今や国民病とも言われる花粉症。2016年は例年よりも早くから飛散が開始し、東京では3月上旬頃にピークを迎えると予測されている。花粉シーズンは目のかゆみや鼻水といった症状が出るため、「見た目」のコンディションも悪くなりがち。この時期、「顔面偏差値」の低下に悩む女性も多いのではないだろうか。そこで今回、「女性」をテーマにした調査分析やトレンド発信などをおこなう「womedia Labo*(ウーメディア ラボ)」では、花粉症の症状がある20~40代の働く女性500名対象に、花粉シーズンにおける『見た目力』(=顔を中心とした外見・見た目のレベル感)にフォーカスした調査を実施した。『見た目力』が低下しやすい部位は「目元」がトップまずは、花粉シーズンは通常時と比べて『見た目力』が低下すると感じているのかをリサーチ。すると、実に84%もの女性が「そう感じる」と回答。具体的には、平均して見た目力が「4割減」と感じているという結果になった。中でも花粉の時期、見た目力が低下しやすい部位は、「鼻」(82%)「口元」(36%)などを大きく上回り、「目元」が91%でトップに。「かゆくなるのでアイメイクがほとんどできず、通常時とのギャップを感じる」「花粉の影響で目が開けづらくなるので、目が普段以上に小さく見えていそう」などの声があがった。さらに、花粉による“ボロボロ目元”は「ストレスにつながることがあるか」を聞くと、約8割もの女性が「ある」と回答している。「急な残業」や「部下のミス」を上回ると回答する女性も多く、「満員電車」以上のストレスと回答した人も約3人に1人にのぼった。花粉シーズンは、女性たちは常に強いストレスにさらされているようだ。85%が目に対する花粉症対策に「目薬」をセレクト「目」に関する花粉症対策法としては、「目薬」(85%)が最も多く、「飲み薬」(54%)「空気清浄機」(25%)「食品」(21%)「カップ型洗眼剤」(20%)「花粉対策用メガネ・ゴーグル」(17%)などを大きく上回る結果となった。「花粉シーズンには、多い時で1日に何回くらい目薬をさすか」を聞いたところ、平均回答は5.9回という結果に。また、2ケタ以上の数を回答する人も目立った。気軽に持ち歩いて使える目薬は、花粉症対策の心強いアイテムとして女性たちに認識されていることがわかった。花粉対策用の目薬は<防腐剤無添加>の<人工涙液>を「目の花粉症対策」におけるポイントや注意点について、いなげ眼科院長の稲毛佐知子先生は、「花粉シーズンがスタートしたら、目の表面になるべく花粉が触れないようにして、もし付着した場合は適切に洗い流してあげることが大切です。その際には、目を傷つけることのないよう<防腐剤無添加>かつ<人工涙液>タイプの目薬を使用するようにしましょう。」と述べている。<人工涙液>とは、自然の涙液に近い成分になるように作られた点眼薬。目薬の点眼回数が多すぎるとドライアイの要因になる場合があるため、1日の点眼回数が多い方は特に、この<人工涙液>の目薬を選ぶことがおすすめだという。また、「一般的な目薬には防腐剤が入っており、さし過ぎると角膜を傷つけてしまう場合があるため、防腐剤の有無をチェックすることも重要です。」とのこと。なお、目薬については使用期限にも注意が必要。目薬は食品と同じで開封後は保存がきかなくなるため、一度開封したらなるべく早く買い替えるのがベター。よい目薬を味方につけて、花粉症シーズンのストレスをできる限り軽減したいものだ。
2016年03月04日「womedia Labo(ウーメディア ラボ)」はこのほど、働く女性の「花粉症事情」をテーマとした意識・実態調査の結果を発表した。同調査は2月5日~8日、花粉症の症状がある20~40代の有職者女性500名を対象にインターネットで実施した。まず、花粉シーズン時の「見た目力」(=顔を中心とした外見・見た目のレベル感)について調査した。「花粉シーズンは、通常時と比べて自分の『見た目力』が低下すると感じますか? 」と聞いたところ、84%が「そう感じる」と回答。具体的にどれくらい低下すると思うか聞くと、平均は「4割減」という結果になった。「花粉の時期、『見た目力』が低下しやすいと思う部位」を聞いたところ、「鼻」(82%)、「口元」(36%)、「頬(ほお)」(30%)などを大きく上回り、「目元」(91%)が1位だった。「花粉の時期と、そうでない時で「見た目」のギャップが大きいと思う部位」の回答としても「目元」(71%)が最多となっている。具体的な「花粉シーズンにおける目元の状態」は、「目が赤くなる」(55%)、「涙が出やすくなる」(46%)、「目の周囲が腫れぼったくなる」(45%)、「目の周囲が荒れる」(39%)などが上位に並んだ。さらに、「アイメイクが崩れやすくなる」(37%)、「いつものアイメイクができなくなる」(31%)など、メイクに関連する回答も目立つ。花粉によるボロボロの目元が「ストレスにつながることがあるか」を聞くと、76%が「ある」と回答した。具体的なストレス度合いを、職場における他のストレスと比較してもらったところ、「急な残業」や「部下のミス」を上回るストレスであることが明らかになった。花粉シーズンの「目」に関する症状を具体的に聞いたところ、「目のかゆみ」(92%)、「目の充血」(60%)、「涙目」(49%)などが上位になった。また、「目」に関する花粉症の症状の対策法としては、「目薬」(85%)が最も多く、「飲み薬」(54%)、「空気清浄機」(25%)、「食品」(21%)、「カップ型洗眼剤」(20%)、「花粉対策用メガネ・ゴーグル」(17%)などを大きく上回った。いなげ眼科の稲毛佐知子院長によると、花粉シーズンがスタートしたら、目の表面に花粉が付着した場合は適切に洗い流すことが大切とのこと。その際には、「防腐剤無添加」かつ「人工涙液」タイプの目薬が適しているという。「人工涙液」とは、自然の涙液に近い成分になるように作られた点眼薬。さし過ぎると角膜を傷つけてる可能性があるため、「防腐剤」の有無のチェックも重要とのこと。こうした目薬で花粉を洗い流した上で花粉対策用の抗ヒスタミン薬などを使用すると、より効果的だという。また、目薬については食品と同様、使用期限にも注意が必要とのこと。「一度開封したらなるべく早く買い替えましょう。花粉の時期もシーズンを通じて同じ目薬を使い続けるのではなく、意識的に交換することが重要です」と稲毛院長。さらに、花粉対策としても挙げられている市販のカップ型洗眼剤について、「洗眼剤が目を保護している成分を洗い流し、目が傷つきやすくなる原因になる可能性があります」と、使用に慎重な考えを示した。まつ毛やまぶたに付着した細菌や花粉が液体を通じて目の表面に付着し、かえって逆効果になる場合もあるという。
2016年03月02日代表的なスギだけではなく、ヒノキやイネ科などの種類もあり、ほぼオールシーズンで私たちを苦しめる花粉。花粉症に悩むマイナビニュース会員300名に、この厄介な存在の対策を聞いたところ、8割以上がマスク着用を支持した。ただそれとは別に、寄せられた回答の中には、マイノリティーながらも一風変わった対策も散見された。本稿では、「番外編・これまでに試したことがある花粉症対策」を紹介する。Q.これまでに試したことがある花粉症対策を教えてください■食品・飲料編・「乳酸菌飲料を飲み続けたら、いつもより症状が軽かった気がする」(30歳女性/機械・精密機器/事務系専門職)・「ヨーグルトを食べるようになってからは、以前より症状が軽くなった感じがします」(32歳男性/その他/その他)・「症状が出る前から毎日、甜茶を飲んでいたら、鼻の症状が少し軽くなった」(33歳女性/人材派遣・人材紹介/事務系専門職)・「甜茶のサプリを飲むようになってから症状が軽くなった」(38歳男性/金属・鉄鋼・化学/営業職)・「ビタミンCのサプリメントを摂ると肌荒れが減りました」(32歳女性/ソフトウェア/事務系専門職)・「しそのサプリは効くような気がする」(34歳女性/団体・公益法人・官公庁/秘書・アシスタント職)・「毎日ヨーグルトを400~500g食べていたことで、体質が変化して徐々に花粉症の症状が弱まってきたように思う」(32歳女性/小売店/事務系専門職)■機器・テクノロジー編・「空気清浄機を使うようになってからくしゃみの頻度が減った」(26歳男性/農林・水産/技術職)・「空気清浄機のおかげで、自宅ではほとんど症状を感じなくなった」(24歳男性/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)・「レーザー治療は1年目はだいぶ症状が軽くなったが、2年目はほとんど効かなかった。1万円もしたのに」(33歳女性/その他/クリエイティブ職)・「花粉用メガネで風の強い日も楽になった」(34歳女性/金属・鉄鋼・化学/事務系専門職)・「花粉ゴーグルは効果があった」(27歳男性/建設・土木/事務系専門職)■洗浄・塗布編・「鼻うがいは最初つらかったけど、慣れるとスッキリして効果があった」(44歳男性/情報・IT/技術職)・「鼻クリームとマスクとサングラスで少しは良かった」(28歳女性/通信/販売職・サービス系)・「鼻にメントール入りのリップクリーム塗ってた」(24歳女性/生保・損保/事務系専門職)・「お風呂に入っている間は症状が出ないので、入浴時間を長めにとるようになった」(28歳女性/自動車関連/技術職)・「帰宅したらすぐに顔を洗ったり、シャワーを浴びたりすると少しはましになった気がする」(35歳女性/金属・鉄鋼・化学/事務系専門職)■総評「食品・飲料編」では、ヨーグルトと甜茶が良かったとする意見が最多となった。「機器・テクノロジー編」では空気清浄機の機能をプッシュするコメントが目立ち、室内にいる時間帯がだいぶ楽になっている様子がうかがえた。アレルギーに苦しむ人たちは、これまで何種類も「花粉症によい」と言われている対策にトライしてきたことだろう。だがもしも、本稿で紹介したものの中に未経験の対策があれば、2016年シーズンにトライしてみるのもいいかもしれない。※写真と本文は関係ありません※今回紹介した対策は、症状の改善を保証するものではありません調査時期: 2015年11月5日~11月7日調査対象: マイナビニュース会員調査数: 男性116名 女性184名 合計300名調査方法: インターネットログイン式アンケート
2016年03月02日3月に入り、スギ花粉シーズンの真っただ中になったと言っていいだろう。毎年のように目のかゆみや鼻水に苦しむ人たちにとっては、その症状を緩和させるための対策をしっかりと講じることが大切となってくる。その際、同じく花粉症で困っている人たちがこれまでに実践してきた"体験談"は、何よりも参考になると言えるだろう。このほど、花粉症に悩むマイナビニュース会員300名に「これまでに試したことがある花粉症対策」とその理由を聞いてみたので紹介しよう。Q.これまでに試したことがある花粉症対策を教えてください(複数回答可)1位: マスクを着用する(81.7%)2位: 市販の点眼薬・点鼻薬を使用する(30.3%)3位: 外出をなるべく控える(27.3%)4位: 市販の内服薬を使用する(25.0%)5位: 病院で処方された内服薬を使用する(23.7%)■マスクを着用する・「立体式のマスクを試したら、例年よりもひどい症状が出なかった」(36歳男性/金融・証券/事務系専門職)・「お茶や目薬は効果を感じられなかった。毎年風邪を併発するので、ガーゼマスクの内側にティッシュを重ねて鼻水を吸収させつつ、のどが乾かないように気を付けている」(46歳男性/ソフトウェア/技術職)・「気分的なものもあると思うが、マスクは顔も隠せるし安心する」(42歳女性/マスコミ・広告/営業職)・「立体マスクは耳が痛くならないし、フィットしててくしゃみが断然減った」(41歳女性/情報・IT/技術職)・「マスクは常にする。あと、病院で毎年注射してもらい、症状を抑えている」(25歳男性/情報・IT/技術職)■市販の点眼薬・点鼻薬を使用する・「点鼻薬や目薬は、即効性があるから便利」(29歳女性/医薬品・化粧品/事務系専門職)・「目がゴロゴロすることもあるので市販の目薬を使っている。劇的に効くというわけではないが、ちょっとは視界がクリアになる感じ」(24歳女性/食品・飲料/専門職)・「点眼薬をさして、メガネをつけるだけでもかなり違います」(31歳女性/その他/その他)■外出をなるべく控える・「外に出ない日は体調が良かった」(27歳女性/食品・飲料/営業職)・「外出を減らすことで花粉症はあまりでなくなった」(50歳以上男性/金融・証券/専門職)・「育休中であまり外出しなかったら無事だった」(29歳女性/人材派遣・人材紹介/事務系専門職)■市販の内服薬を使用する・「花粉症を治す薬はないので優先的に止めたい症状を薬剤師と一緒に検討し、それに合った薬を服用するようになった」(33歳男性/機械・精密機器/事務系専門職)・「何種類かの市販薬を試して、一番自分に合うものを使っている」(50歳以上男性/建設・土木/技術職)・「新しい成分の市販の内服薬を試したら、眠気がほとんど出ず驚きました」(31歳女性/小売店/秘書・アシスタント職)■病院で処方された内服薬を使用する・「病院で処方された内服薬を使用すれば寝れる」(44歳女性/医薬品・化粧品/事務系専門職)・「市販の薬よりも、お医者さんに処方してもらった薬のほうが、効き目がある。しかし、副作用もものすごくある」(42歳男性/自動車関連/技術職)・「病院で漢方を処方してもらったら、外出はできるようになった」(30歳女性/その他/その他)■総評8割以上が支持した1位は「マスクを着用する」だった。安価かつ手軽にできるという点が人気の理由で、「とりあえずマスク」というようにマスクは最低限やるべき対策と考えている人が多数見られた。2位は「市販の点眼薬・点鼻薬を使用する」となった。クリティカルに症状が緩和されるわけではないが、看過できないほどの効き目を感じている人も少なくなかった。また、手軽に購入できるのも人気要因の一つだろう。3位には「外出をなるべく控える」が入った。2014年4月からの増税が家計を圧迫する中、外出を控えるのはある意味、「最もエコノミーな対策」と呼べるかもしれない。「目がかゆい時に眼科へ行ったら、いい目薬をくれた。てきめんに効いたがヒリヒリ痛くなって副作用が出た」(47歳男性/電力・ガス・石油/技術職)、「病院で処方してもらった内服薬は、はじめは効果があるが、後々効果が薄くなる」(32歳女性/食品・飲料/事務系専門職)などに見られるように、薬の効果や、どの薬が自分に最適かは人によって異なる。副作用の問題もあるため、服用・使用する際は十分に注意してほしい。※今回紹介した対策は、症状の改善を保証するものではありません※写真と本文は関係ありません調査時期: 2015年11月5日~11月7日調査対象: マイナビニュース会員調査数: 男性116名 女性184名 合計300名調査方法: インターネットログイン式アンケート
2016年03月01日まだまだ乾燥が気になる季節。お部屋の加湿はばっちりできていますか?エアコンをつけるとどうしても乾燥しがちな部屋の中。加湿器や部屋干しなど、いろいろ試した人もいると思いますが、おススメはルームスプレー!精油を使ったルームスプレーって簡単にできちゃうのです。ふわっと香って女子力もUP!花粉症に効くアロマを使えば、花粉症対策にも。さっそく、アロマルームスプレーの作り方をご紹介したいと思います!アロマルームスプレーの作り方材料を揃えましょうアロマルームスプレーに必要なものはこちらです。・無水エタノール・精製水・お好きな精油・スプレーボトル・計量カップ・マドラー無水エタノールと精製水は薬局で、スプレーボトルは100均で買えます。さっそく作ってみましょう30ml分を作るのに必要な分量はこちら。作りたい分量はこの比率を目安にしてくださいね。・無水エタノール5ml・精製水25ml・精油6滴・スプレーボトルまずは、無水エタノールに精油を入れ、かき混ぜます。精油は水に溶けないので、エタノールで溶かします。精製水を加え、混ぜたら完成!白濁するのは、乳化なので大丈夫です。お部屋の乾燥が気になるときや、夜のリフレッシュタイム、外出前にマスクにシュッとかけるのもおススメです。アロマルームスプレーの注意点無水エタノールが入っているので、作りたてはアルコールの匂いが気になる人も。そんな時は1日置くとアルコールが少し揮発してなじみますが、精製水を増やして薄めてもOK。また、精油によっては皮膚につくと色素沈着の原因になったり、服にシミを作ったりするものもあるので、体や洋服に向かってスプレーはしないでくださいね。香りは好き嫌いがあるので、実際に嗅いでみて購入するのがおススメです。花粉症対策のアロマに、好きなアロマをブレンドして使ってもOK。リラックスタイムにアロマを加えて、女子力UPしながら乾燥対策してくださいね。
2016年02月28日今年はすでに飛散が始まっているスギ・ヒノキ花粉。地域によっては、昨年よりもはるかに多い花粉が飛ぶと予測されています。敏感な人はもう、ムズムズどころか、ティシュが手放せなくなっているかもしれませんね。毎年だいたいこの時期だとわかっているとはいえ、年によって早かったり遅かったりもします。花粉症に悩まされている人は、果たしていつごろから飛び始めるのか、前もってわかったらいいなと思ったことはありませんか?じつは、毎日の天気予報さえチェックしていれば、簡単にわかる方法があるそうなのです。■2月の気温が低くても飛散が早いことがあるその方法を教えてくれたのは、首都圏にある、とある気象情報会社に勤務している春風さん。「スギ・ヒノキ花粉は、少し暖かくなってから飛びはじめるというイメージがありますよね。それは大まかにいって間違いではないのですが、今年のように、2月の冷え込みが厳しくても、花粉が飛びはじめるのが早くなることがあります」(春風さん)たしかに、気温の高い日には花粉が飛びやすくなるのは間違いありませんが、その年のいつごろに初めて花粉が飛ぶのか、ということに関しては、直接の影響は大きくなさそうです。■1月1日からの「積算最高気温」がポイントでは、気温はまったく関係ないのでしょうか?「いいえ。やはりカギになるのは気温です。目安となる数値としては、その年の1月1日からの積算最高気温が挙げられます」(春風さん)この「積算最高気温」とは、毎日の最高気温の数字をひとつひとつ足していった数字のこと。つまり、2016年の東京でいうと、1月1日の最高気温が12.1℃。1月2日が13.4℃、1月3日が16.2℃。この3日間の積算最高気温は41.7℃、ということになります。1年前の2015年の東京の場合、1月1日が6.6℃、1月2日が7.9℃、1月日が8.9℃で、3日間の積算最高気温は23.4℃。去年にくらべて今年は、新年早々に積算最高気温が大きく積みあがっていたことがわかります。■東日本では300~350が花粉の飛ぶ目安「そうやって毎日の最高気温を積み重ねていって、ある数値に達したころに、まるでコップに注いだ水があふれだすかのようにスギやヒノキの花粉が飛びはじめるのです。その数値は、東日本で300~350、西日本では400~500が目安とされています」(春風さん)ちなみに、今年の東京の場合、積算最高気温が300に達したのは、なんと1月28日。例年は2月10日ごろとされていますから、今年は随分ハイペースで数値が増えていったことがよくわかりますね。思い返してみれば、1月末から寒波がやってきて2月も寒さが続いていました。そのため今年の冬はとても寒かったイメージがありますが、寒波がやってくる前の1月は、春を思わせるような暖冬でした。そのため積算最高気温は例年よりも早く、飛散の基準とされる数値に達してしまっていたんですね。*飛散量そのものは、春風さんによると「前の年の夏の気候に左右される」のだとか。全国的に見ると多少の地域差はありますが、多くのところで、今年は例年より多くのスギ・ヒノキ花粉が飛散することが予想されています。毎年この時期を憂鬱に迎えている花粉症のかたはもちろんのこと、まだ花粉症の症状が出ていないというかたも、外出先から戻るときには衣類や持ち物についた花粉を軽く落としてから室内に入るなどして、悩ましいこの時期を穏やかに乗り切りましょう。(文/宮本ゆみ子)
2016年02月27日【男性からのご相談】この季節になると、ものすごく憂鬱です。憂鬱の原因は、『花粉症』です。くしゃみ、鼻水、鼻づまりが止まらず、とても苦しいです。周りにも花粉症を患っている人が結構多いのですが、結局どれくらいの人が花粉症なんでしょうか?また、花粉症になる人とならない人にはどんな違いがあるのでしょうか?●A. 花粉症になる人は6人に1人!こんにちは、ライフライターの鍋谷萌子です。花粉症、とてもつらいものですよね。私自身も花粉症を患っており、そのつらさはよくわかります。さて、花粉症ですが、日本アレルギー協会会長の奥田氏がまとめたところによれば、全国平均で、15.6%の人が花粉症を患っている、ということでした。約6人に1人 、ということですね。ちなみに一番多い地方は、東海地方だそうです。●花粉症はなぜ起こる?花粉症は、「体内に花粉を吸いこむことによって起こる」というのは、誰もが知っていることでしょう。しかし、同じ量の花粉を吸っても、花粉症になる人とならない人がいます。これはなぜなのでしょうか。これには、『抗体』 が関わっています。花粉に触れることによって作られる『IgE抗体』というものがあるのですが、これによって花粉症が起こる、と言われているのです。わずかな量では反応しないこの抗体ですが、一定量に達すると、初めて発症します。このため、花粉症になっていないというのは、「吸い込んでいる花粉が少ないから」という意見が出てくるのです。ただし、この抗体を持っていても、花粉症になる人は全体の3割~5割程度 だと言われています。●免疫かアレルギーか? 花粉症の対策とは“外側から入ってきたものを異物だと捉え、反応する”という意味では、体を守る防衛機能である『免疫』も、花粉症などを引き起こす『アレルギー』も一緒です。そう、アレルギーも、基本的には体を守るため のものなのです。とはいっても、花粉症がとてもつらいのは事実です。花粉症の対策としては、・眼鏡やマスクを使う・家の前で花粉を落とす・そもそも外にあまり出ない・病院で薬などを処方してもらうという方法があります。また、“自分のアレルギーが、本当に花粉によるものなのかどうか”ということも、事前にしっかり確かめておくことをオススメします。しっかり対策を講じて、つらい季節を乗り切りたいですよね。【参考リンク】・花粉症の疫学と治療そしてセルフケア | 厚生労働省()●ライター/鍋谷萌子(フードアナリスト)
2016年02月26日資生堂はこのほど、「敏感肌と花粉に関する意識調査」の結果を発表した。同調査は2015年12月18日~21日、全国の20~50代女性を対象にインターネットで実施し、2,351名から有効回答を得た。自身の肌についてどの程度敏感だと感じるかを尋ねたところ、「常に敏感である」(19.8%)、「ときどき敏感である」(62.9%)をあわせ、82.7%が敏感肌意識を持っていることがわかった。「敏感ではない」と回答した人は17.3%にとどまっている。敏感肌意識を世代別で見ると、20代は86.5%、30代は86.0%で、40代の80.2%、50代の77.9%と比べて、20~30代ほど「自分の肌は敏感である」と認識していることがわかった。同社によると、化粧品に敏感な肌の女性はごく一部とのこと。一方で、睡眠不足やストレス、食事など生活環境の変化に敏感に反応し、肌トラブルが繰り返し起こり、なかなかいい肌が続かないと実感する「生活敏感肌」が増加傾向にあるという。続いて、肌あれになりやすい時期と症状について尋ねたところ、最も多くあがったのは「春のかゆみ」(39.2%)で、次いで「冬の粉ふき」(33.8%)となっている。春の肌あれ症状として多くあげられたのは、「かゆみ」に次いで「ヒリつき」(15.5%)、「赤くなる」(11.3%)で、いわゆる「皮膚炎」の状態であることがわかった。また、春に「かゆみ」を感じている人のうち、「花粉症である」と回答した人は41.5%だった。半数以上の人は花粉症を発症していないにもかかわらず、花粉の季節には肌あれ症状を感じているということが明らかとなった。季節ごとの肌あれはどの部位に現れるか尋ねると、一年を通して「ほお」に回答が集まった。春先の肌あれでは「目まわり」(41.1%)、「鼻」(31.2%)も多くなっており、花粉が多い時期にこすってしまいがちなこれらの部位は、他の時期よりも特に敏感な状態になっていることがわかる。同調査を受けて東松原皮フ科の水野惇子院長は、「近年、春になると肌あれで皮膚科の受診患者数が増加し、混み合う傾向があります。その要因の1つが『花粉皮膚炎』です」と指摘。花粉皮膚炎とは、スギ花粉が飛ぶ春先やブタクサなどが飛ぶ秋口に肌が乾燥したり、ほのかな赤みやチリチリとくすぐったいようなかゆみが出たりする症状のこと。あまり重い症状はなく、上まぶた、ほお骨、あご、首など露出が多い部分に発症するという。原因は、肌のバリア機能が低下すること。春先の肌は、バリア機能が低下して外からの刺激を受けるため、安定した肌に比べて角層の水分量、油分のバランスが乱れた状態になるという。また、バリア機能が低下する要因として「生活環境」をあげる。具体的には、睡眠不足、体調の不調、不規則な食事、便秘、ストレスのほか、生理周期や外界環境(気温・湿度の低下など)も肌ダメージの原因になりうるとしている。水野院長は、花粉皮膚炎の予防策の1つ目に「肌のバリア機能をくずさないこと」をあげ、「そのためにも、日頃からスキンケアは保湿を重点的に行いましょう」とアドバイス。2つ目は「花粉に肌が触れないこと」とし、「外出から帰宅したら肌に付いた花粉を洗い流したり、外出中でも花粉が肌に触れないようにメガネやマスクで肌を覆うと効果があります」と解説している。
2016年02月24日そろそろ花粉症のシーズン。毎年悩まされているという人も多いでしょう。また、寒くなったり暖かくなったりしながら春に向かうこの時期は、気温差が激しく、体調を崩してしまいがち。そんな今だからこそ始めたい、体も心もリラックスできるアロマオイルの使い方を、アロマスタイリスト「sous le nez(スールネ)」の田仲千春さんに伺いました。sous le nez(スールネ)田仲千春 プロフィール写真や絵、言葉や音楽を香りで表現するアロマスタイリスト。また、生まれた瞬間の星空・ホロスコープを読み解き、香りを処方するホロスコープセラピスト。本能に直接アクセスできる嗅覚を用い、物事の奥底に潜むものを香りで表すことを試みる。 花粉症やアレルギー対策にも、アロマが活躍写真や言葉、音楽などから香りを表現したり、生まれたときの星の位置(ホロスコープ)に沿って香りを作る、展示やワークショップを積極的に行い、アロマのさまざまな魅力を伝えている田仲さん。田仲さんがアロマの魅力に気づくきっかけとなったのは、阪神大震災の頃。「震災と更年期が重なって、体調と心のバランスを崩した母が、ちょうど日本に入りはじめたアロマを始めたんです。それで、もともと喘息やアトピーがあった私にも『やってみたら?』と、アロマテラピーのセットをくれたのがきっかけ。大人になっても、環境の変化や動物とのふれあいで出ていた呼吸の苦しさが、精油を吸い込むことで深い呼吸に変わり、体をサポートしてくれることを実感しました」そのときに使った精油が、呼吸器系を楽にしてくれるという “ティートリー” 。ティッシュやハンカチに精油を落として匂うことで、体が楽になったのだそう。それ以来、初めて行く場所にはティートリーや、リフレッシュできる “ペパーミント” の精油を持っていくのだといいます。「旅先やホテルは、自分の家とは違う香りがすることがあります。そんなときはチェックインしてすぐに、ティッシュに精油を落として部屋に置いておくんです。出かけて戻ってきた頃には、空気がすっきりしているように感じられます。ティートリーは冬場に持っておくのに、おすすめの精油のひとつ。ハンドソープに入れておくと香りがよくなるのはもちろん、抗感染作用、抗菌作用があるといわれ、風邪予防にも良いとされています。呼吸器系にアプローチしてくれるから、花粉症対策にもいいですね。また、 “ジュニパー” もデトックス作用があり、詰まっているものを流してくれるのでおすすめです」花粉症の目のかゆみには、アロマを使った「冷湿布」を精油のおかげで花粉症が改善したという田仲さん。目のかゆみには、冷湿布がおすすめだとか。「タオルを氷水で絞って、目の当たらないところに精油を落として乗せると、かゆみが少し緩和されます。ティートリーのほか、“ユーカリ” や “ラベンダー” がおすすめですが、大切なのは自分が好きな香りであること。本能が『好きだ』と思う香りは、体が自然と受け入れてくれるようです」足浴より手軽にできる、「手浴」のすすめそんな田仲さんがすすめる、簡単にできるアロマを使った体調管理法が「手浴」。聞きなれない言葉ですが、読んで字のごとく、足ではなく手をお湯につけて温めること。「手浴の場合、鼻との距離も近いので香りを感じやすく、蒸気を吸い込むことで鼻の粘膜が和らぎ、精油の成分を取り入れやくなります。そうすると脳の深部(嗅覚)に届き、神経やホルモンが調整されます。あらゆる不調の始まりでもある“自律神経の失調”は、神経のアクセルとブレーキを切り替えられなくなっている状態。特に、アクセル・緊張が続くのは、自然の動物に例えると戦っているような状態なので、脳と筋肉と心臓を中心に血流が集まり、末端の血が少なくなります。だから冷え性になったり、腸や子宮に血が回らなくなって、不調が始まる。自分では気づかないかもしれないけれど、体は身を守ろうとしてずっと緊張していることがあります。その緊張を解くために、アロマテラピーはやさしくサポートしてくれるんです」手浴の方法は簡単。足浴と同じようにタライ(もしくは大きめのボウル)にお湯をはり、手首までじっくり浸すだけ。旅先では、洗面台を使うのもおすすめだそう。「手浴も難しい場合は、マグカップに親指を浸す『親指浴』もおすすめ。すぐ冷めるので差し湯を用意して。それも大変なら、蒸しタオルに手首まで入れて温めても。全体をつける方がより血行が促されるので、効果としては手浴の方がいいですね」症状別の「手浴」と精油の組み合わせまた手浴によって血行が促されると、肩周りの緊張が解け、肩のコリもほぐれるのだそう。精油の成分を取り入れやすく、肩こりも改善してくれると、一石二鳥な効果が期待できる手浴。おすすめの精油の組み合わせも教えていただいたので、ぜひ試してみてください。「アロマは日常に取り入れやすく、お茶を飲むのと同じ感覚でちょっと一息ついたり、気持ちを切り替えたりするのに使えます。自分が好きだと思う香りで、心地よい時間を過ごしてくださいね」【手浴の方法】1.約42度のお湯をタライに入れ、天然塩(大さじ1)に2種類の精油を各1滴ずつ混ぜ、お湯に溶かす。2.差し湯を用意して、冷めてきたら差し湯をしながら、15分間ほど手首まで浸す。※精油使用の際には禁忌事項があります(特に妊婦の方)。必ず確認してからご使用ください。※柑橘系の精油は皮脂を分解するため、手浴で使う場合は天然塩ではなく、コーヒーフレッシュと精油を混ぜて、乳化させてからお湯に入れてください。※火傷にご注意ください。症状別アロマの組み合わせ▼花粉症ティートリー:呼吸器系の不調にアプローチ。免疫力アップ。ジュニパー:デトッスク作用。ネガティブな感情を手放す。寝る前や朝出かける前など、時間を問わずおすすめ。鼻から額にかけてスッと呼吸が通るようになります。▼寒暖差アレルギー(自律神経のバランスを整える)クラリセージ:緊張から解きほぐし心を緩める。ラベンダー:ストレスを洗い流し、心のバランスを整える。就寝前におすすめ。自分にゆるしを与えるようなブレンドです。▼リラックスイランイラン:花の精油。蕾がひらくように、気持ちを解放する。マージョラム:不安や緊張を和らげる。就寝前や休みの日に。花の精油は心を開くといわれます。心を解放したい時におすすめです。▼保湿ゼラニウム:皮脂のバランスを調整する。サンダルウッド:肌を柔らかくする。手浴の際、タライから頭にかけてタオルをかぶせ、顔に蒸気を当てると、微量ですが肌に成分が取り込まれ、しっとり柔らかくなります。(蒸気の吸い込みすぎにご注意ください)【information】sous le nez ワークショップ「星と香りワークショップ:番外編」星座別 花粉症対策 マスクミストクラフトレシピ2015年3月21日(月・祝)に、ホロスコープから花粉症対策の精油を選び、オリジナルのマスクミスト作るワークショップを開催予定。詳細は、 まで。 ※イベントは終了しました取材協力:/「sous le nez(スールネ)」
2016年02月24日花粉症の季節がやってきました。今年もマスク着用の方々が街に溢れています。そんな折、いち早く花粉症から脱した人の話をきくと、今年は特に「ビタミンDのサプリメントで改善してきた」という人が目立っています。ビタミンDがどうして花粉症を改善するのでしょうか? ビタミンDと花粉症の関連を解いた本「サーファーに花粉症はいない」(小学館)の著者、斎藤糧三先生にお話を伺いました。「ビタミンD」と「アレルギー症状」の密接な関係が明らかに「何はともあれ、花粉症のみなさんが知りたいのは『ビタミンDが本当に花粉症を改善するのか否か?』でしょう。いろいろな対症療法がありますが、ビタミンDは花粉アレルギーを根本から改善してくれるもの。どんな対症療法にも勝るはずです。なぜならビタミンDは『免疫調整ホルモン』だからですよ」(斎藤先生)斎藤先生は、そのスベスベの肌からは想像がつかないほど、子どもの頃からずっとアトピー性皮膚炎。大人になってからは慢性的な鼻づまり、春にはご多分にもれず花粉症に悩まされてきたタイプです。ただ、幼少の頃から、海に行けばアトピーも鼻づまりもなぜかマシになる… 大人になってからも、ビーチリゾートに行くと必ず鼻がすーっと通る経験をしていました。でもそれは単純に、空気がきれいな場所はアレルギーの原因が少ないからだろうと思っていたのです。ところが、あるとき「一時的に改善するのは、ビタミンDが体内に増えるからだ!」と気がついたのです。そのきっかけを斎藤先生が説明してくれます。「私の専門は『機能性医学』です。これは1990年代にアメリカで誕生した新しい医学で、日常的に人が抱えている不調や病気を対症療法に走らず、その発症原因に着目して根本から改善しようというのがコンセプト。あるとき、アメリカで開催された機能性医学の学会で、ビタミンDがテーマになっていました。ビタミンDのパイオニア的医師が、体内のビタミンDを増やすのに “日焼け” をあえて推奨していた。それで、ハタと気付いたわけです。紫外線を浴びることによって体内ではビタミンDが合成される。だから、紫外線の強い場所に居続けると、ビタミンDがいつもより多く合成されてアレルギー症状が治まるのではないかと」ビタミンDは、以前から『骨の材料となるカルシウムを体内に取り込みやすくする』と言われていました。日光を浴びると皮膚でコレステロールを原料として合成されます。紫外線に当たらないと合成できず、骨形成に異常が起こる『くる病』を招くことは有名です。さらに、機能性医学ではビタミンDを『免疫系を正常に働かせるために必要な栄養素』ととらえていることがわかりました。ビタミンDが不足すると免疫系に異常が起き、それがアレルギーを発症させる一因になる、というのです。そして、斎藤先生はビタミンDのサプリメントを購入して実験をします。1日に100μg(4000IU)ずつ摂取すると、アレルギー症状の明らかな軽減がみられました。摂取して1時間もしないうちに、ビーチで日光浴をしたときのように鼻がスーッと通ってくるのです。ビタミンDは通常、体内では脂肪に備蓄されていて、必要な時に使われます。欠乏しているときは備蓄も少なくなり、大量に摂っても、摂取後6時間ほどで血中濃度が下がります。それと共に鼻の通り具合も徐々に微妙になり、やがてまた鼻づまりが戻ってきてしまいました。 「さらに、花粉症の症状のある10名に同じ量のビタミンDを試してもらったところ、10名全員が症状の改善を認めていました。しかも、ビタミンDが完全に代謝される数時間後には、私と同じように症状が戻ってきたんですよ。ビタミンDとアレルギー症状の関係を認めないわけにはいられない出来事でしたね」(斎藤先生)そもそも「ビタミンD」にはどんな役割がある?過去にわかっていたビタミンDの生理機能は、次の3つがありました。1)腸管でのカルシウム、マグネシウム、リン吸収の促進2)腎臓からのカルシウム喪失抑制と、副甲状腺を介した血中カルシウム濃度の維持3)骨形成や骨のカルシウム、マグネシウム吸収の円滑化斎藤先生によれば、新たに注目されているビタミンDの機能は、さらに3つ挙げられると言います。1)細胞分化誘導ビタミンDは他のステロイドホルモン同様に、細胞の核にあるビタミンD受容体(レセプター)に働きかけ、正常な細胞への分化を誘導します。つまりビタミンDが不足すると、適切に細胞の分化誘導が行われないため、がんなどの疾病が増加すると言われています。2)免疫担当細胞の調整リンパ球などの免疫担当細胞にもビタミンDのレセプター(受容体)があり、ビタミンDが欠乏すると免疫バランスが崩れて花粉症のような異常な免疫反応を生じてしまいます。リウマチ、一型糖尿病などの自己免疫疾患、アトピー性皮膚炎、喘息などの花粉症以外のアレルギーの発症にも関与。3)血圧上昇ホルモンの分泌を調整血圧上昇の原因となる腎臓で作られるホルモン「レニン」の分泌上昇を、ビタミンDが抑制。斎藤先生の書かれた本「サーファーに花粉症はいない」のタイトルの意味は、太陽の下でスポーツを楽しむ習慣のある人達は、ビタミンD不足にはなりにくい。だから花粉症の症状も出にくいということ。そう、紫外線を浴びることでビタミンDは自然と作られます。「紫外線は人にとって悪だと考えがちですが、害だけではないのです。UV対策が世界一進んだ日本女性は、ほとんどビタミンD欠乏症に罹っているとも言われています。これほど重要なビタミンD生成のために、紫外線も少しは必要であること、忘れないようにしましょう。太陽光線を浴びる目安としては、週2回程度、顔や手足に日焼け止めを塗らず、5分~30分程度浴びれば十分なんです」(斎藤先生)「ビタミンD」を多く含む食材とは?もちろん、ビタミンDは食材からも摂ることができます。ビタミンDは主にきのこ類や魚類に多く含まれ、含有量の多い食材は…【100gあたりの「ビタミンD」含有量】・白きくらげ(乾燥) 970μg・きくらげ(乾燥) 435μg・かつおの塩辛 120μg・あんこうの肝 110μg・しらす干し(半乾燥) 61μg ・いわし(丸干し) 50μg・たたみいわし 50μg・身欠きニシン 50μg・すじこ 47μg・いくら 44μg・紅鮭 33μg・スモークサーモン 28μgこうしてみると、あまり日常的に摂りやすい食材ではありません。そこで斎藤先生がオススメしているのがビタミンDのサプリメント。日光浴や食事で気を使わなくても、確実に摂取できるので、積極的に症状を改善したい人にはうってつけです。では、ずばり、花粉症を治したい人がビタミンDをサプリメントでどれくらい摂ればよいのかを教えていただきましょう。サプリメントの選び方、花粉症に効果的な摂り方と量は?ビタミンDの量を表す単位で覚えておきたいのは、μg(マイクログラム:1gの10万分の1)と、IU(アイユー:1IU=0.025μg)。斎藤先生によれば、ビタミンDに関する世界の研究者の意見を総合すると「成人で1日50~100μg(2000~4000IU)」が妥当な摂取量と言われているのだそうです。「ビタミンDの血中濃度が目標値で安定するための肝臓や脂肪内の備蓄には、約3カ月かかると考えてください。患者さんに処方する際には、1日100μg(4000IU)を摂取→3カ月後に血中濃度の再検査→目標値に達した時点で1日50μg(2000IU)を維持する、という指導をしています。花粉症の方がご自分で改善したい場合は、まず毎朝100μg(4000IU)のビタミンDを摂ります。もしそれで症状が緩和されず、午後にまた症状が出てくるなら、もう一回100μg(4000IU)を摂取しましょう。カラダにビタミンDが備蓄されてくれば、午後になっても血中濃度が下がって症状がぶり返すことはなくなります。この飲み方を試して、花粉症が全く改善されなかった人はほとんどいません。ただ、粘膜が正常でないと改善効果は見られない人もいるので、可能性がある場合はタンパク質、ビタミンC、鉄、ビタミンAの摂取を心がけてくださいね」(斎藤先生)「ビタミンD」の過剰摂取は大丈夫?『免疫調整ホルモン』である「ビタミンD」不足を、食事やサプリメントで積極的に解消することが大切だとわかりました。とはいえ、過剰症は大丈夫なのでしょうか? 実は1日250μg(10000IU)以内なら、副作用は心配しなくてよいのですが、長く飲み続けるなら医師のアドバイスを受けるべき。また、安全なサプリメントを選ぶ目を持つことも大事です。「サプリメントは大きく分けて2つ。一般用と医師処方用(医療用サプリメント)です。後者は栄養療法などを行うクリニックで扱っているものですが、日本ではこれがまだまだ少ないのが現状ですね。2つの大きな違いは、配合量の保証。一般用の中には、表示してある量が、あくまで『工場の製造段階で入れましたよ〜』という意味の製品もあります。製造中や保存中に目減りしていくものもあるのですが、その分を計算していないタイプもあるのです。ビタミンDは、1カプセルあたり含有量25μg(1000IU)のものが理想です。輸入のものには錠剤も多く、これには日本人が馴染みのない混合物が多く含まれていたり、錠剤は栄養成分が減衰する傾向にあるので、日本製のカプセルのほうが安心だと思います」(斎藤先生)知っているようで知らなかった「ビタミンD」のチカラ。季節の変わり目のアレルギーや花粉症で悩んでいる方は、食事やサプリメントで意識的に「ビタミンD」を摂取してみてください。長期間摂取する場合は、ドクターにも相談してみましょう。斎藤糧三先生 プロフィール1973年東京都生まれ。医師。1998年に日本医科大学を卒業後、産婦人科医に。現在、日本機能性医学研究所所長、一般財団法人日本ファンクショナルダイエット協会副理事長、サーモセルクリニック院長、ナグモクリニック東京・アンチエイジング外来医長。機能性医学をいち早く日本に紹介し、日本人として初めての機能性医学認定医に。栄養療法、アレルギーの根本治療、ケトジェニックダイエットの啓蒙・指導、更年期症候群の治療、アスリートの栄養管理など、得意分野は多岐に渡る。著書に『慢性病を根本から治す「機能性医学」の考え方』(光文社新書)。『スーパーフード事典 BEST50―栄養素、効能、おいしい食べ方がわかる』(監修/主婦の友社)。そして話題の新刊『糖質制限+肉食でケトン体回路を回し健康的に痩せる!ケトジェニックダイエット』(講談社)が2月24日発売に。
2016年02月23日花粉の影響は肌にもこれから気になる花粉の季節。花粉による、くしゃみや鼻水、目のかゆみなどの症状が心配だが、実は花粉は肌にも影響を及ぼす。新生活や寒暖差、紫外線などの肌ストレスを感じやすい春先に、花粉によるアレルギー反応が起きることで皮膚炎が起こりやすくなるという。花粉の季節に肌トラブルが多くなるという人は、もしかしたら「花粉肌」かもしれない。その名も「花粉の季節のうるおい美肌セット」日東電化工業株式会社は、同社が展開するスキンケアブランド「ihoa(以下、イホア)」から2016年2月23日(火)より、花粉による肌荒れから肌を守るスキンケアセット「花粉の季節のうるおい美肌セット」を発売する。「皮膚にストレスを与えない」「皮膚への栄養補給」「皮膚の善玉菌を育てる」ことをブランドテーマにしているイホアは今回、花粉に負けない肌バリアを機能させるセットを発売する。化粧水・保湿ゲル・オイル・洗顔のスキンケアアイテム一式が素肌のバリア機能をサポートし、保湿膜が花粉から肌を守る。同セットは5,070円(税抜)。イホアオンラインショップのみでの販売となる。(画像はプレスリリースより)【参考】・日東電化工業株式会社 プレスリリース/@Press
2016年02月22日花粉が飛び始めるこの時期。天気予防でも花粉飛散情が流れますよね。鼻水に鼻づまり、目はかゆいし、のどもイガイガ・・・。マスクをしててもメイクは落ちるし、花粉のせいでお肌も荒れちゃう!そんな悩みを抱えている人も多いのではないでしょうか?■花粉症はなんで起こるの?スギやヒノキ、ブタクサのような植物の花粉が原因となって、くしゃみ、鼻水、鼻づまりなど、様々な症状が起こります。他にも肌荒れや、頭痛といった症状も出てくるやっかいなもの。花粉症は、その花粉に対してアレルギーがあると出てくるので、例えばスギに対してアレルギーがある人は2~4月にピークに、ヒノキに対してアレルギーがある人は3月~4月に、ブタクサに対してアレルギーがある人は8~9月にピークを迎える、というように時期が異なってきます。病院では、そのアレルギー症状を抑える薬が処方されたり、最近では花粉症そのものを治すための治療もありますが、なかなか病院に行けないとか、もっと自然な方法で対処したいという人は次の方法を試してみてはいかがでしょうか。■1.ハーブティーを飲むハーブも色々な種類がありますが、比較的身近なハーブで花粉症の症状を緩和してくれるといわれているものを紹介します。カモミール:抗アレルギー、抗炎症作用があるとされ、鼻やのどといった粘膜のかゆみを緩和してくれるといわれています。ただ、ブタクサやヨモギに対する花粉症は、逆に悪化させてしまうので注意が必要です。ネトル:鼻づまりや目のかゆみを和らげてくれるといわれています。またアレルギー症状を抑える作用の他に、血液をきれいにしたり、利尿作用によって身体の中の老廃物を排泄してくれたりするので、デトックス作用もあるといわれています。ローズヒップ:ローズヒップにはビタミンP、ビタミンC、ビタミンAが含まれており、このビタミンPの一種であるヘスペリジンという成分がアレルギー症状を緩和してくれます。また、ビタミンCやビタミンAは身体の免疫力を高めてくれるので、花粉症の症状を緩和したり、症状が出にくくする効果も。そして、ビタミンPはビタミンCの働きを1.5倍増強させるので、ローズヒップを飲むだけで、アレルギー症状プラス免疫力向上に役に立ちますね。ペパーミント:あのスーっとした刺激が鼻づまりを緩和してくれます。さらにこの刺激によって頭もスッキリして気分転換になりますよ。また、風邪の時などには、せきを鎮めてくれる作用もあります。ハーブティーにして毎日飲むことで花粉症のツライ症状が緩和できたら嬉しいですね。特に薬が飲めない妊娠中・授乳中のママには嬉しいもの。でも妊娠の時期によっては飲めないハーブもあるので、それは注意してくださいね。■2.甜茶(てんちゃ)この時期ドラックストアなどでよく見かける甜茶。甜茶は「甘いお茶」の総称で中国では「幸せを呼ぶお茶」と呼ばれているのだとか。「幸せを呼ぶお茶」で花粉症も緩和できるなんて、なんだか嬉しいですね。ただ、甜茶にはいくつか種類があり、抗アレルギー作用、抗炎症作用といった花粉症やアレルギー性鼻炎にいいのは、「甜葉懸鈎子(てんよう けんこうし)」という種類の甜茶だけなのだとか。甜茶を購入するときは、ぜひ種類もチェックしてみてくださいね。■3.バナナバナナが花粉症に効果があるなんて初耳の人も多いのではないでしょうか。筑波大学の研究チームが、バナナに含まれる成分がスギ花粉の症状の悪化や、くしゃみ、鼻水を抑えるという研究結果を出したというお墨付き。バナナは抗アレルギー作用、抗炎症作用をはじめ、オイゲノールという成分が免疫反応を調整してくれたり、ポリフェノールを含んでアンチエイジングに作用してくれたりと、花粉症以外にも嬉しい作用があるのもいいですよね。毎日バナナを2本食べると効果が期待できるそうです。■おわりに今回紹介したものは、花粉が飛び始める2ケ月くらい前から毎日摂ることで花粉症の症状を和らげてくれるようですが、どれも身近なもので薬が飲めない人、ナチュラル志向の人には嬉しいものですよね。免疫力を高めてお肌を健康に、そして抗アレルギー作用で花粉症の症状から脱出しましょう。(桃助/ライター)(ハウコレ編集部)
2016年02月20日内閣府政府広報室はこのほど、花粉症対策の基本情報について、政府広報オンラインで発表した。花粉症の原因となるスギ・ヒノキ花粉は、地域などにもよるが、例年2月から3月にかけて飛散のピークを迎える。今回は、すでに症状が出ている人だけではなく、まだ症状が出ていない人のための予防策についても紹介している。すでに症状が出ている人に向けては、悪化を防ぐ「つけない」「持ち込まない」「こまめに掃除」の3つのポイントを紹介。花粉を「つけない」ために、外出時は、マスク、メガネを着用するほか、綿、ポリエステルなど花粉が付着しにくい衣類を選ぶことも大切だという。帽子をかぶると、頭や顔への花粉の付着を減らすことができる。また、外出先から帰ったら、衣類や髪の毛などに付着した花粉をよく落として、家に「持ち込まない」ように心がけることも重要。うがいや洗顔などをすると、顔やのどに付着した花粉も洗い落とすことができる。室内にもたくさんの花粉があるため、こまめに掃除機をかけ、室内の花粉を減らすことも大事だという。まだ症状が出ていない人のための予防策としては、「規則正しい生活習慣」を挙げている。花粉症の発症や症状の悪化には、生活習慣の乱れによる免疫機能の異常が影響すると言われている。そのため、十分な睡眠や適度な運動など規則正しい生活習慣を心がけ、正常な免疫機能を保つことが大切。また、鼻などの粘膜を正常に保つためには、風邪をひかない、たばこを吸わない、過度の飲酒をしないこともポイントとしている。一方で、毎年花粉症の症状が現れている人は、悪化する前に「初期療法」を行うことも効果的とのこと。初期療法とは、花粉が飛び始める前から予防的に抗ヒスタミン薬などを服用するというもの。症状が出てから治療を始めるよりも症状を軽減し、治療期間が短くなるなどの効果が期待できるという。環境省によると、今シーズンのスギ・ヒノキ花粉の飛散量は、前年と比べて一部地域に「やや少ない」があるものの、全国的には「並」「かなり多い」と予測されている。花粉の飛散時期、飛散量などについては、環境省のホームページでも情報を公開している。
2016年02月19日ヤフーは2月19日、「Yahoo!地図」アプリ(iOS、Android)において、全国102カ所の観測点の花粉飛散量予報を5段階の花粉アイコンで地図上に表示する「花粉情報」の提供を開始したと発表した。「Yahoo!地図」アプリでは、“外出先の花粉飛散量は?”“洗濯物を屋外に干してもいい?”などの花粉症対策の参考として活用してもらうことを目的に、5月中旬まで「花粉情報」を提供する。「花粉情報」は、毎日朝・夕2回更新され、当日・翌日・翌々日の3日分の情報が確認できる。「花粉情報」の利用には、検索窓横のメニューをタップして「花粉情報」を選択する。また、指定地点の翌日の花粉飛散量予報が“非常に多い”場合には、前日19時頃に通知を受け取ることも可能だという。
2016年02月19日今年は暖冬の影響もあって、早く到来した花粉症シーズン。もう目と鼻が花粉症の餌食になっている人も多いのでは?「なんとかしたい!このツラさ!」と悲鳴を上げているあなたに、花粉症対策に使えるテクニックを一挙ご紹介。メリット・デメリットも含め、これさえ読めば花粉症ケアはマスターできるはず!マストな対策アイテム花粉症の人にとって手放せない三種の神器「薬・マスク・点鼻薬」。これにプラスαで「花粉症対策メガネ」を使用している人も。今年から花粉症デビューというあなたは、まずこの3つを揃えるところからスタートです。薬と点鼻薬は、ドラッグストアで売っているものもありますが、デビュー患者は医療機関にかかるほうがベター。マスクは密着性がモノを言うので、顔のサイズにあったものを探し出しましょう!マスクが合っていないだけで、鼻水の量・クシャミの回数は格段に違ってきます。徹底的にケアしたいなら!医療ケア仕事などで「鼻をなかなかかめない」なんて人は、花粉症の症状を徹底的に抑えてしまう秘策の道も。医療機関で受けることが出来るボトックス点鼻薬は、副作用の心配もなく、取り入れやすいケア方法です。個人差はありますが、花粉症ケア持続期間は1〜3週間ほどでコストは約1万円前後。ただし、効果を感じる人もいれば、「あれ?全然効果が分からない……」なんて意見もチラホラあるのが現実です。ちょっとでも症状を軽くしたいと思うあなたの選択肢として、考えてみては?「本格的に鼻水をSTOPさせたい!」と強く強く願うのならば、ステロイド注射という最終手段もあり。しかし、副作用があり、ホルモンバランスが崩れてしまう可能性も。更年期障害のような急な発汗・ほてり・倦怠感などの症状が起こったり、不正出血なども起こりかねないので、挑戦するなら覚悟が必要かも。とは言え、鼻水の出なさは天下一!恐ろしくなるほど、鼻のムズムズさえも皆無になります。一般的に約1万円前後のコストで、持続期間は1シーズン。ちょっとでも快適に過ごすためのケア三種の神器だけに頼らず、家でもできる花粉症対策を取り入れるのがベスト。オススメは3つです。アロマテラピー活用術鼻づまりに効果的に働くエッセンシャルオイルを利用して、快適に過ごすための空間づくりをしてみては?清涼感のあるペパーミントや、鼻づまりを緩和して花粉症ケアに有効なティーツリー・ユーカリ系を使いましょう。芳香浴でお部屋に香りを漂わせたり、浴槽に入れてアロマバスを楽しんでみて。アロマバスは湯気で鼻の中の花粉を洗い流してくれるだけでなく、血行促進効果で鼻にたまった血流を流してくれるので、毎日行うと快適さを実感するはず!また寝るときの枕元に精油を落としたティッシュを置いておくだけで、寝ている間の不快な鼻づまりも緩和されやすくなります。外の花粉を部屋に持ち込まないコートやニットなどの服だけでなく、ヘアにも付着しやすい花粉たち。家に帰ったら玄関先で着替えたり、花粉を落とすように心がけましょう。髪は洗わないと落ちないので、外出する際に帽子を活用すると楽ちんです。空気清浄機でお部屋の花粉を撃退部屋に花粉を入れないように頑張っても、空気の入れ替えなどで入ってきてしまうもの。花粉症状を悪化させないためには家の中での対策が大切です。空気清浄機を活用して、部屋の中の花粉を一掃すれば、ジュクジュク辛い鼻づまりも和らぐはず。ちょっとお高い買い物ですが、毎年来る花粉症のために奮発するのも手です。花粉症肌荒れ対策花粉症対策を徹底しても、美容女子としては気になる肌へのダメージ。この時期ずっと着用するマスクですが、知らず知らずのうちに頬やアゴラインが擦れて、肌トラブルの原因になっていることも。マスクの内側にベビーパウダーをはたいておくと、擦れによるダメージを軽減でき、メイク崩れ対策にもなるのでやらなきゃ損です!花粉症女子の一番気になる部分といえば、鼻周りの皮めくれや乾燥では?ティッシュとお友達な鼻だからこそ、赤くなってしまっている人多数。とは言え、これはどうしようもないので毎朝毎晩の保湿ケアで対処をしましょう。コットンパックに保湿力の高いクリームケアを丁寧に行って、乾燥がひどくならないように注意です。花粉症の症状が出始めるよりも前に対策を行うのが、症状緩和の近道。もう始まっているのなら、今すぐケアを徹底して、花粉症に負けずに春を楽しめる余裕を持ちましょう!
2016年02月19日子どもがよく目をこするので病院を受診してみたら「花粉症だった」なんて人はいませんか? 子どもを花粉症だと思う親の割合は年々増加傾向だといいます。大人と同じようにくしゃみや鼻水、鼻づまりなどを引き起こす花粉症。目のかゆみを我慢しきれず、子どもは必要以上に手でこすったり、かいたりしてしまい、目が充血してしまうことも。そんなときは目薬の使用が効果的なようです。「子どもの花粉症」にまつわる調査結果をもとに、子どもの目のかゆみ対策についてご紹介しましょう。子どもの花粉症は増加中、発症は低年齢化へロート製薬株式会社が行った<0~16歳までの子ども2,452人の親に聞いた「子どもの花粉症」 調査結果>では、 「子どもが花粉症だと思う」人は、2012年の25.7%から年々増加し、2014年には32.7%となっています。また、「わが子は花粉症だ」と実感している親に対して、その発症年齢について聞いたところ、0~5歳までが43.8%、0~10歳までが80.4%という結果に。過去3年の調査と比較すると、花粉症の発症年齢が低年齢化していることが判明しました。目の充血やかゆみがあっても、5人に1人の子どもが「目薬を使っていない」花粉症の症状のひとつである目のかゆみについては「充血やかゆみがあり、目をかいている」は21.3%、「充血はなく、目の周りの皮膚をかいている」が9.2%、「上記の両方ある」3.5%となり、子どもの目元に何らかの違和感を覚えている人が24.8%という結果に。大阪府済生会中津病院小児科の末廣豊 (すえひろ ゆたか) 医師によれば「目のかゆみは手でかいたり、こすったりしても良くならず、粘膜が傷ついたり炎症が悪化する恐れがあるため、目薬でかゆみを抑えることが有効です」とのこと。「かいちゃだめ!」といっても我慢できない子どもには、かゆみそのものをやわらげる目薬を使用することが効果的なようですね。「嫌がってなかなかさせない」親の苦労とはしかし、小さな子どもほど目薬をさすのを嫌がるもの。暴れてしまうので目薬がきちんとさせず、あおむけにして両腕をおさえ無理やりさしていた、という人もたくさんいるようです。子どもが目薬を嫌がらないように「目薬の容器の先端が怖いらしく、正面からさすのではなく横からスッと素早く近づけて先端が見えないよう工夫していました」「ぬいぐるみに目薬をさす真似をして、恐怖心をなくさせた」「キャラクターの指人形をつけて興味を引きながらさしていました」なんて意見も。一方、大きくなってくると「スイミングに通うようになったら自然に自分でできるようになった」「学校に持っていったらみんなからすごい! といわれてできるようになった」など、きっかけがあれば1人でさせるようにもなるようですね。目薬の正しいさし方って?目薬の正しいさし方についてご紹介します。正しい方法を知って、効果的に目薬を使いましょうね。1.手を洗って清潔にする2.顔を真上に向け、目薬を持っていないほうの片手で「あかんべえ」をする3.目薬の先がまつげやまぶたに触れないように点眼する4.1分ほど軽く目頭をおさえ、目を閉じる目薬を上手にさせるようになるには慣れも必要です。親が点眼する場合も最初はあせらず、落ち着いて行いましょう。花粉症には鼻に関するものや目のかゆみ以外にも「ぼーっとしている」など、わかりづらい症状もあります。子どもがいつもと違う様子を見せたら「どうしたんだろう?」とサインに気づいてあげることも大切なようですね。・ 0~16歳までの子ども2,452人の親に聞いた「子どもの花粉症」調査結果発表 | ロート製薬株式会社 (すだあゆみ)
2016年02月19日QLife(キューライフ)はこのほど、2016年1月の「病院・お薬探しキーワード月ランキング」を発表した。同ランキングは、病院検索サイト「QLife」と「QLifeお薬検索」で、ユーザーが検索時に使用したキーワードを集計したもの。薬剤のキーワードランキングを見ると、2015年4月以来、9カ月間にわたり検索数トップだった「ロキソニン」にかわり、「カロナール」が検索数1位になった。2位は「ロキソニン」、3位は「アムロジピン」になっている。また、上位には「アレグラ」(18ランクアップ)や「タリオン」(28ランクアップ)、「ザイザル」(45ランクアップ)といった花粉症の治療薬が多くランクインした。病院探しキーワードでは「大腸 内視鏡」が1位だった。次いで、「痔(じ)」「人間ドック」と続く。1月18~19日は、日本列島を寒波が襲い、首都圏でも大雪になった日であるが、その日を中心に「腰痛」の検索が増加した。1月全体でも10ランクアップして11位に入っている。診療科目は、「内科」が検索数トップだった。以下、「整形外科」「歯科」「皮膚科」と続いている。同社では、ほかにも「予防接種に関する保護者の意識調査」など医療に関わる調査を実施している。
2016年02月18日大王製紙はこのほど、「子どもの鼻の健康に関する意識調査」の結果を発表した。同調査は1月15日・16日、15歳以下の子どもを持つ母親1,000人を対象にインターネットで実施したもの。調査地域は東京・大阪・名古屋・福岡・仙台。「正しい鼻のかみ方」を解説する前に、自分自身は「正しい鼻のかみ方」ができているかを母親に尋ねた。その結果、「多分できていない」(20.2%)と「できていない」(7.5%)を合わせて27.7%が「正しい鼻のかみ方ができていない」と回答した。続いて「正しい鼻のかみ方」について解説した。鼻をかむときは、反対側の鼻を押さえて、片方ずつかむことが大切だという。そのほか「鼻水を押し出すために、しっかり口から息を吸う」「ゆっくり、少しずつかむ」「最後まで強くかみすぎない」「鼻のまわりを傷付けないように、肌にやさしいティシューを使う」ことも重要なポイントであるとのこと。そこで、あらためて自分自身が「正しい鼻のかみ方」ができていたかを尋ねた。すると「たぶんできていなかった」(31.3%)、「できていなかった」(16.3%)と、合わせて47.6%が、実際は「正しい鼻のかみ方」ができていなかったことが明らかとなった。2011年調査時と比べると、「正しい鼻のかみ方」ができていない母親は10.7ポイントも増加している。「間違った鼻のかみ方」のひとつに「両方の鼻を一緒にかむ」というものがあるが、それが間違った方法だと知っていたかを尋ねると、31.5%が「知らなかった」と回答した。2011年調査時と比較すると、5年で5.1ポイント増えている。子どもに鼻のかみ方を教えた経験を聞くと58.5%が「教えたことがある」、21.0%が「多分、教えたことがある」と回答した。「正しい鼻のかみ方」を読んでもらい、あらためて子どもに教えた鼻のかみ方が 正しかったかを尋ねると、31.2%が「間違っていた(「間違っている内容もあった」「全体的に間違っていた」の合計)」と答えた。2011年調査時と比較すると、「間違っている内容もあった」(22.4%)、「全体的に間違っていた」(3.2%)と、合わせて25.6%となっており、5年前より5.6ポイント増加している。母親に子どもが「正しい鼻のかみ方」ができているかを尋ねたところ、「多分できていない」(31.6%)、「できていない」(26.2%)と、合わせて57.8%が、「正しい鼻のかみ方」ができていないことがわかった。2011年調査時と比較すると、5年で11.3ポイントも「正しい鼻のかみ方」ができていない子どもが増加していることが明らかとなった。母親の79.5%は子どもに鼻のかみ方を教えていたと回答しているが、自分は誰から(どこから)鼻のかみ方を教わったかを尋ねたところ、75.8%が「親(父母)」と回答した。鼻のかみ方は、親から子へ教え受け継がれていくことが明らかとなった。同社によると、間違った鼻のかみ方をすると、副鼻腔(びくう)炎や中耳炎などの新たな疾患を招く可能性もあるという。「子どもが正しく鼻をかめるようにするために、まずは母親へ教えることが重要である」と同社。2016年度は、「正しい鼻のかみ方」を母親が早いうちから子どもに教える「ハナイク(鼻育)」の推進をこれまで以上に進めていくという。なお、同社商品「エリエール」の公式サイトでは、正しい鼻のかみ方をイラストで紹介している。
2016年02月18日日本気象協会はこのほど、全国・都道府県別の「2016年春の花粉(スギ・ヒノキ、北海道はシラカバ)飛散予測(第4報)」を発表した。各地で花粉シーズンが始まっており、福岡では2月下旬にピークを迎えるという。現在、九州から関東地方の多くの所で花粉シーズンに突入した。2月13日は四国で、14日には、中国、北陸、東海、関東で「春一番」(立春から春分までの間に初めて吹く暖かい南よりの強い風)を観測。東京都練馬区では24度8分と夏日目前まで気温が上がり、記録的な暖かさとなった。この強い南風と気温の高さで、九州から関東にかけて花粉が一気に飛散した。1平方センチメートルあたり1個以上のスギ花粉を2日連続して観測した場合の最初の日のことを「飛散開始」としているが、同協会の観測では、東京都千代田区(大手町)で2月13日に飛散開始を確認した。春一番が吹いた14日はやや多く飛散したという。今後、2月下旬にかけての気温は、変動があるものの平年並みか、平年より高くなる所が多い見込みとのこと。このため、九州から関東地方にかけてスギ花粉の飛散数が増加し、北陸や東北地方の一部も飛散開始となると予想している。北海道では4月の気温が平年並みか高い予想のため、シラカバ花粉は例年よりやや早い4月下旬から飛散が始まる見込みだという。スギ花粉のピークは、福岡は2月下旬から3月上旬、高松・広島・大阪・名古屋・東京は3月上旬から中旬と予想している。金沢と仙台は3月中旬から下旬にピークを迎える見込み。スギ花粉のピークが終わった後は、各地でヒノキ花粉がピークを迎える。金沢と仙台は4月にヒノキ花粉が飛散するが、飛散数が比較的少なく、はっきりとしたピークはないとのこと。前シーズンと比べ、飛散数は九州・四国・東海・関東甲信地方では多いかやや多く飛び、場所によっては非常に多く飛散する所もある見込みだという。中国地方では前シーズン並み、近畿・北陸・東北地方と北海道ではやや少ないと見ている。例年と飛散数を比較すると、東北地方では例年並みの見込み。そのほかの地域では、花粉の飛散数は例年より少ない所が多いという。特に九州・四国・近畿地方と北海道では非常に少なく、例年の半分以下となると予想している。同協会のホームページでは、花粉情報を随時更新している。
2016年02月18日●症状を抑制するための投薬タイミング「花粉症」と聞くと、一部の人は非常に辟易とした気持ちになるだろう。特に有名なスギ花粉が一般的に飛散する2~4月は、目がかゆかったり充血したりと、どこに行くにしてもおっくうになる。実はこれらのアレルギー症状は、花粉飛散開始前から薬を投与する「初期療法」を行うことでシーズン中のつらさを緩和できるのだ。本稿では、あまきクリニック院長の味木幸医師の解説をもとに、花粉症における初期療法の重要性について紹介する。○ベストな投薬タイミングは花粉症の症状が悪化してから治療を始めると、それだけ効果が強い薬を使用する必要があるし、症状が緩和されるまでの時間もかかる。近年では、花粉飛散開始の2週間ほど前から薬を使い始めると、シーズン中の症状が軽くなることがわかってきている。これが初期療法だ。「飛散開始の2週間ぐらい前から、抗アレルギー薬を内服と外用で両方とも使用します。シーズン前に薬を投与することで、飛散時期に向けて体の"準備"を整えるという意味合いがあります」。目のための投薬というと外用の点眼のイメージが強く、内服薬はあまり意味をなさないのではと考えている人もいるだろう。それでも、やはり体の内と外から防御した方が効き目は高いと味木医師は指摘する。○治療薬の種類目薬による治療は、抗アレルギー薬や抗ヒスタミン薬、場合によってはステロイドを用いる。■抗アレルギー剤かゆみの原因であるヒスタミンの発生を予防する。症状が軽度ならばすぐに作用するが、通常は使用を開始してから徐々に効果が高まり、約2週間で効果が安定する。■抗ヒスタミン剤その名の通り、ヒスタミンの活動を抑制する。一般的に抗アレルギー剤よりも即効性に優れる反面、効果の持続性が乏しいとされる。■ステロイド剤抗アレルギー剤と抗ヒスタミン剤で症状が緩和しない場合や、症状がひどい場合に使用する。「ステロイドは副作用が怖がられていますが、医者の管理下ではないと使えないですし、うまく使えばひどいアレルギー症状を改善できます」。●飛散開始後でもまだ間に合う!○コンタクト装用時でも使える点眼薬特に今シーズンは、抗アレルギー点眼薬の一部製品がコンタクトの上から使用できるようになったという。コンタクト装用時の点眼は、点眼剤に含まれる主薬がレンズに何らかの影響をおよぼす可能性が指摘されている。そのため、花粉症患者は点眼の度にレンズを外す必要があった。場合によっては、レンズを外した際に花粉が目の中に入り込み、点眼後も結局かゆみに悩まされるというケースもあった。そんな「憂き目」にもう遭遇しないですむというのだ。「医者からの処方となりますが、そういう新しい点眼薬もあります。その点眼薬は花粉症予防にもなるし、対策にもなります。私のクリニックで治療をしていても、その点眼薬だけで初期療法がすむ人がいます。初期段階でそのような効き目のある薬を使うと、1種類でもかなりの予防になります」。○飛散開始後でも症状を緩和できる地域によっては、既に「1平方cmあたりの花粉が連続して1個になった最初の日」と定義されている飛散開始日を迎えているだろう。「じゃあもう、今から治療しても遅いじゃないか」と感じるかもしれないが、花粉が飛散しだしてからでもシーズン序盤に治療を始めておけば、ピーク時の症状を緩和できるという。まだ決して遅くないのだ。「患者さんは症状がひどくなってから来院されますが、皆さん同じく症状がひどいため、病院で2~3時間待ちという状況に遭遇することもあるかと思います。初期療法のときにくると病院もすいていますので、早めの診察をお勧めしますよ」。※写真と本文は関係ありません○記事監修: 味木幸(あまき さち)あまきクリニック院長、慶緑会理事長。広島ノートルダム清心高校在学中に米国へ1年の留学。米国高校卒業後に母校に戻り、母校も卒業。現役で慶應義塾大学医学部入学。同大学卒業後、同大学眼科学教室医局入局。2年間の同大学病院研修の後、国家公務員共済組合連合会 立川病院、亀田総合病院、川崎市立川崎病院・眼科勤務。博士(医学)・眼科専門医取得。医師として痩身や美肌作り、メイクアップまでを医療としてアプローチする。著書も多数あり。
2016年02月17日花粉症のみなさん!メイク悩みが増えるシーズン到来です。今年は例年よりも早い幕開けらしく、もうすでに「鼻水が止まらない!」「外を歩けば10秒に一回クシャミがでる」なんて症状の人も多いのでは?この時期、アイメイクは涙でにじみ、マスクでベースメイクはボロボロ、鼻周りはメイクの見る影もない状態に……。花粉症対策メイクをするのなら、落ちにくいメイクというのは諦めるのが最善策!それよりも「メイク直しがしやすいメイク」をキーワードにするのが賢い方法です。ベースメイクは…メイク直しがしやすいように、厚塗りファンデーションは絶対回避すること。また、毛穴に叩き込んだベース作りもNGです。鼻かみティッシュによって、毛穴以外のファンデーションが落ちてしまい、毛穴を「これでもか!」というほど目立たせてしまいます。これを化粧直ししようとすると、プロでも至難の業……。では、何をすべきかと言うと「化粧直しをするタイミング別にアイテムを使い分ける」こと!お化粧仕立ての状態ではなるべくファンデーションを使わず、一日の終わりにしたがってファンデーションを投入していくと、メイク崩れも目立たず、ずっとキレイなメイク状態を保てます。ステップごとに確認してみると、朝のメイク下地やコンシーラーで肌色を整えて、パウダーをのせる程度にすると、メイク直しが簡単です。リキッドファンデーションやパウダリーファンデーションなど、ヨレると目立ちやすいものは使わないようにしましょう。昼のメイク直しマスクによる摩擦やティッシュで落ちてしまったメイク箇所を、ティッシュで軽く拭き取り、該当箇所のみコンシーラーでお直しします。パウダーはルースパウダーよりも、肌色補正効果のある色味のついたものを選ぶと◎。夕方・夜のメイク直しティッシュで皮脂やコンシーラーよれをオフしたら、全体的にファンデーションをのせていきましょう。ファンデーションタイプの中でも、よりキレイに密着するクッション系がオススメです。最後にパウダーで整えたら、鼻の周りの赤みも気にならないキレイな肌のできあがり。アイメイクは…目のかゆみや溢れ出る涙で、まるでオール後の二日酔い顔のような悲惨な目元になりがちな花粉症アイ。アイラインやマスカラ、シャドウを盛りすぎていると、まるでホラーフェイスになってしまうのでご注意を!アイメイクは「しないこと」で、メイク直しのしやすい状態を作りましょう。しない3か条①下まつ毛は盛らない②下まぶたにアイラインは引かない③色の濃いシャドウは塗らないどれも直しにくいアイメイク崩れの原因になりますが、この3つをしなければアイメイクは直しやすい箇所でもあります。ただし、コスメはウォータープルーフ使いが基本。また、花粉症の人にありがちな目元周りの赤みは、明るいベージュのシャドウでカラー補正できるので、このシーズンのマストなアイテム!もしも目元がグチャグチャに崩れてしまったら、ラメ系のシャドウを塗っておけば誤魔化しも効くので、ポーチの中にはベージュとラメのシャドウを忍ばせておくと便利ですよ。花粉症メイク、「崩れたら嫌だな」ではなく「崩れたらやり直しがしやすいメイク」をルールに、あなたのメイクを改良してみてくださいね!
2016年02月17日そろそろ冬の終わりが見えてきた2月。暖かい春が待ち遠しいですが、花粉症の人にとっては憂鬱でもありますね。1年中、何かしらの花粉が飛んでいますが、特に症状が多いといわれるスギやヒノキがそろそろ飛散し始めます。花粉症は、早めの対策が肝心。そこで今回は、花粉症に効くといわれているお茶を4つご紹介したいと思います。花粉症に効くお茶4選鼻がつらい花粉症には「甜茶」日本アレルギー学会によると、甜茶の抽出成分には、鼻アレルギー治療薬並みの抗アレルギー作用があるとされる「GODポリフェノール」という成分が含まれているそう。副作用もなく、強い眠気を感じる心配もなし。ノンカフェインで夜飲んでも問題がなく、“甜茶”といわれるように砂糖の7.5倍「舌に甘い」お茶ですが、ほとんどノンカロリーで虫歯の心配もありません。ミネラルも豊富で、体質改善、口臭予防の効果も。花粉症のあらゆる症状に「べにふうき緑茶」べにふうきは、元々紅茶用の優良品種として開発されたお茶で、緑茶に加工したときに多く含まれる「メチル化カテキン」に抗アレルギー効果があることが学会等で報告されており、くしゃみ、鼻水、眼のかゆみといったアレルギー症状に効果的です。そのため、花粉症対策で飲むなら「べにふうき紅茶」ではなく「べにふうき緑茶」を。メチル化カテキンは、摂取して30分程度で効果が表れますが、体内に3~4時間くらいとどまり、徐々になくなってしまうので、こまめに摂取すると効果的です。美容効果も狙うなら「ルイボスティー」「奇跡のお茶」といわれるルイボスティーには、花粉症にも有効です。アレルギー反応が起こると、体の中では活性酸素が発生します。この活性酸素の増加を抑えるのが、ルイボスティーに多く含まれるSOD様酵素。SOD様酵素が持つ強い抗酸化作用が、体の免疫力を高め、花粉症などのアレルギー反応を制御してくれ、アレルギーを引き起こす物質を抑えるケルセチン、ルテオリンなども含まれます。効果的に飲むには、10~20分煮出しましょう。ダイエット効果もある「しそ茶」紫蘇に含まれる「ロズマリン酸」にはアレルギー症状を抑える働きがあり、糖と脂肪の吸収を抑制する効果もありダイエット効果も。また、京都大学の久米教授らの研究によると、青紫蘇のポリフェノールには活性酸素の働きを抑制することもわかっています。アレルギー症状があると肌も敏感になり、肌荒れや肌トラブルが出ることも多いですよね。涙目や鼻のかみ過ぎでメイクも台無しになりがちですが、少しでも症状を抑えられるように、早めの対策をしていきましょう。
2016年02月16日今年の冬は、暖冬かと思えば猛烈な寒気で沖縄や奄美大島でも雪が降るなど、変化の激しい気候ですね。どのような気候になるか、まだまだわかりませんが、仮に暖冬だった場合にやっかいなのが、花粉が多く飛ぶ可能性が高いことです。関東地方を中心に罹患者の多い花粉症、毎年さまざまな対策をしている方が多いのではないでしょうか? 花粉症対策におすすめのハーブが、エルダーフラワーです。ハーブは薬とは違いますが、古代から利用されてきた人類の知恵であり、私たちの体をサポートしてくれることもあります。早いうちから飲み始めて、体質改善を試みるのもいいかもしれませんね。エルダーフラワーとは和名は「セイヨウニワトコ」。レンプクソウ科の植物で、かわいらしい白い小さな花を咲かせます。フラボノイドという成分が多く、ヨーロッパでは古くから風邪やアレルギーの症状を緩和すると言われ親しまれてきたハーブです。マスカットのような甘い香りがし、ハーブティーでも比較的飲みやすいですが、さらにひと手間かけてハーブコーディアル(シロップ)にすると、とってもおいしくいただけますよ。ハーブコーディアル作りにおすすめの書籍ハーブコーディアルの作り方はいろいろなところで紹介されていますが、おすすめの本を1冊紹介しましょう。「エビちゃん」の愛称で知られるモデル・蛯原友里さんは、有資格者がわずか5,000人という超難関資格、「ハーバルセラピスト」という資格を持っています。そんな蛯原さんが書いた本、『きれいになるハーブ おしゃれに暮らす幸せレシピ』(小学館)には、女性の体調や悩みに合わせたハーブの取り入れ方や、毎日の生活をより美しく、快適にするハーブとのつきあい方が書かれています。たくさんのハーブブレンドレシピやハーブたっぷりのお料理レシピが紹介されていて、毎日の生活に彩りを添えるような、おしゃれでナチュラルなハーブの活用が盛りだくさん。見ているだけでウキウキしたり、真似したくなったりするだけでなく、ちゃんとハーブの知識も学べる本です。ハーブは決して生活になくてはならないものではないですが、子育てや仕事で余裕がないときこそ、この本に出ている簡単なレシピやハーブブレンドを試して、自分の心にゆとりを持ちたいと考えています。また、この本の中で紹介されている、ハーブコーディアルのレシピは、とてもおいしいのでおすすめです。用意する材料はこちら。◎エルダーフラワーのハーブコーディアル(出来上がり・約200ml)<材料>・ドライハーブ(エルダーフラワー) 20g・ブラウンシュガー 100g・レモン(薄くスライスしたもの) 1個・水 200ml出典:『きれいになるハーブ おしゃれに暮らす幸せレシピ』(小学館)より用意したエルダーフラワーを鍋で濃いハーブティーを煮出し、ハーブを取り出して砂糖を加えて少し煮てからレモンを入れれば、エルダーフラワーのハーブコーディアルの出来上がりです。詳しい作り方は書籍を参考にしてください。お湯や水・炭酸で6~10倍に割って飲んだり、ヨーグルトにかけたり紅茶に加えてもおいしいですよ。市販のハーブコーディアルで手軽においしくいただくのもいいですが、ぜひ手作りしてみてください。 『きれいになるハーブ おしゃれに暮らす幸せレシピ』 (中山真澄)
2016年02月14日花粉症患者は、花粉症ではない人には決してわからないつらさや苦しみと戦っている。そして、それらのつらさは、日常に現れている目や鼻への症状のほかにも多数ある。今回は、花粉症に悩むマイナビニュース会員300名に「花粉症で困ること」を聞いてみたので、理由とあわせて紹介しよう。Q.花粉症によって困ることを教えてください(複数回答可)1位: 目や鼻が気になって仕事や家事に集中できない(67.3%)2位: 倦怠感やだるさを感じ、やる気が出なくなる(35.7%)3位: 診察費や対策アイテム費など、お金がいろいろとかかる(20.7%)4位: 夜に眠れずに寝不足になる(20.3%)5位: 洗濯物や布団が外に干せない(17.7%)■目や鼻が気になって仕事や家事に集中できない・「仕事中に泣いてしまい、仕事の上司に心配されたことです」(23歳女性/その他/専門職)・「鼻をかむ度に化粧が取れてしまう」(36歳女性/機械・精密機器/秘書・アシスタント職)・「目のかすみによって、小さい字やPCの画面が見えづらくなる。仕事の能率も落ちると思う」(30歳男性/学校・教育関連/専門職)・「常に不快な状態なので機嫌も悪くなってしまう」(33歳男性/食品・飲料/営業職)・「くしゃみを続けて三回以上すると尿漏れをおこすので、下着を取り換える必要が出てくる。忙しいときにさらに忙しくなる」(46歳女性/その他/その他)■倦怠感やだるさを感じ、やる気が出なくなる・「目がかゆくてかゆくて、何もする気が起きない」(27歳女性/金融・証券/営業職)・「頭が重くなって考えられなくなるので、薬は欠かせません」(50歳以上男性/電機/技術職)・「無菌室に1日いたいくらい」(28歳女性/通信/販売職・サービス系)・「黄砂が加わると生きるのがつらいほどのだるさと頭痛に見舞われます」(36歳男性/機械・精密機器/営業職)・「一日ぼーっとしていることもある」(33歳女性/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)■診察費や対策アイテム費など、お金がいろいろとかかる・「抗ヒスタミン剤を処方してもらうので、お金がかかる」(50歳以上男性/情報・IT/事務系専門職)・「お金がかかるし、コンタクトできない」(32歳女性/その他/事務系専門職)・「お金・外出など、生活に支障が出る」(33歳女性/医療・福祉/専門職)・「アレルギー用の市販薬を買ったり目薬を買ったり出費がかさむ。息がしにくいので夜寝るときがつらい」(31歳女性/食品・飲料/販売職・サービス系)■夜に眠れずに寝不足になる・「寝ても鼻が詰まって熟睡できない」(37歳女性/小売店/販売職・サービス系)・「鼻の中が腫れる感じが一番嫌ですね。寝ているときに息苦しくてつらいです」(32歳男性/その他/その他)・「鼻がつまって苦しいためなかなか寝付けず、朝起きるのがつらく、その日1日やる気が出ず、引きこもる」(31歳女性/その他/その他)■洗濯物や布団が外に干せない・「布団や洗濯物を外干ししたいが、取り込んでから室内で症状が出てしまうので干せない」(38歳男性/金属・鉄鋼・化学/営業職)・「洗濯物を外に干して取り込む前に激しくばさばさやると、黄色いものがぼやんと舞い上がる。『やべ…花粉だ』と思った瞬間、くしゃみ連発、鼻水濁流」(24歳女性/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)・「外で洗濯した服を着るとくしゃみが止まらなくなる」(28歳女性/情報・IT/技術職)■総評圧倒的大差をつけての1位は、「目や鼻が気になって仕事や家事に集中できない」だった。大半は止まらない目のかゆみや、自然にあふれだす鼻水によって何にも手が付かないというもので、「薬の副作用で眠くなり、仕事にならない」という回答者も少なくなかった。2位には、およそ3名に1名が回答した「倦怠感やだるさを感じ、やる気が出なくなる」が入った。「一日つらくてだるくてやる気を失ってしまう」「集中力がなくなり、やる気も出ない」などのように、「無気力状態」に陥っている患者が多数みられた。3位は「診察費や対策アイテム費など、お金がいろいろとかかる」。毎年のように引き起こされるアレルギー症状緩和のために必ず一定額を出費するのは、頭では「大切」とわかっていても、気持ちの面では納得がいかない人もいることだろう。ちなみに、6位以下は「症状がひどくなって、外出するのをためらうようになってしまう」(17.0%)、「化粧ができない」(14.0%)などがランクインしていた。アレルギー症状がひどい人にとっては、花粉症のシーズンは毎日が地獄のように感じられるもの。花粉症に悩む恋人や友人などが、あなたといるときに眠たそうにしていたり、けだるそうにしていたりしていても、多少は大目にみてあげてほしい。※写真と本文は関係ありません調査時期: 2015年11月5日~11月7日調査対象: マイナビニュース会員調査数: 男性116名 女性184名 合計300名調査方法: インターネットログイン式アンケート
2016年02月12日日本調剤はこのほど、「2016花粉症の実態と対策」調査の結果を発表した。同調査は1月14日~15日、花粉症と自覚・診断されたことがある花粉症経験者で、全国の20~70歳以上の男女1,053人を対象にインターネットで実施したもの。一番花粉症の症状がひどい季節を聞いたところ、圧倒的に多かった回答は「春」(90.4%)だった。次いで「秋」(5.9%)、「冬」(2.4%)、「夏」(1.3%)となっている。花粉症の症状について聞くと、1位は「鼻水・鼻づまり」(87.1%)、2位は「目のかゆみ」(81.9%)、3位は「くしゃみ・咳(せき)」(56.4%)だった。「鼻のかゆみ」(40.5%)、「目の充血・涙目」(34.8%)という回答も多い。花粉症の治療に病院に行くか尋ねると、6割近い人が病院に行く(「必ず行く」「行く場合もある」の合計)と回答した。女性70代以上は最も病院に行く割合が高かった(72.1%)。一方、男性30代の5割以上は病院に「行かない」という結果になっている。花粉症でも病院に行かないと答えた人に、その理由について聞くと「我慢できる程度だから」(49.9%)と約半数が答えた。次いで「市販薬で十分だと思うから」(29.2%)、「面倒だから」(25.5%)という回答が続く。男性30代の最も多い理由は、「面倒だから」(44.4%)だった。治療薬以外に行っている花粉症対策について尋ねたところ、1位は「マスクをする」(68.5%)、2位は「うがい・手洗いをする」(48.3%)だった。基本的な対策が圧倒的に多いことがわかる。同社の薬剤師によると、花粉症の症状のいくつかは、かぜや他の病気の症状と重なるものがあるという。鼻水やくしゃみが出るため、花粉症初期には風邪ではないかと戸惑う人も多いとのこと。自分ではわかりにくいものなので、思い当たる症状があれば、早めに医師の診察を受けることがいいという。花粉症とわかったら、「マスク」「うがい・手洗い」などで、できるだけ花粉を吸い込まないよう心掛けることも必要となる。酒や喫煙を控え、食事や運動に気を配るなどして日頃の生活習慣を改善し、体の免疫力を高めることも大切といわれている。
2016年02月10日毎年、春の訪れの足音が聞こえてくると、花粉に悩む多くの人が頭を抱え始める。花粉症の症状は「くしゃみ」「目のかゆみ」などさまざまだが、どの症状に悩んでいる人が最も多いのだろうか。今回は花粉症に悩むマイナビニュース会員300名に「花粉症の具体的な症状とその程度」について聞いてみたので紹介しよう。Q.花粉症の具体的な症状を教えてください(複数回答可)1位: 目がかゆくなる(73.0%)2位: 鼻水が出る(72.0%)3位: くしゃみが出る(57.0%)4位: 鼻がつまる(39.7%)5位: 目が充血する(21.3%)■目がかゆくなる・「鼻と目がかゆくなり、体中がチクチクそわそわする」(32歳女性/食品・飲料/事務系専門職)・「涙が止まらないし、目がしょぼしょぼするしで仕事にもプライベートにも支障がありすぎる」(47歳男性/電力・ガス・石油/技術職)・「薬を飲まないとぜんそくレベルと医者から言われた。鼻水が止まらずに脱水症状になりそうになる。目は角膜が傷つく」(32歳女性/建設・土木/事務系専門職)・「目をこすりすぎて毛細血管が切れてしまい、白目部分が真っ赤になってしまった」(31歳女性/小売店/秘書・アシスタント職)・「どの症状もひどいが、特に涙と目の腫れがひどく、何かあったのかと周りに心配されるレベル」(27歳女性/団体・公益法人・官公庁/その他)■鼻水が出る・「とにかく鼻水がひどく、ちょっと油断するとすぐ口元まで流れ出ていた」(43歳男性/機械・精密機器/技術職)・「鼻水が水のようになってティッシュを詰めてもびしょびしょになる」(40歳男性/その他/その他)・「目と鼻から水分が一日中流れ落ちる感じ」(33歳女性/その他/クリエイティブ職)・「毎回鼻をかんでいたらきりがないので、ティッシュを丸めて鼻に詰めたりマスクの内側にティッシュを重ねたりしているが、それでもごみ箱がすぐにいっぱいになる」(46歳男性/ソフトウェア/技術職)・「鼻をかみすぎで酸欠になりクラっとくるくらい」(24歳男性/印刷・紙パルプ/クリエイティブ職)■くしゃみが出る・「15回くらい連続でくしゃみが出る」(37歳男性/機械・精密機器/販売職・サービス系)・「花粉症のありとあらゆる症状がでて、なにもやる気がおきなくなる」(36歳男性/機械・精密機器/営業職)・「鼻水が出まくり、くしゃみが止まらなくなる。鼻をかみすぎて、鼻がつまる。最終的に風邪を引くというパターンにはまる」(24歳男性/電機/営業職)■鼻がつまる・「鼻づまりがひどく、耳まで聞こえにくくなる」(36歳女性/機械・精密機器/秘書・アシスタント職)・「鼻水がひどくて鼻を触るので鼻先が痛くて触れなくなる。また全身の皮膚も敏感になりツラい」(42歳女性/団体・公益法人・官公庁/専門職)・「とにかく鼻水が出て鼻で息ができない。くしゃみ前のむずむず感のようなのがずーーっとあって涙が出てくる」(31歳女性/食品・飲料/販売職・サービス系)■目が充血する・「いつも泣いているような目になる」(25歳女性/自動車関連/技術職)・「花粉によってアレルギー性結膜炎になり、コンタクトを着用できなくなる」(31歳女性/その他/その他)■その他・「アレルギー科の先生からも『あなたはほんとにひどくて大変だね』と言われるほどひどいので、軽度の人に『私も同じ。つらいよね』と言われると複雑な気分になります」(28歳女性/ホテル・旅行・アミューズメント/販売職・サービス系)・「くしゃみや鼻水は大したことないが、肌が赤くガサガサになりかゆくなる」(30歳女性/機械・精密機器/事務系専門職)・「血液検査で重症度が一番上だった」(31歳女性/電機/事務系専門職)■総評わずかの差ながら「目がかゆくなる」が73.0%の支持率を集めてトップとなった。「かゆくて死にそう」「かゆみが止まらない」などの切実な意見が多く、パソコン画面が全く見られないという人や、ひどくなると目が開けられないという人もいた。このレベルまで来ると、もはや仕事をしても仕事にならないだろう。1ポイント差の2位は「鼻水が出る」。マスクをしたうえで、周囲にばれないように「ティッシュ鼻栓」をしたり、オフィスや家では必ずティッシュと一緒に移動したりすることで、アレルギー症状に対抗している回答者も散見された。3位は「くしゃみが出る」で、およそ5名に3名が回答した。連続くしゃみに苦しむ人や、夜間のくしゃみで熟睡できない人たちからの訴えが目立った。また、6位以下は「目から涙が出る」(20.0%)、「肌がかゆくなる(荒れる)」(16.7%)、「のどが痛くなる」(16.0%)、が並んだ。花粉によるアレルギー症状を和らげるには、とにかく花粉を吸い込まないことが大切。周囲の人たちの協力を得るなどして、少しでもつらくない日々を送るように工夫してほしい。※写真と本文は関係ありません調査時期: 2015年11月5日~11月7日調査対象: マイナビニュース会員調査数: 男性116名 女性184名 合計300名調査方法: インターネットログイン式アンケート
2016年02月05日日本人の4人に1人が悩んでいるといわれるスギ花粉症。毎年シーズンになると、目のかゆみや鼻水など、外に出るのが憂うつになってしまいますよね。さらに花粉症は、肌荒れやかゆみなど、肌トラブルを引き起こすことも。つらい症状を防ぐと同時に、肌対策もしっかり行っておきましょう。■アロマを使ったスチームケア温かい蒸気で肌にうるおいを与えるスチームケア。この時期は、アロマで花粉対策もプラスしておきましょう。自宅に専用のスチーマーがない場合は、洗面器のお湯で代用してもOK。やや熱めのお湯を洗面器に入れ、そこにアロマを数滴たらします。湯気に肌があたるようにして、大きめのバスタオルなどを頭からすっぽりとかぶりましょう。使用するアロマは、鼻やのどをスッキリさせてくれるユーカリやティートリー、スイートオレンジなどがおすすめ。中でもティートリーは、鼻の通りを良くすると同時にニキビケアにも効果的といわれています。■ハーブティーでリフレッシュしながら花粉対策日頃からできる花粉症対策としておすすめなのがハーブティー。1日2~3杯を目安に飲むことで、花粉症のつらい症状をやわらげる効果があるといわれています。アレルギー症状の緩和に効果があるとされているのが、カモミールやネトル。とくにネトルは、ビタミンやミネラル、鉄分なども多く含むため、美肌にも役立ちそう。そのほか、鼻づまりにはペパーミント、目のかゆみにはアイブライトも効果的とされています。なお、カモミールは、ブタクサアレルギーによる花粉症の場合は症状を悪化させてしまうことがあるため注意しましょう。■マスクで保湿効果花粉対策として欠かせないのが外出時のマスク。花粉はもちろん、外の冷たい空気や乾燥からも肌を守ってくれます。くちびるのカサつきが気になるときには、リップクリームやくちびる専用の美容液を塗ってからつけましょう。吐く息によるスチーム効果で、しっとりぷるぷるのくちびるになれるはず。また、ペパーミントやローズマリーなどのアロマオイルを1滴マスクにたらして使うのもおすすめです。鼻やのどの不快感を軽減してくれるほか、香りによるリラックス効果もあります。つらい花粉症のシーズン、少しでも症状をやわらげながら、美肌ケアもしっかり行っておきたいですね。
2016年02月02日東京都健康安全研究センターは1月31日、東京都内の同所にて「第10回 花粉症予防・治療シンポジウム」を開催。同シンポジウムでは気象予報士の村山貢司さんが「今春の花粉飛散予測について」との題で講演し、花粉の飛散などについて解説した。○花粉量が多い条件がそろった関東まず村山さんは、この30年間で花粉の飛散量が2倍に増加しているという事実を説明。以前は1平方cmあたり2,000個の花粉で「大飛散」と言われていたが、今では平均値が4,000個近くになっているという。ただ、飛散量は毎年変動しており、春に飛散するスギやヒノキの花粉は前年夏の気象条件に大きな影響を受ける。具体的には、「前の年の日照時間と気温が関係しており、スギは日照時間ですね。影響する期間は前年7月中旬から8中旬までの期間です」。例えば関東は、2015年の梅雨明けが全国的にも早かったため、晴れて暑い日が多くなった。加えて、8月上旬に関東では8日連続の猛暑日を記録しており、「気温が高く日照時間が長い」という、花粉量が増えやすい条件がそろっていた。さらに、飛散量を決めるもう一つ大切な要素として「前年の花粉量」があると村山さんは解説。例えば、猛暑で前年の飛散量が「並み」だったら「やや多い」、前年が「少ない」だったら「非常に多い」といったように、前年の飛散量とリンクしている。それらを総合的に鑑みると、「関東から東北は例年より多い予想で、こちらの地方に行くときは要注意です。東海から西は、多いところで例年並みで、例年よりやや少ない地域が多いです。すなわち、東で(飛散量が)多くて、西で比較的少ないということです」。○東京都では「花粉が多い日」が40日前後に?具体的には、東京都23区では過去10年の平均と比べ、150%くらいの飛散量が見込まれると村山さんは話す。「これだけ飛んだと仮定すると、1日に(1平方cmあたり)30個以上の花粉が飛ぶ日が、都内では35~40日くらいになると思います」。東京都では花粉を「ダーラム法」と呼ばれる方法で測定しており、1日で1平方cmあたり30個以上の花粉が飛ぶ日は「花粉が多い」というランクに位置づけられている。すなわち、花粉飛散量が多い日が花粉シーズン期間中、35~40日ほどあると見込まれるというわけだ。しかも、近年は花粉の飛散量が急激に増加する傾向もみられているという。昔は花粉飛散開始日から、1平方cmあたりの花粉が10個以上になるのに1週間を要し、30個以上になるのに2週間かかった。だが近年は、花粉量が増えてきたため、飛散開始から30個になるまでの期間が3日程度の年もあると村山さんは話す。○東京都の「Xデー」は2月7日か8日?では、具体的な花粉飛散開始日はいつなのだろうか。村山さんは、東京都におけるスギ花粉は、その年の1月1日からの最高気温の合計数値が400℃くらいになると、飛散が始まる傾向にあると話す。つまり、最高気温が10℃の日が1月1日から続いたと仮定すると、約40日後の2月9日か10日あたりが花粉飛散日になると見込まれるわけだ。村山さんが2016年に照らし合わせて計算してみたところ、その「Xデー」は2月7日か8日になる可能性があるという。例年は2月14、15日とのことなので、通常よりも1週間早い時期での飛散開始となる。関東エリアの花粉症持ちの人は、今年はいつもより早めに対策を講じるようにしよう。
2016年02月02日雪印メグミルクグループのビーンスターク・スノーは25日、0歳~3歳の子どもを持つ25歳~45歳の親400人(既婚者の父親・母親各200人)を対象に実施した、アレルギーに関する意識調査の結果を発表した。まず、アレルギーを感じやすくなる季節があるのかを質問したところ、400人中の約半数(214人)が「ある」と回答。その中でもっともアレルギーを感じやすい月として、3月と回答した人が31%ともっとも多く、次に4月と回答した人が28%で2番目に多い結果となった。全体の傾向として、2月から5月の冬から春にアレルギーを感じやすくなる人の割合が多くなっている。今現在アレルギーを発症しているのかを、家族も含めて調査したところ、家族の誰もアレルギーを発症していないという回答は64%。1人以上アレルギーを発症している家族は36%であり、3家族のうち1家族は誰かしらアレルギーを発症していることが分かった。アレルギー発症の割合は父親が22%で、母親(15%)や子ども(20%)の発症率より高い結果となった。アレルギーの親子関係について分析したところ、父親と母親が共にアレルギーを発症している場合、子どもがアレルギーを発症する割合は50%だったのに対して、父親のみがアレルギーの場合は30%、母親のみの場合は21%となっており、両親どちらもアレルギーでない割合は11%。これにより、両親ともにアレルギーを発症していると、子どものアレルギー発症率は両親ともにアレルギーでない場合の約5倍という結果となった。アレルギーの種類について質問したところ、大人が発症しているアレルギーで一番多かったのは花粉症の44%、次にアトピー性皮膚炎が16%、食物アレルギーは14%となった。また、花粉症や食物アレルギーについては、医師の診断を受けていない人が多いことも判明した。子どもの発症しているアレルギーは、1位が食物アレルギーで15%、次に花粉症とアトピー性皮膚炎がそれぞれ11%となっている。食物アレルギーの内訳は、医師の診断を受けて分かっている人が11%、診断を受けていないがなんとなく感じている人が4%で、10人に1人以上は医師によって食物アレルギーだと診断されていることが分かった。なお、親の年齢による子どものアレルギーの発症率に関して分析したところ特に傾向は見られなかった。同調査は、9日~12日の期間にインターネットリサーチによって実施。調査対象は、0歳~3歳の子どもを持つ男女200人ずつ計400人で、25歳~30歳、31歳~35歳、36歳~40歳、41歳~45歳の各グループ50人から回答を得た。
2016年01月26日インターメスティックはこのほど、花粉対策メガネ「AIR VISOR(エアバイザー)」シリーズ全32種類を全国のZoff店舗(アウトレット含む)にて発売した。同シリーズでは、メガネタイプの「AIR VISOR」26種類と、ゴーグルタイプ「AIR VISOR ULTRA(エアバイザー ウルトラ)」6種類を展開する。価格は各税別3,000円。レンズには曇りにくい防曇レンズを採用している。デザインは、ディズニー・キャラクターをプリントした「ディズニーモデル」や、ストライプなどの柄の商品のほか、ブラックやべっ甲柄といったシンプルなタイプも取りそろえている。「AIR VISOR」は細身のテンプルと透明のフードが特徴で、花粉最大92.3%カットを実現。ラバー素材のため、鼻パッドと耳のかかり具合の調整ができる。子供向けのSサイズを7種類、Mサイズを11種類、Lサイズを8種類用意している。プラス税別2,000円で度付き防曇レンズにすることも可能。「AIR VISOR ULTRA」は、顔のカーブに合わせたラバーフードで花粉最大98.4%カットを実現したゴーグルタイプ。Sサイズ、Mサイズ、Lサイズ各2種類を用意している。(C)Disney
2016年01月25日