50歳を過ぎ、考えれば考えるほど生活の不安が募り、落ち込むばかり……。ホットフラッシュやイライラなど更年期症状を感じており、毎日眠れない日々が続きました。思い切って同世代の人に相談したところ、その人も眠れなくて悩んでいたと言われて「私だけじゃないんだな」と思いました。やり取りを重ねるうちに、少しずつ気持ちがラクになりました。そんな時期を振り返ってみます。★関連記事:40~50代は男性も更年期!?夫婦危機の原因ともなる「妻のやりがちNG対応」は?治療はどうする?夜になると気持ちが落ち込み…不安で眠れない、これも更年期の症状なの?下の娘が18歳になり、ずっと考えていた夫との別居に踏み切りました。仕事も順調とは言えず不安定でしたが、夫との暮らしによる不満は激減しました。娘とは一緒に暮らしていましたが生活時間が違うので、ほぼひとり暮らしに近い自由な生活。友人との食事や遊びも満喫できる生活をエンジョイしていたはずなのですが、夜になると気持ちが落ち込むのです。娘は彼氏とラブラブですから、私の話なんか聞いてくれない。まあ、娘に聞かせる話ではなかったというのもありました。更年期には、家族関係や人間関係、労働環境などでストレスが多いと、憂うつになるなどの症状が出やすいとネットで調べて知っていましたが、私もそうだったようです。婦人科を受診したところ、「更年期症状だと思いますが、ホルモン剤などの治療はまだしなくても良いと思います」と医師から言われました。ちょうど母の容態が良くない時期とも重なり、もろもろの不安が押し寄せていたのだと思います。今までと違う環境で楽しい半面、精神的な不安も募っていました。眠れない日が多くなり、ひどいときは入眠まで2時間以上かかることも。次の日は仕事に行かなくてはいけないのに起きられず、遅刻も多くなってしまいました。友人に相談、考えても仕方ないと居直ったらスッキリこのままでは仕事にも悪影響が出てしまうと、思い切って同年代の友人に相談しました。話してみると、その友人も同じように不眠の悩みを抱えていました。それからは毎日、お互いの報告をし合うようになりました。そうして、「考えても答えは出ない問題ばかり。まずは目の前のことを一生懸命やるしかないね」ということに。母の介護も姉と連絡を取り合い、できる範囲で話し合いながら分担するようにしました。人と話すことで不安がなくなるわけではないけれど、気持ちはラクになります。またSNSで自分より上の世代の人と仲良くなり、お互いの立場やプライベートをほぼ知らない同士という気軽さから、自分の将来の不安や今の仕事の悩みなどを相談できたのもよかったみたいです。私は若いころからよく笑うと言われていて、いつもにこにこしていると褒められていました。でも、不眠で悩んでいたころは友人と会うことも少なくなり娘との会話も減っていたので、「そういえば最近笑うことが少なくなっている」と気付いたのです。そこで、できるだけ友人や仕事仲間とくだらない話をして、笑う時間を増やすことも心がけました。笑いはストレス解消になりました。今は心療内科なども増えているので、最後には相談することまで考えました。そうしたらなんだか気分がラクになったのです。落ち込んでいる自分の気持ちに向き合う精神的な悩みや落ち込みなどは、なかなか人には打ち明けられません。でも、抱えているだけではそれらは大きくなるばかり。眠れないのは仕方ない、でも眠ろうとする努力はするようにしました。そんなとき、YouTubeで寝る前に聴く音楽を探していると、若いときに聴いていた懐かしい音楽を見つけました。それを聴いたらその当時を思い出し、ちょっと華やいだ気分になれ、気持ちよく眠りに入れました。それをきっかけに布団に入る前には、不安な気持ちにならないように自分が楽しめることをするようにしました。例えば応援している劇団の俳優さんに手紙を書いたり、趣味の海外ドラマを見たり、小説を読んだりして、なるべく考え込まないようにしてみました。そして眠くなくても電気を消して布団に入り、気持ちが穏やかになるように、音楽や好きな小説の朗読を聴いてみるようにしました。何時間眠れなくても焦らず、不安になっている気持ちを客観的に見るようにして、そんな自分をただ受け入れ、自分と対話するようにしました。そうこうするうちに、あるがままの自分を受け入れられるようになりました。そして、不安な気持ちがあるのは当たり前、それも自分なんだと納得することができたのです。まとめ私の更年期世代の友人は、いろいろな問題を抱えている人が多く、家族との関係も変わったり、父母の介護をするようになったりしています。ひとりで抱え込んでしまう友人も多く、そんな友人には声をかけて話を聞くと、誰かに打ち明けることでラクになったと言ってくれます。もちろん私もそのひとりです。自分が落ち込んでいることや精神的にしんどいことを自覚し、誰かに聞いてもらうことでずいぶんラクになりました。また、SNSでは同じような悩みを抱えた人とネットの世界でつながり、相談できる友人ができました。相談できる友人が複数いることで、ひとりで抱え込むこともなくなり、不安感や眠れない日々から解放されるようになりました。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/粒来拓先生(よしかた産婦人科分院綱島女性クリニック院長)日本産科婦人科学会 専門医・指導医。日本女性医学学会 女性ヘルスケア認定医・指導医。日本女性心身医学会 認定医。患者一人ひとりの症状と考え方に寄り添い、サポートしている。マンガ/山口がたこ著者/ゆうの(54歳)24歳の息子と22歳の娘がいる。娘と同居中。40代に入ってからずっと、もろもろの不調と付き合いながら生活している。
2022年07月27日2020年7月、認知症であることを公表した蛭子能収さん(74)。その近況や今の思い、妻・悠加さんの“介護相談”も収録した『認知症になった蛭子さん~介護する家族の心が「楽」になる本』(光文社・定価1320円)も発売中の蛭子が、本誌読者からの相談に応える!【Q】定年後、嘱託社員で働く62歳の夫。仕事が生きがいだったのですが、最近は働く意欲がないみたい。怒りっぽいし、以前よく参加していた飲み会や合唱団にも行かなくなり男性更年期かもしれません。どうすればいいでしょう?(クレタニャンさん・56歳・福島県・主婦)【A】「体や心がおかしくなったら、オレに相談するより病院へ行こう」(蛭子能収)この人は、合唱団に入っているんですね。オレも、ウィーン少年合唱団をパクった、長崎の戸町少年合唱団にいました。まあ、あんまり関係ないか。そもそも男性更年期って何ですか?(マネージャー「50〜60歳になると、男性ホルモンが減って、怒りっぽくなったり、うつになったりするようですよ」)へえ〜、そうなんですか、オレには更年期はあったんやろか?(マネージャー「蛭子さんがファミレスで『セットのスープが来ていないんだよ!』とぶち切れたことがありますが、男性更年期だったのかもしれませんね」)誰だって年をとれば、体だけでなく心もいろいろ変化が出てくると思いますけどね。この人の夫におかしなところが見えてきたなら「あ〜、変わってきたな」とちょっと優しく見守ってあげたらどうですか?あと、体や心がおかしくなったのなら病院に行けばいいんじゃないでしょうか。医者はその専門家だから、オレよりまともな答えをくれるはずですよ。当たり前ですけど。
2022年07月25日真冬を除くほぼ1年中汗をかくようになった私。そのためにさまざまなトラブルに見舞われるようになりました。更年期障害の代表的な症状の1つ、異常発汗のリアルと対処法についての体験談を紹介します。★関連記事: 「見られると恥ずかしい…」長年続くホットフラッシュの症状と私の対処法【体験談】拭いても汗が止まらないのは体形のせい?インドアで在宅勤務が主だった私が、社会復帰して外で働き出したのは今から6年前の45歳のころ。1日の歩数が2,000歩台から多い日では1万歩を超え、平均しても7,000歩オーバーになり、これで健康的な生活が送れると喜んだのもつかの間、ものすごい汗っかきで悩まされることになりました。若い子と一緒に外出していると、彼らは汗一つかかないのに、私は額から、首から、脇の下から汗ダラダラ。ハンドタオルでせっせと拭いても、拭いたそばから汗がたら~り。気になるようになったのは初夏のころだったので、暑がりでがっつり肥満体形だったからそのせいかもと思っていました。今思えば、これが更年期症状の異常発汗の始まりだったようです。汗ダラダラでのトラブルが続出!本格的な夏が来ると、これは異常じゃないかと思うほど汗をかくように。なにせブラウスを着ると襟や脇の下がびっしょり。色物だとしっかり変色しているではありませんか! 酷暑の日本。ハンドタオルで拭いても拭いても汗は止まらず……。ハンドタオルは常に湿っていて、紙の資料がタオルの水分を吸ってシワシワになることも。パンツやキャミソールは会社に着くころにはひんやり。そんな状態で冷房のきつい室内に行くと、汗がひくのはいいけれど、冷たくなったパンツやキャミソールが直にあたり、寒すぎるっ。そして、一番つらかったのがブラジャーやパンツのゴムの当たる部位がかゆくてかゆくてたまらないこと。お風呂に入ってもかゆみは治まらずボリボリかいてはかき壊し、引っかき傷とかさぶたになってしまいました。汗っかきを最小限に食い止める方法を発見汗っかきにより、デリケートゾーンが無残な状態になって皮膚科に行くことに。患部を見せると、汗かぶれであるとのこと。塗り薬を処方され、清潔にしてから塗布すること、症状がひどいときには塗った後にガーゼを当てておくと良いとアドバイスを受けました。実践すると今までのかゆみがうそみたい。赤茶色になっていたり、傷がついていたりした肌がきれいに。そして、ブラジャーやショーツが肌に当たる部分に布を当てることで、汗をかいてもこれを取り替えればブラジャーやパンツの跡がつかず、かゆくないことを発見! 今ではほぼ1年中ブラジャーを着けるときに手ぬぐいを入れて、汗をブロック。キャミソールの裾をショーツの中に入れてデリケートゾーンのかゆみや湿疹を予防しています。ショーツはボクサータイプを愛用しています。そして、汗を拭くためのアイテムはハンドタオルから手ぬぐいへ。手ぬぐいなら濡れてもあっという間に乾くので大活躍です。まとめ春と秋も当然のように汗をかきます。みんながコートなどの羽織りものを着ているときでも、汗がダラダラ。そんなときに使っているのはスカーフ。顔と首の汗をしっかり吸い取ってくれます。必要に迫られ何枚かを着回していると、おしゃれさんと勘違いされることも。脇の下の汗対策は、春と秋なら制汗スプレーでなんとか回避できています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。監修/粒来拓先生(よしかた産婦人科分院綱島女性クリニック院長)日本産科婦人科学会 専門医・指導医。日本女性医学学会 女性ヘルスケア認定医・指導医。日本女性心身医学会 認定医。患者一人ひとりの症状と考え方に寄り添い、サポートしている。著者/杉田リエ(51歳)大学生と高校生の母。第二子出産を機にフリーライターに。46歳のとき社会福祉士の資格を取り、ケースワーカーとして社会復帰。現在の悩みは教育資金と心&体の健康。愛猫の姿に癒やされます。
2022年07月25日ジェットコースターみたいな目まぐるしい体調の変化に直面する40代。絶好調とは言えなくとも、不都合や支障がなくちょうど良く過ごしていきたい。そう思う私の体験と、これからの願望をつづります。★関連記事:「左肩に激痛が走り、動かせないように!」五十肩の痛みの緩和のためにおこなったこと【体験談】生理前に心の不調を感じるように30代後半、生理前の心の不調に悩まされるようになりました。普段なら言われても何も気にならないことが、生理前になると気になってしまうように……。不安定な心と感情のせいで、時には泣き出してしまうこともしばしば。心のざわつきで、生理が来ることを自覚することが毎月苦痛でした。毎年検診を受けている婦人科で相談すると、精神科で安定剤を生理前に一時的に処方してもらうか、漢方外来で症状にあった漢方薬を出してもらうのもいいかもと言われました。先生曰くホルモンの乱れから精神的に不安定になっているのかもとのこと。ピルの服用を勧められましたが、乳がんの検診で観察箇所が見つかっていたため服用ができませんでした。そこで、私は漢方のクリニックへ通うことにしました。クリニックで血の巡りを良くする漢方と、生理前の不安感が強いときに飲む漢方を処方してもらい、数カ月かけて症状は少しずつ改善されていきました。40代になって次々と起こる体調不良40代に入ってすぐの一大イベントは、長女の大学進学でした。長女は下宿することが決まっていたので、そのための準備が必要でした。私の仕事が終わると、車に下宿先の荷物を積み、北海道の雪道を運転しフェリー乗り場まで片道190㎞の移動。夜中にフェリーに乗船し翌朝着いたら、下宿先まで荷物を運び入れてまた同じ道をたどって帰るということをしていました。長女はスポーツをしているため、トレーニングに必要な道具やロードバイクの運び込みを数カ月にかけておこないました。その間にも長女は進学先の都市で大会に出場していたりしたので、引っ越しには時間がかかりました。年明けから春にかけて、こんな感じの怒濤のスケジュールをこなし続けました。春になり、長女を送り出してホッとしたのもつかの間、次々と私の体調が悪化し始めました。疲れからか、末端の冷えが取れず、よく下痢をするようになりました。さらには、左の耳から後頭部にかけてズキーンと激しい痛みが襲ってきました。脳神経外科のある病院に駆け込み受けた診断は、「大後頭神経痛(だいこうとうしんけいつう)」でした。処方された三叉神経痛の薬は副作用がひどく出てしまい、服用できませんでした。水を飲み込むことも痛くて、仕事にも行けなくなり、ふさぎ込んでしまうようになりました。見かねた夫がはりで神経痛がよくなった人がいるからと、鍼灸院(しんきゅういん)へ行くことを勧めてくれました。治療を受けて半日後にはひどい痛みは消えて、翌朝から仕事に行けるようになりました。その後も予兆があれば鍼灸院へ行きました。服用していた漢方はクリニックの先生にお願いして、五積散という神経痛に効くものに変更しました。漢方を変えると末端の冷えが取れてラクになり、冷えが取れると自然と下痢もよくなりました。これが更年期なのか、老いなのか……。いや、ただの疲れだと思いたい。そう思う私に、ついに決定的な出来事が起こったのです!ピント調節に時間が掛かるお年ごろ最近まで、スポーツ施設の受付で勤務をしていました。離れた場所で運動をしているお客様を見て、手元のパソコンを操作する作業がありました。ですが、パソコン画面の文字を見ようにも、目のピントがすぐに合わない……。体が前後に揺れてしまい、ピントを合わせようとする私の姿を見ていた後輩が、「あーやっちゃってますね」と笑っていました。言われるまで自然に体を動かしていて、気が付かなかったのです。これはもしかして……と思い、眼科へ行くと真面目そうな先生が、「そういうお年ごろ、でもまだ大丈夫なほう」とひと言。同じ年代の看護師さんは、マスクをしていてもわかるくらいの笑顔で同調するように何度もうなずいていました。真面目な先生の発言に、診察室が笑いにつつまれ、朗らかに「老い」というお年ごろを実感しました。まとめ気になる不調はまず病院へ行き、その時々の体調の変化にあった治療や対処をすることが大事だと感じました。それから居心地の良い友人とお茶しながら、あのときはアレがよかったよと情報交換することも必要なことだと思いました。「アレばっかりだね」と、更年期も老いも笑い飛ばしていきたい。そんなふうに、ちょうどいい40代を過ごしていきたいと思います。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)東京女子医科大学医学部卒業。米沢市立病院入職後、再び東京女子医科大学に戻り、専門医を取得。同大学産婦人科に入局し産婦人科医として働きつつ、性科学を学び、また東京女子医科大学東洋医学研究所で東洋医学を学ぶ。2019年1月に地元山形県米沢市にて、こまがた医院を開業。著者/鬼塚ともみパート勤務をしている主婦。手芸が好き。
2022年07月25日30代以降は、体の内側からも「キレイ」を意識しよう!痩せにくくなったり、10代や20代の頃とは違った体調の変化を感じることが増える、30代。スキンケアや運動などももちろん大切ですが、体をつくるのは食べ物ですので、毎日摂る栄養素についても、意識すると良いかもしれません。今回は、30代以降の女性が摂取すると良い栄養素についてご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。「毎日」摂取するのがおすすめ!栄養素7選ビタミンC出典:byBirth美肌づくりに欠かせないことで知られる、ビタミンC。シミの原因となるメラニン色素の生成を防いだり、コラーゲンの合成をサポートすることで、美しい肌を保つ働きがあります。また、ビタミンCはストレスによって消費されやすいといわれていますが、30代は育児や仕事などでストレスが溜まりやすい年齢かと思います。ビタミンCは水溶性ビタミンなので、こまめに摂取する必要があることからも、ぜひ毎日の食事に取り入れましょう。含まれる食品赤ピーマン、パプリカ、ブロッコリー、じゃがいも、さつまいも、レモン、キウイ、いちご、グレープフルーツ、柿等イソフラボン出典:byBirthイソフラボンは、女性ホルモンと似た働きをすることから、更年期の症状を和らげる働きがあることで知られていますよね。更年期はまだまだだと思っているよりも、早い内からイソフラボンを摂取する習慣をつけておくのがおすすめ。食べ物は、薬と違って即効性はありませんが、日々の積み重ねが大事だからです。ぜひ30代のうちから、イソフラボンを摂取しておきましょう。イソフラボンは他にも、肌の弾力を保つことで、シワやたるみ等の肌老化を改善する働きがあるのだそう。さらに、血液中のコレステロールを減らす働きがあり、生活習慣病を予防する効果もあるといわれているため、さまざまな健康・美容効果を得ることができますよ。含まれる食品納豆、豆腐、豆乳、味噌、きな粉等ビタミンE出典:byBirthビタミンEは、毛細血管を広げて血流を良くする働きがあるため、体の冷えや肩こりなどの症状を和らげる働きがあります。また、血流が良くなることから、細胞の代謝も良くなり、美肌効果も得られるとされています。さらに、ビタミンEは女性ホルモンの人の一種である黄体ホルモンの材料ですので、摂取することで更年期の症状を和らげるのにも役立つのだそう。イソフラボンと同様、何かしら不調が出てきてから摂取するのではなく、早い内からインナーケアを意識することで、若々しい肌や体を維持することができます。ビタミンCなど、抗酸化作用をもつ他の栄養素と組み合わせて摂取すると、相乗効果が得られるため、赤ピーマンやキウイなどと一緒に摂取してくださいね。含まれる食品アーモンド、ヘーゼルナッツ、かぼちゃ、卵、うなぎ等鉄出典:byBirth鉄は、貧血予防に役立つ栄養素としてよく知られているかと思います。鉄が不足すると、体の細胞が代謝をスムーズにおこなえないため、疲れやすくなったり、新陳代謝が低下してしまいます。特に女性は、月経やダイエットで鉄が不足する人が多いため、毎日意識して摂取することをおすすめします。また、鉄はビタミンCやクエン酸と一緒に摂取すると吸収率が上がるため、レモンやすだち、大根おろしなどと組み合わせて食べましょう。含まれる食品レバー、赤身肉、大豆、カツオ、まぐろ、納豆、小松菜等カルシウム出典:byBirthカルシウムも、不足しやすい栄養素の一つです。カルシウムは、骨や歯を丈夫にする働きがありますが、更年期になると女性ホルモンが減少することによって、骨粗しょう症のリスクが高くなります。そのため、早い内からカルシウムもしっかり摂取しておきましょう。また、カルシウムには、神経の伝達を正常にすることで、緊張や興奮を抑えてストレスを和らげる効果もあるのだそう。毎日のストレスを和らげることで、若々しい体を維持することができるため、ぜひカルシウムも意識して摂取してくださいね。含まれる食品チーズ、牛乳、ヨーグルト、しらす干し、切り干し大根、高野豆腐、納豆、ひじき等オメガ3脂肪酸出典:byBirthオメガ3脂肪酸は、血流を良くする働きや、脳・神経に関与している栄養素。病気の予防や、脳機能の維持のために、若い内から摂取する習慣をつけておきましょう。他にも、皮膚のシワ・たるみを予防する効果や、アレルギーを抑える働きなど、さまざまな美容・健康効果を得ることができますよ。サバ缶やイワシ缶など、魚の缶詰を利用すると、手軽に摂取することができるかと思います。含まれる食品青魚(イワシ・さば・さんま等)、亜麻仁油、エゴマ油、ツナ缶、くるみ等乳酸菌出典:byBirth乳酸菌は、腸内を酸性に保ち、悪玉菌が増えるのを抑えることで、腸内環境を整えるといわれています。腸内環境が整うと、便秘が解消されますし、栄養素の消化・吸収がスムーズにおこなわれるため、代謝の良い体をつくることができます。また、腸内で悪玉菌が減ると、悪玉菌の出す毒素も減るため、肌荒れを予防することにも繋がります。年齢とともに肌トラブルは増えるため、体の内側からケアしたいものですね。含まれる食品ヨーグルト、漬物、しょうゆ、味噌等いかがでしたでしょうか?長く健康で美しく居るためには、体の内側からケアすることが大切かと思います。30代以降、忙しい日々を送る女性が多いかと思いますが、そんな時こそ体を労ってみてはいかがでしょうか?ぜひ、ご紹介した栄養素や食材を、毎日の食事に取り入れてみてくださいね!
2022年07月24日“インナーケア”とは?出典:byBirth美容を意識する際によく耳にする“インナーケア”という言葉。インナーケアとは、栄養バランスがとれた食事適度な運動しっかり睡眠をとることによって、生活の質を高めて、体の内側から“キレイ”を目指すこと。では、インナーケアはなぜ大切なのでしょうか?スキンケアだけではダメなのでしょうか?例えば、肌については、スキンケアをおこなうことで、美しく保つこともできますよね。しかし、表皮についてはそれでOKですが、季節の変化や環境など、外からの要因で肌のバランスを崩しかねません。肌は、体内に吸収された栄養素や酸素をもとに、角質細胞が正常に育つことができます。そのため、毎日の食事で肌の内側からアプローチして、健やかな角質細胞をつくることで、外的要因にも強い肌をつくることができるのです。食べたものが体をつくっていることは揺るぎない事実ですので、肌についてだけでなく、健康や美容において、“インナーケア”も意識して取り組むことをおすすめします。インナーケアの基本!摂取するべき栄養素&食品とは?抗酸化成分【アンチエイジング効果】出典:byBirthビタミンCやビタミンE、ポリフェノールなど、抗酸化作用をもつ栄養素は、アンチエイジングに役立つ栄養素。30代以降は、10代や20代の頃と比べて、肌や髪などに変化を感じる人も少なくないため、抗酸化作用をもつ食材を摂取して、若々しさを保ちたいところ。ビタミンCは、ピーマンやパプリカ、ブロッコリーなどの野菜類や、キウイやいちごなどのフルーツに豊富に含まれています。また、ビタミンEはアボカドやアーモンドなどのナッツ類に多く、ポリフェノールはブルーベリーやココアに多く含まれています。ビタミンCやビタミンEは、一緒に摂取すると、相乗効果で抗酸化力が高まるといわれているため、ぜひ組み合わせて食べてみてくださいね。酵素【消化を助ける・体の負担を減らす】出典:byBirth酵素とは、食べ物の消化吸収に関係する“消化酵素”や、体の機能に関係する“代謝酵素”、食べ物に含まれる“食物酵素”に分けられます。食物酵素を摂取することで、体内の酵素の消費を減らし、体の負担を軽くすることができます。食物酵素は、トマトやパイナップル、キウイ、味噌、漬物など、新鮮なフルーツや野菜、発酵食品などに含まれています。酵素は、加熱すると壊れてしまうため、「生」の状態で食べることをおすすめします。毎日、フレッシュな食べ物を1回は食べるようにしてみましょう!食物繊維【肌荒れ予防・便秘解消効果】出典:byBirthインナーケアに欠かせない、食物繊維。水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の2種類がありますが、いずれも便秘解消効果があり、腸内環境を整えるのに役立ちます。腸内で悪玉菌が増えると、悪玉菌から毒素が生み出されます。毒素は血液にのって全身を巡り、やがて肌に到達して肌荒れを起こす原因となります。そのため、腸内環境を整えることは、肌を健やかに保つのにも役立ちます。また、腸内環境が整うと、必要な栄養素の消化・吸収がおこなわれやすくなるため、代謝が良くなり、痩せやすい体をつくることができます。ビタミンB群【ダイエット&疲労回復効果】出典:byBirthビタミンB1は糖質の代謝、ビタミンB2は脂質の代謝、ビタミンB6はタンパク質の代謝に関わる栄養素です。食べたものをスムーズにエネルギーに変換することで、痩せやすい体に導くことができます。また、特に糖質においては、代謝がスムーズにおこなわれることで、疲労回復にも役立ちます。ビタミンB1は豚肉や大豆、玄米、カツオ、うなぎ、にんにくなどに含まれています。ビタミンB2は卵やレバー、納豆などに多く、ビタミンB6はレバー、さんま、カツオ、マグロ、バナナの多く含まれています。いずれも水に溶けやすい性質をもつため、「汁もの」や「炊き込みご飯」など、栄養素が流出しても余すことなく摂取できる調理法や、「刺し身」など生の状態で食べることをおすすめします。イソフラボン【女性のお悩みに&美肌効果】出典:byBirthイソフラボンといえば、女性ホルモンに似た構造をしていることから、更年期の症状を和らげるということで有名かと思います。イソフラボンには他にも、骨の中にカルシウムを蓄えて、骨を丈夫に保つ働きや、肌の弾力を維持したり、シワを改善する働きがあるのだそう。年齢とともに肌トラブルは増えてくるかと思うので、更年期対策のためだけでなく、美容のためにも意識してイソフラボンを摂取してみてくださいね。イソフラボンは、大豆や豆腐、味噌などの大豆食品に多く含まれています。きな粉にも多く含まれているため、飲み物にプラスするなどして、手軽にイソフラボンを摂取しましょう!いかがでしたでしょうか?30代からは特に、美容や健康を意識したいところ。ぜひ、インナーケアに役立つ栄養素を摂取して、体の内側からケアしてみてくださいね!
2022年07月23日更年期イラストレーターのやましたともこさんによる、更年期のもろもろをゆる~くつづった連載マンガ「脱力系ゆる更年期日記」の第44話。45歳くらいの誕生日に、夫からキャラクターのバッグをもらったやましたさん。実はやましたさんの強いリクエストだったようで……。★関連記事:「今日もすごい服やな」40代半ばからファッション迷子が加速して… #脱力系ゆる更年期日記 43ウーマンカレンダーをご覧の皆さま、こんにちは。更年期イラストレーターやましたともこでございます。45歳くらいの誕生日に、夫からキャラクターのショルダーバッグをプレゼントしてもらいました。45歳くらいの誕生日にキャラクターバッグって……夫、かなりのイカれ具合だな!とほぼ全員が思うと思いますが、私の熱いリクエストです。上記の2行で皆さんお気付きだと思うのですが、私はかなり独特なファッションなのです。なので、着たい服を着る「ハート強め期」には、大好きな赤をふんだんに取り入れ、赤いベレー帽や赤いワンピース、赤のスニーカーを恥ずかしげもなく着いたり履いたりします。そして、夫からもらったキャラクターのショルダーバッグを49歳にもなって平気で愛用しています。ただ、人目が気になる「冷静期」には、よっこいせとキャラを裏側にして使っています(笑)。これぞ2ウェイ! ありがたい〜。著者/イラストレーター/ やましたともこ(49歳)高知県出身、大阪府在住のイラストレーター。2児の母。高齢出産で身も心も弱り切ったまま更年期に突入。ここ10年元気な自分を見たことがない。本格的な老化とどう付き合うのか日々模索しつつヤングで緩めなイラストを描いている。
2022年07月21日私にとって睡眠は、心や体の健康に影響する大事な要素の1つ。そんな大切な睡眠がうまく取れずに悩まされるようになったのが、ちょうど40歳を過ぎたころでした。これまで看護師として不規則な生活をしていたので、多少の睡眠不足は平気でした。しかし、原因もわからず規則的な生活をしているのに寝付きが悪くなったり、熟睡した感じがなくなってしまったりすると、体にもこたえました。でも、このよく眠れない状態がプレ更年期症状の1つかもしれないと気付いてからは、以前より増して生活に気を付けることで夜間しっかりと睡眠が取れるようになってきたと思います。睡眠の悩みに対処している私の体験談を紹介します。★関連記事:「夜中に目が覚め、昼は常に眠い!」50歳で始まった睡眠障害【体験談】40歳で急に夜眠れなくなった!私が「夜、あまりよく眠れなくなった」と感じるようになったのは40歳のころです。これまで看護師として病院に勤め、夜勤もこなしていたので、多少の睡眠リズムの変化があっても平気だったのに、ちょうど40歳を過ぎたころから急に夜の睡眠の質が下がり始めました。一番感じたのは眠りが浅く、朝起きても「よく寝た!」と感じることが少なくなったことです。熟睡したという感覚がないと日中もどこか眠気があり、仕事も思うように進まないことも多くなりました。早く眠るようにしたり、夜間にトイレで起きないよう夕方から水分をほどほどに摂取するようにしたりしても、なかなか改善できずにいたころ、ネットで「プレ更年期」についての記事を見ました。そこには「ぐっすり眠れない」こともプレ更年期の症状の1つとして書かれていたのです。そこでやっと「眠りにくかったのは、もしかしたらプレ更年期かも…….」と気付くことになりました。看護師として更年期症状の知識はあったものの、まさか自分がプレ更年期症状が出ているとは思いませんでした。ですが、40歳を過ぎて眠りにくくなったのがプレ更年期と関係しているのかもしれないとわかり、ホッとしたのを覚えています。原因を理解したら気持ちもラクに夜、なぜ深い眠りが取れなくなったのか、その原因の1つにプレ更年期に起こるホルモンの分泌の変化があるのかもしれないと気付いたら、急に気持ちがラクになったのを覚えています。更年期には女性ホルモンの増減の幅が大きくなり、それがスムーズな睡眠を促す「セロトニン 」というホルモンの増減や調整にも影響を及ぼすと言われています。私の場合も40歳になり、これまでとは異なる女性ホルモンの分泌の変化から、睡眠を促すセロトニンの分泌にも影響して、睡眠の悩みが起こりやすくなっていたのだと思うと、なんだか安心しました。原因がわかれば、あとはそれに対処するだけです。そこで私は睡眠の悩みを改善する生活の工夫に取り組み始めました。夜間眠れず苦しんだ私が実践した睡眠改善法私が実践した対処法は次のとおりです。・夕方以降カフェインを摂取しないカフェインが含まれているコーヒーや紅茶、緑茶などを午後2時以降に摂取するのをやめました。なぜならカフェインは睡眠を邪魔する成分としてよく知られており、一度カフェイン をとると体の中で摂取した半分の量まで代謝されるまで4〜6時間かかると言われているからです。それ以降も体内に多少残ることを考えて、カフェインが睡眠を邪魔しないように夕方以降はとらないようにしています。すると、少なくともなかなか寝付けないということは少なくなってきました。・寝る前にスマホやパソコンはを触らないスマホやパソコン画面から出るブルーライトは体内時計を狂わせてしまうことでも知られています。そのため、寝る前の1〜2時間前からスマホやパソコン画面を見ずに過ごして、頭に余計な刺激を入れないようにしています。なかなか難しいですが、これをするだけでも夜間の睡眠の質はだいぶ変わってきたと感じています。以上が、私が睡眠の悩みを改善するために試していることです。夜間の眠りも深くなり、朝の目覚めも良くなってきたと思います。まとめ夜間うまく眠れないことを経験したことで、睡眠の大切さにも気付くことができ、今では睡眠の悩みを改善する工夫をしてだいぶよく眠れるようになりました。心配なことや不安なことがあると時々よく眠れないこともありますが、眠れないことに焦ることなく、良い睡眠が取れるよう工夫を続けていきたいと思います。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/粒来拓先生(よしかた産婦人科分院綱島女性クリニック院長)日本産科婦人科学会 専門医・指導医。日本女性医学学会 女性ヘルスケア認定医・指導医。日本女性心身医学会 認定医。患者一人ひとりの症状と考え方に寄り添い、サポートしている。著者/ゆき(41歳)40代に入りイライラすることが多くなったことで、プレ更年期を感じ始めた。現在は、看護師の経験をもとにプレ更年期の対処法を模索中。
2022年07月21日更年期世代に突入し、心も体も重くてなんだかおなかがすっきりしない。そんなときに偶然出合った「梅流し」というデトックスフード。さっぱりした風味のお惣菜をもりもり食べて、翌朝トイレでどっさり! を目の当たりにした私の体験談です。★関連記事:「便通は5日に1回…」子どものころからの頑固な便秘が改善した腸活食品2つ!【体験談】おなかすっきり「梅流し」とは最近SNSで「梅流し」という便秘を解消する方法が話題になっていました。「梅流し」とは、大根と梅干しの煮物を食べて腸を整え、宿便を排出するデトックス方法のことをいうそうです。実は、私はそのことを知らずに過去に実行してしまっていたのです。たまたまインスタグラムで流れてきた「大根の梅干し煮」 のレシピを見て、さっぱりしておいしそうだな…… と見よう見まねで作っていました。インスタグラムでは炊飯器を使うと書かれていましたが、面倒なので私は電気圧力鍋で一気に加圧してトータル10分程度で仕上げました。思ったとおりのさっぱりして体にやさしい味……。おいしくて煮汁もしっかり飲みました。そのときはまだ、自分が「梅流し」をおこなっている自覚はなく、いつもどおり就寝しました。「梅流し」と知らずに食べて翌朝びっくり!汚い話で申し訳ないのですが、その翌朝のトイレタイムで、便器からあふれんばかりの大量の便が出て、何事が起こったのかとびっくりしてしまいました! そして後日、この料理が「梅流し」の食材だということを知り、あのとき大量に便が出た理由に合点がいったのでした。私は特に便秘ではなく、ほぼ毎日出ているのですが、年を重ねるにつれ、なんとなく全部出しきっていないような残便感を感じていました。ネットで調べてみると、このように便秘気味になるのも更年期障害の症状の1つなのだそうです(逆に下痢気味になることもあるそうです)。女性ホルモン分泌の低下による自律神経の乱れにより、腸の運動や便の水分量が減り、その結果、便秘気味になると知りびっくりしました。便秘解消の梅流しに使用する食材「大根と梅干し」には、クエン酸、乳酸菌、食物繊維、消化酵素、ビタミンCなどの成分が含まれています。胃腸の消化を助けて腸内の善玉菌を増やし、大根の水分で便をふやかし排出を促しやすくする、デトックスにぴったりな組み合わせなのだそうです。「梅流し」の作り方と食べ方は超簡単!「梅流し」 はどこのスーパーでも売っているメジャーな食材だけで簡単に作ることができるので、ズボラな私にぴったりです。用意するのは、大根1/2本、梅干し3個、昆布1枚(顆粒だしでも可)、水のみです。味がしみて柔らかいのが食べたかったので、大根は薄めの乱切りにしました。ウェブのレシピでは、だし汁に昆布を半日以上水に浸けるとありましたが、私は手軽に顆粒だしを使いました。電気圧力鍋に全部つっこんですぐにスイッチオン。正味10分くらいでお手軽に完成!「梅流し」で検索すると、なるべく空腹の状態で「梅流し」のみを食べるのが効果的だそうですが、私は最初そんなことは知らなかったので、普通の夕食の一品として食べました。煮込んだ大根はもちろんのこと、煮汁に梅干しの風味や酸っぱさが移って、とてもおいしかったので、煮汁もしっかり飲みました。煮崩れた梅干しの果肉は酸っぱくなく、食べやすかったです。 まとめおいしくてヘルシーな「梅流し」、何も知らなかったとはいえ、SNSの画像で見て「食べたいな、今日作ろう」 と思い立ったのは、大根や梅干しの成分を知らず知らずのうちに体が欲していたからなのかも……。どこが病気というわけではないけれど、おなかをはじめとする体のだるさや重苦しさを感じていたのかもしれません。後から知ったのですが、デトックスをしっかりしたい場合は、「梅流し」をおこなう前に1〜2日間断食をすると、より強力なデトックスになるようです。でも、そこまで本格的にせず何も知らずに食べてもかなりの効果がありました。おなかスッキリ! 病みつきになりそうです。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。監修/黒田愛美先生(Zetith Beauty Clinic副院長)美容・アンチエイジング専門医。トライアスリート。1979年東京生まれ。2003年獨協医科大学医学部卒業後、東京女子医科大学内分泌乳腺外科に入局。2007年品川美容外科へ入職、2011年品川スキンクリニック新宿院の院長に就任。2013年同クリニック、表参道院院長に就任。その後、予防医学と分子栄養学を改めて学び、美容外科、美容皮膚科、アンチエイジング内科の非常勤医師として複数のクリニックの勤務を経て、現在に至る。著者/こぴあ(50歳)園芸店店主。園芸ライター。県の里親として虐待児童の一時保護など児童の福祉に携わる。主に1歳前後の里子がお泊りに来るので、日々奮闘中!
2022年07月21日株式会社PHP研究所(京都市南区・代表取締役社長 瀬津要)は、2022年7月20日に『男が心配』(奥田祥子著・1,100円税込)を発売します。世界経済フォーラム(WEF)が発表した男女平等度を示す「ジェンダーギャップ指数」2022年度の総合ランキングで、日本は146カ国中116位と報じられました。男女平等への取り組みが続く日本社会において、男性の幸福度は女性より低く、その差は世界一だという調査結果も出ています(「幸福度白書」OECD、How’s Life? 2020)。本書は、ジャーナリスト奥田祥子氏が、20年以上にわたって独自取材を行い、幸福度の男女格差の正体に切り込むルポルタージュです。のべ1000人以上のインタビューをもとに、「男性の生きづらさ」に迫ります。『男が心配』表紙生きづらさの根底にある「男らしさ」の呪縛著者は新聞記者時代から、「結婚できない男たち」「仮面イクメン」「男の更年期」「無自覚パワハラ」など、独自の切り口で男性の生きづらさを追い続けてきました。男性の生きづらさの根底にあるのが「男らしさ」の呪縛であり、それが今や「呪い」と化すほど深刻化していることが心配でならないと、本書「はじめに」で述べています。本書でいう「男らしさ」とは、ジェンダー規範と呼ばれるものです。「出世して社会的評価を得なければならない」「妻子の経済的・精神的支柱であるべき」といったことが、社会が激変し、「男性が大黒柱」であり続けることが困難になった今なお求められていることを、1000人に及ぶインタビューで著者は目の当たりにしました。本書を執筆したのは、苦しんでいる男性の声をすくい上げたいという思いに衝き動かされたからです。継続的インタビューで浮き彫りにする「リアル」定点観測ルポである本書は、全取材対象者のうち、500人を超える男性に継続的にインタビューを行っており、最長は21年にもおよびます。膨大なインタビューデータを分析してテーマごとに類型化し、各人が抱える問題の本質に肉薄。生きづらさからの解放の方策を考察します。本書に登場する男性は、どこにでもいる市井の人々である。職場の上司・同僚・部下であり、夫・父・息子であり、もしかするとあなた自身であるかもしれない。「男らしさ」の呪縛から解放され、生きづらさを少しでも軽減するための方策を、一緒に考えていただければ幸いである。(本書「はじめに」より)『男が心配』について本書の構成●第1章モテ信奉「モテる男でなければならない」という「男らしさ」規範から逃れられず、結婚したいのにできない男たちの深層●第2章定年後幻想「生涯現役」へのこだわりが招く末路を、仕事や男としての性、夫婦関係などを着眼点としてそれぞれ分析●第3章イクメン神話育児について、積極的に関わる父親も、そうでない父親も、それぞれが一人で抱えてきたつらさの理由●第4章ケアメン礼賛可視化されにくい母親や妻を介護する男性の苦悩を追う●第5章出世圧力「男は出世しなければならない」というプレッシャーがサラリーマン人生に影を落とす実態を探る●第6章『男』の呪いを解く社会学的知見も交えて、「男らしさ」という「呪い」を解くためのヒントを提案著者略歴奥田祥子(おくだしょうこ)京都府生まれ。近畿大学教授、ジャーナリスト。博士(政策・メディア)。慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科博士課程単位取得退学。読売新聞記者を経て、2017年から近畿大学教授。2000年代初頭から「結婚できない男たち」「仮面イクメン」「男の更年期」「無自覚パワハラ」など独自の切り口で男性の生きづらさを追い、対象者一人ひとりへの最長で20年余りに及ぶ継続的インタビューを行う。『男性漂流』(講談社)は大反響を呼び、台湾や韓国でも翻訳出版。『捨てられる男たち』(SBクリエイティブ)、『「女性活躍」に翻弄される人びと』(光文社)、『社会的うつ』(晃洋書房)、『夫婦幻想』(筑摩書房)など著書多数。日本文藝家協会会員。書誌情報タイトル:男が心配著者:奥田祥子価格:1,100円(10%税込)判型・製本・頁数:新書判並製248ページISBN978-4-569- 85221-8レーベル:PHP新書発行:PHP研究所 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年07月20日「40歳を過ぎると体に不調が出てくる」と聞いてはいましたが、40代になったばかりのころはあまり実感していませんでした。しかし、41歳、42歳……と年齢が進むにつれて、生理前の片頭痛、何をしても減らない体重、イライラ、肩凝りなど、さまざまな不調に悩まされるように。「不調を解消するために少しは体を動かしたほうが良いかも」と思い、いろいろと模索。そして、たどり着いたのは……。★関連記事:更年期の頭痛、頭が重い…原因は? 何科を受診すべき?【更年期の基礎知識8】室内でもできる有酸素運動はある?うちの夫はジョギングが趣味で、始めてから半年で5kg近く痩せました。ジョギングは有酸素運動なので、20分以上毎日続けると痩せやすくなる上に、代謝がアップして血流も良くなるのだそうです。私も「血流が良くなるなら肩凝りや冷えにも効果がありそう」と思って、以前から興味はありました。でも「外で自分が走っている姿を誰かに見られるのは恥ずかしい」「遠くの公園まで行くのは面倒で続かなそう」「雨が降ったら絶対に無理」などいろいろと考えてしまい、なかなか実行に移せませんでした。「じゃあ家の中でできる運動は?」「そんなものはないか?」と探していたら、夫のジョギングサークルの先輩からその場で足踏みするだけの「その場ジョギング」と、室内でもできる「スロージョギング」というものを教えてもらいました。体1つあればできるお手軽さがgood!「その場ジョギング」とはその名のとおり、その場で足踏みするようにジョギングをするだけ。床が固いと足が痛くなってしまうので、足元に毛布やタオルを敷きます。私は有酸素運動で効果が出始める20分間継続することを目標に始めてみましたが、テレビを見ながらおこなうとあっという間に時間がたちます。また、「スロージョギング」は、歩くのと同じくらいのペースでゆっくり走ります。家の中の限られたスペースでする場合は、6歩走って3歩でターン(厳密でなくてもいい)を繰り返すと良いとのことです。こちらも私は好きな音楽を聴きながらおこなっていますが、目標の20分があっという間に感じます。固い床よりは畳などの柔らかめのところがやりやすいと思います。ガチンコなジョギングではなく、テレビを見ながら、音楽を聴きながら、煮物が煮えるのを待ちながらなどの「ながらジョギング」なので、服装も普段着のまま、ちょっと手が空いたらおこなってみるくらいの軽い気持ちで取りかかれています。無理をしないことが持続のコツこの「その場ジョギング」と「スロージョギング」ですが、今のところ、面倒くさがりの私でも1カ月以上続いています。マイルールとして、できない日や気が乗らない日はしない、週に3~4日できればOKとしています。その緩さが続けるコツです。では、1カ月ほど続けた効果はどうなのかというと、体重は「少し減ったかな~?」というくらいにとどまっています。でも、下腹と太ももがほんの少し締まった感じがしています。「その場&スロージョギング」を始めてから、足とおしりあたりに筋肉痛があったので、「筋肉を使っているんだな~」と実感しています。筋肉を付けると脂肪が燃焼しやすいと聞いたことがあるので、これからの効果を期待しています。また、血液の循環が良くなったのか、肩凝りが少しラクになったのと、化粧ノリが良くなったのは特に感じます。何よりも運動したあとの爽快感と、私は音楽をかけて思いきり歌いながらやっているのでストレス発散効果が抜群です。まとめ40代半ばに差し掛かってから感じ始めた不調を解決すべく、ズボラな自分でもできる手軽な運動「その場&スロージョギング」をスタート。特に道具は必要なく、体1つあれば、テレビを見ながらでも考えごとをしながらでも、その場でできちゃうので、日常に取り入れやすい運動方法だと思います。私は意外にも体を動かすとスカッとするタイプだったようで、これにより心身共にリフレッシュできている気がします。自分に合った方法で不調やイライラを少しでも軽減できるように、これから訪れる更年期ともうまく付き合っていきたいものです。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。監修/粒来拓先生(よしかた産婦人科分院綱島女性クリニック院長)日本産科婦人科学会 専門医・指導医。日本女性医学学会 女性ヘルスケア認定医・指導医。日本女性心身医学会 認定医。患者一人ひとりの症状と考え方に寄り添い、サポートしている。著者/中村 エルモ(44歳)介護が必要な親を持ち、わんぱくな男子2人の子育て中。Wケアに奮闘しながらも「楽しく生きる」がモットーです。
2022年07月20日私は30代後半から性交時に痛みを感じるようになりました。濡れにくくなり、コンドームの摩擦もますます痛みを倍増させます。そんな私ですが、あることにより性交痛から解放されました。★関連記事:閉経前後のつらい性交痛が和らぐ!女医直伝・自分でできるマッサージ2選38歳から性交時に痛みを感じるように30代後半から性交痛を感じるようになった私は38歳くらいから、性交時に痛みを感じるようになってしまいました。思い当たる原因は濡れなくなってきたことと、コンドームの摩擦です。潤滑ゼリーなども使用しましたが、なんだか味気なく感じられてしまいました。私は、性行為は愛する人との大切なコミュニケーションの1つであると考えます。性交痛は私の非常に大きな悩みとなりました。同時に、どこか体に異常があるのではないかと不安にもなりました。そこで、産婦人科を受診し、検査をしてみることにしました。原因の1つはホルモンバランスの変化産婦人科での検査の結果、私の体にはどこにも異常が見つかりませんでした。とりあえず安心したものの、改めて性交痛について聞いてみました。すると私の場合、女性ホルモンが原因ではないか? と医師から言われました。女性の体はだいたい40歳前後から女性ホルモンの分泌量が少なくなっていくのだそうです。それが45歳ごろからいわゆる更年期と呼ばれる時期にあたり、不快な症状を起こしたり、性交痛が起こったりするのではないかと医師は言っていました。要するに女性ホルモンが減少することで、女性ホルモンの効果の1つである「濡れる量」も減ったのです。更年期というと、もっと先の話だと思っていました。ところが30代から始まるケースもあり、若年性更年期と呼ばれているそうです。まさに私は若年性更年期の症状に当てはまっていました。低用量ピルを服用したら症状が改善医師から提案されたのが、低用量ピルの服用でした。分泌量が少なくなっている女性ホルモンをピルで整えることで、性交時にきちんと濡れるようになるという仕組みのようです。ですがピルには副作用もあるとのこと。ちなみに私は少し体重が増えてしまいました。これもピルの副作用の1つなんだそうです。私は特定のパートナーとだけ性行為をしているので、妊娠の不安から解放されたのと、コンドームの摩擦をなくせたのも性交痛改善に一役買ってくれています。お互い特定の相手とだけなら性感染症の危険もなく、ピルの避妊効果でコンドームを使う必要がなくなったからです。まとめ性交時に濡れなくなり、性交痛を感じるようになってから半年。低用量ピルの服用によって、私は性交痛から解放されました。個人輸入で簡単に買えてしまいますが、病気が原因の場合もあるので、検診もかねて産婦人科で処方してもらっています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)東京女子医科大学医学部卒業。米沢市立病院入職後、再び東京女子医科大学に戻り、専門医を取得。同大学産婦人科に入局し産婦人科医として働きつつ、性科学を学び、また東京女子医科大学東洋医学研究所で東洋医学を学ぶ。2019年1月に地元山形県米沢市にて、こまがた医院を開業。著者/おるちよ(41歳)猫を愛する万年ダイエッター。お菓子・パン作りが好きなため、ダイエット地獄から抜けられないでいる。中学生の息子が1人のシングルマザー。
2022年07月18日30代半ばで離婚して実家に出戻りした、40代独身マンガ家の大日野カルコさん。「くそ地味な日常」をマンガにされています。生理痛対策として、10年間超低用量ピルを服用している大日野さん。ふと、いつまで飲み続ければ良いのだろうと思い……。★関連記事:「憂うつからの解放!」生理痛対策として超低用量ピルを服用したら #くそ地味系40代独身女子 60どうも、くそ地味系40代独身マンガ家の大日野カルコです。かれこれ超低用量ピルを10年ほど服用していますが、ふと「あれ? これはいつまで飲み続けたらいいんやろ?」って思ったことがありました。毎日飲むのって面倒だしすぐ飲み忘れるし、年間トータルで約2万5000円くらいかかるので、結構な出費だよなぁ……と。【内訳】・1シート1530円くらい(1カ月分)×12カ月=約18,360円・半年に1回の超低用量ピル定期検診(血液検査+超音波検査で約6,000円くらい)生理痛がなくなったことにすっかり慣れてしまい、ちょっともったいないかも?と思ったのです。先生に聞いたら「妊娠したいと思うまで、もしくは閉経まで飲み続けるのがベスト」とのことでした。理由は「生理によって起こりうる婦人系病気のリスクを減らせる可能性があるから」とのこと(あくまで私が行ったクリニックの先生の見解です)。改めて「年間2万5000円で女性機能の安心が買えるんだ!」と思い直し、今では「女性機能メンテナンス自己投資」として超低用量ピルを服用しています。でも新たに「飲み続けている間は、排卵活動を抑制してる状態だから、更年期症状とかどう出てくるんだろう?」という疑問が出てきていますが、今のところはこれでヨシとしたいと思います。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック院長)日本医科大学産婦人科入局後、派遣病院を経て、米国ローレンスリバモア国立研究所留学。その後、日本医科大学付属病院講師となり、平成7年5月から三楽病院勤務。日本医科大学付属病院客員講師、三楽病院産婦人科科長を務めた後、退職。2004年2月2日より、三鷹レディースクリニックを開業。【天神先生からのアドバイス】大日野さんが服用している「ルナベル配合錠ULD」は、卵胞ホルモンの含有量が低用量と比較してさらに少ない超低用量ピルですが、子宮内膜症は内服を中止すると、月経がある間は再発の可能性が高いので妊娠希望までか閉経まで使うほうが良いと言われたのだと思います。ただし、40歳以上になると血栓症のリスクは上昇しますし、5年以上内服続けると乳がんのリスクが少々上がるといわれます。そのため、定期健診として1年に1回は子宮がん、乳がん検診と一般的な貧血、肝機能、脂質などの血液検査が勧められます。また、副作用のリスクが心配ならプロゲステロン療法つまり黄体ホルモン(ディナゲスト)に途中で変更することもできます。低用量ピル・超低用量ピルを飲んでいる間は、しっかりホルモンが内服で補充されているので、更年期症状は出ません。ちなみに更年期障害の人のホルモン補充療法の量の4倍から8倍のエストロゲン活性が低用量ピル・超低用量ピルにはあります。子宮内膜症は、ホルモン依存疾患なので、閉経になれば進行しないため、治療の必要はなく経過観察だけです。それとピルは、50歳以上はリスクが高いので、ガイドラインでも禁忌になっていて処方はしません。★関連記事:「私は若い」若者より動ける自信があったけれど孫の前ではボロ雑巾で… #五十路日和 53★関連記事:「石が全然出てこない」尿路結石を再発した夫の悲痛な訴え #ババア、健康になりたい 6★関連記事:「ズキッ!」職場に結婚報告をしたら、痛いところを突かれてしまい… #デブス女の修羅場 16著者/大日野 カルコ(42歳)くそ地味系マンガ家。著書にエッセイ漫画『39歳、私いつまでこのまんま?〜アラフォーからのマインドリセット』。ブログ「アラフォーからのやり直しLife」を日々更新。Instagram:@karukoohino
2022年07月18日閉経後、少なくなると思っていたおりものが多いので気になり調べてみると、更年期で女性ホルモンのエストロゲンの分泌が少なくなると、おりものが増えることがあるとわかりました。私はおりものシートがないと下着を取り替えないといけないくらい不快に思っていました。しかし昨年、別のことで入院することがあり、着替えもシャワーもままならず、下着の不快感で困っていたときに相談した看護師さんのある言葉に救われたのです。★関連記事:え、閉経したのに大量のおりものが!考えられる病気とは?【医師監修】おりもので下着の不快感がいつも気になる更年期以前は生理痛はそこそこありましたが生理期間が短く、経血量も少なかった私。今まで下着の不快さを感じたことはなかったのに、閉経後は常に感じていました。においも強くなっていたようで、娘から「ママのあとにトイレに入ったらにおいがきつい。病気かも」なんて言われてショックでした。それからは、消臭効果のあるおりものシートを使い、こまめに取り替えていました。乾燥肌の私は閉経後に局部が乾燥するようになったようで、おりものシートでこすれて、かゆみも出てきて、もう踏んだり蹴ったり……。こんな話は親しい友人にもできず、どうしようかと悩んでいました。そんなとき、持病の股関節痛がひどくなり、入院して人工股関節置換手術をすることになりました。出産以外では人生で初めての入院です。手術や入院のことも含めて不安はさらに高まり、ふさぎ込んでしまったのです。おりものって必要なものだった!?入院して手術を終えると、尿道カテーテルをつながれ、排尿するためにトイレに行くこともなくなったので、下着を替えることもできません。下着がいつもべとべとしていて体の痛みもあるため、まさに地獄のような日々。ただ病棟の看護師さんはとてもやさしく気さくな方ばかりで、何か相談をすると親身になって答えてくれたのが救いでした。そして、下着の汚れのことも相談してみたところ、看護師さんからは意外な答えが返ってきました。「体の中から“おりてくる”からおりものと言うんです。子宮、腟、汗腺からの分泌物が混じり合ったもので、成熟した女性なら誰にでもあるもの。腟の中をきれいにしてくれる大切なものなんです。あなたのおりものはにおいもないし、気にすることはないですよ」と言ってくれました。私はその言葉を聞いて、目からうろこでした。嫌なものだと考えていたおりものにそんな働きがあるなんて!その後、尿道カテーテルが外され、車椅子や歩行器で自由にトイレに行けるようになった私は、おりものシートを使ったり、清潔なウェットティッシュなどで拭いたりしてケアしました。おりもの用布ナプキンで気にならなくなった乾燥肌でトラブルの多い私は、おりものシートがこすれることでかゆみが再発。でも、おりものシートがないと、仕事中は下着を替えることも難しいので困ります。そんなときに、ネットの広告で以前から気になっていた布ナプキンにおりもの用があることを知りました。布ナプキンは何回か使っていたのですが、生理中はやはり布だと不安なこともあり、あまり使わなくなっていたのです。ネット広告でオーガニック布ナプキンのお店を見つけ、おりもの用のものを試しに買ってみました。すると肌のこすれも気にならず、好きなときに替えられる布ナプキンは私にはぴったりでした。それからは下着の不快感を気にすることなく、毎日が送れるようになりました。毎日洗うことも、お風呂のときに持ち込んでついでに洗うことで負担ではありませんでした。かわいい柄のものもあり、下着のように楽しんでいます。まとめ生理とは違い、毎日のことなので常に気になっていたおりもの。嫌なものだとしか思えなかったのですが、看護師さんの「おりものは大切なもの」という言葉で、自分の中のイメージが変わりました。体の中をきれいにしてくれる必要なものと思い、気持ちよくケアができるようになったのです。そしてオーガニック布ナプキンを使うことで、敏感肌の私にも刺激がなくなり、ラクになりました。他人には打ち明けにくい悩みも、専門家になら安心して相談できます。医療に従事する人は体の専門家。医師や看護師さんなどの専門家に頼ることで、悩みを抱えず、気持ちよく生きていきたいです。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。監修/粒来 拓先生(よしかた産婦人科分院綱島女性クリニック院長)日本産科婦人科学会 専門医・指導医。日本女性医学学会 女性ヘルスケア認定医・指導医。日本女性心身医学会 認定医。患者一人ひとりの症状と考え方に寄り添い、サポートしている。イラスト/きびのあやとら著者/ゆうの(54歳)24歳の息子と22歳の娘がいる。娘と同居中。40代に入ってからずっと、もろもろの不調と付き合いながら生活している。
2022年07月15日40代を過ぎてから、「そんなに食べていないのになぜ体重が増えるの?」と感じる人は多いのではないでしょうか。1990年の国際肥満学会で、肥満の人の7割が「モナリザ症候群」という発表がありました。それによると肥満は自律神経と深い関係があるといいます。「モナリザ症候群」とはどんな症状で、どんな人がなりやすいのでしょうか。美容・アンチエイジング専門医の黒田愛美先生に聞きました。教えてくれたのは…監修/黒田愛美先生(Zetith Beauty Clinic副院長)美容・アンチエイジング専門医。トライアスリート。1979年東京生まれ。2003年獨協医科大学医学部卒業後、東京女子医科大学内分泌乳腺外科に入局。2007年品川美容外科へ入職、2011年品川スキンクリニック新宿院の院長に就任。2013年同クリニック、表参道院院長に就任。その後、予防医学と分子栄養学を改めて学び、美容外科、美容皮膚科、アンチエイジング内科の非常勤医師として複数のクリニックの勤務を経て、現在に至る。★関連記事:「私だ…!!」ネットで知ったモナリザ症候群に自分がピタリと当てはまり… #アラフィフの日常 69そもそもモナリザ症候群とは?自律神経の切り替え不良が引き起こす肥満モナリザと聞くとレオナルド・ダ・ヴィンチの絵画が思い浮かびますが……。「絵画のモナリザとは無関係です。モナリザ症候群は「Most Obesity Known Are Low In Sympathetic Activity.」の頭文字からとった造語で、ほとんどの肥満は交感神経の働きの低下による、といった意味です」(黒田先生)。交感神経の働きの低下、とはどういう意味なのでしょうか。「私たちの体は、活動モードの交感神経とリラックスモードの副交感神経という、2つの自律神経がスムーズに切り替わることで健康は維持されています。交感神経が優位に働くと、心身が活発になって消費カロリーが増加しますが、副交感神経が優位になると心身にブレーキをかけ、代謝が下がるようになっているのです。モナリザ症候群は、この交感神経と副交感神経のスイッチの切り替えがうまくできないことで消費カロリーや代謝が落ち、それほど食べなくても太りやすくなる状態を指しています」(黒田先生)。モナリザ症候群の原因となるNG習慣とは?メリハリのない、だらだら習慣が原因なぜ、交感神経と副交感神経のスイッチの切り替えがうまくできなくなるのでしょうか。「緊張モードとリラックスモードのメリハリがついていれば、問題なくスイッチの切り替えはできるはずです。しかし、例えば朝、決まった時間に起きない人と会って話さない日がある1日中部屋着で過ごす運動よりだらだらするのが好きお風呂はシャワーで済ませる夜、ついスマホを見ながら夜更かししてしまうといった、緊張感のない生活、またはリラックスがない生活を続けていると、自律神経のバランスが乱れてしまうのです。コロナ禍でリモートワークが増え、家で1日中過ごすことが増えたことも要因でしょう」(黒田先生)更年期のホルモンバランスも一因「また、女性ホルモンのバランスの乱れが自律神経にも影響しています。女性ホルモンが低下する更年期は特に自律神経が乱れやすいので、注意が必要です」(黒田先生)。モナリザ症候群から抜け出すための対策は?メリハリのある生活を意識更年期の女性は特に自律神経のバランスが乱れやすいということ。どんなことに注意したほうが良いのでしょうか。「緊張モードとリラックスモード、2つのバランスが取れた生活を心がけることが大切です。緊張モードならば朝食を食べる冷たい水で顔を洗う午前中から活動する午前中に運動する午前中に掃除など、体を動かす家事をおこなうなるべく人と会うといったことが一例として挙げられます。リラックスモードならば睡眠を1日7時間以上取る瞑想をするヨガをする湯舟にしっかりつかるアロマをたくといったことを試すと良いと思います」(黒田先生)。腸内環境を整えることも大切「自律神経は腸内環境とも深い関係があります。腸は脳の次に神経細胞が多い器官です。神経細胞は自律神経によって作用されるので、自律神経を整えるためには腸内環境を整えることがとても大切です。腸内環境を整えるには、まず白砂糖を控えることから始めてみてください。他にもカゼインやグルテンなど腸内環境を乱す成分を含む食品は極力控えたほうが安心です」(黒田先生)。まとめ若いころと比べて確実に食べる量は減っているのに体重は増える、という不思議な現象に悩み続けてきましたが、原因が自律神経にあるとは。心当たりのある人は、できることから改善してみてはいかがでしょうか。取材・文/岩崎みどり(50歳)ライター歴25年。35歳で第1子、38歳で第2子出産。最近、たるみが加速して二重あごが悪化。身長153㎝なのにLサイズの服が少しきつくなってきて……人生最後のダイエットを計画中。著者/監修/黒田 愛美 先生美容・アンチエイジング専門医。トライアスリート。Zetith Beauty Clinic副院長(東京都中央区銀座4丁⽬2-17銀座111レジャービル13階)。1979年東京生まれ。2003年獨協医科大学医学部卒業後、東京女子医科大学内分泌乳腺外科に入局。2007年品川美容外科へ入職、2011年品川スキンクリニック新宿院の院長に就任。2013年同クリニック、表参道院院長に就任。その後、予防医学と分子栄養学を改めて学び、美容外科、美容皮膚科、アンチエイジング内科の非常勤医師として複数のクリニックの勤務を経て、現在に至る。著書に『アスリート医師が教える最強のアンチエイジング』(文藝春秋)。
2022年07月15日表紙は『MyAge』初登場の吉田羊さん6月30日、大人の女性に向けて美容や健康などに関する情報を掲載する集英社の『MyAge』の「2022 夏号」が発売された。『MyAge』はA4変型判のムックで、年3回発行されている。今号では巻頭大特集で「40代から増える! 更年期に激増! 今なら落とせる内臓脂肪」を掲載し、第2特集「髪・肌・メイクで、若見え寿命を延ばす!ビューティ大作戦」なども掲載。また、認知症予防におすすめの「新和食」を紹介する。食事・運動などの「脂肪撃退マニュアル」年齢とともに気になるぽっこりお腹。女性の脂肪といえば、皮下脂肪のイメージがあるが、女性ホルモンであるエストロゲンが減少する閉経前後からは内臓脂肪が増えやすくなる。閉経前後、更年期のライフスタイルは、内臓脂肪にも大きく関係しているのだ。内臓脂肪の増加は体型を変化させ、高血圧、脂質異常症などの生活習慣病のリスクを上げる。ただ、内臓脂肪は皮下脂肪よりも落としやすいという事実もある。『MyAge』最新号では、体脂肪の基礎知識から、内臓脂肪を減らす食事、運動、シリコンバレーで人気のエクササイズ「glo(グロー)」などを掲載する。第2特集では、フレッシュさをキープする方法を髪編、肌編、メイク編で紹介。人気サロンが提案する21のヘアスタイルや、スキンケア見直し3か条、 老け顔タイプ別メイクなどが掲載されている。(画像はAmazon.co.jpより)【参考】※MyAge 2022 夏号(6月30日発売)
2022年07月14日40代になるのをとても楽しみにしていた私。30代で3人目を産み終わり、手がかかった末っ子も幼稚園に入ろうとしていました。やっと自分の時間ができる!と張り切って仕事を探し、無事に再就職。絵に描いたように順調な社会復帰だと思っていました。めまいに襲われたあの日までは……。★関連記事:「原因の判明まで5年もかかった…」42歳、突然始まっためまいの原因はまさかの…【体験談】突然のめまいで布団から起き上がれない40歳を迎え、家事と育児、仕事の両立で忙しく過ごしていたある日。朝から肩凝りがひどく、寝ちがえたのかと思うくらい首が痛かったのを覚えています。なんとか仕事をこなし、帰宅してからの嵐のような家事と育児に疲れ果て、子どもたちと早々と寝落ちしてしまいました。気が付いたときは朝の7時!焦って起きようとすると、突然目の前が真っ暗になり、部屋中がグルグルと地震のように揺れているような感覚。立っていることができず、その場にしゃがみこんでしまいました。心配する子どもたちの顔も、おぼろげにしか見えません。突然のことに何がなんだかわからず、ただ布団に倒れ込むしかありませんでした。子どもたちの送迎や見送りを夫に任せ、仕方なく仕事を休ませてもらうことに。その日は情けなくて涙が出てきました。ショック…めまいの原因はまさかのここからが苦難の始まりでした。毎日のようにめまい、肩凝り、頭痛などの症状が表れるようになったのです。イライラもしやすくなり、家族に当たってしまうことも……。急に将来やお金のことが不安でたまらなくなり、まるで何かにとりつかれているような感覚でした。毎日がとても苦しく、元気だったころの自分とのギャップに落ち込みました。そのうち、症状がない元気な日は月に数日しかないとわかってきました。不調の日が多いと、旅行や家族とのイベントも楽しむことができません。悩む日々の中、念のため受診した婦人科で告げられたのは、「年齢的にも不調になりやすい時期で更年期への準備期間だろう」というショッキングな言葉でした。めまいは視力の問題もあるという指摘を受け、眼科に行ったところ初期の老眼とのこと……。衝撃的な診断の連続に、「私の人生なんだったんだろう」と絶望感でいっぱいになりました。カウンセリングで心が穏やかにそんな私を救ってくれたのはカウンセリングでした。婦人科の医師がクリニック併設のカウンセリングルームを紹介してくれたのです。「このつらさを抜け出すためなら何でもしたい!」とわらにもすがる思いで予約しました。緊張の初回。臨床心理士の資格を持つベテランの公認心理師さんによる1時間のカウンセリングを受けました。症状のつらさ、仕事や家事を十分にこなせない焦り、家族にも迷惑をかけてしまっている罪悪感など、心理師さんの前では不思議と次から次に感情が湧き上がってきました。それと同時に、自分の心がふわっとラクになるのがわかりました。心理師さんがかけてくれたこんなアドバイスが心に残っています。「あなたは十分頑張っていますよ」自分の年齢を呪い、自分を責めるばかりだった私はこの言葉に救われました。毎日の体調を記録する「体調カレンダー」というものも教わりました。体調カレンダーというのは、好きなカレンダーを使って自分の体調や心の状態を記録しておくメモのようなものです。体調や気持ちの変化がわかりやすくなって、医師や家族への説明に役立っています。私の場合は、月経前後や排卵日周辺に体調が悪化することに気付くきっかけになりました。カウンセリングが終わるころには気持ちが前向きになっていくのを感じました。まとめ30代のころ、40代がこんなにもつらい時期だとは思ってもいませんでした。40代の不調を経験したことで考えが180度変わったと思います。体力も視力も精神力もいずれ落ちていくもの。それに対抗するのではなく、受け入れていくことが大事なのだと学びました。現在はかかりつけの内科の医師に処方してもらった漢方を飲み、症状は以前より落ち着いてきています。カウンセリングはあれから行っていませんが、心理師さんが教えてくれた「体調カレンダー」は心のよりどころです。どんな症状がいつごろ出るのかを予測でき、「そろそろひどい肩凝りが来るぞ!」と心構えができます。更年期本番に向けて少しでも前向きに過ごしていきたいです。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)東京女子医科大学医学部卒業。米沢市立病院入職後、再び東京女子医科大学に戻り、専門医を取得。同大学産婦人科に入局し産婦人科医として働きつつ、性科学を学び、また東京女子医科大学東洋医学研究所で東洋医学を学ぶ。2019年1月に地元山形県米沢市にて、こまがた医院を開業。著者/星野ようこ看護師や養護教諭として勤務。趣味は読書や音楽鑑賞。
2022年07月12日やさしかった夫が怒りっぽくなったり、明るかった夫が急に暗くなったり。40代・50代になり「夫が変わった」と感じることはありませんか。さまざまな原因が考えられますが、1つには「男性更年期症状」があります。欧米では認知度が高いものの、日本ではまだ知らない人も多いようです。そこで、泌尿器科医でありメンズヘルスにも詳しい窪田徹矢先生に妻が知っておきたい「男性更年期症状」の基礎知識と対応について聞きました。教えてくれたのは…監修/窪田徹矢先生(くぼたクリニック松戸五香院長)獨協医科大学医学部卒業。千葉医療センター、成田赤十字病院で研修を積み、国保松戸市立病院泌尿器科に勤務。その後千葉西総合病院泌尿器科にて医長、部長を歴任。2017年、くぼたクリニック松戸五香を開業。日本泌尿器科学会専門医・指導医。★関連記事:40代・50代夫婦関係の悩み。夫の「男性更年期症状」が原因になることも?【医師監修】男性更年期症状とは?男性ホルモンが減ることで表れる心身の変化女性の更年期症状は女性ホルモンが減ることで起こるものですが、男性の場合はどうなのでしょうか。「男性更年期症状は、男性ホルモンであるテストステロンが年齢とともに減ることで引き起こされます。女性と似ている症状も多くありますが、男性の場合は性機能の低下があることが大きいですね。クリニックに男性更年期症状を訴える方には、まず問診を受けていただきます。そのとき、Aging malesʼ symptom(AMS)スコアという質問表が用いられます。各症状について当てはまる程度を選び、合計点数によって症状を判断します」(窪田先生)。男性更年期症状をチェックするAMSスコア【ハイネマンのAMSスコア】症状ない軽い中等度重度非常に重度点数123451総合的に調子が思わしくない(健康状態、本人自身の感じ方)123452関節や筋肉の痛み(腰痛、関節痛、手足の痛み、背中の痛み)123453ひどい発汗(思いがけず突然汗が出る、緊張)123454睡眠の悩み(寝つきが悪い、ぐっすり眠れない、寝起きが早い、疲れが取れない、浅い睡眠、眠れない)123455よく眠くなる、しばし疲れを感じる123456イライラする(当たり散らす、ささいなことにすぐ腹を立てる、不機嫌になる)123457神経質になった(緊張しやすい、精神的に落ち着かない、じっとしていられない)123458不安定(パニック状態になる)123459身体の疲労感や行動力の減退(全般的な行動力の低下、活動の減少、余暇活動に興味がない、達成感がない、自分をせかさないと何もしない)1234510筋力の低下1234511憂うつな気分(落ち込み、悲しみ、涙もろい、食欲がわかない、気分むら、無用感)1234512「人生の山は通り過ぎた」と感じる1234513力尽きた、どん底にいると感じる1234514ひげの伸びが悪くなった1234515性的能力の衰え1234516早期勃起(朝立ち)の回数の減少1234517性欲の低下(セックスが楽しくない、性交の欲求が起こらない)12345合計【症状の程度】17~26点:なし、27~36点:軽度、37~49点:中度、50点以上:重度※Heinemann aging male‘s symptoms scoreを基に表を作成。※症状の程度は目安です。この質問表をチェックしてみて、27点以上になるようなら、メンズヘルスを標榜するクリニックの受診をおすすめします」(窪田先生)。妻のやりがちNG対応とは?責めるのはNG男性更年期なのかなと感じたら、妻が気を付けるべきことはありますか。「相手を責めるのは止めたほうが良いです。男性は完璧主義の人が多いので、これまでできなかったことができなくなることで落ち込んだり、イライラすることも増えることもあります。そこを責め立ててはさらに状況が悪化するので、思いやりをもって接してほしいと思います」(窪田先生)。責めるのではなく味方になってあげてそれでは、具体的にはどんなことをしてあげると良いでしょうか。「例えばうつっぽい症状があった場合、心療内科や精神科などに行くことが多いと思います。まずはそれでも良いのですが、しばらく通院しても良くならない場合は男性更年期の疑いを提案してみると良いでしょう。そのとき、先ほど紹介したAMSスコアを活用すると説得性が高まりますね。男性更年期症状はメンズヘルスを標榜するクリニックで治療ができます」(窪田先生)。クリニックではどんな治療をする?男性ホルモンを補充しますクリニックではどんな診察、治療を受けるのでしょうか。「まずはAMSスコアを使った問診をし、血液検査をします。血液検査でテストステロンの数値を見て、必要であればホルモンを補充する薬を出します。保険診療で認められているのは注射のみで、2~3週間に1回おこないます。保険がきけば1回1,000~1,500円と手軽な価格で受けられ、効果もすぐに感じられます。ただ、2週間くらい過ぎると効果が薄れるので、様子を見ながら継続的に注射していきます。ただし、副作用として睾丸の委縮があるため、子作りを考えている方にはおすすめしていません。保険はききませんが、睾丸に直接塗るホルモンクリームもあります。最初は1日2回塗布、その後様子を見て月1回と減らしていきます。国内製品はテストステロン1%という低いものしかまだなく、1本4,000円前後です。一般的には最初は注射でホルモンを補充し、様子を見ながらクリームによる治療に移行していきます」(窪田先生)。まとめつまるところ、夫婦関係の危機は思いやりで乗り切れるということでした。薬の力を借りて生活の質を上げられるなら、ぜひ活用したいところ。自分自身も更年期で、いろいろムカつくことも多いですが、夫の様子も気づかってあげられると良いですね。取材・文/岩崎みどり(50歳)ライター歴25年。35歳で第1子、38歳で第2子出産。最近、たるみが加速して二重あごが悪化。身長153㎝なのにLサイズの服が少しきつくなってきて……人生最後のダイエットを計画中。著者/監修/窪田 徹矢 先生くぼたクリニック松戸五香院長。獨協医科大学医学部卒業。千葉医療センター、成田赤十字病院で研修を積み、国保松戸市立病院泌尿器科に勤務。その後千葉西総合病院泌尿器科にて医長、部長を歴任。2017年、くぼたクリニック松戸五香を開業。日本泌尿器科学会専門医・指導医。専門医である泌尿器科および皮膚のトラブル、生活習慣病を含めた内科まで幅広く診察。メディア出演も多数あり、医者YouYuberとしての情報発信もおこなっている。
2022年07月12日更年期の女性によくあるといわれる手指の関節痛。私も約6年間、右親指付け根の痛みに悩んでいます。もうすぐ54歳で、もはや更年期もベテランの域に達した感がある私ですが、この痛みだけはじょうずに付き合えていません。医師からすすめられた関節内注射は怖くて受けられず、ただ痛みに耐える日々。そんな臆病な私がついに決断する日がやってきました!更年期によくある母指CM関節症の痛み48歳のころに始まった右親指付け根の痛みは、整形外科で更年期の女性によくある「母指CM関節症」と診断されました。関節が亜脱臼しているそうで、医師からはなるべく装具で固定して手を酷使しないこと、痛みがひどい場合は注射か手術の選択もあることを説明されました。「手に注射なんて想像するだけで痛い! 手術なんてもっと無理! 」そう思った私はサポーターで固定したり、ストレッチをしたりと、自分でできる対策を選びましたが、症状は一進一退。関節痛に効くというエクオールのサプリは効果を実感しましたが、痛みが完全に消失するわけではありませんでした。家事や仕事をセーブするわけにはいかないし、ましてや頻繁に手洗いや消毒をするこのご時世。1日中サポーターを付けて安静になんて、そもそも無理な話です。ヨガやエアロビクスのおかげか膝や腰に痛みはなく、老化や更年期の荒波をじょうずに乗りこなしてきたつもりだったのに。もしかしたら右親指の痛みは更年期が終わっても続くのかもしれない。なんとかしないと。でも注射は嫌だ…… 。新しいクリニックでついに注射を決意近隣の整形外科の診断はすべて同じだったため、私は違う治療法を求めて新しく開院した整形外科を受診しました。真新しいクリニックはどうやら大人気のよう。初診の私は診察まで2時間、レントゲンを撮り終えて再び呼ばれるまでさらに1時間かかりました。そして待ちくたびれた私に、医師は今までと同じ診断を下しました。「固定して安静にしてください。ストレッチも大切ですよ。我慢できないなら注射を打っていきますか? 」。これまで6年間、注射が怖いなら痛みと付き合っていくしかないと現状を受け入れてきた私ですが、もうそれでは永遠に解決しないのだと悟りました。「注射を打ってください! 」。あんなにためらっていたのがうそのように私は一瞬で決断し、医師にそう告げたのです。3時間も待ってこのまま手ぶらでは帰れない! という謎の損得勘定が働いたのも事実ですが、長い間耐えてきた痛みに疲れ果ててしまったのが本当のところ。医師は「注射は第一選択ではないけれど、痛いのなら打ってみましょうか。ラクになりますよ」と言ってくれました。効果てきめん!3日後には痛みが消失あっという間に準備が整い、私は右親指の付け根にステロイド薬と麻酔薬を混合した関節内注射を受けました。実際に注射を目にしたときには恐怖を覚えましたが、意外に針は細く痛みは想像の1/10くらい。しかし時間がたつにつれ母指球(親指の付け根のふくらんだ部分)がパンパンに腫れてきて、その日は本来の指の痛みより注射の痛みのほうがとても強く出ました。変化が表れたのは3日後のこと。接種部位の痛みが引くにつれて母指CM関節症の痛みもすっかり消失したのです。今までうっかり右手を使ってはイタタ…… となっていたのに、洗濯ばさみをつまんでも、ジャムのフタを開けても、ドライヤーを持っても、痛くない!ステロイドの関節内注射は、ネットで調べる限り何度もおこなっていいものではないようです。私自身も長い間抵抗感があったわけですが、実際に受けてみたらあまりにも劇的に改善したのでとても驚いています。接種から2週間以上たつ現在も効果は継続。今後いつ再発するのかはわかりませんが、ひとまず痛みから解放されたことで心まで軽くなりました。まとめ新しい整形外科を受診したことがきっかけで、ずっとためらっていた関節内注射を受けることになった私。母指CM関節症の痛みは劇的に改善し、長年の悩みが解消されました。家事や仕事がはかどるようになっただけでなく、心まで軽くなり生活の質が向上。あまりの効果に喜び半分、驚き半分…… といったところでしょうか。薬効が切れて痛みが再発したときにどうするのか、まだそこまで考えは及んでいませんが、サポーターとストレッチも継続しつつ、注射の良い面と悪い面をしっかりと理解して対処していきたいと思います。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/中村光伸先生(光伸メディカルクリニック院長・医学博士)整形外科医の知見から骨の仕組み、体の動かし方を活かした骨のトレーニングを提唱する骨の専門医。骨の強化と全身の機能回復を両立する「骨たたき」を考案。若々しい体を取り戻す「リバースエイジング」の専門家としてメディアにも多数出演。著書に『医者が考案した骨粗しょう症を防ぐ1分間骨たたき』(アスコム)。著者/みやび(53歳)大学生と高校生の男子2人の母。夫の自営業を手伝いながらマイペースにライター活動中。息子の野球に全集中した12年間が終わり、燃え尽きたあとにやってきたのは更年期と介護だった……。趣味のヨガで体を整え、すべてを乗り切る所存!
2022年07月11日私は季節の変わり目、特に4月から5月にかけての時期に体調を崩しやすくなります。これは寒暖差や環境の変化などのストレスによって自律神経のバランスが乱れることが原因だと、更年期の症状を診てもらうため受診した婦人科の医師から言われました。40歳を過ぎたころから季節の変わり目の不調がたびたび起こるようになり、その都度対応策を試行錯誤している体験談を紹介します。★関連記事:「医師の言葉に涙が…」40歳で生理前後の不調が悪化、婦人科を受診すると…【体験談】季節の変わり目に眠れないように私は30代半ばのころ、4月の異動辞令を受けて仕事の環境が変わったことで高ストレス状態となり、ゴールデンウイークの前後に神経が高ぶって眠れない夜が続いたことがあります。その後数年はなんともなかったのですが、40歳を過ぎてからはアラフィフとなる現在に至るまで、毎年とまではいきませんが夜眠れないことが増えてきました。また冬から春にかけて、もしくは夏から秋にかけての季節の変わり目にも、自律神経が乱れるのか、特に何かストレスを感じている認識がなくても神経が高ぶったような感じで、疲れているのに眠れなくなるのです。そんなふうに眠れないときは、知り合いのアロマテラピストから眠りに就きやすくなると教えてもらったラベンダーのアロマを枕元にたらすことも。また、私は23歳のときにストレッチのインストラクターの資格を取り、カルチャースクールや公民館で講座を不定期に開講しているのですが、この講座で自分が教えている呼吸法を使ったストレッチをおこなったりもしています。本来はこのストレッチを毎日継続していればもう少し体調も良い状況を維持できると思うのですが、本業は事務職なのでなかなか継続できていませんでした。でも今回は、不眠対策としてアロマとともにストレッチを実践。そうするうちに緊張で凝り固まっていた神経がほぐれてだんだんとリラックスした状態になり、いつの間にか睡眠できる状況となりました。眠れないときにアレルギー症状が出やすくなる以前、自律神経が乱れると免疫力が低下すると医師に言われたことがあります。そのせいか、私は不眠気味になったり疲れやすくなったりと自律神経が乱れていると思われるときアレルギー症状が出やすくなります。喉がいがいがして咳が止まらなくなったり、鼻がぐずぐずしたり、全身にじんましんなどが出ます。花粉症のシーズンでもないのに喉や鼻の症状が出るのは、若いころから心身が弱っているときに時々ありましたが、これも今考えてみると免疫力が低下して自律神経が乱れていたのかもしれません。40歳ごろ眠れない症状がたびたび出てくるようになったと同時に季節の変わり目に、アレルギー症状も出ていることに気が付きました。アレルギーの諸症状が出た際には、悩まず耳鼻咽喉科を受診して処方してもらった抗アレルギーの飲み薬を服用するようにして対処しています。気分が落ち込んだら発想の切り替えと運動医師によると、季節の変わり目の自律神経の乱れと思われる体調不良は、更年期の自律神経の乱れも加わり、さらにきつく感じられることもあるということです。自律神経が乱れてくると精神バランスも乱れてくるそうなのですが、私の場合、なんとなく理由もなく落ち込んだり、不安な気持ちになったり、だるくてやる気がなくなったりします。こういったとき、誰かと話すと自己否定やネガティブ発言の多い厄介な人になってしまいますし、思考もネガティブになっているので何かをする前にどうせダメだと諦めたりチャンスを逃したりします。最近は、そのあたりは自分でもある程度は認識しているので、自分でネガティブな思考になりかけたり、ネガティブな発言をしそうになったりしたら、自分はネガティブな状態になっているのだと客観的に自分を見つめ、楽しいことを考えるなど発想を切り替えるようにしています。また、そういった気分が落ち込んだときは、有酸素運動や同じ動作を繰り返すウォーキングをおこなうのが良いと、医師にアドバイスを受けたことがあります。ですから気分を切り替えるためにも外に出て新鮮な空気を吸いながらウォーキングをしたり、自分で教えている呼吸法を使ったストレッチをしたりして、自律神経を整えるように工夫しています。まとめ季節の変わり目は自律神経が乱れることにより、眠れなくなったり、アレルギーの諸症状が出たり、気分が落ち込んでやる気がなくなったりといった症状が出て、つらい状況になります。そんなときは今までの経験上、とにかくリラックスをして心身の緊張をほぐすことが最善策だと体感しました。やる気が起きないときに無理やりしたくないことはなるべくしないようにし、好きなことをして過ごすように心がけています。そして、自律神経を整えるために良いと言われるアロマテラピーやウォーキング、呼吸法を使ったストレッチをおこなうことにより、この時期をうまく乗り越えるようにしています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)東京女子医科大学医学部卒業。米沢市立病院入職後、再び東京女子医科大学に戻り、専門医を取得。同大学産婦人科に入局し産婦人科医として働きつつ、性科学を学び、また東京女子医科大学東洋医学研究所で東洋医学を学ぶ。2019年1月に地元山形県米沢市にて、こまがた医院を開業。著者/輝歩 (51歳)勤続約30年となる会社員を務める傍ら、ファイナンシャルプランナーとストレッチインストラクターの副業をこなすシングルマザー。
2022年07月10日私が20代後半ごろ、当時50代だった母が重度の更年期障害になり、しまいにはうつ病となり入院しました。日常生活や会話すらまともにできない母に家族全員が翻弄(ほんろう)され、胸を痛めたものです。あれから20数年。当時20代だった私もついに更年期に突入。すると当時の母の苦しみが少し理解できるように。イライラと落ち込みを繰り返し、母同様に私もうつ病寸前!? そんな私を救ったのは……。★関連記事:「夫がいつもと違う」40代・50代夫婦関係の悩み。夫の「男性更年期症状」が原因になることも…更年期に突入し、気分はいつも最低だったのが…どうにもできない更年期のもどかしさ私は50代で、飲食業界で働いています。45歳になるまで連れ添ったパートナーとは結婚せず、子どももいません。パートナーと暮らし始めてから13年、ずっと同じで何も変わらない毎日……。そんな生活に特別不満を抱くこともなく、ただ淡々と日々を過ごしていました。ところがです。40代半ばごろから、パートナーとの間に何か特別なことがあったわけでもないのに、何かが違うと感じるようになりました。以前と変わらない生活をしているのに、何かが違ってなんだかおかしい。口では言い表せないむずがゆい気分や感情に苛まれるのです。やる気が出ないとか、すぐにイライラしてしまう更年期の症状をパートナーに訴えてもうまく伝わらない。理解してほしくても理解してもらえない。気分はいつも最低です。イライラ、落ち込み、イライラ、落ち込みの繰り返し。このままうつ病になるのでは……と思うほどでした。親友との会話をきっかけに人生の再構築を決意ちょうどそんなとき、幼なじみで親友の女性と温泉に行く機会がありました。お酒を飲みながら、昔話に花が咲きました。お互い若いなりに人生を楽しんでいたあのころ……。若さゆえに勢いがあり、がむしゃらに今を生きていたあのころ……。2人で若かりし日々を懐かしんでいるうちに、私の中で「カチッ」と音がした気がしました。この13年間、私はどこかパートナーに気をつかい、言いたいこともうまく伝えられず、したいことも遠慮してできないことが多かったように思いました。それは、決してパートナーに強要されたわけではありません。私自身の性格の問題で、2人で過ごす中でそういう関係性を自ら築いていたのでした。親友と2人、温泉に浸かりながら「もうアラフィフだもんね。楽しくない時間を過ごすのはもったいないよね」と話すうち、私は今のままではダメだと思いました。自分の生きたいように生きたい。もう我慢はほどほどにして生きていきたい。そんな思いがふつふつと湧き上がりました。そして私は自分が築いてきたものを少しずつ壊し始めたのです。いえ、あらゆる面から自分の人生を築き直すことにしたのです。パートナーとの別れと新たなる出会い自分の人生を前向きに生きたいと思ったとき、更年期の症状とも向き合おうと思いました。そして、まずは親友おすすめのサプリメントを試すことに。ホルモンバランスを整えてくれるという「エクオール」です。親友の場合はイライラやホットフラッシュが軽くなったらしいのですが、私の場合は効果がなかったので、半年ほどで服用を中止。代わりにネットで調べて、ホルモンバランスを整えるのに良いというプラセンタと、気の巡りを良くしてくれるという漢方「田七人参」を飲み始めました。すると半年ほどでひどい疲労感が軽減。家でゴロゴロしていることが多かったのに外出したいと思うようになったり、イライラしてふさぎがちだったのに気持ちをうまく切り替えられるようになったりと、徐々に改善していきました。それと並行して、私の行動にも変化が。行きたい場所へひとりで行き、パートナーにも言いたいことを言うようになり、ついにはパートナーの元を去りひとりで新たな生活を始めました。誰にも気をつかわず、自分のペースでの生活です。その2年後には、言いたいことを言い合った上でわかり合える新しいパートナーとも出会え、仕事以外のストレスがなくなりました。まとめ私をつらい更年期から救ってくれたのは、やはり「自分らしく生きる」という人生の姿勢だったと思います。アラフィフになってそれまで築いてきた人間関係を壊したり殻を破ったりするのは大変でした。でもそれは、私が本来の自分を取り戻し、言いようのないストレスから解放されるには必要なプロセスだったと思います。思えば、母も更年期を抜けたらまるで別人でした。厳格な父に言いたいことも言えず遠慮がちだったのに、更年期を境に父に意見し、したいことをするようになりました。私も母も「自分らしさ」を取り戻してから更年期の症状が軽くなったような気がします。更年期の症状の緩和に限らず、「自分らしさ」も生き方の大事なエッセンスのように思っています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/粒来拓先生(よしかた産婦人科分院綱島女性クリニック院長)日本産科婦人科学会 専門医・指導医。日本女性医学学会 女性ヘルスケア認定医・指導医。日本女性心身医学会 認定医。患者一人ひとりの症状と考え方に寄り添い、サポートしている。マンガ/山口がたこ著者/ひろこ(50歳)バツイチ子どもなし。更年期にさしかかってから5年。一波乱ののち今では年下のパートナーと良好な関係を築き、精神的には落ち着いてきたものの体や顔の変化に毎日格闘中。
2022年07月10日アラフォー以降、白髪や薄毛、パサつきなど、加齢による髪の悩みが多くなってきました。それに加えて頭皮に大量に汗をかくように。夏場は特にひどくて、汗が流れ落ちてくるためタオルが手放せません。頭皮のベタつきやかゆみもあり、イライラしっぱなしでした。★関連記事:「地肌が透けていてショック!」42歳、薄毛対策にやってみたこと【体験談】更年期のせい?頭皮まで汗かきに!アラフォーを過ぎたころから、加齢とともに体質が変わってきたなと日々感じていました。しかし、アラフォーよりアラフィフ。年齢が上がるにつれてその変化の度合いが大きくなってきたように思います。特に気になるのが、加齢がひと目でわかってしまう髪。薄毛や白髪はとても気になりますし、それに加えて頭皮に汗をかきやすいことが悩みの種でした。いつごろからなのか覚えていませんが、気が付いたら汗で頭皮はベッタリなのに髪はパサパサ……という状態になっていました。調べてみると、更年期に女性ホルモンの分泌が減ることで頭皮がベタつくことがあるとのこと。だから「更年期だから、仕方ないのかな」と思っていましたが、時にダラダラと流れ落ちてくる汗と頭皮のかゆみで、1日中イライラしなければならないこともしょっちゅうでした。夏場はトラブル続出、常に不快な状態が「白髪も気になるし、そろそろ美容院に行きたい」。でも、頭皮にトラブルがあるとそれもままならず……。美容院に行くためにも「とにかく、このかゆみをなんとかしないと!」と思うに至りました。 そして思い出したのが、以前、別の頭皮トラブルで皮膚科を受診した際に、かゆみを抑える薬用シャンプーや女性向けの育毛剤を勧められたこと。やはり、シャンプーを変えたほうが良いのかもしれない。でも、どんなシャンプーが良いんだろう? ふと、相当な汗っかきの夫のことが浮かびました。夫は肌が弱いほうなのですが、汗をかいても頭皮をかゆがっているのを見たことがありません。それにメンズのシャンプーは、特に頭皮の脂を洗い流してくれるようなイメージがありました。そこで、とりあえず夫のスカルプケア用のシャンプーを試してみることにしました。身近なところに解決策があった!メンズのシャンプーって何が違うんだろう? シャンプーのパッケージに記載されている、いろいろな成分名を見ても私がいつも使っているものとの違いはよくわかりませんでした。香りについては好みが分かれるところかもしれませんが、シトラス系の香りで私は抵抗なく使うことができました。実際にシャンプーしてみると、頭皮のスッキリ感がいつもと驚くほど違う!! やはり、メンズのシャンプーは頭皮の皮脂や汚れがよく落ちるような気がしました。頭皮が良い状態をキープできていると髪の状態も良くなるようで、2、3回の使用でツヤも戻ってきました。まとめ今はもうすっかり頭皮のベタつきもかゆみも治まっていますが、その後も半年間そのまま夫のシャンプーを使い続けています。同じシリーズのコンディショナーも合わせて使ってトリートメントはしていませんが、冬場でも乾燥やフケなども気になりません。何より常に頭皮がスッキリした状態なのは気持ちが良く、ストレスフリーです。徐々に頭皮もやわらかくなってきているように思いますし、更年期のせいだから仕方ないと諦めないで対策をして、頭皮や髪の健康を取り戻せて本当によかったです。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。監修/黒田愛美先生(Zetith Beauty Clinic副院長)美容・アンチエイジング専門医。トライアスリート。1979年東京生まれ。2003年獨協医科大学医学部卒業後、東京女子医科大学内分泌乳腺外科に入局。2007年品川美容外科へ入職、2011年品川スキンクリニック新宿院の院長に就任。2013年同クリニック、表参道院院長に就任。その後、予防医学と分子栄養学を改めて学び、美容外科、美容皮膚科、アンチエイジング内科の非常勤医師として複数のクリニックの勤務を経て、現在に至る。著者/まるみ(51歳)在宅ワーカー。夫と息子2人の4人暮らし。一度きりの人生、めいっぱい楽しみたい! やりたいことが多すぎて時間が足りないタイプ。
2022年07月08日更年期イラストレーターのやましたともこさんによる、更年期のもろもろをゆる~くつづった連載マンガ「脱力系ゆる更年期日記」の第43話。40代半ばからファッション迷子が加速したというやましたさん。さらに、着る服がメンタルにも左右されるようで……。★関連記事:「年を気にせず着られると思ったら」10代で思い描いていた姿の現実は #脱力系ゆる更年期日記 42ウーマンカレンダーをご覧の皆さま、こんにちは。更年期イラストレーターやましたともこでございます。私は40代半ばで、ファッション迷子が加速してきました。マジでかわいいと思って着ていた服がまったく似合わないし、昨日まで何も気にせず堂々と着ていた服たちが、今日は何だかすごく恥ずかしい。そんな経験を幾度となく繰り返してきました。あるときは「私は私なんだ!」と着たい服を堂々と着る「メンタル強め期」が訪れ、しばらくすると、鏡に映る自分を見て痛々しさを自覚する「冷静期」が訪れ、それを3往復くらい続けた気がします。そもそも私は、はやりの服をトータルでコーディネートするシャレオツな人生を送るタイプの人間ではなかったので、まだマシかもしれませんが……。今日も鏡に映るド派手なヘビメタのバンドTシャツに違和感を覚え、そっと脱いだあとに、無難な無地のTシャツを手にする私でありました。あ、今私、冷静期〜。※注意:2コマ目の若いママ友は私の画力がなく意地悪な若いお母さんに見えちゃいそうですが、真面目で良い人です。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。著者/イラストレーター/ やましたともこ(49歳)高知県出身、大阪府在住のイラストレーター。2児の母。高齢出産で身も心も弱り切ったまま更年期に突入。ここ10年元気な自分を見たことがない。本格的な老化とどう付き合うのか日々模索しつつヤングで緩めなイラストを描いている。
2022年07月07日「今から21年前の11月20日のこと。その日は朝から体調が優れなかったけど、なんとか担当の女優さんにメークをして、スタジオに送り出したんです。その後、ますます気持ちが悪くなって……。これはおかしい、と思ってタクシーを飛ばして病院に到着したときには脈拍も血圧も跳ね上がり、血圧は230に。息苦しさと気持ち悪さで立つこともできない状態でした」初めてパニック障害を発症したときのことをこう語るのは美容家でタレントのIKKOさん(60)。実は、パニック障害に悩む人は、年々増加傾向にある。厚生労働省の統計によると、この20年で患者数は約27倍にも増えているのだ。パニック障害の鍼灸治療に定評のある、「鎌倉ひまわり鍼灸院」院長の影森佳代子先生が解説する。「症状としては、突然襲ってくる激しい動悸や心拍数の増加、発汗、震え、息切れや息苦しさ、のどのつかえやめまい、ほてりや悪寒、死への恐怖感などさまざま。立っていられなくなり、救急車で運ばれる方も少なくありません」このような発作が繰り返し起こったり、1回発作が起きた後、1カ月以上にわたって「また発作が起こるのではないか」という“予期不安”を感じて外出できない、電車に乗れないなど、生活に支障が生じた場合に、パニック障害と診断されるという。発作は、特に電車や渋滞中の車の中、エレベーター、スーパーのレジに並んでいるときなど「逃げ場がない」と感じる場所で起こりやすい。影森先生自身も、30代のときにパニック障害を発症した。「山手線に乗っていたら高田馬場の手前で急に息苦しくなり、死んでしまうのではないかという恐怖に襲われたんです。当時はカウンセラーとして働きながら、月曜から土曜まで夜にはりの専門学校に通っていて、心身ともにストレスと疲労でいっぱいでした。でも、気づかないふりをしていたんです」IKKOさんの場合も、疲労とストレスが重なっての発症だった。30歳で「アトリエIKKO」を設立。みずからの仕事と弟子を育てる重圧を一身に背負い、体は悲鳴を上げていたのだ。軽い吐き気や動悸、めまいなどの“前兆”はあったが、多忙な日々にそれらをやり過ごしていたという。冒頭の出来事によって1週間入院したものの、退院して仕事に戻ると再び重荷にさらされた。「電話のコールが鳴ると体の震えが起こるようになってしまったんです。夜も、彼がいるときは大丈夫なんですが、一人だと不安になってめまいや息苦しさが押し寄せ、救急病院に駆け込むと治る。それを繰り返すような日々でした」■40〜50代の更年期世代は特に注意が必要統計的には20〜30代の発症率がもっとも高いパニック障害だが、影森先生の元には、40〜50代の患者も多く駆け込む。「この世代の女性は女性ホルモンの減少により自律神経のバランスが崩れやすくなるうえ、さまざまなストレスにさらされやすいんです。仕事では責任が重くなり、私生活でも親の介護や子どもの巣立ちなどの変化が訪れます」さらに、コロナ禍も追い打ちをかけているという。「最近相談を受けた50代の女性の場合、1年ほど前から更年期症状があるなかで、お子さんが中学受験を控え、コロナの感染対策に気を使う日々でした。受験が終わった後、それまでのストレスからパニック障害を発症してしまったんです」真面目で完璧主義な人や責任感が強いがんばり屋さんがなりやすいというパニック障害。発症しないためには、“前兆”に気づくことも大切だと影森先生。「ふだんから漠然とした不安があり心身ともにスッキリしない、緊張すると下痢をする、人混みに出るのがおっくうになった、などいつもと違う状態がひとつでもある方は“パニック障害予備群”の可能性があります。早めに休息をとったり、睡眠を十分にとって食生活を見直す、気分転換をする、などを心がけましょう」■信頼できる医師を見つけることが大切発症してしまった場合、まずは精神科や心療内科を受診し、自分に合った治療法を見つけることが肝心だ。IKKOさんの場合は、自分と相性のよい医師がいる心療内科に通うほか、自律神経を整えるはり治療に3年間毎日通ったという。自分に合う医師を見つけることが特に大切だとIKKOさん。「私が話す前にいろいろ言ってくる先生よりも、まずじっくり話を聞いてくれる先生のほうがよかったですね。仕事のやり方も変えました。弟子に任せられるものは任せて、1日働いたら1日か2日休んで頭を無にするようにしたんです。焦って中途半端に治療しても時は流れていくから。焦っちゃダメ、と何度も自分に言い聞かせてね」みずからこんな工夫もした。「発作が起きそうになると、韓流ドラマを見たり、音楽を聴いたり、“大好きなこと”に集中すると症状が少し和らぐんです」“笑門来福”などの文字を書いて家中に貼ることで、自己暗示をかける方法も効果的だったという。「食事と一緒に福を取り込めるように、キッチンには“福”の文字を。災いはすべて水に流してたくさん笑えるように、トイレには“笑門”。穏やかに、焦らずいられるように“川の流れのように”の書を階段に。信頼する主治医にも“大丈夫”と書いてもらって、その紙を持ち歩いていました」手の震えなど、発作が出そうになったら、そのメモを見て心を落ち着かせていたという。このように“パニック障害が起きても大丈夫”と安心できる、“お守り”があることは不安を解消するのに効果的だ。影森先生も、発症はしていないが不安で仕方ないというときや、パニック障害の発作が起きそうだという場合には、上の図のような“お守りツボ”や“おもち呼吸法”などのセルフケアを行うことを推奨している。最後にIKKOさんが、パニック障害に悩む読者にこうアドバイスしてくれた。「無理していると感じたら、頭を空っぽにして休むことが大切。体を温めて、深呼吸をして、好きなものに囲まれてリラックスしてください。少しよくなったらウオーキングなどの運動をするのもいいですよ。これまでがんばってきたんだから、いまは休憩のとき。大丈夫、大丈夫。必ず、また歩み出せますから!」【図解】パニック障害を防ぐお守りツボ押し
2022年07月06日女性の更年期は誰もが知っていますが、男性にも更年期があることはまだあまり知られていないのではないでしょうか。「最近、夫がいつもと違う」「夫婦関係がぎくしゃくしている」と感じたら、夫の更年期が原因であることも。そこで、泌尿器科医でありメンズヘルスにも詳しい窪田徹矢先生に「男性更年期」について聞きました。教えてくれたのは…監修/窪田徹矢先生(くぼたクリニック松戸五香院長)獨協医科大学医学部卒業。千葉医療センター、成田赤十字病院で研修を積み、国保松戸市立病院泌尿器科に勤務。その後千葉西総合病院泌尿器科にて医長、部長を歴任。2017年、くぼたクリニック松戸五香を開業。日本泌尿器科学会専門医・指導医。★関連記事:「身の危険すら覚えた…」物腰柔らかだった夫が豹変! もしかしたら男性更年期障害?【体験談】男性更年期とは?男性ホルモンが低下する時期日本人女性の閉経年齢の平均は50.5歳とされ、更年期は閉経年齢の前後5年、一般的には45歳~55歳といわれていますが、男性はどうなのでしょうか。「女性ホルモンは急激に分泌が減りますが、男性ホルモンはゆっくり、少しずつ減っていくのが特徴です。30代後半から減り始め、40代、50代にかけて減っていきます。ただし、これには個人差があって、例えば運動を定期的におこなっている人や肉体労働をしている人などは筋肉量が多いため、男性ホルモンが維持されやすいことがわかっています。クリニックに相談に来られる方は40代後半から60代前半くらいまでの方が多いです。男性更年期は、働き盛りでストレスが多い時期と重なります」(窪田先生)。男性更年期の症状は?「精神」「体」「性機能」が変化男性ホルモンが低下すると、どんな症状が表れるのでしょうか。「男性ホルモンのテストステロンは、大きくは丈夫な筋肉・骨を作る性機能を高める認知機能を高めるといった働きをします。ですから、テストステロンが減ると性機能の低下性欲低下記憶力、集中力、モチベーションの低下精神不安定(うつ、イライラなど)肥満骨粗しょう症発汗、ほてり疲れやすくなる不眠といった症状が見られます。ただし、その度合いや感じ方は人それぞれです。テストステロンが落ちても症状を感じない人もいます」(窪田先生)。症状は改善できる?メンズヘルスを扱う医療機関で相談を窪田先生によれば、例えばうつっぽい症状があって心療内科や精神科へ行ったものの、改善できずに悩んでいる男性は多いと言います。「正真正銘のうつと、うつっぽい症状を混同される方は多いですね。ただ、自分でその違いを見極めるのは難しいです。まず心療内科などで相談するのは良いのですが、しばらく通院しても改善されない場合は違う原因を考えたほうが良いでしょう」(窪田先生)。40代以降の男性なら、男性更年期の可能性もあるということですね。「そうですね。メンズクリニックを標榜している医療機関に相談してみると良いでしょう。診察は問診と血液検査をおこない、テストステロンの数値を調べます。保険診療で薬を出すことも可能なので、気軽に受診してみてはいかがでしょうか」(窪田先生)。まとめパートナーは、男性更年期症状に当てはまる項目はありましたか。症状が出ていても、自分では気付いていないことも多いもの。客観的に見ている妻だからこそできることがあると思います。気になることがあれば、メンズヘルスクリニックの受診を勧めてみてはいかがでしょうか。取材・文/岩崎みどり(50歳)ライター歴25年。35歳で第1子、38歳で第2子出産。最近、たるみが加速して二重あごが悪化。身長153㎝なのにLサイズの服が少しきつくなってきて……人生最後のダイエットを計画中。著者/監修/窪田 徹矢 先生くぼたクリニック松戸五香院長。獨協医科大学医学部卒業。千葉医療センター、成田赤十字病院で研修を積み、国保松戸市立病院泌尿器科に勤務。その後千葉西総合病院泌尿器科にて医長、部長を歴任。2017年、くぼたクリニック松戸五香を開業。日本泌尿器科学会専門医・指導医。専門医である泌尿器科および皮膚のトラブル、生活習慣病を含めた内科まで幅広く診察。メディア出演も多数あり、医者YouYuberとしての情報発信もおこなっている。
2022年07月06日現在46歳の主婦兼ライターです。私は42歳から原因不明のひどい回転性のめまいに悩まされ、仕事が続けられなくなり、22年間務めた会社を退職しました。後に、更年期が原因の1つだったことが判明するのですが、そこにたどり着くまでの不安でつらかった道程をお話しします。★関連記事:「立ち上がれない…」突然襲う、めまいの原因は?更年期だから?【医師監修】めまいの始まりは突然に短大卒業後、22年間パソコン作業が主体の事務職をしていました。42歳の夏、外食をして買い物をしていたら急に気分が悪くなりました。急いで帰宅しましたが、そのころにはもう目の前がぐるぐるして何かにつかまらないと歩けないほどの回転性のめまいが起こっていました。横になってもぐるぐる。とにかく頭を動かせず、嘔吐もあり、ほぼ寝たきりで数日過ごしました。3カ月後、同じめまいが起こりました。そのまた3カ月後にも同じめまいが起こり、さすがにおかしいと脳神経外科を受診しました。が、レントゲンもMRIも異常なし。他にも耳鼻科、甲状腺科を受診しましたが、結局異常は見つかりませんでした。そこで、少し早いけど更年期ではないかと婦人科で検査をしましたが、異常はなし。結局めまいの原因はわからずじまいでした。その間にも、めまいは3カ月から1カ月に一度と頻度が高くなっていました。原因不明、そして、退職へめまいがいつ起こるのかという不安から眠れなくなり、腹痛の症状も出始めたため、消化器内科を受診しましたが異常なし。そこでメンタルクリニックを勧められ、安定剤を服用し始めました。3カ月経過したころ、生理が来なくなりましたが、薬の副作用と言われました。体調が落ち着いていたこと、生理がないほうがラクということで、そのまま薬の服用を継続しました。薬を服用し、生理が来なくなってから2年たったころに婦人科を受診しました。血液検査でホルモンの数値が低く、生理が止まった原因はおそらく薬の副作用ではなく閉経に向かっていたのだろうと言われました。生理が来なくなったときに、再度婦人科で検査をしていれば、もっと早くめまいの原因が判明したかもしれません。結局仕事の継続は困難と判断し、43歳の秋に退職しました。定年まで働く気満々だったたので、大変ショックでした。新たな症状とたどり着いた原因退職して、めまいは起こらなくなっていました。そこで体調が落ち着いたのでパートを始めたのですが、半年たった45歳の年末、布団に入ると背中が熱くなり眠れない状態が1週間ほど続きました。これはいよいよ更年期だろうと思い、婦人科を受診すると更年期障害と診断されました。そこで今までの不調を話すと、めまいも更年期障害の1つであること、ストレスで更年期障害がひどくなることなどを説明されました。他にも要因はあったかもしれませんが、更年期障害がめまいの原因の1つだったことが判明したのです。ここまで来るのに5年かかりました。短いと思われるかもしれませんが、私にとってはとてもつらく長い5年でした。ですが今は不安が解消され、とても晴れやかな気分になりました。早く閉経すると骨粗しょう症のリスクが高くなると言われたため、現在はホルモン補充療法をしています。メンタルクリニックで処方されていた薬はやめました。婦人科を受診したとき、まだ若いからホルモン補充療法をすると出血が再開するかもしれないと言われていました。結局、閉経はしていなかったようで生理が復活。いつ生理になるかわからない面倒くささや久しぶりの生理痛に悩まされていますが、体調や気持ちの面ではこの10年間の中で一番元気です。まとめ更年期は閉経前後5年といわれています。実際に閉経しないと、それ以前のさまざまなつらい症状が更年期が原因なのかわからないことが、一番悩ましい問題だと思います。一般的に更年期は45歳~55歳といわれていますが、私は42歳だったため、めまいの原因が更年期だとわかるまで多くの年数がかかってしまいました。テレビでもよく特集されるようになった更年期障害。もっとたくさんの方に知られ、理解が深まるといいなと思います。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)東京女子医科大学医学部卒業。米沢市立病院入職後、再び東京女子医科大学に戻り、専門医を取得。同大学産婦人科に入局し産婦人科医として働きつつ、性科学を学び、また東京女子医科大学東洋医学研究所で東洋医学を学ぶ。2019年1月に地元山形県米沢市にて、こまがた医院を開業。イラスト/sawawa著者/やまと すみれ(46短大卒業後、金融系の公的機関にて勤務。しかし、体調不良に悩まされることが増えたので退職。趣味はドラマと映画を見ること。
2022年07月06日私は顔が急に熱くなることが頻繁にあります。46歳のときから始まり、53歳になった今もその症状は続いているのですが、特に体調が悪くなることはありません。ですが、人に見られると恥ずかしいと思うことがあります。そんな私のホットフラッシュの体験をお話ししたいと思います。★関連記事:「1時間おきにホットフラッシュが!」ホルモン補充療法でつらい更年期障害が緩和【体験談】46歳で初めて体験した「ほてり」症状46歳のとき、引っ越しとともに会社を退職し、近くのレストランにパートとして働くことになりました。私の担当は調理場で、そこには大きな窯があり、その前で作業をすることがほとんどでした。窯の前にいるだけではそうでもないのですが、窯の扉を開けるとかなりの暑さになります。作ったピザを窯で焼くという作業の繰り返しなのですが、仕事が終わり家に着いて鏡を見ると、顔が真っ赤なことに気付きました。「そんなに暑かったっけ?」と顔が真っ赤になっている自覚はありませんでした。ですが、毎日そのような状態だったようで、店長から何度も心配されました。それが最初の症状だったのですが、それからは太陽に当たる場所や密室、車の運転中は特にほてり、それが数時間も続く状態が続きました。急に始まった「ホットフラッシュ」の原因は?私の場合、顔全体がほてって真っ赤になるだけで、汗をかいたり動悸がするなどの症状はありません。ただ、顔が真っ赤になるので周りからはいつも「大丈夫?」と心配されることが多く、それを申し訳なく思うので、「大丈夫!」と元気よく答えることにしています。調べてみたところ、ホットフラッシュは女性ホルモンの1つであるエストロゲンが減少したことによって起こる自律神経の乱れが原因のようです。そして、血管の収縮と拡張のコントロールがうまくできずに起きる症状だということもわかりました。また、ホットフラッシュの症状を経験する人は60%くらいで、そのうち10%くらいの人が重症になると書かれていました。私はホットフラッシュが起きたときにはほてる以外の不快な症状は一切なく、ただ顔が熱いと思うくらいなので、とても軽いほうだと思います。強いほてり症状が出るのは運転中!?顔がほてる症状が出始めたのは46歳くらいからですが、そう考えるともう5年以上この症状が出ていることになります。症状が出るときのタイミングは、やはり暑い場所にずっといるときが多いです。具体的には、天気の良い日に屋外で過ごしているときは、いつも症状が出ていたと思います。一番強く症状が出ていると感じるのは、車を運転しているときです。特に長距離を運転しているときに起こり、運転を止めて車を降りても数時間はほてっています。車に乗って少し走るともう顔がほてってくるのですが、首から上がほてっているだけで、首から下はなんともないのが実状です。ですが、手は温かいときが多いように思えます。車に乗っている際に症状が出るのは、自分で車を運転しているときだけです。長時間助手席に座っていても症状は感じずなんともないので、自分でもとても不思議に感じています。ホットフラッシュの対処法私なりに考えた症状を軽減する方法として、冷水で手を洗うことや涼しい場所へ移動するなどのことを実施しています。それらのことをすると、比較的早く治まっていきます。まとめ更年期の症状だと言われる「ホットフラッシュ」は、のぼせ、ほてり、発汗など多くの症状があると聞きます。私の場合は顔が真っ赤にほてる程度で他に症状もなく、軽症のようです。ですが、その症状は数時間も続き、いつまでも顔が熱いので少し不快には感じます。冷水で手を洗う、涼しい場所に移動するなどの対処法でホットフラッシュとうまく付き合っていけたらと思っています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/粒来拓先生(よしかた産婦人科分院綱島女性クリニック院長)日本産科婦人科学会 専門医・指導医。日本女性医学学会 女性ヘルスケア認定医・指導医。日本女性心身医学会 認定医。患者一人ひとりの症状と考え方に寄り添い、サポートしている。著者/ch(53歳)生き物をこよなく愛し、家中生き物だらけ。4人の子育ても無事終了し、好きなことを仕事にして頑張っている日々。今は良き恋人で友でもある夫と二人暮らしを楽しんでいる。
2022年07月05日6月17日、厚生労働省は初めて行った更年期障害に関する意識調査の結果を発表。それによると、50代女性で「更年期障害の自覚症状がある」と答えた人は38.3%いるにもかかわらず、「医療機関を受診して更年期障害と診断された」と答えた人はわずか9.1%。つらい症状があっても病院にかからない人が多いという実態が浮き彫りになった。「更年期障害は治療すれば治るということを知らない人がたくさんいるのだろうと思います。『この程度で受診したら笑われるのでは』と、医療機関を受診することをためらったり、治療のイメージを持てなかったりする人が多いのでしょう」こう語るのは、よしかた産婦人科の善方裕美院長だ。更年期障害とは、閉経前後の約10年の間に「エストロゲン」という女性ホルモンの低下によって引き起こされる、ホットフラッシュやめまい、イライラや気持ちの落ち込みなどの症状が日常生活に支障をきたす状態のこと。つぎのチェックリストで1つでも当てはまる項目があり、日常生活に支障が出ていたら更年期障害の可能性が高いという。〈更年期の不調チェックリスト〉□ 顔がほてる□ 汗をかきやすい□ 息切れ、動悸がする□ 怒りやすい、すぐにイライラする□ くよくよしたり、憂鬱になったりすることがある□ 頭痛、めまい、吐き気がよくある□ 疲れやすい■本誌女性記者も、治療約1カ月で劇的改善「更年期障害と診断された場合、治療法として代表的なものが、『ホルモン補充療法(HRT)』。加齢とともに少なくなった女性ホルモンを体内に投与することで更年期障害の症状が改善されるのです」そう教えてくれたのは、成城松村クリニックの松村圭子院長。本誌の女性記者も、ホットフラッシュやめまいなどのひどい更年期障害の症状に悩まされていたが「ホルモン補充療法」を行い、処方から1カ月ほどで症状が劇的に改善した経験がある。そんな「ホルモン補充療法」とはいったいどんな治療法なのだろうか。前出の松村先生に解説してもらった。「不足してしまったエストロゲンを体内に補充する治療ですが、エストロゲンだけを補充すると、子宮内膜が厚くなり、子宮体がんを発症するリスクが高まってしまうことに。そのため、エストロゲンによる子宮内膜の増殖を抑えるためにプロゲステロンという黄体ホルモンも併用します」更年期障害の自覚があり、ホルモン補充療法を受けたいと思った場合、どのような診断を経て処方してもらえるのだろうか。【1】カウンセリング・血液検査悩まされている症状が、更年期障害によるものであるかを見極める。判断基準の一つとして女性ホルモンなどの数値を測る血液検査を行う。「更年期の症状は200種類もあるといわれているので、本当にそれが更年期によるものなのか、まずはじっくりカウンセリングを行います。また、血液検査でE2というエストロゲン値と、エストロゲンを出すように促すFSHというホルモン値を参考にすることもあります。それらを総合的に判断して、更年期障害かどうかを診断していくのです」(善方先生)【2】乳がん・子宮がんの検査診断されてもすぐに薬が処方されるのではなく、治療を行っても問題ないか、持病や病歴を必ずチェックする。「乳がん、子宮頸がん、子宮体がん検診で異常がないか確認しておくことは必須。ホルモン補充療法で投与する女性ホルモンが、病気の進行や再発のリスクを招く場合があるためです。ほかにも心筋梗塞や脳卒中の病歴がある人も受けられないため、事前に確認を行います。がん検診の場合、1年以内の検診の結果があれば検査を新たに行わなくてよいので、自治体が行っている検診を定期的に受けておくのがオススメです」(松村先生)【3】自分に合った処方薬を選ぶホルモン補充療法の処方薬はさまざまで、「貼る」「塗る」「飲む」の3つのタイプがある。〈貼る〉:腹部などに貼ることで皮膚から直接血管に吸収されるため、胃腸や肝臓への影響が少ない。併用する黄体ホルモンが配合されたものが手軽で人気。〈塗る〉:ジェルもしくはクリーム状の薬を塗ることで皮膚から血管に吸収され、胃腸や肝臓への影響が少ない。併せて錠剤の黄体ホルモンを服用する。〈飲む〉:錠剤を飲むタイプで薬の増量や減量が簡単。ただし、薬は胃腸から吸収され、肝臓を通って血液中に入るため、胃腸や肝臓の弱い人には不向き。■初めての場合はどのタイプ?初めての場合はどのタイプがよいのか。「処方薬には大きく分けてパッチ、ジェルといった経皮薬と、錠剤などの経口薬があります。皮膚から直接血管に吸収される経皮薬から始める人が多いですね。というのも、飲むタイプとは異なり、胃腸や肝臓を通らないため、臓器への負担を減らすことができるから。パッチタイプであれば、基本的に錠剤として併用する黄体ホルモンもパッチで一緒に投与できるため、初めての方でも手軽に始めやすいのです」(善方先生)かかる費用も気になるところだがーー。「保険適用となっているため、基本的にどのタイプでも、診察代を除いて、月1000~2000円程度で続けることができます」(善方先生)副作用についてはどうだろうか。「不正出血、下腹部や胸の張りといった副作用はありますが、生理2日目のような大量の出血が続くことはまれで、生理の終わりかけの量の出血が数日続く程度。それも続けるうちに治まってくる場合が多いです」(善方先生)長い間治療を続けることでがんへの影響などはあるのか。日本産科婦人科学会と、日本女性医学学会による『ホルモン補充療法ガイドライン』によると、ホルモン補充療法が乳がんのリスクに与える影響は小さいと指摘している。「がんになるリスクはほとんどないと考えられます。乳がんに関しては、治療していない人に比べて、1.3倍ですが、治療薬の使用期間が5年未満の人であれば、リスクは治療していない人と変わりません。喫煙や飲酒の習慣のほうが影響が大きいというデータもあるほどです」(善方先生)■髪や肌のツヤがアップする美容効果もそして、症状が改善されるほか女性にとってうれしい“副効果”もあるという。「血管の老化を抑えてくれるというメリットがあります。骨粗しょう症の予防にも効果がありますし、抜け毛で悩んでいた患者さんの髪のツヤが戻った、肌の調子もよくなったと、という声も聞きます。更年期障害の症状を改善するのが目的ですが、美容的効果もあるのです」(松村先生)適切な治療を受けることで得られるメリットは大きい。つらい症状に悩まされている人たちにとって、検討してみる価値はありそうだーー。
2022年07月01日「Femtech Japan」(株式会社G-Place)は2022年8月26日(金)、大阪・西梅田にて『フェムテックジャパン2022/フェムケアジャパン2022』を開催いたします。2021年10月、2022年3月の2度、東京・表参道で開催し、大好評をいただきました女性特有の健康課題解決を目指す企業、団体が集うイベントの関西初開催となります。また、東京における3回目の開催も、前回同様表参道にて2022年12月8日(木)に決定しましたので併せてご報告いたします。2022ロゴ■開催詳細日時 : 2022年8月26日(金)11時30分~19時30分(来場完全予約制)会場 : The 33 Sense of Wedding大阪府大阪市北区梅田2-4-9 ブリーゼブリーゼ33階アクセス : 大阪駅・梅田駅・西梅田駅・東梅田駅と地下街で直結。地下からのご来場の際は、西梅田の地下通路・ガーデンアベニューの「6-47出口」より。協力 : 大丸梅田店 michi kake出展者数 : 30~40社・団体程度(月経ケア、妊活・不妊・妊娠後・産後、女性特有疾患、更年期ケア、セクシャルウェルネス、メンタルヘルス等に関する企業・団体が出展予定)来場者数 : 約300~400名来場イメージ : プレス・メディア、美容系、サロン、スポーツ系、販売店MD/バイヤー、卸問屋、タレント、インフルエンサー、国会議員、地方議員、一般来場者など(敬称略)配信 : 会場内をレポーター、カメラクルーが回り日本全国への生配信、アーカイブを予定しております。抽選会実施 : ご来場、アンケート回答者様へ「抽選会(景品は出展社様の素敵な商品)」を実施いたします。過去開催の様子: 過去、イベント開催時の会場内やセミナーの様子はYouTube公式チャンネルにてご確認下さい QR_youtube■フェムテックジャパン2022/フェムケアジャパン2022とは女性特有の健康課題をテクノロジーで解決するという考え方がフェムテックです。昨今、話題に上がる事が増えているものの、まだまだ一般的には語られることが少ないと感じております。そこでより多くの方々にご存知いただくための舞台として、“フェムテックジャパン2022”を開催いたします。当日は“フェムケアジャパン2022”とのタイトルも掲げ、<女性特有の健康課題>解決へ向けて取り組む様々なブランド様およびサービス提供企業団体様にご出展いただき、幅広い情報をご提供できるイベントを目指します。今まで積極的に露出をしていないフェムテック/フェムケアブランドも多数出展予定です。■出展希望の皆様へ女性特有の健康課題解決へ向け取り組まれている企業・団体様の出展を広く受け付けております。出展料がお得になる「早割B:7月20日(水)〆切」の設定もあります。■来場希望の皆様へ入場料は800円(税込)です。来場は時間指定の完全予約制となっております。「Peatix」よりご予約ください。 QR_220826_来場予約■広告出稿希望の皆様へ当日、来場者様全員に配布するパンフレットに広告枠を設けます。本枠は女性特有の健康課題解決に対して意識の高いお客様に対し、広報をご検討されている企業・団体様向けです。前回来場者アンケートによると、月経ケア用品、スキンケア、デリケートゾーンケア、膣ケア、更年期ケア、エイジングサプリメント、妊活、マタニティ、バストケアなどの分野で特に情報ニーズが高くなっています。「表2」「表3」「表3対向」「表4」などのスペースへの広告出稿が可能ですので、出稿ご希望の方は以下サイトよりお問い合わせください。■取材希望メディア・関係者の皆様へ本イベントはPeatixを活用しての来場者様登録を実施しております。一般のご来場者様は入場料を設定いたしますが、メディア・関係者様には無料にてお申し込みいただけるクーポンコードを発行いたします。下記ページ内フォームより、お気軽にお申し付けください。<出展検討・来場検討・広告出稿希望・取材希望メディア・関係者の皆様向け総合案内>お問い合わせ: 総合案内ページQR■有識者や著名人によるセミナーも開催予定会場内にてフェムテック、フェムケア、女性の健康課題解決へ向けたセミナーも実施いたします。登壇者(有識者・著名人)は決定次第、ご案内いたします。<前回会場イメージ>第一回開催_入口<前回セミナー会場イメージ>第一回開催_セミナー会場■会場は西梅田のブリーゼタワー33階、眺望の良い結婚式場「The 33 Sense of Wedding」会場となる「The 33 Sense of Wedding」は地上160m、ブリーゼタワー33階。大阪を一望出来る結婚式場。大きな窓の先に絶景が広がる非日常的なラグジュアリー空間でフェムテック・フェムケアの世界観をお楽しみください。ブリーゼブリーゼ外観ブリーゼブリーゼ会場ブリーゼブリーゼチャペル2つのバンケットは展示スペースとして、チャペルはセミナースペースとして使用します■前回開催(2022年3月)概要来場者数: 約600名(プレス・メディア関係者、タレント・インフルエンサー、小売・流通関係者、一般、サロン関係者など)出展社数: 40社・団体(約200名)資料 : QR_2203_公式サイト振り返りページ来場者アンケート:満足度:90.4%(とても満足:52.1%、満足38.3%)出展者アンケート:出展に対する満足度:90.4%(とても満足:57.1%、満足33.3%)~アンケートフリーコメント抜粋~【来場者】◇フェムテックに特化した製品が集まっていて見やすかったです。◇膣ケアや生理、妊活のことなど、初めて知る情報が多く、勉強になった。◇想像以上に様々なジャンルの商品があり、楽しめた。◇みなさん精力的に取り組まれてるのと、初めての発見もあり、存分に楽しめました。◇新しい技術や新しい発想の商品の発見があり、スタッフさんの対応もすごく素敵で長時間じっくり見ることができました。【出展者】◇横のつながりを持ちたく、企業様との名刺交換を目標にしており、設定していた枚数より上回りました。◇来場のお客さまに、ほとんどに知っていただいた肌感覚。◇一同にフェムテック、フェムケアブランドの方に出会うことができ、BtoCだけでなくBtoBの出会いのきっかけにもなった。◇沢山のお客様や出展者のみなさまとお話ができ、繋がりができた為。また他社のプロダクトについても知ることが出来て嬉しかったです。◇思った以上に皆さんが熱心に話を聞いて下さり意見交換も出来大変有意義な場であった。◇多くの方が足を止めて商品に興味を持っていただけ、商品の認知度を上げられたと感じた。◇想像よりも多くの方が足を止めて下さり、知っていただけた。◇前半から声が枯れる位たくさんの方に立ち寄っていただき、期待値を大きく上回りました。◇来場者が多く、重要な方もご来場されていた。◇予想以上の来場者数で一瞬でも手隙になる暇がありませんでした!◇会場の雰囲気も心地良く、想定以上のお客様に声をかけていただけました。◇来館数と客層が大変良かった。◇来訪者が思ったよりも多く、ブースでの手応えも感じられました。■Femtech Japanについて2021年1月、日本に日本らしい「フェムテック」を広める為、株式会社G-Placeが立ち上げた取り組みです。Femtech Japanプロジェクトマネージャーは2020年末まで約5年間、自然派生理用品ブランドの責任者を務めました。在任時、生理に悩んでいた愛用者様から快適を手に入れられた喜びの声を多く頂戴し、そのような喜びの声の輪を日本全国に広める為、Femtech Japanをスタートしました。イベント・セミナー開催、マーケットリサーチ、フェムテック・フェムケア系ブランド、サービスの販促サポート、施設内トイレへの生理用品設置サポート等の活動を実施しております。◇Femtech Japan ウェブサイト: <株式会社G-Placeについて>1968年に「日本グリーンパックス」という社名で事業をスタート。2019年5月、創業50周年を機に現社名に変更しました。『アイディアで未来をつくる、創造総合商社』を掲げ、さまざまな分野で独自性のある商品やサービスを提供しています。創業から一貫して、全国自治体のごみ減量促進を支援。また、再生可能エネルギーに関する資材や再生樹脂製品の販売、天然由来成分にこだわったオリジナルの化粧品や雑貨類の企画・販売なども行っています。現在では海外にも拠点を設け、積極的に事業を展開中です。【会社概要】商号 : 株式会社G-Place(読み:ジープレイス)所在地 : 〒617-0835 京都府長岡京市城の里10-9創業/設立 : 1968年5月7日/1969年5月16日代表取締役社長: 綾部 英寿公式HP : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年06月30日5年ほど前、両肘付近に湿疹ができてしまいました。最初は直径1cmくらいの湿疹が1つだけだったので虫刺されかな?と思って、市販の虫刺されの薬を塗っていました。しかし、いつまでもかゆみが治まらず、そのうち直径3cmを超える大きさになってしまいました。そこから私と湿疹との長い戦いが始まったのです。夏は良くなるのに冬は悪化のいたちごっこ大きくなった湿疹は、特にお風呂に入るとかゆみがひどくなりました。かきむしりたい衝動をこらえて、ドラッグストアでいろいろな市販薬を購入して試してみましたが、どれも効果はありません。1つだった湿疹が悪化して複数になり、赤い斑点が出るようになったので、皮膚科を受診することに。医師に患部を見せるとすぐに「湿疹ですね」と言われ、ステロイドの塗り薬を処方されました。1日1回患部に塗って2週間ほどであれだけかゆかった湿疹が治り、夏場は快適に過ごすことができました。しかし、冬になって乾燥してくると同じようなところに湿疹が出てきたため、再び皮膚科を受診。違う軟膏が処方されてそのときは治りましたが、冬になるとまた湿疹が復活してしまいました。3年間で3回、同じ皮膚科に通い続け、そのたびに薬が変わりましたが、特に疑問は感じませんでした。湿疹が出て一番困ったことは、肌に密着する服を1日着ていると患部がボコボコして赤くなり、かゆみが増してくることでした。ニットが肌に触れるとかゆくなるので、新しいニットを買ってもたんすの肥やし状態。薄手のタートルネックセーターにネックレスを合わせるようなおしゃれな着こなしは、しばらくお預け……となってしまいました。漢方を試してみたところ…とある中医学の講座に参加したことをきっかけに漢方に興味を持った私は、通勤途中の駅に漢方の調剤薬局があったことを思い出し、試しに寄ってみました。相談窓口で皮膚トラブルと合わせて更年期の症状と思われるホットフラッシュや動悸を相談したところ、粉薬を2種類処方されました。朝と夕食前に服用すると、3日目には湿疹が治り、かゆみも消えたのです。私の症状に合う薬は保険適用外になるということで、2種類を10日分で5,000円という料金でした。良く効きましたが、高すぎて3カ月ほどでやめてしまいました。結局市販のクリームが一番合っていた!?保険診療で漢方を処方してくれる病院を探し、受診しました。初診時に今まで行った病院や更年期症状について伝え、聴診と脈を診てもらいました。脈から体の状態を診るのだそうです。診断の結果、加齢により体内の水分が減っているとのこと。更年期症状を和らげる漢方と皮膚トラブルに効く漢方、そして外用薬として皮膚の乾燥を軽減するヘパリンスプレーが処方されました。やっと自分に合う病院に出合えたと、ホッとしました。トータル1年3カ月くらい通い、湿疹は少しずつ改善しました。しかし保険適用でも薬代が1カ月3,000円強かかるのが気になっていました。更年期の症状はそれほどひどくなく、湿疹を治したいだけなので、結局医者通いをやめることにしました。そこでここ数年、テレビや新聞広告などで乾燥性のかゆみや湿疹に効く薬のCMを見かけるようになったので、ドラッグストアで購入していろいろと試すことにしました。その中でも一番私の湿疹に効果があったのは、「メンソレータムADクリーム90g」(1,000円)でした。肌のボコボコした感じはほとんどなくなったので、今もこれを愛用しています。まとめ空気が乾く冬に繰り返す湿疹の原因は、皮膚の乾燥によるものでした。5年前に突如湿疹が現れたのは、加齢により皮膚が乾燥してきたためだと思います。残念ながら、加齢と共に皮膚の状態は変化しています。年齢にあったスキンケアを心がけ、乾燥から皮膚を守ることで湿疹を予防していきたいと思います。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/窪田徹矢先生(くぼたクリニック松戸五香院長)獨協医科大学医学部卒業。千葉医療センター、成田赤十字病院で研修を積み、国保松戸市立病院泌尿器科に勤務。その後千葉西総合病院泌尿器科にて医長、部長を歴任。2017年、くぼたクリニック松戸五香を開業。日本泌尿器科学会専門医・指導医。著者/ナツメ(53歳)天気や気圧の変化での更年期症状に悩むアラフィフ。好きな作家は吉村昭。
2022年06月30日