4月4日(土)オンエアのNHK総合「SONGS」に俳優、歌手とマルチに活動する香取慎吾が登場。2017年「新しい地図」として新たな道を歩み出した香取さんが、ソロアーティストとして初めて音楽番組に出演。圧巻のスタジオパフォーマンスで新たな“香取慎吾”を魅せる。1988年、「SMAP」のメンバーとなると91年にCDデビュー。「夜空ノムコウ」「らいおんハート」「世界に一つだけの花」などのメガヒットナンバーを次々と世に送り出し国民的グループの一員として活動。一方、ドラマ「未成年」では第7回ザテレビジョンドラマアカデミー賞・助演男優賞を受賞するなど演技力も評価され、2004年には大河ドラマ「新選組!」に近藤勇役で主演。長きにわたり連載されたコミックを映像化、ドラマ、映画と展開した「こちら葛飾区亀有公園前派出所」では主人公・両津勘吉を演じるなど、多方面で活躍してきた香取さん。2017年には「新しい地図」として再出発。ネット番組への出演を解禁、インスタグラムやTwitterアカウントも開設し、これまで以上にファンとの交流を密にしつつ、『クソ野郎と美しき世界』『凪待ち』などの映画にも出演。今年1月には待望のソロアルバム「20200101」を発売するなど精力的に活動を続けている。「20200101」も話題を集めるなか、ソロアーティストとして初、4年ぶりの地上波音楽番組出演となる香取さんが、いま伝えたい音楽を、熱くクールにパフォーマンス。またSNSで日々発信している写真から、再出発から今日までの日々と音楽に対する思いを赤裸々に語っていく。香取さんのソロアルバム「20200101」(ニワニワワイワイ)は好評発売中。氣志團、スチャダラパー、KREVA、BiSHら広いジャンルから多彩なアーティストを招いてコラボした楽曲が詰まった意欲作となっている。また4月29日(水・祝)にはアルバムを引っさげソロコンサート「20200429 PARTY!」も開催予定。ソロアーティストとして自らの世界観をより鮮明に打ち出してきた香取さんの新たな魅力を楽しめる「SONGS」は4月4日(土)23時~NHK総合でオンエア。(笠緒)
2020年04月04日3月31日にジャニーズ事務所を退所した中居正広(47)。4月以降は自ら社長を務める個人事務所「のんびりな会」で活動していく。3月21日放送のラジオ番組『中居正広ON&ON AIR』(ニッポン放送)では、退所会見の裏話も披露している。《会見の日、パパさんの時計つけたんですよ。僕がパパさんにあげた時計なんですけれども。裏にハッピーバースデイって書いてて。2001年のときだって》5年前の2月、中居の父・正志さん(享年79)は肺がんなどを患って他界。中居が約20年前に贈ったロレックスはずっと仏壇に置かれてあったが、「時間わかんなくなっちゃうとあれだなと思って」会見に持参したという。会見の前日、中居は家電量販店に出向き、ベルトの調整をしてもらったという。実父、そしてMCの才能を見いだしてくれた“芸能界の父”に見守られ、中居は約2時間の退所会見を乗り切ったのだ。今後、中居はテレビ以外にも活動の場を広げていきたいそう。「当面は『本当にのんびりしたいんだよ』と笑って話していましたが、今後は興味のあることを仕事にしていく方針だそうです。中居さんはいくつか不動産を所有していますが、マンション経営など“本格的に資産運用してみたい”とも話しています。あとSMAP解散以降、地元・藤沢の友達と一緒にお店を開こうという話が出ていました。中居さんは出資だけで、個室付きのスポーツバーや焼き肉屋さんという案があったようです。退所を機に、またこの案が浮上していて “今回はありかも”と乗り気なようです」(音楽関係者)新たなスタートを切る中居。ジャニーさんから学んだことを多方面で生かしていくことだろう。「女性自身」2020年4月14日号 掲載
2020年04月02日元SMAPの香取慎吾が出演する「サントリー天然水 スパークリングレモン」の新テレビCM「レモンを搾ったような幸せ」篇(15秒)が、1日より全国で放送される。同CMで香取が演じるのは、自然の中で自由気ままに暮らす叔父という役どころ。学校帰りに香取を訪ねて来た姪っ子(美絽)との微笑ましい掛け合いが描かれる。森の中にポツンと建っている小さな家。外から屋根の上につながるハシゴを姪っ子の美絽が登っている。屋根の上のデッキで作業していた叔父の香取が、姪っ子から差し入れされたスパークリングレモンを手に「なんか嫌なことあったか?」と話しかけると、「何でわかるの」とそっけない反応の姪っ子。そして、遠くに見える山々を眺めながら2人でスパークリングレモンを飲んだ後、姪っ子は「でも、もう忘れた」と吹っ切れたような表情を見せ、そんな彼女の前向きな姿を香取が微笑ましく見守る。自然豊かな森で行われた今回の撮影は、雲ひとつない青空が広がる絶好のロケ日和に。普段はインドア派で、「家の中にこもって絵を描いたりしている」という香取だが、「空気もおいしくて、ホントに気持ちいいいですね」とにっこり。「こんな暮らしもいいかなって、ちょっとだけ思っちゃいました」と、大自然のロケーションに魅了されていた。「森に暮らす叔父」という設定の香取は、白シャツにチャコールのズボン、ブルーのロングコートという衣装で登場。上着には絵の具かペンキらしき汚れの痕があるほか、髪も無造作で、足元も素足にサンダルと、全体的にラフな印象でまとめ、自然の中で自由気ままに暮らしているような雰囲気に。香取が演じる叔父役は割とぶっきらぼうで物静かなキャラクターで、いつもの明るく元気な香取とはまた違った一面が描かれているが、香取は「こんな空気感のCMはあまりやったことがないので、なんか新鮮です」と話した。香取の姪っ子役を演じたのはモデルの美絽。香取と対面した際、「中学生?」と聞かれ、「まだ小学6年生で、もうすぐ中学生になります」と答えると、香取は思わず仰け反って「衝撃!」と目を丸くしていた。そして、「そういえば、僕も仕事を始めたのは11歳の時だったなぁ」と懐かしそうに目を細め、デビュー当時の自身の年齢と重ね合わせ、「その時と同じぐらいだね」と微笑んでいた。撮影後、香取は「ちょっと東京から離れたところで、おいしい空気を吸えて気持ち良かったです」と自然の中での撮影の感想をコメント。「都会が好きなんですけど、こんな暮らしもいいなと思っちゃいましたね」と話した。また、新しく始めたことを聞かれ、「今年の1月1日からYouTubeを始めました。Twitter、インスタグラム、ブログとか、他のSNSとはまた違う楽しさがありますね。ソロアルバムの楽曲のミュージックビデオを作ってみたり、一曲について30分近くしゃべってみたりとか、なかなかそんなことできる場所がないので、楽しいです」とYouTubeの楽しさを語った。
2020年04月01日ジャニーズ事務所に約34年間所属していたタレントの中居正広さんが、2020年3月31日をもって、退所しました。中居さんといえば、国民的アイドルグループ『SMAP』のメンバーとして28年間活動し、グループ解散後も、テレビ番組やラジオ番組の司会などで活動を続け、ファンの人々を魅了し続けています。中居「不謹慎だとは思うけど…ありがとう」そんな中居さんが、退所日の同月31日、ジャニーズ事務所ウェブサイトに「ファンの皆さまへ」という動画をアップしました。その動画のコメントがこちらです。こんにちは、中居です。僕、これ、初めてですか。動画に出て来るの、初めてですか。あ、初めまして、中居です。こんな時期ですし、決していいとはいえないタイミングなんですけど、急遽だとはいえ、自分の判断で撮っていただいてますが…東京も日本も、世界中が大変な時期で、僕自身もどうしようかなって。ご挨拶したいんだけども、ちょっと不謹慎かななんて思いながら、不謹慎と認識しながら、判断させていただきました。ありがとうございました、ぐらいなんです。うちの会社だけに限らず、芸能界も、OLさんもサラリーマンの人も、おじいちゃんもおばあちゃんも、子供も、お母さんもお父さんも…みんな大変な思いをしている時期なので、本当、静かにと思ったんですけど。本当に、お礼だけです。どうも、ありがとうございました。それじゃあ、また、じゃあね。Johnny’s netーより引用世界的に新型コロナウイルス感染症に脅かされている状況に配慮し、自身の退所に関して慎ましやかにコメントしました。『SMAP』のメンバーとして、タレントとして、俳優として、さまざまな一面を見せ、楽しませてくれた中居さん自身の一区切りに、感慨深いものを感じます。中居さんの動画を見たファンからは、たくさんの労いの声が上がっていました。・ジャニーズの中居正広に出会えて良かったです!約34年間お疲れ様でした!・中居くんらしいメッセージだった!こちらこそありがとう。これからも応援します!・私が初めて参加したライブは、1997年でした。『SMAP』でアイドルをしてくれてありがとう。・中居くんからのコメントを聞けて良かった。それじゃあ、また、だね!さびしいような気もしますが、芸能界引退というわけではありません。中居さんは同年4月1日から、自身で立ち上げた個人事務所『のんびりなかい』で活動を続けていきます。今後、彼が自分の事務所でどのように活動していくのか、これからの動向にも目が離せませんね![文・構成/grape編集部]
2020年03月31日「新しい地図」の稲垣吾郎(46)が3月18日、「スカーレット」と題して約2カ月ぶりにブログを更新。稲垣はNHK連続テレビ小説『スカーレット』で、主人公・川原喜美子(戸田恵梨香)の長男・武志(伊藤健太郎)の主治医・大崎茂義を演じている。そんな稲垣に、新たなファンが急増しているようだ。《ドラマ「スカーレット」ご好評いただいております。大崎医師役を演じさせていただき、改めて朝ドラの影響力というものを実感》と切り出した稲垣は、続けて《クリーニング屋さんで一緒に順番待ちをしていた近所のおばちゃん(恐らく?)に、「大崎先生、いつも観てるわよ、武志やきみちゃんをしっかり支えてあげてね」》との声をかけられたと明かした。稲垣が“朝ドラ”に出演するのは89年の『青春家族』(NHK)で阿川大地役を演じて以来、31年ぶり。SMAPとしてCDデビューする前のことだった。稲垣はそのことにも触れ、《自分を取り囲む世界はガラリと変わり、いつのまにか「大地君」という人物でこの世に認知されていることへの不安や違和感。。》と吐露。続けて《しかしそれが別の人格を行き来できる密かな愉しみに変わり演じる喜びを覚え、生涯の生業にすることを心に誓い今に続いている》と綴った。「『青春家族』はSMAP全員でオーディションを受け、稲垣さんが合格。稲垣さんは同作品で俳優デビューを果たし、“一人の役者”として評価されたことが大きく影響しているそうです。グループ解散後は『新しい地図』を結成し、SNSや動画など新たな分野にも挑戦。そのなかで実感した変化は、ファンから“生の声”が届くことだそうです。また稲垣さんは、『再び朝ドラに!』という目標を抱いていました。これまでと異なる環境下で実現させたことで、『自分のイメージをアップデートしたい』と意気込んでいました」(テレビ局関係者)そんな稲垣のブログには、600件以上ものコメントが寄せられている。《今までとは全然違う層の方たちに吾郎さんの魅力が届いているようで、朝ドラすごいな~と、ただのファンも感じています》《人生初のドラマが朝ドラ『青春家族』で新しい地図を広げて初のドラマが『スカーレット』で!縁を感じますね》《約30年の時を経て、オーバーラップする朝ドラの吾郎さん。これからの役者人生も素敵なものになりますように》数多く寄せられるエールに、稲垣自身も変化を実感しているだろうーー。
2020年03月19日木村拓哉(47)主演のドラマ『BG~身辺警護人~』(テレビ朝日系)の第2弾が4月16日から放送になることが発表された。民間警備会社から独立した私設ボディガードとして、再始動していく物語になるという。ソロ歌手としての初ツアーも大成功。木村は完全に“新ステージ”に立ったことを印象づけた。そんな木村を公私ともに“兄貴”と慕う後輩がいる。TOKIOの長瀬智也(41)だ。「木村さんの2月のソロライブのときにも、長瀬さんはお祝いの花を出していました。2人の交流は長く、約30年におよびます。最初は一方的に長瀬さんが慕っていたんです」(音楽関係者)長瀬は’91年にジャニーズ入りする前から、木村が出演する『SMAPの学園キッズ』(テレビ東京系)を見守る木村ファンだった。「木村さんは合宿所時代から長瀬さんを“智也”と呼んでかわいがり、自分の聴いている音楽やバンドを薦めてきました。長瀬さんは憧れの存在である木村さんの一言一言に刺激を受けて“目標像”としてきました」(前出・音楽関係者)長瀬はTOKIOとしてデビュー後、’94年から『紅白歌合戦』に24年連続出場している。「木村さんと長瀬さんは、仕事ではほとんど共演する機会がありませんでした。ただ、長瀬さんは『紅白』に出場する際は必ずSMAPの楽屋に挨拶に行っていました」(テレビ局関係者)また、2年前の西日本豪雨の後、2人は岡山県倉敷市の小学校を訪問して炊き出しを行っている。「『Johnny’s Smile Up! Project』の発起人である木村さんの呼びかけに、長瀬さんが率先して手を挙げたんです」(前出・テレビ局関係者)昨年2月、ラジオ番組『木村拓哉 Flow supported by GYAO!』に出演した長瀬は、木村について、「僕の数少ない、カッコいいことを教えてくれる先輩だった」「バンドを教えてもらって、僕にとっても、TOKIOとしても、すごく力になったような気がするんで。ありがたいなって思います」「いちばん最初に背中を見たのは木村くんだったので、どこか木村くんみたいなお芝居ができないかなって思ってた」と褒めっぱなし。木村の存在こそ、彼のジャニーズ人生に影響を与えるものだったと振り返った。「2人はプライベートでも仲がよく、長瀬さんが釣りにハマったのは、木村さんに誘われ、河口湖へバス釣りに連れていってもらったからだと話していました」(前出・テレビ局関係者)逆に木村がバイクにハマったのは長瀬から勧められたからだそう。「もともと長瀬さんはビンテージバイクが大好きで、海外から輸入してきた部品で仲間らとバイクを組み立ててしまうほど。木村さんは一昨年、大型二輪の免許を取得しましたが、バイク購入にあたっては長瀬さんに相談したとか。ファッションについてもお互い最新情報を交換したり、2人は公私ともに信頼している仲なんです」(前出・テレビ局関係者)長瀬は先日、一部週刊誌でジャニーズ事務所を来春に退所すると報じられた。その一因は、TOKIOとしての音楽活動が続けられなくなったからだというのだ。「2年前に山口(達也)さんがTOKIOを脱退して、グループの音楽活動が休止状態になったことは、彼には大きなショックでした。長瀬さんの根底には“TOKIO=ロックバンド” という思いが強いんです。昨年はTOKIOのデビュー25周年で、ファンのために彼は自分で書いた楽曲を温めてきていたそうです。メンバーや事務所スタッフと話し合い、バンド活動再開への道を模索し、自分の“熱い思い”を訴えましたが、結論には至らず、今後の音楽活動は不透明なままです。周囲には“インディーズでも自分のやりたいことを突き詰めたい”と話しているそうです。今も仕事がないときは自宅のスタジオにこもりギターで曲を作り、パソコンで編曲。最近は改めてTOKIOの曲も聴いているそうです」(前出・音楽関係者)昨年9月、城島茂(49)は自らの結婚会見で、TOKIOの音楽活動再開について聞かれ、リーダーとしてこう語った。「うちの音楽プロデューサーは長瀬。いろいろ話すなかで、長瀬の中で絵は描けていると思う」グループの音楽活動再開の目途は立っていると思われていたが、まだ難航しているようなのだ。木村はそんな長瀬の苦悩をよく理解しているという。「木村さんはジャニーズのなかでも長瀬さんが音楽に強いこだわりを持っていることを知っています。『25周年』という記念イベントができず、これまで支えてきてくれたファンの期待を裏切ってしまったその思いは、苦渋のSMAP解散を経験した木村さんも同じですから」(前出・音楽関係者)グループとして音楽活動でもバラエティでも活躍し、ソロとしてもおのおのの得意分野を切り開いたSMAPを常に目標にしてきたのがTOKIOだった。「あの木村さんでさえ人知れぬ努力を重ね、ここまで到達するのに並々ならぬ苦労がありました。岐路に立たされている“弟分”の長瀬さんに、グループとしての音楽活動に固執せず、ソロとして“独り立ち”して好きな音楽を極める楽しさも話しているそうです。表現者として“いつも1人の覚悟”を持つことがいかに大事か、親身にアドバイスしているといいます。苦難の時期こそメンタルの強さが問われることは、SMAP解散後の木村さんが体感してきたことですから」(前出・音楽関係者)一人の俳優として主演作が続き、ソロ歌手としてもツアーを成功させた木村の背中は、長瀬にはひときわまぶしく映っているはずだ。「女性自身」2020年3月24・31日合併号 掲載
2020年03月16日中居正広は高層ビルの屋上と屋上をつなぐ細い綱を笑顔で渡れるような人物なのだと思った。中居正広が34年間もの長きに渡って所属したジャニーズ事務所を3月いっぱいで退所して新会社「のんびりな会」を立ち上げると発表したのは2020年2月21日。ここでは、テレビ局各局で放送された会見や、書き起こされた記事を見て感じたことを書きます。2時間ものロングインタビュー形式による世紀の会見を自身で仕切った中居。会場も自分で探したとか。マスコミを会場に迎え入れ、時間が来たら改めて会見場に入ってくるというサービスっぷり。『サンデーLIVE‼』の東山紀之(ジャニーズの先輩)によると最初、パンツのファスナーが開いていたとか。それも含めて、こういう場にありがちなピリピリ感のない、終始笑いの絶えないアットホームな雰囲気の会見は、中居正広のエンターテイナーっぷりが遺憾なく発揮されたと感じた。しょっぱな、挨拶と辞めるまでの経緯の説明では「退所?」「退社?」とどっちが正しいのか何度も迷いながら言うおとぼけ感で「事務所を辞める」という重い空気を振り払う。司会のキャリアが長い中居は、単語ひとつひとつをくっきりはっきり程よいリズムで語り、とても聞きやすく、内容もしっかり伝わってくる。今回の決断を誰に報告したかの話では、おもむろに立ち上がり、東山紀之のモノマネを交えて、退所報告の様子をひとりふた役のお芝居のように再現。オチ(城島(茂)くんに報告してない!と焦る)ところまでしっかり考え抜かれたミニコントのようだった。生粋のエンターテイナーである。解散したSMAPのメンバーからの反応や再結成の可能性という多くの人が気にしていることに関しては、どちらにもとれるような希望をもたせた言葉を選ぶ。どの話題にも必ずといっていいほど笑いがまぶしてあって、絶対に深刻な雰囲気にならない。ちょっとでもタイミングを外したら、マスコミがぐいっとツッコんでくるところを徹底的にやんわり交わしていく様は、まるで細い細い綱の上を笑いながら渡っているようで。「カイジ」の「鉄骨渡り」に例えたほうがわかりやすいだろうか。あんなこわいものを笑いながらやれる人ってたぶんいないが、でも中居正広にはそれができる。○■本音も散りばめられているんじゃないかと思わせる中居「ずっとアマチュアみたいな感じで、ハッタリでやって来た感じですかね。自分のメッキが剥がれてきていることも感じてたりしますね」「歌って踊ってってところが僕ひとりでは自信ない」(大意)なんて謙遜していたが、とんでもない。長い間、ショービジネスのトップを走ってきただけあって、こんなにもリズム感があって、どんなに大きな場でも俯瞰で見て、空気の流れを作れるゲームメーカーはなかなかいない。歌が下手設定をずっと通してきたけれどほんとは巧いんじゃないか説もあって、私もそっち派だ。ふつうに歌えるのに、へったくそキャラをずっと通し続けてきたのではないかと思わせる演技の力で、見た多くの人が「うまい」と絶賛した、徹底的に演出された会見は、ただ「うまい」「面白い」ではなく、そこのあちこちに本音も散りばめられているんじゃないかと思わせるところも含めて圧巻だった。真実味の最たるものは、恩師であるジャニーズ事務所の創始者・ジャニー喜多川の骨の入った小瓶。ちいさな小瓶を取り出して、「ジャニーさんの骨」と言ったときの会場の悲鳴にも似たざわつき。カメラのシャッターが一斉に押される音がする。翌朝のスポーツ紙はこの骨の小瓶をもった写真が多かった。私はネットに続々アップされる各媒体の写真のどれが一番、本人の表情も小瓶の中身もしっかり撮れているか比べてしまった。正面よりもサイドから写していた媒体がこの写真はうまく撮れていた気がする。「SMAPの中居(正広)くんは全然しゃべれない人間だったけど、いましゃべりを専門にやってるわけでしょ。彼なんか一言しゃべるのが大変でしたもん。それがまた楽しいんですよ」"ジャニー喜多川さんが生前に語った言葉「SMAPの中居くんは…」"(バズフィード 2019年7月10日配信)にジャニー喜多川の言葉が残っている。少年の頃、見いだされ、トップスターに上り詰めたのはジャニー喜多川のおかげ。だからこそ決断は亡くなってからになった。「ジャニーさん力をくれ」という思いで持ってきたと言ったときには笑いはない。ぞくりとするような緊張感。さんざん笑わせてリラックスしてしまった空気に真剣を抜いて切り込んでいく。このひと、本気だ。まるで任侠映画。高倉健も菅原文太もいない令和、義理と人情の昭和感に誰も何も言えなくなる。亡父の命日に新会社を設立したことも然り。減量し、髪を坊主にした映画「私は貝になりたい」(08)の主人公のような高潔さ。高校球児のような純粋さ。それもまた「これはいい感じではないですか。2分くらい保ちましたよね?」などと笑いでかき消してしまったが、いや、中居正広の殉教者のような澄みきった瞳はどんなに茶化しても隠せない。
2020年03月08日3月いっぱいで34年間所属しているジャニーズ事務所からの退所を発表した中居正広(47)。惜しまれつつも解散したSMAPへの思いは人一倍強いものがあった。「中居さんは’16年末の解散時に『なんかやりきれない感じ』と事務所関係者に語っていました。25年間、リーダーとしてグループを引っ張り、国民的アイドルにまで成長。円熟味を増してきた時期だっただけに、5人の誰より悔しさが強いんだと思います」(前出・番組関係者)彼の“悔恨”を示す逸話がある。’18年9月、タッキー&翼が解散を発表した。「自分と同じ思いを後輩たちにはさせたくない」と考えた中居はある行動に出たのだ。「中居さんは当時、滝沢さんの連絡先を知らなかったんですが、マネージャーを通じ連絡先を入手。直接『俺みたいに未練を残さないように』と助言したそうなんです。『ちゃんとファンの方々にケジメをつけたほうがいいから、2人で出ろよ!』と、年末のジャニーズコンサートに2人そろって出演するように後押ししたのも中居さんだったそうです」(音楽関係者)一部で報じられている木村拓哉(47)との確執についても中居は退所会見で、「不仲でいいんじゃないですかね。別にいいんですよ。本人たちがわかっていれば。周りから言われたとしても自分たちがわかっていればいいので」とキッパリ語っている。「昨夏、中居さんはスタッフとの雑談で『俺ラジオ好きだからさ。木村のも聴けるときは聴いているんだよ』と打ち明けて、その場にいた人たちは驚いてましたね。もともと2人は高校のクラスメート。高校の卒業式後は2人で食事に出かけ、SMAPの将来について話し合い、苦楽を共にした仲ですから……」(前出・音楽関係者)ブレークし、年齢を重ねるごとに、2人の私的な交流はほとんどなくなっていったというが……。「それでも2人はSMAPを“家”であり“家族”だと口をそろえて言っていました。中居さんはSMAP25周年のツアーもできず、ファンに直接お礼もお別れもできなかったことが、ジャニーズ人生でいちばんつらいことの一つなんだそうです。リーダーとして、また5人が集まれる日を誰よりも望んでいるのです」(前出・音楽関係者)木村もまた、中居同様、現在でもSMAPのことを大切に思っている、と別の音楽関係者。「2月24日に、東京・渋谷のライブハウスで行われた限定ライブで、木村さんは『夜空ノムコウ』のサビをハモリで歌っていました。この曲は元々、木村さんがギターを抱えて、他メンバー4人がサビではメインキーを歌います。この日の木村さんは、SMAPのメンバーが今も存在していることを、言葉ではなく、歌で伝えたんだなと感じました」中居は退所後も、実は木村とつながりを残している。「新会社には、SMAP時代から20年の信頼関係があるマネージャー・A氏が出向します。A氏は長らく木村さんも担当しているんです。ジャニーズとの関係を完全に断たなかったのもSMAP再結集への道筋を残しておくためでしょう」(前出・音楽関係者)中居は独立後もなおリーダーとして再結集の場を探り続ける――。「女性自身」2020年3月17日号 掲載
2020年03月06日「実は昨年末に放送された『笑ってはいけない』にSMAP5人の出演が検討されていたんです。中居さんのアイデアともいわれています。すでに退所を決意していたからこそ『もう一度、5人で!』という強い思いがあったのかもしれません」(番組関係者)3月いっぱいで34年間所属しているジャニーズ事務所からの退所を発表した中居正広(47)。退所後は個人事務所「のんびりな会」で現在抱えている5本のレギュラー番組などをこなしていく。2月21日、退所発表会見でSMAP再結成の可能性を聞かれた中居は「1~99%の間」と回答。また、会見直後に収録された情報番組『中居正広のニュースな会』(テレビ朝日系)でも、「SMAPを解散してからの3年間は結局、やりたいことが見つからなかった」「SMAPであったことについて、間違いなく誇り」と断言して、SMAPへの情熱を熱く訴えかけていた。そんな中居が奔走していたのが、昨年大みそかに放送された『絶対に笑ってはいけない青春ハイスクール24時!』(日本テレビ系)へのSMAP“サプライズ出演計画”だったという。実際に出演したのは「新しい地図」の稲垣吾郎(46)、草なぎ剛(45)、香取慎吾(43)の3人のみで、’17年9月の退社以来、3人同時の地上波出演は大きな話題となった。結局、中居はこの番組に出演しなかったが、親交の深い松本人志(56)に“SMAP再結集”の相談をしていたというのだ。「中居さんが松本さんに“自分も番組に出してくれないか”と相談を持ち掛けていたそうです。“たとえ木村や『新しい地図』と同じシーンで登場できなかったとしても、その前後で出演できないか”と。同じ番組内で、5人の“再結集”プランを真剣に話していたといいます」(テレビ局関係者)このプランには伏線があった。「昨年3月、木村さんのラジオ番組に松本さんの相方・浜田雅功さん(56)が出演しました。2人は’95年のドラマ『人生は上々だ』(TBS系)で共演した旧知の仲。ラジオでは『笑ってはいけない』の話になり、浜田さんに出演を打診された木村さんは『呼んでいただければ』と前向きな発言をしたんです」(前出・テレビ局関係者)その話を聞いた中居は、松本に“5人のほうがより面白いのではないか”と持ち掛けたというのだ。「そのため制作サイドは5人の出演に向け、あらゆる可能性を模索。しかし、木村さんが年始放送のドラマ『教場』(フジテレビ系)が決まったこともあり、結局SMAP5人の出演は実現しませんでした」(前出・番組関係者)「女性自身」2020年3月17日号 掲載
2020年03月06日元SMAPの稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾が1日、AbemaTV『7.2新しい別の窓』(毎月第1日曜17:00~7.2時間生配信)に生出演。総勢30人以上の男性アイドルとローラースケート対決を行った。参加したアイドルグループは、若手俳優集団・恵比寿学園男子部、通称「EBiDAN」のOSAKA研究生から選抜された7人組ダンス&ボーカルグループ・AMEZARI -RED STARS-をはじめ、昨年つんく♂提供曲でメジャーデビューを果たした5人組グループ・CUBERS、宮城発、4月より早朝常設劇場をスタートするボーイズエンタテインメントグループ・TEAM ZENRYOKU、東海エリア出身・在住のメンバーで構成されたエンターテイメント集団・BOYS AND MEN、BOYS AND MENの弟分・祭nine.の5組。「ななにーアイドル男祭り」と題して、ローラースケートを履いてさまざまな勝負を繰り広げた。最初の競技「ローラースケート椅子取りゲーム」では、稲垣は「これってぶつかり合ったりしますよね?」と不安そうな表情を見せ、草なぎは「アイドルは不可能を可能にする生き物なんでね。ウィナーになりますよ」と力強く宣言し、会場を盛り上げた。しかし、いざ対決が始まると一度は成功したものの、稲垣、草なぎとも早々に敗退。力強く宣言していた草なぎは、「奇跡は起きなかったよ…」と悔しそうな表情を見せた。そして、稲垣、草なぎ、香取に5組のアイドルが質問するコーナーでは、TEAM ZENRYOKUの鈴木悠介が“遅刻対策”について質問。草なぎは「僕らが皆さんの年齢の時は寝てなかったですよ。もちろん寝たほうがいんですけど、いろいろ活動をしたいじゃないですか。アイドルは眠さに負けちゃいけないですよね」とアドバイスし、香取から「ただ遊んでただけだよね?」とツッコまれると、「いろいろゲームとか妄想ごっことか、ミニコントとかやらなきゃいけなくて」と、睡眠時間を削って香取と2人で遊んでいたことを白状し、会場の笑いを誘った。(C)AbemaTV
2020年03月03日極楽とんぼの加藤浩次(50)が3月1日、「新しい地図」として活動する稲垣吾郎(46)、草なぎ剛(45)、香取慎吾(43)のレギュラー番組『7.2 新しい別の窓』(AbemaTV)に出演。中居正広(47)がジャニーズ事務所を3月末で退所すると発表したことについて、3人から“本音トーク”を引き出したことが話題となっている。今年1月にもMCを務める『スッキリ』(日本テレビ系)で3人と共演していた加藤。今回の番組でも「中居くんについて色々聞いて良いかな?」と打診すると、『スッキリ』の司会モードで質問を始めた。加藤が「実際に記者会見は見たの?」と聞くと、稲垣、草なぎ、香取は各々に「見た」と返答。草なぎは中居の会見について、「中居くんらしい」とコメントした。中居は会見時に、元SMAPのメンバー全員に退所することをメールで報告したと語っていた。その際に草なぎからの返信が「1行だった」とも明かしている。加藤がこの件について指摘すると、草なぎは「外出中で人と会っていた」と短文だった理由を説明。実際に返信したメールの内容は「そうなんだ。了解です」だったという。稲垣と香取は「5~6行は返信した」と明かした。また3人は、中居が会見するにあたって「相当練習したはず」と断言。いっぽうで香取は中居が「新しい地図」との共演や、SMAP再結成の可能性についてどちらも「1%から99%ある」と答えたことを「ミスったんじゃないかな」と指摘。「用意していたコメントを先に言ってしまい、もう一度繰り返してしまった」と鋭く考察した。稲垣、草なぎ、香取は中居の会見直後に「一緒に頑張ってきた中居くんの新しいスタートにエールを送りたいと思います」と連名でコメントを寄せていたが、具体的なやりとりについてはベールに包まれていた。それだけに、3人から感想を引き出した加藤にファンから感謝の声が広がっている。《加藤浩次さんありがとう~!!すごく楽しかったホンネトーク》《このタイミングで加藤さんがゲストで本当に嬉しかった加藤さんだったからあれだけ中居くんの話出せたんだろうな》《中居くんのお話し、いっぱい 聞けて楽しかったな加藤浩次さん、色々突っ込んでくれてありがとうございました》《加藤さんありがとうございました!スッキリ!モードの加藤さん中居くんトークありがとう!》
2020年03月02日顔が小さくて脚が長くて、スタイル抜群。スタジオに入ってきた時の第一印象は「お人形みたい!」だったMattさん。「マット化」が大ブーム中のMattさんの独創的な世界観や、謎だらけの生態に迫ります!僕、存在してま~す。「会ってみたい」と言われる存在にいつかなりたかったの。――本当にこの世に存在するのか…なんて噂まで飛び交うほど世間から注目されてるMattさんに、お会いできて本当に光栄です。Matt:あはは(笑)。存在してま~す。――まず、肩書は何でしょう。Matt:アーティストです。今年は音楽活動を中心に、大好きなメイクを続けながら、ブライダル衣装のプロデュースをする、その3つが軸になると思います。あとはレタッチャーかな!(笑)まさか加工が仕事になるとは思ってなかったし、ブームがくるなんてびっくりです。――お父様が元プロ野球選手の桑田真澄さんだというのは有名な話ですが、Mattさんはアンアンには初登場なので、基本的なことから伺いたいです。Matt:芸能活動は3年目になるんですが、昨年秋に加工ブームがくるまでは、メンズビューティを盛り上げたいという思いから美容男子として活動してきました。その間インスタに、メイクをして加工した姿をアップしてきたんですが、DMで直接「死ね」とか「キモい」とかものすごい批判を受けました。たとえば芸能人が自撮り写真を加工してるのを隠したり、なんとなくタブーな風潮がある中、僕は、ぱっと見で加工ってわかる写真をあえて上げ続けていたから。でも、香取慎吾さんが番組でマットメイクをしてくれてから、それが逆転。芸能人の方々が、マット化してほしいって楽屋に来てくれるようになったんです。――“マット化”加工はいまでは若い子を中心に大ブームですね。そもそもメイクに興味を持つきっかけはどんなことでしたか?Matt:中学時代にパパが出演した『SMAP×SMAP』の収録現場について行った時、初めて芸能人を見たんですが、テレビ用にメイクしたSMAPのみなさんがお人形さんみたいで。もともとディズニーランドが大好きで、パレードでキャストのみなさんががっつりドーランを塗ってメイクをしているのを見ていつも、キレイ!って感動してました。メイクとしては不自然でも誰も不自然だなんて言わないし、むしろ見たい、会いに行きたいって思うじゃないですか。それで、僕も「会ってみたい」と言われるような存在になりたいなと思ったのがきっかけです。――いまではすっかり“会ってみたい人”です!でも叩かれた時期は、辛かったのでは?Matt:僕、音楽を幼少期からずっとやってきたんですが、音楽は裏切らないし、ずっと自分の武器でした。だから叩かれてる間も音楽のレベルを上げて、いまは悔しいけどいつか絶対に見返してやるって思ってたし、めげなかった。ボイトレに通い続け、楽器の練習も作曲も続けて実力をつけてきたから、負けない、何を言われても大丈夫、って。それに、ただメイクをしてるんじゃなくて、肩を並べがちな日本人の感覚を壊したいという思いが大きかったんです。僕がこのメイクを貫く強さを見せることで、親の重圧や環境によって自分の表現ができない人たちの背中を押したかったし、メイクを通して精神力や忍耐力を発信したかった。そんな思いがいつもエンターテイナーとしての根本にあったから、めげてる場合じゃなかったんです。マット1994年7月18日生まれ、東京都出身。大学時代よりブライダルモデルをスタート。現在は、ドレスやタキシード、和装のデザインなどもプロデュースしながら、歌や作詞・作曲などを手がけるアーティストとしても活躍。昨年末には、シングル「予想もつかないStory」で、本格的な歌声を披露し、その歌唱力の高さが話題に。※『anan』2020年3月4日号より。写真・磯部昭子インタビュー、文・若山あや(by anan編集部)
2020年03月02日元SMAPの稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾が1日、AbemaTV『7.2新しい別の窓』(毎月第1日曜17:00~7.2時間生配信)に生出演。3月末でジャニーズ事務所を退所すると発表した中居正広について言及した。ゲスト出演したお笑いコンビ・極楽とんぼの加藤浩次から、中居の会見を見たか聞かれると、稲垣は「生ではないけどニュースでまとめたものとか」と答え、草なぎは「テレビでやっているのを見ました。よかったですよね、中居くんらしくて。らしいなと思って」と感想を語った。会見で中居は、元SMAPの4人に前日にメールで退所を報告したことを告白。返信の内容は語らなかったが、「一つ言うならば、剛くんは返事は1行くらいでした。なんだこれっていうような」と明かした。この件について加藤が「メール短かったんでしょ?」と尋ねると、草なぎは「外にいて、ほかの人もいて、メールとかしている場合じゃないから。(目の前に)しゃべっている人がいるから。けっこうな内容だなと思った。でもそこでそっちにいっちゃうと目の前にいる人に申し訳ないから」と状況を説明。そして、「一言、『そうなんだ、了解です』って」とその一行を告白すると、香取と稲垣は爆笑。加藤から「マネージャーから来たスケジュールの返信だよ。中居君は一世一代だよ」とツッコまれると、草なぎは「なんて言っていいかわからないし、とりあえず『そうなんだ、了解です』って」と話した。
2020年03月01日音楽をこよなく愛する、ライター・エディター・コラムニストのかわむらあみりです。【音楽通信】第30回目に登場するのは、あふれる個性で多様性のある楽曲を生み出し、美しいファルセットボイスも聴かせるシンガーソングライターのビッケブランカさん!写真・土佐麻理子いまも小学生のときの延長線上にいる【音楽通信】vol. 30小学校の頃から作曲を始め、音楽活動を目標に大学進学のため上京後、2016年10月にメジャーデビューを果たしたビッケブランカさん。独創的なピアノスタイルで、一度聴いたらクセになるような多様性のある楽曲が注目を浴びています。2020年3月4日に、3rdアルバム『Devil』をリリースするビッケブランカさんに、お話をうかがいました。ーー影響を受けた音楽がバラエティ豊かなラインナップだそうですね。もともと両親が音楽好きで、家でも車の中でもいつも曲がかかっていたんです。幼少期にミュージックビデオを観てマイケル・ジャクソンにハマって、アイドルとして流行していたSMAPも好きになって。20歳ぐらいのときには、MIKAやエルトン・ジョンを好きになりましたね。ーーそんななかでご自身で音楽をやろうと思ったきっかけは何だったんですか。小学校の給食のときに、教室にあるテレビにSMAPが流れて、友達と当て振りをして遊んで目立つこと、まねごとをするのが好きだったんですね。クラスにいる変なやつでした(笑)。いまもその延長線上にいます。ーー以前はバンド活動をされたこともあるそうですが、バンドやソロ活動も、そのときどきの自然な選択だったのですか。そうですね。大学生のときに上京して、そのときは出演者とはいえ、まだライブハウスにお金を払ってやるライブをしていたんですよ。だからひとりよりもメンバーがいたほうがいいと思って、5人組のバンドを作りました。そこからライブをしたり、いろいろ経験したりすると、お金を払ってライブをやるのはどうかと思うようになって。バンドはメンバー全員の意見を聞かないといけないこともあって、いろいろと知っていくうちに、ソロ活動をするようになりました。ソロだと、うまくいったら自分の頑張りの結果、うまくいかなかったら自分の準備不足ですから、反省するのも自分を褒めるのも、ひとりのほうが簡単です。ーー2016年にミニアルバム『Slave of Love』でメジャーデビューされましたね。デビューはうれしいことではあったんですが、当時はデビューすることだけが目標ではなくなっていました。実は大学生のときにレコード会社にデモテープを送ったことがあって、大学3年生で1度、いまのレコード会社とは別のところと契約をして大学をやめているんです。だから、2016年の段階ではいろいろなことを知りすぎていたんですよね。子どものときは、メジャーデビューするだけですごいと思っていたんですが、それが何もすごくないことがわかりました。デビューした先にある、仲間と協力して、結果を出して、それを何年も続けていくことこそが成功だとわかってしまったのが25歳ぐらいのとき。だから、デビューしたこと自体はひとつの通過点だと冷静にとらえていたんです。ーー2019年には、サブスクリプションサービス“Spotify”のTV CM曲となった3rd シングル「Ca Va?」がヒットして反響があったと思いますが、ご自身ではやはり冷静にその状況を見ていたのでしょうか。いえ、とてもうれしかったですよ。ソロ活動を始めた頃は、例えばライブだったら、ひとりでステージをしてちゃんとやれたかどうか、失敗したとしたら自分の集中力が足りなかったとわかりやすい。でもそんな次元じゃないと考えるようになっただけなんです。ひとりで何かを成すなんて、どんな仕事でも不可能じゃないですか。「Ca Va?」の反響があったことで、自分ではよくわからない宣伝の仕事やアライアンスなど、それぞれプロの人にお願いして、もちろん自分でやることは任せてもらってという、協力体制を築けるようになっていましたね。アルバムは自分の年表としても信憑性のあるものーー3月4日に3rdアルバム『Devil』がリリースされます。1曲目「Devil」はインストで、アルバムの表題曲でもありますね。シングルをたくさん出したので、それをまとめたアルバムを出したかったのと、ツアーをやりたかったんです。毎回、1曲目はこういうアルバムタイトルのインストやショートソングを入れているんですが、「Devil」は、1番最後にできた曲なんですよ。毎回、アルバムの収録曲が全部できたあとに、アルバム名と、1曲目ができるんです。ーー今回集まった楽曲から『Devil』とアルバムタイトルを付けたのは、どのあたりがDevilなのでしょうか。なんかもう、悪いなっていうイメージから……そんなに深い意味はないんです(笑)。ただ、ひとことでバーンとくるインパクトを重視していますね。前作のアルバム『wizard』と比べたら、今作はより統一性がなくて、よりきちんとしようとしていない感じがあるんです。『wizard』は“魔法使い”という意味で、どちらかというと正義寄りだと思っているので、それに対抗するという意味でも今回は悪の『Devil』という感覚です。そういうことでいうと、さらにこの次のアルバムは、正義と悪の対決を見る人という意味で、“レフェリー”とタイトルを付けるかもしれないですね(笑)。ーー『Devil』はポップな楽曲やダンサブルなナンバーなど、いろいろな表情の見えるアルバムだと感じました。自分では「いろいろな表情を見せてやるぞー!」と意気込んで作っているわけではないのですが、そのときに好きな曲、曲調、瞬間のトレンドを大切に作っています。気づくと「昨日からこの曲しか聴いてないな」「このジャンルしか聴いてないな」という状況になって、「じゃあこんな曲を作ろう」と制作に入ります。だからこの制作期間での自分のブームがアルバムに詰まっている感じですね。面白く、意欲任せに作りきれるし、振り返ったときに「ああ、このときはこんなジャンルが好きだったんだな」と自分の年表としても信憑性のあるものにするために、一瞬の感覚で作っているんです。ーーすべてご自身で作詞、作曲、編曲をされていますが、いつもどのように曲作りをしているのですか。ポンとひらめいておりてきた曲はなくて、「作んなきゃ」という思いで、いろいろな音楽を無意識に頭の中に取り入れているんです。その状態でパソコンの前に座って、音楽制作ソフトに向き合っていますね。ポンポンと1個ずつキックを入れて、スネアを入れて、ピアノを弾いてみて、「違うな、ああでもない」と葛藤しつつ、勝手にスピードがついてもうそこから出られなくなっている間にアイデアがどんどん出てきて、曲ができあがります。インスピレーションを溜め込んで、出す場所は、パソコンの画面上にインプットという感じです。ーー今回のアルバムで、とくに思い入れのある曲は。「Ca Va?」を作ったときに音楽性に何もとらわれない状態だったので、そのときと同じような感覚で作ってみようと思ったものが、2曲目の「Shekebon!」です。そして4曲目の「Save This Love」は、日本を見ずに、世界標準を最低限たたきだす心意気で作りました。だから、歌詞も英語ですし、発音もちゃんとしています。初のホールツアーも自由度を高く柔軟に展開ーー最後に作った曲は1曲目の「Devil」ということでしたが、7曲目の「かたうた」は取材時の資料に歌詞がなかったので、こちらも最後のほうに作った曲なのですか。「かたうた」は、これからもずっと歌詞は載せないんです。歌っている内容が個人的すぎるから、わざわざそれを言葉にして伝えようなんて僕は思いませんよ、という設定なんですよ。実際に発売するときも、「恥ずかしいのでここには書いてません」とだけひとこと入れて、歌詞はありません。聴いていただくだけで十分です、という曲です。ーーそうだったのですね。他の歌詞では、「・」(なかぐろ)が多用されているのも特徴的だと思いましたが、こちらも意図して入れているのですか。以前、歌詞が改行されて明記されていることにデザイン的にうんざりしたので、歌詞を立方体に明記したくて、「・」で区切っています。むちゃくちゃ練って凝ってという感じでもないんですが、反射的に感じたことはなるべく伝えて、このように作ってもらいました。ーー4月からは全国ツアー「Tour de Devil 2020」が開催されますね。どのようなステージになりますか。初めてのホールツアーなんですよ。椅子があるところでは、自分でもどうなるかまだ想像がつかないんですが、多分楽しいだろうなと思いますね。すでに東京の中野サンプラザ公演はソールドアウトしているので、ありがたいことです。アルバムの曲は披露すると思いますが、制作のときと一緒で、当日のリハーサルの場で思いついたことをやると思います。最初にどうするのか考えるほど、臨む気持ちがこわばりそうですし、正解が狭まる気がするんですよ。だから直前ぐらいに、パッパッパッと、「楽しい! 面白い!」と瞬間的に思ったことを取り入れてやりたいですね、自由度の高い感じで。“ライブ”という言葉通り、本番中でも曲順も変えます。そのときに見て、感じたこと、思ったことをみなさんにも伝えるというスタイルで、なんとかこれまでかたちになってきているので、それをもっと柔軟にやっていけたらいいなと思っています。音楽活動もゲーム配信もさらに力を入れていくーーおやすみのときは、どのように過ごしていますか。家から一歩も出ずに、ずっとゲームをしていますね。世界で3本の指に入る「FORTNITE」という、ファンシーな戦争ゲームを外国人の友達と一緒にやっていて、もう気分転換でゲームをするという域を出て、ゲームをする様子を生中継してメディア化しているんです。Twitch(ツイッチ)というアメリカのプラットフォームがあって、アメリカだとゲーム配信ではYouTubeよりも大人気で、それが日本に来たのでTwitchでゲーム実況をしているんです。Twitchから認証マークをもらっていて、ある程度、プロとしてゲーム実況もやっています。ーーゲームのプロとはすごいですね。ところで、まったく違う話題で恐縮ですが、好きな女性のタイプはありますか。話の機微を感じてくれる、話のわかる女性がいいですね。ふたりで思い出を共有していくときに、同じ感覚でいろいろなことを話せるとうれしいから、賢い人がタイプです。ーー教えていただいてありがとうございます。では最後に、今後はどのような展開をお考えでしょうか。まず手始めに、きっと雑誌『anan』さんの連載を始めることになるはずです(笑)。そして音楽活動については自分で曲を作ったり、人に曲を提供したり、外国人のアーティストに歌ってもらってプロデューサーDJのように世界を一緒にまわったりしていきたいですね。ゲームについても、ちゃんとしたクオリティで、強さもデザイン性も高めたゲーム配信をしていければ。2020年はやることが増えるだろうなという予想をしているので、期待していてください。取材後記とても寒い冬のある日。びゅうびゅうと風が吹くなか、外のテラスでの撮影に挑んでくださったビッケブランカさん。インタビューでは、クレバーでユーモラスな顔も見せてくださいました。そんな変幻自在なサウンドと、艶やかなボーカルを聴かせるビッケブランカさんのニューアルバムをまずはチェックしてみてくださいね。ビッケブランカ PROFILE2016年、ミニアルバム「Slave of Love」でメジャーデビュー。2018年、2ndアルバム『wizard』収録曲「まっしろ」がドラマの挿入歌に抜擢され、同アルバムツアーを全国7都市開催し、各地ソールドアウト。2019年にリリースした3rdシングル「Ca Va?」が音楽配信サービスのSpotifyのTV CMに起用され、2019年度6月度銘柄別CM好感度トップ10入り(CM総研調べ)。東名阪ライブツアーはすべてソールドアウト。夏の”Zoff”サングラスコレクションのビジュアルモデルに抜擢されるなど、音楽以外の分野でも活躍。12月、「白熊」をデジタルリリース。2020年、3月4日、3rdアルバム『Devil』をリリース。4月3日から全国ツアー「Tour de Devil 2020」を開催。InformationNew Release『Devil』(収録曲)01.Devil02.Shekebon!03.Ca Va?04.TARA - 2020 Mix05.白熊 - Main Version06.かたうた07.Black Catcher08.Save This Love09.Heal Me10.Lucky Ending11.Avalanche※収録曲は3形態すべて共通。2020年3月4日発売[CD only]AVCD-96459¥3,000(税別)[CD+DVD]AVCD-96457/B ¥4,500(税別)[CD+Blu-ray]AVCD-96458/B¥4,500(税別)
2020年02月29日2月29日(土)放送のNHK総合「SONGS」に、ファン待望のソロ活動を開始した木村拓哉が登場。公私ともに親交の深い「B’z」稲葉浩志とのテレビ初対談をはじめ、およそ5年ぶりとなったコンサート制作の模様、東京公演の様子などもお届けする。1987年ジャニーズ事務所に入所。SMAPとして1991年にCDデビュー、「夜空ノムコウ」「らいおんハート」「世界に一つだけの花」などのヒット曲を世に送り出すのと並行して、「あすなろ白書」「若者のすべて」などで俳優としても人気に。90年代半ばには「ロングバケーション」「ラブジェネレーション」などが超高視聴率をマーク、「HERO」シリーズでは着用したダウンジャケットも売れるなど、圧倒的な存在となった木村さん。最近は『検察側の罪人』『マスカレード・ホテル』などの映画でこれまでにない表情を見せつつ、昨年秋クールの「グランメゾン東京」では三ッ星を目指す料理人を演じ、バイクにまたがる姿を見せるとSNSが大騒ぎとなるなど、その人気ぶりを改めて見せつけ、今年新春に放送された「教場」では義眼の冷酷な教官を演じ、衝撃を与えたのも記憶に新しい。今回木村さんはプライベートでも親交のある「B’z」稲葉さんとテレビ初対談。稲葉さんは木村さんの最新アルバムで「One and Only」という曲の作詞を手掛けており、今月東京で行われた木村さんのライブにも足を運んでいる。対談では「One and Only」が出来上がるまでのエピソードや、木村さんのライブを客席で見た時の思い。2人の交流のきっかけとなった出会いの思い出などが語られる。またライブパートでは「One and Only」をはじめ木村さん自身の希望で楽曲を提供することになったシンガーUruの作品「サンセットベンチ」、そして「夜空ノムコウ」の3曲が披露されるという。1月上旬からコンサート制作の模様、東京公演の本番日の様子など、様々な現場での木村さんの姿を取材した映像とともに、作品を共に作り上げてきた多くの人たちから「唯一無二の存在」と称される木村さんの素顔といまの思いに迫る「SONGS」は、2月29日(土)23時~NHK総合で放送。(笠緒)
2020年02月29日「昔のギラギラしたような感じを取り戻したい。この大きな会社にいたら、そんな気持ちにはなれないのか、と。事務所を出た後は自分の力が試されます。後悔するとわかっていても、そこに飛び込む勇気を持つこと、そしてしっかり後悔することも大事だと思えるようになりました」中居正広(47)が3月末をもってジャニーズ事務所から退所することを発表した。「退所を申し出たのは、昨年の5~6月ごろでしたが、ジャニーさんの容体も悪くなって。その後も、退所する人間がいたりで、話し合いの機会を逃していました。(SMAPの)4人には昨日メールしました。SMAPの再結成もゼロではなく、1から99%の可能性のなかにあります」2月21日、テレビ朝日のスタジオに現れた中居は、殺到した報道陣を前に深々と頭を下げていた。「中居さんはもともと、SMAPが解散した9カ月後の17年9月に稲垣さん、草なぎさん、香取さんの3人がジャニーズ事務所を退所したときから“いずれは自分も”と考えていました。“SMAPとしての活動ができないなら、いる意味がない”という気持ちがあったからです。いっぽうでは“5人でまた仕事をしたい”とも考えていて、ジャニーズに残ったのも、いざ機会が訪れたときには、自分が橋渡し役になるためだと思っていました」(音楽関係者)もともと5人のなかでも中居はSMAP愛が特に強かった。さかのぼること23年前、97年に『TK MUSIC CLAMP』(フジテレビ系)で、草なぎとともにSMAPの未来を熱く語り合っていた。中居よく言ってるでしょ。50になっても60になってもSMAPだったらいいなって。草なぎうん、難しいね。中居面白いぜ。50、60でもSMAPあったら。どうなるかわからないよ。でも、そうだったらいいな。うちの事務所に限らず、ほかのアーティストにしても、グループを見ると『俺、やっぱりSMAPでよかったな』って思うんだよね。それから16年後、中居はインタビューで「人生の価値基準」について、こう宣言していた。「『手ごたえ』『やりがい』『生きがい』の3つの軸があります。全部が揃うことってなかなかないのですが、(略)この3つが揃うというのはやっぱり、SMAPくらいしかないかもしれないですね」(『SPA!』13年9月17・24日号)SMAPが人生の柱だった中居。解散以降も、中居は「新しい地図」の稲垣吾郎(46)、草なぎ剛(45)、香取慎吾(43)の名前をテレビやラジオで口にしていた。「ジャニーズ事務所内では皆、“新しい地図”の話題を避けていましたが、中居さんは折にふれ3人の名前を出していました。それはまた一緒に仕事をしたいという意志表示であり、何からの契機になれば……という希望でもありました。自分のことを“古い地図”と揶揄し、周囲をざわつかせることもありました」(テレビ局関係者)昨年3月、中居は7年半続いた冠番組『ナカイの窓』(日本テレビ系)の最終回で、自分の正直な思いを口にしている。《この7年半、いろんなことがありました。あんまり具体的に自分の口では言えないこともありました。人間って、人って、思うどおりに生きていくことができないことも改めて感じました。再会を切に思うこともあります(中略)。この(番組の)メンバーだけでなく、僕は切に思う。再会っていうね。僕にとってはあるんです。見てると思うんですよね》最近の中居の退所への決意は非常に固いものだった、と前出のテレビ局関係者は言う。「それはこの2年間、彼が新たなCMに出演していないことでも明らかです。CMは年間契約が多く、期間中で退所ともなれば、影響も波紋も大きい。もちろんスポンサーにも迷惑がかかります。身動きが取れなくなってしまうことを恐れ、新CM出演を拒み続けてきたのです」「女性自身」2020年3月10日号 掲載
2020年02月26日3月末をもってジャニーズ事務所から退所することを発表した中居正広(47)。最近の中居の退所への決意は非常に固いものだった、とテレビ局関係者は言う。「それはこの2年間、彼が新たなCMに出演していないことでも明らかです。CMは年間契約が多く、期間中で退所ともなれば、影響も波紋も大きい。もちろんスポンサーにも迷惑がかかります。身動きが取れなくなってしまうことを恐れ、新CM出演を拒み続けてきたのです」決断の大きな引き金となったのは昨年7月の“育ての親”ジャニー喜多川氏(享年87)の死だった。「中居さんは“自分のトークを生かせる仕事以外、モチベーションが上がらない”と周囲に明かしているほど、MCなどのトークの仕事に非常に重点を置いています。そのトーク力を15歳のときに見い出してくれたのが、まさにジャニーさんでした。中居さんは、30年間かけて、トーク力を磨いてきたんです」(制作関係者)そのジャニーさんが心を痛めていたのがSMAP解散騒動だった。「当の中居さんが、思い悩むジャニーさんの姿をすぐそばで見ていたわけですからね。昨年6月、ジャニーさんがクモ膜下出血で倒れ、入院。亡くなるまでの20日間、中居さんは毎日仕事の合間を縫って病室を訪れ、ジャニーさんを励まし続けたんです。病室で先輩や後輩と話すこともあり、ジャニーさんや事務所への感謝の気持ちを再確認するとともに“引き際”についても気持ちがハッキリ固まったと聞いています」(前出・制作関係者)そんな彼の唯一の心残りがKis-My-Ft2のことだった、と中居の知人は打ち明ける。「11年にデビューしたキスマイですが、当時のSMAPのチーフマネージャーが手がけていたこともあり、中居さんとはデビュー直後から番組共演が多かったんですね。中居さんは以前から『俺らを超えるグループになれ!』と話していました。13年には、後列の4人が脚光を浴びるようプロデュース。自ら『舞祭組』と命名したんです」中居はキスマイのメンバーの兄弟を連れて福島へ旅行に行ったり、定期的に自宅に招いたりするほど彼らをかわいがっていた。「SMAP解散後の18年1月に行われた舞祭組のコンサートに中居さん自身がサプライズ出演。解散後、中居さんがステージで踊った最初で最後となったんです」(前出・知人)しかし、これだけ親身になっていたキスマイのメンバーたちにも、中居は自分の連絡先をあえて教えていなかったという。「実は昨年に入ってから、中居さんは目に見えてキスマイの面々と距離を置きはじめました。昨年2月、キスマイのメンバーがコンサートツアーの演出を中居さんに直談判したことがあったんです。でも中居さんはそれを断った。『もう自分たちでできる実力があるだろう。俺がずっとジャニーズにいるかわかんないし』。ハッキリそう告げたそうです」(前出・知人)自分がいなくなった後も、ほかの先輩たちとも交流して吸収していってほしいという願いから、あえて距離を置いたのだという。それから1年。ついに中居は34年間在籍したジャニーズ事務所を辞める決断をした。「記者会見を21日にしたのは、木村拓哉さん(47)の初のソロツアーが20日まで行われていたため。それが終わるのを待ったそうです。木村さんもまた、20日の最終日にはSMAPの『俺たちに明日はある』を歌い、ひそかに中居さんへエールを送っていました」(前出・テレビ局関係者)退所会見の約1週間前の2月12日、中居はある劇場に足を運んでいた。「実は舞祭組のメンバーが出演する舞台をお忍びで観劇していたんです。後方の席で見守り、終演直後にひっそり会場を出ていました。中居さんは2月になって、3日間に分けて、キスマイのメンバーたちと直接会って、自分の口から退所の意思を伝えたそうです。その席で『ジャニーさんのためにも、お前たちはSMAPを超えてほしい』という思いを熱く語ったといいます」(音楽関係者)「世界に通用するスターになれ」。それがジャニーさんの教えだった。その遺志を伝えていくためにも、ジャニーズの後輩を思う気持ちは退所後も変わらないことだろう。「女性自身」2020年3月10日号 掲載
2020年02月26日3月末をもってジャニーズ事務所から退所することを発表した中居正広(47)。退所後、中居はどうしていくのか。音楽関係者は言う。「『新しい地図』への合流は、今はないようです。個人事務所を立ち上げ、自ら“中居社長”として采配をふるいます。彼は自分の冠番組の制作者たちと日ごろから“直電”もいとわず、番組を作ってきました。松本人志さん(56)や笑福亭鶴瓶さん(68)ら、大物芸能人との人脈もある。今後はテレビ局と自ら連絡を取り、マネジメントしていくことになりそうです」そんな中居の“片腕”になるのはSMAP時代から担当している敏腕マネージャー・A氏だという。「A氏はジャニーズ事務所からの“出向”という形で中居さんを支えることになりました。A氏は車の運転もプロ級で、中居さんが公私にわたって信頼している人物ですから」(芸能プロ関係者)現在5本あるテレビのレギュラー番組も大きな変更はないという。「『中居正広のニュースな会』(テレビ朝日系)は4月から30分間拡大されます。月曜深夜の『中居くん決めて!』(TBS系)は今春の改編で終わるそうですが、今回の独立とは関係なく、“中居さん残し”で新企画が検討されています」(制作会社スタッフ)中居は“好きなことを仕事にしていく”と心に決めているという。「かねてからネット配信には興味を持っていましたが、退所後はテレビではできない企画やディープな番組をネット配信を通してやりたいそうです。自らが企画した番組もやってみたいようです。自他ともに認める野球好きだけに、野球情報バラエティに強い意欲を燃やしています」(別のテレビ局関係者)「女性自身」2020年3月10日号 掲載
2020年02月26日2月24日、タレントのミッツ・マングローブ(44)が「ミヤネ屋」(読売テレビ系)に出演。2月21日に行われた中居正広(47)のジャニーズ事務所退所会見について語った。番組の中で、ミッツは「さすが中居さんだと思った」と中居の会見手腕を称賛。「今回の会見で私、確信したのはSMAPって解散していないんだなと」とコメントした。中居は会見でSMAP再結集について問われた際、「1%から99%の中にあると思っている」「100%ありませんよってことはない」という旨の発言をしていた。中居の語った“未来観”に、期待を込めたかミッツのコメント。ネットでは、喜びや感動の声が上がっている。《ミッツさんの名言に涙腺崩壊してる》《よくぞ言ってくれた!私も解散してないと思う!》《ミッツさんありがとう…そうだよね、SMAP解散してないよね》ミッツといえば、大のSMAP好きとして知られている。2016年末の解散の際にも、メディアにコメント。「もはや訃報のようなもの」「破綻」という言葉を使い、喪失感をあらわにしていた。それほどまでにSMAPに対して強い思い入れのあるミッツが、今回の会見で見た”希望“。中居の今後も含め、SMAP再結集について注目が集まっている。
2020年02月24日ジャニーズ事務所からの退所を発表した中居正広(47)に、SMAP時代の同志である木村拓哉(47)がコメントを発表した。その絆にネットが湧いている。21日に会見を開き、「3月いっぱいをもって、退社・退所することになりました」と発表した中居。SMAPの元メンバー4人に、会見前日に退所を報告したことを明かしていた。さらに木村について「歌も芝居も自分の好きなことができているんじゃないかなと思います」と発言し、リスペクトを感じさせていた。すると22日、木村はコメントを発表した。各メディアによると「それぞれが決めたこれからの人生、お互いに前に進もう」と述べたという。28年もの間、SMAPのメンバーとして活動した2人。ネットでは木村のコメントを喜ぶ声が上がっている。《戦友ですね!言葉交わさずともお互いを理解し合っている》《これ男のが刺さるコメントだよな ある程度年齢いくと男ってベタベタしなくなって相手のガチ決断尊重したりするようなるし》《近すぎず遠すぎず2人の距離感は素敵だと思う。お互いにトップクラスで長い間やってるわけだしね。この2人が同じグループにいたというのが奇跡だと思う》また中居の退所については21日、「新しい地図」の稲垣吾郎(46)、草なぎ剛(45)、香取慎吾(43)も「一緒に頑張ってきた中居くんの新しいスタートにエールを送りたいと思います」とのメッセージを送っていた。解散から3年。今も続くSMAPの絆に感動する声も上がっている。《地図3人のコメントも、木村さんのコメントもあっさりしてんのが、逆にじわじわくる》《木村くんのコメント。新しい地図の3人からのエール。たとえグループが解散しても、どこにいてもメンバーの関係性というものは何も変わってないんだろうなって思える。それがうれしい》
2020年02月24日中居正広(47)が2月21日、会見を開きジャニーズ事務所からの退所を発表した。中居の決断に、著名人から続々とエールが寄せられている。ロンドンブーツ1号2号・田村淳(46)は21日、Twitterで《『所属』中居くん…応援してます》と顔文字付きで投稿した。各メディアによると純烈・酒井一圭(44)は同日、イベントに登壇した際に「僕らはSMAPを見て育った世代。もともと同じ6人組グループだったという親近感もある」とコメント。「新たな道をどんな形で示してくれるのか楽しみでしようがない」と語ったという。また、会見で中居が見せた“ユーモア”についても注目が集まっている。東山紀之(53)や滝沢秀明(37)には退所を伝えたが、城島茂(49)のことは失念していたと会見で明かした中居。そして「忘れてた!ヒガシ君の事でいっぱいでした。やっべえどうしよう。城島君ごめん」と冗談めかして謝罪する一幕が。22日、自身がキャスターを務める『週刊ニュースリーダー』(テレビ朝日系)で中居の“謝罪シーン”を鑑賞した城島は「完全にネタですよね!今日扱うって分かってて、わざと忘れたって言った」と応酬。「彼とは事務所の寮でずっと一緒だったので分かるんです。本当に気遣いの人、気配りの人」「ネタにしてくれてありがとう」と話した。テレビ界からは、こうした中居のユーモアに対する反応が相次いだ。『中居正広の金曜日のスマたちへ』(TBS系)でチーフプロデューサーを務めた角田陽一郎氏は21日、会見について《彼の人柄と苦悩と楽しさとおかしさと実直さと才能がすごくあらわれてて素晴らしい方なんだと改めて感じました》《あの頃みたくくだらなくておもしろいことまたやりたいなー》とツイート。また22日放送の『めざましどようび』(フジテレビ系)で佐野瑞樹アナ(46)は会見に触れ、中居について「瞬間の判断力がすごい」と評した。すると西山喜久恵アナ(50)も「MCもアイドルなのに、この人に任せておけば大丈夫みたいな安定感があって。何を振っても何をやっても大丈夫でした」と讃えた。多くの人たちに見守られながら、中居は新たな道を進むーー。
2020年02月23日ジャニーズ事務所を3月いっぱいで退所すると発表した中居正広(47)。SMAP解散から約3年2カ月。会見で中居は多くの時間を過ごしたグループについてもしっかりと語った。会見序盤で、退所を考え始めた時期やきっかけについて語った中居。立ち上げた新会社の名前が「のんびりな会」であることを明かし、会場は笑いに包まれるなど会見は終始穏やかなムードで進んでいく。そんななか、次第に質問はSMAPの話題へ。入所から今までで一番印象に残っていることを聞かれると、「もう選べないですよ。SMAP一色だったのは間違いないですから」と回答。会見前日の20日に元メンバーへ退所報告をしていたことを、こう明かしていた。「昨日4人にはメールでお伝えしました。返事が遅くてまだ来ていないメンバーもいれば、のんきな感じの返事もあって。それぞれでした」そして、SMAPの再結成について尋ねられると、真剣な眼差しで「1%から99%の中にあると思いますよ」と答えた中居。「ゼロではないし、100%ないとは言えないと思いますよ」と続け、決して可能性を否定しなかった。この他にも、代表曲「世界に一つだけの花」について「恐れ多くて一人で歌えない」と語るなど、最後までSMAP関連の質問に誠実に答え続けた中居。会見直後から、Twitterでは「#SMAP」がたちまちトレンド入り。中居の“SMAP愛”を称賛する声が溢れている。《中居くんの独立会見、SMAP愛に溢れてるしジャニーズ愛も溢れてるしで素敵な会見!》《会見を見て改めて中居くん、本当に素晴らしい方だと思いました。 小さい頃からSMAPが当たり前にいてくれた世代の自分には 今回の中居くんの独立ではマイナスなイメージの退社ではなくむしろSMAP再結成するんじゃないかなって気がしました》《やっぱ中居正広ってカッコイイ… あれだけの年数リーダーとして皆を引っ張って来ただけの事はあると今回の会見で更に感じた。やっぱりSMAPってカッコイイわ》「SMAPは今でも好きですか?」という質問に対して、中居はこう答えていた。「昨日も家電量販店にいたんですけど、『SMAPの中居くんですか』って今でも言われます。まだしばらくSMAPの中居くんなのかなと思います」果たして、また“SMAPの中居くん”が見られる日はくるのだろうかーー。
2020年02月22日34年にわたり所属していたジャニーズ事務所からの退所を発表していた中居正広(47)。そしてSMAP時代の仲間であり、現在は「新しい地図」として活動する稲垣吾郎(46)、草なぎ剛(45)、香取慎吾(43)の3人が中居にエールを送った。その交流にネットが湧いている。中居は2月21日、会見を開き「3月いっぱいをもって、退社・退所することになりました」と発表。そして「4月以降も、これまで通り、できる限りやりたいなと思っております」と芸能活動を続けることを明かしていた。そんななか、中居にエールを送ったのが「新しい地図」の3人だ。各メディアによると会見の直後、3人は連名で「一緒に頑張ってきた中居くんの新しいスタートにエールを送りたいと思います」とのコメントを発表したという。会見で「新しい地図」との共演について、中居は「可能性は0と100の間ではなく、1%と99%の間にあるのは間違いないと思います」と言及。昨年11月放送の『中居くん決めて!』(TBS系)では「俺、“古い地図”じゃないんだよ!」と発言するなど“絆”を感じさせていた中居だけに、ネットでは「新しい地図」との交流を喜ぶ声が上がっている。《嬉しいね、こういうコメントは。何十年も一緒にいたもんね》《こんな日が来るとは。ずっと繋がっているんだなと、熱く込み上げるものがありました》《3人に刺激されて、中居くんのモチベーション、新しいことへの挑戦意欲が上がると良いですね》《ぜひ四人が共演している姿を見たいです》
2020年02月22日元SMAPの中居正広が21日、都内で会見を開き、3月末でジャニーズ事務所を退所し、個人事務所「のんびりな会」を設立して独立すると発表。元SMAPのメンバーである木村拓哉との関係についても言及した。中居は「昨日4人にはメールでお伝えしました」と、元SMAPのメンバー4人に退所を報告したことを告白。4人の反応について「人それぞれですけど、返事が遅くて来ないメンバーもいれば、のんきな、そんな感じかっていう返事もあれば、それぞれでした」と明かした。SMAPは2016年12月31日で解散し、2017年9月に稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾の3人がジャニーズ事務所を退所。中居と木村は事務所に残留したが、解散から3年というタイミングで中居も退所を決めた。中居は、SMAP解散後に木村と連絡をとったか聞かれると「全然ないですね。お会いしてないですし」と回答。「今週、収録やってたらスタッフが『木村さんのライブ行ったんですね』って言ってきて、『は?』って。『(記事が)出てますよ』って言われて、なんか出てたみたいですね」と、木村のソロライブを中居が鑑賞したという一部報道に触れ、「行ってません。ファンクラブ入ってないと優先的には入れないって聞いたので」と冗談を交えつつ否定した。その後、木村への思いを聞かれると「歌もやっていますし、芝居もやっていますし自分の好きなことができているんじゃないかなとは思いますね」と答え、「思いがあって伝えることっていうのは、直接するんじゃないかなと思います」とした。
2020年02月21日中居正広(47)が2月21日、ジャニーズ事務所を退所すると発表した。会見は始終和やかなムードで行われたが、そこで見せた“中居節”にネットが湧いている。自ら「フラッシュの点滅にご注意ください」と書かれたプラカードを持って登場するなど、会見は中居らしいユーモア溢れる内容だった。しかし「退所を後悔しないのか?」との質問に対し、中居はこう答えた。「間違った判断をしてしまうことはあると思いますし……。でも後悔する決断があってもいいんじゃないかな。時として、後悔とわかっていても飛び込まなくてはいけない瞬間っていうのは人生において一度や二度あってもいいんじゃないかなって」さらに「新しい地図と共演の可能性は?」と問われると、こう話した。「30年間、エンターテインメントの恵まれたど真ん中でやらせてもらいましたが、1%から99%の中で模索している。99%ダメかもしれないけど1%やったら何かがあるんじゃないか。1%あるかもしれないから、そこにかけてみようと」またSMAPメンバーとの不仲報道について訊ねられると、笑いながらもこう返した。「不仲でいいんじゃないですか(笑)。別にいいんですよ。本人たちが分かっていれば。恋人、家族でもそうでしょ?自分たちが分かっていればいいことであって」「後悔する決断があってもいいんじゃないか」と力強く語った中居。さらにエンターテイメントや人間関係への考えも、会見ではうかがえた。ネットではそんな含蓄に富んだ“中居節”を讃える声が上がっている。《中居くん、毎度毎度の…名言です》《中居くんはすごいなぁ 名言たくさん……やっぱり尊敬する人》《中居正広には、「歩く名言集」、いや、「超踊れる名言集」という別名をつけていいと思う》《名言だらけの会見やー。さすが中居正広。好き!》
2020年02月21日元SMAPの中居正広が21日、都内で会見を開き、3月いっぱいでジャニーズ事務所を退所することを発表。30年以上所属した事務所への感謝の思いを語った。中居は「ジャニーズ事務所は中居さんにとってどんな場所でしたか?」と聞かれ、「僕自身、実力があるとか、テクニック、力がある人間とは…何か秀でたものがあるわけでもない僕をここまで押し上げていただいたのは会社のおかげ以外なにものでもない」と感謝。「5万人の前で歌ったり、歌えないのに歌わせてもらえたり、運と会社の後押しだけでここまでこられたと思っています」と笑いを交えて話した。続けて、「よく『プロとして…』『我々プロは…』って言いますが、ずっとアマチュアみたいな感じでやってきたので、プロって言われたときに胸張って言えるものはないなって。ずっとアマチュア感、はったりでやってきた感じですかね」と自身について言及。「でも、自分のメッキがはがれているのも、うすうす感じていたりもします」と語った。そして、「今まで会社の力やSMAPのブランドで好きにやってきましたけど、人よりも努力を重ねてここまできたっていうのでもないし、そう考えると本当にここまでしてもらったのは間違いない」と改めて事務所に感謝。「会社の力でここまでこれたっていうのがありますから、出るっていうのは、自分が試される。でもそれくらい環境を変えなければならないと感じた3年だった」と心境を明かした。事務所の中で一番感謝している人を聞かれると、「ジャニーさん」と昨年7月に亡くなったジャニー喜多川さんの名前を挙げ、「それは間違いないと思います」ときっぱり。会見の途中にジャニーさんの遺骨をポケットに忍ばせていることを明かし、遺骨を入れた小瓶を披露。「『力をくれ』って思いながらポケットに入れたんですけど、まだ力くれてない」と笑いを誘った。
2020年02月21日元SMAPの中居正広が21日、都内で会見を開き、3月いっぱいでジャニーズ事務所を退所することを発表。元SMAPの木村拓哉、稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾には、20日にメールで報告したことを明かした。中居は「昨日4人にはメールでお伝えしました」と明かし、4人の反応について「人それぞれですけど、返事が遅くて来ないメンバーもいれば、のんきな、そんな感じかっていう返事もあれば、それぞれでした」と説明した。詳細は明かさなかったが「一つ言うならば、剛くんは返事は1行くらいでした。なんだこれっていうような」と笑いながら草なぎからの“1行”返事を明かし、報道陣は爆笑。「そんなもんなんですよ。昔からべったりでもないですし、連絡しばらくしてない期間もあったりしますし」と続け、何人から返事が来たかという問いには「今現在、半分くらい来て、半分くらい来ないっていうことで。あとはご想像にお任せします」と返した。なお、中居は父の命日である19日に個人事務所「のんびりな会」を設立。「社員は誰もいない。1人です」とのことで、落ち着くまで今のマネージャーが窓口を務めるという。また、レギュラー番組は、現時点では4月以降も継続する。“新しい地図”として活動している稲垣、草なぎ、香取との共演の可能性を聞かれると「1%から99%の中にある」と回答し、SMAP再結成の可能性も「1%から99%の中。100%ないとは言えない」と話した。
2020年02月21日元SMAPの中居正広が21日、都内で会見を開き、3月いっぱいでジャニーズ事務所を退所することを発表。昨年7月に亡くなったジャニー喜多川さんへの思いを聞かれた場面で、ジャニーさんの遺骨をポケットに忍ばせていることを明かした。中居は、ジャニーさんへの思いを聞かれると「僕なんかの世代はちょっと厳しいというか、怖い存在の人だった。いろいろなことを教えてもらいましたし、人間的にも、ショーを作るにあたっても教えてもらった」と答え、「一人前になるというか、一つ階段を上がると、そのタレントから急にひいてしまう。大人になっていくとジャニーさんと会う機会もなくなる」と話した。そして、「とっておきのエピソードをお話ししましょうか」と切り出し、「今日はこういうの初めてじゃないですか。理想があれば準備できるんですけど、会見の成功は何かわからない。神頼みとかするほうじゃないですけど、これをポケットに忍ばせてきました。ジャニーさんの骨です」と遺骨を入れた小瓶を披露。「僕(葬儀に)行けなかったので、滝沢(秀明)くんに『骨をかっぱらってきて』って言ったら、かっぱらってきてくれました」と説明した。「『力をくれ』って思いながらポケットに入れたんですけど、まだ力くれてない」と笑い、「滝沢もかっぱらったらしいですよ」という情報も。ちなみに、家ではもう少し大きな瓶に入れているそうで、「うちのパパの隣にあります」と明かした。さらに、ジャニーさんからどんな声が聞こえてきそうか聞かれると、「YOU、最悪だよ」と回答。「『おはようございます』っていうような挨拶みたいなものなので」と補足した。
2020年02月21日中居正広(47)が2月21日に会見を開き、ジャニーズ事務所を退所すると発表した。会見で中居は「3月いっぱいをもって、退社・退所することになりました」と明かし、「4月以降も、これまで通り、できる限りやりたいなと思っております」と挨拶。ときに笑いを交えるみごとな話しぶりが注目を集めた。SMAP時代から名司会者として名高かった中居。そのスタートは97年、25歳で初めて「紅白歌合戦」(NHK総合)の白組司会となったことだった。白組史上最年少の司会者となった彼はその後、04年のアテネ五輪から8大会連続でTBSの五輪キャスターにも起用された。16年5月には、自身が司会を務める番組「中居正広の金曜日のスマイルたちへ」(TBS系)で復帰直後のベッキー(35)にインタビュー。厳しくも優しく彼女の本音を聞き出す姿が話題となった。また昨年12月の「ワイドナショー2019年末SP」(フジテレビ系)ではゲストにもかかわらず、MCの松本人志(56)から「松本動きます」ツイートの真相を聞くことにも成功。生放送での対応力もピカイチと評判になっていた。司会の才能をいち早く見抜いたのは、ジャニー喜多川さん(享年87)だった。19年7月、中居は「中居正広のニュースな会」(テレビ朝日系)で明かしている。ジャニーさんは中居にライブの前説をするよう勧め、台本を書いて手助けしてくれたという。そして中居のスキルが鍛えられたのは、レギュラー出演していた番組「うたばん」(TBS系)だった。10年10月、中居は「うたばん」に起用された当時について「STOP THE SMAP」(文化放送)で語っている。石橋貴明(58)とともにMCを務めた中居は「僕なんか、もう全然でしたよね」と回想。「基本的には僕と石橋さん任せの番組なんですよ」「台本があってないような感じで。話が広がったら広がったで……」と明かし、「だから、すごくやりがいがあった番組なんですね。石橋さんもゲストみたいな感じですから。もう毎回、毎週、ゲストがいるわけですから」と成長の経緯について話していた。「話すのは、正直、苦手分野なんですよ」と「PHPスペシャル」09年1月号で話していた中居。そんな彼は14年1月に放送された「ナカイの窓」(日本テレビ系)で、“紅白歌合戦では台本を全部頭の中にいれて臨む”と明かしている。さらに、それぞれの歌手に関するメモを書いておく。そうして、トークの時間を伸ばす必要が出た際に対応できるよう準備していたという。彼の司会スキルは、努力の賜物だったのだ。たとえジャニーズ事務所を退所しても、その司会術があれば前途洋々なはずだ。
2020年02月21日中居正広(47)が2月21日、ジャニーズ事務所を退所すると発表した。会見で中居は「3月いっぱいをもって退社・退所することになりました」と明かし、「4月以降もこれまで通り、できる限りやりたいなと思っております」と挨拶したという。SMAPのリーダーを28年も務め上げた中居は気さくな人柄として知られている。09年7月、ある記者は中居に取材した際の様子を本誌につづっている。記者が汗をかいていると「大丈夫ですか?暑いですよねこの部屋。ちょっと温度下げてください」と中居はスタッフにお願い。さらに「これで拭いたらいいんじゃないですか」とティッシュを手渡してくれた。記者が感激していると「だって前髪がどんどんおでこにペタっと張り付いていってますもん」と中居は笑顔。そうして場を和ませてくれたという。そんな中居だからこそ後輩たちとも親しかった。15年1月、ラジオで「年末に出演した紅白歌合戦でV6のメンバーにお年玉をあげた」と明かした中居。V6だけでなくTOKIOや嵐ともたくさん交流ができて楽しかったと語っていた。中居は「うたばん」(TBS系)を筆頭に嵐・大野智(39)とのコントめいたやり取りがファンからも好評だった。また各メディアによると今年2月、「UTAGE!」(TBS系)の会見でKis-My-Ft2・宮田俊哉(31)が緊張していると「汗が止まりません」とイジりながらもフォローしていたという。そうしたやり取りも、後輩たちの信頼関係があってこそだろう。中居はタッキー&翼の解散時にアドバイスをしたとも明かしている。昨年3月、「ワイドナショー」(フジテレビ系)に出演した中居はタキツバが解散を発表した後、滝沢秀明(37)と今井翼(38)の2人と話す機会を設けた。そして、ファンにツーショットを見せた方がいいと助言したという。滝沢について「今まで誰もやったことのないスタートを切ったことは勇気がいったと思うが、いずれこの決断は常識化されると思う」とコメント。その後輩を思いやる気持ちに、ネットでは感激する声が続々と上がっていた。30年以上も事務所に所属した中居。その立ち去る背中に、後輩たちもエールを送っていることだろう。
2020年02月21日