更年期イラストレーターのやましたともこさんによる、更年期のもろもろをゆる~くつづった連載マンガ「脱力系ゆる更年期日記」。家族で都会(大阪・梅田)に出かけたやましたさん。ふと自分の服装を見たら、まさかのパジャマ姿で来ていたことに気付いてしまい……。★関連記事:<アラフィフマンガ>「たまに出合うと即買い!」若いころとは理由が違う中年の大人買い事情とはウーマンカレンダーをご覧の皆さま、こんにちは。更年期イラストレーターやましたともこでございます。49歳の春、大都会にパジャマで繰り出してしまった私……。若いころは、ちょっと前髪が気に入らないだけで家に帰って今すぐやり直したい!と鼻息を荒くしていたものです。こんな都会にパジャマでいるなんて、今すぐ着替えに帰りたい!!とヤキモキしそうなものですが、恐ろしいことに、そのとき私はこう思ってしまったのです。ま、いっか!と……。その日は、子ども会のイベントで映画を見る予定だったので、ラクな格好が一番だと思いました。そして、子どもたちと楽しく映画を見て、楽しくランチを食べて、楽しく買い物をして家路に着きました。信じられないことに、あのクソダサなパジャマを1mmも気にすることなく、おしゃれな人たちでにぎわう日曜日の梅田で、堂々と1日を満喫したのです。ひ、ひょっとして、私……オワッテル???楽しかった1日を振り返りそう思いました。著者/イラストレーター/ やましたともこ(49歳)高知県出身、大阪府在住のイラストレーター。2児の母。高齢出産で身も心も弱り切ったまま更年期に突入。ここ10年元気な自分を見たことがない。本格的な老化とどう付き合うのか日々模索しつつヤングで緩めなイラストを描いている。
2022年05月26日YOGASLEEP(マーパック社)日本総代理店 株式会社エヌエフ貿易(本社:東京都練馬区、代表取締役:目時 美帆)は、YOGASLEEPのホワイトノイズマシン「スリープ・ミー」を「女性の健康のためのアクション国際デー(5/28)」に合わせて開催される「ミチカケ・ウェルネスアクション! vol.1 フェムテック展」に出展します。子育て中や更年期等、女性の様々な年代で起こる不眠の悩みをサポートできる商品「スリープ・ミー」をご紹介します。michi kake Wellness Action!■ミチカケ・ウェルネスアクション!「vol.1 フェムテック展」とは<イベント趣旨>“月のみちかけのように、あなたのリズムに寄り添う”をコンセプトとした大丸梅田店の「ミチカケ」は、女性のヘルスケア領域を専門にイベント企画をおこなう「ウーマンズ」とコラボし、西日本最大級の「フェムテック展」を開催します。「女性の健康のためのアクション国際デー(5/28)」に合わせ、幅広い年齢を対象にしたフェムテックを展示。女性の健康課題を「学びながら」、商品・サービスに「触れながら」、自分や大切な人の心・体のケア習慣を「多様な角度から見つめ直す」きっかけをお客様に提供します。日常生活をより快適に支えてくれる多様な選択肢があることを知ってほしい、そんな願いを込めて開催します。<主催・企画>・(株)大丸松坂屋百貨店 大丸梅田店ミチカケ・ウーマンズ大丸梅田店 ミチカケ<イベント会場>大丸梅田店13階&5階<イベント開催期間>2022年5月25日(水)~31日(火)<イベントページURL> <協賛>・産経新聞社「フェムケアプロジェクト」・主婦の友社「妊活Baby-mo」■出展商品は「スリープ・ミー」「スリープ・ミーMG 」「トラベルミニ」出展商品・スリープ・ミー :昔から愛されているスリープ・ミー・スリープ・ミーMG:デザインにこだわったスリープ・ミー・トラベルミニ :持ち運びに便利なコードレスのデジタルタイプ。音はスリープ・ミーの音を含む6種類。商品詳細: ■スリープ・ミーとは米国で60年以上愛されているホワイトノイズマシン。不眠で悩む妻への愛情から生まれた商品です。スリープ・ミーの音は、自然の風でつくるナチュラルな音。脳が疲れにくいやさしいホワイトノイズです。このホワイトノイズが、気になる音を包み込んで聞こえにくくし、子育て中や更年期等、女性の様々な年代で起こる不眠の悩みをサポートします。Our Story : スリープ・ミーの特徴: ■スリープ・ミーはこんな時期の女性をサポート・子育て中:スリープ・ミーを使うことで赤ちゃんがぐっすり眠ってくれると、ママもゆっくり休めるようになり、コロナ禍で急増している産後うつの予防にもつながります。赤ちゃんの寝かしつけに悩むママを対象にスリープ・ミーを体験してもらった結果、7割のママから「何らかの改善が見られた」という声をいただきました。・更年期:自律神経の働きが弱り、寝つきが悪くなったり、ちょっとした物音で目が覚めたりします。そのような時にスリープ・ミーを使うと、入眠が促され、途中で目が覚めても再び寝入りやすくなります。関連プレスリリース: 関連記事 : ■マーパック社概要商号 :marpac LLC.所在地 :米国 ノースカロライナ州設立 :1962年ブランド名:YOGASLEEP事業内容 :より良い睡眠(Serious Sleep)に関する製品の企画・設計・製造・販売■会社概要商号 : 株式会社エヌエフ貿易代表者 : 代表取締役 目時 美帆所在地 : 〒176-0024 東京都練馬区中村3-38-8設立 : 1987年6月事業内容: 輸入業YOGASLEEP公式サイト: 【本製品に関するお客様からのお問合せ先】YOGASLEEP(マーパック社)日本総代理店 株式会社エヌエフ貿易Tel:03-3970-1306 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年05月24日新しい医学研究で、ザクロ、ターメリック、緑茶、ブロッコリーを含むポリフェノールサプリメント「Pomi-T(R)」が、がんサバイバーや更年期障害患者のホットフラッシュ、関節炎、気分の落ち込みを和らげるのに役立つ可能性があることがわかりました。ポリフェノールサプリメント「Pomi-T(R)」この研究はケンブリッジ大学病院、ロンドン大学の臨床医、統計学者が協力し、日本の女性のがん支援グループのボランティアによって主導されました。原著: Journal of Nursing and Women's Health 和文: 乳がんやその他がん治療を受けた女性にとって、周閉経期および閉経後の症状は特に重く、意欲の低下、運動やホルモン療法に影響を与えるような気分のむら、ホットフラッシュ、関節痛を伴うことが知られています。いくつかの研究では、ポリフェノールの豊富な食事が気分や関節炎に役立つことが示されていますが、ホットフラッシュへの影響はあまり明確にされていませんでした。このパイロット研究に先立ち、医学研究チームは自然食品栄養サプリメントを前立腺癌の男性に試したところ、関節や気分の不快感に役立つことを明らかにしました。サプリメントには、ホルモン治療に作用する可能性のある植物エストロゲンポリフェノールは含まれていません。日本の女性のがん支援グループのボランティアが2か月間サプリメントを摂取したところ、79%が肯定的なコメントを報告し、15%が気分の大幅な改善を、13%が関節炎の減少を、13%がホットフラッシュ症状の減少を報告しました。■ボランティア コメント1関節の痛みも朝起床時、日中、椅子からの立ち上がり等も軽くなったのを感じています。ホットフラッシュの症状が軽くなり、回数が減ってきたのを感じました。■ボランティア コメント2朝の手指のこわばりがほとんど気にならない。ひざ関節の痛みがひどく、朝階段を降りるのが大変だったが、今はひざの痛みはほとんどなく楽になった。花粉症が薬を1回も飲まずに乗り越えられた。なんとなく心も体も軽くなったような気がする。ケンブリッジ大学病院の研究筆頭著者は、このパイロット研究は、はるかに大規模な臨床試験を進めるのに十分な奨励と正当化を提供したと述べています。さしあたり、ポリフェノールが豊富な食品の摂取量を増やすことは、これらの厄介な症状を持つ人々にとって実用的であり安全で自然な選択肢であると考えられます。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年05月23日夫は私と同い年の48歳。結婚20年を過ぎました。新型コロナで自粛生活が始まったころから、穏やかだった夫が毎日イライラするように。最初はストレスだろうと思っていたのですが、今も状態は変わらず……。それどころか短気が増している気がします。家事を一切しないくせに、私の家事に口出しをする夫が大変うっとうしいです。私がちょっと反論しようものなら夫は逆切れ。最初は驚き、身の危険すら覚えましたが、ある情報番組を見て以来、夫は男性更年期ではないかと疑うようになりました。夫が毎日イライラ、逆ギレも…穏やかで物腰の柔らかい夫がコロナ禍で豹変夫との出会いは大学時代。いつも穏やかで柔らかい物腰に惹かれました。義両親にとっては自慢の息子で、私の親や親戚筋にも評判は上々。私も、家事も育児もしない点には不満を持っていましたが、部屋が荒れていても、ごはんが作れず外食が続いても、何ひとつ文句を言わない点には助かっていました。そんな夫が、コロナ禍で初めて在宅勤務をすることになった日のことです。その日、夫は仕事用にパソコンを購入し、自室にこもってセッティンをグしていました。私が「お昼ごはんできたよ~」と呼ぶと、夫は足早にリビングにやって来たのですが……、「全然電源が入らない! 不良品だ!」といきなり怒鳴り、キーボードを床に投げつけたのです!私は恐怖を覚えました。「危ないじゃん! うまくいかないからって、八つ当たりしないでよ!」と言うと、夫は「うるさいんだよ!」と逆切れ。私もカチンときて「はぁ? うるさいのはそっちでしょうが! 床にキーボード投げつけるとかあり得ない。バカじゃないの?」と言い返すと、夫は「昼ごはんはいらない」と捨てゼリフを吐いて自室に戻りました。夫があそこまでぶち切れている姿を見たのは、そのときが初めてでした。イライラ夫が私をイライラさせる毎日それ以来、夫は毎日イライラ。初めはコロナ禍で家にこもりっきりだし慣れない在宅勤務でストレスがたまっているのかと思いました。でも、次第に夫が家事に口出しをするように。私はこだわりがあって鍋で米を炊いているのですが、突然夫が「まずいから炊飯器に変えたら?」と言うのです。「え? おいしいよ」と私が言うと、夫は「まずいって言っているんだよ!」とぶち切れ。うるさいなぁと思いながら「炊飯器を買ったら炊いてくれるの?」と言うと、「人にやらせようとするな!」と怒鳴りました。この炊飯器のやりとりは、コロナ禍の2年間で10回は繰り返しています。「汚い家」「じゃ、手伝ってよ」「人にやらせるな!」というやり取りは、100回……。確定申告の書類を作成する際、夫に「マイナンバーカードのパスワードは?」と聞いたときも「他人に教えるか!」と言うので、「じゃぁ、やって」と任せましたが、数時間後に「できた?」と夫の部屋へ行くと、「できない! システムが悪い!」と切れていました。「説明動画見た? 何も見ないでできるわけないよ」と言うと、「もうやらない! お前の言い方が気に入らない!」とまたも逆切れ。そのときは夫の認知症を疑いました。もしかして夫も更年期?セルフチェックの結果朝の情報番組で、男性更年期の特集を見ました。男性更年期障害(LOH症候群)とは、男性ホルモンと呼ばれる「テストステロン」が加齢とともに緩やかに減少することで、心身ともに不調が生じる状態だそうです。女性の更年期の場合は閉経後5年ほどで落ち着くと言われますが、男性更年期には終わりがないのだとか。男性更年期のわかりやすい特徴として、笑わなくなった、機嫌が悪い、イライラする、会話をしなくなった、おっくうがるようになった、太ったという症状はすべて夫に当てはまったので、夫は認知症じゃなくて男性更年期障害なのかも!と思いました。そこで「ちょっと40代以上の男性のアンケートに協力してほしいんだけど」と、男性更年期のセルフチェックをしてもらいました。結果は85点中29点。軽度の可能性ありでした。夫の回答を見ると、イライラするの項目は5段階中1番下の「なし」になっていました。私は目を疑い、うそでしょう?とびっくり仰天しました。まとめ夫のセルフチェックの結果を見て、自分のことはわからないものだということを改めて実感しました。夫の自覚を促すためには、私に逆切れしている会話を録音して聞かせるしかないのでしょう。子どもが独立して家を出るまではなんとかやり過ごしたいとは思っていますが、これ以上ひどくなったら逆上した夫に刺されそうで、私が無理です。男性更年期障害なら治療ができるようなので、一度夫を病院へ連れて行きたいと思っています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)東京女子医科大学医学部卒業。米沢市立病院入職後、再び東京女子医科大学に戻り、専門医を取得。同大学産婦人科に入局し産婦人科医として働きつつ、性科学を学び、また東京女子医科大学東洋医学研究所で東洋医学を学ぶ。2019年1月に地元山形県米沢市にて、こまがた医院を開業。マンガ/しおみなおこ著者/しばこ(48歳)主婦ライター。更年期で不眠気味。毎日が不調。
2022年05月23日じつは男性にも更年期障害がある。対処せずに放置していると、心身の不調を招くうえ、うつ病などほかの病気を悪化させてしまうこともあるという。夫の健康と生命を守るために、あなたも男性更年期障害について知っておこうーー!「俳優の渡辺裕之さん、お笑い芸人の上島竜兵さんが立て続けに亡くなりました。10日、渡辺さんの密葬を終えた妻の原日出子さんが、所属事務所を通じてコメントを発表。渡辺さんが自律神経失調症と診断され、一時は薬を服用していたことや、心の病いで治療を始めていたことを明かされました」(芸能記者)充実したキャリアを築き、今も活躍している60代の男性芸能人の相次ぐ訃報。じつは50代から60代にかけての男性は、ホルモンバランスの変化から、心身に不調をきたしやすいのだという。マイシティクリニック院長で泌尿器科医の平澤精一さんはこう語る。「男性ホルモンは『社会性のホルモン』ともいわれ、人との接触が減ると減少し、『男性更年期障害』になってしまうことがあります。不眠やうつ傾向、強い倦怠感や男性機能の低下など、さまざまな症状がある。自律神経失調症を併発して互いに悪影響を及ぼし、症状がひどくなる場合もあります」男性ホルモンの量は20代をピークに、年齢を重ねるごとに徐々に減少していく。「日常生活のストレスもホルモン量に影響します。50代に多い中間管理職は、上や下からの締め付けが厳しく、仕事のストレスでホルモンが消耗されることもあります。じつは、男性ホルモンはコレステロールから作られます。この世代の男性には、健康診断の数値を気にして、肉を食べる機会を減らしている人も多い。特にアルコールの摂取量が多く、炭水化物ばかり食べている人は、男性ホルモンの値に注意が必要です」■男の“見え”がなくなると危険それでは、どのような症状が見られれば、要注意なのか。マオメディカルクリニック院長の植月俊介さんが教えてくれた。「男性ホルモンは、仕事などでライバルに打ち勝つ意欲を生み出したり、現実的な考えに基づき決断したりする気持ちを支えます。このホルモンが減少すれば、当然、仕事や趣味に対する意欲が薄れ、集中力の低下を招くことに。ホルモンのバランスが崩れるため、不安感やイライラ感など精神的症状が出るし、ひげも伸びにくくなり、筋肉量が減ってメタボ体形になるなど身体的な症状も出る。交感神経や副交感神経の切り替えができず、発汗やのぼせ、だるさや疲れやすさなど自律神経失調症の症状も、代表的です」直接の自殺企図などのきっかけになることは稀だが、うつ病を合併したり、男性更年期の治療を通じて、うつ病が発見されることも多いという。しかし、女性の更年期障害は広く知られているが、男性の更年期障害への認知度は低い。閉経という明確なきっかけがなく、個人差が多いため、見過ごされがちだ。極端なケースでは30代や、逆に60代以降に症状が出たりすることも。「仕事への意欲が低下しても、“疲れのため”とか“年のせい”と片づけてしまうことが多いんです。イライラしたり怒りっぽくなる症状も、自分では気づきにくいもの。妻が『お父さんの性格が変わったね』と気づき、夫の手を引いて来院されるケースも少なくありません。男性更年期障害の早期発見には“家族の目”も大切なのです」(前出・平澤さん)そこで、平澤さんの監修のもと、妻が注意すべき9つのサインをチェックリストにした。4つ以上引っかかったり、ほかに気になる点がある場合は、医師の診断を受けるように強く求めよう。【夫は更年期障害?「妻のためのチェックリスト」】□ がっしり体形だったのに、手足が細くなりビール腹になった□ 服装や髪形を気にしなくなった□ 眠れないのか、夜中に何回かトイレに行っている□ ゴルフなど、打ち込んでいた趣味に興味を示さなくなった□ ちょっとしたことで怒ったりイライラしたり、神経質になった□ 仕事へのやる気が低下しているようだ□ 仕事や将来に対する不安を口にするようになった□ 発汗が激しくなった□ ひげをそる頻度が減った。そっていない日も、ひげが気にならなくなった「クリニックを受診する場合は、女性の更年期障害には『婦人科』がありますが、日本には『男性科』がないので、泌尿器科が守備範囲となります。問診表や男性ホルモン値の測定を含む血液検査などを活用して、診断します。男性ホルモン値の低下が認められれば、ホルモン補充療法をします。2~4週間ごとに、自己負担3割なら1回800円ほどの注射を打ったり、ホルモンが含まれるクリームを利用するのが一般的。さらに亜鉛製剤や補中益気湯などの漢方薬を併用します」(平澤さん)医学的アプローチだけでなく、生活習慣の見直しも必須。「男性ホルモンを増やすために、コレステロールは不可欠。赤身の肉、卵、牛乳、納豆など、良質なタンパク質を心がけましょう。また男性ホルモン分泌量との関連性が指摘される、亜鉛を含むカキやレバーなどを食事に取り入れてもいいでしょう」(平澤さん)有酸素運動、無酸素運動をすることでも男性ホルモンの分泌が活性化されるという。さらにーー。「私は男性ホルモンを“見えっぱりホルモン”とも呼んでいます。アメリカの研究で、スポーツカーとファミリーカーに乗っている男性を比較したところ、前者の男性のほうが男性ホルモン値が高いという結果が出ています。服装でも同様のことが言えて、地味より派手がおすすめ。いくつになっても男性は“モテたい”“よく思われたい”という気持ちを持つことが大事です。夫と一緒にスポーツをして大げさにほめてあげたり、夫のスタイリストとして、明るい服装をコーディネートするのも効果的でしょう」(平澤さん)男性更年期障害のリスク軽減のために、夫婦で“男性ホルモン活動”をはじめてみよう。
2022年05月19日40歳のときに初期の乳がんが見つかり、部分切除の手術をしました。術後の検診で、私の場合は女性ホルモンが影響してがん細胞が増殖することが判明。薬で女性ホルモンを抑える治療をおこなうことになりました。しかし、急に女性ホルモンを抑えたことから、更年期障害が始まったのです。乳がんの治療として始まったホルモン療法私の乳がんは、女性ホルモンを栄養源として増殖するタイプのがんでした。そのため、医師に「がん細胞の増殖を防ぐには女性ホルモンを抑える治療が有効です。しかし、この治療をしている間は偽閉経療法で排卵はしないので、子どもを授かることはできません。今すぐにでもお子さんを欲しいという希望はありますか? 」と聞かれました。そのとき私にはすでに2人の子どもがいたので、ホルモン剤での治療をおこなうことに迷いはなく、治療を開始しました。現在は3カ月に1度下腹部への注射を受け、毎日1錠の薬を飲んでいます。10年スパンの治療で、その間に閉経したら注射は必要なくなり、飲み薬だけの治療に切り替わるとのことでした。予期しなかった更年期障害の始まり治療を開始して3カ月ほどたったころから、体に違和感を覚えるように。初めは手の関節の痛みだけでしたが、首の痛み、膝の痛みと徐々にあちこちの関節が痛むようになりました。また、体がだるくて思うように動けなかったり、夜眠れなかったり、ほてりを感じたりすることも増えてきました。がん治療をおこなってくれている医師に相談したところ、女性ホルモンを抑える治療により更年期障害が急に出たのだろうとのこと。薬の副作用ではあるけれど、がんのことを考えると治療をやめるわけにはいかないので、少しでも痛みを緩和させるために整形外科を受診するようにと促されました。整形外科を受診しても良くならずしかし、紹介を受け整形外科で治療してもらっても、痛みは一向に良くなりません。痛み止めを飲んだり湿布を貼ったりしているときだけは痛みから解放されるものの、時間がたつとまた痛みが戻ってしまい、その場しのぎでしかありませんでした。まとめ更年期障害は加齢による仕方のないものと思っていましたが、実際自分の身に起こるとあまりの不調に驚くほどでした。特に私の場合はホルモン療法のせいで予想以上に早く更年期障害が起こってしまったので、本当に戸惑いました。更年期障害の症状を和らげるサプリメントや漢方薬などもあるようなので服用について医師に相談しながら、更年期障害を乗り切っていきたいと思います。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※がんの治療中、サプリメントの使用は主治医に確認してください。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック院長)日本医科大学産婦人科入局後、派遣病院を経て、米国ローレンスリバモア国立研究所留学。その後、日本医科大学付属病院講師となり、平成7年5月から三楽病院勤務。日本医科大学付属病院客員講師、三楽病院産婦人科科長を務めた後、退職。2004年2月2日より、三鷹レディースクリニックを開業。著者/しろいろしろくま(42歳)南の島で6歳の娘と3歳の息子、猫娘を育ています。 寝ることとラクをすることが好きで、日々おいしい話はないかなと探っている。音楽もお酒もロックが好き
2022年05月15日更年期イラストレーターのやましたともこさんによる、更年期のもろもろをゆる~くつづった連載マンガ「脱力系ゆる更年期日記」。都会(大阪・梅田)に出かけることになったやましたさん。ふと自分の服装を見て、赤面する事態になったそうで……。★関連記事:<アラフィフマンガ>「完全に失敗した〜!」サイズは2L? 3L? 中年太りで体型に確信が持てずポチったのは…ウーマンカレンダーをご覧の皆さま、こんにちは。更年期イラストレーターやましたともこでございます。先日、久しぶりに都会に繰り出しました。みんなで映画を見よう!という子ども会のイベントだったため、近所に住む小学生とそのお母さんたち20名弱でバスに乗り梅田(大阪の都会)に行きました。子ども会のイベントということで、特に何も考えていなかったのですが、ふと周りを見渡すと、いつもとは違うシャレオツな格好をしているお母さんたちが目に入りました。そして、ただラクだからという理由だけで着てきた自分の服が急に気になり出し、夫と子どもたちに聞いてみました。「ねぇねぇ、この服なんかパジャマみたいじゃない?」すると、夫と子どもたちは笑いながらこう言いました。「パジャマみたいっていうか……普通にパジャマやんっ!!」ハッとしました。そ、そういえば、これパジャマやった〜〜!私は普段、自宅で働いていることもあり、パジャマみたいな格好で1日過ごすことが多く、近所のスーパーでの買い物や子どもたちの習い事のお迎えも、ほぼほぼ、そのままの格好で行っています。その日は梅田に行くからと、普段はしない金のネックレスをしたことで、すっかりオシャレをした気になっていたのだと思います。よわい49歳、ついに私、都会をパジャマで闊歩(かっぽ)する中年女に仕上がりました。著者/イラストレーター/ やましたともこ(49歳)高知県出身、大阪府在住のイラストレーター。2児の母。高齢出産で身も心も弱り切ったまま更年期に突入。ここ10年元気な自分を見たことがない。本格的な老化とどう付き合うのか日々模索しつつヤングで緩めなイラストを描いている。
2022年05月12日その発汗はある日突然やってきました。テレビを見ている最中に顔が急にほてり出したと思ったら、顔から首周りにかけての異常な汗。その日を境にイライラも止まらなくなり、泣きながら病院に行くまでの私の体験談をお話しします。急な発汗が始まり、イライラも止まらず…雨に濡れたかのような発汗43歳を過ぎたころから周りでは更年期障害の話をしていましたが、私自身は体調も良く、ひとごとのような感覚で話を聞いていました。そんなある日、家族は就寝してしまい、ひとりでテレビを見ていました。寒い日だったので暖房をつけていましたが、それでも室温はかなり低く設定していましたので、肌寒かったのを覚えています。最初は「顔がほてるな」くらいにしか思わなかったのですが、徐々に顔から首周りが熱くなり、気が付いたら額から汗をダラダラ流している私。真冬のしかも深夜に首から上だけ汗をダラダラかいている状況は異常でしたが、そのときは「ちょっと着込み過ぎちゃったかな、早く寝よう」くらいにしか気に留めず、そのまま首にタオルを巻いて寝てしまいました。イライラも汗とともに急に爆発その日以降、何の前触れもなく急な発汗が始まるようになり、人前に出るときや外出時などにも汗をかくようになりましたが、まだ冬でしたしタオルで拭くなどして対処できていました。しかし、発汗と同時期に起こり出したのが、私の最大の課題になるイライラ感でした。職場で周りに何を言われたわけでもないのにイライラが止まらず、ついつい非難めいた口調になってしまう毎日。そのイライラは家庭でも同じように頻繁に起こり始め、ささいなことで家族にも怒鳴り出すようになりました。家族や仕事への反省はありましたが、今まで感じたことがないようなイライラに、おかしいと感じながらも更年期とは気が付かず、病院へ行こうとまでは考えていなかった当時の私。今思うと無知としか言いようがありません。友人のすすめで婦人科を受診することに急な発汗以来、さまざまな体調の変化が徐々に起こり始め、その不安や自分ではどうしようもできないイラ立ちにより、朝起きるとすでにぐったりしている毎日。家族との仲も私のイライラが原因で悪くなり、夫や子どもからは心療内科を受診したらどうかと提案されるほどでした。ちょうどそのころ友人と電話で話す機会があり、いつものように愚痴を聞いてもらっていると、友人から「年齢のこともあるし、一度私の通っている婦人科へ検診を受けに行ってみれば」と言われました。最初はちゅうちょしていたのですが、友人が紹介してくれたこともあり、思い切って婦人科を受診することにしました。「医師の診断で心が軽くなった」診察の結果、私は典型的な「更年期障害」によるホットフラッシュと、女性ホルモン低下が原因によりイラつきや焦燥感が起こると判明。精神疾患ではなかったという安心感と、医師の「女性は皆さん少なからず通る道です」というやさしい言葉に、診察室で思わず泣き崩れたのは今となっては懐かしい思い出です。この泣き崩れたことも更年期障害によるものだと医師から慰められました。それから病院で処方された薬とサプリメント(大豆イソフラボン活性代謝物)、そして定期的な運動により徐々に体調も安定し、イライラもかなり軽減。以前のような快適な日々に戻りつつあります。まとめ医師の診断が出るまでは、イライラした自分に嫌悪し、人生に絶望感を抱いたり、悲しいこともないのに泣き崩れたりしていました。その泣き崩れてしまうことさえも更年期障害の影響と判明し、婦人科からの処方薬によって泣いてばかりいたのがうそのように感じられるまで症状が軽減しました。私は、更年期障害を軽く見ていた自分を深く反省しています。更年期障害は適切な治療をおこなわなければ、家族や仕事にまで影響を及ぼしてしまう疾患だと思いました。自分の体調を見ながら更年期障害とうまく付き合っていこうと思っています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/粒来 拓先生(よしかた産婦人科分院綱島女性クリニック院長)日本産科婦人科学会 専門医・指導医。日本女性医学学会 女性ヘルスケア認定医・指導医。日本女性心身医学会 認定医。患者一人ひとりの症状と考え方に寄り添い、サポートしている。マンガ/山口がたこ著者/Yoko(43歳)とても元気な小5の女の子と小1の男の子と家事をしない夫と楽しく暮らしてはいる。しかし、フルタイムで仕事をしていて、さらに更年期のような症状もボチボチ始まり家事と育児と仕事でかなり疲労気味の主婦。
2022年05月12日イラストレーター&漫画家のフカザワナオコさんは、アラフィフ女子の日常についてマンガにされています。アラフィフになり、心身に不調を感じることが増えたフカザワさん。原因を探ろうとするも、簡単にはいかないようで……。★関連記事:<アラフィフマンガ>「私たちも若くないから」体調不良は更年期だからと決め付けがちだけれどこんにちは、フカザワナオコです。たまにありますね、こういう日。なんだか不調で、でも不調の理由の心当たりがあり過ぎて、よくわからないという(涙)。気圧だけが理由ではなくて、花粉に体が反応したとか、更年期も真っ最中だし、最近ちょっとバタバタしてて疲れもたまっていたことも考えられるし……。そういったすべてがちょっとずつ積み重なって、その日のどんよりにつながってるのかなぁと。やることがあるときはそうもいかないけれど、できれば無理せずに体を休めるのがベストだな、と思っています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。著者/フカザワ ナオコ(49歳)イラストレーター&漫画家。コミックエッセイを主に描いている。2021年9月8日に新刊『40代が、こんなにしんどいなんて聞いてなかった』(1430円/幻冬舎)が発売。絵日記ブログ「ひとこま作者」を日々更新中。 Instagram:@fukazawanaoko1973
2022年05月09日インスタグラムやブログで家族の話をつづっているおーちゃんによる50代の日常を描いたマンガをご紹介します。更年期に体調不良が続いたおーちゃんの友だち。五十肩や原因不明の疾患にも悩まされていたようで……。★関連記事:「すぐ耳鼻科へ行っておけば」1年近く頭痛が続く原因は意外なところにあった!こんにちは、孫ラブのおばちゃんのおーちゃんです。私の友だちは突発性難聴に始まり、五十肩、へバーデン結節……と、さまざまな症状に悩まされておりました。へバーデン結節は、指の第1関節が変形し、曲がってしまう原因不明の疾患で、友だちは痛みや腫れも伴ったそう。そして、指が変形した現在は痛みは和らいだとのこと。更年期は個人差があり、さまざまな症状が出るので、誰でも同じ症状が出るとは限りませんが、我慢したり自己判断せずに、専門医に診せたほうが良いと、友だちから助言してもらいました。若いころには思いもしなかったことが、老化や女性ホルモンの影響で出てくるお年ごろ。命に関わる病気じゃないから……と甘く見てしまいがちですが自分の体を大事にしながら乗り切っていこうと思いました!ー------------------------友だちの体験を聞き、更年期は思いもしない病気になることもあると改めて実感したとのこと。体調不良を更年期だからとひとくくりにせず、つらい症状があるときは早めの受診を心掛けたいですね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック院長)日本医科大学産婦人科入局後、派遣病院を経て、米国ローレンスリバモア国立研究所留学。その後、日本医科大学付属病院講師となり、平成7年5月から三楽病院勤務。日本医科大学付属病院客員講師、三楽病院産婦人科科長を務めた後、退職。2004年2月2日より、三鷹レディースクリニックを開業。★関連記事:<40代マンガ>以心伝心!? たった1つのワードだけで会話が成立してしまう熟女たち★関連記事:<大腸がんマンガ>「いわゆるがんで確定です」組織検査の結果、腫瘍は悪性と判明して…★関連記事:<アラフォーマンガ>「損したくない、でも…」ポイントカードだらけのババアの財布を軽くするには著者/おーちゃん(52歳)孫ラブおばさん。10歳年上の夫と2人暮らし。長女(29歳)、次女(27歳)、長男(24歳)の3人の母親で、6歳の孫を溺愛中。Instagramとブログで家族の話を更新中。ブログ「娘ときどき孫日和~子離れ奮闘記~」。Instagram:@ohchan_65
2022年05月07日俳優の渡辺裕之さんが5月3日、自宅で亡くなった。66歳だった。所属事務所の公式サイトには「あまりに突然の出来事に、ご家族もスタッフも驚きと悲しみに呆然としております」と綴られている。’82年に出演した『リポビタンD』のCMで人気を博した渡辺さん。同年の映画『オン・ザ・ロード』で主演に抜擢され、俳優として本格的に活動を始めた。以降、数多くの映画やドラマ、舞台に出演。また’07年の映画『劇場版 仮面ライダー電王 俺、誕生!』では、シリーズ史上最高齢となる51歳で仮面ライダーを演じて話題を呼んだ。そんな渡辺さんの妻は、同じく俳優である原日出子(62)。2人が結婚したのは’93年のこと。初婚の渡辺さんのいっぽうで、原は一人娘を連れての再婚だった。「’90年にドラマで共演した2人は意気投合。そして、渡辺さんが猛アプローチをしたそうです。渡辺さんは、原さんのことを『自分の家族に似ている』と感じていたそうで安心感がパートナーとしての決め手だったといいます。また渡辺さんは、原さんの娘さんとも仲良しに。そのため原さんも安心して再婚を決めたそうです」(スポーツ紙記者)結婚後の2人は“おしどり夫婦”としてたびたび話題となり、’09年12月にテレビ朝日で放映された短編映画『雪の花』では夫婦役を演じたことも。また原は’20年11月、Instagramに渡辺さんとの恋人時代のツーショット写真をアップ。そして渡辺さんも昨年12月、原と腕を組みながら寄り添う姿をInstagramに投稿していた。「2人は朝起きてすぐ、夫婦でラジオ体操をするのが日課だったそうです。また幾つになってもスキンシップを欠かさなかった渡辺さんは、『ずっと円満な夫婦でいたいので』と語っていました」(前出・スポーツ紙記者)原は40代半ばに差し掛かった頃、更年期障害に悩まされることに。夫である渡辺さんも当時、気を揉んでいたようだ。「原さんは、突然ひどい息切れなどの症状に悩まされました。しかし『重大な病気では』と思い、1年近く病院に行けなかったそうです。見かねた渡辺さんは『病院に行きなさい』と強く訴えました。その言葉に後押しされて受診した結果、更年期障害であると判明したそうです」(医療関係者)症状と悪戦苦闘する原の苦しみを和らげたのも、渡辺さんだった。「原さんは更年期障害と診断されたものの、どうしても渡辺さんに伝えることができなかったそうです。そのため3年もの間、うつ状態に。渡辺さんに理不尽なイライラをぶつけることもあったといいます。しかし、周囲の勧めもあり病名を打ち明けることにしました。すると、渡辺さんはすぐに理解してくれたそうです。そのことが症状改善のキッカケだったと原さんはいい、『夫は本当にいい人』とも語っていました」(前出・医療関係者)30年近くに渡り、寄り添ってきた2人。原の心痛は計り知れない。■「日本いのちの電話」ナビダイヤル:0570-783-556(午前10時〜午後10時)フリーダイヤル:0120-783-556(毎日・午後4時〜午後9時/毎月10日・午前8時〜翌日午前8時)
2022年05月06日4月初旬、時季外れの“猛暑”に包まれた日本列島。強い日差しや高温多湿の環境が体調に与える影響には、十分な警戒が必要だ――。急激な気温上昇が私たちの体にもたらすトラブルで忘れてはいけないのが、熱中症のリスク。「体が気温に慣れるまでに3日はかかるといわれていますが、春は寒暖差が激しく、どうしても温度変化に追いつきません。そのため、気温が上がってもうまく発汗することができず、体に熱がこもって熱中症になりやすいのです」そう話すのは、さがみ生協病院の医師・牛山元美先生。この季節、突如高温になる日があるかと思えば、前日より10度近く気温が下がり、肌寒さを覚えるようなことも。こうした“寒暖差がもたらす熱中症”で多く見られるのが、ガーデニングや家庭菜園をしている最中に起こるケースだと牛山先生は話す。「午前中はそれほど暑くなくても、午後になると気温がぐんぐん上がる日があります。『今日はそれほど暑くない』と油断して、水分を十分に取らずに屋外で作業をしていると、たちまち熱中症になってしまいます」さらに、コロナ禍でのマスク生活も熱中症リスクを高める要因だという。「マスクを着けていると、熱が顔のまわりにこもりやすい。また、のどの渇きにも気づきにくくなるうえ、いちいちマスクを外して飲むのも面倒だからと、水分補給の機会が減りがちになります」気温のほかに、熱中症の大きな要因の一つであるのが“湿度”だ。「じつは、気温がそれほど高くなくても、湿度が高いと熱中症のリスクが高まります。体温は汗が乾くときに下がるのですが、湿度が高いと汗が乾きにくいため、熱がこもりやすくなってしまうためです」春の雨が降ったあと、急に湿度が上がって蒸し蒸しするときなどは、いっそうの警戒が必要になる。では、どんな症状が出たら熱中症を疑うべきなのか。「体に熱がこもると、脳への血流が悪くなってしまうので、立ちくらみやめまい、頭痛などが起こりやすいです。こうした症状が出た場合は涼しい場所で体を休め、しっかり水分を取りながら首のまわりを冷やすなどしましょう。ひどい頭痛や吐き気、嘔吐、意識がもうろうとする、などの症状が表れた場合は、救急車を呼ぶことが大切です」熱中症の怖いところは、そこから心筋梗塞を引き起こすこともある点だ。「心筋梗塞は冬場に発症することが多いのですが、熱中症が増える時季にも起きやすくなります。それは、脱水状態が心筋梗塞や脳梗塞の一因となる“血栓”をできやすくするからです。脱水症状によって引き起こされる心筋梗塞は、冬場と異なり、比較的若い30~40代の人もなりやすいので、油断は禁物です」また、次のような人は熱中症になりやすいので特に気をつけたい。「暑さやのどの渇きを感じにくい高齢者や、皮下脂肪が厚く体内の熱を外に排出しにくい肥満気味の人。二日酔いで体内の水分量が少ない人。冷え性や運動習慣がないせいで発汗しにくい人。ほかに、寝不足や更年期世代の方は、体温をコントロールする自律神経が乱れやすいので熱中症になりやすい傾向があります」【こんな人は特に注意】・高齢者(暑さやのどの渇きを感じにくい)・肥満気味の人(皮下脂肪が厚く体内の熱を外に排出しにくい)・二日酔いの人(体内の水分量が少ない)・冷え性や運動習慣がない人(発汗しにくい)・寝不足や更年期世代の人(自律神経が乱れやすい)■入浴や運動の習慣で“汗をかく練習”を対策としては、まずはこまめな水分補給が不可欠だ。「水筒のドリンクを手元に置いて、のどが渇いていなくても1日に1~1.5リットルは水分を取るよう心がけてください。緑茶やコーヒーなどカフェインを含む飲料は利尿作用があるので、よけいに水分が排出されてしまいます。麦茶など、ノンカフェインのものがおすすめ。スポーツドリンクは糖分が多いので、運動時以外は控えたほうがいいでしょう」次に、体温を調節するために次のような心がけも忘れずに。「暑いと感じたら、我慢せずエアコンをつけましょう。外出する際は直射日光を避け、吸水性のよい下着をつけると汗が引くときに体温を下げてくれます。人のいない場所では、マスクを外して風通しをよくすることも大事です。加えて、湯船につかったり、テレビを見ている数分間だけ軽く足踏みをして体を動かすなど、汗をかく練習をするのも効果的です」4月14日に気象庁が発表した1か月予報によれば、5月15日ごろまでは全国的に高温傾向が続くという。大型連休を控え、外出の機会も増えるなか、日ごろの対策にぬかりのないようにしたい。
2022年05月03日37歳を迎えて、明らかな体調の変化を感じていた中、突然、救急車を要請する事態に見舞われました。それがきっかけで受診した病院で「プレ更年期」というワードが飛び出し、驚きました。来たる更年期に向けて、生活習慣を見直し始めた私の体験を紹介します。37歳からホルモンバランスの変化を感じるようにPMSに加え、排卵前後の体調不良も37歳に入ったころから、明らかなホルモンバランスの変化を感じるようになりました。生理周期がガラッと変わってしまい、PMS(月経前症候群)に加えて排卵前後の体調不良も顕著になり、月の半分は何かしら不調があります。一般的な更年期にはまだ早いのに、30代からこんなに変わるなんて聞いてないよ!という気持ちでいました。片頭痛が悪化、救急車を要請子どものころからの片頭痛も悪化し、ある日、今まで経験したことのない激痛と嘔吐、体の震えから、救急車を要請する事態に……!診断は片頭痛。後日受診した頭痛外来の医師から言われて頭痛記録をつけてみると、やはりホルモンバランスが影響していることがわかりました。生理・排卵近くに雨が降るなど天気が悪くなると、高確率で片頭痛が起こっていたのです。いわば「プレ更年期」みたいなもの頭痛外来の医師からは、「更年期は突然訪れるのではなく、少しずつ体が変わっていくんだよ。いわば“プレ更年期”みたいなものかな」と言われました。今もこんなに不調なのに、更年期本番はどうなってしまうの!?と不安を抱いたことを覚えています。それからは、来たる更年期本番にプラスに働くことを願って、医師のアドバイスやネットの情報を参考に、食生活や運動習慣を見直しています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。※実際にはマスクをしている場面も、イラストでは省略しています。監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック院長)日本医科大学産婦人科入局後、派遣病院を経て、米国ローレンスリバモア国立研究所留学。その後、日本医科大学付属病院講師となり、平成7年5月から三楽病院勤務。日本医科大学付属病院客員講師、三楽病院産婦人科科長を務めた後、退職。2004年2月2日より、三鷹レディースクリニックを開業。【天神先生からのアドバイス】プレ更年期というのは、学問的には正式な用語ではありません。頭痛外来の医師はわかりやすく説明するために使われたのだと思います。更年期症状かどうかは、ホルモン検査をしないとハッキリしたことは言えませんが、更年期症状ではなく、ホルモンバランスが悪く、その原因はストレスが関係しているのかもしれません。症状が改善されない場合は、頭痛外来の受診を続けるとともに婦人科の受診もおすすめします。著者/山口がたこマンガも描ける主婦ライター。2016年生まれの「ムスメ」とできすぎた「神ダンナ」との大阪暮らし。Instagramでは、おうちごはんや子育てエピソードを更新中! Instagram:@gatako_w
2022年05月02日自分の老化を実感するところはいっぱいあるけれど、なかでも顕著なのは「髪」。白髪が増えたり、分け目の部分が薄くなってきたり、ケアをしているつもりでも毛質が変わってパサついてきたり……。今までしてきたことは、もしかしてトラブルを招いていた?そこで、「日常の髪にまつわる習慣」の常識をQ&A。教えてくれたのは、イークリニック麻布の高橋栄里院長だ。【Q1】毎日欠かさずシャンプーするほうが髪にいい?「肌質や年齢など、人や生活環境にもよります。絶対に毎日洗わないといけないわけではありませんが、外に出ると汗をかいたり、ホコリなどの汚れが付着するため、それを清潔に洗い流すことは大切。毎日かどうかより、汚れがきちんと落ちているかどうかです」(高橋院長・以下同)【Q2】ピンピン生えてくる白髪は抜くと増えるから、ほっとくしかない?「白髪を抜くことで増えるという医学的な根拠はありませんが、白髪を抜き続けた毛根にダメージが加わると、毛が生えなくなってくる恐れがあります。白髪は根元部分から切るようにしましょう」【Q3】髪も日焼けがよくないと聞くから、日傘は常にさしたほうがいい?「ホルモンバランスが乱れると紫外線の影響も受けやすく、地肌への直射日光は頭皮の炎症や髪のトラブルに発展することも。日傘や帽子などで頭皮を保護しましょう」【Q4】薄毛の進行を遅らせるためには、海藻をいっぱい食べる?「海藻類には亜鉛や鉄分などのミネラルが豊富に含まれているので、髪にとっては大切な成分ですが、それだけをとるのではなく、ミネラル以外にもタンパク質やビタミンをバランスよく摂取するようにしましょう」【Q5】頭皮マッサージをすると髪の毛が増える?「マッサージだけで髪の毛が増えるという医学的な根拠はありませんが、頭皮の血行促進、代謝アップ効果があるので、リラクゼーションとして取り入れるのもよいでしょう。ただし、頭皮に過度な負担をかけないよう気をつけましょう」髪の毛は、髪を作る細胞だけでなく、さまざまな細胞が相互に協力しあって作られ、成長する。ところが、加齢とともに細胞の活性化が衰えると、薄毛や白髪、うねり、パサつきなどさまざまな髪のトラブルを招くようになる。女性の場合は、こうした髪のトラブルの原因がホルモンバランスのほか、ストレス、病気、極端なダイエット、カラーやパーマによる地肌へのダメージなど複合的に絡み合っていることが多く、男性に比べて改善法を導きにくいのだという。更年期世代の女性は生活習慣が崩れやすくなる年代でもある。「女性ホルモンの減少により更年期症状で自らの体の変化が起こりやすいのに加え、最近はこの世代でもまだ子育て中だったり、親の介護が始まったりと、日常のリズムの変化も重なり、生活習慣がなかなか整いません。これがこの世代で髪のお悩みが増えている理由のひとつでもあります」【PROFILE】高橋栄里美容皮膚科、発毛治療ができる「イークリニック麻布」を開院。毛髪と美容のプロフェッショナルとして活躍中。著書に『女性の白髪・薄毛の悩みがなくなる方法』などがある
2022年05月01日「女性は40~50代で女性ホルモンのバランスが乱れ始めて更年期に入りますが、このころから髪のトラブルにも悩まされる傾向にあります」こう話すのは、イークリニック麻布の高橋栄里院長。髪の毛は、髪を作る細胞だけでなく、さまざまな細胞が相互に協力しあって作られ、成長する。ところが、加齢とともに細胞の活性化が衰えると、薄毛や白髪、うねり、パサつきなどさまざまな髪のトラブルを招くようになるのだ。【更年期前後の 4大 髪トラブル】〈薄毛〉女性の薄毛は、びまん性脱毛症や産後の抜け毛、更年期障害、貧血、極端なダイエットによる脱毛など多岐にわたる。〈白髪〉白髪となる原因はまだすべてが明らかではないが、頭皮環境の悪化と生活習慣の崩れがひとつの原因。また、カラーやパーマによるダメージも。〈うねり〉ホルモンバランスの変化や血行不良、毛穴のゆがみが原因という説も。また、こちらもカラーやパーマによるダメージも影響。〈乾燥〉紫外線で頭皮が乾燥し、バリア機能が低下。また髪の水分量が減り、パサつき、枝毛の原因にも。カラーやパーマ、熱ダメージなども傷みの原因。女性の場合は、こうした髪のトラブルの原因がホルモンバランスのほか、ストレス、病気、極端なダイエット、カラーやパーマによる地肌へのダメージなど複合的に絡み合っていることが多く、男性に比べて改善法を導きにくいのだという。更年期世代の女性は生活習慣が崩れやすくなる年代でもある。「女性ホルモンの減少により更年期症状で自らの体の変化が起こりやすいのに加え、最近はこの世代でもまだ子育て中だったり、親の介護が始まったりと、日常のリズムの変化も重なり、生活習慣がなかなか整いません。これがこの世代で髪のお悩みが増えている理由のひとつでもあります」(高橋先生・以下同)特に課題なのが睡眠不足。更年期世代の日本人女性は世界でもトップクラスで睡眠時間が短い。「規則正しい生活習慣と良質な睡眠が合わさって、健康な髪を作るためのベースの体ができます。その上にバランスのよい食事や適度な運動などが加わり、初めて髪質が改善されたり、髪を増やすことが可能となるのです」生活習慣が乱れていると、健康な髪を育てるベースが育ちにくくなる。いくらシャンプーをして頭皮を清潔に保ったり、育毛剤を使って髪を増やそうとしても、土台となる体に健康な髪を生み出す条件がそろっていなければ、難しいのだそう。「私たちの髪は毛細血管からの栄養がしっかりと根元に届いて毛髪が成長しますが、毛根から頭皮までのあらゆる細胞が活性化されて初めて“土台”となるのです」健康な髪を作ってくれる栄養素も大切だ。「髪の主成分はケラチンといってタンパク質の一種です。そのため、健康な髪を作るには肉や魚、卵、乳製品、大豆やブロッコリーなどのタンパク質が重要です。でも、タンパク質だからと特定のものだけを食べるのではなく、いろんな種類のタンパク質をとることが大切です」ケラチンの生成に必要な栄養素もあるので、それもとりたい。「ケラチンが作られるには、その過程で亜鉛などのミネラルとビオチンといったビタミンも重要です。摂取したタンパク質から髪の毛の生成を手助けしてくれるのがこれらの栄養素です」髪の悩みについては医学的に解明されていないことが多いが、白髪もそのひとつ。白髪の原因はさまざまあるが、頭皮環境を整えて生活習慣を見直すことで、老化による白髪のスピードを遅らせることは可能だそう。やはり、着実に日々の生活習慣を整えることこそが、予防・改善につながるようだ。【PROFILE】高橋栄里美容皮膚科、発毛治療ができる「イークリニック麻布」を開院。毛髪と美容のプロフェッショナルとして活躍中。著書に『女性の白髪・薄毛の悩みがなくなる方法』などがある
2022年04月30日自分の親やパートナーの親が要介護に、という現実はそう珍しくないでしょう。元気だった親が歩けなくなったり、認知能力が落ちたりする姿を見ると、「将来、要介護にはなりたくない」と思ってしまいます。健康寿命を延ばそうと国でもいろいろな施策をおこなっていますが、今回は国も注目する、日本人に不足しがちな栄養素を紹介します。産婦人科医の駒形依子先生にアドバイスをいただきました。教えてくれたのは…監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)東京女子医科大学医学部卒業。米沢市立病院入職後、再び東京女子医科大学に戻り、専門医を取得。同大学産婦人科に入局し産婦人科医として働きつつ、性科学を学び、また東京女子医科大学東洋医学研究所で東洋医学を学ぶ。2019年1月に地元山形県米沢市にて、こまがた医院を開業。知っておきたい「フレイル」とは?要介護になりやすい状態のこと最近、メディアで目にしたり耳にしたりすることが増えた「フレイル」という言葉。どんな意味を持つのでしょうか。「フレイルとは、虚弱という意味を持ち、加齢とともに心身の活力が低下し、将来的に要介護状態となる危険性が高くなった状態をいいます。健康と要介護の中間に位置し、放っておくと要介護につながる危険が高まります。しかし、早めに気付いて適切な取り組みをおこなうことで、その進行を防ぎ、健康寿命を延ばせます」(駒形先生)。要介護というと70代、80代のイメージが強く、40代、50代の自分たちにはまだ先という気もしますが……?「健康とフレイルの間には、プレ・フレイル(前虚弱)という期間もあります。心と体のちょっとした衰えを感じ始める時期のことです。フレイル予防は、このプレ・フレイルの時期に自分の心と体の衰えに気付き、自分事として捉えることが第一歩とされています」(駒形先生)。フレイルを予防するには?たんぱく質を積極的に摂取フレイル予防には「栄養」「運動」「社会参加」が3本柱が必要とされています。中でも「栄養」について、厚生労働省は2020年4月に生活習慣病やフレイル予防を目的に、たんぱく質摂取推奨量を1日50gとしました。「女性ホルモンのエストロゲンには筋肉の再生機能もあるのですが、更年期にエストロゲンが減ることで筋肉の再生が鈍く、遅くなります。 例えば、今までと同じ生活をしていて筋力が“1”衰えていたのが、更年期になると“5”衰えるイメージ です。筋肉は合成と分解を繰り返していますが、その合成の材料になるのがたんぱく質です。筋力が衰えやすい更年期こそ、意識的にたんぱく質をとる必要があります」(駒形先生)。たんぱく質の効率的なとり方は?間食をたんぱく質に置き換え!「たんぱく質による筋肉合成は上限があるため、とりだめはできません。3食になるべくたんぱく質を多く含む食品を加えることが望ましいですが、できる方とできない方がいると思います。そこで、間食にたんぱく質をとるようにするだけでも、摂取量を上げることができます。パンやケーキ、お菓子を、ヨーグルトやサラダチキンにするだけでも十分効果的です。コンビニでも買えるもので手軽にとるのが長続きの秘訣でしょう。そして最後に。気を付けて欲しいのは、たんぱく質をとっても運動しなければ筋肉量は増えず、肥満の原因になるということ。筋肉量低下の予防は、たんぱく質の摂取と運動のセットで考えてください」(駒形先生)。まとめたんぱく質をとるだけではフレイル予防にならない……。食べるのは大好きでも、運動はできればしたくないという私にとって耳の痛い話でした。20年後、30年後も元気で若々しくいるには、まずは要介護になる可能性が自分にもあるという現実を捉えることの大切さを実感しました!取材・文/岩崎みどり(49歳)ライター歴25年。35歳で第1子、38歳で第2子出産。最近、たるみが加速して二重顎が悪化。身長153㎝なのにLサイズの服が少しきつくなってきて……人生最後のダイエットを計画中。著者/監修/駒形 依子 先生東京女子医科大学医学部卒業。米沢市立病院入職後、再び東京女子医科大学に戻り、専門医を取得。同大学産婦人科に入局し産婦人科医として働きつつ、性科学を学び、また東京女子医科大学東洋医学研究所で東洋医学を学ぶ。2019年1月に地元山形県米沢市にて、こまがた医院を開業。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力~女医が教える「人には聞けない不調」の治し方(KADOKAWA)』。
2022年04月30日この先も続く長い人生を、誰もがいつまでも元気に若々しく過ごしたいと願っています。老化に負けずに健康な体と心を保つにはどうすれば良いのでしょうか。近著の『「一生老けない」にいいこと超大全』が話題となっている、テレビ番組などでもおなじみの白澤卓二先生に老化のメカニズムについてうかがいました。教えてくれたのは…白澤卓二先生(お茶の水健康長寿クリニック院長)1958年神奈川県生まれ。医学博士。専門は寿命制御遺伝子の分子遺伝子学、アルツハイマー病の分子生物学、アスリートの遺伝子研究。『100歳までボケない101の方法』、『老いに克つ百寿の生き方』など著書は200冊以上。テレビ番組にも多数出演し、わかりやすい医学解説が好評を博している。加齢による代謝の低下で老化が進む――白髪や薄毛といった目に見える部分のものから、関節痛や動悸といった体の内部のことまで、年齢とともにさまざまな変化が生じます。こうした老化現象はなぜ起こるのでしょうか?白澤先生老化現象の主な原因として考えられるのが代謝の低下です。代謝とは体内でおこなわれる化学反応のことで、例えば食事で摂取した栄養素を消化・吸収する、その栄養素をもとに体を動かすためのエネルギーを産生して消費する、血液、筋肉、ホルモンを作るといった作用が挙げられます。代謝のうち、体温を保つ、内臓や心臓を動かす、呼吸をするなど、生命を維持するために必要な最低限のエネルギーを基礎代謝といいます。基礎代謝は、男性は約18歳、女性は約15歳がピークで年齢とともに低下するため、加齢によって老化が進行してしまうんです。――基礎代謝量が落ちると、体の中ではどのような変化が生じて老けてしまうのでしょうか?白澤先生基礎代謝量が減って熱の産生や消費能力が衰えると血流が滞ってしまいます。栄養や酸素などは血液によって全身に運ばれるので、血流の流れが悪くなると体のすみずみまで届かなくなってしまいます。その結果、細胞の機能低下を招き、体の衰えとなって表れてくるんです。更年期症状の原因は卵巣刺激ホルモンの過剰分泌――女性は40代半ばごろから更年期の症状に悩まされる人も多いのですが、これも老化の一つなのでしょうか?白澤先生卵巣から分泌されるエストロゲンというホルモンの量が減少すると、「もっとエストロゲンを出しなさい」という指令が脳下垂体から発せられ、FSHという卵巣刺激ホルモンが分泌されます。更年期の症状は、この卵巣刺激ホルモンが増えることによって生じます。加齢によってエストロゲンの量が減ると脳下垂体から卵巣刺激ホルモンがたくさん分泌されるため、ホットフラッシュやイライラといった更年期症状が表れるんですね。また、うつも更年期症状の一つに挙げられます。――更年期にうつ症状で悩んでいる女性は少なくないと聞きます。白澤先生実は、医学で使われる生理学の教科書には、エストロゲンや男性ホルモンのアンドロゲンは外から供給されるものだと書かれているんです。しかし、私が携わっている共同研究では、エストロゲンもアンドロゲンも、起床後の15分以内に自らの脳内で作られていることがわかっています。――女性の体内ではエストロゲンだけではなく、男性ホルモンのアンドロゲンも作られるのでしょうか?白澤先生そうです。女性の体内でもアンドロゲンが産生されます。アンドロゲンはステロイド・ホルモンで、やる気や好奇心といった精神的な部分にも深く関わっていることがわかっています。アンドロゲンの分泌量が少ないと、朝から気分が重くやる気が起きなくなります。これはうつの症状に当てはまります。うつの状態が長期間続くと前頭葉が萎縮してしまい、意欲や注意力の低下、思考力が鈍くなるといった症状が表れることもあるんです。更年期のうつ症状を改善する方法――エストロゲンとアンドロゲンの低下によるうつ症状を改善するにはどのような方法があるのでしょうか?白澤先生エストロゲンとアンドロゲンの合剤である「プリモジアン」というホルモン剤があります。ホルモン補充療法については賛否両論がありますが、私のクリニックにいらっしゃる患者さんの中で明らかにうつ症状が出ている方場合、血液検査でFSHの数値が高く、かつ乳がんの既往歴などのリスクがない患者さんには100%、プリモジアンの注射を打ちます。そうすると、それまでの症状がうそのように元気になるんですね。――ウーマンカレンダー世代で更年期のうつ症状に悩んでいる場合は、どのような病院を受診すれば良いのでしょうか?白澤先生一般的には婦人科です。更年期の期間は10年近くありますし、つらい症状は我慢して乗り切れるというものでもありませんから。私はうつ症状をはじめ、つらい症状がある場合は婦人科を受診してなんらかの治療を受けることが望ましいと考えます。<著書>『「一生老けない」にいいこと超大全』白澤卓二/監修宝島社1000円+税取材・文/熊谷あづさ(50歳)ライター。1971年宮城県生まれ。埼玉大学教育学部卒業後、会社員を経てライターに転身。週刊誌や月刊誌、健康誌を中心に医療・健康、食、本、人物インタビューなどの取材・執筆を手がける。著書に『ニャン生訓』(集英社インターナショナル)。著者/白澤 卓二先生1958年神奈川県生まれ。お茶の水健康長寿クリニック院長。医学博士。専門は寿命制御遺伝子の分子遺伝子学、アルツハイマー病の分子生物学、アスリートの遺伝子研究。『100歳までボケない101の方法』、『老いに克つ百寿の生き方』など著書は200冊以上。テレビ番組にも多数出演し、わかりやすい医学解説が好評を博している。
2022年04月29日更年期を迎えて髪質が変わったせいか、うねる髪が出たり、片方だけが跳ねてしまったり、ふんわりうまくまとまりません。昔はさらさらのストレートヘアが自慢だったのに、髪にハリやコシが失われ、以前のようなヘアスタイルが似合わなくなってきました。ブローしてもツヤが出ない! 髪はなるべく切りたくない! そんな悩みを抱えた私の取った対策をお話しします。ショック!髪質の変化は老化のサイン?片方だけ髪が跳ねる、うねるといった髪質の変化について、いとこの美容サロンにカウンセリングに行きました。彼女は長年美容業界にいるだけあって、髪も爪も手入れが行き届いていてきれい。いつもツヤツヤのセミロングをキープしています。どうやったら、彼女みたいにうまく髪がまとまのるか相談してみることに。更年期になると女性ホルモンが減り、体内のコラーゲン量も減少するため、肌や髪の水分保持力も低下。 頭皮や髪も乾燥すると生え際のクセが強くなり、髪が跳ねるのだそうです。美容師の間では「エイジング毛」と呼ばれる、こうした大人になってから出てくる髪のクセやうねりは扱いが難しく、昔のようにはうまくまとまりません。いとこのカウンセリング後、私が取った対策は次のとおりです。シャンプー剤を見直すシャンプーの方法を見直す流さないトリートメントをつけるドライヤーでしっかり乾かす追って順番に、実際におこなった様子をお伝えしていきます。シャンプー前のひと手間とシャンプーの見直しまずアドバイスをもらったのが、シャンプーの方法です。いきなりシャンプーをするのではなく、シャンプー前に粗めのクッションブラシ(ブラシの根元部分がクッション状に柔らかくなっているもの)でブラッシングするのが大事なことを教えてもらいました。このひと手間で髪と地肌の汚れを浮かしてくれるそうです。お湯の温度を38度くらいに調整して予洗いします。熱すぎるお湯で頭皮を洗うと、本来なら必要な皮脂まで溶け出してしまうため、頭皮が乾燥してしまうそうです。次に、シャンプーをよく泡立て、指で地肌をマッサージするように洗います。再び38度のお湯ですすぎますが、このとき頭皮にシャンプー成分の残留物を残さないように注意されました。髪の表面だけでなく、内側や耳の後ろ、後頭部などにもシャワーを当てて血流を促すようにしっかりすすぐのがポイントのようです。また、シャンプーの方法だけでなく、家で使っているシャンプーを見直すようアドバイスを受けました。アミノ酸系シャンプーは洗浄力がやや弱いそうですが、適度な皮脂を地肌に残してくれるので、アラフィフ世代の地肌環境には最適だと教えてもらいました。とはいえ、サロン仕様のシャンプーは、家族みんなで毎日使うにはやや高価なので、ドラッグストアでコスパの良いアミノ酸系シャンプーを探すことにしました。それまでは、よくテレビなどで宣伝されている石油系シャンプーを使っていました。泡立ちが良いのでしっかり洗える分、髪や頭皮の脂を取り過ぎていたような気がします。髪質に合ったトリートメントをつける洗髪後の濡れた髪は、自然乾燥で放置すると雑菌が繁殖して、においやかゆみの原因になるのだそうです。かといってそのままドライヤーで乾かすと髪が傷んでしまうため、洗い流さないタイプのトリートメントをつけるのが良いとアドバイスを受けました。トリートメントにはミスト・ミルク・オイルの3種類がありますが、私のような細くて柔らかい髪には、ミストタイプを選ぶのがコツとのこと。トリートメントは表面に被膜を作って髪を保湿してくれるそうです。トリートメントについても、正しいつけ方を教えてもらいました。まず、しっかりタオルドライしてから、髪を粗めのくしでとかします。洗い上がりの髪は絡まりやすいので、毛先から中間、頭頂という順番でとかしていきます。トリートメント剤を手に少量とって髪の毛先からコーティングし、再びとかします。このとき、たとえミストタイプのトリートメントであっても直接髪にスプレーしないよう注意されました。ドライヤーを味方につける!美容院で乾かし方のコツも教えてもらいました。うねりを抑えるドライヤーのかけ方は、髪を下方向に軽く引っ張りながら乾かすと効果的なのだとか。前髪がある場合は、一番最初に乾かすと生えグセの収まりが良くなるそうです。手ぐしで根元を引っ張りながら乾かし、8割方乾いたところで、ブラシで根元を立ち上げながら、中間から毛先にかけて乾かします。今まではタオルを頭に巻いたままでしたが、濡れたまま自然乾燥すると、タオルの中は体温で室内干しのような環境になるそうです。それが臭いやかゆみの原因にもなってしまうとか。3つの対策を続けていくうちに頭皮の皮脂を取り過ぎず、清潔に保てるようになって、かゆみも解消されました。また、ブラッシングやシャンプーで血流を促すことができたせいで、気になっていた抜け毛も少なくなりました。髪の根元からしっかりドライヤーで乾かすようにしてからうねりも減ったような気がします。まとめ髪がうねる原因は人それぞれですが、私の場合はシャンプーを見直すこととトリートメントをつけて乾かし方を変えたことで、かなり改善されました。最初は「髪まで老化するなんて」と少しショックでしたが、対策を続けていくうちに、抜け毛が減り、髪の質感も変わったように思います。現在はセミロングに伸ばし中なので、できるだけ切らずに毛流れを作って、バラバラになった毛先だけ調整してもらっています。ちゃんと乾かして寝るようになって翌朝のブラシの通りも良く、ブローなしでも丸くまとまるように。今後も対策を続けたいと思います。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。監修/黒田愛美先生(Zetith Beauty Clinic副院長)美容・アンチエイジング専門医。トライアスリート。1979年東京生まれ。2003年獨協医科大学医学部卒業後、東京女子医科大学内分泌乳腺外科に入局。2007年品川美容外科へ入職、2011年品川スキンクリニック新宿院の院長に就任。2013年同クリニック、表参道院院長に就任。その後、予防医学と分子栄養学を改めて学び、美容外科、美容皮膚科、アンチエイジング内科の非常勤医師として複数のクリニックの勤務を経て、現在に至る。イラスト/村澤綾香著者/マヌカハニー(50歳)海と山が好きな元体育会系母。高齢出産後に視力と体力が落ち、毎日ブラッシングのたびに抜け毛の量に恐怖を感じている。最近、テニスエルボーから五十肩に移行してしまった。中二病の娘と反抗期の猫を抱え、犬の散歩に一縷の明かりを見出している。
2022年04月27日50歳になって睡眠障害に気付きました。朝はとにかく眠くて、ベッドに戻って二度寝。仕事に支障が出始めたので夜は早く寝たところ、今度は真夜中に1、2回目が覚めてしまい、眠りが浅いせいか翌朝また眠くなるという悪循環です。これ以上、日中に眠気が来ると何もできないため、睡眠導入剤を飲むことにした体験談を紹介します。睡眠障害に気付き、内科を受診朝ごはんが終わるとベッドに逆戻り更年期になって疲れやすくなり、若いときに比べて日々こなせる仕事量が一気に減ってしまった私に、次なる問題が持ち上がりました。睡眠障害です。 私は在宅でライターをしており、子どもたちを送り出したらパソコンの前に座るのが本来あるべき姿です。ところが朝から仕事をしようとしているのに、眠くて眠くてたまりません。子どもに朝ごはんを食べさせ学校に送り出したあとに、またベッドに戻って寝てしまい、気が付けば昼。まったく仕事ができないまま昼ご飯を食べ、少し仕事をして夕食から夜の子どもの世話などをし、夜10時を過ぎるとすでに眠いのです。結局仕事ができる時間が1日2~3時間になってしまい、どうにも回らなくなってきました。早く寝ると夜中に何度も目が覚めてしまうもともと私は緊張するタイプ。朝早く起きてお弁当を用意して、子どもに持たせなければならない学校の遠足や社会科見学……その前の日から翌朝起きられるか不安で何度も何度も起きてしまうようなことがよくありました。ただ最近は、遠足前というわけでもないのに途中で覚醒し、スマホを見るとまだ2時、まだ4時。朝までぶっ続けで眠れず、2時間刻みぐらいで起きていることに気付きました。結局、朝シャキッと起きるために夜早く寝ても、真夜中に何度も起きてしまいます。眠りが浅いせいか昼間も常に疲労感でいっぱい。とにかく深い眠りをと思って、今まで興奮や緊張で眠れなくなると飲んでいた睡眠サポートサプリを試しましたが、今回はまったく効き目が感じられず……。もうサプリメントで対処するレベルを超えたのかもと感じました。睡眠導入剤で夜中起きずに眠れるように夜の眠さも、生理前のときのように耐えられないほど眠い……。生理のときと同じような強烈な眠さだと気が付いて初めて、ひょっとしたら更年期症状の一つかもしれないと思うに至りました。ネットで検索するとやはり、不眠や途中覚醒は更年期症状の一つと書いてあります。内科に行って相談し、睡眠導入剤のマイスリーを処方してもらいました。就寝前に睡眠導入剤を飲むと、なんだかぼうっとしてまぶたを開くのもおっくうになり、気付いたら朝になっていました。中途覚醒がなくなり、しっかり眠れて疲れも取れている気がします。当初、マイスリー5mg1錠を処方されていたのですが、起床時のあまりの眠気からきっと私には量が多すぎると考え、半分に割って飲むことに。医師からも「半錠でいいなら、しばらく続けてみましょう」とGOサインが出たので、ここ2週間、毎晩半錠をずっと飲み続けています。夜すんなり眠れて一度も起きずに朝を迎え、すっきりと朝から活動できる……そんなことすら難しくなったかと思うとがっくりきますが、これが加齢なんでしょうね。まとめ今まで不眠や中途覚醒などは私には無縁だと思ってきましたが、日々の生活や仕事に支障が出て、初めてこれは本格的に対処しないとまずいと感じるようになりました。睡眠サポートサプリでは不十分で、今のところ睡眠導入剤をしばらく頓服的に使う以外の方法は見つけられていませんが、この薬が自分に合うのかの検証も含めて、更年期の自分の体と向き合っていくしかありません。早めに寝る努力はしないとと思いつつも、常に眠くて昼寝をしてしまうと、夜を仕事の時間に割くことになるため夜更かし気味になります。仕事を少し調節して、日々変化する自分の体調に生活を合わせていかなくてはと思っています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)東京女子医科大学医学部卒業。米沢市立病院入職後、再び東京女子医科大学に戻り、専門医を取得。同大学産婦人科に入局し産婦人科医として働きつつ、性科学を学び、また東京女子医科大学東洋医学研究所で東洋医学を学ぶ。2019年1月に地元山形県米沢市にて、こまがた医院を開業。マンガ/しおみなおこ著者/みやまこ(49歳)夫と小学生2人、物忘れがひどくなりつつある実母との生活。高齢で産んだ子どもはまだまだ手がかかる、母は毎日同じことを聞いてくる、夫は「かまってちゃん」でてんやわんやのワンオペ状態。最近めっきり疲れやすいし、作業効率も落ちてきているし、目はしょぼしょぼで白髪もしっかり。家族に隠れてお菓子を食べながらサスペンスドラマを見ているときだけが唯一の休息。
2022年04月27日スギやヒノキ花粉のピークは2月半ばから4月とされ、まさに今花粉症に悩まされている方も多いでしょう。目のかゆみや鼻水、くしゃみなどつらい症状が続きますが、年を追うごとに悪化しているような気も……。そこで、更年期とアレルギー、特に花粉症による目や鼻への影響との関係について産婦人科医の駒形依子先生に聞きました。教えてくれたのは…監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)東京女子医科大学医学部卒業。米沢市立病院入職後、再び東京女子医科大学に戻り、専門医を取得。同大学産婦人科に入局し産婦人科医として働きつつ、性科学を学び、また東京女子医科大学東洋医学研究所で東洋医学を学ぶ。2019年1月に地元山形県米沢市にて、こまがた医院を開業。花粉症は更年期のせい?もともとのアレルギー症状が悪化しやすくなる花粉症をはじめアレルギー症状に悩まされる更年期女性は多くいます。アレルギーと更年期には関係があるのでしょうか。「更年期は女性ホルモンが減ることで自律神経が乱れやすくなる時期。自律神経は免疫を司る器官でもあるため、免疫のバランスも崩れやすくなります。その結果、もともとあったアレルギー症状は更年期に入ると重くなることがあります。また、突発的にアレルギーを発症することもあります」(駒形先生)。ドライアイ、ドライノーズはなぜ起きる?粘膜の乾燥が原因更年期に花粉症が悪化しやすいのは、自律神経の乱れだけが原因ではないそうです。「女性ホルモンは組織の潤いを保つ働きがありますが、分泌が減ることで粘膜が乾燥しやすくなります。そのため、目や鼻が乾燥するドライアイやドライノーズといった症状が出やすくなります」(駒形先生)。【ドライアイの主な症状】ショボショボしたりするゴロゴロしたりする 疲れやすいかすんで見える目がよくかゆくなる目の奥のほうが痛む【ドライノーズの主な症状】鼻くそがよくたまる鼻の中がよくかゆくなる鼻の中にカサブタができるカサカサしたような異物感がある鼻をかむと血が混じる鼻の入り口付近が切れやすいドライアイと同時に老眼も進行!?「また、更年期のころは老眼も進む時期。視力を調節しているのは目の筋肉ですが、更年期の筋力低下で目の調節能力も低下していきます。老眼は、老化によって目のピント調節機能が低下して、近くの対象にピントを合わせにくくなる症状です。ドライアイと老眼が重なると、とても目が疲れやすくなります」(駒形先生)。自分でできる対策は?受診すればラクにはなるものの…花粉症やドライアイ、ドライノーズは何もしなければ悪化しやすくなる……ということですが、対策はどうすれば良いのでしょうか。「日常生活に支障を来すほどつらいのであれば、アレルギー科などを受診しましょう。それほどではないというのであれば市販薬を利用しても良いですが、花粉症や鼻炎を抑える薬は、全身の粘膜を乾燥させて体液の分泌を抑える働きをしています。つまり、全身が乾燥するのです。ですから、受診をすると抗アレルギーの内服薬に目薬や点鼻薬が処方されることが多いと思います。それは、乾燥した粘膜に潤いを与えるためなのです」(駒形先生)。大切なのは便秘解消もともと潤いが少ない更年期の粘膜を、薬でさらに乾燥させて涙や鼻水を抑えているということです。つらい症状は緩和されそうですが……。「対症療法であり、根治療法ではないということです。花粉症は、自分にとって毒に当たる物質が自分の容量を超えたときに症状が出る仕組みです。ですから、毒を排出していく努力をしないとたまっていく一方です。体内の毒、つまり老廃物の大部分を排出しているのは便です。便秘だと、常に体に老廃物をため込んでいる状態のため、アレルギー物質に過剰に反応しやすくなります。アレルギー症状の悪化を防ぐには、まずは便秘を解消することが大切です。その上で、花粉が飛ぶ時期はコンタクトレンズを眼鏡にする、目を洗うといった外からの対策が有効です」(駒形先生)。まとめ花粉症対策に便秘解消、というのは意外でした。駒形先生によれば、閉経すると生理による排出もなくなるので、便による排出はとても重要ということです。便秘のある方は改善に努めてみてはいかがでしょうか。取材・文/岩崎みどり(49歳)ライター歴25年。35歳で第1子、38歳で第2子出産。最近、たるみが加速して二重あごが悪化。身長153㎝なのにLサイズの服が少しきつくなってきて……人生最後のダイエットを計画中。著者/監修/駒形 依子 先生東京女子医科大学医学部卒業。米沢市立病院入職後、再び東京女子医科大学に戻り、専門医を取得。同大学産婦人科に入局し産婦人科医として働きつつ、性科学を学び、また東京女子医科大学東洋医学研究所で東洋医学を学ぶ。2019年1月に地元山形県米沢市にて、こまがた医院を開業。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力~女医が教える「人には聞けない不調」の治し方(KADOKAWA)』。
2022年04月25日肌時計巻き戻しや更年期不調対策も4月15日、美容や健康、ダイエット、料理などの情報を掲載している大人の女性向け隔月刊誌『からだにいいこと』6月号が発売された。価格は750円である。女優でモデルの香里奈さんが表紙を務め、巻頭特集『私の脂肪を消した「ヤセるコツ」大全』や、特集『5年前の顔がよみがえる「肌時計巻き戻し」美容』、『更年期不調がスッと消える「女性ホルモンの満たし方」』などを掲載する。習慣や秘訣をマネしてキレイにヤセるヤセたい、この脂肪をなんとかしたいと思いながらも、つらい運動をせずに、おいしいものを食べながらヤセる方法はないものかと願わずにはいられない。わがままのように思える願望ではあるが、そんなわがままを貫き、努力せずにヤセた人たちがいるという。『からだにいいこと』最新号では、そんな成功者16名が登場し、ちょっとした習慣などのヤセる秘訣を紹介する。また、『5年前の顔がよみがえる「肌時計巻き戻し」美容』の特集では、1日1分のシミ、シワ対策を紹介。夫婦漫才「かつみ・さゆり」のさゆりさん(52歳)も登場する。さらに、頭痛、イライラ、不眠といった更年期における不調対策も紹介されている。(画像はAmazon.co.jpより)【参考】※『からだにいいこと』6月号(4/15発売)【試し読み】 - からだにいいこと
2022年04月22日更年期イラストレーターのやましたともこさんによる、更年期のもろもろをゆる~くつづった連載マンガ「脱力系ゆる更年期日記」。3回目の新型コロナワクチンを受けたやましたさん。今回も副反応で発熱したのですが……。★前回:「更年期なん?」3回目の新型コロナワクチン接種は気付けば秒で終了し… #脱力系ゆる更年期日記 37ウーマンカレンダーをご覧の皆さま、こんにちは。更年期イラストレーターやましたともこでございます。新型コロナワクチンの3回目接種の翌日、MAXで37.8度の発熱がありました。「37.8度」……。「37.8度」…………。私には2人の娘がいるのですが、1人目の娘が小さいころ、「趣味ですか?」というくらいの頻度で病気になり、毎週毎週、雨の日も風の日も病院に通っていた時期がありました。そのときに、小児科の先生といろいろなことを話す機会があったのですが、その先生が「体温が38度以下やったら別にそんな熱でもないし、心配せんでも大丈夫」的な説明をしてくれたことがありました(※そのときの娘の場合の話です)。熱が何度だろうと、しんどいときはしんどいし、しんどくないときはしんどくない、というのはわかっているのですが、それ以来、私の中で38度以下の熱は「そんなにしんどくないカテゴリー」に入ってしまっていました。ところが、今回の37.8度……。私が想像する37.8度のしんどさと比べると、かなりしんどいものでした。個人の体感では、2回目接種後に38.4度出たときと同じくらい、もしくは、もっとしんどかった気がします。年を重ねてくると、何でも年のせいにすると言いますが、これも年のせいなのでしょうか?※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。著者/イラストレーター/ やましたともこ(49歳)高知県出身、大阪府在住のイラストレーター。2児の母。高齢出産で身も心も弱り切ったまま更年期に突入。ここ10年元気な自分を見たことがない。本格的な老化とどう付き合うのか日々模索しつつヤングで緩めなイラストを描いている。
2022年04月21日コロナ禍が日常になりつつある今「家飲み」が習慣になり、毎日家でお酒を飲んでいるという人も少なくないでしょう。お酒は昔から「百薬の長」と呼ばれ、適量なら健康に問題はないとされてきました。しかし、気が付けば若いころよりも酒量が増えているという人もいるかもしれません。心と体が揺れ動く更年期女性に合ったお酒との付き合い方とは、どんなものなのでしょうか。産婦人科医の駒形依子先生にアドバイスいただきました。教えてくれたのは…監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)東京女子医科大学医学部卒業。米沢市立病院入職後、再び東京女子医科大学に戻り、専門医を取得。同大学産婦人科に入局し産婦人科医として働きつつ、性科学を学び、また東京女子医科大学東洋医学研究所で東洋医学を学ぶ。2019年1月に地元山形県米沢市にて、こまがた医院を開業。更年期はお酒の飲み方の見直しどき!?更年期は女性ホルモンが減少することでメンタルが不安定になりやすく、アルコールを飲むことでストレスを発散しているという人も多いでしょう。「アルコールでストレスが発散できるなら、活用すれば良いと思います。ストレスをため込むのは、体や心に悪影響を及ぼします。けれど、過度な飲酒は健康リスクに影響があり、特に不安定な更年期女性にとって、良い面ばかりとは言えません。女性は男性よりも肝臓が小さく、もともとアルコールの許容量が少なく、アルコール性疾患が進行しやすいことが知られています。また、更年期はLDLコレステロールの上昇を抑えていた女性ホルモンが減ることでLDLコレステロールが上昇しやすく、肝機能が低下しやすい状態です。アルコールの良い面と悪い面を知った上で、自分でコントロールしながらお酒を楽しむのが良いのではないでしょうか」(駒形先生)過度な飲酒のリスクとは?自分でコントロールしながら飲むお酒は問題ないということですが、過度な飲酒は更年期女性にとってさまざまなリスクを含んでいるそうです。太りやすくなる「お酒は糖質が高いものが多く、また、冷やして飲むものが多いため、体を冷やして脂肪がつきやすくなります。更年期は代謝が落ちて消費カロリーが減る時期。キンキンに冷やした糖質の高いお酒を過度に飲むと、太りやすくなります」。眠りが浅くなり、疲れやすくなる「お酒を飲むとよく眠れると聞きますが、実は逆です。お酒は興奮作用があるため脳が休まらない上、大量に飲むとお酒を消化しようと体が働きっぱなしになります。過度な飲酒は心も体も休まりません。眠りが浅くなり、疲れが取れず逆にストレスがたまりやすくなります」。むくみやすくなる「お酒は利尿作用が高いので脱水状態になりやすくなります。体が水分不足に陥ると、腎臓は尿の量を減らして水分をため込もうとするため、むくみが起こりやすくなるのです。二日酔いは、脳がむくんで起きる不調。水分をとって休むと良くなるのはそのためです」骨粗しょう症を誘発しやすくなる「骨代謝には女性ホルモンが関係しており、更年期は骨量が減り始めるため、骨粗しょう症の予防を心がけたい時期です。しかしお酒には利尿作用があり、飲み過ぎると体内に吸収されたカルシウムが必要な分まで排泄されてしまうことがあります。特に閉経後は骨量が急激に低下するため、注意が必要です」。更年期のお酒の飲み方で注意することは?過度な飲酒は更年期女性にとってさまざまなリスクがあることがわかりました。それでは、どんな点に注意すれば良いのでしょうか。適量を飲む「厚生労働省が策定した『健康日本21』による適切なアルコール摂取量(1日あたりの最大値)は約20gです。ビールなら中瓶1本、焼酎なら110ml、ワインなら200mlくらいです。40代、50代は体が大きく変わる時期です。20g以上のアルコールを飲んでいる人は量を減らし、10年、20年前と同じ量の飲酒を続けないようにしましょう」。糖質をチェック「糖質が高いお酒は肥満の原因に。例えば梅酒は梅にお酒と砂糖を加えて作るので、糖質が高くなります。日本酒も米から作るので糖質は高め。日本酒を大量に飲んでそのまま寝落ちというパターンはかなり危険です。糖質を気にしている人は糖質がゼロのウィスキーや焼酎がベースのハイボールやウーロンハイが良いでしょう」。できるだけ温かいものを「キンキンに冷えたビールや氷が大量に入ったお酒は体を冷やし、太りやすくなってしまいます。少量なら問題ありませんが、できればお湯割りなど温かいお酒のほうが体を冷やさないのでおすすめです」。まとめいかがでしたか? 1日の終わりの冷えたビールが楽しみという人も、中ジョッキをグラスに、2杯目からはお湯割りに、といったちょっとした工夫を加えてみてはいかがでしょうか。体にやさしいお酒の飲み方を心がけたいですね。取材・文/岩崎みどり(49歳)ライター歴25年。35歳で第1子、38歳で第2子出産。最近、たるみが加速して二重あごが悪化。身長153㎝なのにLサイズの服が少しきつくなってきて……人生最後のダイエットを計画中。著者/監修/駒形 依子 先生東京女子医科大学医学部卒業。米沢市立病院入職後、再び東京女子医科大学に戻り、専門医を取得。同大学産婦人科に入局し産婦人科医として働きつつ、性科学を学び、また東京女子医科大学東洋医学研究所で東洋医学を学ぶ。2019年1月に地元山形県米沢市にて、こまがた医院を開業。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力~女医が教える「人には聞けない不調」の治し方(KADOKAWA)』。
2022年04月19日40代に入ってから、若いころのような規則的な生理が来ることがなくなってしまいました。周期も変わったのか、決まったように生理が来ることがなく、お産が近づいたときに出るおしるし程度の少量の出血で終わることもあれば、大量の出血量が続くこともありました。40代だから更年期障害の一つなのかもしれない、そう思っていても不安です。40代の過多月経のような症状と膀胱炎などの体調の変化について私の体験をお話ししていきます。生理が変化し、体調不良にも悩まされ…経血量が多く、昼に夜用ナプキンを使用!これまで生理の量で悩んだことは特になく、毎月の生理も順調でした。生理前の不調といえば腹痛と軟便、ナプキンかぶれを起こしやすいというもので、痛み止めやタンポンを使用することで解決できたため、今まで生理で悩むことはありませんでした。しかし、40代に差し掛かると今までの生理に変化が。生理不順で2カ月生理が来なかったかと思うと、2週間くらいダラダラと出血が続き、いつ終わったかわからないうちにまた生理が来るということもありました。経血量が多く、昼用ナプキンでは1時間ももたないくらいだったので、ナプキンは夜用ナプキンを昼用に使っていました。経血の出る瞬間に一気に大量に出血するような感じです。常にナプキンを用意するようになり、「生理かな?」と思っても、まだ生理ではない、生理のような出血であってもそのときだけでその後出血らしいものがないということが何回かあり、生理がストレスとなっていました。すぐに病院に行けば良いのでしょうが、病院に行くタイミングがわからず、実際に病院に行こうかと思ったときには順調なときもあり、長い間受診していませんでした。生理のつらさと体調不良が重なり…出血量が多い過多月経の症状が数カ月続いていたころ、膀胱炎を再発したり、咽頭炎になったり、偶然にも他の体調不調と重なっていました。病院では因果関係は認められませんでしたが、生理と膀胱炎、トイレのことばかりが気がかりでした。生理中は毎回の出血量が多いと、行動範囲も狭まってしまいます。外出するだけでも大変で、外出先ではトイレを探してばかりいるようになりました。ちょっと歩いただけで出血するので、動きたくない、でも動かないといけないと気分がめいってしまいます。あまりにも生理がつらいので、体調を崩しているときに生理についても相談したほうが良いのかもしれないと思い、最初は膀胱炎を診てもらっていた医師に相談をしました。専門外なので因果関係も詳しくはわからず、明確な答えや治療はないとのことでしたが、「長く続くのであれば一度婦人科で診てもらったほうが良いと思うよ。なんでもなくても安心はできる」と言ってもらい、その言葉にあと押しされ、婦人科を受診することにしました。病院で相談、安心とともに量も落ち着く覚悟をして婦人科で生理のことを相談をすると、検査をするほどではないということ。これまでの過多月経と感じていたときよりも経血量が減っていた時期ということもありましたが、様子を見て、大量出血が続くようであればすぐ受診するように言われました。更年期の症状なのか? という疑問に対しては明確な回答はなく、年齢的にも更年期かもしれないし、他の病気などで体調を崩しているのでそのせいで過多月経になっていることもあるとのことでした。薬などを処方されるかと思いましたが、貧血の症状もないので、話を聞いてもらいそのまま帰宅。病気ではないというのはうれしいことですが、何も処方されず、手ぶらで帰ってくるのもちょっと不安にも感じました。でも、心配するほどではないという医師の言葉を信じることに。その後半年が経過していますが、生理が始まって最初の1~2日ほど「ちょっと量が多いな」と感じても、生理期間中すべての出血量が多いということはなくなりました。これも生理なのか? という少ない量のときもあります。まとめ生理不順は更年期の可能性もありますが、自分自身が不調を感じることがないので、このまま様子を見ていこうと思います。今回の過多月経は、婦人科に相談して安心したことで落ち着いたのだと私は思っています。過多月経は生理だけではなく、膀胱炎などの病気によって不安を感じたりストレスを感じることでも変化をするデリケートなものだなと感じています。出産を経験して40代に入り、家庭と仕事、自分のこと、家族のこと、子どもの成長に伴う悩み、今までと異なることが増えてきました。心と体の充実があっての40代だと私は思っているので、規則正しい生活と、ストレスをため込まないように軽い運動などをするようになり、心なしか生理もラクになっています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)東京女子医科大学医学部卒業。米沢市立病院入職後、再び東京女子医科大学に戻り、専門医を取得。同大学産婦人科に入局し産婦人科医として働きつつ、性科学を学び、また東京女子医科大学東洋医学研究所で東洋医学を学ぶ。2019年1月に地元山形県米沢市にて、こまがた医院を開業。マンガ/しおみなおこ著者/サトミオリ(45歳)小学生男子2人に振り回されながら毎日大騒ぎの育児。子どもたちに振り回されているせいか、年齢のせいなのか、次々と体の不調が出てきている。一つずつ完治をさせながらも、年になったなぁと凹んだりしていている。
2022年04月18日インスタグラムやブログで家族の話をつづっているおーちゃんによる50代の日常を描いたマンガをご紹介します。更年期に突然頭痛、めまい、吐き気が表れたおーちゃんの友人。起こる頻度がだんだん増えていって……。こんにちは、孫ラブのおばちゃんのおーちゃんです。同級生でありママ友でもある友だちが、更年期症状が表れ始めたときのお話です。友だちいわく、突然始まった頭痛、めまい、吐き気の際はどうすることもできなかったようで……。ひたすら痛みが鎮まるのを待ち、しのいでいたそうです。個人差はあると思いますが、何度も同じ症状を繰り返すうちに、少しでも和らげるために、横になって氷枕などで頭を冷やす、室内の照明は暗くするなどの対策をしていたとのこと。友だちは当時、女手一つで2人の子どもと暮らしていて、仕事を休むわけにはいかない! という責任感から、しばらくは我慢していたようです。しかし、自分の母親がかつて脳の病歴があったこともあり、ようやく病院に行くことに。MRI検査の結果は……異常なしでした!!!ひと安心したものの、友だちの症状はすぐには良くはならなかったそうです。ー------------------------めまいや頭痛が続き、ようやく検査を受けることにしたおーちゃんの友だち。つい自分のことは後回しになってしまいますが、体調に異変を感じたら、できるだけ早く受診することが大切ですね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック院長)日本医科大学産婦人科入局後、派遣病院を経て、米国ローレンスリバモア国立研究所留学。その後、日本医科大学付属病院講師となり、平成7年5月から三楽病院勤務。日本医科大学付属病院客員講師、三楽病院産婦人科科長を務めた後、退職。2004年2月2日より、三鷹レディースクリニックを開業。★関連記事:「運勢が変わったら…」ほくろ除去を決めるも不安に。処置後に衝撃の事実も判明! #ほくろ除去編 #熟女系 42★関連記事:「腹減ってんだぁっ」点滴を取るための条件クリアは余裕だと思っていたら… #大腸がんらしい 23★ウーマンカレンダー連載マンガをもっと読む著者/おーちゃん(52歳)孫ラブおばさん。10歳年上の夫と2人暮らし。長女(29歳)、次女(27歳)、長男(24歳)の3人の母親で、6歳の孫を溺愛中。Instagramとブログで家族の話を更新中。ブログ「娘ときどき孫日和~子離れ奮闘記~」。Instagram:@ohchan_65
2022年04月16日「私が20代だった’90年代は、きれいとか、かわいいの幅がすごく狭かったんです。海外でも日本でもスタイルがいいといえば細い。かわいいといったら背が小さいという意味でした。でも今は『ラ・ファーファ』(文友舎)というプラスサイズの女性ファッション誌ができたり、『H&M』の店内にあるポスターのモデルが体形、人種、年齢など多様になったりしています。だから、いまの若いコたちは『どんな人も美しいんだな』という価値観で育ってきていると思うので、うらやましいですね」そう語るのは、コラムニストのジェーン・スーさん(48)。雑誌『美ST』での連載「それゆけ!私立美魔女学院」をまとめたエッセイ集『きれいになりたい気がしてきた』(光文社)も好評発売中だ。アラフィフになって、考え方や生き方が変わってきたというスーさん。古い価値観を押しつけられてきたアラフィフ女性も、「自分なんてどうせ」という思い込みを捨てて、自分のことを好きになってほしいと話す。「まずは、自分の好きなところを1個作ってみる。たとえば、手先をきれいにするとか足の裏をツルツルにするとかでもいいんで。そうすると自尊感情も上がっていきます。そこから自分の好きなところを増やしていけばいいじゃないですかね。私は髪の毛がきれいだと言われることが多かったんで、それを大事にしました」自尊感情の高まりとともに、スーさんはさまざまなことに挑戦するようになった。「メークをいい加減にしていたんで、YouTubeのメーク動画を見てやってみると、確かに違う!きれいな人は起き抜けからみんなきれいなわけじゃなくて、ちゃんと努力してることがわかりました(笑)」こんな発見もあった。「20代で、肌がつやつやになるサプリを飲んでも爪が伸びるのが速くなるくらい(笑)。でも40歳を超えると、てきめんに効いて、めっちゃおもしろい!たとえばエステで顔の輪郭を引き上げるマッサージをやると、本当に引き上がる。『自分の顔がこんなふうに変わるんだ』とか『そういえばこんな顔してたな』って」■8年ぶり“シングル”に。恋愛の新ルール勉強中年齢を重ねることを楽しんでいるスーさん。更年期による心の変化すらも楽しんでいるという。「最近、今までになくメンタルが落ち込むことが増えてきて。前までは、喜怒哀楽がないみたいな感じで、心を鍛えて一生懸命頑張って働いていたんですよ。なのに、気づけば『私なんてホント生きている意味もない』みたいな感じで家でしょんぼりしたりして……。『また人間らしい感情が戻ってきた?』と思ってびっくりしました(笑)」そんなときは、心が不安定だった10代のころに戻るという。「めちゃくちゃ悲しい曲や映画を聴いたり見たりします。10代20代のときの懐かしい曲を聴いてソファから起き上がれないぐらいまでボロボロ泣いて、一回底まで落ち込む。そしたら『はぁ〜スッキリ』って。第二の思春期みたいに楽しむんです(笑)。もちろん、本当にひどいときは医師の力を借りるべきですけど、私みたいな楽しみ方もできるんじゃないかな」更年期だけではなく、親の介護にも直面し始めるのがアラフィフ世代だ。スーさんの父は84歳。母は20年ほど前に亡くしている。「父と一緒に“ピンピンコロリ”を目指してます。父は一人暮らしなんですが、まずプロの清掃を入れて、自宅で転んだりしないようにして。食事は毎食写真を撮ってLINEで送ってもらって栄養のバランスを見たり、ふくらはぎが鍛えられる電動の機械を郵送してやらせるとか。父は『監獄みたいだ』って言ってますけど(笑)。まぁ遠隔介護って感じですね」自尊感情を高めて、ものの見方をちょっと変えるだけで、多くのことが楽しくなっていく。これから、スーさんはどんなふうに人生を楽しんでいくのだろう。「20代は『男女を超えたところの人間として評価してくれ』みたいなことをやってたんですよ。だから今後は髪の毛を伸ばしたり、巻いてみたり、服も今まで付き合ってこなかったピンクとかを積極的に身につけてみるとか、女性に生まれたことを楽しむつもりで50代60代を過ごせればいいなと。恋愛もするかもしれません。じつは最近、8年ぶりにシングルになったんですよ。今って、以前よりも男性の積極性がなくなってたり、マッチングアプリが当たり前になってたり……。“シャバ”のルールが変わってるので勉強中です(笑)」“好きな自分”でいるために、あなたもきれいになりたい気がしてきませんか?(取材・文:インタビューマン山下)【PROFILE】ジェーン・スー’73年、東京生まれの日本人。コラムニスト、ラジオパーソナリティ。TBSラジオ『ジェーン・スー 生活は踊る』、ポッドキャスト番組「ジェーン・スーと堀井美香の『OVER THE SUN』」などのパーソナリティを務める
2022年04月15日20代から、私にとって冬はつらい季節でした。手足が冷え、こたつやヒーター、お風呂で温めてもすぐに冷え、肩凝りや頭痛もありました。45歳からは、手足は冷たいのに時々顔がのぼせる「冷えのぼせ」を自覚するように。健康診断では、高血圧(最高血圧160/最低血圧86)と指摘されました。また、肩凝り、頭痛で湿布や鎮痛剤を使用することも増えました。そこで「しんどいな」と思い、漢方内科を受診。約2カ月かけて漢方薬の服用と生活習慣を見直し、「冷えのぼせ」をじわりと改善できた体験をお伝えします。冷えのぼせ改善のため漢方内科を受診体の不調が気になりネットで調べたところ、手足は冷えているのに、顔や頭が熱いのは、いわゆる「冷えのぼせ」と言う症状とのことでした。「冷えのぼせ」と思われる症状と高血圧が心配になり、漢方薬を試してみよう!と思ったのは、ホットフラッシュや不眠などの更年期症状で悩んでいた友人から漢方薬で症状を改善できたという話を聞いたことがきっかけです。46歳のとき、漢方診療をおこなっている内科を受診しました。受付を済ませ、問診票を記入後、血圧を測りました。しばらく待っていると、名前を呼ばれ診察室へ。先生から体調についていくつか質問がありました。その後、脈、舌、目、心音などの診察のあと、ベッドの上に横たわるよう言われ、おなかや足や肩、腰を診察しながら、痛むところや違和感のあるところを尋ねられました。先生によれば私の場合、血の巡りが悪く、気が上半身にたまりがちになるため、手足が冷えて、血圧が高くなり、肩凝りや頭痛、のぼせが起きるとのことでした。先生の診察が丁寧で私の話をよく聞いてくれたこと、不調の原因がわかったことで、不安が解消され、ホッとした気持ちで帰宅しました。漢方薬で徐々に冷えが気にならないように処方されたのは、「桂枝茯苓丸」(けいしぶくりょうがん)でした。血の巡りを良くして、肩凝り、頭痛、のぼせなどの症状を和らげる働きがある漢方薬だそうです。その日の夜から1日3回「桂枝茯苓丸」を食前に服用しました。顆粒状のエキス剤で、シナモンを苦くしたような味でしたが、私は抵抗なく飲めました。飲み始めて数日は変化がなく、「効かないのかな?」と内心思っていましたが、友人も数カ月続けて飲んで改善したと言っていたので、服用を続けました。効果が出てきたと感じたのは、10日ほどたったころでした。朝、冷たい水で洗い物をしたあと、いつもなら冷たいままの手がじんわりと内側から温かいのです。そのころから、日に日に手足の冷えが気にならなくなってきました。私は、寝るときに足が冷えて寝付けないため、布団を電気毛布で温めておき、靴下をはいて寝ていました。漢方薬を飲み始めて3週間ほどたったとき、靴下をはいたまま寝たところ、足が暑くて途中で目が覚めました。翌日からは、素足で布団に入っても足が冷えなくなりました。また冷えが改善されるにつれて、肩凝りや頭痛の回数も減ってきました。生活習慣の見直しで、のぼせと便秘が改善!漢方薬服用と同時に生活習慣を見直すことにしました。私が一番のぼせを感じるのは、寒い日の朝、寝室からキッチンに行きエアコンをつけた際、温風が顔に当たるときです。そこでエアコンの風向きを変えて、風量を小さくしました。そのままでは寒いので、マット式のキッチン用ヒーターを使うことに。すると、足の裏だけでなく体全体が温まり、顔がのぼせにくくなりました。また、便秘になるとのぼせがちになるため、食物繊維の多い野菜やきのこ、いも類を多く食べるように。今年の冬は、おやつに焼きいもや干しいも、夕食にバランス良くいろいろな食材を食べ、しょうがや柚子こしょうなどの薬味で体も温まる鍋物を多くしたため、おいしく冷えと便秘が改善できました。それでも寒い日は便秘になることも。そこで漢方内科を再受診した際に先生に便秘について相談したところ、酸化マグネシウムを処方されました。なるべく自然なお通じを心掛けていましたが、どうしても便秘になるときは服用しました。漢方薬の服用と新たな生活習慣を約2カ月間続けた結果、手足の冷え、のぼせは少なくなり、血圧も最高血圧130/最低血圧80になりました。まとめ漢方薬の服用と生活習慣を見直すことで、「冷えのぼせ」がじわりと改善できました。受診するたびに、先生から「だいぶ良くなったね」と言われます。また、のぼせているときはイライラするので、そっとしておいてほしいと家族に伝えて協力してもらったため、気分が安定しました。血圧がまだ少し高く、とても寒い日やパソコン作業を長時間おこなったときなどには肩凝りや頭痛がするので、今度、受診する際に先生に相談してみようと考えています。これからも焦らず、頑張り過ぎず、周りの人たちに助けてもらいながら、うまく更年期を過ごしていけたら良いなと思っています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)東京女子医科大学医学部卒業。米沢市立病院入職後、再び東京女子医科大学に戻り、専門医を取得。同大学産婦人科に入局し産婦人科医として働きつつ、性科学を学び、また東京女子医科大学東洋医学研究所で東洋医学を学ぶ。2019年1月に地元山形県米沢市にて、こまがた医院を開業。著者/とらね子 (47歳)更年期の悩み解決のため、いろいろ試しているところ。手づくり、猫、昭和レトロが好きな初心者ライター。
2022年04月10日インスタグラムやブログで家族の話をつづっているおーちゃんによる50代の日常を描いたマンガをご紹介します。今回はおーちゃんの友人の体験談。更年期になると、さまざまな体の変化が起きるようで……。★前回:「目からうろこ」間違うとお葬式感が否めない五十路ファッションが華やぐポイントは? #五十路日和 42こんにちは、孫ラブのおばちゃんのおーちゃんです。同級生でありママ友でもある友だちは何でも話せる相手です。更年期も後半を迎え、それぞれ体の変化についてよく話し合ったりしています。私の友だちは、5年前に難聴になり、私に比べるとはるかにつらい症状。今回はそのお話に触れさせていただこうと思います。彼女は最初に頭痛、めまいから更年期の症状が表れました……。次回に続きます。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック院長)日本医科大学産婦人科入局後、派遣病院を経て、米国ローレンスリバモア国立研究所留学。その後、日本医科大学付属病院講師となり、平成7年5月から三楽病院勤務。日本医科大学付属病院客員講師、三楽病院産婦人科科長を務めた後、退職。2004年2月2日より、三鷹レディースクリニックを開業。【天神先生からのアドバイス】更年期症状には、人によっていろいろな症状が出ます。めまいはよくある症状の一つで、そのうち治ってきます。難聴は、耳鼻科的に何か原因となるものがあった可能性も考えられます。★関連記事:「え!? ほ、ほくろ?」長年イボだと思い込んでいた熟女に医師は… #ほくろ除去編 #熟女系 41★関連記事:「これが血便か!」手術翌日のトイレ、何も考えずに拭いて衝撃を受ける #大腸がんらしい 19★関連記事:「成長…したね…」アラフィフ母、息子の何げない言葉に感動 #アラフィフ雑記帳 13著者/おーちゃん(52歳)孫ラブおばさん。10歳年上の夫と2人暮らし。長女(29歳)、次女(27歳)、長男(24歳)の3人の母親で、6歳の孫を溺愛中。Instagramとブログで家族の話を更新中。ブログ「娘ときどき孫日和~子離れ奮闘記~」。Instagram:@ohchan_65
2022年04月09日更年期イラストレーターのやましたともこさんによる、更年期のもろもろをゆる~くつづった連載マンガ「脱力系ゆる更年期日記」の第37話。3回目の新型コロナワクチンを受けに行ったやましたさん。今回は初めての病院で接種することになって……。★前回:「私ったら見栄っ張り♡」忘れたころに生理がやって来るとついやってしまうこと #脱力系ゆる更年期日記 36ウーマンカレンダーをご覧の皆さま、こんにちは。更年期イラストレーターやましたともこでございます。先日、新型コロナワクチンの3回目接種に行ってきました。私の場合、1、2回目とは違い、3回目はどの病院に電話しても予約が取れず、リストの上から順番に電話をかけまくり、やっと前回より少し遠い場所にある初めて行く病院で予約が取れました。初めて行ったその病院で、名前を呼ばれ病室に入ると、私より少し先輩だと思われる女性の先生が、私の資料を見ながら「更年期なん?」「生理は来てる?」「しんどないの?」などと、畳み掛けるように突然大量の質問をしてきました。私の更年期が、ワクチン接種に何か影響を及ぼしているのかと思い、少し驚きつつも「そ、そうなんです。更年期なんです。生理はたまに来るくらいで……」と最後の生理を思い返しながら返事をしていました。そして会話に夢中になっている間に、どこからともなく忍者のように現れた看護師さんと思われる女性が、「打ちますねー」と私の左腕にワクチンを打ってフフフと笑いながら「終了です」と言ってくれました。私は、注射の針が体に刺さるその瞬間をガン見したいタイプなので一瞬「え?」と戸惑いましたが、子どもが注射をするときに、よく見かけるその「気をそらす作戦」を、まさか49歳で自分が体験することになるとは思わず、何だか少し若返った気持ちになりました。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。著者/イラストレーター/ やましたともこ(49歳)高知県出身、大阪府在住のイラストレーター。2児の母。高齢出産で身も心も弱り切ったまま更年期に突入。ここ10年元気な自分を見たことがない。本格的な老化とどう付き合うのか日々模索しつつヤングで緩めなイラストを描いている。
2022年04月07日寝ても疲れが取れない、体が重いといった症状は、誰しも経験があるのではないでしょうか。さらに、40代を過ぎてその頻度が増すと「年のせい」「更年期だから」と老化や年齢が原因と考えがちです。けれど、その思い込みから意外な病気を見逃してしまうことも。更年期症状と思い込まれやすく、かつ、女性がかかりやすい病気について、産婦人科医の駒形依子先生に聞きました。教えてくれたのは…監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)東京女子医科大学医学部卒業。米沢市立病院入職後、再び東京女子医科大学に戻り、専門医を取得。同大学産婦人科に入局し産婦人科医として働きつつ、性科学を学び、また東京女子医科大学東洋医学研究所で東洋医学を学ぶ。2019年1月に地元山形県米沢市にて、こまがた医院を開業。つらい症状=更年期とは限らない「40代、50代の女性は何かつらい症状があると更年期症状や加齢のせいにしがちです。しかし、そこには思わぬ病気が潜んでいることがあります。まずは病気の可能性をできる限り否定し、その上で更年期症状や加齢を疑ってほしい」と駒形先生は言います。この症状は何の病気?以下の症状は、ある病気のものです。生理不順冷え症、低体温暑がり、多汗うつっぽいイライラする動悸がする貧血むくみやすい体重が急に増える、または激減するやる気が湧かない物忘れしやすい疲れやすい、体が思うように動かない眠気を感じやすい皮膚がかさつく便秘がち頻便眠気を感じやすい皮膚がかさつく、かゆみがある声がかれる足がつりやすい「ここに挙げたのは甲状腺異常による症状の例です。どの症状が出るかは病気によって異なり、個人差があります」(駒形先生)上に挙がっている症状は、誰もがよく感じやすそうなものばかりに見えます。甲状腺とは何なのでしょうか?甲状腺とは?女性ホルモンと似た甲状腺ホルモンを分泌「甲状腺とは、甲状腺ホルモンを作り、分泌する臓器です。甲状腺ホルモンは主に体の代謝を調整する働きをし、女性ホルモンと似た働きをします」(駒形先生)。【甲状腺ホルモンの働き】筋肉の維持・強化心臓の働きを活性化思考や反応を活性化新陳代謝の促進、体温調整脂質代謝を上げ、コレステロールを下げる糖代謝を促進骨量を上げて骨を強化「脳において、甲状腺に指令を出す部分と卵巣に指令を出す部分は隣り合わせになっています。甲状腺が狂うと生理も狂い、生理が狂うと甲状腺も狂いやすくなる。2つのホルモンはとても関係が深いのです。生理不順や無月経、不妊の原因を調べる過程の血液検査で甲状腺ホルモンの異常が見つかることも多いです」(駒形先生)。自分でできる見分け方は?首の前をチェック血液検査で甲状腺の異常はわかるということですが、「だるい」「疲れやすい」だけで受診や検査を受けるのはハードルが高いことも。「甲状腺異常の代表的な症状は首の前の腫れやしこり。先に挙げた症状があり、首の前の喉あたりが腫れていたり、触れてみてしこりがあったりするときは更年期症状ではなく、甲状腺異常が原因の場合があります。内分泌内科や甲状腺外来など、専門外来を受診すると血液検査やエコーで詳しく調べてもらえます」(駒形先生)。まとめつらい症状があったら我慢でしないで、まずは医師に相談してみることが大切です。甲状腺異常の原因は今のところ解明されていないということですが、遺伝は一因とされています。親族に甲状腺の病気を持つ方がいる場合は、定期的に検査をしたほうが良いということです。取材・文/岩崎みどり(49歳)ライター歴25年。35歳で第1子、38歳で第2子出産。最近、たるみが加速して二重顎が悪化。身長153㎝なのにLサイズの服が少しきつくなってきて……人生最後のダイエットを計画中。著者/監修/駒形 依子 先生東京女子医科大学医学部卒業。米沢市立病院入職後、再び東京女子医科大学に戻り、専門医を取得。同大学産婦人科に入局し産婦人科医として働きつつ、性科学を学び、また東京女子医科大学東洋医学研究所で東洋医学を学ぶ。2019年1月に地元山形県米沢市にて、こまがた医院を開業。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力~女医が教える「人には聞けない不調」の治し方(KADOKAWA)』。
2022年04月05日