな気分のときにオススメしたい映画は、主人公が“もうひとつの世界”に迷い込むことで真実の愛を知るファンタジック・ラブストーリー『ラブ・セカンド・サイト はじまりは初恋のおわりから』。今回は、本作の見どころについてこちらの方にお話をうかがってきました。ジョセフィーヌ・ジャピさん【映画、ときどき私】 vol. 377セザール賞やリュミエール賞で有望若手女優賞にノミネートされたことがあり、フランス映画界でも注目度が高い女優ジョセフィーヌさん。フランスの名門校を卒業した経歴を持つ才色兼備な女性としても知られています。弾けるようなキュートな笑顔が魅力のジョセフィーヌさんが演じたのは、主人公ラファエルの妻でヒロインのオリヴィア。元の世界ともうひとつの世界(パラレルワールド)という2つの世界を舞台に描かれる本作で、前者では小さなピアノ教室を開いている妻、そして後者ではラファエルと出会わず、ピアニストとして成功しているという、それぞれ違う立場に置かれる女性を見事に好演しています。この作品がきっかけで相手役のフランソワ・シビルさんと交際に発展したことでも話題となっていますが、今回は現場での様子や自身の恋愛観について語っていただきました。―本作では、同じ人物でありながら設定に応じて2パターンで演じるという難しい役どころに挑戦されています。ご自身のキャリアのなかで、この役との出会いはどのようなものになりましたか?ジョセフィーヌさん劇中で私が演じたのは、同じルーツを持ちながら2つのパーソナリティを持っている女性。ひとりは人生で成功していて、もうひとりは自分がやりたいことをちゃんと認められていない女性でしたが、私にとっては、そんなふうにキャラクターを演じ分ける経験は初めてのことでした。しかも、ロマンティック・コメディの作品に出演するのも初めてだったので、いろいろと試行錯誤することは多かったですね。でも、それぞれのオリヴィアをきちんと存在させることに専念できたので、非常に意義深い演技に挑めたと思っています。周りから自然とインスパイアされる現場だった―相手役を務めたフランソワ・シビルさんとの初共演はいかがでしたか?ジョセフィーヌさん実は彼とはもっと前にほかの作品で共演するはずだったんですが、そのときは企画自体が飛んでしまったんです。予定されていた作品も今回と同じようにラブストーリーで、カップルの役を演じる予定でした。話が一回流れたにもかかわらず、こうしてまた同じような役どころでオファーがきたことに関しては、うれしいと同時に驚きもありましたね。現実のほうがフィクションに引き寄せられているようなところがあるんだなと。彼と一緒に演技をすることは、とても楽しかったです。―満を持しての共演だったんですね。実際に撮影を通して、フランソワさんから刺激を受けたことはありましたか?ジョセフィーヌさんこれはフランソワだけでなく、監督のユーゴ・ジェランや共演者のバンジャマン・ラヴェルネにも言えることですが、この現場では家族のような関係を形成できたように感じました。監督にしても俳優にしても、みなさん称賛されるべき才能を持っている方々ですからね。自然な形で周りからインスパイアされました。そのまま真似をするという意味ではありませんが、彼らの演じ方をどうやって自分のものにできるのかを考えることもあったので、私にとっては素晴らしい経験になったと思います。愛も友情も成就したらゴールではない―本作は、若くして結婚した監督の実体験から着想を得たお話だそうですね。この物語を通して、ジョセフィーヌさんの恋愛観や結婚観に変化はありましたか?ジョセフィーヌさん確かに、これは監督と奥さんの話から生まれた物語なので、とても親密な内容ですよね。実際、監督が感じた不安や恐怖、そして喜びなどが盛り込まれていますから。ただ、私自身の考えはそんなに変わってはいないと思います。なぜなら、あくまでもこれは自分が演じるためのストーリーなんだと距離を置いていたからです。とはいえ、「私の人生に起きたことではなくてよかった」と感じた部分はありましたが(笑)。でも、この作品を通して気がついたことは、恋愛でも結婚でも友人関係においても、愛する人と一緒に支え合っていく姿はとても美しいんだなということでした。―ラファエルは仕事熱心ではありますが、恋愛においても仕事においても自己中心的なところがある人物だと思いました。それがいろいろな経験をすることで相手を思う愛を知るわけですが、ジョセフィーヌさんが人を愛するうえで大切にしていることはありますか?ジョセフィーヌさんうまくは言えませんが、相手のことを考えて、相手に興味を持つというのは、人を愛するうえではとても大切なことだと思います。愛も友情も一度成就したからと言って永遠に続くと思ったら大きな間違いですから。自分が相手に対しておざなりな扱いをすれば、人は離れていくのは当然のことですよね。この作品では自分にとって大切な人にどう対処するべきかについて描かれていますが、私もその部分についてはグッときましたし、とても感動しました。大切なのは、好きな人に囲まれて過ごす時間―ちなみにジョセフィーヌさんがいま生活のなかで大切にしているのは、どんなことですか?ジョセフィーヌさんみなさんもご存じのように、いまの私たちは特別な状況のなかで生きていますよね。だからこそ、私が楽しいと感じるのは、自分の好きな人たちに囲まれて過ごす静かなひととき。そういった時間をシェアできることが喜びになっているんだと思います。あとは、イラストを描いたり、料理をしたりするのも好きな時間。いまのこういう状況のなかでも、最大限楽しめるように心がけています。もちろん、人生にはほかにも素敵なことはたくさんありますが、いまはそういったことが私にとっては大切な時間です。―それでは、もし自分がラファエルのようにパラレルワールドに行ったとしたら、やってみたいことはなんですか?ジョセフィーヌさん実は、そういうことを実際に考えたことがあるんですよ!私がやってみたいことは2つあって、1つ目はシェフになること。そして、2つ目は女性パイロットになることです。でも、女優という仕事では、すでにパラレルワールドを生きているような感覚を味わえているところがあるので、そういう意味では、ラッキーかもしれないですね。インタビューを終えてみて……。今回はオンラインでの取材でしたが、スクリーンを通してでも魅力が伝わってくるジョセフィーヌさん。思わず何度も「かわいい」とつぶやいてしまいました。本作で出会ったフランソワさんが恋に落ちるのもうなずけます。そんなチャーミングなジョセフィーヌさんが演じ分けた2人のオリヴィアは必見です。愛とは何かを考え直すチャンスをもらえる誰の人生においても繰り返されている大切な人との出会い。いてくれることが当たり前になってしまうときもあるものの、本作ではそれがどれほど自分にとってかけがえのないものかを気づかされてくれるはず。周りの人たちに対する思いを改めて振り返る時期でもあるいまこそ、ぴったりの1本です。取材、文・志村昌美ストーリー高校時代にひと目惚れをして結婚したラファエルとオリヴィアは、結婚10年目を迎えていた。いまや子どもたちに人気のベストセラーSF作家となったラファエルと、小さなピアノ教室を開きながらピアニストの頂点を目指すオリヴィア。仕事ばかりのラファエルに対して、オリヴィアは孤独を抱えており、2人はついに大喧嘩をしてしまう。翌日、人気作家の特別授業として中学校を訪れたラファエルだったが、周囲の反応がおかしいことに戸惑いを覚える。そして、自分がごく普通の中学校の教師で、オリヴィアが人気ピアニストという立場が逆転した“もうひとつの世界”にいることに気がつくのだった。愛を知ったラファエルが下す決断とは……。胸がトキメク予告編はこちら!作品情報『ラブ・セカンド・サイト はじまりは初恋のおわりから』全国順次公開中配給:シンカ© 2018 / ZAZI FILMS – MARS CINEMA – MARS FILMS – CHAPKA FILMS - FRANCE 3 CINEMA – C8 FILMS
2021年05月13日Hey! Say! JUMPの知念侑李が単独初主演を務める新作舞台、そこそこ本格ミステリ 「照くん、カミってる!~宇曾月家の一族殺人事件~」の東京公演が5月12日に開幕。併せて、演出を務める河原雅彦と知念侑李のコメント、舞台写真が到着した。本作は演劇界の奇才・河原と気鋭の脚本家・須貝英のタッグを組んだ、シリアスでありながらコメディ要素もある本格的な推理が盛り込まれた“コメディミステリ”という新ジャンルの舞台となる。本格的なストレートプレイに初挑戦となる知念の、“極度のめんどくさがり屋な探偵”というかなりクセの強いキャラクターにも注目だ。さらに、共演には岡本夏美、玉置孝匡、川久保拓司、長井短、永井若葉、シューレスジョー、カイル・カード、山本圭祐、中山祐一朗、伊藤正之、近江谷太朗、広岡由里子と、若手からベテランまで、河原が信頼を寄せるメンバーも集結。昨年公演中止が決定した際には、すでに稽古は中盤に差しかかっており、開幕を迎えられなかったことがキャスト、スタッフ全員の心残りであった。今回は一部公演がやむを得ず中止になるも、悲願の上演を迎えることができた本作が届ける舞台に引き続き期待してほしい。■演出:河原雅彦去年は延期になってしまい、今回も数公演中止になってしまったけど、おかげさまで(苦笑)たくさん稽古ができたので万全の状態です。早く観ていただきたかったので無事に幕が開けられてまずはホッとしています。公演がどうなるかわからない状態で準備を進めなくてはいけないのはしんどい部分もありましたけど、誰もそういった雰囲気を出さずにいい空気感のままで、今回のカンパニーにはとても感謝しています。あまり舞台に慣れていないはずの知念君も、初々しさはそのままに、求められたことをことごとくクリアしていってくれるので、ちっとも手がかからないすごくできる子でした!主人公の照くんは、まだ世界のどこにもない、舞台ならではのケレン味を持ったオリジナリティ溢れる若き探偵。バディを組む相方との関係もなかなかに斬新なので、そのへんも注目してもらえると。ま、なにせ「そこそこ本格ミステリ」という冠に恥じない、主にゆるーくて、時々スリリングな面白い作品が生み出せたと思っています。個人的に、企画の立ち上げから連ドラ化を視野に入れてますので。いつか夢が叶うといいんですけど。このご時世で、緊張した状態で観劇される方も多いと聞きましたが、せっかくの機会ですので、肩の力を抜いて、目一杯楽しんでもらえたら。演目の性質上、ずっと真顔で観られてると、キャストもめちゃめちゃやりづらいですから(笑)■主演:知念侑李ゲネプロまで来れたという安心と、幕が開くことの嬉しさを感じています。稽古場では、時間が空いた時にキャストみんなで年甲斐もなく遊んだりもして、楽しい稽古場でした。いろんな方から“リーダー”と呼ばれている河原さん。稽古場でみんなの士気を高めてくれて、さすが“リーダー”でした!舞台の登場人物にまともな人が誰一人としていなくて、とんでもないキャラクターばかりが出てくるのでぜひ注目して欲しいです。でも、シリアスなシーンもちゃんとあるので、そのギャップや空気感も楽しんでいただけたら。このご時世ではありますが、劇場の中では現実を忘れて、気軽に、好き勝手に楽しんで欲しいです。そうしてくれないと、僕たち泣いちゃうので(笑)。【公演概要】そこそこ本格ミステリ 『照くん、カミってる!~宇曾月家の一族殺人事件~』作:須貝英 / 演出:河原雅彦出演:知念侑李/岡本夏美 玉置孝匡 川久保拓司 長井 短 永井若葉 シューレスジョーカイル・カード 山本圭祐 中山祐一朗 伊藤正之/近江谷太朗 広岡由里子公式サイト: 主催・企画製作:東京グローブ座●東京公演公演期間:2021年5月12日(水)~23 日(日)会場:東京グローブ座チケット料金:S席 9,000円 / A席 8,000円 / B席 6,000円(全席指定・税込)※未就学児童入場不可 ※営利目的の転売禁止お問合せ:東京グローブ座 03-3366-4020※全公演中止●大阪公演公演期間:2021年5月28日(金)~30 日(日)会場:梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ
2021年05月13日若手実力派監督として注目を集めている松居大悟監督の最新作は、自身の劇団で上演していた舞台を映画化した『くれなずめ』。タイトルは、日が暮れそうでなかなか暮れないでいる状態の「暮れなずむ」を命令形に変化させた造語で、「前へ進もうとしてもうまく進めないでいる」という意味が込められているのだとか。そこで、そんな話題作について、こちらの方々にさらなる見どころをうかがってきました。成田凌さん&前田敦子さん【映画、ときどき私】 vol. 376友人の結婚式で再会した高校時代の同級生6人の現在と過去が交錯して描かれている本作で、主演を務めているのは、優柔不断だが心優しい吉尾を演じた成田さん。そして、かつて吉尾が想いを寄せていたミキエを前田さんが演じています。今回は、初共演となったおふたりに、お互いの印象や忘れられない青春時代の思い出などについて、語っていただきました。―映画化に関して、当初は監督も半信半疑だったそうですが、成田さんが出演したいと手を上げたことで動き出したとうかがっています。出演したいと思った理由から教えてください。成田さんこの企画の話を聞いて、脚本を読んでみたらこれはおもしろいなと素直に感じました。そこで、一気に気持ちが上がったので、すぐに監督が主宰している劇団「ゴジゲン」の舞台を観に行かせていただきました。舞台が終わった後、監督に挨拶させていただいたんですが、初対面にもかかわらず「やらせてもらいます!お願いします」と伝えて連絡先を交換することに。その2日後には、監督とご飯に行きました。そこからすぐに動き出して、バタバタと始まっていった感じです。―すごいスピード感で進んでいったんですね。前田さんはどのような経緯ですか?前田さん私は脚本を読む前に監督が声をかけてくださったんですが、「最終的な判断は男子たちと決めます」と言われていたので、ドキドキして待っていました。決まったときは、オーディションに受かったみたいでうれしかったです。前田さんのおもしろさと迫力に驚かされた―今回初めてご一緒されてみて、お互いの印象はどのような感じでしたか?成田さんこんなにおもしろい方だとは思いませんでしたね。前田さんといえば、僕にとっては高校生のときに写真集を買った方ですから。前田さんえー!本当に?いま初めて聞きました。恥ずかしいです。成田さんなので、まずは「あー、前田敦子さんだ!」と思いました(笑)。前田さんあはは(笑)。成田さんもちろん、これまで前田さんのお芝居を見たことはありましたが、あくまでも観客として楽しませていただいていただけなので、どういう方なのかはまったく想像できていませんでした。でも、ここまでおもしろいとは……。本当に驚きました。―そのなかでも、前田さんのどんなところがおもしろかったのでしょうか?成田さんまずは、迫力がすごかったです。迫力がありすぎて、前田さんにビンタされるシーンで、僕がよけまくってしまい、めちゃくちゃNGを出してしまう事態に(笑)。アップで撮影したり、いろいろな角度から撮ったり、何テイクも重ねたんですが、結果的には引きのショットしか使われませんでした……。前田さんそんなこともありましたね。成田さん あのシーンでは、役としてというよりも、普通に成田凌として前田さんの迫力に負けてしまったんですよね(笑)。結局、合計で20回くらいビンタされたと思います。器用で瞬発力のある成田さんに刺激を受けた―それだけ前田さんも本気だったということですよね。成田さんストロークがあってからのビンタだったので、やられました。前田さん成田さんと最初のシーンがビンタからだったんですが、監督が「もう一回!」と何度もおっしゃるので、成田さんには本当に申し訳ないなと思いながらやりました。最後には、顔が真っ赤になってましたよね?成田さんいやいや、手も痛かったと思うので、こちらこそ申し訳なかったです。―前田さんは、成田さんと共演されてみて、刺激を受けた部分はありましたか?前田さんありましたね。成田さんは前から共演してみたかった方なので、まずはすごくうれしかったです。役によって全然違う印象を受けていましたし、本当に器用で瞬発力がある方なんだなと。あとは、すごくいろいろと考えていらっしゃっていたので、現場での過ごし方も含めて、「ザ・まじめな役者さん」というくらいまじめな方だと思いました。成田さん共演者の若葉竜也くんからも、「一番まじめだよね」と言われてめちゃくちゃ恥ずかしかったです。こういうタイプの作品なのに、自分だけそんなにもまじめにいてしまったのかと。というのも、男性陣で初めてリハーサルをしたとき、集合時間には誰も来てないし、「休憩時間が終わります」と言われてもゲラゲラ笑っているような現場の雰囲気だったんです。でも、本来すごくまじめな高良健吾さんを筆頭にみなさんがあえてそうしていたので、自分だけまじめにしている場合じゃないなと反省しました。ちゃんとしなきゃと思いすぎていたのかもしれないですね。つねに夜中のテンションみたいだった(笑)―出演者のみなさんからは、本当に楽しい現場だったという声が多く上がっているようですが、現場はどのような雰囲気でしたか?成田さんその前に改めて前田さんに聞きたいのは、現場でわちゃわちゃしていた僕たちを見てどう思っていたかということです。つねにあんな感じでふざけていたので感覚が麻痺してましたけど、大丈夫でしたか?前田さんみなさんすごくハイでしたよね。特に、下ネタで笑っていたときはあまり近くで聞いてはいけないかなと思って見ていました(笑)。成田さん子どもみたいな下ネタでしたよね……。前田さん「そんなことがおもしろいの?」と思うくらい箸が転げても笑いが止まらないみたいな状態でしたけど、男性たちがすごく楽しそうだったので、見守っていました。成田さんつねに夜中のテンションみたいだったと思います(笑)。前田さん確かに、そんな感じでしたよね。自分は自分でいいんだと気がついた―いまは何でも白黒はっきりさせたくなる世の中なので、劇中の「何でもはっきりさせようとするな」といったセリフが響きました。おふたりは白黒はっきりさせたいタイプですか?成田さんわりと何でもはっきりさせたいほうかもしれないですね。でも、この作品を撮ってから、いろいろな枠組みにカテゴライズされてしまうことからは避けたいなと思うようになりました。「もっと自分は自分でいいんだよ」と。よりおおらかな気持ちでいられるようになったと思います。前田さん確かに、成田さんがおっしゃっているように、自分で自分を枠にはめてはいけないし、するべきではないですよね。といいつつ、なあなあな感じは嫌なので、私もはっきりさせたいタイプかなとは思います。―また、登場人物たちが過去の後悔と向き合い続けている姿も描かれていますが、やり直したいことや塗り替えたい過去はありますか?成田さんもう一度学生時代に戻ったらどうかなという興味はありますけど、そのなかでも塗り直したい思い出は、仲間内で「絶対にウケるよね」と言って文化祭の舞台に出たときのこと。男子だけで、AKB48さんの真似をして3、4曲踊ったんですけど、びっくりするぐらいスベりました。あれは、なしにしたいなと思います(笑)。劇中でも似たシーンがあるので、当時のことがフラッシュバックしました。前田さんそんなことがあったんですね(笑)。私にとっては、AKB48が青春のすべてだった―今回は、制服姿も印象的でした。ご自身の青春時代を思い出すこともありましたか?前田さん私は中学2年生でAKB48に入ったので、学生時代はある意味逃げて終わってしまったようなところがありました。なので、もう少しちゃんとした青春時代を送っていたらどうなっていたかなと思いますね。私にとっては、本当にAKB48が青春のすべてだった気がします。ただ、学生のときに誰とも恋愛しなかったことは後悔しています。制服デートもしてみたかったので、それがけっこう心残りですね。成田さんはしていましたか?成田さんはい、していました。ただ、高校時代は3年間ずっと同じ彼女と付き合っていたこともあって、ほかの女子とはまったく関わり合いがなかったです。前田さんすごい一途だったんですね。純粋な子どもといることが何よりも癒しになる―相変わらずお忙しい毎日だと思いますが、おふたりが癒しを感じる瞬間があれば、教えてください。前田さん私が癒されるのは、自分の子どもといるときです。成田さん確かに、現場に子どもがいるだけでも違いますよね。最近も現場に赤ちゃんがいることがありましたが、かわいくてたまらなかったです。時間が押すことがあっても、みんなニコニコしているので、待ち時間も癒しになっているほど。緊張感があるなかでもふとそういう瞬間を得られるので、子どもの力はすごいなと思います。前田さんそうですね。子どもって本当に純粋なので、何にも染まっていないというのはこういうことなのかと、毎日気づかせてくれます。どんなに疲れていても、何でも楽しそうにしている子ども見ていると、それにつられて笑顔になれますし、余計なことを考えなくていいんですよね。子どもといるだけで、気持ちの切り替えができています。インタビューを終えてみて……。初共演ながら息の合ったやりとりを見せる成田さんと前田さん。現場での楽しい雰囲気がひしひしと伝わってくるほど、取材も笑いの絶えない時間となりました。ぜひ、舞台裏での出来事も踏まえたうえで、おふたりのシーンにも注目してみてください。優しさと切なさに心が揺さぶられる!前に進みたくても、いろんな障害でうまく進めないことはあるけれど、人生においては誰もがそんな思いを味わっているんだと感じさせてくれる本作。くれなずんでいる彼らとともに笑って、泣いて、愛おしい時間を一緒に過ごしてみては?予想を遥かに超える驚きのラストも必見です。写真・大内香織(成田凌、前田敦子)取材、文・志村昌美成田凌ヘアメイク:須賀元子(星野事務所)/スタイリスト:伊藤省吾(sitor)ジャケット¥53,240、パンツ¥50,160/共にナヌーシュカ(ヒラオインク 03-5771-8809)、他スタイリスト私物前田敦子ヘアメイク:菊地弥生(ひつじ)/スタイリスト:清水けい子(アレンジメントK)ストーリー高校時代に帰宅部の仲間だった6人が、友人の結婚式に参加するため、5年ぶりに集まった。学生時代に文化祭で一緒にコントをしたことをきっかけに仲良くなった6人は、卒業後も毎年集まってはバカ話をして楽しく過ごしていたが、ある出来事を境に疎遠になっていたのだ。結婚式で披露する余興の打ち合わせで、これまでと変わらない楽しい時間を過ごす6人。本番では、渾身の赤フンダンスを披露するものの、昔のようにバカをやれず、盛大にスベってしまう。そして、ふとした会話で過去を思い出す彼らは、やがてそれぞれの胸にしこりを残した5年前の“あの日”を振り返ることとなるのだった……。引き込まれる予告編はこちら!作品情報『くれなずめ 』5月12日(水)より、 テアトル新宿他にて全国ロードショー配給:東京テアトル©2020「くれなずめ」製作委員会写真・大内香織(成田凌、前田敦子)
2021年05月11日オーウェン・ウィルソンが『Secret Headquarters』に主演することになった。家族向けのコメディ映画で、プロデューサーはジェリー・ブラッカイマー。『プロジェクト・パワー』のコンビ、ヘンリー・ジューストとアリエル・シュルマンが監督する。自宅の下に世界で最もパワフルなスーパーヒーローの本拠地があると知った子供が、友達と一緒に悪からそれを守ろうとする話らしい。ウィルソンの役柄は不明。製作、配給はパラマウント。ウィルソンの次回出演作は、ディズニープラスで6月に配信スタートする『ロキ』。文=猿渡由紀
2021年05月07日チェ・テジュン演じるK-POPスターと「少女時代」のスヨン演じる“公式アンチ”記者が織りなす胸キュンロマンティック・コメディ「だから俺はアンチと結婚した」が4月30日(金)よりAmazon Prime Videoにてプライム会員向けに世界同時配信。日本オリジナル予告編と場面写真が解禁された。本作は、企画段階からドラマとWebマンガで同時にスタートした作品で、LINEマンガでは22週連続でTop5にランクイン。韓中合同で映画化もされるなどアジアで一大ブームを巻き起こしている大ヒット作が、ついにドラマとして世界約190か国で同時配信。本作はK-POPの歴史を新たに刻む世界的トップスターのフジュン(チェ・テジュン)と、フジュンの“公式アンチ”で雑誌記者のイ・グニョン(「少女時代」スヨン)の恋愛模様が描かれる。入社3年目にも関わらず雑用ばかりを押し付けられるグニョン。あるとき、プロデューサーのチェ・ジェジュン(「2PM」ファン・チャンソン)が運営するクラブの取材に行くと、そこで目撃したのはトップスターであるフジュンが女性を叩いている姿だった。グニョンをストーカーだと勘違いしたフジュンは、グニョンが持っていたカメラを壊してしまい、怒ったグニョンはハイヒールを投げつけると動画サイトで映像が拡散されてしまう。人生を変えることになる最悪の出会いを果たした2人だが、この一件でグニョンは会社をクビに。彼女はトップスターであるフジュンの裏の顔を暴こうと“公式アンチ”として立ち上がり世間の注目の的となる。そんな中、スターと公式アンチとなった2人の同棲生活に密着するTV番組「だから俺はアンチと結婚した」の企画が持ち上がり、2人はいきなり共同生活をすることにーー。まさに相性最悪で事あるごとに対立しあう2人だが、果たして同棲生活の中で恋は芽生えるのか?恋のライバルとなるジェジュンとフジュンの元恋人オ・イニョン(ハン・ジアン)を巻き込み、予測不能な恋が動き出す。日本初上陸のロマンティック・コメディに人気俳優が集結トップスターのフジュンを演じるのは、「あやしいパートナー~Destiny Lovers~」や「ミッシングナイン」、「恋のトリセツ~フンナムとジョンウムの恋愛日誌~」など人気作品に出演し日本でもファンが多い俳優チェ・テジュン。子役としてデビューしたものの一時、芸能活動を中断。しかし高校生の時、芸術学校に転校したことがきっかけでもう一度俳優としての道を志し、主演を務めたドラマ「おバカちゃん注意報」(12)で一躍スターの座に上り詰めた。「ミッシングナイン」ではアジアで活躍したK-POPやドラマを表彰する2017年度のアジアアーティストアワードでニューウェーブ賞を受賞している。そして公式アンチのイ・グニョンを演じるのは「元カレは天才詐欺師~38師機動隊~」や「今日、妻もやめます~偽りの家族~」で主演を務め、日本でも絶大な人気を誇るスヨン。K-POPガールズグループ「少女時代」のメンバーで、「それでも僕らは走り続ける」など現在では実力派女優としても高く評価されている。ほかにも財閥の息子で芸能事務所の代表ジェジュン役に「あやしいパートナー~Destiny Lovers~」や「キム秘書はいったい、なぜ?」に出演し活躍する「2PM」のファン・チャンソン、ジェジュンの事務所に所属する再起を狙う女優オ・イニョン役に「あの空に太陽が」「お義母さんは私の嫁」などに出演するハン・ジアンらが脇を固める。「だから俺はアンチと結婚した」は4月30日(金)よりAmazon Prime Videoにて独占配信開始(以降、金曜日・土曜日に毎週2話ずつ配信全16話)。(text:cinemacafe.net)
2021年04月29日『ジョーカー』『アイリッシュマン』と、2019年に出演した2作品がアカデミー賞の作品賞にノミネート。いぶし銀の存在感を見せつけたロバート・デ・ニーロ。主演最新作は、2作品とはガラッと雰囲気が異なる、ファミリー向けのコメディ。昨年、アメリカで公開された際、あの『TENET テネット』のV6を阻止して興収ランキングの1位を獲得し、大きな話題を呼んだ『グランパ・ウォーズおじいちゃんと僕の宣戦布告』です。デ・ニーロ爺vs部屋を奪われた孫、プライドをかけた壮絶なバトルを描く。デ・ニーロ演じるエドは、妻に先立たれた頑固なおじいちゃん。ある日、スーパーのセルフレジにブチ切れて警備員と乱闘騒ぎを起こしたことがきっかけで、娘夫婦の家に居候することに。コウモリやネズミが棲む屋根裏部屋に追いやられた孫のピーターは、エドに宣戦布告。ふたりは部屋をめぐって熾烈なバトルを開始します。ひげそりクリームを泡状シール剤にすり替えられて烈火のごとく激怒したり、ベッドに放たれた蛇にビビりまくったりと、デ・ニーロの顔芸がこれでもかと冴えわたる!脇役も彼に負けてはいません。エドの娘サリー役は、『恋に落ちたら…』でデ・ニーロの恋の相手を艶っぽく演じ、実生活でも交際のウワサがあったユマ・サーマン。そんな彼女がバトルの巻き添えとなり、ピーターが辛ソースを仕込んだコーヒーを間違って飲んで豪快に噴き出したり、エドが誤操作したドローンに攻撃されて派手にすっころんだりする姿に衝撃。振り切ったコメディエンヌぶりは必見です。エドの親友役は、デ・ニーロと『ディア・ハンター』以来の共演となる、クリストファー・ウォーケン。ウォーケンはエドのバトルをサポートする悪友の役どころ。屋内トランポリンパークを舞台にしたドッジボール対決にも嬉々として参戦。体を張った演技で笑わせます。面白いだけでなく、ハートウォーミングなところもしっかり。いたずらがエスカレートしていくピーターに対し、「戦争はゲームじゃないんだ。たとえ勝ったとしてもみんなが傷つく」と諭すエド。ピーターがエドとのバトルを通して、お互いを深く理解していくところに思わず涙がこぼれます。ラストはハリウッドお約束のハッピー・エンディングとはひと味違う、技ありの結末。さらに、エンドロールでは、あのデ・ニーロがNGを出す、お宝シーンが!エンドロール前の退席は厳禁ですよ。『グランパ・ウォーズおじいちゃんと僕の宣戦布告』妻を亡くしたエドは、娘サリーの家族と同居を開始。孫のピーターは、エドに取られた部屋を奪還すべくバトルを仕掛ける。4月23日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国公開。©2020 Marro WWG LLC. All rights reserved.※『anan』2021年4月28日号より。文・田嶋真理(by anan編集部)
2021年04月27日サッポロビール(株)は、お笑いトリオ・ジャングルポケットの斉藤慎二さん、その妻であるタレントの瀬戸サオリさん夫婦を起用した「サッポロ 濃いめのレモンサワー」新WEB CM『濃い恋夫婦の今宵は濃いつま!チキン南蛮篇』を、2021年4月26日(月)より公開中です。新WEB CMは、「サッポロ 濃いめのレモンサワー」スペシャルサイトよりご覧いただけます。濃いめのレモンサワーד濃い”おつまみで、夫婦の時間を、さらに“濃い”ものに!「サッポロ濃いめのレモンサワー」は、居酒屋で味わうような、「レモン味濃いめ」のレモンサワーが楽しめる缶タイプの新商品です。2021年3月に登場して以降、サッポロビールが過去に発売したRTDの単一フレーバーにおいて史上最速(注1)の発売約1カ月で2,500万本(注2)を突破しました。今回公開するWEB CM『濃い恋夫婦の今宵は濃いつま!チキン南蛮篇』は、この「サッポロ濃いめのレモンサワー」を、居酒屋で出てくるような、濃いめにひと工夫したおつまみ=「濃いつま」とともに、夫婦で一緒に楽しむことを提案する動画です。濃いめのレモンサワーと「濃い」おつまみの組み合わせを通じて、家庭にいながら居酒屋気分を味わうことにより、夫婦のコミュニケーションも、より「濃い」ものにしていただきたいとの思いが込められています。(注1)同社RTD史上、発売日から2,500万本(約104万函 ※250ml×24本換算)達成までの所要日数。(注2)出荷開始からの累計販売数量。ジャングルポケット・斉藤さんが夫婦で動画CM初出演! 商品に負けない「濃い」演技にも注目WEB CMには、表情やキャラクターが「濃い」ことでおなじみの人気お笑い芸人、ジャングルポケット・斉藤慎二さんを起用。濃いめのレモンサワーやおつまみに負けない「濃い」演技に注目です。さらに、今回は、“夫婦の「濃い」コミュニケーション”がテーマであることをふまえ、斉藤慎二さんの実の妻である、タレントの瀬戸サオリさんも出演。おふたりが、CM動画に夫婦揃って出演するのは、今回が初めてとなります。コメディドラマ「オー!マイキー」の人気キャラクター・フーコン夫妻も動画内に登場さらに、WEB CM中には、「濃いめのレモンサワー」ブランドのイメージキャラクターである、短編コメディドラマ「オー!マイキー」のキャラクターも出演。演出においても「濃い」コンセプトを貫き通した、シュールでありながら思わず笑ってしまうWEB CMを、ぜひ最後までお楽しみください。また、下記スペシャルサイトでは、商品との相性が抜群の「濃いつま」をテーマにしたレシピを紹介しています。本WEB CMには、「濃いつま」の代表レシピとして、料理家・みないきぬこさん監修の「チキン南蛮濃厚タルタルソースかけ」が登場。詳しい材料や作り方は、スペシャルサイトをご参照ください。【参考】※「サッポロ 濃いめのレモンサワー」スペシャルサイト
2021年04月26日ディズニー史上最も悪名高いといわれるヴィランの誕生秘話を実写映画化した『クルエラ』。1970年代のロンドンを舞台にしたパンクロック・エンターテイメントとなる本作で見逃せないのが、豪華な出演陣。クルエラ役に抜擢された、『ラ・ラ・ランド』のエマ・ストーンをはじめ、実写版『美女と野獣』のエマ・トンプソン、さらに『キングスマン』シリーズのマーク・ストロングら、これまでの出演作を振り返りながら、本作でどんな姿を見せてくれるのか、その魅力に迫った。▼エマ・ストーンラブコメからミュージカル映画まで、多彩な作品で魅了『ラ・ラ・ランド』でアカデミー賞を受賞したエマ・ストーン。初主演を務めた『小悪魔はなぜモテる?!』(10)の出演で、ゴールデン・グローブ賞主演女優賞(コメディ/ミュージカル部門)にノミネートされ、注目を浴びる。『ラブ・アゲイン』ではライアン・ゴズリング演じるプレイボーイのジェイコブと恋に落ちる弁護士を目指す学生、『アメイジング・スパイダーマン』シリーズではアンドリュー・ガーフィールド演じるピーター・パーカー/スパイダーマンの恋人、グウェン・ステイシー役に抜擢。また、『ゾンビランド』は10年後に続編も製作され、『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』ではアカデミー賞助演女優賞に初ノミネートされるなど、数々の話題作に出演してきた。そして『ラ・ラ・ランド』では見事、アカデミー賞、ゴールデン・グローブ賞(コメディ/ミュージカル部門)など、数々の主演女優賞に輝いたエマ。ラブコメから、マーベル作品、社会派ドラマなど全く違う作風でも、たしかな演技力で観客を驚かせてきたエマはスター女優への階段を駆け上った。そんな彼女が満を持してディズニー最新作『クルエラ』に出演。予告編が公開されると「エマ・ストーンのクルエラかっこよすぎて大変」「エマだと分からなかった」と、ディズニー史上最悪のヴィラン、クルエラへと変貌を遂げたエマに称賛の声が飛び交った。デザイナーを目指して、ロンドンに足を踏み入れた少女エステラがある出来事をきっかけにクルエラへと変貌を遂げていく様子や次々とお洒落なファッションを着飾った姿から、髪も服もボロボロの姿まで、数秒のシーン内だけでも目まぐるしく変化するクルエラ。確かな実力を持つエマが演じることで生まれる、クルエラの新たな魅力に期待が高まる。▼エマ・トンプソンマルチな才能でアカデミー賞に5度ノミネートエマ・ストーン演じる少女エステラがロンドンで出会う、ファッション業界における伝説的なカリスマ・デザイナーのバロネスを演じるのが、エマ・トンプソンだ。「メリー・ポピンズ」の原作者P.L.トラヴァースを演じた『ウォルト・ディズニーの約束』や、『美女と野獣』などのディズニー作品にも出演し、『美女と野獣』ではポット夫人として圧倒的な歌唱力を披露している。父親が俳優・監督、母親が女優を務める芸能一家に生まれた彼女は、『彼がステキな理由』で映画デビューし、名匠ジェームズ・アイボリー監督の『ハワーズ・エンド』(93)でアカデミー主演女優賞を受賞。その後も『ラブ・アクチュアリー』ほか、『ハリー・ポッター』シリーズ、『メイン・イン・ブラック』シリーズなどの大作にも出演を重ね、長い俳優業の中で5度のアカデミー賞ノミネート経験を持つ。さらに映画出演のみならず、『いつか晴れた日に』ではアカデミー賞脚色賞を受賞。人権・環境問題へも積極的に取り組み、「ピーター・ラビット」シリーズの新作を執筆するなど、イギリスを代表する女優・脚本家として、多岐に渡ってそのキャリアを築いてきた。そんな彼女が演じるバロネスは、予告編でもその存在感は抜群。豪華な服装を身に着けて立っているだけでも圧倒的なオーラを放ち、パーティ会場へ乱入したクルエラを睨みつけるただならぬ表情や、邪魔者を始末しようとする恐ろしい一面など、まだキャラクターの全貌は明かされていないものの、クルエラにも対抗できるほどのオーラを放っている。バロネスと出会ったことによって、エステラの運命はどう変わっていくのか?彼女とクルエラの関係にも注目だ。▼マーク・ストロング過激なアクションもお手の物の英国俳優Wエマに続き、本作に名を連ねるもう一人の名優がマーク・ストロング。『キングスマン』シリーズで、コリン・ファース演じるハリー・ハートと二人三脚でミッションを追行しながら、キングスマンの候補生を指導する教官のマーリン役として知られるマークは、同作品ではシックなスーツを着てスタイリッシュにキメながらも、メカ担当として存在感を発揮。一方で、『リボルバー』では殺し屋のソーター、『シャーロック・ホームズ』『キック・アス』『シャザム!』などでは主人公と対峙する手ごわい宿敵を演じており、”悪役“としての演技にも定評がある。『クルエラ』では一体どんな役どころを演じるのか?スタイリッシュなスーツが似合う“イケおじ”な風貌から、過激なアクションまで多様な魅力を持つマークが、ファッショナブルかつパンクな本作では新しい一面で魅せてくれそうだ。『クルエラ』は5月27日(木)より映画館 & 5月28日(金)よりディズニープラス プレミア アクセスにて公開。※プレミアアクセスは追加支払いが必要(text:cinemacafe.net)■関連作品:クルエラ 2021年5月28日より劇場andディズニープラスプレミア アクセス同時公開© 2021 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
2021年04月25日【おとな向け映画ガイド】今週は、ぶっとび人生!『ビーチ・バム』、恋のリブート?『ラブ・セカンド・サイト』をおすすめ。ぴあ編集部 坂口英明21/4/25(日)岡田秀則さん(国立映画アーカイブ主任研究員)「……ブノワ・デビエという撮影監督を引っぱってきたことで、ハーモニー・コリンの映画は「蛍光する映画」になった。時に毒々しい人工色で覆われるその世界は、この世の風景ではないようにも見え、それでいて人物たちの虚無もくっきり映し出している。……」細谷美香さん(映画ライター)「……彼に寄り添う白猫ちゃんが危険な目にあわないかちょっと心配になりますが、いつも超然としていてめちゃくちゃかわいいです。」恩田泰子さん(讀賣新聞記者)「……途中までは全然納得いかないが、だんだん愉快になってくるのは、私たちを縛る「常識」をラストの大花火に至るまで、徹頭徹尾ひっくり返してくれるから。たった一つ、「愛」だけは揺るがないけれど……」妻ともう一度『ラブ・セカンド・サイト はじまりは初恋のおわりから』妻と喧嘩して、一夜明けたら別の人生になっていたー。昨日までは、人気SF作家だったはず。ところが、何かがちがう。妻はいないし、自分はどうやら普通の中学校教師のようだ。状況が飲み込めないまま、街にでると、バスの広告に妻の華々しい写真が。どうなっているのだ!最初の15分で、カップルのなれそめから危機までを実にコンパクトに描きます。高校時代にピアニスト志望だった妻と出会い、恋におち、やがて結婚。妻はしがないピアノの教師、勉強そっちのけでSFを書いていた自分は売れっ子小説家になった。ふたりの関係には亀裂が入りはじめ…。そして、パリが吹雪に見舞われた夜、アクシデントがおきます。迷い込んだ別の世界では、妻は自分を知らない、しかもスターになっている、この試練のなかで、彼は愛をとりもどせる?フランスで大ヒットとなった『あしたは最高のはじまり』のユーゴ・ジェラン監督によるオリジナル・ストーリー。映画サイトでは、2010年代公開のロマコメ映画ランキングで1位に選ばれた作品です。主人公ラファエル役はカンヌ国際映画祭でショパール・トロフィーを受賞し、フランスでいま注目されるひとり、フランソワ・シビル。妻オリヴィアを演じるジョセフィーヌ・ジャピがチャーミングです。ノートルダム大聖堂やエッフェル塔、オデオン座、と舞台となるパリの美しさも絶品。役者、シチュエーション、使われるクラシックの名曲、ロマンティック・コメディはこうでなくちゃ、夢見ごこちになれる映画です。【ぴあ水先案内から】春日太一さん(映画史・時代劇研究家)「……何より、新たな世界で再び二人が出会い、関係を築いていく姿にはハラハラさせられるのと同時に、その多幸感には尊さすら感じた。……」波多野健さん(TVプロデューサー)「……主人公ラファエルの親友フェリックス役のバンジャマン・ラヴェルネがすごくうまくて笑わせてくれた。この人のおかげでこの映画の楽しさが2段階くらいアップした感じ……」中川右介さん(作家、編集者)「……タイトルバックの数分で主人公夫婦の10年間を描いてしまう。これだけで一本の映画になりそうな密度で、見事だ。惹き込まれた……伊藤さとりさん(映画パーソナリティ)「……フランソワ・シビルとジョセフィーヌ・ジャピはずっと見ていたいと思えるほど魅力的で、彼らの表情に一喜一憂しながら自分の人生と照らし合わせてしまう摩訶不思議な説得力は、ふたりが共演をきっかけに交際をスタートさせた互いへの吸引力のせいかもしれない……」
2021年04月25日「愛の不時着」「梨泰院クラス」の大ヒットを機に、配信開始と共にNetflix Japan 総合TOP10に躍り出た「ヴィンチェンツォ」「シーシュポス:The Myth」も大人気の“ネトフリ韓ドラ”。ラブストーリーに限らず、多彩なジャンルの“ネトフリ韓ドラ”が続々登場し人気を集めている中、新ドラマとなる本格サスペンス「ロースクール」と、ヒューマンドラマ「ムーブ・トゥ・ヘブン:私は遺品整理士です」のキービジュアルが解禁となった。キム・ミョンミン×キム・ボム×リュ・ヘヨン「ロースクール」1作目は、韓国版「白い巨塔」のキム・ミョンミン、韓国版「花より男子」のキム・ボム、「恋のスケッチ 応答せよ1988」のリュ・ヘヨン、『パラサイト 半地下の家族』でキーパーソンの家政婦役を演じたイ・ジョンウンら出演で、4月の配信開始直後から話題の本格ミステリー、「ロースクール」。韓国イチの名門ロースクールで、模擬裁判の授業中に教授が殺されるという前代未聞の殺人事件が発生。謎が謎を呼ぶ中、次第に明らかになるそれぞれの衝撃の過去。解禁となったキービジュアルでは、全員が何らかの秘密を抱えたクセ者10名が、ミステリアスな表情を浮かべたもの。配信が始まったばかりにもかかわらず、すでにSNSでは「しっかりとしたサスペンス」「見出したら止まらない...」など、早速ハマっている様子のコメントが続出中。ゴールデンウィークに見始めたらイッキに見てしまうこと必至。イ・ジェフン×タン・ジュンサン×ホン・スンヒ「ムーブ・トゥ・ヘブン」2作目は、「愛の不時着」の第5中隊の末っ子キャラでブレイクしたタン・ジュンサン、「シグナル」『狩りの時間』のイ・ジェフン、「ナビレラ -それでも蝶は舞う-」のホン・スンヒら出演で5月に全話配信の「ムーブ・トゥ・ヘブン:私は遺品整理士です」。アスペルガー症候群の青年(タン・ジュンサン)と、ある日、突然彼の後見人になった前科持ちの男(イ・ジェフン)が遺品整理会社を経営、亡くなった人々が生前に伝え切れなかった思いを残された人に伝える姿を描いた号泣必至のヒューマンドラマ。セピア調のキービジュアルには「故人の”想い”整理します」と書かれており、温かい空気感が漂う主要キャラクターたちから感動の物語の一端を感じ取れ、“ネトフリ韓ドラ”を代表する新たな名作の1本としてに期待が高まる。今年のGWイッキ見必至の作品が勢揃い現在(4月24日時点)も“Netflix Japan総合 TOP10”入りを果たし、 5月2日の最終話配信に向けて盛り上がりがいま最高潮なのは、大人気のソン・ジュンギ演じる弁護士ヴィンチェンツォが、“ダークヒーロー”として悪人を容赦なく懲らしめる姿が痛快で、意外に笑えるシーンもたっぷりのサスペンス「ヴィンチェンツォ」。ジュンギは「悪が悪を懲らしめるという新鮮かつ斬新なストーリーが非常に痛快です。コメディの一面もあるので、家族と一緒にこのドラマを観て大いに笑ってほし いと思います!」と、本作の魅力をコメント。さらに、自分に想いを寄せる人が近づくとアラームが鳴るアプリが開発され、恋愛事情が様変わりした世界を描く大人気の胸キュンラブストーリー「恋するアプリ Love Alarm」のシーズン2、同作や「Sweet Home -俺と世界の絶望-』主演の新鋭ソン・ガン演じる23歳のバレエダンサーと70歳でバレエを始めた男性がバレエを通じて希望を見出していくヒューマンドラマ 「ナビレラ -それでも蝶は舞う-」、「ヴィンチェンツォ」で注目を集め、ノ・ドク監督のNetflixオリジナルシリーズ「Glitch」(英題)に主演も決定したチョン・ヨビンがシリアスでハードボイルドな演技を披露するノワール映画『楽園の夜』なども人気を呼んでいる。今後も多岐にわたるジャンルの作品が勢揃いした“ネトフリ韓ドラ”、そして韓国映画には見逃せない。Netflixオリジナルシリーズ「ロースクール」は独占配信中(毎週水・木曜日エピソード更新)。Netflixオリジナルシリーズ「ムーブ・トゥ・ヘブン:私は遺品整理士です」は5月14日(金)より独占配信開始。(text:cinemacafe.net)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-【Netflix映画】楽園の夜
2021年04月24日「Amazon Prime Video」では、日本初上陸の韓国ドラマ3作品を独占配信することが決定。キービジュアルと共に、その内容をご紹介。「だから俺はアンチと結婚した」(4月30日~)まず1作目は、企画段階からドラマとWebマンガで同時にスタートした「だから俺はアンチと結婚した」。K-POPの歴史を新たに刻む世界的トップスター、フジュンと、彼の公式アンチで雑誌記者イ・グニョンのスリリング溢れる日常を描いたロマンティック・コメディ。主演は、「あやしいパートナー」「恋のトリセツ~フンナムとジョンウムの恋愛日誌~」に出演し、5月に除隊を予定している期待の若手俳優チェ・テジュンと、「少女時代」のスヨン。チェ・テジュン演じるフジュンの姿が大きく写し出されたビジュアルも到着。LINEマンガで数週間連続トップ10入りした人気作の実写版が、ついに、韓国公開とほぼ同時にPrime Videoで配信決定。「ハッシュ~沈黙注意報~」(5月23日~)『ユア・マイ・サンシャイン』『工作 黒金星と呼ばれた男』などに出演する韓国を代表する実力派俳優ファン・ジョンミンが主演し、相方を「少女時代」のユナが務める、新聞社で働く記者たちの良心や葛藤などをリアルに描いた共感オフィスドラマ「ハッシュ~沈黙注意報~」。ポスターでは、ファン・ジョンミン演じるやる気ゼロのベテラン記者ハン・ジュンヒョクと、ユナ演じる情熱的なインターン記者イ・ジスという、好対照な2人の性格が分かりやすく写し出されている。「Oh!ご主人様~恋ができない僕とカノジョの同居生活~」(6月23日~)日本初上陸作品紹介の最後は、恋愛をしない男性ドラマ作家と、恋愛ができないラブコメ女優のドキドキ同居ラブロマンス「Oh!ご主人様~恋ができない僕とカノジョの同居生活~」。主演を務めるのは、「この恋は初めてだから」「キム秘書はいったい、なぜ?」などに出演するイ・ミンギと、数々のドラマや映画に出演し、日本でもモデルとして活動する「AFTERSCHOOL」ナナ。キービジュアルでは、2人がお互いに見つめ合い、穏やかで幸せなオーラがあふれている。ほかにも注目タイトルが登場予定!シン・ハギュン演じる傷を抱えた精神科医と、チョン・ソミン演じる怒りを抑えられないミュージカル女優が織りなすヒーリングラブロマンス「霊魂修繕工」。ナナがヒロインを演じ、会社やバイトをクビになってしまった庶民派女子が、政治の世界に飛び込む痛快ポリティカルラブコメディ「恋の始まりは出馬から!?~すべき就職はしないで出師表~」などが他動画配信サイトに先立ち、独占見放題配信。今後も思わずキュンとしてしまう恋愛コメディから、ハートウォーミングな人間ドラマなど、豊富なラインアップで勢揃いする予定だ。(cinemacafe.net)
2021年04月22日ワーナーブラザースが海外ドラマ4作品をこの夏リリースすることを発表した。今回発表されたのは、グレッグ・バーランティが製作総指揮を手掛ける新作TVシリーズ「プロディガル・サン 殺人鬼の系譜 <シーズン1>」と、ファイナルを迎える「ブラインドスポット<ファイナル・シーズン>」。世界中から愛されるベストセラーをドラマ化した究極のファンタジー超大作第2章「ダーク・マテリアルズ/ライラと黄金の羅針盤 II」。コメディドラマ「ビッグバン★セオリー<イレブン・シーズン>」の4作品。羊たちの沈黙×メンタリスト×クリマイ!? 「プロディガル・サン」魅力的なキャラクターとアクション・ミステリー・サスペンスの要素を兼ね備えたクライム・スリラー作品。『羊たちの沈黙』のレクター博士を彷彿させるシリアルキラーのマーティンと、その息子「THE MENTALIST/メンタリスト」のジェーンを凌ぐ洞察力を持つ犯罪心理学者・マルコム。シリアルキラーの父を持つプロファイラー、マルコムがトラウマと戦いながら事件を解決していくストーリー。2020年の米TIME誌で「最も影響力のある100人」にも選出されたグレッグ・バーランティが製作を務め、父子役には「グッド・ファイト」のマイケル・シーンと「ウォーキング・デッド」のトム・ペインが演じている。2019年スタートの新作ドラマの中で、18-49歳層の視聴者数No.1を記録、その人気振りから放送開始からたった2週間でフルシーズンのオーダーが決定。現在は第2シーズンが本国アメリカで放映中だ。今回のリリースに先立ち、メイキング映像が到着。バーランティは「不気味なのに魅力的で、怖いけど面白い」と自信を見せ、脚本/製作総指揮のクリス・フェダクは「1つは犯罪劇の側面、もう1つは主人公を取り巻く家族劇の側面。だからこそ様々な感情を呼び起こす物語となった」と本作の魅力を語っている。大ヒットシリーズがついにファイナル・シーズンへ「ブラインドスポット」FBI捜査官と記憶を消された謎の女、襲いかかる巨大な陰謀、バーランティ製作総指揮が手掛けるサスペンス・アクション超大作がついにファイナル!前シーズンでは宿敵マデリンにより隠れ家を爆撃されたジェーンとそのチーム。前シーズンラストの続きが描かれ、戦いは最終局面を迎える。本作からは、主演のサリヴァン・ステイプルトンのインタビュー映像が到着。ファイナル・シーズンを迎えた心境や、撮影現場の雰囲気、そして本作の見どころを語っている。神秘の短剣が映像化!「ダーク・マテリアルズ」第2章『レ・ミゼラブル』や『英国王のスピーチ』を手掛けたトム・フーパーが製作総指揮をとった究極のファンタジー超大作「ダーク・マテリアルズ」シーズン2がリリース開始。本作は、3部作からなる原作の第2章「神秘の短剣」を追うストーリーが展開。2007年公開の映画では、原作の第1章の映像化だったため、その先を楽しめるのは本作だけ。なお、シーズン3の制作が決定しており、原作第3章「ライラと琥珀の望遠鏡」の内容が描かれる予定だ。また、新潮社より各作品の上下巻が4、5月連続刊行されることも決定した。人気コメディドラマ「ビッグバン★セオリー」米コメディドラマ史上最も長く続いた本シリーズ。惜しまれながらもSeason12で完結したその一つ前となる<イレブン・シーズン>が今回リリース。ついにシェルドンの兄(ジェリー・オコンネル)が登場するほか、「ウォッチメン」のレジーナ・キングが大学職員役でゲスト出演、ビル・ゲイツとマーク・ハミルが本人役で登場、キャシー・ベイツ、ウィル・ウィートンも出演している。(cinemacafe.net)
2021年04月16日秋元康氏が企画&原作を手がけ、アイドルグループ・SixTONESのジェシーが主演を務める舞台『スタンディングオベーション』が、8月に東京・TBS赤坂ACTシアター、9月に京都・京都劇場で上演されることが15日、わかった。秋元康氏とSixTONESのジェシー『あなたの番です』(日本テレビ・2019)で一級のサスペンスドラマを、『共演NG』(テレビ東京・2020)で芸能界のタブーを逆手に取った傑作コメディを立ち上げた秋元氏。数多くの名曲を世に送り出してきたヒットメイカーとしてはもちろん、ストーリーテラーとしても高い評価を受けている秋元氏が、演劇において新たな話題作を世に放つ。秋元にしか発想し得ない、笑いから始まり最後は感動を覚える、“誰も体験したことのない”コメディが誕生する。主演は、SixTONES のジェシー。2020年にSixTONESのメンバーとしてデビューして以来、アーティスト活動に留まらず、CMやバラエティ番組など幅広く活躍するジェシーの、デビュー後初となる舞台出演であり、グループの枠を飛び出し単独初主演・初座長公演となる。秋元氏とは2012年に放送され、秋元氏が原作を手掛けた『私立バカレア高校』(日本テレビ)に出演して以来の共作。その初座長ジェシーがどのような役を演じるかについてはまだ明かされていないが、そこにも秋元らしい“仕掛け”があり、劇中の登場人物としてのみならず、演じるジェシー本人にとっても挑戦となる設定となっている。秋元氏とジェシーのコメントは以下の通り。■秋元康TBSのライブエンタテインメント局から、「新しい舞台を企画してもらえませんか?」と依頼された時に、まず、思い浮かんだのは、「スタンディングオベーション」という言葉でした。舞台の素晴らしいパフォーマンスに対して観客が立ち上がり惜しみない拍手を送る、言わば、舞台に携わった出演者、スタッフ、全ての関係者への偽りのない評価です。舞台を作る時、誰もがこのスタンディングオベーションが自然に沸き起こるような作品にしようと思うのです。そもそも、この「スタンディングオベーション」という習慣はいつから始まったのか? そのお話は、劇場でまたゆっくり説明させていただくとして、その企画を進めているうちに、素敵な知らせが入って来ました。なんと、主演に SixTONES のジェシーが決まったとのこと。イメージにぴったりです。だって、スタンディングオベーションを受けている出演者の真ん中にジェシーがいたら、絵になりますよね。是非、劇場にスタンディングオベーションをしに来てください。■ジェシー(SixTONES)出演が決まって嬉しいですし、びっくりしました。舞台はジャニーさんが作られた作品にしか出たことがなく、外部の作品は初めて。しかも座長公演。なので、どうなるか分からないですし、プレッシャーに弱いのでずっと緊張していますが、やれることを頑張るしかないです。秋元康さんとは、2012年のジュニア時代に秋元さん原作のドラマ(「私立バカレア高校」)に出演させていただき、そこからご縁が始まっていると思うとすごく感慨深いです。面白い作品もたくさん作られている中で、僕が座長として生ものの舞台で作品をご一緒出来ることがとても嬉しいです。コロナ禍で大変な状況ですが、自分自身も楽しみながら、お客様には作品に集中して笑っていただけたら嬉しい。ジェシーだけに盛り上げる自信(じぇしん)あります!(笑)
2021年04月16日「印象に残っているのは、やはり桃太郎との一騎打ちですね。被告人・桃太郎の真実を暴いていくやりとりがあるので、そこはインパクトがありました」こう語ったのは女優・天海祐希(53)。冒頭のコメントは、3月29日に放送されたドラマ『昔話法廷~最終章・桃太郎裁判~』(NHK Eテレ)についてのNHK公式サイトでインタビューを受けたときのものだ。同ドラマは“もし昔話の登場人物が裁判で訴えられたら?”がテーマの異色作。天海は桃太郎と対峙する検察官を好演した。今回の検察官や、ドラマシリーズ『BOSS』(フジテレビ系)での特別犯罪対策室室長など、“仕事ができる女性役”を演じることが多い天海。そのためか、明治安田生命が’21年2月に発表した「理想の女性上司ランキング」では2位に選ばれている。しかし彼女自身はひそかに、“理想の上司役”からの卒業を目指しているという。天海に近しいスタッフは、こう語る。「以前、天海さんは『私はバリキャリのようなイメージが強すぎるみたいで、“カッコいい役”しかオファーがこないのよ。自分では大家族を支えるたくましいお母さんとか、サイコキラーみたいな凶悪犯とかも、演じてみたいんだけど……。もっとテレビ局も気軽にいろいろオファーしてくれればいいのに』と話していました」天海が新しい挑戦の場を求めるようになったのには、新型コロナが影響しているようだ。「天海さんは“趣味は仕事”というほど仕事好きです。家にいるときは主に筋トレや、ストレッチ、次に演じる役のセリフ覚えなどをして過ごしていたそうです。しかし新型コロナにより、今春に出演予定だった舞台が中止になりました。仕事に打ち込むことができない状況下で、家で過ごす時間が増え、自身のこれからをどうしていきたいかなどを珍しく悩んだみたいです。そこで仕事の幅を広げるためにも、カッコいい女というイメージからの脱却を考えるようになったそうです」(前出・近しいスタッフ)天海の背中を押した人物もいるという。それは’20年にドラマ『トップナイフ』(日本テレビ系)で共演した三浦友和(69)だ。「三浦さんは『自分じゃ気づいていないかもしれないけど、お笑いのセンスがすごいよ!』と天海さんのことを絶賛していたんです。初めは天海さんも謙遜していたそうですが、三浦さんが『コメディもやってみればいいのに!』とさらに勧めていました。すると天海さんは『もともとコメディは好きなので、機会があればぜひお願いしたいですね!』と乗り気になったそうです」(芸能関係者)すでに仕事関係者たちには相談しているというが、どんな新しい一面を見せてくれるのか――。「女性自身」2021年4月27日号 掲載
2021年04月15日求められたのは、その場で出し切る力だったスクリーンの中でくるくると変わる表情。目を丸めて驚いたり。困ったようにオドオドしたり。映画『バイプレイヤーズ~もしも100人の名脇役が映画を作ったら』で高杉真宙が見せる顔は、感情豊かで、ちょっと頼りなくて、一言で言うと“ヘタレ”キャラ。そう感想を伝えると、本人も笑って全面同意する。「実際の僕も完全な“ヘタレ”なので。そこは僕自身が出ているのかもしれません(笑)」なぜなら、映画で演じたのは、高杉真宙本人役。2017年のスタート以来、多くのファンを獲得してきた『バイプレイヤーズ』シリーズ。人気の秘密は、田口トモロヲ、松重豊、光石研、遠藤憲一ら名脇役たちが本人役として登場するという、リアルとフェイクが入り混じった世界観。高杉真宙も、先日最終回を迎えたシーズン3に続き、映画版でも奮闘している。「ドラマのときは、ストーリー上の明確な目的があって、そのためのキャラクターとしていたので、本人役といってもそんなに高杉真宙っぽさを意識はしていなかったんですけど、映画は素の僕に近いところがあった気がします。喋り方なんてまんま僕ですし」本人役ではあるけれど、本人そのものではもちろんない。虚実皮膜の楽しさは、観る側だけでなく、演じる側にもある。「他の作品と比べても、つくり込む感覚は薄いと思います。事前に用意していくというより、その場で出たものを受け取って、それを返していくという感覚の方が近かったですね。その中で、この場面では何を伝えたいかとか、フィクションとしてどう見せたいかを考えたり。要は、そのバランスですよね。どれくらい役と本当の高杉真宙のブレンドをするかという作業でした」今までとは違う筋肉が求められる現場でした映画では、田口、松重、光石、遠藤という“元祖バイプレイヤーズ”をはじめ、勝村政信や渡辺いっけいら日本を代表する名脇役たちが名を連ねている。飄々とした味を醸しつつ、ギアが入ると一気にパワフルになるベテラン陣の演技は、24歳の高杉真宙にも大きな刺激を与えた。「先輩方がかなり思い切りやられているんですよね。それを見て、自分ももっとやらなきゃなと思ったし、監督からも『負けないで』と言われていたので、出来るだけガツガツ行こうという気持ちでした。先輩方の一生懸命で楽しそうな姿が『バイプレイヤーズ』の魅力。あのパワーに対応しようと思ったら、僕も持っているものを出し切るしかない。そういう爆発力が大事な現場でした」普段の高杉真宙は、どちらかと言うと内気でシャイ。生来の真面目さも手伝って、芝居の際はとにかくしっかり準備して臨むことが信条だったという。「準備をしている時間も好きなんですよ。家でこんなふうにやろう、あんなふうにやろうって役のことを考えている時間が、いちばん好きだったりします」そんな思考型の高杉にとって、瞬発力が求められる『バイプレイヤーズ』は、今までと違う筋肉が求められる現場だった。「『バイプレイヤーズ』の撮影を終えて次の現場に行ったとき、言われたんですよ、『準備というより、反射で話すようになったね』って。何度かご一緒したことのある方たちだったので気づいたんだと思いますが。おかげで準備型に戻すのが大変でした(笑)。しっかり準備する方法も、その場の反射でやる方法も、役者ならどっちも必要。でも僕はその両方を同時に持っておくのが苦手で。融通が利かないというか、どっちかにしか偏れないんですよね。だから、もっと柔軟力がほしい。柔軟力は、この仕事を始めてからずっと課題です」ラジオとコントで笑いの勉強をしています映画づくりに邁進する俳優たちの舞台裏をコミカルに描いた本作。近年は『前田建設ファンタジー営業部』などコメディ作品でも活躍が光るが、本人曰く「コメディはめちゃくちゃ苦手」なんだとか。「コメディを演じるには、台詞の間とかテンポとか言い方とかいろいろあって、その上で重要になってくるのが発想力。僕はこの発想力が壊滅的にダメで(笑)。発想力がすごい方ってたくさんいらっしゃいますけど、見てると羨ましくて羨ましくて。僕が準備型なのも、その場で面白いことを思いつくのが絶望的に無理だからというのがあるんですけど」目下、笑いのセンスを磨くべく勉強中。最近はお笑い芸人のトークやコントを教材にしている。「もともと会話が苦手なんです。みんな何で会話のやり方を学んでいるんだろうと考えていたら、そうだ、僕、トーク番組というものをほとんど観たことがなかったなということに気づいて。そこからラジオをよく聴くようになりました。よく聴いているのは、バナナマンさんとかハライチさんとか。あとはコントからも笑いを学べるかなと思って、コントも見ています。中でも大好きなのが、うしろシティさん。あの意地悪な感じがいいですよね。東京03さんも好きです」自分の伝えたい思いとリンクする作品に挑戦したい自分のできないことや弱点を見つめつつ、成長のための積み重ねを決して怠らない。その真摯な姿勢が実を結んだのだろうか。ここ数年の高杉真宙には、何か覚醒したような面白さがある。人目を引く端正な顔立ちから、多くの恋愛映画や青春映画で重宝される一方、舞台『カリギュラ』では父を殺した暴君を憎みながらも惹かれる詩人・シピオンを透明感たっぷりに演じ、舞台『てにあまる』では藤原竜也、柄本明という演劇界の怪物とがっぷり四つに組みながらも確かな存在感を示した。俳優として新たな変化を迎えているように見える。そう話題を向けると「大声出してるだけじゃないですか。あはは」と茶化したあと、自分で自分に確かめるようにこう話しはじめた。「今年で25歳になるんですけど、20歳を超えてからの芝居に対する認識の変わり方は尋常じゃなかったと思います。ここ最近は特に目立たなくていいやと思うようになりました。役が目立つのはいいことだけど、僕自身が目立つのはいらないなって。作品の中の、ひとつの役であれるようにしたいなと考えはじめてから、だいぶ変わったと思います」あくまで、自分は作品のピースのひとつ。俳優部の一員としてはまっとうな考えだが、本人の人気がバロメーターとなりやすい若手俳優という領域では、なかなかそう構えるのは難しい。だが、高杉真宙はあくまで作品至上主義を貫く。「そういうふうに考えるようになってからは、台本の読み方もだいぶ変わりましたね。今はまず自分の役がストーリーを動かす上でどういう役割を担っているのかを考える。何でここで出てくるんだろうとか、何のためにこのお話の中にいるんだろうとか、読み解いていくのが面白くて。そういうことを考えるのが、最近の僕の中のトレンドですね」大きな瞳が、芝居の話になると、爛々と光を宿す。その頭の中は、大好きなお芝居で占められている。「やっぱりお芝居は面白い。特に『バイプレイヤーズ』は映画づくりの舞台裏を描いた作品なので。フィクションではあるけれど、作品づくりに対する熱量はきっと観ている方たちに届くと思うし、僕も改めて映画をつくるのは面白いなと思いました」7月で25歳。30代に向けて、20代も折り返しのコーナーを迎える。この先はどんなロードマップを思い描いているのだろうか。「今まで僕は観ている人たちに干渉をするのが好きじゃなかったんですね。感動とか、勇気とか、口にするのは簡単だけど、作品を通して何かを与えるのは責任が伴う。その責任を持つことは自分にはできないと思っていたんです。でもせっかくこうしていろんな人に見てもらえる仕事についたなら、何かもっと自分の伝えたい思いを出していってもいいのかなと思いはじめて。たとえば『ギャングース』は裏社会で生きる犯罪少年たちのお話。映画としてエンタメに昇華されているけど、こんな世界もあるんだって、僕はあの映画で初めて知ったし、伝えたいと思った。そんなふうに自分の伝えたい気持ちとリンクする作品にこれから先はもっと挑戦したいですね」高杉真宙を、ただの眉目秀麗な若手俳優や、内気な青年と見ていたら、大間違いだ。内側には、芝居への求道心が滾っている。その熱を前面に出すタイプではないのかもしれない。けれども、高杉真宙という炎は、静かに、青く、燃えている。高杉真宙さんのサイン入りチェキを1名様にプレゼント! ぴあアプリを ダウンロード(dpia-app://contentAll?contentId=fe01d65e-cc23-4a23-b107-ec5bc9b90d53&contentTypeId=2) すると、この記事内に応募ボタンがあります。撮影/奥田耕平、取材・文/横川良明
2021年04月10日本年度アカデミー賞に作品賞はじめ、女性監督エメラルド・フェネルが監督賞と脚本賞、そしてキャリー・マリガンが主演女優賞、さらに編集賞と5部門にノミネートされた『プロミシング・ヤング・ウーマン』。その公開日が7月16日(金)に決定、日本版ポスタービジュアルが完成した。タイトルの意味する通り、“前途有望な若い女性”だったキャシーは、ある事件によって医大を中退、カフェの店員となった。その一方で、夜ごとバーで泥酔したフリをしては男性たちを誘惑する。ある日、小児科医となったハンサムな元クラスメートがカフェを訪れ…。監督は、ロマンティック・コメディと復讐劇を融合させた独創的な自身の脚本で、長編デビューを飾ったエメラルド・フェネル。主人公を演じたキャリー・マリガンは、批評家たちから「キャリア最高の演技」と絶賛を浴びており、女性蔑視やジェンダーバイアスへの強烈な怒りを放ちながらも、見事なエンターテインメントに昇華された話題作となっている。この度解禁された日本版ポスタービジュアルは、口紅で書かれた原題(PROMISING YOUNG WOMAN)と唇の絵、そして滴る紅色。そんな艶やかなアートとは裏腹に「私も彼女も“前途有望”なはずだった――」というコピーが添えられ、毒っ気と謎のあるビジュアルに。主人公で元医大生のキャシーの身に起こる、スリリングな事件とあふれる哀しみ・怒り・絶望が見て取れ、ネット上での熱狂と批評家たちの絶賛も相まって、本作への期待値がますます高まるものとなっている。『プロミシング・ヤング・ウーマン』は7月16日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷、シネクイントほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:プロミシング・ヤング・ウーマン 2021年7月16日よりTOHOシネマズ日比谷、シネクイントほか全国にて公開© 2020 PROMISING WOMAN, LLC All Rights Reserved.
2021年04月09日出口の見えない長いトンネルからなかなか抜け出せない生活を送っているなか、気分を一新したいと思うことはありませんか?そんなときにオススメしたいのは、カリフォルニアにある砂漠のリゾート地を舞台にした一風変わったラブコメディ『パーム・スプリングス』。そこで、主演を務めたこちらの方にお話をうかがってきました。アンディ・サムバーグさん【映画、ときどき私】 vol. 373コメディアンとしてアメリカで絶大な人気を誇り、俳優としても活躍しているアンディさん。劇中では、のん気な皮肉屋で一見お調子者のように見える主人公のナイルズを演じています。ある出来事をきっかけに、一度眠ると同じ日を毎日繰り返してしまう“タイムループ”に閉じ込められたナイルズとそれに巻き込まれてしまう女性サラの2人を描いた本作。今回は、この作品でゴールデングローブ賞の主演男優賞にノミネートされたアンディさんに撮影秘話や自身の経験などについて、お話いただきました。―本作は、無名の監督と脚本家のコンビによる作品ですが、サンダンス映画祭では史上最高額(当時)で配給権が売買されるほど熱狂的な盛り上がりを見せる作品となりました。アンディさんからの助言で脚本を修正した部分もあったそうですが、どのようなアドバイスをされたのでしょうか?アンディさんまずは「もっとスケール感を大きくしていいよ」という話をしました。というのも、彼らにとってはもともと友達と砂漠でお金をかけずにこっそりと撮影しようとしていた企画でしたからね。なので、もう少し予算をかけても大丈夫であることを伝えたんです。―それによって、作品はどのように変わりましたか?アンディさん爆発のシーンや効果を使った演出などを加えることで、シークエンスが大きくなりました。あとは、ストーリーテリングや恋愛の部分においてもレベルを引き上げることができたんじゃないかなと。結果的に、さまざまなジャンルがブレンドされているチャレンジングな作品になったと思います。―本作のどういったところに魅力を感じていますか?アンディさん僕はとても幸せな結婚生活を送っているので、人生においていい人間関係を望むのであれば、相手を信じて飛び込まなければいけないと思っています。この作品ではそういう必要性についても、美しいメタファーとして描かれているんですよね。僕は好みがはっきりしているほうですが、今回のように最初からこんなにハマる物語はレアだと思います。この作品ではすべての要素が魅力的に感じた―今回は、主演だけでなく、製作にも入っていますが、その理由についても教えてください。アンディさんそれはもともと「主演と製作をしてもらえませんか?」という形でオファーをいただいた経緯があったからですが、あとは純粋にタイムループものが好きだったからというのも理由ですね。ただ、『恋はデジャ・ブ』や『オール・ユー・ニード・イズ・キル』といったタイムループを描いた素晴らしい作品がすでに存在していたので、このジャンルに挑戦することにはナーバスになっていたところはありました。でも、この作品は同じタイムループものでも、そういった名作が終わったところからを描いているように感じたんです。たとえば、『恋はデジャ・ブ』ならビル・マーレイがその後1000年間ループに閉じ込められていたらどうなるか、みたいなことですね。キャラクターも含めて、すべての要素が魅力的に感じましたし、そういったことに対して深いレベルまで到達しているところが気に入りました。ほかにも、大きな笑いがありつつ、そういったコメディ作品にはないようなエモーショナルな部分も描かれているのがすごくいいなと思ったところです。―これまで演じてこられたコメディチックなキャラクターと、本作のようなドラマの部分を含んだキャラクターとどちらのほうが演じやすいですか?アンディさん企画にもよりますが、若いころはどちらかというとコメディチックな役で知られていたので、当時はそういう役を演じるのが大好きでした。もちろん、いまでも好きではありますが、最近はもっと地に足のついた役を演じてほしいと言われることも増えていますね。僕としては、脚本を読んでから決めるようにしていますが、判断の基準は自分が参加することによってその作品がダメになるか、それともよくなるか、ですね。今回の場合は、これまで僕が演じてきた役のイメージよりもドラマのシーンが多い役でしたが、自分にはそれを演じられるスキルがあると自負していたし、ユーモアを描いたシーンもあることがわかっていたので、役に入りやすいんじゃないかなという思いもありました。日本のみなさんに劇場で観てもらえるのがうれしい―ナイルズはお調子者のようで、実は心優しい人物ですが、ご自身のパーソナリティに近いところがあるのでは?アンディさんそんなふうに言ってもらえるのは、うれしいことですね。僕がそういった役柄に惹かれるのは、人の優しい気持ちを信じているのと自分自身の性格がうまくハマる部分があるからだと思います。だから、みなさんにもリアルに感じてもらえるのかなと。実際、僕は普段の生活で怒ったりすることがあまりないので、怒っている演技を求められるときは少し身構えてしまうほど。どのくらい怒っていいのかわからなくて、怒りすぎた演技をしてしまうことがあるんですよね(笑)。そういったこともあって、ナイスなキャラクターは役者としての僕にも合っているのかもしれません。もちろん内側には葛藤もありますが、優しい人たちの姿を観客に見せたいという気持ちがあるんだと思います。この作品も日本の劇場で公開できることは、すごくクールでうれしいことです。―絶妙な会話のやりとりも見どころでしたが、アドリブをされることもありましたか?アンディさん今回、現場でのアドリブというのはほとんどありませんでした。というのも、撮影に入る前に脚本家とかなりいろいろと話し合ってセリフを決めていきましたから。あとは、事前にリハーサルを何度も重ねていくなかでサラ役のクリスティン・ミリオティたちとも相談しながらセリフを足したので、そこで変えることはあっても、撮影中に変えることはあまりしませんでした。ほかにも、今回は予算がそこまで大きくなかったことやスケジュールがタイトだったこともあって、自由にカメラを回したり、何度もテイクを重ねられなかったので、そのぶんテイクとテイクの間に十分に話し合ってから撮影をするようにしました。今回はそれがうまくいったと思っています。クリスティンだったらパーフェクトだと思った―クリスティンも非常に素晴らしかったですが、彼女を抜擢した理由は?アンディさんこれまでにクリスティンが出演しているドラマなどを見て、プロデューサーとも最初からクリスティンだったらパーフェクトなんじゃないかと話していました。彼女の演技は作品によって全部違うので、役者としてすごくワクワクする存在なんです。あとは彼女と共演すれば、きっと僕もよりよい役者に見えるんじゃないかなという思いもありましたけど(笑)。―(笑)。ただ、クリスティンは製作陣とミーティングしたあと、数か月経っても連絡がなかったので、出演できないと諦めてアフリカ旅行に出発してしまったとか。連絡がつかずに、危うく役を逃しかけたと聞きましたが、そのときのことを教えていただけますか?アンディさんミーティングではすごくいい感じだったので、オファーをした瞬間に「やりましょう!」という返事が来ると期待していたんです。でも、3日間くらい経っても何の連絡がなかったので、もしかして本当はやりたくないんじゃないかなと……。そしたら、「いまクリスティンはアフリカのど真ん中にいて、連絡が取れません」と言われたんですよ(笑)。そういう事情があったんですけど、最初はナーバスになりましたね。でも、実は彼女も僕と同じようにフラストレーションを感じていたと聞いて、うれしかったです。自分は負のループにはまらないように気をつけている―無事にクリスティンに決まって本当によかったです!また、こういったタイムループものだと、何度も同じテイクを重ねて大変だったと思いますが、特に苦労したのはどのあたりですか?アンディさん今回の撮影方法としては、ロケーションごとにわけて、そこで起きていることを脚本に沿って撮りました。キャラクターが経験する感情面を順番に追いながら撮影できたのは、演じるうえで助けになったと思います。ただ、毎回目を覚ますシーンは一番大変でしたね。というのも、セリフがないぶん、その前に何が起きていたのかを踏まえて、表情だけでニュアンスを表現しなければいけなかったので。そういう意味では、ユーモアがあるような派手なシーンのあとのほうがワッと言って起きればいいので楽でした。今回は同じ衣装で同じ場所で演じていることが多かったので、いろんなバージョンでたくさん撮れたのはよかったと思います。―劇中では、ナイルズもサラも孤独や絶望のループから抜け出せなくなっている姿が描かれていますが、ご自身にもそういう経験はありますか?アンディさん最近の話で言うと、ここ1年は僕が住んでいるエリアはずっとロックダウンなので、そういう意味では負のループから抜け出せていない感じはありますよね。ただ、この作品で描いているのは、僕たち人間が陥りやすいパターンや何度も繰り返してしまう選択について。僕自身は、なるべくそういうループにはまらないようには気をつけています。だからこそ、僕はこの映画が好きなのかもしれないですね。自分のミスから学んで、新たに進むことが大事―ちなみに、どのようにしてそのループにはまらないように意識しているのでしょうか?アンディさん人にとって大事なのは、自分がミスを犯したら一歩下がってそれが何なのかに気づくこと、そして同じミスに再び向かってしまいそうならその自分を止めることだと思います。それはとても難しいことではあるけれど、自らの間違いから学び、自分を許したうえで新しい方法に取り組むべきではないかなと。そんなふうに対応できれば、人生をうまく生きていると言えるんじゃないかなと思います。僕自身はそこまで大きな壁にぶつかったこともフラストレーションを感じたこともないので、すごく恵まれているのかもしれないですけどね。ただ、人間関係においては、同じ間違いを繰り返さないようにしているので、友人たちともきちんと連絡を取り合うように心がけています。とにかく、いまのロックダウンから抜け出せないのは、誰にとってもつらいことだよね。―もしタイムループにはまってしまったとしたら、ご自身の人生のなかで、何度でも味わいたい最高の日ともう二度と味わいたくない最低な日をそれぞれ教えてください。アンディさん最悪な1日で思い出すのは、高校時代かな。詳しくは言えないけど、屈辱的な日もたくさんあったからね(笑)。人生で最高な日は、妻と結婚した日や娘が生まれた日だけど、あまりにも強烈な出来事だから、それを毎日経験したいかというとどうかな。何度も繰り返したら、「はいはい、娘が生まれるんだよね?わかったわかった」ってなっちゃうかもしれないですから(笑)。そういう意味では、子どものころに家族とビーチに行った日は、天気も風の具合もランチもすべてがちょうどよかったので、繰り返すとしたらそんな“ちょうどいい日”がいいですね。インタビューを終えてみて……。オンラインでの取材ではありましたが、画面越しでも伝わってくるアンディさんの人柄の良さと優しい笑顔にすっかり魅了されました。本作でもアンディさんのさまざまな魅力が全開となっているので、物語とともに存分に堪能してください。憂鬱な気分も一気に吹き飛ばしてくれる!タイムループものとしてはもちろんのこと、ラブストーリーとしても、コメディとしても、ドラマとしても見どころ満載の本作。同じことを繰り返しているような感覚に陥っているいまだからこそ、1日1日の大切さを教えてくれる秀逸な1本として必見です。取材、文・志村昌美ストーリー砂漠の保養地であるパーム・スプリングスで、恋人と結婚式に参加していたナイルズは、幸せムードになじめずにいるサラと出会う。一見お調子者だが全てを見通したようなナイルズにサラは興味を抱き、2人はいい雰囲気になる。ところが、そこに謎の老人が現れ、ナイルズを襲撃。負傷したナイルズは洞窟へと逃げ込み、サラはあとを追いかける。その後、一度眠りに落ちると結婚式の日の朝にリセットされる“タイムループ”に閉じ込められたことに気がつくサラ。ナイルズは、先にループにハマっており、すでに同じ日を数えきれないほど繰り返しているという。果たして2人は、永遠に続く時間の迷宮から抜け出すことができるのか……。何度も見たくなる予告編はこちら!作品情報『パーム・スプリングス』4月9日(金)より、新宿ピカデリーほか全国ロードショー配給:プレシディオ・Filmarks©2020 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2021年04月08日先日発表されたゴールデングローブ賞で作品賞と主演男優賞(全てミュージカル・コメディ部門)にノミネートされた映画『パーム・スプリングス』より、主人公ナイルズを度々襲撃しにくる謎の老人ロイとの“最高の一夜”を切り取った映像が公開された。本作の舞台は、砂漠のリゾート地、パーム・スプリングス。妹の結婚式で幸せムードに馴染めずにいたサラは、ナイルズに興味を抱き、いい雰囲気になるが、突如、謎の老人がナイルズを襲撃してしまう。しかし、ナイルズはタイムループにハマっていて、数え切れないほど同じ日を繰り返す日々を送っていた――。今回到着した映像は、そんな謎の老人・ロイとナイルズとのシーン。結婚式の参列者同士として出会った2人は、退屈しのぎに盗んだドラッグをキメてハイテンションに。抱き合いながらチークダンスするシーンもあり、とことん楽しみ尽くし、疲れ果て、映像最後では「今夜は最高の夜になった、人生で一番だ」とつぶやく。出会いはとてもハッピーでお互いにとって最高に楽しい一夜だったことが分かる映像となっている。『パーム・スプリングス』は4月9日(金)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:パーム・スプリングス 2021年4月9日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2020 PS FILM PRODUCTION,LLC ALL RIGHTS RESERVED.
2021年04月07日第27回全米映画俳優組合賞授賞式(以下、SAGアワード)が、ロサンゼルスのシュライン・オーディトリアムで行われた。例年、1月の最終日曜日に開催されるが、今年は新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて延期に。式の時間も2時間から1時間に短縮された。アカデミー賞を占うのに“最重要”の賞として位置づけられているSAGアワードで、作品賞かつ最高賞に当たるキャスト賞を受賞したのはアーロン・ソーキン監督作『シカゴ7裁判』だった。ほかにはスパイク・リー監督作『ザ・ファイブ・ブラッズ』、ジョージ・C・ウルフ監督作『マ・レイニーのブラックボトム』、リー・アイザック・チョン監督作『ミナリ』、レジーナ・キングの監督デビュー作『あの夜、マイアミで』がノミネートされていた。受賞結果は以下の通り。【映画部門】キャスト賞『シカゴ7裁判』主演男優賞チャドウィック・ボーズマン『マ・レイニーのブラックボトム』主演女優賞ヴィオラ・デイヴィス『マ・レイニーのブラックボトム』助演男優賞ダニエル・カルーヤ『Judas and the Black Messiah』助演女優賞ユン・ヨジョン『ミナリ』スタント・アンサンブル賞『ワンダーウーマン 1984』【テレビ部門】男優賞(テレビ映画・リミテッドシリーズ部門)マーク・ラファロ「ある家族の肖像/アイ・ノウ・ディス・マッチ・イズ・トゥルー」女優賞(テレビ映画・リミテッドシリーズ部門)アニャ・テイラー=ジョイ「クイーンズ・ギャンビット」アンサンブル賞(ドラマ部門)「ザ・クラウン」男優賞(ドラマ部門)ジェイソン・ベイトマン「オザークへようこそ」女優賞(ドラマ部門)ジリアン・アンダーソン「ザ・クラウン」アンサンブル賞(コメディ部門)「シッツ・クリーク」男優賞(コメディ部門)ジェイソン・サダイキス「テッド・ラッソ:破天荒コーチがゆく」女優賞(コメディ部門)キャサリン・オハラ「シッツ・クリーク」スタント・アンサンブル賞(ドラマ部門 or コメディ部門)「マンダロリアン」(Hiromi Kaku)■関連作品:【Netflix映画】シカゴ7裁判 2020年10月9日より全国にて公開
2021年04月05日「スタートアップ:夢の扉」で一躍人気を集めたキム・ソノ主演の韓流ドラマ「君のハートを捕まえろ!~Catch the Ghost~」が、フジテレビが運営する動画配信サービス「FOD」にてTVOD独占配信。さらに、「偶然見つけたハル」も独占見放題配信されることになった。キム・ソノ×ムン・グニョン「君のハートを捕まえろ!~Catch the Ghost~」韓国の地下鉄の安全を守る警察隊を舞台として、新人警察官ユ・リョンと冷静エリート警察官コ・ジソクの2人が、地下鉄内で発生したさまざまな駅で事件を解決していくうちに恋に発展していく、捜査ラブ・コメディドラマ。性格が正反対の2人は、捜査では度々対立を繰り返すが、互いの辛い過去や痛みを分かち合うにつれて、いつの間にか愛情が芽生えていく。主演は、ドラマ「スタートアップ:夢の扉」や「100日の郎君様」などで日本でも人気が急上昇したキム・ソノ(ソンホ)。4年ぶりにTVドラマに復帰するムン・グニョン。 FODでは、本話題作をTVOD(都度課金型配信)で独占配信する。ストーリー警察学校を主席で卒業しエリート街道まっしぐらといわれていたコ・ジソクは、認知症の母の看病で出世を諦め、警察署の中でも比較的残業が少なく安定的な地下鉄警察隊に勤務している。ある日、地下鉄内で連続殺人事件が発生し“地下鉄の幽霊”と呼ばれる犯人が浮上する。“地下鉄の幽霊事件”の捜査をすることになったジソクのチームだが、そこに新人警察官のユ・リョンが地下鉄警察隊に志願してくる。ユ・リョンはソウル全地下鉄構内の店、出口などの位置をすべて把握している特別な能力を持っているが、それには深いワケがあった。犯人を捕まえようと奮闘するが、無鉄砲で行動するユ・リョンと慎重派ジソクはいつも対立ばかり。しかし、互いの辛い過去や痛みを分かち合ううちに、いつの間にか愛情が芽生えてくるのだが…。キム・ヘユン&ロウンら共演「偶然見つけたハル」“漫画の世界”でヒロインだと思っていた主人公が実は脇役だった!なんとかストーリーを変え、自分の思いのままに生きようと奮闘する、自由と初恋を懸けたエキストラたちの逆転劇と胸キュンストーリー。ロウン(SF9)、イ・ジェウク、キム・ヨンデ、チョン・ゴンジュら注目の若手俳優が出演した本作が、月額定額制のFODプレミアム対象作品として独占見放題配信。「ストーリー幼い頃から心臓を患ってはいるものの、明るく天真爛漫に生きてきた会長令嬢ウン・ダノ。スリ高校のアメイジング3、容姿端麗なセレブグループ“A3”の注目を一身に浴び、「まるでヒロインのような私の人生」と思っていた彼女に突然異変が起こる。記憶を失ったり、未来が見えたり…。その理由を学食のミステリアスな料理人から聞いて驚愕!この世界は漫画の中の世界で、自我を持つもののみが知る世界「シャドウ」と、作者の設定の「ステージ」からなるというのだ。そのうえダノは、自分が漫画の世界の取るに足らない小さな役でしかないことを知り、このまま持病の心臓病で死ぬのは耐えられないと一念発起。なんとかしてストーリーを変え、自分の思いのままに生きようと奮闘する。そんな折、作者の設定とは異なる出来事が起こる。ダノは、そのきっかけとなった顔も名前も知らない男子生徒を必死で探し回るが、やっと見つけた彼は名前すら持たないエキストラ。そんな彼にハルという名前をプレゼントするダノ。そこからふたりは、漫画よりもときめくページを描き始める。「君のハートを捕まえろ!~Catch the Ghost~」は5月3日(月)第1話~第16話、6月3日(木)第17話~第32話をFODにて配信。「偶然見つけたハル」は4月6日(火)よりFODプレミアムにて配信スタート。(text:cinemacafe.net)
2021年04月03日長瀬智也主演、西田敏行、戸田恵梨香、桐谷健太ら共演の「俺の家の話」の9話が3月19日放送。ゲストで登場したムロツヨシと塚本高史にタイムラインが盛り上がるなか、“奇跡のラスト”にも「コメディと哀愁と感動のバランスが凄い」などの反応が集まっている。長瀬さんとともに「池袋ウエストゲートパーク」「タイガー&ドラゴン」「うぬぼれ刑事」など数々の名作を生み出してきた宮藤官九郎によるオリジナルストーリーとなる本作。能楽の人間国宝の息子として生まれた主人公・観山寿一を長瀬さんが演じ、寿一の父の寿三郎に西田さん、寿一と恋人関係となった志田さくらに戸田さん、寿一の異母兄弟だと判明した寿限無に桐谷さん、観山家の次男・踊介に永山絢斗、長女の長田舞に江口のりこ、舞の1人息子・長田大州に道枝駿佑(なにわ男子/関西ジャニーズJr.)、寿一の別れた妻・ユカに平岩紙、舞の夫でラッパーのO.S.Dに秋山竜次、ケアマネージャーの末広涼一に荒川良々、寿一の息子・秀生に羽村仁成(ジャニーズJr.)。井之脇海、三宅弘城、長州力らも出演。寿三郎に反抗し家を出てプロレスの道に進んだ寿一が、25年ぶりに実家に戻り兄妹たちと再会。そこには寿三郎の“婚約者”だというヘルパーのさくらもおり、当初は“後妻業”だと反発する兄妹だったが踊介がさくらに恋してしまい、一方、さくらは寿三郎の介護をしながら覆面レスラー“スーパー世阿弥マシン”としてプロレスに復帰した寿一に想いを抱いてしまう。そんな日々のなか、徐々に寿三郎の病状は悪化、要介護状態となり、前回のラストでグループホームに入居する…というのがこれまでの物語。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。それから半年後、寿限無が「自分には能しかないと気づいた」と観山家に帰ってくる。寿一は寿限無を寿三郎のいるグループホームへ連れていく。寿一はさんたまプロレスのレスラーたちとともにホームを慰問、スーパー世阿弥マシンとなって寿三郎を持ち上げる。一方、さくらは能とプロレスに夢中な寿一に不満を覚え、観山家に行かなくなっていた。さくらは寿一に「家族に囲まれて笑ってる寿一さんが好きでした。皆さんを戻してください」と告げる…というのが9話のストーリー。さらに観山家に“お家騒動”が勃発。分家の当主、観山万寿が寿一の観山流継承に異議を唱え、観山家に乗り込んでくる。この万寿を演じたのがムロさん。放送前には戸田さんのスタッフアカウントでムロさんとのツーショットも公開。この後22時~は「俺の家の話」第9話の放送です!ムロさんと是非ご覧下さい!#俺の家の話 #長瀬智也 #戸田恵梨香 #西田敏行 #桐谷健太 #永山絢斗 #江口のりこ #ムロツヨシ #俺家 #TBS pic.twitter.com/rienLOa2Jr— Erika Toda Staff (@erikatodastaff) March 19, 2021SNSには「戸田さんとムロさんといえば大恋愛を思い出します」「ムロさん今日はキツイのね。大恋愛とは違う」など、戸田さんとの共演作「大恋愛」を思い出した視聴者からのコメントが続々。その後寿三郎が脳梗塞を発症。家族会議が行われるなか、寿一が連れてきた葬儀屋の鬼塚役で塚本高史も登場。こちらにも「きゃ~!塚本高史出た~!」「めちゃくちゃうれしかったです!」と喜びの声が上がる。そして寿三郎を家族や門弟らが取り囲み、容体を見守るなか、スーパー世阿弥マシンとなった寿一はさんたまプロレスの「肝っ玉、しこったま、さんたま」をコール。すると寿三郎の手がゆっくりと上がり…。奇跡のラストにも「クドカンドラマはいつもコメディと哀愁と感動のバランスが凄い」「すっごい面白いのにちゃんと感動あるのほんと好き」「泣いたり笑ったり忙しいw」などSNSに感動の声が溢れている。(笠緒)
2021年03月19日「第44回日本アカデミー賞」において優秀主演女優賞を受賞した小松菜奈、永作博美、長澤まさみ、倍賞千恵子、広瀬すずが授賞式に出席し、その模様が本日3月19日に放送された。コロナ禍による映画館休業などを考慮し、2019年12月16日~2020年12月31日までに公開され選考基準を満たした作品が対象となっている今回。この5名がそれぞれ主演した作品は、いずれも公開前から大きな話題となっていた作品ばかり。小松さんは、中島みゆきの楽曲から着想を得た映画『糸』に、菅田将暉と共に主演。永作さんは、辻村深月の小説を河瀬直美監督が映画化した、特別養子縁組をテーマに描く『朝が来る』。広瀬さんは、豪華キャストが出演することで話題となったコメディ初挑戦作『一度死んでみた』に。長澤さんは、10兆円の巨額遺産をめぐるダマし合いバトルが展開される映画第2弾『コンフィデンスマンJP プリンセス編』、実話をベースに描く大森立嗣監督作『MOTHER マザー』の2作で。そして倍賞さんは、第50作目となる山田洋次監督の国民的人気シリーズ『男はつらいよお帰り 寅さん』で優秀主演女優賞を受賞。今回見事、最優秀主演女優賞を受賞したのは『MOTHER マザー』の長澤さん。長澤さんは「本当にたくさんの方に支えられなければ、映画づくりはできないんだなと、去年、身に沁みて感じました。きっと本当は作りたかった映画も、去年、作れなかった人たちもたくさんいると思います。そして映画も公開できず、先延ばしになっている人たちもたくさんいると思います。その中で、映画を公開して、たくさんの方に観に行っていただけたことは、本当にうれしいですし、これからも誠実に映画づくりに向き合って、がんばっていきたいなというふうに思います。本日は誠にありがとうございました」と語った。(cinemacafe.net)■関連作品:一度死んでみた 2020年3月20日より全国にて公開©2020 松竹 フジテレビジョン男はつらいよお帰り 寅さん 2019年12月27日より全国にて公開©2019松竹株式会社朝が来る 2020年10月23日より全国にて公開©2020『朝が来る』Film Partners糸 2020年8月21日(金)より全国にて公開予定©2020映画『糸』製作委員会コンフィデンスマンJP プリンセス編 2020年7月23日(木・祝)より全国にて公開予定©2020「コンフィデンスマンJP」製作委員会MOTHER マザー 2020年7月3日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開(C)2020「MOTHER」製作委員会
2021年03月19日昨年のサンダンス映画祭でプレミア上映され話題となった、バカンス満喫型タイムループ・ラブコメディ『パーム・スプリングス』。この度、何十万回も“今日”を生きた男とその彼女が繰り広げる喧嘩映像が公開された。海外の映画賞でも多数の受賞やノミネートを果たし、現在までに10受賞34ノミネートを記録、ゴールデングローブ賞でも作品賞・主演男優賞(全てミュージカル・コメディ部門)にノミネートされ、また、映画評論サイト「ロッテントマト」で批評家支持率94%という圧倒的評価をキープし続けている大注目の本作。今回到着した本編映像は、タイムループにハマってしまっているナイルズ(アンディ・サムバーグ)にとって、すでに何十万回も繰り返された“今日”の一幕。彼女のミスティに浮気を疑われ、「浮気してたの?」というセリフから、叫び声を含む8個のセリフが見事シンクロ!そして「何なの?」と混乱する彼女をよそに、部屋を立ち去るナイルズ。怒っている側としてはたまらない映像だ。『パーム・スプリングス』は4月9日(金)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:パーム・スプリングス 2021年4月9日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2020 PS FILM PRODUCTION,LLC ALL RIGHTS RESERVED.
2021年03月14日【おとな向け映画ガイド】米アカデミー賞有力候補『ミナリ』など、ぴあ水先案内人おすすめの4本をご紹介ぴあ編集部 坂口英明21/3/14(日)佐々木俊尚さん(フリージャーナリスト)「……おばあちゃん役の人の演技が絶品。ちょっと毒舌で過激で、でも憎めなくて、好人物っていうキャラクターって昔の日本映画にはよく登場してた。そういう懐かしさも含めて、日本人的な情緒でも共感できる物語。……」渡辺祥子さん(映画評論家)「……最悪の事態になってもきっと乗り越えられる、と思える温かみがあって胸をなでおろす。」紀平重成さん(コラムニスト/元毎日新聞記者)「……複数のルーツを持つカマラ・ハリスさんがアメリカ副大統領になったことも、語られるべき移民の歴史が無視できないほどに大きな潮流となっている」植草信和さん(編集者/元キネマ旬報編集長)「……主題歌が我が国のテレビドラマの名作『北の国から』に類似していることもあって、親子の情愛に感動させられる。」会話のテンポが抜群に楽しい!『まともじゃないのは君も一緒』数学一筋の予備校教師(成田凌)に、恋愛経験ゼロの教え子(清原果耶)が、いかにして女の子と付き合うか、をコーチする、そんなラブコメですが、傑作です。ちょっと小生意気な女子高生、とんちんかんでどこかまともじゃない独身男、ふたりの会話のやりとりは、おしゃれなハリウッド・スクリューボール・コメディのようです。いや、おおげさじゃなく。【水先案内人のコメントから】笠井信輔さん(フリーアナウンサー)「……またも清原果耶にやられてしまった。この人はどうしてこうも芝居がうまいのだろう。……」ダメサッカーチームを救ったのは?『クイーンズ・オブ・フィールド』フランスで90年の歴史を誇るサッカーのクラブチーム。試合中にまさかの大乱闘騒ぎを起こし、メンバー全員が出場停止になってしまいます。控えはなし。このまま行くとチーム存続の危機です。そこでたちあがったのは、選手の妻たち。ある奇策を思いつきますが……。肩のこらない、遊び心満載のコメディ作品です。【水先案内人のコメントから】夏目深雪さん(著述・編集業)「……女たちの疾走と反撃が加速しこのうえない爽快感を生む。……笑って感動できる大人のための作品。」ライブビューイング『メリー・ウィドウ』NYメトロポリタン・オペラの舞台を収録し、映画館で上映するMETライブビューイング。コロナ禍で公演がなく、新作はありませんが、過去の名作を集めた「プレミアム・コレクション2021」の連続上映が始まっています。2月の『椿姫』に続いて、19日からはレハールの『メリー・ウィドウ』を公開。古き良きパリを舞台にリッチで陽気な未亡人をめぐるロマンチック・コメディ。当代随一といわれるソプラノ、ルネ・フレミングが主演の舞台です。【水先案内人のコメントから】朝岡聡さん(コンサートソムリエ/フリーアナウンサー)「……歌も芝居も衣装もセットもMETならではの贅沢さいっぱいで届けられる。これぞ、究極のオペレッタの楽しみ!」
2021年03月14日ミュージカル『ウェイトレス』の日本初演が、3月9日に東京・日生劇場にて開幕した。開幕に先駆け囲み取材が行われ、出演する高畑充希、宮野真守、宮澤エマ、LiLiCo、浦嶋りんこが出席した。本作は、映画『ウェイトレス~おいしい人生のつくりかた』(’07年)をベースに製作されたブロードウェイミュージカル。とびきりのパイを出すと評判のレストランを舞台に、ウェイトレスのジェナ(高畑)をはじめとする女性たちの人生の岐路を描いた作品で、全米ツアー公演やロンドン・ウェストエンド公演なども行われる大ヒット作となった。主演を務める高畑は開幕にあたり、「どうなるかわからない中でみんなで一生懸命やってきました。やっとお客さんと一緒にこのミュージカルを楽しめるんだ、とかなりワクワクしています」と笑顔。高畑は海外でも本作を観劇しており、「最初はニューヨークで拝見して、あまりに面白くて感激して、もう一回観たくてロンドンで観て、そしたらまたもう一回観たくなって(笑)、ニューヨークに行って観ました。何度観ても楽しい作品」と絶賛。宮澤も同じく観劇しており「楽しいし、歌もキャッチーだし、だけど話はすごくディープ。なにひとつ共感するシチュエーションはないのに、大号泣ってこういうことかな!?ってくらい泣きました。向こうではパイも売っていたので、パイをむさぼりながら泣きながら観て、劇場を出る時は浄化されるっていう(笑)」という体験を告白。共に日本初演に出演できる喜びを語った。宮野は、高畑演じるジェナの不倫相手となるポマター医師を演じるが「充希ちゃんと対面すると、物語の登場人物に自然となれる。それが楽しくてしょうがない。劇中では本当にポマターとして喋ってるし、ジェナとして話しかけてくれるんです。当たり前のことなのですが、それができるってなんてすばらしいんだと思いました」。ミュージカルは今作が初挑戦のLiLiCoは「50歳にしてデビューします!お稽古ではポンコツでしたが、みんながいろんなことを教えてくれました」と明かし「コメディですが、感動できるところもいっぱいあるすごくいい作品です。早くみんなに届けたいです!」と気合十分。LiLiCoとWキャストで、ウェイトレス仲間として姉御肌としてジェナに時に厳しくアドバイスを与えるベッキーを演じる浦嶋は「お客様が劇場に入って、お客様のお声や拍手が聞こえる中で上演できる喜びを噛み締めたい」としみじみ語った。高畑が「お客さんが入ってやっと最後のピースがはまる感じ」と開幕を待ちわびた本作。公演は3月30日(火)まで日生劇場にて上演中。文:中川實穂
2021年03月10日1964年にブロードウェイで上演され大ロングランを達成した舞台『WHAT ABOUT LUV?』。その後ミュージカル化、日本では1994年にミュージカル版が上演され話題となった作品が、装いも新たにこの3月に東京・六行会ホールにて開幕する。絶賛不倫中のエリートサラリーマン“ミルト”役に山本一慶、ミルトの大学時代の親友“ハリー”役を橋本真一、ミルトの妻“エレン”役を井上希美という実力派若手俳優が演じ、演出を宮川安利が務め、姉の宮川知子が音楽監督&ピアノ演奏を担当する。舞台『メサイア』シリーズでは3年にわたって“相棒役”を演じてきた山本と橋本は「まさか一慶とミュージカルで共演する日が来るなんて」「真一とのコメディ、今から楽しみ!」と、ワクワクが止まらない様子。紅一点の井上は「見目麗しいお二人との初共演、お会いするまではどんな方々なんだろうと緊張していましたが、最初から自然体でフレンドリーに接してくださりとても安心しました」と笑顔を見せる。2月中旬の時点では、各々歌稽古に通っている最中とのことで本格的な稽古はまだスタートしていないものの、3人の間にはすでに和やかな空気が漂い信頼関係さえ感じられた。「曲数がかなり多く、井上さんとのデュエット曲もあるので気合いが入っています」と意気込む橋本に、「歌稽古でセリフを入れながら一緒に歌う機会があったんですけど、めちゃめちゃ楽しかった」と井上。山本は「『ラヴ』の音楽は聴いているだけですごくハッピーな気分になる。歌詞も笑っちゃうような内容なので歌っていて楽しいし、稽古では井上さんにリードしていただきながら頑張りたいと思います!」と、はやる気持ちを抑えきれない。それぞれが演じる役について「ミルトは根っからの悪いヤツじゃない。楽観的に行動してしまう自己中な憎めない男として演じられればいいかな」と山本。橋本は「ハリーはネガティブな性格だけど究極にピュアな男。そんな純粋さを軸に置いて演じたい」と語る。井上は「その時々で、ミルトとハリーを本気で愛しているエレン。私自身が瞬間的なエレンの思いを深く信じ、大切に演じたいと思っています」と顔を見合わせた。山本「登場人物それぞれヒドイことをしたり、とんでもないことを歌っていますが、そんな危機的状況も笑いに変えてしまう作品のパワーを感じに、ぜひ劇場に足をお運びください」原稿:近藤明子ヘアメイク:瀬川なつみ写真:山副圭吾
2021年03月09日先週3月5日(金)に最終話が配信され、ついに壮大な物語の幕を閉じたマーベル・スタジオ初のオリジナルドラマシリーズ「ワンダヴィジョン」。毎話観客の予想を見事に裏切る展開を描いた本作は、マーベルが挑戦した異色のシットコム(シチュエーション・コメディ)で始まり、次第に物語はジェットコースターのように息もつけない怒涛の展開へ。第6話配信後には、米会社「Parrot Analytics」の調査で“世界で今最も人気があるドラマシリーズ”として発表された本作から、衝撃しかない最終話の場面写真が到着した。※以下、最終話のネタバレを含む表現があります。ご注意ください。ダイナミックなフィナーレ!今後のMCUに繋がる“サプライズ”もワンダの前に立ちはだかった、魔女アガサ・ハークネスとの激しいバトル。ワンダの力を狙うアガサは攻撃を仕掛けるが、強力な魔力を持つ2人はお互いに一歩も譲らない接戦を繰り広げる。さらにソード(知覚兵器観察対応局)が兵器にしようと作り出した白色の“ザ・ヴィジョン”と、ワンダとアガサの戦いを見守っていたヴィジョンも戦いを始め、平穏なウエストビューはたちまち戦場へと変わり果てる…。最終話にして勃発した「ワンダヴィジョン」史上最大の戦いはウエストビュー全体を巻き込み、激しい空中戦やワンダが生死ギリギリを彷徨う一瞬たりとも目が離せないシーンなど、ドラマとは思えない映画並みのスケールへ。映画作品で描かれてきた「これぞマーベル」と言える壮絶なバトルシーンは世界中を熱狂の渦に巻き込んだ。さらに最後には、マーベル作品にはかかせない今後のMCUに繋がるサプライズも!アガサとのバトルの中で“スカーレット・ウィッチ”としての力を覚醒させていったワンダや、“新たなパワー”が宿ったモニカなど、『ドクター・ストレンジ・イン・ザ・マルチバース・オブ・マッドネス』(原題)、『キャプテン・マーベル』続編に繋がることを期待させるファン興奮のひと幕も。映画同様、エンドロール中とエンドロール後のシーンにも様々な考察が飛び交い、最終話の配信後も「ワンダヴィジョン」の興奮はまだまだ冷めやらない。それを見届けたファンからは、「こんな夢中になるとは。MCUの面白さを再確認出来る最高のフェーズ4幕開けとなる作品でした」「大好きなワンダとヴィジョンのお話は涙無しには見れなかった…今後も期待してます」「いや~最後は出し惜しみなしのMCU本編にも負けず劣らずのバキバキファイトっぷりでスッキリ...」「ストーリーも凄く面白かったし、今後の映画に繋がっていくんだろうなぁって要素が散りばめられてるのも良かった。ワクワクが止まらない」と絶賛の声が続々。さらに「毎話毎話、何回も見返して考察したり、他の人の考察をみたりして本当に楽しかった」と、謎多きストーリーと少しずつその謎が明かされていく、決して飽きることがない展開には何度見ても楽しめるという声も。無数に張り巡らされた本作の謎をもう一度ふり返ってみることで、新しい発見に出会えるにちがいない。マーベル・スタジオが描くドラマシリーズの無限の可能性を見せつけた「ワンダヴィジョン」を筆頭に、3月19日(金)日米同時配信「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」や6月11日(金)日米同時配信「ロキ」も控えている。ドキュメンタリー番組「マーベル・スタジオ アッセンブル」配信決定3月12日(金)からは、マーベル・スタジオが手掛ける映画やドラマ作品の制作の舞台裏を追うドキュメンタリー番組「マーベル・スタジオ アッセンブル」の配信が決定。今後配信となる「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」や「ロキ」の制作現場、さらに4月29日(木・祝)公開『ブラック・ウィドウ』や、オリジナルドラマシリーズの「ホークアイ」(原題)からはスカーレット・ヨハンソンやジェレミー・レナーらも登場し、いままで明かされてこなかったマーベル作品のメイキングや制作秘話を豪華キャストとともに楽しむことができる。記念すべき第1弾は、大盛況のうちに幕を閉じた「ワンダヴィジョン」のメイキング。ワンダ役のエリザベス・オルセンや、ヴィジョン役のポール・ベタニーが登場し、テレビが誕生した初期の時代を描いた本作の撮影法や、スタジオに入った観客の前で全話撮影したマーベルの新たな挑戦などの“舞台裏”が明かされる。世界を驚かせ続けるマーベル・スタジオの裏側にあった、キャストや制作陣の汗の滲む努力や驚くべき挑戦を知ることができる。ディズニープラス オリジナルドラマシリーズ「ワンダヴィジョン」はディズニープラスで独占配信中。ディズニープラス オリジナルドキュメンタリーシリーズ「マーベル・スタジオ アッセンブル」は3月12日(金)より日米同時配信。(text:cinemacafe.net)
2021年03月09日第26回放送映画批評家協会賞授賞式が開催された。映画部門では、ノミネーション時点では『Mank/マンク』が12ノミネーションを獲得・リードしていたが、最多4部門受賞となったのは『ノマドランド』だった。同作は作品賞、監督賞、脚色賞、撮影賞を受賞した。「The Wrap」によれば、この20年以上、放送映画批評家協会賞の受賞者・作品の70パーセントがオスカーを獲得しているという。作品賞についてはこの10年で5回、オスカーの受賞作品と一致している。テレビ部門は「ザ・クラウン」が主要賞をほぼ独占。チャールズ皇太子役のジョシュ・オコナーとダイアナ妃役のエマ・コリンの劇中“夫婦”が主演賞を獲得した。映画部門作品賞『ノマドランド』監督賞クロエ・ジャオ 『ノマドランド』主演男優賞チャドウィック・ボーズマン 『マ・レイニーのブラックボトム』主演女優賞キャリー・マリガン 『Promising Young Woman』助演男優賞ダニエル・カルーヤ 『Judas and the Black Messiah』助演女優賞マリア・バカローヴァ 『続・ボラット 栄光ナル国家だったカザフスタンのためのアメリカ貢ぎ物計画』外国語映画賞『ミナリ』テレビ部門ドラマ部門作品賞「ザ・クラウン」主演男優賞ジョシュ・オコナー 「ザ・クラウン」主演女優賞エマ・コリン 「ザ・クラウン」助演男優賞マイケル・K・ウィリアムズ 「ラヴクラフトカントリー 恐怖の旅路」助演女優賞ジリアン・アンダーソン 「ザ・クラウン」コメディ部門作品賞「テッド・ラッソ:破天荒コーチがゆく」主演男優賞ジェイソン・サダイキス 「テッド・ラッソ:破天荒コーチがゆく」主演女優賞キャサリン・オハラ 「シッツ・クリーク」助演男優賞ダニエル・レヴィ 「シッツ・クリーク」助演女優賞ハンナ・ワディンガム 「テッド・ラッソ:破天荒コーチがゆく」リミテッドシリーズ&テレビ映画部門作品賞(リミテッドシリーズ)「クイーンズ・ギャンビット」作品賞(テレビ映画)「ハミルトン」主演男優賞ジョン・ボイエガ 「Small Axe」主演女優賞アニャ・テイラー=ジョイ 「クイーンズ・ギャンビット」助演男優賞ドナルド・サザーランド 「フレイザー家の秘密」助演女優賞ウゾ・アドゥーバ 「ミセス・アメリカ~時代に挑んだ女たち~」(Hiromi Kaku)■関連作品:ノマドランド 2021年3月26日より全国にて公開©2020 20th Century Studios. All rights reserved.
2021年03月09日