20代で甲状腺がん(甲状腺ろ胞がん)、アラフィフで子宮筋腫(子宮内膜症、子宮腺筋症も)により子宮全摘出をした菜留子さん。その経験をマンガにされています。子宮筋腫を取る手術を受けた菜留子さん。手術前日に入院し、翌日は朝イチに浣腸。手術室では術後の痛みを緩和するための麻酔をした後、記憶が途切れました。目を覚ましたのは……。★前の話術後、注射の副作用で暑くて…看護師さんと歩いて手術室へ向かった菜留子さん。術後の痛みを緩和するための麻酔をしました。そして医師が来たのを確認した後、麻酔で記憶がなくなりました。次の記憶は手術の後、看護婦さんの声かけからでした……。手術室で医師が来たのを確認した後で記憶がなくなり、次の記憶は手術の直後、手術室から病室に移動するときの看護師さんの声かけでした。この後また眠ったのか、病室へ戻るまでの記憶はありません。病室で目覚めると母がいたので帰宅してもらいました。母は膝が悪く、他の病気もあって来るだけでも大変なので、「もう、大丈夫だから来なくていいから〜」と伝えました。しばらくして医師が説明に来てくれました。手術自体は3時間くらいだったようです。そのとき、右の卵巣も摘出したことを知りました。卵巣まで取ることになるとは思っていなかったので、ホルモンが不安定になるのではと心配になりました。生理を止めるための注射の副作用でホットフラッシュになり、暑くて不快でしたけど、看護師さんにそれを伝える気力はなかったです。そしてちょっとあいまいな記憶なのですが、手術用の「ティージーパンツ」というのをはかされ、夜用ナプキンもされていたような……。これらは手術前に自分で用意し、看護師さん預けておいたものです。-----------------------注射の副作用で暑かったり、血栓予防のフットポンプや着圧タイツを着けるなど、手術は体にいろいろな影響が出るのですね。やはり難しくない手術であっても、手術は大変なことですね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック院長)日本医科大学産婦人科入局後、派遣病院を経て、米国ローレンスリバモア国立研究所留学。その後、日本医科大学付属病院講師となり、平成7年5月から三楽病院勤務。日本医科大学付属病院客員講師、三楽病院産婦人科科長を務めた後、退職。2004年2月2日より、三鷹レディースクリニックを開業。著者/菜留子20代で甲状腺がん(甲状腺ろ胞がん)、アラフィフで子宮筋腫(子宮内膜症、子宮腺筋症も)で全摘出。現在は、更年期障害でいろいろなことが面倒くさいアラフィフ独身、高齢の母と暮らしている。
2023年06月26日20代で甲状腺がん(甲状腺ろ胞がん)、アラフィフで子宮筋腫(子宮内膜症、子宮腺筋症も)により子宮全摘出をした菜留子さん。その経験をマンガにされています。子宮筋腫を取る手術をすることになった菜留子さん。手術前日に入院し、翌日は食事抜きで朝イチに浣腸。その後、点滴をして着替え、いよいよ手術へ……。★前の話看護師さんと歩いて手術室へ手術のために初めて浣腸をした菜留子さん。その後、お風呂に入ってから点滴して着替え、麻酔科医の説明を聞きました。午後1時ごろには、付き添いのお母さんが到着。手術室前にある部屋で待ってもらい、菜留子さんは手術室へ……。※マンガには点滴台がありませんが、実際は病室で手術のための点滴を受け、点滴台を移動させながら手術室へ行きました。午前中の手術が長引き、私の手術は開始が1時間ほどずれました。手術のために病室で点滴をし、その後、点滴台を動かしながら看護師さんと歩いて手術室へ。母には手術室前の待機する部屋で待っていてもらいました。主治医によると、私の手術はそれほど難しい手術ではないそうです。自分でベッド(手術台?)に乗り、硬膜外麻酔(こうまくがいますい)をしました。これは、術後の痛みを緩和するための麻酔です。そして、点滴に何かの薬を注入。この時点では、まだ術着を着ていて、パンツもはいていました。尿道カテーテル(尿を排出するための尿道から膀胱へ挿入するチューブ)もしてない状態。その後、先生が来たのを確認したのですが、それからの記憶はありません。おそらく点滴に注入したのが、手術用の麻酔だったのでしょう。手術室の中をよく見たかったのですが、視力が悪いし、見渡す暇もなく横になったので、まったくわかりませんでした。※全身麻酔でも術後痛みを緩和するために硬膜外麻酔をすることもありますが、硬膜外麻酔だけでも手術と術後の疼痛のコントロールはできます。-----------------------手術後の痛みを緩和する麻酔があるということ、それも手術の前に打つというのは、知らない人も多いのではないでしょうか。開腹して子宮を全摘するという手術でしたが、痛みを感じずに終わってよかったですね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック院長)日本医科大学産婦人科入局後、派遣病院を経て、米国ローレンスリバモア国立研究所留学。その後、日本医科大学付属病院講師となり、平成7年5月から三楽病院勤務。日本医科大学付属病院客員講師、三楽病院産婦人科科長を務めた後、退職。2004年2月2日より、三鷹レディースクリニックを開業。著者/菜留子20代で甲状腺がん(甲状腺ろ胞がん)、アラフィフで子宮筋腫(子宮内膜症、子宮腺筋症も)で全摘出。現在は、更年期障害でいろいろなことが面倒くさいアラフィフ独身、高齢の母と暮らしている。
2023年06月24日20代で甲状腺がん(甲状腺ろ胞がん)、アラフィフで子宮筋腫(子宮内膜症、子宮腺筋症も)により子宮全摘出をした菜留子さん。その経験をマンガにされています。子宮筋腫を取る手術をすることになった菜留子さん。手術前日に入院し、病棟の先生の診察を受けました。翌日はいよいよ開腹手術。最初におこなったのは……。★前の話口にできるのは水だけ!手術前日に入院した菜留子さん。診察の際、カーテンを閉めずに内診が始まって焦ったのですが、看護師さんが気付いて閉めてくれました。ところが、内診が終わったと思ったら、別の先生がやってきてもう一度内診。2回も診察するときは、先に確認してほしいと思った菜留子さんでした。翌日、いよいよ開腹手術。朝7時に浣腸をしてもらい……。初めての浣腸でした。嫌だけど仕方ありませんね。浣腸後は、すぐにトイレの個室に入って待機。「なるべく我慢してから出して」って言われていたけど……無理〜! 5分も我慢できませんでした。その後、昨夜は入れなかったお風呂に入ってから点滴。朝から食事なしで水だけだったので、おなかがすくのを心配していのですが、点滴のおかげか全然すきませんでした。その後、麻酔科医の先生の説明を聞き、午後1時ごろに母が来ました。高齢で膝が悪く、杖をついている母に付き添いを頼むのは、申し訳ない気持ちになります。時間も長いし、疲れるだろうし……。手術開始時間もズレて、長い時間待ってもらうことになってしまいました。-----------------------手術当日も何かとすることがあって、朝から忙しいものなのですね。中でもやはり、朝イチの浣腸はなかなか大変ですね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック院長)日本医科大学産婦人科入局後、派遣病院を経て、米国ローレンスリバモア国立研究所留学。その後、日本医科大学付属病院講師となり、平成7年5月から三楽病院勤務。日本医科大学付属病院客員講師、三楽病院産婦人科科長を務めた後、退職。2004年2月2日より、三鷹レディースクリニックを開業。著者/菜留子20代で甲状腺がん(甲状腺ろ胞がん)、アラフィフで子宮筋腫(子宮内膜症、子宮腺筋症も)で全摘出。現在は、更年期障害でいろいろなことが面倒くさいアラフィフ独身、高齢の母と暮らしている。
2023年06月22日20代で甲状腺がん(甲状腺ろ胞がん)、アラフィフで子宮筋腫(子宮内膜症、子宮腺筋症も)により子宮全摘出をした菜留子さん。その経験をマンガにされています。子宮筋腫を取る手術をすることになった菜留子さん。手術前日に入院し、持病の薬を預けたり、手術説明を受けたりと忙しく過ごしていました。そんな中、病棟の先生の診察も……。★前の話なぜ内診を2回も?手術前日に入院した菜留子さん。婦人科がいっぱいだったので、私は違う科の2人部屋に入ることになりました。パジャマに着替え、持病の薬を預けたり血圧を測ったり。そんな中、病棟の先生の診察もおこなわれました。診察室に呼ばれ……。病棟の先生の内診があったのは、入院の当日だったと思います。診察室に呼ばれました。超音波検査が終わった後、カーテンを閉めずに内診が始まって気まずい……と思っていたら、看護師さんが「カーテン閉める?」と聞いてくれました。カーテンを開けたまま内診というのは結構「あるある」みたいで、他の方のブログでも何回か見かけました。その後、内診が終わった〜! と思ったら、今度は女医の先生が来てもう一度内診されました。なんで2回も?カーテンの向こうでいきなりじゃ断りずらいし(というか断る隙もなかったけど)、診察始める前に確認してほしかったなーと思いました。-----------------------たしかになぜ2回も違う先生が診察したのか、気になりますよね。お医者さんはとても忙しくて、必要だからそうしたのでしょうが、患者としてはやはり説明があると安心できますよね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック院長)日本医科大学産婦人科入局後、派遣病院を経て、米国ローレンスリバモア国立研究所留学。その後、日本医科大学付属病院講師となり、平成7年5月から三楽病院勤務。日本医科大学付属病院客員講師、三楽病院産婦人科科長を務めた後、退職。2004年2月2日より、三鷹レディースクリニックを開業。著者/菜留子20代で甲状腺がん(甲状腺ろ胞がん)、アラフィフで子宮筋腫(子宮内膜症、子宮腺筋症も)で全摘出。現在は、更年期障害でいろいろなことが面倒くさいアラフィフ独身、高齢の母と暮らしている。
2023年06月20日20代で甲状腺がん(甲状腺ろ胞がん)、アラフィフで子宮筋腫(子宮内膜症、子宮腺筋症も)により子宮全摘出をした菜留子さん。その経験をマンガにされています。子宮筋腫を取る手術をすることになった菜留子さん。手術前検査で子宮内膜症と子宮腺筋症もあることがわかりましたが、手術は問題なくできることがわかりました。手術前日に入院し、その日は……。★前の話手術の説明を受けたり、荷ほどきをしたり手術前検査の結果を聞いているとき、医師から「血液型はB型」と言われた菜留子さん。「母子手帳ではA型だったんですけど……」と言うと、「生まれたばかりは型が不安定(?)で間違えやすい」と言われました。「血液型で性格は分けられないとは思うけど、B型の人は苦手」と思っていただけに、ショックを受けたのでした。そして入院の日。婦人科がいっぱいで、菜留子さんは違う科の2人部屋になりました。手術前日に入院しました。病院まではバスで行こうかと思っていたんですが、荷物もあるし母も来るというのでタクシーにしました。婦人科がいっぱいだったので、私は違う科の2人部屋に。母には明日午後1時までに来てもらうことになり、疲れるだろうからとわりとすぐ帰ってもらいました。夜は普通の食事が出ました。「手術前日の夜にお肉も食べていいんだぁ」と思ったことを覚えています。手術前日の食事は病院やその人によるみたいで、消化の良い物や軽い食事の人もいますね。点滴する前にお風呂に入らないとお風呂は17時までで、聞いたときはすでに過ぎていました。朝イチで入れるよう、すぐにお風呂の順番の紙に名前を書きに行きました。看護師さんによると、「朝早くから入る人はまずいないので、慌てなくて大丈夫〜」と言っていたけど、実は翌朝、他にも朝イチで入りたい人がいたんです。すぐ書きに行ってよかったです!点滴する前に入っておかないと、4日くらい入れないですからね。朝4時半は早すぎるでしょー手術前日の夜は下剤を飲むと聞いていたのですが、私は飲みませんでした。明日、浣腸するそうです。そして夜9時に消灯。翌朝は、窓のカーテンを開ける音と光で目が覚めました。私も早起きなほうだけど、4時半は早すぎるでしょー。しかも、カーテンを勢いよくシャーッと開けるし。眠りが浅くなっていたし、明るくされるとそこからもう眠れず、「勘弁してよー」って思いました〜。-----------------------21時消灯だと、長く入院している人は、お年寄りでなくても早起きになりそうですね。でも、入院したばかりの身にとっては、朝4時半起きはつらいですね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック院長)日本医科大学産婦人科入局後、派遣病院を経て、米国ローレンスリバモア国立研究所留学。その後、日本医科大学付属病院講師となり、平成7年5月から三楽病院勤務。日本医科大学付属病院客員講師、三楽病院産婦人科科長を務めた後、退職。2004年2月2日より、三鷹レディースクリニックを開業。著者/菜留子20代で甲状腺がん(甲状腺ろ胞がん)、アラフィフで子宮筋腫(子宮内膜症、子宮腺筋症も)で全摘出。現在は、更年期障害でいろいろなことが面倒くさいアラフィフ独身、高齢の母と暮らしている。
2023年06月18日20代で甲状腺がん(甲状腺ろ胞がん)、アラフィフで子宮筋腫(子宮内膜症、子宮腺筋症も)により子宮全摘出をした菜留子さん。その経験をマンガにされています。子宮筋腫を取る手術をすることになった菜留子さん。子宮のMRI検査で子宮内膜症と子宮腺筋症もあることがわかりました。その後の手術前検査では問題なく手術ができることに。しかし、血液型で意外な事実が……。★前の話今、B型って言った?エックス線検査(レントゲン)、採尿、採血、腫瘍マーカー検査など、手術前の身体検査のようなものをおこなった菜留子さん。結果が出るまでの2週間ほどは、「甲状腺がんの次は、子宮がんかもしれないの……?」と不安でいっぱいでした。しかし、検査の結果は問題なし。「がんじゃなくてよかった〜」と胸をなで下ろしました。ただ、その際に医師から「血液型はB型」と言われ、菜留子さんは大ショックを受けたのです……。手術前検査の結果を聞くときは家族も来るように言われていたので、母も同席していました。検査結果を見ながら医師が「血液型はB型」と……。B型って……あの、私が嫌っていたあのB型!?医師に「母子手帳ではA型だったんですけど……」と言うと、「生まれたばかりは型が不安定(?)で間違えやすい」というようなことを言っていました。50歳近くになって、初めて自分の正しい血液型を知ることになるなんて、驚きました〜。父がB型なので、私がB型でもなんの不思議もないんですけどね。自分がB型だからB型が苦手だった!?甲状腺がんのときも輸血の可能性があったので、血液型を調べてたはずなんですが……。そのときは私に血液型が伝わることがなかったのでしょう。血液型で性格は分けられないとは思うけど、B型の人は苦手と思っていたのに、自分もB型だったなんて………。自分がB型だから、同じB型とは「合わない、苦手!」って感じていたのかもしれませんね。-----------------------血液型が思っていたのと違うというのは、病気かどうかに比べたらささいなことですが、本人はショックですよね。「血液型分析などを読んで当たっている!と思っていたのは何だったのか」って思ってしまいますね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック院長)日本医科大学産婦人科入局後、派遣病院を経て、米国ローレンスリバモア国立研究所留学。その後、日本医科大学付属病院講師となり、平成7年5月から三楽病院勤務。日本医科大学付属病院客員講師、三楽病院産婦人科科長を務めた後、退職。2004年2月2日より、三鷹レディースクリニックを開業。著者/菜留子20代で甲状腺がん(甲状腺ろ胞がん)、アラフィフで子宮筋腫(子宮内膜症、子宮腺筋症も)で全摘出。現在は、更年期障害でいろいろなことが面倒くさいアラフィフ独身、高齢の母と暮らしている。
2023年06月16日20代で甲状腺がん(甲状腺ろ胞がん)、アラフィフで子宮筋腫(子宮内膜症、子宮腺筋症も)により子宮全摘出をした菜留子さん。その経験をマンガにされています。子宮筋腫を取る手術をすることになった菜留子さん。子宮のMRI検査をしたところ、子宮内膜症と子宮腺筋症もあることがわかりました。その後、採血や採尿などさまざまな検査もおこない、いよいよ結果を聞くことに……。★前の話がんを判断する腫瘍マーカー検査も子宮のMRI検査で、子宮が筋腫によって通常の2倍くらいの大きさになっていると言われた菜留子さん。さらに、子宮腺筋症と子宮内膜症にもなっていることがわかりました。次はエックス線検査(レントゲン)、採尿、採血、腫瘍マーカー検査など、手術前のさまざまな検査。結果が出るまでの2週間は……。次はエックス線検査(レントゲン)、採尿、採血など、手術前の身体検査のようなものをおこないました。手術前に何回も病院へ行くのは、貧血だしホットフラッシュもあって大変でした。このとき、腫瘍マーカー検査もしました。がんを判断する検査の一つですが、腫瘍マーカーの値だけでがんと判断できるものではないそうです。結果が出るまで2週間くらいあったでしょうか。20代のときに甲状腺がんを体験しているので、「次は子宮がんかも……?」と考えると、いろいろな不安がブワーっと出てきて怖くなりました。なるべく考えないようにして、「きっとがんじゃない」と心の中で繰り返していました。そして結果は……「問題なかったので手術できます」とのこと!がんじゃなくてよかった〜!-----------------------がんサバイバーの菜留子さん。体験しているだけに、「またなったら……」という恐怖感は、本当にリアルで大きかったことでしょう。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック院長)日本医科大学産婦人科入局後、派遣病院を経て、米国ローレンスリバモア国立研究所留学。その後、日本医科大学付属病院講師となり、平成7年5月から三楽病院勤務。日本医科大学付属病院客員講師、三楽病院産婦人科科長を務めた後、退職。2004年2月2日より、三鷹レディースクリニックを開業。著者/菜留子20代で甲状腺がん(甲状腺ろ胞がん)、アラフィフで子宮筋腫(子宮内膜症、子宮腺筋症も)で全摘出。現在は、更年期障害でいろいろなことが面倒くさいアラフィフ独身、高齢の母と暮らしている。
2023年06月14日20代で甲状腺がん(甲状腺ろ胞がん)、アラフィフで子宮筋腫(子宮内膜症、子宮腺筋症も)により子宮全摘出をした菜留子さん。その経験をマンガにされています。子宮筋腫を取る手術をすることになった菜留子さん。手術前に子宮頸がん検査と子宮体がん検査、生理を止める注射をおこない、後日、子宮のMRI検査を受けました。検査結果を聞いたところ……。★前の話子宮は筋腫でいっぱいに!MRIの中は工事みたいなすごい音がすると聞いていた菜留子さん。造影剤の副作用も出るか出ないかやってみないとわからないということだったので、少し緊張して検査に臨みました。しかし、入ってみると中は静かで、MRI用に作られたような穏やかな音楽が。40分かけて2回MRI検査を受けました。子宮は通常、こぶし大なんだそうですが、私の子宮は筋腫でいっぱいで2倍くらいの大きさになっていました。さらに、子宮腺筋症と子宮内膜症にもなっていることがわかりました。「子宮腺筋症は外側にできるものですか?」と聞いたのですが、先生は「はて?」という反応。「子宮の外側」って言わなかったから通じなかったのかな?このときは医師から子宮腺筋症と子宮内膜症の説明はなかったので、後で調べました。この後、生理を止めるリュープリン注射をして帰りました。-----------------------菜留子さんは7つも子宮筋腫ができていて、さらに子宮腺筋症と子宮内膜症も併発。そのようなケースもあるのですね。倒れるほど体調が悪かったのも無理はありませんね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック院長)日本医科大学産婦人科入局後、派遣病院を経て、米国ローレンスリバモア国立研究所留学。その後、日本医科大学付属病院講師となり、平成7年5月から三楽病院勤務。日本医科大学付属病院客員講師、三楽病院産婦人科科長を務めた後、退職。2004年2月2日より、三鷹レディースクリニックを開業。著者/菜留子20代で甲状腺がん(甲状腺ろ胞がん)、アラフィフで子宮筋腫(子宮内膜症、子宮腺筋症も)で全摘出。現在は、更年期障害でいろいろなことが面倒くさいアラフィフ独身、高齢の母と暮らしている。
2023年06月12日20代で甲状腺がん(甲状腺ろ胞がん)、アラフィフで子宮筋腫(子宮内膜症、子宮腺筋症も)により子宮全摘出をした菜留子さん。その経験をマンガにされています。子宮筋腫が7個もあることがわかり、手術をすることになった菜留子さん。手術前に子宮頸がん検査と子宮体がん検査をし、生理を止める注射を打ちました。その後、子宮のMRI検査も……。★前の話MRI検査をなぜか2回も…生理を止める「リュープリン注射」をおなかに打った菜留子さん。副作用でホットフラッシュを体験しました。カァーっと熱くなって汗がじんわり出る程度でしたが、いつなるかわからないし、暑いというだけでもストレスでした。その後、さらに子宮のMRI検査をおこなうことに。終わり、と思いきや……。絵は手を下げていますが、たしか万歳をして入ったと思います。MRI検査は音が工事をしているみたいにすごいって聞いていたし、造影剤の副作用も出るか出ないかやってみないとわからないということだったので、少し緊張しました。クッションのような重りをおなかに乗せ、手にブザーを握って中へ。時間は20分くらいだったかな?終わり〜と思いきや、造影剤を入れて再度撮影しました。2回目は点滴を指して撮影したのですが、2回撮影するという説明は前もってなかったです。看護師さんはとても親切でやさしく接してくださいましたが、さらっとでもいいから先生から説明してほしかったなと思います。好きな音楽を聴けたらいいのにMRIの中は、MRI用に作られたような穏やかな音楽が流れていて、聞いていたより全然静かでした。新しい機械だったのかもしれません。40分も動かずにいないといけないので、好きな音楽を聴けたらいいのにな〜と思いました。それか、いろいろな曲が聴ける放送を流してもらえると良いですね。他の方のブログで、MRI撮影に化粧はダメというのを見ていたからノーメイクで行きました。でも、造影剤についての説明書類や同意書などはもらったけど、化粧のことは何もなかったと思います。私が忘れていたり、思い違いしているのかもしれませんが……。-----------------------MRIの中で好きな音楽や今流行りの曲などが聴けたら、本当に良いですね。検査の緊張感やじっとりているしんどさも、ぐっと和らぐような気がします。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック院長)日本医科大学産婦人科入局後、派遣病院を経て、米国ローレンスリバモア国立研究所留学。その後、日本医科大学付属病院講師となり、平成7年5月から三楽病院勤務。日本医科大学付属病院客員講師、三楽病院産婦人科科長を務めた後、退職。2004年2月2日より、三鷹レディースクリニックを開業。著者/菜留子20代で甲状腺がん(甲状腺ろ胞がん)、アラフィフで子宮筋腫(子宮内膜症、子宮腺筋症も)で全摘出。現在は、更年期障害でいろいろなことが面倒くさいアラフィフ独身、高齢の母と暮らしている。
2023年06月10日女性の中には定期的に子宮頸がんの検診を受けている方もいるでしょう。子宮頸がん検診では、がんの早期発見はもちろんですが、中には他の婦人科系の疾患が見つかる方もいるようです。そこで今回のMOREDOORでは、「婦人科疾患に気づいたきっかけエピソード」をご紹介します。新見正則医院院長。1985年慶應義塾大学医学部卒業。98年移植免疫学にて英国オックスフォード大学医学博士取得(Doctor of Philosophy)。2002年より帝京大学医学部博士課程指導教授(外科学、移植免疫学、東洋医学)。2013年イグノーベル医学賞受賞(脳と免疫)。20代は外科医、30代は免疫学者、40代は漢方医として研鑽を積む。現在は、世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬フアイアの啓蒙普及のために自由診療のクリニックでがん、難病・難症の治療を行っている。最新刊『フローチャート整形外科漢方薬』はAmazonで三冠(臨床外科、整形外科、東洋医学)に輝きました。新見正則の生き方論は以下の最新刊も参考にしてください。「しあわせの見つけ方予測不能な時代を生きる愛しき娘に贈る書簡32通」Kさんの場合……子宮筋腫で手術を受けました。子宮頸がんの検診に行った際に子宮筋腫が見つかり、そこから大きな病院へ行くことになりました。検診に行った日も不正出血がありましたが、生理が終わってすぐだったので不正出血かどうかもよくわからないままの検診でした。そのため、子宮筋腫があると聞いたときは驚きました。どんな治療を受けましたか?職場の近くに比較的新しい病院があったので、そこで受診しました。1週間程度の入院になるということだったので、新しい病院であれば設備がしっかりしているだろうと思い、その病院を選択しました。治療に関しては、筋腫を小さくする薬を半年間服用。その薬は6ヶ月間しか飲めないという決まりがあったため、半年間の服用後に手術となりました。世の女性陣へ伝えたいことは?振り返ると「あれ?いつもと違う」と思うような症状がありました。しかし、ネットで同じような症状を検索した結果、自分が安心する情報だけを鵜呑みにし病院を遠ざけていました。今回も子宮頸がん検診のお知らせと不正出血のタイミングが合わなければ行かなかったかもしれません。少しでも「何かおかしい」と思う点があったら婦人科で受診してください。婦人科受診というのは抵抗があるのはわかりますが、それ以上に得られる安心感は大きいです。今ではSNSなどで実際に婦人科で受診した動画をあげている方もいて、不安を拭える情報があるので、それを参考にしてみてください。(40歳/主婦)少しでも違和感があったら婦人科へ子宮頸がんの検診に行ったら子宮筋腫が見つかったというKさん。偶然、子宮筋腫が見つかり本当によかったですが、定期的な検診が大切なことがわかりますよね。皆さんも定期的な婦人科検診を心がけて、早期発見につなげてください。今回は「婦人科系疾患に気づいたきっかけの話」をお届けしました。※監修医:新見正則医院院長、新見正則※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。(MOREDOOR編集部)
2023年06月06日20代で甲状腺がん(甲状腺ろ胞がん)、アラフィフで子宮筋腫(子宮内膜症、子宮腺筋症も)により子宮全摘出をした菜留子さん。その経験をマンガにされています。過多月経による貧血がひどく、婦人科を受診した菜留子さん。子宮筋腫が7個くらいもできていることがわかり、手術をすることになりました。手術前診察をして手術の説明を聞き、生理を止める注射を打つことに……。★前の話手術まで生理を止める薬を注射過多月経と貧血がつらく、早く手術がしたかったので開腹手術を選んだ菜留子さん。ただ、腹腔鏡下手術はどうやって筋腫を取り出すのかが疑問で、先生に聞いてみました。すると、「腟から出す場合も」という予想外の回答が。その後、開腹手術の説明を聞き、生理を止める注射を打つことになりました。それには副作用があり……。検査後は手術の説明などを受け、生理を止める「リュープリン注射」をすることになりました。やるしかないのですが、いくらくらいするものなのかなぁと思って聞いてみました。保険がきいて1回9000円くらいとのこと。私は手術前まで、3回リュープリン注射を打ちました。9000円×3。結構かかっちゃいました。副作用でホットフラッシュに私の場合、リュープリン注射の副作用でホットフラッシュが出ました。カァーっと熱くなって汗がじんわり出る程度でしたが、いつなるかわからないし、暑いというだけでもストレスでした。でも、こういう処置をすることで筋腫が縮小して取りやすくなったり、手術時の出血量が少なくて済んだりするそうなので、仕方ないですね。ただ、生理は止まりませんでした。念のため「もし、生理が止まらななかったら」と先生に聞くと、その場合も手術はできるそうです。-----------------------リュープリンはホルモンと同じような働きをして、ホルモンの分泌を抑制する薬だそうです。だからホットフラッシュという、更年期障害で起こるような副作用が出たのですね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック院長)日本医科大学産婦人科入局後、派遣病院を経て、米国ローレンスリバモア国立研究所留学。その後、日本医科大学付属病院講師となり、平成7年5月から三楽病院勤務。日本医科大学付属病院客員講師、三楽病院産婦人科科長を務めた後、退職。2004年2月2日より、三鷹レディースクリニックを開業。著者/菜留子20代で甲状腺がん(甲状腺ろ胞がん)、アラフィフで子宮筋腫(子宮内膜症、子宮腺筋症も)で全摘出。現在は、更年期障害でいろいろなことが面倒くさいアラフィフ独身、高齢の母と暮らしている。
2023年05月29日20代で甲状腺がん(甲状腺ろ胞がん)、アラフィフで子宮筋腫(子宮内膜症、子宮腺筋症も)により子宮全摘出をした菜留子さん。その経験をマンガにされています。過多月経による貧血がひどく、婦人科を受診した菜留子さん。子宮筋腫が7個くらいもできていることがわかり、手術をすることになりました。手術前診察をし、手術の説明を聞いていたら疑問が……。★前の話内視鏡は小さい穴しか開けないのに…子宮体がん検査は痛みを感じることがあることを、前もって説明してほしかったと思った菜留子さん。検査をした医師から「取れたかどうかわからないけど」と言われ、だったらやらなくても……とも思いました。検査後、手術についての説明を聞いていたとき、小さい穴しか開けない腹腔鏡下手術は筋腫をどこから取り出すのか気になって……。過多月経と貧血がつらく、早く手術がしたかったので開腹手術を選びましたが、腹腔鏡下手術はどうやって筋腫を取り出すのかな?と疑問に思い、聞いてみました。腟からと聞いて驚きましたが、腹部の傷の1カ所を少しだけ大きめにしてそこから取り出す場合もあり、ケースバイケースだそうです。そして手術をするときの体位は、腹腔鏡下手術でも開腹手術でも、内診台に乗るときのスタイルでおこなうそうです。多分、どんな体位で手術をするかまでは説明しないと思うから、知らない人も多いのではないでしょうか?-----------------------内診台に乗るときのスタイルで手術をおこなうというのも驚きますが、さらに筋腫を腟から出すこともあると聞いてびっくり。医学ってすごいですね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック院長)日本医科大学産婦人科入局後、派遣病院を経て、米国ローレンスリバモア国立研究所留学。その後、日本医科大学付属病院講師となり、平成7年5月から三楽病院勤務。日本医科大学付属病院客員講師、三楽病院産婦人科科長を務めた後、退職。2004年2月2日より、三鷹レディースクリニックを開業。著者/菜留子20代で甲状腺がん(甲状腺ろ胞がん)、アラフィフで子宮筋腫(子宮内膜症、子宮腺筋症も)で全摘出。現在は、更年期障害でいろいろなことが面倒くさいアラフィフ独身、高齢の母と暮らしている。
2023年05月28日3児の母であるサヤカワサヤコさん。長年、生理症状に悩まされており、末っ子の長女を妊娠する前に子宮筋腫が見つかりました。出産後も大きくなり続け、改めて検査をするとなんと横幅13cmほどになっていたことが判明! 医師から提案されたのは子宮全摘出か、ホルモン剤の服用で筋腫が小さくなるかどうか様子を見ることで……。 「決められない!」悶々とする日々開腹手術をしての子宮全摘出か、レルミナというホルモン剤の服用で筋腫が小さくなるかどうか様子を見るか……。サヤカワさんは次の検診までに検討することとなりました。 ※子宮筋腫は、子宮にできる良性の腫瘍です。30~40代の女性に多く、生殖年齢にある女性の20~30%にみられると言われています。子宮筋腫は良性の腫瘍ですが、大きくなると過多月経、月経困難症、不妊、圧迫症状など、さまざまな症状が現れるため、早めに診断・治療を受けることが大切です。 即開腹手術か、レルミナ作戦にかけてみるのか……。 悶々と悩みましたが、ひとりではどうしても答えを出せず、夫と母に意見を聞きました。しかし、それでもなかなか答えが出ません……。 医療監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック 院長) ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 サヤカワサヤコさんのマンガは、このほかにもInstagramやブログで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね! ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター サヤカワサヤコ
2023年05月27日20代で甲状腺がん(甲状腺ろ胞がん)、アラフィフで子宮筋腫(子宮内膜症、子宮腺筋症も)により子宮全摘出をした菜留子さん。その経験をマンガにされています。過多月経による貧血がひどく、婦人科を受診した菜留子さん。子宮筋腫が7個くらいもできていることがわかり、手術をすることになりました。手術前診察で受けた子宮体がん検査が超絶痛くて……。★前の話検査前に知りたかった!子宮筋腫を取る手術をする前に、内診と子宮体がん、子宮頸がんの検査をおこなった菜留子さん。子宮体がんの検査があまりに痛くて、歯を食いしばって耐えなければなりませんでした。あまりに痛かったので、家に帰ってから調べたら同じような人がたくさん。他にも検査の後で知った情報がたくさんあり……。※子宮筋腫や子宮内膜症があっても、子宮体がん検査の際、特に痛みが発生することはありません。これは思っただけで先生に聞かなかったのですが、聞けばよかったですね。検査に必要な量が取れたか? ってことなのか、どういう意味か知らないけれど、私はそう思いました。子宮体がん検査が超絶痛かった私。検査前にも調べてはいたのですが、すごく痛かったという人の体験をたまたま(?)見つけられなかったようです。なので、痛いなんて知らずに検査を受けました。そういうことは、検査を受ける人全員が知っておくべきことなのでは、ないのかなと思いました。説明義務はないのかしら?私は知りたかった! ちゃんと説明が欲しかったです。まぁ、痛いって言えば中止してくれるわけでもないと思うけど。男性医師には痛みがわかりにくいかもしれませんが、どのくらいの痛さなのかを知っておいてもらえるといいですよね。検査の後はぐったりして、お昼も食べられませんでした。恐らく全身に力が入って疲れたのかな?-----------------------医師の中には説明がそっけなかったり、説明下手の方もいますよね。性格だから仕方ない面もありますが、受ける側にとっては何もかも重大事項。丁寧に説明してもらえるとありがたいですね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック院長)日本医科大学産婦人科入局後、派遣病院を経て、米国ローレンスリバモア国立研究所留学。その後、日本医科大学付属病院講師となり、平成7年5月から三楽病院勤務。日本医科大学付属病院客員講師、三楽病院産婦人科科長を務めた後、退職。2004年2月2日より、三鷹レディースクリニックを開業。【天神先生からのアドバイス】子宮体がん検査は、子宮内腔に細いチューブのような器具を入れて内膜を擦って細胞を採取する検査です。子宮筋腫や子宮内膜症があっても特に強い痛みが発生することはありません。ただし、子宮の入口が狭い人、つまり出産経験のない人や、帝王切開をされた人、閉経後の人の場合は器具が入りにくいことがあり、その際に痛みを生じます。そのため、力を入れていると余計に痛みを感じやすくなります。また子宮内膜が薄い時期に採取すると十分な細胞が取れないときがたまにあります。しかし、手術前の検査としては悪性のものを除外しておく必要があるので必ず施行します。著者/菜留子20代で甲状腺がん(甲状腺ろ胞がん)、アラフィフで子宮筋腫(子宮内膜症、子宮腺筋症も)で全摘出。現在は、更年期障害でいろいろなことが面倒くさいアラフィフ独身、高齢の母と暮らしている。
2023年05月26日2021年春。子宮筋腫による重症貧血のため、腹腔鏡手術で子宮全摘手術をすることになったしまむらゆきえさん。鉄剤やホルモン剤での治療を5カ月ほど続けたのち、いよいよ入院となりました。 家族のもとを離れ、入院病棟という名の異世界へ入院を1週間後に控えたしまむらさんは、入院生活に必要な持ち物をかばんに詰め、改めて今回おこなう子宮全摘手術の体験談をネットで検索。「手術の3日後には体調が少し回復した」との声を見かけ、久しぶりのひとり時間を取れると思い、読みたかった本を多めにかばんに詰め込みます。幼い子どもたちがさみしくならないよう家族で映画を観に行き、子どもたちへ「悪い部分を取ってもらうためにお母さんはしばらく入院します」と説明し、入院前の準備は完了。 子どもが段ボールで作ったうさぎさんをお守り代わりに携え、いよいよ入院初日を迎えます。 2021年春。新型コロナウイルスが猛威をふるっていたころ、しまむらさんは夫の車で病院へ向かいます。今日はいよいよ入院初日。1週間ばかり入院することになるため、遠く離れた地からお母さんが応援に駆けつけ、しばらく子どもたちのお世話をしてくれることになりました。 受付を済ませると、入院初日にやるべき検査や手続きが始まります。当時は新型コロナ感染対策のため、コンビニへ行ける時間帯や術後のリハビリで歩ける範囲など、行動がかなり制限されていたそうです。病室へ移動してからWi-Fiがないと知り、「ポータブルWi-Fiを持ってくればよかった」と後悔するしまむらさん。皆さんも入院するときは、病院のWi-Fiが使用できるか事前に確認しておいたほうがいいかもしれませんね。 PCR検査の結果は陰性で、予定どおりこのまま入院して手術を受けられることに。その後、少し時間に余裕のできたしまむらさんは、病室のベッドまわりを自分好みにカスタマイズ。子どもにもらったお守りはベットサイドの棚の上に飾ったようですね。昼・夜と消化に良いお粥を食べ、就寝前に下剤を飲んで床につきます。 明日になれば自分の子宮、つまり1つの臓器がなくなると思うと、何とも言えない緊張感や不安に襲われてしまいそうですが、手術前日の夜、しまむらさんはプレッシャーを感じることなく「腹腔鏡で済むかなあ、それとも開腹になるかなあ。取り出した子宮筋腫、触われるといいなあ」などと考えながら、ぐっすりと眠りについたそうです。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター しまむらゆきえ
2023年05月24日20代で甲状腺がん(甲状腺ろ胞がん)、アラフィフで子宮筋腫(子宮内膜症、子宮腺筋症も)により子宮全摘出をした菜留子さん。その経験をマンガにされています。過多月経による貧血がひどく、婦人科を受診した菜留子さん。筋腫が7個くらいできていると言われ、手術をすることになりました。紹介された病院で手術前診察を受けると……。★前の話手術前に内診と2つの子宮がん検査婦人科の先生から、腹腔鏡下手術か開腹手術にするか聞かれた菜留子さん。開腹手術は痛そうで怖いと思いつつも、貧血と過多月経を早くなんとかしたくて開腹手術に決めました。後日、紹介された病院で手術前の内診と子宮体がん、子宮頸がんの検査をおこなったのですが……。イラストですが、足を上向きにしちゃったけど、下向きですよね。こんなのではないです。すみませんっ。内診って嫌ですよね。いきなり他人に股を開いて診せるなんて、嫌に決まってますよね。検査のためか、近所の婦人科のときより足を広げる角度が大きかったです。体が硬いと開かないのでは、と思うくらい。ネットで見たんだけど、検査のときに脚がつった人も!がん検査は超絶痛かったけど、本当に歯を食いしばって耐えました。痛いとも言っていません。我慢しました。子宮頸がんの検査を毎年している友だちは、痛いなんて言ってなかったけど?帰ってから調べたら、子宮体がんの検査はどうやら痛いそうです。正直、あまりにも痛すぎて二度とやりたくないと思ってしまいました。-----------------------体が硬い人は開かないだろうと思うくらい足を広げるって、すごいですね。さらにすごい痛みもあるなど、手術前の検査を受けるだけでも大変な労力です。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック院長)日本医科大学産婦人科入局後、派遣病院を経て、米国ローレンスリバモア国立研究所留学。その後、日本医科大学付属病院講師となり、平成7年5月から三楽病院勤務。日本医科大学付属病院客員講師、三楽病院産婦人科科長を務めた後、退職。2004年2月2日より、三鷹レディースクリニックを開業。著者/菜留子20代で甲状腺がん(甲状腺ろ胞がん)、アラフィフで子宮筋腫(子宮内膜症、子宮腺筋症も)で全摘出。現在は、更年期障害でいろいろなことが面倒くさいアラフィフ独身、高齢の母と暮らしている。
2023年05月24日2021年春。子宮筋腫による重症貧血のため、腹腔鏡手術で子宮全摘手術をすることになったしまむらゆきえさん。いろいろなことが重なってモヤモヤが溜まる一方でしたが、真剣に自分と体と向き合ってくれる主治医と出会い、手術&入院日程が決まったことでモヤモヤが少し晴れてきて……。 子どもたちの反応は?術前説明のため、夫と一緒に病院を訪れたしまむらさん。婦人科の主治医から手術に関する説明を受けたあと、薬剤師や麻酔医、看護師からも、手術や入院に向けて細かい説明が。 そしていよいよ入院1週間前に。しまむらさんが「おかあさんは1週間ばかり入院してきまーす」と伝えたところ、子どもたちの反応は意外なもので……。 以前から「子どもたちにはいつ伝えよう」と悩んでいたしまむらさん。入院1週間前に「お母さんは1週間ばかり病院に入院してきまーす」と伝えたところ、子どもたちは驚いてポカーンとした様子。「体の悪いところを切ってもらうから、病院にお泊まりね」と噛み砕いて説明すると、ようやく理解できたようです。 その後、入院に向けた準備をすすめるしまむらさん。まずおこなったのはリサーチで、子宮筋腫の手術を受けた人たちの体験談をネットで検索すると、「術後3日が経過したら体調がかなりラクになる」との声が。「ふむふむ、術後3日目からは体調にも余裕が出てきて少し自由時間を持てそうだな」と考え、ずっと読みたかった本を持っていくことに。 しまむらさんいわく「あれも持っていこう……これも持っていかなきゃ」と考えながら持ち物を詰める作業は、旅行の準備のようでとても楽しかったそう。とはいえ、自分の準備をすすめるだけでなく、子どもたちへのケアも必要。入院期間中に子どもたちがさみしくならないよう、入院前に家族4人で映画を観に行ったそうです。 しまむらさんは「入院生活で必要な物」と「持って行ってよかった物」もイラストにまとめています。これ以外にも、実際に入院生活を過ごしたのちに、ポータブルWi-Fiや耳栓も持っていけばよかったと感じたのだとか。これから入院予定のある方は、参考にするとよいかもしれません。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター しまむらゆきえ
2023年05月22日20代で甲状腺がん(甲状腺ろ胞がん)、アラフィフで子宮筋腫(子宮内膜症、子宮腺筋症も)により子宮全摘出をした菜留子さん。その経験をマンガにされています。貧血からの過多月経でいろいろな体調不良が出ていたため、初めて婦人科を受診した菜留子さん。近くの婦人科を受診すると筋腫が7個くらいできていると言われ、手術をすることになりました。★前の話開腹手術のほうが痛いんじゃないの?診察した先生から「7個くらい筋腫ができています」と言われ、手術をすすめられた菜留子さん。手術になるかもと考えていたものの、いざ手術と言われるとガーン! しかし、早く手術をして貧血や生理から解放されたいっ! という気持ちで手術をすることに。手術には腹腔鏡下手術と開腹手術があり、おなかを大きく切る開腹手術のほうが痛いのでは? と思ったのですが……。※一般的には、腹腔鏡下手術のほうが術創(手術でできた創<傷>の部位)が小さい分、術後の痛みは少ないです。今どきはどこの病院でも、おなかを大きく切らずにできる腹腔鏡下手術をやっているものだと勝手に思っていました。おなかを切る開腹手術のほうが痛いんじゃないの? 違うの?開腹手術は嫌だな、腹をスパッと切るなんて怖い……。それでも開腹手術を即決したのは、貧血と過多月経を早くなんとかしたかったからです。私と同じ年代で症状もほぼ同じ人が、ブログに手術をしてすごく良くなったと書いていて、私も今の症状がなくなるなら手術をしたいと考えていました。できれば腹腔鏡下手術がよかったですが、腹腔鏡下手術は混んでいていつになるかわからないということでしたし、20代後半に甲状腺ろ胞がんで全身麻酔の手術を体験していたこともあり、決めました。ただ、その後、手術前に子宮に関するがん検査をすると聞いて、そうだった……と思いました。またがんだったら……。-----------------------がん治療の経験を持つ菜留子さん。そのつらさや大変さをよくわかっているからこそ、がん検査に対する不安や緊張も大きかったことでしょう。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック院長)日本医科大学産婦人科入局後、派遣病院を経て、米国ローレンスリバモア国立研究所留学。その後、日本医科大学付属病院講師となり、平成7年5月から三楽病院勤務。日本医科大学付属病院客員講師、三楽病院産婦人科科長を務めた後、退職。2004年2月2日より、三鷹レディースクリニックを開業。【天神先生からのアドバイス】マンガ内では、腹腔鏡下手術と開腹手術の術後の痛みについて、どちらも同じという表現がありますが、一般的には、腹腔鏡下手術のほうが術創(手術でできた創<傷>の部位)が小さい分、術後の痛みは少ないです。著者/菜留子20代で甲状腺がん(甲状腺ろ胞がん)、アラフィフで子宮筋腫(子宮内膜症、子宮腺筋症も)で全摘出。現在は、更年期障害でいろいろなことが面倒くさいアラフィフ独身、高齢の母と暮らしている。
2023年05月22日20代で甲状腺がん(甲状腺ろ胞がん)、アラフィフで子宮筋腫(子宮内膜症、子宮腺筋症も)により子宮全摘出をした菜留子さん。その経験をマンガにされています。過多月経からの貧血でいろいろな体調不良が出ていた菜留子さん。トイレを出た後に倒れて気を失ってしまったこともあり、近くの婦人科を受診しました。★前の話生まれて初めての婦人科受診あるとき、トイレから出ると急に気持ち悪くなり、そのまま気を失ってしまった菜留子さん。気付いたらいつの間にか吐いていて、嘔吐物が髪にも付いていました。過多月経による貧血で、低血圧になったのだろうと思い、家の近く婦人科を受診することに。生まれて初めての婦人科受診でした。先生から言われたのは……。私、婦人科は初めてだったんです。会社に行ってるころは、健康診断はあったけど婦人科検診はなかったし、妊娠もなかったし、婦人科は行きたくないしで……。アラフィフまで、行ったことないなんて人はあまりいないだろうけど、こんな人もいます。フレアスカートを買って、はいて行ったんだけど……別にパンツでいいよねー。それより、タイツとかストッキングとか時間かかる物をはいていかないほうが良いと思いました。個人の感想です。かわいそうな!?そうですよね、大量の経血だったんだから。そう言うってことは、結構ひどい状態だったのでしょう。筋腫だらけでした。この時点では、まだ筋腫だけだと思っていました。大量に血が出ていても、閉経前に大出血する人もいるって聞いたりしていて、多分それかなぁとのんきに思っていたのです。バカです。たまたま子宮腺筋症の人のブログを見ていたので、私もおそらく手術になるなと考えていたけど……いざ手術と言われるとガーンっ!やっぱりショックもありました。でも、年も年だし未婚だし、これからの妊娠のこととか考える必要はなかったし、貧血がひど過ぎたので、もう早く手術をして貧血や生理から解放されたいっ! という気持ちで手術をすると答えました。-----------------------婦人科の、足を上げて大きく開く受診スタイルが嫌、という女性は多いですよね。仕方ないけれど、他のスタイルにできないものか……。あのスタイルが変われば受診数も増える気がしますよね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック院長)日本医科大学産婦人科入局後、派遣病院を経て、米国ローレンスリバモア国立研究所留学。その後、日本医科大学付属病院講師となり、平成7年5月から三楽病院勤務。日本医科大学付属病院客員講師、三楽病院産婦人科科長を務めた後、退職。2004年2月2日より、三鷹レディースクリニックを開業。著者/菜留子20代で甲状腺がん(甲状腺ろ胞がん)、アラフィフで子宮筋腫(子宮内膜症、子宮腺筋症も)で全摘出。現在は、更年期障害でいろいろなことが面倒くさいアラフィフ独身、高齢の母と暮らしている。
2023年05月20日2021年春。子宮筋腫による重症貧血のため、腹腔鏡手術で子宮全摘手術をすることになったしまむらゆきえさん。治療にかかる出費が地味につらかったり、スケジュール面で治療と育児の両立が大変だったり、夫の病気に対する理解が浅かったりして、しまむらさんの中でどんどんモヤモヤが溜まっていきます。しかし、新しく主治医となった医師との出会いで状況は一変し……。 術前説明でまさかのダウンMRI検査と術前検査が終わったころ、主治医が変更になったしまむらさん。新しく主治医となった医師は相手の目をしっかり見て話してくれる人で、説明もていねいでわかりやすく、しまむらさんは「私の体と真剣に向き合ってくれる人と初めて出会えた」と医師に信頼を寄せるとともに、溜め込んでいたモヤモヤがスッと晴れていくのを感じました。 新しい主治医はスケジュール調整もスムーズで、手術日程もすんなりと決まり、ようやく治療が一歩前進したと思えたしまむらさん。そんな中、入院1週間前にしまむらさんは術前説明を受けるため、夫と2人で病院へと足を運びます。 このころのしまむらさんは、子宮筋腫による鉄欠乏性貧血の治療のため、鉄剤(フェルムカプセル100mg)を4カ月ほど服用していました。フェルムカプセル100mgには嘔吐、腹痛、胃痛、食欲不振などの副作用が報告されていて、しまむらさんの場合は4カ月ほど服用を続けているうちに胃腸が荒れてしまったそう。胃腸の不調にストレスも重なり、体重が3kgほど落ちてしまったのだとか。 そんな中、「久々に2人で外出するし景気付けに」と、しまむらさんは術前説明当日、天ぷら御膳と抹茶アイスを飲食店でオーダー。心配する夫に「大丈夫、大丈夫」と余裕を見せていたものの、病院に着くころには腹痛でダウンし、夫に受付をお願いするはめになってしまいます。主治医や薬剤師、麻酔医、看護師さんと、いろいろな人から説明を受けるときも、ずーっとおなかはギュルルルルと鳴りっぱなし。結局、見かねた看護師さんが気をつかってくれ、病院のストレッチャーで少し休ませてもらってから帰宅したそうです。 術前検査の直前にしまむらさんが「手術なんてめったにないから何か面白いことをしたいなぁ……あっ! 主治医にあれをお願いしてみよう!」と考えていたのは「切り取った子宮筋腫に触る」というアイディアだったのですね。主治医が「病理検査に出すから傷むとまずいんだよなー」と言っているとおり、摘出した筋腫を見ることはできても、おそらく触れられる機会なんてそうそうないですよね。もし叶えられたら、一生の思い出になりそうですね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター しまむらゆきえ
2023年05月19日20代で甲状腺がん(甲状腺ろ胞がん)、アラフィフで子宮筋腫(子宮内膜症、子宮腺筋症も)により子宮全摘出をした菜留子さん。その経験をマンガにされています。貧血からの過多月経でいろいろな体調不良が出ていた菜留子さん。あるとき、トイレから出るとすぐ気持ちが悪くなって……。★前の話トイレから出ると気持ち悪さで…子宮筋腫、子宮腺筋症、子宮内膜症と3つも病気があった菜留子さん。しかし、その割に腹痛は、市販薬を1回服用すれば大丈夫でした。それよりも腰の痛さのほうが大変で、カイロを貼ったりツボ押しをしたり……。貧血で座るのもキツいときには、タオルを敷いて寝て、髪を乾かしたこともあった菜留子さん。あるときは、トイレから出ると気持ちが悪さで立っていられず……。あるとき、トイレから出ると急に気持ち悪くなりました。気持ち悪過ぎて、床に座り込んでしまったほど……。どれくらい時間がたったのか……「私、寝てた?」って思ったのですが、気を失っていたようです。おそらく貧血で低血圧になったからかなと思います。そして、気付いたらいつの間にか吐いていて、嘔吐物が髪にもついちゃっていました!吐いた覚えはなかったのに。外で倒れたりしたら、けがをしていたかもしれません。家でよかった。自分で横になったのもよかった。娘が廊下に横になっていても母は何も気付かず、テレビを見ていました。-----------------------たしかに倒れたのが家でよかったですが、気を失ったり吐いていたりしてしまうなんて、とても怖い症状ですね。万一こういうことが起こったら、すぐに病院に行ったほうが良いですね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック院長)日本医科大学産婦人科入局後、派遣病院を経て、米国ローレンスリバモア国立研究所留学。その後、日本医科大学付属病院講師となり、平成7年5月から三楽病院勤務。日本医科大学付属病院客員講師、三楽病院産婦人科科長を務めた後、退職。2004年2月2日より、三鷹レディースクリニックを開業。著者/菜留子20代で甲状腺がん(甲状腺ろ胞がん)、アラフィフで子宮筋腫(子宮内膜症、子宮腺筋症も)で全摘出。現在は、更年期障害でいろいろなことが面倒くさいアラフィフ独身、高齢の母と暮らしている。
2023年05月18日子宮頸がん検診で引っかかり、精密検査を受けた結果、医師から「高リスク型HPVと呼ばれるウイルスが検出されました」と宣告されてしまった生野さん。子宮頸部異形成と診断され、「子宮頸部円錐切除術」と呼ばれる手術を受けることになりました。 切り取った子宮頸部を見せてもらうと…遠方から両親がやってきて家族3人で手術の説明を受けたのち、いよいよ入院して手術をすることになった生野さん。今回、生野さんが受けるのは「子宮頸部円錐切除術」と呼ばれる手術で、子宮頸部の一部をレーザーや高周波メス等で円錐状に切り取るもの。医師いわく「15分ほどで終わる」とのことですが、さすがに手術直前になると、生野さんは緊張で胸がバクバクしてきて……。 ついに手術当日。生野さんは手術そのものへの緊張と、手術を終えてから「よくよく調べてみたら子宮頸がんでした」と言われる恐怖を抱えながら、看護師さんに連れられてオペ室へと向かいます。 子宮頚部異形成と診断された生野さんは、病変部分を切り取り、それを病理検査(顕微鏡で細胞を調べて良性か悪性か調べる検査)に出さなければなりません。子宮頸部円錐切除術は、基本的に全身麻酔か、脊髄くも膜下麻酔(脊髄に麻酔を注射し、おなかから下の感覚のみを麻痺させる方法)でおこなわれるのですが、生野さんの場合は後者になったよう。脊髄くも膜下麻酔のときは意識があるので、手術中の生野さんは「なんか下のほうでゴソゴソやってるなぁ〜不思議な感覚だなぁ」などと考えていたそうです。 「寝ないようにしなきゃなぁ」なんて考えているうち、手術はスムーズに進んで無事に終了。執刀してくれた医師が「切ったやつ見る?」と聞いてくれ、「見たいです」と即答した生野さんですが……。切除した自分の子宮頸部の一部は「たこ焼きみたい」だったそうです(※あくまで生野さん個人の感想です)。 安堵感からなのか、手術が終わった瞬間から生野さんは次の食事のことを考えていたそう。病理検査の結果はまだ出ていないので安心はできませんが、人生の一大イベントである手術を無事に終えることができて、ひとまずよかったですね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子 生野甲さんのマンガは、このほかにもInstagramで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪ ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター 生野甲
2023年05月17日20代で甲状腺がん(甲状腺ろ胞がん)、アラフィフで子宮筋腫(子宮内膜症、子宮腺筋症も)により子宮全摘出をした菜留子さん。その経験をマンガにされています。子宮に3つも病気を抱えていた菜留子さん。しかし、痛みは市販薬を1回服用するだけで済んでいました。それよりも大変だったのは……。★前の話子宮に3つもの病気が!貧血により肌も乾燥し、かいてしまってカビの菌が入り、皮膚科へ行ったこともあった菜留子さん。貧血で眠りが浅くなり、病院で初めて「顔が黄色い」と言われるなど、体調がどんどん悪化。体重も5kgくらい減ってしまいました。子宮に3つもの病気を抱えていましたが、痛みは市販薬を飲めば大丈夫でした。それよりも大変だったのは……。子宮筋腫、子宮腺筋症、子宮内膜症と3つも病気があった割には、腹痛は市販薬を1回服用すれば大丈夫でした。私はそれよりも腰の痛さのほうが大変で、カイロを貼ったりツボ押しをしたり……。3つの病気すべてで過多月経、腹痛、腰痛の症状が出るから、余計に貧血がひどくなっていたのかもしれません。貧血で座るのもキツいときがあって、タオルを敷いて寝て、髪を乾かしたこともありました。婦人科に行く直前くらいの時期でした。どうせ病院に行くんだから、早く行けばいいのにね。-----------------------重度の貧血だけでなく、腰の痛みやおなかの痛みも加わっていたのですね。読んでいるとハラハラして、つい「早く病院に行ったほうが……」と声をかけたくなってしまいます。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック院長)日本医科大学産婦人科入局後、派遣病院を経て、米国ローレンスリバモア国立研究所留学。その後、日本医科大学付属病院講師となり、平成7年5月から三楽病院勤務。日本医科大学付属病院客員講師、三楽病院産婦人科科長を務めた後、退職。2004年2月2日より、三鷹レディースクリニックを開業。著者/菜留子20代で甲状腺がん(甲状腺ろ胞がん)、アラフィフで子宮筋腫(子宮内膜症、子宮腺筋症も)で全摘出。現在は、更年期障害でいろいろなことが面倒くさいアラフィフ独身、高齢の母と暮らしている。
2023年05月16日2021年春。子宮筋腫による重症貧血のため、腹腔鏡手術で子宮全摘手術をすることになったしまむらゆきえさん。鉄剤とホルモン剤による治療を3カ月ほど続けたのち、総合病院へ転院してMRI検査を受けました。それから約2週間後、結果を聞くために再び総合病院を訪れたのですが、待合室で散々待たされたにもかかわらず、診察が10分足らずで終了してしまい……。 モヤモヤばかりが溜まる膠着状態からついに脱出!MRI検査の結果を聞きにきたしまむらさんですが、ロングヘアの若い医師から「ホルモン剤の効果で多少は子宮筋腫のサイズが小さくなったものの、まだ8cmと大きいままですね。手術をしてみないとわかりませんが、おそらく良性だとは思います」と告げられたのみで診察が10分も経たないうちに終わり、「これだけなら電話でも済む話では?」と、思わずモヤっとしてしまいます。 せっかく遠い病院まで足を運んだこともあり、しまむらさんは「今日のうちに術前検査もしたいです」と医師に直談判。医師の許可を得て術前検査もおこない、この日は帰宅となりました。このころ、しまむらさんは生活の中でいろいろとナーバスになる場面が多く、モヤモヤが溜まっていくばかりで……。 ※レルミナ=子宮筋腫や子宮内膜症を治療する薬。 術前検査の結果を聞きに行ったしまむらさん。前回担当してくれたロングヘアの医師は別の病院に移ったらしく、今回からベテラン感の漂うショートカットの医師が担当してくれることに。子宮筋腫や鉄欠乏性貧血の治療を始めてから、治療と子育ての両立、高額な治療費用、夫の病気への無理解などにストレスが溜まり続けていたしまむらさんですが、この医師との出会いがきっかけとなり、モヤモヤが溜まるばかりの日々にようやく出口が見え始めます。 新しく主治医となった医師からは「MRIの画像を見ると大きくなった筋腫が子宮や膀胱を押しつぶしているようです。術前検査の結果は問題なくて……」と具体的な説明があり、前回まで担当していた医師と比べて「こんなにしっかり説明してくれるなんて、この人は信頼できそうだ」と、しまむらさんの中で新しい主治医への期待が高まります。 「手術はいつがいい? 水曜日と金曜日ならいつでもいいよ」と、ずっと決まらなかった手術日もすんなり決定。加えて、術前説明の日程を決めるときも「平日の午後となると子どもの下校時刻と被ってしまって……」としまむらさんが相談したところ、医師は「よし、じゃあ12時半の枠を作るから」とすぐさま予定を調整してくれたのです。「もし入院直前で風邪をひいてしまったらどうなるのでしょうか?」などの質問にも、目を見ながら嫌なひとつ顔せずきっちり答えてくれ、しまむらさんは「自分の体に真剣に向き合ってくれる人にようやく出会えた」と感じたそう。 できるだけ早く治療を終えたいしまむらさんとしては、手術日が決まったことで「一歩前進した」と感じたのではないでしょうか。とんとん拍子に展開が進んで「この医師は信頼できそう」と思えたことで、蓄積されたモヤモヤが一気に解消されてきました。しまむらさん本人が「主治医との相性もある」と語っているとおり、主治医との信頼関係によって患者の精神がラクになるケースも、少なからずあるのかもしれませんね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター しまむらゆきえ
2023年05月15日20代で甲状腺がん(甲状腺ろ胞がん)、アラフィフで子宮筋腫(子宮内膜症、子宮腺筋症も)により子宮全摘出をした菜留子さん。その経験をマンガにされています。子宮筋腫が原因で経血量が多くなり、重度の貧血になっていた菜留子さん。婦人科へ行く前は、生理が止まらなくなり……。★前の話貧血によりさまざまな症状が…貧血がひどかったのは、子宮筋腫で経血量が多かったせいでした。そのため、夜はお風呂上がりに夜用ナプキンの上からショーツ型ナプキンをはき、念のためバスタオルも敷いて寝ていた菜留子さん。ある夜中、すごくおなかが痛くて目が覚め、トイレに行こうとすると「どるん」とした感触が。見ると、5×10cmくらいの大きなレバーのような塊が出て驚きました。生理は少量の経血がダラダラと続いて……。※「イエベ」とは「イエローベース」の略で、黄色みを含んだ肌色タイプのこと。婦人科へ行く前は、生理がピタっと止まらなくなっていました。小さいナプキンをしていてもジーンズまで染みてしまったり、少量の経血がダラダラ続いたり……。貧血だと肌も乾燥してくるので、かいてしまってカビの菌が入り、皮膚科へ行ったことも。皮膚科の先生から、私の症状では吸湿発熱性がある機能性インナーはやめたほうが良いと言われましたでも、何枚か機能性インナーを持っているし、もったいないから私は着ていました。保湿すればいいかなってね。貧血で眠りも浅くなるんだそうです。たしかに今より浅かったなと思います。そして病院で「顔が黄色い」と初めて言われました。看護師さんにはわかるんですね。ただ体調は悪かったんだけど、ダイエットをしないのに体重が減ってうれしかったです。まぁ、減っても57kgもあったんですけどね。-----------------------貧血が進行すると肌が乾燥するというのは、意外な関連ですね。さまざまつらい症状があり、さらに痩せてしまうと体力が落ちるので、どんどんしんどくなっていったのではないでしょうか。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック院長)日本医科大学産婦人科入局後、派遣病院を経て、米国ローレンスリバモア国立研究所留学。その後、日本医科大学付属病院講師となり、平成7年5月から三楽病院勤務。日本医科大学付属病院客員講師、三楽病院産婦人科科長を務めた後、退職。2004年2月2日より、三鷹レディースクリニックを開業。著者/菜留子20代で甲状腺がん(甲状腺ろ胞がん)、アラフィフで子宮筋腫(子宮内膜症、子宮腺筋症も)で全摘出。現在は、更年期障害でいろいろなことが面倒くさいアラフィフ独身、高齢の母と暮らしている。
2023年05月14日20代で甲状腺がん(甲状腺ろ胞がん)、アラフィフで子宮筋腫(子宮内膜症、子宮腺筋症も)により子宮全摘出をした菜留子さん。その経験をマンガにされています。48歳のころ、かかりつけの医師から「貧血がひどい」と言われた菜留子さん。ある夜中、おなかの痛みで目が覚め、トイレに行こうとしたところ……。★前の話夜中にトイレに行こうとするとかかりつけの内科の先生に経血量が多いことを相談したところ、「貧血がひどいので、一度婦人科で診てもらったほうがいい」と言われた菜留子さん。女性は血中のヘモグロビン値が11g/dL(グラム・パー・デシリットル)以下で貧血と診断されますが、菜留子さんは一番悪いときでヘモグロビン値が4.4 g/dL。重度の貧血で、夜中にトイレに行くだけで、動悸がするほどの状態でした。ある夜中、おなかの痛みで目が覚めてトイレに行こうと起き上がると……。貧血がひどかったのは、子宮筋腫で経血量が多かったせいでした。夜用の42cmナプキンが端から端まで真っ赤になるほど。夜はお風呂上がりに夜用ナプキンの上からショーツ型ナプキンをはき、念のためバスタオルも敷いて寝ていました。ある夜中、すごくおなかが痛くて目が覚め、トイレに行こうとすると「どるん」とした感触が。見ると、5×10cmくらいの大きなレバーのような塊が出てびっくりしました。ものすごくおなかが痛かったのは、大きな塊を出すためだったのでしょうか?塊は結構な頻度で出てましたが、こんなに大きいのは後にも先にもこのときだけでした。びっくりした〜。-----------------------5×10cmのレバーのような塊が体から出てきたら……想像しても、怖さと不安でいっぱいになってしまいますよね。当時の菜留子さんの驚きが想像できます。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。著者/菜留子20代で甲状腺がん(甲状腺ろ胞がん)、アラフィフで子宮筋腫(子宮内膜症、子宮腺筋症も)で全摘出。現在は、更年期障害でいろいろなことが面倒くさいアラフィフ独身、高齢の母と暮らしている。
2023年05月12日2021年春。子宮筋腫による重症貧血のため、腹腔鏡手術で子宮全摘手術をすることになった、しまむらゆきえさん。子宮筋腫の治療を開始してからいろいろなことにモヤモヤしながらも、総合病院でMRI検査を受け、着実に手術に向けた準備が進んでいきます。 10分で…終わり?鉄剤とホルモン剤による治療を3カ月ほど続けたのち、紹介状を持って総合病院を訪れたしまむらさん。MRI検査を受けた約2週間後、結果を聞くために再び総合病院を訪れたのですが……。 ※レルミナ=子宮筋腫や子宮内膜症を治療する薬。 総合病院に転院して約1カ月ほど経ったある日、しまむらさんは2週間前に受けたMRI検査の結果を聞くため、病院を訪れます。 大きい病院となると患者数がとても多く、必然的に待たされる時間も長くなります。この日も待合室でしばらく待ったのち、「しまむらさーん」と呼ばれて診察室に入ったのですが……。「投薬で少しだけサイズが縮んだけど、子宮筋腫のサイズは8cmと少し大きいですね。あと、おそらく良性だと思われます」とだけ報告され、10分足らずの診察で「今日はこれでおしまいです」と言われたしまむらさんは、思わずイラッとしてしまったそう。 特にこの時期は、無理解な夫にイライラしていたり、通院や入院のスケジュール調整でバタバタしていたり、新学期を迎えたばかりの子どもがちょっとしたトラブルに巻き込まれていたりと、いろいろストレスが積み重なっていて、余計に苛立ってしまったようです。 その後、しまむらさんは医師に直談判し、術前検査を受けてこの日は帰宅。あと1週間後には入院となるため、帰宅後には子どもたちが寂しくならないよう「遊び貯金」をし、ついでに子どもたちへの性教育もおこないました。 病気がきっかけとはいえ、子どもに正しい性知識を伝える機会ができたことは、よかったのではないでしょうか。手術を控えた今は精神的にストレスが溜まりやすい時期とは思いますが、ここが山場だと信じて、どうにか手術まで乗り切ってほしいですね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター しまむらゆきえ
2023年05月11日20代で甲状腺がん(甲状腺ろ胞がん)、アラフィフで子宮筋腫(子宮内膜症、子宮腺筋症)により子宮全摘出をした菜留子さん。その経験をマンガにされています。48歳のとき、経血量が多いことが気になっていた菜留子さん。2つのクリニックでそのことを相談したところ……。★関連記事:「嫌な予感」人間ドックで子宮筋腫の相談をしようと思ったら… #人間ドックで指摘された子宮筋腫 1経血量が多くて医師に相談すると…48歳のとき、かかりつけの内科と血液内科の先生に経血量が多いことを相談した菜留子さん。両方の先生から「貧血がひどいので、一度婦人科で診てもらったほうがいい」と言われていたのですが……。かかりつけの内科の先生と血液内科の先生に経血量が多いことを相談したところ、「貧血がひどいので、一度婦人科で診てもらったほうがいい」と言われました。女性は血中のヘモグロビン値が12.0g/dL(グラム・パー・デシリットル)未満で貧血。私は一番悪い時でヘモグロビン値が4.4 g/dL。重度の貧血でした。そのときの検査表はなくしてしまったのですが、先生から「事故に遭って出血したらすぐ死んじゃうくらい悪い」と言われていたので、間違いないと思います。そのころは夜中にトイレに行くだけで、動悸がするほどの状態でした。-----------------------軽い貧血でも、体がだるくなってとてもしんどいもの。「事故に遭って出血したらすぐ死んじゃうくらい悪い」状態では、歩いて移動することさえつらかったことでしょう。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック院長)日本医科大学産婦人科入局後、派遣病院を経て、米国ローレンスリバモア国立研究所留学。その後、日本医科大学付属病院講師となり、平成7年5月から三楽病院勤務。日本医科大学付属病院客員講師、三楽病院産婦人科科長を務めた後、退職。2004年2月2日より、三鷹レディースクリニックを開業。著者/菜留子20代で甲状腺がん(甲状腺ろ胞がん)、アラフィフで子宮筋腫(子宮内膜症、子宮腺筋症も)で全摘出。現在は、更年期障害でいろいろなことが面倒くさいアラフィフ独身、高齢の母と暮らしている。
2023年05月10日子宮頸がん検診で引っかかり、精密検査を受けた結果、医師から「高リスク型HPVと呼ばれるウイルスが検出されました」と宣告されてしまった生野さん。子宮頸部異形成と診断され、手術を受けることになったのですが……。 入院前、親との対話近くに住む彼氏には、すでに事情を説明していた生野さん。いよいよ手術日が決まり、今度は遠方から両親がやってきて家族全員で病院へ行き、手術に関する説明を受けることになりました。 「子宮頸部異形成が認められたので、今回、子宮頸部円錐切除という手術をおこないます」 遠方からはるばるやってきた両親とともに、手術の説明を受けた生野さん。 もともと、生野さんは「実家にいると甘えてしまうから」との理由で、自分から望んで遠い土地に引っ越し、ひとり暮らしを始めたそう。両親に会うのも今回が久々だったようです。 病院を出た3人は、両親が予約していたホテルへと移動します。そこで、お父さんの口から衝撃の告白が飛び出しました。なんと、お父さんが実父の事業を引き継いだとき、何億もの借金があったと言うのです! 何億ともなると返却の目処が立たずどうしようもなかったお父さんは自己破産を決意し、会社も倒産に追い込まれます。裁判で大勢に責められ、人生に希望が見えなくなったお父さんは、湖のほとりまで行って飛び込もうと考えたこともあったのだとか。 暗い過去を振り返ったのち、お父さんは最後に生野さんに向かって「でも今の会社は黒字経営で新車も買えたし、今度は家をリフォームするんだ。人生、暗いこともあればきっと明るいこともある。だから、簡単にあきらめちゃダメだよ」と告げたのです。 父の過去を初めて聞いた生野さんは、その壮絶さに驚いたとともに、「あきらめちゃダメだってこんなに格好良く言える人が他にいるだろうか」と感じたそう。お父さんの言葉が、生野さんのこの先の未来を照らす1つの道標になったようですね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子 生野甲さんのマンガは、このほかにもInstagramで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪ ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター 生野甲
2023年05月09日2021年春。子宮筋腫による重症貧血のため、腹腔鏡手術で子宮全摘手術をすることになった、しまむらゆきえさん。治療期間中はメンタルが繊細になっていたこともあり、いろいろなことにモヤモヤしてしまい……。 ついに怒りが爆発「すでに2人の子どもの出産を終えたこともあって、子宮を全摘出すると決めたときも、あまり抵抗は感じなかった」と語るしまむらさん。しかし、子宮筋腫の治療を始めたころから、日常生活の中でモヤモヤすることが増えていったそう。中でも、しまむらさんはパートナーである夫の『無理解』に対し、特にモヤモヤしていました。 「ねえねえ、筋腫だけどさ」としまむらさんが話しかけたとき、夫から返ってきた返答は「良性でしょ。命にかかわるものじゃないよ」と、あまりにもそっけないものだったのです。正論ではあるものの、もう少し気持ちに寄り添った返事がほしかったしまむらさんは、夫と冷静に対話をしようとしますが……。 当時の思いを振り返り、しまむらさんはブログにこのように綴っています。 ーー相手の話を聴くことはエネルギーを使うことだと思うのですが、のれんに腕押しが数回も続くと嫌気がさします。男女の体の構造は一部違うところがあるけれど、だからと言って無関心では痛みを伴う治療に向かう気力を削がれます。 また、編集部宛てに以下のようなメールも送ってくださいました。 ーー良性と言っても自分の体を切るという負担は、恐怖心と少しの好奇心がありました。一緒に暮らすパートナーなら、もう少し同じ視野に立ってみてほしかったし、もし理解しているつもりなら、表現してほしかったと今でも感じます。とはいっても、表現力、コミュニケーション力は個人差があるため、仕方のない部分もあります。 ーー同時に、男性の体について自分が理解しているかといえば、どうなんだろう?と疑問が湧きます。男女のバランスがよいところでおさまる社会になればと思います。それには1番小さな社会単位である家族という集団から理解が始まるのが理想なのですが、道は遠いです。 しまむらさんと夫の間には『病気を治療する側・見守る側』『女性・男性』という立場の違いや性差があるため、どうしても理解が及ばない部分が出てきてしまいます。だからといって「わからない」で終わってしまえば、2人の関係はそれ以上良くなりませんよね。自分は自分でしかない以上、相手の心情を想像することはとても難しいことだと思いますが、想像の先にこそ本当の理解があるのではないでしょうか。相手を大切に思えばこそ、想像や理解に励むべきなのかもしれませんね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター しまむらゆきえ
2023年05月08日