俳優の賀来賢人、山田裕貴、女優の岸井ゆきのが出演する、ソウゾウ・メルカリshopsの新CM「何売るの? ベジタブル」編が17日、「私もひらいたよ! ハンドメイドショップ」編が20日から放送される。新CMは、賀来、岸井、山田の3人が地元の幼馴染として登場し、それぞれ、農家のかっく(賀来)、ハンドメイドショップのオーナー・きっしー(岸井)、パティシエ・やーまだ(山田)を演じる。賀来が畑で人参を収穫し、山田はケーキ作り、岸井はオリジナルTシャツを制作する姿を描く「何売るの? ベジタブル」編。幼なじみの3人は自転車を横並びで漕ぎ、賀来が初めてネットショップを開いたことを2人に話す。山田が「え、何売ってんの!?」と質問すると、勢いよく立ち上がった賀来が「うちの畑のベジタボー!」と自慢げに叫び、岸井は「野菜ね」と冷静にツッコむ。「私もひらいたよ! ハンドメイドショップ」編は、3人が川沿いを歌いながらスキップするシーンから始まる。土手に座ると、岸井は「ネットショップはじめたら、手作りTシャツすっごい売れて~」と自慢げ。それを聞いた賀来と山田はおもむろに羽織っていた服のボタンを外し、中に着ているきっしーオリジナルTシャツをアピールする。すぐに気づいた岸井は動揺しながらも、「あ、あざ~すっ!」とテンション高く喜ぶ。農家を演じた賀来は早朝から冷え込む畑で撮影スタートとなったが、CMの曲を確認して口ずさむ真剣な姿や、待ち時間にはスタッフと談笑する気さくな一面を見せた。パティシエ役の山田は、生クリームを搾る作業に挑戦。「むずっ!」「こんなんじゃ一流のパティシエになれないよ」といいつつも本番では見事にこなし、本人も納得のカットになった。ハンドメイドショップのオーナーを演じた岸井は、ミシンを使った撮影でミシンのスピードに悪戦苦闘する様子も。岸井が身に着けているアクセサリーやショップの商品は、実際に同サービスで販売されているものを使用している。17日より「メルカリshops」にて、今回のCMで岸井演じるきっしーのハンドメイドショップ「KISSINA」がオープン。CM内で賀来と山田が着用した、きっしーデザイン「キッシーナベアTシャツ」(3,000円)が40枚限定で販売される。
2021年11月17日2021年7月期にTBSで放送されたテレビドラマ、日曜劇場『TOKYO MER~走る緊急救命室~』。俳優の鈴木亮平さんが主演の喜多見幸太を演じ、賀来賢人さん演じる音羽尚とのやりとりや、最強の救命救急チームの姿に注目が集まりました。人気作品ゆえ、最終回は高視聴率を記録し、多くの人が「TOKYO MERロス」と放送終了を悲しんでいたようです。TOKYO MER関連の記事はコチラからそんな『TOKYO MERロス』の人に朗報です!同年10月27日から、Disney+(ディズニープラス)の新ブランド『スター』で、『TOKYO MER』の配信が決定しました!『TOKYO MER』が、日本のドラマとして、初めてDisney+で世界へ配信されることとなります。もちろん日本でも、Disney+に入っていれば見ることができますよ。鈴木亮平さんは、次のようにコメントしています。『TOKYO MER~走る緊急救命室~』がディズニープラスのスターで配信されると聞き、大好きな「アベンジャーズ」や「トイ・ストーリー」などの作品と並べることをとてもうれしく思っています。この作品が、今後、世界に配信されより多くの方にご覧いただけることに期待が膨らみ、ワクワクしています。日本にとどまらず、海外でも多くの人を楽しませてくれるであろう『TOKYO MER』。全国各地でERカーの展示が始まるなど、『TOKYO MER』の熱はまだまだおさまらないようです。[文・構成/grape編集部]
2021年09月29日俳優・山崎賢人の6作目となるカレンダー『山崎賢人カレンダー2022』(11月12日発売 SDP 2,750円)の会場限定特典ポストカードが27日、公開された。同作の発売を記念して、11月12日から東京・SHIBUYA TSUTAYAと大阪・TSUTAYA EBISUBASHIに特設コーナーを設置。会場で対象商品を2,500円以上購入すると、特典ポストカードが贈呈される。同特典は眼鏡姿が印象的なカットを使用しており、すでに公開されている特典カットとはまた違った雰囲気を楽しめる。また、今回のカレンダーのために山崎本人が描き下ろした、オリジナルイラストがプリントされたTシャツの発売も決定した。(C)SDP
2021年09月27日・ツンデレ感がたまらない!大好きだ!・ギャップが最高。賀来さん面白すぎる!・男子中学生みたいでかわいすぎる。そんな声がたくさん寄せられ、注目されている投稿があります。投稿したのは、2021年7月から放送中のテレビドラマ、日曜劇場『TOKYO MER~走る緊急救命室~』(TBS系)に出演している俳優の賀来賢人さん。ドラマの放送はもちろん、賀来さんのオフショット写真に注目が集まっているのです。賀来賢人のドラマオフショット写真がじわじわと話題に劇中では『TOKYO MER』を潰すよう指示されている、クールな医系技官を演じている賀来さんは、笑顔を見せるシーンはありません。そんな賀来さんは、オフショットでここぞとばかりにお茶目な写真を多数投稿しています。近ごろMERで投稿する写真を見てくれている方から腕の太さをよくご指摘いただきます着てる服のせいかな…と思いきや半袖でもしっかり太いですね「TOKYO MER」10話 今夜21時最終章に突入。お楽しみください。 pic.twitter.com/MT3CcxHU0r — 賀来賢人 STAFF (@kakukento_staff) September 5, 2021 「TOKYO MER」9話 今夜21時放送今日はこれだけ言わせてください。千住幹生ファン必見ですテレビの前で一緒に応援してください通りすがりの〇〇…じゃなくて撮影現場でポーズをキメる賀来をどうぞ(左手の位置が本家と違うので、本家に叱られないか内心ヒヤヒヤなのはここだけの話) pic.twitter.com/aYo8CMPY0Z — 賀来賢人 STAFF (@kakukento_staff) August 29, 2021 今夜、喜多見チーフの「空白の1年」が明らかになります。その秘密を巡ってMERチームの結束が揺らぎます。そして音羽は決心します。「TOKYO MER」8話 ぜひ見届けてください♂️今夜21時から放送です「あなたの心に直接語りかけています」状態な賀来でした pic.twitter.com/A7iXhcd1jc — 賀来賢人 STAFF (@kakukento_staff) August 22, 2021 「TOKYO MER」第4話は今夜21時から タイムリミットが迫るなかMERメンバー、レスキュー隊、そして高輪先生が命のバトンをつなぐ懸命な姿にご注目ください♂️⏳千住さんの勇敢さ、高輪先生の覚悟に心を揺さぶられますどうぞお楽しみに。ロケ地の自然あふれる景色にテンションのあがる賀来でした pic.twitter.com/HFxTanfIu9 — 賀来賢人 STAFF (@kakukento_staff) July 25, 2021 この投稿をInstagramで見る 【公式】TOKYO MER 走る緊急救命室-TBS日曜劇場-(@tokyo_mer_tbs)がシェアした投稿 9月12日に放送される最終回に向けて鈴木亮平さんが投稿した写真でも、賀来さんだけ1人変わったポーズを見せていました。最終回は、非常に「MERらしい」回となっています。我々がこの作品で描こうとしたものが、全て最終回に帰結します。世界が暗闇に飲み込まれそうでも、遠くに見えるわずかな希望の光を見つめて、何卒、日曜日の最終回までお付き合いいただければ嬉しいです。(2/2) pic.twitter.com/RtacaUOsnv — 鈴木亮平 (@ryoheiheisuzuki) September 10, 2021 きっと最終回の放送終了後にもオフショットが公開されることでしょう。最終回とともに、賀来さんのオフショットにも注目したいですね!grapeでは、Twitterを中心に注目ドラマの感想を独自の視点でつづり人気を博している、かな(@kanadorama)さんによるコラムを連載してきました。気になる人は、チェックしてみてください。TOKYO MERドラマコラムはコチラからまた、同月10日から開催されている『TBS Drama Car Festival』では、実際に撮影に使われていたERカーを間近で見ることができます。特別に運転席に乗せてもらい、ERカーの内部に潜入してきました!劇中では一瞬もしくは、まったく映らないこともあるERカー内部にもこだわりが…。細かいところをチェックしてからドラマ本編を見たら、より楽しめるかもしれませんね![文・構成/grape編集部]
2021年09月12日Twitterを中心に注目ドラマの感想を独自の視点でつづり人気を博している、かな(@kanadorama)さん。2021年夏スタートのテレビドラマ『TOKYO MER』の見どころを連載していきます。人生で恐ろしい不条理にみまわれる。仕方なかったとは思えない。しかし往々にしてその不条理の引き金は過去の自分のどこかから繋がっている。多分悪いのは自分ではない。でも、こんな行動をしなければ避けられたのではないかという余地がある。人を深く傷つけ、しかも傷をいつまでも化膿させるのはそんな「自分にも落ち度があったのではないか」という悔いだ。自分は100%悪くないと思えたら少しは救われるというのに。2021年の夏を走り抜け、好評を維持し最終章に入ったテレビドラマ『TOKYOMER』。最終章前編、予想だにしなかった過酷な展開が待っていた。厚労省の策略で逮捕歴が暴かれた上にテロリストの協力者である汚名を着せられてしまったMERチーフの喜多見。更にかつて喜多見が治療した国際テロリストのエリオット椿(城田優)は、恨みか友好的な感情なのか、不明瞭な動機で喜多見の周辺に出没している。そんな中、喜多見が待機している総合病院近くの医大に爆弾を仕掛けたと、椿から犯行声明が入る。駆けつけた喜多見と音羽尚(賀来賢人)の目前で爆発が起き、更に椿からは次の爆弾の予告と、建物内の医学生たちを人質として閉じ込めること、中に1人の内通者がおり逃亡は不可能であることが宣告された。喜多見はテロリスト関係者だと思われたまま、敵対心を剥き出しにする医大生の一切の協力を得られない状態で、音羽と2人で負傷者の治療に当たることになる。これまでも恵まれた環境で救命治療をしてきたとは言えないMERだが、今回は激しい敵意の中で、時に閉じ込められたり詰め寄られたりと、喜多見と音羽の治療は遅々として進まない。それでも喜多見は「俺は医者です。命を救うのが仕事です」と誠実な言葉だけを伝え、ひたすら治療を続ける。白眉は、学生たちが喜多見をテロリストだと思い込んで空室に閉じ込めた時、常に冷静な音羽が叫んだこの言葉だった。「喜多見チーフがいればこの人(瀕死の患者)を救える、下らない噂に振り回されていないで、あの人が何をするのかその目で見て判断しろ!」その言葉で解放された喜多見は、自分を閉じ込めた学生たちを責める言葉1つなく患者の元に駆け戻り、音羽と連携して当然のように治療の続きを始める。互いに信頼を語る言葉を掛け合うことなどなくても、バディとしてここまで来たと胸が熱くなる名場面である。そして、喜多見が学生たちに語りかけた言葉もまた、印象的だ。「俺たちは応援をされるためにやってるわけじゃない。どんな非難をされても構いません。だけど命を救うことには手を貸して欲しい」この言葉こそ、新型コロナウィルス感染症と泥沼の戦いを続ける今の社会の中で、価値観や利益関係の相違から時に激しい批判に晒されながらも、懸命に対策のための情報を発信し、声を上げ続けている医療従事者の言葉そのものなのだと思う。結果的に内通者は医学生の1人で、感染症を契機に経済的に逼迫(ひっぱく)して医大からの退学を余儀なくされ、その悲痛を椿につけ込まれたということが明かされる。若者たちの学びの場が奪われ、経済的な弱者に真っ先に皺寄せがいく。医療従事者を早く増やせと声高に言われても、あまりにもその土台は脆い。これもまた、このドラマがいくつも描き出すコロナ禍の社会の写し絵である。ここまでどんな現場でも死者を出さず乗り切っていたMERだが、今回のエピソードでそのジンクスは破られる。死者1名と無情に表記される名前は、チーフドクターである喜多見幸太の妹であり、離婚した今は唯一の家族の喜多見涼香(佐藤栞里)であった。テロリストと知らずに手渡されて、なんの疑いもなく兄に渡すべく持ち歩いていたその水筒には爆弾が仕込まれていた。人を疑わず、ただひたすらに兄の身を案じた結果の惨劇だった。どんな患者でも救ってきた辣腕の医者が、ただ1人の家族を救えない残酷を見せつけて最終章の前半は幕切れとなる。妹を死なせ、絶望に突き落とされる喜多見に追い討ちをかけるように、椿からかつて喜多見本人から妹の写真を見せられて顔を覚えていたこと、美しい理想論を語る喜多見にいつか世界の不条理を見せつけてやろうと思っていたと語られる。悪いのは椿であるのは間違いない。だが、しかし……。境界線なく、どんな思想信条でも、どんな人生の患者でも治療の手は差し伸べられるべきだという医療従事者の願いと、ただ暴力で人の心身を棄損することを介して支配し、それを秩序とするテロリストの暴論は正反対に見えて、いや正反対だからこそ背中合わせのようなものかもしれない。1年前に消毒液を詰めて思いやりとともに渡した水筒が、爆薬を詰められて返ってくるように。果たしてどんな状況、どんな人格の患者にもその場で可能な限りできる治療をという、MERの博愛は絶望の闇から再起するのか。次週ついに最終回である。TOKYO MER/TBS系で毎週日曜・夜9時~放送最終回は15分拡大過去のTOKYO MERドラマコラムはコチラから[文・構成/grape編集部]
2021年09月10日俳優の賀来賢人が出演する、ユニリーバ・ジャパン・カスタマーマーケティング「クリア」の新CM「CLEAR(クリア) CM ヘアソング編 賀来賢人」が、6日より放送される。新CMには、賀来と、医者や美容師など様々な職業に扮した総勢12名の男性が登場。近未来の街並みを背景に、童謡「ぶんぶんぶん」のメロディに乗せて、「グングングン」などのフレーズを合唱している。今回のCM撮影について、賀来は「これまで体験したことのない壮大なCMで、スケールの大きなセットの中、時間を忘れて撮影できました」と回顧。「“自分を信じて、未来に進め”というテーマのCMでしたが、僕自身、基本的に自信はないんです。だから、根拠のない自信を自分の中に作るようにしています。普段から絶対にできると信じて、自分で自分を鼓舞することが物事に挑戦する原動力になっていると思います。自分を信じてポジティブに突き進むことはとても大切なことです」と語った。
2021年09月06日俳優・山崎賢人の2022年カレンダーが発売決定。表紙ビジュアルとメイキング映像が公開された。2010年に俳優デビューし、連続テレビ小説「まれ」や「デスノート」、「トドメの接吻」、「グッド・ドクター」、続編製作も決定している『キングダム』「今際の国のアリス」など、様々な作品に出演し活躍する山崎さん。今回発売が決定したのは、自身6作目となるカレンダー。山崎さん本人がプロデュースし、企画段階から参加、スタッフと打合せを重ねて撮影に挑んだ。被写体の内面をありのままに写し出す人物撮影を得意とする写真家ティム・ギャロと、山崎さんのアイディアを融合させた本作は、とあるテーマに基づき、全ページが異なるシチュエーションと衣装で構成されているという。公開された表紙カットは、飾らないナチュラルな表情を捉え、透明感のある1枚を採用。また特典カットも到着。レザーのライダース姿やタトゥーアートを施したカット、素に近い表情が切り取られている。そんなカレンダー撮影の模様が覗ける、メイキング映像も到着した。「山崎賢人カレンダー2022」は11月12日(金)発売。(cinemacafe.net)
2021年09月03日俳優の山崎賢人が、11月12日に自身6作目となるカレンダー『山崎賢人カレンダー2022』(SDP 2,750円)を発売する。山崎本人がプロデュースを手掛け、企画段階から参加し、スタッフと打合せを重ねて撮影に挑んだ今作。とあるテーマに基づき、全ページが異なるシチュエーションと衣装で構成されたカレンダーに。被写体の内面をありのままに写し出す人物撮影を得意とする写真家、ティム・ギャロ氏と、山崎のアイデアが融合して完成した。今回、写真集発売の発表とあわせて、表紙カット&特典カット3点が公開。表紙カットは、飾らないナチュラルな表情を捉え、透明感のある1枚となっている。そして、特典カットは、レザーのライダースに身を包んだカットやタトゥーアートを施したカット、素に近い表情を見せているカットなど、普段見ることのできない様々な表情が切り取られ、見応えのあるものに仕上がっている。また購入特典として、STARDUST SHOPPERS、楽天ブックス、HMV&BOOKS online/HMV店舗/ローソン店頭Loppiで、それぞれ絵柄の異なるポストカードが封入される制作スタッフも「本人のアイデアが詰まった本作を、まずは謎解き感覚で楽しんでほしい」と語るなど、山崎がこだわった今回のカレンダーのコンセプトとは一体何なのかに注目だ。(C)SDP
2021年09月03日Twitterを中心に注目ドラマの感想を独自の視点でつづり人気を博している、かな(@kanadorama)さん。2021年夏スタートのテレビドラマ『TOKYO MER』の見どころを連載していきます。誰かが現状やっていることだとしても、自分がやるとなると見える景色は全く違う。近くで見ていて自分のキャパシティを超えたものだと自覚があれば尚更だ。それでも、そんな仕事やミッションが転がり込んできたらどうするか。しかも大体そのタイミングは、準備もなく突然なのである。『TOKYO MER』9話大使館の地下駐車場に閉じ込められた喜多見と千住心配なニュースが入ってきた。TBSで毎週日曜9時に放送中のテレビドラマ『TOKYOMER』に出演中で、公安の警察官を好演している稲森いずみと馬場徹の2人が新型コロナウイルスに感染し、自宅療養・経過観察にて今後の撮影は状況次第とのこと。ドラマは最終回間近の佳境であり、そんな中で撮影スケジュールが変更になるということは、他の誰よりもご本人たちにとってどれほどもどかしく悔しいことかと思う。ただただ、お2人の1日も早い回復を願うばかりである。ありとあらゆる境界線を踏み越え、想像もつかないような危険区域に突入して患者を救ってきた救命医療チームMER。最終盤に入った今回の現場は、ある意味都内で最も厳密な『入れない』場所の1つある外国大使館である。大使館の地下駐車場で二酸化炭素中毒事故という、想像するだけでも息苦しい現場に、MERチーフの喜多見とレスキュー隊の隊長である千住(要潤)の2人はシャッターで閉じ込められてしまう。危機をこれでもかと何重にも重ねるのがこのドラマの真骨頂ではあるが、大使館での事故という高度な政治判断が求められる状況で、MERの長である都知事の赤塚(石田ゆり子)は持病が重篤化して指揮を取れなくなってしまう。赤塚に代わり、最終的な判断と責任を引き継いだのは、危機管理対策室長の駒場(橋本さとし)。レスキュー現場叩き上げの実直さの分だけ政治的な駆け引きには長けておらず、責任者である大使と連絡が取れずに活動の許可を得られないままの現場指揮に苦悩することになる(そして例のごとく厚労省の横槍も入る)。喜多見と千住のバディからも目が離せない今作において、主人公・喜多見のバディと言うべき存在はクールな医系技官の音羽尚(賀来賢人)だが、一方でレスキュー隊の無骨な隊長の千住もまた、喜多見とともに並ぶ佇まいが魅力的だ。互いに黙して語らず、目線や背中合わせの空気で通じ合う音羽とのバディとは対照的に、喜多見と千住のやりとりは言葉も主張もガツガツとぶつけ合って、信頼を得ていく熱さがある。今回のエピソードの通低音は『息苦しさの恐怖』である。この一年半、社会全体が新型コロナウイルスと闘い続けて、息苦しいということへの不安が共有されている今、この恐怖は鬼気迫るものがあった。かろうじて窒息寸前で脱出した喜多見は、駆けつけるMERメンバーに連れ帰った患者の正確な病状を息も絶え絶えに伝える。それは第3話で立てこもり犯人相手に命の危機に晒されながら患者の病状を叫んで伝えた看護師の夏梅の懸命さとも重なる。自らの危険を顧みず人を連れ帰るのがレスキューの矜持(きょうじ)ならば、自分の苦しみより1秒でも早く正確な判断で患者を救おうとする救急救命医の矜持を感じるシーンだった。レスキューのプライド、救急救命医のプライド、そして今まで絶妙な政治判断でMERの存続を繋いできた赤塚都知事の不在を危機管理対策室長の駒場はどのようにリカバーしたか。それは連絡のつかない当該大使をめぐる解決であり、半歩引いたところから情報収集をして駆け引きを交えながら大局の判断を下すという、いかにも「赤塚都知事ならばこうする」といった鮮やかな解決であった。手に余る判断や責任を負う時「あの人ならばどうするか」の仮定は、誰にとっても有効なツールである。室長の駒場とレスキューの千住は師弟のような間柄らしく、こういった脇を固める人物の来し方のサイドストーリーに思いをはせたくなるのも、このドラマの楽しさである。『TOKYO MER』最終回直前物語に不穏な空気もさて、これでめでたしというところに一旦落ち着きかけて、最後に不穏なトリガーを引くのも、最終回間近のエピソードゆえだろうか。一度はうまく隠しおおせたかに見えた喜多見の過去が厚労省の久我山によって蒸し返され、世間に流布されたことでMERは世論を敵に回すことになってしまう。救いたいと奔走してきた社会の人々から無情に石を投げつけられるとき、MERはその信念をぶれさせることなく走り続けられるのか。タフな医療従事者たちの物語も、終幕が近い。TOKYO MER/TBS系で毎週日曜・夜9時~放送過去のTOKYO MERドラマコラムはコチラから[文・構成/grape編集部]
2021年09月02日鈴木亮平主演「TOKYO MER~走る緊急救命室~」第9話が8月29日放送。賀来賢人演じる音羽が小声でささやいた「チョコ…ですかね」に「尊すぎ」などの声が集まるとともに、要潤演じる千住の活躍にも注目が集まり“千住さん”がトレンド入りする事態になっている。最新の医療機器とオペ室を搭載した大型車輌(ERカー)で、危険極まりない重大事故・災害・事件の現場に駆けつけ、負傷者にいち早く救命処置を施すモバイル・エマージェンシー・ルーム“MER”が設立。この「TOKYO MER」に集まった救命医や看護師たちの活躍を描いていく本作。海外でテロリストを助けたことで投獄されていた過去を持つTOKYO MERのチーフ・喜多見幸太を鈴木さんが演じるほか、TOKYO MER解体の命を受け厚労省から派遣されたが、喜多見に協力していく音羽尚に賀来さん。TOKYO MERの看護師・蔵前夏梅に菜々緒。弦巻比奈に中条あやみ。看護師のホアン・ラン・ミンにはフォンチー。麻酔科医・冬木治朗に小手伸也。臨床工学技師で救命士の徳丸元一に佐野勇斗。TOKYO MERを立ち上げた東京都知事の赤塚梓に石田ゆり子。TOKYO MER解体を企む厚生労働大臣の白金眞理子に渡辺真起子。厚労省医政局のトップである久我山秋晴に鶴見辰吾。東京消防庁ハイパーレスキュー隊の千住幹生に要さん。喜多見の元妻・高輪千晶に仲里依紗。喜多見の妹・涼香に佐藤栞里。東京都危機管理対策室室長の駒場卓に橋本さとし。与党幹事長・天沼夕源に桂文珍といったキャストも共演する。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。今回はパルナ大使館の地下駐車場で消火用の二酸化炭素が噴出。MERが出動しようとしたその時、心臓に持病を抱えた赤塚が倒れる。大使館に向かう喜多見たちだが、大使と連絡がつかず中に入れない。なんとか職員を説得し救出を開始するが外国人男性の手当てをしている最中、再び二酸化炭素が噴出し防火シャッターが閉じて、喜多見と千住は駐車場に閉じ込められてしまう。さらに赤塚のいない危機管理対策室に白金と久我山が乗り込んできて、赤塚の容態も急変し…というのが今回のストーリー。冒頭で涼香から「またお菓子作ってきますね。何がいいですか?」と聞かれた音羽は不愛想に「おかまいなく」と返答するが、「じゃあ、好きな味とかは?」とさらに質問され、少し考えてから「チョコ…ですかね」とささやくような小声で答える。そんな音羽に「おおお..お..音羽先生可愛い」「音羽先生はチョコ好き」「(超小声)の音羽先生尊すぎ案件」「音羽先生の「ちょこですね…」に萌え過ぎでよだれ飛ばしちゃった」などの声が。一方、二酸化炭素が充満する地下駐車場から逃れるため、酸素マスクもないまま防火シャッターの電源を切断し、自力でシャッターを開ける千住。「ガス爆発の現場で部下を助けてもらった借りがある。これでチャラにしてもらう」と言って決死の脱出作戦を実行するも心停止、喜多見たちの必死の蘇生措置で回復する…千住にも「千住隊長今度こそ危ないかと思った、良かった!今回も熱かった!」「千住隊長とってもかっこよかった!!」「千住隊長に惚れるしかないんだが」などの投稿多数。喜多見とのコンビネーションにも「喜多見チーフと千住隊長のタッグがアツすぎた」「喜多見チーフと千住隊長たまらん」「喜多見先生と千住さんの相棒感最高」などの声が続々と寄せられ、放送後には“千住さん”がトレンド入りを果たす状況になっている。(笠緒)
2021年08月29日Twitterを中心に注目ドラマの感想を独自の視点でつづり人気を博している、かな(@kanadorama)さん。2021年夏スタートのテレビドラマ『TOKYO MER』の見どころを連載していきます。過去に不義理や過ちがある。誰かを傷つけたり、属していた組織にダメージを与えてしまった。その時はそうするしかなくて必死だったけれども、後で考えてみればもっと他にやりようはあったと思う。ずっと後になってそれを誰かに話すのも、言い訳に思え、都合よく許されたいみたいで何かが違う。そんな湿った後ろめたさは、誰の人生にもあると思う。心の片隅の消せない湿気も、自分の人格の大事な一部ではあるけれども。『TOKYO MER』8話の舞台は小規模病院最終章に入り、ストーリーが加速しているテレビドラマ『TOKYO MER』。第8話の今回、敏腕救命医にしてMERチーフ喜多見幸太の過去、『空白の一年』がいよいよ明らかになった。今回の舞台は土砂崩れで主電源を喪失した小規模病院である。非常用電源が数時間稼働している間に入院患者を他の病院に移送するという、当初は難易度が高くないと想定された今回の任務。その中で、MERチームの一員であり厚労省の医系技官でもある音羽(賀来賢人)は、かねてから疑念を抱いていた喜多見とテロ活動との関わりについて直接本人に斬り込む。「このメンバーには、正直に全てを話すべきです」それは喜多見の過去がどんな内容であっても、自分を含め「このチームであれば受け止めます」という意思表示の裏返しであったのだろう。しかし、チームの存続を天秤にかけた結果、何も語らない喜多見に音羽は失望してしまう。その失望が、喜多見がテロに加担している可能性の落胆よりも、自分たちを信用せず秘密を明らかにしてくれないことへの落胆だと表情や言葉に滲む音羽の真摯さが切ない。かくしてMERチーム最大の長所であるチームの連動性は損なわれたまま停電した病院にたどり着く。しかし、現場の病院は、続く小規模の崩落で非常用電源も損なわれてしまい、生命維持に必要な医療機器がほぼ使えない状態。MERは手足が縛られたような救命活動に突入する。パニックが畳みかけるスピードと密度でいえば今回が一番激しいかもしれない。そのくらい、電源を喪失すること、機器が万全に使えないということが医療行為にとって致命的だと分かるエピソードだった。思えばこのドラマはずっと、超人的な腕前の医者が1人いたとしても、救命医療はあくまでチームありきであること、チームの連動性こそが医療の質を上げるという姿を描き続けてきた。ここで更に、道具と環境あっての100%の医療だとシビアに描く。そして同時に、看護師という職業ゆえに子の登園を他の父母に渋られる夏梅も、短絡的な政治家の判断で治療を後回しにされそうになる妊婦も、多忙すぎて我が子と別居状態になっている麻酔科医の冬木も、医療機器不足なら自分の救命処置は必要ないと申し出る老人も、このドラマは、今、感染症と泥沼の戦いを続ける社会の写し絵だと分かる。『TOKYO MER』喜多見の空白の一年が明らかに暗闇の中、壊れた非常用電源を1人で復旧しながら、喜多見はイヤホン経由でメンバー相手に自らの過去を明かす。海外の紛争地帯で、1人のテロリストを患者として治療したこと、患者である以上、政府に引き渡さずにかくまったこと、結果、テロリストは病院から去り、隠匿(いんとん)した喜多見は逮捕され服役したこと……。喜多見の手で非常用電源は復旧するものの、引き換えに喜多見自身は重傷を追ってしまう。崩落の危険がある場所で、繰り返される退避命令に背き、MERチームの中でもとりわけ『もっとも命令に背けない男』の音羽が、真っ先に喜多見の救命に走る。ドラマとして『お約束』の展開かもしれないが、そうと分かっていてもやはり胸が熱くなる。まさにTBS日曜劇場の本領発揮ともいうべき名場面だった。どんな人間でも救いたいと願って自分が治療した相手が、野に放たれたあと、無差別に人を殺傷する。1をとったことで多数が失われる。決して医療は数の論理ではないけれど、あの1つの治療行為は果たしてそれで良かったのか、喜多見のような男が考え、悩まないはずがないと思う。その苦悩は時に喜多見を無謀すぎる救命に向かわせているようにも思える。厚労省の医系技官である音羽もまた、官僚として制度設計や今以上に大きな仕事をせねばならない使命感と、目の前の命を無心に救いたいジレンマに最初から悩まされている。ともに無情な心の天秤に翻弄される救急救命医のバディは、物語の最後にどこにたどり着くのだろうか。そして喜多見の過去は明らかになったが、テロリストであるエリオット椿が呟いた喜多見との『約束』の内容は、まだ明かされていない……。TOKYO MER/TBS系で毎週日曜・夜9時~放送過去のTOKYO MERドラマコラムはコチラから[文・構成/grape編集部]
2021年08月26日鈴木亮平が救急救命医を演じる「TOKYO MER」の8話が8月22日放送。喜多見の“名言”を口にし、彼を助けるため“叫ぶ”…賀来賢人演じる音羽に今週も「胸熱」「一番熱い男」などの声が殺到。佐藤栞里演じる涼香との関係に注目する声も多数投稿されている。最新の医療機器とオペ室を搭載した大型車輌(ERカー)で、危険極まりない重大事故・災害・事件の現場に駆けつけ、“一人も死者を出さない”ために負傷者にいち早く救命処置を施す救命救急のプロフェッショナルチーム「TOKYO MER」の活躍を描く本作。都知事の赤塚から任命されTOKYO MERのチーフドクターとなったが、テロリストとの関わりが疑われている喜多見幸太に鈴木さん。TOKYO MERを解体するため厚労省から送り込まれ、喜多見の過去を探る医系技官の音羽尚に賀来さん。喜多見の妹・涼香に佐藤さん。TOKYO MERの看護師、蔵前夏梅に菜々緒。研修医とMERを兼務する弦巻比奈に中条あやみ。MER看護師のホアン・ラン・ミンにはフォンチー。MERの麻酔科医、冬木治朗に小手伸也。MER臨床工学技師で救命士の徳丸元一に佐野勇斗。MERに指示を送る東京都危機管理対策室室長の駒場卓に橋本さとし。喜多見の元妻で医師の高輪千晶に仲里依紗。TOKYO MERを発案した都知事の赤塚梓に石田ゆり子といったキャストが出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。8話では停電で電源が喪失した病院にMERが出動する。その道中、音羽はMERメンバーがいるなか、喜多見がテロ組織と関係あるのでは?と問う。答えをはぐらかす喜多見に対し音羽は、今後は命令に従わず自分の判断で行動すると言い出す。その後、MERが病院に着くと豪雨で土砂崩れが発生、病院の非常用電源が使えなくなり、さらに病院までの道も土砂崩れでふさがり、患者の搬送が不可能になっただけでなく、病院自体にも土砂崩れの危険が迫る。土砂に埋まった非常用電源を復旧させようとする喜多見は、海外で医療活動をしていた際に銃撃された椿の手当てをしたこと。その後政府の人間が彼を探しに来たが、患者を守るために「ここにはいない」と嘘をつき、テロリストをかくまって逃がした罪で逮捕され、1年間投獄されていたことを告白…というのが今回のストーリー。非常用電源は復旧するが、その際喜多見は感電。喜多見を救出に向かおうとするMERメンバーを制止する駒場に対し、音羽は「待ってるだけじゃ、救えない命があります」と告げ、彼を救いに向かう…このシーンに「音羽覚醒 胸熱」「喜多見先生の名言を音羽先生がついに」「音羽先生がそれをいうのかーーー!!!」などの声が上がる。救出に向かった音羽たちだが、発見された喜多見は感電し心停止していた。そんな喜多見に音羽は心臓マッサージをしながら「ふざけんなよ!勝手に引っ張り込んで、さんざん無茶して、これで終わりかよ…戻って来いよ!」と叫ぶ。音羽の必死の手当てのかいもあって喜多見の脈が回復する…そんな音羽の“叫び”にも「音羽先生、喜多見チーフのこと好きすぎじゃん・・・・・・」「今日音羽先生が活躍しすぎてツンデレが溢れすぎた」「実は音羽先生が一番熱い男だよね」などの反応多数。そんな音羽のもとに現れた涼香は、喜多見から「秘密がバレたときには音羽先生の味方になれ」と言われたことを明かしたうえで、音羽が以前自らが救った妊婦に対し語った“過去”を聞いていたことを告白。自分は権力が欲しいだけの官僚だと話す音羽に、涼香は「ずっと音羽先生の味方ですから」と伝える…。そんな涼香の言葉にも「こんなに言われたら、好きになってしまうよね」「これは実質プロポーズ」といった感想が投稿されている。(笠緒)
2021年08月22日Twitterを中心に注目ドラマの感想を独自の視点でつづり人気を博している、かな(@kanadorama)さん。2021年夏スタートのテレビドラマ『TOKYO MER』の見どころを連載していきます。人生のどこかで、特異な才能の誰かに出会う。圧倒的な才能の持ち主が更に人知れず努力を重ねていることを知る。これは勝てないと痛感する。相対的に自分は凡庸な人間だと知る。大多数の人が経験するであろう、ヒーローにもゲームチェンジャーにもなれない自分を見つめ直したら、どうするか。「待っているだけじゃ、救えない命がある」をコンセプトに、数多の現場に直接駆けつけて救命活動を続ける医療チームの活躍を描き、好評の『TOKYO MER』。第6話は山林で発生した小学生の遭難事故。今回のエピソードで初めて、チームはルートごとに3つのチームで別行動を取ることになる。医師かつ医系技官である音羽(賀来賢人)は、戦力を分散することで医療行為そのものが行えなくなる危惧をチーフの喜多見に訴えるが、喜多見はメンバーの能力を信じて、より救命の可能性が高くなると判断した上で分散行動を採用する。その判断は当初は吉と出て、研修医として参加している比奈(中条あやみ)の頼もしい成長が描かれる。その場での手術を決断する比奈が、第2話で看護師の夏梅(菜々緒)に教わったように、大きな深呼吸ひとつの後に落ち着いて手術に取り掛かる様子は、個人的に嬉しくなった。『TOKYO MER』麻酔科医の冬木明かされたプライベート一見順調に見えた別行動での救命活動だが、遭難の理由がスズメバチに襲われて子供たちが分散して逃げたことにあると判明するあたりから、一気に暗転していく。子供たちの怪我に加えて熱中症、そして救命活動時にも襲いかかるスズメバチに、MERチームは一気に追い詰められていく。そんな中、遭難している子供の中にはMERチームの麻酔科医である冬木(小出伸也)の息子がいることが判明する。そして良き父として家庭がうまくいっているように見えていた冬木が決してそうではないこと、息子とは別に暮らす日々であることが明かされる。時折会う息子に、「自分はMERの副チーフとして立派な仕事をしている」と、存在しない役職を見栄で語ったと自嘲して詫びる冬木に、喜多見は微笑むがあえて何も語らない。かつて比奈が自分の未熟さに悩んだ時も、喜多見はそれらしい言葉を探そうとはせず、黙って見守っていた。それが喜多見なりの誠実なのだろう。今回はベトナム出身の看護師のミン(フォンチー)が、看護学校に通った頃の話もあり、無邪気に見えるミンもまた苦労人であることが示唆されている。冬木の家庭の話といい、喜多見の謎の過去といい、順調に生きているように見える誰かが実は痛みを抱え、表に見せない憔悴とともに生きているということなのだと思う。息子に、離れて暮らす理由を夫婦の不仲ではなく父親として自分の仕事にそれだけの価値があるからだと嘘をついてでも思ってもらいたい冬木の願いが切ない。仕事の現場では、もちろんサポート役としての自分に誇りを持っている。それでも麻酔科医という仕事はその難しさや重要さに比べて、どうにも世の中の認知度が低い。しかし重傷で運び込まれた冬木の息子の手術は、エースである喜多見1人の技術だけでは助けられない。あわやというところで MERチーム全員が集結して無事に切り抜けて終わる。クライマックスの魅せ方が光る『TOKYO MER』第6話1人で奮闘する喜多見の技術が卓越しているということを存分に見せてなお、やはりチームでなければ大きな仕事はなし得ないと痛感させるクライマックスの魅せ方は素晴らしかった。良い投手がいれば試合に勝つ確率はあがる。しかし捕手がいなければ投げようがない。そして内野、外野それぞれを守る野手がいなければ試合そのものが成立しない。自らもハチ毒に苦しみながら、息子の手術に現れた冬木は、力強く語った「オペ室の患者さんを守るのは、麻酔科医の仕事です」。あえて父子であることを排除したその言葉は、プロ意識と裏方の矜持(きょうじ)そのものだった。凡人ゆえの小さな屈折と、「分かるわかる」とホッとするような温かみと、裏方だからこその格好良さを見せてくれた小出伸也の熱演に惜しみない拍手を贈りたい。ここまでの6話を通して見ていると、医療者が『現場にいる』重要性と同じくらい、そこにたどり着ける体力や技術(レスキュー隊が補助することも含め)があることの難しさを描いているように見える。その意味で、知性と職人肌の誠実さと説得力のある身体作り、全てを表現できる俳優として喜多見幸太はまさに鈴木亮平のハマり役であると思う。そんな喜多見の、序盤からことあるごとに描かれていた『やばい過去』が徐々に明らかになる。どんな予想外の展開が待っているのか、ノンストップな日曜の夜を待ちたい。TOKYO MER/TBS系で毎週日曜・夜9時~放送過去のTOKYO MERドラマコラムはコチラから[文・構成/grape編集部]
2021年08月12日鈴木亮平が主演する「TOKYO MER」の6話が8月8日オンエア。今週も賀来賢人演じる音羽に「ツンデレがすぎる」といった反応が集まるとともに、右手で頭部を手術しながら左手で注射を打つという喜多見の“神技”に「超人か…」など感嘆の声が続々寄せられている。最新の医療機器とオペ室を搭載した大型車輌(ERカー)である“MER”=モバイル・エマージェンシー・ルームを駆使し、“一人も死者を出さないこと”をミッションとする「TOKYO MER」の活躍を描いていく本作。キャストはTOKYO MERのチーフドクター・喜多見幸太を鈴木さんが演じるほか、貧困のなか母を亡くした経験から、医療の不平等を是正するために医師免許を持つ官僚“医系技官”となった音羽尚に賀来さん。また蔵前夏梅に菜々緒、弦巻比奈に中条あやみ、ホアン・ラン・ミンにフォンチー、冬木治朗に小手伸也、徳丸元一に佐野勇斗。東京消防庁ハイパーレスキュー隊の千住幹生に要潤、喜多見の妹・涼香に佐藤栞里、TOKYO MER発案者で東京都知事の赤塚梓に石田ゆり子といった顔ぶれ。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。6話では18人の小学生が奥多摩で失踪する事件が発生し、現場に向かった喜多見は子供を捜索しつつ治療もするためメンバーを分散させる。これまでチーム一丸でピンチを乗り越えてきたメンバー達はバラバラに闘うことになる…。音羽や比奈は原因不明の重症に陥った子供たちの治療に苦慮するなか、喜多見も必死に処置に当たるが必要な薬剤が全く足りず…という展開。緊張性気胸の子どもを発見、搬送していては間に合わないと判断しその場で手術する決断をする比奈の姿に「比奈ちゃんたくましくなってる」「比奈先生成長してる…泣いちゃう…」「比奈先生がめっちゃ成長してる……これだけでもう涙腺やられる」などの声が上がる一方、11人もの子どもたちの手当で手持ちの点滴が尽きてしまい、絶体絶命の危機を迎える喜多見にドローンで点滴を届ける徳丸にも「徳丸くん!!!!!きみはどこまで優秀なんだ!!!」「ドローーーーーーーン!!!!!!とくまるくんすげえ」「今やドローンはどこでも必須なんだな」など賞賛の声が相次いで送られる。また音羽とコンビで捜索に向かうなか、自分もいつか喜多見のように人の命を救ってみたいが「そんな勇気も力もありませんけどね」と話すミン。その後子どもたちがスズメバチに襲われ山道を外れ、散り散りに分散したことが判明。さらにミンも救助隊員を助けようとしてスズメバチに襲われてしまう。その際ハチに刺されてしまったミンの処置をしながら「ミンさんにもありましたね、勇気」とつぶやく音羽…そんな音羽に今週も「ミンさんの勇気ある行動を褒める音羽とかいうツンデレ」「音羽先生ツンデレがすぎるぞ」といった声多数。そして行方不明になっている子どもの中に冬木の息子・壮太がいることがわかる。過去にスズメバチに刺されたことがあり、非常に危険な状態の壮太をERカーに運び手術を始める喜多見は、右手で頭部の手術をしながら、手元も見ずに左手で注射を打つという技を見せる…喜多見の“神技”に「喜多見先生両手で別々の処置を…!?」「すげぇなドリル使いながら注射してんだぞwこの人www」「二刀流すごすぎ」「喜多見先生超人か…」など視聴者からの投稿も続々と届けられている。(笠緒)
2021年08月08日Twitterを中心に注目ドラマの感想を独自の視点でつづり人気を博している、かな(@kanadorama)さん。2021年夏スタートのテレビドラマ『TOKYO MER』の見どころを連載していきます。経験を積めば人脈は増える。増えた人脈はよりレベルの高い仕事を可能にする。一方でそれはしがらみにもなってあなたを縛る。利害の調整、恩義、尖った意見は誰かを怒らせそうで、もう言えない。最初に理想はあったのに、いつしか遠くに流されてしまう。そしてほろ苦く思う、生きるってこういうことさ。多少なり誰にでも覚えがあると思う。でも、戻れないところに流されてしまう前に、確かに幾つかの分岐はあったはずだ。『TOKYO MER』第5話、大物政治家と妊婦の救出で揺れる音羽移動する手術室として、さまざまな災害や事件の現場に駆けつけてきた『TOKYO MER』。第5話の現場は、本拠地としている病院内のエレベーター。ここまで、鈴木亮平演じる凄腕救命医のチーフ・喜多見と対になる存在として描かれてきた、賀来賢人演じる、医系技官(厚労省の官僚であり医師でもある)の音羽尚が、大物政治家と臨月の妊婦、そして病院ボランティアの喜多見の妹とともにトラブルを起こしたエレベーターに閉じ込められる。さらにエレベーターには火災の煙が充満し、臨月の妊婦の容体が急変する。官僚として更なる高みで大きな仕事を成し遂げたい音羽は、政治家の意向には逆らえない。煙の中、目の前で苦しむ妊婦か、自分を真っ先に助けろと騒ぐ大物政治家(桂文珍演じるこの政治家が、また下劣かつ自己中心的で同情の余地がない)か、音羽は苦しい選択を迫られる。こんな多重危機が次から次に発生する確率を考えてしまうより前に、視聴者をジェットコースターのごとき物語のレールに乗せてしまうのが今作の巧さだ。名探偵がいれば事件が起こる、それと同じだと思う。災害現場でも事件でも常に真っ先に患者の元に走るチーフの喜多見が、エレベーター内という特殊な環境もあって今回は一向に現場に辿りつけない。イヤホンマイクの声と不鮮明なエレベーター内カメラの映像を頼りに、喜多見と音羽はやりとりを重ねてエレベーター内での緊急帝王切開を決断する。音羽の出世の道を閉ざしてでも妊婦を救う決断に向けて、決して焦らずに柔らかい口調で対話を積み重ねる喜多見のありようが興味深い。喜多見はこれまでのMERの現場の経験から、音羽がどちらを選ぶのかは分かっている。しかし、どこまでも本人の明確な意思で選んでほしいと内心願っている。やはり喜多見は医者であるのと同時に、卓越したチームリーダーであり、オーガナイザーなのである(その『人たらし』ぶりは、喜多見が現場に辿り着いた時に政治家まで巻き込み当事者にして、味方につけるあたりでも発揮される)。その喜多見が決断のために音羽に最後に投げかけた言葉は「(手術をするかどうかは)あなたの判断に任せます。あなたは、医者ですから」。喜多見の言葉で、音羽は官僚ではなく1人の『医者』として手術の判断を下す。その決意は、簡潔な一言だった。「命より大事なものなんか、この世にはないんです」。誰の人生にも、大小の分岐点がある。常に迷わずに選べるならば幸せだが、大抵はどちらの道にもメリットもデメリットも同じくらいあって、私たちは迷う。迷って誰かに背中を押してもらうなら、せっかくならば妥協ではなく、きれいごとで背中を押してもらいたい。そう思わせてくれるような心の震えるシーンだった。複雑な人間の心の機微を表現する、賀来賢人の演技テレビドラマ『今日から俺は!!』(日本テレビ系)で、金髪の悪魔・三橋をコミカルに演じて世代を超えた人気を得た賀来賢人だが、出世作ともいえる朝ドラ『花子とアン』(NHK)では、妹・花子の成功に屈折した思いを抱く軍人の兄を好演している。感情を殺しストイックさを前面に押し出しつつ、心の奥にある柔らかさを隠しきれない。そういう複雑な役もよく似合う。音羽が医師と同時に官僚になった動機は、貧しさで適切な医療にアクセスできなかった自分の母親への思いからであった。しかし、喜多見の妹の涼香に問われても音羽はその動機を明かさない。音羽は命を救った新生児の小さな手のひらに触れながら、その母親に懺悔するように静かな声で語りかける。そして、「新しい命を支援する仕組みを利用してほしい、自分は誰もが希望を持って生きられる国にしていくから」と、付け加える。そこで気づく。今回の話は医療従事者へのエールであるのと同じくらい、時に愚かな上からの指示や、矛盾した社会の状況に息苦しく縛られながらも、少しでもベターに制度を変えたいと日々激務をこなしている官僚たちへの熱いエールでもあったということを。あらゆる危険な現場とタイムリミットに疾走する今作も第5話にして折り返しである。毎回の濃密さに「まだ」と「もう」という思いが交錯する。この爽快な医療チームがどんな道をいくのか、後半も見守りたい。TOKYO MER/TBS系で毎週日曜・夜9時~放送過去のTOKYO MERドラマコラムはコチラから[文・構成/grape編集部]
2021年08月07日Twitterを中心に注目ドラマの感想を独自の視点でつづり人気を博している、かな(@kanadorama)さん。2021年夏スタートのテレビドラマ『TOKYO MER』の見どころを連載していきます。厚労省の上司に、「わざと失敗してMERを潰せ」と圧をかけられるたび、「やってみせます」と神妙に誓うものの、いざ喜多見たちと現場に出れば救命治療に没頭して結果的に「死者、ゼロです!」でMERの株を上げてしまう…。毎度お約束の、賀来賢人演じる、医系技官の音羽尚が、だんだん不憫でキュートに見えてきた『TOKYO MER』。ドラマの内容も、評判もノンストップで走り続けている救命ドラマの4話目である。現実離れした設定にも視聴者を引き込む絶妙さ毎回、「なるほどこういうクライシスで来たか」と唸る本作。第4話の現場は天井が崩落したトンネルの事故。しかも、崩落で閉じ込められた車には、移植手術のための心臓を預かり、運んでいた医師が乗っているという状況だ。崩落で重傷を負ったその医師自身の命と、移植手術用の心臓、それぞれにタイムリミットが迫る危機(当然、移植を待つ患者の命も手術室内で危機にさらされている)が、事故現場と病院の手術室の2か所で同時進行する、スリリングな展開になった。それは確率論的に見れば現実離れした設定なのだろう。しかし、見る側をスッと引き込んでしまうのが、ERカーのリアリティ含め、このドラマのロケーションや小道具等のセッティングの上手さだと思う。『MER』を潰したいはずの音羽が放ったひと言これまで放送された第1~3話と決定的に違うのは、今回は病院の手術室との連携であるという点で、しかも移植手術の執刀はMERのチーフ・喜多見の離婚した妻であり、有能な心臓外科医の高輪千晶(仲里依紗)。離婚の理由は未だ明かされず、喜多見と高輪の間の空気は微妙にギクシャクしている。互いにあまり未練はなさげだが、冷え切っているという雰囲気でもない。そこに移植の心臓を預かったまま重傷を負い、瓦礫の下で気力を振り絞って生命を繋ぐ医師の思いと、救助をはやる気持ちと二次被害の可能性の間で判断せねばならないレスキュー隊のもどかしさが交錯しながら、移植用の心臓は命のバトンとしてぎりぎりで繋がっていく。崩落事故現場から受け取った移植用の心臓の無事を確認して、タイムリミットから手術を諦めかけた高輪に手術を続けるよう叱咤(しった)したのは、本来ならMERを潰したいはずの医系技官の音羽で、それでもなお可能性に迷う高輪の背中を押したのは元夫である喜多見だった。音羽がMERに対して悪意があると喜多見も高輪も気づいている一方で、医師としての音羽の判断にはきちんと信頼をおいているのだと分かる描写が面白い。音羽は官僚としてより高みに上り、そこから制度改革をして、より『大きな船』で人を救いたい野心と、今目の前で危機にある『激流の小さな船』の命を救いたい願いで、常に大きく揺れている。熱い気持ちを押し殺しても、ふとした拍子に漏れでてしまう賀来賢人の演技がいい。人間味あふれる喜多見の一面が垣間見えた『TOKYO MER』第4話対する喜多見はここまで揺れず、誰に対してもブレていない。しかしそんな喜多見が4話目にしてわずかにブレた。誰に対しても丁寧かつ親切に、しかし緩やかに一線を引いているかのような喜多見が、移植手術を迷う元妻である高輪にかけた励ましの言葉は「大丈夫。千晶ならやれる!」。いつも、「~できますよ」「~しましょう」と他者に柔らかく語りかける喜多見が、半歩踏み出したファーストネームの呼び方とラフな言葉の激励。瓦礫の下で鳴るスマホの振動をとらえる一瞬、一向に戻ってこない心電図の音の変化に願いを込めて耳をすませる一瞬。誰にもフラットな男が僅かにはみ出した、別れた妻への距離感。それは微妙な変化に耳をすます第4話だった。喜多見と高輪、互いに尊敬や理解はあるようで、しかし離婚の理由はまだ明かされない。互いに高度な技術と信念を持ったプロフェッショナルの同業夫婦だと思えば、オンオフ一緒にいて、常に相手の技術と職業観を自分と比べながら暮らすのは案外辛いことかもしれないと思う。喜多見の実妹の言葉から、喜多見が無鉄砲に海外に医療活動に行ってしまうことも離婚の要因のように思えるが、初回から繰り返し示唆されている喜多見の過去の『やばいこと』も含め、まだ謎は多い。物語を貫く縦糸として、これから徐々にほぐれ明らかになっていくのだと思う。楽しみである。TOKYO MER/TBS系で毎週日曜・夜9時~放送過去のTOKYO MERドラマコラムはコチラから[文・構成/grape編集部]
2021年07月31日Twitterを中心に注目ドラマの感想を独自の視点でつづり人気を博している、かな(@kanadorama)さん。2021年夏スタートのテレビドラマ『TOKYO MER』の見どころを連載していきます。社会人になった新人の頃、あるいは転職直後、はたまた部署替えの後。自分の使えなさ加減がつらくて「どうせ私じゃなくてもいいのに。なんで私が」と惨めさに涙した経験は、多くの人があると思う。そんな誰にでもありそうな傷口をえぐり、更に塩を塗り込んでくる『TOKYO MER』(主演・鈴木亮平、脚本・黒岩勉)である。自分の存在価値を見いだせない研修医第1話から大好評だったこのドラマ。注目の第2話は、ハードな現場の職業における新人のありようを問いかける回になった。ノンストップの危機と、驚愕の疾走感あふれる医療シーンで視聴者の度肝を抜いた1話に続き、2話目の序盤の医療シーンも素晴らしくテクニカルで速かった。序盤の事故現場は鉄骨が落下した工事現場。ここで手練ればかりのMERメンバーの中で唯一の研修医・弦巻比奈(中条あやみ)は、判断ミスで患者の命を危険に晒し、さらに、いい訳を重ねたことで自己嫌悪におちいってしまう。チームの中で自分の存在価値を見いだせず気持ちが揺らぐ比奈。また、MER創設時、リーダーの喜多見が履歴書から研修医の自分を指名してピックアップしたことを聞き、理由が分からずにさらに悩むことになる。指名の理由は、比奈が履歴書に書いた「人の命を救いたいからです」という一文だったと後になって明かされるのだが、実際のところ、広い意味で喜多見は「誰でもよかった」のだと思う。今ある技術や才能ではなく、シンプルに意欲がある研修医ならそれでよかったのではないか。新人を1つの組織に迎え入れるとはそういうことで、スタートの「誰でもいい」を「この人でなければ」に変えていくのは、結局、苦楽をともなう成功と失敗の経験だけである。それが分かっているから喜多見は落ち込む比奈を前に多くを語らないし、周囲がすすめる慰労の食事会にも乗り気ではない。そんな状況で発生する後半の山場、祭りで起きた燃料タンクの爆発事故で、喜多見は比奈に一人前の救急医としての判断と医療行為を求める。不安と恐怖に尻込みしていた比奈が、今作の象徴ともいえる。傷病者の重症度などを示すトリアージタグに一瞬視線を落とし、意を決して事故現場に駆け出すシーンの数秒のタメは見事で、鳥肌の立つような名場面になった。そして思いもよらぬ事態で比奈は単独で手術を行うことになるのだが、その手術のテンポが実に『遅い』のである。第1話、第2話の序盤と、私たち視聴者が喜多見の手術の速いテンポを見慣れたからこそ、はっきりと遅さが分かる。しかし、比奈の迷いや未熟さ、それでももがきながら患者を救おうとする懸命さが際立ち、ここもまた、うなる演出だった。周囲の連携が光る『TOKYO MER』第2話高度な技術と判断力を必要とする専門職を育成する現場はどのようにあるべきか。厳しい判断を孤独に耐えながら下すための訓練とはどのようなものか。それは繰り返し、成功と同じくらいの失敗を経験し、苦い思いに耐えながら会得するものだろう。未熟な比奈に寄り添うように手術前に二度深呼吸をうながし、手術の準備に足りないものを喚起し「任せてください」と力強く応える、菜々緒演じるすご腕看護師・蔵前のたたずまいが実によい。そしてチーフの喜多見は、比奈が決定的なミスに至る前に駆けつけて、「新人としての芽」をつぶさぬようにしっかり守る。賀来賢人演じる厚労省医系技官の音羽は、組織の中で生きる自分自身の弱さやずるさを比奈のそれと重ねてしまい、おそらく彼女を案じてはいるのだろうが、きつくあたってしまう。しかし、現場で尻込みする比奈を決定的に動かしたのは、「お前は医者だろう。だったら全力で患者を救え」と、音羽がげきを飛ばしたことだった。それは迷いなく患者を救うことに集中したいという、音羽自身の内心の願いの裏返しのような言葉だったのかもしれない。危険で消耗の激しい専門職だからこそ、スタートラインから後進として新人を育てる必要がある。『育成の現場』の物語となったこのエピソードのてん末は、比奈にとっては必ずしも万事成功とはいかず、少しほろ苦いものになる。しかし、視聴後の印象はふわりと明るかった。悩める研修医は技術は未熟でも、少なくとも「なんで私が」は脱ぎ捨てたのである。それにしても、車椅子の危機管理対策室室長の駒場といい、堂々の胆力と軽やかな人たらしぶりを発揮する赤塚都知事といい、物語の脇を固める人物も魅力的なキャラクターぞろいである。物語は2話目、序盤。まだまだ極上の物語に酔える日曜夜9時が待っている。[文・構成/grape編集部]
2021年07月15日山田孝之と賀来賢人が出演し、福田雄一が演出を手掛けたミュージカル「モンティ・パイソンのSPAMALOT」のドキュメンタリー映像が5月31日(月)~6月6日(日)まで、Theatreliveにて配信されることが決定した。本作は、“コメディ界のビートルズ”と称されるイギリスの人気コメディ・グループ「モンティ・パイソン」の大ヒット映画『モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル』(1975年公開)を基に作られたミュージカル作品。ドキュメンタリー映像では、ポスター撮影から大千穐楽までの241日をふり返っている。初めて衣装を着たときの様子から、あの奇跡の歌声が生まれた瞬間など、余すところなくまとめられている。また、山田さん扮するアーサー王とパッツィ(矢本悠馬)が出番前に毎回行なっていた“とある儀式”や、ニッの騎士や吉田(賀来さん)の大掛かりな変身の様子など、本邦初公開の貴重映像も見逃せない。そして、キャストからのコメントやインタビュー、座長・山田さんの公演中のとある1日にも密着している。視聴チケットは、5月27日(木)まで現在先行販売中。一般販売は5月28日(金)0時からスタートする。さらに、公演パンフレット未収録の写真を収めた豪華ビジュアルブックの販売も決定。付録として、配信版ドキュメンタリー映像の全編収録に加え、上演期間中のアフターイベントの模様など、配信版では見られない映像も格納された特典DVD映像が付いてくる。DVDでは小関裕太&三浦宏規&長谷川忍(シソンヌ)による副音声の解説も必聴だ。ミュージカル「モンティ・パイソンのSPAMALOT」のドキュメンタリー映像は5月31日(月)10時~6月6日(日)23時59分Theatreliveにて配信。ドキュメンタリーDVD付ビジュアルブックは5月28日(金)12時~6月10日(木)23時59分先行販売、以降は通常販売。(cinemacafe.net)
2021年05月26日7月期のTBS日曜劇場となる、鈴木亮平主演の本格救命医療ドラマ「TOKYO MER~走る緊急救命室~」に中条あやみの出演が決定、コメントが到着した。主人公の「TOKYO MER」チーフドクター・喜多見幸太役を務めるのは鈴木さん。また、医師でありながら厚生労働省の官僚でもあり、喜多見と対立する音羽尚役で賀来賢人の出演が決定している。そして今回、中条さんが演じるのは、MERチームのメンバー・弦巻比奈(つるまき・ひな)役。心臓外科医を目指しつつもTOKYO MERを兼任させられ、日々忙殺されている研修医。心臓外科医を目指す彼女は「万全の医療体制のもとで患者とじっくり向き合う」ことが医師の仕事だと信じており、瞬間的な判断ばかりが求められる救命救急にモチベーションを見出せない。さらに、命を救うためとはいえ危険を顧みず現場でオペを強行する喜多見のやり方に反発する。だが、喜多見の凄まじいまでのオペ技術や素早い決断力、そして患者のために自らの命を懸けて事故現場に飛び込んでいく姿勢を目の当たりにし、次第に心が揺らいでいく。新人研修医である比奈の目線を通して描かれる、命に向き合う医療従事者としての使命感に注目だ。演じる中条さんは、ファッション誌「CanCam」の専属モデルとして活動する一方で、女優としても活躍。2017年公開の映画『チア☆ダン~女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話~』では第41回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。その後も映画『覆面系ノイズ』や『ニセコイ』、ドラマ「閻魔堂沙羅の推理奇譚」「君と世界が終わる日に」など数々の話題作に出演している。今作では日曜劇場に初出演。また、主演の鈴木さんとは女優デビュー作である「黒の女教師」(2012年)以来、約9年ぶりの共演となっている。「初めて日曜劇場に出演できる喜びを噛みしめつつも、これから闘いが始まるんだなと実感しています」と中条さん。「これまでにも研修医役を演じたことはありましたが、本格的な医療ドラマは今回が初めてです。救命救急の医療指導も受けさせていただきました」と言い、「みんなで力を合わせて作品を作っていくんだと思うと、もっと頑張りたいというパワーが湧いてきます」と熱く語りながら「一人一人の命を救いたいという医療従事者の方々の熱い思いを大切に、素敵で熱いドラマを皆様にお届けできれば」と意気込みを明かした。日曜劇場「TOKYO MER~走る緊急救命室~」は7月、毎週日曜21時~TBS系にてスタート。(text:cinemacafe.net)
2021年05月12日お笑い芸人の有吉弘行が7日、ツイッターを更新し、「ずーっと盗撮されてる」と明かした。有吉は「ずーっと盗撮されてるの中々気持ち悪いなぁ」と吐露し、「バイト代欲しいな」とボヤキ節。これに対する「しょうがない、有名人だもん」というリプライに、「女だもん。男だもん。子供だもん。国籍だもん。寺門ジモンだもん。寺門だもん。ですね。最悪ですね」と返している。先月1日、フリーアナウンサーの夏目三久と結婚した有吉。今月3日には俳優の賀来賢人が一部週刊誌に向けて、インスタグラムに「盗撮するのは100万歩譲って許します。しかし、もし次、私の子供を盗撮した記事を例えモザイクをつけたとしても、載せた場合、私は本当に怒ります。もうやめてくれませんか? 一応、言うのはこれで最後にします」と抗議文を投稿していた。
2021年05月08日賀来賢人が鈴木亮平主演の7月期日曜劇場「TOKYO MER~走る緊急救命室~」に出演、自身初の医師役に挑む。物語の舞台となるのは、都知事の号令で新設された「TOKYO MER」という救命救急のプロフェッショナルチーム。“MER”とは、モバイル・エマージェンシー・ルームの略称で、彼らは最新の医療機器とオペ室を搭載した大型車輌(ERカー)に乗り込み、重大事故・災害・事件の現場に駆けつけ、負傷者にいち早く救命処置を施すこと。“一人も死者を出さないこと”が、彼らに課されたミッションとなる。今回、そんな救命救急のプロフェッショナルチーム「TOKYO MER」の音羽尚(おとわ・なお)役で、賀来賢人の出演が決定。音羽は、厚生労働省の官僚でありながら医師でもある医系技官。若手エリート官僚として厚生労働大臣の意を受け、「TOKYO MER」に正式認可を与えないために派遣された、いわばスパイのような存在。命懸けで救命にあたるMERチームのリーダー・喜多見(鈴木亮平)に反発するという役どころだ。何よりも患者の命を優先して突っ走る喜多見と、冷静沈着でクールな音羽という対照的な2人。だが、実は音羽は「より多くの命を救うため、官僚として理想の医療を実現する」という熱い夢を持っていた。そんな2人がいつしか共鳴し、最高のバディとしてひたむきに命に向きあうようになるという。賀来さんといえば、劇場版も公開され大ヒットした「今日から俺は!!」でのコミカルなヤンキー役から、「半沢直樹」の証券会社の熱きプロパー社員役まで幅広い役を演じてきた。今作では、自身初の医師役に挑戦、専門的で高度なオペシーンにも挑んでいく。「台本を読んで、撮影がとにかく大変になるだろうなと思ったほど、スケールがとても大きい作品」と賀来さん。「脚本家の黒岩勉さんの『TOKYO MERのメンバーがヒーローに見えるような作品にしたい』というイメージを聞いて、すごくワクワクしています」と心境をコメント。「演じる音羽は、厚生労働省の官僚であり医師でもあるという複雑な役です。鈴木さん演じる喜多見とは対照的な役柄ですが、音羽には音羽なりの正義があると考えています。クールなキャラクターですが、実際のところはどうなのか、放送を楽しみにしていただければ」と期待を込めて語っている。日曜劇場「TOKYO MER~走る緊急救命室~」は7月、毎週日曜21時~TBS系にてスタート。(text:cinemacafe.net)
2021年05月06日俳優の賀来賢人が3日、インスタグラムを更新し、一部の週刊誌に向けて抗議文を投稿した。賀来は数社を挙げ、「盗撮するのは100万歩譲って許します」としながらも、「しかし、もし次、私の子供を盗撮した記事を例えモザイクをつけたとしても、載せた場合、私は本当に怒ります」と警告。「もうやめてくれませんか?」と問いかけ、「一応、言うのはこれで最後にします」と締めくくった。ファンからは数多くの励ましや同情の声が寄せられている。賀来は、女優・榮倉奈々とTBS系ドラマ『Nのために』(14)の共演をきっかけに交際し、2016年8月7日に結婚。2017年6月に第1子、2021年2月に第2子が誕生した。
2021年05月04日整った顔立ちと持ち前の演技力で、俳優として活躍している賀来賢人(かく・けんと)さん。同じく俳優の榮倉奈々(えいくら・なな)さんと2016年に結婚し、2021年5月現在は2児の父親としても日々奮闘しています。いつも穏やかな雰囲気を持つ賀来さんですが、家族を愛するがゆえに許せないことがあるようです。賀来賢人、週刊誌の行為に怒り同年5月3日、賀来さんは自身のInstagramアカウントを更新し、複数の週刊誌に向けたメッセージを投稿。賀来さん本人だけでなく、子供たちが週刊誌によって盗撮の被害に遭っていることを明かしました。 この投稿をInstagramで見る 賀来賢人(@kento_kaku)がシェアした投稿 同月現在、賀来さんの子供は3歳と乳児。幼い子供たちが勝手に撮影された挙句、雑誌に掲載されるのは1人の親としてとても不快でしょう。「次は本当に怒ります。もうやめてくれませんか?」という強い言葉からは、家族を大切に思う気持ちと、盗撮行為に対する怒りが伝わってきます。投稿に対し、多くの人が賀来さんを励ます言葉を寄せました。・もっと怒っていいくらいです。賀来さんは本当に優しい。・そりゃあ、まだ幼い子供のプライバシーを侵害されたらどの親も怒るよね。・盗撮だって100万歩譲って許す必要はないと思う。こういう被害がなくなりますように。知名度と引き換えに代償としてプライバシーをなくすことを表した、『有名税』という言葉があります。有名になる以上、プライバシーの保護が難しくなるのは事実。だからといって、第三者が私生活を暴いていいわけではありません。まして、賀来さんの子供は一般人です。我が子を守るために発した賀来さんの主張は、正当な怒りといえるでしょう。幼い子供との毎日は、親にとって貴重な時間。賀来さんと家族が安心して生活できるといいですね。[文・構成/grape編集部]
2021年05月03日2020年生まれの男の子81,896名を対象に『2020年の名づけトレンド』に関する調査を実施したところ、よみランキングTOP100のうち18個の名前が、か行で始まる「か行ネーム」でした。「か行」の音ははっきりと響く硬い音で、シャープな印象に。人気の「か行ネーム」TOP10をご紹介します。 1位こうき2019年よみランキングでは11位、2020年は13位にランクインした「こうき」。2年連続「か行ネーム」首位という結果になりました。2020年名前ランキングでは「光希」が83位にランクインしています。 「か行」で始まり「か行」で止まる、キリッとした男らしい印象の名前です。 2位かいと2019年、2020年と2年連続よみランキング14位にランクインした「かいと」。2020年名前ランキングでは「海翔」が40位、「海斗」が46位にランクインしました。「海斗」は2020年6月58位から7月は15位へ、「海翔」は2020年6月41位から7月は17位へと大きくランクアップしており、ともに夏になると増加する名前です。 英語では「凧(Kite)」という意味ですので、「凧のように広い空を自由に飛び回り、世界で活躍してほしい」という願いが込められているかもしれません。 3位かなた2019年は24位、2020年は21位だった「かなた」。2020年の名前ランキングでは「奏太」が32位、「奏汰」が36位、「奏多」が60位、「湊太」が92位にランクイン。 音や声をそろえて奏でるという意味のある「奏」は、調和や芸術性を感じさせる字で、「周囲を和ませる穏やかな人になってほしい」「細やかな部分まで気遣える優しい人になってほしい」という願いを込めて名づけてもいいですね。 4位かなと2019年よみランキングでは31位、2020年は27位にランクインした「かなと」。2020年の名前ランキングでは「奏斗」が76位、「奏翔」が83位にランクイン。 「かな」という響きは「な」が入ることでどこかやわらかい響きに。また、男らしく頼もしい印象を与える「と止めネーム」でもあります。 5位こうせい2019年よみランキングでは28位、2020年は37位にランクインした「こうせい」。男らしい響きの「こう」に、さわやかで清々しいイメージを受けるような「せい」を組み合わせた、現代的でかっこいい印象の名前です。 人気お笑いコンビ・ミキの昴生さんが同じよみで活躍されています。 6位こうた2019年よみランキングでは35位、2020年は39位にランクインした「こうた」。「こう」には「航」「考」「晃」「康」「幸」などが、「た」には「太」「大」「汰」などさまざまな組み合わせが考えられます。 響きも男らしくてかっこよく、安定して人気のあるよみです。 7位かいり2019年よみランキング51位から、2020年は44位にランクアップした「かいり」。「かい」には「海」や「櫂」など海や船を連想させる漢字が多く用いられます。海のように穏やかで懐深く、目標に向かって突き進むイメージを受けるようです。 「り」を止め字として使うことで、どこかきりっとした印象も抱きますね。 8位かい2019年50位から、2020年は45位にランクアップした「かい」。2020年名前ランキングでは「櫂」が65位にランクインしています。 船具のひとつである「櫂」には、羽を広げたような形の道具という意味があり、将来大きく活躍してほしいという願いを込めて名づけてもいいでね。 8位けんと2019年よみランキングでは36位、2020年は45位にランクインした「けんと」。2020年名前ランキングでは「絢斗」が52位に、「健人」が78位にランクイン。 芸能人では「林遣都」「賀来賢人」「山崎賢人」「中島健人」「永山絢斗」など人気イケメン俳優が同じよみで多数活躍しています。 10位こう2019年、2020年と2年連続よみランキング48位にランクインした「こう」。2020年名前ランキングでは「煌」が68位にランクイン。 二音ですっきりと洗練された印象です。また漢字一文字で表すことで潔くインパクトがあるイメージを受けるようです。 「か」行は音がはっきりと硬い音なため、どことなくシャープで聡明なきびきびとした男の子という印象を受ける名前が多いという結果になりました。これから男の子の名前を考えられる方、ぜひ参考になさってくださいね!【調査概要】調査対象:株式会社ベビーカレンダーが企画・運営している「ファーストプレゼント」「おぎゃー写真館」「ベビーカレンダー全員プレゼント」のサービスを利用された方調査期間:2020年1月1日(水)~2020年10月1日(木)調査件数:81,896件(男の子) 文:福島絵梨子
2021年04月27日今回ご紹介するのは、『きかんしゃトーマス』の劇場版最新作『きかんしゃトーマス おいでよ! 未来の発明ショー!』。ゲスト声優として参加した賀来賢人さんと後藤淳平さんにお話をうかがいました。【イケメンで観るドラマ&映画】vol. 78「大切なメッセージを伝えている作品です」イギリスで原作となる絵本が誕生してから昨年で75年、日本でTVアニメの放映がスタートしてから30年。根強い人気を誇る『きかんしゃトーマス』シリーズの劇場版最新作は、発明と進化でより良い未来を目指す物語を描いた『きかんしゃトーマス おいでよ! 未来の発明ショー!』です。舞台は、トーマスたちが暮らすソドー島で催される、未来の発明ショー。発明家たちが、ダンスする巨大ロボットや自動ミルクシェイクマシーンなどを披露する姿にみんながワクワク!ところが、楽しい発明品の数々に目を奪われているすきに、発明家ルースが手掛けた空飛ぶ車の設計図が何者かに盗まれてしまいます。トーマスと仲間たちは、力を合わせてこの大騒動に立ち向かいます。ゲスト声優として、日本から来た世界最速を誇る超特急のケンジ役に賀来賢人さん、怪しげな2人組を乗せたきかんしゃサニー役に後藤淳平さんが参加。物語を盛り上げます。ーーゲスト声優のオファーをいただいたときに、どう思いましたか?賀来さん『きかんしゃトーマス』シリーズは、僕自身が子どものころに観ていましたし、誰もが知っている素晴らしい作品です。オファーをいただいてすぐに飛びつきました。後藤さん僕は常日頃、自分の子どもに自慢できるような仕事をしたいと思っているんです。だから僕もオファーに飛びつきました。『きかんしゃトーマス』のゲスト声優のお仕事以上に、自分の子どもに自慢できる仕事はないだろうと。ーー後藤さんは、賀来さんの主演作『今日から俺は!!』がお好きだそうですね。実際に、賀来さんとお会いした印象は?後藤さん“今日俺”のキャラとは全く違う、優しい方だなと思いました。パパ同士ですから、おすすめの公園など、パパトークもさせていただき、楽しかったです。ーーもし、おふたりが同じ公園にいらしたら、ちょっとした騒動になりそうですね(笑)。後藤さん僕は景色に溶け込むタイプだと思います(笑)。賀来さんもしかしたら、どこかの公園でニアミスしているかもしれません。ーー声の演技で心がけたことは?賀来さん監督さんといろんな方法を試した結果、ケンジの表情をマネながら発声するやり方がしっくりと来て。声優のお仕事の新たな魅力を発見しました。良い経験をさせていただきました。ーーお気に入りのシーンは?賀来さんケンジがパニックになるシーンです。声だけでなく、動きもつけながら全力で演じました。妄想するシーンも好きです。ケンジの新しい一面を出そうと、楽しみながら演じました。ーー後藤さんは、笑うシーンで苦労されたとか。後藤さん最初に僕が陰湿な笑い方をしてしまって。監督に「そうじゃないんですよ」とダメ出しされてしまいました。賀来さん笑い声は難しいですよね。ーー賀来さんも後藤さんも演じるキャラクターにすごく似ていて、驚きました。賀来さん今回、そういうオファーだったんですかね?(笑)うっすら似ている方を探したという。後藤さんもし、そういう理由でしたら、超ラッキーですよね(笑)。ーーもし、後藤さんのお子さんが本作をご覧になって、「ケンジが一番かっこよかった!」と言ったら?後藤さんその点は大丈夫です。「なんでサニーじゃなくてケンジやねん!」なんて、ジェラシーはありません(笑)。ーー最後に、『きかんしゃトーマス』シリーズの魅力と、本作の見どころを教えてください。後藤さんきかんしゃという人気の乗り物に顔をつけたら、愛されますよね。もしかしたら、現実の世界でも電車同士が喋っているのかもしれない、乗り物にも感情があるかもしれない、なんてことを想像しながら観ると、より楽しめると思います。僕が演じたサニーの見どころで言えば、サニーは誰かの役に立ちたい気持ちから、初めてのことに挑戦していきます。サニーが勇気を出して挑戦する姿を見ていただきたいです。賀来さんトーマスたちは、よそ者であるケンジを当たり前のように仲間として受け入れ、助け合いながら問題を解決していきます。子どもから大人まで楽しめるエンタメでありながら、大切なメッセージを教えてくれる、素敵な作品です。ぜひ家族一緒に、映画館で楽しんでいただきたいです。インタビューのこぼれ話トーマスにちなんで、乗り物の思い出を聞くと「新幹線で、憧れの長渕剛さんの2列前に座ったことです。恐れ多くて声を掛けることはできませんでしたが、そのとき、相方の福徳は長渕剛さんのすぐ後ろの席に座っていたんです。正直、うらやましかったですね」(後藤さん)、「たまたま、通路をはさんだ隣の席に友人がいて。東京から福岡まで移動する間、なごやかに世間話をしたことを覚えています」(賀来さん)。Information『きかんしゃトーマス おいでよ! 未来の発明ショー!』3月26日(金)より全国公開ゲスト声優:賀来賢人(ケンジ)、後藤淳平(サニー)配給:東京テアトル© 2021 Gullane(Thomas)Limited.© 2021 HIT Entertaimment Limited.文・田嶋真理 スタイリスト・小林新(賀来賢人さん)中村陽子(後藤淳平さん)ヘアメイク・西岡達也(賀来賢人さん)タカダヒカル(後藤淳平さん)文・田嶋真理 スタイリスト・小林新(賀来賢人さん) 中村陽子(後藤淳平さん) ヘアメイク・西岡達也(賀来賢人さん) タカダヒカル(後藤淳平さん)
2021年04月09日俳優の松坂桃李、菅田将暉、賀来賢人が、7日から全国で放送される花王・アタックZEROのCMシリーズ「#洗濯愛してる会」最新作「慎重なトーリくん」編に出演する。最年長の「トーリくん」(松坂)が、タオルで手を拭こうとする「スダくん」(菅田)に「ちょっと待った!」と慎重な様子を見せるが、「カッくん」(賀来)の説明でタオルがキレイだと分かると、顔を拭いて笑顔を見せる……というCM。スダくんが絶妙なタイミングで「さすが!」と合いの手を入れるなど、息の合った軽快な掛け合いが見どころだ。「#洗濯愛してる会」は結成から丸2年。印象に残っているCMを聞くと、松坂は「唯一、菅田さんの代わりに他の方が出演された『洗濯機に合わせて』編が印象に残っています。気づいたら洗浄された様にふわーっといなくなっていて、やっぱり菅田さんじゃないと、と思いました」と菅田への愛を語る。菅田は「4人が正座している後ろから、何度も叫んだ『ニオイゼロ』編が一番楽しかったです。現場もステージのようになっていて、後ろのスタッフの方まで声が届くように演じたので、あの回は演劇のようでした」と話し、賀来は「ショッピングモールのような場所で撮影した『抗菌+登場』編が、子供の夏休みみたいで楽しかったです。朝早かったので、みんなちょっと変なテンションになっていて、今度、一緒に映画作ろうよと盛り上がったことを覚えています」と振り返った。また、今回のCMに登場するハンドタオルの気になる点について、松坂は「何回も洗うと、生地がヨレてくると思いますが、あのヨレ加減が可哀想で、いつ替えれば良いか気になります。洗う度にタオルの風合いが維持されていれば最強なのにと思います」とコメント。菅田は「タオル掛けにかけたハンドタオルだと、あまり手を拭かない内側はキレイな気がするんですが、結局洗濯しています。みんなも片面使ったら洗濯するのか、折り返して両面とも使ってるのか気になることがあります」と、賀来は「どれくらいの頻度で洗ったら良いか気になります」と、それぞれ貴重な洗濯への疑問を述べた。
2021年04月07日「きかんしゃトーマス」シリーズの劇場版最新作『映画 きかんしゃトーマス おいでよ!未来の発明ショー!』より、日本生まれの新キャラクター・ケンジとトーマスが初対面する本編映像がシネマカフェに到着した。ソドー島で開かれる「未来の発明ショー」に世界中の発明家たちが大集合。日本からきた世界最速のケンジや、怪しい2人組を乗せたサニーもやってくる。発明家のルースから、「機関車は史上サイコーの発明」と褒められたトーマスは、ショーを盛り上げようと大活躍。ところが、ダンスする巨大ロボットや自動ミルクシェイクマシーンにワクワクしている間に、空飛ぶ車の設計図が盗まれてしまう――。今回の映像に登場するケンジは、11年ぶりの日本の新キャラクターで世界最速の超特急の車体。未来の発明ショーのサプライズゲストとしてソドー島にやってきたケンジはトーマスと遭遇し、話しかける。ケンジはトーマスを知っていた様子だが、トーマスは見たことがないフォルムの車体に緊張気味。「僕も世界中を走ってみたいんだ!日本にしかいたことないからね」と話すケンジに、トーマスは「日本はまだ行ってないんだ。でもヒロから話は聞いてるよ!」と同じ日本から来た仲間、ヒロを思い浮かべ、徐々に打ち解けていく様子が伺える。礼儀正しく好青年なキャラクターのケンジの声を担当したのは、俳優の賀来賢人。「ケンジはとても明るくて聡明でポジティブな性格。ひょんなことからトラブルに巻き込まれてしまう、重要な役どころです」とキャラクターについて説明し、「友情など描かれるキャラクター同士の関係性が素敵なんです。ワクワクドキドキした気持ちで見て、スカッとした気持ちで帰って頂ける作品なので、ぜひ見て頂きたいです」とメッセージを寄せている。『映画 きかんしゃトーマス おいでよ!未来の発明ショー!』は3月26日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2021年03月27日「きかんしゃトーマス」シリーズの劇場版最新作『映画 きかんしゃトーマス おいでよ!未来の発明ショー!』(3月26日公開)で、日本から来た世界最速の超特急・ケンジ役を演じている俳優の賀来賢人にインタビュー。2児の父でもあるが、「仲間で協力することの大切さを教えてくれる『きかんしゃトーマス』は、子供たちにも伝わるといいなと思うテーマが詰まっている」と父親としても本作の魅力に惚れ惚れ。「遊びでも仕事でも、子供たちに『パパ、楽しそうだな』と思ってもらえるような生き方をしたい」という子育てのモットーや、俳優業に抱く“ワクワク感”を語ってくれた。「子どもが楽しめる作品に携わるのは大好き」未来の発明ショーのために、世界中の発明家たちがソドー島に大集合。トーマスがショーを盛り上げようと奮闘する中、思わぬ大騒動が巻き起こる様を描く。ケンジ役のオファーが舞い込み、賀来は「僕と顔が似ていたので、ケンジに親近感がわいて。これは受けなければと不思議な使命感もわいてきました」と楽しそうににっこり。2児の父親となり「子供向けの作品に触れる機会が増えた」そうで、「そういった作品を見ていると、小細工なしで、子供たちが100パーセント楽しめるような内容になっているなと感じるんです。エンタメとして、これほど素敵なものはないなと思う。だからこそ、子供も楽しめる作品に携わるのは大好きなんです」と喜びと共に飛び込んだ。『ライオン・キング』の主人公・シンバに続いて、賀来にとって2度目の声優業への挑戦。「声の仕事は、技術的にとても難しい。プロの方々のすごさを、いつも思い知らされています」と苦労もつきもののようだが、「今まで僕が演じた役柄の中で、一番の好青年」というケンジを演じるうえでは、「ケンジと同じ表情をしながら演じてみると、表情筋がリンクして、うまく雰囲気がつかめるような気がしました」とあらゆる学びがあったそう。実は役者としてさまざまなキャラクターに臨む際にも、賀来がもっとも大事にしているのが「声」なのだとか。「どんな役でも、まず台本を読んで『どういう声でいこうかな』と声から探し始めるんです。僕は柄本時生と仲が良いのですが、時生も親父さんから『その役の声を探せ』とずっと言われていたそうなんです。役作りの方法は人によってさまざまだと思いますが、僕は“声を探す”という作業が一番、時間がかかります。だからこそ、声の表現はとても大事だと思っているし、今回のような声のお仕事はとても勉強にもなります」と語る。子供とは対等な目線を意識「きちんと話すように」日本から、トーマスたちが暮らすソドー島にやって来た世界最速の超特急・ケンジ。劇中では、トーマスたちが彼を温かく迎える様子が描かれている。賀来は「仲間で協力することや、仲間を受け入れることの大切さを教えてくれる。しかも決して、押し付けがましくないんです。子供たちにも伝わるといいなと思うテーマが詰まっていると思います」と父親目線で感じる魅力について吐露。自身の子供にも、今回「きかんしゃトーマス」の映画に参加が叶ったことを伝えたそうだが、「『あ! そう!』みたいな反応でした(笑)。まだ僕が何の仕事をしているのかよくわかってないみたい」とのこと。「テレビを観ていて僕が出ていると、『パパだ、パパだ』と言っています。『パパは、お仕事でいろいろな人になって、“なになにごっこ”みたいなことをしているんだよ』と説明しても、やっぱりよくわからないみたいで。ただ、僕がツッパリだとはわかっているみたい(笑)」と『今日から俺は!!』で賀来が演じているツッパリ高校生・三橋と同一人物だということはわかっている様子。子供たちにたくさんのことを教えてくれる本シリーズだが、賀来が子育てにおいて大切にしていることとはどのようなものだろうか。「“きちんと話すこと”を心がけています。適当に話していると、それもすべて子供にはわかってしまうもの。子供扱いせずに、対等な目線で触れ合うことが大事なのかなと思っています」。さらに「子供って、見たことを真似してしまうから、自分を律するようになったかもしれません。“こういう人になりたい”という姿を見せられたら、すごくいいですよね。そういった意味では、遊びでも仕事でも、子供たちに『パパ、楽しそうだな』って思ってもらえるのが、一番かな。『パパ、つまらなそうだな』とは思われたくない。そのために常に、ワクワクしていたいです」と子供たちが、あらゆる原動力になっているようだ。コロナ禍で噛み締めた仲間との出会い、家族の大切さ映画やドラマ、舞台と、コメディからシリアスな作品まで、幅広く活躍している賀来。「昔は、仕事について、愚痴を言ってしまっていた時期もあります」と告白しつつ、「自分は何をやりたいんだろうと整理するようになったり、ワクワクすることも増えてきた」と仕事への充実感を明かす。「役者の仕事って、どんなに経験を積んだとしても、またゼロから新しいものを覚えて、新しい人たちと仕事をして、新しいものを作っていくことの繰り返し。しんどいこともあります」と苦笑い。「舞台をやらせていただくようになって、お客さんの反応を目の当たりにできるようになってからは、少し自分に自信が持てるようになったかもしれません。昨年は、舞台(ミュージカル『モンティ・パイソンのSPAMALOT』)に立たせていただくことができたんですが、“やれるかどうかわからない”という中でも、みんなで協力して、一生懸命に作り上げて、全公演やり切ったことも、とてもいい思い出になりました」と目を細め、「喜劇だったので、お客さんの笑顔を見ることもできました。僕自身、ものすごくそれに救われて。この仕事をやっている意味がわかりました」と力強く語る。コロナ禍で、「考え方がよりシンプルになった」とも。「本当に僕は仲間や先輩、そして出会いに恵まれているなとも思いました。働くということは、自分のためだけでなく、家族のためでもあるんだと改めて気づいた部分もあります。30代もワクワクすることを探しながら、表現の世界を楽しんでいきたいです」とさらに前を向いていた。■賀来賢人1989年7月3日生まれ、東京都出身。2007年、映画『神童』で俳優デビュー。2009年、映画『銀色の雨』で初主演を務める。ドラマ『半沢直樹』(TBS/2020年)、映画『今日から俺は!!劇場版』2020年、映画『新解釈・三國志』(2020年)など数々の作品で個性を発揮し、映画やドラマ、舞台と幅広く活躍している。2021年には、第45回エランドール賞新人賞を受賞。
2021年03月26日俳優のオダギリジョーと賀来賢人が出演する洋服の青山CMシリーズ「青山探偵事務所」の第3話「イニシャルMを探せ!」が、27日より放送される。「青山探偵事務所」に勤めるワイルドな先輩オダギリと、茶目っ気たっぷりのイケメン部下・賀来による仲良し探偵コンビCMの第3弾。今回は、第1弾、第2弾でナレーションを務めた三浦友和が依頼人役として出演する。「イニシャルM」を探すよう頼まれたがなかなか見つけられないオダギリと賀来。三浦からの「役に立たねぇなぁ、おたくら」という電話にオダギリは平謝りする。そんなとき太いパイプにつまづいた賀来は、何故か高く浮いていく。たどり着いた天井付近の足場には猫が。猫を抱いた賀来が天使のように降りてくると、三浦は「ミーちゃん!」と呼びかけ、“イニシャルM”との再会に歓喜した。CMの注目ポイントを賀来は「僕が飛ぶシーンは見どころなんじゃないかな」と話し、三浦は「ドラマや映画とかで共演はさせてもらってるので、お2人の本性はだいたい知れてるんですよ(笑)。CM通りの茶目っ気たっぷりのお2人なので、素の部分が活かされてるのかなと思います」と2人のキャラクターを挙げる。オダギリは「何と言っても三浦さんじゃないですか。三浦さんがCMで演じているキャラクターも一癖も二癖もありそうな人物ですし、僕ら探偵コンビが『こういう人から依頼を受けてるんだな』っていう世界観が一気に広がるものになったと思うので、CMとしても広がっていきそうですね。これからも楽しみです」とコメント。また、コロナ禍での変化について三浦は「長く焼き物をやっていて、最近は怠けてやらなかったんだけど、自粛期間中は結構作りましたね」と明かし、オダギリは「家にいる時間も増えたので、家族とともに過ごす時間の大切さを改めて感じることができて、それは本当に良かったなと思いますね。人生で大切なものが何か、改めて感じることができたというか」と振り返る。賀来は「今までは作品に出る側だけだったんですけど、自分が作品を作るとなったらどうするかなって、ふとしたときに想像したんです。そこから企画を考えたり、例えば脚本を自分で書いてみたらどうなのかなとか、そういうことは始めてみました。そしたら結構楽しくて。実現するかはわからないですけど、何かしら、やってみようかなって思ってます」と今後の展望を語った。
2021年03月26日『映画 きかんしゃトーマス おいでよ!未来の発明ショー!』が3月26日(金)より全国公開となる。今回は各時代におけるシリーズの変貌を振り返りたい。昨年75周年を迎えた『きかんしゃトーマス』シリーズ。その歴史は絵本のロングセラーから始まり、ジオラマ人形劇、長編映画、CGアニメーションと形を変えて進化し続けている。各時代であなたが懐かしさを感じるトーマスはどれだろう。1945年:すべてはここから始まった!原作絵本の発売『きかんしゃトーマス』の誕生は、さかのぼること75年以上前。1945年にイギリスの牧師・ウィルバート・オードリーが『汽車のえほん 3だいの機関車(原題:The Three Railway Engines)』を発表。そして翌年出版された第2巻『機関車トーマス』でトーマスが初めて世に紹介された。子供たちに夢を与えたいという思いから執筆された著書はベストセラーとなり、彼の代表作に。第1巻からイギリス国鉄で蒸気機関車の運行が終了した1968年の4年後に刊行された第26巻まで、25年以上も続く人気シリーズとしてイギリス国内で愛された。日本でも1973年にポプラ社から初めて翻訳本が出版され、昨年12月に26巻全て新装版で出版されるほど、日本でも愛され続けている絵本となっている。1984年:ジオラマ人形劇がスタート1984年より、鉄道模型やジオラマを用いた人形劇『きかんしゃトーマスとなかまたち』がイギリスで放送スタート。その後もイギリスのみならずヨーロッパ各地やオーストラリア、アメリカ、アフリカなど世界中の子供たちの心を捉え、現在では世界180以上の地域・55の言語による放映が行われている。日本では1990年よりフジテレビ系の子供向け番組『ひらけ!ポンキッキ』内のコーナードラマとして放送を開始。戸田恵子の明るいトーマスの声と、穏やかな森本レオのナレーションが印象的で、番組内でも特に人気なコーナーとして本作の名が一気に広まった。2000年にはシリーズ初の劇場長編映画として、人形劇と俳優陣による生の演技を組み合わせて制作された『きかんしゃトーマス 魔法の線路』が公開。日本でも多くの観客が劇場へ押し寄せ、上映期間が延長されるほどだった。2010年~現在:フル3DCGアニメへ一新、ハリウッド進出?シリーズでは、2000年台後半から機関車の表情など部分的にCGが取り入れられ始め、2009 年製作の第13シリーズから遂にフル3DCGへ一新。機関車の動きや表情などが人間の持つ温かさに近づき、よりチャーミングで親しみやすいキャラクターへと進化しています。劇場長編作品も同様に姿を変え、世代を超えて世界中で愛される人気者に。劇場版初の3DCG作品『きかんしゃトーマス 伝説の英雄』(2010年)では、シリーズ史上初の日本生まれのキャラクター・ヒロも登場。2000年の第1作から数えて16作目となる最新作『映画 きかんしゃトーマス おいでよ!未来の発明ショー!』で登場する世界最速の超特急・ケンジは、ヒロ以来11年ぶりの日本のキャラクターだ。賀来賢人が演じるケンジの活躍にも期待が膨らむ。さらに2020年、実写とアニメーションが融合したハリウッド映画の企画も浮上!『プーと大人になった僕』(2018)のマーク・フォースター監督が決定と報じられており、世界中から大きな注目を集めている。この様に『きかんしゃトーマス』シリーズは半世紀以上に渡って長い歴史を歩みながら、絵本、ジオラマ人形劇、CGアニメーションと形を変えて進化してきた。それに対して、変わらない「仲間を大切にする」という共通のテーマが長く愛される所以とも言えるだろう。未来の発明ショーを舞台に、これまでと異なる新しい未来への夢を描いた最新作『映画 きかんしゃトーマス おいでよ!未来の発明ショー!』は親世代から祖父母世代、そして子供たちと、3世代が楽しめる作品。ぜひ家族で劇場に足を運んでほしい。『映画 きかんしゃトーマス おいでよ!未来の発明ショー!』3月26日(金)公開
2021年03月25日