日本一かわいい女子中学生を決める「JCミスコン2018ファイナル審査」が26日、都内で行われ、北海道出身で中学1年生のあいるぅさん(13歳)がグランプリに輝いた。昨年からスタートした同コンテストは、「女子高生ミスコン」の姉妹コンテストで、芸能事務所に所屬していない女子中学生なら誰でも出場できるというもの。グランプリ特典として大手芸能事務所と契約できるほか、「JCミスコン2018」のPR大使、各種メディアでの活動などが予定されている。グランプリ発表が行われたこの日は、応募総数約3,000人の中から書類審査、面接審査を勝ち抜いた13人のファイナリストが登場。この日はファイナル審査が行われ、自己PRで得意の歌とダンスを披露したあいるぅさんがグランプリに輝いた。名前を呼ばれて信じられない表情のあいるぅさん。MCから感想を求められて「まさか自分がグランプリになれるとは思わなかったので嬉しいです。しかも皆さん可愛いし、特技も失敗したのでダメかと思いました」と半信半疑だったようだが、「応援してくれた皆さん、本当にありがとうございました」とこれまで支えてくれた友人や家族、ファンへの感謝の気持ちを語った。また、準グランプリには自己PRでダンスを披露した愛知県出身で中学1年生のこころんさん(13歳)、モデルプレス賞には広島県出身で中学3年生の綺華さん(14歳)、mysta賞には岡山県出身で中学1年生のゆうりさん(13歳)が獲得。こころんさんは「惜しくも目標だったグランプリは獲れませんでしたが、準グランプリになれて嬉しいです。応援してくれた方々、本当にありがとうございました」と受賞を喜んだ。
2018年12月27日トップライター:竹内 ナナ早いもので、中1も残り半分となったハルキは、人生初の5段階評価の通知表をもらってきました。1週間くらい前から、「今回の通知表は流して。甘く見てた。後期からマジがんばる」と言うハルキ。どうやら自信がないようなのです。不安な保健体育の評定は?前期の中間テスト終了後、ひとまず3段階評価をもらってきたのですが、そこにはなんとCがあったのです。3段階のCってことは、いちばん下。ってことは「2」?もしかしたら「1」がついちゃうってことですか~???「C」がついたのは保健体育なのですが、ハルキは、マットや跳び箱などの器械体操が苦手なようです。わたしたちの時代には考えられませんが、保健体育も、授業のたびにレポートを提出するそうで、その内容がダメで、2~3回再提出させられたというのです。やだな、やだな。「2」は見たくない。前期終業式の日、部活を終えて帰宅したハルキ。こちらからは催促しないと決めていたのですが、ベッドの上でスマホを手にとり、くつろぎ始めるハルキ。母はもう待てません。「提出物は?」「え?」とぼけているのか、本当に忘れているのか……と思っていると、「あー、あー」と出しにくいようすもなく、カバンから通知表を出してきたハルキ。A4版の裏表。表にはシンプルに「通知表」とあります。裏を返すと……。とりあえず「2」はない!よかった。保健体育は、夏以降プールがあったので、それで挽回できたのと、3段階評価でレポートが悪いことが分かったので、その後はきちんと書くようにしたようです。保健体育なんて良い成績じゃなくてもいいのでは、というわけにはいかないのが高校入試のようです。公立高校の入試の際に必要な内申書は、9教科の平均だし、私立も推薦入試の場合は、9教科の内申が必要な学校もあるからです。5段階評定が決まるまで全体的には、それほど驚くこともないかなという成績で、はじめての5段階評価はこんなもんなのかなという印象でした。ハルキには「後期からがんばる」と、事前に余計なことを言わないように釘を刺されていたし、いきなり細かいことを言っても聞き入れてくれないだろうと思い、「まあまあじゃない。後期はがんばるんだもんね」と塾に送り出しました。ハルキが塾に行っている間に、5段階評定のもっと細かいところが知りたくなり、各教科の「評価」の合計点を書き出してみました。「第2回授業ガイダンスなるもの」で少し触れましたが、1~5までの5段階の数字は「評定」と呼ばれ、その元になっているのは、各教科の4~5つの観点にA○(マル)・A・B・C○(マル)・Cの5つのアルファベットでつけられる「評価」と呼ばれるものです。「評価」は、各教科(例:数学)、各単元(例:一次方程式)ごとに、観点別(関心・意欲・態度、思考、技能、知識・理解)の評価がつきます。A○(マル)…十分満足できるもののうち特に程度の高いもの=5点A…十分満足できる=4点B…おおむね満足できる=3点C○(マル)…努力を要する=2点C…一層努力を要する=1点「評価」の合計点を総括したものが1~5の「評定」となります。評価4~7点=評定1評価8~10点=評定2評価11~13点=評定3評価14~17点=評定4評価18~20点=評定5たとえば、数学の評価が数学への関心・意欲・態度→B数学的な見方や考え方→A数学的な技能→A数量や図形などについての知識・理解→A○だった場合、B=3点+A=4点+A=4点+A○=5点=16点16点=評定4ということになります。評定がアップできそうな教科を見つける9教科の評価の合計点を出してみると、あと少し努力すれば成績アップできそうな教科が見えてきました。数学は、関心・意欲・態度の評価を上げれば、1アップできそう。社会も、どれかひとつの評価が上がれば、評定が1アップできそうです。中学生になったばかりのハルキは、社会がおもしろいと言っていて、中間テスト後の3段階評価もよかったのです。でも途中から「先生の話がつまらない。眠くなる」と言うようになり、今回の評価では、4つのうち、3つが落ちてしまいました。楽しいと俄然張り切るけど、つまらなくなると、ひゅ~っとしぼんでしまうハルキ。自分の中学時代を振り返っても、似たような経験がありますが、いちばん楽しかった教科が先生によって嫌いになってしまい、さらに成績も落ちてしまうのはもったいないですよね。塾から帰ったハルキに、「社会と数学は、評価をあと1ずつ上げれば、評定も上がりそうだよ」と評価を計算した紙を見せると、「ナイス~」と予想外に感謝されました。「先生も人間だからいろんな性格の人がいるよ。先生の好き嫌いで成績が下がっちゃうのはもったいないよ」「分かった。後期はもっとがんばるよ!」と前向きなハルキ。有言実行で後期はさらにがんばってほしいです。ナナ竹内(たけうちなな)夫と息子との3人暮らし。神奈川県在住。出版社勤務を経て、フリーランスのライターに。息子がテニスを始めたのを機に、自分もスクールに通って、基礎をきちんと学びたいと思う今日このごろ。青空の下、家族でテニスを楽しみたい。
2018年11月16日キッズネットサポーター:ゆきこ過去問は、大切な予行演習多くの塾では6年生の秋から過去問を解き始めます。娘の塾では過去問の準備について特に指導はありませんでしたが、わたしは受験生の親のブログを参考に、準備しました。過去問の背表紙を裁断する。問題用紙も解答用紙も、本番のサイズに合わせてコピーする。娘が受験した入試の問題用紙のサイズは全てA4ですが、過去問題集はB5サイズのものがほとんどです。本番のように、考えるために書き込める余白は、問題集にはほぼありません。子どもには「入試の予行演習」として過去問を解いてほしかったので、問題集を本番と同じA4サイズに拡大してコピーしました。このように裁断したあとに、実際のサイズに合わせpて、A4サイズに拡大コピーしました過去問の裁断は、「ビジネスコンビニ」と呼ばれる店舗でお願いしました。裁断料金は1センチメートルあたり108円でした。裁断することでコピーする際に「紙送り機能」が使用できて、とても便利です。裁断をした店舗のセルフコピー機でコピーも行なったので、1カ所で作業を終えることができ、時間と手間がかなり省けました。参考にしたブログによると、カッターで裁断する方もいるようです。自宅でも撮影できる、願書写真「できるだけ塾に通わず」頑張ってきた我が家では、願書の写真も父親が撮影して家庭で準備しました。わたしたち親は「プロに撮ってもらったら」とも言ったのですが、娘が「パパでいい!家で撮る!!」と主張し、自宅での撮影となりました。コツは、「望遠レンズをつかって、遠くから撮る」です。これにより、実物より顔が膨らむことを避けられます。自宅撮影はプロに比べると照明などが劣りますが、忙しい受験直前期に「写真館に行く時間と手間」を省けることは大きなメリットです。自宅でも様々なアプリをつかえば満足いくまで調整できます。余談ですが、我が家はパスポートの写真も自宅で撮影しています。申請の際に「あごに影が若干あるので、外国では確認されることもあるかもしれませんが、日本では問題ありません」と言われたものの、出入国の際にトラブルが起こったことはありません。想定外のプレッシャー【第1回中学受験と、親ばなれ・子ばなれ】のとおり、「中学受験に向けてがんばることは、いい経験になる」が、「努力をしても報われない可能性もある」。つまり不合格の場合もあることは、本人とはよく話し覚悟はしていました。しかし、娘の小学校は中学受験をする子が少なく、関心も知識もが少なかったためか、同級生たちは「中学受験=志望校へ進学」と思い込んでいるようでした。不合格になるかもしれないので放っておいてほしかったのですが、試験を受ける前から「〇〇中学校に行くんだー、すごいねー」と合格を前提に話されるのには参りました。志望中学校が知れ渡った理由は、担任の教師が教卓に置きっぱなしにした中学受験の書類を見たクラスメイトが、それを黒板に貼ったことでした。中学受験関係の書類は封筒に入れて見えないようにして提出することをおすすめします。さらに、下の子とは「お姉ちゃんが第一志望に合格したら、最新ゲームを買おう。だから受験が終わるまで協力してね」と約束したはずが、いつの間にか「受験はどうせ合格する。だから今すぐ」という解釈にすり替わっていました。何度も何度も「受験というものは、不合格もある。結果が分かる前に『きっと合格するから買って買って』と言うのはやめなさい」と言い聞かせても、全く理解できないようでした。「いつ買ってくれるの?」と何度も言われるのには、閉口したものです。下の子も同級生も、受験を経験したことがないため「受験=合格」と思いこんでいたようでした。このプレッシャーはなかなか手ごわいもの。子ども自身も「クラスメイトに『頭のいい中学に行くんでしょ?!』って言われたー」などと愚痴をこぼすことも多々あり、担任の先生に相談しようと思いましたが、娘に止められました。また、娘には「中学受験をするとクラスで話さないほうがいい」と伝えていましたが、中学受験をする別の子が自ら「わたしは中学受験するから地元中には行かない!」と教室で宣言したり、自分の志望校の良いところを話したりということがあったそうです。受験する子もしない子も、心が乱れる時期だったのかなと今になって思います。入試当日の「花道」入試当日の朝の風物詩といえば、激励のために試験会場に来た塾講師による「花道」ですね。この花道、娘が中学受験で一番緊張した瞬間だったそうです。花道があることは知っていたのですが、いざ目の当たりにするとやはりビックリしてしまったそうです。塾に通っていないと、この花道は「完全アウェー」となります。また、通塾していてもほかの塾の人数が多くて圧倒されたり、担当の先生が当日に来られなくて子どもが動揺したりすることもあります。入試当日のシミュレーションでは、「花道を通る」こともぜひやってみてください。通塾していない場合は、気にせず通過できるように心の準備をしましょう。進学塾のウェブサイトには、入試日の写真が紹介されています。写真を見て当日をイメージして、「塾の先生や友だちが多くいる人は、そのときは安心できるかもしれない。けれど試験本番では一人で問題を解くことは全員同じ。先生や友だちがいなくても大丈夫!」と伝えてあげるとよいと思います。通塾している場合は担当の先生が来るか事前に確認して、来ないのならば当日か前日夜に電話をかけてもらえるようにお願いするのも一案です。中学受験に【成功】するためにさまざまな理由で、年明けから小学校を休むお子さんもいるようです。我が家は受験対策のために小学校を休むつもりはなく、試験日以外は登校する予定でした。しかし、例年より早いインフルエンザの大流行で、いつ学級閉鎖になってもおかしくない状況となり、「インフルエンザに感染するのが怖いから」という理由で入試直前は小学校を休むことにしました。こんなことになるとは、年明け前のわたしには想像できないことでした。試験直前には、思ってもいなかったいろいろなことが起こると思います。インフルエンザの大流行、まさかのケガ、体調不良、兄弟姉妹のワガママなどなど・・・。想定外のできごとが起こったときこそ、親のサポートが重要です。親だってドキドキ・ハラハラして、子どもといっしょに焦ってしまうこともありますが、そんなときこそハリウッド女優気分でポジティブ思考を演じ、子どもをサポートしましょう。中学受験は面倒なことも多くありますが、子どもをこんなにサポートする機会、タッグを組んで挑む機会は最後かもしれません。貴重な時間と考えて、頑張りましょう。志望者が募集人数を上回れば、全員が合格することはありません。一生懸命に挑んでも、辛い結果になることもあります。しかし、人生の最終目標が中学受験ではありません。親子で中学受験に取り組むことで、子ども自身が自分の人生を切りひらき、親が子どもの自立をサポートできれば、どんな試験結果でも大成功といえるでしょう。七転八倒、怒鳴ったり叫んだり、親が何を言っても子どもは馬耳東風だったりもありますが(全て我が家でのことです。笑)、「中学受験をしてよかった」と思える、幸せな体験となりますように、みなさんの【成功】をお祈りします。ゆきこ(ゆきこ)40代。夫と長男長女との4人暮らし。食生活アドバイザー2級、食育アドバイザー、幼児食インストラクターの取得の際に、「試験勉強を続ける辛さ」「受験のプレッシャー」を身をもって知りました。毎日、学校で授業を受けて、宿題やテストに取り組んでいるだけでも、子どもたちは精一杯頑張っているとリスペクトしたいです。が、ついガミガミやっちゃいます・・・。
2018年11月15日トップライター:竹内 ナナ長期休暇明けの初登校の日、事件は起きました。ひさびさの学校なのに、午前中は通常授業、体育はプール、午後はマラソン大会の予選、部活もあるという、盛りだくさんの時間割です。教科書にプールバッグ、体操着、テニスラケット、さらにロッカーに入れる大きな箱まで持っていかなかくてはいけないので、「わたしが学校まで運ぼうか?」という話を前の晩からしていたのですが……。ハルキの言動にイライラが爆発!当日朝になっても、「持っていけるかな、どうしようかな」と決められずにいるようです。わたしも仕事で8時30分には家を出るので、学校に行くなら猛スピードで準備しないといけないのに……。(早く決めてよ!)と心のなかで思っていたところに、今度は学校のマラソン大会のへ不安をつぶやき始めたハルキ。「最近走ってないから無理かな」「手抜きでいいか」ときどき父親とランニングをしているのですが、部活が始まってからは時間がとれず、ほとんどできずにいました。ハルキは自分が不利になると、ネガティブなことを口にする傾向があり、わたしは以前からそれが気になっていました。「なんでも、うまくいくことばかりじゃないの」「いい結果が出せそうになくても、そのときの出せる力でやってみるとか、ときにはやり過ごすことだって必要なんだよ」「自分が不利になると言い訳するのはカッコ悪い」「そういう考え方が大嫌いだ~~~~~」(×2回リピート)わたしが荷物を運んだほうがいいかの返事を聞きたかったところに、そんな言い訳がましい話をされたので、イライラが爆発してしまったのです。その直後は「ひどい……」とだけ言って身支度を続けたハルキ。数分後、わたしのところに歩み寄ってきて「こんなに心臓がドキドキするのはどうしてだろう」と力なくつぶやきます。ハルキの胸に手を当ててみると、ドクンドクンと大きな鼓動を感じます。「ほんとだ……」とわたし。そして、大きな荷物を前とうしろに抱え、ふて腐れた顔で登校してしていきました。先生が大きな声で叱らない理由動悸がしたまま、泳いで、マラソンをして、部活をやったらどうなってしまうんだろう。急に不安になり、学校へ電話。担任の先生が不在だったので、同じ学年の先生に朝のできごとを正直に話し「具合が悪そうだったら、運動はさせないでほしい」と伝えました。仕事に向かう途中、担任の先生が携帯に電話をくれ、「電話をもらう前に、ちょうどハルキ君と話していたのですが、いつも通り元気でしたよ。自律神経のバランスがちょっと崩れたんでしょうね。お母さんから電話があったことを伝えて、『具合が悪かったら先生に言うんだよ』と伝えましたから」と言ってくれました。先生のこの言葉にどれだけほっとしたことか。わたしの言葉は、ハルキが動悸を起こしてしまうくらいひどいものだったのか。「大嫌いだ~~~~~」がハルキの中でリフレインしたんだろうな……。ハルキがじゃなくて、考え方がだよ、と心のなかでつぶやいてみる。いつも注意をするときは、叱るというより、感情的になってしまうわたし。これから思春期に入り、親の言うことも聞き入れにくくなるだろうし、わたしがこんなことではいけないと、さすがに反省しました。口ではうまく伝えられない気がして、ハルキに手紙を書きました。感情的に叱ってしまうことを謝り、これからはもっと言葉を選ぶことを約束しました。部活を終え、帰宅したハルキ。心配をよそに、いつも通り元気なようすでした。わたしの手紙を読み終えると、「うん」と一言。「先生、なんて言ってた?」「ん?『ケンカしたの?』って」ハルキは、担任の先生をとても信頼しています。先生のクラスになり、はじめて叱られたとき、先生は叱るときに大きな声は出さない長い時間は叱らない人と比べないと言っていたそうです。大きな声で叱ると、子どもは、怒鳴られるからやってはいけないと思ってしまうからだそうです。その通りです。育児書にもそう書いてあります。でも、いざとなると感情的になってしまうんです、母は……。担任の先生は、わたしと同世代だと思います。先生にとって、たとえそれが仕事だとしても、実践できているということはやっぱり立派です。「先生を見習おう。次に大きな声で叱りそうになったら、とりあえずトイレにかけこんで、深呼吸してみよう!」と、心に誓ったのでした。ナナ竹内(たけうちなな)夫と息子との3人暮らし。神奈川県在住。出版社勤務を経て、フリーランスのライターに。息子がテニスを始めたのを機に、自分もスクールに通って、基礎をきちんと学びたいと思う今日このごろ。青空の下、家族でテニスを楽しみたい。
2018年11月14日トップライター:水野さくらこ中学受験は娘との最後の共同作業になるかも。中学受験の先輩ママに教えられ、学校探しにもがぜんやる気が湧いてきました。そんなとき、各塾が開いているその年の「中学入試報告会」と「キリスト教学校合同フェア」なるものがあることを知りました。はじめてのイベントにドキドキしながらも、出かけてみることにしました。塾の個性が垣間見られる「中学入試報告会」その年の受験が終わると開かれる「入試報告会」。中学入試の概況のほか、科目ごとの問題分析や傾向、来年度の予想から入試で求められる力のトレンドといった、最新情報を得ることができるのだそうです。サピックス、四谷大塚、日能研、早稲田アカデミーといった大手塾がそれぞれ開催しているので、どこに行こうか迷いましたが、ハルカが教材を使っている四谷大塚と、難関校への合格実績がもっともよいサピックスの2カ所に行くことに。こうしたイベントもすべて事前にネット予約が必要なのですが、仕事の予定もあってギリギリまで予約できずにいたら、希望の日はすでに満席で受付終了に!予約が必要な場合は、とにかく先に予約を入れてしまう方が、今後はよさそうです。会場に着くと、すでに席はほぼ満席。子どもが低学年のうちからこうしたイベントに参加している意識の高い保護者もいるそうで、四谷大塚もサピックスも会場は熱気にあふれていました。手帳を開いて熱心にメモを取る方、ノートPCを膝に置き、先生の説明を素早く打ち込んでいる方もいました。どちらの報告会でも、その年の合格実績や全体の受験者数、人気校の傾向といったことの解説が行なわれるのですが、両者の違いはといえば、そのタイトルを見れば一目瞭然。四谷大塚が「中学入試報告会」と銘打っているのに対し、サピックスは「中学入試分析会(・・・)」です。はっきりと「分析」と掲げているサピックスは、入試に関わる様々なデータをもとに、〇%増えたとか減ったとか、数字の分析に終始していました。四谷大塚の会では冒頭に、難関校合格者の感動のインタビュー動画が流れるのに対して、ずいぶんとドライな印象です。情感にコミットしてくる四谷大塚と、エビデンス重視のサピックスといった感じでしょうか。でも、これは好みの問題。四谷大塚でもオリジナルの分析資料が配布されるし、客観的データや情報ももらえるので、どちらの報告会でも過不足はないように感じました。ただ、サピックスは難関校に強い塾という特色があるので、難関校を目指すのなら「中学入試分析会」を押さえておくべきだと感じました。ハルカの場合はサピックスには行かなくてもよかったかも?とも思いましたが、塾の方針が垣間見られたのはよい経験でした。キリスト教学校も視野に、学校選びをはじめる「キリスト教学校合同フェア」は、合同学校説明会のなかでもキリスト教学校にしぼった説明会で、青山学院を会場に行なわれます。こちらは事前予約不要。当日は、学校のカフェテリアも利用できるということで、ハルカや近所の中学受験友だち母子もいっしょに、気楽に出かけました。事前にイベントスケジュールを確認すると、キリスト教学校の多さにあらためて驚きます。首都圏には80校以上のプロテスタント・カトリックの学校があるそうです。キリスト教学校には女子校が多く、プロテスタントには青山学院附属校など共学がちらほらとありますが、カトリックは基本的に別学だということも、いっしょに行ったママ友から聞きました。このころには、ハルカもセーラー服へのこだわりは少し薄れてきていて、親のわたしたちも共学にこだわらなくてもいいかもしれないと、思い始めていました。夫がカトリックの中高一貫校出身ということもあり、キリスト教学校も視野に学校選びをしていくのもいいかもしれないと、家族で話すようになっていたのです。学校説明会の個人相談では、毎回同じ質問をするのがポイント「キリスト教学校合同フェア」では、各校がその魅力を5分間でプレゼンする5分間スピーチリレー、個別相談ブース、合唱祭などがありました。まずは気になる学校を中心に5分間スピーチリレーを聞き、その後は各校の個別ブースを巡ることにしたのですが、人気校では、会場の入りも全く違うことに本当に驚きました。特に個別ブースには、女子校ならフェリスや白百合、東洋英和、立教女学院、頌栄といった学校は長蛇の列で、とても話を聞くどころではありません。わたしとハルカは、これといって個別に相談したい話もなかったので、学校案内をせっせと集めることにしたのですが、各ブースで、みなさんがとても熱心に相談していた姿が印象的でした。今振り返ると、「大学の指定校推薦の規定」や「いじめがあったときの対応」、「高校に進学しない、あるいはできない生徒の数」、「成績は発表されるのか、順位は発表されるのか」など、聞いておけばよかったと思うことがたくさんあります。でも、当時のわたしには、中学生になったハルカのイメージが湧かなくて、質問は思いつきもしませんでした。いっしょにいったママ友は、「〈生徒さんのいいところと、悪いところを教えてください〉と、どこの学校でも同じ質問をしてるの。そうすると学校の生徒に対する目というか、そういうものがわかるようになっていいわよ」と言っていて、なるほどと思いました。たしかに、同じ質問をするというのは、学校を比較するときに役立ちそうです。ランチにカフェテリアでスパゲッティを食べたあとは、花の咲くテラスで友だちと記念撮影しつつ、「青学もいいかもねー」と、にこやかに友だちと話すハルカ。6年生にもなって、なんとものんきなハルカの姿に、これからがんばれ!という思いも込めて、「そうだね」と笑顔を返した母でした。水野さくらこ(みずのさくらこ)都内で夫、娘と3人暮らし。娘が中学生になり帰宅時間も遅くなったので、空いた時間にヨガを習いに行くことを画策中。いつかベターっと開脚できるようになるのが夢。
2018年11月01日有村架純演じる中学教師が岡田健史演じる教え子と“禁断の恋”に落ちていく「中学聖日記」の第4話が10月30日にオンエア。ついに“禁断の領域”に踏み込んだ2人の恋と、岡田さん演じる晶の純粋さが多くの視聴者の心を揺さぶっている。有村さんが片田舎の中学校に赴任してきた新人教師の末永聖を演じ、その教え子で10歳年下の中学生・黒岩晶に本作がデビューとなる岡田さん。聖の婚約者・川合勝太郎に町田啓太、勝太郎のバイセクシャル上司・原口律に吉田羊、晶に思いを寄せる同級生の岩崎るなに小野莉奈、その他夏川結衣、夏木マリ、友近、マキタスポーツといったキャストが出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。いよいよ夏休み。自分のなかにある晶への想いに気付いてしまった聖だが、あくまで教師として晶に接し続ける。しかし晶からは「花火大会のあとに会いたい」と言われてしまう。さらにるなから聖の携帯番号を入手した晶は「花火大会の後神社で待ってる」とSMSを送信。聖は晶の番号を着信拒否して想いを断ち切ろうとする。一方勝太郎は原口と二人きりでシンガポールへ海外出張。ホテルで打ち合わせしていると原口から、聖に誰か他に惹かれている人がいないかハッキリさせるように迫られる。さらに帰国後、原口は聖の中学の地元・子星平の花火大会に行くと言い出す。そして花火大会の夜、聖は見回り中、るなが晶の頬にキスする姿を見て、思わずその場を立ち去る。それを追いかける晶。海辺で聖を見つけた晶は聖にキス。さらに聖と晶が手をつないでいる所を、勝太郎と晶の母が見つけてしまう…というのが第4話のストーリー。ついに聖と晶が先生と生徒という関係を超えてしまった今回、「誰の目線でも見てるこっちが苦しくなる」「見てるだけで疲れる只今、天井見ながら脱力中」「複雑な感情に包まれるし胸が苦しくなる」など、禁断の恋に落ちていく2人の姿に心痛める視聴者が続出。また「黒岩くんのチュー仕方良かった」「キスシーン良すぎて泣きそうやったわ」「黒岩くんかっこよすぎる。キスは最高かよ」と晶の“中学生らしくない”キスの上手さを讃える声も多数。1話ではその横顔の美しさにネットが色めき立ち、今度は人気女優・有村さん相手に初のキスシーンと、話題を振りまき続ける岡田さんに多くの視聴者が熱い視線を送っているようだ。(笠緒)
2018年10月31日有村架純が教え子に惹かれていく中学教師役を演じる「中学聖日記」の第2話が10月17日に放送。バイセクシャルのバリキャリ帰国子女を演じる吉田羊の“壁ドン”シーンに視聴者から“自分も壁ドンされたい”の声が続出している。片田舎の中学校に赴任してきた新人教師の末永聖を有村さんが演じるほか、聖に恋する中学生の黒岩晶には1年にわたるオーディションで選ばれた新人・岡田健史。聖の大学時代からの恋人で現在は大阪で働く川合勝太郎には町田啓太。勝太郎の上司でバリキャリ帰国子女、バイセクシャルの毒舌系女子・原口律役には吉田羊。また小野莉奈、夏川結衣、夏木マリ、友近、マキタスポーツらが共演する。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。1話のラスト、「先生のこと、好きになっちゃいました」と聖に告白した晶だが、聖はその言葉を受け流し続ける。そんなある日、聖と勝太郎両家の顔合わせが急遽開かれることになったが、勝太郎が仕事のトラブルで遅れてしまう。聖ひとりに両家の親という構図のなか、聖は結婚後も教師を続けていきたいと思いを伝えるも、いずれは仕事をやめるように言われてしまう。そして子星中学校で体育祭が開催。そこで晶は聖に対し「自分を避けないで欲しい」と改めて想いを伝えるが、聖は「迷惑だからやめて。先生としては応援するけど、それ以上でも以下でもない」と冷たく突き放す。ショックを受けた晶は学校を勝手に早退、その帰り道に自転車でケガをしてしまう。そこに通りかかった聖はケガを手当てをしようと晶を自宅に招き入れるが、そこに勝太郎がやってくる…というのが2話のメインストーリー。主軸となる聖と晶の物語と並行して、大阪で勤務する勝太郎と原口の関係も描かれた。今回の2話、原口を演じる吉田さんの“バリキャリ上司”ぶりに「服装も化粧も役柄もカッコよくて好き」「クール系吉田羊さん、かっけー」「笑わない吉田羊さん凄い好み」などの反応が数多く寄せられており、特に原口が勝太郎を“壁ドン”するシーンには「吉田羊さんに壁ドンされたい人生だった」「私も吉田羊に壁ドンされたい町田啓太場所譲って」などの声が続々とタイムラインにアップされる状況に。今後さらに距離が接近していきそうな2人に「吉田羊と町田啓太パートだけで1本できるよね」という感想まで上がっている。(笠緒)
2018年10月17日今回はイヤイヤ期のお話です。思い出深い長女のときのことを書かせていただきますね。娘も親もイヤイヤ期一年生。娘のイヤイヤに翻弄(ほんろう)されてイライラが積もり、夫婦間も険悪な空気が流れていました。親としてこんな対応は良くないとわかっていながらも、あのころは何もかも初めての育児。「イヤイヤ期」というものがあるのはわかっていたものの、いざ目の前にするとどう対応したら良いのか分からないというのが正直な気持ちでした。でも次第に“感情をうまくコントロールできない子供の成長過程”なのだと理解していきます。イヤイヤ期は慣れる!(笑)長女の経験があったからか、次女のときは、こんなに穏やかにイヤイヤ期を過ごせたのかー! っと思うぐらい気持ちが楽でした。主人も「あー来たね来たね(笑)気が済むまで泣かせてあげよう」など慣れた様子で次女を見守っていたのを覚えています。ひとえにイヤイヤ期と言っても個人差があるので大変さは人それぞれ違うと思いますが、イヤイヤ期も楽しむぐらいの気持ちで、全国のお父さんお母さん頑張ってください!
2018年10月12日キッズネットサポーター:ゆきこ予定より早く、算数のみ入塾子どもが小学5年生の11月。塾主催の適性検査型の無料模試を受けたら、答案返却の面談で冬期講習の受講をすすめられました。そのときは塾に入ることをまったく考えていませんでしたが、お試し価格でお得だったうえに、帰省の日程と重なっていなかったので何かの縁かなと思い、気楽な気持ちで受講することにしました。子どもはこの冬期講習を楽しんだものの、2月に習い事のイベントが続けて行なわれることもあり、けっきょく入塾はしませんでした。そうなんです、中学受験を考えつつ、小5の2月になっても2つの習い事を続けていたのです(2つのうち1つは6年生9月まで、もう1つは入試シーズンも休まず、小学校卒業の3月まで続けました)。そして習い事のイベント終了後、同じ塾で無料模試が行なわれることを知った子どもが、「また模試を受けたい!」と言い出しました。「お試し価格で冬期講習だけ受講して入塾は断ったのに、また無料の模試を受けるって・・・」と、さすがに図々しいわたしでもちゅうちょしたのですが、子どもがどうしてもというので渋々申し込むことに。2度目の答案返却では、さすがに塾側も勧誘作戦を変えてきて、「冬期講習は公立中高一貫・適性検査対策クラスを受講したので、春期講習では『国私立中学対策クラスの、まずは算数を受講しましょう。春期講習前の通常授業から体験してみませんか」と勧められました。そのクラスには、子どもが今まで出会ったことがないような、ケタ違いの天才・秀才たちがいました。当初の予定では志望校対策が始まる9月に入塾するつもりでしたが、毎日通う小学校とはまったく違った刺激を塾のクラスメイトから受けたこと、算数の学習の進め方に迷い始めた時期だったこともあり、塾側の言うとおり算数のみ入塾を決めました。中学受験に「先取り学習」は必須!子どもは算数が好きで、しかも得意科目と思っていましたが、先取り学習まではしていませんでした。入塾して間もなく、「え!中学受験をするのに、まだ円の面積の公式を知らないの?」と講師に絶句されたことも、今となっては笑い話です。入塾する前の算数の学習は、市販の問題集と通信教育のZ会の公立中高一貫校適性検査講座の受講でした。今思えば、“学力検査でなくて適性検査だから先取り学習は必要ないだろう”と判断した親の油断のせいで、学習内容も時間も足りなかったのではと反省しています。算数の進め方をもっと工夫できていたら、もっと入塾時期を遅らせることも、もっとスムーズに受験生活を過ごすこともできたのかもしれません。そんな反省だらけの算数の学習方法ですが、見つけてよかったと思う教材があります。出会いは子どもが小学校1年生のときのこと。年度末テストの算数がとくに高得点だったので「うちの子ってすごい?!」(笑)と浮かれたわたしが問題集選びを始めたときのことです。本屋の問題集売り場に行ってみたものの、あまりの種類の多さに、どれを選んだらいいのか途方にくれてしまいました。そんなとき、ある1冊の本に出会ったのです。宮本哲也先生との運命の出会い!?それが、『宮本算数教室の教材賢くなるパズル入門編』。はじめて買った、宮本先生の問題集「宮本算数教室の教材 賢くなるパズル入門編」宮本哲也著/学研プラス保護者向けの説明に「絶対に解き方を教えないでください」と書かれているのを見て「子どもの目の届くところに問題集を置いておくだけでいいんだー、解き方を教えなくていいなら親がラクでいいわー」と単純に考えて、購入しました。子どもには「答えが出なくてもいいから、自分で考えてごらん。すぐに答えが出ないとモヤモヤするだろうけど、答えが出なくても、答えを探して考えている時間に頭がよくなるから大丈夫。寝ている間に頭が整理されて、起きたらひらめくこともあるかもよ。だからよく眠りなさい」と伝えました。我が子が中学に入学してして間もなく、「すぐに解けなくてもいいから、まず自分で考える、考え抜くことが大切だと分かった」と言いました。そのとき、わたしは「宮本先生、ありがとう!!」と心の中で叫んでガッツポーズ!子どもは宮本先生の教材を全てやったわけではありませんし、わたしも宮本先生の著書を全て読んだわけではありません。けれども、「子どもは自ら学習しようとする本能がある、子どもが勉強嫌いになるのは親が邪魔をするから」といった宮本先生の言葉の数々や「子どもが本当に必要としている援助だけをして、信じて待つ」という姿勢は、わたしに大きな影響を与えました。今では、お会いしたことのない宮本先生を「我が心の師匠」とリスペクトしています。「焦らずじっくり」は自宅学習のメリット算数の学習方法については話題に事欠かない我が家ですが、焦らずじっくり時間をかけて算数の問題と向き合えたことは、できるだけ塾に通わずに自宅学習を進めたメリットだったと感じています。子どもが算数を好きで得意だと思い続けていられた助けになったのではと思っています。私立中学校の入試では、算数の配点割合を高くしたり、算数一科目だけに絞ったりといった算数重視型も増えてきました。算数重視型の入試は、公立中高一貫校の適性検査を目指しながら私立中学も受験したいと考える子どもたちの新たな選択肢になると思います。私立中学の入試の4教科を急いで仕上げるのは大変なことですが、算数だけなら間に合う可能性も高まります。実際に我が子も、私立中学校の算数重視型の入試を受けました。試験問題を解くのは時間との戦いになりますが、まずは土台作りとして、算数の問題にじっくり取り組むことが大切だと思います。算数を得意科目にできれば中学入試で有利になるのはもちろんのこと、中学から始まる数学にも、子どもが自らの将来を考えるときにも、心強い味方になるでしょう。ゆきこ(ゆきこ)40代。夫と長男長女との4人暮らし。食生活アドバイザー2級、食育アドバイザー、幼児食インストラクターの取得の際に、「試験勉強を続ける辛さ」「受験のプレッシャー」を身をもって知りました。毎日、学校で授業を受けて、宿題やテストに取り組んでいるだけでも、子どもたちは精一杯頑張っているとリスペクトしたいです。が、ついガミガミやっちゃいます・・・。
2018年10月12日有村架純が婚約者がいながらも10歳年下の教え子に惹かれていく女性教師役を演じる火曜ドラマ「中学聖日記」が10月9日から放送開始。有村さんの相手役に抜擢された新人・岡田健史に「横顔が綺麗」「表情が好きすぎ」などネットが騒然としている。本作はフランス在住の漫画家・かわかみじゅんこによる同名コミックのドラマ化作品。有村さん演じる主人公・末永聖は大学卒業後、国語の非常勤講師を経て、片田舎の町・子星平にある子星中学校に赴任してくる。聖の大学時代からの恋人で現在は大阪で働く川合勝太郎を町田啓太が、聖と“禁断の恋”に落ちる生徒の黒岩晶を1年にわたるオーディションで選ばれた岡田健史がそれぞれ演じる。また勝太郎の上司でバリキャリ帰国子女、バイセクシャルの原口律役には吉田羊。晶の母・愛子役も夏川結衣。子星中学校の教頭・塩谷三千代役に夏木マリ。聖のよき相談相手でもある教師・丹羽千鶴役に友近。愛子が営むアジア雑貨輸入販売会社の部下・上布茂役にマキタスポーツといった俳優陣が脇をかためている。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。物語は現在の聖が3年前、2015年を振り返る形でスタート。聖が子星中学校に赴任して晶と出会い。当初は声をかけても無視され、さらにはぶたれるなど拒絶されるも、その後晶が徐々に聖に惹かれていく様子。同時に遠距離恋愛を続けていた勝太郎と上司の律の距離が近づいていく様と、聖が教師を目指し赴任するまでの経緯や、晶の生い立ちと家族関係などが描かれた。ラストは晶が聖に向かって告白する場面で1話は終了した。その設定、キャスティングともに大きな注目を集めるなかスタートした本作だけに、放送中からタイムラインには大量のツイートが殺到。「黒岩くん役の岡田くんめちゃめちゃかっこいい」「あーこういう男の子はモテるわ!」など岡田さんにときめいた視聴者が続出している模様。特に「横顔が綺麗」「横顔が素晴らしい」と横顔に惚れたという声が多数寄せられている。本作が演技初挑戦、テレビも初出演の岡田さん。「いかにも初心者っぽい演技に不慣れな感じが大柄な彼をぎりぎり中学生に見せている」「初々しい感じ」「晶くんの表情が好きすぎた、、これから楽しみ」と“まっさら”の新人である彼ならではの演技に注目している視聴者も多い様子だ。(笠緒)
2018年10月10日ドラマ『中学聖日記』で大抜擢された岡田健史さんが、年の差の恋、禁断の恋について語ってくれました。僕が演じる黒岩晶は、有村架純さん扮する新任の教師・末永聖に恋をしてしまう中学生。10歳も年が離れているけれど、原作漫画を読ませていただいたときから、何の違和感もありませんでした。僕自身、年齢差の恋や同性愛など、いろいろな愛の形がある今の世の中において、“好き”という想いに年齢や性別、職業や立場は関係ないと思うタイプ。なので晶の気持ちを理解することは難しくなく、むしろ共感できる部分のほうが多かったです。恋をしたら、周りが見えなくなってしまう晶の気持ちもすごくよくわかりました。僕も中学生のときは、好きな女の子のことと当時熱中していた野球のことしか考えていない時期があったので(笑)、晶という役を生きるうえで必要なことは、その頃の記憶を辿りながら演じているんです。でも今の僕は、禁断の恋とわかっていながら晶のように突っ走ることはできません。こうやってお仕事をさせてもらっている以上、社会的な立場や状況を考えて行動しなければいけないと思うし、周りにも迷惑をかけられない。そのために“好き”という気持ちを自分の中でなんとか消化していかないといけないですよね。一人の大人として。だから余計、頭であれこれ考えない晶が羨ましいし、それが聖ちゃんを惹き付ける晶の魅力なんだろうなと思うんです。聖ちゃんと晶は教師と生徒という関係性だからいろいろな障害があるけれど、10歳年上というのは問題ではないですよね。自分が疲れたときに優しくしてくれたり、時には甘えさせてくれたり、そんな母性を感じさせるのは年上女性ならではの魅力だし、僕自身も自分より知識も経験も豊富な年上の女性は素敵だなと思ってしまいます。ただ聖ちゃんは、そういう典型的な年上女性ではないんです。まだ人を好きになるという感情さえ知らなかった晶が、“こんな美しい人は初めて見た”という男の本能で惹かれてしまった。そして距離が近づいていくうち、聖ちゃんに自分に似た未熟さのようなものを感じてどんどん引き込まれていったんじゃないかなと僕自身は感じていて。決して年上的な要素に惹かれたわけではないからこそ、やっぱり“好き”という想いに年の差は関係ないと思うんです。おかだ・けんし1999年5月12日生まれ、福岡県出身。5年間スカウトされ続けた期待の新人。ドラマ『中学聖日記』でオーディションを勝ち抜き待望の俳優デビュー。プルオーバーニット¥37,800(ダニエルw.フレッチャー/インターナショナルギャラリー ビームス TEL:03・3470・3948)パンツ¥12,500(COS/COS 銀座店 TEL:03・3538・3360)『中学聖日記』勤務先の学校で10歳下の中学生・黒岩晶(岡田健史)に惹かれていく教師・末永聖(有村架純)の禁断の恋を描くドラマ『中学聖日記』は、TBS系にて10月9日(火)22時スタート。※『anan』2018年10月10日号より。写真・大辻隆広(go relax E more)スタイリスト・岡部美穂ヘア&メイク・大橋 覚(VANESSA+embrasse)取材、文・菅野綾子(by anan編集部)
2018年10月08日もうすぐ息子くん、中学4年生に進級します。フランスは中学が4年間あるんです。あと半年もすると15歳に。シングルファザーになった時、息子は10歳になったばかりでしたから、5年近く経ったことになりますね。私も、シングルファザー5年生になるわけですね。光陰矢の如し。長く続けてきたこの「ムスコ飯」もそろそろ最終回、この秋から新連載がスタートします。今度の連載は人生相談なので、奥様方のお悩みをどしどし募集しておりますぞ。それにしても、読者の皆様には本当に励まされてきました。全国各地に仕事で行きますと、その先々で「『女性自身』読んでいます。頑張ってくださいね。息子さんによろしく」と声を掛けられます。この連載のおかげで私も息子もなんとか小さな家族を維持することができてきました。本当に感謝しかありません。先日、息子と子供部屋を片付けておりましたら、幸せだった時代の家族写真が出てきて、その時の息子の動揺に私は驚いてしまいました。しっかりした子なのですが、心にはまだ10歳の自分が居座っているようです。当時の心の傷をいまだ引きずっていたことを改めて知り、私も衝撃を受けました。慰める言葉の代わりに、ムスコ飯ですからね、その日は彼の好物の料理をずらりとテーブルに並べてやった父ちゃんです。来年はいよいよ高校生、また違った環境がスタートしますし、その3年後には大学受験が待っています。そうして少しずつ、彼は自分の歴史と折り合っていくのでしょう。私だって人間ですから、泣きたくなるような日もありましたし、正直な話をすると、子育てを放棄したいと思う寂しい夜もありました。父と子の2人暮らしですからね、頑張るしかないんです。でも、息子の後ろ姿を見ていると、かわいいなあ、と幸せな気持ちになります。来年、60歳になる父ちゃんは老骨に鞭打ってこれからも頑張りますよ。そうだ、2人きりの生活がはじまった直後、2人でストラスブールに旅行をしました。そこでこれからのことをたくさん話し合ったのです。その時、息子が私に言った言葉が忘れられません。「パパ、ぼくはね、大人になったら幸せな家族を作るんだ。奥さんと2人の子供がいて、4人家族なんだ。毎日、笑顔がたえない家庭なんだよ。パパも遊びに来てね」。あれは幸せの決意表明だったに違いありません。すまない、と心の中で思い、彼の肩をぎゅっと抱き寄せました。私は微笑んでいましたが、心の中では号泣していたのです。さて、今日のムスコ飯の一皿は超爽やかな美味しさ「ブラータとミントのサラダ」をご紹介します。最近、たまに飲みに行くビールバーで出された一品でして、あまりに美味しかったのでちょっとアレンジして真似てみました。カクテルなんかに最適ですよ。材料:ブラータチーズ1個(200〜250g)、きゅうり1本、ミニトマト6個、ミント2束、粉山椒・黒七味・こしょう・ゲランドの塩(なければ岩塩)各適量、オリーブオイル大さじ3、実山椒適量。まず、きゅうりは布またはキッチンペーパーにくるんで麺棒などで叩きます(私はげんこつで叩き潰します。その方が繊維が自然に破壊されて美味しいです)。ひと口大に崩れたきゅうりの水気をよくふき取り、ボウルに移します。そこに小さく切ったブラータとミント、粉山椒、黒七味、こしょう、ゲランドの塩、オリーブオイル大さじ2を入れ、さっと混ぜます。お皿に盛ったら、最後にトマト、実山椒を散らして完成です。出す前に、もう一度残りのオリーブオイルをふりかけてください。疲れて帰ってきた旦那さんに何かちょっと気の利いた一皿をどうですか?ボナペティ!【お知らせ】この秋から、辻仁成さんによる新連載の人生相談「悩めるマダムたちへ――JINSEIのスパイス!」がスタートします。人生経験豊富な辻さんが、恋愛から家事・育児、夫への愚痴まで、みなさんの日頃の悩みにお答えします!お悩みは、メール(jinseinospice@gmail.com)、Twitter(女性自身連載「JINSEIのスパイス!」お悩み募集係【公式】@jinseinospice)、またはお便り(〒112-8011 東京都文京区音羽1-16-6『女性自身』編集部宛)にて絶賛募集中。性別と年齢、居住地を明記の上、お送りください。※「ムスコ飯」エッセイはまもなく最終回を迎えますが、レシピのみWEB女性自身では引き続き掲載予定です。
2018年09月18日トップライター:竹内 ナナ中学生になって部活もあるせいか、朝からよく食べるようになったハルキ。小さいときから、パンよりごはん派でしたが、中学生になってからの朝食は、ほぼ100%ごはんをリクエストするようになりました。朝食がパンだと「給食までもたない」のだそうです。そこで、しゃけ・納豆・味噌汁・ごはんと定食系を用意するようにしましたが、ハルキは朝が苦手なので、出かける5分前まで食べているという状況。少しでも早く食べられるようにと、ハンバーグと目玉焼きをごはんにのせて出してみたところ、「おいしいし、食べやすい」と大好評。それからというもの、我が家の朝ごはんには、サクッと食べられるどんぶりものが頻繁に並ぶようになりました。今回は、ある1週間の朝食メニューを紹介します。月曜日ロコモコどんぶりどんぶり朝ごはんを出すきっかけとなったロコモコどんぶり。ごはんにレタスをのせて、ハンバーグと目玉焼きをのせてできあがり。レトルトハンバーグを使用しているので、お湯で温めるだけの簡単メニューです。忙しい朝にはとても助かります。火曜日豚ごぼうどんぶり前日の夕飯は、豚ごぼうのり巻き。月曜は塾があるので、部活から帰って、塾に出かけるまで30分くらいしか時間がありません。食べずに塾に行くのは、「お腹が空きすぎてあり得ない」とハルキが言うので、いつもつまみやすいものを準備しています。前日の豚ごぼうのり巻きの余った具をごはんにのせたのが、豚ごぼうどんぶりです。焼き肉のタレを使っているので味つけも簡単。のり巻きに巻いた卵焼きものせて、いろどりよく。水曜日しらす納豆どんぶり肉のメニューが多いので、たまには魚モノを。ごはんに、しらすに刻んだワカメと芽ネギ、納豆とたくあんを半分ずつのせました。「しらすはおいしいけど、納豆はたくあんが大きすぎて、たくあんの味しかしない」とハルキ……。木曜日豚キムチどんぶり豚肉とキムチを炒めて、ごはんにのせ、前日に作っておいた温泉玉子をのせました。「うま~い」とハルキ。今回紹介したメニューの中で、ハルキの反応がいちばんよかったのは、この豚キムチどんぶりです。でも、「学校のキムタクどんは、キャベツがもっと小さいよ」とハルキ。キャベツじゃなくて白菜だけどね。息子よ、母はキムチを刻むほど繊細な人間ではありません(笑)。金曜日ニラ玉どんぶりどんぶりモノのネタがつきてきたので、料理検索サイトで「どんぶり」と調べてみました。「ニラ玉どんぶり」、いいかも。野菜入れにしんなりしたニラが少し余っていたので、これに決定。豚肉を切らしていたので、ベーコンを使って、鶏ガラスープの素とみりん、しょうゆで味つけしました。卵でとじて、ごはんにかけたらできあがり。「ベーコンより肉がよかった」とハルキ。改めて記事にしてみると、ハルキはなかなかうるさいことを言う男子だなあ。土曜日お茶漬けこの週は、土曜も朝8時から部活がありました。1週間の疲れがたまって「食欲がない」というハルキ。そんなときは、お茶漬けが重宝します。食欲がなくても、お茶碗1杯分のごはんをサラサラとかきこめるので、これは小さいときからときどき出していました。フルーツヨーグルトを添えてタンパク質を補給します。日曜日ガパオライスどんぶりガパオライスは人気のタイ料理。以前、夕飯に出したとき、夫やハルキにも大好評だったので、どんぶりにしてみました。豚ひき肉、ピーマン、玉ねぎを炒めて、しょうゆとオイスターソースで味付けします。ごはんに具をのせ、目玉焼きを重ねてできあがり。エスニックな香りが食欲をそそり、暑い夏にもおすすめです。どれも短時間に簡単に作れるどんぶりメニューを紹介しました。最初は、朝からこんな重たいもの食べられるのかなと思いましたが、ハルキは「朝から肉、意外とイケるね」と喜んでいます。わたしもときどき同じものを食べますが、意外とイケます。ハルキが中学生になってから、朝も夜もごはん献立になり、パンを買う回数がめっきり少なくなったわが家でした。ナナ竹内(たけうちなな)夫と息子との3人暮らし。神奈川県在住。出版社勤務を経て、フリーランスのライターに。息子がテニスを始めたのを機に、自分もスクールに通って、基礎をきちんと学びたいと思う今日このごろ。青空の下、家族でテニスを楽しみたい。
2018年09月05日トップライター:中森かなめカナダのプリンス・エドワード島を舞台に、おしゃべりが大好きな赤毛の少女・アンの成長の軌跡をつづった『赤毛のアン』。1908年の発表以来、少女たちに愛されてきた不朽の名作は、幾度となく映像化・舞台化され、2015年に原作者モンゴメリの孫娘ケイト・マクドナルド・バトラーの総指揮により再映像化されました。昨年日本で公開された『赤毛のアン』(第1部)はとても好評で、今秋、待望の続編として『赤毛のアン 初恋』(第2部)と『赤毛のアン卒業』(第3部)が連続して公開されることが決定!一足先に『赤毛のアン 初恋』の試写を観てみると、アンの成長が娘と重なり、思わず自分の身を振り返ってしまう内容でした。やがて、アン(右)とギルバート(左)は、心をかよわせるようになる。挑戦と失敗をくり返して成長するアンに学ぶ10月5日(金)に全国順次ロードショーとなる『赤毛のアン 初恋』は、13歳という微妙な年ごろになったアンの日々を描いています。お菓子作りで失敗して客人へのおもてなしを台無しにしたり、腹心の友ダイアナのうちに泊めてもらったときにダイアナ家族を困惑させる騒動を起こしたり、髪を黒く染めようとして大失敗したり、相変わらずそそっかしいアンにドキドキさせられるばかり。でも、ストーリーが進むにつれ、アンの姿を見ていてだれでも最初からうまくいくはずがないと気づかされました。人は失敗という経験から学んで成功に行きつくのだと、アンの失敗の数々を見ていて感じたのです。わたしの娘も13歳で、おしゃべりが大好きということもあって、わたしはアンと娘を重ね合わせて映画を観ていました。娘もアンのように失敗することが多々あります。おとなはいろんな物事に対する経験値が高いので、予想して備えるというかまえが身についていますが、娘はまだ中学生になったばかり。本人は子どもではないという気持ちではいるものの、おとなから見れば未熟なことばかりです。そんな娘に、わたしはつい先回りをして口をはさんでしまうのですが、それでは娘の経験値が高くなりません。挑戦と失敗を繰り返して、たくましく成長していくアンを見て、おとなの口出しが子どもの成長を妨げてしまうのかもしれないと、映画の途中から思わず自分の身を振り返ってしまいました。アンの初恋の行方にも注目もちろん、映画の副題となっているアンの甘酸っぱい〝初恋〟も見どころです。〝宿敵〟であったギルバートが、いつしか気になる存在となっていたことに自分でも驚くアンの心の機微を、主演のエラ・バレンタインが見事に表現すれば、アンの心の変化を察知した親友・ダイアナの微妙な心情をジュリア・ラロンドもていねいに演じています。豊かな表現力で魅了するふたりは、原作本からアンとダイアナが飛び出してきたかのようです。アン(右から2番目)と腹心の友ダイアナ(一番左)ら少女たちのはつらつとした笑い声とまぶしい笑顔が弾ける。わたしの娘は、初恋の兆候がまだないのですが、いつかはアンのような経験をするはず。そんなほのかな期待を抱きつつ、思春期をむかえたアンたちの姿を微笑ましく見ていました。ちなみに、主演のエラ・バレンタインはカナダ出身。『レ・ミゼラブル』などの舞台やTVドラマで活動し、前作の『赤毛のアン』で映画初主演を果たしました。ダイアナを演じるジュリア・ラロンドもカナダ出身。7歳でCMデビューし、その後TVドラマなどで活躍しています。ギルバート役のドゥルー・ヘイタオグルーもカナダ生まれ。多くのCMや、TVドラマなどに出演。3人ともこれからの活躍が期待される、フレッシュな俳優さんたちです。原作出版から110年経っても魅了する『赤毛のアン』うれしいときにはだれよりも喜び、どんなときでも明るい希望を見つけることのできるアン。そんなアンが、子どものみならずおとなも勇気づけてくれる『赤毛のアン』は、原作出版から110年が経ってもなお、人々を魅了し続けています。少女からおとなへの階段を上っていくアンの日々を生き生きと描いた『赤毛のアン 初恋』は家族と行っても、友だち同士で行っても楽しめる作品です。本編が公開されたら、わたしも娘と見に行こうと思っています。なお、同作の公開に先立って9月30日(日)には、2015年に公開された第1部の『赤毛のアン』が、BSスターチャンネルにて無料放送されることになりました。赤毛の孤児アンが、農場を営むマシュウ・クスバートと妹マリラの家にやってくる経緯にはじまり、近所に住む美少女ダイアナと腹心の友となったアンがダイアナに間違えてお酒を飲ませてしまったり、学校の同級生ギルバートに赤毛をからかわれて大げんかしたり、大騒動を巻き起こすアンの日々が描かれているこちらも注目です。『赤毛のアン 卒業』についても、次回ご報告しますので、お楽しみに♪作品情報『赤毛のアン 初恋』製作総指揮: ケイト・マクドナルド・バトラー監督: ジョン・ケント・ハリソン原作: L.M.モンゴメリ「赤毛のアン」脚本: ジョン・ケント・ハリソン出演: エラ・バレンタイン、サラ・ボッツフォード、マーティン・シーン10月5日(金)より109シネマズ二子玉川他 全国順次ロードショー公式サイト:配給:シナジー2016年 カナダ/カラー/ビスタ/英語/5.1ch/原題:L.M.Montgomery’s Anne of Green Gables The Good Stars(c) 2017 GABLES 23 PRODUCTIONS INC.ALL RIGHTS RESERVED.中森かなめ(なかもりかなめ)東京都在住・40代夫と娘(中1)と3人暮らし。大学卒業後、出版社勤務を経て、渡仏。1年弱遊学した後、フリーランスライターとなる。結婚して出産後、しばらく休業するも、娘が5歳のときに復帰。現在も細々と執筆業に励む。
2018年09月04日トップライター:竹内 ナナ夏休みも終盤ですが、遅ればせながら、中学校での授業ガイダンスのお話をしたいと思います。小学校では、学級担任にすべての教科を教わりますが、中学生になると、教科ごとに先生が変わりますよね。ハルキ(中1)の話によると、各教科の最初の授業は、「授業ガイダンス」からスタートしたようです。目標をもって授業に取り組める中学生になって間もなく、ハルキが通学バッグから取り出したプリントに目が止まり、聞いてみると、「最初の授業で説明があったよ」とそのプリントを見せてくれました。そこには、「英語の授業ガイダンス」というタイトルがあり、教科担任の先生からどんなふうに授業を受ければよいのか、説明があったそうです。ここに、その内容を再現します。英語の授業ガイダンス1.はじめにいよいよ英語の授業が始まります。英語は、映画・音楽・駅などの公共施設など生活の身近なところにあふれています。まだ、日常で英語を使うことは少ないかもしれませんが、これからの英語の授業では、「聞く」「話す」「読む」「書く」ことを少しずつ身につけていきましょう。もちろん授業以外でもどんどん英語を使って、コミュニケーションを楽しんでください。2.期待する生徒像・授業にまじめに取り組む生徒・積極的にコミュニケーション活動に参加する生徒・粘り強くあきらめない生徒3.持ち物・教科書・ノート(英語用の4本線が入っているもの)・ワークブック・ファイル4.授業での約束・チャイムを守る。・切り替えをしっかりする。・忘れ物をしない。・積極的に参加する。・ノートをしっかりとる。・提出物の期限を守る。5.テストについて1年間に4回の定期テストがあります。前期中間テスト(6月)期末テスト(9月)後期中間テスト(12月)期末テスト(2月)6.評価について授業中の活動や定期テスト、スピーチ活動、会話テストなどを通して、以下の4つの観点から評価をしていきます。①関心・意欲・態度…コミュニケーションに関心を持ち、積極的にコミュニケーション活動や授業に取り組んでいるか。②表現…英語を用いて、自分の考えや気持ちなど伝えたいことを話したり、書いたりして表現できるか。③理解…英語を聞いたり、読んだりして、話し手や書き手の伝えたい内容を理解できるか。④知識・言語…英語の学習を通して、言語やその使い方についての知識を身につけ、その背景にある文化などを理解しているか。「へえ~、こんなのがあるんだ」小学校では聞いたことがなかったので、授業ガイダンスのプリントを見て、素直にそう感じました。子どもたちは、授業ガイダンスを受けることで、それぞれの教科で、どんなところをがんばれば良いかが明確になり、目標を持って授業に取り組むことができると思います。とくに英語は、はじめての教科なので、こういったガイドラインがあると、授業への心がまえができますよね。親としては、はじめての5段階評価がどんな観点からつけられるのかを把握できるところがいいと思います。とくに、「2.期待する生徒像」と、「6.評価について」では、力を入れるべき点が具体的に記載されているので参考になります。ほかの教科も、プリントの形式は違いますが、同じような項目が記載されていました。ハルキも、「6.評価について」の項目がいちばん気になったようで、4つの観点をチェックしながら、「授業中はたくさん発言して、テストでいい点とって、宿題もちゃんとやるぞ」と気合を入れ直していました。評価評定の仕組みはどうなってるの?最初の授業参観の日に行なわれた「教育課程説明会」では、保護者向けに9教科すべての授業ガイダンスと評価評定についての説明がありました。ハルキが通っているのは、神奈川県の公立中学校ですが、評価評定は、以下の方法で決まるそうです。授業ガイダンスに記載された「6.評価について」の各観点に、単元ごとに「A〇(マル)・A・B・C〇(マル)・C」がつけられ、すべての単元を総括したものが「1・2・3・4・5」の5段階評価になるということです。7月の三者面談では、まずABCの3段階評価のみ伝えられ、5段階評価の通知表を受けとるのは、前期期末テスト終了後の10月だそうです。以前、ハルキより年上の子どもがいるママ友から、「テストで満点をとっても5がもらえなかったから、先生に電話で聞いてみたの」という話を聞いたことがあります。先生からは、「授業中の意欲などの観点も評価対象になるので、テストが満点だから5がつくわけではない」という回答があったそうです。内申書は、高校受験の際にも重要になってくるので、親にとってもかなり気になるものですよね。そのために、各教科・各観点で数値化して、保護者にも説明しやすい形になっているのだなと感じました。はじめての5段階評価は9月の期末テストのあとなので、まだ少し先ですが、授業ガイダンスの内容をしっかり頭に入れて、前向きに授業に取り組んでほしいものです。(次回に続く)ナナ竹内(たけうちなな)夫と息子との3人暮らし。神奈川県在住。出版社勤務を経て、フリーランスのライターに。息子がテニスを始めたのを機に、自分もスクールに通って、基礎をきちんと学びたいと思う今日このごろ。青空の下、家族でテニスを楽しみたい。
2018年08月21日この春、小学校や学童に子どもを通わせることになったママも多いでしょう。子どもが登校・登所している間、親の目は届きません。だからこそ、子どもが困っていないか? 悩んでいないか? と心配になるのが、親というものです。そんな小学生になったばかりの子どもをもつママたちから、心配ごとや悩みごとをヒアリング。その中から、ママの多くが「あるある!」と感じている疑問をピックアップして、書籍『小学生になったらどうするんだっけ?』(毎日新聞出版)の著者であり、生活哲学家である辰巳 渚さんにうかがいました。辰巳 渚さん プロフィール1965年生まれ。文筆家、生活哲学家。大学在学中から生活心理分析のマーケティングに関わり、卒業後は『月刊アクロス』(パルコ出版)記者、(株)筑摩書房にて書籍編集者を経て、フリーランスのマーケティングプランナー、ライターとして独立。1万人以上の生活者の声を聞きまとめた著書 『「捨てる!」技術』 (宝島社新書)は、130万部のベストセラーに。2008年には“家のことは生きること”をスローガンに「家事塾」を主宰。家事セラピストの養成や子ども家事塾など生活と地域を結びつけ、人材育成や次世代育成に力を入れている。 ●家事塾 ■Q.1:小学校の友達と出かけることが増え、遊びに夢中になって迷子にならないかと不安です…A.1:「迷子になったらどうすれば?」3つのリスクマネジメントを教えましょう。子どもは、楽しくて興奮していると周りが見えなくなります。自分の友だちだと思ってついて行ったら、違う子だった…。そして今、自分はどこにいるの? なんて子どもが迷子になるのは簡単です。そこで大切なのは、リスクマネジメント! 「迷子にさせないために」ではなく、「迷子になったらどうすればいいか?」を子どもに教えてあげましょう。●方法1:駅員さんやコンビニの店員さんなど近くで働いている大人に、迷子になったことを伝え対処してもらう。●方法2:ママの携帯番号を覚えさせ、またはメモを持たせておき、近くの大人から電話を借りて連絡。●方法3:誰かが探しにくるまで、その場から動かない。以上、3点を子どもに教えてあげましょう。休日に人混みが多いところにおでかけした時など、子どもも本能的に迷子の危険を感じるタイミングが有効です。迷子になったらこうするんだよ、と教えてあげると子どもにもスムーズにインプットされるでしょう。■Q.2:子どもに鍵を持たせたいけれど、なくしやしないか心配する日々…。A.2:鍵をなくした時は“顔見知りのご近所さん”を頼るように約束を。子どもが鍵をなくすこともあれば、たまたま家に誰もいなくて鍵がかかって入れないこともある…かもしれません。そんな時、どうすればいいか? を子どもに教えてあげましょう。まずは、近所の人を頼るように教えてみては? 「鍵がなくて入れません。ママが帰ってくるまでいさせてください」と子ども口からお隣さんに説明できればパーフェクト。でも、この助け合いをご近所同士でできるようになるには、普段からご近所さんにあいさつしたり、立ち話をしたり、子どもを交えて交流する機会を作ることが大切です。顔見知りの近所の人が不在の場合は、近くのコンビニエンスストアや書店、公園に行くなど、どこにいれば安全か?を普段から教えておく必要があるでしょう。間違っても、窓から入ろうとしてベランダや壁によじ登ったりしないように、「それは絶対しないでね」と約束させましょう。 ■Q.3:学校の友達からいじめられたりしないか? 気がきじゃありません……A.3:嫌なことをされたら「やめて」とはっきり言葉で伝えるようにアドバイスを。人がたくさんいれば、必ずいざこざが起こるのは世の常。さてさて、いじめ問題を子どもにどう教えましょうか。「自分がされて嫌なことは人にしない」、このフレーズは耳にタコですよね。みんながそれをわかっていても、いじめはなくならない。その理由は、自分がされて嫌なことは、人それぞれ違うから。A子ちゃんにやっても怒らないのに、B子ちゃんには号泣されちゃった…なんてことが起こるのは当たり前なのです。でも、嫌なことをされて泣いたり怒ったりしてSOSを出す子どもはまだ安心。一番しこりが残るのは、嫌なことをされても我慢して、いじめっ子と付き合い続ける子どもです。友だちに嫌なことをされたら、「やめてほしい」「私は楽しくない」と、気持ちを相手に伝えるように子どもに教えてあげましょう。相手に思いが伝われば理解もしてくれるでしょうし、付き合い方も変わっていくはず。嫌な気持ちも、うれしい気持ちも、言葉できちんと伝えられる子どもに育ててあげたいですね。■ひとりでもピンチを乗り越えられる子どもに導いてあげましょう小学生になり、さらにいろいろな出来事が増える今日この頃。逆をいえば、ピンチや心配ごとがたくさんあるからこそ、教えてあげる機会も増えるというものです。前述のとおり、迷子も、鍵をなくすことも、いじめもすべては親が先回りして「リスクマネジメント」できるかどうかにかかっている、といっても過言ではありません。「こんな時、どうすればいいと思う?」と普段からピンチシーンを想像させ、子どもがどういう対応策を考えているか聞いてみるのもいいですね。その考え方が正しいか、修正すべきか、がすぐにわかると思います。さあ、ひとりでもピンチを乗り越えられる子どもに育てましょう!参考図書: 「小学生になったらどうするんだっけ」 (毎日新聞出版)著者:辰巳 渚 漫画:朝倉世界一小学校入学は、自立のスタート。あいさつができる、親友ができる、学校を楽しめる小学生になるための方法を辰巳さんが教えてくれる。『毎日小学生新聞』の人気連載をまとめた本書は、漫画で楽しく学べる新しい“自立の教科書”。親子で一緒に読んでみよう。※取材協力をいただきました辰巳渚さんが2018年6月26日、不慮の事故により亡くなられました。ウーマンエキサイト編集部一同、心よりお悔みを申し上げます。取材・文/山田裕子
2018年04月22日子どもの1年の成長は大きいですね。新一年生が入学してくると、小学校に子どものいるお母さんは、うちの子大きくなったのだなぁ、と実感することもあると思います。増えたのまめちゃんおなじ名前の子が一気に3人になった!しかも新一年生ののまめちゃんと同じ班になったらしくて、なんとややこしい…!学童では「ひな」とついてる子がわりと多くて(ひなちゃん、ひなたちゃん、ひなのちゃん、ひなこちゃんとか…)「ひなちゃん」と呼ぶとみんな反応しちゃうから、あだ名で変化つけてたりするんです。のまめもそのうちあだ名で呼ばれるのかしら。楽しみですわ~。
2018年04月07日新1年生になるお子さまを持つママは、そろそろ入学準備に本腰を入れ始めている時期。小学校は、幼稚園や保育園の頃とは生活パターンも大きく変わり、本格的な学校の勉強もスタートします。「うちの子は、授業についていけるかしら」「家での勉強は、どう教えたらいいの?」「教育改革と聞くけれど、何が変わったの?」などなど、学習面の不安を抱えているママも少なくないのではないでしょうか。■新1年生ママの悩みに、専門家からアドバイス!そこで今回は、入試傾向や教育市場動向にも詳しい、Z会小学生向けコース開発責任者の辻 恵子さんに、ママの不安に答えていただきました!◆Z会 小学生向けコース 開発責任者辻 恵子(つじ・けいこ)さん1995年入社。Z会小学生向けコースの教材開発責任者として、日々子どもたちの学びに携わっている。<Z会小学生コース>コースやレベル、教科の選択など柔軟なシステムで、お子さまの未来を拓く教材を提供。1・2年生向け:親子での学びをとおして知性と感性を育む「小学生コース」3~6年生向け:・教科書+αの力を養う「小学生コース」、「小学生タブレットコース」・難関国私立中学合格をめざす「中学受験コース」Q. いよいよ勉強がスタート。まずやるべきことは?辻さん:まずは、学習習慣を身につけることです。ただ、新生活に慣れるだけでも大変な時期。短い時間でかまいませんので、毎日決まった時間に机に向かうことが習慣になるよう促してあげましょう。学習習慣を身に付ける上で「勉強が楽しい」と思えるようにしてあげることも大切です。子どもは「できた」「わかった」と感じられたり、できたことに対して褒めてもらったりすることで、学習意欲や自信がついていきます。そのような機会をたくさん持てるようサポートしていただけるとよいでしょう。また、Z会では学習意欲を高めるためのサポートとして、保護者の方が気づかなかったようなポイントも見逃さないよう、添削指導にも力を入れています。さらに、担任指導者制のため、通信教育でありながら、毎回同じ先生が添削するのでその子の特性や進捗にあったアドバイスができます。保護者の方以外の大人からほめられることは、お子さまにとって大きな自信に繋がるのです。Q. 学習習慣をつけるには、どうすればいいの?辻さん:学習習慣を身につけるには、それぞれのお子さまに合った学習計画を立てること、そして日常生活の中に無理なく学習時間を組み込むことが大切です。Z会では、1日の学習時間の目安を約10〜15分に設定しています。「朝起きてから」「学校から帰ったら」など時間を決めて生活リズムのなかに組み込んでいくと、その時間は学習するのが当たり前…といった感覚が身についていきますよ。Z会では毎月「がくしゅうカレンダー」をお届けしています。保護者の方と一緒にお子さま自身が学習計画を立て、計画的に取り組むことで、学習の習慣化を促していきます。 さっそく学習習慣を身につけよう!おためし教材を申し込む これからの時代は、「考える力」が欠かせない!?辻さん:知識を得ることも大切ですが、近年は、ただ物事を知っているだけでは通用しなくなり、『考える力』が重視されるようになっています。変化の多い時代を生き抜くためには、自分の持っている知識を組み合わせたり、別の角度から見直したりするなど、「自分で考えて答えを導き出す力」が必要不可欠。考える力は、「生きていく力」に直接結びついていきますし、新学習指導要領や大学入試制度改革でも、非常に重視されるようになってきています。Z会の教材は、読解力や記述力を伸ばせるような問題や、答えや考え方が複数ある問題を多く取り上げ、「しっかり考えながら解く」というプロセスを大切にしており、楽しみながら学べる工夫もされています。さらに自身の体験を絵や言葉で表現するZ会オリジナルの「経験学習」では、「自ら考える力」の基礎を育むための工夫をふんだんに盛り込んでいます。新一年生のじゅう君親子に、Z会教材を体験してもらいました!そんなZ会のおためし教材を、実際にじゅう君ママ、じゅう君親子に体験してもらいました!幼稚園での学習時間を通じてさまざまな問題に取り組んだ経験がある、じゅう君。穴埋めのパズル形式の問題も「楽しいな!」と言いながら解いていましたが、「ことばパズルを自分で作る」という問題でふっと手が止まります。これはまさに、考える力を促す問題と言えそう。「こういう問題はやったことないな…」と、ちょっと苦戦している様子です。横で見ていたじゅう君ママも、「これは、どうやって正解に導くのがベストなのかしら…」と迷っている様子。そこで、付属の「サポートブック」を参照してもらいました! 「考える力」を育てよう!おためし教材を申し込む 「子どもに勉強を教える方法がわからない」という悩みにも対応!実はZ会教材の大きな魅力のひとつが、この「サポートブック」。学習のねらい、支援のポイント、教え方やほめ方のポイントが各問題ごとにわかりやすく説明されています。じゅう君ママも、「先に3文字の単語を思い浮かべるよう促す」というポイントを読み、「よし、まずは3文字の言葉を考えてみよう!」とじゅう君に提案していきます。さらに、「頭の中で考えるより、声に出すことで言葉遊びの要素も楽しめる」というアドバイスにのっとり、2人でどんどん3文字言葉を声に出していきます。そのうちに、じゅう君は、「あ!」と思いつき、縦列に「わさび」、横列に「かさ(傘)だ」と記入。大人では考えつかないようなかわいい間違いですが、このように、子どもがなかなか正解にたどり着けないでいるのを見ると、つい急かしたりして子どものモチベーションを下げてしまうこともありますよね。そんなときは、サポートブックの『ほめ方のポイント』を参照するとよさそう。今回の問題では、「答えが合っているかどうかより、答えを探す過程こそが重要」といった記述があり、「色々な言葉を知っているね」「辞典で一緒に調べてみよう」という導きも。実はじゅう君ママ、以前から「家で質問されたら、どうやって教えるといいのか」「先生と違う解き方で教えたら子どもが困るのではないか」と学習支援のしかたに不安を感じていたとか。サポートブックの充実した内容には、非常に納得された様子でした。教材には「お家の人にインタビューをしよう」という課題もありました。「ママは漫画が好きですか?」「どうしてその漫画が好きですか?」など、自分なりに考えた質問を投げかけた、じゅう君。「勉強だからという理由がないと、なかなかこんな親子のコミュニケーションはしないので、面白い課題ですね」とママも満足げでした。お子さまのやる気を引き出す、努力賞ポイントも!Z会では、お子さまの楽しい学びをサポートするしくみとして、答案提出ごとにもらえる努力賞ポイントがあり、たまったポイント数に応じて望遠鏡などの賞品と交換できます。じゅう君ママも興味津々で「普段からご褒美制が一番効くので、これは絶対、効果的ですね(笑)」とのこと。春には仕事復帰されるそうですが、「このくらいなら無理なく毎日一緒にできそうです」と問題の分量にも納得されていた様子でした。Z会で「考える力」を身につけよう!小学生は、子どもの可能性が大きく花開いていく時期。親としても、できる限りの支援をしてあげたいですよね。今回じゅう君が取り組んだおためし教材は、資料請求で無料でもらえます。Z会は同じ新一年生でも教科書+αの力を養うスタンダードレベルに加え、より高いレベルを求める方にはハイレベルも選ぶことができます。(おためし教材にはどちらの問題も入っています。)学習レベルの確認や授業の練習教材としても使えそうです!新1年生の学習スタートにZ会がピッタリの5つの理由● 1日10〜15分で、無理なく学習習慣が身につく● これからの時代に必要な「考える力」が身につく問題がいっぱい● サポートブックで、保護者も効果的な学習支援ができる● 毎回同じ先生から、一人ひとりに合ったアドバイスがもらえる● 努力賞プレゼントで、モチベーションアップも促せる 考える力を育てよう!おためし教材を申し込む PR:Z会
2018年02月02日小学校入学まで、いよいよカウントダウン! 保育園や幼稚園とはまったく違う未知の世界に、ドキドキしている新1年生ママも多いのではないでしょうか?筆者もそんな1人。「ひとりで学校に行けるのかな」「友達とうまくやっていけるのかな」「ちゃんと朝起きて自分で支度できるのかな」など不安でいっぱいです。そこで、小学生ママにアンケートを行い、経験談や新1年生ママへのアドバイスなどを聞いてみました。■ひとりで学校に行ける? 親はいつまで付き添うの?親が付き添ったり、あるいは園バスで送迎してもらったりと守られている保育園・幼稚園とは異なり、小学校は子どもだけで通学するのが基本。集団登校を行っている地域もありますが、そうではない場合は特に不安が募ります。小学生ママたちは、いつまで付き添い、どうやって一緒に行く友達を見つけたのでしょうか。「最初の2週間は途中まで付き添ったが、5月には自分で友達を見つけて『友達と行く!』と親から自然と離れていきました(小2女の子ママ)」「夏休み前までは保育園の友達との合流地点まで付き添っていましたが、近所に同学年の子が住んでいるのが判明。その子のママに声をかけて連絡先を交換し、一緒に行くように頼みました(小1女の子ママ)」「出勤ついでに父親が付き添っていましたが、通学途中で親切そうな6年生の女の子に声をかけ、一緒に登校してもらうようお願いしました。それでも1学期中は心配だったので、待ち合わせ場所までは、父親が付き添いました(小2女の子ママ)」「小学生なのに親が一緒に行くのは恥ずかしいようで、最初からひとりで通っていました(小2男の子ママ)」子どもの性格にもよりますが、「最初は親が付き添い、途中からは友達と行く」というパターンが多いようです。また、学童に通わせている家庭は下校が遅くなることも気がかりですね。「最初は迎えに行っていましたが、日没が遅くなる夏頃からはひとりで帰らせるようにしました(小2女の子ママ)」「明るい時間はひとりで帰らせますが、暗くなると今でも迎えに行っています(小1女の子ママ)」このように、日没時間に合わせて、臨機応変に対応している声が多く集まりました。■事件・事故に巻き込まれないためにできることもうひとつ気になるのが、交通安全や不審者への対策。公益財団法人「 交通事故総合分析センター 」の調査では、歩行中の交通事故による死傷者数は7歳が突出しており、親から離れてひとりで外出する機会が増えることが要因とみられています。事故や事件に巻き込まれないために、どうしたらいいのでしょうか。「子どもが登下校する時間帯にあわせて一緒に歩き、踏切や交差点、交通量が多い道路などの危なそうな場所を教えました(小3女の子ママ)」「友だちとふざけているうちに車道に飛び出すことがあるから、気をつけるように言い聞かせました(小2男の子ママ)」「子ども用の携帯電話を購入したほか、知らない人には付いていかないようにとしつこく言い聞かせました(小1女の子ママ)」「通学路沿いに住む人には日頃からあいさつをして、近所の人との関係づくりを心がけました(小2男の子ママ)」交通ルールや不審者に注意することなどを教えるのはもちろん、親が地域や学校とつながりを持つことも大切。家庭だけではなく、大人がみんなで子どもたちを守ってあげるよう心がけたいですね。■毎日の支度や早寝早起き「生活習慣」どう身に付ける?子ども自身が早寝早起きをし、支度をして出かけ、整理整頓までするのが理想。でも、わが家では、いまだに親が起こし、着替えを手伝い、片付けもやってあげている状態です。小学生になるにあたってどう自立させるのか、悩むところです。「毎晩、早寝を心がけ、遅くとも9時半には寝かせるようにしました。たとえ宿題が終わっていなくても、『連絡帳に書いてあげるから寝なさい』と、勉強よりも寝ることを優先させました(小2女の子ママ)」「保育園時代より起きるのが早くなるため、最初は『ご褒美作戦』を実行。カレンダーに早起きシールがたまったら、大好きなわらび餅をあげていました。すると、1カ月くらいで早起きの習慣が身につきましたよ(小2女の子ママ)」「入学時に『学校から帰ってきたらやることリスト』を作りました。また、娘専用の棚を作り、自分で管理させています(小3女の子ママ)」「忘れ物をしたり洗濯物を出さなかったりは日常茶飯事ですが、自己責任というのが、わが家のルール。ただ、周りに迷惑がかかる時は、忘れ物を学校まで届けることもあります(小2男の子ママ)」「忘れ物が多かったのですが、あえて手伝わずに放っておくことに。結局、自分が困るだけなので、3年生くらいからまったく忘れ物をしなくなりました(小4女の子ママ)」。親はあえて手を出さずに、子どもの自主性に任せているママが多いようですが、一方で「実は今でも、着替えから片付けまでつきっきりで世話しています(小1女の子ママ)」の声も。周囲と比べてあせるのではなく、各家庭のペースで進めていくのが良さそうです。■環境の変化や毎日の勉強…ついていけるか心配自由に遊べる園とは異なり、小学校は勉強の場。イスに座って先生の話を聞き、帰宅後には宿題をする。そんな生活についていけるのか、はたして退屈しないのか、という不安もあります。「保育園時代が相当楽しかったようで、夏休みくらいまでは『保育園に戻りたい』と言っていました。あえて深刻にとらえず、『そんなに楽しい園生活でラッキーだったね』と軽く流していました(小2女の子ママ)」「公文をやっていたこともあり、勉強する習慣は入学前から身に付いていました。友だちができてからは、学校生活を楽しめるようになったと思います(小1男の子ママ)」「お勉強するというのがお姉ちゃん気分になり誇らしかったようで、張り切っていました。みんなの前で発表したり、ほめられたりという快感を知ったらしく、授業にはすぐに慣れました(小2女の子ママ)」「小学校に上がる前に、授業中はずっと座っていないといけないんだよ、と言い聞かせました。最初は、なぜ学校に行くのか、授業の意味などわかっていないようでしたが、2年生になり新1年生が入ってきた時に自覚が芽生えた様子(小2男児ママ)」「入学当初は子どもが頑張りすぎてしまい、夏休み前に疲れが出てしまいました。それ以降は、注意して見守り、様子が違う時は声をかけて話を聞くようにしました(小2男の子ママ)」急激な環境の変化に、子どももママも戸惑うのは仕方ないこと。子どもの気持ちに寄り添ってサポートしつつ、「勉強は楽しいもの」「学校は楽しいところ」というメッセージを伝えていくのが大切なようです。最後に、小学生ママたちからアドバイスをご紹介しましょう。「小学生になると、子どもは自分で世界を広げていき、親は置いてきぼりになります。とはいえ、まだ子どもなので、友達の親と連絡を取り合うなどフォローが必要(小2女の子ママ)」「子どもの前では、学校や友達の悪口は言わないこと。勉強も毎日無理にやらせず、授業についていければOKという程度でいいと思います(小4女の子ママ)」「親は心配してしまうけれど、やってあげられることはあまりありません。常に見守ってあげて、必要な時にすかさずサポートしてあげればいいと思います(小2男の子ママ)」あまりナーバスになりすぎず、子どもを信じて見守ってあげること。一方で地域とのつながりを作り、子どもの友人関係はフォローして、セーフティネットを築くこと。しっかりと準備をしつつ、親子ともに新生活を楽しんでいきたいですね。
2018年01月25日日本一かわいい女子中学生を決める「JCミスコン 2017」グランプリ発表会がが9日、都内で行われ、福岡県出身で中学2年生のさきさん(14歳)がグランプリに輝いた。左から「JCミスコン 2017」準グランプリのみるくさん、グランプリのさきさん、モデルプレス賞のじゅりりさん今年からスタートした同コンテストは、「女子高生ミスコン」の姉妹コンテストで、芸能事務所に所屬していない女子中学生なら誰でも出場できるというもの。グランプリ特典として大手芸能事務所と契約できるほか、「JCミスコン2018」のPR大使、各種メディアでの活動などが予定されている。グランプリ発表が行われたこの日は、応募総数約3,200人の中から書類審査、面接審査を勝ち抜いた14人のファイナリストが登場。その中から自己PRで歌を歌ったさきさんがグランプリに選ばれた。名前を呼ばれて思わず涙を流したさきさん。MCから感想を求められて「本当に受かるとは思っていなかったので、ビックリしました」とグランプリに信じられない表情を見せて、「本当に嬉しいです。ありがとうございました」と涙しながら審査員に感謝の言葉を口にしていた。また、準グランプリには自己PRで鍵盤ハーモニカを演奏した福岡県出身で中学2年生のみるくさん(14歳)、モデルプレス賞には愛知県出身で中学3年生のじゅりりさんが獲得。みるくさんが「すごくうれしいです。ありがとうございました」と笑顔を見せれば、じゅりりさんは「なれると思っていなかったので、ビックリしていますが、すごくうれしいです」と受賞を喜んでいた。
2017年12月10日不登校の子どもたちの高校進学事情出典 : 不登校の親の会でこんな話を聞いたことがあります。不登校の子どもたちは「高校には行きたい」と希望するものの、なかなかパンフレットを見ようとしなかったり、学校見学に行っても門の前でUターンしてしまことがあるそうです。だから進学が決まるのがギリギリになるケースが多いと言います。我が家のアスペルガー症候群の診断を受けている娘も小学校2年生から不登校。中学校2年生まではほとんど勉強もすることなく毎日を過ごしてきました。そんな娘も中学校3年生になり進路を考える段階にさしかかっています。実は中学2年生のとき、特別支援コーディネーターの先生が、娘に合いそうな高校を3つセレクトしてくれていました。しかし、その頃の娘は、進学を現実のこととして考えるのは難しい様子で、自分からパンフレットを見ることはありませんでした。時期が早かったというのもあったでしょうが、「ああ、親の会で聞いた通りだな」と思った私は、「高校のパンフレットはここに置いておくよ」と声だけかけて、しばらく待っていました。親の会の先輩お母さんたちからは、「親は早めに準備しておくといいけれど、逆に子どもたちはそっとしておいた方がいい。」「進学したいと口では言っていても、気持ちが追い付いていないことがあるから、子どもに言われたときにすぐ資料を用意できるようにしておいて、あとは見守る方がいいよ」と聞いていました。だからパンフを開こうとしない娘を深追いしても、余計に心を閉ざしてしまうと思い、そっとしておくことにしたのです。進路を決めるまでの気持ち出典 : つの学校を提案された時点では、「せっかく先生が選んでくれた学校だから信頼できる。全部見てみたい。」と積極性を見せていた娘。そんな言葉とは裏腹に、自らのパンフレットを開くのは、かなりのパワーが必要だったようです。ひとたびパンフレットを見てしまったら、それまで漠然としていた未来が急に現実味を帯びて、ありありと迫って来るように感じられたのでしょう。娘の「ちょっと待って、もうちょっとだけこのままでいさせて」という気持ちがうかがえます。「そのうち見るから」といいながら憂鬱そうにパンフが入った袋を置く娘。その姿を見て「高校のことを考えるのって、この子にとってはこんなに負担のかかることなんだ。」と思い知りました。「パンフレットを見るだけなら簡単でしょ」と無理やり娘に見せようとする気持ちがわき起こらなかったわけではありません。それをしなかったのは、脳裏に浮かぶ先輩ママの体験談の数々があったから。不登校ならではの葛藤、本人たちも精一杯頑張ろうとしているのにうまくいかないつらさあることを知っていたので、「私も気長に頑張ろう」と思ったのでした。そんなとき、ソーシャルワーカーの方と面談中の「娘の高校の件で悩んでいる」と言うと、「梅雨までに一緒に見学に行ったほうがいいですよ。梅雨に入ってしまえば動きにくくなりますし。」とアドバイスされました。ソーシャルワーカーは娘とも面識があり、我が家の内情をよく知っています。娘をそっとしておこうという気持ちはあったとはいえ、信頼している福祉のプロからのアドバイスなら試してみようと、思い切って私は娘に期限を提示することにしたのです。「梅雨までに一つだけでも見学に行きたいから、どこに行ってみたいか5月中に決めてくれる?」すると、娘もお尻に火が付いたのか5月後半から学校案内のパンフレットを見始め、末日までに「この高校を見に行きたい」と言ってきたのです。いざ見学へ出典 : 娘が選んだその学校は自宅から自転車で通うことができます。そこはもともと塾だったところで、今は通信制高校の技能連携校になっています。技能連携校というのは、通信制高校の分校のようなところで、通信制高校と技能連携校の両方に入学することで、技能連携校の方で卒業に必要な出席日数、レポート提出、試験をすべて済ませることができるそうです。とてもアットホームな雰囲気で、小さな教室がいくつかあり、授業は昼から行われていました。制服もなく、生徒さんが好きなときに来て、自分のペースで学習している、そんな様子でした。学校は頻繁に出かけるなじみのある地域にあったので、娘はいつものTシャツにジャージ素材の半パン、草履といった格好で、気負った様子もなく家を出ました。ただし、非常用の腹痛の薬はしっかりかばんにいれていたところを見ると、不安の気持ちがなかったわけではないのでしょう。学校の入り口についても、「入り口はここだよ~」「お~」という感じでリラックスしています。2人で雑居ビルのワンフロアにある学校に入ると、校長先生がニコニコして応接スペースに案内してくれました。ここの校長先生は息子さんの不登校を経験しており、不登校に理解の深い方です。在校生が入れてくれたお茶を飲みながら、さりげなく校長先生と娘の面談が始まりました。「ここは昼から1時間だけ授業があります。できれば週5日来てくれたらいろいろな勉強ができますが、しんどかったらもっと少なくても大丈夫。」という話を聞いて娘もホッとしたようです。応接スペースからも、教室の様子をうかがうことができ、学校の雰囲気がよくわかった娘は安心したようです。あまり学校らしくないというか、小さな塾といった雰囲気なのもよかったのでしょう。学習室も見せてもらいました。棚にはカリキュラムに沿ったプリントと、それを理解するための教科書や参考書がセットで置いてあって、来ている子は順番に黙々とこなしていました。娘が「私は勉強していないから小1からやらないといけないかもしれない」というと、「大丈夫。みんな小学校の勉強から始める子がほとんどだからね。」と言われました。実際、小1レベルから対応しているそうです。また話の最中にびっくりしたことがありました。面談中に「体育の時間はテーマパークに行ったり、 ボウリングに行ったりするんだよ」という話が出ました。すると、娘は「それは行かなくてもいいですか。 人が多くてザワザワしていたり、トイレにすぐに行けないようなところに行くのは嫌なんです。」 とはっきり答えました。初めて会った先生に、はっきり自分の気持ちを言葉にした娘を見るのは初めてで、その様子から娘がいかにリラックスしているかわかりました。また、そこの学校に入る予定の人には、慣れるためと少しずつ勉強を始めるために付設するフリースクールに入ることを勧めていると聞かされました。どうやら普通のフリースクールというよりここの学校の補助的な役割をする塾みたいなもので、スタッフも場所も、この学校と一緒ということです。校長先生の「学校に入るまでここで少しずつお勉強してみませんか?」というお誘いに、「どうする?」と娘に聞いたら「行く」と即答。結局、その日のうちにフリースクールに入学することになりました。帰ってから、「どこが気に入ったの?」と聞くと「うーん、なんとなく。 ママもそんな感じやろ」と最初は言っていましたが、しばらく経つと「あのゆるい雰囲気がいい」「電車に乗らなくてすむのがいい」とポツリポツリと語っています。彼女にとって安心できる場所だと判断したのでしょうね。進路が決まってから出典 : それからすぐに週1回フリースクールに通うことになったのですが、1回行くととても疲れるようで、次週はお休みすることが多いです。だいたい月3回ペースでしょうか。私も本人が「もういいよ」と言うまで続ける覚悟で毎回付き添っています。毎回疲れ果てているものの、雰囲気はやっぱり合っていたようで、リラックスして過ごしているなと感じます。ことあるごとに「ママ、高校の予定表ある?」と聞いてきたりして、積極的に高校のことを意識しているようです。心はすでに高校に行ってますね。親としては、中学を卒業しても行くところができて一安心といったところです。フリースクールに行くようになったのもうれしいですね。あとは体力と学力が少しずつでもついてくれればいいのですが、それこそ気長に待とうと思います。不登校の子どもの進路について娘の場合、早いうちから進学する学校の候補を知れたことが大きな助けになったと思います。それによって余裕を持って娘の気持ちが熟すのを待つことができました。また親の会で不登校の子どもの傾向を知っていたことで、無理強いはせず、大切なことは面と向かって本人と話し合うことにつながりました。これらの経験から、早めに学校の先生と進路について話し合うことをお勧めしたいと思います。また親の会などで口コミ情報を聞くのもおすすめです。そうすることで将来のことがイメージできて、親も落ち着いて受験生となった子どもと向き合うことができます。また、この時期には本人の気持ちの揺れも起こることがあると思います。余裕を持って準備をしておけば、子どもも入学に備えて心構えをすることができるので、自分の希望やライフスタイルに合った学校を落ち着いて選べるメリットがあると思います。不安な気持ちに押しつぶされそうなのは親だけではありません。不登校の本人も不安と戦っています。葛藤のさなかにいる子どもを叱咤するのではなく、認めてあげながら次の一歩を一緒に考えてあげることが、進学という大きな節目を乗り越える力になるのかもしれません。
2017年09月01日来年はいよいよ1年生。年長のお子さまがいらっしゃるご家庭は、そろそろ「ランドセル」の購入について考えているのではないでしょうか。子どもにとっても、親にとっても一生に一度のランドセル。既製品から選ぶのもいいけれど、お子さまの好みやママ・パパの想いを織り込みながら、親子一緒に考えられるオーダーメイドサービスも気になるところ。そこで編集部では、ランドセルのオーダーメイドサービスについて調査。どんなランドセルができあがるのか、実際に体験してもらいました!さっそくイージーオーダーランドセルを作ってみよう!今回、世界にひとつだけのランドセルづくりに取り組んでくれたのは、井ノ上さん親子。井ノ上さんは九州出身、現在は横浜暮らしの3人家族。娘さん(5歳)は、今年になってサッカーを始めたとか! そんな、元気いっぱいの娘さんのために、愛情いっぱいのオリジナルランドセルが作れる「ふわりぃイージーオーダーランドセル」に挑戦です。まずは親子一緒に、ご自宅のパソコンで 「ふわりぃイージーオーダーランドセル」サイト にアクセス。イージーオーダーには、7つの項目が用意されています。最初に、「エンブレムモチーフ」か「ハートモチーフ」の選択。ハートデザインが大好きな娘さんは、「ハートの模様はあればあるほどうれしい!」と、迷わず「ハートモチーフ」をチョイス! 次は最も印象を決める「本体カラー」と「へりカラー」選び。井ノ上さんは大人っぽさもある「キャメル」を勧めますが、娘さんは「スミレ色」と「パステルピンク」の組み合わせを断固希望。「子どもが好きなものを買ってあげたほうが、大切に使ってくれるだろうから(笑)」とママが折れて、娘さんの希望色に決定します。「ステッチカラー」は、パステルカラーの統一感を出すために「ピンク」。「背中カラー」の部分は爽やかにフィットする「イエロー」を。次は、ランドセルの内装デザイン。6種類の選択肢があり、迷う二人。最終的には可愛さ重視で、ピンク色の「リボン」をチョイスしました!続いては、ランドセルの一番目立つ部分で光る“鋲”のデザインです。「他のハート部分を引き立てるためにも、ここはシンプルでいいんじゃない?」など、旦那さんからの意見も盛り込みながら、安全に配慮したライト反射機能もある「丸反射鋲」を選びました。最後に「メタルプレート」の名前表記を決め、全7過程が終了! シュミレーションしながら、家族みんなの意見を反映させて、トータル20分ほどで終了しました。ここからママ・パパが登場!! 注文したランドセルをママ・パパが作れる、手作りイベントに参加!通常注文では、オーダーしたあと商品が届くのを待つのみですが、今回は「ふわりぃランドセルの限定企画「手作りイベント」 →詳細はこちら 」で、注文したランドセルを実際に工場で両親が作れるキャンペーンを体験させてもらいました!お邪魔したのは、ランドセルでは歴史のある株式会社協和の千葉工場。日本に数台しかない最新鋭の機械を備え、総勢130人の職人さんが年間20万個、約100種類ものランドセル作りに取り組んでいるという、歴史ある工場です。どんな工程を担当できるのか、ワクワクしていた井ノ上さん。最初はランドセルのカバー部分の時間割などを入れるメッシュ地の「ネット」を取り付ける工程からスタートしました。丁寧に伸ばしながら、パーツを貼っていきます。続いては、肩ひも(バンド)作り。根元の部分に、カシメと呼ばれる専用の鋲を打ち込みます。付着したのりなどを丁寧に拭き取り、ビニールカバーを付けたら肩ひも部分の完成!その間に職人さんが「反射材」を縫い付けておいてくれたカバー部分を、井ノ上さんの手で大きなミシンにセット。専用のミシンが鮮やかな波模様を縫い上げていく様に、一同「おお!すごい!」と感嘆の声。それから熟練の職人さんの手で、ふち縫いも施されます。カバー部分が仕上がったら、次はマグネット錠が付いている先端部分を取り付けていきます。取っ手部分を穴に差し込み、鋲を打ってしっかり固定。「ふわりぃランドセル」のタグやカバンの内面となる生地部分も、井ノ上さん自身の手によって丁寧に貼り付けていきます。続いては、ランドセルの背中部分。肩ひもの付け根にある「背カン」という部分を作っていきます。井ノ上さんは「鋲を打つ」「ウレタンシールを貼る」といった作業を担当。鋲打ちは毎回、一発勝負。「緊張します!」と笑いながらも、眼差しは真剣です。「背裏を返す」「本体と背中を縫い合わせる」といった難しい工程は職人さんにお任せ。「ランドセルの形がどんどん出来上がっていくのを見ていると、本当に貴重な体験をしているんだなあと実感しますね!」と興味深く工程を見つめる井ノ上さん。最終仕上げ段階へ。「ランドセルについた、のりや細かな汚れを拭き取る」という作業を行います。職人さんの丁寧な指導を受けながら、専用のクリーナーを使い、15分近くかけて丁寧に磨き上げていきます。肩ひも部分を、専用器の機具を使ってランドセル本体にセット。カバーに時間割を入れ、ネームプレートを取り付け、ベテランの職人さんの厳しい目で検査を行います。最後は井ノ上さんの手でビニールや帯をつけて梱包し、ついに完成です!!思っていた以上に手作り感があり、ママも感動ひとしお!仮止めや鋲打ちなども自ら行い、ランドセルを磨き上げる工程なども体験できたことで、「思っていた以上に“ママが作った感”満載ですね」と感動ひとしおの井ノ上さん。「ランドセルに対して、自分がこんなに愛着が湧くとは思いませんでした(笑)」。完成したランドセルをそのまま持って帰れるのも、今回のキャンペーンの嬉しい点のひとつです。ランドセル作りを体験したママやパパの興奮をそのまま、お子さんに伝えることができそうですね。井ノ上さん曰く、最初に工場に入ってランドセルの材料を見た瞬間は、「こんなバラバラのところから完成させられるの…?」と内心、半信半疑だったとか。しかし実際に組み上げられていく工程を見るうちに、「こんなにもたくさんの人の手と工程を経て完成するんだな…」と、感動すら覚えたそうです。ついに手渡しの瞬間! お子様は大喜び、ママ・パパは大感動! オンラインでオーダーを終えた後、2日に一度は「ねえ、ランドセル来ないの?」と尋ねてくるほど、到着を心待ちにしていたという娘さん。井ノ上さんは「今の時期に渡してしまったら、保育園にまで背負っていきそうで怖いです(笑)」と心配しつつも、工場で作ってそのまま持ち帰ったランドセルを、その夜、サプライズで贈ったそうです。娘さんは、「嬉しい!可愛い!」と大興奮。「お母さんが作ってくれたの!? 大事に使う!」と小学生になる喜びを噛み締めていたそうです。井ノ上さん自身も「娘の喜ぶ顔を見ていたら、感動して涙が出てしまった」とのこと。「親子の思いが詰まった大切なランドセルになりました。娘にとって、自分でオーダーしたものを楽しみに待つという体験も良かったです。これから6年間ランドセルを使う中で、“自分が選んで、ママが作ってくれた”と思い返してくれる瞬間が来ることを楽しみにしています」と、感慨深げな様子でした。“世界にひとつだけのランドセル”で、かけがえのない思い出づくりを!「ふわりぃランドセル」は、60年の長い歴史を持つ協和ランドセルのなかでも、肩ひもの柔らかくふんわりとしたフィット感にこだわり抜き、軽さと可愛らしさで大人気のブランド。デザインはもちろん、お子様の「安心・安全・快適」にこだわり、細部まで様々なアイデアと工夫が凝らされています。幅広い価格帯のランドセルが登場している昨今ですが、協和は「6万円以上のものは作らない」という信念を貫き、多くの子どもたちに届けられるランドセル作りに真摯に取り組んでいる会社です。「物を大切に使って欲しい」という企業メッセージを伝えるため、6年間使い続けられるデザインと耐久性にもこだわっています。「ランドセル」は、オランダのリュック「ランセル」を由来としながらも、日本の小学生にしかない唯一無二の教育文化として、世界からも注目されています。小学校入学は、大きな節目を迎え、生まれてからのお子さんの成長を噛みしめる瞬間でもありますよね。皆さんもランドセルのオーダーメイド製作を通じて、親子の心に残る、楽しく有意義な思い出作りをしてみてはいかがでしょうか。特別企画:愛情いっぱい、手づくりランドセルランドセルメーカー協和が始める、イージーオーダーランドセルをご注文いただいたお客様限定の特別企画。世界で本当に一つだけの、思いがいっぱい詰まった「手づくりランドセル」を職人と一緒に作ってみませんか。 ふわりいイージーオーダーランドセル¥51,840(税込価格) ◆詳細はこちら>> PR:株式会社 協和
2017年06月16日不安が強くて出かけられない子ども出典 : パニック障害や不安神経症の人は外に出かけられなくなることがあります。それは、「外に出て具合が悪くなったらどうしよう」という強い不安があるからなんです。小学校4年生でアスペルガー症候群と診断された娘の場合は、いつ始まるかわからない腹痛が大きな不安の種となっています。また、人がたくさんいるところ、騒がしいところ、電車・車などの乗り物がとても苦手です。生まれつきの気質もあったと思いますが、外出できなくなるほどひどくなったのは登校へのプレッシャーが強くなった3年生からでした。それまでは電車に酔いながらも遠方への旅行も行くことができていました。しかし、精神的なストレスが強くなり不安がよりいっそう大きくなったことが、出かけることができないほどに娘を追い込んだのだと思います。小3で引きこもった娘が出かけるようになった理由出典 : 娘は小3で引きこもってからというものの、お医者さんの診察や年に1度くらいの散髪など、必要最低限しか出かけなくなってしまいました。外に出てお腹が痛くなることも怖かったようですが、人がいるところに出ていくのが嫌なようで、外にいても元気や活力を全然感じることができませんでした。転機となったのは、中2になった時です。学習支援を受けることになり、自転車で30分ほどの場所まで通うことになりました。娘自身も、「将来のことを考えて勉強しなくては」と思っていたようで、何度か休みながらも月1回、私と一緒に通い続けました。そして、「私は勉強している」ということが自信となり、それまでよりは出かける回数が増えていったのです。「映画館に連れて行ってくれる?」と言われた時は耳を疑うくらいビックリしました。途中退場も覚悟の上だったのですが、「ちょっとしんどかったけど楽しかった」と笑う娘を見てとてもうれしかったのを覚えています。ただ、出かけたあとは大量にエネルギーを消耗するようで、1回のお出かけで行ける場所は2ヶ所まで、時間はだいたい3時間が限界でした。そして出かけたあとは1週間は寝込んでいましたね。怖がりで慎重な性格の娘のカバンの中は、トイレに行きたくなったときに読む本、胃薬(処方してもらったものと市販薬両方)、水、飴など不安解消グッズでいっぱい。でも、そういう工夫が自分でできるようになったことにも成長を感じていました。娘みずから大チャレンジを提案!その内容とは出典 : そんな娘が中3になったゴールデンウィーク前のことです。「ママ、遊園地にキャラクターショーを見に行きたい」と娘が言いだしました。昔はよく行っていた遊園地ですが、電車3本を乗り継ぎ1時間強かかる遠さです。確かに、娘はそのキャラクターのためなら映画館も行きますし、ショッピングセンターでのショーも見に行くようになっていました。遊園地の大きな舞台のショーを見たいから、遠出にもチャレンジする気になったのでしょう。ですが、私は正直、不安でいっぱいでした。電車に3駅ほど乗るだけで真っ青になるこの子が無事に行って帰ってこれるのだろうか。でも同時に、私は娘の「行きたい」という気持ちを大事にしたいとも思ったのです。そして、無謀とも言えるこのチャレンジに娘と2人で挑戦してみることにしたのでした。行きは順調!でも帰るころになると…出典 : 行きは少し混んだ電車でも「乗ろう」とやる気を見せていた娘。ですが、乗り換えが重なるごとに口数も少なくなってきました。遊園地の手前では、「ちょっともたれかかっていい?」と私の方にぐったりもたれかかる様子に少し不安になりました。遊園地は朝一番でまだ人は少なかったのですが、娘のテンションは低く、「早くショーのあるステージに行こう」と不安そうでした。もともと遊園地の乗り物は嫌いで、小学生になっても幼児用の乗り物にしか乗れなかった娘は、周りのアトラクションには全く興味を示しません。不登校になるまでは露店や動物コーナーなどには興味いっぱいで、フリーパスを持って幼児用の乗り物を堪能し、あちこち走り回っていたので、その差にちょっと悲しくなりました。そしてお目当てのショーを2人で見ることに。しかし、ショーが終わるとすぐに「もう帰ろう」と満足ながらも疲れた顔。帰りの電車に乗ってしばらくすると「もう降りたい」と言い出したのです。途中下車してトイレに行ったり、ベンチに寝かせてみたりしましたがもう動くこともできません。駅の救護室で長い間休ませてもらったのですが、ひどい吐き気が治まらずとうとう救急車を呼ぶことになりました。やはりストレスが原因のようで、病院では「吐き気止めを飲んで少し休んでもらうことしかできませんね。入院するほどではないですし」と言われました。それでも病院に運んでもらってベッドで休んでいるという状況に安心したのか、娘も次第に落ち着いてきました。そして、「タクシーで帰る」と自分で答えを出したのです。タクシー代は大変痛かったですが、駅員さん、救急隊員さん、病院の方に親切にしていただき感謝の気持ちでいっぱいでした。自分の楽しみのために出かけられるようになってほしい出典 : 次の日、娘は私に言いました。「いきなり遠いところにチャレンジしたのは失敗だった。今度はもう少し近いところにしたい」「でもイベントに行けたのはうれしかったし、楽しかった」「いろいろな人に迷惑をかけてしまったのが残念」ああ、この子は何もかも分かっているんだ。たとえ失敗があったとしても、外出することを決して諦めていないことに、私は嬉しく思いました。今回は失敗だったように見えるかもしれませんが、決して無駄ではなく、次の1歩を踏み出すための大切な経験だったと感じます。それと、「もし外で具合が悪くなっても助けてくれる人たちがいる」ということを実感できたことも、娘にとってプラスになったと思います。以前、ひきこもりの子どもへの支援講演会で聞いたのですが、「次も一緒に行ってくれる?」と言えるようになったらひとりで行ける日も近いのだそうです。これから先、高校などのこともどうしようか考えてはいますが、まずは娘が自分の楽しみのために出かけられるようになってほしいと願っています。それがきっと娘に生きていくための楽しみと力を与えてくれると信じています。もちろん、「ママ、もういいよ」といわれるまではどこにでも付き合う覚悟です。
2017年05月26日テーマパーク・サンリオピューロランドの来場者の中から最もキラキラしている女性を選出するコンテスト「第2回KiRA KIRA GIRLSオーディション」のファイナル審査が7日、東京・多摩市のサンリオピューロランドで行われ、東京都出身で中学3年生の新藤葵さん(14歳)がグランプリに選ばれた。神田うのや栗山千明らが在籍する芸能プロダクションのスペースクラフトとサンリオピューロランド共催の同コンテスト。グランプリ受賞者には、スペースクラフトグループのモデル部門に所属権が与えられる。第2回となる今年は、一次審査に610人が応募し、それに合格した20人の応募者がこの日のファイナルに登場。ファイナル審査となる自己アピールとポージング審査に臨んだ結果、東京都出身で中学3年生の新藤葵さんがグランプリに選ばれた。読売中高生新聞賞とダブル受賞の新藤さんは「信じられません。『読売中高生新聞賞』も獲っていたので、グランプリで名前を呼ばれて頭が真っ白になりました。今も緊張しています」と初めての報道陣を前に緊張した面持ちで、応募した経緯を「妹がサンリオ好きなので応募しました。こんなことになるとは思っていませんでした。不思議ですね」と素直な心境を吐露。憧れている芸能人を「めるる(生見愛瑠)や渡辺リサさんです」とあげながら、今後の目標を「自己PRの時のように私を見た人が元気になってもらえたり笑顔がいいなと思ってもらえたら嬉しいです。グランプリをいただいたからには、何でもこなして頑張っていきたいし、ティーン雑誌とかのモデルなどをやりたいですね」と語っていた。なお、準プランプリには埼玉県出身の和栗萌子さん(21歳)、審査員特別賞には東京都出身の山徳まりなさん(18歳)がそれぞれ選ばれた。
2017年05月08日「福って英語で何ていう?」「フォーチューンかな?」「じゃあ『フォーチューン!』って呼びかけようよ」 都内公立中学校の校門前ではしゃいでいた、中学3年生の女子2人組。4月上旬、鈴木福くん(12)の中学校入学式が行われた。 彼は上級生からも速攻で“あだ名”をつけられるほど、入学前から人気者。朝8時40分頃、2人の男友達と楽しげにお喋りしながら登校した福くん。まっさらのブレザーは成長を見越して大き目のサイズを購入したのか“ブカブカ”だった。 福くんと言えば、気になるのは、『マルモのおきて』(フジテレビ系)で共演した同い年の芦田愛菜ちゃん(12)の存在だ。福くんが地元の公立中学校へ進学するいっぽうで、愛菜ちゃんは私立中学校へ進学。 「通っていた塾では『芦田愛菜だろ!?』とからかわれたり、他のクラスから覗きに来る生徒もいたようです。そんな雑音の中でも、トップクラスの成績優秀者しか入れない特別クラスで1年間勉強し、見事難関校に合格。彼女がそこまでして、この私立中学に入りたかったのは、ゆくゆくは“東大受験”を目指しているからだと聞いています」(受験関係者) 福くんが出演した5日放送の『1周回って知らない話』(日本テレビ系)でも、自然と愛菜ちゃんの話題に――。 愛菜ちゃんの難関中学合格について聞かれると、福くんは「すごいですね!」と、“相方”の天才少女ぶりに驚きを隠せない様子。自身が受験しなかった理由を尋ねられると、「友達が地元の公立中学校に行くから僕も行くんです!」と明るく話していた。 入学式当日、校門をくぐるやいなや、たくさんの友達に囲まれた人気者の福くん。友達との写真撮影が始まると、彼はそれまでしていたマスクを外し、笑顔満開!入学式と記念撮影を終え、最後に仲良し男子グループ7人で集まると、再び記念撮影がスタート。背の高い男子が後ろから福くんに覆いかぶさってじゃれ合い、終始みんなで「イエーイ!」と大盛り上がり。結局、1番最後まで学校に残っていた福くん。 そんな福くんより数日遅れて、愛菜ちゃんは小雨が降るなか、都内私立中学校の入学式に出席した。グレーのスーツに白いソックスがとても似合っている。同級生から拍手で迎えられ、こちらも福くんに負けず、人気者だ。 マルモリブーム当時はまだ6歳だった2人だが、中学生になりすっかり大人びた表情が印象的だった――。
2017年04月12日安倍政権になって、最初に始めた議論は、大学入試改革、道徳や英語の教科化、そして幼児教育の無償化でした。幼児教育の無償化は、幼児期の義務教育化が期待されていましたが、現在は財源の関係で、年収要件を付けた経済的支援という形になっています。教育というよりは子育て支援の一つと考えた方が正しいでしょう。最近になって、「教育の無償化」として、高校や大学まで、希望する人すべてが進学できるように、義務教育の後も無償化すべきという意見も聞かれるようになりました。ただ、幼児教育を無償化する財源の8000億円ですらなかったのですから、全ての教育を無償化するために必要な5兆円を国が配分するとは思えず、これはあまり期待しない方がよいと思います。そして、子どもに習わせたいお稽古ごとの上位に入る「英語」。これは、3年後に5、6年生で教科化されることになりました。教科になるというのは、成績もつくということです。そなると、「中学受験でも英語が必要?」と不安になりますよね。これは基本的に受け入れる側の中学の判断になりますから、これからは中学受験のための英語を勉強しなくてはならないこともあるかもしれません。ただ、大学受験のための英語がそうであるように、「受験のための英語」を学ぶことは、将来、実践としてはほとんど役に立ちませんから、本当に必要なことなのかどうか、学校側も、また親もしっかりと判断することが必要です。また、今5、6年生が「外国語活動」として行っているものを、3,4年生に前倒しします。つまり早期に始めることで、より「使える英語」にするということを目指しています。道徳の教科化については、いじめ問題への対応として始まったものでした。これも英語と同じタイミングで教科になり、やはり成績もつくようになります。とはいえ、なかなか数値での評価は難しいので、記述式での評価になる予定。今、道徳の授業といえば、年間35時間は教えることになっているものの、運動会などの練習に振り替えられたり、お話を読んで考えるという授業方法から、国語との違いがわからないなど、真剣に取り扱われていない実態があります。教科にすることによって、物事の善悪を考えたり、思いやりの心を育てたりなどいう本来の道徳の教育がきちんと行われるようになることが、期待されています。大学入試は、4年後に大学生になる今の中学2年生が受験をするときから、新しい制度になる予定です。数年間の試行期間を経て、本格的に変わるのは、そのあとになるので、今の段階では、まだまだどうなるのか不透明。でも方向性としては、1回きりの試験から、通年で機会がある、マークシートだけでなく記述問題も出るなど、少しずつ固まりつつあります。講義式の一方通行の授業から、自分たちで課題を見つけ考える「アクティブラーニング」、コンピューターに早くから慣れ親しむためのICT教育など、小学校では3年後、中学校では4年後の本格実施に向け、今、様々な準備が進められています。ちょうど、子供がこの時期に差し掛かるという世代が多いみなさんにとっては、不安もことさら大きいことでしょう。今の教育も、ましてや自分たちが受けてきた教育は、全く参考にならないのではとも思ってしまいますね。親として、こんなにたくさんある変化を、どう受け止めればよいのか。私は、まず親が、自分の子どもが生きていく将来の社会の姿を、一生懸命想像し、考えることだと思っています。科学の進歩は目覚ましく、今、小学生の子どもたちが将来就く仕事の6割は、今ない職業だとも言われています。今の小学生が社会人になるのは、あと10年ちょっとのことです。進歩や変化は早いので、なかなか想像するもの難しいと思いますが、とにかく頑張って、一生懸命考えるのです。そしてその将来の社会で、どんな能力が必要になるのか、それをさかのぼって考えていくことで、今、子供に必要な教育も見えてくるはずです。また一方で、社会がどう変わろうとも、「人」として必要なことは、どの時代も大きく変わるものではありません。例えば、人の気持ちを考えることができる、約束を守るなど人間としての基本は普遍的なものです。親としての責任は、子どもの将来に責任を持つことができるかということに尽きると私は思っています。今、親である自分自身が持っている最大の力を尽くして、一生懸命考え、想像し、責任を持って子供たちを、将来へ導いていきましょう。春は別れと出会いの季節。進級や進学を控える子どもにとっては、一年間の締めくくりです。それを見守る親としても、なかなか感慨深い日々が続きます。新しい環境のスタートである4月の新学期よりも、親にとっては、「3学期の終わり」にこそ、子どもの成長を実感するように思うのです。そして私自身も、今年、小学校を卒業する子どもに、成長への感慨深さと共に、何だか整理できない寂しさも感じています。ランドセル姿を見るのもあと10日。そんな進学や進級を控えた「別れと出会いの季節」に、これからの子どもたちの教育や、生きていく社会はどのようになるのかを、改めて考えてみるのもいい機会です。
2017年03月10日ランドセルにデスク、教科書、文具…などなど、子どもが小学生になるタイミングでは必要なモノも増えます。限りあるスペースにどうやって収納するか、迷っている方がいらっしゃるかもしれません。そこで、この春新1年生になるお子さんがいるお片づけのプロ、本田和さんのご自宅におじゃまし、子どもが使いやすい&片づけやすい学用品の収納方法を実際にお見せいただきました。お話をうかがったのは…本田和(ほんだ・かず)さんパーソナルスタイリングサロン「 フルリール 」主宰。整理収納アドバイザー1級、ルームスタイリスト1級。自宅を開放してのお片づけセミナーや、骨格、パーソナルカラーに基づいたパーソナルスタイリングを手掛ける。6歳、4歳、2歳のお子さんのママ。まねしたいアイディアがたっぷりです! ■リビング学習をすっきり!初めてお子さんが小学生になるにあたり、本田さんがまず考えたのが勉強をどこでするか。子どもたちは、家ではほとんどをリビングで過ごすことと、先輩ママのアドバイスなど総合的に考えた結果、勉強部屋やデスクはあえて用意せず、「リビング学習」スタイルをとることにしました。<本田さんが考える学用品の置き場所の課題>・子どもにとって使いやすいこと・省スペースで、リビングに溶け込むことこの2点を軸に、リビングの一角に学用品スペースを設けました。それがこちら。お子さんが小学生になるタイミングで買い足した家具は、写真のオープンラックのみ。半畳にも満たないコンパクトなスペースに、お片づけのプロならではの工夫がたくさんつまっています! ひとつひとつ、見ていきましょう。●ランドセル置き場:写真A「モノの定位置を決めるのがお片づけの基本です。小学生になったばかりの子どもでもかんたんにできるのが『置く』こと。ランドセルを定位置に掛ける方法もありますが、じつは、子どもにとってランドセルのような大きくて重いものを『掛ける』アクションは案外難しくて、結局そのへんにぽいっと置かれてしまうことのほうが多いんです。そんなことを考えて、わが家ではオープンラックに置くだけの方法にしました」(本田さん)●持ち物・着替え置き場:写真B「ラック上のケースには、ランチョンマットや移動ポケットなど、学校で毎日使うものを入れています。横のカゴは、着替えセットです。わが家では1年くらい前から、『自分が翌日着る服は夜のうちにセットする』を、子どもたちとのお約束にしています。上の子の小学校生活が始まったら、ランチョンマットや移動ポケットもカゴにインする予定です。この方法にしてから、朝の服選びに時間をとられたり、持ち物準備でバタバタしたりすることが減りました。ママにとっても、朝の時間がとても楽になるはずです!」(本田さん) ●グルーミング・スキンケアグッズ:写真C「朝のお支度が一ヶ所でできるように、くしやヘアゴム、日焼けケアクリームなどもセットにしてケースに。必要なものをすべて入れてあるので、うっかり日焼けクリームを塗り忘れた! なんてこともありませんし、親が塗ってあげなくても自分でするようになります。使い終わったらまたケースに戻すだけなので、散らかり防止にもおすすめです」(本田さん)●空きスペース:写真D「これからモノが増えることも考えて、あえて空きスペースもつくっています。今ここにおいてあるのは、辞書と鉛筆削り。じつは、ここにもちょっとしたこだわりが(笑)。辞書って大きいし、リビングに置くとなるとけっこう存在感が出てしまうんですよね。そこで、インテリアのじゃまにならないよう、表紙に合皮レザーを貼ってリメイクしてみました。もうひとつこだわったのが、鉛筆削り選びです。毎日使うから電動がいいけれど、コードがあるとコンセントの近くしか置けないな…など、あれこれ考えながら探して、電池式の電動鉛筆削りにたどり着きました。ちょっとしたことですが、買ったものの使えない! を避けるのもお片づけのコツなので、モノを増やす前に活用シーンをじっくりシミュレーションするようにしています」(本田さん)■子どもの動線をスムーズにご覧いただいたとおり、本田さん宅では小学校グッズを1ヶ所にまとめています。実際に子どもの動きに当てはめてみると…。<子どもの動き>・学校から帰ったらランドセルをラックに入れ、そのままリビングで勉強をする・夜に翌日の準備。服やランチョンマット、移動ポケットをカゴにセットし、ラックの上へ・翌朝はカゴの服を着て、身だしなみを整えると、子どもがやること、やらせたいことは、ラックの周辺ですべてできるように計算されているのです。「じつはこれが、子どもが自主的に行動するためのコツなんです」と、本田さん。「親子でルールを決めても、子どもにとってプチストレスなことはやらなくなってしまうものです。たとえば、コート。玄関のコートハンガーにかけるようにお約束しても、毎回リビングのソファにぽいっと置かれて、結局ママが片づけていませんか? この子どもの行動にも理由があります。玄関って、冬場は冷えますよね。だから、コートを着たまま快適なリビングまで来たくなるのは仕方がないことなんです。このたとえであれば、コートハンガーはリビングの子どもの手が届くところに設置するのが◎。生活スタイルはご家庭によって異なりますので、子どもの行動とその理由を見ながら、無理なくできるようなモノの置き方、収納の仕方を試してみてくださいね。お片づけも含め、身の回りのことは子ども本人がやってくれるようになると、子どものためになるのはもちろん、親も楽になります(笑)。最初はママやパパも手伝いながら、ルーチン化できてしまえばこっちのものですよ!」(本田さん)子どもの使いやすさへの工夫をこらしながら、すっきりはキープされている本田さん宅のリビング。今回お見せいただいたテクニックを、みなさんのおうちの快適空間づくりにも取り入れてみてくださいね!
2017年03月08日「子ども部屋は必要? 勉強机は? ランドセル専用ラックは?」。初めてのお子さんが小学生になる家庭はこの時期、周囲の情報を聞きながら「どこまで準備をすればいいのだろう」と戸惑うこともあるのではないでしょうか。小学校生活は始まってみないと本当に必要なモノがわからないもの。いきなり高い家具を買わずに、手軽な収納道具で様子を見るのもひとつの方法です。お片づけ教育「かたいく」を提唱している整理収納アドバイザー、カール友波(となみ)さんに、新1年生に必要な準備についてお話を聞きました。■学用品はひとまとめにして、一元管理がカギ小学生になると求められるのが「自分のモノを管理する」スキル。ランドセル、教科書、ノート、ドリル、筆記用具、絵の具、体操着、上履き・・・・・・。学校で使うモノの数は多く、日によって必要なモノが変わるので、とにかく「紛失しないように、学校で使うモノは一か所で管理」が大切になります。低学年のうちは、学用品の置き場所は子どもと相談しながら、大人が考えてあげましょう。「ランドセルは子ども部屋」などの固定観念にとらわれず、ダイニングで勉強するならダイニングわきなど、子どもの生活リズムや動きを考えながら学用品置き場を決めるのがポイントです。■専用ラックは不要! カラーボックス活用術高価な専用ラックを購入する前に、まずは手近にある家具で学用品を一元管理してみましょう。おすすめは、数千円で購入できる棚板の位置が変えられるカラーボックス。低学年のうちはダイニングやリビングに学用品を置いていても、高学年になったら子ども部屋にある勉強机で管理したくなるなど、学用品の置き場所も成長とともに変わるかもしれません。いきなり高価な家具を購入する前に、ぜひ試してみてください。カラーボックスを使う場合のポイントは次の5つです。1. 棚の高さが変えられるカラーボックスを選ぶ。2. 胸から目あたりまでの子どもが使いやすい高さに、一番ひんぱんに使うモノを入れる。3. 中段は出し入れしやすいトレーや浅めの引き出しなどを使って取り出しやすい工夫を。4. 下段はボックスやカゴを使って、体操服や絵具など様々な形のモノを収納。5. サイドにフックをつけたり、横にサイドボックスを置いたりすると収納力もアップ。■ランドセルをあちこち置いてしまう場合は?最初から決められた場所にきちんとランドセルを置けるのなら問題ないけれど、どうしてもそれができない場合は、ランドセルの置き場所を見直してみましょう。まずは子どもの置きやすい定位置を作って、「決まった場所に置く習慣づけ」を目標にします。ランドセルは重いので、持ち上げたり、2階まで持って行ったりなどのちょっとした動作を子どもは面倒と感じます。そこで、思い切って玄関にランドセル用のカゴを置くのも手です。カゴを用意することで、散らかる印象も避けられ、お子さんも定位置にモノを戻す習慣づけがつきます。 編集協力: 「子どもがどんどん整理整頓したくなるお片づけ帖」 (永岡書店)子どもが散らかしてばかりで部屋が全然片づかない…。そんな悩みをお持ちの方に向けて、子どもが自分から楽しく片づけをしてくれるようなノウハウを写真やイラストを多用してご紹介。子どもが無理なく自然にお片づけができる “しかけ” を多数掲載しています。カール友波(となみ) プロフィール大阪芸術大学デザイン学科インテリア専攻卒業。整理収納アドバイザー1級。整理収納アドバイザー2級認定講師。子育てが一段落した後、大手家事代行会社のお片づけ部門を立ち上げ、様々なお客様のニーズに応えながら整理収納サービスに邁進。独立後、埼玉県内、都内、首都圏を中心に整理収納アドバイザー2級認定講座、「親子で学ぶおかたづけ」などのセミナーを開催。日本ではじめて生涯教育としてのお片づけ=「かたいく」を提唱し、普及に努めている。<子どもの片づけ教育「かたいく」記事一覧>・ 子どもの片づけは ″しかけ” が9割! しからなくても片づけられる子どもを育てるコツ ・ 子どものやる気スイッチをオン! “片づけられる子” に育てる「かたいく」とは? ・ 子ども部屋って必要? 勉強机は? 新1年生に必要な準備とわが子の片づけ教育法
2017年01月19日アイドルグループの私立恵比寿中学が15日、東京・新宿の福家書店 新宿サブナード店で写真集『私立恵比寿中学 修学旅行』(発売中 2,900円税抜き 小学館刊)の発売記念イベントを行った。ももいろクローバーZの妹分的グループとして人気を博している私立恵比寿中学。そんな彼女たちの最新写真集は、千葉県の動物園を皮切りに、能登、奈良、京都、熱海と日本の様々な名勝地を修学旅行さながらの旅した時間を切り取ったもので、彼女たちの自然体が凝縮された1冊となっている。安本彩花は「春夏秋冬と1年間を記録した写真集で、実際に4つの季節に色んな所に行ってエビ中の自然体が詰まった写真集となっています」と説明すれば、廣田あいかも「ちょうど1年前に行った熱海の写真は、懐かしい感じですね」と感想を。お気に入りの写真について真山りかが「私は鴨川で撮った写真です。風がすごくて髪の毛が顔に追い被りそうになって心配でしたが、すごく自然体な感じで撮ってもらいました」とあげれば、星名美怜は「私は奈良で鹿に囲まれた写真です。私と柏木は動物が得意でグイグイと行ったにも関わらず鹿の大群に囲まれて怖かったですね」と振り返った。メンバーとの修学旅行さながらの旅行が楽しかったという8人。特に安本は「学校だと使うお金が決まってたり行ってはいけないところとか規則があるので(笑)」と本音もチラリ。また、今年の目標として星名は「日本で1番有名な中学生になるというのと、中学生になって日本の歴史を残すということを今年の目標にしたいです」と力を込めれば、廣田も「私たちは永遠の中学生と言ってやってきたので、もうちょっと中学生というものを広めていくことを目標にして少しずつ頑張っていきたいと思います」と意欲を見せていた。
2017年01月15日「政治のことよく分からない!」とはっきりいうのは恥ずかしい。そんな人のための連載「ママは政治一年生」を執筆する政治ジャーナリストの細川珠生さんに、これだけは知っておきたい! 2016年の重要な政治ニュースランキングをインタビュー! 第5位~3位を発表した 前編 に続き、いよいよ後編の第2~1位発表です。第2位 世界の女性リーダーたち細川珠生――第2位は女性リーダーです。小池百合子東京都知事の誕生は今年の政治トピックとして忘れてはならないですね。初の女性都知事ということでも注目されましたが、それ以上に、これまでの政治の文化を変えるリーダーの誕生に、日本中が沸きました。その後、蓮舫氏が民進党の新代表に就任し、野党第一党の党首が女性というのも、旧社会党の土井たか子氏以来、30年ぶりのことでした。世界的にも、女性リーダーの躍進は目覚ましいものがあります。イギリスのテリーザ・メイ首相、台湾の蔡英文総統、動向が不安定ながらも、韓国の朴槿恵氏大統領など、日本と関係の深い国は次々に女性リーダーが誕生しています。アメリカも、ヒラリークリントン氏に女性初の大統領という期待がありましたが、残念ながら、それは実現されませんでした。――日本も女性が政治を動かす時代が来たってことですね!細川珠生――いえいえ、世界と比べるとまだまだ! 日本は、政治、経済、教育、健康分野を総合した男女平等度としては、144カ国中111位。女性首相を二人も誕生させているイギリスは20位、女性大統領の誕生はかなわなかったアメリカは45位ですが、この2カ国と比較しても、日本はかなりの低さ。漸く都知事に女性が誕生しましたが、女性初の総理大臣、あるいは企業における女性管理職の増加は、まだまだ難しそうな気がします。とはいえ、小池都知事には、これまでの男性政治家にはできなかったような都政を期待したいですね!第1位 参議院選挙細川珠生――第1位は参議院選挙です! 今年の政治のトピックとして最も重要なのは、参議院の通常選挙。選挙の結果により、日本国憲法の改正の発議が可能となる、改憲勢力が初めて3分の2を超えたということも、戦後の政治にはなかったこととして、特筆すべきことですね。また、この参議院選挙から、選挙権が「18歳以上」に引き下げら、初めて高校生が有権者となりました。主に高校で、「主権者教育」も始まって、新たに有権者となった10代は、本当に一生懸命政治を考え、将来を考え、選挙に参加したことが、投票率にも表れました。10代の投票率は45.45%と、20代、30代より高かったのです。これからは、親子で政治をしっかりと考えていく習慣がつけば、10代の投票の意義もより高いものになるでしょう。来年には、衆議院選挙が行われると言われています。来年もまた、若い世代の一票を期待したいと思います!第3~5位の 前編 はこちら! (イラスト・インタビュー ちゃず)
2016年12月02日