コロナ禍を経て、ニュースで感染症の情報についてチェックするようになったという方は多いかもしれません。でも、実際に自分の子どもが通っている園や学校では、報道されていない感染症が流行しているということ、ありませんか?そんなときに活用したいのが、医療情報ウェブアプリ「 PRE-SIGN(プレ・サイン) 」。流行している感染症を都道府県別に検索でき、警報がでている地域を細かく確認することができます。さらに、流行している感染症の特徴や症状、予防するためのアドバイスも掲載されているので、こまめに見ておけば慌てることなく感染対策もできます。信頼できる医療情報で子育て世帯に人気すでに約493万以上のライセンスが発行され、全国の自治体や企業団体などが導入。なかでも幼稚園や保育園、子育て世帯を中心に拡がりをみせています。人気の理由のひとつが、情報元がたしかで信頼できること。こちらのアプリは東北大学との共同研究事業として開発されており、総合監修しているのは東北大学環境・安全推進センター教授の黒澤一先生。感染流行の元データは全国の都道府県が発表している感染症動向で、毎週更新。コラムは大学教授や専門医によるもので、感染症予防や拡大防止に重点がおかれています。厚生労働省の「上手な医療のかかり方アワード」で医政局長賞(コンテンツ部門)も受賞しました。感染症流行だけでなく緊急時の医療コンテンツも充実感染症の流行だけではなく、急に体調が悪くなったときに頼れる医療機関の情報も地域別に検索できるのも助かるポイント。休日の療情報のほか、子どもを受診させるか判断に困ったときに相談できる「こども医療でんわ相談」、発熱外来で受け入れられなかったときに便利な「オンライン診察ナビ」など、いざというときに慌てないための12の医療コンテンツがまとまっています。小さな子どもがいると常に感染症には敏感になりますが、このアプリを入れているだけで安心感がアップするはずです。無料の登録用QRコード配布中普段は団体ごとに初期費用や月額料金がかかりますが、今回プレサインに特別協力しているサラヤ株式会社のご協力もあり、ウーマンエキサイト読者に無料で登録用のQRコードを発行いただきました。こちらから登録していただければ、一切費用はかからずご利用いただけます。<ウーマンエキサイト読者専用「プレサイン」登録QRコード>▼登録利用方法 1、ブラウザについてID登録ならびにパスワード登録時に、スマートフォンで表示するソフトウエアはiPhoneはSafari(サファリ)、Androidはchrome(クローム)をご使用ください。 2、上にあるQRコードを読み込む 3、ID、パスワードを入力(ID/パスワードはご自身でお決めください) ※半角英数のみ(記号は利用不可)・ユーザー名:半角英数20文字以内 ・パスワード:半角英数6文字以上、20文字以内 4、ホーム画面追加についてプレサインをホーム画面に追加すると次回から簡単に見ることができます。(下記参照)5、アプリ内地域設定などは右上の歯車マークからできます感染対策の一環として、この機会にぜひ活用してみてはいかがでしょうか。お問い合わせ: 株式会社ジェイ・エス ※こちらのアプリは株式会社ジェイ・エスと東北大学共同研究シームによるものです。登録についてなどのお問い合わせは、 株式会社ジェイ・エス までお願いいたします。
2023年01月20日10月中旬以降トリプルデミックが続くアメリカトリプルデミックとは?新型コロナウイルス感染症においては新株が次々と現れており、3年続くコロナ禍もいまだ終息の気配を見せません。アメリカではインフルエンザウイルスとRSウイルスの患者も急増していて、3つのウイルスが同時に流行する「トリプルデミック」が起こっています。このトリプルデミックとは、3つという意味の「トリプル(triple)」と、感染症が一定の地域で流行している状態を指す「エピデミック(epidemic)」を組み合わせた言葉です。世界的な感染爆発を意味する「パンデミック(pandemic)」よりも規模が小さいものの、被害の数は決して少ないとはいえません。イギリスやフランスでもトリプルデミックの兆候が現れており、日本でも注意が必要です。コロナ対策が緩和されたことが原因トリプルデミックが引き起こされた背景には、新型コロナウイルスの感染対策が緩和されたことがあります。3年におよぶコロナ禍が落ち着き、欧米ではマスクを外す人が増え、大人数で集まる場面が増えました。それに加えて、コロナワクチンとインフルエンザワクチンの接種率が低迷していることが一因にあるようです。変異を続けるコロナウイルスは、免疫を回避する能力が高いことも指摘されています。トリプルデミックを引き起こすいずれのウイルスも乳幼児や高齢者の入院率が高く、重症になる可能性が懸念されます。欧米でも再びマスク着用が推奨され始めており、一部ではマスク着用を義務化する動きが見られるようです。日本でもトリプルデミックは起こる?どの感染症でも乳幼児は重症化する可能性があるため、ママたちの心配はふくらみますね。日本では2022年6月から8月にかけてRSウイルスの感染が拡大したものの、9月以降の感染状況は落ち着いています。しかし、インフルエンザと新型コロナウイルスは感染者数の増加が懸念されます。2022年12月19日~25日の調査で、日本でのインフルエンザが3年ぶりに流行シーズンに入ったことが速報されました。インフルエンザには4つの種類があり、現在までのところ報告数が多いのはA/H3N2亜型(香港型)です。新型コロナウイルス感染症は1日の感染者数が10万人を超えるなど、感染者数の多い状況が続きます。インフルエンザのシーズンは春まで続き、A型、B型それぞれに感染する可能性があります。RSウイルスも通常、冬に感染の拡大が見られる感染症のため、引き続き感染対策が必要です。トリプルデミックに備えた対策をコロナ禍において医療体制が制限されるなか、引き続き感染症にかからないための基本的な対策が求められます。適切なマスクの着用、手洗いや手指の消毒、定期的な換気など、できる対策を続けましょう。厚生労働省では小学生以下の子どもが発熱した場合、かかりつけ医など地域の小児科医に相談するように案内しています。インフルエンザや新型コロナウイルスへの感染が疑われるときにかかりつけ医がどのような対応をしているのか、あらかじめ確認しておくと良いでしょう。親が発熱した場合の備えも必要です。解熱鎮痛剤や新型コロナ抗原定性検査キット、非常用の食料や飲料を用意しておきましょう。最寄りの発熱外来や電話相談窓口を調べておいたり、ネットスーパーに登録したりしておくと、いざというときに複雑な手続きをせずに済みますよ。※この記事は2023年1月時点の情報をもとに作成しています。掲載した時点以降に情報が変更される場合がありますので、あらかじめご了承ください。
2023年01月20日生まれてからすくすくと成長してきた娘が、明日で生後3カ月をむかえようとしていた日に突然発熱し、インフルエンザA型と判明! 病院での対処や、入院してからの娘との付き添い生活の一部始終をお話ししたいと思います。 嵐の前の平和なひととき娘がまもなく生後3カ月をむかえようとしていたある日。まだ冬休みの最中で、小学5年の三男はゲームざんまい。夫の仕事も休みで朝から家族みんながゆったりとしていました。娘も穏やかで育児用ミルクの飲みも良く、お昼前にはねんねをしたので、私はその間に洗濯や昼食の準備をして過ごしていました。 家事は片付くし、娘はよく寝るし快適な1日だなあ!と喜んでいたところに、娘が起き出したのです。おむつを取り替えて育児用ミルクの準備をして改めて抱き上げたとき、不思議な呼吸をしていることに気づきました。肩で息をしている感じで、息づかいも「ふうっふうっ」と聞こえます。 なんだろう……これは?と考えながら、あれ? そういえば娘、熱いかもしれない!と気づき、慌てて体温計で測ると38.5度。赤ちゃんは生後半年くらいまでお母さんからの移行抗体で守られていると聞いたことがあるけど、なぜ?? 小児科受診、そして入院へ私はとても不安になり、急いで予防接種でお世話になっている小児科へ向かいました。先生は娘の胸の音を聞いて、おなかを丁寧に触診してから「胸の音は悪くないけど、この月齢の子が38.5度まで熱が上がるのは普通ではないからね。総合病院に紹介状を書くから、これからまっすぐ行きなさい」と、今度は総合病院を受診することに。 その間にも娘は相変わらず「ふうっふうっ」と肩で息をしていました。総合病院の先生は診察をしてから、「熱の原因を調べたいので、今流行している感染症の検査と採血をします。お母さんは待合室で待っていてください」と、15分ほど待つことになりました。 そして、インフルエンザA型が判明したのです。「生後3カ月くらいだとタミフルを飲ませるのは大変でしょうから、入院して抗インフルエンザ薬を点滴投与しましょう」と入院が決まりました。 赤ちゃんとの付き添い入院生活荷物の準備を夫に頼み、私が娘に付き添い慌ただしく入院生活がスタート。小学5年の三男のお世話を夫にお願いしました。すぐに抗インフルエンザ薬の「ラピアクタ」の投与が始まり、娘の熱は翌日には下がり安堵。そして、気になっていた「ふうっふうっ」という息づかいもなくなっていました。 先生によれば「熱が高くなり少し苦しかったんだと思います。でも、胸の音もきれいですし問題ないですよ」とのことで、娘は4日間で無事に退院することができました。 結局、娘のインフルエンザは私と三男にも感染しました。あとから知ったのですが、インフルエンザの予防接種は妊婦でも接種が可能だということ。私の予防接種ができていれば免疫が娘にも移行し苦しい思いをさせなくてよかったのかも……と、勉強不足を反省しています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 作画/あんこママ監修/助産師 REIKO著者:優木 まり25歳になる長男を筆頭に4歳女児までの3男1女を育てるアラフィフママ。元美容部員のスキルを生かして美容記事を執筆するほか、子育て・出産関連についても執筆している。
2022年12月31日助産師・国際ラクテーションコンサルタントの榎本さんが、秋冬に流行するインフルエンザについて教えてくれました。子どもがかかった時の受診のタイミングや、市販のお薬を飲ませてもよいの?など、対処法にお悩みのママやパパはぜひ参考にしてくださいね。インフルエンザが流行する時期になりました。インフルエンザにかかった乳幼児は、重症化することもあり受診のタイミングやおうちでの看病は悩むことが多いかと思います。そこで今回は、受診のタイミングや家で看るポイントなどについてお話ししていきます。 インフルエンザ感染時の受診のタイミングは?一般的に、風邪は様々なウイルスによって起こりますが、普通の風邪の多くは、のどの痛み、鼻汁、くしゃみや咳等の症状が中心で、全身症状はあまり見られません。発熱もインフルエンザほど高くなく、重症化することはあまりありません。一方、インフルエンザの主な症状には発熱があります。特徴としては、40度近い高熱が出ることがあります。その他にも頭痛、関節痛、筋肉痛、全身倦怠感等の症状が比較的急速に現れるのが特徴です。 インフルエンザは発熱してから、12時間以上経過した後の検査が望ましいとされています。あまり早すぎると、ウイルス数が少ないために、陰性にでてしまうことがあります。ただし、発症後48時間以上経過すると、抗インフルエンザ薬の効能が下がるといわれています。できるだけ12時間以上48時間以内に検査を受けるようにしてください。 また、家族内にすでにインフルエンザ感染者がいる場合には、感染している可能性が高いため早めの受診でも良いかもしれません。受診前に一度かかりつけ医に相談してみましょう。インフルエンザにかかった時の子どもの治療法は?インフルエンザはワクチンがあり、日本小児科学会では生後6ヶ月から接種可能とし、13歳未満については2〜4週間をあけての2回接種を推奨しています。ワクチン接種をしても必ずしもかからないわけではないのですが、重症化を予防できるとされています。子どものインフルエンザは、小児科医によっては自然治癒を待つこともあります。 インフルエンザの薬には、タミフル(粉薬、カプセル)、リレンザ、イナビル等がありますが、リレンザやイナビルは吸引タイプのため、小さい子どもには服用が難しいケースが多いので、タミフルの粉薬が処方されるケースが多いようです。薬の効能は、インフルエンザ発症後からの時間や症状によって異なるため、使用するかしないかは医療機関の判断で決まります。 解熱剤に関しては、市販薬などで自己判断せずに処方された薬を指示通りのタイミングで使用するようにしてください。 再度受診するべき?家で看る時のポイントは?時間外でもすぐに受診を!①痙攣②呼びかけても反応しない、ぐったりしている(意識障害)③呼吸が苦しそう④顔色が青白い、土色、唇が紫色⑤水分を摂れずに脱水症状がみられる(半日以上排尿がない)⑥(幼児であれば)暴れる、意味不明な言動がみられる ※これ以外でも様子がおかしいと思ったら受診を! 一度、受診した方がいい症状①元気はあるが熱が3日間下がらない②唇や肌が乾燥している③排尿量が少ない 家で様子をみて良い場合①元気がある②熱が下がってきた③食欲がある④水分をしっかり摂れている まとめ乳幼児は発熱があっても、元気に動き回っていることが多いです。自分で不調を訴えられない為に、気づかないうちに急に悪化することもあります。いつもと違うなという様子があれば、注意深くみていくことが大切です。 監修者・著者:助産師 国際ラクテーションコンサルタント・おむつなし育児アドバイザー 榎本美紀2001年に助産師免許取得後、杏林大学医学部付属病院・さいたま市立病院・順天堂大学練馬病院の勤務を経て、2013年に埼玉県さいたま市に訪問型の助産院「みき母乳相談室」を開業。病院勤務での経験を元に、母乳育児支援の国際ライセンスである国際ラクテーションコンサルタントとして、地域の母乳育児を支援。訪問時の相談は多岐にわたり、おむつなし育児アドバイザーとしてトイレトレーニングなどの相談も。一児の母。
2022年11月10日今回は、さやこさんがある日突然、寒気がしたときのお話です。(これはもしや、インフルエンザ!?)そう思ったさやこさんは病院へ行き、検査を受けることにするのですが……!? ※コロナ前のお話です。「あれ? なんかダルイ」突然悪寒がして… どんどん酷くなる症状に耐え切れず、「インフルエンザかもしれない」と思って病院へ行くと、まさかの陰性! 出産後、今回のように酷い風邪にかかったのは初めてだったそうで、夫の「明日会社休もうか?」という提案に甘えることに。 しかし、判断を後に後悔することになるのでした。 すぐにイライラしてしまう夫の性格を分かっていたので、本当は夫に頼りたくなかったさやこさん。しかし、育児は体力勝負。体がしんどいと育児をする気力がなくなってしまいますよね……。著者:マンガ家・イラストレーター さやこ娘と夫の3人暮らし。自閉症スペクトラムの娘との日常を中心に色々と過去の出来事などエッセイ漫画を描いてます。
2022年10月01日新型コロナウイルス感染症(以下、コロナ)対策が子ども達の心身や成長、健康に影響を与えていることを不安に思う全国の保護者が中心に活動する団体である全国有志子どもを思う会とこどもえがおプラットフォームは、子どもの感染対策に関する全国209自治体に対する調査の結果をもとに9月15日、文部科学省と厚生労働省に要望書を提出したのでお知らせします。我々は、一刻も早く教育や子育てをコロナ前の環境に戻し、子ども達により良い教育が行われることを目指し、情報発信や全国各地のメンバーで自治体への要望活動等を行っています。文科省厚労省へ要望書を提出■子どもの声を聞くアンケートについて自治体調査に先立ち、子どもの声を聞くアンケートを実施し、まとめた冊子を全国の自治体に提出し、ホームページでも公開しました(アンケート実施期間は令和4年5月16日から7月3日)。子ども達へのアンケートは全国から1,593件集まり、その結果からは、・「給食を話しながら食べたい」90.4%・「マスクを外したい」89.5%その他個別回答では、「もう学校行きたくない」「大人は好きに喋ってごはんを食べたりマスク外したりしてるのに子どもばかり禁止されてひどいと思う」など、苦しい状況を表す声が多数寄せられました。【集計結果報告書データは下部に添付】HPでも公開: ■アンケート回答結果について今回の自治体に対する調査は、全都道府県知事及び教育長、市区町村長及び教育長宛て(約1,800通)に、先述の子どもの声アンケート結果報告書と共に、質問状を送付する手順で実施しました(令和4年7月25日発送・8月31日回答分までを集計)。回答から以下のような結果が出ました。<子ども達の状況に対し>・「何らかの対策を取りたいと考えているもの感染症対策とのバランスに苦慮している」54%・「(コロナ禍における子ども達の状況を)深刻な事態であると感じる」26%<2年半のコロナの影響で子ども達に懸念されること>・「マスク着用で表情が見えないため、情緒の発育やコミュニケーション力の成長に懸念がある」68.9%・「マスク着用による影響で活発な運動ができず、体力的な成長への影響に懸念がある」37.8%・「体育や登下校でもマスクを外せない子どもが多く、熱中症に懸念がある」33%・「同調圧力やいじめの発生に懸念がある」18%<黙食の解除について>・「国からの通知が出なければ解除はできない」36.4%・「コロナ陽性者数が季節性インフルエンザ並みまたはそれ以下になってから」34.9%・「現在解除を検討」2%・「既に解除した」2%<感染症法上の取扱いについて>・「陽性者数が減少するまでは2類相当を維持する方がよいと感じている」27.8%・「重症化率が低下してきたので2類相当(新型インフルエンザ等感染症)から5類相当に下げてもよいと感じている」26.8%・「2類でも5類でもなく感染症法上の位置付けから解除」2.4%■回答書からは以下のことがわかりました。・多数の自治体が、子ども達への教育上の対策と感染症対策のバランスに苦慮している。・しかし、出来る限り子ども達の環境を良くしようと努力している。・マスク着用が長期化する中で、子どもに多様な影響が懸念されている・インフルエンザ以下の状況になれば制限の緩和が必要と考えているが、国の決定がなければできないと多数の自治体が考えている【集計結果報告書データは下部に添付】HPでも公開: ■調査結果を受けて以下のことを要望しました。(項目を要約)・文科省から運動時や登下校時には熱中症対策を優先し、マスクを外すよう通知がありましたが、ほとんどの子どもが外せていません。一刻も早く対策を講じてください。・体質でマスクを着けられない子どもや着けない選択をする子どもが、差別やいじめ等を恐れ外せない又は学校に行けなくなる事例が多数あります。そのようなことが起こらないよう周知徹底してください。・大人の会食制限が緩和されているのに、給食の黙食がずっと緩和されない状況を改善してください。・コロナに対する恐怖心を子ども達に過度に持たせず、安心して学校園生活を送ることができるよう、ウイルスが弱くなっていることや子どもは重症化していないことを、子どもにもわかるように伝えてください。・過度な感染防止対策による子ども達の心身の成長や健康に与える影響について、実態調査を行ってください。※要望書本文は下部に画像で添付■参考情報厚労省のHPで公開されている第74回新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボードの資料では、季節性インフルエンザの全年代の重症化率は0.08%、死亡率は0.09%と示されています(2017年9月~2020年8月)。 大阪府が第一波から第七波の重症化率と死亡率等の調査結果を公表しており、第七波の全年代の重症化率は0.03%、死亡率は0.10%となっています。 これらのことから、既にコロナはインフルエンザ並みの状況となっており、各自治体への調査結果に照らすと、黙食等の制限を解除してもよいと考えられます。しかし、自治体で判断は難しく、国の通知(決定)を待つ状況です。■まとめ調査結果とコロナの現状から、私たちは今後、子ども達の学びや健やかな成長の機会を守り、心身への影響を最小限に抑えるために、文科省及び厚労省、各自治体に対策と制限の緩和を求めていきます。両省には要望に対する回答をお願いしています。より多くの読者、視聴者に伝えていただければと思います。【全国有志子どもを思う会】 【こどもえがおプラットフォーム】 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年09月21日私はもともと片頭痛持ちで、疲れたときなどに症状が出ることがよくありました。4歳だった長男がインフルエンザに感染し、保育園をお休みして私と2人で過ごしていた日のことです。熱が下がった長男は元気だったものの、突然激しい頭痛に襲われた私。視界がチカチカしたあとに頭が割れるような頭痛と嘔吐を繰り返しました。迷いながらも子連れで救急車に乗ったときの体験をお話しします。 ※コロナ禍前の体験談です。 突然ママを襲った頭痛! 心配する長男…当時4歳だった長男がインフルエンザに感染し、私と2人で自宅にいたときのことでした。長男と一緒に遊んでいたら、突然私の視界にチカチカしたものが浮かび始めたのです。これは頭痛が来る!と思い横になったものの、時すでに遅し。 数分後には、頭が割れるような頭痛に襲われていました。のたうち回る私の横で、ひたすら私の心配をする長男……。「ママは頭が痛いんだ」と伝えると子どもなりにわかってくれたようで、時折「ママ大丈夫?」と話しかけてくれました。 嘔吐を繰り返し、119番!頭痛に襲われてすぐに、私は自宅にある常備薬を確認しました。授乳中だったころに病院でもらった痛み止めがありましたが、頭痛がひどすぎてお薬手帳を確認することもできません。何錠飲めばいいのかもわからないまま、とりあえず1錠だけ飲みました。しかし状況は変わらず、ついに嘔吐を繰り返し始めたのです。 タクシーを呼んだとしても自力で歩ける自信がなく、さらにインフルエンザの長男も一緒……。頭の血管が切れるのではと思うほどの頭痛に耐えかね、ついに119番へ電話をしました。 救急車に同乗した長男は病院で…救急要請して間もなく、自宅に救急車が到着しました。そのまま近くの大きな病院へ搬送され、強めの鎮痛剤と点滴で一気に回復! 閃輝暗点(せんきあんてん)という症状だったそうです。インフルエンザの長男は、看護師さんと一緒に感染症用の個室で夫が来るのを待ってくれていました。 長男は初めて乗る救急車に興奮していたようですが、私は長男のことが心配でたまりませんでした。間もなく仕事を早退した夫が保育園へ長女を迎えに行き、そのあと病院に迎えに来てくれて無事4人で家路につきました。 長男と2人きりのときに救急搬送されて思ったことは、持病があるなら常備薬を揃え、容量・用法を把握しておくべきだということ。今でも片頭痛に襲われることはありますが、早めに鎮痛剤を飲んで対処しています。また、子どもなりにママを心配してくれるやさしさを感じられ、長男の成長に触れられた出来事でした。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 イラストレーター/さくら監修/助産師 松田玲子著者:河津明香2男1女の母。旅行代理店勤務をしながらの育児を経て、フリーランスのライターへ転身。現在は発達障害の長男のサポートをおこないながら、旅行・育児・生活雑貨などの記事を中心に執筆。
2022年07月07日イラストレーター和田フミ江さんの「ママならぬ日々」第106話。夫のインフルエンザの症状も落ち着き、自宅へ戻った和田さん。そこで、義母から思わぬ話を聞かされてしまい、ブルーになってしまったそう。その内容とは……?インフルエンザの夫の看病に駆けつけてくれた義母でしたが、いろいろ用事があり、数日しか滞在できませんでした。感染リスクはまだあったものの、娘を連れて自宅アパートへ帰ることにしました。「ママならぬ日々」第106話 一難去ってまた一難。親と自分たちだけで簡素にやろうと思っていたお宮参りに、義祖母が来ると言い出しました。お祝いしていただくのはありがたいんですが、ものすごく主張の激しい人なので、とにかく周りが気をつかうのです。断ると大騒ぎになるので、受け入れるほかありません。楽しみにしていた気持ちは薄れ、不安を通り越して、もはやブルー……。 とはいえ、せっかくの娘のハレの日なので、なんとかよい1日にしようと、準備を始めたのでした。監修/助産師REIKO 著者:マンガ家・イラストレーター 和田フミ江姉妹の母。趣味はゲームと旅行と美味しいものを食べること。
2022年04月12日イラストレーター和田フミ江さんの「ママならぬ日々」第104話。旦那さんがインフルエンザになり、里帰りから戻ってわずか4日で、再び実家に戻ることになった和田さん。再会した母娘の間にビミョーな空気が流れ……。インフルエンザにかかった夫を義母に託して、私は娘と実家に避難することになりました。里帰りを終えてたったの4日しか経っていないというのに、Uターン。迎えてくれた母の反応は……。「ママならぬ日々」第104話 母は明らかにうれしそうでした(笑)。でもほんの4日前にしんみりとお別れをしたばかり。しかもうちの夫が苦しい思いをして、義母が世話をしてくれているのに、喜ぶわけにはいかない。そんないろいろな思いが混ざり合い、喜びを押し殺したような半笑いの表情で出迎えてくれました。夫が回復するまでの数日間、また実家で過ごすことになりました。監修/助産師REIKO 著者:マンガ家・イラストレーター 和田フミ江姉妹の母。趣味はゲームと旅行と美味しいものを食べること。
2022年04月10日イラストレーター和田フミ江さんの「ママならぬ日々」103話。里帰りを終え、ようやく自宅に戻った矢先に、夫がインフルエンザに……。娘のお世話と夫の看病に不安を抱えていた和田さんに義母からのありがたい提案があったのですが……。里帰りを終えて、やっと自宅に帰ったとたん、夫がインフルエンザにかかっていることが判明。診断を受けてから夫の熱はどんどん上がっていきました。「ママならぬ日々」103話 夫を寝室に寝かせて、私と娘は別室に避難。このまま赤ちゃんを抱えて夫の看病をするしかない……と思っていたのに、遠方の義母が泊まり込みで看病すると言ってくれたので驚きました。 「1カ月以上留守にして荒れ果てたこの部屋に、義母を迎え入れてしまっていいものか……!?」と正直思いましたが、この際そうも言ってられないので、ありがたく夫をお願いすることにしました。監修/助産師REIKO著者:マンガ家・イラストレーター 和田フミ江姉妹の母。趣味はゲームと旅行と美味しいものを食べること。
2022年04月09日産後は体調を崩しやすいといいますが、私もそれを実感した出来事があります。現在5歳の息子がまだ赤ちゃんだった産後3カ月、私は突然の高熱におそわれました。妊娠前まであまり熱を出すことがなかった私はびっくりして病院を受診。そのときの先生の言葉に、私はあることを思い出しました。熱が出た原因や、産後の体は、通常と違うのだと実感した出来事をお話しします。 寝不足の日々に突然の高熱産後3カ月のころ、まだ寝不足の日々で疲れがたまっていたのか、ある朝起きたとき喉が痛いと感じました。そのときは風邪をひいたかなと軽く考えていました。しかし、昼を過ぎたころ体中が氷のように冷えているように感じ、寒気が止まらなくなったのです。 一緒にいた夫と息子はそこまで寒そうにしておらず、おかしいと思い熱を測ると39度超え。当時はまだコロナ禍ではなかったので私はすぐにインフルエンザを疑い、まだ診療時間内だったので、息子を夫に任せ急いで病院に行きました。 先生の言葉で思い出した今朝のこと病院ですぐにインフルエンザの検査をしましたが、結果は陰性。診察の結果、咽頭炎と診断されました。喉が真っ赤に腫れていたようで、お医者さんに「空気が乾燥しているから、加湿器を使ってしっかり保湿してね」と言われ、そこで私はハッとしました。 家に加湿器はあるのですが、前日の夜、寝る前の給水をさぼってしまったことを思い出したのです。2日ほどで熱は下がりましたが、息子のお世話もあったのでゆっくり休めませんでした。 産後はいつもの体と違う今回の高熱の原因の1つは、喉の乾燥。寝る前に給水をさぼったことで、加湿器が切れてしまったことによる空気の乾燥でした。もちろん、産後の疲れも重なっていたのだと思います。それ以来、冬になると寝る前に必ず加湿器の給水を忘れないように気を付けています。 私にとって久しぶりの高熱だったのでとてもつらかったです。そのあとも1年くらいは風邪をひきやすくなり、産後は体調を崩しやすくなるというのは本当なのだと実感しました。 このときから、疲れているときこそ体調管理に気をつかわなければならないと考えるようになりました。当時赤ちゃんだった息子にはうつることなく、回復でき安心しました。普段あまり風邪をひかない私でも高熱が出たので、産後は普段とは違う体なのだということを強く実感させられる出来事でした。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKO著者:岡田 うた5歳男児のママ。精神疾患の治療しながら、子育てに奮闘中!趣味は読書。
2022年03月03日私の義母は4人の子どもを育て上げた子育ての大先輩です。私たちの子育てに手は貸しても口には出さず、良い関係を築けているのですが……。たまに現れる夫への溺愛っぷりには、理解しがたいものもあります。そんな息子大好きな義母エピソードをご紹介します。 溺愛されて育った夫との結婚報告私の夫は4人きょうだいの末っ子。義両親はもちろん、年の離れた義兄や義姉たちにかわいがられて育ってきました。そんな溺愛されている末っ子夫との結婚が決まり、緊張の初対面の会食へ。 予想に反して義兄や義姉は私までかわいがってくれ、和やかな雰囲気のなか義母がひと言。「でも夫君、大丈夫? 九州の女は気が強いって言うじゃない。あなたやさしいから……」。私が驚きを隠しきれずにいると、義兄たちが「失礼だよ」と一蹴してくれ、笑ってその場をやり過ごしました。 心配するのはそこ!?長女を妊娠中、里帰り出産をすることを義母に伝えると猛反対されました。「上の子がいるわけでもないし、里帰りする必要あるの?」「夫君ひとりで大丈夫?」「生まれたら一緒にいたいでしょうに」。義母は夫の心配ばかり……。 自分のことくらい自分でできるようになってくれないと!と言いたいところをぐっとこらえ、「夫君なら大丈夫です、やるときはやる人なので。良いパパになりそうですよね」と、夫を持ち上げることで義母も上機嫌に。無事里帰り出産することができました。 ありがたい…と思いきや?数年前の冬、夫婦そろってインフルエンザになったときのことです。たまたま義母から電話がありインフルエンザの件を伝えると、「何で早く言わないの!?」ときつく言われたことがありました。 「夫君は仕事もあって大変なんだから、しっかり栄養のある物を食べさせてあげてね!」とたくさんの野菜がわが家に届いたのです。正直開梱作業もきついくらいだし、育休中とはいえ未就学児3人の育児をなめるなよ……と、自分の息子の心配しかしない義母に苛立ちを覚えました。 もう大人な夫に対して甘やかしすぎでは……と思う反面、わが子への愛だと考えると同じ母親なんだなと感じるようになりました。かわいい息子を褒められて嫌な気持ちになる母親はいないでしょうし、夫持ち上げ作戦で義母の攻撃を切り抜けてきました。この作戦で、これからも義母と良い関係を続けていけたらと思っています。 著者:梟 うた5歳の娘と双子の3歳息子のママ。双子の出産を機に、東京から地元九州に移住。保育園勤務をしながら子育て、ファッション、旅行、インテリア、お得情報などを執筆中。最近の趣味は、絵本探し。 イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター こちょれーと漫画家。6人家族で、双子を含む4姉妹のママです! 今は主にイラストを描いていますが、もとは紙面で漫画を描いていました。
2022年03月01日生まれてからすくすくと成長してきた娘が、明日で生後3カ月をむかえようとしていた日に突然発熱し、インフルエンザA型と判明! 病院での対処や、入院してからの娘との付き添い生活の一部始終をお話ししたいと思います。 嵐の前の平和なひととき娘がまもなく生後3カ月をむかえようとしていたある日。まだ冬休みの最中で、小学5年の三男はゲームざんまい。夫の仕事も休みで朝から家族みんながゆったりとしていました。娘も穏やかで育児用ミルクの飲みも良く、お昼前にはねんねをしたので、私はその間に洗濯や昼食の準備をして過ごしていました。 家事は片付くし、娘はよく寝るし快適な1日だなあ!と喜んでいたところに、娘が起き出したのです。おむつを取り替えて育児用ミルクの準備をして改めて抱き上げたとき、不思議な呼吸をしていることに気づきました。肩で息をしている感じで、息づかいも「ふうっふうっ」と聞こえます。 なんだろう……これは?と考えながら、あれ? そういえば娘、熱いかもしれない!と気づき、慌てて体温計で測ると38.5度。赤ちゃんは生後半年くらいまでお母さんからの移行抗体で守られていると聞いたことがあるけど、なぜ?? 小児科受診、そして入院へ私はとても不安になり、急いで予防接種でお世話になっている小児科へ向かいました。先生は娘の胸の音を聞いて、おなかを丁寧に触診してから「胸の音は悪くないけど、この月齢の子が38.5度まで熱が上がるのは普通ではないからね。総合病院に紹介状を書くから、これからまっすぐ行きなさい」と、今度は総合病院を受診することに。 その間にも娘は相変わらず「ふうっふうっ」と肩で息をしていました。総合病院の先生は診察をしてから、「熱の原因を調べたいので、今流行している感染症の検査と採血をします。お母さんは待合室で待っていてください」と、15分ほど待つことになりました。 そして、インフルエンザA型が判明したのです。「生後3カ月くらいだとタミフルを飲ませるのは大変でしょうから、入院して抗インフルエンザ薬を点滴投与しましょう」と入院が決まりました。 赤ちゃんとの付き添い入院生活荷物の準備を夫に頼み、私が娘に付き添い慌ただしく入院生活がスタート。小学5年の三男のお世話を夫にお願いしました。すぐに抗インフルエンザ薬の「ラピアクタ」の投与が始まり、娘の熱は翌日には下がり安堵。そして、気になっていた「ふうっふうっ」という息づかいもなくなっていました。 先生によれば「熱が高くなり少し苦しかったんだと思います。でも、胸の音もきれいですし問題ないですよ」とのことで、娘は4日間で無事に退院することができました。 結局、娘のインフルエンザは私と三男にも感染しました。あとから知ったのですが、インフルエンザの予防接種は妊婦でも接種が可能だということ。私の予防接種ができていれば免疫が娘にも移行し苦しい思いをさせなくてよかったのかも……と、勉強不足を反省しています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 作画/あんこママ監修/助産師 REIKO著者:優木 まり25歳になる長男を筆頭に4歳女児までの3男1女を育てるアラフィフママ。元美容部員のスキルを生かして美容記事を執筆するほか、子育て・出産関連についても執筆している。
2021年11月29日実録!40代婦人科トラブル第35話。Michikaさんは中2、小4、小3の三姉妹を育てる母。しかし40代になって久々に受けた健康診断で大きくなり過ぎた子宮筋腫が判明し、2020年の年末に子宮を全摘されたそうです。子宮内膜症でもあったというMichikaさんの手術までの日々をマンガでつづります。【医師監修】 「同じような病気で悩んでいる誰かのお役に立てれば」という気持ちで、描き始めたというMichikaさん。婦人科の病は、女性なら他人事とは思えませんね。 Michikaです。こちらは2020年末に子宮筋腫の治療で子宮を全摘出した体験を元に書き起こしたオリジナル漫画です。病気治療記と言っても、専門的な知識があるわけではない素人の主観的な記録です。実際に体調に不安のある方の治療のきっかけや不安の解消に繋がれば幸いではありますが、参考程度にしていただき、必要な方はちゃんと病院に行って診てもらってくださいね。 ※実際にはマスクをしている場面も、イラストでは省略しています。 インフルエンザの予防接種って痛いし、いいお値段するし。できれば受けたくないんですよねぇ……。※インフルエンザの予防接種は任意接種です。 そしてPCR検査まで! 新型コロナウィルスについて、心のどこかで「対岸の火事」くらいに感じていたものが、急に横浜港くらいまで迫ってきた感覚でした(私は横浜在住です)。 医療監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック 院長)※この漫画は実話に基づいた体験談であり、ベビーカレンダー編集部を通して、婦人科医の監修を受けた記事です。ただし、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者:イラストレーター Michika横浜に暮らす中2、小4、小3の三姉妹の母。ブログやInstagramで、漫画やイラストを描いてます。
2021年09月25日新型コロナウイルスの感染予防で、マスクや手洗い、手指消毒などが当たり前になっていますが、練習や試合などサッカーの場でどのように感染対策をすればいいのか悩んでいる方も多いのでは。そこで今回は、国立スポーツ科学センター(JISS)の医師・医学博士で、JFA医学委員会メンバーでもある土肥美智子先生に、新型コロナウイルスの予防についてうかがいました。「サッカー編」では、指導現場の状況に即した対処法を紹介します。(取材・文:鈴木智之)■プレー中のマスクは必要ありません新型コロナウイルスに関して、屋外でマスクをせず、距離をとった状態でクラスターが発生したという報告はありません。濃厚接触者の定義にも当てはまらないので、サッカーのプレー中にマスクをする必要はないと考えられます。気温が上がると熱中症になる恐れがあり、呼吸困難に陥ることもあり得るので、プレー中はマスクをしなくても良いでしょう。■個人のタオルと飲み物を用意しよう汗を拭くときは、どうしても手指が顔に触れやすくなります。その際に、手指にウイルスがついていたら感染してしまう可能性があります。タオルやペットボトルの飲み物を共有しないことは、新型コロナ対策に関わらず、インフルエンザなどの感染症対策において大切なことです。タオルにウイルスがついていた場合、それを触ると接触感染してしまうおそれがあるので、他人の持ち物にはなるべく触らないこと。触ってしまった場合は、顔などを触る前に手指消毒をすることを心がけましょう。飲み物は個人で水筒などを用意しましょう■ビブスは着回ししないようにビブスにウイルスがついていた場合ビブスを着回しすると、これによって感染する恐れがあります。そのことから、着回しはしないほうが良いでしょう。ビブスを着用した直後にスプレーなどを使い、消毒できれば良いですが、あまり現実的ではありません。そう考えると、ビブスを共有せずに、使い終わったら消毒、洗濯する方がいいでしょう。コーチがたくさんのビブスを回収するときは、使い捨ての手袋をつけることをおすすめします。■つばを吐くときは、水のある場所でサッカーのプレー中、口の中に砂や芝が入ると不快で、つばを吐きたくなることがあります。つばにはウイルスが含まれているので、吐き出すときは水場など、水が流れるところでするようにしましょう。ピッチ上につばを吐くと、飛沫が飛んだり、他の人が触れてしまう可能性があるので、つばの処理には気をつけましょう。■コーチはその都度、言って聞かせようマスク、手指消毒、食事中の会話を控えるといった対策は、時間の経過とともに忘れてしまうことがあります。口うるさく言うと、選手たちに嫌がられるかもしれませんが、マスク着用、手指消毒ができていないときは、その都度、言って聞かせるようにしましょう。合宿中の食堂でマスクをつけずに食べ物を取りに来た選手には「マスクをしよう」や、物に触る前は「手指消毒しよう」などと注意をうながすこと。習慣になるまで、言い続けると良いと思います。■保護者はマスクを着用し、距離をとって観戦しようサッカーを観戦する時は、保護者はマスクをして、他の人と距離をとって見ましょう。マスクをつけた状態であれば会話しても良いですが、大声で長時間話さないなど、普段の生活と同じように意識をしましょう。■選手は自分の身体を良く知ることが大事新型コロナウイルスの流行は、いつ終わりを迎えるか、わかりません。ネガティブにとらえることは簡単ですが、「自分の体調としっかり向き合う良い機会だ」などとポジティブに考えることもできます。これまでの人生で、ここまで体調や感染症に気をつけて暮らした経験はないと思います。自分の身体を知ることは、トップアスリートになるためにはとても大切なこと。体調管理は習慣なので、日々体温を測ったり、手指消毒をしたり、バランスの良い食事をとってよく眠ることなどに取り組んでおくと、大人になっても継続することができます。「どうすれば、元気で過ごすことができるか?に目を向けて、日々を過ごしてもらえたらいいのでは。そして将来、大人になったときに、常に良いコンディションで活躍できるサッカー選手になってほしいと思います」と土肥先生はアドバイスをくれました。良い選手になるだけでなく、サッカーを思い切り楽しむためにも、自分の身体を良く知りコンディションを整えることは大事なことです。みなさんもぜひ実践してみてください。土肥美智子(どひ・みちこ)国立スポーツ科学センタースポーツメディカルセンター副主任研究員。医学博士。日本スポーツ協会公認スポーツドクター。千葉大学医学部卒業。医師国家試験合格後からスポーツドクターを目指す。放射線診断学専門医として大学病院に勤務するかたわら、スポーツドクターとして主にサッカーの仕事に携わる。2006年より国立スポーツ科学センターに籍を置き、スポーツドクターに専念。トップアスリートの健康管理、臨床研究およびオリンピック、アジア大会、男女サッカーワールドカップ等に帯同。日本オリンピック委員会(JOC)医学サポート部会員、日本サッカー協会(JFA)「医学委員会」委員、アンチ・ドーピング部会長、アジアサッカー連盟(AFC)「医学委員会」副委員長、国際サッカー連盟(FIFA)「医学委員会」委員、国際オリンピック委員会(IOC)「スポーツと活動的社会委員会」委員ほか
2021年03月19日新型コロナウイルスの感染予防で、マスクや手洗い、手指消毒などが当たり前になっていますが、人に感染するウィルスは新型コロナウイルスだけではありません。今回は、国立スポーツ科学センター(JISS)の医師・医学博士で、JFA医学委員会メンバーでもある土肥美智子先生に、ウイルスの予防として日常で気を付けることを伺いました。正しい感染症対策を学ぶとともに、健やかなサッカーライフを送るための参考にしてみてください。(取材・文:鈴木智之)■感染症には常に注意を感染症は新型コロナウイルスだけではありません。インフルエンザや風邪なども、人から人へと感染していくものです。今回流行しているのはコロナウイルスですが、スポーツ医学では、感染症対策は常に行うものと考えています。 急性疾患、いわゆる感染症はコンディションに影響します。日々の生活や合宿、大会に行った時などに、ウイルスや細菌などを他人に感染させないことは、コロナに関わらず意識しておきたいことです。■マスクの着用を忘れずに新型コロナウイルスは飛沫感染すると考えられているので、マスクの着用がとても重要なものになります。人と話をした時に、口からの飛沫が相手の目や鼻、口に直接入ったり、手や指に飛沫がついた状態で目、口、鼻に触れることで、感染する可能性が高くなります。あるいは飛沫がテーブルの上に付着したり、パソコンのキーボードやスマートフォンなどにつき、それを他の人が触ってしまうケースも考えられます。飛沫を防ぐために、会話をするときは必ずマスクをしましょう。■手洗い、手指消毒をこまめにしよう新型コロナウイルスは目、口、鼻など、顔の粘膜部分から体内に侵入し、感染することが明らかになっています。そこで大切なのが手洗い、手指の消毒です。もし手にウイルスがついたとしても、その手を顔に持って行く前に消毒をし、ウイルスをなくすことができれば、感染する可能性は減少します。手洗いをすることで、汚れもウイルスも落ちます。ウイルスをやっつけるために、石鹸をつけて30秒ほどしっかりと洗いましょう。■食事中はなるべく話さず、食べ終えてから話そう新型コロナウイルスは、飲食の場面で感染しやすいことが明らかになっています。食事中は会話を控え、食べるときは黙って食べる。そして食べ終わったら、マスクをして距離をとり、控え目に会話をすることを心がけましょう。食事の際は、なるべく対面に座るのは止めて横並びにしたり、距離をとることで、飛沫感染を防ぎましょう。飛沫感染の予防には食事の際はおしゃべりしないことを心がけること■歯磨きは個別に。歯ブラシを置きっぱなしにしない新型コロナウイルスは飛沫で感染します。飛沫とは唾液(つば)のことです。寮や公共施設など、不特定多数が出入りする洗面所で歯磨きをする際に、ウイルスが放出され、それが蛇口周りに付着している可能性も考えられます。そのため、歯磨きの際も複数人で同時にするのではなく、ひとりずつ行い、終わったらしっかりと流す。それを徹底することをおすすめします。また、洗面所に歯ブラシを置きっぱなしにしないことも大事。合宿所などでは必ず、その都度持ち帰るようにしましょう。歯磨きを終えたら所定の場所に歯ブラシを戻す、合宿所などの場合は部屋に持ち帰るなど、置きっぱなしにしないように■よく寝て、よく食べよう新型コロナウイルスに限らず、インフルエンザなどの感染症を防ぐために重要なのが「免疫力」です。体の中に異物が入った時に、免疫が働くことによって、ウイルスなどをやっつけてくれます。いくらマスクをして、手指消毒をしたとしても、コロナに罹る人と罹らない人がいるのは、免疫力によるところが大きいと考えられます。免疫力を高めるためには、しっかり食べてよく寝ること。まずはこの2つを心がけて、日々の生活を楽しみましょう。不自由な生活で気持ちが落ち込んでしまうこともあると思いますが、心身ともに元気でいることが、感染症に打ち勝つために必要なことです。よく食べてよく眠り、健康を維持して免疫力を高めること新型コロナウイルスに限らず、人に感染するウイルスはたくさんあります。過剰に恐れず、手洗い、手指消毒など日常でできる予防をして、体調管理につとめることで多くの場合、重症化のリスクが防げるのです。今回ご紹介したのは毎日の生活の中でできることが多いので、ぜひ実践してみてください。土肥美智子(どひ・みちこ)国立スポーツ科学センタースポーツメディカルセンター副主任研究員。医学博士。日本スポーツ協会公認スポーツドクター。千葉大学医学部卒業。医師国家試験合格後からスポーツドクターを目指す。放射線診断学専門医として大学病院に勤務するかたわら、スポーツドクターとして主にサッカーの仕事に携わる。2006年より国立スポーツ科学センターに籍を置き、スポーツドクターに専念。トップアスリートの健康管理、臨床研究およびオリンピック、アジア大会、男女サッカーワールドカップ等に帯同。日本オリンピック委員会(JOC)医学サポート部会員、日本サッカー協会(JFA)「医学委員会」委員、アンチ・ドーピング部会長、アジアサッカー連盟(AFC)「医学委員会」副委員長、国際サッカー連盟(FIFA)「医学委員会」委員、国際オリンピック委員会(IOC)「スポーツと活動的社会委員会」委員ほか
2021年03月12日診断がつかない状態を「咳が止まらない」場合で置きかえて考えるとわが子の発達が気になり、「もしかして発達障害があるのかもしれない」と思いつつ、こんな小さいうちから診断名を付けられてしまうと、伸びるものも伸びなくなるのではないか。似たような子は他にもたくさんいるじゃないか、と思ってしまうこともあるのではないかと思います。ですが、この状態が「咳が止まらない」場合と比較してみるとどうでしょう。咳が止まらない場合、新型コロナなのかインフルエンザなのか単なる風邪なのか、それとも喘息なのかわからないと不安になります。咳をしている原因が明確になると風邪ならば→風邪薬を飲んでゆっくりしていましょう。インフルエンザならば→リレンザやタミフルを服薬しましょう新型コロナ→自宅待機がホテルか入院、ともかく保健所に連絡だ!濃厚接触者もPCR検査だ!と対処の方法がわかります。でも、どの病院に行っても「原因不明です」と突き返されてしまい、どれにも該当しない場合、「この咳の原因は一体何だろうか?」と不安になります。これは、発達障害の診断と似ているような気がします。Upload By 立石美津子診断名が付くメリット診断名が付かないと、「この子はどういう状況にあるのか」分からないまま過ごすことになります。診断名が付くことで、「発達凹凸のある子にどのような手を打っていけばいいのか分からない」という焦りから抜け出し、一歩前進できます。集団行動がとれない、落ち着きがないことをむやみやたらに叱責することも減ります。診断を受けたときは、保護者はショックを受けるとは思いますが、意味のない叱責がなくなることは親にとってもまた本人にとってもストレスが少なくなるのではないでしょうか。「授業中気が散ってしまうとき、本人に努力を求めるのではなく、座席位置を前にする、窓際に座らせないなど気が散らない環境を準備してほしい」などの要求を幼稚園、保育園、学校にお願いするときも…保護者の意見だけで伝えると「あなたのお子さんだけ特別扱いは出来ません」と突き返されてしまうかもしれません。(あからさまな態度はとられなかったとしても、心の中ではそう思われてしまっているかもしれません)でも、医師の診断書というお墨付きがあれば、障害者差別解消法により幼稚園、保育園、学校側に合理的配慮も求めやすくなります。父親や姑から落ち着きのない子、集団行動がとれない子を「お前のしつけの仕方が悪いからだ!」と責められていたとします。でも、診断名が付くことで母親や本人の努力不足ではないことを理解してもらえるかもしれません。理解してもらえない場合は家族を説得しようとむやみやたらに戦うと、自身が精神的に疲弊してしまいます。距離を置くしかありません。近視の人が黒板の文字が読みづらいとき眼鏡を付けることを禁止され、「努力不足だ!気合が足りないから見えないんだ!」と言われたらどうでしょうか。発達障害の診断を受けることで親も本人も「努力のせいだ。気合が足りないんだ」と自らを責めることがなくなります。自分のせいではなく元々生まれつき持っていた「脳の機能のせいだった」と思えるようになります。ただし、自閉症のある子も、一人ひとり違います。持って生まれた気質と育った環境でさまざまな性格をしています。・文字や数字に興味のある子、ない子・逆さバイバイをする子、しない子Upload By 立石美津子・オウム返しをする子、しない子・人に関心のない子、ある子診断を受けることで、「自閉症は○○という行動をする。○○が好き」と決めつけることなく、わが子を育てていくことも、また大切なことだと思います。LITALICO発達ナビ無料会員は発達障害コラムが読み放題!
2021年03月02日インフルエンザで学校を休む1週間、先生からまさかの連絡が...Upload By かなしろにゃんこ。「ここではこの式を代用して~」と賢そうに友達に勉強を教える姿に少し憧れてしまうことは、誰でも一度はあるのでは?わが家の万年勉強できない男子リュウ太は、そんな賢い姿とは一生無縁の天然おバカちゃんですが、小学校5年生のときにインフルエンザになり一週間学校を休むことになったときに変化が!Upload By かなしろにゃんこ。Upload By かなしろにゃんこ。一週間も休むので、担任の先生から課題が出されました。「直径や半径、円周率の勉強に入るところだったので、お母さんから円周率の説明をして学習させてください」と任務が与えられたのです!こりゃー頑張らないとー!と張り切る母ですが...人の話を聞くことが苦手で、話すリズムが自分のリズムと合わないとキレるリュウ太に、円周率なんて教えられるかな?途中で怒り出す気がしてならない...母は少し不安混じりだったのですが、インフルエンザの峠を越えて元気になってきた息子との学習をスタートさせたのでした。「では、円の長さを測る勉強をしまーす、円の中心から~」不安混じりで始めた学習...あれ?なんだか順調!?Upload By かなしろにゃんこ。ADHDでいつもエネルギーいっぱいの子には、病み上がりの状態が勉強するのに丁度よかったのか⁉起き上がれる程度に元気だけれど動き回ることはまだできないリュウ太。落ち着いて話を聞いてもらうのに丁度いいテンション、よしよし。母はイケそうな手ごたえを感じていました。ちなみに、普段は絶えず思考も身体も何かしら忙しなく動いている族なので、少し長くなる説明をしようものなら「早く言って!早く終わらせて!その話まだ続くの?」と抵抗されてしまいます。事前に円の学習のおさらいをして理解してもらえるように、円の厚紙も用意して臨んだところ、意外に大人しくちゃんと勉強をしてくれて、円周率も覚えられました。ちゃんとやる様子が少し不気味で「アレ?まだ熱あるのかな?」って思ってしまいます(笑)次の日も次の日も、円周率についての勉強は続き、マスターしていったのでした。いつもは教えてもらう側のリュウ太、初めて人に教えてあげる喜びUpload By かなしろにゃんこ。晴れて完治して学校に行ったときにみんなよりも学習が進んでいたリュウ太は、「分からなーい」という女の子に教えてあげたと言います。そのことを本人は嬉しそうに「オレさー女子に教えてあげられた!すごくない!?」と自画自賛しました。これまで人から支援してもらうことばかりで、自分が誰かを助けたことがなかったからか?自分は勉強ができないと感じていたからか?とても嬉しそうでした。続けて家庭学習にチャレンジしたものの...Upload By かなしろにゃんこ。Upload By かなしろにゃんこ。母も嬉しい!私は教えることに手ごたえを感じ、立方体の体積の学習にもチャレンジしたのですが...「体積なんかどうでもいいよー!なんで3回もかけなきゃいけねんだよ、だりー!わかんねーよ」と反発されて、私も「たかが3回かけるだけじゃないのよー」と言い返して炎上してダメでした(汗)3回はイヤなのかー???なんでだろう?全ては気分なのか…。やはり、一発毒を抜かれたようなインフルエンザの病み上がりのテンションでないと、スッと入っていかないようでした(笑)立方体の体積の公式を許してあげたのは(計算ルールに寛容になったのは)中学生だった気がします。遅っ!LITALICO発達ナビ無料会員は発達障害コラムが読み放題!
2021年02月08日冬は風邪が流行する季節。しかし、わが家では風邪でもインフルエンザでもない3種類の感染症にかかってしまいました。冬のいろいろな感染症が流行する時期にかかると、病気の判別が難しいものです。わが家が冬にかかった感染症体験を予防も含めてお伝えします。 娘2人が突発性発疹! 熱が下がると発疹!わが家の娘2人ともが、たまたま冬に突発性発疹にかかりました。ちょうどインフルエンザの流行期と重なり、症状としても高熱が3日ほど出るという状態でとても似ていました。1人目のときは焦って発熱後2日目の朝に病院へ行き、インフルエンザは陰性だったものの何の病気かわからず、かつ病院でもインフルエンザの罹患者が多かったので院内感染も心配でした。熱が下がって発疹が出てから突発性発疹だとわかって安心できましたが、発疹による不機嫌さに閉口しました。 夫が溶連菌感染症に! 子どもにも感染!夫が「のどが痛くて高熱で調子が悪い」と言って、病院で診てもらうと溶連菌感染症でした。高熱が続くことからインフルエンザの検査を受けに行ったのですが、のどが腫れて耳が痛いということから念のために医師が検査をし、原因が判明しました。その後、私も子どもたちも調子が悪くなり、念のため病院に見てもらうと同じ溶連菌感染症でした。抗生物質を2週間ほど飲み続けなければならず、完治するまでが長くて大変だったのを覚えています。 家族全員が胃腸炎! 感染症の予防法は?ウイルス性胃腸炎は2月ごろにかかりました。子どもたちが最初にかかり、その後夫や私もかかってしまいました。下痢・嘔吐で体力の消耗も激しく、大人もつらかったです。そして、家事や育児などを手伝いに来てくれた祖母にまで感染が広がってしまい、申し訳なく思いました。原因はおむつ処理後の手洗いや、おむつ替えの場所や替え方に問題があったかなと思っています。途中から、子どもたちのおなかの調子が悪そうなときは手洗いを徹底したり、自分も予防のために使い捨てのゴム手袋をするようになりました。そして、感染防止のためにおむつ処理はゴム手袋で、飲食などの際は必ずしっかり手洗いして消毒をするようになりました。そのおかげか、その後は特に大きな感染症にかからず過ごせています。 これらの感染症に家族でかかった結果、予防としてはいずれの感染症もまずはウィルスや菌を体内に取り込まないようにすることが大切だと感じました。わが家では飛沫感染する病気の場合は、感染した人もしていない人もマスクをして、できるだけ別の部屋で生活するようにしています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKO著者:小川かなえ2歳の双子姉妹の母。東京郊外在住。元保育士、不妊治療を経て妊娠出産。子連れハイキングやキャンプなどアウトドアも再開。現在は親子の森のようちえんを運営し、地域や自然とともに子育てをしている。
2021年02月05日こんにちは。東京衛生病院小児科の保田典子です。私生活では7歳、5歳、4歳の子育て中です。インフルエンザの流行期の今、「インフルエンザ脳症」について知っておいていただきたいことをお話したいと思います。 忘れられない「インフルエンザ脳症」の思い出私は元々小児科医なのもあって、ワクチンはきちんと打つ派でしたが、以前体験したエピソードから、さらにワクチンの大切さを思い知った出来事があります。 それは、2歳の女の子で、インフルエンザ脳症になってしまった症例でした。インフルエンザ脳症になる前は飛んで跳ねて駆けまわっていたであろうその子は、病室で鼻からチューブを入れて栄養をとっていました。担当ではなかったため、その後、その子がどうなったか詳しいことはわからないのですが、その姿が衝撃的で、インフルエンザ脳症の恐ろしさを痛感したのでした。 インフルエンザ脳症についてインフルエンザ脳症は、日本では毎年60〜100人くらいが発症しています。多くは小児ですが、大人でも発症しています。インフルエンザの流行にともなって、インフルエンザ脳症の発症も増えます。 インフルエンザ脳症の症状インフルエンザ脳症の症状は、発熱、意識障害がメインで、その他にけいれん、異常行動、嘔吐などがあります。0〜4歳ではけいれんが多く、5〜19歳では頭痛や嘔吐、成人では髄膜炎様症状になることが多いようです。死亡率が高いインフルエンザ合併症で、死亡率30%、後遺症率25%と言われています。 よく10歳以上で問題となりやすい異常行動ですが、どの年齢にも起こりえます。10歳以上だと行動力があるので、家から飛び降りたりできてしまう分、結果として痛ましい結果になることがあるため、注意を呼びかけられています。そして、異常行動とインフルエンザ脳症は区別しきれないのが実情で、異常行動が出たからといって必ずしもインフルエンザ脳症であるというわけではありません。 インフルエンザ脳症の異常行動、意識障害は一過性(1時間以内)ではなく、長く続くとされています。短時間の意識障害などは心配いらないことが多いのですが、再発して脳症となることもあるので、解熱するまでは気を抜かないで観察してあげることが重要です。 インフルエンザによる意識障害や異常行動は? この他にも、明らかにいつものお子さんと違うおかしい症状が出るので、見ればすぐにわかると思います。 異常行動を見たらインフルエンザ自体は脳に影響を及ぼすことが多いので、インフルエンザ脳症ではなくても異常行動がでるお子さんはたくさんいます。30分くらいでおさまってしまう異常行動は様子を見ていても大丈夫ですが、不安であれば病院に相談してみましょう。#8000や救急外来をしている病院に電話相談をしてみることもできます。 看病のコツとしては、一般的な風邪の看病と同じで大丈夫ですが、①異常行動が続かないか②けいれんをしていないか③脱水症状を起こしていないかに気をつけましょう。 解熱剤や熱性けいれんの予防をしているお子さんは、予防薬などを使って大丈夫です(逆に、けいれん予防をしている子はしっかり予防薬を使いましょう)。 異常行動の対策、どうすればいい?厚生労働省から、インフルエンザにかかったときの具体的な対策法が発表されています。 ◆原則 ※これまでにも注意喚起を行っている内容抗インフルエンザウイルス薬の種類や服用の有無によらず、インフルエンザと診断され治療が開始された後、少なくとも2日間は、保護者等は小児・未成年者が一人にならないよう配慮することを原則とする旨の説明に加え、次の注意喚起の例が考えられます。 ◆小児・未成年者が住居外に飛び出ないための追加の対策(例)(1) 高層階の住居においては、例えば、・ 玄関及び全ての窓の施錠を確実に行うこと(内鍵、補助錠がある場合はその活用を含む。)、・ ベランダに面していない部屋で療養を行わせること、・窓に格子のある部屋がある場合はその部屋で療養を行わせること、等、小児・未成年者が容易に住居外に飛び出ない保護対策を講じることを医療関係者から患者及び保護者に説明すること (2) 一戸建てに住んでいる場合は、例えば、(1)の内容のほか、出来る限り1階で療養を行わせること インフルエンザ脳症とインフルエンザワクチンインフルエンザワクチンは、接種しても発症してしまうことがあることから、あえて接種しないという方もいます。集団接種があった時期(1960〜70年代)よりも現在、ワクチンの接種率は下がっています。そのため、インフルエンザ脳症で死亡する小児や、インフルエンザにより死亡する高齢者が増えたというデータがあります。 多くのインフルエンザ脳症に関する論文を見てみると、インフルエンザ脳症になった症例で、インフルエンザワクチンを接種していた例はほとんどありませんでした。これが「インフルエンザワクチンを接種しよう!」と、いつも思っている理由です。 インフルエンザのワクチンは生後6カ月から接種でき、インフルエンザ脳症など重症の合併症の予防としてとても効果的です。インフルエンザ脳症になる確率は高くはありませんが、もしかしたら、自分の子がインフルエンザ脳症になってなってしまうかもしれない。確率は関係ないと思うからです。 死亡率30%、後遺症率25%と言われるインフルエンザ脳症。みなさんもどうか、お子さんにインフルエンザ脳症にならせないためにも、まずはインフルエンザワクチンをしっかりと接種し、お子さんを守ってあげてくださいね。 監修者・著者:医師 東京衛生アドベンチスト病院 小児科医師 保田典子 先生2003年筑波大学医学部卒業、国立国際医療センター、大阪市立総合医療センター小児循環器内科勤務を経て、2014年東京女子医科大学大学院博士課程修了後現職。小児科専門医。一般診療、小児循環器診療に加えて、漢方治療や発達相談にも対応している。2021年春、高円寺こどもクリニック(仮称)開設予定。
2021年02月04日インフルエンザの予防接種が推奨されるのは生後6カ月以降ですが、当時1歳11カ月の次女と生後5カ月の長男は接種しないでいました。すると、まず次女がインフルエンザにかかり、その後一家全滅の危機に陥ったのです……。 1歳の次女がインフルエンザを発症2月の大雪が降る日に、高熱を出した次女。雪のなかどうにか小児科へ連れて行くと、インフルエンザB型と診断されました。タミフルドライシロップが処方されましたが、おいしくないようで飲ませるのに苦労しました。 やっぱり予防接種すればよかったな……と思っていたら、次にパパが高熱。夜間診療に行くと、こちらもインフルエンザB型。病院も予防接種も嫌いなパパに「ほら見たことか!」と現実を突きつけた感じでした。 生後5カ月の長男までが…その後、予防接種を受けていた長女(6歳)までが発症。「ほら、予防接種なんて意味ないじゃん」と言うパパにイラッとしていたら、最悪の事態発生。生後5カ月の長男も高熱を出し、インフルエンザに……。 医師からは「生後3カ月でかかってた子もいたよ~」と言われましたが、やっぱり心配です。こちらも体重に合わせたタミフルドライシロップを処方してもらいました。 タミフルがおいしくない…しかし、タミフルが本当においしくないようで、なかなか飲みません。タミフルドライシロップを指示された量のお湯に溶き、スポイトで口に流し込んでいました。むせるわが子を見るとかわいそうになりますが、それしか方法がありませんでした。 結果的には私だけインフルエンザにかからなかったのですが、みんなの看病で疲れてしまい、最終的に自分も体調を崩すこととなりました。 小さな子どもは特に、予防接種を受けさせるかどうか迷うところ。医師の見解をよく理解し、納得いくインフルエンザ対策で、乗り切りたいところです。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 イラスト/imasaku監修/助産師REIKO著者:ライター 岩崎未来三児(女・女・男)の母。出版社・編集プロダクションの勤務を経たのち、第一子出産を機にフリーランスに。現在は会社役員という肩書きを持ちながらも、ライター・編集者としても活動中。
2021年01月17日医師として休めない日々を送る池袋大谷クリニックの大谷義夫院長。前編では免疫力のお話をうかがいました。私たちの家庭でもすぐできる、先生が実践している生活様式や、最近子どもたちの間にも増えている「喘息」について呼吸器の専門家である院長に予防策などを教えていただいたのでご紹介します。サッカー少年にも多い喘息。なるべく発症しないよう、家庭でできる対策とは?写真は少年サッカーのイメージ<<前編:風邪、インフルエンザ流行前に知っておきたい、免疫力キープの方法■ウィルス対策には喉のケア、部屋の湿度が重要前編でお伝えしたように免疫力とは、ウィルスなどの病原体を身体の中に入れないために防御する力です。免疫力があるから、風邪のウィルスを撃退するために扁桃腺が腫れるのです。免疫力が低下するとウィルスが気道の奥まで侵入して肺炎を生じてしまうリスクもあるのです。喉の免疫を保つために重要なのは喉を潤す事。そのために室内は50~60%の湿度を保つといいのだそう。喉の線毛の働きが良くなり、ウィルスを排出しやすくなります。また、ウィルスをエアロゾル化しにくくなるので、長く浮遊せず、飛沫も小さくなりません。湿度を保つことで、喉の免疫に有利な状況が作れるのです。また、喉の乾燥予防に飴をなめたり、水分を取ることも効果的だそうです。■歯磨きは毎食後+寝る前、朝食前で1日4回以上。口腔ケアも大事また、口腔ケアも大事なポイントなのだそう。毎食後はもちろん、寝る前と朝起きて朝食の前にも歯磨きをすることで口腔内から細菌を追い出すことができるそうです。中でも大切なのは寝る前なのだと大谷院長は言います。夜間は唾液が減って細菌が増えるので、口の中の細菌を減らすことがポイントなのだとか。それでも朝には細菌が増えているので、朝起きてからの歯磨きも習慣にしてほしいとも提唱します。さらに、ビタミンD値を保つために、日光に当たることも大切なのだとか。子どもたちは通学時間などで十分日光を浴びる時間がありますが、大人も散歩などで日光浴をしましょう。■風邪は喘息の天敵!喘息の子は治療を続けることこの50年ほどで喘息患者は増加しています。今では咳だけでの喘息である咳喘息を含めた喘息有病率は、全人口の10%と言われているそうです。喘息の子にとって特にこの時期は注意が必要です。今年は新型コロナウイルスの感染予防策として常にマスクを付けているため、喉の湿度が保たれるのか、喘息の発作が出にくくなっているようですが、体調がいいなどといって、治療をやめてしまわないことだと大谷院長は言います。喘息発作のリスクも上がるので予防薬は続けることが大切なのだそうです。喘息の発作の原因は、風邪、寒さ・寒暖差、ホコリ、疲労・ストレスなど多岐にわたります。風邪から喘息に移行、という経験を持つ方も少なくないのでは。喘息の発症を抑えるためにも風邪をひかない体調管理が大事と言えるのです。家の中でできる注意として、冬場は脱衣所やトイレなど家の中でも寒暖差が激しくなると、発作のキッカケになりますので、可能であれば家の中のどの場所も温度を一定にできると良いそうです。また、小児喘息の2/3は治りますが、1/3は大人の喘息にそのまま移行。いったん治っても大人になって再発するケースもたくさんあるのだとか。そして大人の喘息は完治できるのは2割程度で、多くの人にとって喘息は治らない病気なのだそう。咳が続くのは苦しいので喘息はできれば発症しないか、症状が軽く済んでほしいもの。ですので、今年の冬は体調管理や寒暖差など、出来る範囲の対策をして予防に努めましょう。今年は咳が出たら新型コロナウィルスを疑うことになります。PCRで陰性にならないと診察もできないので、出来る限りの予防をすること。咳の予防のためにも治療を続けることが大前提です。大谷義夫(おおたに・よしお)医学博士、池袋大谷クリニック院長東京医科歯科大学第一内科、呼吸器科、睡眠制御学講座において21年にわたり内科疾患、呼吸器疾患、アレルギー疾患、睡眠医療に従事。2005年に東京医科歯科大学呼吸器内科医局長に就任。2009年に東京医科歯科大学呼吸器内科兼睡眠制御学講座准教授就任。呼吸器内科の専門医として2009年に呼吸器とアレルギー領域の診療に特化した池袋大谷クリニックを開院。「絶対に休めない医師がやっている最強の体調管理」「疲れやすい、痩せにくいは呼吸が原因だった」など著書多数。テレビなどのメディアでも呼吸器内科の専門家として医学的知見からアドバイスを送っている。(取材・文:前田陽子)
2020年12月17日"■前回のあらすじわが子のせいでクラス中インフルエンザが流行ったと言われてしまい…。楽しいはずの参観が思いもよらない形になってしまい、私は打ちひしがれていました。気まずそうにしているママ友の加奈子さんの姿を見て、より虚しい気持ちにもなりました。大知が楽しそうならそれでいい、そう思うことで動揺する気持ちを隠そうとしていました。すると一人の男の子が突然私に話しかけて来たのです。クラスのお友達がみんなで大知を歓迎してくれたのです。それはまさに、私が思い描いていた景色でした。そして、担任の先生が保護者に向けて、決定的な一言を言ってくれたのです。今回、子どもが最初に風邪にかかり責められる立場になったことで、とても悲しい思いをしました。みんなで病気の予防に気を付けるのはもちろんですが、息子の大知には体調を悪くしたり、感染症にかかった人の気持ちを考えられる優しい人になって欲しいなと思います。そして家庭内でも親が不安に思ったりストレスを抱えたとしても、相手を傷つけたり貶めたりするような言葉は使わないようにしなきゃと心に誓いました。人として大切にしなければならないことを、子どもに教えられることがあるんだなと思った出来事でした。ちなみに、加奈子さんだけは保育参観が終わったあと謝ってきてくれたので、今でも仲良しです。涼子さんと他のママ友とはその時から一定の距離を保ったお付き合いをしています。※この漫画は実話をべースにしたフィクションです原案・ウーマンエキサイト編集部/脚本・ まるこ /イラスト・ ぺぷり 【同じテーマの連載はこちら】 その人って本当にママ友ですか? この連載の全話を見る >>
2020年12月16日■前回のあらすじママ友にわが子からインフルエンザを移されたと陰口を言われ…。喜びの登園から一転、地獄に突き落とされた私。担任の先生にも謝り…先生に言われたことで安心した私は、仲の良かった加奈子さんに声をかけたのですが…。そして涼子さんは、さらに私を追い打ちをかけるようにたたみかけてきたのです。私は、加奈子さんや他のママ友が誰もフォローをしてくれないことに打ちのめされました。特に加奈子さんとは良い関係を築けていると思っていたので、ショックも大きく…。ママ友の関係はこんな簡単に崩れるんだと思い知りました。みんな、わが子が可愛いからなのかもしれませんが、先生以外、誰一人として声もかけてくれない状況…。しかし、この時ある園児の一言が私を救ってくれることになろうとは思ってもいませんでした。次回に続く!※この漫画は実話をべースにしたフィクションです原案・ウーマンエキサイト編集部/脚本・ まるこ /イラスト・ ぺぷり 【同じテーマの連載はこちら】 その人って本当にママ友ですか? この連載の全話を見る >>
2020年12月15日12月に入り、風邪やインフルエンザが気になるようになりました。今年はさらに新型コロナウィルスもあり、免疫力への関心が高まっています。そこで、呼吸器内科のスペシャリストである池袋大谷クリニックの大谷義夫院長に免疫力のために何をしたらいいのかを聞きました。写真は少年サッカーのイメージ■これからの季節、まずインフルエンザの予防接種を医師である大谷先生は、たくさんの患者さんのために毎日診察にあたっています。そのため、自らが風邪をひいて診療ができなくなっては困ると、様々な体調管理を行っています。特に今年は風邪やインフルエンザに加え、新型コロナウィルの感染予防対策を取った生活をする必要がありますよね。読者の皆さん、お子さんたちに向けたアドバイスをいただきました。これからの時期、どうしても増える風邪やインフルエンザの予防についてお伺いすると、大谷先生は「インフルエンザの予防接種が基本のき」と答えます。例年と異なり、今年は発熱すると新型コロナウィルスを疑い、PCR検査となることもあります。そうすると、風邪やインフルエンザであっても、かかりつけの医者に診てもらえないこともあります。完全に予防することは難しいものですが、体調管理に注意して、かかっても重症化しないよう気を付けることはできます。そのため、まずはインフルエンザのリスクを減らすために予防接種をしておくとよいのだそうです。■免疫力とはそもそもどんな機能なのかマスク、手洗い、消毒に加え、入ってきてしまったウィルスを退治するために免疫を高めることが不可欠です。風邪やインフルエンザ予防でもよく聞かれる「免疫力」とは、ウィルスなどの病原体の侵入や増殖を防ぐ力のことで、じつは身長や体重のように明確に測定できるものではないそうです。この免疫力が下がることで病気が重症化しやすくなるので、体調管理のためには生活習慣などに注意して免疫を維持することが大事なのです。■免疫力をアップするには好きなことを楽しくすることがいい免疫力をアップ、維持するに必要なのはまず睡眠です。大人の睡眠では7時間睡眠に比べて、6時間を切ると風邪の引きやすさが4.2倍になるそうで、先生もそれについて書かれた論文を読んでから睡眠を6時間以上取ることを厳守されているそうです。必要な睡眠時間には個人差もあるので明確な基準や根拠はないのですが、目安として小学生年代は9~11時間程度の睡眠をとる事が推奨されていることが多いようです。さらに15分~30分のお昼寝をすると午後のパフォーマンスを上げることができます。寝ることができなければ、目をつむって脳を休めるだけでもOKだそうです。次に大切なのは食事。3食きちんと食べる事が大事です。どうしてもご飯や麺などの摂取が多くなりがちですが、炭水化物に偏ることなく、たんぱく質もしっかりと摂取してください。バランス良く食べることが大事で、炭水化物を避けるのも良くありません。ヨーグルトなど乳酸菌を摂って腸内環境を整えることも、免疫力アップが期待できる方法のひとつだそうです。そして適度な運動と、ストレスをためないこと。適度な運動の量は、人それぞれです。普段から運動をしている方にとっては15~20分のジョギングは適度な運動かもしれませんが、全く運動習慣がない方にとっては負荷が大きく適度とは言えないので、注意してください。ストレスをためないためには、好きなことをするのが一番。「楽しむことでさまざまな免疫細胞値が上がることがわかっています」と大谷先生。■免疫力キープのための4つのポイント・睡眠をしっかりとる・バランスの取れた食事・適度な運動・ストレスをためないサッカーが大好きな子どもたちにとっては、サッカーをするのが一番のストレス解消かもしれませんが、激しい運動をすると免疫力が下がることも確認されているので、サッカーの後はバランスのいい食事をして、たっぷりと睡眠をとるようにして、冬場の体調管理に努めましょう。後編では呼吸器の専門家でもある大谷院長に、喘息についてお話を伺いましたのでお楽しみに。大谷義夫(おおたに・よしお)医学博士、池袋大谷クリニック院長東京医科歯科大学第一内科、呼吸器科、睡眠制御学講座において21年にわたり内科疾患、呼吸器疾患、アレルギー疾患、睡眠医療に従事。2005年に東京医科歯科大学呼吸器内科医局長に就任。2009年に東京医科歯科大学呼吸器内科兼睡眠制御学講座准教授就任。呼吸器内科の専門医として2009年に呼吸器とアレルギー領域の診療に特化した池袋大谷クリニックを開院。「絶対に休めない医師がやっている最強の体調管理」「疲れやすい、痩せにくいは呼吸が原因だった」など著書多数。テレビなどのメディアでも呼吸器内科の専門家として医学的知見からアドバイスを送っている。(取材・文:前田陽子)
2020年12月15日私は智子。2人の息子を持つ専業主婦です。夫は忙しく残業が多く、私はワンオペの毎日。長男の大地が3歳、次男が0歳で、手が掛かる年齢ということもあり、大変ではありましたが、子どもと過ごす時間は何にもかえがたく幸せでした。でもあんなことになるなんて…。そして、大地がやっと退院できることに。私は看病疲れが出ていたものの、久しぶりに大地と幼稚園に行けること安堵していました。久しぶりに幼稚園に行けることを喜んでいた私は、「大知にインフルエンザを移された」と聞こえるように話しているママ友にショックを隠せませんでした。そして、この参観日の地獄は始まったばかりなのでした…。次回に続く!※この漫画は実話をべースにしたフィクションです原案・ウーマンエキサイト編集部/脚本・ まるこ /イラスト・ ぺぷり 【同じテーマの連載はこちら】 その人って本当にママ友ですか? この連載の全話を見る >>
2020年12月14日ウーマンエキサイトの皆さま、こんにちは! 前回 、娘たちのインフルエンザワクチンの2回目を予約しようとしたところ、「今季分は受付終了」との答えが返ってきました。▼前回のお話 予約激戦!? インフルエンザワクチンの予約が取れなくて焦った話(前編)【ムスメちゃんとオコメちゃん 第94話】 いや、完全に甘くみてました…、リサーチ不足でした。焦って電話するも、すでに受付終了している病院がほとんど。小児科以外の病院は、通院している人限定や、大人のみというところも多かったです。そりゃそうだ…。姉に助けを求めて、穴場の病院を発見! なんとか娘たちの分を確保できました。あぁよかった!その間もずっとぶつぶつ言って落ち込んでいた娘たちでしたが、あと1回、何とか頑張ってもらおうと思います!ちなみに、私もその後無事、違う病院で接種できたのですが、私はなぜか「予防接種を受けた年に限ってインフルエンザにかかる」という法則(ジンクス?)を持っているので、今年は必ず回避して、ジンクスを断ち切りたい! 決意でこの冬を乗り切りたいと思っています! 皆さまもどうかお大事に!!
2020年12月12日イラストレーター和田フミ江さんの「ママならぬ日々」第106話。夫のインフルエンザの症状も落ち着き、自宅へ戻った和田さん。そこで、義母から思わぬ話を聞かされてしまい、ブルーになってしまったそう。その内容とは……?インフルエンザの夫の看病に駆けつけてくれた義母でしたが、いろいろ用事があり、数日しか滞在できませんでした。感染リスクはまだあったものの、娘を連れて自宅アパートへ帰ることにしました。 「ママならぬ日々」第106話 一難去ってまた一難。親と自分たちだけで簡素にやろうと思っていたお宮参りに、義祖母が来ると言い出しました。お祝いしていただくのはありがたいんですが、ものすごく主張の激しい人なので、とにかく周りが気をつかうのです。断ると大騒ぎになるので、受け入れるほかありません。楽しみにしていた気持ちは薄れ、不安を通り越して、もはやブルー……。 とはいえ、せっかくの娘のハレの日なので、なんとかよい1日にしようと、準備を始めたのでした。監修/助産師REIKO 著者:マンガ家・イラストレーター 和田フミ江姉妹の母。趣味はゲームと旅行と美味しいものを食べること。
2020年12月12日イラストレーター和田フミ江さんの「ママならぬ日々」第104話。旦那さんがインフルエンザになり、里帰りから戻ってわずか4日で、再び実家に戻ることになった和田さん。再会した母娘の間にビミョーな空気が流れ……。インフルエンザにかかった夫を義母に託して、私は娘と実家に避難することになりました。里帰りを終えてたったの4日しか経っていないというのに、Uターン。迎えてくれた母の反応は……。 「ママならぬ日々」第104話 母は明らかにうれしそうでした(笑)。でもほんの4日前にしんみりとお別れをしたばかり。しかもうちの夫が苦しい思いをして、義母が世話をしてくれているのに、喜ぶわけにはいかない。そんないろいろな思いが混ざり合い、喜びを押し殺したような半笑いの表情で出迎えてくれました。夫が回復するまでの数日間、また実家で過ごすことになりました。監修/助産師REIKO 著者:マンガ家・イラストレーター 和田フミ江姉妹の母。趣味はゲームと旅行と美味しいものを食べること。
2020年12月05日イラストレーター和田フミ江さんの「ママならぬ日々」103話。里帰りを終え、ようやく自宅に戻った矢先に、夫がインフルエンザに……。娘のお世話と夫の看病に不安を抱えていた和田さんに義母からのありがたい提案があったのですが……。里帰りを終えて、やっと自宅に帰ったとたん、夫がインフルエンザにかかっていることが判明。診断を受けてから夫の熱はどんどん上がっていきました。 「ママならぬ日々」103話 夫を寝室に寝かせて、私と娘は別室に避難。このまま赤ちゃんを抱えて夫の看病をするしかない……と思っていたのに、遠方の義母が泊まり込みで看病すると言ってくれたので驚きました。 「1カ月以上留守にして荒れ果てたこの部屋に、義母を迎え入れてしまっていいものか……!?」と正直思いましたが、この際そうも言ってられないので、ありがたく夫をお願いすることにしました。監修/助産師REIKO 著者:マンガ家・イラストレーター 和田フミ江姉妹の母。趣味はゲームと旅行と美味しいものを食べること。
2020年12月03日こどもと見つけた小さな発見日誌
育児に遅れと混乱が生じてる !!
ムスメちゃんとオコメちゃん