「阿部寛」について知りたいことや今話題の「阿部寛」についての記事をチェック! (4/18)
「そもそも楽器に触れたことがないのに、ドラムなんてもう、まったく上達せず絶望的でした」そう話すのは、映画『異動辞令は音楽隊!』(8月26日公開)でドラム演奏に初挑戦した阿部寛(58)。3カ月の猛特訓の末、ドラムの演奏シーンはすべて吹き替えなしで見事に演じ切った。「演奏シーンはいつも、楽しめた。やっぱり、みんなとセッションするというのがいいんですよ。“誰かが失敗しても、誰かがフォローすればいい”という劇中のセリフがあるように、まさにその経験ができました」阿部が演じるのは、不本意ながら警察音楽隊に配属された元刑事・成瀬司。彼を通して、社会で自分の立場が失われていくミドルエイジの葛藤が描かれる。「40代のころは20代や70代の役もやれた。でも50を過ぎたあたりから、やはり30代の役は難しくなり、もちろん20代も。その中で需要がなくなり、一線を退く先輩をたくさん見てきた。先輩は高い壁であってほしい。役へのこだわりにおいて模範であってほしい。僕もそうありたいと願っています」阿部自身も、本作で自分の新たな可能性を広げる大切さを改めて感じたそう。「完成した映画を見たとき、成瀬が音楽を好きになる瞬間があまりにもチャーミングで泣けてきた。こんなにも人は変われるのか!?って(笑)。人生100年時代、リタイア年齢なんて、あまり意識しないでいきたい。これまでの人生で得た知識と経験を生かすような発想に切り替えたら、きっと人生の新しいページが開けると思います」
2022年08月27日阿部寛が主演を務める映画『異動辞令は音楽隊!』初日舞台挨拶が、8月26日(金)、都内劇場にて行われ、阿部さんのほか共演の清野菜名、磯村勇斗、高杉真宙、モトーラ世理奈、内田英治監督が登壇した。清野さんらキャスト勢は阿部さんとの共演エピソードをそれぞれ思い出深く披露し、阿部さんから大きなリアクションを取られていた。『異動辞令は音楽隊!』は、『ミッドナイトスワン』を手掛けた内田監督の最新作。犯罪捜査一筋30年の鬼刑事・成瀬司(阿部さん)は部下に厳しく、昭和さながら犯人逮捕のためなら法律すれすれの捜査も辞さない。数々のコンプライアンスを無視した成瀬の行動が仇となり、突然上司から異動を命ぜられる。刑事部内での異動だろうと高をくくっていた成瀬だったが、異動先はまさかの警察音楽隊だった。楽器のイメージがない阿部さんだが、「何で俺にドラム」とオファー時に思ったという。阿部さんは「楽器を苦手としていて、ドラムが一番(苦手意識が)強かったんです。映画で観ていても“自分にきてほしくないな…”と。何で俺がというのは最初ありましたけど、内田監督自体も音楽映画が初めてなので、挑むなら一緒に挑んでいけたら楽しいなと思いました」と振り返った。しかし撮影が終わった今では「一瞬買おうかなと思った」くらい大好きになったそうで、「けど、音を出せないし、家に置けないし…でも、いまだに悩んでいます。本当に好きになったので」とドラム愛をのぞかせた。以前、役でドラムをたたいた磯村さんは、「役で一度やって、僕は買わなかったです(笑)。けど、阿部さんのドラムシーンを見ていて、格好よくて鳥肌が立ちました!」と絶賛した。阿部さんのドラムへの向き合いには、清野さんも感銘を受けたようで「本当に、撮影のどの合間にもずっとドラムのスティックを持って、ずっと練習していたんです。その姿にとても勇気をもらえましたし、すごく格好いいなと思いました。私ももっとトランペットを頑張ろうと前向きになりました」と、自身の役にもいい影響を及ぼしたという。一方、阿部さんと共演しての感想を「…背が高い!」と笑顔で表現したのは高杉さん。「僕は斜に構えた役だったので、阿部さんに突っかかることが多かったんです。でも阿部さんが近づいたとき“…ハッ、きたっ!”となる(笑)。ちょっと緊張が走る感じは、僕含めあったと思います」と高杉さんが阿部さんに伝えると、阿部さんも「あのシーン、好きですねえ。(役で)反抗してくるじゃないですか、それがすごい好きなんです。“よくきてくれた、若いのに!!”みたいな(笑)」と阿部さんにとっても素敵な共演だったと明かしていた。『異動辞令は音楽隊!』は全国にて公開中。(cinamacafe.net)■関連作品:異動辞令は音楽隊! 2022年8月26日より全国にて公開©2022 『異動辞令は音楽隊!』製作委員会
2022年08月26日阿部寛主演、内田英治原案・脚本・監督作『異動辞令は音楽隊!』より演奏シーンを切り取った本編映像が公開された。犯罪捜査一筋30年の鬼刑事が突然警察音楽隊へ異動辞令を命じられることからはじまる本作は、主演の阿部さんはじめ、キャスト陣が猛特訓の末に挑んだ本格的な演奏シーンも見どころの一つ。この度公開されたのは、そんな警察音楽隊の駅前の犯罪撲滅キャンペーンでの演奏シーンを捉えた本編映像。手拍子と広岡(渋川清彦)の軽快なパーカッションから演奏が始まると、成瀬(阿部寛)が叩くドラムへと、ダイナミックなカメラワークで移動していく。音楽隊のメンバーである来島春子(清野菜名)や国沢正志(板橋駿谷)の姿も映し出されるなか、坂本祥太(磯村勇斗)ら刑事課の面々が「意外に上手いな」とこぼす一幕も。北村裕司(高杉真宙)のソロパートも映し出されるが、実は当初この寄りショットはなかったという。高杉さんのサックスの腕前が格段に成長していたため、急遽抜くことになったのだ。本映像で演奏されていた楽曲は、吹奏楽を経験した人なら誰もが耳にしたことがあるであろうジャズ・フュージョンバンド「T-SQUARE」の「宝島」。お祭りのような軽妙なリズムで盛り上がるこの楽曲は、初めはバラバラだった警察音楽隊が徐々に演奏を楽しめるようになってきた過程を表現している。そして驚くべきは、本作での演奏シーンにおいて演技の吹き替えが一切使用されていないということだ。撮影前、内田監督は出演者に、「音楽映画ですので、『ミッドナイトスワン』のバレエと同じように、演奏シーンの演技の吹替はなしで」とお願いしたそう。阿部さんは、ドラムも太鼓も触ったことすらないという状態からのスタートだったため、練習用のゴムパッドから始めた。1日3時間もの基礎練習を1週間以上行った後、本物のドラムが叩けるスタジオでの本格的なレッスンが始まった。また、イメージトレーニングも大事だという指導を受けた阿部さんは、練習の合間に日本や海外のプロドラマーの動画を見ていた中で、没入しながら叩くタイプのドラマーが気に入り、バディ・リッチという有名なドラマーに刺激を受けたそう。身体全体の動きも含めて“見せる”叩き方を研究し、大ヒット映画『セッション』にも影響を受けたという。そんな出演者陣の努力の甲斐あり、クランクイン直前で行われた全体練習では、音楽担当の小林洋平に「どれだけ大変なことか、よくわかるので思わず涙が出ました」と言わしめるほどまでの完成度となった。そんなキャスト、スタッフの本気度が詰まった演奏シーンは必見となっている。『異動辞令は音楽隊!』は8月26日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:異動辞令は音楽隊! 2022年8月26日より全国にて公開©2022 『異動辞令は音楽隊!』製作委員会
2022年08月25日阿部寛主演、消えた恋人“F”をめぐるミステリアスでビタースイートなラブストーリー「すべて忘れてしまうから」。この度、本作に大島優子が出演していることが明らかになった。大島さんが演じるのは、物語の重要なカギを握る登場人物、ミステリー作家“M”(阿部さん)の消えた恋人“F”と何やら関係のあるらしい“謎の美女”。“F”の失踪後、秘密を抱え“M”の元を訪ねてくる。恋人のことを何も知らなかったことに気がついた“M”は、彼女からの話で“F”の新たな一面を知ることに。併せて公開された場面写真には、封筒らしきものを持ち、思いつめたような表情が写し出されている。大島さんは阿部さんについて「これまでにも何回か共演させていただきましたが、今回のように一対一でお芝居する時間が長かったのは初めてで、より感情の波を感じることができました。繊細に表現する時と、大胆にやる時と、緩急があるので隣にいて本当に楽しかったです」と撮影をふり返る。本作の印象的なシーンについては「その都度その都度シーンごとに色々なことが起こります。その時の主人公“M”の反応がピュアで、且つ豊かなリアクションで毎回ワクワクしました」と“M”が見せる独特なリアクションのシーンを挙げ、中でも「一番最初に出会うシーンは、二人の空間に何が起きるのかわからない感じがすごく好きです」と明かす。また、役柄については「最後まで何が目的でMに近づいたのかがわからないといいなと考えながら、岨手監督、大江監督と細かく話し合いながらキャラクターを作っていきました」とコメント。そして、「何が起きているのか、これから起こるのか。人の日常というのは実ははたから見たら予測不能でおかしなことばかりだと思います。おかしいけど愛おしい物語としてこの作品をご覧くださると嬉しいです」と呼びかけている。「すべて忘れてしまうから」は9月14日(水)ディズニープラス「スター」にて独占配信。(cinemacafe.net)
2022年08月22日『ミッドナイトスワン』の内田英治監督が、阿部寛とタッグを組んだ映画『異動辞令は音楽隊!』(8月26日公開)。阿部演じる主人公・成瀬の部下役として、音楽隊とはまた別の柱となる物語をけん引していく若手刑事の坂本を、磯村勇斗が演じている。犯人逮捕のために手段を選ばぬ捜査を続けてきた成瀬は、その強引さがたたり、捜査一課から広報課の「音楽隊」への異動を命じられる。成瀬に“昭和のオヤジ”感が充満する一方、“令和の若者”らしい姿勢の坂本。世代間のギャップが覗く本作には、時代の鏡でもある、ハラスメントなどの問題も浮かぶ。今回は、映画初主演となった『ビリーバーズ』を含め、すでに今年6作目の映画公開となる磯村に、本作の裏話や阿部との共演の感想とともに、映画界における変化といった難しい問題についても思いを聞いた。○■“昭和と令和”といった見え方が面白いオリジナル作品――時代感を多く含んだ作品です。阿部さん演じる成瀬と、自分の演じる坂本のいわゆる“昭和と令和”みたいな見え方が面白いと思いました。いま、ハラスメントの話などがすごくシビアになってきているなかで、こういったテーマ性が出てくるのはすごく共感できましたし、強引な捜査によって一課を追放された成瀬が、新たに音楽隊に入って、あの年齢で違うことを始めるというポジティブさにも惹かれました。内田監督のオリジナルならではだと感じましたね。――本作で内田監督は、坂本役に目で語れる人を求めていたそうです。それは嬉しいですね。特に「目で何かを」と現場で指示があった訳ではありませんが、言われてみると、確かに目で表現しているようなシーンは多かった気がします。――成瀬と対峙しての、最後の泣きの芝居は、テイクを重ねられたとか。自分のイメージしていたものより、監督はもっと感情を露わにすることを求めていました。「スクリーンサイズで見せて欲しい」と。そこに持っていくために、阿部さんにもずっとお付き合いいただきました。○■3人がかりでも阿部の体は抑えられなかった――阿部さんとは、2019年のドラマ『まだ結婚できない男』に、磯村さんがゲスト出演された時以来ですね。今回の共演はいかがでしたか?現場でドシっと立っていらして、それを見て僕らも身が引き締まりましたし、阿部さんの熱量に僕たちも一緒に乗っかっていかなければと士気が高まりました。すごくたくましかったですし、すごく楽しかったです。――たくましかったといえば、阿部さんは体自体が大きいですし、強引な捜査シーンも迫力がありました。すごかったですね。阿部さんの体を抑えるシーンがあったんですけど、正直「オレ、刑事は向いてないわ」と思っちゃいました。――というと?阿部さんがすごい勢いで会議室に入ってきたのを、止めて追い返さないといけないシーンがあったのですが、止められなくて。監督も僕1人じゃ無理だと思ったのか、柔道をやっている方2人がカバーしてくださって、結局3人で阿部さんを抑える形になったんですけれど、それでも監督に言われていたラインより阿部さんが入ってきてしまったんです。本気で止めたんですけど、勢いがすごかったです。――磯村さんは30歳目前ですが、58歳の阿部さんくらいの年齢になるころには、どうなっていたいですか?阿部さんたち先輩方のように、何歳になっても決して揺るがず、作品づくりに隙を作らないストイックさを大事にしたいと思います。ちょっと楽をしようとか、手を抜こうとかでなく、何歳になっても若い子たちと同じ熱量でお芝居を作っていたいですね。――今回、磯村さんは音楽隊には入っていませんが、自分も入りたかったなとは?それはないです(笑)。音楽隊の練習風景を見ていて尊敬しました。だからこそ、自分には無理かなと。周りの動きを見ながら演奏したり列を揃えたり。何か演奏するなら、僕はたぶん自分1人で自由に演奏したくなっちゃう気がします。もし、どうしてもやるなら指揮者ですかね。――指揮者いいですね!僕、学生の頃の合唱コンクールで指揮者をやったんです。思い出しました。かっこいいし、1番目立てると思ったので、自分で「指揮者やります!」と手を挙げたんです。でも蓋を開けてみたら、指揮者はずっとお客さんに背中を向けているという。――あはは。でも一番大事な役どころですよね。自分の作るリズムにみんなを乗せていく、僕の思うようにみんなが動くわけですから、楽しかったです。当時はそういうポジションが好きだったんでしょうね。当時は、ですよ(笑)○■もっとクリーンな業界に――本作ではハラスメントなどについても描かれます。磯村さんご自身も考えることはありますか?僕たちの業界って、ハラスメントに関してまだまだ疎いと思うんです。だからこそ、是枝裕和監督たちが立ち上がった動き(「映画監督有志の会」による提言書)などはすごく素晴らしいと思っています。もっとクリーンになっていくと思いますし、自分自身の発言も、自分が意図していなかったとしても、相手を傷つける可能性があるということも考えていかなければいけないと思っています。――映画人として、磯村さんは昭和の映画界を知らないわけですが、イメージとして、こうしたところは残していけたらと思うことはありますか?あくまでも僕個人の意見ですが、昭和には映画スターがいましたよね。たとえば石原裕次郎さんとか。でも今、いわゆる大スターと言われる人がいるかと考えると難しい。もちろんそれぞれに好きな俳優はいると思いますが、日本中が認めるような映画スターがいない気がします。それって俳優が、お客さんやファンと近い存在になったからなのかなとも思うんです。それもいいかもしれませんが、近すぎてもダメな気がして。どこかミステリアスだったり、距離があったり、会えない存在でいる方が、俳優としては面白いんじゃないかと思うことはあります。――その方が夢を与える存在であり続けられますね。別に僕自身がスターになりたいとかではないですよ。でもSNSなどが発達して、距離が近くなってきた分、面白みがなくなってもいるんじゃないかなと思うことはあります。あとは現場のイメージで言うと、昔はカメラマンや照明技師さんたちがもっと上の立場だったと思うんです。今は俳優が1番上のように立ってしまっている気がして。現場では技術部もスタッフさんも俳優も、みんなが同じ立場で戦えるのが理想かなと。たとえば海外だと照明さんが普通にポルシェに乗ってたりするんです。それって夢がありますよね。今後、映画に携わる全員が、幸せに作品を作れる環境になっていけばいいなと思います。■磯村勇斗1992年9月11日生まれ、静岡県出身。学生時代から舞台に立ち、2014年より事務所に所属。翌年、『仮面ライダーゴースト』にレギュラー出演し、スピンオフオリジナルドラマ『仮面ライダーゴースト アラン英雄伝』で初主演を務めた。2017年には連続テレビ小説『ひよっこ』でヒロインの相手役を務めた。映画『東京リベンジャーズ』『PLAN 75』、ドラマ『今日から俺は!!』『恋する母たち』大河ドラマ『青天を衝け』など多くの作品に出演し、印象を残している。第45回日本アカデミー賞では『ヤクザと家族 The Family』と『劇場版 きのう何食べた?』で新人俳優賞を受賞。『ビリーバーズ』で映画初主演を果たした。 ヘアメイク:佐藤友勝、スタイリスト:笠井時夢(ジャケット・パンツ/ともにアナーキスト テイラー、カットソー/マイン、ブーツ/ヨーク、その他/スタイリスト私物)
2022年08月21日阿部寛主演、消えた彼女をめぐるミステリアスでビタースイートなラブストーリー「すべて忘れてしまうから」。この度、初映像となるティザー予告とティザービジュアルが公開された。ハロウィンの夜、「Bar灯台」に姿を見せたミステリー作家“M”(阿部さん)の恋人“F”は、そのまま姿をくらましてしまい、所在を探し始める“M”だったが、“F”の交友関係や仕事の悩みなど何一つ知らなかった――。公開された映像では、“M”が、一番近くにいたはずの恋人のことを“何も知らなかった”ことに気づきながら、“F”と関係のある人物にコンタクトを取り、消えた謎を追っていく姿が描かれていく。5年も付き合った彼女も含め、他人に関心を持ってこなかった“M”は、探偵に依頼し、“F”の職場の同僚に話を聞いていくが、彼女が全く知らない顔を持っていたことに気づいていく。映像の最後には、「Bar灯台」の常連から“F”の好きな食べ物を聞かれた“M”が曖昧な回答をする一幕も。何気ない会話だが、大切な人のことを何も知らない、他人に無関心な“M”のキャラクターが表現されている。またティザービジュアルは、“F”の行方を案じながら物思いに耽る“M”と、後ろ姿の“F”が描かれ、2人のすれ違いを体現しているかのようなポスターとなっている。さらに追加キャストとして、“M”の担当編者・澤田を渡辺大知、ある目的を抱えながらBar灯台に通う青年・泉を青木柚、「Bar灯台」でアルバイトとして働くミトを鳴海唯、“M”が通う喫茶マーメイドの店主・マンバを見栄晴、“M”の元同僚であり制作会社の社長を渡辺いっけいが演じていることも分かった。「すべて忘れてしまうから」は9月14日(水)ディズニープラス「スター」にて独占配信。(cinemacafe.net)
2022年08月03日2022年7月28日、俳優の阿部寛さんが、主演を務めた映画『異動辞令は音楽隊!』の舞台挨拶に登場。明かした撮影中の裏話に、ファンが和んでいます。阿部さんが演じた成瀬司は、犯罪撲滅を一心にキャリアを積んできた刑事。しかし、違法すれすれの捜査などが上司からの評価に響き、警察音楽隊に異動になったという物語です。舞台挨拶に同じく登場していた、成瀬の部下である坂本翔太を演じた、俳優の磯村勇斗さんは撮影現場で、カブトムシを見つけてポケットに入れた阿部さんの目撃談を聞いたといいます。磯村さんが、阿部さんに詳細を聞いてみると…。確かに。夏場の撮影で肩にクワガタが飛んできました。小さかったので、これはポケットに入れておこうと。それを見ていた照明のスタッフさんが「もっと飛んできていますよ」といって、カブトムシを3匹くれたんです。阿部さんのエピソードに、磯村さんは笑みがこぼれたようです。撮影現場の裏話が多くのファンの耳に届くと、「ほほ笑ましい」といったコメントが上がりました。・阿部さん、かわいすぎだろ…。キュンとしちゃったわ。・心が穏やかになる、こういうニュースだけを知りたい!・また一段と、好感度が上がりました!子供の頃、夏にクワガタやカブトムシを見つけては、嬉しさのあまり虫かごに入れていた人もいるでしょう。阿部さんは、子供の頃に抱いていた純粋な心を、大人になった今でも持ち続けているといえますね![文・構成/grape編集部]
2022年07月29日俳優の阿部寛が28日、都内で行われた映画『異動辞令は音楽隊!』(8月26日公開)の完成披露試写会に、共演の清野菜名、磯村勇斗、高杉真宙、見上愛、メガホンをとった内田英治監督とともに出席した。同作は内田監督によるオリジナルのヒューマンドラマ。コンプライアンスを問われるこの時代で犯人検挙には手段を択ばない警部補・成瀬司(阿部寛)が、行き過ぎた捜査の結果、最前線の刑事から広報課に属す「音楽隊」への異動辞令を受ける、人生大転換エンターテインメント。初めて本作を見る観客に向けてコメントを求められた阿部は「いい意味でみなさんの想像と少し違うかも知れないんですけど、僕はこの映画で台本を読んで泣けないだろうと思えたところで泣けたり、些細なことが涙のポイントになるところが何箇所かあったので、この映画のパブリックイメージとは違うかも知れないんですけど、楽しんでいただければと思います」とあいさつ。楽器未経験の阿部だが、劇中でのドラム演奏が素晴らしかったと絶賛の声が飛ぶと「そうですよね」とまんざらでもない表情で答え、「3カ月くらい練習したんですけど、最初は数の多さでどれを叩いていいのかわからないくらいで、足もあってバラバラでした」と苦労を告白。ゴム製のドラムセットを購入し、家などでも練習を重ねたそうで「1か月半くらいそれで練習をして、ドラムに戻ったときに“すごく叩きやすいな”と思って、そこから一気に火がつきました。それまではずっと遠目で生きていた感じでした」と語り、オファーがあった際に断ることも考えたそうだが「内田さんが次何やるんだろうって。そこにこれを持ってきて僕にオファーくださったということで、成瀬も挑戦だから、そこと一緒に挑戦できればいいなと思ってやることにしました」と当時の心境を明かした。また、阿部に聞きたいことがあると切り出した磯村が「阿部さんが現場でカブトムシを見つけて、それをポケットに入れていたという噂話をスタッフさんからお聞きしまして(笑)、その真相をお聞きしたいんですけど……」と声をかけると、阿部は「確かに!」と認めて会場の笑いを誘い、「撮影は夏場でしたよね。肩に飛んできたんです、クワガタが。小さかったので、“これは入れておこう”と思って」と告白。続けて、阿部は「それを見た照明のスタッフさんが、『もっと飛んできていますよ』ってカブトムシを3匹くれました」と打ち明けると、磯村は「本当だったんですね」と笑った。さらに、阿部が演じる成瀬司の娘・成瀬法子を演じた見上は、阿部とのエピソードを聞かれると「本当に暑かったんですけど、阿部さんが1番涼しい場所を譲ってくださって、『ここ涼しいよ』って言ってくださった優しさはすごく覚えています」と回顧すると、阿部は「優しいね、俺ね」と照れ笑い。見上は劇中でギターを演奏し、阿部とセッションしているそうで「普通、始めたばかりのときはドラムを見るのに一生懸命になっちゃうと思うんですけど、そのシーンでアイコンタクトをとりながらリズムをキープされていて、私も心が動きながら撮影することができて素晴らしいなと思いました」と阿部を絶賛すると、阿部は「あそこはすごくよかったですよ」と自画自賛し、「カメラワークもバッチリ決まったシーンだったので、すごく嬉しかったです」とにっこり。「娘に反抗されるシーンがあるんですけど、その日1日は暗かったです。悲しくて、悲しくて…」と父の顔を覗かせた。なお、22日(現地時間)に、現在開催中のニューヨーク・アジアン映画祭(NYAFF)に本作のワールドプレミアで参加していた阿部は、アジアでもっとも活躍する俳優に贈られる“スター・アジア賞”を日本人で初受賞したが、映画祭の様子について「ほとんどの人がマスクをしていなくて、みんなキャラクターが濃いなと。僕から見ても濃すぎるだろって」と語り、「逆にいうと、日本ではマスクが定着してるけど、向こうはマスクを取っていて、感染者数も少ないんですね。早く日本もこうなるといいなと思って、みなさんの笑顔や表情が見たいなって思います。きっとこの映画、みなさんのマスクの下かも知れないけど、笑顔や涙だったり、いろんなストーリーをみなさんが感じてくれると思うので、ぜひ楽しんでください」とアピールした。
2022年07月28日映画『異動辞令は音楽隊!』の完成披露試写会が7月28日、都内で行われ、主演を務める阿部寛をはじめ、共演の清野菜名、磯村勇斗、高杉真宙、見上愛、内田英治監督が出席した。阿部さん演じる現場一筋30年のベテラン刑事が、“コンプラ”無視の捜査を強行した結果、不本意ながら音楽隊に配属され奮闘する。日本アカデミー賞受賞『ミッドナイトスワン』の内田監督がYouTubeで偶然目にした警察音楽隊のフラッシュモブ演奏の映像から着想を得て原案・脚本・監督を手掛けたヒューマンドラマ。本作でドラム演奏に初挑戦した阿部さんは「この役は、なかなか大変でした。楽器と聞いただけで、最初は(オファーを)断ろうと思った」と回想。およそ3カ月の猛特訓を経て、見事なスティックさばきを披露しており「(演じる)成瀬が挑戦するように、自分自身も一緒に挑戦しようと思った」と熱い思いを明かしていた。一方、後輩刑事を演じた磯村さんは「演奏会のシーンを団結して練習する姿に感動しちゃって。『おれ、何やってるんだろう?』って」と阿部さん、清野さんや高杉さんら音楽隊メンバーの奮闘に恐縮しきり。「刑事をやっている自分が申し訳なくなってしまって(笑)。役としても、本人としても感動しました」と話していた。音楽隊のトランペット奏者を演じた清野さんは「練習から拝見して、どんどんアップデートしていく阿部さんを見ていてプロ根性を感じた。こんな簡単な言葉で片付けちゃいけないんですが、カッコ良かったです!」と尊敬の念。高杉さんはサックス奏者を演じ「衣装合わせの段階から、内田監督には『もっとダサくダサく』と言われて。『二枚目より三枚目が似合うね』とも言われて、その言葉を『ゴチ』に活かしています」と会場を笑いに包んでいた。なお、本作は現地時間の7月22日にニューヨーク・アジアン映画祭(NYAFF)にてワールドプレミア上映され、阿部さんと内田監督が現地入り。阿部さんはアジアで最も活躍する俳優に与えられる“スター・アジア賞”を日本人として初めて受賞した。この日の舞台挨拶では、現地の様子が写真で紹介されたほか、阿部さんが「反響がとても良かったと聞いています」と報告していた。『異動辞令は音楽隊!』は8月26日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:異動辞令は音楽隊! 2022年8月26日より全国にて公開©2022 『異動辞令は音楽隊!』製作委員会
2022年07月28日映画『異動辞令は音楽隊!』の完成披露試写会が7月28日、都内で行われ、主演を務める阿部寛、共演する清野菜名、磯村勇斗、高杉真宙、見上愛、内田英治監督(『ミッドナイトスワン』)が登壇した。阿部は本作でドラム演奏に初挑戦し「この役は大変でした。実は楽器と聞いただけで、断ろうかと思っていた」と振り返った。内田監督が、YouTubeで偶然目にした警察音楽隊のフラッシュモブ演奏の映像から着想を得たオリジナル脚本で描くヒューマンドラマ。違法すれすれの捜査が仇となり、現場の最前線から突然、警察音楽隊に異動させられた仕事一筋の鬼刑事・成瀬司(阿部)の奮闘を描く。Official髭男dismによるの書き下ろし曲「Choral A」(コラール・エー)が主題歌に起用されている。まったく経験がない楽器演奏に当初、オファーを断ろうとしたと明かした阿部だが「内田さんが(『ミッドナイトスワン』の)次に何をやるんだろうと興味があったし、僕にオファーをくださったので、挑戦する成瀬と一緒に、自分自身も挑戦しようかなと思った」と告白。内田監督は「特に(楽器演奏の)吹替無しにこだわったわけではなかった」と明かす一方、「皆さんが努力されている姿に、正直驚かされましたし、申し訳ないお願いをしてしまったなと思った」と阿部ら音楽隊メンバーの奮闘に感謝を示していた。また、本作は現地時間22日にニューヨーク・アジアン映画祭(NYAFF)にてワールドプレミア上映され、阿部と内田監督が現地入り。阿部はアジアで最も活躍する俳優に与えられるスター・アジア賞を日本人として初めて受賞した。取材対応に追われ、上映には立ち会えなかった阿部だが「監督から、観客の反応が良かったと聞いて。ビックリしたんですが、あちらではみんなマスクをしていなくて。日本も早くこうなるといいなと思いますし、皆さんの笑顔を見たいです」と駆けつけたファンにメッセージを送っていた。清野と高杉は、同じ音楽隊に所属するメンバーを演じ「どんどんアップデートしていく阿部さんの姿を拝見し、プロ根性が本当にかっこいいなと思いました」(清野)、「阿部さんが演奏する姿を生で見られただけで、撮影に参加できて本当に良かった」(高杉)とリスペクトの念。当の阿部は「もう何も言えない」と照れ笑いを浮かべた。一方、後輩刑事を演じた磯村は「刑事役をやっている自分が申し訳なく思って、『おれ、何やってるんだろう』って(笑)」と役柄上、楽器演奏をしなかったことに恐縮しきり。「演奏の練習をしながら、皆さんが団結する姿を見て、役としても、本人としても感動した」と振り返っていた。取材・文・写真=内田涼『異動辞令は音楽隊!』8月26日(金)公開
2022年07月28日俳優の阿部寛が22日(現地時間)、主演映画『異動辞令は音楽隊!』(8月26日公開)のワールドプレミアでニューヨーク・アジアン映画祭(NYAFF)に登場し、スター・アジア賞を受賞した。同作は内田英治監督によるオリジナルのヒューマンドラマ。コンプライアンスを問われるこの時代で犯人検挙には手段を択ばない警部補・成瀬司(阿部寛)が、行き過ぎた捜査の結果、最前線の刑事から広報課に属す「音楽隊」への異動辞令を受ける。ニューヨーク・アジアン映画祭(NYAFF)はアメリカ・ニューヨークで開催されており、今回が20周年の記念すべき年となる。スター・アジア賞はアジアで最も活躍する俳優に与えられ、過去にイ・ビョンホンやカン・ドンウォン、ドニー・イェンら名だたる名優が称された賞で日本人初の受賞となった。会場では日本映画が大好きだというボランティアの20代前半のアメリカ人も「阿部さんはとにかく是枝監督の『歩いても歩いても』が素晴らしいばかりか、『海よりもまだ深く』も素晴らしく、でも『異動辞令は音楽隊!』ではまた新しい演技が発揮される気がするから観るのが待ちきれない。彼はすでにアジア映画のアイコンであり、レジェンドと言える人だから、この賞をもらって当然だと誰もが思っていると思う。自分もチャンスがあったら一緒に写真を撮ってもらいたい」と熱く語っていたという。レッドカーペットには阿部と内田英治監督が登場し、NYのファンとの貴重な交流を楽しんだ。授賞式では、映画祭のエグゼクティブ・プロデューサーである、サミュエル・ジャミアが「私を阿部寛さんと間違えないでください」と軽くジョークを言って会場を笑わせる一幕も。阿部に賞を授与するために韓国からやって来たジーン・ノー(Jean Noh)は「この賞は、彼の多才さ、国境を越える魅力と国際性、それから彼がこの30年にも及ぶキャリアにおいて、出演して来た作品のジャンルの幅広さも、評価されて贈られます」と阿部について紹介する。大きな拍手で迎えられた阿部は、英語で堂々とスピーチ。「どうもありがとうございます。この素晴らしい賞をいただけて本当に嬉しく思っています。また、今世界が大変な時期に、こうしてニューヨークに来られて最高です。今日ここ、ニューヨークアジア映画祭に来てくださった皆さんの顔が見られて、今ものすごく幸せに思っています。それから、この映画祭に尽力くださったスタッフの皆さんにもお礼申し上げます。また、私のこれまでの作品に手掛けてくださった、全ての監督、俳優の皆さん、スタッフの皆さんにもここで改めてお礼を言わせてください。本当にどうもありがとうございます」と挨拶をした。内田監督も「今回は、ニューヨークに招いていただいてありがとうございます。僕は、30年くらい前にニューヨークの五番街にあった”ナニワ”という日本食レストランで、皿洗いのバイトをしていました(笑)。なので本当に懐かしい街なんです。今回、阿部さんが主演で映画を撮らせていただきました。皆さんご存知のように阿部さんは本当に特別な俳優なので、現場で撮影しながら主人公は阿部さんしかいないなあと気持ちで撮影していました。NY市警にも有名な音楽隊があるので、僕の夢は、阿部さんが、NY市警の音楽隊と対決する『パート2』を考えています。皆さんぜひこれからこの映画をお楽しみください」と上映前の観客を笑わせながら、スピーチした。○上映後のQ&A・阿部さんに聞きます。まずドラムについて教えてください。あなたは、あまりに素晴らしいドラマーでしたが一体どのようにトレーニングしてあそこまで上手くなったのですか?阿部「ドラムは今まで全く叩いたことがなくて、楽器自体を触ったこともなかったのです。それで最初はこの台本をいただいた時、ちょっと断りたいなあと思ったんですけど(笑)、監督も実際ドラムなどをやったことがなくて、監督と一緒に挑戦していくという、一緒に作っていくという。ぜひ一緒に仕事したかったので、それで引き受けました」・内田監督に伺います。この作品を小説として先に書いたそうですね。そこから映画にすると決めたそうですね。小説を書いている時から阿部さんを主人公にしようと考えていたのですか?この役にあまりに阿部さんがはまっていて完璧だったと思いました。内田監督「小説は映画とほぼ同時に、先月発売されました。脚本自体は5年以上前から書いているものがあって、オリジナルの脚本というのは日本ではなかなか作りづらいというのがあって、またドラムを叩ける俳優さんも少ないですし、なかなか進まずに5年6年かかって、そして去年阿部さんと撮影できたんですけど。やっぱりこういったタイプの役は難しいので、なかなか役者がいなかったんですけど、その中で阿部さんが目の前に現れてくれて、作品が無事完成しました。多分ドラムの練習に関しては想像以上のすごく苦労したんじゃないかなと思います」・阿部さんはこれまで是枝監督はじめ、偉大な監督と仕事していますが、内田監督との仕事はいかがでしたか? また内田監督には阿部さんとの仕事はどうしたか?阿部「僕は『ミッドナイトスワン』という監督の作品を観て、監督がすごく評価されていて、その時にちょうどこの作品の話をいただいたんですね。だから、非常に監督にとってもすごく挑戦する作品だと思ったんです。そういう作品で、僕を選んでくれたことを非常に光栄に思ったし、自分で脚本を書かれている作品に出るということで僕が選ばれたというのは、非常に光栄だったし、そんな監督と一緒にぜひやってみたいなあと思って、嬉しかったです」内田監督「僕は、長くインディーズ映画をやっていまして、いつも1000万円位の映画をずっと作っていたので、阿部さんはやっぱり本当に大活躍している役者さんで、僕の中では、テレビや映画館で見る存在で、この脚本でオファーをさせていただいて、やってくれるらしいよ、みたいな(笑)、話をいただいて。最初はそう言っているけど、最終的にはやらないでしょ、みたいな(笑)、疑っていたんですけど、最終的には目の前に現れて、ちょっとびっくりしました」・阿部さんについて、私達が信じられないようなことがあったら教えてください(笑)。内田監督「阿部さんは、田舎で撮影したことがあって、阿部さんが休憩室で、カブトムシとか、クワガタ好きみたいで、『これ採ったよ』ってポケットから出して来たんです。クワガタも。今の日本でクワガタは珍しいので、わ、すごい、と言ったら、『これも』って言ってまた左のポケットからまた出て来たんです。ポケットの中にクワガタとかカブト虫を採ってまして。何匹も入っていたんです。その時は可愛い阿部さんを(笑)、スタッフみんなが驚きを持って見ていました。昆虫が好きだというのを初めて知りました」阿部「あれは、夏の撮影だったので、照明に飛んできたんです。それを捕まえたのを誰にも気付かないようにしていたんですよ。でも照明さんが気付いて、その人達が僕にみんなくれたんです。それを家に持ち帰ったら30匹くらいに増えちゃいました」・観客からの質問が多いので、聞きたいと思います。阿部さんへ。主人公と自分は似ていると思いますか?阿部「いや、似てないと思いますよ(笑)。でも彼も50を過ぎて、新しい世界に挑戦していくという意味では共感しました。自分もだいぶ俳優をやっていますけれども、自分のステージ、色々な世界に挑戦してみたいなんて気持ちもあるので、あれだけ堅い人間が柔軟になれたというのは、すごく共感しましたね」・成瀬と春子の2人が居酒屋に行くシーンで恋愛関係に発展するのかなと思いましたが、しませんでした。あなたの意図したことは何だったのですか?内田監督「もともとのすごく昔の脚本では、もっとラブストーリーの部分が強かったんですね。居酒屋のシーンは、その頃からあるシーンで、だんだん対立するという脚本に変わっていった時に、ああいう形になりました。居酒屋はその関係性を強調するために使いました。ニューヨークにも居酒屋はたくさんありますけど(笑)」・ドラムはどれくらい練習したのですか?阿部「2ヶ月くらいですけれども、最初はスティックの叩き方から全く分からなくて、もういつになったらできるんだろうって。初めて自分が役作りで半分諦めかけたんですけど、1ヶ月半くらい過ぎてから、みんなと一緒に合同で練習して、とりあえず最後までやってみようと言って、”宝島”という曲を、最後まで無理やりやったんですね。その時にやっぱりそれぞれ下手だけど、一緒に助け合いながら、やれたんですよね。そこからなんかつかみ出して、そこからのびが早く、学びが早くなりました」内田監督「吹替えないんですよ」・もう時間がないですが、後1問だけ聞かせて下さい。これからの予定は?日本国外での予定は。この作品の続編もお願いします。内田監督「そうですね。僕の撮影している頃からプロデューサーにずっと言っているんですけど、このパート2は、成瀬がニューヨーク市警の音楽隊もとても有名でよく日本にも来るので、ニューヨーク市警の音楽隊で成瀬さんが対決をするというー」阿部「それ無理じゃないですか(笑)。相当ハードル高いですよ(笑)」内田監督「どこに行ってもその話をしています」阿部「でも、まあやれと言われればやります」内田監督「NYPDに知り合いがいる人はぜひ言っておいてください」阿部「なんでもやります。古代ローマ人も挑戦したし(笑)。なんでもやります」・阿部さんのこれからの作品の予定は?日本以外の国での予定は?阿部「次の作品は….今回の役は、強い男の役でしたが、次は本当に何気ない、オタク的な人間の役を今やることになっています。それは、もしかしたら海外の人も観ることができる作品になるかもしれません」・また海外の映画にもぜひ出てください。阿部「ありがとうございました」
2022年07月23日阿部寛が主演する、初の日本発ディズニープラス「スター」オリジナルドラマシリーズ「すべて忘れてしまうから」に、岩井俊二監督の映画『スワロウテイル』以来26年ぶりの演技となるChara、そして阿部さんとは15年ぶりの共演となる宮藤官九郎が出演することが分かった。阿部さんにとってキャリア初の配信ドラマ出演となる本作は、ハロウィンの夜に突如姿を消した“彼女”をめぐる、ミステリアスでビタースイートなラブストーリー。演じるのは、大した賞も大ヒット作もないまま小説を描き続けているという地味で主体性がないミステリー作家“M”。それまで他人にも自分にも無関心だった“M”が、消えた“彼女”を探すのがストーリーの主軸となる。今回、新たに主人公Mが通う行きつけのバーであり、ハロウィンの夜に彼女が消えた場所でもある、物語のキーとなる“Bar灯台”にかかわるキャラクターたちのキャスト情報が解禁。そのオーナー役には、演技は1996年公開の『スワロウテイル』以来26年ぶり、配信作品はもちろん、ドラマ作品への出演も本作が初となるChara。そして同じバーで働く元バンドマンの料理人役を宮藤官九郎が務める。Charaさんが主演の阿部さんと共演するのは今回が初、そして宮藤さんは『大帝の剣』(’07)以来2度目の共演となる。物語の重要な場所でもあるBar灯台のオーナー・カオル役を務めるCharaさんは、出演を快諾した理由を「音楽絡みの役柄だったのと、私にやって欲しいという熱意が伝わったからです」と語り、また、「新しい事をやるのは、とても楽しいからね」と新たな挑戦への興味もあったことを明かした。本作で演じるカオルと自身が似ているところを聞かれると、「Charaに寄せてくれたんでしょうか?女性でシングルマザーで息子もいるところと音楽を愛しているところかしら?カオルさんの方が謎めいてるかな」と重なるところも多かった様子。主演の阿部さんに関しては、「かっこよかったです。声とか低くて素敵でした」と初めて会ったときの印象を明かした。Bar灯台の料理人・フクオ役を演じる宮藤さんは、「嬉しかったです。俳優として連続ドラマに出るのも久しぶりですし、阿部さんとも15年ぶりの共演だし。監督陣はじめスタッフも若く才能溢れる方々だし、何しろ衣裳がいちいちオシャレで、着て帰りたいくらいでした」とふり返る。今回演じる料理人・フクオに関しては、「なんか、いい加減に生きているように見えて、自分の半径数メートルの世界を大事にしているんだろうなと。20代半ばまで深夜営業の居酒屋でバーテンのような事をしていたので、自分でも驚くほど自然に溶け込むことが出来ました」と、自身の昔の経験が今回演じる上で役に立ったことを明かし、久々の共演となった阿部さんとは、「いい声でボソっと、くだらない事を仰るところは、まるで変わってなくて、懐かしかったです」と久々の撮影に昔を思い出す場面もあったそう。さらに、本作の魅力については、「現場でもらう差し込みの台詞がいちいち秀逸で、そのディティールに、監督が何を大切にされているかが滲み出ているような気がして、そういう細部にこそ、このドラマの本質があるんじゃないかなと思いました」と、脚本家でもある宮藤さんならではの視点で本作に触れた。製作陣からは2人の起用について、「Charaさんは、映画『スワロウテイル』での圧倒的な存在感は多くの邦画ファンの脳裏に鮮烈な記憶として刻まれています。その元来のカリスマ性が、本作の持つ誰の記憶にも繋がるような日常ドラマを、特別な味わいに仕立ててくれるものと確信して、監督たちの満場一致を受けてご出演を依頼しました」とオファーの経緯が明らかに。また、宮藤さんに関しては、「人間・宮藤官九郎には格別な色気が漂っています。それは人生において様々な事象を深く見つめ、触れてきたからこそ醸し出されるものだと思いますし、そんな宮藤さんだからこそ、掴み所のないフクオという役柄に実在感を持たせることができると思いました」とオファー理由を明かしてくれた。併せて、Charaさん演じるカオルと宮藤さん演じるフクオの場面写真も初解禁。カオルが満面の笑みでワイングラスを傾けながら談笑する姿と、フクオがリラックスした表情でドラムを演奏しようとしている姿、どちらも劇中のキャラクター性はもちろん2人の個性が伝わってくるものとなった。2人はそれぞれ、作品を楽しみにしているファンに向け、「独特のドラマスタイル。原作から、気になっている人も、役者さんから気になる人も楽しめるといいな」とCharaさんは語り、宮藤さんは「無理に感情を誘導せず、強引に盛り上げたり、泣かせようとしたりせず、それでも、大人の子供っぽさとか、若者の達観とか、生きにくい社会とか、現代を切り取っている、珍しいドラマだと思います。その中で、珍しくオシャレな服を着て、珍しく良いこと言ったり言わなかったりしている僕を観てください」とコメント。本作は、燃え殻による同名原作(扶桑社刊)を、『あのこは貴族』岨手由貴子監督ほか、沖田修一監督、大江崇允が監督・脚本を手掛けドラマ化した。「すべて忘れてしまうから」は9月、ディズニープラス「スター」にて独占配信。(text:cinemacafe.net)
2022年07月20日阿部寛が、捜査一課から警察音楽隊に突然異動させられる刑事を演じる『異動辞令は音楽隊!』。この度、“鬼刑事”役の阿部さんに振り回される部下を演じた、磯村勇斗の新たな場面写真が解禁となった。磯村さんが演じる坂本祥太は捜査一課の巡査部長で、阿部さん演じる成瀬司の部下。犯罪捜査一筋30年で、違法すれすれの捜査もいとわない成瀬に対して敬意も持ちつつも、その対応に苦慮している、という役どころ。解禁された場面写真では、成瀬に強張った表情で対峙する姿や、成瀬と共に捜査へ向かう様子、重苦しい雰囲気の捜査会議のなか、ひとり新聞を広げ横柄な態度をとる成瀬の隣で、真剣な表情を浮かべている姿などが捉えられている。動きの大きな成瀬を、一歩離れたところからじっと見つめる坂本の目線は、観客の目線とも重なる。そんな坂本役に、凛とした立ち姿が美しく、強い眼差しが観る者の心に刺さる磯村さんが選ばれた。その存在感を絶賛するプロデューサーは、「磯村さんの真摯に役に向き合う姿勢が、悩める優秀な後輩刑事像にマッチすると考えてオファーしました。そして内田(英治)監督の演出による彼を、映画ファンなら誰もが見たいだろうと思いました」と語る。内田監督作品への初参加を果たし、阿部さんとはドラマ「まだ結婚できない男」以来、二度目の共演となった磯村さんは、「妥協を許さない内田監督と、それに優しく寄り添ってくださった阿部寛さんに感謝しかありません」と撮影をふり返っている。『異動辞令は音楽隊!』は8月26日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:異動辞令は音楽隊! 2022年8月26日より全国にて公開©2022 『異動辞令は音楽隊!』製作委員会
2022年07月13日阿部寛主演、内田英治監督『異動辞令は音楽隊!』が8月26日(金)に公開となる。この度、磯村勇斗演じる坂本祥太を捉えた新たな場面写真が公開された。本作は第44回日本アカデミー賞で最優秀作品賞ほか数々の賞に輝いた『ミッドナイトスワン』を手掛けた内田英治監督が、YouTubeで偶然目にした警察音楽隊のフラッシュモブ演奏の映像から着想を得たオリジナル脚本で描くヒューマンドラマ。犯罪捜査一筋30年の鬼刑事で、突然警察音楽隊へ異動辞令を命じられる成瀬司を演じるのは日本映画界・ドラマ界を牽引し、どんな役をもモノにする圧倒的演技力とお茶の間の抜群の好感度、そして唯一無二の存在感を持つ阿部寛。そして清野菜名、磯村勇斗、高杉真宙ら若手と、光石研、倍賞美津子ら日本映画界の重鎮たちが脇を固める。主題歌は、ブラックミュージックをはじめ、様々なジャンルをルーツとした音楽で全世代から支持を集め続けているOfficial髭男dismが本作の為に書き下ろした「Choral A」。メンバー・楢﨑誠がかつて島根県警察音楽隊でサックスを演奏していたことが強く後押しとなり主題歌に抜擢された。誰もが覚えのある「人生こんなはずじゃなかった」という想いを抱く者たちの奮闘が、「IN THE MOOD」、「アメイジング・グレイス」、「聖者の行進」などの名曲とともに心に鳴り響く。坂本(磯村)は捜査一課の巡査部長で、成瀬司(阿部)の部下。犯罪捜査一筋30年で、違法すれすれの捜査もいとわない成瀬に対して敬意も持ちつつも、その対応に苦慮している。公開された場面写真は、成瀬に強張った表情で対峙する姿や、成瀬と共に捜査へ向かう様子、重苦しい雰囲気の捜査会議のなか、ひとり新聞を広げ横柄な態度の成瀬の隣で真剣な表情を浮かべている姿などが切り取られたもの。動きの大きな成瀬を、一歩離れたところからじっと見つめる坂本の目線は、観客の目線とも重なる。凛とした立ち姿が美しく、強い眼差しが観る者の心に刺さる磯村。彼の存在感をプロデューサーも「真摯に役に向き合う姿勢が、悩める優秀な後輩刑事像にマッチすると考えてオファーしました。そして内田監督の演出による彼を、映画ファンなら誰もが見たいだろうと思いました」と絶賛した。念願だった内田英治監督作品への初参加を果たし、阿部とはドラマ『まだ結婚できない男』以来、2度目の共演となる磯村は「妥協を許さない内田監督と、それに優しく寄り添ってくださった阿部寛さんに感謝しかありません」とコメントを寄せている。『異動辞令は音楽隊!』8月26日(金)公開
2022年07月13日阿部寛主演、内田英治監督『異動辞令は音楽隊!』が8月26日(金)に公開となる。この度、本作が7月15日(金)~7月31日(土)にかけて行われる20周年記念「ニューヨーク・アジアン映画祭(NYAFF)」にてワールドプレミアが行われ、阿部と内田監督が現地での舞台挨拶に登壇することが決定した。本作は第44回日本アカデミー賞で最優秀作品賞ほか数々の賞に輝いた『ミッドナイトスワン』を手掛け、映画界でいま最も注目される内田英治監督が、YouTubeで偶然目にした警察音楽隊のフラッシュモブ演奏の映像から着想を得たオリジナル脚本で描く。犯罪捜査一筋30年の鬼刑事で、突然警察音楽隊へ異動辞令を命じられる成瀬司を演じるのは日本映画界・ドラマ界を牽引し、どんな役をもモノにする圧倒的演技力とお茶の間の抜群の好感度、そして唯一無二の存在感を持つ阿部寛。そして清野菜名、磯村勇斗、高杉真宙ら若手と光石研、倍賞美津子ら日本映画界の重鎮たちが脇を固める。主題歌には、ブラックミュージックをはじめ、様々なジャンルをルーツとした音楽で全世代から支持を集め続けているOfficial髭男dismが本作の為に書き下ろした「Choral A」。メンバー・楢﨑誠がかつて島根県警察音楽隊でサックスを演奏していたことが強く後押しし主題歌に抜擢された。誰もが覚えのある「人生こんなはずじゃなかった」という想いを抱く者たちの奮闘が、「IN THE MOOD」、「アメイジング・グレイス」、「聖者の行進」などの名曲とともに心に鳴り響く。NYAFFへの選出は「大砲のような刑事が警視庁のバンドのドラマーに転身するという斬新な前提は、娯楽性だけでなくペーソスにも富んでいて、強力なフックになっている。最も意地悪な警察犬のように吠えながらも、同情的で、観客に優しい救済を求める叫び声が印象に残る。日本のエンタテインメントのメインストリームに位置づけてよい、突出している映画だ」という評価による。さらに本映画祭にて阿部は、アジアで最も活躍する俳優に与えられる「スターアジア賞」を受賞予定。過去にイ・ビョンホンやカン・ドンウォン、ドニー・イェンら名だたる名優が称された本賞に日本人が選ばれるのは初となる。阿部は30年にわたるキャリアのなかで日本映画のみならず、『チョコレート・ファイター』(2008年 / タイ / プラッチャヤー・ピンゲーオ監督)、『空海-KU-KAI-』(2018年 / 中国 / チェン・カイコー監督)、『夕霧花園』(2019年 / マレーシア / トム・リン監督)など海外のアジア作品でも活躍。様々なジャンルで発揮したその多才さが評価されての受賞だ。阿部と内田監督からのコメントは以下の通り。<阿部寛>本作にとって海外初のお披露目の場に監督と共に立ち会えること、さらには素晴らしい賞までいただける事、大変光栄に思います。私自身久しぶりのNYの地で、映画をご覧になるお客様の表情を直にみられると思うと楽しみでなりません。本作が日本のみならずすべての方に勇気と、活力、何歳になっても再起する力を与えてくれることを期待しています。<内田英治監督>このたびはNYに呼んでいただきありがとうございます。このような刺激的で、多くの名作を誕生させた街の、素晴らしい映画祭で「異動辞令は音楽隊!」が上映されることは大変光栄でございます。NY市警にも音楽隊があると聞きます。世界中の隊にはそれぞれの個性があるのでしょう。今回は日本警察音楽隊の映画を楽しんでいただき、いつか映画のなかで、NY市警音楽隊との共演を見てみたいものです。『異動辞令は音楽隊!』8月26日(金)公開
2022年07月01日インフルエンサーの阿部なつきが、8月18日に写真集『阿部なつき1st写真集 i am natsuki』(KADOKAWA 3,300円)を発売することがわかった。インスタグラムやTikTokを中心に人気を集めている阿部。自身初の写真集となる同作では、これまでSNSにも載せていない、加工なしで肌見せ全開のリアルボディを披露。かわいらしいピンクの水着、猫耳姿の黒のボディスーツ、バストのアンダーをちらっと見せたTシャツ姿、黒ジャケット&ランジェリーのセクシーショットに加え、Tバックのランジェリーカットにも初挑戦している。本人コメントは以下の通り。■阿部なつきこれからの「阿部なつき」の節目として、今までSNSにも載せてこなかった水着姿やランジェリー姿に初挑戦しました! SNSとは一味違う、気取らないありのままの私を、みなさんに見ていただき今よりも近い存在になれたら嬉しいです!
2022年06月23日ディズニープラス「スター」で独占配信される日本発オリジナルドラマシリーズ『すべて忘れてしまうから』の配信日が9月に決定した。さらに主演を阿部寛が務めることやクランクインコメント、ドラマロゴなども一挙解禁となった。先日ディズニープラス「スター」初の日本発オリジナルドラマシリーズとして独占配信が発表された『すべて忘れてしまうから』。昨今作品が次々と映像化され、今最も話題の作家のひとりである燃え殻の同名エッセイを、国内トップクリエイターがドラマ化するものだ。長年俳優として第一線で活躍してきた阿部にとって本作は、キャリア初の配信ドラマ出演かつ『まだ結婚できない男』(2019年)以来となるラブストーリー作品への出演となる。今回阿部が演じるのは、現実から逃げたくて書いた小説が、たまたま小さな出版社の目に止まり、大した賞もヒット作もないまま小説を描き続けているという地味で主体性がないミステリー作家“M”。彼は5年間付き合った恋人“F”とハロウィンの夜に些細なことで喧嘩をしてしまう。そして何となく連絡を取らないまま3週間ほど経った時、Mは突如失踪した彼女を探し始めるのだった。しかし周囲から語られるFはMの知る彼女とは全く異なるもので、次第にFの秘密が明らかに。どんなに近しい人にも自分の知らない顔がある。本作は消えた“彼女”の謎が心を惑わす、ミステリアスでビタースイートなラブストーリーである。先月、都内の小さなバーカウンターでクランクインを迎えた本作。スタッフが「主演M役、阿部寛さんです」と紹介してから、拍手が贈られるなど撮影は和やかな雰囲気の中で始まったという。彼がどんな演技を披露しているのか期待だ。また主演発表に合わせて、阿部演じる主人公“M”の画像も解禁。気難しそうにパソコンで原稿を書く姿、猫背気味でどこか自信なさげにバーカウンターに座る姿からは、阿部の近年の力強いキャラクターとは一線を画す新しい一面が垣間見える。さらに原作のロゴとは違うドラマロゴは、文字の一部が欠けたデザイン。大切な人のことを全て知っているつもりでも、その人との何気ない毎日の一瞬一瞬を、私たちは「すべて忘れてしまう」ことも多く、実際はその人のごく一部しかわかっていないのではないかという事実を暗に突き付けている様な仕上がりだ。阿部からのクランクインコメントは以下の通り。――最初に本作の台本を読まれた時の感想は?阿部:日常の小さなできごとが描かれているので、本当に小さなことなんだけど、その人にとっては結構大きなことだったり、いつの間にか通り過ぎるような小さな瞬間が実は自分の人生を左右する一瞬だったりする。そういう日常の細かいことを主人公が何気ない会話で語っていくことが、自分の心に刺さっているとげのようなものをいつの間にか取り除いてくれるような、そんな心の優しい物語になっていくと思うんです。大きな事件だけでなく、小さなことが特別なことだったりするから、そういうのに気づかせてくれるような作品なんだと思います。――これまで、さまざまな役を演じてこられていますが、今回は撮影前に何か準備などされましたか?阿部:特に準備はしていないです。何作か映画を参考に見させていただいたり、原作を読ませていただいたりとか、幸運なことに台本を一気に10話まで頂いたので、それを必死に読みました。あとは監督がどういう世界を作っていこうかということをどれくらい聞き出せていけるか、そして自分としてもあまり今までやったことがない、見たことがない自分が少しでもそこにいてくれるといいなと。できるだけ耳をたてて現場におとなしく存在したいなと思います。――本作への意気込みをお願いします。阿部:久しぶりに日常を描く作品をやらせていただくので、自分の中で、今の年だからこそ、日常の何気なさからくる新たな発見みたいものが、どのくらいできるのかなという自分の内面に新たに挑戦する作品になるかなと思っています。――作品を楽しみにしている皆さんにメッセージをお願いします。阿部:まだ僕もよく分かっていませんが、今回の作品はいろいろなことに挑戦しようとしているみたいなので、僕自身もとても楽しみにしています。今日は初日なので、どんなことがこれから起きるのか、どんな出会いがあるのか楽しみです■配信情報オリジナルドラマシリーズ『すべて忘れてしまうから』9月ディズニープラス「スター」で独占配信
2022年06月23日俳優の阿部寛が主演を務める映画『異動辞令は音楽隊!』(8月26日公開)の場面写真が15日、公開された。同作は内田英治監督によるオリジナルのヒューマンドラマ。コンプライアンスを問われるこの時代で犯人検挙には手段を択ばない警部補・成瀬司(阿部寛)が、行き過ぎた捜査の結果、最前線の刑事から広報課に属す「音楽隊」への異動辞令を受ける。この度公開となった場面写真は、くたびれたような恰好で頭から血を流す成瀬司(阿部寛)に対し、スーツ姿で成瀬を呆れたような目で見る部下の坂本祥太(磯村勇斗)の姿が。違法捜査も厭わない鬼刑事とそれに振り回される部下の軋轢を感じさせる。また、真剣な表情でトランペットを吹く来島春子(清野菜名)や、言い合いをするサックス奏者の北村裕司(高杉真宙)とカラーガード隊の柏木美由紀(モトーラ世理奈)の様子からは、警察音楽隊のちぐはぐぶりを垣間見ることができる。ほかにも成瀬の母・幸子(倍賞美津子)や、音楽隊の隊長で指揮者の沢田高広(酒向芳)、成瀬ともみ合いをしている捜査一課の主任・井上涼平(六平直政)の姿も映し出されており、成瀬と彼を取り巻く人々との関係にも注目となっている。最後には音楽隊の制服姿でドラムセットを叩く成瀬の姿で、広場で演奏する音楽隊の様子が捉えられている。
2022年06月15日俳優の阿部寛が主演を務める映画『異動辞令は音楽隊!』(8月26日公開)の予告映像とポスタービジュアルが2日、明らかになった。同作は内田英治監督によるオリジナルのヒューマンドラマ。コンプライアンスを問われるこの時代で犯人検挙には手段を択ばない警部補・成瀬司(阿部寛)が、行き過ぎた捜査の結果、最前線の刑事から広報課に属す「音楽隊」への異動辞令を受ける。予告映像は高齢者を狙った“アポ電強盗事件”を、犯罪捜査一筋30年の鬼刑事・成瀬司(阿部寛)が持ち前の過激な方法で捜査する様子から始まる。“コンプラ”を無視し部下から疎まれ、家庭を顧みず娘には愛想を尽かされる成瀬が命じられた異動先は音楽隊で、警察署内のはぐれ者集団に出会うことに。経験したこともないパーカッションを命じられるも、刑事のプライドから周囲と馴染むことができないままの成瀬は「お前はもう刑事じゃない」と言われ「なにやってんだ俺」と失意に沈む。しかし、音楽隊の面々は「音楽と同じですよ。音をミスっても、周りがカバーすればいいじゃないですか」「同じ隊じゃないですか」と失意の成瀬に手を差し伸べる。さらに、「あなたのドラムには勇気をもらえる」と、音楽隊の演奏に救われる人たちがいることを知った成瀬は再び立ち上がることを決意する。最後は「よし!」と強く呟いた成瀬が、演奏開始のカウントをとる後ろ姿が映し出され、成瀬の人生の大転換が始まることを予感させる。映像内では、同僚のトランペット奏者・来島春子役の清野菜名、捜査一課の部下・坂本祥太役の磯村勇斗、サックス奏者・北村裕司役の高杉真宙、警察音楽隊を目の敵にする県警本部長・五十嵐和夫役の光石研、成瀬の母・幸子役の倍賞美津子らも映し出された。物語を彩る主題歌は、Official髭男dismが本作の為に書き下ろした「Choral A」に決定。ポップで爽やかなサウンドと、伸びやかな歌声が、物語を優しく包み込む。メンバーの楢崎誠(※崎はたつさき)がかつて島根県警察音楽隊でサックスを演奏していたことが、主題歌決定へとつながった。○楢﨑誠コメント今回ご一緒できた事を本当に嬉しく思います。台本を読ませて頂いた時から、完成までの中で好きな言葉やシーンがどんどん増えていきました。楽曲制作にあたってプレッシャーもありましたが、映画の内容と重なるように僕もたくさんの人に助けてもらいました。音楽隊に所属していた時の同僚と、今関わってくれている皆んなに心からの感謝を。素敵な映画です。是非ご覧ください。(C)2022 『異動辞令は音楽隊!』製作委員会
2022年06月02日俳優の阿部寛が出演する、象印マホービン・炎舞炊きの新CM「3Dの乱舞」編が、21日より放送される。新CMでは、同商品を前に阿部が登場。自信に満ちた語り口で、そのオリジナリティを「火力が違う。炊き方が違う。だからお米の舞い方が違う」と語る。そして炊き上がったごはんを手に「だから、うまい!」と力強く言い切り、豪快にごはんを頬張る。静まりかえったスタジオで、カメラに向かって熱く語る阿部。カットがかかると必ずモニターをチェックしながら納得いくまで何度もテイクを重ね、監督のOKが出た後も「もう一度いいですか?」と撮り直しを希望する場面も見られた。
2022年05月17日俳優の阿部寛が出演する、第一三共ヘルスケア「ロキソニンEX外用薬シリーズ」の新CM「ロキソニンEXテープ『試してない』」編が27日より放送されている。新CMで、何か言葉を発するのではなく、自信に満ちた表情と、力強い眼力、心の声で堂々と語りかける阿部。真っ直ぐカメラを見つめたままなのに、直接口にするよりも強いメッセージが伝わる、彼ならではの“心の声で力強く語りかける”姿に注目だ。○■阿部寛インタビュー――CM撮影の感想をお聞かせください。非常にシンプルな内容のCMで、僕の表情とかが繊細に出てしまうので、新商品の登場感や清涼感を表現するためにどうすればいいのか、撮影中もディレクター(監督)といろいろ相談しました。四苦八苦しながら良いものができたと思っています。――最近「『ロキソニンEX外用薬シリーズ』を使いたい!」と思ってしまうようなシチュエーションはありましたか?ちょうど今(※CM撮影は2月某日)、体を酷使する撮影をやっているんですよ。冬の海に潜るとか、毎日朝から晩まで本当に大変な環境の中で撮影しているので、こういうものがないと逆に、もう普通に戻れない状態というか。非常に助かっています。――日頃、体のケアは、どのようなことをしていますか?スポーツクラブで鍛えたり、あとはお風呂が好きなので、毎日湯船に浸かったりして、体をほぐしています。――「ロキソニンEXテープ」は濃度が濃いことが特徴の一つですが、 最近「濃かったな〜」と思ったエピソードはありますか?毎回毎回、仕事を濃くやっていますが、それが年々、回を重ねる毎に、さらにいいものにしようと思うので、 どんどん何か自分の中で仕事に対する濃度とか、生きることそのものについても日々濃くなっているなと実感しています。だから、今が最高に濃いんじゃないでしょうか(笑)。――「シリーズ史上 最高濃度配合」という新製品の特徴にちなんで、「阿部寛史上 最高○○」といったエピソードがありましたらお聞かせください。阿部寛史上最高ですか? うーん、まぁ今が最高だと思いたいですけど、やっぱりそう思いながら、これからもいろんなことに挑戦していきたいなとは思っています。――「ロキソニンEX外用薬シリーズ」は「テープ」「テープ L」「ゲル」「ローション」の4タイプありますが、おすすめしたいのはどれですか?僕は大判サイズの「テープL」ですかね。それを筋肉痛の時とか、腰にもよく貼ってます。だいたい寝る前に貼ることが多いんですけど、まあすごいなと思って。一体何が入っているんだろうなと思いながら、いつも使っています。――痛みに悩む方々に向けて、ひと言メッセージをお願いします。今、生活様式が変わって体の痛み、悩みも増えてきていると思います。この「ロキソニンEX外用薬シリーズ」を使って、その痛みを少しでも和らげてください。
2022年04月27日重松清のベストセラー小説を映画化した『とんび』より、阿部寛、安田顕、薬師丸ひろ子の劇中での姿をとらえた場面写真が解禁となった。阿部寛と北村匠海が親子役を演じた本作は、これまで2度TVドラマ化され話題を呼んだ、重松清による名作小説の映画化。破天荒ながら愛すべき主人公、父・ヤスと息子・アキラの幾度途切れても必ず繋がっていく親子の絆を描き、8日の公開から多くの共感と感動を呼んでいる。この度解禁されたのは、男手一つで育てた息子・アキラが家庭を持ち親元を離れた後、“もうひとつの家族”である備後の町の人々と過ごすヤスの幸せな余生が写し出された劇中写真。小料理屋・夕なぎで、赤いちゃんちゃんこに広島東洋カープのキャップを被り、女将・たえ子(薬師丸ひろ子)らに還暦をお祝いされている様子。そして、アキラのもう一人の父といっても過言ではない、幼なじみ・照雲(安田顕)と共に、肩を組んでいる姿や、一尾の魚を持ち満面の笑みを浮かべるヤスがとらえられている。どの写真も、幸せそうな笑顔を見せており、彼がもう一つの家族である“備後の町の人々”に最期まで愛され続け、幸せに生涯を終えたことが伝わってくる劇中写真となっている。『とんび』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:とんび 2022年4月8日より全国にて公開©2022『とんび』製作委員会
2022年04月20日映画『とんび』(4月8日公開)の公開御礼舞台挨拶が15日に都内で行われ、阿部寛、安田顕、瀬々敬久監督が登場した。同作は重松清によるベストセラー小説の初映画化作で、瀬々敬久が監督を務める。広島県備後市で暮らすヤス(阿部寛)は、愛妻との間に待望の息子アキラ(北村匠海)を授かったが、ようやく手に入れた幸せは、妻の事故死で無残にも打ち砕かれてしまう。親の愛を知らずして父になったヤスは、仲間たちに助けられながら、不器用にも息子を愛し育て続ける。会場に集まった観客からの質問を募集したところ、「最近気になってる人の顔が濃いんですけど、どうしたら振り向いてもらえると思いますか?」という質問が飛び出す。阿部は「顔の濃い人って結構同類を好むんですけど、だからメイクを濃い目にとか……同じ種族だと安心する」と"あるある"からのアドバイス。「外国の方の作品をやったんですが、今もみんな集まって傷口を舐め合うこともあって」と、映画『テルマエ・ロマエ』メンバーの絆も続いているという。安田が「若干濃いめで行こう。そうすると相手も安心するぞ、と」とその観客に語りかけると、質問した観客は「明日からメイクの時間を頑張って伸ばします」と答えていた。
2022年04月15日4月8日に公開がスタートした重松清原作映画『とんび』。この度、阿部寛、北村匠海、杏らを写した家族写真が到着した。幾度途切れても必ず繋がっていく親子の絆を描く、重松清による不朽の名作小説「とんび」。いま、この時代にこそ届けたいと、瀬々敬久監督による初映画化が実現。まだ公開して間もない本作だが、鑑賞者からは「今年で一番泣いた」「会場が感動と共感に包まれていた」「不器用なお父さんの姿に涙が止まらなかった」と続々と感想が寄せられ、各レビューサイトでも高評価を得ている。そんな中、今回公開されたのは家族写真。一枚目は、幼少期のアキラが、母・美佐子(麻生久美子)に抱きしめられ、幸せそうに笑っている様子。美佐子は、アキラを海のように深く愛し、父・ヤス(阿部さん)もまた、真っ直ぐにアキラを愛した。そして、両親の愛を受けて立派に成長したアキラ(北村さん)は、由美(杏)と結婚。由美の連れ子・健介と、アキラと由美の間に授かった娘・美月の2人の子どもたちに、アキラは両親から受けた以上の愛情を注ぐ。由美と健介がピクニックしている場面や、ヤスが健介を肩車をしている場面、さらにはヤスとアキラと由美、健介と美月という、3世代の家族が勢揃いする写真も。親から子へ、子から親へ、そして次の世代へと繋がれていく家族の愛が詰まった家族写真となっている。『とんび』は全国にて公開中。(cinemacafe.net)■関連作品:とんび 2022年4月8日より全国にて公開©2022『とんび』製作委員会
2022年04月12日映画『とんび』(4月8日公開)の初日舞台挨拶が8日に都内で行われ、阿部寛、北村匠海、杏、安田顕、大島優子、瀬々敬久監督が登場した。同作は重松清によるベストセラー小説の初映画化作で、瀬々敬久が監督を務める。広島県備後市で暮らすヤス(阿部寛)は、愛妻との間に待望の息子アキラ(北村匠海)を授かったが、ようやく手に入れた幸せは、妻の事故死で無残にも打ち砕かれてしまう。親の愛を知らずして父になったヤスは、仲間たちに助けられながら、不器用にも息子を愛し育て続ける。「この春始めたいこと」を聞かれた阿部は「言語をやったりとかして3日坊主で終わったりチャレンジしてるんですけど、そういうのをもう1回やりたいなと思ってるんです。あとはDIYもやったりとかしてるんですけど、だいたいもう3日坊主で終わってくので……」と悩む。すると安田が「それはやっぱりご自分の公式ホームページを更新された方がいいと思います。4月ですしね」と提案。阿部のオフィシャルサイトのシンプルさが度々話題になっていることから、阿部は「でもあれ、人気だから」と拒否していた。またこの日は会場の客席で新生活を送る人に阿部がエールを送るというコーナーも。大学に合格して一人暮らしをするという男性が選ばれ、阿部は「最近よく受験生を励ますというのを、あるドラマをやってから再三要求されるんですけど」と言いつつ、すでに大学には受かっているということで「 一人で大変だと思う。寂しい時はたくさん食べて……」と話しかけ始める。しかし「どうしよう、『食べて』とか言っちゃった」と着地点を見失ったようで、阿部は「とにかく半年乗り切ればなんとかなるから、頑張ってくれよ!」と手を振ってエールを送った。
2022年04月08日アプリ版「ぴあ」の表紙をデザインしている及川先生のイラストレーション制作過程を「making of」として公開いたします。今月は4月8日より映画『とんび』が公開される阿部寛さんです。最新出演作品『とんび』公開中監督:瀬々敬久原作:重松 清「とんび」(角川文庫刊)出演:阿部寬 / 北村匠海 / 杏 / 安田顕 / 大島優子 / 濱田岳 / 宇梶剛士 / 尾美としのり / 吉岡睦雄 / 宇野祥平 / 木竜麻生 / 井之脇海 / 田辺桃子 / 田中哲司 / 豊原功補 / 嶋田久作 / 村上淳 / 磨 赤兒 / 麻生久美子 / 薬師丸ひろ子公式HP:『とんび』製作委員会イラスト
2022年04月08日阿部寛と北村匠海が共演、薬師丸ひろ子、杏、安田顕、大島優子、麻生久美子らが集結した映画『とんび』。公開前に行われた試写会では「今年で一番泣いた」「会場が感動と共感に包まれていた」「不器用なお父さんの姿に涙が止まらなかった」といった声が相次ぎ、さらに監督を務めた瀬々敬久も「この映画は間違いなく面白い」と自信をみせている。その3つの理由に迫った。阿部寛と瀬々監督の信頼関係まず挙げられるのが、主人公・ヤス役の阿部寛と瀬々監督の信頼関係だ。この2人といえば、先日開催された第45回日本アカデミー賞で11部門を受賞した『護られなかった者たちへ』でのタッグの記憶も新しい。本作で主演を務めた阿部さんは、重松清・原作の「とんび」(角川文庫刊)の3度目の映像化という点に不安もあったそうだが、「瀬々さんだったら是非やらせて頂きたいと思いました。(これまでの作品と)違う切り口から描いてくださると思い、また久々にご一緒したいと思い、ラブコールさせて頂きました」と瀬々監督へオファーしたという。監督も「一も二もなく引き受けました」と、当時の思いをふり返る。2000年頃から一緒に作品を創り出しているという阿部さんと瀬々監督。2人の厚い信頼関係が、本作に深みをもたらしたようだ。岡山県・瀬戸内のロケーションまた、本作において最も重要な要素でもあるのが、瀬戸内のロケーションと、人の温かさである。備後を舞台にした本作のロケは、岡山県で行われた。本当の生活感がある街並みでの撮影にこだわったという監督の考え通り、岡山での撮影は、その町に住む人々の温かさまでもがプラスに働いた。本作で北村さん演じるアキラの婚約者・由美を演じた杏さんは「商店街がノスタルジックな街並みで、町の皆様もとても協力的でした。たえ子さん(薬師丸ひろ子)のお店のお向かいがちょうど魚屋さんで、『お弁当にちょっとこれ足してください』とお魚を分けてくださり、皆で食べました。ご厚意が染みて更においしかったです」と撮影時の街の人々との交流を明かした。そして、その土地の愛情がキャスト同士の絆にも結び付いたようで、ヤスの姉のような存在で小料理屋の女将・たえ子を演じた薬師丸さんは、「出演している皆さんが本当に良い方で暖かくて、(撮影後に会ったときは)また一緒に住んでいた街の人に会うような気分になりました。本当に良いチームワークで、楽しい撮影でした」とキャストの関係性について言及。そんな町ぐるみの温かさがキャストにも伝わり、本作に素晴らしい影響を与えたようだ。作品のテーマは「家族愛」そして3つ目が、「家族愛」というテーマである。原作小説が出版されたのは14年前、描かれているのは昭和の終わりから現代までであるが、監督は「この作品は現代の多様な家族な在り方を描いている。だからこそこの物語は古びない」と、また阿部さんは「人々の間に距離が生じている、そんな時代だからこそ、人々が助け合って生きるこの物語が、皆様に届いてくれればいいなと思っています」と語る。本作に出てくるのは、父子家庭の家族やシングルマザー、そして町全体が家族のような存在である“備後の人々”。それぞれが描き出す“家族の形”と、それぞれの“家族愛”。この映画を通じて、いつの時代も変わらない普遍的なテーマが、家族を想い生きる全ての人々に贈られる。さらに本作を鑑賞した原作者・重松氏は、「『荒ぶる愛って、こういうことなんだな』ーー映画館のスクリーンを蹴破ってしまいそうなヤスさんの存在感に、試写のときに圧倒されました。そして、そんなヤスさんがずっと片思いをしているアキラの凛々しさ!なにかと心ふさぐ日々だからこそ、誰よりもまず僕自身が、ヤスとアキラの物語に再びひたりたいのです」とコメントを寄せている。『とんび』は4月8日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:とんび 2022年4月8日より全国にて公開©2022『とんび』製作委員会
2022年04月07日ドラマ好きなイラストレーター、ゆう。(@yamapyou)さんによるドラマコラム。2022年1月スタートのテレビドラマ『DCU』(TBS系)の見どころや考察を連載していきます。2022年3月20日、TBS日曜劇場『DCU』がついに最終回を迎えました。阿部寛と吉川晃司の水中バトル、横浜流星の華麗なアクション、黒幕の正体…瀬能の父親が残した設計図のデータを巡って最後の戦いが始まります。「瀬能、死なないで」祈るような前半戦『DCU』の最終回はスペシャルとなっており、約90分の超大作。前半は我らが瀬能(横浜流星)の最大のピンチにハラハラドキドキさせられる展開となりました。瀬能は時限爆弾が仕掛けてあるセキュリティールームに部長の佐久間(佃典彦)と共に閉じ込められてしまいます。無線越しに脱出を諦めるなと伝える新名(阿部寛)ですが、なす術なく、死を覚悟した瀬能はこう言います。「もう大丈夫っす。隊長、ありがとうございます。ホントは15年前に死んでた命ですから」人は死を覚悟した瞬間、これまであった辛いことや楽しかったことを思い出すものなのかもしれません。瀬能も過去を振り返りながら、自らの人生に「生きてて良かった」と思わせてくれたDCUのことを想います。命がけの業務だからこそ、仲間を大切に想い、強い結束力が生まれる。私たちが今まで見てきた中で、確実に彼らの絆は強固なものになっていました。これ以上、大切な仲間を奪わないで…見ているこちらもそんな思いでいっぱいでした。そして必死な新名の呼びかけが届いた瞬間は忘れられません。「瀬能、生きろ!!!」という言葉と共に瀬能の目に最後の力が宿ります。最終回でまたも横浜流星の瞳の演技にはやられましたね…。危機一髪のところで瀬能と佐久間は脱出に成功。瀬能、死ななくて本当に良かった…!ついに逮捕!これまでの悔しさをぶつけるDCU瀬能が助かったことで、フロッピーディスクの隠し場所やセキュリティールームについて怪しい点が浮かび上がります。やはり、最後の黒幕は佐久間でした。彼はブラック・バタフライに情報を横流しにしていた張本人だったのです。それだけでなく、瀬能の父親や隆子の殺害も彼による犯行でした。最後はDCU総出で、犯人が取り囲まれるという迫力のあるシーン。新名が背負ってきたDCUへの裏切り行為、大切な仲間を奪われた悔しさ、彼の思いの詰まった重みのある言葉が犯人へと向けられます。日曜劇場の見ものと言えばやはり、阿部寛の熱弁。「佐久間、海にも陸にももうお前の居場所はない」最後に放ったこの台詞は全てを終わらせたことを示すのに最もふさわしい言葉でした。続編に期待?最強バディの見つめる未来と成合が残したメッセージラストは海保の制服に身を包んだ瀬能と新名が登場。鍵がブラック・バタフライに渡ってしまったことについて、瀬能は焦りますが新名はなんだか余裕のある表情を見せていました。おそらく、成合が新名に最後に伝えたこのひと言。「水はどんな器にも形を合わせることができる。考えろ」この言葉の意味が新名にはもう分かっているのかもしれません。推測ですが、成合はやはり、ブラック・バタフライに潜入捜査している身に過ぎないのかもしれません。水はどんな器にも形を合わせることができる、というのは今はブラックバタフライに合わせているだけだというメッセージだったのかもしれません。また、真子に伝えたスマホ内のメッセージも同様に「俺を信じろ。水は嘘をつかない」でした。成合はどうにか遠回しに自分が味方であることを伝えようとしているようにも見えます。新名は成合のせいで何度も命の危険にさらされましたが、どれも「新名はこんなことで死ぬはずない」と新名の実力を信じた上での行いだったのかもしれません。言葉でなく心で繋がっている二人が真のバディに見えた瀬能が少し嫉妬している様子も可愛らしかったですね。黒幕は逮捕されましたが、成合の謎やブラック・バタフライについてすべて明かされることはなく、含みのある終わり方でした。「俺は必ずやつ(成合)を逮捕する。手伝うか?」「もちろんです!隊長!」新名と瀬能。最後の頼もしい言葉とともに私たちが見てきたDCUの最強のバディがここにいます。彼らが見つめる先には、きっとすべての謎が明らかになり、成合ともわだかまりが解けた未来が待っていることでしょう。そんな未来を想像しながら、私たちはいつかの続編を期待して待ちたいと思います。『DCU』に元気と希望をもらえた3ヶ月でした。コラム連載に最後までお付き合いいただきありがとうございました。過去のDCUドラマコラムはコチラから[文・構成/grape編集部]
2022年03月26日映画『とんび』(4月8日公開)の公開直前イベントが17日に都内で行われ、阿部寛、北村匠海が登場した。同作は重松清によるベストセラー小説の初映画化作で、瀬々敬久が監督を務める。広島県備後市で暮らすヤス(阿部寛)は、愛妻との間に待望の息子アキラ(北村匠海)を授かったが、ようやく手に入れた幸せは、妻の事故死で無残にも打ち砕かれてしまう。親の愛を知らずして父になったヤスは、仲間たちに助けられながら、不器用にも息子を愛し育て続ける。親子役の2人がそれぞれの印象を聞かれると、阿部は「ちょっと似てるかなっていう親近感」があったと明かし、「やっぱりとんびが鷹を産んだと言いますが、非常にしっかりしていて、こういうイベントなどの発言とかでもすごくいいことを言ってくれる」と絶賛する。北村は「僕は子供の時から少しずつ顔が濃くなっていたんですが、将来的に阿部寛さんのようになっていくんじゃないかという期待をしょっていた時期もありました。なので、こうやって親子役ができるのが光栄でした。ちょっと父に似てたりするので」と実際に親近感を抱いていた様子。北村は「父、母濃いです。弟も濃いです」と自身の家族も紹介していた。撮影の時のことを聞かれると、阿部は「映画の中で怒られるシーンがあるんですけども、普段の北村くんとのテンションの違いに、最初のテストでびっくりしちゃって。こんなに声出る人なんだって、1日立ち直れなかった。リアルになんかその日その日一日にすごいショックを受けた」と振り返る。子役がバトンをつないでアキラ役を演じ、北村は思春期パートからの参加だったために「現場も僕がいない一カ月ちょっとですごくあたたかく出来上がっていましたし、僕も飛び込んでいくしかない、ぶつけていくしかないと思って、結果落ち込ませてしまった」と反省していた。またこの日は親子イベントということで、客席の親子も壇上に登場し、それぞれの言い分をぶつけ合うコーナーも。13歳の娘に実は彼氏がいたことが発覚した父親には、阿部は「お父さんは今日ちょっと大丈夫なのか」、北村も「チラチラ気になって(客席を)見てしまった」と苦笑していた。
2022年03月24日阿部寛、横浜流星の共演で贈る「DCU」の第8話が3月13日放送。浴室に沈められ溺死させられそうになる新名…その際の“表情”に「水中で顔芸見せるのやめて(笑)」などの反応が続出したほか、新名の身を案じる真子にも様々な声が寄せられている。海上保安庁に新設された架空の組織“Deep Crime Unit(潜水特殊捜査隊)”略して「DCU」を舞台にした本作。DCUの隊長を務める新名正義を阿部さんが演じるほか、15年前の海難事故の記憶に苦しめられてきた瀬能陽生に横浜流星。以前は新名の監視役だった副隊長の西野斗真に高橋光臣。新名の妻となったDCU科学捜査ラボ班長・黒江真子に市川実日子。DCU隊員の森田七雄に岡崎体育。サイバー捜査に強い神田瑠璃に趣里。特殊救難隊員出身の大友裕也に有輝(土佐兄弟)。15年前亡くなったと思われていた新名の同僚・成合淳に吉川晃司といったキャストが出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。成合がナガシマスパーランドに潜伏してることが判り、新名は真子との新婚旅行を装って施設に隣接するホテルへ。ホテルの支配人・戸塚明男(田辺誠一)はかつて瀬能の父・陽一(西尾浩行)の助手をしており、新名が戸塚に瀬能の研究データを横流ししたのでは?と尋ねると、動揺した様子を見せる。その後温泉に向かった新名は先に現地入りしていた西野と合流。西野が浴場に入った直後、激しい音が聞こえる。新名も浴場に向かうと室内は異様な匂いに包まれ、西野が浴槽のなかで倒れていた…というのが今回のストーリー。浴場で新名を殺害する計画が失敗した戸塚は、ハマグリに睡眠薬を仕込んで新名を眠らせ溺死させようとする。浴室のお湯に顔をつけられた新名は目をむいて口を半開きにし呼吸も止まる。それを見た戸塚は全身から力が抜けたように座り込み、そのまま眠りにつくのだが、その直後、新名は鼻から泡をぶくぶくと出しながらニヤリとした表情を見せ浮かび上がる…。「笑い事じゃないんだけど阿部寛のドアップめっちゃ笑っちゃった」「いや無理www水中で微笑んでからの鼻からブクブクは無理」「ねぇ、水中で顔芸見せるのやめて(笑)」など、このシーンに多くの視聴者が反応。その後戸塚の口から衝撃的な事実が明かされる。瀬能博士はテロ組織と繋がっていたのではなく、テロ組織に技術を横流ししている上層部と戦おうとしていたという。さらに今回新名を殺すよう命じたのは成合ではなく、前回登場した笠原英伍(岡田浩暉)だった…。一方、真子は西野が倒れたことで、この新婚旅行が極秘捜査だったと知る。翌日真子は「私は大切な人を失うのはもうたくさんなの」と告げ温泉水を分析するため帰京。この段階で真子は成合が生きていることを知らないため、視聴者からは「成合が生きてるって知ったら真子さんどうするんだろう」「真子さんが成合さんが生きてると知ったらどう思うかだよな…」といった声も上がる。その後、真子は新名の部屋で「成合淳は生きている」と書かれた付箋を見て、唖然とした表情を見せる。視聴者からは「ほっ、真子さん黒幕説は無さそうだな…」「真子さん何も知らなかったみたいで良かった」など、真子が“黒幕”でなかったことに安堵の声が上がる一方で「真子さんが幸せになれる未来はあるんですか…」と、彼女の心情に寄り添ったコメントも投稿されている。(笠緒)
2022年03月13日