家電の進化のお蔭で、家事は昔に比べてかなり時短されています。だからといって、リビングでゆったり家族団らんという時間があるわけではない気もします。それぞれが楽しむのもいいですが、みんな一緒に楽しみたいこともあります。遠く離れた家族とも近くにいるような感覚で過ごせたらと〔Panasonic〕が提案しているのが「~モノからコトへ~」です。離れた家族ともコミュニケーションをとりやすいレコーダー〔Panasonic〕のシリーズ『Creative!』から新コンセプト「家族をつなぐ新しい暮らしのご提案」と題し、ものを購入するだけでなく、一緒に楽しむことができるコトをコンセプトとした《ブルーレイディスクレコーダークラウドディーガ》と、その全自動モデルの計6機種が新登場です。録画番組を好きな時間に見ることができ、うっかり録画予約忘れのないよう自動ですべて録画してくれる機能など、ますます便利になっています。ただ、便利になっただけでは、モノのままですよね。新製品の発表会では、あえて番組録画という便利機能ではなく、家族の大切な写真や動画のストレージとしての使い方を提案。リビングに集まっても、テレビを見たり、スマホを見たり、ゲームをしたりと、一人一人がバラバラで、一緒にいながらコミュニケーションがとれていないことが多いので、それなら家族みんなんで、スマホなどで撮影してきた写真や動画を一緒に楽しむために活用しようというものです。言われてみると、リビングに集まっていても違うことをしていることが多い気がしてきました。また、《おうちクラウドディーガ》があれば、離れて暮らす祖父母に、子どもたちの元気な姿を簡単に送ることができ、いつでも会っているような感覚で成長を見守ってもらえます。スマホの小さな画面で見ているよりも、臨場感がありそうですね。外で撮影したスマホの画像をいち早く送信することもできるので、旅先からのお手紙がわりに画像でお知らせなど、楽しめそうです。もちろん、画像のバックアップにもなるので、大切なデータの保存にもなり安心です。「光」と「音」がリビングに降りそそぐ家の中の灯りも、シーンによってデザインすることで、同じ部屋でも印象が変わります。リビングで子どもが勉強しているとき、家族団らん、みんなでテレビ鑑賞など、それぞれのシーンに合わせた灯りに変えられるのが、《AIRPANELLEDTHESOUND》です。そのときの気分で雰囲気を変えられるのは便利ですね。また、この名前の通り、「音」も光とともに降りそそぎます。点灯のパターンに合わせ、ライト内に内蔵されたスピーカーから灯りに合わせたBGMが流れます。ライトが照らすだけではない、新たな活躍をしてくれます。スマホで、灯りや音楽のコントロールができるのも簡単でうれしいですね。家電の進化で便利になった分、コミュニケーションが薄らいでいるともいわれていますが、使い方で、新たなコミュニケーションツールになります。上手に活用して、「コト」を家族や仲間と楽しみたいですね。Panasonic●ライター林ゆり
2018年05月05日新緑が美しく、風も心地よいこの季節はレースのカーテンを開けて、開放感を楽しみたい!でも家の中が丸見えになっちゃうのはちょっと恥ずかしい……。そんなあなたのために、カーテンを使わずに、しかも楽しみながら窓の目隠しをするアイディアを3つご紹介します。■ 1.まるでステンドグラス!? ガラスフィルムで隠すここは透明の窓なので、カーテンをしないとお隣の窓と向かい合ってしまい、室内が丸見えになってしまう場所なんです。そこで、ネットで見つけたガラスフィルムを貼ってみました。ステンドグラスのような、石畳のような。結構気に入っているデザインです。あえて西向きの窓に貼っています。西日が差す僅かな時間、とてもキラキラと輝いて見えるんですよ。貼り方はとっても簡単で、汚れを拭き取った窓に霧吹きで水をかけたあと、適当なサイズにカットしたフィルムを貼るだけ。空気が入らないようにだけ注意すれば、何度も張り直しが効くので失敗がありません。他にも曇りガラスのようなデザインや花柄のものなど、ネットでいろいろな種類のものが売られているので、気になる方はポチってみてください。■ 2.棚を付けて雑貨をディスプレイするここはめったに人が通る場所ではないのですが、外から覗こうと思えば覗ける場所……誰ものぞきませんが。ここに棚を作って好きな雑貨を飾っています。とはいっても窓枠に釘を打ち付ける勇気はないので、ホームセンターでカットしてもらった板をボンドで接着し、ボックス状にしたものを積み木のように組み立ててています。これは何個も積み重ねている状態です。一部さきほども登場したガラスフィルムの切れ端をボックスの裏側に貼り付けたり、貼り付けなかったり。そして飾れば飾るほど外からの目隠しになるという。ちょっとした収納として、ニッチのように使える有効なスペースになりました。雑貨が日焼けしてしまわないためにも北側などの日が当たらない窓におすすめです。■ 3.日よけ効果も!? ぶどう棚で目隠し!我が家は4年前にぶどう棚を設置しました。こちらは北海道のため、木々がやっと芽吹き始めたかな?という季節なので骨組みがよく見えますね。庭に面した1階の窓です。人が通る道路側には物置や植物を植えているので家の中はあまり見えません。しかしお隣のお2階からは丸見えの場所なのです。筆者がだらしなくくつろいでる姿を見せるワケにはいきません!見たくもないか(笑)そこで上側からの目隠しと、夏の日よけ効果を期待してぶどう棚を設置してみました。夏頃の写真はこちら。ブドウは葉が大きいのでグリーンカーテンのように棚を葉っぱで覆いつくしてしまいます。葉が茂る一時ではありますが、これだけ厚く緑が重なれば、暑さもしのげるシェード代わりにもなりますよ。小さい実はブドウではなく、隣に植えているジューンベリーの実です(ジャムにするとおいしい!)秋の写真がないのでブドウが実った姿はお見せできないのが残念。紫色のデラウエアと緑色のマスカットが、棚のすきまからぶら下がる姿が室内からも楽しめます。小鳥が盗み食いしている姿も丸見えです(笑)。いかがでしょうか。目隠しと言えばカーテンで室内を隠すことを真っ先に考えてしまいがちですが、ちょっと手をかけるだけで目隠し以外の目的が増えて、室内の解放感とお楽しみが同時に手に入っちゃいますよ!
2018年05月04日共働き夫婦が揉める原因のひとつ、家事分担。お互いが不満なく分担することは、なかなか難しいものですよね。実際、共働きの夫は専業に比べて積極的に家事に参加しているのでしょうか。夫婦の働きかたによる家事分担の割合や、家事をうまく分担するコツについてお話します。 家事の負担は妻に偏っている「家事分担」と聞いて、多くの人がイメージする分担方法は、家事ごとに役割を決めることではないでしょうか。ゼクシィが191人の新婚夫婦を対象に行った調査でも、実際に家事分担を項目で行っている夫婦が多いそう。また、分担になった経緯は「自然とそうなった」が約8割を占めています。家事項目ごとに、夫と妻どちらが主な担当になっているのかを調べた結果、夫が妻よりも担っている割合が多い家事は、以下のとおり。ゴミ出し夫61%妻25%両方12%家具家電の修理や検討夫59%妻9%両方31%反面、毎日の家事の中で「頻度が高く時間がかかるもの」に関しては、ほとんど妻が担っている様子。炊事夫6%妻86%両方7%掃除夫10%妻73%両方17%洗濯夫12%妻67%両方20%上記は共働きと専業が合わさった数字ですが、この「夫の担っている家事」と「両方が担っている家事」の合算を夫婦の働きかた別に見てみると、以下のとおりになります。専業と比べて分担の割合は増えるものの、トイレ掃除・洗濯・掃除・食材などの買い物・炊事といった頻度が多く発生する家事は、やはり妻に偏りがちです。これでは、家事分担に不満を持つ妻がいても仕方がないのではないでしょうか。 共働き夫婦が家事をうまく分担するには?共働きでも、つい妻に偏りがちになってしまう家事分担。夫婦喧嘩の原因にもなってしまう分担をうまく決めるにはどうしたら良いのでしょうか。得意不得意で分担を決める家事分担を簡単に進める方法のひとつが、夫婦それぞれの得意不得意で決めること。得意な家事や好きな家事は、イヤイヤやらないで済むので効率が良くなります。得意・好きな家事が夫婦で異なるなら、平和的に分担が進められそうですね。夫婦によってはあえて担当を決めずに、好きな家事をこなすというパターンがうまくいく場合もあります。お互いが気づいたときに動けるタイプであれば、こうした方法も良いでしょう。家事の分担表を作ってみる口約束を防止し一目瞭然にするために、家事の分担表を作ってみてもいいでしょう。注意したいのは、夫と妻で家事に対する認識が異なるケースがあるということ。たとえば「炊事」。妻は「料理のついでに減っている調味料を足しておく」「後片付けがしやすいように考えながら調理をする」という項目も含んで考えていることに対し、夫側は「料理する」だけになっていることも多いです。こうしたこまごました家事は、「名もなき家事」として話題にもなっています。分担表を作る場合は、夫婦で認識を揃えていくことも大切です。名もなき家事がチェックできるアプリもご紹介しているので、参考にしてみてくださいね。> アプリで名もなき家事が一目瞭然!夫婦のリアルな感想1日のタイムスケジュールを作ってみる食事後、シンクに食器が放置されたままなのに、食器洗い担当のはずの夫はスマホでゲームばかり。不満に思いながら結局妻がやってしまう。ただ、夫は実はあとでやろうと思っていた……なんていうことも、お互いの意思疎通ができていないと起こりがちです。時間割のようにギチギチしたものでなくていいので、夫婦がそれぞれタイムスケジュールを組んで開示しておくこともひとつの方法ではないでしょうか。ただし、スケジュールはあくまでも目安。ルールに縛られすぎて夫婦間がギスギスしてしまわないようにしてくださいね。便利家電に頼ってみるお互いが仕事で忙しいのなら、便利家電を取り入れてみることもおすすめです。また、時間だけではなく、お互い苦手であったりやりたくない家事があれば、家電で代用しても良いかもしれません。食洗機やお掃除ロボット、ドラム式洗濯機など、便利なものがたくさんあります。> 賃貸OK!据え置き型食洗機を比較して我が家の一台を選ぼう> どれがいいの?ロボット掃除機を徹底比較家事をアウトソーシングしてみるもっと家事負担を軽くしたい!という共働き夫婦は、家事のアウトソーシングを検討してみてはいかがでしょうか。家に来て掃除や洗濯、作り置きおかずを作ってくれる家事代行サービスのほか、ごはんを宅配してくれる宅食サービスなど、現在では多種多様なサービスが利用できます。>家事代行サービス初心者向けに代表的な3社を比較してみた>忙しいときに利用したい!食事宅配サービス3つを比較 家事分担においてもっとも不満が溜まる原因は、「やってもらって当然」という態度を相手にとられている、と家事を主に担っている側が感じてしまうことではないでしょうか。ゼクシィの調査データには、「わたしの方が家事はやっているけれど、いつも“ありがとう”を言ってくれるから不満はない」というコメントも。「ありがとう」の一言があるだけで、「やってもらって当たり前だとは思ってないよ」という気持ちを伝えることができますよ。お互いに「いつもありがとう」の気持ちを忘れずに、助け合って生活していきたいですね。参考:ゼクシィカップルのホンネ通信
2018年04月30日何かと忙しい共働き夫婦。家事がままならない毎日に疲れていませんか?そんなときは、自分たちだけで解決しようとしないで、家事代行サービスなど家事のアウトソースをしてみてはいかがでしょうか。とはいっても、他人に任せることは不安だったり、どのくらいの金額がかかるか気になりますよね。せっかく共働きで稼いだお金は、信頼できるサービスに使いたいもの。今回はそんな家事代行サービスの活用術をご紹介します。 家事代行サービスは共働きにおすすめ家事代行サービスというのは、依頼者の要望や生活スタイルに合わせて、定期的に家事(掃除・洗濯・料理など)を行ってくれるサービスです。掃除道具などは基本的に、家庭で現在使用しているものを使うそうです。料金体系は会社によっても異なりますが、ほとんどが「時間単価×時間」となります。「家政婦サービス」とどう違うのかというと、家事代行サービスは会社との契約ですが、家政婦の場合は個人との契約となります。そのためトラブルがあったとき、家政婦サービスの場合は家政婦さんに直接言う必要がありますが、家事代行サービスは会社に連絡すれば済みます。最近では、家事代行を利用する夫婦をよく見かけるようになりました。共働き世帯が増加し、「家事とは妻がやるもの」「自分たちでやるもの」といった考えかたが変わりつつあるのかもしれません。共働きの中で家事をする時間を捻出するのは大変ですし、せっかくの休日が家事で終わってしまったということもあります。そんなときに家事代行サービスを活用することで、自分の時間や夫婦の時間も、ゆっくり取れるのかもしれませんね。 家事代行サービスの種類一言で「家事代行」と言っても様々な種類があります。「そんなことまで頼めるの!?」と驚くこともあるかもしれません。ここでは、主要な家事代行サービスをご紹介します。なお、料金は会社によって異なります。キッズ・ベビーシッターサービス親に代わって子どものお世話をしてくれるサービス。会社によっても異なりますが、冠婚葬祭などで急に預ける場合や子どもの病気の看病、保育園のお迎え、その後のお世話(遊び・食事・入浴・寝かしつけなど)などを行ってくれます。もちろん夫婦のリフレッシュとしてお願いすることも可能です。予算は早朝・夜間などの時間や子どもの人数によっても変わるそうです。ただ1時間1,500円前後のところが多いんだとか。掃除 / ハウスクリーニングお掃除代行は、リビング・キッチン・トイレ・お風呂などの掃除を頼むことができます。料金は「時間単価×時間」となっているところが多いです。ハウスクリーニングとは、専門的な技術をもったスタッフによる清掃のこと。専用機材や洗剤を用いて清掃してくれるので、普段の掃除では落ちない汚れもきれいにしてくれます。ただし、掃除してくれる箇所や製品(エアコンなど)はある程度決められています。料金体系は、基本的には作業規模に比例して料金が加算される仕組みのようです。食事・料理料理代行サービスでは、好き嫌いやアレルギー・家族構成に合わせた食事を作ってくれます。サービス内容によっては、買い物や後片付けまで行ってくれることも。下ごしらえや作り置きなども頼めるそうですよ。料金は「時間単価×時間+食材費」が一般的。多くの会社が「定期プラン」を設けていて、その場合は時間単価が安くなるそう。 共働き夫婦で家事代行を利用するならおすすめの家事代行サービスベアーズ掃除・料理・買い物・洗濯・アイロン掛けなどの家事全般を、要望にあわせてオーダーメイドで行ってくれる家事代行サービス。家事以外にも、郵便受け取りや役所手続きやペットのお世話など、平日なかなかできないことを行ってくれます。また、家事代行以外にも、「ハウスクリーニング」・「料理代行」・「キッズ・ベビーシッター」なども充実しています。CaSy(カジー)他の家事代行サービスに比べて、良心的な価格が特徴。「お掃除代行」・「お料理代行」・「ハウスクリーニング」を行ってくれます。CaSyの専用アプリでスマホから簡単に予約できるので、忙しい共働き夫婦の味方になってくれます。家事代行の利用頻度多くの家事代行サービスが、「定期プラン」というものを設けています。「週に1回」「隔週に1回」「月に1回」などから選べるようになっています。お試しとして「スポット」で1度体験して、良かったら定期的に利用する……というのも良さそうですね。 共働き夫婦にとって悩みの種である「家事」のこと。「外で働いて、家でも働きたくない」「休みの日はゆっくりしたい」という思いがありますよね。家事を外注することには抵抗もあるかもしれませんが、毎日頑張っている自分の身体を労わる気持ちで、一度試してみてはいかがでしょうか。 参考:家事代行サービスとはベビーシッターの上手な利用法Q&Aで詳しく教えて?
2018年04月25日例え狭いアパート暮らしでも、家の中に緑(観葉植物)があると、心が安らぎますね。筆者は、東京都杉並区のアパートで暮らしていた時代にサボテンすらも枯らしてしまったという、超観葉植物音痴でした。3年前にバオバブの木(不朽の名作童話「星の王子さま」にも登場するアフリカの巨木……になる前の小さな鉢植えの木)を枯らしてしまって以来、家の中では植物の育成を諦めていたのですが……2年前の秋にコメリに行って偶然見つけた「オリーブの木」。オリーブと聞いて思い浮かぶのは、オリーブ油にオリーブの実、そしてパスタ。おお、イタリア!植物栽培のシーズンが終わる秋だったので、お値段は半額で1,000円ちょっと。またまた、またまた枯らすかもしれないと思いつつ、車の助手席に乗せて家に持ち帰りました。これが、当たりでした。ブラーヴォ(Bravo/素晴らしい)!なにが良いかというと、水を毎日あげなくてもいい!とりあえず太陽の光に当てとけばオッケー!!育ったらオリーブの実が獲れる!!!ブラビッシモ(Bravissimo/とても素っ晴らしい)!我が家のオリーブの木(2品種)オリーブの葉は、旧約聖書の「ノアの方舟」に出てきたり、国連のマークに使われていたり。「平和の象徴」だそうです■ 本当に適当に水をあげておけば育つのか!?をネットで検索本当に、適当に水をあげておけば育つのか!?リメンバー サボテン(全然関係ないけど、ディズニー/ピクサーのアニメ映画「リメンバー・ミー」は泣けましたよ)。ということで、ネットで検索してみました。日本の一般家庭でオリーブを愛でている人はあまりいないんじゃないかと思っていましたけど、「オリーブ」の検索ヒット数を見るとそうでもなさそうです(2千万件くらいある)ネットで調べてみると、オリーブの発祥地は地中海沿岸部。なかでも古代ギリシャは、紀元前700年頃からオリーブの栽培で国力を蓄え、繁栄していったそうです。当時オリーブは希少で、紀元前5世紀頃には「アテナイ(ギリシャの古都アテネの古名)を除き、世界のどこにもオリーブの木は存在しない」と記述されているとのことですよ。なんだギリシャかよ!地中海つながりで、イタリアにもオリーブ栽培が広がったんですね。オリーブの収穫量はスペインが1位でイタリアが2位、ギリシャが3位のようですが、オリーブの消費量はイタリアが1位。なんだ、やっぱりイタリアかよ!■ 育て方は…太陽の光に当てておけば大丈夫!ネットでオリーブの育て方を検索するとたくさんあり、特に出典は記載いたしませんが、「とりあえず太陽の光に当てとけばオッケー!!」でした。ほかにも、夏場の直射日光は避けるとか、風通しのよい場所に植木鉢を置くなどと細かいことが書かれています。水やりに関しても、乾燥に強い植物なので、土の表面が乾いたらたっぷり水をあげておくと良いらしい。害虫も、比較的つきにくいとのことです。家の外に置いておくと、あやしい虫がたかりそうなので、筆者は屋内の窓際に置いております。東北地方の冬に耐えるオリーブの幼木は今のところなく、外に植えることができないため、室内栽培しか手段はないです。オリーブのメンテナンスには、専用の肥料が、面倒な作業がなくていいですタブレットを1個置いて、たまに水をかけるだけ一方、花を咲かせたりオリーブの実がなるには、少々手間がかかりそう。自家製オリーブ油をつくるのは、当分先のような気がします。ちなみにオリーブの木には400年以上生きるものがあるそうで、順調に育てば、たぶん筆者は先に逝ってると思います。世界中で栽培されているオリーブの品種は1200~1300以上!日本では、香川県の小豆島(しょうどしま)と岡山県の牛窓町(うしまどちょう)がオリーブの2大生産地。その品種は60種類ほどとか。オリーブの木はネットショップでも購入できますが、1万円くらいするみたいです。となれば、季節外れのホームセンターで買う方が断然安いと思いますよ~。ズボラだけど観葉植物が欲し~いという方には、今のところ筆者が枯らしていない唯一のもの「オリーブ」が一番のおススメです。それでは日刊Sumaiの読者の皆さま、Buon Anno !
2018年04月21日写真家・ライターの大山顕さんに、ちょっとおもしろい撮り方で、無垢床リノベーション「TOMOS」のお部屋と住んでいる人の「平面図」を撮ってもらうシリーズ。text & photo : Ken OHYAMA 「1000倍快適」「前住んでた部屋より1000倍快適です」と何度も繰り返す林さんの旦那さん。珍しいレイアウトで、三面が窓の細長い部屋です。「庭もあって、とても陽当たりがいいんです」と奥さま。引っ越してきたのは2017年4月ということなので、住んで一年です。 明るくてとても居心地のいい部屋。 色で仕切る元もと仕切られていた間取りがリノベされてキッチンからリビングまでが一続きになっています。このお部屋をみてすごいと思ったのは、「素材・色によってやんわり仕切られている」ということ。平面図写真をもう一度ご覧ください。画面右のキッチンサイドは白、対して左のリビングは、木。一続きの空間でありながら、なんとなく「居場所」が作られています。 「キッチンがステンレスじゃなくて白いのも気に入ってます」 林夫妻、やっぱりご職業がインテリア関係とのことで、この素敵なお部屋は、プロの仕業というわけです。 かっこよく整頓されている器 夜中2時まで壁塗装このキッチンエリアとリビングエリアの巧みな区分けに関してはもう一つ。上の写真にあるように、キッチンのすてきな棚の上にはキュートなものたちが飾られているのに対し、一方、リビングの壁はあえて何も飾られていないまっさら。この対比もそれぞれの空間を性格づけているようです。 リビングのほうの壁。いさぎよいまっさらぐあい。そしてよく見るとハケの跡が。 この壁、「塗料用のクロスにしてもらって、自分たちで塗りました」とのこと。ハケの後が良い感じのテクスチャになってます。「これがけっこうたいへんで。6度塗りぐらいしてます。夜中2時頃までふたりで塗ってましたね」 木に惹かれて部屋をみて驚いたのは、リビングにある棚のサイズのぴったりぐあい。これはご夫妻もびっくりしたそう。 「ぴったりすぎて置くのがたいへんだったぐらい」ほんとうに気持ちの良いジャストサイズ。偶然だそうだです。ごちゃごちゃになりがちな本・雑誌類もすっきり。色、素材、配置と、これほど上級な空間づくりは是非とも参考にしたいですね。 出典: goodroom journal 記事提供元:リノベーション・デザイナーズ賃貸 goodroom(グッドルーム)デザイナーズ、リノベーションなど、おしゃれな賃貸サイト・アプリ「goodroom」を運営しています。インテリアや、ひとり暮らし、ふたり暮らしのアイディアなど、賃貸でも自分らしい暮らしを楽しむためのヒントをお届けします。おしゃれ賃貸サイト・アプリ goodroom journal journal 暮らしの実例大山さんが撮影・インタビューしたお部屋は、東京と大阪で展開するお部屋探しサイト「good room」が運営するコラム「goodroom journal」で公開されています。もっといろいろなお部屋をご覧になりたい方は、こちらをご覧ください。インテリア実例:自分好みにカスタマイズする。カラフルでハッピーなふたりの部屋[good room]
2018年04月20日昨今、ゆったりと暮らしを楽しみたいたい人々に人気の、郊外での平屋住まい。頭上に広がる空の下、庭や縁側が内と外をむすび、フラットな空間には心地よい風が吹き抜けていきます。“ひとつ屋根の下に暮らす”という、家の原型のような平屋は、住まいに、そして暮らしに、本当に必要なものは何かを、そっと語りかけてきました。室内から室内、外庭へと気持ちよく視線が抜ける吾妻山(神奈川県中郡)の麓に咲く梅の花を眺めながらしばらく行くと、住宅街のなかに、緑に囲まれた一軒の平家が現れました。隣家への日照や通風を妨げることもなく、控えめな佇まいの小さな家。建てられた当時の趣を残す、築40年の平屋のお家におじゃまします。「この前、植えたチューリップの芽が出たよ」と2人のお子さんに発芽を知らせる、奥さんの優子さん。「何色を植えたんだっけ?」「ピンクだよ!」「きいろだよ!」など楽しそうな声が花壇から聞こえてきます。駐車場を兼ねた庭先には、優子さんが植えたローズマリーなどの草木が繁茂し、縁側の陽だまりにはカウチが置かれています。「ここは僕のお気に入りの場所です。これからの季節、ここでビールを飲むとうまいんですよ」とご主人の哲さん。藍染めののれんが風にそよぎ、風が通り抜ける気持ちの良い縁側。カウチに寝転び、グラスを傾ける至福の時間。さぞやおいしいことでしょう。カウチが置かれた縁側の先には、薪ストーブが鎮座しています。こちらは哲さんの愛用品で、休日などには庭に出し、近所の山で拾って来た薪をくべて焚くのだそう。縁側は日本の住宅文化において、外と内をつなぐ重要な空間として存在してきたと言われています。庭から家に出入りしたり、近所の方がここに来て、家の人と座って話をしたり、夏の夜には夜風を取り入れ涼をとるなど、その利用法はさまざま。先日、薪ストーブでピザを焼いてみんなで食べたのだそうです。子どもと一緒にピザを作り、それを哲さんが焼いて縁側に座って焼きたてのピザを頬張る。夏場にはテーブルを出して、みんなで素麺をすすることもあるのだとか。想像するだけで、楽しそうな笑顔が浮かんで来ます。工夫して楽しく上手に暮らす縁側から家の中へ上がると、障子を隔てて、10畳と6畳の2間が続き、リビングのような存在になっています。そしてその奥に4.5畳の部屋があり、ここは洋服などをしまう物置きに。窓が大きくとられ、すりガラス越しにやわらかな陽射しが差し込みます。ふたりで住む家を探しているとき、隣町の大磯、茅ヶ崎や辻堂などでもいくつかの家を内見し、数軒の平屋も見てまわったという哲さんと優子さん。どこも素敵だったけれど、なんとなく決め手に欠ける。もう少し探す範囲を広げてみようと、ここ、二宮町まで足を伸ばし、出会ったのがこの物件だったのだそう。「この家の中を見せてもらったら、天井が高くて開放感があって、部屋に差し込む光もきれいだなあと思いました」と優子さん。勝手口に作られていた井戸にも惹かれ、この家に即決したのだそうです。昔ながらの建築が取り入れられた居室。10畳の部屋の天井は「船底天井」になっています。船底天井は天井の中央部分が両端より高く船底のような形に造られており、部屋を広く見せる効果がある伝統的な造り。のびやかに天井高を高く、隣の居間は天井高を抑え落ち着いた雰囲気といった具合に部屋の性格によって変わっています。天井と障子との間には「欄間(らんま)」と呼ばれる開口部があり、これは採光や通風、換気、装飾などを目的に造ります。こちらのお家では彫刻が施された欄間もあります。ふすまや障子、引き戸をはめこむ溝の部分「鴨居(かもい)」の上に取り付けられる「長押(なげし)」は、柱と柱をつなぐ役割を果たすもので、長押と壁の間には隙間があります。哲さんは、ここに大きなカラビナを掛け、ザックを吊るしたり、ディスプレイラックとして物を飾ったりしています。長押に飾られた哲さんのお気に入りの物たち。本や古道具などをこうして飾ると、物としての魅力が引き立てられます。ここでは、コーナーに板を渡してちょっとした物置きスペースを作っていました。日本の伝統建築の造りを利用したグッドアイデアですね。築40年の建物なので、多少の傷みはあったけれど、室内灯のシェードを替えたくらいで、あとは入居したときのまま。もともとあったものは基本的に変えることなく、この家の雰囲気に合わせて、家具などを付け足していったのだそうです。各部屋のコーナーには古道具が並んでいます。これらは哲さんが鎌倉の道具屋さんやアンティークショップなどで見つけてきたものなのだそう。知人の作家さんの作品を、古道具屋さんで見つけてきた鉄カゴに入れ素敵にディスプレイしています。本棚の替わりに使っているのは脚立。道具に刻まれたキズやエイジング感が、部屋の古い趣にしんなりとなじんでいます。「この家の雰囲気、レトロすぎない質感が自分たちにはちょうど良いかなと思っています」と哲さん。「でも隙間風がすごいんですよ、ココ見てください」と、木戸や窓ガラスの隙間を見せてくれました。たしかに……隙間から冬の冷たい風が入ってくるとちょっと寒そう。昨今の家のように断熱材が使われているわけではないので「冬は本当に寒いし夏は暑い」のだそうです。でも、工夫次第でなんとかなる、と力強い。寒さが厳しいときは石油ストーブを点け、しっかり厚着をする。夏場は窓を全部あけて風の通りをよくして、蚊帳を垂らしてみんなで寝る。このアラジン社の石油ストーブは、引っ越しのお祝いにと、哲さんのおばあさまが贈ってくれた大切なものなのだそうです。哲さんと優子さんがこの家で暮らしはじめてから9年目を迎えます。その間に、2人の子が生まれ、現在は4人で暮らしています。お兄ちゃんがもう少し大きくなったら、こども部屋を作ってあげないと、と少し先の将来を考えつつ、いまは10畳の部屋で、家族みんなで雑魚寝をしているのだそう。平屋の良さは「家族間でコミュニケーションしやすいこと」と優子さんは言います。部屋のどこにいても姿が見えたり、声が聞こえたり、家族の気配を感じられる。そんなところが平屋の魅力のひとつなのだそう。哲さんも「家族を感じることができる」ことが魅力であり、なおかつ、家のなかで過ごしているときも、視線が水平方向に抜けて、伸びやかで開放的な空間体験が得られることが心地よいそうです。四季を身近に感じながら季節に応じて暮らす台所をのぞかせてもらうと、テーブルの上に大根が置いてありました。「近くの畑で採れたものです」と優子さん。近所の方から畑を借りて野菜の栽培をしているそうです。畑へ案内してもらいました。こどもたちが走り、「おかあさん、キンカン食べていい?」とお兄ちゃん。畑に1本植えられているキンカンの木から実をもぎって、口に入れます。最初は1区画からスタートし、いまでは、貸主の方がご高齢で畑仕事がきびしくなってきたため、優子さんがお手伝いをしているのだとか。できた野菜や果物はご近所さんや友達におすそ分け。畑からの帰り道、沈む夕陽が町をきれいに黄金色に染めていきます。家々からは生活の気配を伝える明かりがポツリ、ポツリと灯りはじめます。収穫したねぎを抱えて家につくと、磨りガラス越しに明かりが見えました。その明かりはとてもやわらかく、家路につくご近所さんたちにも安らぎを与えてくれることでしょう。家族がひとつ屋根の下に暮らすシンプルな平屋のお家。「砂壁がとこどころ崩れてきているので、今年は漆喰を塗ったりして、少しずつ手を入れていこうかと考えているんです」と優子さん。不都合があれば直して、足りないところは作り、足していく。その空間にいる時間を楽しめるように、豊かに感じられるように整えることが、きっと心地よい空間へとつながっていくのでしょう。家を少しコンパクトにしても、ひとりひとりの個室がなくても、そこから生まれる豊かさがあるのではないか、そんなことを感じさせてくれるお家でした。●ライター忍章子
2018年04月17日今回の「やさしいママのひみつ」は、インスタグラマーの敏森裕子さん。豊かな自然に囲まれ、家族で仲良く、インテリアや食事を楽しむ暮らしが人気。初の著書を出版したばかりの、2人のお子さんのママです。敏森裕子さん息子さん:そうたくん(7歳) 娘さん:ほのかちゃん(5歳)兵庫県在住。夫の実家の隣に三角屋根の小さな家を建て、家族でインテリアや雑貨作りを楽しむ。古民家カフェ風のインテリアや、日々の暮らしを紹介するインスタグラムが人気で、フォロワー数は7万人を超える。初の著書 『ゆうこさんちの手づくり暮らし 三角屋根の小さなおうちでのんびり過ごす家族時間』 (オーバーラップ刊)を上梓したばかり。Instagram: @slow.life.works いつも居心地いい家を保ちつつ、笑顔で子育てや家事をするために、敏森さんが大切にしていることとは? お話をたっぷり伺いました。インスタグラムで話題、これが敏森家の食卓早速、敏森さんの平日のスケジュールを見てみましょう。 6:00 : 起床。旦那さんのお弁当づくり、朝ごはんの準備 6:30 : 家族が起床。朝ごはん 7:30 : 旦那さん出勤。 子どもたちは小学校、保育園へ。洗濯、片付けなど 12:00 : 昼ごはん。買い物、用事を済ませる 15:00 : 子どもたち帰宅。おやつ。そうたくんの宿題を見る 17:00 : 子どもたちと晩ごはんの準備 18:00 : 夕食 19:00 : 子どもたちお風呂 20:30 : 旦那さん帰宅 21:00 : 子どもたち就寝 22:00 : 旦那さんとコーヒータイム 23:00 : 就寝毎日規則正しく、子どもとじっくり向き合う。まさに理想的な暮らしをしている敏森さん。最近はメールでの取材を受けることも多く、お子さんたちが学校に行っている間や就寝後の時間にパソコン作業を済ませることが多いのだそう。「家族との時間は大切にしたいですね。主人は普段は帰りが遅く、みんなで夕食を取れないので、残業のない水曜日と土日だけは、家族が全員揃って夕食ができるちょっと特別な日。鍋やピザ、グラタンなど、熱々で食べたいものを作って、4人で食卓を囲みます。一人ずつトレイに入れるのもいいのですが、テーブルの真ん中にどんと鍋を置いて食べるのも楽しいんですよね」インスタグラムでフォロワー数が増えるきっかけにもなった、敏森家のごはんの写真。お義父さん手作りのカフェトレイに綺麗に並べられたごはんや、ちゃぶ台にぎっしり並んだおいしそうなごはんの写真は、カフェごはんのよう。見ているだけでお腹が空いてきます。「実家で作った野菜など、食材は豊か。豪華なことはできないけど、楽しい食卓にしたいと思っています。カレーなどありきたりなものしか作れないのですが、お気に入り器を使っておいしそうに見せる工夫をしています。おにぎりもちょっと小さめに握って、小さく切った海苔を巻いて竹カゴに入れると、おいしそうに見えるんですよ」もともと「食事作り」は苦手だったもともと苦手だったという食事づくり。頑張るようになったのは、子どもたちにたくさん食べてほしいという想いからでした。最初から作るのは大変なものは、キットを使ったり、適度に手抜きしつつ楽しんでいるそう。 「頑張りすぎるとしんどくなるから、ちょっと丁寧くらいがちょうどいい。でもこだわりたいところだけは、手抜きしない。お味噌汁はきちんとだしを取って、いい味噌を使ったり、お米は自家精米を圧力鍋で炊いて、おひつで保存しています。息子は特に味に敏感なので、冷凍やレトルトを使うと『母ちゃんが作ったものじゃない』ってわかるんですよね。だからこそ、料理を褒めてくれると嬉しいんです」そんなふうに料理を楽しむ敏森さんに触発され、子どもたちも料理が大好き。2人とも2歳からマイ包丁を持ち、毎日晩ごはんの準備のお手伝いをしているのだとか。「お手伝いを始めたことで、好きじゃなかった野菜もだいぶ食べられるようになりました。お手伝いは楽しく、遊び感覚で。特に料理はおままごとの延長という感じで、『やる人!』と言うと『はーい!』って自分たちから来るくらい。そこで、 “自分でやったのが早い” とか “汚れるから” とか、怒ったりしないで見守るのが大事。ほめて、やる気を出させています」「包丁の怪我はいまの所ないけれど、いつになってもヒヤヒヤはします。子どもたちはハンバーグやカツ、コロッケを作るのが好きですね。一人だと手が団子状態になるけど、分担したら早い。息子は慣れた手つきなので、私も助かります。娘はおじいちゃんが建てたレストランで、シェフになるのが夢。私も働かせてくれるそうです(笑)」「収納が苦手」を克服するための、オープン収納キッチンの収納には、同じ容器に入れられた調味料がきれいに収納されていて、すべてにラベルがついているなど、敏森さんの家には真似したい収納テクニックがたくさん。「見栄えもいいし、お手伝いしてもらうときも子どもたちが分かりやすい。私は収納がすごく苦手なので、あえて見せるような収納にして、家事に対する意識をあげようと思っています。引き出しの中にも木を敷いて見栄えをよくしたら、きれいにするモチベーションが上がり、押し込み収納をしなくなりました」洗面所の入り口にあるスペースには、さまざまな色の引き出し風の木箱が。中には、敏森さん夫妻の洋服が収納されています。「お出かけ着以外はここに。動線的にも便利で、洗濯を畳んでから収納もしやすい。奥行きがあるので、奥に置いた木箱と前後に入れ替えるだけで、衣替えも完了。オープンクローゼットにすることで、苦手な収納を克服したいと思っています」また、“お店屋さん” が好きなほのかちゃんのリクエストで作ったキッズクローゼット。お店のようにディスプレイができるので、子どもたちも自分で片付けたり、コーディネートができるようになったそう。「壁にはお義父さんとみんなで珪藻土を塗りました。お義父さんが作った木箱を組み替えて、好きなように模様替えもできます」お義父さんの「手づくり家具」が家族をつなぐ敏森さん宅に並ぶものは、ほとんどがお義父さんの手づくり家具。さらに庭のテラスや子どもたちの砂場やブランコ、屋根付きの洗濯スペースまですべて手がける本格派。木のぬくもりに溢れています。「この辺りは公園がないので、『おじいちゃんが作っちゃろ』って。お義父さんの趣味がDIYで、器用でセンスもいい。お金をかけずに自分の暮らしにあったものを作ってくれるので、ありがたいです。普段からおじいちゃんが作業している姿を子どもたちも見ているというのも、いい環境だなと思います」「作ってもらうときは、写真でイメージを伝えたり、絵を描いたりします。1回では思った通りにはならないので、家族で相談しながら何回も作り直すこともあります。そしてやっと納得がいくものが出来上がります。新しいけど、どこか懐かしくてほっこりする家具に囲まれて、居心地のいいお家づくりができたらいいなと思っています。お願いして作ってもらった家具や雑貨が、雑誌などで紹介されたり、イベントですぐに売れるのは、お義父さんもやっぱり嬉しいだろうと思います。最初の頃は、隣に住んでいるのでやっぱり少し気を使っていたのですが、インテリアを通して、距離が縮まっていい関係になれた気がします」 頑張りすぎず、“ちょっと丁寧に暮らす”いまの古民家風スタイルのインテリアに行き着くまで、北欧風、カントリー風、男前スタイルと紆余曲折があったという敏森さん。「インテリアが好きで、サイトや雑誌を見て研究していました。自分で買った家具だとなかなかインテリアをがらりと変えづらいけど、リメイクしてもらえるからスタイルを変えやすかったというのもあります。机の脚を白から茶色に変えたり、細くしたりと、ところどころ昔の名残もあるんです。いまのスタイルに行き着いたのは、男前インテリアにしていた頃、息子から『なんで日本なのに、英語ばっかりなの?』と言われたのがきっかけ。それで和風のものを取り入れるようになって、和食器が好きになりました。家族は私が好きなものを分かってくれているので、客観的に見て、子どもも『こっちのほうがいいんじゃない?』と意見を言ってくれますね」家族が落ち着けるインテリアは、「古民家カフェ」をイメージ。「近所にはお店も少なく、少し離れたカフェにいっても子連れではゆっくりできないので、お家をカフェっぽくできたらと思うようになりました。家族みんなが、居心地よくできるように気をつけています。料理もそうですが、ちょっと丁寧に暮らすというのが目標。しんどくなりすぎないようにしていますね」3年前から始めたインスタグラムは、そんな敏森さんが、頑張りすぎない程度に家事や子育てをするのに、欠かせないものになっているそう。「インスタグラムは海外の人も利用しているから参考になるし、みなさんの“おうちごはん” なども垣間見ることができて、とても楽しいですよね。私もごはんの投稿をし始めてから、フォロワーさんが増えたと思います。見てくれる人にも楽しんでもらえるよう、料理、インテリア、収納、子どものことなど、同じ内容が続かないように意識しています」「食卓のスタイリングは、最初に器を並べてから、料理を盛り付けています。お皿のバランスを見て、これをここに入れようって決めますね。同じメニューでも、できるだけ器を変えるようにもしています。こうすると写真的にもバランスが取れますが、それよりも家族が毎日違う気分で、食事を楽しめるという方が大きいです。食事を引き立てる器だから、あまりごちゃごちゃしないよう、統一感は意識しています」家族の大切なものは、“やさしくしっかり” 洗いたい家族が楽しむおいしいごはんには “かわいい器” が欠かせないという敏森さん。食器棚にはお気に入りの作家さんによる器がずらりと並んでいます。「和食器、特に信楽焼が好きで、似たテイストのものが集まってきました。器好きのきっかけとなったのが、作家のrutawa.rawajifuさん。ただの目玉焼きとレタスだけでも、見栄えがします」お気に入りのお皿を少しずつ揃えた食卓は、好みのテイストが同じだからか、全員分揃っていなくても様になります。「それは、よく言われます。家族分、同じ器を揃えて、重ねて収納することが多いと思うのですが、バラバラでも見て楽しいのがいい。子どもたちも “母ちゃんの大事なもの” とわかっているから、作家さんの器も丁寧に扱えて、一度も割ったことはないですね。以前は100均の食器なども使っていたのですが、お気にいりの作家さんの器に出合ってから少しずつ買い揃え、今では気兼ねなく使えるようになりました」とはいえ「食器洗い」は、まだお子さんには任せられないのだそう。「子どもたちは『食器洗いもお手伝いしたい!』と言ってくれるのですが、でもやっぱり作家さんの器の洗い物はまだ心配(笑)。我が家は木製の食器なども含め、食洗機にかけられないのものが多く、ほとんどが手洗いです。私は乾燥肌なので、ぱっくり割れもしょっちゅう。毎日の食器洗いには悩んでいました」そんな敏森さんに試していただいたのは、食品グレードの植物原料から作られた、手肌にもやさしいサラヤの ヤシノミシリーズ の 「ヤシノミ洗剤」 。色や香りが付いているものが多いなか、無香料、無着色なので肌が弱い方やお子さんでも安心です。1971年に誕生した、「サラヤ」のヤシノミシリーズは “人と地球にやさしい” がコンセプト。右から食器用の「ヤシノミ洗剤」、「ヤシノミ洗たく洗剤」、「ヤシノミ柔軟剤」。洗たく洗剤と柔軟剤は、この4月にパッケージと容量が変わり、リニューアルしました。 楽天で買う | amazonで買う | ロハコで買う 「使ってみて、すぐに刺激がないのがわかり、すごく良かったです。子どもたちがもう少し大きくなってから、食器洗いを手伝ってもらう時にも安心。肌にも環境にもやさしいので、今後も使いたいですね」洗浄成分の濃度を16%にすることにより、手肌へのやさしさと洗浄力を実現。 「ヤシノミ洗剤」本体(ポンプ付き 500ml/400円)、詰め替え(480ml。270円)※オープン価格また、ヤシノミシリーズの「洗たく洗剤」も体験。洗剤には特にこだわりはなく、よく落ちると謳われるものを使っていたといいますが…。皮脂汚れをすっきりきれいに落とす高い洗浄力と、優れたすすぎ性を実現。新パッケージで大容量となり、ますます便利に。洗たく洗剤には珍しい “無色透明の輝き” は「人と地球にやさしい」というコンセプトを守り抜いた高品質の証。 ヤシノミ洗たく洗剤(600ml、オープン価格) 楽天で買う | amazonで買う | ロハコで買う 「冬場は寒すぎて外で干すと凍ってしまうので、すべて部屋干し。だから部屋干し用の洗剤を使っていました。部屋干しは臭いが気になりますが、柔軟剤の匂いは強すぎて苦手。だから柔軟剤は使っていなかったんです。柔軟剤独特の香料や、洗濯ものの “生乾き臭” を気にせず、部屋干しできるのは本当にいいですね。無香料のものがあると知らなかったのでうれしいです。柔軟剤を使うようになって、洗濯ものが柔らかくなり、子どもたちも喜んでいます」左:ふんわり無香仕上がりで、肌にやさしい柔軟剤。体調不良やアレルギーなど、様々な弊害が問題視されるようになった合成香料は一切無配合。繊維に余計な香りを残しません。「ヤシノミ柔軟剤」本体(600ml、オープン価格) 楽天で買う | amazonで買う | ロハコで買う 外で気持ちよく干せるこれからの季節は、ほのかちゃんも時折お手伝いしてくれるそう。身近にある自然の恩恵を受けて、のびのびと子育てをする敏森さん。安心してお子さんたちにお手伝いしてもらいながら、家族にも環境にもやさしく、毎日の家事を楽しめそうです。家族で楽しむ、田舎でしか体験できないこと「この場所の景色が好き」という敏森さん。星の美しさが有名で、夏には一面ひまわり畑になるのだそう。「昔から田舎が好きで、三角屋根の小さな家に住むのが夢でした。地元が近いこともあり、主人の実家の隣にあった小屋を壊して、家を建てました。おじいちゃんおばあちゃんと密接に暮らせるのも、子どもたちにとっては良い体験ですよね。適度な距離感を持って、言いたいことも言える関係。お正月や餅つきなど、季節の行事は一緒に過ごしたり、ひいおばあちゃんが元気な頃は、畑仕事もいっしょに手伝っていました」車がないと生活ができなかったり、冬は寒いなど不便もありますが、それ以上に、それぞれの季節を楽しむことができるといいます。「そうたのクラスは4人、ほのかのクラスは3人だけと、子どもの数がとても少ないんです。大変なことといえば役員がすぐに回ってくることくらい(笑)。でもその分、一人一人を大事にしてくれて、先生もよく見てくれています。地域の人もすごく優しくしてくれるし、田舎ならではの暖かいところがある。近くにカフェやお店もないし、子どもが遊べる場所も少ないけど、だからこそ家で楽しめるようにしています」子どもたちにはのびのびと育ってほしい、と敏森さん。「自然の遊びを大切に、一緒に季節や行事を楽しみたいですね。虫採りや川遊びとか、田舎しかできないことを家族みんなで楽しむ。インスタグラムを通して趣味の合う友人ができ、一緒にスイカ割りをしたり、この場所ならではの遊びを喜んでくれるのも嬉しいですね。子育てはあまり感情的に怒らないよう心がけているけど、どうしても怒ってしまったときは、すぐに謝ります。お互いに、『ありがとう』と『ごめんね』はすぐにいうのがルール。ごめんねと言ってすぐにリセットします」好きなものに囲まれた、お気に入りのインテリアで、家づくり、食事、そして田舎暮らしを家族みんなで楽しむ敏森さん。苦手なことにも前向きに取り組む姿勢や、家族の力を借りながら実現する、 “ちょっと丁寧な暮らし” が、多くの人々の共感を得ているのかもしれません。ヤシノミ洗たく洗剤&柔軟剤が大容量になって新パッケージでリニューアル!【洗たく洗剤】※少ない量でしっかり洗える濃縮タイプだから、たっぷり60回分・肌にも衣類にもやさしい <無香料・無着色・無添加> ・すすぎ1回で、洗剤残りなし <節水・節電・時短>・高い洗浄力で、ニオイの原因菌99.99%除去・高い生分解性で地球にもやさしい・皮膚刺激テスト済み(*) 「ヤシノミ洗たく洗剤」の やさしさのヒミツはこちら >> 【柔軟剤】※少ない量でふっくら仕上る濃縮タイプだから、たっぷり60回分・肌にも衣類にもやさしい <無香料・無着色・無添加> ・ふんわりなめらか&しっかり吸水・静電気をふせいで、まとわりつきを防止・残留刺激&皮膚刺激テスト済み(*) 「ヤシノミ柔軟剤」の やさしさのヒミツはこちら >> *すべての方に皮膚刺激が起きないというわけではありません子どもたちの未来のために“人と地球にやさしい”ヤシノミ生活をヤシノミシリーズは、ヤシノミ由来の植物性。人と地球へのやさしさを考えて、香料や着色料などは一切無添加。無色透明の輝きがその証です。洗った後の排水もすべて微生物によって分解され、すばやく地球にかえります。洗っても、洗っても、安心。今日の汚れをあしたの未来に残さない。そんな “人と地球にやさしい” ヤシノミ生活を、あなたもはじめてみませんか? 楽天でヤシノミシリーズを買う amazonでヤシノミシリーズを買う ロハコでヤシノミシリーズを買う 【売上1%で、ボルネオ環境保全を支援】ヤシノミシリーズの売上1%はマレーシア・サバ州政府公認の国際NGO「ボルネオ保全トラスト」を通じて、ボルネオの野生動植物の保護と生息域の確保に使われています。【RSPO認証を取得】ヤシノミシリーズをはじめとするサラヤ製品では、違法労働や違法伐採によって作られた植物油ではなく、環境と人権に配慮したRSPO認証油の生産を支援しています。 無香料、無添加のヤシノミシリーズとは 取材/文:赤木真弓 撮影:林ひろし[PR] サラヤ株式会社
2018年04月17日既婚の働く女性199人から集まった家事分担についてのアンケート。今回は家事分担の割合を聞いてみました。(前回のアンケート結果はこちら現在の分担に満足してますか?)妻と夫の家事分担の割合は?妻90%、夫10%26%妻70%、夫30%17%妻80%、夫20%16%妻60%、夫40%13%妻100%11%妻50%、夫50%10%夫60%、妻40%3%※シティリビングWeb読者を対象としたWeb調査調査期間:2018/2/21〜3/13有効回答数:199人1位は「妻90%、夫10%」という結果に。では、満足度の違いと境界線は?「妻90%、夫10%」がトップとなった今回のアンケート。子どもの有り無し別に見ても結果は変わらず、ほとんどを妻側である働く女性が担当している家庭が多いみたい。また、上位は全て妻側の分担が多く、6位で半々に。ちなみに、夫100%を選択した人は0人。「家事=女性がやること」という概念が強いことを再確認する結果となりました。家事分担の満足度との関係を見て見ると、「とても不満がある」と答えた人の80%以上が妻が家事を最低80%以上やっていると回答。「まあ満足している」人は「妻60%、夫40%」、「とても満足している人」は「妻50%、夫50%」が1位となりました。どうやら満足の境界線は、60%程度のようです。この結果、どう思いますか?稼ぎの金額が6:4なら家事は4:6。家事をやりたくなければ稼ぐ。 仕事を辞めたければ旦那に出世してもらい倍以上稼いでもらうよう家事をやりサポートする。ただ子育てだけは子どもがママじゃないとダメなことが多く、なかなかうまく分担できないのが不満(ゆっち/29歳)お互いフルタイムですが、家に帰ってバタバタしてるのは私だけ。旦那はテレビ見て携帯ゲームをしているのにイライラ。子どもと遊ぶとか、お風呂掃除して沸かすとか、洗濯物をたたむとかしてほしいです(コロママ/40歳)主人が入社3年目で私より給料が少なかったから、私が仕事を辞めることが前提になかった分、家事は積極的にやってくれました。今もそのまま変わらず大変満足しています(tamasuke/49歳)夫は毎日残業してくるからか家事免除だと思っていてほとんどしない。言わないとしてくれない。仕事は自ら動いているであろうにもかかわらず家事はなぜそういうふうにできないかとても不思議。家事は妻の仕事なんだろうかと常にモヤモヤしています(つちのこ/38歳)通勤時間が私が1時間、夫が30分なので、同じ時間に起きて、私が顔を洗って化粧をしている間に、夫がご飯を作る。一緒に食べ始めて、私が先に仕事に出て、夫が片付けて、仕事に出掛ける。私は通勤時間が違うから、当然と思ってるけど、人に話すと異常にうらやましがられるか、引かれる。母にはあなたが30分早く起きなさいよ。と言われるが、睡眠も仕事を続ける上で大事だと思う(ゆら/31歳)私の性格上、結局早くことを済ませたいので気付いたら全部自分でやってしまっていると後悔してます。 お互い疲れて帰ってきて、さらに食事作り、皿洗い、片づけ…。子どもがいたら、どうなってしまうのだろうと感じます。一度、家出してみて、どれだけ大変なことか理解させてみるのもいいかもしれません。あとは、マメな男性を探すことに尽きるかもしれません。人は基本的に変わらない生き物(どるねーど/36歳)結婚当初から言い続けて、ここ1年でようやく自らやるようになった。それまで7年かかった。本人はちゃんとやってる、と思ってるようだけど、全体的な家事の2割程度しかやってないんですけど?それ以外私がやってる現状に、不満がないはずがない。これで子どもができたら、妊娠〜出産〜子育てがプラスされるかと思うと、女性の負担が多すぎて不安しかない(むむっ。/39歳)わが家の場合は、旦那さんのほうが気が付いて手伝ってくれます。夕食は私が作ることが多いですが、帰り際に電話で必要な買い物がないか、夕食をどうしようか聞いてくれたり、作っている間に自然と洗濯物を取り込んでたたんでしまってくれたり。私が残業で遅めの帰宅の時は魚を焼いたりワインを準備して待っていてくれます。週末は朝ごはんとコーヒーを作って起こしてくれたりします。食器を洗ったりしまったりで夫婦で違う方法があっても感謝はしますが、文句は一切言いません(南国♪/45歳)共働き(フルタイム)でも夫のほうが断然帰りが遅いので、負担割合が多くても当たり前だと思っている。うまくいく秘訣は、例えば洗濯物を干すのを手伝ってくれたとき、干し方が気に入らなくてもその場では文句は言わず、時間をずらして黙ってやり直す(ひなりんこ/42歳)新婚なんですが、結婚前のほうが掃除や料理など手伝ってくれましたが、今は全くです。初めは頑張ろうと思ってやってますが、いつまで続くか不安(みぃ太郎/34歳)旦那さんがフルタイム、自分はアルバイトなので自分ができる限り頑張ってます。旦那さんが風呂掃除やトイレ掃除をやってくれたときは褒めたり、好物を用意してあげるとまたやってくれるようになりました(ももんが/35歳)編集部VOICE共働き夫婦で家事が半々と知ると「旦那さん、すごいなー」と言うのは既婚男性が多い気が…。気のせい?
2018年04月12日以前に比べて、夫婦間での家事分担が進んでいる今日この頃。そして、夫婦の家事分担が進むとともに、なかなか表に出ず認識されにくい「名もなき家事」が注目されるようになりました。名もなき家事といっても内容はさまざまですが、今回のテーマはただ手を動かすだけの家事ではなく、頭を使って行う「考える家事」。考える家事の実態と、考える家事の負担を夫婦で共有するコツをご紹介します。 1. 「考える家事」とは?考える家事というとまず「毎日の献立決め」が思い浮かびますが、ほかにも考える家事はたくさんあります。毎日の家事はそのときの状況に大きく左右されるので、その都度柔軟に対応しなければなりません。洗濯の場合洗濯なら、洗濯機を回す・洗濯物を干す・取り込む・畳む・片付けるという一連の作業にかかる時間を前もって予測する必要があります。そして、家族の予定や他の家事に支障が出ないようスケジュールを組んで行動しなければなりません。洗濯のスケジュールは、そのときの天気・気候や洗濯物の量・種類に大きく左右されます。天気が悪い日などは部屋干ししなければなりませんし、洗濯物の量が多ければ洗濯機を回す回数も増えるでしょう。掃除の場合掃除にも、考えるべき要素はたくさんあります。たとえ家の間取りが同じでも、生活スタイルや家族の価値観によって掃除のやりかたは変わります。毎日使う場所・汚れやすい場所はこまめに掃除する必要がありますし、普段あまり使わない部屋は掃除の頻度を減らしてもよいでしょう。掃除を始める前に、まず掃除する順番を考えなければなりません。たとえば台所のコンロを掃除した後にコンロの上の換気扇を掃除してしまうと、せっかく掃除したコンロに換気扇の汚れが落ちてしまう恐れがあります。掃除する場所や汚れの種類に合わせて、道具・洗剤を使い分けることも大切です。また、家計のやりくりも考える家事のひとつです。家族の収入やライフプランに応じて、毎月の支出(食費・光熱費・おこづかいなど)や貯金額の配分を考えなければなりません。 2. 考える家事に対する夫婦間のズレ共働き夫婦の増加によって、妻だけでなく夫も積極的に家事をする家庭が増えてきました。また家電・家事代行サービスの発展によって、手を動かす家事(あまり頭を使わずにできる家事)の負担は以前より少なくなっています。しかし、フルタイム共働き世帯をターゲットとした調査では7割近くが「家事負担は妻メイン」と回答。そして、考える家事の負担も妻に偏っているのが現状です。考える家事にかかる時間既婚男女をターゲットとした別の調査では、妻の平均家事労働時間は1日あたり約150分という結果が出ています。また、1日の家事時間の43%を考える家事が占めています。つまり、1日あたり約1時間を考える家事に費やしている計算になります。考える家事に関する夫婦間の認識妻の44%は、「夫は考える家事の存在を認識していない」と感じています。一方、夫の83%は「妻は考える家事をしている」と回答しています。考える家事について、夫婦間の認識に大きなズレが生じているんです。 3. 考える家事の具体的な負担内容と、夫婦で共有するコツここでは、考える家事の中で最もウエイトが大きい「毎日の献立決め」にスポットを当ててみましょう。食事は毎日しなければならないものであり、家族の健康にも直結します。そのため、献立決めは考える家事の中でも特に手を抜けないものです。なぜ献立決めが苦手な人が多いのか?責任重大な毎日の献立決めですが、夕飯の献立決めが苦手な人は男性で40.6%、女性では61.6%にものぼります。その理由は単なるレパートリーの少なさだけでなく、さまざまな要素が複雑に絡み合っています。食材の旬・値段や賞味期限多くの生鮮食品には旬があり、そのときの気候や作物の出来具合などによって価格も変動します。ムダな食費を減らすためには、なるべく安い食材を使って献立を決めることが重要。すでに家に食材があるなら、古くなって食べられなくなる前に使い切りたいものです。家族構成・家族の好みに合うかどうか家族に子ども・高齢者・食物アレルギー持ちの人などがいると、その人に合わせた献立を作らなければなりません。家族の好みがバラバラな場合、不公平にならないようおかずの種類を増やすかローテーションを組んで献立を決める必要があります。栄養バランス家族が好きだから・作りやすいからといって似たような献立が続くと、栄養バランスが偏ってしまいます。しっかり栄養を摂るためには、さまざまな食材をまんべんなく使う必要があります。そのとき料理に割ける時間仕事が忙しい人や小さい子どもがいる人にとって、手の込んだ料理を作るのは難しいでしょう。そのような場合は、いかに短時間で作れるかも重要です。時間が経っても美味しく食べられるかどうか帰りが遅い家族がいるなら、時間が経っても美味しく食べられる献立が便利。お弁当を作る場合は、前日のおかずの残りを活用すればお弁当作りの手間を省くことができます。 4. 考える家事をひとりで抱え込まないために家事をメインで行ったことがない人にとって、考える家事の負担は実感しにくいもの。また、パートナーの家事の負担を理解できている「つもり」の人もたくさんいます。考える家事の大変さをパートナーと共有するためには、まず考えるべきことは何か・何がどのように大変かなどをはっきりさせ、相手に伝わるように説明しましょう。口だけで説明しにくければ、箇条書きやイラストにするのも有効です。自身が置かれた現状を見つめ直し整理することで、無意識に感じていたストレスや不満にも気づきやすくなるでしょう。パートナーに意見を聞くときは、尋ねかたを工夫する献立決めにおいてありがちな不満に「パートナーに何を食べたいか聞いても『何でもいい』としか言われず、料理にやりがいを感じられない」があります。しかし、聞かれたほうの立場になって考えてみると、いきなり「今日は何食べたい?」とだけ言われてもなかなかアイデアが浮かばないと思いませんか?「今日は○○か××にしようと思うけど、どっちがいい?」と選択肢を提示したり、「買っておいた魚を早めに食べてしまいたいから、今日は魚料理にしたい」というように献立決めの理由を付け加えたりすると、パートナーも意見を出しやすくなるでしょう。考える家事自体の負担を減らす工夫定番の献立を組み合わせる家族の好みに合わせて定番の献立をいくつか決めておき、大まかにローテーションを組んでおきます。同じような食材でも、調理法や味付けを変えるだけでずいぶん印象が変わるでしょう。食材宅配を使う食材宅配サービスの中には、あらかじめ決まった献立に合わせて食材を届けてくれるものがあります。毎日利用しても飽きないよう工夫されており、その日使う分だけの食材が届くので食材ロスの心配も減らせます。 家事をメインでやった経験がない人にとって、「考える家事」の負担は想像しにくいものです。考える家事を夫婦間で共有するためには、家事を進めるために考えることは何か・考える家事がなぜ大変なのかをわかりやすく整理してパートナーに伝えましょう。現状を整理することは、あなた自身のためにも大いに有効。考える家事がなぜ大変なのかわかれば、負担を減らす工夫もしやすくなるはずですよ。参考:【家事シェアの新課題】家事時間1日平均150分のうち、43%もの時間を占めるのは、パートナーに理解されづらい「考える家事」夫と妻の料理に関する意識調査手抜き”許せない家事1位「料理」も、7割が「レシピ検索すら面倒」「夕飯何食べたい?」が持つ理不尽さと、ベストな返答の考察「考える家事」と「行動する家事」がヒント! 「夕飯づくり」で考えるモヤモヤしない家事分担法共働き夫婦の家事分担調査(2017年)。夫の家事分担率は平均30%
2018年04月09日1児の母でもあるイラストレーターのごんどうまゆさんがお届けする、「毎日のおうち時間」。家事のこと、子育てのこと、そして暮らしの中で工夫していること……ごんどうさんがつづる日常は、思わずあるある!とうなずいてしまうシーンばかりです。連載第5回目は、日々の家事を少しでも楽にする工夫について。ほんの少しのことでも「前倒し」すればちょっぴり気持ちが軽くなります。ごんどうさんが実践するのはどれも気負わず試せることばかり。特に苦手な家事については、取り入れてみては?慌ただしい新生活、軽やかに過ごしたい春になり、ご自身やご家族が新しい環境で過ごされる方も多いと思います。慣れるまでは、なんとな~く落ち着かない気持ちになりがち。そんなときだからこそ、少しでも気持ちにゆとりを持って過ごしたいですよね。そこで、自分の苦手な家事は前倒しでサクッと終わらせてしまうのはいかがでしょうか。洗濯物は夜に済ませて、朝ラク子どもの送迎やお弁当作りに加えて、自分も用事があって翌朝バタバタしてしまいそうな日は、夜のうちに洗濯物を済ませてしまいます。夜、洗濯物を干しながら「これで明日の朝の家事がひとつ減った!」とうれしくなってしまいます(笑)。ちなみに我が家では、夜の洗濯物は室内干しです。エアコンの風が当たる場所に干しているのですが、あっという間に乾く上に嫌な臭いもしません。物干しフックがあると好きな場所に干せるので便利ですよ。乾燥が気になるときは、加湿器代わりに寝室に干すことも。帰宅後はお風呂へ直行!お風呂が大好きで雑誌を読みながら1時間近く入るのが当たり前だった私ですが……子どもが生まれてからというもの、お風呂は「仕事」になりました。子どもをお風呂に入れなきゃ……と思うこと自体がプチストレスなので、少しでも体力の残っている夕方の早い時間帯に済ませるようにしています。個人的に食後は眠くなるので、夕飯前に済ませていると後がラクです。わが子はひとりでお風呂に入れるようになったので、外遊びから帰宅したら息子はお風呂へ直行。その間、私は夕飯の支度をすることが多いです。出かける日は、帰宅時間に合わせてお風呂のタイマーをセットしておくと、砂だらけの息子をリビングへ上げなくていいのでそうしています(笑)。お弁当の下ごしらえは前日のうちに、ゆるく突然ですが、朝が苦手です。お弁当作らなきゃ……と思うと、余計に布団から出るのが辛い。そこで、朝はお弁当箱に料理を詰めるだけで済むように、下ごしらえをしておきます。とは言え、下ごしらえの時間が負担になっては本末転倒なので、あくまでもゆるく。朝は、火を使う調理が負担に感じるので、それを省くくらいの簡単な下ごしらえです。例えば、前の晩に卵焼きを焼いておいて、朝食とお弁当のおかずにすると、ボーっとした朝でもサッと用意できるので習慣にしています。また、ハンバーグやきんぴらごぼうなど、お弁当のおかずになりそうなものは多めに作って冷凍庫へ。朝はこれらをレンジで温めるだけでいいので、ちょこちょことお弁当貯金を貯めて自分を助けています。ちなみに、オーブン任せにできるドリアや焼き魚は朝セットしています。オーブンで焼いている間に子どもと朝食→焼きあがったらお弁当箱に詰めればOK。お弁当こそ前倒しして、時短!!同じ家事量でも、前倒しするだけで気持ちにゆとりが生まれるわが家もドキドキの新生活が待っています。家事は前倒しして、気持ちに余裕を持って過ごしていきたいものです。●文/イラストごんどうまゆイラストレーター。山形出身、東京在住。アニメーション制作会社勤務後フリーランスに。夫と2012年生まれの息子と3人暮らし。好きなことは料理と散歩。ごんどうまゆさんのInstagram▼毎日のおうち時間シリーズはこちら▼【毎日のおうち時間 #1】楽しみは、ひとりで食べるお昼ご飯【毎日のおうち時間#2】暮らしを管理するメモ道具【毎日のおうち時間 #3】家事を楽しむちょっとした工夫【毎日のおうち時間 #4】時短できる!料理のリメイクレシピ
2018年04月07日最近、ペットと一緒に暮らす家が増えてきましたよね。家を建てる際の間取りづくりでは、なんとか犬のスペースを作ろう!と奮闘。間取りづくりの中で一番大変だったことが、我が家の3匹の犬たちが暮らすスペースづくりでした。我が家がどのようにして、犬のスペースを取り入れたのかご紹介したいと思います。※【後悔しない家づくり】過去の記事を読む■ 我が家はワンコと暮らす家です!ご覧の通り、我が家には3匹のワンコがおります!(正確には一戸建てに引っ越す前は2匹だったのですが……一戸建てに住み始めてから1匹増えました。)庭があればワンコも喜ぶだろうと思って、小さいながらもワンコのために庭も作りました。まさに”犬は家族”なのです。■ 犬のスペースを作ろうと思った理由小型犬が1匹であれば、部屋に小屋を置いてもいいのですが、3匹もいると、それなりに広いゲージが必要になります。でも、そんなに大きなゲージをリビングに置くのは、視覚的にもインテリア的にも微妙……。ということで、部屋に馴染むように、ワンコのスペースを作ってしまうことにしました。ワンコ専用のスペースにトイレとベッドだけ置いておけば、お掃除も楽チンになりそう、という理由もあります。実際、設置するタイプの小屋を置いていた時よりも、お掃除面でもかなりラクになっています。■ 中に入ってお掃除もできるから常にキレイをキープ!では、我が家がどのようにして間取りにワンコスペースを取り入れたのか、ご紹介したいと思います。間取り作りに奮闘した結果……間取りはこんな感じになりました。間取り図だけでは、何がどうなっているのか、いまいち分かりにくいですよね。リビングから見るとこうなっています。黒い柵の部分がワンコスペースです。収納下の部分だけくりぬいて、リビングの広さは変えずに空間を活用しています!広さは1畳分。3匹のワンコ部屋ですが、広さは十分です。大きめのトイレ、大きめのベッドを置いてもゆったりとしたスペースが確保できました。また、三方が壁で囲まれているので、ワンコにとってもリラックスできる空間になっている様子!入り口の柵はDIYで後付けしたもので、お留守番&就寝時はゲージを閉めています。かがめば人も十分に入れる高さにしたので、中に入ってお掃除出来るのもポイント。3匹もいると、どうしても汚れるのでお掃除のしやすさは重要です!■ 「部屋」として区切ってしまうと、ペットは不安にやっぱりペットと暮らすなら、お互いに快適に暮らしたいですよね。あまりにも「部屋」として区切ってしまうと、ペットは不安になってしまいます。なので、我が家はLDKのどこからでも様子を伺える場所に、柵だけで区切ってワンコスペースを作りました。いつでも見える場所だとお世話もラクですし、人にとってもワンコにとっても快適な空間が実現していると思います!我が家のワンコスペースづくりが何かのお役に立てれば幸いです。(ayumi)
2018年04月05日「名もなき家事」とは、料理をつくる、お皿を洗う、洗濯を干すなどの目に見えるわかりやすい家事に比べると、「玄関の靴をしまう」、「洗濯の分類をする」、「トイレットペーパーの補充」など、はっきり名称のない家事のこと。しかし、その“ちょっとしたこと”をしなければ家を保つことはできません。また、旦那さんたちからしてみれば、おそらく“ちょっとした”ことなのではないだろうかと思います。今回は、そんな地味で大変なのに家族にはなかなか理解にくい「名もなき家事」についてのお話です。■ 働く主婦が激白!地味に辛い「名もなき家事」で一番何が大変?HHImages / PIXTA(ピクスタ)「家族4人分の靴を下駄箱にしまうこと。ゴミ出し、外出で違う靴を履いてしまわないから、すぐいっぱいになってしまう」(30歳/フルタイム)「洗濯物を分類分けするのが大変。働いているので、洗濯物は週末にひとまとめで行うため、オシャレ着と普通のものにわけるのも一苦労」(32歳/フルタイム)「トイレットペーパーの補充が何気にストレスですね。それなのに、旦那には『それって家事なの?』なんて言われる始末」(35歳/パート)freeangle / PIXTA(ピクスタ)「ご飯のおかわりをもっていかないといけないのが辛いです。私だって食べているのに、いちいち中断しなきゃいけないのがね……」(33歳/パート)リサーチしてみたところ、やはり主婦業をこなす女性たちは、日々細々とした家事に追われていることがわかります。プラナ / PIXTA(ピクスタ)この内容を、主人と知り合いの既婚男性に見せてみたところ「家事にはこんなにいろいろな種類があるの?」と驚きを隠せない様子でした。普段から、当たり前のように快適な暮らしができているのは家族の誰かが「名もなき家事」をやっているおかげなのに、特に何も意識を向けず生活をしていると、男性というのはそこに気づかないことも多いようなのです。■ 「名もなき家事」はまだまだたくさんある!saki / PIXTA(ピクスタ)誰もがすぐに思い浮かべる家事といえば、やはり料理、洗濯、掃除でしょう。「主婦は楽でいいよな」なんていう発言は、きっと家事の種類をすべて把握していないからでしょう。いくら「家事のせいで、自分の仕事が間に合わない」と嘆いても、家事の種類を把握していないパートナーには響くものがありません。プラナ / PIXTA(ピクスタ)というわけで、地味に辛い「名もなき家事」をもう少し詳しく紹介していくことにしましょう。お茶を作りおきしておくトイレットペーパーを補充する調味料を小分けにする(うつす)雨の日に玄関に濡れた靴を置く用に新聞を敷く、また傘を干したり取り込んだりする毎月1日にカレンダーをめくる、もしくは切り取る郵便物を取り出して分別する回覧板に印鑑を押して素早く隣家に回す歯磨き粉やボディソープといった日用品の在庫管理をして把握しておく部屋の換気をする朝と晩にカーテンの開閉をする余ったおかずをタッパーにうつし、冷蔵庫にしまう毎朝、掛け布団を整える簡単にまとめただけでも、これだけの量がありました。Fast&Slow / PIXTA(ピクスタ)いかがでしたか?主婦業はやるべきことが多く、その作業は多岐に渡ります。しかし男性はそれに気づいていないことも少なくありません。夫婦での家事分担の協力を仰ぐためには、まずこれらの内容を伝えることから始めることが必要なのではないかと思います。
2018年04月01日これから初めてのひとり暮らしを始める方や、お部屋のイメージをちょっと変えてみたい!と思っている方へ。たくさんのヒントがもらえそうな、ひとり暮らしの先輩の部屋を紹介します。中央線沿線の1Kアパートでひとり暮らしを楽しんでいる、saki さんのお部屋。ホワイトとグレーで統一された、ガーリーでかっこいいお部屋、じつは、いろんなDIYのアイディアが隠されていました。 ライフスタイル系雑誌の出版社にお勤めの saki さん。いま住んでいるお部屋は、かなり古く、外観はなかなか渋めのアパート。でも、中を拝見して驚きました。すごくカワイイ! 女の子だったら絶対、「こういう部屋に住みたい!」と憧れちゃうんじゃないでしょうか。 ファッションが好きで、荷物は多めというsakiさん。30平米くらいの広めのアパートを探していました。「畳とか、砂壁の部屋はさすがにNGだけど、よくある、20平米の細長い間取りの部屋は嫌で、それよりは古くても広いところのほうがいいなと思って。今のお部屋は、2方向に窓があるところがお気に入りです」 部屋のあちこちには、好きで集めているといういろんな照明が。小さな灯りがあると、部屋の中にちょっとしたギャラリーのようなスペースが生まれます。 布で隠す! 白く塗る!「基本的に、白とグレーのものしか買わないように戒めています」ということで、全体的にやわらかい雰囲気で統一された saki さんのお部屋ですが、よく見ると、もともとは茶色だった家具もあります。 収納スペースを隠すパーティション、コタツテーブルも、もともとは茶色かったものを白く塗って。あえて、ちょっとエイジングっぽい感じを残しています。 「白く塗ると、新しくも見えるんです」と言われて納得! あんまり気に入っていない家具は色を塗り替えちゃうって、ありですね。 鉢カバーにしているバスケットも、ネットで安く購入し、自分で下半分をペイント。すごくおしゃれに見えるアイディアです。 嫌だったら、自分で変えちゃえばいい! もともと古くて渋めのアパートを、いろんなアイディアでどんどん自分好みに変えていったsakiさん。一番驚いたのは、キッチンでした。壁に貼っているのは、100円ショップで見つけた、発泡スチロール製の壁紙。ちょっとデコボコしていて白いレンガ風に見えます。後ろがシールになっていて、貼るだけで簡単にカスタマイズできるそう。キッチンの壁や戸棚にもはがせる壁紙を貼って。吊り下げられる収納も取り付けました。 「もともと新しい部屋だったり、カワイイ部屋って、家賃が高いんですよね。古い部屋でも、嫌なところは自分で変えちゃえばいいんです」と、楽しそうに教えてくれた、saki さん。ワンルームでも、アイディア次第でここまで変えられる! 自分でもやってみたいな、とひとり暮らしが楽しくなってきそうな、素敵なお部屋でした。 saki さんのお部屋はこちらひとり暮らしのインテリア実例をもっと見る
2018年03月24日俳優の妻夫木聡が3月22日(木)、都内で行われた出演作『妻よ薔薇のように 家族はつらいよIII』の完成披露試写会に出席し、「家事ですか?掃除は任せちゃうことが多いですけど、皿洗ったり、ごはんを作ったりしますよ」と結婚生活における家事の分担を語った。■待望のシリーズ第3弾では、不満爆発の史枝が家出!舞台挨拶には妻夫木さんをはじめ、橋爪功、吉行和子、西村まさ彦、夏川結衣、林家正蔵、蒼井優、そしてメガホンをとる山田洋次監督という、おなじみの『家族はつらいよ』チームが集結。本作では、夫・幸之助(西村さん)の心ない態度に、妻の史枝(夏川さん)が不満を爆発させ、家を飛び出してしまう。途端にパニックに陥る平田家の運命は?「このメンバーと仕事するのは『東京家族』も含めると4回目。こんなに長く何度も仕事をするとは思っていなかったが、すてきなアンサンブルができあがっているのは監督としてうれしいこと。以前から、西村・夏川夫婦に大きな問題があると思っていたので、そのためにも第3作を作れるんじゃないかと。夏川くんは大変だったが、結果として、主婦が抱える悩みや矛盾を描けた」(山田監督)。当の夏川さんも「台本を読んで『えっ?家出?』って(笑)。これは大変なことになったと思った」と驚きの展開をふり返り、「史枝は完ぺきなスーパー主婦だと改めて感じた。(労働量を)お金に換算したら、すごい給料がもらえそう」と主婦の苦労を語った。■平田家の一大事に、妻夫木聡&蒼井優の新米夫婦は?「これだけの時間を“家族”の皆さんとご一緒しているので、役が染みついていて、頭で深く考えず、感情をぶつけることができた」と語るのは、次男・庄太を演じる妻夫木さん。「デコボコな家族ですけど、改めて絆を感じ、うっかりホロっとさせられる」と作品をアピールした。また、庄太の妻・憲子役の蒼井さんは「こういう映画が日本にあってよかった!すばらしい先輩に囲まれて仕事できるのは、本当に幸せだなと」としみじみ。また、「平田家に馴染んできた」とも語り、「いきなり家で焼きそばを食べだしたり(笑)。こういうのも、シリーズものだからこそ」と語っていた。『妻よ薔薇のように 家族はつらいよIII』は5月25日(金)から全国公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:妻よ薔薇のように 家族はつらいよIII 2018年5月25日より全国にて公開© 2018「妻よ薔薇のように家族はつらいよIII」製作委員会
2018年03月22日ウーマンエキサイトで人気連載中のちゅいママさんの記事 「『名前のない家事』からの解放! 夫も子どもも気軽にできる片付け術」 で実施したアンケートで、多くのママが家事の分担について夫にモヤモヤしていることが浮き彫りになりました。■家事を家族で分担できている?ウーマンエキサイトで実施したアンケート「家事を家族で上手に分担できていますか?」から、64%の家族で家事の分担ができていないという意見が集まりました。Q.家事を家族で上手に分担できていますか?できている 7%ややできている 29%全然できていない 64%専業ママの家庭、共働きの家庭ではこの割合はもしかしたら変わってくるかもしれません。でも多くのママが家事の分担ができないことにイライラしていることがわかってきました。どうして家事の分担ができないのか。どうすればママたちの不満は解消できるのか考えていきます。■ママしか気づいていない「名前のない家事」最近メディアでも取り上げられる「名前のない家事」。夕食作り、お風呂洗い、洗濯といった名前のある家事ではなく、日常に確実に存在し、少しずつ時間がかかるけど、その作業をだれも「家事」だと認識していないようなもの。これらを「名前のない家事」といいます。ちゅいママさんは、「妻の私は毎日の家事が『やってもやっても終わらない』イメージなのに対して、夫はそうじゃない。」といいます。その正体こそが名前のない家事。しかもこの家事のやっかいなことは、「やっている本人(ママ)しか気づいていない」という未確認生物なみの存在にあります。名もなき家事、わかります!醤油(しょうゆ)は、勝手に増えないし。ゴミ捨ても、捨てるまでの道のりがあるのです! ゴミを捨てる日の把握もありますし。お互い働いていたり、専業主婦だとしても育児があるならば、家事は絶対に分担しないと、いつか大爆発してしまうと思います。基本的に、「快適な生活」というモノを営むためには「名前のない家事」って本当に必須ですよね。でも、それに気づいて、みずからやってくれるような子どもや夫って、ほんとにわずか。「ゴミ捨ては、集積所に持っていくだけじゃないのよ~。家中のゴミを集めて、汚れたゴミ箱拭いて、新しい袋かぶせて、集めたゴミ袋の口を結んで、やっと集積所に持っていけるのよ~。」って先日娘に説教したばっかり。「名前のない家事」っていうか、「気づかれない家事」…多いですよね、本当に。気が向いたときだけ食器を洗ったり、浴槽だけを洗ったりして、旦那は家事を半分以上やってるつもりになっています。日々の片付け、カビ取り、加湿器の洗浄、枕カバーや寝具の洗濯なんて 知りもしないんだと思います。シャンプーの入れ替え、トイレットペーパーの交換、ゴミ袋のセット、回覧板をまわす…。普段あまり認識していない地味な作業ですが、意外にこれらの作業がじわじわとボディーブローのように家事の量を増やし、ママたちのストレスとなっていくのかもしれません。■夫は気がつかないという生き物だった!?妻が「家事が大変!」と訴えても、「毎日、家事に追いまくられて自分の時間がないの」と嘆いても、気がついてくれないのが夫という生き物なのでしょうか。おそらく会社では上司の空気を読み、クライアントの要求をヒアリングしているはずなのに、家ではなぜかその能力は発揮されないようです。「気がついた人がやる」と旦那は言いましたが、旦那は気がつかない生き物です。空き缶がたまろうが、トイレが汚れようが、ポストに郵便物がたまろうが、まったく気がつかない。結局私がやりますが、やったことに気がつくはずもなく…。たまに申告しますが、「で? 褒められないと家事もできんの?」と地獄に突き落とされます。こちらがやったことにはまず気づきもしないが、自分がやったことには気づいて一言欲しいと言う。「やって欲しいなら、『やって欲しい』と言えば?」と、基準が常に二番手なのがムカつく。あなたも、子どもも、この家にいてこの家を汚し、散らかす一員でしょう? ちょっとくらい手伝うのは間違いじゃないでしょうよ! なんで、母であり妻であり、専業主婦だからとすべてのあと片付けを私1人がやならければならないのか!!でも夫が「気がつかない」のは、夫だけの責任ではないと答える人も。そもそも、育てられた環境がダメ!男の子跡取りだからと、何もしなくてもご飯が出てきて、洗濯物は、あたり前のように畳まれタンスに片付けられている。一方、女の子は、兄弟の分まで母のお手伝いを小さい頃からするのがあたり前で育った年代は、いくら言っても無理! 共働きだろうが「なんで俺がしないとダメなの?」と。そうやって育てた親の責任だ! と旦那を見て思います(笑)。■専業主婦は家事分担は言ってはいけないのか?「家事を分担しよう」とは、ただでさえ言い出しづらいセリフ。とくに専業ママは、「一日中家にいるんだから時間あるでしょ?」という伝家の宝刀を夫に抜かれたら、返す言葉を失いがちです。「専業主婦は、片付け含めすべてするのがあたり前」これが夫含め周りの身内の考えです。この記事にある「名前のない家事」をやってくれなんて、そんなハードル高いことだれも期待してない! でもせめて、『使ったタオルは洗濯カゴにいれるとか、そったヒゲが散らばってたら流すとか、それくらいしろよ!』と夫に言いたくなります。夫はもう死ぬまで家事ができないと思うが、息子には家事分担の意義を伝え続けたい。私自身、専業主婦。主人は朝早くから夜遅くまで働き、休みは日曜日だけ。主人には感謝していますが、主人が忙しい分、家事は100%私の仕事になっています。先日、子どもたちに「ママ忙しいからこれやってくれたら助かるんだけど~」と言うと、「ママはずっと家にいるんだから忙しくないでしょ。本当に忙しいのはパパだよ! 私も幼稚園行って疲れてるんだから!」と言われ…。私ってなんなんだろう…何も報われず感謝もされず…虚しくなりました。夫ならずも子どもにまで「家事はママがやるのが当たり前」と言われてしまったら、そのショックはかなり大きかっただろうと思います。ママは「家族のため」と思ってがんばったとしても、その分の見返りはないし、家族のだれからも評価されないことが、よりママたちを暗たんたる気持ちにさせるのかもしれません。またなかには「専業主婦だから何も言えない」と、ママみずからが家事分担を放棄していることもあるようです。■こんな工夫で夫に家事してもらっているママたちママたちが「名前のない家事」にモヤモヤしているなか、ちゅいママさんは「ついでに何かを手に持つ」作戦を実行しました。これは家の中を移動するとき、必ず何かを持つ(たとえば転がっているおもちゃを持って片づける、玄関に落ちているゴミを拾う)ことで、所定の位置にモノを戻させるというものです。アンケートでも、家事分担が「できている」「ややできている」と答えた人は、36%。世の中には、家事をしていない夫ばかりではないのです。ちゅいママさんのように、作戦を実行しているママからの意見もありました。わが家は、夜洗濯物を干すのを夫とやるようにしました。リビングにいると夫はスマホいじりを止めないので、私が必死に何か話していても上の空なのです。洗濯物を干しながらスマホはいじれないので、大事な話は洗濯物を干しながらするようにしています。5.3.1歳のお母さんです。私は旦那に食器洗いだけはすべてやってもらっています、平日も。これだけ絶対してもらうだけで、負担が少し軽くなりますし、旦那がどんなに飲み会が多かろうが少しは目をつぶることができます。なかには「死ぬほど洗濯物が嫌い」というママは、夫に洗濯物だけやってもらえればOKという人もいました。このように「キッチリ分担」ではなく、「お互いが得意とする家事を行う」という方が、真似しやすいかもしれません。いっそのこと「名前のない家事」で、だれも気がつかないんだったら、やることを止めてみちゃうというのもひとつの手かも。ただ、結局耐え切れなくなってやってしまうママが多そうなのですが…。■正しい夫婦のカタチはなんですか?ただ「家事を夫婦で分担する」というのは、正しい夫婦のカタチなのでしょうか? 「家事の分担を明確化すると、相手がやらないことに余計イライラするのでは?」という意見もありました。分担というのは、お願いしなくても進んでやることだと思うのですが、夫はお願いしないとやってくれません。お願いすれば、文句言わずやってくれるだけマシなのかもしれませんが、これはお手伝いであって分担ではないし、いちいちお願いするのも気が引けてきて、結局自分でやってしまいます。分担したいけれど、旦那が休みなく働いていると思うと頼みにくい。それに、「あーその干しかたじゃだめ」と、気になって仕方ないので、結果自分でやる方が気が楽だったり。夫が仕事で忙しく家にいる時間が少ない場合、「家事の分担」というのは現実的に難しいという家庭も多いことでしょう。ママのモヤモヤの正体は、家事の分担なのでしょうか。家事は「やってもストレス」「やらなくてもストレス」というところがあります。そこには「家事」を毎日こなしているにも関わらず、感謝されないことにあるのではないでしょうか? ましてや「名前のない家事」はやっていることすら気づいてもらえていない状態…。だとしたら解決方法は、「家事の分担をキッチリすること」ではなく、「その家庭ごとのスタイルづくり」なのかも。どんなに「夫が家事に非協力的だ!」と訴えても、現実に時間がなく、家にいることが少ない夫の場合には、ソレは難しいのですから。この家庭ごとのスタイルづくりをするうえで最重要となってくるのは、夫婦の話し合い。なぜなら「夫が『家事は女の仕事だ』って言う」「妻が『小遣いは1万』と命令する」…。不満で爆発寸前だとしても、相手はその不満にすら気がついてないのかもしれません。だとしたら、まず自分が何を不満に思っていて、どういう形で解決できるのかを言葉にして、相手に伝えることが必要。ただ、そもそもコミュニケーション不足の夫婦がいきなり「話しあいましょう」というのは、難しいと思います。まずは信頼関係を取り戻すために、相手の状況を気にかけること「最近、どう?」と、感謝することをこころがけてみるというのは、いかがでしょうか? 「仕事がんばってくれてありがとう」「夕食作ってくれてありがとう」。お互いいたわりあうことができれば、まずはモヤモヤが少しだけ解消して、次の一歩が踏み出せるのではないかと思います。Q.家事を家族で上手に分担できていますか?アンケート回答数:642Q.家事分担についてご意見をお聞かせくださいアンケート回答数:78(アンケート集計期間:2018/2/22~2018/2/26)
2018年03月01日春からの暮らしに、ちょっぴり彩りを加えてみませんか?今日はいつもの暮らしに軽やかな彩りを加える、キッチンアイテムのお話です。便利グッズや100円ショップアイテムもいいけれど、こんな北欧生まれのキッチンアイテムがあるだけで気分があがりそう!毎日の家事がぐっと楽しくなる、キッチンアイテムの登場です。■RIG-TIG(リグティグ)のある暮らしRIG-TIG(リグティグ)は、デンマークのstelton社が手がける、キッチンウェアブランド。steltonの機能性やデザイン性はそのままに、日々の生活を楽しくするアイテムが揃っています。そんなリグティグのアイテムがいつものキッチンにあるだけで、なんだかキッチンに楽しげな風景が生まれます。<立体的な表情が楽しいポットホルダー>積み重なった四角い箱か、連なる矢印か。冷たく感じる幾何学模様がどこか温かく感じるのは、きっとその北欧カラーのせい。柔らかでいて耐熱性もあるシリコン製ポットホルダー(鍋つかみ)は、鍋つかみとしてはもちろんのこと、鍋敷きとしても使用可能なアイテム。でこぼこと影を生み出すその表面の表情が、いつもの食卓にアクセントを加えます。▼ご紹介した商品⇒ RIG-TIGポットホルダー鍋つかみ <ブレッド/バターケースは見せる収納という一面も>毎朝のように食べるパンやバターの指定席には、リグティグの人気者でもあるこちらを。ブレッドケースやバターケースは、シンプルな佇まいでありながら、竹素材のフタと北欧らしいニュアンスカラーのボディとの組み合わせが温かな雰囲気。買い置きパンの保存にはもちろんのこと、ストックのフードアイテムなど、出しっぱなしだと生活感が出てしまうものを入れる「とりあえずの収納箱」としても大活躍します。▼ご紹介した商品⇒ RIG-TIGブレッドケース ▼ご紹介した商品⇒ RIG-TIGバターケース <優しい雰囲気のペーパーホルダーで>北欧風のキッチンに似合うのは、天然木の表情が優しいこんなペーパーホルダー。生活感が出やすいキッチンにも、優しい雰囲気が漂います。▼ご紹介した商品⇒ RIG-TIGキッチンペーパーホルダー <調理ツールは機能性も◎>異なる3カラーの薄いチョッピングボード(まな板)が1つのスタンドにまとめられた、まな板セット。お肉用、野菜用・・・と色ごとに使い分けられるのが魅力です。にんにくなどの臭いが強いものや、お肉やお魚といった生ものを切る時は、まな板の上にさらにまな板を重ねてその上でカットすればOK。にんにくのみじん切りといった細々したものはそのままフライパンまでこぼさずに運べて、下のまな板の上では他の食材への臭い移りを気にすることなくその後の調理がスムーズに行えます。▼ご紹介した商品⇒ RIG-TIGチョッピングボードまな板 ドレッシングを作ったりお菓子を焼いたりと、あれこれ材料を混ぜ合わせたいクッキングシーンで活躍するのがこちらのミキシングボウル。外側のみマットな質感に仕上げられ、艶やかな質感の内側は計測目盛り付き。シンプルでモダンな佇まいはそのままに、機能性まできっちり考慮されたキッチンウェアです。▼ご紹介した商品⇒ RIG-TIGミキシングボウルS ▼ご紹介した商品⇒ RIG-TIGミキシングボウルM ▼ご紹介した商品⇒ RIG-TIGミキシングボウルL 春のキッチンを彩る、デンマーク生まれのキッチンウェアブランド「RIG-TIG(リグティグ)」。毎日の家事がきっと楽しくなる、そんなアイテムたちが揃いました。 食のはなし
2018年02月27日家づくりのプロである建築家さんが、テーマに沿って、過去に手掛けた住まいの事例とノウハウを解説するシリーズです。今回のテーマは、「働くママのこだわりキッチン」です。今回は、株式会社井川建築設計事務所(茨城県稲敷市)の井川一幸さんに、事例をご紹介いただきます。\t株式会社井川建築設計事務所 \t建築家・井川一幸\t◆作品名:見晴台の家◆依頼者について:5人家族旦那様(30代後半)/奥様(30代後半)/お子様(9歳、7歳、4歳)※すべて建物完成時の情報◆所在地:茨城県高台からの眺望にこだわった省エネ住宅依頼者の方からは、どのような要望がありましたか?依頼主自ら数年がかりで探した高台の土地に、眺望を楽しむため、2階にリビングを配置することが1番の要望でした。また、家族スペースと個々のスペースが程よい距離感を保てるようなプランニングが求められました。そして、高断熱や高性能など品質に対するご希望もありました。この作品のポイントはどのような点ですか?眺望を活かすため、階段を上がると、景色が抜ける右側にリビングとプレイデッキを配置し、左側にはダイニング、キッチン、その他の水まわりを配置しました。2階に床段差を付けることで、それぞれ違った景色が楽しめる家族スペースになるように設計しました。リビングとプレイデッキは床がフラットにつながり、内外の一体感を感じられるようにしました。また、景観を楽しむために北向きの配置としたため、南側からの採光を確保するなど環境面にも配慮しました。また、遮熱性や耐候性に優れた屋根材や外壁材を採用し、高断熱化・高気密化することにより、建物としての省エネ効果を高める工夫をしました。さらに、長期的なランニングコストを抑える効果もあるため、省エネでエコな住宅になっています。働くママに嬉しいキッチンは「家事動線」がポイントキッチンに対しては、具体的にどのような要望がありましたか?「買ってきた食材・ストック品などは、キッチンではなくパントリーに直接置け、十分な収納量と取り出しも容易にできる配置に」「冷蔵庫などは見えなくしたいが、遠すぎないように」「清掃のしやすさを考慮したキッチンに」という要望がありました。また、設備的には炊飯機能があるガスコンロ、大容量の食洗機、手元が隠せるカウンター収納などを希望されていました。要望やこだわりをどのように実現されたのですか?全体的なプランニングから、家事動線を考慮しました。共働きのご夫婦にとって、朝の準備時間はとても忙しいので、キッチンまわりで家事を完結できるようにしました。そして、パントリーはキッチンの動線上に配置し、冷蔵庫もパントリー内に置けるようにしました。また、バックヤードデッキを設けることで、生ごみなどのストックを外部に置けるような工夫もしました。ガスコンロは多機能機種を選択し、ガスの使い道としては、LDKに設置した温水式床暖房、さらに各所の給湯などを考慮し、エコワン(電気ガス併用のハイブリッド給湯機)を採用するなど、省エネにも考慮しました。このキッチンで取り入れた、働くママならではの観点・ポイントを教えてください。上記にもある通り、家事動線がポイントです。料理をしていてもリビング、ダイニングを見渡せる配置、水まわりやパントリーを動線上に配置することにより、家事の時短が可能となります。働くママは「家事もしたいし、子供の勉強も見てあげたい」。両方の希望を叶えるプランが働くママのキッチンでは大切です。特に、きょうだいの性別や年齢差に合わせ、子供のよりどころとなるスペースが家事をしながらでもママの目の届くところに、自然に配置することが重要となってくるのだと思います。働くママにおすすめするキッチンとは?これから家づくりを考えている働くママに、キッチンづくりのポイントを教えてください。働くママにとって、家事の時短や負担軽減を可能とするためには、キッチンの形状を含め、家全体の配置、プランニングが大変重要です。理想の形状、収納などは家族それぞれ違いますので、自分に合った形状でないと、使い勝手が悪く時短ができない“効率が悪いキッチン”になってしまいます。想定できる理想のキッチンを事前に把握してから設計することで、全体のバランスが取れたプランニングが可能になるでしょう。建築家情報事務所名:株式会社井川建築設計事務所建築家名:井川一幸HP:事務所所在地:茨城県稲敷市対応エリア:東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、栃木県、茨城県、群馬県
2018年02月15日就職後も実家暮らしを続けている男子は多いもの。実際に、いずれは結婚を考えている彼が実家暮らしという女性もいらっしゃるでしょう。しかし、実家暮らしの男子と結婚するのは、何となく不安に感じるかもしれません。今回はそんな方のために、実家暮らし男子との結婚についてタイプ別に解説しましょう。■■倹約家or浪費家実家暮らしでは、ひとり暮らしに比べて家賃や光熱費などの負担が少なくなります。そのため、ある程度家にお金を入れていたとしても、自由に使えるお金は多いはずです。もし彼が「倹約家」なら、貯金額も相当なものになっているでしょう。結婚資金や結婚後のお金について少し安心できます。一方で、実家暮らしをしている理由が「趣味にお金をたくさん使いたいから」という男性も少なくありません。浪費家タイプだった場合、何かとお金に困ることが多い結婚後に、苦労する可能性があります。■■彼女優先or家族優先実家暮らしの彼は、両親との時間を大切にしたり、家族の手伝いに時間を割いたりすることも多いでしょう。ただ、家族と彼女のどちらを優先するかが問題です。彼が「彼女優先」であれば安心できます。しかし、彼女との予定を変更してまで家族との予定を優先するなど「家族優先」の傾向があるなら注意してください。結婚後も実家に振り回される可能性があります。家族思いなのは良いことなのですが、彼女としては寂しく感じるので不満がたまってしまうでしょう。■■家事はやらないor家事を手伝う彼は実家で家事に協力的でしょうか、それとも任せっきりでしょうか。実家では基本的に両親が家事をやっているため、「自分で一切家事をやらない」という男性も多いのです。家事ができない男性は、その状態で結婚すると考えた方が良いでしょう。できない場合は、諦めて受け入れるか、できるようにさせるしかありません。ただ、ベースがないためできるようにさせるのも一苦労です。まれに家事を積極的に手伝う男性もいるので、その場合は結婚後の家事も安心できます。■■受動的or能動的ひとり暮らしだと何もかも自分でしなければなりませんが、実家暮らしは「やらなくてはいけないこと」が少なくて済みます。そのため実家暮らし男子は、どちらかといえば受動的なタイプが多いでしょう。受動的なタイプは、「指示した通りに動いてもらいやすい」というメリットもあります。つまり、家事など「できないこと」が多くても、必要なことを覚えてもらいやすいのです。能動的なタイプは頼れる反面、こだわりが強いため「言うことを聞いてくれない」可能性が高いといえます。■おわりに世間的には「実家暮らしの男子はダメだ」という風潮があるのも事実です。しかし、実家暮らしというだけで結婚に向いていないとは言い切れません。貯金のために実家暮らしをしていたり、積極的に家事を手伝ったりしている男性ならむしろ結婚に向いているでしょう。あなたの実家暮らしの彼は、どちらのタイプに当てはまるでしょうか。分からないという方は、それとなく彼の実家での様子を聞いてみましょう。そして、結婚後はどうなりそうか見極めてください。(水林ゆづる/ライター)(ハウコレ編集部)
2018年02月10日1児の母でもあるイラストレーターのごんどうまゆさんがお届けする、「毎日のおうち時間」。家事のこと、子育てのこと、そして暮らしの中で工夫していること……ごんどうさんがつづる日常は、思わずあるある!とうなずいてしまうシーンばかりです。連載第三回目は、家事を楽しむための工夫を教えてくれました。気になったアイデアは、今日から実践してみては?家事の気分は自分で上げる!毎日の家事。ときには気分が乗らないことだってあります!それならば、家事が楽しくなるような工夫をしてみませんか。まずは、お気に入りのエプロンとヘアバンドを身に着けてスイッチを入れて。ボトムスは動きやすいスエットパンツが基本!形のきれいなものを選べば、ちょっとそこまでのお出かけだってできちゃいます。料理をするときはスマホでラジオを聴く料理をするときは、スマホをキッチンの棚に置いてラジオを聴きながら。なんとなく落ち着く天気予報や交通状況などのニュース、聞き逃し放送で、故郷・山形の番組を聴くのが好きです。時間のかかる数日分の作り置きをするときにも、ラジオがあると頑張れます。家族と一緒のときには、なかなかゆっくりラジオが聴けないので、料理中のお楽しみにしてしまうわけです。アロマの力を借りてお掃除アロマオイルというと、リラクゼーションをイメージされる方も多いと思いますが、実は掃除にも使えるのです。方法は簡単。バケツの水に数的アロマオイルを垂らして、その水で雑巾を絞るだけ。この雑巾で床を拭くと、ほんのりアロマが香って癒やされるんですよねぇ。私は雑巾がけが好きじゃないので、少しでも楽しむためにアロマの力を借りています。ちなみに、ドラッグストアで手軽に買えるハッカ油を使用しています。インテリアに元気が出るものをチョイス家にいる時間が長いからこそ、よく目にするスペースを好きなもので飾っています。子どもの写真や、子どもが描いた絵は、スペースを決めたり額装してギャラリーのように。また、お花はドライにして長く楽しんでいます。自分の好きなものがふと目に入ると、癒やされるし元気がでますよ。自分で自分の気分を盛り上げる家事をしたくないときにこそ、サクッとこなして後はゆっくり過ごしたい。そのために、これからも自分を楽しませる方法を見つけていくつもりです。みなさんが実践している方法があれば、ぜひ教えてくださいね。▼毎日のお家時間シリーズはこちら▼【連載】楽しみは、ひとりで食べるお昼ご飯【毎日のおうち時間 #1】【連載】暮らしを管理するメモ道具【毎日のおうち時間#2】●文/イラストごんどうまゆイラストレーター。山形出身、東京在住。アニメーション制作会社勤務後フリーランスに。夫と2012年生まれの息子と3人暮らし。好きなことは料理と散歩。ごんどうまゆさんのInstagram
2018年01月30日家事の全てを丁寧にやってこそ女子…なんて、冗談じゃありません!!減らせるものはとことん減らし、どんどんラクをすべし。そのための技術とアイデアを紹介。完璧を目指すのはやめる!手抜きは悪くありません。何かと便利になった昨今の世の中。そのおかげで家事の時間もグッと短縮されたかと思いきや…。「実はここ20年で、1日10分くらいしか短縮されていない。逆に、おしゃれ着の洗濯が自宅でできるようになったり、清潔志向が高まっていることで、家事は増えているのが実情です。手抜きをすると“だらしない”などと言われた時代もありましたが、このご時世、特に働いている女性が、あれもこれも完璧にやろうとするのは、もはや無理。手抜きは悪ではなく、むしろ合理化なんです」と語るのは、知的家事プロデューサーの本間朝子さん。「日々の家事の難易度を下げましょう。例えば、平日はフローリングワイパーで気になるところだけ拭き、掃除機は週末のみにするとか。あるいはどうにも苦手なことは、業者に頼むのも手です。また、“汚さない暮らし方”を意識するのも一つの手。そうすることで、イヤな家事を少しずつ減らすことができますよ」家事を減らすために心がけることをご紹介。帰宅後まず座って一息するのをやめ、“散らかさない動線”を体で覚える。「私の場合、まずキッチンに食材などを置き、コートやバッグ置き場に行き片付け、同時にその付近に置いたゴミ箱にDMなどを捨てる。着替え後脱いだ服を洗濯機近くに置き、手を洗いアクセを外し収納し、キッチンに戻り食材を片付けます」フローリングワイパーの幅の分だけ、家具と壁の間を空けておく。「掃除に関しては、“掃除しやすい環境”にしておくことが大事。例えば家具を置く場合、フローリングワイパーが入る幅の分、壁から離して設置すると、掃除がしやすくなります。それだけで、“やりたくない気分”が少しは減るものです」ほんま・あさこ知的家事プロデューサー。著書に『忙しくても家をキレイにしておきたい!「やらないこと」から決める世界一シンプルな家事』(日本実業出版社)など。※『anan』2018年1月31日号より。イラスト・micca(C)kazoka30(by anan編集部)
2018年01月29日女性が楽しむためにつくられたイベント株式会社トレスの主催による女性限定のタイムトライアルイベント「Women’s Track」が大井ふ頭中央海浜公園スポーツの森陸上競技場(東京都品川区)で3月に開催されます。参加資格は、中学生以上の女性が対象となります。豪華ペーサーも参加決定ペーサーには、第7回大阪マラソンで優勝した木下裕美子さん、ゲストランナーには、ランニングタレントとして活躍中の中村優さんや黒澤まさ美さんなどを招いての開催となります。個人のレベルに合わせてトラック競技開催日時は、2018年3月17日(土)10時~17時(予定)、競技種目は、200m、2,000m FUNRUN、5,000mの3種目から構成されており、それぞれの組み分けについては、目標タイム順で事務局が組み分けを行います。参加費は、200m(計測あり)800円、2,000m(計測なし)2,300円、5,000m(計測あり)3,200円となります。(画像はプレスリリースより)【参考】※株式会社トレスプレスリリース(@Pressより)※「Women’s Track」ホームページ
2018年01月25日こんにちはオウチーノ編集部です。共働き世帯が増え始めるとともに、「名もなき家事」や「家事の大変さ」のような家事の分担についてもいろいろと話題になってきました。とはいえ・・・家事を家族以外の第三者に任せられるような家庭はまだまだ少ないと思います。そこで今回はInstagramで10万人以上のフォロワーを誇るnika.homeさん、おさよさん、yukiko_ismartさんのシンプル家事をまとめてみました。インスタで話題のnika.homeさんのシンプル家事Instagramで13万人以上のフォロワーを誇るnika.homeさんが手掛けた本『ラクしてスッキリ シンプル家事』から気になる家事の効率化のコツをご紹介します。家作りのゴールを「おしゃれ」から「ラク」にシフトする@nika.homeがシェアした投稿 - 5月 15, 2017 at 5:54午後 PDT子どもがいる家庭は特に、片付けや掃除が行き届かなかったり、満足に続かなかったりしますよね。nika.homeさんは、家作りを見直すために、無印良品のカタログを参考書にしたそうです。シンプルでクセがなく、誰でも取り入れやすいインテリアには、「必要な物だけ」が揃っています。センスがないなら白で統一してしまう@nika.homeがシェアした投稿 - 1月 20, 2017 at 3:56午後 PSTnika.homeさんは、アパート暮らしをしていたころから、インテリアは白と決めていたそうです。色を決めてしまうことで迷わなくてすむようになりますし、何より白は綺麗に見える色。そしてどこでも手に入りやすいのも、白の収納グッズの良い所です。スッキリで話題!おさよさんの家事ぐせを大検証続いてはこちらもInstagramのフォロワーが27万人以上を誇るのおさよさんの著書『家事ぐせ』から驚くほどスッキリするという家事のコツを紹介します。紹介します。ひっかける場所を作ると卓上が散らからないおさよさんさん(@osayosan34)がシェアした投稿 - 7月 6, 2015 at 2:10午前 PDTいつのまにか散らかってしまうリビングの机は、ダイニングテーブルの横に突っ張り棒をして、よく使うものをひっかけておくだけで、「テーブルの上に何もない状態」をキープすることができます。入浴後に1分間のふき取りをすることで水アカ対策水滴を放置してしまうと、頑固な水アカができてしまうので、毎日1分間でも掃除をすることで、掃除がラクになります。お風呂に入った後、体を拭いたタオルでも良いですし、ふき取り専用のタオルを使用しても良いそうです。yukiko_ismartさんのシンプルな住まいは家事をラクにする!Instagramで11万人以上のフォロワーを誇るyukiko_ismartさんが手掛けた本『ほんとうに必要なものしか持たない暮らし』から気になる家事の効率化のコツをご紹介します。シンプルな住まいのための工夫@yukiko_ismartがシェアした投稿 - 9月 16, 2017 at 8:06午後 PDT片付けしやすく掃除しやすいインテリアにこだわり、シンプルな住まいを作るためのルールを設けていました。・家具はロータイプの圧迫感がないものをセレクトする・LDKの表には何もモノを出さない・汚れやすい水回りはシンプルイズベスト・玄関は運気の入り口なので靴は1足だけにしてスッキリ・「モノに埋もれない」ように子どもの成長に合わせてインテリアを変える即戦力のモノのみを揃える@yukiko_ismartがシェアした投稿 - 2月 17, 2017 at 12:44午前 PSTモノが少ないから、ゆったりとしまうことができ、片付けも掃除もラクになります。「もしかして使うかも?」というモノではなく、即戦力のモノだけを揃えることで、モノを減らすことができます。「ラクする収納」を実現するためのコツ@yukiko_ismartがシェアした投稿 - 8月 22, 2017 at 9:56午後 PDTシンプルにすればするほど、家事はどんどんラクになります。「ラクする収納」のポイントは以下の3つ。・隠す収納を活用してホコリをためない・ひと目で見渡せるように収納する・定期的に見直しをするyukikoさんは月に1度の大掃除の日に、家の中をチェックして不用品を処分しているそうです。本当に使うものだけを残して、持っているものの総量をきちんと把握することが大切です。
2018年01月24日「諸外国と比べ、日本の女性は家事をしすぎです。このままでは、国が滅ぶといっても過言ではありません」 そう警鐘を鳴らすのは、翻訳家として海外事情に精通している佐光紀子さん。昨年11月に『「家事のしすぎ」が日本を滅ぼす』を出版し、話題を集めている。 「日本の女性が家事をしすぎてしまう理由は2つあります。1つ目は、夫が家事をせず、負担が妻に偏っていること。『日本は世界一、夫が家事をしない国』というデータもあります。またOECD(経済協力開発機構)の統計でも、夫の家事分担率は世界平均の半分以下です」(佐光さん・以下同) 日本同様に家事分担率が低かった韓国は、最近、女性の活躍によって意識が変わりつつある。日本だけが取り残されてしまう傾向にあるという。 「2つ目は、日本人が求める家事のレベルが高すぎること。海外と比べて、『完璧にやらないと』という意識が強く、手間をかけすぎる傾向にあります」 日本では“きちんと家事ができる”女性が“きちんとした人格”と、女性の人格を家事と結びつけて考えがちだ。だから女性側も、働いて疲れているのに、家事をこなせなければ「私はダメな人間なんだ」と思ってしまう。そうなると「育児と家事の両立」のハードルが高すぎると感じ、子どもを持つことに躊躇する。こうしたことも少子化につながっているのでは、と佐光さんは見る。 「子どもができたとしても、育児休暇を取ることでキャリアに遅れが出て、夫より収入が低くなる女性も多いです。すると『稼ぎが少ないほうが、家事負担が多くて当然』と夫も妻自身さえも思い込んでしまう。母親は仕事・家事・育児をきちんとこなすことに精いっぱいで、余裕がありません。そんな母親を見て育ったら、子どもたちだって結婚や子育てに否定的になりかねません。負のスパイラルに陥ってしまうのです」 また、近い将来やってくる老後にも影響が。 「家事がきちんとできて一人前という気持ちが強いと、病気やけがで、きちんと家事ができなくなったとき、『人として価値がなくなった』という気持ちにとらわれたりしますよね。こんな悲しいことはありません」 だが、こういう状態は、気持ちの持ち方で変えることができるという。夫との家事分担について、佐光さんはこう語る。 「日本人女性はまじめなので、助けを求めることに躊躇して、つい一人で抱え込んでしまう。大学院で外国人男性の同級生たちに家事分担について聞くと、『妻が料理が苦手なら、自分が作る』という意見も多かったです。夫に『苦手だから一緒にやって』と頼ってみませんか」 そのためには、妻が相手に対しての要求レベルを下げることが大事だという。 「夫がやってくれたことは自分と同じレベルではなくて当たり前。任せた以上、文句を言わないことが大切。こっそりやり直すのはもってのほかで、自分の負担が増えるだけです」 たとえば、夫が皿を洗った後、汚れが落ちていなくても、そのまま使う。夫に汚れていると指摘されたら、「そう?あなたが洗ってくれたんだけどダメだった?」と返せば、夫が洗い方を見直す可能性も。掃除も頼んでみるとよい。 「アメリカなど多くの国で、掃除は夫の分担です。力を使う場面も多いので、男性の仕事という印象があるのかも。手始めに毎日旦那さんが使うところは、お任せしてみるのはどうでしょう」 毎日、ひげをそった後に洗面台を拭いてもらう、お風呂に入った後に排水口を掃除してもらうなど、日常生活の延長線上なら、負担感も少ない。 「ただし一度にあれもこれもと分担するのではなく、少しずつ。気が付いたら分担が増えているイメージで範囲を広げていくのがコツです(笑)」
2018年01月19日1児の母でもあるイラストレーターのごんどうまゆさんがお届けする、「毎日のおうち時間」。家事のこと、子育てのこと、そして暮らしの中で工夫していること……ごんどうさんがつづる日常は、思わずあるある!とうなずいてしまうシーンばかりです。連載第二回目は、愛用のメモ道具について。新年の暮らしの管理は、こんなメモ道具たちと始めてみては?メモでスッキリ!気持ちに余裕が生まれる家事と育児と仕事……主婦なので、いろんなことが同時進行の毎日です。慌ただしく過ごすことが苦手なので、やるべきことを全て書き出して把握するようにしています。それだけで、頭の中がスッキリして「よし!なんとかなるだろう」と、常に前向きな気持ちがキープできるのです。今回は、私の暮らしを管理する愛用メモ道具をご紹介します。【手帳】EDiTの週間ノートこの手帳で全てのスケジュールを管理しています。特徴は、1日が3分割されたウィークリーページ。私は、仕事・子ども・家庭の項目に分けて、一目で全体を把握できるようにしています。広々としたメモ欄には、TODOや欲しい物などのリスト、考え事や落書きなど思いついたことを自由に書いています。書くことが好きな方におすすめの手帳です!【家計簿】づんの家計簿ノート大変お恥ずかしいのですが、私は今まで家計簿を最後までつけられませんでした。いつも面倒になって途中でリタイアです。しかし!そんな私が初めて1年間記録することができたのが「づんの家計簿ノート」。中身はすご~くシンプル。今まで使ってきた家計簿は記録する項目が多く、ズボラな私にはストレスで……。その点、づんの家計簿は自分にとって必要な項目だけを、隙間時間にササっと記録するのにぴったり!なんというか、「書かなければいけない」というプレッシャーが少なかったんです!きちんと家計簿をつけてみて、常にお金の流れを把握しているだけで節約にもつながるんだなぁと感じました(当たり前ですね……)。【買い物メモ】スマホのメモ機能買い物メモはスマホのメモ機能を利用しています。「洗剤の残りが少ない!」「息子がホットケーキを食べたがっていたから粉を買っておこう」と、気づいたときにその都度メモをして買い忘れを防いでいます。買い物に行くのは、買う物を全て書き出してから。メモがあると余計な物は買わなくなるし、サクサクと店内を回ることができるので時短につながります。スマホは常に持ち歩くので、せっかく書いたメモを家に忘れた!ということも防げます(笑)。今年のメモ道具はもう用意しましたか?自分にぴったりのメモ道具は心強い味方。これからメモ道具を新調しようと考えている方はぜひ参考にしてくださいね。●文/イラストごんどうまゆイラストレーター。山形出身、東京在住。アニメーション制作会社勤務後フリーランスに。夫と2012年生まれの息子と3人暮らし。好きなことは料理と散歩。ごんどうまゆうさんのInstagram↓これまでの連載はこちら!↓【連載】楽しみは、ひとりで食べるお昼ご飯【毎日のおうち時間 #1】
2018年01月07日北欧暮らしのお正月北欧暮らしを目指す著者が、インテリアや雑貨、収納等について綴る人気ブログ「めがねとかもめと北欧暮らし。」では、2018年のお正月インテリアの様子が公開されました。北欧アイテムと日本の伝統がコラボ書籍化もされている同ブログの著者が紹介するのは、広々としたコンクリートの玄関土間に飾られたアイテム達。北欧ヴィンテージのキャビネットの上には、「中川政七商店」の鏡餅が。餅部分は天然の木で作られていて温かみが感じられます。また伊賀組み紐で作られた橙が彩りをプラス。そしてその横に添えられているのが、正月らしい千両。一輪挿しとして使われているのは、デンマークブランド「ローゼンダール」のキャニスターです。「オマジオ」のフロアベースに正月の草花を土間スペースでもう一つ目を引くのは、同じくデンマークブランド、ケーラー社「オマジオ」のフロアベースに飾られたお正月の草花。北欧ブランドとして有名な「オマジオ」ですが、千両、松、しだれ柳といった日本的な草花がとてもマッチしています。日本の伝統と北欧アイテムをうまく使った同ブログの正月インテリア、参考にしてみてはいかがでしょうか。(画像はブログ「めがねとかもめと北欧暮らし。」より)【参考】※「めがねとかもめと北欧暮らし。」オフィシャルブログ
2018年01月06日イートインが可能! シリアルができる様子が見える店東京・目黒にある「GMT by Good Morning Tokyo」は、手作りのシリアル専門店。茶色の外壁の建物の1階にお店を構えており、黄色と白のストライプがかわいいひさしが目印になっています。店内に入ると、正面にはガラスのショーケースが置かれており、その中にはずらりとグラノーラやミューズリーが並んでいます。イートインも可能で、店内からは厨房の様子をうかがうことができます。本場アメリカの味を堪能! 日本初のシリアル専門店こちらのお店は、日本で初めてできたシリアル専門店。本場アメリカから仕入れたオーツ麦や雑穀を店内の厨房で一粒一粒丁寧に焼き上げて商品を作っており、店内にはメープルシロップの甘い香りで満ちています。「本場アメリカの味を日本でも手軽に味わえるように」との思いから、2010年にオープンしたお店です。オープン以来、10代の若者からお年を召した方まで、幅広い世代のお客さんが訪れています。おいしくて栄養価が高い「アサイーボウル」がおすすめ「アサイーボウル」はお店自慢のグラノーラやミューズリーと、南米のフルーツであるアサイーを使用して作られる人気メニュー。ヨーグルトの上にアサイーのピュレがかけられ、バナナチップスがトッピングされています。お店で使用しているアサイーは有機栽培されたこだわりのもの。アサイーの栄養価は高く、抗酸化作用のあるポリフェノールの含有量は、なんとブルーベリーの18倍! ビタミンや鉄分もカルシウムなども豊富に含まれており、女性に大変嬉しい栄養が満載です。「ストロベリーフィールド」などのグラノーラも人気「ストロベリーフィールド」は高い人気を誇るグラノーラ。フリーズドライのイチゴと、イチゴパウダーをふんだんに用いて作られた逸品です。ミルクをかけると、カップの中がピンク色に。まるでイチゴ畑のようになることから、この名前が付けられました。「モントレー」も、人気の高いノンオイル系のグラノーラ。素材にこだわった6種類ものプレミアムナッツに、カボチャの種子(シード)をたっぷりと加えて仕上げています。メープルシロップとハチミツの、ほんのりとした甘さがたまりません。お店では、自分好みのシリアルをカスタムメイド可能!こちらのお店で作られるグラノーラは、砂糖や余分な添加物は含まれておらず、カナダ産のメープルシロップをはじめとした厳選された自然な食材で作られています。ミューズリーはオーツ麦を中心に、9種類の雑穀を丹念に焼き上げて作られており、ナッツやドライフルーツでカスタムメイドが可能です。朝食やおやつ替わりに、こちらのお店のシリアルを食べれば、アンチエイジングや美活、腸活につながるのでおすすめです。手土産にしても喜ばれることでしょう。「GMT by Good Morning Tokyo」へはJR・東急・東京メトロ・都営地下鉄各線「目黒駅」からバスで行くのがおすすめ。東急バスに乗車し「目黒消防署」バス停で下車すると、すぐそばにお店があります。東急東横線の「祐天寺駅」や「学芸大学駅」からは徒歩20分ほどの距離です。こだわりの手作りシリアルを味わいにぜひ足を運んでみてください。スポット情報スポット名:GMT by Good Morning Tokyo住所:東京都目黒区中町1-8-12電話番号:03-6452-2305
2017年12月31日掃除や洗濯に料理……名のある家事の隙間で発生する、「名もなき家事」に追われ苦しんでいる人は意外と少なくありません。例えば、「ごみ捨て」という家事の前後には、ごみを分別しまとめたり、新しいごみ袋をセットしたりなどの「名もなき家事」があります。そんな「名もなき家事」は少しでも減らしたいもの。そこで今回は、オウチーノ編集部が「お、ねだん以上!」のキャッチコピーでおなじみの家具・インテリア・生活雑貨ショップ「ニトリ」で見つけた、家事が楽になるキッチングッズを紹介します。手間を発生させない、キッチンの便利グッズ余分な手間は、「省く」のではなく「もとから発生しない」ほうが良いはず!「名もなき家事」になり得る手間の発生を防ぐ、便利グッズを集めました。いつでもサラサラの茶葉や塩を。湿気とおさらばバスマットのイメージが強い珪藻土ですが、茶瓶や塩の乾燥剤としても使えるんです!スティック型や六角形のブロック型などもあり、容器に入れておくだけで、余分な湿気を吸い取ってくれる珪藻土。塩などの調味料や、茶葉やゴマ、チアシードなど細かいものにはスプーン型が断然便利!乾燥剤として、サジとして、二度おいしい“神”グッズです!「固まった塩にイライラ」などのストレスからも解放され、いつでもサラサラのお塩を使うことができそう。砂糖には使用できないので、注意してくださいね。「珪藻土スプーン」277円キッチン収納の強い味方!収納が変われば家事も変わるマグネットで取付け可能なこのホルダーは、冷蔵庫などの側面もOK!ラップ類も4本収納できるので、これひとつでばらつきがちなキッチンのロール系アイテムが一気に片付きます。そして、何といってもキッチンペーパーを片手でカットできるのがポイント!キッチンペーパーのカットにモタつかなければ、調理にかかる時間も大幅カット!?「キッチンペーパーホルダー(ラップ&ペーパータオルホルダー)」742円気づいたら散らばてしまったりスペースを大きくとってしまっていたり。どのサイズか分からなくなってごみ袋の取り換えに手間取ったり……よく使うものだからこそ、分かりやすくきれいに収納し、取り出しやすくしたいもの。ごみ袋も、立てて収納できればスッキリ片付きます!「引き出し用ゴミ袋収納ケース」にごみ袋をまとめて収納することで、ちょっとした隙間にも入り、片手で1枚ずつ取り出せるようにもなります。「可燃ごみ」「不燃ごみ」や容量の書かれた専用のシールもついているので、それを利用すれば何用のごみ袋かも一目瞭然です。短辺にも長辺にも取り出し口があるので、引き出しやスペース合わせて使用することができます。「トトノ 引き出し用ゴミ袋収納ケース」740円水切りカゴは多機能が嬉しい!省スペース派は……?シンク回りで最も存在感を放つもののひとつ、水切りカゴ。食洗器があるキッチンでも、料理中のちょっとした洗い物など、水切りカゴが必要な場面は多いもの。洗い桶・水切り・つけおきの3役をこなすこのバスケット型なら、取手付きで持ち運びもラクラク。水止詮がついているので排水できない場所にでも移動ができ、野菜や食器のつけ洗いなども可能で水桶けとしても活躍します。節水もできるのでとってもエコ!水捨て不要、可動式排水ノズルで好きな方向に排水ができるので、手間が省けるうえ自由なキッチンレイアウトができます。「アクリア水切りバスケット(ブラウン/ブルー/レッド)」1843円水切りカゴを毎回使うわけではない場合、常にキッチン台の上に出ているのはスペース的にも見栄え的にも良くないかもしれません。では、水切りかごの代わりに吸水マットを使用するのはどうでしょうか?傷つきやすい食器の水切りも安心です。洗濯すれば常に衛生的ですし、使わないときには畳んでしまっておいたり干したりなど、キッチン台のスペースも料理にフル活用することができますね。「吸水マットメッシュ」370円頑固な汚れもこれでおさらば!洗剤要らずのキッチンお掃除グッズクレンザー(磨き粉)や鍋のコゲ落としにぴったりの重曹。油汚れの下処理や台所のべたべた汚れにピッタリのセスキ炭酸ソーダ。キッチンを掃除するうえで欠かせない2つのアイテムが、シートに!?セスキ炭酸ソーダや重曹とゴムラテックスを含んだ不織布が、油汚れや水アカ・茶シプをかき落としてくれます。レンジフードや換気扇、コンロ周りの汚れもスッキリ!シンク回りのくもり取りにも使えます。洗剤いらず・水だけでOK!洗剤を使用したくない場所のお掃除にも便利です。これ一枚あれば、いちいち重曹やセスキを用意し、スポンジなどの道具を用意し……などの準備も必要なし。気づいたときにサッと掃除してしまいましょう。気づいたときにキレイにしておけば、大掃除の負担もグッと軽減されます。ストックしたいお掃除道具のひとつです!「セスキシート」138円「スポンジ(ハード)(ジュウソウシート)」141円これなら、お子様にも安心して掃除を頼みやすいのではないでしょうか。ぜひ「名もなき家事」軽減のためにも、“神”グッズをキッチンに取り入れてみてくださいね。※表示価格はすべて税抜価格です。
2017年12月10日「ジャイロキネシスでつくる美しい身体と姿勢」開催概要2018年1月17日(水)から、セブンアカデミーにおいて、定期講座「ジャイロキネシスでつくる美しい身体と姿勢」が開催される。講師は、バレエダンサーでもあるtaraが務める。「ジャイロキネシス」とは、ヨガの動きに太極拳とダンスの要素をプラスしたエクササイズのことで、筋力アップや、デトックス、美しい姿勢づくりなどの効果が期待できる。全5回の開催で、開催日は、1月17日(水)、1月31日(水)、2月7日(水)、2月21日(水)、3月7日(水)。開催時間は、全日19:00から20:15まで。受講料は16,200円。セブンアカデミーのウェブサイトにて申し込みを受け付けている。モデルとしても活躍するtaraモデル、バレエダンサーとして活躍するtaraは、now fashion agency所属。5歳からクラシックバレエを初め、15歳で単身渡米。4年間のバレエ留学などを経て、その後、国立劇場でソリストとしての経験を積む。ナチュラルなライフスタイルが注目を集め、ジャイロキネシスのワークショップやパーソナルトレーニング指導や、ベジタリアンカフェのレシピ提供など、幅広い分野で活躍している。(画像はtara Official Web siteより)【参考】※セブンアカデミー※tara Official Web site
2017年12月07日今回の「やさしいママのひみつ」は、「暮らしかた冒険家」として幅広く活躍する、クリエイティブディレクターの伊藤菜衣子さん。北海道札幌市で暮らしながら、各地を飛び回り、広告、編集、映画制作を手がける、3歳の男の子のママです。伊藤菜衣子さん息子さん:墾(こん)くん(3歳)クリエイティブディレクター。暮らしにまつわる常識を作りなおし、伝えるため、広告、編集、映画制作などを手がける「暮らしかた冒険家」として活動。ゲストディレクターの、音楽家・坂本龍一さんによる指名により、札幌国際芸術祭2014にて札幌に引っ越して暮らすプロジェクト「#heysapporo」を発表。以来、札幌にて築30年の自邸を断熱リノベーションしながら、自給自足の暮らしを模索する。冊子『よむ暮らしかた冒険家』の発刊や、映画『別れかた暮らしかた』を監督。HP: 暮らしかた冒険家 | 21世紀の冒険家 Instagram: saikocamera 家族が笑顔で暮らすため、試行錯誤の上、ちょっと変わったスタイルを模索中だという伊藤さん。その暮らしかたとは? お話をたっぷりと伺いました。■大黒柱として働き、家事と育児はパートナーに早速、伊藤さんの月曜から土曜までの、1日のスケジュールを見てみましょう。8:30 :墾くん保育園。9:00 :伊藤さん起床 朝食10:00 :スタッフが自宅兼事務所にやってくる12:30 :昼食17:30 :パートナーが保育園にお迎え18:30 :墾くんが帰宅19:00 :スタッフもみんなで夕食。墾くんと遊ぶ20:30 :お風呂21:30 :墾くん就寝。仕事25:00 :伊藤さん就寝睡眠時間はたっぷり取るという伊藤さん。朝は起きて、息子の墾くんをお見送りするのが理想だといいますが、できないことも多いのだそう。「紆余曲折あって、わが家は今は、私がメインで働いています。私は夜型人間で、睡眠時間は8時間必要だから、仕事を続けるためにこのサイクルに。自分の睡眠時間を削ると悪循環だし、よく寝た後の仕事の集中力は高いから。その代わり、夕食は一緒に食べるので、仕事は18:30までに切り上げるようにしています」家事を分担するのではなく、家事と育児はパートナーが担当というスタイルをはじめたのは、今年に入ってからだといいます。「これまでは二人で、ウェブ制作などの仕事をしてきましたが、同じ時期に忙しいので家が荒れるし、喧嘩になってしまいがちでした。そこで、あまり二人でしなくてもいい仕事を増やそうということになって。私の方が一人でできる仕事が多いから、メインで働いて、彼が家でできる仕事と家事をするようになりました」「家事をする、または一人でできる仕事をするという2択で、彼は仕事より育児をしたいというのが最優先でした。彼は子どもの頃、お父さんが忙しくて、ほとんど家にも帰ってこなかったらしく、“そんなお父さんにはならない、子育てをしたい”という気持ちがびっくりするくらい強いんです。妊娠したときから、子どもは絶対、僕が育てたいと言っていましたね。欧米ではこういう役割分担はよくあることみたいですが、日本だと珍しいですよね。でも、子どもに大学に行かせるまで、私はいくら稼がなきゃいけないんだろうと思うと、世のお父さんって本当にすごいなと思います」最初は保育園にも行かせたくないと、子育ての理想も高かったのだそう。「それは彼のこだわりでした。でも実際は、子育てってとても大変。産後はびっくりするくらい自分の体調も悪かったし、産休も育休もほぼないまま、とにかく目の前のことをやるので精一杯。それで喧嘩になるという悪循環でした。そんな状況を見た友人から、『保育園に入れて、とりあえずこの家の仕事と二人の状況を立て直しなよ』とアドバイスされたのを機に、保活を始めたんです」家事はパートナーにまかせてすべて譲り、仕事に専念することにしたのだとか。あえて何もしないのがうまくいく秘訣なのだそう。「彼は何をするのも初めてなので、洗濯も色移りや縮んでしまったり、びっくりするような失敗をするんです。最初は分担していたのですが、やり方が違うから見てしまうと気になって、『なんでこんなにぐちゃぐちゃになるの?』って、ついお小言が出てしまう。できるだけ目を瞑れる状況にするには、100%家事をお願いしないとだめだと思って、私は立ち入らないことにしました」■気合いで乗り越えていたことが通用しない「子育て」ウェブや広告の仕事から幅を広げ、現在は本の編集から映画の監督、トークショーなど大活躍の伊藤さんですが、仕事との関わり方に関して悩みも大きかったと言います。「私の仕事って、環境にいいとか、もっと広がればきっと社会がよくなるという仕事が多いから、仕事のクオリティが少しでも上がれば、もっと広がっていくと思っていました。クオリティの高さを求めて採算度外視するくらい、仕事が本当に好きだったんです。でも子どもができると、今まで気合いで乗り越えていたことも全く通用しないんだなと思い知らされました。働き方を変えないと、自分が頑張ってもどうにもならないことがある、と思うようになりました」「妊娠、出産の時期って、2年半くらい100%で働ける自分がないんですよね。それが本当に想定外でした。妊娠中はずっと眠いし、つわりもあるし、出産前に仕事を片付けようと思っていたけど追いつかなかった。出産したらきっと仕事ができるだろうと思ったら、眠いし、ちょっと無理をすると体調を崩したり。それでスタッフを雇うことにしたんです。最初はどうにも慣れないので、自分でするよりも納得感は少ないのですが、世の中的にはなんの問題もなくて、自分が100%でやったものに社会的にどのくらいの価値があったのか、自分の自己満足だったのか、と考えさせられる機会にもなりました」■地方で暮らしながら、子育てすること現在、9歳まで住んでいた元実家をリノベーションして暮らしている伊藤さん。坂本龍一さんがディレクションする札幌芸術祭に、アーティストとして招集されたことを機に札幌へ移住することになり、会期中は家を改装しながら土日にオープンハウスとして開放していたそう。「もともとは東京で、カメラマンの仕事をメインにしていました。結婚してすぐに震災があって、熊本に移住しました。熊本では築100年の町屋をセルフリノベーションしながら、3年弱暮らしていましたが、賃貸だったので斜めになった床や、隙間風がすごく入ることまで直せませんでした。芸術祭が終わってからも札幌に住むことを決めたのは、子どもが生まれて、祖母もまだこちらにいることや、母が手伝いに来てくれやすいというのが大きかったですね」近くにある畑を借りて5家族でシェアし、2、3日分の必要な野菜だけ収穫するなど、食生活も豊かです。「フルーツも安いですね。野菜はほぼ買わず、お肉やきのこだけお店で買っています。幼なじみの農家さんが届けてくれる野菜も、たくさんあります。庭に生ゴミを撒くと、自然と肥料になっていて、じゃがいもなどはすぐにできますね。北海道は寒くなるので、害虫が少なく、無農薬で育てやすいんです。生産者が近いから、子どもはどこにおいしいものがあるか、誰が作った何を食べているかを知っているというのが、面白いなと思います」また、仕事の対価を貨幣ではなく、物(ぶつ)や技(わざ)で交換する「物技交換」(ぶつわざこうかん)を実践する伊藤さん。さまざまな人の協力を得て、このエコハウスを完成させたのだとか。「この家は断熱性能がとても高いのですが、新築戸建と比べると、だいぶお金をかけずに作ることができました。そういうことができたらエコハウスを選ぶ人も増えるんじゃないかな、と思っていて。『どうしたらできるだけ安くできるかを一緒に考えたい』と工務店に相談すると、『今は儲かるかわからないけど、確かにリノベーションのニーズも増える』と思った人たちが一肌脱いでくれたりするんです。私たちがアイデアと実験場所を提示して、コンペに出すのもOKだし取材対応もする。“手伝ってくれてラッキー” ではなく、関わってくれた人にいいことがあるように、ちゃんと交換して “お互いにメリット” になるように、というのは必ず考えています」 豊かな食材に囲まれ、エコハウスに暮らす、とてもうらやましい環境に思える、伊藤さんの暮らし。地方移住というブームに対しては、どうお考えですか?「都心には都心で、地方都市は地方都市でできることがあるから、どちらでもいいと思っています。どちらにいても大変だし、人生の目的と自分の状況がどうかによると思うんですよね。私の場合は札幌に元実家があったし、勢いで移住したわけではないんです。周りの人たちが2005年くらいからどんどん地方に移住しているのをずっと見てきて、これならできるんじゃないかと、確かめてからのジャッジでした」「ブームには流されなくていいと思うんです。仕事が変わったり、夫婦の関係性が変わる人もいるし、自分ができると思ったタイミングでしないと、本当に辛いと思います。私は冒険家と名乗ることで、これが普通ではなくて、結構危険なことをやっているというリマインドにもなっています。普通の人ができると思ってやったらできないようなことを、冒険家としてやっているだけですから」■これからの環境をまもる「みんなができる方法」「暮らしかた冒険家」として、 “暮らしの常識と思われていることに対して、ほかにやり方はないか? いつも疑っていきたい” と話す伊藤さん。「これまでは、自分が楽しければいいと思っていたけど、子どもが生まれてからは環境に対する考えについても、 “社会全体に広まらないと、子どもが大人になるまでもたない” と思っているんです。だから、みんなができる方法を考えるようになりました」環境や未来の社会について “みんなができること” を常に考え、「100万人のキャンドルナイト」をはじめ、環境を考えるムーブメントを数々手がけてきた伊藤さん。日々使うものも、環境への影響を考えているといいます。「そもそも洗剤の香料が苦手なんです。自然の香り、もしくは匂いがしないものを選んでいくと、自然派の洗剤にたどり着きますよね。逆に、環境にやさしい、自然由来のものを選んでいると手荒れもしない。そこがいいなと思います」天然素材を使っている上に、売上の1%が原料の産地であるボルネオ島の環境保全に役立てられている、ヤシノミ洗剤の「サラヤ」の取り組みには、とても共感するという伊藤さん。もともと「ヤシノミシリーズ」を使っていたそうですが、改めてご体験いただきました。使い心地はいかがでしょうか?「近所のお店では『ヤシノミシリーズ』を扱っていないので、なかなか買えず、よっぽどのことがない限り、アクリルたわしで乗り切っていましたが、やっぱり便利ですね。『ヤシノミ洗剤』は、ほかの自然派洗剤と比べて、汚れがすっと落ちるので洗い残しもなくて安心です」何よりも香料が苦手な伊藤さんは、これまで柔軟剤は使っていなかったのだとか。「肌触りよりも、においがないことを優先していました。無香料の柔軟剤って、ほとんどないですよね。でも『ヤシノミ柔軟剤』を使ってみたら、香りもなく、乾燥機にかけてもふわふわで、すごくいいなと思いました。やっぱり肌触りがいいと、気持ちがいいですね。今度から柔軟剤をも使ってみたいと思います」■母から教わった「甘やかさず、考える力を身につける」子育て環境や社会にやさしいことを心がけている伊藤さん。子育てで気をつけていることは、甘やかさないこと、「やさしいママじゃない」と笑います。「 “暮らしかた冒険家”って変わっていますよね。仕事を兼ねて、海外に1ヶ月行くこともあるし、親がいつも家で働いている。これが普通だと思って育ったら、世の中でまったく使いものにならないと思うんです。人がよく来るのでちゃんと挨拶ができるように、人見知りをしないようにとは思っています」時間は限られますが、集中して仕事をすることで、お子さんとの時間をたっぷり作るのが伊藤さんのやさしさ。そして厳しく接することで、自分で考える力をつける子育てを心がけているそう。「仕事をやりきった感がないと、子どもと遊びたいのに、もやもやしてどっちつかずになってしまうんですよね。私ができるのは、食後に一緒に遊ぶこと。できるだけ全力で遊びます。私自身、『自分が始めたくてやったことは、自分で辞めろ』と言われて、甘やかされないで育ってきました」「母から勧められて始めたクラシックバレエでさえ、途中で『ステージママやりたくないから、続けたいなら自分でなんとかして』と言われ、発表会の情報収集をしたり、衣装にスパンコール縫い付けたりしていました。お金は必要最低限は出してくれるのですが、レオタードは1着あれば十分とファッション的に何着も持つのはNG。辞めたいときも先生にどう切り出すかというのを、小学生で考えなきゃいけなかった。でも苦労していると、先生がお下がりをくれたり、頑張ってちゃんとやっていれば、誰かが見てくれて、助けてくれるんです。誰のお母さんと仲良くなれば情報をもらえるかなど、処世術を学んだんですね(笑)」「泣いてもわめいても変えてくれない。親の方針というのは、本当に強いなと思います。この人に言っても仕方がないから、『じゃあどうする?』と自分で考えるようになるんです。うちの母と同じように、厳しいかもしれないですが、徹底的に説明して納得させようと思っています。お母さんだから当たり前じゃなくて、お母さんでもやりたくないことはやりたくない、やらなくていい。そんな母の子育てが今の私を作っているから、感謝しているし、自分の子どもにも引き継いでいきたいですね」取材/文:赤木真弓 撮影:林ひろし[PR]サラヤ株式会社 【やさしいママのひみつ 一覧】 記事をもっと見る >>
2017年12月06日