1997年に公開された不朽の名作『タイタニック』のセリフや効果音をそのままに、劇伴音楽のみをフル・オーケストラが生演奏し上演するイベント「タイタニック in コンサート」が、2016年4月に東京・大阪で開催されることがこのほど決定した。ジェームズ・キャメロン監督が、レオナルド・ディカプリオとケイト・ウィンスレットを主演に迎えた本作。全世界で21億8,677万ドルを越える大ヒットを記録し、アカデミー賞最優秀作品賞を始めとする11部門を受賞している。映画史に刻まれた珠玉の名画を大スクリーンで上映し、フル・オーケストラの演奏と共に楽しむ「シネマ・コンサート」は、ヨーロッパやアメリカで流行し始めた新しいエンターテイメントとして、日本でも2015年10月に『ゴッドファーザー』、11月には『バック・トゥ・ザ・フューチャー』『2001年宇宙の旅』など、傑作映画のコンサートが続々と開催されてきた。このほど決定した「タイタニック in コンサート」は、2015年4月27日(現地時間)にロンドンのロイヤル・アルバートホールにて、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団と共にプレミア上演され、欧米各地を熱狂と興奮の渦に包み込んだ公演の来日が遂に実現したかたちとなる。今回の日本公演では、名門東京フィルハーモニー交響楽団(東京公演)と関西フィルハーモニー管弦楽団(大阪公演)がオーケストラを担い、指揮はニール・トムソンが担当。さらに、映画の中でも印象的なケルティック音楽は、映画のサントラにも参加したアイルランドの伝統楽器奏者のエリック・リグラーやアイリッシュバンドが演奏を披露するほか、セリーヌ・ディオンが歌い全世界で大ヒットした主題歌「マイ・ハート・ウィル・ゴー・オン」は、ほかの海外公演と同じ女性シンガーが参加し、その美しい歌声を披露する。ちなみに、東京公演が行われる4月10日(日)は、104年前にタイタニック号が英・サウサンプトン港をニューヨークに向けて出航したメモリアルデー。『タイタニック』ファンはもちろんのこと、映画・音楽ファンともに注目したいイベントだ。「タイタニック in コンサート」は大阪にて4月5日(火)、6日(水)、東京にて10日(日)開催。(text:cinemacafe.net)
2016年01月05日鬼才ギレルモ・デル・トロ監督の約3年ぶりとなる最新作『クリムゾン・ピーク』。本作で、ミア・ワシコウスカ演じる主人公イーディスの相手役トーマス・シャープ役を務めているのが、『マイティ・ソー』シリーズ、『アベンジャーズ』の宿敵ロキ役でもおなじみのトム・ヒドルストン。“ロキ様”“トムヒ”といった愛称で世界の女性に愛され、いま最も人気を集める英国俳優だ。先日発表となった映画雑誌「SCREEN」と映画チャンネル・イマジカBSによる「英国男優総選挙2015」では、数々の名優たちを抑えて見事1位を獲得。本作では、深紅に染まる山頂“クリムゾン・ピーク”にある屋敷に暮らす魅力的な実業家を演じており、イーディスの心を虜にする。2016年は、その“トムヒ”から始まり、いわゆる“英国男子”の出演作品が相次いで公開される。マイケル・ファスベンダーがApple社の“カリスマ”を演じ、アカデミー賞ノミネートも予想される『スティーブ・ジョブス』(2月12日公開)、ベネディクト・カンバーバッチ&マーティン・フリーマンの大人気コンビがスクリーンでカムバックする『SHERLOCK/シャーロック 忌まわしき花嫁』(2月19日公開)など、渋メン英国男子が続く。また、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』でファンが急増、『レヴェナント:蘇えりし者』(4月公開)では主演レオナルド・ディカプリオの仇敵として出演する“チョイ悪”なトム・ハーディは、一人二役で双子のギャングを演じた『LEGEND』(原題/’15)も海外で高評価を受けているところだ。さらに、3月18日(金)公開の『リリーのすべて』では、『博士と彼女のセオリー』で英米のアカデミー賞を制覇した若手演技派のエディ・レッドメインと、現在公開中の『007 スペクター』のQ役で女性たちをザワつかせ、『パディントン』(1月15日公開)で声を務めるベン・ウィショーが共演を果たす。アカデミー賞最有力との呼び声も高い本作は、いまから80年以上も前に世界で初めて性別適合手術を受けたデンマーク人リリー・エルベの実話に基づく勇気と愛の物語。命の危険を冒してでも、自分らしく生きることを望んだ主人公をエディ、舞踏会で彼女が出会う紳士ヘンリク役をベンが演じている。特にエディは、前作のホーキング博士役に続く難役に挑んでおり、今後の賞レースも期待大!また、主人公ニュート・スキャマンダーを演じる『ハリー・ポッター』の新シリーズ『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』の公開が2016年冬に控えており、来年最注目の英国男子であることは確実。伝記作品からミステリー、ファンタジー作品まで、幅広いジャンルで活躍する演技派ぞろい英国男子たち。2016年も“大好き”になるに違いない。『クリムゾン・ピーク』は2016年1月8日(金)より全国にて公開。『リリーのすべて』は2016年3月18日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年01月04日東出昌大と杏、染谷将太と菊地凛子の元旦入籍というビッグニュースから始まり、福山雅治と吹石一恵、山本耕史と堀北真希、戸次重幸と市川由衣、直近では「下町ロケット」の山崎育三郎と安倍なつみなど、日本では2015年も人気俳優たちの結婚ラッシュとなった。海外に目を移してみると、例えば、最新作『ザ・ウォーク』で地上411mに張ったワイヤーロープを命綱なしで渡る、という前代未聞の挑戦に挑んだ実在の人物を演じ、注目を集めているジョセフ・ゴードン=レヴィットは、2014年暮れに結婚し、いまや一児の父。そんなジョセフをはじめ、先日パパになることが分かったエディ・レッドメイン、さらにはベン・ウィショーやデイン・デハーンなど、結婚して仕事も絶好調となっているイケメン俳優たちに迫った。●「守ってあげたい!」愛され系男子、ベン・ウィショー『007 スペクター』のQ役が高い評価を受け、2016年は『白鯨との闘い』『パディントン』『ロブスター』『リリーのすべて』と待機作が目白押し、いま大人気のベン・ウィショー。洋服の袖はちょっと長めの“萌え袖”、どこか乙女チックな仕草が多いのに少年っぽさもあり、いつもミステリアスな空気をたたえている35歳の彼は、2012年に、『ブライト・スター ~いちばん美しい恋の詩~』で知り合った作曲家のマーク・ブラッドショウと入籍。とはいえ、結婚後はいままで以上にオファーが殺到し、もちろん女性ファンも後を絶たない。●気だるげ&おちゃめな姿のギャップ萌え系男子、デイン・デハーン『ディーン、君がいた瞬間(とき)』が公開中のデイン・デハーンは、レオナルド・ディカプリオの再来とも評される注目株。あどけなさが残る美少年すぎる顔立ちと、ガラス細工の様な脆さ、どこか影のある雰囲気で人気を博しているが、どんな大作であっても自分が納得しないオファーは受けない、というしっかり者の29歳。そんな堅実ぶりは恋愛にも通じており、26歳で長年交際していた女優のアナ・ウッドと結婚。そのうち、ハリウッドから引っ張りだことなり、『アメイジング・スパイダーマン2』のハリー・オズボーン役にも抜擢と、“アゲマン”の姉さん女房をゲットした。●細いのに演技は骨太! そばかす王子系男子、エディ・レッドメインいまノリに乗っている俳優の筆頭株といえば、『レ・ミゼラブル』のマリウス役で女性の心を鷲掴みにしたエディ・レッドメイン。ブレイクの後、すぐに昔からの友人だった投資会社の広報担当ハンナ・バグショーとゴールイン。昨年は『博士と彼女のセオリー』でスティーヴン・ホーキング博士を演じ、アカデミー賞「主演男優賞」を獲得。最新作『リリーのすべて』でも、世界で初めて性別適合手術を受けたリリー・エルベという難役に挑戦しており、2年連続のオスカー獲得か!?ともいわれるほど。その育ちのよさがにじみ出る見た目からは想像もつかない、骨太な演技が絶賛を受けている。『ハリー・ポッター』シリーズのスピンオフ作にも抜擢された前途洋々の、そばかすがチャームポイントの33歳だ。●『(500)日のサマー』の草食系男子が前代未聞の挑戦、ジョセフ・ゴードン=レヴィット1974年、NYのワールド・トレード・センターのツインタワーの間をワイヤーロープ1本でつなぎ、高さ411m、地上110階の道なき空間で、命綱なしの空中闊歩に挑んだ実在の人物フィリップ・プティのチャレンジを描く『ザ・ウォーク』に主演するジョセフ。『(500)日のサマー』での草食系男子のイメージが強いが、本作で実在の人物を演じたジョセフは、自ら危険なスタントを申し出たり、フランス語のアクセントを完璧なものにしたりと、演技への変わらぬ熱意を形にしている。こうしたジョセフの取り組み方については、モデルとなったプティ本人も、「ゼメキス(監督)がぼくにこう言ったんだ。『ジョセフが君からワイヤー・ワークを習う以外に、あの特訓の日々の中で何をしていたと思う?彼は君という人間の癖や訛り、そしてクレイジーさを学んでいたんだ。映画の中に、それが活かされているよ』とね。映画を見たら、まったくその通りだったよ」と証言するほど。結婚して人気が衰える…どころか、ますます活躍の場が増えているイケメン俳優たち。それは、もちろん確かな演技力があってのこと。公私ともに絶好調すぎる彼らの活躍は、2016年も留まることはなさそうだ。『ザ・ウォーク』は1月23日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年12月31日トム・クルーズ、ジョニー・デップ、ブラッド・ピット……浮き沈みの激しいハリウッドで、スターの称号を手にいれた数々の俳優たち。その中で、アラフォー世代の代表といえば、やはりレオナルド・ディカプリオ、レオ様でしょう! コメディ、ラブロマンス、政治もの、西部劇などあらゆるジャンルの映画で、常に圧倒的な演技力をみせてくれるレオ様。近年の渋いレオ様ももちろんステキですが、遡ること約20年前。『タイタニック』(1997)で一世を風靡することになるレオ様ですが、そこに至るまでの彼の美しさといったら! 今見ても、キュンとしてしまうはずです。今回は、そんな若かりしレオ様の美しさが詰まった、代表的な3作品をピックアップ。改めて魅力を掘り下げていきましょう。“少年と大人の魅力” を併せ持つレオ様は必見!『バスケットボール・ダイアリーズ』『ギルバート・グレイプ』(1993)で演じた、知的障害を持つ少年・アーニー役で高い評価を得てから約2年後。少年の中に、大人っぽさをまといはじめたレオ様が挑んだ作品が『バスケットボール・ダイアリーズ』(1995)。ビートニクの詩人であり、ロックミュージシャンでもあるジム・キャロルの自叙伝「マンハッタン少年日記」の映画化で、レオ様が演じたのは主人公のジム役。ミッションスクールに通い、バスケットボールのチームメートとやんちゃに過ごしていたジム。最初はちょっとした不良少年でしたが、やがてドラックに手を出すとどんどんハマり、退学、家出、そしてホームレスにまで堕ちていき……。衝撃的なストーリーで、かなりヘビーなシーンも。それでも、少年と大人の魅力を併せ持つ、この時期ならではのレオ様の美しさ、存在感は鮮烈! 制服姿も新鮮でクール。スターへの階段をのぼりはじめた彼の輝きが詰まっています。レオ様史上NO.1の究極美が堪能できる『太陽と月に背いて』大人っぽさに加え、色気も漂う究極の美しさを発揮した作品が、『バスケットボール・ダイアリーズ』と同年、1995年に日本で公開された『太陽と月に背いて』。19世紀のフランス象徴主義の代表的詩人、アルチュール・ランボーと、ポール・ヴェルレーヌの宿命的かつスキャンダラスな関係を描いた本作。妻がありながらも、レオ様演じるランボーの才能と美貌に心を奪われ、その魅力にのめり込んでいくヴェルレーヌ(デヴィッド・シューリス)。2年間に及ぶふたりの蜜月、そして破滅的な別れが描かれていくのですが、ヴェルレーヌ同様、見ている私たちをも虜にしてしまうランボー(レオ様)! 海辺のシーンで、華奢なからだにひらひらとなびく、純白のシャツをまとったレオ様はハッとするほど儚げで美しく……。レオ様史上、最も美しい瞬間を閉じこめた作品、といっても過言ではありません。王道ラブストーリーで魅力全開!『ロミオ+ジュリエット』1997年、日本で公開された『ロミオ&ジュリエット』も、レオ様の魅力が際立つ作品。シェイクスピアの名作を、バズ・ラーマン監督が時代設定を現代に置き換えて映画化したもので、作品としても見応えたっぷり。対立するロミオのモンタギュー家と、ジュリエットのキャピュレット家の抗争シーンでは、スタイリッシュな映像の中、クールでカッコいいレオ様にキュン。また、ロミオ(レオ様)とジュリエット(クレア・デインズ)が、水槽越しに初めて出会うシーン、プールでのロマンティックなキスシーン、ふたりの結婚式のシーン…… どのシーンを切り取ってもレオ様の美しさが全開!悲劇のクライマックスまで、目が離せないレオ様版ロミオ。何度もリピートして観たくなること必至です。今回紹介した作品は、美しさはもちろん、その確かな演技力にも感動させられるものばかり。当時観た! という方も多いと思いますが、改めて美しいレオ様の作品、楽しんでみてはいかがでしょうか!?
2015年12月30日ロサンゼルスで12月16日、映画『The Revenant(原題)』のワールドプレミアが開催され、主演を務めるレオナルド・ディカプリオがジョルジオ アルマーニ(GIORGIO ARMANI)のアイテムを着用した。『The Revenant』(原題)の監督は、アカデミー賞受賞監督であるアレハンドロ・G・イニャリトゥ。同作には主演を務めるディカプリオのほか、トム・ハーディーも出演している。ワールドプレミアには、ディカプリオがジョルジオ アルマーニのミッドナイトブルーの2ボタンノッチラペルのスーツを着用して登場。さらに劇中でディカプリオの息子役を演じるフォーレスト・グッドラックは、エンポリオ アルマーニ(EMPORIO ARMANI)のインディゴブルーのスーツを着用した。
2015年12月21日レオナルド・ディカプリオは、主演映画『レヴェナント:蘇えりし者』の撮影中、バイソンの生のレバーを食べたそうだ。ディカプリオは、ゼリーでできたニセのレバーでは本物に見えないのではないかと懸念したために実物を頼んだのだそうだが、その味は楽しめなかったようだ。「嫌なのは周りにある皮膜の部分なんだ。風船みたいなんだよ。かむと口の中で破裂するんだ」と感想を語った。一方でアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督は、ディカプリオが生のレバーを食べることで病気になるのではないかと心配したそうだが、そのリスクを負ったことで演技に真実味が増したと感じているようだ。イニャリトゥ監督は「あれをやらなかったらレオナルドは真実までたどり着けなかったかもしれないね」と話している。同作の中でディカプリオは、熊に襲われた自分を見捨てた狩猟グループに対して復讐を誓うヒュー・グラス役を演じているが、その役作りのために生やしたぼさぼさのひげとあまりにも長い付き合いだったために、奥さんのように感じるとバラエティ誌に冗談交じりに話している。「あのひげは1年半も生やしていたんだ」「配偶者のようになってくるよね。一緒に寝てさ。ドレッドをそるみたいな感じだったね」同作の製作チームは、イニャリトゥ監督が求めるものを実現するためにかなり尽力しており、ディカプリオにアリがたかる1シーンの撮影のためにブリティッシュコロンビア州からカルガリーまでアリを運んだりもしていたそうだ。イニャリトゥ監督は「僕たちはアリを輸送してこなくちゃいけなかったんだ。2便もだよ。最初のフライトでは一部が死んでしまったんだ。高度でパニックに陥っちゃったみたいなんだよ。ファーストクラスで飛んでいるっていうのにね!」とそのエピソードを明かした。(C)BANG Media International
2015年12月21日それはまだ「まれ」の撮影中のこと。土屋太鳳は、この朝ドラの次に映画『orange -オレンジ-』でヒロインの菜穂を演じることを知らされた。「話を聞いて、原作の漫画の表紙を改めて見て『相手役は誰がやるのかな?』と思ったんですけど、賢人くんのことが浮かんできたんです」。直感?超能力?いや、単に当時、ずっと「まれ」で撮影を共にしてきたがゆえ、いわば必然的に最初に頭に浮かんだだけ?ともかく、土屋さんの予想通り、菜穂と恋に落ちる転校生の翔を演じるのは、「まれ」に続いて山崎賢人だった。「太鳳ちゃんにはそういう力があるんです(笑)」と山崎さんはおどけつつ「太鳳ちゃんのことは信頼してるし、菜穂の心の優しさや他人のことを考えるようなところは、太鳳ちゃんが持っている資質でピッタリだと思いました。夫婦まで演じた後で、大切に互いを想い合う役を演じられるのは嬉しかったです」と語る。そして2人とも、この再共演についてこう口を揃える。「偶然ではない、何かを感じた」――。原作は高野苺による計5巻で既に400万部を突破した人気漫画。女子高生の菜穂は10年後の自分から手紙を受け取るが、そこには26歳の菜穂の後悔が記されていた。転校生の翔を好きになること。その思いを伝えられないまま、翔は事故で亡くなってしまうこと。同じ後悔を抱えないように、菜穂は翔との未来を変えようと奔走する。これが、役の上とはいえ、夫婦として生活を共にし、出産・子育てまでした2人というものか。取材中も、とにかく仲がいい!撮影の思い出、食べたもの、共演者のこと、どんな話題であれ、どちらかが話し始めると、そのまま延々と2人の会話は止まらない!いや、単に仲が良いだけではない、冒頭の“直感”ではないが、不思議な心の結びつきがある。土屋さんが明かしてくれたのは、撮影後半の、哀しみを抱えた翔がひとり、自転車で暗い街を走るシーン。「撮影の後半に行くにつれて、翔(の精神状態)が落ちていくシーンが増えていくんですが、このシーンの撮影のときは、本当に翔がどこかに行っちゃうような気がして、不安になって夜中の12時ごろに撮影現場に行ったんです」。「自分のシーンはないのに、夜中に現場まで見守りに来てくれたんです」と山崎さんは嬉しそうに笑みを浮かべ、土屋さんは「その時の翔の体温みたいなものを感じられてよかったし、『翔が生きててよかったぁ!』って心から感じました」と語る。菜穂と翔だけでなく、彼らを取り巻く同じクラスでいつも一緒に過ごす仲間たちの存在も忘れてはいけない本作の大事な要素である。中でも、翔に負けずとも劣らない魅力を放っているのが、竜星涼演じる須和。高校時代を並行して描かれる、10年後の翔を失ってしまった世界では、菜穂は須和と結ばれ、新しい命を授かっている。山崎さんは「須和と翔の友情の部分はすごく好きです」とうなずく。「翔が言えないことを須和がみんなに言ってくれたりする。2人とも優しくて、同じことを考えていても、須和はそれを行動に移すタイプ。翔は須和を信頼して、すごく助けてもらったし、須和には身を引く男のカッコよさがありますよね」。土屋さんがもしも、須和か翔どちらかを選ぶなら?「選べないです!!翔は人に気を遣ってすごく優しいけど、須和はみんなが元気でいられるようにと考える男の子。どちらも素敵です。私はこの2人だけでなく萩田くん(桜田通)もすごく好き!みんな愛情の深い男の子たちだなと思います。だから、26歳の菜穂ちゃんはきっと、まだ翔のことを想っているわけでなく、須和のことを本当に好きなんです。だからこそ、ちゃんと翔の死に向き合わなくちゃいけないと感じていて、そう思わせてくれたのも須和なんですよね。菜穂ちゃんは、須和の愛情に本当に救われたんだと思います」。「まれ」そして『orange -オレンジ-』と2人で猛スピードで駆け抜け、いま、間違いなく同世代の俳優たちの中でも先頭集団に位置する2人だが、「壁にぶつかっています!」とこれまた仲良く(?)、口を揃える。山崎さんが、ぶつかっているのはどんな壁なのか?「現状、ぶつかりまくってます(苦笑)。いろんなテーマがあって、いろんな人生があって、伝えないといけないこと、思うことがいろいろとある中で、自分はどういう風に表現したらいいのか?本当の自分はどう思っているのか?も分からなくなっていくし、正解が何かも分からない。でも、そこを探りながら悩み、楽しんでやってます」。土屋さんも「やっと女優として、スタートラインに立たせていただいたと感じてますけど、新しい作品と出会うたびにドーン!バーン!と壁にぶち当たってます(苦笑)」と苦難の道のりを明かす。「自分が分からなくなって、あれ?自分は前はこんな感じで喋ってたっけ?と頭がゴチャゴチャすることもあります。いまは、出会う作品ひとつひとつを大事にして、そこで出会う監督や共演者といかに正面から向き合えたらと思います」。山崎さんは「この1年、大事な人にもたくさん出会って、それもまた糧になってます」と語り、土屋さんはその言葉に深くうなづき、言葉を繋ぐ。「焦らないでいまを大事に生きたい。『まれ』をやっていて、一番言われたのは『20歳で全てやろうなんてしなくていい。いろんな出会いがあるから、“いま”、目の前のひとつのシーンを全力でやっていればいいんだよ』ということ。この言葉を大事にしていこうと思います」。『タイタニック』のレオナルド・ディカプリオとケイト・ウィンスレットがおよそ10年を経て再び夫婦を演じたように、2人がいつか、再び夫婦を演じ、味のある存在感、時間の流れを優しく感じさせるような姿を見せてくれる日を待ちたい。(photo / text:Naoki Kurozu)■関連作品:orange 2015年12月12日より全国東宝系にて公開(C) 2015「orange」製作委員会 (C) 高野苺/双葉社
2015年12月12日あの有名なモナ・リザを描いた画家、レオナルド・ダ・ヴィンチの傑作が東京・両国に降臨!2016年1月16日から東京都江戸東京博物館で特別展『レオナルド・ダ・ヴィンチ天才の挑戦』が開催されます。本展で注目を集めているのは、日本初公開の油彩画《糸巻きの聖母》。現存する絵画がわずか15点程度しかないレオナルド作品のなかでもモナ・リザに並ぶ傑作といわれる本作品は、英国貴族が所蔵しているため、英国外に出品されるのはなんと77年ぶり!このチャンスは見逃せませんね。また、花や子どもを描いた素描7点(うち1点は弟子との共作)も初来日。特に、花の姿をさまざまな角度から描いた作品《花の研究》は、レオナルドのデッサン力はもちろん、自然観察力の高さもうかがえる名品です。さらに、レオナルドの直筆ノートも日本初公開。人間の飛行に関する実験方法や鳥の研究を記したノートは、その字面を見ているだけでもレオナルドの天才っぷりが伝わってきます。会場の東京都江戸東京博物館では、別料金を払えば常設展も見られます。実物大に復元された日本橋や、縮尺1/200で再現された江戸城御殿など、見どころもいっぱい。イタリアの至宝といっしょに江戸文化を楽しんでみるのもオススメですよ!イベントデータ:特別展『レオナルド・ダ・ヴィンチ天才の挑戦』会期:2016年1月16日(土)~4月10日(日)※休館日は月曜日。ただし1月18日、3月21日・28日は開館、3月22日は休館時間:9:30 ~ 17:30(土曜日は19:30まで)※入館は閉館の30分前まで会場:東京都江戸東京博物館料金:一般 1,450円/大学生・専門学校生 1,160円/高校生・中学生・小学生・65歳以上 730円
2015年12月06日映画『ブリッジ・オブ・スパイ』のトム・ハンクスとスティーヴン・スピルバーグ監督が日本のファンに語りかける特別映像が公開になった。ふたりは繰り返しタッグを組んで、名作を発表しており、本作もすでに公開されている国で高い評価を集めている。『ブリッジ・オブ・スパイ』特別映像映画は、大統領ジョン・F・ケネディから極秘指令を受けた普通の弁護士ジェームズ・B・ドノバン(ハンクス)が、ソ連からの米国スパイ救出という誰も成し遂げた事が無い不可能なミッションに型破りな方法で挑む姿を描いた作品だ。映像はふたりがカメラに向かって語りかける内容で、ハンクスは自身が演じる役どころを、スピルバーグ監督は映画のストーリーについて語っている。スピルバーグ監督は長いキャリアをもち、現在ではアメリカ映画界を代表する監督のひとりになったが、そのフィルモグラフィの中でもハンクスとタッグを組んだ作品はどれも高い評価を集めている。ふたりが初めてタッグを組んだ『プライベート・ライアン』は現在も語り継がれる名作で、『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』ではハンクスがレオナルド・ディカプリオ演じる詐欺師を追跡しながら見守る複雑な役どころを演じ、『ターミナル』では空港のターミナルに閉じ込められてしまった男をハンクスが硬軟おりまぜた演技で見事に体現し、好評を集めた。スピルバーグ監督には、リチャード・ドレイファスやトム・クルーズ、ハリソン・フォードなど繰り返しタッグを組む俳優が存在するが、トム・ハンクスに寄せる信頼は絶大で、本作でも「彼は完璧な配役だった」と語っている。『ブリッジ・オブ・スパイ』2016年1月8日(金) TOHOシネマズ スカラ座ほか全国ロードショー(C)Twentieth Century Fox Film Corporation and DreamWorks II Distribution Co., LLC. Not for sale or duplication.
2015年12月04日「アフター5を楽しむことが大切で、平日の仕事はお金を稼ぐための手段」だと割り切っている人も多いかもしれません。それも結構。ただ、楽しくやりがいもあり、なおかつ高収入な仕事なら申し分ないですよね。では、「楽しめる」というメリットがあるばかりか、1,480万円も稼げる職業とはなんだと思いますか?今回は『List 25』の記事を参考に、楽しみながら稼げるかもしれない職業ベスト10をまとめてみました。■10位:グラフィックデザイナーデザイナーはさまざまな道具を使いながら、クリエイティブな思考で仕事を進める仕事。近年では、オンライン上のメディアやサイトに使う画像や構成まで担当するグラフィックデザイナーの需要が増えています。アメリカでの平均年収は52,000ドル(約640万円)です。■9位:プロスポーツ選手スポーツや選手自身の人気に応じて、年収は5万ドル(約620万円)にも100万ドル(約1億2,000万円)にもなり得ます。クリスティアーノ・ロナウドやロジャー・フェデラーであれば、週5万ドル(約620万円)を稼ぎ出すかもしれませんが、それほど高収入の人はほんの一握りです。■8位:役者有名になりたい、芝居をしたい、という人が憧れる俳優や女優。成功すれば信じられないほど裕福に、しかも世界中で有名な存在になれる可能性を持っています。レオナルド・ディカプリオやジュリア・ロバーツにはなれなくても、その平均時給は43.33ドル(約5,300円)。夢のある職業ですね。■7位:声優ナレーターや語り手のような、コマーシャルやアニメなどの映像内で流れる話者の声をつくる人。独特の感性が必要とされ専門性が高いため、年間平均約8万ドル(約985万円)を稼ぎ出します。■6位:クルーズ船のエンターテイナーピアニストやダンサー、マジシャンや歌手など、クルーズ船で活躍するエンターテイナー。「船に乗っている人全員が楽しめるレジャー産業で働けるなんて、うらやましすぎる……」と思うかもしれません。しかしそのステージは、オーディションを勝ち上がった人間だけが立つことを許される場所なのです。彼らのために用意されているのは、きれいな海や空や太陽に囲まれた環境と、無料の食事や部屋、4,000~7,000ドル(約50~86万円)の月収という高待遇です。■5位:料理評論家料理や食を批評する「食のプロ」は、あらゆる食品やレストランを分析し、批評して世間に公表します。実名を伴うことも多いので、責任重大です。この職業が魅力的なのは、選ばれたトップシェフの料理を食べる機会に巡り会えることでしょう。■4位:フリーライターフリーランスは働く場所も服装も時間も問われません。よりたくさんのネットユーザーに読んでもらうことで収入も変化します。メリットもありますが、プロのスポーツ選手のように実力主義であるのも現実。また、発信者としての影響力を、ライター自身がよく自覚しておくべきでもあります。ちなみに海外で人気の投稿サイト『Listverse』なら、1,500字以上の記事1本で100ドル(約1万2千円)ぐらいです。■3位:ハッカー情報管理の重要性が高まったコンピューター社会では、プロのハッカーは政府や民間警備会社の味方になり得ます。以前は社会の脅威とみなされた職種でしたが、いまは年間平均64,000ドル(約788万円)が支払われる存在になりました。■2位:ショコラティエチョコレートは、性別も国籍も人種も宗教も越え、老若男女に愛されるスイーツ。豪華なショーケースに並んだ、まるで宝石のようなチョコレートを提供してくれるショコラティエは、年間9万ドル(約1,110万円)以上稼ぐそうです。■1位:フェラーリのテストドライバー世界でもっとも高価で豪華な車を運転する権利がある仕事。しかし、もっとも失敗の許されない職業であるともいえるでしょう。常にパーフェクトな運転が求められるだけに年収も年間平均12万ドル(約1,480万円)と高額です。*この中で、できそうな職業は見つかりましたか?専門性の高くない職業もあるだけに、夢が持てるのではないでしょうか。仕事に趣味に、楽しさを感じながら毎日を紡いでいけると素敵ですね。(文/スケルトンワークス)【参考】※25 High-Paying Jobs That Appear To Be Really Fun-List 25
2015年11月29日レオナルド・ディカプリオを主演に迎え、2015年アカデミー賞で「作品賞」「監督賞」「脚本賞」「撮影賞」の最多4部門を受賞した『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』のアレハンドロ・G.・イニャリトゥが監督・脚本・製作を務める『レヴェナント:蘇えりし者』。このほど、本作の待望の予告編映像とポスタービジュアルが解禁!仲間の裏切りで最愛の息子の命を奪われ、復讐に燃える男を演じたディカプリオの鬼気迫る熱演が明らかとなった。舞台は、アメリカ西部の広大な未開拓の荒野。狩猟中に熊に襲われ瀕死の重傷を負ったハンターのヒュー・グラス(レオナルド・ディカプリオ)は、狩猟チームメンバーの一人、ジョン・フィッツジェラルド(トム・ハーディ)に置き去りにされてしまう。さらに反抗したグラスの息子までも、フィッツジェラルドは容赦なく殺してしまった…。奇跡的に死の淵から蘇ったグラスは、愛する息子を殺されたことへの復讐の執念のみを武器に、激しい怒りを力に変え、大自然の脅威のなか、厳しい冬の寒さに耐え、交戦中の部族の熾烈な襲撃を交わしながら、約300キロの容赦ないサバイバルの旅を生き延びようとする――。『バードマン』で2015年の賞レースを総ナメにしたイニャリトゥ監督が、かつてない製作費をかけ、大自然が猛威をふるう極寒の地でとことんリアルさにこだわった9か月間のロケを敢行した本作。映画史上もっとも鮮烈で壮大なサバイバル・ドラマとして早くもオスカーの大本命といわれ、イニャリトゥ監督の2年連続オスカー獲得にも注目が集まっている。到着した予告編映像では、ディカプリオが凍てつく川の中に入ったり、実際の動物の死骸の中で眠ったりしたという、鬼気迫る迫真の演技の一端を目の当たりにすることができる。さらに、バイソンの生の肝臓を食べさせるなど、イニャリトゥ監督が究極のリアリティを追い求めた一方、ディカプリオもまた、2013年の俳優休業宣言を翻して本作への出演を快諾しただけあり、格闘シーンでは鼻を折るほどの体当たりの熱演でそれに応じている。また、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』の寡黙な戦士マックスとは打って変わって、どこまでも非情な男を冷徹に演じ切り、やがては狂気のような激しい怒りを抱いたディカプリオ演じるグラスと対峙することになるトム・ハーディの姿も見逃せない。『ラストエンペラー』(’87)で日本人として初めてアカデミー賞「作曲賞」を受賞した坂本龍一が手がける畳み掛けるような音楽に、いっそう緊迫感と臨場感が増していく映像を、まずはこちらからご覧あれ。『レヴェナント:蘇えりし者』は2016年4月、TOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年11月27日『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』のアレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督と、レオナルド・ディカプリオがタッグを組んだ映画『レヴェナント:蘇えりし者』の予告編映像が公開になった。復讐心だけを内に秘め、死の淵から帰還した男の壮絶な旅路を壮大なスケールで描いた圧巻の映像だ。『レヴェナント:蘇えりし者』予告編映像映画は、ハンターのヒュー・グラスの実話にインスパアされたマイケル・パンクの同名小説を映画化した作品。アメリカ西部の未開拓の荒野を旅する途中で熊にノドを裂かれて瀕死の状態に陥るも、仲間のジョン・フィッツジェラルドに置き去りにされてしまったグラス(ディカプリオ)が、自然の脅威に立ち向かいながら、死の淵から蘇り、約300キロもの旅をして、フィッツジェラルドに復讐しようと壮絶なサバイバルに挑む姿を描いている。このほど公開された予告編ではクマに襲われ重傷を負い、最愛の息子を奪われた主人公が過酷な大自然の中でサバイバル生活を送る姿が描かれるが、圧倒的な映像の美しさに目を奪われる。本作の撮影は、『バードマン…』でもタッグを組み、アカデミー撮影賞に輝いたエマニュエル・ルベツキが担当。自然の雄大さ、美しさ、恐ろしさを可能な限り、そのまま写し取ることに挑んでいるようで、森の木々の間から差し込む光、水辺を覆う霧、激流の水しぶき、一面の雪景色と止むことのない雪の粒などがキメ細やかなタッチで描き出される。そんな美しくも恐ろしい世界でディカプリオ演じるグラスの表情は憎しみに満ち、痛みで歪み、復讐を誓った瞳は鋭い光を放っている。この男は復讐を果たすことができるのか? 復讐が果たせたとして、その後に彼を待つものは? 映画本編はもちろん、この予告編だけでも大きなスクリーンで観たいと思わせる映像になっている。『レヴェナント:蘇えりし者』2016年4月 TOHOシネマズ日劇ほか全国ロードショー
2015年11月27日ベン・アフレック監督の次回作『Live By Night』に、スコット・イーストウッドが出演することになった。アフレックの弟役を演じる。アフレックとイーストウッドは、来年公開の『スーサイド・スクワッド』にも出演しており、二度目の共演となる。その他の情報『Live By Night』は、デニス・ルヘインの小説にもとづく犯罪ドラマ。ほかにシエナ・ミラー、ゾーイ・サルダナ、エル・ファニング、クリス・クーパーらの出演が決まっており、プロデューサーにはレオナルド・ディカプリオも名を連ねる。北米公開は2017年の予定。アフレックの次回公開作は、来年3月北米公開の『バットマン vs スーパーマンジャスティスの誕生』。イーストウッドの次回公開作は、オリヴァー・ストーン監督の『Snowden』。共演はジョセフ・ゴードン=レヴィット、ニコラス・ケイジ、シャイリーン・ウッドリーなど。文:猿渡由紀
2015年11月16日ロサンゼルスで7日(現地時間)、「LACMA 2015 アート+フィルム(LACMA Art+Film)」ガラが行なわれ、リース・ウィザースプーン(Reese Witherspoon)やグウィネス・パルトロウ(Gwyneth Paltrow)らが出席した。西海岸で最大規模を誇るロサンゼルス・カウンティ美術館(LACMA)が、グッチ(GUCCI)をスポンサーに開いたガラは、今年はレオナルド・ディカプリオ(Leonardo DiCaprio)がLACMAのエヴァ・チョウ(Eva Chow)とともに理事を務め、映画界と美術界それぞれで活躍する人物を表彰するもの。映画界からはアレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ(Alejandro Gonzales Inarritu)監督、美術界からは光と空間を使った作品で知られる現代美術家のジェームズ・タレル(James Turrell)が選ばれた。会場にはジャレッド・レト(Jared Leto)やダイアン・クルーガー(Diane Kruger)とジョシュア・ジャクソン(Joshua Jackson)、ダコタ・ジョンソン(Dakota Johnson)、サルマ・ハエック(Salma Hayek)など多くのセレブやスターが集まった。グウィネスはインスタグラムに、グッチのアレッサンドロ・ミケーレ(Alessandro Michele)のドレスを着て、彼女のスタイリストのエリザベス・サルツマン(Elizabeth Saltzman)と撮ったセルフィーをアップしている。この日はサム・スミス(Sam Smith)がライブ・パフォーマンスを予定していたが、急病のためにキャンセルしたが、スティング(Sting)やスティーヴィー・ワンダー(Stevie Wonder)、カルチャークラブ(Culture Club)らがステージで演奏した。
2015年11月09日昨夜、『STEVE JOBS(原題)』のマスコミ試写に行ってきたのですが、まだその余韻を引きずっています。私の歴代のノートパソコンの90%は、アップル製品です。ケータイもこの7年間、iPhoneしか使っていません。なので皆さんは私を、“アップル好き”と呼ぶかもしれませんね。ご存じかもしれませんが、アップルの共同創始者のスティーヴ・ジョブスは、晩年はアップルユーザーの中で“神”と崇められていました。でも私は、スティーヴ・ジョブスのすべてが正しかったと考えてる人とは違います。実際、スティーヴ・ジョブスがアップルにいた時代に、彼と一緒に仕事をした友達が数人いますが、彼らは当時のことを悪夢だと言っていますよ。彼の下で働くことも、彼と一緒に仕事をすることも、とても大変だったみたいです。それから、“現実歪曲空間”もね(映画の中でも描かれています)。だから誰に聞いても“アップルの神”は欠点のある人間だったと言います。このスティーヴ・ジョブスの遺産とも言えるカリスマ性と才能のせいで、映画の製作は難航しました。映画スタジオが変更しただけでなく、たくさんのAリストスターがこの企画への参加を噂されましたが(レオナルド・ディカプリオ、クリスチャン・ベイル、ベン・アフレック、ブラッドリー・クーパー、マット・デイモンが、スティーヴ・ジョブスを演じると言われました)、実現しませんでした。報道によれば、スティーヴ・ジョブスの未亡人ローレン・パウエル・ジョブスが、この映画が製作されないようにたくさんの時間と労力を費やしたそうです。彼女は直接、映画に出演する可能性があるスターに電話をして、映画に出ないようにお願いしたんですって。そして映画の撮影が始まると、今度はアップルが、1984年のあの有名な広告を使用する権利を拒否しました。この映画で大きな役割を果たすものです。だからこの伝記映画が完成するまで、たくさんの苦労を乗り越えてきたことは間違いありません。私は製作陣が映画を完成させたことを、すごくうれしく思います。これを言うのは少し気が早すぎますが、本作は2016年のアカデミー賞の有力な候補になるでしょう。マイケル・ファスベンダー(スティーヴ・ジョブス役)が素晴らしいだけではなく、ダニー・ボイルの演出がハラハラドキドキですごいの。それからケイト・ウィンスレット、セス・ローゲン、ジェフ・ダニエルズもみんな、本当に素晴らしい演技を見せてくれます。この映画は、天才スティーヴ・ジョブスの人間的な面(や欠点)を中心に描いています。彼と一緒に仕事をした人との関係もね。もちろんスティーヴ・ジョブスの親友であり、アップルの共同創始者でもあるスティーヴ・ウォズニアックとの興味深い関係も見られますよ。私が本作で一番面白かったのは、ジョブスと娘リサとの複雑な関係を描いていた部分かもしれません。これまでもスティーヴ・ジョブスの晩年を考察した映画やドキュメンタリーはいくつかありましたが、どの作品も天才の“ゲスぶり”は描かれていません。でもこの映画では、彼のかなりのゲスぶりを見せています。でもアーロン・ソーキン(脚本家)とダニー・ボイル(監督)はユーモアを加えて描いているのが、とてもよかったですね。とにかくマイケル・ファスベンダーの演技が、言い表せないくらい素晴らしすぎるんです。今までもいい俳優だと思っていましたが、本作での演技にはぶっ飛びました。チャンスがあれば、この映画は絶対に見てほしいです。(text:Lisle Wilkerson)
2015年10月22日レオナルド・ディカプリオが、先日発覚したフォルクスワーゲン社のディーゼル排ガス規制不正問題についての映画化権を取得した。「Hollywood Reporter」誌によると、レオナルドの製作会社「Appian Way」とパラマウント・ピクチャーズ社は、フォルクスワーゲン社が自社のディーゼル車に不正なソフトウエアを搭載していた問題について「New York Times」のジャック・ユーイング記者が執筆中の本の映画化権を取得した。フォルクスワーゲン社が、アメリカの自動車排ガス規制対策としてディーゼル車に不正なソフトウエアを搭載していたことは先月、アメリカの環境保護庁によって明らかにされた。以来、全米だけでリコール対象はおよそ50万台、全世界では1,100万台にもなると見られ、同社の前CEOが引責辞任している。地球の温暖化対策や絶滅の危機にある動物の保護など、環境保護活動に熱心なレオナルドにとって、これは絶対に手掛けたいテーマだろう。現時点では、映画化はドキュメンタリーになるのか、フィクションか、監督や出演などについても未定。レオナルドは「Netflix」でも環境問題をテーマにしたドキュメンタリー・シリーズのプロデュースにあたる予定だ。(text:Yuki Tominaga)
2015年10月15日レオナルド・ディカプリオとパラマウント・ピクチャーズが、現在世界を騒がせているフォルクス・ワーゲンの不正問題スキャンダルを映画化することになった。ディカプリオはプロデューサーを務めるが、出演もするのかどうかはわかっていない。映画は、ニューヨーク・タイムズの記者が執筆するこれから出版予定のノンフィクション本を原作とするもの。パラマウントが映画化権を取得した。ディカプリオは2013年の『ウルフ・オブ・ウォールストリート』以来、スクリーンから遠ざかっているが、来年1月北米公開予定の『レヴェナント:蘇えりし者』で復帰する。監督は今年オスカーを取ったばかりのアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ。共演はトム・ハーディ。坂本龍一が音楽を担当する。文:猿渡由紀
2015年10月14日音楽家の坂本龍一が、レオナルド・ディカプリオ主演映画『レヴェナント:蘇えりし者』(2016年4月公開)の音楽を手掛けることがこのほど、明らかになった。実話からインスピレーションを受けた『レヴェナント:蘇えりし者』は、一人の男のサバイバル・アドベンチャーと人間の偉大な精神力を描いた作品。2015年アカデミー賞で最多4部門を受賞した『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』のアレハンドロ・G・イニャリトゥが監督・脚本・製作を務める。イニャリトゥ監督作『バベル』(06)で、坂本のオリジナル・アルバムの楽曲「美貌の青空」が使用されたが、タッグを組むのは今回が初めて。坂本は「今、世界で一番力のある監督と仕事をする機会を得て、これ以上に光栄なことはありません」と感激、イニャリトゥ監督も「やっと龍一と協力することができてうれしい。彼は類まれな才能の持ち主で、私は長年にわたって彼の作品の大ファンだ」と喜んでいる。坂本は、『ラストエンペラー』(87)でアカデミー賞オリジナル作曲賞を受賞。そのほか『戦場のメリークリスマス』(83)、『リトル・ブッダ』(93)など、数々の映画の音楽を手掛けてきた。本作は、今年12月25日に北米で限定公開、その後2016年1月8日に北米公開。2016年のアカデミー賞レースの大本命との呼び声も上がっており、ディカプリオの悲願のオスカー獲得、イニャリトゥの2年連続オスカー獲得に注目が集まっている。(C)2016 Twentieth Century Fox
2015年10月13日『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』のアレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督と、レオナルド・ディカプリオがタッグを組んだ映画『レヴェナント:蘇えりし者』の音楽を坂本龍一が手がけることが発表になった。その他の写真坂本は『戦場のメリークリスマス』や『ラストエンペラー』『シェルタリング・スカイ』など数々の映画作品の音楽を手がけてきたが、イニャリトゥ監督作品に楽曲を書き下ろすのは初になる。坂本は「今、世界で一番力のある監督と仕事をする機会を得て、これ以上に光栄なことはありません」と言い、監督作『バベル』で坂本の楽曲『美貌の青空』を使用したこともあるイニャリトゥは「やっと龍一と協力することができてうれしい。彼は類まれな才能の持ち主で、私は長年にわたって彼の作品の大ファンだ」と語っている。映画は、ハンターのヒュー・グラスの実話にインスパアされたマイケル・パンクの同名小説を映画化した作品。アメリカ西部の未開拓の荒野を旅する途中で熊にノドを裂かれて瀕死の状態に陥るも、仲間のジョン・フィッツジェラルドに置き去りにされてしまったグラス(ディカプリオ)が、自然の脅威に立ち向かいながら、死の淵から蘇り、約300キロもの旅をして、フィッツジェラルドに復讐しようと壮絶なサバイバルに挑む姿を描いている。『レヴェナント:蘇えりし者』2016年4月公開
2015年10月13日レオナルド・ディカプリオがトム・ハーディと共演し、『バードマンあるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』のアカデミー賞監督アレハンドロ・G・イニャリトゥとタッグを組んだ『レヴェナント:蘇えりし者』。本作の音楽を、山田洋次監督『母と暮らせば』で療養から復帰したばかりの坂本龍一が担当することが決定した。アカデミー賞受賞のフィルムメイカー、イニャリトゥ監督が、実話からインスピレーションを受けたという本作は、一人の男のサバイバル・アドベンチャーと人間の偉大な精神力を描く超大作。脚本はマイケル・パンクの小説に基づきながら、マーク・L・スミスとイニャリトゥ監督が執筆した。アメリカの未開拓の荒野深く、伝説の探検家ヒュー・グラス(レオナルド・ディカプリオ)は熊に襲われ、狩猟チームに瀕死の状態のまま置き去りにされる。命を取り留めたグラスは、親友ジョン・フィッツジェラルド(トム・ハーディ)に裏切られた悔しさと悲嘆に暮れながらも、生き抜こうと立ち上がる。強固な意志と家族への愛を頼りに、グラスは厳しい冬に耐え、復讐を求めた容赦ない旅を生き延びようとする――。レオナルドがオスカー狙う本作で、音楽を担当することになった坂本さん。『ラストエンペラー』(’87)で日本人として初めてアカデミー賞「作曲賞」を受賞。そのほか、自身も出演した『戦場のメリークリスマス』(’83)や、『シェルタリング・スカイ』(’91)、『リトル・ブッダ』(’93)、『一命』(’11)などで音楽を手がけている。イニャリトゥ監督は自身の『バベル』(’06)で、坂本さんのオリジナル・アルバムの楽曲「美貌の青空」を使用したが、本格的なタッグは本作が初めて。「やっと龍一と協力することができてうれしい」と監督。「彼は類まれな才能の持ち主で、私は長年にわたって彼の作品の大ファンだ」と語っている。一方の坂本さんは、「いま、世界で一番力のある監督と仕事をする機会を得て、これ以上に光栄なことはありません」とコメント。才能あふれる者同士のコラボを、いまからも楽しみにしていて。『レヴェナント:蘇えりし者』は2016年4月よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年10月13日『マッドマックス 怒りのデス・ロード』『オン・ザ・ハイウェイ その夜、86分』『チャイルド44 森に消えた子供たち』と主演作が立て続けに公開され、2015年最もホットな俳優となったトム・ハーディ。その彼が、ライアン・ゴズリングの『ドライヴ』で知られる鬼才ニコラス・ウィンディング・レフンとタッグを組んだ2008年の衝撃作『ブロンソン』が、急遽劇場公開されることが決定した。舞台は1974年。19歳のマイケル・ピーターソンは有名になりたかった。だが、お手製の散弾銃を作り、郵便局を襲った彼はあっさりと捕まり、7年間の刑務所暮らしを宣告される。マイケルは自分を往年の名優チャールズ・ブロンソンの分身であると主張、そのキャラクターのまま、その後34年間に渡り刑務所生活を送ることに――。トムが『インセプション』に大抜擢される以前、イギリス史上最狂の犯罪者を演じた、ぶっ飛んだバイオレンスアクションとなる本作は、これまで日本ではDVDがリリースされていたものの、劇場未公開。リピーター続出の大ヒット作『マッドマックス 怒りのデス・ロード』から、限定公開の日本未公開作『ウォーリアー』(’11)まで、一挙にハーディの主演作が公開された2015年、多くの「スクリーンで見たい!」という声に応える形で、本作も急きょ限定公開が決定。東京・新宿シネマカリテのDVDスルー作品を上映する企画“オト カリテ”にて、ワンコイン500円で上映されるという。2016年春にはレオナルド・ディカプリオ共演の『レヴェナント:蘇えりし者』も控えるトム・ハーディ。彼尽くしの1年を、本作で締めくくってみては。『ブロンソン』は11月7日(土)~11月13日(金)、新宿シネマカリテにて1週間限定でレイトショー公開。(text:cinemacafe.net)
2015年10月03日レオナルド・ディカプリオが、15歳下の恋人とニューヨークでツーショットを目撃された。26日(現地時間)にニューヨークのセントラルパークで行なわれた「グローバル・シチズン・フェスティバル」でスピーチしたレオは、翌27日(現地時間)、恋人でモデルのケリー・ローバックと手をつないで散歩していた。いままでも、交際していたモデルたちとプライベートでのツーショットを撮られたことはあったレオ。パパラッチ攻勢に不機嫌な表情を撮らせないように顔をそむけたり、相手女性と距離をとって歩いたりしていたが、この日は顔をあげて微かに笑みを浮かべ、ケリーとしっかり手をつないだままだった。ケリーは「Sports Illustrated」誌などで活躍する水着モデル。コネティカット州出身の25歳で、明るい笑顔と健康美で人気を博している。今年6月頃からレオとの交際が始まったようだ。レオはケリーにぞっこんのようだが、彼女の両親は、これまで若いブロンドのモデルとばかり交際してきたレオにあまりいい印象を持っていないという。堂々とした笑顔のツーショット披露は、彼女の両親へのアピールなのかも。(text:Yuki Tominaga)
2015年09月29日レオナルド・ディカプリオが26日(現地時間)、ニューヨークのセントラルパークで開かれた「グローバル・シチズン・フェスティバル」に出席、スピーチを行なった。世界の貧困問題の解消に取り組む「グローバル・ポーヴァティ・プロジェクト」が関わるこのイベントに集まった聴衆に向けてレオは「僕たちの環境に起きている問題と、世界の貧困との戦いは本質的につながっている。地球はもう待ってくれない」と語りかけた。「恵まれない人々がこれ以上無視されてはならない。今こそ、本当にアクションを起こす時だ」と訴えたレオは、アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督の『レヴェナント蘇りし者』の撮影を終え、ずっと伸ばしていたヒゲもわずかに残すだけのすっきりした面差しになっていた。イベントでは「U2」のボノやヒュー・ジャックマン&デボラ・リー・ファーネス夫妻、サルマ・ハエックやケリー・ワシントンもスピーチを行い、コールドプレイやエド・シーラン、パール・ジャム、ビヨンセによるフリー・コンサートも開催された。コールドプレイの演奏中にはVIP席に元妻のグウィネス・パルトロウの姿があった。(text:Yuki Tominaga)
2015年09月28日「TERRACE HOUSE BOYS & GIRLS IN THE CITY」「アンダーウェア」といった日本オリジナル作品や、マーベルの「デアデビル」など数多くのコンテンツを取りそろえる「Netflix」が、ついに本日9月2日(水)より日本でのサービスがスタート。業務提携を結んだソフトバンクとのコラボポスターが解禁となり、あの白戸家のお父さんから喜びのコメントも到着した。「Netflix」は、独自製作のオリジナルシリーズ、ドキュメンタリー、長編映画などを含め、良質なTVドラマや映画を低料金の月額定額制で配信する世界最大級のオンラインストリーミング。TV、パソコン、スマートフォン、タブレット端末、ゲーム機、セットトップボックスなど、インターネットに接続したさまざまなデバイスに対応し、オンライン視聴ができる。Netflixオリジナルのドラマ「オレンジ・イズ・ニュー・ブラック」は、エミー賞などTV業界の各賞で大きな注目を集め、レオナルド・ディカプリオ製作のドキュメンタリー『ヴィルンガ』はアカデミー賞「長編ドキュメンタリー賞」にノミネートされるなど、いずれもクオリティの高い作品ばかり。日本では、そのほか、マーベルの本格アクションドラマ「デアデビル」、ウォシャウスキー姉弟監督の初のSFドラマ「センス8」、日本オリジナルコンテンツの「TERRACE HOUSE BOYS & GIRLS IN THE CITY」、桐谷美玲主演「アンダーウェア」、日本のTVドラマや邦画なども配信する。また、2016年には、又吉直樹の芥川賞受賞作「火花」の初映像化作品を始め、アカデミー賞受賞作『グリーン・ディスティニー』の続編、ブラッド・ピット製作・主演作『ウォー・マシーン』、アンジェリーナ・ジョリー・ピット製作・監督作『ファースト・ゼイ・キルド・マイ・ファーザー:ドーター・オブ・カンボジア・リメンバーズ』など、注目の長編映画の配信が続々と控えている。ソフトバンクは、この「Netflix」と業務提携し、日本での申し込み受け付けから請求までまとめてサービスを提供。今後、オリジナルコンテンツの共同制作も視野に入れているという。Netflixの最大の特徴の一つ、地上波ではなかなか見られない、良質で刺激にあふれた、オリジナルドラマの数々に、白戸次郎さんも「テンション上がってキタ――!!!」とコメント。このコラボポスターは、本日よりソフトバンク店頭の主要14店舗で掲出され、9月10日(木)より、そのほかの店舗(量販店含む全国約6,000店舗)で掲出予定という。「Netflix」は本日9月2日(水)よりサービス開始。(text:cinemacafe.net)
2015年09月02日『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』のアレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督と、レオナルド・ディカプリオがタッグを組んだ映画『レヴェナント:蘇えりし者』が来年春に公開されることが決定した。その他の情報/日本公開決定タイトルの“レヴェナント”とは、長い不在や死の地から戻ってきた者を指し、幽霊や亡霊を指す言葉でもある。そのタイトル通り、本作の主人公ヒュー・グラスは、アメリカ西部の未開拓の荒野を旅する途中で熊にノドを裂かれて瀕死の状態に陥るも、仲間のジョン・フィッツジェラルドに置き去りにされてしまう。グラスは自然の脅威に立ち向かいながら、死の淵から蘇り、約300キロもの旅をして、フィッツジェラルドに復讐しようと壮絶なサバイバルに挑む。ハンターのヒュー・グラスの実話にインスパアされたマイケル・パンクの同名小説を映画化した作品だ。『ウルフ・オブ・ウォールストリート』で強烈な主人公を演じて映画ファンを熱狂させたディカプリオは俳優休業を宣言していたが、それを覆して本作への参加を決意。アメリカとカナダの大自然を舞台に行われた撮影は過酷で、フィッツジェラルド役のトム・ハーディの格闘シーンでは鼻が折れた状態で撮影を続行。ディカプリオが全身全霊をかけて挑んだ作品だという。イニャリトゥ監督も本作に多大な情熱を注いでおり、『バードマン…』でもタッグを組み、アカデミー撮影賞に輝いたエマニュエル・ルベツキが撮影監督を、テレンス・マリック、ポール・トーマス・アンダーソンらの信頼を集める才人ジャック・フィスクがプロダクション・デザインを担当。撮影では、巨大センサーを内蔵し、6Kの映像が記録できるARRI ALEXA 65と、スウェーデンのハッセルブラッド社のレンズを導入。照明機材を使わずに自然光だけで臨場感あふれる重厚な映像を描き出す。『レヴェナント:蘇えりし者』2016年春公開
2015年09月02日俳優レオナルド・ディカプリオを主演に迎え、2015年アカデミー賞で最多4部門を受賞した『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』のアレハンドロ・G・イニャリトゥが監督・脚本・製作を務める話題作『レヴェナント:蘇えりし者』(原題:The Revenant)が、2016年春に日本公開されることが決定し、劇中の場面写真が1日、公開された。原作は、ハンターのヒュー・グラスの実話にインスパアされたマイケル・パンクによる同名小説。アメリカ西部の広大な未開拓の荒野を舞台に、一人の男の生死をかけた壮絶なサバイバルを描く。主人公のヒュー・グラスは、狩猟中に熊に喉を裂かれ瀕死の重傷を負い、狩猟チームメンバーの一人であるジョン・フィッツジェラルド(トム・ハーディ)に置き去りにされてしまう。グラスは"生きる"という意志だけを武器に、大自然の脅威のなか、厳しい冬の寒さに耐え、交戦中の部族の襲撃を交わし、フィッツジェラルドに復讐を果たすために、約300キロの旅を生き延びようとする。ヒュー・グラスを演じるのは、『ウルフ・オブ・ウォールストリート』『ブラッド・ダイヤモンド』『アビエイター』『ギルバート・グレイプ』でアカデミー賞に4度ノミネートを果たすも未だ無冠のレオナルド・ディカプリオ。2013年の俳優休業宣言を覆し、本作への出演を快諾、悲願のオスカー獲得を狙う。ジョン・フィッツジェラルド役は、『ダークナイト ライジング』『マッドマックス 怒りのデス・ロード』のトム・ハーディ。ディカプリオとは『インセプション』以来の5年ぶりの共演となる。監督は、『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』で2015年アカデミー賞で作品賞・監督賞・脚本賞・撮影賞の最多4部門に輝くだけでなく、『21グラム』『バベル』などの傑作を発表し続けるアレハンドロ・G・イニャリトゥ。本作では、究極のリアリティを追求するため、極寒の地で撮影を敢行した。そして、ディカプリオとハーディを本気で格闘させ、ディカプリオの鼻が折れるもそのまま撮影続行し、ディカプリオの迫真の演技を極限まで引き出した逸話もある。撮影監督は、全編1カットかと見紛う長回し映像が話題を呼んだ『ゼロ・グラビティ』『バードマン~』で2年連続オスカーを獲得したエマニュエル・ルベツキ。『バードマン~』に続きイニャリトゥとタッグを組み、本作では長回しのほか、照明機材を一切使わず、自然光だけで撮影するという試みで、臨場感あふれる大自然を表現する。(C)2016 Twentieth Century Fox
2015年09月02日アカデミー賞いまだ無冠のレオナルド・ディカプリオが、俳優休業宣言を覆し、『ブラッド・ダイヤモンド』『ウルフ・オブ・ウォールストリート』で4度ノミネートを果たすも、オスカー無冠のディカプリオは、自らの俳優休業宣言を覆し本作への出演を快諾。大自然の中で孤高に闘い、運命に抗う主人公役で、悲願のオスカー獲得を狙う。また、敵役のフィッツジェラルドを演じるのは、レオナルドとは『インセプション』以来、5年ぶりの共演を果たす、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』のトム・ハーディ。イニャリトゥ監督は、本作では究極のリアリティを追求するため、実際に極寒の地で撮影を敢行。レオナルドとトムをガチで格闘させ、ディカプリオの鼻が折れるも、そのまま撮影を続行し、迫真の演技を極限まで引き出した逸話もあるほど。その様子をカメラに収めた撮影監督は、『ゼロ・グラビティ』『バードマン』で2年連続オスカーを獲得した、イニャリトゥ監督の盟友エマニュエル・ルベツキ。本作では、神業のような長回しのほか、照明機材を一切使わず、自然光だけで撮影するというかつてない試みに挑戦、観客を臨場感あふれる大自然の舞台へと誘っていく。今年のクリスマス12月25日に北米で限定公開、その後2016年1月8日に全米公開が予定されている本作。早くも、2016年の賞レースの大本命との呼び声が各方面から上がっていることはもちろん、ディカプリオの初栄冠とイニャリトゥ監督の2年連続オスカー獲得に注目が集まっている。『レヴェナント:蘇えりし者』は2016年春、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年09月02日サメには恐ろしいイメージがありますが、実際に襲われる確率はどれくらいなのでしょうか?また、飛行機が墜落する確率と車で事故に遭う確率は、どっちが高いのでしょうか?『She Knows』では、知っているようで知らないさまざまな出来事の確率を紹介しています。■1:がんになる―2人に1人がんは誰でもなりうる病気。思っていたよりずっと身近な病気です。■2:深刻な犯罪に巻き込まれる―20人に1人「深刻な犯罪」には殺人、暴行、強盗、強姦などが含まれます。これも思ったよりずっと高い確率です。■3:クイズ番組に出演する―36人に1人これはアメリカのクイズ番組『ザ・プライス・イズ・ライト』に出演できる確率です。学校の1クラスに1人くらいは出演できる計算ですね。■4:国税庁の監査が入る―175人に1人誰でも税金の監査は入られたくありません。日ごろから書類の記入漏れなどないように気をつけましょう。■5:飲酒運転で逮捕される―200人に1人もちろん飲酒運転をしなければこの確率はゼロ。絶対に飲酒運転はしてはいけません。■6: 手足の指が11本―500人に1人twitterで1,000人フォローしたら、うち1人か2人は手足の指が多い計算です。そんなに特別なことじゃないのかも?■7:来年大ケガで死亡する―1,820人に1人病気の心配ばかりしがちですが、大ケガで亡くなる人も毎年大勢います。気をつけなければなりません。■8:交通事故で死亡する―4,000~8,000人に1人スマホでメールをチェックしながら運転したりすると、この確率は6倍にも跳ね上がります。これはビールを4杯飲んだあとに運転するのと同じくらい。運転しながらのスマホは厳禁です。■9:アカデミー賞を受賞する―11,500人に1人もちろん俳優業をしていれば、の話です。■10:カキのなかに真珠を見つける―12,000人に1人天然の真珠を見つけるのは、アカデミー賞を取るよりも難しいのです。■11:プロアスリートになる―22,000人に1人アスリートになるのも狭き門です。さらにアスリートのパートナーになれる確率も知りたいところです。■12:視力のレーザー治療で失明する―85,714人に1人この確率は高いと思いますか?低いと思いますか?いずれにせよ、治療を受ける際はリスクもあることを覚えておきましょう。■13:スーパーモデルとデートする―88,000人に1人ライバルがレオナルド・ディカプリオの場合はこの確率はもう少し下がるかもしれません。でも最近は一般人と結婚する芸能人も多いですから、チャンスはゼロではありませんよ。■14:飛行機事故で死亡する―354,319人に1人ちなみに車やバイクの事故で死亡するのは4,147人に1人。それに比べれば、飛行機はかなり安全な乗り物です。■15:花火の事故で死亡する―616,488人に1人アメリカでは、このなんと66%は独立記念日に起きるそう。独立記念日には大量の花火が打ち上げられる習慣があります。■16:雷に打たれる―700,000人に1人実はこのケースのほとんどは、雷の電流が地面を伝ってきて感電するのだそう。雷雨の日はゴム底の靴を履くようにしましょう。■17: 億万長者になる―7,000,000人に1人やはり、なかなかなろうと思ってなれるものではありません。でも確率はゼロではないので、ガッツがある人は一攫千金を狙ってみては?■18:アメリカ合衆国の大統領になる―10,000,000人に1人選挙は4年に1回で2期は勤めますから、確率は非常に低くなります。■19:サメに襲われる―11,500,000人に1人(5年に1度)サメがいかに人を襲わない動物かがわかります。ちなみに1年間に、牛22人、アリ30人、クラゲ40人、シカ130人、そしてなんとカバは2,900人もの死亡の原因になっています。■20:宝くじを当てる―135,145,920人に1人驚くべきことに、アメリカ大統領になる方が確率的には簡単です。*いちばん驚いたのは、宝くじに当たる確率の低さよりも、カバによって死亡する人数です。サメなんか全然こわくない!みなさんも、気になった確率を調べてみてはいかがでしょうか。(文/スケルトンワークス)【参考】※What are the odds? 21 Statistics that will surprise you―she knows
2015年08月15日モエ・エ・シャンドン(MOET & CHANDON)が9月4日、18日、25日に、シャンパンを片手に映画を楽しめるイベント「モエ ガーデン シネマ(MOET GARDEN CINEMA)」を東京ミッドタウンのミッドタウン・ガーデン 芝生広場にて開催する。“ハリウッド映画の黄金期”と呼ばれる30年代以降から現在に至るまでに100本を超える映画に登場し、名だたる名作の祝福のシーンを演出してきたモエ・エ・シャンドン。同イベントでは、モエ・エ・シャンドンが“出演”した映画3作品を上映。上映される映画は、9月4日に大ヒット海外ドラマの劇場版『セックス・アンド・ザ・シティ2』、18日に大晦日のニューヨークを舞台にしたロマンティック・コメディ映画『ニューイヤーズ・イブ』、25日にレオナルド・ディカプリオの主演作『華麗なるギャツビー』となっている。また、9月4日から10月4日までの期間中、同広場に大人のための屋外ラウンジ「ミッドパーク・シャンパン・ラウンジ by MOET & CHANDON」がオープン。レッドカーペットシーンのマストハブアイテムとも言える「モエ アンペリアル」のミニボトル「ミニ モエ」(200ml/1,600円)を購入出来るベンディング・マシン(自動販売機)も日本初登場となり、「ミニ モエ」を片手に豪華映画を楽しむことが出来る。【イベント情報】「モエ ガーデン シネマ(MOET GARDEN CINEMA)」会場:東京ミッドタウン ミッドタウン・ガーデン 芝生広場住所:東京都港区赤坂9-7-1会期:9月4日、18日、25日時間:19:00~(受付開始は18:30)料金:ヘッドホンレンタル料金として税込1,000円+デポジット500円
2015年08月13日レオナルド・ディカプリオが、マーティン・スコセッシ監督の『Devil in the White City』に出演することになった。プロデューサーも兼任する。ディカプリオとスコセッシがコンビを組むのは、これが6度目となる。製作、配給はパラマウント。原作は、エリック・ラーソンが書いた同名のノンフィクション本。その他の情報舞台は1893年。H.H.ホームズ(ディカプリオ)は、建築家デビッド・バーナムが建てたホテルに女性を誘い込んでは、殺人を繰り返した。物語は、ホームズとバーナムの複雑な関係に焦点を当てる。映画化権は、パラマウントがトム・クルーズと製作パートナーであるポーラ・ワグナーのために取得したが、2004年に失効。2007年に別のプロデューサーのため、再び取得し直したが、そのプロジェクトも実現しないまま終わっている。ディカプリオの次回公開作は、アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督の『The Revenant』。文:猿渡由紀
2015年08月12日