お帰りなさい!いってらっしゃい!イギリス留学から帰ってきたウエンツ瑛士さんと、イタリア留学を志すブルゾンちえみ改め藤原史織さん。新しいチャレンジに向かって、大きな決意を胸にネクストシーズンへと踏み出した二人が赤裸々トーク。人生の節目に心得ておきたいヒントがたくさん!ウエンツ瑛士×藤原史織の挑戦に学ぶ、ネクストシーズンへの踏み出し方。――二人が留学を決めた理由、その決断に隠れた本音とは?藤原さん(以下、史織):私、ウエンツさんが帰国後に出演された番組やインタビューはけっこうチェックしているんですよ。その中でも、「留学前は自分のやっていることに胸を張ることができなかった」という言葉が印象的で。「ウエンツさんでもそんなこと思うんだ」って、すごく意外でした。ウエンツさん(以下、瑛士):子どもの頃から長く芸能界にいることもあって、常に“他人の物差し”で生きている感覚が強かったんだと思う。だから自分に自信が持てなかったし、どんなに頑張っても満足感を得ることができなかったのかもしれない。それで30歳になる少し前に、留学を考え始めたら「行きたい!」という気持ちを止められなくなってしまって。史織:私もわりと直観タイプの人間なので、自分が「いいな」と思ったことに対して方向転換していくのには賛成ですよ。瑛士:でもブルゾンさん…じゃない(笑)、藤原さんが事務所を辞めたのはかなりの決断だったと思う。これは少し失礼な言い方かもしれないけど、自分の中で「逃げてる」という感覚はなかったの?史織:私の中では「芸能界でまだやり残したことがある」というよりも、「満足!」という気持ちのほうが強いんです。もちろん、全部を完璧にできたから卒業というわけではないし、「まだまだこれからなのに」と言ってくださる方もいました。でも私の中では芸人としての自分にすごく納得ができたので、「それならまだ経験していない新しいことに挑戦してみよう」って、素直に思えたんです。瑛士:たぶん「自分はやり切っていないんじゃないか」という思いがあると、なんとなく逃げてるような気持ちになって、なかなか「やめる」という選択肢がとれないんだろうね。でも僕は「逃げることの何が悪いの?」とも思う。理由なんて何だっていいし、チャレンジしたくなったら挑戦して、失敗したら「間違えた!」って戻ってくればいいだけの話で。史織:そういう意味でいうと私、イタリアで「これをしたい」という確固たる目標があるわけではないんです。事務所まで辞めたのに(笑)。はじめてローマを訪れた時に「ここに住みたい!」と直観的に選んだけれど、実際にどうなるかは住んでみないとわからないじゃないですか。だから今回のイタリア留学は、私にとっては上京するのに近い感覚というか。「とりあえず東京に住んで、普通に生活してみたい」というのと同じです。瑛士:それ、すごくわかるなぁ。史織:ウエンツさんはロンドンに1年半留学して、何がいちばん変わったと思いますか?瑛士:やっぱり、「自分を褒められるようになったこと」かな。向こうにいると、とにかくみんなが褒めてくれるんですよ。どんな小さなことでも「よくできたね!」って。それが毎日続くと、本当に「自分は頑張ってるんだ」っていう気持ちになって、どんどん自信につながっていくから。史織:わかります。私も今イタリア語を勉強していて、めちゃくちゃ楽しいです。1から10まで言えただけで、「ブラ~ボ~!!」って先生に褒めてもらえるし(笑)。瑛士:日本人って褒められるとつい「いや、自分なんてまだまだです…」なんて謙遜してしまうけど、素直に「ありがとう、うれしいです」と言えるだけで、お互いポジティブな気持ちになれるよね。だから僕も今はなるべく自分を褒めるようにしているし、周りの人のことも褒めてあげたい。史織:最強の自己肯定法ですね。瑛士:もちろん、変わってない部分もたくさんあると思う。でも自分で決断して行動した結果「変わらなかった」のと、何もせずに「変わらない」というのでは全然意味が違うから。史織:私、「10年日記」というのをつけているんです。毎日1ページに2行だけ日記を書いて、次の年の同じ日にまた2行書き足していく、という。去年の今頃はちょうど「事務所辞めたい」とか書いてて(笑)。「10年後、このいちばん下の行を書く時、私はどうなっているんだろう」って、ちょっとドキドキします。瑛士:「あー事務所戻りたい!」って書いてたりして(笑)。でも、その可能性もあるから面白いということだよね。結局、自分でした決断はそれが失敗であろうが成功であろうが、ものすごく満足できるものだと思う。史織:試行錯誤したことも私にとってはプラスの経験なので、自分が「こうしたい」と思ったことを実行して、その時の感情をこれからも大事にしていきたいです。瑛士:最終的には、楽しく死ねりゃいいんですよ(笑)。史織:確かに!死ぬ時に「あ~、あれしとけばよかったな…」って思うことは極力少なくしたいかも。瑛士:だからさっきも言ったけど、「帰りたい」と思ったら帰ってくればいい。それくらいラフに楽しんできてくれたらなと思います。史織:今は新型コロナの影響で出発が延期になっていますが、私が無事にイタリアに住むことができたら、ぜひ遊びに来てください!うえんつ・えいじ1985年10月8日生まれ。東京都出身。『火曜サプライズ』(日本テレビ系)にレギュラー出演。2018年10月から舞台演劇の勉強をするためロンドンに留学。ロングシャツ¥30,000半袖ニット¥22,000パンツ¥26,500(以上CULLNI/Sian PR TEL:03・6662・5525)グラスフォルダー¥14,000(JOHN MASON SMITH/HEMT PR TEL:03・6721・0882)スニーカー¥15,000(FECV/HEMT PR)靴下はスタイリスト私物ふじわら・しおり1990年8月3日生まれ。岡山県出身。お笑い芸人「ブルゾンちえみ」として2017年に大ブレイク。2020年4月からは本名の「藤原史織」名義で活動中。ドレス¥160,000(sakayori./エム TEL:03・3498・6633)タイツ¥1,690(CALZEDONIA/H3O ファッションビュロー TEL:03・6712・6180)ベルト¥28,000左腕のバングル¥18,000ピアス¥24,000(以上KLOSET/H3O ファッションビュロー)右手のセットリング¥43,600(SWAROVSKI/エム)その他はスタイリスト私物※『anan』2020年6月10日号より。写真・五十嵐瑛仁(SIGNO)スタイリスト・丸本達彦(UNFORM/ウエンツさん)奥田ひろ子(ルプル/藤原さん)ヘア&メイク・輝・ナディア(Three PEACE/ウエンツさん)取材、文・瀬尾麻美(by anan編集部)
2020年06月03日みなさんは、恋人や結婚相手と初めて会った時のことを覚えていますか。初々しいなれそめや、衝撃的な出会いの話は、聞くだけでわくわくしますよね。Twitterでは、たぬポンド(@tan_uk_ijiru)さんが投稿したなれそめについての漫画が話題となっています。(2/2) pic.twitter.com/I6JRgY3cVl — たぬ£ポンド (@tan_uk_ijiru) May 16, 2020 万葉集とのなれそめか…!学生の頃に、こんなに夢中になれる学問に出会えるのはうらやましいです。先生もこんなに感動してくれる生徒がいてくれてとても嬉しかったことでしょう。投稿にはこんな声が寄せられました。・言葉や表現の仕方は変わっても、人間の心は変わらないんだなぁ…。・素敵な歌ですね~。読んでみたくなりました!・漫画を読んで興味が湧き、万葉集の本を買ってしまいました。「昔の人も同じ気持ちだったなんてすごい!」というコメントが多く寄せられていました。たぬポンドさんによると、万葉集にはこのような歌もあるそうです。今のみの行事にはあらず古の人そまさりて哭(ね)にさへ泣きしこの歌は「恋がこんなに苦しいのは、今だけの話じゃない。昔の人だって、私以上に恋に泣いたりしたんだ」という意味なのだとか。千年以上前に生きていた人も、「昔の人も恋に泣いたんだな」と思いを馳せていたことが分かり、とても面白いですね。ちなみに、冒頭に出てきた恋人は、その後、たぬポンドさんの夫となったそうです!未来の夫と、大好きな学問との出会い…素敵なエピソードでした。[文・構成/grape編集部]
2020年05月21日今回は海外留学する方やワーキングホリデーで渡航する方向けの記事になります。日本を離れ、海外での生活や文化を学び人生や仕事に大きな影響を与えてくれる事は間違いないでしょう。しかし、慣れ親しんだ日本との違いは生活、治安、文化、慣習など様々で気疲れする事も多いです。そこで保険の出番です。海外へ渡航する際は保険加入は必須と言えますが、何故必要なのか、どんな補償があるのか、海外旅行保険との違いなどにも触れていきますね。海外旅行保険とは始めに海外旅行保険について簡単に説明しておきたいと思います。今回のテーマである留学保険はジャンルで言うと海外旅行保険に該当し、補償内容もほぼ同じです。海外旅行保険と留学保険の違いは後述する事にしますね。皆さんは海外の行ってみたい国は沢山あるでしょう。アメリカ、イギリス、フランス、またはアジア各国等夢は膨らみます。海外へ渡る際に気を付けておきたいのは、文化が違う、言葉が違う、費用も違うと日本では考えられない事ばかりです。海外旅行保険は、「保険」ですので、何か損害や損失を被った時に補償されるものです。役割としてどんな事を補償してくれるのか知っておきましょう。海外旅行でのトラブルに対応海外へ渡った時、一番気を付けておきたいトラブルは何か、それは病気にかかるという事です。楽しいはずの旅行中に病気になりたくはありませんが、飛行機の気圧の変化や、気候の違いで体調を崩す事もあり得ます。日本で体調を崩した場合は、皆さんご存知の様に近くの病院へ行き、健康保険証を提示すれば3割負担で診察してくれますよね。万が一手術になっても3割負担で済みますので、かかる費用も抑える事ができます。この制度は世界的に見ても高水準で維持されており、WHOからも最大限の評価を得ています。しかし海外では同じ制度で診療に対応している訳ではありません。また治安の違いもあり、日本ではひったくり、スリ等犯罪件数は海外に比べても少なく、裏を返せば海外では盗難が頻繁に起きているとも言えます。そんな時に保険が役に立つのです。海外でのトラブル事例損害保険大手のAIG損害保険(旧AIU、富士火災保険)の調べでは海外のトラブルで多い事例を次の様に紹介しています。健康にまつわるもの:72%手荷物にまつわるもの:17.2%航空機にまつわるもの:5.4%その他のトラブル:5.4%健康にまつわるものが7割を占めていますね。日本にいれば安心して治療を受ける事はできますが、海外ではどれくらい費用がかかるのか見てみましょう。高額な海外の治療費AIG損害保険の調べで高額な治療事例を紹介します。ハワイでの事例ハワイへ渡航中に脳卒中で倒れ、ICUに緊急搬送された。17日間現地での入院の後に医療専用機で日本の医療機関へ搬送される。楽しいはずのハワイが一気に事情が変わりましたね。この場合掛かった費用として約2,374万円もの金額がかかっています。実際には治療費が最も高く、搬送費が次に高額なようです。この金額をご覧になって支払う事は可能でしょうか?アメリカでの事例アメリカ本土へ渡航し、急性心筋梗塞で倒れる。現地で2度の大手術を受ける事になる。約40日間入院しその後、医療専用機で日本の医療機関へ搬送。アメリカは経済こそ世界でナンバーワンですが、こと医療に関しては、高い水準とはいえない国です。この事例で掛かった費用は何と約5,105万円だそうです。家が買える金額に匹敵しますね。盲腸という病気でもアメリカでは驚くほど高額で、病院によって違いはありますが、120万円~320万円もの治療費がかかることもあります。この様に海外ではどんな病気になるのか、どんな治療を施されるのかは分かりません。しかし命を助けて貰った対価として費用は支払わなければなりません。特にアメリカに行く際は病気にかかる事が無いようにしたいところです。また海外では、病気だけでなく犯罪に巻き込まれて怪我を負う事もあります。日本との治安の違いで、犯罪発生率も海外は高く、銃などを使った犯罪もあり、日本人が巻き込まれる事も大いにあります。治療は病気だけでなく怪我もある事を知っておきましょう。意外と移送費用も高い治療を終え、ある程度落ち着いたところで日本へ移送される事になりますが、意外にも移送費用が高い事は知られていません。通常の航空券での移動とは違います。損害保険会社大手の東京海上日動の調べでは、アメリカから日本へ約440万円もの費用が掛かることが分かっています。搬送用のストレッチャーを使用し、定期便の利用に付き添い医師1名、看護師1名を伴ってこの金額だそうです。日本を離れると違った意味でスケールの大きさに驚かされます。その他の海外トラブル事例その他のトラブル事例ですが、手荷物にまつわる事例として、スマートフォンを盗まれる、カメラを落として壊れる、財布を盗まれる等、財産に被害が及ぶ事もあります。特に財布は危険で、カードを一緒に入れている方も少なくありません。スリに気づかずに後で分かる事も有るくらい巧妙な手口の集団もいたりします。次に航空機にまつわるトラブル事例ですが、航空会社に預けた手荷物が出てこない、予想外の悪天候で搭乗予定の飛行機が飛ばない、移動手段が運休で急遽タクシーで空港へ向かう等の事例が報告されています。この様に考えられるトラブルには莫大な費用が掛かる事を知っておいて下さい。そんな時に保険に入ってて良かったと言える様にしておきたいですね。海外旅行保険の補償内容はでは海外旅行保険の代表的な補償内容について解説しておきたいと思います。海外旅行保険には大きく分けて4つの補償内容があります。[adsense_middle]①ご自身の怪我や病気の補償先程触れた海外での急な病気や怪我で治療をした際に、信じられない位高額な費用が掛かる事を説明しました。この治療費を補償内容で指定された範囲内で金額の補てんを行うものは、万が一旅行先で亡くなった場合の保険金や、旅先での急な入院により家族が急遽向かう事になった費用などを補償してくれます。また旅行前にかかっていた病気が悪化し、急な治療が必要になった場合も補償される事があります。特にお金の負担が一番大きい部分でもありますので、しっかりと補償されるようなプランに入っておきましょう。②持ち物に関する補償旅行先で盗難に遭い、結果盗品が出てこなかった場合や、携行していたカメラを損壊してしまった場合も海外旅行保険では補償の対象となります。この補償は支払額に上限がある為高額なものは持ち出さない事をおすすめします。またパスポートの紛失は補償の対象外となりますので注意しておいて下さい。③航空機にまつわる補償航空機に預けたはずの手荷物が出てこない場合、悪天候で飛行機が飛ばない場合、または何らかの理由で出発が遅れホテル代、食事代等の負担がかさんだ場合、空港までの移動手段が運休しタクシーを使わざるを得なくなった場合等が補償の対象になります。手荷物が出てこないのは気が気じゃありませんが、洋服や下着など現地で調達したもの等、支払い条件に該当すれば補償されます。④他人に損害を与えてしまった場合旅行先で、誤って他人を怪我させてしまった場合、宿泊先のホテルで誤って水浸しにしてしまった場合、他人の所有する財物を壊してしまった場合等補償の対象となります。海外でレンタカー等借りた場合も補償の対象になりますので、自動車保険ではなくこちらの補償でカバーされる事を憶えておいて下さいね。海外旅行保険と留学保険の違いは?今回解説に当たって、海外留学をテーマに掲げています。旅行と違う点は滞在日数の違いで、旅行であれば約1ヶ月間程度なのに対し、留学ともなると、長期に渡って滞在する事になります。この点が実は補償内容にも違いを発生させる事になりますので、留学する方は間違って海外旅行保険を掛けないようにしておかなければなりません。その違いを解説しますね。海外への滞在日数が短期か長期かで補償は変わる具体的には滞在日数の違いが補償内容の分かれ目となります。海外旅行は数日から長くても数カ月程度でしょう。留学は同じ滞在日数という訳にはいかず、数カ月、数年の期間海外にいる事になります。この期間中に、どこに滞在するでしょう?旅行の場合はホテルが一般的になりますが、留学ともなれば賃貸物件、友人知人宅になります。この滞在先に対する補償が異なる事が大きな違いとなりますので、留学をお考えの方はしっかり把握しておいて下さい。補償の違いについて先程の海外旅行保険との違いで、留学保険は補償内容が違うと説明しました。以下に違いの点を挙げます。生活用動産補償:滞在中のアパートやホテルで盗難や火災などにより家財道具や持ち物に損害を受けた場合補償されます。留学生賠償責任補償:上記④の他人に損害を与えてしまった場合に加えて、居住している家主さんや、来客者への賠償責任が発生した場合に関して補償されます。この2点が海外旅行保険との違いです。留学する方は居住する場所が実生活を伴う場所になります。少しややこしいかもしれませんが、留学する方が海外旅行保険に加入していた場合、上記の補償内容の事が起きた際には補償されないという事です。この点は渡航の目的の違いで加入する保険を選ぶ必要がありますので、勧められるがままではなくしっかりと詳細を確認しておきましょう。留学生だけでなくワーキングホリデーも留学保険で対応今回のテーマは留学保険ですが、海外に渡航する代表的なもので、ワーキングホリデー(以下ワーホリ)という事も考えられます。海外で国や言語が違う仲間同士で仕事をするといった内容ですが、このワーホリで渡航する方は留学保険に加入する必要があります。滞在先の補償もされますし、海外旅行保険の契約期間は31日・92日と決まっていますが、留学・ワーホリ保険は最大5年間の補償もありますので、滞在期間によって選択しましょう。留学&ワーホリ保険の徹底比較!格安会社、口コミを参考におすすめ保険を紹介!最後になりましたが、留学する方、ワーホリで仕事される方向けの保険比較を行います。あくまで本質は「保険」ですが、事が起きなければ捨てるお金になってしまいます。安い保険会社はどこなのか?補償内容はどうなのか、比較しおすすめをご紹介したいと思います。尚、試算の条件として1年間の留学で安心の補償内容を選定した価格を掲載します。[adsense_middle]AIG損害保険大手損害保険会社のAIG損害保険(以下AIG)の海外旅行保険(以下留学保険含む)をおすすめとさせて頂きたいと思います。AIGはアメリカNY州に本社を置くグローバル企業で、80以上の国や地域でサービスを展開している巨大企業です。日本法人を置き、日本人が海外へ渡航した際も困らない様にする為、24時間、日本語でのアシストセンターを構える等、病気・盗難でも安心です。また治療費などもキャッシュレス(かかった病院に補償額で賄える金額をAIGから送金)する事になりますので、現地で万が一があっても心配はいりません。費用は1年間で253,020円となっており、治療費は無制限で補償してくれます。ジェイアイ傷害火災保険ジェイアイ傷害火災保険はAIGが50%の株を保有している関連会社です。主に旅行代理店のJTBで取り扱われており、旅行や留学の相談と同時に加入する事も出来る為、対面での説明に納得できる部分は大きいと思います。費用は223,790円となっておりAIGに比べると費用は安く済んでいますが、賠償保険金額が5,000万円まで(AIGは1億まで)生活用動産補償額は40万円まで(AIGは50万円まで)となっています。費用負担を考えるならジェイアイ傷害火災の留学保険プランでも良いかもしれませんね。3ヶ月未満なら損保ジャパンもおすすめ短期留学で3カ月未満であれば損保ジャパンをおすすめします。長期滞在となると上記2社よりも分は悪いですが、ネットで申し込みのできる3カ月未満なら損保ジャパン独自の割引サービス「off!」というサービスがあり、90日以内の滞在であれば自在性を持った補償プランを組む事が可能です。また24時間オンラインであるため出国当日でも申込OK。保険に入り忘れた!という方には是非おすすめです。おすすめの海外留学保険に関するまとめ今回は留学する方を対象とした比較記事になりましたが、価格補償面で比べると、2社がダントツといったところでしょう。海外で困ったことが起こらないのが一番ですが、万が一お困りの時には必ず役に立つ保険である事は間違いありません。充実した海外生活を過ごすために是非海外旅行保険を備えておきましょう。
2020年01月27日私は授かり婚。初めての妊娠に気が付いたのは、海外留学が始まって3週間目のことでした。留学は始まったばかり。正常妊娠なのだろうか? つわりで食べられるものがない……。現地に産婦人科が存在しない!? そんな私の体験談をお伝えします。 時差ボケと勘違いしていた眠気とだるさ留学が始まって1週間ごろ、一日中眠気とだるさがあり、「疲れが出たな~」と考えていました。生理予定日から約5日目のころです。 ところが、いくら寝ても休んでも日に日に体調は悪くなり、留学2週間目のころには食欲がなくなり、常に吐き気があるような状態になっていました。生理予定日から約10日目、やっと生理が遅れていることに気付き、妊娠の可能性を考えたのです。 滞在する町には産婦人科が存在しない!留学先のサポートスタッフに妊娠しているか確かめたいと相談すると、問題が発生。滞在先の診療所は、市販の妊娠検査薬と同じ検査薬を使うだけでエコーはなく、町の総合病院は、予約しても3カ月は待つのが当たり前だと言われてしまいました。 そこで病院はあきらめ、薬局で市販の妊娠検査薬を購入。検査するとはっきりと陽性が出ました! すぐに両親とのちに夫となる彼氏に連絡をとり、体調を配慮して帰国することにしました。 つわりに耐えながらの地獄のフライト帰国を決めたものの、待ち受けていたのは11時間の地獄のフライトでした。日本の航空会社との共同運航便を選んだため、日本の添乗員さんがいたので、つわりがあることを出発前に伝えました。 すると、「トイレから近い席」「飲み物もすぐ対応」「何かあれば何度でも呼んでOK」など、たくさんの配慮をしてくれました。食事のときや通りかかったときにも気にかけてくれて、とても心強かったことを覚えています。 帰国後、無事に病院で妊娠と胎児心拍を確認。今では、元気な1歳児です。日本のようにすぐに病院で診てもらえる環境があることは、とても幸せなことなんだと実感した体験でした。 イラスト:sawawa著者:深沢ゆい一児(女の子)の母。保育士資格・幼稚園教諭免許を取得。出産を機に退職。自身の経験をもとに妊娠・出産・子育てに関する記事を執筆中で、現在二人目妊活中。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
2019年08月25日女優アンジェリーナ・ジョリーの長男が韓国の大学に留学する。来週18歳の誕生日を迎えるマドックス・ジョリー=ピットは、ソウルにある延世大学校で生化学を学ぶという。関係者はピープル誌にこう語っている。「他の大学も合格していたのですが、延世を選びました。彼は今、韓国語を勉強しているところです。1週間に複数回授業を受けています」カンボジアの孤児だったマドックスを養子縁組したアンジェリーナは、息子と共に大学に赴き、生活が落ち着く手助けをしてからアメリカに帰国するようで「8月に息子を残して行きます。彼女はとても誇りに思っており、会えないことを非常に寂しく思うでしょうが、彼の方は準備ができています」と前述の関係者は続けた。昨年11月に同大学のキャンパスを初めて訪れていたアンジェリーナ親子だが、それは国連難民高等弁務官事務所(UNHCRの特使としての公式訪問だった。ブラッド・ピットと結婚していたアンジェリーナには、マドックスのほか、5人の子供がいる。一方でアンジェリーナは表紙を飾った英版エル誌9月号の中で、子供たちについて「姉妹のことをリスペクトしたり、されたりするなど、青年になりつつある息子たちのことを誇りに思わずにいられない」とつづっている。(C)BANG Media International
2019年08月07日私自身、16歳のときにカナダに留学し、ホストファミリーに助けられた思い出があり、いつか私もホストファミリーとして外国の子どもを受け入れたいという思いがありました。そして、昨年8月にブラジル人の17歳の女の子がわが家にやってきました。彼女は6カ月の留学生活を終え、今年1月末にブラジルへ帰国しました。私たち家族は、ホストファミリーの役割を終えひと段落。嵐のように過ぎ去った日々が遠い昔のようです。5か月間という短い間でしたが、ホストファミリーになって気づいたことや、わが家の変化を紹介します。わかっていたけど、食文化の違いはストレス!私自身、英会話には自信があったのですが、今回留学生と生活を共にしてみて言葉だけではない、いろいろな違いを感じました。たとえば、アジア圏だとそこまで違わない食文化ですが、ブラジルと日本となるとそうはいきません。ブラジルでは、豆と肉の煮込み料理とライスを食べる機会が多いそう。はじめての日本食に戸惑うこともあるだろうなと思ってはいましたが、予想以上の食の違いに驚きました。外国では、鶏皮や脂身を食べる習慣がないとはわかっていたのですが、留学生も例外ではなく、肉選びには苦労しました。次にブラジルにもあるけど、個人的に生魚、タコ、イカ、ツナ、貝などの魚介類が好きじゃないと言われ、頭を悩ませることに。海藻は食べる習慣がなく、焼き魚や味噌汁も好きじゃない様子。朝食は、オートミールやパンとシリアルがいいと言われ、お互いに別々のものを食べるなど、食の悩みは最後までつきることがありませんでした。結局、留学生が好きだった食事は、カレーライスとシチュー、餃子、ラーメン、パスタ、オムライス。食べ慣れたものや、味がはっきりしているものが好きなようでした。心のモヤモヤは、話し合いでしか解決しない出したものを食べてくれない、好き嫌いが多いことにストレスに感じていると、コーディネーターの人に相談したところ、正直にその気持ちを伝えてみてほしいと言われました。日本では避けがちですが、お互いの気持ちを正面からストレートに伝えて話し合うことが大事だとのこと。「せっかく日本に留学しているのだから、食べてみないのはもったいない。出されたものを食べてみる努力は必要だし、日本ではそれが作った人へのマナーでもある。食べた上で生理的にムリだったらしょうがない」ということを伝えました。すると「わかった、努力する。だけど朝はパンかシリアルがいい」という返答が。モヤモヤ悩んでいたことも、相手に伝えるだけですっきり。不満やモヤモヤは、話し合わないと解決しないということがわかりました。日本人特有の言いまわしや、相手に遠慮して控えめに伝えるのでは、留学生には伝わりません。ストレートに気持ちを伝えることはことは、決して悪いことではないことだと気づかされました。ただし、話し合ったからといって、その問題が解決するかは別の話ですが…。息子にとって英語が身近に。サッカーにも興味留学生に対する悩みは、SNSばかりする、毎日部屋で英語で電話するなどいろいろとありました。その姿を見て、自分がホームステイしていた頃を振り返ると、私自身決してほめられるような態度でなかったこと、ホストマザーに苦労をかけていたことに気づきました。親になってはじめて親の気持ちがわかるように、ホストマザーになってはじめてホストマザーの気持ちがわかった瞬間でした。留学生を受け入れたことで、5歳の息子が英会話教室へ通いはじめるきっかけになり、苦手意識があった英語も楽しいと言っています。それに、スポーツが苦手だった息子が、留学生とサッカーをしたことがきっかけで好きになりました。プレゼントに買ってもらったサッカーボールで元気に遊んでいます。苦労したことも楽しかったことも含めて、過ぎてしまえばいい思い出。今後もメールしたり、交流が続けられたらいいなと思っています。<文・写真:フリーランス記者三浦麻耶>
2019年04月06日留学中の彼氏との遠距離恋愛は、つらくて寂しいですよね。不安で眠れない夜もあるでしょう。そんな人に、恋愛を長続きさせる方法を紹介します。手紙を書くコミュニケーションツールとしてはメールや電話が主流となり、手紙を書くという人は少なくなってきました。スカイプなどを使うと、直接顔をみて話すこともできるので、遠距離恋愛といえど昔ほどの距離感を感じなくてすむようになりました。そこで、手紙の出番です。時々で構わないので手紙を書いてみましょう。その意外性に、彼氏は驚いてキュンとするに違いありません。寂しい夜や休日に、会えなくてもどかしい気持ちや、彼氏と触れ合えない切なさを正直に綴ってみて下さい。自分の気持ちも再確認できますし、彼氏はときめく、まさに一石二鳥です。少しやきもちを焼かせてみる遠距離恋愛に馴れてしまうと、お互い緊張感がなくなってしまいます。長続きさせるためには、常に気持ちを盛り上げていきたいものです。そのためにはどうしたらいいでしょうか。少し彼氏に危機感を感じてもらいましょう。やきもちを焼かせるのです。彼氏を怒らせず、少し心配になる程度に、他の男性の話をしてみてください。ジェラシーは恋愛のエッセンスです。ただ、やり過ぎると、取り返しがつかなくなるので注意が必要です。無理な約束をしない「毎日何時に必ず電話をする」などの、約束はお互いを縛りつけることになるので控えたほうが無難です。そういった約束は、何かの都合で守れない時が、きっとあります。その結果、ケンカになることは目に見えています。離れてまで、相手の重荷になるようなわがままを言ってはいけません。遠距離でのケンカはお互いが自分を主張して、致命傷になりかねません。仲直りのきっかけが掴みにくいのです。彼氏の本来の目的を理解して、応援してあげる立場でいることが遠距離恋愛には一番大切なことです。
2019年02月04日メキシコに留学中のAKB48・入山杏奈が19日、東京・TOKYO DOME CITY HALLで行われた「AKB48グループ リクエストアワー セットリストベスト100 2019」2日目・夜公演にサプライズ登場した。AKB48グループの楽曲の中からリクエストを募り、上位100位にランクインした楽曲をランキング形式で発表する、AKB48グループ年明けの風物詩のライブ、“リクアワ“こと「リクエストアワー」。2日間4公演で100位から発表された。2日目・夜公演のアンコールで、昨年の春からメキシコで活動している入山がサプライズで登場。ドラマ撮影など、現地での活動の様子が伝えられた。そして、久しぶりに「恋するフォーチュンクッキー」を披露すると、「まだ卒業してませんからね。また帰ってきます」と笑顔を見せ、「いってらっしゃい」との声に送り出されてステージをあとにした。なお、1182曲の頂点に立ったのは、AKB48チーム8の代表曲「47の素敵な街へ」。2年連続2位など、これまでも1位まであと一歩のところで悔し涙をのんできた楽曲が、悲願の初Vを達成した。第2位は、HKT48のシングルカップリングのユニット曲「ロマンティック病」、第3位は、世界選抜総選挙で選ばれたメンバーによるシングル曲「センチメンタルトレイン」となった。(C)AKS
2019年01月20日女優の吉田羊が18日、自身のインスタグラムを更新し、女優業を休止してイギリスに留学すると一部週刊誌に報じられたことについて否定した。吉田はハッシュタグで「吉田羊留学するの?」「へーってニュース見て思った人」「嘘が本当のように報道される」「こわいねぇ」「ねぇ(映画関係者)って誰?」「来年も日本でがんばります」とコメントした。また、「本日、中学聖日記最終回。を前に、Yマネさんと打ち上げ。オンエアまでには帰ります!みんな、みてねー。」と、この日最終回を迎えるTBS系火曜ドラマ『中学聖日記』(毎週火曜22:00~)を告知した。
2018年12月18日「いまや演技派女優として不動の地位を得た吉田羊さんの19年のスケジュールが白紙状態になっています。本人の強い希望で一時的に休業し、英国・ロンドンへ演技留学するそうです」(映画関係者)18年には2本の主演映画を含む5本の映画に出演。今月3日に発表された「2018タレントCM起用社数ランキング」は11社で女性部門4位にランクインした吉田羊(年齢非公表)。順風満帆に思える彼女が今回、大きな決断をした原因のひとつが、10月に公開された主演映画『ハナレイ・ベイ』だったと前出の映画関係者は証言する。「撮影は昨年8~9月にハワイ・カウアイ島を中心に行われました。彼女は最愛の息子を事故で亡くしたシングルマザー役だったのですが、監督は、孤独感を出すため“ひとりきりでの渡米”を厳命。共演者と接することまで制限され、常に孤独な状態に置かれたんです」スタッフの半分は米国人で、せりふは約半分が英語。監督からは容赦ないダメ出しの連続――。「撮影のないときは英会話を猛勉強して、心身とも相当、追い込まれたそうです。自分自身のもろさを痛感し、女優としての作品への向き合い方を改めて考えたそうです。“もう一度演技を勉強したい”気持ちが強くなり、留学を決めたと聞きます」(前出・映画関係者)映画上映に先駆け、プレミア上映会に出席した吉田は、《クランクイン初日からコテンパンにやられました。この作品が終わったら女優をやめようと思いました。それぐらい追いつめられて闘った撮影でした》と、女優として転機になる作品だと述べていた。吉田の所属事務所に英国留学についてコメントを求めたが、期日までに返答は得られなかった。19年1月には出演するスペシャルドラマが放送され、2月には出演映画『七つの会議』が公開されるが、すべて撮影済みだという。「すでにロンドンでの演技学校も内定しているそうで、吉田さんは『向こうで舞台に立てるまで頑張りたい』とオーディションも受ける決意を口にしています。留学期間は半年ほどと聞いています」と前出の映画関係者。「6カ月以内の期間であれば、事前に取得しておくビザの必要がないので、簡単に留学できます」そう話すのは留学エージェント「ウインテック留学センター」の担当者。英国では大学の演劇学校は基本的に3年間、短くても1年間が中心だが、演劇関係者は言う。「ロンドンには民間の演劇学校も多く、映画『羊たちの沈黙』のアンソニー・ホプキンスなどを輩出した王立演劇学校は特に有名。サマースクールなどのショートコースも充実しているので、民間の学校に通う可能性は高いでしょう」英国留学は、彼女の新たなステップアップとなるか――。
2018年12月18日一日中イタリアを楽しめるイタリア文化交流会館は、日本最大規模のイタリア留学イベント「第12回イタリア留学フェア2018」を11月10日(土)と11日(日)に開催します。同イベントでは、イタリア留学の最新情報、留学相談、イタリア人留学生との交流会などイベントを通じてイタリアを知ることができます。イタリアの魅力を体感イタリア留学フェア2018の開催日時は、11月10日(土)、11日(日)の2日間、両日とも10時30分~19時、会場は、イタリア文化会館(東京都)、参加無料のイベントです。同イベントには、イタリア各地にある語学学校、専門学校、大学など「英語による学位取得コース」を開講するイタリアの大学が多数参加します。言葉が通じるか心配な方も、様々な各ブースには、日本人スタッフや通訳がいるので、日本語でやりとりすることができるので安心して参加することができます。(画像はプレスリリースより)【参考】※イタリア文化交流会館のプレスリリース※イタリア留学フェア2018
2018年10月19日10月からイギリスに留学すると発表しているウエンツ瑛士(32)が9月25日、「スッキリ」(日本テレビ系)に出演。火曜レギュラーを務めていたウエンツにとって、留学前の最後の出演となった。番組ではウエンツへの応援メッセージが紹介されたが、東方神起やウエンツの憧れるミュージカル女優のキアラ・セトル(42)などそうそうたるメンツからのものだった。実はウエンツにはこれまでも、大物たちからのエールが送られていた。中居正広(46)もその1人だ。中居は22日、自身のラジオ番組「中居正広 ON&ON AIR」(ニッポン放送)でウエンツの留学について言及。なんと10分にもわたりウエンツへの思いを明かし、「ウエンツさん、頑張ってもらわないとね。どんだけへこんで帰ってくるのかな(笑)」と中居らしさ溢れる期待のメッセージを送っていた。ウエンツにこれほど愛あるメッセージが送られるのは、いったいなぜなのか?「ウエンツさんは芸能界随一の努力家。勉強熱心な性格で、決してポジションに甘んじることはない。さらにまわりをよく観察しているので、出演者だけでなくスタッフにも気遣いができる。ですから誰からも愛される存在なのです」(芸能関係者)もちろんファンからも多大な愛が寄せられていた。本誌18年9月6日号ではそんなウエンツが神対応という形で愛をお返しする姿を報じている。放送局の出口に出待ちするファンに手を振ったウエンツ。ファンの1人が「イギリスでも頑張ってね!」と叫んだところ、ウエンツは降車。そしてファンの前に立ち、涙ながらに改めて挨拶。その真摯な姿に、ファンの目にも涙が湛えていた――。多くの愛と期待を受け取り、飛び立つウエンツ。異国での活躍も間違いないだろう。
2018年09月26日お笑い芸人でタレント、世界的なインスタグラマーでもある渡辺直美さん(30)が来春をめどにNYへの渡米を発表。2014年の短期留学が衝撃だったことが理由の1つで、今回の渡米後は本格的なエンターテイナーを目指すそうです。すでにフォロワーが約820万人いる彼女ですから、逆に考えれば日本だけを拠点にしているのがおかしかったほど。今後の活躍に注目ですが、ここ最近またしても芸能人の留学ラッシュが続いています。たとえばモデルのダレノガレ明美さん(28)はアメリカへの短期留学を宣言し、着々と準備を進めています。目的はハリウッド女優になるということで、これは同じくハーフタレントでモデルのローラさん(28)に刺激を受けてのことなのでしょうか。またタレントのウエンツ瑛士さん(32)も、10月から1年半のイギリス留学をすでに宣言。ロンドンでのミュージカル出演を狙うといいます。スマホがあれば、今やどこでも発信ができる時代。すでに一定数のファンや知名度を獲得している人は、日本にとどまりテレビ出演を中心に活動する必要はありません。それは前々から感じていたことですが、ここへきて“泊付けとしての海外”という選択が1つ浮き彫りになっている気もします。■一般人と芸能人を分けるものは何か?そもそもSNSのフォロワーが1つの審査基準となった今、一般人と芸能人の境目はかなり曖昧になりつつあります。しかしフォロワー数が多かったとしてもテレビには一切出ずにネットでの発信や出演が多いと、「あの人は落ち目?」「干されたの?」といったリアクションが芸能人に出てしまうのが現状です。テレビとネット、2つの軸で輝くことが求められる芸能人。今の時代、比重や売りポイントをどこにおくか非常に悩ましいのかもしれません。そうなると芸能人として一般のインフルエンザーと立ち位置を変えるためには、それなりの“箔付け”が必要になっていきます。女優であれば「有名作品に出た」といった内容で良いのかも知れませんが、こと話術が売りのタレントやグラビアアイドルは難しさがある。そこで海外留学や海外作品への出演経験というのが、1つ影響力を発揮してくるのではないでしょうか。もちろん当人の熱量はそれぞれだと思います。ただ1年とかの期間限定で海外作品へ出演ができたとしても、芸の道が極められるかは懐疑的です。そうなると芸のスキルアップは求めるとしても、同時に箔付けや刺激を得るという目的の方が、大きいような気もします。■キャラ付けに海外留学、芸能人としてあるべき次の一手とはここ数年の芸能人(特にタレントさん)は資格を取得したり何かに本格的にチャンレンジしたり、はたまた起業したり大学に入学したりと多面的な活動が加速しています。どれも否定するつもりもありませんし、正解が何かはわかりません。ただ1つ言えることは、本当の意味での“タレント性”というのが昔とは違うカタチで求められ始めたという証拠なのでしょう。ただ可愛くて、ただ話がうまい。それだけでは、タレント性は弱い。弱肉強食の芸能界。次はどんな一手が生み出されるのか、注目したいと思います。(文・イラスト:おおしまりえ)
2018年09月22日「たとえ誰かに迷惑をかけても、達成したい夢。帰って来て皆さんにそれ以上の恩返しができる、という覚悟が自分の中でできましたので留学することを決めました」8月28日、『火曜サプライズ』(日本テレビ系)の生放送で、ウエンツ瑛士(32)が9月末をもって芸能活動を休止し、10月から1年半、ロンドンへ留学すると発表。3年前から持ち始めた「ロンドンで舞台に立つ夢」を実現するため、英国で勉強するという。生放送終了後の午後9時、局からウエンツを乗せた車が出て来た。10人ほどのファンが車に駆け寄ると、後部座席の窓を開け、笑顔で手を振る。そのまま車が走りだすと、1人のファンが「イギリスでも頑張ってね!」と叫んだ。すると彼は運転手に車を止めるよう指示。車を降り、ファンの前に立って挨拶をする彼に、ファンたちは一斉に涙。本人ももらい泣きして一礼すると、プレゼントを受け取って車に戻ったのだった。4歳で芸能界入りしたウエンツはじつは14歳で一度、休業している。高校受験を前に「皆と同じ時間を過ごしたくて」芸能界から離れたが、周囲のラブコールに応える形で1年半後に復帰した。2度目の休業の背景には何が!?「歌手から役者、タレントにMCまで、どれも合格点が取れるため、制作サイドからの需要は非常に高いです。その一方で、本人としては“器用貧乏”と感じて悩んでいたようです。『自信が持てるものはひとつもない』と話していたのが意外でした」(テレビ局関係者)明るく元気な印象の彼も、“コンプレックス”を抱えていたよう。「出演番組の事前予習が熱心なのも“不安を打ち消すため”だとか。大阪で生放送する『ベストヒット歌謡祭』の司会を初めて務めたときは前日に京都で1人下車し、芸能の神様で有名な神社でお守りを購入したそうです」(同前)14年の舞台が“転機”になった。「英国作品の舞台『天才執事ジーヴス』に出演したのが、今回の留学のきっかけだそうです。30代以降の人生を考えたときに“舞台の道を極めたい”と思ったとか。2年半前からはタップダンスにハマり、週1でスタジオに行っています。特技のタップも活かした役者として『頂点を狙いたい!』と決断したと聞きます。彼はドイツ系米国人の父を持つハーフですが、英語は決して堪能ではありません。まずは語学学校で英語を学ぶことからです」(仕事関係者)熱い野望を胸に旅立つ彼。1年半後、どんな成長を遂げるのか。
2018年09月06日ウエンツ瑛士(32)が8月28日、「火曜サプライズ」(日本テレビ系)に生出演。ミュージカルを中心に演技の勉強をするため、ロンドンへ留学すると発表した。期間は一年半で、その後は再び日本に戻るという。ウエンツは「いつかイギリスのロンドンで舞台に立ちたいという夢を持ち始めて。日本にいながらその夢に近づくための方法なり努力をこの数年重ねてきたのですが、日に日にイギリスに行って勉強したい気持ちが強くなりました」と留学の意図を説明。そして「“たとえ誰かに迷惑をかけても達成したい夢である”と自分のなかで確認できましたし、それ以上の恩返しをするという覚悟ができましたので留学するという決断をしました」と語った。「ウエンツさんは幼少期に芸能界デビューを果たし、子役として活躍。音楽方面でも才能を開花し、小池徹平さん(32)とのユニット・WaTでは紅白歌合戦(NHK総合)に出場して話題を呼びました」(舞台関係者)バラエティ番組の印象の強いウエンツだが、役者デビューは9歳のときに出演した劇団四季のミュージカル「美女と野獣」。12年以降は1年に1回の頻度でミュージカルに出演し、市村正親(69)や大竹しのぶ(61)といったそうそうたる俳優陣と共演している。「バラエティでの司会業では『相手の話を聞く』ということを意識していたそうですが、舞台でも相手のセリフを聞くと役柄の心情に反映しやすい。そう気づいたウエンツさんは、さらに舞台仕事にハマっていったといいます。WaTで培った音楽性もありますから、ミュージカルはまさにピッタリでしょう」(前出・舞台関係者)今回の突然の発表に《ウエンツ突然の休業宣言留学??えー!》《ウエンツさん、突然の事で驚きです》とファンは驚きを隠せないようだが――。このタイミングには、理由があるようだ。「ウエンツさんは30を超えてから余裕が出てきたといいます。肩の力が抜けたことで、本当に自分のしたいことがわかり始めたそうです。テレビの仕事だけだと人生設計がうまく組み立てられなかったこともあり、『思い切ってミュージカルに飛び込もう!』と舵を切ったようです」(前出・舞台関係者)成長した姿をまた見せて欲しい!
2018年08月29日「小出さんがニューヨークのアクターズスクールへ留学することを考えているそうです」と話すのは、小出恵介(34)から留学相談を受けている芸能関係者だ。小出といえば、6月に所属事務所「アミューズ」との専属契約が終了。その後、個人事務所が5億円の負債を抱えて“倒産”していたことも明らかとなっていた。あれから3カ月。表舞台から姿を消していた小出だが、ここへきて米国留学情報が飛び込んできたのだ。「小出さんは、アメリカのドラマやハリウッド映画に興味を示しているそうです。実際、今年に入ってから自分で資料まで作って渡米しています。いろんな人に相談しているとも聞きました」(前出・芸能関係者)もともと帰国子女で、海外作品への憧れも公言していた小出。本誌は彼の再出発について取材すべく、東京近郊にある小出の実家を訪ねた。だが小出の両親は不在。すると後日、小出の代理人弁護士から連絡が。留学について問い合わせたところ、弁護士はこう答えた。「私が聞いたところによると、お調べのとおり渡米準備をしています。ただ、場所については具体的に聞いていません。いろいろ検討している段階でしょう。今後は、アメリカでの活動を考えています。時期ですが、近くということで手続きを進めております。あちらで活動するにあたって学校へ通うこともあると思いますが、生活場所が決まっていないので具体的な入学手続きはまだしていないと思います」弁護士も認めた小出の渡米修行計画。だが日本で実績があるとはいえ、米国では無名。本当に活躍できるのか。ハリウッド事情に詳しい芸能関係者はこう語る。「日本人がハリウッドで役者をやる場合、まず身長が問題になってきます。小出さんは175センチとのことですが、これはアメリカだと低いとみなされます。となると、演じられる役にも制限が出てくるのです。ただ、過去には身長が低くても主演に起用されたケースもあります。つまり、演技力でカバーすることも可能ということです。今後はまず語学力を磨くことが必要。そのかたらわら、オーディションを受ける日々が続くでしょう」心機一転、アメリカでの俳優復活を目指す小出。ピンチをチャンスに変え、ハリウッドデビューを果たせるのだろうか!?
2018年08月28日「来春、中学3年生になる長女の進路が、最近のご夫妻の最大の関心事だそうです。松嶋さんは将来を見据え海外留学に積極的な姿勢なのですが、反町さんは系列高校への進学をまず第一に考えているそうです」(テレビ局関係者)7月に発表された『イマドキのパパ・ママのくらしと子育てに関する調査2018』(メディケア生命調べ)の「理想の芸能人ママランキング」で1位に輝いた松嶋菜々子(44)。夫・反町隆史(44)も同じく「パパランキング」4位に!“理想の有名人夫婦”のリアルな悩みは都内の有名私立中学に通う長女(14)の進学問題だった。「系列高校には、1年間の米国や英国への留学制度もあります。松嶋さんは特に、英国に留学させたいと考えているようです。長女はバレエをはじめアートに興味があり、松嶋さんはその感性を伸ばしてあげたい。さらに“親元を離れることで大きく成長できる”と。そのため長女の中学進学当時から1年間の留学制度だけにとどまらず、英国の留学情報を幅広く集めて検討してきたそうです」(テレビ局関係者)反町はかつて本誌の取材で「これからは女の子でも自分で決断していかないといけない時代。だから娘たちにはやりたいことをやらせてあげる。転倒時も手を差し伸べたくなるところをぐっと我慢」と語っていたが、中学卒業時での留学には消極的だという。「基本的に反町さんは、奥さんや娘2人の意見を尊重しています。とはいえ、長女には日本の高校生活でしか味わえない学校行事やクラブ活動を満喫してほしいとも。ドラマ『相棒』で共演する水谷豊さんからも、15歳で留学する大変さを聞かされたとか。水谷さんの娘・趣里さんは中学卒業後に英国へバレエ留学しましたが、本人がコミュニケーションで苦労したそうなんです。近年、欧州にテロが多発していることも心配の種で、まだ時期尚早なのではと慎重になっているようです」(反町家の知人)現在、松嶋は来春スタートするNHK朝ドラ『なつぞら』の収録に参加。反町もドラマ『相棒』(テレビ朝日系)のロケが始まる。「松嶋さんは子育てを最優先して、反町さんと仕事が重ならないようセーブしてきました。ただ、最近は親しい人に『ようやく子供の手が離れてきたので、将来に向け家の中を少しずつ断捨離していきたい』と語っています」(前出の知人)どんな仲良し夫婦でも必ず生じる教育方針の違い。“理想の夫婦”はこの溝をどう埋めるのだろうか。
2018年08月02日子どもが産まれたら考えなければいけないのが、教育資金のこと。銀行預金や学資保険などお金の貯め方はさまざまですが、いったいどれくらい必要なのかご存知ですか?親向けのマネー講座や保険会社の資料に載っている教育資金の目安は、ほとんど国内の学校に通うことを想定したものばかりです。ですが、グローバル化が進み、国も英語教育の改革を進めている今、自分の子どもが海外への留学を希望しないとも限りません。そこで、いくつか英語圏の大学をピックアップして留学費用の相場を調べてみました。子どもの教育資金を考えるにあたって、留学費用についても知っておきましょう。ズバリ、留学費用っていくら?海外の大学も日本の大学と同じように、国公立か私立か、また学部によっても費用に大きな差があります。ざっくりとした目安ですが、英語圏5カ国の1年間の学費・生活費の相場は以下のとおり。・アメリカ学費/US$6000~40000(1US$=110円/66万円~440万円)生活費/US$10000~15000(1US$=110円/110万円~165万円)・イギリス学費/£4000~21000(1£=150円/60万円~315万円)生活費/£9000~12000(1£=150円/135万円~180万円)・オーストラリア学費/AU$9000~18000(1AU$=80円/72万円~144万円)生活費/AU$18000~20000(1AU$=80円/144万円~160万円)・ニュージーランド学費/NZ$14000~$21000(1NZ$=75円/105万円~157万5千円)生活費/NZ$12000~$15000(1NZ$=75円/90万円~112万5千円)・カナダ学費/C$2000~$16000(1C$=80円/16万円~128万円)生活費/C$15000~20000(1C$=80円/120万円~160万円)<StudyLink『How much does it really cost to study abroad?』より抜粋>アメリカやカナダの大学は日本と同じで4年制が基本ですが、イギリスやオーストラリア、ニュージーランドは3年制です。在学年数が多いと、やはりそれだけ費用もかさみます。特にアメリカは日本人の留学先として人気がありますが、日本と比べても学費が高額で、世界一学費の高い国と言われているそう。もし自分の子どもがアメリカの大学に留学するなら、生活費と合わせて年間350万円くらいは見越しておいたほうが良さそうです。日本の大学と比べると…?海外の大学と日本の大学を比べると、どれくらいの差があるのでしょうか?日本の大学の学費・生活費の年間平均額を調べてみました。・国立大学学費/64万7700円生活費/85万1700円(合計149万9400円)・公立大学学費/66万6300円生活費/75万6600円(合計142万2900円)・私立大学学費/136万1600円生活費/61万6600円(合計197万8200円)<独立行政法人日本学生支援機構『平成26年度学生生活調査報告」より抜粋>私立大学に行った場合、学費+生活費の年間平均額は約200万円。こうしてみると、日本の大学も海外と変わらないくらい高いですね。筆者が参加した育児支援センターのマネー講座では、「子どもが大学に入学する時点で500万円の教育資金を目標に準備しましょう」と言われました。私立大学の学費が4年間で約544万かかるとすれば、9割くらいカバーできる金額です。留学する場合、アメリカ以外の国でも大学によっては生活費と合わせて年間300万円ほどかかります。3年制の大学だとすると、総額900万円くらい。そのうちの9割を入学前に準備するなら、約800万円もの教育資金が必要です。海外にも奨学金制度はある?子どもの教育資金が足りない…!そんなときに利用できるのが奨学金制度。子ども自身が返済主となり、卒業後に返済するのが大まかの仕組みですが、海外にも同じような制度が存在します。筆者の夫もイギリスの奨学金制度を利用して留学しましたが、物価の高いイギリスでは生活費が高額になるため、大変助かったそうです。夫は大学卒業後にすぐ日本に移住しましたが、日本の金融機関を通じて特にトラブルなどはなく、返済することができました。在学中は利息がつかないタイプ、在学中でも利息が上がっていくタイプなど国によって主流となる奨学金制度が異なるため、実際に利用する際には調査が必要。将来、子どもがどのような進路を希望するのかは分かりません。その時になってあたふたしないよう、今からコツコツと準備しておくことが大切です。さまざまな可能性を視野に入れて、教育資金のことを考えておきたいですね。<参考資料:StudyLink><参考資料:独立行政法人日本学生支援機構><文:フリーランス記者奥 汐紀>
2018年06月25日人生の転機に思い切って行動したいときに思い浮かぶのが「Uターン」や「留学」。今回は、そんな人生の選択肢についての心得を、リクルートキャリア・キャリアアドバイザーSV・小松麻美さんと、日本キャリア開発協会認定CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)・今井香奈さんにそれぞれ伺いました。Uターンの心得「帰りたい理由を、掘り下げて考える」【Uターンのどんなところがおすすめ?】「仕事に関していえば、地方の企業に転職した場合、都会でスピード感があるなか10年前後さまざまな経験を重ねてきたことが評価されて、重宝されることが多いです。新人社員とベテラン社員とを繋ぐ中間の世代でもあるため、“会社にしっかり適応してくれれば、より若い世代の社員たちにとっての良きロールモデルになってくれるかも”という期待もあるでしょう。また、都会ほど経験者志向ではないことも多いため、それまでとは異なる職種にチャレンジさせてもらえる場合もあります。キャリアを広げられるチャンス。もし実家のサポートを受けられるのであれば、生活にゆとりができるという利点もあるでしょう」(リクルートキャリア・キャリアアドバイザーSV・小松麻美さん)【この選択を実行する際の注意点は何ですか?】「都心と異なり選択肢が限られ、すべての希望が叶うわけではありませんので、自分が求めることの優先順位を決めるようにしましょう。例えば、希望をすべて書き出し、それらを自分が重要だと感じる順に並べて、上から3個は絶対条件、4~6個目は“できれば”に位置付ける、など。ひとまず、それらを用意しておきつつ、実際に転職活動を行うなかで、どれが望めそうで、どれが叶えるのが難しそうなのかの肌感を、少しずつ知っていきましょう。叶わないことがある一方で、思いもしない利点が見つかる場合もあります。移住先の慣習に馴染む努力は必須ですが、その先に、都会にはない“快適さ”が見つかるかもしれません」留学の心得「積極的に学ぶ“アンテナ”を持って」【留学のどんなところがおすすめ?】「留学の目的を大きく2つに分けると、リフレッシュのためか、あるいはキャリアプランの一環としてかに分けられます。キャリアを見据えるのであれば、学び、働くこともできる、ビジネス留学がおすすめです。キャリアプランをしっかりと組み立てたうえで留学を行えば、帰国した後の仕事につながるスキルや資格を得ることもできる。また、留学している間に、積極的に現地の人々と関わっていくことで、生き方、そして働き方についての新たな視点を得られるはず。従来の人気の留学先であったアメリカの都市部の他にも、マレーシアをはじめ安価で質の高い教育を受けられる地域が増えているので、チャンスは広がっています」(日本キャリア開発協会認定CDA・今井香奈さん)【この選択を実行する際の注意点は何ですか?】「ただ海外に行くだけでは、人生は変わりません。日本で過ごすのと同様に、目的に近づくための努力を行うことは不可欠です。留学中には、ただ楽しむだけではなく、その後の人生に活かせそうなチャンスに、目を凝らして過ごしてほしいと思います。また、留学前・留学中の段階で、“自分は、まだまだ全然ダメだ”と焦ってしまう方も多い。語学力は積み重ねが重要です。努力をしながらも、大きく構えていること、また相談できる第三者を持つように心がけてください。留学経験によって、それまでと違う業種や職種に転職できた方も多くいます。キャリアチェンジの鍵として、留学という選択を、ぜひ考えてみてください」小松麻美さんリクルートキャリア・キャリアアドバイザーSV。2007年にリクルートに入社。6年間法人営業を行った後、キャリアアドバイザーに。昨年よりスーパーバイザーとして、アドバイザーの育成も担当している。今井香奈さん日本キャリア開発協会認定CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)。社会人経験を経てアメリカに留学。留学経験と資格を活かし、留学後のキャリアコンサルタントを多く行う。※『anan』2018年1月31日号より。取材、文・若山あや (C)Yobab(by anan編集部)
2018年01月27日留学を先延ばしにしたり、自分にはできないと諦めている人に朗報!いま、短期間かつリーズナブルに留学できる「超短期留学」がじわじわブームに。そこで、旅好きで語学スキルを身につけたいと意気込むanan総研メンバー・伊藤沙織さんが、セブ島での1週間の短期留学へ!文・写真、中村朝紗子プライベートを充実させたいし、仕事でもスキルアップしたい。インスタ映えする体験もしたいし、楽しいことをしていたい…。そんなふうに、anan女子の頭の中はいつもちょっぴりヨクバリなもの。総研メンバーの伊藤沙織さん(No.139)もそのひとりです。右が伊藤さん。友達と行った、セブ旅の1コマ。「旅が好きで、暇さえあれば旅行します。将来のため語学を身につけたいと思いながら、仕事と趣味で予定はぎっしり。なかなか腰を据えて学べなくて」。実はいま、伊藤さんのように語学を学びたい女子たちの間で、短期の語学留学がちょっとしたブームになっています。語学留学3つの意外人気の理由は大きく3つあるそう。意外にも短期で行けちゃう「留学」と聞くと、年単位での渡航や大きな覚悟が必要というイメージがあるかもしれませんが、実際には2泊3日の「超短期留学」などのメニューも増えています。週末に有給や代休を組み合わせて3日ほど休みをとればいいと考えれば、留学がちょっと身近に感じられますね。エリアを選べば、意外と費用も安い留学の平均費用は50万円/月言われていますが、(DMM留学調べ)、物価が安いエリアを選ぶことで、費用はグンと抑えられます。アジア圏への留学の場合、欧米留学の約1/2〜1/3の費用で済むことも。平日は勉強だけど、意外と週末は満喫できる留学先であっても、週末になれば学校はお休み。土日を有効活用すれば、思いっきり観光を楽しめます。学校の提携ツアーにはお得なプランがたくさんあるそう。実際に行ってみよう!そんなウワサの短期留学を、伊藤さんも実際に体験することに(ライター中村もちゃっかり同行)。行き先に選んだのは、日本から近くて物価が安い、そしてマンツーマン授業の質の高さで人気を集めるフィリピンです。左・伊藤さん、右・ライター中村フィリピンは日本からエアで4時間の好アクセス。世界有数のリゾート地帯としても知られ、マリンスポーツも盛んな人気観光地です。「週末は海で遊び尽くしたい!」「費用はできるだけリーズナブルに」という伊藤さんのリクエストもあり、セブ島にある学校に入学することに。絶景オーシャンビューの学校お世話になったのはマクタン島エリアにある学校『QQ English シーフロント校』。最大生徒収容定員数は250人、リゾート型スクールとしては最大規模を誇ります。高級ホテルを改築した校舎は、テラスの先すぐに美しい海を望む絶好のローケーション! リゾートステイ気分を味わえるのも、人気の理由です。教室と宿泊施設が併設なので、通学もスイスイ。伊藤さんが宿泊したお部屋「デラックスルーム」は、元ホテルの面影を残す立派な造りでした(リーズナブルな滞在を希望する方にはドミトリータイプが人気)。シャワー、トイレ、エアコン、セキュリティボックスもしっかり完備。伊藤女性が長期滞在するには、水回りやベッド環境はやっぱり気になるもの。予想以上にキレイなお部屋で安心しました!クラス分けで実力をチェック!到着後すぐにレベルチェックテストを受けて、自分の実力をチェック。このテスト結果から、自分にあったレッスンプログラムが組まれるそう。続いて、オリエンテーションへ。学校では、生徒みんなが快適に過ごすためのルールがあります。「15分以上の遅刻は欠席扱い」「プールは夜22時まで」「異性部屋への立入禁止」なんてルールも! なんだか学生時代を思い出しますね。続いて館内の施設を見学。館内には自習スペースやカフェテリアはもちろんのこと、ランドリー、勉強道具が揃うショップ、なんとトレーニングジムまであるのだとか。伊藤ジムがあるのには驚きました。しかも窓から海が見えるなんてステキ。ランニングが好きなので、息抜きがてら走りたいな。到着日から大忙し!夕方には、さっそく最初のレッスンがスタート。短期留学だからこそ、1秒たりともムダにはできません! 初回は、マンツーマンのスピーキングレッスンです。先生は、午前に受けたテスト結果をふまえたレッスンを作ってくれるので、苦手をしっかりフォロー。伊藤私には時間が少ししかないと思うと、たくさん吸収しようと集中できました。日が暮れると『QQ Cafe』でウェルカムパーティーが開催されました。先生たちが新入生たちをあたたかく迎えてくれます。英語で自己紹介をするコーナーでは、緊張しながらもどうにかクリア。同期入学の生徒には学生さんから定年退職後のおじいさんまで、国はアジアからヨーロッパまで、実にさまざまな人がいることもわかりました。伊藤国籍も年齢も違う人たちと、同じ屋根の下で暮らすなんて、ワクワクします。せっかくだから、友だちをつくりたい!初日からもりだくさんのコンテンツで、充実した1日となりました。怒涛のレッスンがスタート!翌朝、9時から授業がスタート。伊藤さんが申し込んだ「スタンダードコース」は、1日にマンツーマンレッスンが6コマ、グループレッスンが2コマの合計8コマを受けるプログラム。スピーキング、リーディング、発音、文法などといった基本カリキュラムのほか、ビジネス英会話やTOEICなどを組み合わせます。●マンツーマン授業「テストでは点が取れるのに話せない」そう悩んでいる日本人は多いはず。話せるようになるには、とにかく実践しかありません。マンツーマンでの授業は、まさに英語のシャワーを浴びるような60分。フィリピンは世界で3番目に英語を話す人口が多いと言われていて、聞き取りやすさにも定評が。先生はとってもフレンドリーなので、緊張していても大丈夫。●グループ授業先生が提示するテーマについて、他の生徒たちとのディスカッション形式で授業が進みます。誰かの意見に感想を述べたり、他の生徒へのフィードバックを聞くことで、インタラクティブな学びを得ることができます。●カランメソッドイギリス人英語教師によって開発された「カランメソッド」は、英語に対する反射力を鍛え、英語脳が徹底的に訓練される勉強法(この授業は、1日6コマあるマンツーマンレッスンに含まれる)。日本でこのカランが受けられる学校は、まだ多くありません。先生がネイティブスピードで読み上げる英文を、同じ速度で反復します。さらに先生からの質問がきたら、その質問にも素早く答える。これをひたすら繰り返します。先生が話す単語は、なんと1分間に200~230単語! レッスン後はかなりの疲労感がありますが、英語に対する反射神経と瞬発力が鍛えられるので、スピーキング上達には相当の効果があるのだとか!息抜きも、楽しまなくちゃ!セブフードを満喫!頭を使えば、お腹が空くもの。この学校では、朝昼夜、食堂のごはんを食べることができます。バイキング形式で好きなものを選べるスタイル。海風を感じるテラスで、いただきます!伊藤味が合うか心配でしたが、おいしい! 日本人の口にも合う味が多いと思います。グループ授業を一緒に受けた台湾人留学生とも、お友だちになれました!エモいバーでおひとりさまデビュー夜になればビーチサイドのカフェは、大人っぽい雰囲気のバーになります。ワイワイ語らうグループもいれば、授業の復習をする生徒も。20歳以上は、身分証の提示でアルコールも飲めますよ。伊藤ホテルリゾートに来たみたい。波の音を聴いてぼーっとする時間、贅沢すぎます。明日の授業も頑張ろうっと。週末は車で島を巡る!いよいよ卒業スピーチ!勉強に没頭していたら、1週間は本当にあっという間。伊藤寝る間を惜しんで勉強する体験は、学生以来でした。帰国日前夜、入学式をしたカフェで卒業式が行われました。卒業証書授与、生徒たちによるスピーチのほか、先生たちのサプライズパフォーマンスでは会場は大盛り上がり!(内容は留学先でのお楽しみに!)1週間の短期留学と言っても、コマ数にするとおよそ34コマ(約28時間)もの授業をこなした伊藤さん。堂々としたスピーチは、自身でも手応えがあったようです。伊藤グループレッスンだけでなく、マンツーマンレッスンも充実しているのでみっちり英語に触れ合うことができました。普段、英語を話した後すぐに日本語が出てしまう癖を少し直せた気がします! また、新しい言い回しもたくさん学ぶことができました。短期留学、実際どうだった?留学を終えた伊藤さんに、感想を聞きました。伊藤きっとみなさんのなかにも、日々の生活に追われて留学なんて行けない……と諦めている方も多いと思います。でも、1週間でも留学はできますし、何より挑戦するということにきっと意味があります。留学は本当にたくさんの経験ができます。新しい友だち、異文化との交流、もどかしさとの直面。きっと自分を成長させてくれる、貴重なものになると思います。行って良かったと心から思える時間でした!1週間という短い期間でも、語学力の向上と、日々の充実度は大満足できたよう。ライトな留学ができるようになったいま、憧れを抱いたまま日本にいるのはもったいないかもしれません。今年こそあたらしい自分になりたいと願う人は、選択肢のひとつにしてみては?
2018年01月25日元AKB48で2度女王に輝き、その後女優としていくつかのドラマに出演するなど人気の大島優子さん(28)。サンケイスポーツによると、大島さんは語学留学のため、米ニューヨークに渡航していることが19日に明らかとなりました。関係者によりますと、大島さんの留学期間は1年。2017年8月より渡航し、現地では語学勉強に加え、ブロードウェイなどエンターテインメントの本場で更なる表現者として磨きをかけるということです。今回の留学を「1人の女性としての見聞を広げるため」と話している一方で、ネット上では今後の女優業に少なからず支障が出るのではないかという心配の声が上がっているようです。●AKBの元女王、大島優子の留学に反対の声続々『日本に帰ってきても仕事ないでしょ』『気合だけでは女優はできない、でも勢いは大事』『綾部は?綾部は?』『帰ってきて英語ペラペラだったらいいよね』『「ア○○○スカイ」を見つけに行った』『本気で語学やエンタメ学びたいなら1年じゃ足りないよ』『逆に5年行きます!と言ったら本気かも』『海外留学した芸能人で成果出している人いない気が……』など、芸能人の留学に疑問の声が挙がっています。海外留学は本気でやれば、相当に厳しく、大変な生活が待っているはず。全力で走り続けてきた大島さんだからこそ、良い意味で期待を裏切る一年にしていただきたいですね。※画像はイメージです。●文/ぶるーす(芸能ライター)
2017年09月20日「留学」は学生時代にやるものだと思っていませんか?でもそれって大きな間違い。今、社会人女性の留学がじわじわと増え始めているんですよ。けど、今更留学って気が引けるし、そもそも周りは自分より若い子ばっかりで気まずい思いをするんじゃない?そう思っているあなた、大人の留学ほど、得るものが大きいみたい!30代、40代で留学した女性たちが実感している「オーバー30歳の留学」のメリットをご紹介していきます。就職して10年後くらいが、まさにベストタイミング!30歳過ぎての留学に悩む理由の一つが年齢ですよね。でも、就職して10年後くらいが一番行くべきタイミングなんですよ!そもそも仕事を始めて10年経つと、仕事にもだんだんと慣れてきて、先は見えるしだからといって転職するほどのモチベーションもないし、なんだか次の目標が定まらない時期だと思うんです。そこで、まさに留学です!このタイミングで海外に飛び出すと、ある程度の社会人としてのキャリアも積んだので後ろめたさもなく、自分自身も良い意味で割り切れます。30代、40代で留学した人ほど「日本にいれば良かった」という後悔が少なく、失敗しても前向きな気持ちに切り替えができるんですね。それに、ある程度の資金があることもプラス材料。留学中はほぼ働くことはできないので、これまでの貯蓄を切り崩して生活していくことになりますが、これが思ったよりも負担大。お金はどれだけあっても足りないと思う人が多いようです。しかし30代、40代ともなればある程度の貯蓄はありますし、さらに入社10年後は退職金の額が一気にアップする区切りでもあるので、それを資金にすることもできますよね。これこそオーバー30歳で留学する魅力の一つですよ。学ぶことに集中できる!運が良ければ就職まで!?学生時代に留学経験がある人から話を聞いた時、残念ストーリーとして挙げられるのが「日本人とばかり話してしまった」「言語よりも遊ぶことばかりを楽しんだ」の2つです。確かに、周りに同じくらいの年齢の日本人も多いので、勉強をおろそかにして遊びに出てしまうのは仕方がないのかもしれません。しかし、それがないのが「オーバー30歳の留学」です。そもそも学生留学でよくありがちな「お酒でハメを外す」だとか、「クラブで朝まで踊る」といった遊びからは日本で十分経験済みなので、勉強以上に興味をそそられません。周りで仲良くなる人も、自然と同じくらいの年齢の人たちなので、そういった誘惑も少ないみたいですね。さらに仲良くなる同年齢の人たちが、会社で重要なポジションを任されている人や研究者として留学している人だったりするのもオーバー30歳ならではの特権。学生時代には感心がなかった面白い話が聞けるどころか、人脈を活かして就職先を見つけている人も多いんです。留学後の可能性が広がるはず!前向きな価値観を見つけられる!そして何よりも「オーバー30歳の留学」で得られる大きなメリットは、「前向きな価値観」が手に入ることです。日本にいたら30歳を過ぎれば結婚だの、出産だのと周りから意識されることが多くうんざりだと思いますが、まず、海外ではそういったしがらみが全くありません。年齢を気にする人が少ないので、「自分らしくいていいんだ」とポジティブな気持ちになれ、年齢という枠に囚われずに日々を過ごすことができますよ。周りから年齢を気にして扱われないのは、清々しいです。それに自分自身も「30代、40代らしい生き方をしなくは」という固定観念があったことに気が付き、年齢を気にするせいで自分にストップをかけていたことがわんさか見つかります。留学してすぐにそれらの価値観は「ちっぽけだったな」と覆されるでしょう。30代に突入したら、もう仕事も十分頑張ったし、楽しい遊びもほどほどに経験したと思います。ならば思い切って新しい世界を覗いてみるのもいいですね。一気に価値観が変わりますよ。人気の留学先はイギリスやカナダといった英語圏ですが、旅行を兼ねてヨーロッパにフランス語やドイツ語を学びに行っても良いと思います。またフィリピンなどでは、1週間からの短期留学も受け入れているので、まずはお休みを利用して行ってみても良いですね。
2017年08月29日元吹奏楽っ子(担当:Euphonium)の音楽好きharakoが、大人になってから、改めて音楽の楽しみ方を見つける連載です。第3回目は、ドイツで2年間の留学経験を持つトランペット奏者の瀧本雅文さんに、留学前と後で変わった音楽に対する価値観の変化を教えていただきました。変化①演奏を聴きにきてくれた人への想い【大人の音楽LOVER♪】vol. 3harako音楽に対する理解の違いは、地域や国によってあるものですか?瀧本さんかなりあると思いますよ。日本とヨーロッパで大きく違うと感じたのは、音楽や芸術がいかに生活の中にあるかどうかですね。ヨーロッパでは、ストリートミュージシャンが本当にたくさんいて、技量がある、ないに関係なく、チップを入れて “まずは聴いてみよう!” と言う、トライ精神が強いです。いっぽうで、日本は興味がある人や、名が知れた人の演奏を聴きに行く習慣がベターな気がします。だからこそ、日本に帰国後、演奏を聴きに来てくれた人に対しては、何か気持ちの変化を持ち帰って欲しい!と、心から感じるようになりましたね。日本にヨーロッパの習慣をいきなり取り入れる、と言うのは非現実的かもしれませんが、演奏者側が意識を変えることはできると思うんです。変化②環境や人を変えるより、自分が変わることharako留学する目的って、環境を変えてみたい!という動機だったのでしょうか?瀧本さん私も最初はそういう考えでしたが、現地で生活していくうちに、考えが変わって行きました。「日本ではなく外に出てみたい! 環境や関わる人を変えてみたい! 」と言う気持ちが先行していたのですが、徐々にむしろ逆なんじゃないか?って、思うようになったんです。始めは、新しい環境や周りの人たちにワクワクしていたのですが、やっぱり自分は日本人にかわりはない。そんな気持ちになってからは、結局は自分が変わらないと、いくら留学しても、自分は自分のままだと思うんですよ。確かに初めての土地や環境、言語も不安が全くなかったか?と聞かれたら、内心はいろいろ葛藤がありましたよ。でも、自分の殻をどんどん破ることが、ひと皮向けて日本に帰ることができた要因だと思います。変なところで勇気がある性格だから、自分から積極的に行動したり、現地ではアクティブにアンテナを常に張っていたのは確かですね。でも、日本に帰ってきたら、留学前に比べて謙虚さが減ったよなー!なんて先輩に言われることもしばしば……(苦笑)。でも、僕は良い傾向だと思っていて、ベルリンで自己開示をすることが、培われたと思ってポジティブに捉えていますよ。変化③複数の先生につくことで見える、本当の方向性harakoレッスンは、どんなスタイルだったんですか? 日本だと、ひとりの先生につくという風習があると思うのですが……。瀧本さん確かに。日本では、複数の先生につくのがNGという、暗黙のルールがありますよね。門下から抜けてはいけない! みたいな……。でも、留学中ついた先生は、ベルリンで二人、ハンブルク一人、アウクスブルク一人。決して、ひとりだけにレッスンをしてもらったわけではないんです。確かに、アンブシュアや息の入れ方など、ひとりひとりのレッスン内容に多少の違いがあり、少し戸惑いました。しかし、多方面からの意見が聞けて、先生方が助言してくださったことを総合して取り組むことによって、自分の足りない部分を成長させてもらえましたね。それは、経験や知識として今も活かせていて本当に良い勉強になりました。あと、日本の学生は、同じジャンルの奏者でも、異なる音色が濃く出ることがあります。いっぽうで、ドイツでは、どのジャンルであっても、互いに調和の取れる同じ音色になっていくんですよ。日本のレッスンではこの曲を完成させよう!と、奮起する傾向が強いですが、ドイツのレッスンは、個々の奏者のトランペットをピアノのような完成されたものにすること。自由自在に楽器を操ることに力を入れ、音楽表現を柔軟に取り組めるようにする指導法が、印象的ですね。harakoピアノのように音が揃う段階まで技量が上がれば、あとは個々の感性で勝負なんですねー!実際に現地でしか味わえない、音の感覚の感想が聞けて大変貴重です……。「音楽=内面」で作られるharako留学に行って一番良かったな、と感じるポイントはどこですか?瀧本さんベルリン留学での収穫は、楽器のテクニックや演奏の向上より “内面を磨く” と言う部分が、大半を占めていると思います。完成された音楽を聴いていると、それに近づきたい! と思う気持ちが先行して、表面的なテクニックを磨こうとしがちだけど、根本的な解決策はそこではないことを深く学びました。教養や考え方、心の中が音になって現れるような感覚。僕は、普段から映画や絵画鑑賞をよくするんですが、ベルリン留学は、自分にとってまさに映画の世界に浸っているようでした。自分の内面に入り込んで、将来を考える良い時間になったと思います。ディズニーやジブリなど、音楽と映画が合わさった世界が大好き!という瀧本さん。留学先の経験が、さらに内面を磨く要素になったと、キラキラした眼差しでお話されていました……!今回の音楽LOVERは……♪瀧本 雅文さんトランペット奏者♪音楽を、ひと言で表すと?「もう一人の自分」千葉県船橋市出身、武蔵野音楽大学卒業。4歳からリトミック、7歳からピアノを始め、10歳からトランペットを始める。14歳の時に吹奏楽連盟個人コンクールで金賞受賞。中学時代より指揮、高校生から編曲、作曲を独学で始める。大学入学時、福井直秋特別奨学金を得る。在学中より、多岐に渡り活動を始めるのと同時に、学校指導、個人レッスン等後進の指導にも精力的にあたっている。卒業後、単身でドイツに渡り研鑽を積み、クラシック音楽を中心にジャズ、ロック、ポップス等の演奏活動も行う。今までに、井上雄二、Tamás Velenczei、Prof.Konradin Groth、Miroslav Kejmar、Prof.Uwe Kleindienst に師事。また、Miroslav Kejmar、Prof.Konradin Groth、Andre Schochのマスタークラスに参加。(C) marrio31/Gettyimages(C) Mercedes Rancaño Otero/Gettyimages(C) Teraphim/Gettyimages
2017年08月18日小学校や中学受験を考えるママにとって、一貫校や大学の附属校を選ぶかどうかは、かなり悩むところではないでしょうか。エスカレーター式なら受験の回数を減らすることができますが、メリット、デメリットはほかにもどんなことが考えられるのでしょうか。そこで、ママ自身がお受験をしたことがある人、子どもがお受験を経験したママたちに話を聞きました。■メリット1:好きなことに打ち込める息子が、エスカレーター式の学校を卒業したというNさん(58歳)。遊びたいさかりの子どもを受験させることに「かわいそう」と思う面もあったといいます。でも一定の成績をおさめることができれば、エスカレーター式で大学に進学できたため、「外部受験よりも結果的に楽だったのかも」と、思っているそうです。「受験がない余裕があるからこそ、学生時代はサッカー部で毎日がんばっていました。社会人になったいまも当時の仲間とフットサルを楽しんでいるようです。好きなことを見つけられて、友だちや先生といまでも濃い付き合いができることもあって、一生の財産を得られたのではないでしょうか」(Nさん/58歳・社会人のママ)ちいさいときに勉強で遊ぶ時間が減るのはかわいそうかもしれないけれど、その分、受験後に思いきり好きなことに打ち込める。そして、一生付き合える仲間を見つけられる。こうしたメリットもあるようです。■メリット2:留学などのチャンスが多い母親自身が、中高一貫の女子高に進学したというYさん。同じミッション系の大学の指定校推薦が多く、それを利用して大学へ進んだそうです。「私の学校からは一般入試ではとても入れないような有名大学に行けたので、受験に関してはラッキーでしたね。オーストラリアに姉妹校があり、中学生のときから毎年のように短期留学もできました。おかげで英語が好きになり、いまも勉強を続けています。娘にも同じような環境で学ばせてあげたいけれど、学費がちょっと心配です」(Yさん/39歳・小学3年生のママ)Yさんとは別に、やはりミッション系の女子高で指定校推薦を受けて、同じくミッション系の大学に進学した友人がいます。彼女がいうには「私は、中学受験していたから楽できてよかったけど、いまの自分には娘を通わせる財力がない」とのこと。いわゆるお嬢さま学校といわれるところは学費だけでなく、友だち付き合いにもお金がかかり、余裕がないとちょっと大変な一面もあるようです。■メリット3:ママ友付き合いが楽!「うちの息子は小学校受験をしました。住んでいるところはバラバラだし、公立よりも保護者会などが少ない気がします。私は働いているので、そうした行事に休みを取られずに済むのはありがたいです。また、収入や家庭環境、考え方が似ている人が集まりやすく、保育園のときよりもママ友付き合いがしやすくなったと感じています」(41歳・小学6年生のママ)子どもだけでなく、ママにとってのメリットも見逃せませんね。これを享受するには、校風を見きわめることも重要。学校説明会などでチェックしておきましょう。■デメリット1:附属校だからといって油断できないこれまでの話ではエスカレーター式という特性をうまく生かして、大学進学、留学といった先に進むメリットが語られましたが、デメリットはどんなものがあるのでしょうか。【だれもが進学できるわけではない】「私の通っていたころの附属校は、成績順に希望の学部を選べたんです。大学の花形学部である法学部や文学部は成績上位の子でいっぱい。私は高校時代に遊んでしまって成績が悪かったこともあり、内部進学するなら二部、つまり夜間しか選べなかったんです。だからといって、外部受験するなら浪人しない間に合わないし、仕方なく二部を選択しました。有名大学の附属校だからといって、だれもが希望どおりに進学できるわけではないところもあります」(39歳・小学2年生のママ)【途中で進路が変わることも】「息子は中学から大学の附属校へ。高校生になって進路を考えだしたときに、医学部へ行きたいと言い出しました。しかし、エスカレーター式の大学には医学部がないんですよ。中学受験をすれば子どもも楽をできると考えていたけど、進路が変わることだってあるわけだし、附属校だからと油断はできないものですね。正直なところ、附属校ではなく公立にすればよかったのかなと思ってしまいます」(48歳・高校2年生のママ)中学校へ進学する時点で進路が決まっている子のほうが少ないかもしれません。附属校はエスカレーター式で進学しやすいとはいえ、必ずしもそれが子どもの夢のための進学が>一致するとは限らないことも覚えておきましょう。■デメリット2:お弁当作りが大変!「小学校では給食があったので、やっとお弁当作りから解放された! と思ったのですが、私立中学に進学してからはまたお弁当作りの日々が…。駅まで車で送っていかなくてはならないし、朝はまさに戦場です!」(40歳・中学2年生のママ)私立校は給食がない場合も多いですよね。子どもはお弁当のほうがうれしいかもしれないけど、ママにとっては大変かも!?■デメリット3:おさななじみがいない…「わたしは、幼稚園から大学の附属校に通っていたので、近所に友だちがいなくて。おさななじみに、あこがれちゃいます。学生時代も基本的には同じ顔ばかりなので、一生付き合える親友もできたけど、狭い世界で生きてきたような気がしています。人間関係がうまくいかないときは本当につらかった。高校進学時に外部受験も考えたのですが、中学受験を経験して別の附属校に入ったからもったいないし、親にも申し訳なくてそのまま残りました。いいこともたくさんあったけど、嫌な部分も見てきたから子どもが希望しないなら受験させる気はありません」(39歳・3歳児のママ)私立の場合は、みんなが近所に住んでいるとは限りません。そのため、地元に友だちがいないという結果になることも…。また、人間関係がうまく築けないと、長期にわたってつらい思いをすることもあるようです。もちろん、こうしたメリット・デメリットは、公立校にもあります。どちらがいい・悪いと決めることはできないけれど、わが子に合う・合わないは事前に検討できるはず。デメリットもしっかり把握したうえで、子どもにとって最適な道を考えてあげたいですね。
2017年06月26日2015年12月末、フォトグラファーの須藤夕子さんは当時4歳だった愛娘を連れてマレーシアの首都、クアラルンプールに飛び立ちました。なぜ彼女は、父親と離れて母子だけで海外暮らしをする「親子留学」の道を選んだのか。1年半近くが経った今、その決断の背景や現地で暮らすメリットとデメリット、そして娘さんの教育に対する思いを聞きました。■今しかない、娘との濃厚な時間を大切にしたい―― まず、親子留学を決意した理由を教えてください。須藤:私は20年以上フリーランスのフォトグラファーをしており、出産直前まで大きなお腹を抱えて仕事をしていました。子どもが1歳になったころから仕事に本格復帰、次第に「このままでいいのかな」と疑問を抱くようになりました。仕事は充実していましたし、保育園にも入ることができてずいぶん楽になった。でも子育ては10年後には終わっているわけで、「この貴重な時間をもっと濃厚に過ごしたい」と考えるようになったんです。いろいろな国に行った経験から、「すべては教育や経験から価値観が生まれて、人と違うことでアイデンティが育つ」という考えが私の根底にはあります。娘にも、英語をただ身につけるだけでなく、なぜ他言語が必要なのかを肌で感じ、コミュニケーション能力を高めて欲しい。自身の仕事についてはもう十分やりきったという思いがあったので、日本でのキャリアは90%以上捨てる覚悟を決めました。―― 旦那さんは、育児に大変協力的だったと聞いています。離れて暮らすことに、反対はなかったのでしょうか?須藤:実は妊娠中から「子どもが小学校に上がる前に、家族で1年くらい別の国で暮らしたいね」と話していたんです。夫は歯科医院の開業が急に決まったため日本を離れられなくなってしまいましたが、「娘と私だけで距離的に近くて時差が少ない国に住み、行ったり来たりすればいいよね」と話がまとまりました。周囲のママ友からは「なんでパパと離れるの?」「子どもがかわいそう」「怖くないの?」とネガティブな反応ばかりでしたが、何も怖くはなかったですね。―― マレーシアに決めた理由は、距離の近さでしょうか。須藤:それもありますが、アジアのエネルギーを感じられる国だというのも大きいですね。マレーシアは今、昭和30年代の東京のようにどんどん新しい道ができ、ビルが建ち、近代的になっているんです。これからはアジアの時代ですし、ロサンゼルスやパリなどの完成された都市ではなく、変化していく様子を見届けたい。また、物価が安く生活費が東京の3分の1程度ですむことや、医療設備が充実していることも決め手になりましたね。■「おうちに帰ろう」と泣く娘。眠れない夜を超えて一歩ずつ前へ!―― パパと離れることについて、娘さんの反応はどうだったのでしょうか。須藤:パパと離れて最初の一週間は、大きな涙をポロポロ流しながら「ママ、飛行機に乗っておうちに帰ろう」などと言うことがあり、私も泣きたくなりました。これがトラウマになって、明るい性格の娘が変わってしまったらどうしよう、という不安に囚われ、眠れない夜もありました。でも、自分を奮い立たせて、幼稚園選びや住居探しなどをひとつひとつの課題を決断しクリアしていくことで、私も娘も成長できたと思います。ようやく幼稚園が決まったときには、緑いっぱいのお庭で楽しそうに遊ぶ娘を見て張り詰めていた糸が切れ、涙がこぼれたことを覚えています。娘はパパが大好きなので、こちらでの生活に慣れた今でもパパと離れるときには泣いてしまいます。でも私は「寂しい」という感情がマイナスだとは思っていなくて、それを力に変えられることを知っているので、悪いことをしているとは思いません。辛いことがあれば会ったときの喜びが大きいですし、家族が同じ方向を向いていれば何も問題はない気がしています。それに、今はLINEなどでいつでも顔を見ながら話せますし、動画や画像でマメに様子を知らせることもできる。LCCを使えば数千円で行き来できるので、1カ月に1度のペースでパパと会っています。ひと昔前の親子留学とは、状況がだいぶ変わっているのではないでしょうか。―― 幼稚園はインターナショナルスクールに通われているそうですが、英語力はどのくらい伸びたのでしょうか。須藤:子どもの吸収力は本当にすごくて、通い始めた2カ月後には先生やお友達と流暢に話せるようになっていました。4カ月が過ぎた頃には日常的に自然と英語が出てくるようになり、私が日本語で「早く洋服を着なさい」と言うと「I don’t want to change my clothes」と英語で返事をすることも。6カ月後には、アイスクリーム屋さんなどで「Can I have an ice cream?」と英語でオーダーできるようになっていました。―― 須藤さんの英語力はいかがでしょうか。須藤:私はクアラルンプールで2カ月間語学学校に通い、生活に困らないくらいには話せていました。でも、娘の英語力に比べると伸び悩みを感じ、滞在10カ月目にセブ島へ一週間のプチ留学をすることにしたんです。たった一週間でしたが、私はスピーチができるレベルに上達しましたし、娘も書くことやダンスを習ってとても有意義な経験だったと思います。マンツーマンが中心の授業では、自分の意見を持つことの大切さや、人と意見が違うことを伝え合う楽しみなど、語学以外の学びもありました。とはいえ一週間ではやはり足りないので、今後もクアラルンプールやセブ島の学校で英語を学ぶつもりです。 ■社会全体が子どもに優しく、毎日が発見の連続―― 1年半近くを過ごした今、マレーシアでの子育てについてどう感じていますか。須藤:私も夫も、もう日本で子育てをする事が考えられないくらいマレーシアが好きになりました。社会全体が子どもに優しく、娘と外出をすると何人もの方が「What’s your name?」「How old are you?」などと声をかけてくれます。レストランや公共の乗り物内で話しかけてくれる行為は、ただ興味があるではなく「君はここにいていいんだよ。みんなの宝物、未来人さん」と思ってくれているような気がします。ここで育った娘は、 きっと大人になったら同じように優しくするでしょう。また、マレーシアは多民族国家なので、毎日いろんな国の人と会話をするチャンスがあります。イスラム教やヒンドゥ教のお祭りを国中でお祝いする姿は平和そのものに見えますし、「もうすぐラマダンだ!」と断食を楽しみにしているムスリムたちの価値観に触れることもできました。毎日が発見の連続で、とても面白いですね。最初は小学校までの2年間だけの予定でしたが、2017年9月から160年続くイギリスの名門校のマレーシア校(インターナショナルスクール)に進むことが決まり、長くここに居る事になりそうです。―― 日本と比較して、デメリットはないのでしょうか。須藤:比べたらキリがないですし、「なぜ、いただきますを言わずにバラバラに食べるんだろう」「暑いから外遊びが少なく、体力づくりができない」など愚痴を言っている日本人のママもいます。でも、果たして日本が正解なのでしょうか。長いタオルを首から下げて、その半分をテーブルの上に置き、そこにお弁当箱を乗せて食べている幼稚園がありますが、世界見たら不思議な光景です。その場所から動かずこぼさず大人の手を焼かないように食べろ、と言っているように見えます。みんなと同じ事が月齢通りにできる子どもが良い子どもではないと、私は思います。もちろん、日本は自分が育った場所ですし、良いところもたくさんあります。例えば、季節の移り変わりを感じられないのは残念ですし、それを感じることで日本文学の美しさも分かると思います。アイデンティの育て方など、これから手探りでもひとつずつ取り組んでいこうと思います。―― 須藤さん自身も、マレーシアで勉強を続けていくのでしょうか。須藤:自分が変わらなければ、子どもは変わりません。私もコラムを書いたり本を出したりと今できる限りの仕事をしつつ、娘が通う小学校の近くの大学に通うつもりです。夫も休みの日は学会などに行って勉強していますし、LCCを使ってマレーシアやほかの国への移動も楽しんでいます。もし日本でずっと暮らしていたら、ただダラダラと一緒にいただけかもしれません。年を重ねると好奇心はどんどんすり減っていいますが、「やりたい!行きたい!」と思えることがあるのなら、やるべきだと思います。親子留学は誰にでもできることではない。2世帯に分かれて生活できる経済力と、家族の理解・協力。その両方を得るのは、多くの人にとって現実的ではないだろう。しかし、日本にいてもできることはある。「今しかない濃密な子育ての時間を大切にしたい」という彼女の思いと自分で切り開いていく行動力、家族それぞれが成長していこうとする姿は、迷いながら子育てをしている私たちのヒントになるかもしれない。須藤夕子(すどうゆうこ)1974年2月8日生まれ。広告代理店など三年間のOL生活を経てカメラマンへ転身。ポートレート撮影を得意としてリチャードギア、渡辺謙など撮影した著名人は1000人以上。雑誌、広告などフリーランスフォトグラファーとして活躍。また「笑顔泥棒」と称しパリ、NY、マイアミ、沖縄など世界中の子供達の笑顔を撮影し個展や写真集などで発表している。canon、FUJIFILMなど不定期で写真教室講師をしている。2011年女の子を出産、一児の母でもある。HP: Facebook: twitter: @egaodorobou"
2017年06月22日フランス留学するには何が必要か? 前回は 短期留学 についてまとめてみました。今度は長期滞在ビザの申請が必要な90日以上の滞在です。1年間留学すると仮定して、プランを考えてみましょう。どんなビザを取ればいいのか?日本のパスポートを持っている場合、90日を超えるフランス滞在には長期滞在ビザの申請が必要です。そして同ビザを携帯してフランスへ入国した後、現地で滞在許可証を取得します。詳しい必要書類は、まずフランス大使館に問い合わせましょう。留学を目的として取得する長期滞在ビザは学生ビザです。またはビジタービザでも可能です。学生ビザで入国し現地の滞在許可証を取得した場合、年間964時間の労働が許されるため、学びながら仕事もできます。ビジターは労働が一切許可されません。今は移民に対する政策が厳しいため、申請しても内容次第(通う学校が信用のおける機関か、入国目的が労働ではないか等々)で、学生ビザの申請が通らないこともあります。学生、ビジターどちらの身分で申請するにせよ、もっとも重要視されるのは、お金です。今フランスは不景気で失業率も高いため、労働目的の外国人に対してはとても厳しい環境にあります。フランスに滞在する1年間、きちんと暮らしていけるだけの経済証明がとても大切になります。学生ビザの場合は、学校への登録と1ヶ月あたり最低615ユーロの留学資金を持っていることの証明がいります。ビジタービザの場合は労働が許可されていないため、1年間であれば仏SMIC(全産業一律スライド式制最低賃金)の年額相当である1万7344.60ユーロ(現時点の日本円換算で約201万円)の滞在資金があるという証明が必要です。家族が同行する場合は、その人数に応じて増額します。時期はいつがいいかフランスの学校は9月が新年度です。語学学校などは年中、入学できますが、専門学校や大学の場合は、9月から1年が始まります。そのため9月の入学に合わせるのが現実的です。大学や一部専門学校は、入学に際してフランス語力を証明しなければいけません。試験(DELF/DALF:仏国民教育省認定の公式フランス語資格)を前もって受験し、これも用意しておきます。また子どもがいる場合、現地の学校に通わせるにしても、やはり9月入学であれば、溶け込みやすいでしょう。現地についたらすべきことまずは滞在許可証の申請、銀行口座の開設、電力会社との契約、携帯電話の取得など。これらがないと、すべての作業が進みません。ビザとは入国許可であり滞在許可ではないため、ビザで入国したら滞在許可証を申請します。フランスはカード社会であり、小切手も頻繁に使われます。そのため現地での口座開設は必須。あわせてデビットカード機能(またはクレジットカード機能)付きキャッシュカードを発行してもらいます。電力会社(またはガス会社など)が発行する料金の領収書は、自分が現在住んでいる住所を証明するものとなります。この公共料金の明細書は、どのような手続きをするにしても、毎回必ず提出を求められる大変重要なものです。テーマ別に細かなことを説明したら、それこそ本一冊くらいの量になってしまいますが、とにかくもっとも大切なことは、フランスはすべてが日本のようにスムーズに運ばないということ。日本では数日で済んでしまうことでも、フランスだと1ヶ月以上かかることは多いのです。加えて語学の壁もあり、準備は早過ぎるかなと思うくらいで、結果的にちょうど良くなります。8月はバカンス時期で、フランス社会ではすべての作業がストップします。そのため9月の留学を目指すなら、6月末を目処に、また何か遅れてしまっても7月前半くらいまでに収まるよう、スケジュールを組みましょう。
2017年01月17日一度は海外で暮らしてみたいと思いつつも、まだ小さな子どもがいるし、しばらくはあきらめないといけないかな、と思っているママもいるかもしれません。家族のことを気にせず1人で留学するなんて非現実的だし、子連れで留学ともなれば想像できませんよね? やはり、ママが海外に留学するのは難しいのでしょうか。そこでフランスの場合を例にシミュレーションしてみました。何をするため、どれくらい滞在したいのかまず「現地で何をするため、どのくらいの期間住みたいのか」その目的を、はっきりさせる必要があります。それにより滞在手続きが大きく変わってくるのです。例えばフランスの場合、90日以内の滞在(現地で就業する場合などは除く)であれば、日本のパスポートを所持している人はビザの手続きはいりません。一方でそれを超える場合は、ビザを申請して現地で滞在許可証を得る必要があります。もし配偶者がいる場合、渡仏している間は別々に暮らすのか、子どもはどちらで預かるのか、または配偶者と一緒に渡仏するのか、自分の仕事をどうするのか、配偶者に仕事がある場合、その仕事をどうするのか、ということをクリアにしないといけません。考えれば考えるほど、なかなか決断できませんが……、例えば、転職をきっかけとした離職期間を子どもの夏休みに合わせ、母と子どもだけ1ヶ月ほど渡仏する、というのが一般的には現実的な選択肢かもしれません。1ヶ月程度では、なかなか現地の深いところまで見ることができないものの、その1ヶ月で自分なりに感触が良ければ、上記のさまざまな問題の解決策を考えつつ、次回はもう少し長期の滞在を視野に入れることができます。住む場所の確保はどうする?滞在費用をできるだけ安くしたいという人に最適なのが、キッチン付きホテルまたは家具付き賃貸物件。自炊で食費を抑えられます。スーパーマーケットやマルシェで買い物し、より実際の暮らしに近い生活も体験できます。またフランスの場合、夏は多くの人が長期のバカンスに出かけます。その間、普段住んでいる部屋を誰かに貸している人たちもいます。こういった物件はAirbnbなどでも探せますし、もし現地に知人がいるようなら、その知人の周囲にそういう人がいないか、もしくは知人が、その期間バカンスに出ていて部屋を借りられないか、聞いてみるのも手です。現地に住む人を通じて部屋の情報を得た場合、長期賃貸する際の1ヶ月分の家賃と近い額で借りられることも多いため、滞在費も抑えられます。これらは在仏者向けの日本語の情報サイトなどでも募集しているケースもあるので、こまめにチェックするのがおすすめです。自分と子どもの学校探し現地で生活していく上でフランス語の習得は必須です。英語が通じるケースはあるものの、仮に英語で意思疎通ができたとしても、その国のより深い部分は知ることができません。また役所関連の手続きは、フランス語ができないと、まったく行えません。語学、料理、フラワーアレンジメントなど、人によって滞在目的はさまざまですが、それらの学校を選ぶことにあわせて、子どもにもどのような体験をさせたいのか、また子どもがどのようなことを望んでいるのか、希望に合わせてアレンジしましょう。子どもを何かのスクールに入れるなら、その送り迎えの時間にきちんと対応できる時間割を自分が通う学校で組めるのか、といったことも大切です。外国人が多い学校は、英語の学校案内や手続きを英語で進められることがあります。ただしフランス語のみのところも多く、初めは何もかもが手探りで、途方にくれてしまうこともあるでしょう。一方でやり始めてみると、案外自分でこなせることは多いとも気づきます。留学業者などを使わず自ら手続きを行えば、滞在にかかるすべての費用を節約することができるでしょう。どれだけ準備をしたかで滞在の充実度が決まる渡仏前はやることが多過ぎて、ついつい「現地に行けば何とかなるよね」と考えがちです。しかし、日本でやれることはすべてやっていった方が、滞在期間を有効に使えます。限られた期間を現地でしかできないことに集中させることで、滞在の充実度はさらに増していきます。フランス語の勉強もその1つです。もし日本で少しでも基礎を固めておけるなら、現地での伸びも違ってきます。加えて大人の場合、語学は現地で暮らしていれば誰でも習得できるものではなく、それなりに継続して努力しない限り、いくら現地にいても、ものにはできません。言葉が違う海外は何に関してもハードルが高めです。無理だと何度も思うかもしれませんが、一つひとつこなしていけば、思っているより夢は簡単に実現します。そしてそれら苦労した経験が、自分の中でかけがえのない糧になり、将来へ繋がっていきます。
2017年01月16日『5時に夢中!』のアシスタントとして絶大な人気を誇る、内藤聡子さんの新連載「フリーキャスター内藤聡子、仕事を辞めて留学しました」が始まりました。第1回目となる今回は、「私がハワイに旅立つまでのお話」です。***anan読者の皆さまとは、「初めまして」の方が多いでしょうか。私、フリーキャスターの内藤聡子と申します。今年の3月までMXTV夕方5時からの情報バラエティ番組『5時に夢中!』でアシスタントを務めておりましたので、番組をご覧になったことのある方には「あ~、あの人ね!」と思い出していただけるかな?一部ネット上では、「内藤聡子は番組を卒業して、どこで何をしているんだ…」とご心配いただいているようですが、実は私は今、ハワイで学生をしております。四十路の独身女性が、仕事を休んで、海外に行くってどういうこと!?それを決断するまでの心境、出国するまでの手続き、そして実際に移住してからのことなどを、数回に分けてお話ししていきたいと思います。皆さんも「私、このままでいいのかな」なんて悩むこと、ありますよね!?きっとひとつやふたつ、共感してもらえるところがあると思いますので、よろしければお付き合いくださいね。仕事を始めたのは大学4年生の時、かれこれ20年前のこと。ひょんなことから「女子大生お天気お姉さん」となり、若さゆえに、強気で、おバカで、怖いものなし!の時期を過ごしたこともありましたが、そんなものは長く続かないですよね。それは、いわゆる「女子アナ」の世界も然り。オーディションに行くたび「自分はなんて空っぽなんだ」と思い知らされ、あっという間にどん底を味わいました。「ウリのない自分」に嫌気が差し一念発起、そこで元々興味のあった気象予報士の資格を1年半かけて取得します。その後は、縁あって、気象キャスターや前述の情報番組など、長年に亘って帯番組(月~金曜日)の生放送に携わることができました。仕事にも仲間にも恵まれ、毎日を楽しく過ごしているうちに、月日は驚くほどの速さで流れ去り、友人たちは次々と結婚、出産。そのたび「私はどうする?」と思い悩み…とはいえ、なかなか決心がつかないうちに、この歳になってしまった感じ(そこを詳しく話し始めると、違う方向に行ってしまうので、今回は置いておいて(笑))。仕事をするって、性別や年齢問わず大変なこと。さらに、お世辞にも若いとは言えない独身女性が、正社員ではない立場で働いて、自立するのはなかなかキツくてツラいもの。私が夏休みを取って番組をお休みしても、番組は滞りなく進んでいくわけで、そのたびに「自分の代わりはいくらでもいるなぁ」と思い知らされ…。「だからお前は結婚できないんだ」とも、「いや~ね、お局さんて」なんて目線でも見られたくない。自然と私は番組の外でも中でも「物分かりの良い、自分で言うのも何だけど気が利く優しい、時には毒も吐く姉さん!」的なキャラになりました。それでも既婚の同世代からは「いいよね~。自分にお金と時間をたっぷり使える人は」と苦労知らずなお気楽オンナ、扱いされちゃったりして。でも、「私の人生、私のために生きて何が悪い?」です。負け犬の遠吠えと言われても、「守るべきモノ」のために生きていく!という大義名分がない私には、強い柔軟性がないとやっていられなかった。番組では、視聴者の皆様に楽しんでいただけることを第一に考えていましたが、「内藤さんの笑顔に癒されます」「声を聞くと安心します」というお声が届くのは本当に嬉しいことでした。自分の仕事を通じて、誰かが幸せを感じるのは、この上ないやりがいでした。10年以上、「毎日絶対同じ時間にスタジオにいる」という生活を送っていると、無い物ねだりで外の世界も見たくなってきます。日々生放送の緊張感は感じつつも、同じような経験しか積んでいない私が『5時に夢中!』の「特殊な人生経験の塊」のような面々と渡り合うのは到底無理な話で、小手先のテクニックばかり増えていきました。でもそれでは、自分自身の人間としての幅や深みが増すことはなく、今ある引き出しから無理矢理絞り出しているだけ。女子大生の頃に感じた「空っぽな自分」に戻ってしまうのではないかという不安が徐々に膨らみ、いつからか「一度、仕事と日本から離れてみたい」と考えるようになりました。それでも、毎年番組の更新の時期になると、「あと一年やってみようか」という決断をする年が続きました。新たな一年が始まれば、ほどよい刺激の心地よさや、自分の居場所がある安心感、仲間と過ごす楽しい時間にどっぷりと浸り、あっという間に一年が過ぎる、その繰り返し。変えたいのに変われない。勇気が持てなかったんでしょうね。でも遅ればせながら「自分も40歳を越えたし、親もいい年。これ以上先延ばしにしたら、日本を長期間離れる機会なんてないかも」と自分に言い聞かせ、休業することを決心しました。海外に行ったからって何が見つかるわけではないとも思いつつ、でもやらずに後悔するよりは、とりあえずチャレンジだ~!と踏ん切りをつけたものの、四十路の留学への道のりはなかなか険しいものでした。(続く)◇ないとう・さとこフリーキャスター、気象予報士。‘74年生まれ。大学在学時にお天気キャスターとしてキャリアをスタート。その後、報道、情報番組はじめ数々の番組でキャスターや気象予報士として活動。‘10年からはTOKYO MX『5時に夢中!』のアシスタントとして絶大な人気を誇る。‘16年3月に番組を卒業、充電期間に。◇初めての朝、窓一面の虹が!!迎え入れられた気がして「良いことありそう!」と気持ちが少し楽に。※『anan』2016年11月2日号より。文・内藤聡子
2016年10月26日【パパからのご相談】同僚が子どもを海外留学させると言って準備しているようです。同僚の子どもはまだ高校1年生なのですが、イギリスの大学に行きたいと言っているんだとか。うちの子は中学生なので先のことだと思っていましたが、今のうちから海外の大学も含めて情報収集すべきなんじゃないかと焦ってきました。日本一といえば『東京大学』のイメージですが、海外の大学はどのあたりが有名なんでしょうか?●A. 海外の大学を世評でみたランキングでご紹介します!ご相談ありがとうございます。子育て研究所代表の佐藤理香です。昨今ではグローバル化に伴い、大学のありようが大きく変わっています。グローバル人材の育成、オールイングリッシュの授業、外国語でディスカッション中心の授業など、我々が大学生のときは珍しかったことも今や普通となりつつあります。文部科学省の報告でも、毎年5万人以上の日本の学生が海外に留学していることがわかっています。「海外に留学」といっても、大学は無数に存在しますよね。そこで今回は、日本を含めた海外の大学を、世評からみたランキング でご紹介したいと思います。●“世界の大学ランキング”第1位は……『World Reputation Rankings 2016』(世界大学世評ランキング)が、イギリスの高等教育専門誌『Times Higher Education』から発表されました。世界各国の多くの機関がさまざまな大学ランキングを発表していますが、『Times Higher Education』のランキングはもっとも権威あるものの一つとして位置付けられています。大学の評判や認知度 といった評価基準でランク付けを行った結果、世界の大学のランキングは以下のようになりました。・1位:ハーバード大学(アメリカ)・2位:マサチューセッツ工科大学(アメリカ)・3位:スタンフォード大学(アメリカ)まずTOP3をアメリカの大学が独占しました。一度は聞いたことがある超有名大学ばかりがランクインです。続いて、・4位:ケンブリッジ大学(イギリス)・5位:オックスフォード大学(イギリス)・6位:カリフォルニア大学バークレー校(アメリカ)・7位:プリンストン大学(アメリカ)・8位:イェール大学(アメリカ)・9位:コロンビア大学(アメリカ)・10位:カリフォルニア工科大学(アメリカ)8位には、次期アメリカ大統領選に出ているヒラリー・クリントンや夫のビル・クリントン氏も出た『イェール大学』、9位には現アメリカ大統領のバラク・オバマ氏が学んだ『コロンビア大学』と有名大学がならびます。10位までは、イギリスとアメリカの大学ばかりです。では、世界において日本の大学のランクはどうなっているのでしょうか?●世界ランキングにみる日本の大学日本では有名な大学でも、世界でみると上位10位までには入っていません。評価方法の課題や大学のキャパシティにもよると思いますが、やっぱり母国のランキングは気になりますよね。以下、同ランキング100位以内にランクインしたもので日本の大学だけを上位から並べてみました。・12位:東京大学・27位:京都大学・51~60位:大阪大学・61~70位:東北大学・81~90位:東京工科大学日本の大学は旧帝大群と私立の東京工科大学がランクインする形になりました。それでも5大学のみ。世界にはたくさんの大学と無数の選択肢が存在することがわかると思います。----------本日お伝えしたのは大学全体のランキングです。総合大学には、多くの学部・学科があります。最先端の研究から古代の歴史研究まで、向学の志によって自由に選択ができます。ぜひお子様の興味関心、向学心を大事にしていただければと思います。偏差値なども大事な指標ですが、それにとらわれずに、進学先や留学先選び、学習に対するモチベーションアップにつながれば幸いです。【参考リンク】・「日本人の海外留学者数」及び「外国人留学生在籍状況調査」等について | 文部科学省()・World Reputation Rankings 2016 | Times Higher Education()●ライター/佐藤理香((株)子育て研究所代表)
2016年06月16日海外旅行というよりも、その土地で生活をしている感覚で休暇を過ごす人が増えているようです。滞在中は語学学校に通ったり、ローカルのような生活を体験したりできる親子留学で、プチ海外生活を楽しんでみませんか?■旅行とはひと味違う、海外生活を味わえる親子留学とは旅行でリゾートや観光に行くよりも、何かのきっかけづくりや、普通ではできない経験をしてみたい。そんな方にオススメするのが、「親子留学」というスタイルです。たとえば、親は語学学校や各種専門学校といったスクールに通い、子どもは年齢に応じてチャイルドケアや幼稚園、小学校への体験入学をするというように、親子で海外の生活や文化を学ぶ――それが親子留学です。期間は約1週間~。現地での滞在も、ホテルではなくホームステイやサービスト・アパートメント(簡易キッチンや洗濯機などがついている宿泊施設)を利用し、ローカル目線で生活をすることで、普通の旅行では得られない体験や思い出ができます。■親子留学におすすめの国は? 選び方のポイント1週間の親子留学を予定している場合、「時差が少ない」「フライトが短い」の両方、あるいは少なくともどちらかに絞ったほうがよいでしょう。語学留学で人気のある渡航先は、オーストラリア、ニュージランド、ハワイ、カナダなどですが、時差のことを考えると、もう少し候補が限られるかもしれません。また、比較的安く気軽に行けるアジア圏も注目されています。アジア圏ではフィリピン、マレーシアなどがおすすめです。留学先を選ぶ上で注意したいのが治安です。海外では日本よりも安全な国は、なかなかありません。留学エージェントなどを通じて手配する場合でも、自分で現地の情報などを事前に収集しましょう。公共交通機関が整っていない滞在先にでは、自分で車を運転しなければならない場合もあるので、そうしたことも考慮に入れておきましょう。 ■旅行会社の親子留学プログラム、留学エージェントを頼ろう海外在住の経験があったり、何度かその土地に旅行経験があったりする一部の人を除き、ほとんどの場合、親子留学をする際は、旅行会社の親子留学プログラムを利用する、もしくは留学エージェントに手配を依頼することをおすすめします。通常の旅行とは異なることが多いので、どこまで対応してもらえるのか、現地のフォロー体制はどうなっているのかなどを事前にしっかりと確認しておきましょう。なお、主な費用の内訳は、渡航費、現地滞在費、スクール受講料、チャイルドケアや体験入学費用、生活費などです。単純に金額だけを見るのではなく、さきほども言ったように現地でのフォロー体制も確認しておかないと、結局コストがかかってしまう場合もあります。まずはさまざまプランを見て、おおまかな予算や場所、期間を決め、親子で目的をはっきりさせておくことが大切です。1週間というと短く思えますが、学びを目的として海外を訪れることで、思ったよりも多くの経験を得ることができるものです。知的好奇心を刺激し、リフレッシュもできる親子留学をこの夏検討してみてはいかがでしょう。(逗子マリナ<フォークラス>)
2016年04月12日