「微弱な電波を出す発信機を使い、乳房の表面を軽くなぞるようにスキャンするだけで、乳房の中を立体的に3次元画像で映し出します。従来のX線マンモグラフィでは見えなかったがんも、この検査器を使えば、はっきり見ることができるんです」こう語るのは、世界初の乳がん画像診断システム「マイクロ波マンモグラフィ」を開発した神戸大学の木村建次郎教授(39)。乳がん検診でおこなうX線マンモグラフィは、撮影時に乳房を板で挟むため、「信じられないくらい痛かった」という声が多く上がっていた。さらに、X線による被ばくのリスクもあるため、定期的にマンモグラフィ検診を受けたいという女性は減少傾向にある。厚生労働省は40歳以上の女性を対象に、2年に1回乳がん検診を受けるように呼び掛けているが、’16年に同省が実施した国民生活基礎調査によると、受診率は全国で44.9%と、半分以下にとどまっているのが現状だ。しかし、木村教授のチームが開発した「マイクロ波マンモグラフィ」は、乳房表面をなぞるだけなので、検診による痛みはない。さらに、乳房に当てる電波は携帯電話の1,000分の1以下、つまり被ばくの心配もないという。革新的な技術なのだ。「乳房は、乳腺と脂肪、そして乳房を支える靱帯で構成されています。乳腺と靱帯が多く密集している『高濃度乳房』の場合、X線を遮断してしまうため、がんを見つけることが困難とされていました。その『高濃度乳房』を貫通することができるのがこのマイクロ波。がん組織に当たった瞬間跳ね返されるので、数秒でがん組織を立体画像で映し出すことができます」早期発見で9割以上が治るといわれる乳がんだが、毎年、世界中で52万人以上、日本だけでも1万4,000人以上が亡くなっている。「毎年、全世界で乳がんになる人は167万人以上いるといわれています。マイクロ波マンモグラフィが、実用化されて世界中で使われるようになると、これまで見つからなかった乳がん患者も含め、その数は瞬間的に500万人、600万人と膨れ上がるでしょう。それでも、早期発見が可能になることで、将来乳がんで亡くなる人はゼロになると信じています」木村教授は、国に認可されるのに3年、世界中に普及するまで5~6年かかるだろうと予測している。たとえ普及に10年かかったとしても、20年後には乳がんで死亡する人が激減する計算だ。このマイクロ波マンモグラフィは乳がん患者だけでなく、医療現場からの期待も大きい。「たとえば、高濃度乳房の人に抗がん剤を試した場合、X線マンモグラフィでは、どのように変化しているかを追うことは困難です。超音波エコーを使っても、乳房内の奥深いところまではどうなっているのかわからないでしょう。マイクロ波マンモグラフィなら立体的な位置がはっきりと見えるため、1カ月に1回、定期的に撮影すれば、どのがん組織がどう縮んでいっているかを完全にモニターできるんです。がんの進行度がはっきりとわかるため、手術をいますべきかそうでないか、どういう治療がふさわしいのか、という判断を医師がしやすくなるのではないでしょうか」さらに、乳房の表面をなぞるだけの作業なので、誰がやっても同じ画像が出せるという利便性も。「うちのスタッフ20人にやらせたら、みんな同じ画像を100%出すことができました。X線を使わないので、放射線取扱主任者の資格が要りません。極端な話、病院以外の場所、たとえば駅などの公共施設に置いて、会社帰りに女性同士でやることだってできるんです。ただし、画像を見ての判断は、専門の医師にしてもらう必要がありますが」少しでも早く実用化され、全世界の女性の命を救うために、この機械が活躍する日を期待したい。
2018年10月18日日本人の2人に1人がかかる「がん」。今年9月上旬、国立がん研究センター(東京都中央区)が初めて公表した「がん患者の3年生存率」は、71.3%で、乳がんはステージ1では100%、乳がん全体でも95.2%となった。「かんの摘出手術をしたとしても入院期間は短くなり、通院しながら抗がん剤治療を受けるケースも増えてきました。“がん”と宣告されても、治療をすれば社会復帰できる時代になりましたので、慌てて仕事を辞めないこと。医療費の支払いという経済的な負担が伴いますので、治療を金銭面で支えてくれる公的制度を知っておくと安心できます」そうアドバイスするのは、『大図解届け出だけでもらえるお金』(プレジデント社)の著者で社会保険労務士、ファイナンシャルプランナーの井戸美枝さん。そこで、がんなど病気にかかったときの、経済的負担を支える制度について教えてもらった。■払い過ぎた税金が戻ってくる1月から12月までに自己負担した医療費が10万円(または所得の5%)以上かかった場合、確定申告をすると、10万円を超えた分が所得から差し引かれる「医療費控除」が受けられる。計算方法は、「1年間に医療費として支払った額」から高額療養費の給付や医療保険の給付金など「補てんされる額」を引き、さらに「10万円」を引くと医療費控除の額になり、税率に応じて税金が還付される。たとえば、医療費控除の30万円の人が、所得税の税率が10%だった場合、3万円が還付される計算になる。通院の交通費、医師の処方による医薬品は医療費控除の対象になるが、疲労回復のためのマッサージ代は対象外など、細かく分かれているので国税庁のホームページを参考にしよう。なお、専業主婦の妻ががんになった場合は、夫が加入する保険の被扶養者なので高額療養費制度、付加給付は利用できる。会社勤めしていないので傷病手当金はもらえないが、障害年金は夫が会社員の場合は、妻は「第3号被保険者」として国民年金に加入しているので障害基礎年金がもらえる。夫が自営業の場合は、専業主婦の妻自身も国民年金に加入しているので障害基礎年金を受け取れる。医師は医療費や使える制度について教えてくれるわけではない。そんなとき、病院内の「医療ソーシャルワーカー」や、全国400以上あるがん診療連携拠点病院にある「がん相談支援センター」では、社会福祉士や看護師らが、生活面での相談に乗ってくれる。気になること、わからないことはそのままにしないで、何でも聞いてみよう。
2018年10月17日日本人の2人に1人がかかる「がん」。今年9月上旬、国立がん研究センター(東京都中央区)が初めて公表した「がん患者の3年生存率」は、71.3%で、乳がんはステージ1では100%、乳がん全体でも95.2%となった。「かんの摘出手術をしたとしても入院期間は短くなり、通院しながら抗がん剤治療を受けるケースも増えてきました。“がん”と宣告されても、治療をすれば社会復帰できる時代になりましたので、慌てて仕事を辞めないこと。医療費の支払いという経済的な負担が伴いますので、治療を金銭面で支えてくれる公的制度を知っておくと安心できます」そうアドバイスするのは、『大図解届け出だけでもらえるお金』(プレジデント社)の著者で社会保険労務士、ファイナンシャルプランナーの井戸美枝さん。そこで、がんなど病気にかかったときの、経済的負担を支える制度について教えてもらった。■働くことが困難になったら病気やケガによって仕事や生活が制限されるようになった場合、現役世代の人でも年金がもらえる制度が「障害年金」。目、聴覚、手足などの障害、精神障害のほかに、呼吸器、心臓、腎臓、血液の疾患、糖尿病、そしてがんなど内臓疾患の人でももらえる。「たとえば、直腸がんを患い手術を受けて人工肛門にした、咽頭がんで摘出手術をした人などは、障害年金の対象の可能性があります」国民年金から支給される「障害基礎年金」、厚生年金から支給される「障害厚生年金」があり、もらうためには初めて医師の診断を受けた日(初診日)に65歳未満で、初診日から1年6カ月経過した日に要件を満たす障害がある、といった条件がある。また、国民年金の被保険者は市区町村、厚生年金の被保険者は年金事務所で手続きをして、医師の診断書が必要になる。「障害の等級は1級から3級まであり、障害基礎年金の1級は年額97万4,125円(’18年度)、2級は77万9,300円(同)になっています。自営業の人は、妻と(高校卒業していない)子の3人家族の場合、1級と認定されると年119万8,425円、2級は100万3,600円になります。それに対して、会社員は月収30万円とすると、1級は年221万225円、2級は185万7,900円と、2倍近くの年金がもらえます」障害年金の認定は、目に見えて体の機能が変わった場合だけでなく、がん治療による倦怠感や麻痺、しびれ、貧血、下痢など客観的にわかりにくい内部障害の場合にも該当する可能性があるので、「もらえないかも」と1人で勝手に判断しないこと。主治医に「障害年金を申請したい」と話したうえで、仕事や生活に支障をきたしていることを具体的に伝えてみよう。
2018年10月17日日本人の2人に1人がかかる「がん」。今年9月上旬、国立がん研究センター(東京都中央区)が初めて公表した「がん患者の3年生存率」は、71.3%で、乳がんはステージ1では100%、乳がん全体でも95.2%となった。「がんの摘出手術をしたとしても入院期間は短くなり、通院しながら抗がん剤治療を受けるケースも増えてきました。“がん”と宣告されても、治療をすれば社会復帰できる時代になりましたので、慌てて仕事を辞めないこと。医療費の支払いという経済的な負担が伴いますので、治療を金銭面で支えてくれる公的制度を知っておくと安心できます」そうアドバイスするのは、『大図解届け出だけでもらえるお金』(プレジデント社)の著者で社会保険労務士、ファイナンシャルプランナーの井戸美枝さん。そこで、がんなど病気にかかったときの、経済的負担を支える制度について教えてもらった。■医療費が戻ってくるたとえば、入院や手術で100万円の医療費がかかったとしても、窓口で支払うのは3割負担の30万円。ここから自己負担限度額を超えた分が戻ってくるというのが「高額療養費制度」。「一般的な所得の会社員(70歳未満、年収350万~770万円)が入院・手術して1カ月で100万円の医療費がかかったケースでは、8万7,430円が自己負担限度額で、21万2,570円が払い戻される計算になります。手続きは会社員なら勤務先を通じて健康保険組合、協会けんぽで、国民健康保険に加入する自営業の人は市区町村の国民健康保険課で行います。直近12カ月で3回以上、自己負担限度額を超えた月がありますと、4回目からは『多数該当』として自己負担限度額は4万4,400円と低くなり、戻ってくるお金は25万5,600円になります」(井戸さん・以下同)また、高額療養費制度は手続きしてから指定の口座に振り込まれるまで3カ月ほどかかるが、加入する健康保険で「限度額適用認定証」を申請して、病院で提示すれば、窓口での負担は限度額で済む。もちろん、生計を一にする家族が使った医療費もまとめて計算できる「世帯合算」にも適用できる。さらに、従業員が700人を超えるような大手企業の健康保険組合では、独自の自己負担限度額を設けているケースもあるという。「『付加給付』といい、たとえば、窓口負担が30万円の人でも、『付加給付』の自己負担限度額が2万5,000円だったとしますと、27万5,000円戻ってくることになります。なお、この制度は高額療養費制度と併用可能です」夫の会社の福利厚生を知らない、という人は今すぐチェック!■欠勤したときに給料の一部がもらえる治療が長引いたり、体調が戻らなかったりして、会社を欠勤するようになって給料が支払われないとき、健康保険から「傷病手当金」がもらえる。「連続して3日間の待期の後、4日目以降の仕事に就けなかった人は、4日目から最長1年6カ月、給料の3分の2程度の支給額がもらえます。月収30万円の人が60日休業した場合、約40万円がもらえる計算になります。届け出は勤務先を通じて健康保険組合・協会けんぽに申請し、その際、医師の意見書が必要になります。国民健康保険にない制度なので自営業の人はもらえませんが、パート勤務でも健康保険に加入すれば給付の対象になります」
2018年10月17日乳がん闘病中の元SKE48・矢方美紀が11日、都内で行われた乳がんセミナー「Know your Lemons」出演前に取材に応じ、乳がんと診断を受けたときの心境や現在の体調について語った。4月に乳がんのため左乳房全摘出とリンパ節切除の手術を受けたことを告白した矢方は、「しこりを見つけたのはセルフチェックがきっかけ。ぽっこり凹凸があるなと思った」と説明。「乳がんのことをテレビでやっていたときに、20代だったので年齢的には検診対象ではないと思っていたんですけど、他人事ではない病気だなと感じたのでセルフチェックをやってみたら今までなかったしこりを見つけた」と言い、「日々のチェックが大事だなと思いました」と語った。しこりを見つけても「良性のものが多いと聞いていたので、私もたぶん悪いものではないなと思っていた」という矢方だが、「乳がんという診断だったのでびっくりしました」と診断に驚いたという。「自分ががんになると思っていなかったので、20代だったんですけど年齢関係なく病気になってしまうんだなと思いました。ショックというより驚きというか、どうやって病気に向き合えばいいんだろうという不安がよぎりました」と振り返った。また、家族の反応について「驚いていたなという印象はあるんですが、驚きつつも日々の生活や病気に対しては今までと変わらない感じだった」と明かし、「それが逆に家族に素でいれるというか、変に気を遣ったりしてくれないのが自然でよかったです」と語った。そして、「今、放射線治療に入り、放射線治療に午前中行って、お仕事に行ったりプライベートをやったりという感じなんですが、今は副作用とか具合が悪くなることもないので過ごしやすくしています」と現在の治療と体調について説明。今の生活について「お仕事はできないと思っていたんですが、こうやって両立できていることが充実しているなと思います」と話した。囲み取材には、日本において乳がんの啓発活動を推進している「NPO法人ラン・フォー・ザ・キュア・ファンデーション(RFTC Japan:乳がん早期発見啓発活動推進協議会)」の鈴木咲子マリア氏も同席した。
2018年10月11日ステラ マッカートニー(STELLA McCARTNEY)が9月24日より、乳がん意識向上キャンペーンをスタート。キャンペーンに伴い、限定ランジェリーセットを発売する。今年で5回目を迎える同キャンペーンは、10月の乳がん啓発月間に合わせて、乳がんへの注意を喚起するとともに、女性たちに健康維持と定期的な検診を呼びかけるリマインダーとしての役割を果たしている。これまでに、ケイト・モス(Kate Moss)、カーラ・デルヴィーニュ(Cara Delevingne)、チェルシー・ハンドラー(Chelsea Handler)、アリシア・キーズ(Alicia Keys)が同キャンペーンをサポートしており、今年は女優のソフィア・ベルガラ(Sofía Vergara)がイニシアティブとして参加。ブランドの公式サイト(www.stellamccartney.com)ではメッセージフィルムも公開されている。キャンペーンでソフィア・ベルガラが着用しているのは、2018年秋冬ランジェリーコレクションの一部としてステラ・マッカートニーがデザインした「ローズ ロマンシング (恋するローズ)」と名付けられた限定ランジェリーセット。フェミニンかつ洗練されたペールローズカラーのソフトカップトライアングルブラ(2万円)とビキニブリーフ(1万4,000円)は、自然体でありながらも自信に満ちた、ブランドのランジェリーに対するアプローチを反映したエフォートレスでセクシーなデザイン。10月1日より公式オンラインストアにて発売、10月中旬よりステラ マッカートニー青山店と六本木ヒルズ店にて展開を予定している。なお、限定ランジェリーセットの売り上げの一部は、最先端の早期発見プログラムと乳がん患者向けの治療を提供する活動を支援するため、英リバプールのリンダ・マッカートニー・センター(Linda McCartney Centre)やロンドンのハロー・ビューティフル基金(Hello Beautiful Foundation)、アメリカのメモリアル・スローン・ケタリングがんセンター(Memorial Sloan Kettering)といった世界的なチャリティーやサポートセンターに寄付される。
2018年10月04日「エスティ ローダー グループ」は26年にわたり、「乳がんキャンペーン」を実施しています。2018年はキャンペーンの一貫として、10月2日(火)~8日(月・祝)まで東京・南青山に「ピンクリボン フラワー カフェ」をオープン。そのオープンにあたり、2018年10月2日(火)【エスティ ローダー グループ「2018 乳がんキャンペーン」】プレス発表会を実施し、ルトロン編集部が参加してきました。その様子をご紹介します。開会挨拶「エスティ ローダー グループ」の亀田さんより、開会の挨拶・【エスティ ローダー グループ「2018 乳がんキャンペーン」】の概要・イベントプログラムの説明がありました。故「エヴリン・H. ローダー」の想いが込められた映像を見て“なぜ「エスティ ローダー グループ」が「乳がんキャンペーン」を展開するのか”を知ることができました。故「エヴリン・H. ローダー」の想い世界のどこかで19秒にひとり、“乳がん”と診断されていることをご存知でしょうか。故「エヴリン・H. ローダー」は、「乳がんのない世界へ」をビジョンとして26年前に「ピンクリボン」を共同で開発し、キャンペーンを開始しました。現在ではさまざまな著名人や多くの方に賛同が広がり、活動が広がっています。集まった資金は研究活動への支援に「乳がんキャンペーン」を通して、「エスティ ローダー グループ」では世界中で7,600万ドル以上を集めました。その資金は「乳がん研究基金」を通して命を救うための研究に提供しています。「エスティ ローダー グループ」の世界中で働く社員の内、現在までに4万6千人以上を「乳がんキャンペーン」に動員したそう。社内外にも理解が広がっています。キャンペーンの目的・概要プレス発表会には「エスティ ローダー グループ/ELGC 株式会社」代表取締役社長の「スー フォックス」氏も登場。故「エヴリン・H. ローダー」のストーリーと共に、「乳がんキャンペーン」に込める想いが伝わりました。乳がんのない世界に1992年、故「エヴリン・H. ローダー」が「乳がんのない世界を創ること」を目的として「乳がんキャンペーン」を開始し、その翌年には「乳がん研究基金」を立ち上げました。「エスティ ローダー グループ」では「エヴリン・H. ローダー」が亡くなった後も、「乳がんキャンペーン」を継続。2018年のテーマは「Time To End Breast Cancer (タイム トゥ エンド ブレストゥ キャンサー)#乳がんのない世界へ ~伝えたいメッセージを花に託して~」です。フラワーアーティスト「ニコライ バーグマン」とコラボ2018年はデンマーク出身のフラワーアーティスト「ニコライ バーグマン」氏率いる「ニコライ バーグマン フラワーズ & デザイン」とコラボレーション。“美しい花をきっかけに、大切な人と乳がんについて会話してほしい”という思いが込められています。期間限定!「ピンクリボン フラワー カフェ」オープン東京・南青山にある「Nicolai Bergmann Flowers & Design Flagship Store(ニコライ バーグマン フラワーズ & デザイン フラッグシップ ストア)」を、「ピンクリボン フワラーカフェ」として期間限定でオープンします。ピンク色の花でディスプレイされた店内は、幸せに包まれる空間に仕上がっています。外観内観期間2018年10月2日(火)~8日(月・祝)メニュー概要・オリジナル ドリンク「Juice of Hope」発売(価格:750円(税抜)<1日15杯限定 オリジナルフラワーシール付>)・オリジナルフォトスポット・乳がんの知識を深めていただけるコンテンツ日本における乳がんの傾向「国立国際医療研究センター 乳腺腫瘍内科/一般社団法人 JBCRG」の清水千佳子先生から「日本における乳がんの傾向について」トークセッションがありました。毎年増加傾向清水先生によると日本では乳がんにかかる女性が毎年増加傾向にあるのだそう。年間8万人が乳がんと診断されていて、年間約1万5千人の方が亡くなっています。日本では「12人にひとり」の確率で乳がんと診断されており、まさにオトナ女子にとって他人事ではない病気です。乳がんは“早期発見”が大切乳がんを早期発見できた場合“5年の生存率”が「95%」あり、診断された後も生存する確率が高まっています。また女性が気になる乳房に関しても、しこり周辺のみの除去だけで済んだり、乳房そのものの再建もできるようになりました。近年多くの治療薬が開発されており、ますます乳がんに対して有効な薬が開発されることでしょう。だからこそ早期発見が大切です。ニコライ氏とスー氏のトークショーフラワーアーティスト・ニコライ氏とスー氏によるトークセッションも。「乳がんキャンペーン」に込めた2人の熱い想いを聴くことができました。乳がんについて話しやすい空間作り2人はもともと親交があり以前にもコラボレーションしたことがあるそう。スー氏はニコライ氏の作品を“息を飲むほど美しい”と絶賛。美しい作品は長く人々の記憶に残りますよね。メッセージを伝える今回のキャンペーンにぴったりだったそう。またピンクのお花に包まれると幸せな気持ちになる人も多いのでは。その“幸せな気持ち”のなかで乳がんについて話してほしいとのスー氏の想いがあります。ニコライ氏の想い「乳がん・がん」はふだん会話しにくいテーマですよね。作品には“花を通じて、乳がんやがんの会話をするきっかけづくりになってほしい”とのニコライ氏の想いが込められています。「清水寺」でのインスタレーションニコライ氏は、キービジュアルや京都「清水寺」で2018年10月1日(月)まで開催された「グローバル ランドマーク イルミネーション」でのインスタレーション展示も手がけました。ピンクのお花・ピンクリボンで装飾した球体のインスタレーションは存在感抜群だったとのこと。訪れた方に「乳がんキャンペーン」に関心を持ってもらえるように参加型の体験も実施。約400本もの竹が並ぶ空間があり、来場者がピンクリボンにメッセージを書き、そのピンクリボンを竹に結びました。ライトアップやインスタレーションを通して、多くの方が乳がんについて考えるきっかけになったのではないでしょうか。レセプションパーティートークショーが終わった後の歓談タイムでは、ピンク色のかわいいスイーツを堪能。パステルカラーのスイーツに乙女心をくすぐられました。ピンク色の見た目がかわいいドリンクは、オリジナルドリンク「Juice of Hope」です。ハッシュタグ投稿キャンペーン【エスティ ローダー グループ「2018 乳がんキャンペーン」】の一貫としてInstagram(インスタグラム)を使った「ハッシュタグ投稿キャンペーン」を実施しています。「ピンク色の花」または「ピンクリボン フラワー カフェ」にある「フラワーインスタレーション」を撮影し、「#乳がんのない世界へ」を付けて投稿しましょう。抽選で5名にピンクリボン限定の「オリジナルフラワーボックス」をプレゼントしてくれるそうですよ。期間:2018年9月18日(火)~10月31日(水)キャンペーン支援製品「エスティ ローダー グループ」の8つのブランドでは、【エスティ ローダー グループ「2018 乳がんキャンペーン」】のキャンペーン支援製品としてハンドクリーム・リップ・コロンなどを販売。収益の一部を乳がん撲滅のための研究資金として利用されます。数量限定で販売されるので気になる方は、ぜひ店頭で手にとってみてはいかがでしょうか。イベント情報イベント名:ピンクリボン フラワー カフェ催行期間:2018年10月02日 〜 2018年10月08日住所:東京都港区南青山5-7-2 「Nicolai Bergmann Flowers & Design Flagship Store」
2018年10月04日乳がん闘病中の元SKE48・矢方美紀(26)が9月26日、自身のブログを更新。約4カ月間にわたった抗がん剤治療が終了したと報告した。「最初は長いなぁー、、と思ってましたが、気付けばあっという間でした。。」と感想を述べた矢方。いっぽうで「私は治療を通して経験したこと、プラスに考える事が沢山あったから結果良かったと思ってます」と明かしている。「昨年12月に胸のしこりに気づき、乳がんだと判明した矢方さん。アイドル時代は健康自慢だったために、やはりショックは隠しきれなかったそうです。退職も覚悟していましたが、『仕事を辞める必要はない』という医師の言葉が救いに。それを頼りに、治療を頑張ろうと決意したといいます」(医療関係者)女性自身6月5日号では、矢方へのインタビュー記事を掲載。治療のため4月に左乳房を全摘出している彼女だが、摘出を提案された当初の心境について「“全部なくなるのは嫌だ!”という気持ちがありました」と明かしている。それでも心境が変わった理由について、彼女はこう続けている。「“全摘”を決断したのは、取っても“再建”できることを知ったのと、“全摘”しても多くの方が前向きにされていることを知ったから。私は今後の人生のほうが長いので、リンパ節を含む悪い部分を“取ってから作る”ほうが納得できると思いました」4時間にもわたる手術を終えた矢方は、イメージよりも傷が大きかったことにショックを受ける。術後の痛みもあり、さらに落ち込む日々を送っていたが――。しかし転機が起こる。「病室から楽しそうにお花見している人たちを見ていたら、“普通って素敵だな”と思いました。また、入院しているみなさんが、生きるために本当に一生懸命に立ち向かっている。その姿を見ていて、私は胸がなくなったけど“生きる”という大きな目標へ前向きに頑張れる!と思えたんです」抗がん剤治療を終えた矢方だが、ブログでは「10月からは放射線治療とホルモン治療が始まります!」と報告している。不安はまだまだ続くようだが、引き続き頑張ってほしい!
2018年09月27日10月1日は「乳がん検診の日」。実は年々乳がんにかかる人は増加傾向にあるんです。育児に追われてつい、自分のことは後回しになってしまっているママも多いのでは? そこで今回は「乳がん」に関する意識調査を実施しました。ほとんどのママが乳がんには関心があるものの、その実態を知らないママが多かったよう。乳がんへの関心度や、実際に検診を受けたかなどを発表します。 約9割が乳がんに関心あり! 「乳がんについて関心がありますか?」という問いに対し、全体の95.1%にのぼる1,427名が「とて も関心がある」「まあ関心がある」と回答し、乳がんに対する関心が非常に高いことが判明しました。 現在、生活の変化に伴い乳がんにかかる人は国内で年々増加傾向にあり、生涯で11人に1人という高い確率で乳がんにかかる可能性がある*といわれています。しかし、この事実を知っている人の割合は4割に留まっており、乳がんに対する関心が高い一方、がんリスクの高さに対する認識は低いことが伺えます。*国立がん研究センターがん対策情報センター 最新がん統計より 妊娠判明前に乳がん検診を受診したママは約4割に留まる 妊娠判明前後の乳がん検診の受診率を調査したところ、全体の44.6%が妊娠判明前に「乳がん検診を 受けたことがある」と回答しました。妊娠判明前に検診を受けたことがある方へ、出産後も継続して検診を受けているか質問したところ、77.1%が「妊娠・出産後にも継続して検診を受けている」「今後受 診を予定している」と回答し、すでに一度乳がん検診を受けている方の定期健診の意識の高さが伺えました。 忙しいしお金もかかる……約4割のママが乳がん検診に消極的! 妊娠前に検診を受けたことがなく、妊娠・出産後も検診を受ける予定がないと回答した方へその理由を尋ねると、多忙なことや金銭的な負担が主な理由として挙げられました。乳がんは、30~64歳の女性のがん死亡原因の第1位であり、30代から乳がんと診断される人が増え始める*といわれていますが、その年代に差し掛かっても子育てが忙しく、検診を受けることができないというママたちの現状があるようです。*国立がん研究センターがん対策情報センター 最新がん統計より 自身のことは後回し……ママが健康管理できない理由 自身の健康への関心が妊娠・出産前より気を使わなくなったと回答した方へその理由を尋ねたところ、 多忙から自身の健康管理の優先順位が下がってしまったとの意見が多く寄せられました。家事や子育てに日々奮闘しているママですが、家族の太陽であるママにはいつでも元気でいてほしいと家族みんなが願っているはず。愛する家族の笑顔を守るためにも、まずママが自分自身の体をいたわってあげられるような家族のサポートや環境づくりも大切といえそうです。 子ども優先の生活で、自分のことは気にかける余裕がない時期。「乳がん」検査には関心があるけど、乳がんにかかる割合がいかに高いかまで知らなかったママも多かったよう。ママが病気になってしまったら、子どもを守ることができません。受ける予定がなかったママも、ぜひ、これきっかけに検診を受けてくださいね。<調査概要>調査対象:株式会社ベビーカレンダーが企画・運営している「ファーストプレゼント」「おぎゃー写真館」のサービスを利用された方調査期間:2018年9月6日~9月7日 調査件数:1,501件
2018年09月21日「今でも、がん=死とイメージする人は少なくありません。しかし確実に、がんと共に生きていく時代が近づいています」とは、医療ガバナンス研究所理事長で腫瘍内科の上昌広医師。国立がん研究センターが9月11日、がん患者の「3年生存率」を初めて公表した。写真の表は、日本人に多い「5大がん」のステージ別のデータだ。上医師が解説する。「これは11年にがんと診断された全国約30万人のデータから算出したもので、がん全体の3年生存率は71.3%にものぼることが分かりました。これまでは約10年前に診断されたがん患者の5年生存率が一般的だったので注目を集めています。3年生存率の公表には、5年分のデータが揃うのを待たずして、最新治療を受けた患者の状態を把握するためのデータが算出できるという利点があるのです」今回公表されたデータのなかで、とりわけ3年生存率が高いのが乳がんだ。ステージ1では100%、全体でも95%を超えている。だが気がかりなのは、もっとも助かりやすい乳がんであっても、がん細胞がほかの部位に転移するステージ4になると生存率が54.4%に急落してしまうことだ。熊本大学乳腺内分泌外科の岩瀬弘敬教授は“生死を分ける境目”をこう語る。「まず、転移した部位がどこかによって生存率の明暗が分かれます。リンパ節や骨ならば3年後も70%以上の生存率が見込めますが、肝臓や肺などほかの臓器に転移した場合は3年後で50%を切ってきます。また進行が速いか遅いかというがんの性質によっても変わります。ステージ4と一口に言っても、小林麻央さん(享年34)の場合は発症してから亡くなるまでが短かったので進行の早いがんだったと考えられます。半面、再発しても10年以上生きている人も少なからずいます。とはいっても、やはり早期発見がもっとも大切です」女性の11人にひとりがかかるといわれる乳がんは、がんのなかでも唯一、自分で発見できる病気。乳がんで死なないためには、日常生活のなかでいかに自分の体をケアするかが重要だ。女性のがんのなかで最も死亡者が多いのが、大腸がん。ステージ4になると一気に生存率が下がり、30・3%になる。だが、東京女子医科大学病院がんセンター長の林和彦医師は「ステージ4でも絶望的になってはいけない」と語る。「ステージ4のがんは以前までは“末期がん”と呼ばれていましたが、今の医療現場ではもうそんな言葉は使われていません。医療の進歩により、ステージ4で転移がある進行がんでも、薬物療法でがんを縮小させたり、症状を抑えたりすることが可能になりました。その結果、ステージ4から3に下がることもあります。もはや、ステージ4は“死の境目”ではないのです」3年生存率のデータをひも解くことで見えてきた、がんに克つ希望。しかし、東京医療保険大学の副学長で外科医の小西敏郎教授は“3年生存率データへの過信”にこう警鐘を鳴らす。「3年生存率といっても、がんの部位ごとに治るまでの期間が異なります。つまり、“3年生きたからがんが治った”と安心してしまうのはとても危険です。たとえば、胃がんや大腸がんは5年が判断の目安。乳がんの場合は10年以上経ってから再発することがいくらでもあるので油断できません」06年に胃がん、09年に前立腺がんを経験している小西教授。2度の生還から“がんに克つ境目”を知る小西教授の話には生存率を上げるヒントが多い。「今は、私のように何種類ものがんにかかる時代。よく陥りがちなのが、1度がんになったときの担当医に定期的に経過を診てもらっているから安心だと思い込んでしまうこと。専門医は他のがんに気がつかないことも多いのです。私は体全体のがん検診を受け続けたことで、前立腺がんを早期発見することができたのです」がんの啓蒙活動を行っている、東京大学医学部附属病院・放射線科の中川恵一准教授は最後に言う。「実は先進国のなかで、がんで命を落とす人が増えている国は日本だけなんです。がん検診受診率の低さが主な理由といえます。また、がんのことを知らずに効果のあやしい代替医療や民間医療に走る患者が多いのが現状です」「がんに克つ」には、まずは早期発見。ステージ3や4でも過度な不安を抱かず、冷静な判断で適切な治療を選ぶことが重要なのだ。
2018年09月20日エスティ ローダー グループは、活動26年目を迎える今年も、乳がんのない世界を創ることを目的とした「乳がんキャンペーン」を実施。2018年の乳がんキャンペーンのテーマは、「Time To End Breast Cancer #乳がんのない世界へ ~伝えたいメッセージを花に託して~」。アーティストのニコライ バーグマン氏率いるニコライバーグマン フラワーズ & デザインとコラボレーション!提供:エスティ ローダーコラボが実現したアーティストのニコライ バーグマン氏率いるニコライバーグマン フラワーズ & デザインとのキャンペーンには、美しい花をきっかけに、大切な人と乳がんについて会話してほしいという思いが込められているんです。ピンクのフラワーデザインが魅力の期間限定カフェ「ピンクリボン フラワー カフェ」2018年10月2日(火)から8日(月・祝)まで、「Nicolai Bergmann Flowers & Design Flagship Store(ニコライ バーグマン フラワーズ & デザイン フラッグシップ ストア)」内をピンク色の花でディスプレイ。また、期間限定カフェ「ピンクリボン フラワー カフェ」がオープンします。提供:エスティ ローダーキービジュアルのピンクのフラワーデザインでディスプレイされたカフェやフラワーショップは、存在感を出しながらもお洒落でつい足を踏み入れたくなる空間。提供:エスティ ローダーこのカフェだけで楽しめるオリジナル ドリンク「Juice of Hope」もあります。そしてキャンペーン期間中、ストアでは、「ピンクリボン限定 オリジナル フラワーボックス」が数量限定で販売されます。売上の一部は JBCRG(Japan Breast Cancer Research Group)へ寄付されるそうですよ。フレッシュフラワーボックス提供:エスティ ローダープリザーブドフラワーボックス提供:エスティ ローダー発売期間2018年10月2日(火)~なくなり次第終了価格:フレッシュフラワーボックス Sサイズ 4,000 円(税抜)、プリザーブドフラワーボックス Sサイズ 9,000 円(税抜)住所:東京都港区南青山5-7-2ニコライ バーグマン フラワーズ & デザイン コラボレーション詳細<ピンクリボン フラワー カフェ>実施時期:2018年10月2日(火)~8日(月・祝)住所:東京都港区南青山5-7-2営業時間:10:00-20:00 ※10月2日(火)は13:00から営業予定※最新情報は特設サイトをご確認ください。特設サイト概要:オリジナル ドリンク「Juice of Hope」発売(価格:750 円(税抜)<1日15杯限定 オリジナルフラワーシール付>)オリジナルフォトスポット乳がんの知識を深めていただけるコンテンツオープン当日の2日は、プレス向けパーティが実施予定。ニコライ バーグマン氏も登壇し、コラボレーションに込めた思いを聞くことができます。Instagram ハッシュタグ投稿キャンペーン「大切な人に伝えたいメッセージを花に託して」キャンペーンの一環として、Instagram ハッシュタグ投稿キャンペーンも実施。ピンク色の花の写真にハッシュタグ「#乳がんのない世界へ」を付けて投稿すると、抽選で5名様にピンクリボン限定 オリジナル フラワーボックスのプレゼントが!Instagram ハッシュタグ投稿キャンペーン概要期間:9月18日(火)~10月31日(水)応募方法:「ピンク色の花の写真」に「#乳がんのない世界へ」をつけてInstagramにご投稿ください。賞品:ニコライ バーグマン ピンクリボン限定 フラワーボックス(抽選で5名様)※詳細は特設サイトをご確認ください。※当選の場合は、Instagramキャンペーンアカウント(ELGC BCC 事務局:@ELGCBCC_CP2018)より当選者へ直接ご連絡いたします。特設サイト京都 清水寺、東京スカイツリーがピンク色になる!?提供:エスティ ローダーエスティ ローダーは、「乳がんキャンペーン」の認知度向上を目的として、毎年10月に世界の主要建造物をピンク色にライトアップする「グローバル ランドマーク イルミネーション」を実施しています。今年は京都 清水寺<仁王門、西門、三重塔、観音慈光>(京都府京都市)や、東京スカイツリー(東京都墨田区)といった各地のランドマークがピンク色にライトアップ。グローバル ランドマーク イルミネーション 詳細京都 清水寺 <仁王門、西門、三重塔、観音慈光>実施時期:2018年9月28日(金)~10月28日(日) ※10月20日(土)は通常ライト色住所:京都府京都市東山区清水1丁目294点灯時間:19:00-22:00※9月29日(土)は18:30~21:00(受付終了/21:30 閉門)、夜間特別拝観無料(通常大人 400円)<東京スカイツリー>実施時期:2018年10月1日(月)住所:東京都墨田区押上1丁目1-2点灯時間:18:30-22:00提供:エスティ ローダーまた、10月1日(月)よりキャンペーン支援製品が数量限定で発売。その収益の一部は、乳がん撲滅への研究資金へ。「乳がんキャンペーン」を実施しているエスティ ローダー グループはこのような活動を26年続けているんです。普段、乳がんについて考える機会がないという方も、見つめ直すいい機会になるのではないでしょうか?今回のコラボレーションでもある、美しい花をきっかけに、ぜひ大切な人と乳がんについて話してみてくださいね。
2018年09月14日エスティローダーグループは、活動26年目を迎える今年も、乳がんのない世界を創ることを目的とした乳がんキャンペーン「Time To End Breast Cancer #乳がんのない世界へ」を展開。合わせて、フラワーアーティストとの期間限定コラボカフェや、Instagramハッシュタグ投稿キャンペーン、イルミネーションイベント等を実施する。テーマは「伝えたいメッセージを花に託して」エスティローダーグループが実施する「Time To End Breast Cancer #乳がんのない世界へ ~伝えたいメッセージを花に託して~」では、フラワーアーティストのニコライ バーグマン氏率いる「ニコライ バーグマン フラワーズ&デザイン」とコラボレーション。美しい花をきっかけに、大切な人と乳がんについて会話してほしいという思いを込めたキャンペーンを実施する。コラボレーションの一環として、2018年10月2日(火)から8 日(月・祝)まで、「Nicolai Bergmann Flowers & Design Flagship Store(ニコライ バーグマン フラワーズ&デザイン フラッグシップストア)」(東京都港区南青山)の店内をピンク色の花でディスプレイ。期間限定カフェ「ピンクリボン フラワーカフェ」をオープンする。Instagramハッシュタグ投稿キャンペーンで「ピンクリボン限定フラワーボックス」をプレゼントまた、9月18日(火)~10月31日(水)の期間限定で、Instagramハッシュタグ投稿キャンペーンも実施。ピンク色の花の写真にハッシュタグ「#乳がんのない世界へ」を付けて投稿すると、抽選で5名様にピンクリボン限定オリジナルフラワーボックスをプレゼント!◆Instagramハッシュタグ投稿キャンペーン概要期間:9月18日(火)~10月31日(水)応募方法:「ピンク色の花の写真」に「#乳がんのない世界へ」をつけてInstagramにご投稿ください。賞品:ニコライ バーグマン ピンクリボン限定フラワーボックス(抽選で5名様)※詳細は特設URLからご確認ください。※当選の場合は、Instagramキャンペーンアカウント(ELGC BC事務局:@ELGCBCC_CP2018)より当選者へ直接ご連絡いたします。今回のキャンペーンではこのほか、世界の主要建造物をピンク色にライトアップする「グローバル ランドマーク イルミネーション」も実施。京都の清水寺や、東京スカイツリー®が美しいピンク色にライトアップされる光景は圧巻だ。自分だけでなく大切な人の乳がんへの意識を高めるためにも、家族やパートナーと一緒に足を運んでみてはいかがだろうか。【参考】※「Time To End Breast Cancer #乳がんのない世界へ」
2018年09月13日9月2日に放映されたアニメ『ちびまる子ちゃん』の視聴率は14.3%を記録したという(関東地区、ビデオリサーチ調べ)。漫画家・さくらももこさん(享年53)の逝去を受けて内容を変更し、番組の最後には追悼メッセージも放送された。さくらさんは7年前から乳がん闘病をしていたというが、公表はせず、ごくごく親しい知人にしか知らせていなかった。出版社『ヒカルランド』社長の石井健資さん(63)もその1人だ。さくらさんと石井さんの交流は18年にも及ぶ。’00年当時、徳間書店に勤務していた石井さんが手がけたチリの小説『アミ小さな宇宙人』をさくらさんが絶賛し、なんと「表紙を私が描いてあげる」という申し出があったのだ。石井さんは言う。「さくらさんは宇宙や精神世界、そして死後の世界に関する、たくさんの本を読んでいて、知識も豊富でした。私の会社でもスピリチュアル分野の本を出版していますが、私なんかよりずっと詳しいのです。自宅ではパワーの集まるというピラミッド形の帽子を見せていただいたこともあります」’10年3月に石井さんが徳間書店を退社し、自分で会社を立ち上げることを打ち明けると、すぐに会社のロゴも描いてくれたのだ。「まるちゃんのお父さんのヒロシさんも酒好きキャラとして描かれていますが、さくら先生ご本人もお酒が大好きな方でした。特に出身地の静岡県の日本酒がお好みで、ご自宅にはたくさんの銘柄がそろっていたのです」“何事にも真摯で丁寧”というのが、さくらさん流だった。「たとえばサインを描くのも、まるちゃんやコジコジなどキャラクターを入れて、1枚に20分とか30分とか、納得できるまで、丁寧に時間をかけるのです。『納得できないことはしたくない』というのは先生の性分だったと思います。だから乳がんという病気についても、ものすごく調べていらっしゃいました。『私は、いつ死んでもいいの』なんて冗談めかして言っていましたが、治療についても自分で責任を持たれたかったのでしょう」さくらさんは、病院や医師についても丁寧なリサーチの後に選んでいたという。石井さんが続ける。「治療法についても姿勢は同様で、切除手術は受けても、抗がん剤は使わないとご自分で決めていらしたのです。その代わり、民間療法や自然療法でも良いものがあると聞けば、全国各地に飛んでいきました。四国での治療には私も何度か同行したこともあります。『バイオレゾナンス』というドイツ発祥の治療法です」バイオレゾナンスとは、専門の機械により、症状にあわせた周波数の波動を受けることで、自然治癒力や生命力を高めるという治療法だ。「治療で地方に行くといっても、さくら先生の場合、悲壮感はありませんでした。その土地土地で、温泉や食事を楽しんでいたのです。もともとお料理は得意ですが、食事療法も詳しかったですね。そういった努力の成果で、私も先生が、がんを克服されたと聞いていましたので、今回の訃報に接したときには、とても残念に思いました……」最後まで自分流を貫き通したさくらさん。その分身である“まるちゃん”は、これからもみんなに愛され続ける。
2018年09月04日エスティ ローダー(Estée Lauder)、トム フォード ビューティ(TOM FORD BEAUTY)、クリニーク(CLINIQUE)などを展開するエスティ ローダー グループが、ニコライ バーグマン フラワーズ & デザイン(Nicolai Bergmann Flowers & Design)とコラボレーション。「ピンクリボン フラワーカフェ」を2018年10月2日(火)から8日(月・祝)まで、東京・南青山のニコライ バーグマン フラワーズ & デザイン フラッグシップ ストアにオープンする。期間中、ニコライ バーグマン フラワーズ & デザイン フラッグシップ ストアがピンクカラーに変身。カフェやフラワーショップがピンク色の花々で彩られ、華やかになって登場する。店内ではここでしか味わえないオリジナル ドリンク「Juice of Hope」を販売。ショップ同様ピンクカラーで彩られたドリンクは、思わずテンションUPしてしまうキュートなビジュアルだ。また、「ピンクリボン限定 オリジナル フラワーボックス」として、様々なピンクカラーの花をセットにした限定フラワーボックスも発売する。「ピンクリボン フラワーカフェ」は、乳がんキャンペーンの一環として開催。「ピンクリボン限定 オリジナル フラワーボックス」の売り上げ金の一部は、Japan Breast Cancer Research Groupへ寄付される。そのほか、乳がんキャンペーンとして京都 清水寺のフラワーインスタレーションや、京都清水寺、東京スカイツリーのピンク色ライトアップも行う予定だ。【詳細】エスティ ローダー グループ「ピンクリボン フラワーカフェ」期間:2018年10月2日(火)~8日(月・祝)時間:10:00~20:00※10月2日(火)は13:00から営業予定。場所:ニコライ バーグマン フラワーズ & デザイン フラッグシップ ストア住所:東京都港区南青山5-7-2・オリジナル ドリンク「Juice of Hope」750円+税<1日15杯限定>・フレッシュフラワーボックス Sサイズ 4,000円+税※なくなり次第終了・プリザーブドフラワーボックス Sサイズ 9,000円+税※なくなり次第終了■グローバル ランドマーク イルミネーション・京都清水寺<仁王門、西門、三重塔、観音慈光>実施時期:2018年9月28日(金)~10月28日(日)※10月20日(土)は通常ライト色住所:京都府京都市東山区清水1丁目294点灯時間:19:00~22:00※9月29日(土)は18:30~21:00夜間特別拝観無料・東京スカイツリー実施時期:2018年10月1日(月)住所:東京都墨田区押上1丁目1-2点灯時間:18:30~22:00
2018年09月02日タレントの伊集院光が、28日に放送されたTBSラジオ『伊集院光とらじおと』(毎週月曜~木曜 8:30~)にて、フジテレビ系アニメ『ちびまる子ちゃん』の原作者で15日に乳がんのため亡くなった漫画家・さくらももこさんとの思い出を語った。伊集院は「なにより昨日ビックリしたのは、『さくらももこさんが亡くなりました』って突然、携帯のニュースで見たのかな。やっぱり『えっー!』って声出ましたね。闘病中という話も全然聞いてなくて、突然だったんでビックリしましたね」と突然の訃報に驚きを隠せない様子だった。伊集院がニッポン放送で番組をやっていた時期に、さくらさんも同局の『オールナイトニッポン』(91年~92年)のパーソナリティを担当していたこともあり、交流があった両者。「アニメの『ちびまる子ちゃん』のまる子役はTARAKOさんという声優さんがやってるんだけど、喋り方もそっくりで。もちろん丸々ノンフィクションではないものの、自分の少女時代の話を書いているので、『ある程度自分に似た人を選んだ』とご本人も言ってたんだけど」と語り、「落語がお好きだったり、年代もそんなに離れていなかったから話が盛り上がって、『へーこういう人がいるんだ』と思った」と振り返った。さらに伊集院は、さくらさんについて「なんかアンバランスな人だったんですよ。大ヒット漫画の作者であると同時に、ちょっと世間知らずなあか抜けなさとか、だからこそ着眼点が面白かったり。それが何度かお会いするたびに、売れっ子作家のたくましさみたいのを持ってく感じをすごいなと思ったのが、さくらももこさんの思い出かな」と語っていた。さくらさんは乳がんのため、8月15日に亡くなった。53歳だった。27日、さくらプロダクションがメディア向けの書面や公式サイトで発表した。
2018年08月28日治療中の女性のセカンドオピニオンとしても東京都新宿区新宿にある美容外科の新宿ガーデンクリニックは7月24日、乳房再建術の手術を開始すると発表した。現在、大学病院などの大病院では、保険適用による乳房再建手術が行われているが、同クリニックでは、美容外科としての技術と実績を生かした手術が行われることになる。同クリニックは治療中の人のセカンドオピニオンとしての活用も可能としており、カウンセリングは何度相談しても全て無料となっている。シリコンインプラント法や脂肪注入も女性の象徴ともいえる乳房。乳がん治療における手術では、乳房に何らかの変形をもたらしてしまうことになる。手術を受けた女性の中にはがん治療がひと区切りしても、パートナーに見せることができなくなったり、女性としてのアイデンティティの喪失感を覚えたりする人も少なくない。ガーデンクリニックでは、豊胸術などの審美目的の手術を日常的に多数行っており、乳がん手術後の乳房再建術においては、大学病院などではあまり行われていないシリコンインプラント法や脂肪注入なども実施し、乳頭と乳輪の再建手術も同時に行うことが可能となっている。また、ガーデンクリニックはNPO法人J.POSH(日本乳がんピンクリボン運動)のオフィシャルサポーターでもあり、乳がんの正しい知識の普及と、乳がん検診の早期受診を推進するピンクリボン運動を支援している。(画像はプレスリリースより)
2018年07月31日女性R&B歌手DOUBLE(ダブル・43)が7月26日、自身のブログを更新。今年3月に行った乳がん手術後の病理検査結果を報告した。DOUBLEはブログで「ステージ1右胸部分切除リンパ節転移無しという結果でした!」と報告。「コメントで温かいメッセージをくださった方々、そうじゃなくても私の身を案じてくださっていた方々、お祈りしていてくださった方々、本当にありがとうございました」と感謝の念を述べた。さらに「部分切除」か「全摘出」について苦悩したと明かし、医師からそれぞれのリスクの説明を受けたうえで「部分切除」を選択したこともブログで打ち明けた。ブログ後半では「どんな選択をするかは同じ問題でも人によって様々で、例え同じ選択をしても 結果は人により様々なものになると思うのです」と告白。「そんな中で自分の選んだ事に、結果に、後悔をしない心のあり方でいられるような、そんな生き方が出来たらいいなと思っています」と手術を経ての心境を述べた。自分で選択して、生きる道を切り拓いていく――。彼女にそう思わせたのは、亡き姉の存在が大きいという。「DOUBLEはもともと、今回ブログを綴ったTAKAKOと、その姉SACHIKOさんの姉妹デュオの名前でした。しかし98年デビューの翌年、SACHIKOさんがクモ膜下出血により、25歳という若さで他界してしまったのです。しかしTAKAKOはソロになっても、お姉さんの遺志を胸にDOUBLEという名で活動をしています」(音楽関係者)姉のぶんまで、音楽とともに生きる。彼女のブログには、そんな強い“覚悟”がこめられていた。
2018年07月27日昨年6月22日に乳がんのため亡くなった小林麻央さん(享年34)のブログ「KOKORO.」の英訳版が、命日であるきょう22日19時21分に最後の投稿を迎えた。小林麻央さん夫の歌舞伎俳優・市川海老蔵は、英訳版の最後の投稿後に自身のブログを更新し、「先程英訳のオレンジジュース、投稿終わりました。麻央の誕生日の7月21日にちなんで7時21分の投稿も今日で最後です」と報告。「ありがとうございました。麻央もきっと最後まで読んでいただき様々な事を皆さまが各々感じていただけて喜んでいると思います」とつづり、「私のブログはまだまだ終わりませんのでよろしくお願いします。あはは」とユーモアを交えて呼びかけた。麻央さんの英訳版ブログは、昨年6月30日に「Being myself」というタイトルで初投稿。2016年9月1日に麻央さんが初めて投稿した「なりたい自分になる」というタイトルの投稿を英訳したものだった。当時、海老蔵は「まおのことやブログに、日本だけでなく海外の方も関心を持っていただいていると聞きました。世界中の私たちと同じように乳がんで苦しんでいらっしゃる方やそのご家族の力に少しでもなれたらとまおが綴った日々のブログを英語に訳して世界中の方に 読んでいただければと思いました」と説明し、「世界の方々へ麻央の想いが届きますように…」と思いを込めていた。
2018年06月22日綺麗なバストの形を保つためだと、自宅にいる間もずっとブラジャーをつけて過ごしていると、体にとって良くない影響を与えてしまうことも。外出時以外ではブラジャーを外していた方がよいと言われている理由をご紹介します!外出時には必ず着用しているブラジャーですが、自宅に帰ってきてからそのままつけっぱなしの状態で夜寝る前まで過ごしているという方もいらっしゃるのではないでしょうか?ブラジャーには硬いワイヤーが入っており、そのワイヤーが胸周辺を締め付けてしまうので、ずっとつけっぱなしにしておくことは健康上にもよくない悪影響を与えてしまいます。出典:byBirth家にいるときはブラジャーを外した方がいい理由乳がんの発生率を低くする胸周辺をギュッと締め付けているブラジャーを長時間着用するということは、ずっと胸を圧迫している状態が続いているということになります。毎日つけているブラジャーに入っているワイヤーが長時間胸を締め付けてしまうと、リンパの流れが悪くなり体に悪影響となる毒素が体の中に溜まってしまう状態に陥ってしまいます。出典:byBirthアメリカで行われたとされる研究では、1日中長時間ブラジャーを着用している人に比べて、全くブラジャーを着用しないノーブラ状態の人と比べると約125倍ほど乳がんになる確率が高くなっているという結果が発表されたという説があります。乳がんは女性にとってとても怖い病気なので、乳がん予防をするためにも、家にいるときはブラジャーを外して締め付けをなくす方が良いとされています。血液循環をよくする体を締め付けるブラジャーを朝から寝る前までつけっぱなしにしていると、血流の循環を妨害し呼吸をするのがしんどくなってしまいます。自分に合ったサイズよりも小さめのブラシャーをつけている場合は、締め付けがひどくなり血液の流れを悪くしてしまうおそれがあるので、自宅に帰ったらすぐ脱ぐようにしましょう。出典:byBirth皮膚への刺激を減らすブラジャーのワイヤーやホックなどが長時間体の皮膚に密着している状態が続くと肌が刺激を受け、ひどくなると皮膚の炎症やアレルギーを引き起こしてしまいます。特に背中などの皮膚が敏感な方であれば、ブラジャーの周りがかゆくなってしまったりする恐れも。出典:byBirthブラジャーをつけている部分がなんだかかゆいなと感じた時は、ひどくなるのを防ぐためにも1日の中でブラジャーをつけている時間を短くすることをオススメします。毒素が排出される1日中長時間ブラジャーをつけっぱなしにしているとリンパ管を防いでしまい、体の中に悪い毒素が溜まってしまう原因となります。リンパから毒素を排出するためにもキツイブラジャーの長時間の着用は避け、家にいるときはブラジャーをせずにノーブラの状態をキープする方がよいとされています。ノーブラでいることのメリットは?肩こりが解消されるブラジャーをつけないノーブラ状態でいることによって、ブラジャーの肩紐によって肩が重く感じることもなく楽な状態で過ごすことができます。ブラジャーによって体が締め付けられると血液の循環が悪くなり、頭痛や肩こり、冷え性を引き起こしてしまう原因となってしまうので、日頃から頭痛や冷え性に悩まされている方は、ブラジャーをつけている時間を短くしてみることをオススメします。出典:byBirthノーブラのデメリットは?胸が大きいと形が崩れやすい胸が大きければ大きいほど重力によって下に垂れていくので、ノーブラの状態をずっと続けてしまうとどんどんと胸が垂れていってしまう原因となります。ブラジャーを着用していないと動くたびにバストの揺れが大きくなり、バストを支えているクーパー靭帯に負担がかかってしまいます。胸が大きいという方はあまり体を締め付けないような楽なブラジャーを着用して、胸が垂れるのを防止する必要があります。夜寝るときもブラジャーは外しておいた方がいい?外出時以外の自宅にいるときは、ブラジャーはつけない方が健康面にも良いのですが、寝るときもブラジャーを外しておいた方がいいのでしょうか?出典:byBirth寝るときにブラジャーを着用していないと、あお向けや横向きになるのを繰りかえしている内に胸の脂肪が左右に流れ、胸の形を支えているクーパー靭帯に負担がかかり胸の形が崩れてしまいます。家にいて寝る前まではノーブラで過ごすことをオススメしますが、寝ているうちに胸の脂肪が左右に流れ、クーパー靭帯に負担がかかってしまうのを防ぐためにもブラジャーを着用する方が良いと言われています。ですが、普段外出しているときにつけている身体を締め付けてしまうワイヤーが入ったブラジャーではなく、寝るとき用のナイトブラを着用し体の締め付けを防ぎながら、胸の形もキープしていくことが重要です。自宅にいるときはブラジャーを外すのが◎いかがでしたでしょうか?ブラジャーをつけているのとつけていないのとではそれぞれメリット・デメリットがありますが、健康のためにも家にいるときはブラジャーをとって体の締め付けをなくしてあげることが大切です。出典:byBirth外出時にはいつものブラジャー、家にいるときはノーブラ、寝るときはナイトブラジャーといったように使い分けをしていくことで、綺麗な胸の形をキープしながら健康面にも配慮していくことができます!
2018年06月17日「私があまりに明るく病気のことを話すので『すごいね』と言われますけど、私を見てみなさんが前向きになっていただけたらいいなと思います」 乳がんのため、左乳房全摘とリンパ節切除の手術を受けたことを4月13日、自身のブログで公表した、元SKE48でタレントの矢方美紀(25)。4月2日に無事、手術を終え、仕事を再開したばかりの矢方が、乳がん発覚からの激動の日々を明かした――。 「きっかけは、昨年12月。テレビで乳がんの特集を見て、自分もチェックしてみたら、左の胸にポコッとした“しこり”があったんです。正直、乳がんというのは小林麻央さんが亡くなった病気ということしか知らなかったので、もっと調べてみようと。麻央さんの報道がなければ、調べようとも思わなかったでしょうね」 決心して病院を訪れたのは、新年間際の昨年末だった。 「病院に行って精密検査を受けると、検査結果は乳がんかどうか“半々”ということでした。年明けにさらに詳しく検査した結果が、“乳がん”だったんです。宣告された瞬間、受け入れられない気持ちが強かった。まさか自分ががんになるとは思ってもいなくて。自覚症状もないし、“本当に私が乳がん?”と」 まさかの“乳がん宣告”を受け入れられず、呆然となった矢方。後日、別の病院で改めて検査すると、リンパ節への転移の可能性も告げられた。当初、受け入れられなかった矢方だが、しだいに闘病に向けて“心の整理”がついていったという。 「先生から『矢方さんと同じように20代で乳がんになってしまう人もいるけど、みなさん前向きですよ』と言われました。そう言われて、手術後の人を待合室などで見かけると、普通に歩いて生活されているんです。その姿を見て、少しずつ受け入れられるようになりました。“病気になってしまったからには治さなきゃいけないんだ”って」 だが“左乳房全摘”を決断するまでには、25歳の未婚女性として心は大きく揺れ動いた。 「手術なしで治療をする方法もあったのですが、年齢が若く、再発率や将来を考えると『全部、取ったほうがいい』ということになりました。自分では“全部なくなるのは嫌だ!”という気持ちがありました。それでも“全摘”を決断したのは、取っても“再建”できることを知ったのと、“全摘”しても多くの方が前向きにされていることを知ったから。私は今後の人生のほうが長いので、リンパ節を含む悪い部分を“取ってから作る”ほうが納得できると思いました」 手術を前に病院通いをしながら仕事を続けていた日々は、孤独で重苦しいものだった。 「家に帰って1人になると、落ち込んでいましたし、寝る前には泣いていました。お風呂に入って自分の胸を見て“これがなくなるの?”って……。毎日、“なんでこうなってしまったの!?”と悲しくて。診断から手術までの3カ月が、いちばん辛かった」 そして4月2日、矢方は4時間にもわたる手術に臨んだ。 「手術が終わり、初めて胸を見たとき“ない!”って。今まで見てきた景色と違っていました。やっぱり、“あるものがない”という違和感が……。思った以上に傷が大きかったのも、とてもショックでした」 10日間の入院中、リンパ節切除の影響で手が上がらなかったり、痛みもあった。が、術後の身だからこそわかる、新たな“気づき”が――。 「病室から楽しそうにお花見している人たちを見ていたら、“普通って素敵だな”と思いました。また、入院しているみなさんが、生きるために本当に一生懸命に立ち向かっている。その姿を見ていて、私は胸がなくなったけど“生きる”という大きな目標へ前向きに頑張れる!と思えたんです」 手術から1カ月あまり。晴れて芸能活動も再開したが、今後も長期間の治療を続けねばならない。 「これからのことですか……。私、結婚できるかな。胸もないし、病気とつきあってかないといけないし。でも、こんな私を通じて、がんが決して他人事じゃないと女性たちに気付いてもらえたら嬉しい。がんに立ち向かう私の存在が、少しでも“希望”になれたらいいなと思います」 25歳の女性には重すぎる試練を経験した、矢方。それでも前だけを見つめて歩き出した姿は、まぶしいほど輝いている。
2018年05月25日4月13日、元SKE48の矢方美紀(25)が自身のブログで2017年12月に乳がんが発覚したと告白。手術で左乳房全摘出とリンパ節切除を行ったと報告した。 『*お知らせ*』と題したブログを更新した矢方。3月から療養のため、約1カ月間休んでいたことを伝え「SNSでは、私が通院している事をちらっと書いていましたが、『体調悪いのかなぁ?』と、ファンの方や関係者の皆様を驚かせてしまったり、心配をおかけしてごめんなさい」と謝罪。 「去年の12月、私の身体にずっと気になる箇所があり、周りの方にも色々と相談をして…病院に行ってみたところ、『改めて詳しく検査を受けてください!』と言われ、その検査の結果で、乳がんだと判明しました」と病名を明かした。 「その後、他にも異常はないか色々な検査を受けて先日手術を受け、左乳房全摘出とリンパ節切除を行いました」と告白。 「手術後の私は意外と元気でした!今は、術後の痛みは少しありますが、なんとか無事に退院も出来ました」と現在は無事に退院したことを報告した。 「リンパ節切除という事で、左手が今は肩から上に上げるのが少し難しい感じです。でも、リハビリを自分でもすれば、また以前と変わらずになるそうなので、1日でも早く治したいと思います」と明るく前向きな気持ちをつづっている。 これに対しファンから「びっくりしました…無事でよかった」「休んでください!」「身体を大切にしながらがんばってください」「まずは退院おめでとうございます!無理せずに!ずっと応援しています」など励ましのメッセージが寄せられている。 また、ネットで矢方の病状を知ったという同じ病を患っているファンからのコメントもみられ「お互い病気で辛い思いをした分、絶対に幸せになりましょうね」「長い道のりですが、一緒にがんばりましょうね」など一緒に頑張ろうというメッセージも送らせている。
2018年04月13日元SKE48の矢方美紀(25)が13日、乳がんの手術を受けていたことを自身のブログで報告した。16日に行われるZIP-FMのラジオ番組『サブカルキングダムZ』(毎週土曜深夜1:00~)の収録で仕事復帰する。元SKE48の矢方美紀=入院時の写真矢方は、ブログの冒頭で「今年の1月からお世話になっている所属事務所 株式会社TYK Promotionより皆様にお知らせがあった通り、3月から療養の為、約1ヶ月間お休みをいただいておりました」「SNSでは、私が通院している事をちらっと書いていましたが、『体調悪いのかなぁ?』と、ファンの方や関係者の皆様を驚かせてしまったり、心配をおかけしてごめんなさい。又、お仕事を休んでしまい色々な方にご迷惑を掛けてしまったこと、申し訳ございませんでした」と謝罪。そして、療養の経緯について、「今回改めて、こちらでお話しさせてください。」とした上で、「去年の12月、私の身体にずっと気になる箇所があり、周りの方にも色々と相談をして・・・病院に行ってみたところ、「改めて詳しく検査を受けてください!」と言われその検査の結果で、乳がんだと判明しました。その後、他にも異常はないか色々な検査を受けて 先日手術を受け、左乳房全摘出とリンパ節切除を行いました」と説明した。手術後の体調については「私は意外と元気でした!今は、術後の痛みは少しありますが、なんとか無事に退院も出来ました。リンパ節切除という事で、左手が今は肩から上に上げるのが少し難しい感じです。でも、リハビリを自分でもすれば、また以前と変わらずになるそうなので、1日でも早く治したいと思います」と心境を紹介。さらに、「仕事復帰は来週月曜日の、ZIP-FM『サブカルキングダムZ』です!4月からは収録放送という事で、月曜日の夜からになりました!Twitterのツイキャスライブにて、夜20時頃から生配信予定ですっ よろしくお願いします!」と、療養前から番組アシスタントを務めたラジオ番組から仕事を再開することも報告している。最後に「これからも沢山乗り越える事はあるかと思いますが、それ以上にやりたい事が沢山あります!今までのように前向きに進んで行きますので今後もよろしくお願い致します。矢方美紀」と前向きな言葉で結んだ。
2018年04月13日「疲れたな~」と感じた時に気軽に使えるマッサージグッズが部屋にあったらうれしいですよね。人気のマッサージクッションブランド〔ルルド(LOURDES)〕から、春夏商品が発売!機能はもちろん、部屋に置いておきたくなるようなかわいらしさです!2018年春夏の〔ルルド〕リミテッドバージョンを手に入れて!〔ルルド〕から2018年4月1日より発売(オンラインショップでは先行発売中)されるのが、ロマンティックなシャクヤクの花をイメージしたリミテッドアイテム全5品。特別感のあるデザインなのに、価格は通常アイテムと同じというのもうれしいポイントです。《ルルド ホット ネックマッサージピロー》7,800円(税抜)キュートな三日月型のマッサージピロー。ヒーター内蔵で、まるでホットタオルのようなじんわりとした温かさでもみほぐしてくれます。もみスピードと、ヒーターのオン・オフも調整可能。自由にクッションの先を曲げられるので肩や腰などにもフィットします。《ルルド マッサージクッションS ドライバーズパック》6,000円(税抜)ヒーター内蔵&ポイント指圧付きのもみ玉で、体の凝った部分を力強くもみほぐします。カーアダプター電源コード付きなので、車の中への持ち込みも可能。長時間のドライブもリフレッシュ!《ルルド マッサージクッションSS フット》4,980円(税抜)丸いフォルムがかわいいフットクッション。足専用に設計された凹凸のあるもみ玉で、足裏全体を手もみ感覚でもみほぐします。立ち仕事やデスクワークでむくみがちな足の疲れをスッキリと解消して。《ルルド めめホットチャージ》4,900円(税抜)何回でも温めて使えるホットアイマスク。最大約41℃の電熱ヒーター内蔵で、じんわりと目のまわりを温めます。携帯ポーチ付きで、旅行などに持っていくにも便利です。《ルルド シェイプアップリボン》3,000円(税抜)※モデル写真は通常バージョンの商品です体の気になる部分に貼って使用するリボン型のEMSマシン。コードレスで使えるシートタイプの薄型設計なので、衣類の下に貼って使うこともできます。6段階の強さ調節と3Hzと30Hzのコースが選べます。〔ルルド〕は“女性が考える女性のためのブランド”というコンセプトというだけあって、欲しくなるアイテムばかり。限定商品の売上の一部は、ピンクリボン活動資金として「J.POSH(日本乳がんピンクリボン運動)」へ寄付され、乳がん啓蒙や福祉事業などのピンクリボン活動に役立てられるそう。なくなり次第の終了になるので、早めにチェックして!ルルド●ライター美濃羽佐智子
2018年03月30日初めまして、車椅子ジャーナリストの徳永 啓太(とくなが けいた)です。ここでは私が車椅子を使用しているマイノリティの一人として、自分の体験談や価値観を踏まえた切り口から”多様性”について考えていこうと思っています。そして、私の価値観と取材対象者さまの価値観を“掛け合わせる”、対談方式の連載「kakeru」をスタートします。様々な身体や環境から独自の価値観を持ち人生を歩んできた方を毎月取材し、Be inspired!で「日本の多様性」を受け入れるため何が必要で、何を認めないといけないかを探ります。徳永 啓太今回は「はじめる」をテーマに活躍されている方の背景や、なぜ始めたのか熱い想いを伺ってみたいと思います。インタビューしたのは2017年に起業をした中島 ナオさん。彼女は学芸大で美術教育・デザインを学び、会社員として働いていましたが、2014年に乳がんを患っていることが発覚。がんの治療を行いながらも環境を変えるため学芸大大学院に進みます。再び学び、デザイン教育の研究を進めていた際、身体と向き合う事で生まれたヘッドウェア「N HEAD WEAR」を開発。その鮮やかで他にはないデザインによりメディアから注目を浴びます。現に私もそのヘッドウェアが彼女を知るきっかけになりました。その後、彼女が起業し、新しいことを”はじめる”決意をした理由とは。左:徳永 啓太右:中島 ナオさん▶徳永啓太日本の「多様性」に疑問符をつける。“健常者であることが良しとされる国”を車椅子で生きていて感じること“暗い”や“辛い”というがん患者のイメージを払拭する女性インタビューするまで考えることの無かった「がん」について自分の事のように情報を集めてみることからはじめました。そこで感じたことは、日頃から将来起こりうる病や怪我、事故などに関心を持ち、意識しながら生活をしていないという事でした。例えば、風邪を引かないとその予防策について調べないし、怪我をしないとその症状について関心を持ちません。予想をしていないからこそ、その分自分に大きな病にかかったとき「まさか自分が」と大きなショックを受けます。 特に「がん」はその一つ。重い症状と今のメディアの影響により、がん患者と聞くと“暗い”や“辛い”というイメージを持ってしまいます。実際私もそうでした、彼女に会うまでは。N HEAD WEARを被る中島 ナオさん中島ナオ(以下、ナオ):これ自分で作ったんです。いまあるアイテムに被り続けたいものがなくて。そしたら見知らぬおば様に”いいわね、素敵ね”って声をかけて頂いて嬉しくて。 今回、私は中島さんの病について知りたいと思いがんの質問ばかり用意していたが、それは不毛なことであるという事に後々気付かされます。そしてこちらからお願いしたインタビューにもかかわらず、最初に質問したのは彼女からでした。積極的で明るい姿勢に、また私の凝り固まったイメージを更新してくれました。彼女は私が持っていたイメージを払拭するかのように明るくキラキラしていました。 ナオ:徳永さんは車椅子に乗っていますが、身体的に病が進行するってことはありますか? 徳永 啓太(以下、徳永):私は脳性麻痺という障害名で体が動きにくく、力が弱かったり細かい動作ができなかったりしますが進行性ではないです。強いていうなら老化でしょうか。それは一般の方と同じだと思います。沢山ある情報のなかで見えてくる「白」か「黒」ナオ:私がブログで発信を始めたのは、がんになっても大丈夫と言える社会を実現させたいと思ったからです。それは医学的にも社会的にも今は実現できてないと思います。それを変えたくて。というのもまだまだがんになったら生活の中で手放すことの方が多い、職業だったり私生活などでも諦めている人が多いと感じるからです。私がやっていきたいことは”白”と”黒”と二極化された情報だけでなく、その間グレーの中で生活する上でもっと希望が持てる情報を届けたいと思ってます。そういった考えに至るまでは個人的にSNSで顔を出すことすら好まないタイプでした。▶ナオさんがグレーについて綴ったブログ『輝くグレーの世界もあるんだよ!』はこちら。 徳永:SNSで顔を出さない人だったなんて想像つきませんでした。変わった転機はあるのでしょうか。 ナオ:1年半前(2016年)に転移してステージ4(がんが他の臓器に転移し手術が難しい状態)になり状況が変わったことですね。治療とずっと向き合っていかないといけない状況です。この先どこまで続くかわからない、現状を変えるしかないと、丁度この時期に具体的な行動を始めていきました。リアルと向き合ってできるデザイン「N HEAD WEAR 」徳永:がんになってからデザイナーになって、そして起業したんですよね。 ナオ:そうです!以前、会社員としてデザインの仕事をしていた時期もありますが、その後は教育関係の仕事をしていましたし、具体的にデザイナーとして歩み始めたのは病気になってからです。というのもやはり希望を感じるものを作りたくて、確かに無理していくことはないけれども、何かを失っても、諦めなくてもすむ側面はあると思っています。だからあえていっぱい始めてみようと思って。始めた事はヘッドウェア以外にもいっぱいあります。 徳永:実は今日インタビュアーとして、ナオさんから普通聞きづらいような事を聞くのが私の役目だと思っていました。でもそうではなくで、生活の事情を踏まえたうえで解決できるデザインを提供したいんだなと思いました。私でいうと例えば車椅子で生活する上で排泄の事情や、街中で困る情報を提供する事で読んだ方が関心を持ったり共感してもらったりする事で広めていく。それに価値があると思っているんですが、ナオさんは別の角度から発信していきたいんだなと感じました。 ナオ:ヘッドウェアもそうですが、問題に対して今あるものと違う路線で形にしていきたいですね。以前は洋服でさえ買うのをためらった時期もありました。それはこの先どうなるかわからないからいつまで着られるかわからないんです。そう言った背景を持つ私がこれからもいろんな事を始めて発信する事で、同じ境遇の方が希望を持ってくれたらいいなと思ってます。ヘッドウェアも私が一点一点作るというよりは他の企業や専門性を持つデザイナーさんと繋がって発信できたら広がるんじゃないかと思っていますし、その他構想している事を形にするべく起業する事にしました。自分で作っていくのに限界がある事も理由としてありますが、私はやりたいことを、いろんな方と一緒に叶えていきたいと思っていて、社会と接点を持つことが大きな希望につながるとも考えています。 徳永:ナオさんの場合やれる事って沢山あるって事ですよね。ヘッドウェアはその一つであって職業に縛られているわけではないからいろんな分野で活躍できることが強みですね。 ナオ:活躍していきたいですね!ガンになった時、何者でもなかったからこそ、行動し続けられているのかもしれません。起業し、関わってくださる方が増えてきている今、大きな可能性を感じています。中島ナオ氏も参加する徳田祐司個展『Another Eye』開催期間:2018年3月2日~28日場所:CLEAR EDITION & GALLERY企業ブランディング、商品企画、広告コミュニケーションなど、広範囲のプロジェクトを手掛け、国内外60以上のデザインアワードを受賞してきた徳田祐司の個展が2018年3月2日(金)より、六本木CLEAR EDITION & GALLERYで開催される。徳田は自身が代表を務めるデザインエージェンシー株式会社canariaのビジョンのひとつに「Design makes a Positive Way.」を掲げているが、今回の個展『Another Eye』にも同様の想いが込められている。詳しくはこちら。▶︎オススメ記事・「政府の対応を待っていたら、みんな死んじゃう」。“ときに危険を伴う呼吸の二面性”を芸術で発信する女性・54杯目:「セックスのこと、教えて」。担当医も教えてくれない、病気や障害を持つ人の“性教育”を話す場を作る若者 #ChronicSex|「丼」じゃなくて「#」で読み解く、現代社会All photos by Keisuke MitsumotoText by Keita TokunagaーBe inspired!
2018年03月08日「48歳のときに脳梗塞、50歳目前で今度は乳がんが見つかって。思いもしない大病を患ったことが、生き方を見つめ直すきっかけでした」 こう語るのは、タレントの麻木久仁子(55)。乳がんの手術を受けたのは’12年のこと。それから5年がたった昨年10月、治療に一区切りついたことを発表した。がん罹患の2年前には、脳梗塞を発症していたことも明かしている。 麻木といえば、知性派のイメージと親しみやすいキャラクターを兼ね備え、これまでクイズやバラエティ番組で活躍してきた。加えて近年は、講演会を中心に、自身の闘病経験や検診の大切さを伝える活動を行い、予後について語る機会も多い。初の料理エッセイ本『ゆらいだら、薬膳』(光文社)では、毎日作りやすい薬膳レシピのほか、導き出した“生きやすい生き方”についても紹介している。 「もともと血圧は低い、コレステロール値も低い。健康にはそこそこ自信があったんです。特別、気をつかうこともなかった。それが大病を重ねたことで、食生活だけでも見直そうと思い始めて」(麻木・以下同) とりあえず料理教室にでも通うか、と考えているときに、偶然目に留まったのが「薬膳」の文字だった。 「薬膳って、薬という文字が入っているせいか、苦い、味は二の次、と思われがちだけれど、漢方薬とは違うわけで。むしろ折々で、本当に自分にふさわしい、本当においしい料理があるんだと知りました。私の薬膳の先生は、『おいしくなきゃ滋養にならないわよ』とおっしゃるくらい」 とはいえ、食材の入手が難しそう、細かいルールがありそう、専門の料理人が調理するもの、というイメージがまだまだ一般的に思える。 「それは、たとえるなら“F1ドライバーの薬膳”ですよね。一方で、普通免許証の薬膳もあるわけです。そもそも薬膳というのは食養生なので、ご飯を食べて体を健康にすることが目的でしょう?それが、高いお金を払って年に1回しか食べられないんだったら、体をつくれないじゃないですか。毎日食べなきゃ、身にならないもの」 がん治療を続けながら薬膳の世界にのめり込み、’16年には、国際薬膳師の資格を取得するまでに。現在はタレント活動のかたわら、クッキングセミナーにて薬膳講座の講師も務めている。 「私の乳がんの原因が何だったのか、本当のところは誰もわからない。遺伝子かもしれないし、それまで褒められた食生活じゃなかったから、食事の問題かもしれない。運動も嫌いだしね。でも、世の中には、たばこを吸わないのに肺がんになる人もいれば、健康の秘訣は喫煙だと話すご長寿さんもいる。だから、しょせん理不尽なんですよ。こういうものを食べていれば治るよ、と言う気はさらさらないけれど、でも、よりよく生きていこう、自分の人生を大事に生きていきたいという気持ちがあるなら、おいしいものをおいしく食べる、という選択肢は、誰にでも等しくあると思うんです。一回一回のご飯がおいしかったって思えることが、すごく大事なんじゃないのかなって」 薬膳には、食べてはいけない食材がないという。そして、〝体にいいもの〟は季節や体調によって変わる。 「『今日は寒かったかな』という日に、おかゆの中にしょうがを刻んで入れれば、それだけで薬膳。いつもの紅茶に、体を温めるみかんの皮を加えてみれば、それも薬膳。食材1個。ちょい足しでいいんです。つねに自分の体の状態を意識して、必要な食材をおいしくいただくことで、心身ともに調子のいい日が増えました。腹も立たなくなったし、くよくよしなくなったし、55代の今がいちばん健やかです」
2018年02月25日患者数が最多を更新し、例年以上に猛威を振るっているインフルエンザ。また他にも溶連菌感染症やおたふくかぜ、感染性胃腸炎など、今の時期に子どもがかかりやすいと言われるものは多く、日ごろから手洗い・うがいを徹底するなど、子どもの体調管理に余念がないというママは多いことと思います。では、「自分の健康」は?「行った事がない」が約4割…株式会社インタースペースが運営する『ママスタジアム』が、「ママリサ~いまどきママリサーチ~」の第21弾として昨年11月に行った、「『家族の病気』についての実態調査(対象:子育て中の女性549名)」では、「ママの健康管理・不調」について、その現状を知ることができます。Q.ママになってから定期健診や人間ドックなどに行ったか・年に1回は行っている…31.3%・2年に1回程度…9.5%・ほとんど行けない…21.5%・行った事がない…37.7%なんと、ママになってから定期健診や人間ドックに行ったことがない人は、約4割にも上るのです。ちなみに、就業状況別にみると、「行った事がない」と回答したママは、フルタイムで12.2%、パートタイムで27.2%、専業主婦で51.8%という結果に。会社では年に1回の健康診断を義務付けていることも多いため、定期健診に行っていないフルタイムママが少ないのは納得。しかし、半数以上もの専業ママが、何もしていないというのは、ショックが大きいです…。「子宮がん」「乳がん」など女性系に関心アリ?定期的に健康診断や人間ドックなどに行けているママが少ないことがわかりましたが、「年に1回は行っている」「2年に1回程度」と回答したママたちが受けている検査って?Q.定期的に検査しているのは?・子宮がん…48.1%・乳がん…30.1%・肺がん、大腸がんなど女性系以外のがん…7.3%・胃潰瘍、十二指腸潰瘍など消化器系疾患…4.7%・糖尿病…4.6%・卵巣がん…4.0%他の項目よりも突出しているのは、「子宮がん」と「乳がん」の検査。やはり、女性系の病気を気に掛けるママは多いようですね。同調査の結果では、きちんと定期的に検診や人間ドックを受けているママは少数派。「子どものため」「夫のため」と、家族のことを優先しているうちに、自分のことを忘れてしまう…。だけど、家族の幸せは元気なママがいてこそ。「しばらく病院で診てもらっていない」、そんな心当たりがあるママは、これを機会に受けてみてはいかがでしょうか。(文・三軒茶屋すみ子/考務店)
2018年02月15日KDDIはこのほど、「女性の将来への備えに関する調査」の結果を明らかにした。同調査は2017年11月15日~19日、全国の30歳~59歳の女性1,000名を対象にインターネットで実施したもの。最近1年以内の健康診断の受診状況を尋ねたところ、63.6%が「受診した」、36.4%が「受診しなかった」と回答した。年代別や就業状況別にみると、50代では受診した割合は72.1%と他の年代より高いが、30代では53.5%となっている。非就業者の場合、受診した割合は52.3%で、就業者(72.3%)に比べ低かった。最近1年以内に乳がん検診の必要性を感じたか聞くと、56.1%が「感じた」、43.9%が「感じなかった」と答えた。年代別にみると、「感じた」と答えた人は30代で54.4%、40代で56.6%、50代で57.4%となっている。最近1年以内の乳がん検診の受診状況を尋ねると、「受診した」は38.0%、「受診しなかった」は62.0%だった。年代別にみると、受診した割合は30代で27.0%、40代は39.5%、50代は47.4%となっており、未受診は30代で7割強、40代で6割、50代でも半数を超えた。「乳がん検診の経験がある」と回答した人に対し、初めて乳がん検診を受けた年齢を聞くと、「40歳未満」という回答は59.2%だった。平均年齢は35.9歳となっている。乳がん検診を受診しなかった人に受診しなかった理由を尋ねると、最も多い回答は「金銭的な負担が気になるため」(36.1%)だった。次いで「面倒だと感じるため」(30.6%)、3位は「自分のことは何となく後回しになっているため」(24.2%) となっている。「自覚症状がない」「検査で痛みを感じることは避けたい」という回答もあった。乳がん検診に自己負担で費用を支払ってもよいと考える人に対し、支払ってもよいと考える金額を尋ねたところ、平均は3,904円だった。最近1年以内に乳がん発見のために行う乳房のセルフチェックをしたか聞いたところ、「した」と回答した割合は45.5%だった。実施した人を年代別にみると、30代は42.3%、40代で44.9%、50代で49.2%だった。40歳未満で初めてのセルフチェックを経験した割合は64.6%で、平均は34.6歳だった。がんに罹患する日本人は何人に1人くらいだと思うか尋ねると、全体で最も多い回答は「5人に1人~3人に1人」(44.1%)だった。日本人が生涯でがんに罹患する確率は、男性で62%、女性で46%で、「約2人に1人」であるが、正しく回答した人は13.2%に留まっている。86.8%が現実の罹患率よりも低く予想していることがわかった。「がん保険」に加入しているか聞いたところ、「加入している」は41.8%、「加入していない」は58.2%だった。加入の理由は、「万が一や、いざという時の備えとして」が最も多く、次いで「家族などのすすめ」「身近な人の罹患」が続いている。加入していない理由は「金銭的な理由」が最も多かった。
2018年01月15日温泉利用型健康増進施設「神戸みなと温泉 蓮」(兵庫県神戸市)は12月7日、乳がんリハビリヨガインストラクターを講師に迎えて行う「乳がんリハビリヨガ ~乳がん経験者のためのヨガ~」を開催する。同イベントは、乳がんを経験した人を対象として行う1日限定のヨガレッスン。講師は、長年の看護師経験とその専門知識を生かし、乳がんリハビリヨガインストラクターとして活躍する天井紀代美氏が務める。60分のレッスン時間中、天井氏は乳がんを経験した人の心と体をゆっくりとていねいにサポートするという。レッスン後は、同施設の展望大浴場で入浴できる。この展望大浴場は通常宿泊者限定で利用できるものだが、今回は参加者限定で特別に貸し切りになるとのこと。時間は10時~12時15分(10時~11時がスタジオヨガ、11時15分~12時15分が展望大浴場での入浴)。料金は3,000円(税別)。定員は8名で、先着順に受け付ける。
2017年11月22日年齢・性別・国籍…全て不明のパワータロット・カウンセラー「ムンロ王子」。麗しの世界の住人である彼(彼女?)が、『恋愛成就のためのセルフ・プロデュース』をテーマとしたコラムをお届けします。素敵な恋がしたいみなさん、ムンロ王子のもとであなただけの「ガラスの靴」を見つけましょう!■その前に…ムンロ王子って何者?Bonjour!ムンロ王子です。10月1日、軽井沢大賀ホールでのムンロ王子の初リサイタルは無事、終了しましたよ。200名近いお客様にご来場いただき大盛況でした♪来年は10月6日の土曜日を予約してきました。ぜひ今のうちに予定を空けて「ムンロ王子と行くお泊り草津温泉巡りツアー」に参加してくださいね。さて、いよいよ今年も残すところ2ヶ月。12月に入ると忘年会、クリスマス、お正月、新年会とお酒を飲む機会が増えるので、肝臓をいたわってあげましょう。「花の命は短い」の意味は?10月は「ピンク・リボン月間」といって世界規模で乳がん検診の早期受診を呼びかけるタイミング。ムンロ王子も「ピンク・ハロウィン」という、ピンク・リボンとハロウィンを組み合せたイベントに参加してきました。イベントには乳がんステージ4(最終ステージ)の方が出演し、ご自身の体験を赤裸々にお話しするプログラムも。定期検診によるガンの早期発見への意識が高まったのはもちろん、健康であることに感謝すると共に、与えられた『命』を粗末にせず、大切に活かしていかなくてはと身の引き締まる思いがしました。『命』と言えば、よく女性のことを花に喩えて「花の命は短い」と言いますが、そんなことはなく、日本女性の平均寿命は87歳を超えています。ただ、「花の命」とは正確には「若くて美しい時」を意味し、今の時代、100歳まで生きることを考えると「妊娠して出産する時期」とも言い換えられます。「花の命」を棒に振った女子が登場現代は医療が進んで50歳でも子どもを産める時代だとはいえ、妊娠適齢期というのがあり、それはだいたい20~35歳くらいです。100歳の寿命の中での15年間と考えると確かに「花の命は短い」わけです。こう言うと、女性を出産マシンのように扱う差別的な表現だと批判されるかもしれませんが、そのあたりを踏まえ、敢えてお話を進めさせていただきます。これからお伝えするのは、この短い「花の命」を棒に振ってしまった不婚女子の悲劇のお話です。ここまで極端な例は稀ですが、35歳で妻子ある男性と不倫関係だとか、大事な妊娠適齢期を無視して愛欲に溺れている女性はたくさん見てきました。子どもを産まないディンクス(子どもを持たない夫婦)が増えていますが、子育てはたかだか20年くらいのこと。人生を謳歌するのもいいけれど、その5分の1くらい、自分の子どものために尽力してもいいんじゃないか?とムンロ王子は考えています。■「不婚女子」D子さんの場合
2017年11月02日3度の食事と同じくらい読書を愛するブックレビュア―の高倉優子が、心の本棚に並んだおすすめの本について綴る連載です。今回紹介するのは、数々のベストセラーを手がけた元敏腕編集者・出版プロデューサーの山口ミルコさんのエッセイ集。辛い乳がん治療を経て、「自分らしい生き方」や「がんが再発しない暮らし方」を模索することになった、彼女の心の軌跡が丁寧に描かれた1冊です。ファッションの話ではありません!【本棚ダイアリー】vol.4「やっと書けた!」。私はいま嬉しくて仕方ありません。山口ミルコさんのエッセイ集『似合わない服』(ミシマ社)が発売されて約2か月。早く感想が書きたい、みなさんに紹介したいと思いつつ、なかなか書き出すことができなかったからです。いや、書いてはいた。けれど消しては書き、書いては消して、なかなか前に進まなかったのです。初見のときは数時間で読み終えました。「素晴らしかったなあ。もう一度、ゆっくり読みなおそう」と、再度読み始めたところ、深くて深くて……。「なんて書こう?」「この思いをどう表現しよう?」と悩んでしまい、すぐに書けなかったというわけです。スーパー・キャリアウーマンだった山口ミルコさんさて、本の話をする前に、山口ミルコさん(以下、ミルコさん)についてご紹介したいと思います。角川書店を経て幻冬舎へ。プロデューサー、編集者として、五木寛之さん、小川洋子さん、さくらももこさんなど日本を代表する作家をはじめ、話題のタレント本など、数え切れないほどのベストセラーを世に送り出した方。私もライターとして何度かご一緒した縁で、今でも仲良くしていただいています。大先輩にして、大好きな憧れの女性です。ハイブランドのスーツを着て、ベンツに乗って会社へ行き、高級なレストランや料亭で接待をする毎日……。そんなブルゾンちえみばりの「スーパー・キャリアウーマン」だったミルコさんは、2009年に幻冬舎を退社します。その後、著述家として活動し始めた矢先、乳がんに罹患(りかん)していることを知るのです。死の恐怖におびえた闘病生活について記したエッセイが、第1作『毛のない生活』(ミシマ社、2012年発売)でした。こちらは普通の「闘病記」とは少し異なり、病気と病気を患った自分を客観的にとらえた研究書のようでもあり、さらに「会社員(スーパー・キャリアウーマン)」という肩書や名刺を捨て、生まれ変わった女性の再生の物語でもありました。がんが再発しない生き方を選択『似合わない服』は、この『毛のない生活』の続編ともいうべき1冊です。といっても、単純に「がん闘病記のその後」といった内容ではなく、病気になった過去を振り返り、その本当の原因に思いを馳せ、自分の体で起きたことを社会(国内外)で起こっている事象に当てはめてみたりしている本です。こう書くとテーマが壮大に思えますが、やわらかい筆致で読みやすく、そしてどこまでも素直な文章なのが特徴です。たとえば、こんな感じ。いわゆる「五年生存」で無罪放免になった。しかしこの私が無罪放免などと言うのはどうかと思う。なにせ治療を途中で棄権し、薬を飲むのもやめてしまい、それから病院へ一度も行っていないのだから。経過観察さえボイコットしている。「検査していない」と知り合いに言うと、まいど非難の嵐だ。「検査だけは、したほうがいいよー」みんなそう言ってくれるが、検査してまた何か見つかったらどうするのだ?あの辛かった治療のプロセスを思い出すとそれだけで吐きそうである。(同書3章「五年後、」より抜粋)決してがんから逃げているわけではなく、二度と病院で辛い治療を受けたくないからこそ、「がんが再発しない生き方」を選ぼうとミルコさんは格闘します。食べ物、身につけるもの、人との付き合い方、何かを行うときのスピードに至るまで……。心と体に負担をかけぬよう、そして、がん細胞につけ上がらせないよう気を配りながら、さまざまな取捨選択をしていくのです。読みながら何度も何度も、ギクッとしました。私自身の暮らし方や生き方は、果たして間違っていないだろうか?便利なことや楽なほうに流されて、自分の心や体が嫌がることを無神経にやってしまっていないだろうか?何度も何度も手を胸に当てて考えました。自分の体は自分でしか守れないのに、手抜きをしていたらそう遠くない将来、がんになってしまうかもしれない。そんなのイヤだ。でもその可能性は大いにある。だって日本人の2人に1人ががんになる時代なのだから。しかもミルコさんを苦しめ、あの小林麻央さんの命を奪っていった乳がんという病は、30歳~64歳の女性の死因トップなのです。「2人に1人がなる病気なんだから仕方ないなんて思えないし、そんな間違った状態を続けていいわけない。変えていかないと!」と、ミルコさんが語っているのを聞き、私はハッとしました。これまでは「2人に1人がなるなら、自分や家族が罹患しても仕方がないのかも」と、あきらめにも似た固定概念に支配されていたのです。でもミルコさんが言うように、「みんなががんにかかるなんて、それが原因で死ぬなんておかしい!」と気づくことが大切。まずは自分から、そして身の周りにいる大切な人たちも巻き込んで、間違った習慣を正していかねばなりません。洋服は自分自身の証明書のようなものちなみに、タイトルの「似合わない服」とは、異常な細胞が美しい網目で編まれて、着たい服じゃないものができ上がったもの(=がん)の比喩です。けれど、実生活でも似合う服を着ること、選ぶことはすごく大切なことだと私は思っています。なぜなら私には、似合わない服を着ていた過去(個性的な人に見られたくて、奇抜なデザインの洋服を好んでいた時期)があるから。また、あるファッションプロデューサーが選んだ「デキる女風」の洋服を、半ば強制的に買わされたこともありました。好みとは異なるバブリーなファッションに大枚をはたいてしまったなんて……。その頃の私は、見かけばかり気にしているダメな人間でした。猛省です。自分を包んでいる洋服は、「私はこういう人間です!」という証明書のようなもの。だからこそ、ミルコさんがハイブランドのスーツを脱ぎ捨て、本当の自分を取り戻したように、私たちも流行に左右されず、着心地がよく、何より自分らしくいられる洋服を選びたいものです。そして身も心も健康に、自分らしく生きようではありませんか!Information(C)Yasuhide Joju(C)Alterfines/Pixabay(C)jill 111/Pixabay
2017年10月31日