「男と女は永遠に分かり合えない生き物だ」などという言葉があります。男と女。大きく共通しているのは、哺乳類サル目ヒト科ということぐらいて、そのほかは全く違う生き物です。この永遠に分かり合えない生き物同士が家庭を作り、子どもを育てていくのですから、 そりゃ衝突して当然ですよね。夫の性格を理解しているつもりでも、いまだに夫ならではの感覚の違いに驚かされることがあります。■リビングで寝る妻に毛布をかけてくれる夫私が子どもを寝かしつけたあとにリビングで寝落ちしてしまったときのこと。まぁ、夫が仕事から帰ってきたころにはぐーぐーひっくり返って寝ているのですよ、おほほほ(恥)。どうせ寝るならさっさと布団に行けばいいものを、グダグダするわ、旦那に八つ当たりはするわ、てこでも動かないわという、ある意味酔っぱらいよりもたちの悪い癖があるのです。しかし、そんな妻に夫はというと、なにも言わずに2階から布団と毛布を下ろしてきてそっと私にかけてくれるんです。優しいでしょ!? そう。優しいんです。もしも私が逆の立場だったとしたら、「またそんなところで寝て……! 風邪引いたって知らないからね! むしろ風邪でも引いておのれの不摂生を後悔するがよいわ」って思ってしまいます。自分に甘く夫に厳しい…。それな私にも、夫は布団をかけてくれるんです。そのことに私は、3日3晩ありがとう、ありがとうと感謝しつづけたのですが(どんだけ)、後日、夫に聞いてみたのです。「どうしてそこまで優しくしてくれるの?」って。私が思うに、私が毎日育児と家事で頑張ってるのを知ってるからなんだと思うんですよね。私の頑張りを認めてくれてるから、私のことが大好きだから何も言わずにそっとお布団をかけてくれてるんだよね、「ね?」ってウキウキで聞いてみたら、妻の予想の斜め上を行く回答が返ってきました。「君が風邪を引くと俺が困るから」え……ええええええーーーーー!!!!ちょちょちょちょと待てちょと待て旦那さぁぁぁん。どどどど…どういうことですか!!夫:「妻に風邪を引かれると、俺が困るからに決まってるじゃないか。家が回らなくなって、子どもたちの面倒から何から俺が見ないといけなくなるし、仕事にも支障が出るから。そうならないように布団をかけただけ」ケチョーーーーーーン……。そ…そんなぁぁぁあ。ガラガラと音をたてて崩れていく「私愛されてる説」(笑)私:「……まさかの、俺目線…」。夫:「当然だろ。当たり前だよ。 自分が困る状況を巻き起こさないように先手を打って対処しているまで。どうせこんなこと言うと、君は『なんて冷たい!』って言うんだろうけど、冷たいとかそういう問題じゃない。これが本音だよ」カーーーン……。超現実主義。上手なご主人なら「もちろん君が大事だからだよ」と、うまいこと言って切り抜けるんでしょうが、夫は本音を素直に言うのがお得意。ほほほほ。はぁ……。でも、待ってください! 世の奥さまがたたち。私がそうだったように「なんて冷たいんだ!」って怒りも湧いてくるとは思いますが、一旦深呼吸しましょう。スーハースーハー。この思考回路の違い、驚きませんか? こんなにも考え方が違うとは。夫は、風邪を引いたら私がしんどいからかわいそうなんじゃなくて、 私が寝込むともれなく家が回らなくなって自分にも負荷がかかるから、風邪を引かれてる場合じゃないって思うわけです。そう、私が夫は「相手目線」で考えているであろうと予測していたのに対し、実際の夫の心中は「自分目線」だったのです。■相手目線の妻と、自分目線の夫念のため言っておきますが、私は自分視点がダメって言いたいわけではありません。むしろ、そこまで自分目線で物事を考えられるのがうらやましい…。そう、これだけ夫と私では視点が真逆なんだということを言いたいのです。そこで気づいたんです。私が基本的に「相手」目線である一方で、夫は基本的に「自分」目線なんだということを頭に入れておけば、イライラすることもないと思うんです。そして、むしろこれまで起こった出来事のズレのつじつまが合うような気がするんですだいぶ前の話ですが、長男が小さいころに私が熱を出してしまった時、夫に「離乳食を食べさせてあげてほしい」と頼んだところ、1日目はあげてくれましたけど、2日目は「また?! いつまで頼まれなくちゃいけないんだよ」といってスタスタと2階にあがって消えて行ってしまいました。まだ私の体はしんどいのに、なんて酷い人なんだ……と悲しくなりました。しかし、これも今思えば視点が「自分」だからです。 これ多少なりとも、男性と女性の差もあるのかなと思うのです。というのも、数年前に小さい子ども何百人を相手にする仕事をしたときのこと。帰り際に仕事の小道具を片付けていると、何も言わずに手伝ってくれる子は99パーセント女の子でした。4、5歳の女の子が自主的に動いて私のお手伝いをしてくれたんです! 私自身子どもが男の子しかいないのでとても驚きました。もちろん、女の子全員が手伝ってくれるというわけではなく、手伝ってくれる子の99パーセントが女の子だったという意味です。中には2、3歳の小さな子でも手伝ってくれたりして。「ありがとう」と伝えるとますます頑張ってくれたんです。最後の最後まで手伝ってくれたり……(涙)。一方で男の子はというと、あちこち興味津々で振り回してみたり、放り投げてみたり、とにかく遊ぶ遊ぶ遊ぶ(笑)。本能の赴くままに活発に動くか、ママが好きすぎてママにべったりかのどちらかでした。 たまに手伝ってくれる子もいましたが、瞬時に飽きてどこかに行ってしまいました(笑)。■言い方ひとつでものごとの捉え方が変わるかも?もしかしたら、男性は自分が困る状況になるのを防げるのならば、進んで行動してくれるかもしれません。言い方ひとつで、なかなか家事や育児に協力してくれない夫が協力してくれるのならば万々歳です。「こうしてよ!」じゃなくて、「こうした方があなたのためになると思うよ」と伝える、ほんのちょっとの言い方が必要なのかもしれませんね。【お知らせ】前回の 「子どもの世界の悩みは大人が思っているより大きい…親はどう寄り添う?」 の記事下アンケート「Q. 子どもに悩みを相談されたことはありますか?」のアンケート結果はこちら↓
2018年03月08日それまでは自分が稼いだお金は自由に使っていた人も、結婚したらそうはいきませんよね。稼いだお金は自分というよりは、自分を含めた“家族のため”のもの。でも、結婚したからといって、そう簡単にお金の使い方って変わるものでしょうか?「結婚後のお金の使い方」の変化は?少し古いデータになりますが、マネーフォワードが2014年8月28日~9月2日に、マネーフォワードユーザー既婚者男女3078名を対象に「2014年夫婦のお金実態調査」を見ると、夫婦のお財布事情が見えてきそう。Q.結婚してから、自分やパートナーのお金の使い方は変わりましたか?【男性】・変わった…54%・変わっていない…17%・分からない…18%【女性】・変わった…67%・変わっていない…17%・分からない…16%同じ家庭の妻・夫に聞いているわけではないので一概には言えませんが、この結果だけを見ると、お金の使い方が変わった割合は、男性のほうが大きいようです。とはいえ、「妻のお金の使い方が変わった」と感じる男性も54%いて、どちらも半数以上。性別を問わず、結婚をきっかけにお金の使い方が変わる人は多数派なのかもしれません。老後に不安を抱く夫婦が多い!?では、具体的にはどう変わったのでしょうか?男女別に上位3項目を紹介します。【男性】1位:自分が節約するようになった…60%2位:2人で意識して無駄遣いを減らした…37%3位:老後の資金を意識するようになった…37%【女性】1位:自分が節約するようになった…53%2位:老後の資金を意識するようになった…43%3位:2人で意識して無駄遣いを減らした…35%順位やポイント数に若干のズレはあるものの、男女どちらも項目は同じ。「2人で意識して無駄遣いを減らした」については、ほとんど差はなく、結婚を機にお金の使い方を考え直す人は多いことがうかがえます。しかし、「自分が節約するようになった」では、先に紹介した「結婚してから、自分やパートナーのお金の使い方は変わりましたか?」と同様、男性が上回っていて、もしかしたら男性のほうが意外と節約志向は多いのかも?また、最近は「老後貧乏」や「30代で○○万円貯金」などが話題になることも多く、老後に備えてお金の使い方を改善する人も少なくないようです。子どもを育てていると、想像以上に出費が多く、驚きますよね。そう考えると、「結婚後」とひとくくりにはできず、子どもの有無も関係してきそうです。(文・三軒茶屋すみ子/考務店)
2018年03月06日日本では3組に1組のカップルが離婚しているといわれています。今や離婚は珍しいことではなくなってきているのです。ひょっとしたら、先々あなたにも訪れるかもしれない離婚についての知識が学べる記事をまとめました。その1●離婚しやすい夫婦の会話パターンは?離婚しやすい夫婦には、実はその会話に傾向があるそうです。特に、妻や夫の口グセを聴くと、その傾向が明らかに。いったいどんな口癖なのか、専門家にお聞きしました。▼続きはこちら▼その2●離婚した元夫と復縁できる?夫との離婚。時間と距離を置いて、再び落ち着いた関係に戻ることはできるのか。それとも、やはり、互い復縁をしない方が良いのか? 離婚後の復縁を成就させるためのOK行動も聞いてきました。▼続きはこちら▼その3●夫が別れを突然決意するときもしも、あなたの夫が突然別れを告げて来たら…。それは、突然ではなく、ずっと前から考えていたことなのかもしれません。夫に見限られないために、妻として重要なことは何なのか、調査しました。▼続きはこちら▼その4●結婚5年未満は離婚率が高い!ってホント?離婚率が最も高いのは、結婚5年未満なのだそう。はたして、どうして5年未満が離婚率が高くなるのでしょうか。離婚の危険度がわかるチェックリストも作成しました。▼続きはこちら▼
2018年02月22日「tupera tupera(ツペラ ツペラ)」という絵本作家さんをご存知でしょうか? 実はツペラ ツペラはユニット名。「帽子に眼鏡」の亀山達矢さんと「のっぽで天然パーマ」の中川敦子さんがご夫婦で活動するときのユニットです。代表作品は自分でいろんな顔が作れる『かおノート』。カラフルでユニーク、そして楽しむ人の創造力を解放させてくれる世界観はこの2人にしか生み出せません。今回はそんなツペラ ツペラの絵本を丸ごとご紹介していきましょう。■かおノート作・絵:ツペラ ツペラ(tupera tupera)/出版社:コクヨ 「かおノート」 2008年に出版され、今でも不動の人気を博しているのがこちら。52種類ある顔それぞれに目・鼻・口などの顔パーツのシールをくっつけ、自由に遊ぶことのできる絵本です。付属のシール以外にペンや色鉛筆も使って描きたいように描けるので、オリジナリティたっぷりの作品ができあがります。「自分の作った顔にわが子が名前をつけていた。キャラクターに息が吹き込まれたみたいで愛着が湧いてくる」と完成した顔に感情移入してしまうママも。大人がやってみると、ついつい正しい位置におさまった「きちんとした顔」を作ってしまいがちなので「えっ! そのパーツをそこに?」とためらいのない子どもの発想力に驚かされてしまうかもしれません。「これはおじいちゃんに似てる」「これはママ!」と身近な人を真似て作る楽しみもありそうですね。■魚がすいすい作・絵:ツペラ ツペラ(tupera tupera)/出版社:ブロンズ新社 「魚がすいすい」 水色をした海のなかに浮かんでいるのは、色紙でコラージュされた魚。ドキドキしながら絵本をめくるとジャバラ仕様になっていることに気付き「どこまで大きくなるの?」と無限の広がりを感じさせます。豊かな色彩とともに「すいすい」「ぷかぷか」「ごぼごぼ」などの楽しい音が言葉遊びのように並んでいて、目から耳から不思議なやさしさが感じられます。「少しずつ広げて読むときと、めいいっぱい広げて読むときで印象が変わるのがおもしろい」といった感想が寄せられており、なかには「長い魚の骨の絵を見て何を思ったか、その上で線路ごっこを始めてしまった」など独特の楽しみ方を発見したお子さんもいるよう。横に広げて飾ればステキなインテリアとしても楽しめそうなほど、色彩の美しさが際立つ絵本です。■どんなおと?作・絵:ツペラ ツペラ(tupera tupera)/出版社:教育画劇 「魚がすいすい」 てを たたいたら どんなおと? りんごを かじったら どんな おと? かみなり なるおと どんなおと? そう聞かれたら、子どもたちはどんな音を想像するでしょうか。こちらの絵本には音の正解はなく、子どもたちが答えてくれた音そのものが答えとなっています。「質問された音を一生懸命思い出そうとする子どもの様子がかわいかった」「音を声に出すって意外に難しい」と子どもと一緒に想像して楽しんでいるママ多数! 場面で区切って問いかけることでメリハリがつき「考える力」を育てることにもつながりそうな一冊です。「子どもとのコミュニケーションが苦手な大人でも読んであげやすい」という意見もあるので、子どもと遊ぶのが苦手な人に読み聞かせしてもらうのも良いかもしれませんね。■ワニーニのぼうけん作・絵:ツペラ ツペラ(tupera tupera)/出版社:婦人之友社 「ワニーニのぼうけん」 ハッキリとしたカラフルな色で作る貼り絵が楽しい作品。主人公はワニのワニーニです。トリチピテ号という大好きな船で冒険することになったワニーニは、海やジャングルで愉快な仲間たちと出会います。読み手は次第に、そんな仲間の一員となり、わくわく・ドキドキの旅に一緒に出かけているような気分になってきます。貼り付けられた絵をよく見ていると「ワニーニ、今こんな気持ちだろうな」と表情から気持ちが読み取れるようになるのも、この作品の不思議なところ。「ストーリーとイラストが絶妙にマッチしていて、これまでの絵本にはない新鮮さを感じました」との声もあり、読んでみないと分からない満足感のある一冊となっているようです。■アニマルアルファベットサーカス作・絵:ツペラ ツペラ(tupera tupera)/出版社:フレーベル館 「アニマルアルファベットサーカス」 まだ子どもは小さいけれど、楽しく英語にふれさせたい。そんな人におすすめなのがこちらです。登場するのはA~Zまでのアルファベットをもつ動物たち。舞台は色味が美しいサーカスです。英単語を紹介するときにもアルファベッドを隠しているので、まだ単語を覚える段階ではなくても「文字探し」としてゲーム感覚で英語にふれることができます。また「ちょっと妖しげなサーカスの雰囲気がツボ」「カラフルなコラージュが目に楽しい」など純粋に絵本としての魅力に圧倒される人も。「最後のヤクとシマウマのラインダンスは結構見もの」と見せ場もあるようなので、ただの英語絵本と思って読むと良い意味で裏切られるかもしれませんね。さまざまな国ですでに翻訳出版されているツペラ ツペラの絵本たち。絵本だけじゃなく、工作、舞台美術、アニメなどマルチに活動しているので「もしかしてこれツペラ ツペラの作品かな?」と思う瞬間と出会うこともあるかもしれません。読めば読むほど虜になるツペラ ツペラの魅力をぜひ感じてみてくださいね。
2018年02月18日ウーマンエキサイトの読者のみなさん!! はじめまして、龍たまこと申します。35歳のひきこもり主婦ブロガーです。このたび新たに4コマ漫画の連載をさせていただくことになりました。まったくキラキラはしていない、我が家の日常をお届けしていこうと思っております!! 少しでも楽しんでいただければ幸いです。ではまず、簡単に我が家のメンバーを紹介したいと思います↓このような4人で毎日いっぱいいっぱいで生活しております。漫画をお読みいただければわかるように、本当に全然キラキラしておりませんので…。キラキラ系はまぶしくて読めないという方も、ぜひ安心してお読みくださいませ。さて、我が家の子ども達は上が女の子で下が男の子です。子ども2人と暮らしていると、それぞれの個性も全く違って面白いのですが、男の子と女の子の違いもひしひしと感じることが多いのです…。女の子って小さくてもオンナなんですよ…!! まるでメイクルームのOLのような観察眼…。大人なら他人のシミやしわを発見しても、そっとしておいてくれるだけの社会性を持っていますが、そこはお子様ならではの純粋さを発揮してくれて、何かとズバズバと指摘されて「うっ」となることが多いです。だけど男の子は「なんか変なフィルターついてんのか?」ってくらいに、ママには甘いです。「ママのことすき!!」「ママかわいいね~」「ママのこと守るから!!」なんて言われちゃったりして、「ああ、マザコン男が世に大量生産されるのはこういうことか」と、しみじみと理解してしまう、今日この頃なのです。とりあえずもうちょっとスキンケアをがんばります…。
2017年11月07日パパと子どもが一緒に過ごす時間について、アンケートでは半数以上のママが「足りていない」と回答しました。けれど、いざパパに子どもを任せるとなると、危ないことをさせないか甘やかし過ぎないか心配になるのが、ママの正直な気持ちではないでしょうか。しかしこうした両親の育て方の違いこそ、子どもの成長にとってプラスになるそうです。今号の特集はパパもママも必見です!お話を聞いたのは:おおたとしまささん育児・教育ジャーナリスト。男性の育児、教育、子育て夫婦のパートナーシップについて、執筆・講演活動を行う。著書に「忙しいビジネスマンのための3分間育児」(ディスカヴァー・トゥエンティワン)など多数。14歳の男の子と11歳の女の子のパパ。夫婦の違いが多様な価値観を子どもに伝える部屋中におもちゃを広げて遊ばせる。すぐお菓子を買ってしまう。普段のしつけをガラガラと崩していくパパに、「余計なことしないで!」と思うママも多いのではないでしょうか?しかしそうした夫婦の違いこそが、子育てを豊かにしていくと私は考えています。いつもパパの意見がママと一致していたら、子どもは一つの価値観にしか触れられません。でもママに叱られた後に、パパが「やりたかった気持ちは分かるぞ」と言ってくれることで、人の意見は一つではないと学びます。子どもを取り巻く大人が少なくなっている現代こそ、パパにはママと違う価値観を伝える存在であってほしいのです。お互いの頑張りを認め合うことが夫婦円満のコツ「パパには安心して子どもを任せられない」という声も聞きます。でもそれって、ママがさせていないだけではないでしょうか?「どうせできないから」と諦めてしまうのは、「うちの子は自分で起きられないから」と、毎朝起こしてあげるのと同じ。パパの成長を妨げています。本当にやってほしい気持ちがあるなら、思い切ってパパに子どもを一日預けてみましょう。帰宅して、外食やコンビニご飯で済ませていた(私もやります)としても、頼んだからには「一日頑張ってくれてありがとう」とお礼を伝えて。「やっぱり私がいないとダメね」は、心の中で思っておけばいいんです。後輩に仕事を教えるのと同じで、最初から自分と同じレベルは望めません。成功体験をたくさん積ませ、パパのスキルアップを待ちましょう。反対に器用にこなしてしまうパパは、帰宅したママに向かって「楽勝だったよ」と言わないように。それはたまたま10キロ走った人が、終わらないマラソンを走っている人に向かって「走るのって楽しいね」と言っているようなものです。そもそもこなす量が違うのですから、「ママがいなくて大変だったよ」という気持ちを表してあげて。衝突し合いながらパートナーシップは深まっていく食事の時のテレビや、おでかけ帰りのジュースを良しとするかなど、子育てについての夫婦の意見はいちいち違って当然です。悪いのは意見が割れることではなく、考えの違う二人が無理に結論を出そうとすること。お互いに自分の意見を言ったらそこで終わりにするのがおすすめです。結論を出さないと意味がないんじゃないの、と思われるかもしれませんが、大事なのは「パパ(ママ)はこういう考えの持ち主なんだ」ということがお互いにインプットされることです。すると次第に「自分はこう考えるけれど、パパ(ママ)ならこう思うんじゃないかな」と、相手の立場に立って考えられるようになっていきます。これが関係を進化させられた、夫婦のパートナーシップです。意見の食い違いを恐れたり、相手の考え方に耳を閉ざしていては、それ以上夫婦の関係は進化していきません。次にまとめたので、参考にしてくださいね。◆夫婦の意見が違うとき話し合いを泥沼化させないコツ1.結論を出そうとしないお互いに意見を出し尽くしたらそこでストップ。多くの人は「話し合うからには結論を出さなきゃ」という考えに陥りがちですが、話し合いの目的は「相手はこんなふうに考えていたんだ」と知ることです。2.最終決定者を分野ごとに決めておく子どもの習い事や受験など、どうしても意見を一つに絞らなければならない場合もあります。例えば、教育はパパ・しつけはママというふうに、あらかじめ分野ごとの最終決定者を決めておきましょう。3.決定者は相手の考えを最大限尊重する最終決定者は、何でも好き勝手に決めていいわけではありません。自分が決める側だからこそ、相手の意見をよく聞き、最大限に尊重した決断をすること。それが民主主義のマナーです。Q.ママから見て、パパが子どもと過ごす時間は足りていますか?Q.「足りていない」と感じる理由は何ですか?(複数回答)※2017年3月1日~4月11日、Webアンケート、有効回答数1296量より質でキメる!3分間パパ遊び仕事で忙しく帰宅後はぐったり…。子どもと過ごす時間が少ないパパは、遊び方もママと違って当然。「仕事のことを頭に残したまま長時間遊ぶのではなく、たった3分間でも子どもに集中することが大事」と語るおおたさんに、限られた時間の中でできる、おすすめの遊びを聞きました。●ジェスチャーゲームパパと子どもで順番に何かを演じ、それを当てるゲームです。「早く正解した方が勝ち!」と競ったり、ママにどちらがうまいか判定してもらってもいいですね。●携帯アプリを遊び道具にできればゲーム要素のないアプリを、アイデアで遊び道具に変えるのが理想。例えば電灯アプリの光を、暗くした部屋の壁に当てて動かすだけでも子どもは喜びます。外出先なら、ホワイトボードアプリでお絵描きや、迷路を描いて遊ぶのもいいですね。ごみ箱バスケットチラシなどを丸め、ごみ箱をめがけて「せーの!」で投げ入れる遊び。ママには怒られそうですが、「狙って投げる」という運動能力が鍛えられます。ごみ箱の位置をだんだん遠くしたり、投げるものを変えたりして盛り上がりましょう。●宝探しゲーム折り紙やお手紙など、ちょっとしたお宝を家の中に仕込み、「棚の裏に何かがあるよ」というヒントを頼りに子どもが探します。出張が多いパパなら、出張日数分のお宝を仕込んでも。毎日一つずつ探してもらえば、パパの存在感もアップします。●子どもに遊びを教えてもらう「今、幼稚園で何がはやっているの?」と聞いてみましょう。手遊びや替え歌など、子どもは道具を使わなくてもできる遊びをたくさん知っています。普段は教えてもらう立場なので、パパに「へぇ~!」と感心されるだけで大満足してくれるものです。●なんでだろう?クイズ「散歩中の犬がしょっちゅうおしっこするのはなんでだろう?」など身の回りのことをクイズにします。思いもよらない答えが返ってきたら「面白い考えだね」と発想力を褒めてあげて。パパも答えを知らないときは一緒に調べてみましょう。子どもの心をつかむ!3秒名セリフ集遊びだけでなく、普段の関わり方も大事。3秒で子どもの心をぐっとつかむパパの名セリフを紹介します。●「きみのおかげでパパはパパになれたんだよ」子どもは「パパは初めからパパだった」と思っているもの。自分はパパにとって大きな存在なのだと知ることが、自尊感情につながります。●「さっきは怒り過ぎた、ごめんね」こんなことを言うと父親としての威厳がなくなると思うのは間違い。自分の誤りを潔く認められる人こそ、子どもは威厳を感じるものです。●「こうしていると疲れが取れるなぁ」子どもを膝に乗せたり、ぎゅっと抱き締めたりしながら言いましょう。自分にはパパを癒せる力があることや、もし子ども自身にもつらいことがあったときは、家族にぎゅっとしてもらえばいいんだ、ということを伝えられます。●「いいイタズラだね!」子どもがイタズラをして、ママに怒られたとき。それが本当にセンスを感じるものであれば、こっそり耳打ちしてあげるといいでしょう。●「ママにはナイショだよ」子どもをワクワクさせ、パパと子どもの絆を深める魔法の言葉です。公園の片隅にドングリを隠すなど、他愛のないことであれば二人の秘密にしてしまいましょう。単身赴任中のパパたちへ 超時空大作戦で離れていても心は近くに!時間があるときはスカイプなどのテレビ電話で、赴任先と自宅をつないでおきましょう。スカイプでつないだまま、同じ時間にご飯を食べるのもいいですね。距離は離れていても、子どもが「パパはいつも僕・私のことを考えてくれている」と思えることが大切です。「子どもが苦手」なパパたちへ 無理に反応しなくてOK子どもを喜ばせようと、無理にオーバーな反応をする必要はありませんよ。子どもは感づきますし、「無理をしてでも人から期待されたリアクションをしなければいけない」という意識を刷り込みかねません。遊び相手が苦手なパパなら、日曜大工や洗濯物たたみなど、お手伝いに子どもを巻き込んでしまいましょう。自然な声掛けが出てきますし、「パパの役に立てた」だけで子どもは大満足です。巻頭特集監修/西東桂子さん(あんふぁんサポーター)illustrationYAMAMOTO Mamoru
2017年06月07日息子が1~3歳までの2年間通った初めての保育園。夫婦揃って内気な僕たちは、保育園でもママさんパパさん達と話す機会を作れずにいた。そこは1歳児と2歳児だけの保育園で、総勢30名程度。のんびりした雰囲気が漂う場所で好きだった。1歳クラスの時の子ども達はまだ言葉も多くないので、息子のお友達といってもキャラクターがハッキリとはしなかった。それが2歳クラスになったある日、いつものように僕が息子を迎えに行くと同じクラスの女の子達が騒いでいた。「ヘンな顔~」「ヘンな顔~」女子の視線は完全に僕の顔面を捉えている。2歳も後半に差し掛かかり、他人をおちょくって笑うという程度には言語が発達している子ども達。標的は僕に限らず迎えに来たパパ達を片っ端から「ヘンな顔~」と牽制して笑っている。お望み通り軽く変顔を作ってから周りのパパ達に「いやあ、参りましたなあ」的な目配せをする。そんな日をきっかけにして一言二言パパさん達と話が出来るようになった。帰宅後、そのつたない会話に十分な手応えを感じて「〇くんパパとしゃべったよ!」と妻に大事件のテンションで報告した。ちょうど妻も子ども達を通じてママさん達との会話が増え始めたようで嬉しそうにしていた。2歳児よりも遥かに会話に手こずっている情けない30代。自分には無関係だろうと思っていた「パパ友」「ママ友」というワードが少し身近に感じられたのもこの時期だった。少し会話が始まると、だんだん周りのパパさん達に興味が沸いてきた。特に自分と送迎ルートやお迎え時間が近いパパさんとは急速に仲良くなった。保育園の草むしりがあった日曜日、パパさん達と汗だくになって作業を終えた後のひととき、誰からともなく子どもの話、家庭の話、そして仕事の話まで冷たい麦茶を片手に語り合った。職業の話になって、お迎えを担当しているパパさん達がライターや出版業など自分に近い業界のお仕事だったことに驚いた。帰り道、一人のパパさんと話し足りず一緒に僕の自宅前まで自転車で移動して、そのまま1時間ほど立ち話をしてしまった。まるで中学生の部活帰り。こうなるともう話題は尽きず、時にはファミレス、または居酒屋で何度もご一緒する仲となった。パパさん達とご一緒する際は息子達もご一緒で、ファミレスでハムスターのように机の下やソファーの上をはい回る子ども達を無視して「マイホームは購入か賃貸か」の議論を繰り広げたりした。Kちゃん(女児)のパパはキャンプに誘ってくれた。野外音楽フェスとキャンプが一体になったイベントだった。我が家は引っ越して息子の保育園も変わっていたが、それでも変わらず声を掛けてもらえるのは嬉しかった。Kちゃん一家は年に4~5回はキャンプに行くという。僕たち一家はそのパパさんのお陰で初のテント泊を体験することが出来た。Kちゃんのパパがフェス会場に移動するため手荷物を出来るだけ減らそうと工夫を凝らす中、Kちゃんは「メルちゃん」という名の人形をとても大事そうに抱きかかえている。Kパパが「それ、いるかあ…?」とため息を漏らすが、Kちゃんは断固として「メルちゃんを連れて行く」と言う。その後、キャンプ場近くの野外フェス会場に到着した僕たち。ライブの爆音が響き渡る中、まさかのタイミングで寝てしまった息子。ちょうどお昼時の爆睡だったので、仕方なく息子を抱えたままベンチを確保して腰掛け、妻に昼食のそばを買ってきてもらってそのままの姿勢で食べた。しばらくして息子が起きて、ようやく体が解放されたかと思うと今度はKちゃんが「メルちゃんもお昼寝したいんだって」と言って僕の膝にメルちゃんを丁寧に寝かせた。その所作はお人形遊びというよりももう一人の友達という雰囲気だったので、とても粗末には扱えず、僕の膝はまたしばらく休憩所として利用された。パパ友との付き合いが出来るとこうして息子以外の子どもの成長が見られるのもまた面白い。新しい保育園でも会話のチャンスを虎視眈々と狙っている。つづく
2017年05月30日こんにちは。コソダテフルな毎日のちゅいたんママです。長男小3ちゅんたん、次男年長ゆいたん、三男年少ほーちゃんの三兄弟の母です。こういっちゃ何ですが、ここ数年で夫がめちゃくちゃ進化したんです。 今までお給料を持って帰ってきてくれるという最低装備しか備えていなかったのに、ここ2年程で色々オプションがついて、ものすごくハイスペックになったんです。かつては、イクメンとかイケダンとかいう類いのものからはほど遠い存在でして。 一番酷かった時期は次男のゆいたんを生んで、三男のほーちゃんを産むまでの間。 ひ、ひどい(笑)この頃は私も「あなたなしでも育ててみせるもん!」って夫に期待しないように諦めていて、夫は夫でどんどん強くなっていく妻に開き直ってるような時期でした。ゆいたんが0歳の時なんて一年間通してゆいたんのオムツ交換したこと、両手にも満たなかったんですよ?(少なっ)根本的に触れあう時間も密度も少なすぎて、ゆいたんと夫の思い出がほとんどありません。そんな最小限夫が、今では休日には食器を洗ってくれたり、ゴミ捨てをしてくれたり、子どものお風呂や寝かしつけ、その他諸々やってくれるようになったんですから、この変わりようったらそりゃあもう信じられません。 私、家事の中でいっっっちばん苦手なのが食器洗いなんです。特に晩御飯を食べたあとの片付けが大嫌いでとにかくやりたくない。それを黙って買って出てくれるので、もうそれだけで夫の背中に向かって拝みたいぐらいです。では、何がきっかけで夫がこんなに変わったのか、当の本人に聞いてみました。私の認識では、ほーちゃんが1歳の頃に、私が仕事を始めた事がきっかけだと思っていますが、果たして夫の言い分はいかがでしょうか? たはーーっ!(笑)そうです。私、めっきりやらなくなったんです。えへ。今まで妻がやってくれて当たり前だったものを妻がやらなくなったので、夫がやるしかなくなったとでもいいましょうか。良いのか悪いのか分からないけれど、まさに怪我の功名。今となっては、もっと早くに「私できませーーん!」って白旗あげればよかったって思います。あんなに髪の毛振り乱して頑張らずに、助けて! ってお願いすればよかったんだけれど、当時の私には「主婦なんだからこれぐらいやらなきゃ」っていう意識が強すぎたようです。あの時代があったからこそ、今の環境に感謝ができるんだと思うことにしています。最初からやってくれる夫だったら、今ほど震えるように喜んでなかったかもしれません。ただ、妻がやらなくなったからといって、夫がなんでもやってくれるかといえばそれは違うようです。実は暗黙のルールがあるのです。コツは、だそうです。夫は食器洗いとか、食卓の片付けなどは苦にならないけれど、(むしろ私なんかよりずっと完璧に仕上げる)逆に洗濯を干したり畳んだりするのは大嫌い。(私は嫌いじゃない)数ある家事の中でも夫と私で「嫌いなもの」「別に嫌いじゃないもの」に、うまいこと分かれていたりするものなんですよねえ。面白いことに、そこがうまく合致した、というかさせたんだと思います。今、ご主人が全然手伝ってくれなくて「もう夫はアテにしない」と思い始めている奥さま方。どうか諦めないで~!ふとしたことがきっかけで状況が変わるってことあるんですよ。我が家の場合、私が職務放棄したことが良いカンフル剤となりました(笑)。ただ、男性側の意見として夫いわく「得意なものをやらすのが一番」ということなので、まずは得意なものからお願いするのが味噌だと思われます。あれもこれもと最初から頼みすぎないのもコツ。(うちのように最初のレベルがどうしようもないぐらい酷い場合は、ですよ?)徐々に、徐々に。です。我が家の場合、あとはトイレ掃除さえしてもらえれば言うことなし!なので、目指すはトイレ掃除陥落です(ガッツ)。
2017年05月04日出産2~3年後に訪れると言われる夫婦関係の危機…。産後クライシスとも呼ばれていますが、そんな状況に陥らないためにも“夫婦会議”を勧める“父親学級”が注目を浴びています。講師は現役パパだというから興味津々!潜入取材決行です!産前・産後の子育て力アップセミナーある月の日曜日、千葉県流山市の福祉会館にて「産前・産後の子育て力アップセミナー」が行われました。主催は子育て支援団体Nakocco(なこっこ)。“子育てを共に楽しむ・考える・助け合う”ことを目的として活動する特定非営利活動法人です。この日は夫婦8組と、パパが急遽参加できなくなったママ1人が参加。実母が広報誌でセミナーを見つけて勧められ参加した妊娠6カ月のM・Mさん。パパも「子どもが生まれてくる前に受けておいたほうがいいと思って!」と、とても前向きです。男性女性、互いの認識の“ズレ”を知ることがスタート広い畳の会場、真ん中を境に男性と女性別に座った参加者、その中で3~4人のグループに分かれ「90秒で互いの共通点を多く見つけよう!」というセッションから始まります。この最初の質問でグループの連帯感が生まれ、静かだった会場が一気に良い雰囲気になりました。ちなみにこの質問を夫婦間でやった場合、共通点が12個見つけられるとコミュニケーションが上手に取れている証拠なのだとか。結婚13年目の私たち夫婦は12個も見つけられるのだろうか…ドキッとしました。講座の主な内容は、“女性と男性の認識のズレを知る”ワークショップ。男女それぞれのグループで話し合い、答えを考えるのですが、ここではっきりとわかったのが「思っていたよりも妻のことを知らなかった…」「妊娠・出産の負担を知っているようで、実はあまり知らなかった…」など、男性陣の認識が思ったよりも甘かったこと。「甘いからといってパパを責めたり辱めたりするのではありません。まずは“知らなかった”ことを知ることが大切なのです」と講師の渡辺大地さん。3児の父でもある渡辺さんは「この父親学級はイクメン講座でもないし、イクメンを勧めるものでもありません!」ときっぱり。その後、妊娠中の母体の変化と体の負担や産後の体と心のいたみ、女性が口にしないで我慢している心の内、孤独感や焦燥感などを自身の経験も交えながら自然体で話す渡辺さん。妻が夫に理解してほしいと思う点ばかり、私もうなずきながら話を聞きました。参加者のパパとママも“夫婦といえども話さなければわからない”ことを改めて知ることができた様子。“脱・産後クライシス”夫婦で育児をはじめるために!講師の渡辺さん、実は第1子が生まれた後に離婚の危機が訪れます。「自分が良いと思ってやっていたことが、妻にとっては不満だった。妻の思いをまったく知りませんでした…」と当時を振り返りました。その頃から妻の気持ちを理解するために、夫婦で話し合いの時間を持つように。以降定期的に“夫婦会議”を行い、離婚の危機を回避できたそう。そのおかげで今では夫婦円満、去年3人目の子どもにも恵まれました。2012年、第2子の妊娠時に“産後サポートサービス(家事代行サービス)「ままのわ」”を立ち上げました。当時のスタッフから「産後ケアの必要性にパパたちの理解が追い付いていてなくて、思うようなサポートができない」という声が耳に入るようになります。このことがきっかけとなり“父親学級”をスタート。今では全国各地で年間約100の講座を持つまでに。反響の大きさがうかがえます。どれだけ妻の気持ちに寄り添うことができるか、夫婦で育児をスタートさせられるかがその後の夫婦関係を左右すると渡辺さん。「それには出産前から“夫婦会議”をする習慣をつけてほしい。この講座がそのきっかけになるとうれしいです」。夫婦間のコミュニケーション、夫婦会議のススメこの日、1歳の男の子と夫の3人で参加していたY・Kさん。第2子を妊娠中の彼女も産後危機を体験した1人。「第1子の産後は夫婦でかなりぶつかり、すれ違いました…」とY・Kさん、ちょうど数カ月前に渡辺さんの著書『赤ちゃんがやってくる!』(KADOKAWA/メディアファクトリー)を見つけて購入、すぐに夫にも読んでもらったそう。そしてこの日はパパ自身が講座を受講する!という気持ちで参加してくれたのだとか。受講後にパパにも話を聞くと、「講師が男性で自分と同じ立場、共感する部分が多くてよかったです。さっそく帰って夫婦会議をしていきたい」と、すがすがしい表情。夫婦のカタチも十組十色、夫婦間の“ズレ”もそれぞれ。渡辺さんは、夫婦会議をしても意見が一致するとは限らない、夫婦といえども他人であるから意見が違うのは当たり前だと言います。「大切なのはそれぞれの夫婦がお互いの考えを言い合える、一緒に考えることができる関係になることです。今夜は夫婦会議をしましょう!」と締めくくりました。産前・産後の夫婦だけでなくどの夫婦にも共通して言える大切なことを、改めて学ばせてもらいました。わが家も夫婦会議をしなくちゃ。<取材協力>アイナロハながれやま子育てコミュニティNakocco<文・写真:フリーランス記者林未香>
2017年04月02日家族の絆は大切ですが、それ以前に大事なのが夫婦の絆。夫婦がスタートした日「結婚記念日」をみなさんはどう過ごしていますか?全国のあんふぁん読者へのアンケート結果によると、「結婚記念日」に何か特別なことをしている人は62%と半数以上。具体的にどんなことをしているか、またどれくらいお金をかけているか、聞いてみました。※2017年1月31日〜2月8日実施のあんふぁん読者Webアンケートより。回答数234「結婚記念日」はどんなことをしていますか?一番多かったのは「外食する」、次が「家でごちそうを食べる」「ケーキを食べる」でした。上位3つを合わせると全体の8割の人が、食べ物でお祝いしていることになります。その他には、「家族で写真を撮る」「結婚式の写真やDVDを見る」などもありました。「結婚記念日」のお祝いの予算はいくらですか?一番多かったのは「5000〜8000円」、次が「3000〜5000円」と、みなさんそれなりにお金をかけているようで、半数以上が5000円以上をかけてお祝いしていました。内容によって一番多かったのが・外食する…5000〜8000円ゾーン・家でごちそうを食べる…1000〜3000円ゾーン・ケーキを食べる…1000〜3000円ゾーン・お互いにプレゼントを渡す…3000〜5000円ゾーンという結果でした。「結婚記念日」は、あなたにとって、どんな日ですか?■「初心を思い出す日。この日だけは、結婚当初の思い出話をし、感謝の気持ちを込めて接するようにしています」(専業主婦・30歳)■「お互いの将来や子どもの将来を見つめ直す日。子どもの成長を振り返る良い機会でもあります」(専業主婦・30歳)■「結婚してからのことを振り返り、また新たな気持ちでスタートする日」(パート・アルバイト・50歳)■「お互いを、パパ・ママでなく、夫婦として見られる日」(フルタイム・33歳)■「ありがとうを伝える日。お互いの日々の頑張りや子どもたちに恵まれた感謝をする日です」(専業主婦・26歳)「結婚記念日」の思い出深いエピソードには、「妊娠がわかった」「現金プレゼント」など■「プロポーズをされてまだ考え中の時に、背伸びして連れて行ってもらったお寿司屋さん。今でも結婚記念日には必ずそのお寿司屋さんに行きます」(フルタイム・32歳)■「2人目を授かったのがわかった日」(専業主婦・38歳)■「子どもたちと主人から、私に手紙をくれたこと」。(専業主婦・41歳)■「夫婦共通の趣味である、映画を観に行きます。結婚10年目で子ども少しずつ大きくなり、2人で手をつなぐのは恥ずかしいですが、記念日は手をつないで歩くようにしています」(専業主婦・30歳)■「サプライズで現金10万円をくれたこと。優しさに惚れ直しました」(パート・アルバイト・43歳)■「結婚記念日の前日が出産予定日だったのですが、1日ずれて産まれたのが結婚記念日に。お互いに忘れることなく、大事な日になりました」(フルタイム・38歳)「結婚記念日に何もしてない」人の3割以上が、1年目から何もしない?何もしないという38%の人に「Q.何年目から、何もしなくなりましたか?」と聞くと、・1年目から何もしていない…34.5%・2〜3年目から…33.3%という答えが。ふたつを合わせると、7割近い人が3年目までに何もしなくなったことになります。何もしなくなった理由を聞いてみると、・もともと記念日にこだわるタイプでないから…41.3%・忙しくて余裕がないから…21.8%という結果でした。「結婚記念日」以外の記念日は、「挙式記念日」「付き合った記念日」など「結婚記念日」以外の記念日を聞いてみると、お互いの誕生日や子どもの誕生日を除くと、「付き合った記念日」が一番多く、他には「挙式(結婚式をした日)記念日」を挙げる人もいました。他には「いい夫婦の日(11月22日)」、「12月31日(大晦日)」を「1年の締めくくりとして『ありがとう』『お疲れさま』を伝えて、労う日にしている」(専業主婦・48歳)という人もいました。いかがでしたか? みなさんも「結婚記念日」の過ごし方の参考にしてみてくださいね。<文:フリーランス記者武田由紀子>
2017年03月07日転勤族の妻につきまとうのが“単身赴任”の問題。「亭主元気で留守がいい…」よく耳にするこのフレーズ、夫が単身赴任になるまではピンとこなかった私ですが、実際になってみると…(笑)。今回は単身赴任経験者のママ66人のアンケートを元に、単身赴任の悩み、夫婦の問題を乗り切るポイントをまとめてみました。単身赴任期間とその理由今まさに単身赴任中25人、過去に経験がある35人、近い将来に予定がある6人。赴任期間で一番多かったのは、半年~1年が30%、次いで2~3年は26%。4年以上も離れているが12%も。単身赴任になった理由として一番多かったのは、「帯同できない地域だった」「子どもの学校を配慮した」で同率20%ずつ。次いで「勤務期間が短い」18%、「家・マンションを購入した」14%。自分がついて行きたくない、子どもがついて行きたくないというケースも。その他、共働きなので自分の仕事がある、ちょうど妊娠していた、親の介護などの理由がみられました。では離れている間、どのくらいの頻度で家族一緒に過ごせているのでしょうか?単身赴任の夫とどのくらいの頻度で会っていますか?毎週末会えているのが14%、月に2~3回、月に1回がそれぞれ31%と、ひと月の中で会える頻度が比較的高い人が“76%”という結果。週末に移動できる距離なら、無理をしてでも帰る努力をして家族で過ごしている様子がうかがえます。逆に2~3カ月に1回は6%、半年に1回が12%、ほとんど会えていないのが6%も。パパの仕事もハードでしょうが、待っているママと子どもたちも寂しく大変だろうなと想像しました。次に、家を守っているママの心配事や悩みについて聞いてみました。夫が単身赴任中の、妻の心配事や悩みは?「子どもが病気になったとき、人手が欲しいときにない」(ななせぶんさん)、「小さい子ども2人を一人で見るのは大変、自分のストレス発散がなかなかできない」(そらみさん)、「子どもが父親の存在を忘れないか、家族の気持ちがバラバラにならないか心配」(ぺこりのさん)、私もその気持ちがよくわかります。パパではなくママが単身赴任しているケースもみられ、「毎週末、片道5~6時間かけて移動するので経済的・身体的負担が大きい。平日の父子家庭の子どもへの影響も心配」(ATマチさん)という悩みもありました。二重家計などの経済的な問題、海外の赴任地によっては治安や医療面もとても気になるところ。そして男性の一人暮らしは食生活や健康管理も大変ですし、加えて女性問題…と心配事が尽きません。…そろそろ本題に(笑)。では実際にどのくらいの人が“夫婦関係に危機感”を感じているのでしょう?単身赴任で夫婦の関係に危機感を感じたことはありますか?離れている夫との関係に危機感を感じたのは29%、感じなかったのが71%という結果。危機感を抱いている人が、私の予想をはるかに下回ったのには驚きました。私は現在進行形で単身赴任を経験中ですが、夫のいない生活に慣れてきた頃から忙しさを理由に連絡が激減、ちょっとしたすれ違いがはじまり「このままではまずいな」と感じました。「久しぶりに会ったときにぎこちない感じ」(ぴっころりんさん)、「夫が家族の輪に入りにくくなり、何を話せばよいのかわからなくなる」(リスさん)、「会わないといなくてもいいかなと、必要性を感じなくなる」(くまおさん)など、思わずうなずいてしまいます…。「気づけば、子育ての考え方が異なっていた」(とどさん)と、コミュニケーション不足によって、二人の向かう方向がズレてしまうことも。驚きの回答、50%は単身赴任で夫婦関係が良くなった!しかしそんな中、これまた予想を反する回答が得られたのが、「単身赴任によって夫婦の関係は良くなりましたか?」の質問。“良くなった”と答えたのが、半数を占めたのです!「家事や育児の手伝いをしてくれないことへのイライラがなくなった」(のんきちさん)、いない人には期待もしませんしね、それもよーく分かります(笑)。「一緒に過ごせる時間が限られるので、以前よりも互いを大切に思えるように」(えままさん)、「お互いの存在が精神的な支えだと気づいた」(ありさりさん)など、パートナーのありがたさを改めて見直すきっかけになることも。他には「毎月必ず会って、新婚当時のような心になっています」(リンリンちゃん)、「会えない時間が愛を育て、相手を思う気持ちが強くなりました」(cervejaさん)とラブラブな夫婦の様子も聞けました。すばらしい!単身赴任中、夫婦間でどのような工夫をしていますか?最後に、“夫婦の関係を良好に保つための工夫”についても教えてもらいました。「なんでも相談すること。報連相(ほうれんそう)です」(たかさん)、「1日おきでもメールや電話で連絡をとる」(すぎ888さん)、「おはよう、おやすみの連絡は必ずしていました」(しーちゃん)と、頻繁な連絡を心がけることが基本。「子どもの行事や予定はGoogleカレンダーを使って共有し、夫の生存確認のためにLINEをしている」のは、そらみさん。カオリアさんのように「予定は相手に確実に伝えておく」ことも大切です。「一緒にいるときは全力で楽しむ」(ぺこりのさん)、「夜の生活は定期的に行う!」(ピコックさん)、「たまにデートをする」(ずっきさん)と、夫婦の時間を最大限に楽しむ努力も必要。「感謝を忘れないように心がける」(くみっきーさん)、「“ありがとう”を必ず言う」(のんきちさん)と、離れた場所で一人がんばるパパを思い、感謝の気持ちを言葉で表すこともステキだと思いました。決してマイナスだけではない単身赴任、この逆境が良い経験になったと言えるよう、夫婦・家族の絆を強めるチャンスにできるといいですね。私も今度の夫の一時帰国の時に、久しぶりにデートでもしてみようかな。<文・写真:フリーランス記者林未香>
2017年01月10日産後や育児中のママをサポートする団体やサロンが多く見られるようになった今、ママだけでなくパパも応援しよう!と活動しているママ団体がありました。子育てママ応援塾「ほっこり~の」。どんな様子なのかパパ講座に潜入取材!“ママを助けるため”のパパ講座ある日曜日、東京都北区十条の「ほっこり~の」店舗隣の自治会館で「パパのための料理講座」が開催されていました。パパのための料理講座といっても、自分が食べたいものを作る男の料理ではありません。妻や子どものために作る”お父さんの家庭料理”です。この日は6人のパパが参加。奥さんが勝手に申し込みをしていたというパパ、お子さんと一緒に料理を楽しみたいというパパ、リピーターさんの姿も。エプロンと三角巾がなんともかわいくて新鮮です。初対面のパパが2人1組になり、分担をして料理をしていきます。12月とういことでクリスマス向けメニュー、メインのロールキャベツにツリーサラダ、ロールケーキのデコレーションなど、子どもが喜びそうなものでした。講師は家庭科教師で現在育休中のママ。日頃「ほっこり~の」の利用者でもある彼女が、この日のために試作を重ねてレシピをまとめてくれたのだとか。このレシピに従って手順良く、話をしながら和気あいあいと料理を作るパパたち。微笑ましくて、見ている私もうれしい気持ちになりました。子育てママ応援塾がどうしてパパ向け講座を?一般的にパパ同士が集まり活動することが多いと思うのですが、どうしてママ団体がパパを応援するに至ったのか、代表の内海千津子さんに聞きました。「私が6年前にひとりでサロンを始めた頃は、実は男子禁制でやってました。というのも私を含め、夫の協力を得られず頼るところのない弱い立場のママを救いたかったから。孤立しているママたちの居場所を作りたかったからです」第1子出産後フルタイムワーカーとして働いていた内海さん、家庭と仕事のバランスを取るのが難しく体調を崩しあえなく退職、専業主婦になりました。その後第2子を出産するも、夫の協力が得られず孤立。子どもを連れて自分の居場所を探して転々と…寂しい思いをされてきたそうです。「協力的なパパの話をするママたちがキラキラ輝いて見えて、あの頃は苦しかったです」と当時を振り返りました。その後ひとりでサロンを開くべく活動開始、自分の貯金をくずして場所を借りてリノベーション。子育て支援サロン「ほっこり~の」を開業して今年で6年目に入りました。授乳・おむつ替えを無料でできて休憩もできる場所、ママたちが一瞬でも肩の荷を下ろしてほっこりしていってもらえる場所でありたい。その思いから「ほっこり~の」と名付けられたサロンでは、子ども連れOKのママ向けの講座を多数開催。年間のべ3000人のママたちが足を運ぶまでになりました。日々の講座でリフレッシュしたり自分を磨くママ、講師として活躍するママ、立ち寄ってスタッフとおしゃべりをしていくママ、ときには悩みを打ち明け涙を流していくママもいるそうです。(わらべうたベビーマッサージ後の絵本紹介のひとこま)そんなママの生の声と時代の流れから、「やはり一番近くにいるパートナーのサポートなしでは本当の意味でママを救えないと思った」と内海さんは言います。特に第1子の産後は右も左も分からない。どうして泣いているのか?おっぱいもあげてオムツ交換もしたのに…何をやっても上手くいかない、親になってこんなにつまずくとは想像もしていないものだから、かなりの行き詰まりを感じます。それに加え核家族化はどんどん進み、サポートしてくれる親や親族が近くにいない、転勤で友だち、知り合いのいない場所に引っ越してくるなど、育児は孤独を極め、知らず知らずのうちに追い詰められていくのだと言います。ママたちの「孤育」を防ぐためには、一番近くにいるパートナーのパパに理解してもらうこと、助けてもらうことがまず必要だと内海さん。ママの話を聞いてもらうだけでもいい、気持ちを少しでも共有してもらうこと、それには“夫婦のコミュニケーション”が不可欠。そのきっかけとなるよう、パパを応援する講座にも力を入れているのです。夫婦のコミュニケーションのきっかけにこれまで「パパ鍼灸師が教える!パパからママへママからパパへのマッサージ塾」「パパのためのベビーマッサージ講座」や「プロの男性声優さんによる、パパの読み聞かせ講座」、父親学級で有名な「渡邉大地さんの新刊トーク&サイン会」など、ユニークな講座が行われました。「パパ友が欲しい、ネットワークが欲しいと、パパもつながりを求めていることにも気付きました」。実際にやってみてパパからのニーズも見えてきたそうです。パパ向けの講座に一緒に参加したママからは、「夫が子どもをマッサージをする優しい横顔に癒されました」「改めて互いのことを感謝する貴重な機会になりました」という声も。このような積み重ねがパパの育児参加のスイッチを入れ、また夫婦関係の潤滑油となり、ひいてはママが救われることにつながると、熱く語ってくれました。最後に今回講座に参加したパパとママに感想を聞かせてもらいました。「意外と簡単にできました。なかなかおいしかったです」「機会があれば、家でも作ってみようかな」とパパはまんざらでもない様子。ママは「おいしい~!やればできることがわかったのであとは家での実践を期待するのみ!」と、家族でパパの料理を楽しんでいました。家族をつなぐ“食事”、パパの料理講座は家族の距離がぐっと縮まるとても良い講座だったようです。今後もどのようなパパ講座が開催されるのか注目していきたいと思います。<取材協力:子育てママ応援塾「ほっこり~の」><文・写真:フリーランス記者林未香>
2016年12月25日自転車に乗っていて車がそばをすごいスピードで通りすぎたとき、母親が突然死んでしまうドラマを見ているときなど、ふと頭によぎるのが「自分が死んでしまったら、家族はどうなってしまうのか?」という不安。ママとしては、突然自分がいなくなってしまったあと、夫や子どもがどうなるか気になりますよね。映画『永い言い訳』では、突然妻を亡くした男性の姿が描かれています。ママ不在で起こる、一番怖いことが「アナフィラキシーショック」映画の主人公は、バス事故で突然妻を亡くした小説家。しかも妻を全く愛していなかったという不幸な男が、亡くなった後から妻のことを深く思い、愛していたことを思い出し、人生を再生させていく物語です。妻の親友もバス事故で一緒に亡くなり、その親友一家が、今回「ママがいなくなった家庭」として、注目したいポイントです。ママを突然失った家庭に起こる出来事、最初の災難が、「アナフィラキシーショック」。親友一家には、小学生6年生の男の子、保育園に通う5歳の女の子がいて、女の子はエビとカニのアレルギーでした。お父さんは知らずに食べさせてしまい、「アナフィラキシーショック」に。女の子は、急きょ病院に運ばれることになってしまいます。保育園の送り迎えや受験の準備など、ママがいないといろいろな問題が第2の災難は、「保育園のお見送り&お迎え問題」。親友一家は、パパが超距離トラックの運転手で、仕事に出たまま数日戻らない日もたまにあります。それまでは母親が送り迎えをやっていたわけで、いなくなったとなれば、お迎えが小学生の男の子の仕事になってしまいます。そして迎える第3の災難が「中学受験の問題」。男の子は、妹の世話や送り迎えが忙しく、塾を休んでしまったり授業に遅れてしまったりで、目標にしていた中学受験が難しくなってきます。パパも、一番の頼りだったママが突然いなくなり、心にぽっかり穴が開いてしまったかのような状態に。精神的なダメージが大きく、目の前の家族の状態を冷静に受け入れることができていません。子どもの体や病気、保育園のことをパパと共有しておくほとんどの家庭では、子どもまわりのことはママが主導権を握って、パパが知らないことも多いのではないでしょうか。さしずめアレルギーぐらいは知っていても、食事のときに、「エビかカニが入っていませんか?」と確認するのは、ほとんどがママの役目だと思います。普段から、子どもの体質やかかりやすい病気、病気になったときにどう対処するのか(かかりつけ医はどこか)を共有して、医者通いなどはたまにパパにお願いするなど、お互いが同じ立場から、子どもの体について知っておくことが大切になります。保育園の送迎問題も同じ。普段は園の送迎はママに任せきりだとしても、パパが代休の時や朝夕の時間に余裕がある時は、代わりに送り迎えをしてみて、「登園時間はいつまでか?」「最大何時まで預かってくれるか?」「準備するものは?」「どんなふうに受け渡すのか?」など、送り迎えや園についての基本的なことを共有することも大事です。受験に体する備えは、貯蓄が一番の安心ママ不在が受験に与える影響は、経済的・時間的な制約ができてしまうことです。小学校高学年となると塾には1人で通えますが、ママがいなくなることで、お弁当を準備する負担や、兄弟の世話をする負担がかかってしまいます。こんなときのために、近隣に住む祖父母たちに頼れるよう上手な関係作りや、祖父母が近くにいない場合は、送り迎えなどがお願いできる「ファミリーサポート」などのシステムについて調べておくことも必要かもしれません。また中学受験は、ある程度お金がかかるもの。ママがいなくなった家庭では、パパも多少仕事をセーブしなくてはいけないので、収入面にも影響は出てきます。そうなったときに困らないためにも、普段から定期的な貯蓄も必須だと言えます。妻として見られたくないものは、日常的な断捨離と整理整頓をここからは、「妻」としてやっておくべきことについてです。映画の中で、主人公の小説家の男性は、亡くなった妻の遺品のスマートフォンから、あるものを見つけてしまいます。「もう愛していない。ひとかけらも」というメッセージでした。妻が誰宛に書いたものか、もしくは自分自身に問いかけたものか、真意は分かりませんが、これを見た男性は自分宛に書いたものと思い、激しく動揺してしまいます。自分が亡くなった後に、スマートフォンはもちろん、手帳や日記、手紙など、いろいろ詮索され、自分の思いとは違った形で人を傷つけたり、ショックを与えたりこともあるかもしれません。そんな悲しさ、もどかしさを招かないためにも、プライベートで見られたくないものは、必要なくなったら随時捨てたり、整理したりすることも大切。そういう意味でも、断捨離や整理整頓を、定期的に行うことは意味があるのかもしれません。家族そろって過ごす幸せ、家族の愛を再確認できる映画映画『永い言い訳』を、ママ的、そして妻的目線から紹介しましたが、この作品は、ママ世代にとても突き刺さる映画だと思います。日々家事や子育てに追われているママは、まわりから評価されたり、今の暮らしの幸せというものを実感できることが少ないかもしれません。この映画を通じて、人の死によって、もう元に戻すことはできない生活を振り返りながら、新たな人生を進むことの大切さ、愛することの美しさを改めて再確認できると思います。そして、家族そろって過ごせることのささやかな幸せや、何も起こらない普通の生活がいかに素晴らしいかを実感して欲しいです。また、主人公を演じる本木雅弘さんの魅力も見どころのひとつ。実生活では子育て経験がありながらも、劇中では初めて子どもに触れる不器用な小説家を演じています。子どものような一面を残した愛嬌たっぷりかつダメさのある男性役が、はまり役とも言えます。妻が死ぬ前と後で、姿も内面も大きく変化しますが、どちらもとても魅力的でセクシーです。1人はもちろん、ママ友同士で、夫婦で観るのもおすすめの映画『永い言い訳』を、ぜひチェックしてみてください。『永い言い訳』原作・脚本・監督:西川美和出演:本木雅弘、竹原ピストル、深津絵里、池松壮亮、黒木華ほか配給:アスミック・エース10月14日(金)より全国ロードショー©2016「永い言い訳」製作委員会<文・写真:フリーランス記者武田 由紀子>
2016年10月13日あなたの家では、家事分担はどうしていますか?家事は分担することがママの理想ですが「パパは忙しいので分担なんてしていない」「分担したはずなのに結局ママがすべてやっている」そんな家庭が多いのではないかと思います。実際、わが家もついこの間まで分担はしていませんでした。しかし今年の春、私の仕事復帰を機に、家事について夫婦で考え直してみました。問題だらけだった、わが家の家事分担私が育児休業中は、家事分担はなく、どうしても手が回らないときだけお願いして手伝ってもらっていました。夫が積極的に家事をすることはなく、寝かしつけをしている最中に夫が帰宅し、リビングに取り込んだだけの洗濯物が積み上がっている状態でも、それを畳むことはありません。自分の食事や入浴後、一切家事をせずテレビゲームをしていました。それに対して私が文句を言うと「今できないなら明日やればいい、俺は仕事に行ってるんだから疲れてる」と一言…。言い返したいのは山々ですが、休職をしている私が家でどれだけ忙しいのかわからない夫に、これ以上言ってもムダではないかと感じてしまい、何も言えないことも。しかし、春から私が仕事復帰となると、今までの夫の理論のように「明日やれば」ということではなくなります。そこでいよいよ、家事を分担することになったのです。細かい家事も書き出し、見える化するまずは自分がしている家事を一つ一つ書き出す作業をしました。”保育園のおむつの名前書き"など、細かい作業も書き出すのは多少面倒でしたが、分担するためには必要な作業です。そして週末の夜、話し合いを行い、家事を分担しました。朝の保育園送りは、復帰後は夫が行うため、朝食の支度から見送りまではすべて夫の仕事。私は何もせず自分の支度だけをして早朝に家を出ます。夜の家事は分担。夕食の支度など、帰りの遅い夫では絶対にできないものから私の分担にしていき、どちらでもできるものだけを残します。そして残りを話し合いの上分担しました。分担は5:5が望ましいのですが、わが家の場合は夫の帰宅が遅いので、だいたい7:3で私のほうが多くなりました。そして「どちらがやってもよい」とされたものはホワイトボードに見える化し、とりあえず担当者で色分けされたマグネットで進捗がわかるようにしました。終わったらマグネットを右に移動することで、何が終わっていないかがひと目でわかります。どちらかが家事が終わらない場合は、お互いにフォローすることを約束しました。このとき夫は「こんなことしなくても楽勝」と言っていましたが、その予想は見事に外れることになるのです…。復帰直後「楽勝」とはほど遠い状況に…復帰直後は戦争のような状態が続きました。帰宅してから食事に入浴、子どもの話を聞き、遊び、寝かしつけ。子どもが起きている時間に家事を終わらせることは不可能でした。夫が帰宅すると2人で協力して家事を片付けます。主人はホワイトボードを見ては「こんなにやることがある…」とつぶやき、それが私の仕事であっても手伝うようになりました。この変化は、主人が朝の担当をしたことも大きく影響しています。子どもがいる時間、1人で面倒を見ていたら家事なんてできないことがわかったのです。また、昼間に時間があったとしても「夜しかできない」家事がとても多く(夕食の後片付け、子どものお風呂、洗濯、翌日のお弁当準備など)、昼間家にいるからといって家事がすべて片付けられないことも、日々の家事の順番を考えていく中でわかったようです。そしてホワイトボードに、山積する今まで私が1人でしていた家事の数々が「見える化」されていること。それだけの量をこなすのがどれだけ大変か、身をもって感じてくれたようでした 。気づいたことはこまめに話し合いを1度は決めた家事分担も、時間が経つにつれ「これは厳しい」「これは分担に入っていない」ということが出てくるもの。わが家では「月に一度は分担について話し合おう」と決めていましたが、結果として月に1度を待たず、気づいたことは何でも相談するようになっています。たとえばシャンプー等の詰め替えや、保育園用の書類作成など、細かい作業が増えた時は「こちらはやるので、あれはお願い!」と、細かく分担し、なるべく同時に作業を終えて休めるように工夫しています。“見える化”で家庭円満元々はほとんど何もせず、俺の方が大変、と胸を張っていた夫。それがこんなにも変わってくれたのは、やはり家事の「見える化」が大きな要因だと思います。ママがいつもどれだけのことをしているのかが見え、それを自分がやろうとするとどれだけ大変かを知ってくれたことで、夫婦喧嘩も減りました。また「見える化」することでやり忘れが減り、翌日に「あれをやっていなかった!」ということがなくなりました。夫が家事に積極的になり家事の負担が減ると、これまでは「家のことはなにもしてくれない」と、夫に対して攻撃的になりつつあった私自身の気持ちも変化し、仕事をがんばる夫を尊敬する気持ちも持てるようになりました。夫婦円満は家族にとってもいい影響があり、とても忙しい毎日ですが、家庭でみんなの笑顔が多く過ごせていると思います。みなさんも家事の「見える化」に取り組んでみませんか?<文・写真:フリーランス記者宮澤初恵>
2016年07月07日外では仕事を頑張ってくれるパパですが、家の中では散らかしっぱなし、いつでもマイペース…。そんなパパに対して、思わずキツい言葉を言ってしまうことはありませんか? でもそれでは、パパが傷つくだけでメリットはないようです。ママが自慢したくなるパパになってもらうためのヒケツを池内ひろ美さんに聞きました。お話を聞いたのは池内ひろ美さんいけうち・ひろみ夫婦・家族問題評論家。著書に「読むだけで『いい夫婦』になる本」(講談社文庫)など多数。「妻によるDV」を扱った著作のほか、離婚から結婚、恋愛、夫婦・家族・親子、教育に関わる作品を発表し続けている。6つのシーン別言いがちNGワードをチェックその一言がパパをめげさせているかも?イラッときたときこそ、言葉遣いを改める良いチャンスです!シーン1ママが忙しいのにテレビやゲームゴロゴロしていられていいよね!嫌みではなく理想の姿を言葉にしてパパをその気にさせる嫌みを言われてもパパは反省しません。「そんなに言うなら、意地でもゴロゴロしてやるさ」、これがパパの心境です。パパの頭には、自分のプライドを傷つけた「ゴロゴロしている」という言葉が残り、その姿を実現する方向にいってしまうんですね。この特性を逆手に取って、理想の姿を口にしてみましょう。例えば、「ママ友にあなたのこと、〝休日でもポロシャツ姿で、さっそうとしてるわね〞って言われちゃった!」と言えば、パパの脳内は「俺ってさっそうとしてる」モードになります(笑)。その姿を実現するため、自然と行動が伴うはずです。シーン2片付けない、服を脱ぎっぱなしだらしない! 片付けてよ!片付けは自分のためと割り切って手を抜くのも夫婦円満のヒケツパパが片付けないのは、散らかっていても平気だから。一方、ママが片付けたいのは、自分にとってきれいな部屋が快適だからですよね。「家族のために片付けてるのに、私ばかり苦労している」と思うから腹が立つので、「片付けは自分のため」と捉えてみませんか。そこまで割り切るのはなかなか…と思うかもしれませんが、これも夫婦円満のヒケツ。「自分のため」と思えば、忙しいときや疲れているときは手を抜くことができます。自分が手を抜けば、人の手抜きを許せる余裕ができます。自分にも相手にも完璧を求めず、許し合える関係でいきましょう!シーン3たまに手伝うとすごくエラそう私はいっつもやってますけど!「ありがとう」と言ってパパの承認欲求を満たせば自然に回数が増えるはずたいていの男性は、母親が家事をし、父親が仕事をする姿を見て育っています。「家事は女性の役割」と思っているパパにとっては、10回のうち、たった1回手伝っただけだとしても、これは偉業。誇らしい気持ち・褒められたい気持ちでいっぱいになっています。「私はいつもやってるのに」「それくらいで偉そうに」と言いたい気持ちはぐっと我慢して、まずはそのサービス精神にお礼を言いましょう。パパの承認欲求を何より満たしてくれるのは、ママからの「ありがとう」です。手伝うたびにいい気持ちになれば、自然と回数も、2回、3回…と増えると思いますよ。シーン4複数のことを同時にこなせないどうしてできないの!?やり方を具体的に伝えてパパに新しい行動パターンをインプットする私たち女性は、子どもを抱っこしながら電話に出て、やかんが沸いたら火を止め、宅配便が来たらハンコを押して…と、同時に複数のことをこなせます。けれど男性は一度に1つのことしか処理できません。子どもを抱いている間に宅配便が来たら、「誰か来たぞー」と、ママを呼ぶはめになってしまうんです。そんな時は、できないことを怒るのではなく、「子どもを抱っこしながら出て」と言いましょう。取るべき行動を具体的に言葉にすることで、パパの中には「抱っこしながら出ればいいんだ」という新しい行動パターンがインプットされていきます。シーン5何回教えても家事のやり方が違う何度言ったら分かるの?プライドを傷つけずにパパが自分で気付ける方法で伝える例えば、パパに食器洗いを任せたとき。終わった後の流し台がビショビショになっていたとしても、まずはお礼を言いましょう。その上で、ママの満足いくやり方をどう伝えるかですが、毎回直されるとやる気が下がってしまうので、3回のうち2回はこっそりママが拭きます。そして残りの1回は、あえてパパの見ている前で拭くことで、「俺がビショビショにしちゃったんだな」と気付けます。子どもに対するのと同じように「何もかも教える」という姿勢はパパのプライドを傷つけるだけ。頼りにされるからこそ、頼りがいのあるパパになっていくのです。シーン6子どもより自分を優先させるちょっとは子どものことも考えてよ!ママがパパのことを優先させればパパは子どもを優先させる少し厳しい言い方になりますが、これは普段、いかにママがパパを優先していないかの現れ。ママは子どもに対しては、「すごい!」「できたね!」と褒めるのに、パパのことは褒める必要がないと思っているからです。けれど、パパだって手伝ったら褒められたいし、疲れていたらいたわってもらいたいもの。けれど、誰も自分のことを褒めてくれないから、自分で自分を優先せざるを得ないんです。ママにはぜひ「おうちの中ではパパが一番」という姿勢でいてもらいたいですね。そうすれば、パパの方にも自然と子どもを優先させる余裕が生まれるはずです。Q1パパに対してキツい言動を取ることがありますか?Q2子どもの前でパパを否定する言葉を言いますか?<あんふぁん読者アンケート>※2016年3月2日~4月12日WEBアンケート、有効回答数1019人パパへの陰口と収入へのダメ出しは絶対禁句前ページで6つのNG例を紹介してきましたが、一緒に暮らしていれば、腹が立つことがあるのは当然。ダメと分かっていても、ついキツい言い方をすることもあると思います。ただ、絶対に避けてほしいのは、次の2つです。1つは、子どもの前でパパの陰口を言うこと。ママとパパはもともと他人ですが、子どもは、ママとパパから半分ずつ血を分けている存在です。例えば、「パパってうそつきね」というセリフは、子どもには「あなたの体の半分はうそつきだ」と言われているのと同じことです。このように育っては、自己評価が低くなり、自尊心も育ちません。もう1つは、パパの給料や収入にダメ出しをすること。「だらしがない」や「子どものことを考えない」という言葉はまだ、パパにとっては逃げ道のあるダメ出しです。なぜなら、「だって片付けや子育てはママの仕事でしょ」という言い訳が成り立つから。でも、給料が安い・収入が低いという指摘は、パパの本分へのダメ出しになります。あなたが働いていてもいなくても、パパの誇り・存在意義をも深く傷つけるので、決して口には出さないでください。夫婦はお互いの鏡「ありがとう」の気持ちを忘れずにここまで読んだママの中には、「私が家事も育児も頑張っていることに対しては、パパは当たり前と思っているのに、私だけパパを気遣うなんておかしい」と思う方もいるかもしれません。それでは質問ですが、ママはパパの給料日に「ありがとう」と言っているでしょうか?給料が入るのは当たり前と思っていませんか。夫婦は鏡のようなもの。「パパがお礼を言ってくれれば、私だってお礼を言うわよ」とママが思っているとしたら、パパの方も同じように思っていると考えてください。だから、「パパ、いつもお仕事ありがとう」と言えば、「ママも、家事・育児ご苦労さま」と返ってくるはず。文句や嫌みを言うのはエネルギーを使うし、眉間にシワが寄って、確実に〝ブサイク〟になっているはず(笑)。笑顔で「ありがとう」と言えば、5文字で済んで簡単だし、美容にもいい。出し惜しみしているのはもったいないですよ。結婚前は誰だってサービス精神旺盛な男性だった「うちのパパは何もやってくれない」と思っているママは、結婚前を思い出してください。パパはあなたを振り向かせるため、必死にサービスをしてくれませんでしたか?あなたはそれに対して「ありがとう」の言葉を惜しみなく言いませんでしたか?それがいつからか、ママからのお礼がなくなり、パパのサービスは空振りに終わり、結果「うちのパパは何もしてくれない」という事態になっているわけです。あなたが結婚相手に選んだ人なんですから、パパのサービス精神は隠れているだけです。その意欲を引き出すのはママ自身。やってもらったら「ありがとう」とお礼を言うこと。頼むときは「ごめんね、お願い」と添えることです。最後にもう1つ、私が夫婦円満のコツだと考えているのは「関心を持って、干渉はしない」こと。関心というのは、「仕事が大変そうだね」とねぎらったり、パパの趣味を一緒にやってみたりすることです。一方、仕事の内容にまで余計な口を挟んだりするのが干渉です。大事なのは、相手の問題と自分の問題とをきっちり分けつつ、相手への気遣いは忘れないこと。夫婦円満な家庭を築いていきましょう!監修/西東桂子(あんふぁんサポーター)illustration/HARANIKU Tsuyako
2016年06月08日悩んで悩んでやっと決めたのに…「母の日」に贈って裏目に出たプレゼントとは?今年も嫁にとってドキドキの季節がやって来ました。そう、それは「母の日」! 毎年恒例のイベントと言えど、何を贈ればお義母さまが喜んでくれるのか、毎回頭を悩ませますよね。そんな中、プレゼント選びに失敗してしまった…という経験がある人も少なくないのでは。今回はみなさんから寄せられた「母の日に贈って裏目に出たプレゼント」を紹介します。イラスト:春吉86%テヘッ! バレちゃった…閉店セールで見つけた激安ブラウスを母の日の贈り物に。ちょっと派手だったが、とても気に入ってもらえた。後日、一緒に外出した時にその店の前を通りかかり、「入ろうよ」と誘われてしまい仕方なく入店。そしてそこには同じ商品を見つけてしまった義母が…(たか)うちのお義母さまは花より団子!?花束を贈ったら、「ええ〜?花?いらないわ」と一蹴された(ぶぶりん)いつものようにお花をあげたら好きじゃない花だったらしく…。気が付いたら家の隅っこに追いやられていた(りんご)新婚で義母情報が少なかったので花でいいかと思い、ド定番の「カーネーションの鉢植え」を贈り、失敗。カーネーションの鉢植えは根の張り方がよくないとケチをつけられ、お金の無駄遣いだと文句を言われたので二度とお花は贈っていない(うっしー)5000円くらいのカーネーションの花束を贈ったら、「父の日には素敵なポロシャツをよこしたのに、私にはこんな仏壇に飾るような花を持ってくるなんて」と言っていたと人づてに聞いた。どこまで本当かわからないけれどショック…(あき)好みが分かれるファッション・小物系は難しい!70代の義母はオシャレで派手なものが大好き。花柄のキレイ目なスカーフをプレゼントしたところ、「これは派手ね〜。あなた、首に巻いてみなさい。ほーら似合ってるわ!!」と言われ、結局そのスカーフは私のものに…。好みを探すのは難しい!(ねねでぶ。)レギンスがほしいと言っていたのでプレゼントしたら、好みに合わないと返された。私が履いたらいいと言われたが、サイズが大きすぎて履けず…。結局、義母は自分がほしいものを購入し、後日請求してきた!(PAN)子どもが生まれたときにものすごく面倒を見てもらって助かったので、高価なブランド物のバッグを贈ったが、一度も使っているところを見たことがない(ともこ)好きなものを贈ったはずなのに…(涙)黒糖が好きな義母。いろいろあるメーカーの中から悩みに悩んで、通販サイトで1番人気の黒糖を贈ったところ、「いつも自分で買ってるメーカーのものがいい」と言われた。そんなこと知りませんよ〜(ゆーまま)コーヒー好きの義母に、カップ、マドラー、コーヒー、お菓子をセットで贈った。その翌年、お友達からお土産でもらったコーヒーカップを「お土産でもらったけど、こういう物って本当に困るのよね。よかったら使って!」と渡され複雑な気持ちに…。私があげたカップも迷惑だったのかな…(苦笑)(まむ☆)義母がバリバリ仕事をしていることもあって、毎年母の日にはパンストのセットにカーネンションを添えて贈っている。初めてプレゼントした時は大変喜んでもらい、こちらもうれしかったが、毎年同じものだと図にのりはじめ、去年ついに「私にいつまで働かすつもりなん?」と嫌みを言われた。感謝の言葉を伝えてプレゼントまで渡したのに、嫌みを言われるとはびっくりした(まっさん)見当違いで残念な結果に…結婚後初の母の日のプレゼントに何がいいのか迷っていたら、エプロンが1番無難じゃない?と夫からアドバイスが。それを信じ、好みがあまり左右されないシンプルなエプロンをセレクト。いろいろ悩んで決めたのに、結果的に義母は割烹着派でエプロンはしないということが判明! まさに裏目に出た初めての母の日だった…(マッキー)普段地味なので、明るいカラーの帽子を贈ったものの、一度も使用している姿を見たことがない…(ぽんせん)家事道具をプレゼント。実用的で喜んでくれると思っていたが、「これ以上家事をやれっていうのか!」と怒られた。すごくショックだった(るるぶ)
2016年04月20日こどもと見つけた小さな発見日誌
育児に遅れと混乱が生じてる !!
ムスメちゃんとオコメちゃん
ゆりこは39歳のキャリアウーマン。今の職場に入社して、努力してキャリアを積み上げてきました。自由な人生を謳歌していたゆりこ。そこへ子持ちで時短勤務のけいこが入社してきます。子どもの体調不良で欠勤と早退を繰り返していたけいこに苛立っていたゆりこ。結局、けいこは退職してしまいます。妊娠をきっかけに結婚したゆりこ。妊娠中はつわりで会社を休む日々が続き、出産してからも子どもの体調不良で早退や欠勤を繰り返していました。あるとき課長からパートにならないか提案されますが、ゆりこは断固拒否。職場の後輩・湯田に相談するも、湯田は「それって私に関係ありますか?」とうけあってくれません。さらに、湯田は退職すると言いだして、あっという間に仕事を辞めていったのでした……。湯田の退職を受けて、課長はゆりこにパートの話はなかったことにするよう伝えます。課長の身勝手さにゆりこは不満爆発。退職を決意するのですが……。あれから職場の環境は… 他部署からの応援と派遣が入ったため、退職を取りやめたゆりこ。独身と子持ちのどちらも経験してわかったことは、心に余裕がないと人にはやさしくできないということでした。 育児と仕事の両立に奮闘するゆりこ。昨日の自分の行いが、未来の自分を苦しめることもあると学びます。 わかり合えないこともあるでしょうが、子持ちと独身どちらの気持ちにも寄り添いたいと思うゆりこなのでした。 今回の出来事で偏った自分の考えに気づいたゆりこ。独身と子持ちのどちらの気持ちもわかるゆりこは、これから人にやさしく接していけることでしょう。 人にやさしくするには、心の余裕が大切です。心に余裕がもてるように、日々休憩しながら育児も仕事も頑張りたいですね! 著者:マンガ家・イラストレーター 神谷もち
2024年05月07日助産師・国際ラクテーションコンサルタントの榎本さんが、ママやパパが悩みがちな1歳からの子育てについて教えてくれました。1歳になるとできることも増えてきて、成長も著しくなる時期でもあります。1歳を区切りにする育児もいくつかありますよね。ぜひ参考にしてくださいね。1歳になると、赤ちゃんではなくなるイメージがあるパパやママは多いようです。離乳食も完了してくるこの時期、ママが悩みがちな授乳に関しての疑問についてお話ししていきます。 母乳は1歳になったらやめたほうがいいの?祖父母世代は1歳になったら卒乳をするというのが一般的で、1歳健診の母子健康手帳の項目にも離乳の有無の項目がありました。現在は母子健康手帳が改訂されて、その項目は削除されています。 以前言われていた母乳の栄養がなくなってくるという事実はなく、1歳を過ぎても栄養や免疫成分は変化することはありません。また、長期授乳は、感染症の重症化リスクを抑えるなどの子どもへのメリットだけではなく、乳癌や卵巣癌の発症リスクが抑えられるなど母へのメリットもあると言われています。WHOとUNICEFなど世界的な機関では2歳までの母乳育児と、子どもが欲しがればそれ以降も継続することを推奨しています。 また、厚生労働省の「授乳・離乳の支援ガイド」によると日本では、離乳の完了の時期はエネルギーや栄養素の大部分が母乳又は育児用ミルク以外の食物から摂取できるようになる生後12カ月〜18カ月ごろと言われています。 1歳以降の母乳育児は強制するものではなく、多様性に合わせた柔軟な対応が必要となってくると思います。 1歳になったら育児用ミルクはフォローアップミルクに変えたほうがいい?まずは、育児用ミルクとフォローアップミルクの違いを知ることが大切です。育児用ミルクには「母乳の代わり」という目的があります。そのため、成分をできるだけ母乳に近いものになるように開発しており、離乳が完了する目安とされる1歳までが対象となっています。 一方、フォローアップミルクには「離乳食や食事で不足しがちな栄養を補うもの」という目的があるため、その目的に合わせた成分が配合されていて、離乳食後期にあたる満9カ月ごろ~3歳までの栄養補助食品として利用できます。 フォローアップミルクは母乳代替食品ではないため、離乳が順調に進んでいる場合は、摂取する必要はありません。離乳が順調に進まず鉄欠乏のリスクが高い場合や、適当な体重増加が見られない場合には、かかりつけ医などに相談した上で、必要に応じてフォローアップミルクを活用するなどしてもよいでしょう。 また、体重増加などの成長が順調で、離乳食を標準量食べられているようでしたら、母乳や育児用ミルクのままで変える必要はありません。お子さんの様子にあわせて検討することが大切になります。 1歳になったら母乳・育児用ミルクどちらも卒乳させたほういいの?離乳食も標準量食べられていて、体重増加など発育が順調なお子さんの場合、1歳になったので母乳や育児用ミルクをあげるのをやめたという場合もあるでしょう。母乳や育児用ミルクの卒業のタイミングはあくまでもお子さんの発育の状態や、ママの様々な状況によって柔軟に対応するのが良いでしょう。 離乳食が順調に進んでいるのであれば、1歳で母乳や育児用ミルクを卒業し、場合によってはフォローアップミルクをじょうずに活用するのも良い方法かと思います。 食事をたくさん食べられていても、1歳ごろは食事の固形栄養からとれる栄養は十分ではないこともあり、母乳や育児用ミルクの液体栄養のほうが栄養がとりやすい時期とも言われているので、1歳半ごろまでは母乳や育児用ミルクを続けるという選択でももちろん問題ありません。 お子さんが飲まなくなって卒乳したり、育児用ミルクを嫌がって飲まないなどであれば、無理にあげなくても大丈夫です。その場合は、食事で動物性タンパク質などを積極的に取り入れて、食事のバランスに気をつけてあげるようにしましょう。 「1歳になったから」と区切りをつけるのではなく、子どもの発育状態やママの気持ちを大切にしながら、卒乳のタイミングを検討してみてくださいね。 まとめ1歳ごろは、歩きだしているお子さんもいたり活動量も多くなり、体重増加も横ばいになってきます。そして、離乳食の完了時期や授乳の様子など個人差が大きい時期かなと思います。1歳という年齢だけではなく、悩んだときは、小児科医や保健師、助産師などの専門家に相談したり、お子さんの様子をみながら柔軟に対応していけると良いですね。 引用参考文献:NPO法人日本ラクテーション・コンサルタント協会編集、『母乳育児支援スタンダード』 医学書院、2009引用参考文献:授乳・離乳の支援ガイド(2019年改訂版)|厚生労働省 監修者・著者:助産師 国際ラクテーションコンサルタント・おむつなし育児アドバイザー 榎本美紀
2024年05月07日コロナがピークのとき、人と接することが多い職業柄か保育所の他のママたちからあまり良い目で見られていませんでした。なんで知ってるの!?2人目の妊娠が判明したのですが、あまりそういうことを話すような仲の人がいなかったので誰にも報告をしていませんでした。ある日、送迎のときにあいさつ程度の仲のママさんから、「妊娠してるってLINEグループで噂されてるよ。」とトーク画面を見せられました。仲良しグループのママさん6名のグループトークでしたが、「コロナがひどいときに接客なんかして周りを不安にさせていたのに、子作りする余裕なんてどこにあったのか。」「コロナ禍で2人目を作るタイミングに悩んでいるママもいるのにかわいそう。」といったよく分からない会話がされていました。 まだおなかが目立っている段階ではなく、どこから情報が出たのか分からないことに嫌悪感がありました。事実確認もせず、陰でコソコソ言われるような環境に子どもを通わせるのは私の精神衛生上良くなかったので、転園を決めました。 ◇◇◇ 自分にとって良くない環境に無理して居続けるより、なるべく関わらなくて良いように行動をするべきだと思いました。実際、フルタイムで働きながらの転園手続きは面倒でしたし、預かってくれる先生方は非常に良い方々ばかりだったので残念に思いました。しかし、自分や家族にとって何が良いのか相談しながら取捨選択することが大事だと身をもって体感しました。 作画/てる子著者:斉藤愛子30代、結婚5年目、3歳男の子の母親。現在2人目妊娠中。フルタイムで働いている会社員で、もうすぐ産休。
2024年05月07日神経質で負けずぎらいな4歳の息子。そんな息子の言動が理解できずに悩んでいるときにママ友と子育て講話に行くことに。そこで出会った講師からの言葉に、私は衝撃を受けますした。講師が教えてくれた目からウロコの考え方でした。 理解しがたい息子の見方が180°変わった!神経質で負けずぎらいな4歳の息子は、納得いかないことがあると長くて1時間くらい泣き続けます。そこで、育児本を買ってきて私なりに対処法を探すことに。育児本には「子どもの言うことを肯定しよう」とあったので、「これだ!」と期待を膨らませる私がいました。 ある日、友だちの影響を受けて、自宅の前でなわとびの練習をすることに……。しかしうまく跳べず、「できない」と息子は泣いていました。「今だ!」と思い、「頑張っているね。大丈夫だよ! 跳べるようになるから、またにしようか?」と声をかけるも、負けずぎらいの息子には逆効果。息子は「やめない!」と言って泣き続け、やめようとはしないのです。もう何が正解かわからず、息子を理解してあげられない自分がイヤになりました。 ある日、ママ友から子育て講話に誘われて行くことに。その講師の方は「男の子を育てている方、子どもはカブトムシと思って接してくださいね」と言うのです。続けて「カブトムシの思考なんてわからないでしょ? わからないことを考え続けてもしょうがないんです。だって理解できないんだから」とも……。その言葉に私は衝撃が走りました! その日以降「男の子はカブトムシ」は私にとって、魔法の言葉になったのです。息子の行動に困惑しても「息子はカブトムシ!」と思い出すだけで、気持ちがラクになりました。息子の行動が理解できなくても、神経質な息子への対応が面倒だとしても、「全部ひっくるめて子育てを楽しもう。子どもが納得するまでとことん付き合えるママになろう」と思えるようになりました。 作画/CHIHIRO著者:杉山藍神経質な長男とひょうきんな次男の2人の男の子を育てているワーママ。アラフォーへの階段を少しずつのぼり、大好きなお肉の脂が日に日につらくなっているのが悩み。
2024年05月07日はるかさんは、フルタイムで働きながら3歳の娘・かのんちゃんを育てるワーママです。近くに友だちがおらず、孤独を感じていました。そんなとき、地元の友人・りささんが夫の転勤で近所に引っ越してきました。歳の近い子どもがいることもあり、親子で遊べるかも! と思い、早速遊ぶ約束をしたのですがーー。りささんはお弁当を持ち寄りにして公園に行こうと提案しました。しかしはるかさんは仕事が忙しく、お弁当を作る余裕がありません。代わりに、子連れで行けるカフェに誘いました。 するとりささんは「もったいない」「ランチ代が高い」と言って却下。自分たちはお弁当にするから、はるかさんたちはランチをしてきてとまで言われてしまいました。約束の時間に到着すると、まさかの光景が… 結局、はるかさんが折れ、公園に行く約束をしたふたり。お弁当を作る余裕はなかったので、お店で買うことにしました。 しかし、公園にはすでにお弁当を食べ終えたりささん親子の姿。はるかさん親子の食事を待つことなく、遊びにいってしまったのでした。 一緒にピクニックをする=お昼を一緒に食べて遊ぶというイメージがありますが、りささんはその認識ではないようです。お互いの“普通”が異なるために起こってしまった今回のすれ違い。事前にすり合わせをしていたら、避けられたかもしれませんね。 著者:マンガ家・イラストレーター 神谷もち
2024年05月07日メリーの下でねんねしている赤ちゃん。その横には…ニャンコの姿が♡なんとかして赤ちゃんと一緒に寝ようと奮闘するニャンコの姿に注目ですよ。 ほのぼのタイムを満喫中 メリーを眺めながら、のんびり過ごす赤ちゃん。 一緒に寝たいなぁ…♡ すると、赤ちゃんと一緒に寝たいこなつがやってきました♡赤ちゃんの様子をそっと伺っていますよ。 ちょっと近づいてみよ♪ 初めは赤ちゃんの足元でゴロンとしていたこなつ。そこから、すこーしずつ赤ちゃんのそばに移動してきました! そして、いつの間にか赤ちゃんのすぐそばに♡赤ちゃんのどこかに触れていると安心できるのかな♪ 近くで見つめてみる♪ こなつはさらに赤ちゃんのそばに寄って行き… 至近距離でお顔を見つめます♡愛おしそうに見つめる眼差しに、赤ちゃんへの愛情を感じますね。 とにかく近くに居たいこなつ 赤ちゃんの側でねんねもし始めました。 大好きな赤ちゃんの側は落ち着くのかな? 一緒にお昼寝♡ こなつだけでなく、お赤ちゃんもウトウト。隣同士で仲良くお昼寝タイムです。 こなつと赤ちゃんの微笑ましいお昼寝の様子は、ぜひYouTubeでもご覧下さいね。こなつの健気な姿にキュンとしますよ♡ 赤ちゃんもこなつも、お互いの存在を感じながらのお昼寝。たまに薄目を開けて、赤ちゃんの様子を確認してくれているこなつ。いつも優しく見守ってくれてありがとう! たくさんお昼寝してね♡ YouTube「こなつと。@with_konatsu」では、他にも微笑ましい動画がたくさん配信されていますよ。一緒に遊んでいる娘さんとこなつの仲良しな姿なども配信されているので、ぜひご覧くださいね。Instagram(konatsuto_memory)も更新しているので、そちらもぜひチェックしてみて下さいね。 ※ネコ科の動物にはトキソプラズマ ゴンディという原虫(寄生虫)が寄生していて、ほとんどの哺乳類や鳥類に感染すると言われています。妊娠中に初めて感染した場合には、トキソプラズマ原虫が胎盤を通じて胎児へ移行し、先天性トキソプラズマ症を発症する場合があるので注意しましょう。 画像提供・協力/こなつと。
2024年05月07日私は4年前、交通事故に遭って失明しました。今でこそひとりで外出できますが、白杖が欠かせない生活です。そろそろ結婚も考え始める年齢ですが、学生時代に結婚を約束した彼氏のことが心の奥底に引っかかっていて一歩が踏み出せません。彼は突然私に別れを切り出し、決まっていた就職を蹴って海外に行ってしまいました。共通の友人によると、彼には新しい恋人もできて幸せにしているそう。 私も前を向こうと思った矢先の交通事故でした。危機一髪を救ってくれたのは…目が見えない生活にも慣れたとはいえ、時々ヒヤッとすることもあります。ある日駅のホームを歩いていると、急にぶつかってきた人がいてバランスを崩し、ホームに落ちそうになりました。 しかしそれを危機一髪救ってくれた男性がいたのです。ぐっと手を引かれた瞬間、私は何か懐かしい感覚や記憶がぶわっとよみがえった気がしました。 彼とは、それ以降メッセージのやりとりをする仲になりました。会話をしていると、昔からの知り合いと過ごしているかのようにすごく安心するのです。 私の勘しかし彼はなかなか会ってはくれません。私が会いたかった理由は、とある疑惑をたしかめるため。私は大学時代に付き合っていた彼の名前を呼び、いつまで芝居を続けるつもりなのかと尋ねてみました。 きっと彼は驚いた顔をしていたでしょう。私の勘は当たっていました。私を助けてくれた男性は、彼が5年前に別れた元彼だったのです。顔が見えなくても、好きな人のにおいや手の感触は忘れていませんでした。 彼はとても照れていました。また2人で笑いあう日がくるなんて、思ってもみなかったことです。 別れの理由彼に聞きたかったのは、ただ1つ。なぜ私たちは別れなければならなかったのかということ。今なら時効だと言って、彼は真実を話し始めました。 彼にはギャンブル依存症の両親がいて、たびたびお金をせびられていたよう。結婚資金まで取られ、次は婚約者である私の両親に借りにいくと脅されたのでした。私に迷惑をかけないために、別れを切り出したと話してくれました。 彼の不貞やワガママが原因ではなかったとわかり、私はホッとしました。しかも私を守ろうとして、別れを選んでくれていたなんて……。奇跡が起きた結果私と別れた後も、彼は恋人を作ることはせず、再会する奇跡を願って私の住んでいる地域の企業に就職したのでした。 あの日出会えたのは紛れもない奇跡! 再会を願っていたはずなのに、急に照れてしまってすぐに名乗り出られなかった彼には笑ってしまいます。 私たちは、改めてお互いをパートナーにしたいと思い始めました。しかし、当時と違って今は目が見えません。それだけがネックになっていました。 しかし彼は、全盲となっても、私は私。再会できたのは運命だと言ってくれたのです。これが私たち夫婦のなれそめです。 日常にはさまざまな奇跡を願うシーンがあるでしょう。こんな再会もあると思うと、奇跡も捨てたものではないですね! 著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班
2024年05月07日ネットを見ていると、ケンカ後に指輪がなくなっていたという著名人のニュースを知ったさやこさん。それを見た瞬間、「そういえば……」とご自身が指輪をなくしたときの記憶がフラッシュバックしたのです。その出来事は、娘が生後6カ月のときに起こりました。娘と一緒に寝ているとき、手がモゾモゾされる感覚を覚えたさやこさん。朝起きると、つけていたはずの指輪がなくなっていたのです。慌てて周囲を探すも指輪は出てこず。夫に連絡をすると「知らんよ」という返事が返ってきました。万が一のことを考え、娘が誤飲した可能性も考えていたさやこさんは、慌てて病院に連絡をしました。そして電話を切ったあと、すぐに病院を受診。早速、検査をしてもらうと、娘の体内に指輪は見つからず……。 再度夫に詰め寄っても、夫は「知らない」の1点張りで、結局指輪は二度とさやこさんの目の前に現れることはありませんでした。 なぜ指輪が消えたのか、あれこれと考える妻。果たして真相は…? 結局、指輪を取ったのは、夫なのではないかとさやこさんはずっと考えていました。 指輪を「なくしやがって!」と言いつつも、自分が見つけたことして、夫が自作自演をしようとしていたのではないか?と想定。 (病院行ってレントゲン撮ったり、ことが大きくなりすぎて、きっと何もできなくなったんだろうな) 真偽は分からないものの、さやこさんは完全に夫の心理を読んでいました。 すると娘が、「なんで指輪してないのー?」とひと言。 夫も便乗して「なんでだろうね」と言ってきました。 「あなたが6カ月のときに突然なくなってね……」 夫の言葉を聞いてイラッとしたさやこさん。 怒った口調で娘に事情を話していると、突然夫は気を遣った様子で別の話題に差し替えようとしてきました。 「あー、お母さんほらニュース。なんかコレ……」 (思い出したな……。って言うか忘れてたんか) 夫の雑な誤魔化し方を見て、指輪のことを今まで忘れていたんだろうなと悟ったのでした。 最後の夫の言動を見ていると、慌てぶりが気になります。やましいことをしていなければ、恐らくこういった態度は取らないと思うので、決定的な証拠こそないものの、さやこさんの読みは合っているように思いました。夫も今更謝れないと思うのですが、もし出来心で指輪を取っていたのだとしたら、反省してほしいですね。 著者:マンガ家・イラストレーター さやこ
2024年05月07日マキノさんは長女が1歳9カ月のとき、めでたく第2子を妊娠。妊娠中でありながらも、平日はほぼワンオペ育児をおこない、毎日がつわりとの闘いでした。娘を育児しながらの生活の妊娠生活は想像以上に大変で、抱っこをせがまれればその都度応じていたマキノさん。それが原因だったのか定かではないものの、一時は不正出血に悩まされていたのですが、医師のアドバイスを忠実に守っていると、いつの間にか解決されていました。そして、日が経つにつれ、おなかが大きくなりすぎてしまい、長女のお世話が難しくなってしまったマキノさんは実母の提案で里帰りの時期を早めることを決断します。しかし、いざ里帰りをすると、実母との躾の感覚のズレや自分のペースで生活ができないなどといった新たな悩みが発生してしまったのです。悩んだ結果、マキノさんは出産を終えたら、すぐに自宅に帰ることを決断をしたのでした。 正産期までもう少しとなったタイミングで、「出産入院時に長女をどうするか」について話し合いを切り出したマキノさん。実母と夫と3人で話し合った結果、出産の始まり方と夫の勤務状況でフローチャートを作り、それに従って各自が行動するという結論に至ったのでした。 出産を控えたママは、娘にあることを促して… コロナ禍の当時、子どもの立ち入りが禁止されていたため、最低でも5日間の入院中はくぅちゃんと会うことができず……。 そのため、マキノさんは夜寝る前、くぅちゃんにおなかの赤ちゃんことや、入院のことについて繰り返しお話をしていました。 (頑張れくぅちゃん。ママも頑張るからね) そう心の中でつぶやきながら、娘と2人だけの時間を噛みしめていたのでした。 コロナ禍という状況で子どもの立ち入りが禁止となっていたため、入院してから最低5日間はママに会えない娘の気持ちを考えると、マキノさんもつらかったと思います。ただ、娘が“ママがいなくて驚かないように”と、マキノさんがかみ砕いた説明を繰り返したことで、くぅちゃんも状況をある程度は理解してくれたのではないでしょうか。 監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。著者:マンガ家・イラストレーター マキノ食べることが大好きな元気な姉弟、くうちゃん、へうくんの母親。真面目で優しいパパと、二人の子どもたちとの4人暮らしです。SNSで、日常の笑ったこと、泣いたこと、感じた事など、絵にしています。
2024年05月07日子煩悩な夫はいわゆる「イクメン」。3歳と1歳の息子のおむつ替えから寝かしつけ、離乳食作りなど、なんでも率先してやってくれます。そんな夫が何よりも大好きなのが、息子たちと遊ぶこと! 特に次男が歩くようになってからは「ちょっとアクロバティックすぎるのでは……?」と心配になるような遊び方が増えてきたのです。ハラハラしていた私の不安は的中! ついにとんでもない事故が起こってしまったのです……。 誰もがうらやむイクメン夫でも、少し問題あり!?もともと子ども好きだった夫は、長男が誕生したときには大喜び。おむつ替えからお風呂、離乳食作りまで、子どものお世話は何でもしてくれ「目の中に入れても痛くない」状態でした。2歳差で次男が生まれてからもイクメンぶりは変わらず。次男が歩くようになってからは、息子たちを相手に少々アクロバティックな遊びをするようになりました。 日を追うごとに息子たちと夫の遊びはエスカレート。そんな中、ついに恐れていた事態が起こってしまったのです。その日、彼らが楽しんでいたのは「飛行機ごっこ」。寝室で夫は頭から布団をかぶり、まったく周りが見えない状態で、長男はあお向けに寝転がり、次男は真上に上げた夫の両足の上にうつぶせの状態で乗る……という何とも危なっかしいもの。その状態で夫は体を、上下左右に激しく揺らすのです。 すると、バランスを崩した次男が長男の上に落下! 次男は口元を切り、長男のおでこにはくっきりと次男の歯形がついていたのです。念のため病院を受診したところ、大事には至らず一安心。猛省した夫は、それ以来、子どもの様子をしっかり注視しながら遊んでくれるようになりました。 作画/becomachi85著者:江夏恭子2男1女をもつアラフォーライター。上の子2人が自閉スペクトラム症の診断を受けており、日々新たな発見をしながら育児に奮闘中! 夫婦共々、アマチュアバドミントンプレーヤーで、シャトルを打つ音が何よりの癒やし。
2024年05月07日初めての子を妊娠したとき、妊娠9週で心拍が見えなくなりました。そのことを実母に伝えると、衝撃の言葉が返ってきて……。 つらい中、実母に報告したところ…妊娠9週で心拍が見えなくなり、稽留流産(けいりゅうりゅうざん)と診断されました。そのことを実母に伝えると、「えーーーっ!」と残念そうに大きな声でひと言。 念願の初孫だったので気持ちはわかりますが、落ち込んでいる私にとってはグサッと心に刺さるひと言でした。 このことがあってから、言葉づかいにより気をつけるように。そして、相手への気づかいも忘れないようにしています。 ◇ ◇ ◇ コミュニケーションをとる上で、相手の気持ちを考えることは大切ですよね。言葉ひとつで関係性が変わる場合もあるので、言葉づかいには気をつけたいですね。 ※稽留流産とは、出血や腹痛などの流産の徴候がなく、妊娠の比較的早い時期に子宮の中で赤ちゃんが亡くなってしまうか、赤ちゃんの姿がなく胎嚢のみが子宮に留まっている状態のこと イラスト/シュー子著者:井上里香監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2024年05月07日1人目の子どもである娘が小学校へ入学したばかりのころ、登下校で毎日会う子がいました。その子は大人の目を盗んでいろいろなイタズラをする子だったのです。まだ慣れない登下校の最中にケガなどしないかヒヤヒヤする毎日。そんな中、事件は起こったのです……。新1年生、親も子も手探りの毎日娘が小学校へ入学したばかりの4月は、登下校中の事故が心配で毎日送り迎えをしていました。そこで出会った友だち親子と一緒に行くようになり少し安心していたのですが、新たに出会ったAちゃん親子がちょっと変わった方だったのです。 集合時間には来ない、学校へ間に合わなくなってしまうため先に出発すると怒る、友だちのランドセルを押す、傘を振り回し当たりそうになる……などたくさんの出来事があり、親子共々頭を悩ませることになりました。 誰かがケガをしてしまってからでは遅いので、AちゃんママにAちゃんがしていることを報告したのですが、「あーそう。まだ1年生だし仕方ないよね」とあまり取り合ってもらえず……。他のママ友とちゃんと登下校できるか見守ることしかできませんでした。 ママ友が怒りの直談判!しばらくはママ友と交代しながら見守っていたのですが、あるときAちゃんがBちゃんのランドセルを引っ張り転倒させ、その拍子にBちゃんがケガをしてしまいました。そこで怒ったBちゃんママはその場でAちゃんママへ怒りの抗議! 「あなたの娘は毎日いろいろなことをして周りを困らせている。確かにまだ1年生だから仕方のない部分もあるけれど、それを見守りながら注意してあげることが親の役目じゃないのか!」とはっきり言われてAちゃんママもさすがに響いたのか、それ以降は危ないことがあると注意をしてくれるようになりました。 小学生になると親の目の届かない場所へ行くことが多くなり、トラブルも増え、1年生のうちは親が間に入ることも多かったです。たとえ子どもであっても間違っていたら声をかけていかなければいけないと、改めて感じた出来事でした。 著者:高山ななみ2013年、2015年、2018年、2020年生まれの4人の子どたちと夫との6人暮らし。医療系の資格を保有。医療の知識や子育ての経験をもとに、ライターとして活動中。
2024年05月07日ミネラル製品の開発・販売を行う株式会社ジェイイーエス(所在地:東京都中野区、代表取締役:佐藤 雄功進)は、お子様が自分でミネラルを補給することができる『ぼくのミネラル』『わたしのミネラル』を、2024年5月7日から発売します。『ぼくのミネラル』『わたしのミネラル』URL: 『ぼくのミネラル』『わたしのミネラル』■開発背景子育て真っ最中のスタッフママは仕事柄、「食育」がいかに大切かという事を知っていました。しかし家に帰れば子供は「野菜嫌い」「ポテトとナゲットが食べたい」「それ食べたくない」と駄々をこねます。理想と現実でイライラする事が多くなり、「食育は大事だけど、言う事を聞かない子供にイライラする毎日でいいのかな?」と考えるようになりました。そこで「ママも子供も笑顔で過ごすアイテムは作れないか?」と考えて完成したのがこのアイテムです。ママのこんな悩みに■商品の特徴*成長時期にとても大切な、60種類以上のミネラル入り飲料水としてのミネラルとは異なり、60種類以上のミネラルを良いバランスでギュッと濃縮させたミネラル溶液です。お子様が「食べたい!」と言う食べ物や飲み物に入れてください。濃縮タイプだから数滴でOK!ミネラルを入れてお子様もにっこり。ママもニッコリ!*簡単ワンタッチ開封!子供が自分でかけられますワンタッチキャップを採用していますので、お子様でも簡単にミネラルが垂らせます。キャップが転がって「どこいった?」という心配もありません。*名前を書いて自分専用のミネラルに!名前を書く事で自分の為の特別なアイテムに!自然に食べ物や飲み物にミネラルを入れる習慣が身につきます。*マタニティフードマーク認証一般社団法人日本マタニティフード協会が認定した、マタニティ期(妊活中・妊娠中・授乳中)の方にもおすすめできる食材や食品であることを示すマークです。厚生労働省が示している妊娠時期の食事や栄養摂取基準と、管理栄養士・助産師など専門家の監修の元に設定した基準に基づいて認定されています。その審査基準をもとに食品を審査し、基準をクリアしている食品が「マタニティフード」として認定されます。『ぼくのミネラル』『わたしのミネラル』はご家族で安心してお使いいただけるアイテムです。一般社団法人日本マタニティフード協会 詳細URL: *家族の健康管理の意識付けにも!ビタミン不足に気をつけていている方は多く聞きますが、実はミネラルこそ生命活動に欠かせない栄養素です。ミネラルは生体内では作り出す事が出来ないため、日常的に補給する事がとても重要です。お子様がミネラルをかける日常が当たり前になり、家族でかける習慣がつきます。便利なワンタッチ開封お子様が自分でかけるだけ■商品概要商品名 : 『ぼくのミネラル』『わたしのミネラル』発売日 : 2024年5月7日(火)種類 : 『ぼくのミネラル』『わたしのミネラル』の2種価格 : 各702円(税込)内容 : 50mL×1本、販売場所: 有明ガーデン4F Tokyo Family Marche内、楽天スケールメリットクラブURL : ■会社概要商号 : 株式会社ジェイイーエス代表者 : 代表取締役 佐藤 雄功進所在地 : 〒164-0003 東京都中野区東中野3-8-13 MSRビル7F設立 : 1989年12月事業内容: 健康商品の小売業・製造URL : 【本件に関するお客様からのお問い合わせ先】株式会社ジェイイーエス お客様相談窓口TEL : 0120-998-711お問い合せフォーム: contact@j-smc.co.jp 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年05月07日私は25歳の主婦。カフェを経営する夫と結婚してから5年、待望の赤ちゃんを出産しました。しかも双子!夫も大喜び。産院に私の両親もかけつけ、隣に住むB太おじさんも来てくれました。B太おじさんは昔奥さんを亡くしてからずっと一人暮らし。私のことを娘同然にかわいがってくれた人で、実業家でもあります。皆が祝福する中、義母は病室に入ってくるなり嫌味を言ってきます。「いつまで寝腐っているの? 私たちの時代は、赤ちゃんをおんぶしてでも働いたもんなんだよ!」と信じられない発言。隣にいた義父も早く帰りたそうにしています。「出産くらいでサボるな!」と義母出産から1週間後、私と双子は退院。すると義母が家にやってきて「かわいい孫のために子守に来てやったのよ。あんたはさっさと掃除洗濯を済ませて買い出しにいきなさい! 出産くらいでサボルんじゃないよ!」とありえないことばかり言います。その日はなんとか帰ってもらったものの、たまらず夫に相談すると、「明日も明後日も行くって、俺に電話してきたんだ」と。2人で話し合いの末、私は実家へ帰ることにしました。 事情を知った両親は、実家でゆっくり休ませてくれ、子どもたちの面倒を見てくれて、安心していたのですが…… あまりにもひどい義母に、とある作戦を決行!ある日、義母から電話が! 「どうせ私へのあてつけでしょ! かわいい孫に会わせないつもりなのね! 嫁は姑の言う通りにしなきゃいけないのよ!」とまくしたてます。 そこへ両親から事情を聴いたB太おじさんがやってきました。すべてを知ったB太おじさんは「お義母さんをギャフンと言わせてやろうじゃないか」と、夫にも協力してもらい、とある作戦を実行することに! B太おじさんは義父の会社の会長!?夫が義実家に行き、「母さんのせいで人生終わりだ! 父さん、妻の実家の隣に誰が住んでいるのか、当然わかっているよな?」と義両親に伝えます。そう、お隣のB太おじさんは義父が勤める会社の会長なのです。 「会長は妻を娘同然に可愛がってきた人だ。嫁いびりの件を妻から聞いて、相当お怒りのようだぞ! 会長から話があるようだから、すぐに実家に来るように伝えてくれって言われたんだ」と夫が言うと、慌てだす義両親。以前から借金があった義両親は、B太おじさんに雇ってもらえたおかげで今の生活があるのです。 「だから嫁いびりなんてやめとけってあれほど言っておいたのに!」「だ、だって……あ、あなただって暇があるなら嫁をつけて来いって……」と今さら言い合いを始めます。 顔面蒼白の義両親に顔面蒼白の義両親が実家に到着すると、怒ったB太おじさんがスタンバイ。謝る義両親に「謝る相手が違うんじゃないか? 子どもができて、心身ともに疲弊している母親を散々困らせるとは。君は嫁にマウントをとって、自己満足しているだけだ!」と義母を責めます。 タジタジになった義母は「私だってチヤホヤされたかったのよぉ~!」と観念。また、義父にも「傍観者も同罪だ! 君にも謝罪の必要がある!」と伝えます。顔面蒼白になった義両親はこれまでのことを私に謝罪してくれました。そしてその後、義父は地方への転勤が決まり、2人は引っ越していきました。 すっかり平和になった私たち。夫は家事育児をしてくれて、両親もサポートしてくれます。その上、B太おじさんも子どもたちを孫のように大切にしてくれて、ランドセルまでプレゼントしてくれました! 双子はたくさんの愛を受けて、立派に育ってくれています。 産後の嫁の体調を気遣うこともしない義両親、距離を置いて大正解でしたね! 著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班
2024年05月07日