竹内涼真主演の極限のサバイバルラブストーリー「君と世界が終わる日に」のメインキャストとして、笠松将と飯豊まりえが出演することが分かった。トンネルの崩落事故で閉じ込められた響は、命からがらに脱出するも、広がっていたのは“終末世界”。誰もいない街、届かない電波、大破した交通網、そして恋人・来美も失踪…。一体、この街を何が襲ったのか?サバイバル×ラブストーリー×ミステリーと3つの軸が絡み合う極限の人間ドラマが展開される。2人が演じるのは、街に残された生き残りで、竹内さんと共に死と隣り合わせの“終末世界”を生き抜こうとするサバイバー。『花と雨』「いとしのニーナ」などに出演する笠松さんは、響(竹内さん)と来美(中条あやみ)の同級生で、冷徹なところがある警察官・等々力比呂を、人気漫画のドラマ化「岸辺露伴は動かない」への出演が最近発表された飯豊さんは、どこか冷めたところのある女子大生・柊木佳奈恵を演じる。笠松さんは最初の印象として「すごく壮絶な世界観の作品に僕が参加するということで、ちょっと怖いなという気持ちはありました」と話すも、「台本をいただいたらこれが本当に面白くて。毎回台本をもらってすぐみんなで読んで、『次どうなるんだろう』『次誰がいなくなるかな』とワクワクしながら撮影しています」とコメント。役柄については「等々力は必要であれば誰かを切り捨てることもできる、どこか冷徹な人間です」と表現し、「彼は主人公の響と対極にいるキャラクターなので、2人のライバル関係にも注目していただければと思います」とアピール。また、サバイバルものをやってみたいと思っていたという飯豊さんは「このような世界観のドラマを日本で制作することも、自分自身演じる役柄としても挑戦だなという気持ちになりました。私が演じる佳奈恵は、どこか冷めていて、人との距離を置いている女の子です。今まで演じたことがないような役なので、今から共演者のみなさんに冷たくセリフを発するのが楽しみでしょうがないです(笑)」とワクワクしている様子。そして「一人一人のキャラクターも人間味に溢れているので、いろんな方に感情移入していただけると思うし、みなさんそれぞれの『推し』になるキャラクターもいると思うんです。毎週ハラハラ、私たちの仲間に入った気持ちで観て、楽しんでいただけると嬉しいです」とメッセージを寄せている。「君と世界が終わる日に」Season1は2021年1月、毎週日曜日22時30分~日本テレビにて放送予定。Season2は3月、Huluにて配信予定。(cinemacafe.net)
2020年11月12日竹内涼真主演の日本テレビ×Huluの共同制作ドラマ「君と世界が終わる日に」に、中条あやみの出演が決定。自身初の医師役で、竹内さん演じる主人公の恋人を演じる。主人公の間宮響を演じる竹内さんの、人生初のブリーチや短髪といったワイルドな姿が話題となったばかりの本作。恋人・小笠原来美へのプロポーズの直前、トンネル崩落事故によって閉じ込められた響が命からがら脱出すると、そこに広がっていたのは“終末世界”。街に人の姿はなく、来美も失踪。響は来美が生きていると信じ、未知の脅威が潜む“終末世界”での生き残りを誓うというストーリーが展開する。優秀な成績で有名大学医学部を卒業し、研修医として働きながらも、ある事件をきっかけに響の前から姿を消してしまう来美。前代未聞の生死不明、「恋人と会えないヒロイン」を演じる中条さんはすでにクランクインし、撮影に合流している。以前、兄妹の役を演じたことのある竹内さんとの再共演に「心強いなと思っていました」と語る中条さん。「ただ、クランクインした日に二人の幸せな日常シーンを撮影して以来、一緒のシーンがほぼなくて…(笑)」と、ドラマ本編同様に竹内さんと会えないままでいることを明かしながら「でも、すれ違いの時間が続くからこそ私の中でも響への気持ちをきちんと作っていけるんじゃないかな」と役へ向き合っていく意気込みをコメント。「これまで経験した作品と比べてもスケールの大きい内容で、このような新しいことに挑戦する作品に呼んでいただいて嬉しかった」と、本作出演の喜びを語りつつ、「つらいだけじゃない温かい人間模様もあり、響と来美の究極のラブストーリーでもあります。シンプルな言葉で表現できないぐらい、見ていていろんな気持ちになる濃い作品」とアピールする。そんな中条さん、竹内さんらと“極限状況”を生き残ろうとする共演者らについては今後、随時発表されていくという。「君と世界が終わる日に」Season1は2021年1月より毎週日曜日22時30分~日本テレビにて放送予定(全10話)。Season2は2021年3月、Hulu オリジナル配信(全6話)。(text:cinemacafe.net)
2020年10月26日7月31日(現地時間)、「BAFTA TVアワード」(英国アカデミー賞テレビ部門)がバーチャル開催された。主演男優賞は「チェルノブイリ」のジャレッド・ハリスが獲得。「Giri/Haji」でノミネートされていた日本人俳優の平岳大は惜しくも受賞を逃した。「チェルノブイリ」でヴァレリー・レガソフを演じたジャレッドは、リモートで受賞スピーチを行ったのだが、実は自分がヴァレリー役の最初の候補者ではなかったということを明かした。キャスティングされた後に、製作陣に会いに行ったところ、「ジャレッド、気を悪くしないで欲しいんだけど、きみは第一希望の俳優じゃなかった。私たちがだれを希望していたか、知りたい?」と言われたという。「そりゃあ、ものすごく知りたいです」と答えると、「ダニエル・デイ=ルイスだったんだ」と聞かされたとのこと。ダニエルといえば、2017年に俳優業からの引退を宣言し、表舞台から遠ざかっている。「ダニエルに言いたい。あまり長く(俳優業から)離れていないでとね。寂しいじゃないか」と呼びかけた。主演女優賞は「Elizabeth is Missing」(原題)のグレンダ・ジャクソンが御年84歳で受賞。助演男優賞は「Giri/Haji」のウィル・シャープ、助演女優賞は「このサイテーな世界の終わり」のナオミ・アッキーが受賞した。なお「このサイテーな世界の終わり」は、ドラマ賞も受賞した。(Hiromi Kaku)
2020年08月03日LINEトークが長く続けば続くほど、終わらせ方に悩んだことはありませんか?気になる相手なら、好感を持ってもらえるような終わり方にしたいですよね。そこで、LINEトークの可愛い終わらせ方をいくつか紹介します。相手を気づかう言葉を送る相手を気づかうような言葉をかけると、好印象を与えながらも、会話を終わらせるきっかけにすることができます。「明日は、朝早くないの?」「疲れを取るためにもゆっくり休んでね」などの言葉は、やさしさや思いやりのある子などの印象を与えます。しかし、「明日早いなら、早く寝た方がいい」などの相手の行動を決めつけるような言い方は、相手を気づかっているというより、命令しているような印象を与えてしまうかもしれません。気持ちは同じでも、言い方次第で相手に与える印象は全然違います。誤解を与えてしまうこともあるので、言葉選びには十分に気をつけましょう。楽しかったことを伝える「楽しかった」と過去形にすることで、会話の終わりを感じさせることができます。もっと続けたいが今日は我慢しますという気持ちを伝えることで、嫌で終わらせるのではないことがアピールできます。自分の気持ちを優先してしまい、だらだらと続けてしまうと、またLINEしても長くなるかもと負担に思われ、関係が離れていくかもしれません。お互いに、また気軽にLINEできるような関係で終わらせることが大事です。既読スルーは相手にあまりいい印象を与えないので、終わらせる前には必ず一言送るようにしましょう。もし万が一、寝てしまった場合は翌日に寝てしまったことを必ず伝えましょう。可愛いスタンプを使う女の子らしい、可愛いスタンプを使うのもいいかもしれません。文字で伝えると、素っ気なかったり、事務的な印象を与えたりしてしまう場合があります。可愛いスタンプを使うことで、堅苦しくなく雰囲気で伝えることができます。「おやすみ」「今日はありがとう」「またね」などの一言に可愛いスタンプを添えれば、今日の会話は終わりだとわかりやすく、和やかな雰囲気で終わることができるでしょう。ただ、お互いの関係性がまだ浅いのに砕けすぎたスタンプや慣れ慣れしいスタンプを使うと、逆に悪い印象を与えてしまうこともあるので注意しましょう。好印象でLINEトークを終わらせよう終わり方がわからずにだらだらと続けるよりも、あなたとのLINEトークは楽しかったという気持ちを素直に伝えましょう。相手を気づかう言葉や楽しかったという気持ちを、わかりやすい言葉と可愛いスタンプを使って伝えることで、相手に好印象を与え、LINEトークを終わらせることができるでしょう。
2020年07月25日英国アカデミー賞テレビ部門のノミネーションが発表された。最多は「チェルノブイリ」の14、「ザ・クラウン」が7、「Fleabag フリーバッグ」と平岳大主演の「Giri/Haji」が6ノミネートと続く。平さんは主演男優賞にノミネートされるという快挙。英国アカデミー賞は映画部門・テレビ部門ともにここ数年候補に挙がるのが「白人ばかり」という批判を受けていた。今年1月にノミネーションが発表となった映画賞は、俳優賞の20人全員が白人だった。今回のテレビ部門のノミネーションは、昨年と比較すると有色人種が3倍に増え、9人になった。授賞式は5月17日に予定されていたが、新型コロナウイルスの影響で延期に。7月31日にリチャード・アイオアディが司会者としてテレビで受賞者を発表する。主なノミネーションは以下の通り。主演女優賞ジョディ・カマー「キリング・イヴ/Killing Eve」グレンダ・ジャクソン 「Elizabeth is Missing」サラン・ジョーンズ「ジェントルマン・ジャック 紳士と呼ばれたレディ」サマンサ・モートン「I am Kirsty」主演男優賞スティーヴン・グレアム「The Virtues」ジャレッド・ハリス「チェルノブイリ」平岳大「Giri/Haji」カラム・ターナー「The Capture」助演女優賞ナオミ・アッキー「このサイテーな世界の終わり」ヘレン・べーハン「The Virtues」ヘレナ・ボナム・カーター「ザ・クラウン」ジャスミン・ジョブソン「トップボーイ」助演男優賞ジョー・アブソロム「刑事ファルチャー 失踪捜査」ジョシュ・オコナー「ザ・クラウン」ウィル・シャープ「Giri/Haji」ステラン・スカルスガルド「チェルノブイリ」ドラマ賞「ザ・クラウン」「このサイテーな世界の終わり」「ジェントルマン・ジャック 紳士と呼ばれたレディ」「Giri/Haji」(Hiromi Kaku)
2020年06月05日初めて新幹線や飛行機に乗って、実際にその速さや音を体感した時の衝撃が忘れられない人もいるのではないでしょうか。人間の力でこんなこともできるのかと、感動しますよね。種子島に引っ越したばかりの、よし子(@ping023apple)さんは、自宅のベランダから衝撃的な光景を見たそうです。その迫力は「まるで世界の終わりを見たかのような衝撃」だったといいます。その映像がこちらです。我が家のベランダからロケット打ち上げ初めて見ました。まるで世界の終わりを見たかのような衝撃やった。 pic.twitter.com/0Aksju7bFw — よし子。 (@ping023apple) May 20, 2020 ロケット打ち上げ続き pic.twitter.com/vRBkWUjY26 — よし子。 (@ping023apple) May 20, 2020 腰が抜けそうな、すごい轟音!これは、2020年5月21日に宇宙ステーション補給器『こうのとり』9号機が種子島宇宙センターから打ち上げられた様子なのだそうです。バリバリと轟音を鳴らしながら宇宙を目指して飛んでいく『こうのとり』。打ち上がる時には真昼のような明るさでしたが、遠くなっていくほど空は真っ暗に…。この日、『こうのとり』は真夜中の午前2時31分に打ち上げられました。真夜中にも関わらず、これだけ周囲が明るくなるなんて『こうのとり』の火力に改めて驚きます。投稿には、多くの声が寄せられました。・私も種子島で夜の打ち上げを目撃したことあるのですが、全く同じ感想を持ちました!・光の強さと爆音が…衝撃的ですね。素晴らしいです。・これがベランダから見られるなんて凄い。・ニュースの映像と違って、リアルな感じがありますね。音も凄い!『こうのとり』9号機の打ち上げは無事成功し、同月25日に国際宇宙ステーションに到着予定です。宇宙航空研究開発機構『JAXA』のプロジェクトを分かりやすく解説するウェブサイト『ファン!ファン!JAXA!』では、同日の夜20時50分から、『こうのとり』9号機が国際宇宙ステーションのロボットアームでキャプチャ(把持)される模様を中継します。気になった人はぜひ、見てみてください![文・構成/grape編集部]
2020年05月25日2009年の衝撃のデビューから、新作を発表するたびに世界の映画祭を席巻し、『Mommy/マミー』でカンヌ国際映画祭審査委員賞を受賞、前作『たかが世界の終わり』では同グランプリの栄誉に輝いたグザヴィエ・ドラン。これまで、1作ごとに表現を研ぎ澄まさせ、“母と息子”や“同性愛”という主題を繰り返し問い続けた彼は、30歳という若さながら留まることなく進化し続ける若き天才。最新作となる『ジョン・F・ドノヴァンの死と生』の公開を控えるドランに加え、新時代の映画を担う者として話題作を作り続け、世界が熱狂する同世代監督の作品が今年相次いで公開される。「恐怖映画の新たな神」―TimeOut誌『ミッド・サマー』アリ・アスター(33歳)1986年、アメリカ・ニューヨーク生まれ。アメリカン・フィルム・インスティチュート(AFI)でMFA(美術修士号)を取得。自身初の長編映画となった『ヘレディタリー/継承』(’18)はサンダンス映画祭で上映され批評家が絶賛、世界中で「21世紀最高のホラー映画」とまで評された。同作はサターン賞を受賞したほか、ゴッサム賞、ブロードキャスト映画批評家協会賞、インディペンデント・スピリット・アワード、オンライン映画批評家協会賞など多数の映画賞にノミネートされ、主演のトニ・コレットは数々の主演女優賞を受賞した。現在公開中の『ミッドサマー』では、さらにその真価を発揮する。スリラー映画の定番を覆す、暗闇とは真逆の明るい祝祭が舞台。天才的な発想と演出、全シーンが伏線となる緻密な脚本、観る者を魅惑する極彩色の映像美が一体となり、永遠に忘れられない結末に到達する。そこに待つのは究極の恐怖と、未体験の解放感。体験した者は二度と元には戻れない“フェスティバル・スリラー”。すでに公開された国々では高評価レビューが続出しており、日本でも2019年秋に先行上映されると「美しいのに恐ろしい」「すべてにおいて『ヘレディタリー』を超えている」「恋人がいる人は観ない方がいい」などの感想がSNS上を飛び交う熱狂状態に!アリ・アスター監督は来日時に、「これはホラーではなく失恋映画」と断言しており、シネマカフェのインタビューでは「ダークコメディという表現がしっくりくる」という言い方もしている。「一生に一度の傑作!」―Variety誌『WAVES/ウェイブス』トレイ・エドワード・シュルツ(31歳)1988年、アメリカ・テキサス州生まれ。子どもの頃から映画製作を始め、ビジネス・スクールに在籍後に映画界に飛びこむ。名匠テレンス・マリックの元で腕を磨き、2014年には自身が監督を務め、実話を基にした作品『Krisha』(原題)がサウス・バイ・サウスウエスト映画祭で審査特別賞を受賞。翌年に『WAVES/ウェイブス』を長編として完成させ、インディペンデント・スピリット賞のジョン・カサヴェテス賞、ゴッサム賞のビンガム・レイ新人監督賞、LA批評家協会賞のニュー・ジェネレーション賞、ニューヨーク批評家評価協会賞の最優秀初監督映画賞などを多くの賞を受賞した。4月10日(金)公開の本作は、昨年9月のトロント国際映画祭でも『パラサイト 半地下の家族』『ジョジョ・ラビット』など注目作が上映される中、同映画祭始まって以来、最長のスタンディングオベーションを浴びて話題をさらい、「一生に一度の傑作」「今年、最もまばゆい体験」とメディアから熱狂的な支持を受けた。シュルツ監督が事前に本編に使用する楽曲のプレイリストを作成し、そこから脚本を着想し製作された本作は、監督自身が「ある意味でミュージカルのような作品」と語るように、全ての曲が登場人物の個性や感情に寄り添うように使用され、時には音楽がセリフの代わりに登場人物の心の声を伝える。従来のミュージカルとは一味違う、<プレイリスト・ムービー>を作りあげた。「信じられない程の才能の持ち主。ただものではない」―EMPIRE誌『ジョン・F・ドノヴァンの死と生』グザヴィエ・ドラン(30歳)1989年、カナダ・ケベック州出身。監督、脚本家、編集者、幼少期より映画やテレビ番組に出演する子役出身の俳優でもある。自身が19歳の時に監督、主演、脚本、プロデュースをした半自叙伝なデビュー作『マイ・マザー』(’09)が第62回カンヌ国際映画祭「監督週間」部門に選ばれ鮮烈な監督デビューを飾る。第3作目『わたしはロランス』(’12)がトロント国際映画祭で最優秀カナダ映画賞、カンヌ国際映画祭「ある視点」部門女優賞とクィア・パルム賞を受賞。25歳の時に『Mommy/マミー』(’14)で、カンヌの審査員賞ほか、カナダ・スクリーン・アワードで最優秀作品賞を含む9部門を受賞。『たかが世界の終わり』(’16)はカンヌ・グランプリを27歳という若さで最年少受賞し、セザール賞最優秀監督賞と最優秀編集賞など多くの映画賞に輝いた。3月13日(金)公開の『ジョン・F・ドノヴァンの死と生』ではN.Y.とロンドンを舞台に新境地を切り開く。母と息子というこれまで描いてきたテーマの「集大成」と語り、5年に及ぶ構想期間を経て初の英語作品を誕生させた。完成までに『トム・アット・ザ・ファーム』『Mommy/マミー』『たかが世界の終わり』を世に送り出し、満を持して挑んだ本作は、カナダで子役として活躍していた8歳のグザヴィエ少年が“憧れだったスター”レオナルド・ディカプリオに宛てた手紙から生まれた物語。ハリウッドの豪華キャストの最高峰の演技、歌詞と物語がシンクロする絶妙な音楽、登場人物のほとばしる感情に揺れる映像で、セレブの光と影、映画界の表と裏にも迫る。自身の実体験からドランがたどり着いた答えに胸が熱くなる、人生の真実に迫る1本。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ミッドサマー 2020年2月21日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開© 2019 A24 FILMS LLC. All Rights Reserved.ジョン・F・ドノヴァンの死と生 2020年3月13日より新宿ピカデリーほか全国にて公開©2018THE DEATH AND LIFE OF JOHN F. DONOVAN INC., UK DONOVAN LTD.WAVES/ウェイブス 2020年4月よりTOHO シネマズ日比谷ほか全国にて公開©2019 A24 Distribution, LLC. All rights reserved.
2020年02月23日「ストレンジャー・シングス 未知の世界」のプロデューサーと「このサイテーな世界の終わり」の監督という強力タッグに、『IT/イット』シリーズのソフィア・リリスとワイアット・オレフが出演するNetflixオリジナルシリーズ「ノット・オーケー」が2月26日(水)より配信決定。その予告編が公開された。主人公は、17才の女子高生シドニー(ソフィア・リリス)。父親の死によって変わってしまった家族関係、学校では恋や友情、性の目覚めなど、青春時代に誰しもが経験するような問題に悩みながら、退屈でモヤモヤする毎日を送っていた。そんなある日、彼女に“普通じゃない”スーパーパワーが突然覚醒、想像を超えたありえない状況に戸惑うシドニー。さらに彼女を取りまく個性的な友人、クラスメートたちを巻き込みながら、事態は思いもよらない方向へ展開していくことに――。解禁となった予告編では、いきなり全身血まみれのシドニーが全力疾走で何かから逃げるという、衝撃的な冒頭からスタート。彼女の日常はいろんなことがビミョーな感じ。少し気になる存在の親友ディナは、イケメンの男の子と付き合っている。沢山の悩みにモヤモヤしているがゆえ、ついキレて周りのものにイライラをぶつけてしまうシドニー。そんなある日、ひょんなことから自分の手を触れず物を動かすことができる不思議なスーパーパワーが生まれたことに気づく。自分の意思に反してパワーを発揮してしまい、どう制御したらよいのか分からない…。そもそもなぜこんなパワーが!?彼女は、ひと癖もふた癖もある個性的な友人たちと交流しながら、様々な悩みに立ち向かっていく。製作総指揮は、Netflixオリジナルシリーズ「ストレンジャー・シングス 未知の世界」の製作総指揮・監督を務め、クリエイターであるダファー・ブラザーズとともにシリーズの人気をけん引してきたショーン・レヴィ。ショーンは本作について「『ストレンジャーシングス』と同じように、本作は10代の若者を描くドラマであっても、10代の若者だけが観るドラマにはしないように作りました」とコメント。「若者たちには、若者だけに迎合しない面白さを分かってもらえると思いますし、絶妙に時代を超越した衣装やセットデザイン、音楽のチョイスなど、精巧かつ高度でスタイリッシュであり、すべての年齢層が共感できる物語になっています」と自信のほどを覗かせている。監督を務めるのは、独特な世界観で中毒性の高さが話題の「このサイテーな世界の終わり」で監督を務めたジョナサン・エントウィッスル。ジョナサンも「『FARGO/ファーゴ』や『ツイン・ピークス』に触発された撮影を行いながらも、物語は若者を描いたストーリーなので、あらゆる視聴者に受け入れられるドラマだと思います」と確かな手ごたえを感じている様子だ。ソフィア・リリスは「唯一無二の独特な雰囲気を持っている」主人公のシドニーを演じるのは、幼い頃よりドラマを中心に活躍し、『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』ではペニーワイズと対峙する“ルーザーズ・クラブ”のベバリーを演じて一躍人気を獲得した18才の新星女優ソフィア・リリス。ショーンに「ソフィアは唯一無二の独特な雰囲気を持っていて、会った瞬間に“シドニーを見つけた”と思いました」とさえ言わしめる逸材に期待が膨らむ。さらに、ちょっぴりナルシストな友人スタンリーを、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズに出演し、ソフィと同様『IT/イット』で人気となったワイアット・オレフ、人気ドラマシリーズ「グッド・ワイフ」などのソフィア・ブライアントや、本作を機に注目を浴びそうな超新星リチャード・エリスらが名を連ねる。Netflixオリジナルシリーズ「ノット・オーケー」は2月26日(水)より独占配信開始。(text:cinemacafe.net)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング
2020年02月18日昨年のカンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品されたイザベル・ユペール主演作『FRANKIE』(原題)が、邦題『ポルトガル、夏の終わり』として4月24日(金)より公開決定。ポルトガルの世界遺産の町を映し出した印象的な日本版予告編が解禁となった。アカデミー賞主演女優賞にノミネートされた『エル ELLE』、クロエ・グレース・モレッツと共演した『グレタ GRETA』など、観る者を常に魅了してきたフランスの至宝イザベル・ユペール。老年のゲイカップルを描いたアイラ・サックス監督の『人生は小説よりも奇なり』(’14)に惚れ込んだユペールは、自ら監督にラブコールを送り、それを受けた監督がユペールのために本作を書き下ろした。ヨーロッパを代表する女優フランキーは、夏の終わりのバケーションと称し、ポルトガルの世界遺産の町シントラに一族と親友を呼び寄せる。自らの死期を悟った彼女は、亡きあとも愛する者たちが問題なく暮らしていけるよう、全ての段取りを整えようとしたのだ。しかし、それぞれに問題を抱えた家族たちの選択は、次第にフランキーの思い描いていた筋書きから大きく外れていき――。ユペールのほか、ブレンダン・グリーソン、マリサ・トメイ、ジェレミー・レニエ、グレッグ・キニアら豪華な実力派俳優陣が出演した本作。彼らが演じる、フランキーのワケありな親族や友人が繰り広げるドラマも見どころの1つだ。そして、本作のもう1つの主役と言えるのが、イギリスの詩人バイロン卿に“この世のエデン”と称された世界遺産の町シントラ。類稀なる美しさを誇り、このうえなく幻想的で美しい世界が、フランキーたちの人生模様を演出するかのようにスクリーンに映し出される。予告編は、「私は写真映えするもの」とトップレスでプールを優雅に泳ぐ女優・フランキーの姿で幕を開ける。これまで自分の思うままに生き、家族や大切な親友たちのこれからをプロデュースしようと考えていたフランキーだったが、その思惑とは裏腹に彼らが抱える問題や悩みが次第に明らかになり、彼女の思うようにはいかない。そんな登場人物の複雑な悲喜こもごもを世界遺産の町の息をのむほどに美しい風景の数々が包み込み、壮大な人生劇場を予感させる映像となっている。また、ポスタービジュアルでは、深い森の中をフランキーがあてどなく彷徨う姿を捉え、本作が持つポジティブなメッセージがキャッチコピーで表現されている。『ポルトガル、夏の終わり』は4月24日(金)よりBunkamuraル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2020年02月17日世界的ベストセラー「ダ・ヴィンチ・コード」シリーズの出版秘話を、『タイピスト!』レジス・ロワンサル監督が映画化した本格ミステリー『9人の翻訳家 囚われたベストセラー』。本作から、Netflixオリジナルシリーズ「このサイテーな世界の終わり」で注目を集める若手英国俳優アレックス・ロウザーの新たな一面を捉えた場面写真を入手した。ロウザーが演じているのは、囚われた9人の翻訳家の一人であるアレックス・グッドマン。永遠の子どものような雰囲気を持ち、ずば抜けて聡明。「デダリュス」海賊版の翻訳がファンの間で注目され、25才という若さで英語の公式翻訳者に抜擢されるという天才肌の役どころ。自由奔放で憎めないキャラクターとなっていて、地下室での翻訳作業初日に居眠りを決め込んだかと思ったら、「後半に追い上げるタイプだから」と言い訳をしてみたり、室内をスケボーで移動しながら参考図書を探したりと、9人の中でもムードメーカー的な登場人物として存在感を放っている。本作の出演にあたり、ロウザーは「ストーリー全体を頭に入れて意識しながら演じなくてはならなくて、大変だったけどやりがいもあった。ぼくにとって読書や文学は人生の大切な一部だ」と語っており、ベストセラー小説の原稿が人質にとられる、という本作への思い入れが強かった様子。さらに、「様々な国から集まった優れた俳優たちと一緒に演技するのは最高だった。仲良くなってパリのバーにしょっちゅう繰り出して、あまりうまくないフランス語で一生懸命コミュニケーションを取ろうとしてね。これぞEUの理想だ!って感じだったよ」と撮影当時のエピソードを明かしている。ロウザーといえば、Netflixで配信中のドラマ「このサイテーな世界の終わり」で自分をサイコパスだと信じる主人公マーヴィン役を演じていることでも話題沸騰中。加えて、同じくNetflix制作のドラマ「ブラック・ミラー/BLACK MIRROR」でシリーズ最高のエピソードの1つにも挙げられるシーズン3第3話「秘密」に主演しているほか、今年公開が予定されているウェス・アンダーソン監督の最新作『The French Dispatch』(原題)ではベニチオ・デル・トロやティモシー・シャラメら豪華キャストとの共演が決定!子どものころから芝居の経験を積んでいる若き演技派であり、『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』ではベネディクト・カンバーバッチの青年時代を演じ、ロンドン映画批評家協会賞ヤング・パフォーマー賞も受賞、俳優デビューを飾った舞台では演技をマギー・スミスに絶賛されるなど、その実力は折り紙つき。いまや最旬の英国若手俳優となっている。今回はそんなロウザーの新たな一面が垣間みえる場面写真&メイキング画像が解禁。唇から血を流し、必死な表情で力強く正面を見据える1枚や、頭を抱え、怯えた表情をみせる翻訳者の中で呆然と立ち尽くし、うつろな表情をみせている1枚、さらには下着姿で尋問されているかのようなシーンカットも届いており、地下室で追い詰められていく翻訳者たちの緊張感が伝わってくる。床に寝転がりロワンサル監督と入念に演技の打ち合わせをしている様子を収めたメイキング画像も到着しており、今後ますますの活躍が期待されるロウザーが、本作でどんな役割を果たすのか。期待が高まる新写真となっている。『9人の翻訳家 囚われたベストセラー』は1月24日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、渋谷シネクイント、新宿ピカデリーほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:9人の翻訳家 囚われたベストセラー 2020年1月24日よりヒューマントラストシネマ有楽町、渋谷シネクイント、新宿ピカデリーほか全国にて順次公開© (2019) TRÉSOR FILMS – FRANCE 2 CINÉMA - MARS FILMS- WILD BUNCH – LES PRODUCTIONS DU TRÉSOR - ARTÉMIS PRODUCTIONS
2020年01月23日『Mommy/マミー』『たかが世界の終わり』など、映画界に革新を起こしてきたグザヴィエ・ドランが初めてハリウッドの豪華キャストとタッグを組んだ『The Death and Life of John F. Donovan』(原題)が、『ジョン・F・ドノヴァンの死と生』として2020年3月13日(金)より公開決定、特報映像と2枚のポスタービジュアルが初解禁となった。初監督作品『マイ・マザー』で世界に鮮烈な印象を与え、その類いまれなる才能に世界が酔いしれた『わたしはロランス』、カンヌ国際映画祭審査員賞『Mommy/マミー』、カンヌ国際映画祭グランプリ『たかが世界の終わり』などの作品で知られるグザヴィエ・ドラン。衝撃のデビューから10年を経て、ニューヨークを舞台に初めての英語作品が完成。人気俳優ジョン・F・ドノヴァンを演じるのは、役柄と全く同じように、自身もTVドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」ジョン・スノウ役で世界的スターに躍り出たキット・ハリントン。ドノヴァンと“秘密の文通”を交わす少年・ルパートに扮するのは、『ルーム』で観る者を感涙させた天才子役ジェイコブ・トレンブレイ。さらに、ナタリー・ポートマン、キャシー・ベイツ、スーザン・サランドンらアカデミー賞受賞女優、「ウエストワールド」のエミー賞受賞女優タンディ・ニュートンが脇を固め、観客を魅了する演技のアンサンブルを繰り広げる。アデルや「ザ・ヴァーヴ」など、歌詞と物語がシンクロする絶妙な音楽、登場人物のほとばしる感情に揺れる映像で、華やかなスターの光と影、スキャンダラスな世界の表と裏に迫る本作。さらなる高みへと到達したグザヴィエ・ドランが、切なくも衝撃的な“死と生”を巡る物語を描き切る。この度、公開されたポスタービジュアルでは、キット・ハリントンが演じる美しきスター、ジョン・F・ドノヴァンの憂いを含んだ鋭い眼差しと、「僕を知るのは、世界にただ一人。君だけー」というドノヴァンの孤独を感じさせる印象的なキャッチコピーが見る者を惹きつける力強い1枚に仕上がっている。また、もう1枚のビジュアルには、キットのほか、本作に出演する豪華ハリウッドスターが勢揃いしている。人気俳優ジョン・F・ドノヴァンが死んだ――舞台はニューヨーク。大ヒットTVシリーズに出演し、一躍スターの座へと駆け上った人気俳優のジョン・F・ドノヴァンが死んだ。自殺か事故か、あるいは事件か、謎に包まれた彼の死の真相をにぎる鍵は、世間で一大スキャンダルを巻き起こした、11歳の少年ルパートとの“秘密の文通”。100通以上に渡る手紙から明かされる、華やかなスターの光と影、スキャンダラスな世界の表と裏。若くして世を去った美しきスター、ジョン・F・ドノヴァンの、切なくも衝撃的な死の真相とは――。『ジョン・F・ドノヴァンの死と生』は2020年3月13日(金)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2019年11月15日岩井秀人、松井周ら、優れた劇作家・演出家を輩出している青年団の若手自主企画。演出家・蜂巣ももが青年団内で発足した「ハチス企画」の新作『まさに世界の終わり』が本日11月9日に東京・アトリエ春風舎で開幕した。伊藤キムや寺田みさこに師事しながら、演劇とダンスの境界線や、非現実な身体と言語について考え抜いてきた蜂巣。彼女が今回取り上げるのは、1995年に38歳の若さで亡くなったフランスの劇作家、ジャン=リュック・ラガルスの1990年発表作である。同作を基にした、グザヴィエ・ドラン監督による映画『たかが世界の終わり』(2016年)は、第69回カンヌ国際映画祭で、グランプリとエキュメニカル審査員賞を受賞している。長年、家族のもとを離れていた長男ルイ。彼が帰郷したのは、自らの死を家族に告げるためだった。しかし家族はそれぞれの吐露を繰り返し、ルイの言うことに耳を傾けない。いつまで経っても自分の死を告げることができないまま、時間だけが過ぎていく……。同公演の紹介文の一行目にはこうある。「家族の政治、身体を問い直す」。思えば、家族の会話をふと一歩引いて聞いてみると、めいめいが、自分の都合や事情を通すことに必死であったりする。ある時は弱っている自分を演出し、ある時は泣いてキレて暴れたりする。果たしてそこに、どんな革命がもたらされるのか。そして、彼らが掲げるフレーズはもうひとつ。「家族という他人は、友情を育むことができるのか」。そこに描かれるのは希望か、それとも……。青年団若手自主企画vol.79 ハチス企画『まさに世界の終わり』は11月24日(日)まで。文:小川志津子
2019年11月09日世界のファンタ系映画祭で熱狂の嵐を巻き起こした話題の映画『アナと世界の終わり』のブルーレイ&DVDが、10月23日(水)に発売決定。デジタル配信は先行して10月9日(水)にスタートする。ゾンビとミュージカルという二大ジャンルの奇跡的融合に成功した本作は、海外の批評家に<『ショーン・オブ・ザ・デッド』と『ラ・ラ・ランド』の出会い>とまで評され、各国の映画祭で大きな話題に。そして先日、『アベンジャーズ/エンドゲーム』といった今年を代表する話題作がノミネートされている本年度「サターン賞(Saturn Award)」にて、ベストインディペンデントフィルム部門にノミネートされ、またしても注目を浴びている渦中だ。また、海を渡った日本でも話題を呼び、新宿武蔵野館では、満席が続出となるスマッシュヒットを記録したことも記憶に新しい。このほど発売となるセルブルーレイとDVDには特典映像として、盛りだくさんのコンテンツが収録になる予定。削除シーンをはじめ、NGシーン、メイキング、そして短編映画『Zombie Musical』など、『アナと世界の終わり』の世界を骨の髄まで楽しめる内容となっている。また、ブルーレイには初回限定で特製スリーヴケースが付属する予定で、ファン愛蔵版だ。(text:cinemacafe.net)■関連作品:アナと世界の終わり 2019年5月31日より新宿武蔵野館ほか全国にて公開© 2017 ANNA AND THE APOCALYPSE LTD.
2019年08月11日恋の終わりは、カップルの数だけ存在するもの。あっけないものもあれば、ずるずると長引くものもある。そして、別れに至るまでも徐々にむかっていたり、急にやってきたり。けれどよく考えると、恋が終わる前には男女のすれ違いという予兆があるものです。ここでは、恋が終わるとき。男女に起こる3つのすれ違いをテーマに、よくあるすれ違いを掘り下げてみたいと思います。■ 1、会いたいのに、なぜか会えない「仕事が忙しくて、なかなか会えなかった。会いたいから忙しい時間をぬって彼に連絡しても、なぜかタイミングが合わないんです。彼も連絡くれたけど、今度はわたしが、時間を作れなくて」 (経理事務/30代女性)「大学で知り合って、付き合い始めた時は昼休みや授業の空きに会っていたのに、進級したころから、サークル関係の集まりや授業の選択が変わったからか、会う時間が減っていきました」(学生/20代男性)会いたいけど会う時間がないのは、実は恋の終わりの予兆になる場合があります。予定を合わせてるつもりが合わない。それは、こちらが合わせてるタイミングと、相手が合わせているタイミングが合っていないから。もしかしたら無意識にお互いの優先順位が下がってるのかもしれません。こんな時間のすれ違いから、心が離れていく場合もありますね。■ 2、会話がかみ合わない「もともとお互いに自分の話したい事をうわーって話すタイプだけど、その時はまったく盛り上がらなくて。そうだねとか共感もてないし、彼女の話に興味のもてない自分がいました」(営業職/30代男性)「海外赴任した彼が一年振りに帰ってきて嬉しかったのに、会話がかみあわないというか、話題が合わないというか。しっくりいかなくなっていました。遠距離恋愛の間は、国際電話もメールもしていたけど問題なかったのに」(商社勤務/40代女性)どちらかが違う世界に飛び込んだり、それによって成長したりすると、会話がかみ合わなくなることは大いにあります。自分を取り巻く環境に合わせて人は変わっていくものです。相手の変化に気づくこと、そして自分も対応していければよいのですが、すれ違いばかりが気になってくると、溝は深まっていくことでしょう。■ 3、相手を思いとった言動や行動が空回りする「会えない日が続いていていた時、今は忙しいよね?大変だねと言ったら、彼が○○は会えなくても寂しくないんだねと、突っかかって来たんです。いままでこんな事なかったのに、と違和感がありました」(美容師/20代女性)「僕の休日に彼女が出勤だったので、終業後に車で迎えに行ったら、なぜか嬉しそうではなかった。あの頃から、彼女が喜ぶかと思ってすることが空回りしてた気がする」(エンジニア/30代男性)こういうことはよく起こっているものだけど、これこそが変わってしまった側と変化を意識してしまった側のすれ違う瞬間かもしれません。何気なく過ぎてしまえば問題にならない事をすくいあげて、考えて込んでしまうことでなおさらすれ違いを感じてしまうことでしょう。その結果、気まずさや居心地の悪さを感じる要因になるのです。■ 4、本当は終わりにしたくないなら…すれ違いを感じても、本当は終わりにしたくない恋がありますよね。大切なのはその後の対応かもしれません。素直に気持ちを伝えられて話し合えたらもっと愛が深まるケースもありますから、相手の変化をあまり深刻にとらえない事がまず必要です!そして相手が変化しているなら、自分もそれに合わせて変化していけばいいという柔軟性があると、案外簡単に乗り越えていけることもあります。あんなことあったなあ、なんて過去のよい思い出になるように対処出来たらよいですね。(コンテンツハートKIE)(愛カツ編集部)presented by愛カツ ()
2019年07月11日<ゾンビ>と<ミュージカル>がまさかの融合を果たした青春ゾンビミュージカル『アナと世界の終わり』が、5月31日(金)より公開。先日は「王様のブランチ」映画コーナーで紹介され、ツイッターのトレンド入りも果たした本作から、海外ドラマ「glee/グリー」さながらの学園ミュージカルシーンの映像が解禁となった。主人公アナが軽快なリズムに乗って歌っている後ろで、まさにゾンビパンデミックが起きているのに気づかない、という本編映像が解禁されるや、瞬く間に拡散され話題となった本作。今回、鬱屈した日々を過ごす“負け組”高校生たちが歌って踊って暴れまくる青春ゾンビミュージカルから到着したのは、食堂を舞台にした息のあったダンスパフォーマンスが魅力の楽曲「Hollywood Ending」のミュージカルシーン。アナは友達のジョンたちとともに食堂でランチ中。至福の時かと思いきや、みんな本音がダダ漏れ!?「♪映画のようなエンディングなんてない~」と、心の叫びが楽曲と共に次々と飛び出す!アナのことが気になっているジョンは相手にされないことを悩み「やっと分かった、いいヤツでもモテないって」と心境を吐露。そして食堂にいる生徒たちも一緒になって歌い始め、息のあったダンスはまさに青春ミュージカル!今回アナ役を演じたエラ・ハントはミュージカルが大好きで、歌だけでなく自身で作曲も行うほど。そんなエラは歌に動きや感情を入れるのが一番難しかったそうで、「撮影より前に歌をレコーディングしたのは大きなチャレンジだったわ。アナの頭の中を考えなければならなかった」と話す。撮影期間が短かったため「ダンスの振り付けを覚えるのに1時間しかなかったこともあった。常に最高のパフォーマンスができなければ、時間が許さなかったの」と撮影時の苦労をふり返っている。本作の撮影は冬の間だけ休校となっていた実際の学校で行われており、出演者は高校生に戻ったように感じたようだ。「学校の廊下を生徒たち(演者たち)がジョークを言いながら歩いたり走ったりしていた」とジョン・マクフェール監督は裏話を告白。さらに現場の結束の強さを「毎日、その日の終わりに全員と握手かハグをした。本当に全員、すばらしかったから」と力説する。監督も認める抜群のチームワークで作り上げた本作。ぜひ負け組高校生たちの成長とともに最高のパフォーマンスシーンを見届けて。『アナと世界の終わり』は5月31日(金)より新宿武蔵野館ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:アナと世界の終わり 2019年5月31日より新宿武蔵野館ほか全国にて公開© 2017 ANNA AND THE APOCALYPSE LTD.
2019年05月20日“負け組”高校生が歌って踊って暴れまくる、イギリス発の青春ゾンビミュージカル『アナと世界の終わり』から、斬新すぎるゾンビ回避術を映した本編映像がシネマカフェに到着した。突如ゾンビが増殖し始めた田舎町で、なんとか生き延びるアナ、ジョン、ステフ、そしてクリスのイケてない系ちぐはぐ高校生は、それぞれに家族や彼女などを助けるため、彼らが閉じ込められている高校へ向かうことに。しかし、外はゾンビたちが徘徊中。そこで閃いたのが、“ビニールプール”を被って前進すること。シニカルなステフは「最高にバカなアイデア」とイラ立ちを隠せず、一方の能天気な男子2人は「ゲームをすれば気がまぎれる」と超絶くだらないゲームを始め出してしまう。そんなとき、彼女たちのところへゾンビが接近!お年寄りのゾンビだと判明し、少しほっとした次の瞬間、ステフの頭上におばあさんゾンビが腰かけてきて、まさかのおしっこをしましまう…。その温かさを感じたかわいそうなステフには申し訳ないが、思わずクスりとしてしまうシーンとなっている。『アナと世界の終わり』は5月31日(金)より新宿武蔵野館ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:アナと世界の終わり 2019年5月31日より新宿武蔵野館ほか全国にて公開© 2017 ANNA AND THE APOCALYPSE LTD.
2019年04月22日“負け組”高校生が歌って、踊って、暴れまくる青春ゾンビミュージカル『アナと世界の終わり』から、ポスタービジュアルと場面写真がいち早くシネマカフェに到着した。この度、到着したポスタービジュアルは、クリスマスステッキを掲げた主人公アナを中心に、クラスメイトが背後にずらりと並んだインパクトのあるデザイン。顔や制服に浴びた血しぶきは、ゾンビとの激しい闘いを想像させるが、各々手にした武器は、スパナはともかくボウリング玉やテニスラケットなど、「本当に命を守れるの?」というものも!?さらに、その奥にはうっすらとゾンビの姿が…。さらに、下からもゾンビと思われる手の影が…。散りばめられた紙吹雪の華やかさとのギャップが、“ゾンビミュージカル”という新たなジャンルへの期待を高めていく。そして「世界中の映画ファンが熱狂!」とあるように、本作の注目ポイントは世界中のファンタスティック系映画祭を席巻している点。アメリカ「ファンタスティック・フェスト」で行われたワールドプレミアから始まり、スペイン「シッチェス・カタロニア国際映画祭」、イギリス「エディンバラ国際映画祭」、韓国「プチョン国際ファンタスティック映画祭」など、ゆっくりとだが着実に評判を広め、劇場公開までに9つもの映画祭を渡り歩き、先日行われた「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭」でもジャパンプレミア上映されたばかり。海外批評家からは「最高のクリスマスゾンビコメディーミュージカル」(Birth Movies Death)、「完全にクレイジー! 桁外れに面白い! 」(Kristy Puchko,NERDIST)、「完全無欠の衝撃作」(Rob Hunter, FILM SCHOOL REJECTS)など絶賛の声も続々。キャスト陣は無名に近いが、面白いからこそ広まる。まるで昨年の『カメラを止めるな!』を彷彿とさせる1作となっている。■「ゾンビ」×「青春ミュージカル」2大ジャンル奇跡の融合!舞台はイギリスの田舎町リトル・ヘブン。アナは夢も希望もないこの町にウンザリ。そんなアナの小さな楽しみは、バイトの帰り道で雪の上に寝そべりながら幼なじみのジョンと“天使の羽”を作ったりすること。しかし無残にも、翌朝、町にゾンビがやってくる。公園で出会った雪だるまの着ぐるみを来た男も、顔を上げるとゾンビに感染していた!クリスマスの飾りつけでいつもより明るい雰囲気の校内も、一気に戦場と化していく。「こんなところで死ぬわけにはいかない」。アナたちは闘うことを決意。ニック率いるいじめっ子たちとも団結し、ゾンビと対峙していくが…。世界が終わるゾンビパンデミックのなか、繰り広げられるクラスメイトたちの複雑な人間模様や切ない青春ドラマにも期待していて。『アナと世界の終わり』は5月31日(金)より新宿武蔵野館ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:アナと世界の終わり 2019年5月31日より新宿武蔵野館ほか全国にて公開© 2017 ANNA AND THE APOCALYPSE LTD.
2019年03月20日イギリスの田舎町に暮らす女子高生アナが突如、ゾンビパニックに遭遇する『アナと世界の終わり』。「ゾンビ」×「ミュージカル」の斬新なジャンルの掛け合わせで話題沸騰中の本作から、衝撃的でノリノリな予告編が公開された。今回お披露目された予告編では、“ゾンビ映画”であり“ミュージカル映画”である本作の魅力がしっかりと収められている。アナが歌って踊って通学するシーンでは「やっと目が覚めた!ずっと死んでいた」と彼女の気持ちを軽快なメロディーにのせて歌っており、ミュージカル映画の王道を行くつくり。と思いきや、その背後ではゾンビが徘徊するなど、日常と終末のギャップを巧みに表現。まさに、エドガー・ライト監督の『ショーン・オブ・ザ・デッド』で、主人公がゾンビに気づかず毎朝のルーティンをこなすシーンを彷彿とさせている。さらに、父を助けようとするアナを励ますクラスメイトたち、彼らの想いに応えようとするアナのやり取りが胸アツな青春ストーリーも注目のひとつ。そんな本作のパニック&ハッピーのギャップは、とにかく新鮮!また、スマホが絡んだ数々の描写も今風だ。スマホのカメラ機能を駆使して外の様子を伺い、緊急事態にも関わらずスマホにしがみつく姿はとても現代的。極めつけはSNSで世界的人気ミュージシャンのジャスティン・ビーバーまでゾンビになった、とシェアされる始末。アナが暮らす町だけでなく世界中がウイルス感染でパニックになっている様子が伺えるが、こういったコミカルな描写にも超絶に期待が高まる!『ラ・ラ・ランド』というよりむしろ海外ドラマ「glee/グリー」のノリに近い前代未聞の“青春ゾンビミュージカル”を、まずはここから確かめてみて。『アナと世界の終わり』は5月31日(金)より新宿武蔵野館ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:アナと世界の終わり 2019年5月31日より新宿武蔵野館ほか全国にて公開© 2017 ANNA AND THE APOCALYPSE LTD.
2019年03月06日世界各国のファンタスティック映画祭で上映され、映画ファンの心を鷲掴みにした“青春ゾンビミュージカル”『Anna and the Apocalypse』(原題)が、『アナと世界の終わり』の邦題で日本公開が決定した。イギリスの田舎町リトル・ヘブン。高校生のアナは、幼い頃に母を亡くし、父トニーと2人暮らし。この生活を抜け出したいアナは、父に内緒でオーストラリア旅行を夢見てバイトに励んでいた。幼なじみのジョンは、アナの願いを応援しながら密かに思いを寄せている。しかし、クリスマスイヴに旅行の計画がバレてしまい、アナとトニーは大ケンガをしてしまう。翌日、アナとジョンが学校へ向かう途中、スノーマンの着ぐるみを着た血だらけの男が突如現れジョンに襲いかかるが、なんと男の正体はゾンビだった――。本作は、思春期の高校生たちの葛藤と成長を描いた青春物語。ゾンビに侵食された町を脱出するため、鬱屈した日々を過ごす“負け組”高校生集団が、力をあわせてゾンビに立ち向かう様子を描く、歌って踊って暴れまくる青春ゾンビミュージカル。「ファンタスティック・フェスト」や「シッチェス・カタロニア国際映画祭」、「アムステルダム映画祭」、「プチョン国際ファンタスティック映画祭」などの映画祭で上映され、話題沸騰となった本作は、海外の批評家から、“『ショーン・オブ・ザ・デッド』と『ラ・ラ・ランド』の出会い!”とも評された。監督はジョン・マクフェール。エラ・ハントやマルコム・カミングス、サラ・スワイヤー、クリストファー・レボー、ベン・ウィギンスらが出演している。『アナと世界の終わり』は5月31日(金)より新宿武蔵野館ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2019年02月01日付き合っていくうちに段々と彼への思いが冷めていくことってありますよね。どうやってこの恋を終わらせたいいのか、悩んでいる人もいるのではないでしょうか。今回は好きじゃなくなった彼との恋の終わらせ方について紹介します。1. 意図的に自然消滅を狙うもう正面から向き合うことすら面倒なときは、自然消滅が一番負担が軽く済みます。LINEの返信のペースを遅くしたり、自分からはデートに誘わないようにしましょう。とにかく彼と接する機会を減らして、彼にあなたの気持ちを察してもらうようにします。情けは無用です。かわいそうかも、と中途半端に連絡をとっていてはいつまでも関係は切れないままです。やりすぎかもしれないと思うくらい、素っ気ない対応がベストです。自然消滅に誘導するときに大切なのは、ひたすら相手に冷めたことをアピールすることです。仕事が忙しいから、などの理由は必要ないのです。理由を言い訳として伝えてしまえば、彼はまだ関係が続いていく可能性があると受け取るかもしれません。ただあなたのことが好きじゃなくなった、このことを行動で強調しましょう。2.「距離を置きたい」と伝える相手への恋心がなくなってしまったとき、便利な言葉が「距離を置きたい」です。この言葉によって相手は、別れ話の前の心の準備ができます。また、この言葉を受けて彼の方から別れを切り出してくれるかもしれません。少しギクシャクした空気になったときが、チャンスです。自然な流れでそっと彼へのお別れを伝えれば、あなたの印象が悪くなることもありません。距離を置きたいと言うと、理由を聞かれるかもしれません。この時に本当の理由を言う必要はありません。おすすめなのは「関係に疲れた」「価値観が合わない」などです。あえて漠然とした理由にすることで、彼も「悪いところがあったらなおすよ!」とは言えなくなるはずです。3. 友達に戻ることを提案する恋人として好きではなくなっただけで、決して悪い人ではなかった彼。そんな時は、友達に戻りましょうと提案してみるのもひとつの選択肢です。関係を悪くするのではなく、ベストな関係性に戻るだけだと訴えましょう。円満に彼との恋を終わらせることができる一手です。元々友達で恋人へと関係が変わった場合は、交友関係がかぶっていることも踏まえて円満に終わらせたいですよね。目標は泣きながら別れるのではなく、「これからもよろしく!」と笑顔で恋を終わらせることです。湿っぽい空気よりも、友達に戻ることのメリットを彼にプレゼンしてみましょう。嫌な思い出を増やさないためにも、恋の終わりの後味は悪くしたくないですよね。ぜひ参考にしてください。written by まこと
2018年12月15日長編アニメーション映画『あした世界が終わるとしても』が、2019年1月25日(金)に公開される。クラフタースタジオのオリジナル長編アニメーション本作は、2018年10月25日(木)現在放送中のTVアニメ『イングレス』などを手がけるクラフタースタジオによるオリジナル長編アニメーション。同スタジオに所属し、『イングレス』ではTVシリーズ初監督を務めている新鋭、櫻木優平が監督と脚本を務める。あらすじ幼いころに母を亡くして以来、心を閉ざしがちな真(シン)。彼をずっと見守ってきた、幼なじみの琴莉(コトリ)。高校三年の今、ようやく一歩を踏み出そうとしたふたりの前に突然、もうひとつの日本から、もうひとりの「僕」が現れる――。主人公の狭間 真役に梶裕貴主人公の狭間 真を務めるのは、「進撃の巨人」のエレン・イェーガー役、「七つの大罪」のメリオダス役など、数多くの人気作品で主役を務める人気声優・梶裕貴。内田真礼、中島ヨシキ、千本木 彩花ら出演そのほか、幼なじみのヒロイン・泉 琴莉役に内田真礼、“もうひとつの日本”からやってきた「僕」=ジン役に中島ヨシキ、琴莉に瓜二つの公女・コトコ役に千本木 彩花、謎の少女・ミコ役に悠木 碧、リコ役に水瀬いのりと、豪華声優陣が出演する。主題歌・挿入歌はあいみょんが担当主題歌「あした世界が終わるとしても」と挿入歌 「ら、のはなし」手掛けるのは、シンガー・ソングライターのあいみょん。本作の内容にリンクした2曲の新曲を書き下ろした。大切な人を守りたいという気持ちを、等身大の歌詞と鮮烈なメロディにのせた楽曲となっている。作品情報アニメ映画『あした世界が終わるとしても』公開日:2019年1月25日(金)原作:クラフター監督・脚本:櫻木優平制作:クラフタースタジオ製作:『あした世界が終わるとしても』製作委員会©あした世界が終わるとしても
2018年10月28日内博貴が主演を務める舞台『まさに世界の終わり』の東京公演がDDD AOYAMA CROSS THEATERにて上演中。開幕に先がけプレスコールと囲み取材が行われ、取材には内と大空ゆうひ、那須佐代子が出席した。【チケット情報はこちら】本作は、フランスの劇作家ジャン=リュック・ラガルスが1990年に執筆した戯曲で、不治の病を患った34歳の主人公ルイが18年ぶりに帰省し、母、兄夫婦、妹と過ごす短い時間を描く物語。グザヴィエ・ドラン監督による映画(邦題『たかが世界の終わり』/2016年)は第69回カンヌ国際映画祭グランプリ受賞、アカデミー賞外国語映画賞カナダ代表作品に選ばれた。本作では上演台本・演出を石丸さち子が手掛け、ルイを内、母親を那須、兄を鍛治直人、兄の妻を大空、妹を島ゆいかが演じる。プレスコールでは、激しい心の内側を表現するルイの独白シーンと、家族が静かに語り合うラストシーンを披露。9月に兵庫で開幕し、愛知、神奈川と巡演して、より深まった芝居をみせた。その後の囲み取材では、内が「幕が開けるまでは大変でした。今までいろいろな作品をやらせていただいてきたのですが、そのなかでもこの作品は、僕のなかでは1番難しかった」と振り返り、なにが1番大変だったか問われると「全部です!」と即答。「こういったタッチの作品は僕、初めてなので。文学的といいますか。理解するまですごく大変でした」と明かし、開幕後も「繊細な舞台なので神経を研ぎ澄ませておかないといけないし、繊細なお芝居なのでずっと集中しておかないといけない。気を引き締めてやっていかないと」と芝居に取り組む。そんな内の母親役である那須は「18年ぶりに会って、“こんなにきれいになって帰ってきて”というところから舞台が始まるんですけど、(実際に)きれいな息子で。お稽古でも“カッコよすぎる”っていうダメ出しがあったりね(笑)」と稽古エピソードを披露。内は「いやいや!」と笑いつつも「はじめは演出の石丸さんがおっしゃったのですが、それを聞いた鍛冶さんが“そんなダメ出し聞いたことねえ”って(笑)。そこから“カッコよすぎる”っていじられる…そういう和気あいあいとした稽古場でした!」。大空も初共演の内を「キャッチ力が素晴らしい役者さん。ダメ出しに反応する感覚がすごくて。すごい!と思いました」と絶賛。内はその言葉に恐縮しつつも「初めて役を引きずっている。それだけ入りこめてるのかなと思います。でも、本当に初めてのことなので不思議な感覚です」とこれまでにない作品であることを語った。公演は11月6日(火)まで東京・DDD AOYAMA CROSS THEATERにて上演中。取材・文:中川實穂
2018年10月17日俳優の内博貴が13日、DDD青山クロスシアターで行われた主演舞台『まさに世界の終わり』のプレスコールに出演し、大空ゆうひ、那須佐代子と共に取材に応じた。同作は1995年に38歳の若さで亡くなったフランスの劇作家・ジャン=リュック・ラガルスが、1990年にベルリンで執筆した戯曲。2016年にはグザヴィエ・ドラン監督が「たかが世界の終わり」というタイトルで映画化し、第69回カンヌ国際映画祭グランプリを受賞、アカデミー賞外国語映画賞カナダ代表作品に選ばれた。長く帰郷していなかったが、不治の病を得て実家に戻ってきた34歳のルイ(内)が、病を打ち明けられずにいる中、家族が言い争いをしたり、互いを気遣ったりする情景が会話劇として描かれる。家族の愛や葛藤を確固たるメッセージとして提示するのではなく、描写の一つ一つから観客の心に語り掛けていく。主演の内は「とても芸術的で文学的な作品で、このようなタッチの作品は初めてです。全てを理解するまでが、今まで出させていただいた作品の中で、一番難解でした」と苦労を明かす。「セリフ量がとても多く、長セリフで10ページぐらいある部分もあります。会話劇ではありますが、全員に長セリフがあるので、一人が話しはじめたら、ぶわーっと話し続けるので、なにかあったときにフォローができない、個人戦のようです(笑)」と苦笑。「東京公演は、公演期間も長くて、1日に2公演を行うのも初めてなんです。神経を研ぎ澄ます繊細なお芝居なので気を引き締めて頑張ります。ぜひ皆さま劇場にいらしてください!」とアピールした。また、義姉役の大空は内について「キャッチ力が凄いんです。ダメ出しが入っても、すぐに自分の中に取り込んで演じられていてすごいなと思いました」と称賛。「初共演ですが、この家族には、こんな素敵な(義理の)弟がいるんだと、自然に感じることができました」と語る。内の母を演じた那須は、「ルイが実家に帰ってきて、18年ぶりに会うという設定なんですが、いやぁ……こんなきれいな息子になって。本当にきれいですよね」と、内の顔面をべた褒め。「兄(鍛治直人)は乱暴もので、弟はとても繊細。稽古中も、演出の石丸さんから『かっこよすぎる!』というダメ出しも出るくらいでした(笑)」と、エピソードを披露した。同作の公演はDDD青山クロスシアターにて10月13日~11月6日を予定している。
2018年10月13日不治の病で余命約1年の主人公が、18年ぶりに再会する家族との1日を綴った舞台『まさに世界の終わり』が、西宮市の兵庫県立芸術文化センターで幕を開けた。同作の映画版(邦題は『たかが世界の終わり』)は、時代の寵児であるグザヴィエ・ドラン監督が手掛け、2016年カンヌ国際映画祭グランプリに輝いた。この作品が舞台化されるのは日本では初めてだ。【チケット情報はこちら】本作は1957年に生まれ、1995年にエイズのため38歳で亡くなったフランスの劇作家・ジャン=リュック・ラガルスの作品。1980年代はエイズは不治の病で、ラガルスをはじめ多くの才能あるアーティストが命を落とした。エイズに対する偏見も根深く、病名を公にしない人も多かった。その時代背景と、死を宣告されたラガルスが、本作の主人公ルイに自身を投影していたことを知れば、より物語の世界に入っていきやすい。最初のシーンは、ベッドの上で病に苦しむルイ(内博貴)が、家族にもうすぐ死ぬことを知らせに行こうと決意するモノローグ。ルイは、もがきながらも手を伸ばし、何かを空中でつかもうとする。ルイの帰還を喜ぶが、18年の不在を責めるルイの妹シュザンヌ(島ゆいか)、愛情があるものの、ルイに嫉妬があり、日本の頑固親父のように頑なな兄のアントワーヌ(鍛治直人)、家族を懸命につなげようとするアントワーヌの妻カトリーヌ(大空ゆうひ)、肝っ玉母さんで、ルイに皆を励ましてほしいと頼む母親(那須佐代子)。登場人物のセリフによって、ルイの心臓の鼓動が効果音で客席に響き、彼の動揺が伝わってくる。ルイは、家族の前では物静かに微笑んでいるが、時々、織り込まれるモノローグでは、死への苦悩と、何故、家を出たのか、家族に対する葛藤を毒々しく吐露する。内の、静と動の対極の演技が印象的だ。家族との関係はやっかいだ。遠慮がない分、血や涙が流れ、後悔もする。それと同時に、かけがえがない。ルイと家族の状況は、誰もが通過するであろう鋭い痛さや深い苦さを抱えている。そう思わせてくれたキャスト全員の演技と、演出の石丸さち子の手腕が光る。映画版ではドランが脚本も手掛け、登場人物の表情や心象風景で、それぞれの心情を読み解く必要があったが、ラガルスの川の流れのような言葉を生かした舞台版(上演台本:石丸さち子)のほうが、私には分かりやすく物語に近づけた。ルイは家族に自分の死を伝えることができたのか。何かをつかみ取れたのか。ラストシーンのルイはあまりにも美しく、胸を突かれる。ここも映画とは違う。ラガルスは、約20年の間に25作品を書き残したが、日本ではあまり上演されることがなかった。彼が観客と再び出会う、そんなラガルスとの「世界の始まり」を感じた舞台だった。東京公演は10月13日(土)から11月6日(火)まで、東京・DDD AOYAMA CROSS THEATERにて。取材・文:米満ゆうこ
2018年10月05日映画監督グザヴィエ・ドランの素顔に迫るドキュメンタリー映画『グザヴィエ・ドラン バウンド・トゥ・インポッシブル』が、2017年11月11日(土)より、YEBISU GARDEN CINEMAほかにて公開される。若くして世界の注目を浴びる「美しきカリスマ」「美しきカリスマ」と称され、映画界のみならず世界のカルチャーシーンにその才能を放ち続ける、弱冠28歳のグザヴィエ・ドラン。幼少期より子役としてテレビや映画に出演していたグザヴィエ・ドランは、その異名を裏付ける美貌を活かしてモデルとしても活躍するなど、監督デビュー前から多岐にわたって活躍していた。2009年に『マイ・マザー』で監督・脚本家デビューを果たすと、同作を含む監督全6作品全てカンヌ国際映画祭に正式出品。2014年の『Mommy/マミー』ではカンヌ国際映画祭で審査員賞、2016年の『たかが世界の終わり』では同映画祭でグランプリを受賞と、若くして世界中の映画人から熱い注目を集めている気鋭の映画監督だ。天才映画作家の素顔に迫る本作は、その若き天才の秘密と素顔に迫るドキュメンタリー映画。ドラン本人が自身の映画作りへの思いやこだわり、過去作における数々の名シーン誕生秘話などを語るほか、ヴァンサン・カッセル、マリオン・コティヤール、ナタリー・バイなど、ドラン作品に出演した名優たち、そしてドランの才能にいち早く目をつけ、バックアップしてきたカンヌ国際映画祭総代表のティエリー・フレモー、ガス・ヴァン・サント監督ら映画人が、新世代の象徴として謳われるドランの魅力の秘密を語り尽くす。監督デビュー作『マイ・マザー』から最新公開作『たかが世界の終わり』まで、ドランワールドの全貌を余すことなく見せるファン必見のドキュメンタリーとなっている。【作品情報】映画『グザヴィエ・ドラン バウンド・トゥ・インポッシブル』上映劇場・日程:■東京劇場:YEBISU GARDEN CINEMA上映期間:2017年11月11日(土)〜終了日未定■大阪劇場:なんばパークスシネマ上映期間:2017年11月11日(土)〜11月17日(金)■名古屋劇場:伏見ミリオン座上映期間:2017年11月25日(土)〜12月1日(金)■福岡劇場:KBC シネマ上映期間:2017年11月25日(土)〜12月1日(金)■札幌劇場:シアターキノ上映期間:2017年11月11日(土)〜11月17日(金)鑑賞料金:一般 1,300円※その他の料金詳細、上映スケジュール等は劇場まで要問合せ。出演:グザヴィエ・ドラン、マリオン・コティヤール、ヴァンサン・カッセル、ナタリー・バイ、アンヌ・ドルヴァル、メルヴィル・プポー、ニールス・シュネデール、ギャスパー・ウリエル監督:ブノワ・プショー原題:Xavier Dolan - A l’impossible je suis tenu2017年/フランス/52分/Blu-ray上映/カラー/ビスタ/2.0ch ステレオ©2016 Tangaro – Shoot again productions – MK2 – Sons of Manual – Metafilms
2017年10月16日『Mommy/マミー』(’14)でカンヌ国際映画祭審査員賞の栄冠を手にしたグザヴィエ・ドラン監督の最新作『たかが世界の終わり』のBD&DVD発売を迎え、監督のコメントが到着した。同作は愛と葛藤のドラマで定評があるドラン監督が、今度は家族について描いて多くの賛辞を集めた注目作だ。カンヌ国際映画祭でグランプリ、エキュメニカル審査員賞を受賞したほか、日本ではミニシアターランキングで3週連続第1位の大ヒットを記録した。本作についてドラン監督は、「人物を魅力的にするのは不完全さだと思う。だから僕は意地の悪い人にも、魅力を感じることがある。本作の登場人物たちには、わかりやすい人は1人もいない。弱いし傷つきやすい。大きな苦悩を抱えて生きている。本作を気に入ってくれたら嬉しい。ぜひ楽しんでください」とコメント。豪華キャストの人間ドラマは必見だ。また、特典映像にはドラン監督を始め、マリオン・コティヤール、レア・セドゥ、ヴァンサン・カッセル、ギャスパー・ウリエルなど豪華キャストの貴重なインタビュー映像を収録する予定。第69回カンヌ国際映画祭グランプリ受賞作を、特典とともに見届けてみて。『たかが世界の終わり』ブルーレイ&DVDは9月6日(水)より発売中。(DVDレンタル同時スタート)(text:cinemacafe.net)■関連作品:たかが世界の終わり 2017年2月11日より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国にて順次公開(C) Shayne Laverdière, Sons of Manual
2017年09月06日時々、恋は突然終わるように感じる事がありますが、それはもしかすると二人の間に流れていた「終わりのチャイム」が聴こえなかった。または聴こえないふりをしていたのかもしれません。このシグナルは常にコントロールしておかないといけません。「終わりのチャイム」聴こえる?時々恋は突然終わるように感じる事がありますが、それはもしかすると二人の間に流れていた「終わりのチャイム」が聴こえなかった。または聴こえないふりをしていたのかもしれません。大きな理由や原因もなくふっと途切れてしまう恋愛。もしかしてこのように感じていたのは、二人の間にあったシグナルを見逃していたのかも。ここで書くシグナルを覚えておくと、終わりを早く察知できるいうになり、失恋を避ける事もできるようになるかもしれません。恋愛が終わろうとする時の「シグナル」恋愛が終わろうとする時、違和感を感じても受け入れようとしなかったり、改善しようと努力しなかったりするものです。でも、カップル間で終わりが訪れようとする時には、高確率で「もう恋愛が終わりかけていますよ。」というシグナルを発生している事が多いのです。恋愛期間が少し長くなってくると、まるで使い古しのシャツのように相手を扱ってしまうこともあります。丁寧に扱わないけど、自分に合っていて快適で最終的には選択する。丁寧に畳まずしまうような扱いをてしまう。でも、困ったときは頼りにし、着た時には居心地の良さや自分らしさを感じるものなのです。恋愛をしている時はとても楽しい時間で、全てが輝いているはずなのに恋愛中はそれに気づかず、普通となってしまい、終わろうとする時に大切さを再確認し、嘆くものなのです。でも、こうなった時点ではもうすでに「終わりを受け入れるしかない状態」まで来ているのかもしれません。また、理由もなく恋愛に冷めてしまって、終わりが来る事もあるかもしれません。ケンカもなく、裏切りもなくただ二人のページをそっと閉じて、引き出しの中にしまう事もあります。二人が納得して終わるのなら問題もないのですが、どちらかが離れたくなく、一人になりたくないために傷つく事もよくあります。こうなると恋愛の終わりは、難しいものにとなります。恋愛期間が長くなると、二人で過ごす時間が静かになって来ます。ここで間違いやすいのがこの2つです。快適で、心穏やかな時間で二人が静かに過ごしている。飽き飽きしていて、違和感を感じながら沈黙で過ごしている。あなたは快適で静かであっても、時には相手にとって違う場合があります。では、どうしたら二人の関係が終わったか分かるのでしょうか。ここで書いているシグナルは常にコントロールしておかないといけません。1.沈黙の時間恋愛したての頃はお互いの事を知るために色々話していて楽しい時間を過ごしていました。相手がする話も興味があり、小さな話も楽しく感じ、あいづちを打ち、笑い、自分からも話のネタを探すことさえありました。恋愛関係は、鳥の巣のような場所でないといけません。二人でいることで外のストレスをシャットダウンし、身を休めます。周りの他の人よりも強く繋がり、親密さを作り上げ、お互いに共有しあい、プライベートも確保するというバランスの良さも必要とします。話す事がなく、長い間沈黙が続いている時は何かがうまくいっていないのかもしれません。二人の間で全く会話がないのは典型的な「終わりの合図」です。2.ケンカが絶えないケンカの多い恋愛は、幸せではありません。ケンカが毎日続いて、二人の間で改善していくところか、罵り合うだけのために口論をすることは、早く終わらせるべきです。ケンカをした後に同じ事で相手を責め立てて、 バツを与えるような事は絶対にあってはいけません。これは、相手の気持ちを遠ざけるか、違う人の元へと向けるかのどちらかにしか繋がりません。「最近ケンカばっかりだけど、私たち終わったのかな?」こんな話を聞いたら答えは「YES」です。ケンカが続いている関係はお互いにとって心地よい関係ではありません。怒っている方も、怒られている方も心の底から相手を愛する事ができなくなってしまい、怒りが出て来ているからです。少しでも二人の関係が崩れてしまったら小さなことでも目についてしまい、目障りになるものです。お互いを思いやる心がなくなってしまっては、二人の間にある問題に立ち向かう事もなくなり、避ける事を選ぶ(恋愛を終わらせる事)ようになるのです。3.ケンカさえしないケンカをし過ぎて、もう何も求めなくなった状態です。もうケンカをすることさえありません。お互いの存在に関心を持たず、半ば無視をしているように過ごします。「長い間一緒に過ごしたから。」という気持ちだけで過ごしていても、心の声は「終わり」を告げています。何をしようが気にもならず、電話やメッセージがなくても気にならない。相手がいない方が、心地よくて自由に感じるのならどうして別れないのか尋ねたくなりますよね。4.セックスをしなくなった男性が理由をつけてセックスを先延ばししようとするようになったら、それは恋愛が終わってしまっているのかもしれません。あなたに魅力を感じないのか、他に女性がいることが考えられます。これは反対もあります。相手から誘われて断り続けているのもよくありません。相手に魅力を感じなくなっているのかもしれません。20代や30代のうちでこのような状態になっていたら終わりの確率は95パーセントと考えてもいいでしょう。
2017年06月01日19歳で監督デビューして以来、次々と傑作を発表しているカナダの若き天才、グザヴィエ・ドラン監督。昨年のカンヌ国際映画祭でグランプリを受賞した『たかが世界の終わり』は、死期の迫った人気作家が12年ぶりに家族を訪ねる半日の物語。互いにうまく気持ちを伝えられず、受け取れず、すれ違う家族の様子が胸に迫る。疎遠だった家族と向き合う決意で帰郷する主人公・ルイを演じるのはギャスパー・ウリエル。若手の美形として10代から活躍し、2014年の主演作『サンローラン』の熱演も記憶に新しい彼とドラン監督の出会いは、このうえなく繊細な家族の物語を生み出した。まだ20代のドランの作風は一作ごとに進化していて、今回は彼らしさを芯に残しながらも、これまでとは違う大人の映画という趣だ。「僕自身、その通りだと思う。テーマだけではなく、ストーリーの語り方や演出にも成熟が表れていると気がする。以前はやや誇張もあったけど、今回はかなり無駄なものを削ぎ落とした演出になっていると思う」。無駄を削ぎ落とすといえば、彼が演じるルイの演技にも当てはまる。主人公でありながら、心のうちを発散することなく、激しくぶつかり合う家族1人1人にとって触媒のような存在だ。「そうだね。僕にとって、ルイを演じるのは挑戦でもあった。映画に描かれるエモーションの大部分が、彼を媒介として起動させる設定になっているから。その意味でキャラクターに託された責任は大きかった。他者の言葉に耳を傾け、それに対して言葉ではなく、沈黙の中で最大限にリアクションを表現する。さらに主人公としての存在感を保つというのも、挑戦のしがいがあった」。台詞に頼らない表現の助けとなったのは、ドラン監督が選択した俳優の顔をクローズアップするという手法だった。「おかげで比較的、楽に演じられたと思う。今回は90%ぐらいがクローズアップなので、自分で表現するスペースをしっかり与えられる感覚があった。ほんの些細な表情、ディテールも、グザヴィエはちゃんとキャッチしてくれる。内に深く秘めたものを大げさに表現せずとも、とらえてくれると分かっていたから」。クローズアップを多用することで、この家族の持つ息苦しさが表現できたという。「もう1つ言えるのは、沈黙は言葉よりもより雄弁だということ。ジャン=リュック・ラガルスの原作から伝わるのは、いくらしゃべり倒したところで本当に大切なものは全然出てこないということ。ちょっと逆説的だけどね」。12年ぶりに帰郷したルイを迎えた家族は、沈黙を恐れるようにしゃべり続ける。「言葉が仮面の役割のような形で機能している。ルイ以外の家族は、しゃべることで空間を飽和状態にして、その結果、ルイが何か言おうとするのを阻むことにもなる。沈黙が生まれ、自分自身と向き合わなければならないのが怖くて、ルイ以外はみんなしゃべりまくっているんだ」。この映画ほど極端ではなくとも、誰しも似たような経験は覚えがありそうだ。家族ゆえの気持ちのすれ違いやコミュニケーションの難しさは「普遍的なテーマだと思う」とギャスパーは言う。「僕自身、演じていて『あ、これは…』と自分に当てはまる部分がいくつもあった。きっと映画全体というよりも、あるシーンに思い当たる節があって自己投影できる、そういう作品だと思う。ラガルスによる言葉の力であり、映画そのものの力でもあるけど、家族間の葛藤を知る人なら共感する、ユニバーサルな価値を持つ作品だと思う」。それにしても、主演級ばかりが揃う豪華なキャスティングだ。兄の帰還を無邪気に喜ぶ妹はレア・セドゥ、確執のある兄はヴァンサン・カッセル、口下手な兄の妻にマリオン・コティヤール、そして自己中心の派手な母親はナタリー・バイ。全員がフランス映画のみならずハリウッドでも活躍している。「優れた共演者と組むのはエキサイティングな体験だし、それによって自分自身をレベルアップできる。特に今回は素晴らしい人たちばかりで、とても刺激を受けた。本当にうまい俳優と共演すると、彼らは僕を想定外の域まで導いてくれるからね。常に驚かされ続けていたよ」。そんな彼らをまとめる監督はまだ20代。映画祭の授賞式ではほかの受賞者のスピーチに涙ぐむほど繊細な若者は、現場ではどんな様子だったのか。「本当にうそがない人。正直で、すごく涙もろくて、ちょっと大げさじゃないかと取られたりもしている。確かに、あそこまで心をむき出しにする人は珍しいね。撮影現場でも、彼が僕らの演技を見ながら涙をためているのを何度も見かけたよ。でも、それが彼のパワーになってるんだと思う」。ギャスパーは現在32歳。昨年、パートナーとの間に息子が誕生し、「ようやく父親という役目の難しさが分かってきた。その割には報われないこともね」と笑う。俳優としても、青年から大人の男性の役への過渡期にある。「自分の限界をもう少し遠くまで押し広げられるもの、新しい側面を引き出してくれるものを基準に出演作を選んでいるよ。守りに入っていた時期もあったけど、いまは違う。ネルソン・マンデラの『私は絶対負けない。勝つか、学ぶかのいずれかだ(I never lose. I either win or learn)』という言葉が大好きなんだ。いつもそれを念頭に置いている」。(text:Yuki Tominaga)■関連作品:たかが世界の終わり 2017年2月11日より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国にて順次公開(C) Shayne Laverdière, Sons of Manual
2017年02月07日“若き美しき天才”グザヴィエ・ドランが、ギャスパー・ウリエル、ヴァンサン・カッセル、マリオン・コティヤールらフランスを代表する名優たちと組み、カンヌ国際映画祭にてグランプリ受賞を獲得した『たかが世界の終わり』。2月11日(土)に迫った日本公開を前に、12年ぶりにわが家に帰ってきた主人公を愛してやまない母を演じたナタリー・バイと、その妹を演じたレア・セドゥのインタビュー映像がシネマカフェに到着した。鮮烈なデビューを飾った『マイ・マザー』から、カンヌ審査員賞の『Mommy/マミー』、そして本作まで、映画界のみならず世界のカルチャーシーンに衝撃を与え、閃光を放ち続ける27歳、グザヴィエ・ドラン。最新作でドラン監督が切り撮るのは、愛しているのに傷つけ合う“ある家族の1日”。自らの死を家族に伝えるために、12年ぶりに帰郷する人気作家。うまく想いを伝えられないその姿は、まさにミスコミュニケーションに陥った現代の家族の姿そのものだ。今回到着したのは、『アデル、ブルーは熱い色』で女優として初めてカンヌ国際映画祭パルム・ドールに輝き、本作では主人公の兄ルイ(ギャスパー・ウリエル)に憧れる妹シュザンヌを演じるレア・セドゥと、ドラン監督とは『わたしはロランス』に続くタッグで息子を理解できない母マルティーヌを演じたナタリー・バイの、カンヌの地でのインタビュー映像。2人は、大好きな兄/息子との久しぶりの再会に好きな料理を用意したり、慣れないオシャレをしたりと、主人公の帰郷を心待ちにして“歓迎”する側だ。本作は「言葉に表されないこと」について描かれていると語るレアは、「愛する人に対して自分を表現することは不可能に近く、そこには必ず誤解が生じるということにフォーカスした作品」であり、だからこそ人々の心を動かすという。加えてナタリーも、「言葉よりも沈黙がパワフル」だと表現する。また、撮影現場でのドラン監督を、ナタリーが「彼は私たちと一緒に演技するの」と説明すると、「一緒に泣いて、一緒に笑ってくれる」とレア。「彼自身がとてもワクワクしていて、ハッピーでエネルギーを分けてくれる」と明かし、俳優としても活躍するドランだからこそ、演技自体にものめり込み、自由で若さあふれる独特の撮影現場についてふり返っている。そしてカンヌ国際映画祭について、みなドランを愛しているから「とても嬉しい」と語り、「グザヴィエは愛すべき、皆の心を揺さぶる存在なの」とドランへの愛を表している。『たかが世界の終わり』は2月11日(土)より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:たかが世界の終わり 2017年2月11日より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国にて順次公開(C) Shayne Laverdière, Sons of Manual
2017年02月02日第69回カンヌ国際映画祭グランプリを受賞したグザヴィエ・ドランの監督作『たかが世界の終わり』。2月11日(土)からの日本公開に合わせて「グザヴィエ・ドラン特集」が開催されることが決定し、監督デビュー作『マイ・マザー』から出演最新作『神のゆらぎ』まで代表作7作品が一挙上映されることになった。「もうすぐ死ぬ」と家族に伝えるために、12年ぶりに帰郷する人気劇作家・ルイ(ギャスパー・ウリエル)。母のマルティーヌ(ナタリー・バイ)は息子の好きな料理を用意し、幼いころに別れた兄を覚えていない妹のシュザンヌ(レア・セドゥ)は慣れないオシャレをして待っていた。浮足立つ2人と違って、素っ気なく迎える兄のアントワーヌ(ヴァンサン・カッセル)。彼の妻のカトリーヌ(マリオン・コティヤール)はルイとは初対面だ。オードブルにメインとぎこちない会話が続き、デザートには打ち明けようと決意するルイ。だが、兄の激しい言葉を合図に、それぞれが隠していた思わぬ感情がほとばしる――。「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」のアンバサダーを務め、現地時間1月19日にパリで開催された「2017-18年秋冬メンズコレクション」にも登場したドラン。今回、東京のユジク阿佐ヶ谷にて、監督のみならず俳優としても活躍する彼の代表作が一挙に上映される。19歳で監督・脚本・主演を務めた鮮烈なデビュー作『マイ・マザー』から、カンヌ国際映画祭で審査員賞を受賞した『Mommy/マミー』、日本でもスマッシュヒットとなった『わたしはロランス』など、ドランの現在に至るまでの軌跡をスクリーンで追うことができそうだ。『たかが世界の終わり』は2月11日(土)より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国にて順次公開。<グザヴィエ・ドラン特集>は2月11日(土)~2月24日(金)、ユジク阿佐ヶ谷にて開催。上映作品:『マイ・マザー』『胸騒ぎの恋人』『神のゆらぎ』『トム・アット・ザ・ファーム』『エレファント・ソング』『Mommy/マミー』『わたしはロランス』の計7作品。(text:cinemacafe.net)
2017年01月21日